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羊の戸惑い

20 ◆uXwG1DBdXY:2011/06/05(日) 22:02:05 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 鼻に擦り寄るように >


庭の木陰ですやすやと眠る姿
栗色のふわふわした髪に気持ちよさそうな寝顔に顔が緩む

少女の隣に腰を下ろすと綺麗なまつげの乗った瞼が上がり、エメラルドの瞳がこちらを捉えた


「遥、おはよう」

寝惚けつつもゆっくりと体を起こした遥と呼ばれた少女

「んぅ…おは、よ」


優しく頬をなでるとくすぐったそうに声を漏らしたが、すぐにふにゃりと笑って頬を手に擦り付けてきてまるで猫のようだ。可愛い。


「裕也は今来たの?」
「うん、待たせちゃってごめんね」
「全然!裕也とお出かけできるだけでも嬉しいんだからいーの!」


にこっと嬉しそうな笑顔、本当に子供みたいで思わずぎゅうっと抱きしめた
抱きしめた、あとはっとして手を離そうとしたけどそれは簡単に、かなり弱い力で阻止された。きゅ、と僕の服の袖をつかむ遥。これは多分、離さないでって合図


「―――っ」
「ゆーや?」


そのまま顔が見えないようにぎゅっと強く抱きしめる、強く強く
こんな真っ赤な顔なんて見せられないっつの!!


「ねえ、ねえ、ゆーや」


可愛らしい声で名前を呼ばれ、顔が見えるように腕を緩めるとすぐに緑色の目が数センチ前まで来ていた


「キスして、いっぱいいっぱい」
「…は!?」

行き成りのことに思わず間の抜けた声を出してしまう

だが、きらきらとした目で見つめられれば断ることなんて不可能で、
頬に、額に、鼻先に、優しくキスを落としていく。そのたびに白い頬が薄紅色に染まっていって、それさえも愛らしく思えてしまう


「裕也、鼻先のキスってどういう意味があると思う?」
「キスに意味なんてあるのか?」
「うん、頬は親愛で額は友情、えーっと鼻先はぁ」



うーんと頭を抱えながら悩んでいる遥
聞いてきたくせに自分でも分からないとか…可愛すぎるだろう。

そういえば聞いたことがあるな

確か―――――――



「…分かった」
「ホント!?ゆーや凄い!!」

「鼻先は愛玩」





「大切にしますよ、お姫様」

また一つ、優しく口づけをして
何で分かったって?そりゃあ、俺が大切にしたいって思ったからじゃないの?

-

(うわくせえええwwwww^ω^腕のほう進めなきゃなあ。多分書き直す!)


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