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第26回参議院議員選挙(2025年)

1OS5:2023/06/29(木) 08:11:56
2022年
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2019年
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2016年
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2013年
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2010年
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2007年
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2004年
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773OS5:2025/06/30(月) 00:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81fe4e79d067a0380e3e181c86e19df06ce9468「最悪、総理を出せなくなる」危機感広がる…“少数与党”石破政権が迎える運命の参院選 野党は連立に慎重か【edge23】
6/29(日) 6:02配信


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7月の参院選の「前哨戦」とされた東京都議会議員選挙。結果は自民党の「想定以上」の大敗で、野党各党からも驚きをもって受け止められるほどだった。国会会期中に早くも「スタートしていた」参院選の行方を探る。

【写真を見る】「むしろ不信任案を出して欲しかった」自民党議員の本音

■「負ければ最悪総理を出せなくなる」運命の参院選

総理が何かを実現しようとしても法案が通らない。今国会は、近年とは状況が大きく違った。過去、安倍・菅・岸田の各総理は官邸で政策を打ち出し、それに与党が応えるという形だった。

今回、権力の舞台が「官邸」から「国会」へと移り、政党間協議が重視されるようになった。結果として石破総理よりも、自民党の森山幹事長など党幹部の存在感が強まったのだ。

来月の参議院選挙で、石破総理は勝敗ラインを「与党で過半数」と設定している。改選となる現職は66人だが、目標は50議席。この目標設定について「低すぎる」という声もあるが、森山幹事長など自民党執行部は「非常に難しい目標」と漏らす。

仮にこの「50議席」を割った場合どうなるのだろうか。参議院でも衆議院と同じように野党との合意が必要になり、法案を通すための手間が今の2倍、3倍になる可能性がある。さらに、石破総理に対して「もうやめてください」という声も党内から上がりかねない。

そうなると新たな総裁選挙が行われるが、衆議院も参議院も少数与党の状況では、自民党の新総裁が自動的に新総理になるとは限らない。「自民党が負けることは基本的に許されない。負けた場合には最悪、総理を出せなくなってしまう」という危機感も広がっている。

では、「50議席」を上回ることができた場合は、どのようなシナリオが想定されるのだろうか。目標を達成したと言っても、少数与党の“現状維持”に過ぎない。参院選後には臨時国会が想定されていて、今度は補正予算案の扱いが焦点となる。もし野党の協力が得られなければ予算案が通らない可能性があり、石破総理は「予算案が通らない時には解散総選挙は当然選択肢にある」と発言している。支持率が好転しないまま解散総選挙となるといよいよ政権を担うことができない可能性もある。つまり、参院選の目標を割り込んでも達成しても、総理大臣が変わる可能性を孕んでいるということだ。

野党側は、参院選で勢いがついた場合は「望むところ」という姿勢だ。ところが、仮に与党が追い込まれた状況になったとしても、新たな連立形成は容易ではないとの見方も強い。90年代、社会党が自民党と連立を組んだ後に議席を激減させた歴史もある。乱立する野党をまとめるリーダーが不在の中、安易な連立には慎重な意見も根強くある。

774OS5:2025/06/30(月) 00:09:23

■ “少数与党”の苦しい綱渡り 「何をするにしても野党の協力が必要」

31年ぶりの少数与党として始まった通常国会。自民党にとって、この状況がどれほど苦しいものだったのか。

「少数与党っていうのは本当に大変だ」この一言に尽きる。自民党が少数与党という形は、国会で何を決めるにしても与党以外の協力を得なければ何一つ進まないという状況を生んだ。

通常国会の最終盤には立憲民主党が内閣不信任案を提出するのではないかという動きもあった。実際には提出されなかったが、閣僚経験者を含む何人かの自民党議員からは「むしろ不信任案を出して欲しかった」という声すら上がっていたという。少数与党の苦しい状況から抜け出したいという本音だ。

今国会では、提出された59本の法案のうち58本が成立したが、政府が提出した2割の法案が修正された。これは極めて異例のことであり、立憲民主党の野田代表の言う「熟議の国会」は達成できたのではないか。

■「憲政史上初の委員長解任」参院選控えた各党の思惑

国会の終盤、野党の動きに変化が訪れた。6月11日、ガソリン減税法案を野党7党が共同で提出したのだ。

この法案は、暫定税率を廃止するなどガソリン価格の負担軽減を図るものだ。しかし、与党側が審議入りに応じなかったため、野党側は衆議院の財務金融委員長の解任決議案を提出。その後、野党側の賛成多数で財務金融委員長の解任が決まった。これは戦後初めての出来事だった。

この結束に至った背景には、参議院選挙を控えた各党の思惑があった。「参院選挙を前にすると、やっぱり自民党との対決姿勢を見せたい」という野党の本音だ。自然と各党の思惑が一致し、結果として野党が一丸となる形になった。

このように31年ぶりの少数与党による国会運営は、政治の力学を大きく変えた。参院選の結果次第では、日本の政治情勢がさらに大きく動く可能性も十分にある。政権与党の命運を左右する夏の戦いが、今まさに始まろうとしている。

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775OS5:2025/06/30(月) 00:22:42
https://www.chunichi.co.jp/article/1089034?rct=siz_san25
国民・榛葉さん 「党の顔」で異例の戦い 応援で県内不在に
2025年6月27日 05時05分 (6月27日 05時06分更新)
 参院選静岡選挙区(改選数2)で5期目を目指す国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)は今回、異例の選挙戦に臨む。党幹事長として全国の新人候補の応援に飛び回る予定で、県内は不在がちになるためだ。陣営は”あるじ不在”の選挙をどう戦うのか。 (木谷孝洋)
 「地元にいることができない日が多くなる。私を育ててくれた皆さんに静岡選挙区を守ってほしい」。今月中旬、掛川市のJR掛川駅前。小雨が降る中、榛葉さんは集まった約400人の聴衆に声を張り上げた。その後、浜松市内に移り、精力的に活動した。
 過去4回は選挙区に張り付き、県内を細かく回る選挙戦を展開したが、今回は様相が一変する。陣営関係者によると、17日間の選挙期間中、県内で活動できるのは3、4日間になる可能性があるという。
 背景には、党が全国に新人を大量に擁立したことがある。選挙区に擁立予定の22人のうち、現職は榛葉さんだけ。取材に「私以外は全員新人なので徹底的にサポートしたい」と話す。
 「党の顔」としての発信力の高さも、全国を飛び回らざるを得ない事情となっている。2020年の結党以来、玉木雄一郎代表と二人三脚で党運営に当たるが、記者会見のユーチューブ視聴回数は玉木さんを上回ることも多く、情熱と軽妙さが入り交じる発言は支持者の人気が高い。
 地元議員「留守預かる」

 本人不在の選挙を戦うため、国民県連は着々と足場を固めてきた。昨年10月の衆院選時点は6人だった地方議員は静岡市議選などを経て13人に増えた。榛葉さんから誘われて入党したという地方議員の一人は「参院選での活動も期待されたのだろう。留守をしっかりと預かりたい」と話す。
 不安要素も

 陣営は07年以来のトップ当選を見据えるが、不安要素がないわけではない。
 一つは政党支持率の頭打ちだ。共同通信社の世論調査で、4月は18・4%だったが6月には9・9%に低下。参院選比例代表の候補擁立を巡る党内の混乱が影響したとみられる。
 もう一つが立憲民主党との協力関係。19年に候補者を立てた立民は今回は榛葉さんの後方支援に回る。ただ、国民県連から立民県連への支援要請は口頭のみで、選挙協力に関する文書も交わさなかった。立民内に温度差があり、県西部の地方議員は「原発推進を掲げる国民民主党の候補者は応援できない」と断言する。
 参院選の前哨戦とされる東京都議選で、国民は9人の新人を当選させ、勢いが続いていることをうかがわせた。榛葉さんが参院選でどのような結果を出すかは今後の政局を占うことになる。榛葉さんは「静岡は東京と大阪のど真ん中で、ある意味で(全国の)サンプルの県。従来のようにへばりつくのは難しいが、県民に対してもしっかり訴えていく」と意気込んでいる。
 参院選静岡選挙区(改選数2)の立候補予定者
榛葉賀津也 58 国現〈4〉
鈴木千佳 54 共新
福原志瑠美 42 諸新
牧野京夫 66 自現〈3〉
松下友樹 41 参新
山口香苗 46 諸新
 ※敬称略。五十音順

776OS5:2025/06/30(月) 00:28:34
https://www.tokyo-np.co.jp/article/414804?rct=chb_san25
参院選千葉 公示まで1週間、乱戦の様相 自民2議席死守なるか 野党の複数奪取は?注目集まる
2025年6月26日 07時46分
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5月の自民党県連大会でアピールする石井準一さん(左)と豊田俊郎さん=いずれも千葉市で

 参院選公示(7月3日)が1週間後に迫った。千葉選挙区(改選数3)の構図は固まりつつある。いずれも現職の自民2人、立憲民主1人と、新人11人が立候補を予定。ほかにも出馬の動きがあり、14人を超えれば過去最多を更新する。自民の2議席死守か、野党が複数議席を得るかに注目が集まる。(小川直人)
 「トップに迫らなければ」。4選を目指す自民現職の石井準一さん(67)は立ち位置をこう表現する。2019年は69万票を得てトップ当選。だが、昨年の衆院選後も続く自民への逆風を受けて自身が2、3番手に甘んじるようなら、過去4回続いた2議席獲得を見通せなくなるからだ。
 県連選対委員長の小林鷹之衆院議員も、11日にあった習志野市での国政報告会で「1議席取ることすら簡単ではない。前を追い抜いていかなければならない」と語気を強めた。
 3選を目指す自民現職の豊田俊郎さん(72)は「厳しいのは過去2回と同じだ」と話す。地元・八千代市で23日に開いた国政報告会には麻生太郎党最高顧問も駆けつけ、「2人で票をきちっと取り合って、うまく2議席を」と述べた。
 候補者が多くなり票が分散すれば、組織力に勝る自民陣営に有利との見方はある。支援する公明県本部幹部は「2人とも勝たせたい」とし、情勢を見極めたい考えだ。
 一方、衆院選で議席を増やした立憲民主をはじめ、野党は自民2議席の切り崩しをうかがう。

777OS5:2025/06/30(月) 17:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/43c2be4226c8a8408805d1002cdd9a75c6e5ddcd
北村晴男弁護士が参院選出馬表明「このままでは日本が壊れてしまう」日本保守党の比例代表
6/30(月) 15:39配信


日刊スポーツ
北村晴男弁護士(2022年12月撮影)

 弁護士の北村晴男氏(69)が30日、自身のYouTubeチャンネルで、参院選(7月3日公示、20日投開票)比例代表に日本保守党(百田尚樹代表)から立候補することを明らかにした。

【写真】45歳「美人すぎる市議」がピカチュウと2ショット!

 北村氏は「私は、今回の参院選全国比例に、日本保守党から立候補させていただくことになりました」と表明。「これは急きょ決めたことです」と説明した。

 立候補の理由については、7月1日に、日本保守党の会見および北村チャンネルで詳細を説明するとした上で、「一言だけ申し上げると、このままでは日本が壊れてしまうという風に思ったこと、これが最大の理由です」とした。これまでも選挙の誘いは「少なからずあった」と明かし「これまでは一度も出たいと思ったことはありませんでした」と振り返った。同党ではこれまで、法律顧問を務めていた。

 北村氏は、日本テレビ系人気長寿バラエティー番組「行列のできる法律相談所」出演で一躍、名を知られた。同番組では橋下徹氏や丸山和也氏ら出演の弁護士と激論を交わす場面も名物となった。その橋下氏はこれまでに大阪府知事や大阪市長を歴任。丸山氏も07〜19年にかけ自民党の参院議員として活動した。

778OS5:2025/06/30(月) 17:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcd4a3dd8cbfdb685026a6182dab351cf41c408e
ラサール石井氏、参院選出馬表明へ 社民、政党要件確保へ正念場
6/30(月) 11:29配信

毎日新聞
参院選挙への出馬を表明するラサール石井氏(左)。右は社民党の福島瑞穂党首=参院議員会館で2025年6月30日午後2時3分、平田明浩撮影

 社民党は参院選比例代表にタレントのラサール石井氏を擁立する。30日午後に本人が記者会見し、出馬表明する。党勢縮小が続く中で政党要件を確保できるか、正念場となる。



 社民党は「55年体制」で野党第1党だった社会党が1996年に改称。当時は衆参99人が所属した。「おたかさん」の愛称で親しまれた土井たか子氏が党首に就き、護憲政党として存在感を発揮したが、党勢は徐々に衰退した。

 2020年、立憲民主党との合流のための離党を容認したことで分裂。地方組織は弱体化し、党員の高齢化も進んだ。現在、所属議員は衆院1人、参院2人で、このうち1人が改選期。

 福島瑞穂党首は18日の記者会見で「今度の参院選で2%以上(得票率を)獲得しないと政党要件を失う。憲法を生かして人権を大事にしつつ、ぶれない社民党は国会に必要だ。元気な新しい社民党を作っていきたい」と話した。

779OS5:2025/06/30(月) 17:42:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f03d8d1de5ccee92e82a5cce66076bb170bfc50c
〈参院選いしかわ2025〉前哨戦低調ムードに苦心 公示まで1週間切る 自民逆風、野党は浸透に躍起
6/27(金) 5:01配信

北國新聞社
 7月3日の参院選公示まで1週間となった26日、県選挙区に立候補を予定する4氏が支持拡大の動きを加速させた。自民現職は白山市内で経営者と懇談して結束を確認。野党新人は街頭演説を中心に政権批判を繰り広げ、東京都議選で議席を増やした勢いを波及させようと躍起になった。自民は都議選での逆風、野党は知名度不足を課題としており、それぞれ低調ムードを払拭しようと苦心しながら駆け回った。

 4選を目指す自民の宮本周司氏(54)は、白山市で自身を支える経営者の勉強会に参加。約30人を前に「人生を懸けて取り組む。皆さんから指導をいただければ心強い」と支援を呼び掛けた。

 宮本氏は、企業回りを中心に各地域の選対の会合にも出席している。取材に対し「自民にとって優しい風は吹いていない」と言い聞かせるように語った。選対本部の下沢佳充幹事長は「どのような選挙でも楽観はできない。今一度組織の引き締めを図りたい」と話した。

 国民民主党公認で出馬する新人浜辺健太氏(30)は奥能登を中心にあいさつ回りや街頭演説をこなし「能登に暮らす一人として、復旧復興に全力で取り組みたい」と訴えた。奥能登での演説は26日が2回目。都議選後は「手を振ってくれるドライバーが増えたように思う」と手応えを語った。

 県連代表の小竹凱衆院議員は「知名度不足を何とか挽回したい」と述べ、可能な限り街頭活動に同行する。今後も党幹部や当選同期の衆院議員を応援弁士として呼び込み、総力戦で戦うとした。

 共産党公認の新人村田茂氏(62)は白山市内で街頭演説を行い、石破政権の一律2万円給付の公約を挙げて「選挙目当てのばらまきで国民をごまかそうとしている。厳しい審判を下そう」と批判を強めた。

 村田氏は都議選で自民が議席を減らしたことを追い風にしたいとするが、支持拡大には物足りなさがあるという。このため、SNS戦略として公式ラインを開設した。村田氏は「前の衆院選より反応は良い。地道な街頭演説と合わせてSNSもアピールし支持を広げたい」と述べた。

 参政党新人の牧野緑氏(40)は地元能美市の街頭に立ち、帰宅中のドライバーや通行人に手を振った。「党のメディアへの露出が増え、初めと比べて反応は増えてきた」と語る。

 同党は都議選で初めて議席を獲得。SNS戦略が支持拡大につながったとの見方が多く、牧野氏もSNSを用いた活動に力を入れる。全国比例で出馬する川裕一郎前県議、県議補選金沢市選挙区で立候補する荒木博文前市議と連動するほか、28日には神谷宗幣代表(加賀市在住)と金沢市でキックオフ集会を開く。

780OS5:2025/06/30(月) 17:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/307766dbfb8735b148f63953a3e3fa283deacf22
兵庫県議を殴り大けが負わしたか 会社社長の男を傷害容疑で逮捕
6/26(木) 22:06配信

サンテレビ
6月26日未明、宝塚市の駐車場で兵庫県議を殴り、けがを負わせたとして県議の知人の男が傷害の疑いで逮捕されました。2人は当時、県議の事務所で酒を飲んでいたということです。

事件があった駐車場(宝塚市)

傷害の疑いで逮捕されたのは、会社社長で西宮市に住む49歳の男です。

警察によりますと、男は26日午前3時20分ごろ、宝塚市野上の駐車場で兵庫県議会の会派「ひょうご県民連合」の橋本成年議員の顔面を拳で複数回殴り、けがをさせた疑いが持たれています。

橋本県議は命に別条はないものの顔面骨折などのけがを負い、現在(6月26日時点)も入院しているということです。

2人は知り合いで、当時、橋本県議の事務所で酒を飲んでいたところ口論になり、争う声を聞いた近隣住民の110番通報で事件が発覚しました。

調べに対し男は、「覚えていない」などと容疑を否認していて、警察は、詳しい経緯を調べています。

サンテレビジョン

781OS5:2025/06/30(月) 18:00:35
https://www.sankei.com/article/20250630-5QMCNPVPKBJGFM5I7AZ7BRQWYA/?outputType=theme_election2025
参院選予測(下)波乱の大阪、維新破った前四条畷市長が台風の目に 兵庫は立花氏が存在感
2025/6/30 11:00
報道アナリストの新田哲史氏が、東京都議選(6月22日投開票)直後時点での、夏の参院選における西日本の個別選挙区について最新情勢を分析した。日本維新の会が2議席を目指す大阪では、候補選定が遅れていた自民候補が決まった。さらに、かつて維新候補を破った前四條畷市長が出馬を表明して波乱要素が強まった。兵庫では、今月の尼崎市議選で公認候補が当選したNHK党の立花孝志氏が存在感を見せているという(表中の〇は優勢、△はやや優勢、▲はやや劣勢。西日本の全選挙区予測は有料会員のみご覧いただけます)。

京都で維新脅かす国民民主
滋賀(改選1)では、立憲民主党と国民民主党が候補を一本化した。

782OS5:2025/06/30(月) 18:02:30
https://www.asahi.com/articles/AST6W2T9JT6WUTFK025M.html
維新をおそう「都議ゼロショック」 参院選は「守りの選挙」の様相
有料記事

宮脇稜平2025年6月27日 18時15分
 参院選(7月3日公示、20日投開票)を控え、野党第2党の日本維新の会が、東京都議選での「議席ゼロショック」に揺れている。「改革保守」系のライバルと目する国民民主党が9議席、さらには新興勢力の参政党が3議席を得た一方で、唯一の議席を失った。参院選は「守りの選挙」を強いられそうだ。

 6月22日投開票の都議選で、維新は現職1人を含む6人を擁立したが、全員落選。唯一の議席があった大田区(定数7)では、前回の2位から11位まで落ち込んだ。「参院選にも影響が出るだろう。1議席でもとりたかった……」。維新幹部はうらめしそうに振り返る。

 維新は昨秋の衆院選で議席を減らした直後の12月、吉村洋文大阪府知事が新代表に就任。挽回(ばんかい)に向けて新体制を発足させたが、党勢の低迷が続いている。朝日新聞の今月14、15両日の世論調査で維新の支持率は2%で、国民民主(6%)や参政(3%)の後塵(こうじん)を拝していた。都議選では、国会で与党と社会保険料引き下げの実現策で合意した点などを「実績」としてアピールしたが、都民には届かず、国民民主や参政に議席で突き放された。

維新に危機感「今は参政党が旬だ」

783OS5:2025/06/30(月) 18:06:10
https://mainichi.jp/articles/20250625/k00/00m/010/346000c
立憲、蓮舫氏擁立決定の舞台裏 重鎮の一言が決定打に 涙ぐむ幹部も
毎日新聞
2025/6/25 20:07(最終更新 6/25 20:07)

 立憲民主党は参院選(7月3日公示、20日投開票)で、元参院議員の蓮舫氏の比例代表での擁立を決めた。党執行部は年明け以降、擁立に向けて党内や関係先との調整を続けてきたが難航。24日の党会合も紛糾したものの全会一致で承認され、半年がかりでの擁立決定にこぎつけた。ただ、参院選の結果次第では党内の火種となるリスクもはらんでいる。

禍根残しかねない状況で
 24日夕、国会内の会議室で開かれた立憲の常任幹事会では、蓮舫氏の擁立をめぐって激論が交わされた。出席者によると、30人の常任幹事のうち16人が発言。蓮舫氏の2024年の東京都知事選への出馬に関し、「自分の意思で参院(議員)をやめて、国政復帰しないと宣言して出ていった」などと擁立に否定的な意見も相次いだという。


 都連会長を務める長妻昭代表代行は「蓮舫氏を出せば得票も増えるし、議席も増えるはずだ」と擁立を支持したが、参院で影響力を持つ水岡俊一参院会長は黙ったままで発言はなし。このまま意見がまとまらず採決となれば、参院選を前に党内に禍根を残しかねない状況にあった。

 雰囲気を変えたのは、…

784OS5:2025/06/30(月) 18:09:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250627-OYTNT50261/
【参院選・対決の構図】自民両現職、再選至上命令 都議選大敗やまぬ逆風
2025/06/28 05:00

 参院選が7月3日に公示され、20日に投開票される。公示を前に、北海道選挙区(改選定数3)の構図や展望を探る。

 参院選の「先行指標」とされた東京都議選で、過去最低の議席数に沈んだ自民党。投開票から一夜明けた23日、党道連会長の武部新は読売新聞の取材に「思った以上に厳しい」と語った。8回連続で全員当選を果たしてきた公明党も落選者が相次ぐなど、逆風が収まっていないと感じる。

 自公は昨年の衆院選でも「政治とカネ」の問題が直撃し、道内12小選挙区で3勝9敗と大敗。自公協力の「象徴」とされた10区(岩見沢市など)も公明の現職が議席を失った。衆院で少数与党となった石破政権にとって、自民現職の高橋はるみ(71)と岩本剛人(60)の再選は至上命令だ。


 「皆様方に改めて心からおわび申し上げる」。2月、札幌市のセミナーで、高橋は支援者に頭を下げた。派閥の裏金問題を巡り、高橋は約20万円の政治資金収支報告書への不記載が判明。以来、会合で謝罪を重ねる。

参院選に向け、支援を呼びかける高橋はるみ氏(27日、札幌市中央区で)

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 公明は、4月に岩本の推薦を決めると、高橋にも5月に推薦を出す方針だった。高橋は知事時代から公明と友好関係を築き、関係者は「時期をずらせば理解を得られると踏んだ」と明かす。ところが公明が岩本のほかに、不記載のあった道外の自民現職3人を同時に推薦したところ支持者が反発、党執行部は火消しに追われた。

 都議選では、都議会自民会派でも発覚した不記載が自民大敗の一因とされる。「政治とカネ」の問題に対する有権者の不信が改めて蒸し返された格好で、高橋に対する公明の推薦は「厳しい」との見方が強い。前知事という高い知名度で、2019年の前回は82万票超を得てトップ当選した高橋だが、一時は体調不安も取り沙汰された。関係者は「前回から票が増える要素は見当たらない。いかに目減りを食い止めるかだ」と漏らす。


 前回3位の岩本陣営は、さらに強い危機感を持つ。前回は、道連会長で高橋との確執もあった吉川貴盛が剛腕ぶりを発揮。発破をかけ、業界・団体の支援を軒並み岩本に寄せた。その吉川は汚職事件で政界を去り、吉川とともに動いた参院議員の長谷川岳も道や札幌市職員への威圧的言動が問題視され、「表立って動きにくい」(自民関係者)。

協力を求める岩本剛人氏(24日、札幌市手稲区で)
 岩本は地方票の掘り起こしに向け、6月に入ると後志や十勝、オホーツク地方に足を運んで後援会の支部を次々と設立した。しかし、任期中はコロナ禍もあってか活動に物足りなさを指摘する声も聞かれる。支持する農業団体幹部は「とにかく地方を回ってくれと言い続けている」と焦りを隠さない。

 岩本は「まだまだやり残したことがある。厳しい選挙だが今一度、力を貸していただきたい」と訴える。

 自民は前回と同様、岩本を重点候補に指定し、道内の衆院議員秘書や党本部職員を集中投入するなど支援体制を敷く。ただ、都議選の逆風は北海道にも及ぶ可能性があり、無党派層への浸透は期待できない。両陣営が業界・団体票を奪い合う展開を想定し、道連幹部はこう吐露する。「高橋は2位でもいい。2議席取ることが重要だ」(敬称略)

785OS5:2025/06/30(月) 18:11:30
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250629-OYT1T50029/
参院選滋賀選挙区の構図固まる…「滋賀方式」で国民候補を立民・連合が支援
2025/06/29 10:22
 7月3日公示、同20日投開票の参院選滋賀選挙区(改選定数1)で、立憲民主党県連と国民民主党県連、連合滋賀が27日、国民の公認候補予定者の勝利を目指すことで合意した。これで新人7人による同選挙区の戦いの構図がほぼ固まった。

握手する国民と立民の両県連と連合滋賀の代表者ら(滋賀県栗東市で)
 立民と国民の候補者擁立を巡っては、両党県連の支持母体である連合滋賀が、5月上旬に国民の中小企業診断士・堀江明氏(38)の推薦方針を決定。立民は今月17日、国民が他の選挙区で立民候補を支持するのと引き換えに、出馬を予定していた県議の佐口佳恵氏(51)の擁立取り下げを決めていた。


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 連合滋賀は27日、堀江氏の推薦を正式に発表。立民県連も「支持」を決め、国民県連との3者で連合推薦候補の勝利を目指し、両党は地方議員に支援を求める合意書に署名した。同日夜には栗東市内で堀江氏の決起集会があり、立民県連の今江政彦代表が「頑張ろう」と声をかけ、握手を交わす場面もあった。

 滋賀は、労働団体と野党による選挙での共闘が全国に先駆けて成立したことで知られ、「滋賀方式」とも呼ばれる。連合滋賀の白木宏司会長は集会後、取材に「連合型の選挙発祥の地の歴史を理解してもらい、まとまったことは感無量」と語った。国民県連の河井昭成代表も「立民には色んな思いをのみ込んで自公に勝つ選択をしてもらい、感謝しかない。結果を出すため全力で取り組む」と意気込んだ。

 同選挙区では、自民党が前守山市長の宮本和宏氏(53)、日本維新の会が元新聞記者の岡屋京佑氏(32)、共産党が党県委員の佐藤耕平氏(43)、参政党が内装業の中田あい氏(46)をそれぞれ公認候補として擁立すると発表。NHK党員の菅原良雄氏(47)と元小学校教諭の藤井隆一氏(60)も立候補の意向を表明している。

786OS5:2025/06/30(月) 18:13:35
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50144/
自民党の現職、参院選は浮動票を警戒…厳しい戦い続く東毛地域に注力
2025/06/26 05:00
対決の構図<上>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「どの選挙区でも自民に厳しい風が吹いている」

 党の組織運動本部長を務める小渕優子群馬県連会長は14日、前橋市内の決起集会で強調した。昨年の衆院選では県内全5小選挙区で議席を維持したが、「安心してしまうことが一番の敵」とも訴えた。


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 今回、自民現職の清水真人氏(50)の陣営は、事務所を前橋市境に近い高崎市のほか、東毛地域の拠点として太田市にも設けた。

 自民は、東毛地域で厳しい戦いが続いている。昨年の衆院選では太田市で立民候補に3413票のリードを許し、結果として比例復活を許した。6年前の参院選で館林市の清水氏の得票率は50・9%と、12市で2番目に低かった。最も低かったのは県都・前橋市の50・6%で、陣営は浮動票の多さを警戒する。

 清水氏は高崎市議、同市区選出の県議を務めたたたき上げで、前任の山本知事らのような「ブランド力」はない。陣営の選挙対策本部長を務める星名建市県議は、清水氏が国土交通政務官などとして国と地方のつなぎ役を「一生懸命やってきた」としつつ、名前の浸透が課題と認める。

 背景には、参院選の比例選では個人名での投票も認められることがある。自民を支持する各業界団体も比例選に候補を擁立しており、個人名での投票呼びかけに力を入れるからだ。

 県関係では、日本医師会の政治団体・日本医師連盟の組織内候補だった羽生田俊氏(77)が引退するが、後任候補も県出身で、清水氏の陣営には「軸が定まらない」との声もある。

 選挙では、県議や首長、推薦を受ける公明党もフルに動かす組織戦を展開する見通しだ。十数か所に選対組織を作り、公示後はくまなく回る。

 14日の決起集会で清水氏は「少数与党ではなく過半数がとれる与党となって、国を動かさなければならない。その前哨戦が参院選だ」と訴えた。県内では自民が衆参の議席を独占し、厚い保守地盤を誇る。党が5月中旬に行った情勢調査では、次点候補を10ポイント以上引き離していたとされる。

 しかし、決起集会で進行役を務めた桐生市区選出の県議は集会の5日後、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された。参院選の前哨戦と評される22日投開票の東京都議選では自民が大敗した。「マイナスがどの程度かは判断が難しい」(清水氏)。影響を予測しかねている。

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保 67 共 新
青木ひとみ 44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

787OS5:2025/06/30(月) 18:15:34
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50153/
参院選群馬選挙区、立憲民主党は国民民主党支持層の取り込み狙う…共産とは一本化困難か
2025/06/27 05:00

対決の構図<下>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「今回の選挙は勝たなきゃいけない。この群馬に風穴を開けたいんです」


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 立憲民主党新人の河村正剛氏(51)は、21日に高崎市で開かれた必勝集会で声を振り絞った。

 集会前に行われた群馬県連の定期大会には、国民民主党県連事務局長の角田修一・前橋市議の姿もあった。国民民主も候補擁立を模索したが、両党が支持母体とする連合群馬が河村氏の推薦を決定したことから見送った。国民民主は党や県連として支援しないとするが、角田氏は「個人の判断で対応する。(私も)必勝を願っている一人だ」と話した。

 立民県連会長の後藤克己県議は5月の国民民主県連の定期大会に招かれ、「(連合群馬を含む)3者一丸となって戦うことに最大の意味がある」と協力を求めた。

 今月21日に来県した立民の泉健太前代表は、河村氏を「期待の大型新人で最重点候補」と評した。全国に広がった「タイガーマスク運動」のきっかけを作った河村氏は知名度が高く、昨年の衆院選で候補者擁立に苦しんだ県連待望の候補だ。タスキやのぼり旗、広報車をいずれもトラ柄にデザインし、インターネットでの発信にも力を入れる。

 立民、国民民主両党の国政選での比例票の合計は上昇傾向にある。2022年参院選で自民、公明両党の合計とは約25万票差あったが、昨年の衆院選では約10万票差まで縮まった。東京都議選で立民の議席は増え、国民民主が初めて議席を獲得した勢いも追い風になるとみられる。

 ただ、国民民主を支援する連合傘下の産業別労働組合は比例選で組織内候補を抱え、「選挙区と比例で支援する党が違うのは分かりにくい」との声も漏れる。河村氏が国民民主支持層を取り込めるかが課題だ。

 立民の野田代表と共産党の田村委員長は19日、「1人区」で選挙協力を進める方針で合意したが、群馬選挙区で共産は護憲などを訴える新人の高橋保氏(67)の擁立が決まっている。県委員会幹部は「下げる予定もない」と言い切る。

 単純計算では両党の一本化で約5万票の上乗せが見込めるが、共産と連合は労働運動を巡って対立する関係にあり、立民県連も「協議に至っていない。急に方針を変えることは大変だ」(後藤氏)と慎重姿勢だ。

 都議選で3議席を獲得した参政党からは新人の青木ひとみ氏(44)が立候補する。党は昨年の衆院選で県内で2・5万票の比例票を獲得し、今回は群馬選挙区で10万票を目標に掲げる。

 このほか、政治団体「NHK党」から出馬予定の新人の上楽宗之氏(46)はNHKの受信料制度の見直し、政治団体「無所属連合」から立候補を予定する新人の井田雅彦氏(49)は外国人政策の見直しなどを主張している。無所属新人の辛嶋美紀氏(49)は原子力発電の廃止や護憲を訴える。

(この連載は、五島彰人、飯田尚人が担当しました)

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

788OS5:2025/06/30(月) 18:22:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250625-OYTAT50048/
〈参院選・決戦迫る 上〉自公揺らぐ協力態勢 
2025/06/26 05:00
 参院選(7月3日公示、20日投開票)の公示まで1週間となった。埼玉選挙区(改選定数4)は、自民、立憲民主、公明、共産の4党の現職が改選を迎える。ほかに日本維新の会や国民民主、れいわ新選組、社民、参政の各党が候補者擁立を予定しており、10人以上が立候補する混戦になりそうだ。主な立候補予定者の動きを追い、各党の思惑を探る。


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◆2人目擁立断念
 「埼玉選挙区を1位で勝つことが、明日の日本をつくることだ」。4選を目指す自民党の古川俊治(62)は8日の事務所開きで、そう声を張り上げた。

 埼玉選挙区で、自民県連は2人目の公認候補擁立を模索してきた。だが昨秋の衆院選では16小選挙区のうち8議席の獲得にとどまり、参院選での2人擁立論は立ち消えとなった。

 自民は2010年の参院選から5回連続で、埼玉選挙区のトップ当選を続ける。1人に絞ったことで楽観論が広がる中、県連幹部の一部からは「気が緩んでいる。2人出して競わせるべきだった」と、古川陣営の運動量の少なさに不満を持つ声も上がる。

