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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

412チバQ:2016/10/31(月) 20:04:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-00000037-jij-bus_all
定期コンテナ船で事業統合=世界6位、売上2兆円―来年7月に新会社・海運大手3社
時事通信 10/31(月) 10:37配信

 日本郵船、商船三井、川崎汽船は31日午前、定期コンテナ船事業の統合で合意したと発表した。2017年7月に、3000億円規模の共同出資会社を設立する。運航規模の拡大による競争力強化が狙いで、年間の統合効果は約1100億円を見込む。実現すれば、定期コンテナ船で世界第6位、売上高は2兆円規模になる。

 3社のトップは東京都内でそろって記者会見し、川崎汽船の村上英三社長は「欧州大手の3社に続くメガキャリアーのグループに入る」と強調した。郵船の内藤忠顕社長は「官主導の中国などとは異なり、民間主導で実現した」と説明。商船三井の池田潤一郎社長は「コンテナ船以外の統合は考えていない」と述べた。

 3社の共同発表によると、日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船がそれぞれ31%出資し、18年4月のサービス開始を目指す。3社のコンテナ船は単純合計で256隻、運航規模は世界全体の約7%のシェアに達する。

413とはずがたり:2016/11/04(金) 15:04:48
緊急に予備費でなんとかならんかったのか!?

「関門信号」故障したまま 8ヵ月潮流測定できず 航行への影響を懸念する声も
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20161104121228115.html
12:04西日本新聞

 潮の流れの速さから「日本三大急潮流」に数えられる関門海峡で、潮の速さや向きを船舶に伝える「潮流信号」のセンサーが壊れ、8カ月間測定できない状態が続いている。海上保安庁の予算確保が遅れた上、機材設置に時間がかかるため、年内の更新は困難な状況。同庁は過去の気象データを基にした予測値を表示しているが、実際の数値とずれが生じており、運航の際の注意を呼び掛けている。

 北九州市と山口県下関市を隔てる関門海峡は、1日平均500隻を超える船舶が行き交い、外国船や全長300メートルを超える大型船も少なくない。海峡の幅は最も狭い所で約500メートル。潮流も速く、潮の干満で流れが1日4回変化する。霧も発生しやすく、国内有数の「難航路」といわれる。

 第7管区海上保安本部(北九州)によると、潮の流れを海上の船に知らせる装置は明治期に設けられ、現在の潮流信号システムは1980年に設置した。海底約14メートルにあるセンサーが潮の流れや速さを24時間測定。海峡の両端と関門橋近くの計3カ所に設けた電光掲示板(縦横約8メートル)にリアルタイムで表示してきた。

 故障が見つかったのは3月2日の通常点検。老朽化が原因とみられるという。7管は買い替えに必要な約2億円の確保を模索したが、できずに予測値表示を続けてきたという。

 港則法には、関門海峡を含めた特定の海峡に限り、事故防止のため、潮の流れより4ノット(時速約7・3キロメートル)速く進まなければならない「優速規定」がある。予測値は実際の値と潮の速さが最大で2?3ノット、潮流変化のタイミングが30分ほどずれることがあり、関係者の間では航行への影響を懸念する声が上がっている。

 海上保安庁は10月に成立した本年度第2次補正予算で、関連費約1億8千万円を確保。機材の更新は2017年にずれ込む見通しになったという。

=2016/11/04付 西日本新聞朝刊=

415チバQ:2017/03/12(日) 23:36:57
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-162036.html
「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し 乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
06:00東洋経済オンライン

「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し 乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し
(東洋経済オンライン)
北海道新幹線の開業1周年を控えて、昨年末以降、津軽海峡を挟んだ交流をテーマにした勉強会や研究会が活発に開催されている。通年ベースの数字はまだまとまっていないが、これらの検証と議論を通じて注目を集めたのが、青森市と函館市を結ぶ青函航路のフェリーだ。

1988年の青函連絡船廃止後、海峡の主役として活躍してきたものの、旅客はじりじりと減少。しかし、新幹線開業を契機として、純粋な船客の利用が増加に転じた。

所要時間が4時間弱かかるとはいえ、新幹線のおよそ3分の1という運賃が最大の魅力だ。「片道は新幹線、片道はフェリー」という利用形態も生じている。「ほどほどの運賃と料金」で利用できた在来線特急がなくなり、利用者には困惑も広がる中、海峡を挟んだ「人の移動」は今後、「速さ」と「安さ」のバランスの上でどんな均衡点に至るのだろう。新幹線がもたらした「海への波及効果」について考えてみた。

連絡船の廃止と「海峡線」誕生
「海峡の女王」と呼ばれた青函連絡船は1988年3月13日、青函トンネルと海峡線(本州側の津軽線、北海道側の江差線と合わせて「津軽海峡線」)の開業と入れ替わりに運航を終えた。

最盛期の1972年、貨客合わせて1日30往復もの連絡船が津軽海峡を往来し、旅客輸送実績は1973年に約499万人、貨物は71年に約8055万トンとピークを迎えた。しかし、1960年代に誕生した青函航路のフェリーや、長距離輸送で競合する航空機の普及に押されて、その後は減少の一途をたどった。
函館市史によると、国鉄の累積赤字が急激に増大する一方、度重なる異常出水によって青函トンネルの工期が大幅に遅れたため、新幹線走行を想定していた青函トンネルが1978年、在来線と併用する「三線軌条方式」に移行した。

さらに1980年、当時の塩川正十郎運輸相が青函トンネル完成後の青函連絡船廃止を言明。つまり、青函連絡船の「在来線機能」を維持しつつ、青函トンネルを新幹線専用とする構想がありながら、実現することなく、青函連絡船の役割を青函トンネル・津軽海峡線が引き継ぐ帰結をたどった――という。

青函トンネルが、当初の目的だった「新幹線トンネル」の役割を果たすまでに、開通から28年の歳月を要した。

海峡の輸送を支えてきたフェリー
この間、フェリーの青函航路は、会社の変遷を挟みながらも津軽海峡の旅客・貨物流動を支えてきた。現在は、いずれも函館市に本社を置く3社が、「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」の2つの名で計16往復を運航している。前者を運航する津軽海峡フェリー株式会社は旅客輸送機能を重視し、スイートルームやドッグルームを備えた大型船「ブルーマーメイド」など、青函連絡船並みの8000トン級の船を主体に4隻を投入。3月11日には新造船「ブルーハピネス」が就航した。

大人1人の料金(スタンダード=2等)は、10〜5月(年末年始・大型連休を除く)が2220円、7〜8月の繁忙期は3190円、それ以外の時期は2770円に設定している。後者は共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社が共同で運航し、もともと貨物専用航路だった。2000トン級の船が4隻就航、料金は10〜5月は1600円、6〜9月が2000円と割安だ。北海道新幹線と同じ「はやぶさ」の名を持つ船も就航している。

国土交通省北海道運輸局のまとめによると、青函の自動車輸送は近年、安定して年間39万台前後で推移している。一方、旅客輸送は、2000年代には年間60万人台(2008年は72万人)を維持してきたものの、じりじりと落ち込み、2012年以降は50万人台が続いていた。2015年度の実績は55万8425人だ。

ただし、このうち44万6980人は車とともに乗船する「航走旅客」で、乗船そのものが目的の「一般旅客」は11万1445人と、前年より2%減っていた。JR北海道のデータによると、津軽海峡線は最後の時期、年間利用者が約142万人だったことから、青函の往来に占めるフェリーの旅客シェアは、長距離トラックなどのドライバーを含めても3割弱、一般旅客に限れば5%強だった計算になる。

416チバQ:2017/03/12(日) 23:38:13

5563 :チバQ :2017/03/12(日) 23:37:37
北海道新幹線開業後、青森-函館間を約2時間で結んでいた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」が廃止された。これらの特急を使えば、自由席なら往復約1万円、割引きっぷを使えばフリーエリア付きで7,000円弱で、海峡の両岸を往復できた。一方、北海道新幹線は、新青森-新函館北斗間は1時間余り、実勢料金といえる特定特急券を使って片道6740円、ネット事前購入限定の切符でも5800円(13日前までに購入で4350円)。加えて、青函両市とも、フェリー埠頭も新幹線駅も市中心部から離れている。

「そこそこの料金と時間」で両市中心部を直結する交通手段がなくなり、郊外を結節点とする「速くて高い新幹線」と「時間はかかるが安いフェリー」に二極化した格好だ。

フェリー利用動向、上半期は微増
国土交通省北海道運輸局の2017年2月末現在のデータによれば、2016年度の月ごとのフェリーの利用動向は、上半期は微増、下半期は前年をやや下回る水準で推移しているが、内訳をみると、複雑かつ興味深い変化がうかがえる。

トラックの輸送は上半期、月間2万台前後と、ほぼ前年並みで安定していた。しかし、8月末に襲来し、北海道の農産地域に甚大な被害をもたらした台風10号の影響か、10月以降は前年割れが続く。

乗用車については、2016年4月は25%増となっているが、これは北海道新幹線開業の影響というより、前年同月、法定検査のため運休していた便があったため、数字上の反動が現れたという見方もある。その後、5月以降はほぼ前年並みの数字が続き、最も多い8月で2万5000台余りで前年並み、利用が少ない2月は約3000台で1割減と、前年に比べて極端な変動はない。北海道新幹線の利用者が津軽海峡線時代より大幅に増え、海峡を挟む人の流動が増えた事情を考えると、パイの拡大と「海路⇒鉄路」のシフトが相殺された結果、「前年並み」に落ち着いた可能性もあり、検証が必要だろう。

ただし、台風10号の被害によって、JR北海道が「道内旅行の再検討」を呼びかけるに至った9月は、前年の1万3246台から30%落ち込んで9326台にとどまり、年間ベースの数字を押し下げる要因となった。

他方、バスの輸送の推移は複雑だ。5〜6月は50〜60台と前年割れが続いたが、7月は120台、8月は191台と、前年を25%以上、上回っている。9月も75台と、前年の8割にとどまったものの、乗用車ほどには落ち込んでいない。しかし、10月以降は前年比6割前後が続いた。旅行関係者の中には、相次いだ長距離バスの事故に伴う規制強化や、バスドライバーの不足によって、ツアー運行コストが上昇し、海峡をまたいだバスの往来が難しくなっている可能性を指摘する人もいる。

これらの「車の動き」を反映して、車の移動を伴う「航走旅客」は、前年並み、またはそれをやや下回る水準で推移した。最多の8月が前年比1%減の7万8410人、最も少ない2月は前年比7%減の1万9790人、台風10号の余波が残った9月だけは21%減の3万9274人だった。

「一般旅客」は最大2倍の月も
一方、「一般旅客」は増加が著しい。4月は、前述の通り特殊事情があったものの、前年比80%増となった。5月以降は、車の移動が大幅に落ち込んだ9月ですら前年をわずか15人ながら上回り、本稿の執筆時点で伸び率が最大だった2月は前年の2.18倍の9143人、実数が最も多かった8月は2万5729人と23%増えている。旅客全体に占める一般旅客の割合は、2015年度実績で2割弱と絶対数が少ないものの、「客船」としてのフェリーの存在感は、確実に増している。

417チバQ:2017/03/12(日) 23:39:14
北海道新幹線の開業は、「早さ」「便利さ」にだけ話題が集まりがちだが、かつての夜行急行列車を思わせる、高速バスとフェリーを組み合わせた「スローな旅」の需要も根強い。津軽海峡フェリーはバス会社と連携し、企画商品として函館-東京間に「東京・函館きっぷ」、青森-札幌間に「津軽海峡物語」を設定している。前者は片道6000〜1万1500円で14時間30分〜17時間余り、所要時間が後者は片道6000円、8〜11時間程度で青森から札幌へ移動できる。

同社によると、詳細な数字は公表していないが、前年に比べると「津軽海峡物語」の需要は大幅に伸びているという。「北海道新幹線の開業前まで青森-札幌間を結んでいた夜行急行『はまなす』の旅客を取り込めた」と同社。半面、「東京・函館きっぷ」はダウンし、前年9月に大型連休があったことの反動、そして、やはり北海道新幹線の影響が考えられるという。

他方、想定を超えた移動パターンも現れているようだ。道南のマスメディア記者が直接、調べたところ、例えば「青森県十和田市から自家用車で青森市のフェリー埠頭へ」⇒「そのまま徒歩でフェリーに乗船して函館市へ」⇒「観光を楽しんだ後、帰路は北海道新幹線で新青森駅へ」⇒「新青森駅からフェリー埠頭へ」⇒「自家用車で帰宅」といった移動をする旅客が存在したという。

十和田市の最寄りの新幹線駅は七戸十和田駅で、車なら30分弱の距離だが、七戸十和田駅から函館駅までは、指定席なら9000円以上、ネット限定で2週間前までの予約が必要な割引切符でも6000円強かかる。一方、十和田市から青森港までは1時間半ほどの時間距離だ。そこで、どのみち自家用車による移動を避けられないなら、なるべく安価に、かつ船旅と北海道新幹線の旅をともに楽しめるような行程を組んでいる人が出始めている、とみられる。

このほか、函館港から津軽海峡をフェリーで渡り、さらに新青森駅へ移動して、東北新幹線のグランクラスを利用するカップルもいたといい、想定を超えた旅のバリエーションが生まれている。

「新幹線は高くて使えない」
函館駅と埠頭を結ぶ津軽海峡フェリーのシャトルバス=2017年1月、函館駅(筆者撮影)

ビジネス面でも、出張時に時間と経費のバランスをみながら、片道を北海道新幹線、片道をフェリー利用している人が出始めている。その1人は「新青森駅からフェリーターミナルまでタクシーを利用した時、運転手が『最近、フェリー埠頭へお客を乗せる機会が増えた』と話していた」と証言する。

もちろん、より切実な理由で、フェリー使用を余儀なくされている人は少なくない。筆者が昨年12月、青森市内での授業で話す機会を得た函館市の若い男性は「以前なら特急列車で気楽に往復できたが、今は往復ともフェリーだ。新幹線は高くてとても使えない」と表情を曇らせていた。特に函館市民や経済団体には「新幹線を使いたくても使えない」という不満がくすぶる。

筆者は2014年度以降、青森学術文化振興財団の助成を得て、整備新幹線が青森県や全国各地に及ぼした効果・影響を検証しているが、本年度、青森市民や函館市民を対象に実施した郵送アンケート調査の結果、北海道新幹線の開業を歓迎し、青函交流の活発化を期待する声が目立つ一方で、「子どもの修学旅行の費用が上がった」「特急料金が高くなったので青函を往来する回数を減らさざるを得ない」「このままでは、青函交流が衰退するのでは」といった回答が、海峡を挟んで散見された。

これらの結果は、1月28日に青森市内で開いた「新幹線フォーラム」で公表した。詳細については、年度内に報告書としてまとめる予定だが、席上、パネリストからはあらためて「北海道新幹線の料金は高すぎる。青函の割引切符の設定が必要」という声が上がる一方で、「首都圏などからの誘客を視野に入れれば『北海道新幹線は高すぎる』という情報を発信しすぎるのはデメリットも大きい。むしろ、『割高だが、それに見合った価値がある』と、地元の魅力の向上を目指すべきだ」という意見も出るなど、白熱した議論が展開された。

418チバQ:2017/03/12(日) 23:39:31
「海峡そのもののブランディングを」
青森県が2016年12月19日に青森市で開いた「青函圏フォーラム」で、パネリストとして登壇した津軽海峡フェリーの高橋俊介社長室長は、自治体や企業と連携した「サイクルツーリズム」の取り組みなどを紹介しながら、「海外も視野に、津軽海峡そのものをブランディングしていく活動が欠かせない」と強調した。

一方、青函フェリーを運航する共栄運輸の桜井耕志営業部長も、保有台数が増え続けるキャンピングカーをターゲットに、キャンピングカーの利用普及に取り組む日本RV協会や地元施設と協力しながら「全国の誘致例を参考にして、青函圏に長く滞在していいただける活動を目指したい」と意気込む。

海路の利用は台風、冬の暴風雪といった突発的事態にも大きく左右されるため、統計的な数字をみる際にも、少し長い視点での検証が必要だ。しかも、表面上の数字に大きな変化がなくても、個人客や団体客の動き、さらには物流面で、大きな変化を内包している可能性がある。単純な「鉄路と海路の関係」という視点ではなく、クルマ社会の将来像やJR北海道の今後、さらには北海道そのものの未来も視野に入れた上で、北海道新幹線とフェリーがどんな交通地図を描いていくのか、詳細な検証を続けていく必要がある。

419チバQ:2017/03/12(日) 23:40:11
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170310ddlk02020014000c.html
<津軽海峡フェリー>新造船あす就航 青森港で船内見学会 /青森
03月10日 11:38毎日新聞

 青森と函館を海上で結ぶ津軽海峡フェリー(本社・北海道函館市)の新造船「ブルーハピネス」が11日に就航するのを前に、青森市の青森港で9日、記念セレモニーと船内見学会が行われた。関係者約130人と一般の市民が訪れ、ピカピカの内装に心を躍らせていた。

 同社は4隻のフェリーを使用して青函を1日8往復運航。ブルーハピネスは、これまで運航されてきた「びなす」が耐用年数を迎えるため、入れ替わりで導入される。新造船は全長約144メートル、幅23メートル、総トン数約8800トン。積載台数や速力なども現在運航中の「ブルーマーメイド」「ブルードルフィン」と同様で、けが人を搬送するストレッチャー対応のエレベーターやドクタールームなど、災害発生を想定した設備も充実している。11日午後5時半に函館から初就航し、青森からの出発は同日午後10時25分が初めてとなる予定。

 セレモニーでは同社の村上玉樹・社長代理が「インバウンド(訪日外国人)も増えているので、末永く愛してもらえるサービスを提供していきたい」とあいさつ。関係者らがテープカットして、就航を祝った。

 見学に訪れた青森市の大柳勇さん(70)は「船内がとてもきれい。スイートルームも利用してみたい」。宮本覚さん(68)は「新幹線と比較するためにも、フェリー降り場から駅までの交通費を分かるようにしてくれると助かる」と話した。【一宮俊介】

420チバQ:2017/03/12(日) 23:40:56
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1703090020.html
新潟-小樽間、新フェリー「らべんだあ」が9日就航 豪華な内装、速力もアップ
03月09日 13:59産経新聞

 新潟市と北海道小樽市を結ぶ新日本海フェリー(大阪市北区)の航路に新造船「らべんだあ」(1万4125トン)が新潟発の便で9日に就航する。同航路への新造船投入は14年ぶり。新潟発の航行時間は従来よりも1時間15分短い16時間45分となり、利便性が高まる。

 全長197・5メートル、幅26・6メートル。旅客定員は600人で、トラック150台と乗用車22台を収容できるスペースを備える。カーフェリーでは国内初となる垂直船首の採用などで速力アップを実現した。建造費は約90億円。

 新潟市東区古湊町の山ノ下埠頭(ふとう)で8日行われた内覧会には旅行、運送会社などの関係者ら約400人が参加。吹き抜けのエントランスホールやテラス付きの個室、スポーツルーム、落ち着いた雰囲気のカフェなど充実した施設に「ホテルみたい」と感心していた。

 内装は「ノスタルジックで暖かみのある優しさ」がコンセプト。ペットを同伴できる部屋も設けられた。運賃は季節によって異なるものの、片道で8千円台から3万7千円台。新日本海フェリーの入谷泰生社長は「個室を大幅に増やし、ゆったりと楽しめるようにした」とアピールした。

 同社によると、平成27年度の同航路旅客数は約9万5千人。29年度は27年度比で10%増を目指すという。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170309ddlk37020343000c.html
<小豆島フェリー>「しようどしま丸」披露 あす就航 女性専用シートも /香川
03月09日 12:23毎日新聞

 四国フェリーグループの小豆島フェリー(高松市)は、新たに建造したフェリー「しようどしま丸」を高松港でお披露目した。土庄-高松間の航路で10日に就航する。

 全長71・9メートル、総トン数1257トンで、旅客定員は490人、乗用車55台を積載できる。船内はベージュを基調とし、ボックス席やソファー席、バリアフリー椅子を備える。女性専用のリクライニングシートや、女性トイレにはパウダールームも設け、女性に配慮した。バリアフリーのエレベーターやトイレもある。

 同航路の所要時間は約1時間。新造船を含む3隻体制で1日15往復する。同社は「音が静かで乗り心地も良くなった。安全、安心で快適な乗り心地を楽しんでほしい」としている。【秋長律子】

422とはずがたり:2017/05/16(火) 16:01:09
水中翼船やホバークラフトは今どうなってるのかな?

絶滅危惧ジェットフォイル、25年ぶり新造へ 「ジェットフォイル連合」実現なるか
https://trafficnews.jp/post/70671/
2017.05.15 若勢敏美(船旅事業研究家)

「海を飛ぶ」とも表現される超高速船ジェットフォイルが、25年ぶりに新造されます。絶滅も危惧されている船で、今回は裏ワザで新造実現。まだ現状は厳しいものの、離島の生活に有用というこの船にとり大きな契機になるかもしれません。

生産が中止されているジェットフォイル
 東海汽船が川崎重工に発注する超高速船ジェットフォイルの新造船建造が話題を呼んでいます。

 そのおもな理由は、時速45ノット(約83km/h)を誇るジェットフォイルが、造船業の常識を超える25年ぶりの新造となること、推進システムなどが従来と同等でありながら、建造価格が51億円と25年前に比べてかなり高額になっていること(バリアフリー化など内装の刷新といった改良が行われているものの)、川重がこれを契機に高速船の量産体制に移行できるかということ、そして同船の船体デザインを2020年「東京オリンピック」のエンブレムデザイナー野老朝雄(ところあさお)さんが起用されること、です。


東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド大漁」。イラストレーターの故・柳原良平さんがカラーリングを担当した(画像:東海汽船)。
 ジェットフォイルは、毎分180トンもの海水を取り込み、これを噴出すること推力を得て前進する高速船で、港を出ると翼走に移るという船ならぬコンセプトの「船」で、航空機メーカーのボーイングが1960年代に開発しました。

 その後、1989(平成元)年からは川重が独占建造するライセンスを取得。以降、1995(平成7)年まで神戸工場で計15隻を建造しました。

 川重は、「当初から多くて20隻程度」と見込んでいた分を建造したことから、「需要が一巡した」との判断で生産を中止していました。

 しかし、ボーイングで建造された28隻を含めて、多くが老朽化してきたことから、運航する船会社からは建造再開を求める声も多く、数年前から代替建造の計画で造船所との交渉が進められていました。

生産中止のジェットフォイル、「修理用」を活用して新造を実現
 ただ、この船の基幹推進システムであるウォータージェットの生産が「少なくとも5隻分のロットが集まらないと生産再開はできない」(川重)という状況が続き、新造船商談は実現せず、運航会社は既存航路の中古船を転配するなどでしのいできました。

 実際、2015年に東海汽船が投入した「セブンアイランド大漁」は、JR九州が1994(平成6)年に建造した「ビートル5」を購入したものです。

 今回の新造船は、船齢36年を迎える東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド虹」の代替を考えたものです。数が集まらないと生産再開が難しいウォータージェットシステムについては、就航船の修理用などで用意していたものを準用。それにより、ジェットフォイルの新造が実現しました。

 ただ東海汽船では、この「虹」の代替でジェットフォイルの建造を終了するつもりはなく、さらに「セブンアイランド愛」などの後継船建造を進めたいという希望を持っています。

 しかし東海汽船によると「当社だけで、川重の求める隻数を確保することはできません」といい、そのため同社は佐渡汽船、JR九州、九州郵船、鹿児島商船など、今回の新造をきっかけにジェットフォイル運航各社が足並みをそろえられないかどうか、検討を求めています。

「離島航路の高速化は(住民生活の維持のためにも)有効です。地方自治体にもジェット船を整備する必要性をご理解いただき、ご支援をいただければ」(東海汽船 山崎潤一社長)

 造船事業の縮小を発表したばかりの川重ですが、これら特殊船、高速船の建造を通じた生産品目の多様化が実現できるかも、注目されています。

423とはずがたり:2017/05/16(火) 16:04:29
新造船「さんふらわあ ふらの」就航 大洗〜苫小牧を1時間以上短縮 商船三井フェリー(写真59枚)
https://trafficnews.jp/post/70417/
2017.05.13 乗りものニュース編集部

大洗港と苫小牧港を結ぶフェリー航路に、新造船「さんふらわあ ふらの」が5月13日より就航。その設備、実力はどのようなものでしょうか。

新造船「さんふらわあ ふらの」就航
 商船三井フェリーは、同社が運営する大洗港(茨城県東茨城郡大洗町)と苫小牧港(北海道苫小牧市)を結ぶフェリー航路の夕方便に、2017年5月13日(土)より新造船「さんふらわあ ふらの」を就航させました。同じ名前の先代「さんふらわあ ふらの」を代替するかたちです。

大洗港に停泊する新造船「さんふらわあ ふらの」(2017年5月2日、乗りものニュース編集部撮影)。
 新「さんふらわあ ふらの」は、全長199.70m、全幅27.2m、1万4000総トンで、旅客、乗組員あわせ定員636名、車両積込台数はトラック160台、乗用車100台です。プロペラやエンジンに新しい推進システムを採用したことで、同社の従来船より航行性能が大幅に向上、大洗港〜苫小牧港間の所要時間がこれまでより1時間15分短縮されるといいます。

 個室は、現行船に比べ約2割増しの91室になり、最上階に配された上位グレードの「スイート」と「プレミアム」にはバルコニーを設置。またペットと一緒に泊まれる部屋もあり、首都圏発着のフェリーとしては初めてになるドッグランを設けています。

 商船三井フェリーは「より多くのお客様にフェリーを利用した船旅を快適にお楽しみいただけるよう、商船三井グループは引き続きサービス向上に積極的に取り組んでいきます」としています。

【了】

424とはずがたり:2017/05/19(金) 10:34:27

「新幹線は高い」青函間にフェリー復権の兆し
乗客増加、安さと速さで新幹線と棲み分けか
http://toyokeizai.net/articles/-/162036
櫛引 素夫 :青森大学教授・地域ジャーナリスト・専門地域調査士 2017年03月12日

北海道新幹線の開業1周年を控えて、昨年末以降、津軽海峡を挟んだ交流をテーマにした勉強会や研究会が活発に開催されている。通年ベースの数字はまだまとまっていないが、これらの検証と議論を通じて注目を集めたのが、青森市と函館市を結ぶ青函航路のフェリーだ。

1988年の青函連絡船廃止後、海峡の主役として活躍してきたものの、旅客はじりじりと減少。しかし、新幹線開業を契機として、純粋な船客の利用が増加に転じた。

所要時間が4時間弱かかるとはいえ、新幹線のおよそ3分の1という運賃が最大の魅力だ。「片道は新幹線、片道はフェリー」という利用形態も生じている。「ほどほどの運賃と料金」で利用できた在来線特急がなくなり、利用者には困惑も広がる中、海峡を挟んだ「人の移動」は今後、「速さ」と「安さ」のバランスの上でどんな均衡点に至るのだろう。新幹線がもたらした「海への波及効果」について考えてみた。

連絡船の廃止と「海峡線」誕生

「海峡の女王」と呼ばれた青函連絡船は1988年3月13日、青函トンネルと海峡線(本州側の津軽線、北海道側の江差線と合わせて「津軽海峡線」)の開業と入れ替わりに運航を終えた。

最盛期の1972年、貨客合わせて1日30往復もの連絡船が津軽海峡を往来し、旅客輸送実績は1973年に約499万人、貨物は71年に約8055万トンとピークを迎えた。しかし、1960年代に誕生した青函航路のフェリーや、長距離輸送で競合する航空機の普及に押されて、その後は減少の一途をたどった。

さらに1980年、当時の塩川正十郎運輸相が青函トンネル完成後の青函連絡船廃止を言明。つまり、青函連絡船の「在来線機能」を維持しつつ、青函トンネルを新幹線専用とする構想がありながら、実現することなく、青函連絡船の役割を青函トンネル・津軽海峡線が引き継ぐ帰結をたどった――という。

青函トンネルが、当初の目的だった「新幹線トンネル」の役割を果たすまでに、開通から28年の歳月を要した。

海峡の輸送を支えてきたフェリー

この間、フェリーの青函航路は、会社の変遷を挟みながらも津軽海峡の旅客・貨物流動を支えてきた。現在は、いずれも函館市に本社を置く3社が、「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」の2つの名で計16往復を運航している。前者を運航する津軽海峡フェリー株式会社は旅客輸送機能を重視し、スイートルームやドッグルームを備えた大型船「ブルーマーメイド」など、青函連絡船並みの8000トン級の船を主体に4隻を投入。3月11日には新造船「ブルーハピネス」が就航した。

大人1人の料金(スタンダード=2等)は、10〜5月(年末年始・大型連休を除く)が2220円、7〜8月の繁忙期は3190円、それ以外の時期は2770円に設定している。後者は共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社が共同で運航し、もともと貨物専用航路だった。2000トン級の船が4隻就航、料金は10〜5月は1600円、6〜9月が2000円と割安だ。北海道新幹線と同じ「はやぶさ」の名を持つ船も就航している。

国土交通省北海道運輸局のまとめによると、青函の自動車輸送は近年、安定して年間39万台前後で推移している。一方、旅客輸送は、2000年代には年間60万人台(2008年は72万人)を維持してきたものの、じりじりと落ち込み、2012年以降は50万人台が続いていた。2015年度の実績は55万8425人だ。

ただし、このうち44万6980人は車とともに乗船する「航走旅客」で、乗船そのものが目的の「一般旅客」は11万1445人と、前年より2%減っていた。JR北海道のデータによると、津軽海峡線は最後の時期、年間利用者が約142万人だったことから、青函の往来に占めるフェリーの旅客シェアは、長距離トラックなどのドライバーを含めても3割弱、一般旅客に限れば5%強だった計算になる。

425とはずがたり:2017/05/19(金) 10:34:37

北海道新幹線開業後、青森-函館間を約2時間で結んでいた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」が廃止された。これらの特急を使えば、自由席なら往復約1万円、割引きっぷを使えばフリーエリア付きで7,000円弱で、海峡の両岸を往復できた。一方、北海道新幹線は、新青森-新函館北斗間は1時間余り、実勢料金といえる特定特急券を使って片道6740円、ネット事前購入限定の切符でも5800円(13日前までに購入で4350円)。加えて、青函両市とも、フェリー埠頭も新幹線駅も市中心部から離れている。

「そこそこの料金と時間」で両市中心部を直結する交通手段がなくなり、郊外を結節点とする「速くて高い新幹線」と「時間はかかるが安いフェリー」に二極化した格好だ。

フェリー利用動向、上半期は微増

国土交通省北海道運輸局の2017年2月末現在のデータによれば、2016年度の月ごとのフェリーの利用動向は、上半期は微増、下半期は前年をやや下回る水準で推移しているが、内訳をみると、複雑かつ興味深い変化がうかがえる。

トラックの輸送は上半期、月間2万台前後と、ほぼ前年並みで安定していた。しかし、8月末に襲来し、北海道の農産地域に甚大な被害をもたらした台風10号の影響か、10月以降は前年割れが続く。

乗用車については、2016年4月は25%増となっているが、これは北海道新幹線開業の影響というより、前年同月、法定検査のため運休していた便があったため、数字上の反動が現れたという見方もある。その後、5月以降はほぼ前年並みの数字が続き、最も多い8月で2万5000台余りで前年並み、利用が少ない2月は約3000台で1割減と、前年に比べて極端な変動はない。北海道新幹線の利用者が津軽海峡線時代より大幅に増え、海峡を挟む人の流動が増えた事情を考えると、パイの拡大と「海路⇒鉄路」のシフトが相殺された結果、「前年並み」に落ち着いた可能性もあり、検証が必要だろう。

ただし、台風10号の被害によって、JR北海道が「道内旅行の再検討」を呼びかけるに至った9月は、前年の1万3246台から30%落ち込んで9326台にとどまり、年間ベースの数字を押し下げる要因となった。

他方、バスの輸送の推移は複雑だ。5〜6月は50〜60台と前年割れが続いたが、7月は120台、8月は191台と、前年を25%以上、上回っている。9月も75台と、前年の8割にとどまったものの、乗用車ほどには落ち込んでいない。しかし、10月以降は前年比6割前後が続いた。旅行関係者の中には、相次いだ長距離バスの事故に伴う規制強化や、バスドライバーの不足によって、ツアー運行コストが上昇し、海峡をまたいだバスの往来が難しくなっている可能性を指摘する人もいる。

これらの「車の動き」を反映して、車の移動を伴う「航走旅客」は、前年並み、またはそれをやや下回る水準で推移した。最多の8月が前年比1%減の7万8410人、最も少ない2月は前年比7%減の1万9790人、台風10号の余波が残った9月だけは21%減の3万9274人だった。

「一般旅客」は最大2倍の月も

一方、「一般旅客」は増加が著しい。4月は、前述の通り特殊事情があったものの、前年比80%増となった。5月以降は、車の移動が大幅に落ち込んだ9月ですら前年をわずか15人ながら上回り、本稿の執筆時点で伸び率が最大だった2月は前年の2.18倍の9143人、実数が最も多かった8月は2万5729人と23%増えている。旅客全体に占める一般旅客の割合は、2015年度実績で2割弱と絶対数が少ないものの、「客船」としてのフェリーの存在感は、確実に増している。


青森と札幌を結び、根強い人気があった夜行急行・はまなす=2015年6月、青森駅(筆者撮影)
北海道新幹線の開業は、「早さ」「便利さ」にだけ話題が集まりがちだが、かつての夜行急行列車を思わせる、高速バスとフェリーを組み合わせた「スローな旅」の需要も根強い。津軽海峡フェリーはバス会社と連携し、企画商品として函館-東京間に「東京・函館きっぷ」、青森-札幌間に「津軽海峡物語」を設定している。前者は片道6000〜1万1500円で14時間30分〜17時間余り、所要時間が後者は片道6000円、8〜11時間程度で青森から札幌へ移動できる。

同社によると、詳細な数字は公表していないが、前年に比べると「津軽海峡物語」の需要は大幅に伸びているという。「北海道新幹線の開業前まで青森-札幌間を結んでいた夜行急行『はまなす』の旅客を取り込めた」と同社。半面、「東京・函館きっぷ」はダウンし、前年9月に大型連休があったことの反動、そして、やはり北海道新幹線の影響が考えられるという。

426とはずがたり:2017/05/19(金) 10:35:00
>>424-426
他方、想定を超えた移動パターンも現れているようだ。道南のマスメディア記者が直接、調べたところ、例えば「青森県十和田市から自家用車で青森市のフェリー埠頭へ」⇒「そのまま徒歩でフェリーに乗船して函館市へ」⇒「観光を楽しんだ後、帰路は北海道新幹線で新青森駅へ」⇒「新青森駅からフェリー埠頭へ」⇒「自家用車で帰宅」といった移動をする旅客が存在したという。

十和田市の最寄りの新幹線駅は七戸十和田駅で、車なら30分弱の距離だが、七戸十和田駅から函館駅までは、指定席なら9000円以上、ネット限定で2週間前までの予約が必要な割引切符でも6000円強かかる。一方、十和田市から青森港までは1時間半ほどの時間距離だ。そこで、どのみち自家用車による移動を避けられないなら、なるべく安価に、かつ船旅と北海道新幹線の旅をともに楽しめるような行程を組んでいる人が出始めている、とみられる。

このほか、函館港から津軽海峡をフェリーで渡り、さらに新青森駅へ移動して、東北新幹線のグランクラスを利用するカップルもいたといい、想定を超えた旅のバリエーションが生まれている。

「新幹線は高くて使えない」

ビジネス面でも、出張時に時間と経費のバランスをみながら、片道を北海道新幹線、片道をフェリー利用している人が出始めている。その1人は「新青森駅からフェリーターミナルまでタクシーを利用した時、運転手が『最近、フェリー埠頭へお客を乗せる機会が増えた』と話していた」と証言する。

もちろん、より切実な理由で、フェリー使用を余儀なくされている人は少なくない。筆者が昨年12月、青森市内での授業で話す機会を得た函館市の若い男性は「以前なら特急列車で気楽に往復できたが、今は往復ともフェリーだ。新幹線は高くてとても使えない」と表情を曇らせていた。特に函館市民や経済団体には「新幹線を使いたくても使えない」という不満がくすぶる。

筆者は2014年度以降、青森学術文化振興財団の助成を得て、整備新幹線が青森県や全国各地に及ぼした効果・影響を検証しているが、本年度、青森市民や函館市民を対象に実施した郵送アンケート調査の結果、北海道新幹線の開業を歓迎し、青函交流の活発化を期待する声が目立つ一方で、「子どもの修学旅行の費用が上がった」「特急料金が高くなったので青函を往来する回数を減らさざるを得ない」「このままでは、青函交流が衰退するのでは」といった回答が、海峡を挟んで散見された。


青函圏の将来像を探った新幹線フォーラム=2017年1月28日、青森市(筆者撮影)
これらの結果は、1月28日に青森市内で開いた「新幹線フォーラム」で公表した。詳細については、年度内に報告書としてまとめる予定だが、席上、パネリストからはあらためて「北海道新幹線の料金は高すぎる。青函の割引切符の設定が必要」という声が上がる一方で、「首都圏などからの誘客を視野に入れれば『北海道新幹線は高すぎる』という情報を発信しすぎるのはデメリットも大きい。むしろ、『割高だが、それに見合った価値がある』と、地元の魅力の向上を目指すべきだ」という意見も出るなど、白熱した議論が展開された。

「海峡そのもののブランディングを」

青森県が2016年12月19日に青森市で開いた「青函圏フォーラム」で、パネリストとして登壇した津軽海峡フェリーの高橋俊介社長室長は、自治体や企業と連携した「サイクルツーリズム」の取り組みなどを紹介しながら、「海外も視野に、津軽海峡そのものをブランディングしていく活動が欠かせない」と強調した。

一方、青函フェリーを運航する共栄運輸の桜井耕志営業部長も、保有台数が増え続けるキャンピングカーをターゲットに、キャンピングカーの利用普及に取り組む日本RV協会や地元施設と協力しながら「全国の誘致例を参考にして、青函圏に長く滞在していいただける活動を目指したい」と意気込む。

海路の利用は台風、冬の暴風雪といった突発的事態にも大きく左右されるため、統計的な数字をみる際にも、少し長い視点での検証が必要だ。しかも、表面上の数字に大きな変化がなくても、個人客や団体客の動き、さらには物流面で、大きな変化を内包している可能性がある。単純な「鉄路と海路の関係」という視点ではなく、クルマ社会の将来像やJR北海道の今後、さらには北海道そのものの未来も視野に入れた上で、北海道新幹線とフェリーがどんな交通地図を描いていくのか、詳細な検証を続けていく必要がある。

427とはずがたり:2017/05/23(火) 21:29:37
"K" Line
清水⇔大分RORO船航路
http://kawakin-roro.jp/?utm_source=google&utm_medium=cpc

428荷主研究者:2017/06/25(日) 10:34:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170526_22003.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<津軽海峡フェリー>8月に7便を高速化

 津軽海峡フェリー(北海道函館市)は、繁忙期の8月10〜18日、青森-函館間16便のうち7便の所要時間を20〜30分短縮し、片道3時間10〜20分で運航する。

 短縮するのは函館発午前7時40分や青森発午後10時25分などの便。通常、平均速度20ノットで運航されるが、「ブルーハピネス」などエンジン性能が高い新造船の就航で2〜3ノット速めることが可能となった。

 昨年3月の北海道新幹線開業後、若者を中心に利用客が増えている。4月に始めた乗用車1台と最大8人が利用できる「海割ドライブ」プラン(1万4800円)も好調という。

 同社青森営業部は「滞在時間が増えることで、利用者に観光を楽しんでもらえる。高速化によるお客の反応をみて、今後の対応を検討していく」と話した。

429チバQ:2017/06/30(金) 22:42:27
>>422
http://www.sankei.com/west/news/170630/wst1706300084-n1.html
2017.6.30 21:16

ジェット船25年ぶり建造へ、離島住民の足 川崎重工
 川崎重工業は30日、離島住民の足として活躍する高速ジェット船を25年ぶりに建造すると発表した。神戸工場(神戸市)で建造し、平成32年6月に東海汽船(東京)に引き渡す。東京都や静岡県と伊豆諸島を結ぶ路線で使われる予定だ。

 高速船は「ジェットフォイル」と呼ばれ、ジェットエンジンで海水を噴き出して進む。水中翼で海面から浮き上がるため水の抵抗が小さく、時速80キロで航行することができる。東海汽船によると、旅客定員は約250人。

 建造費は1隻当たり約50億円。高価なため船会社からの受注がなく、7年を最後に建造が途絶えていた。東海汽船は昭和56年に完成した高速船が老朽化しているため、発注を決めた。

 東海汽船の担当者は「スピードが速く、波が高くても船体の揺れが小さい。価格は高いが、離島の航路に最も適した船だ」と評価している。

 ジェットフォイルは新潟県の佐渡島や島根県の隠岐諸島、鹿児島県の種子島などの航路でも使われている。

430チバQ:2017/08/28(月) 19:19:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000013-kobenext-l28
大部屋で雑魚寝→豪華船室 フェリーの旅、様変わり
8/28(月) 16:05配信 神戸新聞NEXT
大部屋で雑魚寝→豪華船室 フェリーの旅、様変わり
豪華な客室を備えた阪九フェリーの新造船(同社提供)
 かつて大部屋で雑魚寝(ざこね)といったイメージのあった、フェリーでの船旅が様変わりしている。各社が豪華な船室を備えた新造船を投入。個室を増やし、相部屋もプライバシーに配慮したカプセル型ベッドを導入するなど、多様なニーズに応える。格安航空会社(LCC)など国内移動の価格競争とは一線を画し、ゆったりと船旅を楽しむ“海上ホテル”をうたう。(段 貴則)
 大分港(大分市)行き「フェリーさんふらわあ」、新門司港(北九州市)行き「阪九フェリー」が発着する神戸・六甲アイランドの乗り場は8月、利用客で最もにぎわう。

 孫3人とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)で遊んだという大分市の女性(63)が、帰路の「さんふらわあ」に乗り込み、10人用の相部屋に入った。室内はカプセル型の1人用ベッドで区切られ、人の目を気にせず休める。女性は「大部屋に雑魚寝していた頃とは大違い。船内も静かになり、ぐっすり眠れそう」とほほ笑んだ。

 「船に泊まろう。」をキャッチコピーに、神戸航路では、1人用ベッドを設置した相部屋を設けた。ペットと泊まれる個室などもある。2018年に大阪-志布志(鹿児島県)航路に投入する新造船は個室を大幅に増やし、太平洋の眺望が楽しめる専用バルコニー付きのスイートも新設する。

 井垣篤司社長は「前身の関西汽船が運航していた客船は『瀬戸内海の女王』と呼ばれていた。さんふらわあをカジュアルなクルーズを楽しめる船に仕立てたい」と話す。

 阪九フェリーは15年から泉大津(大阪府)-新門司航路に、個室や豪華な船室を増やした新造船を投入。スイート、デラックスに加え、最上級の船室「ロイヤル」を設けた。船首からパノラマビューを堪能できる展望ルームや露天風呂もあり、夜には星空や明石海峡大橋のライトアップを楽しめる。同社は「船室のグレードを上げるため、等級の船室名をロイヤルやスイートなどホテルの部屋の名称に寄せた」といい、「船旅も楽しめる海上ホテル」としてアピールしている。

     ◇

 「遊び心や仕組みを打ち出したい」とするのは宮崎カーフェリー。14年に発着場所を大阪南港から神戸・三宮に移し、16年ぶりに神戸航路を復活させた。

 船内には、神戸三宮フェリーターミナルとJR三ノ宮駅前を結ぶ連絡バスの乗車券をカプセルに入れて販売する「ガチャガチャ」を置く。通常運賃より10円お得で同社の担当者は「船内で楽しんでもらえるよう工夫したい」と話す。

431チバQ:2017/09/08(金) 21:29:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00000009-kobenext-bus_all
神戸と奄美、沖縄結ぶフェリー10月で運休 LCC台頭で
9/8(金) 15:30配信 神戸新聞NEXT
神戸と奄美、沖縄結ぶフェリー10月で運休 LCC台頭で
運航を休止する旅客フェリー「琉球エキスプレス」(マルエーフェリー提供)
 神戸港と鹿児島・奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が、10月7日の神戸出港便を最後に運航を休止することが8日、分かった。沖縄や奄美出身者が多く暮らす神戸・阪神間からの帰省の足などとして親しまれてきたが、近年は格安航空会社(LCC)の台頭もあり利用客数が低迷。運航会社が貨物専用船に切り替える決断をした。(段 貴則)
 琉球エキスプレスを運航するマルエーフェリー(鹿児島県)によると、阪神航路の開設は1972年4月。沖縄県の本土復帰直前でもあり、当初は奄美群島発着だった。翌73年に航路が沖縄本島まで延びた。

 航路の距離は約1300キロ。神戸・六甲アイランドを出港する下り便は、大阪・南港に寄り、奄美群島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を経て、沖縄・那覇新港へ3日かけて運航する。現在は2週間で3往復している。総トン数は6266トン、旅客定員は240人。

 航路開設当時、与論島観光などの離島ブームや沖縄国際海洋博覧会(75年)の開催を追い風に、利用客が激増した。また戦前、沖縄や奄美群島から神戸・阪神間に仕事を求めて移り住んだ人が多く、帰省客でもにぎわった。記録を確認できる過去20年間では、ピーク時の98年度に年間約2万8千人が利用した。

 近年は、離島住民の少子高齢化に加え、フェリーの運賃よりかなり安い価格設定で参入してきたLCCに利用客を奪われて苦戦。2016年度の乗船客数は、20年ほど前の3割にも満たない約7800人だった。

