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第26回参議院議員選挙(2025年)
1
:
OS5
:2023/06/29(木) 08:11:56
2022年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1612782754/l20
2019年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1468813199/l20
2016年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/l20
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l20
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l20
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l20
2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l20
1132
:
OS5
:2025/07/22(火) 18:17:35
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/adaaa7354d12e2e0ee4656e62e2e5e10a144d1aa
参院選・埼玉選挙区、国民民主・江原氏と参政・大津氏が初当選 自民・古川氏は4選、立民・熊谷氏は再選 3選を目指した公明・矢倉氏、再選を図った共産・伊藤氏は落選
7/22(火) 14:59配信
埼玉新聞
当選確実の速報を受け、万歳して喜ぶ江原久美子氏(中央)=20日午後8時5分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所
第27回参議院議員選挙は20日、投開票が行われ、埼玉選挙区(改選数4)は国民民主新人の江原久美子氏(54)と参政新人の大津力氏(53)がそれぞれ初当選を果たした。自民現職の古川俊治氏(62)は4選、立民現職の熊谷裕人氏(63)は再選を決め、3選を目指した公明現職の矢倉克夫氏(50)と、再選を図った共産現職の伊藤岳氏(65)が議席を失った。県選挙管理委員会によると、埼玉選挙区の投票率は56・90%で、前回を6・65ポイント上回った。
熊谷氏は既成政党へ支持離れが顕著だった今回、当選判明が21日未明まで分からない接戦を強いられたが、高齢者層の高い支持率に支えられて逃げ切った。
大津氏は選挙戦で台風の目となり、交流サイト(SNS)で積極的に発信し、10代から50代まで幅広い支持を得て躍進した。無党派層や自民支持層にも食い込んだ。
古川氏は逆風の中で、医師としての観点から「地域の医療提供と社会保障に自分の責任で道筋をつける」と訴え、60代以上の支持を集めた。
江原氏は知名度不足が不安視されたものの、前県知事の上田清司参院議員や党幹部が連日応援に入り、政権批判票の受け皿となった。
矢倉氏は2期12年の実績と経験を生かした政策提案で猛追したものの、大津氏の勢いに届かなかった。
再選を目指した伊藤氏も消費税5%の緊急減税などを掲げて他陣営を追いかけたが、支持を広げられなかった。
1133
:
名無しさん
:2025/07/22(火) 18:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b9ec359052d5cc11d1cea44db775212b35908bd
「1人区」で野党勝ち越し、16選挙区で11勝…候補者調整「一定の効果」も福島・佐賀で取りこぼし
7/21(月) 22:08配信
読売新聞オンライン
開票センターに入る立憲民主党の野田代表(中央)(20日午後9時46分、東京都千代田区の同党本部で)=後藤嘉信撮影
参院選では、全体の勝敗を左右する全国32の「1人区」(改選定数1)で、野党側が勝ち越した。主要野党による候補者の調整が一定の成果を上げた格好だ。
【検索出来る】当選者・落選者一覧
立憲民主党の野田代表は21日未明の記者会見で、野党の候補者調整について、「野党議席の最大化が大きな目標だった。一定の効果があった」と強調した。
立民は与党を過半数割れに追い込むため、日本維新の会、共産、国民民主の各党と個別に協議を進め、最終的に16選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。このうち11選挙区では、各党が公認、あるいは支援する無所属の候補が勝利し、与党の議席減につなげた。
一方、取りこぼしも目立った。共産は福島と鹿児島で公認候補を取り下げた。このうち、鹿児島では立民が推薦する無所属新人が勝利したものの、福島の立民候補は自民候補に約2万票差で競り負けた。
佐賀でも6月、国民民主が候補を擁立せず、県連が立民候補を支持する形で一本化したが、自民候補に惜敗した。立民幹部は「調整の動きだしが遅かったのは反省材料だ」と語る。実際、野田氏と共産の田村委員長が会談し、候補者調整を進めることを確認したのは通常国会閉会直前の6月19日だった。
1134
:
OS5
:2025/07/23(水) 10:43:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf8c6e0b48171646441e29c8cba7023b059b54a1
「旧民主党系は限界」国民・玉木代表、選挙区調整に見切り 「全国に立てた参政は立派」
7/23(水) 7:00配信
産経新聞
国民民主党の玉木雄一郎代表(酒井真大撮影)
国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の記者会見で、参院選の結果を踏まえ、次期衆院選では選挙区に候補を積極的に擁立する姿勢を示した。立憲民主党などとの候補者調整については「自民党への不満を受け止めるには、旧民主党系はもう限界だ」と否定的な見解を示した。
玉木氏は参院選の群馬選挙区で、自民候補が当選し、約2万8000票差の次点に参政党候補、そこから10万票近く離れた3番手が立民候補だった例を持ち出した。「自民党王国といいながら立憲が立てたが、事前の調査だと参政が勝っていて、最後、自民が底力をみせて引っくり返された。野党をまとめたら勝てたかというと違う」としたうえで「自民への不満が高まっている。それを旧民主党系は受け止めきれないというか、限界だ。単に旧民主党系や共産党も入れてまとめたら勝てるというのは、もう幻想に終わった。数さえ合わせれば過半数を取れるだろうというのは、もう通用しない」と述べた。
参院選の比例代表では、国民が立民を得票で上回り、玉木氏は「ステージを次の段階に移行することができた」と胸を張った。次期衆院選について玉木氏は「積極的に候補者を擁立する。全国で受け皿を作らない限り、本当の意味での国政政党、全国政党にはなれない」と強調した。「参政が立派なのは、全国に候補者を立てたことだ。受け皿を作っていることは評価すべきだ。衆院選は次が勝負だ」と語った。
1135
:
OS5
:2025/07/23(水) 10:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca4be4be8124915d6d145048263109048265b04
比例選4位に沈んだ立民、泉前代表「現役世代は『立憲スルー』だった」…野党連携主導権に暗雲
7/23(水) 6:47配信
読売新聞オンライン
記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表(左)(22日、東京都千代田区で)=大石健登撮影
立憲民主党は参院選比例選での得票数が政党別で4位に沈み、党内で危機感が強まっている。野党第1党として政権批判票の取り込みに失敗し、今後、野党連携の主導権を握れるか暗雲が立ち込めている。(伊福幸大、薦田大和)
「比例選の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」
野田代表は22日、連合の芳野友子会長と連合本部で会談後、記者団にこう語った。
同党の比例選の得票数は約740万票にとどまり、自民党(約1281万票)だけでなく、国民民主党(約762万票)、参政党(約743万票)の後塵(こうじん)を拝した。前回2022年参院選では自民、日本維新の会に次ぐ3位だったが、今回は4位に後退した。
党内では、改選22議席の維持にとどまったことについて、「事実上の敗北だ」(参院幹部)との声が出ている。泉健太・前代表は21日、自身のX(旧ツイッター)で「最大野党が存在感を出せず、現役世代では『立憲スルー』状態だった」と投稿した。
国民民主は「手取りを増やす夏。」、参政は「日本人ファースト」をそれぞれ掲げ、無党派層に浸透した。立民は「物価高から、あなたを守り抜く」を掲げて支持拡大を目指したが、野田氏は22日の党常任幹事会で「無党派に対する訴求力がなかった」と分析した。全国幹事長会議などを開催し、選挙結果を総括したうえ、次期国政選への準備を進める方針も示した。
比例選の伸び悩みは、支援組織である連合傘下の「産業別労働組合」(産別)の組織内候補の当落にも表れた。6人が出馬した立民は1人が落選したのに対し、国民民主は2020年の結党以来初めて四つの産別の組織内候補4人が全員当選した。国民民主の玉木代表は22日、記者団に「比例選の票数が立民を上回ったのは感慨深い。次のステージに入った」と胸を張った。
野田氏は、野党連携を進め、参院でも少数与党となった石破内閣への攻勢を強めたい考えだが、立民内では「勝利した他の野党に主導権を奪われるのではないか」(中堅)との懸念が出ている。
1136
:
OS5
:2025/07/23(水) 13:15:00
>>1102
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab99de8a4fbab0275f8fafdb1c83628e62ab36fb
立民・国民民主、労組出身候補の当落で明暗 衆院選へ連合が結束呼びかけも高いハードル
7/22(火) 21:31配信
366
コメント366件
産経新聞
参院選では、連合が支援する立憲民主、国民民主両党の明暗が分かれた。特に連合傘下の各産業別労働組合(産別)が比例代表に送り出した組織内候補のうち、国民民主は立候補した4人全員を当選させたが、立民は6人のうち1人が落選した。連合は立民と国民民主の手を携えさせ、次期衆院選に臨む意向だが、勢いに乗る国民民主と、党勢が陰る立民の距離は一層開きそうだ。
【写真】牛田茉友氏から連絡を受け、笑顔を見せる国民民主党の玉木代表
■比例票の動向が当落に影響
「比例代表の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」
立民の野田佳彦代表は22日午前、東京都内の連合本部で記者団に神妙な面持ちでこう述べた。この直前、連合の芳野友子会長と面会し、参院選での支援に謝意を伝えたばかりだった。
これに対し、野田氏と入れ違いで芳野氏と面会した国民民主の玉木雄一郎代表は、記者団の取材に「連合の組織内候補の4人を全員当選させることができてよかった」と語った。
立民と国民民主から出馬した組織内候補の明暗を分けたのは比例票の動向だ。国民民主は令和4年の前回の2倍以上の762万票を獲得し、野党のトップに立った。一方、立民は自民党が前回から500万票以上減らしたにもかかわらず、国民民主を下回る740万票にとどまり、自民から離反した層の受け皿になれていない実情が浮き彫りとなった。立民と国民民主の看板の違いが組織内候補の当落に影響したことは明白だ。
■参院選、福井と奈良で競合
石破茂首相(自民総裁)は21日に続投を表明したが、自民内では退陣論が強まっており、連合は新首相のもとでの衆院解散・総選挙の可能性も見込む。参院選で立民と国民民主は福井、奈良両選挙区で競合し、芳野氏は22日の記者会見で衆院選に向けて「立民と国民民主で連携し、候補者調整をやってもらいたい」と結束を呼びかけた。連合幹部も「国民民主がふらふらしないようにしっかりとピン留めしないといけない」と話す。
もっとも、上昇気流に乗る国民民主は今後さらに独自色を強めていくとみられる。玉木氏は22日の会見で「何を有権者にしっかりとアピールしていくのかがきちんと整理されないまま数さえそろえれば、というのは通用しなくなっている」と安易な選挙協力を疑問視した上で、衆院選では自前の候補者を積極的に擁立する考えを示した。
国民民主幹部は「参院選後も野田氏からの連絡はない」と語る。連合が目指す立民と国民民主の結束へのハードルは果てしなく高い。(永原慎吾、深津響)
1137
:
OS5
:2025/07/23(水) 16:50:29
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d43f64e5af6c369f0d4c9d045129bd8e76f62e52
なぜ維新が激戦区・京都で圧勝? 裏側に見えた「三つの鍵」
7/23(水) 15:31配信
67
コメント67件
毎日新聞
新実彰平氏(後列左から3人目)の当選確実を喜び、記念写真に納まる維新議員や支援者ら=京都市下京区で2025年7月20日午後9時6分、南陽子撮影
「全国屈指の激戦区」とされた参院選京都選挙区(改選数2)は、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)が約33万票を得て初当選した。2位の自民党現職に約14万票の大差をつけ、陣営も「想定外」と驚く圧勝。全国的に維新の党勢は足踏みだったが、なぜ京都では躍進となったのか。要因を探ると、三つの鍵がみえてきた――。
【写真で見る】写真撮影を求める支持者に囲まれる新実氏
維新が同選挙区に公認候補を立てて初挑戦したのは2013年。16、19年は立てず、22年は擁立したが敗れた。議席を獲得したのは今回が初めてとなる。
一つ目の鍵は、維新に昨秋合流して共同代表となった前原誠司衆院議員(京都2区選出)の存在だ。「全国政党化をけん引する地歩を築く。日本維新の会は大阪だけではない。関西の中核が京都になり、夢をつくっていこう」。参院選の公示を控えた6月21日、前原氏は事務所開きで地方議員らに呼び掛けた。
決意は自ら汗をかくことでも示し、17日間の選挙戦では初日から最終日までほぼ連日応援入り。新実氏とマイクを握り、支持者を紹介して握手させた。衆院で所属政党を変えながら選挙区で連続9回当選を誇る前原氏は、「前原党」とも称される固い地盤を持つ。「新実さんのお母さんが私の二つ下と聞いてがっくり」と笑わせつつ、息子のように連れ回して支持を集めた。
二つ目の鍵は、大阪への対抗心からかつて「維新ぎらい」とされた京都でも支持を広げてきた実績がある。府内の地方議員は現在36人。23年の統一地方選を経て、離党もあったが22年の参院選時の倍以上になっている。地方議員がそれぞれの地域に新実氏を連れ、大車輪となった。
前回選で維新候補は選挙戦を有利に進めたが、最終盤に故安倍晋三元首相が銃弾に倒れる事件なども影響したとされ失速。陣営幹部の上倉淑敬(きよゆき)府議(京都市伏見区選出)は、前回選では開催できなかった個人演説会を、今回は10カ所以上で開いたことを「議員が各地域で頑張ってきた成果」と評価しつつ、苦杯をなめた教訓から引き締めも繰り返し図った。
そして三つ目の鍵は「キャリアと人柄」(上倉氏)。関西テレビのアナウンサーだった新実氏は、知名度があっただけでなく、伝えることのプロ。訴えの柱とした社会保障制度改革を、少子高齢化で人口ピラミッドが様変わりした現状から説明し「分かりやすい」と聴衆を引きつけた。
新実氏には「政策をロジカルに丁寧に伝え、理解いただいた上で選んでいただきたい」との信念があった。自身は「現政権やこれまでの政治に対する批判の受け皿になった」と総括するが、自民現職のいわゆる裏金問題や歴史認識はあえて非難しなかった。共同通信の出口調査で全世代から偏りなく票を得ていた。
◇知事選はどうなる?
京都での維新の躍進は続くのか。来春に予定される知事選への対応が早くも注目される。知事選は長く、共産以外の与野党で組む「オール京都」で統一候補を擁立し、共産系候補と争う構図が続いてきた。非共産系に支えられ、参院選で自民現職の応援に立った西脇隆俊知事はまだ態度を明らかにしていない。
投開票から一夜明けた21日、新実氏は取材に語った。「西脇知事以上に京都府を前に進められると判断すれば候補者を立てるし、西脇知事のほうが優れていると判断すれば静観ないしご支援する。シンプルにそういうことだと思います」【南陽子】
1138
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:00:46
>>1087
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1f3164b17a6e63a078fdbcf20a413479e40717
参政新人の猛追に自民ベテランも余裕消え…参院選千葉選挙区、3議席目の攻防
7/23(水) 16:55配信
産経新聞
参院選で自民、公明両党は衆参ともに少数与党に転落した。千葉選挙区(改選数3)も苦戦した自民は現有2議席の一角を失い、もう一人の自民現職が約2万6千票差で参政新人の猛追を振り切り、最後の3議席目に滑り込む「薄氷の4選」で面目を保った。組織戦の自民に対し、交流サイト(SNS)を駆使する参政。最終議席を巡る激しい攻防を振り返った。
【写真】当選証書を受け取る初当選の小林さやか氏「責任感でいっぱい」
11日夕のJR四街道駅前。自民現職の豊田俊郎氏の演説に耳を傾ける聴衆はまばらだった。サラリーマンらが帰宅を急ぐ中、初老の男性がビラを配る陣営スタッフに近寄り、怒気をはらむような口調で迫った。
「なぜ(昨年の)自民党総裁選で石破さんではなく、高市さんを選ばなかったのか。今回は参政党に入れる」。自民の岩盤支持層とされる保守の離反を印象づけた瞬間だった。
尾を引く「政治とカネ」の問題、繰り返される失言…。自民党への積年の不満から、既成政党に嫌気がさした若年層も他党に流れたとみられる。自民の臼井正一参院議員はX(旧ツイッター)で5日、街頭演説で破り捨てられたビラを目にし「風当たりは厳しい」と投稿した。
これまで県議選、参院選ともに連戦連勝の石井氏も厳しい情勢は実感していた。「トップ争いをしたい。目標は65万票」。公示前は余裕すらみせていたが、選挙戦中盤以降、参政新人の中谷めぐ氏が猛追。当初のシナリオは狂い、引き締めを図るとともに「3議席目で構わない」と訴え、目標の下方修正を迫られた。
■昨秋に続く国政挑戦
その中谷氏は昨秋の衆院選に続く国政挑戦だった。知名度はほぼゼロだが、参政カラーのオレンジの日傘を手に、県内各地で街頭に立った。意識したのは、政治への関心が薄れていた有権者の掘り起こしだ。
演説は「難しい言葉をあまり使わず、これまで投票していない人に刺さるよう意識した」。SNSも若年層向けに工夫し、「『今回初めて選挙に行きます』という連絡を数えきれないほどもらった」という。
「オレンジ旋風」といわれた猛追の原動力は「日本人ファースト」を掲げる神谷宗幣代表の「影響力が大きかった」(中谷氏)。選挙戦中盤以降は街頭の聴衆が増え、陣営幹部は「政治とカネの問題に不満を抱く自民党支持層も流れてきた」と推測する。
■票読みにたける陣営
忍び寄る中谷氏に対し、長年の選挙経験から「票読み」にたける石井陣営は「何票ほど負けているのか、それとも勝っているのか。情勢が全く見えなかった」とこぼす。頼みの綱は推薦を得ている公明党だった。同党関係者によると、選挙戦最終盤の18日ごろ、同党支持母体の創価学会関係者は、投票先が決まっていない党員票を石井氏に回す方針を伝えた。石井氏は同党関係者に電話で謝意を伝えたという。
「盤石な組織力があるところは強い」。中谷氏がこう振り返れば「選挙の怖さを身を持って経験した」と石井氏。3議席目を巡る攻防は、自民離れと新興政党の台頭を象徴し、県内政界の地殻変動に発展する「始まり」の可能性がある。
◇
参院選千葉選挙区の59の市区町村別の得票数によると、石井氏が中谷氏を上回ったのは房総エリアを中心に45市区町村。中谷氏は県北西部を中心に14市区町で石井氏を上回った。最多得票は船橋市で松戸市、市川市と続いた。
1139
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:01:50
>>1121
https://news.yahoo.co.jp/articles/a18e5812a5e2d4398ef772c9d5b788c720bc4668
参院選香川で国民民主が初議席、崩れた自民の「保守王国」…2党の「行く末左右する」戦い、明暗分けたのは?
7/23(水) 16:50配信
読売新聞オンライン
落選が確実となり、支援者に頭を下げる三宅(左)(20日、高松市で)
20日に投開票され、18年ぶりに野党が勝利した参院選香川選挙区(改選定数1)。国民民主党は初の議席を獲得し、自民党主導の「保守王国」は崩れた。自民、国民民主のいずれも「党の行く末を左右する」と位置づけた戦いで、なぜ明暗が分かれたのか。取材や調査を踏まえ、検証する。
【写真】農相の小泉が来援した演説会。訪れた人は少なかった(7日、香川県丸亀市で)
参院選の投票が終わった直後の20日午後8時過ぎ。国民民主新人の原田秀一(52)の当選確実が早々と伝えられた。3選を目指した自民現職・三宅伸吾(63)の高松市内の事務所に詰めかけた支援者から、「ああ……」と落胆の声が漏れた。
「結果が出せなかったことをおわび申し上げる。逆風をはね返すことができず、悔しくてならない」。三宅は深々と頭を下げた。
三宅は過去2回の参院選で、相手の足並みの乱れに助けられた面がある。2013年に破った無所属候補は選挙戦を前に民主党を離党。19年は統一候補を支える野党が一体感を欠いた。
今回は事情が異なった。昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の代表・玉木雄一郎が地元で原田を擁立。自民は派閥の政治資金問題で有権者の厳しい目が注がれていた。三宅は防衛政務官などを務め、公示前は地元での活動が不足気味だった。
「初めての逆風下での選挙。党の地力が問われた」。自民県連幹部は語る。
党の地域支部、推薦を受けた750以上の団体などに支えられた組織戦を展開。序盤に劣勢が報じられると、国会議員らが出席した8日の会議で、県連幹事長の大山一郎が「今後の選挙にも影響が出る。勝たねばならない」と強調。運動量を増やすよう号令した。
三宅は連日、個人演説会を開催。「強い日本をつくりたい」と訴え、親族がマイクを握ることもあった。首相の石破茂ら閣僚も来援した。しかし、幅広い層には浸透しなかった。
敗因の一端はデータに表れていた。
読売新聞社が20日に実施した出口調査では、三宅は自民支持層の77%を固めていた。しかし、無党派層では、三宅はわずか17%。原田(46%)に引き離され、参政党新人の小林直美(51)(22%)を下回っていた。
18歳から40歳代までの支持を見ても、三宅は14〜21%にとどまり、42〜48%の原田に水をあけられ、26〜30%の小林に2位を譲った。投開票当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
自民党員の高齢化も要因の一つとみられる。
ある自民県議は「地元の党員は70〜80歳代が多い。演説会に動員をかけたり、地域住民らに支援を呼びかけたりするにも、運動量は落ちている。若い世代との接点も少なくなり、選挙戦略が古くなっているのは否めない」とする。
無党派層や若い世代に浸透するには街頭での活動やSNSなどでのアピールが欠かせない。しかし、三宅は選挙戦中、街頭で演説をしたり商店街などを歩いて有権者と触れ合ったりする活動が少なかった。
肝心の組織力も発揮できていない場面があった。7日に丸亀市内に来援した農相の小泉進次郎の演説会場を訪れた人は少なく、他の閣僚が来援した高松市内の会場でも空席があった。関係者の間での調整が不十分だったとの指摘が出ている。
投開票前日の19日夜、高松市中心部の商店街に出向き、頭を下げたり手を振ったりした。「とことんやり抜き、後悔しないように」との思いだった。しかし、別の自民県議は残念がる。「選挙戦の最初から、もっと言えば任期中にもう少し、街頭に立つ機会が多ければ良かったが……」
今後、次期衆院選や来年の知事選、27年の統一地方選も控える。選挙対策本部長を務めた地元選出の参院議員・磯崎仁彦はこう語った。「何が原因だったか分析し、これからの国政選挙、地方選挙に臨まねばならない」(敬称略)
1140
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:03:47
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/57b7c1f225d3e832ea4214a193ec990e28d3e6cd
「自公で2議席」続いた埼玉選挙区、公明候補18年ぶりに落選…「参政対策できていなかった」
7/23(水) 13:30配信
読売新聞オンライン
参院選の埼玉選挙区では改選を迎えた現職4人のうち2人が落選し、国民民主党と参政党が初めての議席を獲得した。「地殻変動」が起きた選挙で、自民党と公明党の協力関係は曲がり角を迎えている。(立原朱音、吉田恵実子)
「地殻変動」埼玉選挙区の開票結果
矢倉さん(右)の応援に駆けつけた石破首相(5日、川口市で)
「私自身の力の不足」。3選を目指した公明の矢倉克夫(50)は、落選確実の一報を受けた21日未明、さいたま市浦和区の事務所でうなだれた。
「自公で2議席」が続いてきた埼玉選挙区。公明候補の落選は、旧民主党が躍進して後の政権交代につなげた2007年参院選以来、18年ぶりの出来事だ。
改選を迎えた現職は自民、公明、立憲民主党、共産党の4人。れいわ新選組などの候補者擁立で政権批判票が分散する共産に代わって、昨年の衆院選で伸長した国民民主が当選圏に入ってくる。公明陣営はこう情勢を分析し、「4着に滑り込む」ことは可能とみていた。
だが、あては外れた。約46万票を獲得し、4位で当選した参政の大津力(53)に対して、矢倉は約44万票と2万票余りの差をつけられた。公明県本部副代表の宮崎勝は「油断があったかもしれない。参政対策ができていなかった」と肩を落とす。
街頭演説する大津さん(左)と参政党の神谷代表(19日、大宮駅周辺で)
選挙戦最終日の19日、参政代表の神谷が大宮駅近くに降り立つと、1000人以上の支援者らが集まった。日本国旗を立て、マイクを握った神谷。「外国人総合政策庁を作ってルールを厳格化しようというのが参政党ですよ」とまくし立てると、聴衆からは「神谷、神谷」とコールがわき起こった。
参政は全国的にも「台風の目」となった。保守層や政権批判票を幅広く取り込めたことが、躍進につながったとみられる。読売新聞社が12〜15日に行った終盤情勢調査では、重視する政策に「憲法改正」を挙げる層の2割弱を押さえた。
選挙期間中に参政の演説を聞いていた所沢市の男性会社員は「長く自民を応援していたが、今回は大津さん。今の自民は保守勢力が弱くなった」と語った。
参政は「足腰」の強化も進めてきた。23年夏頃には衆院選の県内16選挙区ごとに県連支部を作った。石賀忠宏県連会長によると昨秋の衆院選以降、県内の党員数は1・4倍に増え、SNSでの発信やポスター貼りなどに力を発揮したという。
2人目の擁立を断念し、現職の古川俊治(62)のみで臨んだ自民陣営は「圧倒的な1位当選」を目標に掲げていた。1位の座こそ守ったものの、古川の得票は約57万票と、19年の参院選より約21万票も減らした。
報道各社の情勢調査で矢倉の苦境が明らかになり、自民の木原誠二選挙対策委員長は選挙期間中に来県し、公明への協力を強めるよう指示した。だが、現場の動きは鈍かった。「埼玉方式」と呼ばれる自公の選挙協力は、「風前の灯火(ともしび)」だ。
自民県連幹部は「参政にどれだけ票が削られるかわからない中、公明に票を分けることはできなかった」と振り返る。一方、公明関係者は「票をもっと分けてくれたら、矢倉は当選できた」と恨み節だ。
参院でも与党が過半数割れしたことで、政権安定のため新たな連立の構築に向けた議論も加速する。自民県連幹部は吐き捨てる。「埼玉方式どころか、連立政権の枠組みすらどうなるかわからない」(敬称略)
1141
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/56ce7e7aa173ba9416fc4dc435bd71fb8e5d4a6d
「政治は何をやっているのか」早くも闘志熱く…立憲民主元職の森裕子氏が国政に返り咲き 比例7人中7番目、夜明けに待ち望んだ吉報【参院選】
7/22(火) 12:12配信
新潟日報
当選確実の報道を受けて自宅に集まった支援者と喜ぶ森裕子さん=21日午前10時前、新潟市江南区
20日に投開票された参院選の比例代表では、返り咲きを目指した立憲民主党元職の森裕子さん(69)=新潟市江南区=が、夜が明けた21日午前になって当選確実の知らせを聞き、支持者らと喜びを分かち合った。立民の比例当選者7人中7番目に滑り込んだ。
【表】比例候補者の新潟県内得票上位50人
森さんは20日夕から、 自宅に集まった支援者約20人や、ビデオ会議システムでつながった全国の支援者とともに選挙報道を見守った。21日午前10時前、当選確実を報じた新潟日報の速報を伝え聞くと、森さんは「(この時間まで)寝かせてもらえないとは思っていなかった」と疲れをにじませながらも「皆さまのおかげです」と喜びの表情を見せた。
参院議員を3期18年務め、前回の2022年は新潟選挙区で社民党など他の野党の支援を受けて4選を目指したが、自民党新人候補に敗れた。
再起を懸け、今参院選では比例に初挑戦。知名度を生かして県内を集中的に回ったほか、県外では森氏と関係が深い立民の小沢一郎衆院議員が率いるグループの議員らが動いた。
比例代表で候補者名による新潟県内の得票上位50人でも、森氏が4万135票を獲得しトップだった。
比例は今回が初挑戦となった森さん。「勝利をつかむことができてよかった。草の根の選挙で苦しい戦いだった」と振り返り、「これだけの物価高となり格差が拡大する中、政治は何をやっているのか。急いでこの状況を変えないといけない。支援者から『がんがん戦ってほしい』と期待されている」と国政復帰の決意を示した。
1142
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c31a25cf6f988d574edf3a995fe1867c6e709614
国民の元職、須藤元気氏が落選確実に 元格闘家 参院選比例代表
7/21(月) 17:50配信
毎日新聞
参院選比例代表(改選議席数50)で、国民民主党の元職、須藤元気氏(47)の落選が確実となった。新型コロナウイルスに関し、「ワクチン不要」を訴えた過去の発信で注目を集めていた。
【図解で見る】参院選 主要政党が掲げる物価高対策など
東京都江東区出身の元格闘家。2019年参院選に立憲民主党から出馬して初当選したが、「経済政策について党と意見の相違があった」と1年たたずに離党届を提出。比例代表による議席だったが、辞職せずに無所属で活動を続けた。
24年4月には衆院東京15区補選に立候補し落選。半年後の衆院選にも無所属で臨んだが、立憲前職に敗れていた。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ワクチン接種に反対する意見を交流サイト(SNS)で発信。X(ツイッター)には「ワクチンが始まってから死者激増」(23年10月)、「もういい加減ワクチン接種を進め続ける理由はないでしょ」(23年11月)などと投稿していた。
しかし、今参院選に向けて国民民主が擁立を公表した5月以降、こうした過去の発信が「科学的根拠に基づかない」「誤った情報を拡散している」などと批判を集め、ワクチン接種の促進を訴えてきた党の姿勢との違いも浮き彫りになった。
須藤氏は公示直前の6月30日に記者団の取材に応じ、「言葉足らずであったり、事実に反したりすることがあった」と釈明した。一方、過去の発信については「なかったことにはしない」と撤回はしなかった。【春増翔太】
1143
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:17:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5b2f0dbee85c6218dad264f98cf83ceed5c223b
チームみらいが政党要件満たす 社民は維持、みんなでつくる党は失う
7/21(月) 20:53配信
毎日新聞
比例での当選が確実となり、記者会見で社民党の福島瑞穂党首(右)と握手するラサール石井氏=東京都千代田区で2025年7月21日午前4時15分、西本勝撮影
20日投開票の参院選で、人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏が率いる政治団体「チームみらい」が比例代表で得票率2%以上を確保し、公職選挙法などで定める政党要件を満たした。比例代表では1議席を獲得し、安野氏自身が当選。今後は衆院選で小選挙区と比例代表に重複立候補ができるほか、政党交付金を受け取ることができる。
また、「党存亡を懸けた戦い」として臨んだ社民党も比例代表で得票率2%をクリアし、政党要件を維持した。公示直前には知名度のある俳優のラサール石井氏を「サプライズ擁立」して選挙戦を展開。改選1議席を死守し、ラサール氏が当選を果たした。
一方、みんなでつくる党は政党要件を失った。
公選法では政党要件を①所属国会議員5人以上②直近の衆院選か参院選で、比例代表か選挙区で2%以上を得票――のいずれかを満たす必要があるとしている。【小田中大】
1144
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e01f57d06faead804aeaa2aa14d526d78e85625
<維新の本拠地・大阪>の参議院比例得票、参政党が52万票で2位浮上…自民党の48万票を上回る
7/22(火) 16:20配信
読売新聞オンライン
大阪府
参院選の比例選で、大阪府内での党派別得票数が最も多かったのは約115万票(得票率約27%)を獲得した日本維新の会。前回より約29万票減らした。
府内の党派別の得票数はこちら
全国的に躍進した参政党は、府内でも約52万票(同13%)を獲得。前回から大きく減らした自民党の約48万票(同11%)を上回った。公明党は約44万票(同11%)と前回から微減。国民民主党は約38万票(同9%)で府内でも一定の存在感を示した。れいわ新選組、立憲民主党、日本保守党、共産党はいずれも得票率は5%台だった。
府内の個人票では、司隆史氏(公明)17万8368票がトップで、6万9093票の北村晴男氏(日本保守党)が続いた。
1145
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5b4c4806e4e82df4e5f6b769533ddacee3e3ad
国民民主党 標旗混同使用し街頭演説した岡野衆議院議員を厳重注意処分
7/23(水) 14:01配信
チバテレ(千葉テレビ放送)
参院選比例代表候補に交付された標旗を千葉選挙区のものと混同して使用したとして、国民民主党の岡野純子衆議院議員が、党から厳重注意処分を受けたことが分かりました。
これは、7月22日の記者会見で玉木雄一郎代表が明らかにしたもので、厳重注意の処分を受けたのは、国民民主党県連の代表代行だった岡野純子衆議院議員と、県連幹事長だった天野行雄県議の2人で、いずれも22日付で役職を辞任しています。
倫理委員会に諮るかどうかは、近く開かれる役員会で判断するとしています。
岡野さんは、参議院千葉選挙区で初当選した小林さやかさんの氏名が記された比例代表用の標旗を使って街頭演説を行い、その様子を写真とともに自身のXに投稿していたということです。
この問題について、小林さんの受け止めは…
国民民主党 小林 さやか氏
「今回のことに関しては全く知らないところ、自分がうかがい知れぬところで起きていた。錯誤と聞いているがあってはならないことなので、しっかりとルールを守った選挙活動を徹底すべきだと感じる。これから国民民主党、県連が関わる全ての選挙で法令を順守していける体制になるよう、自分自身も気を引き締めていきたい」
チバテレ(千葉テレビ放送)
1146
:
OS5
:2025/07/23(水) 18:35:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1be01c99c759046dd1d0cbb8fbd64eaa64f4dcc1
クルド人問題の川口市、参政党大津氏の得票が突出して1位 投票率も9ポイント増 参院選 「移民」と日本人
7/23(水) 7:00配信
1060
コメント1060件
産経新聞
だるまに目を入れる参政党の大津力氏=21日午前1時50分すぎ、埼玉県飯能市(昌林龍一撮影)
20日投開票の参院選・埼玉選挙区(定数4)で4位で初当選した参政党新人の大津力氏(53)の得票数が、トルコ国籍のクルド人が集住する埼玉県川口市で突出して多かったことが、県選管の資料からわかった。大津氏は全体では最下位当選だったが、川口市だけ全15候補でトップの約4万2千票を集めた。川口市は投票率も前回より9ポイント上昇、全県より約2・5ポイント高かった。
【画像】「地域住民の人権は無視ですか?」急拡散された地元女性が作成した画像
県選管の公表資料によると、埼玉選挙区では自民現職と国民新人、立民現職、大津氏の4人が当選。公明現職や共産現職らは落選した。
大津氏は全県で4位だったが、川口市では4万1923票を獲得し、自民現職の約3万9千票、国民新人の約3万8千票を上回った。
投票率も、前回令和4年の参院選と比べて全県では6・63ポイント増加したのに対し、川口市は9・11ポイント増えていた。
大津氏は選挙戦で川口の問題にも触れ、「日本の文化や風習がわからない人もおり、地域住民は本当に困っている。際限のない外国人労働者の受け入れに歯止めをかける」などと訴えていた。
参院選埼玉選挙区・川口市の得票数上位(選管最終)
