[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2
1
:
とはずがたり
:2009/04/24(金) 14:50:24
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50
3721
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 00:18:11
前々からの疑問なですが・・・近藤三津枝って有名なんですか?
これは下位でもいいような
3722
:
神奈川一区民
:2009/08/16(日) 00:27:55
>>3721
Wikipediaで調べてみた
のですが、中高で小池百
合子の後輩みたいです。
想像ですが、小池百合子
の推しがあったのではな
いのでしょうか。
3723
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 00:29:44
重複で優遇されそうなのは吉野くらいですかね?
3724
:
北海道1区
:2009/08/16(日) 00:35:04
>>3721
本人のサイトを見たら、元はキャスター兼ジャーナリストだったとのこと。
櫻井よしこみたいな感じ?
兵庫県出身だから近畿ブロックだと思うけど、関西では有名な人なんかな?
3725
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 00:35:54
>>3722
どうもです。
1議席でももったいないいな、こんな訳わからんチルドレンを上位優遇する余裕ないと思うんだけどな
「参院比例に転出とか」てきとーに言っておけばよかったのに
3726
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 00:49:57
>>3721-3725
少なくともほぼ有名ではないですよね。。
関西でもそれ程知名度無いような気もしますね。
刺客として落下傘する小池への配慮だった?
吉野への優遇確約ありましたっけ?
普通の選挙なら2,3期なんとなく比例優遇もありでしたがねー。
3727
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 00:58:12
みずほは、大分2と東京(含む比例)に張り付けよ・・・
あと、東北と北関東も比例が微妙か
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090815ddlk44010364000c.html
2009衆院選おおいた:与野党とも、党幹部らの応援低調 /大分
◇「スケジュール合わず」
衆院選公示直前となっても、党幹部や閣僚の県内応援が予定も含めて低調だ。自民はこれまで、石破茂農水相と浜田靖一防衛相が来県し、公示後も26日に森英介法相の大分3区入りが予定されている程度。麻生太郎首相の来援は未定だ。自民県連は「これまでの衆院選より明らかに少ない。野党との激戦の中、援軍がほしい」と頭を痛めている。
県連は7月以降、何度も麻生首相に来県を要請しているが、党本部から「スケジュールが合わない」と断られている。幹事長、官房長官、国交相、行政改革担当相らにも要請したが、ことごとく断られたという。
従来は、閣僚や派閥の長は自分の選挙区は留守にしても全国を応援に飛び回るものと相場は決まっていた。しかし、今回の衆院選は大物であっても、自らの選挙区で全力投球しないと落選しかねない危機感があるかららしい。また、大分を訪れた場合、せいぜい福岡県との2カ所程度しか日程的に回れないことも、足を遠のかせる一因とみられる。
衆院選に立候補する大物の動きが鈍った結果、舛添要一厚労相ら数の少ない参院要職者に応援依頼が殺到。これまた「調整がつかない」とつれない返事しか返ってこない。
07年の参院選では、当時の安倍晋三首相が公示6日後に県内4カ所を回り、民主大勝という全国的な流れに反して大分選挙区は自民新人が制した。
もっとも、野党も似たような状況だ。特に民主は多く擁立した新人への応援に手を取られている。2区の社民前職支援で小沢一郎代表代行が7月に来県したほかは、引退した藤井裕久最高顧問が25日に1区に応援に入る程度だ。
県内の各選挙区はムードを盛り上げる大物弁士が少ないまま、候補者同士が舌戦を戦わせるガチンコ勝負の様相を呈している。【梅山崇】
3728
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 01:14:27
>>3726
>>2753
によると コスタリカ解消と引き換えに得た「(重複立候補する)比例名簿での上位優遇」の切り札も効いているようだ。」
>>3494
によると 陣営幹部は「上位登載の確証はない。
微妙ですね。前回国替えさせられた蓮実は優遇なしでしたネ
前回の例だと静岡6に国替えさせられた倉田雅年が優遇でしたね
他に刺客系以外で優遇されたのは、三重3(vs岡田)岩手4(vs小沢)
いまだに謎の優遇が上野賢一郎@滋賀1(ちなみに山崎派)
なぜか長野3(vs羽田)は優遇されず(03は優遇されたのに)
3729
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 01:16:29
>>3728
上野は総務(郵政?)官僚出ではなかったでしたっけ?
あと赤松の相手も昔優遇されてませんでしたっけ?
3730
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 01:18:59
<香川県>
選択の時 2009衆院選
行政不信 どう一掃 <1>
1行の記録 確定に1年
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225898224/86
地方国の言いなり<2>
公共事業ムダ検証を
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/546
何度も解雇安心いつ <3>
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776863/508
燃料高 住民の足直撃<4>
船便値上げ 存続優先
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1233423926/61
問題行動 負担軽減を <5>
ソフト面の充実まだまだ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/1423
農業 耕作放棄地20年で倍増<6>
やる気育てる政策を
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/850
ダム計画揺れる小豆島<上>
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/139-140
政党“綱引き”に冷たい目
集会動員企業「余力ない」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1248275350303_02/news/20090724-OYT8T01177.htm
ロープで区切られた自民(左側)と民主(右側)の「境界線」。保守地盤での政党間のせめぎ合いが過熱する(高松市香川町で。写真は一部加工しています)
自民党が大敗した12日の東京都議選の直前、高松市香川町の駐車場に、ロープで区切られた〈境界線〉が出現した。北に2区の民主新人・玉木雄一郎、南に自民前議員・木村義雄のポスターがにらみ合う。旧コンビニ店の駐車場の賃借を巡り、両党が“綱引き”を展開した結果だ。
讃岐のコメどころと、新興住宅地が混在するこの地域で11日、「連絡所開き」をした玉木は「自民の牙城、聖域に、連絡所を置いたことに意義がある。4年前は踏み込むことすらためらった」と感慨深げに語った。党の衆院選政権公約(マニフェスト)の基となる政策集に盛り込まれた農家への新たな戸別所得補償制度を説き、自身のブログにつながる「QRコード」を刷り込んだ名刺を配り歩いた。
一方、元首相の大平正芳を輩出した県中西部の大票田に、「義理人情」で迫る木村は4日、坂出市内で開いた党支部総会でネクタイに汗をにじませ、「今回の経済対策は小規模農家にも行き届く」と誇り、お年寄りたちの手を両手で包んだ。別の建設業者の会合では畳に座り込み、頭を下げた。約10年前から木村を支持する男性(71)は「わしらは、もう政党同士の綱引きに疲れているんじゃ」。冷ややかな反応をみせた。
今選挙に向け、互いの立候補予定者を推薦した民主、社民両党。県西部の3区では18日、初めて選挙協力を実現した両党の蜜月ぶりを象徴する社民の機関紙が出回った。A4判両面印刷で、写真に笑顔で納まったのは、社民新人の米田晴彦と、2007年参院選で初当選した民主の植松恵美子の2人。「顔の見える支援はありがたい」と、民主の〈追い風〉に期待する米田は、他陣営の脅威となっている。
「民主」を前面に出した機関紙に、自民前議員の大野功統は「自分の政党を否定するのか」と疑問を投げかけ、無所属新人の真鍋健も「有権者を惑わすようだ」と不快感を示した。その真鍋は22日、保守系無所属の「平沼グループ」の一員として、東京都内で結成記者会見に臨んだ。中選挙区制時代、自民と社会(当時)が議席を争った地盤で、新たなせめぎ合いが過熱する。
自民の集票マシンと呼ばれた「企業選対」の動きは鈍い。これまで社員の大半を集会に動員させていた県西部の中小建設会社は、今回、数人程度にとどめるとしており、同社役員は「受注目的で応じていたが、公共事業が激減した今、そんな余力はない。我々が特定政党を支持する時代は終わった」と明かす。
西日本建設業保証香川支店(高松市)がまとめた県内公共事業動向によると、公共事業の業者請負額は、2246億円(1998年度)から、758億円(08年度)と、この10年で3分の1に激減。県建設業協会の加盟業者数は、倒産や廃業で4割も減少している。同支店は「民間の投資が少ない地方では、公共事業で生計を立ててきた業者の生き残りは苦しい」とする。
強固だった自民の地盤がほころびを見せ始め、党を支えてきた企業も変容しつつある。揺らぐ「自民王国」の足元で、有権者83万余人が真夏の選択を迫られている。(敬称略)
(2009年7月25日 読売新聞)
3731
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 01:36:49
=山口4区=
>>1558
>>1886
07年の参院選山口選挙区にも立ったが、4区内を回ると、まだ「(立候補する)本人ですか」と尋ねられることもあるという。(09/07/16)
>>2916
(7月)25日、下関市内で開いたミニ集会では「日本中が政権交代を求めている。山口県でも実現する」と強調した。参加者からは「おいしい話ばかりで経済は回るのか」との指摘も。戸倉は「(税は)市民が薄く広く使った方が経済が回る」と理解を求め対話を続ける。(09/07/31)
>>2846
>>2900
しかし、立候補表明から9カ月。この間、周南市の自宅から下関市へ連日通い、街頭などで「政治を国民の手に取り戻そう」と訴えた。商店や個人宅に飛び込んで党のポスター掲示を頼み、民主支持者や無党派層のほか、“自民離れ”の有権者にもじわじわ浸透。ポスターは市街地を中心に着実に増えた。自民関係者も「相当支持を広げている」と警戒感を隠さない。(09/08/03)
>>3398
>山口4区の戸倉に対して、連合山口は推薦を出すものの地協は「当選に向け努力する」とほぼ自主投票扱い
ソース↓
風はどこへ:09衆院選・山口4区/中 “決起”訴える戸倉氏 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090815ddlk35010246000c.html
「本当に変えたいと願うなら一歩踏み出して、歴史的な選挙に参加してほしい」。13日昼前、民主新人の戸倉多香子氏(50)は唐戸市場近くの街頭で聴衆に呼びかけた。隣で菅直人・党代表代行が両手を腰に聴き入る。
マイクを握った菅氏は中央から地方へ権限を移す政策を訴え、語気を強めた。「全国300小選挙区で現職=自民前職の安倍晋三元首相(54)=が一番強いのが山口4区。しかし、安倍さんが10回当選しても官僚中心の仕組みは変えられない」
「日本一強い安倍氏」を相手に、民主は昨秋の候補者選びから苦労した。最終的に党県副代表の戸倉氏が決意。家族がいる周南市から下関市に転居し、行き来しながら支持拡大と主婦業を続けた。
全国で「民主の風」が吹く中、戸倉氏も手応えは感じている。07年の参院選に立候補して下関市、長門市を回った時とは、特に企業の反応が違うという。「以前は会えなかった社長が『私は自民に入れるが社員は強制できない』と言う。政権交代後のことも考えているのでは」。国民新党の推薦を受け、9日には日本郵政グループ労働組合下関支部の定期大会に招かれた。
ただ、4区特有の事情は今回もある。連合山口は戸倉氏を推薦したが、連合下関地協(61組合、8793人)は一歩引いて「当選へ向けて取り組む」という表現にとどめた。「4区は自民が首相や大臣を輩出し、どの企業も世話になっている」(労組関係者)。組織・団体票に過大な期待はできず、最後は“風”が頼りだ。
13日の街頭演説。菅氏が聴衆をあおった。「どうですか皆さん、日本中がびっくりするような大番狂わせを起こしてくれませんか。それが大改革の号砲になるんです」【取違剛】
〔下関版〕
毎日新聞 2009年8月15日 地方版
3732
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 01:44:45
>>3729
赤松の選挙区で優遇されていたのは、今回で引退した木村隆秀ですね。確か、96と00が比例優遇で03が繰り上がり当選、05は小選挙区勝利。優遇をうけることができたのは派閥が旧経世会で野中元幹事長に近かったからと聞いた記憶があります。
3733
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 01:47:37
>>3544
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3744586&newsMode=article
比例東北候補に有馬氏追加報告 民主県連
民主党県連は14日、衆院選の比例東北単独名簿登載者の候補として、元県議の有馬博氏(67)=須賀川市=を党本部に追加報告した。
党県3区総支部から同日、登載者の候補とするよう申し出があった。県連は選対会議を開き意見を聞いた上で、追加報告した。
県連はすでに、重点選挙区に位置付けた1、2、5各区の在住者3人を、登載者の候補として党本部に報告している。党本部には各県連から報告が上がっており、17日に登載者を発表する見通し。
(2009/08/15)
3734
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 01:50:16
被害事務所は山口、武田、山本?
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/SEB200908150044.html
選挙事務所荒らし相次ぐ、ジュース飲まれる被害も 福岡2009年8月16日0時19分
印刷
ソーシャルブックマーク
福岡県警行橋署は15日、同県行橋市と苅田町にある総選挙の立候補予定者の事務所で、13日夜から15日朝にかけて窃盗が相次いだと発表し、注意を呼びかけている。
同署によると、被害にあったのは、福岡11区と比例九州ブロックに立候補を予定する3人の事務所、計4カ所。いずれも窓ガラスを割って侵入し、戸棚などを物色した痕跡があった。被害額は計約9万8千円。中には、ジュース2本を飲まれ、菓子1袋を食べられただけの事務所もあった。
3735
:
山口新聞男
:2009/08/16(日) 01:50:55
>9日には日本郵政グループ労働組合下関支部の定期大会に招かれた。
実際、戸倉の活動では郵政関係者に世話になることが多い
また、市内の労組は林義郎元蔵相が会長のサンデン交通や
安倍がリーマン時代をすごした神戸製鋼など、自民議員と縁深く
もとより期待できない面はある
晋三は、死ぬまで親父(晋太郎)の弔い合戦をやってるようなもの
夢から覚ますには、上からの変革しかない
3736
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 01:59:16
>>3728
自民党の小選挙区出馬候補が、対立候補が強力などの理由で比例優遇を適応される場合は原則2回までとするとか、そんな基準があった気がします。ソースがない話ですみません。どこかで読んだ気もするのですが。長野はそのケースでは。
3737
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 02:01:35
>>3735
解説感謝っす。いやぁいつものながら痛烈で安倍嫌いの俺には小気味いいっす。
>実際、戸倉の活動では郵政関係者に世話になることが多い
石川3区
>>3634
でもそうでしたが超合金の保守鉄板地域ではこの郵政関係者の支援ってのが結構効いてますね。
3738
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 02:03:50
>>3732
>>3736
あざーす。
野中に優遇されたのに政治家に向いてなかったってどんなんやねんwって感じですな〜。
羽田や岡田に比べれば赤松なんぞ明らかに強力さのレベルが違いますよね。。
なんか不透明な部分があったのかなぁ。。
3739
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 09:52:27
「俺達の麻生」とやらは何だったのか
http://npn.co.jp/article/detail/53779226/
真夏のヲタク祭りコミケ開幕 「麻生アウト」の声続出
世界最大規模のヲタク祭りで“コミケ”の愛称で知られる「コミックマーケット76」が14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。ジャンルは同人誌の即売やコスプレ、ゲームなど多岐にわたり、16日までの3日間で約50万人が来場する見込み。最新ソフトを紹介するゲームメーカーの本紙号外版も飛ぶようにはけた。そんな中、漫画マニアを自負する10人にあえて衆院選について聞いたところ、漫画好きの麻生首相を推す声はゼロ。“宇宙人”と呼ばれる鳩山総理待望論が続出した。
18禁の同人誌目当てで名古屋から来た男性3人組は「麻生は完全にアウトでしょ。漫画好きなんて言ってるけど、うわべだけで本質が分かっていない。続投させたら表現の自由が脅かされそうなので、鳩山でいいんじゃないかな」とばっさり。成人向けエロ漫画がぎっしり詰まった大きな手提げ袋を抱え、満足そうに会場を後にした。
取材拒否やおふざけ回答などをがんがん食らいながら、来場した男女20人に「次期総理は誰がいい?」と聞いたところ、民主党の鳩山由紀夫代表が18票でダントツトップに躍り出た。
背景には、政府与党が推す児童ポルノ法改正案がある。同案は児童ポルノの単純所持を禁じているほか、それに該当するような漫画やアニメについても規制する可能性をはらんでいる。一方、民主党の対案は、漫画やアニメをターゲットとしていない。都内の20代会社員男性は「漫画はフィクションであってポルノじゃない。麻生首相はむしろ漫画マニアの敵」と言い切った。
そもそもコミケは漫画好きの祭典である。自費出版漫画「同人誌」の即売会などが発展し、コスプレイヤーやゲームマニア、アニメファンらも集まるようになって規模が拡大した。一方で、きわどい性描写や人気アニメキャラに似た主人公があられもない姿をさらす同人誌もあり、これらを問題視する声もある。
取材した意見を集約すると、麻生首相は言うほど漫画文化を理解していないとの評価。サンプル数は少ないものの、アキバで人気だった麻生閣下はまさかの「ゼロ票」で完全に地に落ちたといっていい。逆に鳩山民主党はアキバ票の上積みも期待できそうだ。
さて、東京ビッグサイト周辺の交通網はこの日、早朝から来場者であふれかえった。臨時便を増発した都バスは満員状態で、途中のバス停からは乗れないことも。最寄り駅の新交通ゆりかもめ・国際展示場正門駅は改札口から100メートル以上も長蛇の列ができた。
コスプレエリアではさまざまなキャラに扮したコスプレイヤーが、カメコ(カメラ小僧)に囲まれてニッコリ。炎天下の屋外で「こっちお願いしま〜す!」の熱烈ポーズ要求が続いた。
昨年夏のコミケでは2ちゃんねるに「会場に手榴弾を投げ込む」などの脅迫めいた書き込みがあり手荷物検査が実施されたが、今年は大きな問題は発生していない。
3740
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:32:38
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090816_01.htm
コスタリカ解消、効果に「?」 自民・福島1、5区
衆院選(18日公示、30日投票)で、自民党のコスタリカ方式が解消となった福島1区と5区で、コンビを組んでいた「元パートナー」の連携が思うように進んでいない。一方が政界を引退した1区は、コスタリカ解消をめぐって噴き出した感情的なしこりが残る。5区から隣の3区に転出した前議員の陣営は、元の選挙区のことまで手が回らないのが実情だ。
<1区/残る感情的しこり 事実上の自主投票>
党本部のコスタリカ原則廃止の方針によって、福島1区では昨年9月、「勝てる候補」として前議員亀岡偉民氏が選挙区に立つことが決まった。本来の順番では、比例東北の前議員佐藤剛男氏が選挙区に回るはずだった。佐藤氏は比例名簿での優遇も望めないため、引退を決断した。
亀岡氏は中選挙区時代も含め、無所属などの立場で佐藤氏と激しい戦いを展開、5度目の挑戦だった前回、約17万票を獲得して初当選した。自前の支持基盤に加え、比例に回った佐藤氏の支持層からも得票したのは明らかだ。
だが今回、佐藤氏の後援会は事実上の自主投票を決めた。後援会幹部は「過去の選挙や今回の候補者決定に感情的なしこりがあるのは事実。同じ自民と言っても、亀岡氏を応援したくない人もいる」と打ち明ける。
福島市で6月末に開かれた佐藤氏をねぎらう「感謝のつどい」には、後援会のメンバーら約800人が集まったが、亀岡氏の姿はなかった。来賓のスピーチでも亀岡氏の名前は出ず、両陣営の冷たい関係をうかがわせた。
亀岡氏陣営からは「前回も佐藤氏の票のすべてが来たわけではない。ある程度、票が流れるのは想定内」との声も聞かれる。
ただ、後援会組織が弱体化したとはいえ、固い「佐藤票」は「少なくとも4、5万はある」(自民党県連関係者)。民主党新人の石原洋三郎氏との激戦が予想される中ではなおさら、その票の行方が注目を集める。
<2区/国替えで手回らず 公明と連携で補う>
一方の5区。本当なら比例に回る順番の前議員吉野正芳氏が自民空白区だった3区に転出した。「国替え」を決断した昨年10月、吉野氏はいわき市などに残す後援会に「5区の候補になる坂本剛二氏への支援をお願いする」と後を託した。
それから10カ月。吉野氏の後援会は、知り合いや血縁を頼りに懸命に3区での支持開拓に全力を注ぐ。陣営は「3区での取り組みで精いっぱい」と訴える。
5区内の吉野氏の後援会組織の動きは鈍く、以前のような得票がもう難しいことは、坂本氏の陣営も織り込み済みだ。
「コスタリカ解消の影響は、もう気にしていない」と坂本氏。これまで以上に「選挙区は坂本、比例は公明」と訴える姿が目立ち、コスタリカ解消による目減り分を公明党との連携で補おうとしている。
◇衆院選立候補予定者
【福島1区】
亀岡 偉民 53 自前(1)
石原洋三郎 36 民新
山田 裕 54 共新
大橋 一之 40 諸新
【福島5区】
坂本 剛二 64 自前(6)
吉田 泉 60 民前(2)
石渡 剛 40 諸新
2009年08月16日日曜日
3741
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:33:55
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090814_07.htm
迫る夏の陣 宮城直前情勢(上)1区・2区
30日投票の衆院選は18日の公示まであと4日となった。宮城県内6選挙区には計22人が立候補を予定している。各選挙区の直前情勢を探った。(敬称略)
◎1区/自・民前職再び競り合う
ともに再選を狙う自民党前議員の土井亨と民主党前議員の郡和子が再び対決する。有権者は40万3000人。前回(2005年)は自民党が勝ったが、民主党が強い支持基盤を築いている。
党県連会長の土井は、麻生政権への批判に伴う自民離れの食い止めに腐心する。街頭では経済対策を挙げ、「政権選択でなく政策選択をしてほしい」と強調。民主党マニフェスト(政権公約)を「財源的根拠のない無責任な政策」と批判する。
党県議、市議と支持者回りを重ね、企業の朝礼にも連日参加し、党支持層のつなぎ留めに躍起だ。前回は十分でなかった後援会組織も住宅地や郊外で厚みを増した。
知事村井嘉浩が全面支援。8月上旬、街頭活動で「宮城のために土井さんが必要」と訴えた。
郡は前回、土井に約1900票差で競り負け、比例で復活当選した。「今回は100点満点の勝利を目指す」と選挙区の議席にこだわる。
知名度を武器に、毎朝の街頭活動のほか、ハンドマイクを抱えて住宅地を回る「歩き街宣」を展開。有権者と接する機会を増やして直接、マニフェストを説明する。
連合宮城が全面支援し、仙台市職労など社民党支持労組も回転している。出身の太白区を中心とした後援会組織も整ってきた。実家が特定郵便局で、郵便局関係者の支援も強みだ。
共産党新人の角野達也は前回に続く挑戦で、「法改正で派遣労働を禁止し、働く貧困層を解消する」と訴える。
幸福実現党の遠田敬一は知名度アップに懸命。無所属新人の矢島卓臣は大企業の法人税増税などを掲げる。
◎2区/無党派と共産票、焦点に
比例東北から回る自民党前議員の中野正志と、民主党新人の斎藤恭紀が激突し、無所属新人の佐藤豊が割って入る。有権者は県内最多の42万2000人。保守色が強い田園地帯と無党派層が多い住宅地が混在する。候補を立てない共産党票の動向も焦点の一つだ。
4選を狙う中野は経済産業副大臣を務めた実績を強調し、毎朝のつじ立ちで政権与党の景気対策の実績をアピールする。
1日20カ所の小集会をこなすどぶ板戦を展開。8日の事務所開きには1000人が集まり、所属派閥会長の町村信孝元官房長官が応援に入った。
地盤の泉区、宮城野区を軸とした強固な後援会組織が強みだ。党県議や市議のネットワークを活用して組織を引き締める。若手秘書の紹介で若者の酒席に顔を出し、無党派対策に力を入れる。
気象予報士の斎藤はテレビ出演した知名度が武器だ。「政権交代、日本晴れ」を合言葉にひたすら街頭に立つ。マイクを手に商店街や住宅地を自転車で回る遊説は、400回を超えた。
無党派層の取り込みを強く意識している。党マニフェストを解説する動画を制作し、インターネットで配信するなど、若年層への政策浸透に力を入れる。
後援会長は連合宮城幹部で労組票を固める。社民党との選挙協力で非自民票の結集を図る。
無所属の佐藤は既成政党を批判する。親交のある横浜市長中田宏らとの連携を視野に入れ、政界再編を見据えた第三極の必要性を強調する。福祉分野の人脈を軸に民主、社民両党の支持層への食い込みを狙う。
幸福実現党の安部公人は消費税廃止を訴える。
3742
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:34:46
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090815_06.htm
迫る夏の陣 宮城直前情勢(中)3区・4区
