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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2
1
:
とはずがたり
:2009/04/24(金) 14:50:24
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50
4520
:
とはずがたり
:2009/08/29(土) 11:06:40
>>4517
小泉はしぶとく当選しそうですね。
群馬は潰滅状態やけど。
少なくともこれだけの選挙区で清新な候補を立てられるんだから次期総選挙の自民は手強そう。
小沢仕込みのどぶ板を当選後も出来るかどうかでしょうな。
4521
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 13:15:14
和光市駅前で早川発見。誰も相手にしてなくてかわいそうだったから、ビラを貰っといた。
4522
:
とはずがたり
:2009/08/29(土) 13:20:40
>>4521
おお,あの辺っすか。
そんなビラなんか貰ったら,今日はビラ受け取って呉れる人が多かった,潮目だってブログに書かれちゃいますよw
4523
:
SWERVES
:2009/08/29(土) 14:25:42
接戦区まとめ〜西日本編〜
東日本編は
>>4490-4493
、
>>4496
を参照
新聞|京都01|京都05|大阪03|大阪06|大阪13|大阪16|兵庫08|奈良04|和歌03|
朝Ⅰ|平 ☆|記載無|接戦 |記載無|記載無|森山△|記載無|大西☆|接戦 |
読Ⅰ|平/伊|谷/小|中島△|村上☆|西/白|森/北|冬柴★|田/大|二/玉|
日経|平/伊|谷垣★|中島○|村上△|西野★|北側★|冬柴●|大/田|二階★|
毎日|平/伊|谷/小|中島△|村上☆|白/西|森山△|田/冬|大西△|玉置☆|
共Ⅰ|平 ☆|谷垣★|中/田|村/福|西野★|森/北|冬/田|大/田|玉/二|
時事|平 △|谷垣▲|中島☆|村上△|西野▲|森山△|冬柴★|田野★|二階▲|
産経|平 ☆|谷垣▲|中/田|福島▲|西野▲|森/北|冬柴★|大/田|二階★|
朝Ⅱ|平 ☆|小/谷|中/田|村/福|西野▲|森山△|田中☆|大西△|二/玉|
読Ⅱ|平 ☆|谷/小|記載無|記載無|記載無|森/北|記載無|大/田|二/玉|
共Ⅱ|情報無|谷/小|情報無|情報無|情報無|情報無|田/冬|情報無|二/玉|
4524
:
SWERVES
:2009/08/29(土) 14:26:10
新聞|鳥取02|島根02|岡山01|岡山05|広島01|広島04|徳島03|愛媛01|愛媛04|高知01|高知03|
朝Ⅰ|記載無|竹下★|接戦 |記載無|接戦 |空本☆|記載無|記載無|接戦 |記載無|接戦 |
読Ⅰ|湯原△|竹/亀|高/逢|加/花|岸/菅|空/中|仁木△|永/塩|山/高|田橋福|山/中|
日経|湯原☆|竹下●|高/逢|加/花|岸/菅|中/空|仁木☆|永江☆|山本★|田/福|山本★|
毎日|湯原△|竹下▲|高/逢|花咲☆|菅/岸|空/中|仁/後|永江△|高橋△|橋/福|中/山|
共Ⅰ|湯/赤|竹下▲|高/逢|加/花|菅/岸|中川▲|仁/後|塩崎★|高/山|田村☆|山本▲|
時事|湯/赤|竹/亀|高井☆|加藤▲|岸田▲|中川▲|仁木☆|塩/永|山本▲|田村☆|山本▲|
産経|赤沢★|竹下★|逢沢★|加藤▲|岸田★|中川▲|仁/後|塩/永|山本★|福/橋|中/山|
朝Ⅱ|湯原○|竹下★|高井☆|加/花|菅/岸|空/中|仁/後|永江☆|高/山|福/橋|山/中|
読Ⅱ|記載無|竹下★|高/逢|加/花|記載無|中/空|記載無|永/塩|高/山|田/橋|山/中|
共Ⅱ|湯原☆|竹下★|情報無|加藤▲|記載無|空/中|情報無|永/塩|山/高|福/?|情報無|
4525
:
SWERVES
:2009/08/29(土) 14:26:36
新聞|福岡06|福岡07|長崎03|長崎04|熊本03|熊本05|大分02|宮崎02|鹿児02|鹿児03|鹿児04|
朝Ⅰ|古賀☆|記載無|接戦 |記載無|記載無|金子★|接戦 |記載無|記載無|記載無|皆吉△|
読Ⅰ|古/鳩|古/野|山/谷|宮/北|後/坂|金子★|衛/重|江/道|徳/打|松/宮|皆/小|
日経|古/鳩|古/野|山田☆|宮島☆|坂本★|金子●|衛藤★|江藤▲|徳/打|松/宮|皆吉☆|
毎日|古/鳩|野田☆|山田△|宮島△|後藤△|金/中|重野△|道/江|打/徳|松下△|皆/小|
共Ⅰ|鳩山★|古賀▲|山田△|宮島△|坂/後|金子▲|衛藤★|江藤▲|徳田★|松下☆|皆/小|
時事|古賀☆|古/野|山田△|宮島☆|坂本★|金子★|衛藤★|江藤▲|徳田▲|松/宮|小里★|
産経|鳩山▲|古賀★|山田☆|北村★|後藤☆|金子▲|衛藤★|江藤▲|打/徳|松下☆|皆吉☆|
朝Ⅱ|古/鳩|野田☆|山田△|宮島△|坂/後|中島☆|重野☆|道/江|徳田★|松下△|皆吉☆|
読Ⅱ|鳩/古|野/古|山田☆|宮島☆|記載無|記載無|記載無|記載無|打/徳|松/宮|小/皆|
共Ⅱ|鳩/古|情報無|情報無|情報無|後/坂|情報無|重/衛|情報無|情報無|情報無|皆/小|
4526
:
とはずがたり
:2009/08/29(土) 14:29:37
>>4523-4526
おお,有り難うございますm(_ _)m
結構各調査バラツキがあるので各選挙区数百の輿論調査の結果を綜合して直前情勢再計算してより正確な情勢推定したい所だけど,なんか時間切れっぽいなぁ(´・ω・`)
4527
:
千葉9区
:2009/08/29(土) 16:05:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082902000093.html
<政権選択>党首遊説先 分析すれば 攻める民主 防戦自民
2009年8月29日 紙面から
8月18日に公示された衆院選も残すところあと1日。麻生太郎首相(自民党総裁)、民主党の鳩山由紀夫代表は公示以来、休むことなく全国を飛び回り、応援演説を続けてきた。両党首の遊説先の選挙区を分析してみると、民主が攻め、自民が防戦に追われる姿が浮かび上がってくる。 (清水俊介)
二十九日に麻生首相、鳩山氏が訪れる予定の選挙区も含めると、十八日の公示以降、麻生首相が街頭演説や事務所激励などを行うのは二十七都道府県、六十八選挙区に上る。対する鳩山氏の訪問は二十八都道府県、六十二選挙区となる。
党首の遊説先は、各党が選挙情勢を分析し、「接戦」とみた選挙区に決めることが一般的だ。そのため、両党首の遊説先からは「民主優位、与党苦戦」の構図がはっきりと見て取れる。
麻生首相が訪れた六十八選挙区のうち、六割にあたる四十四選挙区が二〇〇〇年、〇三年、〇五年の過去三回の衆院選で自民、公明の与党が三連勝している「常勝区」だ。本来であれば、与党の地盤である「常勝区」には、首相が応援演説に入るまでもなく勝利を見通せるのだが、今回ばかりは勝手が違うようだ。
この傾向は、選挙戦が進むにつれて顕著になる。十二日間の選挙戦で、後半の二十四日以降に麻生首相が訪れた四十選挙区のうち、「常勝区」は75%にあたる三十となる。麻生首相の選挙戦後半の遊説の四分の三は、与党の地盤固めに追われているとも言える。
対する民主党。鳩山氏が訪れた六十二選挙区のうち三十一選挙区の相手候補は閣僚や党役員の経験者。民主党の“大物狙い”の姿勢が浮かび上がる。二十八日に鳩山氏が訪れたのは、塩崎恭久元官房長官の愛媛1区、古賀誠・自民党選対本部長代理の福岡7区、久間章生元防衛相の長崎2区など。いずれも今回の衆院選で全国的な注目区となっている選挙区を駆け足でテコ入れした。
麻生首相と鳩山氏の遊説先のうち、両党首がともに訪れるのは十三都府県の二十二選挙区。党首が応援に入った選挙区の勝率は、選挙における「党首力」のバロメーターでもあり、この二十二選挙区の勝敗も注目される。
最終日の二十九日には両党首の“遊説直接対決”もある。自民、民主両党は党首の最後の遊説先に東京10区の池袋駅を選んだ。二十九日午後七時半、池袋駅を東西に挟んで麻生首相と鳩山氏が有権者に最後の訴えを行い、政権選択の選挙戦はクライマックスを迎える。
4528
:
千葉9区
:2009/08/29(土) 16:06:21
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090829ddlk13010231000c.html
’09衆院選:石原知事が初、自民候補を応援−−新宿 /東京
30日投開票の衆院選で、石原慎太郎知事は28日、新宿区内で自民党前職候補の応援に駆けつけ、街頭演説を行った。今回の衆院選で、石原知事が都内の候補者の応援演説を行うのは初めて。報道各社が「民主党優位」との世論調査結果を報じる中、石原知事は民主党の鳩山由紀夫代表の個人献金問題に触れ、「死んだ人間の名前使って政治献金した。脱税に近いし、完全に詐欺」と批判した。
都内では、東京8区(杉並区)で石原知事の長男、伸晃氏(52)、東京3区(品川区、大田区北西部、島しょ部)で三男の宏高氏(45)がそれぞれ立候補しており、28日の定例記者会見では、応援の有無についての質問が出た。石原知事は、「オヤジが出て行ってどうこうなるものでもない。当人の努力が山積して結果が出ることだ」としつつ、記者から再度「今回はどうでしょうか」と詰められると、「どうでしょうな。残り日にちも少ないし」と述べ、明言を避けた。
石原知事は五輪招致ロビー活動のため、今月13〜24日、世界陸上選手権の行われていたベルリンなどへ出張。帰国後は、福岡や鹿児島へ応援に足を運んでいた。【江畑佳明】
〔都内版〕
4529
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 19:11:49
台風11号が発生したみたいだな…
明日の投票日に影響がなければいいが…
4531
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 22:14:30
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908290217.html
期日前投票、前回の1.6倍 28日時点で1094万人2009年8月29日19時26分
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総務省は29日、総選挙の期日前投票について、28日時点の集計(小選挙区)を発表した。公示翌日の19日からの10日間で有権者の10.49%にあたる1094万4845人が投票した。05年の前回総選挙の同じ時期より63%増え、国政選挙で最多だった07年参院選の1079万8737人を、すでに上回った。
都道府県別では、有権者のうち期日前投票をした人の割合が最も高いのは秋田(17.0%)で、愛媛(13.6%)、鹿児島(13.3%)が続いた。低かったのは滋賀(8.2%)、青森(8.8%)、宮城(9.0%)の順。10%を超えたのは28都道県で、九州は全県で10%を上回った。
期日前投票は国政選挙では04年参院選から導入された。投票日とほぼ同じ手続きで投票できる手軽さから、投票者に占める割合は04年参院選12%、05年総選挙13%、07年参院選18%と増えてきている。
4532
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 22:16:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900248
民主手応え、自民は危機感=各党胸算用−衆院選【09衆院選】
「政権選択」が焦点となった衆院選。与野党各党は30日の投票日を前に、期待と不安を込めながら獲得議席を予測している。
◇「3分の1」に激減か−自民
自民党は公示前は300議席だったが、麻生太郎首相(総裁)が「勝敗ライン」とした公明党と合わせて241議席の過半数維持は望めそうもない。小選挙区で当選が確実なのは「50議席台後半」(選対幹部)で、比例代表も50議席程度にとどまるとみている。同党は、過去4回の選挙で無敗だった「常勝区」にも首相を投入し、てこ入れした。
◇「3分の2」も視野−民主
追い風に乗る民主党は、参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2(320議席)以上も視野に入ってきたとみる。「小選挙区だけで240議席を固めた。比例で候補が不足するかもしれない」(選対)と、「大勝」の予感が漂う。
◇選挙区で苦戦−公明
公示前31議席の死守が目標の公明党は、比例は前回の23議席確保に自信をみせるが、太田昭宏代表や北側一雄幹事長ら小選挙区の8候補はいずれも接戦、苦戦を強いられ、「小選挙区は壊滅状態になる可能性もある」と緊張感が高まる。
◇9議席以上を期待−共産
共産党は、小選挙区候補を152人に絞って比例に集中。小選挙区での議席獲得は厳しいとみるが、「比例は手応えはいい」と、公示前9議席の上積みに期待する。
◇選挙区で4議席も−社民
民主党と選挙協力する社民党では、前回1議席だった小選挙区で「4議席に届く可能性も」との見方も。ただ、比例は勢いがみられず、公示前の7議席維持に確信を持てずにいる。
◇党幹部の当落注視−国民新
公示前の4議席に届くかは微妙。綿貫民輔代表や亀井久興幹事長の当選が見通せていない。(2009/08/29-19:06)
4533
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 22:17:54
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200908290173.html
《政治決戦24時:29日》「ほどほどのバランス」2009年8月29日17時27分
印刷
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自民党の細田博之幹事長が東京都府中市で街頭演説し、「『政権交代』『政権交代』とセミが鳴くように言っているが、油断ならない。何が起こるかわからない」。民主党のマニフェストの目玉である子ども手当を取り上げ、貯蓄に回れば「死に金になる」と批判。「手品で帽子の中からハトがでるようなことを言って、私たちに任せてくださいと、こんなウソがまかり通っちゃいけない」
舛添厚生労働相が岐阜市で野田聖子消費者担当相の応援演説。「おそらく日本で最初の女性宰相になるであろう(野田さんを)、こんなくだらん政権交代の風で落とすようなことがあったら日本の損失だ」
新党大地の鈴木宗男代表が札幌市で街頭演説し、「小泉チルドレンという言葉が4年前にできた。今度、民主党チルドレンができる。わけのわからん200人出したって逆に大変だ。あまり民主党さんに勝ち過ぎさせても良い政治はできない。ほどほどのバランスが必要だ」
民主党の小沢一郎代表代行が福岡県柳川市で街頭演説し、「民主主義は多数がものをいう。最終的には多数決ですべて決せられます。一昨年の参院選で野党が過半数をとった。我々の法案を参院は通過させたが、衆院で全部、自民党に否決された。本当に政策を実現するには、この総選挙で勝たなくてはなりません」
4534
:
名無しさん
:2009/08/29(土) 23:35:04
和光市駅前にまだ早川がいたwなんかかわいそうになってきた…他の選挙区だから関係ないけどw
4535
:
チバQ
:2009/08/29(土) 23:38:18
あと22分を大切にするのは偉いと思う
土曜の夜だから、夜遅く帰る人の票も馬鹿には出来ないと思う
票につながるかは別だが
4536
:
とはずがたり
:2009/08/29(土) 23:55:51
>>4534
もお11時過ぎなのに!?必死だな〜。
しかも折角ビラ受け取って貰った4534氏は違う選挙区違ったとはw
4537
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:18:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908292254018-n1.htm
【09衆院選】「この国はどう変わるのか」 真夏のロングラン攻防 (1/2ページ)
2009.8.29 22:51
池袋駅東口での街頭演説で、最後のお願いをする麻生太郎首相=8月29日夜、東京都豊島区の池袋駅東口(撮影・早坂洋祐) 40日間にわたるロングラン選挙のフィナーレの地として自民、民主両党は東京・池袋駅を選んだ。東口に陣取った麻生太郎首相(自民党総裁)、西口は民主党の鳩山由紀夫代表。ともに鬼気迫る表情でスポットライトを浴びた。
首相「みなさんの暮らしを守ると同時に日本を守らなければならない。世界が期待する技術、先祖から受け継いだDNAと底力、経済成長政策。この3つがそろっている日本の未来が暗いわけがない。麻生太郎は日本の未来に責任を取ります」
