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スポーツ総合スレッド

3055チバQ:2021/07/26(月) 18:13:34
 自身の行動に日本人から厳しい視線を向けられていることをどう思うか。英紙デーリー・ミラー特派員、アレックス・スピンクさん(56)に尋ねると、「コロナを懸念しているからなのだろうけど、寂しい」と語った。ただ、こうも言う。「今は平時じゃない。この五輪のために私たちを入国させてくれたのなら、できるのはルールを守ることだけです」。五輪取材は4回目となるスピンクさんは「五輪は素晴らしいもの。だけど、見たいと思う人が楽しむことができないのはとても悲しい」と無観客を案じた。

 復興五輪を前面に打ち出していた今大会。MPCでも専用コーナーが設けられ、16日と19日には東日本大震災の被災地の現状を伝える記者説明会が開かれた。原発事故で発生した放射性物質の行方が気がかりだったというブラジルのテレビ局スタッフの男性は、祖父が日本出身。「福島産の食べ物のことや、放射線量のことを勉強できた。復興は復興として発信をしていくことが重要では」と話す。競技期間中に説明会は開かれない。福島県産の木材で作られた椅子に腰掛けるものの、展示物を気にかけずにスマートフォンを操作する海外メディア関係者の姿も見かける。このまま休憩場所に成り下がるのは何とも惜しい。

 連日、午前中から気温30度を超える暑さを肌で感じると、暑熱対策も大会の大きなテーマだったことを思い知らされる。メディア専用バスの乗降場からMPCまでは10分間隔で運行するが、1台当たり30人の定員と利用者数の勘定が合わず、長蛇の列ができることも。「1時間も待っているぞ」「責任者はどこだ」と、乗降場で不満をぶちまける米通信社のスタッフもいた。

 「1時間に1本しかない。交通が不便だね」。イタリアから来た男性カメラマンもそんな一人だった。競技場間のバスの運行間隔の長さが気に入らないらしい。五輪取材9回という男性は甲高い声で私と同僚に5分以上まくし立てたが、その後の行動が示唆に富んでいた。

 「制約も多いのになぜ取材に来たのか」と聞くと、「(自国の)多くのメダルを報じるためだ」と切り返された。「ゴールド(金メダル)、ゴールド、ゴールド!」。そう繰り返しながら、男性はあんなに文句を言っていたバス停へと小走りで向かっていった。【岩壁峻】

     ◇

 五輪記者内幕リポートは、東京大会を最前線で取材する毎日新聞運動部記者が交代で執筆します。


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