 同社の担当者は「45年の歴史がある航路。今後、奄美や沖縄が世界自然遺産に登録され、需要が戻れば、何とか旅客フェリーとして復活させたい。今回の決定はあくまでも『休止』で、貨物船として航路を維持したい」と話している。

 旅客フェリーとしての最後の神戸港着は7日午前。同日午後に出港する。11日以降は貨物専用船が発着することになる。

432チバQ:2017/10/11(水) 19:39:24
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-590988.html
旅客133年、本州航路に幕 沖縄-神戸・大阪間 フェリー「琉球エキスプレス」 最終便が那覇入港 飛行機の時代「寂しい」
2017年10月10日 06:30
 神戸・大阪と鹿児島、奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が運航を休止することになり、最後の便が9日午前、那覇市港町の那覇港新港ふ頭に入港した。今後、沖縄と本州を結ぶ旅客船はなくなる。乗船客らは、その最後の姿を写真に収めるなどして別れを惜しんでいた。

 「琉球エキスプレス」は午前8時半ごろ、定刻通り入港し、関西や奄美から乗ってきた68人が下船した。徳之島出身で子どもや学生の頃、帰省する際に利用していたという武山吉行さん(51)=兵庫県姫路市=は「子どもの頃の記憶では大浴場やレストランがあったが、だいぶ変わっていた。あの頃を思い出すと懐かしい。飛行機の時代かと思うと寂しい」と話した。

最後の便に乗船し、学生時代からの思いをかなえた佐々木芙由子さん(右端)一家と友人の大城ありささん(左端)
 学生時代から「いつかは乗ってみたい」と思い続けていた那覇市出身の佐々木芙由子さん(31)は娘の綾花ちゃん(4)と紬葵(ゆき)ちゃん(1)、友人の大城ありささん(31)と神戸からの船旅を楽しんだ。佐々木さんは「子どもが大きくなったら乗ろうと思っていたが、最後ということで乗船した。船内でたくさんの人から話を聞けて楽しかった」と満足げな表情を浮かべた。

 「琉球エキスプレス」の運航会社マルエーフェリー(本社・鹿児島)によると、格安航空会社(LCC)の参入などの影響で、年間乗客数は1998年の約2万7600人をピークに、近年では約7200人まで減少した。経営上、運航の継続が厳しく、休止を決定したという。マルエーフェリーは今後、阪神航路を貨物船に切り替える。

 沖縄-阪神航路は、1884年、大阪商船(現在の商船三井)が開始したのが始まり。「波上丸」と「浮島丸」が就航し、関西から大勢の観光客が訪れるようになった。沖縄からは、阪神工業地帯などでの仕事を求める人たちが利用した。戦時中は途絶えたが、1950年にGHQ(連合国軍総司令部)が5社に開設を許可し、翌年再開された。一時は8社が旅客船を運航していたが現在は、マルエーフェリーだけとなっていた。

 入港後の埠頭(ふとう)では、最後の「琉球エキスプレス」に乗り合わせた乗船客同士が、手を振って仲間を見送っていた。2泊3日の船旅で乗船客同士友情を深め、1人、また1人と別々に旅立つ。飛行機と異なり、時間はかかるが、濃密な交流のできる船旅-。その良さと、旅客船がなくなる寂しさを乗船客らはかみしめていた。(中村万里子)

433チバQ:2017/11/20(月) 22:56:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00010000-teikokudb-ind
宮崎〜神戸間を結ぶカーフェリーを運航する宮崎カーフェリーなど2社、特別清算申請へ
11/20(月) 16:23配信 帝国データバンク
 宮崎カーフェリー(株)(TDB企業コード:880322702、資本金1000万円、宮崎県宮崎市港3-14、代表黒木政典氏、従業員96名)と、関係会社の宮崎船舶(有)(TDB企業コード:375011978、資本金300万円、同所、同代表)の2社は、11月20日、事業を新会社に譲渡したうえで解散し、特別清算を申請する方針であることを発表した。

 宮崎カーフェリー(株)は、2004年(平成16年)4月に経営難に陥った(株)マリンエキスプレス(宮崎市、登記面=東京都中央区、2005年12月に特別清算開始決定)から事業を継承する目的で設立。同年6月に宮崎港-大阪南港と、宮崎港-日向細島港-大阪・貝塚港を結ぶ2航路の営業を譲り受けて事業を開始し、2006年3月期には年収入高約60億5200万円を計上していた。

 しかし、(株)マリンエキスプレスから転籍した従業員の労働債務を引き継いだこともあり、当初から大幅な債務超過を余儀なくされていた。原油高を背景とする燃料費高騰のなか、2006年4月に貝塚航路から撤退する一方、燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)の導入などで立て直しを図っていたが、2009年には高速道路料金引き下げが実施されたこともあって2010年3月期の年収入高は約46億300万円にまでダウン。同期から5期連続で経常赤字を余儀なくされるなど、債務超過額が拡大していた。さらなるコストダウンを目的に2014年10月には大阪南港発着から神戸港発着に変更したが、東九州自動車道の整備進捗とともに貨物需要が大分港に流出するなど、収益改善の見通しが立ちにくくなるなか、関係会社も含めた債務償還のメドが立たないことから、メーンバンクとともに地域経済活性化支援機構(REVIC)に支援を申し込み、11月14日付で再生支援の決定を受けた。

 宮崎船舶(有)は、2003年(平成15年)8月に設立。(株)マリンエキスプレスが所有していた船舶4隻を譲り受け、(株)マリンエキスプレスおよび宮崎カーフェリー(株)に裸傭船として貸し渡していた。2006年に2隻を売却したものの、多額の債務超過に陥っていた。

 負債は2社合計で推定80億円。

 なお、現在もフェリーの運航は継続中。2社は今後、各々の事業を地元の自治体や企業、REVICなどが出資する新会社に分割譲渡のうえで解散し、金融機関からの債務免除を受けるために特別清算を申請する見通し。

434チバQ:2017/11/20(月) 22:56:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000012-asahi-bus_all
宮崎―神戸間のカーフェリー維持へ 官民出資で新会社
11/20(月) 7:55配信 朝日新聞デジタル
 宮崎カーフェリー(宮崎市、黒木政典社長)が運航する宮崎―神戸航路を維持するため、宮崎県の官民や政府系ファンドが出資して新会社をつくることが19日、わかった。関連会社とともに多額の負債を抱えており、従業員を新会社に移行して事業を続け、フェリーも新造するという。

 支援対象は宮崎カーフェリーと、黒木社長が株主で同社にフェリー2隻を貸す宮崎船舶(宮崎市)。東京商工リサーチによると、2017年3月の負債額は宮崎カーフェリーが約15億円、宮崎船舶は約73億円。水面下で政府系ファンド「地域経済活性化支援機構」(東京)に支援を求めていた。

 関係者によると、県や同機構、県内企業などが出資して新しい運営会社をつくり、地元の金融機関が融資することが計画の柱となる見通しだ。一方、宮崎カーフェリーなど現在の2社は事業を新会社に譲渡した後、清算される方向。

朝日新聞社

435チバQ:2017/11/27(月) 21:52:22
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171127/bsd1711270500001-n1.htm
長距離フェリーの経営苦境 LCC台頭で旅客流出、燃油高騰も影落とす (1/2ページ)
2017.11.27 06:09
 都市部と地方を結ぶ長距離フェリー会社の苦境が目立っている。格安航空会社(LCC)の台頭で旅客が流出していることに加え、一時期の燃油価格高騰も影を落とし、深刻な経営難に陥るケースも。トラックの運転手不足で農畜産物の安定輸送に不可欠なことから、「地方経済の要」の航路存続をいかに図るかが新たな課題となっている。

 大量輸送の「生命線」

 「県が主体的に出資して再生を図るのは、われわれとしても初めて。ぜひ成功させたい」。こう意気込んだのは政府系ファンド、地域経済活性化支援機構の今井信義社長。20日に宮崎市で記者会見し、経営難のフェリー会社「宮崎カーフェリー」(宮崎市)が持つ神戸-宮崎の航路存続に向け、再生支援を表明した。

 足元では黒字を維持していたが、債務超過を解消できない状況だった。新会社に機構や宮崎県、地元銀行などが計11億5000万円を出資し信用力を高めて再生を図るのが柱で、河野俊嗣宮崎県知事のほか地元銀行幹部らも会見に同席し、一体で支援する姿勢を強調した。

 宮崎県はピーマンやマンゴー、牛肉など農畜産業が地元経済を支えている。この航路は大消費地へと一度に大量輸送する唯一の手段となっており、河野知事は「県が主導し宮崎経済の生命線を維持していく」と述べた。

 時間、料金…対抗困難

 鹿児島県を中心に長距離フェリーを運航する「マルエーフェリー」(同県奄美市)は10月、神戸から奄美群島を経由して沖縄を結ぶ旅客船を休止した。かつては帰省客でにぎわったが、近年のLCCの離島便の就航などで赤字基調となり、利用客の増加が見込めないためだ。

 マルエーの担当者は「船だと神戸から奄美まで片道1万5000円ほどで、30時間以上かかる。LCCの便なら最低数千円から利用が可能だ」と対抗は難しいと指摘する。

 県本土と離島間のみとなった旅客航路は「奄美大島などが世界自然遺産登録されれば、観光客増が見込める」として維持する。「島民の生活航路でもある。維持には安定経営が必要なので、好調な貨物重視へと早めに手を打った」と強調した。

 物資輸送で存在感

 長距離フェリーを運航する事業者らでつくる「日本長距離フェリー協会」の加盟会社では、現在全国で14航路が就航中で、うち北海道発着が6航路、九州発着が8航路。いずれも農畜産業が盛んな遠隔地から都市圏への物資輸送で存在感を発揮している。

 関係者は「トラックの人手不足はフェリー業界にとって追い風だ」と期待する。国が鉄道や船舶輸送への転換を促す「モーダルシフト」も背景に、トラック運転手の負担を軽減できるフェリーの人気が高まっている。

 ただ、燃料油に絡む国際的な規制強化が2020年1月に開始される。燃料コストが上昇する恐れがあり、フェリー業界関係者は「運賃が高額になれば利用が落ち込みかねず、経営への打撃は避けられない」と懸念する。燃費の良い新船への切り替えを進めながら、いかに利益を確保するかが課題となりそうだ。

436とはずがたり:2017/12/09(土) 15:20:51
<JR九州高速船>新型高速船の建造へ 豪造船会社と合意
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20171209k0000m020127000c.html
12月08日 21:06毎日新聞

 福岡市の博多港と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船(福岡市)は8日、オーストラリアの造船会社オースタルと新型高速船の建造に向け合意したと発表した。来年1月ごろに契約締結し、設計に着手する。2020年夏をめどに就航させる計画。

 新型高速船は全長80メートル(総トン数2300トン)。現行の高速船「ビートル」の2・6倍に当たる約500席にする。デザインは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏。所要時間は、現行3時間5分から3時間40分程度を見込む。

 ビートルは水中翼船のため乗船中のシートベルト着用が義務付けられているが、新造船では不要。船内を回遊できるよう売店や免税店、展望デッキを設ける。また、これまで認められていなかった夜間の航行も可能となり、柔軟なダイヤ編成ができるという。同社は「時間を忘れ、快適で楽しい船旅ができる船を建造したい」としている。【石田宗久】

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439チバQ:2017/12/25(月) 10:35:36
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/business/nagasaki-105510724.html
九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必死 旅客船巡るストは全国でも異例
06:00長崎新聞

九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必死 旅客船巡るストは全国でも異例

長崎新聞

(長崎新聞)

 九州商船(長崎市、美根晴幸社長)の船員112人が加盟する全日本海員組合長崎支部(松本順一支部長)は25日、長崎、佐世保と五島列島を結ぶ全便・無期限のストライキに突入した。旅客船を巡るストは全国的に珍しい。年末年始の繁忙期に及べば、帰省客や物流に影響し混乱は必至だ。
 長崎県によると、五島列島発着便の輸送人員で九商のシェアは約6割に上る。このうち長崎―福江は独占状態だ。全便止まれば一日約2千人の足に影響し、物流も滞る。五島産業汽船(新上五島町)はストの間、長崎―福江3往復6便などを臨時運航するが、どこまでカバーできるか見通せない。
 組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。
 24日は、野口市太郎五島市長と江上悦生新上五島町長が九商と組合をそれぞれ訪ね、スト回避を要請していた。これを受け九商の担当役員が組合を訪れ交渉を求めたものの、最後まで折り合いは付かなかった。

440とはずがたり:2017/12/25(月) 13:04:46
今時珍しいスト決行。船員は不足するんだし一寸労働者側の言い分が弱い気がするんだけど。。。
>組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。

九州商船 全便ストライキに突入 長崎ー五島列島 年末年始へ混乱必至 旅客船巡るストは全国でも異例
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171225-00000001-nagasaki-l42
12/25(月) 7:56配信 長崎新聞

 九州商船(長崎市、美根晴幸社長)の船員112人が加盟する全日本海員組合長崎支部(松本順一支部長)は25日、長崎、佐世保と五島列島を結ぶ全便・無期限のストライキに突入した。旅客船を巡るストは全国的に珍しい。年末年始の繁忙期に及べば、帰省客や物流に影響し混乱は必至だ。
 長崎県によると、五島列島発着便の輸送人員で九商のシェアは約6割に上る。このうち長崎―福江は独占状態だ。全便止まれば一日約2千人の足に影響し、物流も滞る。五島産業汽船(新上五島町)はストの間、長崎―福江3往復6便などを臨時運航するが、どこまでカバーできるか見通せない。
 組合は、九商がジェットフォイル整備員の採用形態を船員から陸上従業員に変えた「陸上化」に反発。撤回しない限りストに入る方針を示していた。一方、九商の美根社長は、陸上化は経費削減や船員不足への対応に必要として「撤回する考えはない」としていた。
 24日は、野口市太郎五島市長と江上悦生新上五島町長が九商と組合をそれぞれ訪ね、スト回避を要請していた。これを受け九商の担当役員が組合を訪れ交渉を求めたものの、最後まで折り合いは付かなかった。

442荷主研究者:2018/01/02(火) 11:02:14
>>409
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171222_32001.html
2017年12月22日金曜日 河北新報
宮古-室蘭間カーフェリー就航まで半年 宮古、ポートセールスが課題

川崎近海汽船のカーフェリー「シルバークイーン」

 岩手県にとって初となる宮古-室蘭(北海道)間のカーフェリー就航まで、22日で半年となった。物流拡大に期待が高まる一方「室蘭に比べて宮古は盛り上がりに欠ける」との指摘も。航路定着には岩手側のポートセールスが急務だ。

 2018年6月22日に就航する宮古-室蘭航路の概要は表の通り。川崎近海汽船(東京)は「シルバークイーン」(7005トン)を投入する。

 フェリーは近年、通信販売の活況に比例して宅配便の貨物輸送が急増している。同社が運航する八戸-苫小牧(北海道)航路は、宅配便が積み荷の3〜4割を占めるという。

 さらに室蘭港からは食用牛や子牛の積み込みも想定しており、岩手県は宮古港ターミナルに牛用の水飲み場を整備する。

 着々と進む宮古港の受け入れ準備を視察した青山剛室蘭市長は「航路の維持には安定した物流の確保が大切。岩手県、宮古市の皆さんも働き掛けてほしい」と注文も忘れなかった。

 室蘭港は1990年代半ば、フェリー5航路を有していた。しかし、大都市の札幌により近い苫小牧港の台頭で、08年に全ての航路を失うという苦い経験がある。

 航路復活に向けて室蘭市は積極的にポートセールスを展開。企業訪問は毎年約100社に及ぶという。

 これに対し、宮古市の企業訪問は、ここ2年でわずか17社。宮古市議会の12月定例会では、議員が「室蘭との温度差」を指摘する場面もあった。

 室蘭市の田村仁港湾政策課長は「フェリーが毎日入港すると人と物の流れが変わり、燃料、リネン関係などの経済効果も期待できる。まだピンとこないだろうが、好影響はこれから実感できるはず」と助言する。

 宮古市は16年6月に地元商工団体などと「宮古港フェリー利用促進協議会」を設立。来年1月には盛岡市で、企業が集中立地する岩手県内陸部向けのセミナーを開く予定だ。

443荷主研究者:2018/01/02(火) 11:02:46
>>442
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171222_32035.html
2017年12月22日金曜日 河北新報
<宮古-室蘭カーフェリー>三陸沿岸道全線開通が鍵 時間短縮、運転手にも優しく

 宮古-室蘭間を結ぶカーフェリーは、三陸沿岸道の利便性に着目して就航が決まった。類似する他の航路との物流争奪戦にどう対抗するのか。運航する川崎近海汽船は、トラック運転手の「働き方改革」をアピールする。

 東北-北海道間のフェリーは現在、函館を発着する青森、大間航路と、苫小牧を発着する八戸、仙台、秋田航路の計5ルート。今回、川崎近海汽船が着目したのは、東日本大震災の復興道路に位置付けられて急ピッチで整備が進む三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)だった。

 三陸沿岸道が全線開通すれば、フェリーが発着する宮古と東北の物流拠点の仙台が3時間で結ばれる。東北道を経由するのに比べて冬季の積雪も少ない。

 川崎近海汽船によると、宮古-室蘭航路を利用した場合の仙台-札幌間の総所要時間は13時間50分、12メートルトラックの輸送コストは7万5790円になる。

 総所要時間で仙台、秋田航路に勝り、輸送コストで青函、仙台、秋田航路に勝るとの試算もある。

 一方、川崎近海汽船の赤沼宏社長が強調するのは、人手不足や過重労働が指摘されるトラック運転手への配慮だ。宮古ー室蘭航路なら、トラック運転手に義務付けられている「継続8時間の休息」を航行中(10時間)に無駄なく確保。赤沼社長は「労務管理上のメリットがあり、安全な運送にもつながる」と語る。

 岩手県港湾課の照井巧総括課長は「現在、仙台や八戸の航路を利用している企業にメリットを説明し、運送ルートの切り替えを働き掛けたい」と話す。

444チバQ:2018/01/31(水) 21:29:39
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO022892/20180119-OYTAT50004.html
弾丸フェリー(さんふらわあ)
2018年01月17日
時間もお得格安船の旅

 船体の大きな太陽がトレードマークのフェリー「さんふらわあ」で関西と九州を1万円で往復できる格安プラン「弾丸フェリー」が人気だ。九州新幹線や格安航空会社(LCC)など移動手段が多様化するなか、「お得感」を前面に出して若者らを取り込む。船内のサービス向上策も奏功し、乗船客数は上向きつつある。(井戸田崇志)

W杯からヒント 

 早朝の大阪・南港。接岸したさんふらわあから降りる乗客には、九州の若者が目立つ。足早に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)を目指す人も多く、到着した日の夕方から夜に、再びフェリーで帰路につく。

「さんふらわあ」で接客を担当する末松宣雄さん(左)と東若奈さん(神戸市東灘区で)=里見研撮影
「さんふらわあ」で接客を担当する末松宣雄さん(左)と東若奈さん(神戸市東灘区で)=里見研撮影

 さんふらわあは神戸―大分、大阪―別府(大分県)、大阪―志布志(鹿児島県)の3航路を計6隻が往復し、出発は午後5〜7時台、到着は午前6〜9時台だ。関西から別府温泉を訪れたり、バイクを載せて九州ツーリングを楽しんだりする人も多い。

 「弾丸フェリー」を始めたのは2011年2月。鉄道より約4割安い運賃が魅力で、個室を使える「弾丸クルーズ」も含めた16年の利用者は、12年の2・8倍の4万9000人に上る。


 考案したのは、運営会社社長の井垣篤司(61)だ。08年に商船三井から前身のダイヤモンドフェリーに役員として出向した際、業績は低迷していた。航空機や鉄道に流れた乗客を取り戻そうと運賃を下げた結果、サービスが低下してさらに客足が遠のく「負の連鎖」に陥っていた。

 「このままではじり貧になる」。危機感を募らせた井垣がヒントにしたのは、サッカーのワールドカップ(W杯)観戦で旅行会社が企画して人気を集めた「弾丸ツアー」だった。税込み1万円の明快な価格設定も受け、じわりと利用客を増やしていく。接客責任者で事務長の末松宣雄(49)は「弾丸フェリーの販売開始からリピーターが増え、顔見知りになった人もいる」と話す。

 16年のさんふらわあ全体の乗客数は約54万人と前年並みだったが、4年前に比べると約1割増えた。熊本地震による乗客減を弾丸フェリーの人気が補い、「初めてフェリーを使うきっかけにもなっている」(井垣)。

サービス向上 

 「カジュアルクルーズ」と銘打った営業戦略も打ち出した。出港時にデッキから紙テープを投げたり、乗員がドラを鳴らしたり。資金に乏しいなかで豪華客船のような高級感は難しいが、船旅の「非日常感」を演出する。

 コンサルタントを雇い、接客マナーも向上させた。神戸―大分航路に乗務する東若奈(24)は、「絶対に不快な思いをさせず、『また乗りたい』と思ってもらう」ことを心がけている。

 乗客の応対係は以前の半分の8〜10人に減らし、受付や売店、船内の清掃もこなす。レストランも少ない調理員で対応できるバイキング形式に統一。瀬戸内のB級グルメなど多彩なメニューをそろえ、乗客アンケートでは食事を評価する声が増えた。

445チバQ:2018/01/31(水) 21:30:01
大型投資で勝負 

 足元の業績が回復するなか、18年は勝負の年になる。大阪―志布志間で新造船2隻を導入し、個室は94室と2割増やすほか、レストランや展望浴場も拡張する。建造費が1隻約100億円の思い切った大型投資だ。

 競合するLCCや高速バスは、速さや深夜出発の利便性を打ち出す。弾丸ツアーを足がかりに船旅ファンをどう増やし、対抗するか。知恵と工夫の挑戦が続く。(敬称略)

 

<弾丸フェリー> 到着した日のうちに帰港する船に乗れば、大人1人1万円(小学生は半額)で往復できる現地0泊・船内2泊の料金プラン。現地に滞在する日中の8〜12時間で観光などを楽しめる。自家用車やバイクを船に載せられる料金設定もある。弾丸フェリーは相部屋だが、上級プランの「弾丸クルーズ」は個室利用で、料金は1人1万7000円から。

 

平日の一般利用増やしたい 

井垣篤司社長 61

さんふらわあの井垣篤司社長
さんふらわあの井垣篤司社長
 フェリーを使った移動は、効率的かつ経済的だ。例えば、午前中に大分市内で用事がある場合、関西から行くなら通常は前泊する必要がある。フェリーなら早朝に着くのでホテル代が不要だ。宿泊代込みで相当お得と言える。

 車を運べるのも利点だ。さんふらわあの売上高のうち、トラックなど物流関連の利用が6割を占める。長距離ドライバーの過重労働が問題になっているが、フェリーなら長時間の運転を避けられるので、関連の客室は常に満室状態だ。

 残りの4割が観光客など一般利用で、比率は他社よりも高い。弾丸フェリーのほか、大阪―別府などの航路を片道ずつ利用する「舟遊しゅうゆうプラン」など独自商品の効果が出ている。

 フェリーは船内でゆっくり過ごせ、中高年や家族連れなど客層は幅広い。ただ、一般向けの客室の稼働率は平均約4割で、平日利用が少ない。新造船のPRなどで乗客を増やしたい。

 

<こんな会社> 運営会社「フェリーさんふらわあ」は、海運大手の商船三井が99%出資する子会社。1942年設立の関西汽船と68年設立のダイヤモンドフェリーが母体で、2009年に両社の持ち株会社「フェリーさんふらわあ」が発足。11年に傘下2社と合併し、現在の形態となった。本社は大分市で、神戸市東灘区に本部事務所がある。16年度の売上高は134億円。従業員は350人(17年9月現在)。

2018年01月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

446チバQ:2018/02/01(木) 17:33:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00010000-qbiz-bus_all
アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
1/31(水) 17:11配信 qBiz 西日本新聞経済電子版
アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
覚書を締結した福岡市の中村貴久港湾空港局長(左)と上海港(呉淞口国際クルーズ港)の顧絵権社長=31日午前、福岡市役所
 福岡市は31日、博多港と中国最大の上海港(呉淞口(ウーソンコウ)国際クルーズ港)を結ぶクルーズ船の定期航路開設を盛り込んだ覚書を、上海港側の運営会社と締結した。市によると、クルーズ船の定期便が就航すればアジア初。東アジアからの観光客取り込みが期待できるほか、日本の市民にとってもクルーズ船が利用しやすくなり、航空便と船を組み合わせた「フライ&クルーズ」など多彩な観光プランが可能になりそうだ。

 市港湾空港局によると、定期便はクルーズ先進地域のカリブ海や地中海で運航しているが、日本を訪れるクルーズ船は需要にばらつきがあるため、不定期周遊に限られてきたという。覚書には「定期船クルーズ航路の実現などを通じて、クルーズ客の満足度向上やクルーズ船社の利便性向上に相互に協力」と記載。上海港の運営会社は大手船会社に強い影響力を持っており、市とともに働き掛けることで、定期航路就航の可能性が高まる。

 観光立国を目指す政府は2015年から船舶観光上陸許可制度の運用を開始。指定したクルーズ船で来日する観光客について、査証(ビザ)の取得や顔写真の撮影を不要とした。この制度では寄港後、外国人観光客は再び同じ船に乗り、出発港に戻らねばならない。不定期周遊のクルーズの多くは制度の利用を前提に旅程を組んでおり、博多港でも観光客の滞在は大半が半日程度で、他地域に消費が広がらないことなどが課題となっている。

 定期航路が実現すれば、クルーズ船で来日した外国人観光客の長期滞在が可能になり、買い物だけでなく文化体験型の滞在が容易になる。同時に、博多港から上海に向かうクルーズ船の就航で、日本からの旅行の選択肢も増える。博多-上海間は約千キロ。博多港からは夕方に出発し、片道2泊3日程度の旅が想定される。使用する船体の規模や寄港地、料金、就航時期などは、船社と今後協議する。出入国の手続き方法などについても市は法務省に助言を仰ぐという。

 上海港はクルーズ船の寄港数509回(16年)で、アジア有数の拠点港として知られる。博多港の17年のクルーズ船寄港数は3年続けて国内トップとなる326回で、上海港発着が約6割を占めているという。

 上海港側が昨年7月、福岡市に定期航路の開設などを提案。覚書を踏まえた取り組みとして多彩な観光プランに向けた船社への共同提案▽両港の岸壁予約の状況を船社がリアルタイムに把握できるシステムの構築-も確認した。両港は昨年9月、コンテナ貨物をウェブで管理するITシステムを導入。人の流れと物流の両面で連携を深めている。

 この日の締結式で上海港の運営会社の顧絵権社長は「定期航路の開設で両港の協力は新たな段階に入る。アジアのクルーズ市場の発展に尽力したい」と話した。

西日本新聞社

447チバQ:2018/03/20(火) 15:49:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000082-mai-soci
<海難事故>立ち往生フェリーが出発地の大阪南港に戻る
3/19(月) 20:55配信 毎日新聞
 兵庫県明石市沖で18日夜、名門大洋フェリー(大阪市)のフェリーがブイに接触した事故で、フェリーは現場で約19時間立ち往生した後、19日午後3時ごろ自力航行を始め、同6時ごろ、出発地の大阪南港(同)に戻った。乗客・乗員計約500人にけがはなかった。国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人が現地入りし、原因の調査を始めた。

 神戸海上保安部によると、新門司港(北九州市)行き「フェリーふくおか2」(9774トン、積載車両130台)が、急病人を姫路海保の巡視艇に移すために停泊中の18日午後7時35分ごろ、鋼鉄製のブイ(全長約10・6メートル)に船尾付近が接触。二つあるスクリューのうち右舷側にブイのチェーンが絡みついた。19日にダイバーがチェーンをはずし、左舷側のスクリューだけで大阪南港に戻った。事故当時、海上は毎秒8メートルの風が吹いており、いかりを下ろさなかったためにフェリーが動いたとみられる。神戸海保は船長の判断に問題がなかったか、慎重に調べる。

 フェリーの乗客は疲労の色を濃くしたまま目的地へ急いだ。卒業旅行で九州に向かう途中だった大阪府松原市の大学生、田中優也さん(22)は「出発から25時間かけて元の港に戻るとは。新幹線で博多を目指します」。山口県宇部市の会社員、山田竜也さん(47)はブイのチェーンがスクリューに絡みつくのを目撃したといい「『危ない』という声が聞こえた後にブイが船尾に吸い込まれた。ガガガと異音がした」と証言した。名門大洋フェリーの山本哲也常務執行役員は「あってはならないことでご迷惑をおかけした」と陳謝。船体は20日午前、広島県尾道市に移して修理するという。【米山淳、藤河匠】

448チバQ:2018/03/22(木) 02:41:23
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201803/0011067265.shtml
2018/3/14 14:01神戸新聞NEXT

「海の高速道路」カーフェリー盛況 背景に働き方改革
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大分行きフェリー乗り場。大型トラックに加え、貨物部分のみの利用も多い=神戸市東灘区向洋町東3
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大分行きフェリー乗り場。大型トラックに加え、貨物部分のみの利用も多い=神戸市東灘区向洋町東3
 神戸港など関西と九州を結ぶカーフェリーの利用が好調だ。乗り場にはトラックの行列ができ、運転手用の船室は満員状態。背景には人手不足に悩む陸運業界の働き方改革があり、運転手が休息できるフェリー利用が重宝されているとみられる。「海の高速道路利用」の広がりに、フェリー各社も新造船を投入するなど需要取り込みに力を注ぐ。(段 貴則)

 神戸・六甲アイランド、大分行き「フェリーさんふらわあ」の乗り場は平日夕方近くになると、乗船待ちの大型トラックであふれ始める。奈良から大分へ向かう運転手の男性(45)は「休息できるし、交通事故も防げるから、会社もフェリーを使うよう指示している」。軽油やガソリンの値上がりで「フェリーを利用してもコストがあまり変わらなくなった」と話す。

 フェリーさんふらわあ(神戸市)によると、トラックなど物流関連の利用が約65%を占め、関連の客室は常に満室状態という。そのため、大型トラック(13メートル換算)の積載台数を16%増やしたフェリー2隻を新造。今年、大阪-鹿児島航路での運航を始める。井垣篤司社長は「需要は年々高まっており、もっと積載台数を増やしてもいいぐらい」と打ち明ける。

 神戸と宮崎を結ぶ宮崎カーフェリー(宮崎市)も、2022年をめどに新造船2隻を就航させたい考え。神戸に向かう便は、農産物を積んだトラックで満車となる日も多く、宮崎から関西を経由して北陸や中部、関東などへ配送するための利用が目立つ。新造船は積載数を130台(12メートル換算)から160台に増やす。

 フェリー利用増の背景には、陸運業界の深刻な人手不足と運転手の労働環境改善がある。長距離トラックでは本来、交代要員が必要となるが、陸上輸送とフェリー利用を組み合わせれば運転手は乗船中に休息できる。

 宮崎カーフェリーは「運転手の労働法令順守など働き方改革にもつながり、浴室など設備が充実しているフェリー利用が見直されている」と分析する。

 不振が続く造船業界にとっても追い風だ。三菱重工業から1月に分社した三菱造船は、20年度をめどに、長崎造船所(長崎市)での大型フェリー建造を再開する方針で、既存の下関造船所(山口県)と2拠点になる。欧州での需要も見込め、中国・韓国勢との価格競争に陥りにくいといい「フェリーの更新需要は堅調で大型化して輸送能力を上げる動きもある。受注につなげたい」としている。

449チバQ:2018/04/16(月) 21:27:10
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180412_23004.html
<三セク>むつ湾フェリー正念場 料金引き上げで収支改善を目指す

料金を引き上げる新シーズンに向けてボードが差し替えられた=青森県外ケ浜町蟹田の会社事務所
拡大写真

蟹田港に係留されているフェリー
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 青森県外ケ浜町の蟹田港とむつ市の脇野沢港を結ぶカーフェリーを運航する県の第三セクター「むつ湾フェリー」の経営が正念場を迎えている。慢性的な赤字体質の同社に公金で支援することを、むつ市が拒否。料金の引き上げなどで収支改善を目指すが、有効な打開策を見いだせていないのが現状だ。(報道部・横川琴実)

<経営評価「最低」>
 「本年度は料金引き上げのほかに、大型連休中の増便や、外国人観光客の取り込みなどで利用者増を目指す。黒字化につなげたい」
 むつ湾フェリーの担当者の言葉通り、蟹田港近くの会社事務所では21日の今季の運航開始に向けての準備が急ピッチで進んでいた。料金改定に伴うボードの張り替えに加え、パンフレットも新調した。社員らは得意先へのあいさつを兼ねた営業の電話に忙しい。
 同社は今シーズンから大人の乗客の運賃を1470円から1770円に引き上げるなど、収支改善へ向けた計画を策定中だ。県交通政策課の担当者は「本年度は5年に1度の船舶検査の支払いもあるが、見通しは立っている」と強気な姿勢を見せる。
 公社などの経営状況を評価する県公社等評価委員会は昨年12月、むつ湾フェリーを4年連続で最低のD評価にした。債務超過が懸念され、財務体質の改善は「待ったなし」の状態だ。
 同社の赤字体質は2006年度に始まり、11〜15年度は5期連続の赤字だった。利用者の9割を占める観光客の減少が響いている。
 東日本大震災があった11年度の利用客は前年度の半分の2万2590人に激減した。12年度以降は2万9000〜3万8000人台で推移するが、震災前の水準には遠く及ばない。定員240人の船で、16年度の1便当たりの平均利用者数はわずか38人だった。

<むつ市 支援拒否>
 出資自治体であるむつ市の16年度からの決定が、追い打ちをかける。累積赤字約7570万円の解消策に税金を投入することを同市が拒否。補填(ほてん)額は、県と外ケ浜町が負担した約4700万円にとどまった。
 県は公金投入の理由の一つに、下北半島で原子力災害が起きた際の避難航路確保を挙げる。しかし、避難者を抱えることになる当事者のむつ市には、この説明が詭弁(きべん)としか映らない。
 宮下宗一郎市長は言い切る。「フェリーの輸送人員は約200人。あるに越したことはないが、むつ市に基地のある海上自衛隊の護衛艦なら数千人規模で運べる上、現実的」。さらに「公的資金を注入しても存続させる価値があるという、将来を見越した具体策が示されない」と手厳しい。
 同社や県などは、弘前市を出発しむつ市の薬研渓流などを巡るモニターツアーや、陸奥湾に生息するイルカを観光資源にしたキャンペーン企画を実施するなど利用増を目指すが、効果は芳しくない。17年度の利用者は前年度の9割だった。
 県公社等評価委員会委員長の井上隆青森大教授(経済政策論)は「利用者の9割は観光客。津軽半島と下北半島の観光振興を県全体で考えなければならない」と指摘する。

[むつ湾フェリー]青森県27.24%、弘南バス(弘前市)33.69%、外ケ浜町10.52%、むつ市8.15%を出資する第三セクター。資本金1億円。1967年下北観光汽船として設立。79年に蟹田-脇野沢航路を開設した。2006年に離島航路を別の第三セクター「シィライン」(青森市)に分割し、現在の形になった。


関連ページ:青森社会
2018年04月12日木曜日

450とはずがたり:2018/04/17(火) 12:26:55

アジア初の「クルーズ定期便」も 博多―上海、就航へ覚書 訪日客の長期滞在に追い風
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00010000-qbiz-bus_all
1/31(水) 17:11配信 qBiz 西日本新聞経済電子版

 福岡市は31日、博多港と中国最大の上海港(呉淞口(ウーソンコウ)国際クルーズ港)を結ぶクルーズ船の定期航路開設を盛り込んだ覚書を、上海港側の運営会社と締結した。市によると、クルーズ船の定期便が就航すればアジア初。東アジアからの観光客取り込みが期待できるほか、日本の市民にとってもクルーズ船が利用しやすくなり、航空便と船を組み合わせた「フライ&クルーズ」など多彩な観光プランが可能になりそうだ。

 市港湾空港局によると、定期便はクルーズ先進地域のカリブ海や地中海で運航しているが、日本を訪れるクルーズ船は需要にばらつきがあるため、不定期周遊に限られてきたという。覚書には「定期船クルーズ航路の実現などを通じて、クルーズ客の満足度向上やクルーズ船社の利便性向上に相互に協力」と記載。上海港の運営会社は大手船会社に強い影響力を持っており、市とともに働き掛けることで、定期航路就航の可能性が高まる。

 観光立国を目指す政府は2015年から船舶観光上陸許可制度の運用を開始。指定したクルーズ船で来日する観光客について、査証(ビザ)の取得や顔写真の撮影を不要とした。この制度では寄港後、外国人観光客は再び同じ船に乗り、出発港に戻らねばならない。不定期周遊のクルーズの多くは制度の利用を前提に旅程を組んでおり、博多港でも観光客の滞在は大半が半日程度で、他地域に消費が広がらないことなどが課題となっている。

 定期航路が実現すれば、クルーズ船で来日した外国人観光客の長期滞在が可能になり、買い物だけでなく文化体験型の滞在が容易になる。同時に、博多港から上海に向かうクルーズ船の就航で、日本からの旅行の選択肢も増える。博多-上海間は約千キロ。博多港からは夕方に出発し、片道2泊3日程度の旅が想定される。使用する船体の規模や寄港地、料金、就航時期などは、船社と今後協議する。出入国の手続き方法などについても市は法務省に助言を仰ぐという。

 上海港はクルーズ船の寄港数509回(16年)で、アジア有数の拠点港として知られる。博多港の17年のクルーズ船寄港数は3年続けて国内トップとなる326回で、上海港発着が約6割を占めているという。

 上海港側が昨年7月、福岡市に定期航路の開設などを提案。覚書を踏まえた取り組みとして多彩な観光プランに向けた船社への共同提案▽両港の岸壁予約の状況を船社がリアルタイムに把握できるシステムの構築-も確認した。両港は昨年9月、コンテナ貨物をウェブで管理するITシステムを導入。人の流れと物流の両面で連携を深めている。

 この日の締結式で上海港の運営会社の顧絵権社長は「定期航路の開設で両港の協力は新たな段階に入る。アジアのクルーズ市場の発展に尽力したい」と話した。

西日本新聞社

451とはずがたり:2018/04/17(火) 12:35:58
>>449
運行経路青森〜脇ノ沢とかにした方がいいんちゃうか。

時刻表
http://www.mutsuwan-ferry.jp/jikoku.html

成30年 通常期間
4月21日〜5月2日、5月6日〜8月10日、8月18日〜11月5日
脇野沢行き 蟹田発 脇野沢着
1便 9:20 10:20
3便 14:00 15:00
蟹田行き 脇野沢発 蟹田着
2便 10:50 11:50
4便 15:30 16:30
平成30年 特別期間
5月3日〜5月5日、8月11日〜8月17日
脇野沢行き 蟹田発 脇野沢着
1便 7:50 8:50
3便 10:50 11:50
5便 15:30 16:30
蟹田行き 脇野沢発 蟹田着
2便 9:20 10:20
4便 13:30 14:30
6便 17:00 18:00

大間崎─2:15─脇ノ沢─3:15─青森─0:50─蟹田

大間崎─3:20─青森

大間からフェリー経由でも青森まで時間短縮にはならんのか〜。。

移動の目安
http://www.mutsuwan-ferry.jp/img/Map_Car_Time_MF150629.png

452チバQ:2018/05/27(日) 22:44:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00010001-kantele-bus_all
会社存続の危機から人気再燃! フェリー復活のカギは「採算度外視」激安弾丸ツアー
5/26(土) 15:50配信 関西テレビ
会社存続の危機から人気再燃! フェリー復活のカギは「採算度外視」激安弾丸ツアー
夢の船旅はもう手が届くところまで...
大阪の南港に新しく登場した大型カーフェリー「さんふらわあ さつま」。建造費は、何と約100億円です!

5月15日から就航。大阪と鹿児島の志布志を結び、1万円から利用できます。実は今、続々と新しいフェリーが誕生しているんです。

乗客の女性:
「やっぱりこれが一番だなと思って」

乗客の男性:
「自分の車で気楽に行けるので、初めてですけどいいなと思います」

≪社長が驚いた!フェリー人気復活≫

“豪華客船ではなくとも、クルーズ気分が楽しめる”をコンセプトに誕生した「さんふらわあ さつま」

就航前に、フェリーさんふらわあ・井垣篤司社長の案内で船内をのぞかせてもらいました。

まず向かったのは、約23平米あるスイートルーム。2ベッドのバルコニー付きで1室片道4万2800円から利用できます。

一方、“雑魚寝”のイメージがあるフェリーの定番・大部屋に行ってみると、1人分のスペースごとにカーテンで仕切れる工夫が!ふかふかのマットレスもあり、往復で1万円から。

また、ペットと過ごせる専用個室も片道4万8400円から利用でき、潮風を感じながら犬の散歩ができる「屋外ドッグラン」まであるんです。

井垣社長:
「前年同期比で相当な予約になっていて、私がびっくりするくらいの伸びになっています」

453名無しさん:2018/05/27(日) 22:44:33

≪フェリー“冬の時代”からの脱却戦略≫

しかし、ここまでの道のりは、順風満帆ではありませんでした。

1972年に誕生した「さんふらわあ」。それまでの国内フェリーとは一線を画す豪華な造りで、新婚旅行に使われるなど、一世を風靡しました。

しかし、高速道路や橋など交通網が発展し、利用は低迷。追い打ちをかけるように、燃料が高騰し、2009年から高速道路の割引や、無料化の試験導入が始まるなど、フェリーは「冬の時代」に突入したのです。

井垣社長:
「会社が存続するかどうかというところで…。コストは上がるわ、需要は減っちゃうわという環境になりましたので、自らの改革をやっていこうと決意を新たにしたわけです」

そこで打ち出した戦略が『船に泊まろう!』

井垣社長:
「『船に泊まろう』というお客さん目線で打ち出していくと、もしかしたら生き残れるかもしれないと思いました」

フェリーは、単なる移動手段ではなく「宿泊施設」でもあることを大々的にアピール。他の交通機関と差別化することで、新たな顧客の囲い込みに乗り出したのです。

≪大人気!0泊3日の『弾丸フェリー』≫

フェリーになじみがない人に、まずは体験してもらおうと、7年前に発売したのが…。

乗客の男性:「弾丸ツアーです」
別の乗客の男性:「弾丸フェリー!」

通常よりも4割ほど安い、わずか1万円で、九州と関西を往復できる「弾丸フェリー」という商品。

現地には宿泊しない、いわゆる「0泊3日」で、行きも帰りも“船に泊まってもらう”というものです。

Q.飛行機や新幹線と比べてどこがいいですか?

乗客の男性:
「ゆっくりしている間に移動できて、寝ている間に着くじゃないですか」

乗客の女性:
「(大阪のホテルは)全然空室がなくて駄目だと思って…。(ホテルを探さなくていいのは)大きい魅力だと思います。また夏休みぐらいに使うかもしれないですね(笑)」

別の乗客の男性:
「安かったから。往復で1万円って、しかも(船内に)泊まれるっていいですよね」

食事は追加料金が必要ですが、和・洋・中、そして九州の特産品など豊富なメニューのブッフェが楽しめます。

また、車と一緒にフェリーに乗った人に多かったのが、こんな意見…。

乗客の男性:
「飲めるでしょ。これが目的なんですよ。運転してると飲めないからね、結構飲んでまんねん(笑)」

≪黒字にならないツアーで好循環生む≫

「弾丸フェリー」の利用者は、2011年の発売以降、右肩上がり。去年は、5万人以上が利用しました。でも、往復1万円からで果たして採算が取れるのでしょうか?