鳩山氏「米国ではイラク戦争への反省からオバマ大統領が誕生した。米国民は大変な勇気を世界に示した。日本にできないはずがない。古い政治をこのまま続けるのか。勇気を持って歴史を塗り替えるか。その選択の選挙なんです」
両陣営とも人垣で身動きもできないほど。違いと言えば、首相側は日の丸の小旗が多数揺れ、鳩山氏側はほぼ皆無だったことくらいだった。
◇
首相は、自民党内の「麻生降ろし」がピリオドを打った直後の7月21日に衆院を解散した。この時点で選挙があれば自民党の大敗は確実だったが、憲法で許される最大日程(40日間)の「冷却期間」を置けば十分挽回できると踏んだからだ。
首相は「8月を日本を考える1カ月にしてほしい」と訴え、これまでの経済政策の実績を強調。「政権ではなく政策を選択してほしい」と説き、民主党の外交・安全保障、教育政策の危うさ、経済政策の一貫性のなさを批判してきた。
この戦略はうまくいくかに見えた。この間、鳩山氏はマニフェスト(政権公約)に掲げた日米FTAなどで発言がブレ続け、外交・安全保障をめぐり、民主、社民、国民新の3党の足並みも乱れた。鹿児島県では国旗を切り張りし民主党旗を作る“事件”も発覚。自民党の支持率はジワジワと回復した。
8月中旬の自民党の分析では300選挙区中110議席前後で勝算が立ち、党執行部は「このまま支持基盤を固めれば」と手応えを感じていた。
◇
一方、民主党は「政権交代」「新旧交代」を一点張りで訴える戦術に出た。外交・安全保障政策に対する自民党の攻撃には一切応じず、幹部の足並みが乱れぬようオフレコ発言も極力慎しんだ。鳩山氏は就任後ほぼ連日続けてきた記者団のぶら下がり取材にも応じなくなった。
これが功を奏したのか、18日の公示後は民主党に再び追い風が吹き始めた。各メディアは「民主党300議席超の勢い」と次々に報じ、勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」で民主党はさらに勢いづいた。
このような状況では自民党に「危機バネ」が働くものだが、今回はあまり効かなかった。原因は自民党の集票マシンである業界団体が今後の“報復”を恐れ、「両にらみ」に転じたためだとみられている。
それでも首相は「選挙は2%の勝負だ。100人に2人が変わればひっくり返る。だから選挙は最後まで分からない」と強気を崩さない。確かに2%の投票先が変われば選挙区情勢は数十議席単位で入れ替わる。
だが、今回は4年前の郵政選挙のような明確な争点はない。与野党の政策論争も乏しかった。ある閣僚経験者は「今回の風は薄気味悪い」とこぼした。なぜ、どこから吹くのか、はっきりしないからだ。「日本はどう変わろうとしているのか」。与野党とも明確な答えを示せぬまま「審判の日」を迎えた。(石橋文登)
4538
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/08/30(日) 00:19:33
>4490-4493、
>>4496
、
>>4523-4526
数値化しました。野党有利 ○+4>△+3>☆+2>接戦>★−2>▲−3>●−4 与党有利
単純な平均ではなく、調査時期と媒体(っていうか産経さん、逆張りしすぎ)によって、
傾斜をつけています。
青森03 ☆1.61 大島<田名部
秋田02 −0.15 金田>川口
山形01 ☆1.78 遠藤<鹿野
福島02 ☆1.32 根本<太田
茨城02 +0.58 額賀>石津
茨城04 +0.58 梶山<高野
茨城06 ☆1.46 丹羽<大泉
茨城07 +0.56 中村<柳田
栃木01 △2.03 船田<石森
栃木05 ★1.36 茂木>富岡
群馬01 ☆1.63 尾身<宮崎
群馬04 −0.79 福田>三宅
千葉11 +0.47 森_<金子
千葉12 ★1.19 浜田>中後
神奈01 △2.15 松本<中林
神奈02 −0.15 管_>三村
神奈03 △2.25 小此<岡本
神奈11 ▲2.00 小泉>横粂
神奈13 −0.03 甘利>橘
神奈15 ★1.00 河野>勝又
山梨02 ☆1.87 堀内<坂口
東京01 ☆1.63 与謝<海江田
東京11 ▲2.59 下村>有田
東京12 ☆1.26 太田<青木
東京13 ☆1.28 鴨下<平山
東京16 ☆1.62 島村<初鹿
東京17 ★1.46 平沢>早川
富山03 −0.23 橘_>相本
石川01 ☆1.67 馳_<奥田
石川02 +0.59 森_<田中
石川03 ☆1.48 北村<近藤
福井02 +0.33 山本<糸川
福井03 ☆1.28 高木<松宮
岐阜01 ☆1.77 野田<柴原
岐阜02 ★1.85 棚橋>橋本
岐阜04 ★1.41 金子>今井
岐阜05 ☆1.62 古屋<阿知波
静岡07 ▲2.85 城内>斉木
静岡08 +0.26 塩谷<斉藤
愛知13 ☆1.06 大村<大西
愛知15 ☆1.38 山本<森本
三重01 △2.26 川崎<中井
三重05 ☆1.05 三矢<藤田
京都01 ☆1.85 伊吹<平
京都05 ★1.15 谷垣>小原
大阪03 ☆1.33 田端<中島
大阪06 ☆1.46 福島<村上
大阪13 ★1.85 西野>白石
大阪16 ☆1.79 北側<森山
兵庫08 −0.08 冬柴>田中
奈良04 ☆1.11 田野<大西
和歌03 −0.79 二階>玉置
鳥取02 △2.10 赤沢<湯原
島根02 ▲2.10 竹下>亀井
岡山01 +0.99 逢沢<高井
岡山05 ★1.33 加藤>花咲
広島01 −0.21 岸田>菅川
広島04 −0.33 中川>空本
徳島03 ☆1.54 後藤<仁木
愛媛01 ☆0.64 塩崎<永江
愛媛04 −0.05 山本>高橋
高知01 ☆0.26 与党<田村 ※田村だけを基準に比較してます
高知03 ★1.04 山本>中山
福岡06 +0.12 鳩山<古賀
福岡07 +0.18 古賀<野田
長崎03 △2.14 谷川<山田
長崎04 △2.05 北村<宮島
熊本03 +0.28 坂本<後藤
熊本05 ★1.54 金子>中島
大分02 +0.12 衛藤<重野
宮崎02 ★1.15 江藤>道休
鹿児02 −0.49 徳田>打越
鹿児03 ☆1.67 宮路<松下
鹿児04 +0.82 小里<皆吉
4539
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:19:56
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090829/tky0908292020007-n1.htm
【衆院選】石原知事が長男、伸晃氏を応援
2009.8.29 20:19
石原慎太郎都知事は29日、衆院選に東京8区から立候補している自民党都連会長で長男の石原伸晃氏の応援に入った。
石原知事は杉並区のJR西荻窪駅前で伸晃氏とともに街宣車にのぼり、民主党の小沢一郎代表代行、鳩山由紀夫代表の批判を展開。その上で「これからの日本は若い政治家が物を言わなければいけない。親バカですが、息子をよろしくお願いします」と呼びかけた。
石原知事はこの日、高円寺阿波踊り大会の開会式でも、法被姿で伸晃氏と並んでテープカット。元都議で東京7区の松本文明氏の打ち上げにも出席した。
前日には東京1区の与謝野馨氏の応援で新宿区内で街頭に立ち、27日には福岡2区の山崎拓氏の応援のため福岡市を訪れている。
石原知事は29日の定例会見で、応援演説について「私にとって親しい人、大事な人のところに行くだけ」と話していた。
4540
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:21:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000084-jij-pol
期日前投票、1094万人=前回衆院選の1.6倍
8月29日18時8分配信 時事通信
総務省は29日、衆院選の期日前投票の状況を発表した。公示翌日の19日から投票日2日前の28日までに投票した人は1094万4845人で、2005年衆院選の投票日2日前(672万4889人)に比べ62.8%の増加となった。有権者(約1億434万人)の10.5%が投票を済ませたことになる。制度が定着してきたことに加え、今回の衆院選への有権者の関心の高まりが背景にあるとみられる。
期日前の投票者数は、全都道府県で前回衆院選を上回った。増加率が最も高かったのは秋田県の86.7%で、愛媛県の82.0%、徳島県の81.5%などが続いた。最も低かったのは北海道の47.5%だった。
4541
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:23:19
なぜ大阪4で!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000583-san-pol
最後の「お願いコール」 ハマコー土下座
8月29日23時6分配信 産経新聞
「政権選択」を焦点に繰り広げられた真夏の衆院選挙戦が幕を閉じた。年金、医療、教育、地方分権…。関西でもさまざまな懸案をめぐり訴えを重ねてきた候補者らは29日夜、マイクのスイッチを切る午後8時の寸前まで支持拡大に向け、声を張り上げた。「あと1人、2人でも声をかけていただけませんか」。初秋の気配が漂うようになった夜空に、最後の「お願いコール」が吸い込まれていった。
「マイクを握ることができるのはあと2分。ご支援ありがとうございました」。自民党前職との激しい接戦を繰り広げた大阪1区(大阪市中央区など)の民主党新人は、事務所前での「マイク納め」の演説で「堂々と明日を迎え、人事を尽くして天命を待ちたい」と支持者らに深々と頭を下げた。
昨年以来、これで街頭演説は3874回目といい、すっかりつぶれた声でのあいさつに、支持者らは「よくやった」とねぎらいの言葉をかけた。
大阪4区(大阪市北区など)の自民党前職は、繁華街で最後の街頭演説会。元衆院議員の浜田幸一氏が来援し、路上で土下座して「知り合いに投票を頼んでください」などとお願いするパフォーマンスをみせた。
浜田氏は「麻生太郎首相は運が悪い。自民党のためていた膿(うみ)を全部かぶった。私を副総理にして泥をかぶせていれば何とかなった」と“ハマコー節”を披露。最後は十八番の「おかあさん」を熱唱し、週末の夜を楽しむ人たちの喝采(かつさい)を浴びていた。
大阪13区(東大阪市)の国民新党新人のもとには、同党の亀井静香代表代行が駆けつけた。
「あと1人、2人でも声をかけていただけませんか」と亀井氏。「あさってから日本の新しい政治が始まる。この東大阪から皆さんの代表を送ってください」と力を込め、何度も聴衆に頭を下げた。
大阪10区(高槻市など)の社民党前職は、市内のデパート前で「最後のお願い」に臨み、「責任政党と言っている自民党は今まで何をしてきたのか。この4年間の政治を判断するのが今回の選挙です」と政権交代の必要性を改めて訴えた。
兵庫8区では、盤石の地盤で当選を重ねてきた公明党前職の冬柴鉄三氏(73)と、民主党の全面支援を受け、抜群の知名度を誇る新党日本新人の田中康夫氏(53)という与野党の大物2人が最終日まで激しいつばぜり合いを繰り広げた。
冬柴氏は午前中から尼崎市内各地を精力的に駆け回り、JR尼崎駅前などで街頭演説。夜は阪神尼崎駅前で大勢の支持者を前にマイクを握り、「何としても勝利させてください。負けるわけにはいかない」と絶叫。8期連続当選に強い執念を見せた。
一方、田中氏は朝、JR立花駅前での演説で活動をスタート。阪神尼崎駅近くの商店街などを練り歩き、最後は選挙事務所前で「明日は尼崎が目覚める日。“脱しがらみ”だからこそできる本当の政権交代を、みなさまと一緒に実現したい」と語気を強めた。
兵庫8区ではほかに、社民党新人の市来伴子氏(32)、共産党新人の庄本悦子氏(55)、幸福実現党新人の角出智一氏(43)も支持を訴えている。
4542
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:24:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000580-san-pol
必死にもがく大物たち 声振り絞り“懇願”
8月29日22時38分配信 産経新聞
衆院選の選挙戦最終日となった29日。候補者らは、1人でも多くの有権者に支持を訴えようと、炎天下を汗まみれで駆け回った。従来なら自らの選挙区に入ることが少なかった自民党の大物候補者たちも、逆風が吹く今回ばかりは事情が違う。地元でぎりぎりまで、声を振り絞った。
「どうか力を貸して下さい」。前首相の福田康夫氏(73)は、声を張り上げ“懇願”した。29日午後6時過ぎ、群馬県高崎市のJR高崎駅前での光景だ。
連日の遊説で顔は真っ黒に日焼けし、肩からは、初出馬以来ずっと嫌がっていた「福田康夫」というタスキをかけている。クールなスタイルを投げ打った姿に、必死さが伝わる。
演説が終わると、数百メートルにわたって駅前の繁華街を歩き、道行く有権者らと握手。手を差し出し、「はい、どうも」「よろしくお願いしますね」と、小さな声ながら、一人ひとりに声をかけた。携帯電話で写真を撮る若者には、笑みを浮かべる“サービス”も。
前回衆院選まで群馬4区で圧勝を続けてきた福田氏。父親の赳夫元首相の代からほとんどの選挙が大勝で負け知らず。だが、今回初めて、民主党新人の三宅雪子氏(44)に激しく追い上げられ、「互角の戦い」(選対幹部)を展開した。
いつもは妻や長男まかせで、本人は数日間しか地元入りしない「殿様選挙」(陣営幹部)だったが、今回は地元へ張り付いた。比例代表との重複立候補をせず、選挙区で敗れれば、落選が決まる。これまであまり乗らなかった選挙カーにも乗り、タスキもかけた。
一方の三宅氏の最終日は、選挙カーでの行脚に加え、JR高崎駅前で演説。有権者を前に「みなさんの1票でこの世の中を変えましょう」と、政権交代を意識した言葉で締めくくった。
◇
4年前に続き前財務相の中川昭一氏(56)と民主の石川知裕氏(36)が激しく火花を散らす北海道11区。
ローマでの「もうろう会見」で自民への逆風をあおってしまった中川氏の演説は最終日も、「申し訳ない」で始まった。その上で「民主の無責任な政治に任せては十勝が崩壊する。だまされないで」と絶叫し、選挙戦を締めくくった。
中川氏の“武器”は、ギュッと結んだ「はちまき」。農水相だった父の故・一郎氏を引き合いに「このはちまきは父のもの。なんとしても勝ち抜かせていただきたい」と訴えた。
一方、民主党への追い風に加え、地元で強い人気の鈴木宗男氏(新党大地)の支援を受ける石川氏は、新党大地のイメージカラーの緑のポロシャツ姿で「政権交代しかない」と、声を枯らした。
閣僚経験を重ね自民党若手のホープと目されてきた中川氏は、従来の選挙では他候補の応援に回りほとんど地元に帰ることはなかった。だが今回は長靴姿で選挙区内の農家を地道におわび行脚し「初当選以来」(陣営)のどぶ板選挙を展開した。スタッフも「助けて下さい」「ようやく肩を並べるところまできた」と絶叫して支援を訴えた。
最終日の29日、白地に赤い字で「必勝」と書いたはちまき姿の中川氏は日中、帯広市内を車でくまなく遊説。午後7時、市内のデパート前の路上を埋めた約700人の支援者を前に最後の街頭演説に臨み、戦いを締めくくった。
4543
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:25:20
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/295436/
小沢VS森 40年間「因縁」の行方は…
配信元:
2009/08/29 22:18更新
民主党で衆院選を仕切ってきた小沢一郎代表代行が29日、最後の応援先に選んだのは、森喜朗元首相が出馬する石川2区だった。小沢、森両氏は昭和44年初当選の同期。時にライバルとして、時に盟友として40年にわたり政界の荒波をかいくぐってきた2人の「因縁」の行方は…。
森氏は平成6年、村山富市首相の自社さ連立内閣を発足させ、小沢氏が主導した連立内閣から政権を奪取した立役者だ。その後は旧自由党との自自連立、19年の大連立構想で小沢氏とのパイプ役を務め、「つかず離れず」の関係にあった。
だが、民主党への追い風を受け、小沢氏は容赦しなかった。新人女性候補を擁立し、強力にテコ入れ。森氏は「ドブ板選挙」を強いられることになった。
小沢氏は29日夜、小松市の小松ドーム前に約6千人を集め、「日本の政治に必要なのは政界で手練手管を用いる人ではない。相手はちょっとの間だが首相をした自民党の大物だが、ポストや地位に汲々とする政治家はもはや必要ない」と森氏との決別を宣言。森氏はJR小松駅前で「私は政権交代とは何なのか考え続け、ついに敵をはっきりと見つけた。その敵は小松ドームにいる」と小沢氏への敵意をむき出しにした。
4544
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 00:26:42
>>4538
あざーすヽ(´ー`)/
この書き方は橋本は与党扱いなんですか?
