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ネ申記事書き起こしスレ

1名無しさん:2006/06/12(月) 01:03:55
ネ申達が載ってた雑誌やインタビュー、記事等を書き起こそう。
冒頭か名前欄に雑誌名を記入すること。出来れば日付も。
個人サイト等の文章は禁止。

2JUNON2006年4月号:2006/06/24(土) 18:35:10
ネ申「NSCに入学してからは、人生の色が違ったからね。
  今までの人生と、競技もストーリーも違った気がする。
  『入ったからにはとにかく食える芸人にならなきゃ』と思ってて
  めちゃめちゃトガッてた。
  『同期全員、皆殺しだ』が口グセ(笑)」
アヒャ「ホント、トガッてたね。」
ネ申「友達を一切作らなかったもんな。なぜなら、全員やめさせるから!」

3JUNON2006年4月号:2006/06/24(土) 18:35:55
アヒャ「スゴかったよ。当然僕も一緒に入学したけど、
  そんなあっちゃんを見て『めっちゃトガるな〜』と思ってた。
  バイト先では楽しいヤツだったのに、急にピリピリするんだもん。
  僕は普通に同期としゃべってたけど。
ネ申「慎吾は誰とでも話してたよね。」
アヒャ「よく同期のヤツから『オマエの相方、頭おかしいよな」と言われたよ。
  『なんであんなに、僕らに冷たいの?』と言われたもん。」

4JUNON2006年4月号:2006/06/24(土) 18:37:00
申「慎吾が同期としゃべってたら
  『程度の低いヤツらとしゃべってんじゃねえよ』と注意してたよな。
  だってやる気のないヤツは本当にないんだもの。
  ただ芸人気分に浸ってるようなヤツと交じると、
  あんまりよくないなと思ってたからさ。」
アヒャ「ストイックだもんな、あっちゃんは。
  その気持ちがあったからこそ、現在があるのかもしれないけど。
  でも、お互いに認め合ったヤツらとは後半から仲良くなったよね。

5名無しさん:2006/06/24(土) 20:25:06
>>2~4 乙

6Y∞H! No.4:2006/06/26(月) 19:19:13
代々木・原宿・オリエンタルラジオ

「東京」

 ジルル君のことならよく知ってるから、ジルル君
のことを少し話そうかと思う。ジルル君はもともと
廃棄されたペンキを盗んで、瓦礫の街の片隅で壁
に絵を描くだけの子供だった。ジルル君は筆も使わ
ず、直接手にペンキをつけてそれを毎日夢中で塗り
たくっていた。でも、ジルル君が青年になる頃に転
機が訪れたんだ。

7Y∞H! No.4:2006/06/26(月) 19:19:45
名高き画家ラッド・マスラート。彼がその壁の絵
を移動中の車から見つけたのだ。
「あの絵を描いた人間を探し出しなさい」
 ラッド・マスラートは側近に言いつけジルル君を
探し出した。そして自分のアトリエに呼んで、壁で
はなくキャンバスに絵を描くように言った。ジルル
君はそのキャンバスにペンキを塗りたくった。そし
てその絵を見たラッド・マスラートは涙を流し神に感
謝した。

8Y∞H! No.4:2006/06/26(月) 19:20:18
アート界の一大センセーションとしてジルル君は
迎えられ、ジルル君は瓦礫の街を出て花の都の豪
邸へ移り住んだ。無数の賞賛がジルル君を包み、
その絵の全てが莫大な金を産み、都の女たちはジ
ルル君を追いかけた。そして一年が過ぎたとき、ラ
ッド・マスラートは近々完成する予定の、都で最も
大きな時計台の外壁のペイントをジルル君に依頼
した。するとジルル君は言った。
「僕にはもう、絵が描けません」
「なぜだ?体の調子でもおかしいのか?」
「毒にやられました」
「毒?何の毒だ?」

9Y∞H! No.4:2006/06/26(月) 19:20:52
ジルル君はラッド・マスラートの家を飛び出して、
そのまま行方知れずになった。完成を控え布がか
かった時計台を眺め、ラッド・マスラートはため息
をついた。
 その数日後、都に空前の大火事が起きた。ジル
ル君の豪邸が業火をあげたのだ。豪邸の中には美
しい宝石と、豪奢な調度品と、そしてジルル君の
愛する女もいた。出火の原因は放火だと警察は断
定。そして容疑者にジルル君があげられた。ひと
月ばかりの捜査が過ぎたころ、ジルル君は警察に
自首してきた。それもなぜか血だらけで。とてもシ
ョッキングな事件だった。ラッド・マスラートは時計
台完成をジルル君に賭けていたが、一連の事件で
絶望的とみなし、外壁のペイントをせずに時計台
を完成することを決断した。完成披露式の際、ラ
ッド・マスラートがその時計台の布をはずさせると、
群集は声を上げておののいた。そこには凄まじく
美しい絵が描かれていたんだ。血のように美しい
絵が。
 ねぇ、ジルル君。僕はあの日以来、嬉しいこと
があった時のは必ず、小指の骨を折るようにしてる。

10 Y∞H! No.5:2006/07/27(木) 02:05:27
代々木・原宿・オリエンタルラジオ

「目黒」

 ぷくぷくぷくうっとファンネドゥス坊やの後頭部が
膨れ上がったかと思うと、それは勢いよくはじけた。
「ぱあん」
 青い液体が部屋中に飛び散り、私の黒い目の中
は真っ青になった。ここはどこなんだ。海だ。海沿
いの広い広い一本道の道路だ。すごい、すごい速
度で私は走っているんだ、バイクのような機械式の、
しかしUFOのように平べったい銀色のマシンに乗
って。ああ、向かい風は激風。首がもげそうだ、叫
び出したい。衝動があれだ。
「ウ、ウ、ウ、ウィリィィー!」
 声を張り上げて見上げた空に、ウィリ山テル夫が
両手を広げて浮いている。逆光に包まれた頭に
林檎の乗せて私を見ている。凝視して緊張の汗を
流している。射抜いてみろというのかその林檎を、
この私に!ならばやらねばなるまいと、背負ってい
たボウガンを取り出し構えたその刹那だ、遥か宇
宙をたゆたう軌道衛星からのレーザービームがウィ
リ山テル夫のつむじから肛門を一瞬にして貫いた。
「ウ、ウ、ウ、ウィリ山ー!」
 重力にまかせて落下するウィリ山テル夫、私はそ
れに向けてめちゃくちゃにボウガンを放ち、ウィリ
山テル夫を蜂の巣にした。ハチノス、テルオ!ハチ
ノってる!イエス!・・・甘い。甘い甘い匂い。なんだ?
「summertime? No! honeytime!」
 蜂の巣テル夫から、大量のハチミツがこぼれだ
しているのだ!ああ!それが大粒の、そう黄金の
雨のように私に降り注ぐ。甘露なり。との安息も
束の間、むこうからバッファローの頭にマントヒヒ
の体を持つ屈強の連中がこちらに向かってきてい
る!この私が全裸であることがそんなに許せないと
いうのか?
「俺の心臓はここだ!食えるものなら食ってみろ!」
 私は叫んだ。いっさい屈しないという眼光だ。
だが、勢いあまって心臓を自ら抉り出したのはま
ずかった。視界は一気に乳白色にぼやけていく。
・・・・・歌?誰だ歌っているのは。
 ♪花は舞うけど 泥まみれ 虫と妖怪は 血を吸
い合って この世の宴は終わらない
 純白の衣に身を包んだ7人の天使たちがその頭上
の輪を放り投げて私の体で輪投げをしている。ひ
とつ、ふたつ、光の輪が私を捕らえ、そして
締め付ける。
「うるせえ!」
 全員に一発ずつゲンコツを食らわして、私は自ら
に火炎放射器をぶちかました。私、炎上。燃え上
がりそれが渦を巻き球体となり膨張した。やがてそ
れは太陽となりいくつもの惑星を引きずりまわしそ
の存在を主張した。誰に向かって?お前だよ!神様!

11Y∞H! No.6:2006/08/29(火) 02:25:25
代々木・原宿・オリエンタルラジオ

「池袋」

吸いたくもない煙草に火をつけてすぐもみ消したネットで何か見ようかと
思ったがヤフーで何検索すりゃいいかわからなくて何も検索したくもないことに
気づいてすぐ消した2ウィークのコンタクトまだ使えるけどもういいや捨てた。
おりゃ。眼球丸洗いしたい部屋のもの全部捨てたいような気がしたけど
よく考えたらそうでもない。
あぐぁ。体から強力な、強力な磁力を発して、世界中の武器を武器を武器を
俺の体にひっつけたい溶け合って飛び散ればいい。今まで好きになった人が
全裸で一列に並んでるからそのドテッパラを高速飛行で貫いて。あぐあぐあ・・・。

12Y∞H! No.6:2006/08/29(火) 02:30:29
 カルタコルタ氏はそんなことをぐるぐる考えて、
ひとつの結論に達し、ベッドを飛び起きた。
「世界中の子供たちに今すぐ伝えなきゃ!」
 そうだ。あのことを!今すぐに!カルタコルタ氏
はいてもたってもいられなくなって部屋を飛び出
た。文字通り飛びながら出た。肩甲骨の裏側から
火を吹いて轟音を奏でて不夜城を見下ろす上空へ。
地上またたく幾千の光を見下ろしてひと咆哮。そ
れを聞きつけた千匹のカラスが迎撃体制を取って
完璧な布陣でカルタコルタ氏を包囲した。

13Y∞H! No.6:2006/08/29(火) 02:35:25
 全カラスの口はこれでもかというくらいガン開き
になってその中に銃口!笑わして笑わして笑わし
てくれんじゃねえかこのメカ・カラスが!
「限度超えてんじゃねえかよっ!愚の真骨頂とはこ
のことよ!」
 絶頂に達したカルタコルタ氏はぎゅにぎゅにち、
と分裂。3体のアメーバとなったがその絶頂は止
まらない。絶頂団!アメーバ3体の精巣はひととき
に爆発し、鉄の精子が散弾銃よろしくぶちまけら
れたからカラス!カラスよ。すまない全滅。

14Y∞H! No.6:2006/08/29(火) 02:42:16
「全滅だと!?馬鹿なッ!」
メガ・カラス全滅の報告を受けたカラス部隊本部の
長官は激昂した。ドラリス博士があらゆる技術を
結晶させて作ったあのメガカラスがいとも簡単に
パッツーンなってたまるか。長官は集めていた切手
を全部燃やした。あの頃のギラギラした自分を取
り戻すために。一方、ドラリス博士は自宅で一人、
友達の誕生日を祝うサプライズパーティーの計画が
うまく立てられないことに業を煮やし、その逃避
行動として自分のすね毛を血がにじむほどむしっ
ていた。誰もが眠れない夜。
 そう誰もがこんな汚い池の底みてえなゴミ袋み
てえな「生活」の中で眠れない夜を過ごしてる。軟
体動物みたいにグロテスクに互いを求め合って、
アメーバのように心の中のキラキラとドロドロを分
裂させあって。あぐあぐあ!

15名無しさん:2006/08/29(火) 02:43:29
>>11
改行適当にしてしまった・・・すまん。
>>12からはフリペのとおり改行した。

16名無しさん:2006/08/29(火) 02:48:18
すまん、一部間違い発見。
「メカ・カラス」「メガ・カラス」→「メカ・ガラス」だった。

17名無しさん:2006/08/29(火) 03:57:59
乙でした。
ageとく。

18名無しさん:2006/09/01(金) 18:12:26
『たまに大阪が生登場!』

次回の放送はスペシャル企画!
「最強ハガキコーナーが乱れ咲き!たまに大阪スペシャル!」

オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR・スペシャルウィーク
2週目はラジオの非常識に挑戦!スペシャルというだけあって
"大物ゲストを呼ぶの?"と思いきや今回のゲストはドシロウト!
(おそらく)ラジオ界一"字が汚いハガキ職人”
(番組リスナーにはもうおなじみ)ラジオネーム「たまに大阪」を
生放送のスタジオに迎えてハガキコーナーをやっちゃいます!

ハガキ職人とパーソナリティが電波を越えて初対面!
現代のハガキ職人の生態とは?なぜにこれほどまでに字が汚いのか?

ド深夜だからできる番組初の無謀企画!ハガキ職人
「たまに大阪」がスタジオに生登場!

19みんなのキャンパス:2006/09/05(火) 06:21:34
[藤森]
大学1,2年の頃は、ボクはまぁー遊びましたよ。
入学して憧れのテニスサークルに入って、授業にも出ず、毎日サークルの溜まり場に行く。
だから、その頃は将来何を目指すかなんて全くなかった。
早い人は1年の終わり頃から会計士の勉強を始めたり、司法試験を目指すとか、始めてましたけどね。
ボクはそんなの全く見つからなかったから、いろんなことやってました。
サーフィンやったり、街で女の子ナンパしたり、まぁいろいろと。

[中田]
僕はその頃は、とにかく彼女が欲しくて欲しくてね。
「中高童貞」で育ちましたから(笑)。
この「中高童貞」という四字熟語は、僕のメモリアル!なんです。
で、彼女つくれるかと思って、やっぱりテニスサークルに入ったんだけど、まぁーもてない、つくれない。
だから、2ヶ月くらいでやめてしまって、授業も出ない。
授業もわけのわからない難しい科目を取っちゃったからもう行く気しなくて。
バイトばっかしてました。
で、自動車事故の電話受付っていうバイトをしたときに、慎吾と偶然出会ったんです。
夜の9時から朝の9時までひたすら事故の電話を受けて、電話が来ないときはふたりでしゃべってた。
もうその頃、僕はお笑いやりたいと思ってたんだけど無理だろうな、と思っていて、
マスコミ関係か大手企業のどこかに就職できればなぁ、と漠然と考えていました。

[藤森]
バイト先で出会ったのが1年の時なんですけど、2年になってサークルももうやめて、その頃はあっちゃん一筋です。
はまりましたよ。単純に気が合ったというか、全く自分とか別のタイプの人間なんですけど。

[中田]
そう、違うタイプなんだけど楽しかった。

[藤森]
四六時中、一緒に遊んでました。あっちゃんちに行って、「ボンバーマン」のゲームを48時間ぶっ通しでやって、
オリジン弁当、1日3食食べた。

[中田]
すぐ近くにあったんだよなぁ、オリジン弁当。

[藤森]
あっちゃんと出会って、すぐにお笑いやろうってなったわけではないんですけど、
単純に、お笑いが面白いものなんだなぁーっていうのは、気づかしてもらいました。
とはいえ、それで食っていけるわけでもないし・・・。
でも、2年、3年とつき合っていくと、お笑いが本当に好きになっていって、
3年生の夏頃は、この先どうするか相当悩みました。
お笑いの世界へ入っても"保証"はないですから。
親に大学行かせてもらったから、地元(長野)に帰ればそこそこのところに就職できたんですよ。
髪の毛、えらい抜けた時期もあったくらい悩んだんですけど、
結局は好きなことをやっていきたい、っていう気持ちが強かった。
で、ボクのほうから逆にあっちゃん誘って、お笑いの世界に行ってやってみよう!と。
ボクにとって、やりたいことが初めて見つかったんじゃないですか。

[中田]
たまたまタイミングが合ったんでしょうね。
ふたりで酒飲んでて、そのちょっと前には、お笑いか就職か、すごく悩んだ時期もあったんだけど、
親には一切相談せず、ふたりだけで結論出しましたよ。
で、NSC(吉本総合芸能学院)に入学したんだけど、入学した後は、もう腹決めちゃったんで、楽しかったです。

20みんなのキャンパス:2006/09/05(火) 06:22:07
[藤森]
お笑いに入って、やっぱり生活はガラッと変わりましたよ。
昼間寝ていた生活はもちろん変わり、仕事ですから、お金がもらえる。
自分の生活のために、毎日働いているという意識はありますね。
親からは独立しよう、と思いましたから。
社会人としての自覚は一応出てきたのかな、とは思いますよ。

[中田]
いちばんでかい違いは、人生に対して責任を持ち始めたってことじゃないですかね。
それまでは、親の仕送りで暮らしてましたし、大学でも、友だちに頼れば試験もなんとかなる。
でも、いまは、ネタにしろ何にしろ自分で決めて、その結果は自分に返ってくる。
これまでは、何らかの枠の中で保護されて生きてきましたけど、完全にジャングルに出た!って感じですよ。
オーディションの結果なんかも、全部自分に返ってくるわけだし、当然収入にも関係してくる。
だから、全人生を考えるようになったってことで、それはやっぱり違います。

[藤森]
ぐーたらしてましたからねぇ、大学生のときは。

[中田]
でもまぁ、あれがあったから、いまがあるとも言えるわけね。
時間はあったんだけど、自分が何をしたらいいのかわからない。
そんなイライラが、いま走れる原動力になってるって気がする。

[藤森]
ふり返ると、確かにやってきたこと全部が重なって、いまがあると。
あっちゃんと出会ったのも、大学生活のひとつの財産だし、
勉強もそうですが、サークルでの先輩後輩の関係だとか、
大学では学ぶことがいろいろあるんじゃないですか。やりたいこと探しの場所でもある。
いろんな出会いのチャンスが溢れてるって思うなぁ。
当然だけど、大学は企業に入るためだけの手段じゃない。

[中田]
大学でね、僕にとって結構ためになった授業があるんですよ。
経済の授業なんですけど、権威ある教授で、その先生の授業を受けて"就職しないでいこう"と思った。
その先生は
「これからは、どこそこの企業に就職したってことに意味はなくなるよ。
自分の力で稼いでいく覚悟のない人間はこれからの経済に乗ってはいけない」って言っていた。
ちょうど、お笑いやろうかなって思ってたところだったんで、
どこかに就職すれば安定があるっていう考えをその授業はふっ切ってくれた。
大学って、いろんな人が集まるから、いろんな価値観を知りうると思うし、
逆に大学が合わなければ、バイトやるんでも趣味に向かうんでもいいじゃない。
自由な時間と猶予期間が与えられるってことだから、自分が見えやすくなると思う。

21みんなのキャンパス:2006/09/05(火) 06:22:40
[中田]
お笑いの世界に入るのに、どれだけ厳しいかっていうのは、
結構情報収集して、僕らはリスクも検討して入ったんです。
NSCに入っても、部隊に立てるのは、1年に600人入学したとして3組くらい、つまり6人程度だとか。
その中で常時TVに出られるのは、4,5年に1組とか。

[藤森]
そこら辺も分析して、冷静に見ても、入りたかった。

[中田]
そんなにすぐにTVに出られるとは、もちろん考えてなかったし、
まぁ、ゆっくりでもいいからお金が稼げるようになればいいなぁと。
で、お笑いが好きだったから、関係する情報はたくさん集めて、
更には絶対にこの先必要になると思って、
ネタも大学生のうちにダーっと書いて溜めました。
割と準備してから入ったんです、慎重派なもんだから(笑)。

[藤森]
プラン立てて行きました。ムチャな感じで入ったということはないですね。
まっ、でも現役の大学生にボクらみたいに芸人になれなんて言えないですけどね。
いろんな進路があるよ、っていうのは伝えたいな。

[中田]
一般企業への就職というのではなくて、起業をするとか、
ちょっと人とは違う道へ行きたいという人への僕の考えなんだけど、
案外、なるようになると思うんですね。
自分はこういう力を持っている、というのはどんどん表現すべきだと思うんだけど、
そうすると、周りの人がそっちの方向に行くよう自然と仕向けてくるという気がする。
僕はお笑いやりたかったけど、勇気がなくて。
でも、いろいろネタ書いて、友だちの間で見せたりしてたら、
何か周りが「芸人になれ、芸人になれ」とぐいぐい押してきた。
で、お笑い"後発"の慎吾が「俺と一緒にお笑い行こうぜ!」と言ってきて、
周りの空気がどんどんお笑いに向かってっちゃった。そんな感じ。
で、そうなるべきじゃない人は、たぶん周りもそうしない。
だから、自分の力を表現していって、後は流れに任せるのも、ひとつの手かなって思う。

[藤森]
真面目な話ばかりで、なんかさぁ、2,3個はボケ無いとまずいんじゃないかなぁ(笑)。

22みんなのキャンパス:2006/09/05(火) 07:49:42
★訂正
21 4行目:「部隊」→「舞台」

23名無しさん:2006/09/05(火) 08:06:06
乙!ありがとう

24名無しさん:2006/09/05(火) 11:26:12
乙ライキュ★

25名無しさん:2006/09/05(火) 11:27:30
ありがとう!

26名無しさん:2006/09/05(火) 15:13:24
乙ライキュ!
感動した!

27名無しさん:2006/09/05(火) 16:34:12
いい内容だ
ありがとう

28FromA RED No.R-16:2006/09/12(火) 15:09:38
大学に入って最初のアルバイトが、塾講師。
中学2年生を受け持ってたんですけど、
初めて先生という立場になって気付いたのは、
生徒の名前を覚える順番ですね。
最初に覚えるのは、好みのタイプの女の子から(笑)。
次はそれ以外の女の子。で、目立つ男の子、最後が地味な男の子。
教師とはいえやっぱり男なんですね。身をもって先生の生態を知りました。
実働時間は約2時間で、自給5千円。
ものすごくいい仕事だと思ったら、教えるには生徒の3倍勉強しないといけないんです。
それは割が良くないなあと、ズルして予習をあまりやらなかったんです。
「俺なりの教え方あるし」みたいな(笑)。
古文の授業の時、「笑いを取りに行こう」と思って、
一寸法師の絵を描いてボケたり、「このときの一寸法師の気持ちは?」とか全然関係ない質問したり、
お笑い番組のノリで勝手に楽しんでたら、生徒にえらいウケましてね。
あまりの騒ぎに駆けつけた受付の人も、ガラス越しで笑ってて。
授業終わってご満悦で出ていったら、
僕の悪ふざけが教室のビデオカメラで撮られてたんですね。
「君、何をやっとるんだ」と言われて、
研修時間の2ヶ月が経った頃にクビになりました(笑)。
あの時は「天職見つけた!」思ったんですけどね。
その後に始めたのが、後に相方の「しんご」と出会うことになった
自動車事故の電話受付オペレーター。
とにかく、そこには人と喋りに行ってました。
中高とガリ勉だった反動で、人と話したくてしょうがなかったんです。
そしたら友だちがどんどん増えて、えらい人気者になりましてね。
普通、高校デビュー、大学デビューっていいますけど、
僕の場合は”バイト先デビュー”。珍しい形でしたね(笑)。
みんなから「芸人になれ」と言われて、「なりたいなあ」と思ってたら、
相方が「一緒にお笑いやろう」って。
芸人になるタイミングを作ってくれたのは、相方を含め、バイト先のみんななんです。
人生全部、変わりましたからね。ホント、バイトさまさま、なんです。

29名無しさん:2006/09/12(火) 15:14:31
これって結構前のやつだよね?ありがとう!

30sage:2006/09/12(火) 17:52:26
ありがとう!

31名無しさん:2006/09/14(木) 03:15:07
>>28
今気付いた!乙ライキュ!
ネ申はアヒャと会った時はすでに「人と話したかった」のかー
お洒落センスはないちょっとおもしろい人ってとこかな

32名無しさん:2006/09/14(木) 05:03:14
テレビジョンの今春の新番組紹介より

オビラジ(R)
「オリラジが帯番組で新たなトレンドを発信」
オリエンタルラジオ司会の次世代情報バラエティー。
番組専用のソーシャル・ネットワーク・サービス「プレミアムSNS」を設立。
東京近郊の女子大生や雑誌の読者モデルを中心とした100人の「オビギャル(仮)」が参加し、番組発のトレンドを発信する。
また、最新カルチャーや恋愛に役立つ情報、流行のスポットなどを日替わりで紹介。

オリエンタルラジオのオリキュン(仮)
「オリラジが深夜に胸キュントーク」
オリエンタルラジオがハッピーな瞬間やドキドキした出来事など、恋にまつわる体験談を告白する。
また、ロケでは女の子の気持ちを知るべく、胸キュンをテーマに様々な企画に体を張ってチャレンジする。
ほか、スタジオトークでは、「休日でも一緒に行動するほど仲がいい」という二人が、お互いのプライベートの赤面秘話を暴露する。

33名無しさん:2006/09/14(木) 05:04:38
>>32
乙ライキュ!

34名無しさん:2006/09/14(木) 05:05:12
今春→今秋に訂正

35名無しさん:2006/09/22(金) 08:15:13
番組二つともタイトルにコンビ名ってなんかスマップみたいだなw
そんだけ認知度が高いってことか。スゴス

36Y∞H!No.7:2006/09/25(月) 23:11:37
代々木・原宿・オリエンタルラジオ

「五反田」

「SA53号というもはや古代兵器ともいうべき
旧式がなぜいまだにこのラリ国の最高機種として
君臨しているのか。それは周辺権力との癒着から
というだけではない。実際問題、どの新型もがS
A53号に勝てないからだ。ラリ国最大の軍事兵器
製造会社、コブタクル社がF−75年に開発した
SA53号(マシーナリーヒューマノイド:MHN)
はその後30年かけて軍事的、政治的な力を発揮し
コブタクル社はおろかラリ国からももはや独立状
態にあるほどの権力を手に入れた。コブタクル社
は大きくなりすぎたSA53号の破壊を目標に次々
と新型のMHNを開発したが、そのことごとくは
返り討ちにあった。破壊を免れた6体(SA92号
など)も、神経系データを一部改変され、SA53
号の持つ独立組織の一員として組み込まれた。さ
らに、G−14年から始まった「MHN統一審議
会」によって、SA53号の対抗機種が早い段階で
芽をつぶされる状況が生まれてしまった。「MH
N統一審議会」とは全兵器製造会社が半強制的に
参加させられる新機種コンペティションである。
データ蓄積10000メギルス以下の新機種が模擬戦
闘に挑み最終第5ステージに残った10機をSA5
3号が機体分析するというその規則が、SA53号
の威光を延命し続けているのだ。事実、G−14
年からの5年間によってめぼしい機体は審議通過
後、SA53号にデータ吸収および改変されていっ
た。追い詰められたコブタクル社はG−20年、
ついにメギルス加圧システムを再開。このメギル
ス加圧システムこそがSA53号を作り出した元凶
の方式である。機体の成長過程において長期間、
過剰の圧力を加えてメギルスの蓄積を倍加すると
いうシステムである。この方式がSA53号以降な
ぜ採用されなかったかというと、事故が相次いだ
からである。SA53号の再来と謳われたSS7号
にこのシステムを採用したところ、全神経系統が
波長を乱し二度とまともな戦闘ができないほどに
損傷したのだ。しかし、G−19年にコブタクル
社の子会社ズルグ社が開発した機種がその後、加
圧システムの対象に選ばれることになる。数十年
ぶりの本格的な反旗。その機種の名はQZ五号。
統一審議会で第4ステージまでいったものの、分
析不能の素材が使用されていたために失格となっ
た機種である。驚くべきことに、その時QZ五号
のメギルスはわずか20だった。」(「MHN通信」
No.2298より全文抜粋)

37名無しさん:2006/09/26(火) 00:41:14
F−75年 コブタクル社、SA53号開発

G−14年 MHN統一審議会開始

G−19年 ズルグ社、QZ五号開発

G−20年 QZ五号にメギルス加圧システム開始

38名無しさん:2006/09/26(火) 00:42:25
誤爆すまん

39名無しさん:2006/09/28(木) 09:16:15
恵比寿読んだことある人いる?
どっかで上がってたっけ

40名無しさん:2006/09/28(木) 18:45:55
変人ラジオのブログ見れ

41名無しさん:2006/10/11(水) 00:15:43
民放各局狙いまくってたんだよ。冠番組どこが一番最初に
持たせるかって。ちなみにフジが次狙ってんのはタカトシ。

42SEVENTEEN No.24 東京R:2006/10/16(月) 19:54:46
大阪、山口、東京、神奈川、千葉…。
親父の仕事の都合で何度か引っ越したので、これといった地元がない。だからどの土地にも思い入れがないし、俺はそういうことにドライなほうだと思う。出身地とか、母校とかに、なんの愛着もない。だけど、俺が自主的にここが地元と決めている場所がある。
要するに心のふるさと。それは東京湾。
有明とかお台場とか品川埠頭とか、とにかくあの辺り。範囲広いけど。あの、人工的で工業的な海。あそこが俺の地元。
まあ勝手に言い張ってるだけだけど。大好きなのだ。湘南とかそういったビーチ的な海というかリゾート的な海じゃなくて、もっと機械的な、クレーンとかコンテナとかが見える感じの海。あの無機質な感じがすごく好き。

一旦切ります

43東京R:2006/10/16(月) 20:04:09
なんでだろう。なんかこう「埋め立てられました。人のぬくもりありません。」っていう孤独でさびしい感じと、変な開放感。それがいい。
多分、昔の感覚を思い出すからかも。
中学、高校、友達も特にいなくて学校に居場所がなくて、学校終わってすぐ塾行って、塾でも居場所ないから休憩のとき、屋上行きたいな、空見たいなっていう気持ちになって階段をのぼる。でも、危険だからっていう理由で屋上の手前のドアが鍵かかって開かなくて、結局そのドアの前に座り込んで、コンビニで買ったサンドイッチを食う。だけどビルの前の道路が工事しててずーっと「カーン、カーン」て鉄の音がしてて、すごくさびしくて誰もいなくて何もなくて心に風がひゅうひゅう吹いてるあの感じ。

次ラストです

44東京R:2006/10/16(月) 20:11:33
今、オリエンタルラジオで。脳が回転しすぎるほどの遠心力で、飛び散るほど仕事仕事で、ごくごくたまに時間が空くと慎吾は地元の長野に帰りたいって言うけど、俺は東京湾が見たくなる。人に囲まれてわーって騒いで光浴びてぐちゃぐちゃになって、「仕事もう嫌!なんだよやってらんねえよ、俺なにしてんだよっ」て時に東京湾見ると、あの頃の自分見てるみたいだから。あの頃の自分から見たら、多分今の自分ってうらやましい存在なんだなって、確認できるから。
いろいろ見失ったときに、自分の選んだ道を進んで望んだ世界に生きていることを再確認できる場所。それが俺にとっては東京湾。
だからそこが地元。とりあえずそんな感じで。

45補足:2006/10/16(月) 20:13:54
改行は本文に沿ってます
アヒャと交代で書くみたいなので、次は月末以降になると思われ。

46名無しさん:2006/10/16(月) 20:27:13
これは今売っている17?
感動したから購入して手元に置いておきたい

47名無しさん:2006/10/16(月) 20:29:44
>>45
お礼を忘れていた
乙ライキュ!!

4842:2006/10/16(月) 20:43:04
>>46
残念ながら先月号なんだ(´・ω・`)

49名無しさん:2006/10/16(月) 20:49:10
>>48
そっか ありがとう(´・ω・`)

50名無しさん:2006/10/16(月) 21:53:50
一見、むちゃくちゃな形容詞の使い方とか幼稚な言葉選びなんだけど
やっぱなんかいいな、ネ申の文章って

51名無しさん:2006/10/16(月) 21:58:18
お笑いポポロの、好きな言葉も、
「勝つべくして、勝つ。」
短いのにオリジナリティあって、インパクト強いよな
そしてアヒャのも、ちゃんと自分の言葉を持ってる感じがした
他の芸人がどっかから取って来たような、どこかで聞いたことの
あるようなフレーズを上げる中で、ネ申達のは自分を出してる気がする

52名無しさん:2006/10/16(月) 23:34:25
>>45
乙★
すごくいいな、この文章
なんだろう、上手く言葉にできないけどほんとにいい
何でよりによって最もといっていいほど買いづらい
SEVENTEENなんかに載っているんだ

53Y∞H! No.8:2006/10/25(水) 15:14:24
代々木・原宿・オリエンタルラジオ
「大崎」
 いったい何なんですか、あの巨大な化け物は。あ
れですか、ええ、あれがゾラグマです。ゾラグマ?
はい。このままだと、街ごと飲み込まれてしまいま
すよ。仕方ありません。仕方ない?もう、止めるこ
とはできないのです。ゾラグマ自身、おそらくもう
自分の行方を自分で決めることはできないでしょう。
しかし、このまま流れにまかすままでいいのでしょ
うか。それがこの世界の常なのです。言うなれば、
ゾラグマとは我々と同様に儚き「生きる意志」の集
合体なのです。あれは、幸いをもたらすのですか、
それとも災いを?そのどちらもです。ただ、そのど
ちらもが規模の大きなものとなって。私はなんだか、
怖いのです。あの大きな力が、大切なものを壊して
しまうような。あっ、またひとつ大きなビルが、ゾ
ラグマの渦の中に。ええ、しかし、私としては、ゾ
ラグマが正しい成長をとげて、我々に新しい世界を
見せてくれることを期待しています。あっ、あなた
のその期待が。あ、はい。飲み込まれましたね。ゾ
ラグマに。宇宙ですね。そう、巨大な引力なのです。
この宇宙に存在する全ての物体が引力を持ってい
ます。万有、というくらいですから。ただ稀に、そ
の引力を自分の質量と釣り合わないほどに持って出
現する存在がいるのです。それが、ゾラグマ?
 アスファルトを引き剥がし、木々をなぎ倒し、空
気を、水を、人を、光を、闇を、その体で全て受け
止めてゾラグマは進んだ。我が身に受けとめるその
全てがゾラグマを支え、傷つけながら。その進行の
経路は無軌道のようでもあり、何かに向かうための
最短距離のようでもあった。それが何を意味するの
かわからないまま、ただ呆然と。
その鼓膜を突き破るほどの轟音と皮膚が焦げ付
くほどの熱風に包まれて。ああ、もう私は…そろそ
ろお別れのようです。体が、ゾラグマに…。私はま
だのようですが。さようなら…。あの…。え?もし
よければ、見てきていただけませんか?何を。その、
ゾラグマの中心に何が…。あっ。ああ…。行って、
しま、われた。ものすごい速度で回転してるにも
関わらず、ゆっくりと浮遊しているような感覚。
ひんやりとした暖かさ。ここが、ゾラグマの内の
世界。五感がなにも感じなくなったような、六感に
も十感にもなったような。…あれは?あの、大きな
光のそのさきにたゆたうものは。…赤ん坊?ちいさ
な赤ん坊が、泣いている。
そして目を閉じた。目を閉じてただ願うのであっ
た。素晴らしき世界を。

54名無しさん:2006/10/25(水) 15:17:15
>>53
乙!

