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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2373チバQ:2011/04/08(金) 23:51:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1302012170762_02/news/20110407-OYT8T00033.htm

6議席巡り7人の攻防<長岡市三島郡>

有権者に支持を訴えながら走る選挙カー(2日午後、長岡市内で) 昨年3月に旧川口町を編入合併した長岡市と三島郡(出雲崎町)からなり、有権者は約23万人。県内最多の定数6を現職5人と元議員、新人各1人の計7人が争う。1万7000票前後と見込まれる当選ラインに向け、各陣営の攻防が続く。

     ◇

 「候補者7人中6人が4年後には還暦を過ぎる。若い世代の声を届ける議員が必要」。1日午後、長岡市の中之島支所近くの駐車場。民主新人で、衆院議員・西村智奈美の元秘書の板橋卓也(27)は演説でこう強調した。今回の候補で唯一20歳代の「若さ」をアピールする。

 民主は、県議4期を務めた佐藤信幸が昨秋の小千谷市長選に立候補し辞職。後継者選びが遅れ、県連の「政治スクール」を受講した板橋の擁立が決まったのは3月1日。佐藤の出身であるNTT労組などが支援するが、地元出身ではなく、陣営は「名前を覚えてもらわないと」と、衆院議員の菊田真紀子、鷲尾英一郎らの支援も受け、奔走する。

     ◇

 迎え撃つ現職も、危機感は強い。

 「私の地元栃尾では有権者が約600人減り、川口から札(ふだ)をいただくのは難しい。栃尾と中之島で車の両輪になってほしい」。前回4位だった自民現職・西川洋吉(70)は1日、板橋の演説の約30分後、近くでこう訴えた。

 3人の自民現職は、8年前には旧栃尾市選挙区だった西川と、旧三島郡選挙区だった柄沢正三(56)、長岡市古志郡選挙区だった星野伊佐夫(71)がそれぞれ地盤を住み分ける形。このうち、旧栃尾市の有権者数が約1万8000人と、地盤の人口規模が最小の西川は、地盤の決まっていない中之島地区(有権者約1万人)に積極的に進出する。3日には、衆院議員・長島忠美ら党国会議員も出席して中之島公民館で演説会を開いた。

 固い地盤でトップ当選を続けた星野陣営も「支持者が高齢化してきている」と、旧三島郡など地盤以外での支持拡大を目指す。

 各陣営は震災の影響による投票率低下を懸念。「被災地を救うには、経済的な力が必要」(柄沢)と自粛ムードが過度にならないよう訴える。

     ◇

 前回6位で初当選し、県内唯一の共産議席を獲得した竹島良子(61)は、県議会報告を各戸配布するなど「県政のチェック機能を果たした」とアピール。「安全安心のまちづくり」などを訴える。5日には同党書記局長の市田忠義がJR長岡駅前に応援に訪れるなど、議席死守へテコ入れした。

 社民元議員の長部登(62)は、前回次点に泣いたのをバネに、4年間かけて支持者回りなどを進めた。陣営では「最後の1議席を争っている」認識で、当選ラインと見る1万7000票を目標に、捲土(けんど)重来を期す。

 現職で「無所属の会」代表の松川キヌヨ(67)は、長岡市議時代から草の根の活動で、主に保守系の票を掘り起こしてきた。党派を超えた広がりを目指し、各地で積極的にミニ集会を開催、地域の細かい要望を聞くなどの実績をアピールしている。

(敬称略)

(統一地方選取材班)

柄沢 正三56自現《4》

板橋 卓也27民新 

西川 洋吉70自現《2》

長部  登62社元《2》〈国〉

竹島 良子61共現《1》

松川キヌヨ67諸現《3》

星野伊佐夫71自現《9》

(2011年4月7日 読売新聞)

2374チバQ:2011/04/08(金) 23:54:38
>>2324
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104080001
原発、最大争点に 柏崎市・刈羽郡区
2011年04月08日


原発推進派、反対派が入る「地域の会」の会合。柏崎刈羽原発の横村忠幸所長も参加した=6日夜、柏崎市荒浜の柏崎原子力広報センター

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた福島第一原子力発電所。柏崎刈羽原発では同じような事態は起きないのか――。同原発の周辺住民にかつてないほどの不安が広がる中、地元の県議選柏崎市・刈羽郡選挙区は原発が最大の争点になった。有権者は原発立地の受益と負担のはざまで揺れている。


 候補者はいずれも自民党現職で柏崎刈羽原発や関連企業から推薦を受ける東山英機氏(66)と三富佳一氏(72)、新顔で原発反対地元3団体の無所属武本和幸氏(61)の3人。


 原発への立場について、東山氏は「安全確保を大前提に推進」、三富氏は「容認」、武本氏は「反対」と朝日新聞のアンケートに答え、考え方の違いが浮き彫りになった。


 3人は街頭や集会で原発問題に多くの時間を割き、安全対策の徹底やチェック機能強化などを訴えている。東山氏は「原発に賛成し、推進してきた議員だけに言うことは言わなきゃならん。皆さんの代弁者となり頑張る」と国や東電にもの申す姿勢を強調。三富氏は「(事故の)検証と対策が具体的に示されないと納得できない。全部止めて総点検するくらいのことを求めたい」と厳しい姿勢を示す。武本氏は「原発への心配や怒りの気持ちを私に託して。市民の総意で原発をどうするかチェックする役割を担う」と訴える。


 有権者も今回はより一層真剣に一票を投じようとしているようだ。自民党候補の街頭演説を聴いていた男性(58)は「代替手段がなければ原発はなくせない。安全性を高めてほしい」と原発の必要性を認める一方、「自宅が原発に近く、福島を思うとものすごく怖い。投票先はよく考えて決めたい」と話した。


 武本氏の街頭演説を自宅前で聴いていた女性(72)は「何十年も原発がある環境に慣れていたけれど、福島の事故で危険を改めて感じた」と語る。これまで自民党候補に投票してきたという女性は「子どもや孫のことが心配。今回は原発問題を最優先で考える」という。


 柏崎市と刈羽村には柏崎刈羽原発と関連企業の従業員が多く、家族や親類を通じてかかわる人も相当数いる。原発の賛否を表明しにくい雰囲気もある中、推進派、反対派を含む住民代表が堂々と意見を述べ合う場がある。同原発を監視する住民組織「地域の会」が柏崎市内で開く月例会合だ。


 6日夜の会合で、推進派委員は「原発は必要だ。命と経済をてんびんにかければ命だが、経済がないと生活もない」と原発の経済効果を強調。一方、反対派委員は「推進してきた方々は国が保証するから安全だと言ってきた。原発が安全だと許可した責任はどこにあるのか」と指摘した。


 別の委員は「想定外では済まされない。柏崎刈羽も10メートル以上の津波にも大丈夫でないと安心できない」と訴え、住民の不安を代弁していた。(清水康志)

2375チバQ:2011/04/08(金) 23:58:31
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104040001
【県議選/争点を探る】


空港問題激しく対立/佐渡市
2011年04月03日


佐渡空港問題について候補者の説明を聞く有権者=佐渡市両尾

「佐渡島民の請願が県議会に拒絶されている。島民の声を県政に反映させるために、私を送り出してほしい」。佐渡市選挙区で無所属新顔の佐藤久雄氏(63)は1日、同市内の事務所でこう第一声を上げた。自民党からの離党を表明した佐渡市議らも顔をそろえた。


 無投票が濃厚だったのに選挙戦になったのは、県営佐渡空港の滑走路2千メートル化にからみ、地域住民の意向調査「パブリックインボルブメント(PI)」の実施を巡る対立が要因。反対の自民現職の中野洸氏(69)に対し、推進する市議らが激しく反発したのだ。


 これまで中野氏を支援してきた市議らは、今回もその方向だった。だが県にPI実施を求める請願書を県議会に出すため中野氏に紹介議員になるよう依頼したが拒否された。15人の市議が党県連に離党届を提出。佐藤氏の擁立に走った。


 「中野氏は2千メートルを推進すると言いながら(次の段階の)PIはまだ駄目と言う。この問題に限らず、(自分たちから見て)島民のために仕事をしていないという不満が一気に噴出した」とある市議は話す。


 一方の中野氏は戸惑いを隠せない。過去の選挙では、父の清氏から受け継いだ地盤で安定した戦いを見せ、今回も5期目に向け早々に動いていたからだ。


 PIについて中野氏は主張を変えていない。「2千メートル化で国から多額の助成金をもらう以上、手順を踏む必要がある。地権者の100%の同意がないとPIをやっても国は認めない。この状況で県費をつぎ込むことはできない」


 中野氏は集会で、空港問題の説明に時間を割く。陣営の幹部は「しっかり説明すれば理解してもらえるはず。実は離党騒ぎをした市議のうち、こちらに戻った人もいる」と強気だ。


 2陣営の対立が激しくなる中、もう一人の無所属現職の中川カヨ子氏(64)は、自らの存在をどう示せるかで腐心する。


 中川氏は2千メートル化よりも昨年3月の県議会で否決された佐渡―羽田便就航を優先させる立場だ。現在の890メートル滑走路のまま旅客・貨物機を飛ばし、首都圏との結びつきを深めることで島内の活性化を目指す。


 「実現に時間のかかる2千メートル化にこだわると島は衰退してしまう。まず空路を開設して実績をつくれば、2千メートル化に進むことは容易だ」と中川氏は主張する。


 人口流出が続くが、財政難などから抜本的な離島対策はなかなか進まない。福祉や医療、雇用など暮らしに密着する課題も山積する。必ずしも緊急的な課題とは言い切れない空港問題が最大の争点となる展開に、有権者からは「島の将来を本当に考えているのだろうか」という疑問の声も少なくない。(川崎友水)

2376チバQ:2011/04/08(金) 23:58:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104040002
【県議選/争点を探る】


医療過疎訴え手探り/村上市・岩船郡
2011年04月04日


4月から診察は週3日だけになった関川村下関

 関川村役場の隣にある村運営の関川診療所は、1日から患者を診るのが毎週火、水、金曜だけになった。1人だけの常勤医師が1月末に退職。村は臨時の医師を手配して、週5日診療を維持していたが、医師の勤務先の都合などで、やりくりが難しくなった。


 人口約6400人、高齢化率36%の村の医院は、関川診療所を入れて2軒だけだ。村では一人暮らしのお年寄りが約200人。高齢者夫婦だけの家も約200世帯あり、区長や民生委員が気を配り、保健師らが巡回する態勢を敷いている。


 病状悪化の際の頼りは、村役場から12キロ離れた村上市下鍛冶屋にある県立坂町病院(ベッド数150床)だが、ここも医師不足が問題になっている。4年前に産婦人科の分娩(ぶんべん)が休止され、村上市・岩船郡でお産が可能な病院は、村上総合病院だけという状況だ。


 「医療過疎」といえる現状をどうするか、有権者の関心は高い。3月29日に地元の青年会議所が主催した公開討論会でも、この問題が取り上げられた。


 自民現職の小野峯生氏(58)は、新潟大学医学部が3年前から県内の高校の卒業生を受け入れる「地域枠」を創設していることを紹介。「一人前になるには8〜10年かかるが、医師の養成をきっちりやりながら、それまでは医療機関の間で連携を図る必要がある」と訴えた。


 無所属現職の片野猛氏(60)は「産婦人科、小児科、整形外科の医師不足は特に問題だ」と指摘。「開業医が病院との連携を密にし、総合病院の医療機器を開業医が使えるようにする『オープンシステム』の充実を図らなければならない」と述べた。


 無所属新顔(民主推薦)の姫路敏氏(50)は「予防医学に、もう少しお金をかけるべきだ」と主張した。公的病院だけでなく、個人医院がガン検診の検査機器などを購入した際にも、手厚い公的助成を行うよう訴え、「悪くなる前に病気を見つけて直すことが重要だ」と語った。


 現状の医療態勢で、どうすれば過疎化が進む地域住民の健康を守ることができるか。3人の発言から浮かび上がってくるのは、医師確保の「即効薬」を見つけるのはかなり難しいという現状だ。


 関川村を含む岩船郡は過去4回、県議選が無投票だった。県立坂町病院の医師補充に向けて、村長らが県や新潟大学に要請を繰り返した結果、若干医師は増えたが、「充足」には遠い。


 告示日の1日夕、村内に候補者の名前を連呼する選挙カーが来訪し、たすきをかけた候補者が沿道に出てきた人々に握手を求めた。県議会のあり方を、村の有権者が投票で問うのは、今回が20年ぶりとなる。(戸松康雄)

2377チバQ:2011/04/09(土) 00:00:03
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104050001
【県議選/争点を探る】


新幹線着地点はどこに/上越市
2011年04月05日


建設が進む北陸新幹線の周辺を走る選挙カー=上越市で

「知事に、あげた手をそろそろ下ろしたらどうですか、と言いたい」


 1日の出陣式で、みんなの党新顔の近藤彰治氏は、北陸新幹線をめぐる泉田裕彦知事の姿勢を公然と批判した。


 泉田知事は、新幹線新駅の仮称「上越駅」への全列車停車と建設負担金見直しを掲げ、国との協議が進展しないうちは負担金を払わないと強硬姿勢をとり続けている。負担に見合う受益を求める知事の主張に、沿線自治体の首長や地元県議らは一定の理解を示し、これまで表立った批判は出ていなかった。


 近藤氏は「JRは慈善事業じゃないから全部止まるわけがない。9割前後でいいから、乗り降りしてもらえるまちづくりを早くやるべきだ」と主張する。


 一方、自民現職の市村孝一氏は出陣式で「全列車停車させたい」と声を張り上げた。取材に「絶対に譲れない。1本でも通過を認めると5、6本に増える。すべて止まるかどうかが、地域が発展するか衰退するかの境目だ」と語った。


 無所属新顔の矢野学氏は「全列車を、との思いは知事と同じ。ただ予定通りの開業に心配も出ており、知事は上越で説明責任を果たしてほしい」と、2日の個人演説会後に語った。


 ほかの候補者は知事の主張とは一定の距離を置き、国との協議の進展を期待する。「開業の遅れは許されず、他県とのあつれきが深刻にならないようにするべきだ」(民主現職の梅谷守氏)との認識からだ。


 自民現職の楡井辰雄氏は「知事は並行在来線の負担軽減などを考え駆け引きをしていると思うが、(開業を熱望する)富山や金沢の人たちのことも考えるべきだ」。自民現職の小林林一氏は「選挙が終われば上越地域の県議団で、知事と国、沿線4県の間に入って落としどころを探りたい」と述べた。


 仮称「上越駅」は、交通拠点のJR直江津駅より10キロ南の郊外にできる。県によると上越―東京間は最速型が止まれば約1時間35分で結ばれるが、各駅型だと2時間20分程度かかると見込まれ、現在のほくほく線の特急と上越新幹線乗り継ぎ(約2時間15分)と比べ時間短縮効果は限定的だ。


 直江津より東の「ほくほく線沿線住民はほとんど北陸新幹線を利用しないのではないか」(社民現職の小山芳元氏)との見方すらある。小山氏は、現在直江津までのほくほく線を「上越駅」に乗り入れるよう主張している。


 無所属新顔の滝沢一成氏は「停車8割でも利用しやすいダイヤにして、公共交通機関でストレスなく新駅へ行けるようにすることが大事だ」と語る。


 2015年春の開業予定まであと4年を切ったが、上越市内では期待感は高まらない。JRから経営分離される並行在来線の赤字負担、新駅と離れた高田や直江津の市街地衰退などの懸念が大きいためだ。


 「将来にわたって並行在来線を維持できるのか」と心配する市民は多い。共産新顔の伊藤誠氏は「在来線を守るために国を動かすには、沿線各県の連携が必要。全列車停車を追求して、連携を損ねるようでは困る」との立場だ。(遠藤雄二)

2378チバQ:2011/04/09(土) 00:00:46
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104060001
地域主権の議論低調?/長岡市・三島郡
2011年04月06日


ストーブで暖をとりながら候補者の政見を聞く支持者ら=4日夜、長岡市

 全国市長会のトップを務める森民夫・長岡市長は、「地域主権改革」の実現が持論だ。国の権限と財源を地域に移譲し、「地域のことは地域で決める社会をつくる」と主張する。


 ただ、その長岡市でも地域主権に対するスタンスは様々だ。


 自民現職の柄沢正三氏は地方分権の考え方は否定しないが「国債残高が900兆円超のまま地域主権を進めれば、地方は負の相続をするのがオチ」。それより、産業の国際競争力を上げるなどして国力回復を優先すべきだ、としている。


 自民現職の西川洋吉氏も「仮に実現したとしても、スイカであれば一番甘いところを指定市や有力市が食べ、皮に近い渋い部分はほかの町村に回る」と、過疎地域はさらに環境が悪化すると警戒する。


 共産現職の竹島良子氏は「住民の意思が反映されにくく、自治に逆行する(全国を複数のブロックにわける)『道州制』への議論にはくみしない」と話す。平成の大合併の前に起きた中越地震では、まだ自治体が小回りのきく規模だったため、災害への対応がきめ細やかだったと指摘する。


 一方、「地域主権の確立」は2009年の総選挙で政権交代を果たした民主党のマニフェストの主要テーマでもあった。


 民主新顔の板橋卓也氏は「すぐさま出来上がる話ではなく具体的な中身についてはこれから」とする。


 「現在の状況から移行期には、市町村で構成する広域連合構想も想定され、切り捨てられる町村が出ないようにするための役割は十分残っている」と、県議としての心構えを強調する。


 社民元職の長部登氏は「国の財源や権限をできる限り地方に移す『地方分権』なら賛成だ。道州制か否かは分権の進み具合などを見て判断すべきだ」と肯定的な立場だが、当面は原発の安全基準見直しなどに力を入れる考え。


 無所属の会現職の松川キヌヨ氏も、自治体がさらに大きなブロックごとに再編されるなどして「有権者の選択が国と自治体の二層構造というなら、それでいい」との立場だ。
 自民現職の星野伊佐夫氏は、県と新潟市による「新潟州構想」に「正しいと思う」と理解を示し、「将来、国の役割は外交と防衛だけになる。新潟県が(道州制の)『州都』となるべく、構想立ち上げで先鞭(せんべん)を付けた」と話す。


 地域への権限移譲の方向性については民主、自民の2大政党で違いがある。だが東日本大震災でさらに議論が棚上げされることも考えられる。肯定的な立場の候補者にも具体的なイメージを作りにくいようだ。(松本英仁)

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2379チバQ:2011/04/09(土) 00:03:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000135-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/1 三条市、民主票どこへ /新潟
毎日新聞 4月6日(水)12時21分配信

 ◇幹事長、突然の引退 後継擁立できず
 統一地方選前半戦の県議選は10日の投開票に向け、無投票となった12選挙区を除く15選挙区で選挙戦が繰り広げられている。各選挙区が抱える課題や事情はさまざまだが、各候補者たちはどう支持拡大を図ろうとしているのか。注目の選挙区を歩いた。【小川直樹】
 当初は、民主党県連幹事長の竹山昭二氏(67)、前回に続く挑戦となる無所属新人の坂田光子氏、自民現職で再選を目指す佐藤卓之氏の三つどもえの争いになるとみられた三条市選挙区(定数2)は、竹山氏が体調不良を理由に2月末に県議引退を表明。情勢は一変した。
 三条市は民主党衆院議員(新潟4区)の菊田真紀子外務政務官のおひざ元。そこで県議の議席を失うことをおそれた党関係者らは、後継候補の人選を進めたが、結局断念した。「(竹山氏の)引退表明があまりにも突然で、あの時点ではもう間に合わなかった」と菊田氏の秘書は悔しさをにじませる。
 今回の県議選で民主は全27選挙区への候補者擁立を目指したが、公認、推薦合わせ13人にとどまった。無投票だった12選挙区のうち、菊田氏の地元の新潟4区では新潟市南区、江南区、見附市で系列候補を立てられなかった。民主の弱点とされてきた新人の発掘、地方組織の強化は進まず、三条では幹事長引退と後継擁立失敗によるショックが残った。
    ◇
 民主の動きとは別に、三条市選挙区で名乗りを上げたのは元市議で渡辺秀央元参院議員の秘書を務めた原茂之氏だった。原氏は民主の公認、推薦は受けず、渡辺氏の後援会組織「秀央会」と連携し、今も多く残る渡辺氏の支持者の取り込みを図っている。
 自民は公認の佐藤氏とともに、無所属の坂田氏も今回は推薦し、議席の独占を狙う。
 民主関係者は事実上の自主投票となり、民主票がどう流れるかが焦点だ。竹山氏と原氏は三条市議時代、同じ87年に初当選した同期で、つながりは深い。民主系のある市議は「自民の佐藤、坂田両氏に対し、民主票の一番の受け皿になるのは原氏しかいない」とみる。一方で、別の民主関係者は「地域のつながりなどで、無所属の坂田氏にも民主票が流れる可能性はある」との見方を示す。
 また、佐藤、坂田両氏とも、10年10月の三条市長選では再選を果たした国定勇人市長を支援し、市長と良好な関係にある。一方、原氏は市長選で国定氏と争った山井伸泰氏を積極的に支援した経緯もあり、市長へのスタンスは明確に異なる。
 三条市選挙区は「民・自対決」の代理戦という構図に加え、候補と地元市長との間合いなど、複雑な人間関係が絡みあう。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
坂田光子 56 無新
原茂之  57 無新
佐藤卓之 46 自現(1)
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、()数字は当選回数、敬称略

4月6日朝刊

2380チバQ:2011/04/09(土) 00:04:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000103-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/2 佐渡、空港問題で対立 /新潟
毎日新聞 4月7日(木)11時55分配信

 ◇自民系市議らが対抗馬を擁立
 10年3月の県議会で、佐渡−羽田間の航空路線事業化議案が否決され1年余。泉田裕彦知事や高野宏一郎佐渡市長が強く推進した羽田直行便構想は頓挫したが、県営佐渡空港の滑走路を現在の890メートルから2000メートルに延伸する計画は引き続き課題として残り、市は用地買収交渉を進めている。
 県議選佐渡市選挙区(定数2)にも、この空港問題が影を落とす。同選挙区は当初、自民の中野洸氏と無所属の中川カヨ子氏の現職2人のみで無投票になるとみられていたが、新人でNPO役員の佐藤久雄氏が名乗りを上げ、一転、選挙戦となった。
 佐藤氏が出馬した背景には、空港問題への対応を巡る自民系の市議と、中野氏の対立がある。滑走路用地は約9割の地権者との買収交渉が終わり、市議らは空港拡張事業の仕上げをと、地元の意見を反映させるパブリックインボルブメント(PI)の実施を県に求めるため、請願の紹介議員になるよう中野氏に要請した。しかし中野氏は「PIは時期尚早」と受けなかった。
 これに反発した自民系市議15人が2月9日、党県連に離党届を提出。県議選で中野氏への対抗馬として佐藤氏を担ぎ上げた。佐藤氏は「市議に言われて出たのではない。自分自身の戦い」とするが、「佐渡の経済8団体が提出したPI推進の請願書を自民県議らは拒絶した。彼らは佐渡経済発展の重しになっている」と批判。離党届を出した数人の市議が佐藤氏を支援する。
 中野氏は街頭演説で「空港の2000メートル化実現に向けて、何を優先とするかを明確化する。地権者の100%の同意がなければ、PIをやっても国は認めない」と持論を展開し、引かない構えだ。
    ◇
 一方、中川氏は「中野、佐藤両氏の摩擦は関係ない。佐渡の現状を有権者に訴えるだけ」と独自路線を取る。県議会で否決された羽田直行便については「国が羽田空港拡張に合わせ、離島枠を設置してくれるだろう。泉田知事に協調していくのが得策。直行便を県議会で強く推進しなければいけない」と訴える。
 佐渡市の人口は毎年1000人ペースで減少を続けており、現在は約6万4000人。高校を卒業しても島内には働く場がないという現状がある。空き家の数も目立ち、多くの寺の墓地では先祖代々の墓を都会に移す離檀(りだん)が進んでいる。「ふるさとが崩壊しつつある」と住職は嘆く。
 経済の衰退と、先行きの見えない島の暮らし。65歳の男性派遣社員は「遠い将来の空港問題より、喫緊の生活が上向く施策を示す訴えが聞こえてこない」とため息をついた。【磯野保】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
中野洸   69 自現(4)
中川カヨ子 64 無現(2)
佐藤久雄  63 無新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略

4月7日朝刊

2381チバQ:2011/04/09(土) 00:13:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110407-OYT8T00933.htm
「ソフトに」女性票争奪

「同性目線で」2候補訴え 金沢


「気軽に相談できる人を県政に」と訴える女性弁士(左、7日)  今回の県議選で、女性候補は金沢市選挙区に出ている民主の現職と自民の新人の2人だけだ。過去3回の選挙では、4〜5人が立候補していただけに大幅減となった。両女性候補は、ともに同性目線の大切さをアピール。男性候補も、女性組織をフル回転させて「女性に優しい候補」とのイメージを演出、女性票を巡る激しい争奪戦が繰り広げられている。

 「女性県議は減るかゼロになる。介護や子育ての中心は女性。その声が県に届きにくくなる」。3日、金沢市選挙区の女性候補が集会でこう訴えると、会場内の3分の2を占める女性支持者が大きくうなずいた。

 出席していた50歳代の女性看護師は、「子育てを終えて職場復帰しようとしても仕事はどんどん進み、人間関係も変わっているので難しい。こうした悩みは男性議員には相談できない」と打ち明けた。

 現職3人のうち、社民党と共産党の県議が引退する。2人は選挙でも党の色を強く打ち出していた。これに対し、今回の2人の候補は、いずれも政党色を前面には押し出さず、「主婦の目線」を強調する戦術だ。

 1人は、子育てサークルや、子育て支援の非営利組織(NPO)とのつながりを生かして支持拡大を図り、もう1人は、女性起業家やスポーツ団体の女性代表者を集会の応援弁士に招き、幅広い女性層への浸透を目指している。

 ただ、陣営からは、「女性団体には、純粋に相談相手が欲しくて入会している人も多いので、票集めを熱心にやってくれるかは分からない」との不安も漏れる。

 女性候補がいない選挙区では、男性候補の妻や女性支持者が、女性票の取り込みに知恵を絞っている。

 「今こそ、女性目線で確かな人柄の候補を県議会に」。加賀地区のある候補の決起集会では、女性支援者の会の会員が、力強く候補者の魅力をアピールした。

 メンバーは、候補の妻の「ママ友」が中心だ。井戸端会議や子どもの塾の送り迎え、少年団活動など、子育ての様々な場面で知り合った人々を友達感覚で引き込み、昨年10月に8人だった会員は今では300人以上に膨れ上がった。

 後援会事務所では普段から、子育てや教育の相談を行い、そろいのブローチを作るなどして一体感を高めている。

 メンバーの1人は、「政治は自分とは違う世界という感じだったが、ざっくばらんな雰囲気で、候補にも親しみを感じる」と語り、陣営関係者は「今まで政治に無関心で、眠っていた票を掘り起こせる」と手応えを感じている様子だった。

(2011年4月8日 読売新聞)

2382チバQ:2011/04/09(土) 00:22:17
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27398.html
県議選ウオッチ(上) 日増しに攻防し烈

(2011年4月7日午前10時31分)


 福井県議選の投開票まであと3日に迫った。県内では無投票3区を除く9選挙区で激しい票の奪い合いを展開。東日本大震災の影響から自粛ムードは漂うものの、個人演説会や選挙カーからの各候補の訴えは日増しに熱を帯びている。各選挙区の終盤情勢を追った。(敬称略)

 【福井市】 当落上は混戦 西部 激しい争奪

 12議席を15人が争う激戦。上位の数人は1万票以上を目指す安定した戦い。中位以下の陣営は「8千票が安全圏」とみて地盤固めや空白地域への進出を急ぎ、当落線上は混戦模様となっている。前回のトップ当選者が獲得した1万1千票と女性票の行方がポイントになりそう。投票率が下がったとしても、選挙区再編で清水、越廼の有権者9千人超が加わるため、当選ラインは前回の6700票より上がると予想する陣営が多い。

 石橋、鈴木、笠松は前回に続き上位を狙う。公明の石橋は組織票を軸に地元豊でも浸透、鈴木は労組票と市東部を固め、若年層の取り込みを図る。笠松は市南部、東部から美山まで広くまとめている。

 前回得票を減らした山本芳、屋敷、前田のベテラン3人はそれぞれの地元を固めつつ、他地域への食い込みを図り、回復に力を注ぐ。県職組が支援する野田は社3地区、大森は市中心部の6地区で浸透を図る。山本正は基盤の教職員層と明新を固める構え。