井垣社長:
「一回あたりの運賃は1万円かもしれないですが、その人が『弾丸フェリー』をきっかけに、2回乗ったら2万円だし、普通のプランに乗ったら何万円となるので、一回で1万円という発想よりも、そのあと生涯でどれだけ『さんふらわあ』を利用していただけるかという発想になっています」

実は、採算は度外視しているという「0泊3日」ツアー。

しかし「“弾丸”をきっかけにフェリーの魅力がわかった」というリピーターは多く、この10年間で、フェリーの利用者が約3割増える好循環が生まれているのです。

井垣社長:
「新造船を造れるようになるなんて、(経営不振だった)10年前は全く考えなかったです。初めて経験されたカジュアルクルーズで、船上でワクワク・ドキドキした船旅を経験しませんか、ということで我々は売っていきたいです」

(関西テレビ5月22日放送『報道ランナー』内「なるほど!ちまたのケーザイ学」より)

454チバQ:2018/06/11(月) 23:12:55
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/494235.html
駿河湾フェリー撤退へ 清水―土肥、2019年3月末
(2018/5/25 12:25)
出港する駿河湾フェリー=25日午前10時45分ごろ、清水港
出港する駿河湾フェリー=25日午前10時45分ごろ、清水港
駿河湾フェリーの航路
駿河湾フェリーの航路
 エスパルスドリームフェリー(静岡市清水区)は25日午前、同区の清水港と伊豆市の土肥港を結んでいる駿河湾フェリーの事業から2019年3月末で撤退すると発表した。燃料費や維持管理費などの多大なコストを賄うだけの売り上げの確保が難しく、05年8月期から事業赤字が続いていた。
 清水港での遊覧船、水上バス、運航受託の各事業は継続するという。
 駿河湾フェリーは02年に航路を田子の浦・土肥両港間から現状に変更して以来、16年間運航している。17年8月期は年間17万3千人、乗用車2万9300台、バス2500台を輸送し、伊豆と静岡をつなぐ周遊観光ルートの役割を担ってきた。
 ただ、道路整備の進展などが逆風となり、今後さらなる燃料費上昇も予想されるため、事業撤退の判断に至ったという。
 同社の鈴木洋一社長は「本航路が伊豆と静岡の観光に重要であることは十分認識し、地域の期待に応えられず大変申し訳ないが、民間企業として事業継続は困難と判断した」と説明した。

455チバQ:2018/06/11(月) 23:13:29
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180602/mca1806020721015-n1.htm
駿河湾フェリー撤退表明1週間 地元困惑「何とか継続を」 静岡 (1/2ページ)
2018.6.2 07:21
 エスパルスドリームフェリーが清水港(静岡市清水区)と土肥港(静岡県伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーからの事業撤退を表明してから1日で1週間。平成31年春からのデスティネーションキャンペーン(DC)や2020年東京五輪・パラリンピックを控えるほか、伊豆と県中部を結ぶ貴重な航路で定期利用者も少なくなく、観光関係者や利用者からは戸惑いと継続を希望する声が日を追って高まっている。(吉沢智美)

 「フェリーがなくなるのはすごく困る。便を減らしてでも存続してほしい」

 土肥に向け、乗船前にこう話すのは、月に2回ほど菊川市と松崎町を行き来する自営業の塚本祥博さん(69)。車で行き来することもあるものの、「フェリーの方が楽。高齢のため車が運転できなくなったときはどうしよう」と突然の事業撤退に困惑していた。他にも利用者からは「寂しい」、「実家に帰るのに利用している人もいるのに」との声があふれた。

 ◆「期待に背きおわび」

 駿河湾フェリーは14年に清水港-土肥港の航路で運航を始めたが、17年8月期以降は燃料費やドックなどの維持費がかさみ赤字を継続。県道223号の認定や富士山の世界文化遺産登録が追い風となり26年8月期は年間22万8千人の乗客を集めたが、伊豆縦貫道の整備や貸し切りバスの利用者が増大したことが逆風に。29年8月期は輸送人員が17万3千人、事業損益は1億円近くの赤字となった。「この航路が地域の観光に必要不可欠なものだということは痛いほど分かっている。期待に背いてしまいおわびしたい」と同社の鈴木洋一社長は無念さをにじませた。

 同フェリーは駿河湾から富士山を眺める風景が最大の売り。清水港から土肥港までは車で約2時間かかるが、フェリーであれば70分ほど景色を眺めながらのんびり移動できる。ただ、料金は車の場合は東名高速道路と伊豆縦貫道で1740円ほどなのに対し、フェリーの通常の自動車航送運賃は4850円からと割高だ。静岡経済研究所の川島康明主席研究員は「節約志向のために移動に使えるコストがシビアになり、船に乗る優位性が薄れてきた」と分析する。

 ◆観光への影響懸念

 伊豆半島は今年「世界ジオパーク」に認定され、東京五輪自転車競技会場の伊豆ベロドロームもあるため、事業撤退の表明に対して観光への影響を懸念する声が続々と上がっている。

 伊豆市観光協会土肥支部の後藤一之支部長は「五輪に向けて盛り上がってきて観光客も増えると思っていたところなのに撤退してしまうのは一番の痛手。何とか継続してもらいたい」と吐露。するが企画観光局(静岡市葵区)の岩崎昌登企画営業部長も「伊豆や浜松と比べて中部は観光が弱い。これまではフェリーを使って中部に立ち寄ってもらっていたが、手段がなくなってしまうと観光への影響は大きい」と懸念を示した。

 こうした声を受け、川勝平太知事は「駿河湾の観光活性化のため、県として議会や関係市町などと相談し、事業を継続する方向で検討したい」と関係者と協議する考えを示している。

                   ◇

【用語解説】駿河湾フェリー

 清水港と土肥港の海上30キロを結ぶ定期船。当初は西伊豆フェリーとして、富士市の田子の浦港と土肥港を結んでいたが平成14年に航路を変更し、清水港と土肥港を結ぶ航路となった。当初は駿河湾カーフェリーが運航していたが、15年にエスパルスドリームフェリーが引き継いだ。平成25年に航路が県初の海上県道「県道223号清水港土肥線」に認定されている。

457とはずがたり:2018/06/15(金) 08:45:02
新造船「さんふらわあ ふらの」就航 大洗〜苫小牧を1時間以上短縮 商船三井フェリー(写真59枚)
https://trafficnews.jp/post/70417
2017.05.13 乗りものニュース編集部

458とはずがたり:2018/06/18(月) 00:00:18
長距離フェリーに追い風=「陸運」の働き方改革受け
https://excite.co.jp/News/economy_g/20180616/Jiji_20180616X350.html
時事通信社 2018年6月16日 14時58分

 苦境にあえいできた長距離フェリーが復調している。トラック運転手らの「働き方改革」を追い風に、収益の柱である貨物需要が増加。訪日外国人旅行者(インバウンド)ら個人客にも「船旅」として新たな魅力が広まりつつある。フェリー各社は商機を逃すまいと、船の大型化やイベントの充実に取り組んでいる。

 日本長距離フェリー協会によると、片道300キロ以上の長距離フェリーは現在加盟8社が14航路で運航している。高速道路網の整備や原油価格高騰のあおりを受け、市場は縮小してきたが、運転手不足や長時間労働解消に向けた運送業界の「働き方改革」を背景に、陸送から鉄道・船舶輸送への切り替えが進んでいる。

 「予約を断ることも多い」。名門大洋フェリー(大阪市)の担当者は話す。同社は大阪と新門司(北九州市)間を1日2便運航するが、船の老朽化と貨物の増加に対応するため、2015年に2隻を大型船に更新。トラックの積載可能台数を3割近く増やし、運転手向けに60席の完全個室も新設した。大阪から北九州までの時間は高速道路を利用した場合の陸送に比べ2倍ほどかかるが、貨物乗船率は現在ほぼ9割に達している。

 大阪―志布志(鹿児島県)航路などを手がけるフェリーさんふらわあ(大分市)も今年5月に1隻を大型化した。トラック運転手向け設備に加え、船内イベントや食事メニューも拡充し、「交通手段としてだけでなく船旅自体を楽しんでほしい」(担当者)と、個人客にもアピール。来年のラグビーワールドカップや大阪府・市が誘致を目指す国際博覧会(万博)を念頭に、インバウンドの取り込みにも力を入れる。

 ただし展望が開けているわけではない。新造船には巨額の費用がかかる上、乗組員の人手不足も深刻化。さらに、船舶燃料の環境規制が強化される「2020年問題」が間近に迫り、「運賃を上げれば客離れになりかねない」(業界関係者)との懸念も強い。待ち受ける「荒波」をどう乗り越えるのか、再びかじ取りが試されることになりそうだ。

459チバQ:2018/06/18(月) 15:30:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000017-khks-bus_all
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(上)悲願 港湾復興期待の象徴
6/14(木) 15:16配信 河北新報
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(上)悲願 港湾復興期待の象徴
岩手県初の定期フェリーとなるシルバークイーン(川崎近海汽船提供)
 宮古-室蘭(北海道)を結ぶ定期カーフェリーが22日就航する。岩手県にとっては初となる定期航路の開設だ。観光や物流に大きな変化をもたらし、東日本大震災からの復興を強く後押しすると期待される。出航間近、関係者の希望を乗せたフェリーの針路を探る。

【表】宮古-室蘭航路の概要。定員は600人

(宮古支局・佐々木貴)

<県が利用戦略>

 宮古港(岩手県宮古市)に1日、フェリーターミナルが完成した。ターミナルには運航会社の川崎近海汽船(東京)と市港湾振興課が同居。カーフェリー「シルバークイーン」=?=就航に向け、準備に余念がない。

 震災復興を急ぐ市にとって、2016年のフェリー就航決定は最上級の朗報だった。「宮古ではなく、岩手の港という意識で利用してほしい」と、山本正徳市長も高揚感を隠さない。

 震災を受けて岩手県は12年、県内の重要4港湾が役割を分担する利用促進戦略を策定した。背後に観光資源が豊富な宮古港は、フェリー誘致に照準を絞った。

<「30年来の夢」>

 「30年来の夢がかなった」。1997年から宮古市長を3期務めた熊坂義裕さん(66)もまた、第1便の出発を心待ちにする一人だ。

 市民団体の代表として88年から宮古-釧路(北海道)フェリーの誘致活動を展開。市長在任中も一貫して「人口減少が進む中、宮古の発展には港湾活用が欠かせない。フェリーはその象徴」と力説してきた。

 市民の間にも期待感が高まっている。和食店「海舟」はフェリー利用客向けにサケ、ホタテなど地元の海産物を使った弁当を販売する。若おかみの山根千春さん(37)は「歓迎ムードを高めたい」と腕をまくる。

 海を隔ててパートナーとなる室蘭市も事情は同じだ。最盛期に5航路あった定期フェリーは、2008年の青森航路廃止で全て消滅。今回は室蘭港のフェリーターミナルを8億5000万円かけて改修した。

 市総務課都市交流担当の本野泰伸主幹は「宮古と300キロ以上離れていても、気持ちは近づいている」と北東交流圏の形成に意欲を示す。

<十字路の役割>

 陸路でも宮古市は、重要な転換期にある。

 三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)と宮古盛岡横断道(100キロ)は、復興支援道路に位置付けられて急ピッチで整備が進む。19年3月には県などが出資する第三セクター三陸鉄道にJR山田線の宮古-釜石間が移管される。

 県沿岸中央部で陸路の「丁字路」に位置する宮古市は、これに海路が加わることで「十字路交差点」の役割を果たすことになる。

 「室蘭だけでなく、その輪を県全体に広げる取り組みを進める。宮古は今、動きだしている」。悲願成就に山本市長の言葉が一層高揚感を帯びてきた。

[シルバークイーン] 7005トン。トラック69台、乗用車20台を積載し、旅客定員は600人。宮古発は関東圏からの宅配便や冷凍食品、室蘭発は食用牛や生鮮野菜の輸送を見込む。宮古-室蘭間326キロを1日1往復し、所要時間は10時間。

460チバQ:2018/06/18(月) 15:31:03
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180615_32037.html
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(中)観光 新ルート創出へ連携

三陸を代表する景勝地の浄土ケ浜。フェリー効果による観光客増加が期待される
拡大写真
<震災遺構見学>
 紺碧(こんぺき)の海と白い岩肌が以前と変わらず輝く。宮古市の名勝「浄土ケ浜」を訪れた観光客は、東日本大震災のあった2011年こそ13万9867人に減少したが、徐々に回復。13年以降は60万〜70万人と震災前水準に戻った。
 ただ、周辺一帯は苦戦が続いている。岩手県観光統計概要によると、沿岸エリアの16年の入り込み客は387万5932人で、震災前の7割にとどまる。
 22日に就航する宮古-室蘭(北海道)フェリーの効果に「期待したい」(宮古市観光課)との声は少なくない。
 既に効果の一端が表れ始めている。5月には室蘭市の中学校が修学旅行で宮古市の震災遺構「たろう観光ホテル」などを訪れた。
 遺構の見学者は年間2万人前後で推移。防災ガイドの元田久美子さん(60)は「感性豊かな世代にもっとこの場を見てほしい」と願う。
 県など出資の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は道内からの修学旅行生を対象にした「震災教育列車」の運行を検討する。

<関心に温度差>
 県内を訪れる旅行客が集中する盛岡市や花巻市、平泉町など内陸部。フェリー就航への関心に温度差がうかがえる。
 一関市、平泉町周辺の観光振興法人「世界遺産平泉・一関DMO」の松本数馬代表理事は「沿岸の観光振興は内陸との接点こそが重要。フェリー効果は未知数だ」と慎重に構える。
 だが、交通アクセスが難点の沿岸部に自前の玄関口ができるのは確か。岩手県北バス(盛岡市)の鈴木拓副社長は「新たな観光ルートが創出される」と期待する。
 北海道の高速バスや三陸鉄道と共同で企画乗車券を販売するほか、往路は新幹線、復路はフェリーという北海道旅行プランも企画。知恵を絞って交流人口拡大を目指す。

<道内から誘客>
 室蘭市は、年間の観光客1700万人という国内有数の観光地を抱える胆振(いぶり)地域に位置する。相互交流により、道内で増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)を東北に呼び込む契機にもなり得る。
 19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場となる釜石市もフェリーに注目する。大会では9月22日に札幌市、同25日に釜石市で試合が予定され、道内から大勢の観戦客の「転戦」を見込む。
 観光振興や地域づくりに詳しい東北地域環境研究室の志賀秀一代表は「船という乗り物によって新しいつながりができる。連携をキーワードに長所を磨き込み、いかにしてアピールするかが大切だ」と助言する。

[胆振地域]室蘭市など4市7町で構成。登別温泉や洞爺湖温泉、洞爺湖有珠山ジオパークなど豊富な観光資源を有する。幕末には北海道沿岸の警備で盛岡藩士が室蘭周辺に派遣されるなど、歴史的にも岩手県とのつながりが深い。


関連ページ:岩手経済
2018年06月15日金曜日

461チバQ:2018/06/18(月) 15:31:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000019-khks-soci
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(下)物流 高速道路 活用後押し
6/16(土) 20:00配信 河北新報
<航路快拓 宮古―室蘭フェリー就航>(下)物流 高速道路 活用後押し
フェリー就航で生まれ変わる宮古港。北海道に向いた玄関口となる
 宮古-室蘭(北海道)を結ぶ定期カーフェリーが22日就航する。岩手県にとっては初となる定期航路の開設だ。観光や物流に大きな変化をもたらし、東日本大震災からの復興を強く後押しすると期待される。出航間近、関係者の希望を乗せたフェリーの針路を探る。(宮古支局・佐々木貴)

【表】宮古-室蘭航路の概要。定員は600人

<輸送経費安い>

 「高速料金が(多くの区間で)無料で積雪が少ない」。宮古-室蘭(北海道)フェリーについて川崎近海汽船(東京)の赤沼宏社長は、三陸沿岸道(仙台-八戸)の存在を就航決断の理由に挙げた。

 もう一つの決め手が絶妙な所要時間だ。物流業界では今、陸上輸送と海上輸送の組み合わせ方に注目が集まっている。

 リーマンショック後の景気刺激策で高速料金が引き下げられ、物流はフェリーから高速道路へのシフトが加速。一方でトラック運転手の長時間労働が問題化している。

 宮古-室蘭間の航行に要する10時間は「国が定めるトラック運転手の8時間連続休憩に最適」という読みだ。

 川崎近海汽船の試算では、仙台市から札幌市まで宮古-室蘭フェリーを使った場合の輸送コストは8万1790円。青森、八戸、仙台、秋田の各港と北海道を結ぶ既存4航路より安い。

<アピールが鍵>

 だが、岩手県が昨年実施した運送会社や荷主約1300社へのアンケートでは「午前8時宮古発」という時刻設定に難色を示す傾向が浮かび上がった。

 逆に「午後6時室蘭着」の利点を強調する声もある。県トラック協会の佐々木隆之専務理事は「翌朝まで時間に余裕があり、道内の広い範囲に輸送できる」と主張。荷主へどれだけアピールできるかが鍵とみる。

 県港湾課の照井巧総括課長は「航路維持と早期の複数航路実現へ、育てる気持ちで利用してほしい」と訴える。

 室蘭に向かう荷物は関東からの宅配便が中心で、地域の産業振興には宮古港の積み荷を増やす取り組みが求められる。後背地への企業誘致に加え、製造業が集積する内陸との連携が不可欠だ。

<「種まき期間」>

 北海道に取引先がある自動車部品メーカーの社長は「これまでの航路は八戸-苫小牧だけだった。宮古-室蘭の開設で緊急時の路線ができる」と歓迎。「重要なのは、今までより時間とコストを抑えられるかどうかだ」と語る。

 川崎近海汽船は三陸沿岸道の全線開通までを「種まき期間」と位置付け、農水産品を中心に貨物集荷の営業に力を入れる方針だ。赤沼社長は「険しい道のりは覚悟しているが、やってやろうという決意で満ち満ちている」と意気込む。

 新たな航路は、東日本大震災で傷ついた東北が、北海道、さらには首都圏と結び付きを強めて再生する契機となる。大きな期待を推進力に第1便は22日、出航する。

[三陸沿岸道]東日本大震災の復興道路として急ピッチで整備が進み、全長359キロのうち205キロが開通。2020年度をめどとする全線開通により、フェリーが発着する宮古市から仙台市までは、現在より2時間短縮されて3時間で結ばれる。

463チバQ:2018/06/21(木) 10:11:02
http://mainichi.jp/articles/20180620/ddl/k23/020/191000c
太平洋フェリー
新「きたかみ」来年就航 /愛知
毎日新聞2018年6月20日 地方版
 太平洋フェリー(名古屋市中村区)は、大型フェリー「きたかみ」の後継となる新造船を来年1月25日に就航させると発表した。同社の新造船は「いしかり」(2011年3月就航)以来8年ぶりとなる。苫小牧-仙台の定期航路に投入する。

 新「きたかみ」は、全長192・5メートル、総トン数約1万4000トンで、トラック166台、乗用車146台を積める。旅客定員は535人。

 同社3隻のフェリーの中で、初めて大部屋を廃止する。個室数は現「きたかみ」の58室から189室と3倍になる。また、ペットと一緒に入室できる部屋も設ける。

 7月3日に山口県下関市の三菱重工業下関造船所で進水し、その後内装工事に入るという。【黒尾透】

464シュプリーム コピー:2018/06/21(木) 17:35:40
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465とはずがたり:2018/07/11(水) 12:27:57


高速道や鉄道被害、運送業者はフェリーに殺到
09:06読売新聞
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20180711-567-OYT1T50013.html

 西日本豪雨の影響で物流網の混乱が続いている。中国地方では広島県を中心に物流の大動脈である高速道路や鉄道路線に被害が出ており、運送業者の間で、代替策としてフェリーを使ったり、中国山地を貫くように走る中国道に 迂回 うかいしたりする動きが出ている。

 九州方面へのフェリーが発着する大阪南港では10日午後、乗船を待つ大型トラックが列を作った。静岡県から福岡県にアルミ製品を運ぶ運転手(58)は、中国地方の渋滞を避けるためフェリーを選んだといい、「九州も激しい渋滞が予想される。船内で少しでも体を休めたい」と話した。

 大阪・神戸と九州を結ぶ航路を持つ「フェリーさんふらわあ」は9日以降、一部の乗船予約を断らざるを得ない状況が続く。普段フェリーを使わない運送業者からの問い合わせが増えたといい、土日だった7、8日には取り扱う貨物が2?3割増えた。大阪と北九州を結ぶ航路の「名門大洋フェリー」でも運送業者からの問い合わせが増えた。

466チバQ:2018/07/13(金) 19:12:25
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180713/ecc1807131104006-n1.htm
西日本豪雨、代替輸送のフェリーに脚光 鉄道や高速道路の不通で運送会社がシフト (1/2ページ)
2018.7.13 11:04
 西日本豪雨により高速道路の通行止めや鉄道の運休が続く中、陸上の貨物輸送をフェリーなど船に振り替えようとする動きが広がっている。陸路の輸送正常化には1カ月以上かかると見込まれており、運送会社にとって代替輸送手段の確保が急務だ。ただ、近年はフェリー輸送の需要が高まっていたこともあり、満車で乗船できないケースも出ている。(阿部佐知子、大島直之)

 大阪と北九州を結ぶ名門大洋フェリー(大阪市西区)には、コンテナを積んだトラックを船で運ぼうとする運送会社から問い合わせが増加。通常は日曜日の利用が平日の5割程度だが、豪雨発生直後の8日はトラックで満車となった。神戸や大阪と北九州を結ぶ阪九フェリー(北九州市)も、先週末はトラックの利用が通常より2割ほど増えた。

 ただ、フェリーは平日便の多くがすでにトラックで満車という。近年の配送量増加に加え、人手不足や働き方改革を背景に、運転手が休息できるフェリーの利用が増えているからだ。名門大洋フェリーの担当者は「豪雨で問い合わせは増えているが、お断りしなければならない状況」と話す。

 大阪・神戸と九州を結ぶ「フェリーさんふらわあ」(大分市)でも、平日便はトラックの利用が多く、予約を取りにくい。11日に大阪発の便に乗船した運転手、坂本利幸さん(66)は、「今回は神戸発の予約が取れなかった」と話す。

 JR西日本は、広島県内の山陽線などで運転見合わせが1カ月以上にわたると見込んでいる。このためJR貨物は12日、代替手段として船舶での輸送を開始。荷受け後に滞留していた貨物の輸送に乗り出した。

 JR貨物ではトラックで代替することはあったが、「船舶での輸送はめずらしい」(担当者)という。同社は山陽線の不通区間を経由する輸送の新規受け付けを8日から中止しているが、再開する準備も進めている。

 一方、佐川急便や西濃運輸は、関東や東北地方などから九州への荷受けを見合わせているが、船舶などでの代替輸送の様子をみて再開を検討する考えだ。

467とはずがたり:2018/08/04(土) 22:25:37
2018/07/23 18:55
福岡〜釜山の高速船ビートル 全国初「混乗」運航はじまる 対馬に立ち寄り国内客乗せる
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2018072302324/

博多港と韓国釜山を結ぶ高速船ビートルを長崎県の対馬に寄港させ、国際航路の客と国内移動の客をあわせて運ぶ「混乗(こんじょう)便」の運航が、国内では初めて23日から始まりました。

混乗が行われるのは博多と釜山を結ぶ高速船ビートルで、23日から、途中にある長崎県対馬市の比田勝港に立ち寄る形で運航します。

これによって博多〜釜山間の国際航路の客とあわせて、博多と対馬を行き来する国内移動の客を運べるようになりました。

国際客と国内客がいわゆる相乗りをする「混乗」は、国内初のケースで、対馬市の要望を受けた関係機関が調整し実現しました。

国際客用と国内客用の座席の間はカーテンで仕切られ、安全確保のために船内の4箇所に監視カメラが設置されています。

さらに、国内移動を含む全ての乗客に身分証明書の携帯を義務付けて、不法入国や密輸の防止を図ります。

【対馬市民】
「近いから良いです。これで病院にすぐ行けます」

【対馬市民】
「いつもは家から空港まで時間がかかっていたので、もっと便数が増えればたくさん(福岡に)来れるかなと思います」

【比田勝尚喜 対馬市長】
「特にお年寄りの多くは福岡の病院を利用しているので、福祉の向上に繋がるのではないかと思う」

博多〜対馬間の所要時間は2時間10分。

混乗便は週に3日、1日1往復する予定で、関係者は観光客など交流人口の増加にも期待を寄せています。

468とはずがたり:2018/08/22(水) 00:59:22
首都圏〜北海道のフェリー、なぜ茨城・大洗発着? 東京から直通バスも登場 便利になる大洗〈PR〉
https://trafficnews.jp/publicity/sunflower_180818
2018.08.18 恵 知仁(乗りものライター) Sponsored by 商船三井フェリー

469チバQ:2018/08/29(水) 23:29:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00000006-tncv-l40
“赤いビートル”2020年運航へ 「ななつ星」水戸岡氏デザイン 新LCCも就航で競争激化の福岡〜韓国
8/27(月) 19:20配信 TNCテレビ西日本

テレビ西日本

福岡と韓国を結ぶ高速船やLCCの競争がさらに激しくなりそうです。

8月27日、2つの社から発表された新たな便は、片や「格安」、もう片方は「快適性」が特徴です。

27日、福岡空港と韓国の仁川空港の間に新しく就航したのは、LCC(格安航空会社)の「エアソウル」。

週に6便運航します。

福岡と韓国を結ぶLCCはこれで6社目となります。

【エアソウル福岡支店長 ジン・ミンホさん】
「LCCのためチケットが安い。福岡は空港から近いし、韓国のお客さまもいっぱい来るので(就航できて)うれしい」

福岡から最も近い外国・韓国。

福岡には年間150万人の韓国人が入国していて、外国人全体のおよそ半数を占めるなど、
まさにドル箱路線。

その路線間競争に負けじと、こちらも新たな策です。

【JR九州 青柳俊彦社長】
「クイーンビートルと命名しました」

JR九州高速船が27日に発表したのは、福岡と釜山を結ぶ新たな高速船「クイーンビートル」。

2020年7月から運航予定です。

赤いボディーが印象的な船をデザインしたのは、豪華列車「ななつ星」なども手がけた水戸岡鋭治さんです。

【デザイナー 水戸岡鋭治さん】
「夢とか希望とか情熱とか、九州らしいというか。元気の出る赤で船を走らせたいということで思い切った赤いビートルを」

JR九州高速船は、これまでの「速さ重視」から「快適性」に舵を切ります。

クイーンビートルは、座席数が現在のビートルのおよそ3倍にあたる500席。

所要時間はビートルより30分ほど長い3時間40分になりますが、波の抵抗を受けにくい造りで安定性に優れるため、船内ではシートベルトの着用も不要だということです。

また売店や免税店、展望スペースも備わり、優雅な船旅を楽しむことができます。

現在、運航している3隻のビートルのうち、当面は1隻をクイーンビートルに移行する予定です。

【JR九州高速船 水野正幸代表】
「今後の海峡圏の動きは、間違いなくもっと拡大してくると思っているし、キャリアの中で私どもが私どもらしいサービスをより提供できるかどうか」

”ドル箱路線”といえる福岡と韓国。

各社それぞれの強みを生かした路線競争は、さらに激しくなりそうです。

テレビ西日本

470とはずがたり:2018/09/07(金) 19:22:22
フェリー輸送、需要高まり 運転手不足を解消、災害時の代替役 (1/3ページ)
2018.9.7 06:01 メッセンジャー登録
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180907/bsd1809070500005-n1.htm

 地方と大都市圏などを結ぶフェリー輸送の需要がじわりと高まっている。深刻なトラックの運転手不足を解消する切り札として、政府は輸送手段を鉄道やフェリーに切り替える「モーダルシフト」を提唱。西日本豪雨では寸断された被災地の物流の代替役としても注目され、各社は新船の導入を加速させている。

 西日本豪雨でも活躍

 宮崎県で唯一の長距離航路である神戸-宮崎を運航する「宮崎カーフェリー」(宮崎市)の2017年度のトラック輸送台数は過去10年で最多の7万1870台だった。経営難で17年11月に宮崎県や地元金融機関などの出資を受け再建が決まったが、特に神戸行きの需要が根強く、満杯で20〜30台のトラックが乗船できない日もあるという。

 JA宮崎経済連などが17年、扱う青果物の出荷時間を早めたことが増加を後押しした。フェリー利用の前日に荷量を確定させ、余裕をもって乗船してもらうことで、大消費地に向かうドライバーの負担を減らす狙いだ。

 甚大な被害をもたらした西日本豪雨では、陸路が寸断。代替輸送手段としてフェリーが被災地などを結ぶ物流を支えた。宮崎カーフェリーの上田賢一企画部長は「岸壁や港に大きな被害が出ない限り海上輸送は災害時にも強い」と強調する。

 政府主導で転換へ

 政府は17年7月に決定した総合物流施策大綱に「環境負荷低減や運転手不足に対応するため、トラックから大量輸送が可能な鉄道、船舶への転換を図ることが重要」と明記。

 20年度までに海運を伴う貨物輸送量を12年度比で1割増やす目標だ。

 併せて、運送業者が貨物船やフェリーを利用しやすくするよう、空き状況などの情報を集約した上で利用者が検索できるシステムを構築する方針も掲げた。

 国土交通省の担当者は「人工知能(AI)などを使って利便性を高め、海運事業の活性化を促したい」と話す。

低燃費な新船導入

 日本長距離フェリー協会(東京)によると、国内の内航海運会社は、老朽化や輸送コスト削減などを理由に低燃費な新型船への移行を進める。主な中・長距離航路だけでも15〜18年に計10区間で新船が導入されたほか、19年以降も複数の路線で就航する予定だ。

 「フェリーさんふらわあ」(大分市)は、18年5月に続き、9月にも休息をとるドライバーの居住性を高めた新船を大阪-志布志(鹿児島県)に投入。久世達広営業企画室長は「顧客確保のため、船室設備やサービス向上を各社が打ち出している。需要を確実につかみたい」と意気込む。

 ただ、新船導入は各社にとって負担増にもなりかねず、収益力向上が課題となる。都市部から地方に向かう便で積載率が低いこともあり、運航効率化も求められそうだ。

471チバQ:2018/09/14(金) 20:03:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000023-asahi-soci

全個室のフェリー就航 コンセプトは「動く海上ホテル」


9/14(金) 9:23配信

朝日新聞デジタル







全個室のフェリー就航 コンセプトは「動く海上ホテル」


テレビや洗面台があるデラックスシングル=愛媛県西条市今在家


 東予港(愛媛県西条市)と大阪南港を結ぶ「オレンジフェリー」を運航する四国開発フェリー(今治市)は8月下旬から、新フェリー「おれんじ えひめ」を就航させた。相部屋を廃止してシングルとツインの全室個室を実現。国内のフェリーでは極めて珍しいという。

【写真】東予港―大阪南港に就航した「おれんじ えひめ」=愛媛県西条市今在家

 1999年就航の「おれんじ8」の代わりに就航し、東予―大阪南を夜間に約8時間で結ぶ。今治造船が建造し、建造費は約80億円。総トン数約1万5千トン、全長199・9メートルで、瀬戸内海を夜間運航できる船としては最大級。全室個室化により旅客定員は「おれんじ8」より189人少ない519人となる。12月には94年就航の「おれんじ7」の後継として、「おれんじ えひめ」と同型の「おれんじ おおさか」も同航路に就航する予定。

 四国開発フェリーによると、「動く海上ホテル」をコンセプトに掲げ、女性や海外からの旅行客の取り込みを狙う。追加料金を払えば、ペット連れで泊まれる部屋もある。同社の蝶野文雄業務部長は「鉄道など他の交通手段と比べ、速さで劣る分、差別化を図った」と話す。

 「おれんじ えひめ」で最も安い「シングル」は「おれんじ7」の2等寝台と同じ6840円。大部屋の2等指定より千円ほど高い。同社の担当者は「2等指定がなくなり、『割高になった』というお客様もいるが、おおむね好評」と話す。「おれんじ おおさか」就航後に移行する新運賃は近く発表するという。

 貨物輸送の手段をトラックから海運などに切り替える「モーダルシフト」による需要増を見越して、トラックの積載量も3割強増やした。車両はトラック160台、乗用車45台を積める。

 問い合わせは、旅客・予約センター(0898・64・4121)へ。(柳川迅)
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朝日新聞社

472とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:25
臨港線復活させよ♪舞鶴とか敦賀とか境港とか西浜田とか他にもいっぱいある筈。

「アクセス鉄道」空港の次は地方の港に熱視線 秋田港では専用列車、仙台港は今日デビュー
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-236704
09月14日 06:00東洋経済オンライン

JR東日本は2018年4月から11月まで、秋田港と秋田駅を結ぶ港湾連絡列車「あきたクルーズ号」を運行している。秋田港に入港するクルーズ船の船客向けの列車で、秋田港と秋田市内を送迎する役目だ。秋田駅―土崎駅間は奥羽本線、土崎駅―秋田港駅は貨物列車線用の支線を経由する。

地域経済を活性化したい
車両は元「リゾートしらかみ」のブナ編成の気動車をリフォームした。運賃は片道200円、往復400円で、これは約9kmの運行距離に対する普通運賃に相当する。

今年の運行予定はクルーズ船の入港日24日に対して10日間。各日3往復程度の運行だ。このほかに7月28、29日に開催された「秋田港 海の祭典2018」のアクセス列車として運行され、この日は誰でも予約できた。2名以上から受け付ける日帰りツアーとして販売され、料金は1400円。秋田港と秋田駅ビルの土産物クーポンが500円ずつ含まれており、実質の往復運賃は400円だ。

「あきたクルーズ号」は、秋田県と秋田市の要請にJR東日本秋田支社が応える形で運行している。秋田側はクルーズ乗船客を秋田市内および秋田県全域に誘い、地域経済を活性化したい。しかし秋田港の2次交通は路線バスのみで、2次交通の確保が課題となっていた。また、秋田港も展望台セリオンタワーを有する道の駅があり、こちらも観光地として県内外からの客を集めたいと考えていた。

そこで、2017年8月に試験運行が実施された。

試験運行が実施されたのは、秋田竿燈まつりで秋田港に寄港するクルーズ船に合わせて4日間。使用車両は一般型気動車キハ40形の4両編成で、秋田港駅の乗降は乗船タラップ同様のスロープを設置した。この実績をもとに、2018年度から本格運行が決まり、秋田港駅にはプラットホームが設置され、車両も観光車両にグレードアップされた。

秋田港駅には専用プラットホームが建設された(筆者撮影)

7月26日、秋田港に続く次の取り組みとしてJR東日本仙台支社が仙台港クルーズ船アクセス列車の運行を発表した。

こちらの報道資料には「宮城県・仙台市・仙台臨海鉄道株式会社等のご協力のもと」という文言があり、JR東日本が主体となって運行するとみられる。実施日は9月14日と26日。クルーズ船「飛鳥II」による「秋の日本三景クルーズ」の仙台港寄港に合わせて、松島方面へ運行する。使用車両は「リゾートみのり」に使われているキハ48形の観光型だ。

急増するクルーズ船、地方港の誘客競争に鉄道が寄与
近年、国際クルーズ船の日本への寄港と、国内クルーズ船ツアーが増加傾向にある。日本政府が実施する訪日プロモーション活動「ビジット・ジャパン・キャンペーン」とビザ取得制限の緩和、円安傾向による外国人の購買力増加などが功を奏しているほか、国内では第一次ベビーブーム世代の高齢者層の余暇消費がけん引している。

また、いわゆる豪華客船だけではなく、カジュアル型のクルーズツアーも増えている。移動費と宿泊食事代込みで考えれば、航空機や新幹線で移動し、リゾートホテルなどで宿泊する旅と比較して安価になる場合もあり、若い世代の利用も増えているようだ。

国土交通省が公表した調査結果によると、2017年のわが国の港湾へのクルーズ船の寄港回数は2764回で、対前年比37.1%の増加。過去最高となった。訪日クルーズ旅客数も252.9万人、日本人のクルーズ人口も31.5万人となり、すべて過去最多だ。2018年のクルーズ船寄港回数の速報値において、1月から7月までの合計寄港回数は約1割の増加となっている。クルーズ船利用者は増加傾向といえそうだ。

クルーズ船の寄港は自治体側からも歓迎だろう。大量の観光客を連れてきてくれるからだ。定員の少ないクルーズ船は高級タイプが多く富裕層の利用が多いと思われ、高額な観光消費を期待できる。日本を代表するクルーズ船「飛鳥II」の旅客定員は872名。秋田港にも寄港する大型船「ダイヤモンドプリンセス」は2704名。宿泊は船内となるため宿泊需要は増えないとしても、飲食店や観光施設のメリットは大きい。宿泊施設が少ない港湾都市では、宿泊容量が観光客受け入れの上限になってしまうから、ホテルを背負ってきてくれる客がありがたい。

都市の観光振興にとって、クルーズ船の寄港は重要だ。しかし、クルーズツアーの寄港回数には限りがある。そこで、地方の港ではクルーズ船誘致のために港湾の整備、都市とのアクセスを整備し、ほかの港と差別化を図りたい。

473とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:37
秋田港は定期フェリー用の旅客ターミナルのほかに、今年4月にクルーズ船専用の旅客ターミナルを完成させ、ダイヤモンドプリンセスの寄港日から運用を開始した。「あきたクルーズ号」も秋田港の魅力アップ策のひとつといえる。

仙台港のクルーズ船アクセス列車も仙台、および松島の魅力に貢献するだろう。空港アクセス手段として鉄道が注目されてきたように、港湾アクセス手段として鉄道が注目されている。

鉄道と相性の良い港湾はほかにもある
鉄道と船舶はもともと相性がよかった。日本の鉄道開業は横浜港と都心を結ぶ路線だったし、日本の近代産業は製品を鉄道で港まで運び、船積みされて輸出された。明治時代から戦前まで、新橋―敦賀港(金ケ崎)間に「欧亜国際連絡列車」が運行され、ウラジオストク便を介してシベリア鉄道に接続した。

秋葉原に貨物駅ができた理由は神田川の船便と接続するためだった。そもそも、国鉄でも青函連絡船、宇高連絡船などを運航して鉄道と船便を連携し、長距離輸送を担ってきた。

国内交通は海や河川の船から鉄道へ置き換わっていく。船と鉄道は競合関係となってしまったけれど、クルーズ船との接続は協調関係への回帰だ。それは長距離列車と航空便の競合関係が落ち着き、空港アクセス列車によって航空便と鉄道が協調関係を築く過程に似ている。

現在も鉄道アクセスに優れた港はある。たとえば広島市の宇品港は路面電車のターミナルが隣接し、瀬戸内の離島との定期便と接続している。安芸の宮島へはJR西日本の子会社、JR西日本宮島フェリーが鉄道連絡船を引き継いで運行しており、現在も青春18きっぷで乗船可能だ。

室蘭 室蘭駅徒歩15分
函館(港町埠頭) 五稜郭徒歩40分
函館(西埠頭) 市電大町埠頭徒歩15分
小樽(第3号埠頭) 小樽徒歩15分
小樽(勝納埠頭) 小樽築港徒歩20分
青森 青森駅から徒歩18分
仙塩港石巻港区 虻田駅より徒歩30分
秋田 徒歩15分
大湊 徒歩20分
横浜 日本大通り徒歩7分
新潟 新潟駅より徒歩30分
伏木富山港 伏木駅万葉2号3号岸壁迄徒歩15分
名古屋港(ガーデン埠頭) 名市交名港駅徒歩5分
名古屋港(金城埠頭) 金城埠頭駅徒歩10分
鳥羽 徒歩5分
大阪 大市交大阪港駅徒歩5分
神戸 ポートターミナル隣接
宇野 徒歩5分
高松 徒歩3分
北九州 門司港駅徒歩7分
博多 博多駅徒歩40分
長崎 長崎電軌大浦海岸通電停徒歩5分
佐世保 隣接
三隅 隣接

(とは註:宇高連絡船に比して青函連絡船関連駅が不便になってるな)

474とはずがたり:2018/09/20(木) 15:02:53
>>472-474
港湾と鉄道アクセスについて、そのほかの港の状況はどうなっているか調べてみた。2017年の寄港回数ベスト10は1位博多(寄港回数326)、2位長崎(同267)、3位那覇(同224)、4位横浜(同178)、5位石垣(同132)、6位平良(同130)、7位神戸(同117)、8位鹿児島(同108)、9位佐世保(同84)、10位八代(同66)となっている。ちなみに秋田港(同13)は30位で、東京(同33)は19位となっている。仙台塩釜(同12)は38位。

クルーズ船の寄港を推奨する港について、観光庁が「CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN」というサイトで公開している。ここには国内の推奨港と港付近の観光名所がまとめられている。まず106という数字に驚かされた。大型クルーズ船の寄港を誘致するためには、これだけのライバル港がある。秋田港の取り組みは、この中で競争力を高め上位を目指そうとしているわけだ。ちなみにトップの実績を持つ博多港では福岡市長が市の中心部と博多港エリアを結ぶロープウェー構想に意欲的で、JR九州も関心を示しているという。

港から駅まで徒歩10分程度で、すでに定期列車と連絡可能な港は12ある。横浜港大桟橋はみなとみらい線日本大通り駅まで徒歩数分、名古屋港はガーデン埠頭が地下鉄名古屋港駅から徒歩5分、金城ふ頭はあおなみ線の同名駅から徒歩10分などだ。宇高連絡船と接続していた岡山県の宇野駅と香川県の高松駅も良い立地だ。

長崎県の佐世保駅は港湾に隣接しているし、熊本県の三角駅も港を目前にしている。東京都は東京オリンピック・パラリンピックに合わせて「東京国際クルーズターミナル」を建設中だ。最寄り駅は新交通ゆりかもめの同名駅で、現在の「船の科学館」を改称する予定だ。

クルーズ船と鉄道の連携は定着するか
鉄道貨物輸送の衰退とともに臨港路線が廃止されてしまった港も多い。また、拡張や埋め立て地移転などで鉄道とは離れた場所になってしまった港湾もある。それでも「駅はないけれど鉄道路線が近い、臨港貨物線が残っている」という港はある。秋田港や仙台港のように整備すれば、クルーズ船連絡列車が接続可能な港は6カ所もみつかった。

室蘭港や函館港は貨物線がある。小樽港は小樽築港駅付近、商業施設ウイングベイ小樽の裏側に留置線がある。仙台塩釜港石巻港区は仙石貨物線が引き込まれ、製紙工場からの出荷に利用されている。横浜港は瑞穂埠頭に貨物線がある。新潟港も貨物線まで500mの道のりだ。

このほかにも、最も近い線路まで徒歩10分程度という港はある。しかし幹線の本線上で臨時駅の設置は難しそうだったり、線路はあっても駅を造れそうな用地がなかったりで、簡単にはクルーズ船連絡列車を運行できそうではない。

そもそも、クルーズ船連絡列車に鉄道側のメリットはあるだろうか。秋田港の場合、あきたクルーズ号の片道料金は200円。列車の定員は140名だ。車両はリゾートしらかみの再利用としても、プラットホーム新造などに要したコストに対して控えめで売り上げは小さい。しかし、5月11日の運行ではオプショナルツアーとして横手市の十文字駅まで運行している。将来的にはリゾートしらかみ区間への延長など、ツアーパッケージによる収益向上を期待できる。

仙台港クルーズ船アクセス列車はクルーズ船のオプショナルツアーとして運行されるため、利益を出せる形だと思われる。発表から1週間後に30名限定で一般客向けツアーが販売された。料金はおとな1名4980円(こども4610円)だ。仙台―松島間の往復運賃の820円から見ると、かなり付加価値の高い値段が付いている。それでも鉄道ファンにとってはふだん乗れない貨物線を走るため魅力的だ。

クルーズ船連絡の観光列車は、大阪や名古屋など、最寄り駅が地下鉄路線では難しいかもしれない。しかし、宇野、高松、佐世保、三角は港と駅が隣接しており、臨時列車によるクルーズ船客の取り込みは期待できる。また、すでに港湾敷地に線路がある室蘭、函館、仙台(石巻地区)は多少の投資が必要とはいえ秋田港方式が使えそうだ。自治体のクルーズ船誘致に対する温度が高まれば、港付近の鉄道にビジネスチャンスが生まれるかもしれない。

著者:杉山 淳一

475とはずがたり:2018/10/02(火) 16:42:41

五島へ行く公共交通機関は他にもあるの?

