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羊の戸惑い

43 ◆2BdHgIw60U:2011/07/04(月) 21:34:36 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
<03 / 騒>

ああ、煩い

なんなの。なんで女子は煩いの。恋話だの、彼氏がどうだのあの子格好いいよねーだの。
静かに出来ないのかな、マジで。自習中なのに。

周りは騒々しい中、私は寂しく白いノートにクロに近い灰色のラインを重ね繋げ、文字を紡いでいく
カリカリと音を立ててペン先がノートの上を滑る
あ、今日好きな番組の特番だった。後でおねえちゃんにメールして録っといて貰おう、あーでもネットでも見られない事はないし…雪もあの番組好きだから多分録るだろうし、今度見せてもらおうかな


「あ、シャーペンの芯忘れた」

どーしよ…もう折っちゃってないんだよなあ…。
加奈子、は寝てるし。雪は席離れてるしなー…どーし「はい」

「…え」
「芯、無いんでしょ?声に出てたよ」
「あ、ごめん、ありがと」

芯、ケースごと貰ってしまった。
確か今の男の子は…誉君だ。私の隣の列の前の席で、確か下は入江…だっけ。名前と本名が逆みたいだな。

良い人だなあ…学級委員もやってるんだよね、確か。後でもう一回お礼言いに行かないと。

…そういえば、前、払間君と…一緒に居たよね


「不良とか?」

「祐ちゃん」
「ひゃっ」
「きゃあっ」

考え事をしていて周りが見えていなかった私に行き成り吹きかけられた声
それは友人である雪のもので、驚いた私の声に驚き雪まで声を上げた。もう自習は終わっていた様子でチャイムが鳴り響いていた

「ご、ごめん、何?」
「祐ちゃんシャーペンの芯忘れてたから大丈夫かなって、後加奈ちゃん…」
「あ、ありがと。加奈子は後で絶対移させてって来るから逃げよ」
「えー…」


雪はくすくすと笑うと、ふと私の机に視線を落としあるはずのないシャーペンの芯があることに気がつく

「あれ、芯誰かから貰ったの?」
「うん、学級委員の誉…「ゆきいいいいいいい!祐希いいいいいいいっ!!」


名前を言おうとした途端タイミング悪く後ろから大声で名前を呼ばれる、恥知らずに大声を上げる知り合いなんて分かりきっているのであえて振り向かなかった

「祐希!雪!のーと移させて!」
「っざけんな、寝てた方が悪い」
「ひっど!」


…死神。

「…私、ちょっと気分悪いから保健室、いってきていい?」
「あ、私もいこうか?」
「平気、加奈子にノート見せてあげて」

-

(一旦切ります!)

44 ◆G6BAMv1Qf2:2011/07/04(月) 21:36:34 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
(↑トリップ間違えました!やばい忘れたwなんだっけw死神の居る保健室続きですノシ)


-

騒がしさの増した教室を後にして、二人を残し保健室へと足を動かす
別に頭が痛いわけじゃない、気分が悪いわけじゃない、おなかとか足が痛いわけじゃない

…気になったり、とか


「…あんな、綺麗な寝顔」

ぼけっと考えているうちに保健室に到着してしまって、少し緊張しつつも保健室のドアをゆっくりと開くと其処には保険の先生の姿があった
何時も通りに優しい笑顔が此方を捕らえた

「一年の久我原さんやね、なんや調子悪いん?」
「あ、ちょ、ちょっと頭が痛く、て」

とっさの嘘。苦しいと自分では思ったが先生は信じてくれたようでそっかと短く言葉を返すと近くの棚から小さな箱を取り出し、そこから一錠薬を取り出し私の手にぽんとおいた


「鎮痛剤、ほい水」
「は、はい」


先生から錠剤と水を受け取り水と錠剤を一遍に喉に通す。
本当は頭なんて痛くないのに飲んで平気なのかな。なんて思ったりして。
先生は一応少し横になってた方が良いといって私をベッドに寝かした


「あ、あの」
「ん?」
「え、えと、払間君…今日は来てないんですね」
「あーあの悪ガキなー、そろそろくるんとチャう?」
「先生は…怖くないんですか」

そう私が呟くように言うと先生は少し笑っていいや、とまた短く返した

「あいつはなー、本当はそんな「せんせーベッド借りまーす」


先生の声をさえぎったのは、いまだ脳内に鮮明に残っている、死神の声だった
ドアの方へ恐る恐る視線を向けると其処にはちゃんと、しっかりと、死神――払間が其処に立っていた。私は冷や汗が止まらなかったが先生は驚くことも無くえーよ、と笑っていった

「あ、この前のお姉さん」
「どどどど、どう、も」

別人を装うと視線を外したがすぐ言い当てられ戸惑いながらやっと三文字を言葉を紡ぎだした


「なんや、払間と知り合いなん?」
「前あっただけー」
「まあ、俺はちょっと席外すから仲ようしとけやー」


…え?
ええええええええっ!?

ちょ、ま、先生!?

折角休みに来たのにこれじゃあこの前と同じじゃん……まあ、休みたかったわけじゃないと言えばそうなんだけど、ね
なんで、と言われれば好奇心みたいなもので、でも目の前にすると如何しても戸惑ってしまって

やっぱり不良だし、怖いし



どーしよおお…

45 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/05(火) 21:32:41 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< *大好き >

病室のドアをゆっくりと開くと其処にはすやすやと優しい寝息を立てて寝ている恭子の姿
少しほっとしたけど、それでも心の不安は拭いきれなかった

ベッドの隣まで歩いていくと、足音に気がついたのか恭子の手がピクリと動いて目が開いた
あたしを捉えると、綺麗な青色の瞳から大粒の涙がこぼれた。ぼろぼろと、何粒も。


「千佳ちゃ、」
「話は聞いてきた」
「せんぱい、が、うしろから!」
「分かってる、分かってる」
「せんぱ、い」


あたしがそっと抱きしめるとすがるように腕を回して泣きじゃくり始めた、れお君にも気づかず、ただ泣きじゃくっていた
回された腕は強く強く力が入っているのに、あたしには凄く、弱く感じた――――


「あ、あの、俺、戻ったほうがいい…ですか?」
「…ううん、あたしがそのほうが落ち着くから、いて?」
「…はい」

正直言うとあたしも、怖かったから


恭子は暫く泣いたあと少し、少しだけ落ち着いたのか涙は止まったらしい


「ごめんね、ほんと、訳わかんなくって」
「ううん、あたしは好きな人が大怪我して平気でいる奴のほうが頭イカレてると思うな」
「れお君も、きてくれてありがと」
「あ、いえ、俺は全然」
「傍にいてくれるだけでも嬉しいの、誰でもそう思うわ」

そう恭子が笑うとれお君は嬉しそうに笑みを浮かべた、ずっとさっきからおろおろしてたからなあ。

でも、なんで?

飛鳥先輩は本当にいい先輩でモテるし成績だって優秀だし、誰にでも優しいよ。恭子のファンが嫉妬して、とか?
でもどんな理由にしろ酷い、階段から突き飛ばすなんて…

無事、なんだよね…?


「ね、せんぱい、怪我…「飛鳥は無事よ、頭を思い切り打ったけど命に別状は無いわ。少し馬鹿に成ったかもしれないけど」


まだ不安が残る恭子の声をさえぎったのは部長の飄々としたいつもの声

部長の言葉に恭子はものすごく安心したようにまた大粒の涙を綺麗な瞳から溢れさせた、れお君とあたしも安心して息を吐いた。部長も内心ドキドキして痛んだろうけど恭子の笑顔を見てほっとしたように表情を和らげた。
あたしには少し部長がないているように見えたけど、


「あ、あの、飛鳥先輩の病室…いってきてもいいですか」
「ええ、でも恭子ちゃんは駄目よ。まだショックが残ってるはずだわ…あまり、見せないほうが良いわ」

部長は先ほどの和らいだ表情から一転して目を伏せてまた辛そうな表情を浮かべた

なんで…?


「…え、えと、広付さん、すみません…行ってきま、す」
「どうして謝るの?」
「だって、一番会いたいのは、広付さん…だし」

あたしも思ってしまった、絶対に一番に会いたいし会わなきゃいけないのは恭子。あんなに嬉しそうに他人の話をする恭子は滅多に見られないもの、いつも楽しそうではあるけど表情に出る事はあまりない、凄く凄く、好きだからだと思う。
でもあたしもれお君も部長も驚いた、恭子の一言


「いいの、うちは此処に居なきゃいけないけどれお君が行ってくれたら本当に無事なんだって分かるもの。お願い、行って?それにさっきかられお君そわそわしてるの分かってるよ…憧れだもんね」


明るく何時も通り、いや、何時もよりも自信に溢れたような笑みでそういった。

あたしになら無理だ

たとえばれお君や恭子が階段から突き落とされて頭を打ったりしたら無理してでも会いに行く、友愛でも恋愛でも大好きならなおさら今すぐにでも会いたい。

でも、恭子は強かった


「…はい」


れお君は小さく返答を返して小さく一礼をすると部長から病室の場所を教えてもらって病室を出た、どうやら同じ病院だったらしい
せめて隣の病室だったら、少しでも一緒って感じられるのにな
いや、そっちのほうが辛い…のかな。傍にいるのに触れられない、話せない、顔を見れない、会えない


「千佳ちゃんも、うちは大丈夫だから」
「恭子…」


きゅっ、

「いいの、あたしが此処に居たいからそうさせて」

震えている恭子の手を強く握って笑って返した
不安なのを隠してる、分かってる、だってずっと傍にいたもの。中等部の頃から、ずっと。


「うん、ありがと」

-

(更新できなくてすみません><短編じゃすまない長さにwwもっと続く予定なんですけどちょっとwwつかパス大丈夫かな…)

46 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/05(火) 21:56:14 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

今晩は、日々兄貴を名具痛い衝動に駆られている槙ですっ☆はいうざいですね!

…カラフルが凄く…なんというか…暗いです…←
これで最初ギャグ目指してたとかいえない…もうなんか長くなりそうな予感しかしないしピクシブに移しちゃうかなー…

まあただそれだけの呟きです。

47 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/12(火) 21:21:22 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 天秤上の駆け引き的恋愛/BL注意 >


「始めまして、えーっと…真咲君?」

規則さえも法則さえも壊してしまおうか。

×


男同士で教師と生徒で、身長も年齢も違いすぎる
好きだと、伝えて困る事は何個もあった

それでも好きだろうと、



「あ、黒河くん」
「…誉センセ」

廊下ですれ違う、金色の髪
此方に気がつくと振り返り、やわらかく笑う

『黒河くん』『誉先生』


当たり前だ。
当たり前、なのだけれど、なんというか。胸の中で何か苛立ちに似たような、不安に似たような。

つまりは不満ってわけなのだけど

かなうわけがなかったと諦めきっていたから終わりぐらいは予測できていた
予測が出来なかったのはこの人が俺のことを好きだったってこと。

振られ方も別れ方もきっと予想通り



「…黒河君?」
「え、あ、なんすか」
「ああ、今日もうちょっと残らないといけないから先に帰ってて?ごめんね」


申し訳無さそうにそれでも彼は笑った
最初何を言われたかわからなかった

いや、別に言語が分からないほど俺は馬鹿じゃない。何にといわれれば「先に帰ってて」「ごめんね」という言葉だ。
彼はわかっていた、俺自身が俺自身を分かっていなくても


一緒に帰りたい。あい、たい。


「―――わかりました」
「うん、明日は大丈夫だから」
「っ」


彼は余裕だ
俺がこんなにも不安で、イラついているのに、彼は何でもお見通しで、俺が勝手に悩んで悩んで悩んでるだけ、で
気づかないうちに泣いていた


健康さが少しは感じられるようになった白い肌を伝う
彼が綺麗といってくれた赤い目から、またポツリと
何度も触れてくれた頬を伝って



「こ、黒河君!?」
「すみ、ませ」
「どうしたの?寂しかった?」
「ちがっ」


否定しようとした声はさえぎられ
ぼふ、と顔を肩に押し付けられる。つまりは、抱きしめられているわけで。


暖かさが地味に痛くて

「センセ、」
「ごめんね」
「ち、が」
「ごめんね、無理させてたね」


じわりじわりじわりじわり
無駄に我慢していた涙がこぼれ始めた

ぎゅうっと抱きしめた

肩に顔を押し付けて声を殺した、




「センセ、    」
×
勝手に心配してくれて、勝手に不安に成ってくれて、
僕のことばかり考えてくれて



-
(うっわー恥ずかしい!前短編で書いてた先生×生徒です…でもリバかもしれない。先生が誉秋来、生徒のほうが黒河真咲君でした)

48 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/14(木) 21:40:35 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

えーとお久しぶりです槙です、二日に一回とか行って他のどこのどいつw状態ですすみません。
調子に乗ってただけですすみません←

kissに続き、というかピクシブの方で企画参加のために連載をやめてしまったので保健室の死神も終了、という…まあ気が向いたら書けたらなあとか←
もう本当自分勝手で申し訳ない;ω;`

正直ハヤテBBS自体やめようかなーとか思ってるんですがやれるとこまでやれたらな、とか
まあ書き込まないだけで毎日来てるんですけどね←
ネタが浮かんだらまた浮上するかもしれないので、そのときはよろしくお願いします!なにがよろしくなのかは分かりませんが!←

では失礼します

49 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/25(月) 18:29:14 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

( 友達→恋人 )


ずっと、ずっと、友達だって思ってたよ
一緒に笑いあったり馬鹿みたいなことしてみたり、悪口言い合ったりして、楽しかったよ

でもね、仕方ないじゃ済まされない気がするんだ


好きに成っちゃったんだって、ばか!!

×


「かにゃたー」
「あ?哉太っつってんだろ馬鹿姫」
「にゃんにゃん」
「っざけんな黙れ」

図書館の中で小さく木霊する二人の声
背中合わせに少しだけ聞こえる心臓の音が愛しくて。でも時間って言うのは本当に残酷ね、時計は時刻を指すと聞きなれた音を鳴らして彼と私を引き裂くの。…なんてロマンチックに語ったって虚しいだけなんだけど。
哉太が椅子から立ち上がると支えをなくした私はそのまま倒れかける


「かにゃた酷い!」
「その名で呼ぶなっつってんだろ」

素っ気無くべ、と舌を出すとそのまま彼は図書室を後にした。
温度のなくなった背中は少しだけ寂しく、冷たい気がして、私はそのまま数分程度ボーっとしていてしまった

今までだったら冷たいなあ程度だったけど今じゃあ少し傷付いちゃう
好きだからかな


同じ態度が出来ないよ、もう


哉太へのすきが変わっちゃったんだよ、もう、元には戻りそうに無いんですけど?

今までどおり一緒に帰れないかもだよ?
今までどおり、休日遊べないかも
今までどおり腕組んだり、頭撫でたり、二人っきりになれないよ?
メールも、電話も、緊張してるんだから


哉太は何も思ってないの?

(まあ、思ってたら思ってたでちょっと怖い)
(これ以上、関係が壊れるのって)
(哉太は)
(好きな人いるの?)


哉太に遅れて図書室から出ると待ち伏せしていたように扉の横に居たらしき女の子が声をかけてきた。声をかけてきたっていうか私の進路をさえぎって前に出てきた。見覚えは無い。きがする、あんまり女の子と接したりするのって苦手だからクラスの女子ぐらいしか知らないし。男の子と接してるほうが楽だし。
女の子は少し緊張しているのか肩には力が入り、白い肌には可愛らしいイチゴ色が乗っていた。メイクも少ししているみたいだけどすっぴんでも多分変わらないくらいに可愛い、結構人気有るんじゃないかな、学校内でも。ていうか何?私に用があるの?こんな可愛い子が?


「佐野姫歌さんですよね」
「う、うん」

女の子は制服のリボンからして私の一つ下、中等部一年生だろう。初々しい感じするし。髪は緩めにふわふわとしたウェーブがかかっていて肩を過ぎる辺りまで伸ばしている。私の短いぼさっとした髪なんかかなわない。
ていうか何、何で私の名前知ってんだろ。


「さ、佐倉君とはどういう、関係で…」
「哉太?」
「は、はい…」

(きります)

50 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/25(月) 18:29:50 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


ああ、そっか、この子も哉太が好きなんだ。
もー哉太も隅に置けないなあ、私だけじゃなくこんな可愛い子にまでカッコイイオーラ振りまいちゃってー。モテモテだなあ!
まあ、格好いいもんね。顔はイケメンだしスタイルも女の子よりよさそうだし、荒っぽいけど実は優しかったりしちゃうもんなあ。本当、ちっちゃい頃から優しくてさあ、同学年の子にも告白されちゃったりお母さんにまで優しくされちゃってさあ…まあ本人はさっぱり分かってないけどね


「ただの友達、だよ?」
「嘘つかないでくださいっ!知ってるんです…佐野さんの目、私と同じだから…私も、佐倉君が好きなんです」


なんで、どうして?

隠してきたのに、隠すって決めたのに何で、もしかしてもう哉太にもばれてたりして?…なにそれ、超格好悪いじゃん


「…っ私も好きだよ、哉太。でも私はいえない。」

「な、なんで」
「私はずっと哉太と友達で居たかった、だから、恋愛感情で見てしまっても私は哉太の友達で居る。彼女には成れない。」


吹っ切れたわけじゃないけど、やっぱり好きだけど、私は友達として彼の傍にいたい
そういうと女の子は辛そうな顔をした。どうしてだろう、ライバルが減ったのにそんな顔するかな、泣きそうだよ?


「…佐倉君は、佐倉君がすきなのは「何勝手に喋ってんだよ」

女の子が何かを言い終える前に誰かの手により口をふさがれる
その正体を私も女の子も知っていて、それでこそ私の脳内には疑問符が増えた。なんで其処で―――哉太が邪魔するの?私に話したくないの?…哉太は、私を信用してくれてなかったの…?


「佐倉君…!」
「そういう重要な事言う女とか最悪だな」
「っご、ごめんなさい…!」


「姫歌」

行き成り名前を呼ばれてびくりと肩を揺らす
だって名前をちゃんと呼ばれたのなんて久しぶりだもの、ずっと姫とか佐野とか馬鹿姫とか…

びくびくとしながら顔を見て小さくはいと返事をする


「さっきの気になるか?」
「え…かにゃたの好きな人…?」



、気になるよ
ならないほうが可笑しいよ、好きだから気に成るに決まってるじゃない

知りたいよ?

強がった表情で言ってみると哉太は私の耳に顔を近づけてぼそりと呟いた



「――――おまえ」


え、

え?


顔に熱が集中して鏡を見なくても自分の顔が真っ赤だという事が分かった
声を聴いた瞬間に心臓が跳ね上がって死んじゃうかと思ったよ

今でも死んじゃいそうだけど
だって嬉しいもの…!ずっとずっと好きだったのよ、我慢してきたんだよ、!


やったああ…


「かにゃたああああああ」
「その名で呼ぶなって「哉太!大好き!!」


(久しぶりの更新!甘すぎて砂吐くわ^ω^)

51 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/25(月) 18:54:00 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

( メロンパン、コロネ、焼きソバパンに )


それからコーヒー牛乳、たまにイチゴミルク。

×


登校途中の焼きたてのパンの香りが芳しいパン屋さん
私のお昼は何時も此処って決まってるの。登校途中にちょっと立ち寄って何時も通りの、メロンパン、チョココロネ、焼きソバパンとコーヒー牛乳を買うの
少し多いんじゃないかって?いいじゃない、凄く美味しいんだから。

それにあの人の喜ぶ顔が見たいから


「何時も買ってってくれるから今日はおまけ、一つ奢るよ」
「ほんと?……お勧めは?」
「新作のにゃんこパンかな」
「じゃあそれ」

屋上で少しさめてしまったメロンパンを頬張る、しつこ過ぎない甘さが口全体に広がりふわふわの食感に頬が緩む。友達にもあまり笑われないといわれるけれどこの美味しいパンには敵わない。出来ればあったかいのを食べたいところだけど…
下校のときに買い食いするわけにもいかないし、昼時に学校は抜け出せないし凄く人気だから直ぐなくなっちゃう。でも朝は何時も私の大好きなメロンパン、チョココロネ、焼きソバパン、コーヒー牛乳は残しておいてくれるの
そういうところが好きなんだ

最後、メロンパンも焼きソバパンもチョココロネも食べ終わって残るは新作のにゃんこパン
ちょっとお腹もきついけど…感想欲しいって言ってし!!


『また明日ね』

あの笑顔が、また見たいの



ふわっ

口の中に含むとふっわふわもちもちのパンの食感に中から溢れ出すカスタード
凄く凄く美味しいいいいいい!やっぱりあのお店は最高。
パンの形がかわいい猫だから少し食べるのが気が引けるけど……次からはチョココロネの代わりに買ってみようかな


まあ、次の体育の授業で気持ち悪くなったけどね☆


×

「にゃんこパンどうだった?」
「美味しかった」
「よかったー」

何よりなんとなく、似てた
ふんわりとした笑顔が、貴方に


「今日は?」
「…焼きソバパンとイチゴミルクとにゃんこパン、とメロンパン」
「毎度ー」


今日もふわふわのパンを楽しみに私は学校へ行くのです


×


「あ、」
「…あ」

丁度下校時間の夕暮れ時、聞き覚えのあるぽつりと呟かれた声に聞こえた方向へ振り向く。其処には私服姿の貴方。

「あ、俺分かる?」
「うん、今帰るの?」
「そう。気をつけてね」

そういって別れた
黄色のカーディガンに白いシャツ、なんとなくあの人らしくて、格好いいっていうか可愛かった。
高校はいってからずっと通ってるけど私服姿なんて始めてみた……。


昨日も、一昨日も、
明日も、明後日も、明々後日も、私はあの人のいるパン屋さんへ向かう
メロンパンも焼きソバパンもチョココロネもコーヒー牛乳も飽きる事なんてないのです

他のお店でメロンパンを、焼きソバパンを、チョココロネを、コーヒー牛乳を見るたびに貴方の笑顔を思い出すのです
次からは猫を見ても貴方の笑顔が思い出せるように努力しようと思います

これからももっともっと、貴方中毒になりたいのです

今日も、明日も、明後日も、明々後日も、一週間後も、一ヵ月後も、一年後も、叶う事ならこれからできる限りずっと、貴方のパンが食べたいと思うのです


-
(何となく気に入ってる(`・ω・)こういうの好きなんです。コンビニとかよくあるけど。因みに槙はメロンパンもカスタード系もコロネもたまに食べたいです←)

52 ◆uXwG1DBdXY:2011/07/26(火) 14:29:51 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
( 貴方に捧ぐ愛の歌/ちょっと怖いめかもw )


「今日は如何しよう…新しいピンクのレターにしようかなっ」

毎日一通、送り続ける貴方への愛の言葉をつづった手紙
今日は可愛いピンクのハート柄のレターセットに貴方の好きな赤色のペンで今日も貴方に愛を捧ぐ


好きだよ
愛してるよ、離れててもずっと一緒だよ

今日は君の好きな赤色で書いてみたよ 喜んでくれるかな?(=>v<=)

こっちは晴れています、そっちは如何ですか?
君と同じ空が見えていたらいいな

次は何時会える?また遊ぼうね


愛してるよ



「今日は…うん、じゃあクローバー柄にしよ!」


今日はこっちは少し曇っています
そっちはどうかな? 同じくもが見れているといいな、なんて

次は何時会える?
また遊ぼうよ、できれば晴れた日でね?