55名無しさん:2006/10/25(水) 19:50:21
>>53
乙ライキュ

なんつうかネ申スゲエ

56名無しさん:2006/10/25(水) 23:49:10
切ない。
つか、寂しい。

58名無しさん:2006/11/13(月) 11:37:57
つまんね

59SEVENTEEN 東京R:2006/11/15(水) 20:18:02
"お笑い芸人"という進路。親はもちろん、自分でも幼少の頃には予想だにしなかった進路。
中学・高校と勉強ばかりしてたし、その頃はただ"給料が良さそう"とか、"安定してそう"という理由だけで「弁護士になりたい」とか「国家公務員になる」とかテキトーに言ってた。リスクの高い選択肢を取ることに関して、人より回避的だったはずなのに、なぜ、結局芸人という「リスクの塊」のような職業についたか。
それは、単純に好きだったからだ。

友達も彼女もいなくて、ひたすら勉強に打ち込んでたとき、大きな壁にブチ当たったことがある。
自分としては限界まで勉強しているはずなのに、どうしてもかなわないヤツがいたのだ。
「俺が、こんなに苦しい思いをして頑張っているのに、なぜなのか!」いきどおりを感じて、そいつに直接問いただした。
「どうしてオマエはそんなに勉強が得意なんだ?」返ってきた答えは簡単だった。
「勉強が好きだから」それを聞いて、そりゃそうかと思った。

60SEVENTEEN:2006/11/15(水) 20:34:05
俺は勉強で他人に勝つことに喜びを見出してはいたけど、勉強そのものは嫌いだった。そしてその時思った。
愛のあるヤツにはかなわない。「好きこそ物の上手なれ」とは、先人よさすが、といったところで。
それは真実なのだ。そのときから、どうしても好きなものを進路にしようと思った。
それがお笑いだった。
ただ「下手の横好き」という言葉もあるように、好きなだけで職業にできるかというと、それはまた別の話。
自分にそれが適しているのか。それがわからずに、結局、高校から「とりあえず」で大学には進学することにした。
約4年間思い悩み、就職活動を間近に控えてもまだ迷っていた。

しかしちょうどそのとき、テレビでインタビューを受けていたあるミュージシャンの言葉に心臓をわしづかみにされた。
素人から「自分もプロになれるか?」という相談を受けてこう言ったのだ。
「芽のあるヤツは周りが放っておかない」その言葉に一発で納得した。

61SEVENTEEN:2006/11/15(水) 20:41:35
近くにずばぬけて素質のあるヤツがいたら、周囲からそいつに「プロになれよ」と言ってくるはずなのだ。
「なるべくしてなった」ヤツしか残らない世界。
だから俺自身は迷うのをやめた。
努力の後、最終的に自分にふさわしい場所を決めるのは、自分ではなく自分以外の人間だ。

それからほどなくして、幸運にも「あっちゃんとお笑いやりたい」という無謀な男が現れた。
冗談かと思い2度断ったが3度目の誘いを受けたとき、中国のことわざの「三顧の礼」を思い出し引き受けた。
俺はその男と、吉本興業に入った。

62SEVENTEEN:2006/11/15(水) 20:43:56
以上

改行は本文に沿ってますヽ(ロ∀ロ)ノ フッフー

63名無しさん:2006/11/15(水) 21:18:01
投下してくれた人ありがとう!
かなり読みごたえありました。
自分が悩んできたことの答えでした。
ネ申ありがとう。

64名無しさん:2006/11/15(水) 23:38:37
乙ーーー
非常に為になった
有難い御言葉とはよく言ったもんだ
啓示だよ啓示

無謀な男バロスヽ(ロ∀ロ)ノ

65kERA Vol.101:2006/11/19(日) 00:49:09
― ディズニー映画の新作『ライアンを探せ!』のアフレコ出演が決まったときの心境は?
慎吾 大好きな映画に出演できるということに、とにかく驚きと感激の気持ちでいっぱいでした。
中田 そうですね。これでやっとセレブになれたんだという思いと、もう庶民の自分とさよならという寂しさの複雑な思いもあって…。
慎吾 いや、全然庶民だから!大きな誤解だね〜(笑)
― (笑) 今回、カメレオンのスパイ役ですが苦労した点は?
慎吾 とにかくしゃべりが早いんですよ。だから二人の息を合わせることが苦労しました。
中田 そうですね。僕はもう完全なる演技で自分を偽りました。カメレオンといったら虫食べますからね。だから役作りも歯に羽がはさまっているイメージまでして…
慎吾 細かいな〜(笑)
― ストーリーは、行方不明になった息子のライアンを探すというものですが、もしお二人のどちらかが行方不明になったら?
慎吾 必至になって相方を探しますよ!見つけるためなら全部投げ出します。もう家族以上の存在でもありますから。
中田 そりゃもう家財全部投げ捨てて全部お金にかえて…一目散で旅行に行きます!相方の家財で。
慎吾 旅行かーい!しかも俺の家財かよ!最低だな(笑)
― それでやっと見つけだしたときには?
中田 まぁ、軽く会釈です。
慎吾 他人行儀だな!やっとの再会よ!?
― (笑) それだけ相手を思い合っているお二人ですが、今回こうして大きなチャンスに恵まれたのは、仲のよさ以外に何が要因だったからだと思いますか?
慎吾 んー、この1年間いろんな仕事をさせていただき、1つ1つ真面目に取り組んできた結果があったからだと思います。
中田 やっぱり権力にこびないってことです。やりてぇことやって俺らはメシ食っていくんだみたいな…ギター抱えてさ。強え奴みたらワクワクしてきますから。
慎吾 だんだん話し変わってきちゃったよ(笑)
― まさに武勇伝ですね。最後にメッセージをお願いします。
中田 薄汚ねえ大人にシッポふるんじゃねえぞ!(笑)
慎吾 話変わっちゃってるってば!この映画は(ry

66名無しさん:2006/11/19(日) 00:55:58
>>65
乙!

67Y∞H! No.9:2006/11/25(土) 23:31:29
代々木・原宿・オリエンタルラジオ
「神田」
 サッカリーニはつぶやいた。「バルシアム病の正
体は、無数の羽虫!」その羽音の不協和音で神経
を揺さぶり、羽に乱反射する光が幻覚をみせるの
だ。なめやがって。厄介なのは羽虫を焼き払えば
済むというわけではないことだ。バルシアムの森で
は体温の高いものめがけて永遠に羽虫が寄って来
続けるので、自分の周りを少し焼き払ったことでき
りがないのだ。だから最も効果的な方法とは。遥
か遠くに視線の焦点を合わせて羽虫を見ないよ
うにすることなのだ。しかしそれがまた難しい。一
部に甘い匂いを発するものもいて、それにつられ
てふと視線を移してしまう。そして視線を移せば
最後、脳髄がバウバウなってしまうわけだ。たま
に無害なのもいるがそれは羽虫の成長過程にすぎ
ず、安心しているとそのうちに成虫してどうしよう
もなくなる。成すすべなし。この森で成すすべな
し。だいたい焼き払うためのものないし。ナイフ
一本しか持ってないし。とにかくバルシアムの森
はムチャクチャ。畜生、誰なんだお前は。誰なん
だお前は。神だ?味方だ?虫め!あれ?もうバル
シアム病にかかっているんじゃないか俺はさっきから
支離滅裂なことばかり考えているけれどあれ?
それともハナから錯乱系?手のひらを見るとメモ。
自分の筆跡。「ナイフをただ、研ぐこと。」そうだ。
そうだ忘れるところだった忘れやすいから俺メモ
しといたんだった。ナイフ、ナイフをただ研ぐしか
ないんだもうこの森に入った以上。それ以外のこ
とはもうわからなくなっちゃうからやめたんだ。俺
が自由に使えるのはこの右腕だけ。もうこの右腕
だけ。あとはわけのわからない糸で動いてる。あ
あ、また羽虫見ちゃった。体温に寄せられてきや
がって。虫のくせ偉そうに。羽音がうるせえから
どっかいってくれ畜生。ああ、ポケットに入れて
いた仏像。小さな銀の仏像。これだけが心癒し
てくれるんだようこれだけが。でも俺わからなくな
っちゃってだめになっちゃってこの仏像をいつかナ
イフで傷つけちゃうかも。それが怖いよ。という
か、満月。銀の仏像に満月映ってる。
 サッカリーニは空に向かってナイフをひゅういひ
ゅういと振った。それが綺麗な音をたてていた。
涙がぽろぽろ出てきた。涙の温度は、なんという
か最高にいい具合の温度だ。満月に研いだナイ
フを刺して、そこから出てくるジュースがこの温
度だったらいい。そしてそのジュースをたくさん飲
める人生だったらいいと、サッカリーニは思った。

6867:2006/11/25(土) 23:40:26
書き起こし、一部間違ってましたorz
× だから最も効果的な方法とは。遥か遠くに〜
○ だから最も効果的な方法とは、遥か遠くに〜

細かいところだけどごめんorz

69名無しさん:2006/11/26(日) 06:26:16
>>67
遅ればせだがありがとう!

70名無しさん:2006/11/26(日) 12:21:03
ありがとう!!

71小学五年生:2006/12/09(土) 23:28:46
カメレオン役で堂々の(!?)銀幕登場だ!!
 初のアニメ映画声優チャレンジは2人揃ってカメレオン役。
あっちゃんが担当したカモにはモヒカンみたいな角もあり…。
あっちゃん「やっぱり僕の髪に合わせてこんなデザインを…」
しんご「違うでしょ!わざわざそんな手間かけないでしょ」
あ「あ、ちょっと誤解を…」
し「誤解です、誤解です(笑い)」
 なにはともあれ、世界のディスニーからオファーを受けたということは、
まぎれもなくセ・レ・ブ(はぁと)
あ「まあ、そうですね(笑い)」
し「否定せず、ですか!
でもそれくらい価値ある素晴らしい経験ができたお仕事でした」
あ「子供ができたら、自慢できますね」
 収録前は役作りのために虫を食べる、と宣言してたけど…
あ「毎日のように食…」
し「食べないですよ!」
あ「まあ、基本四つん這いで歩いたりとか!?」
し「本格的だな、おい(笑い)」
 コンプレックスは武器になる!
 伸ばしていこう!
映画には見た目のギャップに悩む動物が出てくるけど、
2人には意外な一面ってある?
し「『武勇伝』では激しい動きしてるけど、実は体弱いんです…」
あ「意外と甘えん坊。ほっぺを膨らましてダダをこねることもあります!」
し「それはギャップですね。
『あっちゃんカッコイイ!』って本気で思ってる子、多いのに」
あ「刷り込み成功です(笑い)」
し「でもコンプレックスって武器になる!笑かしたら勝ち。
僕、ほくろが無数にあって悩んだけど『線で結んだらプラネタリウム』
なんてこともできるんです。
今はチャームポイントです」
あ「弱点も伸ばせば武器になる。
僕も顔が大きい、って言われますけど、
シリコン入れてもう少し大きくしようかと…」
し「それ違うでしょ!(笑い)」
あ「他の人が持っていないものを持っているということを
誇りに生きてほしいです」

Q.もしも、カメレオンみたいに返信できたら何になる!?
A.(あっちゃん)
女優になって、一日中
鏡の前で素っ裸。
(しんご)
ハリウッドスターになって……見たことない世界をのぞく!!

72名無しさん:2006/12/10(日) 19:16:39
>>71
乙!
流石に小学5年生には手を出せなかったよw

73名無しさん:2006/12/11(月) 09:49:13
>>71
thak you
ネ申が顔の大きさを武器にしようとするのもすごいが、アヒャもホクロを
チャームポイント化するつもりなのは意外だな
芸能界なんて芸人すらすぐ整形していきそうなもんなのに
アヒャの歯も、黄色い人は虫歯になりにくいって一説にもあるもんだし
ビジュアル追い求める現代のアンチテーゼとして直さず行くのも
かっこいいかもという気がしてきた。
生まれつきの外見を否定するのはただの差別だもんな

74名無しさん:2006/12/12(火) 21:34:23
「ガオー。ライオンではない。中田だ。どうだ驚いたか。」
私がそう言うと、ミッケル君は鼻で笑った。「君は無邪気でいいね。世界はこんなにも絶望で満ちているのに。」
私は反省した。あまりにも子供じみた自分の行動を。そしてお詫びの意味をこめて、ミッケル君の「弁慶の泣き所」を思いきり金属バットで叩いた。
「コケーク!」
ミッケル君は高らかにそう叫ぶやいなやペンを取り、机にすごい勢いで落書きをはじめた。計算式…?
「中田君!」
「なあにっ?」
「ついに割り切れたんだよ!円周率が!」
ミッケル君の「弁慶の泣き所」が微笑んでいた。私は「あわわ」と言ってその場に倒れこんでしまった。
倒れこんだ手元に偶然にもミサイルの発射スイッチ。
「バシューッ!」
窓の外で兵器が空へ。「ご…ごめんよミッケル君!」
ミッケル君はすぐさまクラウチングスタートの構えを取った。
「ミサイルは私がなんとかする!中田君はいますぐ税務署に乗り込んで、なんだかよくわからないことをテキトーにやっててくれ!いますぐに!」
「了解!」
「よし!ヨーイドン!」
二人は真逆の方向へ走り出した。目に涙を浮かべながら。
あれ以来、ミッケル君とは会っていない。でもそれでいい。そうだろ?ミッケル君。
メリークリスマス…。

75名無しさん:2006/12/12(火) 21:35:10
ぴゅー。
ロビオ君が魚を放り投げると、魚はそのまま空へと飛んでいった。
「ほうら、見たかい?これがオシャレなライフスタイル。君が…。」
ロビオ君は私の目をじっと見て急に黙った。
「どうしたの?」
私が尋ねると、うつむいて小声で、殴るぞ、とつぶやき、またせかせかと歩き出した。
「ごめん…。」
私の謝罪は、森の霧に溶けて聞こえないみたいだ。
ロビオ君と、ザムザムの森に来たのは三年ぶり。前に来たのはビームを出す練習をするためだったが、今回は違う。
ついてこい、とだけ言われてここまで入り込んでしまった。
「ねえロビオ君、今日はどうしてこの森に…。」
その瞬間だった。一匹のウサギが私たちの目の前に飛び出し、それに反射的に飛びかかったロビオ君の背中からニョキニョキと枝が生え、そこにリスが住み着いてリス王国をつくり、その後200年ものあいだ栄え、そこに侵略しようとした私に深沢さんが「待て」と言った。
「えっ?待てってどういうことですか?プリンが食べたいってことですか。」
「違うよバカヤロー、空。」
「空?」
「空見てみろ。」
「あ…」
キレイな虹が掛かっていた。
私は急に全てのことが馬鹿らしくなり、あははと笑って寝転んだ。
気持ちいい風が吹いてる…
後になってわかったことだが、深沢さんというのは、全くの架空の人物だ。
「おい!ぼーっとしてると置いてくぞ。」
遠くでロビオ君の声が聞こえた。

76名無しさん:2006/12/12(火) 21:35:54
いいから石油を飲め!このやろう!
叫んだのはロマンティック・ジジイ、通称ロマジイだ。庭のカエルを捕まえては石油を飲ませようとする、どうにも困ったジジイである。
「わしゃな、機械カエルを発見してな、大儲けしてやるんじゃ。」
私は、そうですか、とだけ答え煙草のケムリを空へふうと吐いた。曇り空なのに目がまぶしいのは、昨夜のうちにうっすらと積もった雪のせいじゃない。まぶしいのは…なぜだろう。わからない。死にたい。いや、私は生きていく。絶対に生きていく。
そう固く決心した時、全ての視界がひらけた。
「ロマジイ!俺、決めたよ!」
「なんじゃい!」
「俺、いちご大福を考えついた人を見つけに行く!だってあんな発想できる奴いないもん!大福の中にいちごだよ?イナゴならまだしも、いちごなんだよっ!?どうかんがえても天才やもん!天才的なノイローゼやもん!せやろ!?」
私が言い放つと、ロマジイはカエルをグシャリと踏みつぶして言った。
「知るか!」
私は、ありがとう!と叫んで駆け出した。いちご大福発明者を探すために。
ダッシュダッシュダッシュ!
肩で風を切りながら、少し振り返ると、遠く小さくなったロマジイが右手を天にかざしていた。
そう、その手にはイナゴ大福を握り締めて。
「中田君よ!今、わしの人生の全ての点は線としてつながった!」感極まったロマジイが叫び、思い切りイナゴ大福を握りつぶした。
その刹那!
曇り空から一閃の光!
轟音と共にロマジイに落ちた雷!
ロマジイは黒焦げ大往生を果たした。
ロ、ロ、ロ、ロマジイーーー!!
私は爆笑してまた駆け出した。頬に当たる風はブリーズィー。
そんなわたしを、1200ccの機械カエルが追い越した。
ちぇっ…、泣かせるじゃねえか。

77名無しさん:2006/12/12(火) 21:36:29
「せかいじゅうのあくまがきみのたいせつなものをうばいにやってくる」
という長い題名の歌がリリースされたのはQC65年のことだ。しかしその歌がリリースされるやいなや、歌を聴いた者に奇病が発症することがわかり、すぐさま音声データ配信のサービスが停止された。
その歌を作ったバンド「天麩羅ゼウス☆」のメンバーはそのことを苦に、着の身着のまま逆バンジーで成層圏を越え大気圏に突入し自殺。また、データ配信を行ったレコード会社の本社ビルに、被害者の家族が抗議の意味を込め「とろろ」をぶっかけまくり「山かけ」状態にするなどの騒ぎとなった。
当時の状況をよく知る音楽関係者、マセル・ザ・フライハイ氏(別名、高倉豚之介)に私は突撃取材を試みた。
「その奇病というのは一体、どのようなものだったのでしょうか。」
「あ〜、ん〜、なんていうかなあ、ひとことで言うとオムレツだよね。」
「…オムレツ?」
「うん、オムレツ。つまりさ、ふんわりと…卵でくるまれちゃうワケ。わかるでしょ?」
「ふ〜む、それは具体的に言うと?」
「ん、具体的に言うとね。オムレ…、いや、オムレツだね。つまりさ、ふんわりと…卵でくるまれちゃうワケっ!あはは!」
やべえ!ラチがあかねえ!と思った私は偶然手元にあったネジをマセル氏のこめかみにネジこんだ。
ギュルリ。
ギュルリリ。
マセル氏はぴたっと黙り、目をくるりと反転させてつぶやいた。
「…アイラブユーと唱えよう。大好きな人に伝えよう。そうさその時さ。世界中の悪魔が、君の大切な物を奪いにやってくる。」
私は、ふ〜んと言った。
その二時間後、二人で代官山に服を買いに行きました。晴れてたし。

78名無しさん:2006/12/12(火) 21:37:11
『ミグダ観音像は3つの顔を持っているという。
現地住民の伝承によれば、その3つはそれぞれ「希望」「欲望」「絶望」を体現しているのだそうだ。
ただ、そのミグダ観音像の安置されているギャラン堂へたどりつく為には、森の途中の井戸で「とある物」を捨てなければならないらしい。
その「とある物」が何かを示す壁画が風化し、今では現地住民でさえもギャラン堂の中へ入ることができない。
ミグダ観音像はかつてその地の思想的信仰的な中心として不思議な力を発揮していたが、今では存在の信憑性すら灰色の、おとぎ話になってしまった。』
ネット上でなんとなく読んだその記事に私は吸い込まれてしまった。
ミグダ観音像を一目見たいという衝動に急激にとりつかれ、深夜2時、パジャマのまま部屋を飛び出した。

79名無しさん:2006/12/12(火) 21:37:43
ギャラン堂はセブラスカ諸島の南端、スピカ島にある。
家を出て最寄りのエレクトリックチューブから第66番物質転送ターミナルへ。
そこからセブラスカ諸島の入口、第89番物質転送ターミナル(メスカポリス)まで。
そこからは公共交通機関がないのでかなりレトロな移動を強いられる。
ネット上にわずかに点在していた画像データもかなり古いものだから、今は秘境となっていることだろう。
私は胸の高鳴りを抑えきれず声がうわずってしまった。
「ネ…ネスカポリスまでっっ」
無愛想な転送工員はなんの反応もせずにゆっくりとレバーをおろした。
私の体が足元から分解されていく。
粒子がぼんやりと光りながらふゆんふゆんと消えていった。

80名無しさん:2006/12/12(火) 21:38:15
F月62日のジェイズ・ニュース紙の記事より
「昨夜未明、メスカポリス行きの転送ターミナルにおいて転送事故が発生。
位置転送後、内容転送の際に乗客の男性の脳神経の一部が未転送のまま運転を停止。
男性は一時意識不明の昏睡状態となり病院にかつぎこまれたが、その直後、目を離した隙に失踪。
現在も行方不明のまま、警察の捜索は続いている。」

81第八話:2006/12/13(水) 01:13:59
スピカ島の民謡「青」



俺は完璧な青空が欲しいのに
いつも汚い雲はやってきて雨を
雨を
雨を
降らしやがるんだこの俺にどしゃぶりの雨を
だから飛行機に乗ったんだ
真っ赤なプロペラ機であの雲を貫いて
雲海を遥か上から見下ろしてそこに
そこにツバを
ツバを吐いてやろうと決めたんだ

ねぇ神様
そこから見ている神様よ
俺は飛行機に乗ったんだ
真っ赤なプロペラ機であんたの体を貫いて
死骸を遥か上から見下ろしてそこに
そこにツバを
ツバを吐いてやりたいよ

最高だろ
最高に泣けてきて最低だろ

最低で最高で
最高に最低なんだろその青は

俺は
俺は完璧な青空が欲しいのに

82SEVENTEEN 1/1号 東京R:2006/12/15(金) 20:17:02
女の子は占いが好きなんだな、とつくづく思う。
男が読む雑誌には、占いのページはあまりないけど、女の子の雑誌にはだいたいある。占いの店に行列を作っているのは、いつも女の子。男が"なんとかの母"みたいなとこに集まっているのを見たことがない。
俺自身も多くの男と同じく、基本的には信じていないんだけど、別に占いの好きな女の子を否定したくはないなと思っている。
当たろうが当たるまいが、「あなたの未来はこうなるかも」みたいなことは自分も気になるし、それを知るのは楽しい。それに、言われることは「もう少し素直になってみよう」とか、誰にでも当てはまる教訓だったりするので、たまにはそんな心がけをして生きてみるのも悪くないと思う。

83東京R:2006/12/15(金) 20:25:50
でも、占いのような、ぼんやりしたものが古くから、現代にいたるまであり続けるということは、やっぱり人の心に、いつも"不安感"があるからだろうなとも思う。「あなたは○○才で結婚します」だとか、誰もわからないことについて決めつけられることを喜ぶということは、そうされることに"安心感"があるからだ。
誰にもわからない自分の未来を、例え理由がなくても、誰かに「こうなるよ」と教えてもらいたい。どうにかしてもやもやした不安をかき消したい。そんな気持ちがあるからだとも思う。
昔、初めて彼女ができたときのこと。
俺は自分に自信がなくて、いつも彼女にむかって「どうせ俺なんか…」とか「俺はダメな奴なんだ…」とか言ってたりした。すると彼女にこう言われたのだった。「いいの。今はダメでも。あなたはいつか絶対に大物になるんだから」

84東京R:2006/12/15(金) 20:34:13
俺が「どうしてそんなことがわかるんだよ」と言うと「どうしても。私にはわかるの」と言ってくれたのだった。
もちろん俺を励ますためになんとかしようとテキトーなことを言ってくれただけだったのかもしれない、そのとき俺は救われた気持ちになったのだ。理由のない"絶対"が誰かの不安をあたたかくかき消すことはある。
そしてそれは素晴らしいことだ。
だから、占いにもそうあってほしいし、そうあるべきだと思う。おみくじは全部「大吉」でいいと思うし、星座別占いランキングは、いつも全星座1位でいいと思う。まあ、そこまですると、また楽しみがないのかもしれないけど、とりあえず占い師が「あなたは地獄に落ちる」とかは言うべきじゃないと思う。
人に悩みを相談されたりしたとき、俺はこう言うようにしている。「きみは"絶対に"大丈夫だよ」と。「どうしてか?それはどうしてもだ。俺には分かるんだ」と。

85名無しさん:2006/12/16(土) 03:48:01
>>82-84

イイ話だな〜

86名無しさん:2006/12/16(土) 12:54:56
>>82-84
thaks.
イイ彼女だなぁ

87名無しさん:2006/12/25(月) 23:55:46
「全身の細胞は、炎をあげて燃えているか。精神はうなりをあげて膨張しているか。抑圧が爆発を生む。自身を膨張させることによって現実という透明な箱を飽和状態にしてやればいい。抑圧を好んで受けにいくのだ。そして、ぶち破れ。爆発せよ。無造作に神から与えられたこの平等に残酷な砂時計はなんのためにあるのか。心の地平をメロンパンの様に膨らませて膨らませて遥か彼方まで爆発しろ。紆余曲折オーケー、バット退路はない。進め。爆発をくりかえし。愚かなる道をただ進め。そのとき、君は最も美しい。」昔の学者が書いたであろう学術書「感情数学論」の一説を読み、ベルナイズは拳を握り締めた。そしてその拳を自分の顔面に叩きつけた。「俺はッ!俺は何を求めるんだッ!何を!」頭蓋骨を揺さぶる衝撃。そこからこぼれ落ちてきた答え。「ああ…ただただ、この世で最も長い長靴をつくりたい。ロング・ブーツ? ノー。ザ・ロンゲスト・ブーツ・イン・ザ・ワールド!」万里の長城を思わせる長さの…長靴! 理由はなかった。それを作り上げたとて、そこに何があるかはわからなかった。しかしベルナイズはジッポライターの石を作る内職を辞めて、そこで貯めた金を全て投げうち長靴の材料を買った。紙粘土だ。最も加工しやすい素材として紙粘土を選んだ。履き心地? 問題はそこじゃない。長靴の長さが最も重要なのだ。紙粘土どんとこいですよ。買い手がいっこうにつかないと思われるさびれたニュータウンのだだっぴろい土地を作業場に選んだ。1日に6メートルのペースで長靴を伸ばしていく。ぞくぞくする背中。イエス。この感覚は間違いじゃない。途中、どしゃぶりの日があり、雨により紙粘土がドロドロに溶けて全てが無に帰した。ベルナイズは唇をちぎれるほど噛みしめ男泣きをした。しかし情熱は雨でも消せなかった。「愛してるぜ、ファッキン・クソビューティフル世界!」翌日から雨を避けるためのシート持参。完璧。そう思った矢先、ガムをくちゃくちゃと噛む6人の小学生に囲まれた。「おっさん、きもちわりーな。なにしてんだよ。」「ふふ。万里の長城顔負けの長い長靴を、な。」この変態ギネス野郎となじられたあげく、紙粘土長靴ともども徹底的に足蹴にされ唾を吐きかけられた。日が暮れるまでスタンガンを当てられた。ジーザス。ベルナイズ・ロッド・ハイズマイズ。彼は4年後、作業中の過労で死んだが、その死体を焼いた火葬場は爆発した。

88Y∞H No.10「日暮里」:2006/12/26(火) 00:03:49

タイトルを忘れていた
すまない

89名無しさん:2006/12/26(火) 01:24:45
>>88
遅れたがありがとう!

90名無しさん:2006/12/26(火) 08:02:32
>>88
遅ればせながら乙!

91よみうり:2007/01/17(水) 23:55:06
ブレーク前

中田:二人で「吉本総合芸能学院」に入ったころ。
夕暮れの公園で、振り付けの練習してると、小学生たちが集まってきた。
「兄ちゃん、何のテレビに出ているの?」。
まねを始める子や、携帯で撮影する子もいた。
「今にテレビ出るようになるからな」。
間違いなく面白いはず。自信はあった。

ドラゴンアッシュの曲『グレイトフル・デイズ』のイメージで、メロディーとラップが交互に流れるコントを思いついた。
大学の帰り道。
信号待ちの横断歩道で浮かんだメロディーを鼻歌で歌って携帯に録音した。

92よみうり2:2007/01/18(木) 00:02:27
出会い

(ΦдΦ):慎吾君は髪にターバン、耳にはでかいピアス3つ、指という指にリング。
おまけにズボンのすそをゴムで留めていた。
こいつと仲良くなれば、キラキラできそうな気がした。
「おしゃれへの扉」が開いた。

(ロ∀ロ):あっちゃんは全身ペイズリー柄の服に、ロン毛。
夜中に真っ黒のサングラスかけて。
黒いオーラ出てた。

(ΦдΦ):俺なりに頑張った、結構高い服だったんだけどなぁ……。
中学・高校時代引きこもりがちで、服装を注意してくれる友達がいなかった。
慎吾君と出会ったころはリハビリ中。
随分協力してもらったね。

93よみうり3:2007/01/18(木) 00:07:46
初恋

高校1年の時。
スキー合宿でひと目ぼれ。
2年で隣の席になった。
話しかけられず、毎日ノートにその子の靴下の柄をメモった。
お笑いに興味を持ったのは、その子を笑わせたかったから。

結果は?との問に
(ΦдΦ):放課後、教室に彼女を呼び出し、「ずっと前から好き……」。
言い終えないうちに「ごめんなさい」。
スムーズにふられた。
その晩、カツカレーをやけ食い。

94名無しさん:2007/01/18(木) 00:09:57
書き起こしありがとうな

95よみうり4:2007/01/18(木) 00:10:42
今年の夢

(ΦдΦ):「小・中学生のころ、オリラジ見たよね」と将来、同世代で語り合える存在に。
メジャーリーガーとは言わないが、子どもに夢を与え、励ますヒーローになりたい。
おれたちは未熟だけど、若さと青さが最大の武器。
時代をつくりたいんだ。

96名無しさん:2007/01/18(木) 00:11:40
以上です。
(ロ∀ロ)の部分は会話に絡んでいない限り割愛してまーす

97名無しさん:2007/01/18(木) 00:14:49
ありがとう。乙です!

98ピコスレ124:2007/01/18(木) 00:29:07
http://p.pita.st/?wdqxtz9s

写メ
@ぴためちゃくちゃ重い

99名無しさん:2007/01/18(木) 00:36:39
★ウサギに変身?  2007.1.4

渋谷・ヨシモト∞ホール。
『ヨシモト無限大』本番前の楽屋です。
今日は、全員が動物の格好をする企画。本番直前、頭にウサギの耳を
つけるのですが、スタイリストさんが耳をつけるタイミングをずっと見計らっています。
トイレに行くため立ち上がると、すかさず「耳、つけますかっ?!」。
「あ、まだです……」。その後も楽屋の外から、ずっと僕のことを見ているので、
若干気まずくて、外から見えない位置に座りなおしました。
それでも何か視線を感じる……。あっ!鏡越しに見られていました。
………怖いよ!(中田)

100名無しさん:2007/01/18(木) 00:37:25
★恵比寿ロケで 2007.1.11
フジテレビ『オリキュン』のロケで、恵比寿に来ました。街を歩く女性
たちに突然、キスをお願いする衝撃の企画なのですが、もちろんOK
もらうのはかなり難しいです。途方に暮れて休憩していると、
スタッフさんが「何か飲み物を買ってきましょうか」と言ってくれました。
「じゃあ、さっきあったスタバで、テキトーにお願いします」と答えると、
スタッフさんは「え?砂場で?」。違う違う、スタバ!スターバックス!
………危うく公園の砂場の水たまりを飲むところでした。(中田)

101名無しさん:2007/01/18(木) 00:38:28
★フィギュア(人形)
中田「写真の真ん中にある一番大きなやつは、
相方の慎吾君が誕生日にプレゼントしてくれたもの。
この前、慎吾君が家に遊びに来た時、自分が贈ったフィギュアを、
僕に気づかれないうちに、こっそり一番前に並べ替えてました。かわいいことするなあ」



これらの本文と写真は、ネ申たち本人が直接メールで送ってきた文章と写真らしいです。

102名無しさん:2007/01/18(木) 00:39:11
>>96
>>98
ありがとうございます!

103名無しさん:2007/01/18(木) 00:49:44
http://imepita.jp/20070117/809610

全体図載せている人がスレにいたので
無断ですがURL転載

104名無しさん:2007/01/18(木) 00:54:58
読売新聞って関西版でものってる?

