首相に近い自民党議員は「提言は科学的根拠に基づく。無観客にすべきだ」と言う。菅政権は昨秋の「第3波」でも、専門家の提言を受け入れずに観光支援策「Go To トラベル」を継続。世論の批判を浴び、支持率の急落を招いた。東京ではすでに「第5波」の到来も懸念されている。無観客の推奨に向き合わず、五輪がらみで人の流れが大きく増えて感染の再拡大を招けば、「首相は責任をとらざるを得ない」(自民党幹部)との見方が政権内でも語られ始めている。
主催者サイドは2日に「茨城県医師会および県下26の医師会等による中止要請」を受けたことで、開催中止を決断しました。中止報道を受けたONE OK ROCK・Takaさん、RADWIMPS・野田洋次郎さん、King Gnu・井口理さん、sumika・片岡健太さんらがツイッターなどにコメント。さらに、主催者サイドに「要請」を出した茨城県医師会への批判や、東京オリンピック開催の是非などが飛び交っています。
茨城県医師会のホームページには、会長らが主催者の茨城放送を訪れ、「開催の中止または延期を検討することや、仮に開催する場合でも更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すことを要請」したことを明かし、さらに「『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』に関する要請書」の全文も掲載されています。
野田さんと同等レベルで大きく報じられているのは、ONE OK ROCK・Takaさんのコメント。インスタグラムのストーリーに、「僕の一意見」と断りを入れつつも、「しょうがないとか残念とかで許してくれる日本の音楽好きもミュージシャンも本当に優しい。ただな。もうそろそろみんな怒るよ」とつづっていたのです。
その布石の1つが、昨年から手掛けているのが、試合日に実施している「青赤パークオンライン Before The Match/After The Match presented by めちゃコミック」などのユーチューブ配信。試合会場には足を運べないものの、少しでも興味を持ってくれる人が気軽に接点を持てるように試合開始の2時間前から配信し、ファン・サポーターとの接点を多く持てるように取り組んでいる。
コロナ禍になってスタジアムに足を運ばなくなった潜在的ファンとの接点を増やす取り組みは、横浜F・マリノスも注力している部分だ。彼らは最初の緊急事態宣言が発令された昨年4月、他のJクラブに先んじて「Stay Home with F・マリノス」と題してオンラインイベントを開催。8月には「横浜F・マリノス トリコロールフェスタ2020」を実施。オンライン上での選手とファンの新たな交流モデルを作り、反響を得ている。
【AFP=時事】(更新)来年2月に中国で開催される北京冬季五輪について、フランスのジャンミシェル・ブランケール(Jean-Michel Blanquer)国民教育・青少年・スポーツ相は9日、同国は他の欧米諸国による外交的ボイコットに加わらないとの見解を示した。ただし、ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)外相は方針を明らかにしていない。
だが、専門家は、人工雪に頼ることは「グリーン」な大会を目指すという北京の宣言に反すると指摘する。仏ストラスブール大学(University of Strasbourg)のカルメン・デヨング(Carmen de Jong)教授(地理学)は、水が少ない地域で大量の電力と資源を使って雪をつくることは「無責任」だと非難。「それなら月や火星でも五輪を開催できる」と皮肉った。【翻訳編集】 AFPBB News