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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

1467神奈川一区民:2014/11/29(土) 12:23:11

>>1431>>1436>>1437>>1438
中田宏氏は横浜市民に結構嫌われているからね。
中田宏氏自身は神奈川8区で出馬したかったんだろうけど、今の江田憲司氏には勝てないと思っているんだろうね。
神奈川18区なら、松沢成文氏の応援も得られるし、比例復活も可能と考えたのでしょう。

江田憲司氏と中田宏氏は一緒の政党にいたことはないです。
中田宏氏は橋下徹氏が江田憲司氏と組んだから、次世代の党に行ったんですよ。

次世代の党が神奈川8区に候補者を擁立したら面白いけど、無理だろうね。

1468とはずがたり:2014/11/29(土) 12:55:53
>>1467
そんなに嫌われてるんですかね??
なんか後を濁して辞めましたっけ?

1469名無しさん:2014/11/29(土) 13:04:02
>>1468
開国博Y150でググろう

1470旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/29(土) 22:30:52
内閣不支持が逆転、共同世論調査 比例自民28%、民主10%
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112901001545.html
 共同通信社が28、29両日実施した衆院選に関する全国電話世論調査(第2回トレンド調査)によると、比例代表の投票先政党で自民党は28・0%と前回調査(19、20日)から2・7ポイント増加した。民主党は10・3%で0・9ポイント増にとどまった。内閣支持率は43・6%、不支持率47・3%で、不支持が支持を逆転した。

 望ましい選挙結果について「与党と野党の勢力が伯仲する」が53・0%と過半数で、前回に比べ微増した。

 第2次安倍政権の経済政策で景気が良くなったと実感しているか聞いたところ「実感していない」が84・2%を占めた。

1471とはずがたり:2014/11/30(日) 08:28:26
>>1469
ありがとうございます!
ありましたねぇ,そんなの。
赤字なら横路の北海道食の祭典とかありましたがそんなに人気落としてないよね,と思ったけど中田のは赤字なだけじゃなくて面白くないダメコンテンツだったみたいっすね。
まあ食の祭典もそんなに面白くなかったから赤字になったんでしょうけど,もう昔のことでみな忘れてるのかなぁ。。

超絶つまらないと評判の横浜開国博Y150を体験してきた
http://tokyodeep.info/y150_1/

開国博Y150が不人気だった理由は何だと思いますか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1231128582

1472神奈川一区民:2014/11/30(日) 08:28:50

中田宏氏応援で維新の2県議が離党 江田代表「致し方ない」
カナロコ by 神奈川新聞 11月30日 7時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141129-00114007-kana-l14

 衆院選の神奈川18区の公認候補擁立をめぐり、維新の党の県議らが次世代の党の中田宏氏を支援する意向を示し、離党届を提出した問題で、維新の江田憲司共同代表は29日、「致し方ない。選挙には影響ない」との見方を示した。横浜市旭区で神奈川新聞などの取材に答えた。

 江田氏は「18区は改革を訴える維新らしい地域。その地域で候補擁立の努力もせず、他党候補の応援をするのなら、致し方ないことだ」と述べた。

 青柳陽一郎県総支部代表も同日、「残念だが、維新の政策に賛成し、18区で挑戦したいという候補がいる以上、積極的に擁立するのが選挙戦の鉄則」と指摘。「党本部の方針として、次世代とは候補者調整をしないことになっている」と説明した。

 今回、中田氏を支援する意向を示しているのは斉藤尊巳(川崎市高津区)、飯田満(同宮前区)の両県議。斉藤氏は26日に離党届を提出した。ほかに、来春の川崎市議選で維新から立候補を予定していた2人も離党届を出した。

1473とはずがたり:2014/11/30(日) 09:23:19
>>648>>630>>487>>543
既出でこの引退のお陰で野党の共闘が進んだんだけど12日に擁立発表で17日に体調不良ってちょっとなんかありそうやね。。

選挙:次期衆院選に鷲巣氏出馬へ 民主・9区 /埼玉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141113ddlk11010220000c.html
毎日新聞 2014年11月13日 地方版

 民主党県連は12日、次期衆院選の公認候補として、元読売新聞記者の鷲巣真大氏(28)が埼玉9区(入間市など)から立候補すると発表した。県庁で記者会見した鷲巣氏は会社員として働く中で社会の矛盾を感じ、「国政の場に出て不公平さを正して、ともに支え合うような社会を築ける国にしたいという思いが強くなった」と立候補の理由を述べた。鷲巣氏は入間市出身で早稲田大大学院卒。

 鷲巣氏は、選挙区の飯能市や越生町など山間部では高齢者が多く人口減が進んでいると指摘。「林業が盛んな土地なので、林業を核に新しい雇用創出や付加価値をつけた強い林業作りなどを提案したい」と語った。【川畑さおり】

1474とはずがたり:2014/11/30(日) 10:44:28
>>813>>1146
>青柳氏は「納得したわけではないが、いい政治をつくるために決断した」と述べた。

維新の青柳氏は9区出馬へ変更
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014112202000205.html

 衆院選の埼玉4区(朝霞、和光市など)に維新の党から立候補することを表明していた新人の元国連職員青柳仁士(ひとし)氏(36)は二十一日、選挙区を変更して埼玉9区(飯能、狭山市など)に出馬することを明らかにした。維新と民主党による候補者調整のためという。

 民主は4区の公認候補者に元職の神風(じんぷう)英男氏(53)を内定。9区には新人の男性の擁立を決めたが、男性が突然出馬を辞退していた。二〇一二年の前回衆院選に続いて4区に出馬予定だった青柳氏は「納得したわけではないが、いい政治をつくるために決断した」と述べた。

 一方、埼玉3区(草加、越谷市)に維新から立候補を予定していた新人の元県議谷古宇(やこう)勘司氏(63)は、維新がこの日発表した一次公認から漏れた。関係者によると、他選挙区への転出も視野に調整が進んでいるという。 (服部展和、竹内章)

1475とはずがたり:2014/11/30(日) 10:50:49
選挙態勢は確立したので後は民維で票を掘り起こして欲しい埼玉。
9区の大塚断然有利っぽいけど,鉄板と迄は云えない様な。。

194 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 17:31:31.42 ID:tPuq4eWY
2区の進藤と9区の大塚は鉄板に決まってんだろ、埼玉の選挙区が15ある中でこれより堅い所はない
その次に堅いのが11区の小泉と13区の品子になんのかな? 北部のほうはよくわからん

195 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 18:10:39.15 ID:cdJ+ys2R
>194
その9区の大塚はだったらなぜ2009年で比例復活できなかったんだ?
比例復活した二人は一応鉄板だろ。

196 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 19:04:59.36 ID:FuumvWWM
>195
五十嵐が当選回数もそれなりで知名度はあった
大野松茂の地盤の継承が半ばだった
共産が候補立てなかった

197 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 19:17:45.04 ID:QxKlgb8C
9区の狭山・入間・飯能・日高・毛呂山・越生は東京のベッドタウン
埼玉都民って言われる住民が多数を占めている。
選挙で騒いでいるのは古くからの住民だけでほとんど無関心だから、
なんとなく雰囲気で野党に投票しちゃう。

200 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 22:16:03.39 ID:NOZoUJJy
大野は地元の人間だが大塚はなんの縁もゆかりも無い
こんなやつかやっぱり関係ない鞍替えかしかいないとか
まだ狭山市議出してる共産の方がましだろ

202 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 22:32:45.35 ID:3jxPH2O5
大野松茂の後継者争いで地元の連中が共倒れしたから小泉チルドレンの大塚拓が送り込まれたんだろ。
9区は民主党の鷲巣に逃げられたのは痛いよな。
民主党と維新じゃ政策違うだろ、「仲良くしろ」たってムリポ。

206 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 01:39:07.90 ID:Juk4BN30
13区は自民後援会が荒れてるってどっかで見たような
さらに次世代の中村が保守側から自民票を荒らす

結果として山内ワンチャンスあれば面白いのだが

ついでにいうと埼玉で次世代がどれほど活躍するのか?
7区12区13区
比例票の掘り起こしで捨て駒?

だとすると12区森田なんか無所属のままの方がよかったくらいだが

210 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/29(土) 11:26:04.69 ID:4yu4kwmj
>>206
春日部の土屋派と佐久間派だっけ?
あの争いがまた再燃したら荒れそうだな

211 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 12:59:32.12 ID:A9a19e3J
>>195
以前の9区は狭山市長だった大野松茂という超地元がが後継者を立てずに引退して地元に縁もなく知名度もゼロの若造、大塚が落下傘で降りてきた
メディアが「政権交代」と煽り、共産党すら後継者を立てずに反自民の票を結集する圧倒的に民主有利な状況での選挙、これで当選できる落下傘候補がいたら怪物だ
でもその選挙で民主の五十嵐が15万票に対し大塚が約11万票取ってる

大塚の票は、すなわち自民(あるいは大野の幻影)の支持票にすぎないが自民党は毎回10万票ほどを取ってて大塚はそれをラッキーにも受け継いでる
対するに、民主は今までの候補が選挙違反というイメージ最悪の形で消滅
その後も地区支部長がいなくて国政選挙を事実上放棄してる状態
維新などの新興政党も地元で名が知られた候補者ではなく意外と広い選挙区で街宣カーもポスターも目につくものはない
これで9区が鉄板じゃないとしたら何だ

情けないのは大塚の能力や知名度による得票じゃないということだな
地元では嫁の丸川が「大塚珠代」名義で援護射撃してるのが唯一の武器

212 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 13:04:32.71 ID:/JsQ9MXp
14区は三ツ林でしょ。
三郷市長が前回選対本部長だったのに今回降りてるのが大きい。

1476名無しさん:2014/11/30(日) 12:38:52
<衆院選>谷古宇氏、2区での出馬断念 地元後援会を説得できず
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/11/30/08.html
 12月2日公示の衆院選埼玉2区(川口市)で維新の党の公認で出馬を予定していた元県議会議長の谷古宇勘司氏(63)は29日、埼玉新聞の取材に対し「3区(越谷、草加市)のこれまでの地元後援会を説得できず、2区候補としての維新の公認は辞退することにした。後援会は維新の公認が必要との考えであり、3区で無所属で出馬することもない」と語った。

 谷古宇氏によると、28日夜に後援会幹部会が開かれ、後援会側は「2区から出るなら後援会を解散する」などと2区での出馬に猛反対した。

 谷古宇氏は「維新の本部に対し、あらためて3区での公認を申し入れているが、受け入れられる感触はない。比例で(自分の扱いが)どうなるか分からないが小選挙区での出馬は断念することになるだろう」としている。

 谷古宇氏は「次回は3区から出たい」と語っており、後援会が解散されれば「出戻り」が不可能になる。

1477とはずがたり:2014/11/30(日) 13:51:21
なんと。。細川高齢だし次は谷古宇が3区で2区民主でしょうかねぇ・・。
谷古宇ももう63でそんなに若い訳でも無いけど。。
とりま神奈川の民維重複区から誰かこちらへ持ってこられないかな??

1478名無しさん:2014/11/30(日) 14:45:41
どうやら今回自民は各比例ブロックに女性候補を擁立するように支持したみたいです。(下記から一部抜粋)

http://nakanishi-satoshi.hatenablog.com/entry/2014/11/29/223323

これに加えて四国比例区に新たに福井さんの秘書をやっている泉栄恵(さかえ)さんが候補予定者となる事が、中谷県連会長、山本、福井両副会長の話し合いで一昨日の夜決まり、昨夜党本部から公表された。
これは安倍総裁の強い意向で、党本部から全国の各ブロックに女性候補を擁立するようにとの要請があり、高知県連がこれに応えたものです。

1479とはずがたり:2014/11/30(日) 14:47:43
女性活用といいながら前回の大勝で新しく擁立の余地はあんま無かったですもんね。。
上位に登載するのかな?

1480チバQ:2014/11/30(日) 14:55:22
福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk18010355000c.html
2014衆院選:民主・維新・社民が協力 「反自民」で連携、牙城に挑む /福井
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 衆院選(12月2日公示、14日投開票)に臨む民主党、維新の党、社民党の県内野党3党の選挙協力体制がほぼ固まった。県内では、2000年以降の5度の衆院選で小選挙区の議席をいずれも自民党が獲得しており、「自民1強」が長く続いている。今回、野党3党は「反自民」を旗印に、選挙区ごとに候補者がすみ分けるなどして、議席をうかがう。ただ、解散からの期間の短さや、各党間で政策の隔たりもあることから、協力は緩やかなものに。自民の牙城を崩せるかは未知数だ。

 県内2選挙区からは、1区から維新公認の鈴木宏治氏(41)、2区は民主公認の辻一憲氏(49)がそれぞれ立候補を表明。自民公認の1区稲田朋美氏(55)、2区高木毅氏(58)の両前職に挑む。社民は公認候補を出さず、比例代表での支持を訴える。

 民主党県連の玉村和夫代表代行と鈴木陣営の藤野利和選対本部長、社民党県連の龍田清成代表は29日に福井市内で会談。会談後に記者会見した玉村氏は「お互いに協力しようという信条を持ちながら、それぞれの立場でやっていく」と語った。

 民主は候補者を立てない1区を自主投票とするが、「自民以外となれば自(おの)ずと(投票先は)決まるだろう」と玉村氏は話し、実質的には鈴木氏を支援する方針だ。

 一方維新は県内の組織が弱く「勝手連」(藤野氏)の状態だが、他党から支援を求められれば協力するという。藤野氏は、13年の参院選に民主公認で立候補したこともあり、野党協力では経歴がプラスに働きそうだ。

 社民は県内の党員を通じて、1区は鈴木氏、2区は辻氏への投票を支援者に呼びかける。龍田氏は「投票率が下がると自民が勝つ傾向にある。社民の比例代表に投票してもらう中で、他党とも協力できれば」と話す。ただ、3党とも推薦や街頭演説での応援などは現時点で考えていない。

 一方、共産党は1区に金元幸枝氏(56)、2区に宇野邦弘氏(63)を擁立。消費増税反対や原発ゼロを強く訴え、独自に選挙戦を展開する方針だ。【村山豪】

1481チバQ:2014/11/30(日) 14:59:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk07010094000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、5区 コスタリカ解消 公認争いで自民混乱 野党着々と支持拡大図る /福島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 「まさか、こんなことになるとは……」。衆院選公示まであと3日に迫った29日。いわき市内であった自民党いわき総支部の選対本部開設式に、県議や市議らに交じって5区(いわき市、双葉郡)の党公認の座を争う坂本剛二(70)と吉野正芳(66)の前職2氏の姿があった。本来なら公認候補があいさつし、一丸となって選挙戦をスタートさせる場。総支部長の青木稔・県議会副議長は、公認が決まらないままの選対本部発足に「前代未聞だよ」とため息をついた。

 坂本、吉野両陣営にとっても想定外の事態だった。坂本氏はこの日、党いわき総支部の選対本部開設に先立ち、約1週間前に決めていた選挙事務所の開所式を開いたが、「公認が決まらず申し訳ない」とあいさつ。吉野氏も「前回(2012年)は公示5日前に公認が決まった。ここまで遅れるとは」と焦りの色を隠さなかった。

 今回、公認争いを背景に自民党が第1次公認(25日発表)を見送った小選挙区は、5区のほか福岡1区と兵庫12区の計3つ。福岡と兵庫は派閥間の確執が背景にあるが、5区は同じ派閥(町村派)内の争いだ。しかも、中選挙区から小選挙区比例代表並立制に移行後の00年からは、坂本氏と吉野氏が小選挙区と比例代表を選挙ごとに交代する「コスタリカ方式」となったが、09年に同方式が解消されてからは選挙のたびに公認争いとなり、党本部に判断が委ねられてきた。

 「正直、いつまでこんなことを続けるのかという気持ちだ」。自民党のある若手議員は、公認を一本化できない党や派閥、県連執行部に不満を抱く。「選挙のたびに両氏の支持者間に確執が顕在化する。結果、自民として一枚岩になれない」との思いがあるからだ。

 ただ、「今回はこれまでより状況は複雑だ」と県連関係者は指摘する。「党本部は前回のような比例優遇枠に消極的なので、両陣営にとって公認獲得は政治生命をかけた戦いになっている」と言い、「来年は県議選もある。(5区内に選挙区のある)県議の多くは、地盤に坂本氏と吉野氏を支援する市議らが控えている。態度を明確にしにくい」と打ち明ける。

 自民の混乱で選挙の構図が固まらない中、野党勢力は着々と支持拡大を図る。維新やみんななど候補者が6人もいた前回と違い、今回は自民を含め、民主前職の吉田泉氏(65)と共産新人の吉田英策氏(55)の計3人の戦いとなる見通しだ。

 「自民党は完全にフリーズ状態。支持を拡大するチャンスだ」。29日朝、いわき市内であった民主の吉田氏の選挙事務所開設式で幹部がげきを飛ばした。吉田氏も「2年続いた安倍政権の評価が問われる選挙だ」とあいさつ。前回衆院選で約7000票差の次点で落選、比例復活した経緯に触れ、5区奪還に闘志を燃やした。吉田氏の後援会幹部は「(前回衆院選で)維新やみんなの候補者が得た票をどこまで取り込めるかが勝負だ」と戦術を練る。

 共産の吉田氏も、街頭演説を中心に事実上の選挙活動に突入している。「足を止める人が増え、『頑張って』と声をかけてくれる。安倍政権への不満は確実に高まっている」と手応えを語った。【栗田慎一】

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 坂本剛二 自元 61440

  吉田泉  民前 54497

  宇佐美登 維元 26299

  吉田英策 共新 16479

  菅本和雅 み新 10177

  松本喜一 未新  6937

1482チバQ:2014/11/30(日) 15:00:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk10010128000c.html
2014衆院選:1区 公明、自主投票へ 佐田氏選対本部長に中曽根氏 /群馬
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 自民党1区支部は29日、前橋市内で選対準備会議を開き、北関東ブロックの比例単独候補として出馬する尾身朝子氏(53)と連携して選挙戦に臨む方針を確認した。1区では佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=が自民公認で立候補する。佐田陣営が尾身氏当選に向けて有権者に「比例も自民へ」と呼びかけることから1区では公明党が自主投票となる公算が大きくなった。推薦を見送れば、1999年に自民と公明の連立政権が発足して以来、県内初となる。

 公明党は既に2〜5区で自民候補の推薦を決定。1区については「佐田氏から推薦要請があり次第、可否を検討する」としていた。県本部関係者は「日々状況が変わる中でさまざまな検討をしているが、現実的には難しそうだ」と話している。

 朝子氏は尾身幸次・元財務相の長女。2004年と07年の参院選比例代表で落選し、現在は幸次氏が理事長を務めるNPO法人事務局長。自民党は今回、1区を重点区とし、佐田氏の選対本部長には元外相の中曽根弘文県連会長(69)=参院議員=が就任する。

 1区は民主の元職、宮崎岳志氏(44)▽次世代離党を表明した前職、上野宏史氏(43)▽共産の新人、店橋世津子氏(53)も立候補を予定している。【吉田勝、角田直哉】

1483チバQ:2014/11/30(日) 15:06:41
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_13.html
<衆院選>岩手知事、2区・畑氏の支援表明


畑氏(左)のパーティーに出席し、握手する達増知事
 達増拓也岩手県知事は29日、衆院選岩手2区に生活の党公認で立候補する比例東北前議員の畑浩治氏(51)の政治資金パーティーに出席し、支援することを表明した。知事が今回の衆院選の立候補予定者への支援を明らかにしたのは初めて。
 達増知事は盛岡市であった畑氏のパーティーで「引き続き、岩手の復興のため国会で仕事をしていただかなければならない」とエールを送った。4月に成立した復興事業用地の早期取得を図る改正復興特区法を、畑氏が議員立法としてまとめた実績を強調した。
 終了後、知事はほかにも応援に入る立候補予定者がいるかどうかについて「(岩手選出の)前議員8人全員に当選してもらいたい」とだけ語った。
 前回衆院選で知事は政党色を鮮明にし、生活(当時・日本未来の党)の候補を支援。来年秋に予定される知事選には政党の推薦を受けない「県民党」の立場で3選立候補する意向を表明した。
 衆院選に関しては「自由に関わる。県民党、オール岩手の姿勢で臨みたい」と説明。動向が注視されている。


2014年11月30日日曜日

1484チバQ:2014/11/30(日) 15:07:10
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_14.html
<衆院選>維新・寺田典氏が秋田3区・村岡氏支援


緊急集会で「頑張ろう」と腕を突き出す寺田典城氏(右端)と村岡氏(右から4人目)=26日、由利本荘市
◎「旧敵」から「盟友」へ

 衆院選秋田3区から立候補する維新の党前議員の村岡敏英氏と、元秋田県知事で同じ党所属の寺田典城参院議員(比例)が、今回の衆院選で初めて共闘関係になる。両氏の親族は過去に2回、選挙を戦った間柄だが、「反自民」の立場から手を組んだ。村岡氏の陣営は、寺田氏がかつて市長を務めた横手市などで支持を広げ、宿敵の自民党前議員御法川信英氏に迫る戦略だ。

 「大先輩の寺田参院議員に来ていただいた」。26日夜、村岡氏が地元由利本荘市で開いた緊急集会。約400人の支持者を前に、村岡氏は旧敵から盟友に変わった寺田氏を紹介した。
 寺田氏は「村岡さんは(党内で)若手のリーダー。小選挙区で当選できるように応援したい」と演説した。
 村岡氏は12年の衆院選で日本維新の会から出馬して次点となり、比例東北で復活当選。寺田氏はみんなの党と結いの党を経て9月、野党再編で誕生した維新の党に入り、村岡氏と同僚になった。
 両氏の因縁は深い。1996年衆院選の秋田3区で村岡氏の父兼造氏が寺田氏の長男創氏の挑戦を退けた。01年知事選では、再選を目指した寺田氏が村岡氏の兄兼幸氏を破った経緯がある。ただ、村岡氏は「県政、国政のためにお互いが力を尽くすことが重要だ」と連携の必要性を強調する。
 村岡陣営は、寺田氏がかつて市長を務めた横手市を決戦場と位置付ける。12月2日の公示日には、地元の由利本荘市に加え横手市でも出陣式を行い、内陸部に強い支持層を持つ御法川氏に迫る。
 御法川氏を支援する自民県議は「寺田氏の影響力は読めない。御法川氏にとって楽な選挙戦でないことは確かだ」と警戒する。
 両陣営の攻防が激化する中、共産党新人の我妻桂子氏は「自分としては共産対自民の選挙と位置付けている。維新は戦う野党とは言えない」と批判し、訴えの浸透に専念している。

<衆院選立候補予定者>
 【秋田3区】(3)
御法川信英50 自(無)前(3)
村岡敏英54 維 前(1)
我妻桂子60 共 新 


2014年11月30日日曜日

1485チバQ:2014/11/30(日) 15:07:37
青森
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_12.html
<衆院選>維新、読めぬ連合票


連携することで合意後、記者会見する維新青森県総支部代表代行の升田氏(手前左)と、内村連合青森会長(同右)=27日
 衆院選で民主、維新、社民の3党協力が決まった青森県内で、5万はあると言われる連合青森の組織票の行方に注目が集まっている。連合は3党との共通政策に合意したものの、公務員労組と対立する橋下徹共同代表(大阪市長)が率いる維新へのアレルギーは根強い。維新の関係者は「連合はどこまで本気になってくれるのか」と気をもんでいる。

 「自民の暴走の中で労働者に対するさまざまな弊害が出ている。連合は3党協力を支援していく」。民主、維新、社民が選挙協力を決めた27日の記者会見で、連合青森の内村隆志会長は厳しい表情で語った。
 連合青森は、ともに民主公認で立候補を予定する青森3区の元議員田名部匡代氏、4区の新人山内崇氏の推薦を決めた。一方、維新から立つ1区の新人升田世喜男氏、2区の元議員中野渡詔子氏に関しては「自主投票」とした。内村会長は「自主投票ではあるが間接的な応援だ。非自民、反共産という形で票は集中させる」と前向きに支援していく姿勢を強調した。
 ただ連合内に、公務員の人件費削減などを基本政策に掲げ、大阪市では公務員労組と対立する維新に反発心があるのも事実。前回衆院選で中野渡氏が民主を離れ、日本未来の党(当時)から出馬したことへの不信感も残る。内村会長は「組合員の中に抵抗感はあり、投票を棄権する人もいると思う。維新へどのくらい票が入るかは読めない」と打ち明ける。
 連合青森は組合員約3万7000人で、OBや家族を合わせ県内全体で約5万票持つとされる。最大の農協グループに次ぐ規模の組織票だ。それだけに、大きな支持組織がない維新は連合票を取り込みたいのが本音だ。
 維新県総支部の関係者は「今回は前回のような維新旋風が吹いていない選挙だけに、組織票は正直欲しい。青森の議席が自民に独占されたままでいいのか、ということを前面に訴えたい」と話す。


2014年11月30日日曜日

1486チバQ:2014/11/30(日) 15:07:59
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_11.html
<衆院選>岸氏、自民選対本部長辞退 山形3区

 自民党の岸宏一参院議員(74)=山形選挙区=は29日、衆院選山形3区に立候補する党新人加藤鮎子氏(35)からの選対本部長就任要請を、前哨戦を繰り広げる無所属前議員阿部寿一氏(55)への配慮を理由に断ったことを明らかにした。選挙期間中は「公務がある」として3区入りしない方針も示す。挙党態勢を掲げる県連などはベテラン議員の動きを注視している。

 岸氏は地元の山形県金山町で、「加藤氏に何の恨みもないが、阿部氏には義理がある。板挟み、中立ということだ」と理由を説明した。「公示日は1、2区には行く。期間中は(党幹部が応援に来ても)3区には入らない」と話した。
 加藤氏の後援会関係者らによると、今月18日に加藤氏が上京し、選挙区全体を統括する本部長就任を要請した。岸氏は21日に同じ理由を示して辞退を伝えたという。選対の顧問としては名を連ねている。
 岸氏と加藤氏の父紘一元党幹事長との間では、確執が取りざたされてきた。岸氏が3選された2010年参院選で、当時県連会長だった紘一氏が異例の公募を実施したことなどが契機。阿部氏が前回衆院選で紘一氏を破って以降は、阿部氏の後ろ盾として動いてきた。
 鶴岡、酒田、新庄市で相次いで開かれた加藤氏の事務所開きに岸氏の姿はなく、メッセージもなかった。岸氏は参院予算委員長の要職にある。
 遠藤利明党県連会長は29日、「大変残念。党として決めたら一丸となるべきだ。利敵行為に当たるかどうかは今後の岸氏の行動次第。最後は支援してくれると確信している」とけん制した。
 阿部氏は解散後、岸氏の地元新庄市に事務所を開設した。阿部氏はあいさつで「私に義理があるということだが、私の方こそ大変恩義がある。岸先生のためにも頑張らないといけない」と蜜月ぶりを披露した。


2014年11月30日日曜日

1487チバQ:2014/11/30(日) 15:08:47
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_02.html
衆院選>みんな系苦慮/県議ら10人「決められぬ」

 みんなの党解党を受け、東北で最も組織化が進んでいた宮城県内の地方議員が、衆院選(12月14日投開票)公示を前に対応に苦慮している。同志だった前議員が維新の党、参院議員は次世代の党と合流先が二手に分かれたためだ。2人の国会議員を支援してきた地方議員は「どちらも応援したいが…」と頭を抱える。