◎3区/新興住宅地、民主じわり
3選を狙う自民党前議員の西村明宏と、民主党元議員の橋本清仁が激しく競る。両者の対決は3度目。有権者は4市9町の28万9500人。長年、自民党の地盤だったが、名取、岩沼などの新興住宅地に無党派層が増え、民主党が食い込んでいる。候補を立てない共産党支持層の動向も焦点。
柴田町で2日あった西村の事務所開きには、選挙区内のほとんどの首長が顔をそろえた。知事村井嘉浩もマイクを握り、内閣府政務官を務めた実績をたたえた。
故三塚博元蔵相から引き継いだ地盤が強みだが、支持者の高齢化が目立つ。2005年の前回は橋本に約1万9800票差をつけたが、都市部の自民批判や郡部の自民離れに危機感を強め、支持者回りに余念がない。
公明党との選挙協力は頼みの綱。7月25日、公明党県本部が白石市で主催した600人規模の集会に出席した西村は「公明の協力なしに勝てない」と声を張り上げた。
橋本は岩沼市の事務所に加え、7月25日に大河原町にも拠点を構えた。事務所開きには系列の市町議が約30人そろい、支持基盤が厚みを増したことを印象づけた。
連合宮城の全面支援を受ける。郵便局長らでつくる政治団体・郵政政策研究会の支援も早々と取り付けた。
党マニフェスト(政権公約)も有効な武器。農家への戸別所得補償を重点的にアピールし、農業層への浸透を目指す。
前回、共産党候補は約1万1000票を獲得した。陣営は「共産支持層が自民に傾斜するとは考えにくい。流れは橋本にある」と期待する。
幸福実現党の小林睦明は中小企業支援を訴える。
◎4区/自・民の争い沿岸部でも
4選を狙う自民党前議員の伊藤信太郎と、民主党新人の石山敬貴がつばぜり合いを演じている。有権者は33万2800人。自民党は過去、内陸と沿岸の双方で強固な支持基盤を築いてきた。民主党は農業政策を足掛かりに、農村部に一定の浸透を見せている。両陣営の争いは、農村部から沿岸、仙台市周辺の市町へ広がっている。
伊藤は外務副大臣としての実績を訴えながら、農村部を中心とした自民離れの食い止めに躍起だ。1日500軒を目標に支持者を回るどぶ板戦を繰り広げる。
選対には選挙区内の大半の首長、党県議が名を連ねる。父で元衆院議長の故宗一郎の代からの後援者は高齢化。学生や女性ボランティアを募り、すそ野を広げる。特定郵便局長やOBが民主支援に回ったのは懸念材料。食料自給率のアップも目指す「食料環境法」の構想などを掲げ、独自カラーの演出に腐心する。
石山は2度目の挑戦。前回は3万5000票差で敗れたが、民主党本部は重点区の一つに位置付ける。6月に民主党代表鳩山由紀夫、8月12日に幹事長岡田克也がてこ入れに入った。
党県連からは参院議員桜井充が強力サポート。拠点は大崎市、加美町を軸とした内陸部だが、前回は伊藤に大差をつけられた沿岸部にも後援会組織が発足した。
農家出身をアピールし、つなぎ姿で地域を回る。ミニ集会やつじ立ちで党マニフェストの農業政策を訴える。
共産党新人の加藤幹夫は連日街頭で「建設的野党」をアピールし党勢拡大に取り組む。
幸福実現党の村上善昭は消費税廃止を訴える。
(敬称略)
3743
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:35:50
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090816_04.htm
迫る夏の陣 宮城直前情勢(下)5区・6区
◎5区/市長選の余波どう出る
5選を狙う民主党前議員の安住淳と自民党新人の斎藤正美が一騎打ち。有権者数は22万7100人。石巻市など2市3町と、大崎市の一部(旧田尻町)を含む。民主党の常勝区で自民党が追う構図。候補を立てない共産党票の動向、現職が落選した4月の石巻市長選の影響が焦点だ。
安住は「政権交代で日本を変える」と訴え、攻勢をかける。マニフェスト(政権公約)に沿って年金、医療、子育てなど社会保障制度改革の必要性を強調している。
国と地方の在り方については「官僚主導の政治をやめさせ、税金の使い方を抜本的に変えて地方自治体が自由に使えるお金を増やす。国の仕組みを変えれば地方も良くなる」と主張する。
28カ所で国政報告会を開催。自転車で遊説してミニ集会をこなし、有権者に政権交代を訴える。女性支持者のネットワークや後援会を軸に直接対話を徹底する。17日は推薦を受ける連合宮城の総決起大会に出席する。
過去2回とも1万票弱の差で敗れ、比例東北でも連続次点だった斎藤は「この13年間、5区に国政の光が当たらなかった」と安住を批判。農林水産業振興、景気対策など地域課題の解決に重点を置き「5区は選手交代だ」と強調する。
9日に石巻市で総決起大会を開き、約1300人を動員。経済財政担当相林芳正が駆け付け、石巻市長亀山紘、東松島市長阿部秀保もエールを送った。20日と23日は知事村井嘉浩が応援に入る。
市町議76人が支え、後援会女性部のミニ集会は選挙区内を一巡した。石巻市に加え、前回約4500票差をつけられた遠田郡での上積みが鍵だ。
◎6区/社民、反自民票集約狙う
4選を狙う自民党前議員の小野寺五典を、社民党前議員の菅野哲雄が追う。選挙区は沿岸から山間地まで東西に広く、有権者数は23万3800人。民主党が公認候補を擁立せず社民党支援に回る。共産党も候補を立てない。満遍なく浸透する小野寺に対し、菅野が反自民票をどれだけ集約できるかが焦点。
小野寺は前回(2005年)、10万を超える票を獲得して圧勝した。今回は麻生政権批判の逆風を強く感じ、危機感を募らせている。後援会組織を中心に、支持固めに余念がない。
全域をこまめに回り、ミニ集会を精力的にこなす。景気対策や産業振興の必要性を強調しながら「政策を確実に進めることが大切だ」と政権担当能力を訴える。
登米市と気仙沼市であった事務所開きには、選挙区内すべての首長が駆け付けて全面支援を約束した。選挙協力する公明党の県議や市議も参加して結束を演出した。
菅野は県内でただ1人の社民党公認候補。前回は4万9000票を獲得し、比例で復活当選した。地元・気仙沼市のほか、内陸部にも頻繁に入り込み、街頭活動を繰り広げている。
農村部では、農家への直接補償制度導入を訴えて浸透を狙う。「これまでにない手応えを感じる」と強調する。
民主党は地元の参院議員らが支援。連合宮城の応援も厚い。社民党の福島瑞穂党首が11日に仙台市でてこ入れしたのに続き、20日には選挙区入りする予定。気仙沼、栗原、登米各市で街頭演説を行い、支持拡大を図る。
幸福実現党の氏家次男は消費税廃止を訴え知名度アップに懸命。(敬称略)
3744
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:36:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090812_07.htm
気流転変 09政権選択(1)逆風/自民党色潜め個人戦
昨年9月の発足以降、支持率の低迷が続く麻生内閣。自民党の各陣営は逆風との戦いを強いられている
<「負ければ瓦解」>
東北で戦後ただ1人の首相を生んだ保守土壌に、逆風が吹きすさぶ。
「東京都議選などで自民党は支持を得られず、大変厳しい。全身全霊を懸けて戦う。これまで以上の力添えがほしい」
4日、宮古市。衆院選(18日公示、30日投票)で7選を目指す元環境相の鈴木俊一氏(56)は、事務所開きで危機感を隠さなかった。
同市を含む岩手2区は、鈴木氏の実父で故善幸元首相を出した血脈の本丸。小沢一郎民主党代表代行が君臨する岩手で、自民党がただ一つ議席を守ってきた伝統的な保守地盤だ。
長年、鈴木氏を支えてきた宮古市議が言う。「今回ほど厳しい選挙はない。負ければ岩手の自民党は瓦解する。100年に一度の危機だ」
2005年に当時の小泉純一郎首相が踏み切った「郵政解散」の圧勝から4年。首相は安倍晋三氏、福田康夫氏、麻生太郎氏と3回交代した。
政権投げだしへの批判に加え、麻生首相が政策や人事でぶれ、内閣支持率は低迷を続けた。7月の都議選で吹き荒れた民主党への追い風は、東北の保守地盤も容赦なく襲う。
<どぶ板戦術貫く>
「国会に2世、3世の世襲議員が増えている。わたしには何もない。だから皆さんの痛みが分かる」。山形1区の前議員で5選を狙う遠藤利明氏(59)が8月1日、地元・上山市の街頭で声をからした。
相手の民主党元議員は父親の地盤を継いだ2世政治家。傍らにはためくのぼりに記されたのは「たたき上げ」という文字だけ。演説にも「自民党」は出てこなかった。
真骨頂は地域に入り込むどぶ板戦術。今回は自民党色抜きで選挙区をくまなく歩き回る。民主党の突風をやり過ごし、「人物本位で選んでもらう」(遠藤氏)作戦だ。
選挙を仕切る党山形県連幹事長の今井栄喜氏は「候補者同士の戦いには負けていない。最大の敵は風だ」と言う。自民党のレーダーが探知できない支持層の流動化に神経をとがらせる。
<4年前とは一変>
各地の苦戦が伝えられる状況に、麻生首相は仙台市で7月25日にあった党宮城県連の政経セミナーで、「厳しい選挙になるのは覚悟している」と認めた。それでも「勝ち抜くことが国民のためになる」と強気は変わらなかった。
「40日決戦」は折り返し点を過ぎた。共同通信社が実施している衆院選の投票先を聞くトレンド調査では、序盤から選挙区、比例代表とも民主党のリードが続いている。
「麻生首相の発言が言葉足らずで国民との間に食い違いを招いた。自民党政治の矛盾が噴き出した。わたしにとっても一番きつい選挙だ」
山形3区で13選を狙う元幹事長の加藤紘一氏(70)でさえも民主党の風圧を感じ、分厚いはずの後援会組織の引き締めを余儀なくされている。
4年前と打って変わり、各選挙区で自民党陣営の孤独な個人戦が続いている。
◇◆◇
衆院選は18日の公示まで1週間を切った。自民党が逆風にさらされ、民主党に追い風が吹くという構図は変わらないまま後半戦に突入した。両党の激突を軸に、東北で繰り広げられている激闘の断面を追った。(衆院選取材班)=5回続き
2009年08月12日水曜日
3745
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:45:37
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090813_21.htm
気流転変 09政権選択(2)離反/保守地盤、不信の頂点
自民党の歴代農相が繰り出した「猫の目農政」。振り回された農家の不信感は根強く、自民党の足元を揺るがしている
<農家の経営圧迫>
農政への不満を逆なでするような弁明だった。
「これから積極的に農政転換のために発言したい。自民党にもけしからんところがある。農業者が安心できる的確な答えを出していない」
7月29日、青森県外ケ浜町のホール。農業委員の地区集会で自民党を批判したのは、衆院選(18日公示、30日投票)に立候補せず、引退した青森1区の自民党前議員津島雄二氏(79)だった。
11期33年。青森の農業者が頼ってきた重鎮の発言に、最後列にいた委員の男性(52)は「もう手遅れ。農家はぎりぎりの生活だ」とつぶやいた。
1995年ごろ、60キロ当たり2万円を超えていた米価は下降を続け、1万5000円まで落ち込んだ。資材費は高騰、多額の農地整備負担金も支払い続けなければならず、農家の経営を圧迫した。
青森県農業者政治連盟(農政連)は7月、全4選挙区の自主投票を決めた。松本淳司幹事長(52)は「自民党には期待したが裏切られ続けた。民主党に不安はあるが、農家への戸別所得補償は魅力的だ」と率直に言う。
青森市医師会の政治組織・市医師連盟は自民党を見放し、民主党前議員で青森1区で再選を狙う横山北斗氏(45)を推薦した。昨年導入された後期高齢者医療制度が診療報酬引き下げにつながるとして不満が爆発した。
連盟の斉藤勝委員長(72)は「津島氏本人に義理はあるが後継は関係ない」と津島氏に代わって立候補する長男の淳氏(42)も推薦しなかった。
ほころびが目立つ自民党組織。地域ネットワークも例外ではない。
<駄目なら戻せば>
4選を狙う自民党前議員の伊藤信太郎氏(56)と民主党新人の石山敬貴氏(39)がしのぎを削る宮城県北部の4区。伊藤氏の父の故宗一郎元衆院議長からの保守地盤だ。
自民党籍を持つ50代の町議は8月上旬、党支部幹部に「今回は(自民にも民主にも)動かない」と伝えた。「伊藤氏を応援した方がいい」と説得されたが断った。
2007年の参院選以降、自民党支持者が多かった後援会に、石山氏が浸透してきたためだ。
子ども手当や高速道無料化への関心が高く、「民主党に政権を担当させてみよう。駄目なら戻せばいい」と言う会員もいる。町議は「自民党は国民が納得する政治をしてこなかった。自業自得の面もある」と語る。
<議員半減も響く>
4区の大票田・大崎市。元鹿島台町議で自民党員の衣川攻さん(65)は伊藤氏の支持を求めて歩く。
06年の合併前、7市町に127人いた議員は53人に減った。不況の影響もあって、党鹿島台支部の党員は20年前の3分の1に落ち込んだ。
かつて応援してくれた人たちの反応は鈍い。衣川さんは「手間と時間がかかる選挙だ」と言う。
長年、政権を底辺で支えた地方地盤の崩壊は、自民党の推進力をそいでいる。
2009年08月13日木曜日
3746
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:46:04
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090814_05.htm
気流転変 09政権選択(3)攻勢/順風民主「カネ」沈黙
政権奪取へ攻勢をかける鳩山代表(左)と小沢代表代行。説明不足を指摘された「政治とカネ」をめぐる問題はつきまとう
<敵地に大物投入>
衆院選(18日公示、30日投票)の秋田3区に立つ民主党新人の京野公子氏(59)がマイクを握ったのは、敵の牙城のど真ん中だった。
7月28日、大仙市大曲。自民党前議員の御法川信英氏(45)が、父親の故英文元衆院議員の代から本拠を構える強固な地盤だ。
「政権が変われば、この地域も変わる。暮らしが良くなる。秋田から大きなうねりを起こそう」。御法川事務所の目と鼻の先で声をからした京野氏。拠点は湯沢市で、大曲は「入り込むすきさえない地域」だった。
昨年10月以降、民主党は岡田克也幹事長らを次々と大曲へ投入。6月には鳩山由紀夫代表が応援に入り、「日本が変わる熱気を感じる」と手応えを示した。
党は追い風に乗るが、この4年は「天国と地獄」の連続だった。
2005年の前回衆院選は小泉旋風に沈んだ。06年4月に小沢一郎氏が代表に就き、07年の参院選は圧勝。ことし3月、西松建設巨額献金事件で支持率が急落したが、鳩山代表になって好調をキープする。
<脱「風頼み」自信>
東北では自民党前議員を相手に激戦を繰り広げる陣営が多い。風頼みではない「戦える候補」がそろってきた。
「福島にお嫁に来て10カ月。話を聞くほど地域の不満を感じる」。福島2区で再選を目指す前議員の太田和美氏(29)は7月31日、JR郡山駅前で訴えた。
昨年9月、小沢氏の主導で千葉7区から「国替え」した小沢チルドレン。5期連続当選の自民党前議員の根本匠氏(58)に、若さで対抗する。
武器はきめ細かな地域回りやつじ立ちを繰り返す「小沢イズム」だ。党福島県連幹部は「名前の浸透が不足していても民主党への期待がある」とベテランとの対決に自信を見せる。
衆院選の投票先を聞く共同通信社のトレンド調査では、民主党が前半戦で大差のリードを保った。自民党を追い上げるいつものパターンから一転、強さが際立つ。
<死角まだ消えず>
麻生政権のつまずきはあるにせよ、あまりの順風に党内には不安もある。西松事件、鳩山代表の政治資金虚偽記載問題など説明が尽くされていない「政治とカネ」の問題があるからにほかならない。
小沢氏の地元・岩手4区の奥州市に9日、自民党の細田博之幹事長が入った。挑むのは小沢氏の秘書だった元議員高橋嘉信氏(55)だ。
「事情をよく知るだけに、あの人(小沢氏)に政治は任せられないと立ち上がってくれた」と高橋氏をたたえた細田氏。ここぞとばかりに小沢氏を攻撃した。
代表辞任後、小沢氏は西松事件には一切口をつぐんだまま選挙対策に没頭する。鳩山代表も「小沢氏個人の問題」と静観を決め込む。
小沢氏の選対幹部は「事件を口にする人は今や皆無。小沢先生が訴えた政権交代がいよいよ実現すると期待する人の方が多い」とはねのける。
一気呵成(かせい)に政権奪取へ進む民主党。死角はまだ消えていない。
2009年08月14日金曜日
3747
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:46:36
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090815_04.htm
気流転変 09政権選択(4)反感/選挙協力で駆け引き
自民党と選挙協力を進める公明党。社民党は民主党と共闘する。それぞれに思惑が交差する
<連立組み丸10年>
大ホールを埋めた1600人の中には、建設業者や経済団体幹部ら多くの自民党支持者がいた。
衆院選(18日公示、30日投票)に向け、公明党が7月30日夜に仙台市内で開いた集会。「比例東北で公明党の2議席獲得のため全力を尽くす。比例は公明へ」
支持を求めたのは、ともに自民党前議員で宮城1区の土井亨(51)、2区の中野正志(61)両氏だった。
比例東北の2議席獲得は公明党の「悲願」。得票目標は前回(2005年)を3万票も上回る65万票だ。
「選挙区は自民、比例は公明が勝たないと政権は維持できない」。比例の前議員で党副代表の井上義久氏(62)は、穏やかな言葉でギブ・アンド・テークを求めた。
公明党が自民党との連立政権に参加して丸10年。最近は微妙な関係が目立つ。
<復活当選に直結>
衆院解散時期をめぐっては、東京都議選を重視する公明党に対し、麻生太郎首相側が解散権を縛られるのを嫌った。都議選のさなかには自民党内の「麻生降ろし」に公明党がいら立った。
小泉純一郎首相時代、「蜜月」だった関係は明らかに変わりつつある。
与党への逆風も選挙協力の障壁になりかねない。選挙区で苦戦が伝えられる自民党陣営にとって、比例票が自身の復活当選に直結する可能性があるためだ。
宮城の自民党支持者の一人は「苦しいときに、なぜ『比例も自民』と言えないのか。このままでは、こちらが議席を失う」と率直に言う。
「公明党の目標を自民党は理解しているはずだ。これまでわれわれは自民党のために頑張ってきた」。井上氏は連立のきずなを訴え続ける。
<しこりが表面化>
「民主党の協力で宮城6区は上り調子だ」。11日午後、仙台市入りした社民党の福島瑞穂党首は記者会見で強調した。
6区は県内唯一の公認で比例東北前議員の菅野哲雄氏(60)が3選を狙う。代わりに宮城1〜5区は候補を立てず民主党を支援。最悪でも比例復活当選を目指し、解散前の1議席を死守する背水の陣を敷く。
宮城の民主党と社民党は長年、「近親憎悪」といわれた。1996年に社民党を割る形で旧民主党が誕生した経緯があるからだ。
仲立ちをしたのは連合宮城。菅野氏を民主党参院議員が応援し、1〜5区では社民党側が支持労組や後援会幹部を紹介する。連合宮城幹部は「歴史的な一歩」と言う。
逆にしこりが表面化したケースもある。
社民党が元議員の山本喜代宏氏(53)を擁立する秋田2区。6日、民主党2区総支部役員13人が辞職した。昨年6月に合意した社民党との選挙協力をほごにし、無所属の川口博氏(62)の陣営に加わった。
「社民党候補では勝てない」と川口氏を立てた役員の一人。社民党秋田県連は「政党人にあるまじき行為」と怒る。
与野党に残った反目の兆し。政権攻防の裏で、駆け引きが激化する。
2009年08月15日土曜日
3748
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:48:13
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090816_03.htm
気流転変 09政権選択(5完)混迷/支持層の流動化顕著
各党が看板政策を前面に出して繰り広げるマニフェスト論争。互いの弱点をめぐる攻防だけが際立つ
<政権公約で論争>
民主党前議員「国の予算を組み替えて財源を確保する。これまでは官僚へのばらまきだった」
自民党前議員「財源の裏打ちなくして政策実行なし。民主党のマニフェスト(政権公約)の実行には17兆円が必要。できっこない」
11日、仙台市内で開かれた衆院選(18日公示、30日投票)宮城1、2区の立候補予定者による公開討論会。行き着いたのは「ばらまき」や「財源」に代表されるマニフェスト論争だった。
民主党が打ち出した月額2万6000円の子ども手当も、テーマの一つになった。
民主党側が「若者への社会保障を充実し、社会の持続的成長を促す」と強調すると、自民党側は「1800万人に子ども手当を支給すれば5兆円を超す支出増。財源を示してほしい」と反論した。
<互いの弱点攻撃>
翌12日。東京で行われた麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表による党首討論も、同じ論点が目立った。
首相が「財源なきばらまきは無責任だ」と批判すれば、鳩山代表は「十分にできる。(国の総予算を)事業仕分けで精査し、全体として16兆8000億円の財源を見いだすことができる」と切り返した。
「次の首相」も立候補予定者たちも同じような舌戦を繰り広げる。マニフェスト対決はこれまでになく熱を帯びるが、互いの弱点を攻撃する攻防ばかりが浮かび上がっている。
東北大大学院情報科学研究科の山本啓教授(公共政策)は「自民党と民主党の違いは、中道右派と中道ぐらいの差しかなくなった」と話す。
明確な政策的争点が存在しないこともあって、「自民党と民主党のどちらの政権が得なのか、自民党支持層が値踏みを始めた」と分析。党派で分かれていた支持層の流動化が顕著になったという。その影響は東北の戦いの現場にも表れる。
<埋没回避に躍起>
「霞が関の官僚は机でKY(空気が読めない)な政策を考える。それに依存した自民党におきゅうをすえる選挙だ」
自民党山形県連幹事長などを歴任し「ミスター自民党」の異名を持つ土田正剛東根市長(65)は今回、山形2区で民主党公認候補を応援する。
企業誘致を進めた民主党候補に「恩義を感じている」と言う。一方で「わたしは頭のてっぺんから足のつま先まで自民党」とも語り、比例は自民党への投票を呼び掛ける。
自民党県議は「政権交代が現実味を帯びる選挙。自民、民主両党に対し良好な関係を保ちたいのだろう」と土田氏の胸中を推し量る。
自民、民主両党の政権攻防に、他の野党もマニフェストで応戦するが、「自公政権を終わらせる審判を下し、新しい日本の進路の選択を」(共産党)などと、埋没回避に躍起だ。
山本教授は少数政党の今後を「小選挙区制では、政策面で大政党と協調しないと生き残れない」と指摘している。
(衆院選取材班)
2009年08月16日日曜日
3749
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:49:44
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chubu/CK2009081602000176.html
地場産業・農家 揺らぐ自民支持
2009年8月16日
政権与党として中部地方の地場産業界や農家の強い支持を得てきた自民党の足元が揺らいでいる。業績が低迷する岐阜県東濃地方の美濃焼業者や生産者米価の下落に苦しむ福井県の農家から「今度は違う政党に任せてみたい」との悲鳴にも近い声が聞こえてくる。
「私は自民党員だから、これまで自民に投票してきた。でも今回は小選挙区も比例代表も民主だ」。美濃焼を地場産業とする岐阜県多治見市の製陶会社役員(45)は、怒りをあらわにした。
美濃焼業界はバブル崩壊以降、需要減や安価な海外製品の流入で低迷の一途。昨年は原油高騰によるコスト増に世界的な金融危機が追い打ちをかけ資金繰りが悪化した。今年は新型インフルエンザの影響で、観光地の人出が減り土産物用などの商品の需要も減った。
伝統的に自民党を支持してきた業界。だが「次々にボディーブローが飛んでくるが、政治は何もしてくれない」と製陶所の社長たちは口をそろえる。
一方で地域のしがらみもある。特に同県土岐市の駄知陶磁器工業協同組合(工組)の悩みは深い。岐阜5区の民主新人阿知波吉信さんも、自民前職古屋圭司さんの妻も、実家は同工組加盟の製陶所。
加藤源一郎理事長(60)は「現状を何とかしたい気持ちはあるが、商売上の付き合いもある」と表情を曇らせ「美濃焼業界を救ってくれる候補者なら、どちらの政党でもいい」と本心を語った。
◇
福井県小浜市宮川地区で43ヘクタールを耕作する農事会社社長の竹中忠さん(54)は迷っている。「これまでとは異なる政党に農政を託してみるのもいいかもしれない」
市東部に位置する穀倉地帯。保守地盤が強く、土地改良区の理事として動員がかかればこれまでは自民党候補の応援に出向いてきた。国の減反政策にも協力した。しかし、生産者米価は下がり続けた。「減反を守らない大規模農家が潤い協力した農家が泣いている。こんな現状なら一度違うコメ(政党)を食べてみようか、という気にもなる」とまで言う。
同県若狭町関の大規模農家川上正博さん(60)も気持ちが揺らぐ。農林水産省職員による違法な組合活動などのニュースに接し「なんという体たらく。農家はコスト削減に努力しているのに…」と批判。「(組織を引き締めるためにも)民主に一度任せようかとも思う」と話す。
3750
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:50:12
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chubu/CK2009081502000280.html
世襲を問う(上) 岐阜「ブランド」に危機感
2009年8月15日
「おかげさまで4代目。世襲の代表です。ご先祖の顔に泥を塗らぬよう、皆さんにしっかりお返ししたい」
岐阜3区(岐阜県各務原市など)の自民前職、武藤容治(53)は支持者に深々とおじぎした。
全国でも指折りの保守王国、岐阜県。5選挙区すべてを自民党が独占する。みな、国会議員の祖父や父を持つ世襲議員たちだ。
容治は外相などを歴任した嘉文(かぶん)(82)の後継者として4年前の小泉郵政選挙で初当選した。曾祖父の嘉門(かもん)(1870〜1963年)から数えて4代目の衆院議員。
なぜ、かくも世襲が続くのか。地元の郷土史家、梅田薫(72)は「地域の秩序を維持するため名士の血筋を大事にする」と風土を挙げる。山間部の岐阜は中小企業や建設、農林業などが多く、厚い保守地盤を築いてきた。武藤家の支持層も同じで、容治の代も続く。
武藤家は江戸時代、中山道の宿場町の鵜沼宿(各務原市)で代々、旅籠(はたご)を営み、明治に入って造り酒屋を始めた。武藤家の4人はいずれも家業を継いで当主となり、政界入りした。
世襲の求心力を指摘するのは容治の大学の先輩で岐阜の会社を継いだ四橋英児(59)。「息子が戻れば、社内の後継争いも丸く収まる」
岐阜の政界もそう。嘉文の後継をめぐり、自民党の県議が名乗りを上げた。分裂選挙が危ぶまれたが、党が容治を公認すると騒ぎは収まった。
その1年前、嘉文から内々に後継打診を受けた容治は「商売を続けたい」と断っている。突然の“転身”を「武藤家の地盤を守る責任感」と長年の支援者(62)は評価するが、しがらみのない有権者の目は冷ややか。新興住宅地に住む男性(69)は「特定の業界の利益を守るため。古い勢力が支配を続けることになる」と批判する。
容治は「地元に利益を持ってくる」と力を込める。その姿に道路や農業用水など国の予算獲得に力を振るった父の嘉文を重ね「ぼっちゃんも立派になった」と支持者の女性(78)。ただ、幼少期からサラリーマン時代まで東京暮らし。「みこしに乗った人が、岐阜の気持ちが本当に分かるのだろうか」と身内からいぶかる声もある。
前回の小泉旋風から一転、自民党に“超”がつく逆風の吹く今回の総選挙。愛知県境の3区は年々都市化して無党派層が増え「武藤ブランドは通用しない」という陣営の危機感は強まる。
