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仙台・宮城・陸奥

517荷主研究者:2009/12/14(月) 00:50:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12006.htm
2009年12月12日土曜日 河北新報
既存シティーホテル苦境 仙台中心部で相次ぐ撤退

 仙台市の青葉通からシティーホテルが相次いで消える。JR仙台駅前の仙台ホテル(115室)が年内、一番町の仙台エクセルホテル東急(302室)が来年11月末で営業を終える。市内では、低価格を売り物とするビジネスホテルの進出が続く一方、来年8月には、東北初の外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台が開業。競争激化と不況にあえぐ既存シティーホテルの苦境が浮き彫りになっている。(報道部・山形泰史)

<老朽化が要因>
 閉鎖する2ホテルに共通する要因の一つは老朽化だ。創業から159年となる仙台ホテルの現施設は、建て替えから45年がたち耐震性が課題に。エクセル東急は築29年で、客室ごとの切り替えができない空調設備など配管系を更新する必要があった。
 設備投資費用と将来の採算性を見極め、営業終了を選んだ。

 「うちも同じ悩みを抱えている」(ホテル仙台プラザの青木昌敏社長)などと、同市内では設備投資を重荷と感じているシティーホテルが多い。

 仮に投資に踏み切れば、負担を回収できるだけの営業利益が求められる。
 しかし、売り上げの6、7割を占めるとされる宴会部門は、不況の影響で企業の会合が減少し、単価も目減り。婚礼は、直営結婚式場を持つウエディング専門会社の台頭で「ホテル離れ」が広がる。

<5年で3300室増>
 宿泊は、仙台駅周辺を中心に進出ラッシュが続くビジネスホテルなどとの競争が激化。市内のホテルは2003年度末から08年度末までの5年間で20軒増えた。増加分は客室数で約3300室、定員は4990人に上る。

 09年も7月に三井ガーデンホテル仙台(224室)、10月にホテルモンテ・エルマーナ仙台(275室)などの開業が相次いだ。仙台駅東口では、ダイワロイネットホテル仙台(270室)が、ウェスティンと同じ来年8月に開業する。

 相次ぐ進出で、宿泊に特化した低価格タイプから、客室のグレードを上げた「アッパーミドル」と呼ばれる高級タイプまでがそろう。サービスは多種多様で、大浴場も定番化している。

 11月、青葉区中央に市内13棟目のビジネスホテルをオープンさせた松月産業(仙台市)の田所照章社長は「価値観の多様化がさまざまなタイプを生み出し、選択肢が増えた。一定以上のサービスを確保し、低価格なホテルが生き残る」と指摘する。

 「価格訴求だけでなく、価値あるサービスを求める人は多い。選ばれるホテルを目指す」と、力を込めるのはホテルメトロポリタン仙台の紺野純一総支配人。

 将来的にも、地元プロスポーツチームの活躍や企業進出、国際都市化による宿泊や会議の増加の可能性を挙げ「シティーホテル同士で情報共有化や連携を深め、サービス向上に結び付けたい」(紺野氏)と話す。

 宮城大事業構想学部の三橋勇教授(観光学)は仙台のホテル業界の現状を「まさに転換期。数、種類が増え、利用者が目的別に賢く選択している」と分析。「ホテル自らが集客力あるイベントを開くなど、独自性を明確に打ち出すことが必要だ」と指摘する。

[シティーホテル]都市部に立地し、一定規模の客室数に宴会機能、飲食施設などを備えた多機能型高級ホテル。仙台市では、ホテルメトロポリタン仙台(295室)、仙台国際ホテル(234室)、江陽グランドホテル(149室)、ホテル仙台プラザ(221室)など。


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