五島産業汽船2日から旅客船運休
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20181002/5030002145.html
10月02日 07時31分

五島列島と長崎市や佐世保市などを結ぶ高速船やフェリーを運航する「五島産業汽船」が、旅客船を2日から当面の間、運休すると関係する自治体に伝えていることがわかりました。

五島産業汽船の本社がある新上五島町によりますと1日午後、五島産業汽船から「船の運航を休む」という連絡があったということです。
理由について経営上の問題とした上で、「最善を尽くしている」と話したということです。

また長崎県によりますと1日県の担当者が五島産業汽船に確認したところ会社側は、「運航する航路を当面の間、運休する方向で検討している」と答えたということです。

会社のホームページによりますと五島産業汽船は、長崎市と新上五島町、佐世保市と新上五島町、佐世保市と五島市、それに長崎市と熊本の天草を結ぶ4つの航路で高速船やフェリーを運航しています。

長崎県や新上五島町は、旅客船の利用者が混乱するおそれがあるとして2日朝から職員を港に派遣して運航状況を確認するなど対応にあたることにしています。

476チバQ:2018/10/02(火) 20:36:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000069-asahi-soci
長崎と五島結ぶ定期船、突然運休 地元「どうしたら…」
10/2(火) 17:30配信 朝日新聞デジタル
長崎と五島結ぶ定期船、突然運休 地元「どうしたら…」
佐世保港の五島産業汽船の窓口では運休を知らせる紙が張り出された=2018年10月2日、長崎県佐世保市新港町の鯨瀬ターミナルビル
 五島産業汽船(長崎県新上五島町)は2日、五島列島と長崎市や佐世保市などを結ぶ高速船やフェリーの運航を休止した。九州運輸局に1日夜までに航路事業の廃止や来年10月末までの休止を届け出た。民間調査会社によると、収益の低迷に加え、船舶の修理費などがかさみ、資金繰りが悪化していたという。

 同社は1990年設立。長崎港(長崎市)―鯛ノ浦港(新上五島町)、佐世保港(佐世保市)―有川港(新上五島町)、佐世保港―福江港(五島市)の三つの定期航路をもつ。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録に合わせ、長崎港―崎津漁港(熊本県天草市)で高速船の試験運航を実施。毎週金、土、日曜に1日1往復していた。

 しかし、民間調査会社の東京商工リサーチ長崎支店によると、船舶のエンジン修理費などがかさみ、今年4月期決算で2億9千万円の最終赤字を計上。8月には1回目の不渡りを出すなど資金繰りが悪化しており、再開のめどは立っていないとみられるという。

 地元の自治体には1日、同社から運休の連絡が入った。長崎県の担当者は「経営上の理由としか説明を受けていない」、新上五島町は「昨日、船が出せなくなるかもと連絡を受けたが、それ以上の情報が入ってこない」と困惑する。

 高速船やフェリーの乗り場がある佐世保港では、運休を知らせる貼り紙が同社の窓口に貼られていただけで、新上五島町へ向かうフェリーに乗る予定だった男性会社員は「先方と約束があるのにどうしたらいいのか」とぼうぜんとした表情で話した。(堀田浩一、福岡泰雄)

朝日新聞社

477チバQ:2018/10/03(水) 17:40:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000007-nagasaki-l42
「まるで夜逃げ」 五島産業汽船運休
10/3(水) 11:04配信 長崎新聞
「まるで夜逃げ」 五島産業汽船運休
五島産業汽船の船の姿がない桟橋=2日午後1時、長崎市元船町、長崎港ターミナル
 五島産業汽船が全航路を運休した2日、船が発着する長崎県内各地のターミナルでは利用者が驚きや戸惑いの表情を見せた。窓口には「会社都合につき、しばらくの間運休します」と紙が張り出されただけ。一方的な通知に「ちゃんと説明してほしい」「まるで夜逃げだ」と憤りの声が相次いだ。

 新上五島町の有川港。娘を見舞いに佐世保の病院に行こうと早朝から来た男性(82)は「なぜこんなことに」と語気を強めた。長崎市から日帰り出張で訪れた男性会社員(30)は「朝から運休を知り、慌てて九州商船の便に替えた。月1回は上五島に行くので困る」と迷惑そうに話した。

 長崎港も窓口は終日閉鎖されたまま。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産、崎津集落(熊本県天草市)を訪ねる五島産業汽船の関連会社のツアーを夫婦で申し込んでいた長崎市内の男性(66)は「二人分の代金を1万7600円も振り込んだのに電話もつながらない」。新上五島町に帰ろうとしていた男性(40)は「九州商船の航路もあるが、発着する港が自宅から遠いので不便。払い戻しもなく、夜逃げされたみたい」とこぼした。

 佐世保市の鯨瀬ターミナル。フェリーの自動販売機の飲料入れ替えに来たメーカーの男性(37)は「事前に連絡はなかった」とぼうぜん。五島市の福江港では無人の営業所の電話がひっきりなしに鳴り響いた。訪ねてきたハローワーク職員は「従業員の今後の処遇を確認したかったが…」と立ち尽くした。

 突然解雇を告げられた従業員の一人は取材に「会社から何も言うなと言われている」とだけ答えた。

https://this.kiji.is/420055110346196065
観光への影響懸念 関係自治体、五島産業汽船と連絡付かず
 五島産業汽船の突然の全航路運休を受け、関係自治体は情報収集を急いだ。しかし五島産業汽船と連絡が付かず、対応できない状況。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産になって最初の秋の行楽シーズンを迎えているだけに、観光への影響も懸念される。

 長崎県担当者が1日に運休の情報をつかみ、長崎市内の事務所を訪ねると、野口順治社長が認めたという。だが2日になると、一切連絡が取れなくなった。同日の県議会離島・半島地域振興特別委員会で長崎県側は「運賃の払い戻しや運航再開、解雇された従業員の処遇は実態を調べなければ対応も検討できない」と途方に暮れた様子で説明した。

 五島産業汽船が運航する定期航路のうち、長崎-上五島、佐世保-上五島は競合する九州商船(長崎市)も運航している。九州商船は「行政から増便要請があれば、できる限り柔軟に対応したい」とする。

 それでも潜伏キリシタン遺産の世界遺産登録効果で五島列島への観光客が増加している最中に、アクセス停滞は大きな痛手だ。対応を協議するため長崎県庁を訪れた新上五島町の江上悦生町長は、別会社による運航再開も選択肢に挙げた。

 一方、佐世保-五島は代替航路がない。昨年5月の就航以来、約3万人が利用し定着していただけに、五島市の野口市太郎市長は「地元に何の通告もなく残念。再開を見込めなければ、新たな広域観光ルートを開発できない」と険しい表情を浮かべた。

 中村法道・長崎県知事は「離島航路は住民の足であり、物資の輸送や交流人口の拡大に必要不可欠。まずは利用者への周知に努め、利便性の確保について国や市町と連携し対処したい」とコメントした。

478チバQ:2018/10/03(水) 18:19:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00010002-nishinpc-soci
「きちんと説明を」離島航路、突然の休止 利用者に戸惑い 長崎
10/3(水) 10:14配信 西日本新聞
「きちんと説明を」離島航路、突然の休止 利用者に戸惑い 長崎
突然の「運休」に戸惑う人たち。ブラインドは閉じられたままだった
 五島列島と長崎、佐世保市などを結ぶ五島産業汽船(新上五島町有川郷)が全航路の営業を突然休止した2日、利用者からは「驚いた」「きちんと理由の説明を」など戸惑いの声が聞かれた。島民にとって生活の一部になっている離島航路。運航を維持する経営面の難しさが改めて浮き彫りになった。

⇒【画像】「しばらくの間運休いたします」1枚紙が貼り出されただけの長崎港ターミナルビル

 「会社都合につき、しばらくの間運休いたします」。長崎港ターミナルビル(長崎市)にある同社のカウンターには「お知らせ」と題した1枚紙が貼り出されただけ。ブラインドは閉まったままで暗く、従業員の姿はなかった。

 カウンターを訪れた長崎市の60代女性は、同社グループの旅行会社を通じて五島列島を旅するツアーを申し込んでいたが、1日夜になって「従業員不在のため2日は入金が受け付けられない」との電話連絡を受けたといい「旅行はパーになってしまったね」と苦笑い。

ツイッターには「非常にショック」の声も
 同社のルーツをたどると、上五島と長崎市を結ぶ航路が九州商船の奈良尾(上五島南部)発着便しかなく、不便を強いられた上五島北部の住民有志が鯛ノ浦-長崎の航路開設を目指して事業を起こした経緯がある。

 同社が運航してきた旅客船のうち、2隻の高速船を所有する新上五島町の江上悦生町長は2日、県庁を訪れ、担当部局や県議らと協議。報道陣の取材に「潜伏キリシタン関連遺産を訪れる観光客が増えている中で残念だ。(航路を)再開させるための手法を国や県と詰めたい」と胸中を明かした。

 同じく五島列島と長崎市などをフェリーや高速船で結ぶ九州商船がストライキのため欠航した昨年末、五島産業汽船が代替輸送した実績があり、九州商船は「自社航路で増便できないかなど柔軟な対応を検討している」という。

 五島産業汽船の航路廃止と休止について、ツイッターには「非常にショック。地元のために役に立っていただけに」「年末年始やお盆時期の帰省にもかなり影響が出るだろうな」などの反応が相次いだ。

西日本新聞社

480チバQ:2018/10/16(火) 15:20:05
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/457748/
上五島-長崎航路継承へ高速船購入 五島産業汽船の元従業員らが会見
2018年10月16日 06時00分

写真を見る
 長崎県の五島列島と長崎市などを結ぶ五島産業汽船が経営難で全4航路を休廃止した問題で、上五島(鯛ノ浦港)-長崎航路の再開を目的に元従業員らが設立した新会社「五島産業汽船株式会社」(同県新上五島町)の藤原圭介社長が15日、長崎県庁で会見し、旧会社から高速船1隻と鯛ノ浦港のターミナルビルを購入したことを明らかにした。1日2往復での運航再開を目指している。

 新会社は九州運輸局に、旧会社から同航路を引き継ぐ申請をしており、認可には1カ月ほど要する見通し。

 藤原社長らによると、県内の企業関係者から融資を受け、資本金1500万円で新会社を設立。旧会社と関連会社の従業員20人を雇い入れた。旧会社に払い込まれた4航路分の運賃の返済と、未使用の回数券も新会社が引き受けるという。

 購入した高速船の定員は79人と少ないため、今後は旧会社が上五島-長崎航路で使っていた新上五島町所有の高速船(定員300人)の指定管理者となり、同航路への投入を目指す。

 この航路を巡っては九州商船(長崎市)も町所有の高速船を使って参入する意向を示しており、「状況を見ながら判断する」としている。

=2018/10/16付 西日本新聞朝刊=

481とはずがたり:2018/10/16(火) 23:07:04
長崎?鯛ノ浦1日2往復へ 新「五島産業汽船」
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/business/nagasaki-20181016003029.html
10:21長崎新聞

長崎?鯛ノ浦1日2往復へ 新「五島産業汽船」

長崎新聞

(長崎新聞)

 経営破綻し離島航路を休止・廃止した五島産業汽船(長崎県新上五島町)の元従業員らが設立した同名の新会社は15日、運休中の長崎?鯛ノ浦(同町)を引き継ぎ、1日2往復する計画を発表した。旧会社が休止・廃止した全4航路について、運賃全額の払い戻しにも応じる。
 新会社の社長に就任した藤原圭介氏(44)は同日、県庁で記者会見。九州運輸局の認可が下り次第、「一日も早い運航再開を目指す」と意欲を示した。
 新生「五島産業汽船」には、県商工会連合会長を務める宅島壽雄氏ら県内建設会社の関係者3人が計1500万円を出資し、役員に就いた。藤原氏は旧会社の関連会社ジィ・エス・ケーの海務課長を務めていた。
 解雇されるなどした元従業員計68人(関連会社を含む)のうち、藤原氏ら20人が新会社に入社。旧会社から高速船「ありかわ8号」(定員79人、58トン)と鯛ノ浦港ターミナルなどを購入した。
 長崎?鯛ノ浦は、旧会社が町所有の高速船「びっぐあーす」2隻(定員300人、1号293トン、2号295トン)で1日3往復していた。新会社は航路再開を優先し当面、ありかわ8号で1日2往復する計画。新会社は「町の判断次第」とした上で、指定管理者となって、びっぐあーすの運航にも意欲を示した。
 払い戻しについて、新会社は未使用回数券分も合わせて総額100万円程度と見込んでいる。運航再開と同時に払い戻す方針で、具体的な手続きは後日告知するとした。
 旧会社は長崎?鯛ノ浦のほか、佐世保(鯨瀬)?上五島(有川)▽佐世保(鯨瀬)?五島(福江)▽長崎?天草(崎津)を運航していた。

482とはずがたり:2018/10/24(水) 15:25:51
寺泊-赤泊 乗客減歯止めかからず
航路廃止へ 船員不足が追い打ち
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20181024427669.html

 45年に渡って中越地方と佐渡島を結ぶ交通手段として維持されてきた佐渡汽船の寺泊(長岡市)-赤泊(佐渡市)航路の廃止が23日、事実上決まった。利用客の減少に歯止めがかからなかったことに加え、船員不足が追い打ちをかけた。一方で、本土と直接つながる交通手段を失う赤泊地区の住民に対し...

【社会】 2018/10/24 11:29

483チバQ:2018/10/25(木) 17:35:28
https://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20181023-OYS1T50023.html
宿毛フェリー運航休止、燃料高騰で再開めど立たず
2018年10月23日
 大分県佐伯市と高知県宿毛市を結ぶ宿毛フェリー(本社・宿毛市)が、運航を休止している。燃料価格の高騰が原因で、再開のめどは立っていないという。

 同社によると、燃料のA重油がこの1年で1リットルあたり60円から85円程度に値上がりし、資金繰りが厳しくなったため、四国運輸局高知運輸支局(高知市)に19日、運航休止を届け出た。今後、再開に向けて減便や運賃改定も検討する。

 同フェリーは、1985年に就航した「ニューあしずり」(999トン)が1日3往復している。同社の有田烈営業課長は「迷惑をかけて申し訳ない。すぐにでも再開したいが、めどが立たない」と話した。

485チバQ:2018/10/26(金) 21:33:14
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/9/29/24367
室蘭フェリー減便 来月から週7から6往復に

宮古港へ向かうトラックが乗り入れるフェリー。10月6日から週1往復減便となる=28日午後7時28分、北海道室蘭市・室蘭港フェリーターミナル
2018.09.29
 宮古-室蘭(北海道)間で定期フェリー(宮蘭(みやらん)フェリー)を運航する川崎近海汽船(東京)は28日、日曜日の室蘭発、月曜日の宮古発の1往復を減便するダイヤ改編を発表した。6月の就航から3カ月で、毎日運航のダイヤが崩れる。トラック需要が当初見込みより下回っており、室蘭発の便を八戸に寄港するよう改編。宮古の出発時間も早朝から遅らせるなど、利便性向上で利用増を狙う。

 28日夕方の室蘭市入江町の室蘭港フェリーターミナル。宮古行きの乗船手続きをする人影はまばらだった。トラックで乗船した盛岡市盛岡駅前通の会社員山田善弘さん(40)は「宮古到着後の移動を考えると、八戸-苫小牧間の方が効率が良い」と指摘する。

 同社は具体的な利用実績を公表していないが、トラック需要が当初見込みより下回っていることから、八戸港に寄港し利用を促す考えだ。新ダイヤは10月6日の室蘭発から運用。南下便は月-土曜日の運航で、室蘭午後8時50分発、八戸翌午前3時半着、同4時発となり、宮古着は同7時55分。北上便は火-日曜日の運航で宮古午前9時25分発、室蘭午後7時25分着。八戸には寄港しない。

 改編に伴い、南下便は宮古着が現行より1時間55分、北上便の宮古発は1時間25分それぞれ遅くなる。需要の少ない月曜日の宮古発を運休し、老朽化している船体を整備する。

487とはずがたり:2018/10/29(月) 07:35:29

漁村は解体せにゃしゃーないと思ってて或る程度実現してるなあと思ってたけどこうして内航海運に回ってたんだな。

これ以上は外国人になるのかな。

消える内航船、静かに進む「海の物流危機」
船員の過半数が50歳超でも「外国人はノー」
https://toyokeizai.net/articles/-/245568
山本 直樹 : 東洋経済 記者
2018/10/28 5:50

多くの業界と同じく、物流の大動脈である海運業も少子高齢化と人手不足に悩まされている。深刻なのは、国内産業の基礎物資輸送の要である内航海運で事業継続が危ぶまれる事業者が増えていることだ。

海外の港を行き来する外航船と異なり、内航船は日本国内の港から港へモノや人を運ぶ海運業者だ。鉄鋼や石油製品、セメントなど国内の産業基礎物資輸送の約8割を担う。災害などで陸路が寸断された際には代替輸送を担うほか、環境負荷軽減に向けたモーダルシフトの受け入れ先としても期待されている。

内航船の船員数はバブル崩壊後の景気低迷に伴い、1990年の5万6100人から2016年には2万7639人へ半減。その一方で輸送量は2010年以降、3億6000万〜3億7000万トン程度で下げ止まっており、現状の船員規模を維持する必要がある。しかし、年齢構成をみると心もとない状況だ。

船員の過半数は50歳以上

内航船員の7割強を占める貨物船の場合、50歳以上が53%、60歳以上も28%を占める。一方、30歳未満の若手船員は16%にすぎない。いびつな年齢構成になった背景には、内航船員は日本人でなければならないというルールがあるからだ。

1899年(明治32年)の船舶法制定以来、内航船は経済安全保障上の観点から日本籍船に限定され、外国人船員も認められてこなかった。一方、運賃がドル建ての外航船は、1985年のプラザ合意後の円高をきっかけにコスト削減策として外国人船員の採用に舵を切った。

内航海運は、外航海運の外国人船員化と漁獲制限に伴って漁船からあぶれた日本人船員の受け皿となった。バブル崩壊後の輸送量減少で新造船が減ったこともあり、人手不足とは無縁でいられた。「即戦力を採用できたので、長らく船員育成に力を入れてこなかった」(内航船関係者)ため、今そのツケが回ってきた格好だ。

航海士や機関士になるには国家資格の海技士免許が必要で、船の大きさや航行区域に応じて1〜6級に分かれている。小型の内航船であれば6級から乗ることができ、4級を持っていれば比較的大きな船の船長になれるが、免許取得には乗船履歴などの条件をクリアする必要がある。

内航船員を養成する代表的な教育機関に海技教育機構があり、中学卒業者を対象にした海上技術学校4校と、高校卒業者以上を対象とする海上技術短期大学校3校、海技大学校を擁する。技術学校では3年の修業期間終了後に6カ月の乗船実習を受けると、4級の航海士か機関士の免許を取得できる。短大も乗船実習を含め2年で同様の免許が取得可能だ。

同機構では“士官候補生”の内航船員を毎年330〜380人程度送り出している。技術学校、短大とも志願者は募集定員を上回っており、これまでのところ船員希望の若者を確保できていないわけではない。

船員1年目の手取りは月25万円

そもそも船員は高給取りだ。「船員1年目でも乗船中の月給は手当込みで手取り25万円程度」(海技教育機構の遠藤敏伸・募集就職課長)。貨物船の場合、勤務形態は3カ月乗船、1カ月陸上休暇のサイクルが基本で、乗船中は賄い付きなので食費もかからない。「海が好き、給料がいい、まとまった休みが取れる点を志望動機に挙げる生徒が多い」(同)という。

488とはずがたり:2018/10/29(月) 07:35:50
>>487
国土交通省の試算によると、60歳以上の船員が今後5年間で退職する場合には毎年1200人程度の新規就業者が必要という。海技教育機構の定員増が検討されているほか、水産系高校から内航船員希望者を募ったり、社会人経験者を対象とした6級取得養成制度を設けたりすることで、退職者の補充を急いでいる。

女性船員の育成も課題だ。内航海運の女性船員比率は2%にすぎず、貨物船ではさらにその比率は下がる。貨物の積みおろしの際には力仕事が必要な上、伝統的な男性職場のため採用する側も敬遠しがちだ。しかし、11年前から女性船員を定期的に作用してきた協同商船の福田正海専務は「結婚を機に辞めることも多いが、いずれは女性船員だけで1隻運航させたい」と採用に積極的な事業者も登場している。

荷主からコスト削減目的で外国人船員の採用を求める声が出たことがある。しかし、「日本人船員とのコミュニケーションの問題や、混雑した港を航行する技術が必要なため、外国人船員(の採用)は難しい」(内航海運大手)として、現在そうした要望は出ていない。

もっとも、内航海運業界内でも船員不足の状況は一律ではない。これには特有の契約形態が影響している。

運送事業者は「オペレーター」と呼ばれ、元請けのほかに2次、3次の下請け事業者がいる。オペレーターは自社保有船のほかに、貸渡事業者(オーナー)から船員ごと船を借り、請け負った貨物を運送する。荷主はオペレーターに運賃を、オペレーターはオーナーに用船料を支払う多重構造になっている。

貸渡事業者の6割が「一杯船主」

オペレーターは2018年3月時点で1515事業者おり、主に荷主である石油元売り会社や鉄鋼会社などの系列に属する上位60事業者が総輸送量の8割を契約している。一方、オーナーも1470事業者いるが、その6割程度が主に小型船を1隻のみ保有する「一杯船主」だ。

大型船を複数保有するなど事業規模の比較的大きいオペレーターやオーナーは、船内環境を含めた待遇の良さをアピールできるため、「船員採用ではそれほど苦労していない」(内航海運大手)。海技教育機構の卒業生も大手事業者を中心に入社していく。

深刻なのは一杯船主を含めた小規模事業者だ。国交省の調査では船舶1〜2隻、船員20人未満の事業者では50歳以上の比率が6割を占め、60歳以上の船員も34%に達している。こうした小規模事業者の中には、「とうちゃん船長、かあちゃん機関長」と呼ばれてきた家族、親族だけで運航するオーナーも存在する。

船員が辞める理由として、もっとも多いのは人間関係と内航海運関係者は口をそろえる。小規模事業者は若手の船員に来て欲しいが、せいぜい5〜6人乗りで年齢が高い船員ばかりの小型船は敬遠されがち。一杯船主だと人間関係がこじれた際にほかの船に移ることもできず、待遇も見劣りがする。一方、オーナー側も“促成栽培”で経験不足の若手船員を雇うことに不安を覚えるうえ、少人数運航では育成する余裕もない。

内航海運オーナーの営業利益率は1.3%と全産業平均の約3分の1にすぎない。1隻数億円以上する船の建造費も借り入れで賄っている状況だ。後継者難、船員不足となれば事業継続は難しくなり、実際、一杯船主は2005年から10年間で39%減少した。

国交省もようやく本腰に

業界からは「一杯船主が安く請け負っているから成り立っている業界。いなくなったらどうするのか」(中堅オーナー)と先行きを危惧する声があがる。小規模事業者が主に所有する499総トン以下の小型船は内航船全体の隻数の8割弱を占める。統合や集約を進めようにも「赤字の事業者を集めてどういう経営をするのか」「長らく地縁血縁でやってきた世界なので難しい」との見方が大勢だ。

船員や海運関連の従業員らでつくる全日本海員組合の森田保己組合長は「そもそも運賃や用船料が削られてきたことが、内航海運が直面している問題の要因。用船料の適正化が不可欠だ。小型船が動かなくなればその分を外国籍船に頼むことになりかねず、事故も多発するおそれがある」と、現場の声を代弁する。

国交省でも小規模事業者の船員不足を含め、内航海運の課題解決に向けて各種検討会を設置するなど本腰を入れ始めた。荷主、オペレーター、オーナーいずれもが“三方良し”とならなければ、経済安全保障を掲げたオールジャパン体制の維持は難しくなるだろう。

489チバQ:2018/10/30(火) 16:56:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00010002-nishinpc-bus_all
「何のうまみもない」離島航路の厳しい経営 突然の休止で浮き彫りに
10/30(火) 10:22配信 西日本新聞
「何のうまみもない」離島航路の厳しい経営 突然の休止で浮き彫りに
新会社「五島産業汽船株式会社」による上五島(鯛ノ浦港)-長崎航路の就航セレモニー。国会議員や長崎県副知事も出席した=20日、長崎市の長崎港ターミナル
 長崎県の五島列島と本土を結ぶ五島産業汽船(長崎県新上五島町)が経営破綻し、離島住民の生活の足だった4航路が休廃止して間もなく1カ月。元従業員らが設立した新会社が上五島(鯛ノ浦港)-長崎の再開にこぎ着けたが、生活航路の突然の途絶は、人口減が進む離島航路維持の難しさを改めて浮き彫りにした。

【地図】長崎県の五島周辺の主な航路

 「なくてはならない航路なのに。突然ストップするなんて、もうやめてほしい」。再開した高速船で長崎港に下りた20代女性は、航路の将来に不安を隠さなかった。鯛ノ浦港から乗船できなければ、同じ五島航路を走る九州商船が発着する有川港か奈良尾港に行くしかない。それぞれ鯛ノ浦から北へ5キロ、南へ21キロ。入り江が続き山地も海岸に迫り、移動は容易ではない。

「離島航路はもうからん。誰がやっても同じだ」
 経営が傾いたきっかけは2015年の上五島(有川港)-佐世保就航。県外企業が赤字で撤退後、町の要望で中古のフェリーと高速船を購入したものの、誤算が相次いだ。認可に時間を要し、14年に予定した開業は1年遅れ。集客が期待されたキリシタン関連遺産の世界遺産登録も、構成資産やテーマの変更で16年から18年にずれ込んだ。

 初年度1億5千万円だった赤字は累計4億円に膨れ、会社全体の債務も21億円に及んだ。「計画が甘かった」。今月2日の運航休廃止後、五島産業汽船の社長は会見でうなだれたが、船舶関係者は別の見方をする。「離島航路はもうからん。誰がやっても同じだ」

 残る3航路は再開のめどが立っていない。

同一航路に競合会社がない場合、国や自治体が赤字額の一部を補填
 離島航路の経営はかねて厳しい。1952年制定の離島航路整備法に基づき、同一航路に競合会社がない場合、国や自治体が赤字額の一部を補填(ほてん)し航路を維持する。「赤字欠損」と呼ばれる仕組みで、2017年度、全国296の離島航路のうち120航路に国費だけで70億円がつぎ込まれた。

 適用外の航路も収支は厳しく、九州運輸局によると、各運航会社は島内のレンタカー事業など多角経営でしのいでいる状態という。

 全国最多の72の有人離島を抱える長崎県は赤字の全額補填に加え、09年には老朽化した船の買い替えと補修費を補助する制度を創設した。運航会社は助成を受ける見返りに、運賃引き下げにより、長い期間をかけて補助額と同額を「返還」する必要がある。

 鯛ノ浦-長崎航路にはこれまで17億円が投入され、残る返還額は10億円。破綻した五島産業汽船の事業を引き継いだ新会社は、この10億円の「債務」も継承する。債務返還に船を走らせれば走らせるほど船は傷み、新たな補修費が必要になる。出口の見えない、あり地獄のような仕組みだ。「離島の生活の足を維持するのが狙い。事業者にとって、何のうまみもない」。自治体関係者は声を潜める。

事業継承、申請から6日後のスピード決定 再開の早さも異例
 それでも、新会社ができた背景には、ダイヤや航路に複数の選択肢を求める、住民の強い思いがある。

 20日、鯛ノ浦港で開かれた就航式典。経営者が「かけがえのない航路だと痛感した」とあいさつすると、会場は拍手に包まれた。

 鯛ノ浦を出た船が滑り込んだ長崎港では、設立に尽力した地元衆院議員らが笑顔で迎えた。この議員が尽力した昨年4月施行の「国境離島新法」に基づき、長崎・五島など国境に近い8都道県71島の定住人口維持や航路の運賃低減へ向け、18年度、自治体に支払われる交付金は41億6千万円。

 事業継承に対する国の認可は、申請から6日後のスピード決定だった。幹線航路が前触れもなく休止するのは異例だが、再開の早さも異例。路線維持に対する国の思惑が透けて見えた。

 一方、五島列島の人口は1955年の約17万5千人をピークに、2015年には6割以上減って約6万2千人に落ち込んだ。船舶事業の“基盤”となる離島の人口減少に、対策は追い付いていないのが実情だ。

西日本新聞社

490チバQ:2018/10/30(火) 16:56:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000008-nagasaki-l42
2社に1隻ずつ貸与 新会社と九州商船 町が議会提示へ
10/30(火) 16:00配信 長崎新聞
 五島産業汽船(新上五島町)が経営破綻し離島航路を休止・廃止した問題で、新上五島町は29日、町所有の高速船「びっぐあーす」を同名の新会社(同町)と九州商船(長崎市)に1隻ずつ指定管理者として貸与し、新会社に鯛ノ浦(新上五島町)-長崎を、九商に有川(同町)-長崎をそれぞれ運航させたい考えを取材に明らかにした。30日の町議会全員協議会で示す。
 2隻(定員各300人)は、旧会社が今月1日まで、町の指定管理者として鯛ノ浦-長崎を1日3往復。経営破綻を受け、新会社と九商が新しい指定管理者として運航したい意向をそれぞれ町に伝えていた。
 町によると、新会社は現在、高速船「ありかわ8号」(定員79人)で鯛ノ浦-長崎を1日2往復。「びっぐあーす」と合わせ計2隻で運航したい意向という。
 一方、有川-長崎で高速船を、有川-佐世保で高速船とフェリーを運航している九商は、有川発着の航路の利便性向上を図るため、船がもう1隻必要との認識を町側に示していたという。
 指定管理について、町は船を両社に無償貸与し、整備などに関わる諸経費は会社側に負担してもらう考えという。

491とはずがたり:2018/11/01(木) 22:12:14

定期船が「寄り道」釣り客運び戒告処分 三島小説の島
https://www.asahi.com/articles/ASLC15GB3LC1ONFB010.html
2018年11月1日20時25分

 国土交通省中部運輸局は1日、定期船が無認可で航路を外れ、神島(三重県鳥羽市)の防波堤に立ち寄って釣り客らを有料で乗り降りさせたのが海上運送法違反にあたるとして、神島観光汽船(本社・鳥羽市)を文書による戒告処分とし、発表した。

 定期船は神島の船着き場と愛知県田原市の伊良湖を結んでいる。中部運輸局によると、5月に外部から情報提供があり、8月に監査したところ、日常的に本来の航路を逸脱し、釣り客らを運んでいたという。

 同社は別の会社から旅客船事業を引き継ぎ、2014年10月から神島―伊良湖間を運航。1970年代から遊漁船や渡船の事業もしていたという。同社の関係者は取材に「以前から釣り客を運んでおり、定期航路を引き継いだ後もサービスで続けていた。いけないとは思っていなかった」と話している。

492チバQ:2018/11/06(火) 20:37:50
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181106-OYT1T50057.html
社会実験フェリー航路、赤字見込みで継続困難か
2018年11月06日 13時18分
国会議員らも出席して7月に行われた深日洲本ライナーの出航式(大阪府岬町で)。運航を予定する期間の前半は、客足が伸び悩んだ
国会議員らも出席して7月に行われた深日洲本ライナーの出航式(大阪府岬町で)。運航を予定する期間の前半は、客足が伸び悩んだ



 兵庫県洲本市と大阪府岬町が、7月から社会実験で就航させている大阪湾航路「深日ふけ洲本ライナー」について、運航期間の短縮などを検討していることがわかった。来年2月までの8か月間で2万1000人以上の利用を目指しているが、前半の4か月間で8122人。運航を続ければ収支の悪化で最大約700万円の赤字が見込まれるとされ、両市町は難しい判断を迫られている。

 洲本市と岬町を結ぶ航路はかつて行商や観光などで利用されていたというが、1998年の明石海峡大橋開通の影響で、99年に廃止。人口減少が進む両市町は、深日洲本ライナーの就航で観光客などの交流人口を増やし、経済活性化を図りたい狙いがある。行政主体ではなく、民間に任せたいことから、将来の参入を促すため社会実験として利用者数や欠航便数などのデータを集めている。

 昨年度は6月25日〜9月30日、航路を地域おこしの核に位置付けている岬町が実施。今年度は、淡路島1周サイクリングが「アワイチ」として人気なことから、両市町が「広域型サイクルツーリズム事業」として取り組んでいる。運賃(片道)は中学生以上1500円、小学生500円で、定員68人の旅客船を使って1日4往復8便を運航。両市町を55分でつないでいる。

 両市町によると、今年度の予算は1億円。半分は国の地方創生推進交付金で賄い、両市町が1200万円ずつ負担。残り2600万円は運賃収入を充てる算段だ。

 ところが前半4か月間の運賃収入は7月186万5000円、8月353万3000円、9月208万1000円、10月263万6000円で、計1011万5000円。シニアと学生の運賃を割り引くなど利用を促しているが、乗客数の大きな伸びにはつながっていない。冬季は利用者が減り、天候不良で欠航便も増えると予想されるため、今月〜来年2月の運賃収入増は見込めないという。

 両市町は今後について、年内での運航終了のほか、週末と祝日の限定運航、運航を続けて赤字を補填ほてんする案などを検討。今週中にも、両市町で協議を始めるという。

 竹内通弘・洲本市長は「赤字を穴埋めする補正予算は組まないと公言しており、追加支出は難しい。行政として航路の必要性を訴えても十分に知られておらず、一般的に評価してもらえていないのが現状だ」と話す。一方、岬町の担当者は「何とか最後まで運航を続けたい。そのために、どうすべきかを洲本市と話し合う」としている。(清水裕)

2018年11月06日 13時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

493チバQ:2018/11/06(火) 20:38:24
https://this.kiji.is/432083619180938337?c=39546741839462401
関釜フェリー4代目、就航20年
「はまゆう」、日韓の懸け橋
 山口県の下関港と韓国の釜山港を結ぶ関釜フェリーの4代目日本籍船「はまゆう」(7747トン)が1998年の就航から20年を迎えた。先代より一回り大きくなった船体で、日韓両国の「懸け橋」としての役割を受け継いできた。

 98年には日韓共同宣言が発表された。在日本大韓民国民団(民団)山口県地方本部事務局長徐鶴奎さん(71)は「交流が盛んになり、韓国人旅行客のリピーターが多い」と話す。

 はまゆうは、韓国籍船「星希」と毎晩交互に下関と釜山を出港する。最安の2等室は片道9千円。沖で数時間停泊した後、朝8時ごろに両港に到着するため、宿代わりとなることも人気の理由だ。

494チバQ:2018/11/06(火) 20:39:20
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/559023.html
清水駅直結「切り札」 駿河湾フェリー発着場の移転検討
(2018/10/29 07:55)
駿河湾フェリー発着場の移転計画が進む江尻地区=2018年、静岡市清水区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ」1号」から)
駿河湾フェリー発着場の移転計画が進む江尻地区=2018年、静岡市清水区(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ」1号」から)
駿河湾フェリー発着場の移転検討地
駿河湾フェリー発着場の移転検討地
 2019年3月末での撤退が発表された駿河湾フェリーの運航継続に関連し、静岡県や静岡市が3年前から検討しているフェリー発着場の移転計画に、関係者の期待が高まっている。現在の清水港日の出地区から、JR清水駅東口直結の江尻地区に移す計画で、実現すれば鉄道とフェリーのアクセスが大幅に向上する。今の運営会社から事業を引き継ぐ方針の県は、発着場移転を実現してフェリーの利用客増と事業の黒字化につなげる狙いだ。
 清水駅から車で5分ほどの日の出地区は、クルーズ船の寄港が急増して手狭になりつつあるため、フェリー発着場の移転が喫緊の課題になっている。県と市は16年1月から移転の検討を始めた。17年3月に県と市は「清水都心ウオーターフロント(WF)地区開発基本方針」を策定し、江尻地区への移転を盛り込んだ。同年2月には、清水駅と江尻地区を結ぶ屋根付き通路の供用も始まった。
 一方でフェリーを運航する「エスパルスドリームフェリー」は今年5月、フェリー事業からの撤退を発表した。県は関係市町と協力し、企業側からフェリーや係留施設の寄贈を受けて19年4月から当面、事業を引き継ぐ。さらに利用者を今より2割増やして年間20万人にすれば、黒字化できると試算。発着場移転は、重要なフェリー利用者増加策としてクローズアップされた。
 県は「発着場を移転して鉄道駅と海上交通の結節点としての機能を強化したい」(港湾局)と意気込み、移転先に近い清水魚市場の直販施設「河岸の市」との相乗効果にも期待する。同市清水区の物流会社の幹部は「移転すれば、江尻地区が便利になってにぎわいが増すはず。反対する人はいないのでは」と歓迎する。
 ただ、移転はまだ正式決定されておらず、時期のめども立っていない。県と市は地元関係者と協議中だ。移転に伴う埋め立て工事の費用負担や駐車場確保も課題になる。アクセス向上で鉄道利用者の乗船が増えても、より運賃を稼げる車両の乗船が伸び悩む懸念もある。それでも県の担当者は江尻地区が移転の最優先候補地だとし「まずはフェリー利用者を増やすのが重要。課題は多いが、実現させたい」と話した。

496チバQ:2018/11/11(日) 20:27:46
https://www.asahi.com/articles/ASLC52GCYLC5UDCB001.html
アクアラインで大打撃…東京湾フェリー、新たな活路
吉江宣幸2018年11月10日22時47分
 千葉県富津市金谷と神奈川県の横須賀市久里浜を半世紀以上にわたって結んでいる「東京湾フェリー」(本社・横須賀市)。公共交通機関として親しまれているが、東京湾アクアラインの開通後、利用客は最盛期の約3割にまで激減した。東京湾周遊、婚活クルーズ……と船の魅力を生かした企画で新たな活路を開いている。

 同社は現在、「かなや丸」(3580トン)と「しらはま丸」(3351トン)の2隻の貨客フェリーを運航し、金谷港―久里浜港(11・5キロ)を40分で結んでいる。通常の定期便は1日24便(12往復)で、土日や夏休みといった繁忙期は28便(14往復)に増える。

 1960年5月、500トンフェリー2隻で運航を開始。利用客の増加に伴い66年から3隻態勢になった。その後、バブル景気もあって、東京や神奈川などから房総地域のゴルフ場を訪れるゴルファーらで乗客は増え続け、94年度の年間利用客は約280万人に達した。

 だが、97年12月の東京湾アクアラインの開通で状況は一変する。98年度の利用客は約194万人に激減した。決定的だったのが2009年8月のアクアラインの通行料金の値下げだ。ETC利用の普通車が800円になった影響で、09年度の年間利用客は約98万人まで落ち込み、10年にはフェリー1隻を売却して2隻態勢にした。最近の利用客は年間85万人ほどという。

 寺元敏光・常務取締役(55)は「公共交通機関としての使命をしっかり担いつつ、船のレジャー性を生かしたクルーズを試みた」と話す。「東京湾周遊特別クルーズ」と、船上婚活パーティー「ふねコン」を数年前から始めた。「利用客が比較的少ない時間帯に、定期便の1隻を汎用(はんよう)している」と寺元さん。

 東京湾クルーズは原則、毎年5月に実施している。東京湾アクアラインを巡り、羽田空港沖合で海上からしか見られない旅客機の迫力ある離着陸の光景を観賞。横浜港に出入港する大型客船や横須賀基地に出入港する米軍艦船を見ることもできる。様々なアトラクションもあり、人気という。参加費は大人6千円(大人同伴の幼児は無料)、小学生5千円。

 「ふねコン」はこれまで20回以上行っており、毎回、男女数十人が参加。カップル成立の割合は比較的高く、結婚した男女も多いという。今年は12月23日に予定しており、40代までの独身男女30人ずつの参加者を募っている。参加費は男性9千円、女性3千円。

 このほか、花火大会や海上自衛隊の観艦式に参加する艦船を観賞するクルーズも好評という。

 寺元さんは「気軽にフェリーに乗って海からの情景を満喫して欲しい。普段気付かない房総の魅力を再発見できるはずです」と話す。

 「ふねコン」などの問い合わせ・申し込みは「東京湾フェリー」(046・830・5622)へ。(吉江宣幸)

498とはずがたり:2018/11/25(日) 15:03:16
7月休止の兵庫「洲本ー関空航路」 補助金問題の収拾へ、洲本市など臨時議会に諮る
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20181116005.html
11月16日 08:30神戸新聞

7月休止の兵庫「洲本ー関空航路」 補助金問題の収拾へ、洲本市など臨時議会に諮る

洲本港を出発する関空航路の始発便。淡路関空ラインの幹部らが見送った=2017年7月9日早朝

(神戸新聞)

 洲本港?関西空港航路をめぐる補助金問題は、決着するか。計6千万円を運航会社・淡路関空ラインに交付した淡路広域行政事務組合、兵庫県洲本市は16日、組合、市の臨時議会に、返還命令額の減額による事態収拾案を諮る。10年ぶりの航路復活が訪日外国人観光客(インバウンド)誘致の期待を集めたものの、一丸となって取り組むべき運航会社、行政、観光業界の動きがかみ合わず、たった1年で終わったこの事業。幕引きは、どう図られるか。注目される。(西井由比子)

■競合

 関空航路事業の原点は、2014年2月、瀬戸内海の国立公園指定80周年を記念して淡路島内で開かれた、瀬戸内観光の活性化を促すシンポジウムだった。

 このシンポジウムに参加した淡路ジェノバライン社長で、後に関空航路の事業会社・淡路関空ラインを設立することになる吉村静穂氏が翌年10月、一般社団法人「瀬戸内海島めぐり協会」を結成。島一丸となって航路開設推進に取り組む組織として、観光業界を中心に島内の財界人らを役員に迎え、足場を固めていった。

 時を同じくして、洲本市、大阪府岬町が深日航路をめぐる協議を開始。関空ラインが関空航路事業の休止前後に「乗客を一部食い合う」と主張した2航路の競合問題は、構想段階から見え隠れしていた。

■すれ違い

 2017年春を目指した運航開始は、夏にずれ込んだ。表向きの理由は船員不足だったが、事業支援をめぐって洲本市との協議がまとまらないことが背景にあった。観光シーズンの夏を超えて遅らせることはできず、ぎりぎりの綱引きの中で6月中旬、国土交通省に航路開設を申請。その後、PRも間に合わないまま乗客ゼロのスタートを切る。

 関空ライン、行政、観光業界の3者の動きは、終始かみ合わなかった。昨年12月ごろ、行政が補助金交付に向け動き出したときには、関空ラインは予想を超えて膨らむ赤字に悩み、支援先探しを開始。インバウンド誘致のため、淡路島観光協会が台湾から視察団を招いたのは翌年1月で、船はオフシーズンだった。船を降りた先の二次交通問題の切り札として淡路県民局が導入を図った、インバウンドにとって使い勝手の良いシステム搭載タクシーの実証実験開始は、航路休止の1週間後だった。

■航路論議は北へ

 20年前の明石海峡大橋開通後、岩屋?明石航路を除いて消えた淡路島発着の航路。淡路島に、海路は必要か。

 論議の軸足は、島北部に移った。島北部の淡路市は官民による観光開発投資が活発で、対岸・大阪の国際博覧会(万博)誘致、統合型リゾート(IR)構想とからめた航路開設のタイミングをうかがう。

 門康彦淡路市長は8月、井戸敏三県知事が出席する意見交換会の場で、淡路交流の翼港の活用について県に協力を要請。9月には国営明石海峡公園の大規模開発計画も明るみに出て、公園に隣接する翼港の活用に関心を示す企業が島内外から現れている。

     ◆

 関空航路事業とは、何だったのか。

 関空ラインの乗客総数は、1万7504人。関空がインバウンドで沸く中、かつて関空航路を運航した洲本市の第3セクター、洲本パールラインの年間最低実績値(2003年、6万2570人)をも大幅に下回った。

 関空ラインの元従業員は、航路事業の総決算の場となる臨時議会の行方を注視する。「この島の活性化を助ける、夢のある事業だと思って協力した。さまざま入り交じる思いがある。最後を見届けたい」

 観光業界を代表してこの事業に関わってきた淡路島観光協会の樫本文昭会長は「いったいどれほどの島民が、この事業に関心を持っていただろう。島民置き去りの事業だった」と指摘。「島に海路は必要か。今後航路を考えるとき、公金を投じるなら、この根本に立ち返り議論を尽くさねばならない」

499チバQ:2018/12/25(火) 18:23:04
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261303?rct=st_recommended
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便
12/23 05:00
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便
 【室蘭】室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリー航路「宮蘭(みやらん)航路」が就航し、22日で半年を迎えた。収益の柱の貨物トラックが不振のため、運航する川崎近海汽船(東京)が南下便を八戸港(青森)に寄港させるてこ入れ策を10月に実施。利用は伸びたものの、まだ目標には届かない。関係者は、2020年度に三陸沿岸などの高速道路が全面開通すれば、フェリーの利便性も高まり、貨物利用がさらに増えると見込むが、当面は我慢が続きそうだ。

 6月22日就航の宮蘭航路は、当初は室蘭と宮古を1日1往復、片道10時間で結んだ。航路の売りは、震災復興支援を目的に整備中の三陸沿岸道路など高速道路とのアクセスがよいこと=図=。無料で供用され、沿岸部は雪が少ない。国が定める連続8時間以上の休息時間も船内で取れる。

 だが、北海道運輸局室蘭運輸支局によると、就航から10月6日のダイヤ改編前まで、1日平均の貨物車両の利用は往復約15台。胆振東部地震後に緊急車両や電源車の輸送急増がありながら、目標の年間1万8千台、単純計算で1日約50台を大きく下回った。まだ高速道路が途切れ途切れで運転しづらく、一般道で牛を載せた荷台が揺れることが敬遠された。室蘭港の関係者は「航路の存続が難しくなる水準だった」と明かす。

 利用者からは「八戸から東北道で関東に入る方が楽」などの声があり、川崎近海汽船は全国の運送業者に調査を実施した。苫小牧―八戸(苫八)航路の午前4時45分八戸着の同社便より早く到着したいとの要望もあり、宮蘭航路の南下便を同3時半に八戸に寄港させるダイヤ改編に踏み切った。

 改編から11月末までのトラック利用は往復合計で1日平均22台。改編前より室蘭―宮古の運航時間は約1時間延びたが、利用は約7台増えた。同社フェリー部は「一定の評価はできる」と、牛や生鮮食品の輸送の伸びに手応えを口にする。

 砂川市の運送業「丸一運輸」は、道北や日高管内の牧場から肉用牛などを本州へ運んでいる。八戸港が八戸道に近く、宮古で降りるより荷台が揺れないことに加え、「苫八航路より早く本州に入ることができる。目的地に早く着くので『(食肉処理後の)肉の状態がいい』と言う関係者もいる」とメリットを挙げる。

 岩手県で初のフェリー就航を機に宮古を海運の新たな拠点としたい川崎近海汽船は、高速道路の全面開通後に八戸寄港をやめることも視野に入れる。今後は集荷営業と新たな顧客開拓に力を注ぐ。(横山清貴)

500チバQ:2018/12/25(火) 18:23:38
https://news.nifty.com/article/economy/traffic/12203-82247/
日本唯一、3か国間の国際フェリー 乗船時から「異国感」、海まで凍るウラジオストクへ


2018年12月24日 13時35分 乗りものニュース

日本唯一、3か国間の国際フェリー 乗船時から「異国感」、海まで凍るウラジオストクへ
韓国の東海に寄港中の「イースタンドリーム号」。乗客は韓国人が多数を占めるため、ほとんどがここで下船する(高山和佳撮影)。

ロシア極東のウラジオストクには飛行機で行くのが一般的ですが、鳥取県から韓国経由でフェリーも運航されています。日・韓・露の3か国にまたがる唯一の航路は、韓国の会社が運航。冬には海の絶景も楽しめます。

境港〜東海〜ウラジオストクの3港を結ぶ

 日本と外国を結ぶ国際航路は数少なく、現在は韓国、中国、ロシアとのあいだで数路線が就航しています。このうち、日本から同じ船で2か国に行けるものが、ひとつだけ存在。鳥取県の境港と韓国の都市・東海(トンヘ)、そしてロシアのウラジオストクを結ぶ航路です。

 同航路は韓国の船会社であるDBSクルーズフェリーが2009(平成21)年に運航を開始。就航している「イースタンドリーム号」は、もともと日本のマリックスラインが鹿児島〜奄美〜那覇航路で「クイーンコーラル」として運航していたフェリーです。引退後にDBSクルーズフェリーが購入し、改修のうえ就航させました。

 運航は基本的に週1往復。往路は境港を土曜の19時に出港し、日曜の9時30分に東海へ到着。同日14時に東海を出港し、月曜の14時、ウラジオストクへ到着します。ただしこれは2018年11月25日から2019年2月末までの冬季スケジュールです。

 境港〜ウラジオストクの片道運賃は、最も安いエコノミークラスで2万6000円(燃油サーチャージ別)。成田空港や関西空港から出ている飛行機の直行便より安く行ける場合もありますが、ウラジオストクまでは43時間、途中の東海で船外に出られるとはいえ40時間近くも船のなかです。それでもあえてこのフェリーに乗る人がいる理由は、船旅自体のおもしろさにあるかもしれません。

乗ったときから「異国感」 冬の甲板では絶景も!