当 大津力(参新)4万1923(全県46万5278)
当 古川俊治(自現)3万9218(全県57万3114)
当 江原久美子(国新)3万8120(全県53万5706)
落 矢倉克夫(公現)3万5343(全県44万1613)
当 熊谷裕人(立現)2万9232(全県48万0330)
1147
:
OS5
:2025/07/24(木) 15:07:51
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2310c67bdc3799dad3c1bba8db232093f0ec75d
参院選京都選挙区・維新に危機感、走りきる…活動量奏功し新実が大差で初議席
7/24(木) 12:12配信
読売新聞オンライン
選挙戦に二人三脚で挑んだ新実(左)と前原(3日、京都市下京区で)
9人が立候補し、全国有数の激戦となった参院選京都選挙区。2議席を巡る乱戦を振り返る。
【画像】京都市内での得票は2位当選の自民現職を上回った倉林(5日、京都府長岡京市の個人演説会で)
投票が終わった20日午後8時、早々と当選確実の知らせが陣営に届くと、日本維新の会の新実彰平(36)は、同級生や地元議員に鳴りやまない拍手で迎えられた。
祝福ムードとは裏腹に、壇上に立つ新実の表情は険しい。“定番”のバンザイもしなかった。「政治のあり方への漠然とした問題意識の受け皿という、ある種、消極的選択だ」と口元を緩めなかった。
京都選挙区での維新の議席獲得は初めて。ただ、この大勝利は陣営にとって想定外だった。今回は野党の候補者調整が進まず、9人が立候補。新実は5月中旬、「ここまで乱立するとかなり厳しい。覆すためには新規開拓するしかない」と弱音をこぼしていた。
だが、その活動量が他を圧倒した。今年に入り、朝の辻(つじ)立ちや街頭演説は毎日欠かさなかった。アナウンサー時代に培った話術や知識で、「日本の将来を考えてくれている」(70歳代男性)などと期待を生んだ。
前原代表も全面支援
共同代表の前原誠司(63)(衆院京都2区)も「京都維新にとって天下分け目の戦い」と位置づけ、「寝ても覚めても新実彰平。支援の輪を広げて」と支持者に呼びかけ、全面的に支援。序盤から優位に立った。
陣営によぎっていたのは3年前の参院選の苦い記憶。当初優勢とされた候補者が惜敗した。「突き抜けて走らなければ、気を抜いた瞬間に落選する」。公示直後、陣営はボランティアや所属地方議員らに通達。トップのまま走りきった。
公示前の6月、前原はこうも言っていた。「選挙はどんな風が吹くか分からない。頑張った候補者、陣営が最後に勝利をつかむ」
共産、自民に迫る
結果に厳しい表情を浮かべたのは新実だけではない。議席を奪われる形になった共産党の倉林明子(64)だ。
倉林が「結果を見れば影響があった」とするのは、6万票を得たれいわ新選組の西郷南海子(37)の存在。支持層の重なる両党の共闘は今回決裂した。西郷は「(主義の)右、左ではなく、(党規模の)上、下で競合するというフェーズに入ってきた。私が出なければ別の戦いになっていただけだ」と分析する。
しかし、倉林は2位当選の自民党現職に京都市内の得票では上回り、2万6000票差まで詰め寄った。陣営は地元住民を交えた街頭演説など、対話を重視する活動に注力。倉林も「今回ほど市民と一体となって戦えた選挙はなかった」と語る。
各党が見据えるのは来年の知事選。「市民と厚い信頼関係を築き、これだけ踏ん張れる財産を作ることができた」。成果に胸を張る倉林の目に涙はなかった。(敬称略、相間美菜子)
1148
:
OS5
:2025/07/24(木) 15:08:33
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/693522126b3d65a04df89035f53e38f334b0450d
拭えなかった「漠然とした不安」 参政党の熱狂の裏に危うさ 埼玉
7/24(木) 8:45配信
859
コメント859件
毎日新聞
当選が確実となり万歳三唱する大津力氏(右)=埼玉県飯能市で2025年7月21日午前1時54分、田原拓郎撮影
街頭の熱狂とは対照的だった。参院選投開票日の20日夜、埼玉県飯能市内にある参政党新人、大津力氏の事務所は閑散としていた。当選確実が報じられた午前2時前に約10人で万歳三唱したが、それまでは報道陣を除いて支持者の姿はほとんどなかった。「ネットで投開票を見る支持者が多い」と陣営関係者。SNS(交流サイト)を駆使して無党派層に浸透した政党らしい議席獲得の瞬間だった。
【図解】参院選のファクトチェック、4割が外国人関連 発信元はSNS最多
「勝因は外国人問題を全面的に押し出したこと」と大津氏は語る。多くの外国人が暮らす県南部での演説では「外国人がどんどん増えているじゃないですか。地域住民、本当に困ってるんですよ」と問題提起した。党のキャッチコピーは「日本人ファースト」。「外国人優遇」や「行き過ぎた移民受け入れ」の是正を訴えた。
陣営は、外国人政策に関する訴えが有権者に「刺さった」ことが最大の勝因とみているという。確かに、大津氏は地元飯能市と、人口の約8%を外国人が占める川口市で得票数がトップだった。長年にわたって築き上げてきた自民の強固な地盤を突き崩した形だ。
◇街頭演説で聞こえた「危機感」
街頭演説に訪れた30代女性に話を聞いた。「注目しているのは外国人問題。政治に無関心だったが、街に外国人が目立つようになって危機感がある。ネットでも事件などについて色々書かれていて……」
外国人による犯罪で県南部の治安が急激に悪化したことを示すデータは乏しい。女性自身も外国人による被害に遭ったことはないという。一方、同市の外国人数は増加傾向にあり、自治体には文化の違いなどに基づく生活トラブルの相談が寄せられる。外国籍住民による事件が個別に報じられることもある。
女性の言葉の背景には、国が進める外国人の受け入れ拡大などについて住民が感じている「漠然とした不安」があるように思えた。裏を返せば、そうした不安を払拭し共生を目指すための取り組みや説明を、国や既存政党は十分に尽くすことができてこなかったのではないか。
今回の参院選では外国人受け入れなどに関して「共生」ではなく、強い言葉で「規制」を訴えかける公約や演説が相次いだ。ある川口市議は「地元で外国人住民との生活トラブルがあるのは事実。地道に解決を目指すしか無い問題だが、選挙で争点化されたことで地域の排外感情があおられるのではないか」と憂慮する。
◇「風」だけではない
急浮上の新興勢力として扱われがちだが、参政の躍進を支えたのは「風」だけではなさそうだ。県内には11人の地方議員がいて、ポスターは都市部だけでなく郊外にも貼られていた。各地で歴史や食品添加物などをテーマにした数百人規模の講演会を開催するなどして、党勢拡大にも取り組んできた。
「毎日、各界の専門家からのコラムや動画の提供」「気軽に学びたい方向けのコース」。ウェブサイト上で月額制サービスさながらの形態で党員やサポーターを募集し、都議選のあった6月には党員が急増したという。陣営関係者は「各地の党員の草の根的な活動が票につながった」と胸を張る。
選挙戦が進むにつれて、街頭には比較的若い年齢層の聴衆が増えているように見えた。大津氏は演説で、日本に干渉して国益を損なうという「日本の背後にある勢力」「国際金融資本」などへの批判も訴えた。同党の神谷宗幣代表編著の出版物でもこうした世界観が展開され、専門家などからは「陰謀論」との指摘が相次ぐが、聴衆は拍手を送った。
「何が起こっているのか。いつまで続くのか。どこまで拡大するのか。全く分からない」。参政の勢いを目の当たりにした他陣営の候補がぼうぜんと話したのが印象的だった。
◇見据える先に首長選
選挙期間中、神谷代表の街頭演説は差別につながりかねない発言が度々問題視された。党が掲げる憲法草案には「国民主権」が明記されておらず批判を集める。党が掲げるビジョンと言葉には危うさも感じるが、大津氏は「自分の選挙に精いっぱいで神谷氏の発言はよく確認できていない」「憲法草案はあくまでもたたき台。これを機に議論が深まればいい」と話す。
参政党の熱狂は埼玉に、国に、何をもたらすのか。神谷代表は投開票前日、群衆を前にこう語った。「(今後の)自治体の首長選挙、埼玉県を皮切りに始めていこうと思います」【板鼻歳也、田原拓郎】
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OS5
:2025/07/24(木) 15:13:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a82670edfbcbbf7f6e1e9283fda1db2cf8fcd51
安野貴博氏のチームみらい、都内無党派層の比例投票先2位 出口調査
7/24(木) 12:41配信
朝日新聞
チームみらいを立ち上げた安野貴博氏は第一声で「ぜひみなさんで新しい日本政治を、私たちの声が届く政治を一緒に始めましょう」と訴えた=2025年7月3日午前10時51分、東京都渋谷区道玄坂2丁目、小川聡仁撮影
今回の参院選で、注目された政治団体の一つがAIエンジニア、安野貴博氏が立ち上げた「チームみらい」だ。比例区で初の1議席を得て、得票率も全体の2%を超え、目標としていた公職選挙法上の政党要件を満たした。朝日新聞の出口調査からは、新興の政治団体ながら無党派層に支持が広がっていたことがうかがえる。
チームみらいは今年5月に設立され、選挙区と比例区に計15人を擁立。選挙戦では「分断をあおらない」などと訴える一方、AIで有権者らの意見を採り入れながら教育、医療などの政策を練り上げた。比例区に立候補した安野氏は、個人でも約24万票を得て当選した。
出口調査は都内180カ所で実施。投票を終えた有権者に対し、性別、年代、投票した候補者と政党、ふだんの支持政党などを聞き、7840人から有効回答を得た。
都内比例区の無党派層の投票先をみると、トップは国民民主(16%)だったが、チームみらいは14%で次点につけた。立憲民主(12%)、自民(9%)、今回躍進した参政(同)を上回った。
朝日新聞社
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OS5
:2025/07/24(木) 15:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb1e828485a6a22a5540490f410357d52e61808d
国民・岡野純子衆院議員を公選法違反罪で告発 「標旗」問題で自民千葉県連幹事長
7/24(木) 14:09配信
産経新聞
2021年、 国民民主党の玉木雄一郎代表(右)とともに衆院選の出馬会見をした岡野純子浦安市議(当時)=千葉県庁(小野晋史撮影)
国民民主党の岡野純子衆院議員(比例南関東)が、参院選で比例代表候補の「標旗」を千葉選挙区の党公認候補、小林さやか氏を応援する街頭演説で使用した問題を巡り、自民党千葉県連の阿部紘一幹事長は24日、公職選挙法違反の罪で県警に岡野氏の告発状を提出し、受理されたと明らかにした。
告発状は、岡野氏が正規の標旗を掲げず「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記載した標旗を掲げ、選挙区候補者である小林氏の選挙運動のために街頭演説を行ったとしている。
阿部氏は取材に応じ、「2馬力選挙と言っても過言ではない。今後このようなことがないように、という意味合いで告発した」と述べた。
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OS5
:2025/07/24(木) 15:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8945e0da9e5705893fcc71a6b68fb4aeed0c5f23
参政党側の説明はうそ、神奈川新聞記者が反論 参政党が会見から排除
7/24(木) 9:50配信
カナロコ by 神奈川新聞
街頭演説する参政党の神谷代表=19日、新横浜駅前
デマで外国人差別を扇動する極右政党の参政党が批判記事を報じる神奈川新聞記者を定例会見から排除した問題で、参政党が虚偽の説明を重ねている。事前申請が必要だったといううその理由で本紙記者の出席を拒んだが、共同通信の取材に党関係者は「これまで会見に出席してきた記者は事前申請不要だが、それ以外の記者は必要だった」と説明した。だが、初参加か否かのチェックは会見場で行われておらず、「初参加の記者は事前申請が必要」としていた事実はない。
神奈川新聞は、初めて参政党の会見に参加し、申請の有無を確かめられることなく出席した記者がいたことを確認している。そもそも排除された本紙記者と同様、事前申請を求められていない。共同通信の取材に虚偽の説明をしたことになり、公党としての責任がますます問われる。
市民の知る権利を踏みにじり、気に入らない記事を書く本紙記者を会見から閉め出す暴挙を、あくまで手続き上の問題で参加させなかったように取り繕う意図がみて取れる。参院選では神奈川選挙区で当選した初鹿野裕樹氏をはじめ、票をだまし取ろうとデマや差別の扇動を繰り返しており、党利のためならうそをつくこともいとわぬ党の体質がここにも現れている。
参政党は22日の定例会見に初めて参加しようとした本紙記者に「事前登録がないので駄目」と退室を命じた。
神奈川新聞は党の広報担当者に事実確認の取材を申し入れ、党本部のスタッフに質問事項も伝えたが、23日午後10時現在、回答はない。(石橋 学)
神奈川新聞社
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OS5
:2025/07/24(木) 15:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc47318a5642199b033d241cd272240e44417789
参院選で自民の「組織力」に陰り コロナで注目の釜萢敏氏当選も想定下回る得票に日医衝撃
7/24(木) 7:00配信
産経新聞
自民党から比例代表で出馬し、出陣式で挨拶する釜萢敏氏(右)。左は日医の松本吉郎会長=4日、東京都文京区の日本医師会館(村上智博撮影)
20日に投開票のあった参院選では自民党が大敗した。このうち、日本医師会の政策実現のために活動する政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、新型コロナウイルス対策で注目された釜萢敏・日医副会長を擁立し、自民党の比例代表で初当選したが、思った以上に得票数が伸び悩み、かつての強力な集票力に陰りも見えた。国政への影響力が衰退しないように今後、組織をどう立て直すかが問われそうだ。
「大変厳しかった。なかなか票が伸びなかった」
釜萢氏は23日、産経新聞の取材に、浮かない表情でこう語った。当初、同氏の後援会幹部は「全体で自民の比例は11か12席ほどだろう。そうだとすれば30万票は取らなければならない」と意気込んでいた。
8日に都内で開かれた同氏の「緊急総決起大会」には医療・介護・福祉の各種団体の代表者らが「相乗り」で顔をそろえ、「厚労族」の加藤勝信財務相の姿もあった。陣営は「医療界から20万票、介護と福祉業界で10万票の組織票を選挙中盤から固めきれれば必ず上位で勝てる」(日医幹部)と踏んでいた。
だが、ふたを開ければ「17万4434票」で比例で当選した12人中、上から8番目だった。釜萢氏は「たとえご支援はいただいても、実際の投票行動にまでは結び付いてはいなかったようだ」と振り返った。
前出の総決起大会で、日医の松本吉郎会長は「今回の選挙は医療・介護・福祉の将来が問われる。生きるか死ぬかの瀬戸際にある」と危機感をあらわにしていた。その思いは国政に届くことにはなったようだが、後援会幹部は納得がいかない様子で語った。
■「あれだけ運動量を増やしたのに」
「全国で日医が推した『組織内候補』の得票数を見ると、全国47都道府県のうち3年前の参院選よりも増えたのはわずかに7つ。逆に40で減らした。あれだけ運動量を増やしたのに…衝撃だ。それが、東京選挙区での武見敬三元厚生労働相の敗北にもつながった。2年に1度、医療機関にサービスの対価として支払われる診療報酬改定でこちらの言い分を確保しなければならず、これから3年後の参院選も大変だ」
日医の「組織内候補」は前回の2022年参院選で自見英子氏が21万3369票を集めた。13年参院選では羽生田俊氏が24万9818票を得ていた。日医によると、日医の会員は17万7383人(24年12月1日現在)で、開業医や勤務医で構成される。
1153
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:29:20
山口
○225,617自:北村経夫 現
×131,192参:山崎珠江
×126,425国:関谷拓馬 新 教員
×91,447無:戸倉多香子 新 元県議(立憲系)
以下略
参議院選挙、「保守王国」山口県でも自民党に逆風…「石破政権に希望が持てなかったということだろう」
7/22(火) 16:53配信
読売新聞オンライン
自民党の議席が減ったことを報じる新聞を読み、取材に応じる北村さん
「自民党を支持していた方が他党に流れたという実感がある。全国的な逆風があるが、山口でも例外ではなかった」
【表】参院選山口選挙区確定票
参院選の投開票から一夜明けた21日。山口選挙区で4選を果たした自民党現職の北村経夫さん(70)は、山口県田布施町の事務所で、参議院での与党過半数割れとなった選挙戦を硬い表情で振り返った。
山口県は、岸信介氏や安倍晋三氏など多くの首相を輩出した「保守王国」だ。同党県連は今回、選挙区の得票率を70%と見込み、得票目標を40万票に設定。だが、石破政権に対する厳しい風に、結果はその半分程度の22万5617票にとどまった。党公認候補の得票率が4割を切るのは、補欠選挙も含めて1998年以来となった。
友田有・党県連幹事長は「(参政党や国民民主党は)確かに驚異的な伸びがあったが、保守王国と言われる山口の本領を最後は発揮できたかなと思う」と一定の成果を強調。その一方で「石破政権に対して希望が持てなかったということだろう。県民の皆様方からご批判をいただいているのも事実だ」とも語った。
北村さんは、派閥の政治資金パーティー券収入の還流問題があり、公明党からの推薦を得ていなかった。読売新聞社が20日に実施した出口調査では、自民、公明の各支持層の1割前後が参政党新人の山﨑珠江さん(47)や国民民主党新人の関谷拓馬さん(35)にそれぞれ流れていた。さらに2人は、維新支持層のほか、無党派層からもそれぞれ約3割の支持を集めた。自民党県連の関係者の一人は「参政党が保守層の受け皿になっていた」とみる。
県内でも「自民党離れ」が起きた原因について、北村さんは政府の物価高対策への対応不足を挙げ、「足元の生活や将来への不安が皆さんにあったんだろう」と推測した。
今回の参院選で、「日本人ファースト」を掲げた参政党は14議席を獲得し、躍進を果たした。山﨑さんは21日午前、岩国市の交差点で、さわやかな表情を浮かべながら行き交う車に手を振った。
山口選挙区での議席獲得とはならなかったが、2番目に多い13万1192票を獲得。20日の出口調査では、18歳〜20歳代、30歳代、40歳代からそれぞれ3割半ばの支持を得ていた。
また、山﨑さんや党県連は積極的にSNSでも情報を発信していた。投票先を決める際に最も参考としたメディアで「SNS・動画投稿サイト」と回答した人のうち、山﨑さんを支持した人は約5割に上り、北村さんの約1割を大幅に上回った。
4人の子どもを育てる山﨑さんは、今回の結果について「子育て世代の目線で世の中を変えていきたい、主婦の目線で家計に優しい政治にしなければいけないとの訴えが、支持をいただけた理由と思う」と分析。党の躍進を踏まえ、「すごく喜んでいる。また力を得て頑張れる」と手応えを感じていた。
(投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した)
1154
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:31:09
秋田
○219,717無:寺田静 現 会派所属なし
×171,324自:中泉松司 元 19年落選
×060,153参:佐藤美和子
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a3d49e2a4734d0f1335195ef560aa26ed646f4
事実上の一騎打ちとなった参院選秋田県選挙区 2人の候補者の対照的な選挙運動と舞台裏
7/22(火) 18:09配信
ABS秋田放送
参議院選挙の秋田県選挙区は、無所属で現職の寺田静氏が元職で自民党の中泉松司氏との事実上の一騎打ちを制し2度目の当選を果たしました。
両者が繰り広げた対照的な選挙戦、その舞台裏も交えてまとめました。
◇心の支えは家族
家事に勤しむ一人の女性として。
寺田静氏は物価の高騰を肌身で感じてきたといいます。
寺田氏
「普段だと時間があるときは安いものを買って献立を考えようってなるんですけど今、全部上がってるので考えようがない」
政治家としては消費者と生産者、双方の立場に立つ必要がありました。
寺田氏
「生産地選出の者としては悩ましいところで、ただ単にお米の価格を下げればいいというものではない」
物価高騰対策も争点のひとつになった選挙戦。心の支えは小学6年生の長男 しんぺいさんでした。
立憲民主党の衆議院議員で夫の学氏も育児などを一手に引き受けてサポートしました。
◇農業に携わる一人として
議席を争ったのは農家の長男に生まれた中泉松司氏。
6年前の参院選を次点で終えた後、集落営農組織の一員として農業に取り組んできました。
争点に据えたのは農業政策の在り方です。
農家
「多分今年から今年、ぎんさん(加工用米)最後だ」
中泉氏
「来年は?」
農家
「来年はほら主食(用米)やっぱり中心にして、まさかコメがこんな値段になると思わなかった」
中泉氏
「でもね、ちょと心ぱ…かじ取りしてちゃんとしないと逆にみんな主食につっこんだらやっぱり余る」
農業県秋田の声を国政に届けられるのは、現場を良く知る自分しかいない。
そう訴えた中泉氏に、農業の現場から厳しい声が浴びせられることもありました。
質問者
「彼(小泉農林水産大臣)は大規模化を進めると言ってね。まだ大規模化かと」
「うなずいておりますけれども(農業)やってる人が彼に言わないとだめだと思いますので」
中泉氏
「しっかりと小泉大臣に伝えられるようがんばります」
備蓄米の放出によるコメ価格の安定化などを推し進める小泉農林水産大臣と中泉氏は、20代のころからの盟友だといいます。
小泉農相
「コメ農家の皆さんの思いを背負って、私と激論をして最終的に言われたことは、思いはよくわかったからじゃあ秋田に来て直接農家さんにも伝えてくれと、それで私はきょう来ました」
中泉氏
「どんなに厳しい声でも結構です。皆さんの声を私に託してください。そして必ず目標を達成したのちに農政の現場で小泉大臣としっかり向き合って道筋をつける」
この日は、中泉氏から小泉大臣へ、生産者の立場からの強い批判の声はありませんでした。
◇あぜ道で農業談義
同じ日、寺田氏の姿は“農業の現場”にありました。
訪れたのは仙北市にある田んぼです。
寺田氏
「あれだけ赤字だ赤字だって農家の皆さんが言ってた時には何も、有効なことをしてくれなかったのに、価格が上がったからといって、じゃあその時だけなんかやるのかっていうのは、本当あんまりじゃないかと私も思ってて」
農家
「コメ多い多いって言って減反減反って言って、5年計画ね、減反させてでしょ、で、今コメつくれ?できるわけねえね、草ぼーぼーにした農地」
寺田氏
「それこそ小泉大臣が秋田に来てるんですけど、ちゃんとこういうとこに来てほしいなって。街中で演説して帰るんじゃなくてこういうところに来て話してほしいなって、話聞いてほしいなって」
農家
「我々のささやかな声届けてほしいんだやな」
◇政権トップとの意見交換
相対する中泉氏には、続々と中央から応援が駆けつけました。
しかし、ここでも農家から政権与党への逆風が吹いていました。
農家
「備蓄米の放出、店頭に2,000円のコメを並べるときに、なぜ生産者に緊急事態の対応であるから再生産可能なコメがつくれる環境を崩すわけではないんだとメッセージを発してくれなかったのか」
「今、農業者は特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて、本気で戦ってます。石破総理の言葉をあえて拝借するならば『なめられてたまるか』ということです。」
「政府だろうが大臣だろうが総理だろうが、やはり正々堂々と我々は自分の子どもや未来ある担い手に向けて誇れる農業をつくっていかなければいけません」
1155
:
名無しさん
:2025/07/24(木) 21:31:29
◇それぞれの選挙戦
選挙戦が進むにつれて、具体的な政策の訴えよりも、諦めない姿勢や国政への思いに特に熱がこもっていった中泉氏。
最終盤は中央からの“大物”議員などが再び秋田入りすることはありませんでした。
組織力の選挙戦を展開した中泉氏に対して、政党色を抑えた草の根運動に力を注いだ寺田氏。
地域の住民
「きれいになったね、おねえちゃん。がんばって、よかったよかった、こっち来るかなと思って待ってた、頼むよ!」
真夏のような17日間の選挙戦を終えました。
日増しに感じていたという支持の広がり。
選挙戦最終日には感極まる場面がありました。
視線の先には裏方に徹しながら見守り続けた夫の学氏の姿。
長男、しんぺいさんには翌朝、久しぶりに朝ごはんをつくることができたといいます。
寺田氏
「子どもを育てるにはもちろん経済的な余裕が必要です。そして、子どもの日々の成長の喜びを感じることができる時間の余裕も必要です。そして何より個人の選択を尊重する社会の在り方が必要です」
◇”山のように預かった課題”を改善につなげるために
誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して。
県内唯一の現職の女性国会議員としての立場も強調して2度目の当選を果たしました。
寺田氏は政党の方針に捉われなくて済む点を重視して無所属での活動を続ける考えです。
政党に入らずに自らが掲げる政策を実現するには。
寺田氏
「私の発言の内容、主張したことも盛り込まれて、それが政府に届けられて、それがそのまま政府の骨太の方針などに盛り込まれるというところもあって、それで法改正なども実現をしてきたというところも何度もありましたので。決して無力ではないと」
国政への考え方が近い議員同士でつくる“会派”への所属については「柔軟に検討していきたい」と述べた寺田氏。
県民の負託にどう応えていくのか、その手腕が引き続き問われます。
1156
:
名無しさん
:2025/07/24(木) 21:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/47cc8d30626b6998b42351f6d27e319aca0d3aa6
【参院選】歴史的な大敗を喫した自民党…秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか 半年間におよぶ取材から読み解く背景
7/23(水) 17:45配信
今回の参議院選挙で歴史的な大敗を喫した自民党。焦点となった1人区で東北は1勝5敗と大きく負け越し秋田県選挙区でも議席の奪還はかないませんでした。
自民党といえば
①政権与党としての実績と信頼
②企業・団体などの盤石な組織票
③張り巡らされた後援会組織
などを背景にこれまでゆるぎない体制で選挙に臨んできました。
今回秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか。
半年間におよぶ取材からその背景を読み解きます。
■知事選のしこり 第一声でも
中泉松司氏
「もう一度私を育ててくれたふるさとのために働かせてください。そのためには皆さんの力が必要です」
参議院選挙が公示された今月3日。
中泉松司氏の第一声には、自民党の国会議員や県議会議員、それに自民党を支える企業や団体のトップが顔を揃えました。
候補者の熱意と覚悟を有権者に示す第一声。
選挙全体の空気を左右する、極めて重要な演説と位置付けられています。
その輪に加わらず遠くから演説を眺めていたのは自民党の原幸子県議会議員です。
原県議は今年4月の県知事選挙で敗れた猿田和三氏を支援していました。
■中泉氏の懸念 保守分裂
さかのぼること半年前の今年1月。
自民党秋田県連は、知事選の対応を巡って自主投票を決定しました。
御法川信英県連会長
「知事選挙は知事選挙として戦いますけれども、参議院は政党・国政選挙ですので、こっちはしっかりまとまっていこうということで」
県議団が真っ二つに割れる状況に中泉氏は強い危機感を示していました。
中泉松司氏
「(保守分裂選挙の)直後に選挙を控えているっていうのは、正直言っていろんな場面で言葉を選ばなきゃいけないですし、行動も制限される部分もあるので非常に厳しいなと率直に思いますが、こればっかりはどうしようもない話ですので、なんとかそれを乗り越えていくしかないなと思っています」
■自民党への逆風
加えて選挙期間中に浮き彫りになったのは、自民党への激しい逆風でした。
選挙戦2日目の今月4日、中泉氏と20年近い交流のある小泉農林水産大臣が応援に駆け付けました。
しかし人の集まりはいまひとつ。
小泉農水相
「消費者のことばかりしか考えていない 生産者・コメ農家いじめの小泉進次郎だと」「小さい農家を見捨てる小泉進次郎 そんなわけないじゃないですか」「これから仮に過半数割れをしたときに起きる政治の現実というものを考えた時に我々反省しなきゃいけないところもある。変わらなきゃいけないこともある。だけど謙虚になってこれだけ言えるのは少なくとも我々は一番ましだと思う」
JA秋田県青年部協議会 金子勝洋副委員長
「コメの値段・市場に介入してきているのはどうなのかなと思います。コメの安い時に誰も助けてくれなかったのになぜ高くなるとこんなにも私たち苦しい思いをしなければならないのかなと」
■参政党 旋風
一方、今回の参院選で台風の目となった参政党。
神谷宗幣代表の演説には小泉大臣を上回る約500人が集まりました。
参政党 神谷宗幣代表
「ぜひ皆さん気持ちを上げていきましょう。全体的に日本のそして政治に関わってください。政治は汚いですよ。潰しあいですよ。人の汚い部分いっぱい見えます。でも誰かがこの道に入って、理念立てて、まっすぐに方向性を立てて、みんなを引っ張っていかないと日本が沈む。だからその牽引役を、牽引役の1人にみなさんもなってください。一人ひとりの力は微力ですけども無力じゃないですから。みんなが集まれば自民党を脅かすこともできるんですよ!我々で!!」
「せーの 1・2・参政党!」
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:
OS5
:2025/07/24(木) 21:32:32
■東北苦戦の背景
今回の参院選で焦点となった全国32の1人区の勝敗。
自民党は半数以上で敗れ、東北で議席を獲得したのは福島だけでした。
自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「この横手市、豪雪地域ですよね。少数派の豪雪地域の気持ちを私たちのこの国の政策を少しでも豪雪地域寄りに寄せていく」「自民党が苦しい時、逆風の時、それでも秋田からは中泉さんをあげていただける、そのことがこの地域の力に必ずなります」
中泉氏の応援に訪れた山形県選出の国会議員は、自民党への逆風について人口減少や過疎が急速に進む東北ならではの要因があるのではないかと分析します。
自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「東北はいつも自民に対して、決して全面的に推してくれるという感じではないと思っているんですよ。それはやっぱりうちの地元(山形)もそうですけども東北からいろんなことが東京に吸い取られているっていうこともあるんじゃないかと思いますし」
■知事選のしこり
逆風が吹き荒れる中、中泉氏を積極的に支えたのは、4月の知事選で鈴木知事を応援した県議でした。
小野一彦県議
「いまこそ秋田の農村から日本を変えていきましょう」「よろしくお願いします!ありがとうござます!加藤先生も一言!」
県連副会長 加藤鉱一県議
「中泉松司、東由利の皆様に立候補のご挨拶に参りました」
県連副会長 加藤鉱一県議
「知事選の時は自民党が割れたんですけど」「(参院選は)一体となってやるということで、きちっと体制になってきましたので、私はそのあれ(心配)はないと思います・・・ほとんど」
しかし、この言葉とは裏腹な状況が垣間見えたのは選挙戦10日目。
予定されていた街頭演説を行わず、中泉氏の選挙カーは足早に横手市雄物川町と平鹿町を後にしました。
自民党の選挙では、地方議員が先導したり選挙カーに同乗したりするのが通例ですが、この日、横手市選出で猿田氏を支援した重鎮の柴田正敏県議の姿はありませんでした。
中泉松司氏
「横手なんで・・・頑張んなきゃいけないっすね・・・」
取材メモ (自民党県議)
「知事選の禍根が残っていない前提で勝負したつもりだったけど温度差は選挙前も最中も非常に感じる場面があった」
■農業票の離反
そして、陣営としてもっとも注力したのが1955年の結党以来自民党を支えてくれた農業票を固めることです。
しかし、コメの価格の下落を心配するJAからは小泉大臣への強い警戒感が示されていました。
JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉農相がいままでやってきたのは価格を安くする安ければいいという感じの方で」「安ければいいという追求は、結局最後(生産者が)誰もいなくなるという現実を直視してほしいなと思います」
選挙期間前に開かれた秋田市での決起集会。
中泉氏が顧問を務めるJA青年部から横断幕が手渡されました。
青年部
「この旗に若手農家としての応援の気持ちを寄せ書きという形で集めました。私たちの農業へ未来への思いをこの旗とともに中泉さんに託します」
寄せ書きの中には「大臣のワンマンを許すな」というメッセージも。
中泉松司氏
「この方々は若くして県内で一生懸命農業をやっている方々なので、農業で言えば先輩と思っていますから、そういう方々の期待・不安というものを応えられるように、払しょくできるように頑張らないといけないと思います」
1158
:
名無しさん
:2025/07/24(木) 21:32:46
小泉大臣が秋田に入った翌日。
秋田市内のホテルで開かれたのは、JAの組合長らと自民党の農水族のドンと呼ばれる森山幹事長との意見交換会です。
取材メモ (自民党関係者)
「小泉大臣が来た翌日に森山幹事長と会うというタイミング・順番が大切」
森山幹事長
「農協は農村集落を維持するためにいろんな事業をしています」「農村集落の維持のために努力をしていることも正しく評価をされなければいけないのだと思います。そうすることが食料の安全保障を確かなものにしていく原点であることを忘れてはいけないのだと思います」「なんとしてもみなさんのお力で中泉さんを参議院に送って頂きたい」
JA秋田中央会 小松忠彦会長
「すごく農協のことを良くわかって頂いてありがたいという思いです」
■総理応援は失敗
選挙戦が終盤に差し掛かった今月14日。
中泉氏を応援するため大仙市を訪れた石破総理大臣。
演説会の前にセッティングされたのは地域農家との懇談でした。
コメ農家
「いま農業者は、特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて本気で戦っています。石破総理の言葉をあえて拝借するならば、『なめられてたまるか』ってことです」
参加者が意見を表明した後は、石破総理が延々と自身の考えを一方的にしゃべり続けるだけでした。
石破首相
「すいません感想めいたことで恐縮です」
その後の演説会では、場所や銘柄米の品種を言い間違えます。
石破首相
「最近この大館(会場は大仙)でもクマが出るらしい」
「そして秋田美人(正しくはあきたこまち)がそうですサキホコレがそうなのですが・・・」
取材メモ(意見交換会の参加者)
「総理は秋田まで言い訳しに来たんだなと思った」
取材メモ(中泉陣営関係者)
「農業団体のトップから『総理の応援は失敗だったね』と言われた」
■自民党は大きな岐路に
そして迎えた投票日。
中泉松司氏
「本当にみなさんの期待に応えられなかったことに、改めてただただ自分の力不足無力さを感じる次第です」
自民党が逆風のときでも基礎票・固定票だった「農業票」。
極めて重要視されながら今回の参院選で固めきることはできませんでした。
JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉さんがやっぱりどうしても消費者サイドの目線しかなくて、生産側の目線が足りなかったなと思うので」「小泉さんに対抗できるのは中泉さんしかないよと話をしても『自民党だからね』って声が聞こえてくるのでそのあたりが難しかったんじゃないかな」
自民党を支えた世代が高齢化し、若い世代が主張の明確な野党に流れる中、自民党の選挙戦術は大きな岐路に立たされています。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
今回の参院選、県内では保守分裂となった知事選の影響が色濃く残る中、自民党に対する逆風が吹き荒れました。
公示直前の今月1日、大仙市で開かれた中泉氏の決起集会では、収容人数約500人の会場にも関わらず、集まったのは100人程度で、県の南部での苦戦が特に予想されました。
このため、陣営は石破総理の応援演説を大仙市で行い、『テコ入れ』を目論見ましたが、農家との対話で総理が一方的に発言したり、「あきたこまち」を言い間違えたりするなどして支持者からは落胆の声が聞こえてきました。
続投を表明した石破総理に対し、党本部の役員・閣僚の一部、そして全国の地方組織から退陣を求める声が高まっています。
秋田県連の青年局も23日リモートで開かれた緊急の全国会議で「退陣」を要求したということです。
1159
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:35:22
宮城
○367,794立:石垣のりこ 現