<「恩をあだで」>
 解党が2日後に迫った26日、みんな県総支部長だった参院議員の和田政宗氏(40)=宮城選挙区=は次世代入りを正式発表。宮城2区から立候補する次世代新人で前拉致被害者家族会事務局長の増元照明氏(59)の全面支援を明言した。
 2区ではみんなとたもとを分かち、9月に維新に合流した比例東北前議員の林宙紀氏(37)が立候補を予定する。和田氏が初当選した2013年参院選で林氏は選対本部長を務めた。
 「林さんには恩義があるが、増元さん当選に全力を尽くす」と言う和田氏に対し、林氏陣営は「恩をあだで返す行為だ」と憤る。
 2人の対決を地方議員らは複雑な心境で見詰める。堀内周光県議(仙台・宮城野)は「同じ方向を向いていたのが、つぶし合いの形になってしまった」と胸の内を語る。

<多くは静観へ>
 県内では県議2人を含め、仙台、七ケ浜など3市2町の議員計10人が在籍した。このうち9人は現在1期目だ。
 選挙戦に向け、取り込みを図る陣営もあるが、郷右近剛史七ケ浜町議は「どちらかに肩入れすれば有権者から『そっちの党に入るのか』と思われる。決められない」と話す。早坂敦仙台市議(青葉区)も「どう動くかはそれぞれの判断。今回は静観したい」と語った。
 分裂、合流、解党と、政治の波に地方議員が翻弄(ほんろう)される状況に、大友康信名取市議は「投票してくれた有権者は残念な思いをしているだろう。私自身も同じ気持ちだ」と嘆く。
 来年、改選が待ち受ける議員もいる。議長経験がある柳橋邦彦仙台市議(泉区)は「統一地方選が近い。『自分の選挙を大事にマイナスにならない行動を取りなさい』と助言したい」と訴えた。


2014年11月30日日曜日

1488チバQ:2014/11/30(日) 15:12:44
http://www.nnn.co.jp/news/141130/20141130006.html
2014年11月30日
さまよう民主票 鳥取1区、2回連続”不戦敗”
 12月2日に公示される衆院選。鳥取1区は民主党が候補擁立を断念し、自民前職と共産新人の2氏の戦いとなる見込みだ。民主党県連は2012年の前回選に続き2回連続の“不戦敗”。過去、1区の民主候補は4万8千〜6万3千票を獲得しており、支持者からは「誰に投票したらいいのか」といった声も噴出。“民主票”は行き場を失っている。

鳥取1区の候補擁立断念を正式表明した民主党県連幹部=25日、鳥取県庁
▼▼▼力量不足
 「選択肢を示せずおわびしたい」。11月25日に県庁で開いた会見で、民主党県連の伊藤保代表は頭を下げた。

 民主にとって党勢回復の足掛かりとしたい衆院選。県連事務局には「候補者を出せ」と〓咤(しった)激励も届いたが、支持者の期待に応えることはできず、県連の力量不足をあらためて印象付けた。

 政権を失った12年総選挙後の総括で、県連は組織力強化を打ち出した。地方議員は党員・サポーター獲得に奔走したが、ことし9月現在675人。党本部が割り当てた県内目標1400人の半分以下だ。8月には「米子支部」を設立するなど地域に根差した活動を模索し始めたが、取り組みは道半ば。

1489チバQ:2014/11/30(日) 15:30:41


http://www.hochi.co.jp/topics/20141130-OHT1T50031.html
若狭弁護士、自民比例で出馬 でも選挙運動しない?
2014年11月30日6時0分 スポーツ報知

比例自民党公認 テレビでもおなじみの元東京地検特捜部の若狭勝弁護士(57)が、衆院選の比例東京に自民党の公認候補として立候補することが29日までに、明らかになった。

 党執行部は、昨年の参院選に比例で出馬し次点で落選した若狭氏に、今回の衆院解散後に出馬を打診。「法律家としてのキャリアを国や国民のために生かしたい気持ちは変わらずあります」と受諾した。ただ、「今回は個人名を書くと無効票になる。おとなしく推移を見守ります」と、事務所は構えず、街頭演説などもしない異例の選挙戦となるという。

 参院選で次点の若狭氏は、改選の5年後までに自民現職に欠員が出ると繰り上げ当選する権利を持つ。総務省選挙課によると、権利は、仮に今回当選して、衆院議員になっても失われず、欠員が出た際に参院を選ぶことが可能。若狭氏は「もちろん衆院議員になったらしゃかりきに頑張りますが、じっくり取り組める参院の方が向いていると思う。現時点では、繰り上げ当選の権利を得たら参院に移る気持ちの方が強いです」と話している。

1490チバQ:2014/11/30(日) 15:31:55
http://www.chunichi.co.jp/ar静岡8区 急転の民主系擁立劇
◆維新と協議、3区のみ実現

衆院開会中に議員食堂で協議する(左から)鈴木望氏、細野豪志氏と維新の党の松野頼久氏=国会で
写真
 衆院選の公示まであと二日。急転直下の擁立劇で、静岡8区に民主党系無所属新人の立候補が決まり、静岡県内全選挙区の構図が固まった。巨大与党に対し、焦点だった野党共闘が実現したのは3区のみ。1、8区は候補者調整がつかず、民主党と維新の党が票を奪い合う戦いとなる。

 衆院解散の直前、二十一日午後一時すぎ。民主の細野豪志県連会長と維新の松野頼久代表代行、鈴木望氏(比例東海)が衆院内の食堂に集まっていた。鈴木氏が静岡3区からの出馬を辞退する代わりに民主は何ができるか。詰めの協議が進んでいた。

 8区も俎上(そじょう)に上った。細野氏は公認候補を立てない方針を説明したが、無所属の民主系候補が出馬する可能性は否定しない。「票が割れる事態は防いでもらわないと」と語気を強める松野氏。十五分で協議を切り上げると三人は険しい表情で本会議場に向かった。「一人でも貴重な仲間を失うわけにはいかない」。松野氏は去り際、細野氏に念押しした。

 翌二十二日、静岡県庁。細野、鈴木両氏と民主元職小山展弘氏は3区の候補者を小山氏に一本化すると発表し、固く握手を交わした。8区について細野氏は「しかるべき時期に結論を出す」と述べたが、維新との調整役として、県連としての候補擁立を見送る考えを固めていたとみられる。

 急転したのは二十八日午前十時ごろ。連合静岡の池冨彰会長の携帯電話が鳴った。「大変お待たせしました。ようやく決まりました」。相手は民主県連選対本部長の榛葉賀津也参院議員。8区の候補者決定を告げる電話だった。

 公示日が迫る中、全八選挙区の候補擁立にこだわる榛葉氏は連日、連合幹部らと協議を重ねていた。8区に立つ維新新人源馬謙太郎氏は、前回衆院選の直前に民主系県議を辞任、維新にくら替えした経緯がある。民主票が見込める8区での源馬氏への候補一本化には地元の反発が強かった。

 県議らの名前が浮かんでは消える中、榛葉氏の東京後援会幹事の古橋和大(かずひろ)氏を連合静岡の推薦で擁立すると発表されたのはその夜。池冨氏は取材に「政党には全国に二百九十五ある選挙区の一つだが、地元にとっては重要な一つの選挙区。擁立が実現して本当に良かった」と目を潤ませた。

 候補者を一本化した3区にも火種は残る。連合傘下の電力総連静岡総支部は二十八日、脱原発を掲げる鈴木氏と組んだ小山氏への推薦を見送る方針を決めた。民主と維新、連合が共同歩調を取れるか。鈴木氏の支援者がどれだけ小山氏を応援するのかも不透明だ。

 一方、1区では維新前職小池政就氏と民主元職牧野聖修氏の出馬意志が固く、調整は早々と見送られた。牧野氏は「非自民の票が割れるのは良くないが、どうしても小選挙区で戦いたい気持ちがある」と説明。小池氏は「一本化できない事態は最初から想定していた。自分の政策を有権者に訴えるだけだ」。野党共闘はできぬまま選挙に臨む。ticle/shizuoka/20141130/CK2014113002000081.html

1491名無しさん:2014/11/30(日) 15:32:27
>>1480
反安倍政権としては、福井1区は維新を応援せざるを得ない。
ココの有権者の皆さんには良識ある選択をして頂きたいものだ。

1492チバQ:2014/11/30(日) 15:33:04
http://mainichi.jp/select/news/20141130k0000m030105000c.html
台湾:統一地方選の与党国民党敗北 対中融和路線も岐路に
毎日新聞 2014年11月30日 01時33分

 【台北・鈴木玲子】台湾の統一地方選での与党・国民党の敗北により、馬英九政権が進めてきた対中融和路線は岐路に立たされることになる。将来の統一を目指す中国は国民党を軸に台湾との関係強化を進めてきたが、馬政権が「レームダック(死に体)化」すれば、次期総統選を見据えて馬総統と距離を置く可能性もある。

 国民党は終盤で劣勢をはね返そうと、中国との安定した関係が台湾の発展につながるとして対中関係重視を強調し、中台サービス貿易協定に反対する野党・民進党への批判を強めたものの、有権者に支持を広げられなかった。2008年の政権発足以来、中台関係の改善を政権最大の功績と自負してきた馬総統にとっては大きな痛手だ。

 中国側にとって懸念材料となるのは、台北市長選で無所属新人で当選した柯文哲氏の存在だろう。中台が関係改善の基礎と位置づけている「1992年合意」について、中国の台湾政策を担う国務院(政府)台湾事務弁公室トップの張志軍主任が25日、柯氏が当選した場合も92年合意の共通認識を持つよう望むと発言したのに対し、柯氏は「92年合意の内容は何?」と疑問を呈して波紋を広げた。92年合意は「一つの中国」を認めつつ、その解釈は中台各自に委ねるとの内容だ。柯氏は当選後、中国との経済交流を継続するとしたが「重要なのは、全ての人が共に享受し、特権階級のものにならないことだ」とけん制した。

 中国国営新華社通信によると、台湾事務弁公室の馬暁光報道官は29日夜、「両岸(中台)同胞がようやく得た成果を大切にし、両岸関係の平和的発展を共に守り、引き続き推進するよう望む」とコメントした。

1493チバQ:2014/11/30(日) 15:40:25
http://www.sankei.com/west/news/141129/wst1411290068-n1.html
2014.11.29 23:43

維新 風なき選挙へ 比例復活組に危機感

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(1/2ページ)【維新の党】
 風なき選挙に維新の党内で焦りが広がっている。旧日本維新の会として初めて国政に挑んだ平成24年の前回衆院選では衆院第3党に躍進したが、当時の勢いはもはやなく、切り札として期待された共同代表の橋下徹氏(大阪市長)の出馬も見送られた。前回、選挙区で敗れ、比例復活した前職陣営の危機感はとりわけ強い。

■  ■  ■

 「橋下氏出馬見送り」のニュースが流れた11月23日、熊本1区から出馬予定の維新前職、松野頼久氏(54)は熊本市内の事務所で、「残念だ。ぜひ出てほしいと言ったんだけどな」と、ショックな様子で側近にもらした。

 党代表代行で国会議員団会長だが、選挙戦は楽観視できない。24年秋、民主党政権の“崩壊前夜”に民主から日本維新の会へ移った。維新旋風が吹き荒れてはいたが、民主候補と票を分け合う形で自民党前職の木原稔氏(45)に敗れ、比例復活する憂き目を見た。

 今回は、打倒自民の旗印のもと、民主党熊本県連は熊本1区に候補者を立てずに松野氏を支持し、連合熊本も「協力支援」を決めた。だが民主凋落の時期に党を飛び出し、民主や労働組合に批判的な橋下氏のもとに移ったことに、地元の民主党関係者は「党再生のリーダーとして期待したが、政界再編の中心にいたくて民主を捨てていった」と厳しい。

 懸念を抱えた協力体制に松野氏の陣営幹部も不安を漏らす。「選挙で橋下氏が大々的に民主党を批判すれば、反発を招いて協力関係に影響するのではないか」

■  ■  ■

 「既得権益を追及してきました!」。11月26日早朝、大阪7区から出馬予定の維新前職、上西小百合氏(31)は大阪府吹田市内で駅立ちを行い、自らが国会で行った質問や、維新の府議会での定数削減の実績などを訴えた。

 通勤途中の女性(63)はチラシを受け取り、感心した様子でこう語った。「ようしゃべれるようになったねぇ」

 24年、政治経験のない会社員だった上西氏は維新の政治塾の門をたたき、前回衆院選に出馬。街頭演説で何度も言葉に詰まり「完全に風頼り」(陣営関係者)の選挙戦で、自民前職の渡嘉敷奈緒美氏(52)に敗れ比例復活した。

 今回は「地力が試される戦いになる」(陣営関係者)が、業界団体などの組織票は期待できず、駅立ちや地元回りが頼みの綱だ。

 「しっかり2年間の私の取り組みを訴えていきたい」。上西氏は緊張感を隠さない。

1494チバQ:2014/11/30(日) 15:43:20
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58514.html
社民と維新、福井選挙区で呉越同舟 衆院選、全国でも珍しい協力
(2014年11月29日午後5時40分)
来月2日公示、14日投開票の衆院選に向けて非自民勢力の結集を模索してきた民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連合は29日、福井市内で3党協議を開き、「反自民」で協力することを確認した。ただ共通政策や候補者の相互推薦はなく、協力態勢は各党に一任。「各党の主体性を尊重して可能な方法で取り組む」という。

 今回の衆院選は、維新が福井1区に鈴木宏治氏、民主が2区に辻一憲氏を擁立。社民は両区とも候補者を擁立せず、結果的に県内選挙区で「すみ分け」となる。

 選挙協力に関し、民主の玉村和夫幹事長、維新・鈴木氏陣営の藤野利和選対本部長、社民の龍田清成代表らが非公開で協議した後、会見した。

 発起人の玉村幹事長は「時間的制約や各党の政策の違いがある中、反自民という一点で一致。互いに協力しようという『共通の心情』の形で申し合わせた」と説明した。

 社民県連によると、社民と維新の協力は全国でも珍しいという。龍田代表は「(3党で)政策を一つ一つ編み上げることはできないが、1強多弱の中で何もしないことは避けなければならない」と指摘し、今回の協力を「呉越同舟」と例えた。

 各党とも比例は自身の党の投票を呼び掛けることを前提に、選挙区については民主は1区を「自主投票」とし、維新は2区について「民主から要請があれば辻氏をできる限り応援する」(藤野本部長)。社民は維新か民主の候補に投票するよう呼び掛けるという。

1495とはずがたり:2014/11/30(日) 15:51:41
>>1494
青森に続いて2県目ですな〜

1496とはずがたり:2014/11/30(日) 16:34:54
››1490
榛葉さんよお、何やっとんねん。。
›全8区擁立にこだわる

電力総連とも反原発でどういう手打ちができるか考えないとあかんねぇ。。

1497とはずがたり:2014/11/30(日) 17:15:10
草加には谷古宇橋なんてあるみたいだし後援会も強硬に草加離れるの反対するし何者だ!?
草加の旧家出身なんでしょうかねぇ。。

草加今昔 谷古宇橋
http://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1002/a40/04.html

1498チバQ:2014/11/30(日) 17:15:49
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141123-OYT8T50012.html
政治の現場・直前ルポ
〈1〉悩める「財政再建派」
2014年11月23日 09時00分
 12月2日公示、14日投開票の衆院選に向け、立候補予定者たちはすでに走り出している。選挙を間近に控えた選挙区の現場を追う。

千葉4区・野田前首相 持論を封印



 安倍首相が、消費税率10%への引き上げの1年半先送りを決めたことで、予定通りの増税を訴えてきた「財政再建派」は難しい立場に立たされている。

 22日午後、民主党の前首相・野田佳彦は千葉県船橋市習志野台の商店街近くでマイクを握っていた。

 「(消費増税を)先延ばしにしていいですかと言って、上げろという国民がいますか? 野党だってそうです」

 野田は、約300人の聴衆に、首相の「増税先送り」を容認した民主党の立場を説明した。聴衆と握手して回る野田に対し、一人の男性が「社会保障の財源はどこから持ってくるのか。きちんと訴えてください」と語りかけた。野田は真顔に戻り、「分かりました」とうなずいた。

 野田が長年、街頭演説でよく使ってきたフレーズがある。小学生を見かけると、「背中のランドセルの中には借金が詰まっている」と訴えるのだ。

 「昔から、赤字国債による将来世代へのツケを、一年でも早く減らすべきだという思いがあるようだ」

 4歳違いの弟の船橋市議・剛彦は解説する。

 国の借金を減らす財政再建が持論の野田は2012年8月、首相として民主、自民、公明の3党合意を主導し、消費税率を段階的に10%に上げることを明記した社会保障・税一体改革関連法を成立させた。11月には解散に踏み切ったが、民主党は衆院選で歴史的大敗を喫し、多くの同僚議員の落選と野党転落を経験した。

 多大な犠牲を払いながら消費増税を主導した野田の心中は、揺れ動いている。

 今月10日、野田は自らのホームページで公表した政策ビラ「かわら版」で、「法律通りに粛々と判断すべきだ」と予定通りの増税を主張した。

 その4日後の14日。民主党の海江田代表らが党として「先送り容認」を決めると、野田は記者団にこう語った。

 「景気回復が遅れていることを政権が認めている中、増税しろと私たちは言えません」

 だが、18日午前7時過ぎ、船橋市のJR船橋駅前に立った野田は再び、本音をのぞかせた。

 「願わくば、願わくば、法律に準じて粛々と(増税を)実施するべきだ」

 野田は16日、船橋市内の事務所で、党4区総支部幹事長を務める民主党県議・堀江はつに頭を下げていた。

 「衆院選になれば、一人でも多くの仲間を国会に戻すために全国を回る。地元を空けることになるが、よろしく頼みます」

 12月2日の公示後は、ほとんど地元には入らず、12年衆院選で落選した同僚の応援に奔走する考えだ。

 「増税を訴えたら選挙にならない」という党内の声を背景に、野田は持論を封印しようとしている。(東慶一郎)

1499チバQ:2014/11/30(日) 17:16:50
熊本2区・野田税調会長「首相に従う」


 自民党の財政再建派の筆頭格である党税制調査会長の野田毅も苦慮している。

 今月15日、熊本市内で、自民党の支持団体でもある市保育園連盟の体育祭が開かれた。野田は熊本県のPRキャラクター「くまモン」柄のネクタイを締めて開会式に現れ、若い保育士らを前にあいさつを始めた。

 「衆院解散は首相がおやりになることだから善しあしは何とも言えません。だが、消費税との関わりで保育士の処遇改善がマイナスにならないように、断固として体を張ります」

 保育士の処遇改善などの政府の子育て支援策の財源は、税率10%への引き上げによる増収を当て込んでいる。安倍が18日に増税先送りを正式表明するまで、野田は繰り返し予定通りの増税を求めてきた。


 だが、党内で「首相に批判的な野田は衆院選で党公認から外される」「首相官邸の意向のようだ」などのうわさが飛び交った時期と重なるように、野田の態度にも変化が出始める。野田は周囲に公認外しについて、「あり得ないよな」と不満をぶちまけながらも、「首相が先送りを正式に表明したら従うよ」とも語るようになった。

 衆院が解散された21日、野田は吹っ切れた表情で語った。

 「もう解散になったんですから。(当選して)何としても戻って来ます」

 自民党熊本県連は22日の役員会で、熊本2区で野田を公認するよう党本部に申請することを決めた。(高橋宏平、熊本支局 後藤敬人)=本文は敬称略。

2014年11月23日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1500チバQ:2014/11/30(日) 17:17:15
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141125-OYT8T50221.html
政治の現場・直前ルポ
〈2〉定数減直撃 微妙な空気
2014年11月25日 04時00分
福井2区・選挙区調整 高木氏に軍配



 今回の衆院選は、小選挙区の「0増5減」が行われる。小選挙区数が3から2となる5県の中に、福井も含まれる。

 自民党は福井1区に引き続き稲田朋美、2区に旧3区の高木毅を擁立し、0増5減で消える旧2区の山本拓は比例選に回り、北陸信越ブロック上位で処遇する。

 「今回の選挙は、私は比例で、北陸信越をしっかりと底上げしていく役割分担になった」

 23日、福井市内で開かれた自民党福井県連の会合。県連会長の山本は、そうあいさつした。

 福井の選挙区調整は、高木と山本がともに2区出馬を希望し、党本部に裁定が委ねられた。自民党の茂木敏充選挙対策委員長は、選挙ごとに小選挙区と比例選の候補が交代する「コスタリカ方式」は採用しない方針を決めていた。「地盤も定着せず、2人の間でしこりが続く」ためだ。

 しかし、突然、ライバル関係となった高木と山本の関係はギクシャクした。山本からは「一度、(稲田と)3人で食事しないか」と誘われたが、高木は「党本部に一任しているから」とやんわり断った。「高木有利」との下馬評も広がるなか、山本が10月10日、茂木に直談判する一幕もあった。業を煮やした茂木は「2人とも無所属で競わせる」との強硬案を一時検討したが、解散から2日前の今月19日、高木に軍配が上がった。

 土壇場まで選挙区争いでもつれた高木と山本の間には、なお微妙な空気が漂っている。

 裁定の場となった19日の党本部で、2区擁立が決まった高木は山本に「よろしくお願いします」と頭を下げた。5万4000人を超える有権者を抱える県内第5位の大票田・鯖江市などの旧2区に浸透するには山本の協力が不可欠だ。しかし、敗者となった山本への気兼ねから、具体的な協力要請は言い出せなかった。

 共闘自体は徐々に形となりつつある。24日には、山本を支持する自民党県議らが同行し、鯖江市内の支持者宅約40か所に高木を案内した。「よろしくお世話になります」。高木は初対面の支持者に名刺を手渡すと、1メートル84の長身を90度折り曲げ、深々と頭を下げた。

 しかし、山本の動きは目に見えないままだ。29日には鯖江市に置かれる選対本部の本部長に就く予定だが、党本部の裁定以来、高木と山本が直接会ったことはない。高木の選挙活動に不可欠な旧2区の後援会名簿も、まだ受け取っていない。


 山本は23日の県連会合で高木支持を呼びかけた直後、記者団にこうつぶやいた。「小選挙区は1回、1回の公認。それだけのこと。明日のことは分からない。現職であっても引きずりおろされる可能性もあるんだ」

 山本はどこまで本気で支援してくれるのか――。高木陣営は不安と期待を抱えたまま、12月2日の公示日を迎えようとしている。

 一方、民主党は公認が内定していた元衆院議員の糸川正晃が20日、出馬を断念した。地盤の大半が1区に組み込まれ、展望が開けないと見たためだ。23日に辻一憲を擁立したが、出遅れを懸念する声がある。

1501チバQ:2014/11/30(日) 17:18:51
福井1区・稲田氏「地元」拡大に不安

 「なかなかこの2年間、地元に帰れず、今回は新しい選挙区で不安な気持ちもあるが、頑張っていきたい」

 福井市内で24日行われた事務所開きで、あいさつに立った稲田朋美は感極まって涙声になった。

 第2次安倍政権で、稲田は行政改革相、政調会長を歴任し、安倍首相が掲げる「女性活躍推進」の旗頭とも言える存在だ。衆院選では全国の自民党候補の応援にかり出され、地元を回れるのは4日程度しかない。


 稲田はこの日も、トレードマークの黒の網タイツに眼鏡姿で臨んだ。いずれも福井の特産品だ。本人は視力がよく、実際は、だて眼鏡だ。タイツは「派手なものをはいて……」と苦言を呈されることもあるが、「福井のPRになれば」と割り切っている。

 しかし、地元を回る余裕のない稲田にとって、山本拓の地盤だった旧2区から1区に組み込まれた大野、あわら両市などでの知名度不足は悩みの種だ。

 陣営幹部は「投票箱のふたを開けてみたら『山本』の名前があることが一番怖い」と語る。保守王国の福井にあって、山本支持を貫いてきた有権者に頭を切り替えてもらうのは簡単なことではない。(福田麻衣、福井支局 原典子)=本文は敬称略

 

予想の顔ぶれ
◇福井1区◇福井市、大野市、坂井市など
稲田朋美55自前《3》
鈴木宏治41維新
金元幸枝56共新
◇福井2区◇敦賀市、小浜市、越前市など
高木毅58自前《5》
辻一憲49民新
宇野邦弘63共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

1502チバQ:2014/11/30(日) 17:19:24
政治の現場・直前ルポ
〈3〉無風一転 自民に対抗馬
2014年11月26日 09時00分
山形1区・民主、解散当日 急きょ擁立



 急ごしらえの事務所内には、厨房ちゅうぼうやカウンター、テーブルが残っていた。自民党政調会長代理の遠藤利明は23日朝、山形市郊外に借りた元そば屋の空き店舗で事務所開きに臨んだ。

 「法律が出来たら、もしかしたらなれるよ、という話もあったが、今度の解散で飛んでしまった。自分にとっては次のステージに上る大きな選挙になる」

 遠藤のあいさつに、集まった支援者約60人からひときわ大きな拍手が起きた。

 「法律」とは、2020年東京五輪・パラリンピックに関する専任閣僚を置く特別措置法案のことだ。スポーツ行政に明るい遠藤は五輪相の最有力だったが、法案は衆院解散で廃案となり、初入閣も流れた。

 遠藤が最近よく披露する「閣僚になり損ねた」話には、次に当選すれば「入閣切符」を手に出来るとの思いが込められる。陣営の士気を高める効果は大きい。

 だが、前回選とは異なる構図に、陣営には「ギリギリまで相手が見えず、戦いにくい」と戸惑いもある。21日に解散した時点では、対抗馬は共産党の石川渉だけで、野党第1党の民主党の候補予定者が明らかになっていなかったためだ。

 今回の衆院選では、突然の解散で不意をつかれた野党の準備不足が目立ち、与党と共産党以外に主要政党の候補予定者がいない選挙区も数多く残る。

 遠藤は1996年の小選挙区制導入以降、民主党の元農相、鹿野道彦と激戦を繰り広げてきた。戦績は3勝3敗。もともと自民党出身の鹿野は、「保守王国」の山形で「鹿野党」として強固な地盤を築き、11回の当選を重ねてきた。遠藤も「山のような大きな存在」と敬意を払う。

 前回選で遠藤に敗れた鹿野は、13年の参院比例選でも苦杯を喫し、政界引退を表明した。その後1年間、地盤を譲る相手を探していたが、早期解散で目算が狂い、候補者の選定を民主党県連に委ねた。解散日の21日、鹿野は周囲に「選挙は来年の通常国会の後だと思い、そこに向けて後継者を探していたんだが……」と悔しさをにじませた。


 慌てた民主党県連は21日夜、来年4月の山形市議選への出馬を目指していた会社役員、原田和広の公認を急きょ発表した。原田は、鹿野が主宰する人材育成塾の塾生で、翌22日の記者団の取材に「鹿野先生からは『頑張りなさい』と言われている。遠藤先生に実績では劣るが、時間が少ないのは全員同じですから」と対抗心をあらわにした。

 土壇場での民主党の擁立劇に、遠藤の陣営幹部は、今川義元が織田信長に敗れた桶狭間の戦いを引き合いに、気を引き締めた。

 「兵力で勝る今川軍がなぜ負けたかを胸に刻まないといけない。浮かれムードでは絶対に勝てない」
 (谷川広二郎、山形支局 大前勇)