105新橋:2007/01/25(木) 18:47:09
「ダーウィンの言うことは正しいのさ、結局のところ。そしてそれは残酷だし残酷であるがゆえに剥き出しの真実だよね、それ。
逃げまわれば地獄だぜディスワールド。だから踊り狂えアイム全身ミラーボールて具合にでしょ、やっぱり。
アウストラロピテクスの時代からなんら変わりない遺伝子オーディション続行中ですよ。
OH、昔話でもあれ、夢売るのは悪魔の専売特許。買うのは悲しき主人公。
メフィストフェレス側かファウスト側か?そっち行くか行かないかだと思いますよ。悪魔になろう悪魔。悪魔はいつもほほえんでる。
ただ、夢売りさばいて集めた魂で、悪魔は何買うんだろう。でもね。結局のところ悪魔もね。買うのさ夢を。別の、悪魔からね。
ワオ!救われないね、へへへ。悲しくて素敵でしょ。そんな夢の食い合い、獏の食物連鎖で成り立ってる無限ループループループ。
夢作って売ってその金で夢買って酔って。灼熱の酔生夢死。
でもそれでも。空が青いことに、感謝できたらいいね。海が青いことに、感謝できたらいいね。
それ遥か彼方。隔離された部屋で思う。エンジョイ・ユア・ジャンクライフ。僕のエレクトロニック神経回路びゅんびゅんが支離滅裂なわけじゃないよ。まっとうだよ。

106名無しさん:2007/01/25(木) 18:56:05
>>105
Thaks!!

107新橋:2007/01/25(木) 19:02:43
というよりもまっとうだからこそこの奇妙奇天烈な時空ではゆがんで見えるだけ。
線がまっすぐであればあるほど、歪んだ鏡に映すと歪んで見えるだけ。
吠えてみたりして。滑稽だね。わあ、僕の体がとろけてミルク。目の前に横っ飛び花火」
ビシュタウト少年(実験体80297)は、ESPカードをペラペラめくりながら、思考をぐちゅぐちゅにして遊んだ。
三角のカードと三角のカード。星と星。波と波。丸と丸。
カードをめくるたびに試験官がデータを打ち込み更新していく。それがなんだってんだ、とビシュタウト少年は思いながらまためくった。
白い壁に白い机。下手に無音のこの部屋で、カードをめくる音が不快。
窓の外の曇り空。つまらない街。作りかけの新しい橋。そして、あの、ひときわ高い塔。あの白い塔。あそこに上りたいと思ってた。
でもさ、あれ、廃棄物処理場の煙突なんだって。がっかり。
失望の目で煙突に一瞥をくれたとき、そのてっぺんから一人の少女が身を投げるのが見えた。
あ…何の音も立てず、視界を上から下へとおりすぎた現象。白いドレスに黒い髪。いい匂いしそうだった。
「馬鹿だなあの子。バーカ。生きてればきっと、僕と恋をしたのに。」

108名無しさん:2007/01/25(木) 19:05:10
以上です。
>>105
ごめん、番号ふっときゃよかった。

では、解釈祭を卵ボーロ食いながら見物することにします。

109名無しさん:2007/01/25(木) 19:52:35
乙!!ありがとう!

110花火:2007/01/26(金) 12:59:36
ことしはじめての花火を
新幹線の中から見た
どこかの川で
誰かがあげた花火を
誰かが見ているのを
視界に入れて
すごいスピードで
通り過ぎた

111名無しさん:2007/01/27(土) 15:43:32
>>107
四行目の「思考をぐちゅぐちゅにして遊んだ。」は
「思考をぐちゅぐちゅにかき回して遊んだ。」の間違いでは?

112107:2007/01/29(月) 06:52:27
>>111
( ゚д゚ )

うわあぁああぁあ
本当だ
ごめん本当ごめん

113セブンティーン 東京R 1/3:2007/02/01(木) 00:14:01
"放課後"という言葉は、人の心をワクワクさせる何かを持っている。
なんだろう。解放感?授業から解放されて、友達とどこかに遊びに行ったり、部活に励んだり、なんでも自由にできる時間。

俺も"放課後"という言葉は好き。
でも、思い返してみると、俺の放課後の過ごしかたは、まわりとちょっと違ったかも。
部活にも入ってなかったし、友達とカラオケに行ったり、ボウリングに行ったりしたこともない。

だからそういうのは、大人になってから経験した。
初めてカラオケに連れていかれた時は、人前で歌うのがどうしても恥ずかしくて、顔を真っ赤にして黙ってた。
初めてボウリングに行ったときは、ボールの重さにびっくりしたうえ、「なぜ、これを転がして、あの白いものを倒すのが嬉しいのだろう?」と考え込み、顔を真っ赤にして黙ってた。
今でも、そういう遊びには慣れない。

114東京R 2/3:2007/02/01(木) 00:27:37
じゃあ、何をしてたのかというと「屋上のぼり」である。
「屋上のぼり」というのは、家の近所で一番高いビルを探して、その屋上に行くという遊び。
「その何がおもしれえんだよ」と思われるかもしれないが、実際はかなりおもしろい。

いや、おもしろかったんだ、その時は。
楽しむコツとしては、まず下から屋上を見上げ、そこからの風景を想像すること。
そしてエレベーターを使わないで、建物の外側にある階段をのぼること。
この2つがすごく大事。

まず想像してみる。「眺め、いいんだろうな…」。
それでもまだ、それだけじゃ心踊らない。
その想像の風景を覚えておきながら、階段をのぼり始める。
建物の外側にあるさびた鉄の階段は、簡単なつくりをしていて、下を向くとすき間から、階段の下の街が少し見える。
風が吹いている。上に行くにつれて少しずつ鼓動が早くなる。

115東京R 3/3:2007/02/01(木) 00:36:46
「落ちたら死ぬかな…」。階段の手すりを握る力が、ぐっと強くなる。
ふうふう言いながら、屋上に到着。
「はぁっ…!」と、息を大きく吸い込んで見渡す風景は、さっき想像したものとはまるで別物で。
そこから見る街は、いつも暮らしている街とはまるで別物で。
そして空気の肌触りも、光のキラキラ感も、全然別物だった。全然、別物なんだ。

今、生きている人生が、とても辛く感じるとき。
自分の未来が、とても暗くつまらないものに感じてしまうとき。
俺はいつも「屋上のぼり」を思い出すようにしている。
「どうせこんなもんだろう」と想像するその未来は、自分の足で一歩ずつ歩み、たどり着いたとき「思い描いたものとは、全く別物の輝きを見せてくれるはずだ」と。
あの放課後に見た、屋上からの眺めのように。

116名無しさん:2007/02/01(木) 00:37:46
以上でーす
改行はだいたい本文に沿ってます

117名無しさん:2007/02/01(木) 01:02:12
乙です
ありがとう

118名無しさん:2007/02/01(木) 01:09:03
乙です!

11917 東京R 1:2007/02/14(水) 18:33:25
人は言葉の裏側で、たくさんのメッセージを伝えることができる。
「好き」という言葉を使わずに、いかに相手にその気持ちを伝えることができるのか。
それが楽しい恋愛の方法だと思う。
実際の告白は、あくまでも最後の確認みたいなもので、告白する前に、すでに気持ちは伝えておかなくちゃいけないと思う。
"あ、この人、自分のこと好きなのかな"と思わせることが大事。
そして、ちょっとした工夫で、その気持ちを相手に伝えることができるのだ。
例えば、デートに誘うにしても「明日、一緒に映画を観に行こうよ」と言うのと「明日、一緒などこかに遊びに行こうよ」では、全然違う。
「映画を観に行こう」の方だと、メッセージとして「観たい映画がまずあって、観に行く相手がいないから、とりあえず誘った」というふうにも取れる。
でも「どこかに遊びに行こう」のほうだと、「場所はどこでもいい。とにかく君とどこかに行きたい」というメッセージを相手に送れる。
そっちのほうが、より強く"好き"という気持ちが伝わる。
そういう意味で言うと、観覧車は素晴らしい乗り物だと思う。
観覧車は、ジェットコースターなんかとは違って、特にそれ自体はエキサイティングな乗り物じゃない。

12017 東京R 2:2007/02/14(水) 18:52:23
ただゆっくり回りながら、上がって下がるだけ。
つまり、観覧車という乗り物に乗ること。
特に、1人で乗ることにそれほど意味がない。
でも、だからこそ、それに乗るということは"一緒に乗る相手が重要"ということなのだ。
だから「それに一緒に乗りたい」と言うことで"好き"というメッセージを、相手に伝えることが可能だと思う。
こういった感じの"好きという言葉を使わない告白"をたくさんして、それに対して、"OK"を たくさんもらってから、実際に「好きだよ」という告白をすることが楽しいし、相手の気持ちもわかってるから、安全ないい方法じゃないだろうか。
そして逆に、そういう"好きという言葉を使わない告白"に対するNOの返事も、"NOという言葉を使わない断りかた"をおすすめしたい。
「明日、一緒にどこか遊びに行こうよ」に対して「ごめんなさい…」という風には、返事しない方法。
どういう方法か。
昔、こういう返事をする女の子がいた。
「明日、一緒にどこか遊びに行こうよ」「いいねえ。私、メキシコとか好き」。
すがすがしかった。

121名無しさん:2007/02/14(水) 19:00:09
以上です。
写真も希望があったのでこれから一緒にうぷしていこうかなと思っとります
( ロ∀ロ)っhttp://e.pic.to/8owqw
ちなみに2枚目のチョコは友達が作ってくれたやつ

122名無しさん:2007/02/14(水) 21:27:26
>>121
乙ライキュ!

123田端:2007/02/25(日) 18:12:23
ライトブルーの薄明かりの下、エメラルドグリーンの液体にぶくぶくと育てられた僕は、造りものの臓器を持ついびつなクリーチャー。頭の中のおとぎの国は、いつだって侵略の危機に瀕してる。
甘いビスケットの壁と、チョコレートの柱。広大な砂漠のど真ん中にできた僕の塔を、蜃気楼だと人は言う。
砂混じりの夜風にさらされて、全てが消えてしまうんじゃないかと眠れぬ夜の気分が分かるか?
愚直で敬虔なるイカロスな僕を、地に足をつけず泥水も飲まぬ道楽貴族めと揶揄するのならすればいい。
でも今飲んでるミルクティーがこんなにも苦いのはなぜだ?胃が痙攣して吐いちまいそうだ。
かあああん。かあああん。
だるま落としの逆方法で、この塔は下層部をどんどん継ぎ足して、僕の部屋をどんどん上に上に運んでく。
今度のバベルは倒れませんよと、施工担当管理官からのメッセージ。
逆立ちでもしてやろうか?カードを逆位置にすれば救われるのかタワー。なんてね。
ミルクティーで酩酊してるのかな。
空の上のほうにはいろんな連中が住んでいて、塔が高くなるにつれてそこらへんを浮かんでる奇妙なやつらが窓から入ってきたんだ。
「よくここまで来たね。すごいねえ。これ、あげるよ。」

124田端2:2007/02/25(日) 18:24:27
そいつら気さくな悪魔たちで、親愛の情を込めて宝石を一つくれる。
その昔、川で拾った石ころなんかよりもとてもきれいな宝石。
悪魔は魂を奪うなんて聞いてたから警戒してたけどそういうことも言ってこなかったし、まあいいかと思ったんだけど、最近わかり始めたのさ。
あいつらが僕から奪っていったのは、川で拾った石ころをきらきら光るまで磨いたあの時のそういう気持ち。それを悪魔は奪っていった。
ヘイブラザー。うまいことやるねギブ&テイク。
逆立ちをやめて、僕は施工担当管理官に言ったんだ。塔を伸ばすのをやめませんかと。
いつからか僕の首は上が下か、しか向けなくなってた。のぼるとかおちるとか。
でも本当に向かなくちゃいけない方向は上でも下でもなくて前だった。
窓を開けて前だけを見て足を踏み出すと、僕は空を歩いてた。悪魔がひゅらりと寄ってきて定規をくれた。
「これ、お前だけの定規。お前だけの、喜びを測る定規。」
「お代は?」
「君が道中転んだり、バタバタあがいたりする姿を見させてもらうってのでいいや。塔にこもってる時より、なんかおもしろそうだから。」
ヘイブラザー。うまいことやるねギブ&テイク。

125名無しさん:2007/02/25(日) 18:40:48
乙ライキュ★

126名無しさん:2007/02/26(月) 17:26:47
ありがとう

127田町1:2007/03/25(日) 15:02:05
 もともとはひとつの生命体だった。人造人間ネルス13ーQは他の多くの人造人間と同じように、赤い細胞と青い細胞の混ざったマーブル状の体をしていた。しかし、そういったマーブル状の人造人間は、現在の世界においては不良品と見なされて廃棄される。単色の細胞を持つものだけが完成品として出荷されるのだ。ネルスは廃棄されてはいけないと思い、体の背後に青い細胞を集めて隠した。ネルスの計算は見事に功を奏し、赤い細胞の多い人造人間として高値で出荷されることになった。しかしネルスの計算以上に事態は進んでいった。赤い細胞のみを持つ人造人間用の薬品を大量に投与されることで、隠していた青い細胞は悲鳴をあげ、ついには分離してしまったのだった。そうして体の中身をすっぽりと失った赤い細胞の人造人間と、隠れよう隠れようとして凝縮しすぎた小さな青い細胞の人造人間ができあがった。地上の世界に出た赤いほうはそこの住人にヒナタと名づけられ、地下の世界に潜り込んだ青いほうはヒカゲと呼ばれるようになった。そうして、ふたりは別々のものとして、それぞれの戦争に巻き込まれていった。水源戦争だ。砂漠化した街が広がる地上世界。もはや水はかつてのどんな宝石よりも稀少なものになってしまっていた。

128田町2:2007/03/25(日) 15:14:13
生命の根源である水を奪い合うために、赤い人間たちは巨大な機械を身にまとい、水源地の確保をめざして日夜殺し合いをしていた。シマの奪い合いである。一方、青い人間たちはそういった巨大な機械を持たないがために、地下で汚染された廃水をなんとか浄化しながら飲んでいた。腐臭のする地下世界からの脱出をはかり、赤い人間たちと各地でゲリラ戦を繰り広げていた。ヒナタは体の中の空洞が日に日に大きくなっているように感じた。巨大な機械を操縦するには、ヒナタの体は衰弱しすぎていた。ヒカゲは光におびえていた。自分がヒナタの一部であったことがばれたらヒナタは迫害されてしまうだろうということ。そして、自分などいないほうがいいのではないか、殺されてしかるべき存在なのではないかということに、おびえ震えていた。ヒカゲが、自分の命を絶つために、浄化されないままの廃水を震える手ですくったとき、声が聞こえてきた。それは聴覚で感じるものではなく、細胞と細胞の共鳴のような、かすかな伝達だった。「たすけてくれ。僕は、君がいないと僕じゃないんだ。」自分に再び出会うための、長い旅の始まりだった。

129名無しさん:2007/03/25(日) 17:33:21
ありがとう

130名無しさん:2007/03/25(日) 23:49:50
乙ライキュ!

131東京R:2007/03/27(火) 21:11:50
"同窓会"が好きな人は多いと思う。
昔の友達と会い、今どうしているかを話したり、思い出を懐かしんだり。
mixiとかが普及して、よりそういうことがしやすくなったなんて話も聞く。
俺もそういうことはしたいけど、親の都合で転校とかが多かったりして、あまり同窓会に呼ばれたことがない。
だから"幼なじみ"と同じくらい、"同窓会"も俺には縁遠いものだと思ってあきらめている。
そういえば成人式にも出なかった。
"二十歳になって成人式の会場に集まって、そのあと同窓会っぽい飲み会がある"という流れは知っている。
だけど、地元を持たない俺に、駆けつける場所はなかった。
モンゴルの遊牧民のように、いろんな場所を転々としていく生活の中で、人間関係に対して、少し冷めていったのかもしれない。
ただ、そんなあきらめに似た感情の中にも、人間関係に関してちょっとした熱い思い、というか哲学みたいなものがある。
大人になって時間がたつにつれ、かつてクラスメイトだったり、友達だったり、バイト仲間だったりした人間とのつながりはどんどん薄くなっていく。けれど、「今度会おうよ」と言わずとも、会ってしまう人間というのがいるのだ。

132東京R 2:2007/03/27(火) 21:23:35
それはとても不思議に感じる。
古い言葉を借りれば、人はそれを"縁"というのだろう。
ある番組に出たときに、ADの人に話しかけられた。「頑張ってるね」。高校時代の同級生だった。
あるキャンペーンで地方に行ったときに、映画館のスタッフに話しかけられた。「なかたぁ」。昔のバイト先の先輩だった。
ある雑誌の取材を受けたときに、ライターさんが会うなり笑い出した。「びっくりした?」。大学時代の同級生だった。
そういう再会の仕方が好きだ。
お互いが、それぞれ自分の仕事や生活をしっかり頑張っているから会えた。
思い出話をする時間もなくて「頑張ってるね」、「お前も頑張ってるね」。ただそれだけのやりとりなんだけど、それが好きだ。
それぞれが胸を張って会えることが好きだ。
あやふやなものを、あんまり信じないほうだけど、会うべき人にはいずれ会える。そんな"縁"を俺は信じている。
だから、再会しても、あえて連絡先は交換しない。
だから、「また会おうよ」とは言わない。
だから、自分から同窓会を開かない。
再び出会うために、それぞれね道を進むのだ。
またその道が、いつか山の上のほうで交差する日まで。

133名無しさん:2007/03/28(水) 05:09:23
ピコライキュ!

134東京R:2007/04/14(土) 21:22:44
プロフィール紹介には、必ずといっていいほど"趣味"と"特技"の欄がある。
共通の"趣味"を持つ人間同士は仲良くなりやすい。
逆に言えば、人間関係をうまく運ぶために"趣味"を始める人もいる。
しかし、俺自身は、そんな"趣味"というものに対して、ずっとコンプレックスを持っていた。なぜなら無趣味だからだ。
"趣味"というのは仕事とは違って、それでお金を稼ごうとすることなく、純粋に楽しむためにすること。
でも、それがどうも苦手だった。
小学校、中学校と、なんとなくの流れでサッカー部に所属していたが、自分がプロになるほどの才能がないことに気づいたあと、すぐに興味を失った。
その時からいまだにずっと"趣味"というのは高い壁として、俺の前に立ちはだかっている。
俺のほかにも、そのコンプレックスを抱える人は、結構多いのではないだろうか。
ただ、最近になって思うのは、本当の意味で無趣味な人間は、ほとんどいないのではないかということである。
ただなんとなく、テニスとかスノーボードよりもマイナーであるがために、自分の中で「これは趣味じゃない」と、フタをしてしまっているだけなのではないだろうか。

135東京R:2007/04/14(土) 21:36:52
そういう「マイナーなものが好きなために、自分のことを無趣味だと思っている」人はかなり多いと思う。
実際、そういうマイナーな趣味は、人間関係をうまく運ぶことにはあまり役立たないことが多い。
合コンで、初対面の異性に「趣味とかあるの?休みの日、何してる?」と聞かれて「そうだなあ、休みの日はだいたい家電販売店で湿度計を見てるかな」と答えた場合、意気投合して「一緒!あれ楽しいよね!」となる確率は恐ろしく低い。
そう答えたときの気まずさや、相手がリアクションに困ることを予想して、なんとなく無趣味と答えてしまう、いわゆる"隠れ多趣味"もたくさんいると思う。
でも、本当はそういう、人から"共感されにくい"ことにこそ、おもしろさがあるんじゃないだろうか。
それに元はといえば、テニスなどのメジャーな"趣味"も、それができた当初はわけのわからないものだったと思う。
「網を真ん中において、2人で球を行ったりきたりさせるのって楽しくない?」。
最初は「何それ?」と言われたはずだ。
人間は変だ。変でおもしろい。
"趣味"というのはメジャーにしろマイナーにしろ、元をたどるとわけのわからないものである。
人と人は理解しあえないから素敵なのだ。そういう理解できない「人間」が好きだ。

136東京R:2007/04/14(土) 21:38:47
ということは、俺の趣味がひとつ増えた。「周りの人の趣味鑑賞」。
ただ、この趣味をプロフィールに載せるかどうかは、一度マネージャーさんと相談してからにしよう。

137名無しさん:2007/04/18(水) 05:58:38
乙ライキュ!

138新宿:2007/04/25(水) 17:42:33
空から絶え間なく降り注ぐのは雨ではない、爆弾だった。激しすぎる爆音のせいで、パルハの鼓膜はとうの昔にやぶれていた。
ときおり、ざざ、ざざざとノイズが頭をかすめる程度で、世界は古いコメディ映画のようにトーキーな風合いでカタカタ進む。
なにが起こっているのか?脳の中の間取りは3LDKくらいあるはずなのに、それは忍者屋敷のように入り組んでいて、回転する壁や掛け軸裏の通路が自分をあざ笑っている。
白い壁にびっしりとメモがしてある。ずっと同じことばかりメモしている…?そしてずっと同じ場所をウロウロ行ったりきたりしている。
パルハは自分の顔に張り手を食らわせて目を見開き、あたりを見回した。誰かがうずくまって寝ていた。
こんなところでいい気なもんだと思ったが、そいつの顔には見覚えがあった。ペルヘだった。
仲間のペルヘが流れ弾を被弾してひゅうひゅうと息をもらしていた。このひゅうひゅうというのを虫の息というのか。子供の頃、昆虫の足をきまぐれにもいだとき、こんな動きをしていた。
ああ、ペルヘ。声をかけようとしたが声は出なかった。声をかけられない自分を残酷だと思ったが、声をかけようとした自分はもっと残酷のようにも感じた。

139新宿:2007/04/25(水) 17:54:16
ああ、こんなときにはピルヒにどうしたらいいか聞かなくちゃ。ピルヒ。俺の大好きなピルヒ。なあ、ピルヒはどう思う?
ピルヒはいつも笑顔で応えてくれる。ねえピルヒ、いや、これはピルヒじゃない…!
なんだこれは。カカシだ。ピルヒのお面が貼り付けられたカカシだ。足の部分がキャタピラになっていて、自動でついてくるようになっているだけだ。これがピルヒ?
お面をはがすと裏に何か書いてあった。
「私はもうこの世にいませんでした。」
下に日付がうってある。半年も前だ。こんな馬鹿げたことがあるか?理由も意味もわからない。なんなんだこれは。
「邪魔になると思ったから、言えませんでした。」と書いてある。
邪魔に?ああ、ピルヒ。パルハは涙をぽろぽろ流した。そして、涙を流してしまったことに嫌悪感を感じた。そんな叙情的な手法でなにかをした気でいることに罪悪感を感じた。
もぞもぞ。視線をうつすと、見たことのない生き物が足の血を吸おうとしていた。
ひゃう、とパルハは悲鳴をあげてその新生物を叩き潰した。執拗に何度も。
とにかく宿に帰ろう。そして深呼吸をしよう。深呼吸ができるなんて、奇跡だぜ。
パルハはくくくと笑った。
笑うしかないように感じた。

140名無しさん:2007/04/25(水) 18:04:42
ピコライキュ!

141フライデー:2007/05/12(土) 05:14:12
今年3月、まだまだ肌寒い早朝に都内で『オリエンタルラジオ』の二人が寿司屋から出てきた。
この日、ラジオ番組『オールナイトニッポンR』に彼らは生出演。
放送終了後、深夜とは思えないハイテンションでスタッフらとともに
寿司を食べに移動した。男ばかりで1時間半。番組さながらの“下ネタ”で盛り上がったのかな?

142名無しさん:2007/05/12(土) 05:25:30
>>141
thak you!

1435/24日経新聞:2007/05/24(木) 21:24:13
☆日経進学ナビ広告特集
アヒャ 高校時代は、学園祭でダンスを披露するなど、目立つ事ばかりしていました。でも親から「勉強しなさい」と言われた事はありません。それが良かったのか、三年生になった時、自然と「勉強しなきゃ」と机に向かうようになりました。
大学選びは、学部や学科ではなくサークルの情報収集から始めました。とにかく華やかなキャンパスライフに憧れていたのです。四年間、勉強は最低限しかしなかったけれど、サークル活動やアルバイトを通じて色々な人と知り合えた事は、今の仕事にとても役に立っています。

ネ申 高校二年生の頃までは、いい大学に入りたくてめちゃめちゃ勉強していました。でも途中で、大学で何をしたいのかが分からなくなってしまった。もともと、お笑い芸人になりたかったので、どうしようか決めかね迷いながらも大学を受験しました。
大学には六年通いました。要領は悪かったけれど、知的興味を満たしてくれる授業をたくさん聞けたのが収穫です。また、経済学の教授の「大企業に行こうと思うな。これからは自分の力で何とかしていく時代だ」という話は、お笑い芸人になりたいという僕の思いを後押ししてくれました。

アヒャ 進学を控え、将来の目標を見つけられない高校生は多いでしょう。そういう人は、大きな道筋を決めるのではなく目の前にある自分の好きな事、やりたい事を大事にすればいい。僕もそんな風にして、充実した学生生活を送る事が出来ました。

ネ申 十年後、二十年後の事は誰にも分かりません。でも、その時その時ベストを尽くした事は、たとえ進む道が変わっても何かしら生きてくると思います。僕自身、これまで頑張って勉強してきた事は、今の仕事に生きています。

144目白:2007/05/25(金) 18:12:00
ねえ、お兄ちゃん。わたしのベティーナスベティーはどこ?
マリスは言ったが、トオルは返事をしなかった。意地悪をしたわけではない。ゴーヤーのデコボコの数にはどれくらいの個体差があるのかを調べるのに夢中だったのだ。
袖を引っ張られたせいで、野鳥の会がカチカチするアレが床に落ちてしまった。
なんだい、そのベティーナスベティーってのは。
あら、わたしのお友だちよ。前に紹介したでしょ?
ああ、あの熊のぬいぐるみのことかい?
ばかね、それは倉田ひろのぶよ。倉田のことをぬいぐるみだなんて言わないで。そうじゃなくてベティーナスベティーよ。
うん…
ほら、また聞いてない。
そこへ、執事のムラサキがふいと顔をだして言った。
マリスお嬢様、ベティーナスベティーならほら、ここに。
ムラサキはしわしわの手のひらの上に乗せた消しゴムのカスをさしだした。
え?なんで?なんで消しゴムのカスがベティーナスベティーなわけ?
おやおや、違いましたか。
おやおやじゃないわよ。百歩ゆずってそれがベティーナスベティーだとして、なんでそれをわたしが汗だくになって探すわけ?ねえ、なんで?
いやはや、困りましたなあ。
困ったのはわたしよ。
ちょっともう、二人とも静かにしてくれないかな。ゴーヤーを扱うときに最も重要なのは精神的なバランスを保つことなんだ。

145目白2:2007/05/25(金) 18:22:47
禅だよ。ニッポンという国でいうところの禅の発想なんだよ。
そよ風が窓の外から吹き込み、白いカーテンを揺らしている。
もう、知らない。お兄ちゃんもムラサキも、ポップコーンみたいになっちゃえばいいんだわ。
なんだと?僕とムラサキが何者かに加熱されたあげく、はじけとべばいいってのか?
それは言い過ぎでございますねお嬢様。
違うわよ。ポップコーンみたいに白くなっちゃえばいいってことよ。
え?色?色に着目した比喩なのそれ?
そうよ。
そのとき、ムラサキが叫んだ。
誰かが見ています!私たちのことを。
そしてムラサキは直観した。自分たちがその者によって今しがた作られた文字上の生命であることを。
マリスはうれしそうに言った。
そこにいたのね、ベティーナスベティー。わたしたちをいつもそうやって遊び半分に、粗雑に創造しては放棄して。かわらないわね。でもひとめ見てみたいわ、あなたのこと。
そいつは無理なお話さ。でも、僕も会いたいよ。マリス。
そうして次の瞬間、三人のいた部屋はポップコーンみたいにはじけとんだ。僕の目の前で。

146名無しさん:2007/05/25(金) 18:34:30
乙ライキュ!

147東京R 1/6:2007/06/01(金) 20:18:01
 ”ペット”という言葉を聞くと、胸が少ししめつけられる気分になる。
犬や猫を見て、誰かが「かわいいね」と言うのを聞くと、
胸が少ししめつけられる気分になる。
 なぜなら、自分にはその気持ちをよく理解できないからだ。
そしてさらに、そんな自分に劣等感を抱くからだ。

148東京R 2/6:2007/06/01(金) 20:18:53
 子供のころ、犬を飼いたいと思ったことがあるが、
住宅の環境がそれを許さなかった。
だから、今まで1度もペットを飼ったことがない。
 今でも、ペットを飼っている友達の家に行った時は、
どう接したらいいのかわからないため、体をなでてやることもできず
呆然とただ立ちつくしてしまう。そして犬や猫のほうも、
そんな俺の心の中を見抜いて、なつこうとはしない。

149東京R 3/6:2007/06/01(金) 20:20:22
 以前、みんながなでまわすくらい可愛らしい猫が、
俺に気づくやいなや驚異的な速度で飛びかかってきたことを
忘れることができない。しかし、ペットに対してそんな
マイナスの思いがあるということを、
なかなか他の人には言うことができない。
 携帯で撮ったペットの画像を見せられて
「どう?ウチの犬、かわいいでしょ?」と言われた時に、
俺は青ざめてしまう。

150東京R 4/6:2007/06/01(金) 20:21:39
 正直にそのことを言ってしまえば、
相手をひどく傷つけることもあるだろう。
ペット好きの人達が、
みんなどこかに集合し、
俺の陰口をたたきまくるかもしれない。
ふと、そんなことを考えてしまう。
こめかみに銃口を突きつけられた気分。

151東京R 5/6:2007/06/01(金) 20:23:09
 何か言わなくちゃ、何か言わなくちゃと焦る。
その場合「かわいい!」と絶叫した上で、
異常なほどの食いつきを見せるのが、
正解のリアクションだろうとわかっている。
 でも結局のところ、俺はといえば、
顔の筋肉を微妙にけいれんさせた上で
「う、うん」とひとことだけ言うにとどまる。
そして、少しだけ気まずい空気が流れる。
 そんな自分を変えたいと思っている。
無理のような気もするが、ペットでなくても、
何かを無条件に愛せる自分に
なりたいと思う気持ちはある。

152東京R 6/6:2007/06/01(金) 20:23:56
 この前、引越しの為に部屋を片付けていたら、
サボテンが出てきた。ウチワサボテンという、
ミッキーマウスの顔のような形をした
ペラペラのサボテン。もらいもので、
捨てられずに何となく放置していたものだ。
 久しぶりに見たそいつは、
日陰においていたせいか、
光を求めて異常なほど前傾姿勢をとっていた。
体から細長いものを伸ばしていた。
「何だこいつ!」と驚いた。なんというか、
生きようと必死な姿にショックを受けた。
「植物なのに…」と。その時、
初めて生きものを、ほんの少し愛しく感じた。
そのサボテンに少し水をやり、
日の当たるところに置いた。こいつとなら
うまくやっていけるかもしれない。
なぜかそう思った。

153名無しさん:2007/06/03(日) 22:47:58
遅くなってしまったがThak you!!

154原宿:2007/06/25(月) 18:15:19
「バルトライド、状況を報告しろっ。」
「はっ!現在、西の門が炎上、東の門で疫病の流布、北の門で痴話喧嘩、南の門で仮面舞踏会がくりひろげられています。なお、天候は花吹雪と落雷。推定される敵兵の数およそ20万、潜伏しているスパイ200、対してのこちらは…私とカルザ将軍を含めて…2名であります!」
「持ちうる武器は!?」
「敵軍が衛星レーザー、対空迎撃戦車、ヘリ、戦艦、モトクロス、モーニングスター、鉄バット、マジックハンド。対してのわが軍は…安全ピン2つ!!!」
「キエエエエエエエ!」
「将軍、お気を確かに!」
「違うよ、違うのだよバルトライド君。私は今歓喜にうち震えているのだよ!」
「はっ!?」
「人生という一大喜劇にもっとも必要なものはなにかね!」
「はい!コエンザイムQ10であります!」
「おしい!しかし完全に的外れだ。おしおきとして後でボールペンの先についているボール3つを使ってのお手玉!」
「了解です!しかして答えは!?」
「エネミーだよ。」「メアリー?」
「エネミーだ。わかるね?つまりこの状況こそが最高の演出なのだよ。全てのクソムカつく野郎どもに最優秀助演男優賞&女優賞を与えたい気分さ。」
「しかし、このままでは我々はひっ捕らえられたあげくいろいろされて最終的にはカマンベールみたいにされてしまいますよ!」

155原宿 2:2007/06/25(月) 18:27:04
「バカモン!いやback a moonlight!!そのために、我々にはあるんじゃないか、力が。」
「チカラ?この非力で無力なわが軍に何の力が?」
「勝利のために必要なのは何力(なにりょく)だ?軍事力?経済力?技術力?引力?重力?遠心力?電力?」
「やはり軍事りょ…」「否!いな・いな・いなだよ。いないいないばあだよ。」
「何力(なにりょく)なんですか!!」
…全力だっ!!!
カルザ将軍は安全ピンを握り締めてぶんなげた。時空の壁に突き刺さる安全ピン。
その穴から洪水のように人間の感情があふれてくる。とてつもない異臭。
窓の外では、太陽が昇るのを数万の浮浪者が引きずりおろそうとしている。
将軍、なぜこんなにも悲しいんですか。どうしてこんなにも。
か、な、し…
バルトライドの首がごろんと床に落ちた。ボルトが転がる。
いいからそこで黙って見てろ。
太陽はいずれ昇る。幸福な毎日は焼け野原に宿る。
なにをかくそうこの俺の前世は、核ミサイルだったんだぜ。

156名無しさん:2007/06/25(月) 19:12:30
ありがとう!

