[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
羊の戸惑い
43
:
槙
◆2BdHgIw60U
:2011/07/04(月) 21:34:36 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
<03 / 騒>
ああ、煩い
なんなの。なんで女子は煩いの。恋話だの、彼氏がどうだのあの子格好いいよねーだの。
静かに出来ないのかな、マジで。自習中なのに。
周りは騒々しい中、私は寂しく白いノートにクロに近い灰色のラインを重ね繋げ、文字を紡いでいく
カリカリと音を立ててペン先がノートの上を滑る
あ、今日好きな番組の特番だった。後でおねえちゃんにメールして録っといて貰おう、あーでもネットでも見られない事はないし…雪もあの番組好きだから多分録るだろうし、今度見せてもらおうかな
「あ、シャーペンの芯忘れた」
どーしよ…もう折っちゃってないんだよなあ…。
加奈子、は寝てるし。雪は席離れてるしなー…どーし「はい」
「…え」
「芯、無いんでしょ?声に出てたよ」
「あ、ごめん、ありがと」
芯、ケースごと貰ってしまった。
確か今の男の子は…誉君だ。私の隣の列の前の席で、確か下は入江…だっけ。名前と本名が逆みたいだな。
良い人だなあ…学級委員もやってるんだよね、確か。後でもう一回お礼言いに行かないと。
…そういえば、前、払間君と…一緒に居たよね
「不良とか?」
「祐ちゃん」
「ひゃっ」
「きゃあっ」
考え事をしていて周りが見えていなかった私に行き成り吹きかけられた声
それは友人である雪のもので、驚いた私の声に驚き雪まで声を上げた。もう自習は終わっていた様子でチャイムが鳴り響いていた
「ご、ごめん、何?」
「祐ちゃんシャーペンの芯忘れてたから大丈夫かなって、後加奈ちゃん…」
「あ、ありがと。加奈子は後で絶対移させてって来るから逃げよ」
「えー…」
雪はくすくすと笑うと、ふと私の机に視線を落としあるはずのないシャーペンの芯があることに気がつく
「あれ、芯誰かから貰ったの?」
「うん、学級委員の誉…「ゆきいいいいいいい!祐希いいいいいいいっ!!」
名前を言おうとした途端タイミング悪く後ろから大声で名前を呼ばれる、恥知らずに大声を上げる知り合いなんて分かりきっているのであえて振り向かなかった
「祐希!雪!のーと移させて!」
「っざけんな、寝てた方が悪い」
「ひっど!」
…死神。
「…私、ちょっと気分悪いから保健室、いってきていい?」
「あ、私もいこうか?」
「平気、加奈子にノート見せてあげて」
-
(一旦切ります!)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板