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ネ申記事書き起こしスレ

36Y∞H!No.7:2006/09/25(月) 23:11:37
代々木・原宿・オリエンタルラジオ

「五反田」

「SA53号というもはや古代兵器ともいうべき
旧式がなぜいまだにこのラリ国の最高機種として
君臨しているのか。それは周辺権力との癒着から
というだけではない。実際問題、どの新型もがS
A53号に勝てないからだ。ラリ国最大の軍事兵器
製造会社、コブタクル社がF−75年に開発した
SA53号(マシーナリーヒューマノイド:MHN)
はその後30年かけて軍事的、政治的な力を発揮し
コブタクル社はおろかラリ国からももはや独立状
態にあるほどの権力を手に入れた。コブタクル社
は大きくなりすぎたSA53号の破壊を目標に次々
と新型のMHNを開発したが、そのことごとくは
返り討ちにあった。破壊を免れた6体(SA92号
など)も、神経系データを一部改変され、SA53
号の持つ独立組織の一員として組み込まれた。さ
らに、G−14年から始まった「MHN統一審議
会」によって、SA53号の対抗機種が早い段階で
芽をつぶされる状況が生まれてしまった。「MH
N統一審議会」とは全兵器製造会社が半強制的に
参加させられる新機種コンペティションである。
データ蓄積10000メギルス以下の新機種が模擬戦
闘に挑み最終第5ステージに残った10機をSA5
3号が機体分析するというその規則が、SA53号
の威光を延命し続けているのだ。事実、G−14
年からの5年間によってめぼしい機体は審議通過
後、SA53号にデータ吸収および改変されていっ
た。追い詰められたコブタクル社はG−20年、
ついにメギルス加圧システムを再開。このメギル
ス加圧システムこそがSA53号を作り出した元凶
の方式である。機体の成長過程において長期間、
過剰の圧力を加えてメギルスの蓄積を倍加すると
いうシステムである。この方式がSA53号以降な
ぜ採用されなかったかというと、事故が相次いだ
からである。SA53号の再来と謳われたSS7号
にこのシステムを採用したところ、全神経系統が
波長を乱し二度とまともな戦闘ができないほどに
損傷したのだ。しかし、G−19年にコブタクル
社の子会社ズルグ社が開発した機種がその後、加
圧システムの対象に選ばれることになる。数十年
ぶりの本格的な反旗。その機種の名はQZ五号。
統一審議会で第4ステージまでいったものの、分
析不能の素材が使用されていたために失格となっ
た機種である。驚くべきことに、その時QZ五号
のメギルスはわずか20だった。」(「MHN通信」
No.2298より全文抜粋)


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