157Y∞Hインタビュー1:2007/06/27(水) 01:40:08
−−月曜から金曜まで担当していた1部から、現在の担当にお引っ越しすると
  聞いた時はどうでした?
藤森「最初はどこか寂しい気持ちもあったんですけど、最近は週1回の楽しみ方
   を感じつつありますね」
中田「今まで90分間喋るっていうのは未知の領域だったですけど、徐々に90分
   の感覚もつかみ始めました。それ以前にもオープニングで毎日トークをやっ
   ていたんで、毎日やっていたものを1週間の1日に凝縮している感覚があり
   ます。どの曜日よりも濃いものになっていると自負してますね。」

−−ほかの番組でもMCをされていますが、おふたりにとって『ヨシモト∞』って
  どういう存在ですか?
藤森「一番気楽にふたりで喋られる場所ですね」
中田「ほかはMCとはいえ集団プレイなので、雇われ店長的なところもあるんです
   けど、『ヨシモト∞』は雇われ店長をやっていながらも趣味で居酒屋を開い
   てるみたいな、そういう感じですかね。正直、不親切な店にもなってるかも
   しれないんですけど、とにかく自由に喋られるんで、心のよりどころ的存在
   です」

−−では、より素に近いおふたりが見られると。
中田「そうですね。ここでの僕らは、よそ行きじゃないですね」
藤森「それに、ここだと相方だけが笑ってくれればいいやって思うことでも喋った
   りしますし」
中田「ほかよりもフィルターが薄くなっていることは確かですね。しかも、お客さ
   んがあったかいんで、それを許してくれるのがまた嬉しくて」

158Y∞Hインタビュー2:2007/06/27(水) 01:41:08
−−カタチは変わっても、心底楽しんでますねぇ。
中田「僕らは贅沢な話、以前の『ヨシモト∞』などでいろいろな企画はさせていた
   だいてるんですけど、僕らの中で一番見せてない部分はトークで。そんなト
   −クを90分もできるんで、嬉しくてしょうがないんです。最高の幸せだと思
   ってますもん。『ヨシモト∞』ではこれからもふたりだけで喋り続けたいで
   すね」
藤森「相方の話に入って違う方向に話が進めたりとかひとりだとできない、コンビ
   だけで喋るおもしろさが、ちょっとずつ見えてきたのも楽しいですし」
中田「それに、トークって腹が立ったこととか嬉しかったこととか感情の起伏の大
   きいところが笑いになっていきやすいと思うんですけど、イヤなことがあっ
   ても『ヨシモト∞』でうまいこと喋って笑いにできたら、消化できるんです
   よね。人生にアンラッキーがないし、ノーストレスなんです。その点はこの
   仕事をやっててホント良かったとも思います」
藤森「とにかくふたりだからできるトークをいろんな人に見てもらいたいですね」
中田「見ていただければ、きっと僕らのことを好きになってもらえると思いますよ!」

159名無しさん:2007/06/29(金) 17:56:29
Thak you!!

160東京R 1/5:2007/06/30(土) 18:19:58
 一応、社会人であるわけだから、そろそろ親孝行してもいい時期なのだと思う。
実際、相方は親に毎月仕送りをしたり。何か大きな舞台があれば招待したりして
結構親孝行をしているみたいだ。立派なやつだなあと思うけれど、自分はしない。
毎月、仕送りをするどころか「今後、1円たりともあげるつもりはないねっ!」
と言ってみたり。大きな舞台があれば「来るなよ!」と言ったりする。

  母の日、父の日はおろか、誕生日も無視。
  たまにメールが来ても、結構無視。今年で25歳に
  なろうかというのに、いまだにプチ反抗期まるだし男、中田敦彦。

161東京R 2/5:2007/06/30(土) 18:20:44
 しかし、俺を「ひどい息子!」とののしるのを少し待ってほしい。
実は”逆・親孝行システム”を採用しているのだ。
これはつまり”手のかかる子ほどかわいい”というのを生かした方法だ。
ペットとかの育成ゲームがなぜ楽しいか。それは手間がかかるからだ。
何も手をわずらわせることなく、自動で成長するゲームなど楽しくない。

162東京R 3/5:2007/06/30(土) 18:21:21
 そう。いろいろしてくれる優等生は「ノー」なのだ。親の意に反することこそ、
親としては「あぁ、今大変だなあ……親やってるなあ」という
「親的お楽しみポイント」なのだ。だから、苦労して大学まで行かせたのに、
息子から「俺、お笑い芸人になる」などとふざけたことを言われたときなんて、
”スペシャル親的お楽しみポイント”だったであろう。

163東京R 4/5:2007/06/30(土) 18:22:07
 「なぜだ! 育て方を間違ったのか!?」という風に悩んでみたり、
夫婦で相談したり、怒鳴りあったりしたのかもしれない。
そういう機会を与えることこそが”親孝行”なのだ。
色々あっても、とりあえず親のことを無視!
そうすると「もう〜、なんでなんで!?」とやきもきしちゃって、
楽しくてたまらないのだ。多分だけど……。
ちまたの少年少女を見ていると、結構親の言うことを気にして、
生活っぷりだったり進路だったりを悩んでるようであるが
「そうではないのだよ」と言いたい。

  ”反抗こそ親孝行”。

それを胸に、どんどん自分勝手してほしい。もちろん、やりすぎない程度に。

164東京R 5/5:2007/06/30(土) 18:22:47
 その上で、4年に1度ぐらいの周期で
親に感謝の意を伝えたりするとなおいいだろう。
「普段、あんな感じのあいつが!?」といったギャップでなおいいだろう。
というわけで俺は

  「本当に大事な時は色々するけど、
  普段は何もしてやらねえぜ」作戦を実行中

なので、
周囲の人たちよ、逆に俺を「よっ! 親孝行息子!」と褒めてください。
そんなわけで父さん、母さん、いつもありがとう。

165名無しさん:2007/06/30(土) 18:23:33
今回はフォントがでかくなってるところがあったので
そこはちょっとずらして書いてみたよ

166名無しさん:2007/06/30(土) 18:25:24
乙ライキュ!

167ぴあ 7/12号(関西版) 1/7:2007/07/20(金) 01:17:16
厳しいお笑い界に敢えて飛び込んだふたりの若者(見出し)

 なぜ、吉本興業は次々と人気者を世に送り出すのか。その答えのひとつは、1982年に端を発する「お笑い虎の穴」の存在が大きい。
 NSC。ニュー・スター・クリエーションの頭文字を取ったその虎の穴は、大阪から始まった。それまで、芸人の世界は師弟制度が一般的であったが、NSCは在籍期間の限られた「学校」だった。次世代の若者気質と噛み合い、一期生にダウンタウンという天才が入学してきたこともあって、「NSC出身」という看板はひとつのステイタスを得ることとなる。以後、NSCはお笑いを目指す若者たちの登竜門的存在となっていったのである。
 大阪から遅れること13年。NSC東京の設立は1995年であった。NSC東京一期生には品川庄司が在籍し、そのブランドは東西を問わず、より強固なものになっていく。
 そして2004年。

168ぴあ 7/12号(関西版) 1/7:2007/07/20(金) 01:17:53
 ふたりの逸材が、NSC東京の門を叩く。ダウンタウンから数えて22年、さらに時代は変わっていた。以前は高校を卒業したばかりの若者がNSCに入ることが多かったが、今や大学生や大学を卒業した者までもが在籍するようになっていた。
 ふたりは慶應義塾大学と明治大学という、いわゆる高学歴者だった。中田敦彦と藤森慎吾。NSC卒業後、デビュー3年目にして冠番組を持つまでに成り上がったオリエンタルラジオのふたりである。彼らはなぜ、高学歴を無にしてまでNSCを目指したのだろうか。
 当時、明治大学3年生だった藤森慎吾は「焦り」を口にした。
「大学3年生ともなると、エントリーシートを取り寄せたり就職説明会に出席したりして同級生たちがざわつき始めるじゃないですか。僕はそんなまわりの熱気がうらやましかったんです。これまでの3年間で、みんなは何かしらのやりたいことを見つけて就職活動をがんばっている。でも、僕はからっぽだったんで……。その時、じゃあ自分になにがあるんだって真剣に考えた時“お笑いしかない”と思ったんです。それまでの僕は、とくにお笑い好きってわけじゃなかったけど、大学1年の時にバイト先で相方と知り合ったことで、知らず知らずのうちに笑いが染み付いていたのかもしれません」

169ぴあ 7/12号(関西版) 3/7:2007/07/20(金) 01:18:24
 一方、慎吾と同じ歳ながら、大学を1年ダブっていた中田は気楽に考えていた。就職活動の時期まで、まだ1年あると。
「大学に入った当初は、たしかに高学歴という看板でたかをくくっていた時期もありました。実際、僕が通っていた慶應義塾大学なんて、2年生の時は『電通入っちゃおうかなぁ』なんてお気楽なノリの奴が多かったし(笑)。でも、実際にマスコミ志望の先輩が、就職活動でボロボロにされて帰って来る。あぁ、甘くねぇんだなと。それと、ある授業が背中を押してくれたというのありました。その教授は政府の諮問会議に出席するようなすごい人だったんですけど、こんなことを言うんですよ。『これからの日本は変革期を迎える。いい企業に入れば安泰なんて時代は過去のものだ。みなさん、イチローになってください。これからは実力主義の時代です』って。そんな時期でした。相方が尋常じゃないテンションで『もう待てない。NSCに入るか、ふたりでやるのをやめるかどっちか選んでくれ』と言ってきたんです。もともと、お笑いはやりたかったんですが、どこかで躊躇していた。でも、相方のひとことで『やばい。逃げられる!』とふんぎりがついたんです」

170ぴあ 7/12号(関西版) 4/7:2007/07/20(金) 01:18:54
(次ページ)

 中田が躊躇するのには理由があった。
 大学入学当初、笑いの世界を目指していた中田は、他大のサークル系お笑いイベントや、インディーズのお笑いライブを頻繁に観劇していた。小さな小さな劇場で、ボロボロの全身タイツを着た30歳過ぎの芸人が、「売れたいです!」と奇声を発しているのを目の当たりにして、「お笑いって華やかな世界だと思ってたけど、実際はみじめな世界でもあるんだな」と思い知る。
 さらに、たまたま話をすることができた、すでに若くはない芸人の言葉が衝撃的だった。
〈俺、NSC東京の選抜クラスで、ルミネの舞台にも立ったことがあるんだ。だから俺は大丈夫って思ったんだけど、それから相方と喧嘩別れしたりなんだりで。笑いの世界って……厳しいよね〉
 NSCに入ったからといってなんの保証もない。その上、選抜クラスで一度はルミネの舞台に立ったほどの男でも落ちぶれる可能性があるなんて……。中田は、やがて思い知らされる高学歴者という看板の無意味さ以上に、笑いの世界は実力主義だと痛感する。

171ぴあ 7/12号(関西版) 5/7:2007/07/20(金) 01:19:28
 慎吾に背中を押され、NSCに入ることを決めた中田は、すでに若くはないあの芸人が続けた言葉を思い出していた。
〈もし、君がNSCに入るなら最初からかまさなければダメだ〉
 NSCの入学金である40万円は、慎吾と同じアルバイト先で2ヶ月間働きまくって稼いでいた。バイト仲間に「そんなに稼いでなにをするの?」と聞かれてもふたりは口を濁す。俺たちはまだ何も成し遂げていない。熱を頼りに、中途半端な夢をかたるのはうんざりだった。夢をひけらかす代わりに、すでに若くはないあの芸人の言葉を思い出しながら、中田はネタを書き続ける。アルバイトで体は疲れ切っていたが、それでも書き続けた。NSCの門を叩くころには、その数は100本にまで到達していた。

500人が8組になるシビアな芸人の世界(見出し)

 実際にふたりが通い始めたNSCには、大学とは違う人々で構成されていた。元軍人、有名な柔道家、看護師、パイロット……。
 出自は違えど、目指す先は〈笑いの世界〉であり、ひとつしかないはず。なのに、完全に二極化していく。NSCには、ネタ見せや大喜利など笑いに直結する「コント授業」、表現力の向上を狙う「エクスプレッション」、「ダンス」、「発声」などの授業があった。だが、肝要であるはずの「コント授業」に出席しない者

172ぴあ 7/12号(関西版) 6/7:2007/07/20(金) 01:20:11
(次ページ)

バイトで入学金40万を貯め100本のネタを書いてNSCの門を叩いた(見出し)

が出てくるのだ。未来の芸人を夢見る若者がライバルを見定める場でもある“ネタ見せ”で、ほかのコンビのネタを笑う者などいない。誰だって自分の才能の無さを思い知らされるのはきついだろう。コント授業に出席しない者たちは、どこか学校感覚でNSCに通っていたのかもしれなかった。慎吾は言う。
「そのころ、相方によく言われていたのが『他の奴としゃべるな』でした。僕は、わりとすぐにまわりと打ち解けるタイプなんで、ネタ見せしないような人たちとも仲良くなっていたんです。でも、だんだんと相方が言いたかった言葉の意味がわかってくる。ネタ見せをしないでダンスの授業にしか出ないような人たちは、そのうち飲み会とかそういう方向に力を入れ始めるんです。で、飲み会でネタ見せの授業しか出ないようなひとたちの悪口を言うという(笑)。そんなんだから楽しくはないですよね。当時は、NSCに通うのが嫌で嫌でしょうがなかったですけど、振り返ると、NSCがなければ今がないって本当に思えます。ただ、本当に嫌でしたけどね(笑)。僕は、バイクで通っていたんですけど、NSCが近付いてくると、気のせいかエンジンの調子も悪くなっていましたから」

173ぴあ 7/12号(関西版) 6/7:2007/07/20(金) 01:20:46
 中田が続ける。
「NSCの歴史を振り返れば、同期の中から売れるのなんてひと組かふた組しかいないって明らかなんです。僕らの同期は500人ぐらい入って、今、活動しているのが8組ぐらい。これが10年目に入ったら何組が残っているんだっていう。そう考えると、毎回がオーディションの1年間だといことが、ハッキリ言えると思うんです。でも、ネタ見せの授業しか出ないようなプロ志向の同期とは仲良くなりました。自分とは違う笑いを知ることができたし、そういう意味でもNSCに入ったのは良かったと思います。」
 NSC在籍中の2004年。オリエンタルラジオは、過酷な競争原理が支配する『M−1グランプリ2004』において、準決勝まで勝ち残った。その時、会場を沸かし、やがて世間の注目を集める『武勇伝』のネタは、中田がNSCに入る前に作った100本のうちのひとつであった。当時はまだ『武勇伝』という名はなく、NO.15と仮タイトルが記されていたという。
 NSCはそのシステムが斬新なわけではない。だが、そこに集う者たちが伝説を生み続ける限り、未来の人気者が引き寄せられる。オリエンタルラジオのNO.15=武勇伝も、NSCの歴史に残る伝説のひとつである。

174ぴあ 7/12号(関西版) 6/7:2007/07/20(金) 01:21:45
すまん、これで終わり。最後7/7だった…マチガエタorz

175名無しさん:2007/07/20(金) 01:27:29
ありがとうお疲れ様

176名無しさん:2007/07/20(金) 20:37:53
 オリエンタルラジオの中田敦彦さんが、いよいよ連続ドラマ「牛に願いを」で、演技初挑戦。
演じる若松亮太は、農大生だが画家を目指している変わり者。
奇しくも、彼自身ブログで公開するほどのイラスト好き。黒いペンで精密に描かれたシュールな世界には、彼のもうひとつの顔がうかがえる。
「小学生のころから絵を描くのが好きですし、今は、仕事で溜まったものを吐き出す場にもなっています(笑)。
たまに、軽く怒られますよ。やっぱり、僕らってポップを求められていると思うし。
たまに暗めの絵をアップすると、反応がおもしろいんですよ。コメント欄で、顔文字が号泣してて(笑)」
 とにかく多忙な毎日に、ドラマの仕事も増えてさらに多忙に。
「最近は本当に仕事だけですけど、35歳まではこのままでいいです。そのころの僕は、相当いい味出して、モテてる予定なので!」
 ちなみにタイプは、「長ネギみたいにソリッドなコ」。「恋愛体質のスウィーツ系のコより、仕事ばっかりしてる人の方がセクシーに見えます。
仕事でケガしたり、油まみれになってたりする姿にグッとくるんですよ」
 ただ者じゃない視点とセンス。すでに、いい味出てると思う!


中田敦彦さんの女子に言われたい一言は?
「あっちゃんは絶対大丈夫」
弱っているときに言われると頑張れる。根拠なんてなくていい。

177176:2007/07/20(金) 20:42:13
ごめん 176は L25 7月19日発行

178名無しさん:2007/07/20(金) 20:51:03
ありがとう うれしいです

179新大久保:2007/07/26(木) 00:55:57
「だから、お前じゃ無理なんだよ!」「なんでっ!なんでバンドに入れてくれないんだよお!新しいギターメンバーが欲しいって張り紙!掲示板にしてあったのに!」「だってお前、ギターできねえんだろ?」「だから言ってるだろ?僕はギターを奏でることはできないけど、ギターそのもの的な存在としてがんばりたいって!」「なんなんだそれは!ギター練習すんのかしねえのか!」「しない!しないよそれは。いいかい?僕は幼少の頃、ワイヤーにからまって死にかけたことがあるんだ。だからそれ以来、ワイヤーっぽいものはさわれないの。エレキはおろかアコースティックだってダメ!っていうか弦楽器全般ダメ!」「じゃあなんでバンド入りたいのそもそも!」「わからないやつだなあ。あのねぇ…僕、童貞なんだよ!?」「…だからなんだよ!」「高校三年の夏を迎えようかというのに童貞なんだよ!?」「…だからなんなんだって!それと学園祭のバンド大会とどう関係が…」「バンドやってキャーキャー言われりゃセックスできるでしょうが!!」「死んじゃえよ!」大久保慶太郎は美しいハイキックによって吹っ飛び、音楽室のドアをつきやぶり、廊下へと転げ出た。蹴られた衝撃で割れたメガネの破片が宙を舞う瞬間、夏の光を乱反射してスパンコールみたいに見えた。セミの鳴き声。女子の悲鳴。ざわめき。集まる野次馬の中に、牧英理子の姿が見えた時、その視線が自分に突き刺さっている!感じを覚えた慶太郎はそれだけで白く濁るような絶頂に達した。「英理子ぉー、あれ見てよ。三組の大久保。なんか虫っぽくない?」英理子は慶太郎を一瞥すると「きもちわり」と低くつぶやいて立ち去った。五文字…!五文字!五文字!慶太郎は思った。五文字も、あの子が俺についてコメントを残した!これは月面着陸なみの大きな一歩と見ていいだろう!よし決めた。あの子の処女は俺がもらう!いや、最悪処女じゃなくても、なにかしらもらってやろうじゃないか!慶太郎は跳ね起き、その勢いのまま学園祭実行委員会のところへバンド参加の申請を出した。メンバーはひとり。楽器はギター。「ふうん…。弾き語り?」「歌なんて歌いませんよ。」「え?ギターだけ?…ていうか大久保くん、ギターひけたんだ?」「ギターをひくっていうか、ギターになろうかなって思ってますけどね。ええ、ギターをアカペラで。」
夏だ。今年は最高の夏になる。慶太郎は太陽をにらみつけた。(つづく)

180名無しさん:2007/07/26(木) 01:11:04
>>179
乙ライキュ!

1818/21サンケイエキスプレス 1/3:2007/08/21(火) 22:07:23
約10本のレギュラー番組を抱える殺人的なスケジュールをこなしている。
「恵まれすぎですよ。豪華な出演者の前でキツイです的な顔は見せられない」
 玉山鉄二、小出恵介、相武紗季、香里奈、戸田恵理香、田中圭…若手の旬な人たちにまじって、
初めて俳優業に挑んでいる。北海道の牧場を舞台に、大学生の男女のひと夏の青春を描く群像劇。
中田演じる若松亮太は酪農学部の環境デザイン科に籍を置く21歳。乗り気ではなかった牧場研修
だったが、熱いものを日々感じている。
「ドラマ出演はありがたい話でテンションこそ上がりましたが、あまりにも演技が下手すぎる。
でも気合を入れて“俳優魂”を見せているのでお見逃しなく。亮太は絵を描くことが好きで、
そこは俺に似ている。出演者が全員集まると合コンが始まった感じ。最近のお笑い芸人はモテる
という話を聞いたけど…そちらの方はさっぱりです。」

1828/21サンケイエキスプレス 2/3:2007/08/21(火) 22:08:18
初のドラマ出演ではさすがに“武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデンレッツゴー”と調子
よくはいかないようだが、そう言いながらも自慢できることがある。相方(藤森慎吾)より先に
単独で俳優をやっていることだ。
「相方が先にやっていたら、ジェラシーを思いっきり感じて解散だったかも。」
冗談を飛ばしつつ、ドラマの中で青春を取り戻している。昨年、6年かけて慶応大学を卒業した。
学年は違うが、出演者の1人、小出とは同じ経済学部出身となる。
「大学時代はバイトばかりしていて2年留年。でも親が“卒業だけはしてくれ”とどうしても言うので。」
小さいころから教育に厳しい家庭だったようで、
「テレビよりも本ばかり読んでいた。受験するにも俺なりの方法論があって、努力する前に努力の仕方を
まず考える性質。効率よく、合理的に、人生無駄なく生きたい。」
お笑いのネタももちろん、常にリードして考えている。

1838/21サンケイエキスプレス 3/3:2007/08/21(火) 22:09:09
「1日が48時間あればいいのに。」
今の本音だろう。そんな中で別世界ともいえる俳優業を楽しんでいる。
「次は破天荒でトリッキーな役なんかもやってみたい。」
ふだんは人見知りで、ひとり、音楽プレイヤーを黙々と聴いているような物静かな人間だという。
そうやってエネルギーを蓄積させているのだろうか。

184名無しさん:2007/08/21(火) 22:09:54
以上です。

185名無しさん:2007/08/21(火) 22:17:12
乙!
ありがとう!

186名無しさん:2007/08/21(火) 22:33:57
乙ライキュ!

187名無しさん:2007/08/21(火) 23:04:58
乙ライキュ!
天才犯罪者を演じるネ申はまだですか

188駒込:2007/08/25(土) 22:43:39
沢村光次は子供のころから改造をするのが好きだった。小学4年生の夏休みの自由研究では、父からもらった懐中時計に車輪とモーターを付けた「自走時計」を提唱したが、担任およびクラスメートの理解は得られなかった。沢村としては、時という概念の持つ強力な不可逆性を示し、それを捕らえようとする人間の滑稽さを浮き彫りにした痛快でシニカルなアートのつもりであったが、担任の「真面目にやれ」の一言が沢村の自尊心を深く傷つけ、大衆的で下世話な感覚しか持ち合わせない人間社会への痛烈な不信感をつのらせる結果となった。沢村はその後高校に進学。在学中に、歯ブラシのブラシ部分を全て光ファイバーで製造した「飲み込まれる情報〜人間の進化の副産物としての精神的汚濁あるいは浄化への哀れな懇願〜」を制作。技術家庭の時間にクラスメートがはんだづけにいそしむさなか、全く独自のカリキュラムから成し遂げられたその授業成果に対し、教師は鉄拳というごほうびを見舞った。この時点で完全にふてくされた沢村は、心の光をそのままに世界に投影することに絶望し、そこにプリズムをおいて光を分解していくことを決意。バイクの修理工として小さなバイク屋に就職した。黙々と油にまみれて実直に仕事をこなしていく毎日。「これは、ゆるやかな自殺である」という詩を毎日日記につづった。そんななか、沢村は改造バイクという存在にぶつかる。これは、改造といえるのか。たしかに通常の機構とは異なるが速度と威圧感ばかりにこだわるその方向性に対して疑問の念を禁じえなかった。真の改造とは何ぞや。真の改造とは、神に与えられた枠組みの中でもがきながら己の存在を叫び続けるという魂に他ならないのではないか。とすれば、この改造バイクなるものは断じて「改造」バイクなどと呼べる代物ではない!何年かぶりに心の底からわきあがる熱情に沢村は文字通り体を震わせた。沢村はバイク屋をやめて自室にこもり、ネット上にサイトを立ち上げて店を構えた。「改造屋」。 だか案の定、説明不足な沢村のサイトには、アクセスこそあれど、仕事依頼は皆無だった。貯金を食いつぶし、21世紀日本にレアな餓死へと一直線。まだ見ぬ子、孫、面倒な未来よさらば。そう思われた矢先、一通の仕事依頼メールが届いた。「僕を改造してください。」その依頼主は、名を「大久保慶太郎」といった。

189名無しさん:2007/08/25(土) 22:54:10
>>188
乙ライキュ!

190牛ナビSP!! 個人インタビュー:2007/09/01(土) 16:05:53
えー、やっぱり亮太はね一番何でしょう。
そのー、一番浮いている存在っていうか。あまり馴染まない奴なんですけど。
途中から亮太が僕なのか、僕が亮太なのかわからないくらいシンクロしちゃいまして、
最初に仲良くなったのが田中圭くんだったんですよ。
それであのー克ちゃんが最初に出来た親友というか、…(聞き取れず)同じですね。
結構ね、こう後半になると他の演者さんと馴染みだした感じがですね、非常に亮太にも出てるかなと。

191牛ナビSP!! 玉山鉄二とのからみ:2007/09/01(土) 16:11:35
玉山:あっちゃん!
敦彦:はい!?
玉山:最終話の方だからね!10話まで来てるからね!
敦彦:慣れてないとダメなんすか?
玉山:あたりまえじゃん!(ハハハというスタッフの笑い声)
敦彦:オレ、馬に近づかれて倒れて以来初めてなんですけど。
※馬に近づかれて倒れるシーンと「実は動物が苦手」というテロップ付き

192名無しさん:2007/09/01(土) 18:55:43
Thak you!

193東京R 1/6:2007/09/01(土) 23:23:34
テストの時に、もっともよく聞くセリフ第1位は
「俺、ぜんぜん勉強してないや」である。
そして、それを聞いてのまわりの返事は決まっている。「私もだよ、どうしよう」

194東京R 2/6:2007/09/01(土) 23:30:47
本当に勉強しているかしてないかにかかわらず、このセリフをみな言うのだ。
結果として点数が悪かったときのために、言い訳を先にしておくのだ。
 それで、もし点数が高かったら「あら、すごいじゃないの」となって、
ちょっとカッコイイ的な空気もできる。
だからみんな、テストの前には゛自信ないですアピール"を結構する。
これは誰に教えられるでもなく、伝統的に行われていることなのだから、
人間というのはおもしろいなあと思う。

195東京R 3/6:2007/09/01(土) 23:35:48
そんな゛自信ないですアピール"まっ盛りのこの時代に、
ぜひみなさんにおすすめしたい方法がある。それは、この方法の逆。
 ゛自信ありまくりですアピール"である。
 テストの前に皆が「無理っす」と言う中で、言ってやるのだ。
「そっかー。私は、鬼のように勉強したから、たぶん100点」これだ。
かましてやるのだ。そうすることで、いろんなことがプラスに働く。

196東京R 4/6:2007/09/01(土) 23:40:53
まず、みんなをビビらせることができる。
みんなで自信がないことを確認して、何となくの安心感を
得ようとしているやつらをヘコませることができるのだ。
更に、自分にプレッシャーがかかる。ここまで言ってダメだったら、
かっこ悪いからがんばるしかねえ、となる。
そして最後に、それで全然だめだった時、かなり面白い。
「なんだったんだ、お前のあの自信は!」と
袋叩きにあうときなんか、
たまらなく「おいしい」だろう。
そして言ってやればいい。
「次は100点だね」と。

197東京R 5/6:2007/09/01(土) 23:44:18
ダメでも、いつか実現させてやればいいのだ。
結果がどうなるかなんて誰にもわからない。
   だけど、同じダメなやつでも、
        自信満々なやつと、
   うつむいてるやつとだったら、
     自信満々のやつのほうが、
    断然見ていて気持ちがいい。

198東京R 6/6:2007/09/01(土) 23:50:18
  失敗することは誰でも怖いし、
かっこ悪いことは誰だっていやだ。
だから、それがハッタリだとしても、
自信を持つことは勇気のあることだと思う。
 みんなが自信を持ってるクラスだったら、
   テストの直前の空気は最高だと思う。
「俺、自信ないわ」「私もダメ」といういつもの会話が
「俺100点」「あら、私、120点」となっているようなクラス。
               そんなクラスを見てみたい。
         そして、そんなクラスの担任になりたい。
             担任になって、言ってやりたい。
  「みんな見てろ、明日までに……俺は校長の座を奪う!」
       きっと、毎日が楽しくてしょうがないと思う。

199名無しさん:2007/09/01(土) 23:53:24
Thak you!
さすがネ申らしい文章だなぁ。ネ申の考え方が大好きだ

200東京R 祝連載スタート記念 1/6:2007/09/02(日) 00:10:29
Q:相方の長所&短所は?
長所も短所も同じなんですけど、ポジティブで、楽天家で、大胆なところ。
それがいいところで出たり、悪いところで出たりしますね。
あと、気づいたらディレクターさんやADさんと下の名前で呼び合ってたり、
いろんな人とすぐに仲よくなりますね。

Q:相方がしんごくんでよかったと思った瞬間は?
ボクは気分に波があるんですけど、相方は基本笑顔なんで、見てて楽しいですね。
ハムスター飼ってるみたいな感覚(笑)。
逃げようとしたりとか、フンを始末するのとかがたまにイヤになるけど、見てていやされるっていうね。

201東京R 祝連載スタート記念 2/6:2007/09/02(日) 00:18:39
Q:お互いの第一印象は?
おしゃれだなぁって。
大学1年の夏にバイト先で出会ったんですけど、当時ボク、ジミだったんで、
なんとかしておしゃれを教えてくれる友達がほしかったんですよ。
そのときのボクにとって、しんごは宝石のように、ものすごくキラキラして見えました。

Q:自分にキャッチコピーをつけるとしたら?
F1のマシーン。一生懸命走るんですけど、ちゃんと乗りこなさないと危ないし、
しょっちゅうメンテナンスが必要。
ボク、けっこう気分屋なんで、でっかい目標とか立てて、すぐほうり投げたりする。
相方は、すごくうまくコントロールしてくれてますよ。

202東京R 祝連載スタート記念 3/6:2007/09/02(日) 00:25:30
Q:部屋の中で1番大切なものは?
デジタルビデオカメラですね。映像を撮るのがすごく楽しくて。
今までも小説とか絵が好きで作ってきたんですけど、今後は映像を作品として撮って、
DVDを出したいですね。
今は、家の中で自分ばっかり撮って練習してます(笑)。

Q:『セブンティーン』と聞いて思い浮かぶことは?
昔、ボクの弟が『セブンティーン』に何回かエキストラみたいな感じで載ったんですよ。
で、めちゃめちゃ嫉妬してた。だから、いつか『セブンティーン』に載りたいなみたいな。
でも、かなわない夢……と思ってたら、連載のお話!
本当に感無量です。

203東京R 祝連載スタート記念 4/6:2007/09/02(日) 00:35:56
Q:今でも緊張する瞬間は?
緊張は常にしますよ。しないといけないんですけど、準備ができてて、うまくできるかっていう
いい緊張感と、何も準備できてないっていう恐怖に似た悪い緊張感がありますよね。
今、毎日やってる『ヨシモト∞』でも、両方ありますね。

Q:美へのこだわりは?
ヒゲのラインと髪のラインは気にしてますね。
髪のほうは、1度まだらになっちゃって、まわりからストレスでハゲたって思われたことが
あったんですよ。
それからは注意して、週1ペースでちゃんとラインを入れるようにしてます。

Q:文化祭の思い出は?
ボクの高校、3年生がクラスごとに演劇をするんです。
すごく盛りあがるんですけど、ボクは、正直、ノレず……。
夏休みの練習を全部無視して、1日も行かなかったんです。
で、2学期始まったら、クラス全員が敵になってましたね(笑)。

204東京R 祝連載スタート記念 5/6:2007/09/02(日) 00:43:31
Q:好きな女の子のファッションは?
おシリが小さくて、細くて、デニムのホットパンツをはいてて、半ヘルかぶって、
ベスパみたいな原付に脚を閉じて乗ってる女のコ。
そして、バイオリンを弾いてる。たまんない、ベストです。

Q:自分がもらってうれしかったメールは?
ボクはメールをするのがけっこう億劫なんで、今さら気づきましたけど、
写メールっていいですね。
きれいな景色見たよとか桜がきれいだったとか海の写真とか、ハートフルな気持ちになりますね。

205東京R 祝連載スタート記念 5/6:2007/09/02(日) 00:58:55
Q:街で見つけられたときの、おもしろかったファンのリアクションは?
バレないようにしようと思って、帽子とサングラスとマスクをして出かけたことが
あるんです。
そうしたら、男の人がかけよってきて、「大丈夫です。バレてないですよ」って(笑)。
そのとき、変装はもうやめようと思いましたね。

Q:この連載で読者に伝えたいことは?
友達いないし、ダラダラしてるし、モテないし、行事は出ないし、ひどい高校生だったんですよ、ボク。
セブンティーンの読者にも、゛今"に納得いってない人っていると思うから、
そこをがんばってほしいっていう。
華やかな人もジミっていわれてる人も、みんな、がんばろうよっていう方向性でいきたいです。

206名無しさん:2007/09/02(日) 01:06:27
Thak you!
ネ申のお言葉には元気付けられるな

207TVFan 1/3:2007/09/07(金) 22:04:00
オリエンタルラジオの2人が体を張って、視聴者の胸をキュンとさせる番組「オリキュン」。
今年1月に深夜から放送時間が繰り上がり、デビュー2年目にして異例の大出世を遂げた。
そんな2人に、番組の見どころなどを語り合ってもらった。