一方の民主。容治と対決する前職、園田康博(42)や他の選挙区からも今のところ表立った世襲批判は聞こえない。岐阜の党県連幹部は「あえて批判しなくても…」と県民感情への配慮もにじむ。中央政界を震源とする世襲問題は、選挙戦を控えた保守王国を揺さぶろうとしている。 (敬称略)
◇
小泉純一郎氏から現在の麻生太郎氏まで世襲の首相が4人続き、選挙の隠れた焦点になっている。問われる国会議員の世襲。その是非を探った。
【2大政党の対策】 祖父や父に国会議員がいたり、親族から地盤を受け継いだりした国会議員は自民党で約3分の1、民主党で約1割に上る。民主党は18日公示の選挙から、国会議員の配偶者や3親等内の親族が同じ選挙区から連続して立候補する場合、公認しないことをマニフェストで規定。自民党は今回は適用を見送り、次回総選挙から実施する。
3751
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:50:42
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chubu/CK2009081602000165.html
世襲を問う(下) 有権者の目利き 試す
2009年8月16日
世襲は自民党の専売特許ではない。世襲制限を今回のマニフェストに盛り込んだ民主党だが、親が地方議員の場合はルールの適用外。愛知3区(名古屋市昭和区など)に出馬する民主前職、近藤昭一(51)の父、故昭夫は名古屋市議を9期務めた。
1996年に初出馬した昭一は、父の地盤の愛知5区を引き継がず、3区に鞍(くら)替え。逆に3区を地盤とする同僚の民主前職、赤松広隆(61)が5区から出た。昭一は「選挙区が違い、世襲の意識はない」と話すが、自民党は「仲間内の地盤交換」と冷ややかな視線を送る。
いわゆる“隠れ世襲”は、三重5区(伊勢市など)の民主新人、藤田大助(32)も。父の正美(57)は三重県議会議長も務めた現職県議。大助が民主の公認候補に決まった昨年、自民党を離党した。
正美の保守票がどこに流れるか案じる声が出たが、後援会幹部は「伊勢は自民というより正美個人のシンパが多いから」。8日夜、伊勢市内で開かれた大助の演説会。正美の姿はなかったが、父の威光は肌で感じる。「最初は戸惑ったおやじの支援者も徐々に応援してくれている」
世襲のうまみは地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(資金)をそっくり引き継げること。愛知県の選挙区に出馬予定の民主新人(48)は東京出身の元銀行マン。党の公募で30人の中から選ばれた落下傘候補で「世襲は意欲のある人材の政界進出を阻む『参入障壁』」と言い切る。
世襲批判は、もともと政界内部から出た。4年前に自民党が大勝した小泉郵政選挙後、「政権たらい回し」で麻生太郎(68)まで世襲の首相4人が続いた。民主党代表の鳩山由紀夫(62)も祖父が元首相の政治家一族だ。
自民党も次回総選挙から世襲制限を導入する。が、民主主義の“本家”で育ったニューヨーク出身の愛知県犬山市議、ビアンキ・アンソニー(50)は「選挙に出る権利を縛るのはナンセンス」と首をかしげる。
米国でも世襲議員はいるが、日本に比べ格段に少ない。政権交代が当たり前の選挙戦では、候補者の資質や政策が最大の判断基準で「親の七光」だけでは通用しないという。世襲の是非を決めるのは、有権者の一票との立場だ。
その有権者。衆院解散の10日前、愛知県春日井市で開かれた宮崎県知事、東国原英夫(51)の講演会。東国原は総選挙への出馬が一時取りざたされ、聴講した女性(51)は「人を笑わす世界にいたから庶民の気持ちが分かる。出たら応援するわ」
歯切れのいい発言やジョークで人気を集めるお笑い芸人やタレント出身の政治家。神戸女学院大教授の内田樹(58)は「世襲がはびこる政治に物足りなさを感じる国民のささやかな抵抗」と分析する。
世襲は政治を良くするのか、それとも弊害をもたらすのか。有権者の目利きもまた問われている。(敬称略)(取材班=寺本政司、鎮西努、太田鉄弥)
【米英の世襲議員】 米政界では大統領や上院議員などを生んだケネディ家が有名。アダムズ家やブッシュ家は父子が大統領を務め、2000年の大統領選は共和党ブッシュ氏と父が元上院議員だった民主党ゴア氏による史上初の2世対決が話題を呼んだ。英国では世襲貴族らで構成する終身の上院議員がいるが、ブレア政権下の1999年、約800人から92人に削減。任期制の導入も検討している。
3752
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 10:52:17
http://www.sponichi.co.jp/osaka/soci/200908/16/soci223128.html
田中康夫氏やっと事務所開き!尼崎でもガラス張り
衆院選に兵庫8区から出馬を表明している新党日本の田中康夫代表(53)が15日、兵庫県尼崎市の商店街で事務所開きをした。
関係者は、出馬会見から22日もかかり、公示目前となったことについて「不動産会社を10カ所くらいあたって、ようやく10日に(大家と)契約した」と説明。元々、小売り店だった場所に電話線を複数引くなど選挙用の改装を突貫工事で行い、この日にこぎつけた。
お披露目された事務所は長野県知事時代の知事室と同じくガラス張り。バリアフリーで短期決戦に備える。また、比例近畿ブロックの同党の候補者として名簿1位を田中代表、2位を京大工学部教授の今本博健氏(71)とすることも発表。同区では公明党の元国交相冬柴鉄三氏(73)、共産党の庄本悦子氏(55)らも出馬を予定している。
[ 2009年8月16日付 ]
3753
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:02:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090813-OYT8T01086.htm
選挙区模様 2009衆院選<上>
激戦 ベテランも危機感
衆議院選挙は、18日の公示まで秒読みとなった。小選挙区制導入以降、4選挙区を自民が独占してきた県内の政治勢力図はどうなるのか。自民全小選挙区候補への公明の推薦決定や、民主と社民の候補者調整、共産の小選挙区候補を1区のみに絞る戦略など、新たな動きも目立つ中、各区の立候補予定者を取材した。
安倍内閣で官房長官を務めた自民前議員の塩崎恭久氏と、元南海放送アナウンサーで民主新人の永江孝子氏の対決が全国の注目を集める愛媛1区。共産新人の田中克彦氏、幸福実現新人の谷村耕治郎氏も出馬を予定し、激戦が予想される。
7月21日、塩崎氏は、午後1時過ぎに衆院が解散されるやいなや空港に向かい、夕刻には松山市内で国政報告会を開いた。素早い動きは、与党への強い逆風と、知名度の高い永江氏出馬への危機感をうかがわせた。
元総務庁長官の父・潤氏(92)から地盤を引き継ぎ、過去4回の衆院選に勝利。「政策通の若手政治家」(地元財界関係者)などと高い評価を得るが、逆風に加え、解散直前の「麻生降ろし」とも見られる言動が自民支持者の反発を招いたことも懸念材料だ。
今回は地域の催しへの出席や集会を重ねる“どぶ板選挙”を徹底。民主の政権公約を「分配ばかりで成長戦略が無く、中長期的には事態を悪化させる」と批判し、官房長官時代に手がけた公務員制度改革などを訴える。
一方、民主の小沢前代表に請われ、昨年9月に突然、出馬に踏み切った永江氏。中学校区ごとのミニ集会は50回と2巡目に入り、辻立ちは960回を数えるなど、衆院解散の先延ばしを最大限に生かしてきた。生活者感覚を強調し、子育て支援や地方への権限・財源の委譲を主張。「国民の声が届く政治に変えるために政権交代が必要」と訴える。
社民や連合愛媛などから全面的なバックアップを受け、党も鳩山代表や岡田幹事長らを繰り返し投入するなど重点区と位置づけるが、陣営幹部は「10年以上の実績を持つ前議員と比べられると、どうしても政治経験の無さを指摘されがち」と気を引き締める。
共産の県内唯一の小選挙区候補となる田中氏は、県下全域の各種団体や首長らと懇談やミニ集会を重ねるなど、比例選重視の動きを見せる。都議選での民主躍進後は民主批判を控え、「自公政権の退場」を求める姿勢を鮮明にし、「格差と貧困を是正し、憲法9条を守る建設的野党を目指す」と訴える。
谷村氏は街頭演説などで「経済不況、北朝鮮ミサイル問題の早急な解決を図る」と訴え、消費税の撤廃などを主張している。
■ 1 区 ■
塩崎 恭久 58自前《4》〈公〉元官房長官
永江 孝子 49民新 〈社〉〈国〉元アナウンサー
田中 克彦 42共新 党県常任委員
谷村耕治郎 46諸新 幸福実現党県代表
(氏名、年齢、所属、新旧、当選回数、肩書の順。四角囲み文字は推薦・支持政党)
(2009年8月14日 読売新聞)
関連記事・情報
3754
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:02:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090814-OYT8T01085.htm
選挙区模様 2009衆院選 <中>
3区自、民の新人対決白熱
■2 区
自民前議員の村上誠一郎氏に、社民の岡平知子氏、幸福実現の森田浩二氏、無所属の楠橋康弘氏の3新人が挑む。
連続7期の実績と企業の強力な支援が武器の村上氏だが、陣営幹部は「かつてない逆風」と気を緩めない。解散後、地区ごとにほぼ週1回のペースで集会を開催。盆踊りなどの地域行事に顔を出すなど、地道な活動を続ける。
集会では、将来の世界人口や資源量の予想値をグラフにして示し、「石油依存から脱却し、太陽光など代替エネルギー導入を」などと熱心に訴える。
民主、社民両党の候補者調整で、社民の県内唯一の小選挙区候補となる岡平氏は、労組などの協力で支持基盤固めに懸命。民主県連が7月に今治支部を開設するなど野党共闘の態勢強化も進む。
今月12日、福島党首の来援を得てJR今治駅前に立った岡平氏は「命を大切にする政治のため、まずは政権交代を」と力説。推薦を受ける民主との“蜜月ぶり”をアピールする。
森田氏は5月末からほぼ連日、街頭に立ち、「消費税と相続税の撤廃で景気回復を」などと訴えている。
楠橋氏は13日に急きょ、立候補を表明。「天下り全面禁止や議員定数削減に取り組みたい」としている。
■3 区
自民前議員の引退で、自民の白石徹氏と、民主の白石洋一氏の両新人が激しく争う。幸福実現新人の宮脇繁氏も出馬を予定する。
昨年10月に立候補表明した白石徹氏は、県議としての活動やボランティアで築いた人脈が強み。ミニ集会開催や夏祭り出席などを繰り返し、「地域に軸足を置いて、国の政治を変える」と地元密着をアピールし、出遅れ感は一掃されてきた。
また、十数年来のつきあいという麻生首相ら、中央とのパイプの太さを強調。7月30日の集会では「首相はぶれずに経済対策にまい進し、全国の中小企業が助かった」などと力説した。
白石洋一氏は2007年2月の立候補表明以来、2000回以上の辻立ちをこなし、企業回りやミニ集会を重ねてきた。政治・行政経験はないが、米国公認会計士などの経歴を強調し、「税金がきちんと使われているかチェックしたい」と訴える。
8月1日に民主の岡田幹事長を招いて開いた集会は立ち見が出るほどの盛況ぶりだったが、「中央での風は強いかもしれないが、厳しい選挙に変わりはない」と、自らを引き締める。
宮脇氏は「国民を守り経済を衰退させない」などと、主に街頭で呼びかける。
◇ 2 区 ◇
村上誠一郎 57自前《7》〈公〉元行政改革相
岡平 知子 51社新 〈民〉〈国〉NPO法人理事
森田 浩二 49諸新 幸福実現党県副代表
楠橋 康弘 40無新 不動産管理会社社長
◇ 3 区 ◇
白石 徹 53自新 〈公〉県議
白石 洋一 46民新 〈社〉〈国〉米国公認会計士
宮脇 繁 47諸新 幸福実現党県副代表
(氏名、年齢、所属、新旧、当選回数、肩書の順。四角囲み文字は推薦・支持政党)
(2009年8月15日 読売新聞)
3755
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:03:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090815-OYT8T01093.htm
選挙区模様 2009衆院選
“保守分裂” こまめに街宣
6選を目指す自民前議員の山本公一氏と、民主新人の高橋英行氏、無所属新人でみんなの党の推薦を受ける桜内文城氏による三つどもえの激戦。高橋、桜内両氏は親族に自民党政治家を持ち、保守分裂の様相を呈する。幸福実現新人の露口礼子氏も立候補を予定する。
「山本が一番使える男。力を与えて」。7月、早くも地元でマイクを握る山本氏の姿が、有権者を驚かせた。山本氏が解散前に街宣活動するのは初めて。それほど、自民への逆風への危機感は強い。農村から漁港まで、数十か所で声を張り上げる日もある。
金子国交相、野田消費者担当相、谷垣禎一・元財務相ら大物議員が次々と応援に訪れ、有権者の反応も徐々にアップ。笑顔で歩み寄って握手を求める高齢者も多く、声をかけられる場面も目立ってきた。
勤務先企業を休職して一昨年12月に立候補表明した高橋氏。「中小企業の社員で、子育ての苦労を知っている」と“庶民派”のイメージを前面に出す街頭演説は1700回を超えた。数人規模の座談会も重ね、自転車でも支持を訴える。農家から「早く、食べていける農業にしてくれ」と背中をたたかれるようになった。
祖父は元自民党衆院議員、父は前八幡浜市長で、自民党籍を持つ支持者も少なくない。連合愛媛などの推薦を受ける一方、自民支持層にも浸透を図る。
露口氏は、ビラなどを配り、消費税廃止などを訴えている。
2年前から地域振興や年金改革を訴えて活動してきた桜内氏は、渡辺喜美・元行革担当相が「脱官僚」などを唱えて結成した「みんなの党」の政策に賛同。「自民にも民主にも任せられない」と呼びかけながら徹底した握手作戦を展開し、「握り返す手に力が入ってきた」と手応えを語る。
◆
政権選択が焦点となる衆院選は18日、公示される。県内の4選挙区には、自民の前議員3人と新人1人、民主新人3人、社民と共産の新人がそれぞれ1人ずつ、幸福実現新人4人、無所属新人2人の計15人が立候補を予定。30日の投開票に向け、12日間の熱い戦いが幕を開ける。
山本 公一 61自前《5》〈公〉党総務副会長
高橋 英行 37民新 〈社〉〈国〉綿加工会社員
露口 礼子 55諸新 幸福実現党県副代表
桜内 文城 43無新 (み)会計士補
(氏名、年齢、所属、新旧、当選回数、肩書の順。四角囲み文字は推薦・支持政党)
(2009年8月16日 読売新聞)
3756
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:07:40
>>3511
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090814ddlk17010263000c.html
選択のはざまで:09衆院選・石川/2 盤石2区の“異変” /石川
◇通用するか、自民組織固め
9日。能美市の街頭演説に立った自民党の森喜朗元首相(72)は、にこやかに“友人”の漆原良夫・公明党国対委員長を紹介した。「親父(おやじ)の墓参りをしてくれた」。比例北陸信越ブロックで立候補を予定している漆原氏は「連立与党で政治の安定を」と返した。自公選挙協力を確認した瞬間だった。
森氏が立つ石川2区は過去2回、公明党が2万を超える比例票を得た。だが、森氏陣営の県議は今回の焦点を「長年培った票をいかに減らさないかだ」と打ち明ける。森氏に公明党の推薦状を渡した県本部の庄源一代表は「いままでよりも重い」と漏らした。組織が機能するのか−−。厚い地盤を誇った森氏でさえ防戦にならざるを得ない状況から、2区は全国的にも「政権選択の時代」の象徴のような目で見られている。
◇
自民党は長い時間をかけて県内に旧市町村、業界別の支部を設けてきた。08年、県選管に収支報告書を提出した支部は120に上り、党費や寄付、政党交付金など収入の総額は13億円を超える、盤石の体制を築き上げた。
地域支部の支部長を首長が務めることも多い。志賀町支部では細川義雄町長が支部長を務め、収支報告書上の住所は長年、町役場だった。だから「地域支部訪問」と銘打ち、県連幹部の県議らが市町役場を訪れ、公共事業などの要望を聞くのも恒例事業だ。先月の訪問では立候補予定者も同行し、国の予算をちらつかせた。
豊富な資金に裏付けられた組織の力は選挙になれば集票力に直結した。1票ずつ積み上げ、膨大な得票数につなげた。森氏の陣営は昨秋以降、地域支部や市町議が中心となり、選挙対策の拠点を旧市町村ごとに計16カ所設置。森氏も解散前からこまめに選挙区の各市町の地区を回り、国政報告会などを開いてきた。
ところが、今年に入り、小松、能美の各市長選では自民党の支援者が分裂。「一枚岩」の組織にほころびが目立ち始めた。森氏陣営の長年の有力支援者は「まとめなければいけない人間が好き勝手してる」。うんざりした表情で言った。
◇
一方の民主党。支部組織は県内に四つ、収入の合計は1億5000万円と自民党とは組織力に大きな差がある。2区の田中美絵子氏(33)の陣営も選挙対策の拠点は小松市など5カ所だけ。支援する県議は「自民党と比べれば組織はない」と正直だ。
陣営の狙いは「自民批判の受け皿」。田中氏は派遣社員だった経験から、小泉改革で生じた格差社会の変革を訴える。10日には田中氏がかつて秘書を務めた河村たかし名古屋市長が選挙区入り。森氏の集会が行われた会場を自転車で横切り、「庶民と王様の戦い」と声を張り上げた。陣営幹部は「長年の自民支持者の離反もある」と手応えを見せる。
2区には幸福新人、宮元智氏(49)と無所属新人、宮下龍治氏(57)も立候補を予定している。【栗原伸夫】
3757
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:08:51
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090815ddlk17010421000c.html
選択のはざまで:09衆院選・石川/3 農業の危機 /石川
◇試される後継者対策
能登半島の先端は、海と山に囲まれた田に青々とした稲が波打っていた。日本の原風景が広がる珠洲市。稲作中心のこの地で農業を営む皆口和寛さん(58)は、コメの生産調整(減反)が始まった1970年、いち早く松林を切り開き、野菜作りを始めた「畑作のパイオニア」だ。スイカにカボチャ、特産の小豆「能登大納言」−−。毎年、豊かな実りに恵まれる。
高齢の農家から5・5ヘクタールの水田を託されている。それが、ここ最近、周辺で耕作放棄地が目立つようになった。自身の農地も含め「規模拡大にも限界がある」と思っている。「年配の就農者の意欲を引き出すような政策はないか」。そう願う。
◇
民主党がマニフェストに掲げる農業政策は、すべての販売農家を対象に農産物の価格と生産コストの差額を補償するものだ。07年参院選は、これで農村票を集め躍進したとも言われる。大票田のはずの農家離れに危機感を募らせた自民党は、コメを家畜の飼料などに転作する際の助成金を拡充する「水田フル活用」政策で対抗。さらに今回「すべての意欲ある農家を支援対象とし、面積・年齢要件は撤廃する」としている。
ただ、高齢化といった根本的な問題は置き去りにされたまま。県農業政策課によると、県内の農家の平均年齢は67歳。奥能登での一昨年の調査では「10年後に農業を続けられない可能性がある」が7割。さらに「後継者がいない」とした農家は9割を超えた。
河北潟や能登地区で耕作放棄地を耕す井村辰二郎さん(45)=金沢市=は「自民も民主も風呂敷が大きすぎて、方向が見えない」と話す。高齢化やアジアでの穀物需要の高まり、グローバル経済など農業を巡る問題は複雑化している。「あらゆることと関連づけながら議論していかないと」。将来への不安が募る。
◇
新規就農者を呼び込む取り組みもある。県やJAなどが支援する財団法人「いしかわ農業人材機構」(金沢市)は07年から、県内での就農を希望する県外出身者を対象にインターンシップを実施。受け入れ先の農家で野菜の収穫や箱詰めを体験するもので、既に参加者の半数が就農した。
8月上旬、皆口さんのスイカ畑で汗を流す若者2人の姿があった。就農希望者による12日間の農作業体験だ。このうち、東京都の黒田一平さん(39)は「作る側に回りたい」と生協を退職。以来、各地のインターンシップに参加している。珠洲のおおらかな土地柄を好ましく思う半面、農家の8割が兼業と知り、不安は隠せない。「最終的には雇用の問題。ここに仕事があるのでしょうか」
だが、皆口さんは楽観的だ。消費者のニーズを読み取り、漬物などの加工にも取り組む。新しい農の道を歩み始めているのだ。「志があれば何とかなる。目標を高く持っておいしい作物づくりに挑戦するのは楽しいし、目標に近づけた時は本当にうれしい」。こんな声がいつまでも聞ける政策を、農家は切実に求めている。【澤本麻里子】
3758
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:10:41
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/feature/index.php?cat=381&author=32
2009年8月14日(金曜日)
㊤
自・民 初のがっぷり四つ
風受け無党派どう動く
郵政民営化をめぐり自民は前回、真っ二つに割れた。分裂選挙にかかわらず圧倒的な追い風を受け自民前職の稲田朋美氏が初当選。今回、自民へは逆風が吹き荒れる。
「4年前に一緒に戦った方も、そうでなかった方も、私と戦いを始めてください」。7月下旬の事務所開きで稲田氏は厳しい表情で結束を呼び掛けた。
前回、党本部が擁立した稲田氏に対し、県議、市議の大半は松宮勲氏を推した。支持団体の対応も分かれた。この4年間、稲田氏は地域や企業・団体をくまなく回り、松宮氏の旧支持者と融和を図ってきた。地区後援会は40に届いた。分裂していた党福井市支部と福井・足羽支部も合流。松宮陣営を仕切った前田康博県議が選対本部長として陣頭指揮する。
衆院解散後はほぼ連日、地区単位の集会を開き有権者とひざ詰めで対話を重ねる。「牛歩のように一歩一歩前に進んでいる」と稲田氏。基盤固めに必死だ。
対する民主前職の笹木竜三氏は前回、稲田氏に373票及ばず比例で復活した。ここ3回連続で自民に県内3小選挙区を独占されているだけに、小選挙区で雪辱して牙城(がじょう)を崩そうと懸命だ。
笹木氏はボランティア中心の草の根運動を得意としてきたが、今回は従来になく民主色を色濃く打ち出し「福井だけが取り残されてはならない」と政権交代を訴える。選対本部長の山本正雄県議は「前回の反省を生かし後援会、党県連、連合福井が一緒に選対本部を組んだ」。根強い個人票と民主の地方議員、労組の組織力がうまくかみ合うかが鍵となる。
周辺部の得票と政策の浸透も焦点だ。福井市の農山漁村部や永平寺町に食い込むため、農業者への戸別所得補償制度などを説明する集会を続けている。陣営は民主に転じた松宮氏の個人票を取り込みつつ、保守層の批判票や無党派層をより多く引きつけたい考え。
小選挙区になってから福井1区では、無所属が絡む複雑な構図の選挙が続き、がっぷり四つで自民、民主が戦うのは実は初めて。稲田、笹木両陣営とも後援会や支援組織を軸に拡大を図るが、前回とは全く逆の風向きが投票にどこまで影響するか読み切れずにいる。
「自民にお灸(きゅう)を据えたいと思う人や無党派層に熱を伝えるには、古里福井への思いと政策を細やかに訴えるしかない」と稲田氏。笹木氏は追い風を感じつつも気を緩める気配はなく、ミニ集会、街宣活動をきめ細かく展開。情勢がいいと言われながら北陸で唯一議席を奪えなかった2年前の参院選の反省がある。
「政権選択選挙」のはざまで、存在感を示そうと躍起なのは共産新人の金元幸枝氏。7度目の衆院選挑戦となる。「選挙後は民主中心の政権ができる可能性が高い。新しい枠組みで国民の暮らしを守る政治をつくるには共産党の躍進が欠かせない」と“建設的野党”の役割を強調する。
雇用問題への取り組みや「蟹工船(かにこうせん)」ブームで党員や機関紙読者は増えているが、頭打ちの感は否めない。力を入れる雇用対策でさらに支持を広げようと、派遣切りに遭った非正規社員が応援演説に立つ場面もある。重複となる比例を優先し、活動法にも腐心する。
幸福実現新人の堂下道代氏は消費税全廃による景気浮揚などを訴えている。
× × ×
18日の衆院選公示まであと4日。県内3小選挙区の直前情勢を追った。
3759
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:11:21
㊥
自民の党内混乱 影響は
保守地盤 変化の兆しも
5選を目指す自民山本拓氏と、小選挙区で初出馬の民主糸川正晃氏。同じ衆院予算委に籍を置いた前職同士の一騎打ちとなる。山本氏は4万票近い差をつけて圧勝した前回とは一転、党内の混乱による逆風の中での戦い。解散後に国民新から民主へ移った糸川氏は「政権交代」を訴え、攻勢を強めている。
山本氏は解散前、総裁選前倒しの署名運動を行い、党内がごたつく一因となった。2日、鯖江市で開かれた陣営の第1回選対会議で、ある出席者が切り出した。「先生なりの判断で行動したと思うが、有権者の理解は得られていない。頭を下げ一言おわびの言葉で…」
山本氏は「ごもっともな話。おわび申し上げたい。さらに応援していただけるよう説明していく」と理解を求めた。
30歳で県議に初当選。以来、9回目の選挙となる。”山本党”とも呼べる強固な支持基盤を築いてきたが、先の党内混乱の余波を最小限に食い止めるため、支持者に釈明する苦しい戦いを強いられている。
一方で態勢は整ってきた。保守系の県議、市議らの協力を取り付け、推薦状も日増しに増加。支持者回りは2巡目に差し掛かり、全域での浸透を着実に進める。民主が提唱する戸別所得補償に対しても、財源問題や日米自由貿易協定(FTA)交渉促進を模索する動きへの批判を強め、農村部をまとめ上げる作戦だ。
ただ、保守的な地域にも変化の兆しはある。8月上旬、奥越の山間部を訪れた糸川氏に対し、農作業をするお年寄りが話しかけた。「こんな農政じゃあかん。ほおっておかれっぱなしや」。地方の抱える課題を見ると同時に、「政権交代」を求める風がここまで吹き寄せていると糸川氏は肌で感じた。
解散後、糸川氏は路地裏まで入り込むきめ細かな活動を展開。多い日には一日30カ所以上の夏祭り会場に足を運び、握手を交わす。企業、各種団体のあいさつ回りは優に100を超えた。各地域の区長連合会、自治会長会からも推薦を取り付けた。
全国的な追い風を受け陣営は「相手の背中は見えてきている。勢いを持続させたい」とするが、民主は2区で「非常に厳しい戦いの歴史がある」(野田富久選対本部長)。糸川氏も「ここで手を抜いた方が負け。止まってはいられない」と話し、一時は旧盆前に一区切りの予定だった運動を急きょ続行すると決めた。
自民の混乱が山本氏にどう影響し、民主に移ったばかりの糸川氏はどれほど風を受け止められるか、票の動きは読みにくい。両陣営は「糸川氏は知名度は低いかもしれないが、その分マイナス要素を見つけにくい。未知数の強みがある」「百戦錬磨の山本氏の陣営がどう動いているのか見えにくい。なりふり構わず走れるだけ走るしかない」とそれぞれ相手への警戒を強めながら、運動を組み立てている。
幸福実現新人の河合勇樹氏は「日本海ベルト地帯構想」などを掲げ、支持を訴えている。
3760
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:13:24
2009年8月16日(日曜日)
㊦
広域区 弱点克服に懸命
大票田 市部の攻防が鍵
安全保障や景気対策など「継続」を訴え4選を目指す自民前職の高木毅氏。自民への逆風が吹き荒れ「初当選時と同じかそれ以上に厳しい」と陣営は語る。8月初めの敦賀市の事務所開きや同市で行った集会などでは、支援者に訴えかける際に感極まって涙声になった場面もあるほど。一方で高木氏は「飛行機は向かい風がないと飛ばない」と逆境をバネに団結を強調する。