×293,732自:石川光次郎 新 県議
×181,773参:ローレンス綾子
×087,720れ:石井義人
×056,242み:角野為耶
https://news.yahoo.co.jp/articles/12c23db46b511c2339239c72b426faa15d6858cc
自民党に吹き荒れた逆風「やっぱりおかしい」最後に“吹っ切れた”元ベテラン県議候補の「組織のジレンマ」
7/23(水) 18:02配信
盤石の「組織戦」“フルスロットル”でスタートも
FNNプライムオンライン
参院選宮城選挙区で自民党が擁立したのは、県議19年の実績を持つ新人・石川光次郎氏だった。
公示初日、石川氏が訴えたのは「政権交代の可能性なんてつくっちゃいけない」という強い危機感。政権与党の一角として、宮城の議席を奪還することが至上命題だった。
応援には村井知事と県内全ての市町村長が顔をそろえ、自民党が誇る組織力をフルに活用。小泉進次郎農水相、石破茂首相、小林鷹之元経済安保相といった党幹部も相次いで駆けつけ、陣営は「重厚な布陣」で一丸となって戦った。
石破首相は仙台駅前で「宮城のことを知り尽くした石川光次郎。新しい日本を、この宮城からつくっていく」と力を込めた。
組織への配慮「迷いがあった」
石川氏の政治スタンスは“現場主義”。19年間の県議としての経験を土台に、「地方から声を上げ、自民党を変えることが政治を変えることだ」と繰り返し訴えてきた。
公示前は自民党改革を訴える場面もあった石川氏。しかし、公示後は発言が控えめだった。
選挙戦を終えた本人に質問をぶつけると、まず答えたのは、続々と応援に入る党幹部や関係組織を前に、自分が自民党改革を強調していいのか、という迷い。
また、公示前には、「お前に何ができるんだ」と新人の弱みにつけこんだ野次を聴衆から飛ばされることもあり、そうした経緯が影響したと本人が打ち明けた。
真面目で勉強熱心で、県議会自民会派のエースとして慕われた石川氏は、今回の選挙戦でも有権者に対して実直であろうとするがゆえに、迷いが生まれ発するメッセージが弱まった。
SNSに代表される「短く、分かりやすく」で台頭した新興勢力と、石川氏のスタイルは対極にあったのかもしれない。
保守票の分裂、SNS発信の遅れ…重なった“想定外”
石川陣営の最大の誤算は、「保守票」の分裂だった。
当初は立憲民主党の現職・石垣のり子氏との一騎打ちが想定されたが、選挙戦が始まると参政党のローレンス綾子氏が急伸。若年層を中心に支持を広げ、石川氏と保守票を分け合う構図となった。
また、SNSの活用も後手に回った。選挙中盤から動画投稿や短尺の政策発信を強化したが、「スタートが遅すぎた」との声も陣営内からあがった。
従来型の組織戦に加え、SNS戦略や街頭での可視化が重視される中、「旧来型の戦い方では限界があった」とあるスタッフは話す。
吹き荒れた“逆風” 自民党離れの民意
「今回は追い風ではなく、引き波のような雰囲気だった」そう語ったのは、自民党の森下千里衆議院議員だ。
また、党政調会長の小野寺五典議員は「有権者がいろんな選択肢を見ていた」と話し、小林鷹之元経済安保相は「厳しい風が吹いていた」と危機感をにじませていた。
党内の「政治とカネ」問題や政権への不信感は根強く、石川氏がどれほど現場で尽力してきたとしても、その逆風を跳ね返すのは容易ではなかった。
極限の戦い、削られた体と声 そして最後の“吹っ切れ”
灼熱の選挙戦。石川氏は「体重が7キロ落ちた」と明かしていた。最終盤にはスタッフに「腹に力が入らねんだよ」と漏らす場面もあった。
それでもマイクを握り続け、迎えた最終日のラスト演説。石川氏は、それまでの慎重な言葉選びを振り払うかのように、本音を語り始めた。
石川光次郎氏:
今、我々が所属している自由民主党、国民の皆様と乖離をしている。それが政治に対する国民の不信につながっている。おかしいものをおかしいと言えなくなったら、世の中終わりなんです。誰かが言わなければ変わらない
熱気に包まれた演説会場。ようやく“吹っ切れた”候補者の声に、聴衆は耳を傾けた。
だが、その変化が有権者全体に届くには、時間が足りなかった。
「報いられなかった悔しさ」石川氏の言葉ににじむ想い
投開票日、石川氏は敗戦を静かに受け止めた。
石川光次郎氏:
皆さま方の大きな、大きなご厚情に対して報いることができなかったという悔しさはありますけれども、皆さんと一緒に一つになって、この戦いを進められたことは、私にとって大きな財産だと思っています
19年間積み上げた地方政治の経験、そして組織の力を背景にした正攻法の選挙戦。
それでも勝てなかった、「自民党への逆風」と「組織のジレンマ」が浮かび上がった選挙戦だった。
仙台放送
仙台放送
1160
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:37:30
徳島高知
○264,891無:広田一 現 高知 立憲会派
×201,619自:大石宗 新 高知県議
×123,070参:金城幹泰
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/2acc2c3b3bf138cc4740dbb6f6a13078664e36f9
参議院徳島・高知選挙区、無所属の広田一さんが合区制す…自民党の大石宗さん及ばず
7/21(月) 2:18配信
で喜ぶ広田さん(20日午後8時37分、高知市で)
参院選が投開票された20日、徳島・高知選挙区(改選定数1)では、無所属現職の広田一さん(56)が自民党新人で前高知県議の大石宗さん(44)(公明党推薦)ら3人を破り、2023年の参院補欠選挙に続いて4度目の当選を果たした。ガソリン減税など物価高対策を掲げ、立憲民主、国民民主、共産など各党の地域組織の支援を受け、票を伸ばした。合区になって5度目(補選を含む)の選挙戦で、全体の当日有権者数は116万5487人(徳島59万6538人、高知56万8949人)。投票率は53・61%で前回補選(32・16%)を上回った。県別では徳島50・48%(前回補選23・92%)、高知56・89%(同40・75%)だった。
支持者を前に悔しさをにじませる大石さん(20日午後8時34分、高知市で)
高知市桟橋通の広田さんの事務所では、支持者らがテレビや携帯電話の速報画面で開票の行方を見守り、「当選確実」が伝えられると拍手と歓声が起きた。まもなく姿を見せた広田さんは花束を受け取り、「党派を超えた幅広い支援のおかげです」と、バンザイを繰り返した。
広田さんは、選挙戦で掲げてきた物価高対策について「高知、徳島のみなさんの暮らしを守るため、ガソリンの暫定税率を廃止してガソリン代を引き下げます」と決意表明。さらには「次の任期で徳島・高知の合区を解消できなければ政治家として責任をとる」と覚悟を示した。
今回、広田さんは各政党の推薦は求めず、「保守から革新まで幅広い皆さんの受け皿になる」と23年の補欠選挙と同じ無所属で臨んだ。これに対し、立民、国民、共産など徳島、高知の両県組織は「参議院でも自公政権を過半数割れに追い込む」と、それぞれが広田さんを支援。事実上の野党統一候補が成立した。
ただ、高知が地盤の広田さんにとっては「まだまだなじみが薄い」という徳島での浸透が課題だった。このため徳島県議や市町村議計約400人に会い、「初めての広田はじめです」のあいさつとともに地域の課題を聞いて回った。
選挙戦でも出発式は徳島市で行い、後半9日間は徳島に腰をすえて街頭演説などで票の上積みを図った。「自民党という大きな組織に立ち向かう」と、現職でありながら、たすきには「挑戦者!!」と入れて草の根の選挙戦を展開。自公政権に不満を持つ保守層の票も集め、4度目の当選を果たした。
大石さん逆風のまれる
大石さんは敗北が濃厚になると、高知市はりまや町の事務所に現れ、支持者を前に「みなさんの期待に応えることができなかったのは、私の責任です」と頭を下げた。
23年の補欠選挙の大敗を受けて、自民党の候補者探しは難航した。大石さんが出馬の打診を受け、立候補を表明したのは今年2月だった。
知名度不足を補うため、自身の半生を描いた漫画をパンフレットとして作成した。選挙戦では、07年に高知県議に初当選以降、約20年間にわたって政治活動に取り組んだ経験など、現場主義をアピール。「地方が元気にならなければ、日本の将来はない。経済成長のエンジンは地方にある」などと訴えた。
昨年の衆院選に続く与党過半数割れの危機に、両県の自民、公明両党組織が奮起して引き締めを図ったほか、ユーチューブなどで街頭演説の動画を配信するなど、SNSも積極的に活用して無党派層にも訴求。しかし、与党への逆風の中、支持は広がらなかった。
金城さん及ばず
参政党新人の金城幹泰さん(43)は高知市介良乙の事務所で、敗戦の結果に「要因は私の力不足」としつつ、「街頭での活動を重ねるごとに参政党の認知度向上を実感した」と話した。
金城さん及ばず
初出馬の金城さんは選挙期間中、交差点などでの街頭演説を中心に活動。消費税廃止や一次産業の保護などを主張した。徳島、高知両市中心部には神谷宗幣代表が応援に駆けつけたが、及ばなかった。
政治団体「NHK党」新人の中島康治さん(46)も与党の過半数割れを訴えたが届かなかった。
1161
:
名無しさん
:2025/07/24(木) 21:37:42
厳しい生活,与党に不満
物価高にどう歯止めをかけ、暮らしを守るのかが問われた参院選。徳島、高知両県の有権者は、消費減税などを訴えた広田さんに期待を込めた。先行きの見えない生活の厳しさから、与党への不満が結果に表れたと受け取れる。
物価高対策として、自民がアピールした現金給付に対し、広田さんは「現金のばらまき、露骨な選挙対策」と批判。ガソリンの暫定税率廃止などで対抗した。
与党が過半数割れした昨秋の衆院選で、徳島、高知では自民が議席を守ったものの「政治不信がなくなったわけでない」(大石陣営)。広田さんは、有効な手立てを示せない自民への批判票を取り込んだ。
ただ、消費税は社会保障とともに地方の財源で、高知県の浜田省司知事は17日の記者会見で「代わる財源の議論がなければ公共サービスに影響が出る」と地方への財源措置を求めた。
今回、候補4人は高知が地盤とあって徳島での関心度が懸念された。合区解消を求める声が高まるなか、両県代表に選ばれた広田さんはその道筋をつけてほしい。政治を身近にして信頼を取り戻すためにも急がれる。(古谷禎一)
1162
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:44:50
福岡
419,082自:松山政司 現
380,592参:中田優子
320,391公:下野六太 現
306,409国:川元健一 新 元ソニー社員
303,624立:野田国義 現
138,374れ:沖園理恵
111,196保:森健太郎
102,557維:伊藤博文
075,596共:山口湧人
052,862み:古川あおい
045,207社:那須敬子
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250722-OYT1T50018/
福岡選挙区「指定席」、「わかりやすさ」武器に参政が奪取…立民・国民は「共倒れ」
2025/07/22 07:07
自公は死守
これまで自民、立憲民主、公明各党で議席を分け合ってきた福岡選挙区(改選定数3)は、自公が「指定席」を死守し、参政党が初の議席を獲得した。参政が「わかりやすさ」を武器に自民支持層や無党派層に支持を広げた。一方、同じ支持母体を持つ立民、国民民主両党は与野党逆転を狙ったが「共倒れ」となった。
当選から一夜明け、街頭で手を振る中田優子さん(21日午前8時2分、福岡市中央区で)=秋月正樹撮影
「生活者目線で訴えてきた政策が多くの人に支持していただけた」。初当選から一夜明けた21日、福岡市で街頭に立った後、報道陣の取材に応じた参政新人の中田優子さん(35)はこう振り返った。
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躍進の原動力となったのは「日本人ファースト」という党のスローガンだ。インパクトのある言葉は有権者を引きつけた。以前は自民支持だった同市の会社員の男性(54)は「『何で生活が苦しいのか』と考えていた時、心に刺さった。外国への投資より国民の生活を大切にするという主張を聞いて参政党への投票を決めた」と話す。
読売新聞社が20日に実施した出口調査では、13人の候補者のうち、中田さんは無党派層で最も多い2割の支持を集めた。自民支持層の1割弱にも食い込み、自民候補に次いで多かった。争点として最も重視した政策では、「外国人に関する政策」を挙げた5割強が中田さんを選んだ。
敗戦の弁を述べる野田国義さん(21日午前1時9分、福岡市中央区で)
一方、3選を狙った立民現職の野田国義さん(67)は、40人超の所属議員を抱える県連を挙げて選挙戦に臨み、各地で集会や街頭活動を行ったが、5番手に沈んだ。21日未明、福岡市内で支持者を前に深々と頭を下げた。県連の城井崇代表は「無党派層を引きつけるには力不足だった。戦略も戦術も大きく変えざるを得ない」とうなだれる。
「手取りを増やす」と訴えた国民民主新人の川元健一さん(45)は、玉木代表が何度も応援に入るなどテコ入れを図った。3年前の参院選で別の候補が獲得した13万票から30万票まで積み増したが、当選に届かなかった。
立民と国民民主の支持母体で、「2議席獲得」を掲げた連合福岡の幹部は「ショックだ。私たちの訴えよりも参政党の訴えが魅力的だったということだ」と悔しさをにじませた。
参政に票を奪われた自民の危機感も強い。自民現職の松山政司さん(66)は6年前の58万票から42万票まで減らし、大票田・福岡市の得票数は中田さんに及ばなかった。農業が盛んな地域でも「コメを巡る小泉農相の一連の対応への反発から『今回は参政に入れる』という若手農家もいた」(地方議員)という。
自民県連の松本国寛会長は「衆院選は遠くない。 真摯しんし に受け止めなければならない」と話した。
◇
投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1163
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:51:42
奈良
175,450自:堀井巌 現
143,740国:杉本葵 新 大和郡山市議
127,173維:平将生 新 医師
088,988参:黒川洋司
068,689立:川戸康嗣 新 奈良3区落選
046,787共:太田敦
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eea34bab8b8c85ebf1962e830aadde3fbc13504
参議院奈良選挙区、自民の堀井巌さん3選果たす…国民の杉本葵さんら及ばず
7/21(月) 12:28配信
読売新聞オンライン
万歳を繰り返す堀井さん(中央)(21日午前0時31分、奈良市で)
20日投開票された参院選で、過去最多の7人が立候補した奈良選挙区(改選定数1)では、自民党現職の堀井巌さん(59)(公明党推薦)が、国民民主党新人の杉本葵さん(34)、日本維新の会新人の平将生さん(49)らを退け、3選を果たした。堀井さんは、地方創生や外交など2期12年の実績をアピールし、組織票を手堅くまとめて議席を守った。杉本さんは、納税者目線の政治実現を訴え、若い年代を中心に一定の支持を得たが及ばなかった。投票率は61・52%(前回55・90%)。
【画像】支援者に謝りながら涙をこらえる杉本さん(右)(21日午前0時27分、奈良市で)
堀井さんが奈良市三条大路に構える事務所には支援者約200人が集まり、「当選確実」の一報を受けて堀井さんが姿を現すと、事務所内は大きな拍手で包まれた。堀井さんは「ふるさと奈良を元気にするために全力を尽くす」と力強く語った。
自民党派閥の政治資金問題への逆風もあった。問題を受けて外務副大臣を辞任し、自身の政治資金収支報告書では、5年間で計876万円の不記載が判明した。
参院選前には、国会の合間をぬって県北部から南部までくまなく足を運んだ。住民の声を聞き、「39市町村の声を国政に届ける」と初心に立ちかえり、選挙戦に臨むことを決意。医療や農業関係など300以上の業界団体から推薦を受けた。
選挙戦では個人演説会を連日開催。2期12年の実績をアピールしつつ、「京奈和自動車道などインフラ整備や治水対策を進める。県内の農林業など地場産業を振興させ、力強い奈良をつくる」と訴えた。
当選確実とした後、事務所で花束を受け取ると、堀井さんは「県民のみなさまのさまざまな声に耳を傾け、3期目にのぞんでいきたい」と日焼けした顔で笑顔を見せた。
杉本さん「申し訳ない」
堀井さんの当選確実が知らされると、奈良市内のホテルで吉報を待った杉本さんの陣営関係者や支援者らは落胆の表情を浮かべた。
人材情報会社などを経て、2023年、地元の大和郡山市議選に出馬してトップ当選した。その後、暮らしの負担軽減を目指して「国の制度から根本的に解決したい」と国政への挑戦を決意。22年に発足した国民民主党県連にとって、国政選挙で独自候補を擁立するのは初めてとなった。
ただ、立憲民主党との候補者一本化が進まず、連合奈良がいずれの候補者に対しても推薦を見送るなど、厳しい戦いを強いられた。SNSを駆使して政策を訴え、玉木雄一郎代表ら党幹部も応援に駆けつけたが、3選を目指す自民現職には及ばなかった。
会場に姿を見せた杉本さんは「みなさんの声を国に届けられず申し訳ありません」と頭を下げた。
1164
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:51:59
平さん、広がり欠く
奈良市四条大路にある平さんの事務所では、落選が確実になると、集まった支援者からため息が漏れた。平さんは「支持を広げきれなかった」と述べ、頭を下げた。
医師として20年間、医療現場の最前線に立つ中で医療制度の問題点を肌で感じてきた。「政治家として社会の根本を変え、多くの人を救いたい」と国政への挑戦を決断。「医療費の増大は社会保険料の増加につながる」と、党が掲げる社会保障制度の改革を強調し、「次世代のための政治を」と訴えた。
県内各地をくまなく回り、街頭での演説を重ねた。通勤時間帯に駅前に立つなど、維新の地盤である大阪に通う会社員らにもアピールし、吉村洋文代表ら党幹部もたびたび応援に駆けつけた。
しかし、野党候補が乱立する中、自民支持層を崩しきれず、無党派層への浸透も十分に図れなかった。
川戸さん浸透せず
奈良県大和郡山市のJR大和小泉駅近くにある立憲民主党新人の川戸康嗣さん(49)の事務所では、支援者らがため息をついた。川戸さんは「私の力不足でした。引き続き頑張るので、応援よろしくお願いします」と支援者らに深々と頭を下げた。
昨秋の衆院選奈良3区で立民公認で立候補し落選。翌日から朝の駅立ちを欠かさず続け、地道に知名度向上に努めてきた。参院選候補として打診されたのは2月初旬。選挙戦でも「愚直なスタイル」を貫き、朝夕の駅立ちのほか、街頭に短時間立って支持を訴える「スポット」を連日数十か所で繰り返し、物価高対策を訴えてきたが、浸透しきれなかった。
国民民主党が1月、公認候補の擁立を発表し、支持団体の連合奈良は候補者推薦を見送った。立民の選挙運動を支えてきた戦力が半減し、埋没が避けられなかった。
太田さん 「頑張り切れた」
共産党新人の太田敦さん(53)は奈良市四条大路の事務所で支援者らを前に、「みなさんのご支援を受け、最後まで頑張り切れた」と語った。
地盤の大和高田市を含む中南和地域を中心に回り、消費税を一律5%に引き下げるほか、農家に対する所得補償の必要性などを訴えた。
1165
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:52:54
>>1116
https://news.yahoo.co.jp/articles/4081f94190ed7d6da466fed25b35469c60aea05d
〈参院選鹿児島〉自民・森山幹事長が繰り返した「消費税を守り抜く」が逆風に――“牙城”崩落に水面下の動き 初の女性議員「歴史的勝利」した背景
7/21(月) 11:25配信
南日本新聞
敗戦の弁を述べ、支持者に頭を下げる園田修光さん=20日午後8時18分、鹿児島市郡元2丁目
「保守王国」と呼ばれる鹿児島で、1998年から改選議席を独占し続けてきた自民党の牙城が崩れ去った。前参院議長の尾辻秀久氏の勇退に伴う現職不在の鹿児島選挙区を制したのは、秀久氏の三女である尾辻朋実氏だった。物価高対策や政治とカネ問題による自民への不満が渦巻く中、「政治を変えよう」とのメッセージで批判票を取り込み、強固な地盤に風穴を開けた。衆参通じ県内選挙区では初の女性国会議員となり、歴史的勝利だ。
尾辻氏は秀久氏の後継を狙い名乗りを上げた自民公認候補の選に漏れ、立憲民主党の誘いを受けて無所属で立候補した。この経緯から野党や連合鹿児島の支援に温度差がみられたものの公示5日前、「自民に戻らない」と宣言。共産党の候補擁立取り下げが実現したことが転換点となった。
選挙戦突入後は父譲りの演説で「地方の衰退は自民政治のせいだ」と真っ向批判。「秀久氏の娘」を前面アピールしても世襲批判が高まることはなかった。秀久氏の支持者らが水面下で自民票を切り崩し、無党派層まで支持を広げ突き放しに成功した。
衆参10年の経験がある自民元職の園田修光氏は党副総裁の菅義偉元首相との縁が深く、党本部が公認を決めた。当初は県連内にわだかまりが残ったが、6月以降は「森山裕幹事長のお膝元で負けられない」と県議や国会議員らが総力を挙げ組織戦を展開。幹事長自ら何度も地元入りし引き締めたが浸透しきれなかった。
派閥裏金事件以降、自民への不信感は払拭できないままだ。森山氏が矢面に立ち繰り返した「責任政党として消費税を守り抜く」との主張は野党の減税論にかき消され、自民批判を一層あおった側面もある。県内3選挙区で敗北した昨年の衆院選に続き、自民の求心力低下を浮き彫りにした。
尾辻氏に加え、自民票を奪ったのが参政党だ。新人の牧野俊一氏が訴えた「減税と積極財政の両立」は保守層に響き、大勢が集まる演説会場もあった。地方議員や党員らの支援に加え、交流サイト(SNS)を積極活用し支持を拡大。組織や動員に頼らない新たな運動の形を示したと言える。
投票率は前回より大きく伸び56.46%となった。コメやガソリンなど物価高にあえぐ有権者が暮らしに直結する政治と向き合い、自公議席の大幅減を突きつけた意味は極めて重い。
南日本新聞 | 鹿児島
1166
:
OS5
:2025/07/24(木) 21:53:33
https://373news.com/lineup/senkyo/sanin/25/news/217594/
比例代表得票2位は参政党、自民王国・鹿児島に吹き荒れた〝オレンジ旋風〟――10〜40代はトップ、自公が初の50%割れ
2025/07/22 11:07
参院選 2025参院選
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
詳しく
20日投開票の参院選鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻朋実氏(44)が初当選を果たした。自民が2人区時代の1998年から独占した参院改選議席を失い、県内選挙区で衆参を通じて初の女性国会議員が誕生した。比例代表では参政党が得票率2位に入るなど躍進を見せた。
鹿児島県内の比例代表の得票総数は71万468票だった。政権与党の自民党(31.9%)と公明党(9.2%)を合わせた得票率は41.1%で、改選1人区になった2001年以降、初めて50%を割り込んだ。得票数2位は参政党の10万949票(14.2%)で、政治団体として初めて選挙戦に臨んだ前回22年の3.8%から躍進した。
自民党が22万6583票を獲得して最多だったものの、事実上の政権選択選挙とされた中、派閥裏金事件などによる与党への県民の厳しい評価が浮き彫りになった。
3位は立憲民主党の8万8081票(12.4%)、4位は公明6万5341票、5位は国民民主党5万5394票(7.8%)、6位はれいわ新選組5万2722票(7.4%)だった。
前回との比較では、自民が11.0ポイント、立民1.4ポイント、公明3.0ポイントとそれぞれ減少。国民は3.3ポイント、れいわは4.0ポイント増えた。
共同通信の出口調査によると、自民は50、60代、70歳以上の投票先で最多。70歳以上では47.2%と約半数を占めた。参政は10代から40代で1位となり、50代、60代でも2位につけて幅広い世代の支持を集めた。無党派層はれいわが17.2%で最多。自民15.2%、立民12.1%と続いた。
争点となった物価高対策では、現金給付が良いと答えた人の投票先は自民の49.0%、消費税減税と回答した人は参政の22.4%が最も高かった。
1167
:
OS5
:2025/07/24(木) 23:28:12
>>1088
https://news.ntv.co.jp/n/knb/category/politics/kna875ced762df487d8919d3f064bb515c
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る
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2025年7月22日 20:34
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る
堂故茂さん(自民・現)
「自分が歩んできた政治の経験を全て使い切る、その思いでここに立たせていただいております」
参議院選挙富山選挙区で3期目の当選を目指した自民党の堂故茂さん。
実績とともに強く訴えたのは地元・氷見市など能登半島地震で大きな被害を受けた、地域の復旧・復興への思いでした。
堂故さん
「できるだけ 課題をクリアして、被災者のためにできるだけ早く復旧復興を進めないといけない」
吹き荒れた自民党への逆風。
物価高対策で与党は現金の給付を打ち出しましたが…
堂故さん
「ちょっと評判悪いですね ばらまきかって」
演説会では、給付金の方が食料品の消費税をゼロにした場合の税額より多いと説明に時間を割きました。
堂故さん
「これがベストだとまったく思っていません。もうちょっと国民に届くような物価高対策をすべき」
庭田さんを公認した国民民主党を意識してか、ガソリン暫定税率の廃止に触れる場面も。
堂故さん
「公党間で約束したんですから、ガソリン 1リットルあたり25円の暫定税率を廃止すべきだと思います。速やかに」
選挙期間中にも、自民党の議員による「運よく能登で地震があった」という発言で、逆風はいっそう強まりました。
堂故さん
「皆さんから聞かれるのは『自民党何しとんがよ、エラーばっかりで、しっかりしろ!』そんなことを言われます、お気持ちはわかります。しかし、堂故茂 にですね、その声を託してください」
自民王国・富山の議席を死守しようと、知名度のある議員が次々と応援に入りました。
小渕優子組織運動本部長(自民)
「買い物するとき消費税がない、ありがたい。でもこれゼロにしちゃったら、年金医療介護子育て、これのお金どこから持ってくるんですかね。こんな危なっかしい危険なことは、我々責任与党はとてもじゃないけど申し上げることはできない」
小林鷹之衆議院議員(自民)
「堂故さんパフォーマンスしないじゃないですか、パフォーマンスで政治できないですよ」
さらに苦戦が伝えられる中、富山入りしたのは
石破首相
「世界がいま一番厳しい安全保障環境にあるときに、この参議院選挙で、きちんとした防衛を語っている党がどこにある、きちんとした防災を語っている党がどこにある」
選挙戦最終盤に迎えた地元・氷見市での総決起大会。堂故さんの口からはこんな言葉が。
堂故さん
「こんなに厳しい選挙初めてです。相手がいるようないないような本当に厳しい風との戦いです」
演説の最後に先月亡くなった氷見市の林前市長に触れた際には…
堂故さん
「林前市長が亡くなる前に、電話いただきまして『堂故さんごめんね、選挙手伝えん』って言ってくれました…皆さんお願いです、堂故最後のお願いです、もう頼むことはないかもしれません。今度の選挙勝たせてください、絶対に勝ち抜いて氷見のために、富山のために本気で死ぬ気でやりますから、どうかお願いします」
投開票が行われたおととい。堂故さんの得票は、地元・氷見市など7つの市と町で、庭田さんを上回りました。しかし富山市で大きく差をつけられ、県全体ではわずか8000票差で敗れました。
自民以外の候補に18年ぶりに奪われた参議院富山選挙区の議席。
敗因はどこにあったのか。
自民党富山県連 宮本光明幹事長
「街頭でいろいろされていても、毛嫌いされるような雰囲気感があったり、そういうことが『自民は支持できないよ』と言う声を浴びせられて、私どもも現実にあったわけなんですけど、それぐらい有権者の皆さんは、減税の事や物価高の事やいろんなことで自分の生活も含めて大変厳しい環境に置かれながら、それを政治に求めておられた」
激戦の末、3期目への思いは届かなかった堂故さん。
堂故さん
「結果が出なかったのは残念です。私は自分のテーマである『ふるさとに根っこのある人づくり』、地域の片隅で一生懸命これからもやりたいと思っています。本当にありがとうございました、ありがとうございました」
最終更新日:2025年7月22日 20:34
1168
:
OS5
:2025/07/24(木) 23:35:11
岡山
◯307,556自:小林孝一郎 新 県議 21年衆院選比例下位落選
✕283,799立:国友彩葉 新 岡山市議
✕192,606参:広森志穂
以下略
https://www.asahi.com/articles/AST7P3K6VT7PPPZB00JM.html
激戦で自民がみせた底力 「大接戦」のはずが、立憲の誤算はあの政党
有料記事
北村浩貴 小沢邦男2025年7月23日 8時30分
20日投開票された参院選岡山選挙区(改選数1)は新顔4人が争い、自民党の小林孝一郎氏(47)=公明党推薦=が、立憲民主党の国友彩葉(さよ)(33)、参政党の広森志穂(34)、NHK党の岩田好明(57)の3氏を破って初当選を果たした。自民は、今期で引退する現職の石井正弘氏が2013年に議席を獲得してから岡山選挙区での全勝が続く。投票率が前回より6.95ポイント増え54.18%を記録した激戦を振り返る。
自民重鎮「こんな選挙は初めて」
「小林孝一郎の勝利というよりは県連の総力をあげた勝利」。21日未明、当選確実の一報を受けた小林氏はこう語った。
選挙戦最終日の19日。小林氏は日中、岡山市中心部で街頭演説を重ねながら訴えて歩いた。奉還町商店街からJR岡山駅を経由し、駅前商店街へ。その流れで表町商店街に入った。
写真・図版
自民党の小林孝一郎氏が街頭演説をする間、道路に向かって手を振る岡山県選出の国会議員逢沢一郎氏(右)、石井正弘氏(左から2人目)、山下貴司氏(左)=2025年7月19日午後1時32分、岡山市北区、北村浩貴撮影
県選出の重鎮、逢沢一郎氏(衆院1区)や山下貴司県連会長(同2区)ら国会議員も張り付き、商店主や歩行者らに言葉をかけて握手を繰り返した。
逢沢氏は今回、県外からの応援依頼をすべて断ったと話す。「岡山から一歩も出なかった。こんな選挙は初めて。毎日、電話か外でしゃべったり、企業を回ったりしていた」
選挙戦は、2016年以来となる新顔同士の争い。小林氏は自民現職の石井正弘氏の後継として立候補した。物価高を上回る賃金上昇など物価高対策、医師や県議の経験をアピールして地域医療の充実などを含めた地方創生を訴え続けた。
選挙カーで県内を回り、スポット演説を繰り返す。県選出国会議員や地元議員らも同行した。陣営には医療、介護関係だけでなく「自民党らしい幅広な」(陣営関係者)団体や企業から推薦状が集まり、その数は1400を超えた。前回選挙で自主投票だった公明党からは早々と推薦を得た。自公協力は順調で、県連関係者も「だいぶ浸透している」と手応えを口にしていた。
加藤財務相、選挙カーから声を張り上げ
1169
:
OS5
:2025/07/24(木) 23:39:51
>>1096
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250721-OYTNT50257/
当落分けた「8000票」 激戦の北海道参院選一夜明け、再選3人気持ち新たに
2025/07/22 05:00
約8000票の差が当落を分けた参院選道選挙区(改選定数3)の投開票から一夜明けた21日、再選を果たした3人は札幌市中央区にある、それぞれの事務所で報道陣の取材に応じ、次の任期に向けて気持ちを新たにした。
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■自民・岩本氏
自民党の岩本剛人氏(60)は午前、「大変厳しい選挙だった。議席をいただいた責任はとても重たい」と激戦を振り返った。
当確の一報を受けて以降、取材対応に加えて自民道連や公明党道本部へのあいさつに追われ、帰宅したのは午前5時頃。2時間ほどの仮眠で目を覚ますと、冷たい水で顔を洗ったという。「物価高対策のため、しっかり補正予算や政策などを議論していきたい」と気を引き締めた。
■自民・高橋氏
トップ当選だった自民の高橋はるみ氏(71)は午後、事務所で参院選の結果を伝える新聞に目を通し、「北海道のためにできることを実現していきたい」と抱負を述べた。
選挙戦では離島を除く175市町村を回り、地域医療の維持などを訴えて回った。当初は午後からの活動を予定していたが、支援者らからの祝福メールが気になり、朝から一つひとつ丁寧に返事をして過ごしたという。「道の課題をしっかり解決する。各党間の政治情勢にも向き合っていきたい」と語った。
■立民・勝部氏
2位で当選した立憲民主党の勝部賢志氏(65)も午前、事務所で新聞各紙に目を通し、「本当に多くの皆さんに応援をいただいた。選挙戦で訴えたことを実現できるようにしたい」と誓った。
公示からの17日間は午前5時半頃に起床する日々を過ごした。21日は少しゆっくりした朝を過ごそうかと思っていたが、午前6時半頃からお祝いの電話やメールが届き始め、目が覚めたという。当面の課題と定めるのは物価高対策。「課題は山積しており、どれも猶予はない」と力を込めた。
1170
:
OS5
:2025/07/24(木) 23:46:13
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250722-OYTNT50238/
【検証・参院選】国民候補、一部立民が支援 参政と票分散で3位取れず…「旧民主系」、次期衆院選に懸念材料
2025/07/23 05:00
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自民党と野党のどちらが2議席を取るのかが注目された第27回参院選道選挙区(改選定数3)は、自民に軍配が上がった。3議席目を巡り、約9000票差に3候補がひしめき合った、まれに見る接戦を検証する。
■衆院選の「貸し」
「皆様の思いに応えることができず、誠に申し訳なかったと思う」。投開票から一夜明けた21日午前10時頃、国民民主党の鈴木雅貴はJR札幌駅近くで街頭に立った。3位当選した自民党の岩本剛人と9286票差の5位に終わった鈴木。時折言葉を詰まらせ、「引き続き国民民主党をよろしくお願いいたします」と締めくくった。
投開票から一夜明け、厳しい表情で街頭に立つ鈴木雅貴氏(21日午前、札幌市中央区で)
自民の逆風で野党有利とされた参院選。立憲民主党と国民民主は候補者調整に成功し、万全の態勢を整えた。調整には両党を支援する連合北海道が大きな役割を果たした。
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衆院選が迫った昨年10月、ある連合幹部は東京都内で、党の顔である国民民主幹事長の榛葉賀津也と向き合い、こう直談判した。「既に連合は立民の候補に推薦を出した。今回、国民民主は擁立を控えてくれないか」
両党と連合北海道などは昨年夏、次の参院選で「両党で候補者2人」を確認したが、参院選の前に衆院選の実施が決まった。連合幹部は参院選における両党の関係を見据え、榛葉との面会に臨んだ形だ。
衆院選で、立民は比例復活を含め小選挙区の12人全員が当選した。一方、国民民主は小選挙区の擁立を見送ったが、全国で伸長し、発言力を強めた。そして参院選が近づくと、衆院選での“貸し”もあり、立民との候補者調整で強気な姿勢が取れるようになった。4月、先だって連合が鈴木への推薦決定を発表したこともあり、国民民主は鈴木の出馬記者会見にこぎ着けた。
■思わぬ伏兵登場
鈴木は党勢に乗り、急速に支持を広げていったが、参院選が公示されると、予想外の展開が待っていた。参政党の田中義人の躍進だ。
激戦を終え、支援者と握手を交わす田中義人氏(21日午前、札幌市中央区で)
当初は当選圏外とみられていた田中だが、公示後に報道各社が実施した調査では、鈴木と岩本に並ぶ情勢が次々と報じられた。田中陣営によると、道内の党員申し込み数は1日100人単位で増えていったという。
戦いを振り返る勝部賢志氏(21日、札幌市中央区で)
思わぬ伏兵の登場で三つどもえの戦いとなった3位争い。田中の勢いを受け、動いたのは立民の関係者だった。「国民民主がやばい。鈴木を頼むぞ」。立民のある国会議員は選挙戦終盤、自身の後援会を集め、号令をかけた。序盤から立民の勝部賢志は安定した戦いを続けた状況を踏まえ、自身の後援会が持つ票を鈴木に回すことを決めたのだ。ほかにも一部の立民議員が勝手連的に鈴木への支援を呼びかけるなど、援護射撃を行った。
■立・国関係に懸念
そして投開票日。道選挙区は3議席目の当落判明が全国で2番目に遅い大激戦となった。結局、鈴木と田中は岩本に僅差で敗れた。国民民主道連幹部は「大票田の札幌では鈴木と田中は岩本を上回ったが2人で票を分け合い、地方に強い岩本を利することになってしまった」と敗因を語った。
参政の躍進に、「旧民主系」の関係者は、今後の両党の協力関係に影響を与えるのではと懸念する。特に関係者が頭を悩ませているのが、次の衆院選での対応だ。
国民民主は参院選でも道内の比例票を29万票超獲得し、存在感を示した一方、現在、衆院全12小選挙区には立民の現職議員がいる。国民民主道連幹部は、こう心境を吐露する。「勢いに乗る参政はきっと複数の小選挙区で候補擁立を考えるはずだ。そんな中で、うちが立てるのは比例だけというのは許されないだろう」(敬称略)
1171
:
名無しさん
:2025/07/24(木) 23:48:07
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250723-OYTNT50278/
【検証・参院選】自民2議席薄氷勝利 4区調整案、公明衆院選への協力懸念 参政の躍進背景に
2025/07/24 05:00
当選が決まり、公明党道本部の幹部らとともに万歳をして喜ぶ岩本剛人氏(中央)(21日未明、札幌市中央区で)
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■辛勝笑顔なく
「本当に厳しい選挙だった」。21日未明、当確が伝えられると、自民党の岩本剛人は深く頭を下げた。笑顔はなく、「勝者」とは思えない面持ちだった。
逆風が続く自民。道連が注力したのは公明党との関係整備だった。昨年の衆院選では「自公連携の象徴」の道10区(岩見沢市など)で公明候補が落選。両党が新たな協力区探しを進める中、「すっきりとした状態で戦いたい」との公明側の意向を踏まえ、自民は参院選前の5月、道連前会長の中村裕之が自身の道4区(小樽市など)を差し出して軟着陸させた。
一方で、最大の課題は岩本の知名度不足。そこで党は前回2019年と同様、岩本の支援に傾注した。選挙中は人気弁士が続々と駆けつけたほか、森山幹事長も来道し、「2議席のため岩本に支援を」と業界団体の幹部らを札幌市内のホテルに集め、発破をかけた。
最終的に4位と8488票差で辛勝した岩本。札幌市では参政党の田中義人に2万635票、5位の鈴木雅貴に2万5703票差をつけられたが、日本保守党を含む保守票の受け皿が分裂したこともあり、地方での“貯金”で逃げ切った。岩本は当選が決まると、真っ先に公明道本部に足を運び、佐藤英道代表とともに万歳した。
当選から一夜明け、報道各社の取材に応じる高橋はるみ氏(21日午後、札幌市中央区で)
■「一番うれしい勝利」
前回80万票超を得た高橋はるみも、かつてない厳しい選挙となった。高橋は派閥による政治資金パーティー収入不記載問題の当事者の一人。知事退任から6年が過ぎ、当初から「今回は票を減らす」との観測が広まった。
「岩本一辺倒」な支援態勢に、周りから「岩本氏に寄せすぎだ」と不満も漏れる中、各地をきめ細かに遊説。前回よりも約30万票減らしたものの、堂々の1位当選だった。「何回も選挙をしているが一番うれしい勝利だ」。20日夜、高橋は満面の笑みを見せた。
今回、岩本と高橋で得たのは計87万9676票。2議席は維持できたが目安とした100万票に届かず、自民の退潮を示した結果となった。2年後に迫る統一地方選へ向け、「(逆風で)企業団体は末端まで自民候補に投票とはいかない。道議会で自民が議席を減らすかもしれない」(自民中堅道議)と警戒の声が広がる。
自民道連会長の武部新は21日未明、報道陣の取材に「(得票減を)しっかりと受け止めなければならない。信頼は回復しておらず、今後しっかり取り組んでいく必要がある」と語った。
■衆院選「前向きに」
「チャンスがあればしっかり前向きに検討したい」。投開票日から一夜明けた21日午前、田中はJR札幌駅近くで演説を終え、報道陣に次期衆院選への対応を聞かれると、こう力を込めた。
元倶知安町議の田中は以前から外資による町内の違法な開発行為を問題視。5月にSNSで現場の空撮写真などを投稿すると閲覧数は約450万回に上り、その後工事は停止した。参院選で田中は外国人対策に訴えの軸足を置き、工事停止を「実績」に躍進した。
次期衆院選での田中の動向について、複数の公明道幹部は「4区(に立つ)でしょう」と口をそろえる。
道4区は自公協力の新たな「象徴区」である一方、田中の地元で、躍進の一因となった違法開発の現場の倶知安町も含む。4区には立憲民主党の大築紅葉という「強敵」がいる。4区の禅譲は他の小選挙区で自民候補の支援と引き換えとされ、公明関係者は「4区で公明が『頑張れば勝てそうだ』という情勢にならなければ、相互支援の効果は出ない」と全道への影響を懸念し、自民の奮起にも期待を寄せる。
読売新聞の取材に、田中は「党本部と相談し、全小選挙区で勝てそうなところを冷静に判断する」とし、4区についてはこう分析する。「自民の地方議員は『次は公明を支援しろ』と言われても、まっすぐには流れないだろう」(敬称略)
(この連載は、高橋広大、平井翔子、高田悠介、森近正が担当しました)
1172
:
OS5
:2025/07/24(木) 23:58:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423223
泉房穂氏、立民会派入りへ ラサール石井氏も
2025年7月23日 23時07分 (共同通信)
参院選兵庫選挙区に無所属で立候補し、初当選した泉房穂・元明石市長が立憲民主党会派に入会する方向となった。党関係者が23日明らかにした。泉氏は立民兵庫県連の推薦を受けていた。社民党から比例代表で出馬し、初当選したタレントのラサール石井氏も近く会派入りする見通し。立民と社民は参院で統一会派を組んでいる。
1173
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:12:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffb0ec77ebe00101d9fd53734f2391f8dcfaf7f5
参政・神谷氏「勝利の女神」と絶賛の元維新議員 党は議員より党員主体で「民意」暴走恐れ 「第三極」変動㊤
7/22(火) 7:08配信
産経新聞
参院選投開票から一夜明け、街頭演説する参政党の神谷宗幣代表(右から2人目)ら=21日午後、東京都港区(梶山裕生撮影)
「解散総選挙に向けてもう一度、大飛躍をさせてほしい。これは日本を取り戻す戦いだ」
参院選投開票の翌21日夕、参政党代表の神谷宗幣は東京都内で演説し、次期衆院選で30議席獲得を目指す考えを示した。
【写真】「勝利の女神」と絶賛された元維新議員
参院選で参政は自民党の支持層などを切り崩し14議席を得て、非改選と合わせて改選前2議席から15議席に躍進した。比例代表では約742万票を獲得。令和4年前回選(約176万票)の4倍を超え、これまで自民批判票の受け皿だった日本維新の会の約437万票を上回った。
■「捨てる神あれば」
うねりの契機は選挙前にあった。比例当選した梅村みずほの加入だ。維新に所属していた梅村は参院選候補を決める党内予備選で敗れ、「ガバナンス不全」を理由に離党。参政に引き入れたのが、神谷だった。
当初、参政の国会議員は4人。公選法が定める国政政党要件の1つ(国会議員5人以上)を満たしていなかった。しかし6月下旬の梅村入党後、要件を満たしたことで党首討論会への出席が認められ、その後もテレビなどで神谷の露出が増えると注目を集め、ユーチューブの党公式チャンネル登録者数が急増した。
公示後、大阪市内の演説で梅村が「捨てる神あれば、拾う神谷宗幣」と持ち上げれば、並び立った神谷も、活路を開いた梅村を「勝利の女神だ」とたたえた。梅村加入だけが躍進の理由でないとはいえ、維新がその遠因をつくり、票を奪われたとすれば皮肉というほかない。
■ネットと「どぶ板」
参政は令和2年設立の新興政党だ。「投票したい政党がないから、自分たちでゼロから作る」をスローガンに現代表の神谷ら5人がユーチューブで約2800人を集めて創設した。
5年12月時点の党員は約7万5千人。元大阪府吹田市議の神谷は党設立前の平成22年以降、自虐史観からの脱却を掲げる超党派の地方議員組織を設立してネットワークを構築した。ユーチューブで政治や歴史問題を扱うチャンネルを開設するなどネットを通じた勢力拡大の基盤を整えてきた。
ただ「ネット戦略だけでは頭打ちになる」(党関係者)として神谷は令和4年の参院選後、全国での支部設立を指示。翌5年の統一地方選で100人の地方議員を誕生させ、全都道府県に287支部を立ち上げた。参院選と同じく20日に投開票された奈良市議選(定数39)では参政候補がトップ当選している。全国各地でポスティングなどを続けて浸透を図り、足腰を鍛えてきた点は、地域政党を母体とする日本維新の会とは異なる。
■支持者、苦境打開を「期待」
マーケティングに基づく戦略もある。参政は、人種や信条などを巡るポリティカル・コレクトネス(ポリコレ、政治的公正)をいぶかしむ保守層に照準を定め、これまで新型コロナウイルスのワクチン接種政策の検証や外国人の過度な受け入れ制限を主張してきた。今回掲げた「日本人ファースト」もその一環だ。
保守層は主に自民党の支持基盤だ。国際政治アナリストの渡瀬裕哉は「自民がリベラルになり反ポリコレ層が流れた」と話す。実際に今回、神谷が「LGBT理解増進法を作ったのは自民党。国会でろくに審議もせず決まった」と批判すると聴衆は喝采を送った。
神谷の演説を交流サイト(SNS)で視聴したという大阪市の男性会社員(30)は演説会場を訪れ「直接聞いてみたくなった。参政党には、減税や少子化対策などで苦境を打開してくれるという期待を感じる」。
■他党支持層も取り込みか
参政の特徴は、議員ではなく党員を主体とした体制だ。5年分の政治資金収支報告書によると、収入額約12億7千万円のうち、党員からの党費が4億5千万円と35%を占める。党運営の実務を担う「運営党員」は党の政策を決めたり、党内予備選で投票したりすることが可能。極めつけが、法律のプロではない党員らの生の意見を集約し、今年5月に発表した「新日本憲法」構想案だ。
渡瀬は経済や外交、安全保障などに関する参政の政策を「現実的ではない」と指摘。政策転換しようにも神谷が「熱心な党員の意見に反対はできないのでは」とみる。急拡大の原動力となった党員の「民意」が暴走し、もろ刃の剣になりかねない危うさがあるとの指摘だ。渡瀬はいう。
「参政党員は自分の意思で入党しており、士気が違う。自民だけでなく他党の支持層もいずれ取り込んでいくだろう」(敬称略)
◇
与党が過半数割れした参院選では「第三極」を巡る情勢も変化した。関西での動きを追う。
1174
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c0cd36ee1b89b0a5991f85e6e93504d3efc85b
なりふり構わぬ異例ノルマ 維新、牙城死守も比例4割減 国民や参政と300万票差の現実 「第三極」変動㊦
7/23(水) 7:03配信
産経新聞
参院選の開票結果を受けて記者会見に臨む日本維新の会の吉村洋文代表=20日、大阪市北区
毎日100人に電話で投票を依頼し、達成状況を報告せよ-。参院選後半戦の7月中旬、日本維新の会は本拠地の大阪選挙区(改選数4)で府内の地方議員約200人にこうしたノルマを課し、なりふり構わぬ総力戦を展開していた。
指示が出たのは新人、岡崎太の陣営だ。陣営の見立てでは、同じ維新の新人、佐々木理江は当選圏内。だが肝心の岡崎は最後の議席を争い、当落線上をさまよっていた。
平成28年以来、2議席を獲得し牙城であるはずの大阪での苦戦。従来の構図を崩したのは、大阪をルーツとし、急速に支持を広げた参政党だ。維新議員は古参の先輩議員がうめくのを聞いた。「報告まで求める指示など出たことがない。今までで一番厳しい選挙だ」
蓋を開けてみれば佐々木は1位、岡崎は2位。維新は全体で改選6議席を上回る7議席を確保したが、代表の吉村洋文ら党幹部の表情は硬い。
無理もない。全国の選挙区候補15人で当選したのは、大阪以外では京都のみ。6年前に議席を得た東京も兵庫も敗れた。
比例代表の得票数は、令和4年前回選の約784万票から4割以上減の約437万票。参院選では過去最少で、半分近くは近畿での得票だ。第三極では、いずれも700万票台にのせた国民民主党と参政に水をあけられ、全国規模で支持を広げるには至らなかった。
■再生回数1桁少なく
参院選で日本維新の会は、社会保険料引き下げによる現役世代の負担軽減を「一丁目一番地」に掲げた。ただ、参政党の「日本人ファースト」に代表される外国人政策が主要争点に急浮上し、埋没した感は否めない。
それでも維新代表の吉村洋文は20日夜の記者会見で「日本の人口構造を考えると、高すぎる社会保険料を下げるのは絶対必要だ」と強調する。
現役世代の負担軽減は国民民主党も主張した。所得税が生じる「年収の壁」引き上げを中心に訴え、改選4議席を17議席に増やし、非改選と合わせた議席は、維新の19を上回る22。14議席を獲得した参政とともに第三極として躍進した。
伸長した国民、参政と微増の維新。交流サイト(SNS)が影響力を持つ中、ネットでの発信力が選挙結果を左右したことは間違いない。
各党首が選挙戦最終日の19日夜に行った「最後の訴え」。各党がユーチューブの公式チャンネルで配信した動画の再生回数(22日午後6時時点)は、3党のうち最も多い参政が約90万回、国民が約23万回。維新は約2万9千回で1桁少ない。
有権者への訴求力で維新は国民や参政に及ばなかったといえそうだ。維新が打ち出した「社会保険料から、暮らしを変える」よりも、国民の「手取りを増やす」、参政の「日本人ファースト」のほうが刺さりやすい。
■吉村氏以外「いない」
維新にとって今後の焦点は、吉村が代表を続投するか否かだ。特別党員は選挙結果を踏まえ、近く代表選実施の是非を決める。吉村に代わる人材は「いない」という声が大勢だが、あるベテラン議員は「関西以外では地方議員が自身の選挙で応援に来ない執行部に切り捨てられたと思い、不安を募らせている。執行部が目配りしないと見限られる」と指摘する。
衆参両院で与党が過半数割れし、第三極の役割は今後どうなるのか。吉村は20日の会見で「日本人ファースト」への有権者の共感を念頭にこう述べた。
「各野党がワンイシュー(単一の問題)を明確にすることが求められている。維新は改革政党であり、愚直に訴える。今後は第三極という概念がなくなっていくだろう」(敬称略)
◇
鈴木文也、石橋明日佳、山本考志が担当しました。
1175
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:49:05
>>1092
https://news.yahoo.co.jp/articles/f93287d480d7591e2e0dde1606fb24388a748f30
ふくしま2025参院選 総括(上)与党 示した地力喜びはなく 党勢の衰退に危機感
7/22(火) 11:05配信
福島民報
参院選から一夜明け、役員会で選挙戦を振り返る星会長(右)ら自民党県連幹部=21日午前10時ごろ、福島市
参院選の福島県選挙区(改選1議席)で、自民党の現職森雅子(60)が4選を果たしてから一夜明けた21日、党県連幹部が役員会のため福島市の県連会館に集まった。一様に硬い表情で当選を喜ぶ様子はない。「政治とカネ」問題などで党への逆風は依然強く、東北地方で議席を得たのは福島県のみ。県連が「地力」を示した形だが、党勢が衰退していけば地方創生や復興施策の継続もおぼつかない。「組織の立て直しが急務だ」。幹部の一人はつぶやいた。
◇ ◇
昨秋の衆院選で党所属の県選出議員は比例復活も含め新人の2人だけになった。福島県1区の次期衆院選候補者となる支部長は不在のままだ。対する立民は比例単独と復活を含め5人。政権与党として存在感を示すには友好・支援団体との選挙運動における連携強化が必要となる。党県連は次期衆院選を見据え、協力を呼びかけていく考えだ。
保守系の無党派層の取り込みも重要と県連はみる。今回の参院選で福島民報社が実施した出口調査によると「支持政党なし」の無党派層の比例投票先は自民が20・3%。一方、保守的な政策を訴え「台風の目」となった参政は15・6%で自民に4・7ポイント差まで迫った。県連も参政への票の流出を実感しており、幹事長の矢吹貢一は「党の浮沈を懸け、保守系の無党派層に響く政策を訴えていかなくてはならない」と語る。
森は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生前から活動を続ける唯一の党所属福島県選出国会議員。福島県と岩手、宮城の被災3県の党県連はこれまで連携して政府や党本部に復興加速の要望活動を展開した経緯があり、東北の自民勢力の弱体化により復興の停滞を危惧する声も出る。県連は森を先頭に党本部と一体となって第3期復興・創生期間の着実な復興推進を国に求めていく方針だ。
◇ ◇
中央で連立を組む公明党の県本部も党勢の維持に頭を悩ます。自民の裏金問題に対する支持母体の反発に配慮し、森には推薦を出さずに「強力なる心情的支援」にした。県本部は比例代表の重点支援候補である新人佐々木雅文(44)の初当選に注力。しかし県内で獲得した比例票は約6万7700票で目標の10万票に及ばなかった。出口調査によると、無党派層の比例投票先で公明は3・2%。共産や維新に後塵[こうじん]を拝す。県本部幹事長の伊藤達也は「無党派層を取り込めなければ党は生き残れない」とし、交流サイト(SNS)での情報発信などで政策の浸透を強化する考えを示す。(文中敬称略)
参院選福島県選挙区は与野党の総力戦となった。自民の勝利となったが、与野党とも抱える困難が浮き彫りになる戦いでもあった。次期衆院選も見据え、各党は課題をどう克服していくのか。今後の動きを探った。
1176
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:49:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d13ce028591d2dbeefa2f0caa873c84117cc27
ふくしま2025参院選 総括(下)野党 組織強化課題浮き彫り 5者協の関係変化も
7/23(水) 10:41配信
福島民報
(写真:福島民報)
立憲民主党の新人石原洋三郎(52)は自民党のベテラン現職を追い詰めたがあと一歩、届かなかった。福島県連幹部は22日、選挙戦を支えた5者協議会を構成する連合福島や県議会会派「県民連合」などを訪れ、謝意を伝えた。「政治とカネ」の問題や物価高騰対策などを巡り政権への不信感が高まった中での参院選。「千載一遇のチャンスを逃した」。新興勢力の参政党にも批判票が流れ、陣営関係者は十分に受け皿になり切れなかったと悔しがった。
◇ ◇
これまで何度も指摘されてきた「足腰の強い組織」の確立を急がなければならないと県連は自覚する。昨年秋の衆院選で党は躍進し、県内では比例単独や復活を含め5人が当選した。新人2人だけとなった自民に差をつけた。ただ、全県を選挙区とする参院選となれば地方議員や友好・支援団体の数では自民にかなわない。全59市町村のうち、相手候補の得票を上回ったのは石原が地盤とする福島市など8市町村のみ。県連は近く常任幹事会を開いて選挙戦を総括するが、最大の支持母体・連合福島を軸に組織に厚みを付けていくことは必須だ。
5者協議会を組む国民民主との関係の在り方も課題になる。衆院選に続き参院選でも国民は躍進した。国民県連幹部は「有権者の期待を裏切らないためにも県内で独自候補を擁立することは必要なことだ」と述べ、県選出国会議員の輩出に意欲を示す。これまでは立民が主導して候補者を立ててきたが、関係に変化が生じる可能性がある。加えて、参院選で「台風の目」となった参政への対策も必要で、立民県連幹事長の宮下雅志は「これからの選挙は形が変わり、より難しくなる。党の立ち位置を明確にし、勢力を拡大していかなければ」と話す。
◇ ◇
福島県選挙区への候補者擁立を取り下げた共産党県委員会は石原への投票を党員らに呼びかけ比例代表での県内得票目標は10万票とした。ただ、実際は4万176票にとどまり、前回2022(令和4)年の参院選より1万1639票落とした。
委員長の町田和史は「今後も共闘、連携に力を入れ、国民の声が届く政治に変える先頭に立つ決意だ」と語るが、「野党候補の一本化」と党勢の維持・拡大の両立の困難さがあらためて浮き彫りになった。立民側にとっても共産との距離の取り方は難しく、連合福島傘下の労組関係者からは「『立民と共産は連携しているのか』との不信感があった」と明かす。次の国政選挙で立民と共産はどう対応するのか、両党の支援者は注視する。
一方、参政党は支持の一層の掘り起こしに向け、始動している。21日には落選した大山里幸子[りさこ](51)が街頭に立ち、党の主張をアピールした。県連会長の郡剛志は「まずは地方組織を強化していく」と地道に活動していく考えだ。(文中敬称略)
1177
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:53:41
>>1111
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423045?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(上)
2025年7月23日 08時03分
参院選を終え、各党の埼玉県組織の幹部が21日、県庁で記者会見し、結果を振り返った。2回に分けて紹介する。(杉浦正至、大久保謙司、足立優作)
◆自民 他党へ票流出防げず
自民の柴山昌彦県連会長=いずれも県庁で
自民の柴山昌彦県連会長は「参政の躍進を許してしまったのも自民に責任がある。厳しい結果をしっかりと検証し、解体的な立て直しをする必要がある」と険しい表情を崩さなかった。
県連は、古川俊治さんの「圧倒的な差をつけての1位」と「与党で2議席確保」の目標を掲げたが、いずれも達成できなかった。
選挙区の約57万票は、2019年から約21万票減。比例も22年より約32万票減らした。「大変な逆風での選挙。他党に票が流れるのを防げなかった」と受け止めた。SNS(交流サイト)で動いた民意の風に「トレンドや検索ワードの急速な状況の変化に対応しきれなかった」と悔やんだ。
◆国民 「手取り増」の政策浸透
国民の鈴木義弘県連会長
国民は江原久美子さんが野党最多の約53万票を獲得。「103万円の壁はシンボリック(象徴的)なものだった」。県連の鈴木義弘会長は、選挙戦で一貫して訴えた「手取りを増やす」政策の浸透ぶりを語った。
「人数的に組織だった活動が厳しい中で、一致団結できた」と充実した表情。SNS戦略は発信が巧みな参政を意識し、陣営内で「『参政党に勝てていないから頑張れ』というやりとり...
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423312?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(下)
2025年7月24日 08時03分
参院選でともに現職が議席を失った公明、共産の埼玉県組織の幹部は21日の記者会見で、歯止めがかからない党勢の低迷に強い危機感を示した。(杉浦正至、大久保謙司)
◆公明 自民に余力なかった
公明の宮崎勝県本部副代表=いずれも県庁で
公明は、3期目を目指した矢倉克夫さんが約44万票を得たものの惜敗。県本部の宮崎勝副代表は「痛恨の極み。党の将来を担う人材だった」と肩を落とした。党代表が落選した昨年の衆院選に続く連敗に「所属議員の活動のあり方の見直しに取り組んできたが、十分に達成されなかった」と反省を口にした。
「埼玉方式」と呼ばれる自公の協力関係も機能しなかった。自民の推薦を受けたが、政権と自民の支持率が低迷。「自民もかなり組織を引き締めた部分があった。公明に票を分ける余力がなかったのかなという気がする」とこぼした。
自民の柴山昌彦県連会長は同日の会見で、自公の選挙協力について「検証や問題があったのか点検をし、協力関係の枠組みは維持していく」と述べている。
◆共産 高齢化で組織力低下
共産の柴岡祐真県委員会委員長
共産の伊藤岳さんの得票は約22・7万票。6年前から約13万票も減らした。
柴岡祐真県委員長は「党全体の組織の弱まりを感じる。事実として党員が高齢化している」と硬い表情。「これまで届けられていた層にまで届けきれない。ビラ配布1枚でも、そういう低下はある」とアピール力不足を課題に挙げた。
物価高対策などで政権与...
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OS5
:2025/07/25(金) 10:57:28
静岡
○752,187国:榛葉賀津也 現
○426,237自:牧野京夫 現
×296,680参:松下友樹
×141,213共:鈴木千佳
以下略
https://www.chunichi.co.jp/article/1103504?rct=siz_san25
<検証参院選しずおか>(上)逆風の自民「信頼失った」
2025年7月21日 05時05分 (7月22日 00時22分更新)
「自民党におごりがあり、国民の信頼を失ってしまった」。20日深夜、当選確実の一報が入った直後、自民党現職の牧野京夫さん(66)の口から出たのは喜びではなく反省の言葉だった。
17日間の戦いを終えた参院選。静岡選挙区では、いずれも現職の自民と国民民主の候補が議席を守った。戦いぶりを2回に分けて検証する。
「ダブルスコアで負ける可能性もある」。公示前、陣営には強い危機感がにじんでいた。
牧野さんは過去3回、静岡選挙区(改選数2)で国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)と議席を分け合ってきた。直近2回は牧野さんがトップ当選。それなのに「どれだけ差をつけられずに2議席目を確保できるか」(別の陣営幹部)が選挙の焦点だった。
根っこにあるのが、自民党派閥パーティーの裏金事件だ。問題発覚後の昨年5月の知事選では推薦候補が敗北。同10月の衆院選でも議席を減らした。
「自信を持って攻めの選挙をしていきたい」。参院選公示の約1カ月前、自民県連大会に出席した党選対委員長の木原誠二さんは高らかにこう呼びかけていた。だが、選挙戦では党が物価高対策として公約した1人2万〜4万円の給付金が「有権者にあまり評価されなかった」(陣営幹部)こともあり、従来の支援者回りや企業・団体回り、電話作戦を中心とする足元固めに終始した。
そこに台頭したのが、参政党新人の松下友樹さん(41)だった。「日本人ファースト」を掲げ、交流サイト(SNS)で積極的に政策を発信。松下さんの勢いが増す中、選挙戦中盤に急きょ再び県内入りした木原選対委員長は、今度は「追い上げられている。党員党友への働きかけを強化してほしい」と陣営にげきを飛ばした。
牧野さんは選挙期間中、130回ほど街頭演説した。県連会長で、陣営の選対委員長を務めた井林辰憲衆院議員=静岡2区=は「逃げ切れた理由は徹底した『地上戦』だ」と分析する。
牧野さんは得票数で、トップ当選の榛葉さんとはダブルスコアにはならなかったものの32万票余りの大差をつけられ、松下さんには13万票差にまで迫られた。
牧野さんは投開票から一夜明けた21日、「とても攻めの選挙ではなかった」と力なく振り返るとともに、危機感をあらわにした。「このままでは自民党が消滅する。少数与党であることをチャンスとして生まれ変わるしかない」
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OS5
:2025/07/25(金) 10:57:55
https://www.chunichi.co.jp/article/1104032?rct=siz_san25
<検証参院選しずおか>(下)榛葉さん SNSで若者票
2025年7月23日 05時05分 (7月23日 05時05分更新)
「若い人が政治に関心を持ってくれた。有権者に興味を持ってもらえる政治をこれからもやっていきたい」
参院選の投開票から一夜明けた21日、5選を果たした国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)は報道陣にこう語った。
選挙戦中盤の夜。JR浜松駅前の街頭演説で、榛葉さんが約600人を前に「もう一度、強い日本経済を取り戻そう。そのために徹底的に現役世代を強くしたい」と声をからして訴えると、多くの若者らがスマートフォンを掲げた。
浜松市内の大学生の男性(21)は交流サイト(SNS)を見て初めて街頭演説に足を運んだといい「映像と生で聞くのとでは全然違う。政治が少し身近になった」と興奮気味に話した。
榛葉さんは今回、直近2回の選挙でトップの座を明け渡していたライバルの自民党現職の牧野京夫さん(66)に大差をつけてトップ当選した。党幹事長として全国の新人候補の応援に飛び回り、県内での活動はわずか4日。それでも圧勝した一因は、SNS戦略で現役世代の心をつかんだことだった。
応援先からX(旧ツイッター)で連日、有権者にメッセージを送り、動画配信サイトで選挙戦の様子を生配信。SNS上は「政治に希望を持たせてくれてありがとう」「政治を変えて」などの投稿であふれた。
ただ共同通信社の出口調査で得票の年代別を見ると、70代以上では牧野さんを下回った。ネットの情報が届きづらい世代にどう政策を伝えるか。陣営幹部は「せめてあと4日は県内に入りたかった」と漏らした。
榛葉さんが圧勝したことで、今後は立憲民主党との関係が焦点となる。立民県連は今回、独自候補の擁立を見送って榛葉さんの後方支援に回ったが、県連内には「十分に感謝されていない」(地方議員)との不満がくすぶる。立民は次の2028年参院選では候補者を擁立したい考えだが、国民は「3年後は分からない」(県連幹部)と態度を明確にしていない。
昨年の衆院選では県内8選挙区のうち、国民が候補者を立てたのは静岡4区のみ。残り7選挙区は立民の候補者が出馬した。国民が今後、積極的に擁立するのは必至で、両党間の調整は難航する可能性もある。
県内の政治に詳しい法政大の白鳥浩教授は「これまでは野党第一党の立憲民主に求心力があり、国民民主は小政党の立場に甘んじていたが、立場は逆転した」と指摘する。「衆参両院で少数与党になり、野党の責任は重くなる。政権批判ばかりでなく、どういう政治を目指すのか野党側も示す必要がある」 (この連載は、鈴木弘人、戸田稔理、木谷孝洋が担当しました)
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OS5
:2025/07/26(土) 16:27:31
愛知(自公立国)
○596,180国:水野孝一 新 にっぽんど真ん中祭り
○536,260立:田島麻衣子 現
○531,387参:杉本純子
○521,223自:酒井庸行 現
×391,824公:安江伸夫 現
×254,938減税日本:田中克和
×220,642れ:辻恵 元民主党代議士
×177,870維:広田さくら
×145,318共:須山初美
×083,402み:山根有紀也
×045,278社:大西雅人
https://www.asahi.com/articles/AST7T5H7WT7TOIPE026M.html
勢力図が変わった選挙戦 参院選愛知選挙区振り返り
山田知英 大西英正 吉村美耶 川西めいこ2025年7月26日 10時00分
「自公への風当たりの中で勝ちきれなかった」
投開票日の20日夜、落選確実の報道を受け、再選を果たせなかった公明の安江伸夫氏(38)が名古屋市の事務所で支持者に頭を下げた。
報道陣に敗因を問われ、「子育て・教育政策の充実、物価高対策など、必死で訴えたが、有権者に届かなかった。私に期待してもらえなかった」と述べた。
与党が公約の柱として掲げた国民1人当たり現金2万円の給付案。公明関係者は「支持者から選挙中も『ばらまきではないか』などと批判があった」と振り返る。安江氏は若さをアピールし、SNSでも積極的に発信して無党派層も取り込もうと図ったが、劣勢をはね返すことはできなかった。
一方、躍進したのは参政の杉本純子氏(47)だった。
投開票日前日の19日夜。久屋大通公園(名古屋市中区)の最後の訴えで、「参政党がこの夏掲げたキャッチフレーズ、日本人ファースト‼ これを掲げて最後まで戦います」と叫ぶと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
その10日前の9日夜に豊橋市であった個人演説会では、参加者は25人ほど。会場の席の半分にも満たなかった。だが、SNSでは、擁立した4人のうち3人が当選した6月の東京都議選後から、杉本氏を支援する声が広がっていた。終盤にかけて、その追い風が表面化。全国同様に愛知でも大きなうねりとなった。
こうした状況下で、自民と公明は「与党で2議席」と訴え、終盤に知名度がある小泉進次郎農林水産相も安江氏の応援に駆けつけ、備蓄米の放出といったコメ問題対策への連立政権の実績を強調した。しかし得票では、与党で最後の議席を争う結果に。過去2回トップで当選した酒井庸行氏(73)は、前回より20万票以上減らして4番目に。安江氏は約6万票減らし、議席を失った。
公明関係者は「支持層以外で取り込むことができなかった」。酒井氏陣営の幹部は「(旧安倍派の)『政治とカネ』の問題を引きずり、自民から支持者が離れたまま選挙戦に突入した」と唇をかんだ。
一方で、国民の水野孝一氏(48)と立憲の田島麻衣子氏(48)は支持層を手堅くまとめ、安定した戦いぶりを見せた。
国民は5月、比例での候補者擁立をめぐり批判が殺到。党の支持率が下がる事態となった。また、水野氏は名古屋市を中心に行われる「にっぽんど真ん中祭り」創設者として知られるが、全県では知名度不足が懸念された。
だが選挙戦に入ると、水野氏は党の掲げる「手取りを増やす」政策を前面に押し出してトップで初当選を果たした。ある県議は「政党への期待が票につながった」と分析する。街頭演説には学生や子育て世代が集まり、若い世代からも支持を得た。
田島氏陣営は選挙期間中、参政の勢いに「主義主張が大きく異なり、うちの支持層とは重ならない」と分析。無党派層にも浸透し、前回より約7万票伸ばして再選した。立憲の県連幹部は「自公への批判票の多くが国民や参政に流れたが、うちにもきた部分はある」と話す。
今回の愛知選挙区では、地域政党「減税日本」の田中克和氏(41)が25万票を集めた。国政政党のれいわ、維新、共産を抑えて6番目となり、存在感を見せた。
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OS5
:2025/07/26(土) 16:37:29
神奈川
○731,605立:牧山ひろえ 現
○731,342国:籠島彰宏 新 官僚
○722,917自:脇雅昭 新 官僚
○577,085参:初鹿野裕樹
×571,796公:佐々木さやか 現
×285,221共:浅賀由香
×251,192れ:三好諒
×240,775維:千葉修平
×139,475み:河合道雄
×129,978無所属連合:内海聡
×053,153社:金子豊貴男
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423654?rct=kng_san25
参院選神奈川 「与党で2議席」死守ならず 自民公明幹部が奔走も退潮
2025年7月25日 07時40分
<参院選かながわ2025 地殻変動>(上)
「正直な話、われわれも余裕綽々(しゃくしゃく)じゃないんですよ。それでも応援に来たのは、2人で勝ち上がって、これからも神奈川のため、日本のため、佐々木さんが絶対必要だという確信があるからです」
選挙戦最終日の19日夕、横浜市の関内駅近く。自民党県連会長の小泉進次郎農相は、3選を目指す公明党現職の佐々木さやかさん(44)の街頭演説会場に駆けつけ、そう力を込めた。
神奈川選挙区での「与党で2議席」死守に向け、公明現職の佐々木さやかさん(中)の応援演説に並んで立つ石破茂首相(自民総裁)(左)と公明の斉藤鉄夫代表(右)=6日、横浜市で
小泉氏が言う「2人」とは、自民が擁立した新人の脇雅昭さん(43)と佐々木さんを指す。神奈川選挙区の改選数が4になった2013年の参院選以降、自民、公明両党は一貫して少なくとも半数の議席を死守してきた。「与党で2議席」は至上命令だった。
だが、今回は内閣支持率の低迷や自民の「政治とカネ」を巡る問題などで与党に逆風が吹いた。県内では、有権者の不満、不信の受け皿となった野党が躍進。脇さんは3位で初当選を果たしたものの、佐々木さんは4位の参政党新人に5千票余り及ばず、涙をのんだ。
神奈川選挙区で自民がトップ当選を逃すのも、公明候補が落選するのも、民主党への政権交代前夜の07年以来18年ぶり。自民県連の赤間二郎副会長は投開票日の翌21日の記者会見で「政権を担う自公の枠組みからすれば、痛い結果だ」と述べた。
公明は3日の公示前から、「相当な危機感」(県本部幹部)を抱いていた。6月の都議選で、1993年から続く候補者全員当選が途絶えたからだ。躍進した国民、参政に神奈川選挙区でも無党派層の票が集中すれば、支持母体・創価学会の集票力が落ち込んでいるだけに影響は避けられない。選挙戦では、斉藤鉄夫代表や山口那...
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423970
参院選神奈川 「期待しているぞ」「うそつき」の声が入り交じる…参政の演説会場で分断表面化 ネット選挙に危うさ
2025年7月26日 07時46分
会員限定記事
<参院選かながわ2025 地殻変動>(下)
20日投開票の参院選では、対立や分断が過激化し、聴衆から罵詈(ばり)雑言が飛び交う場面が、全国で見受けられた。その主な要因となったのが、端的で極端なメッセージを発して関心を得るショート動画や演説とみられる。政策をじっくり比較検討して投票先を決める選挙と、これらの新しい手法は両立できるのか-。重い課題が突きつけられた。
神奈川県内では参政党の新人初鹿野裕樹さん(48)の演説会場で、その光景を目の当たりにした。会場は、「期待しているぞ」という支持者が張り上げる声と、落選運動をする人らによる「うそつき」などの叫び声が入り交じり、異様な空気が漂っていた。
初鹿野さんの街頭演説には反対派も訪れてプラカードを掲げていた=横浜市港北区で
支持者の女性は「外国資本に日本の土地が買われ、自然が破壊されている。初鹿野さんなら日本を守ってくれる」と、熱っぽく語った。一方、差別に反対するプラカードを掲げていた男性は「人権に対する認識が弱く、危険だと感じる」と強調した。
参政は、神谷宗幣代表による女性の出産や、外国人の相続税を巡る発言などが物議を醸し、「女性蔑視」「差別」との批判が出た。初鹿野さんも「選択的夫婦別姓は7割の人が賛成していない」「国会議員の半分くらいが『帰化人(きかじん)』であると言われている」などと、根拠を示さないまま持論を展開していた。
参政の県連広報は取材に、夫婦別姓の根拠は2021年の内閣府の世論調査、国会議員の国籍は「交流サイト(SNS)で話題になっていることを表現したもの...