 党本部と県連の足並みの乱れも目立つ。次期衆院選の選挙区支部長について、県連は昨年、支部長が落選した県内5選挙区で公募を行うと発表した。だが3か月後には、「党本部の意向」として3選挙区では公募を取りやめた。政治資金収支報告書で不記載のあった前職を含めて、党本部が続投を認めた形だ。今年5月の参院選総決起大会では、自民県議が「こうした姿勢から国民に背を向けられる政党となっている」と述べ、公然と怒りをぶちまけた。

◆埼玉方式
 昨秋の衆院選で当時の公明党代表・石井啓一は埼玉14区で落選した。今回の参院選は公明にとって雪辱を期す戦いとも言えるが、3選を目指す矢倉克夫(50)は「衆院選での厳しい声が劇的に変わっているかというと、それはない」と、顔を引き締める。

 13年の参院選から、自民、公明は「埼玉方式」と呼ばれる協力態勢を取ってきた。参院選では公明候補が自民の推薦を受ける一方で、衆院選では公明が自民候補を支援する。自民が持つ支援者名簿を共有することなどで、安定した得票の原動力となってきたが、この態勢に揺らぎが出ている。

 複数の公明関係者が3月中旬、自民県連幹事長の小谷野五雄の元を訪ねた。参院選についての協力態勢を確認する場のはずだったが、小谷野が告げたのは、自民からの名簿の提供取りやめだった。



 自民の地方議員らの間にはこれまでも「自分の選挙で公明候補と戦うのに、手の内の名簿を見せたくない」との不満は常にくすぶってきた。自民への「逆風」が吹く中、「今までのように、公明に協力している余裕はない」(自民県議)というのが本音だ。

◆得票不透明に
 「ウィンウィンの関係を築いて与党で2議席をしっかり確保する」。自民県連会長の衆院議員、柴山昌彦はそう強調する。一方で、公明関係者の一人は「自民の協力度合いは議員によってバラバラで、これまで以上に自民票はこちらに来なくなるだろう。今回の選挙協力は完全に失敗だ」と吐き捨てる。

 埼玉方式の枠組みは保たれ、矢倉は選挙戦で自民の推薦を受ける。ただ、どこまで得票につながるかは不透明だ。

 古川は10年以上前、「創価学会は嫌いだ」と発言し、自公幹部から苦言を呈された過去を持つ。今月18日の記者会見では、与党での2議席確保の重要性に言及しながらも、「自民の支持者で必ずしも公明を支持しない人もいる」とそっけなかった。



 自民と公明の距離感が微妙なまま、公示日が近づいている。(敬称略)

789名無しさん:2025/06/30(月) 18:22:38
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250628-OYTAT50006/
〈参院選・決戦迫る 中〉立民・国民奇跡の協力 
2025/06/27 05:00


 参院選で県内に設置される選挙ポスターの掲示板は約1万2000か所もある。公示日の立候補届け出後、ポスターを貼り終えるまでの時間をどれだけ短くできるか。党の地力が問われる作業だ。5月下旬に埼玉会館(さいたま市浦和区)で開かれた立憲民主党県連の会合では、この問題が議題の一つとなった。


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 「立民の現職、熊谷裕人(63)の分だけでなく、国民民主党の新人、江原久美子(54)の分もポスターを貼るべきか」

 この議題に、会合に参加した国会議員の一人は「支援者から反発が出る」と難色を示した。だが最終的には、2人のポスターを貼ることで決着した。「掲示板の7〜8割では立民側が2人分を貼る」(立民関係者)見込みという。

 両党はいずれも旧民主党が源流とはいえ、同じ選挙区で議席を争う他党候補のポスターを貼ることは「利敵行為」とも言われかねない。決定には、最大の支持母体である連合の意向が強く働いた。

 連合は、傘下の産業別労働組合(産別)が「立民支持」と「国民民主支持」に分かれており、それぞれの候補を組織的に支援する態勢をとる。両党と連合の3者の協力関係は都道府県ごとに濃淡があるが、埼玉県での連携は強固だ。

 2021年と24年の衆院選では、県内の小選挙区で両党のつぶし合いが起きないよう、候補者の「一本化」に成功している。連合をハブにした両党の「奇跡的な協力関係」(立民関係者)を武器に、2人は当選を目指す。

街頭演説で並んだ玉木代表(左)と江原氏(中央)(24日、大宮駅前で)
◆組織力は脆弱
 国民民主は24年衆院選で、SNSを駆使しながら「年収103万円の壁」の引き上げを訴え、議席数が公示前から4倍増となる躍進を遂げた。24日、大宮駅前に代表の玉木が訪れると300人ほどの聴衆が集まり、勢いを見せつけた。

 上げ潮は続くのか。懐疑的な見方もある。国民民主は参院選比例選に元衆院議員の擁立を決めた後、批判を受けて公認を見送る事態となった。「今の党勢は頭打ち」と漏らす陣営関係者もいる。県内の地方議員は10人程度で、組織力は 脆弱ぜいじゃく だ。



 こうした中、江原が頼るのが知事を務めた参院議員の上田清司だ。県全域が選挙区である知事選と参院選で経験が豊富な上田は、22年参院選で国民民主の推薦を受けて当選した。上田にとって改選期ではない今回は、江原陣営に側近の元県議を送り込み、経験不足の陣営を側面から援護する。

◆年金求められる説明
 「年金の抑制が続けば、2057年には基礎年金が3割減る。ぜひ変えなければならないということで、今回修正案を提出しました」

 熊谷は17日夜、南越谷駅近くに立ち、通常国会で成立した年金改革関連法について語った。

 同法は立民主導で成立させたもので、29年の年金財政検証の結果を踏まえて、基礎年金の底上げ策を実施すると明記した。ただ、厚生年金の積立金を活用する方法は「厚生年金の流用だ」との批判も出ている。県連幹部は「参院選に悪影響を与えかねない」と危惧しており、丁寧な説明を求められる選挙戦となりそうだ。



 衆院では自公が過半数を割り込み、立民の政策実現力は高まっている。政権批判だけではなく、国民への説明責任をどう果たすのか。野党第1党としてのあり方が問われている。(敬称略)

790名無しさん:2025/06/30(月) 18:23:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250628-OYTAT50000/
〈参院選・決戦迫る 下〉政権批判票分散か
2025/06/28 05:00


◆共産

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 再選を目指す共産党の伊藤岳(65)が街頭でマイクを握る時、目の前には三脚付きのスマートフォンがセットされる。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」でのライブ配信用だ。

 「岳さん、質問きてます」。14日の川口駅前での街頭演説で、スマホをチェックしていたスタッフから声がかかった。消費税に関する質問で、伊藤はすぐに「減税の財源は、大企業優遇の税制を改善すればひねり出せる」と語りかけた。

 伊藤は2016年の参院選埼玉選挙区では約49万票を獲得し、次点となった。定数が3から4に増えた19年参院選では約36万票に減らしたものの、4番目に滑り込んだ。票数の減少に歯止めをかけようと、SNSを使って若い世代への浸透を図る。

 党は昨年、「SNS戦略室」を新設した。ライブ配信に加え、SNS広告も使うという伊藤は「かなりの人が見てくれている。駅頭で小学生から『おじさん、ネットで見たよ』と声をかけられたこともあった」と手応えを語る。

◆れいわ・社民
 埼玉選挙区には、れいわ新選組と社民党も候補者を立てる予定だ。自民党などに批判的なリベラル層の票の分散が予想される。

 れいわは新人の農業、桜井奈々絵(50)を擁立する。党幹部は「当選圏にある。かなりのリベラル票を獲得できる」と自信を見せる。

 読売新聞社が5月に行った世論調査では、れいわの政党支持率は4%で、共産の1%を上回った。桜井は党幹部とトーク形式で政策を訴える「おしゃべり会」を県内各地で開催し、支持拡大を図っている。

 社民は新人の元教諭、高井環(54)を擁立する。公職選挙法上の政党要件を満たすには「得票率2%以上」か「3人以上の当選」が必要だ。要件を維持できるか瀬戸際に追い込まれており、懸命の活動で比例票の上積みを狙う。

前原共同代表(右)とともに街頭演説を行う龍野氏(7日、さいたま市浦和区で)
◆維新
 日本維新の会は、21年の衆院選で公示前の4倍近い41議席を獲得し、一気に国政での存在感を増した。23年の統一地方選でも候補者を積極的に擁立し、「全国政党化」を目指した。

 だが、関西以外では苦戦続きで、県内では党の県議はゼロだ。党関係者は「関東では何もできていない。『結局、維新って何したの?』と思われてしまっている」とこぼす。



 参院選に擁立する龍野真由美(52)は、福岡県出身で県内での活動実績がない「落下傘候補」だ。党の共同代表で衆院議員の前原誠司も、「知名度はゼロに近い」と認める。

 街頭に立ち、ビラを配るという地道な活動で知名度アップを急ぐ。7日には、前原も来県し、龍野とともに浦和駅前で街頭演説を行った。

 「小さな政党だが、教育の無償化を実現した。より多くの議員をいただき、力をいただき、さらに改革を前に進めていきたい」

 このほか、東京都議選で3議席を獲得した参政党は、新人で前飯能市議の大津力(53)を擁立する予定だ。(敬称略、おわり)

 (この連載は大嶽潤平、立原朱音、宮川徹也、徳原真人、住友千花、吉田恵実子が担当しました)

791OS5:2025/06/30(月) 18:24:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50144/
自民党の現職、参院選は浮動票を警戒…厳しい戦い続く東毛地域に注力
2025/06/26 05:00
対決の構図<上>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「どの選挙区でも自民に厳しい風が吹いている」

 党の組織運動本部長を務める小渕優子群馬県連会長は14日、前橋市内の決起集会で強調した。昨年の衆院選では県内全5小選挙区で議席を維持したが、「安心してしまうことが一番の敵」とも訴えた。


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 今回、自民現職の清水真人氏(50)の陣営は、事務所を前橋市境に近い高崎市のほか、東毛地域の拠点として太田市にも設けた。

 自民は、東毛地域で厳しい戦いが続いている。昨年の衆院選では太田市で立民候補に3413票のリードを許し、結果として比例復活を許した。6年前の参院選で館林市の清水氏の得票率は50・9%と、12市で2番目に低かった。最も低かったのは県都・前橋市の50・6%で、陣営は浮動票の多さを警戒する。

 清水氏は高崎市議、同市区選出の県議を務めたたたき上げで、前任の山本知事らのような「ブランド力」はない。陣営の選挙対策本部長を務める星名建市県議は、清水氏が国土交通政務官などとして国と地方のつなぎ役を「一生懸命やってきた」としつつ、名前の浸透が課題と認める。

 背景には、参院選の比例選では個人名での投票も認められることがある。自民を支持する各業界団体も比例選に候補を擁立しており、個人名での投票呼びかけに力を入れるからだ。

 県関係では、日本医師会の政治団体・日本医師連盟の組織内候補だった羽生田俊氏(77)が引退するが、後任候補も県出身で、清水氏の陣営には「軸が定まらない」との声もある。

 選挙では、県議や首長、推薦を受ける公明党もフルに動かす組織戦を展開する見通しだ。十数か所に選対組織を作り、公示後はくまなく回る。

 14日の決起集会で清水氏は「少数与党ではなく過半数がとれる与党となって、国を動かさなければならない。その前哨戦が参院選だ」と訴えた。県内では自民が衆参の議席を独占し、厚い保守地盤を誇る。党が5月中旬に行った情勢調査では、次点候補を10ポイント以上引き離していたとされる。

 しかし、決起集会で進行役を務めた桐生市区選出の県議は集会の5日後、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された。参院選の前哨戦と評される22日投開票の東京都議選では自民が大敗した。「マイナスがどの程度かは判断が難しい」(清水氏)。影響を予測しかねている。

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

792OS5:2025/06/30(月) 18:25:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50153/
参院選群馬選挙区、立憲民主党は国民民主党支持層の取り込み狙う…共産とは一本化困難か
2025/06/27 05:00
対決の構図<下>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「今回の選挙は勝たなきゃいけない。この群馬に風穴を開けたいんです」


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 立憲民主党新人の河村正剛氏(51)は、21日に高崎市で開かれた必勝集会で声を振り絞った。

 集会前に行われた群馬県連の定期大会には、国民民主党県連事務局長の角田修一・前橋市議の姿もあった。国民民主も候補擁立を模索したが、両党が支持母体とする連合群馬が河村氏の推薦を決定したことから見送った。国民民主は党や県連として支援しないとするが、角田氏は「個人の判断で対応する。(私も)必勝を願っている一人だ」と話した。

 立民県連会長の後藤克己県議は5月の国民民主県連の定期大会に招かれ、「(連合群馬を含む)3者一丸となって戦うことに最大の意味がある」と協力を求めた。

 今月21日に来県した立民の泉健太前代表は、河村氏を「期待の大型新人で最重点候補」と評した。全国に広がった「タイガーマスク運動」のきっかけを作った河村氏は知名度が高く、昨年の衆院選で候補者擁立に苦しんだ県連待望の候補だ。タスキやのぼり旗、広報車をいずれもトラ柄にデザインし、インターネットでの発信にも力を入れる。

 立民、国民民主両党の国政選での比例票の合計は上昇傾向にある。2022年参院選で自民、公明両党の合計とは約25万票差あったが、昨年の衆院選では約10万票差まで縮まった。東京都議選で立民の議席は増え、国民民主が初めて議席を獲得した勢いも追い風になるとみられる。

 ただ、国民民主を支援する連合傘下の産業別労働組合は比例選で組織内候補を抱え、「選挙区と比例で支援する党が違うのは分かりにくい」との声も漏れる。河村氏が国民民主支持層を取り込めるかが課題だ。

 立民の野田代表と共産党の田村委員長は19日、「1人区」で選挙協力を進める方針で合意したが、群馬選挙区で共産は護憲などを訴える新人の高橋保氏(67)の擁立が決まっている。県委員会幹部は「下げる予定もない」と言い切る。

 単純計算では両党の一本化で約5万票の上乗せが見込めるが、共産と連合は労働運動を巡って対立する関係にあり、立民県連も「協議に至っていない。急に方針を変えることは大変だ」(後藤氏)と慎重姿勢だ。

 都議選で3議席を獲得した参政党からは新人の青木ひとみ氏(44)が立候補する。党は昨年の衆院選で県内で2・5万票の比例票を獲得し、今回は群馬選挙区で10万票を目標に掲げる。

 このほか、政治団体「NHK党」から出馬予定の新人の上楽宗之氏(46)はNHKの受信料制度の見直し、政治団体「無所属連合」から立候補を予定する新人の井田雅彦氏(49)は外国人政策の見直しなどを主張している。無所属新人の辛嶋美紀氏(49)は原子力発電の廃止や護憲を訴える。

(この連載は、五島彰人、飯田尚人が担当しました)

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

793OS5:2025/06/30(月) 18:27:14
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250630-OYO1T50009/
保守分裂の参議院和歌山選挙区、7人が立候補準備進める…与野党とも候補者一本化できず
2025/06/30 10:50
 7月3日公示、20日投開票の参院選で、和歌山選挙区(改選定数1)は「保守分裂」「候補者一本化」などが焦点となる。すでに新人7人が立候補の準備を進めており、候補者数は過去最多を更新する見通しだ。(豆塚円香)

街頭演説に臨む立候補予定者(和歌山市で)

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■割れる保守票
 今回、候補者が争うのは世耕弘成・元経済産業相が長らく維持してきた議席だ。世耕氏は「政治とカネ」の問題で自民党を離党し、昨年10月の衆院選和歌山2区に無所属でくら替え出馬し、当選した。

 保守合同に伴って自民党ができた1955年以降、参院選和歌山選挙区では自民の候補者が圧倒的な強さを誇ってきた。補選を含む26回のうち自民の候補者が勝利したのは24回を数えた。

 だが、今回、自民を含む保守層を二分した戦いになる見込みだ。

 自民県連の公募を経て、公認を得た二階伸康氏(47)は元党幹事長の俊博氏の三男だ。衆院選和歌山2区で世耕氏に敗れ、今回は背水の陣で臨む。街頭に立ったり、自転車で地域を回ったりといった地道な活動もしている。集会では、「崖っぷち、最後の挑戦」などと語っている。

 二階氏との公認争いで敗れ、無所属での出馬を決めた望月良男氏(53)は、世耕氏に近いとされる。今月14日の政策発表会で「和歌山のため、日本のために、私の命をここに注ぎ、未来のために使っていきたい」と力を込めた。望月氏は世耕氏との連携を強調する。

 自公政権の一翼を担う公明党は、どちらも推薦しない方針を決めた。公明票の行方が、情勢に影響を与える可能性もある。

■野党、共闘困難
 立憲民主党と日本維新の会は今月6日、和歌山、岐阜両選挙区で、候補者を一本化することに合意した。



 これに伴い、和歌山では、立民が候補者を取り下げた。ただし、県連からは恨み節が聞かれる。山本忠相代表は「維新の候補を応援する可能性は0%」と述べた。

 維新が擁立する浦平美博氏(53)も「(立民支持者に)響くよう努力はしたい」としながらも、「(山本)代表がゼロというなら(票は)期待できない」と受け止める。

 「憲法を守ると訴える候補がいないのはおかしい」などとして、共産党県委員会は今月11日、前久氏(69)を立てると発表。参政党は林元政子氏(51)の擁立を発表している。

 このほか、元総務省職員の本間奈々氏(56)が政治団体「NHK党」から立候補すると表明しており、和歌山市の不動産会社社長の末吉亜矢氏(54)は無所属で出馬する考えを明らかにしている。

794OS5:2025/06/30(月) 21:16:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f73be920fb924642c1e1c1c01b1d56e91f120a1a
参政党の支持率急伸で自民に危機感…保守層の離反懸念、首相周辺「末恐ろしい」
6/30(月) 20:29配信

読売新聞オンライン
自由民主党本部

 自民党が、報道各社の世論調査で参政党の支持率急伸が明らかになり、参院選に向けて危機感を募らせている。「岩盤支持層」だった保守層が離反し、参政に流れているとの見方からだ。

【グラフ】参院比例選の投票先は…読売世論調査

 読売新聞社が6月27〜29日に実施した全国世論調査では、参政の政党支持率が前月から4ポイント増の5%となり、立憲民主党(6%)に迫った。自民は2ポイント減の23%、国民民主党は6ポイント減の5%で、参政が両党支持層に食い込んでいるとの分析が出ている。

 参政は行き過ぎた外国人受け入れに反対する立場だ。「日本人ファースト」を掲げてインターネットを活用して存在感を高め、6月の東京都議選で3議席を獲得した。自民幹部は「排外主義は日本の国力低下を招きかねない」と急進的な主張を警戒する。

 参政は参院選で全選挙区に候補者擁立を予定している。自民にとって最重視する改選定数1の「1人区」で票が奪われれば、与野党の過半数争いに影響を与える可能性もある。首相周辺は「これだけの支持があるのは末恐ろしい」と語る。

 参政は30日、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員を参院選比例選に公認候補として擁立すると発表した。梅村氏の入党に伴い所属国会議員が計5人となり、公職選挙法上の政党要件を全て満たした。

 これにより、各党による討論会への出席などで露出する機会も増えるとみられ、参政の神谷代表は30日の記者会見で「ネットを見ない世代もいる。政策や存在を知ってもらい、支持を拡大したい」と意欲を示した。

795OS5:2025/06/30(月) 21:17:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/578cf17483db1b0619e892a512d79b7a944af7c0
元維新・梅村みずほ氏、自民に公認申請&国民民主から出馬模索の噂は「事実」 参政党入党&出馬会見で
6/30(月) 16:40配信

J-CASTニュース
記者会見に臨む参政党の神谷宗幣代表(左)と梅村みずほ参院議員(右)

 参政党は2025年6月30日に記者会見し、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員が入党し、参院選(7月3日公示、20日投開票)に党公認で比例区から擁立すると発表した。梅村氏の加入で、所属国会議員が5人になり、7月2日に日本記者クラブが主催する党首討論会への出席が可能になった。入党は6月28日、公認内定は翌29日付。

【動画】梅村みずほ氏の入党&出馬会見をノーカットで見る

■自民党の公認申請は書類審査で不合格、木原選対委員長から「詫び電」

 公選法では、政党要件として(1)国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選で全国を通じた得票率が2%以上、のいずれかを満たすことを求めている。参政党は(2)を満たすが、日本記者クラブは党首討論会の参加には(1)(2)の両方を満たすことが必要だとして、(1)を満たさない参政党は参加できないことを通告。神谷宗幣代表は6月25日の記者会見で、この経緯を問題視していた。

 梅村氏は19年の参院選で、維新公認で大阪府選挙区から出馬し、初当選。25年夏の参院選も大阪府選挙区からの出馬を目指していたが、維新内の「予備選」に敗れ、25年4月に離党していた。梅村氏は記者会見で、さまざまな党からの出馬を模索していたことを明らかにした。

「SNSでは、すでに噂が出ているが、自民党に公認申請したのではないか、国民民主党に行こうとしたのではないか......これ、事実です。そして、参政党も同じだった」

 自民党の公認申請は書類審査で不合格になり、木原誠二選対委員長からお詫びの電話があったという。

党首討論会参加できない神谷氏の会見見て「私が最後の1人に」
 そんな中で梅村氏の判断を後押ししたのが神谷氏の会見だったようだ。梅村氏は神谷氏の会見を見て、「私が最後の1人になることができる」という思いを抱く一方で、すでに周辺には「出ません」と伝えていたこととの兼ね合いなどにも悩んだことを告白。そのうえで、

「現職でありバッジを持っている私が入党することで、神谷代表がメディアで大活躍ができる」
  「全国を駆け回って候補者たちを応援することでこの参政党の票の底上げにいくらか貢献 できるのではないか」

などと話した。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

796名無しさん:2025/07/01(火) 09:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/81be29352695a62bc249525e61cdfd1036219bad
【参院選】自民「東京で共倒れ」が現実味を増すスーパー混戦模様
7/1(火) 6:13配信
当選は7人
投開票は7月20日

 7月20日に参院選投開票が決まり、各党の臨戦体制が整いつつある。象徴的でありつつ無党派層が多く結果を予想しづらい東京選挙区の結果を占う。

【写真を見る】“美魔女”と呼ばれていた頃の「山尾志桜里氏」

 7月3日公示、20日投開票の参院選で東京選挙区は改選数6。しかし、昨年の東京都知事選に出馬した立憲民主党の蓮舫氏の自動失職に伴う欠員補充との「合併選挙」になるため、7位の当選者が出ることになる。7位の当選者は参院議員の通常任期6年と異なり、蓮舫氏の残り任期の3年となる。

「とはいえ1度議員になってしまえば、永田町で3年後はどうなっているか本当に見えないので、7番目の当選者のネガティブな部分がそこまで意識されているということはないですね。それよりも7人が当選するのだから、とにかく注力しなければとの意識の方が強そうです」

 と、政治部デスク。

確定しているのは
 現時点で東京選挙区では明らかなこと、未知数なことが混在しているという。

「1人しか擁立していない公明、共産候補の当選はほぼ確定ですね。そして立憲は現職2人を擁立していますが、このうち塩村文夏氏の方が有力と見られています。続いて国民民主は新人2人を擁立しており一時は共に当選圏内とされましたが、“山尾ショック”や玉木代表による“1年経ったら動物のエサ”発言などのゴタゴタを受けてそれは難しそうで、元NHKアナの牛田茉友氏に寄せた選挙になりそうな気配です。キャリア的には衆院選挙で戦った経験を持つ奥村祥大氏の方が魅力的な印象もありますが」(同)

 ここまでの話で不思議に思われるのは自民党の候補が1人も出てこないことだ。

「自民からは現職で前厚労相の武見敬三氏、スポーツ庁長官を経験した新人でソウル五輪金メダリストの鈴木大地氏が出馬予定ですが、いずれも当選は確実とまで言えない状況です。世間の自民に対する逆風、不信感もさることながら組織内での問題が大きく横たわっているようです」(同)

自民党候補の悩み
 どういうことなのか。

「武見氏はすでに当選5回を数え、厚労相を経験したのも今回の参院選に出馬せず引退することの見返りだとの見方もありました。現在、武見氏は自民党の参院会長も務めており、当選して6期目を務めることになったとしても影響力のあるポストを占める余地はほぼありません。元々、武見氏は東京都連での人望はなく出馬そのものに理解を得られているとは言い難い。その一方で武見氏は危機感を募らせており、支持団体の振り分けを要求しているようです。そっくりそのまま武見氏の要求通りになると思われませんが、団体票のやりくりは極めて微妙で、共に候補者となった鈴木氏と共倒れの危機さえささやかれ始めています」(同)

 言うまでもなく東京は無党派層が多く、当日まで民意を捉えるのは難しいとされる。

「東京では参政党公認候補が当選する可能性も取り沙汰されており、投開票日当日まで読めない情勢が続きそうです」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

797OS5:2025/07/01(火) 09:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/002ff50aaeeeb4137978f8fc56937d9b6cf39f25
【参院選「全選挙区当落予測」つき】東北地方は立憲の圧勝! 東京は「国民」元NHK女性アナウンサーの動向がカギ
7/1(火) 7:31配信
 夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第1回は、北海道から関東地方までの「当落予測」とともに詳報する。

【一覧】2025年参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 東北は全体的に現職が堅そうですね。

青山 自民は東北で弱いですからね。今、小泉進次郎農林水産大臣が5キロ2千円台の備蓄米を大放出していて、農家の間ではコメ価格の下がり過ぎに不安感が広がっています。それも米どころの東北において自民候補への逆風になりかねません。自民がギリギリ勝てるとすると、森雅子元法務大臣が出馬する福島くらいでは。

角谷 山形の自民候補は、過去に県知事選や参院選に出馬している大内理加氏ですが、いずれも結果が出ておらず、今回が最後の挑戦でしょう。

青山 埼玉は4人区ということで、自民・立憲・公明・国民で確定。ほぼ無風だと思うのですが。

角谷 私は国民ではなく共産の候補が通るのではとみていて、共産の△は、○寄りの△です。共産は重点区では確実に議席を取る姿勢で、伊藤岳氏についてはかなり力を入れているようなので、十分勝負できるはずです。

青山 激戦なのは、やはり東京です。私は、自民の武見敬三氏、立憲の奥村政佳氏、国民の奥村祥大氏、維新の音喜多駿氏、参政のさや氏を当落線上に置きました。音喜多氏に関しては、知名度を生かしてよほど伸びればという条件付きの△ですね。

■牛田氏は演説があまり上手ではない

角谷 私は、武見氏とれいわの山本譲司氏と国民の牛田茉友氏がすべり込むのではないかとみています。山本氏は出馬表明が遅れたとはいえ、れいわは東京が大票田で底力があります。牛田氏は当初は注目度が高かったものの、元アナウンサーながら演説があまり上手ではない。正直判断が難しいです。

青山 前厚生労働大臣の武見氏は73歳と高齢で、もう引退するとみられていました。空いた枠は(元自民党幹事長の)石原伸晃氏が狙っていましたが、結局武見氏が出ることになった。自民の候補者が不足している感は否めません。

※「第2回」に続く

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

798OS5:2025/07/01(火) 10:00:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7048b904b38c2306d7e3f6d4259604cc69c058e7
【参院選「全選挙区当落予測」つき】京都は舌禍事件あっても「自民・西田氏」が濃厚 和歌山「二階氏の三男」は評価分かれる
7/1(火) 8:32配信
夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第2回は、中部、近畿から中国地方と四国地方の「当落予測」とともに詳報する。

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 新潟は立憲の現職である打越さく良氏が逃げ切りそうです。

青山 そうですね。新潟は米山隆一衆院議員をはじめ、立憲が強い地域です。でも自民の中村真衣氏は競泳の五輪メダリストで好感度も高いので、逆転する可能性があります。

角谷 京都は、元衆院議長の伊吹文明氏や、共産で10選してきた元国会対策委員長の穀田恵二氏が引退したので、大物がいない状況ですね。そうなるとやはり、自民の西田昌司氏が強い。今年5月に沖縄のひめゆりの塔をめぐる不適切発言があり、謝罪と撤回に追い込まれましたが、西田氏は以前から舌禍を招きがちな人と見られているので、影響は限定的だと思います。

青山 立憲、維新、共産が乱立していることも、西田氏を助ける方向に働いています。

角谷 最終的に2議席目は維新の新実彰平氏が抜け出すかな。共産は、やはり穀田氏が引退したことで勢いが落ちた印象があります。

青山 大阪は大激戦ですね。

角谷 今回も維新が2議席取ると思いますよ。次いで公明。最後のイスを立憲の橋口玲氏と自民の柳本顕氏が競る構図でしょうが、柳本氏に軍配が上がりそうです。

青山 私は柳本氏と維新の岡崎太氏が競るかなと思い、どちらも△にしました。立憲は大阪では人気がないし、国民は初め足立康史氏の擁立も検討しましたが、結果的に知名度のない候補になり、出遅れは否めません。公明は○にしましたが、去年の衆院選は大阪4選挙区で全敗していますし、意外と苦戦する可能性もあります。

■泉氏は当選したら立憲入りしそう

角谷 兵庫も激戦区ですよ。今回、予測が最も難しい選挙区の一つだと思います。

青山 まあ元明石市長の泉房穂氏は、無所属ですが人気があるので間違いないと思いますが。

角谷 泉氏は当選したら立憲に入りそうですけどね。泉氏の次点は維新の吉平敏孝氏。3位争いを自民の加田裕之氏と公明の高橋光男氏が繰り広げるでしょう。ただ、今のところ加田氏のほうが優勢です。国民の新顔候補である多田ひとみ氏は経済産業省出身の元官僚で、当初はいまいち地元に浸透していないようでしたが、猛チャージ中です。

青山 和歌山には、二階俊博元自民党幹事長の三男である伸康氏が出馬します。昨年の衆院選では落選しましたが、角谷さんは○をつけていますね。

角谷 たしかに二階氏が出ると決まった時、自民党本部の人は「あ、出るの?」と意外そうな顔をしていました(笑)。一方、対抗馬が党勢の落ちている維新の候補となると、二階氏で堅そうです。

青山 私は、立憲と維新の候補者調整が成功して一本化したことで、維新の浦平美博氏が逆転する可能性があるとみています。立憲和歌山県連は、擁立取りやめについて「和歌山でリベラルな考えを持つ方の投票先はほぼなくなった」と、党本部への不満を漏らしていましたが、リベラル層にも「自民党でなければよい」という考えの人は一定数いるので、維新に票が流れるでしょう。

※「第3回」に続く

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

799OS5:2025/07/01(火) 10:00:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/91b5f8b2936ec9f0c60cd67f775df1203318071a
記者クラブ党首討論、社民・福島氏招かれず 参政党の駆け込み参加に「その手あったか…」
7/1(火) 7:00配信


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産経新聞
日本記者クラブ主催の党首討論会に参政党が参加すると聞いて苦笑いを浮かべる社民党の福島瑞穂党首=30日午後、国会内(奥原慎平撮影)

社民党の福島瑞穂党首は6月30日、国会内で開いた記者会見で、参院選(7月3日公示、20日投開票)に合わせ、日本記者クラブが2日に主催する党首討論会に自身を招かなかったことを強く疑問視した。「強く抗議したい。非常に残念だ。表現の自由を極めて侵害している。記者クラブが、という所が一番ショックで、残念だ」と恨み節を漏らした。

【写真】松井一郎氏「言論の自由を奪うおそろしい政党」

社民は公選法が定める二つの政党要件のうち、直近の国政選挙で得票率2%以上はクリアしているが、もう一つの所属国会議員5人以上をクリアできていない。日本記者クラブは昨年10月の衆院選を契機に、党首討論に参加する党首を国会議員を5人以上抱える政党に絞ったといい、所属議員3人の社民は認められなかった。

会見では、タレントのラサール石井氏の参院選擁立が発表され、記者が50人以上、テレビカメラも10台近くが駆け付けていた。福島氏は「ここにいるメディアの皆さん、キー局の皆さん、ぜひ呼んでくださるよう心からお願いします」と訴えた。

一方、国会議員が4人だった参政党は6月28日付で梅村みずほ参院議員が入党し、同党は日本記者クラブの党首討論に出席する資格を得た。

会見の終盤、参政党の事情を指摘されると、福島氏は初耳だったようで、「どういうこと?」と述べた上で、「私たちもすればよかった。参政党と日本保守党は呼ばれないと思っていたので…。え、そういう手があったのか。ちょっとショックを受けている」と漏らした。

福島氏の脳裏には参院会派「沖縄の風」のメンバーら複数の無所属議員が浮かんでいたという。(奥原慎平)

800OS5:2025/07/01(火) 18:20:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b07440313edacf3efa8674e3352ce1ce9c254b4
「自公2議席」巡る攻防 迫る決戦、候補者火花 参院選2025/自民・公明・維新【上】
6/30(月) 7:33配信

埼玉新聞
「自公2議席」巡る攻防 迫る決戦、候補者火花

 7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党や各候補予定者は事実上の選挙戦に突入した。改選数4の埼玉選挙区では、過去最多だった2022年に並ぶ15人が立候補の準備を進めている。決選を前に各政党の動きを追い、対決の構図を探った。

3年前の前回参院選 埼玉選挙区、自公が議席維持 前知事、立民手堅く 維新、れいわ、共産など及ばず

■「負けたくない」/自民

 25日、さいたま市内で開かれた自民の古川俊治の時局講演会には、悪天候にもかかわらず600人近い支援者が集まった。開成高校の先輩で前首相の岸田文雄も駆け付け、「決められる政治を取り戻す大事な一歩になる」と強調し、持続性のある政策と責任ある外交の重要性を説いた。

 5月の総決起大会では県連会長の柴山昌彦が「少数与党でも政権運営ができるのは、参議院が過半数を占め、野党をブロックできるから」と結束を呼びかけた。石破茂首相は23日の会見で「非改選を合わせて与党で過半数」と勝敗ラインを定め、自公で50議席獲得を目標に掲げた。