 市西部は最激戦地域。川西と湊に拠点を置く松田は清水、越廼でも票の上乗せを狙う。東安居が地盤の谷口も清水に食い込み、湊、社北でも票を掘り起こす。元職畑は、大安寺の基礎票に中小企業関係や出身大学のつながりなどで上積みを目指す。

 元職佐藤は組織票を固め当選ラインをうかがう。新人2人はいずれも女性。草の根運動の中井は地元円山でも認知され始めてきた。連合の支援を受ける小沢は地元湊での上積みが鍵。元職、新人4人のうち少なくとも1人は当選するため、予想する当選ラインとは別に、横を見ながらの選挙戦となっている。

【勝山市】 一騎打ち 互角の様相

 前半戦は互角の様相。支持を鮮明にする市民は少なく、四谷、松井両陣営とも「票が読みにくい。最後の最後まで分からないのでは」と苦慮する。若者、女性票が勝敗のカギを握るとみており、最終盤は市中心部が草刈り場になりそう。

 四谷は幅広い世代の支持を得ようと若い支援者が精力的に動いている。「主義主張を多くの市民に知ってもらいたい」とスーパー周辺や集落内での街頭演説に力を入れ「必ずや勝山のため、福井県のため一生をなげうってでも頑張る」と訴える。

 松井は、自民支持者が多い旧村部を重点的に回り票固めに余念がない。市議や、無投票当選した県議らの応援を得て毎晩3〜4会場で開く個人演説会をはしご。「保守王国としては負けられない。自民の灯を消したくない」と力を込める。

 両陣営は投票率を80%前後とみて、過半数の8500票を超える1万票の獲得を目指す。

2383チバQ:2011/04/09(土) 00:22:50
 【鯖江市】 現職3人手応え

 現職3人が有利な戦いを繰り広げている。

 4期目を目指す田中は終盤、地元河和田地区などを中心に個人演説会を展開。「東部は固い」と手応えをつかんでいる。

 田村は告示前から各地で座談会を開催、若年層らにも政策を訴えてきた。告示後も地道に個人演説会を繰り返し「丁寧な戦術」で市全域に食い込んでいる。

 大久保は「前回獲得票(6400票)に上乗せを」と意気込む。田中や山本の影を敏感に感じ再度、地盤の神明、立待地区の引き締めを図る。

 新人山本は「現職への批判票を受け止める」が合言葉。組織や地盤に頼らず活動している。

  【坂井市】 引退票めぐり白熱

 定数4を現職3人、新人3人が争う。6人とも地元最重視で支持を訴えつつ、丸岡を地盤に前回トップの約1万1千票をとった引退議員の票をめぐり、し烈な争奪戦を展開している。

 現職は一様に票の上積みに懸命。宇野は、前回を上回る目標で支持拡大を図る。個人演説会は開かず、地元坂井町を中心に丹念に回り、さらなる支持を訴えている。

 斉藤は地元三国町への他陣営の食い込みが厳しい点を警戒、三国各地区につくった後援会ごとに個人演説会を開いて地元を固め、他の3町へも浸透を図る。

 山本は、地元春江町から新人が出馬していることや、他の3町に比べ投票率が低い傾向にあることから、確実な投票行動を支持者に強く働き掛ける。夜は地区ごとに県政報告会を開いている。

 丸岡町から出た2新人の陣営は「現職、新人とも(現職が引退した)丸岡に足しげく通っており脅威」と警戒。小寺は「できるだけ顔を知ってほしい」と市議らの応援を得て1日3〜4回の個人演説会を精力的にこなし9日の決起集会に臨む。太田は、商工業者の人脈や個人頼みの地道な運動を続ける。決起集会は行わず丸岡町の住宅街、スーパーで辻(つじ)立ち、企業誘致などを訴える。

 西畑は、福祉政策の充実を強調。各4町1回ずつの個人演説会を展開、前回わずかの差で敗れただけに「一票でも多く」と市内をくまなく回っている。

 【丹生郡】 民、自 対決色鮮明に

 関敬信越前町長が支援する民主現職の藤野。越前町議の3分の2が推し、自民が追加公認した新人島田。民主、自民の対決色が鮮明になっている。3月議会で表面化した町長と町議の対立も絡む上、両候補双方と関係のある団体、有権者も多く、票の奪い合いは激化の様相をみせている。

 政権交代後、首長が民主支持の姿勢を示した象徴的な地域である一方、自民としても12選挙区中、唯一の空白区。両党ともに重点的に力を入れており、ともに8日に開く総決起大会には国会議員が駆けつける。

 藤野は年明けから町内全域をくまなく回り、行動力や4年間の実績を強くアピール。「不登校児童、生徒の支援充実」など教育政策も訴えている。自民の支持者をいかに取り込むかがポイントとなりそうだ。

 2月に出馬表明した島田は序盤から自民の国会議員の応援を受け、保守層の支持を確実に拡大。陣営は「織田、宮崎、越前地区はほぼ固まった」。総決起大会は最大票田の朝日地区で開き、浮動票の獲得を目指す。

2384チバQ:2011/04/09(土) 00:25:47
■5選挙区の立候補者■
届け出順 年齢は投票日現在
 【福井市】
 (定数12、立候補15)
畑孝幸 62 無元(1)
石橋壮一郎 57 公現(4)
小沢喜久子 62 無新
大森哲男 56 自現(1)
笠松泰夫 66 自現(1)
山本正雄 69 民現(3)
野田富久 63 民現(4)
佐藤正雄 52 共元(2)
山本芳男 71 自現(6)
谷口忠応 65 自現(2)
中井玲子 52 無新
前田康博 70 自現(4)
屋敷勇 77 自現(4)
松田泰典 56 自現(2)
鈴木宏治 37 民現(2)
 【勝山市】
 (定数1、立候補2)
四谷昌則 62 無現(2)
松井拓夫 67 自現(2)
 【鯖江市】
 (定数3、立候補4)
山本又一郎 68 無新
田中敏幸 58 自現(3)
大久保衞 66 自現(1)
田村康夫 50 自現(2)
 【坂井市】
 (定数4、立候補6)
宇野秀俊 69 民現(1)
小寺惣吉 58 無新
太田博 67 無新
斉藤新緑 54 自現(3)
山本文雄 76 自現(6)
西畑知佐代 62 無新
 【丹生郡】
 (定数1、立候補2)
島田欽一 54 自新
藤野利和 59 民現(1)

2385チバQ:2011/04/09(土) 00:26:44
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27413.html
大詰め福井県議選4選挙区の情勢 激戦ウオッチ(下)

(2011年4月8日午前7時20分)
【敦賀市】  定数3の議席を現職3人、新人2人が激しく争う。原発立地地域であり、各候補とも原子力政策を前面に主張を展開。当選ラインは約7千票とみる陣営が多い。告示直前に共産候補が出馬し、浮動票の行方に警戒感を示す陣営もあり、当落線上の争いは混沌(こんとん)としている。

 ベテランの石川は安定した戦い。市全体を満遍なく回り、個人演説会と併せ、支持を固める。郡部はほぼ浸透し、旧市街地を中心に上積みを目指す。糀谷は、支持基盤の労組の体制固めに余念がない。6日には800人を集めた総決起集会を早々と開き、終盤に向けて組織を引き締めた。

 現職の谷出はすでに市内を2巡。業界団体訪問や街頭演説を増やし、支持者固めを強力に進めている。9日の唯一の個人演説会で、政策を訴えかける予定。新人の和泉は、郡部や大票田の粟野地区など市街地周辺部を中心に浸透を図っている。8、9日には地元の西地区を巡回し、ムードを盛り上げる構えだ。

 新人の金元は出遅れを取り戻そうと個人演説会や街頭演説を精力的にこなしている。反原発の姿勢を訴え、支持取り込みを目指している。

【越前市・今立郡・南条郡】 武生市、今立郡、南条郡の旧3選挙区が合併し、前回はいずれも無投票で決まった五つのいすを現職5人、新人2人が争う。現職は地盤を固めつつあり、新人は草の根的な運動で追い込みに必死。投票率は70%程度とみる陣営が多く、8千票台が当選の一つの目安となりそう。

 現職の大半は地元を最優先に運動を展開。小泉は票田の旧武生市(有権者約5万6千人)で個人演説会を連日開き、前々回獲得した1万票を目標に掲げる。同じ旧市が地盤の宮本は初めての選挙戦だが、政策が浸透し、若手経営者らの支持も幅広く集める。関は地元の旧今立町と池田町(同計約1万3千人)で一定の手応えをつかみ、旧市東部へも食い込む。仲倉は南越前町(同約1万人)で強固な基盤を築き、同町に接する王子保地区など旧市でも支持を広げている。

 玉村は労組票がバック。組織の引き締めを図るとともに地元の越前市味真野地区を中心に地域への浸透にも力を注ぐ。新人細川は女性票と浮動票をどこまで上積みできるかが鍵。告示後は主に旧今立町で個人演説会を開き、関と重なる地盤の切り崩しも狙う。脱原発を訴える山崎は全域で丁寧に政策を説明している。

【小浜市・三方郡・三方上中郡】 定数3に対し、現職3人と新人1人が争う。区割りが変更となった影響で各陣営とも票読みに苦慮するが、現職は組織力を生かして安定した戦いを繰り広げている。新人は小浜市を中心に支持の獲得に励んでいる。

 西本は労組などの支援を受け、前回に比べ大きく票を伸ばしそう。小浜市内での個人演説会では「予想以上の支持者が集まった」(陣営幹部)と手応えを見せており、市内での一層の上積みへ士気を高めている。

 中川は選挙区内をくまなく回って幅広く支持を拡大。大票田の市内でも着実に浸透している。ただ、ほかの陣営が地盤とする若狭町上中地域に一部入り込んでいるとして、地元の票固めにも余念がない。

 吉田は地元の美浜町や若狭町で個人演説会を重ね、自民支持以外でも幅広い層で票を固める。小浜などでも自身や後援会員らの知人、血縁を軸に各集落を地道に回り、県政での実績を強調して浸透を図っている。

 新人の佐久間は市内全域での票の掘り起こしに全力を注ぐ。個人演説会では参院議員を招いて支持者を集めた。若年層の浮動票の取り込みにも努めており、陣営は「若者の間の知名度は最も高い」と息巻く。

【大飯郡】  おおい町の新人浜田、高浜町の現職田中と地盤は明確で、両陣営とも浮動票が勝敗を分けるとみている。過去は無投票が多かった選挙区であることから票読みには苦心している。投票率も重要な要素になりそう。

 浜田陣営は、高浜町の有権者数がおおい町より約2千人多いことから、「高浜町でいかに支持を取り付けるかが鍵」として、町議4期の実績と人脈を武器に相手地盤の切り崩しに躍起。一方、新たに選挙区に加わった名田庄地域を含むおおい町では、町議時代の人脈を生かした浸透策で陣営は一定の手応えを感じている。

 田中陣営は、相手地盤のおおい町で2回、地元高浜町で1回と計3回の個人演説会を展開、個人票積み上げを狙う。選挙区全体に足を伸ばしながらも、おおい町名田庄地域は4巡する予定で、相手陣営に攻勢を掛ける。現職の実績と若さをアピールし、若年層への浸透も図っている。最終盤は両町市街地を中心に、浮動票獲得を狙う。

※…敬称略

2386チバQ:2011/04/09(土) 00:27:39
■4選挙区の立候補者■
届け出順 年齢は投票日現在
【敦賀市】
 (定数3、立候補5)
谷出晴彦 54 自現(2)
石川与三吉 80 自現(4)
和泉明 54 無新
糀谷好晃 70 民現(1)
金元友 28 共新
【越前市・今立郡・南条郡】
 (定数5、立候補7)
小泉剛康 72 自現(2)
玉村和夫 60 民現(1)
関孝治 70 自現(6)
仲倉典克 43 自現(2)
細川かをり 51 無新
宮本俊 46 自現(1)
山崎隆敏 62 無新
【小浜市・三方郡・三方上中郡】
(定数3、立候補4)
西本正俊 52 無現(1)
中川平一 62 自現(3)
吉田伊三郎 68 自現(2)
佐久間博 54 無新
【大飯郡】
 (定数1、立候補2)
浜田勝美 68 無新
田中宏典 46 自現(1)

2387チバQ:2011/04/09(土) 00:42:12
1本だけアップされてた
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001104060001
注目選挙区5=伊那市区
2011年04月06日

 現職2氏に新顔2氏が挑む伊那市区(定数2)。告示直前、現職陣営が新顔陣営に申し入れた。「震災時にお祭り騒ぎはやめよう」。しかし、立場の違いもあって、「協力」は不調に終わった。
 結局、現職2人は、選挙カーに付きものの先導車と伴走車をやめ、運行終了時刻の2時間繰り上げで合意した。あからさまな連呼も見合わせることにした。「哀悼の意を表し、華美にならないようにする。全陣営で足並みをそろえたかったが」。現職陣営の幹部は残念がる。
 だが新顔の受け止め方は別だ。「私たちの主張は声を出さないと伝わらない。これ以上、自粛しようもない」(三石佳代陣営)、「伴走車を出す余裕は元々ない。震災を名目に新顔を抑え込もうとしたのではないか」(野口俊邦陣営)。
    □
 伊那市区は12年前から木下茂人、向山公人両氏が議席を占め続ける。農業への思い入れが強い木下氏が農村部、伊那商工会議所会頭の向山氏が町場と地盤をほぼ分け合い、新たな候補を寄せ付けない。
 両陣営の出陣式には宮下一郎・自民党前衆院議員が出席して激励した。どちらの選挙事務所にも、昨春の市長選で初当選した白鳥孝市長の為(ため)書きが掲げてある。その市長選で白鳥氏と争ったのが野口氏だ。
 敗れはしたが、野口氏は1万4千余票を獲得した。仮に県議選で同じ票を得れば、当選ラインに乗る。現職陣営は「票が読めずに不気味」と警戒する。
 野口氏の出馬表明は告示の15日前で、他候補に後れをとった。「どの政党の後押しも受けない市民選挙」と潔いが、準備不足は否めない。「しがらみがなく、市長選で知られた顔と名前」が頼みだ。
    □
 木下氏を「私たち百姓の代表」と慕う支持者も多い。選挙カーが入ると、遠くの畑から手を振る姿が見える。候補の中で最高齢だが、演説会では「年だからだめだ、なんてとんでもない」と力強い声援が飛ぶ。
 向山氏は商工業者の集会で「景気を良くし、税収を上げる。それを唯一できる人」と励まされた。さらに、「雇用も安定させて欲しい。そのためにもトップで県議会に送り出そう」。
 他陣営が若い有権者離れに悩む中、三石陣営は「30代の女性」が売り。「健康で明るいまちづくり」をうたう笑顔のポスターは目を引く。「あれを見ただけで女性候補に投票する若者もいそうだ」とやっかみも聞こえる。
 民主党は候補を擁立できなかった。衆院長野5区の北半分に当たる伊那市・駒ケ根市・上伊那郡の選挙区では不戦敗。「残念だが仕方ない。国政と県政は別だ」。同党5区総支部長の加藤学衆院議員は語った。(田中洋一)

2388チバQ:2011/04/09(土) 00:42:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000113-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/1 長野市区 震災対策、論戦に /長野
毎日新聞 4月5日(火)12時20分配信

 ◇「2大政党」対決の縮図も
 1日に告示された県議選は、無投票当選が決まった8選挙区を除く18選挙区の各候補者が、10日の投開票に向けて舌戦に突入した。東日本大震災、県北部地震の発生で県の防災・危機管理対策が改めて注目され、復興に向けた経済雇用対策や、国全体の危機に対応する県議会改革なども論戦のテーマに浮上している。阿部守一知事が就任して初の県議選で、中でも激戦の様相となった4選挙区から報告する。
   ◇  ◇
 各党の重鎮が顔をそろえ、複数回当選を誇る現職も多い長野市区。着々と組織を固める現職と、浮動票の取り込みを狙う新人、元職が入り乱れる県内最大の選挙区だ。民主、自民の2大政党対決の縮図でもある。
 知事与党として選挙戦を迎えた民主新人の金沢敦志氏は告示日の1日、街頭で「弱者が安心して暮らせる地域をつくる」と声をからした。企業経営の経験を生かし、県内企業が震災で受けた2次的被害への対策の必要性を強調。他党の現職らに「横綱の胸にぶつかるつもりでやる」。
 逆風の中、民主は現職の倉田竜彦氏と倉野立人氏に加えて金沢氏と、初めて3人を擁立した。生活に立脚した福祉・子育て政策などの公約は、阿部知事の重点施策とも重なる。躍進には県都の戦いぶりがカギを握る。
 民主と統一会派を組む社民現職の竹内久幸氏は福祉政策などの課題を掲げつつ、「震災からの復興支援に全力で努力する」。告示後も自らの足であいさつ回りを続け、「1万軒が目標」(陣営)だ。
 当選8回と固い組織力を誇る自民現職・石田治一郎氏。3日夜、浅川地区の公民館で開かれた個人演説会では「県は大変な不況下にあり、震災の経済的な影響が心配だ」と危機感をあらわにし、景気浮揚に経済対策の必要性を前面に出した。民間需要を喚起する県の財政出動や産業創出など、具体策も挙げた。
 昨夏の知事選で阿部知事の対抗馬を推した自民だが、県議選では知事との対決色を抑えている。いずれも現職の西沢正隆氏、風間辰一氏も地盤を固め、他党候補らに対抗。県議会最大会派の維持に向けて、現有3議席の死守を目指す。
 石坂千穂、和田明子の現職2氏を擁立した共産。市内で建設が進む県営浅川ダムに対しては「危険で治水効果がない」と明確に反対。県民の安全を守るためとして公共事業の見直しや福祉政策などを強調し、2議席確保を狙う。
 公明現職の太田昌孝氏は、党支持者らの票固めを進めている。
 初の議席獲得を目指すみんなの党は、原田貴司、江口光雄の新人2氏を公認。いずれも県議会や行財政の改革を訴え、無党派層にアピールする。無所属の高橋宏氏、鈴木清氏はいずれも主に保守層への浸透を図っている。新人の草間重男、北村弘の2氏も支持を訴える。【福田智沙、光田宗義】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 (定数10)
石坂千穂  62 共現(5)
竹内久幸  57 社現(3)
鈴木清   63 無元(2)
高橋宏   72 無現(5)
石田治一郎 73 自現(8)
草間重男  61 無新
西沢正隆  39 自現(3)
金沢敦志  48 民新
北村弘   78 無新
風間辰一  49 自現(3)
倉野立人  49 民現(1)
和田明子  51 共現(1)
太田昌孝  49 公現(1)
原田貴司  31 み新
江口光雄  58 み新
倉田竜彦  66 民現(6)
 (届け出順)

4月5日朝刊

2389チバQ:2011/04/09(土) 00:43:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000151-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/2 松本市区 主要政党がそろい踏み /長野
毎日新聞 4月6日(水)12時24分配信

 ◇無所属も出馬 国会議員、応援に
 松本市区は定数6に現職4人、新人3人の計7人が立った少数激戦区。主要政党から無所属まで顔をそろえ、国会議員も次々と松本入り。各党が組織を挙げた争いとなった。また、今回から同市と合併した旧波田町が各陣営の草刈り場になるとみられ、票の行方が注目されている。
 「脱原発をずっと訴えてきた。県議会の先頭に立たせてやってください」。JR松本駅前で4日、社民の福島瑞穂党首がマイクを握った。隣の同党新人、中川博司氏は「災害で市町村の機能が失われた時、県の態勢が重要になる」と訴えた。
 民主現職の下沢順一郎氏が渚本村地区で開いた個人演説会には、地元選出の同党・下条みつ衆院議員が駆けつけ、「県議から来る陳情を直接、中央に伝えられる」と政権与党の強みを強調。下沢氏も国道19号の拡幅や鉄道の路線存続など、インフラの充実を訴えた。
 一方の自民は5、6期目を目指すベテラン2人が組織戦を展開。市内全域にある後援会組織のほか、地元企業や業界団体などにも基盤を持つ。萩原清氏は告示後に1日2、3カ所で個人演説会をし、議長経験などの実績を強調しながら、県立武道館の建設などスポーツ振興を中心に訴える。本郷一彦氏は連日の個人演説会で、大震災による県内経済への打撃を説明。「県が補正予算を組んで財政出動を」と県内経済の再建策を掲げた。
 ともに現職が引退する共産、公明は後継の新人2氏が組織票固めと浸透を図る。
 公明の中川宏昌氏は、前回トップ当選した牛山好子氏の地元・南松本一帯を中心に回る。銀行員の経験を強調し、「中小企業の経済活性化や、若者の雇用に力を入れたい」などと訴える。共産は藤沢詮子氏からバトンを受ける両角友成氏が、市議時代の地元の四賀地区以外は「新人と同じ」(同陣営)立場。「県営浅川ダム建設の一時中止」などを訴え、今後、志位和夫党委員長も松本入りする予定だ。
 唯一の無所属候補である現職の北山早苗氏は、告示前までに自ら市内の約4万戸を回って後援会報を投函(とうかん)するなど、草の根運動を展開。演説会では田中康夫元知事のメッセージも披露し、田中元知事の支持者や無党派層の取り込みを狙っている。【大平明日香】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇松本市区(定数6)
両角友成  58 共新
本郷一彦  64 自現(4)
北山早苗  55 無現(2)
下沢順一郎 51 民現(1)
萩原清   60 自現(5)
中川宏昌  40 公新
中川博司  52 社新
 (届け出順)

4月6日朝刊

2390チバQ:2011/04/09(土) 00:43:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000130-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/3 千曲市・埴科郡区 4氏が「新旧対決」 /長野
毎日新聞 4月7日(木)12時33分配信

 ◇坂城町の票、行方に注目
 「国難の今こそ経験のある議員が必要だ。新人が勉強をしている暇はない」とある現職が声を張り上げれば、70代で高齢批判もくすぶる現職に新人が「世代交代を」と訴える。東日本大震災と県北部地震を機に、千曲市・埴科郡区では無所属4氏による「新旧対決」の様相になった。
 3日夜、7期目を目指す現職の下崎保氏は千曲市内の個人演説会で、震災を念頭に「非常時には経験だ」と支持者に呼びかけた。公共事業や景気対策などで、ベテランの強みを強調。前回選後に自民にくら替えし、これまで支援してきた民主・羽田孜元首相の後援会「千曲会」が離反。他の3候補を推す逆境になったが、陣営幹部は「会員の多くは支持してくれる」と強気だ。
 2期目を目指す現職小山立氏も、旧上山田町長を務めた経験から「今こそ強いリーダーが必要。県と地域とのパイプ役になる」と実績をアピールする。前回票を伸ばした旧戸倉町から出た新人候補へ対抗心をあらわにし、「新人が育つには4年かかる。待っていては時代から遅れる」と主張。定数削減などの議会改革や、震災を受けた防災対策などを訴えて支持拡大を急ぐ。
 旧戸倉町・千曲市で職員を務めた新人、荒井武志氏の陣営は「有権者は新しい風を求めている」と強調する。現職陣営の「経験」論には、「30年以上の行政経験があり、実務もできる即戦力だ」と反論。民主、社民、連合長野から推薦を取り付け、阿部県政には「知事選から推していた。ともに県民主権を進めたい」(荒井氏)と与党の立場をとる。
 民主と連合長野の推薦を受けた新人、小川修一氏は「屋代地区から新しい人を」と、地盤が同じ下崎氏の多選批判票を取り込もうと狙う。出馬表明は4氏で最も遅かったが、自転車で各地区を回る戦術で「追い上げムードが出てきた」(小川氏)。4氏で最年少という若さで「スピードと柔軟性では負けない」と訴え、同窓の屋代高OBの協力も得て、草の根選挙を展開する。
 4陣営がともに重視するのが、唯一地元から候補が出ていない坂城町だ。07年の県議選で落選した同町出身の塚田一氏(09年死去)は同町で約5000票を獲得した。ある陣営幹部は「坂城でどれだけ票を取れるかが勝敗を分ける」と意気込む。【小田中大】=つづく
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 ◇千曲市・埴科郡区(定数2)
下崎保  73 無現(6)
荒井武志 59 無新
小山立  71 無現(1)
小川修一 43 無新
 (届け出順)

2391チバQ:2011/04/09(土) 00:44:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000098-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/4止 下伊那郡区 自民、議席奪還なるか /長野
毎日新聞 4月8日(金)11時22分配信

 ◇民主、社民系と三つどもえ
 7期務めた社民の現職が引退を表明した下伊那郡区(定数2)。民主推薦の現職と、党の議席奪還を目指す自民の新人、社民が事実上の後継候補とした新人による、三つどもえの接戦になった。
 「コンクリートから人へ、という考え方は再検討が必要だ」。自民の高橋岑俊氏は民主の公共事業見直しに疑問を示し、防災インフラ整備を訴えた。4日は根羽村役場前でマイクを握り、保守票の多い郡西南部を遊説。08年の佐藤友昭元県議の死去以来、党議席は空白が続いており、「何としても失地回復を」と意気込む。
 郡内の全町村に置いた後援会支部に加え、自民・吉田博美参院議員や宮下一郎前衆院議員の後援会がバックアップし、組織選挙を展開。1日朝に松川町の選挙事務所で開いた出陣式には、3候補で最も多い400人を集めた。米山由子・選対本部長は「民主に逆風が吹いても、自民の追い風に変わったわけではない」と、さらに引き締める。
 昨年8月の補選で1万5182票を獲得、次点に2000票以上の差をつけて当選した吉川彰一氏。再び民主の推薦を受けるが、国政の状況は昨夏から一変し、政権への逆風に危機感を募らせる。5区の加藤学衆院議員が遊説に同行したのは1日間だけで、民主色を薄める一方、「医科大の設置とリニア推進」など、政策を中心に訴える戦術だ。
 吉川氏の父貢氏は前高森町長。同町を中心に郡北部票の取り込みに注力し、「トップ当選より、とにかく議席の確保を」と陣営を引き締める。今村彰吾・選対本部長は「県議になって7カ月。40代と最も若く、将来性を買ってほしい」と訴える。
 7期28年にわたり議席を守った社民のベテラン、森田恒雄県議が引退し、後継指名されたのが熊谷秀男氏。社民の推薦に加え、連合長野が支持。森田氏は「私の志を引き継いでもらえる人物」と支持者に紹介し、遊説にも同行して二人三脚の選挙戦を展開している。
 地元農協に35年間勤め、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に対しては「農業の崩壊を招くだけでなく、稲作文化に代表される伝統の破壊につながる」と反対が持論。農政課題を中心に訴えて農村票の掘り起こしを進める。また、社民と政策的な共通点が多い共産支持層への浸透も図っている。【仲村隆】=おわり
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 ◇下伊那郡区(定数2)
高橋岑俊 66 自新
吉川彰一 40 無現(1)
熊谷秀男 61 無新
 (届け出順)

4月8日朝刊

2392チバQ:2011/04/09(土) 00:47:17
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104050002
報酬「足りない」■かさむ慶弔費
2011年04月05日


「ガンバロー」と気合を入れる支援者たち=岐阜市

 「何かの足しに」。県北部のある地方議員は、年末年始になると忘年会や地域の催しにひんぱんに顔を出す。その時、5千〜1万円の現金を包んだ封筒や一升瓶の酒を手渡すのだという。寄付行為を禁止した公職選挙法に触れる可能性もあるが、「税金から報酬をもらっている。還元しなくては」と話す。


 県内の地方議員の報酬月額は議会によって違う。最も安いのは白川村の14万5千円で、最高額は県議の68万円だ。額には大きな差があるが、どの議会でも多くの議員が「足りない」と口をそろえる。
 白川村の村議は報酬の安さを嘆いた。「あまりに低すぎる。とても暮らせない」。全8人の村議はほとんどが自営業か会社役員との「兼業」だ。やりくりは厳しいという。
 切羽詰まっていても、保守系国会議員との懇親会費を賄うため、報酬の1割を積み立てている。予算要望で国に出向いた折に使う交際費だった。政権交代で懇親会は途絶えているが、再び必要になった時に備えて続けている。現在は一部を議会中の食事代などに充てている。
 政策研究などに使える政務調査費は、村議1人あたり月額2250円が支給される。8人で年間計21万6千円になる。2010年度は、滋賀県であった地方議員の研修会に村議2人が参加した費用にあてた。毎年、半額程度が余り、村の予算に返しているという。