この前は雨降っちゃって遊べなかったもんね

愛してるよ 君以外なんて見えないんだから



「今日は、アニメキャラのにしよう!サーカスのピエロが可愛いんだよねー」


好きだよ、好き
君以外見えないもん

ねえ 君はどうして返事してくれないのかな

私はずっと貴方に愛をささげているのに

なんで?

答えてくれないと私、貴方を―――――



「今日は……狼さんのにしよう……君を連れてきてくれたらいいのに」


ねえ、ねえねえねえねえねえ!
どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…?
ねえ、返事頂戴っていったよね…?


スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ
愛してる愛してるアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテル


私は貴方を逃がさないわ



「ねえ、狼さん、連れてきてよ」


スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ


すきよ、あいしてるわ


-

(訳わかめー!分からん!なんとなくで作ったから作り直すかも。なんかほのぼのにみせかけたヤンデレーみたいなね)

53 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/07(日) 17:56:51 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

驚くほどのお久し振りですこんばんは。雷超こえぇ。

目の痛さにちょっとテンションが可笑しいです。はい。


小説についてですがかけてはいるものの載せるほどじゃない、っていうかもう恋愛カラフル進めようぜっていう。シリアスなままなんですけどおーい!
まあ…気が向いたら…うん…←

あとオリなり板にもスレッド作ってるのでそっちのを元にしたヤツとかもかけたらいいなと思う!ていうかかきてぇ!
あとあと、スレッドを殆どレスもいってないのに作る人とかまじなんなの、って思っちゃいます。ただそれだけ!

54 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/07(日) 18:02:44 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
なにも載せるものがねぇ…ということでホームページで書いてる物をさらす。多分続かない。
恋愛でもないけど、友情なのかって言われればそうでもないような


< こまってしまった、 >


…うん、困った。(ぼそ、)



「困っちゃうなあ、ほんと」

ぼそりと呟く
青い目で見つめる視線の先には、文字列並ぶノート…ではなく、その上の携帯についた可愛らしい黒猫のキーホルダー

これを見るたび、貴方を思い出す


「…すきとか、嘘でしょ」


×


「はい、これ」
「…わっつ?」
「キーホルダー、お揃いの」

「…かわい」

「みいこちゃん好きじゃない?、こーゆーの」
「すき、」



(にこ、)


「俺も好き、みいこちゃんのこと」

「あたし、一言も言ってませんが」
「えー、好きって言ったじゃん」
「キーホルダーが、ね」

くすりと笑って早速携帯につけた黒猫のキーホルダーを見せる
何処か貴方に似ていて、

あたしの大切なもの



「さとるさん」
「うん?」
「あたし人を疑うのがすきなの」
「知ってる」
「だからさとるさんも疑っちゃうかも」
「えー」


「だから、」
「疑えなくなるほど、夢中にさせてね?」


×

困っちゃうよ、ホント

もう、夢中なのになあ

-
(本当は版権だったけど特に意味もないのでオリへ。みいこっていう疑うのがスキなこと変人さとるくん。さとるくん超適当まじごめんね。書き方が何時もと違うけれどキニシナイ!)

55 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/07(日) 18:03:59 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


うおおおお間違えたアアアアア!

上のレスの部分は別のを乗せようと思ってて書いていたという!失態!
もう頭が朦朧としているうううううう

すみませんでした!よくある!←

56 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/09(火) 14:39:10 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 白雪姫 >


昔々あるところに、それは其れはとても愛くるしく可愛らしいお姫様がすんでおりました、名前は白雪姫
その名前の通り、まるで初雪を集めたような白い肌に形のいい薄い桃色の唇、さらさらの煌く白色の御髪。姫様は誰からも愛されるその美貌と無邪気な性格で、誰からも好かれていました

それは深い森の赤ずきんにも、隣国のシンデレラにも、深海の人魚姫にも、どこかの国の女の子にも、魔法の鏡でさえも彼女を愛した

でもそれを許さず、白雪姫を唯一愛さないものがおりました、白雪姫の母親に当たる女王様です。
女王様は美しき金色の髪に艶やかな赤い紅の乗った唇、白雪姫の母親に相応しい美しさを兼ね備えた優しい女性でした。魔法の鏡に問いかければ必ず帰ってくるほど――――「世界で美しいのは貴方です」の言葉

けれど、白雪姫が十三になった頃からです

鏡は迷い始めました。艶かしく甘美な美しさを持つ女王様と純粋で若々しい愛くるしさを持つ白雪姫、世界で一番美しいのは誰だろうと。迷ってしまったのです。
でも、誰に問いかけても返ってくるのは決まって「白雪姫」の三文字、鏡は世界で一番美しいのは白雪姫だと女王様に伝えました


鏡は女王の逆鱗に触れてしまいました
女王様はずっとずっと自分が美しいと、世界で一番だと信じて疑いませんでした。勿論今も美しさは衰えては居ません、ですが王様も他の娘達も皆揃って言うのです


「白雪姫はなんと愛くるしい」

物語は此処から女王様がお怒りになられとある魔女に毒を仕込ませた林檎を作るように命じ、白雪姫が永遠の眠りに付いてしまうと言うお話ですが、この物語はちょっと違っていて、
――――――…


暗い部屋の中でぐつぐつと煮え立つ鍋、中の液体は不気味な紫色をしていて見た目やにおいだけでも人を不快にさせる
その鍋を面倒くさそうにかき混ぜる少女、彼女が毒林檎の魔女だ。推定10歳程度だろうか、腕は細く白くて簡単に折れてしまいそうで、目には寝不足の証拠である熊がくっきりとあった


「女王様、本当人使い荒くて叶わないわ」

ぼそりと呟く。片手には赤く綺麗に熟れたまるで白雪姫の頬のような赤い林檎、だが次の瞬間ソレは少女の手からするりと落ちて鍋の中へ―――どぷん、
林檎は見る見るうちに毒と思われる液体を染み込ませ、毒林檎の完成。少女はにこりと微笑んでソレを手にするが、その笑みは何処か不気味で、


「ごめんね白雪姫」

少し、悲しそうだったという


×


(きります!

57 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/09(火) 14:39:36 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
一方白雪姫は優しい狩人に女王様に命を狙われている事を教えられて小人の家に居ました。
綺麗な髪を風に靡かせ、庭の木陰で本を読んでいました。命を狙われているのにのんきなものです。

「白雪姫白雪姫」
「あ、可愛い女の子ー」
「いや世界で一番可愛いとかいわれてる人に可愛いって言われても哀れなだけだから。あと林檎要らん?」

其処に先ほどの魔女がやってきて林檎を差し出しました

白雪姫はソレを受け取ると一言


「御免ねー、僕林檎アレルギーなんだー」


………………。



「なら仕方ない!」

いいんかい。


「なんかねー林檎好きなんだけどねー」
「…よし、ちょい待ってて」


そういうと魔女は林檎の入ったかごを手にしてそそくさと帰ってしまいました
女王様に怒られてしまうでしょうが、魔女はきっと白雪姫を一生殺せません


×


「白雪姫ー」
「あ、この前の女の子」

白雪姫はまた庭の木陰でうとうととしていました、命を狙われている上に目の前にいる女の子が命狙ってるのにのんきで馬鹿なモンですね
魔女は白雪姫が元気そうに微笑むと安心したようにつられて笑い、手に提げていた籠から何かを取り出した

それは甘く煮付けた林檎とイチゴのパイでした。


「…アレルギー、抑える薬入ってるから」


ぼそりと魔女が小さく呟いてパイを差し出すと白雪姫はにこりと微笑んでパイを受け取って、それから片手で魔女の頭を優しく撫でました

白雪姫は分かっていました、彼女が魔女であり自分の命を奪おうとしていると言う事。
でも、もう一つ白雪姫には分かっている事があります

魔女がとても優しいということ



「ありがとね」


魔女は泣き出してしまいました。小人達も家から出てきて、魔女の事を退治しようとしましたが、やっぱり泣いている女の子にしか見えなくなくて仕方なく家に入れてあげました。
家で小人と白雪姫と魔女でパイを食べました、その後、女王様の事はすっかり忘れていましたが何処から聞いた噂
女王様は魔法の鏡が裏切って皆に白雪姫に悪い事をしようとしていた、と言って皆に懲らしめられたそうで、実は魔法の鏡はとある国の王子様で愛しい人のキスで目が覚めるとか

その話は、また今度


×

(何が書きたかったかって言うと、久しぶりに恋愛でも黒いのでもなく、ふわふわしたメルヘンなのが書きたいなって思ったのと取り合えずギャグを練りこもうと思って失敗しただけって言う。因みに白雪姫は二年ぐらい使いまくってるオリの白猫っつー子とあとオリ板で投稿したけど主さんからの応答が全くなく気に入ってたけどそのまま使わずじまいになっちゃった林檎の魔女さん

58 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/12(金) 14:17:04 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 失恋希望中 >


「はー、無理だあ」

小さく溜息を吐いてその場に座り込む、片手に握られていたのは可愛くラッピングされたチョコレート
そう、今日はバレンタインデー。唯一お菓子を持ち込むのを許されたこの日、女の子は好きな男の子にチョコレートを渡すために試行錯誤を繰り返す

下駄箱に入れたり、朝早くから来て机の上においておいたり、鞄にひっそり潜ませたり

でも一番重いが伝わるのは直接渡す事
だから私もそうしようとした、………でも無理


だって相手は、学校で一番格好良くてモテるって噂になってる生徒会長様
他にかわいい女の子達からチョコレートとか貰ってて…


「無理、私あんな可愛くないもん」


……誰ですか。

可愛らしいハートの箱に入った手作りのチョコレート
指先の絆創膏、にこりと暖かくて可愛い微笑み

……隣のクラスの今井なのさん。



ああ、失恋したい。

フラれたいんじゃなくて恋を失いたい、失ったらこんな辛い思いしなくて済むわけじゃない。
辛いの、すっごく辛いの、でも誰にもいえない。貴方にも気づいてもらえない。


「今井さんと会長、お似合いじゃない、応援しなさいよ馬鹿」

片手に握っていた箱のラッピングを取っていってふたを取る、箱の中には不恰好で無様なぼろぼろのチョコ
殆ど崩れちゃって、お世辞にも美味しそう何ていえない

一生懸命作ったけどもう用済みなんです
さようなら、さようなら、ごめんね

食べてもらえなくてごめんね、作ってごめんね、私なんかのチョコでごめんね

チョコ食べてもらいたいなんて思って作ってごめんなさい



「恋なんて、どっかいっちゃえばか」

59 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/13(土) 17:34:08 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 最後の国のアリス >


落ちていく感覚も、可笑しなお茶会も、体が大きくなったり小さくなったりする魔法のお菓子も、
全部全部嘘だったなら夢だったなら、夢だから、

もう一度味わいたい

忘れたくない、もう一度でいいの。
忘れないように噛み締めて味わって、毒でもいいの、毒であって――――私から一生はなれない毒になって!


笑うネコとの夜の散歩
白い兎との赤い舞踏会でのリトル・ダンス

優しい微笑み、甘いお菓子の香り、紅茶の芳しい茶色がかすんで見えるの――――



まどわさないで

   わすれないで


      わすれさせないで


甘い香りは夢でしょうか
夢は甘い香りでしょうか

偽りのような夢のような魔法の国は最後の国


私の夢の中で儚く消え去って何処にもなくなってしまった


落ちていく感覚を、
可笑しなお茶会を、
可笑しな御菓子を、
可笑しな飲み物を、
笑う猫との夜道を、
白兎との赤い夜を、


もう一度味わえるなら

銀色の大きなフォークで突き刺して絶対に零さないで口の中へ
味わって味わって噛み締めて、忘れないわ



 (  It eats me.   )

60 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/17(水) 15:47:15 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 離れ離れロマンス >


「一生帰ってくるな!ばか!」

そういって君と別れたあの交差点を今だって忘れない。
あの日、次の日、次の次の日、次の次の次の日、一ヶ月ずっと雨が降っていた。

×


『大人気アイドルの三浦翔太君です!』

テレビに映る司会者がその言葉を発した瞬間客席の女性達は歓喜の声を発し、その中登場したのは、近かったはずのキミ。
近くで笑っていてくれたのに、今笑顔の君は遠く遥、遥彼方のテレビ局。

人気アイドルなんかになりやがったキミ
芸能界に入りたい何ていって反対する私と喧嘩してそのまま東京へ行ってしまった

メールする気なんてない、そんな勇気ないよ

返ってこないかもしれない。返してくれないかもしれない。
うざがられるかも、嫌われるかも――――――嫌われてるかも、


「しょー…ばかあ」

目から無意識に涙がこぼれて、脱力的な声で君の名前を呼ぶ
目の前に居るのに、ガラス板一枚壊しただけじゃキミにたどり着けないよ。


「今日、私、誕生日よ?」

メールは?手紙は?ケーキは?プレゼントは?

……嘘よ。


本当に欲しいのは違うに決まってるじゃない、ねえねえ分かってるでしょう?私の好きなもの、私の大好きなもの!

名前よんで、それだけでいーよ               『りん』


気がつけば番組は進んでいて質問コーナーへと突入、司会者が聞いたのは「好きな人」
どくりと心臓が跳ねて泣きそうになった
私じゃない人だったら如何しよう…でも、そうだよ、ありえるよね、別れずに行っちゃったけど私より可愛い人なんて都会には一杯居るもんね。芸能界には一杯いるもんね。可愛い女優さんとか綺麗なアイドルとか、さ。


「俺がすきなのは、」




「幼馴染の女の子です、デビューする前、付き合ってたんですけど喧嘩しちゃってソレっきりで…」


、え?

え、ちょ、え?


デビューする前付き合ってたって、喧嘩してそれっきりって、私?

じわりと胸と目じりが熱くなって大粒の涙が零れ落ちた
嬉しくて嬉しくて、嬉しくて。私だけじゃなかったんだなって、翔太も私のこと好きで居てくれたんだなって、凄く嬉しくて。


「しょぉたぁ」

情けない顔と声でぼそりと呟くと同時にぴんぽんと玄関のチャイムが鳴り響いて、顔を服の袖で拭きながら玄関へ向かう
がちゃりとドアをあけると其処には、優しく微笑む画面の無効に居たはずのキミ

翔太、


「誕生日おめっとさん、りん」

×

最高の誕生日、最高のプレゼントを有難う
生まれてきてくれて有難う、生まれてよかった、貴方に出会えてよかったよ

大好きだよ

61 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/18(木) 15:46:03 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼作品まとめ/短編

>>2
冷めそうなほど

>>12
無言無音

>>15


>>22
チョコレート・ホリック

>>26
なくってこと

>>27
大体好きって答える(なんとなくお気に入り)

>>32


>>33
Your E-mail(なんとなくお気に入り)

>>35
貴方に心奪われ中

>>47
天秤上の駆け引き的恋愛

>>49->>50
友達→恋人

>>51
メロンパン、ころね、焼きソバパンに(なんとなくお気に入り)

>>52
貴方に捧ぐ愛の歌

>>54->>55
こまってしまった、

>>56->>57
白雪姫

>>58
失恋希望中

>>59
最後の国のアリス

>>60
離れ離れロマンス

▼作品まとめ/続き物

-恋愛Colorful party(不定期更新)

>>4>>19>>21>>29>>37>>41>>45

-kiss(不定期更新)

>>9>>11>>13>>20>>23>>24(なんとなくお気に入り。).>>25>>28>>38

-死神の居る保健室(更新停止中)

>>40>>42>>43->>44

▼登場人物まとめ

(短編は殆ど適当に決めた人ばっかなんで書きません!

-続き物
恋愛Colorful party→花巻千佳/鏡れお/白花宵乃/広付恭子/>>18 飛鳥咲夜/神楽坂勇人
死神の居る保健室→久我原/払間>>40

▼気づいた事

恋愛カラフルのあれ…飛鳥先輩初登場時名前間違えてたああああああああああああ!!
最初針橋って苗字にしようって思ってたので…ヤチマター!

62 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/18(木) 21:27:16 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼お知らせ

ええと、毎回更新が不定期で申し訳ありません、槙です

最近いろいろな場所で掛け持ちしていたりして中々更新が出来なくなる可能性があります!一応頑張りますが…うーん、でもどうだろうw
とりあえず頑張りますが、もしかしたら速度はもっと落ちるかもなー、とか

合同ホムペとか、新しくスレ作ろうかなあとかも考えていたり、ホームページも作り直したりブログ更新も最近してなかったのでしなくちゃいけないし、ピクシブもあまり更新が出来ていなかったので久し振りに力を入れようと思ってたり、
兎に角色々有るので、まあがんばります!多分見てくれてる人いないけど!がんばる!


とりあえず最近の悩み事は男子オリが全員自分の受けタイプなことかなあ…自キャラ愛なんでねえ…。
青弥も満もハチもキオもエドも…唯一がエリソンだけどこいつ動かしにくいしなあ、久人さんは…どっちだろw

63 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/19(金) 18:44:54 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

( 赤き茜の夢現 )


目が覚めたのは、赤い赤い、赤い景色
赤い夕暮れ、赤い風車、赤い狐のお面

何処も彼処も、赤


「…ここ、どこだよ」
「此処は夢か、或いは君が今まで居た世界が夢か、それともどちらも夢か、あるいはどちらも現実か」
「ッ」

息を呑む。
行き成りすっと透き通った男の声が耳に入り背にぞっと寒気が走る。その声は聞き覚えがあるような気がするのに思い出せなくて振り向けずに数秒が過ぎる。

すっと自分の横を通り過ぎて姿を現した一人の男
鮮やかな彼岸花のような赤色の長髪を背に流し、それよりももっと濃くおぞましいほどに綺麗な紅色の瞳がこちらを捉える
現実味のない彼の姿。髪や瞳の色もそうだが、それ以上のものがある。頭に生えたぴんとたった黄金色の狐のような動物の耳に、ちらちらと体の後ろから見え隠れする同じ黄金色のふわふわとした狐の尻尾。

それから微笑むその顔。


「夢現、現実か夢か、ソレを決めるのは誰か」
「ちょ、あんた誰…ッ」
「……化け狐、だろうか」

男は自傷的な言葉を述べて少し、いな、かなり寂しそうな表情を浮かべた。

ふわり、と冷たい風が吹き抜けて風車をからんと舞わす。瞬きした刹那―――赤いまるで鮮血のようだった夕暮れは一瞬にして闇のベールに包まれ、微かな星を散りばめた姿へと変化する。

可笑しい、可笑しい、この世界は可笑しい!


「…なんだよ、コレ、あんた何なんだ!」


「化け狐、尻尾をなくした九尾の狐だ」
「そんな非現実的なッ」
「これを夢か現実か思うのはお前の自由だ、信じたくないなら信じなくていい、忘れてくれ。私はお前に力を貸して欲しい、だが、苦しんで欲しいと願っているわけではないのだから」

ふわりと笑むその姿がとても儚くて、消えてしまいそうなその切なそうな表情
消えてしまいそうで、

咄嗟、本当に咄嗟で何がなんだか分からなくて、でも消えてしまいそうな気がして手をぎゅっと握り締めた
驚いた。そう表現するのが正しいであろう男の顔。でも直ぐにうれしそうに微笑んで、俺の頭を優しく撫でた。


「力、貸してやるよ!」


―――そこで、俺の夢はさめる
そして今日も暇な日常が始まる、はずだった


「母さーん……母さん?」

何時も通り部屋を出て階段をゆっくりと下りる、視界に見え始めたリビングに向かって歩いている最中母親を呼ぶ。いつもなら直ぐに返答が帰ってくるはずだが今日は聞こえず、不思議に思いながらリビングへ足を踏み入れる。
リビングに居たの母ではなく栗色のふわりとした髪にまるで摘み立てのイチゴのような赤色の瞳の少女、ひたりと微かな足音に気がつくとこちらに視線を向けにっこりと微笑んだ


「始めまして、久人君ですね?私はお母さんの妹の娘で、今日は貴方のお母さんと私のお母さんが一緒に出かけると言い出して、貴方のお母さんに朝ごはんの仕度を頼まれたんです」
「ええっ…母さん、本当自分勝手に…。あ、態々引き受けてくれてありがと」
「いいえ。あ、私は姫川言音っていいます」

笑顔がとても似合う可愛らしい女の子で、丁度同い年ぐらいだろう
姫川言音、名前まで女の子らしい。

一旦部屋に戻り着替えながらふと夢のことを思い出し深くため息を吐く。
あの夢はずっと前から見ていて丁度今日で一ヶ月ほどだろうか。今までも赤い赤い赤い世界で俺とあの男が喋っているんだが、いつもなら手を握ろうとした瞬間で目が覚める。
夢の理由さえも分からないが、ずっと同じものを見ていたのに急に変わったのはなぜだろう


「考えるだけ無駄か」

ぼそりと冷たい言葉を口にして部屋を出る

テーブルについて言音さんと他愛のない言葉を交わしながら朝食を進める。母さんが作るスクランブルエッグより美味い。焦げてないし。
思わずくす、と笑いが零れる。


食器を片付けて部屋から鞄をとってきて家を出る仕度をする。先ほどみたく世間話やお互いの親の事を語り合いながら途中まで歩いていたが言音さんは違う学校らしく途中で分かれた。
何時も通り、つまらない授業をぼうっと見つめながら時間だけが刻々と過ぎる。
その中、ずっと俺はあの夢のことを考えていた。考えるなと思っても同士でも脳裏に浮かぶ――――――あの切なそうな顔


「…なんで」

-

(ホムペで書いていたやつをちょこっと拝借したものですが途中で飽きた…というか、書きたい場面があったけどたどり着けん!!← がんばれたらがんばるー

64 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/22(月) 16:43:47 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼つぶやき

うがあああ…ネタがない!!
二次創作やっとかけるようになってきたかと思えば!思えば!←

両立って難しいのかしら。とりあえず恋愛カラフル頑張ろうぜ今さっき思い出したけど←
もう可愛いほのぼの系目指そうと思ったら何だこのシリアス!もう殆どストーリー決まっちゃってるけどさ!まだまだ新キャラ出るけどさ!

