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羊の戸惑い

25 ◆uXwG1DBdXY:2011/06/10(金) 12:35:49 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp


< 「ずっとずっと仲良くしてね」 >


「ねえ待って、待って!白花さん!」

来ないで
着いて来ないでよ、放っておいてよ


「来ないで、あんたなんでいっつもあたしに構うのさ!放っておけばいいでしょ!」
「だ、駄目だよそんなの!」

駄目って何よ
哀れんでるの?あたしを構って皆からいい人って思われたいの?

放っておいて


「だって白花さん、一人で泣いてるじゃない」

震える声、きっとあたしのことを怖がってる
でもそれでも、あたしのことを想ってくれてる。心配してくれてる。

…嬉しかった


でも、でも、やっぱり裏切られるんじゃないかって怖いの
やっぱり嘘なんじゃないかって疑っちゃうの


「止めて…止めてよ!」
「嫌だ、私白花さんとお友達になりたいの。駄目かな」
「駄目に決まってるでしょ、だって…」


クラスで皆から慕われてて、優しくて、笑顔の可愛い貴方
クラスで皆から嫌われてて、捻くれて、俯いてばかりの私

全然違うじゃない
釣り合うはず無いじゃないの、違う次元に居るのよ。無理なのよ。


「あなたと、じゃ、」
「白花さん、私、まだ貴方のことあまり知らないけど知ってることが三つあるの」


「一つはね、凄くかわいい笑顔」

「、え」


それから彼女は唖然としている私にくすりと笑うと続けた

「帰り道に見たの、白花さんが子猫に優しく笑いかけてるの。皆は暗いっていってるけどその時、私は白花さんも普通の女の子なんだなって」
「もう一つはさっきも言ったとおり、一人で泣いてること。屋上で涼みにいったら泣き声が聞こえてきて、こっそり除いたらね、貴方がいたの。やっぱり一人は寂しいモンね」
「最後は、貴方が本当は凄く可愛いってこと」


戸惑い続ける私の長い前髪を上げると額に優しく口付けを落とした


「だって、こんな綺麗な白い肌してるのに…目だって綺麗な赤色だよ?見せないなんてもったいないって思うんだけどなあ」
「…っ、なんで、あな、たは」
「皆ちゃんと貴方を見てないだけ、貴方はこんなにも魅力のある人よ」

そういって、また頬に優しいキス
目じりが熱くなって赤い目から大粒の涙がこぼれた、溢れて溢れて止まらなくて、自分で戸惑って、それでも貴方は服の袖で涙をふき取り笑顔を浮かべた



「だから、その魅力を私に引き出させて?」


うれしくて

やさしくて



「う、っぁ、」
「お友達、なりませんか?」
「、おねが、いしま、す」


うれしくて



-

(友情とか書けないヨ…(・ω・`)部長に過去とか会ったら面白そうじゃね。見たいな。宵乃部長ですよー)


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