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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

492荷主研究者:2009/12/01(火) 23:17:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091201t11024.htm
2009年12月01日火曜日 河北新報
アイシン高丘、工場改修を今月開始 宮城・大衡

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)は、新工場として使うため既に取得済みの宮城県大衡村の空き工場について、12月中旬に改修工事を始める方針を決めた。同社は今年3月、新工場の稼働を当面延期しており、稼働時期は引き続き未定としている。

 取得した工場建屋は2棟に分かれており、改修工事で建屋をつなぐ。来年春ごろの工事完了を目指す。同社は新工場の稼働時期について「見通しは立っていない」と話している。

 トヨタグループのセントラル自動車(神奈川県相模原市)が大衡村に本社工場を移転させるのに伴い、アイシン高丘は昨年11月に宮城県、同村と工場立地協定を締結。しかし、自動車販売不振の深刻化で部品受注が減少し、今年8月に予定した新工場の稼働を当面延期とした。

493荷主研究者:2009/12/01(火) 23:18:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091201t11026.htm
2009年12月01日火曜日 河北新報
東エレク、研究開発を仙台に集約 施設増設、増員も

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/091201a101.jpg

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は30日、仙台事業所(仙台市泉区)の研究開発施設を増設する方針を仙台市に伝えた。増設は研究機能を仙台に集約し、拠点化を進めるのが狙いで、研究員ら約300人の増員が可能となる。来年4月、稼働を始める予定。

 仙台事業所には、併設する子会社の東京エレクトロン技術研究所と合わせ、従業員計約120人が在籍している。来年12月までに閉鎖する関西テクノロジーセンター(兵庫県尼崎市)の研究者ら約100人が新施設に移るほか、仙台市など地元採用も積極的に進める考えだ。

 研究施設を増設するのは既存施設北側の約1万6500平方メートルの一角。2階建て、延べ床面積約3300平方メートルの建物を建設し、現在の施設と渡り廊下で結ぶ。投資額は約5億円。12月16日に着工し、来年3月末に完成する予定。

 東京エレクトロン技術研究所は東北大と連携し、プラズマを活用した最先端技術「RLSA」などを研究している。関西テクノロジーセンターのRLSAや、有機EL(エレクトロルミネッセンス)の研究開発業務を仙台に移管し、強化する。着工を延期している宮城県大和町の新工場でも、RLSAの生産機能を導入し、研究所と研究開発産の一体化を図る方向で検討している。東京エレクトロンは「人材と施設を仙台に集中し、RLSAの研究開発能力を高めたい」と話している。

494荷主研究者:2009/12/01(火) 23:21:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2009/12/01 建設新聞
青葉区国分町 大京東北支店
超高層・ライオンズ定禅寺の新築
193戸 12月上旬着工へ再始動

 大京東北支店(仙台市青葉区一番町2丁目4の1 支店長・中島一晃氏)は、着工を見合わせていた仙台市青葉区国分町に建設予定の「ザ・ライオンズ定禅寺通」(仮称)について、12月上旬にも着工する方針を固めた。実施設計は創建設計・大林組JV、施工は大林組が担当し、23年12月初めの完成を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区国分町3丁目9の5地内の敷地面積2783・23㎡で、市役所西側にほど近い旧勾当台会館跡地。

 施設規模は、RC29F延べ2万0078㎡の超高層マンション計画で、総戸数はファミリータイプ193戸を予定している。このところ、仙台市内では大型分譲マンションの新規着工がなかったことから、マンション市場を活性化させる意味でも期待が高まるところだ。

2009/12/01付1面に掲載。

495とはずがたり:2009/12/05(土) 22:47:09

寧ろ商業スレ対象か。

ジャスコ以外撤退とは凄い嫌われようだが確かに4号線沿いで立地は良さそう。
http://mallwalker.jp/db/miyagi/000216.html

サンコア事業停止 負債16億円 宮城・柴田
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091205t12001.htm

 宮城県柴田町で「ショッピングセンターサンコア」を運営するサンコア(柴田町)が4日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約16億5000万円(2007年9月末時点)で、弁護士は「集計中」としている。
 来年1月をめどに、任意整理か法的整理かの方針を決める見通し。

 同支店によると、サンコアは1979年設立。ジャスコ船岡店を核店舗として約50店の専門店が出店し、2003年9月期には売上高4億5800万円を計上した。設備の老朽化や周辺の大型商業施設との競合激化で、集客力が低下。今年10月末までにジャスコ以外の全専門店が撤退した。
 ジャスコを運営するイオンリテール東北カンパニーは「地元のご愛顧を考慮し、船岡店の営業を続けたい」と話している。

 滝口茂柴田町長は「地元資本によるショッピングセンターのはしりとして町の発展に貢献してきただけに残念。立地環境はいいので、新しい事業主体が引き継ぐことを期待している」と話した。


2009年12月05日土曜日

496とはずがたり:2009/12/05(土) 23:27:46

センダイウイルスとな。。

石田名香雄氏死去 センダイウイルス発見 元東北大総長
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091205t13017.htm

 「センダイウイルス」の発見者として知られ、東北の産学官組織、東北インテリジェント・コスモス構想推進協議会の初代会長も務めた元東北大総長の石田名香雄(いしだ・なかお)氏が4日午後1時13分、肺炎のため仙台市の病院で死去した。86歳。新潟県上越市出身。自宅は仙台市青葉区南吉成2の9の7。通夜、葬儀・告別式は親族のみで執り行う。喪主は妻はるえさん。
 石田氏は東北帝大(現東北大)医学部卒。専門は細菌学。1960年東北大教授。75〜79年医学部長、83〜89年第15代総長、89年名誉教授。

 医学部時代の52年、同大病院で多くの新生児が肺炎に感染して死亡する事件をきっかけにウイルスの解明を進め、翌年、未知のウイルスを発見。センダイウイルスと名付けられた。発見の功績などで87年、日本学士院賞を受けた。

 東北大総長時代の87年、新潟を含む東北を学術、技術、情報発信基地にする東北インテリジェント・コスモス構想を提唱。母体組織となる同構想推進協議会の初代会長を87年から12年間務め、産学官連携をけん引した。

 89年に仙台市名誉市民に推された。96年勲一等瑞宝章を受章。東北の産業振興・発展の功績で2003年度河北文化賞を受賞。1993〜2002年、河北文化事業団理事も務めた。


2009年12月05日土曜日

497荷主研究者:2009/12/07(月) 00:50:01
仙台エクセルホテルは某業界団体の全国大会の開催時に利用したが、広い宴会場が発表の場に使われるなどコンベンション機能を備えていた。客室の印象はあまり残っていないが、料理は美味しかった気がする。
この業界団体の全国大会は全国数都市の持ち回りで毎年開催されるはずだが、数年後の次回の仙台での開催は別のホテルになるわけで、どこになるのだろうか…。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091203t12027.htm
2009年12月03日木曜日 河北新報
仙台エクセルホテル東急閉鎖へ 来年11月

 仙台市青葉区一番町2丁目の青葉通沿いにある「仙台エクセルホテル東急」(客室302室、定員466人)が、来年11月30日をもって営業を終えることになった。運営会社の東急ホテルズ(東京)が2日、事業の将来性の厳しさなどを理由に、閉鎖方針を明らかにした。

 仙台市中心部ではホテル競争が激化し、JR仙台駅前の老舗ホテル、仙台ホテルも年内に営業終了するなど、淘汰(とうた)が進む。

 仙台エクセルホテル東急は地上13階、地下2階で宴会場や結婚式場、飲食店を備える。最近5年間の平均客室稼働率は74%だったが、土地建物を所有する日本生命保険(大阪市)との賃貸借期間が2011年3月末に満了を迎えることも踏まえ、閉鎖を決めた。

 東急ホテルズは「開業から29年が経過。新たな設備投資には多額の資金が必要となり、今後の事業性を考慮した結果、営業終了すべきだと判断した」と説明している。

 従業員122人(うち正社員47人)は雇用契約を終える。営業終了までに配置転換を含め、全員が再就職できるように支援する方針という。ホテルの跡地利用について日生は「現時点で未定。今後検討する」としている。

 同ホテルは1980年、「仙台東急ホテル」として開業、02年4月に現在名に変わった。東急ホテルズは55ホテルを運営。いわき市の「いわき東急イン」(客室133室)の営業を10月末に終了している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091203t12020.htm
2009年12月03日木曜日 河北新報
過当競争と不況直撃 仙台エクセル東急閉鎖へ

来年11月末での営業終了が決まった仙台エクセルホテル東急

 仙台エクセルホテル東急(仙台市青葉区)が来年11月末で営業終了する方針が2日、発表された。仙台市中心部では、JR仙台駅前の老舗、仙台ホテルが今月末で幕を下ろす予定で、同じ青葉通沿いのシティーホテルが相次いで姿を消す。ホテル業界や観光関係者らは、進出ラッシュによる競争激化と不況の影響の大きさをあらためて指摘する。

 仙台エクセルホテル東急は客室数302室で、ビジネスホテルも含め市中心部で5番目の規模。日本ホテル協会東北支部によると、仙台に他地域から進出した最初のシティーホテル。協会の青木昌敏支部長は「不況に伴う宴会需要の激減が響いたのではないか。本格的なシティーホテルがなくなるのは寂しい」と惜しむ。

 仙台市内では、東北最多の客室を持つ「アパヴィラホテル仙台駅五橋」(610室)が昨年2月に開業するなど、ホテル進出が続き、来年8月には外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」(292室)の開業を控える。青葉通沿いに立つ二つのシティーホテルが今後1年で営業を終え、市内のホテル地図が大きく塗り変わる。

 東北運輸局によると、仙台市内のホテル(東急を除く)は昨年秋以降の不況で、繁忙期を除き、客室稼働率50%強と低迷。帝国データバンク仙台支店は「過当競争の中、ホテル需要は伸びず、料金や立地条件などで老舗ホテルは苦戦している」と指摘する。

 「仙台は都市規模に対して本格的なシティーホテルが少なく、国際会議招致などの面で(東急の)営業終了はマイナス」と嘆くのは東北観光推進機構の畠山広推進本部副本部長。仙台商工会議所の間庭洋専務理事も「学会開催などの面で都市機能の低下が懸念され、大変残念だ」と話す。

 エクセルホテル東急は、学会や国際会議などで多用される仙台国際センターに最も近く、地元食材を使った料理も会場に提供してきた。

 仙台観光コンベンション協会の板橋博事務局長は「料理などのサービスが好評だっただけに、今後の会議誘致でも痛手だ」と驚きとショックを隠さない。

498荷主研究者:2009/12/07(月) 00:51:09
>>466
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091203t12025.htm
2009年12月03日木曜日 河北新報
宮城県・栗原市、太平洋工業と立地協定 来年5月操業

立地協定を締結し、握手を交わす(左から)伊藤副知事、小川社長、佐藤勇栗原市長

 自動車部品製造の太平洋工業(岐阜県大垣市)は2日、宮城県栗原市に東北工場を開設する立地協定を宮城県、栗原市と結んだ。東北への自動車産業の集積に伴う進出。来年5月に操業を始め、金属プレス・樹脂部品を生産する。

 県庁で立地協定の締結式が行われた。この後の記者会見で小川信也社長は「東北にトヨタグループの拠点が置かれ、関連企業も進出する」と立地理由を説明した。伊藤克彦副知事は「地震で甚大な被害を受けた栗原市にとって復興の象徴になる。自動車産業の集積が県全域に広がるきっかけになってほしい」と語った。

 太平洋工業は、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県移転などにより東北での自動車生産が増えると見込み、岐阜県から部品を運ぶコストを下げるため東日本で唯一の工場を東北に設ける。

 栗原市への立地は、取引先の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)とセントラルのほぼ中間点にあるため。工場の敷地面積は約9ヘクタールで、延べ床面積は約5600平方メートル。遊休工場を購入した栗原市から賃借する。設備投資額は約4億円で、非正規社員を含め30人程度を地元採用する。

 東北工場は初年度にホイールキャップとハイブリッド車用バッテリーケースをそれぞれ年25万個製造し、売上高約10億円を見込む。

 太平洋工業は岐阜、福岡両県に計6工場を持ち、タイヤバルブ、バルブコアでは国内シェアがほぼ100%という。

499荷主研究者:2009/12/07(月) 00:52:38
>>416
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091202t12015.htm
2009年12月02日水曜日 河北新報
東京建物ビルが駅前にオープン 仙台

東京建物仙台ビルとペデストリアンデッキ

 東京建物(東京)が、仙台市青葉区中央1丁目に建設を進めていた高層オフィスビル「東京建物仙台ビル」が1日、オープンした。ビル2階とJR仙台駅とを直結するペデストリアンデッキも同日、利用が始まった。

 ビルは地上20階の4階以上が賃貸オフィスで、賃貸面積は約1万7000平方メートル。1階では、宮城交通の「宮交仙台高速バスセンター」が10月6日から営業している。2、3階は吹き抜けなど。

 新設のペデストリアンデッキは幅約5メートル、延長約65メートル。JR仙台駅西口からアエル経由でビルまで結ぶ。

500荷主研究者:2009/12/07(月) 01:00:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091205t11018.htm
2009年12月05日土曜日 河北新報
仙台市人口、11年にも減少 総合計画審 成熟社会へ議論

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/091205a201.jpg

 仙台市の人口は、転出入による社会動態が2008年水準で推移した場合、11年にも減少局面に突入することが、市がまとめた将来推計人口で分かった。中長期的な市政運営の指針を策定する目的で市が発足させた総合計画審議会(大村虔一会長)でも、人口減少社会を踏まえた都市づくりが論点になっている。

 出生率を標準的な中位に設定した10〜22年の主な将来推計は図の通り。08年10月の人口(103万1163人)を起点とし、社会動態の変化に応じた見通しをまとめた。

 08年と同様の社会移動率に固定した場合、11年をピークに22年は100万8226人まで落ち込む。過去5年の社会移動数の平均値に設定した推計でも12年、社会移動なしと楽観的に見積もった場合も14年を境に減少に転じるとみられる。

 1998年に策定された現行の市基本計画では、満了となる10年度の計画人口を112万人に設定した。だが、社会動態の悪化や少子高齢化による自然増の鈍化で、見通しは大幅に狂った形だ。

 市は10月21日発足の総合計画審議会に対し、基礎データとして将来推計人口を提出。11月20日の第2回会合では社会の変化による今後の課題と、「成熟社会の到来」「持続可能な都市」など七つの論点を示した。

 東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)は「大学卒業後、東京に流出する学生を地元に残す施策が重要」と強調。市連合町内会長会の樋口稔夫会長は「郊外ではいまだに開発が進んでいる。公共施設の維持管理コスト増大などへの対応はより難しくなる」と指摘した。

 審議会は今後、次期基本計画策定に合わせて新たな計画人口を定め、分野別の重点施策をまとめる。

 市総合計画課の折田裕幸課長は「右肩上がりの時代は終わり、痛みや負担といったマイナスの分配が避けられない。計画では『選択と集中』を意識しなければならない」との考えを示した。

502荷主研究者:2009/12/11(金) 00:04:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091206t11013.htm
2009年12月06日日曜日 河北新報
セントラル自の住所「中央平」に 大衡村、社名和訳

 宮城県大衡村は、同村に完成したトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場と周辺地域の住所を「中央平(ちゅうおうだいら)」に変更する方針を固めた。セントラルを和訳した。来年4月1日から適用する。8日開会の村議会12月定例会に関連議案を提出する。

 住所変更地区は、第2仙台北部中核工業団地内の大衡村大衡、奥田、松の平の一部計152ヘクタール。セントラルの敷地と、敷地南側の県土地開発公社の造成地や緑地が中央平となる。セントラル本社の住所は大衡村中央平1となる見通し。

 村は、山林だった地域が自動車関連工場の集積地に変容することから、住所変更を検討。公社やセントラルと協議してきた。

 跡部昌洋村長は「大衡の中央、宮城の中央、自動車産業の中央という意味を込めた」と説明している。

 セントラル大衡事務所は「社名と関係する地名が付き、ありがたい」と話している。

503荷主研究者:2009/12/11(金) 00:09:40

http://www.kahoku.co.jp/column/khksyou/20091204_01.htm
2009年12月04日金曜日 河北新報 【河北抄】

 「予想以上に厳しい。3けたに届くと思ったのだが」。やや気落ちして話すのは、仙台青陵中等教育学校の渡辺尚人校長(53)。公立高入試の予備調査で、志望が72人(定員140人)と2年連続で定員割れとなった。

 仙台初の公立中高一貫校として4月、青葉区の旧仙台女子商跡に開設された。校舎をそのまま使っており、男子トイレ増設や教室の補修などの工事が今も続く。玄関正面の陳列棚は空っぽのままだ。まさに、学校の歴史が始まったばかり、という印象が強い。

 前期課程(中学)は高校入試がなく、早くから大学受験をにらんだ授業を展開。毎日7こまあり、他の中学より年間100時間も授業が多い。レベルの高い指導が受けられると評判を呼び、今春の志願は6倍を超した。

 一方、実績がなく交通の便が悪いなどの理由で、後期(高校)の人気はいまひとつ。

 「(定員割れの)記事で話題になり、かえって知名度がアップした」と渡辺校長。「営業マン」を自任し、説明会や学校回りで奔走した。中学の願書受け付けがきょう始まった。初年度の評価が数字になって表れる。

504荷主研究者:2009/12/11(金) 00:16:51
こういう記事はリアルタイムに貼り付けるべきなのだが…。ともかく目出度い!私の在仙時代の2001年もベガルタ仙台はJ1昇格を果たし、勾当台公園で行われた祝賀会に駆け付けた思い出がある。岩本やマルコスなんかが在籍してた頃だが、懐かしいな…。とにかくJ1に定着できるように頑張って欲しいねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091206t14022.htm
2009年12月06日日曜日 河北新報
夢の結末に歓喜 ユアスタ震える「次はJ1優勝」

ピッチに紙テープを投げ入れ、J2初優勝を喜ぶ仙台サポーター

 ベガルタ仙台が悲願のタイトルを手にした。仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で5日、今季最後の戦いに臨んだサッカーJリーグ2部(J2)の仙台は終了間際、愛媛に追い付かれ、1―1で引き分けた。同じ時間に試合があった2位のC大阪はロスタイムの2失点で逆転負け。仙台サポーターを最後までどきどきさせながら、「ユアスタ劇場」は初優勝という最高の結末で今季の幕を下ろした。

 試合終了の笛とともに座り込む選手。満員のスタジアムは重苦しい空気に包まれた。「やっちゃったな…」。ロスタイムの失点を悔やんだのはDF渡辺広大選手。でも、すぐにスタンドの“異変”に気付いた。「『(C大阪の相手)鳥栖が追い付いたよ』って声が聞こえたんですよ」

 それから間もなく、大歓声がスタンドに響いた。アナウンスでC大阪の敗戦が伝えられた。ピッチには、チームカラーの紙テープが次々と投げ込まれた。

 「優勝だー」。フィールドに、スタンドに歓喜の輪が広がる。表彰式ではJリーグから優勝シャーレ(銀製の皿)が贈られ、ピッチの真ん中で手倉森誠監督が胴上げされた。

 苦しい試合だった。愛媛の堅守になかなかゴールを割れない。じりじりとするような展開の中、サポーターは声援で支え続けた。ようやく訪れた先制点は後半20分。MF梁勇基選手の右CKをDFエリゼウ選手が頭で決めた。歓声にスタジアムが震えた。

 J1復帰、そして優勝。文句なしのシーズンを終え、泉区の会社員矢吹公範さん(39)は「目指してきた優勝を達成できてうれしい」と感動した様子。宮城県利府町の会社員高木淳司さん(53)も「タイトルは一つの夢だった。次はJ1制覇という最高の夢を目指してほしい」と期待した。

505荷主研究者:2009/12/11(金) 00:19:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t15016.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
経営学を亀井商店に学べ 東北学院大生、聞き取り調査

亀井商店と塩釜の歩みを振り返った報告会

 東北学院大経営学部の学生が、明治末から昭和にかけて塩釜市を拠点に発展した亀井商店(現カメイ)の歩みに焦点を当てた卒業研究に取り組み、11月28日、報告会を同市宮町の旧亀井邸で開いた。

 学生は斎藤善之教授の研究室の4年生13人。研究の題名は「亀井商店と塩釜の商いと暮らしの記憶」で、カメイの元社員、家族ら13人に聞き取り調査し、当時の写真を交えて報告した。

 菅原大さん(22)は歴代社長の経営姿勢を取り上げ、4代目社長を務めたカメイ相談役の亀井昭伍さん(79)から話を聞いた。「ビジネスチャンスを見極める分析が鋭かった」と振り返った。

 亀井商店は1903(明治36)年に創業し、石油販売店として業績を伸ばした。研究では、船舶燃料の販売を中心に東北に営業網を広げた歴史や、新業種に意欲的に参入して総合商社に発展した歩みも題材にした。