 このフェリーは韓国の会社ということもあり、乗客のほとんどは韓国人で、日本人やロシア人の観光客はそのうちの2割ほど。船内放送も韓国語もしくは英語となっており、乗船したときから「異国感」が漂います。

 船内レストランも韓国料理がメインで、ビュッフェスタイルでチゲなどが食べられます。早朝から深夜まで営業しているバーも船内にあり、こちらではハンバーガーなど韓国料理以外の食事メニューも揃っています。もちろんアルコール類も、ビールやカクテルなど種類が豊富です。

 さらに、2階船尾にはナイトクラブやカラオケも。ナイトクラブでは夜ごとショーが開かれます。そのほか、大浴場、無料のサウナ、免税店、コンビニなど、長い船旅を楽しく過ごすための基本的な施設はひととおり揃っているといえるでしょう。

 船内だけでなく、船外の景色も見どころです。冬季に乗船したら、ウラジオストクに到着する前に甲板に出て、周りを見渡してみてください。見渡す限り海が凍りつき、一面の銀世界となっていることがあります。そのなかを船は分け入るようにして進み、船尾から後ろには、氷が割れて一筋の「道」が海上に作られるのです。

 厳冬期のウラジオストク周辺の海域では海が凍りつき、人がその上を歩けるほどになります。同地の観光シーズンは温暖な8〜10月とされていますが、氷の絶景を見るために、あえて冬季のフェリーに乗船するという選択もありでしょう。

 ちなみに、ウラジオストクはロシア極東の軍港であるとともに、古くから商業港としても栄え、アジア太平洋各国との貿易拠点になっていました。2017年8月からは簡易ビザ制度が始まり、これまで煩雑だったビザ手続きも電子化により簡単になっています(ウラジオストク含む沿海州の滞在のみ有効)。

※記事制作協力:風来堂

502とはずがたり:2018/12/25(火) 19:02:55
削除のするので本文除いて再投下。

501 名前:チバQ[] 投稿日:2018/12/25(火) 18:25:07
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3910377018122018L72000/
横須賀市など、北九州結ぶフェリーの就航めざす
2018/12/19付日本経済新聞 地域経済

503とはずがたり:2018/12/27(木) 18:58:40

駿河湾フェリー運営、一般社団を軸に議論 静岡県と3市3町
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/582052.html
(2018/12/26 07:27)

 静岡県などが2019年に現在の運航会社から引き継ぐ駿河湾フェリーの運営体制について、県と駿河湾沿岸3市3町(静岡市、下田市、伊豆市、西伊豆町、松崎町、南伊豆町)が一般社団法人を設立して運営する案を軸に検討していることが25日、関係者への取材で分かった。27日に県の庁内プロジェクトチーム(PT)で最終決定する見通し。
 同法人がフェリー事業を担うのは暫定的な措置になる見通しで一定期間運営した後、新たな事業者を募集することも視野に入れている。一般社団法人は、県と市町が対等な立場で事業に参画できる事業主体として適していると判断し、有力になった。赤字が出た場合の負担割合などについては調整が続いている。
 運航継続の新体制について、県は一般社団法人のほか株式会社や第三セクター、一般財団法人、連携協定などを選択肢として、3市3町と協議してきた。船舶や係留施設は所有する鈴与グループが県に寄付し、運航業務はエスパルスドリームフェリーが4月以降も担うことが決まっている。
 県は今月、フェリー継続による県内への経済波及効果は約21億円と試算。利用者を現在より2割増やして年間20万人を確保できれば、フェリー事業が黒字化するとの試算も公表している。

504とはずがたり:2018/12/27(木) 18:59:20

駿河湾フェリー、利用増には「料金下げ」 県民アンケートで最多
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/580439.html
(2018/12/21 08:57)

 2019年4月から静岡県が民間から事業を引き継ぐ駿河湾フェリーについて、県がこのほど実施した県民へのアンケートで利用を増やすための方策を尋ねたところ「乗船料金の値下げ」(62・8%)を選択した人が最も多かったことが分かった。アンケートはフェリーの利用促進に役立てるため初めて実施。県は結果を参考に今後の方策を検討している。
 アンケートはインターネットで9月10日から同23日に行い、10代から80代までの県民男女計564人から回答を得た。フェリーの利用に関する質問など7問を聞いた。
 同フェリーの現行運賃は季節や条件によって異なるが、大人1人が2千円前後、車両は5千〜1万3千円程度。回答者の3分の2近くが、料金を下げれば利用が増えるとの見方を示した。質問は複数回答可で、ほかに「宿泊施設や観光施設とのセット割引の充実」(52・5%)、「運航便数の増」(25・9%)、「フェリー内イベントの充実」(25・7%)などが続いた。
 同フェリーの運航事業者が撤退することについて聞いたところ、「観光利用のために航路を継続してほしい」が60・3%で最多。「駿河湾のシンボルとして航路を継続してほしい」が41・5%で続いた。「必要ないのでこのまま撤退しても構わない」は20・0%だった。
 同フェリーを利用したことがあるか聞いたところ、「ある」は39・2%、「ない」は60・8%。利用目的は「観光」が95・0%で突出し、「生活交通」5・0%、「ビジネス」は3・6%だった。

505荷主研究者:2019/01/02(水) 20:50:18

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/471301/
2018年12月07日 06時00分 西日本新聞
博多港にターミナル新設 超大型のクルーズ船2隻に対応

 福岡市が博多、天神に次ぐにぎわいの「第3の核」と位置付けている博多港中央・博多ふ頭ウオーターフロント(WF)地区の再整備に向けた事業計画の全体像が判明した。超大型クルーズ船2隻同時着岸に対応するクルーズターミナルを、民間活力を生かし新設する。一帯の再整備事業費は公共施設分で約400億円の見通しで、2021年までに公募を経て施設建設や運営を担う事業者を決定する。ロープウエーなどを念頭に置いている博多駅周辺とWFを結ぶ新たな交通システムについては、市が10年以内の導入に向け検討することも明らかになった。

 博多港のクルーズ船寄港は3年連続全国最多で、市はWF地区の岸壁延伸などを進めてきた。新クルーズターミナルについて、市は中央ふ頭西側にある定期旅客船の国際ターミナルの改修も検討したが、増築などによる機能強化が困難と判断。現在、ふ頭北側にあるクルーズセンター付近に新設することにした。

 新ターミナルは22万、16万トン級のクルーズ船の同時受け入れを視野に、クルーズセンターにあるCIQ業務(税関、出入国管理、検疫)施設や待合室などを確保。延べ床面積は約1万3千平方メートルで、にぎわいを創出する民間施設と一体的に整備する。民間に公共施設の運営権を付与する「コンセッション」方式を港湾施設として全国で初めて導入する方針。クルーズ客用の観光バス駐車場も100台分増やし240台分とする。

 コンサートや大型コンベンション(MICE)機能を持つ新ホール(最大3千席)も新設。事業者の選定では、MICEに対応するために解体予定の福岡サンパレス跡地にスイートルームを備えた250室以上の高級ホテルの誘致を条件とする。

 今後10年間に導入を目指す新交通システムについては、市や研究機関による調査でモノレールや地下鉄といった八つの交通システムの輸送能力や建設費などを比較したところ、高島宗一郎市長が11月の市長選の公約に掲げたロープウエーの評価が高い結果が出ているという。

=2018/12/07付 西日本新聞朝刊=

506チバQ:2019/01/07(月) 17:54:05
https://www.asahi.com/articles/ASLDK4WKKLDKPITB013.html
広島)松山行きフェリー、新造船就航へ 8月予定
近藤郷平 2019年1月1日03時00分
瀬戸内海汽船(広島市)は広島・呉―松山航路に今年8月、新たなクルーズフェリー(カーフェリー)を導入する。船内にはエレベーターを設けてバリアフリーとし、無料のWi―Fi(ワイファイ)を整備する。

 同航路は物流業者から観光客まで幅広い客層の利用があるのが特徴で、「瀬戸内海の移動を楽しむみんなの公園」をコンセプトに、客室は風景を楽しんだり、ゆったりとごろ寝したりできる内装にする。旅客定員は300人、車両積載台数は35台(乗用車換算)。

 瀬戸内海汽船と石崎汽船(松山市)との共同運航で、通常は4隻で1日10便(往復)。両社は20年夏までに、既存の4隻を順に新造船に切り替える予定という。(近藤郷平)

507チバQ:2019/01/07(月) 17:54:41
https://www.sankei.com/region/news/181228/rgn1812280007-n1.html
駿河湾フェリーの運航経費、5.1億円と試算 県と市町、6月めどに新体制
2018.12.28 07:06地方静岡
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プロジェクトリーダーの難波喬司(左)、土屋優行(右)両副知事と川勝平太知事がそろい、来年度以降の駿河湾フェリーの運航体制を発表した=27日、県庁(田中万紀撮影)
プロジェクトリーダーの難波喬司(左)、土屋優行(右)両副知事と川勝平太知事がそろい、来年度以降の駿河湾フェリーの運航体制を発表した=27日、県庁(田中万紀撮影)
 運営事業者が来年3月に撤退する駿河湾フェリーについて、川勝平太知事は27日、来年4月に県と6市町で構成する一般社団法人を設立して共同運営すると正式発表した。運航継続策を検討中の県のプロジェクトチーム(PT)はこの日、一般社団法人設立の方針を確認するとともに、運航継続に必要な経費を年間5億1千万円とする試算結果を公表した。来年度以降はこの費用を自治体負担と運賃などの収入で賄いながら、フェリー事業を継続する。

 清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーは伊豆半島の振興に欠かせないため、事業者の撤退発表以降、県と航路周辺の静岡市▽下田市▽伊豆市▽西伊豆町▽南伊豆町▽松崎町が運航継続を目指して協議してきた。

 川勝平太知事はPT終了後、「運営体制は県と6市町が全く対等である一般社団法人がふさわしい」と明かした。新法人はフェリーの管理や修繕に加え、旅行商品の企画開発、旅行会社への営業活動、県内外での観光PRなどを担当する。各自治体の議会での承認を経て来年4月に新法人を設立し、6月をめどに新しい運航体制に移行する運びという。

 また、県はこの日、フェリー事業継続に必要な費用を年間5億1千万円とする試算結果を公表した。このうち、大規模修繕費や施設使用料など船舶の維持管理に必要な費用6500万円は7自治体が負担することでおおむね合意しており、現在負担割合を調整している。

 人件費や燃料費などフェリー運航に直接関わる費用4億4500万円については、現在の年間利用者と同水準の16万数千人の利用があれば収支が均衡する。利用者が20万人まで増えれば、自治体負担が見込まれる船舶の維持管理費6500万円までも運賃などの収入から捻出でき、自治体の負担をなくすことができる。

 このため、県は従来の方針通り、年間20万人の利用を目標に、地元観光協会などと協力しながら、利用促進に努めることにしている。

508チバQ:2019/01/09(水) 15:15:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00369388-okinawat-oki
燃料が来ない、黒糖が出荷できない…波照間島への船が故障 年末から運休
1/9(水) 8:05配信 沖縄タイムス
燃料が来ない、黒糖が出荷できない…波照間島への船が故障 年末から運休
昨年末から故障運休している貨客船「フェリーはてるま」=8日、石垣市八島町・石垣港
 沖縄県竹富町の波照間島と石垣市を結ぶ貨客船「フェリーはてるま」(194トン)が故障で昨年末から運休している。貨客船は、波照間島への燃油・高圧ガスなどの搬入や、重機、農畜産物など物資全般の輸送を担うため、島の産業に影響が広がっている。

【地図で確認】波照間島はここ

運航再開は15日以降
 貨客船は、昨年12月27日に石垣市へ向かう際にかじを動かす油圧モーターが故障し、同28日から運休している。運航する安栄観光(石垣市)によると必要部品は本土メーカーから14日に到着予定だが、修理や検査に時間がかかるため運航再開は早くて15日以降となる。臨時の貨客船(19トン)を11日に運航予定だが、天候次第では出港できない可能性もある。

 波照間島唯一の給油所、波照間石油販売所はガソリンの搬入停止に伴い4日から販売を制限していたが、8日午前にガソリンと灯油が売り切れた。従業員の西石垣洋さん(36)は「製糖や公共工事で需要が多い。軽油は残るが、このままでは今週持つかどうか」と不安を隠さない。

 同販売所の代表で畜産業も営む西石垣周三さん(66)は13日に石垣市で始まる初競りに向け臨時の船で出荷予定という。通常なら出荷は競りの4〜5日前。「子牛の状態が心配。出したい時に出せないなんて」とため息交じりに話した。

 波照間製糖では島外に出荷できない約6千ケースの黒糖製品が倉庫にあふれそうだ。臨時の船は波しぶきが製品に影響するため利用できないと言い、金武清也事務所長は「保管場所がなければ工場を止めるしかない。早く何とかしてほしい」と願った。

 安栄観光の平安名浩文統括部長は「島の方々に不便を掛けて申し訳ない。一日も早く通常通りに運航できるようにしたい」と話した。

509チバQ:2019/01/23(水) 15:54:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000003-mai-bus_all
太平洋フェリー新造船「きたかみ」 多彩な部屋でペットと船旅も 大部屋廃止
1/23(水) 6:31配信 毎日新聞
太平洋フェリー新造船「きたかみ」 多彩な部屋でペットと船旅も 大部屋廃止
25日に就航する太平洋フェリーの新「きたかみ」=名古屋市港区空見町のフェリーふ頭で2019年1月22日、黒尾透撮影
 名古屋と仙台、北海道苫小牧を結ぶ太平洋フェリー(名古屋市)の8年ぶりとなる新造船「きたかみ」の内覧会が22日、同市港区の名古屋港フェリーふ頭であった。船旅の変化に合わせて大部屋をなくし、ペットと同宿できる客室を設けるなどしたのが特徴だ。25日に苫小牧―仙台間に就航する。

 1989年就航の現「きたかみ」と総トン数(1万3694トン)や積載車両(トラック166台、乗用車146台)はほぼ同じだが、家族客などプライバシーを求める意識の変化に応え、客室数を58室から189室に増やした。大部屋に代わる最も安い客室はカプセルホテルのようなカーテンで仕切った2段ベッド。旅客定員は701人から535人に減らし、豪華なツインルームや和室、家族向けなど、多彩な部屋を用意した。

 同社によると、格安航空会社(LCC)や長距離バスの増加で、フェリーは低価格競争では太刀打ちできなくなってきた。一方で運転手不足の影響から、トラックのフェリー利用が増加。長距離フェリー会社は積極的に新船を導入し、豪華さの競争に拍車をかけているという。「大部屋で雑魚寝というイメージは変わってきている」と同社の志甫裕(しほゆたか)社長は強調。宇宙をイメージしたプロジェクションマッピングを用意するなどし、「非日常を味わってもらいたい」と話す。【黒尾透】

510荷主研究者:2019/02/19(火) 22:49:59
>>509
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190125_12022.html
2019年01月25日金曜日 河北新報
<太平洋フェリー>仙台-苫小牧航路に新造船 大部屋廃止、個室増やし快適性向上

新造船「きたかみ」

大部屋をなくして増やした個室

 太平洋フェリー(名古屋市)は24日、仙台-苫小牧航路に就航させる新造船「きたかみ」(13694トン)を、仙台市宮城野区の仙台港フェリー埠頭(ふとう)で関係者に披露した。同社の船では初めて大部屋を廃止して個室空間を増やし、乗客の快適性を高めた。

 1989年に就航した同名の「きたかみ」(13937トン)の後継船。大部屋の代わりに個室を大幅に増やし、寝台も全てカプセル型としたため、旅客定員は701人から535人に減った。ペットと一緒に泊まれる部屋も初めて導入した。

 車の積載は乗用車146台、トラック166台。ドライバー不足などからフェリーを利用するトラックが増えており、ドライバー専用の客室も全て寝台から個室に切り替えた。

 同社の新造船は2011年以来8年ぶり。25日に就航する。志甫裕社長は「仙台-苫小牧航路はリピーターが多い生活路線。船旅に慣れた乗客の使いやすさを重視した。北海道と東北の人的、物的交流の活性化に貢献したい」と話した。

511チバQ:2019/05/29(水) 19:55:11
https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2019052900036067
フェリー「さんふらわあ」好調 旅客・乗用車とも最多[05/29 19:32]


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鹿児島県の志布志市と大阪を結ぶフェリー「さんふらわあ」の昨年度の旅客数と乗用車の積載台数が、合併して今の会社になった2011年度以降で最も多かったことがわかりました。

これは29日に開かれた志布志・大阪航路の利用促進協議会の総会で報告されたものです。それによりますと、「さんふらわあ」の昨年度の旅客数は前の年度より14%増の17万8752人、乗用車の積載台数は9.1%増の3万4203台で、ダイヤモンドフェリーと関西汽船が合併し今の会社になった2011年度以降、最多でした。
また、トラックも1便あたりの積載台数が105台と最も多く、修学旅行の利用者は603人で、31%増えています。

増えた要因として、フェリーさんふらわあでは、去年9月に就航した新造船の効果や、協議会からの乗船料の助成効果、県によるPR効果を挙げています。

(フェリーさんふらわあ 井垣篤司社長)「新造船に乗っていただいた方が、もう1回乗ってもらうためにどうしたらいいか。日々、CS(顧客満足)を高めるような運動をしながら、もう1回乗ってもらう仕掛けを増やしていきたい。」

総会では、今年度の事業計画案と3243万円の予算案が承認されました。

512チバQ:2019/05/29(水) 19:56:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00010004-norimono-bus_all
露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
5/19(日) 18:01配信 乗りものニュース
露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
阪九フェリーの泉大津航路の船に備わる露天風呂。
2019年は「フェリーでクルーズ元年」?
【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2019年6月号に掲載された特集「遊覧船から長距離フェリーまで ふらっと船旅 絶景さんぽ」内のコラム記事「進化を続ける長距離フェリーで快適な旅を」を再構成したものです】

【写真】「宇宙旅行」できる長距離フェリー

※ ※ ※

 30年前の1989(平成元)年は、「日本のクルーズ元年」と呼ばれた。初の国産クルーズ客船が登場したからだ。そして元号が「令和」に変わる2019年は、「フェリーでクルーズ元年」となるかもしれない。

 長距離フェリーといえば、だだっ広い和室に大勢の人たちが川の字で眠る、退屈な長い時間を過ごす移動手段というイメージが強い。

 だが、それはもう過去の話だ。最近のフェリーは、個室が大幅に増加。大部屋をなくし、個室のみという船も登場している。同時に、バルコニー付きのハイグレードキャビンを有する船も増えた。

 施設の充実もめざましい。例えば、阪九フェリーのように、展望大浴場に露天風呂を併設するフェリーも珍しくなくなっている。

 船内イベントや食事の進化にも注目だ。名古屋〜仙台〜苫小牧を結ぶ太平洋フェリー「いしかり」「きそ」では、一流エンターテイナーによるラウンジショーが毎晩開かれている。タヒチやエーゲ海をイメージした船内レストランでは、バイキング形式で北海道・東北・名古屋などの旬の料理を味わえる。

露天風呂まで! 長距離フェリー、どこまで進化するのか?
専用バルコニーも付く商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」のスイート(洋室)。
ある意味「最強」の公共交通機関?
 2019年1月にデビューした太平洋フェリーの新船「きたかみ」のコンセプトは“スペーストラベル”。プロジェクションマッピングなどの演出で、船内で宇宙を遊泳しているような気分になれる新感覚フェリーだ。

 大洗〜苫小牧を結ぶ商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの・さっぽろ」もすごい。2層吹き抜けの斬新な展望通路が印象的だ。食事は、ディナーのコースメニューの質が非常に高い。デジタル技術を駆使したサービスも充実し、映画や寄港地情報、ゲームなどを楽しめる。

 現在のフェリーは、クルーズ気分を格安で満喫できる。その多くが夕方か夜に出港し翌朝に到着するダイヤを採用するため、「動く海上ホテル」と称される。

 広い船内は自由に動け、一晩眠れば翌朝は目的地。体にも優しく、到着後は朝から観光に時間を使える。ほぼ毎日運航しているので、自分の都合でスケジュールを組めるのもいい。長距離フェリーは、まさに「最強の公共交通機関」である。

“令和”という新しい時代が幕を開けた。2019年は「フェリーでクルーズ」を先取りしたい。

カナマルトモヨシ/旅行読売

513チバQ:2019/06/03(月) 18:10:59
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201905/0012381028.shtml
2019/5/31 05:30神戸新聞NEXT

たこフェリー跡地に観光施設 来年春の開業目指す
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「タコステーション」の完成予想図(恵美寿提供)
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「タコステーション」の完成予想図(恵美寿提供)
新たな観光施設の建設工事が進むたこフェリー乗り場跡地=淡路市岩屋
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新たな観光施設の建設工事が進むたこフェリー乗り場跡地=淡路市岩屋
神戸新聞NEXT
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神戸新聞NEXT
 2010年に運航休止、12年に航路廃止となった明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)の乗り場跡地(兵庫県淡路市岩屋)で、新たな観光施設の建設が始まった。飲食、物販店が入る「タコステーション」(愛称・タコステ)で、来春のオープン予定。にぎわいを誇ったかつての“島の玄関口”が、観光客や住民が集う地域拠点として生まれ変わる。(内田世紀)

 乗り場跡地は現在、淡路市が所有。航路廃止後は宿泊施設やコンビニエンスストアなど、民間事業者による活用案もあったが実現には至らなかった。そこで3年ほど前、地元で「道の駅あわじ」を運営する淡路観光開発公社と淡路島岩屋漁業協同組合が跡地の再利用について話し合いをスタート。高齢化が進み商店街が衰退する中、「観光客だけでなく地域住民に役立つ施設を」と、地域拠点建設の構想を練った。

 行政に支援を働きかけたところ、市と県による助成のめどが立ったため協議を本格化。18年10月、同公社、同組合と同市大磯のフードサービス業「ユーアールエー(URA)」が出資して新会社「恵美寿」を設立した。

 新たな施設は鉄骨平屋(床面積約250平方メートル)で、海鮮料理を中心とした飲食店と、野菜や魚介類、土産物を扱う物販店などが入る。URAが運営し、道の駅の経営ノウハウなどを参考にするという。工事費は1億7千万円余りで、今年12月の完成、来年3月の開業を目指す。

 「観光客の力を借りながら、地域を活性化させたい」と道の駅あわじの西田利行駅長。「海水浴場やジェノバライン船着き場のポートビル、道の駅などと無料バスで結び、岩屋地域が一体的に盛り上がるようなビジョンを考えたい」とする。

514 チバQ:2019/06/23(日) 16:02:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000015-khks-bus_all
<Eスコープ>宮古-室蘭フェリー就航1年 旅客堅調、貨物は苦戦

6/22(土) 14:30配信��
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室蘭行きのフェリーに乗り込むトラック=21日午前8時50分ごろ、宮古市の宮古港

 宮古市と北海道室蘭市を週6往復する岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」は、就航から22日で1年となる。旅客輸送は堅調に推移している半面、収益の柱と位置付ける貨物輸送は苦戦が続く。反転攻勢の鍵を握るのは、首都圏への物流を中継する仙台につながる三陸沿岸道だ。(宮古支局・佐々木貴)

【太平洋フェリー】仙台-苫小牧航路に新造船 大部屋廃止、個室増やし快適性向上

 岩手県が公表した宮蘭フェリーの輸送実績(速報値)によると、昨年6月〜今年5月のトラック輸送は3374台。運航会社の川崎近海汽船(東京)が目標とした1万8000台には遠く及ばなかった。

 同社がフェリー就航に踏み切った背景には、ほぼ無料で利用でき、冬季も積雪が少ない三陸道の存在があった。

<敬遠 予想以上>

 仙台-八戸間359キロを結ぶ三陸道は、3月末までに約7割の256キロが開通。東日本大震災の復興支援道路として整備は急ピッチで進むが、全線開通は2020年度の見通しだ。

 「我慢続きの1年だった」と同社の嶋村嘉高フェリー部部長代理は振り返る。無料であっても、一部区間では一般道の走行を強いられてしまう。三陸道を敬遠するドライバー心理は予想以上だった。

 昨年10月にはダイヤを改編し、室蘭発宮古行きは東北自動車道や八戸自動車道への接続が容易な八戸に寄港するようになった。貨物需要の掘り起こしに一定の効果があったものの、抜本的な収益改善には至っていない。

<時間短縮 歓迎>

 就航1年に合わせるかのように、三陸道は22日、釜石北(釜石市)-大槌インターチェンジ(IC、岩手県大槌町)間4.8キロが開通する。

 岩手、宮城の県境をまたいで唐桑南(気仙沼市)-宮古中央(宮古市)IC間106キロが直結され、宮古、仙台両市の時間距離はさらに短縮される。弘前市の運送会社の男性運転手(47)は「これまでよりもかなり便利になる」と歓迎する。

 宮古市など官民でつくる宮古港フェリー利用促進協議会は、北海道と青森県の運送会社10社のドライバー60人を対象にアンケートを実施。「道路整備により、別航路から宮古・室蘭航路への転換を検討するか」との問いに、89%が前向きな回答を寄せた。

<学習旅行 増加>

 就航1年目の旅客利用は2万7273人と、目標の1万7000人を大きく上回る。北海道から沿岸被災地に向かう中高生の震災学習旅行が増えるなど、宮蘭フェリー自体の認知度が高まっているのは確かだ。

 川崎近海汽船は今回の三陸道釜石北-大槌IC間開通を捉え、利便性向上へ再度のダイヤ改編を検討する。嶋村部長代理は「アクセス向上を前面に打ち出し、一層の顧客開拓を目指したい」と話す。

515チバQ:2019/07/25(木) 14:26:36
https://this.kiji.is/526656939856069729?c=174761113988793844
比田勝―博多「混乗便」就航1年 利用低迷 てこ入れ課題 対馬市が運航拡大へ福岡でPRも
2019/7/24 16:04 (JST)7/24 16:11 (JST)updated
©株式会社長崎新聞社

博多からのビートル「混乗便」に乗って、比田勝港に着いた利用客=長崎県対馬市上対馬町
 国際線の旅客船に国内線の客も相乗りする国内初の「混乗便」が、長崎県対馬市北部の比田勝港(対馬市上対馬町)と福岡・博多港間で始まって23日で1年を迎えた。この間、JR九州高速船のジェットフォイル「ビートル」を使った混乗便が259便運航したが、国内線の乗船者数は約3600人で、搭乗率は約52%と低迷気味だ。同社は搭乗率80%以上、対馬市は60%以上を目標に掲げており、特に搭乗率が約43%と低い博多発便のてこ入れが課題となっている。

 対馬北部(上対馬町、上県町)の高齢化率は41.5%で市全体の36.4%より高いが、同地域の住民は急ぎの場合、車で2時間ほどかかる対馬南部の対馬空港(美津島町)や厳原港(厳原町)に移動し、飛行機や別のジェットフォイルを利用していた。このため、市は北部住民の利便性を高めようと、国やJR九州高速船、比田勝-博多間でフェリーを運航している九州郵船に働きかけ、混乗便を実現した。

 混乗便は、韓国・釜山港と博多港を結んでいる「ビートル」(全191席)のうち、26席を国内線用に間仕切りし、比田勝-博多区間で国内線客も乗せて運航。国内航路の国庫補助制度上、九州郵船が国内線用の席を借り受ける「用船契約」を締結し、同社名義で運航することで国が認可した。昨年度の年末年始は、帰省客対応のため国内線用を一時78席に拡大したこともある。

 JR九州高速船が昨年10月〜今年1月に実施したアンケートでは、利用目的は「知人・親族訪問、帰省」(約43%)に次いで、「本土への通院」(約17%)が多く、60歳以上の利用が半数に達していた。

 心臓病治療のため、3カ月に1回、福岡市の病院に通っている上対馬町の武末英二さん(82)は「これまでは厳原港までのバス移動や待ち時間を含めると7時間かかっていたが、混乗便は2時間ほどで博多港に着く。ありがたい」と話す。一方、運航体制については「毎週同じ曜日に運航していればいいが、運休日もあり予定を立てにくい。定期化を進めれば、利用客も増えるのでは」と指摘している。

 これに対し、JR九州高速船は「混乗便は基本的に比田勝発は月、火、水、博多発は火、水、木で運航しているが、(ゴールデンウイークやお盆前後など)国際線の多客期は比田勝寄港の時間が確保できず、運休している。無理に出しても採算が合わないため難しい」としている。同社によると、ドック入りと多客期のため運休したのは1年でそれぞれ43日間、42日間だった。

 18日夕、博多発の混乗便で上県町の実家に帰省した大分県宇佐市の下原有美さん(33)は「ビートルに乗ると職場の同僚に伝えたら『韓国に行くの』と言われた。混乗便で対馬に行けることが本土では知られていない」と話す。

 対馬市の比田勝尚喜市長は「博多発便の利用促進のため、福岡のテレビ局でPR番組を流すなどして知名度向上を目指したい。全体的な搭乗率を上げていくことで、混乗便の継続と定期運航の拡大を図っていきたい」としている。

516とはずがたり:2019/08/19(月) 00:01:42
鉄道スレ?空港スレ?

JR東日本が羽田空港へ船便
20年開始、訪日客取り込み
https://this.kiji.is/535067343885681761
2019/8/16 21:04 (JST)
c一般社団法人共同通信社

羽田空港付近を航行する船から、飛行機を見上げる乗客=4日
 JR東日本が、羽田空港と都心部を結ぶ船便の運航に乗り出す方向で検討していることが16日、同社関係者への取材で分かった。約10年後の完成を見込む鉄道の新路線「羽田空港アクセス線」と合わせ、利便性の大幅な向上で訪日外国人を取り込むと共に、災害時の輸送路確保を狙う。早ければ2020年中に運航を開始する。

 都心側の発着拠点は同社が浜松町駅近くで再開発を進める港区の竹芝地区とし、浅草や日本橋といった観光地や繁華街とも船で結ぶ。観光地路線については来夏の東京五輪・パラリンピック前に先行させる計画もある。

517チバQ:2019/08/20(火) 10:33:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000042-asahi-soci
お盆の韓国人客7割減 福岡―釜山の高速船 9月も空席
8/19(月) 19:26配信朝日新聞デジタル
 JR九州グループは19日、お盆を含む9〜18日の利用状況を発表した。台風10号の影響で在来線特急の利用が前年同期より6%減ったほか、日韓関係の悪化で、福岡―韓国・釜山の高速船利用客が半減した。

 高速船は日本人客が前年比33%、韓国人客は70%減った。JR九州高速船によると、スポーツや学校関係の団体のキャンセルが相次いだという。同社の北海昭営業部長は「9月の韓国のお盆には客足が戻ってほしい。例年なら既に満席になっているが、今年はまだ空席がある」と話した。

 九州新幹線(博多―熊本)は1%増。15日に62本が運休した日豊線(小倉―行橋)は5%減、4本運休した長崎線(鳥栖―肥前山口)も6%減った。荒天が帰省客以外の出足にも響いたとみている。

 JR西日本の発表では、山陽新幹線の小倉―新山口の乗客は1%減、小倉―博多は横ばいだった。(渕沢貴子)

朝日新聞社

519チバQ:2019/10/01(火) 17:41:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49581750Z00C19A9AA1P00/
LCCよりコスパ 日中定期フェリー、関西で健在
とことん調査隊
関西タイムライン コラム(地域)
2019/9/10 7:01

520チバQ:2019/10/01(火) 18:10:19
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_89285/
関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?
乗りものニュース2019年9月11日 06:00 0


長距離フェリーが多く発着している大阪・神戸と比べ、関東発着は2航路しかありませんが、少し足を伸ばして仙台や新潟も視野に入れるとどうでしょうか。

関東発着は2航路のみだが…
 日本の長距離フェリー(運航距離500km以上)は、おもに北海道、九州と本州を結んでおり、関西では大阪・神戸から九州行きの7航路が発着しています。対して、東京発着の長距離フェリーは1航路、関東全体を含めても2航路しかありません。なお、小笠原諸島行きなどの「離島航路」と、本土の沿岸を航行して陸上輸送の代替となる長距離フェリーは一般的に区別されるため、本記事では後者のみを対象としています。

関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?

有明の東京港フェリーターミナルより、オーシャン東九フェリーの徳島・北九州行き「フェリーびざん」を望む(画像:写真AC)。
 長距離フェリーはクルマを載せられるだけでなく、船内レストランや大浴場もあり、ホテル代わりに利用することもできます。場合によっては、陸路よりも効率的な移動ができるかもしれません。今回は、関東発着の2航路に加え、少し足を伸ばして仙台、新潟に発着している長距離フェリー5航路を紹介します。なお、本記事のダイヤは2019年8月現在のものを記載しているほか、自動車運賃は運転者1名ぶんの旅客運賃(最も安い船室の運賃)を含みます。

東京〜徳島〜北九州「オーシャン東九フェリー」
・下りダイヤ:東京19時30分発(日曜と祝日は18時00分発)〜(2日目)徳島13時05分着、14時20分発〜(3日目)北九州5時20分着(日曜と祝日は6時30分着)
・上りダイヤ:北九州19時00分発(日曜と祝日は18時00分発)〜(2日目)徳島9時20分着、11時20分発〜(3日目)東京5時10分着(日曜と祝日は6時00分着)
・東京発着の旅客運賃(大人片道):東京〜徳島1万2340円から、東京〜北九州1万7400円から
・東京発着の自動車運賃(全長4m以上5m未満):東京〜徳島3万3170円、東京〜北九州4万690円※運賃は2019年8月から9月までの期間のもの。

 東京に発着する唯一の長距離フェリーで、お台場の有明に乗り場があります(徳島は沖洲、北九州は新門司)。就航中の4隻はすべて2016年就航と、比較的新しい船です。最も安い相部屋の2等洋室もひとりひとりの寝台が仕切られているなど、プライバシーが配慮されているほか、追加料金で利用できる個室も従来船より大幅に増えました。

太平洋経由の北海道航路、大洗と仙台から
 関東からはもうひとつ、長距離フェリーが北海道とのあいだで運航されています。

大洗〜苫小牧「商船三井フェリー」
・下りダイヤ:大洗19時45分発〜苫小牧翌13時30分着、(深夜便)大洗1時45分発〜苫小牧翌19時45分発
・上りダイヤ:苫小牧18時45分発〜大洗翌14時00分着、(深夜便)苫小牧1時30分発〜大洗翌19時30分着
・旅客運賃(大人片道):9900円から
・自動車運賃(全長5m未満):2万6740円※運賃は最も安いA期間のもの。

 茨城県の大洗港は、東京から常磐道経由で約120km、90分ほどで到着します。また、東京駅に発着する高速バス1往復が、大洗フェリーターミナルでフェリーに接続しているほか、北海道の苫小牧側でも同様に札幌行きの高速バスが接続しています。フェリーの乗船券と、東京〜大洗間、苫小牧〜札幌間の高速バス乗車券がセットになった商品を使うと、所要時間こそ24時間を超えるものの、時期によっては東京〜札幌間を宿泊を含め1万円以下で移動できます。

521チバQ:2019/10/01(火) 18:10:48
名古屋〜仙台〜苫小牧「太平洋フェリー」
関東から比較的近い長距離フェリー5選 東京発は1航路、どこまで行けば乗れる?

2019年1月就航の太平洋フェリー「きたかみ」(2019年1月、恵 知仁撮影)。
・下りダイヤ:名古屋19時00分発〜(2日目)仙台16時40分着、19時40分発〜(3日目)苫小牧11時00分着(名古屋〜仙台間は隔日運航)
・上りダイヤ:苫小牧19時00分発〜(2日目)仙台10時00分着、12時50分発〜(3日目)名古屋10時30分着(仙台〜名古屋間は隔日運航)
・仙台発着の旅客運賃(大人片道):名古屋〜仙台7200円から、仙台〜苫小牧8300円から
・仙台発着の自動車運賃(全長5m未満):名古屋〜仙台2万3700円、仙台〜苫小牧2万6300円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 フェリーの運航距離が短いぶん、大洗発着の商船三井フェリーより運賃が安く、所要時間も短いのが特徴です。なお、就航している3隻のうち「きたかみ」は2019年1月に就航したばかりの新造船で、すべて個室または仕切りのあるカプセルタイプの寝台となっています。ちなみに、東京から仙台までは約350km、東北道や常磐道経由で4時間半ほどかかります。

日本海航路に目を向けると?
 新潟港には、新日本海フェリーの2航路が発着しています。

新潟〜小樽「新日本海フェリー」
・下りダイヤ:新潟12時00分発〜小樽翌4時30分着(月曜運休)
・上りダイヤ:小樽17時00分発〜新潟翌9時15分着(日曜運休)
・旅客運賃(大人片道):6680円から
・自動車運賃(全長4m以上5m未満):2万1900円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 この航路に使われている「らべんだあ」「あざれあ」はどちらも2017年就航と、新日本海フェリーのなかでは最新鋭で、太平洋フェリー「きたかみ」などと同様、すべて個室またはカプセルタイプの寝台となっています。なお、新潟港は関越道経由で東京からおよそ340kmで、東京〜仙台間とほぼ同等です。

敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧東「新日本海フェリー」

新日本海フェリー「ゆうかり」。敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧東航路に就航中(画像:photolibrary)。
・下りダイヤ:敦賀10時00分発〜新潟22時05分着、23時05分発〜(2日目)秋田5時40分着、6時50分発〜(3日目)苫小牧東17時20分着(敦賀〜新潟は月曜のみ運航)
・上りダイヤ:苫小牧東19時30分発〜(2日目)秋田7時35分着、8時35分発〜新潟15時30分着、16時30分発〜(3日目)敦賀5時30分着(新潟〜敦賀は日曜発のみ運航)
・新潟発着の旅客運賃(大人片道):敦賀〜新潟5550円から、新潟〜秋田4310円から、新潟〜苫小牧東6680円から
・新潟発着の自動車運賃(全長4m以上5m未満):敦賀〜新潟1万6340円、新潟〜秋田9550円、新潟〜苫小牧東2万1900円※運賃は2019年9月までのA期間運賃。

 新潟〜秋田〜苫小牧東をメインとした航路(敦賀〜新潟間は週1往復のみ運航)で、下り新潟〜秋田間の所要時間は6時間35分、新潟〜苫小牧東間は19時間15分、苫小牧東〜秋田間は12時間5分です。

※ ※ ※

 なお、2021年春には新日本海フェリーの親会社であるSHKラインが、関東発着の新航路として横須賀〜北九州航路を開設します。

522チバQ:2019/10/07(月) 15:04:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000004-at_s-l22
駿河湾フェリーてこ入れ 家族割引、貸切クルーズ…苦戦続き検討
10/2(水) 7:48配信@S[アットエス] by 静岡新聞SBS
 静岡県観光振興課の佐野博之課長は1日の県議会文化観光委員会で、苦戦が続く駿河湾フェリー(清水港-土肥港)の運航について家族利用向けの割引や貸切クルーズの実施を検討し、てこ入れを図る考えを示した。

 同課によると、同フェリーを子ども含む家族4人で利用した場合、1万円前後の料金がかかり、アンケートでも値下げを要望する声が多かった。貸切クルーズは、閑散期に1日4便の一部を使って運航することを構想している。また、佐野課長は答弁で、土肥港は悪天候時にうねりが高くなることから、対策として伊豆半島のほかの港に寄港できないか検討する意向も明らかにした。

 駿河湾フェリーは6月から、県と関係市町でつくる一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーが新体制での運航を始めた。ところが7、8月は悪天候の影響もあって前年実績を大きく割り込み「年間20万人」の利用客の目標達成が危ぶまれている。同法人は天候に左右されない清水港遊覧などの運航も検討し、閑散期対策を兼ねて12月以降に始める計画。

静岡新聞社

523チバQ:2019/11/13(水) 08:36:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00050142-yom-bus_all
フェリー休止、瀬戸大橋「ここまでの値下げ想定外」
11/13(水) 8:11配信読売新聞オンライン
フェリー休止、瀬戸大橋「ここまでの値下げ想定外」
休止が発表された四国急行フェリー(11日、高松港で)
 109年にわたって続いてきた高松―宇野(岡山県玉野市)間の宇高航路で唯一運航していた四国急行フェリーが国土交通省四国運輸局に12月16日からの休止を届け出た11日、同社は高松市内で記者会見を開き、瀬戸大橋に客を奪われ、累積赤字を抱えていた厳しい台所事情を説明し、理解を求めた。一方、普段から使う利用客からは「昔から続いてきた航路がなくなるのはさみしい」など、残念がる声が上がった。

 ■赤字に苦しむ

 「企業努力では限界で、苦渋の決断だった。休止で大変な不便をかけることをおわび申し上げる」

 高松市内の同社で開かれた記者会見。堀川満弘社長(65)は苦しい胸の内を明かした。

 1988年の瀬戸大橋開通後、通行料金の値下げなどが進んだ影響で、3社が運航していた87年度に400万人に迫った同航路の旅客人数は、昨年度は約13万6000人に減少。堀川社長は「開通当初の料金であれば、フェリーの採算が取れると思い、事業を継続したが、ここまでの値下げは想定外だった」と話した。

 2011年度以降は恒常的な赤字体質で、18年度決算では1億円の赤字に。累積で数億円に上る赤字があり、船舶の老朽化で修繕費が年間3000万〜4000万円かかる上に、来年から燃料費が高騰することから、運航の継続に限界を感じたという。

 一方、堀川社長は「廃止ではなく、休止。事業環境が変われば再開はあり得る」と言い、「単独で年1億円を超える赤字は許容できないが、国や地元自治体と赤字を案分できればやっていける」と、行政からの財政支援次第で運航を再開する意思を示した。

 ■対応を協議へ

 同社に対しては、香川、岡山両県と高松、玉野両市が年計1500万円の助成をしている。四国運輸局は、両県や両市などと作る「宇野高松間地域交通連絡協議会」を15日に開き、今後の対応について検討することを明らかにした。

 高松市の大西秀人市長は報道各社の取材に、「本州四国間の基幹航路として重要な役割を担っていただいていたので大変残念」と言い、財政支援については、同協議会で話し合いたいとした。香川県の浜田知事は「利用者の減少が続いていることは承知していたが、残念で重く受け止めている」とのコメントを出した。

 ■利用客はため息

 休止の一報に、利用客からは残念がる声が上がった。

 「船で1時間ゆったり過ごせるのも好きだし、昔からある航路がなくなるのもさみしい。何より自宅に帰りにくくなる」

 そう話すのは、岡山市に単身赴任中の会社員男性(47)だ。毎週末、ミニバイクで自宅のある高松市に帰っているといい、「ミニバイクでは瀬戸大橋は通れない。電車は駅まで歩いたり、乗り換えたりしなければならず、金銭的にも時間的にもフェリーの方がいい」と言う。

 岡山県玉野市の会社員男性(41)も「年に数回は食事や買い物などで高松に来ていた。自転車で気軽に通えたのはフェリーのおかげ。なくなったら高松が遠くなる」とため息をついた。

 一方、県トラック協会は14年度、宇高航路を利用する会員企業への補助制度を創設。年間30万円を上限に、1回1000円を補助しており、18年度は計約3000回の利用があった。協会の岡本圭一常務理事は「1日5往復まで減り、利便性が低くなっていたのは事実。それでも瀬戸大橋は強風で止まりやすく、必要な交通インフラとして航路利用の補助を続けてきただけに、残念だ」と話した。

524チバQ:2019/11/13(水) 08:37:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-00010003-sanyo-l33
宇高航路、12月16日休止 四国急行フェリー届け出 109年の歴史に幕
11/11(月) 12:36配信山陽新聞デジタル
宇高航路、12月16日休止 四国急行フェリー届け出 109年の歴史に幕
玉野市・宇野港沖を航行する四国急行フェリー
 宇高航路(玉野市・宇野港―高松港)を唯一運航する四国急行フェリー(高松市)は11日、12月16日からの航路休止届を国土交通省四国運輸局に提出した。同運輸局は受理した。宇高航路は1910(明治43)年に国鉄連絡船が就航して以来、本州と四国を結ぶ主要航路だったが、109年で歴史を閉じる。

 瀬戸大橋との競合などで業績が悪化し、維持が困難になった。同社は「利用者に大変な不便をおかけし、深くおわびする。長年のご愛顧と支援に心より感謝します」とのコメントを出した。午後に記者会見し、詳細を説明する。

 同社によると、2014年の瀬戸大橋料金水準引き下げなどの影響でフェリー離れが加速。利用者が少ない夜間・早朝便の廃止などコスト削減を進めたが、岡山、香川県と玉野、高松市から補助金を受けても収支が改善しなかったという。

 同航路にはグループ会社が1956年に参入。四国急行フェリーに移管された2013年度は1日22往復し、年間約43万人が利用した。減便を重ね、18年度は5往復、約14万人にまで落ち込んでいた。

 宇高航路は瀬戸大橋開通直後は3社が運航していたが、12年までに2社が撤退していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00010006-sanyo-l33
宇高航路廃止見通し、衝撃広がる 玉野、高松市で市民、利用者ら
11/9(土) 23:50配信山陽新聞デジタル
宇高航路廃止見通し、衝撃広がる 玉野、高松市で市民、利用者ら
廃止の見通しとなった宇高航路のフェリー。利用者からはとまどいや困惑の声が聞かれた=9日午前11時35分、玉野市・宇野港
 「一つの歴史が終わる」―。宇野港(玉野市)と高松港(高松市)を結ぶ宇高航路が廃止される見通しが伝えられた9日、両市の市民や利用者らに衝撃が広がった。

 宇高航路とともに発展してきた玉野、高松市。宇野港に近い築港商店街の副会長・福原弘義さん(64)=玉野市築港=は「急で驚いた。子どもの頃からフェリーがあるのが当たり前だった。街のシンボルが無くなるのは残念」と話した。

 高松港周辺を散策していた男性(83)も「瀬戸大橋開通以前、高松港が船でにぎわい、海の銀座と呼ばれていたのを思い出す」と惜しんだ。

 瀬戸大橋の開通などにより、便数も利用者も減ったとはいえ、宇高航路には生活の足などとして根強い利用者がいる。宇野港で乗船待ちしていた会社員男性(47)=高松市=は毎週、単身赴任先の岡山市と自宅の間をフェリーで往復している。瀬戸大橋を通行できない小型バイクで瀬戸内海を渡るためで「何としても維持してほしい」と訴えた。

 一方で、冷静な受け止めも聞かれた。高松港からトラックで乗り込んだ運転手男性(68)=香川県三木町=は「便数減で使いにくくなっていた。廃止は仕方ないと思う」。

 2015年度以降、地元の岡山、香川県と玉野、高松市は宇高航路維持のために助成を続けてきた。伊原木隆太岡山県知事は「まだ正確に情報を把握できていない。県としては現時点ではコメントできない」と述べた。

525チバQ:2019/11/14(木) 17:59:46
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019103100005.html
韓国人観光客が激減、関釜フェリー50周年の今
伊東順子 フリーライター・翻訳業

2019年11月01日
在日|嫌韓|日韓関係|関釜フェリー
関釜フェリーに初めて乗る
 10月の初め、下関の大学の行事に招かれたついでに、初めて関釜フェリーに乗った。

 「え、乗ったことなかったのですか? 一番歴史が古い日韓航路なのに。信じられません」

 確かに。この30年あまり幾度となく日韓を往復し、飛行機だけなくフェリーも大阪港や博多港から何度も乗ったのに、なぜか下関港だけは利用したことがなかった。

 「ぜひ、乗ってくださいよ。釜山はすぐそこです」

 地元の人々の強力な推しで、「じゃあ」とすぐその気になった。船舶会社に電話して「当日なんですが、席はありますか」と聞いたら、「大丈夫だから18時半までに来てください」と言う。念のために乗船開始時間を聞いたら、18時半だという。ならば、もっと早く行かなければだめでしょう、と、その時までは思っていた。フェリー乗り場のカオスを記憶していたからだ。

 最後にフェリーに乗ったのは、1990年代の終わりだった。仁川から中国の威海に向かう船。乗船場は大勢の人と大量の荷物であふれかえっていた。まだ乗船開始時刻まで1時間もあるというのに、搭乗口には手続きを終えた人々の長い行列ができ、怒号が飛び交っていた。「一列に並んでください。割り込みはしないでください」と、係員たちは声をからして叫んでいた。

 指定席なのにどうして並ぶの?という謎は、乗船してすぐに解けた。定員500名以上の大型客船の甲板は荷物の山。ダンボール、風呂敷、キャスター付きバッグで、まさに足の踏み場もない。中には、すでにブルーシートを広げて唐辛子を干している人もいた。

 韓国語では「ポッタリ」(風呂敷包という意味)、日本語では「担ぎ屋」というのだろうか。フェリーの利用客の多くは一般観光客ではなく、2国間を行き来して商いをする人たちだった。家電製品から農産物まで、皆その荷物置き場を確保するために我先を争って船に乗り込もうとしていたのだ。

 この時、私が乗ったのは中韓航路だったが、同じ頃に友人を見送った釜山港も同じだった。段ボールを持った中高年女性たちの熱気を前に怖気づく友人を、「荷物がない人は最後に乗れば大丈夫だから」と励ました。その船の行き先は下関、すなわち関釜フェリーだった。

 あれからちょうど20年、関釜フェリーはどうなっているのか?