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OS5
:2025/07/26(土) 16:38:48
>>1095
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3c4926eb065f8a9f30ac3f211cd8c599253c874
《連載:検証 参院選茨城》(上) 自民・上月氏、首位堅持 組織力、逆風しのぐ
7/23(水) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
3度目の当選を確実にし、関係者から祝福を受ける上月良祐氏(中央)=20日午後10時18分、水戸市泉町
自民党と旧民主党系が長年分け合ってきた2議席の一つを新興政党の参政党が奪うなど、激しい争いとなった茨城選挙区を振り返る。
昨年秋の衆院選に続き、自民党県連は厳しい戦いを強いられた。派閥の裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る不信感は根強く尾を引き、物価高騰や米政権による関税措置への対応など難しいかじ取りが迫られる中で、政権与党に対する風当たりの強さが増していたためだ。
こうした逆風の中、上月良祐氏(62)は6年前の前回より得票数を落としたものの、トップで3選。「上月さんだったから乗り越えられた。新人だったら難しかった」。茨城県連の海野透会長は上月氏の実績を評価し、胸をなで下ろす。
茨城選挙区の議席は堅持したものの、全国では自民・公明両党で過半数を維持できず、衆議院に続き参議院でも少数与党に転じた。20日夜、上月氏当選に沸く水戸市内事務所で、県連内部からは党を糾弾する厳しい意見が漏れた。「石破総裁も森山幹事長も、責任を取るべきだ」
■示した底力
上月氏の公認が決まった1年ほど前から、陣営や県連は厳しい戦いになることを想定してきた。今回の参院選を「事実上の政権選択選挙」として位置付け、全国の比例候補にはそれぞれ県議40人を割り当て、各職域団体とともに票の掘り起こしを図った。
一方で、2期12年間に及ぶ経験値や経済産業副大臣、党農林部会長などの実績から、「上月さんは大丈夫」との声も少なくなかった。気の緩みを警戒し、県連幹部らはさまざまな会合で厳しい現状を説明。「剣が峰の戦いになる」「崖っぷちの選挙だ」と、党員や支持者らを引き締めた。
議席の6割超を占める県議団や職域・地域支部、市町村長など、強固な組織を最大限生かし、「保守王国」としての底力を示した。推薦団体は6年前を上回る1700団体を超え、連立を組む公明党からも推薦を受けるなど組織力で逆風をしのいだ。
■課せられた宿題
選挙中は、別の風にもあおられた。勢いを増す参政党が県内でも「台風の目」となり躍進。保守層も含めた支持を広く集め、保守地盤が厚い金城湯池の茨城県で存在感を示した。危機感を募らせた県連は、16日の選挙対策委員会で県議団に声かけや遊説応援などの徹底を促し、発破をかけるなど対応に追われた。
「国民に対し、手取りや実質賃金の増加という形で成果を示せなかった不満の表れ」。上月氏は当選後、新興政党に伸長の余地を与えた与党の問題点を指摘。「経済の状況が悪いままで、与党が勝つことはない」とし、3期目への意気込みを示した。
今後、政権交代も現実味を帯びる。「自民党は大いに反省しなければならない。体質を大胆に変える必要がある」。海野会長は党の再生と日本の安定成長に向け、参院選で課せられた多くの宿題を見据えた。
茨城新聞社
1183
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OS5
:2025/07/26(土) 16:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/693a7a22dfcf5e35f7868b17366ef263f6f170cb
《連載:検証 参院選茨城》(中) 参政・桜井氏、SNS奏功
7/25(金) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
当選を確実にし、ポーズを決める桜井祥子氏(右)=20日午後11時15分、つくば市倉掛
■不満・不安 受け皿に
「すごい、もうすぐ30万票だ」。開票日の20日夜。茨城県つくば市倉掛にある参政新人、桜井祥子氏(41)の選挙事務所。開票速報に党員らが沸いた。
目標20万票に対し、ふたを開ければ1.5倍の30万8772票を獲得。2022年の前回参院選で参政候補が取った約6.4倍。立憲民主現職を破る大金星に加え、県内比例代表でも「野党第一党」となる17万9563票を集めた。
選挙戦で、過度な外国人受け入れや選択的夫婦別姓に反対し、減税と積極財政による子育て支援などを訴えた。党県連の飯塚美穂会長は「暮らしの豊かさを感じられない無党派層や若い世代に、桜井さんの言葉が刺さった。県民の不満や不安の受け皿になれた」と勝因を分析した。
■固い結束力
有効だったのはSNS(交流サイト)戦略だ。政治に関心がない人にも党の主張を聞いてもらおうと、街頭演説を短くまとめた動画を配信。桜井氏も支持者から寄せられたメッセージに自ら返信していた。
その結果、桜井氏のX(旧ツイッター)フォロワーは開票日時点で約1万1400人と公示前の倍以上に増加。桜井氏は「SNSがなかったら参政党の躍進はなかった」と言い切った。
結党5年。茨城県に組織を立ち上げたのは22年5月。県内の地方議員はわずか3人だが、党員とサポーターは約1500人いる。
県連は党員らにSNSなどを使って日頃の活動やポスティングを依頼。自民、立民のような組織力はないものの、「中心となって動く党員の結束力は固い」と飯塚会長は胸を張る。
実際、県内約9000カ所ある掲示板のポスター貼りも、公示翌日にはほぼ完了。機動力の高さを見せた。
■「日本人第一」
公示直前に党所属の国会議員が5人となり、神谷宗幣代表がメディアに登場する機会が増えたことも追い風となった。
神谷代表は2度県内入りし、13日の守谷駅には約2000人(陣営発表)、19日の水戸駅には約1100人(同)の聴衆を集め、人気の高さをうかがわせた。
水戸駅では「グローバリズムのせいで国民がお金を吸い上げられ、中間層が貧しくなっている。子どもが減って、その分を外国人で穴埋めしようとしている」などと経済再生を訴えた。
同県ひたちなか市で桜井氏の演説を聞いた男性(35)は「これまでは自民党や日本維新の会に投票してきたが、神谷さんが演説する動画を偶然見つけて支持するようになった」と明かし、「参政党は自分の1票が意味ある1票になることを期待させてくれる政党だ」と話した。
ただ、参政が掲げた「日本人ファースト」が排外主義につながるとの懸念もある。街頭演説の会場ではやじやプラカードで対抗する人たちの姿も見られた。桜井氏は当選後の会見で報道陣から外国人問題について聞かれ、「差別ではなく、日本人の生活を守ることが第一ということ」と述べた。
茨城新聞社
1184
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名無しさん
:2025/07/26(土) 16:39:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ad82064e16a24b22284a1aabe75453aafb44bf
《連載:検証 参院選》(下) 立民・小沼氏、思わぬ反発
7/26(土) 7:00配信
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茨城新聞クロスアイ
落選が決まり、記者の質問に答える小沼巧氏(左)=20日午後11時25分、水戸市城南
■盤石一変、風に屈す
「小沼さんをどうしても再選させてほしい」
茨城県神栖市で16日夜にあった立憲民主の小沼巧氏(39)の演説会。野田佳彦代表が約350人の支持者らに訴えた。
選挙戦を左右する改選1人区を駆け回る野田氏の来県に、陣営関係者は「茨城も情勢が相当厳しいという危機感だ」と明かした。
茨城選挙区は自民と旧民主系が1995年から議席を分け合い、長年「無風」と言われてきた。今回は参政党の登場で一変した。
小沼氏の再選を目指し、立民と国民民主党、連合茨城は「2党1団体」の体制で選挙戦に臨んだが、「全く予想していなかった」(陣営関係者)参政の勢いに苦杯をなめた。
30年にわたり旧民主系が守ってきた「指定席」を失った。小沼氏を推薦した連合茨城の久保田利克会長は「当選させられず申し訳ない」と肩を落とした。
■幹部が続々来県
小沼氏擁立に混迷した6年前の2019年参院選と異なり、今回は昨年7月に党公認が内定し、10月には連合茨城も推薦を決めた。国民民主県連も独自候補の擁立を目指したが、最後は見送った。再選へ体制が整い、盤石かに見えた。
一変したのは、公示直後。2議席目を巡って小沼氏と参政候補が「接戦」との報道が相次いだ。
潮目の変化に立民党本部から野田代表のほか、小川淳也幹事長や大串博志選対委員長ら幹部が相次いで茨城県入り。支持を訴えて底上げを図った。
連合茨城も組織を引き締め、国民県連所属議員も街頭に立った。18日に同県守谷市で開いた2党1団体の街頭演説で、国民県連の浅野哲代表が「1枚目の投票用紙(選挙区)には小沼巧と書いてほしい」と呼びかけた。
■地力付ける必要
小沼氏の得票数は28万票余り。6年前から4万票超伸ばすも及ばなかった。
共同通信の出口調査で、参政候補は交流サイト(SNS)を駆使して無党派層や50代以下の現役世代に浸透。国民支持層の4割も取り込むなどした。結果的に小沼氏は政権批判票の受け皿になり切れなかった。
立民県連の石松俊雄幹事長は「SNS対策をもっと重点的にやるべきだった」と唇をかんだ。久保田会長も「有権者や組合員に政策をどう伝えるか分析、検証する」と述べた。
浅野代表は、得票数増は2党1団体の成果とした一方、長引く物価高などに苦しむ国民感情に触れ、「既存政党への反発から有権者が新たな選択肢を新興政党に求める傾向が強かった」と見る。
6年前は結党間もない立民に期待する追い風があったが、今回は参政に吹く風にのまれた。
立民県連幹部は「風に負けない地力を付けないといけない」と自戒を込めて語った。県連は自治体議員を育成して組織力を強化し、各議員は地元での活動を増やして強固な後援会組織をつくる必要性を強調する。
今後の国政選挙へ、2党1団体に多くの課題が突き付けられた。
茨城新聞社
1185
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:44:05
山形
248,864無:芳賀道也 現 国民推薦
194,478自:大内理加 新 県議
066,262参:佐藤友昭
017,387共:三井寺修
2025参院選県区・地殻変動(1)再選の芳賀道也氏 政党色前面に与党批判
7/22(火) 8:12配信
山形新聞
再選を確実とし、歓喜に包まれる芳賀道也氏(中央)=20日、山形市の選挙事務所
現新5人が立候補した第27回参院選県選挙区(改選数1)は、無所属現職の芳賀道也氏(67)=国民民主党推薦=が自民党新人の大内理加氏(62)=公明党推薦=らを破り、再選を果たした。与党が過半数割れの大敗を喫し、新興政党が躍進した今回の参院選。自民への逆風と交流サイト(SNS)の発信力が増した全国情勢の下、県選挙区でも政党の支持基盤や有権者の投票行動が大きく変化した。戦いを振り返り、次期衆院選などを見据えた思惑を探る。(文中敬称略)
運動最終盤の18日、米沢市での個人演説会は芳賀の戦いを象徴する場面となった。元民放アナウンサーの知名度を生かして草の根運動に徹した2019年の前回とは一転、政党色を前面に打ち出した芳賀の隣に、国民民主党幹事長の榛葉賀津也が立った。「現金給付は(自公の)選挙対策。取り過ぎた税金を、汗水垂らして働く国民のために使うのが正しい政治だ」。榛葉の痛烈な政権批判に聴衆は歓声を上げた。
自民は6年前と同様、空中戦を仕掛けた。農相小泉進次郎、首相石破茂ら閣僚級が連日のように県内入りした。陣営内に警戒感が漂った12日、父の古里・白鷹町を回った芳賀は「反応は上々。農家の怒りは大きい」と手応えを口にした。
終盤、芳賀は批判の矛先を農政に向けた。「『令和の米騒動』の原因は自民の失政。米価下落を招き、農家を不安にさせる政治はおかしい」と声高に叫んだ。選対本部長の参院議員舟山康江を支持する農家の後押しも受け、政権批判の姿勢を鮮明化した。
初当選から6年間、芳賀が立ち上げた自前の後援組織は山形市や新庄市、ゆかりのある置賜地域などにとどまる。盤石ではない芳賀の足元を立憲民主、国民の両党県連、連合山形の「2党1団体」の枠組みが支え、野党系の県議、市町村議でつくる選対本部がカバーした。
芳賀を推薦した国民は党公認と同等の扱いでバックアップした。代表玉木雄一郎は9日、山形市中心部で街頭演説を行い「山形は最重点選挙区の一つ。議席を失うわけにはいかない」と力を込めた。榛葉は6日にも来援し、14、15両日には代表代行古川元久が県内の支援労組などを引き締めた。遊説には連日、国民の舟山、衆院議員菊池大二郎が同行し、「手取りを増やす」政策を訴えた。
事実上の“国民候補”に映る芳賀に対し、立民党本部はもどかしさを抱きながら推薦を見送った。芳賀は2党1団体の統一候補、と捉える党県連の方針に狂いが生じた。県連代表高橋啓介は「支援体制は6年前と変わらない」としつつ、来援が河北町出身の衆院議員吉田晴美だけだったことに、「党本部の方針はどうにもできない」と嘆いた。
芳賀は1期目、発言機会の確保や舟山との連携を理由に、国民の参院会派「国民民主党・新緑風会」に所属した。再選出馬を巡り国民入りもささやかれたが、共産党支持層や無党派層を取り込みたい思惑から、無所属での出馬を選んだ。
投開票の20日夜、山形市の選挙事務所は支持者の熱気で充満した。再選を確実にした芳賀は「政党に所属する選択もあり得る」と述べた。「無所属のまま野党結集の“接着剤”になりたい」との胸中も明かした。
街頭などで昨年7月豪雨でいち早く被災地に駆け付けたフットワーク、140回超の国会質問を通じた要望実現などをアピールした芳賀だったが、政策面の主張はやや具体性に欠いた。有権者からは「6年間、何をしてきたのか分からない」との声も漏れた。芳賀は今回、ガソリン税の暫定税率廃止などの政策実現を有権者に誓った。政党入りの有無など、今後の立ち位置が注目される。
1186
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:44:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/16d81679a7ac7d79960607a3f42f32b276bcf080
2025参院選県区・地殻変動(2)全県選挙で勝てぬ自民 支持基盤のもろさ露呈
7/23(水) 8:03配信
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山形新聞
敗戦の弁を述べる大内理加氏(左)。自民は全県選挙で苦戦が続く=20日、山形市の選挙事務所
参院選の終盤、県選挙区(改選数1)に出馬した自民党新人大内理加(62)の陣営内は重苦しい空気に包まれていた。首相石破茂、農相小泉進次郎ら閣僚級が続々と来援しても、先行する無所属現職の芳賀道也(67)を捉えられない。「活動しても支持が広がらない」。党関係者は自民が下野した2009年の政権交代と重ね、唇をかんだ。
全県選挙で自民は勝てない―。この流れは止まらなかった。衆院1〜3区の議席を独占しながら、16年以降の参院選で4連敗を喫した。連敗中も獲得してきた20万票台を今回割り込んだ。再選を果たした芳賀に5万4千票差の大敗だった。
自民は支持基盤を地道に固める地上戦と、大物の来援で陣営内に熱気と弾みを込める空中戦の両輪で戦ってきた。大内は21年県知事選、22年参院選に続き3度目の全県選挙で、一定の知名度があった。22年の敗因を擁立の遅れとした党県連会長遠藤利明は昨年7月の党県連大会で「次は何としても勝ちたい」とあいさつ。党本部は同月、早々に大内の公認を決めた。約1年間の実質的な運動期間をつくり、企業・団体推薦を1900件以上集めて準備万全と踏んでいた。
県内に地域、職域支部を張り巡らせ、多くの地方議員を擁する自民。「分厚い」とされた組織力はもろさを露呈した。国民民主党や参政党などの新興政党に支持基盤を切り崩され、地上戦は守勢に回った。大内が県農協政治連盟の推薦を受ける中、芳賀は各JA前の街頭活動で農政批判を繰り広げ、好感触をつかんでいた。選挙戦の最終盤、遠藤は「企業・団体の支持が弱まっている」と危機感を募らせた。
地上戦が低調な中、頼りにした空中戦は不発だった。石破内閣の支持率低迷が響いた。小泉、党幹事長森山裕、石破らの演説は政府備蓄米の放出などへの理解や野党批判などの言い訳が目立った。大内自身は地方分散型の国づくりを掲げたが、山形県の有権者に響くような身近な政策の訴えに乏しかった。
自民が支持離れにあえぐ中、国民は「手取りを増やす」、参政は「日本人ファースト」を掲げ、氷河期世代などの無党派層を取り込んだ。敗戦が決まった遠藤は「急に反応が鈍くなり、手を振ってくれる人も減った」と話し、自民支持層が参政に流れたとの認識を示した。
全国的な自民惨敗は、バブル崩壊、リーマン・ショック世代への対応で実効性を上げられなかったつけ、との見方もある。自民派閥パーティー裏金事件に端を発した政治不信は、昨年10月の衆院選で自公過半数割れにつながり、物価高対策や年金・福祉問題などを要因に有権者は今回、参院でも少数与党を選択した。新興政党の台頭で、自民の足元は大きく揺れている。復興副大臣鈴木憲和は「もう一度、一人一人の声を聞き、政策を示していかなければならない」と語った。自民県連は退潮を止めるすべを見つけてはいない。(文中敬称略)
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:
OS5
:2025/07/26(土) 16:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/19c91951874037830d6cbbad5a7d7d7f446a4414
2025参院選県区・地殻変動(5・完)次期衆院選へ 1区で野党系擁立急ぐ
7/26(土) 10:29配信
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山形新聞
投開票日の20日夜、勝利の余韻が残る無所属現職芳賀道也(67)の選挙事務所で、連合山形の幹部は気を引き締めた。大敗を喫した自民党内では、早くも首相の退陣論が噴出していた。相手はトップをすげ替えて刷新感を演出し、党勢復活を懸けて衆院解散・総選挙に打って出るのではないか―。「早急に協議を進める必要がある」。候補者不在の衆院県1区を念頭に、連合山形幹部は次の戦いを見据えていた。
県内で立憲民主、国民民主の両党県連と連合山形は、議席獲得のために協力体制を構築している。衆院では選挙区ごとに候補者をすみ分けて擁立してきた。1区は先の衆院選で立民の新人が敗れて以降、候補者不在の状態が続く。
参院選の決戦直前、衆院選との同日選もささやかれ、擁立作業は加速。芳賀と連動することで「大きくアピールできる」(立民幹部)と踏んだ。芳賀の総決起集会が開かれる先月15日をめどに、ギリギリまで調整を続け、1区同様候補者不在だった3区では、同14日に新人落合拓磨の擁立にこぎ着けた。ただ1区は最後まで調整できなかった。
立民県連代表の高橋啓介は芳賀の当選直後、報道陣から今後の対応を問われ、「まだ模索中だ。国民県連や連合山形と協議したい」と述べるにとどめた。立民の支援団体幹部は「県都の山形市を抱える1区で候補者を立てないと、存在感がなくなってしまう」と危機感を口にした。ただ、自民現職遠藤利明も、昨年から続く逆風もあり、相手は不在でも油断はできない状況だ。自民の中枢を担う重鎮の一人だが、年齢や多選への批判がないわけではない。
候補者となった落合は、参院選で立民の比例票掘り起こしに注力しつつ、芳賀の遊説に積極的に同行した。だが、出番は限られ、終盤に入り、酒田市で開かれた個人演説会でようやくマイクを握った。落合は「応援弁士に立てたことは自分にとって大きな一歩。まずは裏方に徹する」と前向きに捉え、今後、芳賀との連携拡大に期待を寄せた。
一方、惨敗した自民の受け止めはさまざまだ。衆院議員加藤鮎子の地盤である鶴岡市で、党公認の新人大内理加(62)の得票は芳賀に及ばなかった。地元の自民関係者は危機感を強める。国政選挙で自身を含め、自民候補の得票が相手より下回るのは2016年参院選以来だからだ。
逆風は党だけではなく、加藤にも向かう。選挙期間中、党務などを理由に加藤が自身の選挙区で活動する時間は限られた。支持者の一人は「昨年の自分の選挙を忘れたのか。地元に張り付いて、一生懸命戦う姿を見せるべきだった」と指摘する。
県2区が地盤の復興副大臣鈴木憲和はこの1年、公務の合間を縫って地元入りした際、多くの会合に大内を帯同させた。「思いを同じくする味方が必要だ」と、自身の国政報告以上に大内のアピールに力を入れた。参院選の影響について、鈴木の周辺は「順調に実績を重ねているから大丈夫だ」と意に介さない。
鈴木と戦って敗れ、比例復活した国民の衆院議員菊池大二郎は、芳賀の選対本部長代行として奔走。芳賀と各地を駆け回り、足場づくりに汗を流した。支持者からは「まるで自分の選挙をしているようだ」との声が漏れた。ふたを開けてみれば、県2区の得票数は朝日町を除く全市町で芳賀が大内を上回った。
首相石破茂の退陣が不可避の情勢となり、政局は混迷を深める中、県内では次期衆院選に向け、既に動きが始まっている。(文中敬称略)=おわり
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:
OS5
:2025/07/26(土) 17:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7833a52e4cc4c82cdc19d52d0de508519e42dfa6
維新、国民、参政はどう動くか?◆衆参過半数割れで一変する政界の景色
7/26(土) 10:01配信
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時事通信
加藤敏幸元参院議員
参院選情勢について自民党本部で取材に応じる石破茂首相(党総裁)=2025年7月20日夜、東京・永田町【時事通信社】
7月20日投開票の第27回参院選は与党47議席で、非改選とあわせて122議席となった。これで石破政権は衆参ともに少数与党化し、ガラス細工から紙細工へとさらに弱体化したといえる。昨年10月の総選挙の民意を「伯仲以上、政権交代未満」と表現した。今回は保守票、中道票の国民民主党、参政党への流入が中心であり、また政権交代の中核となるべき野党第1党への支持には勢いがないことから「交代容認」にとどまっていると解釈すべきであろう。
【図解】自民・公明+アルファ 連立拡大の議席シミュレーション
立憲民主党の野田佳彦代表は、選挙後早々に自公と組む「大連立」の可能性を否定した。石破政治はこれまで以上に停滞することは確実で、野党との調整に手間どることになる。とくに、日本維新の会、国民民主党、さらに参政党の動向が法案などの成否を決めることから、国会はやや保守・中道色を強めた感がある。
石破茂首相が続投すれば、政権基盤の強化が当面の課題となる。そのためには衆参一括しての多数派となる「連立拡大」を模索することになり、それは同時に次の総選挙を構想することでもあるから、負けた割には総理周辺の動きは活発化するであろう。
次の総選挙の旗頭は石破氏なのか、自民党内の誰かなのか、それとも新たに連立する政党の党首なのか、という3択に集約できるが、そのまえに与党内の衆院議員の本音は「総選挙は3連敗の石破氏以外で」ということであろう。「総選挙は別の顔で」という声は与党内で巨大な伏流水としてかならず地表に噴きだすものと思われる。
連立拡大協議は「首班」含みで進行か
当選確実となった候補者名の前で撮影に応じる日本維新の会の(左から)前原誠司共同代表、吉村洋文代表(大阪府知事)=2025年7月20日夜、大阪市北区【時事通信社】
そこで、連立拡大の相手であるが、昨年11月の首班指名においては「石破」とは書かなかったものの決選投票で「野田」とも書かず、結果的に石破政権の成立を容認した2つの党、すなわち日本維新の会(以下維新)と国民民主党がいちおう思い浮かぶのであるが、とりわけその後に2025年度予算に賛成した維新が至近にあると思われる。ここまでは常識的な発想である。
もっとも、この展開では石破政権の温存策にすぎないことから、選挙で示された有権者の声に的確に対応できるのかという大きな疑問が、入道雲のように湧いているのである。くわえて自民党内には「石破で勝てるのか?」という不安と不満が潜在しているので、ここは思い切って、連立拡大の水面下の協議には「首班も含める」というやり方が合理的と思われる。
連立拡大先から次期総理の逆指名がでてくるようだと、自民党としては総裁選の扱いが難しくなるので、分かりやすくいえば連立拡大先との協議をすすめながら場合によっては総裁選もあり得るという「連立協議先行型」がスムーズなような気がするのである。連立拡大先の意向によって総裁選の要否が決まるというのは天地逆転のことなので、なかなか理解はされないだろうが、事態はそれほど逼迫(ひっぱく)しているのである。
もちろん水面下の話であるから、少なくとも工作にあたっては自公が全体として結束していることが必須条件である。仮にこの線でまとまれば、総裁選の有無は選択肢となるから、シナリオとしては自公プラス・アルファの3党代表者により、連立協定書と首班を確認する展開となるであろう。首班はとりあえず「X氏」としておく。
これで次の総選挙までの政局はひとまず安定する。連立拡大によって衆院で内閣不信任決議案を否決できる議席を確保できるので、衆院解散・総選挙の日程は新しい連立与党のコントロール下に入る。衆参ともに少数与党からの脱却である。
しかし、だからといって「X総理」で総選挙を勝てる保証はない。とくに3党ともに党勢が停滞気味であることが予想されるから、政局の流れ次第では連立政権が不安定化し、ふたたび過半数割れになる可能性もある。そうなるといよいよ、本格的な政権交代を考えなければならないであろう。
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:
名無しさん
:2025/07/26(土) 17:28:08
維新にとっても政権参画はメリット
予算案修正を巡る合意文書に署名し、撮影に応じる自民党総裁の石破茂首相(中央)、公明党の斉藤鉄夫代表(右)、日本維新の会の吉村洋文代表=2025年2月25日、国会内【時事通信社】
ところで、自公からラブコールを受けた場合、維新の側には連立参加を受け入れる素地があるのかどうか。党勢が停滞気味のなか、勝利の方程式を見極めてベストポジションを探る必要があるが、とりあえず激化している参政党との競合において比較優位を確保するうえで、維新にとっても他党との選挙協力が必要であることから、何かと摩擦のあった自公とは、協力を前提に選挙戦線の「選択と集中」を徹底し、党勢を立て直す方向が合理的な選択であろう。
維新という政党は、大阪府と大阪市の行政の一元化を目指し、地方政治での執行力とその業績を背景に「論より証拠」で支持を獲得してきた成功体験をもっている。また時の政権中枢あるいは自民党中枢とのパイプを有効に活用してきたことからも、政権に参加することには抵抗はないように思われる。
簡単な調整だとは思わないが、挑戦しなければ始まらない。とくに総選挙の時期の選択に参画できるのは大きなメリットであろう。吉村洋文代表、前原誠司共同代表の思惑と決断が焦点となる。
躍進した国民民主・参政の動向は?