 県議は毎月、68万円の報酬と33万円の政調費が支給される。県内の地方議員では、最も高給取りだが、ある若手県議は「生活は苦しい」とこぼす。
 所得税や議員年金、党費などで約40万円が差し引かれる。ほかにも事務所の人件費や光熱費なども支払う。さらに、次の選挙のために最低でも500万円必要とされる資金を準備する。
 こうした支出の中で、「バカにならないのが慶弔費だ」と打ち明ける。平均すると、月に平均2万〜3万円を費やす。弔電を出すことも多い。この県議は香典は5千円と決めているが、「恥ずかしい額は出せない」と年間100万円以上使う県議もいるという。
 「支持者に頼まれると断れない。行きたくないが、次(の選挙)を考えると……」と悩む。
 1日に告示された県議選に立候補した新顔は、昨秋ごろから選挙区を回ってみて、有権者の声に驚いた。
 「あの議員さんは葬式に来てくれたからねえ」「旅行に連れてってもらったし」。それが選ぶ理由だと聞いたからだ。
 「政党や政策というレベルではない。どうしたらいいのか」
 全国市民オンブズマン連絡会議の新海聡弁護士は「政策より、どれだけきめ細かく地域の世話をしたかで選ばれると考えているから大きな出費になる。有権者も、頼めば何でもやってくれる存在だと勘違いするのではないか」と指摘する。

2393チバQ:2011/04/09(土) 00:47:39
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104060002
地元御用聞き?■「大局の政策を」
2011年04月06日


3月に開かれた県議会。予算など県民の暮らしにかかわることが議論される場所だ=岐阜市薮田南2丁目

 岐阜市議(70)が市社会福祉協議会の会長に就き、問題になったことがある。
 市社協は、市の予算から年間約1400万円を委託料として受け取り、市民福祉活動センターを運営している。市議会の総務委員会の議員らは昨年、「市議が、市と金銭がからむ団体のトップでいいのか」と、会長の市議に進退を判断するよう文書で求めた。職責を果たすには好ましくなく疑念を抱かれやすいと判断したからだ。
 市議は就任から9カ月足らずの昨年12月に会長を辞職。取材に対し、「絶対に辞めなければならない訳ではなかったが、社協を守るために身を引いた」と説明した。この市議は別の福祉団体の役員を務めるなど、福祉とのかかわりが深いという。




 多治見市議会は3月、いわゆる「口利き禁止条例」を成立させた。市議が市に対し、関係する団体に有利な働きかけをできないようにするためだ。市の補助金を受ける社会福祉法人や事業者などの役員になる際には、議長への報告が義務付けられた。県内では多治見市だけだ。
 各地の議会では特定の支援者からの依頼なのか、事細かな要望を訴える議員を見かける。
 「○○地区の公園にトイレを」「□□保育所の駐車場を増やして」。実現されると後援会のリーフレットや活動報告書に「実績」として掲載し、アピールする議員もいる。
 岐阜市のある自治会連合会長は「それは自治会長の仕事。議員は大局的な政策に取り組んでほしい」と注文をつける。約50年間、地元選出の議員がいないという別の自治会連合会長は「必要ならインフラ整備は進む。不便を感じたことはない」。全体を考えて活動するのが議員の仕事だと考えている。




 行政のチェックや条例づくりも重要な役割だ。税金の使い方は正しいか。住民の暮らしのために必要な政策は何か――。
 議会事務局によると、議員が政策条例を提案するのは少ない。統一地方選で改選される県と17市町村議会が過去4年に提出したのは、県の4本と富加町の1本だけだ=表。
 一方で首長の提案をほぼ丸のみしている。2007年から4年間で、知事と全42市町村長の提案は計1万7877本。そのうち99・8%にあたる1万7835本が、そのまま可決された。修正や否決はチェック機能を表す目安の一つといわれる。
 「イベントで2万3千人を先導した市長の感想は」「ふだん質問しない人が2人続いた。いつもは昨日1日で済む(一般質問)が今日になってしまって恐縮に思う」。昨年のある市議会では、緊張感のない「一般質問」もあった。
 「市長は会社なら社長。政策実現のために、向かうのではなく良好な関係の方がいい」。市議選の立候補予定者の本音だ。

2394チバQ:2011/04/09(土) 00:48:10
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104070002
合併 地盤に差■隣の候補応援
2011年04月07日


越県合併前、旧山口村役場だった市山口総合事務所。村当時は30人いた職員は現在7人しかいない=中津川市山口

 関市は県内で唯一、選挙区制で市議選を行う。2005年に合併した旧関市と5町村の6選挙区(定数計25)。合併協定では07年の統一地方選を最後になくなるはずだった。だが、旧5町村の自治会などが09年、「合併後10年は残すように」と市議会に要望したことで一転した。
 「地域選出の議員は行政と住民との間に立つ存在として欠かすことができない」というのが住民の主張だ。ある市議は「全市1区では、どれだけ地元の面倒を見たかという手柄を競う議員しか残らないのではないか」と、選挙区廃止には反対だ。
 一方、旧関市の市議らには「旧町村は無投票が多い。街中ばかり競争があるのは不公平だ」という不満がくすぶる。実際、07年の関市議選で旧5町村のうち選挙戦となったのは武儀選挙区(定数1)だけ。今回も今のところ、旧3村での無投票が見込まれている。



 05年に9町村と合併した高山市は、旧市町村ごとの選挙区をなくす。定数も計36から、旧高山選挙区と同じ24に減らした。
 10選挙区で最も人口が少ないのは旧高根選挙区の約450人。ここの選出市議は、05年の市議増員選で333票を得て初当選し、07年の統一地方選は無投票当選だった。今回は立候補せずに引退する。高山選挙区の最下位当選者が1126票を獲得したことを考えると、地元票だけでの当選は難しいからだ。隣の旧朝日選挙区の立候補予定者を応援するという。
 「議員が道路を誘致できる時代ではないが、身近にいることが心の支えなのかもしれない」。住民の男性はそう語った。



 長野県の旧山口村との越県合併も含む計7町村を編入した中津川市も選挙区をやめ、全市1区での市議選(定数24)となる。旧山口選挙区で当選した加藤出市議(73)は合併を推進した元村長だ。市議として、「衰退しないように地域づくりに心がけてきた」と話す。高齢もあって今期限りで引退するが、今のところ地元から市議選に名乗りをあげる人はいないという。
 3月末まで山口地区の住民が集う公民館の館長だった鈴木欽三さん(70)は「市議に期待しても過疎化に歯止めはかからなかった」と話す。住民からも「山口は元気がなくなった」という声を聞いた。
 今回の市議選は、定数も前回に比べて6減となった。当選ラインが押し上げられるため、旧町村での得票だけでは当選が難しく、「地元市議」がゼロの地域も出てくるという。鈴木さんは、新しい市議に願うことがある。「これからの市議は全市で選ばれた代表として、地域に偏らず公平に活動してほしい」
(この連載は青瀬健、高木文子、鷹見正之、紅谷暢章、磯崎こず恵、田嶋慶彦が担当しました)

2395チバQ:2011/04/09(土) 00:48:44
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/news/gifusenkyo20110407_1.shtml
県議選終盤、自民14人前後当選圏内 民主は上積み懸命
2011年 4月 7日
 県内統一地方選前半戦の県議選(27選挙区、定数46)は、無投票となった17選挙区を除く10選挙区で、計36人が26議席を目指して選挙戦を展開、10日の投票日に向けて攻防が激化している。岐阜新聞社は6日までに本社と支社、総支局の取材網で各選挙区の情勢を探った。中津川市や山県市、揖斐郡などの選挙区でし烈な戦いが繰り広げられており、各党が現有議席の上積みや維持を図れるか、予断を許さず情勢は流動的だ。

 10選挙区の候補者の内訳は自民16人(現職14人、新人2人)、民主7人(現職5人、新人2人)、公明2人(現職、新人各1人)共産3人(現職1人、新人2人)、諸派新人1人、無所属7人(現職2人、新人5人)。

 県議会最大会派の自民は大垣市、各務原市のほか、1人区の瑞穂市、飛騨市、不破郡で優位に戦いを展開。岐阜市でも現有2議席からの1増をうかがう。

 自民が議席を独占する中津川市は、現職2人と民主新人による三つどもえの激戦。同じ構図の揖斐郡では、2議席目をめぐり、追い上げを図る民主新人と激しい戦い。可児市は現職が支持固めを進め、山県市では、現職が無所属新人と激しい一騎打ちを繰り広げている。

 全体では、現時点で14人前後が当選圏内と予想される。無投票当選の16人を加え、現有31議席を確保、上乗せできるかどうかは、中津川市や山県市など激戦区の戦いが焦点となる。

 民主は、大垣市、各務原市で現職が安定した戦いを展開。岐阜市も現職2人が労組票を中心に票を固める。中津川市は新人が自民現職2人と激戦を繰り広げており、混戦模様。可児市は現職が組織票固めを進める。揖斐郡は新人が自民現職2人を、不破郡も推薦の無所属新人が追い上げを図っている。

 民主は現職2人が無投票当選を果たし、選挙戦となった選挙区でも現職は比較的安定した戦いを展開。公認、推薦の新人3人の追い上げで、現有7議席からの上積みを狙う。

 公明は岐阜市で現職、新人各1人を擁立。少数激戦に危機感を強めながら組織票を固め、現有2議席の確保に総力を挙げる。共産は唯一の現職である岐阜市の議席を維持するとともに大垣市、各務原市の新人2人の当選に全力を注ぐ。

 諸派で政治団体「減税日本」公認の新人も浸透に懸命。

2396チバQ:2011/04/09(土) 00:51:20
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104040001
【県議選 激戦区を歩く】


新顔2人 激しい争い
2011年04月03日


出陣式で「フレーフレー」と盛り上がる支持者ら=浜松市南区

 ■浜松市南区


 「がんばれ新人、中川」。県議選が告示された1日、中川智三郎氏(33)の出陣式で、スズキの鈴木修・会長兼社長からの「激励」が読み上げられると、支持者から拍手がわき起こった。


 中川氏は昨秋、民主の公募に手を挙げ、浜松市南区の公認候補に決まった。ところが、2月中旬に離党届を出し、無所属での出馬に切り替えた。民主への逆風を肌で感じ、「これでは勝てない」と思ったという。


 中川氏が生まれ育ったのは中区。出身高校の同窓会名簿を頼りに選挙区内の卒業生約1800人を抽出し、1軒1軒足を運んだ。


 告示後は選挙カーを使わず、自転車で選挙区を走り回る。畑仕事をする有権者に語りかけるのに、軽くて丈夫なメガホンがいいと思い至った。生まれて初めての選挙戦は、最終日まで試行錯誤が続きそうだ。


 民主は中川氏を除籍処分にするとともに、告示まで1カ月を切った3月2日、斉木武志衆院議員の秘書だった田形誠氏(34)を擁立した。キャッチフレーズとして掲げるのは「誠心誠意」。陣営幹部は「彼はぶれない。政治家として一番大事なことだ」と、土壇場で公認返上した中川氏への対抗心をあらわにする。


 短期決戦を余儀なくされたことから、党組織が全面支援する。選対本部長を務めるのは、地元選出の斉藤進衆院議員。選挙事務所には、県選出の国会議員や連合静岡などの「ため書き」がずらりと並ぶ。蓮舫・行政刷新担当大臣とのツーショットポスターは200枚作った。


 自民公認の小楠和男氏(50)は、4期16年の実績を前面に掲げて5期目を目指す。1日の第一声では「初陣のつもりで頑張りたい」と約300人の支持者に決意を語った。応援のマイクを握った自民の塩谷立衆院議員は「彼の実績を示すような票で当選させてほしい」と訴えた。


 浜松市南区は遠州灘に面しており、東日本大震災後、津波対策が有権者の大きな関心事となった。小楠氏は地元出身は自分だけだと強調し、「海岸線に生まれ育った人々の生命と財産を守る責任は重い。よそから来た人には任せられない」と自負する。(馬場由美子)


 ◇ 


 東日本大震災の被害が拡大する中、県議選が告示された。33選挙区のうち28選挙区が選挙戦となり、無投票当選を除いた63議席を103人が争っている。激戦区を追った。

2397チバQ:2011/04/09(土) 00:51:43
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104040002
【県議選 激戦区を歩く】


4番目へ4新顔し烈
2011年04月04日


大震災を意識し、ある新顔候補の出陣式では「がんばろう、日本」を叫んだ=1日、沼津市内

 ■沼津市区


 「選挙運動自粛は現職有利な論理。我々はそれを打ち破り、積極的に戦っていかなければならない」。県議選告示日の出陣式、ある新顔候補の選対幹部は、東日本大震災を理由に「過熱した選挙運動は自粛」と決めた県議会4会派の申し合わせに声を荒らげた。


 沼津市選挙区は、定数4に対し、現職3人、新顔4人が立候補し、民主、自民、公明、共産、みんなの各政党が顔をそろえている。ただ、別の新顔候補の選対幹部はいう。「7人で4議席を争うのではない。新顔4人で4番目の1議席を争う戦いだ」


 民主新顔の曳田卓氏(57)は、3期目を目指すはずだった植松明義氏の突然の不出馬表明を受け、市議から立候補。同市を地盤とする民主の渡辺周衆院議員後援会の全面的なバックアップを受け、支持拡大に躍起だ。ただ、当初の複数擁立構想をめぐり、民主幹部と植松氏にはあつれきがあったとされ、「植松さんの個人票は入らない」(選対幹部)という。


 JR沼津駅の鉄道高架反対運動で中心的存在だった無所属新顔の加藤益久氏(63)は、保育園長のつながりから市内保育・幼稚園関係者や父母への支持拡大を目指す。「高架事業には1800億円以上が必要。大災害からの復旧を前に、そんな金を投入している余裕があるのか」と、大震災も意識した高架反対の主張を展開。「2万票が目標」という。


 知事選への出馬経験もある共産新顔の板垣和子氏(67)は、大震災での福島第一原発の事故を取り上げ、「浜岡原発の運転停止」などを訴える。同党候補は前回、1万1千票を上回る票を獲得。党の基礎票は6千〜7千票とみられるという。原発事故に対する有権者の危機意識は高まっていることから、同党は8年ぶりの議席奪回も視野に入れている。


 みんなの党新顔の井口哲男氏(51)は、市議時代の仲間や支援者のツテを頼って企業回りなどに力を注ぐ一方、「減税日本」関係者との連携も模索する。陣営からは「『みんな』の風はやんでしまった」との嘆きも聞かれるが、井口氏は「旧来型選挙運動を地道にやるしかない。みんなの党が伸びなければ、日本の政治はだめになると言ってくれる人もいる」と話す。


 先行して準備を進めてきた現職3人は安定した戦いぶり。公明の蓮池章平氏(57)は強固な支援組織に支えられ、後援会幹部は「こんな時しっかりした組織を持っていると強い」。企業回りなどを早くから進めてきた自民の多家一彦氏(63)は「運動が緩まないよう、最後まで気を引き締めていく」という。前回トップ当選の自民の杉山盛雄氏(52)は、元衆院議員の父の時代からの後援会組織を使って支持を固める。


 ある陣営の幹部は「投票率にもよるが1万2、3千が4番目のラインだろう。新顔はここのせめぎ合いになる」とみている。(菅尾保)

2398チバQ:2011/04/09(土) 00:52:16
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104060001
【県議選 激戦区を歩く】


浜岡原発 訴え浮上
2011年04月06日


遠州灘に面した福田(ふくで)漁港。二十数キロ先に浜岡原発がある=磐田市豊浜

 ■磐田市区


 もし、福島第一原発のような事故が起こったら――。市役所を含む中心市街地が浜岡原発(御前崎市)の半径30キロ圏内に入る磐田市で、「30キロショック」が広がっている。市民にとって浜岡原発はこれまで身近な存在ではなかった。市の地域防災計画にも、原発事故を想定した記述は1行もない。


 旧磐田市が旧磐田郡南部の福田町、竜洋町、豊田町、豊岡村と合併し、新磐田市が誕生したのは2005年4月。それぞれ定数2だった旧市区と旧郡区が合区(定数3)されて2度目となる県議選は、現職2人に新顔2人と元職1人が挑む構図だ。


 告示日の1日、民主党・ふじのくに県議団会長で5選を目指す三ツ谷金秋氏(65)は、海沿いの旧竜洋町でマイクを握った。「チーム川勝」の知事与党を強調し、浜岡原発に関しては数字を挙げてこう語った。


 「浜岡原発は高さ15メートルの砂丘の内側に立地しているし、さらに高さ12メートルの防波壁を造る計画がある。あまり不安をあおるのではなく、停電の恐れなど現実を見据えて原発のあり方を議論していただきたい」


 同じく5選を目指す自民党の安間英雄氏(63)も、現職の「経験と実績」を強調する。約500人が集まった出陣式では、出席者が「今こそ防災対応ができる本物の政治家が必要だ」と、檄(げき)を飛ばした。


 スーツ姿にスニーカーを履いた安間氏は、壇上から「浜岡原発を止めるべきだという声もあるが、検証や対策を県にしっかりやらせて、磐田市も安心と思ってもらうのが私たちの役割だ」と呼びかけた。


 自民新顔の野崎正蔵氏(47)は、6期務めた自民党県議の後継として市議から名乗りを上げた。旧郡部の地盤を引き継ぎ、世代交代を掲げる。


 陣営幹部は「ただでさえ現職が有利な中、名前を知られていない新顔は大変。若さとバイタリティーで売り込むしかない」。野崎氏は「仕事をする政治家が求められている。自民党の2議席維持は至上命令だ」と走り回る。


 前回落選した無所属元職の柏木健氏(42)は、昨年末に自らが代表を務める「地域主権・静岡」を立ち上げた。「金や組織が必要なら、新しい政治家は育たない」と、金のかからない選挙戦を志す。


 「2大政党による足の引っ張り合いに警告を発したい。地方分権は国から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。無党派による1議席獲得に向けて、市民力に期待している」


 共産党として磐田市区で久しぶりの公認候補となる野沢正利氏(67)は「オール与党の地方政治に活力を与えられるのが共産党」としたうえで、「浜岡原発の問題でも、県は県民の立場に立って行動していない」と批判する。


 選挙公報には浜岡原発の停止を真っ先に掲げた。停止を求める署名活動も若い母親層を中心に反応がいいとして、「期待をひしひしと感じる」という。(羽場正浩)

2399チバQ:2011/04/09(土) 00:52:40
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104070001
【県議選 激戦区を歩く】


下田市での集票 焦点
2011年04月07日


街頭演説を終え支持者らに握手して回る候補者=下田市須崎

 ■下田市・賀茂郡区


 「2人だったのが1人になるのだから大変だね」。下田市のスーパー前で、街頭演説に耳を傾けていた年配の女性がつぶやいた。


 8選をめざす自民、森竹治郎氏(68)と、6選をめざす民主、鳥沢富雄氏(70)。2人は過去2回、無投票で議席を分け合ってきた。今回から定数が1減となり、ベテラン同士が一騎打ちすることになった。


 下田市内の国道414号沿いにある両陣営の選挙事務所は、300メートルほどしか離れていない。いずれも「有権者数が多い下田市での票の行方が勝敗を分ける」とみる。


 下田市と賀茂郡の投票結果をみると、2009年の知事選と10年の参院選では、すべての市町で自民系候補が民主系候補を上回り、09年の総選挙では民主系が自民系を上回った。


 森氏の陣営幹部は「郡部は、政党に関係なく『森竹信者』が多く、心配していない。下田で7割くらい取りたい」と意気込む。


 東日本大震災の発生を受け、各地区で予定していた県政報告会は中止した。1日の告示後も、運動時間を朝と夜とも1時間ずつ自粛し、個人演説会も開いていない。その分、街頭演説に力を入れている。


 別の幹部は「政策がどこまでわかってもらえるかだが、28年間の実績は重い」と自信をみせる。


 これに対し、鳥沢氏の陣営幹部は「地元の東伊豆町をはじめ、河津町、南伊豆町では勝てると信じている。相手地盤の下田市でどこまで差を詰められるかがカギ」と話す。


 鳥沢氏は昨年秋からあいさつ回りを始め、地域内をほぼ2周した。「12年ぶりの選挙戦のため、支持者が世代交代していて、名前を覚えてもらうのに苦労した」と打ち明ける。幹部は「有権者の反応は今までになくいい。地道な運動が浸透しているようだ」と手応えを感じている。(阪本昇司)

2400チバQ:2011/04/09(土) 00:53:04
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104080001
【県議選 激戦区を歩く】


世代交代かけ混戦
2011年04月08日


候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=静岡市清水区内

 ■静岡市清水区


  東日本大震災を理由とした「選挙活動の自粛」。現職5人のうち3人が引退し、さらに定数がひとつ減って4となる静岡市清水区選挙区も、表面上は静かな選挙戦が続いている。


 6日午後、清水区内のスーパーに乗用車が滑り込んだ。公明の新顔、盛月寿美(ひろみ)氏(43)は選挙カーを使わない。乗用車から降りると、拡声機を取り出し、「女性、主婦の視点を県に届けたい」と訴えた。


 党の定年規定で4期務めた現職が引退。公明党県議団は今回、他党に先駆けて選挙活動自粛を呼びかけた。「政治経験が少ない分、政治への姿勢は誰よりも徹底したい」。新顔は名前を覚えてもらうのが先決とはわかっているが、抑えた活動を実践するという。


 自民新顔の深沢陽一氏(34)は、5期務めた現職の地盤を引き継ぐため、市議から転身した。現職の実績や党の方針は引き継ぐが、選挙戦では、自分の考え、それを伝える言葉を大切にする。今回は、各候補が争点に取り上げている防災を掲げるつもりはないという。


 6日午後、集まった支持者に向かって「震災後の今、防災は政治家の責任でやって当たり前」。自らの姿勢をそう説明し、演説では、地元活性化策や雇用問題の訴えに力を入れた。


 もう1人の新顔、共産の平塚倫豊氏(51)は、一貫した政策にこだわる。防災対策、浜岡原発への反対姿勢、福祉の充実……。今回引退する現職がこれまでに掲げ、実践してきた党の政策を、選挙戦でも継続して訴える。


 課題は知名度だ。6期24年務め、現在、共産ただ一人の県議である現職の実績を知る有権者は多い。「継承をいかに伝えるか。それが訴えをより理解してもらう方法」として、現職と一緒の演説などを増やしている。


 新顔3人を迎え撃つ現職2人も気持ちを引き締める。


 6選を目指す中沢通訓氏(66)は昨年、県議会副議長選で党の方針に従わなかったとして除名処分を受けた。今回は無所属での立候補となり、自民党公認時代に得ていた組織票は計算できない。


 「20年、県政の場に身を置いてきた。その経験を生かし、すぐに答えが出るよう県に働きかけていく」と実績をアピール。東海地震や津波、原発への対応は、経験や実績が求められるというのが持論で、県や地元企業との折衝の勘所がわかる点が強みだという。


 3選を目指す民主公認の林芳久仁氏(66)は、与党であることにこだわる。菅直人政権の支持率低迷から、支持者から「政党色を消すべきだ」との声もあったが、断った。「与党だからできること、やらねばならないことがある。支持率に一喜一憂したくない」


 選挙カーには、民主党の名が躍る。「(前回無投票のため)8年ぶりに投票用紙に名前を書いていただく。与党である我々への期待、注文、批判など、有権者の声を受け止めるチャンスです」(長谷川潤、山田知英)

2401チバQ:2011/04/09(土) 00:53:36
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104080005
最大会派争い注目 県議選
2011年04月08日

県議選(定数69)は、33選挙区のうち無投票となった5選挙区を除く28選挙区で、103人の候補者が63議席を争っている。東日本大震災を受け、各候補は防災対策の訴えに力を入れている。知事与党を自任する民主が、自民から県議会最大会派の座を奪い返せるかが注目される。



 今回から定数が5減となったうえ、民主の候補者増や、みんなの党の参入により、無投票の選挙区は前回の13から5に減った。東日本大震災の影響で派手な選挙活動が自粛されるなか、候補者らは防災対策を中心に支持を訴えている。


民主は当初、全選挙区への候補者擁立を目指した。しかし、菅直人内閣への支持率低下などで、候補者選びは難航。結局、公認候補は、改選前の会派人数と同じ26人にとどまった。4人の推薦候補と合わせ、県議会最大勢力を奪い返すことを目指している。


自民は39人の公認候補を擁立。3人の推薦候補と合わせ、選挙戦となった全ての選挙区での議席確保を狙う。自民系候補が敗れた2009年の知事選をきっかけに分裂した2会派は、昨年末に合流し、県議会最大会派に返り咲いた。今回は、過半数の35以上の議席獲得を目指す。


公明は、現有の6議席より少ない5人を擁立。支持母体の票固めを軸に、県議会での実績を訴え、全員当選を目指す。


共産は新顔ばかり6人を擁立。改選前の1議席死守を最低目標に、上積みを目指している。
 みんなの党は定数の多い選挙区を中心に新顔6人を公認。推薦2人と合わせ、県議会初の議席獲得に挑む。

2402チバQ:2011/04/09(土) 00:54:30
http://www.at-s.com/news/detail/100017850.html
県議選 自民、過半数うかがう 1人区で接戦続く (4/ 8 07:39)

 統一地方選前半戦の県議選は投開票日まで残り2日となり、無投票の5選挙区を除く28選挙区で、103人の候補者が63議席をめぐり激戦を繰り広げている。静岡新聞社が総局、支局を通じて各選挙区の終盤情勢を取材、分析したところ、自民党が公認、推薦を合わせて単独過半数(35議席)をうかがう展開。民主党は現有26議席の確保が焦点となりそうで、目標の最大会派は厳しい情勢だ。ただ、接戦の選挙区が多く、最終盤の戦い方によっては情勢が変わる可能性もある。
 自民は今回選で32の現有議席に対し、公認、推薦合わせて42人を擁立した。無投票当選の4人を含み、既に25人から30人近くが当選確実、あるいは当選濃厚となっている。単独過半数の成否は、なお当落線上で競り合う7、8人にかかる。
 静岡市葵区で現職天野進吾氏、同市清水区では新人深沢陽一氏が上位を争っている。沼津市の杉山盛雄氏、浜松市中区の竹内良訓氏の現職2人も上位当選をうかがう。
 民主党は政権交代を受け、当初は単独過半数を目指す勢いだったが、菅政権への逆風で、結果的に自民より10人以上少ない30人を立てるにとどまった。富士市の現職桜町宏毅氏、静岡市葵区の現職小長井由雄氏らが善戦する一方、現職が苦戦している選挙区もある。東日本大震災後の民主政権への支持率上昇が、どこまで選挙結果に影響するか注目される。
 現有6議席から1減の5人に絞った公明党は沼津市、富士市と静岡市葵、駿河、清水の各区で堅実な戦いぶりを見せ、全員当選を目指す。6人を擁立した共産党、推薦2人を含む8人を立てたみんなの党は、議席確保に向けて必死の戦い。
 選挙区別では、特に1人区がいずれもし烈な争い。今回選から定数が削減された下田市・賀茂郡と牧之原市・榛原郡南部をはじめ、伊東市、伊豆の国市、駿東郡南部、裾野市、菊川市での民主・自民対決の勝敗が改選後の勢力図の鍵となる。

2403チバQ:2011/04/09(土) 00:54:55
http://www.at-s.com/news/detail/100017856.html
静岡市長選 応援弁士、清水で舌戦  (4/ 8 07:44)

 10日投開票の静岡市長選は終盤を迎えた7日、清水区に複数の陣営が相次いで応援弁士を投入するなど激しい舌戦を繰り広げた。前回選は清水区で最大得票数を得た小嶋善吉市長が他2区でのビハインドをはねのけて接戦を制しただけに、今回も各陣営が同区で票を奪い合っている。
 河村たかし名古屋市長率いる政治団体「減税日本」公認の元参院議員海野徹候補(61)は昼すぎ、河村市長と連携する大村秀章愛知県知事と、清水港に臨む商業施設前でマイクを握った。選挙応援で2度目の清水区入りとなった大村知事は「東日本大震災復興のためにも、まずは景気をよくしないと。そのための(市民税)減税だ」と公約への理解を訴えた。「愛知県、名古屋市とともに静岡市も“三本の矢”としてやっていく」と協調姿勢を示し、演説後は2人で近くの物流会社にも訪れた。
 それから約3時間後。自民党推薦で民主党の一部国会議員も推す元県議田辺信宏候補(49)は自民党の石原伸晃幹事長を迎え、清水区の支援団体事務所前で街頭演説を行った。「あえて清水でお願いした」(陣営)という党幹部の応援。石原幹事長は「東海地震に備え防潮堤も必要。そういうことに税金を使うべき時に、減税して(納税者に)ちょっとずつ返すなどというのはばかげている」と強い口調で減税政策を批判した。地元選出の国会議員らも「清水で勝って勝負を決める」と気勢を上げた。
 前市議会議長安竹信男候補(64)も同日は清水区で活発に活動し、JR清水駅前の商店街などで支援を訴えた。これまでも山間地を含め区内の全地区を回り、「清水は歴史文化が豊富。観光で生きていけるまちにしたい」とアピールしていた。

