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ネ申記事書き起こしスレ

77名無しさん:2006/12/12(火) 21:36:29
「せかいじゅうのあくまがきみのたいせつなものをうばいにやってくる」
という長い題名の歌がリリースされたのはQC65年のことだ。しかしその歌がリリースされるやいなや、歌を聴いた者に奇病が発症することがわかり、すぐさま音声データ配信のサービスが停止された。
その歌を作ったバンド「天麩羅ゼウス☆」のメンバーはそのことを苦に、着の身着のまま逆バンジーで成層圏を越え大気圏に突入し自殺。また、データ配信を行ったレコード会社の本社ビルに、被害者の家族が抗議の意味を込め「とろろ」をぶっかけまくり「山かけ」状態にするなどの騒ぎとなった。
当時の状況をよく知る音楽関係者、マセル・ザ・フライハイ氏(別名、高倉豚之介)に私は突撃取材を試みた。
「その奇病というのは一体、どのようなものだったのでしょうか。」
「あ〜、ん〜、なんていうかなあ、ひとことで言うとオムレツだよね。」
「…オムレツ?」
「うん、オムレツ。つまりさ、ふんわりと…卵でくるまれちゃうワケ。わかるでしょ?」
「ふ〜む、それは具体的に言うと?」
「ん、具体的に言うとね。オムレ…、いや、オムレツだね。つまりさ、ふんわりと…卵でくるまれちゃうワケっ!あはは!」
やべえ!ラチがあかねえ!と思った私は偶然手元にあったネジをマセル氏のこめかみにネジこんだ。
ギュルリ。
ギュルリリ。
マセル氏はぴたっと黙り、目をくるりと反転させてつぶやいた。
「…アイラブユーと唱えよう。大好きな人に伝えよう。そうさその時さ。世界中の悪魔が、君の大切な物を奪いにやってくる。」
私は、ふ〜んと言った。
その二時間後、二人で代官山に服を買いに行きました。晴れてたし。


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