写真上は国民民主党の玉木雄一郎代表、下は参政党の神谷宗幣代表(2025年7月20日)【時事通信社】
一方、国民民主党は躍進に伴ういわゆる「成長痛」に悩む時期で、懸命に筋肉増強を図らなければならない。衆院の小選挙区でのさらなる躍進がなければ党としては持続力(スタミナ)に欠けるわけで、この程度の体力で連立参加というのはまだまだ不安がある。とくに中堅層の育成が急務であろう。ともかく是々非々であるのなら反対できる立場に身をおくことが大切である。
さて、躍進の参政党であるが、自民党よりも右に位置する中規模政党の出現である。政策的にも自民党とは重なるところも多いが、自民党にとっては意味深長な存在といえる。まだまだ分からないところが多いが、将来的には自民党との連立の可能性は否定できない。1人区では自民党を不利にしたと考えられることから、次回も同様の戦術をとるのであれば与党との調整は難しく、また先々新党ブームの衰退の可能性もあるといえる。
ところで、前述した連立拡大の試みが不調に終わった場合、政権をいつまでも不安定な状況におくことは国益を害するので「すみやかに解散・総選挙を」との声があがると思われる。参政党は現在、衆院で3議席しか持っていないため連立拡大の対象にはならないだろうが、仮に年内に総選挙があるならば今の勢いが持続するであろうから、それを見越して総選挙後の連立参加、あるいは閣外協力という可能性はかなり高いといえる。
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OS5
:2025/07/26(土) 17:28:34
国難打開へ問われる「工夫」
参院選の開票センターに入る立憲民主党の野田佳彦代表(右)=2025年7月20日夜、東京都千代田区【時事通信社】
参院選後の臨時国会は、当選議員の任期開始の日から30日以内と国会法で定められており、8月初旬に数日間開かれるのが通例だ。石破首相は7月21日の記者会見で続投に意欲を示し、「現時点において連立の枠組みを拡大する考えを持っているわけではない」と述べた。参院選惨敗に対する石破氏の責任論はくすぶり続けるだろうが、今問われているのはむしろ「政権安定化への責任」であろう。
日米関税交渉のヤマ場を迎え、国民の間に不安が広がっている。参院選で不安定化した政局が長引くことを有権者も望んではいまい。内閣不信任決議案の扱いもあり、国難に対応していくうえで与野党ともに工夫が必要であろう。(2025年7月21日執筆)
【筆者紹介】加藤敏幸(かとう・としゆき)
加藤敏幸氏
1949年愛媛県生まれ。三菱電機で労働運動に加入し、89年の日本労働組合総連合会(連合)結成に奔走した。2004年参院選比例代表に民主党から出馬し、初当選。外務大臣政務官や参院外交防衛委員長、党参院国対委員長などを歴任した。16年に政界を引退して以降は、一の橋政策研究会代表を務めながら執筆活動に力を入れる。
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OS5
:2025/07/26(土) 17:29:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de1e9aa2899055b5bf01deb01cc1af788634e7e
「蓮舫氏で票の底上げ」が大誤算! 立憲民主党が“勝てなかった”根本的理由
7/26(土) 5:50配信
デイリー新潮
塩村文夏氏は「トップ当選もあり得る」はずが
蓮舫氏
さえない表情も当然か。参議院選挙で自民党が大敗する一方、議席数を積み増せずに終わった立憲民主党の野田佳彦代表である。
【写真を見る】「公選法違反じゃないのか」と炎上 蓮舫氏が参院選当日に投稿した“問題ポスト”
「国民民主党が公示前の4倍以上となる17議席、わずか1議席の参政党が14議席を獲得しました。同じ野党でも、あまりに対照的な結果ですからね」
と言うのは政治部デスク。
「野党第1党であることを考えれば、実質的には敗戦です。全国で議席の取りこぼしが相次いだ主な理由は、首都・東京選挙区と比例選で露呈した、場当たり的な選挙戦術にあります」
東京選挙区は定数6に非改選の欠員枠1を合わせた7議席で争われ、立民はここに塩村文夏氏と奥村政佳氏の現職二人を擁立した。
事情に詳しい、元NHK解説委員で政治ジャーナリストの増田剛氏が解説する。
「選挙戦が中盤に入るまで、執行部は、塩村氏の上位当選を確実視していました。午後8時に投票が締め切られるのと同時にNHKが“当選確実”を報じるだろうと。トップ当選もあり得るとの見方も取り沙汰されていました」
党内の混乱ぶりを見せつけた“内輪モメ”
ところが、ふたを開けてみれば塩村氏は7位で滑り込み。奥村氏に至っては、塩村氏とおよそ15万票差の9位に沈んで議席を失った。
「選挙戦の中盤に、奥村氏の旗色が良くないと判明しました。すると14日に小西洋之参院議員が“自民に2議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票をお願いします!”と奥村氏への集中的な投票をSNSで呼びかけたのです」
危機感を持った塩村氏は、
「直後に“小西さんがおすすめする方法ですと、私は落選してしまいますよね”と怒気をはらんだ苦言をSNSに投稿しました」
すぐさま小西氏は投稿を削除したものの、立民関係者は苦笑い。
「投票の6日前に文字通りの内輪もめで、有権者に混乱ぶりを見せつけてしまいました。立民は国政選挙においても党内ガバナンスが効かず、二人の候補を当選に導く戦略も戦術もないことがバレてしまいました」
「蓮舫氏の“割込み出馬”がなければ…」
比例においても、執行部の誤算が明らかになった。
「野田代表は蓮舫氏が立民票の底上げに寄与するとみて、反対論を抑えて擁立に踏み切りました。彼女は予想通り立民では比例トップでしたが、得票はおよそ33万票にとどまりました」
蓮舫氏は令和4年に行われた前回参院選に東京選挙区から出馬し、およそ67万票を獲得。その参議院を辞して臨んだ昨夏の都知事選挙では128万票あまりを得ていた。実績を鑑みれば「選挙制度の違いはあっても物足りないのは事実」(立民幹部)との声もうなずける。
再び増田氏が指摘する。
「比例の獲得票は、野党1位が約762万票の国民民主党で、2位が約742万票の参政党、立憲民主党は約739万票で野党3位に終わりました。蓮舫氏には、さほどの集票効果はなかったと言わざるを得ません」
加えて、支援団体が懸念していた事態も現実に。
「自治労、情報労連、日教組、JP労組、私鉄総連などのうち、現職だった私鉄総連の組織内候補が落選。蓮舫氏の“割込み出馬”がなければ結果は違っていたはず」
“政権選択選挙”という大一番で、なにやってんだか。
「週刊新潮」2025年7月31日号 掲載
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OS5
:2025/07/26(土) 17:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5793728d132dc896af4051ff6b8bd5ee91157d9d
維新の一部に連立容認論、「副首都構想」実現狙う…自民には渡りに船「最も組みやすい相手」
7/26(土) 17:12配信
読売新聞オンライン
記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村代表(25日、大阪府咲洲庁舎で)
日本維新の会で、自民、公明両党の与党と連立を組むことに前向きな声が出ている。大阪が首都機能を代替する「副首都」構想を実現するための連立政権入りで、低迷する党勢を上向かせる契機にしたいとの思惑がある。(山本貴広)
「東京一極の是正、国家の危機管理、経済成長を考えると、副首都の形成は重要だ。法案をつくり、与党にぶつけていこうと思う」
維新の吉村代表(大阪府知事)は22日、府庁で記者団にそう述べ、関連法案の提出を党内に指示したことを明らかにした。
これに前後して、維新創設者の橋下徹・元大阪市長は21日のテレビ番組で「連立入りした上で、副首都構想を実現してほしい」と発言した。維新副代表の横山英幸大阪市長も25日、「大きな願いがかなうなら、あらゆる選択肢を取るべきという意見は出てしかるべきだ」と橋下氏に続くなど、本拠地の大阪から連立容認論が発信されている。
副首都は、災害発生時などに首都圏機能を代替し、東京に次ぐ経済力を持った都市圏をつくる構想だ。大阪が本拠地の維新としては、2012年の結党以来の看板政策である「大阪都構想」の実現につなげる狙いがある。
先の参院選で自公両党は過半数割れの惨敗を喫し、衆参両院で少数与党となる。連立の枠組みを拡大して多数派を形成しなければ苦境を脱せないため、維新としてはこれを機に政権に加わり、自公に協力しながら悲願をかなえるというわけだ。
維新も、参院選は関西以外でふるわず、比例票は前回22年参院選から半減の約438万票にとどまった。躍進した国民民主党や参政党に比べ、野党の中で相対的に存在感が低下している。党勢回復に向けた糸口もつかみたい考えで、維新所属のある大阪府議は「国として副首都構想や都構想を主導できるパワーは大きい」と政権入りに期待を寄せる。
自民にとっても、政策に共通点が多い維新は、国民民主と並んで「最も組みやすい相手」(閣僚)で、渡りに船だ。昨年の衆院選で維新相手に府内4小選挙区で全敗した公明からも、維新の連立入りを容認する声が出ている。
もっとも、維新内では、石破首相(自民総裁)は「求心力が低く、じきに行き詰まる」(幹部)との見方が大半で、現在の政権には協力できないとの考えだ。与党と同一視されて支持率がさらに下がる恐れもあり、吉村氏は「現時点で自民と連立することは考えていない」と予防線を張る。
維新は、自民内で焦点となっている後継の総裁選びを見守る構えで、「ポスト石破」候補の一人である小泉農相を念頭に、「改革路線の総裁なら連立入りはあり得る」(ベテラン)との声が上がっている。
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OS5
:2025/07/26(土) 17:36:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc1a3a6dcdc9ec5cd34b941877bd149c47c0be7
国民民主・玉木代表 「石破内閣とは組めない」けど…誰となら組める?「我々がどうこうというよりも…」
7/26(土) 16:06配信
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コメント112件
スポニチアネックス
国民民主党・玉木雄一郎代表
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が25日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)にリモートで生出演し、今後の政局について自身の見解を語った。
【写真あり】国民民主・玉木代表“そっくり”な女子アナ公開 「似てるどころじゃない」
自公与党は参院選で獲得議席が47にとどまり、衆院に続いて過半数割れの少数与党となった。各党に連立政権入りが取り沙汰されるが、玉木氏は「約束を守らない石破政権と組むことはない」と断言。年収103万円の壁を巡る議論や、ガソリンの暫定税率廃止での3党幹事長間合意を進めようとしない石破政権に不快感を示している。
野党からは立憲民主党の野田佳彦代表や、日本維新の会の前原誠司共同代表ら、各党から連立入りを否定するコメントが出ている。今後の政局について見通しを聞かれた玉木氏は、「当面このままじゃないですかね?」と指摘。「自民党内政局がどうなるのか我々は注意深く(見守る)」とした。
一方で「そもそも石破さんが続くのか、続かないのかでも大きく違うんですけど、それすらよく分からない」と、自民党内の不透明感も指摘。25日には与野党党首会談が開かれ、出席した玉木氏は「今日、直接会ってお話をしましたけど、(石破氏が)“引き続きやりたい”という意思は感じました。感じた、感じた。凄い感じた」と印象を口にした。
「石破政権とは…」という玉木氏に対し、進行役のフリーアナウンサー柴田阿弥からは「石破内閣とは組めないということだったと思うんですけど、“誰かなら組める”というのはありますか?たとえば、高市(早苗)さんなら組めるという報道もありますけど」と質問が飛んだ。
玉木氏は「これは自民党内政局をよくよく見定めたいと思います」と慎重な返答。「我々がどうこうというよりも、どういう人を自民党の議員や地方組織、党員の方が選んでくるのかというところだから、こちらから今の段階で言う立場にもないし、言うべきでもないと思う。まずは自民党内政局を見定めたい」と、明言を避けた。
1194
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:44:37
>>1112
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9e7065b87f860542cd458f4b782ef98482c1cd
参院選兵庫、崩れた構図 泉氏無双、82万票の衝撃 文書問題で逆風、維新の存在感低下
7/22(火) 7:00配信
神戸新聞NEXT
当選が確実となり、支援者らと喜ぶ泉房穂氏=20日夜、神戸市中央区元町通2(撮影・大田将之)
82万2407票。選挙区候補としては全国最多。13人が立候補した参院選兵庫選挙区を、圧倒的な支持を得て制したのは無所属新人の泉房穂(61)だった。
「重い責任を負った。それだけの仕事をする必要がある」
兵庫選挙区で得票が80万を超えるのは、2013年以来、12年ぶり。投開票から一夜明けた21日午前、ラジオやテレビ番組の収録を行脚し、泉は冗舌さに拍車がかかっていた。
旧民主党の元衆院議員。11年から明石市長を12年間務め、市議への暴言問題で政界引退を宣言していた。今年3月の引退撤回と参院選への出馬表明は、13年から、自民党、公明党、日本維新の会が議席を独占し続けていた兵庫選挙区の構図を一変させた。
泉は公示前に県内41市町をくまなく回り、選挙戦では第一声の場に姫路市家島町の男鹿島(たんがじま)を選択。山の水が河口で大きな流れとなるように、農山漁村部から都市部へ支持を広げる「川上戦略」を取り、交流サイト(SNS)で発信した。
タレントとしても活動し、高い知名度を誇る泉だからこそなせる業だった。
神戸新聞が行った投票所の出口調査では、無党派層の4割弱をはじめ、維新支持層の3割強、自民支持層の3割弱、共産支持層の2割弱から得票していた。
「名前を覚えてもらう必要がない。政党が強く支えなくても戦えた」。泉を県連として推薦した立憲民主党の関係者は明かす。
泉は取材に対し、国会での立民会派入りについて明言を避けた。超党派で減税の実現に意欲を示すが、市長ではなく、国会議員としての真価が問われる。
◇
20日午後8時に泉の事務所が初当選に沸いてから約5時間半後。北に約40メートルの距離にある維新新人、吉平敏孝(44)の事務所は、重苦しい空気に包まれた。
「私の力不足です」。吉平は頭を下げ、維新が12年間守り続けてきた議席を失ったことを謝罪した。
維新にとって兵庫は大阪に次ぐ重要な拠点で、地盤を築いてきた。前回22年、前々回19年は公認候補がトップ当選。もはや「指定席」のはずだった。
風向きが変わったのは、兵庫県の告発文書問題。昨年、斎藤元彦知事に対する党の姿勢が問われ、議会審議の非公開情報を外部に提供したなどとして当時の所属県議が処分された。
「街頭でビラをなかなか受け取ってくれない。かつてない逆風だった」。吉平の陣営関係者は振り返る。
吉平が得たのは27万5301票。トップ当選だった過去2回の票数の半分にも満たなかった。吉村洋文代表が7回兵庫入りしても、劣勢ははね返せなかった。
「都市部以外で差をつけられ、ふわっとした民意も得られなかった」。維新の県組織「兵庫維新の会」の幹部は吐露した。「逆風の中で勝ちきるのが本当の力。その力がなかった」
存在感が低下した兵庫の維新。反転攻勢のすべを見つけられないでいる。
=敬称略=
1195
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:51:05
長崎
○246,585自:古賀友一郎 現
×186,747国:深堀浩 新 県議
×097,646参:黒石隆太
×031,687共:筒井涼介
https://news.yahoo.co.jp/articles/d37a9ad7ede4e9a906146136925176ec9495a953
自民が快勝、「次世代」国会議員がけん引…各地域まとめ上げる<変動の兆しー2025参院選ながさき・上>
7/22(火) 11:00配信
長崎新聞
古賀氏(右)への支援に対しお礼を述べる加藤会長=長崎市茂里町、県医師会館
過去最多と並ぶ6人で争った長崎選挙区(改選数1)は、自民党現職の古賀友一郎氏(57)が3選を果たした。全国で政権与党に対する猛烈な逆風が吹く中、自民は世代交代した国会議員が支えたほか、挙党態勢を強めて難局をしのいだ。一方、敗れた野党は県内でも参政党が急伸したことなどから戦略の練り直しを迫られている。各党の変動の兆しを追った。
「全国的に苦戦を強いられる中で勝ち取った議席は極めて、極めて重い」。20日午後8時20分ごろ、長崎市の県医師会館で、県連会長として古賀陣営をけん引した加藤竜祥衆院議員は、支援者に感謝の言葉を述べた。その表情には達成感がにじんでいた。
これまで県連は金子原二郎元農相、谷川弥一元衆院議員らのグループと、加藤氏の父、加藤寛治元衆院議員らのグループが主導してきた。だが、3人は一線を退き、古賀氏を除く国会議員3人は40、50代前半まで若返った。参院選はこの3人が「責任者」となり、各地域をまとめ上げた。
5月に県連会長に就任し、県連選対本部長も務める加藤氏は「私にとっても初陣。絶対に負けられない」と奔走。ふたを開けてみれば、次点の国民民主党新人に約6万票差をつけて快勝した。あるベテラン県議は「一皮むけた」と目を細める。
陣営は昨年秋の衆院選で国民民主現職に大敗した長崎1区(長崎市)で接戦に持ち込み、古賀氏の地元諫早、加藤氏の牙城の島原半島を含む同2区で突き放す勝算を描いた。
さらに同2区に含まれる大村市の態勢強化を模索。自民の同市議全員は6月、自民が分裂していた2012年に県議会で“反党行為”があったとして除名された小林克敏県議に復党を要請した。昨秋の衆院選で加藤氏の当選に「多大な貢献」があり、県連も認めた。
復党に当たり、小林氏は、長年確執があった谷川氏と一席を共にし「筋を通した」という。周囲は「政争が激しい大村でこれほどまとまった選挙はない。歴史的だ」とする。
選挙戦で古賀氏は大票田の長崎、佐世保両市に集中できた。当選を決めたその日のうちに小林氏を個別に訪問してお礼を述べた。
ただ、小林氏の復党は党勢拡大をもたらす一方、反作用を生む「劇薬」との見方も。今後、県議会最大会派「自民党」に合流する方向だが、「再び自民の分裂を招くのでは」と警戒する議員は少なくない。
また、参院選中は次期衆院選で長崎1区の公認候補予定者となる支部長の選定作業を棚上げした。複数県議が意欲を示しており今後、不和が生じる恐れがある。激しい逆風をしのぐため、いったんはまとまった自民。しかし、その“反動”が起きる予感も漂っている。
1196
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:52:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b6a07003a91c510b66944652de6c60ab00ba218
国民 参政の台頭が誤算に 分極化する民意<変動の兆しー2025参院選ながさき・下>
7/23(水) 11:00配信
64
コメント64件
長崎新聞
相手候補の「当選確実」が伝わり、静まり返る深堀氏陣営=長崎市元船町の事務所
あっけない決着に、しばし静まり返った。参院選投開票日の20日夜、国民民主党新人、深堀浩氏(59)の支持者らが集まった長崎市内の選挙事務所。テレビでは自民党現職、古賀友一郎氏(57)陣営の万歳が映し出された。投票終了から30分足らず。勝敗を左右すると踏んでいた同市の開票すら始まっていなかった。「そんなに離されたのか」。国民の市議の1人はぶぜんとして天を仰いだ。
深堀氏が立候補を表明したのは昨年夏。当時「支持率1%以下の弱小政党」(玉木雄一郎代表)だった国民は、秋の衆院選で躍進。県内は党県連代表の西岡秀子氏が長崎1区(同市)で、自民候補に4万票近い大差で圧勝した。
参院選は、その余勢を駆って同市外の票差を最小限に抑え、「牙城」の県都でひっくり返す-という算段だった。深堀氏は、旧民主党時代から多くの国政選挙で汗をかいてきた地方議員。立憲民主、社民両党県連と労働団体でつくる7団体懇話会(7者懇)の支援態勢も、スムーズにまとまった。
だが注力した県北や離島の多くの地域で古賀氏に倍以上離された上、「2万〜3万票勝たないと勝負できない」(複数の陣営関係者)と読んだ県都で約1万票差にまで詰められた。
陣営が「最大の誤算」と口をそろえるのが、新興勢力である参政の台頭だ。新人の黒石隆太氏(33)の得票率は約16%。深堀氏の得票と合わせると古賀氏を上回る。陣営幹部は「古賀氏の得票数は6年前とほぼ変わらない。こちらが取れたはずの票が黒石氏に流れてしまった」と分析する。
県内の比例票でも参政は伸長し、同じく票を伸ばした国民に迫る勢いだ。西岡氏は「党員の地道な政治活動の結果であり、一過性のブームとは思わない。県民の新たな選択肢として受け入れられたと考え、われわれも今後の活動を考えなくては」と述べた。
他の野党も警戒を隠さない。立民県連の山田朋子代表は、政策や理念に距離があり「国民民主ほど影響は受けていない」としながらも「今後、参政が地方選で議席を増やす可能性は高い」とみる。共産党県委員会の堀江ひとみ委員長代理は、参政が選挙戦で掲げた「日本人ファースト」を念頭に「社会に差別と分断を持ち込む」と危険視。一方で、異を唱える人たちから「共産を応援する声も届いている」と語る。
「台風の目」となった黒石氏は「当初の目標より、かなり多くの人に支持を得られた」と選挙戦を振り返り、「いずれ当選しなくては、託された思いは実現できない」と“次”への意欲もにじませた。
参政の台頭で、変動した与野党の勢力図。分極化する民意の行方もにらみながら、各党が次の一手を模索している。
1197
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:04:11
国民民主党 比例
●労組系
○01田村麻美 49 現《1》 党国民運動局長 【UAゼンセン】
○02浜野喜史 64 現《2》 党選対委員長 【電力総連】
○03礒崎哲史 56 現《2》 党副代表 【自動車総連】
○06平戸航太 37 新 電機連合役員 【電機連合】
●ご当地系
○04伊藤辰夫 60 新 (元)愛知県議 【元自民 愛知】
○05足立康史 59 新 (元)衆院議員 【元維新 大阪】
×09大谷由里子62 新 研修会社経営 岐阜2区落選
×12薬師寺道代61 元《1》 産業医 【元みんな→自民 愛知】
×13大津浩子 65 新 (元)東京都議 【元都ファ 東京】
×14藤井信吾 65 新 (元)取手市長 【茨城】23年市長選不出馬
×16川崎稔 64 元《1》 (元)日銀職員【元民主佐賀】
●有名人
×08須藤元気 47 元《1》 (元)格闘家
●その他
○07山田吉彦 62 新 東海大教授
>>445
海洋安全保障の専門家
10小野貴樹 54 新 (元)衆院議員秘書 2005年秋田2区自民落選(野呂田芳成への刺客)
11城戸佳織 57 新 医薬指導業
15荒巻豊志 60 新 予備校講師
17佐々木喜一66 新 学習塾経営
18武田祐樹 39 新 (元)参院議員秘書
19宮入盛豪 35 新 教育会社社長
1198
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:08:02
立憲民主党 比例
●労組系
○02岸真紀子 49 現《1》 党参幹事長代理 【自治労】
○03吉川沙織 48 現《3》 (元)参経産委員長 【情報労連】
○04水岡俊一 68 現《3》 党参院議員会長 【日教組】
○05小沢雅仁 59 現《1》 参復興特別委長 【JP労組】
○06郡山玲 51 新 JAM職員 【JAM】
×10森屋隆 57 現《1》 参院国交委理事 【私鉄総連】
●ご当地系
○07森裕子 69 元《3》 (元)文科副大臣【新潟】
●その他
○01蓮舫 57 元《4》
×08白真勲 66 元《3》 (元)内閣府副大臣 立正佼成会
×09石川大我 50 現《1》 (元)豊島区議 性的少数者
×11川田龍平 49 現《3》 参院環境委理事 薬害エイズ
12位以下省略
1199
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:22:55
共産白川は 現職重鎮の山下・井上を押しのけて当選してしまってやりづらいでしょうねえ。。。
■共産
○107,866小池晃 64 現《4》 党書記局長 東京・南関東
○034,418白川容子 59 新 (元)香川県議 中国・四国・九州沖縄
×032,576山下芳生 65 現《4》 党副委員長 京都府を除く近畿5府県
×028,202井上哲士 67 現《4》 党参院幹事長 東海・北陸信越・京都
×019,623畠山和也 53 新 (元)衆院議員 北海道・東北・北関東 紙智子後継
×17,907山田みのり 49 新 共産党大阪府北・福島地区委員長
×09,314平あや子 元新潟市議会議員
×05,103伊藤和子 元あきる野市議会議員
×04,559矢野由紀子 元川口市議会議員
×04,411赤石博子 元川崎市議
×03,336 福島一恵 元宮城県議会議員
以下略
■社民
○ラサール石井 69 新
×大椿裕子 51 現《1》 副党首
×山城博治 72 新 (元)運動団体議長【沖縄】
×甲斐正康 47 新 新社会党役員
×花岡蔚 82 新 市民運動家
1200
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:36:27
公明
○377,986平木大作 50 現《2》 (元)復興副大臣
○341,441司隆史 45 新 大阪市議
○325,345佐々木雅文44 新 弁護士 東北?
○310,047原田大二郎47 新 党青年局次長
×291,436河野義博 47 現《2》 (元)参総務委員長 九州?
×218,999新妻秀規 54 現《2》 (元)復興副大臣
×010,084河合綾 党群馬県本部担当部長
×009,874塩田博昭 63 現《1》 党中央幹事 公明新聞・前回重点候補出なかったが当選
×008,760村岡正敏 党職員
×007,208中北京子 党職員
×006,781高橋次郎 57 現《1》 党労働局次長
>>4
山本香苗衆院選出馬で繰り上げ
以下略
1201
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:39:52
維新 10人
●ご当地枠
○01嘉田由紀子75 現《1》 (元)滋賀県知事【滋賀】
○02石井めぐみ45 新 茨城県取手市議 【茨城】(石井章参院議員の娘)
○03柴田巧 64 現《2》 党副選対本部長 【富山】
×07村山祥栄 47 新 (元)京都市議 【京都】
×08柳ヶ瀬裕文50 現《1》 参院外防委理事 【東京】
×09山口和之 69 現《2》 (元)衆院議員 【福島】
×12赤嶺昇 58 新 (元)沖縄県会議長 【沖縄】
●有名人
○04石平 63 新 評論家
×06久保優太 37 新 格闘家
●不明
×05藤原宏宣 44 新 NPO法人理事
×10神戸輝明 49 新 牧師
×11宮澤靖 61 新 管理栄養士
×13南原竜樹 65 新 経営指導業
1202
:
OS5
:2025/07/26(土) 20:40:02
>>1201
維新次点の藤原宏宣 なかなかインパクトあるひとですね
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%AE%E3%81%B6
大阪府大阪市西成区生まれ。創価高校、創価大学を経て、一般企業に入社。営業マンとして好成績をおさめるものの、3年で退社[1]。その後、農業にかかわる仕事をめざして、自ら米屋を立ち上げるが、赤字を出しつづけ3年で閉鎖。さまざまな職業を転々としたあとで、日本で知り合ったギニア人とともにギニアに赴き、現地で製氷工場を設立[1]。
この過程において現地で目にした圧倒的な格差社会に衝撃を受け、貧困問題に取り組むことを決意する。
現在は、バングラデシュにおいて、スラム街の子どもたちに食糧を支援する「ギフトフード」、および学校を建設する事業に力をそそいでいる[2]。
1203
:
OS5
:2025/07/26(土) 20:51:47
参政党 比例
◯01梅村みずほ46 現 維新離党・大阪
◯02安達悠司 43 新 22年京都選挙区落選 24年京都1区落選
◯03安藤裕 60 新 (元)衆院議員 【元自民・京都】㉑年女性問題で衆院選出馬せず
◯04松田学 67 新 (元)衆院議員 【元たち日・神奈川】
◯05岩本麻奈 60 新 皮膚科医師
◯06山中泉 66 新 社団法人理事長
◯07後藤翔太 42 新 元ラグビー選手
✕08川裕一郎 53 新 石川県議【石川】
✕09重松貴美 36 新 会社役員 24年熊本1区落選
✕10寺西一浩 45 新 作家
1204
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:12:30
自民党
●業界団体
◯03犬童周作 57 新 (元)総務省審議官 【全国郵便局長会】
◯05見坂茂範 56 新 (元)国交省職員 【全国建設業協会】
◯06東野秀樹 53 新 農協会長理事 【全国農政連】
◯08釜萢敏 71 新 日医副会長 【日本医師連盟】
◯10石田昌宏 58 現《2》 (元)参厚労委員長【日本看護連盟】
◯11本田顕子 53 現《1》 党女性局長 【日本薬剤師連盟】
✕13佐藤正久 64 現《3》 党幹事長代理 【自衛隊】 【保守系
>>1100
】
✕14宮崎雅夫 61 現《1》 (元)農水政務官【国土地改良政治連盟】
✕19田中昌史 59 現《1》 理学療法士 【日本理学療法士連盟】
✕20阿部恭久 66 新 遊技場会社経営 【全日本遊技産業政治連盟】
✕21宮窪大作 50 新 建設会社社長 【全国商工政治連盟】 宮本周司後継(参院石川に転出)
✕25斉藤正行 47 新 介護会社代表 【全国介護事業者連盟】
✕30畦元将吾 67 新 (元)厚労政務官 【日本診療放射線技師会】
●ご当地
◯特舞立昇治 49 現《2》 参院農水委員長 【鳥取・特定枠】
◯特福山守 72 新 (元)環境政務官 【徳島・特定枠】
◯07橋本聖子 60 現《5》 (元)五輪相 【北海道】 【神道】
◯09有村治子 54 現《4》 (元)女性活躍相 【滋賀】【日本遺族会】【神道政治連盟】【保守系
>>1100
】
◯12鈴木宗男 77 現《1》 (元)参懲罰委員長【元維新 北海道】
✕17赤池誠章 63 現《2》 党政調副会長 【山梨】【全国専修学校各種学校総連合会】【保守系
>>1100
】
✕18比嘉奈津美66 現《1》 (元)参厚労委員長 【沖縄】
✕22中田宏 60 現《1》 環境副大臣 【元維新 神奈川】【日本臨床検査技師連盟】
✕24和田政宗 50 現《2》 参院内閣委員長 【元みんな 宮城】 【神道政治連盟】【保守系
>>1100
】
✕26繁本護 52 新 (元)衆院議員 【京都】【全国ときわ会連合会=JR・バス交通懇話会】
✕27長尾敬 62 新 (元)内閣府政務官 【元民主 大阪】【日本作業療法士連盟】【保守系
>>1100
】
✕28斉藤里恵 41 新 元東京都議会議員 立憲民主党離党
●有名人
◯04山田太郎 58 現《2》 (元)内閣府政務官 表現規制反対派
✕16岸博幸 62 新 (元)内閣官房参与
✕28中田フィッシュ 39 新 プロダンサー
●その他
✕15山東昭子 83 現《8》 (元)参院議長【保守系
>>1100
】
✕23杉田水脈 58 新 (元)総務政務官【保守系
>>1100
】
✕31藤田誠 31 新インターネットサービス関連会社社長
1205
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:23:32
岩手
◯278,888立:横澤高徳 現
✕178,958自:平野達男 元 2019年落選
✕106,806参:及川泰輔
https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20250724-OYTNT50001/
[検証 参院選2025]野党共闘「絆」で盤石 「川上作戦」で手綱緩めず(上)
2025/07/23 05:00
20日に投開票された参院選の岩手選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の現職の大勝で幕を閉じ、県政界の勢力図は「野党優位」の色がさらに強まった。次点となった自民党の元参院議員は6年前に続いて敗れ、雪辱を果たせなかった。両陣営の戦いを検証する。
「国民の皆様の命と生活を守ることが政治の役割。物価高対策、スピード感をもって進めたい」
投開票日が3日後に迫った17日の昼過ぎ。赤いポロシャツに身を包んだ立憲民主党の現職・横沢高徳(53)は、一関市中心部から20キロほど離れた大東町の市民センター前で、約10人の聴衆に向かい声を張り上げた。
横には立民の重鎮・小沢一郎(衆院岩手3区)の姿。王国を束ね、2度の政権交代を主導した「豪腕」は、「自公政権に代わり、国民の生活が第一の政治を実現する。それは私にとって3度目の政権交代を実現することだ」とマイクを握る右腕に力を込めた。
小沢の来県は公示日に続き2度目。この日は横沢とともに同市と平泉町の9か所を巡り、人口の少ない山間部から支持を訴える「川上作戦」(県連幹部)を実践した。報道各社の情勢調査では横沢の優勢が伝えられていたが、最終盤になっても手綱を緩めなかった。
◇
元パラアスリートの横沢は、2019年の参院選で旧立民、旧国民民主、共産、社民の4党の推薦を受けた野党統一候補として無所属で出馬し初当選。翌20年に立民に入党した。
今回は1月中旬に再選を目指して出馬を表明。前回選に続いて「野党共闘」を構築し、公示日の第一声には4党の県組織幹部らが集結し、10年前から続く共闘の「絆」を演出してみせた。
陣営は地方選並みに県内をくまなく回り、週末には知事の達増拓也や過去の政治資金を巡る問題で対立し、県連に所属していない立民の階猛(衆院岩手1区)が街頭でマイクを握った。選挙に強いことから「スペードのエース」(自民関係者)とも称される両者の援護射撃も加わり、過去に例のないほど強固な態勢を築いた。
結果にも表れ、6年前は約1万5000票差で破った自民党の元参院議員・平野達男(71)に約10万票の大差をつけ、県内33市町村のうち26市町村を制した。
読売新聞がNHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した当日出口調査では、立民支持層の約9割、共闘を組む共産支持層の約7割を固め、無党派層からも約5割の支持を集めた。横沢の当選が確実となった20日夜、選対本部長の木戸口英司(参院議員)は「6年間の実績と具体的な政策が広く浸透した。支持者や支持団体がスタートからフル稼働できた」と勝因を振り返った。
ただ、当日出口では国民民主の支持層からの支持は約5割にとどまった。明確でない共闘の形が影響している可能性もあり、課題も残った。
◇
参院選で与党は惨敗し、衆院に続いて過半数割れとなった。投開票日から一夜明けた21日、報道陣の取材に応じた横沢は疲れも見せず、「岩手から政権交代の流れを作っていく。その一人として汗をかいていきたい」と意気軒高だった。
もっとも、立民は全国では改選前と議席数が変わらなかった。県内の比例票は前回22年の参院選から約1万1000票増と伸び悩み、自民の得票を5000票ほど下回る結果に終わった。
県連幹部は次期衆院選を「ダブルヘッダーの第2試合」と位置付け、近く行われる可能性のある大一番に向けて、こう気を引き締める。「責任ある野党第1党として丁寧に政策を伝え、政権を狙う」(敬称略)
1206
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:24:27
https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20250724-OYTNT50005/
[検証 参院選2025]自民てこ入れ不発 参政の猛追誤算票流出(下)
2025/07/24 05:00
#選挙・岩手
地元での総決起集会で支持を訴える平野氏(7日、北上市で)
選挙戦5日目の7日夜、自民党の元参院議員・平野達男(71)は、地元・北上市のさくらホールで「総決起集会」に臨んだ。「もう一回、平野達男を国会に返してください」。朝から30か所以上を回ったという顔はすっかり日に焼け、壇上からの声はかれ気味だった。
報道各社の情勢調査で、既に立憲民主党の候補に対し、平野の劣勢が伝えられる中、応援に駆け付けたのが、長年親交がある自民政調会長代理の細野豪志(衆院静岡5区)だった。
民主党政権で復興相を務めた平野とともに福島第一原発事故の対応にあたったことなどを振り返り、「自民党に欠かせない人だ。(立民候補の)背中を追いかけているので、北上から反撃ののろしを上げてほしい」と約500人の支持者らに発破を掛けた。
懸命の訴えはしかし、最後まで情勢を覆すことができなかった。
◇
平野は2019年の参院選岩手選挙区に自民公認で4選を目指して出馬したが、落選した。その後は国政選で自民候補の選対本部長を経験し、22年の参院選では新人候補が同選挙区で自民として30年ぶりに勝利するなど、躍進を支えた。
しかし、昨年に県連所属議員の政治とカネなどの不祥事が相次いで発覚。10月の「衆参ダブル選」では選挙区で1議席にとどまった。参院選でも逆風が想定される中、県連は12月下旬に平野の擁立を決め、公明党からの推薦も受けた。
危機感は選挙戦にも表れていた。公示後に選対本部長の鈴木俊一(衆院岩手2区)が党総務会長を務めながら異例の8日間の県内入り。第一声と最終日のマイク納めにとどまらず、選挙区の県北や沿岸をくまなく回り、てこ入れに全力を挙げた。11日には石破首相が奥州市でマイクを握った。だが、衆院の区割り1〜3区全てで敗れた。
誤算だったのは参政党の勢いだ。陣営内には選挙中から「票が食われている」という触れ込みもあった。実際に平野は再選を決めた立民現職の横沢高徳(53)に全体で約10万票差をつけられたが、参政新人には約7万票差にまで迫られた。特に大票田の盛岡市やベッドタウンの滝沢市で健闘を許した。
読売新聞がNHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した当日出口調査では、平野に投票した自民支持層が約7割にとどまった一方、無党派層の取り込みは2割に届かず、参政新人を下回った。選対幹部は自公過半数割れの可能性が報じられたことで野党への集票が加速したとみており、「やるべきことはやったが、情勢が悪くなっていった」とうなだれた。
◇
落選が確実となった20日夜、支持者らの前に姿を見せた平野は訴える力の弱さを反省した一方、「間違ったことは何も言っていなかったのではないか」とも語った。人口減少に適応した社会の構築や消費減税の反対、生産者の視点にも立った農政の見直し――。「最後の選挙」として訴えた持論への自負がにじんだ。
県連内では「何をやりたいのか分からない」「期待感がない」など、石破首相の責任論も噴出し始めた。ある幹部は「これまでにない負け方で完敗だ。政権への逆風は岩手だけではコントロールできないところがあった」と嘆いた。
県連は総括を行って態勢立て直しを図る考えだが、惨敗のショックはあまりにも大きい。(敬称略)
(この連載は、冨田駿、三品麻希子が担当しました)
1207
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:31:24
山梨
◯156,986国:後藤斎 新 前知事
✕145,148自:森屋宏 現
✕068,541参:永田己貴
✕024,863共:早田記史
https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO084124/20250721-OYTAT50005/
[検証 参院選]〈上〉国民・後藤氏初当選、与野党双方に新たな「しこり」
2025/07/22 05:00
20日投開票された参院選山梨選挙区(改選定数1)は、国民民主党公認の新人、後藤斎(68)が、自民党公認の現職、森屋宏(68)との激戦を制した。政治とカネを巡る自民への逆風が、そのまま国民民主への追い風となった形だが、与野党の激しい攻防が繰り広げられた結果、双方に新たな「しこり」を残すことになった
https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO084124/20250722-OYTAT50025/
[検証 参院選]〈下〉自民、組織力及ばぬ逆風
2025/07/23 07:00
「極めて充実した選挙活動ができた」。激戦となった参院選山梨選挙区。唯一の議席を奪われた自民党現職の森屋宏(68)は、一夜明けた21日、戦いをそう振り返った。一方で敗因を問われると、前夜と同じ答えを口にした。「自分の政治活動量が十分でなかったことの表れ」
国民民主党から出馬した前知事・後藤斎(68)に敗れ、自分を責める森屋だが、自民県連では、大敗後も続投の意思を示す石破首相への恨みがくすぶる。陣営幹部は「敗因は自民党、そして石破政権への大逆風。居座って続投するなんてありえない」と吐き捨てる。
1208
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:34:51
