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ネ申記事書き起こしスレ
124
:
田端2
:2007/02/25(日) 18:24:27
そいつら気さくな悪魔たちで、親愛の情を込めて宝石を一つくれる。
その昔、川で拾った石ころなんかよりもとてもきれいな宝石。
悪魔は魂を奪うなんて聞いてたから警戒してたけどそういうことも言ってこなかったし、まあいいかと思ったんだけど、最近わかり始めたのさ。
あいつらが僕から奪っていったのは、川で拾った石ころをきらきら光るまで磨いたあの時のそういう気持ち。それを悪魔は奪っていった。
ヘイブラザー。うまいことやるねギブ&テイク。
逆立ちをやめて、僕は施工担当管理官に言ったんだ。塔を伸ばすのをやめませんかと。
いつからか僕の首は上が下か、しか向けなくなってた。のぼるとかおちるとか。
でも本当に向かなくちゃいけない方向は上でも下でもなくて前だった。
窓を開けて前だけを見て足を踏み出すと、僕は空を歩いてた。悪魔がひゅらりと寄ってきて定規をくれた。
「これ、お前だけの定規。お前だけの、喜びを測る定規。」
「お代は?」
「君が道中転んだり、バタバタあがいたりする姿を見させてもらうってのでいいや。塔にこもってる時より、なんかおもしろそうだから。」
ヘイブラザー。うまいことやるねギブ&テイク。
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