>>4539
伸晃結構追い詰められとる?
>>4540
いやぁ投票率楽しみッスね。
4545
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/08/30(日) 00:28:27
>>4538
早速ミス発見
茨城02 +0.58 額賀<石津 (朝日、読売の中盤情勢で額賀<石津になったのが大きい)
愛媛01 −0.64 塩崎<永江 (記号のミス)
4546
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:29:08
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090830k0000m010090000c.html
衆院選:自民VS民主 最後の夜は池袋対決
街頭演説に聴き入る大勢の聴衆=東京都豊島区の池袋駅前で2009年8月29日午後7時39分、長谷川直亮撮影(一部画像を処理しています) 自公政権の継続か、政権交代か。衆院選の選挙戦最終日となった29日夜、各地の激戦区では、大物たちが声をからして支持を呼び掛けた。麻生太郎首相と民主党の鳩山由紀夫代表は、ともに東京・池袋を最後の遊説地に選び、駅を挟んだ至近距離での対決で攻防を締めくくった。いよいよ迎えた選択の時。一票を投じる有権者も、最後の訴えに耳を傾けた。【林哲平、山本太一、渡辺暢】
麻生首相は東京10区から出馬している元環境相の小池百合子氏(57)の応援のために、JR池袋駅東口に駆けつけた。約6000人の聴衆であふれ返る中、水色のシャツ姿の麻生首相は午後7時36分から約10分間、マイクを握り「戦後の安全な社会を作ったのは自民党だ」と実績をアピール。最後に「日本の未来を明るく豊かにするのはどこか。自由民主党だ。麻生太郎がその責任をとります」と締めると「麻生」コールがわき上がった。
小池氏は「私には夢があります。I have a dream」と英語を交えて演説。「私は今後も働き続けたい。よろしくお願いします」と頭を下げると、聴衆から「百合子、愛してる」と絶叫が響いた。首相の演説を聴いた豊島区の自営業の男性(70)は「国を守れるのは自民党だけ。小池さんの行動力には期待が持てる」と話した。
「歴史を塗り替えるには勇気がいる」。麻生首相の演説が終わるころ、鳩山代表は地下通路で結ばれた駅の反対側にある池袋西口公園で声を張り上げた。周辺には約5000人が集まり、バスの進入路と車道を隔てる分離帯の上にも聴衆が連なった。
テレビカメラ用のライトやフラッシュが一斉に光り、「次期総理」「政権交代」と声が飛ぶなか、鳩山代表は現政権を「官僚任せ」と批判。「8月30日という日が、5年後、10年後に『この日から日本の政治が変わった』と思ってもらえる時が来ると確信している」と強調した。小池氏に挑む新人の江端貴子氏(49)も「大きなお金の流れを変えるのが民主党の政権交代」と訴えた。
豊島区内の主婦、松崎久子さん(60)は「民主党は政策を勉強しているイメージがあり、足りないのは経験だけ。ガタガタするだろうが、やりながら学んでほしい」と期待を込めた。
共産新人の山本敏江氏(60)も午後6時ごろから、池袋駅西口で演説し、「国民の生活を壊した自公政権は退場を」と訴えた。
4547
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:35:45
>>4537
>>4546
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900293
「今こそ新しい政治を」=声からし政権交代訴え−民主・鳩山代表
「新しい政治を今こそつくり出す」「勇気を持った政権選択の選挙です」。民主党の鳩山由紀夫代表は午後7時半、東京10区のJR池袋駅西口公園前で江端貴子氏の応援演説に立ち、1万人以上の聴衆を前に、声をからして政権交代を訴えた。
この日、大阪府内で計5選挙区をはしごした鳩山代表。赤く日焼けした顔をさらに紅潮させ、「古い政治をこれからもしょうがないと続けるのか、新しい政治を今こそつくり出していくか。政権選択の選挙だ」と支持を求めた。
同じ時間帯、駅の反対側では自民党の麻生太郎首相が街頭演説中。鳩山代表は「古い政治とは何か。官僚主導の政治だ」と自公政権を批判し、「財政再建を錦の御旗に掲げた結果、社会保障が切り捨てられた。まさに人の命が粗末にされてしまっている」と強調。「こんな政治は誰でもできるが、こんな政治だけは決してやってはいけない」と呼び掛けると、聴衆からは拍手とともに「鳩山総理」の掛け声が飛んだ。
鳩山代表は午後8時ぎりぎりまで「歴史を塗り替えることは勇気がいるが、できないことはない」と声を張り上げ続けた。
演説を聴いていた東京都豊島区の会社員藤田豊さん(51)は「小泉改革で日本はおかしな社会になった。政権交代のために今回は民主に入れる」と話した。(2009/08/29-21:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900279
「自民党に力を」首相絶叫=麻生コール、熱狂渦巻く−東京・池袋
自民党総裁の麻生太郎首相は、東京・池袋のJR池袋駅東口を全国遊説の終着地に選び、「われわれに力を与えてください」と絶叫。伝えられる劣勢がうそのように、1万人以上の群衆からは「麻生」コールが沸き起こり、首相は満面の笑顔で拳を高々と突き上げた。
首相が東口ロータリーに到着したのは午後7時半すぎ。ワイシャツの袖をまくり上げた姿は、まさに戦う党首。選挙カーの上で東京10区出馬の元防衛相小池百合子氏の横に立つと、「麻生さーん」と声援が飛んだ。
「景気対策を麻生太郎は完全にやり遂げてみせます」「日本を守るのは自由民主党」。約15分間にわたり必死の形相で絶叫。「貨物検査法案は衆院を通ったが、参院で審議未了の廃案。小沢一郎氏は国連中心主義と言っていたが、言ってることとやってることが違うでしょうが」と、小沢攻撃も織り交ぜた。
対する鳩山由紀夫民主党代表が同時刻に駅を挟む西口で演説していることも意識、「東口に集まってくださり、厚く御礼申し上げます」と頭を下げた。演説終了後は麻生コールがこだまし、首相も笑顔で両拳を夜空に高々と突き上げ応じた。
東口には1時間以上も前から大勢が待機。首相の到着時には通行人も足を止めて駅構内にまであふれかえるほどの黒い人垣ができ、握手を求めて群衆が殺到した。 (2009/08/29-21:18)
4548
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:37:19
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090830k0000m010067000c.html
衆院選:照準は自民大物 小沢氏が福岡、石川入り
1000人以上の聴衆が集まった街頭演説会場を眺め、満足そうな表情を見せた民主党の小沢一郎代表代行=福岡県柳川市で2009年8月29日午後3時29分、渡辺創撮影 民主党の小沢一郎代表代行は選挙戦最終日の29日、同党の新人が自民党の大物前職と接戦を展開している福岡、石川両県の選挙区に入り、2カ所で計3000人以上を前に街頭演説をした。「国民を無視した今までの政治を続けるか、本当に国民の生活、暮らしをしっかりと守る政権を作るか。大事な選択だ」と訴え、大物追い落としで自民党に打撃を加えることを狙った戦略に全力を注いだ。
小沢氏が最後の応援先に選んだのは、民主党の野田国義・前八女市長が古賀誠選対本部長代理と競う福岡7区と、同党の田中美絵子氏が森喜朗元首相と対決する石川2区。福岡7区で小沢氏は、約1100人が集まった柳川市の公園で約15分聴衆と握手して回った後、「民主主義は多数決ですべて決まる。本当に政策を実現するにはこの選挙で勝たなくてはならない」と強調した。【渡辺創】
4549
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/08/30(日) 00:42:33
>>4544
まあ、非民主連立政権側ということで>橋本は与党扱いなんですか?
4550
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:48:55
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02042628/1.htm
麻生首相の応援選挙区ほぼ全滅!!
2009年8月29日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●コイツが出てくると票が逃げる
「金がねぇなら結婚しない方がいい」。都内の会合でこう発言し、就職難で収入が伸び悩む若者から総スカンを食らった麻生首相。もはや自民党惨敗は確実なのに、総裁本人だけがノーテンキな発言で票を減らし続けている。そんな麻生だから、応援演説に入った選挙区も今や「全滅」状態だ。
7月の都議選で、自民候補58人中、57人の応援に入った麻生。しかし、結果は惨敗で、「選挙の顔」として全く役立たないことがバレた。ところが、この男は懲りていない。衆院選でもCMに登場し、応援演説に出掛けて余計なことを言っている。
「それでも応援演説依頼があるのは、『首相が遊説に来ると1000万円単位で陣中見舞いが配られる』なんてウワサがあるからです」(政界関係者)
しかし、ご愁傷サマだ。麻生が応援に入ったところの選挙情勢を調べたら、見るも無残な結果となった。麻生が公示日から24日までに街頭演説や応援に入った主な選挙区は31。選挙協力している公明党の太田昭宏(東京12区)や冬柴鉄三(兵庫8区)、北側一雄(大阪16区)のほか、盟友の中川昭一(北海道11区)、麻生派の中馬弘毅(大阪1区)、山口俊一(徳島2区)などだ。だが現時点で「優勢」はゼロ。逆に「劣勢」は23選挙区にも上り、残り8選挙区も「劣勢」に転じる可能性が高い。仮に首相が応援演説に入って「全滅」なら前代未聞だ。政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。
「麻生政権は不支持率が7割近くあり、有権者の多くが首相の顔を見たくないと感じている。それなのに本人は全く懲りておらず、逆に『与党過半数なら続投』なんて平気で言っている。これでは首相が行くだけ逆効果。自民党がやるべきことは麻生隠しです」
こんな首相、見たことがない。
【衆院選公示後、麻生首相が街頭演説、応援に入った主な選挙区】
◇選挙区/自公候補/情勢
◆8月18日
東京9区/菅原 一秀/△
東京12区/太田 昭宏/×
東京20区/木原 誠二/×
東京24区/萩生田光一/×
◆8月19日
北海道1区/長谷川 岳/×
北海道6区/今津 寛/×
北海道11区/中川 昭一/×
◆8月20日
鹿児島3区/宮路 和明/△
鹿児島4区/小里 泰弘/△
熊本2区/林田 彪/×
◆8月21日
福島1区/亀岡 偉民/△
福島2区/根本 匠/×
福島5区/坂本 剛二/×
埼玉2区/新藤 義孝/△
◆8月22日
兵庫1区/盛山 正仁/×
兵庫6区/木挽 司/×
兵庫8区/冬柴 鉄三/△
大阪1区/中馬 弘毅/×
大阪4区/中山 泰秀/×
大阪16区/北側 一雄/×
◆8月23日
千葉3区/松野 博一/×
千葉8区/桜田 義孝/×
千葉9区/水野 賢一/×
千葉13区/実川 幸夫/×
東京2区/深谷 隆司/×
◆8月24日
香川1区/平井 卓也/×
香川2区木村 義雄/×
徳島2区/山口 俊一/×
愛媛3区/白石 徹/×
愛媛4区/山本 公一/△
高知3区/山本 有二/△
※△は互角、×は劣勢
(日刊ゲンダイ2009年8月26日掲載)
4551
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 00:55:01
>>4549
なるほど,そうですね〜。
こういう指標は例外選挙区の三つ巴の扱いでやや難しいっすね。それ以外の選挙区では大変参考には成るんですけど
4552
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:55:57
AFPの記事
http://www.afpbb.com/article/politics/2635407/4508286
衆院選30日投票、政権交代の可能性高まる
2009年08月29日 21:34 発信地:東京
【8月29日 AFP】(写真追加)半世紀にわたりほぼ続いた保守派の一党支配体制に終止符を打ち、中道左派政党が政権を獲得する可能性のある第45回衆議院議員選挙の30日投票に向け、各党の党首は29日、有権者に最後の訴えを行った。
世論調査によると、1955年の結党以来、わずか10か月ほどの期間を除き政権の座を守り続けてきた麻生太郎(Taro Aso)首相率いる自民党(LDP)に、民主党(DPJ)が圧勝する可能性が高まっている。
読売(Yomiuri)新聞は、有権者8万5000人以上から回答を得た世論調査の結果をもとに、民主党が衆院定数480議席のうち、300を超える議席を獲得する可能性もあると予測し、「民主党が圧勝の勢い」と伝えた。
投票率は高くなる見通し。有権者1億400万人のうち10%以上が、29日までに期日前投票を済ませたとみられる。メディアによる出口調査は30日午後8時ごろに発表される予定。(c)AFP/Shingo Ito
4553
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:57:23
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908290008.html
韓国メディアも「カウントダウン」 日本の総選挙を注視
2009年8月29日10時6分
【ソウル=箱田哲也】東亜日報など韓国主要紙は、30日の日本の総選挙を連日大きく取り上げている。各紙とも「民主党の圧勝有力」(東亜日報)などと隣国の政権交代を確実視。鳩山代表の写真を掲げて「カウントダウン」を始めている。
「新 日本 D―3(あと3日)」。朝鮮日報は27日付で、1面の題字の真下に、記事スペースの半分以上をぶち抜く鳩山代表夫妻の大判写真を掲げ、「次期総理夫妻?」との説明を付けた。本文では「日本中が熱気にあふれている。どこにいっても選挙の話と選挙後の話ばかり」。
28日付東亜日報は「うれしい悲鳴VS.苦しい悲鳴」として情勢調査をもとに自民党が「総裁候補の人材難を心配する状況」と伝えた。主要各紙は投開票日の30日組みの紙面でも数ページにわたって大きく報じる予定で、当選速報を報じるインターネットサイトもあるという。
4554
:
チバQ
:2009/08/30(日) 00:58:09
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009082902000264.html
外国人の視点『日本は平和過ぎた』 『政権交代』したら政治への関心高まる?