1503チバQ:2014/11/30(日) 17:19:43
東京25区・野党統一候補を警戒

 24日昼過ぎ、自民党の前環境副大臣・井上信治は、東京都青梅市のホームセンター前に自転車を止め、買い物客らに「増税先送りが正しいかどうか、判断してほしい」と声を張り上げた。

 水色のダウンジャケットに「本人」のたすき。車は使わず、自転車で1日50キロを走る。ターゲットは都市部に多い無党派層だ。


 井上は前回、非自民候補の乱立にも助けられ、次点に7万票余りの大差をつけて勝利した。しかし今回は、民主党や維新の党が「野党統一候補」を立てようと調整を進める。実現すれば反自民票の受け皿となり、無党派層の動向が大きなカギを握ることになる。

 解散後も、共産党の井上宣以外に候補者を立てる動きが見えず、支持者の間では「楽勝ムード」も漂っていた。ところが、民主党が22日になって、前都議の山下容子の公認を発表した。山下陣営は「野党が乱立しない方向でやりたい」と候補一本化に自信を見せる。

 ようやく相手の顔が見えてきた自民党の井上は、統一候補の動きに警戒を強め、秘書らを鼓舞した。

 「これでやっと政策論争が出来る。気合を入れていこう」
 (上村香代)=本文は敬称略

 

予想の顔ぶれ
◇山形1区◇山形市、上山市、天童市など
遠藤利明64自前《6》
原田和広41民新
石川渉40共新
◇東京25区◇青梅市、福生市、羽村市など
井上信治45自前《4》
山下容子56民新
井上宣40共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

2014年11月26日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1504チバQ:2014/11/30(日) 17:20:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141127-OYT8T50020.html
政治の現場・直前ルポ
〈4〉「橋下人気」地元で健在
2014年11月27日 09時00分
大阪3区・幻の維新「包囲網」



 曇り空とは裏腹に、「台風一過」のような晴れ晴れとした表情だった。

 「私の相手になろうかという方が、出馬を断念することになった」

 26日午後、大阪市住之江区の市営住宅前で街頭演説した公明党大阪府本部代表、佐藤茂樹の語り口は、数日前までの絶叫調とは打って変わり、終始落ち着いたものだった。

 口調が和らいだ理由は、出馬の構えを見せていた維新の党共同代表の橋下徹が23日、不出馬を表明したためだ。かつての勢いを失ったとはいえ、大阪市長を兼務する橋下の人気は地元では脅威だ。共産党の渡部結との一騎打ちの構図が固まり、佐藤の心境に変化が生まれたのは間違いない。

 そもそも、橋下が出馬を考えたのは、看板政策である大阪都構想をめぐる公明党への「遺恨」による。

 2012年の前回衆院選で、日本維新の会(現維新の党)は、都構想への協力を得るため、公明党が候補を擁立してきた大阪と兵庫の計6選挙区に維新候補を立てず、橋下自身も佐藤ら公明党候補の応援に入った。

 ところが、公明党はその後、都構想を進める橋下の手法が強引だとして反対に転じ、都構想は暗礁に乗り上げた。激怒した橋下は今回、6選挙区に対抗馬を立てる方針を表明し、自らも出馬に向けてポスターや選挙カーの手配を進めた。

 公明党の危機感は並大抵ではなかった。大阪・兵庫の6選挙区は「常勝関西」の異名を取る地元創価学会の強固な集票力に支えられた金城湯池だ。しかし、民主党が政権交代を果たした09年衆院選では全選挙区を落とす不覚を取った。「橋下旋風」が吹けば、「悪夢の再来」(党関係者)となりかねない。

 何としても議席を死守したい公明党は一時、維新側との協議を通じた「衝突回避」も検討したが、地元議員らは「今さら維新と手は結べない」と反発を強め、立ち消えとなった。橋下が出馬した場合は、全国の党所属議員を挙げて総力戦で挑む腹を固めていた。

 佐藤は21日の衆院解散後、すぐさま大阪に戻った。本会議場で万歳三唱をした約4時間後には街頭に立ち、「常勝の源流、大阪3区の牙城を守らせてください」と声を張り上げた。


 市議レベルでは「橋下包囲網」づくりも模索した。公明党市議団幹部は今月中旬、共産党市議団幹部にひそかに会い、「橋下が出てきたら、候補取り下げをお願いできないか」と打診した。両党は全国的には対立することが多いが、大阪では「反橋下」の立場で一定の信頼関係がある。共産側は応じなかったが、「『反維新』キャンペーンを展開する」と共闘を約束した。民主党の有力市議も「結束して橋下と勝負しよう」と包囲網の輪に加わった。

 「大阪のためになると判断した。出ないという選択肢がベストだ」

 橋下自身は、不出馬の理由について、そう語るだけだ。公明党への遺恨が消えたわけではなく、今後、どんな動きに出るのか読めない部分もある。ただ、不出馬という転機を迎え、「維新の勢いはしぼむ一方だ」(公明党市議団幹部)との楽観論が広がっている。

1505チバQ:2014/11/30(日) 17:20:30
大阪2区・知名度頼みの「国替え」

 維新の党の椎木保は25日午後、大阪市阿倍野区で初めてマイクを握った。

 「橋下徹と心中する覚悟で、国政に取り組む」

 約35分間の街頭演説で、自分の名前を売り込む代わりに、「橋下」を16回も連呼した。期待された橋下の国政転身は見送られたが、縁もゆかりもない大阪では、その知名度が頼りだ。

 民主党と候補者をすみ分ける選挙区調整のため、千葉13区から大阪2区への「国替え」が党から打診されたのは6日前。大阪入り後はホテル暮らしを続け、名刺には「千葉県総支部代表」の肩書が残る。


 事務所は、維新の大阪市議から間借りした。選挙区内に9人いる維新の地方議員がサポート役となり、急ピッチで準備を進める。

 対する自民党の防衛副大臣・左藤章は前回、維新旋風が吹いた大阪でも選挙区を勝ち上がった強敵だ。苦戦は必至だが、椎木は悲壮な決意を固めている。

 「橋下さんの発信力で国会議員にしてもらった。どこで出ても、橋下維新のために捨て石になる思いだ」

 (西山幸太郎、大阪社会部 上村真也)=本文は敬称略

 

予想の顔ぶれ
◇大阪3区◇大阪市大正・住吉・西成区など
佐藤茂樹55公前《7》
渡部結33共新
◇大阪2区◇大阪市阿倍野・東住吉・平野区
左藤章63自前《3》
椎木保48維前《1》
山本陽子60共新 
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

2014年11月27日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1506チバQ:2014/11/30(日) 17:21:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141128-OYT8T50025.html
政治の現場・直前ルポ
〈5〉民・維「恨み」超え握手
2014年11月28日 09時00分
熊本1区・前回の「共倒れ」反省



 戦国武将・加藤清正が築いた名城・熊本城にほど近い熊本市中心部のホテルで今月22日、維新の党代表代行の松野頼久が自らの後援会幹部らによる選挙対策会議を開いた。駆けつけた民主党熊本県連代表で県議の鎌田聡がマイクを握った。

 「前回の得票は松野頼久が6万6195、民主党が2万8229。相手(自民党)が9万4368で、相手を勝たせてしまった」

 鎌田は、前回選挙の衆院熊本1区で、松野と民主党候補の得票を足せば、わずか56票差ながらも、当選した自民党の木原稔を上回ったことを強調した。さらに、「先ほど、民主党県連として松野氏を支持すると決定した。色々なことはのみ込んで、力を合わせたい」と報告すると、会場から大きな拍手がわき起こった。

 鎌田がいう「色々なこと」とは、松野が2012年9月に民主党へ離党届を出し、維新の党の前身・日本維新の会の結成に参画したことを指す。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった維新の会の国会議員団代表に就任。華やかな転身を果たした。政権末期だった民主党からは「一番つらい時に党を捨てるのか」との恨み節が噴出し、松野は除籍(除名)された。

 松野は選対会議のあいさつで、「2年前は政党を移動した真意を皆さんに伝えきれなかった」と神妙な様子だった。選対会議に先立つ熊本県庁での記者会見では、「消費増税に納得できず離党した。決して、民主党に背を向けたことはない」と釈明した。

 松野に対するわだかまりが消えたわけではない。ただ、松野支援を決めた22日の熊本県連の会合では、「党を出て行った人を支援するのはいかがなもんか」などと慎重論は出たものの、大きな反対論はなかった。連合熊本には、維新の党共同代表の橋下徹が公務員労組への批判を繰り返していることから、「連日、組合批判をされれば面白くない」(幹部)との不満もくすぶるが、26日の執行委員会で松野支援を決めた。


 民主、維新両党には、前回選挙で多くの党が候補者を乱立させ、自民、公明両党を利したことへの反省がある。民主党は、熊本県内の全5小選挙区で候補を擁立できていないという苦しい事情も大きく影響した。

 今月17日朝、松野は熊本市内の鎌田の事務所を訪ねていた。

 松野は「野党が一つにならないと厳しい。支援をいただきたい」と頭を下げた。

 鎌田は「党を出て行かれた方へのアレルギーは一部にありますよ」と指摘しながらも、会談の最後に、「頑張りましょう」と手を差し出し、固い握手を交わした。

1507チバQ:2014/11/30(日) 17:21:56
大阪10区・協力「聞いたことない」

 維新の党の「総本山」である大阪府では、維新が目指す「大阪都構想」に民主党府連が反対していることもあり、両党は激しい火花を散らす。

 今月16日朝、大阪府島本町の役場前に、真っ赤なマフラーを首からかけた維新の党の松浪健太が現れた。マフラーは、日本維新の会から次世代の党に移った参院議員アントニオ猪木から贈られたもので、「闘魂」のサイン入りだ。

 松浪の目当ては、町の一大イベント「町農林業祭」の野菜の即売会などに集まる大勢の客だ。松浪は長蛇の列の先頭から順に、笑顔で握手を始めた。

 数分後、ピンク色のマフラーを巻いた民主党の辻元清美も到着。同じように握手を始め、途中、松浪に追いついたが、互いに言葉を交わすことはなかった。


 辻元と松浪は2005年以降の3回の衆院選を戦い、松浪、辻元、松浪と交互に小選挙区で当選を果たしてきた因縁のライバルだ。辻元は民主と維新の選挙協力について、「大阪は対象外。今まで通りですわ」と公言し、松浪も周囲に「選挙協力なんて聞いたことない」と語り、双方一歩も譲らない。松浪が地元を回れば「辻元を落としてや」と声をかけられ、辻元の事務所には「選挙区調整なんかしたらあかんで」と激励の電話が相次ぐなど、支持者も熱を帯びている。

 (海谷道隆、熊本支局 帆足英夫)=本文は敬称略

予想の顔ぶれ
◇熊本1区◇熊本市東、中央・西・北区の一部
木原稔45自前《2》
松野頼久54維前《5》
高本征尚29共新
◇大阪10区◇高槻市、島本町
大隈和英45自新
辻元清美54民前《5》
松浪健太43維前《4》
浅沼和仁53共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

2014年11月28日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1508チバQ:2014/11/30(日) 17:22:16
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141129-OYT8T50006.html
政治の現場・直前ルポ
〈6〉雪辱期す民主ベテラン
2014年11月29日 10時00分
大阪12区・党名出さずアピール



 選挙準備の遅れが目立つ民主党の中にも、今回の選挙を歓迎する向きもある。2012年に落選し、返り咲きを狙うベテランだ。

 「アベノミクスにストップをかけることが衆院選の最大の目的だ。今度こそ、今度こそ、全力で取り組んでまいります」

 元総務相・樽床伸二は28日午前、大阪・四條畷市の住宅街に立った。約10分間の演説では、もちろん自分の名前をアピールしたが、「民主党」の党名を口にすることはなかった。

 樽床は民主党政権時代、「次代のホープ」ともてはやされた。10年の代表選に出馬したほか、国会対策委員長や総務相を歴任。岡田克也、枝野幸男、前原誠司らと並び、党を引っ張る「民主党7奉行」の一人に数えられた。しかし、7奉行のうち今回出馬を見送った仙谷由人と、樽床は12年に落選。樽床の得票は大阪12区の3番手で、みんなの党の新人にも敗れるという無残な結果だった。

 樽床が落選後、行く先々で渡している名刺の表には、「樽床伸二」の名前だけが印刷され、「民主党」も「元総務相」の文字もない。離党したわけではないが、維新の党のお膝元・大阪で、民主党の看板を強調するのは、マイナスに作用する可能性がある。「樽床党」と呼ばれる熱心な支持者を増やした方がいいとの判断からだ。


 樽床は05年の「郵政選挙」でも落選を経験した。12区は住宅街が多く、無党派層に左右されやすい。樽床も、小選挙区制の「振り子」に苦労している一人だ。

 維新は25日、12区に党職員だった新人を擁立した。樽床陣営は「今回も厳しいのは事実。落選中に積み重ねた活動を信じるしかない」と悲壮感を漂わせている。樽床が選挙中に貼る予定のポスターには、「捲土けんど重来」の4文字が躍っている。

1509チバQ:2014/11/30(日) 17:22:39
神奈川10区・逆風「2年前よりまし」

 1日平均約19万7000人が利用するJR川崎駅(川崎市)。平日朝は、神奈川10区の各党にとって街頭活動を行うには格好の場だ。各党は「月曜は社民、火曜は自民……」といった具合に使う日を分ける「紳士協定」を結んでいる。

 27日の木曜は、民主党の日だ。前財務相の城島光力は、「城島です」「城島です」とあいさつしながら、改札に急ぐ通勤客ら一人ひとりにビラを差し出した。しかし、受け取ってくれるのは、30〜40人に1人程度しかいない。

 「まだ逆風だね。それでも、2年前に比べればましだよ」と語る。

 前回衆院選で、城島は街頭で通行人から「死ね」「裏切り者」といった罵声を浴びせられた。傘で殴りかかられたこともあった。結局、大差で敗れ、比例復活もできなかった。現職財務相の落選は異例だった。

 落選後、家族からは「もう政治家はやめてほしい」と頼まれたが、城島は「次がラストチャンス」と決め、借金をしながら事務所を維持してきた。


 「解散風」が吹き始めて以降、城島を支持する食品関係の労組などは活発に動き出したが、雌雄を決するのは、前回は候補を擁立したが、今回は見送る維新の党(前身・日本維新の会)と、解党したみんなの党の票の行方とみられている。両党は前回、計8万8000票を獲得した。今回は自民、民主、共産の三つどもえとなりそうだ。

 城島は05年の「郵政選挙」で東京13区から出馬し、落選を経験した。09年衆院選は、党の指示で「国替え」した結果、返り咲いた。城島陣営は「城島の生き死には、今の民主党が『非自民』の受け皿として認知されているかどうかにかかっている」とみている。

 (羽尻拓史、東慶一郎、川崎支局 樽田直樹)=本文は敬称略

予想の顔ぶれ
◇大阪12区◇寝屋川市、大東市、四條畷市
北川知克63自前《4》
樽床伸二55民元《5》
堅田壮一郎28維新 
吉井芳子52共新 
◇神奈川10区◇川崎市川崎・幸区、中原区の一部
田中和徳65自前《6》
城島光力67民元《4》
中野智裕56共新 
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

1510チバQ:2014/11/30(日) 17:23:14
政治の現場・直前ルポ
〈7〉確執10年 分断の自民
2014年11月30日 10時00分
山梨2区・公認騒動 「4度目」対決



 衆院山梨2区で、自民党の堀内詔子と、自民党への復党を目指す無所属の長崎幸太郎が、激しいつばぜり合いを演じている。

 「自民党が山梨2区で唯一公認したのは堀内詔子だ。選挙が始まれば、我が党の正規軍が応援に入らせていただきたい」

 27日夜、山梨県富士吉田市の市民会館で開かれた堀内の総決起集会で、党選挙対策委員長の茂木敏充が声に力を込めた。会場は、支持者約1000人の熱気であふれ、上着を脱いだ茂木は、シャツの袖をまくった。

 マイクを引き継いだ堀内は、「たとえば幼児保育の問題。女性がもっと声を上げ、政策に届かせることが出来ればもっと踏み込んだ解決ができる」と訴え、「女性候補」であることを前面に打ち出した。

 定数1の小選挙区で、茂木があえて「唯一公認した」と強調したのは、自民党に極めて近い位置にいながら無所属出馬する長崎を意識してのことだ。

 長崎は2005年衆院選の初当選から09年まで、自民党に所属していた。現在も、党総務会長の二階俊博が率いる二階派に「特別会員」として参加し、復党の機会をうかがっている。茂木の「正規軍」という言葉には、長崎を支援するのは「反党行為」であるとのけん制が込められている。

 29日夜、長崎は同県大月市の市民会館大ホールで総決起集会を開いた。応援に駆けつけたのは二階だった。

 「山梨県から出すとすれば、この人以外いないじゃないか。自民党公認だとか公認でないとか、そんな小さなことはどっちでもいいじゃないですか」

 二階が、「反党行為」など意に介さないかのように声を張り上げると、約1000人の支持者から割れるような拍手が起きた。

 続けて、長崎は「集大成の選挙にしたい。もうそろそろ終止符を打たなければいけない」と、堀内との対決に決着をつける考えを強調した。

 両者の確執は、郵政民営化が最大の争点となった05年の衆院選までさかのぼる。長崎は、郵政民営化に反対した元総務会長の堀内光雄への「刺客」として、旧2区に送り込まれた。無所属となった堀内光雄が選挙区で当選し、長崎は比例復活を果たした。


 光雄は第1次安倍政権で復党し、09年衆院選では長崎から公認の座を奪い返す。納得のいかない長崎は無所属で出馬するも落選。12年の前回衆院選は、光雄の後継で長男の妻の詔子が党公認で立候補したが、今度は無所属の長崎が勝利し、詔子は比例復活した。

 小選挙区の「0増5減」で山梨県の選挙区が3から2に減った今回の衆院選で、「堀内家」と長崎は戦いの場を新2区に移し、4回目の対決をすることになる。

 党山梨県連も、堀内に近い執行部と長崎の支持者が多い反執行部とに分かれて、何かと反目を続けている。県議会の県議団も2会派に割れており、党本部も「山梨は真っ二つでどうにもならない」(幹部)と、悩みの種だ。元自民党副総裁の金丸信を生んだ固い保守地盤を持つ山梨は、長年、自民党内の激しい政争が続いてきた土地柄でもある。

 党執行部の一人は10月末、長崎に対し、来年1月の山梨県知事選への出馬を打診した。「長崎が知事、堀内が衆院議員」とすみ分けることで、県連を巻き込んだ長年の対立に終止符を打つ「円満解決」の妙案にも見えた。だが、長崎は「とても勝てる状況ではない」と固辞した。長崎としては、堀内支持派からの支援が確実でない以上、乗れない話だった。


 12月2日の衆院選公示が近づくにつれ、両陣営の対立は激しさを増している。

 堀内支持派の県議で党県連幹事長の皆川巌は「長崎を支援した党幹部には厳しい処分を要請する」と周囲に語り、強気の構えだ。

 一方の長崎陣営の県議は、こう息巻く。

 「大差をつけて勝利し、堀内の比例復活を阻止する。そうすれば、今後、自民党公認候補になるのは長崎だ」

 (前田毅郎、甲府支局 久保拓)(おわり)=本文は敬称略

予想の顔ぶれ
◇山梨2区◇富士吉田市、都留市、山梨市など
堀内詔子49自前《1》
秋山晃一61共新
長崎幸太郎46無前《2》
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)

1511チバQ:2014/11/30(日) 17:25:20
北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk01010196000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/1 /北海道
毎日新聞 2014年11月27日 地方版

 安倍晋三首相が「アベノミクス解散」と銘打ち仕掛けた12月14日投開票の衆院選。同2日の公示まで1週間を切り、各党とも決戦に向け準備を急ぐ。道内では前回2012年の衆院選で全小選挙区を独占した自民、公明の牙城に、野党が挑む。12選挙区の情勢を報告する。

 ◆1区 札幌市中央・南・西区

 ◇自民対民主の対決軸
 「前回は相手が転んだだけ。今回対抗するのは並大抵ではない」。自民前職の船橋利実氏は23日にあった事務所開きで危機感をあらわにした。

 道1区は高い知名度を誇る民主前職の横路孝弘氏が当選を重ねる「民主の牙城」。だが前回は候補者5人が乱立。民主への逆風もあり、北見市選出の道議から落下傘候補として初出馬した船橋氏が辛勝、横路氏は比例代表で復活当選した。今回は民主と大地が協力態勢を構築し、前回ほど自民への追い風もないとみられる。

 「安倍政権の2年間で暮らしは疲弊し、民主主義は危機にさらされた」。横路氏は24日、札幌市西区の街頭で声を張り上げた。アベノミクス批判を軸に政権批判を強め、反自民票の取り込みを狙う。

 共産新人の野呂田博之氏は原発再稼働や消費増税に明確な反対姿勢を示し、無党派層の票を掘り起こしたい構え。

 当初は道10区から維新公認で出馬する予定だった新人の大竹智和氏(37)は前回に続き道1区への変更を表明。「自民も民主も嫌という声を取り込みたい」と意気込むが、道内では民主と維新の候補者調整が難航しており、維新本部は扱いを保留している。【山下智恵】

 ◆2区 札幌市北・東区

 ◇民主・維新協力破談か
 不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)氏(72)が、過去に道2区で出馬したことのある維新元職の松木謙公氏を後継指名した。全国的に民主と維新の候補者調整が進む中、松木氏と自民前職の吉川貴盛氏との対決構図を描こうとしたが、民主道連は「維新とは共闘できない」として新人の池田真紀氏を擁立した。

 「野党団結のため我々も知恵を出す。時間がほしい」。三井氏の後援会は26日、横路孝弘・民主道連代表に野党候補の一本化を申し入れたが、道連の意向は固い。民主2区総支部関係者は池田氏について「松木氏と吉川氏に勝てる候補は、女性で福祉に詳しい池田氏しかいない」と自信をのぞかせる。池田氏は民主本部の公認が得られず、無所属で出馬する意向だ。

 前回は民主と維新、みんながそれぞれ候補者を出し、合計得票数が吉川氏を4000票以上、上回った。候補が乱立するほど自民は有利とされるが、吉川陣営の関係者は「『アベノミクス解散』の意義が支持者に伝わっていない。相手陣営への批判より丁寧な説明に重きを置く」と引き締めを図る。共産新人の金倉昌俊氏は安倍政権の経済政策に批判を強め、支持拡大を目指す。【久野華代】

1512チバQ:2014/11/30(日) 17:25:40
 ◆3区 札幌市白石・豊平・清田区

 ◇前職2氏が競り合う
 自民と民主が毎回競り合ってきた激戦区。過去4回の結果は2勝2敗。政権交代への期待が高まった09年には民主のベテラン、荒井聡氏が自民候補に大差で勝利した。しかし民主への逆風が吹き荒れた前回は大地や維新も候補を擁立したこともあり、自民新人の高木宏寿氏が制した。

 高木氏は初当選から約2年で再び選挙を迎え、地盤固めが万全とはいえないという。前回ほど自民に追い風がない中、「この2年間の実績を訴えていく」と言い、名前が浸透していない白石区と清田区に力を入れる方針。

 一方、荒井氏は前回、比例復活で6回目の当選を果たした。今夏、地域の約30の後援会組織を回り、集団的自衛権などをテーマに国政報告会を重ねた。「かなり浸透してきていると思う」と手応えを感じている。アベノミクスへの批判など経済政策や安全保障問題を訴えるという。

 前回、候補者5人が乱立した中で初出馬で3位にくい込んだ維新新人の小和田康文氏は、経済政策と地方分権を中心に2大政党との違いを訴えたいとしている。共産は新人の吉岡弘子氏を擁立。消費増税の中止や集団的自衛権行使容認反対などを掲げる。【三股智子】=つづく

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■立候補予定者 

◇1区

船橋利実 54 [元]道議 (1)自前
横路孝弘 73 [元]衆院議長 (11)民前
野呂田博之 56 党地区副委長 共新

◇2区
吉川貴盛 64 [元]副農相 (4)自前
松木謙公 55 [元]農水政務官 (3)維元
金倉昌俊 40 党地区委員長 共新
池田真紀 42 社会福祉士 無新

◇3区
高木宏寿 54 [元]道議 (1)自前
荒井聡 68 [元]国家戦略相 (6)民前
小和田康文 44 行政書士 維新
吉岡弘子 63 党地区委員 共新

※26日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(27日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順

1513チバQ:2014/11/30(日) 17:26:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk01010252000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/2 /北海道
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 ◆4区 札幌市手稲区、後志管内

 ◇民主元職、奪還狙う
 「後志の皆さんからも、手稲や小樽の方たちに声をかけてもらいたい」。自民前職の中村裕之氏は23日、地元・余市町の事務所開きで、後志地方の支援者を前に訴えた。

 道横断道・余市−共和インターチェンジ間の着工決定など実績を強調する中村氏だが、鍵となるのは有権者が多い手稲など都市部の票だ。自民道連幹部は「手稲でどれだけ相手の票を奪えるかが勝負だ」と話す。

 一方、民主元職の鉢呂吉雄氏は今回の選挙を「最大のチャンス」と位置づける。朝は手稲区や小樽市の駅前で街頭演説、その後は街宣車で街中を回ったり、企業訪問したりするなど「どぶ板選挙」を展開している。

 7期通算22年のベテランだが、前回、落選した後は支援者や企業など地元回りを精力的にこなした。鉢呂氏は「地元経済が疲弊しているとよく分かった。前回とは比べものにならないほど民主への期待を感じる」と自信をみせる。

 共産新人の酒井隆裕氏は北海道電力泊原発を抱える選挙区だけに、原発再稼働に反対姿勢を鮮明にする。小樽を中心に街頭に立ち浸透を図っている。【遠藤修平】

 ◆5区札幌市厚別区、石狩管内

 ◇自民重鎮に民主挑む
 「今回は自分で選挙区を回って活動できると考えています」。12選を目指す自民の重鎮、町村信孝氏は前回、体調不良で自ら選挙活動ができなかったが、今回は回復ぶりをアピールする。

 11月は道内外の集会を精力的に回り、陣営からも「無理はさせられないが、今回は安心して選挙に臨める」と安堵(あんど)の声も。派閥の領袖(りょうしゅう)だけに、選挙期間中は他陣営の応援に回る機会が増えるが、その間は道議や各市町村議がフル稼働し、本人が不在がちの地盤を引き締める。

 「今回の選挙は安倍政権の経済政策を続けるか止めるのかが争点になる選挙です」。民主新人の勝部賢志氏は24日に札幌市厚別区で聴衆に訴えかけた。総支部長の不在が長く続き、道連幹事長を務める自身が道議を辞して挑むことになった。ただ、ある民主市議が「地盤の江別市外に出れば、勝部と言う名は誰も知らない」と指摘するように、出馬表明が遅れたこともあり、知名度が高くないのが大きな課題だ。活動量を増やして本人が前面に出て、遅れを挽回する狙い。

 共産は前回に続き、新人の鈴木龍次氏を擁立。早朝のつじ立ちを繰り返しており、党の政策の浸透を図る。【野原寛史】

1514チバQ:2014/11/30(日) 17:27:08
 ◆6区上川管内の一部

 ◇自・民、3度目の対決
 自民前職の今津寛氏と民主元職の佐々木隆博氏は過去、風を交互に受けて1勝1敗。3度目の対決となる。最大票田の旭川市では今月あった市長選で民主推薦の西川将人市長が自民推薦の前道議を破って3選を果たしただけに、両陣営は今回の衆院選での風向きをさぐっている。