長野
◯430,334立:羽田次郎 現
✕312,183自:藤田ひかる 新 外務省官僚
✕185,287参:竹下博善
✕064,833み:山田雄司
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250722-OYTAT50000/
【検証 参院選2025】(上)野党共闘 繊細に成立
2025/07/22 05:00
「野党共闘の結果、しっかりとした票を頂けた」
参院選から一夜明けた21日、立憲民主党現職の羽田次郎(55)はかみしめるように勝因を振り返った。この前日、再選を確実にして万歳三唱をした会場には、壇上に共産、社民の各党の支援組織が一堂に会しており、野党共闘が功を奏した勝利となった。
野党候補は長野選挙区が1人区となった2016年以降、21年の補選も含め、今回の羽田の勝利で記録を「5連勝」に伸ばした。
「牙城」の死守には、二つの絶対条件があった。
一つは16年から始まった共産、社民との候補者一本化による事実上の野党共闘を成立させること。もう一つは立民最大の支援組織「連合長野」の推薦を得ることだ。共産、社民の組織票は県内で計10万票超とされる。今回、自民の相手候補との票差は12万票弱で、野党共闘の成立が勝利に大きく貢献したといえる。
読売新聞の終盤情勢調査では、共産支持層の8割、社民支持層の7割超が投票先に羽田を挙げていた。
ただ、野党が連携する枠組みは、薄氷を踏むような繊細なバランスの上に成り立っていた。22年の前回選では、立民と共産、社民の各県組織は、市民団体「信州市民連合」とそれぞれ政策協定を結んで事実上の共闘を成立させた。しかし、原発ゼロなど共産が掲げる政策を毛嫌いする連合の一部からは「市民連合を介しているとはいえ、共産と政策協定を結ぶ場合、候補者への推薦の取り消しもあり得る」と不満が噴出。羽田と共産関係者が公の場で握手しないことを求める意見も出ていたという。
そうした背景から、今回選では市民連合の要望書を各党が「尊重する」として、緩やかな共闘を成立させる必要に迫られた。羽田陣営幹部は「共産と社民の票がなければ、組織力で勝る自民を倒すことはできない。それを分かった上でお互いに譲歩している」と明かす。
実際、候補者である羽田と連合、共産が公の場で同席している様子をメディアに撮られないよう細心の注意が図られた。候補者を一本化しようと、市民連合が先月14日、3党と実施した協議の場に、羽田は同席しなかった。共産が壇上を降りた後に、羽田が会場入りして演説するなど慎重な対応が取られた。
今後の鍵を握るのが国民民主党の動向となる。関係者の間では、国民民主が今後、国政選挙で候補者を擁立するのではないかとの見立てもある。国民民主の大きな支持基盤は連合長野だ。今回選で参院勢力を倍増させた国民民主が候補者を立て、立民の候補と競合した場合、立民が連合長野からの支援を重視すれば、共産、社民との連携の形が成立しなくなる可能性もある。
野党共闘を取り持つ市民連合の共同代表・又坂常人は懸念を示す。「国民民主などが候補者を立ててきたら、もうこれまで通りにはいかない。今回が最後の共闘になるかもしれない」
◇
立民現職の羽田が再選を果たし、野党候補の5連勝で幕を閉じた参院選。勝敗を左右した要因を検証する。(敬称略)
1209
:
名無しさん
:2025/07/26(土) 21:35:46
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250725-OYTAT50006/
【検証 参院選2025】(中)自民 戦略なき組織戦
2025/07/23 05:00
「私の主張が浸透しなかった。力不足だった」。自民党新人の藤田ひかる(35)は落選確実の一報を受けた20日夜、目に涙を浮かべて語った。自民は長野選挙区で5連敗という不名誉な戦歴を重ねる結果となった。同選挙区が1人区となった2016年以降、1人区で自民議員を送り出せていないのは全国で山形、沖縄と長野だけだ。県連会長の宮下一郎は同日夜、「県連を立て直し、活動の刷新も含めて前に進みたい」と発言。今回の敗戦は県連内で責任問題に発展する可能性もある。
22年の前回選では、全国の1人区で自民党が28勝4敗と圧勝する中、知名度重視で直前に擁立したタレント候補が、女性問題に足をすくわれる形で落選した。この反省を踏まえ、県連は「最低でも1年以上前」の候補者選定を掲げていたが、「政治とカネ」の問題で党勢は日増しに悪化。選挙間際にもかかわらず、公募を延長する事態に追い込まれた。
そんな中で応募してきたのが藤田だった。元外交官で、30歳代と比較的若く、県連初の女性候補となるなど「好条件」を兼ね備えていた。県連は、知名度はなくとも華麗な経歴をもつ藤田に希望を託した。
「組織は力」を体現するかのごとく、各地域や職域の支部をフル稼働するのが従来の自民の選挙戦術だ。しかし、知名度不足が課題の藤田について、県連は公示前、無党派層へのアプローチに重点を置いた。3月に出馬を表明して以降、藤田は全市町村を訪れ、ミニ集会を通じ、政治とのなじみが薄かった女性や若者との対話を試みた。
一方、「組織戦」を掲げた選挙戦では、まとまりを欠いたちぐはぐな動きも目立った。
選対が情勢に応じて遊説日程を差配することもないため、週末や終盤に人口が少ない地域を巡ることも多く、県議からは「割り振った通りに機械的に回っているだけ。戦略が全くない」といらだちの声が聞こえた。
選挙戦中盤には、農相の小泉進次郎が千曲市と坂城町の公民館などでマイクを握った。会場は超満員となったが、党内で最も勢いのある政治家の一人であるだけに、無党派層の関心を引くには「もっと人通りのある場所の方が良かったのでは」(支援者)との声も漏れた。この日の昼、藤田は長野駅前で演説をしていた。だが、すでに予定していた遊説がキャンセルになるとその地域の支援者が不満を持つことを理由に、陣営側は「本人日程は崩さない」との方針を終始貫いた。
場当たり的な動きは、如実に数字に表れた。読売新聞の終盤情勢では、自民支持層への藤田の浸透が7割程度と、立民支持層の8割台半ばを固めた羽田次郎と比べ低水準となり、組織固めの甘さを露呈。照準を定めた無党派層の支持も1割以下で、知名度不足は 払拭ふっしょく できなかった。党への逆風もやまない中、羽田にはほぼ全県で後れをとり、約11万8000票差の大敗に終わった。22年の前回選(約5万7000票差)、21年の補選(約9万票差)よりも差が広がった。
県内政界には、藤田が次期衆院選で、支部長が空席の2区を目指すとの見方もあるが、先行きは不透明だ。ある党関係者は語る。「県連幹部の責任は免れないが、会長や幹事長を交代させるだけで解決する話でもない。人ごとのように選挙をやっている限り、結果は変わらない」
(敬称略)
1210
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:36:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250725-OYTAT50008/
【検証 参院選2025】(下)「台風の目」参政躍進
2025/07/25 05:00
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落選から一夜明け、交差点に立つ竹下(21日、長野市で)
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参院選の投開票日から一夜明けた21日朝、長野市稲里町中央の交差点には、行き交う車に何度も頭を下げる参政党新人の竹下博善(42)の姿があった。今回選で竹下は、2022年の前回選で同党の候補が得た票の約6倍の18万5287票を獲得。大躍進となった結果に「党の認知度が上がり、支持も広がった。これからだと思う」と述べ、次期衆院選への出馬の意欲を示した。
参政は、6月の都議選で3議席を獲得。同月、所属する国会議員が5人に増え、公選法上の政党要件を全て満たした。今回選では選挙区と比例で計14人が当選するなど、全国で勢力を拡大してきた。
県内でも勢いを加速させている。前回選で出馬した秋山良治が23年、岡谷市議に当選するなど、3年前はゼロだった地方議員を5人に増やし、この3年間で県内の全区域に支部を設立し「足場固めを進めてきた」(県連関係者)という。
今回選の長野選挙区では、植木職人の竹下が昨年12月に立候補を表明。無名の新人だったが立候補表明以降、ほぼすべての市町村を巡り、150回以上の演説やミニ集会などを開き、顔を売ってきた。
「日本人ファースト」を掲げる参政は、石破政権に不満を抱く保守層や無党派層の受け皿として支持を拡大してきた。特に力を入れたのが無党派層の支持拡大で、竹下は演説で「皆さん、起きてください。日本の危機です」と、投票を繰り返し呼びかけてきた。上田市の演説に訪れた2歳の子を持つ同市、会社員女性(41)は、物価高騰でも手取りが増えず生活が苦しいといい「税金で外国人を助ける前に私たちの暮らしをよくしてほしい」と期待した。
選挙戦では公示前から積極的にSNSを駆使し、若者の意見も取り入れ、「ショート動画」という1分半程度の短い投稿にも力を入れてきた。若年層を中心に支持が広がり、読売新聞が12〜15日に実施した終盤情勢調査によると、30歳代以下の世代では、当選した立憲民主党の羽田次郎(55)に匹敵する支持を集めた。
今回選で、「台風の目」として勢力を振るった参政。16日に長野駅前でマイクを握った代表の神谷宗幣による応援演説には駅前にびっしりと人が集まり、盛り上がりを見せた。神谷は「参院選は通過点」と位置づけ、次期衆院選後に他政党との連立による与党入りを狙う考えを明かした。
ただ、「日本人ファースト」という党のキャッチコピーに対しては、「排外主義をあおる」との批判もある。街頭演説中も「わたしは差別に 抗あらが う」とプラカードを掲げ、異議を唱える人の姿もあった。より多くの有権者からの支持を得るためには今後の党としての手腕が問われている。
◆
チームみらい新人の山田雄司(35)は現役の教員で、テクノロジーを活用した教員の負担軽減と子どもに向き合う時間の捻出などを訴えて支持を集め、党首の安野貴博の比例選での初当選に貢献した。
NHK党新人の加藤英明(66)も出馬したが、及ばなかった。(敬称略、この連載は田中文香、岡本拓真、山崎至河、安田ななかが担当しました)
1211
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:43:39
三重
◯339,940立:小島智子 新 県議
✕276,304自:吉川有美 現
✕202,436参:難波聖子
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20250721-OYTNT50177/
【検証参院選 上】不記載問題、認識にズレ 自民・吉川氏
2025/07/22 05:00
「政治資金問題の影響は全く感じなかった。自民党への逆風、それが最大の要因だったと思っている」。旧安倍派出身でパーティー券収入を巡って政治資金収支報告書に240万円の不記載があった現職候補の吉川有美氏(51)。20日午後8時過ぎに落選が決定的になり、記者団に政治資金問題の影響を問われると、こう応じて足早に事務所を立ち去った。
吉川氏は5月下旬に津市で開かれた参院選の総決起大会後、記者団に「(3月の)政治倫理審査会での説明で一区切り。前向きな話をすることで負託を頂き、取り組みを実行するのが私の責任の果たし方」と話した。「選挙戦では不記載問題に触れない」という意向を、地元の議員は「とにかく(説明から)逃げている」と切り捨てた。
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不記載問題は、過去2度の選挙を支えた公明党への推薦依頼の取り下げという事態に及んだ。他地域の不記載議員への公明による推薦について、公明支持者らから批判が出たためだ。自民関係者は「公明に迷惑はかけられない」とため息をついた。
公明は自主投票を決め、支持層は吉川氏から他党に流れた。投開票日に読売新聞などが実施した出口調査では、公明支持者の一部は投票先に立憲民主党や参政党の候補を選択した。
参院選が3日に公示されてから、吉川氏が演説で不記載問題に直接言及することはなかった。だが、野党側が問題について攻勢を強めるなかで、県内の自民関係者らから「あまりに説明不足だ」との声が上がった。
選挙戦が折り返しに入ったころ、吉川陣営は不記載問題を演説で取り上げることを決める。15日の個人演説会で「心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。地方議員の一人は、「支援者から不記載問題に対する言及がないと苦情が集まっていた」と明かす。ただ、軌道修正も限定的で、不特定多数に向けた街頭演説では説明を避けた。
吉川氏は20日夜、事務所での敗戦の弁で、集まった支援者らに感謝の言葉を繰り返したが、不記載問題について触れることはなかった。
不記載問題の影響を感じなかったという吉川氏に対し、選対本部長を務めた田村憲久衆院議員は21日、県庁で「不記載の問題を反省も含めて十分に説明しきれていなかった。非常に大きな要因のひとつだ」と振り返った。
全国的に自民への逆風が吹く中で、政治不信につながる「政治とカネ」の問題を巡り、候補者とその周辺に生じた認識のズレは最後まで解消されなかった。
◆
参院選三重選挙区では立憲民主党の新人が議席を獲得した。主要政党から出馬した候補者の選挙戦を検証する。
1212
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:44:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20250722-OYTNT50290/
【検証参院選 下】組織力で遅れ取り戻す 立民・小島氏
2025/07/23 05:00
参院選が後半に入った14日、立憲民主党新人の小島智子氏(64)が桑名市の市民会館で開いた個人演説会には支持者が3階席まで詰めかけていた。
「これまでにない盛り上がりだ。確実に小島さんを押し上げよう、となっている」。この様子を見た県議の一人はこうつぶやいた。
小島氏は立民と国民民主の県連、県議会の旧民主党系会派「新政みえ」、連合三重の4者で候補者を選定した「統一候補」だ。当初は国民民主系候補の擁立を模索していたことから、決定が2月にずれ込んだ。
活動開始の遅れを取り戻すかのように、立民は大物を次々と県内に投入し、知名度不足の新人を後押しした。4期14年の県議経験を売りに、立民の野田代表は選挙前と選挙戦最終盤の2度、演説で並び立ち、「国政でも即戦力の政策通」と太鼓判を押した。
地元選出で全国を駆け回ることも多い岡田克也・党常任顧問(衆院三重3区)は擁立段階から小島氏に期待を寄せ、頻繁に帰県し、選挙戦を支えた。陣営幹部は「党本部から『他に応援弁士はいらないんじゃないか』と言われるくらいだ」と明かす。
一方、国民民主県連は党本部の意向もあり、選挙戦で表立った活動を控えたが、水面下での活動を通して小島氏を支援。県連が、国民民主系の産業別労働組合に働きかけると、多くの関係者が小島氏の演説会場に足を運んだ。
2期12年の経験を持つ自民現職、吉川有美氏(51)を破り、21日に県庁で選挙戦を振り返った立民県連代表の下野幸助衆院議員は「(国民民主など4者で)一枚岩で戦えたことが勝因」と胸を張った。
ただ、得票数でみれば、野党支持層の大幅な増加や無党派層の取り込みが進んだとまでは言い難い。
2019年参院選で吉川氏に敗れた野党候補が獲得したのは約33万票。今回の選挙戦で小島陣営がまとめた票数と大差ない。
出口調査では、自民党から、支持層が一部重なる参政党へ票が分散したこともうかがえ、助けられた面がある。一方、下野氏は立民から参政に流れた票もあるとみる。「特に子育て世代で顕著だ。若い人たちに立民の政策を理解していただかなければならなかった」と反省も口にした。
国会議員の一人は当選が決まった後、「立民の候補として選ばれた側面もある。小島自身の知名度はまだ5割を超えていないんじゃないかな。次の選挙までにしっかりと顔と名前を覚えてもらう必要がある」と課題を述べた。
(松岡樹)
1213
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:45:27
>>1121
]
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO084184/20250723-OYTAT50012/
<上>自民訴え 若者に届かず
2025/07/23 09:15
#選挙・香川
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20日に投開票され、18年ぶりに野党が勝利した参院選香川選挙区(改選定数1)。国民民主党は初の議席を獲得し、自民党主導の「保守王国」は崩れた。自民、国民民主のいずれも「党の行く末を左右する」と位置づけた戦いで、なぜ明暗が分かれたのか。取材や調査を踏まえ、検証する。
落選が確実となり、支援者に頭を下げる三宅(左)(20日、高松市で)
農相の小泉が来援した演説会。訪れた人は少なかった(7日、丸亀市で)
参院選の投票が終わった直後の20日午後8時過ぎ。国民民主新人の原田秀一(52)の当選確実が早々と伝えられた。3選を目指した自民現職・三宅伸吾(63)の高松市内の事務所に詰めかけた支援者から、「ああ……」と落胆の声が漏れた。
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「結果が出せなかったことをおわび申し上げる。逆風をはね返すことができず、悔しくてならない」。三宅は深々と頭を下げた。
□ ■
三宅は過去2回の参院選で、相手の足並みの乱れに助けられた面がある。2013年に破った無所属候補は選挙戦を前に民主党を離党。19年は統一候補を支える野党が一体感を欠いた。
今回は事情が異なった。昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の代表・玉木雄一郎が地元で原田を擁立。自民は派閥の政治資金問題で有権者の厳しい目が注がれていた。三宅は防衛政務官などを務め、公示前は地元での活動が不足気味だった。
「初めての逆風下での選挙。党の地力が問われた」。自民県連幹部は語る。
党の地域支部、推薦を受けた750以上の団体などに支えられた組織戦を展開。序盤に劣勢が報じられると、国会議員らが出席した8日の会議で、県連幹事長の大山一郎が「今後の選挙にも影響が出る。勝たねばならない」と強調。運動量を増やすよう号令した。
三宅は連日、個人演説会を開催。「強い日本をつくりたい」と訴え、親族がマイクを握ることもあった。首相の石破茂ら閣僚も来援した。しかし、幅広い層には浸透しなかった。
■ □
敗因の一端はデータに表れていた。
読売新聞社が20日に実施した出口調査では、三宅は自民支持層の77%を固めていた。しかし、無党派層では、三宅はわずか17%。原田(46%)に引き離され、参政党新人の小林直美(51)(22%)を下回っていた。
18歳から40歳代までの支持を見ても、三宅は14〜21%にとどまり、42〜48%の原田に水をあけられ、26〜30%の小林に2位を譲った。投開票当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
自民党員の高齢化も要因の一つとみられる。
ある自民県議は「地元の党員は70〜80歳代が多い。演説会に動員をかけたり、地域住民らに支援を呼びかけたりするにも、運動量は落ちている。若い世代との接点も少なくなり、選挙戦略が古くなっているのは否めない」とする。
無党派層や若い世代に浸透するには街頭での活動やSNSなどでのアピールが欠かせない。しかし、三宅は選挙戦中、街頭で演説をしたり商店街などを歩いて有権者と触れ合ったりする活動が少なかった。
□ ■
肝心の組織力も発揮できていない場面があった。7日に丸亀市内に来援した農相の小泉進次郎の演説会場を訪れた人は少なく、他の閣僚が来援した高松市内の会場でも空席があった。関係者の間での調整が不十分だったとの指摘が出ている。
投開票前日の19日夜、高松市中心部の商店街に出向き、頭を下げたり手を振ったりした。「とことんやり抜き、後悔しないように」との思いだった。しかし、別の自民県議は残念がる。「選挙戦の最初から、もっと言えば任期中にもう少し、街頭に立つ機会が多ければ良かったが……」
今後、次期衆院選や来年の知事選、27年の統一地方選も控える。選挙対策本部長を務めた地元選出の参院議員・磯崎仁彦はこう語った。「何が原因だったか分析し、これからの国政選挙、地方選挙に臨まねばならない」(敬称略)
1214
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:46:23
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO084184/20250725-OYTAT50002/
<下>国民 無党派つかみ勢い
2025/07/25 10:00
#選挙・香川
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当選確実となり、支援者らに感謝を述べる原田(左)と玉木(20日、高松市で)
街頭演説で原田への緩やかな支援を明言した小川(7日、高松市で)
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「皆様のおかげで当選させていただいた。手取りを増やす政策を実現し、お返しができるよう頑張りたい」
20日夜。当選が確実となった国民民主党新人の原田秀一(52)が高松市内で述べると、支援者らから拍手が湧き起こった。衆院香川2区選出で党代表の玉木雄一郎もオンラインで語った。「『保守王国』の香川で押し上げていただいたのは、香川の政治を変えてくれというメッセージだ」
□ ■
昨年秋の衆院選で国民民主は躍進。公示前から原田の「優勢」が伝えられていた。原田は2月に立候補を表明したばかりで、知名度の低さが課題だったが、県内で高い人気を誇る玉木のサポートを受けた。
玉木の秘書らと一緒に、玉木を支える約200の企業・団体を回り、原田への支持を固めてきた。原田の後援会長に就いた尾崎勝は、玉木が地盤とする東讃の企業の後援会長だ。尾崎は「ビジネス経験が豊富な原田は国民民主のブレーンになる人材。玉木がさらに活躍するためにも、原田の勝利は必須だった」と話す。
玉木の後援会などに支えられた原田は「玉木の地盤があったことが非常に大きかった」と振り返る。
無党派層へのアピールも怠らなかった。選挙戦では有権者の多い高松市に重点を置き、自転車で遊説したり商店街を歩いたりして、意識して多くの人と触れ合った。物価高対策が争点となる中、「ガソリン税の暫定税率を廃止し、手取りを増やす」と党の政策を繰り返し主張。陣営によると、投開票日前の17〜19日は計178か所で街頭活動をしたという。
活動中の原田を目の当たりにした20歳代女性は「汗だくで頑張る姿に応援したくなった」と好印象を抱く。原田は高松市で7万9027票を獲得。自民党現職の三宅伸吾(63)に約1万7000票の差をつけた。
選対本部長で県議の鏡原慎一郎は「街頭活動で愚直に頑張る姿を見せることで、本人の良さをアピールできた」とする。
■ □
立憲民主党の存在も欠かせなかった。
今回、立民は香川選挙区での独自候補の擁立を見送り、事実上、一本化した。立民は原田への推薦や支持の決定をしなかったものの、幹事長の小川淳也(衆院香川1区選出)が7日、高松市内の演説で「緩やかに支援する」と明言。地方議員らが自主的に支援し、原田を後押しした。
しかし、国民民主と立民の間にはしこりが残る。
複数の関係者によると、1月頃、国民民主が立民に「香川など複数の選挙区で、候補擁立を譲ってほしい」と打診。「野党一本化」が持論の小川は擁立を断念し、代わりに両党の選挙協力を呼びかけたが、玉木は断ったとされる。
国民民主県連幹部は理由を「立民と共闘すれば保守票が離れる」と説明する。立民県連内からは「国民民主は自分たちの都合しか考えない」「玉木はもう信用できない」といった不信の声が漏れている。立民県連幹部は指摘する。「党内には国民民主に配慮する必要はないとの意見もある。今後の両党の関係は不透明だ」
□ ■
県選出の国会議員が2人になった国民民主。比例選の県内の得票も自民を上回ってトップになるなど、勢いは止まらない。
玉木は20日、オンラインで支援者らに意気込みを伝えた。「遠くないうちに衆院選がある。(自民が議席を持つ)香川3区に独自候補を擁立するなど、県内の党勢拡大に向けて努力していく」(敬称略)
(この連載は、森克洋、津田啓生が担当しました)
1215
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:49:49
熊本
◯328,373自:馬場成志 現
✕267,273立:鎌田聡 新 県議
✕200,221参:山口誠太郎
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20250721-OYTNT50127/
戦い終えて(上)自民組織戦で逆風しのぐ 参政SNSで浸透
2025/07/22 05:00
#選挙・熊本
記者会見で激戦となった選挙戦を振り返る前川会長(右)と馬場さん
「序盤から厳しい風が吹く中で、中盤には足元から(基盤が)崩れていくような厳しい環境になってしまった」
参院選の投開票から一夜明けた21日、熊本市の自民党県連事務所で開かれた総括会議。県連会長の前川收県議は選挙戦をこう振り返った。
公示日の3日には「相手候補に追いつかれないように走り抜く」と誓い、盤石の態勢で臨んだはずだった現職・馬場成志さん(60)。しかし、思惑は大きく狂った。有権者の物価高などに対する不満は想像以上に大きく、有効な打開策を打ち出せていない与党への風当たりは日を追うごとに強さを増したからだ。
不満の受け皿となったのが、議席を大きく伸ばした参政党だった。県内での勢いを象徴したのは選挙戦中盤、同市中央区で神谷代表がマイクを握った街頭演説会だ。司会を務めた党県連会長の高井千歳県議も「正直、驚いた」と言うほどの人だかりで、会場は熱気に包まれていた。演説会の状況を聞いた自民県連のある幹部はこう明かした。「(馬場さんの)後援会関係者には『今回は参政に入れる』と直接言われた人もいる」
選挙前の予想に反し、各報道機関の情勢調査で接戦が報じられると、県連は2度の緊急選対会議を開いた。前川会長が「もう1回やり直そう」と組織の引き締めを図り、県選出で党所属の衆院議員4人を中心に後援会組織や推薦団体などへ支持固めを徹底。熊本市を除く自治体の得票数は他候補を上回り、県選出の国会議員を独占する「保守王国」の組織力をフル稼働して逃げ切った。
ただ、馬場さんの得票数は2度目の当選を果たした6年前から約5万票減らし、比例選でも自民は大きく票を落とした。党の信頼回復が今後の選挙で勝ち抜く上で大きな課題となる中、21日、石破首相は続投を表明した。その後に記者会見した前川会長は「国民の信頼がなければ政権政党として政策が推進できない。国民から信頼される政党であり続けることが使命であり、我々としても支えていきたい」と語った。
一方、選挙区で目標10万票を掲げていた参政は、2022年の前回選の約2・5倍となる約20万票を獲得した。党本部が作成した動画などをSNSで拡散させる一方、山口誠太郎さん(36)は人口の多い熊本市などを中心に街頭演説などを繰り返し、既存政党ではない第三勢力としての存在感を示した。
21日、同市中央区の県連事務所で記者会見した高井会長は、SNSに接する機会の多い20〜40歳代を中心に支持が広がったとし、「実力以上の期待をいただいた。今の自民は頼りないという保守層も一定取り込めた」と分析する。読売新聞が20日に実施した出口調査でも、山口さんは40歳代以下の各年代別でトップの得票を獲得。SNSや動画投稿サイトを参考にしたと回答した投票者の約6割が山口さんを選んでいた。
ただ、都市部以外では票が伸びず、「まだまだ我々は風のような部分がある。地に足を付けて活動していくためにも地方の声を届ける地方議員が必要」と語り、県内での党勢拡大に力を注いでいく考えを示した。
◇
自民勝利で幕を下ろした参院選熊本選挙区。与野党それぞれの戦いを振り返る。
※投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1216
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:50:17
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20250722-OYTNT50180/
戦い終えて(下)立民 擁立難航に悔しさ 第三勢力台頭 問われる存在意義
2025/07/23 05:00
#選挙・熊本
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敗戦が決まった後、支援者と握手を交わす鎌田さん(左)
参院選が投開票された20日夜、熊本市中央区の事務所。自民党現職の3選が報じられると、室内は静まり返った。「肌感覚では期待の声が大きくなっていた。その声をつなぎ留めることができなかった」。敗因を問われた立憲民主党の鎌田聡さん(60)はこう語った。
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立候補表明から開票日まで約2か月半の短期決戦。出馬会見では勝算を「なかなか厳しい」と語ったが、全国的に与党への風当たりは強く、選挙戦最終日の19日は「初戦敗退かと思っていたら、決勝戦まで上がって来た」と手応えを口にした。見えない背中に追い付いたが追い越せず、立民県連関係者は「擁立があと1か月早ければ……」と悔しさをにじませた。
熊本は県選出国会議員を自民が独占する保守王国だ。「政治とカネ」問題で与党に逆風が吹き荒れた昨秋の衆院選ですら、県内の全4小選挙区で野党は大敗した。
その影響を引きずるように、野党側の参院選の候補者選考は難航した。複数人から断られるなどした立民県連は、野田代表が「最後の切り札」と評する鎌田さんに白羽の矢を立てた。ベテラン県議で県連代表を担う人材だが全県選挙は初めて。描いたのは、知名度を向上させて自民支持層が分厚い郡部での差を縮め、大票田・熊本市では大幅に得票を上回る戦略だった。
陣営は他候補との差別化を図ろうと、ランニングをしながら有権者と交流する「ラン遊説」を猛暑の中で断行し、その走行距離は計約200キロに及んだ。
党本部も重点区に位置づけ、広報経験があるスタッフを派遣してSNSを駆使した情報発信、対話型の投稿などに力を入れた。小川幹事長も人吉・球磨地域に入り、5月以降は計3回、野田代表が熊本入り。7月18日は菊池市の水田に囲まれた会場で「安心して農業を続けていこうと思える農政に転換していく」と自民の農業政策を批判して最終盤の追い上げを図った。
2016年から続く野党共闘の枠組みは今回も実現した。立民県連最大の支援組織である連合熊本を中心に国民民主、共産、社民党の県組織が支援し、距離を置く日本維新の会県総支部も一時は協力する姿勢をみせた。最終的には党本部の意向で「自主投票」となったが、同党の松野明美参院議員は、鎌田さんと並んで一緒に走り、支持を訴えた。
野党への追い風と共闘が奏功し、22年の前回選挙から2倍近くの約27万票を鎌田さんは得た。しかし、熊本市を除く全ての自治体で自民が上回り、熊本市での票差もわずか4000票差だった。
読売新聞が20日に実施した出口調査では、鎌田さんは立民支持層の約86%を固め、共産支持層の7割以上から支持を得た。一方、維新と国民民主支持層は3〜4割、無党派層からの支持も約4割にとどまり、参政党と分け合う結果となった。目標に掲げた「35万票以上」には届かず、「参政の票数が読めない」と陣営関係者が漏らした不安は的中。元参院議員の松野信夫・選対長は「最後は自民の底力が働いた。地方議員が手薄で広がりが弱くなった」と分析する。
政権交代につながった09年の衆院選以来、最大の好機とも言える選挙戦で「切り札」が敗れた立民県連。手詰まり感が漂う中で第三勢力も台頭し、政権批判の受け皿としての存在意義も問われている。
※投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1217
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:07:32
青森
214,613立:福士珠美 新 アナウンサー
197,966自:滝沢求 現
091,083参:加藤勉
032,317共:荻野優子
https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO084144/20250722-OYTAT50028/
自民 「王国」組織力低下 逆風耐えられず立て直しへ
2025/07/23 05:00
「大変厳しい結果が出た。力不足だった」。県議を経て2期12年の経験を持つ自民党現職の滝沢求は、相手候補の当選確実の一報を聞くと、力なくつぶやいた。強固な組織力に支えられた「保守王国」の落日があらわになった瞬間だった。
一般的に選挙では現職が有利とされる。新人に比べ実績も知名度もあるからだ。ただ、今回の選挙は自民党現職であることがかえってあだとなった。物価高などを背景に続く党への風当たりは強く、滝沢は公示前から逆風下での戦いを強いられた。滝沢自身も「非常に厳しい風が衆院選以上に吹いていた」と振り返る。
昨秋の衆院選で自民党は、青森3区で3期目を目指した木村次郎が落選。青森1区も野党候補に比例復活を許した。その時より厳しい強風が県内に吹き荒れているというのだ。ある県議は「雲に覆われているようで、まるで有権者に訴えが届かない」と嘆くほどだった。
実際、自民の世論調査では公示前から劣勢が伝えられ、現職ながらマイナスからのスタートを余儀なくされた。それでも滝沢は「(立憲民主党の)相手に伸びしろはない」と戦闘モードに入り、各地で集会を重ねて巻き返しを図った。
選挙期間中も、首相の石破茂や農相の小泉進次郎ら名だたる弁士が連日のように応援に入って引き締めが図られた。12日には、緊急の会合が設けられ、元衆院議長の大島理森が「絶対勝たなきゃいかん!」と国会議員や県議らに発破をかけた。
しかし、引き締めによる逆転勝ちというシナリオは、思わぬ誤算で崩れる。参政党の台頭だ。参政党新人の加藤勉は今年4月に入って出馬を表明。支持層がかぶると一部に警戒する声はあったものの、知名度はなく危機感は薄かった。
選挙戦に入ると、参政党の全国的な勢いは県内にも及ぶように。保守層や自民党に入れてきた無党派層が流れてしまうと、最終盤には保守派に人気の前経済安全保障相・高市早苗や参院議員の青山繁晴を招いて食い止めを図ったが、加藤は9万票余りを獲得。対策は遅きに失した。
「保守王国」が今や過去の姿となりつつある中、県内の自民党国会議員は3人に減った。その一人、衆院議員の江渡聡徳は「組織をどれだけ稼働できるかが勝負なのに、しきれなかった」と悔やむ。実際、11日にむつ市で開かれた演説会では、前首相の岸田文雄が応援に来たが空席が目立ち、滝沢の呼びかけにも聴衆の反応は鈍かった。
今回の選挙をある県議は「得意のはずのドブ板が不十分で、自民党が勝手に沈んでいる」と分析する。強さの根源であったはずの組織は地盤沈下し、逆風に耐えるだけの根も張られていなかった。県連会長の津島淳は自身に言い聞かせるように力を込めた。「土台から作り直さなくてはいけない」(敬称略。この連載は平田健人、水野一希、伊藤駿介、家高ひかりが担当しました)
1218
:
名無しさん
:2025/07/26(土) 22:08:01
https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO084144/20250721-OYTAT50009/
立民 高揚感なき勝利 郡部で苦戦組織力が課題
2025/07/22 05:00
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福士(左から2人目)と並んで街頭に立つ立民青森県連の国会議員たち(18日、弘前市で)
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参院選青森選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の新人、福士珠美が3選を目指した自民党の滝沢求を破り、初当選した。与野党の戦いぶりを振り返り、今後の課題を検証する。
「『(得票差を)もっと離して勝てる』と、みんな思っていたはず。私もその一人だ」
福士の勝利から一夜明けた21日、立民県連代表代行の升田世喜男(衆院議員)はつぶやいた。事前の情勢調査では滝沢を引き離していたものの、結果的に1万6647票差に詰められた。自公政権への批判が渦巻く中で勝ち取った議席だが、陣営に高揚感はなかった。
確かに福士には追い風が吹いていた。物価高やコメ不足を巡る対応で守勢に回った自民に対し、立民の主張する消費税減税には多くの有権者が関心を寄せた。
福士優位との情勢報道も相まり、選挙戦終盤には陣営から「間違いなく勝った」との声も聞かれた。推薦した連合青森の関係者からは「衆院選を見据えて勝ち方が大事。次の衆院選を戦っているようなものだ」と楽観論まで飛び出した。
蓋を開けると、福士の21万4613票に対し、劣勢だったはずの滝沢は19万7966票を積み上げた。2人の40市町村別の得票をみると、福士は郡部で苦戦を強いられ、14勝26敗だった。県内組織の 脆弱ぜいじゃく さを露呈した形で、比例選の得票総数でも自民の約15万6000票に対し、立民は約10万4000票と大きく下回った。
「『政権を預けても大丈夫だ』といった意味での党への信頼や期待は十分ではない」。21日に青森市内で記者会見した、党参院幹事長で県連代表の田名部匡代も力不足を認めざるを得なかった。福士本人も「立民は躍進した立場ではない」と冷静だった。自民と支持層の重なる参政党が、9万超の票を集めたことに助けられた側面も否めない。
共産党との協力関係も、選挙のたびに焦点が当たる。
今回の参院選青森選挙区では、共産が2013年以来となる独自候補を擁立した。田名部は、野党候補が競合する中での議席獲得に「大変厳しい状況の中で結果が出せたのは良かった」と一定の評価をした一方、与党と戦うために野党が足並みをそろえる重要性も強調。「政策的に前に進められるものがあれば、協力していくことは国民のためにも大事だ」と述べ、野党連携に含みを持たせた。
他党との連携を実現するにも、まずは自党の強化が欠かせない。升田は戒める。「自分に都合の良い形を望む前に、信頼と共感を得るように頑張るところから始まる。まずはやるべきことをしっかりやり通す。それが一番大事だ」(敬称略)
青森の最新ニュースと
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OS5
:2025/07/26(土) 22:15:55
栃木
◯301,373自:高橋克法 現
✕266,042立:板津由華 新 栃木1区落選
✕181,620参:大森紀明
✕038,102共:福田道夫
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50270/
【検証 参院選2025】<上>逆風の自民逃げ切る…茂木氏何度もお国入り
2025/07/25 05:00
高橋氏(左)と当選確実を喜び合う茂木氏(20日午後10時38分、宇都宮市で)=古郡天撮影
全国的に与党への逆風が吹いた今回の参院選では、2010年から自民党が5連勝してきた「保守王国」の栃木選挙区(改選定数1)でも、自民現職が立憲民主党新人に苦戦を余儀なくされ、新興政党の参政党が得票を大きく伸ばした。主な陣営の戦いぶりを振り返る。
「接戦」に戸惑い
「現場感覚としてはそんなに悪くないが、データを見るとそうでもないという結果になっている」
選挙戦中盤の10日、宇都宮市内で開かれた自民党現職、高橋克法の緊急選対会議。党三役などを歴任した県連会長代行の佐藤勉は、党や報道各社の情勢調査で高橋と立憲民主党新人の板津由華が「接戦」とされていることに、戸惑いを隠さなかった。
高橋が公示前に各市町で開いた総決起大会はおおむね盛況だった。一方、板津は全県での知名度が不足。組織力の差も明らかだった。
アピール苦しく
選挙戦で高橋は、名古屋市出身の板津を念頭に、出身地の高根沢町長としての実績などを強調。国土交通副大臣として取り組む防災や道路網整備などに訴えの重点を置いた。
だが、アピール材料には苦しんだ。最大の争点だった物価高対策で、板津が消費税減税を訴えたのに対し、自民が掲げたのは国民1人2万円の現金給付。減税を持論とする高橋にとっては「旧式の鉄砲みたいなもの」で、有効な武器にならなかった。
石破政権が取り組んだコメ価格の引き下げも、農業県栃木ではコメ農家から反感を買った。「(農相の)小泉進次郎さんが今いろいろやっていることで、生産者の皆さんに大変なご不安を与えてしまっていることはよく認識をしています」。高橋はJA施設で集会を開く度に釈明に追われた。
県連会長が躍起
逆風の中、異例の動きを見せたのが県連会長の茂木敏充だ。国政選では全国行脚で地元をほぼ留守にしてきたが、今回は何度も県内に入っててこ入れを図った。
街頭演説に立つだけでなく、自ら街宣車の助手席に乗り込んで支持を訴えた。県議や市議を集め、直々に電話作戦の指示を飛ばした。ある足利市議は「衆院選でもここまでやったことがない」と舌を巻いた。
首相を目指す茂木にとって、お膝元の選挙区で負けるわけにはいかなかった。顔を真っ黒に日焼けさせた高橋は14日、佐野市での街頭演説でこう叫んだ。「石にかじりついてでも当選し、茂木先生を支えていく。このふるさとから総理大臣を誕生させる」
「運がいい」発言
自民の鶴保庸介参院予算委員長(当時)が「運のいいことに能登で地震があった」と発言した問題が尾を引くなど、情勢は厳しさを増した。