2404チバQ:2011/04/09(土) 00:56:01
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104080001
業界、揺れる支援姿勢
2011年04月08日

◇民主・自民系ともに推薦■自主投票◇


 与野党の第一党が対決する構図になっている知事選で、2人に推薦を出したり、自主投票にしたりする業界団体が目立っている。


■選挙後の影響懸念


 「それぞれ動いていますよ」


 県建設業協会の幹部はこう話す。


 かつては公共事業を背景に強固な自民党支持団体だったが、今回は前津市長の松田直久氏(56)=民主党推薦=と、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民党、みんなの党推薦、公明党県本部支持=を推薦した。


 保守層にもパイプがある松田氏が立候補し、業界の足並みはそろわなかった。1人を選ぶ国政選挙や知事選で、2人の候補に推薦を出したのは初めてだ。


 長年自民党支持だった県漁連は、2010年参院選に続き今回も自主投票を決めた。


 水産業界に影響力を持つ森本繁史県議(自民みらい)が知事選の告示前に自民党を離党し、松田氏の支援に回った。県漁連の永富洋一会長は「板挟みの状態」と話す。


 県漁連は理事会で、松田、鈴木両氏の推薦依頼をいずれも辞退すると決定。森本氏の地元の熊野漁協(熊野市)などは松田氏を推薦した。


 県医師連盟も今回は自主投票とした。政権交代後、日本医師会は新会長に民主党に近い人物を選んだが、日本医師会の政治団体である日本医師連盟は2月、新年度の活動方針を「政権与党を基本に弾力的に対応する」とした。


 10年参院選は、推薦依頼のあった民主党候補だけを推薦したが、今回は「バランスを取る」(加藤正彦・県医師会長)と2人とも推薦した。


 「全方位外交」の立場をとってきた農協。県農業協同組合長会は、今回も2人とも推薦しなかったが、「TPP交渉を阻止し食を守る緊急三重県集会実行委員会」が3月に開いた緊急集会では「拙速なTPP参加には異論を唱える」という松田氏のメッセージのみを読み上げた。


 一方、政権交代後も自民党と歩調を合わせてきた県看護連盟は鈴木氏を早々と推薦。「連盟から2人の国会議員を自民党公認で出している」と理由を説明する。


 態度をあいまいにする業界団体が多いのは、16年ぶりに与野党対決構図になった影響もある。北川正恭氏が初当選した1995年の知事選で、現職の後継候補を推薦した農協などには、北川氏が当選後に関係予算が大幅に削られたとの思いが残っている。


 ある業界関係者は「首長は決定権があり、簡単に制度も変えられるから怖いよ」。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2405チバQ:2011/04/09(土) 00:59:00
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104050001
県議選注目区ルポ(上) 豊橋市
2011年04月05日

●激戦区にも震災の影
【車やめ自転車/演説音量下げ】


 東日本大震災は、県議選を戦う候補者たちにも影響を与えている。豊橋市選挙区では、ガソリン節約のために選挙カーを使わなかったり、出発式で黙祷(もくとう)したりする動きが出ている。ただ、定数5に9人が立った激戦区。ジレンマを抱えながら自粛ムードが広がる。
 告示日の1日、テナントビルの駐車場で出発式を終えた民主の浅井由崇氏は、のぼりを立てた自転車で次の演説場所に向かった。選挙カーは用意していない。「被災地ではガソリン不足が深刻。公費負担のガソリンで名前を連呼し、車を走らせることに違和感を感じる」
 みんなの党の山本嘉和氏の場合、本人は自転車で運動員は自動車だ。陣営は当初、車の全面的な自粛を検討したが、新顔とあって本人だけに落ち着いた。2007年の中越沖地震の際、市職員として新潟県柏崎市の避難所に行き、復興作業を手伝った。「危機管理のプロの私を、県議会に届けて欲しい」と訴える。
 一方、日本一愛知の会の山本正樹氏は「過剰な自粛より、経済の下支えが必要」(陣営幹部)と、通常の運動を展開する。「新顔にとって、選挙カーを走らせるのは名前を浸透させるのに有効な手段」と話し、震災については「経済を活性化させ、復興を助けなくてはならない」と訴える。民主の柏熊光代氏や自民の鈴木孝昌氏、公明の渡会克明氏は選挙カーを使っているが、音量を下げたり、車を走らせる時間を短くしたりするなどの配慮をしているという。
 共産の伊達勲氏は、豊橋駅前で約70キロ東にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を引き合いに出し、防災対策を訴える。「今回の大震災がもし東海で起きたらどうなるか」
 自民の丹羽洋章氏は自粛の程度を悩む。「この地域も、トヨタが操業を止めるなど影響が出ている。復興は東海地方が下支えする必要がある」と演説しながらも、スピーカーの音量も小さめにしているという。「どこまで自制した方がいいのか。判断が難しい。ほかの候補者はどうしていますか」と打ち明ける。
 無所属の小久保三夫氏は出発式で黙祷した。事務所前には被災者へのお見舞いの貼り紙をし、「県庁の縦割りをなくして、危機管理に当たらなくてはならない」と訴えた。(小山裕一、山田雄介)


        ◇


 10日に投開票される県議選では、定数103に対し、175人(うち12人は無投票当選)が立候補した。東日本大震災の発生を受け、各候補とも災害対策やその財源となる税金をめぐる訴えにいっそう力が入る。激戦区の選挙戦の様子を3回に分けて紹介する。

2406チバQ:2011/04/09(土) 00:59:24
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104060001
県議選注目区ルポ(中) 一宮市
2011年04月06日

5議席に候補は10人。掲示板いっぱいに貼られた選挙ポスター=一宮市栄1丁目

●大混戦「指定席ない」
【定数5に10人、訴え必死】


 「戦いはかつてないほど激烈だ。最低でも現職1人が落選する」
 何度も一宮市で選挙にかかわってきた現職陣営の選対幹部が話した。
 定数5だった一宮市・葉栗郡選挙区と定数1だった尾西市選挙区の合併が、昨年秋に決まった。定数は実質1減の5議席になった。それを、現職6人と新顔4人が争っている。しかも、10人が10人とも、既成の政党や新興の地域政党の公認、推薦をとりつけ、しのぎをけずっているのだ。
 1日の告示日。新顔4人は、それぞれの政党の「顔役」の応援を得るなどしながら、駅前や集会所で第一声を放った。
 「全国各地の街づくりにかかわってきた実績を生かしたい」「一宮にも減税の風を吹かせる」「県議の報酬を3割、賞与を5割削減する」「浜岡原発の運転停止を主張してきたのは我が党だけだ」
 市議を4期経験した候補もいれば、人手が足りずに初日にポスターを貼り切れなかった候補もいる。それぞれが、5議席の一角をねらう。
 一方の現職候補たち。自民公認と民主公認の陣営が不安を口にする。
 「あの票をどう見たらいいのか」
 2月の知事選に圧勝した大村秀章氏が一宮市で獲得した5万7千票のことだ。
 自民を離れ、減税日本と連携した大村氏の得票に対して、自民系候補は2万5千票、民主系候補は1万9千票にとどまった。
 「あれは大村票というより河村票。名古屋の『風』はここまでは届かない」とみる陣営幹部もいる。
 しかし、大方の現職陣営は「5万7千のうち2万は公明票。今回の行き先は決まっている。残り3万7千のどれだけを引き戻せるかが勝敗を左右する」と危機感を募らせている。
 「為(ため)書きを集めて安心できる選挙ではなくなった。もはや指定席などありえない」。ある自民陣営は、毎晩5カ所、計45会場のミニ集会を設定し、候補者が奔走する。初めて選挙カーに同乗し、これまでしたことのない街頭演説に繰り出す候補者もいる。上ずり気味の演説が、必死の構えを感じさせる。
 「一宮の投票率は知事選並み。高く見積もっても40%をわずかにこえる程度だろう」というのが各陣営の共通した見方だ。合併後の選挙区は、有権者数30万人余り。13万票の奪い合いである。(佐藤雄二)

2407チバQ:2011/04/09(土) 01:00:09
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104070001
県議選注目区ルポ(下) 名古屋市瑞穂区
2011年04月07日

●減税参戦 民自に危機感
【震災後も「河村人気」健在】


 民主、自民の「指定席」だった名古屋市瑞穂区(定数2)には、減税日本が参入。三つどもえの争いになった。2月の知事選、名古屋市長選や3月の同市議選で吹いた「減税旋風」は震災後も続くのか。民自の現職は従来の運動を踏襲するが、危機感を募らせる。
 「今、なぜ減税なのか。寄付に回すべきだ」
 告示の1日、減税新顔の広沢一郎氏は街頭で高齢の男性に詰め寄られた。市長選、市議選と減税の活動に携わった広沢氏。
 「震災で風がリセットされたかも」とあせった。
 だが3日夜、花見客が集まる山崎川沿いの桜並木に減税代表の河村たかし市長が現れるとすぐに約100人の人垣ができた。
 「河村人気は健在だ」と安心した。自転車にのぼりを掲げてひたすら走り回る。優先するのは、政策の浸透よりも「減税の候補と認識してもらうこと」。市議選で減税候補2人が得た計約1万4千票への上積みを狙う。
 「減税旋風」の影響を最も受けるのは民主の高木浩司氏だ。減税支持層は民主支持層や従来民主に投票してきた無党派層と重なる。
 「(約1万8千票だった)前回より減らすのは避けられない」と悲観する。
 一方で風が穏やかになったようにも感じる。市議選の際、知り合いに投票を依頼すると「すまん。今回だけは河村氏(減税)を応援する」と正面から断られたが、今回は「がんばってよ」と声をかけられた。
 高木氏は「市長と市議会の対立は、市議選で一区切りついた。未曽有の災害で『民主しっかりしろよ』という方向に少し戻ったのかも」と分析する。街頭演説では防災対策に時間を割くが、ミニ集会を重ねる従来の活動方針は変えない。
 前回約1万2千票だった自民の川嶋太郎氏も減税の脅威にさらされる。今回は日本一愛知の会(会長・大村秀章知事)の推薦を受け、事務所の壁に大村氏の為書きや推薦状がかかる。
 だが愛知の会の推薦は、有権者には分かりにくい。3日の個人演説会では大村氏の掲げる「中京都構想」や「県民税10%減税」に一言も触れずじまい。出陣式では、大村氏から応援メッセージが届いたことすら紹介しなかった。陣営幹部は「市内では愛知の会に勢いはない。推薦はプラスにならない」と言い切る。
 街頭演説でも、震災対策ではなくライフワークとする高齢者福祉を訴える。
 「大震災が起きたから急に防災を言い出すのは何か違う。自分のやりたいことを訴えるだけ」(小林恵士、佐藤恵子)

2408チバQ:2011/04/09(土) 01:00:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000066-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/1 名東区 /愛知
毎日新聞 4月4日(月)10時59分配信

 ◇解けぬ知事との対立 自民、民主現職に「最強の刺客」
 10日の投票に向け、舌戦が続く県議選。激戦区の様子をリポートする。
  ◇  ◇  ◇
 「名東区は最重点区。『ミスター減税日本』三宅さんを受からせてください」。県議選が告示された1日の夜、名古屋市名東区の地下鉄藤が丘駅前。減税日本の新人、三宅功氏の応援演説で、大村秀章知事は道行く人々に訴えた。河村たかし名古屋市長と共に多くの独自候補を擁立した知事にとって、名東区での戦いは特別だ。
 知事選で対立した自民県議が次々に知事との和解に動く中、名東区の自民現職、筒井隆彌氏は県議会で知事を「ヒトラーの子分ムソリーニ」と指弾した。筒井氏の対決姿勢に知事は激怒。「最強の」刺客として市長の後援組織代表、三宅氏を送り込んだ。
 減税日本の中で、三宅氏は県市連携の調整役にと期待されている。「民間人の感覚で県議の特権にメスを入れる」と県議報酬3割カットや多選禁止を掲げて自転車街宣を続ける。
  ◇  ◇  ◇
 「減税をするぐらいなら医療や福祉に回すべきだ。私は減税しない勇気を訴える」
 1日午後、名東区の県営高針住宅前。筒井氏が選挙カーを止めてマイクを握ると、多くの住民が集まった。「駐車場の拡張も併設保育園の開設も筒井さんが汗を流してくれた。誤解されやすいけど良い人だよ」。初老の男性は言った。
 筒井氏は自民県議の中で異色の存在だ。当選9回の長老格だが派閥を持たず、若手以上に活発に議場で質問し続けている。きわどい発言も度々で、神田真秋前知事にも愛知トリエンナーレ開催前に「前衛芸術なんて理解できない」と直言した。「政治家は分かりやすく訴えるべきだ」との信念からだ。
 大村知事との対立で逆風を感じているが「主張を曲げてまで議員を続ける意味はない」と自説を貫く。
  ◇  ◇  ◇
 一方、危機感を強めるのが前回、名東区でトップ当選した民主県議団幹事長の富田昭雄氏だ。
 父親の死去で大学を中退。スーパー店員や議員秘書を経て12年前「政治は特別な人のものではない」と訴え、初当選した。議員の家業化を批判する減税日本の候補者たちの姿は「かつての自分と重なる」。だからこそ「人気だけで当選しても何もできない」と言う。「知事の顔色をうかがうだけの議会で良いのか」。1日の演説会では聴衆にそう問いかけた。
 地元の課題を伝えるだけでは県職員は動かない。勉強を重ね、自ら改善策を示すことで実績を残してきたと自負している。菅政権の支持率低迷で、街頭で市民に握手を求めても無視されることがある。それでも「党の一員として、政権与党の責任を果たす」。【宮島寛】
………………………………………………………………………………………………………
 ■名東区の立候補者(届け出順)
筒井隆彌 65 自民 現(9)
三宅功  56 減税 新
富田昭雄 52 民主 現(3)

4月4日朝刊

2409チバQ:2011/04/09(土) 01:01:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000035-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/2 安城市 /愛知
毎日新聞 4月5日(火)11時21分配信

 ◇自民系分裂、混とん 民主系、鍵握る無党派層狙う
 「県民の命と安心を守ることにしっかり取り組みます」。自民現職の大見正氏は3日午後、安城市内でグラウンドゴルフをしていた高齢者たちに語りかけた。一人一人と握手。「頑張ってよ」と声をかけられると、にこやかに手を振った。だが記者に選挙情勢を問われると「これまでにない厳しい戦いだ」と硬い表情に変わった。
 安城市は07年の前回は無投票だった。今回も昨秋まで自民、民主の現職2人の優位は揺るがないとみられていた。しかし昨秋、安城市が地盤の大村秀章衆院議員(当時)が今年2月の知事選に名乗りを上げ、情勢は一変した。
 「知事選で対立候補を推した人には対抗馬を立てる」。大村氏は安城市内の事務所に衆院13区内の自民系の県議・市議を集め、支援を迫った。だが大見氏は「政党人として筋を通す」として、自民県連が擁立した候補の応援に回った。
 これに対して大村知事は「対抗馬を立てる」との言葉通り、高校時代の同級生で前安城市議の石川孝文氏を、自らが率いる地域政党・日本一愛知の会から擁立した。
 「知事の政策を実現するために、県議会で知事をしっかり支えたい」。3日午前、安城市内で、石川氏は花見客らに訴えた。傍らに立つ大村知事は「右腕として県政を支えてほしい」と石川氏への期待を語った。
 石川氏は知事との親密さを前面に押し出す。自民系会派の市議は大見氏側と石川氏側で分裂状態になっている。
 もう一人の現職、仲敬助氏は、トヨタ系部品メーカー・アイシン精機の労組出身。1日の出陣式で「額に汗して働き、税金を納める人たちのために尽くすことが地方議員の使命だ」と訴えた。全トヨタ労連出身の直嶋正行・元経済産業相も応援に駆け付けた。
 気がかりなのは民主党への逆風だ。選挙カーやのぼりには政党名を入れない。民主色を消し、自転車街宣などで無党派層の支持拡大を図る。
 情勢を混とんとさせているもう一つの要因は無所属新人、都築光哉氏の存在だ。元アイシン精機社員で07年まで市議を務めた。民主系会派に所属していたが、地域に浸透し、保守層にも一定の影響力を持つという。都築氏は「他の3候補にはいずれも組織がついているが、政党に不信感を持つ層を取り込めば勝機は十分ある」と手応えを示す。【安間教雄、加藤潔】
………………………………………………………………………………………………………
 ■安城市の立候補者(届け出順)
都築光哉 64 無所属 新
大見正  52 自民  現(2)
仲敬助  62 民主  現(2)
石川孝文 51 愛知  新

4月5日朝刊

2410チバQ:2011/04/09(土) 01:02:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000085-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/3 岡崎市 /愛知
毎日新聞 4月6日(水)11時38分配信

 ◇風に困惑と警戒 愛知・自民交錯 民主は引き締め
 桜が咲きそろう岡崎市の岡崎公園を3日、大村秀章知事を先頭に「日本一愛知の会」のシンボルカラーの真っ赤なジャンパーを着た約20人が練り歩いた。大村知事がマイクを握り「子どものころ、岡崎城の夜桜を楽しみにしていた。元気な岡崎を作ろう」と話すと、花見客が「頑張って」と手を振った。大村知事の隣で、同会公認の新人、園山康男氏が「知事と一緒に愛知を変える」と訴えた。
 園山陣営は、自民新人、中根義高氏の選挙ポスターに戸惑う。2月の知事選の時から大村知事を応援してきた園山氏はポスターに本人だけの写真を載せた。これに対し、自民公認で同会推薦の中根氏は大村知事と肩を組むツーショット写真を使った。
 園山陣営幹部は「知らない人が見ると誤解する。道義的にどうなのか」と不快感を隠さない。一方、中根氏は「愛知の会の推薦を受けた。今回の選挙を象徴する写真を使った」と説明する。
 中根氏は、2期8年務めた父の引退を受け、1月に立候補を表明した。告示前の決起集会には大村知事と自民党県連の寺西学会長がそろって駆け付け、「中根さんを押し上げてほしい」と呼び掛けた。
 大村知事の人気に、自民のベテラン現職2人と民主候補は警戒感を抱く。
 議長経験者の自民の内田康宏氏は1日夜の個人演説会で「知事選以降、特殊な風が吹いている。後援会の力を信じて戦い抜く。投開票日の10日は市内で家康行列があるので期日前投票に行ってほしい」と求め「初日からこんなお願いをするほど厳しい」と付け加えた。
 自民の青山秋男氏は1日の第一声で「議会にはチェックする役割が必要で、何でも賛成、何でも反対では議会の存在はない。大変な強風が吹いているが、シャットアウトして目的を果たさせてほしい」と声を張り上げた。
 民主は、前回トップ当選の現職が引退し、全トヨタ労連顧問の西久保長史氏が後継に立った。2人擁立も模索したが、2月のトリプル選で大敗し、断念した。
 1人に絞られたが、陣営は引き締めに躍起だ。全トヨタ労連の東正元会長は1日、応援演説で「新人でゼロからのスタート」と強調した。西久保氏は「ものづくりを通して元気な愛知を取り戻したい」と訴える。
 自主投票となった公明票の行方が注目される。【中村宰和】
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 ■岡崎市の立候補者
 (届け出順)定数4−5
青山秋男  64 自民 現(5)
園山康男  46 愛知 新
中根義高  38 自民 新
内田康宏  58 自民 現(6)
西久保長史 56 民主 新

4月6日朝刊

2411チバQ:2011/04/09(土) 01:02:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000064-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/4 一宮市 /愛知
毎日新聞 4月7日(木)11時16分配信

 ◇自民4氏が混戦 民主、共倒れ警戒 定数は5、現職6人
 「尾西市でただ一人の県議としてやってきた。厳しい戦いだが力を貸してほしい」。告示日の1日、自民現職の長坂康正氏は一宮市内で開いた出陣式で言葉に力を込めた。
 長坂氏の地盤は05年に一宮市と合併した旧尾西市。6期目を目指すが「旧一宮市の地域では新人みたいなもの」と言う。
 4年前の前回、選挙区は「一宮市・葉栗郡」(定数5)と旧尾西市をエリアとする「尾西市」(定数1)に分かれていた。今回は合区されたが定数は5。県内選挙区で最多の立候補者10人が争う。
 自民は長坂氏、栗田宏氏、岩村進次氏のベテランと若手の吉田真人氏の現職4人が激しいつばぜり合いを繰り広げている。
 「私の右腕として県議会に不可欠な人材だ」。2日午後、一宮市内でマイクを握った大村秀章知事は岩村氏を持ち上げた。岩村氏も「大村知事と手を取り合って県民税10%減税などを実現する。自民党を改革し、市民の声を議会に届ける」と応じた。
 前回最下位当選の岩村氏は自民4人の中で唯一、大村知事の地域政党「日本一愛知の会」の推薦を得た。陣営幹部は「知事の知名度は抜群」と無党派層への浸透に期待する。
 民主は現職の高橋正子氏を公認し、無所属新人の竹内裕二氏を推薦した。2議席確保が目標だが、民主党への逆風は厳しい。県連幹部は「2人で票を掘り起こせればいいが、共倒れの危険性もある」と気を引き締める。
 前回トップ当選の高橋氏は「女性の視点」を強調するとともに「政党票でなく個人票」(陣営幹部)に期待する。竹内氏は当初、民主公認で立候補する方針だったが、幅広く支持を得ようと無所属に切り替えた。
 「台風の目」となっているのが減税日本新人の田中彰一氏だ。1日午後、一宮駅での街頭演説には河村たかし名古屋市長が駆け付け「私や大村知事の力になって税金を一円でも安くする政治をしてもらう」とアピールした。自民現職の一人は「河村市長の人気がどの程度あるのか予測がつかない」と警戒する。
 公明現職の木藤俊郎氏は愛知の会推薦を取り付け、大村知事との連携を強調。みんな新人の青木雅之氏は議会改革を訴える。共産新人の板倉正文氏も議席獲得に向けて精力的な運動を展開している。【渡辺隆文】
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 ■一宮市の立候補者(届け出順)定数5−10
青木雅之 42 みんな 新
吉田真人 46 自民  現(2)
長坂康正 54 自民  現(5)
板倉正文 53 共産  新
木藤俊郎 54 公明  現(2)
高橋正子 52 民主  現(2)
竹内裕二 42 無所属 新
岩村進次 56 自民  現(5)
栗田宏  77 自民  現(6)
田中彰一 31 減税  新

4月7日朝刊

2412チバQ:2011/04/09(土) 01:03:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000064-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/5止 豊橋市 /愛知
毎日新聞 4月8日(金)11時4分配信

 ◇定数5、現新元9氏が激戦 愛知の会新人を警戒
 日本一愛知の会の山本正樹氏の出馬が波紋を広げ、東日本大震災が微妙な影を落とす。豊橋市は定数5を9人が争う。民主、自民、公明、共産、みんなの党も公認候補を擁立し、前回トップ当選の元職が無所属で参戦、屈指の激戦区だ。
 山本正樹氏の陣営関係者は「胸を借りるつもりで戦う。ブームに乗って風が吹いていると言われるが、それだけで終わらないよう地道な努力をしている」と語る。実績は豊橋市議1期。知名度では現職に一歩譲るが、他陣営は「どれだけ取るのか」と警戒する。
 山本正樹氏は自民党前衆院議員の秘書も務めた。現職の鈴木孝昌氏、新人の丹羽洋章氏を立てた自民党にも脅威となる。鈴木陣営は「うちはうちの戦いをするだけ」(選対幹部)。9人の中で最も若い丹羽氏は「地域政党ですか? わかりません。何とか早く抜け出さなければと思っていますが」と懸命だ。
 小久保三夫氏は前回、自民公認でトップ当選した。豊橋市長選に出馬して落選し、無所属で返り咲きを狙う。自民票の奪い合いに拍車をかけそうだ。小久保氏の陣営は「自民はもともと3議席あった。順位はともかく勝算はある」と読む。
 安定した戦いをしてきた公明の渡会克明氏だが「組織票の高齢化が目立っている」(後援会関係者)と引き締めに努める。
 知事選で公明県本部は大村秀章知事を支持。渡会氏は大村氏率いる日本一愛知の会の推薦を受けたが、その愛知の会の山本正樹氏の選挙事務所が目と鼻の先。陣営は「(立候補は)まさかと思っていたよ」と複雑だ。
 民主に危機感が漂う。「こんなに読めない選挙は過去になかった」。7選をめざす民主の柏熊光代氏は戸惑いの表情を浮かべる。前回、3度目の挑戦で初当選した浅井由崇氏の陣営関係者も「知事選、名古屋市議選の結果を見ての通り。大変厳しい」と話す。
 大震災を意識した活動も目立つ。みんなの党の山本嘉和氏や浅井氏は自動車でなく、自転車を使っての活動が中心だ。山本嘉和氏は昨年暮れに豊橋市職員を辞し行財政改革などを訴えて議席を狙う。市議5期を務めた共産党の伊達勲氏は大震災を教訓に中部電力浜岡原発(静岡県)の停止などを掲げた。豊橋は県内で最も同原発に近い。陣営は「手応えあり」と12年ぶりの議席奪還に闘志を燃やす。
 「3・11で世界がすっかり変わったような気がする」。震災で票の流れが変わると見る候補者もいる。【沢田均】=おわり
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 ■豊橋市の立候補者
 (届け出順)定数5−9
小久保三夫 69 無所属 元(4)
丹羽洋章  42 自民  新
柏熊光代  61 民主  現(6)
山本正樹  52 愛知  新
山本嘉和  55 みんな 新
鈴木孝昌  66 自民  現(3)
伊達勲   64 共産  新
渡会克明  58 公明  現(3)
浅井由崇  49 民主  現(1)

4月8日朝刊

2413チバQ:2011/04/09(土) 01:04:29
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=35645&categoryid=1
元職健在、新人が元気


 ◆ 県議選 豊橋市区 =上= ◆

 県議選豊橋市選挙区は、定数5に対し、9人の候補が立って、激戦を展開中。現職4人、新人4人、元職1人。民主党2人、自民党2人、公明党、日本共産党、みんなの党、日本一愛知の会、無所属各1人。いずれ劣らぬ強者ぞろいで、一歩も引かぬ構えだ。現職有利がささやかれる中、新人が大健闘。肉薄した戦いを繰り広げており、元職も個人演説会などで多くの人を集め、健在ぶりをアピールしている。

 【小久保三夫候補】「実績と経験の即戦力」をアピールし、返り咲きを狙う小久保陣営。自粛ムードが広がる中、選挙カーからの連呼は控え、街頭からの演説や個人演説会に重点をおいて支持を求める。持論の「水と港と人づくり」に加え、「県庁内に危機管理部門の設置を」と震災対策を訴える。4年前の選挙と様相は一変。「今度の選挙は難しい。8日の決起大会にどれくらい人が集まるか」と、陣営は後半の追い込みにかけている。

 【にわひろあき候補】オレンジカラー。9人の候補者中、42歳と最も若い。「若さで変えよう」と訴える。街宣車とともに街頭に立って「元気な街、住みよい街」。夜は個人演説会。産業や経済の活性化で三河港の機能強化や道路整備、地震防災対策の強化、行財政改革の推進で道州制、地方分権の推進、職員定数・給与や議員定数・報酬の見直しなどを取り上げ、「一緒に立ち上がろう」。

 【かしわぐま光代候補】今回、赤い「勝負服」は着用せず、7期目に挑む柏熊氏。「隅々まで回るのは使命。豊橋市は広く、車でないと難しい」と選挙カーの使用について理解を求める。だが、ウグイス嬢を使わず、自身の声で訴えることにこだわった。可能な限り本人がマイクを握る。街頭ではまず、「『第2次あいち地震対策アクションプラン』を再検証し、即実行しなければならない」と震災対策から訴えている。(山崎祐一、石川正司)

2414チバQ:2011/04/09(土) 01:05:09
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=35655&categoryid=1
横一線がバラケ出す


 ◆ 県議選 豊橋市区 =中= ◆

 県議選豊橋市選挙区は、9人の候補が5つのイスを争う戦い。序盤で横一線の戦いも中盤戦に入り、徐々にバラケ出した。先行する現職を含む3候補はすでに当確。残る2つのイスを3人、あるいは4人で争っている。そういった言われ方とともに、「なんとか5番目に食い込めそうだ」といった声が陣営から漏れるようになった。後半戦に突入し、エンジン全開だ。各陣営とも7日から決起集会を開いて気勢を上げ、追い込みに入る。投票率が気になり出した。