 22日にあった佐々木氏の事務所開きには、西川市長も姿を見せた。陣営は連合や農民連盟など市長選の実働部隊と重なるだけに、「激戦を制した流れを生かす」と意気込む。

 今津氏も23日に事務所開きをしたが、「アベノミクスの効果が地方に届いていない中での厳しい選挙」と危惧する声が相次いだ。だが自民の支持率は依然高く、経済界を中心に保守地盤は強固だ。

 共産新人の荻生和敏氏は自・民対決による埋没を警戒。24日に事務所開きを行い、与党の自公だけでなく、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加への道筋を付けたとして民主批判も展開する。

 鍵を握るのが、みんなと大地の動向だ。みんなは前回、公認候補が5万票近くを獲得したが解党した。大地は09年は佐々木氏、12年は今津氏を推薦。今津陣営は今回も支援を期待したが、大地が民主との選挙協力を結んだことに落胆を隠さず、佐々木陣営は胸をなでおろす。【横田信行】=つづく

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 ■立候補予定者

 ◇4区
中村裕之 53 [元]道議 (1)自前
鉢呂吉雄 66 [元]経産相 (7)民元
酒井隆裕 40 党地区委員 共新

 ◇5区
町村信孝 70 [元]官房長官 (11)自前
勝部賢志 55 党道幹事長 民新
鈴木龍次 54 党地区委員長 共新

 ◇6区
今津寛 68 党安保調会長 (6)自前
佐々木隆博 65 [元]副農相 (2)民元
荻生和敏 65 党道委員 共新

 ※27日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(28日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順

1515チバQ:2014/11/30(日) 17:27:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk01010178000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/3 /北海道
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 ◆7区 釧路、根室管内

 ◇自民道会長に民・大共闘
 「白黒をはっきりつけたい」。25日に開かれた後援会の事務所開きで、3選を目指す自民前職の伊東良孝氏は言い切った。民主が政権を取った09年の衆院選で初当選。自民で唯一、小選挙区で勝利し、1年生議員では異例の道連会長に就任した。釧路市議、道議、釧路市長の経験を生かし、地方自治に精通した政策通としての存在感を増している。

 前回は大地前職の鈴木貴子氏に約2万2000票差をつけた。だが、今回は民主と大地が共闘して挑んでくる。前回3位だった民主候補との得票を合わせると互角になるため、陣営は危機感を募らせている。

 前回、約5万1000票を獲得したものの落選した鈴木氏は、比例代表で復活当選した石川知裕氏の辞職に伴い繰り上げで当選。その後は大地唯一の国会議員として毎週末、地元に戻って活動を続けてきた。今回は民主の公認候補として出馬する。鈴木氏は「今は(民主と)考えや思いが合致している」と訴えるが、支援者の一部からは「筋が通らない」との声もある。

 共産新人の石川明美氏は1996年に続く2回目の挑戦。消費増税の中止や原発再稼働の反対などを訴える。【近藤卓資】

 ◆8区 渡島、檜山管内

 ◇民主、議席奪還めざす
 「2年間の政治活動を評価していただく選挙。命がけで制したい」。函館市で23日にあった事務所開きで、自民前職の前田一男氏は約500人の支持者を前に頭を下げた。

 前回、佐藤孝行派、阿部文男派(いずれも故人)で分裂していた保守層をまとめて初当選。休眠状態だった党の地方組織を再建し、地域のイベントにまめに顔を出した。安倍晋三首相を迎えた27日の決起集会では「アベノミクスを成功させて国全体の税収を上げ、思い切った地方創生を行いたい」と訴えた。

 民主元職の逢坂誠二氏は前回の落選から2年間、函館駅前などでほぼ毎朝、街宣活動を続けた。特定秘密保護法や原発再稼働など安倍政権の政策に批判の声を上げ、議席奪還をめざす。

 16日に函館市であった連合の集会で、逢坂氏は「与党の議席は減るだろうが、減り方が少なければ集団的自衛権などの政策を進める口実にされる。しっかりとした勝ち方をしなければ」とあいさつした。

1516チバQ:2014/11/30(日) 17:28:45
 道南の有権者が注目するのは青森県大間町で建設が進む大間原発。共産新人の原田有康氏を含め、立候補予定者3人とも反対の立場。候補予定者の所属政党が公約に示す原発政策も、有権者の投票行動に影響を及ぼしそうだ。【鈴木勝一】

 ◆9区 胆振、日高管内

 ◇自民前職に民・共挑む
 鳩山由紀夫元首相の引退に伴い新人対決となった前回選挙を制した自民前職の堀井学氏に、民主元職の山岡達丸氏と共産新人の工藤良一氏が挑む。

 堀井氏は2年間の実績を掲げて地域を回り、企業や経済団体への浸透を図る。23日に苫小牧市であった事務所開きでは「アベノミクスの経済成長戦略が北海道に届くように頑張る」と力を込めた。

 鳩山氏の引退で前回短期決戦に挑んだ山岡氏は、知名度不足に泣いた。今回は労組など組織票を固める一方、支援企業や団体を足しげく訪ねて支持拡大を目指す。「街頭演説では足を止めてくれる人が確実に増えた」と陣営は手応えを感じている。「灯油値上がりなど暮らしを置き去りにした政治を問いたい」という。選対には旧鳩山後援会幹部も名を連ねて支持層の掘り起こしを図る。

 苫小牧地区労連議長などを務めた工藤氏は、6月の苫小牧市長選に立候補し、共産の基礎票の2倍以上を獲得した。今回も「脱原発や集団的自衛権など、私たちの暮らしが危険にさらされている」と生活者の視点で訴え、支持拡大を図っている。【斎藤誠、横尾誠治】=つづく

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 ■立候補予定者

 ◇7区
伊東良孝 66 党道会長(2)自前
石川明美 63 党地区委員 共新
鈴木貴子 28 大地代表代理(1)民前

 ◇8区
前田一男 48 [元]松前町長(1)自前
逢坂誠二 55 [元]首相補佐官(2)民元
原田有康 66 [元]戸井町議 共新

 ◇9区
堀井学 42 [元]道議(1)自前
山岡達丸 35 [元]NHK記者(1)民元
工藤良一 60 党9区役員 共新

 ※28日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(29日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。

1518チバQ:2014/11/30(日) 17:29:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk01010024000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/4止 /北海道
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 ◆10区 空知、留萌管内など

 ◇自公協力で3選めざす
 3期目を目指す公明前職の稲津久氏は安倍晋三首相とのツーショット写真入りのポスターを張り出し、自公協力をアピールする。一方、前回議席を失った民主は候補者選考に難航した末、前回落選した小平忠正氏の元秘書で現在は徳永エリ参院議員の秘書を務める神谷裕氏を擁立することを決めた。

 神谷氏は23日に立候補を表明。26日に民主の公認を得て、29日に事務所開きという、かつてないドタバタで短期決戦に臨む。どこまで名前を浸透できるかが鍵を握る。

 稲津氏は前回、選挙区内の全市町村で民主候補を上回った得票数の上乗せを目指す。比例代表に回った自民前職の渡辺孝一氏(57)が同区からの出馬を検討していただけに、「他候補との差を広げ、大勝利を」と陣営は引き締める。26日には公明の山口那津男代表が空知入りした。

 一方、小平氏の支持母体だった空知農民連合は神谷氏への支援を明確にせず、自主投票を決めた。幹部は「比例代表で渡辺氏を支援する以上、両てんびんはかけられない」と説明する。

 前回も出馬した共産新人、木村賢治氏は党の政策を訴え、支持拡大を図る。【吉田競、渡部宏人】

 ◆11区 十勝管内

 ◇「中川王国」に民主挑む
 「前回は挑戦者だったが、今回は2年間の実績が十勝の有権者に評価される戦い」。衆院解散の翌22日、早々と帯広市内で事務所開きを行った自民前職の中川郁子氏は、自身に言い聞かせるように「厳しい戦いになる」と繰り返した。

 1期目としては異例の農水政務官に抜てきされ、「中川王国」と称される地盤を持つが、来春の道議選帯広市(定数3)で4氏が自民公認を申請し、漏れた2氏が無所属での出馬の意向を示すなど、足元では一枚岩とは言い難い不安材料を抱える。陣営幹部が「保守一丸」を強調する裏事情だ。

 それ以上に厳しさを感じているのが民主陣営。前回は大地から立候補した石川知裕氏(41)を支援したが、政治資金規正法違反で有罪が確定し、3年間の公民権停止を受けた。今回、候補者選考に手間取り、道議だった三津丈夫氏に託すしかなかった。

 三津陣営は選対本部長に石川氏の妻(30)を迎え、大地の協力を一層明確にすると同時に、求心力に期待を寄せる。

 共産は新人の畑中庸助氏を擁立。安倍政権を批判し、無党派層の取り込みを図る。【鈴木斉】

1519チバQ:2014/11/30(日) 17:29:38
 ◆12区 宗谷の一部 オホーツク管内
 ◇再選狙う自民に女性
 2期目を目指す自民前職の武部新氏は「地方の景気を回復させるためアベノミクスの第2幕として、もう一度我々に力を」と、批判も多い今回の衆院解散の大義を力説する。

 民主は北見市議で新人の水上美華氏を擁立。候補者選考では党総支部代表の山崎摩耶氏(67)と、「山崎氏では戦えない」として連合が推す道議との間で調整が付かず、道連が「第三の候補」として水上氏を立てて収める形になった。

 前回、大地との選挙協力が決裂し、惨敗につながったのに対し、今回は大地の推薦を獲得。出遅れに加え、北見市以外での知名度不足は否めないが、陣営は「いい戦いができる」と自信をみせる。

 武部陣営も当初は「横綱相撲」との声さえ聞かれたが、「若さで挑戦」をキャッチフレーズにする水上氏の登場に「今まで戦ったことのないタイプ」と警戒する。共産は過去に2回立候補している新人の菅原誠氏を擁立。「安倍政権の暴走政治に審判を下すチャンス」と訴える。【山田泰雄】=おわり

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 ■立候補予定者

 ◇10区
神谷裕 46 参議員秘書 民新
稲津久 56 [元]農水政務官(2)公前
木村賢治 63 [元]夕張高教頭 共新

 ◇11区
中川郁子 55 農水政務官(1)自前
三津丈夫 68 [元]道議 民新
畑中庸助 63 党地区委員 共新

 ◇12区
武部新 44 党国際局次長(1)自前
水上美華 32 北見市議 民新
菅原誠 41 党地区副委長 共新

 ※29日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(30日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。

1520チバQ:2014/11/30(日) 18:06:09
福島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk07010381000c.html

2014衆院選:選挙区情勢 1区 野党乱立回避 民主、非自民票結集カギ /福島
毎日新聞 2014年11月26日 地方版

 ◇知事選「しこり」 盤石・自民に不安も
 「(自民の立候補予定者は)3日前に事務所を構えたが、我々の候補は出馬表明したばかり。一歩も二歩も出遅れた感じだ」

 民主新人の金子恵美氏(49)の立候補表明から4日後の24日、地元・伊達市であった金子氏の後援会の拡大役員会で、菅野庄一後援会長は短期決戦に焦燥感をのぞかせた。

 金子氏は、元衆院議員の亡父・金子徳之介氏の地盤を引き継ぎ、2007年の参院選で初当選。民主党政権下で震災後は復興政務官として対応にあたったが、民主党への逆風を受け、昨年の参院選では落選した。

 浪人中は家族の介護などもあって、金子氏も「組織作りをする時間がなかった」と悔やむ。そんな中、急転直下で決まった衆院解散。陣営は「(共産を除く対自民党勢力を)一本化しないと絶対に勝てない」と危機感を募らせた。12年の前回選では、民主の新人候補と、日本未来の党(当時)の石原洋三郎氏(41)が票を食い合い、いずれも敗れた経緯があるからだ。

 今回も当初、石原氏は立候補に意欲を見せたが、公認を得ようとしていたみんなの党の解党が決まり、支持者らの説得もあって出馬を断念。石原氏の支持者の一人は「今回も(民主候補と石原氏が)2人出たのでは全然話にならない。『金子さんで』という声が支持者の中にあった」と明かす。

 野党候補が乱立する構図は回避され、ある民主党関係者は「石原さんは『英断』した。水面下で協力を働きかけていく」と期待感を示す。ただ、石原氏は民主党に在籍していた12年、消費増税法案などに衆院採決で反対して除籍(除名)された経緯がある。民主党内には「石原票」がそのまま金子氏に流れるか疑問視する声もあり、どこまで非自民票を取り込めるかが鍵となる。

 自民前職の亀岡偉民氏(59)は解散前日の20日に福島市に入り、拠点となる各地区の事務所開きや、決起大会の日時・場所、公示後の遊説方針を確認。選対に入った自民県議の一人は「こちらはもう体制は整っている」と余裕を見せる。

 亀岡氏は1990年の初出馬以降、落選5回、当選2回の「苦労人」。浪人時代に後援会の組織づくりを地道に進めてきた。

 不安材料は10月にあった知事選の影響。亀岡氏が推し、自民党県連でも一度擁立を決めた候補者が党本部の了解を得られず、出馬断念に追い込まれた。亀岡氏は「しこりはあるし、がっかりした人もたくさんいるが、それはそれ」と割り切るが、金子氏の陣営関係者は「知事選で自民に不信感の募った人を取り込みたい」と支持基盤の切り崩しを図る。

 共産新人の党相馬地区原発被害対策委員長、渡部保子氏(72)は「福島の話は忘れられていくという時に、諦めずに原発のことを発信するのは大事」と話し、原発再稼働反対などを訴え支持を呼びかける。【小林洋子】

    ◇

 12月2日の衆院選公示まで1週間を切った。政権の経済政策などが大きな争点となるが、県内外に12万人を超える避難者がいる福島では、震災と原発事故からの復興にかける有権者の思いは強い。山積する課題への対応を誰に委ねるのか。各選挙区の構図と情勢を探った。

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 亀岡偉民  自元 121235

  石原洋三郎 未前  50141

  大場秀樹  民新  44599

  渡部チイ子 共新  21896

1521チバQ:2014/11/30(日) 18:06:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk07010039000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、2区 前回、非自民大敗 民主、一枚岩になれるか 郡山市長選敗戦、自民に懸念材料も /福島
毎日新聞 2014年11月27日 地方版

 「アベノミクスは失敗か、成功か。日々の暮らしで答えを見つけ、選挙にぶつけてほしい。地域の声に耳を傾けて政治を進める」

 民主新人の医師、岡部光規氏(46)は24日、郡山市のJR郡山駅前で出馬表明後初めて街頭に立った。スピーカーを肩にかけてマイクを握る。司会も応援弁士もおらず、聴衆はまばらだ。21日に公認が決まったばかりで、報道陣に配った名刺は4年前、民主公認で参院選に出馬した際に作ったものだった。「後援会を組織する時間すらない」(岡部氏)中で、短期決戦に臨む。

 2年前の前回、県内全選挙区で独自候補を擁立した共産を除き、2区の非自民勢力は、民主、日本未来(当時)、維新の各党から候補が乱立、いずれも大敗した。今回は維新が擁立を見送ったため、自民前職に民主、共産が挑む構図となり、岡部氏の陣営は「非自民勢力を結集できる。脱原発グループとも連携し、支持を広げたい」ともくろむ。

 だが、最大の焦点は、民主党が一枚岩になって選挙戦を展開できるかどうかだ。4年前の参院選で政権の座にあった民主は福島選挙区で2議席独占を狙い、現職の増子輝彦氏(67)に加え、公募に応じた岡部氏も擁立。増子氏はトップ当選、岡部氏は落選したが、関係者によると、両陣営は民主票、非自民票の奪い合いとなり、しこりが残ったとされる。

 郡山市を中心とした2区を地盤とする増子氏は今回、県連側が推した岡部氏に同調せず、前二本松市長の擁立に動いた。これを受けて県連の下部組織である2区の総支部は前市長でまとまったが、党本部に公認申請する候補者を協議した21日の党県連常任幹事会は、2区総支部が岡部氏の擁立に反発して紛糾。評決まで取った揚げ句、2区総支部が結局、前市長の擁立を取り下げるという異例の展開をたどり、岡部氏に決まった。反自公を掲げる郡山市議は「自公政権を倒すために野党連携が進む中、民主が内輪もめしている場合ではない」と嘆く。

 7選を目指す自民前職の根本匠氏(63)は、前復興相としての実績を強調。総決起大会を開くホテルの会場を素早く押さえるなど着々と準備を進める。24日に会見した根本氏は、消費増税を先送りし、今の時期に解散した自民に向かう風について「いろいろな意見がある。ひとくくりで風は表現しにくい」と淡々と述べた。

 一方で、懸念材料となっているのが昨年4月の郡山市長選の結果だ。安倍晋三首相や根本氏との太いパイプを強調し、3選を狙った現職が落選。当時、安倍内閣の支持率が66%と高い中での敗戦だった。根本氏の陣営は「選挙は甘くない」と引き締めを図る。

 前回に続いての挑戦となる共産新人で党郡山安達地区副委員長の平善彦氏(62)は遊説初日の23日、「安倍政権の暴走に審判をくだす絶好の機会」と抱負を語った。街頭では「民主や第三極には、自民との対決姿勢がない」と野党批判も繰り広げ、支持拡大を目指す。【浅田芳明】

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 根本匠  自元 98913

  緑川一徳 維新 27673

  太田和美 未前 26821

  斎藤康雄 民新 26208

  平善彦  共新 10194

1522チバQ:2014/11/30(日) 18:07:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk07010038000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、3区 毎回変わる自民候補 急な擁立、支持固め課題 民主、勝ち慣れの緩み警戒 /福島
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 「はじめまして。よろしくお願いします」。自民党の県内の立候補予定者が顔をそろえた、25日の県連の選対本部事務所開き。細身のスーツに紺色のネクタイ姿で壇上に立った自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、ほぼ初対面の県連の自民党員たちに初々しくあいさつした。

 上杉氏の擁立が決まったのは、公示まで10日を切った23日。立候補会見には、3区からの出馬を断念した自民前職、菅野佐智子氏(61)も同席し、「まだ戦いたいという気持ちは正直あるが、若い人に引き継ぐのが党のためにも3区のためにも良いと判断した」と時折言葉を詰まらせ、悔しさをにじませた。

 2012年の前回、自民党の候補者選びが進まない中で手を挙げ、急きょ出馬、比例復活当選を果たした菅野氏。今回も当初、立候補が既定路線とみられていた。しかし、前回のような追い風が期待できない中、自民党内に「比例復活すら危うい」との見方が広がり、菅野氏は「辞退」に追い込まれ比例東北ブロックに回った。

 1996年の小選挙区制導入以降、3区では自民候補の顔ぶれが毎回変わっている。00年からは民主前職の玄葉光一郎氏(50)が5回連続で勝っており、自民党関係者は「(玄葉氏には)なかなか勝てない。みんな3区から出たくない」と打ち明ける。

 そんな中、名乗りを上げた上杉氏は、3区を地盤とする荒井広幸参院議員(新党改革)の元秘書。前回は新党改革から比例東北ブロックに立候補したが落選。神奈川県出身で強固な地盤を持たず、選挙戦は自民党が全面的に担う。他党出身の「新顔」を急に担ぐことになった自民が、基盤を固め切れるかが課題だ。

 これに対し、県内の立候補者で最多となる8選を目指す玄葉氏。直近の衆院選では5回連続で得票が10万票を超え、政権交代の風が吹いた09年には7割を超える得票率を挙げるなど、地盤は強固だ。選対関係者からは「10万票を下回るようでは、ある意味負けだ」との声も聞かれる。

 外相だった前回は、選挙期間中に北朝鮮のミサイル発射の対応に追われ、数少ない地元入りの機会をキャンセルするなど、満足な選挙運動ができなかった。しかし、野党になったこの2年間は、選挙区内外に足しげく通えた自負がある。玄葉氏は「地道に足を運んだ分、皆さんが何を考えているかよく分かった」と支持の広がりに自信を見せる。

 不安材料は、勝ち戦に慣れた選対本部の新陳代謝が思うように進まず、高齢化が進んでいることだ。5回目の本部長を務める前西郷村長の菊地国雄さん(73)は「選挙は『楽観ムード』が怖い。一度緩むと引き締めは容易ではない」と話す。

 共産党は、党福島3区くらし・福祉対策委員長の横田洋子氏(56)を擁立。消費増税阻止や米価下落対策などを中心に「多くの国民の願いや希望がかなう政治をつくるために全力で頑張る」と支持拡大を図る。【高橋隆輔】

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 玄葉光一郎 民前 107737

  菅野佐智子 自新  48796

  小山田智枝 共新  16313

1523チバQ:2014/11/30(日) 18:08:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk07010029000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、4区 「恒三票」の行方 後継は維新、かすむ民主 連勝へ自民、「反発」狙う /福島
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 「2年前の選挙でようやく自民の議席を取ることができた。この流れを止めずに、ぜひ『アベノミクス』を進化させて地方にも波及させてもらう」

 23日、会津若松市であった自民前職、菅家一郎氏(59)の事務所開きで、選対副本部長を務める平出孝朗県議長が声を張り上げた。1996年の小選挙区制導入以降、2009年まで自民候補は民主党顧問の渡部恒三氏(82)の前に5連敗を喫した。渡部氏が引退した12年の前回、菅家氏は全国的な自民への追い風にも乗って初当選した。

 来賓席には、会津地方の首長や議長らがずらり。菅家氏は「与党の会津の窓口として課題解決に取り組んできた」と強調した。「連勝」に向け、態勢は盤石にみえる。

 しかし、陣営関係者は「楽な選挙じゃない」と口をそろえる。解散のタイミングに「支持者でもしらけムード」で、前回ほどの追い風が見込めない上、やはり気がかりは「恒三票」。ある市議は「会津は『党』より『人』で選ぶ。引退しても恒三先生の存在は大きい」と気を引き締める。

 「俺が生きている限り応援する」と渡部氏の全面的な支援を受けるのが、維新前職の小熊慎司氏(46)。前回は菅家氏に敗れたが、比例復活当選した。解散翌日の22日、報道陣の取材に「恒三先生は党利党略でなく、会津、日本の未来を考えた大きな心で私を推した。それを担った私の責務は大きいと思う」と語り、後継者としての「自覚」を示した。

 小熊氏は、自民優位の「一強他弱」の現状が「安倍政権の暴走を招いている」と主張。事務所の壁に掲げられた「新二大政党 日本と会津のために」の言葉には、渡部氏が民主党で実現しようとした「二大政党」を受け継ぐ思いも込められている。ただ、小熊氏は「非自民勢力の結集」を呼びかけるものの、実現は難しい情勢だ。

 両陣営が動向を注視していた社民党は、維新との連携が「政策が違いすぎる」と念頭になく、26日に県連代表の小川右善氏(65)の擁立を決定した。小川氏は27日の出馬会見で「反原発を掲げてきた社民が福島で候補者を立てないわけにはいかない」と強調。社民党は前回失った比例東北ブロックでの1議席奪還が目標で、比例票を伸ばすためにも県連は党本部から小選挙区での擁立を求められていた。

 民主党は維新との候補者調整もあり、渡部氏の牙城である4区で独自候補を立てるのを断念。ただ、民主の4区総支部内には小熊氏への支援に回る渡部氏への不満もくすぶる。ある民主関係者は「『恒三後援会=民主』と思ってもらっては困る」と反発を隠さない。4区総支部は26日、「個人の対応に任せる」と他党の候補の支援はせず、自主投票を決めた。

 共産党は新人の田中和加子氏(58)を擁し、「消費増税は延期ではなく中止すべきだ」などと主張する。

 「(小熊支持は)維新というより、非自民。常に政権を担当できる政党が2、3あって民主主義」と対自民勢力の確立を願う渡部氏。その思いと裏腹に、4区では野党票の分裂が危ぶまれている。

 自民の菅家陣営は「恒三先生は脅威だが、反発もある」と離反票の取り込みをもくろむ。これに対し、小熊氏の支援者は「もし今回、自民に連勝を許せば、今後10年は独走されるかもしれない」と危機感を募らせる。【喜浦遊】

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 菅家一郎 自新 71751

  小熊慎司 維新 50036

  小川右善 社新 15718

  原田俊広 共新  8903

1524チバQ:2014/11/30(日) 18:09:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk07010094000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、5区 コスタリカ解消 公認争いで自民混乱 野党着々と支持拡大図る /福島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 「まさか、こんなことになるとは……」。衆院選公示まであと3日に迫った29日。いわき市内であった自民党いわき総支部の選対本部開設式に、県議や市議らに交じって5区(いわき市、双葉郡)の党公認の座を争う坂本剛二(70)と吉野正芳(66)の前職2氏の姿があった。本来なら公認候補があいさつし、一丸となって選挙戦をスタートさせる場。総支部長の青木稔・県議会副議長は、公認が決まらないままの選対本部発足に「前代未聞だよ」とため息をついた。

 坂本、吉野両陣営にとっても想定外の事態だった。坂本氏はこの日、党いわき総支部の選対本部開設に先立ち、約1週間前に決めていた選挙事務所の開所式を開いたが、「公認が決まらず申し訳ない」とあいさつ。吉野氏も「前回(2012年)は公示5日前に公認が決まった。ここまで遅れるとは」と焦りの色を隠さなかった。

 今回、公認争いを背景に自民党が第1次公認(25日発表)を見送った小選挙区は、5区のほか福岡1区と兵庫12区の計3つ。福岡と兵庫は派閥間の確執が背景にあるが、5区は同じ派閥(町村派)内の争いだ。しかも、中選挙区から小選挙区比例代表並立制に移行後の00年からは、坂本氏と吉野氏が小選挙区と比例代表を選挙ごとに交代する「コスタリカ方式」となったが、09年に同方式が解消されてからは選挙のたびに公認争いとなり、党本部に判断が委ねられてきた。

 「正直、いつまでこんなことを続けるのかという気持ちだ」。自民党のある若手議員は、公認を一本化できない党や派閥、県連執行部に不満を抱く。「選挙のたびに両氏の支持者間に確執が顕在化する。結果、自民として一枚岩になれない」との思いがあるからだ。

 ただ、「今回はこれまでより状況は複雑だ」と県連関係者は指摘する。「党本部は前回のような比例優遇枠に消極的なので、両陣営にとって公認獲得は政治生命をかけた戦いになっている」と言い、「来年は県議選もある。(5区内に選挙区のある)県議の多くは、地盤に坂本氏と吉野氏を支援する市議らが控えている。態度を明確にしにくい」と打ち明ける。

 自民の混乱で選挙の構図が固まらない中、野党勢力は着々と支持拡大を図る。維新やみんななど候補者が6人もいた前回と違い、今回は自民を含め、民主前職の吉田泉氏(65)と共産新人の吉田英策氏(55)の計3人の戦いとなる見通しだ。

 「自民党は完全にフリーズ状態。支持を拡大するチャンスだ」。29日朝、いわき市内であった民主の吉田氏の選挙事務所開設式で幹部がげきを飛ばした。吉田氏も「2年続いた安倍政権の評価が問われる選挙だ」とあいさつ。前回衆院選で約7000票差の次点で落選、比例復活した経緯に触れ、5区奪還に闘志を燃やした。吉田氏の後援会幹部は「(前回衆院選で)維新やみんなの候補者が得た票をどこまで取り込めるかが勝負だ」と戦術を練る。

 共産の吉田氏も、街頭演説を中心に事実上の選挙活動に突入している。「足を止める人が増え、『頑張って』と声をかけてくれる。安倍政権への不満は確実に高まっている」と手応えを語った。【栗田慎一】

