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羊の戸惑い
37
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/21(火) 13:48:14 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< *こいびと >
「あ、花巻さん」
「れお君、何、かな」
「えっと、もうすぐ練習だから体育館行かないと」
「あ、そう、だね」
またぎこちなく返事してしまう。
れお君はもう気にしていないみたいだがあたしはさっきからドキドキしてばかりだ
綺麗な横顔、きらきらと光る金髪、青い目も全部全部に心拍数を上げる
顔赤くなってないかな、やだなーはずかしいなー。
「〜〜っ」
「あ、千佳ちゃんとれお君だぁ!」
何時も通り練習のために廊下を歩いていると前から綺麗なシアン色の髪を靡かせて歩いてきた恭子
その隣には何か書類を目に通していて此方に気づいていない様子の飛鳥先輩
「恭子、練習終わったの?」
「うんっ」
「お早う御座います、飛鳥先輩」
「ああ、おはよう。鏡君はこれから練習かな、頑張ってね」
「はい!」
やっぱり飛鳥先輩はやわらかい雰囲気があって話し易いな
いつも優しそうだし。恭子もいつも会えば先輩の話ばかりしてるし、いい彼氏なんだなあ
「…そういえば恭子って飛鳥先輩とどうやって付き合う発展に?」
「ええっ、えと、それはぁ…」
「広付さん、先生が呼んでますから行きましょう。花巻さんも頑張ってください」
恭子が顔を耳まで真っ赤にしながら口を開いたところで飛鳥先輩が恭子の手を握ってそういった
そのまま先輩と恭子は廊下を歩いていって、あたしとれお君だけが取り残される
「あ、れお君いこっか」
「はい」
ああやって二人で手を繋いで歩けるように慣れたら良いのにな
れお君と、とか
って乙女かあたしはああああああああああああああ
「………い、いいよね、仲良くて」
「え、あ、そうですね」
「…れ、れお君は好きな人とか…いるの?」
やっぱり居る、のかな。なんて思ったりして。
「え、ええと、そ、そのっ」
耳まで真っ赤。少し面白いとか思ったりして、でもそれより、なんで胸が突き刺さるように痛いんだろう
やっぱり、いるんだなあ。
いや、別にね、居るからって告白をしないわけじゃないよ。好きだから。
傍にいたい。手を繋ぎたい。――――――でも、もしかしたらね、
もう、こいびとがいたり、とか、
「っ、そ、っか」
涙が溢れそうになって思わず顔を俯かせた、流石に不自然だったのかれお君は心配そうに声をかけてくれた。でもそんな優しすぎる声が痛くて、
肩に触れた手
振り払おうとした瞬間だった――――――――――
「きゃああああああああああっっ!!」
甲高い悲鳴。
「きょ、うこ?」
-
(進展しないよ!どうしよう!ちょっと短いかなー短いなー)
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