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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1065チバQ:2011/03/25(金) 23:24:03
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103220001
県議会を考える(上)
2011年03月22日
2月定例会では、新年度予算案が無修正で可決された=県議会

◇知事提案 全て無修正


  提案しない。修正しない。賛否を公開しない。この3要件にあてはまる議会を「3ない議会」 と呼ぶ。愛媛県議会も例外ではない。2月定例議会最終日の3月11日、66議案を、自民、民主、公明、社民など主要政党系会派の賛成多数で可決。いつも通り、知事提案はすべて原案のまま議会を通過した。


◇議会活性化の道は
 質疑も事前に筋書き


  この4年間を見ても、知事提案の587議案すべてを無修正で可決。議員提案条例5本を策定したものの、首長提案の修正は皆無だった。


  「事前に公開の場で会派要望を出し、知事側と議論を積み重ねている。なのに修正が必要なのか」 。西原進平議長は反発する。


  その事前要望。「財政健全化に向け、徹底して無駄を排し、効率的・効果的な行財政運営に努めること」 。「技術開発など基盤強化に取り組むとともにデータベース化など環境整備を図る」 。今年の2月定例前のこうした要望には、決まり文句が並んだ具体性に乏しい項目や、中村時広知事の公約にすんなり沿ったものが散見された。


  議長を経験した県議は言う。「県の提案を受け、要望項目を作る。新たに項目を加えることもある。だが、県議が全部考えたわけではない」 。ある県庁職員は言い切る。「会派によっては、やらせみたいなもの」



                  ■ ■ ■


  議会改革「先進県」と言われる三重。県議会委員会には頻繁に修正案が出る。それを受け議決が先送りされる。県側が修正項目を加え再提出もする。議会側の提案で、予算案も修正される。


  北川正恭・前三重知事が、1996年に事務事業評価制度を導入。これを契機に県議会は改革に踏み出した。同制度では、行政運営に対する評価を、税負担者である県民に公表する。三谷哲央議長は振り返る。「議会の役目は本来行政のチェック。知事側が自ら実施するなら、議会はいらなくなる。議会はそんな危機感を抱いた」


  年に110日程度だった会期を240日程度にし、知事側が専決処分をしなくて済むよう、必要があれば首長が議会提案もできる。「県民から見えない議論は一つもない」 と三谷議長。本会議、常任委員会のやりとりをテレビやインターネットで全面中継し、録画配信もする。


  本会議での質問は、県民へのわかりやすさを最優先する。知事側には質問項目だけ伝え、議論は分割したり、一問一答方式で行う。「執行部も議員も相当な準備が求められる。緊張感が増し議論が活性化する。つまらない議会は県民に見てもらえない」と議長。



                ■ ■ ■


  本会議は愛媛でもケーブルテレビで中継している。だが、質問はどれも2日前までに県側に通告。あらかじめ準備された質問と答弁だけで、再質問する議員は44人のうち3、4人だ。


  愛媛県議会は2月定例会で、議会の理念や議員活動の基本を定めた「県議会基本条例」 を制定した。だが、議会と県民の意見交換の場の設置を明記した岩手や、政務調査費の使途の公開を義務づけた高知の例に比べ、その中身に具体性は乏しく、議員の決意表明の域を出ていない。最大会派の自民県議は言い放った。「パフォーマンス条例だよ」


  三谷・三重県会議長は訴える。「地方議員は高給をもらって仕事をしていない。そういうイメージが定着してしまった。今こそ、二元代表制の一翼を担う役割をしっかりと県民に訴えていかねば」
                 (中田絢子、田中誠士)
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 県との関係、その存在意義。4月の統一地方選を前に、県議会について考える。

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