解散した日に地元に戻り、翌日から始動した。選挙区内すべてに入り、各区長ら支援者回りを徹底的に展開。多くの人と握手するため、各地区の夏祭りなどイベントにも精力的に顔を出し、支持基盤固めを進めてきた。
陣営は「越前、小浜両市を中心に、状況を見ながら全地区を回ってきた」と説明。解散からの実質的な選挙戦は40日間と長く、“動員型”の集会ではなく「草の根運動」を重視している。
郵政民営化を争点にした前回選で敗れ民主からの再起を期す元職の松宮勲氏は、選挙区も1区から3区に替えて挑む。今回「ゼロからスタートで、手応えを計る尺度がない」(陣営)ことに頭を悩ませてきた。総合選対本部長を務める玉村和夫党県連幹事長が前回まとめ上げた連合福井の労組票を基盤に、地道に政策を訴え続けてきた。
元自民で衆院2期の実績を生かし、従来の民主にはない層にもアプローチを強める。7月下旬の事務所開き後の選対会議で、連合福井の馬場修一会長は「労組はしっかりしているが、もう一歩踏み出し、一般の支持者を拡大していくと確認した」。1区時代からの支持者も陣営に入り、運動を広げている。
出馬を決めて1年半余り。小さな集落まで選挙区をくまなく回った。ここに来て越前市で市民レベルや女性のグループが発足し始めるなど、広がりが出てきた。地方主権の政治、社会保障制度の再構築を軸に訴え、自民支持層の取り込みにも力を入れている。
多くの市町を抱える広い選挙区だけに、地域のせめぎ合いも焦点だ。
前回、前々回と高木氏は、大票田の旧武生市での得票が民主候補を下回った。支持拡大へ向け、5回目となる今回初めて越前市で朝立ちを行った。マイクを持って商店街を歩くなど浸透を図った。
一方、民主側の弱点は郡部。過去2回とも大きく水をあけられた。松宮陣営は、根強い保守地盤に風穴を開けようと力を注ぐ。旧丹生郡は地元県議がきめ細かい支援活動を展開し、旧町村単位の集会で農業政策などを説明。若狭地区も周辺部での活動を強める考え。高木氏の地元敦賀市では「自民批判票の受け皿に」と狙い、15日には岡田克也幹事長も入った。
高木氏は生まれ育った敦賀市を基点に、大票田の越前、小浜両市に勢いを広げて押し切る構え。対する松宮陣営は「やっと追い付きつつある」とし、労組票を固めた上で越前市などで支持者の輪を広げ、上積みを図るのに必死だ。
幸福実現新人の北野光夫氏は直前まで市議を務めた実績を訴え、地元越前市をはじめ全域で街頭演説などをこなしている。
3761
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:16:11
377 :無党派さん:2009/08/16(日) 10:34:04 ID:VxEhaRSL
今朝の愛媛新聞第3面掲載
愛媛県以外の四国3県直前情勢記事
【徳島】
●1区:
6選を目指す民主前職仙谷を、3度目の小選挙区挑戦となる自民前職岡本(比例四国)が追う。(以下略)
●2区:
民主前職高井(比例四国)と自民前職山口が激しく競り合う。(以下略)
●3区:
4選を目指す自民前職後藤田に、民主新人仁木が3回目の挑戦。
(中略)
追い風に乗る仁木が猛追しており、激戦の模様。(以下略)
379 :無党派さん:2009/08/16(日) 10:36:09 ID:VxEhaRSL
今朝の愛媛新聞第3面掲載
愛媛県以外の四国3県直前情勢記事
【香川】
●1区:
4選を目指す自民平井、前回は比例で復活した民主小川の前職対決に、共産新人河村が割って入る。
3度目の対決となる平井と小川は激しい競り合い。(以下略)
●2区:
議席死守を図る自民前職木村と、4年前の雪辱を狙う民主新人たまきが激しく競り合う。(以下略)
●3区:
自民前職が大野が圧勝を続けてきたが、今回は元自民参院議員を父に持つ無所属新人の真鍋の出馬により保守分裂の様相。(以下略)
380 :無党派さん:2009/08/16(日) 10:37:13 ID:VxEhaRSL
今朝の愛媛新聞第3面掲載
愛媛県以外の四国3県直前情勢記事
【高知】
●1区:
自民前職福井、民主新人田村の二大政党対決に前知事の新人橋本が政界再編を掲げて無所属で割って入る混戦で、無党派層の動向が鍵を握る。
知事時代から橋本への支持が扱った無党派層にも民主への追い風が影響し、田村が勢いづく。(以下略)
●2区:
自民が築いてきた強固な保守地盤に、強い逆風が吹きつける。(以下略)
●3区:
初挑戦した4年前の雪辱を期す民主新人中山が、7選を懸ける自民前職山本の議席奪取へ意気込む。(以下略)
※高知3区の記事の末尾
「共産新人村上は比例優先の戦いになりそう」
って、それ正直に書き過ぎw
3762
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:18:43
>>3761
香川1は自民平井が前で
高知3は自民中山が前か
3763
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:46:25
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shiga/CK2009081302000234.html
票の行方 1区
2009年8月13日
衆院解散から3週間余り。事実上の選挙戦は折り返し点を過ぎ、各陣営は予想得票をにらみ、集票に向けてしのぎを削る。2005年の前回衆院選では、小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政解散の“劇場”で、無党派層の票が自民に動いた。しかし、今回の状況は逆。民主が圧勝した2007年参院選の投票結果も参考に「政権選択」の票の行方を各区ごとに探る。
「10万票はないと復活を許してしまう」。民主前職の川端達夫さん陣営の成田政隆・選対本部事務長は言う。選挙区で勝利した上で、自民前職の上野賢一郎さんの比例復活当選を阻むことが大きな目標だ。
2年前の参院選では、民主候補の1区内の得票率は48・3%。自民候補に大きく差をつけた。この傾向のままで投票率が前回衆院選並みの約70%に上れば、10万票超えは確実となる。
逆風で苦杯をなめた前回選挙でも、得票数は03年の前々回よりも伸びている。成田さんは「風を考えず、これまでの活動を評価してくれる人の票も増やしたい」と語る。川端さんは、前回は不十分だった駅立ちやミニ集会を精力的にこなしている。
「参院選での負けはショックだった」と語るのは、上野さん陣営の世古正・選対本部長。無党派層の票を呼び込めなかったため、自民候補の1区内の得票約7万4600票は、自民、公明の支持者の票でほぼ占められていた。この結果を踏まえ今回の選挙では、基礎票固めがうまくいったとしても、川端さんと勝負するには厳しい数字だ。
世古さんは、前回総選挙で勝利した9万4600票余りの実績に望みをつなぐ。上野さんは40代の若さを生かし、自民政治の世代交代を訴え、地元の若手経営者との関係づくりにも努めてきたという。「この選挙で4年間の活動が問われる」と世古さん。逆風下でも、無党派層の取り込みを意識した活動が続く。
近畿160万票を掲げる共産は、1区で選挙区、比例とも3万票を目指す。新人川内卓さん陣営の八木修・選対本部事務局長は「『比例なら共産』という人も多い。前回衆院選の1・5倍を目指す」と街宣に力点を置く。
◆立候補予定者
上野賢一郎44 党青年局次長 自前
川端 達夫64 党副代表 民前
川内 卓53 党県書記長 共新
対中 章哲58 幸福実現党県代表 諸新
3764
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:47:00
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shiga/CK2009081402000209.html
票の行方 2区
2009年8月14日
前回の郵政選挙で分裂した保守票の行方が注目される2区。自民前職の藤井勇治さん陣営は、40近い党支部の一本化に尽力し、一定の手応えをつかんでいる。
藤井さんのこの4年間の活動も地元重視に努め、ミニ集会や懇談会を毎週末こなしてきた。彦根、米原、長浜3市と郡部の市町でそれぞれ個人後援会を作り、その会員数は計4万人に上るという。
陣営は前回並みの投票率で8万5000票を見込む。しかし、陣営幹部は「前回吹いた小泉旋風がない分、どれだけ(無党派票が)目減りするか読めない」と気をもんでいる。
選挙当日に向け、各地でミニ集会や個人演説会を実施する予定。陣営は自民への逆風を意識し「政党色よりも、藤井個人を前面に出して支持を訴える」と意気込む。
対する民主前職の田島一成さんの陣営。“郵政劇場”に世論の注目が集まる中でも、6万7000票余りを獲得した前回衆院選の結果を重くみている。「勝つために最低でも9万票は狙う」と江畑弥八郎・選対本部長は語る。
2007年参院選では、2区内での民主候補の推定得票率は49・8%。前回衆院選並みの投票率なら、約9万1000票の得票に相当する。
民主系県議が前回時の2人から7人に増えたことも好材料だ。江畑さんは「地域との距離が近くなった。麦踏みのように地盤を固めてきた」と話し、さらなる票の上積みに自信を深めている。
共産が2区に候補を立てなかったことから前回の共産候補に入った約1万票の動向はどうか。同党の奥谷和美・県委員長は「選挙区で候補を立てない以上、共産支持者にどうこうせよとは言えない」と自主投票に任せる方針だ。
今月8日、草津駅前で志位和夫・党委員長が街頭演説。まず冒頭に呼び掛けたのは「自公政権さようならの審判を下そう」だった。共産関係者は「民主候補の方にある程度の票が行くかもしれない」とみている。
3765
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:47:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shiga/CK2009081502000242.html
票の行方 3区
2009年8月15日
人口増加地域で無党派層の動向が選挙の流れを大きく左右する3区。自民前職の宇野治さんは、選挙区内の4市の中で特に草津市を「決戦の地」と位置付けている。
過去2度の衆院選で民主前職の三日月大造さんに敗退。いずれも草津での得票差が結果に直結した。自民に追い風が吹いた前回でも、草津で三日月さんに約2400票離されたことが響き、きん差で負けた。
自民が惨敗した2007年参院選では、草津だけで自民は民主に約8700票もの大差を許した。宇野さん陣営の奥村芳正・選対副本部長は「今回は追い風がない分、過剰な期待は禁物」と気を引き締める。
宇野さん本人は無党派層にも支持を呼び掛ける一方、陣営は地元支援者を通じた組織票固めに懸命だ。
無党派層の支持獲得には一日の長がある三日月さん陣営。都市部や新興住宅街は半数以上が無党派層と分析。連合滋賀の組合員も動員し、駅前やスーパー、イベントなどで政策を訴える。
三日月さん陣営の出原逸三・選対本部長は「前回衆院選で自民に流れた無党派層を引き戻し、さらに保守層にも食い込みたい。投票率を70%として(前回の約7万4000票に加え)1万票以上の上積みが目標」という。
2年前の参院選では、3区の民主候補の得票率は5割を超えており、目標の数字は十分手の届く範囲にある。三日月さんは、これまで自民支持だった中小企業も回り、新たな推薦を取り付けるなど攻勢をかけている。
過去の国政選挙の得票率から、共産は3区内で厳しい戦いを強いられている。それでも無党派層が拡大している地域であるため、集票増にかける期待は少なくない。
新人の木村真佐美さん陣営の選挙責任者、石堂淳吉さんは公示前までの選挙活動を鍵とみる。「後援会PR活動や支部ごとの街宣など、党員を総動員して先手を打っている」と話す。小選挙区、比例ともに各1万8000票が目標。1万票余りの過去の実績を上回る数字で、期待の高さがうかがえる。
3766
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 11:48:12
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shiga/CK2009081602000185.html
票の行方 4区
2009年8月16日
4区では前回総選挙と2年前の参院選で、自民と民主の得票率がほぼ正反対になった。民主前職、奥村展三さん陣営の谷康彦・選対本部長は「郵政選挙で自民前職の岩永峯一さんが獲得した9万8000票はとりたい」と意気込む。
目標には奥村さんの前回の得票に加え、さらに約2万票の上乗せが必要。直近の参院選で民主候補の得票率が同区内で5割に達しており、可能性は十分あるとみる。
選挙で強い組織力を発揮してきた岩永さんの引退も好機ととらえ、おひざ元の甲賀市へ切り込む。同市選出など選挙区内の4人の県議が票固めを分担する。さらに党所属の2人の参院議員もそれぞれ近江八幡、東近江両市を地盤としており、奥村さんと“二人三脚”で浸透を図る。
自民県連の一般公募をへて名乗りを上げた自民新人の武藤貴也さん。地盤・看板がない上に、党への逆風の中で厳しい戦いに臨む。
武藤さんの陣営は近年の国政選挙における4区内の投票動向から、得票率45%を当選のボーダーラインと分析している。投票率が前回衆院選並みとすると、目標は9万500票以上だ。
ただし、民主に追い風が吹いた前回参院選で、自民候補が同区内で獲得したのは7万票余り。自民・公明の支持票にさらなる上積みが必要となる。
武藤さんは自転車で各地を回るなどして、若さと行動力をアピール。陣営スタッフは「まずは名前と顔を覚えてもらうこと。地域の人たちに親しみを感じてもらえる存在にしたい」と話す。
4度目の国政挑戦となる共産新人の坪田五久男さん。前回の総選挙では得票率が9%だったことから、陣営は「まずは10%超を確実にしたい」と話す。小選挙区、比例ともに2万3000票を目指す。
坪田さんは街頭での訴えのほか、昨秋から対話型のミニ集会を多数開催。農業者や派遣労働者らの質問に丁寧に答え、党の政策の浸透を図っている。
3767
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 13:17:18
>>3733
福島県連はイケイケドンドンですね。
宮城県連も6区から誰か居ないのかな
3768
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 13:28:20
>>3738
確かにそうですね(笑)愛知は久野統一郎といいよくわからない理由で燃え尽きて引退する議員が出る風土なんですかね(?)真面目に考えるとやはり2世議員であるが故にということですかね。木村隆英も父が県会議員で変則的ではありますが世襲ですから。
比例優遇の件改めて確認してみてみると気になる点が、96年の名古屋市内の自民党の立候補者は、木村以外は前職か元職でした。推測ですが、そのあたりに優遇がなされた理由があるのかもしれません。ただ00年はちょっと理由がないんですよね。各県に一つずつ枠をふったという感じなのかなとも思うのですが。東海ブロックに限らず00年ぐらいまでは色んな理由で比例単独や優遇の候補が多かったですよね。
それとはじめましてが後になり失礼しました。これまで数年間ROMばかりだったのですが、皆さんの熱心な書き込みを読んでいて我慢できなくなりはじめて書き込みました。あまりいいネタはもっていませんが、これからも時々書き込んで行きたいと考えています。とはずがたりさんはじめ皆さんよろしくお願いいたします。
3769
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 13:57:04
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20090816000000000010.htm
28人出馬予定 衆院選、県内小選挙区
08/16 08:05
県内8小選挙区では、計28人が立候補を予定し、前回選を5人上回る見通し。比例東海ブロック(単独)には、県内関係では前回と同じ1人が出馬を予定している。
小選挙区の立候補予定者の内訳は、自民8人、民主8人、共産2人、新党の「みんなの党」1人、無所属1人。諸派の政治団体「幸福実現党」も全区で擁立する。
政権を争う自民、民主両党は前回に続き、全区で対決する。共産は前回5選挙区に候補を擁立したが今回、都市部の擁立に絞った。
2〜6区の5選挙区は自、民両党による事実上の一騎打ちとなりそう。3区は民主新人が自民前職に挑み、2区は自民前職と民主元職が争う。4、5、6区は自、民の前職同士の戦いとなる。
都市部の1、8区は自、民の対決を軸に、比例票の上積みも狙う共産が絡む。1区には、みんなの党の新人が立つ。
7区は保守層の分裂を招いた前回郵政選挙の因縁が絡み合い、自民前職、民主新人、無所属元職の有力3氏が争う全国有数の激戦区となっている。
社民は擁立断念
社民党県連合は15日、衆院選の県内小選挙区で公認候補の擁立を断念し、民主党支援に回る方針を決めた。1区と8区で擁立を検討してきたが、桜井規順代表は「勝利できる展望が開けない」と断念の理由を語った。
社民は前回選で初めて小選挙区への擁立を見送り、2回連続の不出馬。民主への選挙協力は「政権構想や生活者第一の政策は支持できるものが多い」としつつ、立候補予定者の中には憲法9条をめぐる対応などで政策に差異もあり、各支部ごと協力態勢を判断する。
3770
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 14:12:16
>>3768
おお,始めましてと云うか長らくのROM感謝と云うべきか,兎に角レス感謝っすヽ(´ー`)/
板の雰囲気,書き込みの敷居高かったですかねぇ??
これからも宜しくです〜。
取り敢えず96年に唯一の新人に優遇付けてそれが既得権益的に00年にも引きずったと云う感じでしょうかねー。
3771
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:14:39
>>3669
>>3672
美人票があるならイケメン票もあるはず。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gifu/CK2009081602000178.html
笠原県議が離党届、民主支援 自民に新たな悩み
2009年8月16日
岐阜1区で自民が分裂した前回の郵政選挙で、前職佐藤ゆかりさん(東京5区に転出)を支援した自民党の笠原多見子県議(岐阜市選挙区)が15日、離党して民主支援に回る考えを表明した。18日の公示を前に前回衆院選のしこりが表面化。自民陣営は「予想していた」と平静だが、逆風下でさらに向かい風を強めることにならないか心配する声も出ている。
笠原氏は同日、県庁で記者会見。今衆院選で1区の自民公認が郵政造反組の前職野田聖子さんに決まり、佐藤さんが国替えした経緯が不透明と指摘。「野田さんから一度も説明がなく、しこりは残っている。県連でも役職などで冷遇され、党に期待が持てない」と話し、14日に自民党県連に離党届を出したことを明らかにした。同県連幹部は「離党届は事務局で預かり、時機を見て対応を検討する」としている。
笠原氏は今後、1区から出馬予定の民主新人柴橋正直さんを「若く、これからの人に懸けたい」として支援する考えを明言した。
今回の離反について、野田陣営幹部は「(笠原氏は)もともと反野田の姿勢で、織り込み済みの部分はある。大きな流れにはならない」と冷静さを装った。だが、別の幹部は「痛い。選挙に協力しないとは想定していたが、民主支援は想定外」と明かした。
一方、民主党県連幹部は「突然のことなので驚いている」としながらも「厳しい選挙を戦う中、ありがたい」と歓迎。今後については「詳細が分からないのでコメントできないが、こちらから接触することはない」と笠原氏の出方を待つ姿勢を示した。 (山本真嗣、竹田佳彦、河原広明)
3772
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:15:59
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090816_06.htm
衆院選 東北の情勢
衆院選(30日投票)は18日の公示まで残り2日となった。7月21日に衆院が解散してから既に25日間が過ぎ、東北の25選挙区と比例東北(定数14)に挑む各陣営は、事実上、選挙後半戦の激しい攻防を展開している。各選挙区と比例の公示直前の情勢を見る。
◎青森/1区、事実上の自・民対決に
1区は、国民新や連合青森などの推薦を受け、小選挙区初勝利を狙う横山(民前)と、前議員の父津島雄二から後援会組織を受け継ぎ、無所属ながら自民県連の全面的な支援を受ける津島(無新)が激戦を繰り広げている。
升田(無新)は元経産相平沼赳夫の後押しを受け、第三極を強調。吉俣(共新)、渡辺(社新)は街頭演説を精力的にこなす。
2区は、全域に後援会組織を張り巡らす江渡(自前)が優位に立つ。中野渡(民新)は県連代表田名部匡省の支持者を核に猛追。熊谷(無新)は地元大間町を中心に支持拡大を図る。
3区は、9選に向け実績をアピールする大島(自前)と、政権交代の必要性を強調し、無党派層への浸透を図る田名部匡代(民前)が激しい前哨戦を展開。両者の顔合わせは4回目となる。
4区は、強固な支持基盤を誇り、5選を狙う木村(自前)に、社民や連合青森、国民新の支持母体「郵政政策研究会」など非自民勢力の結集を目指す津島(民元)が挑む構図となっている。
◎秋田/3区、前回同様混戦の様相
1区は、3選を目指す寺田(民前)と前回比例東北で復活当選した二田(自前)との一騎打ち。寺田は座談会を精力的に開き、幅広い層への浸透を図る。二田は、厚い支持基盤を頼りに8選を期す。鈴木(共新)は党勢拡大を狙い、藤井(無新)は知名度アップに奔走する。
2区は、引退した元農相野呂田芳成の後継指名を受けた金田(自新)を、民主推薦の山本(社元)が追う。この2人に、民主を離党した一部幹部らが支援する川口(無新)が割って入る。3度目の挑戦となる佐々木(み新)も懸命に支持を訴えている。
3区は、前回と同様、御法川(自前)と京野(民新)、村岡(無新)による地域戦の様相を呈し、混戦模様だ。御法川は大票田の大仙市を地盤とし、衆院議員2期の実績を前面に出す。内陸の湯沢雄勝地域を地盤とする京野は後援会組織に加え、推薦を受けた社民、連合秋田もフル稼働する。自民党籍を持つ村岡は沿岸の由利本荘地域を中心に強固な支援態勢を整え、元経産相平沼赳夫の支援も受ける。
◎岩手/2区、自民議席死守に躍起
1区は、再選を目指す階(民前)が厚い支持基盤と地道な街頭活動の積み重ねで他の陣営をリード。高橋(自新)は政党色を薄め、市民派をアピールする。吉田(共新)、伊沢(社新)は比例票を重視した戦いを展開している。
2区は、前回敗れた畑(民新)が参院議員や県議の支援を受けて、出身の久慈市や内陸部で支持拡大を図り、民主への追い風も受ける。県内の小選挙区で自民の議席を唯一守り続ける鈴木(自前)は、危機感をバネにどぶ板選挙に徹する。
3区は、4選を目指す黄川田(民前)が着々と組織を固めたほか、地道な支持者回りを重ね、前回得票の大幅な上積みを狙う。前回に続く挑戦となる橋本(自新)は各地で精力的に座談会を繰り広げ、支持を訴える。
4区は、14選を目指す小沢(民前)が後援会を中心とした盤石の組織力で他を突き放す。高橋(自元)は小沢の秘書時代の人脈を生かし、切り崩しを図る。瀬川(共新)と小原(社新)は比例とともに、浮動票の掘り起こしに努める。
◎山形/1区、遠藤氏と鹿野氏譲らず
1区は、5選を狙う遠藤(自前)と11選を目指す鹿野(民元)が事実上の一騎打ちを演じ、一歩も譲らない支持固めを展開する。政治家の世襲批判を訴え勢いをつかみたい遠藤に対し、鹿野は「政権交代」を強調し、追い風に乗ろうと躍起だ。
佐藤(共新)は6度目の国政挑戦。比例と連動し、票の上積みを狙う。伊藤(無新)は元経産相平沼赳夫のグループから立候補する。
2区は、初の小選挙区勝利を狙う近藤(民前)が知名度を武器に優位に戦いを進める。自民支持層に切り崩しをかけ、全域に支持を広げてきた。鈴木(自新)は引退した元農相遠藤武彦の後継者。2区内の自民県議14人は地域ごとに選対組織を張り巡らし、必死の追い上げを図る。
3区は、13選を目指す加藤(自前)が逆風による票の目減りを最小限に食い止めようと、全域の集落をくまなく歩く。前回獲得した約16万票は過去最多。吉泉(社新)は民主と共闘体制を敷き、自民の金城湯池に挑む。長谷川(共新)は初の国政挑戦。若者の雇用問題を訴える。
3773
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:16:18
◎宮城/4区、伊藤氏と石山氏の攻防激化
1区はともに再選を狙う土井(自前)と、郡(民前)が事実上の一騎打ち。土井は支持固めに躍起。郡は政権交代を訴える。角野(共新)は2度目の挑戦で、比例票獲得にも取り組む。
2区は比例から回り強固な後援会に支えられる中野(自前)と、無党派層への浸透を狙う気象予報士の斎藤(民新)が競る。福祉分野に人脈がある佐藤(無新)が割って入る。
3区は元蔵相故三塚博の後継で3選を目指す西村(自前)と前回の雪辱を期す橋本(民元)が3度目の対決。候補を立てなかった共産支持層の動向が焦点。
4区は外務副大臣で4選を狙う伊藤(自前)と、2度目の挑戦となる石山(民新)が激しく競り合う。ともに農業政策を訴えている。加藤(共新)は党勢拡大に躍起。
5区は5選を狙う党国対委員長代理の安住(民前)が幅広い支持を集める。追う斎藤(自新)は3度目の挑戦。
6区は小野寺(自前)が沿岸、内陸とも満遍なく浸透している。菅野(社前)が民主党の協力を得て追う。
◎福島/1区、亀岡氏と石原氏が競り合う
1区は、亀岡(自前)と石原(民新)が競り合う。前回、コスタリカ候補と連動して約17万の大量得票を挙げた亀岡は組織の引き締めに懸命。追い風に乗る石原は都市部の浮動票も狙う。山田(共新)は比例と連携して党勢拡大を図る。
2区は、根本(自前)と太田(民前)の一騎打ち。根本は地元を小まめに回り、態勢固めを急いでいる。千葉7区から選挙区替えしてきた太田は若さを武器に急速に浸透している。
3区は、盤石の地盤の玄葉(民前)に、5区のコスタリカ解消で移った吉野(自前)が挑む。吉野は比例順位の優遇も期待する。
4区は、追い風の中で14選を目指す渡部恒(民前)を、前回は比例復活の渡部篤(自前)が追う。元県議の小熊(み新)は若さと第三極をアピールする。
5区は、コスタリカ解消で比例から回る坂本(自前)と、前回は比例で復活した吉田(民前)が公示前からデッドヒートを演じている。9月のいわき市長選も微妙に影響している。
◎比例代表/出馬70人前後、民主の伸びどこまで
定数は14。前回の議席は自民6、民主5、公明、共産、社民が各1だった。報道各社の世論調査で自民党を上回る民主党が、どれだけ議席を伸ばすかが焦点。単独、重複を合わせて70人前後が立候補するとみられる。
自民はコスタリカ方式を原則廃止した。一部を除き、選挙区候補のほぼ全員を比例名簿の同一順位に登載する見通し。福島5区から3区に国替えして重複立候補する前議員吉野と、宮城2区から単独比例に回る前議員秋葉の処遇が焦点となる。このほか単独3人を下位に登載する。
民主党は選挙区候補のほとんどを同列1位で名簿登載するほか、下位で地方議員ら複数の単独候補を擁立する。
公明党は6選を狙う前議員井上と元議員若松ら3人を擁立し、初の2議席獲得を目指す。
共産党は単独2人と選挙区5人を登載。3選を目指す前議員高橋の1議席確保を図る。社民党は選挙区候補6人全員を同一順位に登載。解散前の1議席を死守する構え。
3774
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:21:23
青森3:自民大島が前
岩手2:民主畑が前
宮城1・2・3:自民が前 なのに4は「激しく競り合う」
秋田3:御法川・京野・村岡の順
山形1:自民遠藤が前、2は近藤が前
福島1・2・5:いずれも自民が前
基本接してるところは自民が前。(議席数順ってやつで)
民主リードしてるところは民主が前といったところかな?