2009年8月29日
政権交代の可能性が高まっている今回の衆院選。国内では短命で終わった非自民連立政権(1993〜94年)があったが、2大政党が真っ向から政権選択をめぐってぶつかるのは、事実上初めての経験だ。政権交代は日常生活にどんな変化をもたらすのか。政権交代を経験した静岡県内の3人の外国人に話を聞いた。 (報道部・出来田敬司)
「軍事政権から民政に移行した後、急激なインフレを経験した。今の大統領は貧困層を重視した政策をとり、中間層は恩恵にあずかれない。政権交代は国民の生活に密接にかかわっている」
ブラジルを取り巻く状況についてこう話すのは、浜松国際交流協会でポルトガル語の相談員を務める田村エミリオさん(39)=浜松市中区佐藤。民政移行後二十数年しかたっていないという土壌もあり、国民の多くは政治に強い関心を持っているという。
一方、浜松市国際課で国際交流員を務める米国人のエリック・ヘンリーさん(24)=同市同区元目町=と、オーストラリア人のボニー・チョイさん(25)=同町=は「政権が変わって日常生活が大きく変わるということはなかった」と言い切る。
日本と同じ議院内閣制のオーストラリアは2007年秋、政権党が保守連合から労働党に移行。米国では08年秋の大統領選で民主党のオバマ氏が就任している。
ただヘンリーさんは、共和党のブッシュ前大統領には戦争、オバマ大統領には世界平和に尽くすイメージがあるとして、「米国政府に向ける国民や世界の人たちの感じ方には、大きな変化があったのではないか」と述べた。
3人とも一時期を除き半世紀にわたって政権交代がなかった日本の政治風土は、自国と異なっているとの見方で一致。田村さんとヘンリーさんは「日本はこれまであまりにも平和過ぎ、政治に何かを求めても変わらないという意識があったのだろう」との見方。
ただ田村さんは昨年春、道路特定財源の暫定税率がいったん失効し再び復活したことで、ガソリンの価格が市民生活を直撃したことに触れ、「政治の変化が生活を変えることに気付いたのではないか」と指摘する。
チョイさんも「日本人は米国志向が強いため、オバマ米大統領の『チェンジ』の合言葉に強い影響を受けつつあると思う」と現状の“政権交代ムード”に触れた。
4555
:
チバQ
:2009/08/30(日) 01:01:23
http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2009082902000044.html
【編集局デスク】
不満か不安か
2009年8月29日
衆院選は、いよいよあす投票日を迎える。政権交代が最大のテーマになっているが、投票そのもので政権交代があるなら、戦前の加藤高明政権が誕生した一九二四年以来八十五年ぶりとなるが、国民にさほどの高揚感がない気がする。
どうしてか。それは政権選択といいながら有権者にとって選択肢は「自民党への不満」か「民主党への不安」か、そのどちらを取るのかという構図になっているからではないのか。
野党の抵抗に音を上げ、相次いで政権を投げ出した二人の首相の後に選ばれた麻生太郎内閣は、解散時期を見計らううちに支持率低下を招き、政権担当能力の限界を露呈したかたちだ。
さらには市場原理主義を推し進め、格差と貧困を生み出し、七月の失業率は5・7%となり過去最悪となった。雇用対策に有効な手を打てなかった党に、成長戦略は可能だろうか。
民主党だって喜んではいられない。事情はよく似ている。マニフェストに、子ども手当や公立高校実質無償化、農漁業の戸別所得補償制度、高速道路無料化などを掲げたものの財源はちゃんと確保できるのか。新人議員が多い党組織で手練手管にたけた官僚たちを御していけるものかどうか。とても大丈夫と言えない。
かつて経済企画庁長官を務めた田中秀征さんが、講演でこういう例え話をしたという。自民党は頑丈で大きいけれど、あまりにも古くなりすぎた「老朽住宅」で、民主党はこれからどういう建物が建つかわからない「仮設住宅」だ、と。
国民は老朽住宅に住み続けるのか、それとも仮設住宅に移るのか。最初に紹介した「不満」と「不安」につながるような話だ。
本来なら、政策や政権への「満足」や「期待」を判断材料にして一票を投じるべきではあるが、今回はそういう政治状況への第一歩にしてほしい。
(名古屋本社編集局長・志村 清一)
4556
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 02:08:40
〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:上 自民 逆風とねじれの中で
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110290.html
2009年8月5日
◇「1区公認漏れ」全区に影
「コメは値下がりし、リンゴも安くなった。生活は厳しくなるばかりだ」
総選挙に備え、支持者回りをしていた県西部の自民県議は最近、農家の男性からこんな不満をぶつけられた。
農家票の多くは農業保護を求める立場からこれまで、政権を握り続ける自民党に流れてきた。しかし、輸入作物の攻勢や減反などで収入は減る一方。県内でもリンゴ農家は昨年の雹(ひょう)害で大打撃をこうむった。
農家の苦境に対して、民主党は戸別所得補償という「わかりやすい」政策を打ち出してきた。「試しに民主に任せて、ダメなら自民に戻せばいい」。県議は、男性と話しているうち、そんな意思をひしひしと感じた。
「4年前の総選挙とは大違い。どの候補に投票するのか、ずっと応援してきてくれた人にさえ怖くてとても聞けない」
県内で2回連続で4小選挙区の議席を独占してきた自民は、かつてない逆風に見舞われている。20%を下回る支持率にあえぐ麻生内閣のもとで「選挙は戦えない」と、党内で「麻生降ろし」のゴタゴタも起きたが、県内の衆院議員は擁護の立場を貫いてきた。
解散直前の7月18日、地元県議の集会に出た前職の江渡聡徳議員(2区)は、昨年の総裁選で麻生氏の推薦人となった立場から、「どんなことがあっても総理を支える」と支持者らに訴えた。
同20日に青森市内であった県連総務会でも、党国対委員長を務める大島理森・県連会長(3区)が「戦後、これほどまで真水を使った経済対策はない。ようやく底が抜けることは防いだ」と強調した。
与党の強みとして経済対策の実績を訴えの中心に据え、全市町村に行き渡った給付金などの「恩恵」を、有権者に意識づける一方、民主党の政策は「財源の裏付けがない」(山内和夫・県連幹事長)と、両党の違いに力点を置く作戦という。
ところが、さらなる苦難が県連を直撃した。麻生首相の盟友、大島会長が太鼓判を押して党本部に申請した1区の津島淳氏の公認が見送られた「事件」だ。
県連は無所属で出る津島氏の独自支援を決め、「地方の声を聞く党への改革」を掲げて党の再生を訴え始めた。ただ、本部との「ねじれ」が有権者に「分かりにくい」(県連幹部)と見られれば、1区の戦いは、公認漏れの打撃から逃れられない。
さらに、公募方式とはいいながら、結果的に津島雄二氏の後継に長男を選んだ「世襲」を古い体質と嫌ったのは党本部の方。解散前、大島会長は「この厳しい風をくぐり抜けることが、新しい自民党をつくるチャンスでもある」と力説したが、津島氏の選出を「新しい自民党」と有権者に受け止めてもらうには疑問符がつく。
不人気の政権を支え、おまけに「党本部とけんかした格好」(県連関係者)になった大島会長の影響力低下を心配する声も出始め、本人が立候補する3区も含めた他の3選挙区に、今回の騒動が波及する可能性も否定できない。ある県連幹部は「どんなベテランも今回は油断はできない」と気を引き締める。
4選挙区の死守が最大の目標だが、党の退潮傾向は顕著だ。猛烈な風が吹いた前回05年の郵政選挙ですら、県内の党の比例票は、03年の前々回総選挙よりも1万5千票余り少ない約24万8千票だった。07年の参院選は、衆院が小選挙区制になった96年以降の衆参8回の選挙で過去最低の約20万3千票。20万票割れが目前まで迫る。(西川迅)
◇
総選挙の公示まで2週間足らず。すでに事実上、夏場の長い選挙戦に突入している主な政党の戦いぶりを追った。
4557
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 02:08:59
> 4月なかば、鰺ケ沢町の舞戸公民館に町民ら200人以上が集まった。そのなかには町議13人中8人の顔もあった。集会の目的は、民主党鰺ケ沢支部の設立。西津軽郡に初めて同党のくさびが打たれた日となった。
> このうちの7人が民主党員に登録した。町議会でこそ与野党両会派に分かれるものの、国政は一致して民主を支援する。「中央政界の構図が、鰺ケ沢にも降りてきた」と同党鰺ケ沢支部長に就任した田中亨町議(57)はいう。
〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:中 民主 「非自民」協力の追い風
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110297.html
2009年8月6日
◇少ない支部、組織力に不安
4月なかば、鰺ケ沢町の舞戸公民館に町民ら200人以上が集まった。そのなかには町議13人中8人の顔もあった。集会の目的は、民主党鰺ケ沢支部の設立。西津軽郡に初めて同党のくさびが打たれた日となった。
このうちの7人が民主党員に登録した。町議会でこそ与野党両会派に分かれるものの、国政は一致して民主を支援する。「中央政界の構図が、鰺ケ沢にも降りてきた」と同党鰺ケ沢支部長に就任した田中亨町議(57)はいう。
鰺ケ沢、深浦両町からなる西津軽郡はもともと、自民党の支持が強い地域だ。青森4区の自民の公認候補は03年の総選挙で約9千票、05年も約8300票を取った。これに対し民主の公認候補は03年約2500票、05年約2200票で、圧倒的な差をつけられている。
潮目が変わったのは、07年の参院選。「農業や漁業がよくならないと町はよくならないが、自民党の政策ではダメだ」と感じた田中さんたちはそれまでの自民支持を翻し、いわゆる「勝手連」を結成。公示の4カ月前、民主候補に直接電話を入れ、応援することを伝えた。その結果、その候補は同郡で自民公認候補を900票上回る約5900票を獲得。郡内で初めて民主が自民を上回った。
町議を中心とした鰺ケ沢支部のメンバーが今回、民主元職の津島恭一氏(4区)を応援するため、力を入れているのがマニフェストの配布だ。
そのなかに盛り込まれた「農家への戸別所得補償」のおかげで、「表だって政治色を出さない農家の人たちにも、民主の農業政策はこれですといってお願いに回りやすくなった」と、ある民主党県議はいう。
そんな手応えを感じてか、東京都議選開票日と同じ7月12日に青森市で開かれた党県連の定期大会は、壇上に立った田名部匡省代表と1〜4区の立候補予定者が「政権を取る」「政権交代は目前」と気勢を上げた。かけ声にとどまらず、政権交代への追い風は「非自民」勢力間の協力構築を後押しする。
民主は県内で初めて、総選挙での社民党との選挙協力の協定を結んだ。2〜4区の小選挙区で社民は民主候補を「支持」し、民主は比例区で社民にできる限りの「協力」をする。連合青森も、民主党候補の選挙対策組織に組合員を常駐させ、これまで以上に力を入れる。
核燃サイクル問題へのスタンスなどの違いから、両党や連合青森は一枚岩になりきれないが、「自民という共通の敵から政権を奪うという目標が見えてきたことで、協力がしやすくなった」と、連合青森の幹部は打ち明ける。
07年の参院選で民主は比例票を過去最高の23万7千票に伸ばし、得票率では約39%と自民に5ポイント以上の差をつけた。今回は、農業団体や医師団体がこれまでの自民支持を見直すなど、07年を上回る「追い風」が期待できそうな情勢だが、ひとたび不祥事でも起きれば、逆風にもなる。しっかりと根を張るには、地方議員の開拓が必要だ。
しかし、町議の多くが結集した鰺ケ沢のような例はまだまれ。県議は八戸市・三戸郡に4人いるが、津軽地方全体で3人、下北・上十三地方や青森市にはいない。支部も鰺ケ沢以外は八戸と弘前、五所川原、むつ下北、鰺ケ沢だけ。全市町村に支部を張り巡らす自民党に比べると、組織力の弱さは否めない。
それが県内の小選挙区でまだ一度も勝てない一因でもある。民主県連大会後、田名部定男・県連幹事長はこう述べた。「決して安定した風ではない」。一抹の不安を残しての衆院選突入になる。
4558
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 02:09:47
〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:下 埋没懸念、比例頼み
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110318.html
2009年8月7日
◇共産 風の強弱がカギ
共産党は今回、戦い方を変えた。96年の小選挙区制の導入以来、県内の4選挙区すべてに候補者を立ててきたが、今回は1区だけに絞った。
選挙区で当選が厳しくても、候補者がいれば後援会はまとまりやすい。それによって比例区の票も掘り起こすのが全国的に党の共通した戦い方だった。
しかし、「議席を取らなければ政党間の力関係を変えられない。比例一本に力を入れて議席を取りたい」と、党県委員会の堀幸光委員長。比例票の目標を前回より2万票近く上積みした7万票に置く。
以前から弱者救済を訴えてきた共産は今回、非正規労働者の正社員化などを重点政策に掲げる。1区に立候補する吉俣洋氏も「若者の2人に1人は派遣や請負。まともな社会ではない。正社員が当たり前の社会を目指す」と話す。
だが、7月の都議選では自民党への批判票が民主党に流れ、共産は議席を減らした。懸念していた「埋没」が現実となった。二大政党化が進む中、堀委員長は「従来の他党支持層も含めて個別に働きかける必要がある」という。
「民主党中心の政権ができた場合、危険な政策を押しとどめる防波堤は共産党。この党が伸びるかどうかが今度の選挙の一番の争点だ」
1日に来県した党の志位委員長の街頭演説に、その戦略が透けて見える。政権交代は歓迎しても、2大政党だけでは不安や不満を感じる層の受け皿を強調し、有権者の持つ2票のうち、比例の1票は共産にという考えだ。
都議選で民主に吹いた突風が強まるか弱まるか。それが党の命運を握る。
(有近隆史)
◇社民 民主との差、強調
埋没を懸念するのは社民党も同じだ。7月31日、青森市であった党総選挙東青地区選対の総決起集会。参加者に配られた資料には、憲法改正や原子力発電をめぐる社民、民主両党の「立場」の違いが一覧表で記されていた。
集会に出るため、青森入りした福島党首は「民主党に最も意見を言い、本当に政治を変えられるのは社民党。今こそ社民党に(1票を)入れると効果がある」と強調した。
4559
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 02:10:06
>>4558-4559
政権交代を目指し、共闘の方針を掲げる両党。だが、自民と民主の対決に注目が集まる中、社民が強調するのが「独自路線」だ。県の総合選対委員長を務める奈良岡克也・県連合副代表は「平和路線などで2大政党との違いをアピールして党を躍進させ、民主への影響力を付けたい」と意気込む。
自治労系労組などの支援を受け、県内では1区に県連合の渡辺英彦代表自らが立つ。知名度の高さを生かし、1区以外も回って比例票の掘り起こしも進めている。
だが、反対の立場を取る核燃料サイクル施設があり、民主との違いを鮮明にできる2区への候補者擁立を見送るなど、前回までとの違いも見られる。県連合の幹部は「全体の力が落ちてきており、力の分散を避けるためだ」と打ち明ける。
そんな中、民主との共闘を票の積み上げにつなげる新たな作戦も進める。2〜4区では小選挙区で民主の候補を支援する代わりに、「具体的な数」(幹部)を決めて比例票を回してもらう方針だ。目標は1区で5万票。比例区も全県で、前回より約7千票多い5万票を目指す。
(大西史晃)
◇公明 地域重視、鮮明に
自民党と連立を組む公明党は県内の小選挙区に候補者を立てない。主戦場は比例区。東北ブロックでの2議席獲得を目指し、党県本部は前回より約1千票多い11万票を目標としている。
