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仙台・宮城・陸奥

549荷主研究者:2010/01/07(木) 23:48:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100107t12025.htm
2010年01月07日木曜日 河北新報
EVエナジー宮城工場稼働 トヨタ系、拠点構想で初

 トヨタ自動車とパナソニックが共同出資する車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は6日、宮城県大和町の大和流通・工業団地に新設した宮城工場で、急速に人気が高まっているハイブリッド車(HV)の基幹部品であるニッケル水素電池の生産を開始した。

 トヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)本社工場の宮城県移転に伴い、東北進出を相次いで表明したトヨタグループ各社のうち初めての生産着手。トヨタは東北を中部、北部九州に続く「国内第3の生産拠点」と位置付けており、拠点化に向けた生産活動が本格的に始まった。

 宮城工場はこの日、昨年11月から試運転、試作を続けてきたラインを稼働させ、主に「プリウス」向けに電池の量産を始めた。今月中旬に初出荷し、HVを製造するトヨタの愛知県内の工場に陸送する。宮城工場近くに移転し、来年1月に稼働するセントラルでも将来的にHV生産が検討されており、生産が決まれば同社にも供給される見通し。

 22日には林芳郎社長、村井嘉浩宮城県知事らが出席して工場の完成と稼働を祝う式典を行う。関係者によると、トヨタの豊田章一郎名誉会長も出席する予定。

 EVエナジーはトヨタのほか、ホンダにも電池を供給。静岡、宮城両県に生産拠点を構えることになり、HVの好調な販売で需要が増えている電池の増産に対応する。

 宮城工場では4月に2本目のラインが稼働し、急きょ増設を決めた3本目も9月ごろ完成する見通し。従業員は当初計画の300人から増員され、フル稼働時に450人前後、生産能力は年30万台分となる。EVエナジー社全体では110万台分に能力が高まる。

◎未来型産業、地元波及を

 【解説】トヨタ自動車グループのパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が、宮城県大和町の宮城工場でハイブリッド車(HV)向け電池の生産を始め、トヨタが掲げる東北の「生産拠点化」が具体的に動き始めた。車載用電池という未来型産業の種が東北にまかれた意味は大きく、その効果をいかに地域に波及させるかが今後の課題となる。

 HVの新型「プリウス」の昨年1〜11月の販売台数は国内が前年同期の2.8倍、海外が約1.9倍に達し、エコカー普及元年ともいわれた。HVの販売は今後、加速度的に膨らむとの民間予測もあり、大きな成長が見込まれている。

 今後の自動車産業をけん引するHVの性能を左右する基幹部品が電池。トヨタは、宮城県に移転する完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の近くに、EVエナジーにとって静岡県以外で初の生産拠点を設け、稼働させた。

 トヨタは2020年代に全車種のHV化を予定する。小型車を生産する東北での電池工場の稼働は、東北での小型HVの生産を視野に入れたものとみられ、実現すれば小型車製造分野での東北の拠点性は一段と高まることになる。

 こうした車メーカーの動きに地元でも、異業種交流グループが取引を目指して勉強会を開くといった動きが出ており、東北大も電池の研究を強化する考えだ。

 電池分野の参入は簡単ではないが、既にEVエナジーへの部品納入を決め、新工場を建設した地元企業もある。技術力アップなど地元の地道な努力が求められる。

(報道部・加藤健太郎)


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