 会場の旧亀井邸は亀井商店社長らが住んだ大正建築の建物。現在は塩釜市が観光施設として活用している。報告会には約80人の市民が参加し、亀井商店と港町塩釜の繁栄の歴史を振り返った。聞き取り調査を受けた市民も出席し、エピソードを披露した。

 斎藤教授の研究室は毎年、東北の都市で、街の歴史や商業の発展などをテーマに聞き取り調査をしている。塩釜を舞台にした調査は2001年、04年に続き3回目。調査結果は報告集にまとめられ、近代史の証言記録として評価されている。

 斎藤教授は「実際のビジネス体験を聞くことは実践的な勉強になる。旧亀井邸を観光資源として生かすためにも歴史の発掘は意義がある」と話している。

506荷主研究者:2009/12/11(金) 00:22:50
>>443
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t12015.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
オプトロム、次世代蛍光灯を本格販売 省電力LED並み

 光ディスク製造のオプトロム(仙台市)は、台湾の研究開発型企業と共同開発した「冷陰極蛍光ランプ(CCFL)」を用いた次世代蛍光灯「E・COOL」の本格販売を始めた。照度を切り替えられる省電力モード搭載型も商品化。省エネや長寿命を売り物に、照明市場で急拡大中の発光ダイオード(LED)に対抗する。

 E・COOLの主力商品は、需要の多い長さ約120センチ、直径約3センチの直管の40ワット管。照度は従来の蛍光管並みの明るさで、寿命は約4万時間と約4倍。電力使用量は蛍光管より40%少なく、LED並みの省電力を実現した。

 省電力モード搭載型は、設置した部屋の壁面スイッチで照度を100%から75%、50%、25%と4段階に切り替えられる。

 価格は蛍光灯(500〜1000円程度)より高いが、LED製品の3〜5割ほどに抑えた。通常タイプの40ワット管は9月に発売し、税抜き7500円程度。今月3日に受注販売を始めた省電力モード搭載型は、それをやや上回る価格になる見通し。

 CCFLはエネルギー効率が良く長寿命なのが特徴で、パソコンなど液晶画面のバックライトに使われており、これを照明用に改良した。E・COOLは共同開発した台湾企業「グレート・トップ・テクノロジー」が製造、オプトロムが輸入元として工場や店舗などの業務用に販売している。

 オプトロムは、二酸化炭素(CO2)削減を可能にする商品としてアピールする。省電力モード搭載型について「設置場所の採光状況に合わせて明るさを調整することで、経費を節減できる。明暗の段階調節があると便利な病院の病室、ホールなど用途は多いはず」と見込んでいる。

507荷主研究者:2009/12/11(金) 00:23:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t11024.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
「塩漬け土地」5年連続減 仙台市公社所有

 仙台市土地開発公社が購入し、5年以上利用されていない「塩漬け土地」の簿価が2008年度末現在、前年同期比約26億1000万円減の約185億2000万円と、200億円を切ったことが分かった。市が土地区画整理事業の用地を積極的に買い進めたのが要因で、5年連続の減少。09度末までに200億円以下に減らす目標を1年前倒しして達成した。

 08年度末の塩漬け土地の総面積は約12万3000平方メートルで、07年度末から約1万2000平方メートル減少した。

 市が買い取った主な土地は、いずれも宮城野区の土地区画整理事業用地の仙台港背後地(約14億円)、仙台駅東第2(約2億円)など。市財産管理課は「公社健全化のため、引き続き買い取りを進める」と話している。

 残る主な塩漬け土地は、太白区の市立病院建設予定地(約80億円)、若林区の荒井小用地(27億円)で、市の買い取る時期は決まっていない。

 公社は用地の購入資金を金融機関から借り入れており、市の買い取り時期が遅れれば、金利の支払いが増し、結果的に市財政を圧迫する。塩漬け土地の金利は20億9000万円(08年度末)に膨らんでいる。

 市の用地として公社が買い取り、財政難などから事業実施のめどが立たず、5年以上放置された土地を「塩漬け土地」と呼んでいる。

508荷主研究者:2009/12/14(月) 00:38:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t15045.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
「るーぷる仙台」年内特別運行 ルート延長、評判は上々

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特別運行で、大崎八幡宮前がルートに加わったるーぷる仙台=仙台市青葉区八幡

 仙台市交通局は、仙台・宮城「伊達な旅」キャンペーン(10〜12月)に合わせ、循環観光バス「るーぷる仙台」の特別運行を実施している。市中心部や瑞鳳殿、仙台城跡を回る通常ルートに、大崎八幡宮、交通公園・三居沢発電所の2カ所を加えた。乗客の評判は上々で、交通局は延長ルートを通常コースに組み込むことも検討中だ。

 特別運行は昨年の大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」に続き2回目。10月に始まり、年内いっぱい実施する。

 市交通局によると、10月の乗客は3万8141人で昨年を110人上回った。11月は3万6632人で、昨年より8000人ほど減少した。

 交通局は「昨年はDCの宣伝が効き、11月の利用客が際立って多かった」と説明。2007年の11月と比べると1500人余り多く、「伊達な旅キャンペーンの効果は着実に表れている」と分析する。

 今年の利用者の多くは、首都圏などからの観光客とみられる。高速道路の「1000円乗り放題」の効果もあり、仙台への来訪者が増えているようだ。

 11月下旬、るーぷるに乗って大崎八幡宮を訪れたさいたま市の会社員山本真理子さん(34)は「伊達政宗のファンで、仙台に来るのは今年2回目。るーぷるの運転手さんの楽しい観光案内を聞きながらの旅はとても快適」と話した。

 12月は昨年(3万8189人)と同じく、1日平均1300人の利用者を見込む。12日には、SENDAI光のページェントに合わせた夜間の特別運行も始める。

 市交通局は「るーぷるで昼は市内観光、夜はページェントを満喫できる。県外の観光客はもちろん、地元の人も、仙台の冬を楽しんでほしい」と売り込んでいる。

[るーぷる仙台]1999年5月に運行を開始。JR仙台駅発で、通常は仙台市内の観光名所12カ所を約1時間で回る。今年9月に利用客が300万人に達した。1日乗車券は大人600円、小学生以下300円。光のページェントの期間(12〜31日)の夜間運行は午後5時半、午後5時40分〜午後8時に20分間隔で定禅寺通、青葉通などを回る。23日運休。大人200円、小学生以下100円。連絡先は仙台市交通局022(224)5111。

509荷主研究者:2009/12/14(月) 00:39:17
>>389
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t13020.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
誤進入3ヵ月で388台 東北道大崎・三本木スマートIC

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三本木スマートICの上り線入り口。ゲート先の「福島方面」の表示を見て引き返す車も=大崎市三本木蟻ケ袋

 宮城県大崎市三本木の東北自動車道三本木スマートインターチェンジ(IC)で、上下線の入り口を間違えて進入する車が頻発している。9月18日の開設以降、今月9日現在で388台に達した。上下線の入り口が別々になっている構造がよく知られていないことに加え、利用者からは「入り口が分かりにくく、案内表示も不十分だ」との指摘が出る。大崎市は年内にも案内表示の改善に乗り出す方針だ。

 三本木スマートICは大崎市や宮城県、国などでつくる地区協議会が約6億3000万円で三本木パーキングエリア(PA)に併設した。1日の利用は平均1300〜1400台で、11月末に累計10万台を超えた。

<Uターンを誘導>
 協議会によると、入り口ゲートを通過後に上下線を間違えたことに気づき、Uターンした車両は1日で4、5台になる計算だ。誤進入の度に、上下線に常駐する担当職員が出口のゲートを開け、車両のUターンを誘導。ドライバーからETCカードを受け取り、カードが読み取った通行記録を消す作業にも当たる。

 通常のICの入り口は一つで、進入後に上下線に分かれるが、多くのスマートICは上下線の入り口が1カ所ずつあり、行き先に応じてどちらかを選ぶ必要がある。

 三本木スマートICの場合、入り口は上下線とも国道4号から県道や市道を経た分かりにくい場所にあり、周辺に大きな目標物もない。国道を中心に周辺15カ所に誘導標識が設置されているが、接続道にはないため、入り口が上下で別と分かっていても、間違えて反対の入り口に迷い込む車もいるとみられる。

 仙台市へ行こうとして誤進入した大崎市の農業男性(65)は「入り口が別々とは知らず、ゲートを通って初めて下りだと分かった。直前に『下り方面』と表示があれば、もっと早く間違いに気付いたのだが」と嘆く。

<新たに看板設置>
 国道に立つ標識の中には「ETC専用 三本木PA 仙台方面200m先左折 盛岡方面1.3km先左折」と文字情報が多いものもある。

 大崎市の会社員男性(34)は「交通量の多い国道を運転しながら、全部読み取るのは難しい」と不満を漏らす。

 ドライバーの声を受け、大崎市は年内にも接続道に「仙台方面へは行けません」などと書いた看板を設置する予定。

 同市建設課は「既存の施設や道路を活用して事業費を抑えたこともあり、分かりにくい構造になった。今後、改善を進めたい」と話している。

[スマートIC]高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリアなどに設置される。通行は自動料金収受システム(ETC)搭載車限定で、料金所アンテナとの無線通信で料金の支払いを自動的に行う。既存の施設を活用することで、通常のインターチェンジよりも低コストで開設できる。

510荷主研究者:2009/12/14(月) 00:40:41
>>49
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t12006.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
仙台・東一連鎖街の再開発 TICビルあす開業

地下に入るスーパーが先行開業したTICビル

 仙台市青葉区一番町4丁目の飲食店横町「東一連鎖街」が再開発で商業ビル「TICビル」に生まれ変わり、12日、オープンする。

 ビルは地上8階、地下1階で、延べ床面積は約1万平方メートル。地下から7階までに商業施設が入り、8階は大型オートバイも利用できる無料駐輪場(276台収容)。

 地下全フロアを占めるスーパーのモリヤ(仙台市)が10日、「フレッシュフードモリヤ一番町店」を先行開業させた。6階には宮城県赤十字血液センター献血ルームが開設され、11日に一般利用が始まる。

 12日に東北初出店の台湾の子ども服メーカー「be―U」の子ども靴ショップ、雑貨店、模型店などが開店。年内に自転車・オートバイ販売の早坂サイクル商会(仙台市)が加わり、来年1月、飲食店も開業する予定。

 ビルを所有する東一センタービルの笹木みえ子社長は「テナント誘致を進め、肉付けを図りたい」と話す。

 モリヤは仙台圏19店目。「周辺に飲食店やオフィスが多く、業務用食材を豊富にそろえた。ランチ需要も期待できる」と力を込める。

511荷主研究者:2009/12/14(月) 00:41:34
>>291
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t12008.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
セイコーインスツル 来春、仙台工場建設再開へ 需要が回復

 時計・電子部品等製造のセイコーインスツル(SII、千葉市)は、稼働を延期した仙台事業所(仙台市青葉区)内の2次電池・キャパシタ(蓄電装置)の新工場の建設を来年春に再開し、来年秋に稼働する方向で検討を始めた。

 同社は、世界的な不況に伴う海外のデジタル機器の受注減を受け、当初予定していた今年5月の稼働を延期した。アジアなど、国内外の需要が少しずつ回復してきたため、新工場の建設再開に傾いた。

 同社は「需要は底からは回復しつつある。新工場は建屋が完成しており、施設を生かしたい。稼働当初は、市場の様子を見ながら生産量を徐々に引き上げる見通しだ」と話す。

 2次電池・キャパシタは携帯電話やデジタルカメラのバックアップ用の電源。新工場は仙台事業所内の駐車場を利用し、地上2階、延べ床面積約9500平方メートルの建物を約20億円かけて建設する。

 仙台事業所はSII唯一の2次電池・キャパシタ生産拠点で、新工場の稼働により従来の月産5000万個の生産能力を最大20%高める計画だ。

512荷主研究者:2009/12/14(月) 00:42:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t12009.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
仙台の2アウトレット1年目健闘 広域からの集客成功

買い物客でにぎわう仙台泉プレミアム・アウトレット

 昨年秋、仙台市郊外に進出した三井アウトレットパーク仙台港、仙台泉プレミアム・アウトレットの開業1年目の決算が出そろった。売上高はいずれも目標に近い数字を上げ、不況の逆風下としては順調な滑り出し。旅行会社やバス会社との連携が進み、東北各県など広域からの集客に成功した。一方、市中心部の商店街はJR仙台駅前を除いて通行者数が急減し、郊外との格差が表れている。

<交通会社と連携>
 三井アウトレット(宮城野区)は開業初年度、集客数が目標の350万人をクリアした。売上高も127億円と目標の130億円に迫り、運営する三井不動産東北支店事業グループの菅野学統括は「不況の中、かなり健闘できた」と自負する。

 仙台港には今春、ホームセンターのカインズや家電量販店のケーズデンキが出店。家具の東京インテリアとニトリが来年オープンを予定し、商業施設の集積が進む。菅野統括は「相乗効果が生まれつつある」と話す。

 泉アウトレット(泉区)も開業初年度の売上高は「目標の80億円とほぼ同額」(中西広祐支配人)。隣接地で同時オープンした泉パークタウンタピオとの合計売上高は、百数十億円規模とみられる。

 中西支配人は「通年で安定して集客できた」と話し、要因に、高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引による岩手、福島両県などからの来館者増を挙げる。東北自動車道の泉インターチェンジに近い立地を生かし、各サービスエリアでチラシを配布するなどの取り組みが効果を発揮した。

 開業後1年で、両アウトレットと交通各社や旅行会社との連携も進んだ。JR東日本仙台支社は今春、宮城県北、山形県内、福島県内を対象に、三井アウトレットのクーポン1000円分がセットになった日帰りチケットを販売。宮城交通(仙台市)は大崎市古川と泉アウトレットを結ぶ高速バス路線を開設した。

<通行量9%減少>
 一方、市中心商店街は苦戦が続く。宮城県百貨店協会のまとめで、仙台の3百貨店の10月売上高は前年同月比12.3%減と下落に歯止めがかからない。

 仙台商工会議所が6月に実施した市中心部商店街の歩行者通行量の調査では、日曜の平均通行量が前年より9.9%減った。

 ただ、JR仙台駅前に昨年8月開業したパルコ前交差点近くの地点の通行量は8.4%増えた。パルコは初年度売上高について「個別の店舗の売上高についてコメントできない」と話すが、各テナントの決算を集計すると、目標の140億円に対し110億円程度とみられる。仙台駅を舞台にしたファッションショーの開催など、ソフト面からも存在感を発揮している。

 仙台市中心部の大型店の利用状況を10月に調査した広告会社、第一エージェンシーは「パルコ出店などで仙台駅前が活性化した半面、一番町エリアは集客力の低下が目立つ」と指摘している。

513荷主研究者:2009/12/14(月) 00:44:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t11027.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
仙台市4団地アンケート 将来の不安「生活の足」3割

将来最も不満になりそうな点
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モデル郊外住宅団地の状況
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 仙台市郊外の住宅団地の住民は、将来の生活で不満になりそうな点として、3割以上が交通手段の不便さを挙げていることが、市の調査で分かった。福祉・介護体制の不備についても約2割が不満を訴えた。市は11月、郊外住宅団地の課題などを検討する全庁横断的なワーキンググループ(WG)を発足させ、今後の対策などの検討に着手した。

 調査は、造成時期や立地場所などの違う鶴ケ谷(宮城野区)、中山(青葉区)、住吉台、松陵(いずれも泉区)の4団地をモデル地区に抽出。2009年1、2月、住民アンケートのほか、町内会への聞き取り調査などを実施した。

 将来、不満になりそうな項目として「バスや地下鉄が不便」が最多の21%、「自動車がないと不便」は14%あり、交通手段が計35%を占めた。「福祉・介護体制が不十分」も18%と高く、「店舗・病院・学校が不十分」との回答は9%だった。

 団地別に見ると、住吉台が「バスや地下鉄が不便」(38%)、「自動車がないと不便」(27%)といった交通手段に関する回答がほぼ3分の2に達した。ほかの3団地は「福祉・介護体制が不十分」がトップで、割合は鶴ケ谷22%、中山16%、松陵28%だった。

 今後の転居予定については、64%が「ない」と回答。地域別には松陵が77%と定住志向が強く、中山が57%と最も低かった。

 一方、「転居の予定がある」「転居したい」を合わせると36%。理由は「移動が不便」(22%)、「住宅の老朽化」(20%)、「家族が減った」(15%)、「買い物・通院が不便」(14%)の順になっている。

 仙台市が立ち上げたWGでは、部局間の連携を密にして公共交通、福祉、地域コミュニティーなど郊外住宅団地が抱える諸課題を検討する。

 市都市整備局の小島博仁住環境部長は「郊外団地の課題が客観的なデータとして初めて裏付けられた。それぞれの団地に合った対策を住民と協働で考えていきたい」と話している。

◎子ども流出高齢化裏付け 「単身」「夫婦」4割

 仙台市が市郊外の鶴ケ谷(宮城野区)、中山(青葉区)、住吉台、松陵(いずれも泉区)の4住宅団地をモデル地区に実施した住民アンケートによると、「単身」と「夫婦のみ」を合わせた世帯数の割合が住み始めた時期の2倍以上増え、全体の4割近くに達した。郊外住宅団地で子ども世代が流出し、高齢化も進んでいることが裏付けられた形だ。

 住み始めの家族構成は「単身」が7%、「夫婦のみ」が10%だったが、現在の家族構成は、それぞれ11%、25%に増えている。

 各団地の「単身」「夫婦のみ」を合わせた世帯数の割合は、1970年代に開発が完了した鶴ケ谷が23%から51%、中山が24%から44%と5割前後に増えた。80年代後半に完了した松陵は10%から30%に、住吉台でも11%から23%に増加した。

 転居する時に比較検討した地域は、「市中心部以外」が9割に上った。住吉台、松陵は95%前後もあり、「市中心部」はほぼ検討の対象外だったようだ。一方、両団地よりも開発の早い鶴ケ谷、中山では「市中心部」が2割以上あった。

 現住居への転居理由は、「住環境や自然環境が良い」が38%でトップ。次いで、「子どもの通学に便利」が12%、「通勤に便利」が10%だった。

 団地別では、「住環境・自然環境が良い」が松陵、住吉台で5割前後に達した。住吉台では「子どもの通学に便利」も2割と高かった。

514荷主研究者:2009/12/14(月) 00:44:51
>>513-514 続き
◎東北大大学院石坂公一教授に聞く 移動手段確保へ対処を

 仙台市が実施した郊外住宅団地の住民アンケートの結果をどうみるか。東北大大学院工学研究科の石坂公一教授(居住計画学)に聞いた。

 ―将来予想される不満で交通手段が3割以上を占めた。
 「居住者の減少でバスの運行本数を減らされる地域が全国的に増えている。高齢になり自動車が運転できなくなった時の心配が、アンケートの数字に表れた。鶴ケ谷や松陵は、ほかの2団地よりも50代以上の割合が高く、福祉や医療への不安が強く出たのではないか」

 ―今後の転居予定について6割以上が「ない」と回答した。
 「年を重ねると住み慣れた所で暮らしたくなる傾向が強い。ただ、高齢化が進めば、住民サービスの維持は難しくなる。最大の課題は、訪問介護サービスや通院などに使う移動手段の確保。住民サービスを維持するための投資や若い人たちの流入による地域コミュニティーの維持など、最善策を考える必要がある」

 ―単身や夫婦のみの世帯が増えている。
 「仙台は大学や専門学校の卒業生の就職先が圧倒的に少ない。そのため、就職で東京などの大都市圏に出て行ってしまう。だいたい50代後半になると、子どもが家を出るケースが多い」

 ―仙台市が郊外住宅団地の問題に取り組む庁内横断的なワーキンググループ(WG)を立ち上げた。
 「WGは効率的に施策を展開するための下地になる先進的な取り組み。かつて仙台市は人口100万人の確保・維持が命題だった。行政には郊外のニュータウンの開発行為を次々と認めてきた責任がある」
 「仙台市が人口減少局面になれば、あちこちの住宅団地で問題が顕在化してくるだろう。医療や福祉サービスを確保するための準備には、15年程度はかかる。郊外住宅団地の対策をいかにスムーズに進められるかが課題になる」

515荷主研究者:2009/12/14(月) 00:49:17
>>495
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12032.htm
2009年12月12日土曜日 河北新報
柴田・経営破綻のサンコア、イオンが継承検討

 宮城県柴田町の「ショッピングセンターサンコア」の運営会社サンコア(柴田町)が事実上経営破綻(はたん)した問題で、核店舗のジャスコ船岡店を経営するイオンリテールが、サンコアの不動産を買い取り、運営を引き継ぐ方向で検討していることが分かった。

