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羊の戸惑い
40
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/26(日) 20:59:55 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
ネタを今練り中なのでピクシブに上げているものを投下してみたりする
タイトルは「死神の居る保健室」です、一応学園モノのnlです!
後簡単なプロフを
<01 / 死神の居眠り>
「気持ち悪い…」
授業中に気分が悪くなるなんて最悪、なんて呟きながら重い足取りで廊下を歩いていく
向かうのは保健室。授業、好きな教科だったのに…。
「えっと、すみませーん」
保健室の前まで到着し、恐る恐ると言った漢字にドアを開く
返事はなかった。先生は居ないのだろうか、部屋を見渡すがいつもの優しい笑顔は見当たらなかった
とりあえず今は頭が痛い、腹も痛い
だからそんなこと関係ないわけで
シャッと音を立ててカーテンを退ける、と
誰も居ないはずのベッドの布団から除く金色と焦げ茶色の、物体
一見なんだと思ってしまったが、落ち着いてみればそれは人の頭だった。私とは違うさらさらの髪、羨ましい
少し布団を開いてみると、整った顔立ちが見えた
長いまつげ、肌も白い
―――あれ
あれ、もしかして
頭の中で疑問符が浮かぶ
私、見たことがある。この人。
『死神』
「っっ…」
そうだ、間違いない、この人だ
この学園で一番恐れられている不良、死神の異名を持つ男―――払間
少しだけ焦げ茶色の毛先、金髪
「え、あ、ど、どうし」
「あ、なんかいる」
だぶった声が耳に入るが片方は私のもので、片方は聞き覚えはあるが私でも知り合いのものでもない声
そう、死神がお目覚めになった
「………っっ!?」
「うわ、なんか泣いた」
「あ、あのっ、あ、あ、私なにも見てなっ」
「…おねーさん、俺が誰だか知ってんの?」
いやいやいやいやいや!貴方知らない人居ませんからね!この学園に!死神って呼ばれてるんですよ!!?
おどおどしつつも小さく頷いた
此処で嘘をついたら殴られたりするかもしれない、蹴られるかもしれない
「ふうん…」
無関心なぼーっとした目、細くて小さいけど透き通った声
さっきも思ったけど私より肌、綺麗なんだ。あ、寝てたときわかんなかったけど、目、赤いんだ
まつげ、長いな
「…あー眠い、てかお姉さん、気分悪いんならベッド使う?」
「え、あ、いいいいいいいいです!」
「なんで?俺もう友達んとこ行かなきゃなんないし、」
ぎし、とベッドが軋むような音を立てた
すぐ近くまで近づいた顔、一瞬思考が止まってしまうほど、急に―――
「顔色悪いよ」
「っっっ、平気ですっ!」
そのまま逃げ出した
思い切り走って何処に向かってるのか、自分でも分からなくなるほど思い切り走って走った
たどり着いたのは、自分の教室
「…頭痛い」
おなかも痛い、首も痛い、足も痛いし、腕も痛い。喉も、眠いし。
胸も痛い
「…寝顔、可愛かったな」
なんて。
私が知った死神の秘密
寝顔は可愛かった
髪はさらさらだった
平気で人に顔を近づける
色白で肌は綺麗
目は赤いけどカラコンではなさそう
*
「あれ、久我原、気分悪かったんじゃないのか?」
「保健室に行くと更に気分が悪くなりそうなので戻ってきました」
「…?」
-
<払間/フツマ>
「死神」と呼ばれ恐れられている不良。
金髪を肩に届く辺りまで伸ばしているが普段は後ろで結んでいる、毛先が少し焦げ茶色っぽくなっている
冷ややかで何事にも無関心、興味と言うものが欠落しているようにも思えるぐらいに。
本人は恐れられていることを知っているが特に気にしていないらしい
<久我原/クガハラ>
人見知りで引っ込み思案な少女
薄茶色の髪を肩に届く辺りまで伸ばしていて少し内側に跳ねている、何時もヘアピンをつけている
上の通り引っ込み思案で地味、頼まれると断れない。動物好き。
「死神」と呼ばれる払間を恐れていたが…?
よかったらブログとか他の作品もやっているのでピクシブの方も見ていただけたらなあとか。
個人的にかなり気に入っている作品です!
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