 【山本まさき候補】大村新党・日本一愛知の会公認。真っ赤なジャンパーを着て、自転車で市内を練り歩く。街宣活動に徹している。告示1カ月前に出馬を決断したこともあり、しっかりした後援会組織もなく、準備時間も少なかった。

 大村知事を助け、東三河県庁実現に全力を尽くす。自民党時代の仲間が応援に駆けつけるなど、徐々に勢いも出始めた。

 7日夕の決起集会に大村知事が顔を見せ、支援を訴える。一気に上昇気流をつかみ、圏内入りをめざす。

 【山本よしかず候補】トライアスロンで鍛えた脚力を生かし、自転車に乗って市内全域を駈け回る。豊橋市議会議長を務めた父・栄之亟氏の支持者が多い地元・二川地区では、徒歩で回り浸透を図る。公認を受けたみんなの党は「しがらみのない政治」を訴え、組織や団体に頼らない選挙運動を展開。訴えるのは行財政改革。「議員報酬30%削減など、自ら身を削る。県職員にも総人件費20%削減を求める」。豊橋市役所勤務時代、中越沖地震などに派遣された経験と実績を強調。「危機管理のプロ」をアピールする。

 【鈴木たかまさ候補】自民党豊橋市支部長で、党公認の現職。2年前に奥さんを亡くした今回、危ぶむ声も聞かれたが、逆に後援会が締まった。

 これまでと同じような組織選挙を展開しているが、幹部の役割と責任を明確にしたことで、業務効率がアップした。陣営に勢いが出た。鈴木候補はスケジュール通り街宣、企業回り、個人演説会とこなし、手ごたえも。

 個人演説会にも多くの支持者が集うようになり、防災都市はじめ医療、福祉の充実などを訴える。4選を目指す。

http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=35662&categoryid=1
全力疾走の9陣営


◆ 県議選 豊橋市区 =下= ◆

 県議選豊橋市選挙区は、定数5に9候補が立ち、乱戦状態でスタートした。マラソンのように当初団子状態だったが、先頭集団の3陣営が抜け出して引っ張り、そのあとに1陣営がぴたりとつけた。残る2陣営が5位争い。3陣営も十分射程距離にあり、背中をはっきり捉えている。逆転できる範囲内だ。「当確ライン」の4陣営もうかうかしておれない。全力疾走する9候補・陣営。残る2日間の戦いは熾(し)烈を極める戦いになる。大村知事が7日に東三河入りしたことで、変化も予想される。

 【だて勲候補】豊橋選挙区で日本共産党の議席を失って12年。悲願の議席奪回に挑む。豊橋市議5期20年の実績と、市議会での発言58000回をアピール。組織以外にも支持を広げようと懸命の選挙戦。

 街頭演説では、福祉の充実とともに、原発政策に時間を割く。「豊橋から70キロしか離れていない浜岡原発の即時停止。原発依存を脱却して、自然エネルギーへの転換を」との訴えに、うなずく支持者も多い。

 【わたらい克明候補】公明党公認の現職で連続4選を目指す。知事選では、党県連として大村知事に推薦を出し、150万票という大勝に結びついた。真っ赤なシンボルカラーが印象的。街宣と企業回りを中心に運動を展開。

 7日昼、豊橋駅頭で坂口元厚相の応援を得て街宣。東日本大震災を取り上げ、「防災の渡会」をアピール。多くの支持者を前に、大村知事与党として知事を支え、東三河県庁などの公約推進を訴えた。

 【浅井よしたか候補】東日本大震災での燃料不足に配慮し、「街宣車を使わない」と明言。街宣活動には自転車だけを使い、走行距離は1日30キロ以上。大村知事の東三河マニフェストを応援する姿勢を示し「西高東低打破は超党派で取り組む」と訴える。

 県議会での発言回数第2位と、4年間で開いた350回以上のミニ対話集会をアピール、2回目の当選を狙う。民主党への逆風に組織も引き締まり、個人演説会では手応えを感じている。(山崎祐一、石川正司)

2415チバQ:2011/04/09(土) 01:05:58
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/touitsu/touitsu110403_1.htm
県議選ルポ 名東区 「減税」エースを刺客に
自民「反大村」前面 民主は埋没に危機感


候補者の応援に駆けつけて、マイクを握る大村知事(右)(1日、名古屋市名東区で)=加藤学撮影 首長新党と既成政党の全面対決となっている愛知県議選。名古屋市の名東区選挙区は民主、自民の現職に減税日本の新人が絡む三つどもえの構図で、舌戦も日々、激しさを増している。

 「減税は間違いだ。減税分を医療や介護、災害対策に」。筒井は2日、選挙カーに乗り込むと早速、マイクを握り、知事の大村秀章が実現を目指す県民税10%減税を真っ向から批判した。

 9期のベテランで、「地域政党の候補がどれだけ地元を見ているというのか。自分はずっと地元とつながってきた」と自負。それだけに、自民党県連の方針に反して知事選に出馬、市長の河村たかしと手を組んだ大村が「裏切り者」に映る。

 県議会2月定例会の一般質問でも、「河村さんがヒトラーなら、あなたはムソリーニ」と攻撃。これに対し、大村が翌日の記者会見で、「総力を挙げて議席を奪う」と宣戦布告したことで、対立が決定的になった。

 筒井は告示日の出陣式でも、一般質問の様子を収めたビデオを放映するなど、反大村を前面に出し、「イエスマンだけでは、議会のチェック機能が果たせない。私のような議員も必要だ」と意気込む。

△  △

 大村が「ミスター減税日本」と呼ぶ三宅は、「最重点区」(大村)に送り込まれたエース級の“刺客”だ。

 河村の衆院議員時代から選挙戦の陣営を取り仕切り、市議会のリコール(解散請求)運動では請求代表者に名も連ねた。選挙カーからは、「河村たかし、大村知事、三宅功」と、候補よりも先に市長、知事を紹介するテープが流れる。

 3月の出直し市議選で、名東区では激戦の末に減税日本の3候補のうち、2人が初当選。陣営は「次はトップ当選だ」と鼻息も荒い。

 1日の告示日には、街頭演説に大村が応援に駆けつけ、夜には河村が事務所で「絶対に勝ってちょう」とハッパをかけた。だが、過去2回、市議選で落選した三宅は「『絶対に勝つ』と言われた時も負けた。『二度あることは三度』とも言う」と、不安を口にする。

 減税を最大公約に掲げ、自転車街宣など徹底した河村流で議席を狙う三宅は2日も、不安を打ち消すようにペダルをこぎ続けていた。

△  △

 筒井VS大村の激突という様相の中、埋没への危機感を募らせる富田は2日、ひときわ人目を引くラガーシャツと半ズボン、ハイソックス姿でショッピング街に立った。高校時代はラグビー部で、「県の防災計画を見直して万全を期す。震災が起きた今こそ、一人はみんなのため、みんなは一人のための精神で、新しい国のかたちを作っていきたい」と力を込めた。

 ただ、追い風に乗って「民主党公認」を強調し、トップ当選した前回とは一転、マイクで支持を訴えるスタッフから、「民主」の言葉は聞かれなかった。

 事務所には菅政権を批判する電話やメールも相次ぐ。「原発事故で一体何をしているのか」「子ども手当を震災の復興に回せ」。告示前から謝罪に奔走し、かつてない劣勢に歯を食いしばる富田だが、一方では、減税日本の勢いにかげりも感じ始めている。

 「震災で減税を掲げにくい空気がある。戦い方次第では、十分に勝機があるはずだ」

(敬称略)



 統一地方選前半戦の県議選は、地域の政策課題などをめぐる論戦に加え、首長新党の消長や、次期衆院選に向けた基盤固めと位置づける既成政党の戦いぶりも注目される。選挙戦の焦点を象徴する愛知、岐阜、三重県議選の注目区で、候補者たちの動きを追う。


〈メモ〉
 首長新党VS既成政党

 大村知事は、県民税減税や「中京都」構想などの公約実現には「県議会(定数103)で多くの同志が必要だ」として、自身の地域政党「日本一愛知の会」と、河村市長の「減税日本」の統一候補計43人を公認。他党の推薦候補などと合わせて過半数確保を狙う。一方、民主の公認は45人、自民は56人、公明は6人。共産は候補を4人に絞って議席回復を、みんなの党も2人を立てて初の議席獲得を目指している。



(2011年4月3日 読売新聞)

2416チバQ:2011/04/09(土) 01:06:24
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/touitsu/touitsu110404_1.htm
県議選ルポ 可児市 「看板」では勝てない
民・自ともに分裂 無党派層争奪 激しく


祭り会場で出くわし、火花を散らす候補者たち(3日、岐阜県御嵩町で)=市来哲郎撮影 既成政党の屋台骨が揺らいでいる。公認争いが起き、民主、自民がともに事実上の分裂選挙に突入した岐阜県の可児市選挙区では、再選を目指す両党現職と、民主系新人の3人による激しいつばぜり合いが続く。

 民主公認の村上と、同党を離党した佐伯の選挙事務所は、名鉄西可児駅前でわずか数十メートルしか離れておらず、告示日には両陣営の訴えが周辺に反響した。

 「防災に強いまちづくりには、国会議員と一緒になって国に働きかけることが大切だ」。村上は出陣式で、駆けつけた同党国会議員を意識しながらこう言って、国とのパイプ役をアピール。

 村上の第一声が聞こえてきた佐伯陣営ではマイクのボリュームを一段と上げ、「民主だからとか、自民だからと言って投票するのはやめよう」と、佐伯が負けじと声を張り上げていた。

 労働組合が強い可児市選挙区で、民主県連は当初、議席独占を狙って強気に2人の擁立を検討し、佐伯も準備を進めていた。しかし、支持率低迷や、昨年の参院選で現職、新人の2人を擁立して現職が落選したことで情勢が一変。県連は昨年末、村上に一本化したが、反発した佐伯は2月、離党して無所属での出馬を表明し、分裂が決定的になった。

 こうした事態に村上は、公認の強みを生かして地盤を固めたい考えで、3日も各労組や企業を積極的に回った。しかし、陣営幹部は「民主の看板だけでは勝てないし、労組だけを固めてもダメ。上積みが必要だ」と危機感を募らせている。

 佐伯は議員の政務調査費、定数の削減を最大公約に掲げて、地域をこまめに回る作戦。「本人」と書いたのぼりをつけた自転車で走る戦法は名古屋市長と同じで、「愛知のトリプル選を見て、県民の要望を本当に実現できる政治が必要だと思った」と訴える。

△  △

 一方、自民も候補者調整が迷走し、分裂含みの選挙戦だ。

 「昨年には豪雨災害もあった。安全・安心なまちづくりの仕事をさせてほしい」。市中心部で開いた出陣式で、小原がこう力強く訴えると、ずらりと集まった参院議員や商工会議所会頭ら地域の“顔”たちも盛んに拍手を送った。

 しかし、自民も昨年10月の市長選で市議会最大会派が分裂し、小原が選対幹部を務めた候補者が落選したしこりが残ったまま。党支部内では小原の責任論がくすぶり、反発する市議の一人が告示直前まで出馬の構えを見せたほか、一部の自民系市議は出陣式に現れず、亀裂の深さをうかがわせている。

 「ざんげを繰り返し、もう一度やり直す」。市議会の可児慶志議長は出陣式で小原に代わって頭を下げ、陣営幹部も「マイナスのスタート。関係者に謝って回り、保守層を固めるしかない」と険しい表情を見せる。

△  △

 可児市は1970年代から愛知県のベッドタウン化が進み、就業人口の4分の1以上は名古屋市などで働く。その愛知では首長新党と既成政党が激しくぶつかり、無党派層の動向もつかみにくくなっている。

 選挙区にある御嵩町の願興寺で3日、年1回の祭りが開かれ、大勢の参拝客に顔を売るため、境内を歩いていた村上と小原が出くわした。直後には佐伯も姿を現し、無党派層の票を見込んで激しく火花を散らしたが、会場にいた40歳代の会社員男性は、「コップの中の争いに興味はない。地元の声にきちんと耳を傾けて、実行してくれる人に1票を投じたい」と話していた。

(敬称略)


〈メモ〉
 揺らぐ既成政党

 政権与党の民主は、菅内閣の支持率低迷や党内対立などの影響で人材が確保できず、公認は572人にとどまった。また、党の公認・推薦を辞退するケースも続出。愛知では5人が辞退し、地域政党の「日本一愛知の会」や「減税日本」に3人がくら替えした。岐阜でも推薦予定だった新人が減税日本からの出馬を表明し、推薦が取り消された。一方、自民も地域政党へのくら替えなどが影響し、前回の1375人(岩手、宮城、福島県除く)より少ない1243人となった。



(2011年4月4日 読売新聞)

2417チバQ:2011/04/09(土) 01:06:50
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/touitsu/touitsu110405_1.htm
県議選ルポ 春日井市 衆院補選との共闘 混沌
民主消沈 自民は加速 首長新党 相乗効果狙う


手を取り合って、互いの支持を訴える愛知県議選候補者(左)と衆院愛知6区補選の立候補予定者(4日夜、愛知県春日井市で)=稲垣政則撮影 4議席を現職、新人の計7人が激しく競り合う愛知県の春日井市選挙区は、12日告示される衆院愛知6区補選の大票田で、補選の立候補予定者とタッグを組む動きも目立ち始めた。県議選告示後、自民は連携をさらに強化、名古屋市長・河村たかしの「減税日本」も補選の擁立候補を決めた。一方、民主は補選の候補擁立に難渋しており、国政の動向も絡み、県議選の情勢も混沌(こんとん)としている。

 「出馬を決意してから、情勢は厳しくなる一方だった」。愛知6区補選の民主候補擁立が絶望的と伝えられた4日、春日井市内で同市議ら支持者約60人が集まった個人演説会で、あいさつに立った日比の表情は、いつになく険しかった。

 民主党は、2月の名古屋市長選に前衆院議員・石田芳弘が出馬したことで、6区の候補者となる総支部長が不在のまま。知事選、同市長選に惨敗した余波もあり、目前に迫った補選の候補者選びは難航し、県連代表の牧義夫も「事実上、断念せざるを得ない」と苦悶(くもん)の表情を浮かべる。

 春日井市議で6区総支部幹事長の梶田晃男は、「補選で候補を出せなければ、石田の持っていた票が散ってしまい、悲惨な状況になる」と焦りを隠さない。日比も「知名度はなく、候補7人の中で最も苦しい立場だ」と危機感をあらわにし、総支部長の“穴”を同党市議3人がフル回転でサポートする厳しい戦いを強いられている。

△  △

 「県議選の後は、丹羽さんの選挙が始まります」。3選を目指す自民の神戸は4日夜、市内で開いた個人演説会で、6区補選に出馬する自民の元衆院議員・丹羽秀樹(38)を紹介し、出席者に支援を求めた。丹羽はこの夜、神戸の個人演説会を慌ただしくハシゴして回った。

 丹羽は、前回衆院選で落選した後も、支持者回りや街頭活動を続けてきた。先月10日の出馬表明後は活動をさらに加速させて、神戸・伊藤との二人三脚で、「責任ある政治を目指す」と支持者固めに奔走している。

 「政権交代」を掲げた民主に押され、失った6区の議席。自民党県連幹部は「何としても取り戻す」と意気込み、党本部もテコ入れに懸命だ。県議選告示日には、党総務会長の小池百合子が駆けつけ、今後も副総裁の大島理森、幹事長の石原伸晃ら党幹部の来援が予定されている。

△  △

 柳沢で悲願の議席回復を狙う共産も、6区補選に新人の河江明美(45)を擁立。市内で行う街頭活動や個人演説会でそろって支持を訴えるなど、票の掘り起こしに懸命になっている。

 一方、今回の県議選で躍進を目指し、それを足がかりに国政での勢力拡大をもくろむ首長新党の動きも活発になってきた。

 「日本一愛知の会」会長で知事の大村秀章は4日夕、同会推薦の市川、共闘する減税が公認する水野、前田を相次いで応援し、「3人当選」に向けて気勢を上げた。

 1選挙区で減税が2人を公認するのは春日井市だけで、他陣営は「補選で議席を取るため、県議選との相乗効果を狙っている」と警戒。戦いは後半に向けてますますヒートアップしてきた。

2418チバQ:2011/04/09(土) 01:07:14
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/touitsu/touitsu110406_1.htm
県議選ルポ 鳥羽市 活性化策浸透に苦心
漁業・観光震災が影 有権者「選挙どころでは…」


漁業者らに観光振興策などを訴える立候補者(鳥羽市・安楽島公民館で)  国難とも言われる震災下での県議選は、いよいよ後半戦に入った。だが、震災の影響を引きずる三重県の鳥羽市選挙区では、新人2人が観光産業の不振など、地域課題の克服に向けて、どう訴えを浸透させるかに苦心している。

 「かつては、ここも観光客であふれていたのに……」。JR鳥羽駅前の商店街で、飲食店経営の女性が、週末も人通りがまばらな状況を嘆いた。

 鳥羽市は国際観光文化都市を掲げるが、レジャーの多様化などから観光産業が低迷。昨年の市内の観光客数は約454万人で、ピーク時(1991年)の約3分の2に落ち込んでいる。その上、高齢化が進み、昨年4月には過疎地域に指定された。

 同市選挙区では、民主党が推薦する予定だった現職が体調を崩して引退(先月27日死亡)。一騎打ちとなった尾崎、中村はともに市議を3期務め、「不況や過疎化などから、市内では閉塞感すら漂う。何とかしたい」と口をそろえる。

△  △

 2人の訴えの中心は、観光を通じた地域の生き残り策だ。尾崎は、同市相差町が女性の願いを一つだけかなえるとされる地元の社(やしろ)を整備し、多くの観光客を集めた例をあげて、「自然や文化など地域が持っている“資源”を活用すれば、観光での再生が可能だ」と主張。

 中村も個人演説会などを精力的にこなし、「産業の垣根を越えて、農業とホテルを結びつけた体験型観光など新たな観光を創造し、活力が持続するまちをつくる」と訴えてきた。

 しかし、震災の影響が地元産業を直撃した。約1・8メートルの津波が到達した同市では、県内最大のカキ養殖地・浦村地区などで養殖いかだ約2000基が流失し、漁業被害は約20億円に上った。市内のホテルなどでも先月28日まで計約1万5000人のキャンセルが出て、旅館経営者からは「震災で観光ムードではないのはわかるけど、このままではやっていけない」と悲鳴が上がっている。

△  △

 「防災についてはどう考えているの?」。告示直前、後援者から電話を受けた中村は急きょ、災害に強い地域づくりも訴えの中に盛り込み、5日も個人演説会で、子供たちと一緒に取り組んだ防災マップづくりの実績などを強調した。尾崎は街頭活動で選挙カーの音量を下げ、短めにするなど被災者に配慮。この日は選挙区内の離島に渡り、「地域のことは、まず地域でしっかり考え、助け合おう」と住民の意識改革も呼びかけた。

 ただ、津波で散乱したいかだの回収に追われる漁業者からは、「復旧作業がいつまでかかるのかわからない。選挙どころじゃない」と、街頭での演説を遠慮するよう求められるケースもあり、両陣営幹部は「訴えがどれだけ伝わっているのか分からない。このままでは投票率も心配だ」と危機感を募らせる。

 今回の県議選では、防災対策に関心が集まりがちだが、各地域の課題解決に向けた提案、議論は欠かせない。児玉克哉・三重大教授はこう指摘する。「議員は、首長の提案に賛否を表明するだけでなく、自ら地域の展望を描き、その実現に向けて住民と行政を動かすコーディネーターの役割がある。それを活動を通じて住民に伝える努力が必要だし、住民側は自分の街を自分たちで作るという意識で、候補者を選んでほしい」

 (敬称略、おわり)
 「県議選ルポ」は三戸慶太、磯野大悟、上村香代、中村和男、福島利之が担当しました。

2419チバQ:2011/04/09(土) 01:07:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000084-mailo-l23
地方政闘:東海3県の統一選/上 震災の影響 /愛知
毎日新聞 4月6日(水)11時38分配信

 10日投開票の統一地方選・前半戦。東海3県では三重県知事選に加え、愛知、岐阜、三重の県議選で激しい戦いが繰り広げられている。首長政党が勢力を伸ばすのか。既成政党はどう対抗するのか。東日本大震災の影響は。各地の現場から報告する。
 ◇「減税より復興支援」の声も−−愛知
 ◇連呼まで「自粛ムード」−−岐阜
 ◇「防災対策」の差別化困難−−三重
 「震災復興で増税するなんてとんでもない」。3日夕、名古屋市内の地下鉄駅前。河村たかし名古屋市長は自身が率いる地域政党「減税日本」の愛知県議選候補の応援で声を張り上げた。被災した東日本を支えるためにも名古屋が元気でなければならない。そのための景気浮揚策として県民税、市民税のダブル減税をする。復興財源確保のための増税などもってのほか−−との論法だ。
 しかし震災で雰囲気は変わりつつある。3月中旬、名古屋市内の減税日本の県議候補陣営が開いた選挙対策会議では「減税より被災地支援が先ではないか」との声が出た。別の同党候補の運動員は「市議選の時は減税日本の候補が自転車街宣をすると窓から手を振る市民がたくさんいたが、今は違う。熱気が冷めつつある」と言う。
     ◇
 震災は選挙運動のスタイルにも影響を与えている。
 岐阜県では3月末、民主と自民、公明の県組織が「被災者の感情に配慮する」として、県議選で選挙カーの運行時間を最大4時間短縮し、候補者名の連呼を自粛することを申し合わせた。
 ベテラン現職は告示日の1日、第一声を上げた後、街頭に出る予定をとりやめ、支持者へのあいさつ回りに切り替えた。
 自粛ムードに頭を悩ませるのは、現職に比べて知名度の低い新人候補だ。ある無所属新人は「この状況で選挙運動をすることを市民がどう感じるのか分からない。仕方がない」とあきらめ顔だ。
 連呼自粛といっても基準ははっきりしない。「名前を2回繰り返したらもう駄目なのか」と疑問をもらす現職も。実際、岐阜市内では、申し合わせをした政党の公認候補の選挙カーが、候補者名を2度繰り返しながら走っていた。
     ◇
 「『負けるな』か。おれも負けへんで」。3月末、津駅前。三重県知事選候補の鈴木英敬氏(36)=自民、みんなの党推薦=は、路上に広げられた白いシートに震災被災者へのメッセージを書く子供を見て言った。
 鈴木氏はこの日早朝、県南部・志摩市の近鉄賢島駅を出発し、北部の桑名駅まで約20の駅で降りて街頭演説をしながら被災者への義援金を呼び掛けた。
 今回の震災では、三重県でも津波で養殖いかだが流されるなどの被害があった。想定される東南海地震などへの対策が一層切実になった。
 他の知事候補の松田直久氏(56)=民主推薦=や岡野恵美氏(58)=共産推薦=も集会などで募金活動をしながら防災対策の重要性を訴える。だが他候補との差別化を図るのは難しい。
 原発問題について、岡野氏は「中部電力の浜岡原発の即時運転停止と原発増設構想の破棄」を強調する。他の2候補は演説で積極的に取り上げることはないが、県内での原発立地について鈴木氏は「議論の余地がない」、松田氏も「(住民同意などを盛り込んだ県の)4原則3条件に基づき、合意を得ることは難しい」との姿勢。争点化することはなさそうだ。

4月6日朝刊

2420チバQ:2011/04/09(土) 01:08:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000063-mailo-l23
地方政闘:東海3県の統一選/中 首長が党首 /愛知
毎日新聞 4月7日(木)11時16分配信

 ◇河村・名古屋市長効果で人だかり−−岐阜
 ◇元選対責任者「当選の手段」−−三重
 ◇「自民捨てず」新たな票も−−愛知
 「減税は名古屋、愛知ときて、次は岐阜にも広げて、日本中に広げる。たのむよー」。5日昼、地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長の声が岐阜市内に響いた。
 民主推薦から減税日本公認にくら替えして岐阜県議選に立候補した新人の応援が目的。河村市長を見ようと人だかりができた。新人は「1人で演説していても人は足を止めてくれない。河村さんが来てくれるのは大きい」と満足そうだ。
 新人は「どえりゃあ応援してくださーい」という録音された河村市長の声を流しながら選挙カーを走らせる。街頭演説では「県民税を10%減税します」と、減税日本のカラーを前面に出す。
 ただ、岐阜県の財政は厳しく、昨年は国の許可がないと借金ができない起債許可団体に転落した。新人は、減税日本へのくら替えを発表した3月末の記者会見で「この状況下で、どう減税するのか」と問われ「これから考えます」と答えるのが精いっぱいだった。
    ◇
 三重県議選唯一の減税日本公認候補は伊賀市選挙区の元職。中井洽・民主党衆院議員の元秘書で、県議会議長を経験した重鎮だ。
 前回は無所属で立候補し落選した。減税日本に公認申請したのは「掲げる政策が共通しているから」という。
 元職は「伊賀から減税のうねりが起きるという有権者の期待を感じる」と話す。運動の中心は街頭活動。選挙カーで終日市内を回り、1日30カ所以上で街頭演説をこなす。「政党に関係なく、幅広く支持を得たい」。組織に頼らないやり方は、愛知で旋風を起こした減税日本のスタイルと重なる。
 かつての支援者は冷ややかだ。元職の選対責任者を務めていた今高一三さん(80)は、減税日本公認を得たことを「当選するための手段だろう」とみる。中井議員は「減税とか勝手に言っていればいい」と突き放した。
    ◇
 愛知県議選・半田市選挙区(定数2)。民主現職、自民新人と争う「日本一愛知の会」の公認候補は、自民に所属していた元職だ。
 4期目の途中で県議を辞め、市長選に出て落選。今回立候補した自民新人は自分の後継者になるはずだった。
 昨秋、当時衆院議員だった大村秀章氏から「知事選に立候補するつもりだ。私が作る地域政党から立候補してくれないか」と電話を受け、応じたという。
 元職は「自民を捨てたわけではない」と旧来の支持者の流出阻止に努める。一方で首長政党の看板を掲げ、新たな層の票も期待する。
 自民新人は周囲に「後釜になったと思っていたが、スタートを切ってみたら後ろから迫ってきたのは前任者だった」とこぼしているという。
    ◇
 減税日本は事実上の初陣だった3月の名古屋市議選で最大勢力の座を勝ち取った。統一選で首長政党はどこまで支持を広げられるか。自民党岐阜県連幹部は「ここは名古屋ではない。保守支持層の厚い岐阜では票は集まらない」とみる。一方、民主党の同県連幹部は警戒する。「河村さんが岐阜に来たことで雰囲気がどう変わるのか。全く未知の選挙だ」

4月7日朝刊

2421チバQ:2011/04/09(土) 01:08:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000063-mailo-l23
地方政闘:東海3県の統一選/下 民主党離れ /愛知
毎日新聞 4月8日(金)11時4分配信

 ◇岡田幹事長の威光届かず−−三重
 ◇公認返上「問題にならず」−−愛知
 ◇擁立不調、無投票が続出−−岐阜
 県議選が告示された1日。岐阜県では約3分の2の選挙区で、その日のうちに戦いが終わった。
 海津市選挙区(定数1)では、自民現職の森正弘氏(63)が2期連続の無投票当選を決め、花束を手に笑顔を見せた。しかし当初は海津市議の藤田敏彦氏(59)が民主推薦で立候補して選挙戦になるはずだった。
 1月、藤田氏は立候補取りやめを決断した。「保守の強い地盤で、勝てる体制が作れなかった」と説明するが「支援者から『中央がごたごたしているのに勝てるのか』と言われた」とも。党の求心力低下が判断に影響した。
 民主党県連は全27選挙区で候補を立てようとしたが、擁立作業は難航。結局、公認・推薦は前回より2人多いだけの10人にとどまった。
 このため今回の無投票は過去最多の17選挙区に達した。民主党県連幹部は「党の足腰の弱さが出た。有権者に選択の機会を提供できなかった」と悔やむ。
    ◇
 幹事長のおひざ元でも民主党への逆風はやまない。
 「三重県政の改革を白紙に戻してしまうのか、前に進めるのかが問われている選挙だ」。1日夜、四日市市で開かれた知事選候補者の個人演説会。東日本大震災の対応に追われる中、地元入りした民主党の岡田克也幹事長は、党推薦候補の応援に熱弁をふるった。だが聴衆からの拍手はまばら。陣営関係者がつぶやいた。「岡田さんに来てもらったのに全然盛り上がらんな」
 この候補は告示直前に民主党の推薦を得たが、陣営内には当初「推薦を受けない方がいいのでは」との意見もあったという。
 県議選にも影響は及ぶ。県議会(定数51)の民主系会派は議長を出しても採決時に過半数となる27人の候補者擁立を目指したが、24人にとどまった。会派幹部は「出馬要請に応じてもらえないケースがあった」と話す。
    ◇
 「厳しい質問はどうですか。鈴木克昌(民主党衆院議員)さんをなぜ裏切った、とかでもお答えしますよ」
 2日夜、愛知県蒲郡市での演説会。民主党公認を返上して「日本一愛知の会」の公認を受けた新人候補は、座布団に座った有権者11人に問い掛けた。だが民主公認の返上を問題視する声は出なかった。
 この候補は民主系無所属市議として活動し、昨年10月に県議選での民主党公認が決まった。だが今年2月の知事選が転機になった。
 同じ民主系会派から「今の民主党には改革は期待できない」として、民主推薦候補でなく、大村秀章氏の支援に回る市議が相次いだ。「こんな状態では自分も勝てない」と公認返上の意思を固めた。愛知の会を率いる大村氏から誘いを受けたのは、知事選などで民主が完敗したトリプル投票の翌日だったという。
 「ぶれた」と批判をぶつけられることはほとんどない。むしろ「政権交代当時の民主党に期待していた人は私に投票してくれるのでは」との思いが強い。
    ◆
 岡大介、田中功一、丸山進、宮島寛、福泉亮が担当しました。