 関係者によると、イオンリテールはサンコアの土地と建物、営業権を取得するため、運営会社や関係金融機関と協議を進めており、年明けにも最終決定する方針という。

 運営を引き継ぐ場合、かつて専門店が入居していた空きスペースについては、テナントを募集する見込み。施設は全般的に老朽化しているが、大規模な改修は当面実施しないという。

 イオンリテール東北カンパニーは「ジャスコの営業を続ける中で、(運営の引き継ぎは)方向性としてはあり得るが、まだ正式に決まったことはない」と話している。

 サンコアは町商工会青年部の有志ら地元が主導する形で1980年11月にオープンした。今年10月末までにジャスコ以外の全専門店が撤退。運営会社は約16億5000万円(2007年9月期時点)の負債を抱え、11月に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。

516荷主研究者:2009/12/14(月) 00:49:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12007.htm
2009年12月12日土曜日 河北新報
オフィスビル空き室率18%に悪化 仙台11月末

 仙台市のオフィスビルの11月末の平均空き室率は18.64%で、前月より0.79ポイント上昇したことが、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。5カ月連続で過去最悪を更新した。

 新築ビルの供給が増えたほか、募集面積を残したまま完成から1年がすぎて「既存」扱いとなったビルも多く、新築、既存ともに空き室率が上昇した。

 五つの地区別では、駅東地区と、泉区など周辺オフィス地区を除く3地区で前月より悪化。上昇幅が最も大きかったのは駅前地区で1.88ポイント悪化し、20.18%となった。一番町地区が0.14ポイント、県庁・市役所地区が0.92ポイントそれぞれ悪化した。

 駅東地区は前月より0.07ポイントの改善が見られたが、空き室率は28.24%と依然として最も高い。泉区など周辺地区は0.71ポイント改善され、20.41%となった。

 同支店は「テナントの誘致競争に厳しさが増している。大型供給は来春まで続き、空き室率上昇に歯止めがかかるのは、まだ先になりそうだ」と話している。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル360棟で、この1年間に完成した新築ビル8棟を含む。

517荷主研究者:2009/12/14(月) 00:50:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12006.htm
2009年12月12日土曜日 河北新報
既存シティーホテル苦境 仙台中心部で相次ぐ撤退

 仙台市の青葉通からシティーホテルが相次いで消える。JR仙台駅前の仙台ホテル(115室)が年内、一番町の仙台エクセルホテル東急(302室)が来年11月末で営業を終える。市内では、低価格を売り物とするビジネスホテルの進出が続く一方、来年8月には、東北初の外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台が開業。競争激化と不況にあえぐ既存シティーホテルの苦境が浮き彫りになっている。(報道部・山形泰史)

<老朽化が要因>
 閉鎖する2ホテルに共通する要因の一つは老朽化だ。創業から159年となる仙台ホテルの現施設は、建て替えから45年がたち耐震性が課題に。エクセル東急は築29年で、客室ごとの切り替えができない空調設備など配管系を更新する必要があった。
 設備投資費用と将来の採算性を見極め、営業終了を選んだ。

 「うちも同じ悩みを抱えている」(ホテル仙台プラザの青木昌敏社長)などと、同市内では設備投資を重荷と感じているシティーホテルが多い。

 仮に投資に踏み切れば、負担を回収できるだけの営業利益が求められる。
 しかし、売り上げの6、7割を占めるとされる宴会部門は、不況の影響で企業の会合が減少し、単価も目減り。婚礼は、直営結婚式場を持つウエディング専門会社の台頭で「ホテル離れ」が広がる。

<5年で3300室増>
 宿泊は、仙台駅周辺を中心に進出ラッシュが続くビジネスホテルなどとの競争が激化。市内のホテルは2003年度末から08年度末までの5年間で20軒増えた。増加分は客室数で約3300室、定員は4990人に上る。

 09年も7月に三井ガーデンホテル仙台(224室)、10月にホテルモンテ・エルマーナ仙台(275室)などの開業が相次いだ。仙台駅東口では、ダイワロイネットホテル仙台(270室)が、ウェスティンと同じ来年8月に開業する。

 相次ぐ進出で、宿泊に特化した低価格タイプから、客室のグレードを上げた「アッパーミドル」と呼ばれる高級タイプまでがそろう。サービスは多種多様で、大浴場も定番化している。

 11月、青葉区中央に市内13棟目のビジネスホテルをオープンさせた松月産業(仙台市)の田所照章社長は「価値観の多様化がさまざまなタイプを生み出し、選択肢が増えた。一定以上のサービスを確保し、低価格なホテルが生き残る」と指摘する。

 「価格訴求だけでなく、価値あるサービスを求める人は多い。選ばれるホテルを目指す」と、力を込めるのはホテルメトロポリタン仙台の紺野純一総支配人。

 将来的にも、地元プロスポーツチームの活躍や企業進出、国際都市化による宿泊や会議の増加の可能性を挙げ「シティーホテル同士で情報共有化や連携を深め、サービス向上に結び付けたい」(紺野氏)と話す。

 宮城大事業構想学部の三橋勇教授(観光学)は仙台のホテル業界の現状を「まさに転換期。数、種類が増え、利用者が目的別に賢く選択している」と分析。「ホテル自らが集客力あるイベントを開くなど、独自性を明確に打ち出すことが必要だ」と指摘する。

[シティーホテル]都市部に立地し、一定規模の客室数に宴会機能、飲食施設などを備えた多機能型高級ホテル。仙台市では、ホテルメトロポリタン仙台(295室)、仙台国際ホテル(234室)、江陽グランドホテル(149室)、ホテル仙台プラザ(221室)など。

518荷主研究者:2009/12/15(火) 00:19:30
いやー、川崎を破るとは思わなんだ。後半44分に追いつかれるあたりはいかにもベガルタっぽいが、そこで崩れず延長戦を制したというのはチームとして成長した証と言えよう。是非とも頑張ってこのまま勝ち進んで欲しいねー。それにしても決勝点を決めた平瀬は鹿島のイメージが強くて、ベガルタのイメージがまだあんまり無いなぁ…。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091213t13009.htm
2009年12月13日日曜日 河北新報
「強さ本物」ファン驚喜、最高潮 J2仙台 無敵のホーム戦

先制ゴールを決めた仙台・中島選手(左端)を祝福する仙台イレブンとサポーター

 サッカーJリーグ2部(J2)を制し、1部(J1)昇格を決めたベガルタ仙台が12日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行われた天皇杯全日本選手権準々決勝でJ1の川崎を延長の末、2―1で破った。今季、J2リーグ戦を含め16戦無敗(14勝2分け)となった「ユアスタ劇場」。多くのサポーターが大歓声でベガルタ戦士を鼓舞し「実力は本物だ」と勝利をたたえた。

 小雨がぱらつくあいにくの空模様だったが、午前11時の開門前から長い列ができ、スタジアムは1万8340人の大観衆で埋まった。午前10時半に来たという泉区の会社員佐々木正徳さん(38)は「J2王者がJ1の強豪にどこまで通用するか楽しみ」と試合が待ちきれない様子。

 仙台は前半35分、中島裕希選手のシュートで先制。後半は守備陣の踏ん張りにスタンドから歓声が沸いたが、終了間際、2006年まで仙台に所属していた村上和弘選手に同点となるボレーシュートを決められ、大きなため息に変わった。

 延長後半3分、平瀬智行選手が頭で決勝ゴールを奪う。金色に染まったスタンドが揺れ、サポーターのボルテージは最高潮に達した。試合終了の笛が鳴ると、抱き合ったりハイタッチしたりして、準決勝進出の喜びを分かち合った。

 両親らと観戦した若林区の猪股越君(荒町小3年)は「PK戦になると思ったけど、勝ってくれてうれしい」と笑顔。友人2人と声援を送った青葉区の会社員阿部典弘さん(29)は「実力は本物になりつつある。勝った後のビールはおいしいですね」と美酒に酔った。

 会場では、今季リーグ戦全51試合の試合詳報など河北新報の記事をすべて収録した昇格記念コンパクトディスク「燃えろベガルタ J1昇格への軌跡2009」が販売され、用意した1000枚が完売した。

519荷主研究者:2009/12/15(火) 00:20:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091213t12005.htm
2009年12月13日日曜日 河北新報
進出企業、工場跡利用に積極的 宮城自動車関連「低コスト魅力」

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場の移転に伴い自動車関連企業の集積が進む宮城県で、不況などで撤退した工場の跡地を進出企業が再利用する動きが広がっている。自動車販売の先行き不透明感を背景に、企業側は「初期投資をできるだけ抑えたい」という意向が強い。こうした企業ニーズに応えるため、自治体側も物件情報の提供に乗り出している。

 栗原市への東北工場開設を2日に表明した自動車部品製造の太平洋工業(岐阜県大垣市)は、寝具メーカーが2002年12月に撤退した土地と工場を活用、来年5月にも操業する。工場は改築するが、初期投資は約4億円に抑えられた。

 同社は東北進出を検討した当初から空き工場に絞って物件を探したという。小川信也社長は「投資額が抑制できることに加え、工場建設から始めるのに比べて非常に短期間で稼働できる」とメリットを強調する。

 トヨタ系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)は新工場を計画する宮城県大衡村で、ガス・水道メーター製造会社の旧工場と土地を購入。トラック運送業の大五運送(静岡県浜松市)も大衡村で、建設機材リース業者跡の土地と倉庫を取得した。

 東北産業活性化センター(仙台市)は昨年、自治体がより高い付加価値を持つ工場を誘致する有効な方法として、工場跡地への誘致を提言した。センターは「跡地は水道や電気などのインフラも整備済みで進出しやすい。経済情勢の悪化で企業ニーズはさらに高まっている」と指摘する。

 自治体側も、ホームページで空き工場や倉庫などの情報を広く提供する取り組みを始めた。大衡村は昨年から物件概要などを掲載し、これまで15件を紹介、1件が誘致につながったという。

 宮城県も本年度、インターネットで物件情報を提供している。県産業立地推進課は「工業団地への立地は建物やインフラの投資がかさみ、慎重な企業もあるだろう。空き工場を活用してまず立地してもらえれば、その後の施設拡張も期待できる」と話している。

520荷主研究者:2009/12/15(火) 00:21:32
>>488
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091213t12019.htm
2009年12月13日日曜日 河北新報
国道398号バイパス 蛇田―大瓜間が開通 石巻

テープカットで開通を祝う関係者

 国道398号石巻北部バイパスの宮城県石巻市蛇田―大瓜間が12日開通し、同市南境のバイパスで記念式典があった。市民がテープカットやパレードで開通を祝い、交通アクセス向上による波及効果に期待を寄せた。

 式典で亀山紘石巻市長は「地域住民にとって、バイパスの完成は長年の悲願だった。石巻圏域の発展につなげたい」とあいさつ。村井嘉浩知事は「産業の発展はもちろん、市民の交流による活性化を望む」と述べた。

 開通区間は、国道45号の蛇田と県道石巻河北線の大瓜をつなぐ約2.7キロ。総工費は約98億円で県が1998年に事業を始めた。交通渋滞の緩和が見込め、石巻赤十字病院の緊急輸送路としての役割も期待されている。

 石巻北部バイパスは、石巻市蛇田―沢田の全長10.8キロ。工区は3区間に分かれ、西側の区間が初めて開通した。

521荷主研究者:2009/12/15(火) 00:22:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091213t12021.htm
2009年12月13日日曜日 河北新報
石巻青果市場が完成 流通拠点の誕生祝う 東松島

 宮城県東松島市に建設中だった石巻青果花き地方卸売市場が完成し12日、関係者を招いた祝賀会があった。市場と県、東松島、石巻両市などから約300人が出席し、農産物の新たな流通拠点の誕生を祝った。

 参加者は、大型冷蔵庫やバナナ調整室などの新設備を見学後、鏡開きして完成を祝福。同市場の近江恵一社長が「食の安全・安心を徹底し、生産者と消費者を結ぶパイプ役として一層努力したい」とあいさつした。村井嘉浩知事は「食に対する県民の信頼をさらに向上できるよう、期待している」と激励した。

 市場は鉄骨平屋の卸売り棟と物流棟で構成し延べ床面積約1万4000平方メートル。総事業費は用地取得費を含め約23億円。

 石巻市にあった旧市場の取扱量は2008年度実績で6万4959トン、取扱額は約149億4100万円。新市場は7万トン、160億円を目指す。来年1月5日の初市から利用される。

522荷主研究者:2009/12/20(日) 23:43:46
>>487
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091215t12026.htm
2009年12月15日火曜日 河北新報
仙台ホテル跡地 複合飲食施設を計画 最大5年暫定営業

 31日で営業を終了するJR仙台駅前の仙台ホテルの跡地について、ホテルの土地、建物を所有するオリックス不動産(東京)は、複合飲食施設を設置する方針を固めた。飲食施設は、2011年から4、5年間の暫定的な営業になる見通し。その後、15年ごろをめどに隣接する「GSビル」との一体開発による複合型ビルの着工を目指す。

 同社は構想概要を地元関係者に伝えた。それによると、飲食施設の開業は、ホテルの解体工事が完了する11年初め以降を予定。約2740平方メートルのホテル跡地に、庭園や小道を配した低層階の建物を建設し、飲食や物販のテナントを誘致する計画。規模やテナント構成などについて来春をめどに詰めていく。

 ただ、飲食施設の営業は暫定的になる見込み。ホテルと隣接する「GSビル」と合わせた土地約3770平方メートルの一体開発が控えるためで、同社は2015年から16年の間に複合ビルの着工をしたい考え。新ビルはホテルと商業施設、オフィス用賃貸スペースなどを想定している。

 同社は新ビルにホテルが入居する場合、「仙台ホテル」の名称を継承することも検討している。

 飲食施設や複合ビルの計画について同社は「具体的にはまだ決まっていない」(同社幹部)と話している。

523荷主研究者:2009/12/20(日) 23:45:39
>>486 >>493
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091217t12033.htm
2009年12月17日木曜日 河北新報
東エレク仙台事業所の増設着工 研究開発の拠点へ

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は16日、研究開発を担う仙台事業所(仙台市泉区大沢)の増設工事の安全祈願祭を、現地で行った。同社は研究開発機能の仙台への集約、拠点化を進めており、将来は300人体制に増員、プラズマを活用した最先端技術「RLSA」などを強化する。

 既存の仙台事業所は2階建てで、延べ床面積約1万150平方メートル。約5億円を投じ、2階建て、約3300平方メートルの施設を2010年3月末までに建設する。

 仙台事業所には、併設する子会社の東京エレクトロン技術研究所と合わせ、従業員約120人が在籍。10年12月までに閉鎖する関西テクノロジーセンター(兵庫県尼崎市)の研究員ら約100人を順次受け入れるほか、地元採用も進める。

 安全祈願祭に出席した東京エレクトロンの中村隆常務執行役員は、着工を延期している宮城県大和町の新工場建設計画について、「半導体市場の年明けの動向や、(仙台事業所と連動させて導入する)RLSA活用装置の需要見通しを見極めて判断したい」と述べた。一方で、生産ラインの設計見直しに一定の時間がかかることなどを挙げ、「年度内の着工はあり得ない」とした。

 同社は昨年12月12日、半導体市場の悪化を理由に、今年4月に予定していた新工場の着工延期を発表した。

524荷主研究者:2009/12/21(月) 00:13:33
>>476
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091218t73030.htm
2009年12月18日金曜日 河北新報
トヨタ東北 2部品の生産増強へ HVなど需要増対応

 トヨタ自動車東北(宮城県大和町)が来年、ハイブリッド車(HV)向けなど部品2種類の生産能力を増強することが17日、分かった。新型「プリウス」などHVの好調な販売状況などを受けた対応で、投資額は計約10億円を見込む。同社は11月にもHV対応部品の生産能力を増強したばかりで、これ以前と比べて生産能力を2倍程度に引き上げる。

 増強するのはHV向けの電子制御ブレーキシステム(ECB)に加え、通常のガソリン車に使われるアクスルと呼ばれる部品の生産設備。

 ECBは車の制動のほか、走行中にブレーキ油圧を電子制御して走行の安定性を高める機能を持つ。トヨタ東北の製品はプリウスや「SAI(サイ)」などHVに搭載されている。

 同社はHVの販売の伸びが今後も期待できるとみて、11月に生産能力を3割引き上げたのに続いて来年も7割程度増強することを決めた。

 アクスルは路面からの衝撃を吸収する車の基幹部品で、「ベルタ」「ブレイド」などに使われている。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)やセントラル自動車(神奈川県相模原市)などに供給している。

 関自工岩手工場は来年1月から新たに「ラクティス」「イスト」を生産。セントラルも2011年1月に宮城県大衡村の新本社工場で生産を始めるため現行設備を改造したり、必要な設備を追加したりして、生産体制を強化する方針。

525名無しさん:2009/12/27(日) 14:14:42
江田裕紀子は汚い。
自分が悪いことをしても相手のせいにして相手を悪者に仕立て上げる。
ウソつき自己中も限度超えてる
見た目は普通でも性格はブス自分に関係ない人を見下すくそばばあ
自分勝手できたない
人の気持ちを考えないどころか人をへこますことしか考えない、人の心の痛みを分かっていて傷つける性悪女
勝手に事実を曲げて責任転嫁し、自分の義務は果たさないで相手への要求ばかり主張する傲慢女
自分勝手な言い訳ばかりして怠けてるんじゃねえよ
富山県砺波市出身カターレ富山サポーター
江田祐紀子
〇七六三(三二)五〇六〇

526荷主研究者:2009/12/29(火) 23:01:04
>>473
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091219t12013.htm
2009年12月19日土曜日 河北新報
3工業団地にガスパイプライン開通 仙台圏北部

パイプラインのバルブを開ける関係者

 自動車関連企業の進出が相次ぐ宮城県大和町と大衡村の3工業団地に、仙台市ガス局の天然ガスパイプラインが18日、開通した。大和町の大和流通・工業団地で来年1月に稼働するトヨタ自動車グループの車載用電池製造、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が供給先第1号となる。

 大和町小野の小野コミュニティーセンターで行われた開通式には約30人が出席。大嶋英世市ガス事業管理者は「ガス開通が地域経済の活性化の足掛かりになってほしい」とあいさつした。

 ガス供給先はEVエナジーのほか、大衡村の第2仙台北部中核工業団地に立地するセントラル自動車(神奈川県相模原市)も決定。今後の供給に向け、付近に進出するトヨタ紡織東北(北上市)や自動車関連以外の周辺数社とも協議している。

 パイプラインは、敷設済みの大和町小野の新興住宅地から計19.4キロ延長。供給能力は1時間当たり6000立方メートル。総予算は約21億3000万円。パイプライン埋設に伴う道路舗装工事は来年3月まで行われる。

527荷主研究者:2009/12/29(火) 23:02:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091219t15026.htm
2009年12月19日土曜日 河北新報
「ゴールデンスランバー」仙台シネマ認定

認定式に臨んだ中村監督(右)と奥山市長

 仙台市の作家伊坂幸太郎さんの原作で同市が舞台の映画「ゴールデンスランバー」が同市の「仙台シネマ」に認定され、18日に太白区のMOVIX仙台で認定式が行われた。

 中村義洋監督と奥山恵美子市長、映画に出演したエキストラの市民ら約200人が参加。中村監督は奥山市長から認定証を受け取り、「仙台で伸び伸びと撮れた。多くの市民の支えがあり、ありがたかった」と述べた。奥山市長は「仙台の街が随所に出てきて、期待している」と語った。

 認定式の後、映画の試写会が行われた。

 仙台シネマ認定制度は仙台を舞台にした映画の支援を通じ、仙台を全国に売り込むのが狙い。認定は伊坂さんの原作で5月に全国公開された「重力ピエロ」(森淳一監督)に続き2作目。

 ゴールデンスランバーの出演者は堺雅人さんや竹内結子さん、香川照之さんら。音楽は伊坂さんと親交のあるミュージシャン斉藤和義さんが担当している。来年1月30日から全国公開される。

528荷主研究者:2009/12/29(火) 23:03:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091219t14027.htm
2009年12月19日土曜日 河北新報
ベガルタ仙台9800万円赤字 宮スタ開催で集客減

 サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台の白幡洋一社長は18日、仙台市青葉区のクラブ本社で行われた取締役会で、2009年度決算が9800万円の赤字見通しとなっていることを明らかにした。赤字決算は4年ぶり。宮城スタジアム(利府町)開催試合での観客の伸び悩みが響いた。1部(J1)に昇格する来季の選手補強へ影響が出る可能性がある。

 09年度の収入見通しは予算比8100万円減の15億1700万円、支出は予算比1700万円増の16億1500万円となった。

 収入が減った最大の理由は観客減。1試合平均約1万6700人と見込んだが、04年のJ2降格後で最少の約1万2900人に落ち込んだ。11戦開催した宮城スタジアムがアクセス難で集客できなかった。同スタジアムの開催経費もかさんだ。