 古川は初挑戦の2007年こそ2位に甘んじたものの、13年、19年は圧勝。自民への逆風に、陣営関係者は「久しぶりの厳しい選挙」と引き締めに躍起だ。埼玉選挙区では自公2議席獲得に向け、地方議員や党員、支援者がさまざまな組み合わせで引き回しを行って支持を固めている。

 石破政権の一律2万円給付に対しては「成長産業に投資すべき」と冷ややかで、医師免許と弁護士資格を併せ持つ古川の能力は風に左右されない強みだ。事務所開きでは他党の減税政策を批判し、「無責任なことを言っている立憲と国民に負けたくない」と対抗心を燃やした。

■合意形成の調整役/公明

 公明は昨年9月に党政調会長に就任した岡本三成が発信力強化を打ち出した。昨年12月に県本部代表に就任し、3選を目指す矢倉克夫も「双方向のやりとりで政治が動いていることを、多くの若い人に実感してもらえれば。政治への不信感をいかに払拭できるか」と同調する。

 以前から組織の衰えを指摘され、22日投開票の都議選では9回連続の全員当選を逃した。県内でも19年の矢倉が53万2千票、22年の西田実仁が47万6千票、前代表の石井啓一が落選した昨年10月の衆院選の県内比例票は34万9千票と、得票数の減少傾向に歯止めがかかっていない。

 自民党と野党の間で合意形成の調整役を担ってきたことが、有権者の目にはどのように映っているか。矢倉は「幅広く動いてきた個人の実績とともに、政権の枠組みが政治を前に進める上で重要」と訴え、県本部幹事長の安藤友貴は「前回の47万を上回るように」と力を込めた。

■42万が勝利の鍵/維新

 埼玉を重点地区と位置付ける維新は、当選ラインを「42万票」に設定。県総支部代表で衆院議員の高橋英明は、22年参院選で次点となった加来武宣の32万4476票からの1・3倍増を根拠としているが、公明の得票数が同じペースで漸減するものと仮定した数字にも見える。

 高橋が「気心知れたベストな候補者」として擁立したイベント関連会社代表で新人の龍野真由美は、結婚式の司会などで培った理路整然としたスピーチを武器に、有権者の心をつかむ。22年参院選福岡選挙区(定数3)では4番手ながら、国民公認の元県議を得票数で上回った。

 今回は30人弱の地方議員と連携して支持を固め、公示後は駅頭で知名度の底上げを狙う。高橋は「3年前は上田さんがいた(50万1千票)。今回の国民民主が上田さんより取るとは思えない。戦略通りに動いてくれる候補者の方が票が出る」と勝利への道筋を思い描く。(文中敬称略)

801OS5:2025/07/01(火) 18:22:57
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50086/
自民・公明は逆風に危機感、立民候補は「2党1団体」の結束力問われる…参院選茨城選挙区
2025/06/30 12:20
対決の構図<上>
参院選2025 茨城
 7月3日公示の参院選まであと3日となった。茨城選挙区(改選定数2)では与野党の現職2人と新人6人の計8人が立候補を表明した。決戦を前に、主要陣営の情勢を追った。


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「50万票」が焦点
業界団体の集会であいさつする上月氏(26日、水戸市で)
 「お互い苦しいところだけど、頑張りましょう」

 23日、水戸市の自民党県連。3選を目指す自民現職の上月良祐氏(62)を擁立する県連幹部と、推薦する公明党の県本部幹部が集まり、膝を突き合わせた。自民県連の海野透会長はこの場で、参院選に向けた協力を改めて呼びかけ、公明側も「自民票が上がれば公明票も伸びる」と応じた。

 参院選の前哨戦とされた22日の東京都議選で自民は大敗。公明も9回連続の全員当選を逃した。小泉農相が主導するコメの高騰対策が政府・与党への一定の評価につながったとみられていただけに、「持ち直すと思ったが、ひどい結果だった」(県連幹部)と逆風に危機感が広がる。

 もっとも、上月氏の2期12年の実績や、茨城選挙区が「2人区」であることを踏まえ、県連内では「議席は確保できる」との向きが支配的だ。今後は、陣営が目標とする「50万票」の得票数を達成できるかが焦点となるが、都議選の影響を懸念し、陣営内では「50万票は厳しい」との声が多い。両党は市町村別で設けた得票目標をクリアしようと、県議や自治体議員もフル動員で支持固めに奔走する。

 上月氏も各地をくまなく回っており、上積みに必死だ。22日は結城市内で県連支部の集会に出席し、26日夜には水戸市で開かれた業界団体の組織内候補の国政報告会にも駆けつけた。

「39万票」掲げる
街頭演説に立つ小沼氏(23日、水戸市で)
 「ごじゃっぺ(でたらめ)な政治を正す」。23日午前7時、再選を目指す立憲民主党現職の小沼巧氏(39)は水戸駅南口で茨城弁を駆使して支持を訴えた。

 連合茨城、国民民主党を含めた事実上の「2党1団体」の統一候補として挑む小沼氏。2024年の衆院選で立民と国民民主が県内で得た比例票の合計を根拠に、立民県連は「39万票」を目標に掲げた。小沼氏は19年の参院選の得票数が約23万7000票だっただけに、自身も「極めてチャレンジングな目標だ」と語る。

 連合茨城は連合傘下の産業別労働組合(産別)への浸透を図るほか、小沼氏の事務所にも役員らを送り込み、戦いを後押しする。「支持」にとどめた6年前の参院選とは異なり、連合茨城の幹部は「『推薦』するからにはしっかりやる」と息巻く。

 課題は立民と国民民主の間に残るしこりだ。国民民主は昨秋の衆院選で躍進。党勢拡大に向け、県連は参院選での独自候補の擁立を模索したが、「旧民主系の議席を守るための苦渋の決断」(県連幹部)として擁立を見送った。県連内ではこれが小沼氏への最大の支援と捉える考えが根強く、選挙戦への協力の動きは低調なのが実情だ。

 国民民主側の姿勢について、連合茨城の幹部はこう指摘する。「選挙は貸し借りだ。今回は『応援します』と言うのが大人の対応だ」

◆立候補予定者(敬称略)
上月良祐 62 自 現
小沼巧  39 立 現
北崎瀬里奈35 維 新
高橋誠一郎30 共 新
桜井祥子 41 参 新
酒井明男 50 諸 新
石井憲一郎58 諸 新
牧山康志 65 無 新

 (氏名の並びは参院勢力順。年齢は投票日現在。党派は自=自民、立=立民、維=維新、共=共産、参=参政、諸=諸派、無=無所属)

802OS5:2025/07/01(火) 18:23:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250701-OYT1T50133/
維新の会・共産党・参政党…党勢拡大狙いSNSなどでアピール、参院選茨城選挙区
2025/07/01 12:00
対決の構図<下>
 3日公示の参院選茨城選挙区(改選定数2)では、自民党と立憲民主党の現職が議席を分け合う中に、日本維新の会、共産党、参政党などの新人が割り込めるかどうかも注目だ。各党はSNSなども活用し、党勢拡大を狙う。


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埋没を危惧
 「社会保険料を見直し、手取りを増やす政策に力を込めていきたい」

 維新新人の北崎瀬里奈氏(35)は6月7日、水戸駅南口でマイクを握り、こう訴えた。

北崎瀬里奈氏
 元洋菓子職人として、生活者目線から政治改革の必要性を唱える。擁立の発表は5月下旬と出遅れたが、陣営は得票目標を「20万票」と設定した。

 維新は2022年の参院選で、県内の比例票で約14万6000票を獲得。県内「野党第1党」となった。しかし、昨秋の衆院選では県内の比例票が約7万8000票と半分近くに減らした。6月の東京都議選でも議席を獲得できず、陣営関係者は「3年前より勢力は弱まった。野党内で埋没する可能性がある」と危惧する。

若さ前面に
 「全国で一番若い30歳の候補として共産党の躍進に全力を尽くす」

 6月23日、水戸市内での事務所開きで共産新人の高橋誠一郎氏(30)が意気込んだ。

高橋誠一郎氏
 共産は今回、比例選で県内12万票の獲得を目指す。しかし、昨秋の衆院選では県内の比例票は半数の約6万1000票にとどまる。党員の高齢化も進む中、若年層へのアピールが鍵となる。

 元赤旗記者の高橋氏は県内をくまなく回り、SNSを積極的に使った政策の発信も続ける。県委員会幹部は「幅広い有権者に訴えを届けられる人物だ」と期待する。

 選挙戦では将来的な廃止を目指した消費税の一律5%減税や、東海第二原子力発電所(東海村)の廃炉などを訴える。

演説などネットに
 先月22日、参政県連が水戸市内で開いた市民との意見交換会。当初予定から倍近くの35人が詰めかけた中で、同党新人の桜井祥子氏(41)は、「参政党は急上昇している政党だ」と強調した。

桜井祥子氏
 参政は都議選で擁立した候補者3人が当選したほか、各地の市議選でも直近ではトップ当選が相次ぐ。インターネットを駆使した選挙戦略が特徴で、桜井氏は外国人の受け入れの見直しや積極財政などを訴える街頭演説の模様をSNSで発信するなどし、支持拡大を図っている。

 ただ、国政政党となってからはまだ日が浅く、手探りの選挙戦となる。桜井氏は「みなさんに党を知っていただくつもりで活動したい」と話す。

(この連載は、大我寛樹、椿央樹、吉村悠、久保田夢、大井雅之、市川莉瑚が担当しました)

◆立候補予定者(敬称略)
上月良祐 62 自 現
小沼巧  39 立 現
北崎瀬里奈35 維 新
高橋誠一郎30 共 新
桜井祥子 41 参 新
酒井明男 50 諸 新
石井憲一郎58 諸 新
牧山康志 65 無 新

 (氏名の並びは参院勢力順。年齢は投票日現在。党派は自=自民、立=立民、維=維新、共=共産、参=参政、諸=諸派、無=無所属)

803OS5:2025/07/01(火) 18:26:13
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17511177692655
【決戦茨城 ’25参院選】 (上) 《連載:決戦茨城 ’25参院選》(上) 自民・公明

2025年6月29日(日)
自民党県連女性局大会で上月良祐氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者ら=水戸市千波町
自民党県連女性局大会で上月良祐氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者ら=水戸市千波町


■逆風深刻「剣が峰」 議席堅持へ50万票目標

参院選は7月3日公示、同20日に投開票される。改選2議席を争う茨城選挙区を巡る各陣営の動きを追う。

「まさに剣が峰に立たされている。信頼を取り戻すべく、自民党再生のため尽力している最中にある」

真夏の決戦を3カ月後に控えた4月半ば、自民党茨城県連の海野透会長は女性局大会で状況を説明した。茨城選挙区(改選数2)で3選を目指す上月良祐氏(62)の2期12年の仕事ぶりを評価しつつも、「それほど厳しい選挙」と表情を緩めなかった。

自民党派閥の裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る不信感は根強く、自民にとって激しい逆風が吹く。茨城県議員に対象者はいなかったものの、県連所属の議員らは「影響が大きい」と、口をそろえる。

昨年秋の衆院選では、県内7選挙区のうち3選挙区での勝利にとどまった。参院選の前哨戦に当たる22日投開票の東京都議選でも、自民は第1党から転落した。「政治不信はまだ払拭できていない。かなり踏ん張らないと」。海野会長は危機感を強める。

■嵐の中で

2019年の参院選で、上月氏は約50万7000票を獲得しトップで再選。2位の候補に2倍以上の差をつけた。当時、県連が掲げた目標は60万票。今回は逆風にある現状を踏まえ「50万票以上」とし、議席の確実な維持を目指す。

茨城選挙区の議席は、長く旧民主系と分け合ってきた、いわば「指定席」。県連内でも「選挙区は大丈夫だろう」と見る向きは強い。一方、比例への影響は見通せず「深刻だ」(県連幹部)。

少数与党の状況下、参院でも過半数を割れば政権交代が現実味を帯びる。このため、県連は比例候補者にそれぞれ県議40人を割り当て、支援を受ける職域団体とともに票の掘り起こしを進めている。

こうした環境下、上月氏は県内の地域支部を細かく巡り、約1600の企業・団体から推薦を取り付けるなど、足場固めと引き締めを図る。5月半ばの事務所開きでは、集まった支援者ら60人を前に厳しい戦いへの勝利を誓った。

「嵐の中で、滑りやすい岩を登っていくような状況にある。厳しいからこそ、頑張りたい」

■強い連携

自民と連立を組む公明党は、今回の参院選を事実上の政権選択選挙と位置付ける。長く続く逆風に、党本部の高崎進代表代行は「状況はこれまでと異なる。議席を落とすわけにはいかない」と、危機感をあらわにする。

党県本部は今月下旬、自民党県連や、支持母体である創価学会と幹部会合を開催。3月に推薦を決定した上月氏を支援する一方、比例票の獲得で自民の支援を受ける「バーター協力」の体制を確認した。

比例では、県内で「18万票」の得票を目標に設定。支持層の引き締めを図るとともに、自民側にも「3万票」の協力を要請した。「連携をさらに強固にし、参院選を勝ち抜く」。高崎代表代行は強い決意を示した。

804名無しさん:2025/07/01(火) 18:26:47
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17512055780606
《連載:決戦茨城 ’25参院選》(中) 立民・国民

2025年6月30日(月)
立憲民主党県連と国民民主党県連、連合茨城の「2党1団体」の各トップとともに、参院選勝利に向けて気勢を上げる小沼巧氏(左から2人目)水戸市内
立憲民主党県連と国民民主党県連、連合茨城の「2党1団体」の各トップとともに、参院選勝利に向けて気勢を上げる小沼巧氏(左から2人目)水戸市内


■議席死守へ「結束」 連合推薦、39万票目指す

「連合茨城から推薦という、大変重たい決断をしていただいた。働く人の思いに応える政治を実現する」

茨城県水戸市内で5月中旬に開かれた連合茨城主催の総決起集会。集まった労働組合員ら約400人を前に、立憲民主党現職の小沼巧氏(39)が推薦への感謝と再選の決意を語ると、大きな拍手が上がった。

集会には立民県連の青山大人代表や、独自候補の擁立を見送った国民民主党県連の浅野哲代表ら幹部が出席し、小沼氏の演説を見守った。

連合茨城の久保田利克会長は「小沼氏再選に向けて組織一丸となって取り組む」と力を込めた。

浅野代表も「茨城は党派を超えて議席を守らなければならない」と強調。ガンバロー三唱で気勢を上げ、「2党1団体」の結束を確認した。

▼信頼醸成

小沼氏が初当選した2019年参院選は、混迷した。

立民、国民両県連と連合茨城は、野党統一候補の擁立に向け足並みをそろえていたが、立民党本部が小沼氏の独自擁立に踏み切った。

国民と連合茨城には不信感が生まれた。国民は結局、独自候補を擁立こそしなかったものの、政策協定を結ぶだけの「限定的な協力」、連合茨城も「支持」にとどめた。

小沼氏は初当選以降、連合茨城の集会やイベントに小まめに参加したり、国会質疑を通して連合傘下の産業別労組(産別)から聞いた課題を政府にただしたりするなどして、信頼関係の醸成に努めた。

総決起集会で、久保田会長は「各産別の政策実現や地域の課題に積極的に対応してもらった。今後の活躍にも期待する」と、小沼氏の1期6年を評価する。

立民県連は小沼氏の得票目標を前回獲得した約24万票の1.6倍となる39万票に設定。昨年の衆院選で立民と国民が県内で獲得した比例票などを基にした。

立民県連幹部は「陣営が力を合わせて現実的な目標を達成したい」と力を込め、陣営の引き締めを図る。

▼最大支援

国民県連は当初、昨年衆院選の躍進などから独自候補の擁立を目指していたが、参院でも少数与党に追い込むため、「連合推薦の現職候補と争うのは目的に沿わない」(幹部)として見送った。ただ、その判断に支持者から不満の声もある。

他党の公認候補を推薦しない党本部の方針に従い、県連は小沼氏の推薦をしなかった。

幹部の一人は「推薦がなく積極的な支援は難しいが、野党の議席を守るために取り組む」とした上で、「候補者を擁立しないことが最大の支援」と強調した。

選挙戦で国民県連は、昨年衆院選で同党が獲得した比例票約14万票からの上積みを図り、全国比例で擁立した前茨城県取手市長の藤井信吾氏(65)や各産別が擁立した候補者の当選、党勢拡大を目指す。

805名無しさん:2025/07/01(火) 18:29:28
https://mainichi.jp/articles/20250701/k00/00m/010/205000c
「中道政治諦められず」 山尾志桜里氏、無所属で参院選出馬表明

毎日新聞
2025/7/1 16:18(最終更新 7/1 18:04)
211文字
参院選東京選挙区から無所属での立候補を表明した山尾志桜里氏=東京都武蔵野市で2025年7月1日午後4時、滝川大貴撮影
写真一覧
 山尾志桜里元衆院議員が1日、東京都内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)東京選挙区に無所属で出馬すると表明した。「中道政治を諦められない。国民民主党の公認取り消しを受けた後も信念が揺らがなかった。無所属でも社会に貢献できる」と述べた。

 山尾氏は5月、国民民主党公認として参院選比例代表での立候補が内定。6月に出馬会見を開いたが、過去の言動などが問題視され公認が見送られ、離党届を提出していた。【洪玟香、白川徹】

806名無しさん:2025/07/01(火) 18:29:46
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17512919215983
【決戦茨城 ’25参院選】 (下) 《連載:決戦茨城 ’25参院選》(下) 維新・共産

2025年7月1日(火)
街頭演説する北崎瀬里奈氏=6月7日、水戸市内、事務所開きで気勢を上げた高橋誠一郎氏=6月23日、水戸市白梅(左から)
街頭演説する北崎瀬里奈氏=6月7日、水戸市内、事務所開きで気勢を上げた高橋誠一郎氏=6月23日、水戸市白梅(左から)


■政策の浸透に全力 新人、議席獲得へ訴え

茨城選挙区は長年、自民党と旧民主党系候補が2議席を分け合ってきた。牙城を崩そうと、維新や共産などの新人が支持拡大を訴える。

■党の実績

「維新は有言実行の党。言ったことを実現し、社会ニーズに応えていく」。6月7日、茨城県水戸市内の街頭演説に駆け付けた前原誠司共同代表は、高校無償化の実現など国会での実績をアピールした。

新人の北崎瀬里奈氏(35)は「高すぎる社会保険料の無駄をなくし、教育環境を整える」と主張。茨城維新の会の石井章代表は「維新の政策が一番良いという声が多く聞かれる」と、社会保障改革や食料品の消費税ゼロなど、掲げた政策に手応えを示す。

目標は20万票。2022年参院選で獲得した票数を大きく上回る。「自民は消費税減税、立憲民主は内閣不信任決議案の提出に踏み切れなかった。維新は高校や給食の無償化に道筋をつけた」。石井代表は実行力の違いを訴え、両党支持層の切り崩しを図る。

北崎氏は出身地の鹿行地域のほか、石井氏の支持者が多い県南、県西地域を巡り地盤固め。現役世代をターゲットに県央や県北地域でも街頭活動を行い、比例に擁立した石井めぐみ氏(45)と連携して支持拡大を図る。

■正面対決

共産新人、高橋誠一郎氏(30)の事務所開きが6月23日、水戸市内であった。党県委員会の上野高志委員長は「どうやって今の苦しい社会をより良い社会にしていくか。党の綱領路線を語って広げる戦い」と見据えた。

前哨戦とされた6月の都議選は14議席を獲得。5議席減らしたが「党の訴えは有権者に響いた」と上野委員長はみる。参院選では党の一貫した姿勢や政策のさらなる浸透を図るため、消費税の減税や軍事予算拡大の反対、原発ゼロなどを訴える。全国比例5議席確保に向け、茨城県では得票率10%以上、12万票以上を目指す。

4月に党の市田忠義副委員長を招いた演説会を開催。7月上旬には小池晃書記局長も茨城県を来訪する。党幹部の応援で党勢拡大へ弾みをつける。

事務所開きで高橋氏は「裏金政治と正面対決する仕事をやらせてほしい」と訴えた。保守勢力への批判票などを取り込み、躍進を目指す。

■他勢力も

参政新人の桜井祥子氏(41)は、社会情勢や党について学ぶワークショップを開き、政治に関心がない層の新たな選択肢となることを目指す。「日本人ファースト」を掲げ、減税や外国人政策の見直しなどを訴える。

社民は選挙区含め3議席以上の獲得に向け、県内で比例3万票以上の獲得を目標にする。茨城選挙区では自主投票を決めた。いずれも新人で、酒井明男氏(49)は政治団体「NHK党」から、石井憲一郎氏(58)は同「日本改革党」から出馬。新人の牧山康志氏(64)は無所属で立候補を予定する。

807名無しさん:2025/07/01(火) 18:30:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50095/
「千葉モデル」2議席死守へ自民に危機感…現職両陣営が集票争い加速
2025/06/30 12:29
#選挙・千葉
#選挙・自民党

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対決の構図<上>
 参院選が7月3日公示、同20日投開票の日程で行われる。千葉選挙区(改選定数3)は自民党現職2人、立憲民主党現職1人に、新人候補が挑む構図となる見通しだ。これまでに過去最多となる15人が立候補を表明している。混戦模様の選挙戦の行方を展望する。

参院選2025 千葉
 「衆院が少数与党になっている今、今回の参院選は、間違いなく政権選択の大きな意味を持つ。我々は千葉でどうしても2議席を取りたい」


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 八千代市で23日に開かれた自民現職・豊田俊郎(72)の総決起大会。熱気に包まれた会場内であいさつに立った党最高顧問の麻生太郎は力強く訴えた。

 千葉選挙区は2013年の参院選以降、自民が改選のたびに2議席を確保してきた全国でも数少ない「複数区」だ。候補の顔ぶれが変わっても、2議席を守り抜いてきた背景には、県連内に存在する2派による激しい集票競争がある。

 豊田は前県連幹事長の河上茂を軸とする勢力に支えられ、同じく改選を迎える石井準一(67)が率いるグループと競い合ってきた。結果的に得票の底上げにつながり、2人当選を確実にしてきた。その構図は今回も変わらない。


自民党県連女性局の参院選決起集会で拳を突き上げる石井氏(左)と豊田氏(5月24日、千葉市美浜区で)
 だが、自民を取り巻く状況はこれまでと異なる。物価高騰の長期化や、派閥の政治資金規正法違反事件などが影響し、党の支持率は低迷を続ける。22日の東京都議選でも自民が歴史的大敗を喫した。ある自民関係者は「支援団体ですら相当、自民離れが起きている。このままでは2議席獲得は厳しい」と危機感をあらわにする。

 とりわけ豊田陣営は苦しい立場に置かれているとされる。関係者によると、4月に自民が実施した情勢調査で、豊田は共産党候補を下回る順位に沈んだ。5月の調査では4位に浮上したものの、依然として当選圏には届いていない。県連選挙対策委員長の小林鷹之も「初めて相手の背中を見ながら追っていく選挙。本当に厳しい戦い」と強調する。

 豊田は逆風をはね返すべく、数十人規模の「ミニ集会」を連日こなし、1日で2か所回る日もあるなど精力的に活動する。4月から6月まで県内で12回開催された公明党の時局講演会にも全て参加し、公明の支持固めを進める。

 一方の石井もたづなを緩めることはない。参院国対委員長を務めるなど中央政界で存在感を発揮し、次代の「参院のドン」と目される石井にとって、下位当選は自身の求心力低下を招きかねないからだ。平日は国会対応に追われていた国会会期中も、週末には党幹部らを招いて県内各地で集会を開催してきた。3月の知事選で大勝した熊谷俊人との対談ビラを作成するなど着々と選挙戦に備えてきた。


 自民候補2人がそれぞれ当選に向けてしのぎを削る状況は、片方が過剰に票を集めれば、もう片方の得票が沈むリスクをはらんでいる。厳しい情勢下で2議席を維持するには「1人に票が固まっては意味がない」(自民重鎮)との声も出ているが、豊田、石井双方は票の割り振りを否定する。

 票の偏りを防ぐうえで重要なポイントになるのが、情勢に応じて票を差配できる公明の組織票だ。県内に約30万票を持つとされ、公明は、自民が比例選で公明候補を支援する見返りに、選挙区で自民候補を後押しする協定を結んでいる。

 公明関係者は、今後の情勢を慎重に見極めたうえで、当落線上の候補に票を傾斜配分する可能性を示唆する。両陣営が粘り強く票の掘り起こしを行い、公明票を効率よく取り込めるか――。その成否が2議席を死守してきた「千葉モデル」の命運を左右することになる。(敬称略)

808名無しさん:2025/07/01(火) 18:30:44
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250701-OYT1T50138/
参院選千葉選挙区、立民と国民が主導権争い…連合千葉「18年ぶり2議席」後押し
2025/07/01 12:00
対決の構図<下>
参院選2025 千葉
 「勝てば日本の政治を大きく変えるきっかけになる。最重点選挙区の一つと位置づけて臨む」


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小林氏(左)の街頭演説で応援のマイクを握る玉木代表(6月22日、千葉市中央区で) 
 国民民主党代表の玉木雄一郎は6月22日、千葉市中央区で行われた新人の小林さやか(41)の事務所開きで気勢を上げた。代表自らが事務所開きに駆けつけるのは珍しく、千葉選挙区にかける本気度を象徴する場面となった。

 小林はNHK記者として働きながら、3児の子育てに向き合ってきた。医療や介護などに関する取材経験を強みに、現役世代に寄り添った政治を強調する。この日、JR千葉駅前で行った街頭演説では「理不尽と戦う、働く人が報われる。この二つの政策に全力で取り組んでいく」と訴えた。

 昨年10月の衆院選で躍進した国民民主は、千葉県内で34万の比例票を獲得。比例復活によって県内を地盤とする衆院議員が初めて誕生した。小林陣営はこの勢いを参院選につなげる形で、50万票の獲得を目標に掲げる。

 もっとも、小林にとって今回が初の選挙戦だ。ベテランの現職勢に比べると、知名度は低く、選挙を下支えする県連の地方議員も8人にとどまる。陣営は街頭活動や団体回りに加え、SNSを駆使した「空中戦」にも注力し、支持拡大を図る方針だ。


 同じ日、立憲民主党代表の野田佳彦は沖縄訪問前のわずかな時間を割き、匝瑳市での集会に姿を見せた。長年の盟友である現職・長浜博行(66)の応援に立つためだ。

長浜氏(前列左)の応援に駆けつけた野田代表(6月22日、匝瑳市で)
 「非自民の政治勢力で2議席取りたいが、国民民主党にも負けたくない。ということは一番を取るしかない」。野田は長浜への支持を呼びかけつつ、国民民主への対抗意識ものぞかせた。

 野田と長浜はともに松下政経塾で学び、1993年衆院選に日本新党から出馬して初当選した旧知の仲だ。長浜は2007年に参院に転じ、野田政権では官房副長官や環境相を歴任。県内を地盤とする野田にとって、長浜は絶対に落とせない存在となっている。

 参院副議長の長浜は、公正中立が求められる立場を意識し、政権批判や政策主張は控えめだ。この日の集会でも、気候変動や戦争が続く世界情勢に懸念を示し、「丸い緑の地球を次の世代に渡していく。政治活動の集大成としてこのことをやりたい」と静かに語った。

 陣営は応援弁士を通じた政策の訴求を強化していく構えだが、支援者の一部からは「訴えがぼやけている」との声も上がっている。


 約15万人の構成員を擁する連合千葉は、長浜と小林双方に推薦を出す。支援先の判断は傘下の産業別労働組合(産別)に委ねる方針で、旧民主党系で18年ぶりとなる2議席奪取を組織を挙げて後押しする。

 一方、立民内には、国民民主への警戒感がある。両党は衆院選挙区でも競合関係にあり、県内では勢力争いが続いている。立民関係者は「国民民主の候補が当選して力をつければ、立民の影響力が低下しかねない」と本音を漏らす。

 野党にとって今回の参院選は議席獲得争いにとどまらず、野党間の主導権を巡る駆け引きの舞台になっている。


 野党ではこのほか、日本維新の会の石塚貞通(58)、共産党の白石ちよ(49)、れいわ新選組の山本なつみ(36)、参政党の中谷めぐみ(43)が出馬を表明しており、有権者の支持が分散する可能性が高まっている。(敬称略)

 (おわり。この連載は、鳥塚新、河津真行、落合俊、柴田洋希、岡田優人が担当しました)

809OS5:2025/07/01(火) 18:32:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/39571d9a6412decbf980945fca4e19fbcb4ba9c1
舌禍で狂う立国共闘の歯車、疑惑告発文書問題で維新はイメージ低下避けられず 兵庫選挙区 激変・参院選2025①
6/27(金) 8:37配信


産経新聞
参院選兵庫選挙区から無所属で立候補する意向を表明した泉房穗氏=3月24日、神戸市中央区

「大同団結のシンボルとして戦いたい。今の政治には国民の生活を支える連合チームの結成が必要だ」

3月24日、神戸市内で参院選兵庫選挙区(改選数3)への出馬会見に臨んだ元兵庫県明石市長で無所属の泉房穂(61)は、2時間近くにわたり持論をまくしたてた。

兵庫では過去3度の参院選で自民党、公明党、日本維新の会(平成28年の参院選はおおさか維新の会)が議席を分け合ってきた。政党色の薄い無所属候補は、国政勢力の合間を縫う形での厳しい選挙を強いられたが、泉には勝算があった。

水面下で、立憲民主党県連と国民民主党県連、両党の支持母体である連合兵庫の3者が泉を全面支援する方向でまとまりつつあったからだ。

泉は旧民主党から衆院選に出馬し、当選した過去もある。会見ではよどみない弁舌で国政への思いを紡いだが、その軽やかさがあだとなった。

「(国政に)魅力的な政党がない」

縛られない政治の実現を訴えたかったとみられるが、泉の発言に国民民主代表の玉木雄一郎が反発。X(旧ツイッター)で「公党に対する敬意を欠いたものだ」とも投稿し、3者協力の歯車が狂い始めた。

■股裂き状態の連合兵庫

兵庫選挙区では、3つの議席を巡り、13人が名乗りを上げる全国有数の激戦区。身内の不協和音は各陣営で相次ぐ。

泉房穂(61)による〝舌禍〟にあきれ返った国民民主党は支援を撤回し、元経済産業省職員の多田ひとみ(45)を擁立。立憲民主党は県連レベルでの泉支援を崩さない。

股裂き状態の連合兵庫は6月に「苦渋の決断」(会長・那須健)で、泉と多田の2人に推薦を出す異例の対応を取った。

連合兵庫関係者は、明石市長時代、子育て支援策などを軸に人口増を実現して知名度を高めた泉の発信力に期待し、「無党派層への支持拡大に結び付け、(立民と国民両党の)比例票の上積みを図る」のがダブル推薦の狙いと打ち明ける。

■心身不調で出馬辞退

12年前に39歳で初当選した元アナウンサーで、一時は「兵庫のエース」と目された日本維新の会の清水貴之(50)は昨年秋、兵庫県知事選に立候補したが惨敗した。いったんは参院への再挑戦が内定したが、心身の不調を理由に辞退。元商社員で新人の吉平敏孝(44)を擁立したものの、風当たりは厳しい。

維新は今年にかけ、元県幹部が命を絶つ結果を招いた疑惑告発文書問題に揺れた。ユーチューブなどで見解を発信していたNHK党の立花孝志(57)へ、非公開の音声データや真偽不明の情報を提供したなどとして所属県議3人が党を離れることになったのだ。

そもそも、問題の告発者を処分した対応について、兵庫県の第三者委員会から「違法」と認定された知事の斎藤元彦(47)を、令和3年の知事選で擁立していたことへの批判も根強い。

維新関係者は一連の疑惑告発文書問題が「党のイメージ低下を加速させた」と指摘。平成25年から前回選まで、3年おきの参院選で1議席を確保し続けた兵庫は大阪に次ぐ「第2の牙城」だが、党の県組織「兵庫維新の会」幹部は「原点に返りチャレンジャーとして戦わねばならない」と引き締める。

■与党側にも懸念材料

自民党と公明党はいずれも現職を擁立する。野党側の混迷を横目に引き離しを図りたいところだが、選挙戦を前に懸念材料が重くのしかかる。

自民の加田裕之(55)は派閥の政治資金パーティー収入不記載事件に関係し、昨年4月に党から戒告処分を受けた。公明は高橋光男(48)を擁立した上で兵庫選挙区を「常勝関西」の一角と位置づけ、福岡と並んで最重点区に挙げるものの、支持母体の創価学会の組織力低下が否めない。6月の尼崎市議選は、擁立した12人全員が当選したものの、得票総数は大きく減った。

ただでさえ乱立の様相を呈する中、6月29日投開票の兵庫県三木市長選に出馬しているNHK党党首の立花が、市長選に落選した場合、兵庫選挙区から参院選に立候補する方針を明らかに。

昨年秋の知事選では他候補を応援する「2馬力選挙」を展開して物議を醸した経緯があり、予断を許さない。(敬称略)



衆院において、与党が過半数を割った状態で迎える7月20日投開票の参院選。結果次第では、国政の勢力図が大きく塗り替わる可能性もある。7月3日の公示を控え、入り乱れる思惑に迫った。

810OS5:2025/07/01(火) 18:34:06
https://www.sankei.com/article/20250629-MXR2PGJOQZJOHEC3JK3Q4LGZ24/?outputType=theme_election2025
混沌の北陸新幹線ルート問題、自民逆風も票を食い合う立国維 共産は伝統的な強さ
激変・参院選2025③
2025/6/29 08:30

「4回目の選挙は一番厳しい選挙だ。しかし、断じて負けるわけにはいかない」

14日、京都市のホテルであった自民党京都府連の総決起大会で、4選を目指す西田昌司(66)が気勢を上げた。約千人が詰めかけた会場は万雷の拍手に包まれ、陣営関係者は「思った以上に盛り上がった。いいスタートが切れた」と胸をなでおろす。

