したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

羊の戸惑い

88 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/07(水) 09:10:09 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 相棒! >


「み、みお、」
「実…ごめんな、呼び出したりして」

そういうと彼女は首を横に振ってにこりと笑った
その笑顔に何処か安心しつつも、少し怖いとさえ感じていた

彼女はどういう風に俺を見ているんだろう

、なんて
決まってる、それは親友であり相棒、それ以外のなんでもない
でも俺は違う、違ってしまった

彼女が、実が好き

恋愛感情なんて、笑えるだろ


「話って何?」
「えっと、さ」

真っ直ぐな純粋な目で此方を見つめながら首を傾げる彼女
本当は言いたくなんてないけれど、正直抑えられそうにない。彼女がほかの男と喋ったり仲良さそうにしてたり、そんなことさえも我慢できなくなってしまう前に諦めてしまおう。



「俺さ……実が、好きだ」


真剣な眼差しでずっとずっと言おう言おうと思っていたことを口に出す
実は驚いたように目を見開いて、その後顔を真っ赤にして俯いた。そりゃあ、ずっと友達だって思ってた奴に好きなんて言われたら、そうなっても可笑しくないよな…。

フラれたら諦められる、よな
相棒としてはもう一緒に入られないかもしれないけど、伝えないよりはずっとマシのはず。自分の思いにうそなんてつけない。


ゆっくりと実は口を開いて何かを言おうと息を呑む
次出てくる言葉に覚悟した。どんな言葉でもその言葉で傷ついても、俺は実に思いを告げたことを後悔しない―――――――――――――――はずだった、





「うっ、ぁ、ひっく、っ」


実の緑色の綺麗な目からは大粒の涙がこぼれていた。泣かせるつもりはなくって慌てて何か言おうと口を開いたがそれは必要なくなった。
笑っていたんだ。実は泣きながらも、嬉しそうに笑っていた。


「み、お…っ、わた、し…、も、っみおが」




「だいすき…!」


予想外だった。


実も、俺が、すき…?


「ま、こと」
「……だいすき、だいだい、すき」



どんな言葉でも覚悟していたけれど、これだけは予想外
予想外の、幸せ!



神様が居るのなら俺ら(私たち)を助けてください
どうしようもなく幸せなんで



元の二人に戻れそうにないんです

-

(無事にハッピーエンド!この二人の付き合い始めとかも書けたらいいな)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板