 白幡社長は「努力しても黒字にできる数字でないが、原因は分かっているので(今後の経営の)マイナスにはならない。同じ失敗をしないように次の計画を組む」と述べた。J1で戦う10年度の収入は21億〜22億円程度を見込んでいる。

 09年度決算と10年度予算は来年1月末、正式発表する。

530荷主研究者:2009/12/30(水) 00:34:36
あまり変化のないダイヤ改正になりそうだ。快速「南三陸」は3両編成が4両編成になるとのことだが、利用者が増えているのかねぇ。三陸道の延伸や高速バスとの競争で苦戦しているかと思っていたのだが。

JR東日本 仙台支社 2010年3月ダイヤ改正
http://www.jr-sendai.com/doc/20091218090936.pdf

ダイヤ改正の主な内容

◇東北新幹線
・「やまびこ42号」から「はやて100号」に接続

◇在来線
・【東北本線】 夜間通勤時間帯の編成両数増
・【東北本線・石巻線・気仙沼線】「南三陸2・3号」の編成両数増
・【陸羽東線】 新幹線との接続列車を設定
・【各 線 区】 接続改善

531荷主研究者:2009/12/30(水) 00:43:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091222t15044.htm
2009年12月22日火曜日 河北新報
空きオフィス解消に妙案続々 賃料を一定期間免除 仙台

存在をアピールしようと、ライトアップでツリーの演出をするビルも=仙台市宮城野区

 仙台市中心部で、悪化が続くオフィスビルの空き室率を改善しようと、ビルオーナーらが知恵を絞っている。賃料の一定期間免除、テナントの引っ越し費用負担といった営業強化だけでなく、クリスマスシーズンに合わせたライトアップでビルそのものの存在をアピールするなど、入居率向上に懸命だ。

 JR仙台駅東口に8月に完成した19階のオフィスビル「アゼリアヒルズ」には毎夜、巨大なツリーが出現する。午後5〜9時、西側の窓を集中管理で操作し、室内の光でツリーを浮かび上がらせる。

 ライトアップは25日までの予定。管理する大成建設ビルマネジメント(東京)は「存在感をアピールし、テナントの獲得につなげたい」と期待を込める。

 皮肉にも、ツリーを演出できるのはテナントが埋まっていないため。完成した建物の受け渡し時期がずれ込み、募集が遅れた。来年2月には数社が入居する予定で、巻き返しを狙う。

 ただ、オフィスビルをめぐる環境は厳しい。ビル仲介業の三鬼商事仙台支店によると、新築ビルの供給が続く仙台市内の賃貸オフィスビルの平均空き室率は18.64%(11月末)で、5カ月連続で過去最悪を更新中。同支店は「今後も新築ビルのオープンを控えており、貸し手にとって厳しい状況が続くだろう」と見る。

 貸し手側は、テナント誘致に必死。入居後の賃料を一定期間免除する「フリーレント」の導入、テナントが望む備品の調達はもちろん、引っ越し代の負担を申し出るケースもあるという。「負担が数十万円に膨れ上がっても、5年程度の長期契約を結べれば損はない」(地元不動産業者)との戦略だ。

 別の業者は、「賃料や立地だけで他のビルとの差別化を図るのは難しい」と厳しい現状を嘆く。

 青葉区の不動産会社「日本ハウスコンサルタント」は、ビルオーナーからの相談に応じ、空きビルの床をフローリングに変えたり、若いアーティスト向けの展示スペースを設けたりするなどビルの付加価値向上にも乗り出している。同社は「入居率を高めるために、貸し手側のアイデアも求められている」と話す。

532荷主研究者:2009/12/30(水) 00:45:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091223t12015.htm
2009年12月23日水曜日 河北新報
セントラル自 ライン試運転は来年7月

セントラル新本社工場向け生産設備の製造が進められている若柳工場

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)は22日、宮城県大衡村に完成した新本社工場で、来年7月ごろに生産ラインの試運転を始める方針を明らかにした。同11月にも車両の試作に着手し、2011年1月の操業開始を目指す。

 河北新報社の取材に対し、セントラルの石井完治社長が明らかにした。

 新本社工場への搬入、据え付けを完了した生産設備から順次、個別に作動状況の確認作業を始める。来年7月ごろの生産ライン完成後、全体の試運転に移行する。

 試運転が順調に進めば、来年11月にも試作を始める。自動車販売の今後の動向によっては、操業開始時期の前倒しも検討する。

 新本社工場では、複数車種を効率的に生産できる最新鋭ラインを導入する。石井社長は「将来的には一つのラインで8車種ほどを生産し、年産20万台を目指したい」と生産性の向上に意欲を見せている。

 年間の生産台数は数万台からスタートする方針もあらためて示した。当面は12万台の安定生産を目指す。

 石井社長は「世界をリードするコンパクトカーの最先端工場を目指したい。それがセントラルの生きる道だと考えている」と話した。

◎若柳工場に設備生産集約/社長「技術改革に挑戦」

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県大衡村への移転に伴う本格的な従業員移動があり、約80人が栗原市の若柳工場に22日までに着任した。2011年1月に稼働を予定する新本社工場の「心臓部」(石井完治社長)となる生産設備の製造に当たる。

 若柳工場は新本社工場に導入されるコンパクト車の最新鋭製造ラインのうち5割以上を自社製造することを目指し、主に溶接の基幹装置、車体組み立て工程の搬送装置を製造する。

 セントラルは多種少量生産の質の高さが評価されている。新本社工場も一つの生産ラインに複数車種を流し、生産台数の増減に柔軟に対応するラインを構築する計画だ。

 中嶋啓二常務は「新しい生産設備も開発し、生産設備の製造過程でもトヨタ生産方式を実現する」としている。

 セントラルはトヨタ系車体メーカーで唯一、本格的な生産設備部門を持つ。石井社長は「集約を契機にトヨタの車体工場の概念を打ち破る生産技術改革に挑戦したい」と話す。

 セントラルは当初、本社移転に伴い、生産設備事業部門も大衡村へ移転する方針だった。しかし昨年秋の世界同時不況に伴いトヨタグループ各社の設備投資が激減。「新本社工場以外の仕事がほとんどない」(同社幹部)状況となり、若柳工場への集約に方針転換した。

533荷主研究者:2009/12/30(水) 00:45:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091223t12024.htm
2009年12月23日水曜日 河北新報
セントラル自 栗原・若柳に設備生産集約

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)は22日、栗原市の若柳工場内に生産設備事業の設計・管理部門が入る技術棟を完成させた。分散していた事業拠点を集約し、相模原市の現本社から従業員約80人が同工場に移った。宮城県大衡村の新本社工場に導入する生産設備の製造を年明けに本格化させる。

 生産設備事業の移転・集約化は本社工場の移転に伴う動きで、従業員の大規模な移動は初めて。移動により若柳工場は約150人体制となった。技術棟の完工式には石井完治社長に加え、佐藤勇栗原市長ら計約40人が出席した。

 石井社長は「高品質、先進性の高い設備を造りたい」と決意を述べた。佐藤市長は「ここから海外に発信していただきたい」と期待を寄せた。

 完成した技術棟は平屋で床面積940平方メートル。既存の主工場、今年4月に完成したトライアル工場(3000平方メートル)に次いで3棟目。設備投資額は約1億円。

 これまでセントラルの生産設備事業は設計・管理部門が本社、製造部門は若柳と神奈川県の中津工場の2カ所に分散。コスト削減や開発・製造の連携強化を狙って若柳に集約化した。4月には中津工場から約30人が若柳に移っていた。

534荷主研究者:2009/12/30(水) 00:48:20

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2009/12/22 建設新聞
三井不動産レジデンシャル
分譲「二日町北三番丁計画」の新築
RC20F1万1490㎡、熊谷組で2月着工

 三井不動産レジデンシャル東北支店(仙台市青葉区本町2丁目4の6 支店長・植草慶一氏)は、仙台市青葉区で計画している分譲マンション「二日町北三番丁計画」(仮称)の建設について、熊谷組の設計・施工で2月初めの着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区二日町11の6ほか地内の敷地面積2430・01㎡で、パナソニック電工(旧松下電工)の事務所・ショールーム跡地。地下鉄・北四番丁駅から徒歩数分程度となる都心型のマンション開発計画となる。

 施設規模は、RC20F延べ1万1490・18㎡で、総戸数はファミリータイプ114戸を見込んでいる。着工は2月初め、完成は24年1月末をそれぞれ予定している。

2009/12/22付1面に掲載。

535荷主研究者:2009/12/30(水) 00:56:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091225t13030.htm
2009年12月25日金曜日 河北新報
2生産拠点の物流向上 県道大衡落合線きょう全線4車線化

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20091225_m2-01.jpg

 仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)と第2仙台北部中核工業団地(大衡村)を貫く県道大衡落合線(7.4キロ)が25日、全線4車線化される。

 トヨタ自動車の生産子会社セントラル自動車などが立地する両工業団地と、2010年度開業予定の東北自動車道大衡インターチェンジ(IC、仮称)とのアクセスが向上する。

 2車線のままだった第2仙台北部中核工業団地内の3.2キロが25日午後1時に4車線となる。この区間にセントラル自動車の新工場が建設された。工事は04年度に始まった。事業費は13億8000万円。

 県道大衡落合線は大衡村大衡と大和町落合松坂を結ぶ。沿線には両工業団地のほか、大和流通工業団地がある。東北道との交差地点に大衡ICが建設中で、県は「生産拠点と高速道路を結ぶ重要な物流路線」と位置付けて、4車線化を急いでいた。

 開通区間の西側1.2キロは11月18日に4車線化済み。東側の仙台北部中核工業団地内3.0キロは1993年に開通した。

536荷主研究者:2009/12/30(水) 01:25:36
>>430 >>483
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091226t12006.htm
2009年12月26日土曜日 河北新報
餃子の王将、仙台オープン 社長「東北に20〜30出店」

昼食時には大勢の人が列をつくった=25日午前11時55分ごろ、仙台市青葉区一番町4丁目

 中華料理チェーン店「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)は25日、東北1号店の「仙台一番町店」を、仙台市青葉区一番町4丁目にオープンした。開店セレモニーに出席した大東隆行社長は「今後数年で東北に20〜30店を出したい」と東北地方での店舗展開を本格化させる方針を示した。

 大東社長は「まず仙台の基盤を固めたい。来年は市郊外を含め、4、5店を出す予定」と当面は仙台圏を重視する姿勢を強調。「店舗網が広がれば東北でのセントラルキッチン(集中調理工場)建設も考える」と述べた。

 仙台一番町店は直営方式で2階建て、座席数77。客単価は800円を見込み、目標売上高は月1500万円。主力の焼きギョーザは1人前231円。

 午前11時半の開店時には、約150人が店の前に列をつくった。友人4人と前日の午後11時ごろから徹夜で並び、一番乗りで来店した東北大大学院2年田中高太郎さん(25)は「出身地の神戸でよく食べた。仙台進出を待ち望んでいた」と話した。

 餃子の王将は、仙台一番町店が全国545店舗目。低価格とボリューム感が受け、デフレ下でも出店を拡大している。これまでの最北の店舗は宇都宮市で、東北と北海道は空白区だった。

537荷主研究者:2009/12/30(水) 01:26:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091226t11029.htm
2009年12月26日土曜日 河北新報
「着工へゴーサイン」仙台港整備に調査費 政府予算案

 民主党県連(安住淳代表)は25日夜、仙台市青葉区の県連事務所で記者会見し、閣議決定された2010年度政府予算案に、重点要望していた仙台港整備事業の調査費が計上されたと発表した。

 セントラル自動車の工場進出に伴い、雑貨貨物の積み降ろしの集約化を図るため、高松埠頭(ふとう)の一部を埋め立てる事業で、郡和子幹事長は「金額は不明だが、調査費が計上されたことで事実上、着工にゴーサインが出た」と説明した。

 このほか、加美町の田川ダムを整備する鳴瀬川総合開発事業には、09年度と同額の1億5500万円が計上され、自衛隊基地のある自治体への交付金も全額確保された。農林漁業向けA重油の免税・還付措置も1年延長が決まったという。

540荷主研究者:2009/12/30(水) 20:43:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091229t12019.htm
2009年12月29日火曜日 河北新報
仙台空港アクセス鉄道“失速” 予想外の航空旅客減

不況の影響で乗客が伸び悩む仙台空港アクセス線=12月15日、名取市の杜せきのした駅

 仙台空港アクセス線を運営する仙台空港鉄道(名取市)が、早くも経営の立て直しを迫られている。2007年3月の開業後、世界的な不況の影響で航空旅客が伸び悩み目算が狂った。このまま推移すると、金融機関からの借入金の元本返済がピークを迎える12年度ごろにも資金繰りが悪化する恐れがある。出資する宮城県は年度内に具体的な行動計画を決める方針だ。

 仙台空港アクセス線の工費は計約330億円。うち167億5000万円を、県と金融機関からの借金で賄った。

 借り入れから5年間据え置かれた金融機関への元金償還が、09年度から始まった。返済金額は徐々に上がって12年度に一気に大きくなり、元利合わせて年間最大8億円に達する。

 同社の09年3月期決算によると、営業収入は6億8100万円。対する営業経費は13億8200万円で、7億100万円の営業損失を計上した。営業経費には帳簿上の減価償却費が含まれているが、資金繰りの苦しさに変わりはない。

 同社には、工事費を圧縮して確保した内部留保が約20億円あるが、関係者は「元金償還が本格化すれば経営は持たない」と口をそろえる。

 収支計画を狂わせたのは乗客の伸び悩みだ。不況をはじめ原油高、新型インフルエンザ流行などの影響で航空需要は減り、沿線への商業施設の出店ペースも鈍かった。

 仙台空港の利用客数は06年度をピークに2年連続で減少。当初1日1万人を見込んだアクセス線の乗客数は需要予測の7割未満の6950人(07年度)にとどまり、09年4〜9月は6370人にまで落ち込んだ。

 県は8月に公表した支援プランで「東北を代表する仙台空港に直結する鉄道は必要なインフラ」と位置付け、本年度中に行動計画を策定する。

 具体的には、建設費として貸し付けた78億円の利払い減免を含めた対策を検討。89億円を貸し付けた金融機関に対しても、元金償還ペースの緩和や償還期間の延長などを要請できないか、事務レベルで話し合っている。

 一方で、沿線への住宅の張り付きは明るい兆しが見え始めた。周辺に住宅地が多い美田園駅の09年度上半期の利用者は、5月を除き前年比10〜30%増。同駅周辺の世帯数は開業時の3.2倍、人口は2.5倍に増えた。

 仙台空港鉄道の斎藤進社長は「アクセス線は公益性の高い事業。銀行など関係機関には経営改善策への協力をお願いしたい」と話している。

541荷主研究者:2009/12/30(水) 20:44:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091229t11023.htm
2009年12月29日火曜日 河北新報
仙台・宮城野区文化センター 入札6回でやっと着工へ

5回の入札不調などを経て、着工が決まったセンターの建設予定地=仙台市宮城野区五輪

 仙台市宮城野区文化センターが5回の入札不調などを経て、ようやく着工する。同市議会が12月定例会で、工事請負契約の締結に関する議案を可決した。2000年の建設基本構想の策定以降、参加業者不足などで入札不調が続いた上、6回目の入札で落札した共同企業体(JV)の筆頭企業が警視庁の家宅捜索を受け、一時、着工に暗雲が垂れ込めた。地元関係者は「このまま無事に完成してほしい」と願っている。

 センターの建設地は宮城野区役所に隣接するJR仙石線の車両基地跡地。地上3階、地下1階、延べ床面積約1万3600平方メートルで、音楽ホールや演劇ホール、図書館、児童館が入る。総事業費は約63億4700万円。

 センターの建設構想は1996年に持ち上がった。市は市民協働のモデル施設にしようと、住民20人の推進会議を設置し、基本構想を策定した。

 ところが、建設に入るころに狂いが出た。06年の初回の入札で工事を落札したJVの筆頭企業が談合事件で指名停止になり、契約を断念した。その後の3回の入札は業者が集まらなかった。

 市はことし7月、5回目の入札を実施した。しかし、参加5JVすべてが、品質を確保できない可能性のある「特別重点調査価格」を下回り、不調となった。10月の6回目の入札は特定のJVが落札し、仮契約を結んだが、その後、筆頭企業が東京の羽田空港の工事をめぐり、詐欺容疑で警視庁の家宅捜索を受けた。

 施工業者がなかなか決まらず、「おはらいをした方がいい」と話す市議も。市議会の議決でようやく来年に着工することが決まったが、開館予定は09年6月から12年3月に延びた。

 センターの基本構想策定に携わった宮城野区の会社員小松真知子さん(56)は「当初からかかわり、完成を楽しみにして亡くなった人もいる。10年以上待ったのだから、いい施設に仕上がってほしい」と話している。

542荷主研究者:2009/12/30(水) 20:45:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091229t15003.htm
2009年12月29日火曜日 河北新報
仙台の72歳加藤さん、博士に 東北大大学院で9年学ぶ

 仙台市の元中学校長加藤宏さん(72)が今秋、「旧第二師団軍事施設配置に関する歴史的研究」で、東北大大学院の工学博士号を受けた。近代都市仙台の市街地形成に、旧陸軍第二師団や歩兵第四連隊が及ぼした影響を分析する内容。建築史と都市史の二つの学術的観点から、軍事施設を取り上げたユニークな論文だ。

 論文は140ページ。第二師団の施設配置図「各部隊配置図 国有財産台帳付図 第二師管区経理部」を基に、兵舎配置の変遷などを解明。他の師団が所在する東京、名古屋、大阪、広島、熊本の各都市と比較した。

 いずれの都市も、師団司令部は中核部隊の兵舎とともに藩制時代の旧城郭周辺に置かれた。しかし、仙台だけは司令部(現青葉区川内、1871年設置)と第四連隊(現宮城野区榴ケ岡、1874年設置)が中心市街地を挟んで離れて配置され、関連施設も大きく2カ所に分かれている。

 仙台は、司令部の置かれた旧城郭周辺が広瀬川で市街地と隔てられており、洪水の際に橋が流失し孤立しやすい特異性があった。そのため古くから交通の要衝だった榴ケ岡に中核部隊を置いたと結論付ける。鉄道開通(1887年)の際は、連隊と市街地の双方から利用しやすい位置に仙台駅が設置されたという。

 加藤さんは東北大文学部で古代史を専攻、中学校などの社会科教員になった。北仙台中校長を退職後は、仙台市史編さん調査分析委員として郷土史を調査している。大学院工学研究科には2000年秋に進学。郷土史調査を通じて第二師団関係の資料と出合い、丸9年かけて今年9月、71歳9カ月で学位を受けた。

 「定年を迎える60歳前後は、まだまだ意欲も能力も充実している時期。わたしの学位取得が刺激になれば」と加藤さん。指導した飯淵康一教授は「感性が若く、志を持ち続けて頑張った。若い学生たちの刺激にもなった」とたたえる。

 加藤さんは「まだ内容に足りないものがある。元気なうち研究を進めて本にしたい」と意欲を見せる。

543とはずがたり:2009/12/31(木) 10:33:15

仙台の5大イベント 協賛金が大幅減 企業頼み見直し必要
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091231t12017.htm

各イベントの収支状況
イベント名 総費用(損益) 企業協賛金(前年比%)
仙台・青葉まつり 7,710(94) 2,490(-5.9)
仙台七夕まつり 10,530(0) 2,210(-11.2)
定光寺ジャズフェスティバル 5,00(-200〜-300) 970(-40.5)
SENDAI光のページェント 11,000(0) 2,000(-20.0)

 仙台を代表する「仙台七夕まつり」「SENDAI光のページェント」など五つのイベントが今年、不況の影響から企業協賛金の大幅減に苦しんでいる。前年の半分近くになるイベントもあり、収支はほとんどがマイナス。赤字分はそれぞれ借入金などで補てんして解消する見通しだが、不況が続く中「企業頼みは見直しも必要」との声が関係者から上がっている。

 各イベントの協賛金は表の通りで、前年比40%以上の減少となった「みちのくYOSAKOIまつり」「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」をはじめ、軒並み協賛金が落ち込んだ。
 最も減少したYOSAKOIまつりは、数百万円を負担してきた協賛企業が撤退。大会パンフレットの広告料で協賛金を募るジャズフェスも100万円単位の大きな広告枠が埋まらなかった。

 協賛企業数は、未集計の光のページェントを除く4イベントで24.3〜6.7%減少した。
 収支は、事業費の見直しで支出を約420万円切り詰めた「仙台七夕まつり」だけがとんとん。「仙台・青葉まつり」は予備費が90万円ほど残ったが、実際は積立金から600万円を取り崩してしのいだ。