可愛いのが書きたいよ本当…

65ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/08/22(月) 17:09:56 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

お久し振りなんです、本当に心から。

ねここは最近短編集のなかでの連載が飽きてしまうということに気づき諦めモードに(( がんばりますぜ…!
とゆうか短編でさえシリアスになっちゃうねここって一体(´;ω;`)

とにかくお互いがんばりましょうノ
応援してるぜ…!じゃなくしてます!←

66 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/22(月) 17:21:39 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>ねここ様

お久し振りですノシ

なんと…!物凄く分かります!飽きちゃうんですよねー…でもたまに久し振りに書こうと思うと楽しかったり←
大丈夫です、自分なんかシリアスになりきれなかったりでもう…←

応援有難う御座います!
がんばりましょう…!

67 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/22(月) 17:39:14 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

<04 / 二人きりの個室>


「おねーさん」
「ひあ、な、なんでしょう」

行き成り声をかけると間抜けた声を出した後ゆっくりと振り向いて恐る恐る、と言った感じに返答する
そういえば咄嗟にお姉さん、なんて言ってからずっとこうやって呼んでるけど、そういえば同じ学年だった


「気分悪いの?」
「あ、えと、ちょっと…」
「へえ」

表情にも少々怯えのようなものが見られ、戸惑いながらも帰ってくる言葉。自ら聞いておいてと自分でも思うが、そんなにも興味はなく適当に返す

怖いと思っているんだろうか
まあ、学園一の不良とか言われてる奴なんかと一緒にいたら怖がるなと言うほうが無理だろうか。


「お姉さんって名前何」
「え、久我原、ですけど」

久我原…聞いた事があるような、ないような。
まあ珍しくない苗字だし…てか俺のほうが面白いじゃん。普通に。

数分ほど沈黙が続き、ぼーっとしているとそういえばベッドを借りて少し寝ようと思っていたのをすっかり忘れ、少しぼーっとしつつもゆっくりと立ち上がる


「あ、ね、寝るんだったらどうぞ、」
「んー、いーよ別に。」


「それとも二人で寝る?」

冗談でぐいっと顔を近づけると見る見るうちに顔を真っ赤にした。まるであのときみたいに――――
ぎしり、とベッドが軋む音が響く

「ひゃ、あ」
「真っ赤」

くすくすと笑みを浮かべると更に耳まで真っ赤にして。
冗談、と耳元で小さく言うともっともっと顔を赤くして、


「……っ」



「払間ぁー、誉が呼んでるでー…って久我原風邪か!?」

丁度戻ってきた先生が心配そうに声を出す。
お姉さん、というか久我原さんは無言のまま、ただ顔を真っ赤にしたまま首を横に振った。面白い。


「んじゃ」

そう言い放って俺は部屋を出る。
結局寝れはしなかったけれど面白いものは見れたし、屋上かどこかで寝ればいい話だ。


「…変なの」


×

なんなの

なに、あれ


「…っわっけわかんない」

平気で顔近づけたりして、冗談なんか言ったりして、本当本当訳分からない
からかわれた悔しさと、またあの綺麗な顔が近くにあったことを思い出して顔を真っ赤にする。自分でも顔が熱い事が分かる。

あのまま保健室に居るのも居心地が悪くて出てきてしまったけれど今度は少し頭が痛い気がするう…!
はあ、と小さく溜息を吐きながら教室までの道のりを歩いていると教室の前に目立つ赤い髪の男の子を見つけた。丁度教室の扉の前に立っていて、話しかけるのも怖いし…と思い足を止める。

よく見てみるとその男の子は生徒会会長の…名前忘れちゃった…けど!生徒会の子だった。


「あ、あのー」
「ん…ああ、ごめんね」
「いえ」

此方に気がつくと優しく微笑んで数歩下がってがらりと音を立てて教室のドアを開いてくれた
紳士的で優しいな、と思いつつ教室に入ってはっと思い出す

そうだ、確かひどり、飛鳥っていう苗字で…名前は明日香だったかな?
苗字と名前が同じ漢字にできるからって同じ役員の子にからかわれてたなあ、犬飼君だったかな?


「あ、祐希ちゃん、おかえりー。大丈夫だったー?」
「祐希!どうしたの、頭でも痛かったの?」
「ただいま。大丈夫、もう平気だから」

心配してくれる友人二人に笑いかけながら席に着く。


まだ、顔が熱いな


-

(発展がないとか言うんじゃないよ!じゃないよ!← ついで飛鳥という苗字にあることを気がついたあなた!居ませんね絶対。)

68 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/22(月) 21:21:41 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 私は私は >


私は私、貴方は貴方じゃないの?
今更縋んないでよ。

貴方は私に言ったじゃない
「薄汚い」

私は貴方に言ったじゃない
「さいなら」


さようならグッバイ!グッバイグッバイ、ぐーてんもるげん?

貴方との縁はとっくに切りましたよね?
うざったいんで寄らないでください

虫唾が走るわ!


「馬鹿じゃないの」
「気持ち悪い!」
「あんたなんかに振り向いてくれないから」
「薄汚い!」

私に言ったじゃない。私に言ったじゃない。

私がどれだけ傷ついて傷ついて傷ついて、傷付けようと思った?



「ねえ、お願い!前の事は謝るから…ごめんなさい!お願いなの、ほんと、ねえっ」
「薄汚い」
「っ、」

聞き覚えがあるんでしょ?
そう訴えかけるような冷たい視線を送る。瞳の奥に見える恐怖と震える指先に、快感を覚える!


「馬鹿じゃないの、気持ち悪い、あんたなんか触れないでよ、薄汚い、嗚呼気持ち悪い、同じ空気さえ吸いたくないわ!」

「あんたが言ったんじゃない、ばっかみたい!」


Good-bye Good-bye!
Au revoir Au revoir!
Auf Wiedersehen Auf Wiedersehen!
Ciao Ciao!

さようなら、二度と会いませんように


私は私、貴方は貴方
私は弱い芋虫から成虫へ、貴方は羽ばたく蝶から蜘蛛の巣の蛾に、


-

(虐め系とかで主人公がいじめられた後仕返しとかするの多いなって思って。主人公がいやみっぽい子に絡まれるのとかもだけど。)

69 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/27(土) 16:55:16 HOST:KD124210058104.ppp-bb.dion.ne.jp

いつも使っているパソコンとは違うパソコンを使っているのでidが違ったり、誤字、脱字があるかもしれません!


< 貴方と僕/BL注意 >


彼は優しくて笑顔の素敵な人。でも、優しすぎるからたまに怖くなってしまう。
貴方のその笑顔は、僕だけのものじゃないんですか?


「……け…神楽坂君」
「ん?何、三木君」

神楽坂啓、彼の名前。そして三木悠太。僕の名前。
僕と彼は男同士で、同じ学校の同級生でクラスメイトで、友達……だった恋人同士。

僕から告白をして晴れて恋人同士だけれど、僕にはまだ怖いという感情があった。
君が、どこかへ行ってしまうんじゃないかって。

彼と僕の約束のひとつに学校では名前で呼び合わないということがあって、普段二人きりのときは普通に名前を呼び合えるのに、一日の中で一番長い時間なのに気味と一番距離を感じてしまう気がする。
ほかの人とは名前で呼び合うのに―――――?   周りに気づかれちゃいけないってわかってます、でも、
好きだから、ずっと近くで感じていたいんです


「此処が解らなくて…」
「ああ、それは結構難しいよねー」

そういって微笑む。

ああ、その優しさが、






――――――――――怖いんです、啓君


「三木君?」
「あ、ごめん、ぼーっとしてて」
「珍しいなあ、しっかりものの三木君がボーっとなんて」

そういってにこりと何時もどおりの笑みを浮かべる啓君。
ねえ、その笑顔は僕だけのものではないんでしょうか?

貴方が優しいことは誰よりもわかっているつもりです、けれど、だけど、



貴方を愛していいのは僕だけではいけませんか?


ああ、




愛し過ぎて壊れそうだ

-

(久しぶりにびーえる!たぶん啓君は受けなんじゃないかな。たぶん。)

70 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/27(土) 18:06:06 HOST:KD124210058104.ppp-bb.dion.ne.jp
< 君にだけにラブソング >


『人気アイドル、三浦翔太君です!』

画面の中から、最近じゃあ全然隣に入れないけれど、頑張って歌うよ
君のことが大好きで、大好きで、大切で、壊れてしまいそうなくらいに大好きで、


ステージのバックスクリーンに映像が映り照明がステージを照らす
特注の衣装を身にまとって、特性の歌詞をメロディに乗せて、

笑顔が一番
君がそういってくれたんだから精一杯の笑顔で


「今日何回何時間、俺のこと考えてた?今日一億回一日中、俺は君のこと考えてたよ」

「いつだっていつだって、俺は君を考えています」


カメラに向かって精一杯の笑顔、君はちゃんと見ていてくれますか?
リズムに乗って何回も練習したステップ、体を突き動かす楽しさと疾走感。


「またどうか、またどうか、君の隣で笑いたいよ」


喧嘩してごめんね。仲直りしよう。

毎日君で頭がいっぱいなんです。
四六時中君を考えて、四六時中君と仲直りした言って願ってて、四六時中



「愛してます」

-


(ちょっと微妙なので時間があるときに書き直したい…!離れ離れロマンスのリンと翔太君です。書きたいところがあるので続くかも。

71 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/27(土) 22:03:42 HOST:KD124210058104.ppp-bb.dion.ne.jp

< *泣いてしまいそうです/side*千佳→れお→恭子→千佳 >



あれから一週間、当たり前だけど恭子と先輩はずっと休んでいた。
恭子は精神的にまだ不安定だし、先輩も命に別状はなかったとはいえかなりの怪我だったらしい。それに先生に怪我以外に何かなかったかとか、聞いてみたけれど何もないといいつつ何か隠しているような気がした。

知りたい………でも、私にそれを知る権利があるのだろうか。
私はただの高校生で、本当は勉学にいそしんで、もっともっと頑張らなきゃいけない時期なのに、それに恭子のほうが知りたいに決まってるのに。

…そういえばれお君は知っているのだろうか…。
ううん、知っていたところで聞いたってきっと隠すだろう、優しいから心配させないようにって。
先生が隠すくらいだからきっと、重要なことなんだろうな


れお君、辛くないかな


「…今は私のやれることをしよう、恭子が安心できるように私が笑わなきゃいけないんだもの。先輩も、ちゃんと怪我を治して帰ってきてくれるはず」

がたりと小さく音を立てて席を立ち、教室を出て長く続く廊下を小走りで進む。目指す先は勿論病院。
まずは先生に突き止める、隠してる事を話してもらう。私が知る資格がないとしても知りたい、知ってたほうがきっと、恭子を元気付けられるはず。

知って後悔してもかまわない。


×



「あれ、花巻…さん?」

授業も終わって下校時刻、本屋にでも寄ろうかとぼんやり考えながら歩いていれば廊下を走っていく見覚えのある姿
可愛らしい茶色の髪に、どこか焦りが見えるが、強い眼差しを持つ表情

あんなにあせってどこへ行くんだろう
頭の中で浮かんだ言葉だったがそれはすぐさまにかき消されてしまった


”飛鳥君は――――”

脳裏に浮かぶ一週間前のあの日、聞いてしまったあの言葉
いつ思い出しても涙があふれそうで、決して先輩と特別親しいわけではなかったけれど本当に、怖くて、悲しくて、


「…広付さんが知ったら、」




俺が彼女の立場だったら――――――――――――壊れてしまいそう、

×




白い壁に白い天井、白い明かり、すべてが白く塗りつくされた建物内を歩く
病院はどこもかしこも真っ白でどこか落ち着かない気がする。苦笑を浮かべながらぼんやりと外を眺める。

正直まだ心は不安定。
まだあのときのことを思い出すと死んでしまいそうなくらいに涙が出そう、ううん、出てしまう。


「…さく、や」


ぼそりと掠れた声で頼りなくつぶやかれた、愛しい愛しい彼の名前

ああ、会いたいよ
抱きしめて抱きしめて、キスをして、抱きしめて?


脳裏に愛しい彼の顔を思い浮かべながらふとドアのほうに視線を向けると、見覚えのある少女の姿を見つける
少しだけ開いた扉の向こうで突っ立っていてどうしたのだろうと小首をかしげながら名前を呼ぼうと口を開く


「千佳ちゃん、どうしたの?お見舞いに来てくれたの?」

「あ、えと、ご。ごめん、ちょっと体調悪くて薬貰いにきただけだから……用事あるからもう帰らないと、また今度ちゃんとお見舞いに来るから…っ」


早口でそう言い残して千佳ちゃんは走り去ってしまった。作ったような笑顔だったけれどうちはしっかりと見ていた。
彼女の、とてつもなくおびえたような、恐怖の表情


「ちか、ちゃん?」


よく考えればありえない言い訳に過ぎなかった彼女の言葉

だって、気分が悪いくらいなら保健室にいけばいい話、今日はちゃんと学校がある日だもの。



×


「………っは、っ、はぁ、あ、」


恭子の病室から走ってきて息切れを起こした体をなだめるため立ち止まる。
無理やりないい訳、本当私って嘘へたくそ。


………先生に聞いてみた、聞いてしまった。
飛鳥先輩のことで隠していることを、私は知ってしまった。


「…酷いよ、なんでぇ…っ」


その場にぺたんと座り込んで涙をこぼす。ふき取る気にもなれない。





”飛鳥君は、記憶喪失している”


-

(書きたかったところがかけて満足!記憶喪失か足怪我してマジシャンあきらめなきゃいけないとか色々浮かんでたんだけど、一応これに。最悪死んじゃうってのもryでもやっぱり恋愛重視にしたかったしシリアス続きになる予定ですし、飛鳥先輩結構気に入ってるんです。あと最後はやっぱりみんなでハッピーエンドにしたいなって。さあ、飛鳥先輩押した犯人とかについての話も書きたいから頑張ろう!)

72 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/29(月) 21:31:44 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< クッキー缶からお早う御座います >


「きゃー!お姉ちゃん、このクッキー缶如何したの?」

「近所のおばあちゃんからいただいたの。私食べれないから、あんた食べていいわよ」
「やったあ!後でお礼言いに行こう!」


突然家に訪れたクッキーの入った缶。可愛いリボンにメルヘンチックなラベル、缶も私の好みだけどクッキーはもっと好き。
お姉ちゃんはダイエット中で食べれない、つまりは私の独り占め!

ご機嫌でクッキー缶を片手に階段を登っていく。
部屋に着くとテーブルに缶を置き早速あける


「…え?」

唖然。今私のしている顔はその言葉がぴったりと合うんだろう。
間抜けた声をあげた理由は目の前。

缶の中でクッキーに埋もれて幸せそうに眠っている、小さな女の子。
綺麗な金色の髪は少しオレンジが混ざっていてまるで焼きあがったクッキーのようで、ゆっくりと開いた目は赤くクッキーの真ん中のジャムみたい。


「ふわあ…」

小さく欠伸をして起き上がった小さな女の子。
私のほうを見るとふんわりと微笑む。


「こんにちはぁ、」



クッキー缶の小さな妖精

-

(メルヘンです。恥ずかしいです。シリーズものにしたいな!そして気まぐれのクッキーの妖精さんプロフ↓多分役立たない!)

▼クッキーの妖精さん

名前:クリム
性別:女
性格:のんびり屋。兎に角天然でぼんやりふんわり。
容姿:少しオレンジの混ざった金色の髪を肩辺りまで伸ばしいてふわふわ。瞳は赤色で大きめだが少し垂れ気味、背にはオレンジの羽。
備考:出現場所はクッキー缶。クッキーが大好きで一日一枚は食べたい。妖精的な何か←

73 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/29(月) 22:10:24 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 飴缶からお早う御座います >

退屈な日々が嫌いだった。
スリルとか、非日常。そういうものが欲しいと思うのは日常に慣れすぎて可笑しくなっているからだろう。

中二病とかじゃないけど、たまにはそういうものだって味わいたいと思ってしまう。
ぼんやりと考え事をしながら部屋を開ける。すると身に覚えのないものが視界に入り頭に疑問符が浮かぶ。とりあえず肩にかけていた鞄を床に降ろし、ゆっくりと近づく。


それはテーブルの上に乗っていた飴の缶。
透明で中には色々な色の透明な飴が入っていてとても……なんというか、女の子らしいものだった。
勿論俺は男だし、姉ちゃんはいるが甘いものは確かダイエット中といって買っていなかったはず。兄ちゃんは甘党だけど、態々俺の部屋においておく理由もない。

ううん、とうなりを上げながらとりあえず缶を開ける
飴は一見普通の飴で、一つ口に含む。青い飴だったが甘いソーダの味が口に広がり、ころころと舌先で転がす。


「…ん?」


暫く飴をなめふと瓶の中を見ると何か見える。
……布?小さい布のようなものが飴の隙間から見えて再び頭に疑問符を浮かべながらソレを引っ張ってみる。


「うわ、っ」


出てきたのは小さな小さな小さな、人間。

綺麗な飴と同じ透き通った水色の髪、閉じられていたがゆっくりと開き始めた瞼から除く、青色の目。
此方を捉えると少々ぼんやりと見つめた後、ゆっくりと口を開く。



「おは、よ?」


………今、夕方ですけど。
っていうか、あんた誰。


っていうか、何!?

-

(即興お菓子大好き妖精企画!……しませんよ?← 思いつきでどーん。クリムに続き飴好きっ子です!正直言うとこの子使い回しですw)

▼飴の妖精さん

名前:トーキィ
性別:不明
性格:ぼんやりふんわり無関心。のんびり。無口。
容姿:床に付くあたりまで伸びた水色の髪に前髪は胸元辺りまであり、半分ほど耳にかけている。青い目に大きな白い羽。
備考:出現場所は飴缶。飴大好きで飴は一日三つは食べる。飴を砕くために大きな自分の三倍ほどのハンマーを常時

いつか募集とか出来たらいいなあ。

74 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/30(火) 16:20:16 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< マシュマロボックスからお早う御座います >

甘いものは嫌い。
そういったじゃない、なのにこれは何かしら?

不機嫌そうな表情でそう物語るような視線を親に向ける。
誕生日プレゼントだよといって渡してくれた可愛らしいピンクのリボンの付いた赤い箱。嬉しくて思わず頬が緩んだけれど開けてみれば、テンションはがた落ちよ。
「甘いもの、嫌いって言ったじゃない」


「マ、マシュマロしか売ってなかったのよー!」
「本当はビターチョコでも買ってこようと思ったんだけど…!」

だったらぬいぐるみとか筆記用具とか、もっと他にあるじゃない。
あと、ビターチョコも嫌いよ。


そういい残して部屋に戻った、片手には捨てるのもなんだと思って持ってきてしまったマシュマロの入った箱。
昔から甘いものが嫌いで親を困らせた。カロリーがどうこうとか、血糖値がどうこうとかじゃない、根本的に甘いのが苦手なだけ。

…私だって直したいと思ってるのよ?