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 ◆12年衆院選の得票◆

当 坂本剛二 自元 61440

  吉田泉  民前 54497

  宇佐美登 維元 26299

  吉田英策 共新 16479

  菅本和雅 み新 10177

  松本喜一 未新  6937

1525チバQ:2014/11/30(日) 18:11:32
青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk02010186000c.html
急戦:2014衆院選・青森/上 「焦土状態」の野党 民主と離党組に「遺恨」 共産、立ち上がり早く /青森
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 25日夜、県内の各報道機関に1枚のファクスが届いた。生活の党県連の平山幸司代表が、党本部の小沢一郎代表が求めていた比例東北ブロックでの衆院選立候補を断り、青森1区で維新の党公認の升田世喜男氏を「自主的に応援する」と表明する内容だった。記者会見は開かれなかった。

 平山氏は2007年の参院選青森選挙区で30万票以上を獲得し、民主党公認で初当選。自民党現職を5万票以上突き放す快勝で、県内選挙区に基盤を持つ国会議員が民主4人、自民4人と並んだ。民主党が09年に政権を奪取した衆院選では1区で民主公認が勝利し、残り3選挙区でも民主公認が比例復活。県選出国会議員は民主6人、自民3人となった。

 しかし、その後の民主は中央の内紛を反映して離党者が続出。12年衆院選と13年参院選は四分五裂の状態で臨んで大敗した。09年の民主6議員のうち田名部匡省氏(参院)は引退し、平山、横山北斗(1区)、中野渡詔子(2区で比例復活)の3氏は12年7月に消費増税に反対して離党。津島恭一氏(4区で比例復活)も12年衆院選で落選後の昨年11月に離党した。残ったのは今回3区で出馬する田名部匡代氏だけだ。こうした結果、現在の県選出の衆参6議員は自民が独占し、野党は比例復活すらいない「焦土状態」となっている。

 今回、民主離党組で出馬するのは、維新公認で2区から立候補予定の中野渡氏だけの見通し。2区での非自民・非共産系候補の乱立を回避できそうだったことが大きく、中野渡氏自身、20日の出馬会見で「この後、(2区で)民主から候補者が出る可能性は低いと踏んでいる」と語った。

 一方、1区では維新の升田氏に民主が協力する方向だ。民主県連関係者は「あんな別れ方をした離党組に、いまさら県連から協力を要請することはない」と切り捨てる。

 これに対し、1区の民主公認での当選経験を持つ横山氏(無所属)は毎日新聞の取材に「民主だって個人的な恨みつらみがあり、とても野党共闘だなんて言えない」と反論。12年衆院選で1区の民主公認だった波多野里奈・みんなの党県連協会長は23日の記者会見で「今の野党共闘は選挙を乗り切る小手先の一本化。後援会は自主投票だ」と距離を置く姿勢だ。

 09年と12年に4区の民主公認だった津島恭一氏は、24日の毎日新聞の取材に「今回は出ないが政界引退ではない、という気持ち」と話した上で、民主県連について「話し合いのテーブルに着く前に(離党組の)『この人はだめ』『あの人はどうなの』と排除の姿勢で視野が狭い。野党連合を本気で作りたいのか疑問を感じる」と語った。

 ◇  ◇  ◇
 突然の解散に対し、共産党の立ち上がりは早かった。18日には県内4選挙区の公認候補を決定。各選挙区での事務所開きも他党に先行する陣営が多かった。県委員会の畑中孝之委員長は18日の記者会見で「待っていたチャンスだ。安倍政権の暴走に審判を下す」と強調。非共産系野党の連携には「彼らは時に政権の暴走を容認し、後押ししてきた。今回は『自共対決』だ」と力を込める。比例東北ブロックの1議席維持を最低ラインとし、13年参院選の比例票4万7484票を大幅に上回る7万票を目指す。

 ◇  ◇  ◇
 「野党の態勢が整わないうちに」と安倍晋三首相が仕掛けた「急戦」。12月14日投開票の衆院選を巡る県政界の動きを追った。

1526チバQ:2014/11/30(日) 18:12:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk02010007000c.html
急戦:2014衆院選・青森/中 米価下落、対策で農業票確保へ 「無風」見据える自民 公明、比例票減で苦言も /青森
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 ■TPP言及せず

 「今度の米価下落、お叱りを含め皆さんにご意見を頂戴しています。年を越せる対応をしっかり考えます」

 解散後の3連休中日の23日。自民党県連の県内遊説で、大島理森県連会長は米価対策に多くの時間を割いた。

 背景にあるのは、農協が契約農家に前払いする2014年産米の概算金(1俵60キロあたり)の大幅下落だ。9月に発表された主力品種「つがるロマン」の概算金は7600円で、前年比で3200円も安くなるなど「米価ショック」が広がる。

 青森市内で27日にあった県農業経営者協会のセミナーでは、佐山孝文稲作部会長が「これからどうやっていけばいいのか」と悲痛な声を上げた。佐山氏は「農村票の7割は昔から自民支持者。でも、国の農政は日替わり弁当のようにころころ変わる」と悩ましげだ。

 一方、自民県連の遊説では、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関する言及はほとんどなかった。前回12年の衆院選では多くの自民候補がTPP交渉に否定的だったが、安倍政権はTPP交渉を推進。農家には「裏切り行為だ」との不満も募る。

 時の政権への猛烈な逆風が吹いた09年と12年の衆院選。経済情勢好転が自民に有利に働いた13年参院選。今回、どの党にも風は吹いていない。多くの自民議員は逆風に直結しかねないTPPへの言及を封印し、米価対策をアピールすることで農業票のつなぎ止めをはかっている。

 ■1区に危機感

 「1区は最重点区。自分の選挙の試金石だと思って、気合を入れてやってくれ」

 24日に青森市内であった自民党支部の会合。1区の前職・津島淳氏の選対本部長に就いた山崎力参院議員は、出席した県議らに活を入れた。政府・党の要職にある2〜4区のベテランに比べ、当選1回の津島氏は知名度不足を否めず、危機感は強い。県連幹部も「2〜4区から1区に人を入れるように、と言っている」と明かす。

 青森市を中心とする1区は無党派層が多い。自民が圧勝した12年衆院選でさえ、非自民・非共産の3候補の合計票が津島氏を上回った。昨年4月の青森市長選では自公推薦の前副知事を、鹿内博市長が2万票差で破った。今回は非自民・非共産候補が維新の党新人の升田世喜男氏に一本化されそうだ。陣営幹部は「選挙は足し算も引き算もある。相手ではなく、時間との闘いだ」と引き締める。

 ■「政治とカネ」封印
 今回の解散の遠因ともなった閣僚の「政治とカネ」の問題。2区の前職・江渡聡徳防衛相も資金管理団体の会計処理で批判の矢面に立ったが、県内での論戦は低調だ。地元有権者からも「どの議員も大なり小なりやっているだろう」と黙殺ムードが漂う。

  ◇  ◇  ◇

 連立を組む公明党は、選挙区で自民候補を支援し比例票で協力を得る「あうんの呼吸」(自民県連幹部)の関係を続け、今回は比例8万票を目指す。ただ、05年衆院選で約10万9000票だった公明の比例票は09年に約7万8000票、12年は過去最低の約5万9000票まで減った。支持者からは「選挙協力が本当に機能しているのか」と疑問の声も漏れるという。

 26日に八戸市であった大島・自民県連会長の事務所開きでは、公明の畠山敬一県議が露骨にけん制する場面も。畠山氏は「前回、私どもは県内で5万9000票で過去最低でした」と過去3回の比例票数を具体的に示し、自民側に奮起を求めた。また、24日に自民県連が公明県本部に小選挙区4候補への推薦を要請した際も、伊吹信一・公明県本部代表が「今回の数字が今後、重要になる」と迫った。

1527チバQ:2014/11/30(日) 18:12:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk02010006000c.html
急戦:2014衆院選・青森/下 「同床異夢」の民主・維新・社民 共闘未満の「すみ分け」 力不足、候補立てきれず /青森
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 ■升田氏の感慨

 「衆院選は4度目だが、正直、これほど(自民党と)『戦える』土壌ができたことはこれまでなかった。感謝しながら勝っていきたい」

 27日の青森市内。維新の党公認で青森1区から立候補する升田世喜男・県総支部代表代行は高揚感に包まれていた。過去3回は5〜6人が乱立した1区だが、今回の構図は一変。升田氏が非共産系の唯一の野党候補となることが固まったためだった。前回2012年の衆院選でも、升田氏を含む非共産系3候補の合計票は自民候補を上回る。升田氏は05年の衆院選出馬で県議を辞職して以来10年弱の浪人生活を送ってきただけに、感慨は深い。

 ■当初は地方選想定

 直前にあった民主党県連、社民党県連、連合青森と維新の「4者協議」では、民主が1、2区の維新候補を支援し、維新は3、4区の民主候補を支援する選挙協力で合意。社民県連は3、4区で民主候補を「支持」し、1、2区では自主投票とした。協議後の記者会見では、4区で出馬する山内崇・民主県連幹事長も「事実上の野党共闘だ」と息巻いた。

 ただ、実態は共闘というより「すみ分け」だ。「勝てる候補」を擁立しきれない3党が乱立を避ける休戦協定のようなものだ。もともと、3党と連合の枠組み自体が「統一地方選をにらんだバーターのため」(民主関係者)だった。社民県連も10年参院選を最後に国政選挙での公認を擁立できていない苦境にある。社民幹部は「維新とは基本政策に隔たりがあり、連合を接着剤にして民主をはさんだ『ブリッジ共闘』。地方選を視野に民主、連合との連携のメリットがある」と認める。

 27日の会合後には出席者が握手を交わしたものの、記者会見では社民県連の三上武志代表が「自主投票で相対的に升田氏の当選を願う気持ちだ」と語るなど、テンションに差がある。民主県連幹部も「本当は全選挙区で擁立したかった。維新の組織は升田氏の後援会だけで、3区と4区には実態がない」と協力の実効性を疑問視。同床異夢の状態だ。

 ■中野渡氏出馬で混乱

 3党協議の過程では、民主離党組の中野渡詔子氏の動きが混乱と困惑をもたらした。升田氏の頭越しに維新党本部と接触し、公認内定を得たとして20日に記者会見したためだ。

 報道で中野渡氏の動きを知った升田氏は、民主県連の田名部定男代表との電話でも「まだ連絡がない」とぼやき、民主県連関係者も「もし中野渡氏が出ると最初から分かっていたら、升田氏との協力はなかったかもしれない」と漏らした。

 結局、3党の協議では中野渡氏の問題を棚上げした。27日の合意後の会見で山内氏は「きょうの議題ではない。全体の底上げの影響は2区にもあるだろう」と冷ややか。連合青森の内村隆志会長は「民主除名(離党)の経過を考えれば、(傘下の労組に)若干の抵抗感はあるだろう」と認めた。民主県連幹部も「2区は何もしない」と苦い顔だ。

 一方、中野渡氏自身は20日の出馬会見で「増税してはならない、と民主を離党した。自分の政治への思いや姿勢はぶれていない」と語るなど意気軒高だ。26日に升田氏と初めて会った後には、報道陣に「私も国会にいた身で、まずあいさつしなければいけないのは(国会の)維新の先輩方」と話し、「当選経験」を示してみせた。

 すみ分けによって自民と対決する構図が固まりつつある今回の衆院選での野党陣営。しかし、内実は「1強多弱」の中での各党の組織力不足が招いた枠組みだ。四分五裂を繰り返した過去のマグマは今も残っている。=おわり

1528チバQ:2014/11/30(日) 18:14:09
宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk04010343000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/上 /宮城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 安倍晋三首相の突然の解散表明で動き出した2年ぶりの衆院選は、来月2日に公示が迫った。前回は28人が立候補したが、今回は27日現在で20人の出馬が見込まれる。争点が見えづらい中、候補予定者は何を訴え、どう戦おうとしているのか。県内6小選挙区の構図を3回に分けて紹介する。

 ◆1区

 ◇乱立回避で自・民・共対決
 6人が乱立した2012年の前回選から一転、自民と民主の前職の対決に共産新人が挑む構図になる見通し。選挙区は仙台市中心部の住宅街が中核を占め、無党派層の動向が鍵を握る都市型選挙の色あいが濃い。

 自民の土井亨氏と民主の郡和子氏は3回連続で激戦を展開し、土井氏が2勝1敗。前回は土井氏が約2万6000票の大差をつけて返り咲いた。これに対し突然の解散で「1強多弱」の流れが続くのを避けたい民主陣営は、維新との間で選挙協力を一気にまとめた。今回2区にくら替えした維新の林宙紀氏が前回1区で獲得した約3万8000票を、郡氏が「非自民の代表」として取り込めるかが勝敗の鍵を握る。

 土井氏は、第2次安倍内閣で国交政務官に就任、宮城担当の被災地要望対応支援チーム長として復興事業の窓口となった。「復興は道半ば。10年間の計画で、私たちが責任を持ってやり遂げる」と、政権の続投の必要性をアピールする。

 郡氏は、党の復旧・復興推進本部の視察で月に1度は被災地に足を運び、産業復興や仮設の暮らしについて意見交換を重ねた。「巨大与党に塊になってものを言い、議論できる場を作ることが国民のためになる」と野党結集の意味を訴える。

 共産の松井秀明氏は前々回北海道1区から出馬して以来、2回目の挑戦となる。集団的自衛権の行使容認の反対などを訴え、安倍政権との対決色を強く打ち出す。【近藤綾加】

 ◆2区

 ◇民主見送りも5党混戦
 5選を目指す自民前職に、維新前職が民主との選挙協力で1区からくら替え出馬して挑む。次世代、共産、社民が新人を擁立し、前回同様の混戦模様だ。

 自民の秋葉賢也氏は「アベノミクスの評価を問う選挙」と位置づけ「景気の好循環が地方に波及しつつある」と主張、副厚労相や副復興相を務めた実績を強調する。他党の連携の動きも「誰が来ようと、即戦力の政治家は誰なのかを有権者に訴える」と意に介さない。

 民主党県連が候補者擁立を見送り、代わって推薦を受ける維新の林宙紀氏。「おごりの見える安倍自民党を、力を結集して打ち崩す」と訴え、野党第2、第3勢力の共闘で挑む。維新との協力に違和感を抱く民主支持層も意識し、非正規雇用の待遇改善など共通する政策を前面に出して戦う考えだ。

 次世代は、拉致被害者家族会元事務局長の増元照明氏を擁立。増元氏は「このままでは拉致問題は解決しない」と安倍政権を批判し、政権に不満を持つ保守層への浸透を図る。解党するみんなの和田政宗参院議員も次世代に合流し、支援する。

 共産の大内真理氏は「女性や子どもの声を政治に真っすぐ届けたい」と子育て世代に訴える戦略をとる。福島県出身で、「即時原発ゼロ」の主張にも力を入れる。やはり1区から移る社民の桑島崇史氏は「非正規雇用が拡大、地方に効果が行き渡らず、アベノミクスの失敗は明らか」と力説。陣営も「自公に政策が近い維新より、反自民票の受け皿になれる」と期待する。【百武信幸】

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 ◆立候補が予想される顔ぶれ

 ◇1区=仙台市青葉・太白区
土井亨 56 [元]国交政務官 (2)自 前

郡和子 57 [元]復興政務官 (3)民 前

松井秀明 45 党県准委員 共 新

 ◇2区=仙台市宮城野・若林・泉区
秋葉賢也 52 [元]副復興相 (4)自 前

林宙紀 37 党県総支部長 (1)維 前

増元照明 59 [元]家族会役員 次 新

大内真理 36 党県常任委員 共 新

桑島崇史 35 党県職員 社 新

1529チバQ:2014/11/30(日) 18:14:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk04010081000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/中 /宮城
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 ◆3区

 ◇自・民2氏が5度目対決
 選挙区は都市部、農村、沿岸被災地と多様なニーズを抱える名取市以南4市9町。前回と全く同じ顔ぶれによる三つどもえの選挙戦は、自民前職・西村明宏氏に、民主元職・橋本清仁氏と共産新人・吉田剛氏が挑む構図になりそうだ。

 西村氏と橋本氏の対決は小選挙区で今回で5回目となり、これまでは西村氏の3勝、橋本氏1勝。ただ2003年は242票差で、惜敗率99%の橋本氏が比例復活当選するなど集票力は伯仲している。それだけに「郵政」「政権交代」などの「風」が勝敗を大きく左右してきた面もある。

 選挙区内では4月以降、山元町、亘理町、岩沼市、柴田町、七ケ宿町と首長選が相次いで行われた。西村、橋本両氏はどの選挙でも候補者の応援に入り、激励のマイクを握るなど、地域密着をアピールしてきた。

 西村氏は9月の内閣改造で副国交相・副復興相に就任したばかりで、震災復興での実績をアピールする。政権与党の立場を前面に押し出し、「ぶれない実現力」による復興の加速化を訴える。

 橋本氏も与党時代、国土交通・復興政務官を務め、復興対策での実績を強調する。落選後も地域イベントや会合にこまめに顔を出し、「郵政解散ほどの逆風は感じない」と巻き返しに自信を見せる。

 吉田氏は「安倍政権の暴走ストップ」を合言葉に、消費増税の中止、年金・医療・介護の充実、原発ゼロなどを重点公約に掲げ、支持基盤の拡大を図る。【豊田英夫】

 ◆4区

 ◇自民に挑む国替え民主
 自民前職に、くら替えの民主元職、共産新人が挑む。選挙区は水産業や工業の盛んな沿岸部から、農業地帯、都市化が進む仙台郊外のベッドタウンを含む地域。区割り変更で大崎市(旧古川市)が外れ、有権者が約8万人減った。津波被災地と、原発事故に伴う指定廃棄物最終処分場の候補地二つを抱え、震災後の対応も大きな争点になりそうだ。

 前回返り咲いた自民の伊藤信太郎氏は、父宗一郎氏から受け継いだ強固な地盤と後援会組織を持ち、公明とも選挙協力。知名度を生かし5期目を目指す。衆院環境委員長や東日本大震災復興特別委員長を務め、地元に入る機会も多かった。

 民主は、兵庫1区からのくら替えで井戸正枝氏を擁立。仙台市出身で選挙区内に知人・友人も多く「落下傘候補ではない」と強調する。5児の母親として教育政策や子育て支援策に精通し、幅広い女性票の掘り起こしを目指す。

 前回選では民主と日本維新の会(当時)候補の合計票が伊藤氏を上回った。今回は第三極が擁立を見送る見込みで、伊藤陣営は警戒感を強める。井戸陣営は「野党勢力を結集すれば十分戦える」と反自民の「風」を狙う。

 共産の小高洋氏は来秋の塩釜市議選に出馬予定だったが、突然の総選挙に党の若手ホープとして白羽の矢が立った。「消費増税は先送りでなく中止を」の主張を前面に打ち出し、党勢拡大を図る。労組活動などの経験から雇用対策にも力を入れる。【渡辺豊】

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 ◆立候補が予想される顔ぶれ

 ◇3区=白石、名取、角田、岩沼の4市、亘理、柴田、大河原、丸森町など
西村明宏 54 副国交相 (3)自 前

橋本清仁 43 [元]国交政務官(2)民 元

吉田剛 33 党県委員 共 新

 ◇4区=塩釜、多賀城の2市、利府、富谷、大和、加美町など
伊藤信太郎 61 [元]副外相 (4)自 前

井戸正枝 48 NPO代表 (1)民 元

小高洋 34 党地区委員 共 新

1530チバQ:2014/11/30(日) 18:15:59
山形
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk06010097000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/上 1区 「解散不意」民主出遅れ 7期目に向け自民盤石 /山形
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 「この時期の解散など、考えていなかった。かつて遭遇したこともない事態だ」

 衆院が解散された21日の夜。山形市内であった民主党県連の候補者発表会見に同席した鹿野道彦・元農相は、本音をさらけ出した。憤りと戸惑いが入り交じったようだった。

 鹿野氏は2年前の衆院選で落選し、事実上の引退を表明。後継となる山形1区の支部長は空席だった。県連のある幹部は「本格的な後継候補選びは、来春の統一地方選で足元を固めてからと考えていた」と話す。解散に不意を突かれたことは明らかだった。

 県連は「1区候補者の擁立を期す」として、水面下での人選を急いだ。その過程では、神奈川県出身で今回、民主公認候補として3区から出馬する吉田大成氏(45)の名前が挙がったほか、地元県議ら擁立への待望論もあり、ぎりぎりの調整が続いた。

 民主党は2011年の山形市長選で地元出身でない自民党系候補を「落下傘」と批判した経緯もあり、最終的に山形市出身で同市議選への出馬準備を進めていた職業訓練会社の役員、原田和広氏(41)に白羽の矢が立った。原田氏は安倍政権の経済政策アベノミクスについて「弱い立場の人に届かない。ノーを突きつけたい」と対立軸を打ち出し、出遅れを盛り返そうと懸命だ。

 対照的に、当選6回の自民党前職・遠藤利明氏(64)は、圧倒的な知名度、組織力を誇る。17日に山形市内で開催された政経セミナーには1300人もの支援者が集まり、さながら衆院選決起集会の様相を呈した。

 1996年の小選挙区制度実施以降、1区で3勝3敗の激戦を繰り広げてきた遠藤氏にとって、「巨大な山」だった鹿野氏の姿はない。自民党県連幹部も「全く心配ない」と太鼓判を押す。

 「選挙が弱いと、『頻繁に地元に帰る』と思われる。それでは政府や党の重責は任せられない」。遠藤氏は政経セミナーで、今回の衆院選の得票が、自身の将来を左右すると示唆。事務所開きでは、「次のステージに上る大きな選挙だ。それだけに、圧倒的な力添えを」と語気を強めた。

 遠藤氏は、自民党の谷垣禎一幹事長から「幹事長特別補佐」に任命され、選挙期間中、東京での党務もこなす。県連会長として、山形2区、3区での応援に力を入れる必要もある。遠藤氏陣営は、「候補者本人が選挙区を留守にしても勝つだけの地力を見せつけたい」と意気込む。

 安倍政権との対決姿勢を鮮明にする共産党は、1区には党県委員の石川渉氏(40)を擁立した。選対幹部は「民主は候補者擁立も遅れ、自民党との対立軸もはっきりしない。前回、鹿野氏が獲得した『反自民票』も我々に流れてくる」とみる。【前田洋平、光田宗義】

    ◇

 12月2日公示、14日投開票の衆院選を前に、県内3選挙区の構図に迫った。

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 ◇1区の立候補予定者◇
遠藤利明 64 [元]副文科相 (6)自 前

原田和広 41 会社役員 民 新

石川渉 40 党県委員 共 新

 ※かっこ数字は当選回数

 (山形市、上山市、天童市、山辺町、中山町)

1531チバQ:2014/11/30(日) 18:16:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk06010232000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/中 2区 農業票の行方焦点に 米価下落、自民に反発強く /山形
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 今年9月、県内農家に衝撃が走った。JA全農山形が、県産米の販売委託を受けた際に支払う概算金の大幅引き下げを発表したからだ。「はえぬき」の概算金は、60キロあたり8500円と過去最低額を記録した。

 「農家の自民党への反発は強い。(はえぬきの概算金額を引き合いに)『8000円解散』と言っている農家もいるよ」

 自民前職の鈴木憲和氏(32)を支持する衆院山形2区内の首長はこう語った。

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉開始、農協改革、コメの生産調整(減反制度)廃止など、安倍政権は大胆な改革姿勢を次々と打ち出してきた。そこに米価下落が追い打ちをかけ、さらに農家の不安をあおった。自民党県連幹部も「自民は『農家の所得倍増』と言い続けて、この米価下落。民主党政権時代の戸別所得補償に戻せと言われかねない」と懸念を示す。

 2区は、県内で庄内平野に次ぐ米どころと言われる川西町など、農業が盛んな地域。農家の票の行方が選挙戦に大きく影響する。元農水省職員で、「農業のプロ」(遠藤利明・県連会長)とも言われる鈴木氏にとって正念場の選挙だ。

 2年前、当時の民主党政権が進めていたTPP交渉開始に、鈴木氏は反対姿勢を示し、農家の支持も得て初当選を果たした。だが、自民党は政権奪取後にTPP交渉を開始。鈴木氏は「交渉開始後も、私は『TPP賛成』とは言っていない。自民党の農政に100%納得してはいないが、1期目で力不足だった。党内で強く主張できる立場になりたい」と支持を呼びかける。

 これに対し、民主前職の近藤洋介氏(49)は、前回衆院選時にTPP交渉参加を容認すると表明。「今、自民党が交渉を進めている中、農家の人には『洋ちゃんはうそをつかなかった』と言ってもらえる」と話す。米価下落についても「農村社会が不安を感じている。戸別所得補償制度の復活しかない」と語気を強め、農業票の取り込みを図る。

 11月22日、米沢市内であった近藤氏の事務所開きには、支持母体である連合山形の大泉敏男会長も駆けつけ、「まだ(鈴木氏に)小差で負けているが、世論は反自民に傾いている。気を引き締めてがんばってほしい」とあいさつ。当選4回を誇る近藤氏は、地元の一部保守層も含め、鈴木氏に劣らぬ強固な地盤を持っており、選挙区での議席奪還に全力を挙げる。
 
 農家の本音は、まだ定まっていないようだ。自民、民主のどちらの政策でも簡単には立ち直らない農業。地元農家の男性も「憲和を育てるべきか、古くから地元に根付く近藤を支えていくべきか」と頭を悩ます。


 TPP交渉参加に明確に反対する共産党は2区で、米沢市議を務めた白根沢澄子氏を立てている。【前田洋平、佐藤良一、光田宗義】

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 ◇2区の立候補予定者◇
鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自 前

近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民 前

白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共 新

 ※かっこ数字は当選回数

 (米沢市、寒河江市、村山市、長井市、東根市、尾花沢市、南陽市、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町)

1532チバQ:2014/11/30(日) 18:17:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk06010076000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/下 3区 鶴岡VS酒田、再び激戦 「与党入り」巡る駆け引きも /山形
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 公示が迫った27日昼、庄内町余目地区の公民館。無所属前職の阿部寿一氏(55)が、地区住民数十人に支持を訴えていると、高齢の男性がすっと手を挙げ、震える声を張り上げた。

 「無所属では政界で数の力に負けて、やりたいことができないのではないか。私は阿部さんか、自民党か悩んでいる。阿部さんは今後も無所属でやっていくのか」

 保守系無所属か自民党かという問いは、2年前の衆院山形3区の選挙戦と重なる。阿部氏は、自民党元幹事長の加藤紘一氏を1400票あまりの小差で破って初当選。今回、自民党は加藤氏の三女・鮎子氏(35)を擁立し、再度激戦が繰り広げられそうだ。

 3区は、鶴岡と酒田の争いとも評される。この点も前回と同様だ。鶴岡は当選13回を数えた加藤氏の牙城。一方の阿部氏は、かつて市長も務めた酒田に固い地盤を築いている。紘一氏が当選を重ねたため酒田は長らく国会議員を輩出できなかった。だからこそ、酒田市を中心に阿部氏への期待は高い。

 一方、阿部氏は自民系地方議員の支援も得ている。無所属にとどまることへの不安や、自民入党を望む支持者の声は根強い。「政権与党入り」の成否は今後の政治活動、選挙での集票にも直結する。