4月8日朝刊

2422チバQ:2011/04/09(土) 01:09:43
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011040702000193.html
[愛知]落選すぐ再挑戦に賛否 県議選へ市議選5候補
2011年4月7日

◆有権者「県議会に新風を」「役割違う 何か変」
 10日の投開票まで最終盤を迎えた統一地方選前半戦。愛知県議選では、3月の出直し名古屋市議選で落選した新人5人が声をからす。「改革の必要性は市議会も県議会も同じ」「名古屋と県を一体化する中京都構想の促進」と訴えるが、わずか1カ月足らずでの再挑戦に、対立候補は「節操がない」「有権者の理解が得られるのか」と冷ややかだ。

 「風を利用して議員になりたいだけ、と思われる不安は正直あった」。名古屋市北区選挙区(定数3)に立候補した減税日本の男性は話す。

 地域政党への追い風を受け同区で市議選に臨んだが次点で涙をのんだ。落ち込む間もなく投開票の翌3月14日、党代表の河村たかし市長から県議選への出馬を打診され、立候補を決めた。

 有権者の受け止めはさまざまだ。6日、大型スーパー前で行われた街宣を聞いたパート女性(68)は「こだわりはない。市長、知事の改革で県議会にも新しい風を」と期待。無職女性(72)は「市議と県議は役割も違うから何となく変ですよね」と戸惑う。

 迎え撃つ民主、自民の両現職と公明新人の3人は、告示直前の市議選出馬で知名度を上げた点を警戒。「市議選で有権者の信任を得ていないのに、直後の県議選に出るとは節操がない」と批判のトーンを上げる。

 減税の平野一夫広報室長は「市長公約をかみ砕いて理解している人はそうたくさんはいない。新人候補ばかりの中、選挙経験をプラス評価した」と即戦力ぶりを強調する。

 市議選で落選した再挑戦組5人はいずれも名古屋市内の選挙区。減税から北区のほか、千種、西、南各区で計4人が立候補した。千種区の候補は市議選は名東区で、心機一転して戦いの場を変えた。再挑戦組の残る1人は天白区から出馬の無所属新人。

2423チバQ:2011/04/09(土) 10:14:11
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110409/CK2011040902000106.html
地域政党、勢いに注目 県議選、知事与党の過半数獲得が焦点
2011年4月9日


 175人が立候補した県議選(定数103)は10日の投開票に向け、最終盤の戦いが繰り広げられている。57選挙区のうち、無投票当選は7選挙区の12人。残る50選挙区の91議席を163人が争っている。

 河村たかし名古屋市長の減税日本、大村秀章知事の日本一愛知の会の参戦で、前回までの自民、民主対決の様相は一変した。2月の知事選、名古屋市長選を経て、3月の出直し名古屋市議選で躍進した両地域政党が何議席を奪うのかが焦点だ。

 日本一愛知の会は24人、減税日本は19人を擁立した。さらに愛知の会は自民21人、公明6人、民主1人、無所属1人の計29人を推薦。公認、推薦を合わせると72人に上る。この勢力で過半数(52議席)を確保すれば、選挙後の知事与党形成につながり、減税や中京都の実現を掲げる大村知事の県政運営を後押しすることになる。

 自民は現有議席と同じ56人を公認し、第1党の維持を目指す。ただ、愛知の会や減税日本の推薦を受けた候補を除く「純粋自民」は35人にとどまる。純粋組と、知事に近い推薦組の当落次第で党内勢力図の書き換えもある。

 本来、対抗するはずの民主は公認45人にとどまり、単独では過半数に届かない。地域政党の勢いにのまれ、現有35議席を守るのは厳しい情勢だ。現有7議席の公明党は公認6人全員の当選が目標。自民の19人、愛知の会の11人、減税日本の1人を推薦している。共産党は4人、みんなの党は2人を立て、議席獲得を目指している。

 期日前投票は大半の投票所で9日午後8時まで。

 (統一地方選取材班)

2424チバQ:2011/04/09(土) 10:14:56
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201104080078.html
県議選、共産や女性候補の当落焦点
2011年4月9日

 県議選の焦点は、前回選挙で同議会の議席を失った共産や、4人が立候補している女性候補の当落だ。

 全国の都道府県議会で共産の議席がないのは福井も含め、群馬、愛知、熊本の4県だけだ。共産は、福井市区と敦賀市区に2人の公認候補を立てた。特に、定数12に15人が立候補した福井市区で、元職の当選に全力を挙げる。

 女性候補は、無所属新顔2人が福井市区に、無所属新顔の各1人が坂井市区と越前市・今立郡・南条郡区に立候補している。福井県は現在、全国の都道府県議会で唯一、女性県議がいないことで知られる。

 民主と自民の2大政党対決は丹生郡区(定数1)が激戦の様相を呈している。民主公認の現職と自民の推薦候補の争いだったが、町長が支援する民主候補に対し自民は6日、推薦候補を急きょ公認に格上げし、選挙資金面でも全面的にバックアップしている。

 福島第一原発を背景に、原子力政策の転換を訴える候補の得票にも注目が集まっている。「原発依存からの脱却」を、共産候補や福井市区に立つ一部の民主の現職候補が主張し、越前市・今立郡・南条郡の無所属新顔の候補は「反原発」を訴えている。

 県議選で無投票の選挙区は大野市(定数2)、あわら市(同1)、吉田郡(同1)の3区だった。

2425チバQ:2011/04/09(土) 11:45:39
>>2379-2380
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000025-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/3 柏崎刈羽 原発問題、論戦に /新潟
毎日新聞 4月8日(金)10時35分配信

 ◇反対派が出馬、安全性どう担保
 東京電力柏崎刈羽原発が立地する柏崎市刈羽郡選挙区(定数2)は当初、自民現職の2人以外に立候補の動きがなく無投票とみられていたが、反原発派の新人が告示当日に名乗りを上げ、一転、原発の安全性を問う論戦が繰り広げられる注目区となった。
 「原発への不安、怒りを私が代弁します」。無所属新人の武本和幸氏は選挙戦2日目の夕方、初めて選挙カーに乗り、原発を望む柏崎市荒浜地区で第一声を上げた。
 告示前夜、柏崎市議らに「東電に物申す県議が必要」と担ぎ出され、急きょ、立候補を決めた。燃料漏えいが明らかになりながら応急処置にとどめ運転を続けている同原発7号機を早期に停止し、他号機も順次、再点検するよう訴え、県原子力防災計画の見直しも公約に掲げている。
 武本氏は、住民や労組でつくる「原発反対地元3団体」が結成された74年からのメンバー。18歳から続けてきた反原発運動の経験をアピールし、福島第1原発事故で高まる住民の不信感の「受け皿」となるのを目指す。
    ◇
 「原発の問題をここにきて語ることになるとは」。9選を目指す自民現職の三富佳一氏は4日、柏崎市内で行われた個人演説会で、戸惑いを隠さなかった。
 原発推進派を自任する三富氏だが、この日は「『安全』というから信頼してきたのに裏切られた」と国と東電への怒りをあらわにした。両者に安全対策を強化するよう求めたことを強調し「地元が納得しない対策の中身なら、原子炉を止めてでもやり直せと言います」と踏み込んだ。
 かつて唱えていた柏崎刈羽原発の2基増設は震災以降、封印。選挙用はがきでも「原発災害は絶対に起こさせません」と強調している。
 同じく推進の立場だった自民現職の東山英機氏も急浮上した原発問題に、演説の多くを割かざるを得ない状況だ。4日の個人演説会では「安全第一を前提に推進してきた。安心できないものは運転できない」と枯れたのどを震わせ、語気を強めた。
 8選を目指す東山氏は、泉田裕彦知事らが既に国に要請している原発の安全基準見直しを支持。取材には「県や国の審議の中で方向性は出てくる」と専門家による議論の動向を見守る意向を示す。停止中の同原発2〜4号機については「県技術委員会などの専門家が判断する」としている。
 現職の陣営は「推進の立場なので厳しい」(三富陣営)、「福島の事故で、どんな風が吹くか読めない」(東山陣営)と戦々恐々とする一方、「原発だけでは政治はできない」とベテランの経験をアピールして攻勢をかけ、選挙戦は激しさを増している。【岡田英】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
東山英機 66 自現(7)
三富佳一 72 自現(8)
武本和幸 61 無新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略

4月8日朝刊

2426チバQ:2011/04/09(土) 11:46:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000063-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/4止 上越、定数5に9人出馬 /新潟
毎日新聞 4月9日(土)11時18分配信

 ◇新人4人挑戦、身内同士もしのぎ
 定数5に対し9人が立候補し、混戦模様の上越市選挙区。自民は現職3人と推薦の新人1人の計4人を、民主は現職1人と推薦の新人1人の計2人を擁立し、身内同士でもしのぎを削る。
 告示翌日の夜、旧柿崎町長で自民現職の楡井辰雄氏が開いたミニ集会。名指しを避けながらも「この選挙で、私と利害を不一致にした……」とライバル候補について言及した。旧安塚町長の無所属新人で、自民から推薦を受けている矢野学氏を意識したとも取れる発言。2人はともに、05年1月の上越市と周辺町村の合併に向けて、首長として汗を流した同志。楡井氏は前回07年の県議選で県議に、矢野氏は市議に転じたが、今回はともに自民系の旧郡部出身候補として票を奪い合う。
 新人は4人で、このうち3人は市議からの転身組。矢野氏のほか、無所属で民主推薦の滝沢一成氏、みんなの党の近藤彰治氏。元市議以外では、共産党上越地区委員長の伊藤誠氏が立候補している。
    ◇
 なぜ、同選挙区に新人が多数出馬したのか。ある市議は背景として、同選挙区では現職でも当選回数の少ない中堅・若手が多く、「新人が『勝てるチャンスがある』と思ったからでは」と分析する。7人が争った前回07年の県議選では、1万9724票でトップ当選した自民の小林林一氏から、4位だった自民の市村孝一氏までわずか1430票差。5議席目には社民の小山芳元氏がすべり込んだが、抜きんでた存在がいないことを印象づけた。
 各陣営は「今回はますます分からない」「水面下で激しい票のはがし合いがあり、最後まで順位が読めない」と口をそろえる。前回3位で初当選した民主の梅谷守氏の陣営も「民主にとっては逆風の選挙」と危機感を抱く。
 しかし候補者たちが激しい集票合戦を繰り広げる一方、有権者は冷めているという。ある陣営の関係者は「顔ぶれに新鮮味がなく、東日本大震災による自粛ムードも拍車をかけている」と指摘する。前回の同市選挙区の投票率は59・56%(県全体では61・12%)だったが、多くの陣営が「今回は下がる」とみる。
 14年度開業予定の北陸新幹線(長野−金沢間)の上越駅(仮称)への全列車停車問題や、JRから経営分離される並行在来線(信越、北陸線)の経営問題、景気・雇用対策など地元には課題が山積する。ただ、賛否を問うような対立軸にはなりにくいため、具体案を交わす論戦にはなっていない。【長谷川隆】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数5)
滝沢一成 54 無新
矢野学  70 無新
市村孝一 49 自現(1)
小林林一 66 自現(2)
伊藤誠  36 共新
楡井辰雄 59 自現(1)
小山芳元 63 社現(4)
梅谷守  37 民現(1)
近藤彰治 60 み新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ数字は当選回数、敬称略

4月9日朝刊

2427チバQ:2011/04/09(土) 11:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000210-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/1 富山市第1/中新川郡 /富山
毎日新聞 4月5日(火)15時11分配信

 県議選(10日投開票)は県内全13選挙区中、9選挙区で立候補者が定数を上回り、46人(現職24人、新人22人)が舌戦を繰り広げている。各選挙区の戦いの構図と情勢を追った。【岩嶋悟】
 ◇引退と新人擁立、顔ぶれ変化
 ◆富山市第1
 前回選と同じく、定数11に対し12人が立候補。しかし相次ぐ現職の引退と多数の新人候補の擁立で顔ぶれは大きく変化し、現職7人(民主1、自民4、共産1、社民1)、新人5人(民主1、自民2、公明1、社民1)が議席を争う。
 自民は第1選挙区での過半数維持を目指し、前回と同数の6人を擁立。このうち新人2人はいずれも30代で、若い有権者へのアピールを狙う。議席増を狙う民主は現職と新人の計2人を擁立。県連には共倒れの懸念もあったが、新人は村井宗明衆院議員の後援会関係者が支援することですみわけを図る。
 社民も議席増を目指し、現職と新人各1人を擁立した。公明は元市議の新人を、共産は現職を擁立。それぞれ現有議席確保を狙う。
 同選挙区から立候補していた県JA富山中央会長の江西甚昇氏が今期限りで引退。各陣営は農業関係票の行方にも注目する。
 ◇保守分裂、12年ぶり選挙戦
 ◆中新川郡
 12年ぶりの選挙戦。これまでは自民が立山町と上市町出身の候補を擁立し、2議席維持を図ってきた。だが今回は、自民が立山町を地盤とする現職と、元上市町議の新人を擁立したのに加え、09年に自民を離党した現職が無所属で立候補。特に地盤が重なる自民新人と無所属現職が、激しい選挙戦を展開している。
 自民の現職は地元・立山町のほか舟橋村への浸透も図る。一方、自民新人は上市町議の支援に加え、党支部の組織票を固める。離党した現職は地元を中心に支持を呼びかけるなど、議席の確保を目指している。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇富山市第1(定数11−12)
又市秀治 39 議員秘書    社新
奥野詠子 30 [元]民放記者 自新
杉本正  62 県副議長    自現
笠井和広 49 飲食店経営   民新
坂野裕一 47 党県幹事長   民現
五十嵐務 59 党県役員    自現
田尻繁  59 党県役員    社現
中川忠昭 61 会社役員    自現
火爪弘子 55 党県副委長   共現
吉田豊史 41 会社役員    自現
吉田勉  60 党県幹事長   公新
田畑裕明 38 会社員     自新
 ◇中新川郡(定数2−3)
高平公嗣 64 会社役員  自現
松谷英真 53 住職    自新
酒井真次 63 町消防団長 無現

4月5日朝刊

2428チバQ:2011/04/09(土) 11:50:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000270-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/2 富山市第2/滑川市 /富山
毎日新聞 4月6日(水)15時29分配信

 ◇現職3人と2新人争う構図に
 ◆富山市第2
 前回選は、民主、社民などの推薦を受けた無所属候補が議席を奪い、自民の3議席独占を阻止した。今回は現職3人と新人2人が議席を争う構図となっている。
 自民は今回も3人を擁立。旧八尾町、旧大沢野町の地域からはそれぞれ現職が、旧婦中町地域からは新人が立候補。3人は自らの地盤を固めつつ、他の地域にも支持拡大を図っている。
 無所属の現職は、今回も民主、社民からの推薦を得たほか、国民新党も推薦。地元の旧婦中町から立候補している自民新人に対抗し、4年間の実績を強調。自民による議席独占阻止を狙う。
 無所属新人は元自民系市議。同じ旧大沢野町を地盤とする自民現職が立候補したため、党の公認を得られなかった。そのため、選挙区全体で無党派層などへの浸透を図る。
 ◇16年ぶり選挙戦、3新人挑む
 ◆滑川市
 16年ぶりの選挙戦は、定数1に対し4人(現職1人、新人3人)が立候補した。告示前から自民現職と無所属新人2人が三つどもえの前哨戦を展開。告示当日、さらに無所属新人1人が出馬表明し、激戦に割り込む形となった。
 自民現職は、過去2回の選挙は無投票当選だったため、事実上今回が初の選挙戦。2期の実績をアピールして浸透を図る。
 無所属新人のうち1人は元自民系市議。昨年の滑川市長選で選対本部長を務めたことから、今回は上田昌孝市長の支援を得た。
 別の無所属新人は、09年の衆院選で富山2区から出馬。民主、社民、国民新党から推薦を受け、農業関係者を中心に支持拡大を狙う。
 告示日に立候補表明した無所属新人は追い上げに力を入れる。【岩嶋悟】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇富山市第2(定数3−5)
場家茂夫 57 農業    無現
藤井裕久 49 会社役員  自新
宮本光明 52 会社役員  自現
浅生幸子 57 富山大講師 無新
坂田光文 75 党県幹事長 自現
 ◇滑川市(定数1−4)
砂原誠一 65 農業   無新
沢谷清  59 会社員  無新
神田真邦 46 会社役員 自現
藤井宗一 62 団体役員 無新

4月6日朝刊

2429チバQ:2011/04/09(土) 11:51:36
1155 :チバQ:2011/04/09(土) 11:50:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000295-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/3 高岡市/砺波市 /富山
毎日新聞 4月7日(木)16時27分配信

 ◇現職6人と3新人、議席確保に懸命
 ◆高岡市
 定数7に対し、9人(現職6人、新人3人)が立候補。自民は1議席増を目指す一方、民主、社民、共産は議席確保に懸命だ。
 自民は現職5人に加え、新人1人を擁立し、6議席の獲得を狙う。新人は伏木地区出身の元市議。過去の県議選では同地区から自民候補は出馬しておらず、長く「草刈り場」にされてきた。6人とも出身地区の地盤を固めながら支持の拡大を狙う。しかし、候補者が増えたことによる票の食い合いを懸念する声もある。
 民主は現職1人を擁立し、現有1議席の確保を目指す。しかし、民主党政権に対する風当たりも強く、関係者は「厳しい選挙戦になる」と危機感を強める。社民は、引退する現職に代わり、自治労役員出身の新人を擁立し、議席の確保を目指す。共産は52年ぶりの議席獲得に向け、支持拡大を狙う。
 ◇2議席に3人、24年ぶり選挙戦
 ◆砺波市
 現職1人と新人2人が立候補し、2議席を争う。これまで5回連続無投票で自民が議席を独占してきたが、党勢拡大を狙う民主が候補者を擁立。24年ぶりの選挙戦となった。
 自民は、7選を目指す現職と元市議の新人の2人を擁立。現職は、市内各地で集会を開き実績をアピールして有権者への浸透を図る。新人は、県議から転身した上田信雅市長の後継候補として、市内各地で支持を訴えている。
 民主の新人は、今年2月に公認候補として唯一、社民から推薦を得た。社民市議や社民党支部と協力して各地を回り、議席獲得を狙う。【岩嶋悟】
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 ◇高岡市(定数7−9)
渡辺守人  57 会社社長  自現
横田安弘  68 会社顧問  自現
井村昭彦  68 会社役員  自現
井加田まり 59 党支部役員 社新
矢後肇   51 会社役員  自現
原田清美  62 党市委員  共新
向栄一朗  58 会社役員  自新
山本徹   41 会社社長  自現
山上正隆  56 党県役員  民現
 ◇砺波市(定数2−3)
米原蕃   67 会社社長   自現
瘧師富士夫 51 会社役員   自新
木場和夫  61 [元]会社員 民新

4月7日朝刊

2430チバQ:2011/04/09(土) 11:52:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000188-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/4止 射水市/南砺市/小矢部市 /富山
毎日新聞 4月8日(金)13時1分配信

 ◇現職1人と4新人、激戦区に挑む
 ◆射水市
 定数3に対し、現職1人、新人4人が立候補する激戦区。旧新湊市を地盤とする候補が多く、他の地域への浸透が鍵となる。
 旧新湊市からは3人(民主1、自民1、社民1)が立候補。民主新人は、地元のほか旧射水郡地域にも支持拡大を図り、議席獲得を目指す。自民現職は6期の実績をアピールして地元を中心に地盤を固め、議席の維持を狙う。社民新人は他候補より出馬表明が遅れたが、今期で引退する父親の地盤を固め、市内全域への支持拡大を図る。
 旧小杉町が地盤の無所属新人は、地元を中心に支持を固め、無党派層への浸透を狙う。同じく同町を地盤とする共産新人は、前回選の雪辱を期し、市内全域で支持を訴える。
 ◇定数2に3人、保守分裂の選挙
 ◆南砺市
 定数2に対し、自民現職2人と無所属新人1人が立候補。前回選と同じく、自民候補と無所属候補による保守分裂の選挙となっている。
 5選を目指す自民現職は、実績をアピールし、市内全域で支持拡大を図る。別の自民現職は、前回選は無所属で立候補したが、今回は自民の公認を得た。地元の旧福光町地域のほか、市内各地区を細かく回る。
 無所属新人の元市議は、地元の旧城端町を中心に支持固めを進める。父親の前参院議員とつながりの深い綿貫民輔氏(国民新党最高顧問)の支持者の取り込みも狙う。
 ◇無所属現職と新人、一騎打ちの戦い
 ◆小矢部市
 定数1に対し2人(現職1、新人1)が立候補。いずれも無所属だが、現職は自民党が推薦、新人はみんなの党が推薦し、政党同士が競い合う選挙戦となっている。
 現職は一時、「みんな」から推薦を得ることも模索したが、今回は自民推薦で立候補。同市出身の山田俊男参院議員(自民)との連携をアピールするなど、党組織を生かし支持拡大を狙う。新人は元市議。今年1月に「みんな」の推薦を得た。同党の影響力を確保したい同市出身の柴田巧参院議員(みんな)が支援し、議席獲得を狙う。【岩嶋悟】=おわり
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 ◇射水市(定数3−5)
四方正治 66 会社役員   自現
海老克昌 30 [元]会社員 民新
永森直人 36 [元]県職員 無新
湊谷茂  46 団体職員   社新
坂本洋史 40 党地区委員  共新
 ◇南砺市(定数2−3)
武田慎一 45 団体役員  自現
山辺美嗣 59 団体役員  自現
河合常晴 46 呉服店役員 無新
 ◇小矢部市(定数1−2)
筱岡貞郎 56 会社役員 無現
中田正樹 46 会社顧問 無新

4月8日朝刊

2431チバQ:2011/04/09(土) 11:52:28
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104060001
新顔増、住み分け崩壊
2011年04月06日


候補者の分布地図

 県議選の構図1 富山市第1


 県議会に議席を持つすべての党の候補がそろう富山市第1。現職3人が引退し、定数11に現職7人と新顔5人の計12人が立つ。現職の平均年齢54・8歳に対し、新顔の多くは30〜40代。結果次第では、大幅な世代交代が進む。


 県議会最大会派の自民は、前回2007年の県議選で獲得した6議席の維持を目指す。「次の衆院選で自民党候補の当選につなげるためにも、一人のとりこぼしもいけない」(富山市議)と発破をかける。


 現職は4人。北部地区の杉本正氏は、旧富山市議時代もあわせた36年間の議員生活や県議会副議長の経験をアピールする。同じく北部の五十嵐務氏は街頭で、医療問題に取り組んだ実績などを演説。東部の中川忠昭氏は「人口減少時代におけるまちづくり」などをテーマにする。


 やや立ち位置が異なるのは、現職で最年少の吉田豊史氏。「県議会に一石を投じたい」と「変革への挑戦」をキーワードにし、党の新会派設立も辞さない構えを見せる。


 新顔は2人が立つ。奥野詠子氏は引退する仲外喜雄氏(73)の後継の位置づけ。知名度の低さを埋めるため顔を売る戦術をとり、市議らがバックアップする。田畑裕明氏は市議からの転身を図る。県議から富山市長になった森雅志氏以来、呉羽地区で約10年ぶりの同党県議の座を狙う。ともに30代で「新しい自民党」を打ち出す。


 前回議席を一つ失った社民は現職と新顔を1人ずつ立てた。支援労組を振り分け、議席回復を図る。現職の田尻繁氏は東日本大震災での事故をふまえて「脱原発」を訴え、3人の候補者が立つ激戦区の呉羽で存在をアピールする。新顔の又市秀治氏は地元回りを徹底。個人演説会では「通院や買い物に困っている人のため循環バスを走らせたい」と語る。


 地方での党勢拡大が課題の民主も現職と新顔を擁立し、現有の1議席からの議席増を狙う。県連幹事長として、政権交代後の取り組みの実績を訴えるのは現職の坂野裕一氏。支援労組をまとめつつ、同じ地元から立つ又市氏と票を奪い合う。新顔の笠井和広氏は奥野氏と同じ南部地区から出る。街なかの生活弱者の問題を訴え、同級生や村井宗明衆院議員の後援会などの支援を受ける。


 公明は島田一氏(70)の引退にともない、前市議の吉田勉氏を擁立。即戦力をアピールし、議会改革を訴える。


 共産は現職の火爪弘子氏が3選を目指す。東日本大震災にからめ、訴えの多くを防災や原発対策に費やしている。


 新顔候補の大幅増と出身地区の偏りで、地区ごとの住み分けは大きく崩れた。各陣営とも地元を越えた集票作戦を展開し、これまで安定とみられていた現職陣営も「厳しい局面」と危機感を募らせる。




 県議選の投開票まで1週間をきった。明確な争点が見えにくい中で、新顔や無所属候補の多さが選挙の形を変えている。各選挙区の最終盤の状況を紹介する。

2432チバQ:2011/04/09(土) 11:52:56
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104070001
県議選の構図 2
2011年04月07日

保守・非自民 混戦模様


■富山第2


 有権者が最も多い旧婦中町から2人、2番目に多い旧大沢野町から2人、3番目に多い旧八尾町から1人が立った。各候補が地元での戦いと、地元外での戦いを繰り広げ、混戦模様だ。


 旧婦中町が地元の藤井裕久氏は前回2007年の県議選で約500票差で敗れた自民候補の後継的立場で、議席奪還を掲げる。陣営幹部は「婦中で2議席という声もあるが、いつか決着をつける必要がある」と、地元対決にこだわる。


 対する場家茂夫氏は、今回も唯一の非自民勢力の受け皿として再選を期す。「前回は政権交代の序曲だった」と、追い風だったことを認める。「今回は地域の中の戦い」とし、議会改革などを訴えて幅広い勢力の支持を求めている。


 旧大沢野町が地元の坂田光文氏は、自民県連幹事長として最大会派の中核を担ってきた。災害対策などインフラ整備の必要性を訴え、「私の集大成の選挙だ」として、5期20年の実績を強調する。


 その「長期支配」を批判して坂田氏の足下から立候補した浅生幸子氏は、「女性や若い人の声が届く議会にし、痛みの分かる政治をやっていく」と、唯一の女性候補であることを前面に出す。


 前回の県議選と09年の富山市議選で互いに支援し合った経緯もあり、大沢野を含めた旧上新川郡内で支持層が入り乱れている。


 旧八尾町の宮本光明氏は議員提出条例のまとめ役などで発揮した政策通を強調する。関心事は地元の投票率。地域にライバルがなく前回はトップだった。だが他陣営の侵入は避けられず、地元の支持の厚さが勝敗を決すると算段する。



■滑川市


 滑川市は、ともに自民党籍を持つ現職の神田真邦氏と、前市議の沢谷清氏による保守同士の争いや、社民など非自民勢力の支援を受けた藤井宗一氏ら4人の戦いになった。


 神田氏は若さと実績をアピール。昨年の市長選では、党滑川市連支部長として前市長の陣営をまとめた。共に陣営を担った自民市議らが支持、宮腰光寛衆院議員も応援に入るなど国政とのパイプも強調する。


 沢谷氏は、上田昌孝市長の選対幹部として市長選で勝利した勢いに乗り、初当選を狙う。上田市長が陣営の顧問となり、市政との連携を掲げる。自身や市長らの支持層のほか、自民支持層の切り崩しも図る。


 2009年の衆院選富山2区に立候補した藤井氏は今回も連合富山が陣営の中心を担い、民主、社民、国民新の協力態勢で臨む。地元農協出身の経歴を生かし、農家など従来の自民支持層への支持拡大も狙う。