創価学会という強力な組織に支えられた公明も、今回の選挙は「逆風」との見方が強い。ある議員は7月中旬、支持者から「いつまで自民と一緒にやるんだ」と批判された。「麻生降ろしのような『中央』のどたばたに加え、(1区に自民党県連公認で出る)津島淳さんの問題もあった。自民への風当たりは相当強い」
ただ、自民との選挙協力は既定路線。県本部は自民党県連から、自民公認の3氏と津島氏の計4氏の推薦願いを受けた。県本部の伊吹信一代表は「自民から比例でどれだけ支援を受けられるかに、選挙協力のあり方はかかっている」。しかし、公示は目前、さらに自民に余裕が無い中、多くの関係者からは「本当に票が回ってくるのか」との不安も出る。
公明は、地域重視の姿勢を鮮明にするため、初めて東北6県本部合同で「東北元気アップビジョン」をつくる。東北の有権者に身近なエネルギーや農業など重要施策を6〜7項目掲げる。
政権交代のかけ声が投票率アップにつながり、党の得票率を下げかねない。昨年以来、東北約300カ所での視察を繰り返した末のビジョンづくりは、そんな危機感の表れとも映る。
伊吹代表は、民主の政策には財源の裏付けがないと批判する。「自公の枠組みは絶対に必要だ」
(北沢拓也)
(栗田有宏)
4560
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 02:13:48
>>4556-4590
〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う
前回はみっともなくも,下野した自民から逃げ出した保守政治屋どもが次々と自民側へ復帰して行ったのだが,その傾向が特に強かったのが青森県であった。
1区:津島 2区:三村 3区:田名部 4区:木村で民主王国になってても可怪しくは無かった。
今回は地に足の付いた政権交代になろうから政治屋の介在する余地はないし擦り寄ってきても門前払いしてちゃんと野党のどん底を味あわせてやらねばならない。。
4561
:
名無しさん
:2009/08/30(日) 02:42:54
公明党の太田昭宏代表 (東京・JR赤羽駅の街頭演説で)
東京12区、まだ勝利が見えない。なんとしても逆転勝利をさせていただきたい。景気が大変だというとき
に足を引っ張ったのは民主党だ。地元のために仕事をできるのはただ一人、太田昭宏しかいない。負ける
わけにはいかない。勝たせてください。
共産党・志位和夫委員長(東京都豊島区の街頭演説で)
自公政権に対する「ノー」の声が国民の圧倒的多数だ。民主党政権が出来れば、良いことには賛成、悪い
ことには反対し、問題点を正す「建設的野党」として現実政治を動かしていく。
社民党・福島瑞穂党首(兵庫県尼崎市の街頭演説で)
日本の新しい政治を始める時がやってきた。社民党は小泉構造改革を最初から批判してきた。民主党は
「もっとやれ」と言っていた。政権が代わって政治がおかしくならないよう、社民党が新しい政治の品質保証
役をやる。
国民新党の綿貫民輔代表(富山市の街頭演説で)
地方は国の根っこだ。根っこの水分、養分が足りない。大木を育て、生まれる富を税金としていただき配分
する。こういう拡大再生産が必要だ。
みんなの党の渡辺喜美代表(さいたま市の街頭演説で)
自民党は官僚依存、民主党は官公労依存。単なる政権交代では官公労依存のしがらみが残る。国家の
リストラには、しがらみのない、覚悟を持った、官僚機構と真っ正面から戦ったノウハウがある、少数精鋭
のみんなの党が必要だ。
改革クラブ・渡辺秀央代表(堺市の街頭演説で)
民主党の政策は目くらましだ。党内で議論し積み上げて出た最終結論が、一晩でひっくり返る。聞き心地
のいい話だけに耳を傾けず、風に惑わされず、冷静な判断をお願いしたい。革命をやる時代じゃない。
新党日本・田中康夫代表(兵庫県尼崎市の街頭演説で)
自公連立政権の10年で福祉は切り捨てられ、教育は荒廃し、医療は破壊され、雇用は低迷した。私は
長い物に巻かれない勇気で官僚や業界の既得権益と戦ってきた。真の意味での政権交代を起こそう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908292153014-n1.htm
4562
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:15:33
大勝を狙う馬渕 - 09衆院選 終盤の情勢【1区】
http://www.nara-np.co.jp/20090827104811.html
2009年8月27日 奈良新聞
1区は、「旋風」を巻き起こして優位に立つ民主党前職の馬淵澄夫(49)を自民、共産両党の候補が追う展開。自民党元職の森岡正宏(66)は無党派層の支持拡大と保守層の地盤固めで巻き返しを狙う。共産党新人の井上良子(45)も必死に追う。諸派新人の栗岡真由美(49)は伸びていない。
馬淵は民主、社民両党支持層の票をまとめるとともに、民主への追い風を受け無党派層へも浸透。森岡が自民前職の鍵田忠兵衛との「保守一本化」の効果を十分に出しきれない中、馬淵は自民支持層へも食い込む勢い。
陣営は「10万票は超えなあかん」と次点に大差をつけての勝利を目指す。ただ、選挙戦後半は馬淵がほとんど県内におらず、陣営では「世論調査はたいてい民主に有利な数字が出る。数字は気にせず終盤までやりきるのみ」としている。
森岡は公示前から無党派層の取り込みに力を入れてきた市西部で徹底攻戦。住宅地や団地内をこまめに歩き「弱者を救う」政策をスポット演説で強調。「心情」に訴える作戦で粘り強く浮動票の獲得に走るが、民主層の浸透で苦戦を強いられている。旧市街地や東部では、鍵田や自公県議・市議らの応援のを受け、支援者回りや個人演説会を連日行う。保守支持層を必死に固めるが、ここでも前半戦で地道に支持を集めた民主の食い込みが見られる。
風向きを変ようと中央から中曽根弘文外相、細田博之党幹事長らが来援。公明のほか農協や郵政などの業界団体も底堅く森岡を支える。
陣営幹部はマスコミによる厳しい情勢報道に「実感がなく驚いている」といい、終盤は「民主大勝への偏りを懸念する浮動票層の揺り戻し」に期待する。
井上は7月の奈良市議選で当選した7人の得票数合計約2万4000票を固めるとともに、無党派層の票を獲得すべく市西部に無作為抽出で推薦はがきを出した。ただ「比例は共産に入れるが、小選挙区は民主候補に」という有権者もおり「建設的野党」の存在の重要性を訴える。
栗岡は支持者回りや街頭演説などで支持拡大を図っている。
4563
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:15:52
滝が先行、高市猛追 - 09衆院選 終盤の情勢【2区】
http://www.nara-np.co.jp/20090827105229.html
2009年8月27日 奈良新聞
2区は、「政権交代」を前面に打ち出した民主党への追い風に乗って同党前職の滝実(70)が先行し、自民党前職の高市早苗(48)が激しく追う展開。天理市や生駒郡で互角、生駒、大和郡山両市では滝がやや優勢で、投票先を決めていない無党派層も多い大票田、生駒市の動向が勝負に影響しそうだ。共産党新人の西ふみ子(74)も必死に追う。諸派新人の田中孝子(54)は厳しい戦い。
滝は政党替えの反発も懸念されたが、全国的な追い風にも乗り「民主の滝」が浸透しつつある。
ただ、陣営は人気の上滑りや事務所の気の緩みを懸念。強力な組織への締め付けを図る高市の巻き返しを警戒する。特に大票田の生駒市は「浮動票の行方をつかみきれない」(陣営幹部)。もともと高市と支持層が重なる部分があり、微妙な「風」の変化にも影響されやすい。終盤戦に向けても、新興住宅地が多い生駒郡とともに最重点地区に定める。
高市は、選挙区全般で自民、公明両党支持票を着実に固める。一方で「無党派層に受け入れられるキャラクター」(陣営幹部)を生かし、ミニ集会やスポット演説などで、この層の取り込みに躍起。時流に敏感な生駒市・郡などの地域で、党名優先の投票行動に抗し切れるかが鍵となる。
最終盤、推薦団体・企業、校区単位の支援組織など支持基盤を引き締めつつ、空中戦も交えて投票先を決めかねている層への働きかけに活路を探る。
西は、積極的に街に出て支持を訴える戦術で先行陣営を猛追。近畿比例ブロック候補者と連携しつつ、民主による政権交代を見越し「建設的野党」の立場を訴えて比例票の掘り起こしを図る。
田中は、名前と政策がようやく広がりを見せてきたが、大きなうねりにはまだ遠い。
4564
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:16:09
吉川リード、奥野の急追 - 09衆院選 終盤の情勢【3区】
http://www.nara-np.co.jp/20090828094801.html
2009年8月28日 奈良新聞
3区は、追い風に乗る民主党新人の吉川政重(45)が一歩リードし、自民党前職の奥野信亮(65)が懸命に追い上げている展開。共産党新人の豆田至功(56)は自・民対決ムードに埋没を警戒し、独自性を訴える。尾崎貴教(27)は苦しい戦いとなっている。
吉川は3区全域で個人演説会などを重ね、他候補を突き放す勢いだ。拠点としている香芝市をはじめ、北葛城郡、磯城郡で優位に立ち、大和高田市でやや優勢、根強い保守地盤とされている御所市、葛城市でも着実に浸透。民主支持層や無党派層だけでなく、前回までの自民支持層も引き寄せつつある。
ほぼ半世紀にわたって奥野父子を輩出してきた御所市では20日に1000人規模の個人演説会を開き、その後の街宣も好反応。「地殻変動を感じる」(吉川)。28日は葛城市でも個人演説会を開き、終盤も猛攻を展開。26日の大和高田市の演説後、吉川は「何とかこのまま突っ走っていきたい。この状況に気を緩めてはいけない」。
奥野は、後援会組織をバックにミニ集会や個人演説会などを3区各地でこなしてきた。自民大物クラスも来援し「奥野ブランド」議席の死守を訴える。
民主の攻勢を受ける地元の御所市は、底力で背水の陣を敷くほか、葛城、大和高田両市で保守基盤を固めている。公明党からは前回よりも厚い支持を得られているという。ただニュータウンの香芝市や北葛城郡、磯城郡が厳しい戦いとなっているほか、自民逆風で街宣、電話での有権者の反応もいま一つ。
前回は約10万5000票で圧勝したが、小泉旋風の浮動票が流れていたとみられる。陣営は「支持者1人1人に輪を広げてもらう」と、浮動層取り込みに懸命で、29日には安倍元総理が応援に入り、最後の追い込みを図る。
豆田は厳しい戦い。陣営は「自民批判層は初めから吉川さんに決めている雰囲気。雇用、労働法制で政策がかぶる」と浸透に苦慮する。重視する比例票の獲得へ、4区内でも精力的に演説会を繰り返し、「民主も不安な層」への訴えを強める。
尾崎は街宣中心で政策や若さを訴えるが、浸透しきれていない。
4565
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:16:23
大西、田野瀬が拮抗 - 09衆院選 終盤の情勢【4区】
http://www.nara-np.co.jp/20090828095105.html
2009年8月28日 奈良新聞
4区は、現状批判を味方につけて抜け出る可能性のある民主党新人の大西孝典(53)と、組織戦で意地をみせる自民党前職の田野瀬良太郎(65)の力が拮抗(きっこう)。両陣営とも一歩も引かない緊迫感を保ったまま最終盤戦に突入した。諸派新人の赤松明宏(52)は支持を広げられていない。
大西陣営は、前田武志参院議員や民主系市町村議の支持者、連合票などを基礎票とする草の根選挙を展開。中盤戦、高取町や吉野町の個人演説会で盛り上がり、勢いに乗った。
吉野郡の一部では、選挙後の民主党に足がかりをつけようと、首長がスポット演説に顔を出すなど、保守構造の切り崩しにも成功した。現実味を帯びてきた政権交代をちらつかせ、「保守地盤の古い構造を残したままでいいのか」と、一層の切り込みを図る。
こうした勢いに危機感を強める田野瀬陣営は、各市町村の首長や県議らをトップに置くピラミッド型組織を引き締めて盛り返してきた。推薦企業・団体にも再度の声掛けをして固めている。
個人演説会は、吉野郡の一部を除くほぼすべての市町村で開催。宇陀市や五條市で合併前の町村単位、橿原市や桜井市では1000人規模を2回ずつ行うなど後援会がいよいよフル稼働。公明党関係者が弁士になるスタイルも定着した。
公示前から民主優勢が予想される大票田・橿原市で、大西がどれだけリードを広げるかが最終盤戦最大の注目点。その背後で、民主への流れができつつある周辺部で、田野瀬が持ちこたえられるかどうかが勝敗の鍵を握る。
赤松は市域で街宣車を走らせるなど、地道な訴えを続けている。
4566
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:17:45
>>4562-4566
09衆院選 終盤の情勢【1〜4区】
1区 馬淵◎
2区 滝△
3区 吉川△
4区 大西☆
4567
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:35:45
>>4206-4233
>>4256-4261
辺り
8/24付けの神戸新聞買ったら読めなかった8/23付けの兵庫県内の情勢。
民主10人中5人◎で5人○。(◎…1/3/5/7/11,○…2/4/6/10/12な感じか)
自民は10人中◎が1(9区)。後は▲
公明は2区で▲。
日本と公明の8区は競り合い。
’09衆院選
民主「10」議席うかがう 兵庫県内小選挙区
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2009syuin/0002264324.shtml
衆院選の兵庫県内12小選挙区と比例代表の情勢について、神戸新聞社が20〜22日に行った衆院選電話世論調査に取材を加えた結果、小選挙区では民主が過半数を奪う勢いであることが明らかになった。前回、全選挙区で敗れた民主は一転、公認候補が立つ10選挙区でいずれも優位に戦いを進める。ただ、有権者の4割近くは態度を決めておらず、流動的な要素を残している。
民主は党への追い風を背景に、公認10人のうち幅広い支持を受ける5人がほぼ議席を獲得する勢い。残る5人も無党派層へ支持を広げるなど優位に戦いを進めている。推薦する新党日本新人は公明前職と競り合う。
前回、12選挙区全勝の自民、公明は厳しい逆風下、苦戦は避けられない情勢。自民は安定した支持を集める9区以外は、いずれも民主を追う展開。公明も2区で民主にリードされている。
共産は6人とも当選圏に届くのは厳しいとみられる。社民と国民新の各1人、無所属5人も支持が広がっていない。
比例代表でも「投票する政党」は自民26・6%、民主45・1%と、民主が大きくリードしている。
電話世論調査の有効回答は計6077。衆院選に「関心がある」と答えた人は約88%に上った。(小森準平)
(2009/08/23)
民主の政権参加、過半数が希望 県内世論調査
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2009syuin/0002271446.shtml
神戸新聞社が20日から3日間、衆院選について兵庫県内の有権者を対象に電話世論調査したところ、民主党中心の政権が望ましいとする回答者が31・4%に上り、自民党と公明党の連立政権を望む16・9%を大きく上回った。民主単独政権の8・8%、自民・民主の大連立の13・8%と合わせると、過半数の54・0%が民主の政権参加に期待している。
調査では「選挙後の政権の望ましい枠組み」を尋ねた。「自民単独」は7・5%で、「自公連立」と「自民・民主の大連立」の13・8%と合わせて38・2%が自民による政権を望んだが、民主には及ばなかった。
小選挙区の投票で重視することについては、「マニフェスト」を挙げた人が44・4%と圧倒的だった。また、選挙への関心度は「大いにある」「ある程度ある」を合わせて87・8%に達し、前回衆院選の88・4%に並ぶ関心の高さを示した。
政党支持率は自民27・4%、民主18・4%。2党の順位は2005年衆院選時の調査と変わらないが、その差は8・4ポイント縮まった。(小西博美)
(2009/08/24)
4568
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:40:23
柴橋→野田,金子→今井,阿知波→古屋の順序で書かれてるけど優勢順?