 31日まで続く光のページェントは、発光ダイオード(LED)の導入で約1000万円の費用負担が新たに発生し、黒字は困難な状況。赤字となる公算が大きい。
 ジャズフェスで30万円の協賛を取りやめた仙台市内の建設会社の担当者は「賞与を大幅にカットしている状況で、社内の理解が得られなかった」と説明。企業では、協賛金の代わりに社員によるボランティアを申し出る所もあったという。

 企業協賛金とは対照的に、小口ながら個人協賛金や募金は増える傾向にある。主催者は、関連グッズの販売やホームページ上の広告の活用など、新たな収入源の開拓に試行錯誤を続ける。
 七夕まつりの実行委員の一人は「一度下げた企業協賛金を再び上げてもらうのは難しい」と予想。「企業や自治体頼みの姿勢を改め、支出の見直しも必要。安定した収入の確保策を考えなければならない」と話す。

2009年12月31日木曜日

544荷主研究者:2010/01/02(土) 16:23:41
>>487 >>522
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100101t13018.htm
2010年01月01日金曜日 河北新報
仙台ホテルが営業に幕 創業159年 宿泊客、別れ惜しむ

最後の宿泊客を送り出した後、深々と頭を下げる鈴木総支配人(右端)らホテル関係者=31日午後0時すぎ、仙台ホテル

 JR仙台駅前の老舗ホテル、仙台ホテルが31日、営業を終えた。創業以来159年、現在地に開業して122年の歴史に幕を下ろした。最後の宿泊客を送り出した従業員らは、万感の思いを胸に玄関前で深々と頭を下げた。

 営業終了前日の30日の宿泊客は約140人。113ある客室の約8割が埋まった。最後の夜を過ごした人たちは、チェックアウトを済ませるとロビーや玄関前で記念撮影をして別れを惜しんだ。最終日は大みそかとあって、ホテルにおせち料理を注文した市民も次々に引き取りに訪れた。

 関係者を集めて同ホテルで行われた閉館式には約30人が出席した。鈴木尚太郎総支配人は「数多くのお客さまにご愛顧をいただいた。何年か後には、またここに集まりたい。戻って来られることを期待しながらのお別れです」と、時折声を詰まらせながらあいさつした。

 ホテルは1887年に現在地に開設、1964年に現施設に建て替えられた。上質なサービスで人気を集め、皇室をはじめ、政財界の要人や芸能人も利用した。

 閉館は施設の老朽化が要因。105人の従業員は、国内外に27ある系列グループのホテルに転籍したり退職したりする。運営してきたケン・仙台ホテルマネジメントは、進路が決まっていない従業員について今後も順次、系列ホテルへの紹介を続ける方針という。

545荷主研究者:2010/01/02(土) 16:25:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100101t13017.htm
2010年01月01日金曜日 河北新報
東北大、自動車分野の研究強化 地域経済に貢献

 東北大は新年度、大学が持つ資源をフル活用し、自動車に関する先端分野の研究や人材育成などの取り組みを強化する。共同研究などで産学連携も拡大する。東北で進む自動車産業の集積に対応し、地域経済の振興に貢献する狙い。大学院工学研究科を中心に多元物質科学、金属材料、電気通信の各研究所なども加わり、全学的な態勢で臨む方針だ。

 取り組みの中心となるのは、工学研究科が1月中旬にも設置する産学研究拠点「情報知能システム(IIS)研究センター」。センターにはロボット工学や電子制御、エネルギー、情報通信、金属素材など70以上の研究室が参加する。各領域の専門家が企業の技術者と共同で、次世代自動車の研究や技術開発に当たる。

 具体的な研究テーマには高性能ロボットの導入による完成車工場の生産性向上や、カメラと画像認証システムを使って危険を認識し、自動で衝突を回避する「運転支援システム」の開発などが挙がっている。

 メーカーの開発競争が本格化している電気自動車の分野でも大学独自の研究を進める。工学研究科の教授らが既に研究会を設け、効率が良いモーター開発や市街地での充電システム構築、リチウムイオン電池の性能向上などを目指す。

 宮城県に本社工場を移転させるトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)との共同研究にも乗り出したい考え。昨年12月には工学研究科の教授らがセントラルの設備製造部門の若柳工場(栗原市)を見学。同社の技術者も東北大を訪れ、共同研究の方向性について意見交換した。

 仙台圏の企業にも研究への参加を呼び掛ける方針で、地域の技術力アップにもつなげる。

 工学研究科は2008年、同じトヨタグループで岩手県金ケ崎町に完成車工場を持つ関東自動車工業(神奈川県横須賀市)とも共同研究に着手。組み立てラインの省人化や塗装、検査工程の改善に取り組む。

 人材育成面では11年4月、国際高等研究教育機構に「自動車総合科学技術講座」の新カリキュラムを開設することが決まっている。次世代車に必要とされる分野の講義を行い、大学院生に加え社会人も聴講生として受け入れる。

 東北大の井上明久総長は「幅広い技術が求められる自動車の研究は、実学を重視する東北大の実力向上にもつながる。トヨタ集積を機にさまざまな取り組みで地域に貢献したい」と話している。

546荷主研究者:2010/01/02(土) 16:26:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100101t12020.htm
2010年01月01日金曜日 河北新報
トヨタ、宮城でHV生産へ 11年から一大拠点に

 トヨタ自動車が、2011年に操業開始する宮城県大衡村の新工場で、ハイブリッド車(HV)の生産に乗り出す方向で検討していることが1日、明らかになった。本社のある愛知県や九州地方と並び、東北地方をHV生産の一大拠点にする。

 トヨタ子会社のセントラル自動車(神奈川県相模原市)が、本社工場を移転して稼働させる新工場で生産する。車種はトヨタが11年の発売を計画している「ヴィッツ」級の小型車が有力。価格は100万円台半ばに抑え、燃費はHVの「プリウス」を上回るガソリン1リットル当たり40キロ超の走行距離を目指している。

 基幹部品のHV用電池は、トヨタ子会社のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が宮城県大和町で来週半ばにも稼働させる新工場で生産、供給する。周辺にはほかにも自動車部品を生産するグループ会社の進出が決まっている。

 トヨタは、プリウスを愛知県豊田市の工場で生産しているほか、福岡県宮若市にある子会社のトヨタ自動車九州では新型HVの「SAI(サイ)」などを造っている。

547荷主研究者:2010/01/07(木) 23:45:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100105t12014.htm
2010年01月05日火曜日 河北新報
高付加価値型を仙台に 貸しオフィスの日本リージャス

 日本リージャス(東京)は3月、仙台市青葉区の再開発ビル、仙台マークワンに高付加価値型レンタルオフィス「サービスオフィス」を開設する。国内では19カ所目で、東北への進出は初めて。

 同社は、世界最大のサービスオフィス業であるリージャス・グループ(英国)の日本法人。セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社移転など、仙台圏に企業進出が相次ぎ、国際会議も予定されるため、進出を決めた。

 サービスオフィスはJR仙台駅に直結し、仙台パルコが入居するビルの最上階19階を賃貸する。「仙台マークワンセンター」として、1フロア約680平方メートルに貸しオフィスを54室、貸し会議室1室を設ける。

 オフィスは個室、共用型、セミ個室のブース型の3種類を用意する。客の要望で仕切りを取って個室をつなげる場合もあり、広さは未定。会議室は6人用。

 机やいすなどの家具付きで、高速通信回線や多機能電話を装備し、受け付けなど事務サービスも行う。オフィスは最短1カ月間から、会議室は1時間単位で貸し出す。料金は未定。

 日本リージャスは「取引先の要望もあり、仙台進出を模索してきた。経費を節減し、高いコスト効率を実現できるオフィスだ」と話している。

548荷主研究者:2010/01/07(木) 23:46:22
>>140
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100106t11032.htm
2010年01月06日水曜日 河北新報
新100円循環バス 塩釜市が来月正式運行へ

 宮城県塩釜市は5日、試験運行中の市内循環100円均一バス「NEWしおナビ100円バス」を、2月1日から正式に運行すると発表した。乗り降りしやすい新車両を導入し、市民の意見を基に走行路線も改善、路線バスの空白域がほぼ解消される。コンパクトな市域を生かし、市内どこからでも15分以内で中心部に出られる「15分交通体系」の実現に一歩近づく。

 バスは試験に続き、ジャパン交通(塩釜市)に運行を委託。市が購入し、無償貸与するマイクロバス(27人定員)1台で運行する。バスは高齢者の乗り降りがしやすいように、乗降口から補助ステップがせり出す機能を付ける。

 路線は市の東南部、北部、西部の3コースをそれぞれ平日に3回循環。試験での市民の要望を受け、走行コースを一部見直し、バス停も11カ所増やす。利用者の多いJR本塩釜駅前のバス停には雨よけシェルターを設置する。

 塩釜市では、04年に運行開始した市内循環の大型バス「しおナビ100円バス」が08年度に36万人が利用するなど定着した一方で、大型バスが走っていない地区から同様のサービスを求める声が多かった。

 08年10月にマイクロバスによるNEWしおナビバスの試験を開始。09年の年間利用者は約3万2000人で、正式運行を機に市はさらなる利用拡大を目指す。

549荷主研究者:2010/01/07(木) 23:48:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100107t12025.htm
2010年01月07日木曜日 河北新報
EVエナジー宮城工場稼働 トヨタ系、拠点構想で初

 トヨタ自動車とパナソニックが共同出資する車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は6日、宮城県大和町の大和流通・工業団地に新設した宮城工場で、急速に人気が高まっているハイブリッド車(HV)の基幹部品であるニッケル水素電池の生産を開始した。

 トヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)本社工場の宮城県移転に伴い、東北進出を相次いで表明したトヨタグループ各社のうち初めての生産着手。トヨタは東北を中部、北部九州に続く「国内第3の生産拠点」と位置付けており、拠点化に向けた生産活動が本格的に始まった。

 宮城工場はこの日、昨年11月から試運転、試作を続けてきたラインを稼働させ、主に「プリウス」向けに電池の量産を始めた。今月中旬に初出荷し、HVを製造するトヨタの愛知県内の工場に陸送する。宮城工場近くに移転し、来年1月に稼働するセントラルでも将来的にHV生産が検討されており、生産が決まれば同社にも供給される見通し。

 22日には林芳郎社長、村井嘉浩宮城県知事らが出席して工場の完成と稼働を祝う式典を行う。関係者によると、トヨタの豊田章一郎名誉会長も出席する予定。

 EVエナジーはトヨタのほか、ホンダにも電池を供給。静岡、宮城両県に生産拠点を構えることになり、HVの好調な販売で需要が増えている電池の増産に対応する。

 宮城工場では4月に2本目のラインが稼働し、急きょ増設を決めた3本目も9月ごろ完成する見通し。従業員は当初計画の300人から増員され、フル稼働時に450人前後、生産能力は年30万台分となる。EVエナジー社全体では110万台分に能力が高まる。

◎未来型産業、地元波及を

 【解説】トヨタ自動車グループのパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が、宮城県大和町の宮城工場でハイブリッド車(HV)向け電池の生産を始め、トヨタが掲げる東北の「生産拠点化」が具体的に動き始めた。車載用電池という未来型産業の種が東北にまかれた意味は大きく、その効果をいかに地域に波及させるかが今後の課題となる。

 HVの新型「プリウス」の昨年1〜11月の販売台数は国内が前年同期の2.8倍、海外が約1.9倍に達し、エコカー普及元年ともいわれた。HVの販売は今後、加速度的に膨らむとの民間予測もあり、大きな成長が見込まれている。

 今後の自動車産業をけん引するHVの性能を左右する基幹部品が電池。トヨタは、宮城県に移転する完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の近くに、EVエナジーにとって静岡県以外で初の生産拠点を設け、稼働させた。

 トヨタは2020年代に全車種のHV化を予定する。小型車を生産する東北での電池工場の稼働は、東北での小型HVの生産を視野に入れたものとみられ、実現すれば小型車製造分野での東北の拠点性は一段と高まることになる。

 こうした車メーカーの動きに地元でも、異業種交流グループが取引を目指して勉強会を開くといった動きが出ており、東北大も電池の研究を強化する考えだ。

 電池分野の参入は簡単ではないが、既にEVエナジーへの部品納入を決め、新工場を建設した地元企業もある。技術力アップなど地元の地道な努力が求められる。

(報道部・加藤健太郎)

550荷主研究者:2010/01/07(木) 23:48:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100107t12029.htm
2010年01月07日木曜日 河北新報
仙台・泉に2商業施設 スーパー核、複合型 7月開店

 食品スーパーを核とした複合商業施設が7月、仙台市泉区野村と泉区上谷刈1丁目にそれぞれ開店する。ともに大規模小売店舗立地法に基づく計画を市に届け出済み。泉区は商業施設の進出が相次ぎ、競争が厳しさを増しそうだ。

 泉区野村に出店するのは「泉・野村パーク(仮称)」。シェルコムせんだい近くの県道泉塩釜線沿いの土地区画整理事業地にできる。泉区の不動産業「住販システム」が手掛ける。

 商業施設の敷地面積は約2万平方メートルで、核店舗はスーパーのヨークベニマル(店舗面積約2000平方メートル)とドラッグストアのカワチ薬品(2100平方メートル)。ほかに歯科医院や美容室など6店が入る。年間売上高目標は約20億円。駐車場は210台分用意する。

 区画整理全体の面積は約6万平方メートルで宅地開発や公園整備も予定されている。投資総額は区画整理で5億5000万円、商業施設部分で18億円を見込む。

 県道仙台北環状線沿いの泉区上谷刈1丁目には「グリーンズショッピングモール上谷刈」が出店する。敷地面積は約1万3000平方メートル。不動産業も行う泉区の生花店「グリーンショップ本郷」が開発する。

 核店舗はスーパーのベルプラス(盛岡市)が展開するディスカウント店「ビッグハウス」で、店舗面積約1900平方メートル。ほかに書籍販売の「なにわ」(多賀城市)や生花店が出店する。

 敷地は大型ホームセンターの跡地を活用する。北環状線を挟み南側にはスポーツ用品店やホームセンターが立地しており、商業施設の集積が進む。

551荷主研究者:2010/01/07(木) 23:56:24

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/01/07 建設新聞
仙台市 泉中央駅前(地下鉄南北線)に動き
開発20年・未開発地着手や再整備に期待感
3セク・泉新都心の株式構成が集約化へ動き

 仙台市営地下鉄南北線の北のターミナルである泉中央駅前センター地区に微妙な変化が起きようとしている。

 駅から人工デッキで結ばれるイトーヨーカドー仙台泉店や専門店ビル・SELVAをはじめとする商業施設や駐車場は20年以上前の駅前開発の着手当時、仙台市と市の事業パートナーとして選ばれた住友商事などが中心となって組織された第3セクター・泉新都心(昭和62年7月設立)がこれまで同センター地区一帯の開発・運営の中心を担ってきたが、これを組織する株主構成を近年、集約化させようという動きが起きている。現段階では非公式的な動きでありながら、会社発足当時から株主となっている仙台市や地元金融機関、政府系金融機関、さらには大手不動産会社などの保有株を住友商事に概ね一本化させようという動きが起き始めている。

 これに伴い、株が集約化された後、住友商事が主体性を持たされ、地区一帯の主導権を強固にすることで、センター地区で未開発となっている78街区、81街区の2街区のうち、平面駐車場となっている81街区の開発着手に弾みがつくのではとの見方が強まっている。

 78と81の両街区に関しては、今後の開発の方向性を決める手段の一つとして、数年前に住友商事が主体となって泉中央周辺住民などを対象としたアンケート調査を実施し、必要機能の絞り込みなどの検討を行った経緯もあるが、その後の急激な経済環境の変化でこれも裏付けを欠くものとなりかけているようだ。さらに、イトーヨーカドーなどが数年内に契約更新時期を迎える状況の中、抜本的な商業機能の見直しを行う可能性があると見る向きもある。このため、これらとの兼ね合いから81街区に関しても経済成長期では成立し得た商業・サービス機能による建物計画の立案より、時代に即した整備手法として分譲マンションなど住宅系の用途も取り入れた開発を行うべきとする関係者の声もあり、今後、開発着手が実現するにしてもその用途に関しては予断を許さない状況だ。

 ただ、泉中央駅周辺地区の一帯は、今回取り沙汰されているショッピングセンター地区と駅前地区を含めて、昭和60年11月に都市計画決定された泉中央地区計画の指定区域内に位置し、両地区は現段階では共同住宅や病院などは建築できない規制下にある。時代の変遷とともに建築可能な建物の用途を拡げるならば、地区計画の変更手続きなどの必要も出てくる。

◎バスターミナルに再整備の必要性

 一方、駅前地区でもう一つ注目されるのが、駅前バスターミナルのリプレイスも含めた機能増強の必要性だ。現在、バスターミナルの発着便数は1日当たり1、224便となっているが、ラッシュ時には周辺の道路環境の脆弱さと相まって、慢性的な交通渋滞を引き起こしている。さらに、今後のセントラル自動車や東京エレクトロンATおよび関連企業の立地に伴い、バス需要の増加が想定されるものの、現在の発着スペースではキャパ不足となっており、機能不全に陥る可能性も懸念されている。このため、こちらも非公式的要素が強いものの、ターミナルに隣接する81街区の「再開発」とともに低層部に機能拡充したバスターミナルを設け、交通センター的な機能を持ち合わせた開発を行う考えも行政関係機関の中で検討されているようだ。ただ、これに関しては周辺の道路事情との整合性を図る意味から、近隣地に抜本的な機能移転する方が現実的とする考えもあることから今後の議論の進展が注目されるところ。これから本格化する可能性のある大型企業立地の実現により、泉中央地区を中心とする仙台圏北部の交通機能の充実は喫緊の課題とも言え、行政当局の素早い対応が期待されるところだろう。

◎変化に即したビジネスマインドを

 国内経済は数字上では回復の兆しを見せている。ただ、これが実感として伝わるには不十分な状況で、我々が普段接する街並みにも一見、何の変化も感じられない。しかし、現実的には今回紹介した仙台泉中央地区のように、目に見えない変化により近い将来、劇的な変化を起こしうる事象は少なくない。経済に引きずられ人々のマインドまで停滞していたのでは、起こりうる変化には対応できない。新年を迎えるにあたり、今一度足もとを見つめ、時代とともに変化する世の移り変わりをビジネスチャンスにつなげる機敏さを失わないようにしたい。

2010/01/07付1面に掲載。

552荷主研究者:2010/01/08(金) 00:01:54
地図での先行開通を楽しむ 仙台Ver.

