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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

3750千葉9区:2009/08/16(日) 10:50:12
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chubu/CK2009081502000280.html
世襲を問う(上) 岐阜「ブランド」に危機感
2009年8月15日


 「おかげさまで4代目。世襲の代表です。ご先祖の顔に泥を塗らぬよう、皆さんにしっかりお返ししたい」

 岐阜3区(岐阜県各務原市など)の自民前職、武藤容治(53)は支持者に深々とおじぎした。

 全国でも指折りの保守王国、岐阜県。5選挙区すべてを自民党が独占する。みな、国会議員の祖父や父を持つ世襲議員たちだ。

 容治は外相などを歴任した嘉文(かぶん)(82)の後継者として4年前の小泉郵政選挙で初当選した。曾祖父の嘉門(かもん)(1870〜1963年)から数えて4代目の衆院議員。

 なぜ、かくも世襲が続くのか。地元の郷土史家、梅田薫(72)は「地域の秩序を維持するため名士の血筋を大事にする」と風土を挙げる。山間部の岐阜は中小企業や建設、農林業などが多く、厚い保守地盤を築いてきた。武藤家の支持層も同じで、容治の代も続く。

 武藤家は江戸時代、中山道の宿場町の鵜沼宿(各務原市)で代々、旅籠(はたご)を営み、明治に入って造り酒屋を始めた。武藤家の4人はいずれも家業を継いで当主となり、政界入りした。

 世襲の求心力を指摘するのは容治の大学の先輩で岐阜の会社を継いだ四橋英児(59)。「息子が戻れば、社内の後継争いも丸く収まる」

 岐阜の政界もそう。嘉文の後継をめぐり、自民党の県議が名乗りを上げた。分裂選挙が危ぶまれたが、党が容治を公認すると騒ぎは収まった。

 その1年前、嘉文から内々に後継打診を受けた容治は「商売を続けたい」と断っている。突然の“転身”を「武藤家の地盤を守る責任感」と長年の支援者(62)は評価するが、しがらみのない有権者の目は冷ややか。新興住宅地に住む男性(69)は「特定の業界の利益を守るため。古い勢力が支配を続けることになる」と批判する。

 容治は「地元に利益を持ってくる」と力を込める。その姿に道路や農業用水など国の予算獲得に力を振るった父の嘉文を重ね「ぼっちゃんも立派になった」と支持者の女性(78)。ただ、幼少期からサラリーマン時代まで東京暮らし。「みこしに乗った人が、岐阜の気持ちが本当に分かるのだろうか」と身内からいぶかる声もある。

 前回の小泉旋風から一転、自民党に“超”がつく逆風の吹く今回の総選挙。愛知県境の3区は年々都市化して無党派層が増え「武藤ブランドは通用しない」という陣営の危機感は強まる。

 一方の民主。容治と対決する前職、園田康博(42)や他の選挙区からも今のところ表立った世襲批判は聞こえない。岐阜の党県連幹部は「あえて批判しなくても…」と県民感情への配慮もにじむ。中央政界を震源とする世襲問題は、選挙戦を控えた保守王国を揺さぶろうとしている。 (敬称略)

    ◇

 小泉純一郎氏から現在の麻生太郎氏まで世襲の首相が4人続き、選挙の隠れた焦点になっている。問われる国会議員の世襲。その是非を探った。

 【2大政党の対策】 祖父や父に国会議員がいたり、親族から地盤を受け継いだりした国会議員は自民党で約3分の1、民主党で約1割に上る。民主党は18日公示の選挙から、国会議員の配偶者や3親等内の親族が同じ選挙区から連続して立候補する場合、公認しないことをマニフェストで規定。自民党は今回は適用を見送り、次回総選挙から実施する。


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