再び箱を開けて一つマシュマロをつまんでふにふにとその感触を楽しむ。
ああ、触感だけは可愛いのに、私にとってこの甘さは可愛くないの。


…直したいわよ、私だって。

はむ。

一口マシュマロを口に含んでなんとなくぎゅっと目を瞑る。しゅわりとマシュマロが溶けてしつこい甘さが口に広がる――――と思ったがそんなに、なんというか、不自然な香料や砂糖を使ったような甘さではなく果物のような自然な甘さ。
スイーツは嫌いだけど果物は好き。そういった私のことを覚えていたのか両親は、甘味料に果汁だけを使ったものを買ってきてくれたらしく、予想外の美味しさに手が伸びる。

後で謝ったほうがいいかしらね
ぼそりと呟いてもう一つ、と手を伸ばすがマシュマロの山が一瞬、動く

動いて、動いて、何かが出てきた。
最初に見えたのは綺麗な赤色、次は…透明なピンクに、

最終的に全体が見えマシュマロの山から出てきたのは赤いか身に可愛い赤とピンクの中間のような目を持つピンクの羽の、小さな小人

可愛い、その一言


「…貴方、だあれ?」

「ふあああ…俺はマロウー…」
「マロウ…?」


「あーねむい…おやすみ」




…なに、この、かわいいの



「おやすみ、なさい?」


-
(あんまり描いた事のない気がするタイプの女の子に挑戦!色々作っていきたいと思っているので個性を大事に!可愛いものらぶな子です。この人間の子達のほうは後々プロフを書こうかと。因みに女の子が食べたマシュマロは果汁を使っているので味的にはギモーヴとかのほうが近いのかもしれない。ギモーヴはフルーツピューレにゼラチンを入れて泡立てるとか。食べたことないけどね。)

▼マシュマロの妖精さん

名前:マロウ
性別:男
性格:しっかりモノゆえの苦労性。面倒見がいいが、眠いときはとろい。
容姿:赤い短めの跳ね髪にピンクと赤の中間のような色合いの釣り目、背にはピンクの羽
備考:出現場所はマシュマロのある場所。マシュマロ好き。そしてグルメ。

ピンク男子って如何よ。……いや好きですけどね。

75 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/30(火) 16:49:56 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< おはようはよう >

家から五分のバス停。いつもの朝、いつもの時間、いつもの貴方。

同じ学校の男子制服、綺麗な黒髪にガラスを通して見える赤い目。視線は手元の小さな本に向けられているが私の視線は何時でも貴方へ向いている。
女の私よりも綺麗な顔立ちに白い肌、羨ましい…。


「ねえ」
「え、は、はい?」

一人分ほど開いていた距離をつめて声をかけてみる。肩を小さく揺らして赤い目は此方に向いた。
声をかけられるとは思っていなかったらしく少し驚いていた。

「青峰中学だよね?私も同じなんだけど名前は?」
「…く、くるす」
「ん?」

声が小さく上手く聞き取れなくて首をかしげながら顔を近づける。
男の子はまたびく、と身じろぐと小説で少し顔を隠しながら先ほどよりは大きい声で言った。


「く、来須、芳也」
「くるす、よしや?」

あんまり聞いた事ない気がするけど見た目からして同学年のはず。
んんんんん…結構別のクラスのことも遊んだりしてるんだけどなあ………ん?来須?

って、私のクラスの昼寝ばっかりしてるやつじゃね!!?


ええええええ、起きてるとこ殆ど見た事ないんですが!?


「え、え、え、く、来須って二年三組…の?」
「はい」
「く、来須君何時も寝てるけど…なんで?」

「よ、よるがたにんげん、です、の、で」


きょどりまくってるwww
じゃなくて!


なんぞこのイケメンは!!


-

(バスネタが書きたかっただけなのになあっるぇー?りべんじすんぞ!)

76 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/31(水) 21:48:25 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
長らく放置していた先輩と神楽坂君のプロフです!完全忘れてた!!←
正直千佳とかれおは四人纏めて書いたから他の伽羅が出てから、とも考えたんですがさっさと出しちゃおう!となりまして…←

「俺は弱いんだよ、弱くて弱くて、死んでしまいそうだ――なんつって、冗談冗談」
名前:飛鳥咲夜(ひどりさくや)
性別:男
性格;何時も飄々としていてふらふらしてばかりだが遣るときはやるんだぜ。基本的にふざけてる。楽しければそれでよし!みたいなところがあるがちゃんと頭では考えている。年下に弱く後輩などはすぐ甘やかしてしまうが年上にはものすごく可愛くない← よく一人で抱え込む
容姿:癖のある赤毛で耳の下あたりだけは少し伸ばしていて白く染めている、赤毛が染めているものなのか地毛なのかは不明。瞳は切れ長釣り目の赤、目は悪くないがたまに格好つけて伊達とかつけてくる。学校では黒のウィッグにカラコン、黒縁眼鏡だが生徒会室ではだらけてる
備考:一人称は俺、二人称は苗字にさん付け、仲がいいとあだ名。本来の姿は仲が良い相手(白花、生徒会のメンバー、恭子など)以外には見せないがたまに窮屈でウィッグとかはずしてぶらついて恭子に見つかって怒られる。恭子の彼氏。高等部三年、高等一年から飛び級したが一年留年して17で白花には後輩扱い。イリュージョニスト志望、才能は正直白花よりも上

「…宵乃、ごめん」
名前:神楽坂勇人(かぐらざかはやと)
性別:男
性格:口数が少なくミステリアスな雰囲気をかもし出しているが、千佳と付き合っていた頃千佳の前だけでは笑ったり表情豊かなところもあったらしい。冷静沈着。
容姿:焦げ茶色の髪を短めに切っていて瞳は伏せがちな暗い緑色。目の下にほくろ有り。異常なほどに細身で色白
備考:一人称は俺、二人称は初対面だとさん付け、仲がいいと呼び捨て。三つはなれた妹がいるが本人は嫌っていて、冷たい態度ばかりとる。高等部三年、カーディシャン希望。


先輩にたいして勇人君の扱いが酷いって?一応重要キャラだからネタバレ防ぐためです。
神楽坂君はポジション的に最初は悪役っぽかったんですが、正直最近はお気に入り。最後の最後のほうでは、いい人で終わらせたい。悪い人の部分さえも出てないけどな!

77 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/31(水) 22:06:00 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼ぼそり


夢ばっかり書いてたときはいつも途中で放り投げちゃってたけど創作中心に書いてる最近は最後まで終わらせたいなって思うんです。
思いが篭ってなかったわけじゃないですが、軽い気持ちだったというか。でも恋愛カラフルとか、ピクシブで書かせていただいてるものとか、死神の居る〜とか!
キャラに感情移入っていったらなんか嫌ですけど、なんていうかな、皆幸せになってほしいいな、とかね。

久し振りの現代もので恋愛ものだからだろうか。
漫画でもあるけど、一人残らずかけずに。最後の最後まで書けたらなあ!

でも正直悪役らしい悪役が居ないのも、と思ってしまう
飛鳥先輩後ろからドーンしちゃった子とか完全悪役のつもりだったのに妄想するたびどんどんいい子に………ぐああああああああ!←
ワルになりきれないです。俺が。←

とりあえず最後まで頑張るよー!

78 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/03(土) 16:21:38 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 終焉を二人でバッドエンド >


「私、あなたのこと結構好きだったのに」

銃口をこちらに向けながら冷たい笑みを浮かべる彼女
ああ、そう、そうですか

「俺は結構あんた、嫌いだったんだけど」

刃先を喉元に向けながら醜悪な笑顔を向ける俺
ああ、そう、そうですよ


嫌いだったんです
今は好きですけどね。


「私もよ、最初嫌いで仕方なかったのにな」

くすりと何処にでもいるような少女の顔を見せた彼女
銃口にさえ目を向けなければそれは、他愛のない会話を交わしているようだった

ああ、そう、そうだった

始まりもこうやって銃口を向けられて、ナイフを突きつけて笑ってた。
違うところといえば彼女のすきが嫌いだったことと、俺がまだ彼女を嫌いだったこと


脳内で感じている殺気と殺意
その中に隠れた恋慕と、酷い悲しみ


それでも俺は彼女にナイフを向けて彼女は俺に銃口を向ける。相容れない俺達が幸せになるのはこの方法しかないんだと、脳内で分かっている。


ああ、ああ、そう、そうなんだ、二人とも同じだったらよかったんだ
ええ、ええ、そう、そうなのよ、二人とも平民だったら良かったのよ



「「でも違う」」


ああ、そう、ハッピーエンドを迎えるためには先ずバッドエンドを迎えなきゃならない。
バッドエンドという名の終焉を迎え、次はハッピーエンドになれるようにと願いながら、手に力を加える

「私はあんたのこと好きだった」
「俺はあんたのこと嫌いだった」


「今はすきだけどね、」
「今も、すきだけどね」

高い高い銃声の音が耳を貫いたと思えば視界は真っ赤になって、ああやっと終わりだなんて至福を感じながらも腹部に感じる痛感に顔をゆがめる。嬉しいのに苦しむなんて可笑しい話、そう君と次こそ笑いあえるといいな。
喉元に強い痛みを感じたと同時に銃声が響き渡り、視界が暗くなっていくのを感じて嗚呼やっと終わりだと嬉しく思いながらも少し悲しく思って。嬉しいのに悲しむなんて可笑しい話、そう君と次こそ笑いあえるといいわ。


来世で、ハッピーエンドを
前世で、バッドエンドを

-

(敵同士の恋、少しありがちなものを少し変わった風に。イメージ的には二人はとあるゲームのプレイヤーでそのプレイヤーは一度死ぬと再び生まれ変わるんだけど、記憶は消えてしまって配属チームも変わる。だから次ぎ生き返ったら同じチームだといいねって。結構お気に入り。)

79 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/03(土) 17:58:35 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< ぬいぐるみRoom >


世界はぬいぐるみだらけなのです。
人はよくしゃべるけれど、それは嘘のようで、本当のようで、よく分からないのです。
よく分からないものを信じる必要なんてないので、それはないに等しいのです。
何も喋らない、なら人はすべてぬいぐるみみたいなものなのです。

ぬいぐるみがたくさんつまったお部屋、それが世界なのです。


「世界ってつまらないのです」
「…まち、まだいってるの?」
「ぬいぐるみばかりじゃ飽きてしまうのです」

お人形遊びはやめてその手で部屋を出て行かねばならぬのです。

私は、僕は、俺は、あたしは、(道玄坂町子)をやめなくてはならぬのです


世界はぬいぐるみだらけ。
人はよく口を開くけれど吐き出すのは全部中身のない空っぽなものだけ。
そんな空っぽなもの入らない、いらないならそれはないに等しい、或いはない。
何も吐き出さない、なら人は全て何もはきださない縫い包みたちと同じようなもの。

ぬいぐるみがたくさんつまった大きな部屋、世界はそんなもの。



ぬいぐるみだらけ

喋らないし、聞かないし、とっても大人しいとってもいい子

ぬいぐるみばっかり


世界は言う事も聞かないぬいぐるみたちで溢れかえったつまらないお部屋
だけどその中でも幸せになる人はいるんです




わかりませんね

-
(よく分からないけれど書きなぐったもの。何がいいたいのか、分かりませんね。ついでに町子ちゃんはなんとなくまちって呼び方が気に入ったのと苗字は某漫画家さんのキャラから。普通に苗字に迷っただけですけどねー)

80yuri:2011/09/04(日) 14:25:37 HOST:7c294c75.i-revonet.jp
世の中には簡単で儲かる仕事があるもんだ(^ω^)!! ttp://tinyurl.k2i.me/eQAZ

81 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/05(月) 14:30:06 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 私の知らない君 >


そんな風に笑うんだね

(無愛想すぎてわかんなかった………優しい、笑顔)

そんな風に泣くんだね

(感情なんて無いって思ってた、優しいんだね)

そんな風に怒るんだね

(…放っておいて、……くれなくて、ありがと)

そんな風に慰めるんだね

(ごめんなさい。ありがとう。)

そんな風に誤魔化すんだね

(へたっぴ。分かりやすいよ………ばぁか)

そんな風に照れるんだね

(ちょこっと可愛いね)

そんな風に触れてくれるんだね

(大切なものを抱きしめるような、強くて柔らかい、その手)

そんな風に悲しんでくれるんだね

(ごめんね、ごめんね、…さよなら)




私の知らない君を知ることができたこの短い期間
もうすぐ離れ離れになってしまうけれど、なかったことになんてできないよ

笑顔も泣き顔も照れた顔も、全部全部、忘れないよ

これからもっともっと、
私の知らない君は増えていくのかな。そう思うと少し寂しい気もするけれど、それでいいんだよ


私の知っている君と、私の知らない、他の大切な誰かの知っている君が幸せになれますように


-

(最近こういうのばっかり!こういうのって小説というか詩の部類のような気がする…!でも案外気に入ってたり)

82:2011/09/05(月) 14:33:08 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
タイトルに惹かれました(^^♪

てか・・めっちゃくちゃ上手いじゃないですか!!!

尊敬しちゃいます〜(*^。^*)

83 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/05(月) 21:13:41 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>燐様

コメント、お褒めの言葉有難う御座います!
全然上手くないですがそういっていただけると物凄く嬉しいです…!

84 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/05(月) 22:03:43 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< 隣/ヤンデレ、BL、微暴力表現注意 >


君の隣は僕、そう決まっている。
僕の隣は君、そういってくれた。

じゃあ、今君の隣は誰?
じゃあ、今僕の隣は誰?



細い白い首に絡める指先
かすれた吐息が耳を撫で、僕の腕に縋る指先。振り払うこともできず、ただ絡めた指先に力を入れた。

だって振り払ったら君の喉から僕の手が外れてしまう
そうしたら、首輪のないわんこはどこかへ行ってしまうでしょう?


「なんで?どーして?」
「っく、ぁっ」

「僕の傍にいる、って、ねえ!」


なんで?どうして、どうして!

僕の隣に居ていいのは君だけ、だから君の隣に居ていいのは僕だけ。そうでしょう?


柔らかい頬を指で少し力を入れながら撫でる
この肌に、この顔に、この体に、あんな薄汚い生物が触れただなんて考えられないな。ああ、もう、切り取っちゃおうかなあ?


そんなの嫌だな。
大好きな綺麗な君の顔に傷なんてつけたくないなあ。


「…なんで」


「っ、は、ぁ」
「この手をどけたら答えてくれる…?」


空ろになりつつある祖の目を覗き込めば、うっすらと涙の幕が張っていて苦しそうに歪む顔に罪悪感がちらつく。

でも、だめ

答えを聞いたらきっと僕は壊れてしまう。


「こんな僕じゃ、……だめかなあ」


吐息も途絶えてきた子の部屋に、悲しみに塗れたその言葉だけが木霊する

-

(悲しい系ヤンデレ!首絞めー!← 続く…のかなあ)

85:2011/09/06(火) 17:42:50 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
槙s>>イエイエww

でも、明らかに私の小説よりは上手いですww

まさに神ですねw

86 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/06(火) 21:31:41 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>燐様

そんなことないですよ!
燐様の作品はまだ読ませていただいておりませんが、多分燐様のほうが上手ですよw←

87 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/06(火) 21:55:52 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 相棒=? >


「実と澪君ってさあ」
「澪とあの、なんだっけ、そうそう隣のクラスの渡部さん?」


「「幼馴染みたいって言うか、なんか、恋人じゃないけどそれ以上の絆があるような」」


私(俺)の友達は必ずそういう。
先生も、友人も、親友も、両親も、兄妹、姉妹だって。

それは当たり前
だって俺ら(私たち)は相棒なんだから!

恋人なんて甘い関係じゃないし、友達なんてもんじゃない、それ以上の絆で結ばれあった相棒同士
信頼し合い、時にはかみ合わないこともあるけれど、最後はちゃんと仲直り。そうじゃないと寂しいでしょ?(だろ?)


友情と信頼で結ばれた
だから恋なんてありえないと思ってた、ずっとずっと親友、相棒でいられるって思ってた


だからこそかもしれないけれど君に惹かれてしまって。

照れくさそうな顔とか
(ば、ばか!)
(う、うっせえよ!)
優しい笑顔とか
(次は頑張る!プラマイゼロにしましょ!)
(気にすんなって、次頑張ろうぜ、っつうか頑張れ!)
泣きそうな顔とか
(泣いてなんか、ない、し)
(男がなくわけ、ないだろ)
怒った顔とか
(無茶しないでって言ったじゃない!)
(無理するぐらいなら休め。迷惑じゃないから。)
案外可愛いその趣味
(縫い包み、好きなの…悪い?)
案外格好いいその顔
(俺が守ってやるから、泣くな)
女みたいな名前
(えーっと…れい?え、みおっていうの?)
男みたいな名前
(…みのり?え、まこと!?)


俺(私)が知っているものは他の誰より多いと思っていた、けど、だからこそ好きに成ってもしまったのかもしれない
相棒、相棒、そう、私たち(俺ら)は相棒、それ以上でもそれ以下でもない最高の関係
最高なのに、それ以外を望むなんて最低だろ?(でしょ?)

喧嘩して引っかき合い、失敗して慰め合い、成功して褒めあってじゃれあって

君といると最高、最高に嬉しくて楽しくて、最高に胸が苦しい


「まこ、と」
「みお…」


「俺って」「私、」

「「相棒失格ですか?」」


神様がいるのなら私たち(俺ら)を助けてくださいな
恋なんていらないから


元の二人に、戻っちゃ駄目ですかね


-

(すれ違いの両想い。女の子のほうは渡部実、読みはわたべまことで男の子のほうは苗字は出ていませんがフルネームは安藤澪、読みはあんどうみおです!続く、かなあ)

88 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/07(水) 09:10:09 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 相棒! >


「み、みお、」
「実…ごめんな、呼び出したりして」

そういうと彼女は首を横に振ってにこりと笑った
その笑顔に何処か安心しつつも、少し怖いとさえ感じていた

彼女はどういう風に俺を見ているんだろう

、なんて
決まってる、それは親友であり相棒、それ以外のなんでもない
でも俺は違う、違ってしまった

彼女が、実が好き

恋愛感情なんて、笑えるだろ


「話って何?」
「えっと、さ」

真っ直ぐな純粋な目で此方を見つめながら首を傾げる彼女
本当は言いたくなんてないけれど、正直抑えられそうにない。彼女がほかの男と喋ったり仲良さそうにしてたり、そんなことさえも我慢できなくなってしまう前に諦めてしまおう。



「俺さ……実が、好きだ」


真剣な眼差しでずっとずっと言おう言おうと思っていたことを口に出す
実は驚いたように目を見開いて、その後顔を真っ赤にして俯いた。そりゃあ、ずっと友達だって思ってた奴に好きなんて言われたら、そうなっても可笑しくないよな…。

フラれたら諦められる、よな
相棒としてはもう一緒に入られないかもしれないけど、伝えないよりはずっとマシのはず。自分の思いにうそなんてつけない。


ゆっくりと実は口を開いて何かを言おうと息を呑む
次出てくる言葉に覚悟した。どんな言葉でもその言葉で傷ついても、俺は実に思いを告げたことを後悔しない―――――――――――――――はずだった、





「うっ、ぁ、ひっく、っ」


実の緑色の綺麗な目からは大粒の涙がこぼれていた。泣かせるつもりはなくって慌てて何か言おうと口を開いたがそれは必要なくなった。
笑っていたんだ。実は泣きながらも、嬉しそうに笑っていた。


「み、お…っ、わた、し…、も、っみおが」




「だいすき…!」


予想外だった。


実も、俺が、すき…?


「ま、こと」
「……だいすき、だいだい、すき」



どんな言葉でも覚悟していたけれど、これだけは予想外
予想外の、幸せ!



神様が居るのなら俺ら(私たち)を助けてください
どうしようもなく幸せなんで



元の二人に戻れそうにないんです

-

(無事にハッピーエンド!この二人の付き合い始めとかも書けたらいいな)

89 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/07(水) 21:31:53 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

正直相棒シリーズ(?)は何時も書くやつとは違って楽しかったけれど、正直あっさりしすぎた感もある。
短編だから長くはできないから仕方ないけど、あと二、三話ぐだぐだしてからのほうがよかったかも…お互いのもやもやした心境とか書けて面白かったかもなあ…ヤチマター…
一応これで終わりだけど次書くとしたら「相棒!」の実視点かな!

創作楽しいわふわふ
でも二次創作かけないしょぼーん

90 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/07(水) 21:48:57 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

今まで出てきた子達が性転換やっふう←
後天性だったりそうじゃなかったり。


< ⇔ #1 >



「いらっしゃい」

優しく微笑む貴方に恋する、この数分間。
何時も通りお店に入れば聞きなれた大好きな声が耳に入り、レジへとゆっくりと足を進める。


「いつもの」
「メロンパンと焼きソバパンとコロネとコーヒー牛乳ね」
「ん」

何時も通りのメニューの入ったビニール袋、渡す瞬間少しだけ触れる指先
嬉しい、なんて女々しく思ったりしてしまったりして


甘いものが好きなわけじゃないけれど彼女のお店の甘いパンは別物
甘さ控えめのメロンパンにビターチョコレートを使ったコロネは絶品、男なのになんて思われても仕方ないかもしれないけれど、ソレさえ気にしなくなるほどの美味しさ


「…おいし」


何時だって貴方を思い出す

チョコレートを見ればコロネを思い出して貴方を
メロンや黄緑色を見ればメロンパンを思い出して貴方を
ソースを見れば焼きソバパンを思い出して貴方を
コーヒーや牛乳を見ればコーヒー牛乳を思い出して貴方を

世界にあるものすべてがあなたを思い出してしまうモノ
ああ、なんて女々しい。
正直自分でも引いてしまいそうだけど、でも抑えられるものじゃない


「何時も買ってってくれるけど、たまには別のも食べてみたら?どれもおすすめだよ」

いつもの優しい笑顔

「あ、今帰り?偶然だねえ」

いつもとは違う私服姿

「わわっ、ごめんね!」

いつもよりドジなその言動  (かわいい、)



登校途中の焼きたてのパンの香りが芳しいパン屋さん
俺のお昼は何時も此処って決まってる。登校途中にちょっと立ち寄って何時も通りの、メロンパン、チョココロネ、焼きソバパンとコーヒー牛乳を買う!
少し多いんじゃないかって?いいんだよ、めちゃくちゃ美味しいんだから。

それにあの人の喜ぶ顔が見たいから




今日も、明日も、明後日も、明々後日も、一週間後も、一ヵ月後も、一年後も、叶う事ならこれからできる限りずっと、貴方のパンが食べたいと思うんだ

猫でにゃんこパンを思い出したり

そんな日常に、貴方さえいればそれで幸せなのです!


-

(性転換したところでそんなに変わらないね!はい、自分のお気に入りの一つ「メロンパン、コロネ、焼きソバパンに」です!次は離れ離れロマンスとか!ていうか君だけにラブソング!)

91:2011/09/08(木) 16:48:31 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
槙s>>また来ましたw

最近、読む時間があんまなくて・・・。

自分の小説を書くのが精一杯で・・。

でも、暇な時、絶対読みます!!!