―体当たりロケは正直大変ですか?
中田「大変ですねぇ。゛サッカーで胸キュン告白"をした時は翌日足が腫れ上がってしまって。
その後、病院に行ったところまで見てもらえたら、もっと胸キュンしてもらえたんじゃないかと…」
藤森「痛々しくて誰が見るかそんなもん!」
中田「でもそのロケで思わず泣いてしまって。今までテレビで泣いたことなかったんですけれど」
藤森「そういうチャレンジは企画は交互にやってるんですけれど、やっぱり本気でやってる分だけ
失敗した時の悔しさは倍になって返ってくるんですよね。
僕ら、泣こうと思って泣けないので、もしも泣いていたらそれは真実の涙ですよ。
そういうのも含めて、熱いものをお届けしたいですね。」
中田「まぁ、僕らが腕があるから起用されているわけでもないので、とにかくがむしゃらに
頑張るのみですよ。僕らをいじめて頂くことでね、胸キュンだけじゃなくスカッとして頂ければ…」
藤森「そうなの!?(笑)。あと中高生に勉強を教える家庭教師のコーナーがあるんですけれど、
身体的辛さとは違う大変さがありますね。いつも何が飛び出してくるかドキドキで。
でもその分、得るものも大きいですね」

208TVFan 2/3:2007/09/07(金) 22:18:34
中田「教えていくうちにのめり込んじゃって、すっかり番組ってことを忘れちゃうくらいですよ」
藤森「いろんな体験をさせてもらっています」

 演技する場面もあるんですよね?
藤森「もう抵抗感いっぱいですよ!面白い場面じゃないのに、大真面目なのが逆に笑えちゃったり」
中田「いや、ここまで僕らがダイコン役者だと自覚させてくれたのは感謝ですよ(笑)」
藤森「これでもし上手くなったら、ドラマ出演っていう希望もありますしね。
とにかく、可能な限りなんでも挑戦していきたいです」

―仕事を重ねるうちお互いの印象に変化は?
藤森「友達という良い意味で変わらないところもありますけれど、仕事のパートナーとしての変化はあります。
和気藹々だけでなく、厳しいことをお互い言い合うのも大切ですしね。
やっぱり、コンビは2人じゃないと成立しませんから」
中田「まだ結婚してませんけれど、たぶん恋愛関係から夫婦関係になった感じだと思います。
いつも笑ってばかりじゃないけれど、絆は深い。欠点と長所をお互い分かって認め合うという…。
いつか結婚する時には、これを生かして円滑にやっていけますよ(笑)」

209TVFan 3/3:2007/09/07(金) 22:27:08
―そんな理想の゛夫婦"のこれからの目標は?
藤森「番組としては、゛勉強"という部分で家庭教師企画をもっと広げていきたいですね」
中田「30分っていうのは短いですけれど、もっともっと僕の好感度が上がればって思います(笑)」
藤森「いや、言っちゃダメだからそれ(笑)」
中田「30分だからこそ、皆さんが短いと思ってもらえるよう内容が詰まったものにしたい。
そのうち長期スパンの壮大な企画とかやりたいですね」
藤森「オリラジとしては、今、若いうちだからこそ、がむしゃらに走り続けていきたいです」
中田「そしていつの日か゛心に残る芸人"になりたいですね。
゛あの時代にあいつらがいたな"って思い出してもらえるような。
そのためにも、さらなる゛武勇伝"を続けていきますよ」

210non-no 1/3:2007/09/07(金) 22:42:09
Q.恋に落ちる瞬間・冷める瞬間は?
中田「以前、『サトウのゴハン』を熱々に温めて、フタを開けてニオイをかぐ瞬間が一番の幸せ☆」って子がいて……」
藤森「おいおい、変なクセだな−」
中田「大好きになっちゃったことが ハートマーク」
藤森「フツー引くだろ!」
中田「『みんなと同じ』を振る舞う子より、わけ分かんない子のほうが『その人生全部知りたい!』と思う」
藤森「居酒屋とか暗い所で初めて会った子に、次会うと……ってのはたまにある。スミマセン!」
中田「オレ、メアドがすごくスベった人に出会ったことが!性格よさそーだなと思って、携帯のメアド聞いたら
『アシュビスッパクサイ☆ハナツマミマン』で。もうパニックですよ!なぜそれなのか理由を聞く余裕もなく」
藤森「確かにメアドは大事。①口頭でも覚えやすい ②若干ひねる ③変に主張しすぎない。これ重要だね、あっちゃん!」

211non-no 1/3:2007/09/07(金) 22:58:08
Q.恋の思い出の一曲といえば?
中田「BONNIE PINKの『Last Kiss』。ある日、それ聴きながら『ハチミツとクローバー』(漫画)を読んでたんです。
そしたらお台場から水上バスで葛西臨海公園に行くシーンがあって。『これだ!』と思って、その当時の彼女とそこで
実際デートしました。その子には、ハチクロのまねって言わなかったんだけど。すげー楽しかった!」
藤森「昔、初デートで富士急ハイランドに車で行ったんですよ。途中、会話が途切れた上に、CD忘れてて。
で、当時流行ってたRAG FAIRの歌のサビを『そうなんだぁコォーイなーんて♪』と2時間半繰り返してました(曲名『ラブラブなカップル フリフリでチュー』)。
その後、何回目かのデートで『あの時はいっぱいいっぱいになって歌ってたでしょ☆』と
言われたのがいい思い出です」

Q.彼女にしか見せない素顔は?
中田「いい子いい子って言いながら頭なでてますね。たぶん、なで回しまくります」
藤森「最初はイイトコ見せて、そのうちマザコン的に甘えすぎてうっとうしがられる。
それを許してくれる子が理想です!」
中田「オレは最初から『ダメ』を見せる。デートコースも決めないし。
それを笑って許してくれる子じゃないと続かないかも」

212non-no 3/3:2007/09/07(金) 23:32:20
Q.恋している時の頭の中は?
中田
75%「堀北真希さんってかわいいなー」
10%「でも、宮崎あおいさんもすごくかわいいなー」
5%「あの番組のスタッフの照明さんかわいかったなー」&「広い部屋に住みたいなー」
3%「そしたら、その部屋にプラズマTVを置こう」
2%「それにしてもかわいいなー堀北さん」

「今は、堀北真希さんにLOVE ハートマーク 着飾って『かわいいでしょ?』みたいな人は苦手。
頑張ってるのに『私なんて』と言う子を『いや、君はかわいいよ!』と応援したい。
いじめられっ子タイプが好み。ん!?堀北さんじゃなくて野ブタが好み!?」

藤森
30%「仕事」
25%「好きな子の顔を頭で描く」
18%「好きな子の写メをながめてる
10%「アイドル雑誌もながめる」
6%「NON-NOモデルの田中美保さんのことも考えている」
4%「相方に女の子を紹介してあげるか悩む」
2%「実家の母親を思う」
1%「姉を思う」&「Hなことを考えている」

「もちろん仕事が一番ですけど、あとは女性のことを細かーく妄想してる(笑)。
好きな人から、アイドル、母親、ねーちゃんまで。あっ、田中(美保)さんの比重をもう少し多くすべきだった!
僕の前の彼女に似てるんですよ!←(これをあっちゃんは即座に否定)」


Q.理想の女の子を書いて!
中田 
顔:堀北さん
Tシャツ:ヨレヨレ
デニム:少し油っぽい
靴:穴が開きかけたスニーカー
・三日間風呂に入ってない(仕事が忙しい)
・仕事場では下っ端
・基本的に友達はいない(でも嫌われてるわけではない)
・すごく小さいことに幸せを感じるAD
・アクセサリーはなし。あっても銀とかじゃなくて木。木製のやつ。
結論:ADっぽい堀北さん

「顔:堀北さん、Tシャツ:ヨレヨレ、デニムは油っぽい……。で雑巾がけとか頑張ってくれたり(笑)。
そこでアクセサリーがキラっと見えたりしたらガッカリ(笑)。要は、けなげに働いている姿に胸キュンです」

藤森
「ノンノを見て描くと……(資料:2・3合併号18ページ)。もう唇がキュート。
服もカジュアルで◎。彼女の性格は写真で分かりました!
一見サバサバしてるけど、2人っきりだとすごく甘えるツンデレタイプですよ。
ってか、そうであってほしい!」

213KANSAI 1週間 1/2:2007/09/08(土) 16:41:14
―お2人に『1週間に』登場いただくのは一年ぶりですね。
藤森「改めて一年前の記事を見ると、僕この一年で老け込みましたね(笑)」
中田「いや、オトナになってきたってことだよ。一年前の写真を見ると、やっぱり幼い。僕自身は『この一年で渋みがましたなぁ〜』と思ってます。」

―気持ちの面も変わりましたか?
藤森「まずは『ヨシモト∞』、次に地上波で初めてレギュラーが始まり、『オリキュン』が夜10時〜に……と、ドキドキの中身が変わってきまし
たね。『次はどんなことが必要なんだろう』と確かめながら進んできたので、一つひとつのことを細かく考えられるようになってきました」
中田「芸人になって丸2年、この世界が少し見えてきた気がしますね。初めのころは『この先はどうなっているんだろう……』と、ブルブル怯えて
ましたから。だけど面白いもので、この仕事ってどれだけがんばって壁をクリアしたつもりでも、新たな悩みの種がどんどん出てくるんです」
藤森「全部の仕事に〝悔いを残す〟ようにしてますね。思い残しがあれば、次にそれを改善できる。もちろん今はまだ満足してないし、
もし満足できる時が来たとしても、あえて悔いを残してハングリー精神を持っていたいです。でもまぁ、4月からはまた環境も変わるし、始まって
みないとわからないですけどね(笑)」

―大活躍されていますが、〝天狗〟になったりはしていませんか?
中田「確かに〝自分大好き人間〟なので、天狗になりやすいタイプだと思いますが、周りがそうさせてくれません」
藤森「いや、天狗は天狗なんですけどね(笑)。僕はタクシーのことを自然に〝ジータク〟って言っちゃってます」
中田「仕事中は弁当やケータリングが多いので、栄養バランスに気を使うようになりましたね。
でも、昔は仕事場に着いて弁当があるだけで『うわぁ〜、弁当がある!』と狂気乱舞してましたから、その差はあるかも。
『あれ、俺ちょっと変わった?』と」
藤森「でも、基本はビビリなので、その臆病さがいいストッパーなんです」

―冠番組が2本増えますが、聞いたときはどう思われましたか?
中田「ありがたいことに恵まれているので、ステップアップが予想以上に早く来ることに対しては、
『そういうものなんだろうな』という思いでした。」
藤森「だから、もちろん驚きはしたけれど、免疫はできていましたね」
中田「僕らがこの二年で一番発した言葉は、『え、もう?』ですよ。
『もうテレビですか?』『もう冠番組ですか?』と。とにかく僕らは僕らでやるしかない。
4月からは、どの番組でも僕ららしさをもっと出していきたいですね。
皆さんが思う〝オリラジ〟像と、僕ら自身はまだ離れていると思うので、近づけていきたい。
僕ら発信の企画もやっていければと思っています」

214KANSAI 1週間 2/2:2007/09/08(土) 17:23:48
〝モノの値段〟に注目したクイズショー 4/17スタート 週刊オリラジ経済白書
 経済学部出身の2人にもってこいの、経済の仕組みやモノの値段にフィーチャーしたクイズ&トーク。
「ちょっと硬めの番組をやってみたかったんです。何も考えずに暮らしていける世の中じゃないので、今は若い人にも経済が身近になっていると思う
んですよ。僕らを通じて経済に親しんでもらえればいいですね」(中田)。
「やっと政治経済学部出身がアピールできますね。ふだん着ないスーツを着て、見た目も硬派にいきますよ!」(藤森)。

Q何の値段を調べたい?
あっちゃん:いずれは城に住みたいと思っているので、いま城を建てるならどこベストで、いくらかかるのか知りたいですね。
家臣もつけて、もちろん大奥も作って最終的には城主になります」
慎吾:この番組のプロデューサーである、『ガキの使いやあらへんで!!』などでおなじみの菅プロデューサーの年収が知りたい」


SNSと連携した次世代情報番組 オビラジR
 昨年10月にスタートしたミュージシャンの発掘やゲストとのトークなど、曜日ごとにさまざまな企画を繰り出す情報バラエティ番組。
『目指せ!新開発!!』(火曜)での、企業とコラボしての商品開発・プロデュースが話題に。
「番組の色を濃く出させてもらってます。商品名に僕らの名前入れたりとか、よく企業側も折れてくれるな、と(笑)。ホント感謝してます」
(藤森)

Q『1週間』をプロデュース!?
慎吾:10周年記念ってことで、まずは僕らが表紙を飾ります。そしてパラパラマンガのように全ページに登場!
あっちゃん:紹介スポットもすべて僕ら目線で。あとは僕らとデートできる!権を。〝天狗〟な感じが出ちゃってますかね?


2人の妄想が爆発!?いっしょに胸キュン 水10!オリキュン
 2人が妄想する憧れのシチュエーションを、ゲストとともに再現する『胸キュン妄想ストーリー』など、〝胸キュン〟をテーマにしたバラエティ。
「体を張ることが一番多い番組。楽しんでます」(藤森)。
「この前、ロケで泣いたんです。テレビで泣くことなんてないと思っていたので、自分でも驚きました。『自分はオリキュンに対して、こんなに強い思いを持っているんだな』と」(中田)。

Q次は誰と〝妄想〟する?
あっちゃん:松坂慶子さんか薬師丸ひろ子さん。大ファンだけど、堀北真希さんは呼びません。いずれ僕たちは必然的に出会うんです……。
慎吾:女優さんなら蒼井優ちゃん。瑛太くんや森山未來くんなど、若手俳優さんとも共演してみたい!


U-15世代にオリラジお兄さんがレッスン!? 4/21スタート ドッカ〜ン!
 U-15世代に向けて、オリラジと先生〝芸人〟たちが勉強よりも大事なことを課外授業していく番組。
「子供をメインターゲットにした番組は初めてなので、ちょっといいお兄ちゃん的存在として、一緒にドッカ〜ン!とできればと思ってます」(藤森)
「ポジティブな番組にしたいですね。子供が『お金が大事』とか『公務員になりたい』なんていう夢がない世の中なので、『いやいや、夢を持ってもいいんじゃない?』と
見せていけるように。子供は大好きですよ、カワイイ子なら。そのかわり、かわいげのない子供は大っキライです!」(中田)

Q2人の最近の〝ドッカ〜ン!〟は?
あっちゃん:大学卒業ですね。『もう辞めとけば?』と言われ続けたけど、意地でもふんばりました。
発表は一人で見に行ったんですけど、うれしくて写メール撮っちゃいました。
慎吾:夜中にイライラして、先輩を呼び出して焼き肉屋でメニューを全部食べました!
吉本には〝後輩には必ずオゴる〟という、すばらしいシステムがあるんです!

215名無しさん:2007/09/08(土) 18:17:22
ありがとうございました、お疲れさま

216ザ・テレビジョン 1/:2007/09/10(月) 20:28:34
慎吾「『オリキュン』もおかげさまで放送期間から3ヶ月で昇格。最近では40〜50代の方にも『慎吾ちゃん、キュンとしたよ』って声掛けられることもあるし、幅広い世代の方に見ていただいてたんだなと思うと、うれしいね」
中田「先輩芸人の方もよく見てくれてるしね。特に品川庄司の品川(祐)さんは、やっかみ半分でエラいチェックしてるらしい(笑)」
慎吾「やってる側としても、マジで楽しんでるし」
中田「ゲストも、すごく旬なモデルさんとか女優さんが来てくれるからテンションが高くなるよね。ちょっとした合コン感覚で、何とか接点を持ちたい一心で頑張ってこれた(笑)」
慎吾「そんな理由で!? でもスタジオとは逆に、ロケは本当にツラいときがあるよね。悔しかったのが、視聴者の理想の恋愛シチュエーションを再現する『胸キュン!リクエスト』。
『紙飛行機を飛ばして隣の教室の好きな女の子の席に着地させる』って企画で、200機近く折って投げたのに結局失敗して……。スタッフに『収録もう終わりです』って言われたときは、本当にボロッと涙が出そうになった」
中田「

217ザ・テレビジョン 2:2007/09/10(月) 20:55:55
中田「あの企画は成功するまでのプレッシャーがスゴいから…」
慎吾「結局、6時間ぐらい投げてたんだけど、外すたびにエキストラの方にチラッと見られて。無言で『手首のフリはこうだろ』とかジェスチャーされたり…」
中田「慎吾くんの恋人役の女の子なんか、待ちくたびれて寝てたもんな(笑)。あれはキツイわ。しかもスタッフも『スターなら成功させるはずだよ』とか言ってさ。
まぁ、おれは自分の企画のときは成功させたし『あ、スターだ』って思ったけどね」
慎吾「それを言われると、耳が痛い(笑)。でも、よく考えると『今回は本当に無理!』って思うような企画ばかりだね」
中田「『胸キュン!弁当』とかな。一人暮らしの女の子の部屋に行って弁当のおかずを作ってもらうんだけど、部屋に上がるっていう段階で、すごくハードルが高い!」
慎吾「汚いから、彼氏がいるからとか、いろんな理由で断られて。でも、部屋に上がったときのニオイはすごくいい(笑)!」
中田「あれはメチャメチャ胸キュンだよな!彼氏にでもならない限り、なかなか入れないし、成功したときはうれしいよね。個人的には『胸キュン!家庭教師』が過去最大にキツかった。
勉強嫌いの子供に教えようとしても、まぁ覚えない! おまけにオンエアされてないんだけど、中学1年生の男の子に『好きな人いるの?』って聞いたら、まだシャイだからゴキゲン斜めになっちゃって(笑)。
よほど情熱がないと務まらない」
慎吾「僕が結構好きなのは、『胸キュンです!ノート』。一般の方に集まってもらって、あっちゃんがノートに書いたお願いを必ず実行してもらうという…」
中田「つい命令がエキサイトしちゃって、倫理上の理由で放送できないことも多いけどね(笑)。でも王様ゲームで常に王様でいられるわけで、夢が実現した感じなんだよね。
おれ、高校時代ずっとノートに『王様になりたい』って書いてたし(笑)」
慎吾「次はド−ムとかで何人とか相手にやってみたいな」
中田「でかいことやりたいね。命令ももっと過激にして。警察のお世話になるかもしれないけど(笑)」
慎吾「あと、ノートといえばエンディングの『胸キュン!ノート』もね…。最後、ゲストの女性に僕らのどっちにキュンときたかを選んでもらうんだけど、あっちゃんにはかなりの大差で負けてて」
中田「今6連勝中ぐらい? まぁ『カッコいい人が嫌いだから』とか微妙な選ばれ方が多いけど(笑)」
慎吾「でも、選ばれないよりはマシだよ。最近は家でVTRを見て『何がいけねぇんだ…』って真剣に悩んでる(笑)」
中田「確かに自分のノートにサインをもらったときはすごくうれしい。次はオンエアでは分からないぐらいの小さな字で、ひそかに連絡先を書いてくれる女優さんに来てほしいね」
慎吾「結局、それか!(笑)」

218ザ・テレビジョン 3:2007/09/10(月) 21:15:07
中田「おおっと、まだ新コーナーの話をしてなかった!大まかに言うと、〝初めての告白〟を応援する企画で、ピュアな甘酸っぱい恋をサポートしちゃうっていう」
慎吾「ほかにも新企画は絶賛考案中だけど、僕は今のコーナーで野望が…。『ニュー☆キスマ☆パラダイス』の海外版とかやりたくない?」
中田「でっかく出たね〜」
慎吾「言葉も知名度も通じないところで突然『キスさせて』って。金髪の美女にですよ!」
中田「野望といえば、俺も妄想してる企画がある!おれはがむしゃらに働いてる女の子が好きで、カメラアシスタントやADの子とか、
泥だらけになって働いている女の子に引かれるんだよね」
慎吾「マニアックな話になってる」
中田「まーまー、聞いて。『輝け!泥だらけ女の子』っていう企画で、内容は…その子たちの仕事ぶりをおれが見て回るっていう」
慎吾「やっぱり趣味じゃない(笑)」
中田「そう。カメアシさんの仕事をずっと見ていたいなって」
慎吾「そんなに泥だらけの子が好きなら、運動とかするのは?」
中田「ちょっと違うな。リアルな生活感が欲しいんだよ。まぁおれのフェチシズムを満たす企画だから理解はできないだろうよ」
慎吾「ええ。分かりませんよ…。でも、時間帯が繰り上がったって落ち着いたとは言われたくないから、新しいことをしていきたいよね。
僕たちまだまだ子供なんだし(笑)。責任は大人が取ってくれるってことで、ムチャクチャしてこうよ!」
中田「そうそう。『この番組で時代を作る』ってくらいの勢いでね」
慎吾「お、いいね」
中田「ビッグマウスがいいって聞いたから。じゃ、もっと出世してテレビ史上類を見ない毎週2時間放送を目標に!」
慎吾「毎週特番なんだ(笑)」
中田「時間帯も上に伸びて伸びて、朝までいって24時間テレビみたいになったらいい。『笑っていいとも!』の時間帯は飛ばして…」
慎吾「そこはこびたかッ!!」
中田「まぁ、長いものには巻かれるっていうね(笑)」

219ザ・テレビジョン 4:2007/09/10(月) 21:43:07
ニュー☆キスマ☆パラダイス
〝胸キュンなキスシーン〟を撮るため、しんごとあっちゃんが街行くギャルを次々にナンパ。『キスさせてください!』と拝み倒す
(ΦдΦ):『ニュー☆キスマ☆パラダイス』は体力的にキツイ!頼み方もスライディング土下座とかダンシング土下座とかエスカレートしてるから体がボロボロ…
(ロ∀ロ):一見オイシイ企画だけど、表では何十回と断られてるからね。一回ぐらいキスしないと割に合わないよ!でもキスする瞬間はマジで緊張する…

胸キュン!MYリクエスト
 しんごとあっちゃんが自分たちの〝あこがれの胸キュンシーン〟をドラマ仕立てで再現。大半は胸キュンを通り越した欲望丸出し映像
(Φ∀Φ):『―MYリクエスト』は大好き。ブラが透ける回では女の子の胸に霧吹きを掛けたり、裏方の仕事までやって(笑)
(ロ∀ロ):好きなシーンではわざとNGを出したりね。二人乗りで女の子の胸が背中に当たるのとか、5回ぐらいやったな

胸キュン!家庭教師
 明治大学卒のしんご、現役慶応大生のあっちゃんが小中高生の一日家庭教師として一夜漬けのテスト勉強指導や恋愛相談を。
勉強が苦手な子にあの手この手で熱血指導!
(ロ∀ロ):『―家庭教師』で教えた小学生に『好きな子いるの?』って聞いたら、そいつが相撲部で吹っ飛ばされた(笑)。最近の小学生は侮れない。
(Φ∀Φ):それは特殊な例だろ(笑)。でも、おれのときも勉強開氏5分で寝るし、やっぱり子供だし反応が読めないよね。そこが純粋でカワイイんだけど。

胸キュン!オリチューブ
 鼻にこよりを突っ込みクシャミ顔を撮る〝クシャミ顔選手権〟、歌いながらナマ着替えをする〝着替え歌−〟など、意図不明な爆笑携帯動画を紹介する視聴者参加型企画
(ロ∀ロ):個人撮影の携帯動画を送ってもらう〝オリチューブ〟はすごい!相手が一般の人だけに、何が起きるか分からない。毎回笑わされるよね。
(Φ∀Φ):あれは斬新!初回の『お風呂で歌う』動画とか衝撃を受けた。こう水面が揺れたりするときの胸のあたりとか(笑)。普通に見ちゃうよね。
(ロ∀ロ):『彼氏をビンタする瞬間』も笑ったなぁ。ビンタを入れる間とかちゃんと計算しててさ。僕も送りたいと思ったね。もちろんビンタされる側で。
(Φ∀Φ):子のコーナーだけを集めたDVDとかあったら欲しいもん。男が見ても女が見ても絶対に面白い。今は手軽に動画も送れるしね。もっと見たい

220名無しさん:2007/09/10(月) 22:57:28
乙ライキュ!

221第26回高校生クイズ 1/2:2007/09/13(木) 15:23:19
―各地を回ってたくさんの高校生たちと出会いましたね。
中田 じっくりと話す機会はあまりなかったんですけどね。
慎吾 みんなキレイな涙を流すんですよ。1回戦の〝○×クイズ〟で敗退したコたちとか。その1問で泣けるってことが、逆に熱かったですよね。
中田 じゃんけんで僕が〝グー出すかもよ〟って言って、パーを出したらみんな泣きそうになてましたね(笑)。
慎吾 あっちゃんの言うことを信じてみんなパーを出したのに……。それぐらいみんなピュアでしたね〜。

―印象に残る出場者はいました?
慎吾 チアリーダーの格好をしているコがかわいらしくってひと目惚れしてしまいそうでしたね(笑)。 
中田 やっぱり女子に目がいっちゃいますよね。男子はちょっと……(笑)。
慎吾 いやいや男子だって頑張ってたでしょ!? 衣装とかも一生懸命考えてきてたでしょ!?
中田 ほほ笑ましかったですね。ダースベイダーのお面とかかぶってて。
慎吾 昔の自分を見ている気分でした。
中田 僕は今、失われた青春を取り戻している気分ですけど(笑)。

―(恐る恐る)中田さんの高校時代って……?
中田 僕は窓の外の枯れ木を見て……。
慎吾 ……それって青春じゃないよね。まさか青春じゃないよね?(笑)。
中田 その枯れ木が天に向かって伸びていて、それを教室からずっと見ていて〝空から何か降ってきたらあの木に刺さるぜ〟とか思ったり……(遠い目)。
慎吾 まあね、いろんな青春があるからね(笑)。いろんな形の青春が!
中田 僕、勉強してたな〜。ほぼ勉強ばかりでしたからね。思い出す記憶が高校1年生まで通っていた塾!そこでなぜかフライドポテト臭い教室に嫌気が差して、
よく屋上に行ってました。でも屋上のドアは閉まっているので、ドアの手前の暗い所でサンドイッチをもしゃもしゃ食べて……。
慎吾 暗いよ!!
中田 外の道路が工事中で〝カーンカーン〟っていう音が聞こえてね。それで涙が出てきて……。〝絶対幸せになってやる〟って思いましたね、あの時。
慎吾 もうあっちゃんに思い出を聞くのやめてもらっていいですか……(泣)。

―そうですね……(泣)。藤森さんお願いします。
慎吾 僕は高校時代、常にモテたいってことを一心に考えてましたね(笑)。だから常に木村拓哉さんを意識してて。
木村さんがドラマやるたびに、僕のファッションなり、話し方なり、髪形なり、全部変わってましたから。
中田 本当にドラマが始まるたびにね。
慎吾 『ビューティフルライフ』(TBS系)の時は、木村さんをまねてパーマをかけてたし。
『GOOD LUCK!!』(同系)の時は「ぶっちゃけ」とか言ってましたから。

―今回の高校生クイズには「世界決戦」があります。〝世界と戦った思い出〟とかってありますか(笑)
慎吾 僕はかつて、3年間、香港に住んでたことがあったので。向こうはサッカーがポピュラーなんですけど、〝予約する〟という概念がないので、
コートの取り合いになるんです。現地のオヤジと本気で争ってましたね(笑)。
中田 子供の頃、英会話教室に行かされていたんですけど、先生が日本語が全く分からなくって。お互いに言っていることがチンプンカンプンで2時間の授業すっと「What? What?」でしたよ!
慎吾 世界と戦った思い出はないですね、あっちゃんには(笑)。

222第26回高校生クイズ 1/2:2007/09/13(木) 15:52:10
中田 これから戦っていきますよ!〝オリエンタル〟って東洋背負ってますから。アジアを背にヨーロッパに進出ですよ!

―2人は高校生クイズに挑戦したことはないんですよね?
中田 「3人組で出場」というルールだけで、僕には高校生クイズに出るなっていうことですからね……。
慎吾 友達が2人もいないと(苦笑)。
中田 今の僕のままで高校時代に戻ったらいろいろ盛り上がりたいんですよね。文化祭、体育祭、部活……恋愛もしたいですし。
あの時盛り上がってたら僕の人生ずいぶん違ったでしょうね。
慎吾 今のあっちゃんなら、高校でもモテるよ!あっちゃんみたいに丸刈りにライン入れるのとかすごい流行ってるし。ガンガン恋愛もできるよ。
中田 ホントに?ホントに戻れるなら高校生クイズにも出たいです。
慎吾 その時は、僕以外にもう1人友達を見つけないとね!(笑)

―2人の間に入れる人っています?
中田 どんなヤツですかね。そもそも3人で遊んだことってあったかな……。
慎吾 確かにないかもね……。
中田 大学生時代も5、6人のグループの中で、僕ら2人が特に仲が良かったんですよ。いつも一緒に話をして。
慎吾 僕らの間にもう1人入ったら、その人は僕らの仲の良さに嫉妬しますね、きっと。
中田 超嫉妬だよね!(笑)

―高校生クイズを勝つには〝知力・体力・チームワーク〟が必要だといわれています。2人にないものを補う人が必要ですよね?(笑)
中田 2人でまかなえますよ!
慎吾 僕らすべてを持ってますもんね!とんだデビュー2年目ですね!〝天狗になってる〟って書いといてください(笑)。

Q 高校時代によく聴いた思い出の曲は?
中田 僕はスガシカオさんの「黄金の月」をずっと聴いてましたね。あの頃は、ずーっとスガシカオさんばかりを聴いてましたよ。
慎吾 僕は『LOVE RING BEST』ですね。洋楽のコンピレーションアルバムなんですけれど、UB40の「CAN'T HELP FALING IN LOVE(好きにならずにいられない)」とか、ダイアナ・ロスの「If we hold on together」といったラブバラードが集められたもので。何度も聴いてましたね。そんな感じの曲を聴いて、女の子にフラれた時とかに〝浸る〟のが好きでした(笑)。
中田 イヤな高校生だな〜。
慎吾 みんなそういう使い方してるよ!(笑)『LOVE RING BEST』は。

223僕たちの武勇伝の数々 前編 1:2007/09/13(木) 17:30:32
 誕生
藤森 誕生ねぇ…、お母さんから出てきた時のことは、覚えてないけど。
中田 あのね、出てくる時に結構、キツかった覚えがある。
藤森 頭がデカいからだよ(笑)。
中田 赤ちゃんの頃の僕は、「乳母車に乗ってる姿がふてぶてしい」と言われてたらしいよ。
藤森 早くも!?最悪だよ、そんな赤ちゃん!
中田 ソファに座るマフィアのドンのように乳母車から手足を出した姿が、ふてぶてしかったらしいよ。あと、普通より大きかったらしい。
藤森 ぼくはめちゃめちゃかわいかったよ。あとから写真で見たけど、自分で見てもかわいいと思えたもの。
中田 早くから整形手術を施してね。
藤森 してないよ!あと、赤ちゃんの頃の僕は、頭がデかかった。
中田 赤ちゃんはたいてい、頭がデカいものだよ。8頭身の赤ちゃんなんて、見たことないもの(笑)。
藤森 でも、ホントにデカかったの。首があまりにもすわらないから、コルセットみたいなものをつけてたんだって。あっちゃんの名前は「敦彦」だけど、由来は聞いたことある?
中田 親父が「敦」という字を好きで、どうしてもこれをつけたかったんだけど、「中田敦」だと画数が悪いから「敦彦」になったそうだよ。
藤森 「敦」って、どういう意味?
中田 「重厚」とか「重い」という意味らしい。元横浜フリューゲルスの森敦彦選手以来、同じ名前の人を見かけたことがありません。
藤森 なかなかいないもんね。
中田 で、「慎吾」というありふれた凡庸な名前の由来は?
藤森 失礼だよ!「我を慎む」という意味だと、親からは聞いてる。
中田 生まれた時から「慎んでいけ」と親に言われたんだね。
藤森 よく考えると、ヒドイ親だ…。
中田 控えめな名前だよな。「翼」や「大樹」じゃなく、「慎吾」だもの。これが長野の県民性なんだよ。「僕らみたいなもんは、慎んでいきましょう」という県民性。
藤森 長野県民を敵に回すぞ!(笑)

 幼稚園
中田 幼稚園時代で覚えてるのは、隣のクラスの保母さんがキレイな人で、好きだったんだよな〜。ま、その人で童貞を捨てたワケだけど。
藤森 早すぎるだろ!
中田 幼稚園では絵を描いたり、粘土したり、サッカーしたり、鉄棒したり。
藤森 普通だよ!幼稚園児なら誰でもやることだよ、それは。
中田 その頃、好きだった女の子がいてね。でも、高校時代に幼稚園のアルバムを見返したら、すごいブスなの。「えっ、なんでこの子をいいと思ったんだ!?」とびっくりするくらいだったよ。他にもっとかわいい子がいたのに…。
藤森 人を見る目がまだまだ育ってない頃だもんね。もしくは、写真写りがよくなかったのかもよ。
中田 いや、写真写りでなんとかなるようなレベルじゃない(笑)。それと…、うちの幼稚園はハーモニカと縄跳びが盛んだった。
藤森 ピンとこないなぁ(笑)。
中田 音楽と体育に力を入れてるところだったんだろうね。青い鳥幼稚園っていうんだけどさ。
藤森 ベタな名前だな〜。
中田 いや、「青い鳥幼稚園」はいい名前だって!じゃあ、慎吾が通ってた幼稚園の名前は?
藤森 聖母幼稚園。
中田 ほ〜ら。
藤森 「ほら」の意味がわかんないよ(笑)。さて、僕の幼稚園時代だけど…、まずかわいかったよね。
中田 しょうもねー!自分で「かわいい」と言っちゃって。
藤森 めちゃめちゃかわいかったの。
中田 慎吾がかわいいことは、よくわかったってば(笑)。
藤森 毎日、おじいちゃんとおばあちゃんに送ってもらって、門を入ると、寂しかったんだろうね。背中を向けたまま「バイバイ」と手を振ってたんだって。愛くるしいでしょ。
中田 言葉はしゃべれなかったんだ。
藤森 しゃべれてたよ!幼稚園の頃は、結構モテだんだ。どんどん、自分のことをホメていくよ〜(笑)。3人くらいの子に「絶対、慎吾くんと結婚する」と言われてたんだから。
中田 幼稚園時代によく言う言葉だな。で、結婚したの?
藤森 してないよ!相方なんだから、見てわかるだろ。
中田 もうバツイチかと思って(笑)。
藤森 幼稚園の頃って、男女一緒におしっこするでしょ。
中田 そんなの、長野だけだって。
藤森 野原でみんな、するんだよね。だから僕が女性の体の仕組みを知ったのは、かなり早かった。
中田 原始人だよ(笑)。