458 :無党派さん:2009/08/16(日) 13:25:22 ID:nwMfq71j
河北の事前情勢の順番はなにかな?
470 :無党派さん:2009/08/16(日) 13:37:06 ID:3n/Qdvij
>>458
たぶん各区の世論調査はしてなくて、
これまでの経験と記者の感覚で記事書きました、
てな奴だな。
3775
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:24:53
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081401.html
広い2区、頼みは地元力 石見部組織や共闘でカバー '09/8/14
--------------------------------------------------------------------------------
全国の他の選挙区と比較しても面積が広い衆院選島根2区。陣営は有権者が多い出雲市周辺に力点を置く一方、県西部では地元議員や支援団体がバックアップに汗を流している。立候補予定者が地元入りできなくても、組織力や野党共闘でカバーする。
自民党前職の竹下亘氏(62)、国民新党前職の亀井久興氏(69)=比例中国=が立候補を予定する。選挙人名簿登録者数31万4310人(6月2日現在)のうち、出雲市と斐川町が37%を占める。無党派層が多い両市町が勝負の分かれ目ともいわれるが、石見部もおろそかにできない。
4日以降、竹下氏が訪れていない浜田市。自民党系の地元県議や市議がローラー作戦を展開している。パンフレットを配布するほか、ミニ集会も開いて農業政策などを訴える。ある浜田市議は「理解してくれる農家が多い。厳しい選挙だが、逆に支援者は締まってきた面もある」と話す。
邑智郡では、地元県議や首長、町議の応援を得て、解散直後に公民館単位の街頭演説やミニ集会を繰り広げた。邑南町議は「前回より多くの地元支援者に声をかけたせいか、集まりも良い」と手応えを口にする。
亀井氏は党幹事長として東京でのテレビ出演も多い。邑智郡では、推薦する社民党の日高勝明・邑南町議が邑智地区選対副会長に就任。日高氏が理事長を務める町内の福祉施設を、長女で参院議員の亀井亜紀子氏と一緒に回るなど、前回にない動きも出てきた。
浜田市で11日あった久興氏の遊説には、地元の連合系県議がつきっきり。津和野町や吉賀町では、旧島根3区時代の後援会メンバーらが足場を固める。陣営は「浜田、益田市は社民党系市議が多く、社民の応援にも期待したい」としている。
幸福実現党の相浦慎治氏(41)も立候補を表明している。(田中伸武、馬場洋太、河野揚)
3776
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 14:25:23
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081501.html
隠岐諸島、激戦の構図 自民「実績」×民主「風」 '09/8/15
--------------------------------------------------------------------------------
医師不足や少子高齢化などの課題を抱える衆院選島根1区の隠岐諸島。離島振興の実績を強調する自民党に対し、民主、連合系の県議を誕生させた民主党は、国民新党との共闘で攻勢をかけている。 隠岐4町村の有権者は約1万9千人。自民党の支援者が多いとされ、同党前職の細田博之氏(65)は、前回衆院選(2005年)で民主党新人に計4千票以上の差をつけた。
しかし07年の県議選隠岐選挙区(定数1)で、民主、連合系の新人門脇誠三氏が自民党現職を破り初当選。さらに同年の参院選での国民新党新人亀井亜紀子氏の得票は、自民党前職に約700票差にまで迫った。
隠岐が県議の空白地域となったことを受け、自民党系県議12人は昨年6月、隠岐振興議員懇話会を発足させた。観光活性化などに取り組むのは、選挙を意識した動きでもある。党隠岐支部幹部は「隠岐のことを常に考えてきたのは自民党だ」と力を込める。
細田氏は、4日の松江市での記者会見で小選挙区の課題として真っ先に離島振興を挙げた。党務の合間を縫って半年に1回程度、諸島に渡っている。
民主党新人の小室寿明氏(48)の隠岐選対は「追い風は隠岐でも吹いている」と勢いに乗る。小室氏は門脇県議の県政報告会に合わせ、昨秋以降、7回渡った。5日には亀井氏と4町村を回り、5カ所で街頭演説。郵政政策研究会など国民新党支援者も集まった。
門脇県議は「隠岐でひっくり返すには国民新党との共闘が鍵。ただ、県議選や参院選の構図がそのまま当てはまるわけではない」と気を引き締める。
共産党新人の石飛育久氏(31)は立候補を決めた07年秋から4回渡った。街頭に立ち、農林漁業の活性化や医師確保の必要性などを訴えている。
幸福実現党新人の池田健一郎氏(29)も立候補を表明している。(長久豪佑)
3777
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 14:26:59
>>3767
この辺
>>3619
の強気さも含めてイケイケバンバンですなー。
因みに
>>3733
の有馬氏はこの人。須賀川市は定数2だが二回連続無投票か。。
引退済みだったが擁立して太田支援に動いて貰うという感じかと思って調べたら郡山都市圏の須賀川だけど2区ではなく3区管内なんですねぇ。。記事良く読んだから3区の候補者という事が判る訳ですが,須賀川なら2区への波及も見込めるかもしれませんな。なかなか戦略的かも。
03年県議選
◇須賀川市(定数2)
[当] 無投票 有馬 博 61 民主 現③ 県民連合
[当] 無投票 橋本克也 39 自民 現③ 自由民主党←元自民改ク所属
05年県議選
須賀川市 定数2−無投票
当 宗方 保 59 民主 元 3 (元)須賀川市議
当 橋本 克也 43 自民 現 4 (元)党県政調会長
3778
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 14:37:01
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090816_07.htm
衆院選 東北の注目区
岩手2区 祭り会場で、見物客に支持を訴える立候補予定者=15日午後
福島1区 盆踊りに飛び入り参加し、アピールする立候補予定者(中央)=15日夜
自民、公明両党の連立政権継続か、民主党を中心とした新政権樹立かを争点とする衆院選は18日公示され、30日の投票日に向け12日間の選挙戦に入る。東北の25選挙区には自民、民主、共産、社民、みんなの5党に、諸派、無所属を加えた計96人が立候補を予定。公示を目前に控えた土曜日の15日、候補予定者は各地で激しい前哨戦を繰り広げた。東北の激戦区、話題の選挙区で各陣営の表情を追った。
◎宮城3区/座談こなす/自転車街宣
自民党前議員の西村明宏氏(49)、民主党元議員の橋本清仁氏(38)による3度目の激突。これまでは西村氏が政権与党の組織力と「小泉旋風」で連勝したが、今回は民主党に吹き続ける追い風を背に、橋本氏が攻勢を強める。がっぷり四つで、双方が火花を散らす。
西村氏は名取、岩沼両市を中心にあいさつ回りや座談会を精力的にこなした。夕方には名取市の夏祭り4会場をはしごした。「農業や教育、子育てなど政策を一つずつ丁寧に説明すれば、有権者に納得してもらえる」と手応えを語る。
「みんな異常なほどの危機感を共有している。死に物狂いで戦うしかない」と党県議。陣営の切迫感は、橋本氏に242票差に迫られ、比例復活当選を許した初対決の比ではないという。
一方の橋本氏は、亘理町の商店街を自転車に乗って街宣。買い物客でにぎわうスーパーの前で、「国民の生活を第一に考え、政権交代で金の使い方、政策の優先順位を変える」と気勢を上げた。柴田町の会合、母校の同窓会にも出席した。
浪人時代の約4年間、「親方」と敬う小沢一郎党代表代行の指示通り、地方議員を増やし、選挙区の隅々を歩いた。「臨戦態勢は整った。親方の教えをやり抜くだけだ」と決意を語った。
幸福実現党新人の小林睦明氏(38)は都市部で支持を求めた。
◎青森1区/電話作戦/朝一番の演説
東北最多の6人が立候補を予定しており、激しいつばぜり合いを演じる。お盆に配慮し街頭演説を避けた陣営もあったが、街に繰り出した候補予定者が目立った。
民主党前議員の横山北斗氏(45)は、青森市の住宅地などを巡回する予定だったが、「お盆でくつろぐ家庭に失礼がないように」(陣営幹部)と計画を変更。事務所を拠点にした支援者への電話連絡などで、支持拡大に向けた念押しに励んだ。
共産党新人の吉俣洋氏(35)は、青森市中心部の商店街に。同党比例東北の前議員高橋千鶴子氏(49)と並んで演説し、支持を呼び掛けた。
社民党新人の渡辺英彦氏(69)は五所川原市へ。街頭演説した後、青森市に戻って反戦と平和を訴える集会などに顔を出し、浸透を図った。
幸福実現党新人の上田一博氏(59)も青森市の商店街などを回った。
朝一番に街頭に立ったのは「自民党県連公認」で立候補する無所属新人の津島淳氏(42)。午前7時半から青森市の国道4号交差点などで演説し、「国民の目線に立った政治を実現し、青森が抱える課題に取り組んでいきたい」と訴えた。
無所属新人の升田世喜男氏(52)も午後から、青森市の街頭で演説。「自民党か民主党か、という観点だけで日本の未来を選択してはいけない。政党に流されてはいけない」と主張した。
3779
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 14:37:28
>>3778
◎岩手2区/集落走る/500人に名刺
民主王国の岩手で、自民党が過去4回にわたって守り続ける唯一の議席。自民党前議員の鈴木俊一氏(56)は危機感をバネに遊説に力を入れ、前回敗れた民主党新人の畑浩治氏(45)は祭り会場で支持を訴えた。
鈴木氏は午前中に出身の山田町で親せき宅のあいさつ回りを行い、午後からは県議らとともに広報車に乗って宮古市内を駆け巡った。約3時間かけ、山あいの集落や中心部を回った。
「お盆のさなかにお騒がせして恐縮です」。住民を気遣いながら、住宅地など数カ所でマイクも握った。30人集まった個所もあれば2人という個所も。鈴木氏は「後援会も危機感を持っている。これをバネに頑張りたい」と言い、汗をぬぐった。
畑氏は午前中から盛岡市のベッドタウン、滝沢村に近い雫石町を重点的に歩いた。地元県議の紹介で地域を回った後、夕方から祭り会場に入り、町民約500人に名刺を配った。
会場には、雫石町出身の1区の民主党前議員の姿も見られた。畑氏の要請を受け、自らの選挙活動を休止して全面支援。地元選出の参院議員も同行し、畑氏は党を挙げての支援を励みに「今回は負けられない戦いです」「必ず政権交代します」と声を掛けながら見物客に握手を求めた。
幸福実現党新人の工藤哲子氏(46)は、滝沢村を中心に回った。
◎山形1区/どぶ板実践/祭りはしご
東北有数の激戦区と言われる山形1区。自民党前議員の遠藤利明氏(59)と民主党元議員の鹿野道彦氏(67)が政党のメンツをかけ、火花を散らす集票合戦を展開する。
自転車に乗って前哨戦を戦う遠藤氏は地元上山市内の農村部に繰り出し、約40の集落で票を掘り起こした。住宅地の細い道にも入り込み、終日徹底した「どぶ板選挙」を実践した。
各集落では自転車に積んだスピーカーを手に「『2世』でも官僚出身でもない、たたき上げの政治家が必要だ」と強調。数十キロの走行を終えた後は夏祭りに顔を出し、名前を売り込んだ。
議席奪還を狙う鹿野氏は連日の街頭演説を休止し、山形市内の支持者回りや支持団体の会合出席など地道な票固めに専念した。夜は町内会の夏祭り会場3カ所を訪れ、住民と交流を深めた。
陣営も支持の底上げに走った。選対本部長の舟山康江参院議員は同市内の大型店前に繰り出し、「官僚丸投げの政治から国民主役の政治に変えるのは有権者の1票だ」と声を振り絞った。
共産党新人の佐藤雅之氏(36)は同市中心部でマイクを握り、「憲法9条を守るため、奮闘する」と力を込めた。幸福実現党新人の森大吾郎氏(35)は同市内の街頭で活動を展開。無所属新人の伊藤香織氏(27)も選挙区内の支持者らを訪ね、票の開拓に努めた。
3780
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 14:37:40
>>3778-3779
◎福島1区/分刻み移動/静かに訴え
4人が立候補を予定する福島1区は、自民党前議員の亀岡偉民氏(53)と民主党新人の石原洋三郎氏(36)が激しく競り合う。大票田の福島市を中心に支持を求めて駆け巡った。
議席死守を誓う亀岡氏は早朝から福島市や相馬市の集会、盆踊りなど約20カ所を訪問。分刻みのスケジュールの中、有権者に歩み寄り握手を求めるなど支持拡大に努めた。午後6時すぎには街頭演説のためJR福島駅前でマイクを握り、道行く市民に「東京の意見に流されては福島が駄目になってしまう。地元のことをしっかり考えよう」と熱弁を振るった。
追い風に乗る石原氏は午前7時、福島市野田町の国道13号沿いに立った。「お盆の間は音を出すものは避けた」と演説は封印、通り過ぎる車に手を振るにとどめた。午後は、市内数カ所の夏祭り会場であいさつ回り。同市北沢又の会場で地元老人会の男性から「チャンスだな」と声を掛けられると、握手しながら「政権交代に向け頑張ります」と応じた。
共産党が県内で1人だけ擁立する新人の山田裕氏(54)は、午前10時のJR福島駅前を皮切りに福島市内10カ所以上で演説。終戦記念日に合わせて「憲法9条を守り、日本が世界平和のルールを確立すべきだ」と訴えた。
幸福実現党新人の大橋一之氏(40)は福島市や伊達市で浸透を図った。
◎秋田3区/ミニ集会に熱/朝市歩く
激しい前哨戦を繰り広げている自民党前議員と民主党、無所属の2新人は、選挙区内を懸命に駆け回って支持を呼び掛けた。
自民党前議員の御法川信英氏(45)は、地元大仙市の成人式に来賓として出席。祝辞で「前向きで充実した人生を送ってくださることを心から祈っています」と新成人にエールを送った。
式後、活動を本格化。由利本荘市内であいさつ回りなどを行ったほか、横手市内でもミニ集会を開き、2期務めた実績をアピールした。
民主党新人の京野公子氏(59)は、地盤の湯沢市に近い横手市増田町の朝市会場を訪れ、店主や買い物客に声を掛けながら名刺を配った。
店主から「民主党への期待は大きいよ」と話し掛けられると、「期待を裏切らないよう頑張ります」と笑顔で応じた。
午後は、大仙市を中心にあいさつ回りなどをこなした。
幸福実現党新人の西本篤氏(39)は、仙北市内で支援を訴えた。
無所属新人の村岡敏英氏(49)は、午前は湯沢市内で街頭演説を行い、午後は拠点のある由利本荘市内に戻った。集会を開いたほか、地区の夏祭りにも顔を出した。
村岡氏は、ミニ集会の会場で「4年前の選挙から日本の政治は混迷した。秋田の再生のために働かせてほしい」と支持者に訴えた。
2009年08月16日日曜日
3781
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 14:47:53
>>3779
激突すげえなぁ。
聴衆2人でもやってる鈴木
> 鈴木氏は午前中に出身の山田町で親せき宅のあいさつ回りを行い、午後からは県議らとともに広報車に乗って宮古市内を駆け巡った。約3時間かけ、山あいの集落や中心部を回った。住宅地など数カ所でマイクも握った。30人集まった個所もあれば2人という個所も。
1区の運動を中断して迄駆けつける階。比奈子ちゃんが出るけど楽勝だもんなー。
> 畑氏は午前中から盛岡市のベッドタウン、滝沢村に近い雫石町を重点的に歩いた。地元県議の紹介で地域を回った後、夕方から祭り会場に入り、町民約500人に名刺を配った。
>会場には、雫石町出身の1区の民主党前議員の姿も見られた。畑氏の要請を受け、自らの選挙活動を休止して全面支援。
>地元選出の参院議員も同行し、畑氏は党を挙げての支援を励みに「今回は負けられない戦いです」「必ず政権交代します」と声を掛けながら見物客に握手を求めた。
閉伊・宮古でのビハインドを岩手と久慈・九戸で取り返したい所である。
3782
:
名無しさん
:2009/08/16(日) 15:09:45
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090816ddlk25010229000c.html
’09衆院選しが:組織はどこへ/3 労組の団結、不況で揺らぐ /滋賀
◇「働く権利を」原点回帰へ
7月24日夜、4区の竜王町であった民主前職の集会後。湖東地域の運送会社で労働組合役員を35年間続ける50歳代の男性運転手は悔しがる。「政権交代のチャンス。やらなあかんと思うが、最近は同僚に響かなくてね」。ショックだったのは07年7月の参院選。民主候補のリーフレットを会社に山ほど持ち帰り、事務所のカウンターに積み上げた。「みんなでさばいてくれ」。だが、山はほとんど減る気配がない。そのまま公示日を迎え、リーフレットはほこりをかぶっていた。
民主党の大基盤、「連合」。滋賀県はその発祥の地である。
大津市長選で県内の労働4団体が初めて共闘し、支援候補が当選したのが1972年。2年後の知事選では、旧八日市市長だった武村正義氏を推して当選させ、一大勢力となった。当時を知る連合幹部は「1人の候補のもとに思想を超えて一つになるなんて、全国的にも考えられない事態だった」と語る。
15年後の89年、労働4団体が全国規模で統一され、「日本労働組合総連合会(連合)」が結成された。時代はバブル景気の絶頂期。製造業が盛んな県内では、当時の組合員は約7万6000人。毎年の春闘で1万円前後の賃上げを獲得し、運動は波に乗っていた。
だが、91年にバブルが崩壊しリストラが始まると、失速する。04年までに派遣法の規制が緩和され、同じ工場に組合員と派遣労働者が混在するようになると、求心力はさらに弱まった。不況も追い打ちをかける。昨秋以降、雇用状況が極端に悪化し、県内の有効求人倍率は6月現在0・34倍で、過去最低だ。労使交渉で勝ち取れるものは減り、09年4月の県内組合員は約6万7000人に減った。
「賃金はどう頑張っても上がらず、賃下げや解雇を防ごうと踏ん張っているのが現状」と、通信会社の組合員(50)。今回の衆院選公示が迫る中、「あきらめ気分の中で選挙と言われても腰が重い」と打ち明ける。
また、製造会社の研究員(32)は前回衆院選で支持者名簿に家族の名前を書いたが、今回は距離を置く。「現場は極限まで経費を切りつめているのに、組合予算は聖域のように守られる。そんな人たちが『ガンバロー』と呼びかけても……」
足元が揺らぐ現状に、連合滋賀の松元光彦事務局長は「原点に立ち返る時だ」と強調する。「こういう事態を招いたのは、国が政策を誤ったから。働く権利を取り戻すため、もう一度、労働者が一つにならなくては」と。
3783
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 17:18:56
をん!?標準語なんか喋ってるだかやあ?!