仙台北部道路 おぉ〜!!富谷Jctができてるぅ〜!!
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.36527109254102&lon=140.9199469889408&z=14&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.360616216289&hlon=140.81000502956&layout=&ei=utf-8&p=

仙台都市圏環状自動車専用道路 仙台市街地を取り囲む自動車専用道路網がとりあえず完成したことになる。環状に繋がると綺麗だねぇ。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.29038664222695&lon=140.85952933681153&z=12&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.360616216289&hlon=140.81000502956&layout=&ei=utf-8&p=

【今後の仙台都市圏環状自動車専用道路の次なる課題】
・利府JctのフルJct化(富谷Jct⇔石巻方面)完成
・仙台北部道路の利府Jct〜国道4号線間の着工
・仙台港ICの完成
・多賀城IC(仮称)の着工
・仙台港北IC〜利府Jct間の4車線化(個人的にボトルネック化するのではと懸念)
・仙台東道路の具体化(無理かなぁ)

553荷主研究者:2010/01/12(火) 22:09:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100108t12007.htm
2010年01月08日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル 空き室率5.67ポイント増

 仙台市のオフィスビルの2009年12月末時点の平均空き室率は18.41%で、前年末より5.67ポイント上昇し、1年間の上昇幅としては過去最悪となったことが、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。同支店は「新築ビルの完成ラッシュと、景気悪化による需要低迷が重なった」と空き室率の上昇要因を分析している。

 昨年の各月の空き室率は11月末まで5カ月連続で過去最悪を更新。12月末は前月より0.23ポイント改善されたものの、依然として18%台と高い。

 空き室率を年末時点で比較した年間上昇幅は、1992年の4.15ポイントが最大。09年はこれを1.52ポイント上回った。年間ベースの悪化は3年連続。

 09年に仙台市中心部に完成した新築ビルは8棟で、延べ床面積は約10万2000平方メートル。新築が急増した前年よりは3棟、3万8000平方メートル減少した。しかし、不況で入居は不調。既存ビルでもオフィスの縮小、撤退が相次いだ。既存ビルを合わせた12月末時点の空き室面積は27万3000平方メートルに上り、1年間で約9万平方メートルも増えた。

 新築ビルの空き室率は71.90%で前年同月より23.84ポイント悪化した。7割以上が埋まったビルは1棟だけ。既存ビルは5.13ポイント上昇の15.87%。

 地区別では、新築ビル2棟が加わった駅東地区が28.39%(前年同月比7.15ポイント上昇)で最悪。泉区など周辺オフィス地区が20.55%(同6.9ポイント上昇)で続いた。

 今年完成する新築ビルは3棟。青葉区一番町に4月に完成する仙台トラストタワーが最大で、賃貸オフィスの延べ床面積は4万6200平方メートル。

 東北不動産鑑定士協会連合会(仙台市)の小野寺和夫会長は「事業所数が増えない中で供給過多が続き、賃料下げなど、テナント獲得競争は激しくなっている。新規ビルの競争は既存ビルにも影響。空き室率上昇は当分続くだろう」と語る。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル360棟。

555荷主研究者:2010/01/12(火) 22:11:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100108t12028.htm
2010年01月08日金曜日 河北新報
創造空間に集え個性 仙台・卸町に作業オフィス誕生

改装中のフロアで設計図を手に話し合う常駐ディレクターの(右から)柿崎さん、間沢さん、松井さん

 仙台市若林区卸町の倉庫街に2月下旬、クリエーターの作業オフィス「TRUNK(トランク)」が誕生する。旧ホテルを改装し、個室作業場や共有スペースを設置。3人のディレクターが常駐し、入居する若手クリエーターの活動を支援する珍しい試みだ。

 運営主体は、卸町地区に立地する企業でつくる仙台卸商センター。卸町会館5階にある旧「仙台卸センターホテル」のフロア約800平方メートルを活用する。

 個室作業場は客室を改装し、3人程度が使える広さにする。全20室に高速インターネット回線を完備。入居者が雑談できる共有スペースや商談用の応接室、デザインした図案を迅速に印刷できる業務用機器も置く。

 入居料は1カ月3万円で、2人以上で借りる場合は1人につき1万円。1時間300円の時間貸しの部屋も用意した。

 常駐のインキュベーション・ディレクターは、入居者に事業展開を助言したり、入居者同士をつなげたりする役割を担う。仙台市のデザイナー集団「フェスラボ」代表の柿崎慎也さん(39)、元雑誌編集者の間沢広輔さん(29)、デザイナーの松井健太郎さん(29)を雇用する。

 柿崎さんは「入居者同士が個々の個性を認め合う環境を目指す。斬新な発想を持ち、新しいプロジェクトを生み出す気概のある人を応援したい」と話す。

 仙台卸商センターは大学教授や市職員、デザイナーらで研究会をつくり、2007年9月に営業を終了した旧ホテルの活用策を話し合ってきた。

 研究会代表で、卸商センターまちづくり企画室の武田要二室長(56)は「トランクがクリエーターの呼び水となり、地域の経済発展につながれば」と抱負を語る。

 2月上旬に入会希望者の審査を始める。年齢や学歴の制限はなく、自立可能な事業展開を描いているか、協調性があるかなどを面接で審査する。連絡先はトランク022(237)7232。

556荷主研究者:2010/01/12(火) 22:53:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100110t12027.htm
2010年01月10日日曜日 河北新報
大和町、地域一丸でエコ通勤を 11年に新バスターミナル

バスターミナルの予定地。建設中の建物は大和町役場新庁舎

 宮城県大和町が、自動車関連企業が集積するのを踏まえ、2011年に新たなバスターミナルを開設する。工業団地の工場に通う従業員に、マイカーに替わる交通手段としてバス通勤を促し、交通渋滞の緩和や二酸化炭素(CO2)の排出削減を図る。仙台市内へマイカーで通う町民にも高速バスの利用を求め、地域一丸で「エコ通勤」を推進する。

 新バスターミナルは大和町吉岡に建設。公立黒川病院に近接し、5月に開庁する新役場庁舎の北側に位置する。面積約7270平方メートルで、総事業費は3億円。国土交通省の地域活力基盤創造交付金を活用する。

 乗り入れるのは、ミヤコーバス(仙台市)の路線バスと高速バス、町が運営する町民バスの予定。町はミヤコーバスに対し、仙台市方面の高速バスの強化や、トヨタ自動車系列の企業が立地する町と大衡村の工業団地に新たな路線の開設を要請する。

 乗用車約300台分の2階建て駐車場をつくることも計画されている。自宅から車で来てバスに乗り換える「パーク・アンド・バスライド」を促進する。タクシープールも併設する。

 大和町内には鉄道がない。立地企業の本格稼働後は、通勤する従業員のマイカーや部品と製品の輸送車両のため、国道4号など主要道の渋滞、大気の悪化が懸念される。

 町の担当者は「ターミナル完成後はバス利便性が高まり、アクセス向上やCO2削減に結び付く。観光の活性化にもつなげたい」と説明している。

557とはずがたり:2010/01/16(土) 19:21:57

宮城交通が戦時合併で鉄道路線を国有化されてしまい,東北石油が新日石に併合されてしまい,仙台市ガス局の民営化が頓挫中で,東北開発も三菱マテリアルになった現在,東北資本御三家たりえるのは東北電力とカメイとアイリスオーヤマではなかろうか!?カメイの代わりに鉄興社の流れを汲む東北東ソーでも良いかも♪

アイリスオーヤマ経常利益384%増 過去最高を達成
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100115t12015.htm

 アイリスオーヤマは14日、2009年12月期決算概要(単体、速報値)を発表した。売上高は前期比5%増の800億円、経常利益は前期比384%増の84億円でいずれも過去最高。

 新型インフルエンザの流行でマスクに特需があったほか、1000点以上投入した家電製品など新商品の売り上げが好調。原料や製品は輸入する割合が高いため、円高効果で利益を伸ばした。


2010年01月15日金曜日

558荷主研究者:2010/01/17(日) 23:43:27
>>557
宮城電気鉄道は宮城交通とは関係ない。宮城交通の前身は、何社もの事業体に行き着くが、例えば秋保電気軌道(長町〜秋保温泉)や仙台鉄道(北仙台〜西古川)などがそうである。
一方、宮城電気鉄道は細倉鉱山系の高田商会がルーツのようだが、国鉄による買収によって会社は清算されてしまったようだ。もし国有化されてなかったら、当時の関西私鉄にも負けずとも劣らない先進的な設備と経営で知られた宮城電気鉄道なので準大手民鉄ぐらいにはなり得たかねぇ(笑)。逆にJRとの競争に敗れて大変なことになったかもしれないけど…。

東北資本と言えば、東北製紙(現、日本大昭和板紙)も忘れられない。東北石油、東北開発、東北製紙の3社は互いに関係ないけど何となく東北グループって感じがしてたなぁ。
東北資本御三家には東北東ソーを入れるよりは、メーカーならばトーキンがNECの完全子会社化されてしまったし、東北特殊鋼、倉元製作所とかかねぇ…。ま、アイリオーヤマはベガルタ仙台や東北楽天のスポンサーを務めるなど地元に貢献しようという姿勢があるし、東北資本御三家にふさわしいと言えそう。

559荷主研究者:2010/01/17(日) 23:54:10

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100108hlar.html
2010年01月08日 日刊工業新聞
産総研東北センター、新製品創出で研究会−150社と立ち上げ

 【仙台】産業技術総合研究所(産総研)東北センターは、東北で豊富に産出する粘土を主成分にした膜材料「クレースト」の実用化を加速するため、企業約150社を会員とする研究会を4月に立ち上げる。同センターが中心となって開発してきたクレーストは、ガスバリアー性や耐熱性に優れ、水素シール材などへの応用が期待されている。研究会では量産技術や加工技術などを共有化して企業間連携を促進し、東北発の技術を応用した新製品を生み出す仕組みづくりを目指す。

 研究会の名称は「Clay team(クレイチーム)」。事務局を産総研東北センターに置き、共同研究や技術移転、特許ライセンスの管理などの活動を計画している。年会費は1社15万円で、東北域内の中小企業は無料にする。現在、同センターや民間企業の関係者13人で検討会を組織して設立準備を進めており、2月には全国数カ所で会員募集のための説明会を開く。

560荷主研究者:2010/01/17(日) 23:54:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100114t12030.htm
2010年01月14日木曜日 河北新報
HV電池増産は宮城が軸 EVエナジー・林社長に聞く

 トヨタ自動車グループで、ハイブリッド車(HV)に搭載する電池を製造するパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が、今後の増産対応は宮城県大和町に新設した宮城工場で行う方針であることが13日、分かった。本拠地の静岡県は工場の増設余地が限られる一方、宮城工場は既に広い敷地を確保しているため。具体的な投資計画はHVの市場動向を見極めて決め、当面は宮城工場の安定稼働に力を入れる。

 林芳郎社長が同日、河北新報社の取材に応じ、明らかにした。林社長は「HVが増え、(生産能力を)増強していく可能性はある。静岡には場所がなく、そうなれば宮城を広げたい」と述べた。

 今後の投資計画については、工場増設には多額の費用が必要なことから「ここ1、2年のHVの生産、普及の動向を見極める必要がある」とも強調。当面は現行の生産設備のフル活用と安定供給を目指すという。

 次世代型のリチウムイオン電池を宮城で生産する可能性については「量産する場合はまず湖西で造り、安定生産が可能になれば宮城を活用したい」と将来的に検討する考えも示した。

 車載用電池製造で世界最大手のEVエナジーは湖西市の2工場と宮城工場の計3カ所の生産拠点を持つ。湖西市の敷地に増設余地はほとんどないのに対し、宮城工場は6棟まで拡張可能な約25ヘクタールの土地を確保している。

 HVは、低燃費や価格低下に加え政府の支援策も追い風に人気を集めている。特に、宮城工場の電池も搭載される予定のトヨタの「プリウス」は昨年、国内の新車販売台数でHVとして初めて年間の首位に立ち、好調な販売を続けている。

 これまで電池の生産能力が足りず、トヨタはHVの増産ができない状況だったため、湖西と宮城で工場を増設。宮城では急きょ、生産ラインを計画の2本から3本に増やすことも決めている。

562とはずがたり:2010/01/18(月) 00:29:26
>>558
補完おつ。
戦前というか戦中期あたりか,東北開発が国家的に進められた時期があった(↓参照)けど東北グループみたいな新しい新興財閥の形勢には至らず東京資本の東北進出に政府が保証付けた感じで内発的な工業化の開始は終ぞ見られなかったしなぁ。。

東北興業→東北開発(ブランド名カイハツセメント)→現三菱マテリアル
現在でも記念財団が残っているらしい
http://homepage2.nifty.com/tohoku-kaihatsu/sum04.htm

■[社史紹介(速報版)] 『社史』 【東北パルプ, 1952】
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080514/1210727331
王子製紙社長藤原銀次郎(ふじわら・ぎんじろう、1869-1960)は東北の豊富なブナからパルプを生産するため、東北興業と協力して1938年(昭13)東北振興パルプを設立。石巻と秋田に工場を建設し、1940年(昭15)操業開始する。終戦後占領軍指示で様々な制限を受けたが、1949年(昭24)それらが解除されたのを期に東北パルプと社名変更。
操業10年を記念して出された社史には、設立関係者の談話・手記が取り入れられている。
[1968年(昭43)十条製紙と合併、1993年(平5)日本製紙となる]

563荷主研究者:2010/01/18(月) 23:02:37
>>562
ちなみに分かっているとは思うけど、東北製紙と東北パルプは別だでね。専用線の駅で言うと、東北製紙は向浜駅で東北パルプは石巻港駅及び新屋駅になる。東北パルプは昭和40年代に十條製紙と合併しているので社名に対し個人的にはそれほど思い入れはないねぇ。
参考↓
日本製紙グループ
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nihon-seishi.html

それとそっちにも買ってあげたと思うけぇが『東北開発120年』岩本由輝著、刀水書房、1994年 に増補版が出ている。
『東北開発120年 (増補版)』
http://www.tousuishobou.com/ningennkagaku/4-88708-378-3.htm
〔増補〕その後の20年―東北開発三法時代と全総時代の終焉まで―

そういや岩本先生の集中講義を受けたことはあるのだが、けっこう面白かったような記憶がある…。講義ノートとか残っているかなぁ。

564とはずがたり:2010/01/18(月) 23:59:40
むぅ。
買わんとあかんねぇ>増補版

565荷主研究者:2010/01/20(水) 22:58:06

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100114hlas.html
2010年01月14日 日刊工業新聞
宮城県産技総合センター、車載電子機器用ノイズ対策試験設備を導入

 【仙台】宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区、鈴木康夫所長、022・377・8700)は、同センター内に車載電子機器用ノイズ対策試験設備を導入し、2月から一般企業向けの供用を始める。すでに同センターでは情報、家電向けの試験設備を備えているが、県内で急速に進む自動車関連企業の集積に伴い、高周波ノイズも測定できる車載機器用試験設備へのニーズが高まっていた。今後、関係企業の製品開発のスピードアップ、コストダウンを支援する。

 今回導入した設備は、車載機器用エミッション測定装置、BCI法伝導イミュニティー試験装置、さらにこれら装置の試験場所となるシールドボックス(縦7×横4×高さ3メートル)。導入費用として宮城県のみやぎ発展税約4000万円を活用した。

566荷主研究者:2010/01/24(日) 15:46:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/01/18 建設新聞
みやぎ生協 複数テナントを誘致へ
用地約1万㎡に専門店エリアを整備
宮城県富谷町「明石台店」の周辺地

 みやぎ生活協同組合(仙台市泉区八乙女4丁目2の2 理事長・齋藤昭子氏)は、宮城県富谷町にある明石台店の周辺地に専門店エリアを構築する方向性を固めている。

 対象地は、黒川郡富谷町明石台6丁目1の39地内にある同組合明石台店の周辺地約1万㎡。この用地を商業系デベロッパーなどの第3者企業等に賃貸し、借り受けた企業等が実際のテナント誘致や店舗等施設の建設整備を行うと見られ、現在、大手リース会社やハウスメーカー大手などからのプレゼンテーションを受け、諸条件の比較検討に入っているもようだ。入居想定テナントは、アパレル企業や飲食店などが有力視されている。

 今後、誘致想定テナントが出そろうのを待って、貸付先企業の絞り込みに入る見通しだ。

 富谷町明石台地区は、今後、同じ黒川郡内の大衡村や大和町などにセントラル自動車関連などの企業立地が促進されていくことで、定住人口が増加していくことが見込まれている。

 今回の対象地の東側近隣一帯に広がる牧場地およびその周辺地では、開発行為による市街化区域編入の具体化のため、富谷町明石台東地区共同開発企業体が全体面積約39・2万㎡規模の造成等工事を行い、総戸数776戸、想定人口2、328人規模の宅地開発を行う方針。これに関しては、大手ハウスメーカーが中心となり立地企業をにらんだ住宅地を建設するもよう。

 昨今の経済環境から目立った新規の不動産開発が見られない仙台圏にあって、商業地の一部を含めスポット的開発の面的な賑わいを見せている。

2010/01/18付1面に掲載

567荷主研究者:2010/01/24(日) 15:51:40
>>362
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t12014.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
スズデン新工場4月着工 宮城・大和 半導体市場が回復

 電子機器商社のスズデン(東京)は18日までに、大和リサーチパーク(宮城県大和町)の半導体製造装置向け部品工場を4月に着工する方針を固めた。当初「2009年秋」としていた着工予定を延期していたが、半導体市場の回復などを理由に設備投資を再開した。今年10月に完成、11月に稼働を始める見通し。

 工場は半導体製造装置の部品となる電源装置、温度制御装置などを生産する。同じ大和リサーチパークに計画し、着工を延期している半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の新工場に製品を供給するほか、自動車関連企業への納入を目指す。

 延べ床面積約3400平方メートルで、総投資額は約10億円。地元から20人程度を採用する予定。

 スズデンは08年9月、同社初となる工場建設を発表。09年7月、半導体市況の悪化などを理由に着工延期方針を決めた。

 同社は「半導体市況が回復していることから、主な製品供給先である東京エレクトロンの新工場が完成する前に態勢を整える必要があった」(情報企画部)と話す。

 大和リサーチパークでは、化学素材メーカーのソマール(東京)も着工延期した新工場を10年6月に着工する方針を決めており、産業集積の動きが続く。

568荷主研究者:2010/01/24(日) 15:52:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t12021.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
EVエナジー、宮城産初出荷 「北の拠点」実質スタート

ハイブリッド車の基幹部品の電池を積み、工場を出発するトラック=パナソニックEVエナジー宮城工場

 トヨタ自動車グループで、車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は18日、宮城県大和町に新設した宮城工場で製造した電池を初出荷した。トヨタが東北を中部、北部九州に続く「国内第3の生産拠点」と位置付けてグループ工場の集積を進める中、新設工場で初めての出荷となり、「北の拠点」が実質的にスタートした。

 出荷されたのはトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」に搭載されるニッケル水素電池。午前10時10分ごろ、100台分の電池を積んだ運送会社のトラックがプリウスを生産するトヨタの愛知県内の工場に向けて出発した。

 電池はHVの基幹部品だが、急速なHVの需要拡大に電池生産が追い付かない状態だった。このため宮城工場は、立地協定締結から今月6日の稼働まで1年半と「従来にないスピード」(林芳郎社長)で整備され、生産状況も「他工場の操業開始時より早いペース」(同)と量産ピッチを上げている。

 EVエナジーは4月に宮城工場で2本目のラインを稼働させ、3本目を9月にも完成させる予定。生産能力は年30万台分で、EVエナジー社全体の生産能力は110万台分になる。

569荷主研究者:2010/01/24(日) 15:56:20

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100104_01.htm
2010年01月04日月曜日 河北新報
第1部=地殻変動(上)巨像出現/大変革に試される地力

上屋が完成し、稼働に向け準備が進むセントラルの新本社工場。地域経済に与えるインパクトは大きい=宮城県大衡村

 巨像が姿を現した。仙台市中心部から車で1時間、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地。延べ床面積12万平方メートルの広大な工場群で2011年1月、世界に向け乗用車の生産が始まる。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場が1年後に稼働し、東北では関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に次いで2カ所目の完成車工場となる。

 トヨタは東北を中部、北部九州に次ぐ「第3の生産拠点」と位置付ける。両工場のフル稼働時の生産規模は主要部品メーカーが進出の目安にするという50万台。その通り関連企業の進出が相次ぎ、「北の拠点」が動きだす。

<サービス業8割>
 仙台市泉区にある泉パークタウン工業流通団地では、1987年に日米合弁で設立され、両国間の半導体摩擦の緩衝策として注目を浴びた工場が11年末で姿を消す。

 東北の製造品出荷額で電子部品が食料品を抜いてトップに立ったのは1980年。以来30年、東北のリーディング産業の座にあったが、シリコンサイクルと呼ばれる周期的な好不況の波にもまれ続けてきた。

 トヨタのグループ企業が相次いで進出する宮城県は、サービス業を中心に第3次産業が県内総生産(2007年度、速報)の80%を占める。人口減少時代に、人を相手にするビジネスは先細りの不安を抱える。

 サービス業依存からの脱却へ、複層的な産業構造へ―。東北経済にとって自動車産業の集積が持つ意味は大きい。

 東北経済産業局の数井寛局長は「単眼から複眼の産業構造に変化する可能性がある。車と電子部品は近接分野。双方がつながればインパクトは大きい」と地域経済の進化を期待する。

<「嵐の中」の船出>
 米国で大衆向けガソリン車が誕生して100年。環境や資源問題を背景に今、ハイブリッド車が市場の主役に躍り出た。ビッグスリー(米自動車大手3社)が衰退し、世界をステージに業界再編も進む。自動車産業は世紀の転換点にある。

 トヨタは昨年末、系列部品メーカーに対し、部品調達価格を13年までに3割引き下げる計画を通知した。長期低迷に悩む国内市場と、低価格車を中心に需要が膨らむ新興国をにらんだ対策の一環とみられている。

 「嵐の中」(豊田章男トヨタ社長)で進む自動車産業の東北集積。地元企業も加わる、新たな産業の高く強固なピラミッドを築けるかどうか。「地域にとって100年に一度のチャンス」(東北経産局)を前に、東北の「本気度」が試される。

◎メモ/国内の完成車組立工場
 戦前、トヨタ自動車の本拠地の愛知県や日産自動車が創業した神奈川県などで誕生した。1980年代までは中部、関東、中国などの工業地帯に集中。90年代に入って人材確保やリスク分散などの観点から北部九州、東北へと立地が広がった。

  ◇  ◇
 トヨタが完成車製造子会社の本社工場を宮城県に移転させ、東北は自動車産業の「北の拠点」として新たな歩みを始める。完成車工場には多くの企業が連なり、産業は点から線、そして面へと広がる。厳しい経済情勢の中、変化の波に洗われる自動車産業。波にあらがうように続々と建設される生産施設。東北の自動車産業と地域の、未来と現実を考える。
(自動車産業取材班)