526チバQ:2019/11/14(木) 17:59:59
たった1人の大部屋
 JR下関駅から歩道橋を歩いて行くと、そのままフェリー乗り場に着く。徒歩わずか5分。港はまさに街の中心にあり、そこから毎日韓国行きのフェリーが出ている。あらためて、日本と韓国の近さを実感する。ところで、その下関港国際ターミナルのビルに入って驚いた。

 今日は休みなのだろうか?

 そんなはずはない、朝、電話で確認したばかりだ。それにしてはあまりにひと気がない。場所を間違えたのかと思ったが、2階に上がると切符売り場があり、そこでパスポートを見せたら、あっという間に乗船券が買えた。18時半から乗船にはまだ1時間ほどあったので、周辺を見て回ったのだが、とにかく人がいない。ソファで寝ている人が1人、外で煙草を吸っている人が2人。

 やがて乗船時間が来たので、船に乗り込んだのだが、そこでもまた驚いた。

 船室に人がいない。

 私は人々の話を聞くのが好きなので、フェリーは大部屋、ゲストハウスはドミトリーのが好きだ。もちろん安いのも魅力だし。なのでこの時も、2等船室の大部屋を希望したのだが、なんと一人ぼっち。期せずして、個室になってしまったのだ。カフェや甲板に出てみるが日本人の中年夫婦がいるだけ。いろいろ回ってみたが、ウロウロしているのは10人ぐらい? 

 そうだ、お風呂に行けばポッタリの人たちがいるかもしれない。彼女たちは乗船したらすぐ、船が動く前に一番風呂に入る。予想通り、お風呂には人がいた。5名ぐらい?

 全体的にガラガラの船、定員約500名の船の乗船率は1割をはるかに切っているだろう。8月に入ってから韓国人観光客が激減しているのは知ってはいたが、現実はさらに衝撃的だった。それにこの港は特別なのだ ・・・ログインして読む

527チバQ:2019/11/20(水) 13:30:56
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/696981.html
駿河湾フェリー、新体制後も苦戦続く 利用拡大へあの手この手
(2019/10/23 17:00)
フェリー発着所移転に向け、清水港江尻地区での出入港を確認した実験。ほかの港でも着岸できるか調査する=9月、静岡市清水区
フェリー発着所移転に向け、清水港江尻地区での出入港を確認した実験。ほかの港でも着岸できるか調査する=9月、静岡市清水区
 民間事業者の運営撤退に伴い、6月に静岡県と6市町でつくる一般社団法人が経営を引き継いだ駿河湾フェリー(清水港―土肥港)の利用低迷が続き、同法人は運航方法の見直しなどてこ入れを図る。清水港内遊覧や法人向け貸し切りクルーズなどあの手この手の利用拡大策を講じる。ただ、3年後には発着場を移転する計画が進んでいて、目先の集客だけでなく、長期的な展望での利用拡大策が不可欠になっている。

 駿河湾フェリーは6月に新体制で運航を始めた後、本来なら書き入れ時の7、8月に悪天候が続き、利用客が2カ月連続で前年実績を割り込んだ。収支が均衡する「年間20万人」の目標達成が早くも危ぶまれている。
 同法人が目を付けたのが清水港遊覧だ。同港は波が穏やかでよほどの悪天候でない限り航行が可能。天候に左右されずに利用が見込め、12月以降に運航を始めると決めた。台風シーズンには、土肥港との1日4便を減便して遊覧に切り替える。また、悪天候時に、うねりが高くなる傾向がある土肥港でなく、伊豆半島の他の港への寄港も検討している。
 定期便より利益率が高い貸し切りクルーズの利用促進、ソファやテーブルを備えた貸し切り特別室の売り込みなどにも注力する。
 ただ、どの施策も、今夏に逃した客をカバーするまでには至っていない。県の担当者は「定期便を基本に、他港への航路の可能性を探る」と話す。
 県は2022年までに、駿河湾フェリーの発着場を現在の清水港日の出地区からJR清水駅東口直結の江尻地区に移すことを計画している。JR清水駅などからフェリーを利用しやすくなるため、車を使わない利用者の増加が期待される。ただ、土肥港側の交通網が脆弱(ぜいじゃく)なため、車なしの利用客にどう伊豆半島を周遊してもらうかが課題になる。県はバス路線の整備などを例に挙げながら「直近で利用者を増やし、並行して先を見据えた(利用拡大の)方法を考えないといけない」と戦略を巡らせる。

 <メモ>駿河湾フェリー 清水港と土肥港を1時間10分で結ぶ定期便を1日4便運航する。船上からの富士山の眺望が観光客に人気。現航路の運航開始は2002年。現在、使用されている船舶「富士」は全長83メートル、最大搭乗客数は450人。大型バス13台と乗用車4台、または乗用車54台を積載可能。撤退した民間会社から船舶や関連設備の寄付を受け、県と6市町が作る一般社団法人「ふじさん駿河湾フェリー」が運営を引き継いだ。

529チバQ:2019/12/04(水) 17:11:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00000044-yonh-kr
釜山―対馬の旅客船乗客95%減 1日6隻から1隻に=航空旅客は回復傾向
12/4(水) 15:12配信聯合ニュース
釜山―対馬の旅客船乗客95%減 1日6隻から1隻に=航空旅客は回復傾向
対馬を訪れる韓国人観光客を歓迎する横断幕(資料写真)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓日関係が悪化し、韓国で日本旅行を控える動きが続いている中、旅客船で日本を訪れる旅行客が急減していることが、4日分かった。

 

 南部・釜山と長崎県の対馬を結ぶ旅客船は1日6隻ほどあったが、12月中旬からは日本の会社が運航する旅客船のみを残して休航する。

 釜山海洋水産庁によると、釜山と対馬、福岡、下関、大阪を結ぶ四つの航路の11月の乗客数は3万1375人で、前年同月(34万3497人)から90.9%減少した。

 日本の輸出規制を受け不買運動が始まった7月に35.0%だった乗客の減少幅は、8月には68.8%に拡大し、9月には80%を超えた。

 なかでも韓国人客が大多数を占める対馬航路は、乗客の減少幅が圧倒的に大きかった。11月に釜山―対馬航路の乗客は9890人で、前年同月の21万2152人から95.3%減少した。大阪航路は63.8%、下関航路は69.1%、福岡航路は63.0%減少したと集計された。

 

 8月以降、旅客船の減便や運休を決定した船会社は12月にはさらに増えた。

 対馬航路は11月まで未来高速の旅客船「ニナ」と大亜高速海運の旅客船「オーシャンフラワー」が隔日交代で運航していたが、ニナは12月の運休が決まり、オーシャンフラワーも9日から25日まで運休する。

 大亜高速海運は「船舶検査のため25日まで運休する」と発表したが、業界では乗客減が大きな影響を及ぼしたと分析している。

 これにより、7月以前には1日6隻以上あった釜山―対馬航路で運航するのはJR九州高速船の「ビートル」のみとなる。

 一方で、釜山と日本を結ぶ航空路線の旅客数は回復傾向を示していることが分かった。

 韓国空港公社釜山本部によると、今年11月の釜山―日本線の乗客は12万4798人で、前年同月(29万3382人)比57.5%減少した。

 7月に5.9%だった乗客の減少幅は、8月に入り32.9%に拡大。9月は47.3%、10月には62.0%まで上昇していた。

 観光業界の関係者は「旅客船は団体観光客が多いのが特徴で、航空機に比べて日本旅行のボイコットがさらに大きな打撃を受けたと分析される」と説明した。

530チバQ:2019/12/09(月) 23:18:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1912030027.html
駿河湾フェリー、新航路を検討 松崎港など 今年度内に試験運航も・静岡
2019/12/03 18:19産経新聞

 利用が伸び悩む清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーのてこ入れ策として、県が新航路を検討していることが分かった。川勝平太知事が3日の定例会見で明らかにした。新たな寄港先としては松崎港(松崎町)▽田子の浦港(富士市)▽田子漁港(西伊豆町)▽沼津港(沼津市)などが浮上している。

 今後県を中心に、実際に大型船舶が寄港可能かどうか、港と市街地を結ぶ交通アクセスは十分か、といった受け入れ態勢を確認。複数の港を回る周遊航路にするのか、清水港-土肥港のほかに新たな航路を創設するのかといった具体策の検討に入る。

 県は来年度予算案に新航路の調査に必要な経費を計上する考えで、「できれば今年度中に試験運航したい」と話している。

 同フェリーは利用者減のあおりで民間事業者が平成30年度末で撤退。今年6月から、県と航路周辺の3市3町で構成される一般社団法人「ふじさん駿河湾フェリー(代表理事=難波喬司副知事)」が運営を担っている。

 利用者増を目指す県は、事業継承を決めた1年前から自治体職員や観光関係者の利用を促しているほか、船上イベントを開いたり大規模な優待キャンペーンを行うなど、思い切った利用促進策に取り組んできた。

 県は採算ラインを年間利用者17万人、当面の目標を同20万人と設定。法人への貸付金や広告宣伝費、利用促進費など同フェリーの関連経費として、今年度予算に3億2400万円を計上している。

531チバQ:2019/12/24(火) 18:46:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00010002-dtohoku-l02

八戸―室蘭航路13年ぶり復活 宮古発着便 利用低迷で当面休止へ/川崎近海汽船


12/21(土) 10:30配信

デーリー東北新聞社







八戸―室蘭航路13年ぶり復活 宮古発着便 利用低迷で当面休止へ/川崎近海汽船


2020年4月以降のフェリー航路


 川崎近海汽船(東京、赤沼宏社長)は20日、北海道室蘭市と青森県八戸市、岩手県宮古市を結ぶ宮古―室蘭のフェリー航路について、宮古発着便の運航を2020年3月末から当面休止し、八戸―室蘭の往復便に改編する計画を発表した。収益の柱と位置付けていたトラックの乗船台数が、当初見込みを大幅に下回っているのが要因。八戸室蘭航路が13年ぶりに復活する形となり、八戸と北海道を結ぶ航路は、苫小牧航路も含めて1日5便に増便する。一方、来年度に三陸沿岸道路が全線開通するため、同社は貨物動向を注視し、宮古寄港便の再開の可能性を検討していく。

 宮古―室蘭航路は、三陸沿岸道を活用した北海道と東北・首都圏を結ぶ新たなルートとして18年6月に開設。一方、初年度(18年6月〜19年5月)のトラック輸送などの利用目標1万8千台に対し、岩手県がまとめた同時期の実績では、貨物輸送は約3400台にとどまっている。

 同年10月には“てこ入れ”として、室蘭からの南下便のみ八戸港に寄港していたが、宮古の発着便に関しては「需要が伸びる見通しが立たない」(同社)状況だった。担当者は取材に「三陸の観光などに利用してもらっていたので、申し訳ない気持ち。八戸室蘭航路は現状、需要が高いと判断した」とした。

 一方、八戸にとっては、現在1日4便就航中の苫小牧航路に室蘭行きの航路1便が加わるため、物流の拠点性が高まる格好。市内のある経済関係者は取材に「三陸沿岸道の開通を控える中、物流と観光の面で大きなインパクトがある」と地域振興に期待。小林眞市長は「新たな航路を活用しながら、さらなる地域産業と経済の活性化に努めたい」とコメントした。

 岩手県としては、フェリーと一体的に観光促進や物流の活性化を図る考えだっただけに、航路復活を強く望む声も。同日、達増拓也知事は定例会見で「北海道と直接つながる県民の足として定着しつつある重要な航路で、当面休止になるのは残念。航路の継続について強く要望していきたい」と強調した。
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デーリー東北新聞社

532チバQ:2019/12/24(火) 18:47:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000036-mai-soci

宮古ー室蘭結ぶフェリー20年3月で運航休止 利用目標届かず、燃料コスト増


12/21(土) 12:56配信

毎日新聞







宮古ー室蘭結ぶフェリー20年3月で運航休止 利用目標届かず、燃料コスト増


宮古発の「宮蘭フェリー」第1便に乗り込むトラック。利用台数が目標を大幅に下回った=宮古市の藤原ふ頭で2018年6月


 岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶ定期航路「宮蘭フェリー」を運航する川崎近海汽船(東京)は20日、来年3月末で運航を休止すると発表した。トラックの利用台数が目標を大幅に下回っているうえに、来年1月からは燃料コストの増加で運営が厳しくなるためとしている。

 休止は20日に本社で開かれた取締役会で決まった。宮古―室蘭間は昨年6月22日に開設され、貨客船シルバークィーン(7005トン)が就航。1日1往復し、県内初の定期航路として、物流促進や観光客誘致の面から期待されていた。

 しかし同社によると、旅客数が好調だった半面、収益の柱となるトラックの実績が振るわず、厳しい航路運営を迫られた。このため昨年10月からは日曜日の室蘭発と月曜日の宮古発を減便し、室蘭発の便を八戸港(青森県)に寄港させる対策を講じてきた。

 船舶の燃料油に含まれる硫黄分を大幅に規制する国際的な取り決めが、来年1月1日から実施される。このコスト増加も休止理由の一つという。

 今後は三陸沿岸道路の全線開通や、貨物動向も確認しながら再開を検討するとしている。休止後の4月からは八戸―室蘭間で運航するという。

 航路の休止について、宮古市の山本正徳市長は「非常に残念」とのコメントを出した。休止が決まった理由として三陸沿岸道路に未供用区間があることや、台風などの影響で農産物の荷動きが鈍く、フェリーの利用が伸び悩んでいる点を挙げた。【鬼山親芳】

534チバQ:2020/03/24(火) 17:18:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200320-00000002-san-l22

新型コロナ 駿河湾フェリー、旅客数が大幅減


3/21(土) 7:55配信

産経新聞



 駿河湾フェリー(清水港-土肥港)の2月の輸送人員は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による予約キャンセルなどで、前年同月比45・6%(7388人)減の8805人にとどまった。また、運航率も同96・4%を下回る84・9%で、いずれも1隻で運航を開始した平成20年度以来、2月として過去最低を記録した。県とふじさん駿河湾フェリーが発表した。

 旅客数は47・9%減の6977人。車両台数も35・0%減の1828台だった。県などによると、2〜5月のキャンセルは2月末までに約3100件に上るという。県の担当者は「収束時期が見えないが、できるだけ早く対策を講じたい」としている。

536とはずがたり:2020/05/18(月) 20:57:25
2020年5月14日 / 15:49 / 4日前
アングル:行き場失ったクルーズ船、マニラ湾に群れなし停泊
https://jp.reuters.com/article/cruise-ships-manila-idJPKBN22Q0RG

537とはずがたり:2020/06/16(火) 16:06:11
大型客船「飛鳥Ⅱ」から黒煙 横浜に停泊中
2020年6月16日 13時57分
https://www.asahi.com/articles/ASN6J4K0NN6JULOB008.html?iref=comtop_8_03

 16日午後1時25分ごろ、横浜市中区の大さん橋に停泊中の大型客船「飛鳥Ⅱ」から「デッキでぼやが起こり、乗組員が消火している」と横浜海上保安部に通報があった。

 神奈川県警横浜水上署や横浜市消防局によると、船の上部から黒煙が上がっている。乗客はおらず、けが人の情報はないという。

 横浜港大さん橋国際客船ターミナルによると、飛鳥Ⅱは4月1日から停泊中。

 飛鳥Ⅱを所有する郵船クルーズ(横浜市)などによると、火災は最上階(12階)のじゅうたんなどが置いてある資材庫で起きた。乗客はおらず、乗組員153人にけがはないという。

 飛鳥Ⅱは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定していたクルーズがとりやめになり、大さん橋で停泊を続けていた。

 日本船籍では最大の客船で全長約240メートル、約5万トン。乗客定員は約870人。

538チバQ:2020/06/23(火) 11:13:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0588d0d2050586b2a5a4176d3c087c65f5c6e52b

対馬-釜山航路 利用者63.8%減 コロナ影響で大きく落ち込む




6/23(火) 10:59配信


長崎新聞


 九州運輸局は、対馬と韓国・釜山を結ぶ海の旅客定期航路(対馬航路)の2019年度輸送実績が、前年度比63・8%減の30万8853人だったと発表した。前年度割れは新型インフルエンザ流行の影響を受けた09年度以来、10年ぶり。
 輸送実績は片道ごとに集計し、同一人物が1往復した場合は2人とカウントする。
 対馬航路の前年度は85万2870人で過去最高だったが、19年度は日韓関係の悪化と新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく落ち込んだ。内訳は韓国人30万1537人(前年度比64・2%減)、日本人3898人(同15・5%減)、その他3418人(同33・4%減)。
 博多-釜山、山口県下関-釜山と対馬航路を合わせた九州運輸局管内の日韓旅客定期航路全体の実績は同58・2%減の57万3806人だった。新型コロナの影響で日韓航路は運休や旅客運送の停止が続いており、運輸局担当者は「本年度も厳しい実績になると思われる」としている。

539抱き枕カバー:2020/07/06(月) 12:11:31
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540チバQ:2020/08/28(金) 08:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c85e9820124b2a6ad15daa83e6cda389905af716
尾道市の三セク、民営2渡船の継承検討 尾道水道航路、乗客減や船員高齢化
8/27(木) 20:28配信

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中国新聞デジタル
尾道市の向島と本土を結ぶ渡船。左から向島運航、尾道渡船、福本フェリー

 尾道市は26日、市中心部の尾道水道を往来する向島運航と尾道渡船の民営渡船2航路を、市の第三セクター歌戸運航が引き継ぐことを検討していると明らかにした。市は、引き継ぎには歌戸運航の経営基盤強化が必要とし、増資する方針。

【地図】尾道水道の民営2渡船と歌戸運航の航路

 向島運航はJR尾道駅前から、尾道渡船は土堂地区から発着し、それぞれ対岸の向島町を結ぶ。尾道水道の民営渡船には福本フェリーもあるが、同社は単独存続の意向を示している。歌戸運航は市や地元企業が出資し、同市周辺部の歌(向東町)と戸崎(浦崎町)を渡船で結んでいる。

 市は同社に300万円を増資し、尾道渡船の桟橋に隣接する土地も1600万円で買い取る方針。事業費を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、9月7日に開く市議会定例会に提出する。

 引き継ぎには株主の承認が必要なこともあり、民間2社は態度を明らかにしていない。引き継ぎが決まった場合、歌戸運航の2航路として中国運輸局から新たに認可を受け、来春までの移行を目指すという。

 中国運輸局によると、尾道水道の渡船利用客は18年度に約245万人と、1999年の約410万人から半減。近年は瀬戸内しまなみ海道沿線のサイクリストの利用もあるが、自動車橋に客を取られ、船員の高齢化も進む。

 市や尾道商工会議所が各社と議論を進める中、三セク運営で基盤強化を図る案が出た。市の小玉高嘉企画財政部長は「港町の公共交通機関として持続してもらいたい」と話す。

 歌戸運航の桑田文隆社長は「増資のお願いを株主にしており、2社の意向を見守りたい」と話している。

中国新聞社

541チバQ:2020/09/17(木) 22:37:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20200916k0000m020037000c.html
新門司港-横須賀港 新フェリー航路、43年ぶり就航へ 2021年7月
2020/09/16 11:39毎日新聞

新門司港-横須賀港 新フェリー航路、43年ぶり就航へ 2021年7月

北九州市役所。左は小倉城=北九州市小倉北区で2019年2月27日、田鍋公也撮影

(毎日新聞)

 新門司港(北九州市)と横須賀港(神奈川県)を結ぶ新フェリー航路が2021年7月に就航する見通しとなった。新門司発着の新航路は43年ぶり。所要時間は約21時間で、1日1便、日曜を除く週6便運航する。旅行客の利用と共に、物流網の拡大につながると期待されている。

 北九州市によると、新航路は阪九フェリー(門司区)などで構成するSHKライングループの東京九州フェリー(同)が運航。1万6000トン級のフェリー2隻が導入される。船内には露天風呂やシアタールームがあり、一部客室には専用テラスを備える。

 また、約21時間で首都圏と行き来するスピードも魅力で、現在トラックで運ばれている宅配貨物や青果物、生鮮食品の輸送需要も見込む。就航に向け、市は新門司フェリーターミナルの荷さばき地の舗装や照明設備の設置を進める方針。国は護岸整備に、運航会社は旅客ターミナルビルの整備に着手する。

 今永博副市長は14日の市議会一般質問で、経済効果として港湾使用料の収入増や物流事業者の進出を挙げ、「非常に大きな効果があると期待している」と述べた。【井上卓也】

542チバQ:2020/09/17(木) 23:14:01
https://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-20200911203557.html
両備グループ 内海フェリーを傘下 小豆島航路再編、地域交通維持へ
2020/09/11 20:35山陽新聞

両備グループ 内海フェリーを傘下 小豆島航路再編、地域交通維持へ

山陽新聞

(山陽新聞)

 両備グループ(岡山市北区錦町)は11日、新型コロナウイルスの影響で経営難に陥った内海(うちのみ)フェリー(香川県小豆島町草壁本町)を傘下に収めたと発表した。小豆島と高松市を結ぶ内海フェリーの航路は来年3月末で休止し、グループ内で航路を再編して地域交通を維持する。

 小豆島航路を運航する国際両備フェリー(岡山市中区新築港)が8月31日付で全株式を取得した。従業員26人の雇用は継続。田辺学専務執行役員が内海フェリー社長を兼務し、旧経営陣は辞任した。株式の取得額は非公表。

 内海フェリーは1956年設立。フェリー1隻を所有し、小豆島・草壁港―高松港間で1日5便を運航している。新型コロナの影響により2020年度の乗客数は前年同期に比べ約60%減で推移。近く更新予定のフェリーへの投資も重荷となり、両備グループに支援を依頼したという。

 草壁港―高松港間の航路を休止した後は、国際両備フェリーが持つ小豆島・池田港―高松港間の航路を1日2便増やして10便とし、住民らの利便性を保つ。内海フェリーはグループ内でフェリーを貸し出す会社として存続する。

 岡山市内で会見した小嶋光信両備グループ代表兼CEOは「内海フェリーの航路は赤字幅が大きく、再編はやむを得なかった。小豆島の海上アクセス維持に努め、島内の観光活性化にも協力していきたい」と話した。

 国際両備フェリーは小豆島・土庄港―新岡山港間の航路も持つ。両備グループでは他に、瀬戸内観光汽船(備前市)が小豆島・大部港―日生港間を運航している。

543荷主研究者:2020/10/11(日) 12:16:51

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63624540Z00C20A9960E00/
2020/9/10 2:01 日本経済新聞 関西 大阪
さんふらわあ、関西―九州結んで半世紀 幾度の荒波

544vog.agvol.com:2020/11/05(木) 22:57:07
Monclerは先月初めに電気自転車メーカーの看板を持ってきました。MATE.BIKEの連乗eBikeシリーズの後、今度は大きな動きがあります。公式は先に正式にフランス香水大手のインターパルフューズと合意しました。双方は2022年にMonclerを発売する予定です。http://vog.agvol.com/brand-39-c0.html 最初の香水シリーズを傘下に、香水業務のライセンス契約のほか、双方の協力が2026年末まで続き、5年間の契約延長が含まれることが明らかになった。今のところまだ詳細が伝えられていません。興味のある読者はHYPE BEASTの将来のフォローアップ記事に密着してください。

545チバQ:2020/11/24(火) 10:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4cca0062254b6344f99f6d453b7cbe0848a8fd4
博多ー釜山の新型高速船「クイーンビートル」 コロナ禍で国内転用へ
11/23(月) 11:46配信




国内航路への暫定的な転用が検討されているJR九州高速船の新型船「クイーンビートル」=10月15日
 新型コロナウイルスの影響で博多-韓国・釜山航路に就航できず、博多港に係留中のJR九州高速船(福岡市)の新型高速船「クイーンビートル」について、JR九州が暫定的に国内航路への転用を検討していることが分かった。新型船は外国船籍のため、船舶法の規定で原則として国内限定の運航はできないが、国も特例措置を認める方向だ。

【写真】2020年に就航する「クイーンビートル」のデザインを担当した水戸岡鋭治氏(左)ら=27日、福岡市

 日韓航路は3月から続く国の渡航規制で再開の見通しが立っていない。船舶法は、外国籍船が海外を経由せずに国内を運航することを認めていないが、国土交通相の許可を取れば例外的に認められる。九州運輸局の岩月理浩局長も10月の定例会見で、旅客船業者支援の観点から「(同社から)相談があれば希望に沿うよう対処したい」と後押しする姿勢を示している。

 JR九州は、日本船籍の現行ビートルで9月に実施した福岡県宗像市の世界文化遺産、沖ノ島を海上から眺めるツアーなどでの新型船の運用を検討。近く国交省に申請する予定で国内運航は来年以降の見通し。 (古川剛光)
西日本新聞

546チバQ:2020/11/25(水) 13:25:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b41ac53bebbf934f984141a1d125906cb6538bc
福岡-韓国・釜山航路のJR九州クイーンビートルお披露目 コロナで航路再開見通せず国内観光で暫定利用
11/25(水) 12:20配信

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産経新聞
関係者がテープカットしたクイーンビートルの完成披露式典=福岡市

 JR九州高速船(福岡市)が、福岡-韓国・釜山航路に導入する新型高速船「クイーンビートル」の完成披露式典が24日、福岡市博多区の博多港で開かれた。式典前には報道関係者向けの内覧・試乗会があり、移動手段としての「高速船」から、船旅を満喫する「客船」へとコンセプトを一新した船内がお披露目された。ただ、新型コロナウイルスの影響で日韓航路再開の見通しは立っていない。当面は博多湾周遊や宗像・沖ノ島の遊覧など国内観光用の暫定的な運航にとどまり、厳しい船出となる。(小沢慶太)

 クイーンビートルは、日韓の往来増加を見込み、格安航空会社(LCC)に対抗しようと平成30年に発注。オーストラリアで建造され、先月、博多港に到着した。

 目を引くのは真っ赤な船体と、その大きさだ。全長は83・5メートルで、これまで日韓航路を結んできた高速船「ビートル」の約3倍、総トン数は2582トンで10倍近くに及ぶ。高速航行でも揺れが小さい「三胴船」(トリマラン)と呼ばれる船型で、80メートル級のものは世界初だという。

 船内は、単なる移動手段ではなく、乗客に快適な空間を提供する客船としての機能にこだわった。デザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」なども手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当した。

 定員は502人で、1階のスタンダードクラス席に加え、2階には広々としたビジネスクラス席を設けた。売店では、ななつ星にも料理を提供している大分の日本料理店「方寸」が監修したメニューが味わえる。免税店やキッズルーム、屋外デッキなども備え、船内の散策も楽しめる。

 水戸岡氏は「オンリーワンの船を造ることがテーマ。豊かな旅客船の旅を提供することができると思う」と話す。

 試乗会では博多湾内を約1時間かけて航行。速度は時速約28キロと通常(時速約68キロ)と比べて遅かったが、船上からの眺望や心地よい海風を体感することができた。

 クイーンビートルは当初、1日2往復(繁忙期を除く)のうち、1往復をビートルに置き換わる形で、今年7月に就航予定だった。しかし、新型コロナの感染拡大で3月以降、日韓航路が運休。現在も再開のめどは立っていない。

 JR九州高速船は「観光需要が中心なので、観光での往来ができるようにならなければ再開は難しい」とする。

 このため、次善策として年末年始から博多港発着で博多湾周遊や糸島沖、沖ノ島などを遊覧する4つの観光コースを用意し、チャーター利用を始める予定。本来は外国船籍のため、船舶法で国内航路への転用が規制されているが、国土交通省が特例措置を認め、暫定的な運航が可能となった。

 JR九州の青柳俊彦社長は式典で「コロナさえなければという思いもあるが、航路再開の条件が整えば、すぐに運航を始めたい」と述べた。

547荷主研究者:2020/12/05(土) 11:45:07

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202011/0013845355.shtml
2020/11/7 05:30神戸新聞NEXT
神戸-宮崎航路に新造フェリー2隻 22年就航へ

神戸港に停泊する現在の船。建造後20年以上が経過している=神戸市中央区、新港第3突堤

新造船のイメージ図(宮崎カーフェリー提供)

 神戸と宮崎を結ぶ航路に、「宮崎カーフェリー」(宮崎市)が、およそ四半世紀ぶりに新造船を投入する。債務超過による経営難を乗り越え、行政や金融機関などから最大約180億円を調達して建造する2隻の新船舶は、2022年に就航予定。新型コロナウイルスによるフェリー業界の苦境が続く中、両地域の「絆」の象徴となることが期待される。公募中の船名には、2千件超の応募があるという。(霍見真一郎)

 同社は14年、関西の拠点を大阪南港から神戸港に移し、神戸航路を16年ぶりに復活させた。

 前身会社からの債務や燃料費高騰などを受け、2017年に経営難に陥ったが、政府系ファンドなどから支援を受け、事業を継続。宮崎の農畜水産物を関西に運ぶトラック運転手らに人気で、サークルや部活動の合宿や遠征で利用する学生も多いという。ただ、使用する船舶「みやざきエキスプレス」は96年12月建造、「こうべエキスプレス」は97年7月建造と、20年以上が経過し、老朽化が進んでいた。

 新船舶は、2隻とも同じ仕様となる予定で、現在の2隻より2千トン以上大きい、総トン数約1万4200トン。全長も20メートル余り伸びて約194メートルになる予定。旅客定員は690人から576人に減るが、トラックの積載能力を130台から163台に増やす。

 また、約12時間以上の乗船時間を「船旅」として楽しんでもらおうと、大部屋を大幅に減らし、乗客の約5割にまで個室を増やす予定という。

 多くの利用者に親しみを持ってもらおうと、船名を公募中。同社公式ホームページにある「応募フォーム」などで、11月15日午後5時15分まで受け付けている。

548チバQ:2021/01/11(月) 10:54:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/161a1dcd5f6e644be9ac74c0a7d95f2d5e99162b
JR九州「新型高速船」、国内運航阻む規制のわな 日韓航路に就航できず活用模索も波高し
1/11(月) 5:41配信
 「いらっしゃいませ」。船内に足を踏み入れると乗務員たちが元気な声で出迎えてくれた。JR九州のグループ会社、JR九州高速船が建造した新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」のクルーたちだ。昨年11月24日に博多港で関係者・報道向けの内覧会と試乗会が行われた。

【写真で見る】真っ赤な外観のJR九州高速船「クイーンビートル」。“海のななつ星”の気になる内装は?

 本来なら昨年7月15日に運航を始める予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。JR九州高速船は福岡市の博多港と韓国・釜山を結ぶ日韓航路に高速船「BEETLE(ビートル)」を3隻運航しているが、日韓航路も運休中。クルーたちにとって、待ちに待った出番だった。

 JR九州はクイーンビートルを用いて、2020年の大みそかの夜に博多港で年越しのカウントダウンクルーズを行う構想を練っていた。当局のゴーサインが出れば、いつでも出港できるよう準備も整えていた。しかし九州運輸局からの連絡はない。役所の仕事納めは12月29日。ぎりぎりまで粘ったが、朗報はついに届かなかった。

■豪華な内装「海のななつ星」

 クイーンビートルは「洋上の女王」とでも形容すべき、美しい船だ。トリマランと呼ばれる三胴船で、主船体の両側に2つの副船体を持つ。白と赤を基調とした外観デザインや豪華な内装は豪華列車「ななつ星 in九州」のデザインで知られる水戸岡鋭治氏の手によるものだ。その意味では、「海のななつ星」と形容したほうがいいかもしれない。

 JR九州高速船はオーストラリアの大手造船会社、オースタルと2017年12月に建造に向けた協議を開始することで合意、新型高速船構想がスタートした。3隻あるビートルのうち1隻をクイーンビートルに置き換える。クイーンビートルの旅客定員は502人。同191人のビートルの2倍以上の輸送力がある。建造費は約57億円。最後尾車両の車窓と建造費を組み合わせて「30億円の額縁」と評されるななつ星のおよそ2倍の金額だ。

 日韓航路にはJR九州高速船のほか、日本郵船系のカメリアラインも就航しているが、むしろライバルは格安航空(LCC)だ。福岡空港―釜山・金海国際空港間の所要時間は1時間を切る。これに対してビートルの所要時間はおよそ3時間。時間勝負では飛行機に太刀打ちできない。価格面ではLCC、ビートルともに値引き合戦を繰り返している。これでは集客できてもそれに見合う収益は得られない。

■「船旅」自体の楽しさをPR

 そこで、JR九州は「逆転の発想」で飛行機に対抗することにした。移動時間の長さを逆手に取り、移動時間の過ごし方で勝負する。

 日韓航路を3時間40分で結ぶクイーンビートルは、高速性でビートルに劣るが、航行中にシートベルトの着用が義務付けられているビートルと違い、航行中に広い船内を歩き回って免税店での買い物や軽食カウンターでの食事を楽しんでもらうことができる。子供が遊べるキッズスペースもある。外のデッキに出て、海を眺め、風を感じることもできる。

 片道5000円の追加料金で利用できるビジネスクラスは、座席の足元空間が広く、座り心地に優れる。船旅自体を楽しむという仕掛け作りは水戸岡氏にとってはお手の物だ。「船内を自由に歩き回って心地よい時間を過ごしてほしい」。水戸岡氏はこう意気込みを語った。

549チバQ:2021/01/11(月) 10:54:41
 ただ、タイミングが悪かった。博多―釜山、下関―釜山、対馬―釜山を合わせた日韓旅客定期航路全体の輸送実績は2018年度に過去最高を更新したものの、その足元では日韓関係の冷え込みが進行しており、2019年度の上半期(4〜9月)には前年同期比36%減とマイナスに転じた。JR九州は「欧米の団体客を中心に営業強化する」と強気の姿勢を崩さなかったが、そこへ新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけた。

 日韓関係の悪化に新型コロナのダブルパンチで就航時期が見通せない。JR九州は2019年度連結決算でクイーンビートルの建造費全額を減損損失として計上した。クイーンビートルは収益を生まない資産とみなされた。

 新型コロナはクイーンビートルの建造にも影響を与えた。同船はオーストラリアの造船所で建造されたが、新型コロナの世界的な感染拡大により、オーストラリア政府は外国人の入国を制限。このため、クイーンビートルに搭載される機器のメーカー検査員が入国できず、完成検査ができない状態となったのだ。当初5〜6月に予定されていた日本への回航は大幅に遅れ、10月にようやく実現した。

■国内航路での活用を模索

 日韓航路が再開するまでの間、JR九州は国内航路での活用を模索した。カウントダウンクルーズに続き、1月中旬から博多港近海を周遊するツアーを行う計画もあった。ただ、そのためにはある条件をクリアする必要がある。船舶には、国内航路を運航できるのは原則として国内船籍の船舶のみと定めた「カボタージュ制度」という世界で広く採用されているルールがある。日本でも船舶法がカボタージュ制度を定めている。

 ビートルは日本国籍の船舶だが、クイーンビートルはコスト削減の観点から、船舶登録に関わる手続きが簡素で登録税が安価なパナマ船籍にした。しかし、カボタージュ制度により外国船籍の船舶は国内航路の運航はできない。

 とはいえ例外はあり、船舶法は国土交通大臣が特別な許可を与えたときはこの限りではないとしている。九州運輸局は、「JR九州の希望に沿うよう対処する」という姿勢を示し、JR九州は国内就航を可能とする特例措置の申請を行うべく、九州運輸局と調整を始めた。

 これで解決かと思われたが、意外なところから「待った」がかかった。海運・水産業で働く船員で構成される全日本海員組合がクイーンビートルの国内就航に断固反対の姿勢を示したのだ。

 「カボタージュ制度が緩和された場合、フェリー・旅客船産業はコストが優位な外国船籍に駆逐され壊滅的な打撃を受けることはもとより、早晩、内航海運産業にも波及することや、船員の雇用問題にまで発展することが危惧されます」。全日本海員組合は11月25日、国土交通省への申し入れ文書でこのように説明している。

550チバQ:2021/01/11(月) 10:55:06
 ここでいう「コスト」の多くを占めるのは船員の人件費。日本船籍の船舶は基本的に日本人船員の雇用が義務付けられているが、カボタージュ制度の緩和によって外国船籍の船舶が次々と国内航路に就航するようになれば、こうした外国船籍の船舶が運航コストの削減を狙って日本人の代わりに外国人の船員を大量に乗せる可能性がある。船員にとっては職場を失うことにつながりかねない。

■規制緩和すると影響は大きい

 カボタージュ制度の緩和の影響は各方面に及ぶ。ダイヤモンド・プリンセスの乗客のコロナ感染でみそを付けたが、コロナ禍の前は大型クルーズ船による船旅が大人気だった。ただ、ダイヤモンド・プリンセスを含む多くの大型クルーズ船は外国船籍。外国船籍のクルーズ船は日本の都市のみに寄港する国内クルーズは実施できないことから、必ず外国の港を経由していた。

 クイーンビートルに国内運航を認めると、極端な話、クルーズ船の運航の仕組みが変わる可能性もある。さらにいえば、客船だけでなく国内のコンテナ船輸送も外国船籍にとって代わられる可能性すらある。

 問題の解決策として、海運に詳しい専門家は、「クイーンビートルを日本船籍に変更すればいい」と提案する。「船籍変更が難しいというなら、その制度を簡素化すればいい。カボタージュ制度に特例を設けるよりもそのほうが業界への影響は小さい」。

 クイーンビートルが将来日韓航路に就航すれば、韓国人客を接客する韓国人クルーが乗船する可能性はあるにせよ、国内ツアーに関しては乗務員全員が日本人。少なくともクイーンビートルが国内運航したことによって外国人に職場を奪われるという心配はない。それでも、今回の特例がきっかけで国内運航の秩序が崩れる可能性をはらんでいるというのは、なんとも皮肉な話だ。

大坂 直樹 :東洋経済 記者

551チバQ:2021/03/30(火) 15:22:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0e33dbfb2c3704ac80eb4157c703289d1e276ed

JR九州の新型高速船「クイーンビートル」初の営業運航 国の特例措置で世界遺産遊覧ツアー
3/30(火) 11:51配信
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新型高速船「クイーンビートル」が初の営業運航

FNNプライムオンライン
新型コロナの影響で運航ができない状況が続いていたJR九州の新型高速船「クイーンビートル」が、初めて営業運航をした。

日韓航路が閉ざされているなかで始まった福岡県内の世界遺産、沖ノ島を遊覧するツアー。国の特例措置で3月20日「国内遊覧ツアー」という形でデビューとなった。

その第1便に乗船するのは県内外から集まったツアー参加者約230人。

ツアー参加女性(熊本・荒尾から):
今ね、韓国の方にも行けない状況で、少しでも近場で楽しむことができたらいいかなと思って

ツアー参加男性(宗像市から):
いっぺん沖ノ島見たくてですね。これチャンスかなと思ってね

参加者は感染対策をしっかりとった上で船に乗り込む。

今回、クイーンビートルが目指すのは韓国・釜山ではなく、玄界灘に浮かぶ世界遺産、沖ノ島。

沖ノ島は、4世紀から9世紀の古代祭祀の跡があり、約8万点の「国宝」が発見されたことから「海の正倉院」「神宿る島」と呼ばれている。

約3時間半の遊覧ツアーのコンセプトは「移動時間を楽しむ」。自由に歩き回ることができる船内は、まるでホテルのラウンジのようだ。お土産が買える免税店が入っていてオリジナルグッズも買うこともできる。

さらに…

阿部まみリポーター:
船内では、景色を見ながら軽食を味わうことができます

台湾の名物グルメ「ルーロー飯」と特製サンドイッチ。ルーロー飯は甘辛く煮た豚肉がトッピングされた一品で、船内で「アジアの味」を楽しむことができる。

阿部まみリポーター:
ちょっと雲がかかっているんですが、前方に見えてきました、出発からおよそ1時間半で沖ノ島に到着です

沖ノ島は、一般の人の上陸が全面禁止されているため、ツアー参加者は沖合2キロの海上から島の姿を眺めた。

写真を撮る人や手を合わせて拝む人の姿も…

ツアー参加者:
参拝したいなって憧れはありましたが、女人禁制ということもありましたし、せめて近くまで行ってお参りしたいと思ってましたので。神々しくてありがたいなと

ツアー参加者:
良かったです。めったに見ることないと思ってたところに行けたから、また行ってみたいと思います

JR九州高速船 水野正幸社長:
地域の方に喜んで頂く、これが我々の仕事の新たな原点。より多くの方にご利用頂くのが、我々にとっても喜びでもございます

JR九州高速船は韓国との定期航路再開まで、4月も博多湾と糸島沖で遊覧運航を続けることにしている。

(テレビ西日本)
テレビ西日本

552チバ:2021/05/04(火) 23:01:18
>>541
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba7404216e2f9b6e8c0030971a6b2983aeee495
フェリー就航、業者に影響 横須賀市「補償の約束は…」
5/4(火) 7:00配信
朝日新聞デジタル
地元事業者や船会社を集めて開かれた現場説明会。フェリーの船体を受け止める防舷材や旅客ターミナルが姿を現していた=2021年4月28日午後2時5分、神奈川県横須賀市新港町、佐々木康之撮影

 横須賀市と北九州市を結ぶフェリー就航が7月1日に迫るなか、発着地となる横須賀港新港ふ頭を利用してきた地元港湾事業者の反発がやまない。2018年12月、上地克明市長が「第二の開国」との期待を込めてフェリー誘致を発表して2年余。ふ頭には旅客ターミナルが姿を現し、関連工事も急ピッチで進むが、市が就航の前提とした地元事業者との「共存」の道筋は、不透明なままだ。(佐々木康之)

■荷役の妨げ、補償を求める

 4月30日。市みなと振興部の幹部が、横須賀港運協会が使う新港ふ頭脇の建物を訪れた。フェリー就航までちょうど2カ月。市に共存策の説明を求め、地元事業者らが設けた場だ。

 遠くは地中海から来る冷凍運搬船から輸入マグロを水揚げする昌栄産業の太田孝社長が、ただした。

 「1日200トン揚げれば600万円。それがなくなる。補償してくれるのか」

 主に欧米へ輸出する完成車を自動車運搬船へ積み込む相模運輸倉庫の実務担当者も、「月3千台を積み込めば、2500万円から3千万円の売り上げがある」と続けた。

 事業存続を悲観するのは、新港ふ頭で新たに造られたフェリー関連施設の存在が理由。その一つが、船体を受け止める防舷材だ。

 市は2月から約1億3千万円を費やし、高さ約3〜4メートルある防舷材を3基設けた。樹脂パッドを付けたコンクリート製構造物だ。「マグロをつるす運搬船のクレーンが当たる。荷受けのトラックも寄せられない」と太田社長は懸念する。

