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羊の戸惑い

44 ◆G6BAMv1Qf2:2011/07/04(月) 21:36:34 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
(↑トリップ間違えました!やばい忘れたwなんだっけw死神の居る保健室続きですノシ)


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騒がしさの増した教室を後にして、二人を残し保健室へと足を動かす
別に頭が痛いわけじゃない、気分が悪いわけじゃない、おなかとか足が痛いわけじゃない

…気になったり、とか


「…あんな、綺麗な寝顔」

ぼけっと考えているうちに保健室に到着してしまって、少し緊張しつつも保健室のドアをゆっくりと開くと其処には保険の先生の姿があった
何時も通りに優しい笑顔が此方を捕らえた

「一年の久我原さんやね、なんや調子悪いん?」
「あ、ちょ、ちょっと頭が痛く、て」

とっさの嘘。苦しいと自分では思ったが先生は信じてくれたようでそっかと短く言葉を返すと近くの棚から小さな箱を取り出し、そこから一錠薬を取り出し私の手にぽんとおいた


「鎮痛剤、ほい水」
「は、はい」


先生から錠剤と水を受け取り水と錠剤を一遍に喉に通す。
本当は頭なんて痛くないのに飲んで平気なのかな。なんて思ったりして。
先生は一応少し横になってた方が良いといって私をベッドに寝かした


「あ、あの」
「ん?」
「え、えと、払間君…今日は来てないんですね」
「あーあの悪ガキなー、そろそろくるんとチャう?」
「先生は…怖くないんですか」

そう私が呟くように言うと先生は少し笑っていいや、とまた短く返した

「あいつはなー、本当はそんな「せんせーベッド借りまーす」


先生の声をさえぎったのは、いまだ脳内に鮮明に残っている、死神の声だった
ドアの方へ恐る恐る視線を向けると其処にはちゃんと、しっかりと、死神――払間が其処に立っていた。私は冷や汗が止まらなかったが先生は驚くことも無くえーよ、と笑っていった

「あ、この前のお姉さん」
「どどどど、どう、も」

別人を装うと視線を外したがすぐ言い当てられ戸惑いながらやっと三文字を言葉を紡ぎだした


「なんや、払間と知り合いなん?」
「前あっただけー」
「まあ、俺はちょっと席外すから仲ようしとけやー」


…え?
ええええええええっ!?

ちょ、ま、先生!?

折角休みに来たのにこれじゃあこの前と同じじゃん……まあ、休みたかったわけじゃないと言えばそうなんだけど、ね
なんで、と言われれば好奇心みたいなもので、でも目の前にすると如何しても戸惑ってしまって

やっぱり不良だし、怖いし



どーしよおお…


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