 砂原誠一氏は、議員報酬を削減し、東日本大震災の復興支援に充てることなどを公約に掲げる。



■中新川郡


 中新川郡は保守系3人による12年ぶりの選挙戦。


 「安全・安心なとやま」の推進を掲げる現職の高平公嗣氏は東日本大震災を受け、防災対策に訴えの力点を置くようにした。「上流の砂防工事など普段は見えない対策が非常に大事だ」。地元の立山町以外での支持拡大に努め、陣営は上位当選を狙う。


 残る2人は上市町が地元だ。現職の酒井真次氏は、選挙ポスターに「議会改革」をうたう。具体的には、議員報酬の削減や通年議会の開催といった項目を挙げる。自転車を使って路地裏まで回る戦いを展開している。


 新顔の松谷英真氏は、農村の過疎化や耕作放棄地の広がりを政治課題と考え、「町に暮らす一人ひとりの課題を県に言っていくのが自分の役割」と訴える。パイプ役の必要性を強調し、初当選を目指している。

2433チバQ:2011/04/09(土) 11:53:22
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104080001
県議選の構図 3
2011年04月08日

党派・地域 競り合い


■砺波


 砺波市は24年ぶりの選挙戦。長らく議席を独占してきた自民が2議席維持を目指す中、民主新顔が風穴を開けようと挑戦している。


 唯一の現職が米原蕃氏。6期の実績があり、地元経済界にも通じている。自民党県議会長としてトップ当選へ向け、組織力を発揮する。世代交代を望む声にも「まだ、それは先の話だ」と強気だ。


 もう1人の自民公認は、新顔の瘧師富士夫氏。県議を6期務めた上田信雅市長の後継だが、米原氏と自民同士で激しく競り合い、危機感は強い。「旧上田派」の掘り起こしを図りつつ、若さを強調して支持拡大を狙う。


 2人に対するのは、民主新顔の木場和夫氏。「ずっと選挙戦がないのはおかしい」と党の公募から立候補した。地元出身ではないが、連合富山の推薦を受け、前市長の安念鉄夫氏が陣営の顧問を務める。「保守王国」に閉塞(へい・そく)感を感じる有権者の受け皿となり、団地などに住む若年層への支持を広げられるかが鍵となる。



■南砺


 南砺市は、自民系の候補による三つどもえの戦い。それぞれが別の旧町村を地元とするため、「地域間競争」とも言われている。


 最も人口の多い福光地区からは、現職の武田慎一氏。前回の県議選では無所属ながらトップ当選し、今回は自民公認に。「行動力」を前面に出し、地元以外でも若者への支持を広げる。


 もう1人の現職、山辺美嗣氏は福野地区が地元。県議4期で、インターチェンジ開設などの実績を強調する。「地元は固めた。あとは打って出るのみ」と、候補のいない井波地区などへも積極的に足を延ばす。


 新顔の河合常晴氏は、立候補表明が遅れて無所属に。城端地区や五箇山など山間部を地盤とする。自民党の河合常則・元参院議員の長男で、地元の元首長らの支持を受ける。「地方にも日の当たる政策を」と、地元以外でも戸別訪問を重ねてきた。



■射水


 現職1人と、30〜40代の新顔4人が立候補した。合併前の新湊地区と旧射水郡区にそれぞれ複数の候補者が出て、激しく争う。


 新湊地区を地盤とするのは3人。四方正治氏は、県議会の議長職も務めた実績を強調。6日夕は友人の鳩山邦夫・元総務相が応援に駆けつけ、人脈の広さをみせた。対する海老克昌氏は同地区を自転車で回るなど若さと行動力を前面に押し出す。少子高齢化問題や県議の意識改革の必要性を訴える。湊谷茂氏は社民の現有議席の死守を目指す。5日の集会では、引退する父、道夫氏が出入り口で支持者を出迎え、後継をアピールした。


 県議から市長に転出した夏野元志氏が地盤とした旧射水郡区には2人。永森直人氏は、県職員の経験を踏まえて「自立した地方政治」を訴え、無所属の候補者として幅広い支持を狙う。坂本洋史氏は、前回に続いての立候補。昨夏から旧射水郡区をくまなく回ってきた。選対幹部は「4年前より手応えがある」と言う。

2434チバQ:2011/04/09(土) 11:55:16
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104090002
地盤固め、攻め激化
2011年04月09日

 県議選の構図 4完


 高岡


 自民の6人目で、新顔の向栄一朗氏が出た市北部の伏木と、社民現職の引退で空白が生じた新興住宅地野村の2地区で、有権者の票の行方が注目される。労組の支持を頼みとする民主山上正隆、社民井加田まり両氏は組合員の減少などで、1議席死守を目指す。


 地域別で見ると、旧福岡町の井村昭彦氏は、地元で前回並みの得票を維持して足元を固める作戦。南部の戸出・中田地区の矢後肇氏は地元商工団体や農村部の厚い支持基盤を固め、中心街に攻め入る。


 市中心部では、地元JR高岡駅周辺の反応が低調という渡辺守人氏が野村地区での支部組織や消防団体の支援を強化。野村地区は、観光団体を通じた市北部の地盤や地元校区の全戸訪問で支持拡大を狙う横田安弘、中心市街地西部の自治会推薦のほかスポーツ団体や青年会議所の若手支援が活発化する山本徹の自民各氏のほか、井加田、山上の計5氏が相争う。


 過去8年間、県議が不在だった伏木地区では、自治会推薦や港湾整備促進などの訴えで地盤固めする向氏が、前回までの支持者をつなぎとめようとする横田、渡辺両氏らと自民同士で競い合っている。


 連合などが支援する山上氏は、企業の合理化で前回より3千票減ったとされる分について、投票する人を決めていない層にも訴える。職員定数削減が響く自治労が主軸の井加田氏は、原発事故に絡んだエネルギー政策などで支持拡大を狙う。


 共産原田清美氏は長年の教員生活で培った教え子らの支援を拡大。全国の原発総点検や震災対策で学校耐震化の促進などを強調。党派を超えた女性有権者にアピールする。


 各陣営とも、前回までのような1万票以上の得票は難しいと見る。1人減の候補者数などからも、当落ラインが上がると見込んでいる。



 小矢部


 自民推薦の現職筱岡貞郎氏と、みんなの党推薦の新顔中田正樹氏の激戦が市を2分し、支持を訴える運動が終盤で過熱している。


 告示日、出陣式への出席を断られたとして筱岡事務所の対応を批判する桜井森夫市長のあいさつを、中田陣営が録音して個人演説会などで再生している。これに対し、公職者として不公正だと非難する筱岡陣営が、街頭で市長批判も展開している。


 当初は中立方針を示していた桜井市長の後援会幹部ら多数が中田支援に回ったことで、両陣営の感情的な対立がエスカレートしているようだ。


 支持者が両陣営に分かれるみんなの党参院議員の柴田巧氏は、後援会が昨年末にいったん県議選での中立を決定した。だが、党方針に基づく公募で中田氏の推薦が決まった後に筱岡氏の優勢が伝えられると、後援会の流れが中田氏支持へと変わった。


 柴田、中田、桜井の3人が握手する写真で国会と県政、市政の連携を訴える中田陣営に対し、筱岡陣営は県政与党の自民議員が「即戦力」と強調する文書を配布するなどして応じる。党参院議員の山田俊男氏も加勢し、選挙後のしこりを心配する声も聞かれる。

2435チバQ:2011/04/09(土) 11:55:51
http://www2.knb.ne.jp/news/20110408_27695.htm
県議選、富山市第1選挙区

 今月10日、投票が行われる富山県議会議員選挙の情勢と候補者の訴えをお伝えしているシリーズです。

 富山市第1選挙区です。

 富山第1選挙区は11の議席を12人で争う少数激戦です。

 地元や支援組織の票を固めつつ、引退した議員の地盤にも複数の候補が入り込み浸透を目論むなど、各陣営ともに最終盤に向けて票の上積みに懸命です。

 他の選挙区と同様東日本大震災を受けて派手なパフォーマンスなどを取り止め、従来型の街宣活動中心に切り替えた候補もいます。

 今回は、東日本大震災から間もない県議選となりました。

 各候補者に防災に対する考えを聞きました。

 社民党・新人の又市秀治候補は「県地域防災計画・原子力災害対策の見直し。中小企業の資金繰り対策の一層の拡充」

 自民党・新人の奥野詠子候補は「ハザードマップを見直し、住民に周知徹底するとともに、集団避難訓練の繰り返しの実施」

 自民党・現職の杉本正候補は「津波対策、防波堤の補強、避難場所の再検討、非常時の食料や水などの確保」

 民主党・新人の笠井和広候補は「防災意識の高まりを踏まえ災害発生後の初動体制の確立とインフラの再構築の早期着手」

 民主党・現職の坂野裕一候補は「地震、風水害、津波などを分離した危機管理。県民が一目で分かりやすい指針の作成」

 自民党・現職の五十嵐務候補は「防災計画の抜本的な見直しが必要。学校、地域、企業などでの対応マニュアルの周知」

 社民党・現職の田尻繁候補は「原子力防災計画の抜本的見直し。呉羽山断層帯の被害想定規模の再調査。脱原発の推進」

 自民党・現職の中川忠昭候補は「市町村が無くなった場合も想定した避難・救援体制の整備と強固な避難場所の確保」

 共産党・現職の火爪弘子候補は「県の防災計画を今回の震災規模の地震・津波と志賀原発の事故も想定したものに見直す」

 自民党・現職の吉田豊史候補は「今回の被災者・地域に対して今以上に力強い応援を行うこと」

 公明党・新人の吉田勉候補は「公共施設と住宅の耐震化を図る。津波から住民を守るための津波ハザードマップの作成」

 自民党・新人の田畑裕明候補は「学校の耐震補強など、非常時の避難場所となる施設の耐震率100%を目指すこと」としています。

2436チバQ:2011/04/09(土) 11:57:07
http://www2.knb.ne.jp/news/20110408_27696.htm
県議選、高岡市選挙区

 高岡市選挙区です。

 定数7に対し9人が立候補しました。

 高岡市選挙区では地元市議会議員の対立の影響が懸念される中、現職5人と新人1人の過去最も多い公認候補を立てた自民党が6人全員の当選を狙う一方、民主党の現職と社民党の新人が党の1議席の死守を、そして、共産党の新人が議席獲得を目指します。

 各候補に防災について聞きました。

 自民党・現職の渡辺候補は「海底の活断層調査を実施し津波対策等を見直す。更に自主防災組織の教育の強化を図る」

 自民党・現職の横田安弘候補は「原子力発電の安全性をどの様にして公報するか。防災システムやハザードマップの見直し」

 自民党・現職の井村昭彦候補は「地域コミュニティの連帯力と行政がしっかりと連携できる県独自の危機管理体制を確立」

 社民党・新人の井加田まり候補は「自治体単位で取り組める原発に頼らない自然エネルギーへの政策転換が急がれる」

 自民党・現職の矢後肇候補は「地域の助け合いの体制の強化とその活動を公的に強力に支援する制度の確立」

 共産党・新人の原田清美候補は「学校・公共施設・住宅などの耐震化を急ぐ。そのための助成制度の充実を図る」

 自民党・新人の向栄一朗候補は「津波注意報、津波警報、大津波警報に応じた津波ハザードマップの作成」

 自民党・現職の山本徹候補は「原子炉等規制法の見直しを国に働きかけ、北陸電力との安全協定を新たに締結すること」

 民主党・現職の山上正隆候補は「避難場所の再検討。防災無線網の整備と防災訓練。治水対策はダムの再点検と堤防のかさ上げ」としています。

2437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 19:41:15
>>2057
■鳳珠郡 1
旧柳田村同士の対決。
自民勢力は基本的に旧柳田村長の自民新人山口氏支持だが、
能登町の持木町長(旧能都町長)はここへ来て桜井氏支持に動く。
持木氏は、以前の選挙で桜井氏を支援した経緯がある。
順当なら山口氏か。

■七尾市 2
定数減で、3名の自民現職が無所属(党籍証明)出馬となった。

■羽咋市・羽咋郡南部 2
自民現職稲村氏、自民現職後継の岡部氏に民主推薦新人本吉氏が挑む。
本吉氏の祖父は自民党系県議を務め、定数減で落選した経緯がある。
順当なら稲村・岡部氏。

■河北郡 2
内灘町から自民現職米田氏、八十出町長支援の新人南氏が出馬。
津幡町から自民党籍証明新人焼田(やけだ)氏、民主推薦新人竹内氏が出馬。
順当なら、人口から考えて、焼田氏と内灘のどちらか?

■金沢市 16
激戦だが、党名で売れない民主の党勢で、若手が不利?
新谷氏、川氏にとって厳しい展開か。
今回から米澤氏以外は「民主党」での立候補。その影響はどうか。

■白山市 4
旧松任市の自民現職吉崎氏、自民党籍証明大口氏。
旧美川町の民主現職米光氏。
旧鶴来町の民主推薦新人池田氏(一川参院議員政策秘書)。
旧村部出身の自民現職山田氏。
池田氏が鶴来票を固められれば一角崩しも。

2438建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 22:32:55
おまいたち、三重県知事選挙で盛り上がろうぜ!!!

2439チバQ:2011/04/10(日) 23:18:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000038-maip-pol
統一地方選 静岡市長選 田辺氏が当選確実
毎日新聞 4月10日(日)23時10分配信

 静岡市長選は10日投開票され、自民党と連合静岡の推薦を受け組織戦を展開した元県議の田辺信宏氏(49)が幅広い支持をつかみ初当選を確実にした。3新人の争いだったが、事実上、田辺氏と、減税日本公認の元参院議員、海野徹氏(61)の一騎打ちとなった。2度目の挑戦で知名度の高い海野氏は既成政党批判票の受け皿を目指したが、及ばなかった。【小玉沙織】

2440建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:22:56
何気に日本の痰壷大阪民国以外は、ナントカ政党はイマイチな結果になってるな

2441チバQ:2011/04/10(日) 23:31:02
879 :無党派さん:2011/04/10(日) 22:03:17.56 ID:kN3GvEQq
開票率14.51%

56,218鈴木英敬(自民)
54,855松田直久(民主)

その差1,363票
まだまだ

67 :無党派さん:2011/04/10(日) 22:47:56.90 ID:pZwQg4o5
三重TV 三重県知事選(開票率39.8%)
自民 鈴木英敬 145,479
民主 松田直久 144,258

133 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:01:17.76 ID:xlblNf1W
開票率42.20%
AK156,040
松田152,997

これはもう決まりかな
http://www.asahi.com/senkyo/local2011/data/D24.html

174 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:06:29.45 ID:pZwQg4o5
三重TV 開票率54.5%
松田 208,397
鈴木 197,240

291 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:20:45.21 ID:xlblNf1W
開票率77.08%
松田296,022
鈴木280,417
http://www.asahi.com/senkyo/local2011/data/D24.html

2442建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:35:11
これで負ければ、オカラの次期総理が無くなるなw

2443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:38:49
鈴木英敬さんは優秀な人ですからね。
国政選挙でうだうだやってるよりずっと良かったですね。

2444名無しさん:2011/04/10(日) 23:39:40
オカラ終了ww

2445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:43:05
金沢県議会は、旧民主組がほとんどいなくなりましたが(中谷氏、広岡氏、沢田氏落選)、
すなおに旧新進が民主そのものというわけにも行かなさそうなのが難しいですね。

2446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:43:56
あ、金沢県議会ではなく、石川県議会の特に金沢選挙区です。。

2447建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:45:55
落ち着けよ、片言○w

2448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:53:05
富山県

旧富山市 民主擁立増成功、又市息子落選
新富山市 自民3議席独占で、民社国系現職落選
高岡市 民主・社民踏みとどまり自民増員失敗
滑川市・小矢部市・南砺市 自民現職守る
射水市 社民湊谷息子落選で民主初議席

2449チバQ:2011/04/10(日) 23:56:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000041-maip-pol
統一地方選 三重県知事選 鈴木氏が当選確実
毎日新聞 4月10日(日)23時44分配信

三重県知事選は10日投開票され、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民・みんな推薦=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主推薦、旧津市議の岡野恵美氏(58)=共産推薦=を破り初当選を確実にした。16年ぶりに与野党第1党の対決となり、民主、自民が激しい舌戦を展開したが、公明党県本部の支持も得た鈴木氏が逃げ切り、民主は岡田克也幹事長の地元で苦杯を喫した。鈴木氏は現職では大阪府の橋下徹知事(41)を下回る最年少知事となる。【福泉亮】

2450チバQ:2011/04/11(月) 00:03:01
692 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:45:42.48 ID:Lwtf2dmf
桑名・津で負けたのに四日市で自民系圧勝て普通ありえるか?

三重県の選挙の常識ではありえんぞ。

2451チバQ:2011/04/11(月) 00:04:14
731 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:47:43.38 ID:4kzHXWKn
> こんにちは。小泉進次郎です。
> 三重県に向かっています。
> 今日は4ヶ所で街頭演説をしますが、1ヶ所目は菰野(こもの)町。
> 2ヶ所目は四日市市。
> 3ヶ所目は亀山市。
> 最後の4ヶ所目は鈴鹿市です。

結果
菰野町   8742VS8400 ●
四日市市 42000VS49500 ○
亀山市   8881VS10899 ○
鈴鹿市   32340VS48744 ○

進次郎まじすげえ、超半端ねえw

2452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/11(月) 00:14:03
>>2450-2451
進次郎というのではなくて、松田の地域特性と、都市部・田舎のはさみうちができる鈴木の強みだと思うのですけど。
常識で考えて、小泉の息子が来たからって入れますかね。

2453建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/11(月) 00:14:57
やっぱ四日市か
最後まで開きが遅かったからな

2454チバQ:2011/04/11(月) 00:30:42
http://www.asahi.com/politics/update/0410/NGY201104100007.html
愛知県議選、第1党は自民 河村・大村系は過半数届かず2011年4月10日23時22分
当選者名が張られたボードの前で、テレビの開票速報を見守る河村たかし・名古屋市長(左)と大村秀章・愛知県知事=10日夜、名古屋市東区、福留庸友撮影
 愛知県議選(定数103)は自民党が第1党を維持し、地域政党は公認・推薦を合わせても過半数に届かない見通しとなった。河村たかし名古屋市長の「減税日本」と大村秀章知事の「日本一愛知の会」が計72人を公認・推薦したが、投票率は42.01%と過去最低を更新。河村氏の影響力の強い名古屋市以外での得票が伸び悩んだ。

 河村、大村両氏は公認を減税日本19、愛知の会24の計43人に絞り、公明党と自民党の一部を推薦して取り込む戦術で臨んだ。公認・推薦をあわせて最大勢力となることは確実だが、推薦を含む「河村・大村系」で過半数を確保するとの目標を掲げた。

 しかし、選挙戦は東日本大震災による自粛ムードに覆われ、対立陣営から「愛知だけ減税してどうするのか」との批判を浴びた。大村氏らは「減税で愛知を元気にして東日本の復興を支える」と訴えたが、選挙への関心は低下。特に、「愛知の会」が苦戦し、震災前の追い風を維持することはできなかった。

 大村氏は今秋に県民税10%減税の制度設計を固め、12月議会で関連条例案を成立させたい考えだった。実現に向けて曲折が予想される。

2455競馬無料予想屋:2011/04/11(月) 13:59:29
OWNt5vth, www.infosale.biz, 競馬無料予想屋, http://www.infosale.biz/

2456チバQ:2011/04/11(月) 22:02:46
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001104110004
36歳鈴木氏、変革の風 知事選
2011年04月11日

当選を決め、支持者らとともに万歳する鈴木英敬氏(中央)=10日夜、津市、小川智撮影

◇◆反民主野党共闘実る 知名度不足跳ね返す◆◇
 与野党第1党が対決した知事選は10日投開票され、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民党、みんなの党推薦、公明党県本部支持=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主党推薦=、元・旧津市議の岡野恵美氏(58)=共産党推薦=を破り、初当選した。
 36歳の全国最年少知事となることが決まった鈴木氏は「三重県の勝利は日本を変える。日本全国が注目していた日本を変える大勝利だ」と声を張り上げ、「県民のために、県民とともに三重県を最高の三重県に作り上げていくべく一生懸命がんばりたい」と喜びを爆発させた。
 自民党の川崎二郎衆院議員は目に涙を浮かべて「公務員の人件費削減などの県庁批判が四日市市などで受け入れられた。都市部の労働者が公務員しっかりやれという訴えに共感したのではないか」と分析した。
 3人の候補のうち最初に立候補表明し自民、公明両党を軸とする野党共闘の形で挑んだ。総選挙を戦った三重2区以外での知名度不足が課題だったが、両党の組織力を生かして全県規模での浸透を図り、業界団体などとの「しがらみのなさ」もアピール。支持率が下げ止まらない政権与党への逆風も味方につけた。
 「県政の歴史を変えるのか変えないのか。それが問われる選挙」と強調。「労働組合が推したリーダーで三重県はどうなりましたか。民主王国で暮らしがよくなりましたか」と呼びかけ、「三重県が変わることで日本が変わる」と訴えた。野党各党は総力戦を展開。震災直後は自粛していた政権与党への批判も選挙戦終盤には解禁して反民主を訴えた。
 県内の市町議員や若手経営者らは、勝手連として応援。40歳で就任した高知県知事や、全国の若手市議らも来県し後押しした。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00303.htm
妻はシンクロメダリスト…三重新知事はこんな人
16年ぶりに国政の与党と野党第1党が対決する構図となった三重知事選は10日、元経済産業省職員の鈴木英敬氏(36)(無所属=自民・みんな推薦)が、接戦を制した。
民主党の岡田幹事長の地元で保守系知事の誕生を狙った自民党は連日、中央から党幹部を投入し、鈴木氏の知名度アップを図った。前津市長の松田直久氏(56)(無所属=民主推薦)は、民主党への逆風をはね返すことができなかった。旧津市議の岡野恵美さん(58)(無所属=共産推薦)は訴えが浸透しなかった。投票率は55・69%で前回(54・35%)を上回った。
午後11時35分頃、「当選確実」が報じられると、鈴木さんは津市内の事務所で「ありがとうございました」と何度も口にし、深々と頭を下げた。シンクロナイズド・スイミング五輪銀メダリストの妻美保さん(34)らと壇上に上がり、バンザイ三唱。東日本大震災に触れ、「今の政治体制では、この難局を乗り切れないという危機感の表れだ」と述べた上、「これからの日本を変える大勝利。県民のために、県民とともに最高の三重県を作り上げていく」と改革への強い意欲を見せた。
2009年の衆院選で三重2区から自民党公認で出馬したが、今年2月に離党した上、知事選への立候補を表明した。選挙戦では若さを前面に、一貫して「しがらみのない県政」を強調。職員の給与水準が09年度は都道府県で6番目に高いと指摘し、「県民の皆さんが額に汗して働いているのに、税金で公務員が楽をしていいのか。三重県を変えなければならない」と呼びかけ、有権者の心をつかんだ。
終盤には安倍、麻生両元首相や自民党の石原幹事長、小泉進次郎衆院議員、みんなの党の渡辺代表らが相次いで応援に駆けつけ、安倍政権時代に官邸スタッフだった鈴木さんの政策立案力をアピール。民主党政権の震災や原発事故への対応も厳しく批判した。

(2011年4月11日09時33分 読売新聞)

2457チバQ:2011/04/11(月) 22:03:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/mie11041103460004-n1.htm
最年少の鈴木氏制す 大激戦、民主の壁破った 三重県知事選
2011.4.11 03:46
 統一地方選前半戦で10日に投開票された県知事選と県議選。無所属3新人で争われた知事選は、元経済産業省職員の鈴木英敬氏(36)=自民、みんな推薦=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主推薦=と、元津市議の岡野恵美氏(58)=共産推薦=を破り、初当選を果たした。一方、県議選(定数51、17選挙区)は、無投票の5選挙区(定数計12)を除く12選挙区で39人の新議員が誕生した。当日有権者数は149万926人。投票率は知事選が55・69%(前回54・35%)、県議選は57・10%(同56・54%)だった。

                   ◇

 「民主の壁を突き破った。最年少知事だ」。若さと行動力を前面に押し出し、しがらみのない県政を訴えた鈴木氏の津市西丸之内の事務所では、当選が確実視されると、それまでの緊張感が一転、歓喜の声と拍手がわき起こった。

 「やっと喜びの涙を流すことができました」。鈴木氏は集まった支援者らを前に深々と頭を下げ、目に涙を浮かべながら勝利をかみしめた。

 鈴木氏は「県の政治、行政を変えたい人と、変えたくない人の戦い。今しか県を変えられない」と主張。知事退職金の全額返還や県職員の人件費削減など、税金の使い方を見直すことを強調し、財源を明示した県防災対策や東日本大震災の支援策を公約に掲げた。

 全国最年少知事として県をアピールできる利点や経済の立て直しなどを呼びかけ「夢がある県、存在感がある県、自立した県、地元で仕事がある県にしたい。役に立つ可能性にかけてもらえないか」と訴えていた。

 震災を受けて街宣などを自粛する中、一昨年の衆院2区の選挙活動で得た知名度を足がかりに、県議選候補者らとタッグを組みながら県内各地で浸透を図った。選挙戦後半は、元首相ら推薦する自民、みんなの党に加え、県本部支持の公明の3党幹部ら大物政治家が相次いで県内入り。他県の議員も応援に駆けつけるなど総力戦を展開し、相手候補の組織力を前に無党派層など幅広い層を取り込み、勝利を引き寄せた。

2458チバQ:2011/04/11(月) 22:04:24
http://www.asahi.com/politics/update/0411/NGY201104100017.html
民主王国・三重に激震 自民系の全国最年少知事が誕生(1/2ページ)2011年4月11日1時25分
 「民主王国」で、自民系の全国最年少知事が誕生した。16年ぶりの与野党第1党対決となった三重県知事選は、野党共闘の枠組みで臨んだ元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)が、民主党の岡田克也幹事長のおひざ元を突き崩した。

 当選を決めた鈴木氏は、津市の選挙事務所で「東日本大震災を目の当たりにして今の政治体制では乗り切れない、そんな思いがこういう結果を出していただいた。日本の政治が変わる大きな大きな流れになる」と満面の笑みを見せた。

 自民党県連の三ツ矢憲生会長は「歴史的な勝利だ」と顔を紅潮させた。

 自民党は、鈴木氏が2月上旬に同党を離党して立候補の意向を表明すると、みんなの党とともに推薦。公明党県本部も支持し、野党共闘が実現。各党とも最重点区と位置づけ、幹部が連日応援に入った。「政権政党への不満をはっきりと表せる機会だ」(麻生太郎元首相)と、震災や原発事故への対応を中心に政権批判を展開した。

 中盤以降は、民主党の支持基盤が厚い四日市市や鈴鹿市など北勢地方の都市部に重点を置き、民主党批判票を掘り起こした。

 一方、敗れた松田直久氏(56)の津市の選挙事務所では、鈴木氏に「当確」が出て悲鳴が上がる中、中井洽、森本哲生両衆院議員らテレビ前の最前列に陣取った県選出の国会議員や首長は、腕を組んだまましばらく動けなかった。

 松田氏は「(民主党への)逆風は逆風だった。自分の主張が演説で届かない。そんな感じがした」と支持者らに頭を下げた。

 民主党は今回、候補者選びが二転三転し、松田氏が名乗りを上げたのは、告示まで1カ月に迫った2月末。内閣支持率の低下もあり、松田氏は告示直前まで推薦を受けなかった。

 東日本大震災の発生で党幹部は応援に入れず、連合傘下の組合員の動員も難しくなった。

 中盤以降、党と連合三重、県議会会派「新政みえ」が組織力で巻き返しを図った。岡田幹事長も4月1、2日に地元に入って引き締めたが、出遅れが最後まで響いた。

 一方、共産党が推薦する岡野恵美氏(58)は「三重県に原発は絶対に造らせない」と原発反対の姿勢を強調したが、共産支持層以外には広がらず、鈴木、松田両氏の戦いに埋没。岡野氏は津市の選挙事務所で「住民のみなさんの思いを受け止められたが、全体に浸透しなかった」と語った。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2459チバQ:2011/04/11(月) 22:05:34
http://www.at-s.com/news/detail/100018756.html
静岡市長に田辺信宏氏 海野氏、再び及ばず(4/11 08:11)