6年前の参院選で、次点に17万票以上の差で圧勝した西田。ただ自らも「一番厳しい選挙」と認めるように、かつてない逆風が吹いている。

一つは「政治とカネ」。政治資金収支報告書への派閥パーティー収入の不記載があり、ネガティブなイメージは今も払拭できていない。

西田が与党整備委員会の委員長として推進する北陸新幹線延伸計画の小浜ルートを巡っても、地元の京都市議会が、市内の大深度地下にトンネルを通すことへの反対を表明。延伸を巡る議論はさらに混沌(こんとん)とする。

舌禍も記憶に新しい。5月に那覇市であったシンポジウム。「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」などと発言し、批判を集めた。西田は月刊誌「正論」などを通じ発言の真意を説明。参院選では他候補からの厳しい追及が予想されるが「参院選での争点化を避けるため、この問題に自ら触れることはしない」(陣営関係者)。

空前の好機到来も…
ただ、こうした空前の好機を前に「非自民非共産」の野党系勢力も共倒れの危機に直面する。


「野党系で2議席を占めることも可能だ。既存政党の枠組みを京都から変えたい」。国民民主党代表の玉木雄一郎は7日、新人で元府議の酒井常雄(63)の出馬会見に同席し力を込めた。

3年前の参院選で日本維新の会候補を、6年前は立憲民主党候補をそれぞれ推薦・支持し、京都での独自候補の擁立を見送ってきた国民。今夏の参院選でも連合京都は立民と国民に候補者調整を求めていたが、立民は3月、新人で元衆院議員の山本和嘉子(56)の擁立を発表。両党が最後まで相いれることはなかった。

なぜなら京都では、国民は維新とも近しい関係にあるからだ。

府議会で統一会派を組むばかりか、維新共同代表の前原誠司と酒井は、過去に国民京都府連代表と幹事長という仲。だからといって、国民と維新が候補の一本化を図れるわけでもなく、維新は知名度の高い元民放アナウンサー、新実彰平(36)の擁立を決定。前原は「票を食い合う面は多々あると思う」と話す。


父は元大臣
6年前の参院選で、2位で当選したのが共産党現職の倉林明子(64)。党勢の衰退が指摘される共産だが、京都では伝統的な強さを誇る。


ほかにも、北陸新幹線延伸の現行計画の是非を争点に掲げる無所属の二之湯真士(46)は元自民府議で、父は元参院議員で国家公安委員長を務めた二之湯智。西田が集中砲火にさらされる中、保守票の行方にも注目が集まる。

また過去に共産候補を支持したれいわ新選組新人の西郷南海子(37)ら、各党の思惑が複雑に絡み合う。ある陣営幹部はこう漏らす。

「どこの党も票が割れる要素がある。かつてない混戦で、投票日まで展開が読めない」(敬称略)

811OS5:2025/07/01(火) 18:34:47
https://www.sankei.com/article/20250628-GTUINM6D2NLD5ACJC2RLPYN4KI/
〝仁義なき〟候補一本化で立民内部にすきま風も 現職公認漏れでなお余震 広島選挙区
激変・参院選2025②
2025/6/28 08:30


宮口治子氏は改選となる参院選への出馬見送りを自身のXで表明した
宮口治子氏は改選となる参院選への出馬見送りを自身のXで表明した

18日、広島市内で開かれた連合広島の総決起集会。組織として推薦する立憲民主党現職の森本真治(52)の3選へ、加盟労組の組合員ら約550人が一堂に会した。

独自候補擁立を断念した国民民主党も、広島県内の野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の枠組みで森本を支援する方向だ。国民所属の衆院議員も動画でメッセージを寄せ、結束感を高めるのに一役買った。

もっとも、4年前、立民を含む野党統一候補として保守王国・広島に風穴を開けたもう一人の現職の姿はなかった。宮口治子(49)。連合広島の政治顧問かつ結集ひろしまの副代表だ。

令和元年の広島選挙区を巡る買収事件で有罪が確定した元参院議員の河井案里が失職し、3年の再選挙で宮口が初当選。自民党が結党された昭和30年以降、広島選挙区で初めて非自民が改選2議席を独占する結果をもたらした。当の宮口は後に立民へ入党する。

森本と宮口。ともに立民所属で、改選期が同じ広島選挙区選出の参院議員だが、改選数2の選挙区で2人に党公認は与えられなかった。県内労組の組織票は20万〜25万程度とされ、「野党が競合すれば、1人当選でも厳しい」(関係者)というわけだ。

支援の一本化へいかにソフトランディング(軟着陸)させるか。選挙戦に臨む上で摩擦を伴わないに越したことはない。


昨年12月、立民は森本の公認を内定した。政治経験や期数などを踏まえても「既定路線」と受け取る向きが大勢だった。


「残っても居場所がない」

そう言って宮口が離党したのが今年1月。この間、比例代表へ転出させる議論も立民内になくはなかったが、既に連合傘下の産業別労組が推薦候補者を決めており、割って入る余地はなかった。

離党について、前回選で宮口を厚く支援した労組関係者は「森本氏の選挙を支援したくないとの意思表示」と冷ややかに受け止める。「(離党で)処遇に対する同情論は消えた」とも。

紆余(うよ)曲折を経て、外野からは一枚岩に見える中で、1議席確保が最重要課題の選挙戦へ突入する。

森本は取材に「宮口氏の支援が得られないとは聞いていない」。無所属の宮口は13日、参院選への出馬を見送ると自身のX(旧ツイッター)で表明した。取材には〝円満離党〟を強調。「求められれば秘書を派遣するなどして森本氏の選挙を手伝う」とも述べた。


自民にとっては、議席の奪還がかかる機会だ。新人の西田英範(43)は再選挙で宮口に敗れ、自民が長く守ってきた1議席を明け渡すことになった立場でもある。

当時「政治とカネ」の問題に対する有権者の視線は厳しく、西田も「深刻な政治不信があった」と認める。捲土(けんど)重来を期す今回だが、自民派閥によるパーティー収入不記載事件は依然、国民の記憶に新しい。米価などの物価高騰は政権政党への風当たりの強さにもつながっている。改選2人区ながら陣営に楽観する向きはない。(敬称略)

812OS5:2025/07/01(火) 18:35:42
https://www.sankei.com/article/20250630-GXJAEEJOORKBDDXO23HIIKF2LU/?outputType=theme_election2025
「兄弟政党で票割りたくない」立憲・国民 参院選1人区で難航する一本化、いらつく連合
激変・参院選2025④
2025/6/30 08:30
「残念か残念でないかといわれれば残念だが、戦う相手は政権与党。兄弟政党で票を割りたくない」

参院選の公示が約2週間後に迫った6月18日。滋賀選挙区(改選数1)に出馬を予定していた立憲民主党の滋賀県議、佐口佳恵(51)は大津市内で開いた記者会見で立候補取り下げを発表した。国民民主党が擁立する元県職員、堀江明(38)に一本化するための立民党本部の決定だ。

ここに至るまで紆余(うよ)曲折があった。昨年12月に立民が佐口、今年2月に国民が堀江の擁立をそれぞれ発表して以降、長らく両党に一本化への動きがなかった。

業を煮やしたのが、両党の支持基盤である連合滋賀だ。滋賀では、全国の労働組合が連合を結成する前から、労働団体が野党各党と共闘しており、「滋賀方式」と呼ばれる選挙戦略発祥の地だという自負がある。

「無意味な野党間の競争は避けるべきだ」。5月8日には連合滋賀会長の白木宏司が異例の記者会見を開き、こう呼びかけた。だが、両党に歩み寄る気配はなかったため、連合滋賀の幹部が何度も上京し、両党本部へ要請を繰り返した。


そのかいあってようやく一本化できたものの、立民県連幹部が「(堀江のことは)正直顔を見たくらいで、よく知らない」と漏らすなど、今後の連携に不安をのぞかせる。白木は「もう少し早く一本化してほしかった」と本音を明かす。

これに対し、元滋賀県守山市長の宮本和宏(53)を擁立する自民党の県連幹部は「(自民への風当たりは厳しく)楽観はしてはいない」との見方だ。




同じ1人区でも、異なる様相となっているのが奈良選挙区だ。連合奈良は5月20日、立民、国民両党の候補者一本化を断念すると発表。比例代表の支援に注力するとしているが、会長の水野仁は「今後の選挙で連合の分断につながるか、懸念している」と話す。

連合奈良のメーデーで候補者不在のままガンバローを三唱する出席者ら=4月26日、奈良市
連合奈良のメーデーで候補者不在のままガンバローを三唱する出席者ら=4月26日、奈良市
予兆はあった。4月26日、奈良市内で開かれた連合奈良のメーデー。参院選を控え、本来なら政権交代に向けて盛り上がるはずだったが、壇上には国民の候補予定者の杉本葵(34)や立民の候補予定者の川戸康嗣(49)の姿はなかった。出席者は淡々とあいさつし、選挙には触れなかった。事前に両党奈良県連から各候補者の登壇を打診されたが、水野は「ここでどちらかの候補者を紹介すると、連合の分断につながってしまう」と断ったという。


なぜ奈良では一本化されなかったのか。立民に約1カ月先行して1月に杉本の擁立を発表した国民は、当初から「後出しじゃんけん」と立民を批判し、一本化に否定的だった。杉本が「国政でなければ理想はかなえられない」と2月に同県大和郡山市議を辞職し、退路を断っていたという事情もある。

一方、立民側は理由として、外科医の平将生(49)を擁立する日本維新の会の存在を挙げる。


自民が擁立する現職の堀井巌(59)は令和元年の前々回選挙で、立民と国民、社民党が推薦する野党統一候補を破った。このとき維新は候補者を立てなかったが、今回は反自民票の奪い合いは避けられない。立民県連幹事長の藤野良次は「立民、国民で候補者を統一しても、野党割れが解消できなければ意味がない」と切って捨てた。(敬称略)

813OS5:2025/07/01(火) 18:37:29
https://www.sankei.com/article/20250701-VM3WMBBMKVPR7CO6AWG4EQ7E6U/?outputType=theme_election2025
参院選でも「二階VS.世耕」で自民勢力が分裂 候補一本化で野党にも乱れ 和歌山選挙区
激変・参院選2025⑤
2025/7/1 08:30

衆院選で連続13回の当選回数を誇り、5年超にわたり自民党幹事長を務めるなど、党きっての大物で知られた二階俊博の地元和歌山。政界を引退した二階の後は、三男の伸康(47)に託されたが、自民勢力同士の戦いとなった昨秋の衆院選で伸康は敗北を喫しており、思惑通りに進んでいない。

「有効投票数128票。二階伸康氏82票、望月良男氏46票」

和歌山市内で今年2月に開かれた自民党和歌山県連の拡大役員会で、伸康は元同県有田市長の望月良男(53)を下し、参院選和歌山選挙区の公認候補に選出された。

「結果にかかわらず、(選ばれた)公認候補者の選挙に尽力する」

拡大役員会では投票に先立ち、伸康、望月、投票者全員が誓約書を県連に提出。その背景には、昨秋の衆院選で自民勢力が分裂するという苦い経験があった。

県連会長の石田真敏は投票後、「ノーサイド」を強調したものの、望月は「応援してくれた方と話をしたい」と、出馬の可能性を示唆した。

自民派閥のパーティー収入不記載を巡る「政治とカネ」の問題を受け、俊博は昨秋の衆院選和歌山2区への不出馬を決めた。党は伸康を俊博の後継としたが、同じ不記載問題で自民を離党した元経済産業相の世耕弘成が参院和歌山選挙区から和歌山2区へくら替え。伸康は自民の公認を得ながらも、無所属の世耕に敗れていた。


〝世耕派〟をアピール
和歌山県連ではこれまで、俊博と世耕による主導権争いが続いた。令和4年の知事選。いったんは世耕が推す総務官僚の擁立を決めたものの、俊博の影響力が強いとされる県町村会が反対。最終的に、国民民主党の衆院議員だった岸本周平=知事在職中の今年4月に死去=に推薦を出した。

「二階対世耕」の争いは、参院選にも引き継がれる。

今年4月、望月は自民を離党し、無所属で和歌山選挙区から立候補する意向を表明した。昨秋の衆院選で世耕を応援したという経緯もあり、6月14日の政策発表会では、世耕のポスターや激励の祝電を披露。自らが〝世耕派〟であることを事実上アピールした。

こうした望月の動きについて、ある自民県連幹部は「二階(伸康)氏と比べ望月氏の名前は浸透していないので、世耕氏を前面に出してきた」と冷ややかだが、衆院選で伸康に勝利した世耕の影響力を無視することはできない。


「維新応援は0%」
自民勢力の分裂は、野党勢力にとっては好機となるはずだが、足並みの乱れが目立つ。


6月6日に立憲民主党と日本維新の会が岐阜と和歌山の両選挙区での候補者一本化を発表した。

和歌山では立民の村上賀厚(のりあつ)の公認が取り消されたが、党本部による一方的な決定に県連側が激しく反発。県連代表の山本忠相は「リベラル的な考えの人の

投票先はなくなる。怒りにも似た悲しみがある」と述べた。

形の上では、維新の浦平美博(53)に相乗りすることが決まったとはいえ、今回の候補者一本化では立民の県内組織などに浦平の支援は義務づけられておらず、立民県連は「参院選は自主投票」と決議。山本は「維新の候補者を応援する確率は0%」と語気を強めており、収拾のめどは立っていない。(敬称略)

=おわり

814名無しさん:2025/07/01(火) 18:37:52
https://www.sankei.com/article/20250701-5N7LLKDS75PG3PVPEJLFXT5T2M/
牙城に挑む参政・れいわ、既存政党への不信感受け皿に 夏の古都決戦、3日公示
2025/7/1 06:30
参院選が3日、公示される。9人が立候補する見通しの京都選挙区(改選数2)の議席を巡っては過去約20年間、自民党と立憲民主党(民主党、民進党時代を含む)、共産党が独占してきたが、前哨戦とされる東京都議選や直近の尼崎市議選などでは、新興政党や「第三極」を自任する政党が存在感を増す結果に。既存政党への不信感が高まる中、受け皿になる勢力は出てくるのか。夏の古都決戦に向けムードが高まっている。

「比例で10万票」
「京都での支持の熱量は3年前(の参院選)よりも高い。珍しいもの見たさではなく、党の主義主張を理解した上で応援に来てくれているのだと感じている」

6月22日、京都市内で街頭演説した参政党の神谷宗幣代表が手応えを明かした。参政党はこの日に投開票があった都議選で3議席を獲得。また同月15日投開票の尼崎市議選では公認候補がトップ当選するなど勢いに乗る。

3年前の参院選京都選挙区での公認候補の得票は約4万票。しかし最近の各種世論調査での支持率急増を背景に今回、公示まで1カ月を切った異例の時期に、当初擁立を予定していた候補者の比例転出と、新たな候補者の擁立を発表した。選挙区と比例双方での票の上積みを狙う戦略とみられ、神谷氏は府内での目標について「比例で10万票」と公言。「日本人ファースト」や減税政策を掲げる参政党には、保守層の一部が流れているとの見方もあり、自民関係者らは警戒を強めている。


京都特有の事情
ともに第三極を自任する国民民主党と日本維新の会。都議選では国民が躍進、維新は議席ゼロと明暗が分かれたが、参院選京都選挙区では地域特有の事情があり、見通しは不透明だ。

府内で強固な地盤を誇り、国民を離れて維新に合流した前原誠司衆院議員の影響力や、初めて立憲と国民の立候補予定者2人に推薦を出した連合京都の動きなども選挙戦を左右するとみられる。

「宝の議席」死守目指す共産
伝統的に革新勢力が強い京都での現有議席を「宝の議席」として死守する構えの共産の壁になりそうなのは、支持層の重なるれいわ新選組だ。


立候補予定者らの訴えに耳を傾ける有権者ら=6月28日、京都市下京区(小野田銀河撮影)
立候補予定者らの訴えに耳を傾ける有権者ら=6月28日、京都市下京区(小野田銀河撮影)
両党はこれまで共闘関係を保ってきたが、れいわが初めて候補を立てたことで票の分散は避けられない状況に。共産は6年前の参院選で24万6千票あまりを獲得し現職が当選したが、次点の立民とは約1万4千票の僅差だった。れいわは昨年10月の衆院選の比例で、府内では約6万8千票を得ている。

れいわ側は「(共産と)ともに国会へ、と打ち出していく」と話すが、共産側は「一緒にやりましょうという(以前のれいわの)スタンスから大きな変化も起こっている」と指摘。選挙戦での影響について「マイナスもプラスもあるのではないか」とした。(杉侑里香、渡辺大樹、塚脇亮太)

815名無しさん:2025/07/01(火) 18:38:22
https://www.sankei.com/article/20250630-2UY6KMKDLZJHTEJUFFFTYZAGKI/
共産、参院比例に4新人を擁立へ 立民との調整で選挙区から転出も
2025/6/30 21:35
共産党は30日、参院選比例代表にいずれも新人の小山田友子、松崎真琴、住寄聡美、岩本義孝の各氏を擁立すると発表した。このうち小山田氏は福島、住寄氏は岡山、松崎氏は鹿児島の各選挙区での出馬をそれぞれ予定していたが、立憲民主党との調整の結果、比例に回ることになった。小池晃書記局長は記者会見で「参院選の選挙協力はほぼ結論が出た」と説明した。

816OS5:2025/07/01(火) 20:20:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/acdaf3b67cd6d42991905433503dd9cf726bbb74
参院選千葉選挙区、過去最多16人の乱戦へ 自民2議席死守か、非自民系が切り崩すか
7/1(火) 19:12配信
産経新聞
設置が進む参院選のポスター掲示板=1日、千葉市中央区(岡田浩明撮影)

参院選が3日公示される。千葉選挙区(改選数3)は改選を迎える自民2人、立憲民主1人の現職を含め計16人が立候補を予定しており、14人が争った前回選(令和4年)を上回る過去最多の乱戦となる見通しだ。最大の焦点は自民が現職2人の議席を死守できるか、野党系が議席を増やすのか。20日投開票の政治決戦「夏の陣」がまもなく始まる。

【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も

立候補を表明しているのは、いずれも自民の石井準一参院国対委員長、豊田俊郎元国土交通副大臣と、立憲民主の長浜博行参院副議長の現職3人のほか、国政政党ではいずれも新人で、日本維新の会の石塚貞通氏、共産の白石ちよ氏、国民民主の小林さやか氏、れいわ新選組の山本なつみ氏、参政の中谷めぐ氏。このほかに、諸派や無所属の新人も立候補の準備を急ぐ。

■「政権選択の意味持つ」

自民党の麻生太郎最高顧問は6月23日、3期目を目指す豊田俊郎氏の決起大会で今回の参院選について「政権選択の意味を持つ」と危機感をあらわにした。少数与党の衆院に続き、与党で過半数を維持する参院でも非改選を含めて過半数割れとなれば、政権交代が現実味を帯びるからだ。

だが、「政治とカネ」の問題や先の東京都議選での惨敗など自民への逆風は収まらない。6年前の参院選(令和元年)で最後の3議席目に滑り込んだ豊田氏は今回、厳しい選挙が予想される。「情勢は関係ない。私を必要としているか、していないかの選択肢を有権者に訴えるしかない。最後まで突っ走るだけだ」と記者団に語り、ミニ集会など活動量を増やしている。

■「トップ当選が大事」

6年前の参院選でトップ当選を果たした石井準一氏は参院国会対策委員長の要職を念頭に「参院の要として与野党をまとめるのに、(今回も)トップ当選という形が大事だ」と4期目を目指す。目標は65万票。「政治家としての資質や人間性を有権者に感じてもらいたい」と力説し、逆風が吹き荒れる自民カラーを抑え、政治家個人をアピールする戦略に軸足を置く。交流サイト(SNS)も駆使する。

麻生氏は「(石井、豊田両氏のうち)1人に票がかたまっても意味がない。2人で票を取り合い、うまく2議席を獲得する。これこそが自民党という組織の党だ」と保守票のすみわけを示唆するが、現実的に厳しいとの見方が多い。

■国民の新人擁立で「無風区」一変

対する野党系陣営。国民が新人の小林さやか氏を擁立し、千葉選挙区は「無風区」から「激戦区」に情勢が一変した。

その小林氏は6月22日、千葉駅前で「(国政に)若い女性の声が届いていなかった。私は理不尽と戦い、働く人が報われる政策に取り組む」と声をからした。 ただ、先の衆院選のような勢いは失速気味。「なんとか当選圏内に食い込みたい」(県連関係者)と危機感が漂う中、千葉選挙区を「最重点区」と位置づける国民は、小林氏の応援に玉木雄一郎代表ら党幹部が続々と駆け付ける。

改選3議席のうち1議席を維持してきた立民も、政権交代への足がかりとして鼻息が荒い。「自民2人に負けるわけにはいかない。非自民の政治勢力で2議席を獲得したい」。同じ日、匝瑳市での立民衆院議員の国政報告会に出席した同党の野田佳彦代表はこう強調し支持を求めた。同席した長浜博行氏も参院でも少数与党に追い込み、政権交代の実現を訴えた。

日本維新の会、共産、れいわ新選組、参政もそれぞれ新人を擁立し、県内各地で街頭演説などを重ねて支持を呼びかけている。

■顕著な既成政党離れ

ただ、無党派層の多い都市部を中心に有権者の既成政党離れが顕著になりつつある。6月の松戸市長選で与党が支援した新人が次点に沈み、同日選の同市議補選(欠員1)は立民と共産の新人2人が無所属新人に敗れた。

6月22日投開票の船橋市議補選では、無所属新人の街頭演説で、応援に駆け付けた自民の衆院候補予定者がマイクを握ると、「なんだ、自民党かよ」とチラシを投げ捨て、足早に去っていく聴衆の姿もあった。県内の首長経験者は「既成政党に嫌気がさしているのだろう」と指摘し、新興政党を含めて地殻変動の兆しがうかがえる。

817OS5:2025/07/01(火) 20:20:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9179bae07878803b7c6758d7a53da37a61d2cdc
都民フ、参院選候補擁立見送り 他党も応援せず 小池氏は自公支援示唆
7/1(火) 19:07配信

毎日新聞
記者会見する都民ファーストの会の森村隆行代表=東京都新宿区の都庁で2025年7月1日午後2時4分、柿崎誠撮影

 地域政党「都民ファーストの会」は1日、都庁内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)への対応について、国政進出を目指して設立した「ファーストの会」からの候補者擁立を見送ると発表した。また、他党や候補を党として応援しないことも決めた。都議選で都民フは31議席を獲得し、第1会派を奪還。参院選での動向が注目されていた。

【相関図でわかる】都議選の主な勢力

 都民フの森村隆行代表によると、6月22日投開票の都議選前から独自候補の擁立を検討。しかし、都議選直後で支援体制が十分に整わないと判断した。一方、国民民主党の比例代表に出馬する予定の都民フ元都議については、有志で応援するとしている。

 森村氏は「我々の経営資源に限りもあり、新人が次の議会で即戦力として活躍できるよう力を注ぐ。都議選での他党との関わりや(参院選の)顔ぶれを見ての判断もあった」と述べた。

 一方、都民フの特別顧問を務める小池百合子知事は6月27日の定例記者会見で、参院選での自民、公明両党の支援を示唆し、候補の応援について「そういった流れになるかと思う」と述べていた。森村氏は「知事は知事の立場で活動する」と話すにとどめた。

 ファーストの会は2022年の前回参院選では1人を擁立したが、落選した。【柿崎誠】

818OS5:2025/07/01(火) 20:21:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0790f32d628395d8ae7346ca9c31c6834d282387
旧北条市長は「曽祖父ではなかった」 参院選出馬予定の川端氏が経歴訂正(愛媛)
7/1(火) 19:00配信

愛媛新聞ONLINE
 参院選愛媛選挙区(改選数1)に立候補を予定する政治団体「チームみらい」新人の川端佑典氏(35)が1日、経歴を訂正した。6月27日に報道機関に出した書類で、首長・議員を経験した親族として旧北条市長の故川端杢一氏を挙げ「曽祖父」と記載していたが、「思い違いをしていた」として撤回した。杢一氏の親族から1日、愛媛新聞に指摘があった。

愛媛新聞社

819OS5:2025/07/01(火) 20:25:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ba1ffa25ef447a5f5415423ff30f4f8abc962c
ミュージシャンの世良公則氏、参院選立候補を表明 大阪選挙区から
7/1(火) 16:15配信

朝日新聞
参院選の大阪選挙区からの立候補を表明する世良公則氏=2025年7月1日午後0時6分、大阪市中央区、西晃奈撮影

 ミュージシャンの世良公則氏(69)が1日、大阪市内で記者会見を開き、7月3日公示、20日投開票の参院選に大阪選挙区(改選数4)から無所属で立候補すると表明した。オーバーツーリズム(観光公害)の対策や、外国人の土地取得規制の強化などを訴えた。

【画像】過去の参院選大阪選挙区の結果

 世良氏は広島県福山市出身で大阪芸術大卒。1977年に「世良公則&ツイスト」のボーカルとして「あんたのバラード」でデビューした。「銃爪(ひきがね)」などのヒット曲があり、俳優としても活動する。

 会見で世良氏は「オーバーツーリズムの問題によって大阪の原風景が変わった。エネルギーあふれる町を大阪の人たちの手でもう一度つくり直す」と述べた。

 大阪選挙区には、世良氏を含めて19人が立候補の準備を進めている。(西晃奈)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbf748d1d33745afafa0abba4de4f7154434ea7f
オーバーツーリズムに「ルール必要」世良公則氏 参院選に立候補表明で、語った意気込み
7/1(火) 15:49配信


産経新聞
参院選の出馬について会見する世良公則氏=1日午後、大阪市中央区の大阪府庁(彦野公太朗撮影)

7月3日公示、20日投開票の参院選で、大阪選挙区(改選数4)から無所属で立候補するミュージシャンの世良公則氏(69)が1日、大阪府庁で記者会見を開いた。観光公害(オーバーツーリズム)対策や外国人による不動産購入の安全保障への影響などを課題に挙げ「何らかのルールや規制を設け、環境づくりをすべきだ」と訴えた。

【ひと目でわかる】民泊に関して大阪市に寄せられた苦情

世良氏は広島県出身で大阪芸術大学卒業。学生時代を過ごした大阪を「希望に満ちたあの頃の自分に戻ることができ、常にパワーをもらえる街」といい、「音楽の世界に送り出してくれた大阪から政治に挑戦する」と力を込めた。

世良氏は近年、犬や猫のブリーダーなどの規制を強化する動物愛護法改正に向け、国会議員らへの要望活動を続ける中で、政治の世界に関心を持ったという。

政策としては、外国人による不動産購入への規制強化や、オーバーツーリズム対策のための環境整備を訴えた。SNSでは、社会課題について意見を発信してきたが「政治の中にいる人に声が届きにくい。外から論評するだけでなく、内側から声を挙げていきたい」と意気込みを語った。

世良氏は昭和52年に世良公則&ツイスト(53年ツイストに改名)のボーカルとして「あんたのバラード」でデビューし、「銃爪(ひきがね)」などのヒット曲で一世を風靡(ふうび)した。解散後はソロに転身、俳優としてもテレビドラマや映画など多数の出演作がある。(木ノ下めぐみ)

820OS5:2025/07/01(火) 20:26:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccffb355ba9f67b44fb34bc5b40388077dee9738
NHKBS「チョッちゃん」20日まで放送休止 出演の世良公則が参院選出馬
7/1(火) 15:15配信

日刊スポーツ
世良公則(2024年12月撮影)

 NHKは1日、BS放送の公式X(旧ツイッター)を更新。現在、BSで再放送中の同局連続テレビ小説「チョッちゃん」について、同日から20日までの放送を休止すると発表した。

【写真】「チョッちゃん」放送休止告知する投稿

 「『#チョッちゃん』を楽しみにしてくださっている皆様」と題して、この日午前、Xに書き出し「NHKBSとBSP4Kで放送中の『チョッちゃん』は、本日よりしばらく放送をお休みさせていただきます」と伝えた。

 放送再開については「7月21日(月)を予定しております。お待ちいただけると幸いです どうぞよろしくお願いいたします」とした。

 この日、歌手世良公則(69)が、参院選(3日公示、20日投開票)の大阪選挙区に無所属で立候補すると表明し、会見した。

 世良はヒロインの夫役で出演している。

821名無しさん:2025/07/01(火) 20:27:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc0408b28e0fac40275987942378e149f58ac623
参院選 著名人が続々立候補 世良公則、ラサール石井氏、「行列」北村弁護士、中田フィッシュ氏…
7/1(火) 13:21配信

スポニチアネックス
世良公則

 参議院選挙の公示が3日に迫る中、著名人が相次いで立候補を表明している。

 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦の弟でプロダンサーの「FISHBOY(フィッシュボーイ)」こと中田フィッシュ氏は5月1日に出馬会見を開催。自民党が比例代表候補として擁立する。「ストリート政治家」を掲げ、「ストリートカルチャーを通じて仲間をつくり、自信と誇りを取り戻す人たちをたくさん見てきた。それを社会全体に広げることに人生を費やしたい」と力を込めた。

【写真あり】オリラジ中田敦彦の弟でプロダンサーの中田フィッシュ氏

 自民党は比例代表の公認候補として経済産業省出身で経済評論家の岸博幸氏の擁立も内定している。また、競泳元五輪代表の中村真衣氏が新潟選挙区、競泳元五輪代表の鈴木大地氏が東京選挙区に立候補する。

 タレントのラサール石井氏は比例代表に社民党公認で立候補する。これまでX(旧ツイッター)や新聞の連載、舞台などで政権批判を展開していたラサール氏。「諦めるのも、黙って見ているのもやめた。政治を発言することを一つの仕事としてやっていく」と出馬への思いを口にした。

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」でおなじみだった弁護士の北村晴男氏は比例代表に日本保守党から立候補する。北村氏は自身のYouTubeチャンネルで「このままでは日本が壊れてしまうと思ったことが一番の理由」と危機感を明かした。同党は「永遠の0」などで知られる作家の百田尚樹氏が代表を務める。百田氏自身も比例代表で出馬する。

 歌手で俳優の世良公則は大阪選挙区から無所属で立候補する。世良はコロナ禍に自民党音楽文化振興議員懇談会に出席し、エンタテインメント業界の窮状や要望を伝えたり、自身のX(旧ツイッター)で、江藤拓前農相の「米を買ったことがない」「売るほどある」などの発言を「不謹慎な発言 呆れる」と批判するなど、政治への問題意識の高さをのぞかせていた。

 元K―1 WORLD GPウエルター級王者で総合格闘家の久保優太氏は比例代表に日本維新の会から立候補する。「リングに上がる時は命を懸けている。政治の世界でも、“命を奪われても構わない”という気持ちで突き進みたい」と気勢を上げた。

 スポーツ界からは他に、ラグビー元日本代表の後藤翔太氏が比例代表に参政党から出馬する。

822名無しさん:2025/07/01(火) 20:28:24
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/347369
参政党 参院選比例代表にラグビー元日本代表の後藤翔太氏を擁立「メンバーの心を目標に向かって一つに」
2025年6月6日 14:53
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東スポWEB
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 参政党は6日、国会内で会見し、参院選比例代表にラグビー元日本代表で、解説者の後藤翔太氏(42)の擁立を発表した。

 後藤氏は桐蔭学園高校ラグビー部で全国ベスト8、早稲田大学で2度の日本一となり、神戸製鋼時代の2005年〜06年は日本代表に選出され、キャップ8。12年に引退後、追手門学院女子ラグビー部監督、早稲田大学ラグビー部コーチを経て、現在は解説者として活動している。

 昨年から参政党の運営にも携わり、「党大会、代表選、フェスイベントの責任者を務めた。代表、職員、多くの党員に触れ合い、こんなにも日本の未来のために思いを持って活動している方がいる。自分は何もできないのかと心が動かされた」と話し、神谷宗幣代表からの出馬オファーに「断る理由はなかった。ラグビーで何度も日本一になってきた。ここにいるメンバーの心を目標に向かって、一つにしていきたい」と参院選挑戦を決めた。

 神谷氏は「少子化で子どもが減って、日本のスポーツ全体、産業が衰退するだろうと思っている。そういったところの問題提起、改善策を国政の中で訴えてもらいたい」と期待を寄せた。

東スポWEB

823名無しさん:2025/07/01(火) 20:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f925beac3edea7edb607053e30066aa65590eb8
パチンコ業界、欲望むき出しに挑む夏の参院選 知られざる実態を追う
7/1(火) 11:30配信
毎日新聞
 パチンコ業界の、パチンコ業界による、パチンコ業界のための政治。

 そんな青写真を描く者たちが、7月の参院選に向けて事実上の選挙戦を繰り広げている。

【写真でみる】パチンコ業界と自民党の蜜月

 パチンコ業界は参院選比例代表に初めて、業界内から候補を擁立する。いわゆる「組織内候補」だ。

 そのことは一般にはほとんど知られていないが、押しも押されもせぬ自民党の公認を得ている。

 6月、業界関係者を集めた会合で、出馬を予定する人物は声を張った。

 「政治(の力)で規制緩和や税制優遇を引き出すことが、業界のために必要です」

 2025年の年明け以降、活動を活発化させているこの人が訴えているのは、ひたすらにパチンコ・パチスロ業界の利益だ。

 ただ、街頭に立つことも、交流サイト(SNS)で盛んにアピールすることもなく、その活動は一般有権者の目に触れないところで繰り広げられている。

 知られざるその実情を追った。

 ◇滞在1時間40分、次の会場へ

 スーツ姿の男女が続々と集まる中、その人物は集会が始まる20分前、会場入り口に横付けされた黒いトヨタ「アルファード」から姿を現した。

 阿部恭久氏(66)。

 関東1都3県でパチンコ店(ホール)13店を展開するアミューズメント企業の社長だ。

 ホールの全国団体で理事長を務めて12年目の「業界の顔」は7月、初めて参院選に出馬する。

 6月上旬の平日昼、山梨県昭和町で、その阿部氏を「励ます会」が開かれた。主催は地元の自民遊技産業支部。壇上には、地元選出の国会議員や県議とともに、阿部氏に同行した業界の全国団体幹部が並んだ。