「これ以上、なにをすればいいのかわからない」「どうすれば勝てるのか」。県連幹部たちからは悲鳴のような声が連日聞こえた。
有権者の「自民離れ」を象徴する場面となったのが、17日夕方にJR宇都宮駅東口の広場で行われた小泉の街頭演説だ。都市部の浮動票対策の「切り札」となるはずだったが、集まった聴衆は1000人強で、期待していた3分の1ほどにとどまった。
高橋も弱気を見せ始めた。19日、宇都宮市内での「マイク納め」の演説では、3期目の抱負を語る際、「明日の結果次第なんですけどね」とこぼした。
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OS5
:2025/07/26(土) 22:16:10
敗戦の弁も準備
投開票日の20日夜、各地で与党候補の敗報が伝えられた。報道各社の出口調査でも高橋の劣勢を伝えるものが目立った。高橋は敗戦の弁を考えながら待機していた。
呼び出されて事務所に入ると、テレビが「当選確実」を速報した直後で、詰めかけた関係者から「かーつーのり!」コールで祝福を受けた。
茂木は目に涙を浮かべながら高橋と抱き合った。「自分の選挙でもこんなにうれしかったことはない。やっぱり栃木の良識は正しかった」と話した。
高橋の得票は、30万1373票。2001年以降、同選挙区で自民候補が獲得した票数としては最も少ない。勝敗ラインと位置づけた「30万票」をかろうじて超えたが過去2回より7万票ほど減らした。26万6042票を獲得した板津との票差は3万5331票。参政党の新人・大森紀明が18万1620票をとっており、政権批判票の分散が高橋を救った。
県連が退陣要求
22日、県連は高知県連などと足並みをそろえて党総裁の石破首相に退陣要求を突きつけることを決めた。幹部は「今までの3倍動いて、ようやく30万票だった。どれだけ支持を減らしたかってことだ」と憤った。
解散総選挙が現実味を帯びる中、どう党勢を立て直すのか。自民の模索が続いている。
(敬称略)
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OS5
:2025/07/26(土) 22:16:58
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50296/
【検証 参院選2025】<中>立民「優勢」、一転ため息…批判票・無党派取り込めず
2025/07/25 06:00
吉報待つ陣営
投開票日の20日夜、宇都宮市内のホテルで開かれた立憲民主党新人、板津由華の開票報告会。板津は午後9時半頃に早々と会場入りし、支援者と握手を交わして笑顔で吉報を待った。この段階では、一部報道機関の出口調査で、自民党現職の高橋克法に対してわずかに優勢と伝わっていた。
厳しい表情でスマートフォンをのぞき込む藤岡氏(右端)と福田氏。左端の板津氏はこの6分後、敗戦の弁を述べるに至った(20日午後10時42分、宇都宮市で)=木村彩乃撮影
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だが、板津の隣に座っていた県連代表の福田昭夫、県連代表代行の藤岡隆雄の表情は徐々に険しさを増した。午後10時半頃、2人は相次いで離席。席に戻った藤岡は深いため息をつき、天を仰いだ。
知名度が課題
立民は、参院選のたびに新たな候補者を擁立してきた。毎回、知名度向上が間に合わず、自民現職に敗北を重ねている。2022年の前回選では、新人の擁立が公示約2か月前と大幅に出遅れ、野党候補乱立の影響もあって大敗した。
今回、板津の擁立が決まったのも3月中旬で、決して早くはなかった。連合栃木は4月上旬に推薦を決め、労働組合への浸透を急いだが、立民県連の幹部は、選挙戦に入った段階でも依然として「知名度不足が課題」との認識を示していた。
大物弁士続々
報道各社などの情勢調査で「接戦」との情報が広まると、板津陣営は勢いに乗った。選挙戦では、自民が歴史的大敗を喫し、その後の民主党政権誕生につながった07年の参院選を引き合いに、「18年ぶりの大接戦」とアピールした。
「勝ちにいける」「ほぼいけるだろう。歴史的なことが起こる」。県連幹部らは周辺に語った。
好機とみたのは党本部も同様だ。栃木選挙区を「重点区」と位置づけ、大物を含む党所属国会議員を応援弁士として次々に投入する。選挙戦最終日の19日には、代表の野田佳彦と幹事長の小川淳也が、それぞれ宇都宮市に入った。特に小川は、最後の街頭演説の場所に東武宇都宮百貨店前を選んだ。
支持者の熱気に包まれた演説会場で、小川は「保守王国・栃木といえども、政治の変革を望む声は相当厚く、広いと信じている」と自信を見せた。栃木選挙区は“立民躍進”の象徴となるはずだった。
3万5000票差
だが、板津の得票は26万6042票で、高橋には3万5000票あまり届かなかった。浮動票の多い都市部のリードが少なく、宇都宮市で473票、小山市でも2162票だった。
今回の参院選で立民は全国的に伸び悩み、改選22議席の維持にとどまった。比例の得票数は自民、国民民主党、参政党に次ぐ4位。政権批判票が立民以外の野党に流れた。躍進どころか「立憲スルー」という言葉も生まれた。
宇都宮市でも、19日夜の小川の街頭演説には熱心な支持者が詰めかけ、盛り上がりを見せた一方、足を止めて耳を傾ける通行人は少なかったという。
読売新聞社が20日、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した出口調査では、県内の無党派層で板津に投票したのは40%で、25%は参政候補に投票した。立民県連幹部は、「選挙区で勝つには、無党派層の6割はとらなければならなかった」と指摘した。
高橋陣営では、自民の宇都宮市議が、候補者とは別行動でこまめに街頭に繰り出す「ゲリラ街頭」を、多い日には1日に15回近くも行ったという。板津陣営ではこうした地道な活動は低調で、国会議員を招いた街頭演説の多さが目立った。
立民県連幹部は「街頭演説は『活動をしたつもり』になりがち。本当に重要なのは有権者に直接支持を訴えることだった」と悔やむ。
正念場
22日、板津は連合栃木を訪れ、「反自民の票を立憲民主党、そして私が受け止めきれなかった」と述べ、頭を下げた。
18年ぶりに非自民候補を当選させる好機を逃した立民県連。政権批判票の受け皿となれるか、野党第1党として正念場を迎えている。
(敬称略)
1222
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:17:38
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50328/
【検証 参院選2025】<下>参政急伸、不満受け皿…聴衆沸く演説・SNS駆使
2025/07/25 07:00
「カリスマ性」
「(投票率が)80%いったら大きく変わりますから。私も予想できないくらいの大転換が起こる。(全国)45の選挙区で全部参政党が勝つことも可能ですからね」
6日、JR宇都宮駅西口で行われた参政党新人の大森紀明の街頭演説。党代表・神谷宗幣が語ると、主催者発表で1000人以上が集まった聴衆から、大きな拍手とともに「見たい」「行くぞ」と声援が飛んだ。
神谷代表の応援演説に耳を傾ける聴衆(6日)
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神谷の街頭演説を聞き、涙を流す人の姿もみられた。自作した神谷の「推しうちわ」を持参した女子高校生は、まだ投票権はないとしつつ、「ネットで見た神谷代表の演説に心から引かれた」と話した。
女子高校生が自作した「推しうちわ」(いずれも宇都宮市で)=近藤龍撮影
ネットの動画が参政を支持するきっかけになるケースは多い。真岡市の50歳代女性は「コロナ禍でユーチューブをよく見るようになり、神谷代表の動画に出会った。そこで日本はこのままでは危ないと気づいた」と話した。
自民党県連の幹部は、参政が支持を集める要因の一つに神谷の「カリスマ性」を指摘する。たしかに通常の選挙とは異なる空気がその場には流れていた。
演説ライブ配信
大森の得票は、自民の高橋克法、立憲民主党の板津由華に次ぐ3位の18万1620票だった。22年の前回選で、参政の別の新人が得た票の6倍弱にもなる。
大森は出馬表明後、各地で街頭演説を行い、その様子をユーチューブでライブ配信してきた。県連によると、街頭演説は17日間の選挙運動期間だけで約150回。ライブ配信は最も視聴数が多かったもので1万7000回にのぼったという。
“空中戦”だけではない。選挙戦終盤には県内3か所で個人演説会も開催した。
「勝つ気まんまん」だった大森は、投開票日の20日夜、支援者に敗北をわびた。それでも、「この3年で組織力も強くなり、これだけ大きな政党と戦えたことに改めて自信を持った」と一定の手応えも口にした。
立民強く批判
想定以上の参政の攻勢に、敏感に反応したのが立民だ。
「わけのわからん、ちょっとエッジの効いた極端なことを言って、しかも世の中を分断して、対立をあおって、これで人気を集めようというポピュリズムが幅を利かせようとしている」
14日、宇都宮市での街頭演説。党最高顧問の枝野幸男は名指しを避けつつも、「行き過ぎた外国人受け入れに反対」を訴える参政を強く批判した。
板津も街頭演説で、「日本人ファースト」を掲げる参政を念頭に「命にファーストもセカンドもない」と声を上げてきた。
選挙戦中盤の10日、参政躍進による自民の苦境が指摘されていた頃、自民県連選挙対策委員長の日向野義幸は報道各社の取材で、「岩盤支持層」の離反を憂慮しつつ、違った見方も示していた。
「こういう言い方は変かもしれないが、本来立民に流れるべき(政権批判)票が参政に行っているのは非常にありがたい」
選挙戦の流れは、日向野の思う通りとなった。
比例票前回5倍
参政は県内の比例票も伸ばし、22年の前回選の約5倍にあたる10万9691票を獲得した。国民民主党も、栃木選挙区への擁立は断念したものの、比例票で前回選の2倍以上の10万3629票を得た。
対照的に、日本維新の会は前回選の3分の1程度に激減した。県総支部関係者は「執行部は保守的な政策を後回しにした。参政に票を相当食われたと思う」と唇をかんだ。
だが、ある自民県議は「イデオロギーの問題ではない」との見方だ。「参政が伸びたのは、国民民主と同様に現役世代の不満を意識して減税や手取りを増やす政策を掲げたからだ。こちらも対策をとらないと、いつまでも党勢を回復することはできない」と危機感を示す。
参政が「台風の目」となった今回の参院選。今後の県内各党の選挙戦略に影響を及ぼしそうだ。(敬称略)
(この連載は、中山潤、奥山大輝、八幡大輝、近藤龍、木村彩乃が担当しました)
1223
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:23:33
石川(自)
◯209,586自:宮本周司 現
✕160,834国:浜辺健太 新 教師
✕111,148参:牧野緑
✕030,101共:村田茂
https://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20250721-OYTNT50262/
自民地盤崩壊の危機 「王国」保守票離反し分散
2025/07/22 05:00
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自民党への逆風が吹き荒れた今回の参院選。石川選挙区で自民は議席を死守したが、「保守王国」としての支持基盤が崩壊の危機に直面していることが示された。自民離反票は分散し、野党は18年ぶりとなる参院選での県内議席の獲得を逃した。県内での各党の戦いを振り返る。
当選を確実とし、県連幹部らに祝福される宮本さん(手前右)(20日午後11時3分、金沢市で)=桐山弘太撮影
「素直に喜べない部分もありますが……」
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自民現職で4度目の選挙に臨んだ宮本周司は20日深夜、当選確実の一報後に支援者から握手を求められると、苦い表情でつぶやいた。
石川選挙区は全国で自民の苦戦が相次いだ1人区でありながら、公示前に県連内で宮本の落選を懸念する声は皆無だった。組織力がものを言う全県選挙であることに加え、「政治とカネ」の問題を巡る批判がピークを過ぎていたことが大きい。
野党の対抗馬は、国民民主党が5月下旬に発表した浜辺健太や、「新興政党の一つ」(若手県議)という程度に認識されていた参政党の牧野緑ら。県連会長代行の佐々木紀は「目標は30万得票だ」とぶち上げていた。県連内の課題はもっぱら、「楽勝ムード」に伴う陣営の緩みだとされた。
宮本は公示後、県内市町を順々に回って現職としての実績を訴える「守り」の選挙を徹底した。無風とみられた選挙に異変が生じたのは8日のことだ。
自民の鶴保庸介参院議員が、地元・和歌山の演説会で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。参院予算委員長の辞任に時間を要した対応を含めて有権者の強い反発を受けた。
「今、プレッシャーがきています。このままだともう、しんどい状況です」
終盤に差し掛かろうという15日夜、金沢市内で開かれた演説会で宮本は、涙声で支持を懇願した。報道各社の情勢調査で浜辺の猛追を受けていることが明らかになっていた。16日の県連選対会議では、ベテラン県議の宮下正博が「地域の半分も回れていない」として、「攻め」に転じることが必要だと声を上げた。
鶴保氏の発言を奇貨に緩みを克服した陣営は最終盤、県議らが自身の支持者への電話かけを強化するなど、持ち前の組織力の発揮に力を尽くした。投票率が2022年の前回選比で約12ポイント増と大方の予想を大幅に上回ったが、最終的な得票はかろうじて20万票を超える程度。無党派層が多い金沢市では浜辺に約1000票差に迫られ、若年層が多い野々市市に限ると約200票差で敗れた。
県連幹事長の下沢佳充は宮本の当確後の取材に「風は間違いなくあった」と振り返った。ただ、県外議員の発言一つで風向きが大きく変わったのは、県内の自民支持基盤が盤石ではないことの証左でもある。
公示直後に行われた読売新聞の序盤情勢調査では、自民の政党支持率は23%で、前回衆院選時に行われた調査から11ポイント減らした。一方、国民民主はこの間で6ポイント、参政は5ポイントを増やした。
自民中堅県議は、投票率の高まりについて、「伸びた分は自民以外に流れた保守票だ」と分析した上で、こう危機感を強調する。
「自公が推した候補は勝てるという空気感はもはやない。『保守王国』は自民の牙城ではなくなった」
(敬称略)
□印は法定得票=繰り上げ当選資格=を得た者。年齢は投票日現在。党派の略称は、自=自民、国=国民、参=参政、共=共産、諸=諸派。白抜き数字は当選回数
当 209,586宮本周司54自現《4》
□ 160,834浜辺健太31国新
□ 111,148牧野緑40参新
30,101村田茂62共新
7,982小沢正人49諸新
1224
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:24:53
https://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20250723-OYTNT50008/
国民・立民「束ね役」不在 参政組織強化へ
2025/07/23 05:00
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敗戦の一報を受け険しい表情を浮かべる浜辺氏(右)と小竹氏(20日、金沢市で)
「擁立が遅かった。もっと対面での活動が多ければ、もっと伝えられた……」
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投開票日の20日、落選が確実となった浜辺健太は敗因を聞かれ、声を振り絞った。国民民主党が浜辺の擁立を発表したのは2か月前。本人が語る通り、誰の目にも出遅れは明らかだった。
県内候補者で最も若い浜辺は「若さと体力」を武器に知名度の向上を図り、1日10回以上にも及ぶ演説を重ねた。狙うは昨年の衆院選で比例復活で初当選した小竹凱の再現で、小竹は選挙期間中、ほぼ全ての日程で浜辺に同行した。小竹は「兄弟ができたような気持ちだ」と周囲に語り、演説時の所作などを事細かに指導するほど熱を入れた。
ただ、主要野党で最も出馬表明が遅かった昨年の小竹でさえ、投開票までは約半年の猶予があった。
今回は野党第1党の立憲民主党と、支持率で立民を上回っていた国民民主が水面下で主導権争いを演じ、調整が難航。4月上旬に社民党や連合石川を交えた協議会が設置されたが、「一本化を図ることが望ましい」との認識のみを確認し、自然消滅した。
国民民主が浜辺で押し切ってからも曲折は続き、推薦を求められた立民は「県連支援」にとどめ、両党は溝を修復する間もなく公示を迎えた。社民は政策的な隔たりから支援には乗らなかった。名ばかりの一本化候補として担がれた無名候補の浜辺に、できることは限られていた。
選挙戦中盤以降は自民党議員の「運のいいことに能登で地震があった」との発言を受けて追い上げの機運も生じ、緊急の選対会議には立民県連代表の近藤和也も参加した。それでも、最終盤の17日に実現した両党の合同演説会の聴衆はわずか30人程度。陣営関係者は空々しく、「あと1週間あれば」と漏らした。
連合石川会長の福田佳央は浜辺の得票を「善戦だ」と評した上で、「立民と国民民主を束ねる強力なリーダーとなれる人材の出現が不可欠だ」と語った。
合同の活動で支持を集めた(右から)川、牧野、荒木各氏(18日、金沢市の近江町市場で)
◇
参政党躍進の波は県内にも押し寄せ、県内の比例票は8万3229票と昨年の衆院選の4倍に急増。選挙区候補の牧野緑も目標を大きく上回る約11万票を得た。
参政は比例選に前県議の川裕一郎、同日投開票の県議補選に前金沢市議の荒木博文を立て、牧野を加えた「トリプル選挙」を展開。最終盤の18日に近江町市場を練り歩いた3人は、オレンジ色ののぼり旗を見て駆けつけた買い物客から握手攻めにあった。
複数選挙を同時に戦う県連の負担は大きかったが、連動による効果は単純な票の掘り起こしにとどまらなかった。選挙区で牧野の苦戦が報じられた後も支援者の士気は下がらず、荒木は自民候補に約3000票差に迫る2位で初当選した。
一方、選挙経験の少なさを露呈した側面もある。川の命綱だった県内個人票は県内比例票の1割程度にとどまり、約200票差で次点に沈んだ。県連会長の久保雅哉は「川氏の当選を願って、制度を知らずに『参政党』と書いた人がごまんといるはずだ。党員や支援者に周知し切れず、組織の力不足だ」と悔やむ。
県連は今後も地方選や国政選に積極的に候補者を擁立し、支持の定着や組織の強化を図る方針だ。
県内では来春、全県の知事選と、参院選で与野党候補の得票が伯仲した県都の金沢市長選が控える。次なる戦いを見据えた各党の策謀は、もう始まっている。(敬称略)
◇
(この連載は平松千里、若松花実、北村友啓が担当しました)
選挙区確定票改選定数1―候補5
当 209,586宮本周司54自現《4》
□ 160,834浜辺健太31国新
□ 111,148牧野緑40参新
30,101村田茂62共新
7,982小沢正人49諸新
□印は法定得票=繰り上げ当選資格=を得た者。年齢は投票日現在。党派の略称は、自=自民、国=国民、参=参政、共=共産、諸=諸派。白抜き数字は当選回数
1225
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:28:31
>>1180
https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20250722-OYTNT50213/
野党躍進で「転換点」 自民票参政に流れたか
2025/07/23 05:00
20日投開票の参院選愛知選挙区では、国民民主、立憲民主、参政、自民各党の候補が当選した。SNSを駆使し、支持拡大を図った新興勢力が席巻した決戦。読売新聞社の20日の出口調査結果も交えて、選挙戦を振り返る。
「厳しい選挙。結果として残念だが、それを受け止めてそれぞれ前へ進むべきだ」。22日午後、県議会議事堂での当選証書授与式。3選した自民の酒井庸行氏(73)は、「与党で2議席」が確保できなかった点を問われると、こう語った。
自身の政治資金収支報告書の不記載問題が長引く中、52万票の4位で滑り込んだが、自民が推薦した公明現職の安江伸夫氏(38)は次点に終わった。酒井氏は2回連続でトップ当選し、2013年は105万票を得ており、「4位は惨敗だ。自民から参政党に票が流れた可能性がある」(幹部)と県連は厳しく受け止める。
本紙の出口調査では、自民支持層のうち酒井氏への投票は53%にとどまり、参政候補に8%、国民民主候補に7%が流出。党が推薦した安江氏へは7%だった。県連は週末に会議を開いて選挙戦を総括する。
一方、公明の安江氏。斉藤代表ら党幹部が応援に入ったが、支持母体の会員の高齢化などで集票力の低下は明らかだった。自民票が頼みの綱だったが、「4位が5位を応援するのは難しい」(自民県連幹部)状況で、公明候補としては07年参院選以来の落選となった。
安江氏は20日夜、「現政権に対する厳しい風当たりを受け止めないといけない」と述べた。政治活動は続けるという。県本部の岡明彦幹事長は「訴えてきた給付と減税、子育て支援が届かなかった」と振り返った。
◇
国民民主新人の水野孝一氏(48)は59万票、立民現職の田島麻衣子氏(48)は53万票を得て、旧民主系で「ワンツーフィニッシュ」し、授与式では2人とも笑顔を見せた。水野氏は「現状維持はダメとの声が反映された、転換点を迎えた選挙」、田島氏は「証書の重みをひしひしと感じる。責任をしっかり果たす」と語った。
出口調査では、各支持層を固めた上で、無党派層の支持は水野氏が最多の16%、田島氏は13%だった。国民民主県連の富田昭雄幹事長は「『手取りを増やす』とのフレーズが刺さり、無党派層を取り込めた」と胸を張る。ただ、別の県連幹部は、09年衆院選で大勝した旧民主党が、11年の統一地方選で地域政党・減税日本の躍進で大敗したことに触れ、「参政党の勢いはすさまじい。勝って 兜かぶと の緒を締めないとダメだ。浮かれている暇はない」と語った。
立民県連の河合洋介幹事長も「立民が政権批判票の確固とした受け皿にはなれず残念だ」と話した。
「日本人ファースト」を掲げ、SNSを生かして「台風の目」となった参政新人の杉本純子氏(47)。この日は党の記者会見に出席するため、上京した。
出口調査では無党派層からの支持は14%で水野氏に次ぐ2位、投票先を決める際に「SNS・動画投稿サイト」を最も参考にした人では32%と最多だった。
神谷代表は20日夜、NHK番組で「次の衆院選で50〜60議席を取って、連立内閣の一角を占めるポジションを目指したい」と述べた。
各党が衆院選での参政党の動向を注視している。
◇
投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1226
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:32:36
>>1097
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250725-OYO1T50041/
自民の西田昌司氏、前回改選時の半分以下19万票に陣営「信頼回復の道のり長い」…立民も混戦に沈む
2025/07/25 16:00
#選挙・京都
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乱戦のあと 参院選25<下>
19日夕方、四条河原町に涙声がこだました。
「私がいなくなったら誰が日本を守ってくれるのか、この京都を守れるのか……」
自民党の西田昌司(66)が大票田の京都市内で臨んだ選挙戦最後の街頭演説は「厳しい戦い」を裏付けていた。
序盤から訴えてきた財政法改正などから一変。外交・安全保障分野での責任与党の立場を強調しつつ、有権者に“助け”を求めた。
京都入りした農相の小泉と街頭に立つ西田(左)(16日、京都市南区で)
選挙期間中、陣営は「財政論は分かりづらい」として、演説内容を変えるよう本人に伝え続けたが、最終盤でようやく見直した。ただ、陣営幹部は焦りの表情を崩さなかった。「持論だけで通るフェーズでは、到底ない」
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のしかかった「三重苦」。当事者だった旧安倍派の「政治とカネ」問題、沖縄県の「ひめゆりの塔」を巡る発言、自身がトップを務める与党整備委員会で検討される北陸新幹線の延伸計画――。他候補から格好の餌食となり、批判は日に日に厳しさを増した。
組織戦も直撃した。選挙戦でフル回転するはずの地元議員は有権者と距離が近く、批判の矢面に立たざるを得なかったことで、活動量に濃淡が生じた。推薦を出した公明党内でも同様だった。
「人気弁士」駆けつけ
防戦一方のなか、16日は総裁選の際に敵対した農相・小泉進次郎(44)、18日には、保守層に人気の前経済安全保障相・高市早苗(64)が京都入りするなど、幅広い自民支持層のつなぎ留めに注力した。
京都府連会長の福山と演説する山本(右)(13日、京都市中京区で)
結果は2位当選。前回改選時の半数にも満たない19万票だった。陣営幹部は「党や候補への信頼回復の道のりは長くなりそうだ」と話す。
投開票日の20日深夜。苦しい戦いから解放された喜びと、「自民が守ってきた貴重な議席」をつなぐ使命感。その両方をかみしめるかのようなバンザイ三唱が響いた。
立民埋没 参政猛追
「もう一段、ギアを上げなければ」。立憲民主党の山本和嘉子(57)の陣営に危機感が漂ったのは選挙戦中盤。報道各社の情勢調査や街頭活動での反応を見ると、参政党の谷口青人(46)に猛追されているのは明らかだった。
公示前の見立てでは2番手を走っていた。「固める選挙」を方針に掲げ、陣営は「非自民非共産なら立民に流れる」として、無党派層の支持にも期待感があった。
ただ、想定を超えるのが選挙。日本維新の会新人は街行く人に写真をせがまれ、SNSでは、検索せずとも「日本人ファースト」を掲げる候補者が次々と表示される。
山本の経歴を踏まえ、陣営は負けじと「京都にふさわしいのは誰か」と呼びかけたが、乱戦の中に埋もれた。
地元国会議員も総動員した。府連会長の福山哲郎(63)は街頭で、「対立をあおって社会が良くなるわけがない。誰も取り残さない社会を」と再三強調した。だが、有権者の関心を立民に振り向かせるには手遅れだった。最終的に、得票数で5番手に沈んだ山本は「力不足という一言に尽きる」と口にした。
一方、事務所で開票速報を見守った谷口は、他の参政候補が当選するたび拍手を送り、歓喜した。「既存政党への批判が追い風になり、手応えがあった」。敗れはしたものの、党勢を物語るすがすがしい表情を浮かべていた。(敬称略、岩崎祐也)
1227
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:55:24
>>1163
https://www.asahi.com/articles/AST7T4D81T7TPOMB006M.html?iref=pc_ss_date_article
立憲の馬淵氏が奈良県連代表を辞任 参院選選挙区「惨敗」として引責
今井邦彦2025年7月26日 10時15分
立憲民主党奈良県連は25日、馬淵澄夫衆院議員(奈良1区)の代表の辞任を発表した。20日に投開票された参院選奈良選挙区で党の公認候補が7人中5位の得票だった責任をとるためで、25日付で、幹事長だった藤野良次県議が代表代行、幹事長代理だった樋口清二郎・奈良市議が幹事長に就いた。
馬淵氏は、2020年11月に県連が結成された時から代表を務めていた。25日に記者会見を開き、参院選の結果について「惨敗と認めざるを得ない。責任はすべて、県連代表で、選対本部長でもあった私にあることを重く受け止め、辞表を提出した」と述べた。
全国でも党の比例区での得票は国民民主党、参政党に次ぐ野党3位。馬淵氏は「立憲が政権を担える政党として期待されていない」と話し、党本部の人事の刷新も必要だと指摘した。
連合奈良などが求めた国民民主との候補者の一本化が果たせなかったことについては「候補者調整は党本部同士の問題で、県連が調整を拒否したわけではない」とし、県連の責任を否定した。
1228
:
OS5
:2025/07/27(日) 22:34:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8078f1132e24ae8dec1b2b93c75ba6a61e07e861
老舗革新政党の共産、社民 参院選で落日鮮明 高齢化で「時代遅れ」に
7/27(日) 21:56配信
産経新聞
20日投開票の参院選では参政党の躍進が注目された一方、社民党、共産党という老舗の革新系政党の落日が鮮明となった。両党の苦境は支持者の高齢化に加え、特定の政治思想の実現を目指すイデオロギー政党が「時代遅れ」になったことが原因とも指摘される。
共産の小池晃書記局長は27日のNHK番組で、党勢回復に向け「党の地力を大きくしていくことが一番の課題だ」と語った。共産は参院選で獲得8議席以上の目標を掲げたが、結果は3議席。牙城だった京都選挙区(改選数2)を落とした。特に比例得票数は、目標の650万票はおろか令和4年参院選に比べ75万票少ない286万票にまで落ち込み、れいわ新選組や日本保守党の後塵(こうじん)を拝した。
田村智子委員長は21日の記者会見で「大変悔しく残念な結果だ」と述べる一方、衆参両院での与党過半数割れは「日本の政治にとって大きな前向きな変化」と自賛した。
かつて共産は国政選挙で全選挙区に候補者を擁立するほどの力があった。力の源泉は党員を軸とした組織力と財政力だったが、党員数はピークの平成2年の約50万人から昨年は約25万人に半減。10年参院選では比例で819万票を得票したが、今は見る影もない。
対策は講じてきた。無党派層も取り込もうと、16年に綱領を改定し、「天皇の制度」と自衛隊を当面存続させる方針を打ち出した。27年に成立した安全保障関連法をきっかけに当時の民進党などとの「野党共闘」路線を選んだ。昨年の衆院選では一転、比例票を積み増す狙いから選挙協力を限定したが、振るわなかった。党職員は「党員は高齢者ばかり。若者は共産党を知らない」と嘆く。
社民党はさらに深刻だ。自民と「55年体制」の一角を担った社会党を源流とし、6年の自民、社会党、新党さきがけによる「自社さ政権」では、社会党の村山富市委員長が首相に就いた。村山氏は日米安保体制の堅持や自衛隊合憲、日の丸・君が代を容認し、従来の方針を大転換した。
8年1月に社民党に党名を変更した後、一部の議員は民主党の結成に加わり分裂。社会党を支えてきた労働組合も離れていった。
今回の参院選では「がんこに平和! ミサイルよりコメを!」を掲げ、公示直前にタレントのラサール石井氏を擁立。比例得票で2%超を確保し、政党要件を辛うじて維持した。福島瑞穂党首は21日、「有権者が『社民党、残ってくれ』と思ってくれた」と話したが、党を巡る厳しい情勢は変わらない。(千田恒弥)
1229
:
OS5
:2025/07/27(日) 22:35:33
>>1116
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d461687126142b5a33720b7e872c5cadcb08915
「どっぷり自民」だった重鎮の娘 リベラルへ寝返り、世襲批判もかわし参院選で圧勝 「保守王国」で何が起きたのか
7/27(日) 17:01配信
南日本新聞
支援者らの拍手に笑顔を見せる尾辻朋実氏(左から3人目)=20日、鹿児島市加治屋町
自民・公明両党が過半数割れに追い込まれた参院選の投開票から1週間が過ぎた。鹿児島選挙区(改選数1)では立憲民主党推薦の無所属新人尾辻朋実氏(44)が自民元職の園田修光氏(68)、参政党新人の牧野俊一氏(39)ら3人を破り初当選し、自民は長く独占した参院議席の一つを失った。「保守王国」鹿児島で何が起きたのか。各陣営の戦いを振り返る。〈連載・参院選かごしま 民意の行方㊤〉
〝常勝区〟敗れた自民 鹿児島県連会長の森山裕氏「けじめつける」 近く責任を協議
20日午後8時すぎ。鹿児島選挙区の投票締め切り直後に、尾辻氏の「当選確実」が報じられた。20分後、事務所に現れた尾辻氏は元自民県議で叔母の尾辻義氏から花束を受け取り、目に涙を浮かべた。推薦した立民の国会議員や県議らが両脇に立ち万歳する間、尾辻氏は深々とお辞儀し頭を上げなかった。
自民の園田氏に約6万6000票差をつけての圧勝。立民が公認並みに支援し、連合鹿児島、社民党の組織的な支援も受けた。20日の出口調査によると立民支持層のおよそ9割、社民の8割、共産党の8割近くが尾辻氏に投じ、無党派層の6割、自民支持層の3割も取り込んだ。自民への逆風に加え、自民重鎮の父・尾辻秀久氏(84)が長年培った支持基盤も生きたと言える。
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自民公認候補の選に漏れた後、立民の誘いを受けて無所属での立候補を決めた尾辻氏には、「自民に戻るのでは」「信用できるのか」といった声が終始くすぶり続けた。
「どっぷり自民に漬かってきた」という尾辻氏と、立民関係者らとの間には微妙な距離感がみられた時期もあった。立民支持者から直接批判を受けるなどし「腹をくくった」。公示5日前、記者会見で自民との決別を宣言。分岐点となった共産の候補取り下げと自主的支援につながった。
尾辻氏擁立を主導した立民の川内博史衆院議員(鹿児島1区)は「自民大物議員の娘がリベラル側で立候補することにさまざまな議論があったが、結果としてその議論が尾辻氏を浸透させる素地を生んだ」と分析。「減税の実現や政治を変えるために尾辻氏を当選させようという気持ちで、関係者がまとまった」とみる。
選挙戦では、衆院1、3区で票を積み上げ、立民国会議員が不在の2、4区で接戦に持ち込むことを意識し草の根活動を徹底。各地で開いた「語る会」では、物価高に苦しむ県民に寄り添った内容の演説で「変えよう」と呼びかけた。地方の疲弊を招いた自民政治への批判を強めながら「秀久のむすめ」と書いたたすきをかけ、父の政治信条を継ぐ姿勢を強調するなど、主張を使い分けた。“くら替え効果”で世襲批判は高まらず、1、3区で大量リード。4区も4518票差で競り勝った。「
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「鹿児島から地殻変動が起きた」と話す連合鹿児島の下町和三会長は勝因に「有権者の政治に対する意識の変化」を挙げる。「このままでいいのかとの不満がたまっていた。40代の女性である尾辻氏が思いを託す選択肢となった」。今回躍進した国民民主党が候補擁立を見送ったのも大きかったと振り返った。
県内投票率は56.46%と大きく伸びた。出口調査によると、争点となった物価高対策で、回答者の約7割が消費税減税を求め、うち4割以上が尾辻氏に票を投じた。減税への期待の高さがうかがえる。
国政経験がなく無所属で活動するという尾辻氏が、政策をどう実現していくかは見通せない。当選から一夜明け、「責任の重さを痛感している。必死で食らいついていくしかない」と表情を引き締めた。
「今回は劇薬が効いて勝利した」と下町氏。「これから劇薬がちゃんとした薬になってもらわないと困る。本人の頑張りもだが、応援した立民や私たちもしっかりしないと。だめになったら信用をなくしてしまう」と力を込めた。
南日本新聞 | 鹿児島
1230
:
OS5
:2025/07/28(月) 18:15:16
>>1215
https://news.yahoo.co.jp/articles/479dfad93366a55c46a8429f689f5598b7769874
<2025年参院選>終盤スパート、「手本」の地力 逆風を総力戦でしのいだ自民【連載「混戦の波紋」㊤ 】
7/24(木) 9:19配信
熊本日日新聞
当選確実を決め、自民党国会議員や県連幹部らと喜び合う馬場成志氏(中央)。総力戦で混戦を制した=20日午後11時10分ごろ、熊本市中央区のホテル熊本テルサ(後藤仁孝)
「肌感覚とは違ったが、引き締まった。これでいいんだ。ここから巻き返す」
参院選が終盤に入った15日、熊本市中央区の自民党熊本県連。熊本日日新聞など各社が報じた終盤情勢調査を受けて緊急会議を開いた前川收会長は取材に、残り4日間の戦いに自信を見せた。
終盤情勢調査は、自民の馬場成志氏(60)の先行を伝えた序盤情勢から一変した。多くが立憲民主党の鎌田聡氏(60)との接戦を伝え、中には「鎌田氏リード」とする調査もあった。
自民、公明両党が参院で過半数を下回る大敗となった今回の参院選。衆参の県内6議席を独占し、党幹部から「自民再生のお手本」と評される熊本も厳しい戦いは例外ではなかった。
無党派層が多い大票田の熊本市で鎌田氏に競り負け、参政党の山口誠太郎氏(36)には保守票を取り込まれた。熊本選挙区の改選数が2から1に減った2001年以降の自民候補で最も少ない票数だった前回19年の約38万票を、今回は5万票余り下回る約32万8千票に落ち込んだ。
予兆はあった。選挙戦の序盤は陣営に「負けはしないだろう」(複数の県議)との緩みがあった。
馬場氏の選挙戦を支える市町村長からは、自民が物価高対策で打ち出した給付金に「事務が大変になる。場当たり的だ」(県南の首長)との不満が漏れ、「今回は感触が悪い。予想が外れる時の嫌な感じがある」(県央の首長)との声すら聞かれた。
前川氏の言葉通り、県連はスパートをかけた。35人の所属県議を中心に支持者回りや電話作戦で組織固めを徹底。それぞれの地元でのつじ立ちも求めた。高市早苗前経済安全保障担当相の録音音声で支持を訴えるオートコールも展開した。一部の党友好団体には森山裕党幹事長から投票を依頼する電話もあった。
馬場氏の遊説は衆参の県選出国会議員が側面支援した。コメ問題を追及する立民候補に対抗し、増産に向けた農地の基盤整備の必要性を強調。中小企業支援や福祉政策の実績もアピールし、半導体関連企業の誘致による経済効果を中心に訴える馬場氏をフォローした。党総裁の石破茂首相や岸田文雄前首相も駆け付け、馬場氏を援護した。
全国的な逆風を総力戦でしのぎ、自民県連は「お手本」の地力を示した。ただ、選挙戦で訴えた「自公政権の安定」は大きく揺らいでいる。
投開票から一夜明けた21日の記者会見で石破首相は続投を表明したが、与党で50議席を確保する「必達目標」に届かず、政権運営が困難さを増すのは必至だ。党の国会対策委員長を務める坂本哲志氏(衆院熊本3区)も「間違いなく政局になる」と今後の混乱を見通す。
選挙戦を総括した前川氏は「見通せない部分もあるが、チーム熊本として、やるべきことは変わらない。県民の意見を吸い上げ、国に必要な要望をしていくだけだ」と語った。
◇
与野党と新興勢力の混戦を抜けだし、自民の馬場氏が3選を決めた参院選熊本選挙区。選挙戦を振り返り、混戦が広げた波紋を読み解く。(参院選取材班)
1231
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:34:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed17aa9c4c50bd5d1efc001814a6ceef78e7288c
「岩盤保守」自民離れ鮮明 新興勢力台頭、立民後塵 参院選
7/28(月) 7:05配信
時事通信
国会議事堂=東京都千代田区
20日投開票の参院選のうち、党勢を映す比例代表の結果をみると、自民党の得票率は2022年の前回参院選から12.8ポイント減らして21.6%に落ち込み、1983年の比例代表導入以来最低を更新した。
安倍長期政権を支えた保守派中心の「岩盤支持層」の自民離れが鮮明になった形だ。立憲民主党も受け皿になれず、新興勢力が台頭した。
12年に発足した第2次安倍政権下で行われた5回の大型国政選挙で、自民は得票数1700万〜2000万票台、得票率3割台を維持した。安倍晋三元首相の保守的信条に共鳴した保守層が下支えし「絶対に崩れない」(自民中堅)と言われた。
この傾向は岸田政権下での21年衆院選、22年参院選でも続いた。
変化が表れたのは石破政権下の昨年10月の衆院選だ。このときの得票数は1458万票。得票率は26.7%に下落し、旧民主党政権の誕生を許した09年衆院選と同水準に低迷した。今回参院選はさらに減らし、1281万票、21.6%だった。
変調の背景に何があったのか。保守層を糾合してきた安倍氏は22年参院選のさなかに銃撃で死去。23年に性的少数者への理解増進法が成立すると、保守派から自民批判が湧き起こった。保守派が警戒する選択的夫婦別姓導入論議では党内の意見集約に手間取る。
一方、23年暮れには派閥裏金問題が事件化し、自民は1年半以上経過した今でも批判を引きずる。保守系団体「日本会議」は24日、衆参両院での与党過半数割れは「リベラル化した自民に保守層がノーを突き付けた結果」だとする見解を発表。党幹部の一人は「岩盤支持層が剥がれた」と危機感をあらわにした。
離反した岩盤支持層はどこへ向かったのか。09年衆院選の結果を分析すると、自民が得票数を05年から708万票、得票率を11.5ポイント減らしたのに対し、旧民主はそれぞれ881万票、11.4ポイント増やした。旧民主が受け皿になったことが分かる。
しかし、今回、旧民主の流れをくむ立憲民主党の得票率は前回からほぼ横ばい。代わりに「改革中道」を掲げる国民民主党、保守色の強い参政党が躍進した。国民民主は762万票、参政は743万票を獲得してそれぞれ比例野党第1党と第2党となり、立民は740万票で後塵(こうじん)を拝した。
歯切れのいい主張で支持を集める新興勢力に対し、二大政党の一角と自負してきた立民関係者は「極端な政策は掲げられない」として巻き返しは容易ではないと語る。自民関係者は「多党化の時代に入りつつある」と時代の変化を指摘した。
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