 冒頭の質問に対し、阿部氏は無所属でもやれることがあるとした上で、「もう一度国政に押し上げていただければ、展望が開けるかもしれない」。再選を果たした暁には、自民に入党する可能性をあえて示唆してみせた。

 加藤氏陣営は、こうした阿部氏の言動に神経をとがらせている。鮎子氏は28日の鶴岡市での会合で「庄内地方をこのままにしてはいけない。与党とのパイプを持ち、政策を推し進める。今度こそ自民党がしっかり議席を取る」と「与党候補」の立場を強調した。

 25日に酒田市で開かれた事務所開きでは、自民党の逢沢一郎・前衆院議員が「3区は次もその次の選挙も(自民公認は)鮎子さんだ」と、阿部氏の自民入りを打ち消した。遠藤利明・県連会長も3区に話が及ぶたびに「谷垣禎一・自民党幹事長は加藤紘一氏の教え子。党本部は鮎子さんを全力で応援する」と強調する。

 もう一つ、選挙戦に影響を与えるとみられるのが、元金山町長で自民党の岸宏一参院議員が影響力を持つとされる最上地方の動きだ。これまで陰に陽に阿部氏を支援してきた岸氏は29日、毎日新聞の取材に対し「今回は中立を保つ。有権者の判断に委ねたい」と述べ、静観の構えを示した。岸氏は鮎子氏から選対本部長就任を打診され、辞退した。自民党県連は岸氏や周辺が阿部氏を支援すれば「利敵行為にあたる」とけん制。これについて岸氏は「過去のつながりや義理が複雑に入り組んでいる。(党員の中にも)敵だ味方だと単純に分けられない人はいる」と語った。

 前回、社民党の候補を推した民主党は、元神奈川県議の吉田大成氏(45)を公認する。保守系2人の争いに対して「自民党的でない政策を示す」としており、吉田氏の得票が選挙戦にどう影響するかが注目される。共産党は前回に続き、長谷川剛氏(36)を擁立した。【前田洋平、高橋不二彦、長南里香、光田宗義】

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 ◇3区の立候補予定者◇
加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自 新

吉田大成 45 [元]神奈川県議 民 新

長谷川剛 36 党地区副委長 共 新

阿部寿一 55 [元]酒田市長 (1)無 前

 ※かっこ数字は当選回数

 (鶴岡市、酒田市、新庄市、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、三川町、庄内町、遊佐町)

1533チバQ:2014/11/30(日) 18:18:32
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141128_11.html
<衆院選>青森/野党3党の結束が鍵/攻防の焦点


 急転直下の解散で迎える衆院選公示が12月2日(14日投開票)に迫った。東北の25小選挙区に立候補を予定するのは27日現在、82人。過去最多だった前回2012年衆院選の108人から一転、少数激戦の様相を帯びている。全選挙区に候補を立てる方針の自民に対し、野党は選挙区調整で対抗、巨大与党の切り崩しに掛かる。各県で展開される攻防の焦点を見る。


 前回衆院選で4議席を独占した自民党が、全選挙区に前議員を立てる。野党は民主党が青森3、4区、維新の党が1、2区に候補を擁立。「打倒自民」で選挙協力を決めた両党に加え、小選挙区擁立を断念した社民の3党が、どこまで結束できるかが鍵になる。

<地盤固める自民>
 自民は13年参院選で議席を奪還し、県内の衆参全6議席を制覇した。
 3区には11期目を狙う前議員を立てる。八戸市で22日にあった決起集会には三村申吾知事や県内首長ら約800人が出席。三村知事は「圧倒的に勝利させたい」と盛り上げた。党県議全30人も各選挙区で地盤を固める。
 民主、維新、社民は27日に開いた2度目の連携協議で「自民の議席独占を打破しよう」と結束を確認した。

<不透明感も漂う>
 ただ、共闘には不透明感も漂う。民主が1区の維新新人と2区の同党元議員、維新が3区の民主元議員と4区の同党新人を支援するのに対し、社民は民主候補を支援するものの、政策面の隔たりが大きい維新候補については「自主投票」にとどめた。
 維新の選対幹部は「社民の票がどの程度回るかは、ふたを開けるまで分からない」と気をもむ。

<候補擁立見送り>
 全選挙区に候補者を立てる共産党は、10月の青森市議選で、定数6減にもかかわらず6議席を守った。党県委員会幹部は「市民からの期待は膨らんでいる」と意気込む。
 生活の党県連代表の平山幸司元参院議員(45)は比例東北に立候補せず、自主的に1区の維新新人を応援する方針。解党したみんなの党県連絡協議会の波多野里奈会長(41)、前回日本未来の党が擁立した元議員の無所属横山北斗氏(41)は出馬を見送った。

◎青森・小選挙区立候補予定者
 【1 区】(3)
津島淳48 党県支部長  自(額)前(1)
升田世喜男57 党県代表代行 維 新 
吉俣洋40 党地区委員長 共 新 

 【2 区】(3)
江渡聡徳59 防衛相    自(大)前(5)
中野渡詔子43 元会社員   維 元(1)
小笠原良子65 党地区委員  共 新 

 【3 区】(3)
大島理森68 前党副総裁  自(大)前(10)
田名部匡代45 党県代表代行 民 元(3)
松橋三夫65 党地区委員長 共 新 

 【4 区】(3)
木村太郎49 首相補佐官  自(町)前(6)
山内崇59 党県幹事長  民 新 
千葉浩規53 党地区委員長 共 新

1534チバQ:2014/11/30(日) 18:19:04
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141128_31025.html
<衆院選>岩手/民・生協力、自民包囲/攻防の焦点


 1、3区は自民党と民主党が争い、2、4区は自民と生活の党が激突する。解散前議席は民主2、自民1、生活1。地元選出の比例東北は自民3、生活1。民主、生活のすみ分けに対し、自民がどれだけ議席を守れるかが焦点となる。

<野党協力が影響>
 自民は2区に強固な地盤がある前議員を擁立。1、3、4区には比例東北前議員を立てるが、基盤は弱い。前回は民主と生活(当時・日本未来)が分裂選挙となったため、自民の得票率が上がり比例復活に届いた。今回、民・生は組織力のある候補に一本化しており、自民県連幹部は「野党協力がかなり影響する」と危機感を強める。
 公明党は「勝ち上がれる候補を推す」と1、2区で自民候補を推薦。3、4区は「保留」とした。主戦場の比例東北の得票目標は、前回を1万7000上回る6万に設定。自民からの比例の「見返り」を見定める。

<すみ分けを図る>
 民主は1、3区に前議員を擁立。生活前議員が立候補する2、4区は候補を立てず、すみ分けを図った。隣接する1、2区では民・生協力が加速する可能性がある。
 生活は4区に党代表の小沢一郎氏、2区に比例東北前議員が立つ。前回は1、3区で民主に刺客をぶつける剛腕ぶりを見せたが、今回は生き残りへ野党協力を優先した。

<知事は「県民党」>
 前回、生活を支援した達増拓也知事は衆院解散直前に来年の知事選への3選立候補を表明。政党の推薦を受けない「県民党」を掲げた。「自由に動く」と言う知事の動向も注視される。
 社民党は1区にのみ新人を擁立する。共産党は全4選挙区に新人を立てる。それぞれ比例票の上積みを狙う。

◎岩手・小選挙区立候補予定者
 【1 区】(4)
高橋比奈子56 環境政務官  自(大)前(1)
階猛48 党副幹事長  民 前(3)
吉田恭子33 党県常任委員 共 新 
細川光正65 党県幹事長  社 新 

 【2 区】(3)
鈴木俊一61 元環境相   自(岸)前(7)
久保幸男56 党地区委員長 共 新 
畑浩治51 党政審会長  生 前(2)

 【3 区】(3)
橋本英教47 党支部長   自(町)前(1)
黄川田徹61 党県代表   民 前(5)
菊池幸夫55 党県常任委員 共 新 

 【4 区】(3)
藤原崇31 党支部長   自(町)前(1)
高橋綱記66 元花巻市議  共 新 
小沢一郎72 党代表    生 前(15)

1535チバQ:2014/11/30(日) 18:19:34
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_41006.html
<衆院選>秋田/民・維連携、独占崩すか/攻防の焦点


 民主党は1、2区に元議員と新人、維新の党は3区に前議員を擁立。1、3区は前回、共産党を除いた非自民党候補の合計票が自民候補を上回っており、今回も激戦になりそうだ。民主、維新の連携で、自民独占の3議席が崩れるかどうかに注目が集まる。

<米価下落に懸念>
 自民は1〜3区に前議員を立てる。選挙準備が遅れた野党に対し、現職の強みを生かして着々と支持を固める。県議26人が軸となり、全県で組織戦を展開する。優位な展開が進むと見られるが、党県連の鶴田有司幹事長は「米価下落に対する農家の批判が与党に向かっている。アベノミクスの成果が地方に届いていないという声も大きい」と分析。公明県本部の田口聡代表も「与党に風はなく、相当厳しい戦いになる」と気を引き締める。

<3期経験生かす>
 民主は昨年参院選で議席を失い国会議員がゼロ、県議は3人で組織力は劣勢だ。主戦場は1区。秋田市長選出馬のため一度は離党した元議員が復党し、県都決戦に臨む。
 3期の経験と首相補佐官を務めた知名度は健在。解散直前に擁立にこぎ着けた2区の新人と共に、組織立て直しを託された。松浦大悟県連代表は「風は確実に変わりつつある」と意気込む。

<毎回激戦を展開>
 維新は前回3区で戦い、比例復活した前議員が雪辱を期す。過去3度、4選を目指す自民前議員らと激戦を展開。民主の擁立見送りで、自民、維新の2人が事実上の一騎打ちを初めて演じる。維新参院議員で元知事の寺田典城氏との連携も好材料だ。共産は全3区に新人を擁立し比例票上積みを図る。社民党は公示直前、1区に小選挙区制導入後初の候補擁立を決めた。

◎小選挙区立候補予定者
 【1 区】(4)
冨樫博之59 党選対委員  自(無)前(1)
寺田学38 元首相補佐官 民 元(3)
山内梅良66 県議     共 新 
伊藤正通63 団体役員   社 新 
 【2 区】(3)
金田勝年65 元外務副大臣 自(額)前(2)
緑川貴士29 元民放アナ  民 新 
藤本金治68 党県委員   共 新 
 【3 区】(3)
御法川信英50 財務副大臣  自(無)前(3)
村岡敏英54 党幹事長代理 維 前(1)
我妻桂子60 党県委員   共 新

1536チバQ:2014/11/30(日) 18:20:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_11005.html
<衆院選>宮城/自の地盤に民・維攻勢/攻防の焦点


 県内6選挙区の解散前議席数は自民党5、民主党1だった。維新の党との候補者調整などで攻勢を仕掛ける民主を、強力な地盤を抱える自民がどう迎え撃つかが焦点になる。

<5区で不協和音>
 自民は前回の2012年衆院選に続き、全選挙区に候補をそろえた。1、2、3、4、6区は前議員、5区には比例北海道の前議員を立てる。
 5区では前回比例東北で復活当選した前議員が立候補を目指したが、公認をめぐり地元支部との不和が表面化。党県連が党本部に対応を一任した。県連内では、伊藤信太郎会長ら幹部の責任を問う声も上がった。
 民主の分裂や第三極政党の進出などで6選挙区に計28人が出馬した前回、自民は6人で計46万票を集めた。得票率は約45%で、政権交代を許した09年の前々回に比べ3ポイント余り伸ばした。

<勝機を探り共闘>
 民主は1区に比例東北で復活した前議員、3区に元議員、4区に兵庫1区の元議員、5区に前議員、6区には元議員を擁立する。
 政権交代選挙となり、擁立した5人全員を当選させた09年の得票率は約50%に達したが、12年は一転、30%に届かなかった。
 このうち1区では、維新前議員とのすみ分けに成功し、維新の前議員は2区に国替えした。党県連の安住淳代表は「2区も民主公認と同等に支援する」と確約し、共闘による勝機の拡大に意欲をみせる。

<1区から2区へ>
 2区の維新前議員は前回1区から出馬し、民主前議員としのぎを削って比例東北で復活当選した。今回は民主との選挙協力で県内の1議席を死守し、さらに比例票の上積みを目指す。
 次世代の党は、県連会長の中野正志参院議員が地盤とする2区に新人を擁立した。
 共産党は前回に引き続き、全選挙区に6人を立てた。社民党は前回1区から立った新人を2区に回し、比例票との相乗効果を狙う。

◎小選挙区立候補予定者
 【1 区】(3)
土井亨56 前国交政務官 自(町)前(2)
郡和子57 元復興政務官 民 前(3)
松井秀明45 党准県委員  共 新 
 【2 区】(5)
秋葉賢也52 元厚労副大臣 自(無)前(4)
林宙紀37 党県総支部長 維 前(1)
増元照明59 前団体事務局長 次 新 
大内真理36 党県常任委員 共 新 
桑島崇史35 党県職員   社 新 
 【3 区】(3)
西村明宏54 国交副大臣  自(町)前(3)
橋本清仁43 元国交政務官 民 元(2)
吉田剛33 党県委員   共 新 
 【4 区】(3)
伊藤信太郎61 党県会長   自(大)前(4)
井戸正枝48 会社役員   民 元(1)
小高洋34 党地区委員  共 新 
 【5 区】(3)
勝沼栄明40 医師     自(二)前(1)
安住淳52 元財務相   民 前(6)
高村直也31 党県委員   共 新 
 【6 区】(3)
小野寺五典54 前防衛相   自(岸)前(5)
鎌田さゆり49 党県支部長  民 元(2)
内藤隆司56 党県委員   共 新

1537チバQ:2014/11/30(日) 18:21:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141130_51033.html
<衆院選>山形/3議席独占 自民狙う/攻防の焦点


 全3選挙区で自民党と民主党が激突し、3区は無所属も加わる。前々回は民主に2議席、前回は無所属に1議席を奪われた自民が、3議席独占で「王国」復活を果たせるかどうかが焦点となる。

<3区は分裂選挙>
 自民は1、2区に前議員、3区に新人を擁立する。2区は初陣の前回、民主に1万8000票差をつけた。後援組織の拡大が道半ばで突発解散となり、支持基盤に弱さを抱える。農村地域が多く、米価下落にあえぐ農業票の行方も鍵を握る。
 3区は前回同様、自民に近い無所属前議員との「分裂選挙」。党県連は新人を公募で選んだ正統性を訴え、造反の押さえ込みに躍起だ。民主の擁立がどう影響するかが注目される。県連幹部は「3区で勝ち、初めて政権奪取が完成する」と語り、前回1400票差で競り負けた雪辱を期す。
 公明党は3選挙区で自民と選挙協力する。県内で比例10万票を目指す。

<奪還へ民維連携>
 民主は1、3区に新人、2区に比例東北の前議員を擁立する。1区は強固な地盤を誇る鹿野道彦元農相の政治塾出身で、後継として支援を受ける。3区新人は神奈川県議から転身した。
 2区は前回立てた維新と野党連携で合意した。前回の民主、維新票を合わせると自民を上回るため、分厚い後援組織を動かし議席奪還を狙う。全選挙区で自民と争うのは03年以来、11年ぶり。県連幹部は「野党第1党として自民と対峙(たいじ)する」と気を吐く。

<初の社民不戦敗>
 社民党は結党以来、初の不戦敗。3選挙区は民主を支持するが、前回までの選挙協力は解消するため、民主票の消長を左右する可能性もある。
 共産党は3新人を立て比例票の上積みを狙う。

◎小選挙区立候補予定者
 【1 区】 (3)
遠藤利明64 元文科副大臣 自(無)前(6)
原田和広41 会社役員   民 新 
石川渉40 党県委員   共 新 

 【2 区】 (3)
鈴木憲和32 元農水省職員 自(無)前(1)
近藤洋介49 元経産副大臣 民 前(4)
白根沢澄子64 元米沢市議  共 新 

 【3 区】 (4)
加藤鮎子35 元衆議員秘書 自 新 
吉田大成45 元神奈川県議 民 新 
長谷川剛36 党地区副委長 共 新 
阿部寿一55 前酒田市長  無 前(1)

1538チバQ:2014/11/30(日) 18:22:32
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141130_61032.html
<衆院選>福島/自民4議席維持 焦点/攻防の焦点


 前々回(2009年)の衆院選は民主党が5選挙区を独占し、前回(12年)は自民党が4議席を奪還。過去2回は目まぐるしく議席が入れ替わった。今回は自民が前回の獲得議席を維持できるかどうかが最大のポイントになる。

<激しい公認争い>
 自民は1、2、4区に立つ前議員が組織戦を展開。3区は、前回比例復活した前議員を解散直後に差し替え、新人を送り込んだ。
 5区はいわき市出身の前議員2人が公認を争い、党本部の裁定を待つ。決定は公示前日の12月1日となる見通し。

<みんな解党影響>
 民主は維新の党前議員がいる4区以外に候補を立てる。野党間協力の調整はスムーズに進んだ。前議員が立候補する3区、比例東北の前議員が立つ5区は維新、社民両党の支援を受け、着々と支持を広げている。
 1区には伊達市出身の元参院議員が立候補を予定する。無所属元議員の石原洋三郎氏はみんなの党解党を受け、出馬を断念。石原氏が前回獲得した5万票の行方が勝敗を左右しそうだ。

<維新4区で攻勢>
 維新は、前回4区で落選し、比例復活した前議員が立つ。前回衆院選の直前に引退した元民主党最高顧問渡部恒三氏の支援者の応援を受け、初の小選挙区当選を目指す。
 比例東北で2議席確保を目指す公明党は2、4区の自民前議員を推薦した。県内の比例票は前回より2万5000票多い11万票の獲得が目標。自民候補に「比例は公明」と明言するよう働き掛けを強めている。
 共産党は全5選挙区に候補者を立て、県内比例10万票獲得へ全力を挙げる。社民は民主候補がいない4区のみ新人を立て比例票の上積みを図る。

◎小選挙区立候補予定者
 【1 区】 (3)
亀岡偉民59 前復興政務官 自(町)前(2)
金子恵美49 元参院議員  民 新 
渡部保子72 元中学教諭  共 新 

 【2 区】 (3)
根本匠63 前復興相   自(岸)前(6)
岡部光規46 医師     民 新 
平善彦62 党県委員   共 新 

 【3 区】 (3)
上杉謙太郎39 会社役員   自 新 
玄葉光一郎50 元外相    民 前(7)
横田洋子56 党地区委員  共 新 

 【4 区】 (4)
菅家一郎59 党国対委員  自(町)前(1)
小熊慎司46 政党役員   維 前(1)
田中和加子58 党県委員   共 新 
小川右善65 党県連代表  社 新 

 【5 区】 (4)
坂本剛二70 元経産副大臣 自(町)前(7)
吉野正芳66 元環境副大臣 自(町)前(5)
吉田泉65 党県連代表  民 前(4)
吉田英策55 党県委員   共 新

1539チバQ:2014/11/30(日) 18:24:24
鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141125-OYTNT50057.html
【1区】民主、維新一本化ならず 衆院選戦いの構図
2014年11月26日
■予想される顔ぶれ


1区 鹿児島市の一部、三島村、十島村

 保岡興治 75 自民 前《12》

 川内博史 53 民主 元《5》

 山之内毅 32 維新 前《1》

 山口広延 39 共産 新

 (氏名の並びは衆院解散時の党派勢力順。白抜き数字は当選回数)

 民主、維新による「野党共闘」の行方が注目されたが、候補の一本化はなくなった。前回選で勝利した自民前議員の保岡に、民主元議員の川内、維新前議員の山之内、共産新人の山口が挑む構図になりそうだ。

 「経済再生の兆しを生んだ安倍政権と国民がスクラムを組み、引き続きこの道を進むことを約束する選挙です」

 衆院が解散した21日、保岡は急ぎ、東京から鹿児島に戻った。野党が「大義なき解散」と批判を強める中、夜に行われた支援組織の会合にさっそく姿を見せ、解散に理解を求めた。

 選挙区内で月2回の国政報告会を継続的に行うなど、足場固めに余念はない。陣営は「候補者が乱立すれば、長く地域に根ざしてきた保岡に有利に働く」と自信を見せた。

 対する野党。2年前に落選し、返り咲きを目指す川内は「アベノミクスは破綻しており、その是非を問う選挙だ」と位置づける。

 2009年の前々回の衆院選では保岡を抑えて勝利。しかし、前回選は逆に3万票以上の差をつけられた。

 22日、川内は自転車で天文館に現れた。買い物客に名刺を配って握手を求める従来のスタイル。「一人ひとりに自分の思いを訴えていく」と意気込む。

 民主県連幹部は「当選5回の実績がある候補の擁立は当然だ」と強調した。

 一方、維新側も「一本化するのなら、現職が優先されるべきだ」と譲らなかった。山之内は前回、1区で3番目の得票だったが、比例選で復活当選した。今回は小選挙区での初勝利を狙っている。

 衆院解散後の3連休中、街頭で「アベノミクスの恩恵は鹿児島に届いていない」と政権への批判のトーンを強めた。陣営は「大きな支持基盤はない」と認める。それでも「若さ」や「しがらみのない政治」を前面に掲げ、無党派層への浸透も図っている。

 共産の山口はこの選挙区で3回連続の国政挑戦。遊説に力を入れて、原発再稼働と消費増税の中止、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加反対など党の政策を訴える。

 「子どもや青年を二度と戦場に行かせないため、集団的自衛権の行使容認に反対の審判を下したい」。政権に対する批判票の受け皿となることを目指している。

(敬称略)

2014年11月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1540チバQ:2014/11/30(日) 18:25:25
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141126-OYTNT50124.html
【2区】自共の対決か 衆院選戦いの構図
2014年11月27日
■予想される顔ぶれ

2区 鹿児島市の一部、奄美市、指宿市など

 金子万寿夫 67 自民 前《1》
 祝迫光治 71 共産 新

 (白抜き数字は当選回数)

 4月の補欠選挙で初当選した自民前議員の金子、共産新人の祝迫による戦いとなる見通し。補選で次点だった無所属元議員の打越明司は衆院が解散した21日、出馬を見送る意向を表明した。

 解散後の3連休、金子は地元の奄美群島で支持を訴えた。「1年で2回目の選挙は大変だが、覚悟を決め、新たな決意で戦う」。24日の国政報告会で、そう声を張り上げ、県議を23年務めた経験も踏まえて「地方自治、奄美が政治の原点。地方創生の実現のため全力投球したい」と語った。

 補選では奄美群島で強さを見せ、打越に約2万票の差をつけて勝利した。だが、鹿児島市(谷山地区など)や指宿市では、打越に及ばなかった。安倍首相ら党幹部の相次ぐ来援を受ける一方、医療グループ「徳洲会」の公選法違反事件に絡んで元自民議員が辞職したことで「事件の影響も受けた」と陣営は分析する。

 陣営幹部は「今回は本当の意味で金子自身への評価になる」と知名度向上に力を入れている。

 対する祝迫は1998年の参院選鹿児島選挙区、2000年の衆院選鹿児島1区に続いて3度目の国政挑戦。この選挙区からの立候補は初めてとなる。

 街頭演説などでは、消費増税の中止や原発の再稼働反対といった党の政策を掲げる。さらに、奄美大島への自衛隊配備計画について、「TPP(環太平洋経済連携協定)を推進し、基幹産業をぶち壊しながら、景気浮揚のために自衛隊基地を作るというのは、島民の思いとは違う」と主張している。

 24日には鹿児島市谷山地区に事務所を構え、集まった支援者を前に、「暴走を続ける安倍内閣を打倒し、国民の声に応えるために全力を尽くす」と決意を述べた。

 補選で打越が獲得したのは約4万6000票。金子、祝迫両陣営とも、かつて打越が所属した民主の支持層や無党派層の動向を気にしながら、支持拡大を図っている。

 ただ、補選から8か月足らずの選挙に、戸惑う有権者もいる。打越を支持してきた指宿市の会社役員男性(64)は「経済が冷え切った状況で、選挙どころではない」とこぼした。

 補選では6人が論戦を交わしたのに対し、今回、立候補の動きを見せているのは2人。選択肢が少ないことが投票率に影響する可能性もある。

(敬称略)

2014年11月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1541チバQ:2014/11/30(日) 18:27:04
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141127-OYTNT50253.html
【3区】ベテラン引退 情勢に変化 衆院選戦いの構図
2014年11月28日
■予想される顔ぶれ


3区 薩摩川内市、日置市、枕崎市など

 宮路拓馬 34 自民 新
 山口陽規 61 共産 新
 野間健 56 無所属前《1》

 (白抜き数字は当選回数)

 再選を目指す無所属前議員の野間に、自民新人の宮路、共産新人の山口が挑む構図になりそうだ。衆院議員を8期務めた宮路の父親が20日に引退表明し、次男に地盤を引き継いだことで、情勢が変わった。

 「世襲批判があるのは事実だが、サラブレッドはサラブレッドなんです」

 22日夜、さつま町で開かれた宮路の初めての演説会。応援に駆けつけた町議会議長の舟倉武則は約60人を前に語気を強めた。

 支持者らは父・和明の引退に驚きながらも、宮路の若さや総務省職員を務めてきた経験に期待する。一方、選挙区内には世襲を疑問視する声もある。

 宮路は出馬表明の記者会見で「批判を払拭できるくらい這はいつくばって頑張る」と強調した。「新しいことに果敢にチャレンジし、地方創生の鹿児島モデルを示していく」と意気込む。

 もう一人の新人、山口は選挙区内の薩摩川内市にある九州電力川内原子力発電所の再稼働反対を前面に掲げている。

 3連休最後の24日、南さつま市の街頭でマイクを握ると、「安倍内閣は原発を再稼働しようと暴走している。衆院選で再稼働をストップさせよう」と声を張り上げた。

 3区から国政に挑戦するのは初めて。原発に不安を抱く有権者らの受け皿になろうと、街頭演説を繰り返す。

 迎え撃つ野間にとっても今回は「新たな戦い」だ。

 「無所属なので大変なんです」。22日朝、いちき串木野市で行われたグラウンドゴルフ大会会場で、野間は一人ひとりに握手を求めていた。

 前回選は国民新党から立候補し、初当選した。その後、党は解党し、無所属で活動している。有権者からは「無所属のままでは地元の要望が国に届かない」と懸念する声も上がる。

 元郵政改革・金融相の松下忠洋(故人)から引き継いだ後援会は元々自民に近く、野間に自民入りを促す声もあった。だが宮路の出馬でその道はたたれた。今回は社民県連の支援、連合鹿児島の推薦を受ける。

 野間は23日の選対会議で、「草の根運動で戦おう」と呼びかけた。社会資本整備、新農業分野である薬草の実証栽培など、初当選後の実績も強調していく。(敬称略)

2014年11月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1542チバQ:2014/11/30(日) 18:28:37
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141128-OYTNT50081.html
【4区】社民が名乗り三つどもえ 衆院選戦いの構図
2014年11月29日
4区 霧島市、姶良市、出水市など

 小里泰弘 56 自民 前《3》
 永田義人 65 共産 新
 野呂正和 63 社民 新 

 (白抜き数字は当選回数)

 自民前議員の小里、共産新人の永田に加え、27日に社民新人の野呂が名乗りを上げ、3人の戦いになる見通しとなった。前回選で落選した民主元議員の皆吉稲生は「選挙で戦える態勢を作ることが困難だ」として立候補の断念を表明している。