92 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/08(木) 21:24:19 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>燐様

また来て下さってありがとうございます!
全然気にしないでください、御暇のときとか、どうしようもなく退屈なときに読んでいただけるだけでうれしいので。

93 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/09(金) 22:10:09 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 可愛い君と可愛くないあたし >


その天秤はつりあいますか?


( Yes or No )

×


茶色のふわふわだけどさらさらな髪
くりくりと大きくて、見つめられたら赤面しそうな目
真っ白い肌に整った顔立ち
体付きは細く、けれど痩せすぎない健康的な体系

これが男の子なんて考えられない


何度も染めて痛みまくった金色の髪
メイクのびっしりのった特徴のない茶色の目
日焼けして見事に小麦色の肌
極々一般、よりも小さい胸に派手な服装

これが花の乙女なんて考えられない



恋なんてばかばかしい

そう考えていたあたしに君が与えてくれたもの
とびっきりの恋心と、優しい笑顔と、


学園内で超有名なヤンキー女子高生と学園内で超有名なものすごく可愛い男子高校生

こんな二人の恋愛関係
成立?不成立?



「一目ぼれなんてありえない!」
「僕はそういうの好きだなあ」


-

(どこぞの恋愛ゲームですかwwwwそれとも少女マンガかwwwwwしかし最近こんな感じの訳分からないのばっかり書いてるなあ…続くかも続くかもといいつつ続かないしね!ちょっと頑張ろうよ俺!

94 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/11(日) 14:42:41 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< ケーキの中からお早う御座います >


クリームに埋もれてケーキの中で眠りたい。
子供のころ、そんな事を言っていた。だけど大人になってわかった事はそれを実現するのには大量のお金が掛かるのと世界はケーキみたく甘くなってことだけ。
大人になって、甘いものは頭の隅に押しやってしまった。甘味も、考えも。


今日も面白くない日々が過ぎていくのをパソコンの画面を見つめながら実感する午後三時。
小さい頃はおやつだと甘い御菓子を頬張っていた時間帯、ちゃんとした昼食さえとれずに仕事に没頭する私は後輩から見たら憧れだったり、可哀想と思ったり。
所謂働く女?まあ私には関係ない、ちゃんと仕事で成績を出してお金を貰って生活できればそれでいい、私が望むのはそれだけ

彼氏とか結婚とか恋愛とか、そういうのはいらないの


いらないわ、いらないけれど、

いらない



疲れきって部屋に倒れこむ午後七時。ご飯もおなかに入らなくてそのまま寝てしまおうかと考えていたところでお腹がぐう、と音を立てた。
お腹が減っているのは確かなのだが、如何しても何も食べたいという気持ちになれない。


「…あ、甘いもの」

お菓子なら大丈夫かな。
ちゃんとしていないものでも取り合えずお腹にいれよう。鞄から財布を取り出して適当にかけておいたカーディガンを羽織り、近くのコンビニで適当にヨーグルトでも食べようかと思ったがふと視界に入ったお店。

可愛らしい外装のお店は人がたくさん並んでいて、そういえば新しくできるとか聞いたことがあった。

………………。






結局、買ってしまった。
白い箱を開けると苺のたっぷりのった真っ白なショートケーキで注文を間違えてホールを買ってきてしまったのだが、久しぶりに見るお姿
食べきれる気がしないけれど、取り合えず食べれそうだから食べれるところまで…と茶箪笥からフォークとお皿とナイフを取り出して、倒れたり崩れないように注意しながらケーキを切り取りお皿に載せる。

三角に切り取られたケーキを更にフォークで小さく切り取り口に運ぶ


「…美味しい」

久しぶりの味。

体の力というか張り詰めていたものが切れたようで頬を涙が伝う。
甘いものってこんなに、優しいんだなあ




「…―――っ」


「…へ?」


私しか居ないはずの部屋に響く篭った小さな声


その声の後にクリームの中から出てきた、金色
金色の、髪


「ぷはあっ、死ぬかと思いましたよ…」



ああ、私やっぱり疲れてるわ

目の前に小さい妖精みたいな男の子がいるなんて、信じないからああああああああああ!!

-

(ケーキの中はいってたんなら気づけよ。っていうね。てか窒息死するんじゃね?っていうね。突っ込みどころ満載← その内親戚的な感じにチョコケーキとかチーズとか出てきます多分←)


名前:ウィリアム
性格:礼儀正しい。冷静沈着で、真面目。からかわれるとキレる。
容姿:短いさらさらの金髪に白色の目。背には黒と黄色のアゲハチョウのような羽。
備考:出現場所はケーキのある場所。無類のお菓子マニア。常に大きなフォークを持ち歩く。

95ライナー:2011/09/11(日) 15:36:32 HOST:222-151-086-003.jp.fiberbit.net
初めまして!同じ掲示板で書かせて貰っているライナーです^^
短編はあまり見たことがなかったのですが、少し見させて貰ったところ、情景模写、背景模写ともにとても上手いですね!
自分には到底出来ないものであります。
短編は苦手なので理に適っているか分かりませんが、アドバイスになればと……
それは、状況にあった世界観の作り方です。
94≫の < ケーキの中からお早う御座います > ですが、妖精君のウィリアムの登場時間ですが午後であってお早うの時間じゃないような気がするのですが……^^;
文章から読み取ると、ケーキを買いに走ったのは午後7時。朝が移っている場面がないと思われます。
題名と文章は共通したものでなければ成りません。ですので、そこを直せばいいかと……
自分は短編においてド素人なので、このアドバイスは全然否定して貰って構いません^^;
ではではww

96:2011/09/11(日) 15:41:23 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
槙s>>呼びタメおkですか?

こっちはおkですよんw

いきなり馴れ馴れしくてすみませんw

97 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/11(日) 16:18:37 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
>ライナー様

始めまして、コメント、ご指摘有難う御座います。
お褒め頂きとても嬉しいです!

>>94はシリーズモノで題名にお早う御座いますという言葉を入れたいと思っていたのですが、書いている途中ですっかり忘れていました…ご指摘感謝いたします!
後日直させていただきますorz

>燐様

こちらも全然大丈夫ですよ!
では次から呼びタメでノ

98 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 15:38:47 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

ライナー様のご指摘頂いたので修正版です!


< ケーキの中からお早う御座います >


クリームに埋もれてケーキの中で眠りたい。
子供のころ、そんな事を言っていた。だけど大人になってわかった事はそれを実現するのには大量のお金が掛かるのと世界はケーキみたく甘くなってことだけ。
大人になって、甘いものは頭の隅に押しやってしまった。甘味も、考えも。


今日も面白くない日々が過ぎていくのをパソコンの画面を見つめながら実感する午後三時。
小さい頃はおやつだと甘い御菓子を頬張っていた時間帯、ちゃんとした昼食さえとれずに仕事に没頭する私は後輩から見たら憧れだったり、可哀想と思ったり。
所謂働く女?まあ私には関係ない、ちゃんと仕事で成績を出してお金を貰って生活できればそれでいい、私が望むのはそれだけ

彼氏とか結婚とか恋愛とか、そういうのはいらないの


いらないわ、いらないけれど、

いらない



疲れきって部屋に倒れこむ午後七時。ご飯もおなかに入らなくてそのまま寝てしまおうかと考えていたところでお腹がぐう、と音を立てた。
お腹が減っているのは確かなのだが、如何しても何も食べたいという気持ちになれない。


「…あ、甘いもの」

お菓子なら大丈夫かな。
ちゃんとしていないものでも取り合えずお腹にいれよう。鞄から財布を取り出して適当にかけておいたカーディガンを羽織り、近くのコンビニで適当にヨーグルトでも食べようかと思ったがふと視界に入ったお店。

可愛らしい外装のお店は人がたくさん並んでいて、そういえば新しくできるとか聞いたことがあった。

………………。






結局、買ってしまった。
白い箱を開けると苺のたっぷりのった真っ白なショートケーキで注文を間違えてホールを買ってきてしまったのだが、久しぶりに見るお姿
食べきれる気がしないけれど、取り合えず食べれそうだから食べれるところまで…と茶箪笥からフォークとお皿とナイフを取り出して、倒れたり崩れないように注意しながらケーキを切り取りお皿に載せる。

三角に切り取られたケーキを更にフォークで小さく切り取り口に運ぶ


「…美味しい」

久しぶりの味。

体の力というか張り詰めていたものが切れたようで頬を涙が伝う。
甘いものってこんなに、優しいんだなあ




「…―――っ」


「…へ?」


私しか居ないはずの部屋に響く篭った小さな声


その声の後にクリームの中から出てきた、金色
金色の、髪


「ぷはあっ、死ぬかと思いましたよ…」



ああ、私やっぱり疲れてるわ

目の前に小さい妖精みたいな男の子がいるなんて、信じないからああああああああああ!!

-

(ケーキの中はいってたんなら気づけよ。っていうね。てか窒息死するんじゃね?っていうね。突っ込みどころ満載← その内親戚的な感じにチョコケーキとかチーズとか出てきます多分←)


名前:ウィリアム
性格:礼儀正しい。冷静沈着で、真面目。からかわれるとキレる。
容姿:短いさらさらの金髪に白色の目。背には黒と黄色のアゲハチョウのような羽。
備考:出現場所はケーキのある場所。無類のお菓子マニア。常に大きなフォークを持ち歩く。

99 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 15:39:06 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< mails to you. >


いつもの素っ気無いメールに絵文字と小さな文句を添えて送信完了
いつもと違う絵文字一杯のメールに絵文字と小さなありが当を添えて送信完了

「うん、じゃあそれでいいよ」とか
「別に」とか、「なんでもいいよ」とか
素っ気無くてつまんないね、貴方のメールは

「素っ気無い」とか
「もっと絵文字とか使えばいいのに」とか「男の子だってもっとおしゃれなメールするよ?」とか
何時の間にか文句と絵文字ばかりね、私のメールは

日常にぽいっと放り投げ出されたメール
恥ずかしながらも送信する、お誕生日のメール
暇です、なんて解り辛いお誘いメール


送ったら返ってくる、そんな事は当たり前で、当たり前だからこそ無くなった時の悲しさが半端ない。
「うん」でも「そうだね」でも、なんでもいいよ、返ってきてよ

貴方が送ってくれるメール一つ一つが大切な宝物で、貴方が居なくなったときだけにひしひしと伝わる貴方の優しさ。

当たり前すぎて
色々なことに押しつぶされて忘れてしまっていたよ


「元気ないなんて珍しい(笑)」とか
「気持ち悪いから早く元気になってよね」とか「明日は雨かな」とか
機嫌が悪いときには絵文字一杯の少し長めのメール、感謝しながら何時も通りの絵文字だらけで送信完了


「へえ」とか
「いいんじゃない」とか「なんでもいいよ」とか
機嫌がいいときには何時も通りの素っ気無いメール、全くと思いながら文句と絵文字を添えて送信完了


短い言葉でも絵文字でも
繋がっている私たちのメール


絵文字だけじゃ伝わらないこともあるだろ、なんて貴方の考えと
ただ一言だけじゃつまらないじゃない、なんて私の考えと


数十、数万個の絵文字と言葉で繋がっている私たちのメール


小さなメールボックスに詰め込んで寂しくなったら開いて元気が出たらまた頑張ってメールを打つ
私が居ない世界でも誰かとずっと繋がっていてね


-

(以前書いた「Your E-mail」の彼女視点です。結構どっちもお気に入りー!)

100 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 20:55:22 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

もうやだまちがえた…!修正版と前の間違いのやつを間違えて投稿してしまうというね…!
こっちがちゃんとしたやつですー…


< ケーキの中からこんばんは >


クリームに埋もれてケーキの中で眠りたい。
子供のころ、そんな事を言っていた。だけど大人になってわかった事はそれを実現するのには大量のお金が掛かるのと世界はケーキみたく甘くなってことだけ。
大人になって、甘いものは頭の隅に押しやってしまった。甘味も、考えも。


今日も面白くない日々が過ぎていくのをパソコンの画面を見つめながら実感する午後三時。
小さい頃はおやつだと甘い御菓子を頬張っていた時間帯、ちゃんとした昼食さえとれずに仕事に没頭する私は後輩から見たら憧れだったり、可哀想と思ったり。
所謂働く女?まあ私には関係ない、ちゃんと仕事で成績を出してお金を貰って生活できればそれでいい、私が望むのはそれだけ

彼氏とか結婚とか恋愛とか、そういうのはいらないの


いらないわ、いらないけれど、

いらない



疲れきって部屋に倒れこむ午後七時。ご飯もおなかに入らなくてそのまま寝てしまおうかと考えていたところでお腹がぐう、と音を立てた。
お腹が減っているのは確かなのだが、如何しても何も食べたいという気持ちになれない。


「…あ、甘いもの」

お菓子なら大丈夫かな。
ちゃんとしていないものでも取り合えずお腹にいれよう。鞄から財布を取り出して適当にかけておいたカーディガンを羽織り、近くのコンビニで適当にヨーグルトでも食べようかと思ったがふと視界に入ったお店。

可愛らしい外装のお店は人がたくさん並んでいて、そういえば新しくできるとか聞いたことがあった。

………………。






結局、買ってしまった。
白い箱を開けると苺のたっぷりのった真っ白なショートケーキで注文を間違えてホールを買ってきてしまったのだが、久しぶりに見るお姿
食べきれる気がしないけれど、取り合えず食べれそうだから食べれるところまで…と茶箪笥からフォークとお皿とナイフを取り出して、倒れたり崩れないように注意しながらケーキを切り取りお皿に載せる。

三角に切り取られたケーキを更にフォークで小さく切り取り口に運ぶ


「…美味しい」

久しぶりの味。

体の力というか張り詰めていたものが切れたようで頬を涙が伝う。
甘いものってこんなに、優しいんだなあ




「…―――っ」


「…へ?」


私しか居ないはずの部屋に響く篭った小さな声


その声の後にクリームの中から出てきた、金色
金色の、髪


「ぷはあっ、死ぬかと思いましたよ…」



ああ、私やっぱり疲れてるわ

目の前に小さい妖精みたいな男の子がいるなんて、信じないからああああああああああ!!

-

(ケーキの中はいってたんなら気づけよ。っていうね。てか窒息死するんじゃね?っていうね。突っ込みどころ満載← その内親戚的な感じにチョコケーキとかチーズとか出てきます多分←)


名前:ウィリアム
性格:礼儀正しい。冷静沈着で、真面目。からかわれるとキレる。
容姿:短いさらさらの金髪に白色の目。背には黒と黄色のアゲハチョウのような羽。
備考:出現場所はケーキのある場所。無類のお菓子マニア。常に大きなフォークを持ち歩く。

101 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 21:26:40 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

「おはようはよう」続編ですー
ファンタジック!最初はこんなんじゃなかったんですーwww  まじで!!お早うとかバスとかもう関係ないね!

< メル・プラネット#1 >


早朝、学校へ登校する為や別の目的でバスへ乗り込んだ人々の会話の中、小さな寝息に耳を澄ませる
真っ黒な髪から覗く寝顔や赤い目、白く綺麗な顔は普段殆ど見る事はできず、珍しくバスの中で眠っていた彼の隣に座っていた私はかなりラッキーだった。


「…芳也くーん…」
「……ん、」

先ほどから何回か名前を呼んだり、頬をつついてみたり遊んでみたりしていたが、うーとかううんとか声を出すだけで起きない。
面白いと思いつつ、バス停から学校までは其処まで離れているわけでもなく、数十分ほどで学園前のバス停へ着いてしまう。少し残念と思いつつも隣でぐっすりと眠っている彼の肩を揺らしながら名前を呼ぶ。


「来須くーん、起きて下さーい」
「…ふあ」

大きな欠伸を一つするとぼんやりとしつつも目を覚ましたようで、目をこすりながら席を立ち上がる来須君。
少しずれていた眼鏡を直しながらバスを降りる彼の後ろを付いていくように私もバスを降りる
夜型人間。彼が最初、初めてバス停で私がなぜ昼間殆ど寝ているのかという問いかけに対して返ってきた答え。夜型、ということは夜更かしが好きということか、或いは夜更かしをしていなければいけないということだろうか。
あれ以来から少しずつバス停だけだけど、話しかけたりしているけれど特に親しいわけでもないし、追求するのは少し失礼な気もする

教室に着けばすぐに来須君は自分の席に突っ伏しゆっくりと寝息を立て始めた


「…ふふ」
「なぁに葵、面白いことでもあったの?」

面白くて小さく笑うと隣の席に座っていた友達に聞こえていたようで問いかけられる。なんでもないと小さく返して誤魔化す。だって彼の秘密を知っているのはおそらく私だけ。
そう、秘密
といっても私がそう思っているだけなんだけどね。


(もっと、知れるかな)

眠そうな顔、小説を読んでるときの真剣な顔、寝てるときのあどけない顔。それ以外にもみてみたい。
もっともっと知りたい。そう思い始めたのは始めて彼と会った、あの日からずっと変わらないよ


「来須君ー」
「へ、あ、…何?」
「次音楽だから移動だよー」
「あ、ありがと」

少し慌てながら教科書を片手に教室を出て行く彼の後姿を見送った後、私もいこうと教科書を手に取ったとき、肩をぽんと叩かれて振り返る。
そこには友人である朱里がいて、なんだろうと頭に疑問符が浮かぶ

朱里の表情にはどこか戸惑いのようなものが見え、相談だろうかと思いながら問いかける


(きります)

102 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 21:26:56 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
「どしたの、朱里」

「さ、最近さ、よくあいつと一緒にいるよね」
「うん?ああ、来須君ね、なんで?」
「…あ、あいつ気味悪いじゃん。何時も寝てるし、訳わかんないし」
「そうかなあ、普通に読書家の男の子だと思うよ」

そういうと朱里はなんでしっているの、まるでそう訴えつけるような目で此方を見つめる。見つめるというよりも睨んでいるというほうが近いかもしれない。
なんでだろう。そんな言葉だけが頭をめぐる。

「あ、葵はあいつがすきなの?」

真剣な眼差し、少々あせりのようなものが見られる表情、口から出てきたその言葉は私を唖然とさせるものだった
なぜそんなことを聞くんだろう。最初にその言葉が浮かんだがそれを口にする前に私は大きく溜息をついた
それに反応してびくりと朱里の肩が揺れる



「そんな訳無いじゃん!私はイケメン好きなのー、芳也くんはどっちかって言うと可愛い系だし?」

私の口から出た言葉に次は朱里が唖然としていた
それが面白くて思わずぷっと笑ってしまうがすぐに授業のことを思い出してはっとして時計をみる。今ならぎりぎり間に合う!


「朱里朱里!音楽室行かないと!」
「へ、あ、うん!」


手を繋いで教室を出て、人気の少なくなった廊下を二つの荒々しい足音を響かせながら音楽室へと向かう
それから朱里は来須君の事は聞いてこなくなって、何時も通りはなしたり一緒にお弁当を食べたりしている。でも、あの時廊下を走っていたとき、私は微かに違和感を感じていた。なんだろう、今でも解らない。
×


夕暮れに染まった遊歩道をゆったりとした足取りで進む帰り道、もう秋を思わせるような冷たい風が頬を撫で、明日からは軽い上着が必要かななんて思いながらふと横に視線を流す
暖かな夕日のせいで暗闇に隠れた橋の下、ゆらりと何かが動いたのを私は目にした。猫かもしれない。

ゆっくりと近づいていくにつれその影が猫よりも大きく、人間であることがわかった
なるべく音を立てずに近づいてきたため、相手は気づいていないようだが足元の小枝に気づかずそれを踏んでしまう。ぱきりという小さな音に影は大きく動き、そして聞き覚えのある声を発した。


「…芳也、くん?」


暗闇に目が慣れてきたのかその姿が段々とはっきりと見えてきた。
黒い長めの前髪から覗く赤い目に白い肌、それは確かに来須芳也という少年のものであり、驚いた表情をしつつも彼はこくりと頷いた


「どうしたの?こんなところで…」
「え、えと」



『あーら、見られちゃったのね』


大人の女の人の声が来栖君の後ろから響いたと思えば暗闇の中から黒い猫が金色の瞳を煌かせながら現れた
声の主は後ろに居るのか、と思って暗闇に目を遣るが足に軽い痛みを感じて視線は直ぐに足元に向かった。足元には黒い猫が私の足に爪を立てたようで足首に端数本の赤い線が引かれていた。

「いった!」



『何処見てるのよ、どうせ声の正体探してるんでしょ?私よ私』

「…猫が…………しゃ、しゃべ、った!」
『当たり前…じゃなかったわね、この世界じゃ』
「ふへ?」

黒猫が喋った。
驚きを隠せない私だったけれど、それ以上の驚きを味わうだなんて思わなかった。というか思うはずがない。



『私は、いえ、私たちはこことは違う世界、魔界メル・グラウンドから遣ってきた異世界の住人』

-

(日常から非日常への、そんなのが書きたかったんですが正直前のの続編とはいえるのか、いやいえるけど、うん。普通に前のはあのまま終わるはずだったんだー…続くかわからぬけど取り合えず戦闘が書きたいので、もしかしたら続くかも。まあファンタジックに見せかけたグロかもね!←)

103 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/13(火) 17:54:33 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


( *絡まりあう/side*れお→千佳 )



記憶喪失。
漫画とか小説とかドラマとか、そんなものでしか聞いたことのなかった言葉。未だに少し信じ切れていないのが現状。
しかもそれは全部全部忘れてしまっているわけじゃない。良かったと言えばよかったかもしれないけれど、人によっては、ものすごく辛い事で。

一部分、丁度一年前から最近までの記憶が一切なくなってしまった。
それは花巻先輩から聞いたことだけど、丁度――――広付さんが飛鳥先輩と付き合い始めた頃だと言う。


今までの大切な恋人との時間が失われた。
それはどれだけ辛い事か、俺にはわからないけれど、好きな人が消えてしまう。それが存在だろうが記憶だろうがものすごく辛くて悲しい事、それだけは分かった。

俺はちゃんとした恋なんて分からなくて、ずっとずっとあの子の傍にいればいいって思えたけれどそれが恋かも分からなくて、


『れお、私ね!マジシャンになりたいの――――』


『れお、私ね、もう直ぐこの世界からいなくなるの―――――』



頭の中でフラッシュバックする彼女の優しい笑顔と辛そうな顔の、交差


「リノン…」


ゆれる白い髪、赤く色づいた頬、綺麗な青色の瞳。彼女の全てが鮮明にくっきりと脳内に残って――――



「壊れそ、」

頬を伝うそれは、悲しいほどに透明で

×

頬を伝うそれは、悲しいほどにしょっぱくて

ぼろぼろと落ちていくそれはスカートの上に落ちて数個の染みを作る。ショックのあまり座り込んで泣き出していて、幸い周りには誰もいなかったけれど涙を拭う気にさえなれなくて。
恭子がこの事を知ったらどんな気持ちに成るんだろう。なってしまうんだろう。

あたしだったら、ショックで死んじゃうよ


好きな人に忘れられて、それで赤の他人で通ろうって?無理、無理よ!

