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羊の戸惑い

74 ◆uXwG1DBdXY:2011/08/30(火) 16:20:16 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< マシュマロボックスからお早う御座います >

甘いものは嫌い。
そういったじゃない、なのにこれは何かしら?

不機嫌そうな表情でそう物語るような視線を親に向ける。
誕生日プレゼントだよといって渡してくれた可愛らしいピンクのリボンの付いた赤い箱。嬉しくて思わず頬が緩んだけれど開けてみれば、テンションはがた落ちよ。
「甘いもの、嫌いって言ったじゃない」


「マ、マシュマロしか売ってなかったのよー!」
「本当はビターチョコでも買ってこようと思ったんだけど…!」

だったらぬいぐるみとか筆記用具とか、もっと他にあるじゃない。
あと、ビターチョコも嫌いよ。


そういい残して部屋に戻った、片手には捨てるのもなんだと思って持ってきてしまったマシュマロの入った箱。
昔から甘いものが嫌いで親を困らせた。カロリーがどうこうとか、血糖値がどうこうとかじゃない、根本的に甘いのが苦手なだけ。

…私だって直したいと思ってるのよ?

再び箱を開けて一つマシュマロをつまんでふにふにとその感触を楽しむ。
ああ、触感だけは可愛いのに、私にとってこの甘さは可愛くないの。


…直したいわよ、私だって。

はむ。

一口マシュマロを口に含んでなんとなくぎゅっと目を瞑る。しゅわりとマシュマロが溶けてしつこい甘さが口に広がる――――と思ったがそんなに、なんというか、不自然な香料や砂糖を使ったような甘さではなく果物のような自然な甘さ。
スイーツは嫌いだけど果物は好き。そういった私のことを覚えていたのか両親は、甘味料に果汁だけを使ったものを買ってきてくれたらしく、予想外の美味しさに手が伸びる。

後で謝ったほうがいいかしらね
ぼそりと呟いてもう一つ、と手を伸ばすがマシュマロの山が一瞬、動く

動いて、動いて、何かが出てきた。
最初に見えたのは綺麗な赤色、次は…透明なピンクに、

最終的に全体が見えマシュマロの山から出てきたのは赤いか身に可愛い赤とピンクの中間のような目を持つピンクの羽の、小さな小人

可愛い、その一言


「…貴方、だあれ?」

「ふあああ…俺はマロウー…」
「マロウ…?」


「あーねむい…おやすみ」




…なに、この、かわいいの



「おやすみ、なさい?」


-
(あんまり描いた事のない気がするタイプの女の子に挑戦!色々作っていきたいと思っているので個性を大事に!可愛いものらぶな子です。この人間の子達のほうは後々プロフを書こうかと。因みに女の子が食べたマシュマロは果汁を使っているので味的にはギモーヴとかのほうが近いのかもしれない。ギモーヴはフルーツピューレにゼラチンを入れて泡立てるとか。食べたことないけどね。)

▼マシュマロの妖精さん

名前:マロウ
性別:男
性格:しっかりモノゆえの苦労性。面倒見がいいが、眠いときはとろい。
容姿:赤い短めの跳ね髪にピンクと赤の中間のような色合いの釣り目、背にはピンクの羽
備考:出現場所はマシュマロのある場所。マシュマロ好き。そしてグルメ。

ピンク男子って如何よ。……いや好きですけどね。


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