そりゃいかんら。まともな遠州弁早く喋れるようにならにゃ,滲透も出来やせんら。
>元アナだけに、聴き取りやすい演説は好評だが、標準語だけに、地元有権者には「冷たい」と受け取られることも。
片山氏早くも小泉氏投入で静岡7区激戦
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090816-531714.html
前回衆院選の因縁もあり全国屈指の激戦区となりそうなのが静岡7区だ。追い風の民主党候補も加わった三つどもえの乱戦は、早くも「最終兵器」を持ち出しての激闘になっている。自民党の刺客だった片山さつき氏(50)は15日、小泉純一郎元首相(67)を決起大会の応援弁士に投入。7月の事務所開きでは土下座するなど必死だ。無所属の城内実氏(44)は4年間、ゼロから築いた草の根運動をさらに拡大する「草の根爆発作戦」を展開。民主党斉木武志氏(35)は、民間出身の父幹夫さん(63)と「親子鷹どぶ板」を踏んでいる。
浜松市内で行われた片山氏の決起大会。ノーネクタイ、ダークスーツ姿の小泉氏が笑顔で現れると、1600人の聴衆から大きな歓声が上がった。解散後に自民党の応援に飛び回っている小泉氏だが、女性刺客の中では初の応援。民主党による政権交代について「本当にやらせてみたいくらい。どんなマジックをつかうか。ハトを山のように出して鳩山だと言われてもしかたない」と笑いを誘った。片山氏も「気温34度の中で自転車をこぎ、物理的に命をかけた選挙ですが、頑張ります」と支持を訴えた。
片山氏は、7月11日には「伏してお願いします」と土下座して支持を訴えた。「強い女」のイメージが先行するだけに、後援会幹部は「話せばいい人物で優秀。だが、言葉遣いや高飛車な態度に問題があった」と指摘。その意見を受け入れ、土下座になったという。別の選対幹部は「今後も自然な気持ちとして(土下座が)出ることがあるだろう」と話す。
一方の城内氏は、地道な活動で築き上げた草の根運動をさらに拡大する作戦だ。05年の落選後、秘書も雇うことができず、家族4人、支援者ゼロから出直した。近所の農家から規格外の野菜を分けてもらい、拡声器を担ぎ、スニーカーで地元を歩き続けた。「信念」で郵政民営化法案に反対し、地道に毎朝つじ立ちを繰り返す姿勢は、多くの地元有権者に好意的に受け入れられた。県内外から有志が1人、また1人と結集し後援会登録者は数千人規模に拡大。県内外から交代でボランティアに来るスタッフは100人規模となった。
前回選挙はつじ立ち、遊説中心だったが、今回は対話も可能な30〜40分間のミニ集会も多用している。地道に築いた草の根を手がかりに、根の地中で爆発的に拡大したい考えだ。
元NHKアナウンサーのイケメン斉木氏は、民主党への風を頼りに因縁のライバル2人に追いつき追い越す勢いだ。元アナだけに、聴き取りやすい演説は好評だが、標準語だけに、地元有権者には「冷たい」と受け取られることも。そんな斉木氏をバックアップするのが、父幹夫さん。会社を退職した昨年3月から、横浜の自宅から浜松の斉木事務所2階に「自主単身赴任」。斉木氏と手分けしながら「斉木の父です」とどぶ板を繰り返している。「本人が来い」と怒られることもあるが、おおむね好評だという。後発だが、浸透も進んでいるといい、斉木氏は「全国の民主党への流れが、浜松でも感じられるようになってきた」としている。【清水優】
[2009年8月16日11時3分 紙面から]
3784
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 19:23:08
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081601000273.html
公明、太田代表も「背水の陣」 重複立候補見送り
衆院選で東京12区に立候補する公明党の太田昭宏代表は16日、比例代表に重複立候補しない意向を固めた。神奈川6区の上田勇広報委員長も重複を見送る方針。公明党が擁立する小選挙区候補者8人はすべて小選挙区単独の「背水の陣」を敷くことになる。複数の同党幹部らが明らかにした。
公明党は「現場の士気を落とす」として2003年と05年の衆院選では重複立候補を認めなかったが、今回は与党への逆風を考慮し見直しを検討。特に太田氏については「万が一でも代表が議席を失うわけにはいかない」として、比例東京ブロックにも立候補すべきだとの意見が出ていた。しかし最終的に「しっかり活動すれば小選挙区で当選できる」との分析に加え、「比例で復活当選しても代表としての影響力低下は免れない」と判断したとみられる。
6小選挙区を抱える関西では「復活当選によって比例単独の当選者を減らすわけにはいかない」として8月上旬に重複しない方針を確認。関東の太田、上田両氏についてはぎりぎりまで検討が続いていた。党関係者は「関東と関西で対応が異なるのも支持者に説明がつかない」としている。
2009/08/16 15:49 【共同通信】
3785
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 19:47:37
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081601000446.html
舛添氏、比例1位立候補を拒否 自民、衆院くら替え打診
自民党参院議員の舛添要一厚生労働相に、党東京都連などが衆院選の比例代表東京ブロック1位での立候補を打診したことが16日、分かった。舛添氏は共同通信社の取材に「出馬はあり得ない」と、くら替えを明確に拒否した。
自民党の一部には、党候補の象徴として知名度が高い舛添氏を擁立することで東京ブロックの集票力を高め、比例代表の獲得議席を増やしたいとの思惑があった。都内の25小選挙区へのてこ入れの意味合いもあり、公明党にも東京12区で立候補する太田昭宏代表の選挙戦に好影響を与えるとして期待する声が出ていた。
一方で、舛添氏が衆院にくら替えした場合、麻生太郎首相(自民党総裁)の後継を狙った動きと受け止められるとの指摘もあり、周辺には慎重論も根強かった。
比例東京ブロックは定数17。自民党は2005年の前回選挙で、国際政治学者の猪口邦子前衆院議員を名簿1位に登載した。
舛添氏は01年参院選の比例代表に出馬し初当選。07年に再選を果たした。同年8月から厚労相を務めている。
2009/08/16 19:25 【共同通信】
3786
:
二階席
:2009/08/16(日) 19:51:04
だからさぁ、みんな注目するの止めようよぉー。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081600142
大川総裁、一転して出馬へ=幸福実現党
宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする「幸福実現党」(大川隆法総裁)は16日、
衆院選の比例代表近畿ブロックから大川総裁が立候補すると発表した。同党は15日に
大川総裁の出馬取りやめを発表したが、広報局は「大川総裁の意向を確認せずに発表して
しまった。党内調整のミスであり、誠に申し訳ない」としている。 (2009/08/16-19:02)
3787
:
とはずがたり
:2009/08/16(日) 20:56:29
>>3785
今は参院議員の方が民主に高く売れますわな。色々計算高い禿添の事だ下野後なんか仕掛けることも視野に這入ってるかも。
>>3786
もう滅茶苦茶ですな。今度は定数の大きい近畿ブロックですかい。
少なくとも大川はどうしても議員如きになりたがって醜く足掻いてる小物ってことだけは明白に晒されてますねー。
3788
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:09:54
2005年選挙スレを見てみた。東北 定数14に対し、倍の28に擁立すると
メリットが生まれるのか。小沢は見逃さないでしょうね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/1400
名簿28位、でも応援に奔走 比例出馬の自民・佐藤氏
>「28位」にはもう一つ意味があった。「選挙上のテクニック」(自民党議員秘書)だ。比例代表の選挙で、名簿登載者の数が28人以上の場合は、新聞広告の掲載回数が16回多い64回に増え、サイズも大きくなる。政見放送の回数、放送時間も多くなるメリットがある。
3789
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:29:21
和歌山
>自公政権を評価しており、小選挙区は自民前職の3氏を応援する。いくばくか「大江票」があり、お手伝いできる。比例票獲得のための運動は考えていない。
西村、仲間にも裏切られるw
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000270908160001
【主要政党に聞く 〜09総選挙の戦略】
6 改ク 大江康弘・参院議員
2009年08月16日
●「政界再編」の受け皿狙う
・県内小選挙区は自民
――結党から約1年。初の国政選挙はどう戦いますか。
党所属国会議員5人のうち、衆院議員は西村真悟さん1人。選挙区、比例区とも公認候補は大阪17区の西村さんに絞り、その当選に全力を挙げる。比例近畿ブロックで1議席獲得するのは非常に困難なので、現実的には選挙区に集中し、私も大阪に入る。
――県内での選挙運動は。
自公政権を評価しており、小選挙区は自民前職の3氏を応援する。いくばくか「大江票」があり、お手伝いできる。比例票獲得のための運動は考えていない。
――民主党はダメですか。
自由党から民主に合流したが、元々思想的には保守。民主を離れた引き金は、ガソリン税の暫定税率の問題だ。私のような地方出身者には、撤廃は故郷の発展の否定だった。高速道路無料化などでも民主は大衆迎合的。政権交代のムードになっているが、我々は「立ち止まる勇気を」と訴えている。
――重視する政策は。
参院議員中心の党なので、総選挙でも二院制の必要性。西村さんのライフワークである拉致問題の解決も。また、自民、民主の2党に押し込める政界の枠組みは限界に来ており、小選挙区制見直しを主張しながら、早晩起きる政界再編の受け皿を目指す。
3790
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:48:07
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908140001
選択 −広島−
総選挙公示直前の情勢 上
2009年08月14日
総選挙の公示まであと4日に迫り、立候補予定者らは各地で激しい前哨戦を繰り広げている。「政権選択」をめぐって争われるとみられるだけに、与野党の政策論争も熱を帯びてきた。県内7小選挙区の公示直前の情勢を3回にわたって紹介する。
■1区/県内最多の6人予定
広島市の中心部を含むエリアに県内最多の6人が立候補を表明。昼間人口が多い市街地での街頭演説を中心に、政策の浸透を図っている。
父の故岸田文武・元衆院議員の地盤を受け継ぐ岸田氏は、安倍内閣で沖縄・北方担当相、福田内閣では消費者行政推進担当相を兼務。消費者庁創設の実績や「政策実行能力」を訴える。衆院解散後はミニ集会を繰り返し、保守系県議・市議、地元企業・団体の支持も固めて6選を狙う。
前回に続く2度目の挑戦で初の議席確保を目指す菅川氏は、県内の民主候補予定者で唯一1次公認を逃し、2月に3次公認を得た。「『風』を受け止められるよう翼をしっかり広げたい」(陣営)と、自転車で市中心部を走って政権交代を訴えている。
07年参院選で広島選挙区に立候補した藤本氏は核兵器廃絶や憲法9条の堅持を訴え支持層拡大を目指す。上村氏は前回総選挙に続く立候補。社民は比例票の上積みを視野に、1区に力点を置いている。山本氏は消費税などの全廃を掲げて街頭演説を続け、中村氏は「国立大の入試廃止」を訴える。(石田貴子)
■2区/前職2人 3度目対決
再選を目指す平口氏と、前回は1万7千票差で比例区の復活当選だった松本氏の前職2人の三度目の対決に、新顔の宮内氏が加わる。山間部から島嶼(とう・しょ)部まで多様な地域を抱えるものの、有権者の6割強は広島市西郊の西区、佐伯区に集中している。各陣営とも、ベッドタウンに多い無党派層の投票動向が勝敗の鍵を握るとみて、主要駅前や大型商業施設での街頭演説でしのぎを削っている。
2回目の挑戦で前回は初当選を果たした平口氏だが、自民の支持率低迷で「『今回だけは投票しない』と言われることも。逆風どころか暴風雨だ」(平口氏)。持論である社会保障の充実と政治への信頼回復へ全力を尽くすと訴え、こまめに地域を回る。
小選挙区で雪辱を期す松本氏は「税金の無駄遣いをなくすには政権交代しかない」と訴えてきた。政権交代で、年金・天下り問題も一挙に解決へ向かうと強調する。有権者と語り合える小規模集会を重ね、党基盤が弱い山間部や島嶼部へも浸透を図っている。
6月に立候補表明した宮内氏は教育改革を最優先課題に掲げている。(加戸靖史)
3791
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:48:52
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908150001
選択 −広島−
総選挙公示直前の情勢 中
2009年08月15日
■3区/「コスタリカ」協力体制に課題
選挙ごとに小選挙区と比例区の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を自民が継続した。前回比例区だった増原氏の陣営は自民への逆風を感じ、「厳しい戦い」とみる。課題は、比例区に回る河井克行氏との協力態勢。3日の選対本部会議で、河井氏は「増原先生を全力で支えていく」とのコメントを寄せた。河井氏陣営も「動かないと(河井氏自身の)地盤ががたがたになる」と危機感を募らせる。増原氏はあいさつ回りを中心に、持論の経済対策を訴えている。
2度目の挑戦となる橋本氏は、前回総選挙では次点となる約5万9千票を集めた。その後も地道な活動を続け、知名度アップに力を注いできた。「前回は話もさせてくれなかった人が、政策を理解してくれる」と手応えを実感している。安芸高田市や北広島町など選挙区北部を重点地域にする一方、都市部でも精力的に活動。地元郵便局長会の支援を取り付けたほか、鳩山代表ら民主党幹部も多数応援に駆けつけるなど、「追い風」を受けて支持層拡大を図る。
日高氏は教育や農業政策を中心に訴えている。(鬼原民幸)
■4区/「大物」に危機感
商工業地域からベッドタウン、農村まで多様な顔を持つ選挙区。10選を目指す中川氏と、3度目の挑戦となる空本氏の対決を軸に、沖氏が加わる。
官房長官や党幹事長を歴任し、後援会組織や業界などに厚い支持基盤を持つ中川氏だが、従来のように他の候補の応援に回る余裕はないのが実情。公務員制度改革など「ストップ官僚国家」を訴え、黄色いポロシャツでミニ集会や夏祭りに走り回るなど、地元にほぼ張り付いた状態だ。
06年の東広島市長選で、次男俊直氏が、中川氏の後援会幹部だった蔵田義雄氏に敗れたことに陣営は危機感を抱く。解散前に麻生首相の辞任や両院議員総会の開催を求めたが、最終的には首相と握手したことの影響も不透明だ。
空本氏は「だから、政権交代」と大書したポスターを作り、「日本の政治を根本から変える」と訴える。今回は、市長選で蔵田氏支援に回った保守票に期待。選挙区内にはマツダなど大規模工場も多く、推薦を受けた連合広島傘下の労組が支援する。
沖氏は消費税廃止などを訴えて支持拡大を図っている。(福家司)
■5区/前職2人が三度激突
池田行彦元外相の地盤を継ぐ寺田氏と、松下政経塾卒の三谷氏が競う。04年の衆院補選、05年の総選挙に続く3度目の対決。呉市から尾道市にまたがる選挙区で、過去2回は寺田氏が競り勝った。勝敗は有権者の7割強を占める呉市の票の行方次第だ。
財務省(旧大蔵省)出身で大和ミュージアムの予算にもかかわった寺田氏は、4年間の実績を強調。被爆2世で、原爆症認定集団訴訟の原告側救済でも存在感を示した。「地元の役に立つ政治家」が売り物だが、自民党県連は「5区を失うようなら、自民党は過半数割れ」と危機感を募らせ、企業や団体、地元議員らの結束固めに懸命だ。
三谷氏は「今度負けたら、勝つときはない」と背水の陣の構え。国民新党の組織的な支援を受け、保守地盤の支持の掘り起こしをねらう。「とことん政権交代」を宣伝するTシャツも用意し、若者ら無党派層の取り込みも意識する。擁立を見送った共産党は自主投票で、「こちらの不利にはならない」(陣営)。
呉市出身の塚本氏は街頭で消費税廃止や防衛体制構築を訴えている。(中川正美)
3792
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:50:08
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908160001
選択 −広島−
総選挙公示直前の情勢 下
2009年08月16日
■6区/前職に3人挑む
11選を目指す亀井氏に、小島、花岡、胡本の新顔3氏が挑む。民主は候補者を立てず、国民新の亀井氏を推薦。前回選挙で激戦を展開した6区から転身し、07年参院選で国民新の推薦を受けて当選した佐藤公治参院議員(民主)が応援に動く。北部に強い亀井氏と南部を地盤とする佐藤氏の協力で盤石に見えるが、亀井陣営は「支援者の動きが鈍い」と警戒。「新政権で存分に働いてもらうためにも大量得票での当選を」(後援会幹部)と組織を引き締める。
前回公認候補を立てなかった自民は4月、三原市・世羅郡選挙区選出で当選7回の県議だった小島氏を擁立した。小島氏は故・宮沢喜一元首相の元秘書。根強い支持者を持つ元自民の亀井氏を前に、候補者擁立に手間取ったが、今月2日、地元の世羅町で事務所開きをし、態勢を整えた。「6区を変えにゃいけん」の黄色いのぼりを掲げ、自民の議席奪還に挑む。
花岡氏は昨年9月末に立候補を表明し、街頭演説を繰り返して浸透を図っている。胡本氏は北朝鮮のミサイル阻止などを訴えている。(長尾大生、広津興一)
■7区/前職同士が3度目激突
4選をめざす宮沢氏と、昨年4月に比例中国ブロックで繰り上げ当選した和田氏の両前職による3度目の対決に、新顔の植松氏も名乗りを上げた。各陣営とも駅前での街頭演説や地盤での決起集会などで支持を訴え、激しい前哨戦を繰り広げている。
元首相でおじの故・喜一氏の地盤を継ぐ宮沢氏は「政権交代が目的の政治はあり得ない」と民主党を批判。内閣府副大臣として緊急経済対策などに取り組んだ実績を訴え、地元経済界の支持固めを急ぐ。保守系の福山市議の大多数の支援を受け、公明党支持者の決起集会にも顔を出す。
和田氏は連合傘下労組に加え、こまめな地域回りで無党派層への浸透も図る。「無責任な政治に鉄槌(てっ・つい)を下そう」と自公政権を批判。税金の無駄遣い根絶や後期高齢者医療制度の廃止も掲げる。民主党と連携する国民新党の亀井静香代表代行の中選挙区時代の支持層の掘り起こしも狙う。
植松氏は幸福実現党の立候補予定者の選挙区変更に伴い、15日に立候補が決まった。6月に立候補表明していた横山桂子氏は立候補見送りとなる。(吉田博行)
3793
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:51:19
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090813ddlk45010422000c.html
選択の風景:’09衆院選・みやざき/1 好機 /宮崎
◇保守王国に風穴を
「今度こそ日本を根底から変えなければ」
9日、雨の昼下がり。宮崎市田野町のスーパーの前に、1区から無所属で立候補を予定している川村秀三郎氏(60)=民主・社民・国民新推薦=の姿があった。買い物客ら約30人が傘を手に、足を止めている。
不出馬撤回、公認をめぐって揺れた自民のごたごた劇に埋没した感もあった。しかし、元林野庁長官ながら「脱官僚」を掲げ、草の根で政権交代を切々と訴え続けている。
「改革で失われた『人を大事にする政治』を取り戻さなければいけない。長年、霞が関にいて、このままでは日本はだめになると感じた」
篤実な人柄。最近は遊説先でのファッションにも変化が見られる。トレードマークの黄色いシャツは当初からだが、地味なスラックスからコットン地のラフなパンツに衣替えした。陣営も「官僚臭さが抜けたのでは」と顔がほころぶ。加えて演説に抑揚が出て、うまくなったとの評もある。
訴えに耳を傾けていた56歳の女性がつぶやいた。
「彼なら何か一つでも変えてくれそう」
◇ ◇
宮崎は3小選挙区すべてを自民が独占する保守王国。民主・社民・連合宮崎など非自民勢力で作る「クリエート・ニュー・ポリティックス(CNP)会議」にとって議席獲得は長年の悲願だ。
04、07年の参院選では一本化した候補を勝利に導いたが、衆院選は同一選挙区に民主・社民がそれぞれ候補を擁立し、共倒れしてきた苦い過去がある。これを踏まえ、昨年9月、史上初の「すみ分け」による共闘を決定した。
川村氏は、特に郡部の支援者回りで「風向き」の変化を感じ取っている。
「10軒に1、2軒はもう今の自民政治ではだめだという声を聞く。自民への落胆を肌で感じる」
連合宮崎の横山節夫会長も「小泉政権後、自公が進めた政策が雇用、医療、子育て、年金といった将来への不安を引き起こした」として、格差是正を前面に攻めまくる。
自民が候補一本化に失敗し、分裂した敵失も追い風だ。ただ、陣営の激励に訪れた民主の小沢一郎代表代行はクギを刺した。
「保守分裂で川村陣営有利と言われるが、そういう時が一番危ない」
好機−−。だからこそ、陣営は支援企業や連合傘下の組合に再度、活動の徹底を求め、手綱の締め直しにやっきだ。
07年の知事選で、約20万票を獲得しながら次点に泣いた。しかし培った地盤、人脈は、現政権への不満の追い風となって川村氏の背中を静かに、確実に押し始めている。
◇ ◇
18日の公示を目前に、事実上の選挙戦が熱を帯びている。有権者の目に選択の夏の風景はどのように映るのか。現場を歩いた。【衆院選取材班】
3794
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:51:46
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090814ddlk45010392000c.html
選択の風景:’09衆院選・みやざき/2 危機感 /宮崎
◇逆風の自民2候補
初の党公認を取り付けた自民前職の2区江藤拓氏(49)と3区古川禎久氏(44)。
しかし、今回は皮肉にも、その“看板”への風当たりが強い。ともに3選を目指す2人に試練の風が吹きつけている。
◇ ◇
「今から戦いが始まります」
事務所開きの2日朝、江藤氏は仏壇の実父に手を合わせ、語りかけた。額に汗して働く人のために古里を守れ−−。故隆美氏からの教えを自答しつつ、心を静め、支援者の待つ事務所へと向かった。
あいさつに立った。
「最初は『大丈夫じゃが』とみなさまの口から直接聞かせていただいた。今、そんなことを言う人はおられない」
「相手候補の名前は知らんけど、自民党の江藤さんには今回は入れんという話なんだそうです」
自虐的な言葉が続いた。選挙区を遊説し、耳にした有権者の声だった。引き締めの意味もあったろうが、かつてない気弱な発言に会場は静まり返った。
陣営には別の懸念材料もある。6月に無所属で立候補を表明した故大原一三元農相の長男、守人氏(57)の存在だ。中選挙区時代、隆美氏と一三氏はしのぎを削った仲だ。保守層の投票行動に一定の影響を与えるのは確実とみられる。
ただ、会場には心強い援軍も。前回05年の衆院選で敵味方として戦い、今回は1区で出馬予定の元参院議員・上杉光弘氏(67)だ。郵政民営化に反対した江藤氏は無所属での出馬を強いられたが、党本部が公認した“刺客”がこの上杉氏だった。
「前回取った6万余りの票は1票漏れなく江藤さんに行く」
挙党態勢で臨みたいと上杉氏は融和を強調した。江藤氏も先月5日、上杉氏の事務所開きに駆けつけている。選挙区をまたぐ互いの支持者や知人を紹介し合うのが狙いだ。
◇ ◇
政権交代ありきの風に、危機感を募らせるのは古川氏も同じだ。前回選挙では江藤氏と同様に郵政民営化に反対し、自民公認候補との保守分裂選挙に勝った。浪人時代から培った後援会組織と今回の公認獲得で、今回は盤石とみられていた。
「しかし」と古川氏はいう。
「『古川は頑張っているが、自民党だからだめだ』と。これが圧倒的だ」
6月、古川氏の発言が波紋を呼んだ。日本郵政社長人事での混乱で鳩山邦夫総務相が更迭された際、元秘書だった古川氏は麻生政権を批判。「国民の信頼を失った。大政奉還を決断すべき」と涙ながらに訴えた。その真意を「国民の懐に帰り、保守政党の原点に立ち戻るべき。信頼を築き直さなければならない」と説明する。
古川氏は「小泉政権から麻生政権になり、政策転換が図られた。緊縮から積極財政、地方切り捨てから地方重視へ。経済対策で実績も示した」と強調。自民党の現状を踏まえたうえで「厳しいからこそ運命をともにすると立ち上がってこそ、政党政治家としての義を貫くことになる」と支援を求める。【衆院選取材班】
3795
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:52:17
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090815ddlk45010267000c.html
選択の風景:’09衆院選・みやざき/3 風の行方 /宮崎
◇攻めへかじ切る野党
逆風にあえぐ自民を横目に、疾風に帆を上げるのはこの時とばかりに、野党が攻めへとかじを切る。保守王国を揺るがす「風」は果たして吹くのか−−。
◇ ◇
2区の大票田・延岡市。午前7時前、国道10号は工業団地などへ向かう通勤車がひっきりなしだ。
「おはようございます」
民主新人の道休誠一郎氏(56)=社民推薦=が手を振り、声を掛ける。ここ数カ月、朝の変わらぬ光景となった。時折、会釈を返されたり、クラクションの反応もある。「1日50回以上の辻立ち」を提唱する小沢一郎代表代行の命でもある。
「戦後長い間、国、地方を支配してきた自民党の役割にピリオドを打つ闘い」と道休氏は声に力を込める。
県内では唯一、事実上の自民対民主の一騎打ちの注目区だ。小選挙区制が導入され、米沢隆・元衆院議員が1区にくら替えして以降、自民に議席を明け渡しており、「聖地奪還」は、民主県連にとっては至上命題だ。
道休氏は海外の金融機関に勤務するなど経済に明るい。連合宮崎傘下の労組回りや集会でも県の経済立て直しについて訴えてきた。また、保守地盤の中山間地を歩いても「今度だけは民主に入れる」との声も聞くという。
ただ、選対本部長を務める田口雄二・県連幹事長は「そう簡単には勝てない」ときっぱり。陣営幹部からは「人柄は実直だが、ずうずうしいぐらいに自分を売り込んでもいい」との注文も。
風は都市部の浮動票をどう動かすのか。陣営にも読めない。
◇ ◇
推薦証を受け取った顔がほころんだ。先月28日、3区の社民新人・松村秀利氏(52)=民主推薦=は事務所に民主党・鳩山由紀夫代表の訪問を受けた。街頭にはツーショットのポスターも。選対本部長の満行潤一・県連副代表は「民主推薦だとアピールするため」とポスターの出来栄えと効果に期待を寄せる。昨年9月の出馬表明からまもなく1年。「暮らしとかけ離れた政治を国民に取り戻す」との持論を訴えるには十分とも言える時間だ。それでも、満行副代表は「自民対民主という対決の構図に埋没しかねないという危機感がある」と風向きを心配する。
◇ ◇
08年の蟹工船ブームや派遣切り問題で、一躍脚光を浴びた共産党。1区の公認候補・馬場洋光氏(40)は「民主政権が誕生する可能性は高いが、我々は一貫して自民と対峙(たいじ)してきた。共産は日本政治発展のカギだ」と強調。1区では自民でも民主でもない「第3の選択肢」の存在感をアピールする。【衆院選取材班】
3796
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:53:07
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090816ddlk45010311000c.html
選択の風景:’09衆院選・みやざき/4止 戸惑い /宮崎
◇揺れる支援団体