先ほどよりは幾分か落ち着いて立ち上がり、パンパンとスカートや足に付いたほこりなどを掃って顔をずぶぬれにしている涙を服の袖で拭う。
ゆっくりと無意識に足は動き出してとある場所へ向かう―――

(きります)

104 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/13(火) 17:54:51 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp



「…千佳?」


薄らと夜の雰囲気が漂う、夕暮れの鮮やかなオレンジ色に染まる教室。
その中でもオレンジに色づくことなく、一発で誰だか分かってしまう綺麗な臙脂色


「え、えと」


心の中で居てくれてよかった、なんて思いつつ思うように言葉が口から出てこない。
というか、正直あのことを話していいのか戸惑う。多分、先輩の事は知っているはず。この前れお君が先輩の病室に行こうとしたとき恭子を止めたのはきっとこのことを知っていたからだと思う。

あたしが知ってよかったのかな。
未だにそう思ってしまって、再び目からじわりと涙があふれ出る。


「ち、ちか!?」

「ご、ごめんなさ、」
「どうしたの?あんたが泣くなんて」

驚きながあたしの頬に指を滑らせ涙をすくい取る。その仕草がとても優しくて心の中で話しても大丈夫じゃないかななんて思ってしまう。
でも、知ってしまったからには話した方がいいのかな…


「あ、あの……先輩の、こと」
「…やっぱりあんた聞いたのね、予想はしてたわ」

やっぱりという言葉を聞いて怒られるだろうかと手に力が入るがその後に続く言葉がいつもと同じような穏やかな口調で安心したように体の力を抜く。
服の袖で涙を拭いながら話を続ける。


「あたし、怖くて、もし好きな人が自分の子と忘れちゃったら死んじゃいそうで…!恭子が、こんな辛い思い、するなんて…!」
「そうね、千佳は優しいものね。私だって怖いわ、それじゃあまるで、その人がその人じゃないみたいじゃない」

あたしはその時なんとなく感じた。
ゆるりとした穏やかな口調の中の、その中に潜む、なんだろう、悲しみのような、愛しみのような、憎しみのような。
どろりとした冷ややかな、その感情が除いたのを。

けれどがらりと少し乱暴に開いたドアの音で思考は直ぐに断たれ、とてもいいことなのに、良くない知らせが耳に飛び込む


「貴方、生徒会の神藤君…?」

教室へ入ってきたのは紺色の髪に薄紫色の瞳の男の子だった
表情には不機嫌さが窺われる。



「さっき生徒会に連絡が入った。広付恭子が目を覚ました、だそうだ。なんで俺が態々…」




( さいあく )
( よかった、のに )
( よろこべないな )


-

(話が進みませぬwwまあ恭子目覚めたし回想も出たからいいのかな。リノンについてはもうちょっと後々。もう暗すぎて最初ギャグとか言ってたのが信じらんないね!恭子脇役とか言ってたの何処のどいつwwwwww そしていつのまにかの百レス!やたー!いつかそれについてコメをできたらしたいです!)

105 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/13(火) 17:58:12 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
最近ミス多いなあ…
>>104はミスです!

-


「…千佳?」


薄らと夜の雰囲気が漂う、夕暮れの鮮やかなオレンジ色に染まる教室。
その中でもオレンジに色づくことなく、一発で誰だか分かってしまう綺麗な臙脂色


「え、えと」


心の中で居てくれてよかった、なんて思いつつ思うように言葉が口から出てこない。
というか、正直あのことを話していいのか戸惑う。多分、先輩の事は知っているはず。この前れお君が先輩の病室に行こうとしたとき恭子を止めたのはきっとこのことを知っていたからだと思う。

あたしが知ってよかったのかな。
未だにそう思ってしまって、再び目からじわりと涙があふれ出る。


「ち、ちか!?」

「ご、ごめんなさ、」
「どうしたの?あんたが泣くなんて」

驚きながあたしの頬に指を滑らせ涙をすくい取る。その仕草がとても優しくて心の中で話しても大丈夫じゃないかななんて思ってしまう。
でも、知ってしまったからには話した方がいいのかな…


「あ、あの……先輩の、こと」
「…やっぱりあんた聞いたのね、予想はしてたわ」

やっぱりという言葉を聞いて怒られるだろうかと手に力が入るがその後に続く言葉がいつもと同じような穏やかな口調で安心したように体の力を抜く。
服の袖で涙を拭いながら話を続ける。


「あたし、怖くて、もし好きな人が自分の子と忘れちゃったら死んじゃいそうで…!恭子が、こんな辛い思い、するなんて…!」
「そうね、千佳は優しいものね。私だって怖いわ、それじゃあまるで、その人がその人じゃないみたいじゃない」

あたしはその時なんとなく感じた。
ゆるりとした穏やかな口調の中の、その中に潜む、なんだろう、悲しみのような、愛しみのような、憎しみのような。
どろりとした冷ややかな、その感情が除いたのを。

けれどがらりと少し乱暴に開いたドアの音で思考は直ぐに断たれ、とてもいいことなのに、良くない知らせが耳に飛び込む


「貴方、生徒会の神藤君…?」

教室へ入ってきたのは紺色の髪に薄紫色の瞳の男の子だった
表情には不機嫌さが窺われる。



「さっき生徒会に連絡が入った。飛鳥咲夜が目を覚ました、だそうだ。なんで俺が態々…」




( さいあく )
( よかった、のに )
( よろこべないな )

106 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/16(金) 15:22:00 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

こんにちは!微妙にスランプっぽい槙です!
今回はシリーズとか連載の続きを書きつつ、「恋愛Colorful party」のキャラについていらん説明っていうか話をぐだぐだ。
見なくても問題はないので盛大にスルーしてくれるとありがたい。



まず最初が主人公の花巻千佳ですが、この子は非常に扱いやすい反面、ギャグ専門として作ったからシリアスだとちょっと微妙になってしまうのが悩みどころ。
元々作品自体ギャグ路線だったんですけどね。キャラの中ではかなり扱いやすくて好きです。
あと、こういうような明るくて真っ直ぐで、でも普通って言うような子は殆ど作ったことがないので新鮮ですね。楽しい。

そして鏡れお君。彼は殆ど自分の趣味です。金髪青い目におどおど人見知り系とかツボです。
正直彼は扱いにくいです。臆病だけど紳士的で、頑張るときは頑張る。って感じなんですがどこら辺で頑張らせたらいいのかさっぱり分かりません。多分俺が馬鹿なんです。
後半で…そうだなあ、飛鳥先輩を押した犯人が出てきた辺りで頑張ってもらおうと試行錯誤中です。

次に広付恭子さん。この子はね、最初千佳の友達で二人の関係を後押し程度で考えていたんですが作品自体がシリアスに進むにつれて、なんやかんやで結構中心的な人物となりました
扱いやすいような扱いにくいような。あのままギャグ路線で言っていたら正直扱いにくかったけどシリアスでその上飛鳥先輩を出したから扱いやすくなったのかもしれない。
サブとか言ってたけどこの子遣りおる←

次は白花宵乃さんですが、正直彼女は現在でも設定というか話の方向性とかが決まってないんで話すことがないというか…ネタバレになるしね。
とりあえずこの人も最初は脇役だったんですが今や重要人物です。この人もギャグだと突っ込みかボケか分かりづらいんですが、多分ボケかな。いやそうではなく、この人もシリアス入れたからこそ扱いやすくなったんだと思います。

最後はこの前大変なことが起きちゃった飛鳥咲夜君です。案外この人は気に入っていて以前書いていた学園モノの主人公のお兄さんということで出ていましたが其処に出ていたときよりもしっかりものの気がする。
元々恭子に彼氏さんが欲しいと思って作った、というよりも使いまわしたキャラなんですが後々弟さんとかも出せたらいいなあ。
なんやかんや酷い目にあっていますが最後はハッピーエンドにしたいです。多分作品中の中で一番包容力のあるキャラだと思っています。扱いやすいんですがなんとなく本気で大声上げて怒ったりするのがあんまり考えられないので、そういう場面は如何したらいいものか悩みます。
あとこの人はファンタジーで戦闘シーンとかに出してみたいと思う。日本刀とかレイピアとかもいいけど接近戦でダガーとか短剣も萌えると思う、銃とかは拳銃よりもライフルとか。斧とか鎌でもいいなあ!
キャラとか思いつかなかったらメル・プラネットとかで出してみたりするかもしれない。今度こそ恭子は脇役で←


以上、今のところちゃんと出てるのはこれぐらいかな。
神楽坂君とかはネタバレになるのでー!

それでは多分此処まで見てくれた方は居ないと思いますが見てくださった方有難う御座いますー!

107 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/16(金) 22:02:08 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 君、スキ >


「ねえ!俺三浦翔太!ねね、一緒に歌わない?」

彼は微笑みながらそういって病弱な私の手を引いた。
お母さんの友達の子で、丁度同い年で彼と私は出会った。明るくて何時でも笑顔を絶やさない彼は遠くから見ていても飽きなくて、まるで太陽のような存在だと、同時に遠くの存在だと感じていた

でも、彼は優しく微笑んでそういってくれた
手に触れて、笑って


「…でも、私…病気があるから…」
「あ、そっか。んじゃあ、口ずさむだけでもいいから!」


「うん」


次第に惹かれていっていた。
その手を握り、一緒に並んで、歌を歌う。たったそれだけのことなのに胸に抱えた病気のことなんて忘れてしまえるほどに楽しくて。

遠い存在だと思っていたのに気がつけばこんなに近くに居て


「あ、そういえば名前は?」
「私は…張間、張間りん」
「りんか!可愛いな!」


近い存在となっていた彼――。
お母さんにまた遊びたいとねだって何度も一緒に遊んで歌を歌ったりした。私の大好きな歌、彼の大好きな歌、二人の大好きな歌、初めて知った歌、昔からきいたことのある歌、なんでもなんでも、彼と歌えばなんだって楽しくて、明るい彼の笑顔や仕草、言動全てに何時の間にか惹かれて。

気がつけば季節は何十回も巡り、気がつけば彼は私の背を抜いていた
ちっちゃい頃は私と殆ど変わらなかった体つきもたくましくなり、声も変わってしまった。それでも彼の歌が、彼と歌うことがすきなのは変わらなくていつまでも一緒に歌っていた。


けど、気がついてしまった

背のこと、声のこと、いろんなことに気がつき始めた高校生ぐらいの春。
彼が好きだと。彼の仕草も歌い方も声も、なんだって好きだった、気がつけば彼――三浦翔田という存在自体に恋慕という感情を抱いてしまっていた。


「翔太…私、私ね、!」

「貴方が、好きだよ」



「…あーあ、ずっと友達だと思ってたのにな…」


ずきり
胸が酷く痛んだのを確かに感じて、これ以上傷つきたくないという本能なのか、これ以上彼を困らせたくないという感情なのか、ごめんと一言告げて走り出そうとした時。


「ごめ、「ずっと友達だと思ってた。ずっと、恋人同士になんてなれないって思ってた」


「俺も好きだよ、りん」


それから彼は私の中で一番近い存在になっていた、近ければ近いほど愛しくて絶対に離したくなかった。
離したくなかったのに、今君はどこでしょうか。


冷たい画面の向こうの近かったはずの、貴方の笑顔
今は触れようとしても冷たくて、でも心のどこかで触れられなくて良かったなんて思って、こうやって泣いているのがばれなくて良かったなんて思ったりして


貴方が居ないことを実感して、また大粒の涙がこぼれる



「…翔太、私、ね」


「貴方が、好きだよ」



(近くが、いいよ)

-

(「離れ離れロマンス」「君だけにラブソング」のりん視点で色々。翔太は一応君だけにラブソングで翔太視点やってますが幼少期の頃のお話もしたいので。まあ離れ離れロマンスがりん視点なので丁度いいかもしれない)

108 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/17(土) 18:56:55 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

この前呟いたくせにすみません…頑張って書いてるんですが書かなきゃいけないものが大量にあるので本気で集中しないと他のが気になってしょうがない…!
がんばるよ!連載五つぐらいあるけどがんばる!

んで今回はちょこっと新しく長編でスレッド建てたいとか思っているんですがね、でも立てただけで直ぐ飽きちゃったら邪魔になるだけで他の方に失礼だしー…
一応書きたいのは基本シリアスなのと、多分直ぐ飽きるなと思いつつネタがどんどんと膨らむアリスネタ、そして長編にできる気はしないけどとりあえずやってみたいと思う食べ物擬人化。
お菓子は連載というかシリーズであるので、できればメインディッシュ系で。

まあ本当その内飽きるんでね、気にしないでください!(ならば何故書いたし^ω^
飽きなかったら悩みに悩むかホームページで書くか。でもホームページ更新停止にしてるからなあ…うううん…

109 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/17(土) 21:40:01 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< メル・プラネット#2 >



黒い猫は金色の瞳で戸惑う私を捉えながらこう続けた。

『メル・グラウンドはこの世界とは違い、魔界という名の通り魔法が世界を動かす世界。勿論科学が発達した国もあるけれど、この世界よりはもっと進歩しているわ』

現在混乱しているのないで理解したこと。
それは、この世界の他にもう一つ、まるでゲームの中のような世界が存在するということ。

×


「…!?」
『反応薄いわね。面白くないわ』

混乱して声も出てこない私に深く溜息をつく黒猫。
だって別世界なんて信じられない。けれど現に猫がこうして喋っているのは事実。別の誰かが声を合わせている、などとは考えにくい。猫は性質上しつけるのは非常に難しいといわれているしこれほどぴったりにあわせるのも難しいはず。


「…信じられないのも無理ないよ、リコ、彼女は関係ないはずだ」
『あら、そうかしら?私はこの子に素質があると思っているのだけれど』

顔を俯かせたまま暗い表情を浮かべていた来須君がぼそりとつぶやくように口を開く。出てきた言葉の中に含まれた名前はどうやら黒猫の名前らしく、呼ばれた黒猫――リコは視線を私から彼に移すとくすくすと笑いながら返答する。
笑う、といっても表情が見られるわけでもなく、くすくすという声だけが耳に入る。なんのことだろう。疑問符を頭に浮かべながら二人が会話をしている間に何とか落ち着きを取り戻す。

「ね、ねえ、素質って何…?私に関係があるの…?」

戸惑いながらも問いかけるとリコはこくりと頷いた。


『メル・グラウンドには魔法使いというものがいるわ、名前の通り魔法を扱う人間のこと。殆どはメル・グラウンドの一部の人間しか魔法は扱えないけれど、稀にこの世界…メル・グラウンドでは下界レシスと呼ばれているのだけど、下界に魔法を扱う、或いは魔法を扱う素質のあるものが生まれることがあるの。私たちはその素質のあるもの、魔法を扱うものたちを探してこの世界へ遣ってきたの。』


…うん、わからん。
えええちょ、ちょっとまって、つまりその魔法使いの素質が私にはあるっぽいってこと?

…うん、むりです。


「で、でも、メル・グラウンドには魔法があったとしても、この世界に魔法は存在しないじゃない!」
『ええ、それは事実であり真実よ。けれどそれを覆してしまう存在なの、実際魔法の存在しないレシスに魔法の素質を持つものがいるなんてありえないけれど、いるのもまた事実なの』


リコはさらりと、さも当たり前というように話し、私の返答を待つことなく続けた。
冷たさを帯びた金色の瞳は夕暮れの光を微かに映しながらゆっくりと伏せられる。


『私は貴方にレシスの魔法使いとしての素質があると感じているわ、一応同意は求めるから、私たちと一緒にメル・グラウンドにくる気はないかしら?』



彼女から告げられた言葉は私を日常から非日常へといざなうもので
普通なら即刻断る。だって魔法使いとか、私の想像が有っていればきっと戦ったりするんだろうし、別世界に行くという事は今の世界を離れなければ成らない。今までの生活を必ず送れるとは限らない。

それでも――――


私の中の何かが好奇心を掻き立て、必然的にこの答えを口にしていた。


「いいわ、魔法使い、してあげようじゃない」


この答えを出す理由となったもの、それは分からないけれど兎に角、衝動というか本能というか気がつけばこの答えが出ていた。
それが好奇心だろうと、恐怖だろうと、なんとなくだとしても、後悔はきっとしないという気持ちが私の中には有った。なかったとしてもすでに遅く――――――


『いい答えね。』


リコがくす、と小さく笑うと今まで黙っていた来須君が口を開いた


「最初、レシスの人間は魔法が充満したメル・グラウンドに体がなれないことが多いから、コレを飲んで」

来須君は制服のポケットから小さな小瓶を取り出して私に手渡す。
小瓶の中には透明な液体が満ちていて、言われるがままに小瓶のキャップを取り外し一気に喉に通す。
体感できる変化はないようで、特に味もない。


『じゃあもう一回聞くわ、覚悟はできているわね?』
「今更聞かないで。決めた事は曲げたくない主義なの!」


-

(典型的なメルヘンチック名ファンタジーになってしまったうおおおお← そしてちょっと切羽詰ってるときに書いた奴をアップせずに放置してたから前半のほう文がおかしいね…気が向いたら書き直す!続きよりもメル・グラウンドの設定を考えるのが楽しすぎて止まらない←)

110 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/18(日) 17:01:42 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


かくかもなーとか言ってた妖精さんたちとであった子たちと、あとあまりにも雑で適当だったので妖精(?)たちのプロフを書き直し←
とりあえずクリムさんと名前が一切出てこなかったクリムとあった女の子を…
あとあと、一々誰々とあった子とかいうの面倒くさいので、名前だけ公開しておきますノ


クリム×春木 南
トーキィ×戸森 樹
マロウ×巴 きい
ウィリアム×堀川 悠子


「妖精さんだあ!」
名前:春木 南(はるき みなみ)
性別:女
性格:元気がとりえで何事にも全力がモットウ。明るいが浮き沈みが激しい。
容姿:肩に届くぐらいまで伸びた茶髪に丸めのこげ茶色の目。
備考:一人称「私」二人称「貴方、呼び捨て。年上はさん付け、初対面は君付けちゃん付け」

「えへへー」
名前:クリム
性別:女
性格:ふわふわしていて天然。のんびり屋。かなりとろくてよく怒られるが、めったに落ち込む事はない
容姿:少しオレンジの混ざった金色の髪を肩辺りまで伸ばしいてふわふわ。瞳は赤色で大きめだが少し垂れ気味、背にはオレンジの羽。
備考:一人称「わたし」二人称「貴方、ちゃん付け君付け」妖精的な何か。

111 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/19(月) 13:58:58 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


「非現実的だ…」
名前:戸森 樹(ともり いつき)
性別:男
性格:クールで大人びていて、現実主義。冷静沈着で律儀。礼儀正しいがきっちりしすぎるゆえに振り回されやすい。
容姿:短めの濃い紺色の髪に釣り目気味の青色の目。
備考:一人称「俺」二人称「あんた、お前、君。年上と初対面はさん付け、なれている相手は名前で呼び捨て」

「飴チョーダイ」
名前:トーキィ
性別:不明
性格:のんびりとしていて常にボーっとしていることが多い。無口だが暗いわけではなく、お菓子のことに関してはべらべらと喋りだす。
容姿:床に付くあたりまで伸びた水色の髪で前髪は胸元まであり、半分ほどは耳にかけている。青の伏せがちの目に大きな白い羽。常に飴を砕くために大きなトンカチを持っている。
備考:一人称「ぼく」二人称「きみ、あんた、呼び捨て」妖精的な何ry


「私、甘いものって嫌いなのよ。ただ砂糖を齧っているようなものじゃない」
名前:巴 きい(ともえ)
性別:女
性格:冷静沈着だが少し抜けている部分が多く、天然というわけではないが突っ込みかボケで言えばボケ。
容姿:背中の真ん中辺りまで伸ばした黒髪に灰色の釣り目。
備考:一人称「私」二人称「貴方、さん付け。慣れてくると呼び捨て、ちゃん付け」可愛い物が大好きで、部屋にはぬいぐるみなどがたくさんある。

「いい加減静かにしろー!!」
名前:マロウ
性別:男
性格:しっかりものゆえの苦労性で、面倒見がよい。御人好し。眠いときはとろく殆ど動かない。
容姿:肩に届くか届かないかぐらいの長さの赤い跳ねた髪に赤と桃色の中間のような色合いの釣り目、背には桃色の羽を持つ。
備考:一人称「俺」二人称「お前、呼び捨て」妖精的なry


「結婚とか彼氏とか恋愛とか、そんなものに現を抜かしている暇があったらちゃんと仕事をしてお金を貰ってきっちりとした生活を送るのが当たり前よ」
名前:堀川 悠子(ほりかわ ゆうこ)
性別:女
性格:しっかりものだが頑固。正義感が強く、御人好し。たまにちょっと過労で壊れる。
容姿:ウェーブの掛かった腰辺りまである茶髪を普段は纏めていて、目は細めで色は焦げ茶色。
備考:一人称「私」二人称「貴方、さん付け。年下はちゃん付け、君付け」