224僕たちの武勇伝の数々 前編 1:2007/09/13(木) 18:53:02
 小学校
中田 小学校の頃は… 完璧だったね。
藤森 はい出ました〜、バカ発言。
中田 小学3年で大阪から山口県に引っ越したんだけど、ここから黄金時代だよ。まず、勉強ができた。公立校だといろんなレベルの子が集まるから、優劣がはっきり出るでしょ。
藤森 小学校って、そんなに成績の優劣をつけた? 長野は「しなやか教育」だから、あまり順位をつけなかった記憶があるけど。
中田 長野は小学校でふたりくらいしか、言葉をまだ話せないんだろ?
藤森 そんなことないよ!
中田 生徒会みたいな組織の会長もしたし、サッカー部のレギュラーだったし、マラソン大会では学年で3位。運動会の騎馬戦では大将を努め、応援団長もやってた。パーフェクトでしょ?そしてこの頃はモテた!
藤森 寂しいわ、「小学校の頃はモテた」と断言するヤツ。
中田 そんな慎吾くんは、幼稚園の頃モテたと言ってたじゃない。
藤森 だって、僕は幼・小・中・高、ずっとモテてたんだもの(笑)。
中田 好きな女の子もいたけど、彼女はクラスにいたジャニーズっぽい顔の子が好きだったんだよね。それ以来、ジャニーズ顔のヤツを見ると、殺意が…。今は僕の隣にいるジャニーズ顔を、どう追いつめて殺してやろうか、序章の段階ですよ。
藤森 あ、僕は今、殺される伏線を張られてるんだ(笑)。僕の小学時代はリトルリーグに所属する野球少年で、野球中心の生活だったな。リトルリーグには人気者が多くて、僕はその中でもキャプテン。まぁ、てっぺんの存在だよ。僕の学年は慎吾派とヒトシ派の2つに分かれてさ。
中田 ヒトシ… ああ、アイツね。
藤森 知らないだろ! 学校の多目的ホールは、両派のケンカ場だったね。合い言葉は「多目に来い」。
中田 どんな目的で使ってんだ(笑)。
藤森 もちろん好きな女の子もいてね。ハンカチを渡して、その子に口をつけてもらう。それを大切にポケットにしまう… そんな行為が、うちの学校では流行ってた。
中田 なんだ、その流行(笑)。
藤森 席替えは全部、僕が仕組めたから、彼女の隣に座ってね。
中田 生徒会長もやったりした?
藤森 僕は選挙管理委員会に入って、仲のいいヤツを当選させてた。
中田 黒幕だね。
藤森 だた、5〜6年で権力は落ちたけど。僕は体格の成長が遅かったから、腕力が追いつかなくなっちゃって。慎吾派はヒトシ派につぶされ、当時はヒトシがいる教室の前を通るのが怖かったな〜(笑)。

225僕たちの武勇伝の数々 前編 1:2007/09/13(木) 18:55:13
 中学校
中田 中学には、受験して入ったね。
藤森 えっ、もう私立?
中田 いや、国立。
藤森 出た〜! エリートだなぁ。
中田 山口大学附属中学校に入ったんだけど、この中学に行けば、山口県内での将来は約束されるんだよね。
藤森 おやおや。
中田 山口では「附属中→山口高→山口大学→山口県庁」がエリートコースなんだよ。中学では「オマエらは、西の京のエリートだと言われ続けたね。山口は応仁の乱と長州藩の地だから、「西の京」って言うの。
藤森 応仁の乱も長州藩も、もうみんな覚えてないよ!
中田 日本を牛耳った過去があるから、山口県民はプライドが高い。その閉鎖的なプライドを植えつけられ、がむしゃらに勉強するようになったね。そのうち、「俺は山口で収まる器じゃない」と親に報告して。
藤森 言うことがデカイな〜。まだ中学生なのに。
中田 「山口高が頂点のヒエラルヒーから飛び出して上に行く」と、まず附属中でトップを取り、成績表でオール5を取って、その時期にちょうど親父が東京へ転勤になったんだよね。オール5のおかげで推薦が受けられ、学芸大附属中に転入したの。
藤森 面白みのない人生だな〜。
中田 慎吾くんがちょうど野原でおしっこをしてる時期だね。
藤森 もうしてないよ! 僕は中学でも野球部に入ってた。ヤンキーだった兄貴の後光で平穏な生活をしてたのに、兄貴が上京したら、さっそく野球部の先輩に洗礼を浴びて。それで野球部をやめ、グレ時期に入った。
中田 グレてたの?
藤森 プチだけどね。あっちゃんが長野に来た時、僕の友達がチンピラみたいな格好をしてたでしょ。昔は僕も、似たような格好をしてたんだよ。友達をあっちゃんに紹介するの、ちょっと恥ずかしかったんだけど。
中田 恥ずかしかったのか(笑)。
藤森 その後、親父が香港へ転勤になったので、一緒に行って。香港には日本各地の人が集まってるから、感動したよ。まず、東京の人のオシャレさね。ロン毛だったんだよ!
中田 ある意味、洗礼だね。
藤森 香港は勉強が盛んだったので、あっちゃんほどじゃないけど、僕も勉強に明け暮れたよ。一方でサッカーをやったり、バンドをやったり。シャ乱Qのコピーバンドでライヴに出たこともあるよ。
中田 流行ったねぇ、シャ乱Q(笑)。
藤森 でもすぐに解散して、次はスケボーにハマってた。初めて彼女ができたのも中学の時。ずっと交換日記してたけど、一度しかデートしなくて、最後は日記に「別れてください」と書かれた。めちゃめちゃ泣いたよ。
中田 へぇ〜。僕は中学の時、恋愛は一切しなかったからなぁ。
藤森 好きな子くらいはいたでしょ。
中田 いや、いなかった。
藤森 面白みのない人生だよ…。

後編へ続く。

226名無しさん:2007/09/13(木) 21:38:30
いつもありがとう!

227名無しさん:2007/09/18(火) 14:56:34
高校生

中田 高校は、学校自体が本物のエリート集団でね。東京学芸大付属高校に入ったんだけどさ。
藤森 やっと戦う相手がいた、と。
中田 それどころの話じゃないよ。いくら勉強しても、トップになれないんだから。
藤森 初めての挫折だ!
中田 本物のエリートをここで見たね。僕は付属中から進学したんだけど、外部から進学してくるヤツが本物のエリート。関東には「御三家」といわれる3つの進学校があるんだけど、どれも男子校なんだよね。「勉強はできるけど、男子校には行きたくない」というヤツが、そこを蹴ってうちに来るわけ。
藤森 ナメんなよ、そいつら!
中田 ほとんどが医者か学者の息子なんだよ。それでも高1のときに頑張って、トップを取ったんだよね。他の生徒が、高1の頃は勉強しないのもあったけど。ま、これで東大は確実だろうと思ったんだけど、その辺りから「俺、キツイ青春送ってきたな」とふと感じて。周りに目を向けると、すっげえかわいい子が他のクラスにいたの。これが初恋!
藤森 遅っ!
中田 それまで受験マシーンだった僕が、初めて人間の心を持ったね。
藤森 アニメみたい(笑)。
中田 その子はどうやら、学年でも有名なかわいい子だったんだよね。僕はそれを知らなかったの、友達がいなかったから。彼女に相手にされるはずもないんだけど、その辺りから人間の心を持ちだして、塾をやめて。そしてなぜか、お笑い番組を見だす。人と話す勉強として『さんまのまんま』を、メモをカリカリ取りながら見たよ。「人間はこう会話するのか」と、データを取ろうと。
藤森 「データ」ってのが、ちょっと腹立つな(笑)。
中田 マシーンから人間へのリハビリ期間だね。
藤森 なんか、せつないよ…。
中田 高2で彼女と同じクラスになり、隣の席になったんだよね。そのときは、めちゃめちゃ笑わせたよ。それで満足だったね。
藤森 告白してないの?
中田 一応、した。高2の冬かな。
藤森 『その時、歴史が動いた』形式でいえば 「ようやく、人と話すことができた。敦彦、17歳のことであった」だね(笑)。
中田 高校時代の慎吾は?
藤森 僕は香港から日本に戻ってきて、山梨で一番の進学校に進んだの。香港でかなり勉強してたから、入学してすぐの学力テストでクラストップ、学年でも8番という好成績を取って。その後にクラス分けの面接があったから、 「とりあえず国立の医学部に行きます」と答えたの。 「国立大学がいい」と噂で聞いてたから。
中田 医者を目指したわけじゃなく、高い大学を目指すという意味でしょ。
藤森 そうそう。そしたら先生に「うちの高校からは無理」と言われて。
中田 アハハハハ!
藤森 「どれだけトップを取ろうが、そういう経歴のある高校じゃないのよ、慎吾くん。わかって」と言われ。
中田 井の中の蛙だったんだな。
藤森 そのとき、僕は学校全体にイヤケが差してね。
中田 否定されたんだもんな、高校そのものに。「頑張りなさい」とは言ってくれないんだ。
藤森 じゃあ、もういいやと。地元の友達とばかり遊んでた。駅前にあるコンビニに毎日集って。
中田 コンビニが中心地なんだ(笑)。
藤森 で、バイクの免許を高1で取ったので、夜な夜な走りに行ってた。とりあえず峠を攻めるのがカッコいいと思う年頃だったから。
中田 「峠を攻める」って、マンガでしか見たことない言葉だよ。
藤森 高2まではそういう感じで遊んでたら、親がさすがに怒りだして。ちょうどそれくらいの時期から、僕も勉強しだしたの。一応、大学へ行きたいと思ってたから。本当は慶応大学に行きたかったんだけど、結局落ちて、明治に進学したんだよ。慶応には小論文があるんだけど、800文字も書かされるんだよね。僕、200文字くらいの小論文しか勉強してなかったから…。
中田 え? 小論文、簡単だったよ。
藤森 出た〜!(笑)。

228僕たちの武勇伝の数々 後編 2:2007/09/18(火) 15:52:32
大学生

中田 大学デビューを飾ろうとしたところ、失敗。
藤森 悲しすぎる! ここでデビューに失敗したら、もう後はないよ?
中田 テニスサークルに入ったんだけど、つまらなかったんだよね。ゴールのないものを目指すのがイヤで。ボールを行ったり来たりさせて…。
藤森 なんでもかんでも機械的だな。
中田 これは非生産的だなと。
藤森 その言葉もムカつくな〜(笑)。
中田 別にテニスプレイヤーになろうという夢もなかったし。
藤森 大学のサークルからプロになろうとするヤツ、いねえよ!
中田 だからすぐやめて、お笑いをやりたいと思ってたら、山口附中で同級生だったヤツが慶応に進学してたんで、そいつと一緒に学祭で漫才をやったの。そしたらアンケートで1位を獲って、女子高生に 「アンタ、絶対に売れるわ」と僕だけ声かけられてね。もっとやりたかったんだけど、友達は空手を始めちゃったので、相方がいなくなって。ちょうどその頃、バイト先のヤツらと遊び初めて、そこに慎吾くんがいたと。
藤森 俺、そんなに前の相方と違いはないよ?
中田 だからピンと来たの。
藤森 僕も同じようにテニスサークルに入ったけど、ちゃんと大学デビューを果たしたよ。
中田 華々しいデビューをね。
藤森 「テニスサークルで、なんか成し遂げてやろう」と思ってたもん。
中田 何を成し遂げるんだよ!
藤森 最初はチャラい目的で入ったけど、入部してみると意外と熱くてね、先輩のいい話で泣いたりするんだよ。「俺たち、ずっと一緒にやってくんだよ」みたいなね。
中田 何をだよ!
藤森 大学1年のときに、彼女もできた。同じサークルの女の子、5人くらいに告白したからね(笑)。で、5人めでやっとつきあえた。他の男が彼女に告るというウワサを聞いて、慌てて夜中12時くらいに彼女へ電話して、「ごめん、好きだ。明日のサークルの飲み会、行かないでくれ」と告白したの。そのときは「考えさせて」と言われたんだけど、さらに猛アピールしてね。そしたら新宿南口のサザンテラスで、彼女から「つきあってもいいよ」と。そのとき僕は、三木道三の『LIFE IS RESPECT』を歌ったの。
中田 ♪一生、一緒にいてくれや♪ でしょ。
藤森 そうそう。彼女の手を握って、小声でそれを歌ってね。
中田 一瞬も一緒にいたくないよ、そんなヤツと!
藤森 いやいや、想いが伝わるんだってば!
中田 僕も大学1年で初めて、彼女ができた。夏休みの少し前で、授業のない日でね。電車に乗ってたら、同じクラスの女の子から電話がかかってきて、「好きなんだけど」って。
藤森 えっ、そうなの? 彼女から告られたの?
中田 そうだよ、告られたの。人生初の、告られ。
藤森 え〜っ! 超意外!
中田 告られるよ、俺(笑)。
藤森 自分で告ったと思ってた…。
中田 「好きなんだけど、つきあってくれないかな」と言われ、速攻でオッケーしました。
藤森 そこは、なんのためらいもなかったんだ。
中田 特に彼女を意識したことはなかったんだけど、今まで恋人がいたことがなかったので、「こんなチャンスを逃すか!」とね(笑)。結構かわいい子だったしさ。初デートは井の頭公園だったな。とにかくキスがしたかったな〜。手をつないで歩いてるだけで、ドキドキして。
藤森 中学生だよ!
中田 どうにかキスしたいと思ってて、「ここは井の頭公園なのか?」というくらい、奥へ行ったね。人目のつかないところへ行こう行こうとしてたから。三鷹まで着いてたかも。
藤森 ずいぶん歩いたな〜。
中田 で、草むらの中で初キッスをしたんだよ。そのときの感想は「うわ〜、柔らか〜い」だったね。
藤森 感想もまた中学生だな〜(笑)。

229僕たちの武勇伝の数々 後編 3:2007/09/18(火) 17:45:31
NSC

中田 NSCに入学してからは、人生の色が違ったね。今までの人生と、競技もストーリーもまったく違う感じがする。「入ったからにはとにかく食える芸人にならなきゃ」と思ってて、めちゃめちゃトガってた。「同期全員、皆殺しだ」が口グセ(笑)。
藤森 ホント、トガってたね。
中田 友達を一切作らなかったもんな。なぜなら、全員やめさせるから!
藤森 スゴかったよ。当然僕も一緒に入学したんだけど、そんなあっちゃんを見て「めっちゃトガるな〜」と思ってた。バイト先では楽しいヤツだったのに、急にピリピリするんだもん。僕は普通に同期としゃべってたけど。
中田 慎吾は誰とでも話してたよね。
藤森 よく同期のヤツから、「オマエの相方、頭おかしいよな」と言われたよ。 「なんであんなに、俺らに冷たいの?」 と言われたもん。
中田 慎吾が同期と話してたら、「程度の低いヤツらとしゃべってんじゃねえよ」と注意してたよな。だって、やる気のないヤツは、本当にないんだもの。ただ芸人気分に浸ってるようなヤツと交じると、あんまりよくないなと思ってたからさ。
藤森 ストイックだもんな、あっちゃんは。その気持ちがあったからこそ、現在があるのかもしれないけど。でも、お互いに認め合ったヤツらとは、後半から仲良くなったよね。
中田 NSCは選抜クラスと基礎クラスに分かれるんだけど、選抜クラスはほんの一握りなんだよね。選抜クラスは常時入れ替えがあるんだけど、選ばれるメンバーが決まってくる。そうなると、仲良くなってくるんだよね。切磋琢磨というか、降格があるから不安なんだよ。そんな中で励まし合えたというか、「オマエ、落ちるなよ。俺も頑張るから」と、最終的には戦友みたいな関係になれた。まぁ、基礎クラスに落ちた瞬間、そいつと口を利かなくなるけど。
藤森 うちの相方、冷酷だもの。基礎クラスに友達いなかったよな(笑)。同期って、ずっと変わらないからね。例えば、先輩でも4期生のロバートさんとインパルスさんは今も仲良しだもの。ライバル心も大事だけど、友達として助けになるし。
中田 同期の仲間たちは、去年やった単独ライヴを手伝ってくれたんだよな。僕らは後輩がいないから、助けてくれるのは同期しかいない。
藤森 あれは感動したよね。衣装から何から、全部手伝ってくれて。
中田 準備を全部自分たちでしなきゃいけないから、衣装はこの人が担当、VTRのエキストラはこの人に出てもらってとか、分担を決めて。同期20〜30人に手伝ってもらって、ようやく完成した単独だったよ。
藤森 ホント、ありがたかった。
中田 そうそう、NSCは月に一度、ライヴがあるんだよ。そこに僕らはほぼ毎回、出演してた。そしたらどんどんお客さんが食いついてくれて、NSCの生徒で唯一、僕らだけ出待ちがいたんだよな。出ると「キャー」という歓声が、秋辺りから起きて、これ、自慢話になっちゃうけどさ。
藤森 自慢しちゃえ、しちゃえ!
中田 毎回のライヴですごく手応えがあったんだよね。どんどんファンがふくれあがってきてる気がした。
藤森 トリも取らせてもらったしね。
中田 月1でライヴをやらせてくれる養成所って、なかなかないよな。
藤森 他の事務所の養成所に入ろうと思ったことはないけど、今改めて考えても、NSCでよかったと思う。たくさんの同期がライバルにいて、一杯いる中でもまれた経験は大きい。
中田 人数は、どの養成所より多いもんね。いろんな人がいるから、いろんな笑いの取り方がある。 「こんな笑いもあるんだ」という刺激になったよね。自分の見てきた笑いとはまた違うことをやる人とか、いろんな人が集まるから、僕らもおもしろいと思えることが幅広くなった気がするよ。

230名無しさん:2007/09/18(火) 18:58:02
乙!

231学天Walker 2007年4月号 1:2007/09/21(金) 23:47:37
「武勇伝、武勇伝、武勇デンデン、デデンデン〜!」。 ヒップホップ調のリズムに乗せて繰り出す持ちネタを引っさげ、お笑い界に斬り込んだオリエンタルラジオ。 その、〝武勇伝〟が大ブレイクし、あれよあれよという間に「オリキュン」「オビラジR」の2本の冠番組をゲット。
「オリキュン」は番組開始後3か月でプライムタイムに進出、4月からはさらにレギュラー番組2本がゴールデンタイムでスタートする――。
強烈な上昇気流に乗って、デビューからわずか2年半で一流お笑い芸人へと駆け上ったアッチャンとシンゴ。 超売れっ子で疲労の極にあるはずだが、インタビューの間、そんな気配はちらりとも見せない。 持ち前の〝掛け合いトーク〟で2人の過去・現在・未来をたっぷり語ってくれた。

GW 深夜枠でスタートした「オリキュン」が、たった1クールでプライムタイムに進出しました。どんな心境ですか。
藤森 史上最速と聞いて、正直いってビックリしました。プライムライムだと深夜よりたくさんの人が見てくれるし、年齢層も拡大します。
だから、もちろんうれしいんですが、プレッシャーも感じるだろうな、と思ってました。でも実際、始まると意外に何も考えず、リラックスしてやっていけています。
中田 というより、プレッシャーを感じないよう工夫してる。思いっきりやってうまくいかないときは、ほかのだれかのせいにするとか(笑)。
藤森 オイオイ(苦笑)。今、相方が言ったのは投げやりにやってるのじゃなくて、責任感に押しつぶされないよう努力してる、という意味ですからね。
中田 そうそう、僕らはまだ新米なんだから、できることは限られている。
―― 深夜に引き続き単独ロケをやっていますが、プライムの手ごたえは?
藤森 視聴者層が広がったな、というのは確かに感じますね。街でおばさんたちに、よく声をかけられるようになりましたし……。
また、中学生にも見てもらえる時間帯なので、それを意識して、プライム進出の第2弾では、僕が中学生の家庭教師をやったりしました。
中田 時間帯の影響は大きいですよね。見てくれる人の絶対数が違うので、声をかけてくれる人が明らかに増えました。
だから単独ロケはまず僕がやりたかった。そして、できるだけ早く好感度をアップさせたかった!
藤森 大丈夫、大丈夫。順番なんだから(笑)。ちゃんとその後、やったじゃない、「胸キュンリクエスト!」のサッカー編を。
―― 3月7日の特番で藤森さんがボウリングに挑戦し、200投近く投げて成功したあのコーナーですね。視聴者のリクエストを受け、その願いを実現して映像化するという……。
中田 けっこう離れた位置から学校の校舎の3階に、サッカーボールでシュートを蹴り込むというやつです。あれはマジでメチャメチャきつかった。
300本以上シュートして結局、失敗に終わったんだけど、収録の後、1週間くらい足が腫れ上がり歩行困難のまま仕事をする羽目になりましたからね。
正直、相方のバスケの5倍はきつかった。
藤森 同じ単独ロケで、バスケの超ロングシュートに挑戦したんですよ。280球ぐらい投げて、やはり腕が大変なことになりました。
まあ、僕の場合は成功したけど(笑)。
中田 いや、成功とか失敗の問題じゃないんだよ!視聴者の願いを胸に、ひたすらハードな課題に挑戦する。見た方は知ってると思うけど、僕、思わず号泣してしまいました。期待を裏切ったことが悔しくて悔しくて。おかげで、素晴らしい〝絵〟が撮れましたよ。
藤森 確かにあれは感動シーンだったな。5年くらい付き合っているんですが、初めて相方の涙を見せてもらいました。
僕はけっこうよく涙が出るけど、彼は泣くようなタイプじゃない。おそらく一生、相方の涙は見ることはないんだろうな、と思っていたんですけど。

232学天Walker 2007年4月号 2:2007/09/22(土) 00:29:35
―― 出会いは5年前。お2人はどうやって知り合ったんですか。
中田 大学1年のとき、バイト先で出会ったんです。そのとき、相方は今風のファッションに身を包んでいて、〝オシャレだな、カッコいい奴だなあ〜〟と思いました。
藤森 そんなふうに思われていて、こんなこと言うのは心苦しいけど、僕の第一印象は実は最悪でした。
何しろ服はジャケットとパンツ、全身がペイズりー柄で統一されていて、深夜の室内なのにずっとサングラスをかけ続けてるんですよ(笑)。
〝アヤシイ人が紛れ込んできたのかな〟と若干ビビッてました。
中田 サングラスをかける、イコールカッコいい――僕はそんな概念を持つ〝地球最後の男〟だったわけですね(笑)。 いや、高校時代はずっとガリ勉タイプで友達付き合いもほとんどなくて、ファッションを研究する機会がなかったんです。だから、その方面に関してはキャンパスデビューならぬ〝バイト先デビュー〟。でも成績は良かったんですよ。自慢じゃないけど、東大に100人も入る高校(東京学芸大附属高校)で高1のとき、学年トップになったこともあるんだから。まあ、高3になるとお笑いにはまってビデオを見まくり、成績は急降下しちゃったけど。

―― お笑いにはまらなかったら、東大に入っていたかも?
中田 そりゃもう、完璧に合格していましたね(笑)。
藤森 何だ、単なる自慢じゃねえかよ(笑)。

―― 藤森さんも名門の明治大出身ですよね。
藤森 よく、そう言っていただくんですけど、僕自身は大学受験に関して、モヤモヤしたものがあるんです。実は僕の第一志望は、相方が進んだ慶応大経済学部で、補欠にも引っかからずに落っこっちゃったんです。受験科目も同じなので、きっと入試のとき、相方も同じ試験会場にいたはず。
そう思うと、ちょっと複雑なんですが、でも慶応大に入ってたらバイトに精出すこともなかったし、相方とも出会えなかった。
お笑いの道に進むこともなかったはずだから、これでよかったんだと思っています。
中田 そう、ファッションは相方が先生だけど、お笑いは僕が先生だった。
藤森 僕もお笑いは好きだったけど、相方の影響を強く受けて、〝自分も本格的にやってみたい〟という気になり始めたんです。
でも最終的にNSC入学を誘ったのは、実は僕の方なんですよ。
中田 そう、大学3年の冬、相方の一言が僕の背中をぐっと押してくれたんです。高3からずっとお笑いが大好きで、〝やりてえなあ!〟と思いながらも、やっぱり怖くて、この世界に飛び込む踏ん切りがつかなかった。もう就活の時期で周りの奴らは動き始めている。決断を迫られ、追い詰められていた。
ちょうどそのとき、相方の誘いがきたわけです。それで、大学とNSC通いのダブルスクールが始まった。おかげで卒業に6年もかかちゃって(笑)。
今年ようやく卒業できました。一生、大学を出られないんじゃないか。そんな思いがよぎった時期もありましたけど。
藤森 僕はまあ、同じ生活をしながら、ちゃんと4年で卒業したけどね(笑)

233学天Walker 2007年4月号 3:2007/09/22(土) 01:01:42
―― そして、NSC入学後は日の出の勢いの大ブレイク。先輩方の反応はどうですか。
藤森 皆さん、意外に思うかもしれないけど、どの先輩もすごく優しくて、やっかみなんか全然ないんですよ。
中田 いや、やっぱりやっかみ的な攻撃はあるな。
藤森 オイオイ、大丈夫かよ、そんなこと言って(笑)。
中田 いやいや、よく「お前らなんか早く消えちゃえばいい」とか言ってくる先輩がいるんですが、これは「負けないからな!」という〝プロ対プロ〟の挨拶みたいなもの。僕らの実力を認めてくれている、つまり褒め言葉だと認識しています。また、その言い方がカラッとしていて心地いい。吉本は本当に温かい居場所です。
藤森 オッ、うまくまとめましたね(笑)。

―― それでは最後に、今後の抱負を。
藤森 プライムやゴールデンに進出し、僕らは若い世代だけでなく、幅広い層の支持を得なきゃいけなくなりました。たとえば「オリキュン」でいえば、基本コンセプトは〝胸キュン〟。まだまだ手探り状態ですが、新しいことにどんどん挑戦し、どの世代の人がどうすれば〝胸キュン〟状態になるかを追求していきたいですね。4月4日の「水10!!」でオリキュンスペシャルをやりますから、ぜひ見てください。
中田 いや、僕はやはり同世代の若者たちが気になる。僕らはちょうどバブルが弾けた頃に物心が着いて、日本経済がへこんでいく時期に成長してきた世代。つまり夢を抱きにくい世代だし、なんか元気がないような気がするんです。だからテレビから、同世代の仲間たちに「冷めてないで、もっと熱くなろうぜ!」というメッセージを送りたい。僕らは番組を作りたいんじゃない、新しい時代を創りたいんだ! どうこれ? いいキャッチコピーでしょう(笑)。
ぜひ大見出しで使ってください。
藤森 いいんじゃないんですか、こんな熱い思いを持ったお笑い芸人がいるなんて。でも、バブル崩壊まで出てくるとは思わなかったなあ……(笑)。
中田 最後にもうひとつ、ビシッとしたやつをかましとこうか。どんな若者も夢を抱くべきで、またそれを実現できる可能性を持っている。そう、すべての若者はベンチャー企業の社長である!
藤森 もう言葉がありません、完璧!。 まさに「アッチャン、カッコイ〜ッ!」だよ(笑)。

一見ボーヨーとしていて、言葉数も多くないアッチャンの口から熱いメッセージが飛び出してきた。それを上手に、さり気なくフォローするシンゴ。
今、乗りに乗っているこの2人、これからますます学天Wakler世代をはじめ、広い世代層に〝胸キュン〟状態のうねりを巻き起こしていくに違いない。

234名無しさん:2007/09/22(土) 01:54:35
ありがとー

235読売新聞9/21夕刊:2007/09/22(土) 16:55:21
インタビュー本編にはネ申・アヒャのどっちが言ってるか表記なし

舞台が原点 オリエンタルラジオ

「武勇伝、武勇伝」と小気味よいテンポに乗せて次々とネタを披露する芸風でブレイクした、お笑いコンビのオリエンタルラジオ。その彼らが、スーパーサーカス、シルク・ド・ソレイユの超話題作「ドラリオン」のスペシャルサポーター集団“チーム・ドラリオン”の感動メッセンジャーに就任した。
すでに4回も同作を見ている2人。
「何度見ても飽きないんです。どのパフォーマンスも人間の限界を超えていて、すごすぎて、もう笑うしかないって感じ(笑)。言葉のない演技で、あれだけの興奮や感動を観客に与えることができるアーティストたちは、衝撃的ですらありますね」
と、シルクの魅力を熱っぽく語る。

リズミカルにネタを展開して、観客を自分たちの世界に引き込むのが彼らの芸の真骨頂。その点で、シルクの舞台と自分たちに共通するところがあるという。
「アクロバティックなパフォーマンスに、計算しつくされた照明や音響が加わって絶妙なハーモニーをかもし出しています。ぼくたちも体を使うネタをやりますが、“キレ”では負けていても(笑)、相通じる部分はありますね。そういう意味では、ぼくたちって、“吉本のドラリオン”じゃないかなあって思うんですよね(笑)。逆に言うと、シルクは“世界のオリエンタルラジオ”ってことになりますよね??」

最近ではテレビ番組のレギュラー出演も増えて多忙を極める2人だが、舞台こそが自分たちの“原点”と言い切る。
「舞台をきっちりとやることが、他の仕事につながっているんです。逆に、テレビ番組のリポートや司会などの様々な経験を、舞台にフィードバックできることが多いですね。今回のドラリオンにしてもそう。舞台に生かせることをたくさん学びました」

お笑いとスーパーサーカス……。ジャンルは違えど、ともに舞台から観客にダイレクトに感動を伝える点では同じ。各々の舞台で切磋琢磨する立役者たちからは、たくさんのパワーがもらえる。


私のエピス(※タルジオが載った広告名)
中田敦彦「色々な人と出会い、それぞれのライフスタイルや人生観に触れ、憧れること=エピス。芸能界はエピスにあふれた世界であり、“エピサー”に出会える場です」
藤森慎吾「芸能人と友達になること!芸能界にはある分野を極めた一流の人が多いので、そういった方々から“極意”を学ぶことが、僕の人生においてのエピスですね」

236読売新聞9/21夕刊:2007/09/22(土) 16:56:21
sage忘れたorz

237名無しさん:2007/09/22(土) 21:06:53
>>235
長文書き起こし乙ライキュ!

238巣鴨:2007/09/25(火) 22:12:39
「いいかい、この世で最も恐ろしい敵は“自分の中の弱さ”だよ。それはいくらなぎ倒しても完全に
掃討し終えることがない。不滅のしぶとさをもって襲い掛かってくる。しかしその敵との戦いから
逃げてしまえば、手に入れることはできないのだ。誇り高き人生を」沢村はそう語った上でもう一度問うた。
「君は、本当に生まれ変わりたいのか?」慶太郎は深く深呼吸した上で言い放った。
「僕が欲しいのは青い鳥なんかじゃない。僕が欲しいのは、火の鳥さ」「…その言葉を、1世紀待ってた」
手術を始めよう。まず腹部に空洞を作り、その上に神経で弦を張る。神経弦は耳と足に巻き
つけてテンションをかける。上半身と局部にヤスリをかけ、毛細血管が浮いて見えてきた段階でニ
スを塗る。麻酔などかけない。かけぬことに意味があるのだ。全身をめぐる激痛。激痛。激痛。改造
とはそういうものなのだ。Just哀love勇。慶太郎の悲鳴は空気を裂き、人間が聞き取れる波長を超え、
超音波の域におよんでいた。その超音波に引き寄せられたコウモリたちが、改造屋の上空に集まってくる。
数日間、その超音波は続いた。そのあいだに、コウモリはおびただしい数になり、青空を黒く覆い始めた。
さらには、そのコウモリが町の電線を噛み千切るという事故が相次いだ。町の住民はコウモリ退治に乗り出したが、
どのような手段をもってしてもコウモリを追い払うことはできなかった。警察でさえもさじを投げた。そうして完全に
電気が不通になり、町の住民はその場所を出て行くことを余儀なくされた。空の光、電気の光、人々の目の中の光、
それら全ての光を奪われて、町は完全な闇に包まれた。その頃からである。土黒町(つちくろちょう)は人々から
「ドクロ町」と呼ばれるようになった。一方その頃、隣町の大きなビルの会議室で、老紳士が部下を呼び出して相談を始めていた。
「木崎君。土黒町のコウモリ異常発生を、なんとかできないか」「ドクロ町ですか。あそこは国も手を出せないほど、コウモリの
巣が物凄いことになってまして…。非常に難しい状況でございます」
「ドクロ町ではない。土黒町だ。私のふるさとを侮辱するな。」「申し訳ありません、会長」
「…国に頼らず、原因究明とその対策にあたるチームをわが社で編成しろ。コブタクル社の総力をあげてあの町を救うのだ」
「…かしこまりました」「QZ五号を出せ」「…!?」木崎専務はわが耳を疑った。

239名無しさん:2007/09/25(火) 22:56:49
>>238
ピコライキュ!