声からし懸命の訴え 衆院選最終盤で各陣営
2009年08月29日09:02
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090829/200908290902_8695.shtml
衆院選最終盤のムードを盛り上げようと、総決起集会でガンバローを三唱する陣営=28日午後8時15分、岐阜市内
30日に投開票される衆院選の選挙運動も大詰めを迎えた。ラストスパートに入っている各陣営では、28日には大規模な総決起集会や個人演説会などを開き、懸命の訴えを展開。政権を懸けて争う自民、民主の両党は最終日の29日にも大物弁士を招いた街頭演説を催す予定で、舌戦はさらにヒートアップしそうだ。
岐阜1区では、民主新人の柴橋正直候補が初めての大規模な総決起集会を岐阜市内で開催。3千人(陣営発表)が集まり、政権交代に向けて気勢を上げた。後援会青年部の応援スピーチなどで若さを演出、最終盤のムードを盛り上げた。
自民前職で消費者相の野田聖子候補は同市内で街頭活動を展開し、地元密着の姿勢をアピール。27日の総決起大会では出産間近の小渕優子少子化相が駆け付け、現職の女性閣僚コンビで4500人(同)の聴衆に支援を求めた。
共産新人の鈴木正典候補は街頭活動や個人演説会で党の政策を訴えた。
岐阜4区では、自民前職で国交相の金子一義候補が、美濃加茂、可児両市で総決起大会を同時刻に開催。2会場とも約1千人の支持者で埋め、組織力を見せ付けた。森田健作千葉県知事も駆け付け、金子候補の実績をアピール。金子候補は「厳しい北風を受けている」と現状を訴え、藤井孝男参院議員も「最適任者は金子候補しかいない」と応援演説をした。
民主新人の今井雅人候補は、高山市昭和町の市民文化会館で個人演説会を開催。約400人の支持者を前に「相手候補の背中が見えてきた。あともう少し。力を貸してください」と支持を訴えた。候補者の出身地下呂市の元市長で比例代表東海ブロックの山田良司候補も姿を見せ、「この地で育った今井候補に将来を託そう」と呼び掛けた。
民主新人の阿知波吉信候補と自民前職の古屋圭司候補が激戦を繰り広げる岐阜5区。
阿知波候補は多治見市内で総決起大会を開き、約1500人(陣営発表)を前に「日本を変えよう」と声をからした。名古屋市の河村たかし市長も応援に駆け付け、「今度は頑張ってちょーよ」と“河村節”で会場を盛り上げた。
古屋候補は土岐市内の3会場でいずれも200人前後を集め、個人演説会を開いた。同市土岐津町の市文化プラザでは「大変な選挙になった。厳しい。しかし、勝たねばならない」とアピールし、精力的に会場を回って懸命に支持を訴えた。
4569
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:41:19
>>4209
岐阜1区、柴橋氏と野田氏競り合う 本社世論調査
2009年08月23日09:27
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090823/200908230927_8646.shtml
政権選択を焦点とした第45回衆院選は、小選挙区で自民王国岐阜の威信をかけた自民と、全国的に追い風ムードの民主が総力を挙げて県内で対決、激しい選挙戦が展開されている。岐阜新聞社は22日までに、県内五つの小選挙区に15人、比例代表東海ブロック(定数21)に県内関係者4人が単独で立候補している選挙情勢を探るため世論調査を実施、本社取材網を駆使し情勢を分析した。(文中敬称略)
【1区】柴橋は民主への追い風に乗じて幅広い層に浸透、知名度のある野田が猛追し、激しく競り合っている。2度目の挑戦となる柴橋は、無党派層への浸透を図り、若い世代や男性層からの支持を固める。自民支持層の切り崩しも進め、支持を広げる。野田は実績を背景に高い知名度で、高年齢層を中心に自民支持層の7割程度を固める。公明支持層の取り込みや無党派層への支持拡大にも懸命。共産の鈴木は厳しい戦い。
【2区】5選を目指す棚橋が、厚い支持基盤を持つ郡部を中心に優勢に戦いを進め、橋本が激しく追い上げている。棚橋は危機感を前面に、自民支持層と推薦を受けた公明支持層を取りまとめ、安八郡や不破郡などで優位に戦いを展開。無党派層にも食い込む。橋本は、労組関係など民主支持層の8割弱を固めたが、無党派層の取り込みを図るため、街頭活動をさらに強化。市部や地元揖斐郡で支持が広がっている。
【3区】小選挙区での初勝利を狙う園田が優勢に戦いを進め、武藤が追い上げる。園田は、都市部の無党派層を取り込むほか、山間部でも支持を拡大。連合傘下の組合と連携し民主支持層の8割以上を固め、自民支持層の一部にも食い込む。再選を目指す武藤は自民系の市議、町議らとのネットワークをフル活用。保守層を固めながら企業や友好団体に支持を訴え、巻き返しを図る。
【4区】8選を目指す金子が全域で支持を広げて優勢に進めるが、今井が可茂地域を中心に支持を伸ばし、激しく追い上げている。金子は自民支持層の7割以上を固め、推薦を受ける公明支持層も取り込みながら、地盤の飛騨地域を中心に支持を拡大、郡上市でも浸透する。今井は可児市や美濃加茂市、出身地の下呂市などで押し気味に選挙戦を展開する。民主支持層を固め、無党派層にも食い込み、先行する金子を猛追する。
【5区】2度目の挑戦の阿知波と7選を目指す古屋が激しく競り合う。阿知波は大票田・多治見市、中津川市でやや優位に立つが、土岐市、瑞浪市は古屋と互角の戦い。阿知波は30、50、60代で4割を超える支持を集める。農林漁業関係者や事務・技術職に浸透。無党派層や共産支持層も取り込み、支持を広げる。古屋は分厚い自民支持層の7割近くを固め、東濃西部などで支持の拡大に懸命。20、40代と70歳以上で高い支持を得る。管理職や商工業者らの支持が目立つ。
【比例】県内の比例支持政党は民主42・6%、自民30・0%、公明5・7%、共産3・6%―などの順で、民主が他党をリードしている。比例単独候補の県内関係者は公明名簿4位に水野、民主名簿34位に笠原、同36位に山田、新党日本名簿1位に桑原の新人4人が登載されており、それぞれの政党の支持拡大を目指している。
4570
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:48:22
総選挙特集2009
【高知のせんたく】
選挙区ルポ 3区
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000230908260001
2009年08月26日
「この選挙は、小泉構造改革路線が間違いだったということを、私たちの持つ一票で日本中に知らしめていく戦いだ」。24日正午過ぎ、須崎市西崎町の児童公園。気温30度を超える中、民主新顔の中山知意候補は額に汗をにじませながら声を響かせた。
応援に駆けつけた党の岡田克也幹事長は、同じ日に麻生首相が宿毛市に入ることに触れ、「(中山候補が)並んでいるから来るんです」と大接戦ぶりを強調。「みなさん一人ひとりが本気になって、中山さんを国会に送ろうじゃありませんか」と訴えた。
公示日にいの町で第一声を上げてから、選挙戦前半は3区東部の土佐市や須崎市など保守地盤の強い地域や山間地域を中心に回った。「続けられる農業、林業、漁業にして、医療や介護、年金を立て直す」。市街地や住宅街の隅々に入り込み、1日15回近く街頭演説を開く。25日以降は四万十市など幡多地域にも重点を置いて回っている。
「経済の異常、農業の異常、これらをみなさんの立場に立ってしっかり改善を図り、国民こそ主人公の政治をつくります」。共産新顔の村上信夫候補は24日夜、四万十町榊山町の四万十農協会館であった個人演説会で呼びかけた。穏やかな語り口に、集まったお年寄りらは大きくうなずいた。
数多くの漁港を抱える高知3区にあって、1次産業振興を政策の柱に据える。沿岸部での街頭演説では「魚価安定化と資源回復のために、休業補償制度を作ります」と力を込める。過疎化が進む現状については「みなさんが安心して暮らせるよう、今の政治に変わる確かな道筋をつくります」。
広い選挙区を効率よく回るため、各地で宿泊しながら、農協前や駅前など1日15カ所余りで、10分間ずつの街頭演説を重ねている。
25日は黒潮町など17カ所で街頭演説し、夜は土佐清水市寿町で個人演説会を開いた。
自民前職の山本有二候補の隣で、ヘリコプターで駆けつけた麻生首相が声を張り上げた。「政権交代は景気後退。山本を当選させ、景気を回復させる力を与えて下さい」。宿毛市の体育館で24日に開かれた個人演説会。山本候補は支持者に向かって深々と頭を下げた。
街頭演説や個人集会では「この選挙は自民党と民主党の戦いではない。地方の怒りをぶつけていく選挙だ」と訴えている。「地方が人材、資金などを失ったのは東京中心の経済成長モデルをとってきたツケ。与党も、野党も、どちらも誤っていた」
昨年は「年内に解散があれば確実に落選する」と実感したという。今回の選挙では初当選以来となるきめ細かい支持者回りを徹底。「多い日は1日350軒歩いた」
「票が伸びているのか減っているのか、まったくわからない」と話し、25日も選挙カーで須崎市や土佐市などを回った。=終わり
◇高知3区の候補者
(上から届け出順、敬称略)
中山 知意 31 民新 【元】パソナ社員
村上 信夫 45 共新 党県常任委員
北村 健行 32 諸新 幸福の科学職員
山本 有二 57 自前 【元】金融相
4571
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 03:48:56
選 挙
【選択のとき 09総選挙】
5区ルポ◇保守票 奪い合い
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220908250001
2009年08月25日
強力な保守地盤の5区では、自民ベテランと民主新顔らが「保守層」を焦点に、激しい攻防を繰り広げている。主な候補者の動きを追った。(敬称略)
◇5区の顔ぶれ
詫間 啓司(30) 諸新 幸福実現党員
吉田早由美(58) 共新 党府常任委員
谷垣 禎一(64) 自前 〈元〉財務相
小原 舞(35) 民新 〈元〉環境団体代表
■支持層固め直し 谷垣氏
「絶対に負けられない。岩につめを立ててでも、はい上がらなければならない」。自民前職の谷垣禎一は23日、地元・福知山市での決起集会で「必勝」と書かれた鉢巻きを締め、支持者らに訴えた。
財務相や党政調会長を歴任し、00年以降の3回の総選挙はいずれも民主候補に圧勝。だが、政権交代の風が強まるなか、陣営内には「投票用紙に『谷垣』としか書いてこなかった人が、他の名前を書くことにならなければよいが……」との声も漏れる。そこで谷垣が力を入れるのが、自民支持層の固め直しだ。
19日夕、綾部市の建設業協会の事務所前。約100人の業者らを前に「民主の考えでは、道路を造る財源はほとんどなくなってしまう」と力説。京都縦貫自動車道などの整備の必要性を強調した。
建設業界とは「これまで、さほど強い結びつきはなかった」(選対関係者)が、今回は陣営側から演説会の開催を要請した。農村部でも意識的に辻立ちを続け、23日は綾部市の「限界集落」も巡回。従来から各業界や農村に根をはる支持層に対し、必死のアピールを繰り返している。
■「元自民」の力借り 小原氏
「こんな日本に誰がしたのか。地方は切り捨てられ、格差が広がった」。24日昼、綾部市のスーパー前。民主最高顧問の渡部恒三は新顔の小原舞と共に街頭演説し、古巣の自民の政策を切って捨てた。
小原はこれまで、選挙区内の千カ所以上で辻立ちを繰り返してきた。だが、それだけで谷垣の固い地盤を切り崩すのは至難の業だ。そこで陣営が狙うのは、保守層への食い込みだ。陣営関係者は「元自民の議員を呼ぶことで、新たな支持層を掘り起こしたい」と語る。渡部や最高顧問の藤井裕久ら「元自民」のベテランが語りかけ、「安心感」を与えようというわけだ。
小原は田んぼの前などで演説することも多い。07年参院選で、当時の代表・小沢一郎が保守票の取り込みを図った戦術を地でいく。23日の舞鶴市での演説会では「農業の大規模化、効率化だけでは地域の実情には合わない。担い手も育っていない」と自民の農政を批判。元海上自衛官の経験を踏まえ、自衛隊関係者にもアピールする。
陣営幹部は「これまで民主が手が届かなかった所に浸透したい」と語る。
■埋没回避へ「今度こそ」 吉田氏
「北部を駆け回って10年。今度こそ国会へ送ってください」。共産新顔の吉田早由美は23日、JR福知山駅南側の国道沿いを支援者とともに練り歩き、支持を訴えた。
総選挙には4回目の挑戦。「前回は二大政党の間に埋没した」(陣営関係者)と感じただけに、今回は、府北部が直面する雇用や農業振興、医師不足の問題を演説に取り上げ、他党の支持層への働きかけも強めている。
4572
:
北海道1区
:2009/08/30(日) 08:15:12
いよいよ投票日当日を迎えましたね。
自分はもう期日前投票を済ませましたが、まず気になるのは投票率と天気です。
おかげさまでウチの地元は晴れていますが、天気予報によると関東地方は台風が接近中とか?
伊豆諸島や小笠原諸島は大荒れのようですが、台風接近により投票行動に響かなければいいんですが……
今回は70%を超えてほしいところ。
今日だけは夜8時が待ち遠しいです。
4573
:
とはずがたり
:2009/08/30(日) 09:09:51
いよいよ本日っすねー。
生駒は曇りです。。結構涼しい
4574
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:39:52
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0820.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(1)1区(上)因縁の2人批判より政策
ポロシャツに綿パンにウオーキングシューズ。衆院選公示日の18日午前、汗ばむような陽気の中、40代の2人はくしくも同じスタイルで街へ飛び出した。
本県1区は、衆院解散直前に自民党前職の津島雄二が突然の引退を表明。戦いの構図は一変した。過去2回、津島雄二を相手に苦杯をなめた民主党前職の横山北斗(45)と、父・雄二の後を継ごうと心に決め、自民党県連の全面支援を受けた無所属新人の津島淳(42)。自民対民主の政権交代を巡る攻防とは別に、世代を超えた、若い2人の因縁の戦いが幕を開けた。
横山「自民党が言う経済成長とは何か。農林漁業、公共事業、地方への予算を削り、地方の犠牲の上に経済成長しても、地方に暮らす私たちはいつまでたっても成長の豊かさが実感できない」
津島「今の政治は国民と距離感がある。私は政治を内側からチェンジする原動力となりたい」
自民への対抗意識を前面に押し出す横山と、自分の思いを訴え続ける津島。街頭演説の風景も対照的だ。
18日午後2時半、津島は街宣車で鶴田町の中心街に到着。街頭には地元町長の中野〓司や地元県議、町議をはじめ約80人が集まった。津島は即座に聴衆に駆け寄り、次々と握手を交わした。
「米の値段は最低でも1万5千円を確保する。土地改良区の負担金を国で全部もつ」。身ぶり手ぶりを交え、大胆な政策提言を行う津島。どれも自民党のマニフェストにはない項目だ。
「無所属だからこそ思いをはっきり堂々と述べることができる」と津島。他党批判はほとんどない。民主党が掲げる「政権交代」を「単なるスローガン」と評したのが目立つくらいだ。
津島の演説から1時間半後。横山は鶴田町のほぼ同じ場所に立った。街頭に集まったのは10人。応援弁士もいない。照りつける日差しをサンバイザーでさえぎり「表には出てこられなくても、家の中でじっと聞いてくれる人たちがいるはずだ」とマイクを握った。
津島雄二の引退により、追う立場から一転追われる立場になり、攻守が逆転した格好。「なにも変わらないよ。これまで通り政策を訴えていくだけ」と横山はこれまでクールな口ぶりで取材に答えていた。
しかし、この日は演説後、津島が同じ場所で街頭演説していたと知り「聴衆は何人くらいいたの」「動員はかけてた?」と、初めて相手を気にするそぶりを見せた。
周囲をぐるりと見渡した。「この4年間であの店も、こっちの家も(相手支持から自分支持に)ひっくり返してきた。ここに何回足を運んだことか」。自信と不安が交錯する。
一方、同じ日の夜。引退表明した津島雄二は、青森市内の小学校校庭で行われていた盆踊り大会に姿を見せた。引退表明以降、ずっと続けているあいさつ回りの一環だ。
主催者のはからいでマイクを握った雄二は「長らくありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、こう付け加えることを忘れなかった。
「息子の淳が奔走している。どうかご理解を」。浴衣姿の女性たちから握手攻めにあった雄二は、上機嫌で会場を後にした。
※中野〓司町長の〓は「堅」の「土」が「手」
(文中敬称略)
4575
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:40:26
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0821.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(2)1区(下)埋没懸念存在感アピール
「政党が勝つか、世襲が勝つか、地元が勝つかの戦いだ。地元出身者こそ、県民の声を国政に届けられる」
公示翌日の19日午後、無所属の升田世喜男(52)は生まれ育った中泊町小泊地区で街頭演説に立った。大勢集まったなじみの顔の前で絶叫する升田は、ほかの候補者への対抗心をあらわにした。
本県1区は6人の戦い。だが、政権選択が懸かった今回の衆院選は、全国的に自民対民主の攻防に注目が集まり、ほかの候補者が埋没しかねない状況が生じている。1区も同様で、各候補者は存在感を高めようと連日奔走している。
升田は、2005年の前回衆院選に自民党を離党して出馬した。落選の翌日から約4年間、大票田の青森市を中心に活動を続けてきた。2500回を超えたというつじ立ちで支持拡大への手応えを感じつつあった升田陣営だが、ここにきて、有権者の「政治を変えたい」という思いが民主党ばかりに強く流れることを懸念する。