「糖分は確かに疲れを取る作用がありますが摂取しすぎると肥満など体の体調を壊す原因となることもあります、何事も適度というものが大事です」
名前:ウィリアム
性別:男
性格:真面目で礼儀正しいがからかわれると直ぐキレる癖がある。
容姿:肩に届くぐらいの金色の髪に前髪は真ん中で分けており、釣り気味の銀色の目。背には黒と黄色のアゲハチョウのような羽。常に大きなフォークを持ち歩く。
備考:一人称「私」二人称「貴方、さん付け」常に敬語。


一気に全員行ってみましたー!
そして新作スレッドなんですがちょっとシリアスで戦闘メインなモノが書きたいなあなんて思っちゃったり。でも戦闘ってあんまり描いたことがないので自信がないんですよねー…
あとここでシリアスオンリーでいくか恋愛とかギャグとか入れていくかかポイントなんだよなあ…殺し合いみたいなのが今浮かんでるんですがコレにギャグとかまぜるとなると大変そう…!よくありがちな殺し合いゲームみたいな。

まあちょこっと書いてみて無理そうだったら違うのにしようかなーとか。

あと良く見ると個性個性って思ううちに何人か似たようなのがいますねwウィリアムと悠子さんとか…

112ライナー:2011/09/19(月) 14:54:50 HOST:222-151-086-002.jp.fiberbit.net
コメントしに来ました、ライナーです^^
おお!プロフが出来上がっている!!
これからも楽しみに拝見させて頂きます!
ではではwww

113 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/19(月) 15:02:30 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>ライナー様

コメント有難う御座います!
妖精の方は殆ど変わっていませんが出来上がりましたw
有難う御座います、頑張って更新しますのでノ

114 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/20(火) 22:05:15 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

正直そろそろシリーズにタイトルをつけようと思ったのだが全くといっていいほどに思いつかなかったのでそのまま「fairy of sweets」です!
一応全部同じお話ですが、皆が出会うまでは「fairy of sweets」のsweetsの部分をそれぞれの妖精の好きなお菓子に変えておきます。何々編とかそういう感じです。
こんがらがっちゃうからね。皆がであったらfairy of sweetsへ変更します!では今回はクリムちゃんのお話を。

< fairy of Cookie #1 >


小さな女の子はにこりと微笑んだ。その姿はまるでまさに妖精のようで、突然のことで驚きを隠せないけれどあまりの可愛さに思い切り抱きしめてしまう。


「かわいー!!」
「わあっ」

ぎゅうっと力いっぱい抱きしめたが直ぐに相手は小さな女の子だと思い出して力を緩める。
女の子は少し苦しそうに息を整え、でもにこりと笑ってくれた。安心して小さく溜息をつく。


「ね、ねえっ、貴方って…何?」

「わたしはねぇ、お菓子の妖精なのー。お菓子が好きな女の子の元へ妖精の世界からやってきて、そのこと一緒に生活をするのー、それでその子とお友達になれたらわたしたち妖精は一人前の妖精になれるの。だから居間はまだ半人前ってところかなあ?」

にこにこと可愛らしい笑顔を浮かべながらそう説明する小さな女の子。
妖精の世界、という言葉が出てきてやっぱり妖精なんだと思ったが、妖精なんて非現実的なものなんて始めて見た。話だけなら笑い飛ばして信じないだろうけどこうして妖精みたいな女の子が目の前に置かれたらそれは信じざるを得ない。
一人前に成るために地上の人間と仲良く成らなければならない、ということは理解できて次に取る行動は決まっていた。友達になるなら決まっていること!


「私は南、春木南!宜しくっ!」
「わたしはクリムー、宜しくね、南ちゃん」

小指を差し出すと小さな手が指を優しく包む。指きりのような握手のような不思議な気分。
そういえばすっかり忘れていたクッキー缶の存在を思い出し、同時になぜクッキー缶の中で眠っていたのかが疑問として浮かぶ。

「クリムはどうしてクッキー缶の中で眠ってたの?」
「えっとね、クッキーがすきだから、ってのもあるけどわたしがクッキーの妖精だからなのー」
「へー、じゃあ、他のお菓子の子も居るの?」

目を輝かせてそう問いかけるとクリムはくすくすと楽しそうに笑って頷いた。
話を聞いているとどうやらクリムが知っているのはキャンディの子、マシュマロの子、ケーキの子、それから同じ妖精ではないけど飲み物の妖精の子で紅茶の子がいるらしい。飲み物の妖精はお菓子の妖精たちと仲がいいらしい。
それからケーキの子は五人兄妹で、クリムが知っている子は丁度真ん中の子らしい。


「早くその子達にも会ってみたいな!」
「わたしもー」



妖精との出会い
何の変哲もない世界から抜け出したような気分で、ふわふわと甘くて、楽しくて、

あのクッキー缶を開かなければ私とクリムは出会わなかった

あのクッキー缶を開けて、本当に良かった!





「あ、そうだ、クッキーまだ残ってるから一緒に食べよ…って」
「もうないよー?」


-

(早々にクリムさんのキャラが分からんことになりました。あと南ちゃんは中学生か高校生ぐらいの感覚ですがどっちにしろこどもっぽすぎた感が…!次はトーキィと樹君かな。紅茶の子もだしたーい)

115 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/21(水) 14:58:32 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

新作どうしようううううううう

戦闘モノやりたいけどあんま書いたことないからなあ、とも思う。とりあえず設定とかは決まってるから後はキャラだけだなあ、募集かけてみるのもいいかもしれない。
どっちにしろ諦められそうにはないので、シリアスオンリーにしろギャグありにしろ多分やる、んじゃないかなあ飽きなければ←

チェスの駒の数だけオリ作るとか拷問wwww流石の俺でも死にそうwwww
もう半分くらい募集かけちゃダメだろうか。ダメですね。戦闘シーンで怪我させちゃったりするの申し訳ないしね。

116 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/21(水) 21:22:22 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼作品まとめ/短編

>>2
冷めそうなほど

>>12
無言無音

>>15


>>22
チョコレート・ホリック

>>26
なくってこと

>>27
大体好きって答える(なんとなくお気に入り)

>>32


>>33
Your E-mail(なんとなくお気に入り)

>>35
貴方に心奪われ中

>>47
天秤上の駆け引き的恋愛

>>49->>50
友達→恋人

>>51
メロンパン、ころね、焼きソバパンに(なんとなくお気に入り)

>>52
貴方に捧ぐ愛の歌

>>54->>55
こまってしまった、

>>56->>57
白雪姫

>>58
失恋希望中

>>59
最後の国のアリス

>>60
離れ離れロマンス

>>63
赤き茜の夢現

>>68
私は私は

>>69
貴方と僕

>>78
終焉を二人でバッドエンド

>>79
ぬいぐるみRoom

>>70
君だけにラブソング(なんとなくお気に入り)

>>81
私の知らない君(なんとなくお気に入り)

>>84


>>87
相棒=?

>>88
相棒!

>>90


>>93
可愛い君と可愛くないあたし

>>99
mails to you.(なんとなくお気に入り)

▼作品まとめ/連載

-恋愛Colorful party(不定期更新)

>>4>>19>>21>>29>>37>>41>>45>>71>>103->>105

-kiss(更新停止中)

>>9>>11>>13>>20>>23>>24(なんとなくお気に入り。).>>25>>28>>38

-死神の居る保健室(更新停止中)

>>40>>42>>43->>44>>67

-fairy of sweets

>>72>>73>>74>>100.114

-メル・プラネット(不定期更新)

>>75>>101->>102>>109

▼作品まとめ/続き物

>>33 Your E-mail−>>99 mails to you.
>>60 離れ離れロマンス−>>70 君だけにラブソング−>>107 君、スキ
>>87 相棒=?−>>88 相棒!

▼登場人物まとめ

(短編は殆ど適当に決めた人ばっかなんで書きません!

恋愛Colorful party→花巻千佳/鏡れお/白花宵乃/広付恭子/>>18 飛鳥咲夜/神楽坂勇人/>>76
死神の居る保健室→久我原/払間>>40
fairy of sweets→各話に簡単なものを。人間+ちょこっと細かく→ >>110 >>111

117ライナー:2011/09/21(水) 22:21:12 HOST:222-151-086-002.jp.fiberbit.net
コメントしに来ました、ライナーです^^
115≫で、戦闘物の新作を書くとお見受けしました。
では書く前にアドバイスをしておきます。
戦闘物、要するにSFやファンタジーなどに多い分類ですが、正直書いて感じを掴むしかありません^^;
心配なようなら、戦闘物含む小説、ライトノベルなどを参考にするのも良いです^^
この掲示板にも幾つかバトル系の小説はあるので、探してみると良いですよ!
キャラクターの方ですが、1〜2人にギャップを持たせると効果的です。
大体のキャラクターは分かりやすい性格のほうが良いですね。変に複雑にすると分かりづらいので、定番な性格を出すのも有りです!
ではではwww

118 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/22(木) 14:37:58 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>ライナー様

コメント、アドバイス有難う御座います。
とても参考になりました。キャラや設定を作る合間に他のバトル系の小説、読んでみようと思います。
ギャップですか、頑張ってみますね。有難う御座います!

119 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/22(木) 15:23:04 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< *白い病室の中/side*千佳 >


真っ白な病院、ざわめく話し声を耳に入れながらゆっくりと足を動かす。
震える体を抑えつけ、目を覚ました先輩の病室までの道のりを歩く。けれど心の中では、行きたくないと拒みたかった。

何時までも隠しきれる話じゃない。
恭子が落ち着いたらきっと先生や家族は先輩のことを話すはず、離さなきゃならない、それは私にだって分かってる。
けれどそれはあまりにも、残酷だと思う。

目の前を歩いていたナースの足が止まり、病室についたことが分かり震えが強まる。


「……せ、せん、ぱい…?」

病室の扉を開くと音に気がついて男の子が振り向いた。部屋にはその男の子しか居なかったからその男の子が先輩であるのは当たり前だけど、私の口から出た言葉には疑問符がついていた。
なぜならその男の子は先輩とはあまりにも似ていない姿をしていたから。

ぼさっとした短めの赤い髪、その一部は白く染められ他の髪よりも少し長く方を過ぎるぐらいまであった。
瞳は先輩と同じ釣り目だったけれど色は髪よりも少し濃い赤色で、何時も付けている筈の眼鏡も無い。
だけど、男の子の浮かべる微笑には何処かで見たことがあると感じた。

「はは、ばれちゃったなあ…。いつものあれ、作ったキャラなんだよ」

へらりと笑う男の子の声はやはり聞いたことのあるもので、それは確かに先輩の声だった。
作ったキャラと聞いたときは一瞬驚いたが、一度か二度、恭子とこの男の子の容姿と似たような容姿をしている男の子が一緒にいたのを見かけたことがある気がする。
何時もの先輩からはあまり考えられない明るくて、少し悪戯好きというような少し子供っぽい、でも頼りがいのありそうな印象のある男の子で、納得ができた。


「……あ、あの、私のこと、知ってるんですよ、ね」
「少しなら。ええっと、花巻千佳さんだよな?」
「はい…じゃ、じゃあ、私の友達の…恭子、って言う子…は」

「詳しくは知らないな、名前と、後そこの白花さんの後輩ってことぐらいしか…」


その言葉を聞いた瞬間、涙が溢れそうになった。

やっぱりそうなんだ、記憶が、無いんだ。
そう痛いほどに実感して、自分のことでもないのにどうしようもなく胸が締め付けられるように痛みを感じて、息をするのさえ忘れてしまいそうなぐらいにいたくて、


「…そう、ですか、…ご、ごめんなさい、変な事聞いちゃって」

泣かないように意識して笑うしかできなかった。
涙をこらえるのが精一杯で震える声を何とかして誤魔化すしかなかった。

「いや…他に何か用は?」
「あ、え、えと」

確かめたかった。
記憶が本当になくなってしまったのか、どうしても信じられなくて確かめようと思っていたから、他に何かあるわけじゃなくて、でも素直に記憶が無いのか確かめたくて来たなんていえるわけでもなくて言葉が詰まる。


「あとどれぐらいで授業に出れるの?」

戸惑っていた私の肩を軽くぽんと叩くと先ほどまで黙っていた部長が喋りだす。
安心した小さく溜息を吐き、自然な仕草で一歩後ろへ下がる。

「あと一週間はかかんじゃねぇの?」
「そう、これ以上頭が悪くなってたらまた一年からやり直しかしら」
「ひっでー…」


「あ、あの、私用事思い出しちゃって…先、戻ります」
「あ、ああ、そう、分かったわ」


病室のドアを閉め、廊下を早歩きで抜けていく。
騒がしさは先ほどと変わらず、変わったのは、私のココロだけ。



私だけ、


-

(中途半端で申し訳ない…!次の次辺りに恭子と咲夜兄さんを会わせられたらいいなあ、)

120キョーコ ◆wYW6SiJDXE:2011/09/23(金) 13:04:57 HOST:nttkyo494190.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp

こんにちは。

小説読ませていただきました。
上手くて話がまとまっていて読んでいてとても楽しかったです!

これからも読ませて頂きます。
更新楽しみにしています、頑張ってください

121 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/23(金) 13:55:30 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>キョーコ様

コメント有難う御座います。
楽しいといっていただけて光栄です…!

有難う御座います、掛け持ちだらけで遅くなったり早くなったりですが更新頑張ります!

122 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/24(土) 13:30:50 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< ごめんね >


五時にきて
目を合わせないで
んっと、と口ごもって
ねえ、と始まって


「…ごめんなさい」
「…うん、わかってたよ、ごめんね、無理させて」

(( せっかくすきになってくれたのに ))
(( すきになれたから、すこしきたい ))

素敵だなって思ってて
綺麗だなって思ってて
大胆なところも
弱弱しいところも


「…好きでした」
「…ごめ、」
「いいよ、もう…」
「…あの」


会えてよかった、
理由がないわけじゃない
我慢できたらな、
戸惑う君に罪悪感
うん、で始まって


「…あのさ」


「…はい」



「…ごめんね、すきだよ」

「…ありがとう」


-

(最後と括弧の中以外の文字をひらがなにすると分かる伝えたい気持ち。ちょっとお気に入り)

123 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/24(土) 18:00:59 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 見えません >


「本当センス無いよね、あのこ」
「ほんとー、あんなのでよく受かったよねぇ!」
「ばっかみたい。どうせコネでも使ったんじゃない?」
「どっちにしろうざい」


教室内の騒がしさに隠れて耳に入る邪魔くさい陰口
無視を決め込むのが常識、でもどうせなら大声で悪口言う暇があったら勉強すれば?とでも言ってやりたい。
まあ、悪口に反論するぐらいなら勉強にいそしんだほうがマシなんだけど。

「あ、スケッチブック…置いて来たか「おーい、るい!」

鞄の中を見てみるとデザイン画を書き溜めておいたスケッチブックが見当たらず、家においてきたかと思っていると自分の名前を呼ぶ声が耳に入る
振り返ると其処には自分よりも背の高い男子生徒が立っていて、手には私のスケッチブックがあった

「悠太」
「これ、廊下に落ちてたぜ」
「あ、ありがと」

そういってスケッチブックを渡される。彼は金島悠太、私の彼氏に当たる人物。
どうやら鞄が開いていたようでスケッチブックが落ちてしまったらしいが、幸い拾ってくれたらしい。


「悠太、今日帰り、うちに来ない?今日弟の誕生日なの、ご馳走食べれるよ」
「んー…るいんちのお母さんの手料理は食べたいけど…そういう時は家族だけのほうが良いんじゃないか?」
「良いよ全然、りんも喜ぶよ」

りんは私の弟のこと。
悠太とも仲が良くてよく遊んでもらってる。お母さんやお父さんも悠太のことは良く思っている、って言うか本当の息子みたいに可愛がってる。
きっと一緒に祝ってくれたら喜ぶと思うんだけどなあ


「ね、いいじゃん」
「…んじゃあ「ゆーたくんっ!」


悠太の言葉をさえぎったのはさっき陰口を叩いていた女の一人、工藤舞子。
ずっと前に悠太に告白したらしいんだけど、そのときにはもう私と悠太は付き合ってて、勿論断ったんだけどそれ以来から私の陰口ばっかり言うし無駄にどついてくるし、未だに悠太にも引っ付いてるみたい。まあ悠太も殆ど相手にしてないけど。


「ねえねえ、今日一緒にお出かけしないっ?私ね、欲しい服があるんだ!」

「ごめん、今日はるいの家に行くから」
「えーっ…何時もるいちゃんと一緒じゃない!たまには私と…っ」

「私と悠太は付き合ってるんだから何時も一緒で良いじゃん、あんたは悠太と何の関係があるの?」


冷たい視線でそう言い放つと工藤は心底嫌なものを見るような視線を向けて立ち去った。
ああ、弱いくせに…


「…るい」
「何?」
「あのさ、あれのこと、あんま気にするなよ」

あれ、とは舞子や陰口を叩く他の女子のことだろう。
深刻そうな表情を浮かべる悠太の背中をばんと叩いてにこりと笑んで


「私には悠太しか見えてないんだから気にする理由さえも見えないんだけど?」

そういうと悠太は恥ずかしそうにそっぽを向いて私の髪をぐしゃぐしゃと撫でた
照れ隠しらしい。



「悠太がいれば、それでいいよ!」

-

(恋人の大事さ、みたいな。よくわからん!)

124 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/24(土) 18:42:35 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼お知らせ

どうも、槙です!
今回はちょこっと前に話していた新作について。

えとえと、新作なんですが今回書かせて頂くことを決意しました!
ですが当初考えていた設定は流血とかメインになっちゃうので小学生や中学生の方もいらっしゃるだろうと思って取りやめになりました。
一応和風ファンタジーで妖怪モノ、です!←

で本題はというと新作のキャラなんですが一杯居過ぎて役割は必要なんだけど作りきれないということで募集でもしてみようかなと思ったんですが、メインのこなので一話から登場するんですがスレッドを作ってから募集すると一話書くまでに時間がかかりそうだと思ったのでこっちで募集してみようかなとか思ったり思わなかったり←

(設定:おっとりとしていて天然、ドジっ子の女の子。高校一年生。生徒会広報、生徒会会長が作った「白猫探偵団」に入っている。実は貧乏神で人間に成りすまして生活していた)
これを元に大体二行ぐらいに纏めて頂けるとありがたい。

名前:(和名。当て字は出来れば無しで、振り仮名もお願いします)
性格:(上のを元に付け足していってください)
容姿:(過度の美化禁止)
備考:(一人称、二人称など)

出来れば何度かお話したことのある方でお願いします!
それではノ遣ってくださる方が居なかったら自分で遣りますとも…←

125 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/25(日) 15:04:54 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
▼お知らせ

前回>>124でキャラ募集を計ってみたのですが← 試しに天然ちゃん抜きで書いてみたら驚きの書きやすさ!天然ちゃん抜きでよくね!?…状態になりました、ので、募集は取りやめということで!
試しに天然ちゃんも含めてやってみたんですが…突っ込みが殆どいないので…ね…ボケの集合体ですよこれ←

ということで募集は取り消しますが、まあ、後々から追加できたらするかもしれないので←

キャラを大体纏めたらスレッド作ります!

126ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/09/26(月) 18:03:47 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

わあい!新作楽しみにしてますとても!←
天然ちゃんも好きだけど天然ちゃんじゃないのも好きですていうか槙さんの作品なら全部好きです!

短編集の方も新作の方もがんばってくださいね!
電信柱の陰でにやにやしながら応援してますノ←

127 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/26(月) 18:20:42 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

>ねここ様

コメント有難う御座います!
まじですか!ありがとうございます!天然ちゃんいいですよね!

全部すきとかそんな…!(〃ノω|キャッ←

ありがとうございますー!
電信柱から出てきていいんですよ…!持て成しちゃいますよ…!←

128 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/27(火) 21:02:37 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< にゃんこじゃなくてナイト希望 >


窓際のお姫様。
今日も憂鬱そうな表情ですね、退屈?窮屈?

「や、お嬢さん」

にこりと微笑みかけるとお姫様はおどろ居たような表情を浮かべたけど、直ぐに優しく微笑んでゆっくりと手を伸ばす
頬に触れる細い指先が気持ちいい。

「貴方は猫みたいな人ね」
「そうかな」
「少なくとも、猫っ毛ではあるわね」

くすくすと笑いながら髪に触れる。
猫だったら好きなときに昼寝をして、ご飯を食べて、散歩をして。気軽でとても良いかもしれないね。くすりと笑う。


「ああ、でも、うん、猫じゃ駄目」
「どうして?」

お姫様は首をかしげながら不思議そう。
にこ、と笑って耳元でささやく。

「猫じゃあ、お姫様を迎えにいけないからね」

そういって手元の花を渡す。
可愛らしい赤い花は白い肌のお姫様にぴったりで、まるで雪と林檎のようだった。


「そうね、猫じゃあこうしてプレゼントを届けるのも精一杯ね」


楽しそうに微笑んで再び髪にそっと手を伸ばす
猫を撫でるようなその仕草。猫だったら彼女の膝の上で寝るのも悪くないけど、猫だったらお姫様を窮屈なお城から連れ出せないからね。


「ねえ、お姫様」


「俺と逃げ出しません?」


-

(案外お気に入り。可愛く、メルヘンチックに!イメージして書いたんですが正直短編って言うか詩に近いようなw)

129 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/27(火) 21:26:21 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< ナイトでもにゃんこでも >

白い手の平の赤い線
寂しそうに、残念そうにその傷をそっと白く細い指でなぞる、私のナイト

「どうして貴方が辛そうな顔をするの?」

そういうと彼は綺麗な手だったのに、といって私の手から手を離し、窓辺へ歩いていった。
私が望んだこと。この傷は私のナイトがつけたもの、細い彼の爪はたまに私や他のものを傷つける、それが彼の意思でなくても。

この傷が消えるまで、彼は私の元を離れると言った。
これ以上傷付けたくない、だって。


――― 一緒にいないほうが、傷ついちゃうわよ――?