 彼らは次々とあいさつに立つと、集まった県内のホール経営者や店長ら200人以上に向けて気勢を上げた。

 「候補予定者の当選を心から願います」

 「参院選は7月20日です。親戚や知人に声がけを」

 後半で演台の前に立った阿部氏は、政府やマスコミへの不平を交え、「我々の業界には政治の力が必要だ」と訴えた。

 1時間を予定した会が10分遅れで終わると、出口で来場者1人ずつと握手を交わし、すぐにまた車に乗り込んだ。

 見送った地元関係者の一人は言った。

 「すぐに埼玉に向かうそうだ。全国を飛び回っているんでしょう。山梨に来るのは、この一度だけだよ」

824OS5:2025/07/01(火) 20:30:05
 ◇「興廃と存亡は、この一戦にあり」

 阿部氏の擁立は24年末、自民から公表された。以来、パチンコ業界は政治団体「全日本遊技産業政治連盟」を後援会に据え、参院選に向けた活動を続けている。

 「遊技産業の興廃と存亡は、この一戦にある」

 2月に東京・新橋のホテルであった連盟主催の集いでは、自民の国会議員30人以上を前に、連盟会長からそんなあいさつがあった。

 衰退が進む業界において、今回の参院選は「最初で最後の政戦」とさえ呼ばれる。

 活動の中心は、各地で重ねる集会の行脚だ。

 業界セミナー、遊技産業勉強会、地元組合の総会……。名目の異なる集会に阿部氏や連盟幹部はひたすら足を運び、全国各地でマイクを握る。

 連盟や後援会の発信を調べたところ、3〜6月に少なくとも39都道府県であった66回の集会に、阿部氏らは出席している。集会では参院選に話が及び、最後には出席者と共にシュプレヒコールを上げる。

 ◇斜陽化を打開するために

 今回、独自に国政選挙に乗り出した理由について、ある業界関係者は「業界側と自民側、二つの事情が重なった」と語る。

 パチンコ・パチスロは30年間落ち込み続けており、斜陽化が進んでいると言われる。

 「レジャー白書」や警察庁の統計によると、1990年代半ばをピークに、全国のホール数は今や3分の1の6700店。市場規模はここ20年で半分以下の15兆円。パチンコ参加者(愛好者)は94年の2930万人から、23年は660万人にまで減った。

 関西のホール経営者は「好転する材料がなく、危機感しかない」と明かす。

 政治の世界に乗り出したのは、そうした状況を打開するためだ。阿部氏は演説で、国会議員の力によって業界に有利な規制緩和や税制優遇を実現したいという思惑を隠さない。

 6月の集会で、選挙対策担当の幹部はこう叫んだ。

 「今回が我々の票のマックスです。3年後にもっと店舗数が減ったら、戦える状況でしょうか」

 ◇「集票能力が認められ」

 出馬環境は、こうした業界の事情に加え、自民の公認が得られたことで整った。

 実は業界が選挙活動をするのは今回が3度目になる。19年、22年参院選でも自民から依頼を受け、パチンコとは無縁の候補を支援した。「それぞれ7万〜9万票くらいを集めた」と陣営幹部はみる。

 2度とも候補者は落選した。ただ、過去の選挙に中枢で携わったある関係者は「自民から頑張りと一定の集票能力を認められた。それが今回、独自候補への公認につながった」と言う。

 ◇選対担当の幹部が取材に応じ……

 3月以降、陣営は集会を重ね、候補者の周知に熱を入れてきた。「何より、業界で働く人たちに名前を覚えてもらうことに尽きる」と関係者は口をそろえる。

 支援と併せて呼びかけてきたのが選挙違反への注意だ。

 後援会が各地の業界団体に配った資料には、参院選公示前の活動について「『選挙の特定』『候補者の特定』『投票依頼』この3点がそろうと公選法違反となります」とある。

 6月17日、政治連盟と後援会の両方で選対担当の副会長を担う大饗裕記(おおあえひろのり)氏(56)が30分間の対面取材に応じた。

 「実際に集会で『参院選の比例代表に阿部さんの名前を書いて』と、呼びかけてしまうことはないですか?」と尋ねると、大饗氏はこれを強く否定した。

 「そこまで言いません。十分、注意しています。(私がいた場では)ないです」

 だが、それは事実ではない。その2週間前、山梨であった集会ではこんな言葉が飛び交っていた。

 「全国比例ですから、阿部恭久と書かなきゃいけないんです。これでお願いしたい。それが選挙戦です」(自民の中谷真一衆院議員)

 「参院選、2枚目の投票用紙(比例代表)には阿部恭久さんの名前を書いていただく。これは皆さんにお願いしたい」(自民の臼井友基県議)

 隣で拍手を送った大饗氏自身も「参院選の比例で、家族や知人に頼んでいただきたい。政党名でなく、(「あべやすひさ」と)ひらがな6文字を書くように」と訴えた。

 それが、パチンコ業界がここ数カ月続けてきた活動の一端だ。

 業界を挙げて挑む参院選が、間もなく始まろうとしている。【春増翔太】

825OS5:2025/07/01(火) 21:16:00
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50115/
著名人候補は参院議員を目指す…ダンサーやメダリストにアナウンサー、広い選挙区で知名度を武器に
2025/06/30 15:15

 世界的なダンサーや五輪メダリスト、アナウンサー――。来月3日に公示が迫った参院選には、他業種で活躍した著名人も挑む。知名度を生かして政界転身を果たせるか。「タレント候補」と 揶揄やゆ されて苦戦するか。決戦の火ぶたは3日後に切られる。(駒崎雄大、新潟支局 岩瀬詩由)

街頭演説で政策などを訴える中田フィッシュさん(8日、東京都渋谷区で)=松本祐典撮影
 「中田さんだ!」


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 6月8日の日曜日。若者や外国人観光客らが行き交う東京・渋谷駅前でプロダンサーの中田フィッシュさん(39)が演説に立つと、歓声があがった。

 中田さんは「FISHBOY」の名前で活動し、世界大会でも優勝したダンサーだ。2016年にはNHK紅白歌合戦に出場。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんの弟としても知られる。

 「若者の居場所を作りたい」と、数年前から政治家を志すようになり、今回、自民党公認で比例選への出馬を決めた。この日の演説では、「プロダンサーの経験を生かして、国をよくしていきたい」とアピール。通行人から握手や写真撮影を求められ、笑顔で応じていた。記念写真を撮った都内の女性(54)は「何を訴えているかはこれからパンフレットを読むが、若い力で頑張ってほしい」と話した。


 参院選では著名人候補の出馬が珍しくない。

 衆院選より選挙区が広く、顔と名前を覚えてもらうために広範囲を回らなければならない参院選は、候補者の知名度が武器になるからだ。さらに比例選なら、投票用紙に政党名を書き込む衆院選に対し、参院選は個人名も記入できるため、著名人のメリットを最大限生かせるとされる。

過去の参院選で当選した主な著名人
 歴史を振り返ると、芥川賞作家の石原慎太郎氏(2022年死去)やプロレスラーのアントニオ猪木氏(同年死去)らが参院選で政界入りした。テレビで活躍した人が多く、近年はスポーツ選手も目立つ。

 00年のシドニー五輪競泳女子100メートル背泳ぎで銀メダルを獲得した中村真衣さん(45)もその一人。地元の新潟選挙区から自民党公認で立候補する。

 11年の東日本大震災で復興支援に取り組んだ経験などから「政治の力は大切だ」と感じるようになったという。イベントにアスリート仲間を招くこともあり、選対幹部は「知名度を生かして無党派層にも支持を広げたい」と意気込む。

街頭演説を聞いた人(左)と言葉を交わす牛田茉友さん(26日、東京都新宿区で)=木佐貫冬星撮影
 国民民主党の公認で東京選挙区に挑戦する牛田 茉友まゆ さん(40)は今年4月まで16年間、NHKアナウンサーを務めていた。

 26日には東京・新宿駅前でマイクを握り、よく通る声で「手取りを増やす夏を実現する」と党のスローガンを訴えた。演説後、「これまでの取材の経験を生かし、苦しんでいる人の声を聞き取り、問題解決につなげたい」と語った。


 運輸相(当時)を経て東京都知事になった石原氏のほか、宝塚歌劇団出身で女性初の参院議長を務めた扇千景氏(23年死去)ら、政治家に転身した後も活躍した著名人は多い。

 一方、短期間で議員を辞めるケースも少なくない。

 01年の参院選で民主党(当時)から立候補して初当選したタレントの大橋巨泉氏(16年死去)は、「党運営への不満」などを理由に半年で辞職した。

 「暴露系ユーチューバー」として注目されたガーシーこと東谷義和氏(53)は22年の参院選で初当選したが、国会を欠席し続けて除名処分に。その後、インターネット動画で芸能人を脅したなどとして逮捕され、有罪判決が確定した。

 川上和久・麗沢大教授(政治心理学)は「ネット社会となり、各候補者の主張が細かくチェックされるようになった。著名人候補でも、付け焼き刃の主張だけで勝ち抜くことは難しく、説得力のある政策を掲げなければならない」と指摘。その上で「有権者にも、候補者の資質を見極め、投票先を選ぶリテラシーが求められる」と述べた。

826OS5:2025/07/01(火) 21:17:06
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50078/
北海道ゆかりの候補、比例代表選でも出馬予想…自民党5人・立憲民主党2人・共産党1人
2025/06/30 11:54
 7月3日に公示される参院選で、北海道選挙区(改選定数3)には11人が立候補を予定する一方、全国での戦いとなる比例代表選でも北海道ゆかりの候補の出馬が予想される。特に自民党は道内を地盤とするなどの5人を擁立する考えだ。

参院選2025 北海道
 「日本と自民党を立て直していきたい」。21日、鈴木宗男(77)は札幌市のセミナーで支援者に熱弁を振るった。前日、参院本会議で議員辞職が許可されて自民に復党し、比例選出馬を正式に表明した。


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 鈴木は2002年に自民を離党し、間もなく地域政党「新党大地」を旗揚げ。道内で存在感を維持し、鈴木が日本維新の会から出馬した前回19年は、同党の道内比例票が、16年参院選(当時・おおさか維新の会)から約10万票増え、その強さを改めて示した。

 参院の比例選は、政党名票と個人名票の合計で各党の獲得議席数が決まり、特定枠を除き個人名票を多く得た候補から順に当選する。そのため個人名票獲得を目指す党内の候補にとって、抜群の知名度を誇る鈴木の出馬は脅威だ。

 ただ、鈴木には他候補のような全国組織の支援は見込めず、長い政治歴でのつながりに頼る面がある。鈴木は「全ての自民党候補の底上げになるよう頑張りたい」と語る。


 「仕事でしっかりと恩返しができるようにしていきたい」。22日、苫小牧市で開かれた自民党支部のセミナーで、6選を目指す現職の橋本聖子(60)は力説した。

 北海道出身で政治歴が長く、知名度も全国区なのは鈴木と同じだ。「かぶる支持層は多い」(自民関係者)ため陣営の危機感は強く、選挙期間17日間のうち12日間は道内入りし、地域をきめ細かく回る「どぶ板選挙」を展開する構えだ。橋本は「すごく厳しい。道外でも相当頑張らないと」と気を引き締める。

 橋本は26日、初の選挙戦を制して日本オリンピック委員会(JOC)会長に就いた。陣営は「幸先良い」とし、「持論のスポーツを通じた健康づくりや地域づくりに説得力が増す」と追い風に捉える。


 元衆院議員の新人、繁本護(52)は旧運輸省出身で北海道開発局の所長や釧路市幹部を歴任。地方創生相・伊東良孝の秘書も務めた。「経済成長と国土 強靱きょうじん 化」を掲げ、函館市で開いた決起大会で「しっかりと函館の港やフェリー航路を守る」と支援を求めた。

 農協系の新人、東野秀樹(53)は名寄市の農家出身で、道内をはじめとした農業者の票獲得を目指す。札幌市の集会では「担い手の皆さんがこれからも農業をやっていける環境をつくるために汗をかいていく覚悟だ」と訴えた。

 23年に繰り上げ当選した現職、田中昌史(59)は札幌市出身で、党道連に所属する。


 北海道ゆかりの候補は野党にもいる。

 「北海道民の暮らしを守るために頑張ります!」。14日に開かれた立憲民主党道連大会で、現職の岸真紀子(49)は訴えた。岩見沢市出身で全日本自治団体労働組合(自治労)の役員を務め、前回は党内最多個人名票を獲得した。

 また立民は、21年衆院選で比例道ブロックに出馬し、落選した札幌市出身の新人、原谷那美(41)も擁立予定だ。原谷は「生活に即した問題を改善したい」と意気込む。

 共産党は、比例選で5議席獲得が目標だ。衆院比例道ブロックでの当選経験がある新人、畠山和也(53)は今回、引退する現職の後継指名を受けて臨む。「宝の議席を必ず引き継ぐ」と鼻息は荒い。(敬称略)

827OS5:2025/07/02(水) 06:10:22
4203 OS5 2025/06/30(月) 17:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d30473df8edd01f29f9075a5d10761d76539df6
「行列」最強弁護士軍団が選挙に出るワケ 北村晴男氏が参院選出馬へ 橋下氏、丸山氏に続き3人目
6/30(月) 16:44配信


スポニチアネックス
北村晴男弁護士

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」の出演で人気を博した北村晴男弁護士が30日、来月行われる参院選で日本保守党の比例代表で出馬することを表明した。

 23年10月から日本保守党法律顧問を務めていた。

 「行列…」のレギュラー弁護士では、橋下徹氏が大阪府知事、大阪市長を務め、丸山和也氏が自民党から参院選に出馬して当選している。

 最強弁護士軍団からは3人目の政界挑戦になる。

 なぜ「行列」出身者の出馬が続くのか。政界関係者は「地盤がない場合、必要なのは知名度、人気、知識、安心感、トーク力だ。それを行列の最強弁護士軍団は持っている。あれだけの人気番組でレギュラーを務め、弁護士という社会的地位としっかりした主張を持っていることが魅力。さらに法律の知識に裏打ちされた高いトーク力は有権者を引きつけることができる。“すべて持っている人”ということで白羽の矢が立つ条件がそろっている」と説明している。

828OS5:2025/07/02(水) 06:50:18
>>815
住寄聡美 岡山での擁立は正式決定せずなのかな?↓以降の記事が見つからず

https://www.sanyonews.jp/article/1692237

参院選岡山選挙区 住寄氏を擁立へ 共産、近く正式決定の見通し
2025年03月12日 05:00
選挙 #参院選岡山 スクープ 倉敷市
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住寄聡美氏
住寄聡美氏
 共産党岡山県委員会が夏の参院選岡山選挙区(改選数1)の党公認候補として、新人で県委員会青年学生部長の住寄聡美氏(41)を内定したことが11日、関係者への取材で分かった。近く党本部が正式決定する見通し。

 関係者によると、昨年10月の衆院選後から党内で人選を進め、2月の県委員会総会で住寄氏の擁立方針を決めた。住寄氏は11日の山陽新聞社の取材に「現時点でコメントできる立場にない」と述べた。

 住寄氏は倉敷市出身で島根大教育学部卒。小学校教員を経て党専従となった。2019年の参院選比例代表、22年の参院選岡山選挙区、24年の衆院選岡山1区などに立候補し、いずれも落選している。

 岡山選挙区は自民党現職の石井正弘氏(79)が2期目の今期限りでの引退を表明し、後継として新人で元岡山県議の小林孝一郎氏(47)を擁立。立憲民主党は新人で岡山市議の国友彩葉氏(33)、参政党は新人で派遣社員の広森志穂氏(33)の公認を決めている。

829OS5:2025/07/02(水) 11:21:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bc78f7e7bc753359ab97121d1c6a8e8589fab93
【参院選「全選挙区当落予測」つき】参政党は全国で「3」取る可能性も? 鹿児島は「自民」に禍根…「尾辻氏の三女」は競り勝つか
7/2(水) 7:32配信
AERA DIGITAL
参政党の神谷宗幣代表

 夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第3回は、九州地方の「当落予測」と政党別の現状分析を掲載する。

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 鹿児島は森山裕幹事長のお膝元ですから、自民としては落とすわけにはいかないという空気があります。ただ、無所属の尾辻朋実氏は、すでに引退表明した自民の尾辻秀久前参院議長の三女です。朋実氏は当然自民から出馬するつもりだったのですが、公募で拒否され、県内に禍根が残っている。最後は朋実氏が競り勝つかもしれません。

青山 選挙区票の見どころは、1人区において自民がどこまで票を伸ばせるかです。山梨や新潟など、接戦の区を次々ひっくり返していくようだと、自民が快勝する可能性もある。立憲と共産は1人区での候補者一本化に向けて動いており、調整が進めば自民にとっては脅威です。ただ、あまり大々的にやると、立憲は“立憲共産党”と揶揄され、支持者離れにつながりかねません。

角谷 立憲は複数区では粘りを見せるでしょうが、党としての勢いはないですね。自民は西日本の1人区に関しては盤石で、テコ入れが必要だとすれば立憲が強い東北です。

青山 はい。自民の公約には、コメの安定供給を目的とした農家への支援策が盛り込まれますが、これは選挙戦での東北対策の意味合いも込められています。

角谷 自民にとっての救世主は、なんといっても小泉農水大臣です。国民の意識を「政治とカネ」から「コメ」へと見事にずらしてしまった。都議選は裏金議員が俎上にのぼりましたが、都議選までの逆風で終わるという見方もあります。

青山 政党支持率が回復してきたことで、自民内部は余裕ムードが漂っていましたが、都議選の結果で冷や水を浴びせられた形です。現状では、自民の比例議席は13か14くらいにとどまるのではないかと思います。

角谷 自民は選挙区と比例を合わせて50議席手前を取れれば善戦と評価され、よほどの大失敗をしない限り、党内で石破おろしが加速することはないでしょう。参院選では「政治とカネ」より、物価高対策など生活への不安が大きなテーマになる。有権者が各党の給付、減税政策をどう捉えるかがポイントです。

830名無しさん:2025/07/02(水) 11:21:57

■「維新」より「参政」のほうが全国に浸透

青山 反対に、失速に歯止めがかからないのが国民ですね。山尾志桜里氏の公認をめぐる一連の騒動がなければ、比例議席は8か9は取れたと思います。今後の状況次第では、7も取れないかもしれない。

角谷 本当に、一時の人気からすると迷走している感が否めません。山尾氏に声をかけたこと自体が軽率だったと思います。玉木雄一郎代表の言葉は、「手取りを増やす」とか「年収103万円の壁を引き上げる」とか、キャッチーで歯切れがいい。前回の衆院選は現役世代向けの政策をアピールして若者に揺さぶりをかけたことで、浮動票が動いて躍進しました。でも今回は進次郎劇場のインパクトには勝てない。逆に、政治的手腕の“雑さ”が露呈してきた印象です。

青山 維新も厳しそうですね。社会保険料の引き下げという目玉政策を訴え続けることで巻き返したいのでしょうが、それで急に人気が回復することはないでしょう。何より、今の維新にはゆるゆるとした雰囲気が漂っています。国会で与党を追及する姿勢はまるでなく、むしろ自公と連立を組みたがっているようにも見える。結党当初の、改革政党としての姿は完全に薄れてしまいました。

角谷 今まで維新を応援していた保守層の票を吸い込みつつあるのが、参政です。そして共産を応援していたリベラル層を取り込んでいるのが、れいわ。右派の参政と左派のれいわが、それぞれ既成政党の票を食いに来ている。

青山 国民を見限った人たちの票が参政に流れるパターンもありますからね。参院選は全国区の選挙なので、ネット上で支持者を広げている政党は強みになる。私も角谷さんも参政の獲得議席数は2にしていますが、もう1議席増えてもおかしくないでしょう。

角谷 都議選では初議席となる3議席を獲得しました。6月に行われた地方議会選挙の結果を見ると、兵庫の尼崎市議選、福井のあわら市議選、愛知の西尾市議選、どれも参政の新人候補がトップ当選しています。特に地方では、自民党以外の政党に関心のない時代が長く続いてきましたが、小さな新興政党が明らかに存在感を持ちはじめている。関西以外に地方議員がほとんどいない維新に比べれば、参政のほうがずっと全国的に浸透しています。さすがに既成政党に取って代わるほどの実力はありませんが、各選挙区の土台を揺らす存在にはなりつつある。議席はともかく、得票数を注視したいですね。

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

831OS5:2025/07/02(水) 11:22:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/70efa8634f759d148b50c4ee25d21d6bab0ab56d
鳥取・島根選挙区は1議席めぐって新顔5人の争いか 参院選3日公示
7/2(水) 8:00配信

朝日新聞
公示に向け、選挙の「七つ道具」を点検する鳥取県選挙管理委員会の職員ら=2025年6月30日午後1時29分、鳥取県庁、富田祥広撮影

 参院選が3日に公示される。鳥取・島根選挙区(改選数1)には自民党の出川桃子氏(47)=元島根県議=、共産党の亀谷優子氏(39)=元島根県大田市議=、国民民主党の中山集氏(31)=コンサルティング会社経営=、参政党の倉井克幸氏(42)=元シャンソン歌手=、政治団体「NHK党」の谷口直矢氏(47)=会社員兼農業=の新顔5人が立候補を予定している。投開票は20日。

 自民は鳥取県を地盤とする現職が比例代表特定枠での立候補に回ることになり、島根県連での予備選を経て出川氏を擁立。出川氏は党地域支部や自民議員らの支援者回りを重ね、6月28日にあった松江市での集会では「若者の声、女性の声を力強く国政へ届ける」と訴えた。自民は昨年、衆院補選、衆院選の島根1区で敗北しており、巻き返しを狙う。第一声は午前9時半に島根県庁前で。

 昨年の衆院選島根2区に続き2度目の国政選挙に挑む共産の亀谷氏は、公認候補に決まった1月以降、鳥取、島根両県をほぼ週替わりで回り、「消費税5%への引き下げ」「軍拡ストップ」「原発ゼロ」などと訴えてきた。牧場で働いた経験を踏まえ、生産者の所得補償、コメなどの食料増産も主張する。第一声は午前9時半から松江市袖師町の党県委員会事務所前で。

 中山氏は、3月に生まれた第1子を妻が妊娠後、「将来を楽観できない日本の状況」を肌で感じて国政をめざし、「若い世代の選択肢に」と国民民主の公募に応じた。連合島根・鳥取の推薦も得て6月2日に出馬表明。その後に立憲民主も支援を決め、両親の故郷である島根県と、鳥取県での支持拡大を図る。鳥取市のJR鳥取駅前ロータリーで午前10時に第一声を上げる。

 ウルトラマラソンランナーでもある参政の倉井氏は、選挙区内を走りながら知名度アップを狙う。6月27日には島根県庁近くで「参政党の政策は『日本人ファースト』。日本の国益を守る」と訴えた。自身が住む島根県では党員・サポーターがこの2カ月で60人ほど増えて約360人となり、陣営は手応えを感じている。第一声は午前9時半から松江市の松江テルサ前で。

 NHK党の谷口氏は、公示日は鳥取県庁で自ら立候補を届け出た後、鳥取市内を中心に選挙ポスターを貼ってまわり、出陣式は行わない予定だ。選挙期間中は居住する兵庫県姫路市でSNSを活用した発信に注力。党が掲げる全国比例2%の得票を目標に、NHKを視聴する人だけが受信料を払うスクランブル化の実現などを訴えて支持拡大をめざす。

朝日新聞社

832OS5:2025/07/02(水) 19:40:35
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50042/
全国屈指の保守王国・和歌山、衆院選に続き再び保守分裂…野党も一部連携どまり
2025/07/02 08:12
参院選和歌山選挙区(改選定数1)は、昨年の衆院選に続き、再び保守分裂の争いとなる。 間隙かんげき を突きたい野党は候補者の一本化を目指したが一部の連携にとどまり、全国屈指の「保守王国」の行方は、混迷の度合いを深めている。

参院選の公開討論会で、立候補予定者の主張を聞く有権者ら(6月30日、和歌山市で)=須藤菜々子撮影
 「落選の経験を生かし、一からはい上がります」


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 自民党の二階伸康氏は1日夕、和歌山県有田市のスーパー前に立った。二階氏は元党幹事長、俊博氏の三男。買い物客から声をかけられると、「父の代からお世話になっています」と頭を下げ、握手を交わした。

 昨年10月、衆院和歌山2区に自民公認で出馬したが、派閥の政治資金不記載問題を受けて自民を離党した世耕弘成・前参院幹事長に3万票差をつけられて敗れた。

 ライバルとなるのは、世耕氏に近い前有田市長の望月良男氏だ。今年2月、自民県連は公認を巡ってこの2人で投票を行い、二階氏が82対46で勝利。敗れた望月氏は離党届を出し、無所属での出馬に踏み切った。

 今回争われるのは、世耕氏が5回の当選を重ねてきた議席だ。大票田の和歌山市は俊博氏の地盤ではなく、二階氏側は、県内全域に浸透する世耕氏への警戒感が強い。県連は所属議員らに公認候補の支援に尽力するとの誓約書を出させており、「分裂阻止」に努める。

 一方の望月氏も有田市以外で知名度は高いとは言えず、世耕氏との関係が頼りだ。先月28日、県北部の紀の川市で開かれた集会では、世耕氏と望月氏のそれぞれのポスターが並んだ。「日本を再起動」の文字と背景の青は共通だ。

 世耕氏の祝電も披露され、望月氏は「世耕先生に『一緒に和歌山の政治を変えませんか』と言われ、火がついた」と出馬の経緯を説明。「相手はビッグネームだし、大きな組織は怖い。でも、和歌山の未来のため、政治を変えるには、どうしても戦いが生じる」と訴えた。

 世耕氏はこの間、街頭演説に立つなどの表立った動きは見せていない。しかし、望月氏の関係者によると、世耕氏の秘書たちが企業・団体回りに同行。「地域ごとにそれぞれ秘書がつき、東京の秘書も和歌山に入っている。完全なバックアップ態勢だ」と明かす。

 県内では長く、俊博氏と世耕氏が主導権争いを繰り広げてきた。

 自民県議は「古巣の邪魔をする世耕氏に飽き飽きしている有権者も多い。和歌山のためには『無所属の世耕』ではなく『自民の二階』が必要だ」と強調する。だが、世耕氏に近い別の自民県議は「衆院選で負けたばかりの二階氏をなぜ公認するのか」と反発する。

 自民支持者の間には、戸惑いも広がる。30日夜、和歌山市で開かれた公開討論会を聞いた同市の会社員男性(51)は「和歌山は俊博氏と世耕氏の両方にお世話になった人も多く、投票先に迷う。人口減少や防災など課題が多くあるのに、いつまで政治的な争いを続けるのか」と話した。

 同じ与党の公明党はいずれにも推薦を出さず、静観の構えを見せている。


 一方の野党も、一枚岩にはなっていない。

 日本維新の会は先月6日、立憲民主党と候補者の一本化で合意。和歌山は維新の吉村洋文代表が提唱した野党一本化戦略が実現した全国2選挙区の一つで、もう一方の岐阜は立民の候補が選ばれた。

 しかし、党本部主導で公認候補を取り下げた立民和歌山県連には、しこりが残る。山本忠相代表は記者会見で、「維新候補を応援する可能性は0%だ」と明言した。

 維新の浦平美博氏は1日夕、南海和歌山市駅前で、社会保険料の引き下げなどに取り組むと強調したが、立民との共闘については触れなかった。

 維新幹部は「初めての試みで、単純に維新と立民の足し算になるかどうか、効果は未知数だ」と話す。

 共産党は、党県副委員長の前久氏の擁立を発表。共産は維新を「自公の補完勢力」と批判しており、前氏は「不戦敗にはできない」と語った。

 和歌山選挙区には他に、参政党の林元政子氏らが出馬を予定している。

833名無しさん:2025/07/02(水) 19:41:21
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50113/
参院選愛媛選挙区の構図は…現職と4新人の争いへ
2025/07/02 14:17
#選挙・愛媛

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脊尾直哉
 参院選は3日、公示される。愛媛選挙区(改選定数1)は、無所属現職に新人4人が挑む構図になりそうだ。20日の投開票に向け、選挙戦に備える各陣営の動きを追った。(脊尾直哉)

 立候補を表明しているのは、無所属現職の永江孝子氏(65)、自民党新人の上野由佳氏(30)、参政党新人の原田慎太郎氏(35)、政治団体「チームみらい」新人の川端佑典氏(35)。NHK党新人の斉藤博樹氏(52)も立候補の準備を進める。


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永江陣営
 「昨秋の衆院選で与党を過半数割れに追い込んだ。その流れをさらに大きなものにできるのか、そういう選挙になる」

 永江氏は、そう政権交代に向けて意欲を語る。2019年の参院選で野党統一候補として初当選した時から、特定の政党からの推薦を受けず、独自に県内の全20市町に後援会を組織。草の根の活動で支持基盤を拡大してきた。

 今回も政党推薦を受けないが、野党からの手厚い支援を受ける。永江氏は「長い自公政権で愛媛が良くなったかどうかを問いたい」と力を込める。

上野陣営
 19年の参院選で「保守王国」の牙城を崩された自民は、永江氏との対戦に危機感を募らせる。自公政権への逆風もあり、候補者の選考は難航。公募で11人の中から上野氏を選んだ。

 上野氏は、政治経験がないものの、子育てをしながらコンサルティング会社で働いた人材。候補者に決まってからは自民の国会議員や県議らと各地で集会に参加。公明党からも推薦を得て組織票を固めつつある。

 自民県連の関係者は「働く女性として子育て世代にアピールし、無党派層をどこまで取り込めるかが、鍵となる」と指摘する。

原田陣営
 参政の原田氏は6月8日、松山市に選挙事務所を開設した。15歳までの子どもがいる世帯に、1人あたり毎月10万円を支給する施策などを街頭演説で訴え、知名度向上に注力する。

 参院選の前哨戦とされた東京都議選で参政が3議席を獲得し、県内でもサポーターの登録数が増えたという。県連の佐藤駿会長は「街頭演説時の支持者の数や反応も明らかに変わりつつある」と手応えを口にする。

川端陣営
 チームみらいの川端氏は6月29日、松山市内で支援者らに政策を説明する交流会を開催。元総務官僚で、奈良県や徳島市に出向していた経験から「AI(人工知能)やIT技術を使った地方創生に取り組みたい」と訴える。

 立候補の表明が遅れ、有権者への浸透が課題で、SNSを駆使した戦略で巻き返しを図る。X(旧ツイッター)で交流会や記者会見の様子を投稿。東京都でコンサルタント会社員として働いているため、週末を中心に県内で街頭演説などを行うという。

参院選愛媛選挙区 立候補予定者
永江孝子 65 無 現
上野由佳 30 自 新
原田慎太郎35 参 新
川端佑典 35 諸 新
斉藤博樹 52 諸 新

(敬称略、年齢は7月1日現在、並びは参院勢力順など)

834名無しさん:2025/07/02(水) 19:41:54
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50137/
参院選愛知選挙区、4議席へ14人出馬か…激戦予想
2025/07/02 14:42
 3日に公示される参院選愛知選挙区(改選定数4)には、現職3人と新人11人の計14人が立候補の準備を進めており、激戦が予想される。投開票日は20日。

参院選2025 愛知
 県選挙管理委員会の事前審査を終えたのは、現職では、自民党の酒井庸行氏(73)、立憲民主党の田島麻衣子氏(48)、公明党の安江伸夫氏(38)の3人。


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 新人では、日本維新の会の広田紗久良氏(47)、共産党の須山初美氏(46)、国民民主党の水野孝一氏(48)、れいわ新選組の辻恵氏(77)、参政党の杉本純子氏(47)、社民党の大西雅人氏(30)、地域政党・減税日本の田中克和氏(41)、政治団体「チームみらい」の山根有紀也氏(34)、政治団体「日本誠真会」の園原武嗣氏(54)、政治団体「日本の家庭を守る会」の石原悟氏(75)、政治団体「NHK党」の横山緑氏(47)の11人。

 自民は2人目の擁立を目指す声もあったが、連立を組む公明に配慮し、「与党で2議席」を目指す。公明は、2019年参院選で初当選した現職が再選を狙う。

 立民は現職が再選を目指す。国民は昨年11月の名古屋市長選に出馬した大塚耕平氏が辞職し、新人が議席の獲得を目指す。ともに連合愛知が推薦する。

 19、22年と減税日本と連携して新人を立ててきた維新は今回は単独で新人を擁立する。

 共産は参院選4回目の挑戦となる新人が立候補を予定する。れいわは新人、都議選で初の議席を獲得した参政も新人が出馬を準備する。社民も新人を、地域政党・減税日本も新人を擁立する。

 チームみらい、日本誠真会、日本の家庭を守る会、NHK党からもそれぞれ新人が出馬する。

 愛知選挙区の最近の投票率は、22年が52・18%、19年が48・18%、16年は55・41%と、50%前後で推移している。投票日は3連休の中日にあたるため、県選管はチラシで期日前投票を呼びかけるなどして、投票率アップを目指す。

 立候補の届け出は3日午前8時半から午後5時、県庁本庁舎2階講堂で受け付ける。

SNSで虚偽拡散「罰則を」…知事、選挙への影響危惧
 参院選を前に、SNSで真偽不明の情報やデマの拡散が問題となっていることを受け、大村秀章知事は1日の定例記者会見で、「うそやデマは公正な選挙をゆがめる。有権者は事実でないようなことは厳しい目で見ることが必要だ」と訴えた。