 フェリーの運航日程にも事業者は不安を募らせる。フェリーは火曜〜日曜の毎日深夜の3時間、横須賀港に入港。一方、マグロ運搬船の多くは2〜3日間接岸し、1週間以上も岸壁に着けることもある。フェリーが就航すれば毎晩、運搬船の沖出しを強いられる。

 タグボートの手配など、離着岸に必要な費用はざっと35万円。「仮にふ頭で荷役ができたとして、だれが沖へ出す費用を持つのか」

 自動車荷役の相模運輸倉庫が懸念を抱くのは、岸壁そばに立つ旅客ターミナルの存在。自動車運搬船から岸壁に渡す自動車搬入路「ランプ」のうち、船体中央の「センターランプ」と位置が重なり、荷役を妨げる可能性がある。

 みなと振興部の上之段功部長は「実際にこれから、皆さんにどんな負担があるのか、影響を受けるのか、具体的にお聞きしたい」と応じ、こう繰り返した。

 「今の段階で、補償を約束することはできない」

朝日新聞社

553チバ:2021/05/04(火) 23:02:57
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-311577.html
横須賀・新フェリー計画、なぜ対立? 強まる不安と反発

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年11月23日(月) 10:45


新港ふ頭に入った自動車運搬船(右奥)。手前ではフェリー関連の工事が進む=11月18日、新港ふ頭(横須賀市)
 2021年7月に就航予定の横須賀港の新港ふ頭(横須賀市新港町)と北九州港(北九州市)を結ぶ新規フェリー航路計画が、壁にぶつかっている。同ふ頭内で荷役作業を行う事業者とフェリーが“共存”するという横須賀市の案に対し、港湾運送業者ら16社が加盟する「横須賀港運協会」が作業に支障が出るなどとして計画の白紙撤回を要望。さらに、ふ頭の近隣住民からも生活への影響などを不安視する声が上がっている。市は「来年7月の就航を遅らせることはできない」として9月にフェリー関連の工事に着手したが、先行きは見通せない状況だ。

 新フェリー航路計画が発表されたのは18年12月。東京九州フェリー(北九州市)が、横須賀─北九州市・新門司間(976キロメートル)で、日曜を除く週6便の運航を予定する。トラックや乗用車など約170台を積載できる1万6千トン級のフェリーを2隻導入、約21時間で両港を結ぶ。

 物流業界はドライバー不足が深刻で海上輸送の需要は増しており、横須賀市は「フェリー事業に対する需要はなくならず、将来性があると考えている」と説明。関東からは宅配貨物、九州からは野菜や魚など生鮮品を運ぶといい、フェリーの清掃や食材調達に関連した雇用創出や、港湾使用料、船舶給水などの歳入面でも市にメリットがあると想定している。

「共存できない」
 市と事業者らが対立する大きな理由は、発着地が「新港ふ頭」だということにある。

554チバQ:2021/05/14(金) 13:38:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2160a73173f386e53a213500ae9761dad54b0d41
「フェリーきょうと」進水 旅客定員675人、大部屋を廃止
5/14(金) 13:30配信

毎日新聞
進水する「フェリーきょうと」=下関市彦島江の浦の三菱重工下関市造船所で2021年5月13日午前10時1分、大坪菜々美撮影

 海運会社「名門大洋フェリー」(本社・大阪市)と独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(本社・横浜市)の共有船となる大型フェリー「フェリーきょうと」が完成し、山口県下関市彦島江の浦町の三菱重工業下関造船所で13日、命名・進水式が開催された。

 全長195メートル、幅27・8メートル。約1万5400トンで、長さ12メートルのトラック約160台と乗用車約140台の積載能力を持ち、名門大洋フェリーとしては歴代最大となる。旅客定員は675人。顧客のニーズと新型コロナウイルスの感染予防対策の観点から初めて大部屋を廃止した。

 午前10時に始まった式典では、関係者が「フェリーきょうと」の名を公開した後、船を固定している支綱(しこう)を切断。船首に付けられたくす玉が割れて、汽笛が鳴り響く中、船体はゆっくりと海上へ滑り降りていった。

 名門大洋フェリー旅客営業部の国久正文次長は「船はゆったりとした時の流れが最大の魅力。新型コロナの感染が落ち着いたら、いろいろな所へ行くツールにしてほしい」と語った。

 今後、2002年に就航した「フェリーきょうとⅡ」の代替船として21年12月に就航する予定で、新門司港(北九州市)と大阪南港(大阪市)をつなぐ。【大坪菜々美】

555チバQ:2021/05/15(土) 05:38:58
https://trafficnews.jp/publicity/mol_2105
「大洗」と「苫小牧」何が強み? 「さんふらわあ」商船三井フェリー20年 勝ち残ってきたワケ〈PR〉
2021.05.14 乗りものニュース編集部
関東〜北海道航路を運航する商船三井フェリーが20周年を迎え、大幅な割引キャンペーンを行います。関東では茨城の大洗に、北海道は苫小牧に発着地が集約されていった歴史を振り返りつつ、コロナ禍にも安心なフェリーの強みを探ります。

かつては「大洗〜苫小牧」以外もあった関東〜北海道航路
 茨城県の大洗と北海道の苫小牧を結ぶ商船三井フェリーが、2021年7月に創立20周年を迎えます。大きな太陽が船体に描かれた大型フェリー「さんふらわあ」シリーズも、関東〜北海道航路の「顔」として定着したといえるのではないでしょうか。

というのも、「関東〜北海道航路」=「大洗〜苫小牧」=「さんふらわあ」というイメージが形作られるまで、発着地も船も、そして運航会社も紆余曲折を経ているからです。

 大洗〜苫小牧航路が開設されたのは1985(昭和60)年のこと。東京〜苫小牧航路を運航していた日本沿海フェリー(後のブルーハイウェイライン、現・商船三井フェリー)が、関東〜北海道のサブ航路として運航を開始しました。やがて1997(平成9)年には東京〜苫小牧航路も大洗経由となり、2年後には大洗発着に一本化されます(東京〜大洗間は2007年、正式に廃止)。

 東京側の発着地が大洗に集約されたのは、東京港まで運航すると、時間がかかりすぎるためです。

 現在の大洗〜苫小牧航路の所要時間は最短で17時間45分、対して東京〜苫小牧は、房総半島を大きく迂回する必要があることなどから、30時間ほどかかっていました。東京と高速道路(常磐道)で結ばれた茨城・大洗港の方が、結局は関東と北海道の双方で時間を有効に使うことができ、トラックにとっても利便性が高いのです。詳しくは以前の記事をご覧ください。

 北海道側も、かつては別の場所に発着するフェリーがありました。代表的なものが、日本沿海フェリーの大洗〜苫小牧航路と同時に開設された、東日本フェリーによる大洗〜室蘭航路です。

 当時、室蘭市は苫小牧市と航路の誘致合戦を繰り広げ、「苫蘭(止まらん)戦争」とまで呼ばれましたが、東日本フェリーの経営難もあり、室蘭航路は2002(平成14)年に休止されています。

 いまや、太平洋側を航行する北海道発着の航路は苫小牧に集約されています。「大消費地の札幌に近いこと、また道東からもアプローチしやすいのがメリットです。室蘭まではどうしても、さらに1時間かかります」と商船三井フェリーは話します。

「北海道のなかで『ここに港があれば間違いない』位置にある」(商船三井フェリー)という苫小牧港は、道内全域から貨物が集積し、また全国への航路が集中しています。いまや、国内向け貨物の取扱量において全国1位を揺るぎないものにしています。

556チバQ:2021/05/15(土) 05:39:50

「さんふらわあ」以外もあった大洗〜苫小牧航路
「さんふらわあ」シリーズの船が関東〜北海道航路の顔となっていったのにも紆余曲折があります。

 もともと「さんふらわあ」シリーズは西日本を中心に運航されており、関東では日本高速フェリーの東京〜高知航路(後に廃止)に就航していました。同航路が日本沿海フェリーへ譲渡されるなどして「さんふらわあ」シリーズが商船三井グループへ帰属して以降、東日本にも展開されるようになったのです。

 大洗〜苫小牧、東京〜苫小牧航路ともに「さんふらわあ」シリーズが就航しますが、大洗〜苫小牧航路へ一本化したのち、東日本フェリーとの共同運航という形態が4年強続きます。この間は大洗〜苫小牧航路にも「さんふらわあ」ではない船が就航していましたが、2007年(平成19)年に東日本フェリーが撤退すると、旧東日本フェリーの船もすべて「さんふらわあ」ブランドへ統一されました。

 現在の大洗〜苫小牧航路には「夕方便」と「深夜便」計4隻で運航されていますが、深夜便の「さんふらわあ だいせつ」「さんふらわあ しれとこ」は、もともと東日本フェリーの「ニューれいんぼうらぶ」「ニューれいんぼうべる」です。

 深夜便の2隻はどちらかといえばトラック向けということもあり、「モノクラス(全て同一等級)で、飲食は自販機のみでの販売であるなど、カジュアルな作りになっています」(商船三井フェリー)とのこと。

 このうち「さんふらわあ だいせつ」で忘れてはならないのが、2015(平成27)年7月に起きた車両甲板での火災事故です。積載されていたトラックの保冷機がショートし、その火が別のトラックに未申告で積まれていた大量のガスボンベに引火、航海士1名が亡くなりました。

 これ以後、商船三井フェリーはソフト・ハード両面で火災対策を大幅に強化。カーフェリー4隻には、国内フェリーで初めて、トラックに架装された可搬式の泡消火栓ユニット(CAFSユニット)を装備しています。かんたんにいうと、消防車がフェリーに常駐している、ということです。

 しかし、そこへ新型コロナウイルスが影を落とします。2020年度は前年度比で旅客が4割減少したといいますが、そうしたなかで商船三井フェリーは、船内のコロナ対策を強化してきました。

たとえば、夕方便の共用部に紫外線殺菌装置「エアロシールド」を設置しているほか、階段の手すりや自動販売機のボタンなどのひとつひとつに、特定のウイルスを99.99%減少させるという抗菌フィルムを貼付。販売する座席も制限して乗客同士の距離を確保しているそうです。

 船旅の楽しみでもあった船内イベントもすべて中止されていますが、そもそも、コロナを機に乗客の過ごし方も変わってきているとのこと。

 客室の大半が個室になっている大洗〜苫小牧航路の夕方便は、数ある交通機関において、密を避ける観点で最も有利なもののひとつと言えるかもしれません。実際、「お部屋から出ずに過ごされるお客様も増えました。人と触れ合わずにすむからフェリーを選んだ、というお声もあります」(商船三井フェリー)ということです。

 もちろん、甲板に出れば太平洋に沈む巨大な夕日も、ときには船と並走するイルカの姿も見ることができます。部屋風呂もありますが、船内の海を望む大浴場はサウナ付き。共用部の手すりの消毒などもこまめに行われているのも安心できるところです。飛行機やバス、電車とちがい、安心して過ごし方を「選べる」点がフェリーの大きな魅力でしょう。

 また、2020年は新型コロナの影響で飛行機の運賃が大幅に安くなっていたところ、減便や小型化が定着したこともあり、それほど安くならなくなってきているといいます。このため、割安感のあるフェリーの利用も増えてきているそうです。


20周年でお得なキャンペーン
 創立20周年の商船三井フェリー、今年は次のようなキャンペーンも実施されます。

●創立20周年割引
・内容:旅客運賃A・B期間20%引き ・C期間10%引き、乗用車航送運賃10%引き
・適用日:7月2日(金)から9月30日(木)までのA・B・C期間出航便

●2021年7月1日創立記念日割引
・内容:旅客運賃50%引き、乗用車航送運賃20%引き
・適用日:7月1日(木)出航便

●記念行事
・7月1日(木)出航便でウェルカムドリンクサービス
・豪華景品の当たる20周年記念クイズキャンペーン
・その他

 詳しくは同社公式ページでご確認ください(記念行事等は変更の場合もあります)。

 これとは別に、東京駅〜大洗港間までのバス運賃(ただし直通バスは運休中)、大洗〜苫小牧間のフェリー運賃(ツーリスト)、苫小牧港〜札幌駅間のバス運賃がセットで片道1万1000円の「パシフィック・ストーリー」も引き続き販売されています。

○創立20周年割引特設ページ
https://www.sunflower.co.jp/20th_anniversary/

557チバQ:2021/06/13(日) 23:33:09
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/548946
2021年6月13日
八戸と苫小牧を結ぶ新フェリー 川崎近海汽船、16日就航
拡大する
就航する新フェリー「シルバーブリーズ」=13日午後、北海道苫小牧市
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新フェリー「シルバーブリーズ」の客室=13日、北海道苫小牧市
 川崎近海汽船(東京)は13日、青森県八戸市と北海道苫小牧市を結ぶ航路に就航する新フェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)を苫小牧港で報道陣に公開した。旅客定員は400人で、トラック70台、乗用車30台を収容可能。航行時間は最短で約8時間。16日の八戸発の便で就航する。

 同社によると、老朽化した「べにりあ」(6558トン)の交代で投入。緑を基調とした内装で、トラック運転手向けの客室を全て個室化したほか、ペットを持ち込める部屋も増やした。

 岡田悦明取締役フェリー部長は「個室はニーズが高かった。新型コロナ対策としても安心して利用してほしい」と話した。

558チバQ:2021/06/30(水) 20:48:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a8ef4ad56263589958b8e1b89681196b880f9c7
横須賀新フェリー航路が7月1日就航へ 対立業者との解決は
6/30(水) 18:46配信
tvkニュース(テレビ神奈川)

横須賀市と福岡県北九州市を結ぶ新たなフェリー航路があす就航するのを前に、市内に建設されたターミナルや船内が報道陣に公開されました。

フェリー航路は、新たに造船された「はまゆう」と「それいゆ」の2隻で運行し、北九州市の新門司港と横須賀港をおよそ21時間で結びます。 定員は268人、トラックおよそ150台を積むことができるほか、船内には露天風呂などもあり、人や物流の新たな流れが生まれることが期待されます。

基本運賃は一人1万2000円で、個室を利用した場合これにルームチャージが追加され、日曜日を除く週6便運行します。

東京九州フェリー・入谷会長「新たなフェリー航路は、言わば『海の高速道路』のような役割、高速性と定時性というものが売り、ビジネスモデルとして確立されている」

一方、フェリー就航をめぐっては、横須賀市と、地元住民やふ頭を利用していた港湾業者らとの間で対立も起きています。

周辺住民「ご自分の家の15メートル先に、これだけ大きいプロジェクトが来るのに、誰も知らない。 これありえないですよ、ありえますか?自分の家だったらどうします?」

去年行われた住民説明会では、「事業内容を知らされていない」など計画の白紙化を訴える反発の声があがりました。

また、車の輸出などでふ頭を利用していた港湾業者らが、ふ頭の利用を制限するとした市の通知取り消しを求めて訴えを起こすなど、「地元の理解」が得られない状況が続いていました。 国土交通省の仲介もあり、市と港湾業者らは6月から協議を続けていて、複数の関係者によりますと市側が29日、対立収束に向けた提案を行い、早ければ7月上旬の合意を目指しているということです。 この対立についてフェリーの運行会社は。

東京九州フェリー・入谷会長「私どもとしては、市の方で港湾業者らと調整ができているからという前提でこの計画を進めているのでそのあたりは何とも申し上げようがない」

このように述べたうえで、「フェリー運航には支障はない」としています。

tvkニュース

559チバQ:2021/06/30(水) 20:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f197c0c0920e8522342cd66961ec4a7e2db224
駿河湾フェリー決算は4800万円の赤字に コロナ禍による運航停止や天候不順が響く 静岡県の施策も実らず
6/30(水) 19:19配信

静岡朝日テレビ
新型コロナの影響を受け、昨年度の駿河湾フェリーの決算はおよそ4800万円の赤字となりました。

一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーによりますと、昨年度の運賃収入と静岡県や自治体の負担金などを合わせた収益は4億2300万円で、4億7100万円の費用に対しおよそ4800万円の赤字となりました。
 前の年度はおよそ6900万円の赤字で、赤字の幅は減ったものの引き続き新型コロナの打撃を受ける結果となりました。要因として緊急事態宣言により2カ月ほど運航を停止したことや、寒波など天候不順の影響で運航率が下がったことなどを挙げています。また利用客は過去最少だった前回をさらに下回り、8万人あまりとなりました。
 県が打ち出した施策「半額キャンペーン」で一時的に利用客は増えましたが、新型コロナの影響で団体客のキャンセルが相次いだということです。
 今年度は10万8000人の利用を目指していて、今後は経営改善戦略に基づき料金の見直しを含む利用促進策に取り組むとしています。

560とはずがたり:2021/07/10(土) 15:39:34

横須賀の新フェリー 市と港運協会、近く合意へ
7/9(金) 21:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a594635d8e1c0e0a5c3c3443e3ac9fa5fb16f081
カナロコ by 神奈川新聞

 今月1日に就航した横須賀港新港ふ頭(神奈川県横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路を巡り、横須賀市と港運運送業者が加盟する横須賀港運協会が対立している問題で、両者の協議が近く合意することが9日分かった。

 市と協会、立会人の国土交通省による協議会が同日に開かれ、フェリー就航に伴い自動車輸出やマグロの荷役などに影響が出ていることに対する対策などで一定の方向性が出たとみられる。

 フェリー就航に当たり、市は事業者に対し一貫して新港ふ頭での“共存”を求めてきた。事業者側は荷役作業に支障をきたすなどとして昨年8月に新港でのフェリー計画の白紙撤回を市に要望。同10月には、同ふ頭の使用申請を巡り、完成自動車の積み出しを担う相模運輸倉庫が市を提訴していた。

港湾労組、横須賀フェリーと「共存不可能」工事中止求める 
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-515555.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年5月26日(水) 09:00

 7月に就航する横須賀港新港ふ頭(横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路計画を巡り、全国港湾労働組合連合会(全国港湾)が25日、横須賀市に対し、港湾労働者の雇用問題に関する申し入れを行った。

 申し入れ書によると、フェリー関連工事などのために自動車運搬船の荷役などができず、労働者の仕事が失われる事態に直面していると指摘。市のいう「共存共栄」は不可能とした上で、(1)関連工事を中止し、ふ頭を元の仕様に戻して労働者の雇用と職域を守る(2)新規航路を近隣他港に変更すること─などを申し入れた。市は「従来と変わらず計画は進めていきたい」などと回答した。

 全国港湾はこの問題に関連し、20日付で日本港運協会に対しストライキを含む行動の準備が整ったことを通告している。(尹 貴淑)

横須賀・新フェリー計画、なぜ対立? 強まる不安と反発
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-311577.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年11月23日(月) 10:45

 2021年7月に就航予定の横須賀港の新港ふ頭(横須賀市新港町)と北九州港(北九州市)を結ぶ新規フェリー航路計画が、壁にぶつかっている。

 同ふ頭内で荷役作業を行う事業者とフェリーが“共存”するという横須賀市の案に対し、港湾運送業者ら16社が加盟する「横須賀港運協会」が作業に支障が出るなどとして計画の白紙撤回を要望。

 さらに、ふ頭の近隣住民からも生活への影響などを不安視する声が上がっている。

 市は「来年7月の就航を遅らせることはできない」として9月にフェリー関連の工事に着手したが、先行きは見通せない状況だ。

「将来性がある」

561とはずがたり:2021/07/12(月) 14:31:46
横須賀フェリーのふ頭利用 市長「7月上旬に合意できれば」
横須賀港
新港ふ頭
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年6月30日(水) 23:33

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-558995.html
横須賀―北九州の新規フェリー航路に就航する「はまゆう」=横須賀市新港町
 7月1日に就航する横須賀港新港ふ頭(横須賀市)─北九州港(北九州市)を結ぶフェリー定期航路を巡り、横須賀市と横須賀港運協会が対立している問題で、同市の上地克明市長は30日までに神奈川新聞社の取材に対し、「7月上旬には(ふ頭利用に関する同協会との協議で)合意できれば」との考えを明らかにした。

 市は、フェリー新規航路と荷役作業を行う既存事業者が同ふ頭で共存することを求めてきたが、同協会は作業への支障や安全面の理由から反発。市は昨年9月に関連工事に踏み切り、今年2月ごろから事業者による完成自動車の輸出作業などが停止している。

 6月から国土交通省が立会人になり、市と同協会の3者による協議会が設置されている。関係者によると、29日の協議会で市が事業者側にふ頭の利用などについて具体的に提案。協会側が持ち帰り、合意の可否について港運関係者と調整するとしたという。(尹 貴淑)

562荷主研究者:2021/10/17(日) 21:57:50

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=796730&comment_sub_id=0&category_id=112
2021/9/30 22:52 中国新聞
音戸の渡船、近く廃止へ 呉市「観光客向け」可能性検討

音戸渡船の使用船(音戸町まちづくり協議会提供)

 呉市の景勝地、音戸瀬戸の両岸を結ぶ「音戸渡船」が、定期の生活航路としては近く廃止される見通しとなった。補助金で運航を支援してきた市は30日、事業者から廃止の申し出を受けたと正式に発表。今後、市民や経済界に呼び掛けて活用案を募り、観光客向けの不定期運航などの可能性を探るとしている。

 約120メートルの海峡を往来し、「日本一短い定期航路」と呼ばれる音戸渡船は、今夏の悪天候で使用船2隻がいずれも損傷し、7月19日から運休している。船頭の花本智博さん(61)は8月末ごろ、市へ廃業の意向を伝達。船の老朽化や利用者の減少で「続けるのは困難」と話しているという。

 航路の廃止には中国運輸局呉海事事務所への届け出が必要。30日時点で運休届のみで廃止届は出されていないが、関係者によると、近く提出される見通し。

 市は、花本さんからの申し出を受け、生活航路と観光資源の両面から継承策を検討した。市内約200の観光関連事業者に意見を募ったが、定期の生活航路としての継承には結びつかなかったという。今後、観光プランと組み合わせた随時の運航を念頭に、事業者間の話し合いや市民団体の提案を支援していく。

 市によると、近年の乗客数のピークは2012年度の約8万4千人。13年に第2音戸大橋が開通してからは利用減が続き、20年度は新型コロナウイルスの影響もあって約7800人に落ち込んだ。(杉原和磨)

563とはずがたり:2021/10/28(木) 22:02:25

2021/10/28 10:40室蘭
室蘭ー八戸航路 フェリー年内休止へ 川崎近海汽船、貨物伸びず赤字
https://www.muromin.jp/news.php?id=42580

室蘭市、粘り強く交渉
 室蘭市と青森県八戸市を結ぶ定期フェリー航路について川崎近海汽船(東京、久下豊代表取締役社長)が年内をめどに休止を含め検討していると地元に伝えたことが27日までに、関係者への取材で分かった。岩手県宮古市までを結ぶ「宮蘭航路」として就航後、利用低迷に伴い昨年4月から八戸発着となった後も、収益の柱と見込んでいた貨物の利用数が伸びず赤字になっていた。

 地元の複数の関係者によると、同社幹部が航路を休止する方針を伝えた。正式に決定されると、2018年(平成30年)6月の就航から、わずか3年余りで歴史に幕を閉じることになる。室蘭市は青山剛市長らが27日に上京し、航路の存続に向け、同社側と粘り強く交渉を続けている。

 同航路は、旧東日本フェリーが室蘭-青森航路を最後にフェリー運航から撤退後、10年ぶりとなる定期航路として18年6月22日に開設。シルバークィーン(7005トン、全長134メートル、旅客定員600人)を使い、毎日1往復するダイヤを組んだ。

 収益安定の要となる貨物トラック利用は、当初の想定を大幅に下回り、18年10月から日曜の室蘭発、月曜の宮古発の1往復を減便。利用増に向け室蘭発便を八戸港経由にして、貨物のてこ入れを図ったが、流れは変わらなかった。宮古発着の休止後は、高速道路とのアクセスが良い八戸港の利点を生かし、当初は見込みを上回る利用があったが、燃油価格の高止まりやコロナ禍の長期化もあって、不安定な航路運営が続いている。

 室蘭にとって唯一の定期フェリー航路で、物流や交流人口の拡大に期待が大きい。宮古にとっては岩手県内初の定期航路で、東日本大震災からの復興のシンボルとして期待されていた。胆振東部地震や19年10月の東日本台風の襲来時には、物資の輸送などに貢献しただけに、このまま航路がなくなれば、幅広い影響が懸念される。

564荷主研究者:2021/12/12(日) 15:01:25
>>563
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/605466?rct=n_hokkaido
2021年10/29 10:23 北海道新聞
貨物利用の低迷直撃 室蘭―八戸フェリー年内休止検討 青山市長、航路存続要望へ

川崎近海汽船側との会談後、報道陣の取材に応じる青山剛市長(右)と白熊良平副市長

室蘭港に入港した室八航路のフェリー=28日午後2時

 川崎近海汽船(東京)が室蘭市と青森県八戸市を結ぶ定期フェリー航路(室八航路)を年内にも休止することを検討している問題で、同社の久下(くげ)豊社長らは28日、室蘭市に青山剛市長を訪ね、貨物トラック利用の低迷が休止の主な理由であることを説明した。市は航路存続を求めており、29日には経済関係者らと同社へ出向いて要望書を手渡す。

 28日午後、久下社長ら川崎近海汽船の3人と、青山市長、白熊良平副市長、栗林和徳・室蘭商工会議所会頭ら室蘭側の6人が室蘭港フェリーターミナルビルで約1時間、会談した。

 会談後、取材に応じた青山市長は「航路存続を(同社に)お願いした」と語った。久下社長は「誠意を持って対応する」と応じたという。休止を検討する理由として、同社は慢性的な貨物トラック利用の低迷のほか燃料代の高騰も挙げ、新型コロナウイルス感染拡大による物量の減少も要因の一つとしたという。

 川崎近海汽船側からの説明を受け、青山市長はあらためて谷内浩史胆振総合振興局長、篠原光範・室蘭商工会議所副会頭らを伴い29日に上京し、航路存続を求める要望書を同社に手渡す。要望書には室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長、八戸市長らも連名する。

 北海道運輸局によると、20年度の室八航路の旅客数は約1万7700人、トラックは約1万4900台だった。(河田俊樹、高野裕美)

■地域再生の切り札一転 地元動揺「大きな損失」

 「突然で驚いた」「何とか存続を」。川崎近海汽船(東京)が室蘭市と八戸市を結ぶ定期フェリー(室八航路)について、早ければ年内での休止を検討していることが明らかになり、関係者から驚きの声が上がった。岩手県宮古市と結ぶ「宮蘭航路」として就航してから3年あまり。フェリーは地域経済再生の切り札と目されていただけに動揺が広がった。

 「今後、期待できる航路だったのに」。室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長(71)は驚いた。仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道路(三陸道)が予定通り年内に全線開通すれば、八戸港の利便性は向上するとみられるだけに、「室八航路を利用すれば運転手の疲れを軽減できる」と話した。

 フェリー航路は2018年6月、川崎近海汽船が室蘭市と宮古市を結んで開設。室蘭市で10年ぶりの定期便として期待されたが主力の貨物トラックの利用が振るわず、同年10月、室蘭発の「南下便」を八戸に寄港させるてこ入れを図った。それでも物量は上向かず、20年3月いっぱいで宮古発着を休止。航路を絞り、採算向上に力を入れていた。

 牛の搬送で室八航路を利用している篠田牧場(登別市)の神山進一郎場長(59)は「月に3〜4回は牛を運んでいる。休止になれば苫小牧港か函館港を利用するしかない。牛は長時間のトラック輸送にストレスを感じ、体調を崩す恐れもある」と話す。

 室蘭市の経済関係者は休止されても、「すぐに影響が表れるのはタグボートや燃料供給の業者などに限られる」と見るが、これまで酪農家や軽種馬農家などに利用を働きかけてきただけに「地域の将来にとっては大きな損失」と落胆する。

 室蘭市は港湾利用を促すポートセールスに力を入れ、青山剛市長は韓国の国際定期コンテナ船会社にも出向いている。18年の宮蘭航路の誘致はその成果ともいわれ、フェリーターミナルビル(入江町)を約9億円かけて改修した。それだけに青山市長は航路休止について、「航路の採算が厳しいというのは聞いていた。休止しないよう(川崎近海汽船には)再考を求める」と危機感をあらわにする。(久保耕平、古田裕之)

565チバQ:2021/12/24(金) 13:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/85bba191d5d7295bef03fd1c8665097d8fedd56c
むつ湾フェリー存続へ 新船建造、青森県が方針固める
12/24(金) 11:20配信

河北新報
蟹田港に係留されているフェリー=2018年

 青森県の第三セクター「むつ湾フェリー」が運航する蟹田(外ケ浜町)-脇野沢(むつ市)航路の在り方を協議する県の検討会議は23日、新造船を建造し、航路を存続させる方針を決めた。県は年明け以降、経営基盤の強化に向け関係市町村と協議を始めたい考え。

 むつ湾フェリーの株式を持つ県内13市町村に対するアンケートで、むつ市と東通、佐井両村を除く10市町村が「必要性が高い」と回答したことを明らかにした。その上で、インバウンド(訪日外国人旅行者)や修学旅行などの観光需要を発掘するためには「存続が望ましい」と結論づけた。

 完成から23年が経過している現行船「かもしか」に代わる新造船については、「内装を洗練させるなど魅力的な船体を導入し、利用客増を狙うべきだ」との意見が上がった。

 関係自治体や観光、交通事業者らで構成する検討会議は6月に発足。運航による経済波及効果の分析や「公設民営」による経営シミュレーションなどを通し、存否を協議してきた。

 県企画政策部の東直樹部長は「どうすれば収入が増えて、経営が安定するか検討していく。13市町村とも丁寧に話し合い、中身を詰めていきたい」と話した。

 観光利用が約9割を占めるむつ湾フェリーは近年、利用客が低迷。昨年度は新型コロナウイルスの影響もあり、国や県の補助金計4600万円を繰り入れても700万円の赤字となった。

河北新報

566チバQ:2021/12/26(日) 14:39:51
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-627342.html
<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず
2021/12/25 05:00北海道新聞

<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず

川崎近海汽船公式サイトで室八航路の「休止日決定」の告知を確認する室蘭市職員=24日午前11時半

(北海道新聞)

 24日朝も、室蘭市港湾部の職員たちは川崎近海汽船(東京、川近)の公式サイト画面とにらめっこしていた。川近が10月26日に室蘭―八戸間のフェリー航路(室八航路)の休止方針を市へ伝えてから日課になっていた。川近の情報を入手するためには、それしか方法がなかった。



 白熊良平副市長は11月24日、その理由を記者会見で明かしている。川近は休止のタイミングを関係者と協議していたが、「市は主たる協議先ではない」と伝えてきたという。市は相手にされていなかった。

◇ 

 1990年代には最大5航路でにぎわった室蘭港から再びフェリーが消える。就航からわずか3年半余りでの事実上の撤退はなぜ起きたのか。背景を探る。(2回連載します)

https://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-627567.html
<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
2021/12/26 05:00北海道新聞

<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定

来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港

(北海道新聞)

 「この船は牛ばっかりだよ」。11月末、室蘭市と八戸市(青森)を結ぶフェリー「シルバークィーン」に産業機械を積んだトラックの運転手(60)は言った。空きスペースが目立ったこの日は、貨物の半数以上を生きた牛が占めた。フェリーをよく利用する運転手によれば牛以外の荷は珍しく、乗用車もまばらだ。

 シルバークィーンの「室八航路」を運航する川崎近海汽船(東京、川近)は苫小牧―八戸の「苫八航路」も1日4便動かしている。北海道と本州をつなぐ大動脈の苫小牧発着フェリーは、この苫八を含め4社で10便。それでもあふれる貨物を、川近は室八(当初は室蘭―岩手・宮古間の「宮蘭航路」)で拾おうとした。

567チバQ:2021/12/28(火) 02:55:22

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/627342#:~:text=%E5%9C%B0%E5%9F%9F-,%EF%BC%9C%E7%B7%8A%E6%80%A5%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E8%88%AA%E8%B7%AF%EF%BC%9E%E4%B8%8A,%E5%B8%82%E3%80%81%E6%9C%89%E5%8A%B9%E7%AD%96%E7%A4%BA%E3%81%9B%E3%81%9A&text=%E5%B7%9D%E8%BF%91%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88,%E3%81%97%E3%81%8B%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82&text=%E7%99%BD%E7%86%8A%E8%89%AF%E5%B9%B3%E5%89%AF%E5%B8%82%E9%95%B7%E3%81%AF,%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E3%81%A7%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
<緊急レポート・消える航路>上 室蘭市、有効策示せず
12/26 09:53 更新
 24日朝も、室蘭市港湾部の職員たちは川崎近海汽船(東京、川近)の公式サイト画面とにらめっこしていた。川近が10月26日に室蘭―八戸間のフェリー航路(室八航路)の休止方針を市へ伝えてから日課になっていた。川近の情報を入手するためには、それしか方法がなかった。

川崎近海汽船公式サイトで室八航路の「休止日決定」の告知を確認する室蘭市職員=24日午前11時半

 白熊良平副市長は11月24日、その理由を記者会見で明かしている。川近は休止のタイミングを関係者と協議していたが、「市は主たる協議先ではない」と伝えてきたという。市は相手にされていなかった。

 来年2月1日からの休止が発表された12月24日も、川近が市に知らせたのは公式サイトにアップするわずか1時間半前だった。

■危機感共有なく

 室八航路は、室蘭と岩手・宮古を結んだ前身の「宮蘭航路」が2018年6月に就航した当初から苦戦。これまで主力のトラック・トレーラー利用で1万8千台の年間目標を達成したことがない。これに新型コロナウイルス禍や原油高が追い打ちをかけた。昨年9月には鈴木崇弘副市長(当時)が「航路継続について安心できる状況にない」と市議会で答えているが、危機感は共有されなかった。

 川近に休止を打診された日の翌日、青山剛市長は急きょ上京して撤回を求めた。市は「(休止の知らせは)寝耳に水だった」というが、運輸関係者は冷めた目を向ける。「就航当時、『荷物を増やさなければ企業はすぐに撤退する』と市長には伝えていたんだが」

 室八航路には致命的な弱点があった。川近は苫小牧―八戸間も1日往復4便を運航している。室蘭は札幌までの距離で苫小牧の2倍もあるのに、室八の貨物自動車運賃(車長別)は苫八より約2千〜6千円安いだけ(24日現在)。「札幌まで陸送する燃料費を考えれば勝負にならない」と運輸業界は見ていた。

568チバQ:2021/12/28(火) 02:55:34
■努力不足指摘も

 市幹部は「川近の営業努力が足りなかった」と話し、白熊副市長も12月の市議会で「船社に問題の起点がある」と答弁したが、前述の運輸関係者は市の努力不足も指摘する。「川近からは情報を、国からはカネを引き出して航路維持を支援できなかったのか」

 西胆振の政界関係者は「青山市長はお願いするだけで具体的な提案ができない」と厳しい。川近の嶋村嘉高フェリー部長が航路維持の条件に挙げる「(貨物が増える)大きな産業」を市は生み出せないが、荷台(シャシー)だけをフェリーに載せ、運転席と荷台を引くトレーラーヘッドは待機してもらう基地をつくるといった、港もフェリーも使いやすくする整備は不十分だった。

 無策だったわけではない。生きた牛のフェリー輸送を川近と開拓したり、室蘭市内で処理するポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物の輸送で使ってもらったり。その中でも最大の「支援」は係留施設使用料などの実質的な肩代わりだ。

 市はフェリーターミナルビルの管理委託料を川近に支出してきた。昨年度は2500万円。清掃、開施錠、点検などの内容に市議からは「高すぎる」という声が挙がる。一方、川近は同年度に係留施設使用料(2300万円)、入港料(100万円)など計3400万円を市に支払っている。

 ビルの管理委託料の高さについて、市は11月の市議会議員協議会で「船社の進出意欲を阻害しないため」と答え、金額の上乗せをにおわせた。市幹部は「(係留施設使用料との)実質的な相殺」と内幕を明かす。

 そのビルや人道橋などの設備は、航路が休止されれば市の重荷となる。就航時に約8億5千万円で改修したのに使い道がなくなり、維持費は年600万円を見込んでいる。ビルを廃止すれば航路再開を諦めた、と受け止められかねない。

 「フェリーに逃げられた」責任を市に問う声が市議に強まっている。ただ、こんな自戒の声もある。「就航では市議会も手放しで喜んだ。市議会が行政のチェック機能を果たせていたかといえば、疑問だ」(高野裕美、河田俊樹、久保耕平)



 
 1990年代には最大5航路でにぎわった室蘭港から再びフェリーが消える。就航からわずか3年半余りでの事実上の撤退はなぜ起きたのか。背景を探る。(2回連載します)

569チバQ:2021/12/28(火) 02:56:26
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/627567?kk<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
12/26 10:00 更新
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
来年2月1日からの休止が決まった室八航路のシルバークィーン=24日午後2時30分、室蘭港
<緊急レポート・消える航路>下 貨物と旅客、崩れた想定
 「この船は牛ばっかりだよ」。11月末、室蘭市と八戸市(青森)を結ぶフェリー「シルバークィーン」に産業機械を積んだトラックの運転手(60)は言った。空きスペースが目立ったこの日は、貨物の半数以上を生きた牛が占めた。フェリーをよく利用する運転手によれば牛以外の荷は珍しく、乗用車もまばらだ。

 シルバークィーンの「室八航路」を運航する川崎近海汽船(東京、川近)は苫小牧―八戸の「苫八航路」も1日4便動かしている。北海道と本州をつなぐ大動脈の苫小牧発着フェリーは、この苫八を含め4社で10便。それでもあふれる貨物を、川近は室八(当初は室蘭―岩手・宮古間の「宮蘭航路」)で拾おうとした。

■時間の長さ裏目

 また、2018年6月の就航の翌年には運転手を休ませるための労働時間の規制強化が予定され、乗船が10時間と程よい長さの宮蘭航路は歓迎されると思われた。三陸沿岸道路(仙台―八戸)が20年度に全線開通する計画も好材料だった。

 ところが規制強化は24年まで延び、宮古からの乗船時間の長さは裏目に。航路は20年4月に宮古発着をやめて室八航路となったが、同じ八戸発着では苫八航路に見劣りする。今月18日にようやく全線開通した三陸道は部分開通のころからトイレや休憩所の少なさが不評を買った。苫小牧をあふれる貨物も想定を下回った。

 航路が途中で変わったため単純比較はできないが、主力のトラック・トレーラーの利用実績はこれまで年間目標の1万8千台に届いたことがない。20年度の旅客数は新型コロナウイルスの影響もあって前年度比54%減の1万7千人だった。

570チバQ:2021/12/28(火) 02:56:42
■「本気度」に疑い

 川近の久下(くげ)豊社長は11月末、「考えていたように荷物が集まらなかった。お客も乗らなかった」と市議会に説明したが、市幹部はその「本気度」を疑う。室蘭は札幌までの距離で苫小牧の2倍もあるのに室八航路の貨物自動車運賃は苫八航路より最大で6千円安いだけ。市幹部は言う。「例えば津軽海峡フェリーは全道から荷物をかき集めているが、室八はできていない」

 就航からわずか3年半余りでの休止は「初めから、そのつもりだったのではないか」との臆測を呼んでいる。1998年製造の老朽船シルバークィーンを遊ばせないための就航だった、との見方もある。当初は「年内」と言っておきながら、来年2月1日からの休止を年の瀬が迫る今月24日になって発表する川近の姿勢に不信を抱く市民もいる。

 一方、「地元が航路を支えられなかった」という声はある。室蘭へ向かう「北上便」の貨物の少なさは初めから懸念されていた。発着地の途中変更は航路存続の危うさを浮き彫りにしたが、室蘭側は休止を食い止める方策を示せなかった。

 その責めを負わされつつある市のある幹部は語気を強めて言う。「船を乗降する車で室蘭ナンバーをほとんど見ない。『フェリーに逃げられた』と行政をたたくのもいいが、どれだけの地元企業が利用したのか」

 航路休止が道内の物流に与える影響は大きい。首都圏との往復で室八航路を利用するトラック運転手、武田倫太郎さん(51)=横浜市=は危機感を口にする。「苫小牧発着の乗船枠は大手輸送業者に大半を占められ、中小は入れない。室八がなくなれば函館へ行くしかないが経費がかかる。もう道内へ行けなくなる」。苫小牧の新造船を嫌って上川管内からも集まる牛は輸送手段を失いかねない。

 室蘭地区トラック協会の三上慈誉(よしたか)会長は防災拠点としての室八航路の重要性を説く。2018年胆振東部地震では、苫小牧港で受けきれなくなった支援物資を当時の宮蘭航路が運んだ。

 川近の久下社長は「いったん休止して、事業の見直しを考える」と市議会に語った。室蘭市は再誘致を目指すという。フェリー事情に詳しい大阪府立大の池田良穂名誉教授(船舶工学)=室蘭市出身=は航路を復活させるためには「室蘭から苫小牧や函館へ流れる貨物と旅客を分析し、室八航路の需要を証明する必要がある」と話す。ただそれは、休止前に行われるべきことだった。(久保耕平)

571チバQ:2021/12/28(火) 02:59:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211224ddlk03040078000c.html<つながる三陸><つながる三陸>八戸港に好アクセス、航路で苫小牧へ 乗船中に「8時間休息」 より効率的な輸送体制、実現 /岩手
2021/12/24 05:27毎日新聞

 北海道への海の玄関口となる青森県八戸市の八戸港。三陸道開通を控えた12月上旬、フェリーターミナルを訪れると北海道苫小牧市行きの船を待つ札幌や函館のナンバーを付けた約20台の大型トラックが並んでいた。

 岩手県などに取引先があるという北海道由仁町の養鶏会社事業所のトラック運転手、斉藤義博さん(56)は、「道路が通れば八戸港までの移動が早くなり今までより1本早い船で帰れそう。乗れなくても休憩時間が増える」と歓迎した。

 八戸と苫小牧の両市は11月下旬、今後の交流に関するオンライン会議を開催し、三陸道開通後の物流促進などについて意見を交換。八戸市の熊谷雄一市長は、仙台から八戸―苫小牧航路を経て札幌に至る新たなルートの確立が両市の経済発展の好機になると訴えた。

 同市がこの航路を売り込むにあたって強調するメリットは約8時間の乗船時間だ。国は過労運転を防ぐために運転手の勤務後の休息時間を「連続8時間以上」と定めているが、2015年の基準の見直しでフェリー乗船中の時間は全て休息扱いできるようになった。市は同航路を利用すれば、下船後すぐに目的地に出発することができるとアピールする。

 県八戸港管理所によると、八戸港の利用は増加傾向にあり、19年のトラックの輸送重量は東日本大震災翌年の12年と比べ約2割増の約1300トン。同市は背景の一つに同航路の利点が改めて見直されていることがあるとみており、三陸道開通を追い風に北海道とをつなぐもう一つの青森―函館航路(3時間40分)との差別化も図りたい構えだ。

 市政策推進課の担当者は、「走行時間の短縮と休息時間の確保でより効率的な輸送体制が実現できる。メリットを周知し、八戸港の利用者を増やしていきたい」と語る。

    ◇

 一方、ウミネコ繁殖地として国の天然記念物指定を受ける蕪島や国名勝の種差海岸などを擁する八戸市では、観光面での集客にも期待が集まる。蕪島の物産販売施設「かぶーにゃ」の運営会社代表、杉本健一さん(73)は「これまでは岩手や津軽地域からの客が多かったが今後は仙台方面からの客も増えるだろう」と語る。三陸道開通後の観光客増加を見越し、土産物の拡充を図りたいという。

 同市などでつくる観光地域づくり推進法人「VISITはちのへ」が19〜20年度に行ったアンケート調査によると、新型コロナウイルス禍以前は首都圏の観光客が多かったが、感染拡大以降は東北から訪れる人の割合が約2割増加。人との接触を避けて新幹線より車で移動する人が増えたという。

 同法人の阿部寿一専務理事は「三陸道開通で回遊性が高まれば他の東北の街を観光する人にも八戸に来てもらえる。コロナ禍も逆手にとって観光客を呼び込みたい」と話した。【南迫弘理】=随時掲載

572チバQ:2022/01/12(水) 18:01:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfb2a0714e8ce1c953fbae2602c8701a4fd44111
無人の小型観光船で横須賀・猿島へ 世界初の運航実証実験
1/11(火) 22:41配信

カナロコ by 神奈川新聞
操舵室の屋根に設置したカメラなどから情報収集し、猿島(右奥)まで自動運航した小型観光船=横須賀市

 小型観光船の無人運航実証実験が11日、神奈川県横須賀市の猿島で行われた。日本財団が主体となり2020年から進めてきた無人運航船プロジェクトの一環で、将来的には観光船のほか、船員不足に悩む離島航路の維持などへの技術活用を目指す。同財団によると、小型観光船での無人運航実験は世界で初めてという。


 猿島での実験には丸紅や三井E&S造船、猿島航路を運航する「トライアングル」、横須賀市が参加。通常の猿島航路で使用している小型旅客船「シーフレンドゼロ」(19トン)にカメラやセンサーなどを設置し、機器から得た情報を基に自律操船システムで運航した。新三笠桟橋(同市小川町)を離岸し、約1・7キロを約10分で航行、猿島の桟橋に着岸するまでを自動で行い、航路上に他船を検知した場合に減速、回避する実験も行った。