「早く直したいわあ」

私の呟きにくすりと、寂しそうに笑うと窓から足を放り投げる。そして窓から飛び出してどこかへ姿を消した。

「ねえ、ねえ、ナイトでもにゃんこでも構わないわ」



「貴方にいて欲しいのよ、チェシャネコさん」

手の平の赤い線、じわりと滲み出して赤い血が流れ出し、手を伝いエプロンへ落ちる。
赤い染みを作り、ああ、早く洗わないとと思いつつも動く気になれない。

彼がもしかしたら戻ってくるかもしれない。
忘れ物を取りにとか、やっぱり寂しくなって、とか。


何でも構わないの、ナイトでもにゃんこでも。


「迷子になる前に」


チェシャネコさんのお仕事は導くことでしょう。
貴方とずっと一緒にいられる未来の道へ、導いて頂戴よ、!

-

(前のやつの続き。思いつきいえーい!)

130 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/28(水) 21:35:47 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< うさぎさんシンドローム >


彼は悪戯に微笑む、。

×


「ねえ、看護婦さん」
「何?理央ちゃん…あ、もう直ぐお散歩の時間ね」
「うん、今日は何処へつれてってくれるの?」
「今日はねー、近くでお祭りを遣ってるの」

病弱な私は幼い時から病院の中に居た。
真っ白い壁が連なる冷たい廊下、それでも優しい看護婦さん、先生や同じ病気を抱えている子も居たから、孤独って程ではなかった。
まあ、普通の生活に憧れていないといえば、嘘になってしまうのだけど。

毎日二回二時間ずつ、私は車椅子で散歩に出かける。
看護婦さんに車椅子を押してもらいながら。ずっと病院の中と窓から見える景色ばかりでつまらなそうにしていた私に先生が提案してくれたお散歩、退屈だった毎日もこの時間が待ち遠しくなる。

綺麗な花を見つけたり、可愛いワンちゃんを見つけたり、些細なことがとても楽しかった。



「わあ…綺麗!」

何時みたいに小川に行こうか、それとも花畑で花を見に行こうか、わくわくしながら考えていたけれど今日は看護婦さんのリクエストで近くの公園で遣っているお祭りに行くことになった。
昼間でもすでに人や屋台は一杯出ていて、飾りやライトアップも施されている。何時もの公園とは一味違って目を輝かせる。

「今日は特別、先生にお願いして夜まで居て良いって許可を貰ったから」
「本当?ありがとう!」

体が弱いから殆ど昼間しか出られないんだけど今日は特別。


夜の帳が落ち昼ではあまり目立たなかったライトアップも綺麗に輝き、人もどんどんと増えてきた。友達と一緒に楽しそうに屋台を回る子や恋人同士で一つの食べ物を分け合ったりしている人も居た。
ワンちゃんが可愛いお洋服を着ているのも見つけた。


「理央ちゃん、何か食べたいものはある?」
「えっと…じゃあ、りんご飴」

最初に目に入ったのは屋台の明かりできらきらときらめくりんご飴、赤い水あめでコーティングされていて、あまりお祭りを行ったことのない私でも定番だと思う。

「いらっしゃいませー」

屋台で飴を売っていたのは優しい笑顔の男の人、その人は周りよりも目立ち通り過ぎる人たちの視線を集めていた。
何故かというと、男の人は可愛い兎のキャラクターのきぐるみを着ていたから。なんで笑顔かって分かるのかといわれると、なんとなくなんだけど。声からして男の人なのは間違いない。

「りんご飴一つください」
「二百円でーす」

飴を片手に色々な屋台を回り、最後は公園の広場で花火大会。ロケット花火やパラシュート花火は危ないからないみたいだけど線香花火みたいなのは一杯あって、遠くから見ると薄暗い夜空にふわりと光が浮かんでいるようでとても綺麗だった。
綺麗…なの、だけど


(きります)

131 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/28(水) 21:36:45 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
「…どこいっちゃったんだろ」


なんということでしょうか、看護婦さんとはぐれました。
手洗いに行ってくるから少し待っててと言い残し、数十分ほど前に別れたはずなのだが全く帰ってくる気配がなく少し探してみたんだけど全く見つからなく、今に至る。



「うう…やっぱり動かなかったほうが良いかなあ」


弱音が零れ、同時に頬に一筋。


「―――っ」


「あれ、さっきの女の子」
「え、」

後ろから声が聞こえて振り返る。声には何処か聞き覚えがあり誰だろうと思いながら声の正体を見てみるが後ろに立っていたのは見たことのない男の人だった、私の記憶が間違っていなければ。
男の人はにこにこと笑顔を浮かべていたが直ぐにはっとしたように何かを被った。少し暗くて見えにくかったがそれには見覚えがあった、被ったものは兎のキャラクターの被り物。
さっきのりんご飴の屋台のお兄さんだと気づく。

「あ、えと、さっきの屋台の」
「そうそう…なんか泣いてたみたいだけど、なんかあった?」
「えっと…一緒にいた人とはぐれちゃって」

はっと思い出して頬を伝う涙を急いで拭う。

「そっか…んじゃ、俺一緒に探すよ」

にこ、と優しく微笑むとお兄さんは私の後ろに回り車椅子をゆっくりと押す。
申し訳ないと遠慮しようとしたが見透かしているようにお兄さんは気にしないで、と小さく言った。先生とか以外の男の人と喋ったりするのは殆ど無くて少し緊張したけど、一人でいるときよりは随分と安心できた。



「あ、理央ちゃん!!」

暫く近くを探していると看護婦さんを見つけて安心してほっと溜息をつく。
看護婦さんの目には薄らと涙が浮かんでいて、必死で探してくれていたことが感じられて胸が温かくなる。嬉しい。

「よかったー!」
「御免なさい、遅かったから心配で探しちゃった」
「いいのよ、私こそごめんね」

「良かったな、見つかって」

そういうとお兄さんは私の髪を軽くくしゃくしゃと撫でて微笑んだ。その時、その笑顔を見て胸がどきりとはねた気がする。
緊張しているときや、怖いと思っているときとは違う、なんでだろ。


「あ、あの、有難う御座いました!」

「あ、と、それから、良かったら、!」



×


うさぎのような貴方に恋してしまったようで、

-

(最後理央が何を言ったかはお任せ。多分続かない。)

132 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/29(木) 17:38:35 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< ひどいこと >

とあるところにとてもとてもあたまのいいけんきゅうしゃがいました
けんきゅうしゃはあるひとがすきでした。かわいいあまいろのかみの、かわいいこです。

けんきゅうしゃはそのこがすきで、でも、そのこはけんきゅうしゃがすきではありませんでした

けんきゅうしゃはとてもかなしくなりました
かなしさをまぎらわすにはどうしたらいいだろうとかんがえました

そしてたどりつきました


「 そうだ、あのこそっくりのにんぎょうをつくろう 」


できたのはとてもかわいいかわいいおんなのこでした
かわいいあまいろのかみ、すてきでほうせきみたいなあおいめ、そんなおんなのこをけんきゅうしゃはとてもあいしていました

でも、おんなのこはあるひいったのです


「 わたし、さびしいわ 」

けんきゅうしゃはいつもとてもいそがしいです
だからおんなのこにかまってあげられないひがつづいて、おんなのこはさびしいとけんきゅうしゃにいいました
けんきゅうしゃはおんなのこをあいしています、だからあいしているひとがかなしむすがたなどみたくありません

だから、けんきゅうしゃはもうひとり、にんぎょうをつくりました

まっくろなかみにするどい、まるでりんごのようにあかいめ、まっくろなようふく

もうひとりのおにんぎょうはおんなのこみたいにきれいなおとこのこでした


おんなのこはおとこのこがきにいったようで、いつもいっしょにいます
おとこのこもおんなのこをたいせつなともだちとおもっています

けんきゅうしゃはおとこのこのことをむすこのようにおもっていて、おんなのことおとこのこがしあわせでとてもうれしそうでした


「 わたし、あのこがすきよ 」


おんなのこはあるひ、けんきゅうしゃにそういいました
おんなのこはけんきゅうしゃをすきになるようにつくられたのにどういうことか、おとこのこをあいしてしまいました


「 あのこといるとむねがいたいのよ、あのこといるととってもしあわせなのよ、これってスキよね? 」


むねがいたくて、しあわせになれる
けんきゅうしゃにはそのきもちがいたいほどにわかりました。なぜなら、けんきゅうしゃがおんなのこにいだいていたスキとおなじだからです

けんきゅうしゃはさびしくなりました

おんなのこをとてもあいしていたからです。でも、もっとさびしくなりました、おとこのこのこともあいしていたからです。おんなのことはちがうあいですが、たしかにあいしていました。


「 なぜ、どうして 」


おとこのこはといかけました。けんきゅうしゃはなんどもなんどもなきました、そのりゆうをおとこのこはしっていました。
じぶんのせいだと、。

おとこのこはなんどもじぶんをけすようにけんきゅうしゃにいいました、けんきゅうしゃもそのまえからおとこのこをなんどもけそうとしました
でもできませんでした、なんどやっても


おとこのこをけせばおんなのこがなきます
おんなのこがなけばけんきゅうしゃもつらいです

なにより、

おとこのこをけせばけんきゅうしゃもないてしまうからです


「ああ、なんて愚かだろう」



おんなのこもおとこのこもたいせつでけすことなんてできません
ああ、なんておろかでばかなんでしょうか

かれのこいはいっしょうみのらないものでした


「こんな酷いこと、起こるなら俺は――」



(少し続く。訳分からんけどこういうの好きw)

133 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/04(火) 11:48:37 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼お知らせ

お久し振りです、槙です!
今回は少しお知らせがあります、今週から少し更新が出来なくなる可能性があります。理由は別所でやっている企画様にまんまと釣られたからです←
なるべく更新できるように努力しますが、多分前よりは遅くなると思います。
新作のほうも同じくです。折角新しく作ったのに申し訳ありません、ですが必ず無駄にはしませんので、次更新できるときまで暫しお待ちください!

それでは、失礼します

134 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/10(月) 17:51:17 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 謎の多い人 >


彼は謎の多い人だ。

地毛の赤い髪とか、カラコンだったり眼鏡だったり、気分次第でサボったり、


薬指の結婚指輪とか。

「高校生なのに結婚指輪なんてしておっかしい!」

そういって馬鹿にしたこともあった。
彼はそうだねと小さく呟いて笑ったけど、次の日も、次の次の日も、彼の指からその指輪が消えることはなかった。

シンプルなデザインのシルバーリング。


「ね、結婚したい人がいるの?」
「えーいないよー」

誤魔化すようにくすくすと笑うと彼は窓の外へ視線を流す。
冷たい風が吹き抜ける外側の世界。それでも彼は手袋もつけず、マフラーに顔を埋める。

「寒いなら手袋すれば」
「そーねー」

赤い指先をこすり合わせながらぼそりと呟く。

次の日も、次の次の日も、次の次の次の日も、一週間後、一ヵ月後、一年後も彼の指には同じ指輪。
高校生活を迎えた、今日さえも彼はその指輪を離さない。


「上條ー」
「あ、見上だ」

上條千里、私の名前の苗字だけを呼ぶのは彼の癖。一年の頃からずっと同じクラスで隣の席、それでも、一度も名前は呼ばなかった。
見上、見上日当。日当なんて不似合いな彼。彼の名前、そういえば私も一度も呼んでないな。


「卒業お疲れ様」
「上條もお疲れさん、三年間、楽しかった」


「ね、見上」
「何?」
「その指輪の理由、聞いていい?」

長年聞けなかったこと

口にするのは簡単なのに、出来なかった。
彼は優しくへにゃりと言う効果音が似青いそうな笑顔を浮かべた。手を軽く振って、


「俺が上條日当になれるようにおまじない」


さよならと笑った。

未だに私は、彼は謎の人だと思う。



(日当でひなた、です。みかみひなたとかみじょうちさと、です。ええと、うん、自分でも良くわかんないんですけどイメージ的には日当はずっと千里が好きで上條日当になれるように努力なんてできないし、ましてやスキとさえいない。だから何時かは千里と同じものをつけれるようにおまじない。平然としているように見せてずっと心の中ではもごもごしてるといいなあ、とか←)

135 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/12(水) 16:36:04 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

久し振りにメモ帳を漁っていたら建てようと思っていた参加型の小説スレの設定とかが出てきて今更作りたくなってしまったw
リレー式とかではなく、決まった少しの設定を元に参加者の人たちが好きなように住民を作ったり話を書いていく、という。案外この掲示板はコメをしあったりする、所謂交流というものが少ないと感じて作ったものだったけれど正直掛け持ち辛いしスレ作っちゃったから自重すべきだろう。

でもアパートネタは好きだなあ
と思いつつピクシブの企画のほうで思い切り放置してるアパートの設定があったというね…

うん、ただそれだけです。
少しスランプっぽいなあ

136 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/15(土) 21:05:34 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 特等席! >

君の隣、それは私だけの特等席なのです。
登校途中のバス停でも、満員電車でのお隣も、帰り道でも、彼の隣だけはお譲り出来ないのです。

「ユキ、お前って人と引っ付くの好きなんだなー、寂しがり屋?」

笑いながらそういう君は全く気づいてないんですね、私のやきもちとか、。
貴方の隣に他の人をおきたくないだけですー!!

わかればか!

あ、でも、解っちゃったら少し恥ずかしいので今のはなしで!オフレコオフレコ!

でも君の隣が私以外になっちゃうのは本当に本当に嫌なのです。
君の隣は私だけの特等席、出会った当初から決まっているんです。

「特等席なう」
「ユキ?」
「なんでもなーい!」


君の隣が一番落ち着くんだから、いつまでも特等席でお願いします。

ね?



(はwずwいwwwwけどこういうのが一番書きやすいんだよなあ)

137 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/16(日) 19:07:23 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 火傷/ヤンデレ?注意 >


痛いくらいに痕を残してよ
一生消えないくらいの傷を頂戴よ

火傷みたいに熱くて痛くて、一生消えない愛をくださいよ

焼けるぐらいに熱くて情熱的で執着的で激痛みたいなとろけるような愛
何処に売ってますか?何処に落ちてますか?何処に転がってますか?何処に隠してありますか?

水をぶっ掛けても消えないくらいの愛を

消毒液がしみるときの痛さよりも激しい愛を

包帯よりもぐるぐる巻きにして閉じ込めちゃうような愛を



燃え上がるような真っ赤な愛を!


「火傷みたいな愛って?」
「燃えてるみたいに真っ赤でとろけちゃいそうな焼けるほどの情熱的で火傷みたいにずっと傷を残して一生消えない水にも消毒液にも負けないような、強くて痛くて、真っ赤な愛よ」

「病んでる」

病んでいようが何でもいいわ。


貴方がくれるような、貴方がくれるなら、
火傷みたいに痛くて熱くて燃えるほどの焼けるほどの情熱的で痛くて一生消えない傷を残してくれる消毒液みたいな水にも負けない真っ赤な愛なら
病んでいても構わない!


ねえ、ねえ、ねえ、早く頂戴よ


焼けるような傷跡を残してよ
一生消えないような痛みを頂戴よ

火傷みたいに情熱的で沁みて、一生消えない愛をくださいよ!



(物騒!← 思いつき突っ走り!)

138 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/21(金) 22:05:57 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 特等席、 >

彼の隣、それは彼女だけの特等席。
登校途中のバス停でも、お昼ごはんの時のお隣も、廊下でも、彼の隣だけはお譲りしてもらえないようです。

彼は気づいているの?気づいていないの?
可愛い彼女のやきもち、とか。

…私の、気持ちとか。
まあ、分かる訳無いんだけどね。だって言ったことないんだもの、彼のことが好きだなんて一言も、伝えられる訳無いもの。


「ユキちゃんか!俺の彼女と同じ名前だー」

そう微笑む彼に一目ぼれした。
けどきっと彼は私のことなんて覚えていないの、だって話しかけられる訳無いもの。

本当、私の馬鹿。


お隣を奪うことも出来なければ好きと伝えることも出来なくて、
彼女を責めることも出来なければ人に相談することさえ出来なくて、出来るのはやきもちぐらい

ああ、格好悪い、可愛くない。


気づいてるの?気づいてないの?
あの子の気持ちに、私の気持ちに、

彼の隣が一番落ち着く、そういったときの彼女の微笑みに、
君の隣が一番落ち着く、そう聞いたときの私の苦しみに、

気づいておいでですか?



彼の隣、それは私が望んだ特等席。
登校途中のバス停でも、お昼ごはんの時のお隣も、廊下でも、彼の隣にいることをずっと夢見ていた。

彼の隣が一番落ち着く、そんなこと私だっていたいほどに解ってるんです。

ねえ!



(前の奴の続き、見たいな。三角関係ですふっふう!)

139 ◆uXwG1DBdXY:2011/10/24(月) 22:12:23 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

▼ぼそり

お久し振りです。ネタ切れだちくしょう!
もう頭の中では千佳とれおは結ばれている状態なのでもうそれでいいんじゃないかと思い始める始末です、どうも槙です。

ネタ切れというか、軽いスランプ状態というか。
いやスランプとは少し違うのかなあ、いや、かけないことは同じなんですが如何しても短編とか意識しちゃうとダメっぽいんですよね。
ピクシブの交流とか結構ネタだけは浮かぶんですけど。よくわかりませぬ。

まあ、気が向いたら気ままに書いていこうと思います!
新作のほうは頑張りたいんですけどなんということでしょう。設定を書いたメモ帳が消えました!ちくしょう!

というわけで、短編も新作も暫く交信できない可能性がありますが、読んでくださっている方は気ままにお待ちいただけるとありがたいです!がんばります!

140 ◆uXwG1DBdXY:2011/11/01(火) 22:23:53 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 可愛い後輩、?/BL注意 >


「せーんぱいっ、お昼ごはん食べましょう?」

そういって微笑む後輩である年下の少年は同性である俺から見ても可愛らしいと思う。
下手すればそこらへんの女子よりは可愛いだろう。

…一部を除けばだ。

「先輩先輩、先輩って」


「本当に可愛いですよね!」

小動物のように上目遣いで恍惚とした表情を浮かべる後輩―宮田祷。
その言動に、軽く引きながら顔を引きつらせる俺―結城翔太。

「俺がかわいいとか、ないだろ」

今年に入って高校二年生。
青春真っ盛りの俺は宮田のように可愛い顔立ちをしているわけでもなく、特別可愛い趣味があるわけでもない、極々普通の性格に極々普通の容姿を持つ。
それに男としては、まあ、男子に言われるのもどうかと思うが出来ればかわいいと言われるより格好いいと言われるほうが嬉しいものだ。

「ありですよ!先輩って褒めると直ぐ赤くなりますし、なんか猫みたいですし、面倒くさいとかいいながらもちゃんと困ってる人を助けたり、あとあとーみ「わ、わかったからもういい!」

止め処なくあふれ出る言葉に俺の心が耐え切れずに宮田の口をふさぐ。
指摘されたとおり、今俺の顔は真っ赤だろう。それを見られるのが恥ずかしくて視線をそらす。

「かわいー」
「……っ、お前のほうがかわいいだろ」
「またその発言がかわいい!」


ああもう、
もう秋の入り口なのに


(顔が熱い…。)



(( ゚∀゚)o彡°BL!BL!脳みそがBLで埋め尽くされ中なう。今参加してる企画がNLだからでしょうか、いいえ、全く恋愛してないんで関係ないです。良く解らない出来だけどこういうの好きです、下克上!)

141 ◆uXwG1DBdXY:2011/11/04(金) 08:50:18 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< 数秒間の恋心 >

私の恋は今日も一秒で終わる。
一日の最初に彼を見て、恋をして、そして彼があの人と出会うのを見て、失恋する。

それの繰り返し。
毎日毎日彼に勝手に恋しては勝手に失恋する、我が侭な子。自分勝手な可愛くない子。
理解してますので。


「彼が好きな子、わかってますよ」

明るい茶色の髪の子でしょう?
笑顔さえも明るくて、素敵で可愛い子じゃないですか。

「彼を好きな子、しってますって」

私にそれから私の友達、そのまた友達に、隣のクラスの学級委員。
一年の図書委員に三年の弓道部の部長さん。本当にモテますね。


明日も私は彼に恋をする。
優しげな笑顔を見ただけで一目ぼれ。すべてリセットされる、なんて都合のいいようには行かない。

昨日の貴方に憂いを帯びた瞳も、一週間前の楽しそうな笑顔も
全て覚えているのです。


「リセットしてしまえばいいのにね」


でも、忘れることは寂しいのです。

わがままです。




(良くわからないのを書くのが好きです!俺が書くのっていつも女の子が報われない形が多いので、何時かは男の子の片思いとか書いてみたいなあ。)

142 ◆uXwG1DBdXY:2011/11/05(土) 17:10:03 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 覚めるほどに >


酷く冷ややかなその瞳が潤むのを見ていた。
ただ、見ているだけだった。


何れ冷めてしまうことはわかっていたと、彼女はいった。
最初から、ずっと、と。

ならなんで俺を愛したんだろう。
なぜ俺を愛し、そして冷めてしまったことを悲しむのだろう。


「ねえ、厘祢」
「なに、裕也」

「…ばいばいしよう」

そういえばまるで子犬のように涙を浮かべた。
そうしてまた言う、

「嘘つき」


最初からさめてしまうことが解っているなら触れなければいいのに。
嘘つきって、俺、あんたに愛してるって言ったっけ?

嗚呼、そう、言ったんだ
でも冷めてしまう事が分かってたんなら覚悟はできてたんでしょ?

「ばいばい、厘祢」

「…やっ、」

覚めてしまうと解っていた
冷めてしまうと気づいていた

それでも君の隣にいられるなら、バッドエンドが控えていようと、


「一瞬でもいいから、裕也の傍にいたかったの…っ!」

そういってふさがれる唇同士。


(ああ、)


( 窒 息 し そ う )



(良くわからないけどなんとなく気に入っているような。かなり昔の奴の男の子視点で続き、みたいな?)


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