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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1049チバQ:2011/03/13(日) 20:25:53
http://mainichi.jp/area/tottori/archive/news/2011/03/11/20110311ddlk31010531000c.html
模索する二元代表:’11統一地方選/上 弱まるチェック機能 /鳥取
 自治体では住民の代表として首長と議員をそれぞれ選び、互いにチェック機能を果たす「二元代表制」がとられている。民主党政権が地域主権改革を掲げ、また各地で地方政党が生まれて、地方自治はかつてないほど熱を帯びてきている。県内で二元代表制は本来の働きをしているのだろうか。統一地方選を前に地方議会の現場を見つめ直してみた。【宇多川はるか】

 ◇平井県政下4年間、原案通り可決ほとんど 「議場に緊張感ない」批判も
 「あのときは知事側も調整してきた。だから議会側も調整した」。自民系有力県議は、08年12月の県情報公開条例改正をそう振り返る。

 全国学力テストの市町村別と学校別データの開示を巡り、県教委は学校別まで開示する一方、開示請求者に「学校の序列化などが生じないようにデータを利用しなければならない」と使用制限を設けた改正案を提示。原則公開を主張する開示派と、教育現場への影響を懸念して非開示を訴える市町村教委などとの折衷案だった。

 「情報公開の主旨に反する」という批判も上がったが、平井伸治知事は県教委案をそのまま県議会に提案した。

 県議会の最大勢力、自民系会派内でも反対する議員はいた。条文のあいまいさなどを指摘し、一時は改正案可決の雲行きは怪しく見えた。

 だが、採決では反対していた自民系議員も賛成に回って賛成多数で可決。有力議員らが反対議員の「調整」に乗り出し、自民系会派が賛成でまとまった。自民系議員の反対論がなぜ賛成に転じたのか、明らかにされぬまま決着した。

   ◇    ◇

 名古屋市をはじめ、首長と議会の対立が先鋭化して混乱する自治体が相次ぐ中、平井県政下の県議会は平穏に見える。

 県議会事務局によると、片山善博前知事時代の2期8年で否決または修正された知事提出議案は15議案。平井県政下の4年間(昨年11月議会時点)では、修正は鳥取砂丘での禁止行為に対する罰金額を巡る1件▽否決は倉吉未来中心の指定管理者に関する条例改正案の1件にとどまる。ほとんどが原案通り可決。県情報公開条例改正案もその一つだ。

 「県民に人気がある」と平井知事を評価するムードが議会全体に漂っている。片山知事就任時から議員を務める自民系議員は「片山さんは首長としての権限を主張して議会にぶつかってきたが、平井知事は違う。無駄な争いは避ける。ぶつかる前に、ちょっと手前で止める。穏やかな性格で頭もいい」と評する。

 「議場に緊張感がない」。そんな批判にある自民系議員は「議場でのやり取りだけじゃない。背景があるんだ」と反論する。片山前知事は質問も答弁も事前に決まっている県議会を「学芸会」と揶揄(やゆ)。徹底した情報公開を進め、「根回し」廃止を進めた。「片山県政で議会改革が進み、マイナス状態だった議会がプラマイゼロになった。平井県政下では政策を実らせて市民生活に還元する段階にきた」とこの議員は言う。

 経済政策に重点を置く平井知事は、市町村や民間への財政支援に積極的だ。こうした施策も議会で評価が高い。民主系議員は「今はあす食べるものも困るような経済状態。追い打ちをかけるように自然災害もあった。議会も知事とケンカしてる場合じゃない」と話す。

   ◇    ◇

 県公共事業評価委員や県版事業仕分けの「仕分け人」を務めてきた鳥取大地域学部の小野達也教授(政策評価論)は「鳥取県政には議会がうるさくチェックすべきものがたくさんある」と指摘する。「よりよい政策のために建設的な議論をするのが議員の役割。形式的な議論でお墨付きを与えるぐらいの議会ならいらない。なぜ賛成するのかという重要な議論をオープンにしなければ情報公開も意味がない」と話している。

毎日新聞 2011年3月11日 地方版


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