 「アベノミクスの効果は確かに出ている。日本経済を、確かな成長軌道に乗せようではありませんか」

 23日夕、霧島市で開かれた後援会の決起大会。小里は安倍政権の経済政策に理解を求めた。約250人が話に聞き入っていた。

 自民総務会長を務めた父、貞利の地盤を引き継ぎ、今回、4選を目指す。「後援会の再構築」を掲げ、環境副大臣に就任以降もこまめに地元に入った。後援会の数は2012年の約120から約250に増えた。災害に強い国土づくりや中小企業支援などを掲げる。

 対する野党。共産の永田は「アベノミクスの恩恵は地方に届いていない」と主張。「真っ向から自民と対決したい」と意気込む。

 4区から国政に挑戦するのは2回目。消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)参加の反対に加えて、水俣病で苦しむ人たちの全面救済などを政策に挙げる。知名度向上のため、前哨戦から街頭演説に力を入れている。

 一方の民主。皆吉は2009年の前々回で、小里に敗れたものの比例選で復活当選した実績がある。だが、今回は出馬を断念。突然の選挙に、県連幹部も「候補者を立てたいが、現時点では困難だ」と漏らす。

 こうした中、「参戦」を表明したのが、社民の野呂だ。出馬記者会見では、九州電力川内原子力発電所の再稼働阻止などを訴えた。「私が立つことで、投票先に迷っていた有権者の受け皿になりたい」と言う。

 社民県連が県内の衆院選小選挙区に独自候補を擁立するのは2003年以来となる。県連代表の北森孝男は「11年ぶりに戦うことができる。党全体で頑張りたい」と語る。民主県連が野呂の推薦を決めたのに続き、連合鹿児島も28日、支持すると決定した。

 前哨戦は熱を帯びつつある。(敬称略)

2014年11月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1543チバQ:2014/11/30(日) 18:29:17
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141129-OYTNT50148.html?from=ycont_top_txt
【5区】自共同じ顔ぶれで対決 衆院選戦いの構図
2014年11月30日
■予想される顔ぶれ


5区 鹿屋市、曽於市、西之表市など

 森山裕 69 自民 前《4》
 野口寛 69 共産 新
 (白抜き数字は当選回数)

 5選を目指す自民前議員の森山に、共産新人の野口が挑む。2012年の前回選と同じ顔ぶれによる自民、共産の戦いになりそうだ。両陣営ともそれぞれの支持基盤を固めながら、無党派層などの新たな票の取り込みも図っている。

 「アベノミクスしか日本の景気浮揚とデフレ脱却の道はないことを訴え、有権者の理解を得たい」。24日に鹿屋市内で開かれた事務所開きで森山は語気を強めた。地元首長や議員を含む約300人がその話に聞き入る。森山は「消費増税の先送りは重い判断。政権与党として、正しい選択をしたのかについて国民に信を問うための選挙」と、突然の解散に理解を求めた。

 04年の補欠選挙で衆院選初勝利を挙げて以来、毎回10万票以上を集める強さを見せ、当選を重ねてきた。1次産業を中心とした地域振興策などを掲げている。

 対する野口は西之表市議を9期務め、地域の課題に向き合ってきた。初めて国政に挑んだ前回選では、県内全5選挙区の共産公認候補の中で最多の約2万2000票を獲得。翌13年の参院選鹿児島選挙区にも出馬し、落選したものの5万票余りを集めた。

 20日に鹿屋市内で開いた事務所開きでは「この2年間、各地を巡り、住民から安倍政権への不平不満を聞いた。消費増税や原発再稼働に真っ向から反対するなど党の政策を訴えたい」と声を張り上げた。共産関係者は「間違いなく票の上積みが期待できる候補」とエールを送る。

 前回選では、民主の前議員(当時)が衆院解散翌日に「国替え」を表明。民主空白区となり、この前議員を支援してきた連合大隅地域協議会が、5区の投票行動を「反自民、非共産」として周知することを申し合わせる事態になった。自民、民主など3人の戦いとなった09年の投票率が72・43%だったのに対し、前回は55・62%に落ち込んだ。

 選挙区内では、論戦の盛り上がりに期待する有権者がいる一方、「自共対決が繰り返されるだけでは投票率は上がりにくい。もう少し選択肢がほしい」との声も聞かれる。

(敬称略)

1544チバQ:2014/11/30(日) 18:30:35
長崎
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk42010268000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 1区 「自」「民」前職同士対決へ /長崎
毎日新聞 2014年11月27日 地方版

 「私たちはアベノミクスを掲げ、日本を動かし始めました」。衆院解散から一夜明けた22日、自民前職の冨岡勉氏は事務所に近い長崎市千歳町の街頭で訴えた。自民が政権に返り咲いた2年前、3回目の対決となった民主前職の高木義明氏を初めて破り、長崎1区を制した。

 前回、冨岡氏は高木氏に約1万票差で勝ったものの、高木氏に比例復活を許した。今回、労組の組織力に支えられた高木氏の巻き返しを警戒。24日の選対会議では、自民の金子原二郎参院議員が約150人の支援者らに「1区は厳しい。もうこれ以上のことはしないでもいい、というくらいまで手を打ってほしい」と訴えた。

 医師の冨岡氏は、医師連盟や商工連盟、企業などへの支援要請を急ぐほか、毎朝約1時間の街頭演説で、安倍政権の経済政策や再生医療推進に向けた法整備などの実績を強調。公明の国会議員らも出席した選対会議で「比例は公明」と呼びかけるなど、共闘する公明票固めにも懸命だ。

 一方、前回、初めて1区で敗北を喫した高木氏。選対事務局長の五輪清隆・長崎市議は「絶対負けられない。今回負ければ、今後、長崎1区ではもう勝てなくなる」との強い危機感を語り、高木氏の出身母体である三菱重工労組長崎造船支部(約5100人)や連合長崎などを中心に背水の陣を敷く。

 高木氏は前回、民主への強い逆風に苦しんだ。13万票近くを獲得し政権交代の一翼を担った前々回(2009年)から約4万7000票を減らした。労組幹部は「今も『民主へは任せられない』という声は根強いが、逆風は和らいだ」と語り、10万票前後を当選ラインとみて支持拡大を図る。

 公示前には、岡田克也・党代表代行の応援が予定されるほか、約2000人規模の決起集会を開く。22日、長崎市中心部の商業施設前で演説した高木氏は安倍政権による特定秘密保護法の制定などを批判し、「巨大与党に断固立ち向かい、国民のため、長崎のために闘っていかねばならない」と強調した。

 共産新人の中西敦信氏は、街頭演説などで支持拡大を図る。「アベノミクスは経済格差を広げる。集団的自衛権の行使容認と特定秘密保護法は憲法9条を壊す」と安倍政権を批判。「大企業や富裕層からより多く税金を取り、正規雇用を増やして国民の所得を上げる。被爆地・長崎から平和を願う思いを発信すべきだ」と若者にメッセージを発し、比例票の掘り起こしにも力を注ぐ。【樋口岳大、竹内麻子】

  ◇   ◇

 12月2日公示、14日投開票の衆院選で、県内4選挙区には今のところ、12人が立候補の動きを見せ激しい前哨戦を展開している。安倍政権の2年が問われる“師走決戦”。各選挙区の構図を探った。

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 ■立候補予定者■

 =敬称略
冨岡勉 66 自前(2)
高木義明 68 民前(8)
中西敦信 34 共新

〔長崎版〕

1545チバQ:2014/11/30(日) 18:31:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk42010359000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 2区 自民前職軸に波乱含み /長崎
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 自民前職の加藤寛治氏に対し、民主が2013年参院選で落選した前参院議員の大久保潔重氏を擁立し、議席奪還を狙う。前回、無所属で立候補し次点だった前雲仙市長の奥村慎太郎氏(60)の動向にも注目が集まり、波乱含みだ。

 加藤氏は26日、諫早市内で事務所開き。「アベノミクスは道半ば。地方が元気になって初めて日本が元気になる。地方再生をこれからも進めたい」とあいさつした。

 県議選島原市区で当選8回。元JA組合長で、島原半島を中心に農業、建設業など自民の強固な支持基盤に支えられ、2区内の自民県議8人が支援している。自民県連幹部からは「常識的に考えて、負けることはない」との声も上がる。ただ、大票田の諫早市への浸透が課題で、7月20日投開票の南島原市長選で保守系が3陣営に分かれた「しこり」を懸念する声もある。

 民主新人の大久保氏は昨年の参院選で落選し、出身地の諫早市を含む衆院長崎2区にくら替えした。40代の若さと新幹線西九州ルート着工認可などに取り組んだ参院議員1期の実績を訴える。

 「アベノミクスによる急激な円安で輸入品の価格が上がり、庶民の生活は厳しい」。安倍晋三首相が衆院解散を表明した翌日の19日、早朝から約40分間、諫早市内の国道交差点で街頭演説し、無党派層の支持獲得に向け、動き始めた。

 27日には民主党の福山哲郎政調会長が来県し、諫早市内3カ所で「大久保さんを再び国政に」と応援演説。30日には岡田克也代表代行も来県の予定だ。

 また、奥村氏は久間章生・元防衛相の元秘書で、県議4期、雲仙市長2期を務めた。保守分裂選挙となった前回は無所属で立候補し、加藤氏の9万3000票に次ぐ5万1000票を獲得。民主前職の3万6000票を上回った。

 ただ、昨年の参院選にも維新から比例代表で立候補したが落選するなど「国政選挙2連敗中」で、立候補見送りの公算が大きくなっている。

 大久保氏の陣営は「非自民票を奥村氏と共に掘り起こしたい」として、奥村氏との野党共闘を模索している。

 共産新人の矢崎勝己氏は、諫早市や地元の雲仙市を中心に党の市議らと街頭宣伝に回り「消費増税に断固反対」などと訴え、政権批判を繰り広げている。【古賀亮至、大場伸也】

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 ■立候補予定者■

 =敬称略

加藤寛治 68 自前(1)
大久保潔重 48 民新
矢崎勝己 64 共新

〔長崎版〕

1546チバQ:2014/11/30(日) 18:31:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk42010461000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 3区 自共が候補、民主は断念 /長崎
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 自民前職、谷川弥一氏と共産新人、石丸完治氏が立候補を表明し、自共対決となっている。前回まで谷川氏としのぎを削ってきた山田正彦元農相は今回不出馬。民主は一時、県議や元県議の名前が浮上したが、結局擁立を断念。前回は山田氏が民主を離党して出馬したため、2回続けて「不戦敗」となった。

 26日夜、大村市であった谷川氏の総決起大会。参議院議員や県議、大村市議らが顔をそろえ、口々に「投票率を上げ、圧倒的勝利を」と呼びかけた。谷川氏は「アメリカの力を借りるためには、集団的自衛権の見直しは必要。でなかったら、彼らは本気で日本に手を差し伸べてくれない」と訴え、さらにアベノミクスへの理解を求めた。

 取材に対し谷川氏は、来春の県議選にらみで「五島は4月ごろから動いている」と言い、「大村は市長選で頑張った。五島、大村は万全の態勢ができている」と話す。

 問題は、今選挙から編入された佐世保市の早岐・三川内・宮3支所管内(有権者数約3万2500人)。解散後、急きょ後援会5支部を組織。27日には地元選出県議や市議も出席して佐世保事務所開き。出席者は「今回は谷川弥一と書いて」と名前の売り込みに力を注いでいた。

 一方の石丸氏。26日、大村市の大型商業施設近くの街頭演説で「収入は上がらないのに、物価だけ上がる。『消費税10%』は先送りでなく中止させる選挙に」と声をからした。

 演説の準備中、脇を通りかかった車から女性ドライバーが窓を開けて声をかけた。「健全な野党がないと、日本はダメになります。頑張ってください」

 石丸氏は「ああいう人が増えている。全県的に反応がいいんです」と手応えを語った。今後も街頭演説やミニ集会を重ね、比例での得票増も目指し「集団的自衛権や沖縄の基地問題、原発、政治家と金の問題など、ひっくるめて明らかにしていきたい」と話す。【武内靖広】

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 ■立候補予定者■=敬称略

谷川弥一 73 自前(4)
石丸完治 65 共新

〔長崎版〕

1547チバQ:2014/11/30(日) 18:32:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk42010247000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 4区 区割り改定、影響注目 /長崎
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 自民前職の北村誠吾氏に対し、民主元職の宮島大典氏、共産新人の石川悟氏、生活新人の末次精一氏が挑む。佐世保市の早岐・三川内・宮の3支所管内(有権者数約3万2500人)が3区に編入する区割り改定がどう影響するか注目される。

 佐世保市中心部の国道35号沿いのビルに事務所を構える北村氏。駐車場を隔てた目と鼻の先のビルには宮島氏の事務所が入居し、互いをけん制するかのように昼夜明かりがついている。期せずして29日午前10時、事務所開きも一緒だった。

 6期目を目指す北村氏は解散から一夜明けた22日、地域の祭りやイベントに自らハンドルを握って奔走した。宮島氏とは今回で5度目の対決となるが、民主への逆風で圧勝した前回と異なり、「政治とカネ」に絡む閣僚辞任や「大義なき解散」との批判があり、北村氏は「自民にマイナスの風が吹いている。前回に劣らない態勢を構築する」と気を引き締める。

 副防衛相や衆院安全保障委員長の経歴を前面に押し出し「アベノミクス第2弾で津々浦々に好況の波を行き届かせる」と訴える。28日には出身地の小値賀島や宇久島などを行脚。これまで培った保守地盤を固めるため地域回りに力を入れる。

 宮島氏は2009年の当選後、約3年の民主党政権時代に党副幹事長や防衛政務官を経験した。2年前、民主大敗の渦に巻き込まれ“浪人生活”に。地域のボランティア活動などをしながら雪辱に向けて準備を進めてきた。

 21日に佐世保市内で開かれた選対会議で「アベノミクスは一部の人に恩恵をもたらしたが、大都市と地方、大企業と中小零細企業の格差は拡大している」と指摘。「政治の発想を大転換し、地方や庶民の暮らしを守る方向にかじを切らねばならない」と気勢を上げた。27日には民主党の福山哲郎政調会長が同市中心部のアーケードで応援演説。「思ったより早く宮島氏に国政に戻ってもらえるチャンスが訪れた」とエールを送った。

 石川氏は後援会を中心に支持拡大を図る。「安倍政権は暴走している」として、集団的自衛権、消費増税、原発再稼働、地元の課題の石木ダム事業などの反対票を狙う。

 末次氏は前回、日本未来の党公認で出馬したが、宮島氏と票を奪い合い共倒れとなった。今回も民主との調整が進められていた反自民共闘が頓挫した。安倍政権を「沈みゆく船」と批判。1日約50カ所の街頭演説で「国の仕組みを地域主権に変えないといけない」と訴え、無党派層の掘り起こしを目指す。このほか、無所属新人も立候補を検討している。【梅田啓祐、井上和也】=おわり

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 ■立候補予定者■

 =敬称略

北村誠吾 67 自前(5)
宮島大典 51 民元(2)
石川悟 62 共新
末次精一 51 生新

〔長崎版〕

1548チバQ:2014/11/30(日) 18:34:09
鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/129408
「短期決戦の構図」 鹿児島1区 風止まりせめぎ合い
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 17時01分)

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 浮動票が多い都市部の鹿児島1区。24日正午すぎ、自民前職の保岡興治は鹿児島市中心部で街頭演説に立った。周りを固めるのは党の県議や鹿児島市議たち。党の地方議員との連携は、今回も盤石だ。町内会単位で網羅した後援会は、まとめ役だけで2千人いる。
 組織力で優位に立つ保岡だが、一つ懸念材料があった。解散直前、民主と維新が選挙区での競合を避けるため、候補の一本化に動いたのだ。2012年の前回選挙で2位だった民主元職の川内博史、3位だった維新前職の山之内毅の得票を足すと、当選した保岡を2千票余り上回る。「2人がそろって1区で出てくれて、ほっとした」。後援会幹部は胸をなで下ろす。
 残る不安は75歳の高齢と多選への批判だ。保岡もそれを意識し、21日の会合で「認知症のテストで問題なかった」と冗談を飛ばし、支持者を笑わせた。事務所には錦江湾横断遠泳を果たした自身の写真を飾り、健康ぶりをアピールする。
 山之内は前回、維新ブームに乗り、得票3位ながら比例で復活した。「風がなくなった今回が正念場」と自ら認めている。ただ、急な選挙戦で後援会の拡大は思うように進んでいない。民主との一本化をめぐっては、山之内の方が実家のある鹿児島4区に転出するとの観測まで流れた。
 こうした状況を打開するため、自民や民主の国会議員秘書を長く務めた人物を党の県組織に招いた。経営者らによる支援団体も設立した。親子ほど年齢が違う保岡を意識し、今回は「世代交代」を前面に掲げる。
 川内は民主党本部の公認決定に1年以上かかった。昨年の参院選東京選挙区で無所属の山本太郎を支援。民主候補が落選したため「反党行為」と批判を浴びたのだ。それでも「党執行部にもの申す立場は前回と変わらない」と言い切る。前回の落選後は、民家に張った5千枚のポスターを1軒ずつ張り替えてきた。
 党の支持率が相変わらず低迷する中、川内は照準を無党派層に絞り、解散直前に購入した自転車で選挙区を回る。政治家を志した二十数年前から続けている「山形屋」前でのつじ立ちも、回数を増やした。
 共産新人の山口広延は若者の貧困や就職難の解消を中心に訴えている。1区での立候補は3回目で、選挙区の課題は熟知している。原発再稼働反対票などの結集を目指す。 =敬称略

   ◆    ◆
 安倍晋三首相による突然の衆院解散で動きだした「師走選挙」。12月2日公示、14日投開票へ向け、立候補予定者たちは事実上の選挙戦に熱を入れている。鹿児島、宮崎の各選挙区で「短期決戦」の構図を追う。
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=

1549チバQ:2014/11/30(日) 18:34:38
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/s/129610
「短期決戦の構図」 鹿児島2区 徳洲会票の行方焦点
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 17時02分)


 「7カ月で2度も選挙をするとは思わなかった」。22日、党県連の会合に出た自民前職の金子万寿夫は繰り返した。鹿児島2区は、4月に医療法人徳洲会の選挙違反事件を受けて補選があったばかり。6人が乱立した補選とは一変し、今回の短期決戦は自共の一騎打ちになりそうだが、補選と同様に「徳洲会票」の行方が焦点になりそうだ。
 2区には今も「保徳戦争」のしこりが残る。徳洲会創設者の徳田虎雄は、今は鹿児島1区の自民前職保岡興治と1980〜90年代、衆院選のたびに選挙区を二分する激しい選挙を展開。徳洲会は職員を大量動員して徳田を支えた。2004年に徳田の次男毅に代替わりし、06年に毅が自民入りしても徳洲会を挙げての支援が続いた。
 補選では、かつて保岡の秘書だった金子に抵抗感を示す徳洲会支持層の一部が民主元職の打越明司を応援。棄権者も多く出て、投票率は過去最低の45・99%に落ち込んだ。金子の得票は、前回の徳田の得票から4万3384票減った。
 金子陣営はこの約4万票を「徳洲会票」とみる。今回、打越は「国民の理解を得られない選挙に参加する気持ちを持てない」と立候補を見送った。金子の後援会幹部は「徳洲会票を取り込む好機。ここで圧勝しないと強固な地盤はつくれない」と言い切る。
 金子は奄美大島出身で、補選での本土3市の得票はいずれも打越に及ばなかった。本土での集票力を高めようと、今回の金子の予定表には、本土の企業・団体への「あいさつ回り」がずらりと並ぶ。
 「無党派層がどちらに投票するかが鍵だ」。共産新人の祝迫光治は24日の事務所開きで強調した。党が川内原発再稼働に反対し、幅広い反自民勢力と共闘を続けてきたことから「政権批判の受け皿になれる基盤はできた」と言い切る。
 金子への反発から補選では棄権に回った「徳洲会票」にも秋波を送る。「投票所に行ってもらえれば、こちらにも勝機が出てくる」 =敬称略
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=

1550チバQ:2014/11/30(日) 18:35:04
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/129861
「短期決戦の構図」 鹿児島3区 因縁対決、新たな局面
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 03時00分)

 かつては自民の「コスタリカ方式」で選挙区と比例の議席を分け合いながら、2005年の郵政選挙でたもとを分かった宮路和明と故松下忠洋の因縁を引きずる鹿児島3区。衆院解散の前日に宮路は引退表明し、次男の拓馬を電撃的に後継指名。因縁対決は、新たな局面に移っている。
 「相手は東京から来たスポーツカー。小回りのきく軽トラとどちらが地域に必要かを問う選挙だ」。無所属前職の野間健は訴える。12年9月に松下の急死を受け、後を継いだ野間。郵政民営化に反対する国民新党の公認を受け同年10月の補選では宮路に5千票差で敗れたが、2カ月後の前回選挙で6千票差で雪辱した。
 13年3月の党の解党を受け、無所属で活動。この2年間で82回の国政報告会を重ね、知名度向上と松下から引き継いだ後援会組織の強化に努めてきた。
 陣営は高齢の宮路なら組みやすいとみていたが、34歳の拓馬との戦いに。「前回訴えた世代交代や若さをアピールできないのは痛い」と陣営幹部。固い結束で「松下党」と呼ばれた支持層を固めつつ、連合鹿児島の推薦を受け反自民票の掘り起こしを図る。
 懸念材料は郵政団体の自民回帰だ。3区の「郵政票」は七、八千票とされる。ただ、ある郵政関係者は「郵政民営化反対の約束をほごにした宮路は許せない。前面には出ないが、野間を支援する」と言い切る。
 「3区は落としてはならない選挙区」。自民党県連会長の森山裕は県連を挙げて新人の拓馬を支援する姿勢を強調する。自民に風が吹いた前回ですら選挙区を取りこぼした宮路の差し替えは、県連も望むところだった。後援会も世襲は織り込み済み。若手総務省官僚という拓馬の経歴を「フレッシュで手あかがついておらず、おやじより戦いやすい」(後援会幹部)と前向きにとらえる。拓馬は「世襲批判は正面から受け止める。その上で自分という人間を見て判断してほしい」と語り、自民の友好団体や選挙区内の首長へのあいさつ回りに余念がない。
 共産新人の山口陽規(はるき)は選挙区の薩摩川内市にある九電川内原発の再稼働阻止を訴えの中心に据える。「原発再稼働など、暴走する安倍政権に対峙(たいじ)できるのは共産党だけ」と自共対決をアピールする。 =敬称略
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=

1551チバQ:2014/11/30(日) 18:35:31
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/130091
「短期決戦の構図」 鹿児島4区 社民擁立で自民厳戒
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)


 26日夕、自民前職の小里泰弘の全250の後援会支部にファクスが流れた。「油断せずに戦おう」。社民が急きょ新人の野呂正和を擁立するとの報道を受け、組織の引き締めを訴える内容だった。
 当初、共産新人永田義人との一騎打ちとみられた鹿児島4区。23日夜に霧島市であった決起集会では、参院議員の野村哲郎が「小里先生には1日でも激戦の1区と3区に入ってほしい」と呼び掛けるなど、楽勝ムードが漂っていた。突然の3人目の候補の出現で状況は一変、小里陣営には緊張がみなぎっている。
 小里は2009年選挙で冷や汗をかいた。政権交代の風に乗った民主元職の皆吉稲生に約2千票差まで迫られた。野呂は県内の反原発運動をリードする存在。「何が起きるか分からない」と支援者は警戒する。
 一方、後援会幹部は「勝ち方が重要だ」と強調する。農林水産政務官を経て9月の内閣改造で環境副大臣に就いた小里。続いて大臣への道を歩むためには、圧倒的な得票が鍵になる。10〜30人規模の車座形式の国政報告会を年に100回開き、労相などを務めた父貞利から継いだ後援会を維持してきた。今回も後援会中心の組織選挙を展開する。
 「再稼働阻止を前面に戦う」。反原発の市民団体で活動する野呂は公示5日前の27日、県庁で立候補を表明した。社民が県内で公認候補を擁立するのは11年ぶりだ。「党是の反原発の象徴として、再稼働目前の川内原発がある鹿児島でぜひ擁立を」と、党本部から強い要望があったという。4区は大規模工場が多いこともあり、伝統的に旧社会党などの革新系が強い地域。民主が擁立を断念したことで、一定の労組票の取り込みも見込めるという。
 4区には川内原発30キロ圏の4市町がある。野呂の地元の姶良市議会は再稼働反対と廃炉を求める意見書を可決しており、野呂は「姶良には(反原発の)大きな流れがある」と意気込む。ただ、元高校教諭の野呂にとって選挙活動は初めて。九州比例での惜敗率による復活当選もにらみながら、浸透を図っていく。
 共産の永田は党専従職員歴が長く、党支持層からの信頼が厚い。消費増税中止や川内原発再稼働阻止を掲げ、街頭演説を重ねていく。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=

1552チバQ:2014/11/30(日) 18:36:02
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/130275
「短期決戦の構図」 鹿児島5区 有権者 乏しい選択肢
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)

 自民前職の森山裕と共産新人の野口寛が名乗りを上げた衆院選鹿児島5区。民主は擁立できず、前回と同じ顔ぶれとなる見込みだ。
 「得票率全国1位を達成し、森山の名を全国にとどろかそう」。24日、鹿児島県鹿屋市での事務所開き。首長や県議が詰めかけた事務所に、威勢のいい声が上がった。
 参院から転身して以来、4選の森山。郵政民営化に反対して無所属で出馬した2005年の選挙も、自民が政権を失った09年の選挙も10万票以上を獲得。前回は全国2位の得票率8割を超す強さを見せつけた。支持者は「さらなる大勝で、大臣就任の弾みに」と期待する。合併前の旧市町全てに連絡所を設置して強固な体制を築く。党選対副委員長を務めるため、公示後の選挙区入りが6日程度となることだけが「若干の不安要素」(陣営)だ。
 西之表市議を9期務めた野口は20日、事務所開きで「おもしろい選挙になると思う」と笑顔を見せた。「原発再稼働や消費増税、集団的自衛権行使に反対する共産党の姿勢は民意と一致している」と野口。昨年、曽於市で共産党籍の市長が誕生したことなどを挙げ「前進する条件はそろっている」と意気込む。3回目の国政挑戦となる今回も、街頭演説を中心に支持を訴え、無党派層や反自民票の取り込みを図る。
 故山中貞則、故二階堂進ら有力保守政治家が覇を競った5区では、今も「自民王国」が健在だ。前回選挙では、衆院解散の翌日、民主前職(比例)だった網屋信介が「5区では勝つ見込みが薄い」と、浮動票が見込まれる神奈川18区への突然の選挙区替えを表明。民主を支援してきた連合などの労組員には今も「裏切られた」といった感情的なしこりが残る。
 そうした背景から行き着いた2回連続の無風の自共対決。有権者からは「選択肢があまりに少なすぎる」と嘆き混じりの声も聞かれる。 =敬称略
 =おわり
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

1553チバQ:2014/11/30(日) 18:37:12
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129609
「短期決戦の構図」 宮崎1区 「野党競合」で本番へ
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 17時06分)