240キャズ 2006年1月23日号:2007/10/05(金) 22:20:43
一度聞いたら耳から離れない、武勇伝のリズムで人気爆発のオリエンタルラジオ。
05年3月にNSC東京を卒業したばかりの、まさにお笑い界のホープ。そんなおふたりの出会いは?

「自動車保険のオペレーターのバイトです。当時から相方はお笑い好きで、僕のなかではカリスマでしたから。世のなかにこんなにおもしろい人がいるんだ〜と思っていましたね」(藤森)

では、コンビ結成のきっかけは?
「居酒屋で、一緒にお笑いをやろうと言われたんですよ。それまでは芸人なんて考えてもみなかったんですけど、相方の目が超真剣で、断れる雰囲気じゃなかったんですよね……」(藤森)

ふだんもネタどおり、武勇伝的なエピソードは多いんでしょうか?
「いや、まったく逆な話ばかりですよ。ふたりとも気が弱いですから。相方なんてかなりの小心者ですよ」(藤森)
「まあ、自分に武勇伝がないから、ネタで発散しているっていうのもありますね、実際のところ(笑)」(中田)

楽天的な藤森さんと、芸術家肌の中田さん。ビジュアルもいいふたりから今年も目が離せません!
最後に、注目を浴びている今の心境をどうぞ。
「街中で気付かれるようになったんですけど、それがたまらなくいい。道の真ん中とか、わざと人目に触れる場所を歩いたりしていますから(笑)」(藤森)
「僕は〝人生が始まった、大冒険の始まりだ!〟って感じですかね」(中田)
「あっちゃんかっこいい〜(笑)」(藤森)

オリエンタルラジオさんに7つの質問
1.憧れの芸能人は?
俺はとんねるずさんかな〜(藤)。
じゃあ俺は、みのもんたさんで!(中)。

2.好きな女のコのタイプは?
輝くようなオーラが出ている上戸彩さん(藤)。
清純派でイジメられっこ(中)。

3.理想のデートプランは?
レンタカーで温泉に行きたい。マジで(藤)。
葛西臨海公園でバドミントン(中)。

4.相方に何かひと言どうぞ。
ヒゲをそってかわいい顔を見せて(藤)。
いつまでも天真爛漫でいてくれ(中)。

5.2006年の抱負は?
誰かとシェアして一軒家に住む(藤)。
自分たちの活動を作品として残す(中)。

6.自分の性格をひと言で表すと?
ネアカ。そこが悩みでもあるけど(藤)。
壊れやすいロボット。オシャレだ〜(中)。

7.無人島に何かひとつもっていくとしたら?
壊れやすいロボット。俺が組み立てますから(藤)。
僕はかわいい女のコを……(中)。

241名無しさん:2007/10/05(金) 22:49:30
>>240
乙ライキュ!
アヒャは最後の質問えらい上手いこと答えてるなw

242大塚:2007/10/25(木) 23:25:10
全てのプロジェクトは同時進行で処理しなければならない。頭の中でプログラムされたコードがループする。ビシュタウト少年はその真っ白くなってしまった自分の頭髪を自分の手で執拗になでていた。自分の体の一部に触れる行為はなんらかの精神的負荷を和らげる逃避行為の一種であることを昔。行動心理学か何かの本で読んだことを思い出しながら。ESPカードをめくり、脳裏に浮かぶ不可思議なイメージの出所をさぐっていた。千手観音…。
千手観音は、その千本の腕をどのようにコントロールしていたのか。一見、千本も手であると何事にも有利であると思いがちだが、それを有効に操作するには尋常ならぬ脳の処理速度が要求されるはずだ。現に、二本しか腕のない我々ですら、右手と左手を同時に別行動させることは容易ではない。たとえば、右手でTVゲームをしながら左手づドラムを叩く。どちらもおろそかになるか、片方だけに集中するか。である。翻って、千手観音にしても、おそらく感嘆および畏怖すべき点は、その形態や思想というよりも、その「脳」のスペックなのではないだろうか…。
自分がQZ五号のパイロットに任命されたときのことをよく覚えている。その日、顔なじみのドクターたつが妙にこわばった顔をしているので不思議に思った。ドクターがエレベーターの中でパネルにIDキーを差し込むと、それまで48階建てだと思っていたラボの49階へなボタンがパネルに現れた。隠し階。一瞬、廃棄されるのではないかという不安がよぎったが、廃棄されるのならば22階に一度搬送されるという噂からするとそうでもなさそうだった。そうして49階に着くと、その広間にいたのは木崎専務であった。顔を直接見たのは初めてだが、コブタクル社の実権を握るとされる人物であることは知っていた。
「君か。君がビシュタウト・ジルルか…」
木崎専務は続けた。
「私は君のことをよく知らない。そして、私には誰なのか選ぶ眼ももはらないだろう。だが、誰かいないのかと聞くと、周りのドクターたちがこぞって君の名をあげた。だから、君なのだろう。せいぜい、がんばれ」
それだけ聞かされて初めての謁見は終了した。エレベーターを降りながら、ドクター・麦田は言った。「えらい大きなもん背負わされたな。でも、それは光栄なことだ。廃棄された仲間たちのぶんも、がんばれ」
あの日のことを時々思い出す。
…疲れた。少し眠ろう2時間後には、出動だ。

243名無しさん:2007/10/25(木) 23:26:28
遅くなりました!
誤字・脱字あったらスマソ

244名無しさん:2007/10/26(金) 01:01:01
乙ライキュ!
7行目「顔なじみのドクターたつ」→「ドクターたち」
8行目「ラボの49階へなボタン」→「49階へのボタン」
13行目「選ぶ眼ももはらないだろう」→「もはやないだろう」
ですか?

245名無しさん:2007/10/27(土) 00:59:40
携帯から書き起こしたんで誤字だらけです…
申し訳ない!

246品川:2007/11/26(月) 08:13:08
慶太郎は激痛に悲鳴をあげながら、夢を見ていた。それは正確には夢ではないのかもしれない。幻覚だったのかもしれない。とにもかくにも見ていた。
円形の部屋。円筒形といおうか。天井は高すぎてよく見えない。ぐるりと取り囲む壁に13のドアがある。ここはどこなんだろう。生温かい空気が心地よくもありながら、少し嫌悪感も覚える。
ここはどこだ。ふと気づくと、上品な赤いシルクハットをかぶり黒い毛皮のコートを着たウサギがこちらを見て、立っている。二足歩行のウサギだ。ずいぶんと、偉そうだなと感じた。なんだあいつは。ウサギは何か言っている。よく聞こえないが、おそらく何かを言っているのだろう。
そんな力を持った覚えはないが、不思議と理解できる気がした。どこかのドアを開けろと言っているのだ。なるほど。なるほどドアをね。とそこで、自分が何かを探していることを思い出した。ウサギに、どこにあるのか聞いてみたが、聞きながら自分でも何を探しているのかわからずに聞くことの矛盾は感じた。ウサギは答えない。
しかたがないのでどれかドアを選んで開けなくてはいけないなと思った。そういうルールなのだなと。そして、どれを開くかがおそらく大事なのだ。ドアにはプレートが張ってあり1から13のドアまである。4…。4のドア。はどうだろう。4は好きな数字だからな。いや、でもなんだか違うか。どれだろう。1からずっと見ていくと13のドアだけ少し雰囲気が違うか気がした。何が違うのか。違和感。乱雑な部屋の一部分だけが妙に片づいているような、違和感。あるはずのものがないような。ないはずのものがあるような。そんな違和感にひきずりこまれるように、そのドアの前に立っていた。
ドアノブをつかむ。手にびっしょりと汗をかいていることに気づく。なんだっていうんだ。おそるおそるノブをひねり、少しずつ、あくまでもゆっくりドアを開ける。そのドアの先に何があるのか。隙間から覗き込んでやろう…と思ったその時だった。
「アアッ!!」
体が恐怖で反射的にそこを飛び退いた。その隙間から、そのドアの向こう側から同じように覗き込もうとする顔と、目があったのだ。息が上がる。誰だ?誰だったんだ今のは。息が上がる。今至近距離で僕を覗き込んだのは…。冷静になれ。そうだ。冷静になって思い出しわかった。覗き込んだのは、自分自身だった。そう。なんのことはない。ドアを開けたところに鏡があっただけだ。

247品川:2007/11/26(月) 08:13:23
慶太郎は激痛に悲鳴をあげながら、夢を見ていた。それは正確には夢ではないのかもしれない。幻覚だったのかもしれない。とにもかくにも見ていた。
円形の部屋。円筒形といおうか。天井は高すぎてよく見えない。ぐるりと取り囲む壁に13のドアがある。ここはどこなんだろう。生温かい空気が心地よくもありながら、少し嫌悪感も覚える。
ここはどこだ。ふと気づくと、上品な赤いシルクハットをかぶり黒い毛皮のコートを着たウサギがこちらを見て、立っている。二足歩行のウサギだ。ずいぶんと、偉そうだなと感じた。なんだあいつは。ウサギは何か言っている。よく聞こえないが、おそらく何かを言っているのだろう。
そんな力を持った覚えはないが、不思議と理解できる気がした。どこかのドアを開けろと言っているのだ。なるほど。なるほどドアをね。とそこで、自分が何かを探していることを思い出した。ウサギに、どこにあるのか聞いてみたが、聞きながら自分でも何を探しているのかわからずに聞くことの矛盾は感じた。ウサギは答えない。
しかたがないのでどれかドアを選んで開けなくてはいけないなと思った。そういうルールなのだなと。そして、どれを開くかがおそらく大事なのだ。ドアにはプレートが張ってあり1から13のドアまである。4…。4のドア。はどうだろう。4は好きな数字だからな。いや、でもなんだか違うか。どれだろう。1からずっと見ていくと13のドアだけ少し雰囲気が違うか気がした。何が違うのか。違和感。乱雑な部屋の一部分だけが妙に片づいているような、違和感。あるはずのものがないような。ないはずのものがあるような。そんな違和感にひきずりこまれるように、そのドアの前に立っていた。
ドアノブをつかむ。手にびっしょりと汗をかいていることに気づく。なんだっていうんだ。おそるおそるノブをひねり、少しずつ、あくまでもゆっくりドアを開ける。そのドアの先に何があるのか。隙間から覗き込んでやろう…と思ったその時だった。
「アアッ!!」
体が恐怖で反射的にそこを飛び退いた。その隙間から、そのドアの向こう側から同じように覗き込もうとする顔と、目があったのだ。息が上がる。誰だ?誰だったんだ今のは。息が上がる。今至近距離で僕を覗き込んだのは…。冷静になれ。そうだ。冷静になって思い出しわかった。覗き込んだのは、自分自身だった。そう。なんのことはない。ドアを開けたところに鏡があっただけだ。

248名無しさん:2007/11/26(月) 12:54:57
Thak you!
書き起こし乙です!

249有楽町:2007/12/25(火) 16:39:39
穏やかで、慎ましく、健全な日々というのはひとつの奇跡だ。凪と時化を繰り返す海原の上で、沈むことなく溺れることなくぷかぷかと浮かびつづけることは可能なのだろうか。はたして、全ての生き物は自分の「分」をわきまえているのであろうか。自分の生存と尊厳をおびやかす天敵のいない生物はいるのだろうか。もしいるのだとすれば、それはどのような心理状態なのだろうか。それは状態として正解なのだろうか。
欲というのはいわば「欠落の感情」だ。それを埋めようとするエネルギーのことだ。それがあるから動くのだけれども、それが不安定な状態を産むことは間違いないことだろう。だがその欠落の感情をなくす、というよりも欠落を欠落として捕らえないという主義、は安定を本当に生むのだろうか。足るを知るということは、そういうことなのか。しかし内的な動きはそれで抑えられたとしても、外部からの侵入に対してはそれだけでは対抗できないのだ。やはり必然的にそれらから自己を防衛するために動かなくてはいけない。結局のところ、どうあがいても不安定な状態からは脱することができないのだ。
というところで、宇宙に目を向けると、それもそのはずなのではないかという気がしてくる。ビッグバン理論だかなんだかによれば、無から大爆発が起き、その後宇宙は膨張し続けているのだという。全ての生き物を包む容器自体が変動と不安定のさなかにあるなかで、その中の一分子が安定することなどはなはだ滑稽な願望なのだろうか。
風船が言葉で飽和していく。けれどそれがなんら意味をもたないヒマつぶしでしかないことを私は知っているのだ。と、覚めてみたところでしかしその覚めた態度というのももうありふれていて嫌だな、と一周回ってもういちど「動いて」みようかと考えるのだ。凪を目指して。しかしながら、旅というのはどこかの町に辿り着くことを言うのではなく、そのどこかの町へ辿り着こうとする道中のことを言うのだ。その道中にこそ楽しみは有るのだろう。ゆえに、このままでいいのだ。このままでいいというのは「このままではいけない」と思う現在の不安心理を肯定しているという意味だ。要するに、わけがわからない。しかし、わけがわからない連中の大集合が宇宙なのだ。なんだその結論は。言葉遊びだこんなものは。しかし、しかし、だが、つまり、だから・・・。
無限の荒野に、接続詞だけが降り積もる。
そして今日も僕は、飢えている。

250名無しさん:2007/12/25(火) 18:16:36
>>249
Thak you !

251代々木 Vol.1:2008/01/25(金) 23:24:36
テーブルの上のマグカップが小刻みに揺れて、紅茶の表面で波紋が揺れた。
15分おきに来る地響きにも、遠くのほうで聞こえるクレーンの軋む音にも、
もう所員は慣れた顔のようだった。新顔のマグラ君は耳栓を外してゴミ箱へ放り投げ、
ため息をついた。「だから言ったでしょ、意味ないって」ゴミ箱の中身をゴミ袋に
移しながら、ミセルさんが言った。ミセルさんはどことなく陰気な雰囲気だけれど、
それは部屋が薄暗いからであって、よくみると綺麗な顔立ちをした人だな、と
マグラ君はふと思った。
「いや、でもちょっと耐えられないです。このプチ地震」地響きは、クレーンが
「穴」に岩を放り込んだときの衝撃で起きる音だ。ヨツバル島の「穴」といえば
ガイドブックの表紙になるほどの有名な観光スポットであった。その直径2キロに
わたる正体不明の巨大な穴を一目見ようと、一時は学者や観光客でごったがえし、
周辺に宿泊施設やレジャー施設もできたほどだった。しかし、今はクレーン車が
周囲を取り囲み、作業員が数十名、黙々と作業をするばかりである。
「いいことよ。音がするのは。ちゃんと穴に底があって、将来的には塞がれるっていう証拠だもの」

252代々木 Vol.2:2008/01/25(金) 23:26:58
マグラ君はそうですけど、と返事をしながらブラインドを指で広げて外を見た。
ごつごつとした岩地の果てに、ぼんやりとクレーン車の陰が見える。今日は曇りだ。
「でも、もう20年もこんなこと続けてるんですよね?」「正確には25年と4ヶ月、ね」
26年前、その穴から突如として有害なガスが噴出した。それは無色無臭のガスであったために、
はじめは誰もその存在に気がつかなかった。しかし、そのガスが皮膚に軽度の異常を引き起こす
ことが判明し、ヨツバル島の政府により埋め立ての計画が進められたのである。
「いつか塞がるんですかね。この穴」マグラ君は無意味な質問を投げたなと思った。ミセルさんは
何も返事をせずにゴミ袋の口を結んでいる。いつの時代から、なんのためにあるのか。多くの人々が
それを知ろうとしてできなかった「穴」。それを塞ぐ仕事って、いったいなんなんだろう。
「でもね…」マグラ君が振り向くと、ミセルさんはマグラくんの紅茶を一口飲んでから続けた。
「塞げるか、塞げないかじゃないと思うの。塞ごうとすることと、あの穴を見守ること。
大事なのは、そういうことじゃないかと思うの」
また、地響きがした。マグラ君は目を閉じて、穴の底のことを、思った。

253名無しさん:2008/01/26(土) 00:13:26
>>251>>252
乙ライキュ!
書き起こし感謝です

254鶯谷:2008/02/25(月) 14:36:21
 鳥は走るのが遅い。魚は飛ぶことができない。象は泳ぐことができない。猫は人になじめない。犬は強いものにすぐ服従する。木は動くことができない。花はすぐ枯れる。星は夜にしか輝けない。それは、恥ずべきことなのか?
灰皿に使われた紙コップ。ドアを開けたままにしておくために置かれている椅子。飾られている日本刀。窓を拭くために使われた新聞紙。それを見た時にふと湧き上がる、この気持ちはなんなのか?
 マズレイ氏はそんなことを考えながら、サンドウィッチをほおばり、口をもごもごさせて、手札の中から「スペードの2」を切った。プルクは、渋い顔をして言った。
「マズレイ様。ここでスペードの2を切られるとは…なんとも…悪いお人だ」
 マズレイ氏はその言葉が耳に入らないふうな顔をしている。どこか、目の焦点があっていないような様子である。
「プルク君…」
「はい?」
「ジグソーパズルの、正しい楽しみ方を知っているかい?」
 暖かい日差しの中を、ふわりと風がぬけた。幾何学的なまでに見事に手入れされた庭園は、少しだけ草のいい匂いをさせている。
「ジグソーパズル…ですか」
「ジグソーパズルを買うとね、その箱の表紙に、完成したときの絵が何か描いてあるだろう? あれを見てしまってはダメなんだ。だから、ジグソーパズルは誰かに買ってきてもらった上で、箱を捨ててもらって、ピースだけ頂くんだ。」
「…はあ。そうすると、どのようにいいのでしょうか」
「わからんかね。そうすると、作っている間、この先いったい何が完成するのかがわからないから、ワクワクするんじゃないか。これは、なんなんだって。」
「ずいぶんと、完成させるのに手間取りそうですがねえ」」
「確かに。しかし、手間取ることを楽しめないようじゃあアレだよ」
「はい」
「そうだろう? 私はね。そのことに気づいてからようやく救われた気がしたんだよ」
 プルクにはなんのことだかわからなかった。
 マズレイ氏はその後、貴族をやめて寿司屋になり、またやめて谷底で暮らし、それもやめて配管工になり…
そんなことを繰り返したらしい。7年が過ぎた。
「マズレイ様…今、なにをしているんでしょうね」
 プルクが庭を掃除しながら独り言をつぶやいた。
「ホーホケキョ」
 鶯が鳴いた。それはちょっとびっくりするぐらい。美しく喜びに満ちた声だった。
みなさんはお気づきでしょうが、あえて説明しておきましょう。そう、この鶯こそが、マズレイ氏です。

255名無しさん:2008/02/25(月) 15:09:32
>>254
乙ライキュ!

256名無しさん:2008/02/25(月) 23:24:25
>>254
Thak you!

257254:2008/02/26(火) 00:47:23
はわわ。細心の注意を払ったつもりだったのだが、正確には
それはちょっとびっくりするぐらい、美しく喜びに満ちた声だった。
です。句点ではなく読点orz

258名無しさん:2008/02/26(火) 23:03:33
>>257
訂正もThak you!

259HMVフリーペーパー 1:2008/02/27(水) 18:33:56
HMVフリーペーパー『the music & movie master』
186号(FEV-MAR,2008) 105ページ
オリエンタルラジオ 十 HMV special Interview

――初の単独DVDです! 完成していかがですか?
慎吾(藤森慎吾):もう大好きですね。(自分で)かなり見ました。
番組も見たりしますけど、やっぱりDVDは全然違うんで、いい作品だと思います。
あっちゃん(中田敦彦):やりたい放題やったなって。
溜まってたものがあったので、それを出したなあって爽快感ありますね。

――ショートフィルム的な映像ネタにしたのはなぜですか?
あっちゃん:(デビュー)1年目の単独ライブの、
ネタの間のVTRを作っているのが楽しくて、その感動からですかね。
撮影も結構監督まがいのことをさせてもらいました。

――DVDにはお二人の新たな一面も?
慎吾:ご覧になる方はそう思うかもしれないです。
怖っ!っていう衝撃的なキャラクターが出てきたり。テレビじゃできない、
かなり刺激のあるものだと思うんで、病みつきになると思います。
僕は相方結構知ってるんで(ネタの過激さは)わかってるんですけど、
それでもギンギンに白目むいてみたり、自分を一気に解放したなって。
ノリノリなのが僕は好きなんで、自分の役は楽しかったですね。

260HMVフリーペーパー 2:2008/02/27(水) 18:35:06
――全体のテーマなどはあるんですか?
あっちゃん:テーマでは無いですけど、ひんやりした感じがするとは思います。
コントの間にボルトの映像が出てくるんですけど、鉄の無機質なトーンにはしたかったです。
不親切なコントがいっぱいあるんですけど、そういう削ぎ落とした感じでいきたかったんですよ。

――特にお気に入りの作品は?
慎吾:自分なりにですけど、特殊メイクの「TOSHIO-SUPERα3000」好きですね。
見た目で楽しんでもらいたいっていうのがあるんで。
あっちゃん:「天才・神崎の交渉」は一番最初に撮りたかったやつですね。
自分の中に溜まっていた一番デカいもので、“らしく”作れたなと思います。

――今後はこんな表現をしていきたいというのはありますか?
あっちゃん:今度漫才ツアーをやるんです。それもDVDにする予定なんです。
コントと漫才のDVDを1本ずつ、年に2本を毎年出せればと考えてます。
とにかくDVDを出したいんです。僕はDVD育ち、DVDっ子なんで、
出たDVDのかさを見たいんです。HMVさんにガッと並ぶ、みたいな。
テレビとは別でそういう表現はしていきたいですね。
慎吾:好きでやっている仕事が形に、結果になっていくというのは、
続けていたらできるかなと思います。それぞれ一人でやることが出てきたとしても、
オリエンタルラジオとしてそこはやり続けようという意思表明でもあります。

261名無しさん:2008/02/28(木) 07:11:26
>>259,260
ありがとう!

262名無しさん:2008/02/28(木) 08:01:37
書き起こし乙!!
>>261
sageは半角だよ

263名無しさん:2008/02/29(金) 04:17:01
>262
sageは半角なんですね
はい!これから注意します。

264chFILESフリーペーパー1:2008/03/09(日) 15:29:12
……DVD『十』観ました!ビジュアルでいきなり笑わせられる『う』や、シュールで予測不可能な『TAMPAK』など、
色んなタイプの笑いがあってすごく面白かったです!

慎吾「ありがとう。DVDの感想を直に聞けるって嬉しいね。俺も『う』は特に好き。
ビジュアルも『なんだこれっ』て感じでしょ。DVDにはあっちゃん(中田)の顔芸もあるし、見どころ多いですよ」

……タイトルの『十』には、どんな意味が込められているんですか?
中田「僕、十字架が好きなんですよ。で、作品も10本、僕らNSCの10期生というのもあって、タイトルの『十』はすぐに決まりました。
一文字でカッコいいでしょ。後半の理由は完全にあと付けですけど(笑)」

……DVDの構成や演出は中田さんが担当されたんですよね?
どのくらい前からDVDを作りたいと思っていたんですか?
中田「1年半くらい前からDVDを作りたいと思っていたんですけど、30本以上のネタが会議でボツになったり、
撮影に入ってからも演出や音作りにもこだわったので完成までに時間がかかりました」

……TVや舞台も忙しいのに並行して大変ですね。
中田「そうですね。でも慎吾君はその間、会議に出てなかったんで」
慎吾「まぁまぁ、役割分担っていうかね(笑)」
中田「でも最終的には、映像だからできる笑いの世界が表現できましたし、舞台ではちょっとできないものが集まった作品になりました。
オリラジだからこのDVDはできたんだと思います。

……仲のいいおふたりは、どんなきっかけでコンビを結成されたんですか?
慎吾「大学時代、アルバイト先が一緒だったんだよね。それからカップルみたいに、あっちゃん家に毎日遊びに行くようになって。
もともとあっちゃんはお笑いがすごく好きで、家にはお笑いのビデオとかお笑い番組の音声だけをダビングしたMDが20本くらいあったんです。
そこでビデオとかを見せてもらううちに〝お笑い面白いな〟って思うようになって、『お笑いうやろうよ!』ってあっちゃんを誘ったんです」
中田「もともとお笑いは好きでやりたいと思ってたんですけど、そこに慎吾君がやりたいって誘ってきたので、『じゃあ、一緒にやる?』って感じでしたね」

……そうだったんですね。『俺ってオモシロイかも』と密かに思っていたのはいつ頃からですか?
慎吾「(即答)幼稚園くらいかな」

265chFILESフリーペーパー1:2008/03/09(日) 16:23:09
……早いですね(笑)。
慎吾「おしり出したりしてね(笑)。みんな笑ってたな〜」
中田「僕は大学に入ってからかな。バイト先の人たちに『おまえ吉本行けば』って言われてからですね」

……影響を受けた芸人さんはいらっしゃいますか?
慎吾「(即答)あっちゃん」
中田「オレ(照)!?」
慎吾「それまでお笑い知らなかったし。〝あっちゃんは面白いな〟って思ったからコンビに誘ったんだもん。
バラエティー番組とかは観てたけど、漫才は見たこともなかったし。あっちゃん家で漫才のDVDとか見せてもらって衝撃を受けたのがきっかけ」
中田「おしり出す芸は誰の影響なの?」
慎吾「あれは親父(笑)。うちの親父はもう50過ぎですけど、いまでも股間に鶴の飾り着けてはしゃいでますからね。その血は受継ぎました(笑)」
中田「僕は大学生のとき〝ルミネtheよしもと〟をよく観に行ってたんですけど、その時、舞台に出ていた吉本の先輩の影響は大きいですね」

……おふたりの漫才も好きですが、最近『武勇伝』を見る機会が減ってしまい寂しいです。もう『武勇伝』はやらないんでしょうか?
慎吾「要望があれば、いつでも武勇伝はやりますよ。『武勇伝やりません』なんて何様だって感じでしょ(笑)でも今は漫才するのが楽しい。
今年は漫才のツアーも予定してるんですよ」
中田「また節目節目に武勇伝はやっていきたいですね。でもデビューして2年間ずっと武勇伝をやってきたから、もうクタクタなんです、体力的に(笑)。
あれ、めちゃめちゃ体力使うんですよ。たぶん武勇伝ばっかりしてたら、30代後半には『デデンデン』って言いながら舞台に倒れますよ(笑)」

……(笑)。社交的なイメージの慎吾さんとひとりの時間を大切にしていそうな中田さんですが、高校生の頃はどのような学生さんでしたか?
慎吾「ふたりとも全くタイプが被らないよね。僕は今も変わらないけど、毎日友だちと遊んで、やんちゃな仲間とバイクに乗ったり、夜コンビニの前でたむろしたり、
人と遊んでいることが多かったですね。高1・2年の時はずっとそんな感じで勉強もしないし、成績も良くなかったの。でも高3の秋に『やべぇ、このままじゃ進学できない!東京に行けない!』って
気が付いてから、真面目に勉強するようになりました。東京に行くことが夢だったから。
その冬にはクラスで期末試験1位とりました。自論ですけど、遊ぶ時は遊んでいいと思いますよ。メリハリつけてやれば人間なんとかなりますから」
中田「僕。高校時代は友だちと学校外で遊んだことがなかったですね。だからカラオケにも行ったことないし……、携帯も持ってなかったし……、
ボーリングもしたことなかったし……。いつもひとりで……」
慎吾「引いとるがな、高校生!」

266chFILESフリーペーパー3:2008/03/09(日) 17:50:42
……だ、大丈夫です(笑)。
中田「学校終わったらまっすぐ家に帰って、『エヴァンゲリオン』を観てるか、勉強してましたね。中学・高校時代とほとんどしゃべらない暗いヤツでしたけど、
高校卒業くらいに好きな子ができて、その子としゃべりたいと思ってお笑い番組を観るようになってから変わりましたね」

……そうだったんですか。慎吾さんは高校時代に好きな人はいましたか?
慎吾「高校生の時はずっとひとりの人に片想いしてましたね。その人とは口をきいたこともなかったんですけど、
卒業間際にその子と友だちがしゃべっているところを羨ましそうに眺めてたら、その子が手作りのクッキーを「ひとつどうですか?」って言ってくれてね。
それが最初で最後の会話。甘酸っぱいなぁ、俺(笑)」

……(笑)。おふたりはどんな女性がタイプですか?
慎吾「…結婚してくれる人かな」
中田「重っ!高校生が読むんだよこれ(笑)」
慎吾「いや昔は細かいこと言ってきましたけど、相手に深く求めすぎて何回も失敗しているんでね。
結婚してくれる人なら誰でもいいわけじゃないですけど、次付き合う人にはそういうのは意識するかな。子ども欲しいしね」
中田「僕は自分の好きなことに打ち込んでいる人、恋愛ばっかりにならない自立した人がいいですね」

……最後にバレンタインのエピソードを教えてください!
慎吾「好きですね、バレンタイン。大学の時、初めて付き合った初めて付き合った彼女がバレンタインにバレンタインにチョコくれたんですよ。
いいですよね、彼女からもらうチョコって。前の日からこっそりチョコの準備をして、『実はコレ…』なんて
当日渡してくれたりしてね」
中田「僕、手作りは…受付けないですね」

……(一同笑)。
慎吾「受付けないって(笑)!義理チョコの手作りじゃなくて、彼女の手作りだよ?」
中田「彼女でも厳しいなぁ…。。そういう人もいますよ、、中には。。高校生たちは手作りチョコを渡すの?」

……はい!好きな人がいなくても、友チョコを手作りして交換したりします。
中田・慎吾「出た!友チョコ!!友チョコ禁止令!」
慎吾「義理チョコもダメ!」
中田「友チョコされると、男は冷めるんですよ。友チョコって女の子だけで盛り上がるでしょ。その間、男はずっとチョコを待っているんだから」

……でもその場に男の子がいたら、分けてあげて一緒に食べたりしますよ。
中田「一緒に食べたりって、ピクニックじゃないんだからさ(笑)!もっとこう、秘め事みたいに、そっと呼び出されて渡されるのが嬉しいんじゃない。
だから友チョコは禁止ね(笑)!」

267名無しさん:2008/03/09(日) 18:54:26
長文書き起こし乙ライキュ!

268名無しさん:2008/03/13(木) 21:48:59
うpありがとう!

269浜松町:2008/03/25(火) 23:01:14
「お前、なんで桂馬なんかになったんだよ」と、飛車は言った。
「桂馬なんてあれだろ。成っても金将と同じような動きだし。不便だろ」桂馬は表情を変えなかった。そして落としていた視線を少し上げて、ゆっくりと言った「僕は、成るつもりはないです」
 実際問題、桂馬自身、なぜ自分が桂馬になろうと思ったかはわからなかった。この町では同期の誰もが飛車か角を志望したし、そでが現在的な「流行り」でもあった。桂馬にしかなれなかったわけではないのに、桂馬になったのはなぜなのか。それを、単純に言えば「そうしたかったから」としか言いようがなかった。駒をして物 心がついての原体験になにかあったのだろうか。とにかく「斜め前方飛び」の、この桂馬の動きが好きだった。というより、他の動きをしたくなかったのだ。特に、角の動きが嫌いだった。斜めにススーっと動くあのやり口!出世に便利だから、みんないやいや志望しているだけかと自分は思っていた。が、養成所時代にそれを尋ね たら、誰もが不思議そうな顔をした。「なんで嫌なの?」なんでと言われてもよくわからない。ただ、駒である以上は…という「駒たるもの」という感じからそれている気がしたのだ。
 格好良く言えばそれは美学ということにもなるかもしれない。しかし、桂馬一辺倒だったかと言われればそれも違う。昔あこがれたのは香車であり、尊敬する香車の動きはよく研究した。しかし、香車になろうとは思わなかった。そこも自分自身不思議なところがあった。香車は見ていて憧れているけれど…。それでも自分は桂馬 だった。桂馬であるという断固とした確信しかなかった。
 とはいえ、当初は斜め前方飛びでやっていける自身がなかったから、無難な金将をやったりしていたこともある。それでよけいに混乱してしまった。金将をやめて桂馬に、という感覚が周囲に理解されなかった。金将向きなのに、とよく言われた。
 飛車と話した帰り、妙にセンチメンタルな気持ちになって、桂馬の足は自然と海に向かった。松の木にもたれかかって、桂馬は波の向こうの水平線を見つめた。ふいに、その波が話しかけてきた
「君は誰?」
 桂馬は、たまらない気持ちになって叫んだ。
「僕は…僕は桂馬だ!」
 桂馬として、飛車を倒す。それだけが僕の「つっぱりかた」なんだ…。
 浜風は冬の名残の寒さを頬にぶつけてきた。桂馬は、まだ少し遠い春を抱きしめたくて、近づきたくて、砂の上を走り出した。

270名無しさん:2008/03/25(火) 23:14:03
ありがとう!

271名無しさん:2008/03/27(木) 22:51:35
浜松町うpサンクス!