元経済産業相・平沼赳夫グループの一員である升田は20日、青森市で平沼を招いて決起集会を開き「今、必要なのは政界再編だ。わが親分は、それを引き起こす」と呼び掛け、二大政党の中で第三極となる保守勢力の必要性を強調した。
ほかの陣営も、埋没への懸念は強い。
共産党は、比例代表東北ブロックでの現有1議席死守を最優先に掲げている。県内で唯一、小選挙区に立候補した吉俣洋(35)は20日、選挙区外の八戸市へ出向いて終日、街頭演説をした。比例東北へ重複立候補しているためだが、小選挙区の候補者としては異例の活動であり、比例票獲得に力点を置く同党の方針が強く表れている。
自身の活動スタイルを「対話重視」と評する吉俣。19日は板柳町の農協前で街頭演説を終えるとともに、近くの商店などを次々と回り、買い物客らに「一緒に新しい政治をつくりましょう」と声を掛けた。「良いことは良い、駄目なものは駄目。しっかりと物を言う」と繰り返す吉俣。一貫して「建設的野党」としての共産党の意義を訴えている。
東北の小選挙区と比例で2議席確保を目指す社民党も、二大政党の戦いに割って入るために必死だ。同党も県内小選挙区の候補擁立は1区の渡辺英彦(69)のみ。19日には、党首・福島瑞穂が青森市で街頭に立った。「何としても比例票を伸ばしたい」と語る福島。7月末に続き短期間で2度目の来県をしたことは、危機感の表れとも言える。
社民党は1区以外では民主党と選挙協力をしているが、平和問題や憲法を守ることに関しては主張が異なる。そこに渡辺の存在意義があるという。「今回は社民党にとって生き残りを懸けた戦い」と同党県連代表代行の奈良岡克也。渡辺は「本当の戦いはこれからだ」と気を引き締める。
幸福実現党の上田一博(59)は妻のみつ江らと共に街頭に立ち、自民党や民主党との違いを強調し「消費税全廃」などを声高に主張している。他候補に比べて知名度は低いが「既存の政党に失望している人が、激励の言葉を掛けてくれる」と上田。街頭ではスタッフと一緒に大きく手を振り、存在感をアピールする。
(文中敬称略)
4576
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:40:53
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0822.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(3)2区 農村票めぐり批判合戦
衆院選公示の18日。十和田市で第一声を上げた自民党前職の江渡聡徳(53)は、三沢市へ向かった。出迎えたのは元全国農業協同組合連合会会長の市長・種市一正だった。
市役所前でマイクを握った種市が口火を切った。「今、アメリカとFTA(自由貿易協定)を結んだら、日本の農業は壊滅する。百姓一揆が起こる」。江渡が続けた。「民主党は本当に日本の農林漁業を守る姿勢があるのか」
各市町村の党支部と後援会組織をフル活用し、公示前から連日、国政報告会やミニ集会を重ねている江渡。訴えの大半を、民主党のマニフェスト(政権公約)批判に充てる。
農村部が多く、経済基盤が弱い選挙区を反映して、農業の戸別所得補償制度の問題点、公共事業削減の雇用への影響を強調する。「政治はゲームではない。聞こえのいい話ばかりして、最後に責任を取らなかったら、日本はどうなるのか」実績や組織対照的
選挙事務所で江渡が漏らした。「選挙でこんなネガティブな話ばかりするのは初めて」。知名度に3期10年の実績、圧倒的な組織力。今の逆風下では、こんな“武器”も頼りにならない。陣営幹部は「最後まで有権者の説得に歩くしかない」と気を引き締めた。
実績、組織では対照的な民主党新人の中野渡詔子(38)。公示後も、徹底したどぶ板選挙を続ける。
20日は主に農村部を回った。細かい路地まで選挙カーで入り、人を見つけると真っ先に車を降り、駆け足で握手を求めた。
七戸町の農協前で行った演説では、一気にボルテージを上げた。「ここまで農業をだめにしたのは誰か。地方をいじめたのは誰か。その人が今さら『国民のため』と言って、実行できると思うか」
どこでも街頭演説の聴衆の数は江渡の数十分の一。しかし公示以降、中野渡と行動を共にする元県議・中村友信は言う。「4年前と農家の反応が全然違う。非常にいい」
中村は前回の衆院選に出馬、江渡に大敗した。「江渡の力は圧倒的。だが今回、顔は自民でも、内心はこちらを向いている有権者が意外に多いかもしれない」 今月前半、中野渡は党県連代表の田名部匡省、連合青森会長の石田隆志と支持者や職場回り、街頭演説に汗を流した。中村の応援演説に加え、むつ市選出の県議・菊池健治が民主党県連に入党願を提出、中野渡を全面支援することを表明。組織の輪も着実に広がっている。
無党派層にも狙い
「私が住むのは皆さんと同じ下北半島の大間。皆さんの思いを知っているのは私一人だ。国政とのパイプ役として国会に送ってほしい」。無所属新人の熊谷ヒサ子(61)は18日午後、むつ市で行った第一声で大きな声を張り上げた。
道路整備、漁業振興など地域特有の事情を掲げ、下北を中心に、漁協女性部のネットワークを生かして支持拡大に努める。街頭では「今の政党は国民のための政党ではない」とも強調、無党派層の取り込みも狙う。
「他の候補のことはよく分からないが、自分は自分なりの手応えを感じ始めている」。幸福実現党新人の森光淨(59)は、手探りの選挙戦ながら、精力的に選挙カーを走らせ浸透を図る。外交防衛強化と消費税廃止を主張の軸に掲げながら、追い上げに躍起だ。
(文中敬称略)
4577
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:41:24
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0823.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(4)3区 候補者選択か政権選択か
自民党前職の大島理森(62)と民主党前職の田名部匡代(40)の4度目の対決は、かつてない大激戦となっている。8期の実績に基づき「田名部との戦い」を前面に掲げる大島陣営に対し、田名部陣営は「政権交代へ民主対自民」の構図をさらに鮮明に打ち出す。「頑張らなきゃならん。あと1週間、ここからが本当の勝負だ」と気合を入れる大島。「今までと違う。(相手の)背中に手が届くという思いで頑張る」と気を引き締める田名部。全国屈指の注目区で両陣営のボルテージは上がり続けている。
「経済を、安心を、日本の政治を立て直さなければならない。それができるのは衆院議員として26年間皆さんに育ててもらった、この大島しかいない」。真夏のような暑さとなった三戸郡の街頭で、大島は汗もふかずに声を張り上げる。
「手応え伝わらず」
「今回は政権選択の選挙と言われているがこの3区は違う」。18日、市内の街頭演説で応援に立った自民党県議の滝沢求が聴衆に訴えた。大島陣営の選対本部長を務める滝沢は今回の選挙を「地域に大島が必要か否かを問う選挙」と位置づけ、選挙戦略の指揮を執る。
しかし選挙戦が中盤に入ると、陣営から「逆風は予想以上」との声が上がり始めた。「反応自体は決して悪くない」と陣営幹部。確かに、これまで大島の当選を支えてきた郡部では農家が選挙カーに手を振る。市部の街頭演説にも多くの有権者が詰めかける。「それでも、無党派層を中心に手応えが伝わってこない。空気が冷たい」と打ち明ける。
20日に市内のホテルで開かれた後援会女性部の会合。「皆さんに育ててもらった大島がここで死ぬわけにはいかない」。大島は自らに言い聞かせるように必勝の決意を語り、個人演説会のため足早に会場を後にした。
「投票に行く人が増えなければ今までの政治が続く。これまで私はほとんど同じ得票差で負けている。投票率が上がらなければ同じことになる」。20日夜、南部町の剣吉公民館。田名部は個人演説会で危機感をあらわにしながらそう訴えた。演説会後は「毎日が不安。でも、思いが届いていると信じるしかない」と自分を奮い立たせるように語った。
鍵を握る投票率
田名部は過去3回、選挙区では大島に連敗している。民主党が躍進した2003年衆院選は約1万6千票差。小泉旋風で逆風の05年は約1万7千票差。風がどうであれ票差はほぼ変わらず、互いの基盤はそれだけ底堅い。
今回、民主党には全国的に強い追い風が吹いている。田名部陣営の選対本部長・山内正孝は「今回は初めて(大島と)互角の戦いをしている」と話しつつも、「3区は風が吹きにくいところだ」と警戒する。選挙区初勝利へ、陣営は投票率が鍵を握るとみる。前回3区は65%。無党派が多いとみられる“眠った票”を揺り動かすため、田名部はひたすら「政権交代へ行動を」と呼び掛ける。
田名部の父で参院議員の匡省は、自民党の支持基盤切り崩しへ、きめ細かくあいさつ回りを重ねている。
幸福実現党新人の中西修二(62)は街頭演説で、自民党や民主党の経済政策を批判しながら「大減税で景気を良くし、不況を終わらせる」と訴えている。
(文中敬称略)
4578
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:42:23
>>4574-4578
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0824.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(5)4区 党より個人VS「民主」前面
「44歳で5期目に挑むのは、県内の候補者で自分だけ。皆さんが与えてくれた宝物を生かし、国政の場で責任を果たしていく」
公示から2日で、4区内の旧21市町村すべてを回った自民党前職の木村太郎(44)は若さと実績をアピール。一方で「批判されると1日で政策が変わる。党内手続きを踏んだ政策とは思えない」と民主党批判も繰り広げた。
過去4回の衆院選で圧勝してきた木村にとって、自民党への逆風が吹き荒れる今までにない苦しい戦いだ。
陣営には弘前市を除く首長や、県議、市町村議が顔をそろえ強力な支援態勢を誇示する一方、党よりも「木村太郎」個人を前面に出す従来の戦い方を貫く。19日に弘前入りした元首相の安倍晋三も企業などを回り、表舞台には立たなかった。
選挙カーで走り回る木村は、場所を決めず、人が集まりそうな場所で演説。農村部では農業政策を、都市部では経済対策を柱に、与党の政策を丁寧に聴衆に語りかける。元知事で父の守男や母、そして妻も裏方として支持者回りを重ねる。
全国的に民主党優勢が伝えられるが、後援会連合会選対幹事長で県議の高樋憲は「この地域に木村太郎が必要なんだということを訴えていけば、(相手候補と)器が違うことが見えてくる。最後まで続ければ、理解してもらえる」と強調する。陣営幹部は「負けることは考えていない」と力を込める。
「壊れた日本を直すチャンスは今しかない。政権交代しかない」。22日、民主党元職の津島恭一(55)は弘前市郊外の農村部を回り、声を張り上げた。演説後は一人一人の手を握り「あと一歩だ。力を貸してほしい」と繰り返した。
民主党優勢の報道が盛んに流れる中、陣営は追い風に乗った選挙戦を展開している。20日に代表代行の小沢一郎が激励にやって来たことで勢いは増した。「小沢さんは見込みのない選挙区には来ない」と選対本部長の三上隆雄は自信を深めた。
民主と社民、郵政政策研究会、連合青森が共闘を組む陣営は「非自民結集の看板はいいが、一枚岩ではない」(陣営関係者)面もあったが、そのムードも変わってきた。
非自民候補一本化の経緯から不協和音がささやかれていた県議の山内崇も、ここに来て協力姿勢を一層鮮明にした。22日は地元の弘前市相馬地区で津島とマイクを握り、「力を合わせて必ず勝つ。勝たせてみせる」と叫んだ。
個人票では木村に後れを取るが、徹底して「自民対民主」の党対決を打ち出し、非自民票は固めつつある。
だが、前回衆院選で国民新から出馬した津島の得票は3万8千票。当時の民主候補と合わせても8万票弱で木村の11万票に及ばず、さらに上積みが必要で、追い風に期待は大きい。津島は「全国的には民主優勢でも4区は違う。一歩ずつ前に進むだけ」と気を引き締める。
幸福実現党新人の石田昭弘(50)は、消費税の撤廃などを強調しながら「努力が公平に報われる社会をつくる」と街頭で訴える。「手応えが出てきた」と語る石田は、精力的に走り回り政策の浸透を図る。
(文中敬称略)
=終わり=
4579
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:43:08
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090828095330.asp
2009年8月28日(金)
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ハマの票 攻防激化/3区大接戦展開
衆院選本県3区の自民党前職・大島理森候補と、民主党前職・田名部匡代候補が大接戦を展開している。その激戦を象徴するのが八戸市の“ハマ”の票。水産業界は自民党の厚い支持基盤を形成し、大島候補を全面的にバックアップしてきた。逆風の中、「取りこぼしは絶対許されない」と支持固めに奔走する大島陣営。一方、切り崩しを狙う田名部陣営は「ハマの1票を取れば、相手の票が減り、2票分の価値がある」と追い風に乗って浸透を図る。
25日、八戸水産会館前で行った大島候補の街頭演説。陣営は「いま必要なのは政権交代ではない。ハマには大島が必要だ」と「ハマの大島」を連呼し、大島候補は「八戸のハマを再生していくことが私の宿題であり、夢だ」と力説した。演説には、作業服姿の水産加工関係者ら約1000人(主催者発表)が集まり、熱心に耳を傾けた。
演説を聴いていた漁業関係者は「民主党はマニフェストで既存補助事業の全面見直しを掲げている。そうなれば、今でも規模の小さい漁業対策事業費は、さらに削られかねない」と話す。水産行政に通じ漁港整備や漁業振興に豊富な経験と実績を持つ大島候補を失うわけにいかない−との危機感を募らせる。
陣営の熊谷雄一県議は「大島候補がハマにどれだけ貢献してきたか、みんなよく知っている。ハマの関係者が一致結束し支持の輪を広げることが、選挙戦終盤の弾みになる」と強調する。
戦いが過熱する中、衰退する水産業の将来に不安を抱える漁業者は多い。階上町の男性漁業者(68)は「今のままでは魚価は上がらない、後継ぎは育たない。国に注文したいことはたくさんある」と真情を吐露。田名部候補を支持する八戸市の漁業者(52)は、政府の補助制度は一部の業界団体ばかり優遇しているとし「地方の零細漁業者は置いてけぼりをくわされてきた。自分たちの暮らしを考えるなら、一度政権を代えてみてもいい」と語った。
田名部候補は19日、23日に新湊、鮫地区で開いた個人演説会で、漁業者に所得補償を導入する政策を訴え、「税金の使い方を農家や漁業者の直接支援に代え、1次産業を守る」と強調した。山内正孝選対本部長は「自民党の固い支持基盤を覆すのは時間がかかる」としながら「水産に限らず確実に地殻変動は起きている。自民と民主のどちらが国民生活を真剣に考えているか、地道に訴えれば潮目は変わる」と述べた。
4580
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:44:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090819100440.asp
2009年8月19日(水)
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三村知事、かつては激闘も江渡候補を応援
三村申吾知事は18日午後、十和田市を訪れ、衆院選本県2区に立候補した自民党前職・江渡聡徳候補の応援演説を行った。かつて同選挙区で激闘を演じた相手に対し、「江渡先生とは国政、県政で連動して地域の元気をつくる仕事を続けてきた」と蜜月ぶりをアピールした。
同市役所前でマイクを握った三村知事は、国・地方の財政問題や社会保障、安全保障などの課題を挙げ、「いよいよ4期目。国会議員として国政の場でしっかり議論してほしい」と激励した。
4581
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:46:14
>>4574-4581
青森県:東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090826111729.asp
2009年8月26日(水)
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2区、十和田に保守分裂のしこり
自民党前職の江渡聡徳候補を、民主党新人の中野渡詔子候補が猛追する衆院選本県2区。票田の十和田市では、保守系3候補が激突した今年1月の市長選の大きなしこりが残る。市長選で分裂した自民系会派の市議の一部に、江渡候補への支援に消極的な動きが見える一方、江渡候補への支援を積極的に打ち出す民主系市議の姿も。自民・民主対決の色彩が強まる中、両陣営からは市長選以来のねじれから来る不協和音も聞かれる。
7月下旬、十和田市内のホテルの一室で、現職と元職計32人による江渡候補支援の「市議団」が結成された。現職市議26人のうち社民、共産系を除く21人が出席。公示前日の今月17日夜は江渡候補の事務所に集合し、それぞれの地盤で全力を尽くすことを確認した。
しかし、盤石な態勢と映るこの組織の内部にも、「名を連ねていても、実際にはほとんど動いていない人がいる。温度差がある」と指摘する声は多い。
1月の市長選は4期目を狙った現職・中野渡春雄氏と、新人・小山田久氏、民主系の元県議・中村友信氏の3者が激突した。市議会の自民系会派は現職支持と小山田氏支持に分裂。過去3回にわたり中野渡氏を支持してきたはずの江渡候補が小山田氏支援に回ったことで、勝敗の流れが決まった。
当時、現職の陣営にいた与党会派のある市議は「自分では終わった話だと思っていても、後援会や支持者が(市長選の結果に)まだ納得していない。しこり解消には時間が必要だろう」と話す。