 大村知事は「選挙はみんな関心がある。うそを書けば書くだけバズって(話題になって)、書いた人が得することは絶対あってはならない」と強調した。虚偽情報に関しては、プロバイダーがファクトチェックすべきだと指摘。「悪質な場合は、個人を特定してペナルティーをかけないといけない」と述べ、国会での立法措置が必要との考えを示した。

835名無しさん:2025/07/02(水) 19:42:24
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50155/
参院選三重選挙区、4人の争いか…自民現職に3氏が挑む構図
2025/07/02 15:05
 3日に公示される参院選三重選挙区(改選定数1)は4人が立候補を予定している。3期目をめざす自民党現職に新人3人が挑む構図となりそうだ。

参院選2025 三重
 立候補を予定しているのは、自民党現職の吉川有美氏(51)、立憲民主党新人で前県議の小島智子氏(64)、参政党新人で元建設会社社員の難波聖子氏(45)、政治団体「NHK党」新人で同党員の橋本博幸氏(42)の4人。


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 吉川氏は道路整備など2期12年の実績を強調する。ただ、旧安倍派の政治資金規正法違反事件に絡み、240万円の不記載が発覚。3月の参院政治倫理審査会で弁明するなどしたが、6月の事務所開きに出席した地元選出の国会議員は一部にとどまった。党本部は三重選挙区を「重点区」に指定した。

 2019年参院選では公明党から推薦を受けたが、今回はいったん出した推薦依頼を取り下げた。公明関係者によると、自民側から「迷惑をかけられない」との説明があったという。

 小島氏は、立民と国民民主党の県連、県議会の旧民主党系会派でつくる「新政みえ」、連合三重の4者で擁立した「統一候補」。共産党は独自候補の擁立を見送り、実質的に支援する。

 知名度向上のため、5月下旬には野田代表が県内入り。県南部で小島氏と街頭演説を行い、支持拡大を図った。野田氏は昨年の衆院選で県内で立民が躍進したことを引き合いに「三重では党勢が戻ってきた。参院選も勝ちたい」と強調する。参院の三重選挙区は自民が独占しており、立民は議席の奪還を狙う。

 参政は、自民に批判的な保守票の取り込みを図る。5月下旬には神谷代表が桑名市内で難波氏と街頭演説を行い、既存政党との違いを訴えた。参政の支持率は直近の世論調査で高まってきているが、難波氏は「党は県内ではまだまだ知られていない」と述べ、県内各地を行脚してアピールしている。

 党によると、特定の企業や団体から支援は受けていないが、インターネットの交流サイト(SNS)などを通じて政策に共感した人が新たに党員やサポーターになっているという。

 橋本氏は、22年参院選で神奈川選挙区から出馬して以来、国政選への挑戦は2度目。東京都内に在住し、本格的な活動は公示後に行うとしている。

836名無しさん:2025/07/02(水) 19:42:58
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50198/
参院選岐阜選挙区、新人6人が出馬か…各陣営が準備着々
2025/07/02 15:22
参院選は3日公示、20日投開票で行われる。岐阜選挙区(改選定数1)には新人6人が立候補を表明している。与野党の勝敗を左右する「1人区」での議席獲得を目指し、各立候補予定者が準備を進めている。

参院選2025 岐阜
 自民党の若井敦子氏(53)(公明党推薦)は1日、県議の辞職願を県議会議長に提出し、許可された。政治資金規正法違反事件で自民を離党した現職の大野泰正氏(66)は出馬を見送った。「政治とカネ」の問題が逆風だが、若井氏は「誠意をもって訴えていく」と話す。3日午前9時、岐阜市の事務所で出陣式を行う。


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 立憲民主党の服部学氏(54)は国民民主党県連の支持を受ける。日本維新の会との間では候補者の一本化が成立した。立民県連幹部は「100%ではないが、野党が固まって戦える体制が出来てきた」と語る。知名度向上に努め、政権批判票の集約を図る。3日は午前9時半に岐阜市の事務所で出陣式を開く。

 共産党の三尾圭司氏(48)は、立民側と候補者調整も検討されたが、県組織内の反発などもあって断念した。党県委員会の松岡清委員長は「一本化するにはあまりに時間がなかった」と振り返る。陣営は選挙区の活動と連動して比例選の得票増を目指す。3日は午前11時頃に岐阜市の美江寺公園で出発式を開く。

 参政党の瀬尾英志氏(40)は街頭演説を重ねるなどして持論を展開してきた。党は「日本人ファースト」を掲げ、6月の都議選では3議席を獲得した。自身も「車を止めてチラシを受け取りに来てくれることもあった」と手応えを話す。3日は午前9時半から岐阜市の事務所で出陣式に臨む予定だ。

 政治団体「NHK党」の小池裕之氏(31)は、自身のユーチューブチャンネルを通じて社会問題について発信している。3日もユーチューブで政策を訴えることにしている。

 また、伊藤あゆみ氏(54)が1日、県選挙管理委員会の事前審査を終え、無所属で立候補する意向を明らかにした。

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837名無しさん:2025/07/02(水) 19:43:44
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50151/
6人が立候補準備、立憲民主党現職に新人5人が挑む構図…参院選宮城選挙区
2025/07/02 15:37
#選挙・宮城

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 参院選はあす3日公示され、20日の投開票に向け、18日間の選挙戦がスタートする。宮城選挙区(改選定数1)には、再選を目指す立憲民主現職に対し、自民新人ら5人がこれまでに出馬の意向を表明。各陣営が決戦の準備を進めている。

参院選2025 宮城
 出馬を表明したのは、立民現職の石垣のり子氏(50)のほか、いずれも新人で自民の元県会議長石川光次郎氏(58)、れいわ新選組職員の石井義人氏(62)、参政党県会長のローレンス綾子氏(55)、政治団体「チームみらい」の角野 為耶なすか 氏(35)、NHK党員の前田太一氏(39)。


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 石垣氏は1日、村田町の支援者らにあいさつ回りをし、夜は仙台市内の会合に出席し、実績などをアピールした。2日は長妻昭・党代表代行と街頭に立つ。公示日は午前8時45分、仙台市青葉区の錦町公園で第一声に臨む。

 石川氏は1日午前中に仙台市宮城野区、午後は名取市や登米市の支援者や企業などを精力的に回って、組織票固めに奔走した。3日は午前9時半に仙台市青葉区の勾当台公園で第一声をあげる。

 石井氏は3日、午前10時頃に仙台市青葉区の事務所前で、ローレンス氏は仙台市宮城野区のユアテック前でそれぞれ第一声のマイクを握る予定だ。

 さらに同日、角野氏は午前10時に仙台市青葉区の三越前で、前田氏は午前10時半頃から県庁前で第一声を迎える。

 一方、仙台市内の元会社員男性(65)が無所属で出馬を検討しているといい、2日に報道陣の取材に応じる見通しだ。

838名無しさん:2025/07/02(水) 19:44:31
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50163/
参院選秋田選挙区、4人が立候補予定…物価高・経済対策など争点に
2025/07/02 15:41
#選挙・秋田

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参院選2025 秋田
 参院選(20日投開票)は3日、公示される。秋田選挙区(改選定数1)は、無所属現職の寺田静氏(50)、自民党前議員の中泉松司氏(46)、参政党新人の佐藤美和子氏(65)、政治団体「NHK党」新人の本田幸久氏(43)の4人が立候補を予定している。コメをはじめとする物価高騰の対策、賃上げや減税などの経済対策などを争点に論戦が行われる。


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教育支援拡充を
寺田静氏
 前回選で野党統一候補として初当選した寺田氏は、政党色を極力薄める戦略で無党派層の取り込みを図る。ただ、立憲民主、共産、社民各党は県組織が個々の判断で支援を決めている。

 中学で不登校になった経験から、フリースクールなど多様な学びの場への公的支援の拡充を訴える。毎年続けている全25市町村を対象とした集会は今年も6月までに一巡し、1期目の活動実績などを訴えてきた。

日本の主食守る
中泉松司氏
 国政への返り咲きを狙う中泉氏は、現役の農家であることを強みに「日本の主食を守る」と掲げ、コメの安定供給実現を訴える。県内に自動運転などの先進技術を積極導入することや、防災・減災に向けた取り組みの推進なども主張する。

 公明党の推薦を受けるほか、700を超える企業や業界団体からも推薦を取り付けた。4月から旧69市町村を回って集会を開き、組織票固めを進めている。

学校選べる制度
佐藤美和子氏
 佐藤氏は小学校教諭の経験を踏まえ、子どもに合わせて多様な学校を選べるようにする制度の導入などを求める。農林水産業分野では、食料自給率の向上や農家への所得補償を訴える。

 県内での知名度不足を課題とし、3月に出馬を表明して以降、秋田市を中心につじ立ちや街頭演説を重ねた。今後はこれまで活動が少なかった県北・県南エリアに足を運び、全県での支持拡大を目指す。

国政政党復帰を
本田幸久氏
 2022年の参院選に続いて立候補を予定する本田氏は、「秋田県はNHKの受信料の支払率が最も高い」として、受信料を支払った人だけが視聴できる「スクランブル放送化」の実現などを訴える。

 公示日の3日以外は県内での活動を予定していない。SNSでの情報発信やボランティアによるポスター貼りなどを通じて支持を広げ、NHK党の国政政党復帰を目標に掲げる。

839名無しさん:2025/07/02(水) 19:46:50
https://www.sankei.com/article/20250702-QA2PKOBFERPMJLLLOUV4OYICW4/?outputType=theme_election2025
参院選埼玉選挙区は自民、立民が優勢 残る2議席は公明、国民がリード、共産は出遅れか
2025/7/2 17:34
第27回参院選(3日公示、20日投開票)の埼玉選挙区(改選数4)は、令和4年の前回選に並ぶ過去最多の15人が立候補し、選挙戦に突入する見通し。ある党の関係者などによると、現時点で自民、立憲民主の2党が優勢とされ、残る2議席を公明、共産、国民の3党が争う構図だが、共産が出遅れているもようだ。各党とも楽観視する雰囲気はなく、票獲得をめぐる動きは今後、激しくなりそうだ。

自民は「現状維持」狙い
「逆風の中、厳しい戦いとなるが自公の議席を死守する」

衆院議員で自民党埼玉県連会長の柴山昌彦氏はこう危機感を示した。

4選を目指す古川俊治氏(62)は、平成25年、令和元年と連続してトップ当選を果たしており、今回も議席獲得は固いとされるが、石破茂内閣の支持率が低迷。なんとか自公2議席の現状維持を狙う。

公明から3選を狙う矢倉克夫氏(50)も、「政治に対する不信感をいかに今回払拭できるかが課題」としている。

立民は、参院選の前哨戦ともいわれた6月の東京都議選で議席を増やしたこともあり、再選を目指す熊谷裕人氏(63)の当選は手堅いともされる。しかし、支持母体の連合埼玉が立民、国民の両候補を支持するなど懸念材料もあり、無党派層の取り込みを図りたい考えだ。

国民は知名度向上目指す
国民は、6年の衆院選から続く勢いを持続できるかがカギといえる。加えて、初当選を目指す元県議の江原久美子氏(54)の「知名度がいまひとつ」(同党関係者)なのが課題で、前埼玉県知事で同党会派の参院議員、上田清司氏の支援を仰ぎ議席確保につなげていく。

共産は前回選で党として21年ぶりに埼玉選挙区で議席を獲得。伊藤岳氏(65)の「再選と比例50万票を勝ち取り、参院でも自公を少数に追い込むために戦い抜く」(同党埼玉県委員会の柴岡祐真委員長)方針だが、支援者の高齢化で組織票に陰りがみえ、公明、国民にリードを許しているもようだ。

参政、保守層取り込み勢いも
ここにきて参政党の存在感が全国的に目立っており、元飯能市議の大津力氏(53)が立候補した埼玉選挙区に波及する可能性がある。自民の派閥政治資金パーティー収入不記載事件の「政治とカネ」の問題で愛想を尽かした保守層が注目。国民は元衆院議員の擁立を見送ったが、一連の対応に批判的な声もあり、両党の票を奪う勢いも出てきそうだ。

日本維新の会は会社代表の龍野真由美氏(52)が初当選を目指す。「主要政党が軒並み支持率を落とすなかで、上昇の余地があるのは維新」(同党関係者)としており、無党派層の支持を取り付けたい考え。「国民不在の政治と決別するための決戦」(同)と位置付け選挙戦に挑む。

このほか、12年ぶりに選挙区に候補者を立てた社民党は高井環氏(54)で支援を呼び掛ける。れいわ新選組は桜井奈々絵氏(50)で消費税廃止などを訴える。

840名無しさん:2025/07/02(水) 19:49:27
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2349575
【2025参院選】福井選挙区、立候補予定7陣営の動きは… 乱戦必至、独自色発揮に懸命
2025年7月2日 午後3時50分


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(右上から左へ)自民党現職の滝波氏、立憲民主党のかずえちゃん、国民民主党の山中氏、(右下から左へ)共産党の山田氏、参政党の千田氏、日本保守党の大坂氏のコラージュ


 7月3日に公示される参院選福井選挙区は、改選数1に対し、過去最多の7人による選挙戦が見込まれる。乱戦模様の中、いかに独自色を打ち出し有権者にアピールするか。決戦直前の1日、各陣営の動きを追った。

 「地方の成長なくして日本の成長なし。令和の成長を福井からつくっていく」。自民党現職で農林水産副大臣の滝波宏文氏(53)は、福井市内の事務所前で演説に熱を込めた。事務所の壁には業界団体の檄文(げきぶん)が並び、「期数を重ねて組織は分厚くなった」と陣営。産業技術総合研究所の北陸拠点誘致など「実績を地道に訴え、逆風を吹き飛ばしたい」と意気込む。

 立憲民主党のかずえちゃん(本名・藤原和士)氏(42)は、福井市東部を巡回。夕方は福井駅西口で党所属の波多野翼衆院議員らとトークライブ形式で、「一人一人が大切にされる社会」への思いを語った。LGBTQ(性的少数者)への理解、ジェンダー平等や同性婚の法制化、選択的夫婦別姓の導入を強調。経済政策に主軸を置く他の候補者と一線を画す。

 国民民主党の山中俊祐氏(41)は、丹南地域と福井市で街頭演説。「減税で一人一人の所得を底上げし、個人消費が活性化され、GDP(国内総生産)が伸びる好循環を起こす」と訴えた。野党候補の乱立には「互いに刺激し合って、よりよい政策を有権者に選んでもらえれば」と割り切った様子。減税を柱とする党の看板政策を愚直に訴える構えだ。

 共産党の山田和雄氏(57)は、県内全域で街頭演説や対話の場を展開。1日は「ゆがんだ税金の取り方を正していく戦い」と力強く訴えた。党県委員会の南秀一委員長は、多数の候補者による選挙戦を有権者の目で見極めてもらう好機と捉える。複数の党が消費税減税を打ち出す中、「共産党はより実現可能な方法で有権者に納得してもらえる内容」と強調する。

⇒各党幹部が続々来県、はや舌戦

 参政党の千田崇裕氏(38)は越前、鯖江、福井各市で街頭演説を展開。国道交差点や福井駅西口に立ち、「増税を続けるか、減税するかの戦い」と主張した。「投票で日本人のための政治を取り戻そう」などと熱弁を振るい、6月の東京都議選で躍進の原動力となった党のキャッチフレーズ「日本人ファースト」を地方でも浸透させようと力を込める。

 日本保守党の大坂幸太郎氏(56)は、経営する福井市内の飲食店を拠点に選挙カーやのぼりなどの準備を急いだ。SNSで、福井の風景を交えて「移民政策の是正」など党の政策を分かりやすく伝えるショート動画を配信。ユーモアを交えた語りで人柄を前面に出し「若者に政治に興味を持ってもらうとともに、自民支持層に党の考え方を訴えかけている」と話す。

 政治団体「NHK党」は6月30日に公認候補として会社役員の浜田智氏(62)=大阪府東大阪市=の擁立を発表。浜田氏は2日に福井市で会見を開いた。

841OS5:2025/07/02(水) 19:51:49
https://www.iwate-np.co.jp/article/2025/7/2/184638
参院選あす3日公示 岩手選挙区、現元新4人の争い
左から平野達男氏、横沢高徳氏、及川泰輔氏、吉田博信氏。並びは参院党派別勢力、諸派の順
左から平野達男氏、横沢高徳氏、及川泰輔氏、吉田博信氏。並びは参院党派別勢力、諸派の順
 第27回参院選は3日公示される。岩手選挙区(改選数1)は自民党元職の平野達男氏(71)と立憲民主党現職の横沢高徳氏(53)、参政党新人の及川泰輔氏(46)、政治団体「NHK党」新人の吉田博信氏(59)の4人が立候補を予定。組織力で議席奪還を目指す自民と、野党間連携を確立して臨む立民の対決を軸に、激しい選挙戦が予想される。

 平野氏は1日、二戸市で企業約30社をあいさつ回りし「皆さまがもっと働きやすい環境をつくるため、少しでも役に立ちたいという思いで戦う」と強調した。

 県内全域に張り巡らせた選対組織や後援会が中心となり「草の根」の活動を展開しているほか、自民の市町村支部や職域支部、推薦を得た公明党と連動を強める。同級生ら有志でつくる「いわて・絆の会」とも連携し、無党派層の支持拡大も狙う。

 参院議員を3期務め、初代復興相などの閣僚経験、農政を含む豊富な実績を前面に打ち出す。公示後は、選対本部長の鈴木俊一総務会長(衆院岩手2区)ら党幹部が応援に入る予定だ。

 横沢氏は同日、盛岡市内で団体などへのあいさつ回りを展開し「国民の命と生活を守り、希望の持てる未来をつくるために命懸けで挑む」と力を込めた。

 過去の選挙戦と同様に野党間連携を重視。協力を要請した共産党県委員会、社民党県連合はともに支持を決めた。国民民主党県連は独自候補の擁立を見送り、支持母体の2団体が事実上支えるなど、今回も「共闘」の構図を完成させた。

 平野氏を破り初当選した6年前は達増知事と連動。達増知事は支援に関し明言を避けるが決起集会や選対会議に出席し連帯感を強める。公示日は立民の小川淳也幹事長が来県、一層のてこ入れも見込まれる。

 及川氏は同日、参政党ののぼりを手に金ケ崎町内の交差点で街頭活動し「国民と同じ目線で訴え、政治をより身近に感じてもらいたい」と呼びかけた。

 県内3支部、県連幹部と街頭演説を重ね、党の政策や政治への思いを主張してきた。公示後は神谷宗幣代表の来県が予定される。

 吉田氏は同日、県庁で出馬会見に臨み「不法移民問題に断固反対する。国の中で何が行われているか知らせたい」と決意を述べた。街頭演説で政策を訴えていく。

842名無しさん:2025/07/02(水) 19:52:45
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50200/
参院選長野選挙区、5人の対決か…立憲民主党現職に新人4人が挑む
2025/07/02 16:26
#選挙・長野

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 参院選は3日に公示される。給付や減税など物価高対策を巡る各党の主張が大きな争点となる見通しで、20日の投開票に向けた選挙戦がスタートする。

県庁前に設置された参院選のポスター掲示板(6月30日、長野市で)
 長野選挙区(改選定数1)で立候補を表明しているのは、再選を目指す立憲民主党現職の羽田次郎氏(55)、いずれも新人で自民党の藤田ひかる氏(35)、参政党の竹下博善氏(42)、政治団体「チームみらい」の山田雄司氏(35)、政治団体「NHK党」の加藤英明氏(66)の計5人。


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 羽田氏は現職として、県内の農業従事者の声を自身が所属する参院農林水産委員会などで取り上げてきた実績を強調。時限的に食料品の消費税率を0%に引き下げるなど、苦しい生活を救う物価高対策を掲げる。

 すでに市民団体を介して立民と共産党、社民党は候補者の一本化で合意し、事実上の共闘体制が整った。抜群の知名度を武器に、街頭演説などを中心に「親しみやすい人柄」をアピールして各地を回る。

 総合選対本部長を務める杉尾秀哉・県連代表は「野党支持者の地盤をさらに固め、物価高対策などを訴えて無党派層への浸透も進めたい」と語る。

 藤田氏は自民党県連が国政選で擁立する初の女性候補で、最大の課題である知名度不足を克服するため、県内全77市町村を回り政治活動を展開してきた。組織固めに加え女性や若者たちとの集会を開き、無党派層への浸透を図ってきた。ユーチューブ広告やSNS戦略にも力を入れる。

 党は選挙区で改選定数が2から1になった2016年から補選も含め4連敗している。党への逆風は依然として強いが、刷新感を前面に打ち出したい考えだ。

 選対本部長の西沢正隆・県連幹事長は「国会議員や県議団を中心に、総力を挙げてバックアップする」と語った。

 竹下氏は昨年12月の出馬表明以降、教育改革の必要性を訴え、県内80か所以上を回ってきた。6月27日には神谷宗幣代表が来県。松本駅前での演説では「日本は存続の危機にある」として「日本人ファーストの政治を作ろう」と訴えた。

 参政は6月の都議選で3議席を獲得。同30日には現職の参院議員が入党して党所属の国会議員が5人となり、公職選挙法上の政党要件を全て満たすなど勢力を拡大している。選対本部長の北原涼平・県連会長は「前回選以降、国政政党へと成長して支部組織も固めてきた」と話し、22年の参院選で同党が獲得した3倍の9万票を目標に掲げる。

 山田氏は人柄を知ってもらうためにSNSを開設し、街頭演説も本格化させている。加藤氏は、活動の準備を進めており、県内の知人らのつてで支持を広げたいと考えているという。

843OS5:2025/07/02(水) 19:53:12
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50192/
参院選静岡選挙区、2議席に7人出馬予定…自民党と国民民主党の現職に新人5人が挑む
2025/07/02 16:26
#選挙・静岡

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 3日に公示される参院選の静岡選挙区(改選定数2)は自民党と国民民主党の現職2人に、新人5人が挑む構図となる見通しだ。選挙ポスターを貼る掲示板は県内各地に設置され、20日の投開票に向けて、選挙戦がスタートする。

参院選に向けて設置されたポスター掲示板(1日、静岡市葵区で)
 自民の牧野京夫氏は、地元県議らと県内を積極的に巡るほか、推薦を得た公明党との合同講演会を各地で開催してきた。党の大物弁士が応援に駆け付けるなど、組織力をフル活用して地盤固めを急いでいる。「過半数維持が我々の使命」と強調し、物価高騰対策や防災減災対策の強化などを訴える。


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 国民民主の榛葉賀津也氏は、連合本部の推薦を得たほか、立憲民主党県連が「支援」する。立候補予定者の応援に全国を飛び回るが、合間を縫って県内でも街頭演説や集会を行い、支持拡大を狙う。「凝り固まった古いレジームを変える」として、「手取りの増加」やガソリンの暫定税率廃止などを訴える。

 共産党新人で党県常任委員の鈴木千佳氏は、国政選6度目の挑戦となる。党勢低迷を打破するべく、党幹部らも積極的に県内入り。街頭演説や集会を重ね、政権批判層への浸透を目指す。「物価高騰の一番の特効薬は消費税引き下げ」と訴え、脱原発やジェンダー平等社会の実現、企業団体献金の廃止を主張する。

立候補表明者
 参政党新人で形成外科医師の松下友樹氏は、「日本人ファースト」の政治の実現を掲げて、街頭演説を精力的にこなしている。SNSでの発信を強化し、県内で知名度アップを目指す。現役の医師としての経験をアピールし、医療費の負担が重いことを課題に挙げて、保険診療制度の改革も訴えている。

 諸派の政治団体「NHK党」新人で起業相談業の福原志瑠美氏は、5人の子どもを育てる「子育て世代の代弁者」として、男性の育休取得や自宅出産の推進を訴えている。

 諸派の政治団体「無所属連合」新人で助産師の山口香苗氏は、子どもの発育環境の改善を目指し、「母子手帳を改正する必要性」を主張。SNSを中心とした選挙活動の展開を予定する。

 無所属新人で不動産賃貸業の村上猛氏は、昨年5月の知事選に続いての出馬となる。リニア中央新幹線事業への反対を掲げており、選挙活動は政見放送に限定する予定だ。

844OS5:2025/07/02(水) 19:57:17
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-1185726.html
【記者座談会】激戦の神奈川参院選、突然の出馬辞退で構図一変…舞台裏迫る
選挙 | 神奈川新聞 | 2025年7月2日(水) 05:00
 7月3日公示、20日投開票で行われる第27回参議院選挙。全国屈指の“大票田”である神奈川選挙区では7月1日現在、計16人が立候補する予定で、4議席をめぐる激戦が予想されている。各陣営や候補予定者、現場を日々取材する神奈川新聞社のベテランから若手記者が集まり、「座談会」を実施。候補者擁立までの舞台裏や各陣営の強みと課題、注目ポイントなどをじっくりと語り合い、神奈川参院選の行方を探った。

 ─今回の参院選の注目点は。


神奈川選挙区の注目点や各陣営の動向について語り合う記者たち=横浜市中区の神奈川新聞社
 特別編集委員「さまざまな問題がある中でも、コメの価格高騰が物価高の象徴のようになっている。大きな争点としては、各党が物価高対策を競い合う形になるだろう」

 記者B「コメの価格高騰は暮らしに直結する問題である上に、神奈川は農相の小泉進次郎氏の地元であることからも注目度は高い。中には小泉氏の手法を問題視し、選挙戦でも積極的に訴えようとしている陣営もあり、しっかりフォローしていきたい」

 ─神奈川選挙区の構図はどう見ているか。


 特別編集委員「改選定数4に対し、日本保守党を除いて国会に議席を持つ国政政党9党が、候補者を1人ずつ擁立する構図となった。主要政党が1人ずつ擁立して議席を争うのは、神奈川の特徴だ」

 「改選定数が1の『1人区』だと与党対野党という構図になることが多いが、複数が当選する神奈川では各政党の力量が問われる。野党同士の競い合いも生まれるし、トップ争いも焦点となる。候補者の得票順位が政党のいきおいを象徴する選挙になる」

 記者A「6月には神奈川に隣接する東京都で都議会議員選挙があり、政党の実勢をかなり反映した結果になったと感じる。各党は神奈川選挙区でも都議選の結果を意識し、戦略を考えていると思う」

自民と立民、複数候補を擁立しないのはなぜ?
 ─構図の中で押さえておきたいのは、与党の自民党と野党第一党の立憲民主党の対応だ。自民は前回2022年は2人の候補を擁立したが、今回は新人の脇雅昭氏1人の擁立にとどまった。党内に複数擁立論はなかったのか。

845OS5:2025/07/02(水) 20:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/823678b0e3d048421ae25637b37955f02c94b667
参院選香川選挙区、玉木代表「国民民主党の行く末左右する」戦いに…お膝元での18年ぶり勝利目指す
7/2(水) 16:50配信


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読売新聞オンライン
玉木(右)と一緒に街頭に立つ原田(6月8日、香川県さぬき市で)

 「香川の参院選で野党が勝つときしか、日本の政治は動いていない」

 国民民主党代表の玉木雄一郎(衆院香川2区選出)は、5月31日に高松市内で開いた党県第2区総支部の定期大会で訴えた。

 参院選香川選挙区で野党候補が自民党候補を破ったのは、自民が大敗を喫した2007年が最後だ。「党の行く末を左右すると言っても過言ではない。香川は大変重い1議席。必勝態勢で臨む」。玉木は18年ぶりの野党の勝利を目指す。

 国民民主は昨年秋の衆院選で躍進した。勢いに乗る玉木の強い意向で、お膝元の香川で候補者を公募。応じた11人の中から今年2月、香川県さぬき市出身で元投資ファンド共同経営者の新人、原田秀一(52)を擁立した。

 原田にとって初の選挙戦。東京の大手証券会社などに勤めた経験を踏まえ、党の掲げる「手取りを増やす」政策に加え、企業の県内誘致や地方と都市の格差解消を主張する。

 知名度の低さや地盤の弱さをカバーするため、香川で人気の高い玉木が全面的にサポート。香川に戻るたびに原田と2人で街頭に立ったり、地域のイベントに顔を出したりして、市民らへの露出の機会を増やしている。

 23年の統一地方選以降、大幅に増えて21人になった国民民主の地方議員らも連日、県内各地で政策などをアピール。約3万6000人の労働組合のメンバーを擁する連合香川も原田を推薦した。

 民間の産業別労働組合を中心に、多数の組合員に協力を要請し、公示日以降、各地に原田のポスターを貼ったり、集会に参加したりする予定だ。関係者は「総力戦だ」と語る。

 原田は、玉木に集まる幅広い層の支持を、自身に確実に「取り込む」ことを目指している。玉木の秘書と一緒に、玉木の支援企業や後援会を回るのもそのためだ。

 玉木が衆院選で推薦を得た、JA香川県グループの役員でつくる「県農協農政対策協議会」には、推薦を依頼したものの断られた。それでも、玉木の後援会を通じて農家らと接触する機会は多いという。

 原田は「玉木が支援の根を張る農業関係者は他業種と比べて感触はいい」と語る。組織の枠にはとらわれない考えで、「玉木の築いたネットワークをフルに活用していく」と意気込む。

 さらに狙うのが保守層だ。原田は立候補表明後、4月まで重点的に回ったのが衆院香川3区にあたる中・西讃。玉木や立憲民主党幹事長の小川淳也が議席を持つ香川1、2区と異なり、自民が香川3区の議席を持ち、自民支持層も多いとされる。

 国民民主のある地方議員は「自民が強いだけに重点地域になる」とみており、相手の「牙城」を切り崩したい考えをにじませる。

 しかし、玉木は全方位から原田への支持を集めたいとは考えていない模様だ。

 立民は今回、国民に譲歩して候補擁立を断念。小川は国民民主に選挙協力を打診したが、玉木に公式な協力は断られたため、立民側は原田への推薦や支持を見送った。自主投票とはせず、立民県連所属の議員らが自主的に支援をする見通しだ。

 国民民主県連のある幹部は「立民との共闘色を出せば、原田から離れてしまう保守系支持層が一定数いるためだ」と理由を明かす。野党共闘ではなく、単独で自民現職の三宅伸吾(63)との対決に臨む構えだ。

 公示後、玉木は全国の候補者の応援で、これまでのようには香川には入れない見込みだ。

 原田陣営の鏡原慎一郎・選対本部長は「組織力や運動量で勝る自民との戦いは依然厳しい」と指摘。「無党派層をどう取り込んでいけるかが勝負だ。一人でも多くの人にアプローチしたい」と表情を引き締める。

 香川選挙区では他に、いずれも新人で共産党の長尾真希(36)、参政党の小林直美(51)、無所属の町川順子(66)、NHK党の野呂美和子(60)が立候補を予定している。(敬称略)

846名無しさん:2025/07/02(水) 20:01:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6369588ded0d8a53551c0673241609bd7158a7fa
参院選比例代表 著名人の立候補の陰で、業界団体の「守護神」も
7/2(水) 11:30配信


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毎日新聞
パチンコ業界からは阿部恭久氏が組織内候補として立候補する。業界の政治団体の集会で、拳を突き上げる業界幹部ら=東京都文京区で2025年5月7日、阿部やすひさ後援会のフェイスブックより

 組織の利益を代弁する業界団体の守護神――。

 参院選では、「組織内候補」と呼ばれる業界団体や労働組合の候補者が出馬するのが特徴だ。

【写真でみる】石破氏と握手するパチンコ業界の組織内候補

 参院選の比例代表は、全国11ブロックに分かれている衆院選の比例代表と異なり、日本列島が一つの選挙区になる。

 このため、全国に組織を張り巡らせる団体にとっては、組織票を発揮する絶好の機会だ。

 パチンコ業界も初めて組織内候補を擁立する、3日公示の参院選。組織内候補たちの独自の戦いも注目される。

 ◇自民からは「業界」背負う12人

 124議席が改選となる今回の参院選では、全国45の選挙区(改選議席数74)と比例代表(改選議席数50)の選挙が行われる。

 比例代表は国内の選挙で唯一、全国民が同じ候補者の中から投票対象を選ぶ仕組みだ。

 このため、知名度の高いタレントを擁立する傾向があり、今回もさまざまな著名人を各党が擁立する。

 その陰で、一般人にはほとんど名前が知られていない組織内候補が立候補する。

 毎日新聞が集計したところ、今回の参院選比例代表への出馬が見込まれる業界団体や労働組合の組織内候補は、少なくとも、自民党12人▽立憲民主党6人▽国民民主党4人――の計22人。

 自民からは、圧倒的な集票力を誇る任意団体「全国郵便局長会(全特)」や、コメ価格の高騰問題で政府との関係が揺れる農協(JA)グループ、日本医師会、全国建設業協会などの業界団体が、それぞれ候補を立てる。

 中でも異色なのが、初めて組織内候補の擁立に踏み切ったパチンコ業界だ。

 出馬するのは、パチンコ店の最大業界団体「全日本遊技事業協同組合連合会」理事長で、政治団体「全日本遊技産業政治連盟」前会長のパチンコチェーン社長(66)。

 2024年末の公認決定以来、全国行脚を続けており、「業界の規制緩和や税制優遇のために政治の力が必要だ」と業界に利益誘導する姿勢を隠そうともしない。

 ◇旧民主党系の10人は全員が労働組合

 一方の野党側は、日本労働組合総連合会(連合)傘下の産別労組が、旧民主党系の立憲と国民民主に分かれて計10人を擁立する見通しだ。現職が8人を占め、組織を挙げて議席維持を狙う。

 立憲からは「日本教職員組合」や自治体職員の労組「自治労」などの6人。国民民主からは、自動車関連産業の労組「自動車総連」や電力大手職員による「電力総連」などが推薦する4人が立候補を予定する。

 参院選の比例代表は、優先的に当選する「特定枠」の候補を除き、各党の中で個人名が書かれた票数が多かった順に当選する。ここも、名簿掲載順で当選する衆院選の比例代表と違う点だ。