272高田馬場:2008/04/25(金) 22:38:41
左手しか使わずに生活する。と、堅く心に決めたときのこのワクワク感がわかるだろか…! 人は元来、ルールに縛られるということの快感を無意識下に持っている。これから、僕は左手しか使わずに生きる…。
その生活を始めてから、ドアノブをまわす時、カバンのジッパーを開けるとき、何度となく右手を使ってしまいそうになりながらも、この個人的奮闘にあけくれた。しかし、数日してからこのルールを遵守することの刺激に慣れてしまい、今度はその反動としてむしょうに破壊したくなった。この、封印している右手を、右手を思う存分使ってやろうか? 大衆の眼前で、この封印した右手で! そのスイッチが入ってしまったが最後、僕はすぐさま部屋を飛び出し、人前で右手を暴れさせた。髪を右手でかきあげる!自動販売機のボタンを右手で連打! ケータイを右手でパカパカパカパカ!右!右!右! この背徳行為。この、自暴自棄感。そこに言い知れぬ陶酔を覚えた。
そして、その強烈に甘い感覚のあとに、どうしようもない焼け野原が広がるのだ。もう、なにもない。そして今度はまた、自分を整然と型にはめてくれるルールを探すのだ。これは、サディズムとマゾヒズムにも通じる、支配・非支配の関係なのだろう。それ自体は人間の誰しもが持つ本能的な衝動なのだろうけれどもこうまでスイッチヒッター的にマッチポンプを繰り返してしまうのはいかがなものなのか。大学在学時、2万字のレポートを書き上げてから破り捨てる。大晦日の大掃除の後、部屋中に陶芸用の泥をぶちまける。トランプで作ったピラミッドにカカト落とし。中学生時代は、ハゲている人としか喋らなかった。止められない。この「法則と幾何学」への憧れとそこへの破壊行動。地球上の全人類を一列に並べた上で即座に列を乱したい。そんなことを小学校の卒業文集に書いた。その頃から変わらずにマグマのようにある感覚!
しかし、その矛盾と業こそが生命力であるような気がするのだ。巨大な振り子にしがついているような気がする。振り子時計の巨大な振り子にしがみついて。あっちこっちを盛大に行ったり来たり。振り子が止まれば、時計はもう動かない。静寂と秩序を求めながら、実はその先の破壊と混沌なくしては生きていけないというのが本音なのかもしれない。そうとわかれば話しは早い。自己否定は大得意だ。これでいい…。
そう決意したハブルグ氏は、その後3年間にわたり福祉活動に尽力した。

273名無しさん:2008/04/25(金) 23:00:44
>>272
いつもThak you!

274名無しさん:2008/04/26(土) 08:03:44
ありがとう!

275名無しさん:2008/04/28(月) 23:42:41
高田馬場うpありがとう!!!

276御徒町:2008/05/25(日) 21:36:11
公園の陽だまりの中で、芝生に座っているときを想像してほしい。ふと、手に触れていた大きめの石を持ち上げてみたときに、その石の裏から無数の虫がいっせいにほうぼうへ放たれたときのような。そんな、ぞっとする瞬間のこと。そういうことで人間社会は満ち溢れているんじゃないか?ほのぼのとした空間をぺらりとめくると、そこには黒い宇宙が口をあけている。人が闇を恐れ嫌うのは、きっと、同族嫌悪なのだ。自分の中の、薄暗いそれを、見せられているような気分になるからだ…。
謙太郎は、石段をゆっくりと上がりながらとりとめのない考えを巡らせていた。ようやく少し初夏らしい暖かさを帯びてきた夜に、謙太郎は一人で近所の神社へ来たのだ。どうしてこんな時間になっても眠くならないのか、不思議だった。真夜中と明け方の間に、しんとした空間は自分の体の輪郭だけをくっきりと浮かび上がらせているようだった。そういえば今日の昼間はまったく体に力が入らなかった…。この国を取り巻く軽いウツに自分も飲み込まれたのかと一瞬不安になったが、それも違う気がした。あれは、自分が空っぽになったような、感覚だった。(そうだ、かつてペストやら結核やら、その時代に社会に蔓延した病があったが、それが今はウツなのかもしれない。どうでもいいけど…)。とにかく今は、この真夜中の空気が自分にぴったりと「合っている」ということだけが、確かなことなのだ。
石段をあがりきると、境内をまっすぐ伸びる道。そして、数え切れないほどの「鳥居」があった。この、鳥居を見たときにいつも襲われる妙に落ち着かない感じはなんなのだろう。くぐると、もう戻ってはこれないような気にさせられるのだ。それが、いくつも、いくつも…。鳥居は確か縁起のいいものだったと思うが、びっしりと並ぶだけで、こうまである種のマガマガしさをだせるものなのか。この、感覚的に恐れてしまう状態こそが「神性」なのだろうか。得体の知れない…。朱色…。
ひたひたと、鳥居をくぐり行く謙太郎。雑念と名づけられた、脳の中を行き交う電気信号たちが息をひそめ始めた。謙太郎は白い狐の面をつけた。いつの間にこんな面を持っていたのだろうか…。いや、そもそもこんなところに神社なんてあったか…?
鳥居をくぐり終えたと同時に、全ての音が姿を消した。月明かりに照らされて、ふと振り返ると狛犬がついてきていた。謙太郎はぽろりと涙を流し、狛犬を抱きしめた。

277名無しさん:2008/05/25(日) 22:19:49
>>276
Thak you!

278名無しさん:2008/05/27(火) 19:13:23
276>>
いつも有難う!!

279FRIDAY 6月20日号(No.1):2008/06/06(金) 02:41:14
−−お付き合いされていますよね?
「ハイ。付き合っています」
本誌取材スタッフに驚く彼女(27)に、
「大丈夫だから」
と声をかけ、記者に向き直る。
−−いつ頃からのお付き合いですか?
「実はまぁ、デビューして1年目の終わりから付き合っているので、かれこれ。
2〜3年ですね。長く隠していました(笑)。もういいかなって思ってたら、いや〜、
ついに来ましたから〜(笑)」
 目はまっすぐ記者を見つめている。
「こういう(熱愛の)取材が来たら、キチンと答えようと決めていたんです」
 中田敦彦、25歳。相方・藤森慎吾(25)と組んだお笑いコンビ『オリエンタルラジオ』
が大学在学中にブレイク。
 現在、テレビ&ラジオのレギュラーは7本を数えるが、驕るどころか礼儀正しく、
堂々の交際宣言をするのであった。

280FRIDAY 6月20日号(No.2):2008/06/06(金) 02:41:55
 中田が言う通り、彼の熱愛記事とはいえば、本誌がちょうど2年前にスクープした
「美女2人とお泊り愛('06年6月23日号)があるくらい。大塚愛似の美女を代官山の
クラブからお持ち帰りし、別の日には篠原涼子似の女性が彼のマンションを訪れる
様子を報じたのだが、その後は長らく「隠された」状態だった。
「最近は、『インパルス』堤下敦(30)と別れたJJモデルの土岐田麗子(24)と付き
合っている、という噂話が出とったかな。でも、ボチボチ認知されてきたけど、中田
はかなりのオタク。初恋の相手が『エヴァンゲリオン』の綾波レイやからね(笑)。
オフは家に引きこもってんちゃうか。言われてます」(テレビ局関係者)
 確かにあっちゃんがハデに遊び歩くシーンはほとんど見られない。仕事が多忙なこと
もあって、深夜に帰宅したらそのままでない、なんてことがしょっちゅう。ただ、彼が
あまり外出しないのには、もちろんワケがあった。
 たとえば、5月中旬のある日。
 あっちゃんは深夜3時過ぎにタクシーで帰宅。だが、主不在のハズの部屋にはすでに
明かりが灯っている。
 答えは簡単。”先客”がいたのだ。
 彼の帰宅から遡ること約7時間、両手に荷物を抱えた女性が中田の部屋を訪れていた
のである。

281FRIDAY 6月20日号(No.3):2008/06/06(金) 02:42:25
 翌日、昼前にあっちゃんは仕事に出発。2時間後に件(くだん)の女性が姿を現した。
 ロックテイストの骸骨ガラのロンTに黒ジャケット、長グツみたいなブーツ。ファッション
に中田の影響が感じられる。
 だが、キャップからののぞくルックスは東原亜希似。目がクリッとした、カワイイ系美女
なのである。で、また別の日。
『笑っていいとも!』(フジテレビ系)出演のため、あっちゃんはチャリで玄関先に登場。
そしてまた、時間差であの東原亜季似が現れるのだった。
 ただ、この日は荷物がたくさん。
 ヒモで縛った本の束、紙袋なんかを大量に抱えている。チラリと見えた書名は『基本の和食』。
「次回までに勉強してきなよ」
 とでも言われたのだろうか、彼女はタクシーにせっせと本の束を詰め込み、自宅に持ち帰る
のであった(中田によれば「捨てるために持ち帰ってもらった」とのこと。”基本”はマスター
済み、ということだろう)。
 あっちゃんと彼女の逢瀬はたいていこのパターン。一度、家を出たものの、なかなかタクシーを
拾えずに玄関先で2ショットになったこともあったが、二人で外に出ることはほとんどナシ。この
あたりが、「隠していた」という意識の現われなんだろう。とは、いえ、外で鉢合わせしたときも、
別段コソコソするわけでもない。彼女が中田に手を振れば、あっちゃんも応えるように振り返すの
であった。

282FRIDAY 6月20日号(No.4):2008/06/06(金) 02:42:56
 で、冒頭のシーン。このときは二人でマンションのエントランスに現れ−−と、つまり、二人は
ほとんど一緒にいるのである。では、交際宣言の続きといこう。
−−どこで知り合ったんですか?
「いまはもう辞めていますけど、彼女はもともと仕事関係のスタッフをしてて」
−−彼女はかなり頻繁に中田さんのマンションに来てますね。
「……かなり張って(張り込んで)ました?ボクなんかを張っても価値なんかないんじゃないですか?」
−−結婚は考えています!?
「時期を見て、って感じですかね〜。ちゃんとできればいいと思いますが(笑)。まだわかんないです」
−−彼女のご両親には会いました?
「お母さんには会いました」
 あっちゃんカッコイイ!
 ところで、中田さんのご両親には?
「ウチの親にも会いましたよ。(彼女の印象は)ガリガリだね〜って(笑)」
−−「スリムすぎて無事に子供を産めるか心配」という意味ですか?
「まぁ、そんな感じで(笑)」
−−二人で自転車デートしたりは?
「たまにしてますよ。近くに神社があるんで、そこに行ったり。実はいまから二人で行こうと思ってた
んですよ(笑)」
 交際約2年で互いの親に紹介済み、デートは神社。”モラルハザード”芸人が多い中、若いのに古風と
いうか、しっかりしているというか。これはある意味、武勇伝、武勇伝、武勇伝デンデデンデン。
カッキーン!なんてオチ同様、恋愛もベタが一番。お幸せに!

283名無しさん:2008/06/06(金) 02:52:39
>>279-282
長文乙ライキュ!!本当にありがとう

284名無しさん:2008/06/06(金) 02:54:59
書き起こし乙
thak you

285名無しさん:2008/06/06(金) 02:56:58
>>279-282
Thak you ! お疲れ様でした

ネ申どこまでも共に! 明日のネ申に目が離せないな

286西日暮里:2008/06/25(水) 18:11:47
ぬかるんだ地面に、青い草がまだらに生えている。
空はまだ曇りだけれど、ところどかろ光が差してい
る。雨上がりの匂いを風がそよりと運んでくる。こ
の匂いは好きだ。背筋を妙にくしぐったくさせる。
ただっぴろい平原で、コルト君はそんな風に思いな
がらゆっくりと歩き出した。体にまとわりつくびしょ
ぬれの服。その重さを肌に感じながら、ぬちゃ、ぬ
ちゃ、と歩き出した。煙をもうもうとあげて横たわる、
巨大な旅客機の残骸を背にして。

「まだ、ぼくは生きている…。」そのことが一体なに
を意味しているのかさえわからないまま、すりむけ
た膝からツツウと垂れていく血に、生暖かいものを
感じた。首筋の血管がどくんどくんと脈打ち、その
ビートに誘われるように、喧騒と狂乱の記憶がフラ
ッシュバックする。ポラロイドカメラで撮った写真を
めちゃくちゃにコルクボードに貼るように、それは
断片的に、脳髄の中にこびりついているのだ。

その飛行機「ノア」が作られたのは、世間が世紀
末厭世狂乱ムードにどっぷりと飲み込まれた3
年前のことだ。輪廻転生と極楽への救済を求める民
たちの声はさながら「現代版ええじゃないか」の雰囲
気を醸してさえいた。その時作られた飛行機「ノア」。
それは旅客機というスケールをはるかに超えた設備
内装を持ち、完成後、空飛ぶ宮殿という異名を持
つに至る。目的地はニルヴァーナ。地図上にないと
されるその究極のリゾート地に向けて3年前にノア
は離陸した。それが、惨劇の始まりになろうとはそ
の当時は誰も予想だにしなかったことであると同時
に、専門的見地からみれば至極当然の結果とも
いえた。

超絶富裕層の紳士淑女たちの夢を乗せた空飛ぶ宮
殿はその圧倒的な機力により恐るべきスピードで空
の上を航海していた。そのパイロッ
トとして紳士淑女から選ばれた使用人だった。

誰のせいでもなかった。ただ、ノアの飛行する空
の高さに存在する巨大な乱気流をかいくぐるには、
ノアの飛行速度は速すぎた。右の翼が折れたとき、
紳士淑女たちはまず機内のあらゆるラグジュアリー
な物品を捨てた。その次に互いの使用人を捨て、
その後はお互いを捨てあった。空飛ぶ地獄絵図と化し
たノアは、不時着する時にはパイロットのコルト君
だけになっていた。

「歩いていこう…。ニルヴァーナまで」

そのときふと思ったのだ。ニルヴァーナには、徒
歩でしか辿り着けないのではないかと。

287名無しさん:2008/06/25(水) 18:47:55
thak you!

288西日暮里 (訂正版):2008/06/25(水) 19:20:31
ぬかるんだ地面に、青い草がまだらに生えている。
空はまだ曇りだけれど、ところどかろ光が差してい
る。雨上がりの匂いを風がそよりと運んでくる。こ
の匂いは好きだ。背筋を妙にくすぐったくさせる。
だだっぴろい平原で、コルト君はそんな風に思いな
がらゆっくりと歩き出した。体にまとわりつくびしょ
ぬれの服。その重さを肌に感じながら、ぬちゃ、ぬ
ちゃ、と歩き出した。煙をもうもうとあげて横たわる、
巨大な旅客機の残骸を背にして。

「まだ、ぼくは生きている…。」そのことが一体なに
を意味しているのかさえわからないまま、すりむけ
た膝からツツウと垂れていく血に、生暖かいものを
感じた。首筋の血管がどくんどくんと脈打ち、その
ビートに誘われるように、喧騒と狂乱の記憶がフラ
ッシュバックする。ポラロイドカメラで撮った写真を
めちゃくちゃにコルクボードに貼るように、それは
断片的に、脳髄の中にこびりついているのだ。

その飛行機「ノア」が作られたのは、世間が世紀
末厭世狂乱ムードにどっぷりと飲み込まれた3
年前のことだ。輪廻転生と極楽への救済を求める民
たちの声はさながら「現代版ええじゃないか」の雰囲
気を醸してさえいた。その時作られた飛行機「ノア」。
それは旅客機というスケールをはるかに超えた設備
内装を持ち、完成後、空飛ぶ宮殿という異名を持
つに至る。目的地はニルヴァーナ。地図上にないと
されるその究極のリゾート地に向けて3年前にノア
は離陸した。それが、惨劇の始まりになろうとはそ
の当時は誰も予想だにしなかったことであると同時
に、専門的な見地からみれば至極当然の結果とも
いえた。

超絶富裕層の紳士淑女たちの夢を乗せた空飛ぶ宮
殿はその圧倒的な機力により恐るべきスピードで空
の上を航海していた。そしてコルト君はそのパイロッ
トとして紳士淑女から選ばれた使用人だった。

誰のせいでもなかった。ただ、ノアの飛行する空
の高さに存在する巨大な乱気流をかいくぐるには、
ノアの飛行速度は速すぎた。右の翼が折れたとき、
紳士淑女たちはまず機内のあらゆるラグジュアリー
な物品を捨てた。その次に互いの使用人を捨て、
その後はお互いを捨てあった。空飛ぶ地獄絵図と化し
たノアは、不時着する時にはパイロットのコルト君
だけになっていた。

「歩いていこう…。ニルヴァーナまで」

そのときふと思ったのだ。ニルヴァーナには、徒
歩でしか辿り着けないのではないかと。

289名無しさん:2008/06/25(水) 19:22:43
乙乙!!!!

290秋葉原:2008/07/25(金) 22:11:30
「目を閉じると風景が浮かび上がる。それは時に湖の底であり、飛行機の滑走路であり、荒れ狂う嵐の中かであり、培養液カプセルの中であり、サーキットであり、だだっぴろい荒野である。目を閉じるだけで、私は別世界へ行くことができるのだ。正確には、現実世界を自己という受容体を通してモニターに映したものにすぎないのだが、それは現在のブラックボックスの中の在り様を把握する一助になるのであった。そう、この二年間をかけて私はそのモニターごしに自己内部のダイナミックな、もしくは微細な、変化を目の当たりにしてきた。それは時として恥ずかしいほど赤裸々であり、時として痛いほど辛辣であった。全ての絵は、たとえそれが対象物が何であれ、自画像であるという説があるが、それと類似した現象だったのかもしれない。『我』の探索という、なんとも気恥ずかしくなるようなテーマ性で旅は続けられた。しかし、その変化に富んでいると感じていた風景の全てを並べてみると、これが馬鹿馬鹿しくなるほど『同一の種』でしかないことに気づかされるのだ。孫悟空が
菩薩の掌を世界と勘違いしたように、七つの海をまたがっていたはずの紀行は驚くほど矮小な『エリア』内部でのことにすぎなかった。そうしてやはりシンプルな結論に至るのであった。その矮小な『エリア』こそが『我』であると。幾度も寓話で述べられているような『結論』。しかし寓話の悲劇はその教訓をノウではなくリアライズすることに人生の大半の時間を要するということにある。そうして、青春と名づけられた羞恥と誤解と徒労の塊は、時空を超えて、DNAの二重螺旋のように延々と受け継がれていくのである…」
誰もいない講堂で演説をふるうネルバ教授。汗をにじませ、唾を飛ばし熱弁するが、壁に反響する自分の声以外に、動く者はなかった。
「……結論から言いましょう。私はね。ンンッ」
 絡んだ痰を切るように咳払いをする。
「私は、救いようのない糞野郎なんですよッッッ!」 壇に掌をたたきつけ、中空の一点にむかい目を見開いた。講堂の奥の扉の向こうから、瞳孔が痛くなるほどの夏の光が差し込んでいた。でもね……と、教授は続けた。
「それって最高だと思いませんか?」
教授はスーツの胸ポケットから極めて茶道的な所作で拳銃を引き抜き自らのコメカミを力強く打ち抜いた。その刹那、どこからか幼子の声。
「ほうら、つかまえた」
夏の光の中に、青い鳥が吸い込まれていった。

291名無しさん:2008/07/25(金) 22:24:28
>>290
乙ライキュ!!

292名無しさん:2008/08/25(月) 01:47:36
本スレ744です。

友達が神保町花月に昨日いったら、
新しいY∞H!をフラゲしたらしく、
自分は見ていないが、なんと
ほっしゃんさんとタルジオコーナー最終回で
スペシャル見開き2Pらしい!

明日みんな手にするだろうけど、泣けてきた。
一つの時代が終わった気がした。
あまりにはわわしたので、本スレ下げ忘れすまんかった。

293代々木・原宿・オリエンタルラジオ 最終回SPECIAL:2008/08/25(月) 16:10:00
−−山手線1周分の小説、ついにコンプリートしましたね。おめでとうございます!

「はじめに駅名をタイトルにするって決まった時、駅の数を数えたら29もあって、最後までいかないだろうなって思ってたのを覚えています。でも…1周いきましたね〜。創刊号の渋谷では渋谷駅を舞台に書いてるんだけど、2号の恵比寿でだんだん怪しくなってきて、5号の目黒からは文章中に漢字だけ出せばいいやって、僕なりにルールを崩したんです。目黒なら“黒い目”、池袋なら“池”と“袋”。それが何号か続いて、10号の日暮里からは、ひらがなもカタカナもアリにしました。田端ならバタバタとか」

−−そんなルールがあったんですね。気付きませんでした。ときに好きな小説はどの駅ですか?

「勢いのある原宿です。書いた時の感覚をよく覚えてますよ。冠番組を持たせてもらったんですけで、視聴率という結果を残せなかった時期で…。その気持ちが全部出てますよね。どの作品もムチャクチャ書いてるようだけど、実はラジオや∞では言えないような悩みやグチが含まれていて、言いたいことを言った感はあります」

−−文学的だけど、中田さんにとってはある種の日記でもあったんですね。

「自伝でしかないですね、フィクションって打ち出してるが故に、自分が出てますから。出来云々じゃなく、赤裸々に書いていることが恥ずかしいです(笑)。搭が高くなるのが怖いっていう田端とか、再生に向けてがんばろうとする西日暮里もそう。これを読むと、オリエンタルラジオの激動の2年半がみえますね」

−−へぇ〜!もう一度読み返したくなりした。最後に、2年半を振り返って今の気持ちは?

「今思うのは、作り込んだ1本のフィクションを書きたいってこと。その欲求がまとまりました、先になるとは思うけど、いつか書くなぁって予感はあります。その時は、こんな風にメチャクチャにならないように、ちゃんとわかる小説を書こうと思います(笑)」

294名無しさん:2008/08/25(月) 17:03:56
本になったらこんな感じ!!
もしも、この小説が単行本になったら、どんな表紙にしますか?という編集部のリクエストに対し、あっちゃんが描いてくれたイラストがコチラ!
2006年11月発行8号「大塚駅」より、ドラグマの絵。「ドラグマは人物ではなく、カオスや意思の複合体のような存在。この頃の僕らは嵐の中にいた感じがして、すごいところに連れて行かれるんじゃないかって思いがありましたね」



文章とは別でネ申絵も載ってました!

鳥居・髑髏・漢字が描かれたネ申らしい絵です

295名無しさん:2008/10/18(土) 22:31:02
どなたかananの記事を書き起こしてくれないだろうか

296名無しさん:2008/10/26(日) 16:55:12
>>295

anan2008.10.1No.1628

『司会、コント、トーク、漫才。
どの立ち位置でも笑いを取りたい。』

 デビューから4年。ふたりの表情や口調には、仕事に自信を持ち、
楽しめる人間が持つ、落ち着きが漂っていた。
 「正直1年目であれだけ売れて、天狗になっていた時期もありました。
その先へ行くための武器はなにも持っていなかったにもかかわらず。
自分たちの仕事を客観視できるようになったこれからが力をつけていく
時期だと思います」(藤森さん)
 「お笑い芸人は常にブレイクし続けることを考えていかないと、
飽きられてしまいますから。そういう意味ではすごくストレスの大きな仕事。
この先どうなるんだろうっていう不安を、常に抱えています」(中田さん)
 でも、その重圧から逃れる唯一の方法は、笑いを取ること。
 「まさに業です。お笑いのストレスは、笑いで解消するしかない。
でも笑いが取れたときは、最高に幸せ」(中田さん)
 「結局笑わせることが全てなんですよね、司会もネタも、トークも。
どの立ち位置にいても笑いを取れる、真の芸人を目指します」(藤森さん)

●藤森さんから見た相方
「あっちゃんはボクの誕生日に、自ら編集したAVをくれます。
気持ちは嬉しいけど、正直嗜好が合わない。
興奮できないAVって初めて!」(藤森さん)

●中田さんから見た相方
「マメな慎吾の演出で、ボクの彼女の誕生日に家の前でケーキの
ロウソクに火をつけ、持ったまま家に入りました。
彼女、引き気味でしたよ」(中田さん)

二人の紹介文は以下。
『大学生時代にアルバイト先で知り合い、コンビ結成。
ネタやトーク、司会もこなすなど、マルチな才能を発揮。
中田敦彦さんがボケ担当。藤森慎吾さんはツッコミ担当。
ライブDVD『才』が好評発売中。』

297名無しさん:2008/10/28(火) 18:30:47
>>296
リクエストに応えて下さってどうもありがとうございます。
ネ申が彼女の誕生日にそんなこっ恥ずかしいことをなさったなんて!
引かれても
それがいい思い出になるんですよね。
良かったですネ申。

「業」にそんな意味があったなんて。
営業の「業」だけじゃなかったんだ

298東急沿線スタイルマガジン「SALUS」2008年12月号:2008/11/20(木) 23:35:08
面白い漫才、うまい漫才は相方との呼吸と場数



−−−中田さん、藤森さんは、共に東横線になじみ深いそうですね。


藤森 僕はまさに、東横線沿線住まい。学芸大学駅周辺のお店には、よく出掛けますよ。

中田 昔、元住吉に住んでいて、ブレーメン通り商店街はよかったなぁ。みなとみらいも、すごく好きで、初デートした思い出の場所です。



−−−お二人は、それぞれ大学在学中ににNSC東京に入学されて、結成5年目。コンビ仲はいかがですか?


中田 「周期」はありますけどね、仲はいいですよ。

藤森 ここ数ヶ月はね(笑)

中田 「嫌いだけど、仕事だから一緒にやる」という方もいますが、僕らは違う。

藤森 仲がいいからやれるし、仲がいいほど、いい漫才もできますね。



−−−お二人は現在、「全国漫才ライブツアー」を行ってらっしゃいますね。


藤森 過酷なまでに漫才やってます。

中田 過剰にストイックぶってる(笑)。「ちゃらちゃらしたイメージを持たれているなら、それを払拭したい」という、僕らのもがきなんです。漫才をこんなに真剣にやってるんだ!と世間の人たちに分かってほしい。子どもじみているかもしれませんが、加えて「漫才は場数だ」に思いいたり、“自己投資”の意味も込めて全国ツアーを続けています。

藤森 場数を踏むだけ面白く、うまくなっていると実感できる。昔なら、相方と自分二人しか笑ってないときがあると、ものすごく焦った。でも今は、その状況からでも舞台や客席を盛り返す自信ができました。

中田 漫才のネタって名刺と同じ。たくさん刷って(作って)、全国にばらまけるだけばらまいて損はない。



お笑いライブでのコンビ芸人の真髄は「漫談+漫才」



−−−ヨシモト∞ホールでのお笑いライブ。お二人の「トーク」は、どんなものでしょうか。


中田 お笑いライブを見たことがない方はイメージしづらいかもしれませんが、基本は漫談です。「こういうことがありましてね」と、いわゆるすべらない話を一人でしゃべりまくるもの。僕らはコンビですから、そのトークは「漫談プラス漫才」だと考えています。コンビ芸として互いの掛け合いでお客さんを笑わせる。お客さんの反応を見ながら相方と呼吸を合わせて行う「アドリブ漫才」ですね。

藤森 事前の打ち合わせは、一切なし。「この前、こんなしょうもないことあってさぁ」というのを、週1回の∞でのトークに取っておく。お客さんに楽しんでもらいたいのは大前提として、まずそれを相方に聞かせたいという気持ちもあります。

中田 ∞設立時から舞台に立って3年目。僕はそこで、誇りに思うことがあります。それは、持ち時間60分をすべてトークでつなぐ、しゃべり続けるということができているのは、コンビでは僕たちだけだということ。「60分トークのみ」は、意外と時間をもたせられないものなんですよ。しかも途中入退場可能にもかかわらず、お客さんは途中で帰らず見てくれる。これは本当に嬉しいですね。



−−−トークライブの最後に、必ず新ネタの漫才を披露なさってますね。


藤森 漫才は生放送終了後に行いますから来場してくださった方だけの特権。僕たち自身も、お客さんの前で漫才ができる貴重な機会です。

中田 無料のお笑いライブですが、手は抜きませんよ!

藤森・中田 若手芸人のネタがいつでも見られて、ものすごく活気のある∞へ、ぜひ実際に遊びに来てください。お笑いライブの迫力や魅力が堪能できますよ!

299中日スポーツ(3月5日発売号):2009/03/05(木) 14:07:00
オリラジ中田破局

4日メ〜テレ制作「3ミニッツSHOW!」の収録中に、結婚を前提に交際していた
2歳年上の彼女と破局していたことを明らかにした
中田は番組冒頭で「フライデーされた彼女と最近別れました」と告白。
「今、モテよう計画進行中なんです。日焼けサロンにも通ってます」と明るく報告した。
「恋愛」をテーマとしたスタジオトークで
「僕と付き合うのは忍耐力が必要かも。
元カノは、10円ハゲを2つもつくって、僕の元から離れていきました」と、
冗談ぽく自虐ネタを語り、会場の笑いを誘っていた。
交際期間は3年ほどで、互いの両親にも紹介ずみ、結婚秒読みと思われていた。

4分の1くらいの記事で収録中かなあ?写真付きで載ってました・・・


最近のトークとか聴いてなんとなくそんな気はしてたけど・・別れちゃったんだって!

300名無しさん:2009/08/04(火) 03:24:54
ケータイよしもと
『毎日コラム 今日は誰の日「少年少女 阿部 磨有香」』より


「夏休み」

「夏休み明け待ってて、スゴいの作ってくるから」
それが、オリエンタルラジオのあっちゃんと初めて喋った会話だった。

東京NSCという養成所には、毎年600〜700人ほどの生徒が入学するのだが、
その生徒数に対してネタ見せの授業は週に二回と少なく、
エントリーをしても順番に漏れてしまってネタを見せられないということがよくあった。

そんな状況の中で、
どのネタ見せ授業にも毎回一番でエントリーをしている「中田藤森」というコンビがいた。

一方私たちはといえば、ネタを作ってはいるものの、
大勢の前で披露するということにビビってエントリーさえしないという
糞ヘタレ糞女コンビ糞だった。

だから、そんな「中田藤森」を私たちは密かに尊敬しまくっていた。


夏休み前、
あるネタ見せの授業で「中田藤森」がどんズベリしていた。
教室中に笑いが一つも起こらなかった。

いつもの彼ららしくないその三分間は、私たちにとっても少し辛いものがあり、
本人たちはさぞ悔しかったろうと思う。

授業が終わり、下駄箱の所で私たちが靴を履き替えていると
初めて中田君が私たちに話しかけてきた。

「…なんか慎吾が少年少女のこと好きみたいだから話しかけてやって」

(話しかけてきたお前じゃないんかい)と思わず笑ってしまって、そこから少しだけ中田君と喋っていると、さっきの授業の話になった。

「…いやあれは…しょうがないよねぇ…」

私たちが言葉を濁すと、中田君はこう言った。


「夏休み明け待ってて、スゴいの作ってくるから」


三週間の夏休みが明け、
コンビ名も「オリエンタルラジオ」になっていた彼らが披露したネタは
「武勇伝」だった。

教室中は爆笑の渦で、講師の先生方も「何もいうことはない」と絶賛の嵐だった。

私は、その時本当に、
『あっちゃんカッコいい』と思った。

301お久しぶりです!書き起こしピコです:2009/08/04(火) 22:47:05
8月4日(火)スポニチ


『よしもと100年笑いは地球を救う!』

やりすぎフェスタ4

彼らほど対照的なスタンスのコンビも珍しい。
新宿・歌舞伎町の大久保公園内特設テントで開催されるオリジナル舞台公演「やりすぎフェスタ2009」で座長を務めるオリエンタルラジオ。
「前から芝居には興味があった」と意欲満々の藤森慎吾(26)に対し、中田敦彦(26)は「ぶっちゃけた話、出たい気持ちはなかった。ドラマで1回手痛い目に遭ってるんで」と正直に吐露した。

タイトルは「おいしいスープの作り方」。
ラーメン店の店長がかたくなに秘密にするスープの作り方をめぐるホラーコメディーで、店長役を中田が、店員役を藤森が演じる。
Bコース、ハリセンボンら共演陣との息はピッタリだが、「オレと相方だけ抜群に演技がヘタ」と中田は自虐的。
07年にフジ系ドラマ「牛に願をLOVE&FARM」でよほどへこむ体験があったのだろう。

一方の藤森は前向きだ。
「稽古が好き。昔の夏合宿みたいな感じ。演出家に怒られてピリッとした時にクルッと後ろを向いてメンバーにふざけた顔をしたり、合間に遊んでるのが楽しい」
中田から「稽古と関係ねえ」と冷静なツッコミを受けていたが、とにかく初めての体験が新鮮で仕方ない様子。
「ちょっとずつうまくなってるんじゃないかという実感がある」と自画自賛すると、またしても中田に「”どや顔“が鼻につく」と冷や水を浴びせられた。

デビュー間もなくして「武勇伝ネタ」で大ブレークしたオリラジにとって今回の舞台が新境地を開くチャンスとなるか。中田も「今後コントをやるときのためになる」と話した時だけは真剣な顔だった。

302名無しさん:2009/08/04(火) 23:02:15
>>301
おお書き起こしピコだったのか!乙
ありがたく読ませてもらったよ
ネ申、傷は相当深いのかw

303名無しさん:2009/11/13(金) 14:04:09
記事じゃないけど昨日のダウンタウンDXで公開された日記の写し



2001年6月3日(日) 人生史上最高の1日(←ここ赤字)

情報処理の授業の時間に、話しかけられた!
「前の授業の時のプリント貸してくれる?」
「いいよ。」 女子と喋った!
しかも、頼りにされた。
こんなことが、今までの人生であっただろうか。
女子は、基本的には、僕と喋ってくれない。
でも今日は、とてもフラットに、女子と喋った。
嬉しかったので、帰りに元住吉のマックでひとり、
ビックマックセットを食べた。

304名無しさん:2011/07/22(金) 00:57:00
どなたかケータイよしもとの月刊オリエンタルラジオ
25の質問の書き起こしをしてくれないだろうか
20〜21日を見逃してしまったので頼みたい


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