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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1050チバQ:2011/03/13(日) 20:27:44
http://mainichi.jp/area/tottori/archive/news/2011/03/12/20110312ddlk31010143000c.html
模索する二元代表:’11統一地方選/下 議会基本条例、使い方次第 /鳥取
 ◇議論の活性化に期待 再生の鍵を握るのは有権者の目
 「条例の内容はいいが絵に描いた餅にならないか」「本来やらねばならんことを書いているだけ。議会は今まで何をやってきたんだ」……。

 3月2日、智頭町埴師の土師地区公民館。小雪が舞う中、2階の一室で町議4人と住民7人がひざを突き合わせた。3月議会で議会基本条例制定を目指す町議会が開いた説明会での一幕。住民からは厳しい意見が相次いだ。

 基本条例は、地方議会の理念や活動原則を定める。北海道栗山町が06年に先駆けて制定し、全国に広がった。自治体議会改革フォーラム(東京)によると、3月8日現在、15都道府県議会と153市町村議会が制定したという。

 県内では、南部町(07年12月)▽北栄町(09年3月)▽若桜町(09年9月)が制定。県議会では2月議会で提案されたが、11日に否決された。

 内容は自治体によって異なるが、議会を二元代表制の一翼を担う、監視機能と立法機能を有した意思決定機関と位置づけ、政策形成能力の向上▽議会報告会の開催▽議員同士の自由かっ達な議論などを盛り込むものが多い。

 制定した県内3町の町議の多くは「意識が変わった」と話す。一方で議員提案の条例制定といった形になった成果はまだない。「条例自体が目的になってしまった。変化はなく、何のために作ったのかわからない」と話す町議もいる。

 ある議会事務局長は「条文の内容はあまりにも重い。なあなあできた議会が、条例を制定したからといってすぐに変われるわけではない」と話す。

 議会に新風を巻き起こす仕掛けもある。町長ら執行部側が議員に逆質問できる「反問権」だ。質問の趣旨や議員の意見をただすことが可能になる。下手な質問は墓穴を掘ることになりかねないため緊張感が生まれ、議論を活性させると期待される。

 3町の「反問」実績は、南部7回▽北栄2回▽若桜0回(2月末現在)。

 南部町の坂本昭文町長は「今まではむちゃくちゃな質問もあったが、反問によりまともな質問が多くなった」と話す。ある同町町議は「反問権で一番変わった。深い議論ができるようになった」、別の町議も「反問された人はドキッとするかもしれないが、活発な議会になった」と評価する。

 一方、北栄町では、09年9月議会で町に活気がないこと取り上げた議員に松本昭夫町長が「どのように活気がないのか」と逆質問。議員は「答える必要はない」と回答しなかった。松本町長は「何のために議会基本条例をつくったのか」と物言いを付けた。松本町長は「議員は反問権への用意がまだできていないのではないか」と振り返る。

 反問ゼロの若桜町。議員らは「どんどん使ってほしい」と話すが、小林昌司町長は「使いたいが、重箱の隅をつつくような質問ばかりで反問するような質問がない。政策提言をどんどんしてほしい」と議員側にボールを投げ返す。

 条例制定を目指す智頭のある町議は「住民から厳しいしっ責を受けることも覚悟の上。我々は変わらなくてはならない」と決意を込める。

 あるべき二元代表制を模索する中で注目された議会基本条例だが、生かされるかどうかは使い方にかかっている。議会再生の鍵を握るのは結局、各議員であり、議員を選ぶ有権者の目が問われている。【遠藤浩二】

毎日新聞 2011年3月12日 地方版


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