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羊の戸惑い

128 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/27(火) 21:02:37 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< にゃんこじゃなくてナイト希望 >


窓際のお姫様。
今日も憂鬱そうな表情ですね、退屈?窮屈?

「や、お嬢さん」

にこりと微笑みかけるとお姫様はおどろ居たような表情を浮かべたけど、直ぐに優しく微笑んでゆっくりと手を伸ばす
頬に触れる細い指先が気持ちいい。

「貴方は猫みたいな人ね」
「そうかな」
「少なくとも、猫っ毛ではあるわね」

くすくすと笑いながら髪に触れる。
猫だったら好きなときに昼寝をして、ご飯を食べて、散歩をして。気軽でとても良いかもしれないね。くすりと笑う。


「ああ、でも、うん、猫じゃ駄目」
「どうして?」

お姫様は首をかしげながら不思議そう。
にこ、と笑って耳元でささやく。

「猫じゃあ、お姫様を迎えにいけないからね」

そういって手元の花を渡す。
可愛らしい赤い花は白い肌のお姫様にぴったりで、まるで雪と林檎のようだった。


「そうね、猫じゃあこうしてプレゼントを届けるのも精一杯ね」


楽しそうに微笑んで再び髪にそっと手を伸ばす
猫を撫でるようなその仕草。猫だったら彼女の膝の上で寝るのも悪くないけど、猫だったらお姫様を窮屈なお城から連れ出せないからね。


「ねえ、お姫様」


「俺と逃げ出しません?」


-

(案外お気に入り。可愛く、メルヘンチックに!イメージして書いたんですが正直短編って言うか詩に近いようなw)


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