 当選ラインの個人名得票数は党ごとに大きく異なり、前回22年参院選は、自民約11万8700票(獲得議席18)▽日本維新の会約3万3500票(同8)▽立憲約11万1700票(同7)▽公明約26万8400票(同6)▽国民民主約21万1700票(同3)――などだった。

【春増翔太】

847名無しさん:2025/07/02(水) 20:01:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/361171495f22fdf928b0b0f44fdb53be36989737
混戦模様の参議院滋賀選挙区、新人7人が立候補の意向…改選定数1
7/2(水) 15:10配信


読売新聞オンライン
【地図】滋賀県

 参院選は3日、公示される。滋賀選挙区(改選定数1)は現時点で与野党などの新人7人が名乗りを上げる混戦模様で、各陣営は選挙戦に向け、立候補の準備を急ピッチで進めている。投開票は20日。

 自民党の宮本和宏氏(53)は、公明党の推薦も受け組織固めを進める。県選出の自民国会議員らと集会を開き、道路など社会基盤整備や物価高対策の必要性などを訴え、2019年の参院選で自民が失った議席奪還を期す。

 国民民主党の堀江明氏(38)は、連合滋賀の推薦を受ける。立憲民主党は候補擁立を取り下げ、両党県連と連合滋賀の3者で堀江氏の支援に合意。1日は党本部の浜口誠・政調会長らと大津市の駅前に立つなどした。

 日本維新の会の岡屋京佑氏(32)は連日駅前などに立ち知名度アップを図る。党本部の吉村洋文代表もすでに2回来援。今回比例に回る現職で前知事の嘉田由紀子氏の支援も受け、無党派層への浸透に懸命だ。

 共産党の佐藤耕平氏(43)は、街頭などで消費減税や物価高対策などの必要性を訴える。参政党の中田あい氏(46)は、守山、草津市の駅前などで党の政策をアピールしている。

 5人は1日夜、高島市内で開かれた公開討論会に出席。物価高対策や中小企業の支援策などについて主張をぶつけ合った。

 滋賀選挙区には、NHK党の菅原良雄氏(47)、政治団体代表の藤井隆一氏(60)も立候補の意向を表明している。

848名無しさん:2025/07/02(水) 20:02:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/f88d5caaaef1d3c8cadd201d175256444aaf4fa0
かつての「王国」は今…社民党、政党要件維持へ“崖っぷち” 県内で四半世紀公認候補の当選なく、ベテラン県議も引退【参院選】
7/2(水) 15:01配信
 社民党が国政政党を維持できるかの瀬戸際に立たされている。7月3日公示、20日投開票の参院選で公選法上の政党要件を満たせない場合、政治団体となるためだ。社民は今回の参院選を「政党要件がかかった崖っぷちの選挙」と位置付ける。新潟県は社民党の前身である旧社会党の「王国」と言われた時代がある。社民党県連は県内有権者の関心が高いとされる原発や農業といったテーマで世論を喚起し支持拡大を目指す。

【写真】マドンナブームの火付け役となった参院新潟補選での女性候補の当選

 「崖っぷちだ、何とか頼む、と言って支持者回りをしている」。元新潟県議で県連の長部登代表は危機感をあらわにする。

 全国の社民党国会議員は 現在衆参合わせて3人。うち1人が今回改選を迎える。公選法上の「政党」を維持するには(1)所属国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選で得票率2%以上-のいずれかを満たす必要がある。

 社民党は2022年参院選比例区での得票率が2%に達したが、24年の衆院選では比例は1・71%にとどまった。今回の参院選で2%を獲得できなければ、旧社会党から約80年続く政党の座を失ってしまう。政治団体になった場合、国政選挙で政見放送ができないなどの制約が生じる。

 「2%は何としても死守しなければいけないが、厳しい戦いだ」。社民党新潟県連の吉田裕史幹事長は険しい表情を浮かべる。

 今回の参院選には党首の福島瑞穂参院議員が非改選期のため立候補しない。県連関係者の一人は「福島さんは知名度が高く票を取れるが、今回は比例で名前を書いてもらえない」とこぼす。

 新潟県では党公認だったベテラン県議2人が23年に引退した。「県議を応援してくれた人たちが離れる」との懸念もあるという。

 1960年衆院選で県内では旧社会党の候補者が7人当選した。89年6月の参院新潟補選では女性候補が自民公認候補に圧勝。約1カ月後の参院通常選で女性候補が躍進する「マドンナ旋風」につながるなど勢いがあった。その後、党の政策転換や野党再編などにより低迷し、県内では党公認候補の当選は98年参院選が最後となった。

 県内での社民党の比例得票数は、22年参院選で約3万1千票、24年衆院選では約2万2千票と、減少が続いている。長部氏は「(党勢拡大へ)地方議員を増やさないといけないが、できていない」と反省を口にする。

 社民党県連は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働阻止や、コメ政策を中心とした農政の失策を追及して支持を拡大し、無党派層も取り込みたい考えだ。吉田氏は「分かりやすい言葉で訴えたい。社民党のことを理解してもらいたい」としている。

849名無しさん:2025/07/02(水) 20:17:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/4039d2246a3cd477ab8ad6d3a070ec72afaefeef
参議院大阪選挙区、維新・自民・公明は逆風で守勢に…国民・参政がSNSの発信や代表の来阪で勢い
7/1(火) 10:51配信


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読売新聞オンライン
日本維新の会、自民党、公明党の幹部

 参院選(7月3日公示、20日投開票)の大阪選挙区(改選定数4)は、国政政党9党の候補者を含む18人(6月30日現在)が立候補を予定する。過去3回の参院選で4議席を占めてきた日本維新の会、自民党、公明党はいずれも逆風を受けており、「守りの選挙」となる。国民民主党や参政党はSNSを駆使してアピールし、党代表による街頭演説を繰り返して攻勢に出ている。

【図表】これまで大阪選挙区で議席を獲得した政党

 「我々は土俵際です。維新が今、全国で響かない」

 6月28日に大阪府東大阪市で開かれた集会で、維新の岩谷良平幹事長は集まった支持者ら約100人を前に、声を振り絞った。

 その後、維新が擁立する岡崎太氏と佐々木理江氏が前後して姿を見せ、支持者らと握手などをして回った。

 昨年12月に代表に就任した吉村洋文知事は、今回が国政選の初陣となる。ただ、「前哨戦」と位置づけた6月の東京都議選では現職1人を含む候補者6人が全員落選した。維新が誘致を主導して4月に開幕した大阪・関西万博には連日10万人超が訪れているが、党勢は低迷が続いている。

 頼みの綱は、大阪に約300人いる地方議員の組織力だ。大阪、堺市議と国会議員が佐々木氏、府議とその他の地方議員が岡崎氏を支援するよう「すみ分け」を実施。2人は擁立が決まった4月以降、地元議員らの集会に顔を出し、支援者の紹介を受けるなどして府内をまんべんなく回ってきた。維新府議は「地道な活動は、新興勢力にはできない。積み重ねが最後にものを言うはずだ」と話す。

 自民、公明も「安泰」にはほど遠い。自民は5月、現職の太田房江氏が不出馬を表明し、6月11日に緊急公募で柳本顕氏を候補者に選んだ。

参院選大阪選挙区の立候補予定者

 柳本氏は元大阪市議で、維新が掲げる「大阪都構想」の反対派の急先鋒だった。一定の知名度があるが、「府域全体ではまだまだだ」(府連関係者)との声もある。

 同15日には発信力のある青山繁晴府連会長(参院議員)と大阪市内で街頭に立ち、「万博も生かしながら産業基盤を構築し、経済を活性化させる」と訴えた。

 3選を目指す公明の杉久武氏は、同23日の報道各社の取材に「大変厳しい選挙になる。私も挑戦者の気持ちで臨みたい」と述べた。

 公明は昨年の衆院選で維新と全面対決し、府内の4小選挙区を失った。「常勝関西」と言われる大阪でも近年、参院選の選挙区の得票数は徐々に減っており、府本部幹部は「反転攻勢を仕掛けていく」と話す。

参政「重点選挙区」に位置づけ、国民「新しい風が必要」
 一方で勢いづくのが、国民民主や参政だ。

 「元吹田市議の神谷です。ここに来るとうるっとしちゃう。思い出が詰まった吹田の街で演説すると、色々思い出す」

 参政の神谷宗幣代表が6月29日、吹田市内でマイクを握ると、集まった聴衆から大きな拍手が湧いた。

 参政は大阪を「重点選挙区」と位置づけ、SNSで政策を発信するほか、神谷氏がたびたび大阪入りし、街頭演説には多くの聴衆が集まっている。同26日、参政から出馬する宮出千慧氏の演説を聞いた大阪市阿倍野区の主婦(59)は「SNSを見ていると活動が分かりやすく、期待感がある」と語った。

 国民民主の渡辺莉央氏は同28日、JR大阪駅前で玉木雄一郎代表と並んで街頭に立った。5月末まで大阪で医師として勤務していたことに触れ、「業界を支える方の手取りを増やしたい」と語った。

 500人以上が足を止めて聞き、玉木氏らは演説終了後、約30分間にわたって集まった人との記念撮影などに応じた。玉木氏は記者団の取材に「(大阪には)そろそろ新しい風が必要。既存政党に割り込んで、新しい答えを示す」と述べた。

読売新聞社

850名無しさん:2025/07/02(水) 20:18:41
https://www.saitama-np.co.jp/articles/145827
「自公2議席」巡る攻防 迫る決戦、候補者火花 参院選2025/自民・公明・維新【上】
参院選2025参院選2025参院選2025
参院選2025
 7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党や各候補予定者は事実上の選挙戦に突入した。改選数4の埼玉選挙区では、過去最多だった2022年に並ぶ15人が立候補の準備を進めている。決選を前に各政党の動きを追い、対決の構図を探った。

■「負けたくない」/自民

 25日、さいたま市内で開かれた自民の古川俊治の時局講演会には、悪天候にもかかわらず600人近い支援者が集まった。開成高校の先輩で前首相の岸田文雄も駆け付け、「決められる政治を取り戻す大事な一歩になる」と強調し、持続性のある政策と責任ある外交の重要性を説いた。

 5月の総決起大会では県連会長の柴山昌彦が「少数与党でも政権運営ができるのは、参議院が過半数を占め、野党をブロックできるから」と結束を呼びかけた。石破茂首相は23日の会見で「非改選を合わせて与党で過半数」と勝敗ラインを定め、自公で50議席獲得を目標に掲げた。

 古川は初挑戦の2007年こそ2位に甘んじたものの、13年、19年は圧勝。自民への逆風に、陣営関係者は「久しぶりの厳しい選挙」と引き締めに躍起だ。埼玉選挙区では自公2議席獲得に向け、地方議員や党員、支援者がさまざまな組み合わせで引き回しを行って支持を固めている。

 石破政権の一律2万円給付に対しては「成長産業に投資すべき」と冷ややかで、医師免許と弁護士資格を併せ持つ古川の能力は風に左右されない強みだ。事務所開きでは他党の減税政策を批判し、「無責任なことを言っている立憲と国民に負けたくない」と対抗心を燃やした。

■合意形成の調整役/公明

 公明は昨年9月に党政調会長に就任した岡本三成が発信力強化を打ち出した。昨年12月に県本部代表に就任し、3選を目指す矢倉克夫も「双方向のやりとりで政治が動いていることを、多くの若い人に実感してもらえれば。政治への不信感をいかに払拭できるか」と同調する。

 以前から組織の衰えを指摘され、22日投開票の都議選では9回連続の全員当選を逃した。県内でも19年の矢倉が53万2千票、22年の西田実仁が47万6千票、前代表の石井啓一が落選した昨年10月の衆院選の県内比例票は34万9千票と、得票数の減少傾向に歯止めがかかっていない。

 自民党と野党の間で合意形成の調整役を担ってきたことが、有権者の目にはどのように映っているか。矢倉は「幅広く動いてきた個人の実績とともに、政権の枠組みが政治を前に進める上で重要」と訴え、県本部幹事長の安藤友貴は「前回の47万を上回るように」と力を込めた。

■42万が勝利の鍵/維新

 埼玉を重点地区と位置付ける維新は、当選ラインを「42万票」に設定。県総支部代表で衆院議員の高橋英明は、22年参院選で次点となった加来武宣の32万4476票からの1・3倍増を根拠としているが、公明の得票数が同じペースで漸減するものと仮定した数字にも見える。

 高橋が「気心知れたベストな候補者」として擁立したイベント関連会社代表で新人の龍野真由美は、結婚式の司会などで培った理路整然としたスピーチを武器に、有権者の心をつかむ。22年参院選福岡選挙区(定数3)では4番手ながら、国民公認の元県議を得票数で上回った。

 今回は30人弱の地方議員と連携して支持を固め、公示後は駅頭で知名度の底上げを狙う。高橋は「3年前は上田さんがいた(50万1千票)。今回の国民民主が上田さんより取るとは思えない。戦略通りに動いてくれる候補者の方が票が出る」と勝利への道筋を思い描く。(文中敬称略)

851名無しさん:2025/07/02(水) 20:19:19
https://www.saitama-np.co.jp/articles/146058
票読みで胸算用 政党支持が議席に直結 参院選2025/立民・国民・社民【中】
 7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党や各候補予定者は事実上の選挙戦に突入した。改選数4の埼玉選挙区では、過去最多だった2022年に並ぶ15人が立候補の準備を進めている。決選を前に各政党の動きを追い、対決の構図を探った。

■足元の支持固め/立民

 「選挙期間なのに、政策を理解した上で根回しも必要になる国対委員長代理を任されるほど仕事ができる。党にとって、余人をもって代え難い人」。立民最高顧問の枝野幸男は、27日のオープンミーティングで再選を目指す熊谷裕人を高く評価し、「党のために働いてくれているのに、落とすわけにはいかない」と支援者に訴えた。

 参院選は政党の支持が反映されやすいとされる。立民県連幹部は「大目標は前回当選時の票数(53万票)だが、まずは3年前の高木真理と同票の44万票は取りたい。守りの選挙になる」と読む。別の県連幹部も「支持を広げるというより、固める選挙になる。地方議員が自分たちの選挙のつもりで臨めば問題ない」と口にする。

 支持母体の連合埼玉は、立民と国民が同等の活動を展開できるよう、「二等辺三角形の形」で支援。産業別に、JAM(ものづくり産業)やJP(日本郵政)などの総評系組織は立民、UAゼンセン(製造・流通・サービスなど)や自動車総連などの同盟系組織は国民につく立て付けだ。連合埼玉幹部は「2019年の選挙結果を見れば、共産を倒せば2候補とも入る。立民は支持率が上がらず厳しいといえど、そう落とすことはない」と分析する。

■課題は知名度/国民

 元県議で新人の江原久美子を推薦する国民の県連幹部は「知名度が課題。埼玉は広いが、街頭演説を重ねて露出を増やしていくしかない」と話す。24日には代表の玉木雄一郎も大宮駅に入り、「党の一番の資産である皆さまの声を政治に届けるため、新しい仲間を加えたい」と演説。党の公式グッズを身に着けた支援者も集まる中、「江原は私と共通点があり、民間の金融機関や市議会、県議会で経験を積んできた」と経歴を印象付けた。

 一方、連合埼玉幹部は党に対し、「山尾志桜里の公認取り消しや、居住実態なしで当選取り消しになった入間市議の件といい、候補をどう選んでいるのか」とガバナンスに疑問を呈し、「自民の受け皿がどこに行くのか読めない。支持率がどこまで落ちるかが影響する」と懸念を示した。

■12年ぶり擁立/社民

 全国で比例2議席、選挙区1議席の獲得を目指す社民は、新人で県連政策部長の高井環を擁立。県選挙区では13年の川上康正以来12年ぶりで、高井は「社民で活動される方々を間近で見てきた。日本の安定、安心を守る運動を絶やしてはいけない」と決意を口にした。

 県連幹事長の船橋延嘉は「比例は250万票近く取らないと2議席にならない」と党全国連合の方針を擁立の理由に挙げ、「今の社民党では大変だという状況は分かっているが、軍事費を減らせと主張する政党が少なくなった。議席を増やして主張を大きなものにしたい」と訴えた。(文中敬称略)

852名無しさん:2025/07/02(水) 20:20:01
https://www.saitama-np.co.jp/articles/146210
支持拡大にSNS 当選ラインへ上積み図る 参院選2025/共産・れいわ・参政【下】
 7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党や各候補予定者は事実上の選挙戦に突入した。改選数4の埼玉選挙区では、過去最多だった2022年に並ぶ15人が立候補の準備を進めている。決選を前に各政党の動きを追い、対決の構図を探った。

■挑戦者の心持ち/共産

 共産党政策委員長の山添拓は6月28日、大宮駅前で聴衆に訴えた。「6年前にこじ開けた議席を、どうにか伊藤岳に再び任せていただきたい」

 昨年秋の衆院選で共産は、政党順で比例第7位と伸び悩んだ。県委員会の幹部は「現職だが、チャレンジャーの心持ちで臨む」と力を込める。党内でも選挙区で議席を持つ埼玉の位置付けは高く、幹部は「議席の確保が命題だ」と語る。伊藤が当選した前回選挙の得票35万票を土台に、50万票を目標に据える。

 党員の高齢化という課題はあるものの、駅頭ではシールボードを活用し、若い世代との対話に注力。党関係者からは「交流サイト(SNS)を活用した発信力で他党の後塵を拝しているのは否めない」との声も上がるが、初めてSNSなどインターネット上に選挙広告を掲載。新たな層へのアプローチに取り組む。

 初当選後の6年間で参院本会議などでの発言数が202回に上ったことなど、伊藤の実績もアピール。山添と並んで伊藤は「冷たい自民党政治はもう終わらせる。選挙で審判を下すため、お力添えをお願いする」と訴えた。

■伸びしろしかない/れいわ

 れいわ新選組が擁立する新人の桜井奈々絵は初めての選挙戦。5月の立候補会見で、幹事長の高井崇は「政治は全くの素人だが、伸びしろしかない。最近の支持率調査でも十分、当選圏内にいるとみている」と強気の姿勢を示した。

 高井幹事長と共に有権者と交流する「おしゃべり会」を県内各地で10回ほど開催。党ボランティア出身の経歴を生かし、介護や農業の問題など市民目線の政策を訴える。陣営関係者も「不安に思うところはあったが、人柄という一番の魅力を伝えるには『おしゃべり会』が有効だったのでは」と分析する。

 動画投稿サイトの登録者数は37万人と、国政政党で最多。主な支持層とみる30〜50代もSNS世代の中心だ。れいわの特長でもある“ボランティアの人海戦術”で、多くの演説の切り抜き動画を作成、発信する。党幹部も「SNSで地道にやってきた成果を実感している」と手応えを口にする。

 結党以来掲げてきた消費税廃止も、参院選では多くの政党が物価高対策の一部として争点に上げる。桜井は「介護の問題など、不景気に歯止めをかけるため国に訴えていきたい」と力を込めた。

■都議選の勢いを/参政

 全国で6議席を目指す参政党は、前回参院選の結果から得票率の12%を目標に掲げる。昨秋の衆院選にも比例北関東ブロックで出馬した元飯能市議の大津力を擁立。県連幹部からも「党の方針への理解も深く、実績も申し分ない」と評価が高い。

 前哨戦とされた東京都議選では、4人を擁立し3議席を獲得する躍進を見せた。参院選には全45選挙区を含む54人(29日現在)の候補者を立てるなど、党の勢いはそのままだ。代表の神谷宗幣は25日の会見で「都議選の流れを生かせば、いい結果につながるのではないか」と期待する。

 県内に計16の支部を置き、ボランティアと協力しながらSNSを活用するなど、草の根の活動も力強い。陣営関係者も「小さい政党でも、少ない資金力で党の政策を広められるのがSNSの強み」と分析。県連幹部は「県内では予断を許さない状況。まずは党を知ってもらい、何とか大津を国政へ送り出す」と訴えた。(文中敬称略)

853OS5:2025/07/02(水) 20:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3edde33f04f0aa9848b340c5efe601bbe93629d7
コメ高騰で逆風も 農協が推す自民候補が参院選でピンチ? 陣営に漂う“半端ない危機感”
7/2(水) 9:32配信


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AERA DIGITAL
東野氏のリーフレット(撮影・加藤裕則)

 医師会、建設、郵便局など、7月3日公示、同20日投開票の参院選には、数多くの業界団体が候補者を擁立する。今回、注目されるのが、「令和のコメ騒動」の渦中にある農協だ。2007年から5回連続で独自候補を当選させているが、実は票が着実に減っている。そんななかで小泉進次郎農林水産相は矢継ぎ早に農協や農業の改革案を打ち出している。どんな影響が出るのか、農協関係者の危機感は半端ではない。

【一覧】2025年参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

 今回、農協を代表して立候補するのは新顔の東野秀樹氏(53)。昨春、全国農業協同組合中央会(JA全中)の政治団体が組織内候補として推薦を決めた。北海道の農家で、もち米や小麦、アスパラガス、切り花などを手掛け、地元農協の組合長を務めてきた。自民党公認で全国区となる比例区から出るため、昨年から各地の農協を回り、10万人以上と握手をしたという。

 東野氏は、今回で引退する元JA全中専務理事の山田俊男氏(78)の後任と位置づけられている。山田氏は初当選した2007年7月の参院選では44万9千票を獲得した。この時、14人が自民党比例区で当選したが、山田氏の得票は舛添要一氏の47万票に継ぐ2位(自民党の比例)で、農協の結束力の強さを見せつけた。

 2回目の13年は2位を維持したものの、山田氏の得票は33万8千票と約10万票減った。3年後の16年の参院選では、熊本県の農協組合長などを務めた藤木真也氏(58)が出馬。23万6千票で当選し、山田氏と合わせて農協推薦の参院議員は2人となった。山田氏は19年の選挙で3選を果たしたが、21万7千票と初当選したときの半分になった。順位も19人中9位(優先的に当選が決まる特定枠2人を含む)だった。

 選挙があるごとに候補者の得票が減っている状況だ。今回候補者が刷新するとはいえ、得票の減少傾向に歯止めをかけなければ6回連続の当選に黄色信号がともることになりかねない。

 しかも今回はコメの高騰が続き、風当たりが強い。農林水産省は今年に入ってようやく備蓄米の放出を決めたが、大半を落札したJAグループの全国農業協同組合連合会(全農)の流通で一定の時間がかかり、「農協は価格を下げたくないのか」などと消費者から批判を浴びた。

 支持母体となるJA全中の山野徹会長も、今年5月、高騰するコメの価格について「決して高いとは思っていない」と記者会見で発言した。コストをまかなえないまま赤字の稲作農家も多く、生産者側の思いを述べたとみられるが、高騰に苦しむ消費者からはSNSなどで反感を買った。

854名無しさん:2025/07/02(水) 20:38:07
「都議選で自民党が負けており、厳しいのはわかっている」

 陣営も今回がこれまでにも増して厳しい選挙戦を強いられていることは認識している。

 JA全中の組織改編も微妙な影を落とす。JA全中は長らく、全国の農協を指導したり、監査したりする権限を持っていたが、政府は15年に制度を変えた。全国の各農協の自主性を高めるためで、JA全中は農協法に基づく特別認可法人から、一般社団法人に鞍替えし、グループの代表機能や総合調整機能、経営相談機能などと業務が限定された。

 さらに農林中央金庫も外国債券の運用に失敗し、25年3月期は約1兆8千億円の連結純損失を計上。全国の農協などに還元してきた約600億円分の配当がなくなった。農水省のまとめでは、全国537の農協(23年度)のうち、農産物の生産・販売(経済事業)で74%の401農協が赤字となっている。農林中金からの配当や利息、共済といった金融事業で黒字化しているところが多く、本業の農産物でもうけられないという構造的な課題を抱え、足腰が弱まっている。

 農家の減少も著しい。政府の統計によると、主に農業に携わる人は05年は約224万人だったが、24年は約111万人と半減している。

 集票機能の弱体化が否めないなか、コメ高騰はさらなる逆風になりかねない。JA全中の元幹部は「今回は相当厳しい」と真顔で話す。「逆に結束力が高まる」との見方もあるが、「郵便局長会から支援は頼まれたが、農協からは来ない。農家の関心や活動が弱まっている」(コメ農家)との声もあった。

 国民は参院選でどんな意思を表すのだろうか。

■元農水省官僚で明治大学農学部の作山巧教授の話

 生産者団体として「自らの思いを少しでも国政に」と、農協組織が組織内候補を出すことは理解する。ただ、当選したとしても政策に大きな影響を与えることは難しいのが現実だ。実際、第2次安倍政権は、規制緩和を進めるため、官邸主導で農協改革に打って出た。官邸の力が高まっていて、自民党農林部会の議員たちもこの流れに乗らざるを得なかった。
 一方で、今回のコメ不足は大きな社会問題となり、連日、メディアで取り上げられた。コメ不足の原因に、政府や農協による事実上の減反(生産調整)政策があることは明白だ。減反政策を続ける限り、このような事態は今後もあり得る。減反をやめて、コメの生産を農家の自由な判断に任せ、不作や価格の急激な下落時の所得補償制度を整えるという考えもある。石破茂首相は所得補償にかねて関心を示しており、今後、日本の稲作や農業をどうするのか、ぜひ参院選で議論になってほしい。

(経済ジャーナリスト 加藤裕則)

加藤裕則

855名無しさん:2025/07/02(水) 20:38:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f53d012ecf6b9d78626f0e47ddcd0aa9e530f11b
参院選3日公示 福島選挙区4陣営、臨戦態勢…復興や物価高対策争点
7/2(水) 8:40配信


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福島民友新聞
参院選2025

 第27回参院選は3日、公示される。福島選挙区(改選数1)には、自民党の現職森雅子氏(60)=3期、立憲民主党の新人で元衆院議員石原洋三郎氏(52)、参政党の新人で会社役員大山里幸子(りさこ)氏(51)、政治団体「NHK党」の新人でIT会社社長越智寛之氏(51)の4人が立候補を予定している。20日の投開票に向け、18日間の選挙戦に入る。

 福島選挙区は、第2期復興・創生期間が最終年度を迎える東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興加速化に加え、県民生活を直撃する物価高騰への対応や地方創生の在り方などが主な争点になるとみられる。

立候補を予定している(左から)森雅子氏、石原洋三郎氏、大山里幸子氏、越智寛之氏

 公明党県本部の支援も受け与党候補として4選を狙う森氏と、立民、国民民主党、社民党の各県連、県議会会派「県民連合」、連合福島による「5者協議会」が支援する石原氏の2人を軸に、国政初挑戦となる大山氏、独自の選挙戦を展開する越智氏が争う構図だ。

 森氏は少子化担当相や法相を務めた実績と知名度を武器に組織戦を展開。政権与党としての本県復興への貢献や物価高騰の対応を中心に政策を訴える。既に各地で決起大会を開催するなど、支持者への浸透や組織固めに注力してきた。公示翌日の4日には石破茂首相が本県入り。閣僚や党幹部の応援も予定されるなど、昨秋の衆院選から続く党の逆風払拭に精力を傾ける。

 石原氏は、物価高対策や農林漁業の再生を訴え、昨年8月の立候補表明以降は各地でミニ集会やつじ立ちを重ね、課題の知名度不足解消に取り組んできた。6月28日には福島選挙区への独自候補擁立を取りやめた共産党県委員会が支援を表明、事実上の「候補者一本化」にも成功した。労働組合など支援組織との連携を強め、地盤の県北から全県に浸透を図る方針だ。

 大山氏は選対事務所を構える郡山市から支持拡大を狙う。減税や再生可能エネルギー推進見直しを訴え、若者や選挙に関心が薄い層を取り込む考えだ。衆院小選挙区ごとに設立した支部と連携し選挙戦を戦う。

 越智氏は公示後もほとんど本県入りせず、交流サイト(SNS)などを通じて広く政策を発信する考えだ。

比例代表には福島県関係3人
 比例代表(改選数50)には福島県関係で自民党の現職佐藤正久氏(64)=3期、福島市出身、日本維新の会の現職山口和之氏(69)=2期、郡山市、共産党の新人で党県常任委員小山田友子氏(32)=須賀川市=の3人が立候補を予定している。

福島民友新聞

856名無しさん:2025/07/02(水) 20:41:37
https://www.topics.or.jp/articles/-/1264542
【決戦前夜 参院選徳島・高知】㊤ 与党 補選敗北で刷新感強調
決戦前夜 参院選徳島・高知
2025/07/01 05:00
5月にあった自民党新人の大石宗氏(44)の事務所開きでは、大石氏や支持者が高知市中心部の百貨店前に繰り出し、街頭演説をした。通行人の目に留まる屋外で開いたのには、候補者の「刷新感」(高知県連関係者)を出す狙いがあった。

背景にあるのは、2023年の参院徳島・高知選挙区補欠選挙での敗戦だ。

高知県を地盤とする自民現職が、秘書への暴力行為で議員を辞職。これに伴う選挙で、高知県連が擁立した候補は野党系無所属の広田一氏に大敗した。自民にとっては、参院選で合区が導入された16年以降初めて議席を失う失態だった。

当時の岸田政権の支持率低迷も、敗戦の要因になった。その後、自民は派閥の裏金問題が打撃となり、石破政権に交代後も支持率は浮揚していない。24年10月の衆院選では自民、公明両党で過半数を割り込み、少数与党下の厳しい政権運営が続いている。

こうした中、今回の参院選で徳島・高知選挙区に立てるのが、無所属の高知県議だった大石氏。いずれも落選し…


https://www.topics.or.jp/articles/-/1265143
【決戦前夜 参院選徳島・高知】㊦ 野党 共闘態勢、自主的に整備
決戦前夜 参院選徳島・高知
2025/07/02 05:00
「政党から推薦をもらわずに補欠選挙を戦い、議席をいただいた。無所属で選挙を続けるのは苦しいが、貫かなければならない」。6月15日に高知市内のホテルであった集会で、野党系無所属で現職の広田一氏(56)は約600人の支持者を前にこう語った。

広田氏は2023年10月の参院徳島・高知選挙区補欠選挙に無所属で出馬し、連合徳島、連合高知の推薦と野党各党の支援を受けて自民党候補を破った。昨年9月からは立憲民主党系の参院会派に所属しながら、無所属を通し、今回も事実上の「野党共闘」態勢を整えて再選を目指す。

補選から2年足らずで改選を迎えるに当たり、広田氏は地盤のない徳島で周到に準備を進めてきた。昨年夏ごろから約3カ月かけて県内の全市町村議員宅を訪問する傍ら、8月には立民、国民民主両党の支持母体である連合徳島の推薦を早々に取り付けている。

連合徳島が推薦を決めたのは、10月の衆院選で徳島1区に出馬した立民新人候補への推薦決定と同じ日だった。連合徳島の幹部は広田氏の推薦につい…

857名無しさん:2025/07/02(水) 20:44:35
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1498088<参院選さが>佐賀選挙区4人立候補へ 7月3日公示、20日投開票
2025/07/02 07:30

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 第27回参院選は3日公示され、20日の投開票に向け17日間の選挙戦がスタートする。佐賀選挙区(改選数1)は、自民党が5連勝中。立憲民主党、参政党、政治団体「NHK党」がそれぞれ新人を擁立し、自民現職を含む4人が立候補の準備を進めている。期間中の9日には佐賀駐屯地(佐賀市川副町)が開設され、自衛隊オスプレイの配備が始まる。物価高対策や安全保障などを争点に、論戦が繰り広げられそうだ。

 3期目を目指す自民現職の山下雄平氏(45)=唐津市=は、国政の農水分野で実績を積んできた。県全域を細かく回り「都会から地方への流れが必要。豊かな地方が豊かな国をつくる」と訴える。公明党、県農政協議会など千以上の団体から推薦を受ける。

 立憲民主党の新人で元佐賀市議の富永明美氏(51)=佐賀市=は、1月に出馬表明した。各地の集会で市議7年半の活動を紹介して浸透を図り、「生活者が安心して暮らせるよう今の政治を変える」と主張。連合佐賀が推薦、国民民主党県連も支持する。

 参政党新人の下吹越(しもひごし)優也氏(32)=佐賀市=は、公示まで1カ月を切って出馬を表明した。「日本人ファースト」を掲げ、米価高騰対策や減税、過剰な外国人受け入れの反対などを訴える。

 NHK党新人の松尾芳治氏(47)=福岡市=も立候補を予定する。

 公示の3日、4人は佐賀市内で第一声を上げる。山下氏は午前8時45分から八幡神社で、富永氏は同9時からホテルマリターレ創世で、下吹越氏は同9時45分から県護国神社で出陣式に臨む。松尾氏は同10時半に県庁近くで第一声を予定している。(参院選取材班)

858名無しさん:2025/07/02(水) 20:45:54
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1497060
<参院選さが>共産党、佐賀選挙区の擁立見送り 立憲民主党との1人区協力の方針受け
2025/06/30 22:21

横田千晶

大橋諒

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 参院選(7月3日公示、20日投開票)を巡り、共産党佐賀県委員会は30日、佐賀選挙区(改選数1)への独自候補擁立を見送ると発表した。共産、立憲民主の両党は、32ある改選1人区で競合回避の調整を進めている。

 共産県委員会は30日の県常任委員会で、佐賀選挙区での候補擁立の見送りを決めた。共産の田村智子委員長は立民の野田佳彦代表と改選1人区での調整を申し合わせていた。

 佐賀選挙区は、立民が公認候補として新人の富永明美氏(51)の擁立を決めている。共産県委の上村泰稔委員長は「佐賀選挙区で特定候補への支持は表明していない」としつつ、「自公政権を過半数割れに追い込む大きな目標に向かっていく。今後何か動きがあれば考えていく」と含みを持たせた。