政権選択が争点の衆院選は、各党マニフェスト(政権公約)の先にある将来が吟味される。しかし、政権与党の自民を支援・推薦してきた団体には、現状への不満と変化への不安が漂う。追い打ちをかけるように1区は保守分裂となり、戸惑いが広がっている。1区の風景を追った。
◇ ◇
「自民政権なくして農林水産業の生きる道はない」。7月23日、宮崎市であったJA職員の研修会。1区総括支部長でもあるJA宮崎中央の森永利幸組合長が声を張り上げた。
矛先は、民主がマニフェストに盛り込んだ日米自由貿易協定(FTA)へと向かう。安価な米国産農産物との競争は脅威でしかなく、「瞬く間に農業は崩壊する」と切り捨てる。
農業者による政治団体、農民連盟。県内の盟友数は約6万5000人。研修会には無所属で出馬する元参院議員・上杉光弘氏(67)が出席した。
「私は農家の生まれ。その苦しさや収穫の喜びを知っている」と強調した。
自民党本部が公認候補擁立を見送ったため県連は独自に上杉氏を公認した。農民連盟も上杉氏推薦で固まった。ところが前国交相・中山成彬氏(66)の出馬という不測の事態が「一枚岩」の農民連盟を揺さぶった。
05年の前回選挙では中山氏を推薦した経緯がある。連盟内にはすでに中山氏を見切った声が大勢を占めているとはいえ、看過はできない。事実、12日の代表者会で「中山氏支持」を訴える声も上がった。
森永組合長は「今さら加勢できない」と突き放した。候補一本化に失敗した県連への不満を腹に収め、「団結して我々の代弁者を出さなければならない」と前を見つめる。
◇ ◇
県医師連盟は昨秋、中山氏の不出馬宣言を受け、早々に1区の自主投票を決めた。以降、動きはない。医療費削減など小泉改革への反発は根強いが、民主党の政策も未知数だ。委員長の稲倉正孝・県医師会会長は「連盟内にもいろいろな考えがあり、1区については新たな結論が出る見通しがない」と模様眺めを決め込む。
一方、公共事業削減で、業者の倒産が相次ぐ県建設業協会は「自民党県連の方針に従う」と上杉氏推薦でまとまった。
そして、自民と連立を組む公明党。小選挙区候補との選挙協力による比例得票は欠かせない。5月に宮崎市で開いた比例代表候補予定者の講演会では、通し番号を振り、事後チェックが可能な入場券が、自民系と無所属の3氏の後援会に配分されたという。そして先月30日、県本部が出した結論は「1区は自主投票」だった。公示まであと2日−−。【衆院選取材班】=おわり
3797
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:56:18
http://www.sakigake.jp/p/special/09/shuinsen/feature/04/article.jsp?kc=20090814kb
決戦 公示直前の県内選挙区
[秋田1区]勢いの民主、必死の自民
前職が直接対決、地道に支持訴え
5氏が名乗りを上げているが、民主党と自民党の前職同士による事実上の一騎打ちの様相を呈している。全国的な傾向と同様、民主が追い風を背に受け、自民は必死の支持固めで逆風に立ち向かう。
「追い風を受けている」。1日数回開く小集会での反応を受け、民主党の寺田学氏が話した。参加者からは、マニフェストを実現するための財源について具体的な質問が出るなど、政策への関心の高さを実感している。寺田氏は今回、小集会のほか地域の商店へのあいさつ回りなど、有権者との直接対話をより重視した活動を展開。社民党県連や連合秋田と手を携えての組織による訴えは、今のところ影を潜めている。
「従来の選挙を問い直したい」と寺田氏。今回の選挙戦では、公示後も選挙カーは使わず、これまで繰り返してきた「対話型」の手法を継続する考え。寺田氏は「有権者に受け入れられるやり方だ。自信はある」と話す。
本格的な選挙協力を展開しないうちに、実験的ともいえる手段で支持を訴えようとする姿勢の背景については、「追い風を実感しているからこそ」と見る向きもある。連合秋田の工藤雅志会長は「協力の具体的な話はこれから。比較的規模の大きい集会では人集めに協力したい」と話すが、社民党県連幹部の中には「選挙に新風を入れるのはいいが、地方で(都市型の手法が)効果を挙げられるかどうかは分からない」との声も。
■ ■ ■
一方、二田孝治氏は自民党への逆風の中、8回目の当選を目指して支持固めに必死だ。「今、自民党だからと支持してくれるケースはあまりない。聞こえのいい民主の政策に向いてしまっている」と二田氏。秋田市の農村部では「市中心部では(『風』の影響を受ける)浮動票が多いので、皆さんの力が必要だ」と訴え、危機感をあらわにした。
毎朝のつじ立ち、秋田市議の協力を得ての小集会、企業回り—支持者回りも、従来の2倍の回数を目指す。「逆風の中で、浮動票や無党派層をどう取り込むかが今後の課題」と陣営。
二田氏は過去2回の衆院選で、復活当選も含めて比例ブロックで勝ち上がった。今回は公明党県本部の中に「公明党の比例単独候補と票の食い合いにならないか」と懸念する声があり、二田氏は同党の1次、2次推薦から外れた。
しかし、今月に入って二田氏が集会で「今回は自民と公明で過半数をとらなければならない。私は選挙区で勝つ。比例は公明を支援してほしい」と明言したこともあり、12日に公明党が発表した3次推薦に名を連ねた。「自公の議席獲得のため、こちらからも協力していく」と公明党県本部の田口聡代表。
■ ■ ■
共産党の鈴木知氏は、比例東北での党議席獲得を視野に活動。週の半分ほどは選挙区の秋田市を離れ、大仙市や能代市などで小集会や街頭演説を重ねている。「まずは比例東北に出馬する高橋千鶴子氏の議席を守り、選挙区の自分たちがその後に続く形にしたい」と鈴木氏。党が候補者を擁立しない2、3区も含め、県内全域の党勢を重視する。
平沼赳夫・元経産相のグループに参加する無所属の藤井陽光氏は「自民支持でも民主支持でもない層の受け皿」を目指し、企業や各地域を回っている。公示後に平沼氏を招いて講演会を行うなどして、知名度アップにつなげたい考え。幸福実現党の鶴田裕貴博氏は街頭演説を続けている。
(2009/08/14 更新)
3798
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:56:52
http://www.sakigake.jp/p/special/09/shuinsen/feature/04/article.jsp?kc=20090815kb
決戦 公示直前の県内選挙区
[秋田2区]一転して混戦の様相
「無所属」が出馬、与野党に警戒感
元自民党の野呂田芳成元農相が引退。後継指名を受けた自民党の元参院議員金田勝年氏、社民党の元衆院議員山本喜代宏氏の与野党対決に、4月の知事選に立候補した無所属の川口博・前小坂町長が割って入り、一気に混戦模様となった。金田氏は自民党への逆風と川口氏参戦による保守票の目減りを警戒。川口氏は元民主党員らが支援する民主系候補の色彩が強く、民主、社民両党による共闘は事実上分裂したまま選挙戦に突入する。政権交代を求めながら、野党支持票の分散は必至だ。
金田氏は昨秋以降、旧市町村単位での集会開催をほぼ2順したほか、農業、建設業界など約350団体の推薦を得て、初挑戦の選挙区で足場固めを進めてきた。今月に入り、公明党の推薦も得て組織戦の基盤をさらに拡充させた。
ただ、川口氏への警戒感は隠せない。金田氏を後継指名した野呂田氏は知事選で川口氏を支援。このため、知事選での川口、金田両氏の支持基盤は重なる部分が多く、陣営幹部は「推薦団体や支持者の票が流れないよう働き掛けを強める」と引き締める。
野呂田氏は「国政と知事選は違う」と金田氏支持を強調し、公明党県本部も「(川口氏に)1票もやらない」と強固な姿勢だが、川口氏の知名度と民主色の強さから陣営は「非自民票の受け皿となり得る」と勢いを警戒する。党への逆風の中、「即戦力」などと訴える方針。川口氏への支持票流出を抑え、組織戦で優位に立ちたい考えだ。
■ ■ ■
一方、民主党の推薦を得た山本氏。陣営には、民主への追い風を背に選挙戦を展開する思惑があった。しかし、共闘するはずの民主党の2区常任幹事が、川口氏を応援するため集団で離党。2区の民主党がほぼ実体を失った現状に、社民支持者の間には「共闘が有名無実化した」「裏で誰かが糸を引いている」と民主党への不満が渦巻く。
離党しなかった元大館市議の民主党の2区常任幹事からは、山本氏への応援を取り付けた。社民党県連の石田寛幹事長は「川口氏はもともと自公の人間。社民と民主の党本部で協力を約束しており、政権交代を担う野党勢力の候補は山本氏だけだ」と強調し、今後も山本氏を両党統一候補と位置付ける方針を示す。ただ民主色を打ち出す川口氏の出馬で、どれだけ民主支持層に食い込めるかは不透明だ。
4カ月前の知事選で、2区地域では約11万8千票を獲得した川口氏。陣営幹部には川口氏擁立に携わった元民主党県連幹部も名を連ね、掲げた政策にも民主党の主要政策が並ぶなど、「民主票の受け皿」としてアピールしたい狙いは鮮明だ。その一方で川口氏は「民主支持層に限らず、自民内部にも政権交代を求める声はある」として、保守層にも浸透したい考えを示す。
■ ■ ■
知事選で川口氏を支持した団体、首長などは既に金田氏支援を打ち出しているケースが多く、出遅れは否めない。出馬には「民主に近い候補を待っていた」と歓迎する声がある一方、知事選の支持者からは「(保守から民主路線への転換は)義理を欠く行為」と反発も。ただ、知事選の余韻が残る中、今後の浮上を予想する向きもある。
佐々木重人氏は、渡辺喜美元行革担当相が代表を務める新党「みんなの党」の公認を受けた。渡辺代表の知名度を背景に「古い政治の一掃」を訴え、若者層などを取り込みたい考えだ。
幸福実現党の藤原純一氏は、消費税撤廃など党の政策を訴えていく方針。
(2009/08/15 更新)
3799
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 21:57:35
http://www.sakigake.jp/p/special/09/shuinsen/feature/04/article.jsp?kc=20090816kb
決戦 公示直前の県内選挙区
[秋田3区]攻める新人、懸命の前職
民主は順風背に 自民、巻き返しへ
3選を目指す自民党公認の御法川信英氏、民主党公認の京野公子氏、自民党籍を持ち無所属で出馬する村岡敏英氏が前回衆院選に続き、しのぎを削る。しかし、小泉旋風が吹き荒れた前回から状況は一変。自民党への逆風と保守分裂の中、前職の御法川陣営は防戦を強いられている。一方、京野陣営は政権交代への期待感を追い風に勢いづき、村岡陣営は地元の自民党県議らの支援を受けて意気盛ん。各陣営を取り巻く環境は大きく異なる。
御法川氏は前回、地盤とする大仙仙北地域の票の6割超を固めた。獲得した約11万4千票の半分に当たる票数。今回、陣営は「人物」「地元」を重視した選択を呼び掛け、地元票の取り込みに懸命だ。
御法川氏は小集会で「民主に一度、政権を握らせてもいいと思わせる雰囲気になっている自民が情けない。真剣にどう変われるかを考える時だ」と、自民の反省点や民主政権の危うさを細かく説明し、逆風の危機感をばねに巻き返しを図る。
陣営は当選ラインを10万票前後とみており、前回からの目減りをいかに抑えるかが課題となっている。雄平仙地域では、父の故英文氏時代からの有力支持層である大曲農高OBらの動きも鍵。湯沢雄勝地域では地元後援会が女性部会を立ち上げ、「御法川党」を掲げて支持を訴えている。
京野氏は前回、出遅れが影響して地元の湯沢雄勝で5割に届かなかったものの、3区全体で次点の約8万2千票を獲得。今回は地道な活動で知名度を上げたほか、民主への順風も受け、すべての地域で確実に支持を広げる勢いだ。解散から時間がたち、民主を後押しする風に一時期ほどの強さは感じられないが、本来は保守地盤の農村部でさえ政権交代を待望する声がある。
■ ■ ■
ただ、政権交代を望む声と、京野氏への期待感とは必ずしも一致しない。陣営も、候補者個人への支持がどれほどのものかは測りかねている。それでも選対幹部の中には「12万票を目指す」と強気な声も。活動は民主党と共闘する社民党、連合秋田に支えられている部分が大きい。2区で共闘が事実上破たんした影響は今のところ表面化していない。
村岡氏は自民党を離党して臨んだ前回、父の兼造氏から引き継いだ地盤の本荘由利地域の6割近くを固め、3区全体で約8万票を得た。復党した今回は、自民党本部が地元の村岡氏支援を黙認する姿勢だ。既に由利本荘、にかほ両市の自民党10支部は村岡氏支持でまとまり、自民党県議4人も選対に加わっている。また、県農政連が御法川氏推薦を決める中、地元の秋田しんせい支部は村岡氏を推薦するなど、地元の支持固めを進めている。
政策面では「農業の再生」を最重要課題として訴え、農家への浸透を図る。自・民対決が注目される中、平沼赳夫元経済産業相が立ち上げた保守系無所属の「平沼グループ」に参加して、政界再編の必要性をアピール。やはり10万票獲得を目標に、大仙仙北地域への攻勢も強めている。
■ ■ ■
自民党と協力関係にある公明党の動向も注目される。公明は1、2区で自民党公認に推薦を出したが、3区はまだ対応を検討中。前回、推薦を得た御法川陣営は、公明が自主投票としても、地域ごとに支持を求めて働き掛けていく方針。一方、村岡陣営では、自主投票になれば、前回より多くの公明票を取り込めると期待を寄せる。
幸福実現党の西本篤氏は由利本荘市を中心に企業へのあいさつ回りなどを精力的に行っている。
(2009/08/16 更新)
3800
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:12:04
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000908110001
「保守の島」天下分け目
2009年08月11日
◆野党ポスターも堂々と
「政権選択」が叫ばれる夏の総選挙。まさに「天下分け目の戦い」である。
天下分け目といえば、約400年前の関ケ原の戦い。敗れた西軍の総大将は五大老のひとり、宇喜多秀家。流されたのは黒潮渦巻く孤島、八丈島だ。以来、明治初期までの265年間に約1900人が流されたと伝えられる。
その島で、迫る「夏の陣」。子孫たちはどう受け止めているか――。
港近くで居酒屋を経営する男性(65)は、宇喜多一族の家系図を見せてくれた。国政に関しては「自民党を応援してきたけど、長期政権の膿(うみ)が出てきた。この際は下野して立て直さないと駄目」と手厳しい。壁には石原慎太郎知事のポスターが張ってあった。
くさやの独特なにおいが鼻をつく。「島酒」と呼ばれる地元産の焼酎がうまい。そういえば、「もうろう会見」の中川昭一前財務・金融相が、断酒宣言したっけ。
◇
ハイビスカスの花が風に揺れる。海沿いの道を折れて、深い森に囲まれた中之郷地区に向かった。そこで農業をしている男性(72)は、かつて野党系の政治活動の傍ら、スーパーを経営していた。が、保守が圧倒的に強い土地柄。十数年前に廃業した。
人口約8300の八丈町。「島では政治的に目立つことをすると、商売も難しい」。くさやの注文が激減したこともあったという。「その反面、島民のDNAなのでしょうか。外から来た人を温かく迎え入れる気質もあるんです」
今年1月の町長選。島内に建設予定の一般廃棄物最終処分場の計画見直しを訴え、急きょ立候補した新顔に、民主は応援を次々に送った。のちに名古屋市長となった河村たかし氏、菅直人代表代行の妻伸子さんもやってきた。
「オール与党だった島の人たちの意識が、少しずつ変わってきたのでしょうか」とサポーターの女性(46)。町長選以来、島で堂々とポスターを張ってくれる人が出てきてくれたという。「保守」の島に「風」は吹いているのか。その結果はまもなく出る。
◇
18日の総選挙の公示まで1週間。政治への「風」を感じようと、まずは南の島に飛んだ。明日は永田町を歩く。
(小泉信一)
■都心から約290キロ南の太平洋に浮かぶ八丈島。大型客船が就航しているほか、羽田空港とは直行便で結ばれている。この島を含む島部は品川区、大田区北西部とともに東京3区に属する。1月の町長選では自民、公明が推薦する現職の浅沼道徳氏が民主推薦の新顔の池田剛久氏を破り、3選を果たした。
3801
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:13:20
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000520908100002
【09政権選択】
民主支援に温度差も
2009年08月10日
◆ネット、あおりで都議会議席減
都議選で躍進した民主党の友党、東京・生活者ネットワークから、総選挙での「支援には温度差も」という声が漏れてくる。民主への追い風のあおりで議席を減らしたからだ。都内の選挙区でネットが推薦する民主の立候補予定者は、現段階で17人。「しこり」を気にした選挙戦となりそうだ。 (小石勝朗 永沼仁)
「民主の3人の推薦(公認)、あれを2人に抑えられなかったのか」
7月下旬。練馬区内で開かれた練馬ネットの都議選報告会。参加者から、民主が公認3人を立てたことを残念がる発言が出た。練馬選挙区(定数6)では、民主が現職1人と新顔2人を擁立。現職から新顔に1議席を引き継ごうとしたネットは、民主が3人全員当選を果たす中、議席を失う結果になった。
ネットと民主都連は、都議選を控えた6月下旬、「協働・共闘協定」を結んだ。都議会の自公過半数割れをめざし、互いに公認候補並みの選挙協力をしようという、初めての協定だった。
しかし、民主側は、ネットの現職がいる2人区で公認候補を立て、世田谷区や練馬区でも公認候補を追加した。その結果、民主大勝のあおりで、ネットの公認当選は、改選前の半分の2人にとどまった。
「二大政党の中で、今後のローカルパーティーの位置づけを考えていきたい」。報告会で、山口文江代表はこう総括。集会後は「(総選挙では)地域によって民主支援に温度差が出るかもしれない」と語った。
総選挙に向け、ネットは都内の18選挙区で民主17人、社民1人の推薦を決めている。「政権交代」を果たすための選択だ。都議選でネット系候補が当選した選挙区を含む19区や21区などでは、強力な支援態勢がとられるという。
しかし、公示が近づいたものの、今回は民主の立候補予定者からのアプローチが少ないという。ネットの関係者は「支持者からは『今の民主には、ネットの力なんていらないでしょ』との声も聞こえてくる」とぼやく。
とはいえ、ネット側では「都議選で民主に勝たせすぎたという反動は、少なからず出る。一定の組織があるうちの力が必要になる」と踏んでいる。山口代表も「分権と市民自治を進め、民主を自民のようにさせないためにも、選挙戦では、自分たちの存在感を示していきたい」と意気込む。
◆都議会代表者会 対立し深夜まで
民・自、特別委など巡り
民主党と、都政与党の自民、公明両党の対立が続いている都議会で9日、臨時議会に向け、正副議長選出方法などの議題を事前に調整する各会派代表者会が開かれた。しかし、歩み寄りはみられず、午後11時半現在、協議は終わっていない。10日の臨時議会が混乱し、議事が滞る可能性が出てきた。
代表者会は7月30日以降、5回目。通常は1回で終わるが、今回は特別委員会の設置などをめぐって与野党の溝が埋まらず、異例の日曜日開催となった。
3802
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:21:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/kanagawa/CK2009081602000072.html
衆院17区 100年続いた『王国』の票動向 河野支持者 誰に『一票』?
2009年8月16日
小田原市などが選挙区の17区は、長年「河野王国」と言われてきた。十八日に公示される衆院選では、百年近く選挙の度に「河野」と書き続けてきた“熱烈支持者”の投票行動に注目が集まっている。 (長崎磐雄)
「後継者にバトンを渡すのが最後の仕事」。衆院解散を間近に控えた先月十六日夜。小田原市の集会で河野洋平衆院議長(当時)があいさつした。
県議会議長の祖父治平氏、農林大臣(現農水相)などを務めた父親の一郎氏、そして後を継いだ河野元議長。政界への関与は約一世紀に及ぶ。
一族を支え続けた後援会に激震が走ったのは昨年九月。十四期連続当選、四十二年間の議員生活からの引退を河野元議長が突然、表明。後継に横須賀市出身で地元では知名度のない、牧島かれん氏(32)を指名した。
幹部会で表だって反旗を翻すものはいなかった。だが、「地元に後継者はいないのか」と口にする幹部や、後援会の存亡を危惧(きぐ)する関係者は少なからずいた。
一方、二年前に出馬表明し、河野元議長との一騎打ちとみて、駅頭での朝立ちなどを繰り返してきた民主新人の神山洋介氏(34)の陣営は、「河野引退」で活気づいた。
しかし今年二月、王国は再びざわめく。安倍晋三元首相の首席秘書官だった井上義行氏(46)が「党利党略ではなく、たたき上げの政治家が国を変える」と中央での実績を引っ提げ、無所属での出馬を表明した。
この出馬に神山氏の陣営は「影響が出ている」と素直に認める。井上氏が旧国鉄時代に機関士だったことから、JR関係者や母校日大OBらの支援を受けており、一部で支持が重なるからだ。
気掛かりなのは、牧島氏の陣営も一緒。事務所によると、かつて選挙中、全国を駆け回っていた河野元議長も今回は、総合選対本部長として、牧島氏に付き添って選挙区を回る。先月二十九日、事務所開所式では「自民党に実績はある。だが今はそういうことを言う状況にない」と組織の結束と引き締めを呼び掛けた。
事実、組織内では異変が起きている。
集票力があるとされる元市議が、井上氏の決起集会に顔を見せた。五月の同氏の後援会設立総会にも出席したこの元市議は「学校の後輩だから」と語った。
17区では、三氏のほかに諸派新人の中野淳子氏(48)が、出馬を表明している。
3803
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:22:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009081402000154.html
決戦前夜<上> 自公 選挙協力 逆風で連携どこまで…
2009年8月14日
各地が猛雨に見舞われた七日夜。さいたま市内のホールに集まった五百人超の聴衆の視線が、壇上の二人に注がれた。公明党県本部代表の西田実仁と、1区に出馬する自民前職の金子善次郎。西田が公明党の推薦状を金子に手渡し、両手で握手を交わすと、大きな拍手が起きた。
西田「小選挙区は、金子さんを全力で応援します」
金子「『比例は公明で』と、心からお願いします」
この日は金子の決起集会。推薦状授与のセレモニー後は互いにエールを送り、自公の結束を強調した。
◇
「小泉旋風」が席巻した四年前の衆院選。自民は県内十五の小選挙区候補のうち十二人が勝ち、比例復活でも三人が当選。獲得議席を公示前の十三から七に半減させた民主から「県内第一党」の座を奪い返した。
だが、麻生内閣の支持率が低迷し、民主党が勢いに乗る今回は「厳しい選挙だ」(自民党県連幹部)。医療費抑制策や郵政民営化を進めた小泉構造改革で、伝統的な支持団体の足元も揺らぐ。
医師でつくる政治団体「県医師連盟」が前回推薦した民主候補は6区だけ。だが今回は十選挙区で自民候補の単独推薦を決める一方、6区で民主候補を単独推薦、2区と9区は自民、民主候補をダブル推薦した。郵便局長やOBでつくる政治団体「郵政政策研究会」は十四人の民主候補と、11区の無所属候補を推薦した。
一方の公明は、七月の東京都議選で候補者二十三人を全員当選させ、集票力を見せつけた。小選挙区での公明票獲得は、かつてない逆風にさらされる自民候補にとって「勝つための最低条件」(ある陣営幹部)だ。
◇
昨年九月。公明党県本部代表の西田が、都内のホテルで衆院選対策を練っていた自民党県連会長、山口泰明を訪ねた。「各小選挙区で(公明の比例票)四千票を出してほしい」。西田は具体的な数字を挙げ、選挙協力をうながした。
公明は前回と同様、小選挙区に公認候補者を立てない。前回は比例北関東ブロックで二議席を得たが、県本部が推した現職の比例候補は落選。今回は県内で前回より九万票多い五十七万票を目標に据え、議席奪還を至上命題にする。比例票積み増しの“ノルマ”は、公明が推薦する自民候補の肩にかかる。
◇
自民党県連は全十五選挙区の候補の推薦を公明に依頼し、これまでに6区と11区、13区を除いて推薦が決まった。ただ、実際の選挙協力には温度差があるという。ある公明関係者は「事務所開きで(公明に)声をかけてこない自民陣営もある。協力する気のない人は、推薦しても動かない」とくぎを刺す。
推薦を受けた自民前職の陣営幹部は「『今回は民主に入れる』という支持者を引き留めるだけで手いっぱい。『比例は公明に』とまでなかなか頼めない」とため息をつく。
自民党県連幹部の一人はつぶやいた。
「自民も比例票を減らすわけにはいかない。逆風の中での選挙協力がどこまで機能するか、ふたを開けてみないと分からない」
◇ ◇ ◇
「政権選択選挙」とされる衆院選は十八日、公示される。各陣営が激しい前哨戦を繰り広げる中、政党の存亡をかけた県内の戦いの舞台裏に迫った。 (敬称略)
3804
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:22:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009081502000121.html
決戦前夜<中> 政権交代『油断できず』 追い風吹く民主
2009年8月15日
有権者と握手し政権交代を訴える民主・鳩山代表(左)=7月23日、所沢市で
「この国の政治、変えようじゃありませんか」
西武線所沢駅・西口で、水色のネクタイ姿の民主党代表の鳩山由紀夫がボルテージを上げた。衆院解散から二日後の七月二十三日。鳩山は、民主が新人と元職を擁立する二選挙区の四市町で街頭に立ち、埼玉から全国遊説をスタートさせた。
鳩山が五月の代表就任後、初の地方遊説を行ったのも県内だった。さいたま市長選で鳩山が駆け付けると街頭は人で膨れ上がり、民主党県連の支持を受けた清水勇人は圧勝した。その後の千葉市長選と静岡県知事選、東京都議選。衆院選の前哨戦とされた地方選で、民主は次々と勝利。埼玉から吹き始めた「政権交代」への追い風は強まっている。
◇
「衆議院で過半数を取るには、県内の選挙区すべてで、勝つことが必要だ」。民主は前回、県内十五の小選挙区で、三勝十二敗と惨敗した。だが県連代表の枝野幸男は、今回候補を擁立する十四選挙区での全勝を目標に掲げ、とりわけ「新人を立てる8区と13区が最重点区」と位置付ける。両区には鳩山ら党幹部も続々と入って新人をPRするが、街頭に立つだけのいわゆる風頼みばかりではない。
民主前代表の小沢一郎から「地回りの大切さを教わった」と話すのは8区の新人小野塚勝俊。二年前から一日約三百〜四百戸を訪ね歩き、選挙区内の全戸制覇は二巡目に突入した。12区の元職本多平直は今春、小沢から事務所の抜き打ち訪問を受け、活動状況をチェックされた。
◇
民主は今回、前回候補を立てた11区での擁立を見送る。自民が分裂した前回の11区。郵政民営化法案に反対して自民公認を外され、無所属で出馬した小泉龍司が、自民の“刺客”新井悦二に敗れた。今回もこの二人がつばぜり合いを演じるが、民主は「独自候補を立てても勝てないのなら、自民の候補を落とすことが大切」(枝野)と、小泉にエールを送る。支持団体の連合埼玉はほかの民主候補と同様、小泉への推薦を決めた。
◇
比例代表北関東ブロックの単独候補として、県連は八月に入り、前和光市長の野木実の名を党本部にあげた。野木は五月の市長選で敗れたばかり。これまで北関東で単独候補を立ててこなかった民主が、急きょ野木に白羽の矢を立てたのは、選挙区と比例の重複立候補者が自分の小選挙区で大量当選し、比例の名簿登載者が足りなくなる事態を想定したからだ。
県連選対幹部の一人は「街頭でビラ配りをしていると、有権者の期待が日増しに強まっていく感がある。県内小選挙区で十議席以上も夢ではない」。
◇
大勝をもくろむ民主に死角はないのか。「子ども手当一人月二万六千円」など、民主が掲げるマニフェストに、自公は「ばらまきだ」「財源不足」と政権担当能力への批判を強める。
ある県連幹部は気を引き締める。「四年前は解散するまで民主が勝つとみられていたが、解散後に状況が一変した。三十日の投開票まで何があるか分からず、全力で走りきらないと」 (敬称略)
3805