 統一地方選前半戦の静岡市長選と県議選、浜松市議選の投票が10日行われ、即日開票された。静岡市長選は現職小嶋善吉氏の不出馬を受けた新人3人による選挙戦の結果、無所属の元県議田辺信宏氏(49)=自民党推薦=が、政治団体「減税日本」公認の元参院議員海野徹氏(61)、無所属の前市議会議長安竹信男氏(64)を抑え、初当選を果たした。投票率は52・58%で前回選の50・76%をやや上回った。県議選では、自民系が37議席となり過半数を獲得。民主党系は現有26議席を19議席に減らした。
 田辺氏は自民党に加え、連合静岡をはじめとする各種団体、市内の有力企業など千を超える団体の推薦を受けた。民主党の牧野聖修県第1区総支部長らの支援も得て強固な組織を構築した。減税日本をはじめとする首長新党の台頭など全国的な“既成政党離れ”の流れに乗る海野氏の戦略に苦しんだが、終盤は組織固めを徹底して海野氏を追い上げ、逆転した。
 一方、海野氏は参院議員時代の実績や前回の市長選、2年前の知事選に出馬した知名度の高さを生かし、無党派層や既存政党への批判票に浸透を図った。減税を政策の主軸とし、減税日本を率いる河村たかし名古屋市長らの支援も受けて一定の支持を得た。
 ただ、投票1カ月前に発生した東日本大震災の影響で、「減税は現実的でない」との見方が支持の広がりを妨げた。有権者の選挙への関心が高まらなかったことや、自粛ムードで選挙運動が制約されたことも影響した。
 安竹氏は中山間地振興を政策の柱に据え、市議時代の支援者やボランティア、一部市議らの支援を得たが、出遅れをばん回できなかった。※

静岡市長選開票結果
当135,224 田辺信宏(無新)
 125,419 海野徹(諸新)
 39,275  安竹信男(無新)
▽投票総数307,413 
▽有効299,918 
▽無効7,499

静岡新市長の略歴
 田辺 信宏氏(たなべ・のぶひろ)松下政経塾から学習塾勤務を経て、1991年から静岡市議1期、県議3期を務めた。静岡産業大講師。静岡工科自動車大学校講師。早大マニフェスト研究所客員研究員。早大卒。静岡市葵区上足洗。

2460チバQ:2011/04/11(月) 22:07:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000023-maip-pol
統一地方選 「減税日本」名古屋以外で苦戦
毎日新聞 4月11日(月)13時56分配信

議席が伸びず厳しい表情の大村秀章愛知県知事(左)と苦笑いの河村たかし名古屋市長。当選者を貼り出すボードには空白が目立った=名古屋市東区で2011年4月10日、竹内幹撮影

 10日投開票された統一地方選前半戦で、河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」は名古屋市以外で苦戦した。12日告示される衆院愛知6区補選での公認候補擁立を弾みに勢力を全国に拡大するシナリオは転換を迫られそうだ。

【統一地方選】ニュース、図説、写真特集など

 減税日本の公認候補は、愛知県議選で市外に擁立した5人がいずれも落選。県外でも静岡市長選で海野徹氏が敗れたのをはじめ、長野、岐阜、三重の3県議選で3人の公認候補がいずれも最下位負けを喫した。タッグを組む大村秀章愛知県知事率いる「日本一愛知の会」の県議選公認候補22人も、当選者は3人にとどまった。

 ◇河村市長「生みの苦しみ」

 河村市長は11日午前、おひざ元の名古屋市外や三重県、岐阜県、静岡市長選などで公認候補の落選が相次いだことについて、市庁舎で「生みの苦しみだ。震災があり、国に金がないという前提で増税だと言われた」と語り、復興財源などをめぐる論議が「減税」論への逆風になったとの認識を示した。また、「庶民には金がなくても、金融機関には有り余っている。ちゃんと起債してきちっと使えばいい」と増税論をけん制し、改めて党の基本政策の正当性を主張。統一選後半戦に向け、公認・推薦候補を増やして認知度の向上を図る姿勢だが、2月までは既成政党不信も重なり首長政党を押し上げた世論の風向きが未曽有の震災でどう変わるのか測りかねているのが実情だ。【丸山進】

2461チバQ:2011/04/11(月) 22:21:00
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104110002
静岡市長に田辺氏
2011年04月11日


初当選を決め、花束を掲げて支持者の声援に応える田辺信宏氏=静岡市葵区

 統一地方選の前半戦が10日、投開票された。新顔3人が立候補した静岡市長選は、元県議で自民推薦の田辺信宏氏が、元参院議員で地域政党「減税日本」公認の海野徹氏との事実上の一騎打ちを制した。県議選は、政権与党として戦った民主が大きく議席を減らす一方で、自民は順調に議席を伸ばし、過半数を制した。浜松市議選は、深夜に及ぶ開票作業で全7選挙区の当選者が決まった。


 ■海野氏かわし初当選


 新顔3氏が争った静岡市長選は、元県議の田辺信宏氏(49)=無所属、自民推薦=が、地域政党「減税日本」公認で元参院議員の海野徹氏(61)、前市議会議長の安竹信男氏(64)=無所属=を破って、初当選した。旧静岡市時代の1994年から市政を担った小嶋善吉市長に代わる、17年ぶりの新市長となる。当日有権者は58万4696人。投票率は52・58%で、前回を1・82ポイント上回った。


 静岡市葵区の田辺氏の選挙事務所に当選確実の知らせが入ると、地響きのような田辺コールがわき起こった。田辺氏は「大変な思いをされた(大震災の)被災者のことを心に留めた選挙戦だった」と振り返り、「静岡市から元気を送りたい。強さとぬくもり、優しさを持った新しいリーダーとして、粉骨砕身で働きたい」と抱負を述べた。


 田辺氏は旧静岡市議、県議を務めた後、2003年、05年の衆院選に続けて敗れた。首長選は今回が初挑戦。古巣の自民党や、連合静岡の推薦を受け、民主党県連会長の牧野聖修衆院議員らの支援も得て、組織選挙を展開した。


 海野氏は、1303票差で惜敗した前回市長選に続く落選となった。今回は「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長の全面支援を受けながら、「真の行財政改革は減税から」と訴えたが、及ばなかった。海野氏は敗戦が決まった後、政界を引退する意向を明らかにした。


 安竹氏は家族らと手作り選挙を展開したが、支持が広がらなかった。


 ■「改革」よりも「安定」 団結ムード追い風


 《解説》選挙期間中、他候補がほとんど1人でマイクを握ったのに対し、田辺氏の傍らには常に応援弁士がいた。自民、民主両党の県選出国会議員らが顔をそろえた出陣式。終盤には、民主党からは前原誠司前外相、自民党からは石原伸晃幹事長などと、党幹部の来県が相次いだ。


 応援を受けて、田辺氏は繰り返した。「今、私たちは一つになる時です。男性も女性も20代も80代も、民主党も自民党も。私にはたくさんの仲間がいます」


 東日本大震災の発生後、国政でも与野党団結ムードが生まれる中で、田辺氏につきまとっていた「相乗り候補」の批判は弱まった。


 知名度、実績ともに勝る海野氏が、議会との対立で話題となった河村たかし名古屋市長と手を組んだことも結果的には幸いした。


 田辺氏は「この非常時に、安定した市政を選ぶのか、混乱の市政を選ぶかの選挙です」とも訴え続けた。有権者の選択が、混乱を招く危うさをはらむ「減税による改革」よりも、「安定」へと傾いたのは自然な結果といえるだろう。


 新市長となる田辺氏に問われるのは、支援を受けた市議らに対していかに主張し、独自色を出せるかだ。選挙中、県や他市町との連携も強調した。浜松市の鈴木康友市長は松下政経塾の先輩。川勝平太知事も大学での指導や留学など共通経験が多く、慕っているというが、「連携」が従属や妥協であってはならない。


 市長を目指すと決めてから約6年、様々な職業や立場の市民数人と語り合う座談会を重ねた。「座談会で学んだ現地現場主義が私の最大の政治姿勢。市長になっても生の声を聞き続けたい」と田辺氏。市民と同じ目線で物事をとらえ、国や県とも対峙(たいじ)できるか。政治姿勢の真価が試される。(杉山圭子)

2462チバQ:2011/04/12(火) 19:57:49
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110412ddlk23010263000c.html
選挙:県議選 知事与党、過半数に届かず 自民、強気に転換 過半数目指す /愛知
 ◇知事へけん制、過半数目指す
 自民党が同党の推薦や支持を受けた県議選当選者2人から同党県議団入りの内諾を取り付けたことが11日、明らかになった。これで新議会での自民勢力は51議席となり、過半数(52議席)まであと1人になった。同党県連幹部は「日本一愛知の会」が「減税日本」と県議会で統一会派を組むことを批判。第1党の座を背景に、自民が知事へのけん制を強めている。

 この幹部は知事との建設的な対話に応じる姿勢を強調した上で、「減税日本と我々とは考え方が違いすぎる」と言及。統一会派を組まれた場合、議案の調整協議に応じづらいとした。複数の保守系当選者に自民県議団入りを呼びかけ、過半数確保を目指すという。【宮島寛】

2463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 23:31:44
県議選で買収の疑い 金沢市区 当選者陣営を聴取
2011年4月12日
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011041202000115.html

 十日投開票された石川県議選で、県警捜査二課が十一日、公選法違反(買収)の疑いで、金沢市選挙区の当選者陣営の関係者から任意で事情聴取を始めたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。
 捜査関係者らによると、任意の事情聴取を受けたのは金沢市と同県津幡町に在住する陣営関係者数人で、金券を有権者に渡して投票を依頼した疑いが持たれている。県警はさらに別の関係者らからも事情を聴く方針で、立件するかどうか慎重に判断する見通しだ。

2464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 23:42:07
連合石川推薦の本吉氏と民主党公認で労組の支援も受けた川氏が既存会派に入るならば「清風・連帯」ですが、まだ不透明なところもあるようです(川氏は民主党隠しをせず当選したため、会派名に民主党の名が入るほうがいいようです。)新谷氏も、2007年まで新進石川に所属していたのですが、川氏同様「民主党隠し」に批判的で、すんなり古巣に戻る形ではないようです。

県議選を振り返って:上 民主惨敗
2011年04月12日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104120001

◆「生え抜き」次々落選◆
〜*足腰の弱さ再び露呈*〜
 「本当に落としてはいけない人を落としてしまった。民主党県連も終わりだよ」。11日午前0時過ぎ。金沢市選挙区で落選が決まった民主党現職、中谷喜和・県連幹事長(63)の事務所で、選対幹部はやりきれなさをにじませた。
 その約2時間前。能美市能美郡選挙区で落選した同党現職の沢田貞氏(58)も「能美はしがらみにがんじがらめになっていて、1期4年で風通しを良くすることは出来なかった」と、報道陣に言葉少なに語った。

 政権交代後、初めての県議選に臨んだ民主党県連は、国政選挙を見据えた「党勢拡大」を目指し、公認・推薦合わせて計14人を擁立した。
 だが、菅政権の支持率低下が止まらず、「民主党隠し」をする現職が続出した。結果的には「民主党公認」を明確にした新顔と元職が1人ずつ当選したものの、現職4人が落選し、党勢は縮小した。しかも、落選した4人中3人は、政権交代前から党を支えてきた「生え抜き」だった。
 「(敗因は)国政に対する批判です。投票率も低かった。政党不信もあったし、県政に対する有権者の問題意識を高めることも出来なかった。私たちの責任だと思う」。11日午後、河北郡で落選した民主推薦の新顔・竹内竜也氏(39)と連合石川にあいさつに来た同党の近藤和也衆院議員は、そう振り返った。

 惨敗の裏には、政権交代後も与党の強みを生かし切れず、後援会組織を強化できなかった民主党現職らの姿が透けて見える。
 票固めを支援労組に頼る党県連の体質を変えられず、その足腰の弱さが露呈して惨敗した昨夏の参院選後も打開策を打ち出せないまま、今回も二の舞いを演じた。かつて自民党を飛び出し、政権交代後に民主党に合流した県議会会派「新進石川」の現職が自前の組織で選挙を戦い、鳳珠郡の桜井広明氏(67)=民主推薦=をのぞく全員が当選したのとは対照的だ。
 「新進石川の皆さんが当選したのは、日頃の活動や組織がしっかりしていたということ。ある意味、教えられた」と近藤氏。党県連の支持団体、連合石川の幹部も「労組も含め、後援会組織が作れていなかった。態勢が整えば、多少逆風が吹いても当選できる。これから再構築が必要だ」と語った。だが、その具体的な道筋は見えない。

 10日、投開票された県議選で、政権与党として初めて臨んだ民主党は現職が続落する「敗北」を喫し、自民党が引き続き過半数を制した。その背景にある動きを2回にわたって報告する。

2465片言丸:2011/04/13(水) 10:17:51
県議選を振り返って:下 自民圧勝
2011年04月13日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104130002

◆「民主と戦う」強い姿勢◆
〜*見せつけた組織力*〜
 「自分の意志ではなく、出なくちゃならんということで決意した」
 2月25日。鳳珠郡選挙区(定数1)へ立候補を表明した旧柳田村長・山口彦衛氏(65)は、会見で自民党県連など多方面から出馬要請を受けた、と述べた。「県連も、この地区を落としたくないと考えたのではないか」
 同選挙区は衆院石川3区で唯一の民主党現職、桜井広明氏(67)が党推薦で立候補。一方、自民党は国政選挙も見据えて「民主の芽」を摘み取りに動いた。
 自民党元職が立候補に動いていたが、地盤が有権者の少ない穴水町のため勝てないと分析。有権者が多い能登町が地盤の山口氏を口説くため、福村章・県連幹事長が何度も訪問して出馬を要請。「65にもなって……」と固辞する山口氏を土壇場で説得した。結果は8754票差の圧勝だった。

 今回の県議選では前回から定数が3議席減ったが、自民党は改選前の25議席を維持。党内調整がつかず、無所属で戦った珠洲市選挙区(定数1)の新顔、平蔵豊志氏(34)も11日に追加公認し、最終的には26議席と議席を伸ばした。その裏には、「民主を名乗る候補とは全力で戦う」(福村氏)姿勢と、それを可能にした組織力があった。

 能美市能美郡選挙区(定数2)では、森喜朗元首相が前面に出た。前回奪われた民主党現職の沢田貞氏(58)の議席を奪還するため、新顔2氏を擁立。森氏を中心に2氏が左右に並ぶ構図のポスターを選挙区内に張り、2月の事務所開き、今月1日の告示日ともに森氏が両方の陣営を訪れて激励した。選挙戦終盤の8日には、苦戦と言われた新顔と一緒に出身地の旧根上町に入り、自ら票の掘り起こしに動いた。
 結局、当選した2氏の得票数が沢田氏の3倍近くに達する圧勝。選挙区内の自民党支持者も「ここまで差がつくとは思わなかったが、これで今後、民主の能美での動きは封じられる」と手応えを語る。

 金沢市選挙区(定数16)では新顔の安居知世氏(42)が苦戦し、「当落上の厳しい戦い」との声が陣営からも漏れた。だが「当選責任者」の馳浩衆院議員が駆け回り、引退県議の後援会の一部も活動。選挙区外の自民県議も市内の関係先の票を掘り起こし、組織力で中位当選させた。
 「自民党は組織として、弱い所にはてこ入れし、重要な所にはいい候補を立てた」と福村氏。「候補が『政党隠し』をすること自体、民主党が組織で戦えないことの裏返しだ」

2466片言丸:2011/04/13(水) 10:19:38
2011統一地方選@三重
民主支持層減る 知事選出口調査
2011年04月12日
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120002

 朝日新聞社が知事選の投開票日の10日に実施した出口調査で、「民主王国」と呼ばれる三重でも民主党の地盤沈下が起きていることがわかった。2010年参院選では民主支持層は36%、自民支持層は23%だったが、今回の調査では民主支持層は31%、自民支持層は32%となっていた。
■鈴木氏支持「若さ」41%
 出口調査は県内60カ所の投票所で実施し、3278人から回答を得た。
 回答した人のうち民主支持層は31%、自民支持層は32%、公明支持層は4%、共産支持層は2%、みんな支持層は3%、「支持政党なし」「わからない」の無党派層は24%だった。
 10年参院選の出口調査では、民主支持層は36%、自民支持層は23%、公明支持層は4%、共産支持層は2%、みんな支持層は4%、無党派層は18%だった。
 今回の知事選は、自民、みんなが推薦し、公明党県本部が支持した鈴木英敬氏と、民主推薦の松田直久氏の事実上の一騎打ち。自民、民主両支持層の26%がそれぞれ相手候補に流れる一方、無党派層もほぼ4割超ずつ分け合う大激戦。民主離れが進む一方、公明支持層の75%が鈴木氏に投票したと回答し、野党共闘が実現した鈴木氏が頭一つ抜けることができた要因と見られる。
 一方、共産推薦の岡野恵美氏には、共産支持層の66%が投票したと回答した。
 「一番重視すること」を候補者別に見ると、鈴木氏に投票した人のうち「若さ」と回答した人が41%、「安定感」が7%、「政策能力」が16%、「実行力」が30%で、36歳という若さに期待を込めた人が目立った。一方、松田氏では「安定感」が最も高い33%となった。
 東日本大震災後、各候補者は防災計画の見直しなど防災対策に力を込めた。しかし「新しい知事に最も力を入れて欲しいこと」を聞くと、「景気・雇用」が45%、「医療・福祉」が32%となった一方、「防災・危機管理」と回答した人は9%にとどまり、関心の低さがうかがえた。
 年代別では20代で最も多い47%が松田氏に投票し、30、50、60代と70歳以上でほぼ半数が鈴木氏に投票したと回答した。男女別では、男性の47%、女性の49%が鈴木氏に投票したと回答し、男女ともに鈴木氏が上回った。

2467片言丸:2011/04/13(水) 10:21:48
変わる勢力図、県政に波紋 
2011年04月13日 静岡
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104130002

 統一地方選前半戦の県議選は、民主が大幅に議席数を減らして惨敗し、自民は過半数を獲得した。知事与党の看板を掲げてきた民主の失速と是々非々の自民の躍進は、今後の県政にどう影響するのか。
 ■発言力強める自民 知事は議会に配慮
 11日夜、川勝平太知事名の1枚のファクスが、報道各社に届いた。わずか7時間前の記者会見の内容を訂正する内容だった。
 「4月28日までに議会を招集する旨発言しましたが、議会に諮っていく時期など選任手続きについては、今後、議会と調整を行ってまいります」
 午後1時30分、県庁別館2階の記者会見場。
 川勝氏は県議選の感想を話す前に、新たに副知事を1人追加することを明らかにした。元政治家で意中の人物には、すでに内諾を得ており、28日までに議会で同意を得たいとした。
 問題は28日という日付だった。現在の県議の任期は29日まで。それ以前に議会を招集して、自民の議員数が少ない改選前のメンバーで、副知事人事を決める考えと受け止められた。
 「このままでは議会軽視と見られてしまう」。県庁幹部は慌てた。文書は、そんな臆測を打ち消すために出された。
 背景には、今回の選挙で議会内の勢力図が大きく塗り替えられることがある。
 2009年の知事選で川勝氏を担ぎ、知事与党を自任する民主は、知事の施策を支えてきた。さらに強固な支援態勢を作ろうと、選挙前「過半数。最低でも第一党」と目標を掲げた。が、候補者選びから難航。結局、推薦を含めても過半数に届かない30人の擁立にとどまった。
 「中央の失政への風が地方に来た」(牧野聖修県連会長)。逆風を感じながらの選挙戦では、無投票を除き、民主と自民が直接対決した八つの一人区で自民に1勝7敗。複数区でも焼津市で3議席を自民に独占されるなど惨敗し、23議席から17議席に減った。
 一方の自民は、改選前の32議席から35議席を獲得し、過半数になった。同党の塩谷立県連会長は「当然、影響力や発言力は増すことになる」と含みを持たせる。
 「自民党から何人、民主党から何人ということを、そんなに心配していない」。記者会見で川勝氏は、強調してみせた。
 しかし、県政の焦点は、東日本大震災や福島第一原発での事故を受け、防災や原発対応に移っている。
 特に意見の分かれる原発問題を中心とするエネルギー政策について、川勝氏は、短期的に浜岡原発の徹底した防災対策を強調。長期的には、太陽光エネルギーなどへ移行していくべきで、電力の供給力を落とさないようにしつつ、原発を廃止していく、との考えを示している。
 一昨年夏の当選以来、「ノーサイド」といい、各政党、会派と等距離の関係を強調してきた。防災やエネルギー政策についても持論を「ノーサイド」で貫けるか。県幹部は、議会、特に自民党との緊張関係を心配する。(長谷川潤)

2468片言丸:2011/04/13(水) 10:22:59
民主出身母体で明暗
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T00109.htm

「労組」県連幹事長ら落選「新進石川」7人中6人当選

 県議選では、逆風にさらされた民主党が議席を11から8に減らし、退潮したが、中でも労組系の候補が相次いで落選し、組織力の弱さを露呈した。同じ民主でも、県議会会派「新進石川」に所属する候補は大半が当選しており、党内でも明暗が分かれた格好だ。

 民主県連は主に、連合石川が支援する「労組系」と、2009年に合流した保守系の「新進石川」に色分けされている。民主は今回、11人を公認し、3人を推薦した。

 このうち、連合石川が推薦した候補は、現職3人、新人3人の計6人だったが、現職は、民主県連の中谷喜和幹事長(63)を始め、3人全員が落選、新人も2人が落選し、唯一当選したのは、金沢市選挙区の新人川裕一郎さん(39)だけだった。

 これに対し、新進石川所属の候補は、現職7人だったが、個人的な支持基盤を固めていたことが功を奏し、落選したのは、鳳珠郡選挙区の桜井広明さん(67)だけだった。

 労組系候補の惨敗について、連合石川の狩山久弥事務局長は、「現職は、民主の看板を掲げてきた人だから逆風もあったと思う。民主は駄目な人の代名詞みたいになっていた。新人は直前まで候補者擁立が出来ず、労組と後援会の連携も整わなかった」と分析。「4年後の県議選に向け、早急に立て直しの議論を始めないといけない」と危機感を募らせる。

 民主県連の中谷幹事長は11日、「地方の課題を掲げて精いっぱいやったが、厳しい結果になった。個人としても党としても、整理しきれていない」といい、沢田貞県議(58)は「民主の源流が全部落ちてしまった」と話した。

 一方、2009年に民主入りした新進石川の県議からは、労組頼みの選挙戦を展開する民主県連に対し、厳しい声も上がった。新進の宇野邦夫幹事長(68)は「我々は保守なので、元々、労組系の人とは肌合いが合わない。県議選では我々に対する支援はないのに、民主のイメージ悪化で迷惑ばかり被った」と振り返り、「民主は、国会議員も含めて後援会などの支援組織が整っておらず、問題にならない」と痛烈に批判した。

(2011年4月12日 読売新聞)

2469片言丸:2011/04/13(水) 10:33:12
’11統一選:県議選分析 「新政みえ」最大会派維持 /三重
http://mainichi.jp/area/mie/news/20110412ddlk24010235000c.html

 ◇主導権、自民中心の勢力に

 県議選の最大の焦点だった民主・連合系の最大会派「新政みえ」と自民系の第2会派「自民みらい」の勢力争いは、新政みえが擁立した24人全員の当選を果たし、22人にとどまった自民みらいを上回り、最大会派を維持した。しかし、知事選で初当選を果たした鈴木英敬氏をともに支援した公明が現有の2議席を守ったほか、みんなの党も1人が当選したため、連携すれば新政みえを上回ることになり、県議会の主導権は従来の新政みえから自民を中心とする勢力に移りそうだ。各地で激戦が展開された県議選を検証する。

 政党別にみると、民主・連合系、自民系とも党への支持率低迷の影響で、候補者擁立は共に24人にとどまり、目標とした過半数に達しなかった。その中で民主・連合系は全員当選を果たしたが、自民系は尾鷲市・北牟婁郡で元副議長の野田勇喜雄氏(57)が苦杯をなめたのをはじめ、松阪市でも公認の新人候補が落選した。公明は津市と四日市市で現職が上位当選した。一方、共産は、候補擁立を津市と四日市市両選挙区に絞り、現職2人の必勝を期して戦ったが、少数激戦の中で沈み、前回奪回した2議席を失った。同党県委員会の大嶽隆司委員長は「党として自力不足を痛感した。競り合いになると弱い」と話した。

 公認2人、推薦1人を擁立したみんなの党は、松阪市で公認の中西勇氏(55)が最下位ながら当選を果たし、同党として県議会に初議席を得た。伊賀市では元議長の田中覚氏(52)が名古屋市議会で第1党となった地域政党「減税日本」公認で立ったが、前回に続いて県議復帰はならなかった。

 当選者のうち新人は前回より1人少ない14人、元職は1人で、議員の約3割が入れ替わることになる。女性は3人で、現行より1人増える。

 最も得票数が多かったのは鈴鹿市の自民現職、小林正人氏(44)の2万6709票。このほか松阪市の同、竹上真人氏(48)、津市の同、青木謙順氏(54)、四日市市の自民元職、津田健児氏(41)と民主現職、水谷正美氏(45)が2万票の大台を超えた。【田中功一】

〔三重版〕

毎日新聞 2011年4月12日 地方版

2470チバQ:2011/04/13(水) 20:42:51
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20110413200017
吉田議員が自民会派離脱
(2011年04月13日 18時50分)

 富山市第1選挙区で当選した自民党の吉田豊史(よしだ・とよふみ)議員は、13日開かれた党の県議会議員会の総会で会派離脱を表明し、承認されました。

 吉田議員は今回の選挙戦の公約に、自民党会派を離脱し、新会派をつくることを掲げていました。

 13日の議員会・総会で離脱を承認された吉田議員は、理由について「自民党の今の体制では二期目で出来ることはみえており、新会派を設立し、議員同士が緊張感をもって意見を戦わせる場にしたい」と語りました。ただ、党籍については自民党のままで議会の議決についても党の方針に従うとしています。

 県議会の自民党会派は党公認で当選した新人5人を含む28人になります。

2471チバQ:2011/04/13(水) 22:53:40
間違えた


7839 :チバQ:2011/04/13(水) 20:43:47
http://www2.knb.ne.jp/news/20110413_27744.htm
2011 年 04 月 13 日 15:30 現在
自民党活性化へ現職が新会派


 今月10日の県議会議員選挙で富山市第1選挙区から当選した自民党現職の吉田豊史議員(41)が党の活性化を掲げて新たに1人会派を立ち上げることになりました。

 県議会の最大会派、自民党議員会の当選者総会が13日、初当選した新人議員を交えて開かれ、米原蕃会長(67)が「選挙戦で訴えたことをスクラムを組んで頑張っていきたい」とあいさつしました。このあと総会は非公開で行われ、今回の選挙戦で新たに会派を立ち上げることを公約に掲げていた富山市第1選挙区の吉田豊史議員が退席し、会派を離脱することが承認されました。

 吉田議員は報道陣に対して「政治活動を行う上でマイナスとなる可能性もあるが党内を活性化するために一石を投じた」と説明しました。今のところ同調する議員はおらず、吉田議員は自民党籍を残したまま当面は1人会派として活動する方針です。

 また、自民党の推薦を受けて当選した小矢部市選挙区の筱岡貞郎議員(56)が追加公認されたほか、初当選を果たした新人5人が加わりました。これによって改選前は25人だった県議会の自民党議員は、自民党議員会の28人と新会派の吉田議員1人のあわせて29人となります。

 このほかの党派は、民主党が倍増の4人で第2会派となり、社民党が1人減の3人、公明党1人、共産党1人、無所属2人となります。

 県議会の議長や副議長、各委員会の委員長などを選ぶ組織議会は来月2日に開かれる見通しです。

2472チバQ:2011/04/13(水) 22:54:46
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041390144115.html
選挙支援 会社ぐるみ 愛知県議選、買収疑いで逮捕の容疑者
2011年4月13日 16時00分

 愛知県議選で当選した水野富夫氏陣営の運動員で警備会社経営の牛古(うしこ)国夫容疑者(69)=同県清須市西枇杷島町=が公選法違反(日当買収など)の疑いで逮捕された事件で、牛古容疑者が陣営の出陣式などに自社の警備員を派遣するなど、選挙を会社ぐるみで支援していたことが関係者への取材で分かった。県警は13日午後、牛古容疑者を送検した。

 選対関係者によると、水野氏の陣営は同県北名古屋市内で告示日の4月1日に出陣式、6日に個人演説会、10日に祝勝会を開催。各会場で、牛古容疑者が経営する名古屋市中村区の警備会社ダイワの警備員5〜10人が車の誘導などをしたという。

 後援会関係者によると、牛古容疑者は後援会の旧西枇杷島町支部の会長だった。県警は、連座制の適用の可能性なども含めて選挙運動での役割を調べている。

 牛古容疑者は3月下旬と4月上旬、自社の従業員3人に選挙運動の報酬として合計一万数千円を支払ったとして逮捕された。

(中日新聞)


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