 共産県委の決定に先立ち、野党候補の一本化に取り組んできた市民団体「市民連合さが」(代表・畑山敏夫佐賀大名誉教授)が、立民県連や共産県委に「一丸となった奮闘」を求める要望書を提出していた。

 共産県委の上村委員長は「誠実に受け止め、実現のために力を尽くしたい」とした。立民県連の江口善紀総務会長は党本部にも市民連合から同じ要請が出ていることを念頭に、「県連としても要請をしっかり受け止める」と述べた。

 立民、共産の改選1人区での協力を巡っては福島、鹿児島両選挙区で共産が擁立を取り下げて一本化した。(大橋諒、横田千晶)

859名無しさん:2025/07/02(水) 20:51:59
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1792723
〈参院選とやま2025〉堂故氏リード、庭田氏追う 本社、富山テレビ放送共同情勢調査 5割は未定
政治

2025/7/1 05:00

3日公示、20日投開票の参院選で、富山新聞社は29日、富山テレビ放送(富山市)と共同で県内の有権者2136人を対象に情勢調査を実施した。取材を加味した県選挙区(改選1)の情勢は自民党現職の堂故茂氏がリードし、国民民主党公認の庭田幸恵氏が追う展開になっている。参政党、共産党の新人2氏は伸び悩んでいる一方、約5割が投票先を決めておらず、投票日までに情勢は変わる可能性がある。  ●富山1区は拮抗 3選を…

860名無しさん:2025/07/02(水) 20:54:51
https://mainichi.jp/articles/20250701/k00/00m/010/259000c
公明、自民裏金議員7人を参院選で推薦せず 与党内に「不協和音」
東久保逸夫
野間口陽
政治

速報

国政選挙
毎日新聞
2025/7/1 19:00(最終更新 7/1 19:00)

 公明党は1日、自民党の派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった「裏金議員」について、参院選の公示前には、追加で推薦しないと表明した。自民の公認候補予定者10人(選挙区)のうち、公明が既に推薦を決めていた3人を除く7人は、公明推薦のないまま選挙戦に突入する。自公は消費減税を巡ってもすれ違いが目立ち、与党内の不協和音に懸念が広がっている。

衆院選惨敗の「再来」恐れ
 公明の西田実仁幹事長は1日の記者会見で、裏金議員の追加推薦について「公示前はないだろう」と指摘。その上で、過去には公示後に推薦した事例があることに触れ「地元でしっかり協議して党本部に上がってきたものを総合的に判断する」と含みを残した。

 公明は4月に自民の裏金議員3人の党本部推薦を決定。石川選挙区の宮本周司氏▽京都選挙区の西田昌司氏▽奈良選挙区の堀井巌氏――の3人で、いずれも旧安倍派(清和政策研究会)の現職。宮本氏は党役職停止6カ月、堀井氏は戒告の処分を受けていた。

 当時、公明の河西宏一選対副委員長は推薦理由について、3人がいずれも参院政治倫理審査会で弁明していることなどを挙げ、「地元の支持者に説明や再発防止への強い意思表明がされている」と説明した。

 しかし、この決定に対して公明内からは不満が…

861名無しさん:2025/07/02(水) 21:01:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cc56111c5f28d4c560c6e30d20ee014cf9f82ac
参議院香川選挙区、国民民主党の「農業票」自民党が切り崩し狙う…無党派層の取り込みが鍵か
7/1(火) 16:54配信


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読売新聞オンライン
争奪<上>
支援者と握手をする三宅(右から2人目)(5月17日、高松市で)

 7月3日公示、20日投開票の参院選。香川選挙区(改選定数1)では、議席を守ってきた自民党と、昨年10月の衆院選で躍進した国民民主党の2人を中心に、前哨戦は激しさを増している。関係者の思惑に迫る。

【図表】参議院選挙香川選挙区の主な候補者の得票一覧

 6月1日、高松市内のホテルの一室。JA香川県会長の港義弘らが向き合ったのは、「農水族」の代表格、自民党幹事長の森山裕だった。

 「自民党はしっかり畜産を含む農業を支えていくということを、JA側に伝えるためだ」。党県連の定期大会に合わせ、面談の機会を設けた県連幹事長の大山一郎は狙いを明かす。

 農業関係者は自民の支持基盤とされる。しかし、香川では事情が異なる。衆院香川2区選出で国民民主党代表の玉木雄一郎に「票を奪われ続けてきた」(自民県連関係者)からだ。

 2013年の参院選で無所属現職を破って初当選し、今夏の参院選で3選を目指す自民現職の三宅伸吾(63)が、選挙戦に入る前から「劣勢」に回りかねない危機を迎えていた。

 このままだと、玉木を推している多くの「農業票」が、参院選で国民民主新人の原田秀一(52)を支持するのでは――。懸念を深めた自民側が切り崩しに打って出た格好だ。

 玉木は09年の衆院選で政権を奪取した民主党から立候補して初当選した。父がJA職員や獣医師、祖父は地元農協の組合長だったこともあり、自民の「票田」だった農村部にも支持を広げ、8選を狙っていた自民現職を抑えた。

 東讃選出の自民県議は「畜産を中心に農業関係者への影響力は強い。香川2区では6〜7割の農業票が玉木に流れているのでは」とみる。

 自民の「宿敵」はかつてなく好調だ。昨年秋の衆院選で国民民主を公示前の4倍になる28議席に導いた。参院選比例選の候補擁立を巡る迷走などで勢いに陰りは見えるものの、自民県連幹部は「香川での玉木の人気は衰えていない」と参院選への影響を警戒する。その玉木は原田を全面的に支援している。

862名無しさん:2025/07/02(水) 21:02:09
 一方、自民は党派閥の政治資金問題で逆風が吹いた昨秋の衆院選で、県内3小選挙区のうち二つで敗北。今年4月の丸亀市議選で改選前から四つ議席を減らした。自民県連幹部は「今も有権者の信頼は取り戻せていない」とし、厳しい情勢は避けられないとの見方が強い。
 大山は強調する。「背水の陣だ。参院選で負ければ、一気に国民民主に勢力を拡大される。党の将来を懸けた戦いになる」

 県連のバックアップを得て三宅は意を強くする。5月17日に高松市内で事務所開きをした後、取材に「議席を守るのがミッションだ。かじ取りをできる政党はどこで、候補者は誰か。有権者に判断材料を提供していく」と語った。

 元日本経済新聞記者の三宅は、13、19年の参院選で2回連続当選。防衛政務官や財政金融委員長を務め、「専門は経済と外交安全保障だ」と自負する。

 今年4月から地元で支持固めを本格化。6月末までに自民の地域支部約110か所を回り、1万人ほどの関係者らに支援を呼びかけた。約3000人の職員を抱えるJA香川県グループの役員でつくる「県農協農政対策協議会」を始め、これまでに約500の企業、団体から推薦を得た。

 6月末の取材に県連関係者は、当選ラインは十数万票と説明。県連幹部は無党派層の取り込みが勝敗の鍵を握るとみており、三宅も「多くの人に会い、私の考えを伝えたい」とする。

 しかし、過去2回の参院選で自民が中心となって徹底した組織戦を展開したためか、「三宅」の名前は今もなお、浸透していない。高松市中心部の企業に勤務する40歳代男性は「(三宅の)顔も名前も印象にない」と話す。県連内では「地元での活動時間が少なく、知名度に課題が残る」との見方が大勢だ。

 近年の国政選挙の比例選で4万2000〜4万5000票程度の支持を県内で集め、連立政権を担う公明党は5月下旬、三宅の推薦を決めた。自民県連会長で衆院議員(比例四国ブロック選出)の平井卓也も、同時期の公明の講演会に出席。「その場で受けるようなことを言う無責任な勢力に負けるわけにはいかない」と自公の結束を訴えた。

 それでも、自民の最大の武器・組織力を発揮できるのかは不透明だ。ある自民県議は「三宅から『支援者に会わせてほしい』といった本格的な支援を求められたことはない。もっと私を使ってもらってもいいのだが……」と打ち明ける。

 別のある関係者はこうも語る。「三宅を何としても勝たせようという盛り上がりが県連内に乏しい。会長らに責任感が欠けていないか、心配だ。これまでは苦労せずに勝ったが、今回は本当の選挙だ」(敬称略)

読売新聞社

863名無しさん:2025/07/02(水) 21:03:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/8817d6038ae7527e04d955b96b67893cecd4ccee
参議院徳島・高知選挙区、政党色を前面に出さずに無所属を貫く現職…与野党対決の構図強まる
7/2(水) 17:00配信
 高知市のホテルで6月15日に開かれた「広田一を励ます会」。マイクを握った無所属現職の広田一氏の声に力がこもった。「無所属で政党の推薦を受けずに続けるのは本当に苦しいが、これを貫かなければならない」

 会場には、立憲民主、国民民主、共産、社民の高知県組織の幹部らの姿もあったが、登壇して激励することはなかった。広田陣営では「政党の色がない方がウィングは広い。推薦などなくても『自民はノー』ということで必然的に集まってくれる」という。

 広田氏は2004年から参院議員を2期務め、17年には衆院選高知2区に無所属で立候補して初当選。21年は立民公認で再選を果たせなかったが、23年の参院補選は無所属で野党各党の支援を受け、自民候補を大差で破って国会議員に返り咲いた。

 「野党共闘」とも言われる選挙協力は16年、徳島、高知両選挙区に合区が導入されて初めての参院選で具体化。当時の民進、共産、社民各党が推薦した無所属新人が自民現職に挑み、善戦した。19年は共産公認で立候補を表明していた新人が公認を外して無所属で出馬した。ただ、22年は候補の一本化はできなかった。

 今回の参院選では、昨秋の衆院選で議席を伸ばした国民の徳島県連が独自候補の擁立も検討していた。しかし、野党候補の乱立で「共倒れしてはいけない」と断念して広田氏の支援を決定。立民、共産の県組織も支援を決めた。

 共産徳島県委員会の上村秀明委員長は「広田陣営の選対には入らないが、力を合わせないといけない」といい、同県の広田陣営には共産との距離感に慎重な意見はあるものの「(支援を)否定するつもりはない」。

 高知県でも5月下旬、野党の幹部らが高知市内に集まり、広田氏支援を確認。共産高知県委員会の春名直章委員長は「明確な文書は交わさなくても政策合意はできており、野党唯一の候補の広田さんを勝たせる」と話す。

 広田氏は「無所属で保守から革新まで幅広い支持層の受け皿になる」と説明。推薦する連合高知の池沢研吉会長は「与党の過半数割れに向け、連合も一枚岩になれる」と語る。

 広田氏が議席を守るか、自民が奪い返すのか。与野党対決の構図が強まるなか、3日公示の参院選には、参政党新人で元党高知県会長の金城幹泰氏、政治団体「NHK党」新人で飲食店経営の中島康治氏も立候補を予定している。

 高知支局・古谷禎一、徳島支局・三浦孝仁が担当しました。

 広田氏が政党色を前面に出さず、無所属を貫くことで成立した格好になった野党の選挙協力。6月21日に高知市を訪れた立民の岡田克也・党常任顧問は「党公認が原則」としながらも「ご本人(広田氏)の考え方もあり、それを最大限尊重する」と報道陣の取材に答え、「野党の架け橋」としての役割を期待した。

864名無しさん:2025/07/02(水) 21:06:32
https://www.yomiuri.co.jp/local/kochi/feature/CO083684/20250630-OYTAT50043/
<上>元「政敵」擁立 自民に自信
2025/07/01 05:00


立候補予定者
大石宗  44 自新
金城幹泰 43 参新
中島康治 46 諸新
広田一  56 無現

(敬称略、党派の並びは参院勢力順、年齢は6月30日現在)

 参院選が3日公示、20日投開票の日程で行われる。合区が導入されて5度目(補欠選挙を含む)となる徳島・高知選挙区(改選定数1)では、現職と新人の計4人がこれまでに立候補を表明。与野党対決となる選挙戦の構図を追った。

中谷氏(右)から激励される大石氏(5月11日、高知市で)
 「与野党に幅広い人脈を持っており、いい仕事をしてくれる」。5月11日、高知市で開かれた大石宗氏の事務所開きの集会。防衛相で自民衆院議員の中谷元氏がマイクを握り、かつての「政敵」を持ち上げた。


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 大石氏は2012、14、17年の衆院選高知1区に当時の民主党、希望の党から立候補して中谷氏ら自民候補に挑んだ。19年、高知県議に無所属で復帰。21年の衆院選では、野党とは距離を置き、同県知事から同2区に自民公認候補として出た尾崎正直氏を応援した。

 今回の参院選で候補者選びが難航していた自民は昨年末、中谷、尾崎両氏が大石氏に立候補を要請した。大石氏は「青天のへきれきだった」と言うが、1月下旬に決意して自民に入党。尾崎氏は知事時代、県政の課題について大石氏に相談を持ちかけるなど「信頼関係をもって仕事をしてきた仲」と説明した。

 しかし、大石氏の転身で支持者には戸惑いもあった。高知市などの後援会は、役員らが集まって対応を協議。大石氏の決断を心配する声も出たが、引き続き応援していくことを確認した。一方、長く大石氏を応援してきたという高知県東部の70歳代の男性は「まさか自民から立候補するとは思わなかった」と失望する。

 陣営は、大石氏が中谷氏、尾崎氏それぞれと並んだポスター計約6000枚を用意。「時間の経過とともに浸透してきた」と自信をみせる。大石氏は安全保障などの政策を巡り、「自民のみなさんと昔から道は違わず、違和感はない」と話す。

 ただ、徳島県では大石氏の知名度は低く、自民県議らが支持者らに引きあわせて売り込む。パンフレットには「徳島高知から日本を興す」と記し、若さと政治刷新への意欲を前面に出す。

 同県阿波市で自民の支部が6月15日に開いた大会には、党本部から木原誠二・選挙対策委員長が駆けつけ、「大石さんは若いが、経験十分だ。徳島でどれだけ『熱』をもらえるかが選挙を決する」と呼びかけた。大石氏と握手した男性は「初めて会ったが、好青年で情熱を感じた。徳島の新しい顔になれる」と期待を寄せた。



 連立与党を組む公明は大石氏の推薦を決め、徳島県本部が自民徳島県連と選挙協力の協定を結んで組織の引き締めを図る。同県の公明幹部は「少数与党で迎える選挙。強い危機感がある」といい、大石氏を応援することで新人を擁立する比例選との相乗効果を狙う。

 自民は、現職参院議員の不祥事、辞職に伴って実施された23年秋の参院補欠選挙で高知県連幹事長の県議(当時)が立候補して、大敗。派閥の裏金問題が問われた昨秋の衆院選では、過半数割れを喫して厳しい状況が続く。

 23日夜、自民高知県連が高知市で開いた政談演説会。防衛相の公務で東京を離れられない中谷氏が「最優先は政治に信頼を取り戻すこと。どうしても負けられません」とメッセージを寄せ、出席した尾崎氏は「頑張っていけば光明は見えてくる」。そう力を込めて会場を盛り上げた。

865名無しさん:2025/07/02(水) 21:31:07

4203 :OS5 :2025/06/30(月) 17:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d30473df8edd01f29f9075a5d10761d76539df6
「行列」最強弁護士軍団が選挙に出るワケ 北村晴男氏が参院選出馬へ 橋下氏、丸山氏に続き3人目
6/30(月) 16:44配信


スポニチアネックス
北村晴男弁護士

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」の出演で人気を博した北村晴男弁護士が30日、来月行われる参院選で日本保守党の比例代表で出馬することを表明した。

 23年10月から日本保守党法律顧問を務めていた。

 「行列…」のレギュラー弁護士では、橋下徹氏が大阪府知事、大阪市長を務め、丸山和也氏が自民党から参院選に出馬して当選している。

 最強弁護士軍団からは3人目の政界挑戦になる。

 なぜ「行列」出身者の出馬が続くのか。政界関係者は「地盤がない場合、必要なのは知名度、人気、知識、安心感、トーク力だ。それを行列の最強弁護士軍団は持っている。あれだけの人気番組でレギュラーを務め、弁護士という社会的地位としっかりした主張を持っていることが魅力。さらに法律の知識に裏打ちされた高いトーク力は有権者を引きつけることができる。“すべて持っている人”ということで白羽の矢が立つ条件がそろっている」と説明している。

866OS5:2025/07/03(木) 17:25:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/589cff7bf1ad7695f1661194842299d0268db699
「元島民が元気なうちに」自民・鈴木宗男氏、北方領土問題解決に意欲
7/3(木) 15:56配信

毎日新聞
納沙布岬で選挙への決意表明する自民党公認で参院選比例代表に出馬した鈴木宗男氏=北海道根室市で2025年7月3日午後2時44分、宮間俊樹撮影

 3日公示された参院選で、23年ぶりに自民党に復党し、同党公認の比例代表で立候補した鈴木宗男氏(77)は、本土最東端の北海道根室市の納沙布岬で選挙活動をスタート。かつて北海道開発庁長官を務めた鈴木氏は、北方領土を指呼の間に望む岬に立ち、記者団に「戦後80年、北方領土問題の解決がなされないのは、政治がなかったからで、申しわけなく思っている。元島民が元気なうちに何とかしたいと、この地に立って決意を新たにしようと思った」と語った。

 鈴木氏はこの後、西に約150キロ離れた釧路市の市役所前で第一声。その足で沖縄に向かい、北海道・沖縄開発庁長官時代に培った関係者の票の掘り起こしを図る。

 鈴木氏はロシアに不法占拠されている北方四島支援などを巡る疑惑などで2002年に自民を離党。あっせん収賄罪などで起訴され、10年に有罪が確定した。前回19年の参院選比例代表で日本維新の会から当選したが、23年に維新を離党。今年6月20日に自民党への復党が認められた。【本間浩昭】

867OS5:2025/07/03(木) 20:19:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/90166bec9cbdafa6ba3c24c0a8a10d6e2f056423
参議院選挙で各党首が第一声に選んだ地は…被災地・稲茂る田園・本拠地・サラリーマンの聖地
7/3(木) 20:05配信

読売新聞オンライン
参院選が公示され、候補者らの第一声に集まった人たち(3日、神戸市中央区で)=原田拓未撮影

 参院選が公示された3日、各地で第一声を上げた与野党党首の動きからは、各党の戦略や思惑がにじんだ。

 石破首相(自民党総裁)は神戸市内で第一声を終えると、車で慌ただしく大阪・関西万博の会場(大阪市)に向かった。日本が記念イベントを催す「ジャパンデー」に出席するためで、首相は式典で「一緒に未来を創っていく確かな姿が、皆さんの目に映っているはずです」と語りかけた。

 自民は2011年の東日本大震災後、ほぼすべての国政選で福島市で第一声を上げた。復興支援に取り組む姿勢を打ち出すためだが、今回は選挙運動と公務の両立を図り、阪神大震災が直撃した神戸市を選んだ。

 13人が出馬する兵庫選挙区(定数3)は、自民と連立を組む公明党も議席を争う。公明の斉藤代表は首相の第一声場所と16キロ・メートルほど離れた同市内の地下鉄駅前で、「全国一の激戦区。ここしか第一声の地はない」と声を張り上げ、両党トップが同じ選挙区で重なる異例の展開となった。

 立憲民主党の野田代表は10党で唯一、九州に飛んだ。稲などが青々と茂る宮崎県国富町の田園の中でマイクを握ると、「来てよかったなと思います。国富から日本を変えよう」と力を込め、コメ価格高騰を巡る政府の対応を厳しく批判した。宮崎選挙区(定数1)は、与野党が事実上の一騎打ちとなる。保守地盤が強い九州の切り崩しを図る戦略だ。

 日本維新の会は本拠地・大阪での票固めを狙う。吉村代表は大阪市内の百貨店前で「本当に地方のことを考えてやっていく政党は維新だけだ」と訴えた。

 国民民主党やれいわ新選組などの党首は、いずれも東京都内でマイクを握った。勝敗を左右する無党派層の取り込みを狙う作戦だ。サラリーマンが行き交う、JR新橋駅前で演説した国民民主の玉木代表は、結党当初もこの場を選んだとして「私たちの原点の地と言っていい」と力を込めた。

868OS5:2025/07/03(木) 21:07:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/04b06785163fffccc346d875539e30b303c7023f
「自公50議席」逃せば石破首相の責任論は不可避 参院も少数転落…連立拡大に現実味
7/3(木) 19:10配信
産経新聞
応援演説を行う自民党総裁の石破茂首相=3日午後3時37分、兵庫県尼崎市(恵守乾撮影)

3日に公示された参院選は、衆院で少数与党となっている自民、公明両党が、非改選議席を含む参院の過半数(125議席)を維持できるかが最大の焦点だ。与党には計75人の非改選議員がいるため、50議席を獲得すれば過半数に達する。このラインを下回れば石破茂首相(自民党総裁)の責任論が噴出することは避けられず、連立の枠組み拡大も現実味を帯びる。


■自民単独過半数は攻防ラインにならず

自民単独で過半数に達するには改選過半数の63議席が必要となるが、現実的な攻防ラインにはなりにくいという観測がもっぱらだ。自民ベテランは「自公政権への逆風は厳しい。焦点は『与党で50議席プラスアルファ』を達成できるかどうかだ」と指摘する。

首相は2日の討論会で、与党の過半数維持を「必達目標」として掲げた。達成できなかった場合の自身の進退については明言を避けたが、「結果はいかなるものであろうとも真摯に受け止める。厳粛に受け止める」と説明した。

■野田氏には「熱量乏しい」批判も

獲得議席が50を割り込めば自公は衆参そろって少数与党となるため、今回の参院選は実質的な政権選択選挙ともいえる。

ただ、立憲民主党の野田佳彦代表は「与党の改選過半数割れ」を目指すとし、参院全体の過半数割れは「あわよくば」の目標にとどめている。立民中堅は「あまりに熱量が乏しい」と不満を口にした。(松本学)

869OS5:2025/07/03(木) 21:07:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/e270247fb3a02c1c658898b75d8ee8b895c64bb2
参院選の「三つの視点」政権の枠組みの行方・物価高対策・短期決戦…かつてない混迷の可能性も
7/3(木) 18:45配信

読売新聞オンライン
 第27回参院選(3日公示、20日投開票)の立候補が17時に締め切られ、選挙区・比例あわせて522人が立候補した。今回の選挙では、三つの視点が大切になる。

【一覧】参院選の立候補者(選挙区・比例)

選挙期間は「見極め」の時間
参院選が公示された3日の国会議事堂(読売ヘリから)=安川純撮影

 第一は、「政権選択」に直結しない参院選で、政権の枠組みがどうなるかの見通しが極めて重要になるという点だ。

 カギを握るのは、大政党ではなく中小政党の戦いぶりになる。

 第二は、任期6年で解散がなく、中長期的な課題に取り組む姿勢が期待される参院議員の選出にあたって、最大の争点とされる物価高対策だけで判断していいかどうかという視点だ。

 与党の自民、公明両党は国民1人あたり2万円を基本とする給付、野党は消費税減税などを物価高対策として公約に掲げている。「ばらまき」とも批判される政策に、未来に対する責任感と、国民生活を下支える有効性があるか、厳しい目で見る必要がある。

 第三は、期日前投票の仕組みの充実や、SNSの選挙に対する影響力の増大で、「短期決戦」の傾向が過剰に強まっているという自覚だ。17日間の選挙期間中にも、投票行動を左右する出来事があるかもしれない。一時的に高まった感情や不正確な情報に基づく投票にしないためにも、選挙期間はしっかり使った方がいい。

ほとんどの場合、政権に直結しない参院選
 第一の視点に関しては、もう少し説明が要る。

 参院選が「政権選択」でないのは、首相指名選挙の結果が衆参で異なった場合、衆院の決定が優先されるからだ。

 自民党はこれまで、国政選挙で議席を減らすと「総裁交代=首相交代」のやり方で政権を維持してきた。このうち、参院選で議席を大きく減らした自民党の総裁が交代した例は、1989年の宇野宗佑首相(当時)、98年の橋本龍太郎首相(同)の時しかない。

 2007年参院選での大敗後、続投を決意しながら体調不良を理由に退陣した安倍晋三首相(同)は、参院選の敗北の責任をとって交代したわけではなく、ほとんどの参院選は、政権交代どころか、首相交代にも直結しなかった。

「50」の目標ラインは低すぎる?
 しかし、今回の自民党は、公明党と合わせても、衆院で過半数の議席がない。

 国政選挙で負けたら総裁の顔をすげ替えるという手法を安易に発動すれば首相指名選挙が必要になり、自民党が首相ポストを確保できる保証はない。

(写真:読売新聞)

 皮肉なことに、現在の少数与党状態は、石破茂首相(自民党総裁)の続投には有利な環境と見ることもできる。

 石破首相は非改選議席を合わせ、自公による参院での過半数維持を勝敗ラインとしている。そのために必要なのは50議席で、公明党が10議席程度を獲得すれば、自民党は40議席前後でいい。

 自民党が過去、参院選で40議席を割ったのは、宇野政権退陣につながった1989年の36議席、第一次安倍政権下での2007年の37議席の2度しかなく、前者は消費税導入、後者は「消えた年金問題」が打撃となった。

 そう考えると、今回の勝敗ラインが低過ぎるという指摘は当然だろう。

どの党が「勝利」しても公約は紙切れに
 問題は、参院選の結果、与党の自民、公明の両党が過半数を維持しても、衆院の構成は変わらないことだ。

 次の国会で、与党が公約に掲げた給付を実現するために必要な25年度補正予算案が可決される保証はない。同じことは、消費税減税を掲げる野党側にも言える。

 つまり、参院選でどの政党が「勝利」しても、政権の枠組みが変わらなければ、公約は紙切れに終わる可能性が高い。

 にもかかわらず、どの政党も参院選後の政権の枠組みについて積極的に語っていない。選挙戦術か、欺瞞(ぎまん)か、有権者の眼力も問われるところだ。

870名無しさん:2025/07/03(木) 21:08:36
過半数を維持できなければ政局に
 かりに自公で参院での過半数を維持できない場合、石破首相の政権運営は行き詰まる。通常国会のように、政策ごとに野党の連携相手を変える「部分連合」が、次の国会でもうまくいくとは限らない。

 連立政権の組み替えか、衆院解散総選挙で起死回生を図るか、自民党内には「下野も選択肢に入れるべきだ」という声さえある。連立組み替えの場合でも、現在の野党に首相ポストを渡さなければ実現しない展開があり得る。

 衆院解散総選挙で過半数回復を目指そうとする場合は、総選挙前に自民党が石破首相を交代させ、新しい「顔」を立てる動きが強まるのは必至だ。

注目すべき「1人区」、受け皿はどこに
 こうした激震が起きるかどうかは、「1人区」での各党の成績にかかっている。

 人口が少なく保守的な「1人区」では、自民党が優位に立つことが多かった。

 しかし、「政治とカネ」の問題もあり、中道リベラルと見られた岸田文雄政権、石破政権の路線に不満を持っていた保守右派を中心に、自民党離れが起きている。

 24年の総選挙では、その「受け皿」を国民民主党が担い、躍進した。

 先の東京都議会選挙でも、自民党支持だった保守右派層を国民民主党と参政党が吸収する現象が見られたものの、国政与党に対する批判票の多くは、国政政党ではない都民ファーストの会に向かった。

 参院選に、都民ファーストはいない。また、国民民主党の政党支持率は漸減している。それゆえ、全ての「1人区」に候補者を擁立している新興の参政党が注目されるようになった。参政党が自民党支持層に食い込めば、立憲民主党をはじめ野党側が「漁夫の利」を得られるからだ。

 一方、「1人区」の行方とは別に、党勢が停滞気味の日本維新の会の消長も、今後の政局の行方を占ううえで注目される。

各党の議席次第で流動化、かつてない選挙
 石破首相は維新の会の前原誠司共同代表とケミストリーが良く、衆院での少数与党状態を解消するために維新の会を引き込もうとするとの見方は、以前からくすぶっている。

 参院選で議席が伸びない場合、維新の会は与党入りすることで党勢回復を図ろうとするかもしれない。

 あるいは、自民党が「釣り堀方式」と呼ぶ手法で、将来の再選に不安を抱く維新の会所属の衆院議員を「一本釣り」して引き入れ、少数与党状態の解消に動くかもしれない。

 与党が勝つか、野党が勝つかという単純な構図ではなく、どの政党がどの程度の議席を獲得するかで、選挙後の政権の枠組みが決まってくるという意味で、かつてない参院選になることは間違いない。(編集委員・BS日テレ深層ニュースキャスター 伊藤俊行)

871OS5:2025/07/03(木) 21:10:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb116b57080817a5af4382b1ed75f5b20d8c2c71
個人名でも投票できる参院選の比例選、著名人ずらり…俳優・格闘家・漫画家など
7/3(木) 19:20配信

読売新聞オンライン
 3日に公示された第27回参院選(20日投開票)で、各地の立候補者の受け付けは午後5時に締め切られた。選挙区選に350人、比例選に172人の計522人が立候補を届け出た。

【一覧】参院選の立候補者(選挙区・比例)

候補者らの演説に聞き入る支持者ら(3日午前、東京都港区で)=松本祐典撮影

 与野党は参院選比例選(改選定数50)に、俳優や格闘家といった著名人を相次いで擁立した。従来の支持層以外からも票を得たい政党側と、高い知名度を生かして国政への転身を目指す候補者の思惑が一致した格好だ。

 衆院選比例選の投票は「政党名」だが、参院選比例選は「政党名」と「個人名」のどちらでも投票できる。個人の得票も政党の得票として数えられるため、これまでも著名人が立候補してきた。

 今回は自民党の支持率が低迷する中、野党各党は比例票を底上げする好機とみて、知名度の高い候補を積極的に公認している。

 立憲民主党からは元報道キャスターで前参院議員の蓮舫氏(57)が出馬した。昨年の東京都知事選では敗れたが、高い知名度を武器に約128万票を獲得しており、各地の党候補の応援に出向き、支持拡大を図る。

 日本維新の会は、格闘家の久保優太氏(37)や中国出身で元拓殖大客員教授の石平氏(63)を立て、党勢回復につなげたい考えだ。昨年の衆院選で躍進した国民民主党は当選1回の議員が大半を占めるため、前衆院議員の足立康史氏(59)、前参院議員の須藤元気氏(47)ら他党の議員経験者を公認し、当選後に即戦力となることを期待する。

 れいわ新選組は漫画家の池沢理美氏(63)、参政党はラグビー解説者の後藤翔太氏(42)、社民党は俳優のラサール石井氏(69)を擁立。日本保守党からは知名度が高い弁護士の北村晴男氏(69)が立候補している。

 自民は医師会や農協など集票力のある業界団体の組織内候補に加え、経済評論家で元内閣官房参与の岸博幸氏(62)や「筆談ホステス」として知られる元東京都議の斉藤里恵氏(41)を立て、無党派の取り込みを図る。

 公明、共産両党は党関係者を擁立し、支持固めに注力する方針だ。

872OS5:2025/07/03(木) 21:51:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/b917cd6787bed5ef0c9ebc31dc8ad45581200ff0
自公、改選数3の激戦区・兵庫で党首第一声 協力維持も…生き残りへ激しい綱引き
7/3(木) 20:50配信

産経新聞
第一声を上げた後、集まった人々と握手を交わす自民党総裁の石破茂首相=3日午前10時27分、神戸市中央区の東遊園地(恵守乾撮影)

参院選が公示された3日、石破茂首相(自民党総裁)と公明党の斉藤鉄夫代表は、改選数3に自公がそれぞれ候補を擁立した兵庫選挙区に入り、異例となる同じ選挙区での第一声をそれぞれ行った。自公は連立与党として選挙協力する一方、兵庫では狭き門を巡り激しく争い、両党の関係にひずみが生じかねない。

■水面下では綱引き

首相は3日、神戸市での自民現職の街頭演説会で第一声をあげた後、兵庫県尼崎市内で公明現職の応援に駆けつけ「私たちは減税もやる。でも給付もやる」と訴えた。斉藤氏がこれまで好んで使ってきた言葉だ。公明現職については「日本、次の世代のために(国会に)いなくてならない」と持ち上げ、数百人の公明支持者から拍手が起きた。

選挙協力協定に基づいて従来通り公明現職は自民の推薦を受け、自民現職は公明の推薦を受けていない。斉藤氏は記者団に「改選数3で自公政権が評価されたといえるのは自公で2議席だ」と強調した。

表向きは協力関係を維持しているが、水面下では綱引きも始まっている。改選数3の兵庫ではこれまで、日本維新の会、自民、公明が議席を分け合ってきた。しかし今回はその構図が一変する可能性がある。ユーチューブやテレビ出演で知名度が高い県内の首長経験者が無所属で出馬し、国民民主党も新人を擁立したからだ。

3議席目を自公が争う展開もあり得る。首相は自民現職の応援演説で公明や連立政権には一言も触れず、斉藤氏による公明現職の応援演説も自民や連立への言及はなかった。

「このままでは落選してしまう。誇張でも選挙の常套句でもない」。自民兵庫県連幹事長の黒川治県議は自民現職への応援演説でこう訴えた。自民県連関係者は「もし公明が通って自民が負ければ自公関係はギクシャクする」と指摘する。

■公明はジレンマ

公明も自公の亀裂は避けたい。6年前の参院選では公明が他の選挙区で自民候補を支援する見返りに、兵庫では自民が公明新人に票を集めた。その結果、公明新人は2位で当選し、自民新人はかろうじて3位に滑り込んだ。公明幹部は「自民が落選したら、少なくとも兵庫ではもう自公の選挙協力はできなくなると思った。われわれの当選より自民の当選を喜んだ」と振り返る。とはいえ公明としても議席を落とせず、ジレンマを抱えながらも今回も自民に支援を求めている。

自民県連幹部の一人は「公明に回していた自民の票を今回は自民候補に回したいが、公明は『うちを落とす気ですか』と到底許してくれない空気感だ。板挟みだ」とぼやいた。(長橋和之)


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