570荷主研究者:2010/01/24(日) 15:57:14

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100104_02.htm
2010年01月04日月曜日 河北新報
第1部=地殻変動(中)参入意欲/部品製造底上げへ連携

自動車産業に参入できる技術力を身に付けようと、部品の構造を学ぶ地元企業のエンジニア=宮城県柴田町

 操業開始から17年。地域経済への波及効果に期待を集めた東北唯一の完成車製造工場が悩む。

 トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で使われる部品の現地調達率は、目標の70%程度に対し43%にとどまる。岩手に進出した中部地方の企業が数字を引き上げ、もともとの地元企業の納品率はさらに低い。

<品質に高い要求>
 調達率低迷の理由に、東北の製造業が得意とする電子分野と、自動車産業の文化の違いを挙げる関係者は多い。

 「弱電関係とは比べられないほど品質要求の水準が高い」。自動車部品のプレス加工を手掛ける長島製作所(一関市)の新宮紀一郎社長は2000年の参入当時、業界の厳しさを実感した。

 部品の不具合が人命を左右しかねない自動車。求められる品質は電子機器と比べ格段の違いがあるという。関東や中部の業者とのコスト競争も激しい。

 ただし1年に何度も新製品が出る電子分野のサイクルの短さに比べ、車のモデルチェンジ周期は4年以上。「車は安定した取引ができる」(新宮社長)のが参入メリットだ。両分野に参入できれば経営の安定度はさらに増す。それは東北経済の足腰強化につながる。

<九州でも50%台>
 自動車産業の集積で東北に先んじる北部九州も現地調達率は伸び悩む。06年の生産台数は東北で予定される生産能力の倍以上の100万台を突破したが、現地調達率は九州全域で50%台にとどまる。

 九州経済調査協会(福岡市)は「九州内の企業の実力が足りなかった」と指摘する。車メーカーやそこと取引する1次下請けが求める技術と地元企業の能力に差があり、参入が進まないという。

 完成車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)本社工場の誘致に成功した宮城県は自動車産業を柱に、県内産業の構造改革を目指す。セントラルと地元企業を結び付け、地域経済を活性化させる構想を描く。

 北部九州の経験も踏まえ、宮城県は地元企業の実力アップに懸命だ。柴田町など各地で民間団体と共催の展示交流会を開き、トヨタOBの県職員が地元のエンジニアに自動車部品の構造や機能を解説するなどの取り組みを続ける。

 門戸は開かれている。車メーカーは物流コストや品質管理の観点から部品の長距離輸送を好まない。トヨタは「現地調達を第一に考える」(幹部)と強調する。

 成功の鍵を握るのは広域連携。トヨタ本社は関自工とセントラルを「国内第3の拠点」と一体で見る。東北学院大経営学部の折橋伸哉准教授は「企業に県境は関係ない。人材育成や技術力向上策で東北がまとまることが重要だ」と訴える。

◎メモ/現地調達率
 工場が使用する部品のうち地元で調達される割合。金額で算出する。トヨタ本社のある中部では約85%、関東や関西では約70%とされる。車メーカーと地元企業の取引実態を示す指標として、完成車工場がある自治体は調達率アップを目指す。

571荷主研究者:2010/01/24(日) 15:58:58

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100105_01.htm
2010年01月05日火曜日 河北新報
第1部=地殻変動(下)大移動/膨らむ期待、地域像模索

移住を控え、住宅団地を見学するセントラルの従業員ら=宮城県大和町

 農学校としてスタートした高校が開校110年目に変わる。
 宮城県大和町の黒川高。新年度、「農業」の看板を下ろす。農業経営科を廃止する一方、電子機械科を機械、電子工学の両科に分割。「ものづくり人材育成校」のカラーを鮮明に打ち出す。

<雇用確保視野に>
 学科再編に走らせたのは地域の変化だ。隣接する大衡村にトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場が移転。ここ1、2年で企業集積が急速に進む。

 倉光恭三校長は「就職の機会が広がる。より高いレベルの人材を輩出したい」と力を込める。
 宮城県進出を決めたトヨタグループ4社が予定する従業員数はフル稼働時で計2170人。移転するセントラルの移住者は、家族を含め約4000人に上るとみられている。

 すべてが大衡村に住むわけではないが、セントラルだけで村人口の7割超に及ぶ新住民が周辺に大移動する。多くの企業進出を伴う完成車工場の進出は歴史ある学校に変化を迫り、地域に地殻変動を起こしつつある。

 「集積は無限大のインパクトがある」と大衡村の跡部昌洋村長。地場産業が疲弊し、人口減少が加速する東北にあって、自動車産業の集積は雇用の場の確保につながり、人口対策にもなると期待を集める。

 ぜひうちへ―。周辺の自治体も生活情報を提供したり、保育所を整備したりと、新住民の争奪戦を繰り広げる。
 集積効果を自らの努力で地域に波及させようという模索も始まった。

<商店を個別支援>
 くろかわ商工会商業部会大和支部(大和町)は商店の個別支援を始めた。コンサルタントを希望店に派遣し、集中指導。店の魅力を高め、集客に役立てる狙いだ。

 商店街は大型小売店の進出や不況で活力を失い、空き店舗が目立つ。支援を受けた飲食店主は「自動車で地域が潤えば外食チェーンが出店するかもしれないが、負けない店をつくる」と話す。

 期待は膨らむ。だが手放しの歓迎ばかりあるわけではない。地元のある民間団体の職員は「産業集積により、どんなまちを目指すのか。具体的なイメージが見えない」と漏らす。

 東北大大学院の吉原直樹教授(都市社会学)は「工場を誘致さえすれば地域が良くなるという発想ではいけない。誘致は単にきっかけ。自分たちの地域像は自分たちで描くべきだ」と言う。

 完成車工場は東北の経済構造を変えるほどの影響力を持ち得る。その存在にただ頼るのか、上手に生かすのか。地域の未来をどう描くかは住民の手に委ねられている。(自動車産業取材班)=第2部は今月末に掲載します

◎メモ/波及効果
 宮城県は2007年にまとめた試算で、セントラルの進出により県内生産額は3009億円、被雇用者で9108人の経済波及効果を生み出すとした。試算は産業連関表により設備投資額500億円、年産12万台、従業員1300人を前提とした。

572荷主研究者:2010/01/24(日) 16:30:35

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100118beap.html
2010年01月18日 日刊工業新聞
東北電子工業、HV電池樹脂部品の新工場を稼働

 【仙台】東北電子工業(宮城県石巻市、渡邉篤社長、0225・62・3474)はハイブリッド車(HV)の車載バッテリー向け樹脂部品の新工場を完成し、稼働した。生産品の全量をパナソニックEVエナジー(PEVE)の宮城工場(宮城県大和町)に納める。射出成形機や機械加工機を導入し、HVバッテリーモジュールの樹脂ケースの生産を始めた。生産量は明らかにしていないが「PEVE宮城工場で使用する分の100%に対応する」(佐藤幸太郎東北電子工業会長)という。

 PEVE宮城工場は今月稼働し、4月までにニッケル水素電池を年産20万台体制にする予定。増産も計画している。東北電子工業はこれをにらみ新工場の周辺約6万5000平方メートルの敷地を確保しており、PEVEの生産拡大に備えている。

573荷主研究者:2010/01/24(日) 16:33:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100122t12006.htm
2010年01月22日金曜日 河北新報
仙台空港鉄道 宮城県がアクセス線の値上げ検討

 仙台空港アクセス線を運営する第三セクター仙台空港鉄道(名取市)の経営が悪化している問題で、最大株主の宮城県は21日、一部区間の運賃を引き上げる方向で検討に入った。2010〜14年度の値上げを視野に入れる見通し。値上げすれば07年3月の開業以来初めてとなる。

 県策定の経営支援プラン行動計画骨子案などによると、運賃引き上げの対象に浮上しているのは、美田園―仙台空港の一区間。アクセス線から東北線に乗り入れる通勤通学客には、値上げが影響しないよう考慮する。

 現在の運賃は、美田園―仙台空港が210円、仙台―仙台空港間は630円。値上げ幅は早急に検討する。県土木部は「早い時期に引き上げたい」としてJR東日本などとの調整を急ぐ。

 骨子案は乗客が需要予測の65%にとどまっている現状を指摘。このままでは11年度に運転資金が底を尽き、13年度に債務超過に陥ると分析した。県が金融機関から借りた資金を空港鉄道会社に建設資金として貸し付けた78億円の債権について、年間約7800万円の利子(年利1%)の免除を検討する。

 骨子案は鉄道設備の所有と運行主体を切り離す可能性にも触れた。県などが将来、鉄道施設を引き取り、空港鉄道の資産を圧縮させる案が検討されるとみられる。

[仙台空港アクセス線]仙台空港―JR名取駅(7.1キロ)と、東北線の名取―仙台間を経由する全長17.5キロ。宮城県や仙台市などの自治体、民間企業が出資する第三セクターの仙台空港鉄道が空港―名取を運営する。空港―仙台間は快速が17分、各駅停車で23分。1日40往復。

574荷主研究者:2010/01/24(日) 16:37:00
>>240 >>404 >>492
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100121t12024.htm
2010年01月21日木曜日 河北新報
アイシン高丘 宮城工場の稼働、夏に判断

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)は20日、稼働を延期している宮城県大衡村の新工場について「計画自体に変更はない」との考えをあらためて示すとともに、計画再開の時期は自動車販売の動向を見極めた上で今夏をめどに判断する方針を明らかにした。石川敏行社長が同日、本社で河北新報社の取材に答えた。

 石川社長は、環境対応車(エコカー)への政府の購入補助が切れる9月末以降の自動車の生産・販売動向が不透明と指摘した上で「下期の自動車生産見通しが立つ夏には稼働時期を決めたい」と述べた。

 同社の新工場は、トヨタグループの完成車製造、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県への本社工場移転などに伴い開設を計画。既に大衡村で取得した空き工場敷地に、エンジンやブレーキなどの部品加工と鋳造の2工場を設ける。

 石川社長によると、新加工工場にするため昨年12月から始めた空き工場の改修は、今年3月末に完了。本社で行っていた生産設備の改造などもほぼ終え、5、6月ごろには一部の設備を大衡村の新工場に搬入する。

 新棟を建てる鋳造工場については、来夏にも電力供給の準備が整う見込みで、石川社長は「鋳造工場もこのころまでに稼働時期を見極めたい」としている。

 アイシン高丘は2008年11月、宮城県などと工場の立地協定を結んだ。しかし世界的な自動車販売の不振から部品受注が減少。09年3月、同8月に予定した新工場稼働の当面の延期を発表した。

 同社は自動車部品製造大手アイシン精機(愛知県刈谷市)のグループ企業で、世界有数の鋳造部品メーカー。新工場での生産は完全子会社のアイシン高丘東北が担う。

575荷主研究者:2010/01/24(日) 16:37:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100121t12033.htm
2010年01月21日木曜日 河北新報
ガス事業民営化 頓挫は「世界不況主因」 仙台市ガス局報告

 仙台市ガス局は20日までに、2009年1月に頓挫したガス事業民営化の検証結果と、今後の民営化の進め方などの報告をまとめた。

 ガス事業継承者の公募が応募グループの辞退で中止になった原因は「08年秋に始まった世界的な経済不況による外的な要因が大きかった」と分析。複数の応募者による競争的環境をつくれなかったこと、民営化後の派遣職員数が流動的だったことも挙げた。

 株主総会や取締役会の決議で拒否権を行使できる「黄金株」の導入に関しては「経営上の大きな制約になるデメリットを勘案して、慎重に検討する」と結論付けた。

 今後の民営化の戦略として(1)経済情勢の見極め(2)応募しやすい条件の検討(3)事業継承方式の検討(4)事業拡大やサービス向上による民営化後の土台構築―を挙げた。

 市ガス局は「検証結果を基に戦略を練り直し、将来の民営化につなげたい」と話している。

 民営化が白紙となった09年1月以降、事業継承に関心を寄せていた企業や有識者への聞き取り、経済情勢の分析などを行い、報告をまとめた。

576荷主研究者:2010/01/24(日) 16:39:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100122t14005.htm
2010年01月22日金曜日 河北新報
楽天効果37億円増 09年162億円、CS進出ファン拡大

 宮城県は21日、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスが昨シーズン(2009年)、県内経済に及ぼした効果が162億円で08年と比べ37億円増えたとする試算を公表した。サッカーJリーグ1部(J1)に昇格するベガルタ仙台の経済効果は08年と同じ23億円で、総計は185億円。

 東北楽天の経済効果162億円のうち、入場料、交通費、宿泊費、飲食費、グッズ購入費などの直接効果は97億円(08年75億円)。グッズ、食品メーカーなど関連産業への波及効果は65億円(同50億円)だった。

 県企画総務課は好調だった理由について「レギュラーシーズンで2位となり、クライマックスシリーズ(CS)にも進出したことで、ファンが大幅に増加し観客数や消費額の増加につながった」と分析している。

 試算では、レギュラーシーズンのホームゲーム(70試合)の1試合当たり観客数は1万6854人(08年比694人増)、日帰りの観客1人当たりの消費額は7277円(同975円増)。クライマックスシリーズ(2試合)は1試合の観客数が2万1346人、日帰り観客1人の消費額は8328円。

 ベガルタ仙台の経済効果23億円の内訳は直接効果が14億円、波及効果が9億円。ホームゲームは25試合で08年と比べ3試合増えたが、宮城スタジアム(利府町)で開催の11試合の観客数が伸び悩んだことが響いた。

 1試合当たりの観客数は1万3120人(08年比1182人減)、日帰りの客1人当たりの消費額は4039円(同245円減)で試算した。

 県企画総務課は「J1に昇格したことで今シーズンは経済効果の大幅増が見込まれる」と話している。

577荷主研究者:2010/01/24(日) 17:31:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100123t12002.htm
2010年01月23日土曜日 河北新報
東京エレクトロン、宮城新工場を今夏着工 市場が回復

今夏の着工が決定した東京エレクトロンの新工場建設予定地=宮城県大和町

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は22日、着工を延期していた宮城県大和町の新工場を今夏に着工する方針を決めた。2011年春の稼働開始を目指す。世界的な不況で悪化した半導体市場が回復したと判断、建設再開に傾くとともに、工場の内容を見直し、最先端製品も含んだ製造拠点化を進める。

 新工場は「大和リサーチパーク」内の約30ヘクタールの敷地に建設する。投資額は250億円前後の見通し。半導体製造用エッチング装置の開発・製造機能を子会社2事業所から集約し、開発から製造まで一貫して手掛ける。

 プラズマを活用した次世代技術「RLSA」の生産機能も導入。RLSAは仙台市泉区の子会社「東京エレクトロン技術研究所」が研究の中心となっており、研究所の成果と新工場の製造を連動させ、最先端製品の製造拠点化を図る。

 新工場の従業員は当初、1000人前後でスタートし、将来的には能力増強に合わせ2000人規模に増やす可能性がある。建物は生産棟など3棟(総床面積7万2000平方メートル)を建てる予定だったが、規模を見直し中。

 エッチング装置の機能は、生産子会社の東京エレクトロンAT宮城事業所(宮城県松島町)と山梨事業所(山梨県韮崎市)から新工場に集約される。宮城事業所は従業員約160人が順次、新工場に移り、将来的には工場を閉鎖する方向で検討されている。

 新工場は当初、09年4月着工、10年4月稼働の予定だったが、08年12月、半導体市場の悪化を理由に計画を延期した。着工は今年8月ごろとみられ、市況を見据えながら判断する。

 東京エレクトロンの東哲郎会長は「これまでのものづくりを一から見直し、世界屈指の最先端工場を実現させる」とコメントした。

578荷主研究者:2010/01/24(日) 17:33:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100123t12004.htm
2010年01月23日土曜日 河北新報
電子産業集積をけん引 東エレク今夏着工

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が22日、宮城県大和町での新工場建設計画の再開を決めた。自動車関連産業に続き、高度電子産業でもけん引役が始動、仙台圏北部でものづくり産業の集積が加速する。高付加価値の最先端装置を製造する世界的メーカーの本格進出には、雇用創出効果に加え、製造業全体の底上げに直結するとの期待が大きい。

 2008年の経済危機で冷え込んだ半導体市況は昨年後半から、新興国向けの需要増加などで回復傾向が明確に。半導体メーカーが設備投資を再開、国内半導体製造装置メーカーの受注高は昨年10月以降、前年実績を上回る状況になっていた。

 新工場建設で予想されるのが関連メーカーの進出。地元企業にも取引の機会が生まれるため、「県内で新たな産業のピラミッドが形成され、製造業が引っ張る産業構造に変わる可能性がある」(七十七銀行の大川口信一調査課長)。

 新工場の着工延期を受けて大和町の同じ工場団地への進出を遅らせた企業も再開へ動いた。新工場の4月着工を決めた電子機器商社のスズデン(東京)は「半導体装置業界には11、12年ごろが生産のピークとの見方がある。読み通りだった」と受け止める。

 受注獲得を目指した地元の技術交流会を主催するみやぎ工業会(仙台市)の川田正興会長は「量産が不可欠な自動車関連部品と異なり、確かな技術があれば企業規模が小さくても参入の可能性がある産業。支援機関などと連携し、地元企業とのマッチングに努めたい」と気を引き締めた。

 東京エレクトロンの新工場は多くの技術者が開発にも携わる生産拠点。仙台市泉区には、東北大と連携し世界最先端の研究開発を行う技術研究所も構える。東北の技術開発型ものづくり企業の代表格となる可能性がある。東北経済連合会の渡辺泰宏常務理事は「大学で高度技術を学んだ人材などの地元雇用の受け皿ともなり得る。頭脳集積によって産学連携の進展も期待できる」と評価した。

◎宮城新工場着工までの経過
2007年3月 東京エレクトロンが宮城県大和町に新工場建設を発表、09年中の着工、10年春操業予定
2007年6月 東京エレクトロン技術研究所(仙台市泉区)を設立
2008年7月 化学素材メーカーのソマール(東京)が大和町に工場建設を発表(2009年8月計画変更 11年5月操業開始予定)
2008年9月 電子機器商社のスズデン(東京)が大和町に工場建設を発表(2009年12月計画変更 10年11月操業開始予定)
2008年12月 東京エレクトロンが半導体不況の影響で、新工場着工延期を発表
2009年12月 東京エレクトロンが仙台の技術研究所の増設に着工
2010年1月 東京エレクトロンが着工延期していた新工場を10年夏に着工、11年春以降に稼働予定と発表

◎「この日待ってた」地元自治体効果に期待
 東京エレクトロンが宮城県大和町の新工場建設計画の再開を決めた22日、地元自治体関係者は「着工が決まってほっとした」と胸をなで下ろすとともに、半導体関連産業集積に伴う経済効果へ期待を膨らませた。

 新工場が建設される大和リサーチパークは分譲面積が約40ヘクタールあり、新工場に素材などを供給する2社の建設も決定済み。

 「周辺道路を整備し、準備万端でこの日を待っていた」と話すのは、浅野元・大和町長。「世界第3位のシェアを持つ企業が来るのは町民の誇り。地元企業とのつながりができる可能性もある。税収アップにも期待したい」と喜ぶ。

 宮城県の村井嘉浩知事は「県が重点分野として集積を図る高度電子機械産業の振興に向け、けん引役となってほしい。宮城を拠点に、世界第1位として躍進されることを願う」と話した。

 工場建設地は、仙台市泉区の泉パークタウン工業流通団地に近い。仙台市は住宅需要などの幅広い経済効果が期待され、奥山恵美子市長は「関連企業の誘致にはずみがつく」と期待を寄せた。

 一方、将来的な閉鎖可能性が浮上した東京エレクトロンAT宮城事業所を抱える宮城県松島町に、不安が広がった。

 松島町役場では22日夕、大橋健男町長らが宮城事業所の担当者から新工場建設の説明を受け、「宮城事業所の廃止はない」と受け止めたという。だが、小松良一企画調整課長は「大和町への事業集約で何らかの影響が出る可能性もある。対応策を考えたい」と心配そうに語った。

581荷主研究者:2010/01/24(日) 19:20:19
やはりこの区間の4車線化は事業としては全く進んでいないのだな。まず都市計画決定をしなくちゃいかんねぇ。約5kmで仙台BPと古川BPの4車線が繋がるならば事業の有効性は高いと思われる。
>国道4号線は4車線化工事が急速に進むが、大衡中前―大崎市三本木の村境約5キロは手つかずのまま

ここも事業の進展が見られず気になっていたところ。早く着工する!
>富谷JCTから西側の国道4号への延長時期は未定

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100124t11028.htm
2010年01月24日日曜日 河北新報
インフラ整備、与党と パイプづくりに首長アクセル

