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羊の戸惑い

100 ◆uXwG1DBdXY:2011/09/12(月) 20:55:22 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

もうやだまちがえた…!修正版と前の間違いのやつを間違えて投稿してしまうというね…!
こっちがちゃんとしたやつですー…


< ケーキの中からこんばんは >


クリームに埋もれてケーキの中で眠りたい。
子供のころ、そんな事を言っていた。だけど大人になってわかった事はそれを実現するのには大量のお金が掛かるのと世界はケーキみたく甘くなってことだけ。
大人になって、甘いものは頭の隅に押しやってしまった。甘味も、考えも。


今日も面白くない日々が過ぎていくのをパソコンの画面を見つめながら実感する午後三時。
小さい頃はおやつだと甘い御菓子を頬張っていた時間帯、ちゃんとした昼食さえとれずに仕事に没頭する私は後輩から見たら憧れだったり、可哀想と思ったり。
所謂働く女?まあ私には関係ない、ちゃんと仕事で成績を出してお金を貰って生活できればそれでいい、私が望むのはそれだけ

彼氏とか結婚とか恋愛とか、そういうのはいらないの


いらないわ、いらないけれど、

いらない



疲れきって部屋に倒れこむ午後七時。ご飯もおなかに入らなくてそのまま寝てしまおうかと考えていたところでお腹がぐう、と音を立てた。
お腹が減っているのは確かなのだが、如何しても何も食べたいという気持ちになれない。


「…あ、甘いもの」

お菓子なら大丈夫かな。
ちゃんとしていないものでも取り合えずお腹にいれよう。鞄から財布を取り出して適当にかけておいたカーディガンを羽織り、近くのコンビニで適当にヨーグルトでも食べようかと思ったがふと視界に入ったお店。

可愛らしい外装のお店は人がたくさん並んでいて、そういえば新しくできるとか聞いたことがあった。

………………。






結局、買ってしまった。
白い箱を開けると苺のたっぷりのった真っ白なショートケーキで注文を間違えてホールを買ってきてしまったのだが、久しぶりに見るお姿
食べきれる気がしないけれど、取り合えず食べれそうだから食べれるところまで…と茶箪笥からフォークとお皿とナイフを取り出して、倒れたり崩れないように注意しながらケーキを切り取りお皿に載せる。

三角に切り取られたケーキを更にフォークで小さく切り取り口に運ぶ


「…美味しい」

久しぶりの味。

体の力というか張り詰めていたものが切れたようで頬を涙が伝う。
甘いものってこんなに、優しいんだなあ




「…―――っ」


「…へ?」


私しか居ないはずの部屋に響く篭った小さな声


その声の後にクリームの中から出てきた、金色
金色の、髪


「ぷはあっ、死ぬかと思いましたよ…」



ああ、私やっぱり疲れてるわ

目の前に小さい妖精みたいな男の子がいるなんて、信じないからああああああああああ!!

-

(ケーキの中はいってたんなら気づけよ。っていうね。てか窒息死するんじゃね?っていうね。突っ込みどころ満載← その内親戚的な感じにチョコケーキとかチーズとか出てきます多分←)


名前:ウィリアム
性格:礼儀正しい。冷静沈着で、真面目。からかわれるとキレる。
容姿:短いさらさらの金髪に白色の目。背には黒と黄色のアゲハチョウのような羽。
備考:出現場所はケーキのある場所。無類のお菓子マニア。常に大きなフォークを持ち歩く。


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