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:22:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009081602000109.html
決戦前夜<下> 第三極の存在アピール 埋没危機の共産、社民
2009年8月16日
集会で政策を訴える社民・福島党首=7月26日、久喜市で
真夏の日差しが照り付けた十三日。家族連れらが行き交うJR本庄駅前で、演説の声が響いた。
「おそらく政権が交代する。新政府は国民の期待の中で誕生するのだから、私どもの提案に聞く耳を持たざるを得なくなります」
マイクを握るのは、共産党が1区に擁立する新人の伊藤岳。三回連続の挑戦となる今回は、1区のさいたま市内だけでなく、県内各地を飛び回っている。県内十五の小選挙区のうち、今回は九選挙区で共産候補者が立候補しないからだ。
擁立の基準は、二〇〇七年の参院選での得票率が8%以上の小選挙区−。共産は同年中に衆院選に向けた新方針を決め、党県委員会は十五の小選挙区のうち六選挙区で擁立することにした。「11区など三選挙区以外は基準を満たしたが、各地区委員会の判断を尊重した。不安要素もあるが、比例に集中して戦ってみたい」。県委員長の小松崎久仁夫は厳しい表情を浮かべた。
擁立区を絞る背景には、自治体選挙に力を入れてきたことや、衆院選では得票率10%未満で供託金(一人三百万円)が没収されるなど、党の苦しい台所事情もある。
一九九六年の小選挙区比例代表並立制導入以降、共産はすべての選挙区に候補者を立ててきた。今回の空白区は自主投票となるが、県委員会幹部の一人は「多くは民主に流れるだろう」とみる。
「空白区では、代わりの候補者になったつもりで話す」と伊藤。その際、地元の支持者から「金がないならカンパするよ」「次は立てて」と励まされることもあるという。
全力を注ぐ比例代表は北関東ブロックで二議席を目指し、県内で三十八万の得票を掲げる。前回から約十万増とハードルは高いが、小松崎は「政権が代わっても、政治の中身を変えるのは共産党と訴える」と、党の存在意義を強調する。
◇ ◇
「僕が民主党に言いたいのは、どういう立ち位置にいるんだと。社民党は日本国憲法、平和憲法ですよ」
社民党県連合代表の日森文尋は七月二十六日、党首の福島瑞穂も駆け付けた久喜市での集会で声を張り上げ、自衛隊の海外派遣をめぐり、民主との違いを聴衆にアピールした。
日森は前回は比例代表北関東ブロックの単独候補として当選し、二年ぶりに社民の議席を復活させた。今回は13区から出馬し、小選挙区での運動を比例票の上積みにつなげる戦略だ。同県連合が擁立する新人の比例単独候補とともに「党存亡の戦い」(県連合関係者)にまい進する。
前回の比例得票数は県内で約十六万。県連合幹部の一人は「議席死守には十八万票は必要だろう」とみるが、七月の東京都議選で社民は八年ぶりの議席を回復できず、敗北。「与党への逆風で民主には追い風が吹くが、われわれには…」と悲壮感も漂う。
社民と民主、国民新の三党は十四日、衆院選の共通公約を発表した。「二大政党」の戦いの中で埋没する危機感を抱く中、日森はこう力を込めた。
「仮に連立政権となれば、社民党は、民主党が自民党と同じようにならない歯止めをかける。平和憲法というわれわれの立ち位置をしっかりと訴える」 =敬称略
(この企画は、杉本慶一、山内悠記子、萩原誠が担当しました)
3806
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:23:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009081302000152.html
公示直前 8月の攻防<1>
2009年8月13日
◆自民・臼井氏 新人、自転車で走る
千葉市中央区の商業施設で開かれたイベント。白いワイシャツ姿の臼井正一(自民)が歩き回る。「ハイタッチしよう」と子どもと気さくに触れ合い、保護者にはビラを配る。
「ポスターの人だ」「応援するよ」と声が掛かる。会場には子育て世代が多く、「幼児教育の無償化に取り組む」と短いあいさつに盛り込んだ。夏の炎天下、「暑いのは好き」という顔は真っ黒に日焼けしている。
法相などを歴任した臼井日出男の長男で、世襲批判にさらされた。臼井は「政治家の苦労を知った上で決断したこと」と述べるが、自民関係者は「不況だからこそ社会の見方は厳しい」と不安を口にしている。
新人の臼井は「知名度はまだまだ」と、妻や若いボランティアたちと分担して地域を自転車でくまなく回る。「反応は場所によって違う。やり方は試行錯誤だが、より多くの有権者に会いたい」
◆民主・田嶋氏 『財源論』武器に訴え
JR千葉駅近くのホールで八日開かれた田嶋要(民主)の「マニフェスト(政権公約)説明会」。続々と市民らが集まり、「看板などを見て自ら来てくれた人がほとんど」と陣営も目を丸くする。
田嶋は自民側から批判される「財源論」を中心に一時間余り説明。「今のお金(税金)の使い方が最適なのか、優先順位を見直せば一定の財源は生まれる」と訴えた。
中小企業対策の細かな項目にまで質問が及んだが、壇上から身を乗り出して答える。陣営幹部は「詳しく知りたいという有権者に応え、政策マンとしての田嶋も売り込みたい」と狙いを説明する。
一方、夏祭り会場などへの訪問も続ける。田嶋は「四年前に比べあいさつに立てる場所も増えた」と苦笑。陣営は「父が当選八回を数えた『臼井ブランド』は強力。組織力や支援団体など総合力では向こうが上」と警戒を緩めていない。
◆共産・安喰氏 『比例代表で支持拡大を』
安喰武夫(共産)は街頭活動を通して、「有権者は自民と民主が批判し合ってばかりいるという印象を持っている」と感じている。「民主中心の政権ができた場合の党の姿勢を説明すると理解してくれる。比例代表で共産に投じてくれる人も増えるはず」と意気込む。
(小川直人)
◇
衆院選は十八日公示、三十日投開票。公示を目前に控え、自民、民主両党のつばぜり合いも激しさを増す。注目区を歩き、主要政党の出馬予定者の動きを探った。 (敬称略)
3807
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:24:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009081402000153.html
公示直前 8月の攻防<2>
2009年8月14日
◆『相手復活当選は負け』 民主・野田氏
船橋市長選で野田氏(左)と藤田氏(左から2人目)はともに現職市長を推薦し、事務所開きで「呉越同舟」=船橋市で
十日夕、JR津田沼駅前に立った野田佳彦(民主)は政権交代に向けた熱意を力強く訴えた。「今回は歴史的な政権選択選挙。与党が四年間に何をやったのかが問われる」
合間に織り交ぜる得意のジョークも健在。「四年前、私はぎりぎりで勝てたが、住民票もない人が突然来て大接戦になった。(陸上自衛隊の)第一空挺(くうてい)団があるからといって“落下傘”が来るとは」。聴衆からは拍手と笑いが交互に起こる。
与党批判を繰り広げる一方、自身の選挙情勢にはほとんど触れず、応援演説の参院議員が「記録的な数字で国会に送り返してほしい」と言う程度。陣営が「今回は(対立候補に)比例復活されたら負けと同じ」と漏らすように、追い風を受け余裕も見せる。
◆遊説で汗、若さアピール 自民・藤田氏
「自民党の(前)国会議員なんですよ。頑張るから応援してくださいね」。八日、新京成線二和向台駅前。藤田幹雄(自民)は屈託ない笑顔を浮かべ、自分を知らない女性高齢者に自己紹介した。既に約二時間の自転車遊説をこなし、着ているシャツは汗だくだ。
六月から始めた自転車遊説の狙いは知名度のアップと、野田と十歳以上離れる若さのアピール。疲労がたまって一時体調を崩し、五日の総決起大会では、鼻声で「票になることなら何でもやる。この場で土下座したいぐらい」となりふり構わぬ姿勢をみせた。集まった支援者らには「前回の九百四十四票差まで迫らなくても大丈夫。約二万票差までは救われる」と公言。厳しい情勢を意識し、比例復活も見据える。
◆“相乗り”批判『地域主権を』 みんなの党・野屋敷氏
前職二人の争いをかき回すのが、八日に出馬表明した野屋敷いと子(みんなの党)だ。六月の船橋市長選で惜敗。四選した現職市長への“相乗り”推薦を「自民と民主の談合政治」と強く批判し、「地域主権社会を実現する」と訴える。
野屋敷は市長選で野田と酷似した選挙スローガンを掲げた。野田陣営は「市長選では支持者が(民主推薦候補と)勘違いしていた」と警戒し、藤田陣営は「野田さんの票が流れる」と歓迎するが、双方とも実際の影響は測りかねている。
◆『情勢動かす』気合込める 共産・斉藤氏
斉藤和子(共産)は「『消費税を上げない、憲法九条を変えない』と言っているのは私だけ」と党の主張を愚直に繰り返す。党は批判票の受け皿になってきたが、市長選では公認候補が最下位に沈んだ。「少しでも情勢を動かしたい」と気合を込める。 (敬称略、小林孝一郎)
3808
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:24:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009081502000075.html
公示直前 8月の攻防<3>
2009年8月15日
街頭演説に集まった支持者らと握手する立候補予定者=市川市で
◆“最後の最後”に期待 自民・薗浦氏
共産が擁立を見送り、前職や元職らによる都市決戦となった。薗浦健太郎(自民)、村越祐民(民主)の若手対決は今回で三度目。いずれも一勝一敗で、いよいよ地力が問われる。政界復帰を狙う田中甲は今回、渡辺喜美元行政改革担当相が代表の「みんなの党」から出馬する。
麻生太郎首相に極めて近い薗浦。首相批判をもろにかぶる懸念があったが、十一日、JR市川駅前で麻生首相を迎えて街頭演説を行った。薗浦は「よかった。ここまで熱烈な応援者がいることに驚いている」と手応えを話した。
だが、陣営幹部は「(村越に)十〜五ポイントは負けている」と漏らす。自民支持層を固め切れていない上、党内のドタバタに対する有権者の目も厳しいという。
初めて地区ごとに組織した後援会が支持拡大に動き、薗浦は有力支持者回りに飛び歩く。「市議、県議が危機意識を持ってどれだけ動いてくれるか。最後の最後にひっくり返したい」(陣営幹部)と期待をかける。
◆ハードルは『13万票』 民主・村越氏
村越は昨年十月、「活動が不十分」と小沢一郎前代表に公認内定を取り消された。県議の小泉文人(36)と競わされ、最終的に公認を勝ち取ったが、表面化した党内の厳しい見方は不安材料だ。
村越は、近郊農業が営まれる周辺部を中心に「地べたを歩いた」と、自民支持層への食い込みに自信を見せる。駅立ちでは「有権者一人一人と向き合える」とチラシ配りに重点を置き「前回、薗浦氏が獲得した十三万票が目標」と対抗心を燃やす。
七月下旬からはマニフェストの説明会をスタート。事務所には高齢者やサラリーマンらのボランティアが集まり、陣営幹部は「政権を取らせたいという声は多い」と意気込む。
◆第三極を訴え浮動票獲得へ みんなの党・田中氏
「公党の公認は、のどから手が出るほどほしい」。八日、待ちに待ったみんなの党の立ち上げを見届け、田中の活動も公示に向けて弾みがついた。
一日、市川市内のホテルで開かれた決起集会には渡辺が駆け付け、「政権交代で本当の改革ができるのか」と第三極をアピール。田中は「皆さんの暮らしが良くなる政治にしたい」と訴えた。
「自民、民主に手を突っ込むのではなく、浮遊している票に自分を認識してもらう」と独特のセンスで語る。駅周辺の掃除から街頭演説というこれまでのスタイルを守り、かつての支持者や支持団体詣でに明け暮れる。今月に入り、主な活動を地盤の行徳地区に移し、動きを本格化させている。 (敬称略、林容史)
3809
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:25:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009081602000091.html
公示直前 8月の攻防<4>
2009年8月16日
◆培った人脈フル活用 自民・実川氏
衆議院の解散後、千葉市内のホテルで開かれた自民党県連の支部長会議。地域組織の代表らを前に、県連会長の実川幸夫は切実に語った。「逆風。大変厳しい選挙だと実感している」。会合後は関係者とのあいさつもそこそこに、選挙区の鎌ケ谷市へと向かった。
県連会長として各種会合に出席するかたわら、精力的に地元を回る。駅などで人前に出ることは少なく、各地区の有力者とともに支援者の元へ足を運んでいる。「昔からのどぶ板選挙。地縁血縁を頼ってお願いするしかない」。真っ黒に日焼けした姿が地道な活動を物語る。
陣営幹部は「最後は個人の付き合いが大事になる。一人でも二人でも…」。これまで培ってきた人脈をフル活用し、票の上積みを狙う。解散直後よりは、最近は手応えがあるという。「このままじゃ終わらない」という陣営の希望が、現実のものとなるか。
◆朝の駅頭演説手応え 民主・若井氏
「今日も暑い日になりそうです。お元気でお過ごしください」
鎌ケ谷市の新京成線初富駅。若井康彦(民主)はマイクを持ち、選挙演説らしからぬ温和な語り口で有権者に顔を売っていた。
平日はほぼ毎朝、選挙区内の駅頭に立つ。別動隊も作り、複数の駅で政権公約(マニフェスト)を配る。惨敗した四年前と比べ、陣営では「こんなにマニフェストを受け取ってもらえるのは、信じられない」と手応えを口にし、自信を見せる。
しかし、相手は自民党の県連会長。若井は「激戦区だからね。成層圏では(全国的には)民主党の風が吹いているけど、地上(13区)では自民党の局地風が吹いているよ」とライバルの底力を警戒し、気を引き締める。
この四年間、地元のニュータウン地区だけでなく、実川の地盤である印旛郡や富里市などの農村部でも有権者との対話を続けてきた。実川の“お得意さま”をどこまで切り崩せるかが、勝敗の鍵となりそうだ。
◆
富里市の市制移行前に町議を務めた橘謙造(無所属)も立候補を予定。同市を中心に支持拡大を目指している。 (敬称略、平松功嗣)
=おわり
3810
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:26:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009081402000155.html
決戦前夜<上> 自民王国に強い危機感 支持基盤に“ほころび”も
2009年8月14日
「麻生政権だからこそ、底無しだった景気悪化に歯止めがかかりつつある。批判ばかりの民主党に政権は絶対に渡せない」
伊勢崎市で十二日に開かれた街頭演説会。応援に訪れた麻生太郎首相とともにマイクを握った自民党県連の笹川尭会長は、党総務会長として政権を支えてきた自らの立場を強調しながら、厳しい口調で県内の議席死守を訴えた。
「王国」と呼ばれる盤石の組織力で、県内五小選挙区を独占してきた自民。だが、各種世論調査が全国的な「自民劣勢」を伝える中で、県連関係者は「群馬の情勢も同じ」として、かつてない危機感を抱えたまま衆院選本番に突入する。
今回の選挙に向けては、これまで自民の有力な支持基盤とされてきた業界団体の離反が全国的に目立つ。県内でも、選挙戦の足腰となってきた業界団体の動きに“ほころび”が見え始めている。
有力な支持団体では県建設業協会やJA群馬中央会のように、これまで通り自民推薦を決めた団体もある。だが、郵政民営化を対立軸に自民との亀裂が深まった郵便局長らは今回、民主の支援に転じた。自民推薦を掲げる県医師会内でも、地域単位では自民、民主に支援が分かれる動きが出ている。
さらに、連立を組む公明党との関係にも微妙な問題が残る。同党が推薦を決めた自民前職のうち、群馬1区の尾身幸次氏との間には「二〇〇七年の参院選で協力態勢が機能しなかった」などとして“不協和音”が生じた経緯がある。現場には「わだかまりは簡単には消えない」と連携をためらう声もある。
自民党公認の立候補予定者らが集結した一日の出陣式では、南波和憲幹事長ら県連幹部が、こうした不安要素を打ち消すかのように「これまで培った実績を信じて、正々堂々と選挙に臨もう」と“横綱相撲”の戦いを訴えた。
だが、選対関係者からは「自民が強かった時のような戦い方はもはや通用しない。今回の選挙でも、各候補が支持基盤に依存した“個人戦”を続ければ、有権者の意識の変化に対応できない」との本音も聞こえてくる。
◇ ◇
政権選択が最大のテーマとなった衆院選は十八日の公示まで残りわずか。マニフェストを通じて社会保障や景気対策などの政策が争われる中、県内各党の公示直前の事情を探った。
(衆院選取材班)
3811
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:26:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009081502000115.html
決戦前夜<中> 民主、肌で感じる追い風 『王国』破る手なお探る
2009年8月15日
民主陣営のスタッフを激励する古賀伸明・連合事務局長(右)=高崎市で
「自公連立政権の政策が、国民生活をむしばんだ。将来に希望の持てる国にするには政権交代しかない。ぜひ頑張りましょう」
公示まで五日と迫った十三日。民主党の有力支持団体である連合の古賀伸明事務局長が県内入りし、連合が推薦する公認候補予定者の事務所を相次いで訪れ、立候補予定者やスタッフを激励した。
連合の首脳が国政選挙に絡んで群馬入りするのは、実は初めて。古賀氏は「群馬に来るなんてこれまで考えたこともなかった」と話す。民主党県連の内紛も一因だが、「自民王国」と呼ばれるほど保守基盤が厚く、民主党に付け入るすきがなかったという理由が大きい。
民主にかつてない追い風が吹き、自民王国崩壊の兆しが見えつつある−。古賀氏の来県は、こうした判断が底流にあるとみられる。帰り際には「群馬という保守王国、自民党の牙城を崩せる体制が整った」と勝利への自信をのぞかせた。
追い風は、候補予定者自身も強く感じている。
これまで圧倒的な強さを誇っていた福田康夫前首相への刺客として、群馬4区から立候補する三宅雪子氏。衆院解散後に出馬表明するという出遅れにもかかわらず「毎日が楽しい」と笑顔が絶えない。街頭に立つと有権者に駆け寄られ、ポスターを求められることもあるという。「一日一日、支持が広がっている」と手応えを話す。
一方で、選挙戦が近づくにつれ、「王国の壁」の強大さにも直面している。
「年金問題や後期高齢者医療制度で自民党にはがっかりした。だから比例は民主にする。けれど、小選挙区は自民に入れるよ」
ある選挙区の選対幹部が、たびたび有権者から言われる言葉だ。
自民党には不満があるから民主党を支持する。しかし、長年にわたり支えてきた候補者を裏切れない−。そんな複雑な有権者の心理を突き崩すことができるか。「風」を「票」に変えるため、最後の一手を模索している。 (衆院選取材班)
3812
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 22:26:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009081602000124.html
決戦前夜<下> 存在価値 懸命に主張 公明、共産、社民 『2大政党』埋没危ぐ
2009年8月16日
「政権交代」を争点に自民党と民主党がしのぎを削る中、二大政党の激戦に埋没したくない公明党、共産党、社民党は、それぞれが独自色を押し出し、党の存在価値のアピールに懸命だ。
県内の小選挙区で候補者を擁立しない公明は、前回三から二に議席を減らした比例代表北関東ブロックで三議席確保が最大の目標。県本部の加藤修一代表は「県内で過去最高の十三万票を獲得し、一議席を奪還する」と意気込む。
「与党として自民と連立政権を組む中で、医療や教育、福祉、雇用などの分野で公明の政策が反映できた。選挙では、この実績を訴え、支持の拡大を図りたい」と加藤代表。大票田の前橋や高崎、伊勢崎、桐生各市内での街頭演説や遊説で浸透を図る。
公明は選挙区では1区から5区まで自民の公認候補五人を推薦。しかし、比例代表で公明に投票してくれる自民支持層は未知数で、両党の連携が鍵を握りそうだ。
共産は、選挙区での擁立を1区の酒井宏明氏(43)に絞り、比例代表と連動して票を掘り起こす作戦。前回、一議席にとどまった北関東ブロックで二議席獲得を狙い、県内で十万票の得票を目指す。
県委員会の佐藤民雄・選挙対策部長は「自民は不満、民主は不安という有権者も多い。大企業や米国中心の政治に反対し、憲法改悪に歯止めをかける建設的野党として共産の果たす役割は重要」と訴える。
県内全域で遊説と街頭演説、小規模座談会を繰り返すなど地道な活動を展開している。
社民は、民主が候補擁立を見送った5区から県連代表の土屋富久氏(72)が立候補を予定。こちらも比例代表に重点を置き、県内で七万票を目標に設定し、前回獲得した一議席の死守に燃える。
土屋代表は「社民は憲法を守る護憲の党。国民の痛みも負担ももう限界。人間らしく暮らしていける社会をつくれるのは社民だけだ」と独自性を強調。すでに遊説カーで県内を三巡したといい、5区では民主や共産の支持者ら“反自民”の受け皿としての集票にも期待を寄せている。 (衆院選取材班)
3813
:
山口新聞男
:2009/08/16(日) 23:09:07
直前情勢記事が各地で出始めてますが
「これまでは比較的磐石だったが、これといった魅力がない自民議員」
に厳しい評価を下すことが少なくない印象ですね
ただ、全部がそうではなくて民主候補も特徴が薄い
(今までどおり)自民リード的な表現になる傾向があるように思います
自分としては、こういう選挙区(特に魅力に乏しい自民候補)は
タマの良し悪しをある程度無視しても、相当数民主がとるとみているのですが
(社民・国民新だと限界がありそう)
3814
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 23:20:43
土日は凪でしたね。真紀子入党以来大したニュースなし。幸福実現党くらいかな?
まあ、お盆期間中ですからね。当然かな。
明日の比例順位発表で、なにかあるかどうか?上位単独目玉候補とかありますかね?
(小沢の性格的にはやらなそうだが)
3815
:
名無しさん
:2009/08/17(月) 00:23:38
再来週の今頃は、もう大勢が決まってるわけですな
3816
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/08/17(月) 01:20:50
>>3783
遠州弁使えないと冷たいとか、そういう田舎じゃないんだけどなあ。
元々東海道の街道沿い(奥浜名湖にしても姫街道がある)で、ヨソモノには寛容な土地柄。
っていうか、自分自身、学生時代も含めて殆ど遠州弁なんて使ってないし、
実際に上京した後も訛りで苦労したことは全くないし。
適当に記事書いてない?
3817
:
名無しさん
:2009/08/17(月) 02:38:14
和子夫人の予想を地図にしたらしい
http://wiki.m.livedoor.jp/sennkyo_giinn/wiki/%91%e645%89%f1%8fO%8bc%89@%91%8d%91I%8b%93%81@%98a%8eq%95v%90l%8d%c5%8fI%97%5c%91z?wiki_id=60280
3818
:
とはずがたり
:2009/08/17(月) 03:04:26
>>3816
進取のやらざー精神(浜松はやらまいかっすかね?)の浜松ですしね>土地柄
落下傘の片山も比例復活ではなく当選しましたし。
3819
:
名無しさん
:2009/08/17(月) 05:19:38
420 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2009/08/16(日) 23:09:43 ID:B6Y6kgvw
保坂のHPを見たら今の選挙状況がよくわかった。
慶応は社民のネット担当は結構なやつといっていたね。
443 名前: 無党派さん [sage] 投稿日: 2009/08/16(日) 23:13:02 ID:RV+afzdS
>>420
http://www.hosaka.gr.jp/2009election/images/back.jpg
すげえ、文字のサイズが民主党>国民新党=生活者ネット>社民党だ!
こういうのありなんですねw
これならたしかに伸晃焦るわ。
3820
:
必ずや政権交代を。
:2009/08/17(月) 10:25:52
■ 毎日新聞「えらぼーと」への回答に見る各党のスタンス
とりあえず、下記のように結果をまとめた。
憲法9条改正
幸福=大地=改革>自民>平沼(以上改憲派)>みんな>国民>民主>公明(以上中間派)>日本=社民=共産(護憲派)
集団的自衛権の政府解釈
改革>幸福>自民>平沼(以上解釈変更派)>国民>民主>みんな(以上中間派)>公明>大地=日本=社民=共産(以上変更不要派)
核兵器の保有
改革>幸福>平沼(以上検討必要派)>国民>自民(以上中間派)>みんな>民主>大地=日本=公明=社民=共産(以上検討不要派)
国会議員の世襲
改革(世襲肯定派)>自民>平沼(以上中間派)>国民>公明>幸福>共産>みんな>民主>日本=大地=社民(以上世襲制限派)
国会議員定数削減
改革=日本>民主>平沼>みんな>自民>国民>幸福(以上比例代表削減派)>公明(中間派)>共産>社民(以上比例代表削減反対派)
企業・団体献金改革>幸福>自民(以上企業献金肯定派)>国民>平沼(以上中間派)>みんな>公明>民主>大地=日本=社民=共産(以上企業献金禁止派)
選挙後の議員の政党鞍替え
大地>みんな>幸福(以上「問題ない」派)>平沼>日本>国民(以上中間派)>自民>公明>民主>社民>共産(以上「問題だ」派)
政治家と官僚との関係
改革(使いこなし派)>幸福>日本>自民>平沼>国民、公明(以上中間派)>共産>みんな>社民>民主>大地(以上抜本変更派)
郵政民営化の評価
公明>幸福>自民(以上やや成功派)>みんな(中間派)>日本>平沼(以上やや失敗派)>民主>共産>改革=大地=国民=社民(以上失敗派)
取り調べの録音
自民>平沼>国民>幸福(以上中間派)>公明>みんな>民主>社民>共産>改革=大地=日本(以上賛成派)
小泉構造改革の評価
公明>幸福>自民(以上「やや評価」派)>みんな(中間派)>平沼(「やや否定」派)>民主>社民>改革=大地=国民=日本=共産(以上否定派)
消費税率引き上げ
自民(やや賛成)>公明(中間派)>平沼(やや反対)>国民>みんな>民主(以上かなり反対)>幸福=大地=日本=社民=共産(以上大反対)
温室効果ガス削減
幸福(削減反対派)>改革=大地>自民>平沼(以上政府案肯定派)>公明>国民(以上中間派)>みんな>民主>共産>日本=社民(以上削減強化派)
環境税の導入
改革>幸福(以上導入反対派)>自民(中間派)>国民>平沼>民主>公明(以上やや導入賛成派)>共産>大地=日本=みんな=社民(以上導入賛成派)
年金財源
改革>公明>幸福(以上保険料派)>自民(やや保険料派)>平沼>社民>みんな(以上中間派)>国民>共産(以上やや税方式派)>民主>大地=日本(以上税方式派)
製造業への派遣
改革>幸福(容認派)>自民>公明(以上やや容認派)>平沼>みんな(以上中間派)>民主>国民(以上やや禁止派)>共産>大地=日本=社民(以上禁止派)
最低賃金の1000円への引き上げ
改革>幸福(以上反対派)>自民(やや反対派)>平沼>みんな>国民>公明(以上やや賛成派)>民主>社民>大地=日本=共産(以上賛成派)
日米関係
改革>幸福(以上日米関係重視派)>自民>平沼(以上やや日米関係重視派)>国民>公明=みんな>民主(以上ややアジア重視派)>共産>大地=日本=社民(以上アジア重視派)
アフガニスタンへの自衛隊派遣
改革=大地(以上派遣賛成派)>幸福>平沼>自民(以上やや派遣賛成派)>公明(中間派)>民主>みんな>国民(以上やや派遣反対派)>日本=社民=共産(以上派遣反対派)
北朝鮮の核実験への対応
改革=幸福>平沼>自民(以上圧力派)>民主>公明=みんな(以上やや圧力派)>国民>共産(以上中間派)>大地=日本=社民(以上対話派)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板