 海運業界では船員の人手不足と高齢化が深刻化しており、無人運航は解決策として期待される。同財団では本年度末までに猿島のほか、県外でコンテナ船や水陸両用車など計6隻の無人運航船の実証実験を実施予定で、事業費総額約88億円のうち約74億円を支援した。25年までに無人運航船の実用化、40年までに内航船の5割の無人運航化を目指す。

神奈川新聞社

573チバQ:2022/03/03(木) 17:53:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb87ede53a7c3c2335bb5d6c7ecabc44931262f7
日韓航路の新型船「クイーンビートル」博多〜門司港に就航へ 日本籍化で国内便が実現
3/3(木) 15:45配信

乗りものニュース
これまでは遊覧運航のみ
新型高速船「クイーンビートル」(恵 知仁撮影)。

 JR九州高速船は2022年3月3日(木)、新型高速船「クイーンビートル」を新たに国内航路「博多〜門司港」に就航させると発表しました。

【広い!】クイーンビートルの内部を写真で見る

 「クイーンビートル」は2020年10月に博多港に到着。当初は日韓航路に就役する予定でしたが、コロナ禍で白紙に。パナマ船籍から日本船籍に変更し、日本国内で航行を開始します。

 これまで、日本政府の特例を受けて「同一の港を発着する遊覧船」として使用されていましたが、今回いよいよ、「別々の港をむすぶ航路」に就航する形となります。

 2022年6月までの運行予定は、4月10日・24日・30日、5月8日・15日・29日、6月5日・12日・25日。

 各日1往復が運航されます。博多港国際ターミナルを9時に出発し、門司港11号岸壁に11時45分に到着。復路は門司港16時発、博多港18時45分着です。玄界灘に浮かぶ大島を回り込んで関門海峡を通過する、約103kmの航海となります。

 運賃は片道おとな6600円(こども半額)。ビジネスクラスは2500円追加で、広い座席間隔と、60度リクライニングシート、USB・AC電源や読書灯などを備えます。

 乗船券は電話のほかネット予約も可能。ネットでは3日前まで、電話では出港30分前まで予約可能です。

 なお最初の運航日となる4月10日(日)には、博多港での出港セレモニーや、門司港レトロでの船内見学会などが行われる予定となっています。

乗りものニュース編集部

574チバQ:2022/03/08(火) 17:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3f0d736b49a5b79614ea43f11036de0c824e03
乗船率2% シィラインの赤字補填終了 佐井村・むつ市、来年度限り
3/8(火) 8:34配信

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Web東奥
(写真:東奥日報社)

 青森港とむつ市脇野沢、佐井村を結ぶ高速旅客船を運航するシィライン(青森市)について、むつ市と佐井村が、赤字補填(ほてん)を来年度で終了する考えを同社側に伝えたことが7日、市と村への取材で分かった。同社は2020年度、1億4953万円の赤字を計上。乗船率は2%だった。同社は支援が受けられなくなる23年度以降の運航可否について検討しているとみられる。

 両市村によると、運航中の高速船「ポーラスター」建造の借入金の支払いが11月で終了するのを区切りに支援終了を決断。最後となる来年度の支援は23年度予算から支出する。

 今月4日にむつ市役所で宮下宗一郎市長、樋口秀視・佐井村長が同社幹部に伝えた。

 同社を巡っては毎年1億〜2億円余りの欠損金を国や両市村が補填。むつ市は08年度以降、13年間で計約6億1600万円を、佐井村も毎年2千万〜3千万円程度を支援している。県も両市村に補助する形で支援している。

 樋口村長は7日の定例村議会散会後、議員に経緯を説明した。東奥日報の取材に対し「シィラインは財政健全化に向けて対策してきたが思うように改善されず、万策が尽きた、と受け止めた。地元利用者は少なく、村民への影響は少ない」と話した。むつ市の担当者は「市として交通政策全般を見て総合的に判断した。利用者減少も判断材料の一つ」と語った。

 県の美濃谷邦康交通政策課長は「佐井村から、先週会社と協議した内容を議会に伝えたと連絡があった。むつ市や会社など関係者から情報を収集している」と話した。

 青森-佐井航路は国の補助対象となる離島航路の指定を受けている。

575チバQ:2022/03/11(金) 14:59:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/24a86a1fca9a556ec83d19d5e980d20803659124
那覇-名護に高速船 75分、ジンベエザメが繋ぐ 第一マリン、来月就航
3/11(金) 10:39配信
琉球新報
那覇―本部を直行便でつなぐ、ジンベエザメのイラストが施された高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」=2020年6月、本部町の渡久地港内

 【名護】沖縄県那覇市の泊ふ頭と本部町の渡久地港間で高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」を運航している第一マリンサービス(那覇市)が4月から、泊ふ頭と名護漁港間でも直航便を就航する予定であることが分かった。


 名護市によると、所要時間は75分ほどになる見通し。ダイヤについては、既存の本部路線との調整などが必要となることから、市と本部町、同社などが協議を進めている。

 名護市市議会の10日の3月定例会一般質問で、翁長久美子市議(市民ネット)に棚橋邦晃企画部長が答弁した。

 高速船は名護漁港の南側岸壁に接岸する予定。就航に合わせ、市は浮桟橋を整備する計画で、22年度一般会計予算案には整備に掛かる費用1638万円が含まれている。23年度に着工し、24年度の供用を目指している。

 現在、第一マリンサービスが沖縄総合事務局に航路申請などの手続きをしている。

 市は運航ダイヤや料金などの詳細が決まり次第、市がホームページなどで周知する。

 渡具知武豊市長は2期目出馬にあたり「名護に賑(にぎ)わいを取り戻す」の公約の一環として、名護漁港に那覇方面からの高速船就航を掲げていた。
 (長嶺晃太朗)

576チバQ:2022/03/16(水) 09:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45886f0091c909e69bdd875125a816bacc3d78f
チャーター貨物船の運行「当面できない」 ロシアと北海道・稚内結ぶ
3/16(水) 9:11配信


朝日新聞デジタル
稚内港での今年度最後のチャーター貨物船への荷積み作業=2022年3月15日、北海道稚内市提供

 北海道稚内市とロシア・サハリン州を結ぶチャーター貨物船「MATSUSHIMA」(約500トン)が15日、稚内港での荷積みを終えた。16日にコルサコフ港に向けて出港する。チャーター貨物船は2016年度から運航されてきたが、ロシアによるウクライナ侵攻により、事業主体の稚内・コルサコフ定期航路利用促進協議会は「今後は当面実施できない」としている。


 協議会は道北の自治体や経済団体で構成。稚内市サハリン課が事務局を務め、チャーター貨物船を運航してきた。年間3〜5回運航し、輸出入合わせて年40〜60トンを輸送。20年度はコロナ禍により5回・計10トンに減り、21年度は4回・計17トンを運ぶ計画だ。

 大半が食料品などの輸出だが、最近はピートモス(水ごけが泥炭化したもの。園芸に利用)や民芸品などが輸入されるようになっていた。

 今年度最後の輸出はコメと釣り道具の2・2トン。1月から準備していたが、コルサコフ港周辺の海氷が多く、日程を調整しているうちにロシアのウクライナ侵攻が始まった。ロシアへの経済制裁の最中だが、今回は船舶代理店や荷主との契約が済んでいたため運航を決めた。

 稚内市はサハリン州3市と友好都市を締結し、さまざまな交流事業を続けてきた。市サハリン課は「新年度の事業はロシア情勢を踏まえて判断するが、現時点では当面実施できない」という。(奈良山雅俊)

朝日新聞社

577チバQ:2022/04/13(水) 10:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/030c65406ea0b183ce3aeae2ad84bdaa1ff0028c
赤字続く佐世保市営交通船 宇久島-寺島 航路維持へ 民間委託も選択肢に
4/13(水) 10:03配信

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長崎新聞
航路の維持が課題となっている佐世保市営交通船(宇久行政センター提供)

 長崎県佐世保市の宇久島と二次離島の寺島を結ぶ航路の安定的な維持が課題となっている。市営の交通船が両島を結ぶが、人口減少などの影響で赤字が続く。一方、寺島の住民にとっては生活の足となっている重要航路。市は今後、民間委託も選択肢の一つとして検討を進めていく。
 市宇久行政センター産業建設課によると、宇久島と近くの寺島を結ぶ航路は1963年に就航した。現在は北松小値賀町を結ぶ便も含め1日6便。寺島にはスーパーや医療機関はなく、住民は買い物や通院などの時に利用している。
 一方、収支見通しは厳しい。主な利用者である寺島の住民は近年1桁で推移。2020年度の運賃収入は過去10年で最も少ない106万8千円。21年度は133万2千円を見込む。航路維持には国や県の補助金が頼りで、補助金を除くと年間の赤字額は3千万〜4千万円になるという。
 こうした中、市は民間委託を今後の選択肢の一つとしている。委託が実現した場合、1日1便は確実に運航した上で、住民の外出の予定に応じて船を出す方法なども想定している。
 また市は、航路を安定的に維持するための経営戦略を策定。基本方針に▽非正規職員の採用などで人件費を削減▽ダイヤ改正による減便や船舶更新時の小型化-などを掲げ、赤字の縮小を図る。同課は「住民に不自由がない形で生活の足を守る方法を模索していきたい」としている。

578チバQ:2022/04/16(土) 19:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ff22a555ebcd4fe270dd96653914d4a84ca24d
「活気を生み出す起爆剤に」那覇-名護が75分…高速船4月29日に就航 6月末まで片道500円
4/16(土) 14:11配信

沖縄タイムス
第一マリンサービスが運航するジンベエ・マリン=那覇市・泊ふ頭

 那覇-名護を約75分で結ぶ第一マリンサービス(沖縄県那覇市、小田典史社長)の高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」が29日に就航することを祝い、15日に名護漁港で記念式典が開かれた。従来の那覇-本部に加え、1日2便が同漁港に寄港する。29日から、片道全区間500円で乗船できるキャンペーンを6月末まで実施予定。


 同船は全長約30メートルで、乗客定員は180人。時速約56キロで高速運航する。

 記念式典で渡具知武豊名護市長は、就航に合わせ待合所として利用できる市観光情報センターの整備を同漁港で進めてきたほか、浮桟橋の整備も計画していると説明。「高速船が、街に活気を生み出す起爆剤となり、市民や観光客に末永く親しまれてほしい」とあいさつした。

 親会社の第一交通産業の田中亮一郎社長は「観光客には『前よりも便利になっている』というイメージを持ってほしいし、地元の人も気軽に利用してほしい」と話した。

 7月以降は那覇-本部、那覇-名護は片道千円、名護-本部は同500円とする予定。運航時間は第一マリン社のホームページで確認できる。問い合わせは同社、電話098(860)0152。(北部報道部・西倉悟朗)

579チバQ:2022/04/16(土) 19:50:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a0750fc222821a48ca329b66443c736cdba156
神戸-宮崎、25年ぶり新造船「フェリーたかちほ」 初入港の神戸、熱烈歓迎ムード
4/16(土) 18:59配信

神戸新聞NEXT
大勢のファンに歓迎され入港するフェリー「たかちほ」=16日午前、神戸市中央区新港町(撮影・吉田敦史)

 宮崎カーフェリー(宮崎市)が神戸-宮崎航路で新たに就航させた「フェリーたかちほ」が16日午前、初めて神戸港に入港した。同航路の新船導入は25年ぶり。停泊した新港第3突堤の神戸三宮フェリーターミナル(神戸市中央区)では入港式典が開かれた。


 「たかちほ」は老朽化した「みやざきエキスプレス」(1996年就航)の後継。総トン数約1万4200トン、全長194メートルと先代より一回り大型化した。需要が高まるプライベート空間を重視し、個室を従来の29室から216室へと大幅に増やした。

 新船は15日夜に宮崎港を出発し、335人の乗客とともに十数時間かけて海を渡った。神戸港に姿を現すと、ゆっくりと接岸。通路を通ってターミナルに入った乗客は、神戸が誇るサンバチームのにぎやなリズムに迎えられた。

 式典では、宮崎カーフェリーの郡司行敏社長が「港町神戸と南国宮崎の歴史に新たなページを刻むことができてうれしい」とあいさつ。大分市から旅行で訪れた自営業の男性(38)は「以前のフェリーより広くて、内装もきれいでグレードアップした感じ。(移動時間を)全く長いと感じなかった」と話した。

 10月には同社の現行船「こうべエキスプレス」の後継として、「フェリーろっこう」も就航を予定している。(井沢泰斗)

580チバQ:2022/05/22(日) 19:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5bbea9412cf4642c51eec811294cfa4a482775
「海の新幹線」最大2時間が30分に短縮 期待されたホーバークラフトが10年で引退した理由
5/22(日) 8:32配信

沖縄タイムス
ホーバークラフトの就航を伝える1972年1月1日の沖縄タイムス朝刊

[+50歳の島で 世替わり、あれから]

 50年前の1972年7月、八重山諸島に高速船ホーバークラフトが就航した。最高時速100キロの超スピードで海を駆け抜け、付けられた呼び名は「海の新幹線」-。航海時間が大幅に短縮され、住民は離島苦の解消を喜んだ。

 初代沖縄開発庁長官に就任した山中貞則氏の肝いりで導入が実現した。山中氏が視察で八重山の島々を訪れた際、住民が口をそろえて訴えたのが「早急な港湾の整備」だったという。当時は潮の干満に応じた定期船の運航を余儀なくされており、移動に何時間もかかっていた。

 そうした状況を改善するために山中氏が日本政府に交渉。竹富町にホーバークラフトが譲渡された。運航は八重山観光フェリーが町から請け負った。

 船名は「蛟龍(こうりゅう)」と命名され、石垣港を拠点に竹富島、小浜島、西表島、黒島を結んだ。導入後、従来の定期船では25分かかっていた石垣から竹富島までの航海時間は5分、小浜島、黒島間は40分から15分、西表島間は2時間から30分と大きく短縮。離島住民は「町の発展につながる」と期待した。

 一方、約50人しか乗れず常に定員オーバー。運賃は以前の3倍以上、整備に膨大な費用がかかるなどの問題もあった。住民の足として定期航路を担ったのはわずか10年。82年にその役目を終えた。(北部報道部・玉城日向子)

581チバQ:2022/09/08(木) 18:00:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea9ad7617066b4b8d7ca3d3771cf4e5e4f4a75c
コスパがいい長距離移動、もはや夜行バスより「フェリー」の時代到来か
9/6(火) 17:45配信
利用者はまだまだ多くない?
東京九州フェリーの横須賀―新門司航路(画像:SHKライングループ)

 日本国内の交通手段としてその存在をよく知られている一方で、実際に利用したことがある人となると意外と多く無いのがカーフェリーではないだろうか?

 実のところ現時点でのユーザーは長距離トラックがメインであり、一般客向けの乗用車輸送枠はそれほど多くはない。

 さらに車両の輸送費用がそれなりに掛かること。そもそもフェリーを使うレベルでの自家用車による長距離旅行自体、フェリーが就航している路線においてメジャーではないということも理由なのかもしれない。

 一方、わが日本のカーフェリーは近年になって優秀船が次々と就航し、旅客サービスの充実に加えて航海のスピードアップが進んでいる。

 A地点からB地点までの単なる移動速度を重視するのであれば飛行機や新幹線などが便利なのは言うまでもないが、旅の過程そのものを楽しみたい、そしてできればスピーディーな方が良いというのであれば、最新フェリーによる船旅もなかなか乙なものである。

 実は、筆者自身カーフェリーを使った旅は最後に利用してから10年以上ご無沙汰しているのだが、少し前に九州在住の友人が2019年4月から就航した新しいフェリー会社である「東京九州フェリー」の新門司―横須賀路線を利用、極めて快適だったと語ってくれた。

大浴場やレストランも充実
新日本海フェリー・ツーリストA 上段ベット(画像:SHKライングループ)

 その友人は急ぐときは新幹線を、そうでないときには夜行バスを主に使っていたのだが、新たに就航したフェリーの料金が夜行バスよりもむしろ安いということで利用してみたというのがことのいきさつ。

 フェリーの場合、安い船室だとカーペット敷の大部屋という認識を抱いていた。しかし、新しいこのフェリーの船室は、一番リーズナブルなものでも、ちょうどカプセルホテルによくあるスタイルの横から入るベッドコンパートメントをカーテンで仕切るスタイル。プライベートもそれなりに確保されていたというもの。

 フェリーならではの大浴場やレストランも充実しており、楽しく快適に時間を過ごすことができたと語っていた。この話を聞いて現時点で国内フェリー各社の長距離便を調べてみたところ、カプセルホテルスタイルの客室はもはや多くの船舶に採用されていることがわかった。

 さらに使用されている船舶のスペックも併せて調べてみたところ、思いのほか高速で運航されていることにも驚かされた。

 ちなみに日本のカーフェリーの中では以前から、新潟/敦賀/舞鶴―小樽/苫小牧東の日本海航路を走る新日本海フェリーの「はまなす」と「あかしあ」(舞鶴―小樽、敦賀―苫小牧東に就航)の航海速力30.5ノットという海上自衛隊の護衛艦の公称最高速力に匹敵する快速運航が知られていた。

 東京九州フェリーの場合も、開業と同時に就航した新造船「はまゆう」と「それいゆ」の28.3ノットという航海速力が光る。

582チバQ:2022/09/08(木) 18:00:39
申し分ない「快速」運航
新日本海フェリー「あかしあ」(画像:SHKライングループ)

 東京九州フェリーは新日本海フェリーの系列会社であり、スケジュールによっては新日本海フェリーの「すずらん」と「すいせん」が同航路を走る場合もあるとのことだが、この2船の航海速力も27.5ノットと快速である。

 この他、苫小牧―仙台―名古屋を結ぶ太平洋フェリーの「きそ」「いしかり」「きたかみ」ではおおむね24〜26ノット。苫小牧―大洗を結ぶ商船三井フェリーの「さんふらわあさっぽろ」「さんふらわあふらの」が24ノット。同じく「さんふらわあしれとこ」「さんふらわあだいせつ」が25ノット。

 いずれも快速であると言ってよいだろう。

 他には新門司―神戸/大阪を結ぶ阪九フェリーの「いずみ」「ひびき」「せっつ」「やまと」の航海速力も23.5ノットとなっており、いずれも大型船であることを考えると、フェリー=スピードが遅くて時間が掛かる、という印象はもはや過去のものと言って差し支えない。

 わが日本は国土が狭い割には、その中での移動手段には恵まれているということに異論がある人は少ないと思う。

 飛行機、新幹線、高速道路、いずれも時間とコスト、さらには快適度といった要求条件に併せてそれぞれ最適なものを自由に選択することができる。

片道1万2000円の価値は?
新日本海フェリーの大浴場(画像:SHKライングループ)

 それらの中でフェリーでの船旅は、リーズナブルな価格でクルーズ客船の快適さを手軽に味わうことができるという意味ではもっと注目されてもいいように思える。

 ちなみに最初に記した東京九州フェリーの新門司―横須賀間の大人ひとり片道の運賃はハイシーズン料金を外せば1万2000円である。

 これは格安航空会社の最安値価格よりは上だが、新幹線は言うまでもなく、標準的な夜行バスよりもかなりリーズナブルである。ゆっくり寝ながら目的地に到着できることを思えばその価値は高い。

 現時点で路線が限られているのが少々ネックではあるものの、コロナ収束の折にはのんびりと船旅を計画してみるのも良いかもしれない。

 ちなみに筆者が過去に何度が乗船した長距離フェリーでの一番の楽しみは、快適かつ爽快な展望大浴場だった。

守山進(フリーライター)

583チバQ:2022/10/17(月) 21:22:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb80586d2e1aff498c9207ded5b4ebbab351be9f
「らくらく舟旅通勤」五反田〜天王洲アイルが25分200円 6ルートで東京都が試験運用
10/17(月) 20:15配信


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テレビ朝日系(ANN)
東京都は「らくらく舟旅通勤」と題して、17日から通勤手段に船を活用する試験運用を始めました。五反田と天王洲アイルを料金200円でおよそ25分で結びます。らくらく舟旅通勤は、都が進めている水辺のにぎわいを創出する取り組みの一環で17日から来月4日まで行われます。

 航路は、両国から天王洲までや日本橋からお台場までなどの6つのルートです。Wi‐Fiを完備している船もあり、視察した小池都知事は「交通渋滞を気にすることなく、仕事をしながら景色も楽しめる」とアピールしました。

 小池都知事:「改めて船を活用することによって新しいライフスタイル、新しいまちづくりという、そういった可能性が広がっていくと思います」

 試験運用は2019年に続いて2回目で、前回は無料でしたが、今回は200円から500円、一部航路で1000円の料金が必要です。

 例えば、五反田から天王洲アイルまでは所要時間が25分で料金は200円となっています。

 都は期間中、利用客にアンケートを行い、採算性や需要を見極めて、本格的な導入を目指すということです。

テレビ朝日

584チバQ:2022/10/27(木) 17:25:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb32bcdbc49a798f09d654401c88bdeeae5b4c5
日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ」客室明らかに ほとんど高級ホテル!? 和室が新次元
10/27(木) 16:01配信


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乗りものニュース
大阪〜別府航路に投入のLNG「さんふらわあ」
さんふらわあ くれない。進水時(中島洋平撮影)。

 フェリーさんふらわあは2022年10月27日(木)、大阪〜別府航路に投入する日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない/むらさき」の各等級と客室イメージ、新サービスを発表しました。

【船すかコレ!?】全客室イメージ&運賃 画像で見る

 客室は最下級の「プライベートベッド」から、最上級の「スイート和洋室コネクト」まで、実に19種類までバリエーションが広がりました。「コネクト」「コネクティング」とつく客室は、洋室1室と和室1室をつなげて利用できる「コネクティングルーム」で、国内長距離フェリーでは初の導入。3世代での家族利用などに配慮しています。

「スイート」系客室のみで構成された最上階の8階には、専用のカフェラウンジを初めて設置しているそうです。

 相部屋となる「プライベートベッド」「プライベートシングル」でも、1名あたりのプライベート空間は十分に確保されています。和室を3名ないし4名グループで利用する「グループ和室」も、1名あたりの料金はプライベートベッドと同じに設定されています。

 内装は、2018年就航船「さんふらわあ さつま/きりしま」や、客船「にっぽん丸」改装時の内装デザインを手がけた渡辺友之さんが担当。和の要素を多く取り入れた内装で、カジュアルクルーズの空間を創造しているということです。

 また、スマートフォンとQRコードによるスマートチェックインを初導入。予約時に発行されるQRコードでそのままチェックインできるだけでなく、客室の鍵としても利用できるといいます。

 1番船となる「さんふらわあ くれない」は2023年1月の就航予定。船体の大きさは約1.9倍となる1万7300総トン、全長は199.9mで既存船から大型化し、「さんふらわあ」史上最大です。これにより内装面積も広げる一方、旅客定員を抑えめにしていることで、定員1人当たりの面積は6.9平方メートルから10.9 平方メートルへと拡大しています。

乗りものニュース編集部

585OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 16:41:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/27b9e78cb78c2f83df24b8851a23e52e1159b76a
福岡〜釜山のフェリー「ニューかめりあ」 2年10カ月ぶり“旅客運送”再開 感染対策で個室料金割引も
1/5(木) 16:20配信
人の往来が増えてきていますが、そんな中、福岡と韓国の釜山を結ぶフェリーが、約2年10カ月ぶりに通常ダイヤでの旅客運送を再開しました。

福岡と韓国・釜山を結ぶ国際フェリー「ニューかめりあ」は、新型コロナ対策として、2020年3月から旅客を乗せずに貨物だけを運んでいましたが、1月4日の釜山発の便から約2年10カ月ぶりに通常ダイヤによる旅客の利用を再開しました。

現時点で決まっている3月末までのダイヤでは、博多港発が午後0時30分発(日曜日は運休)、釜山港発が午後10時30分発(土曜日は運休)となっています。

感染対策のため、他の客との接触を減らせる個室の料金を一部、期間限定で割引し利用を勧めるほか、弁当による食事を提供することにしています。

テレビ西日本

586OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 18:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a97fdbec0deae0e80b2e233c178db2a41cc5415?page=2
(前略)
 さて、通勤の手段として考える際、問題となるのはここからだ。日の出・竹芝船着場の周辺に職場(あるいは自宅)がある人ならばともかく、多くの人は、ここからさらに公共交通機関に乗り換える必要があるだろう。

 最寄り駅は、ゆりかもめ竹芝駅ないし日の出駅まで徒歩5分。JR浜松町駅までは、10分少々歩かなければならない。今回の社会実験では、浜松町駅・大門駅(都営大江戸線・浅草線)をつなぐ無料バスを運行していたが、バスに乗り換える時間、出発待ちの時間まで考えると、20分ほどは要すると思う。つまり、歩いた方が早い。

 それでも、日の出・竹芝桟橋は、まだ良いほうだろう。総じて、舟運通勤が普及するためには、船着き場から他公共交通機関までの接続を改善しなければならない。

 ちなみに、当日筆者は芝浦ふ頭内にある顧客を訪問する予定だったため、日の出・竹芝船着場からシェアサイクルを利用した。

自身の通勤経路とマッチするかどうかが鍵
 らくらく舟旅通勤第2弾で用意されたルートは以下の通りだ。

【朝】
・両国〜日の出〜天王洲 (約70分)
・日本橋〜朝潮運河〜日の出 (約35分)
・豊洲ぐるり公園〜日の出〜お台場海浜公園 (約55分)

【夕】
・天王洲〜日の出〜朝潮運河〜一之江 (約130分)
・日本橋〜朝潮運河〜日の出〜お台場海浜公園 (約60分)

【朝夕とも運航】
・天王洲〜五反田 (約25分)

 料金は、「天王洲〜日の出〜朝潮運河〜一之江」で一之江まで乗船する場合には1000円。「天王洲〜五反田」が200円。それ以外が500円である。

 例えば筆者が利用した日本橋から日の出の場合、公共交通機関を使うと440円、19分となる。(日本橋駅から都営浅草線特別快速乗車、新橋駅でゆりかもめに乗り換えた場合)

 料金はそれほど変わらないが、約20分余計に時間がかかる舟運通勤を、日常の通勤経路として受け入れられる人は限られてくる。

 上記6航路のうち、交通費が安くなるのは「天王洲〜五反田」だけである。(五反田駅からJR山手線乗車、大崎駅でりんかい線に乗り換え天王洲アイルまで乗車した場合、420円)。ただし、時間は電車約12分に対し、舟運通勤では25分かかる。

 舟運通勤は確かに心地よい。「痛勤」ラッシュとも揶揄(やゆ)される、バスや電車を使った通勤に比べれば、心身両面での快適度ははるかに高い。テレワークの普及や、フレックスタイム制度の浸透など、働き方改革の一環として、働き方の多様化を目指す文脈とも合致する。

 だが夏は暑く、冬は寒く、そして大雨や台風などの悪天候によって運休する可能性もある舟運通勤を、快適さという限られた尺度だけで論じ、かつ実現させるのには無理がある。

 次回は、東京という進化し続ける街におけるインフラとしての必要性から、舟運通勤を考えてみよう。

坂田良平(物流ジャーナリスト)

587OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 18:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/f581d01ae525061992b3a6670e70888e93e7305a
国内初LNGフェリー「さんふらわあ くれない」船内公開 ホテル凌ぐ? 豪華船内 トイレもすごい!
1/11(水) 16:12配信


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乗りものニュース
ついに大阪南港に現る「さんふらわあ くれない」
さんふらわあ くれない。大阪南港にて(乗りものニュース編集部撮影)。

 フェリーさんふらわあが運航する大阪〜別府航路の新造船「さんふらわあ くれない」が2023年1月13日に就航します。それに先立つ11日に報道陣や来賓へ船内が公開されました。

【“芸能人トイレ”か?】豪華すぎる船内を写真でじっくり

「さんふらわあ くれない」は、温室効果ガス排出量を従来よりも大幅に削減できる国内初のLNG(液化天然ガス)フェリーです。大阪南港のターミナルに停泊中の本船からは、船尾の大きな2つのLNGタンクが目立ちます。船の全長は199.9mと瀬戸内海を夜間に航行する船舶としては可能な限り大きくしたといい、大阪南港で並んで停泊する鹿児島(志布志)行きの「さんふらわあ さつま」(2018年就航)よりも大きくなりました。

 別府航路の現行船「さんふらわあ あいぼり/こばると」より全長で40m以上大きくなったものの、定員はたった6名増の716名にとどまっています。大きくした分、旅客一人あたりの専有面積は6.9平方メートルから10.9平方メートルに拡大。パブリックスペースなどもかなり大きくなっています。もうひとつ広がったのが、トラックの積載台数です。13m換算で92台から137台に増えました。

 フェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長は、LNG燃料という環境対応、また、いわゆる物流の「2024年問題」(トラックドライバーの残業規制)に起因して加速するであろうモーダルシフトへの対応、そして旅客満足の3つに対応する新造船だと話しました。

 さて、船内に入ると、天井にプロジェクションマッピングを投影した3層吹き抜けのアトリウムに目を奪われます。内装には木材が多用されており、別府の伝統工芸である竹細工をイメージした意匠や模様が随所に見られます。レストランは席数が現行の1.5倍、大浴場の面積は2倍に拡張されました。

 もうひとつ、大きくなったのがトイレです。男性トイレもさることながら、女性トイレの豪華さは公共交通であることを忘れるほど。便所とパウダールーム、更衣室などの個室が壁沿いにズラリ、その中央には、鏡面埋め込みのライトを備えた円形の鏡のある洗面台が並び、もはやテレビで見る芸能人の楽屋さながらです。フェリーさんふらわあによると、女性社員の意見を取り入れながら、当初よりも規模を拡張して設えたのだそうです。

588OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 18:23:57
客室には“違い棚”まで
3層吹き抜けのアトリウム(乗りものニュース編集部撮影)。

 客室は全部で20種類以上のバリエーションがあるといいます。

 上級の「スイート」と「デラックス」には、今回の目玉である「コネクティングルーム」が設けられています。これは、和洋2つの客室をつなぐことができるというもので、複数世代での家族利用を想定。4〜7名を収容できます。和室にも様々な和の意匠が施されており、壁際に“違い棚”が設えられた部屋もあります。

 また、ペットと利用できる「ウィズペットルーム」は7室あり、ペット用のケージなども大きくなっているといいます。客室やケージのエリアからすぐ甲板の「ドッグラン」に出られます。

 ちなみに今回は、「スマートチェックイン」機能を搭載しており、チェックインで利用した自分のスマートフォンを、そのまま部屋の鍵として利用できます。

 今回は全て個室もしくはプライベートベッド(ベッドが壁で仕切られたタイプ)化され、従来船にあった雑魚寝の大部屋は廃止されましたが、その代替となりそうなのが「グループ和室」です。一部屋3〜4名で、畳にマットレスを並べて寝る形です。ただ、同一グループごとに部屋を割り振るといい、見知らぬ人と相部屋になることはないといいます。

 多様な客室タイプの狙いとして、赤坂社長は、ファミリー層だけでなく「修学旅行」を挙げました。いま、船を活用した修学旅行は消滅しかかっているといいますが、「修学旅行での利用は、将来の潜在需要になり得ます。実際、むかし修学旅行で乗った、とおっしゃる方がかなり多いのです」とのこと。

「さんふらわあ くれない」は前出の通り1月13日、大阪発の便でデビューします。また、2番船の「さんふらわあ むらさき」も、今回のお披露目の場で、4月14日就航と発表されました。

乗りものニュース編集部

589OS5:2023/01/23(月) 10:52:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/834d9fd08292a4db9ca37e0eb9e2cdfc00231852
トラック積載 伸び着実 新船2隻3カ月 宮崎カーフェリー
1/23(月) 9:36配信



 宮崎―神戸航路を結ぶ宮崎カーフェリー(宮崎市、郡司行敏社長)の新船「ろっこう」が昨年10月に就航し、「たかちほ」との新船2隻体制となって3カ月たった。トラック積載数や個室の増加などで、利用数は前年を上回って推移している。一方、コロナ禍前の水準には一歩届かず、燃油高騰などの影響で利用料の安い他社に一部トラックが流れている状況もあり、航路の利用促進をさらに図れるかが課題となっている。

宮崎日日新聞

590OS5:2023/02/01(水) 22:58:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc872f8cf68f6c96765af4f10cb13af08573d17
青森-室蘭 10月にもフェリー航路復活へ
2/1(水) 21:54配信


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Web東奥
青森-室蘭航路で使用される予定の船舶「ブルーマーメイド」(津軽海峡フェリー提供)

 津軽海峡フェリー(本社・北海道函館市)は1日、青森市と室蘭市を結ぶ定期フェリー航路を今年10月を目標に就航させると発表した。トラック運転手の残業規制強化で人手不足が予想される「2024年問題」が迫る中、休息が取れるフェリーの需要が高まると判断した。同航路は同社の前身の東日本フェリーが08年11月まで運航しており、約15年ぶりの復活となる。

 津軽海峡フェリーによると、片道の航行時間は約7時間。室蘭港を午後8時に出発して青森港に翌日午前3時に到着。青森港を午前9時に出て室蘭港に午後3時45分に着く、1日1往復のダイヤを予定している。

 同社は現在、フェリー5隻を所有。青森-函館(1日8往復)で4隻、大間-函館(1日2往復)で1隻を運航している。青森-室蘭航路の開設後は、青森-函館間で使用している「ブルーマーメイド」(8820トン、全長144メートル)を室蘭航路の専属とするため、青森-函館間は2往復減り1日6往復となる。

 トラック運転手は他の業種よりも労働時間が長いため、働き方改革関連法により、24年4月から時間外労働時間の上限が年間960時間、月平均80時間に制限される。

 津軽海峡フェリーの担当者は「本州と北海道を結ぶ他社の航路も利用が好調で、新たな航路開設を求める声もあった。航路の選択肢が増えることは運送業者にとってメリットになる」と語った。今後、国に開設の許可を申請するという。

591OS5:2023/06/01(木) 22:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c50ee68130b71f8042430495fcce989193ffda11
「室蘭〜青森」定期航路10月2日に就航 津軽海峡フェリー 2024年問題に対応
6/1(木) 17:20配信

HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)

 津軽海峡フェリーは、室蘭と青森を結ぶ定期航路を10月2日から開始すると発表しました。

 室蘭〜青森の定期航路は1日1往復で、室蘭発は日曜日、青森発は月曜日を除く週6便の運航となります。所要時間は片道およそ7時間で、旅客運賃は一番グレードが低いスタンダードのシートで5090円からです。
 (※時季により変動あり)

 トラック業界では、運転手不足や来年4月からトラック乗務員の残業時間の上限が規制される「2024年問題」を抱えていて、ドライバーの休息時間の確保が課題になっています。津軽海峡フェリーは、片道およそ3時間40分で函館〜青森を結んでいます。これよりも運航時間が3時間以上長い室蘭〜青森の航路は、北海道と本州を行き来する運転手にとって「休息を取れる航路」としてアピールする考えです。
 また、北海道〜本州のルートを多様化することで「観光の活性化を図っていく」としています。

HTB北海道ニュース

592OS5:2023/06/01(木) 22:08:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c50ee68130b71f8042430495fcce989193ffda11
「室蘭〜青森」定期航路10月2日に就航 津軽海峡フェリー 2024年問題に対応
6/1(木) 17:20配信

HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)

 津軽海峡フェリーは、室蘭と青森を結ぶ定期航路を10月2日から開始すると発表しました。

 室蘭〜青森の定期航路は1日1往復で、室蘭発は日曜日、青森発は月曜日を除く週6便の運航となります。所要時間は片道およそ7時間で、旅客運賃は一番グレードが低いスタンダードのシートで5090円からです。
 (※時季により変動あり)

 トラック業界では、運転手不足や来年4月からトラック乗務員の残業時間の上限が規制される「2024年問題」を抱えていて、ドライバーの休息時間の確保が課題になっています。津軽海峡フェリーは、片道およそ3時間40分で函館〜青森を結んでいます。これよりも運航時間が3時間以上長い室蘭〜青森の航路は、北海道と本州を行き来する運転手にとって「休息を取れる航路」としてアピールする考えです。
 また、北海道〜本州のルートを多様化することで「観光の活性化を図っていく」としています。

HTB北海道ニュース

593OS5:2023/06/05(月) 17:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/76fe15ce1ac04e2665de4f302359e30e59aebd84
新社名は「商船三井さんふらわあ」 東西統合で国内最大のフェリー会社誕生 RORO含む6航路
6/5(月) 14:36配信
「商船三井フェリー」「フェリーさんふらわあ」統合
 商船三井フェリーは2023年6月5日(月)、フェリーさんふらわあとの事業統合後の新会社の社名を「商船三井さんふらわあ」に決定したと発表しました。


 新会社は10月1日から営業を開始。定期船として次の6航路、計15隻を有する国内最大のフェリー・内航RORO船(貨物船の一種)会社となります。

・大洗〜苫小牧航路(商船三井フェリー)
・東京〜博多航路(商船三井フェリー、RORO)
・東京〜苅田航路(商船三井フェリー、RORO)
・大阪〜別府航路(フェリーさんふらわあ)
・大阪〜志布志航路(フェリーさんふらわあ)
・神戸〜大分航路(フェリーさんふらわあ)

 同社は商船三井の100%子会社として設立されます。その商船三井ではこの4月より「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設し、フェリー・内航 RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、事業の柱の一つにしていく構えです。

 近年は商船三井のもと、商船三井フェリー、フェリーさんふらわあともにLNG(液化天然ガス)燃料フェリーの導入などで知見を共有していました。

 商船三井によると、フェリー事業の中核を担う両社を統合・集結させることで、さらなる会社の成長につなげるとのこと。「フェリー発着地の自治体や地域社会との結びつきを従来にも増して強化し、地方創生・地域経済への貢献に努めていきます」ということです。

乗りものニュース編集部

https://trafficnews.jp/post/125531
「さんふらわあ」なぜ“東西統合”へ? それが合理的な理由 2隻体制になったLNG燃料フェリー
2023.04.22 深水千翔(海事ライター)

国内初LNG燃料フェリーの2番船「さんふらわあ むらさき」が就航しました。LNG燃料フェリーが2隻体制となり、10月には、商船三井フェリーと合併します。なぜいま東西の「さんふらわあ」ブランドを統合させるのでしょうか。

2隻体制になったLNG「さんふらわあ」
 LNG(液化天然ガス)燃料フェリー「さんふらわあ むらさき」(1万7114総トン)が2023年4月14日、大阪南港を出港しデビューを果たしました。これにより商船三井グループの「フェリーさんふらわあ」が運航する大阪〜別府航路は、2隻とも、次世代の船舶燃料として普及しつつあるLNG燃料を使用した新造船へと置き換えが完了しました。
 フェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長は「1921年に大阪商船が別府航路に就航させた『紫丸』を100年の時を経て復活させたLNG燃料フェリーだ」と伝統ある船名をアピールします。

「さんふらわあ むらさき」は、1998年4月に就航した「さんふらわあ こばると」(9245総トン)の代替船として、三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で建造されました。2023年1月に就航した同型の「さんふらわあ くれない」と同じく、既存船に比べて大きくなった船型を生かし、レストランや大浴場、スイートフロアの利用客だけが入れるスイートカフェラウンジなど充実した設備を整えています。特に、乗船してすぐ目に入る3フロア吹き抜けのアトリウムと中央に設けられた扇状の大階段は、その迫力から“写真映え”スポットとしても人気です。

 船内には伝統工芸品である別府竹細工など和のイメージを取り入れたデザインを施し、クルーズ船のような丸窓を設置。外に出られる展望デッキが用意されているだけでなく、スイートクラスの客室にはバルコニーが設けられており、まさに「瀬戸内海の女王」として相応しい風格を持っています。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きく打撃を受けたフェリーさんふらわあの旅客数も2019年比で80%、乗用車については100%まで戻ってきており、明るい兆しが見えています。豪華フェリーとして注目されていた「さんふらわあ くれない」は就航時から多くの乗船客で賑わっており、「さんふらわあ むらさき」も大阪発の初便は約500人が乗船したとのこと。2隻とも旅客定員は716人ですから、新造船として好調な滑り出しであることがわかります。

「大阪と別府は紅丸と紫丸、その後継船を通じて古くから観光面、経済面の強いつながりがある。新造船『くれない/むらさき』を起爆剤として、さらに交流が強化されることを期待している」(赤坂社長)

594OS5:2023/06/05(月) 17:05:29

会社としても新時代…と思ったら「合併」へ なぜ?
 LNG燃料船の2隻体制という新たな時代に入った「フェリーさんふらわあ」ですが、2023年10月1日に商船三井フェリー(東京)と統合し新会社となることが決まっています。

 フェリーさんふらわあはライバル同士だった関西汽船とダイヤモンドフェリーが合併して誕生しました。大阪〜別府、大阪〜志布志、神戸〜大分の3航路にフェリーを投入しています。一方で商船三井フェリーはブルーハイウェイラインと九州急行フェリーの航路を引き継いでおり、大洗〜苫小牧でフェリーを、東京〜苅田と東京〜博多でRORO船を運航しています。このようにルーツが違う会社が1つにまとまることになるのです。

 商船三井は商船三井フェリーの大洗〜苫小牧航路向けにも、LNG燃料船2隻を内海造船へ発注しており、2025年にはグループ全体で計4隻のLNG燃料フェリーを運航することになります。

 大洗〜苫小牧航路のLNG燃料船は深夜便、「さんふらわあ だいせつ/しれとこ」(2001年建造、旧れいんぼう べる/らぶ)の代替船となります。LNG燃料エンジンはバルチラ製の4ストロークエンジン「バルチラ31DF」を2基搭載した「くれない/むらさき」と違い、苫小牧航路の新造船には低速エンジン1基が搭載されます。また、船首が丸みをおびた流線形になるのが、外観上の大きな特徴です。

 商船三井は経営計画「BLUE ACTION 2035」の中で、クルーズ船やフェリーを含めた「ウェルビーイングライフ事業」を、収益の変動が大きい海運分野に次ぐ柱に育てることを目標に掲げています。商船三井フェリーは、フェリーさんふらわあを統合することにより、国内最大のフェリー・内航RORO船会社に。また、商船三井客船のクルーズ船についても相次いで新船の導入を発表しており、事業規模の拡大を図ります。

 フェリー2社合併の直接的な理由のひとつは、グループのLNG燃料フェリーが4隻体制となることがあげられます。

 さんふらわあが運航するLNG燃料船のバンカリングは、複数台のタンクローリーと船を同時に接続し短時間で補給を行う「トラック・ツー・シップ」方式で実施しています。「くれない/むらさき」の就航時点のバンカリング拠点は別府港だけですが、今後は大洗港と苫小牧でもLNG燃料の補給が行われるようになるため、別々の会社に分けて運航するよりも、1社にまとめた方がLNG燃料を扱う上での課題や知見を共有化しやすいと判断したとみられます。また、CO2の排出削減に向けて、RORO船でもLNG燃料を使用した船を新造する可能性は十分に考えられるでしょう。



さんふあわあ くれないへのLNG供給。別府を拠点に行っている(深水千翔撮影)。

 さらに、統合することで燃料や部品の調達、運航の効率化が可能になり、利用者としては2社に分かれていた「さんふらわあ」の予約サイトの一本化が期待できます。

 定期航路で豪華な船旅を気軽に楽しめる「カジュアルクルーズ」を掲げて来た「さんふらわあ」ブランドは、新たなステップへ踏み出そうとしています。

LNG船で“ガチのクルーズ”やるぞ!
 LNG燃料船による「カジュアルクルーズ」を、“風景含めて”存分に楽しめるチャンスも到来します。昼間の本四架橋や、瀬戸内海の島々を「くれない/むらさき」船上から見られる大阪〜別府航路の昼運航が、7月から11月にかけて計9回行われます。

 大阪〜別府航路は夜に出発して朝早くに到着するダイヤが組まれており、せっかくの瀬戸内海の景色を見ることができません。実際に乗ってみると12時間ではもったいないと思う人もいるでしょう。


引退した「さんふらわあ こばると」(深水千翔撮影)。

 しかし、昼運航の発着時間は上り下りともに13時発で翌1時着。完全下船は8時なので、それまで船内に留まることができます。トータル19時間となるため、船旅を十分に堪能できるはずです。特に海の難所として知られる来島海峡の通過は、すぐ近くに見える今治市や大島といった陸地や、巨大な来島海峡大橋と相まって迫力ある光景が期待できるでしょう。

 初回は7月8日の大阪発別府行で使用船舶は「さんふらわあ くれない」。次は7月16日の別府発大阪行で「さんふらわあ むらさき」の運航となります。

【了】

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https://news.yahoo.co.jp/articles/173199d55fa075cd2c02fa3d14706df905c1e2fc
「避難所フェリー」七尾到着 14日利用開始、最大300人収容
1/13(土) 16:02配信

北國新聞社
入港した大型フェリー「はくおう」=13日午前9時10分、七尾市の七尾港大田埠頭

 七尾市の七尾港大田埠頭に13日、防衛省がチャーターした民間の大型フェリー「はくおう」が入港した。14日から避難者の宿泊先として利用が始まり、最大で約300人を収容することができる。

 はくおうは全長199・5メートルで総トン数は約1万7千トン。午前9時ごろ、港に接岸し、自衛隊員が船内に入って宿泊設備を準備した。

 防衛省によると、最初は200人を上限として受け入れ、徐々に受け入れ数を増やしていく方針。中にある大浴場やレストランなどの設備も開放され、市は避難生活の疲れを癒やす効果にも期待している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%8F%E3%81%8A%E3%81%86
はくおうは、高速マリン・トランスポートが保有し、防衛省がチャーターする貨客船。民間船を自衛隊や在日米軍の輸送にチャーターしたものである。平時の訓練や整備は元の所有者である新日本海フェリーが受託している。


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