完成間近な東北自動車道と仙台北部道路の富谷JCT。自動車産業の集積を受けて、黒川郡内の関係者はさらなるインフラ整備を求めている

 トヨタ自動車系企業の集積が進む宮城県黒川郡内の町村長らが、民主党への接近を図っている。自民党色が濃く、民主党とは縁遠かった保守系首長たちだが「企業進出に必要なインフラ整備は、与党・民主党に頼むしかない」とパイプづくりに汗をかく。景気低迷が続く県内で唯一活気づくエリアで存在感を発揮したい民主党も、首長たちにラブコールを送っている。

◎呼吸ぴったり
 今月7日、大衡村内のゴルフ場で開かれた村の新年会。跡部昌洋村長は真剣な顔つきで壇上に立った。

 「国道4号が4車線化されれば先生のお手柄。できなければ先生のせい。すべて先生にかかってます」。目の前には地元選出の民主党石山敬貴衆院議員(宮城4区)。プレッシャー混じりの「陳情」だった。

 国道4号はセントラル自動車(神奈川県相模原市)の進出決定後、4車線化工事が急速に進むが、大衡中前―大崎市三本木の村境約5キロは手つかずのまま。さらに、鳩山政権が2010年度内の国道の新規着工を凍結し、「4車線化完成の見通しは立たない」(国土交通省仙台河川国道事務所)状況だ。

 「伸びゆく大衡のため、国交省にしっかり働きかけていく」。跡部村長と呼吸を合わせた石山氏。新年会に集まったセントラルなど進出企業、村関係者約200人に友好ムードを見せつけた。

◎選挙では自民
 跡部村長は、昨夏の衆院選で自民党前職、知事選では元自民党県議の村井嘉浩知事を支援してきた。だが「地元振興のため、政権党と仲良くするのは当たり前」と言い切る。政治信条を超えた自治体トップの意地を隠さない。

 国道4号に限らず、自動車産業の集積を受けた黒川郡内でのインフラ整備の要望は、高まるばかりだ。今年3月には、仙台北部道路が東北自動車道と接続する富谷ジャンクション(JCT、富谷町)まで延長するが、富谷JCTから西側の国道4号への延長時期は未定。早期の予算確保を求める声は強い。

◎県連にも利益
 また、マニフェスト(政権公約)の目玉だった高速道の通行無料化は物流の改善や渋滞緩和に効果が大きいとして、東北道での実現を望む自治体関係者も郡内には多い。

 富谷町の若生英俊町長は10日、町の新年祝賀会に民主党の石山氏を初めて招待。舞台上で杯を交わし、固く握手した。人脈構築の第一歩だった。若生町長は「これまで民主党とは接触がなかった。富谷をよく知ってもらいたい」と言う。

 大和町の浅野元町長も「民主党には地元の意見を聞く機会を定期的につくってほしい。工業団地内や周辺の道路整備は国の力が今後も必要だ」と話す。

 耳目を集める自動車産業の新集積地。民主党にとっても、政権の力を見せつける格好の舞台といえる。県連幹部は強調する。「どこよりも確実に予算付けすべきエリアだ。県連挙げて、党本部や省庁に伝えていく」

582荷主研究者:2010/01/31(日) 13:26:52
>>478
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100125t11029.htm
2010年01月25日月曜日 河北新報
松島水族館移転に10億円 仙台市が出資固める

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台市への移転計画で、市が経営主体の新会社に10億円を出資する方針を固めたことが24日、分かった。経済波及や社会教育の面で出資以上の効果が期待できると判断した。25日以降、事業内容や出資の枠組みなどを市議会に説明し、2010年度一般会計当初予算案に盛り込む方向で調整を進める。市の出資が正式決定すれば、移転計画は大きく進展する。

 移転地は、宮城野区の仙台港背後地にある市有地「高砂中央公園整備地」(14万5000平方メートル)の一部。水族館を運営する仙台急行(仙台市)が08年7月、市に出資など移転への協力を要請。市は提案された資金調達計画、事業の仕組みや将来性、長期的運営プランなどを精査し、09年10月以降、同社などと詰めの協議を重ねていた。

 移転計画では、公園内の約3万6000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート2階、延べ床面積約1万平方メートルの新水族館を建設する。東北初の屋外イルカプールや大水槽などを設置し、展示も現在の300種4000個体から、400種3万個体に大幅拡充する。

 オープンは11年夏を予定していたが、建設期間が当初計画よりも必要になったため、12年3月までの開業を目指す。

 新会社への出資は、仙台市の10億円のほか、仙台急行が11億円、国土交通省の外郭団体「民間都市開発推進機構」(東京)が9億円、宮城県内の民間企業などが計約10億円を計画する。移転の総事業費は約83億円で、残りの約40億円は都銀や地元金融機関から融資を受ける。用地は市が事業者に有償で貸与する。2月3日の市建築審査会で、公園使用の特別許可について審査する。

 松島水族館は1927年開業。同一地で営業を続ける民営水族館では国内一の歴史を誇る。施設は建設から30年以上が経過し、老朽化が激しい上、現在地は国の特別名勝に指定されているため拡張が難しい状況だった。

583荷主研究者:2010/01/31(日) 13:27:43
>>582
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12022.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
曲折10年、移転計画前進 松島水族館が仙台へ

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建設から36年が経過し、老朽化が著しい松島水族館。83年に及ぶ歴史は、仙台の新施設に引き継がれる見通しだ=宮城県松島町

 老朽化に伴うリニューアル構想の浮上から10年。マリンピア松島水族館(宮城県松島町)は、仙台港背後地(仙台市宮城野区)に移転新築される公算が大きくなった。2011年度にオープンの見通し。当初、県との公設民営方式による現地建て替えを模索したが、07年に断念。移転先の選定、事業費調達のパートナー探しなど、存続への歩みは紆余(うよ)曲折をたどった。

<施設の老朽化契機>
 松島水族館のリニューアルをめぐる経過は表の通り。施設は1974年建築で傷みが激しい。入館者数は年々落ち込み、運営する仙台急行(仙台市)は2001年、建て替えに向けたプロジェクトチームを発足させた。

 水族館が立地する県有地は、土地利用への制限が厳しい「特別名勝松島」の区域。数十億円に上る事業費を含め、仙台急行は「単独での施設拡張、建て替えは難しい」として、近隣に公園を持つ県に支援を打診した。

 松島町も重点事業に掲げ、県との公設民営方式による事業化を後押しした。05年には市民グループが20万人を超える署名を集めた。06年には県も調査費を計上した。

<首長交代で出直し>
 06年秋、状況は暗転する。現地建て替えの旗振り役だった内田鉄夫前松島町長が汚職で辞職。財政支援に向けた県や町の動きはしぼむ。公園用地への施設拡張も文化財保護法の規制で難しい状況に追い込まれた。

 リニューアル構想が暗礁に乗り上げる中で、新天地として求めたのは商業施設などの集積が進む仙台港エリアだった。

 仙台急行は08年6月に方針転換を発表し、7月に梅原克彦前仙台市長に支援を要請。不動産の証券化による事業計画を軸に、市側も出資と仙台港背後地内に保有する公園整備予定地への誘致に応じる構えを見せた。

 動きだした事業化は、08年秋の「リーマン・ショック」による世界的な不況で再び、深い霧に包まれる。金融機関の融資と企業からの出資意欲が冷え込み、計画が減速。支援に前向きだった梅原前市長も、タクシー券の不適正使用問題などで再選立候補を断念し、市との交渉は仕切り直しを余儀なくされた。

<協調融資で実現へ>
 昨年8月に就任した奥山恵美子市長は、水族館移転の出資をめぐって事業計画の精査を重ねた。水族館側が10月、10を超える金融機関による協調融資の枠組みを固めたのを受け、ようやく市との最終調整にこぎつけた。

 「さまざまな壁や逆風など苦難続きの10年だったが、『県内唯一の水族館を残したい』との思いが支えだった」と振り返るのは、仙台急行の西条直彦社長。「松島で培った長い歩みを仙台に引き継ぎ、幅広い世代に愛される施設づくりを目指したい」と話している。

◎松島水族館のリニューアルをめぐる動き

2001年 仙台急行が水族館の建て替えに向けた検討作業を開始
  02年 宮城県松島町での敷地、施設の拡充による建て替え構想を策定。国の補助事業を活用し、県との公設民営を掲げる
  03年 隣接した公園用地を活用した約70億円の事業計画書をまとめ、県に提出
  04年 松島町が観光振興ビジョン「マリンプラン21」を策定し、水族館改修を重点事業に
  05年 市民グループ「みんなで新しい松島水族館をつくろう!会」が3月に発足。20万人を超える署名を集め、12月に県へ提出
  06年 県が新年度予算に新水族館づくりに関連した調査費50万円を計上。仙台急行が有識者らによる建設準備会を設立
  07年 特別名勝松島の区域を定めた文化財保護法が壁となり、公園敷地を含めた新築構想が困難に。県が水族館関連の予算計上を見送り
  08年 松島での現地建て替えを断念し、仙台港背後地(仙台市宮城野区)への移転を目指す方針を発表。市に対して支援を要請
  09年 不動産証券化による80億円超の事業計画を軸に開発、運営を担う二つの合同会社を設立。出資、融資による資金調達の枠組みを調整

584荷主研究者:2010/01/31(日) 13:28:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100125t12021.htm
2010年01月25日月曜日 河北新報
「30分圏に関連23社」セントラル自の役員、大和で講演

「新工場は先端技術を集めた工場になる」と語る大西取締役

 宮城県大衡村に本社工場を移転するセントラル自動車(神奈川県相模原市)の大西敏明取締役(57)が21日、大和町の旅館であった黒川森林組合の新年会で講演した。

 大西氏は生産管理担当の役員。本社工場から30分圏内に生産ラインと関係の深い23社が進出する予定があると述べ、「部品は極力、現地で調達したい。東北の拠点化を進める」と語った。

 来年1月の工場稼働後は完成車を運ぶ運搬車が1日100台、部品の運搬車が200台走行する。大西氏は「事故が起きないよう安全最優先に取り組む」と述べた。

 来年5月までには、セントラル自動車の従業員ら約1800人が移住する。既に75人が県内に一戸建て住宅などを購入したという。「宮城に骨をうずめる。地域と共生しなければ会社は成功しない。地域と密着したい」と語った。

585荷主研究者:2010/01/31(日) 13:45:34
>>88
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12030.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
「アンパンマン」仙台進出 駅東口にテーマパーク

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p012603x0s100027_01k.jpg

大勢の家族連れでにぎわう横浜市西区の「横浜アンパンマンこどもミュージアム」(仙台市提供)

 四半世紀にわたり、子どもに絶大な人気を誇るキャラクター「アンパンマン」のテーマパーク「仙台アンパンマンこどもミュージアム」(仮称)が2011年春にも、JR仙台駅東口(仙台市宮城野区)の再開発地に誕生することになった。横浜市に07年4月にオープンして以来、全国20カ所以上の都市が誘致に乗り出している人気テーマパーク。仙台に開業すれば全国3番目で、宮城県だけでなく東北全域の子どもたちの人気を集めそうだ。

 仙台市の奥山恵美子市長と仙台商工会議所の田畑精治副会頭が25日、ミュージアムを運営する「アンパンマンミュージアム&モール有限責任事業組合」(東京)の構成団体の一つ「日本テレビ音楽」(東京)を訪れ、進出を求める要請書を提出した。日本テレビ音楽の渡辺一彦専務は要請書を受け取った後、河北新報社の取材に対し「社内のコンセンサスは得ている。仙台市や地域からの働きかけは心強い。東北の子どもたちのためにもぜひ進出したい」と語った。

 予定地は、宮城野区鉄砲町の仙台駅東第二土地区画整理事業地にある市有地約8000平方メートルのうちの約7000平方メートル。計画では、横浜市の施設と同様にアンパンマンと仲間のキャラクターの展示スペースと、グッズの販売モールなどで構成する。

 総事業費は約20億円。ミュージアム事業組合の関連会社やミヤギテレビ(仙台市)、地元企業、仙台市が出資する。市は1億5000万〜2億円を出資する方針で、10年度一般会計当初予算案に盛り込む方向で調整している。市有地は事業者に有償貸与する。

 仙台市は08年8月から誘致活動を展開しており、奥山市長は「緑との触れ合いや緑の大切さを伝える仙台市らしい展示を、関係者と一緒に考えていきたい」と実現を心待ちにしている。

 横浜市西区のみなとみらい地区にある「横浜アンパンマンこどもミュージアム」は、年間入場者が300万人を超える。今年4月には、三重県桑名市に「名古屋アンパンマンこどもミュージアム」が開園する。

586荷主研究者:2010/01/31(日) 13:46:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12037.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
「サンピア仙台」落札 斎喜ビル、スポーツクラブ運営

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斎喜ビルが落札したウェルサンピア仙台

 仙台市若林区蒲町の厚生年金施設「ウェルサンピア仙台」の一般競争入札で、貸しビル・倉庫業の斎喜ビル(若林区)が11億1000万円で落札したことが25日、分かった。地下鉄東西線六丁の目駅予定地まで約500メートルという利便性を生かし、スポーツクラブなどに改装する計画という。

 年金・健康保険福祉施設整理機構(千葉県)が2009年7月、最低売却価格を10億7500万円に設定して最初の入札を実施したが、応札がなかった。22日に行われた今回は、最低売却価格を7億7000万円に引き下げ、入札を再び実施していた。

 ウェルサンピア仙台は社会保険庁が厚生年金基金を原資に整備し、1994年4月にオープンした。敷地面積約3万2300平方メートルで、一部5階の建物にホテルと大浴場、屋内外のプール、テニスコートを備える。

 屋内プールは09年3月末に閉鎖。ホテルと屋外プールは同年9月末に営業を終了し、現在は日帰り入浴のみ営業。2月末には終了する。

 斎喜ビルは、大浴場や屋内プールを改装し、スポーツクラブの運営に乗り出す。客室35室と宴会場のホテル部分には、老人ホームや保育所に入居してもらう考え。

 テニスコートや屋外プールのある平地部分の利用方法は決まっていないという。

 同社関係者は「われわれは地元の企業なので、地域住民に愛され、多く使ってもらえる施設にしたい」と話している。

587荷主研究者:2010/01/31(日) 13:50:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100128t12020.htm
2010年01月28日木曜日 河北新報
マキシー館仙台閉館 支店機能を移転へ イトキン

 大手アパレルメーカーのイトキン(東京)は、仙台支店とショールームを兼ねるマキシー館仙台(仙台市青葉区東勝山)を閉館し、2月1日付で青葉区本町のJR仙台駅近くのビルに支店機能を移す。

 家具の販売事業から撤退して、余剰スペースが出たこともあり、ビル維持費の削減を図るのが閉館の狙い。建物の利用法は未定としている。

 マキシー館は地下1階、地上6階で延べ床面積は約7200平方メートル。1992年に完成し、会員制アウトレットショールームとして、ファッション衣料品や服飾雑貨品を特別価格で販売していた。

588荷主研究者:2010/01/31(日) 14:01:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100128t12032.htm
2010年01月28日木曜日 河北新報
09年仙台地区 百貨店売上高10.8%減 下げ幅最悪

 宮城県百貨店協会のまとめによると、2009年の仙台地区の百貨店(3社3店)の総売上高は前年比10.8%減の879億1400万円だった。2年連続マイナスで、下げ幅はこれまで最も大きかった1998年の5.2%減を超えて過去最大となった。

 協会は「衣料品、食料品とも東北のほかの県と比べて下げ幅が大きい。都市部で不況の影響がより大きく表れた」と分析。藤崎がファーストタワー館やララガーデン長町店を開業させたが、三越名取店の撤退やさくら野百貨店仙台店の売り場縮小が響き、売り上げが低迷した。

 主力の衣料品が15.4%減、高級バッグや海外ブランド品など身の回り品が13.3%減と、ともに2けた減となった。高額商品の売れ行きが悪かった。

 食料品は節約志向でスーパーに客が流れたのに加え、三越名取店の撤退が影響し、9.6%減と大きく落ち込んだ。中元、歳暮も不振だった。

 09年12月の仙台地区の売上高は前年同月比8.4%減の104億6400万円となり、20カ月連続で前年割れとなった。

 衣料品はバーゲンの前倒しや厳しい寒さで冬物がやや持ち直したが、全体では9.5%減だった。

 食料品は9.1%減。クリスマスケーキやお節が伸びたものの、歳暮が法人需要を中心に不振で全体を引き下げた。

589荷主研究者:2010/01/31(日) 14:16:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100129t12007.htm
2010年01月29日金曜日 河北新報
東京インテリア・仙台港本店オープン 店舗面積は全国2位

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 家具販売大手の東京インテリア家具(東京)の大型店「仙台港本店」が29日、仙台市宮城野区の仙台港背後地にオープンする。東北11店目、宮城県内3店目となる。

 2階建てで、店舗面積は約1万5000平方メートルと同社の全国29店で2番目の規模。約3万アイテムを扱う。

 1階に収納家具や雑貨、2階にはリビング、ダイニング家具などが並び、一角に「良い家具を長く使ってほしい」とのコンセプトで岐阜県飛騨高山の町屋を再現した。同社は「伝統工芸技術を実感できる」と説明する。

 立地場所は仙台東部道路、三陸自動車の仙台港北インターチェンジに近く、三井アウトレットパーク仙台港の南西側。仙台港背後地にはホームセンターのカインズや家電量販店のケーズデンキが昨年出店し、家具販売大手のニトリも出店準備を進めるなど、商業集積が進んでいる。

590荷主研究者:2010/02/01(月) 23:22:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100129hlao.html
2010年01月29日 日刊工業新聞
東北活性化センターと研究センター、6月1日に合併で合意

 【仙台】合併を検討してきた東北産業活性化センター(仙台市青葉区)と東北開発研究センター(同)は、6月1日に合併することで合意した。両者は財団法人で、ともに調査研究活動を主な業務としている。合併することで、調査活動の充実と業務の効率化を図っていく。

 新組織の名称は「東北活性化研究センター」で、会長には東北電力社長の高橋宏明氏が就任する予定。

 新組織は、新潟県を含む東北7県を活動地域とし、製造業振興や地域振興、公共政策などの調査活動を主な事業とする。3月末までに2010年度の事業計画を固める方針。

 東北産業活性化センターの加藤郁男専務理事は「新組織は調査研究活動だけでなく、調査結果や提言を具現化するための支援にも力を入れ、実践的な団体にしていきたい」としている。

591荷主研究者:2010/02/01(月) 23:34:27
>>537
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100201t11017.htm
2010年02月01日月曜日 河北新報
政府予算の仙台港新埠頭着工見送り 車積み出し拠点に狂い

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100201_a1-01.jpg

 2010年度の政府予算案に盛り込まれた仙台港整備事業に、宮城県が不安を募らせている。新たな埠頭(ふとう)の整備を民主党に要望したが、新規着工は見送られ調査費の計上にとどまった。宮城では11年1月、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車が本格操業を始める。県は車両の積み出し拠点となる港の機能強化を急ぐが、計画に微妙な狂いが生じ始めた。

 調査費が計上されたのは、港の雷神埠頭から約1.5キロ東に新設する予定の高松埠頭整備事業。港東端のタグボートなどが停留する高松作業船船溜(だまり)6ヘクタールを埋め立て、穀物などの貨物を積み降ろしする埠頭とする。総事業費は約50億円を見込む。

 新埠頭を整備することで、手狭になっている完成自動車や自動車部品の積み降ろしスペースを確保する計画だ。

 自動車産業集積に備えた基盤整備を進める村井嘉浩知事にとっては重要事業の一つ。昨年12月上旬、村井知事は県議会野党で民主党系会派の「改革みやぎ」に足を運んで、「港湾整備が遅れると、自動車産業集積に多大な影響が出る」と強く要望した。

 11年度の埠頭整備見送りが分かったのは、政府予算案が閣議決定された昨年12月25日夜。民主党県連幹事長の郡和子衆院議員(宮城1区)は「調査費計上は事実上、着工にゴーサインが出たということ。新規のインフラ整備は難しい状況で調査費が計上できただけでも画期的」と話す。

 直後の記者会見で村井知事は「調査費だけでは不足している。さらに予算を増額してもらえるよう引き続きお願いしたい」と述べ、懸念を隠さなかった。

 県にとって、鳩山政権が公共事業の大幅削減方針を掲げているのは気掛かり。県港湾課は「調査費の計上だけで将来的に事業化できるのか分からない」といぶかる。

 08年の仙台港の完成自動車取扱量は778万トンで、5年前と比べ20%増えた。全貨物取扱量も6%増の3591万トンと順調に推移している。

 港湾行政に詳しい稲村肇政策研究大学院大客員教授は「本体事業費は計上されなかったが、新規着工に向けて一歩前進したのは確か。着工を確実にするには自動車産業の集積に加え、貨物取扱量が増加している点をしっかりと訴え、他の港湾と差別化を図ることが大事だ」と話している。


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