 民主、維新、共産の野党3新人が自民前職に挑む宮崎1区。1強の自民に対抗する「野党共闘」の実現ができないまま選挙戦に突入しようとしている。
 解散風が吹いた11月中旬、自民前職の武井俊輔は、宮崎市内であったイベントで武者にふんして「この格好はまさに、常在戦場の姿」と笑みを浮かべた。
 元県議の武井は前回、党の公募に応じて初めて立候補。次点の民主候補者に3万票以上の大差をつけた。当選後、週末にはミニ集会を開くなど支持拡大を図り、任期半ばの解散にも「衆院ならあるもの」と冷静に受け止める。農業者などの各団体や公明の支援などを見据えて戦う。
 民主は急な解散の余波をまともに受けた。社民や連合宮崎との連携は急いで取り付けたが候補者が決まらず、解散の21日、新人村尾英俊の擁立をようやく決めた。村尾は米国で銀行や証券会社の勤務を経て、現在、東京で経済や政治を教える専門学校講師を務める。
 翌22日に宮崎市で開かれた連合の集会。空路駆けつけた村尾は緊張した表情ながらも「やる気は満々。安倍政権にストップをかけたい」と強調した。だが選挙も街頭演説の経験もない。連合の推薦は得たが、社民との具体的な支援態勢もまだ固まっていない。不安をかき消すように陣営幹部は「短期間でも、1人でも多くの有権者に浸透させていく」と語気を強めた。
 維新新人の外山斎(いつき)も党公認決定は21日で、党ののぼりも週明けに届いたばかり。それでも、参院初当選を含め国政に3度挑んだ経験から行動力を発揮する。繁華街や交通量の多い交差点に立った外山は「今回の解散に大義はない。自民の暴走を止める」とマイクを手に訴えた。
 共産新人の松本隆は前回に続く挑戦。消費増税反対や原発ゼロ社会の実現を訴え、支持を広げる構えだ。
 前回、比例復活した次世代の党の中山成彬(71)は今回、比例九州のみで戦う。当選7回のベテラン票の行方にも注目が集まる。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=

1554チバQ:2014/11/30(日) 18:37:43
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129860
「短期決戦の構図」 宮崎2区 民主不在で自民優位
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 21時34分)

 1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、宮崎2区は江藤隆美と長男の江藤拓の“指定席”状態が続く。政権が民主に移った前々回(2009年8月)の衆院選でも、江藤拓は自身最高となる12万票余を獲得して3選を決め、自民が政権復帰した前回(12年12月)も11万票余で4選を果たした。
 5選目を狙う自民前職の江藤は今回、元農水副大臣、元衆院農水委員長の要職を歴任した強みを発揮し、抜群の知名度を持って戦いを進める。他県候補の応援で選挙区を離れる可能性もあるが、かつて父隆美が選挙応援で地元を離れ、落選(1990年2月)した苦い経験もあり、できるだけ地元に密着する意向だ。
 衆議院が解散した21日夜、東京から戻った江藤は宮崎県高鍋町で国政報告会を開いた。千人の動員目標に来場者は700人ほど。後援会スタッフは「雨天ではこんなものでしょう」とつぶやきつつ、「投票率の低下が心配」と空席が目立つ会場を見回した。
 民主は27日現在、候補者を擁立できていない。このままなら、中選挙区制時代の旧民社党以来初めて、候補者不在となる。民主候補が獲得した前々回の8万票、前回の4万票の行方にも注目が集まる。江藤陣営は獲得票の上積みを狙うが、問題は投票率。「選挙戦が盛り上がらないまま獲得票を減らしたら面目が保てない」と危機感ものぞかせる。
 21日に立候補が決まった、2度目の挑戦となる共産新人の吉田貴行。民主候補不在の中で、江藤の無投票再選を阻止した格好だが、選挙準備はこれから。「アベノミクスで暮らしは悪くなり、景気は悪循環に陥った。今回の選挙は消費増税の先送りではなく、きっぱり中止させる絶好の機会」と自共対決を前面に押し出し、反自民票、無党派層への浸透を図る。 =敬称略
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=

1555チバQ:2014/11/30(日) 18:38:49
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130090
「短期決戦の構図」 宮崎3区 自共対決同じ顔ぶれ
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)

 2012年の前回選挙に続き、自民対共産の対決となる見通し。
 衆院解散翌日の22日、都城市に帰ってきた自民前職古川禎久は、後援会支部長との打ち合わせや、事務所開きなど3連休中、地元でフル稼働した。
 古川は前回選挙で約11万9千票、得票率8割を超えて圧勝。今回も13万票以上の獲得を目指す。強固な支持基盤を支えるのは、選挙区内すべての市町に置いた後援会組織だ。古川自身もこの2年間、週末ごとに帰郷し、こまめに各支部幹部と意見を交わした。
 今回選挙で陣営が心配するのは、他県候補の応援で全国を回らなければならず、選挙期間中に地元にいることができるのは4日間しかないこと。古川自身も「候補者として地元を離れるのはじくじたる思いだが、後援会を信じて任せたい」と話す。
 前回に続き、民主が候補者を擁立できず、社民も断念。「安倍政権の暴走に歯止めをかける」と訴え、名乗りを上げたのが共産新人来住一人だ。前回衆院選、参院選に続き3度目の国政挑戦となるが「今回ほど追い風が吹いている選挙はない」と手応えを感じている。
 県議選への立候補を予定していたため、この夏から街頭での演説に力を入れていた。有権者からの反応が前回以上にいいと語る。
 「消費税率引き上げの延期を決めたこと自体がアベノミクスの失敗を意味する。延期ではなく、断念にまで持ち込みたい」と党勢拡大に意欲を燃やす。
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=

1556チバQ:2014/11/30(日) 18:39:46
大分
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/130274
県都市長選にらみ火花 前哨戦はやヒートアップ 1区の自民、民主
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)

 衆院選大分1区に出馬予定の自民前職と民主元職の戦いが、大分市長選(来春)の前哨戦の様相を呈してきた。1区と市長選は選挙区がほぼ重なる上、予想される対決構図が類似するからだ。市長選は40年近く自民以外が当選する「非自民の牙城」。自民はその牙城を崩そうと1区で勝って勢いを付け、市長選の勝利も狙う。現職市長は進退を明らかにしていないが、有力支持組織が1区を「代理戦争」と位置づけて民主元職の支援を始めるなど水面下で火花を散らしている。
 「応援いただいている穴見先生を、全力でご支援申し上げたい」−。24日、市内であった自民前職、穴見陽一氏(45)の事務所開き。市長選に出馬予定の元中小企業庁次長、佐藤樹一郎氏(57)があいさつに立ち、声を張り上げた。
 穴見氏は2012年の前回衆院選で、1996年の小選挙区制導入後、自民候補として初の議席を得た。
 今回の衆院解散前、佐藤氏は穴見氏と一緒にあいさつ回りを続け、自民からの推薦も得た。28日に大分市であった安倍晋三首相の街頭演説では、衛藤晟一首相補佐官の紹介で首相に会い、激励されたという。
 街頭には穴見氏と佐藤氏のポスターが並び立つ。穴見氏の後援会幹部は「佐藤さんには言ったんだよ。穴見が倒れれば、あなたも倒れますよって。佐藤さんが自分の支持母体で穴見を推せば、こちらの票の上積みになる」と明かす。
 現職市長の釘宮磐氏(67)は進退を明らかにしていない。92年の参院選大分選挙区に自民公認で、00年の衆院選大分1区に民主公認で出馬し、ともに当選した経歴を持つ。関係者によると、今回の戦いを「見守るしかない」と周囲に漏らしているという。
 しかし、穴見氏と佐藤氏の共闘を目の当たりにして、釘宮氏の有力支持組織は民主元職、吉良州司氏(56)の支援に動き始めた。
 今月上旬にあった釘宮氏の支援組織の会合に吉良氏自らが出席し「頭を下げて、支援を求めた」(関係者)。元民主党衆院議員だった釘宮氏を推す組織は民主の吉良氏に対して、これまで自主的だった支援から一転、組織を挙げて取り組むことを決めたという。関係者の男性は「吉良さんが負ければ市長選に響く。だから、組織として吉良さんを通すために支援することになった。今回の1区は磐さんの選挙でもあるんだ」と解説した。
 大分1区には共産新人の山本茂氏(63)も立候補を予定している。
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

1557チバQ:2014/11/30(日) 18:40:45
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130088
「短期決戦」 熊本1区 野党共闘に思惑交錯
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)

 衆院選の12月2日の公示が迫る。県内では五つの小選挙区に、自民党と維新の党、次世代の党、共産党、社民党の5党から計12陣営が立候補を予定。短期決戦に向けた準備を本格化させている。どのような戦いが繰り広げられるのか。各選挙区の直前情勢を探った。
 「いろんなことはのみ込んで、力を合わせて全力で頑張りたい」。22日、熊本市内であった維新の党前職松野頼久の選対本部立ち上げ式。民主党県連として「支持」を決めた直後、駆け付けた県連代表の言葉に、松野はほっとした表情を浮かべた。
 民主党公認で4連勝してきたが、前回衆院選では公示直前に離党した。同党が急きょ立てた独自候補と票を奪い合い、3度目の対決で初めて自民党前職木原稔に敗れ、比例復活した。
 4連勝時と同じ選挙構図が見込まれ、陣営関係者は民主党の支持団体、連合熊本の組織票を「最大限取り込みたい」と力を込める。ただ連合熊本は、松野の離党への反発が根強く、26日には「支持」よりも弱く、内部に選対をつくらない「協力・支援」を決めた。
 一方の木原は、野党共闘への危機感をあらわにする。前回の松野と民主党候補の票を合わせれば、わずかながらも木原を上回る。「かなり厳しい選挙になる」。木原が25日の事務所開きであいさつすると、陣営には緊張感が高まった。
 首相の安倍晋三と信条が近く、安倍も務めた自民党青年局長の役職を務める。全国から応援演説が求められる立場だが、党本部には「県外に出るのは控えたい」と要望し、地元に張り付く戦略だ。すでに小学校区ごとに後援会を組織し、党の友好団体など200以上に推薦願を出した。陣営幹部は「防衛大臣政務官などの要職を担った実績を広く訴えていく」と強調する。
 共産党新人高本征尚は「集団的自衛権の行使容認の閣議決定撤回」などを訴え、安倍政権への批判票の受け皿を目指す。
 熊本都市圏が区域の1区は、組織票を固めるだけでは勝てない。3陣営とも無党派層への浸透に懸命だ。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=

1558チバQ:2014/11/30(日) 18:41:59
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130089
「短期決戦」 熊本2区 構図前回と様変わり
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)

 「熊本市長選の勢いに、そのまま乗りたい」。自民党前職野田毅の陣営は、直前の同市長選で大勝した同党推薦候補の事務所を転用し、余勢を駆って選挙戦に臨む構えだ。
 当選14回の党重鎮で、県選出の党国会議員団団長も務める野田。県議や市議など系列議員も多く、企業や各種団体の支援も受ける。公明党の推薦も決まり、組織は盤石だ。
 同じ2区を地盤とする自民党前職林田彪は「比例代表の名簿登載順位が納得できなければ出馬する」と明言。選挙準備を今も進めるが、順当ならば野田との協力に徹する方針。
 共産党新人広瀬由美は、消費税10%増税反対や特定秘密保護法の廃止などを掲げ、現政権との対決姿勢を前面に打ち出す。
 民主は擁立を模索したが断念。5人が争った前回とは様変わりした選挙戦になりそうだ。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=

1559チバQ:2014/11/30(日) 18:42:55
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130271
「短期決戦」 熊本3区 自共一騎打ちの公算
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)

 「確実に票を伸ばし、圧倒的な勝利を目指す」。自民党前職坂本哲志の陣営は、地元の首長や同党県議が各地域の選対本部長となり、9万5千票以上を獲得した前回を上回る得票を目指し、支持拡大に取り組む。
 当選4回目の2年間で、総務副大臣や衆院農水委員長などの要職を経験。合併前の旧市町村レベルで組織する27の後援会が、活発に活動しているのも強みだ。
 共産党新人芋生よしやは、保育士の経験を生かし、教育や子育て支援などを訴える。国営立野ダム(大津町、南阿蘇村)建設に反対の立場も鮮明にする。
 民主党は当初、擁立を検討していたが断念。前回は4人での争いだったが、自共の一騎打ちとなる公算が大きい。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

1560チバQ:2014/11/30(日) 18:43:51
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130272
短期決戦」 熊本4区 次世代と共産が対決
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)

 当選9回の次世代の党前職園田博之は、前回衆院選で自主投票だった自民党との関係維持に腐心した。
 「できれば戻って頑張ってほしい」。天草市内で24日に開かれた選対会議では、園田を支持する首長や県議から自民党復党を望む声が聞かれ、園田自身も「与党に近いところで、これからの政治活動をしたい」と古巣への思いがにじむ。今回、自民党県連とアベノミクス推進などに最大限協力するとした政策協定を結び、推薦を得た。
 自民、民主の与野党第1党の公認候補が共にいない全国でも数少ない選挙区。共産党新人井芹栄次は「現職批判票の受け皿になりたい」と訴え、民主、社民支持層や浮動票の取り込みを目指す。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130273
「短期決戦」 熊本5区 自民対社・民の共闘
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)

 「ローカル・アベノミクス、すなわち地方創生のスタートの選挙だ」。25日、津奈木町であった自民党前職金子恭之の選対会議。験担ぎのとんかつ定食を平らげた金子は、芦北、津奈木両町長や県議、市議など約70人を前に必勝宣言した。
 逆風が吹いた2009年衆院選。議席は守ったものの、対立候補で現在の社民党県代表中島隆利に八代市では敗れ、比例復活当選を許した。陣営幹部は「12年の前回選挙同様、(今回から5区に編入された)美里町を含む全16市町村で勝利し、社民の比例復活を阻止する」と息巻く。業界団体に推薦を求め、徹底した組織戦を展開する構えだ。
 共産党新人橋田芳昭は、5回目の国政挑戦。積極的に街頭に立ち、支持拡大を急ぐ。
 社民党は、中島の後継として新人今泉克己を擁立。今泉は「反自民の受け皿になる」と強調する。連合熊本が推薦し、民主党県連も支持を決め、共産党を除く野党共闘態勢が整った。今泉は、連合傘下の労働組合などを精力的に回り、浸透を図る。ただ、地方選を含め立候補は初めてで、知名度不足の解消が課題となりそうだ。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

1561チバQ:2014/11/30(日) 18:46:04
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_saga/article/130087
[選挙区の構図] 佐賀1区 動けぬ民主、危機感強く
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)


 市街地から離れた山間部。衆院解散から一夜明けた22日朝、自民前職の岩田和親(41)は神埼市脊振町の小さな集落にいた。消防団の詰め所で約30人の住民を前に、自らに言い聞かせるかのように語った。
 「アベノミクス(安倍政権の経済政策)は地方では実感できていないが、佐賀で良かったと思えるように働かせてください。まだまだ顔は売れていないが、脊振のために頑張りたい」
 衆院定数の「0増5減」で県内小選挙区は3から2に減った。山間部や農漁村が多かった旧2区はなくなり、新1、2区に分散編入。新1区の有権者数は約32万7千人で、岩田が現職だった旧1区から約9万人増えた。
 2012年の前回衆院選で旧1〜3区を独占した自民党の候補者調整は、誰が退くかをめぐって遅れていた。旧2区の今村雅弘(67)が比例九州に回り、岩田が新1区と決まったのは10月中旬。そこに衆院解散が降って湧いた。陣営が「今村氏に遠慮して回り切れていなかった」という旧2区は未開の地も同然だった。
 岩田は前回初当選。県議を3期務めたが、国政では1期の「安倍チルドレン」。05年の郵政選挙、09年の民主党による政権交代選挙。多くのチルドレンが生まれては消えた。
 師走の選挙に不満の声も届く中、陣営は分厚い地方議員のネットワークをフル活用し、約250の団体から推薦をかき集める。
   ■    ■   
 「大きなけがをして、まだ病院にいます。悔しくてなりません」
 ダークスーツに赤いネクタイ姿がスクリーンに映し出された。26日夜、佐賀市であった民主前職、原口一博(55)の後援会会合。8月に右脚を骨折して長期入院中の原口は、病院で撮影した約6分間の映像を通して、アベノミクス批判や雇用の安定を訴えた。
 小選挙区になった1996年以降、比例復活も含めて6期連続当選。テレビ出演多数で知名度抜群。だが、外出できないもどかしさの中で公示を迎える。
 前回は、消費税増税法案の採決棄権で党に背を向け「信用していいのか」(連合佐賀幹部)と身内からも批判を受けた。だが、連合佐賀は今回、早々と推薦を決定。前回は自主投票だった社民党県連合も26日に支持を決めた。
 「自民1強」の現状に多弱の野党が手を結ぶ。ただ「本人不在」の影響は大きく、党の支持率も低迷したまま。陣営幹部は「今までで最も厳しい選挙だ」とため息をつく。
   ■    ■   
 「今、若い人の働き方には悲惨な実態があります。佐賀にもあるブラック企業を是正したい」。26日、通勤客が行き交うJR佐賀駅前で共産新人の古賀誠(29)は声を張り上げた。
 手には演説用のメモ紙。「言いたいことを確実に言わないといけないから」
 共産党が古賀の公認を発表したのは衆院解散前夜の20日。選挙に立候補するのは初めてで、出遅れ感は否めない。
 それでも街頭で訴えを重ねる。「私もブラック企業で働いていたことがある。同じ思いをしている若者はたくさんいる。政治の力で世の中を変えたい」 (敬称略)
   ◇    ◇
 安倍首相が消費税の10%引き上げを見送り「信を問う」と断行した衆院解散、総選挙の公示が12月2日に迫る。佐賀1区、2区の直前の動きを追った。
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=

1562チバQ:2014/11/30(日) 18:46:59
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_saga/article/130269
[選挙区の構図] 佐賀2区 自民と民主が“総力戦”
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
 「知事選は3回戦っているが、衆院選は全く違う。ほとんど準備ができておらずチャレンジャー。しっかりとした訴えをする」
 26日未明の県庁記者会見室。深夜に及んだ県議会で知事辞職の同意を得た自民新人の古川康(56)は、満を持して衆院選佐賀2区からの国政挑戦を表明した。周囲には出遅れを懸念する声もあるが、水面下で自民党本部と着々と準備を進めてきた。
 党本部は同日、古川をすぐさま公認。党県連は古川の会見から10時間後には実動部隊となる2区内の市議ら60人を武雄市に集め、選対会議で組織や行動計画を次々と決めた。
 古川のそばには今回の衆院解散で政界を引退した旧3区の自民前職、保利耕輔が座った。新2区の有権者の3割を占める唐津市を中心に「保利党」とも呼ばれる強固な支持基盤を持つ実力者は「古川さんの出馬に感謝し、一丸となって頑張っていただく」と全面協力の意思を明言した。
 保利は27日、古川の出身地でもある唐津市で離島回りにも同行。神集島では「古川さんが(国会議員)バッジをはめることができなければ、私は死んでも死にきれない」と熱弁した。
 古川の任期途中での辞職に、野党は「県政投げ出し」批判を浴びせる。今回衆院選で比例九州に回る旧2区の自民前職、今村雅弘(67)の地盤の鹿島市では「今村さんは当選確実だから小選挙区は民主でいい」との声も聞かれる。陣営は「前知事といえども油断は禁物」と組織を締め直す。
   ■    ■
 衆院解散から一夜明けた22日朝、民主前職の大串博志(49)は唐津市街地の交差点で行き交う車に向かって、安倍政権のアベノミクスが景気後退を招いたと訴えた。「手を振っていて、思ったよりも知った顔が見えた。支持はそれなりに広がっていると思う」
 東京大学卒で財務省出身。旧2区で2度の比例復活を含めて当選3回。2005年の初当選以来、週末ごとに選挙区内に戻っては、小まめに地域の催しや会合に顔を出してきた。昨年夏以降は「力の大半を新たな選挙区に注ぐ」と、旧3区だった唐津市や伊万里市などにも足しげく通う。
 15日、唐津市で開いた時局講演会には首相補佐官として仕えた野田佳彦前首相が登壇。支持者約200人と気勢を上げ「後援会の会合を積み重ねてきて、ちょうどよい節目になった。(支持拡大は)決して雲をつかむような話じゃない」と手応えを口にした。
 フットワークが軽く、腰は低い。「電話一本で大串ひろし」−。どんなに少人数でも呼ばれれば駆け付けるという草の根の活動スタイルで、自民の厚い地盤を切り崩したい構えだ。
   ■   ■
 共産新人の御厨さとみ(33)は衆院解散2日後の23日に立候補表明。党から出馬要請を受けたのは、そのわずか3日前だった。
 「突然の解散で準備が遅れた」と党県委員会の今田真人委員長。
 知名度抜群の古川、大串に対し「大きなゾウにアリが挑む構図」(陣営幹部)となるが「若者や女性の代表として声を上げたい」と支持拡大を目指す。
 九州電力玄海原発(玄海町)を抱える2区で「再稼働反対」を訴え、反原発票の取り込みも狙う。 (敬称略)
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=

1563チバQ:2014/11/30(日) 18:49:34
>>1017 1区
>>1223 2区
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129400
《県内11選挙区直前情勢》 福岡3区 都市と農村 自、民が綱引き
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時42分)



 福岡市西区、早良区の人口が集積する都市部と糸島市郊外の農漁村部が混在しており、無党派層、保守層への浸透が鍵を握る。
 23日、糸島市のJA糸島波多江支店の会議室。自民前職の古賀篤(42)は、来年春の統一地方選で実施される県議選で自民が公認予定の立候補予定者の決起大会に駆け付けた。「今回の衆院選は大変厳しい戦いだ」。古賀が危機感を募らせると、そばにいた元農相の太田誠一もうなずいた。
 古賀は2012年の前回初当選。引退した太田の後援会など地盤は引き継いだものの知名度は低く、週末ごとに選挙区入りし、地域のイベントや会合に顔を出してきた。「前回と比べ、明らかに浸透している」と陣営は手応えを語る。
 だが、自民の地盤とされる糸島地区でも安倍政権の農政には不満がくすぶる。環太平洋連携協定(TPP)交渉、農協改革…。「政権は農業に冷ややか。自民は好かん」と憤る地元JA幹部も。陣営は「古賀はTPP反対の立場。現場の声をくみ取り、足場を固めたい」と語る。
 一方、3区で6度目の選挙戦に挑む民主元職の藤田一枝(65)は政権交代を遂げた09年の前々回と同様、無党派に期待を寄せる。衆院が解散した21日には早速、早良区西新の街頭に立ち、「政権交代が可能なバランスの取れた政治に近づける。自民の一人勝ちはいけない」と声を張り上げた。
 民主が大敗北を喫した前回は「街頭ではやじを飛ばされるような逆風を感じた」(スタッフの一人)。だが、今回の風向きは「どう説明されようと解散に対する疑問は、党派にかかわらずある」と読む。陣営は「街頭での反応、支持者たちの意気込みは明らかに上向き。反自民の票を取り込み、接戦に持ち込む」と意気込む。前回、票が分散した「第三極」の出馬の動きがないことも好材料と受け止める。
 共産新人の川原康裕(33)は「自民との対立軸は明確」とし、TPP反対や消費増税中止、原発ゼロに加え、若者の雇用創出とブラック企業への規制強化を主張する。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=

1564チバQ:2014/11/30(日) 18:50:09
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129401
《県内11選挙区直前情勢》 福岡4区 民維共闘 受けて立つ自民
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時43分)

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 「アベノミクスは地方に届かなかった。私たち維新にもう一度力を貸していただければ、必ず地方を元気にしていく」
 3連休初日の22日午後、福津市の大型ショッピングモール前で、維新前職の河野正美(53)は信号待ちのドライバーに訴えかけた。「短期決戦。直接有権者に顔を見せて、風を起こさなければならない」
 「第三極」が競い合った2012年の前回、福岡4区には6人が立候補した。民主を離党した未来前職とその対抗馬として民主が擁立した新人が票を奪い合う中、旧日本維新の会から出馬した河野は比例復活ながら初当選した。それから2年。後援会組織も整わないままの突然の解散に、陣営は危機感を募らせる。
 1強自民に、いかに立ち向かうか−。民主は前回福岡8区で立候補し落選した元職を4区に擁立する方針だった。しかし、維新との共闘を優先し、元職は福岡1区へ。河野は「野党統一候補」として再選に挑む。陣営は「前回と比べると逆風だが、共闘で少しだが追い風が吹き始めた」と意気込む。
 自民前職の宮内秀樹(52)は22日、宗像市日の里地区で、高齢化が進む大型団地再生のための住民会議に参加した。「親が建てた一戸建てに子どもが続けて住むケースはどれくらい?」「Uターンを呼び掛けては?」。有権者と交わった。
 党国土交通部会の副部会長。住民会議では臨時国会に議員立法で提案予定だった「無電柱化推進法」に触れ、「日の里を無電柱化のモデル地区に」と提案。政権党の実績と地域密着の姿勢をアピールした。
 「この2年間、週末はできる限り地元のイベントに顔を出した。負けは許されない」と陣営。同じ日には後援会の代表者200人が集まる選対会議を開き、態勢づくりを加速させた。
 共産新人の新留清隆(59)は4度目の立候補。3連休は福祉施設やイベント会場を訪問しつつ、国道沿いなどで演説。消費税増税について「他党は皆、先送り。反対をしているのは共産党だけだ」と対決姿勢を鮮明にする。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=

1565とはずがたり:2014/11/30(日) 18:50:30
>>1561
>8月に右脚を骨折して長期入院中
よっぽど大けがじゃないと4か月も入院しないっすよね。
ただの骨折ではないのでわ?!

1566チバQ:2014/11/30(日) 18:50:40
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129600
《県内11選挙区直前情勢》 福岡5区 「高齢」「復党」どうかわす
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時44分)

 衆院解散翌日の22日、自民前職の原田義昭(70)は朝倉市甘木であったイルミネーションの催し会場を訪れた。一人ずつ「頑張ります」と声を掛けて握手を交わした。朝倉地区の別の会合に出席後、急きょ参加を決めたという。
 当選6回。文部科学副大臣などを歴任したベテランだが、2009年の前々回は「政権交代」の逆風にさらされた。陣営関係者は「落選を経験し、本人も地道な活動の大切さが身に染みた。最近は予定外の場所に本人の意志で行くことがよくある」。
 今回も公明や県農政連、企業の推薦を視野に組織を固めるが、「高齢多選」の批判もちらつく。原田を支持する地方議員は「地元で『辞めるんじゃなかったのか』と聞かれる」と明かす。原田自身は「政治家は経験、蓄積が大事。世の中もそういう人を必要としている」と強気の姿勢だ。
 原田と5回目の対決となる民主元職の楠田大蔵(39)。「野党統一候補として自民前職と真っ向から戦います」。連休中の23日、朝倉市から那珂川町まで催し会場を駆け回りながら、交差点や商業施設前で車を降り、演説を繰り返した。
 楠田は今年2月、民主を離党。解散直前の17日に復党願を出した。党内や支持労組には反発もくすぶる。地元自治体の労組幹部は「短期間に出たり戻ったり、理解できない」とため息をつく。後援会幹部は「ゼロからやり直すつもりで頑張るしかない」と話す。
 当選3回。前々回は小選挙区で初勝利したが、12年の前回は惨敗。民主への逆風に加え、「第三極」の候補が乱立し、票が分散した。今回は共産を除く「野党統一候補」として訴え、政権批判票の結集を図る。原田へ対抗するため「世代交代」を打ち出して自公支持層の取り込みも狙う。
 前回に続く挑戦となる共産新人の田中陽二(58)は党の街宣車に乗り「安倍政権の暴走にストップを」と訴える。第三極が候補擁立を見送る公算が大きいことから「民主も第三極も駄目。自公政権へ対抗できるのは共産しかない」と強調する。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=


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