江渡候補の側近で市議団幹事長の石橋義雄市議は「今の市議会はオール与党体制。『悔しい』という思いがあったとしても、先を考えると小山田市長、江渡候補とうまくやっていくことが必要だ」と述べる。しかし、市議団全員の支持者レベルまで説得しきれていないのが現状だ。
市長選からのねじれは民主側にも残る。当時、野党会派だった「市政・社民クラブ」は小山田氏を支持。同会派の民主系市議2人は民主党県連が推薦した中村氏ではなく小山田氏陣営についた。
2人は衆院選でも中野渡詔子候補の陣営に一切姿を見せていない。そのうちの一人、戸来伝市議は「市長選の恩を返したい」と、江渡候補を支援する市議団の相談役を務める。18日の第一声では、自民党支持者とともに必勝を誓った。
「民主党員として江渡候補を支援することに、何の抵抗もない」と主張する戸来市議。一方、民主党県連は不快感を示す。田名部匡省県連代表は取材に「離党してからやってほしい」と声を荒らげた。同党県連事務局は「戸来議員は5月末の期限までに党員登録していない。今は党員ではない」と冷ややかだ。
※写真=江渡候補の第一声で自民党支持者に交じり必勝を誓う戸来市議(左から2人目)(18日、十和田市内)
4582
:
名無しさん
:2009/08/30(日) 09:50:11
http://blogs.yahoo.co.jp/shikokunohoshijp/50861346.html
4583
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:50:29
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090826a.htm
決戦09衆院選
自民・民主接戦の青森2区
(2009/08/26)
30日投開票の衆院選で、自民、民主両党候補の接戦が伝えられる青森2区。自民前職・江渡聡徳候補の陣営は急速に浸透する民主の風に危機感を募らせ、組織のてこ入れに懸命だ。一方の民主新人・中野渡詔子候補の陣営は競っている実感はない―とし、手綱を緩める気配はない。終盤に突入した戦いは、予断を許さない情勢となっている。
「シビアな考え方でもう1回、ローラー作戦をかけてくれ」。報道各社の世論調査の結果を受け、江渡陣営の中谷純逸選対本部幹事長は、各事務所や連絡所に指示を出した。
組織力で他候補を圧倒。3期の実績も武器だ。衆院解散後、街頭では民主の農業政策や公共事業削減方針を徹底的に批判し、農家や建設業者らの取り込みに腐心してきた。
それでも民主への追い風は、吹きやまない。陣営の十和田市議は「街頭演説では人が集まるし、有権者の反応もいいのに…。どこで風が吹いているのか分からない」と戸惑いを隠さない。
自民を支えてきた1次産業従事者が多い選挙区に、都市型政党といわれる民主が支持を広げる現実。
「こんなムードの選挙は初めてだ」。丸井裕選対副本部長がうなった。「でも、やるしかない。うちはムードがないから、どぶ板しかない」
終盤を迎えた選挙戦。「江渡候補と中野渡候補、どちらが2区の代表にふさわしいかの戦いに持ち込む」。中谷幹事長は政党対決を避ける戦略を描く。
対する中野渡陣営。選対幹部は「比例は確かに民主に風が吹いている。それが選挙区でもいい戦いをしている―と混同されたのでは」と世論調査の結果を冷静に受け止める。
その上で「2区はやはり向こう(自民候補)が強い。まだまだ頑張らなくては。追い付くのに懸命だ」と気を引き締める。ただ、街頭の反応はいい。党のマニフェスト(政権公約)に対する、有権者からの電話での問い合わせも増えている。
「自民の従来型の組織選挙が通用しなくなってきているとも感じるが、その意味ではどうなるか読めない」。陣営への風をどうコントロールするか、手探りでの戦いが続く。
公示後、選挙区内を遊説している中村友信元県議は「一喜一憂せず粛々とやっていく」と慎重だ。
「岡田克也党幹事長から『1週間前の数字で結果が出たことはまだない』とのげきが飛んだ」。23日、三沢駅前の街頭で田名部定男県連幹事長が語気を強めた。追い風を確実に票につなげるため、「とにかく歩け。接触しろ」と鼓舞する。
幸福実現党新人の森光淨候補は、マニフェストの浸透を図る。無所属新人の熊谷ヒサ子候補は、下北から初の国会議員を―と訴えている。
4584
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:50:58
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090827c.htm
決戦09衆院選
行き場失う反核燃票 かつての政争影なく
(2009/08/27)
使用済み核燃料再処理工場など、核燃サイクル施設が集中立地する六ケ所村。二大政党が政権を争う今回の衆院選では初めて、同村を含む青森2区に核燃に反対する候補者が立たなかった。事業が進む中で、かつての激しい反対運動は次第に下火となり、核燃受け入れの是非をめぐる政争は今、影もない。“開発の村”では反対派の票が行き場を失い、推進派も政権が交代した場合の影響にかすかな不安を抱いている。
候補者の名前を連呼しながらゆっくり走る選挙カーが、むつ小川原開発地域に差し掛かると、急にスピードを上げる。40年近く前に開発が始まり、分譲されないまま荒野に戻った工業用地に有権者はいないからだ。
2区には自民党、民主党、幸福実現党、無所属の4候補が出馬したが、核燃反対を掲げる社民、共産両党は擁立を見送った。開発の失敗を取り返すために受け入れた核燃に反対する候補者がいないのは、中選挙区時代を含め初めてだ。
地元代表を選ぶ小選挙区で反対住民の声を吸い上げる候補者がいないことに、同村倉内の菊川慶子さん(60)は「核燃を受け入れたくない私たちの票は、どこに行けばいいのか。せっかくの1票がもったいない」と嘆く。
25日午後、民主候補が同村泊の公民館前でマイクを握った。近くに住み、反核燃運動を続けてきた種市信雄さん(74)は家を出て演説に耳を傾けたが、最後まで「核燃」の2文字は聞かれなかった。
候補者に直接考えをただすと「民主党は核燃政策を推進します」ときっぱり。種市さんは「そうだろうなぁ。でも、もう選挙では核燃のことを話さないのか」と肩を落とした。
民主候補が唯一、エネルギー政策に触れた場所が日本原燃の社員寮前。「核燃サイクルにおいて民主党は技術開発を推進し、国民が納得できる政策を進める」と声を響かせた。
一方、自民候補は23日に村内入り。民主の一部に核燃反対の議員がいることと、社民が民主と連立を組む方向なのを念頭に訴えた。
「政権が交代した途端にエネルギー政策が百八十度変わったら、村民の皆さまの血のにじむような思いは水泡に帰す恐れがある」
国策に翻弄(ほんろう)されてきた村。役場や議会内には「民主も核燃推進の立場だ」と冷静な見方が多い一方、「社民が政権に入れば、多少の見直しはあるかも」との懸念もくすぶる。
役場前で民主候補の演説を聞いた男性(72)は「もし核燃が止まったら働き口が無くなり、村の人はみんな生きていけない。民主になったって今さら核燃が止まるはずがないんだ」と、自らに言い聞かせるように話した。
4585
:
チバQ
:2009/08/30(日) 09:52:09
>>4583-4585
青森県:デーリー東北
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090827a.htm
決戦09衆院選
激戦3区 過去にない展開/衆院選終盤戦
(2009/08/27)
衆院選の青森3区で、激しい火花を散らす自民党・大島理森候補と民主党・田名部匡代候補の前職対決。過去3度の戦いは、いずれも「先行逃げ切り」で大島候補が制してきた。しかし今回、報道各社の情勢調査は展開が一変していることを伝えた。「横一線。戦いはこれから」と猛追する大島陣営。「ここまできたら負けられない」と引き締める田名部陣営。過去にない終盤でのレース展開が、激戦に拍車を掛けている。
「やませが途切れ、ようやく光が差し込んだ。本当にあと一押し。もう一度、この大島を働かせてほしい」
26日夕、八戸市庁前。大島候補は真っ黒に日焼けした顔を紅潮させながら、こぶしを突き上げた。
会場には、支持者約3千人(主催者発表)が集結。前衆院議長の河野洋平氏、三村申吾青森県知事、小林眞八戸市長らそうそうたる顔ぶれが並んだ。
「思ったよりも逆風が強い」。大島陣営の幹部は口をそろえる。“風は吹きにくい”とされる3区だが、現実には厳しい向かい風が吹き荒れる。
全国紙に情勢調査が掲載された20日。事務所で開かれた緊急役員会で幹部が「とにかく歩いて歩いて足でかせいでほしい」と号令をかけた。
組織力は陣営の生命線。滝沢求選対本部長は「今までの地盤をもう一度しっかり固める。『本当に大島を失ってもいいのか』と強く訴えていく」と逆転のシナリオを描く。
「ここで死ぬわけにはいかない」「負けるわけにはいかんのです」。集会や街頭で声を張り上げる大島候補。後援会も支持者回りに奔走し、死に物狂いの戦いが続く。
■ □ □
「流した汗が報われる社会にしたい。選挙区で勝つことが政権交代への一歩です」
25日夜。階上町のスーパー前で田名部候補がかすれた声を力いっぱい振り絞った。
肌寒い中、集まった支持者は約250人。15分遅れの到着にもかかわらず、温かい拍手で迎えた支持者に、田名部候補は何度も頭を下げ、握手した。
この日、五戸町内を一緒に回った北紀一県議は「企業から急にあいさつにきてほしい、との要請が増えてきた」と確かな手応えを強調する。
全国的に民主への追い風が吹く。しかし、3区で吹き続ける保証はない。大島候補との過去3度の対決では、八戸市をはじめ、町村でも得票数が一度も上回ったことがない。それだけに、陣営に油断はない。
山内正孝選対本部長は「郡部票はまだ取り組む余地がある。1町でも1村でも上回ることができれば流れは来る」と引き締める。
街頭では参院議員の父・匡省氏が一緒に並ぶ光景は見られない。「(『匡省』と書く)誤記入対策もあるが、一人前で戦えないうちは相手に勝てない」。陣営も並々ならぬ覚悟で戦いに臨む。
□ □ ■
幸福実現党新人の中西修二候補は、スーパー前など人が集まる場所で街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みに全力を挙げる。
4586
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:00:39
http://yamagata-np.jp/feature/shugiin/kj_2009082100367.php
社民県連、和嶋氏出馬に困惑 民主と選挙協力、比例票の目減り懸念
吉泉秀男候補(後方右)の出陣式で手を取り合い、支持者にアピールする東北比例の和嶋未希候補(同左)=18日、酒田市内 第45回衆院選で、和嶋未希氏(37)=酒田市=が県議を辞職し、比例代表東北ブロックの民主党単独候補として出馬した。和嶋氏擁立で比例票の上積みを狙う民主党県連に対し、選挙協力する社民党県連の心中は複雑。社民党が県3区に擁立した吉泉秀男候補(61)は重複立候補した比例での復活を視野に入れており、和嶋氏の出馬で比例票の目減りが懸念されるためだ。
■吉泉氏と握手
「(3区の吉泉氏を含む)全員の勝利に向けて戦ってまいります。私もまたこの戦いに、一緒に参戦させていただくことが決まりました」。18日朝、吉泉氏の出陣式に登場した和嶋氏は、真っ赤なポロシャツ姿で吉泉氏とがっちりと握手を交わし、そのまま両手を掲げてアピールした。一瞬驚いた表情を見せた吉泉氏だったが、すぐに笑顔を取り戻すと、支持者らの拍手に応え、民主と社民の連携ぶりを強く印象づけた。
だが、公示直前の和嶋氏の出馬表明は、社民党県連関係者に少なからぬ衝撃を与えた。「今後、どれぐらい吉泉氏に協力してくれるのか」。両党関係者が出席し、酒田市で16日午前に開かれた県3区合同選対の会合で、出席者から選対幹部に対し、今後の戦術を不安視する声が上がった。「うまくいっている共闘関係をここで妨げたくない」「民主党に吹いている風を利用し、吉泉氏の票を伸ばした方が得策」−。選対関係者の思惑は複雑に絡み合った。
少なくとも県3区では、和嶋氏出馬の効果はあるとみる関係者が多い。これまで選対内部で活動してきた和嶋氏が表に出てくるからだ。両党の選挙協力の中で、民主側の先頭に立ってきたのは舟山康江参院議員で、和嶋氏は自らの後援会への声掛けが中心だった。それが今は、和嶋氏が街頭に立ち「選挙区は吉泉さんに、比例は民主党に」と訴えている。近藤洋介党県連会長は「小選挙区では、相当のエンジンになるはずだ」と語る。
■守りたい議席
しかし、比例に目を転じると話が変わる。両党の選挙協力は、小選挙区に限定されている。「全国的に見ても良好な関係」(舟山氏)という県内でも比例の連携は想定していない。吉泉氏の比例復活も視野に入れ、県内8万票の比例票獲得を目指す社民党県連は、和嶋氏の出馬で戦略の見直しを迫られた。和嶋氏が民主党を前面に出して訴えることで、相対的には県3区の社民党の比例票が減ることが考えられるからだ。
社民党が東北で小選挙区に擁立した6人はすべて比例との重複立候補。この中で吉泉氏が比例復活に回った場合、ライバルになるのは宮城6区の前職・菅野哲雄候補と目されている。小選挙区での勝利に全力を挙げることはもちろんだが、社民の比例票が目減りすれば、これまで東北ブロックで死守してきた1議席も失いかねない。
県内で吉泉氏は社民党唯一の公認候補。高橋啓介県連幹事長は、和嶋氏の地元酒田市を中心に県3区の比例票が一気に民主党に流れ込む可能性を危惧(きぐ)する。「3区で目減りする分を1、2区で穴埋めしなければならないのだが…」。公認候補のいない選挙区で、どう社民党の支持拡大を図るのか。現時点で、集票につなげる有効な戦術は見えていない。
2009年08月21日 掲載
4587
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:05:24
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3768018&newsMode=article
最前線ルポ(上) しのぎ削る県都決戦[1区]
政権選択を問う第45回衆院選は2日目の19日、県内五選挙区で候補者16人が激しい選挙戦を繰り広げた。すべての選挙区で自民、民主の候補者が対決し、共産、みんな、幸福の各候補者も絡んでひとつの議席を懸けた戦いを展開している。比例重点の公明、社民も党勢拡大に動く。各選挙区の最新情勢をルポした。
1区 後援会、各地で交錯
自民の前職亀岡偉民陣営は19日朝、福島市のホテルに元財務相の尾身幸次を招き、支持者との朝食会を開いた。亀岡の姿はなく、尾身が「どうしても必要な政治家だ」と熱弁を振るっていたそのころ、亀岡は時間を惜しむように伊達地方を歩き、有権者に支持を求めていた。
民主の新人石原洋三郎はこの日午後、党代表の鳩山由紀夫とともに福島市の街頭に立った。「石原君を押し上げられれば福島から政権交代ができる」。鳩山の熱いエールに応え、石原は悲願の議席奪取をアピールした。
亀岡は党の組織、支持団体に加え、過去5回の選挙を経て築いた約200の後援会を基盤に戦いを進めている。公明との共闘態勢も構築し、第一声では県本部代表の県議甚野源次郎が演壇に立った。 総合選対本部長の県議加藤貞夫は「亀岡個人のこれまでの実績と自民の政策への理解は深まりつつある」と手応えを語る。
石原は福島市議時代の組織を軸に福島市内に20カ所以上の後援会を設け、伊達、相馬地方の旧町村単位にも足場を築いた。連合福島とも一体となった選挙戦を展開している。社民との選挙協力も結び、第一声では社民の県1区支部連合代表の福島市議木村六朗がマイクを握った。
選対本部長の参院議員金子恵美は「“風”頼みではなく、新たに設けた各地の活動拠点から支持を広げる」と意気込む。
亀岡、石原両陣営は投票率70%の場合、当選ラインを14万票前後と読む。有権者約23万6千人を抱える大票田・福島市では、両陣営が各地に張り巡らせた後援会組織を総動員し、支持拡大を図っている。
亀岡は首相の麻生太郎が福島市に入る21日をヤマ場の1つに据え、攻勢を強める構え。石原は鳩山の来市を弾みに、精力的に街頭に立ち、無党派層の取り込みも目指している。
伊達地方も激戦模様だ。亀岡にとって伊達は、養父で建設相や農林水産相を務めた故亀岡高夫のおひざ元。有権者の「地元意識」にも訴えながら票の上積みを図っている。
石原にとっては、保原町議出身の金子が選対本部長に就いているのが強みだ。石原と金子の後援会がスクラムを組んで支持拡大に動いている。
相馬地方は党営選挙の色合いも濃い。亀岡は政党支部と後援会が両輪となって活動。石原は比例東北に立候補した元南相馬市議の新人渡部一夫とともに党政策の浸透を目指している。
こうした中、亀岡とのコスタリカ解消により引退した自民の前職佐藤剛男の支持者の動向は依然、読みにくい。
公示前日の17日夕、亀岡の選対幹部が福島市の佐藤の連合後援会幹部宅を訪れ、「選対最高顧問に就任していただきたい」と切り出した。後援会幹部は検討するとしつつ、慎重な態度を崩していない。
石原には、佐藤を支持した川俣町の複数の町議が支援に回った。陣営はさらなる取り込みを目指しているが、糸口はなかなか見いだせない状況にある。
共産の新人山田裕は「自・公政権」批判を展開し、1区内で4万票の比例票獲得を目指している。
幸福の新人大橋一之は中心市街地を重点的に遊説している。
(文中敬称略)
(2009/08/20)
4588
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:06:11
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3769927&newsMode=article
最前線ルポ (中) 「地元」「国替え」総力戦[2区、3区]
2区 「訴え」の違い際立つ
「今回は日本にとって必要な政治家を選ぶ選挙だ」。自民の前職根本匠は声高に説く。
「政権交代という手段でしか日本は変わらない」。民主の前職太田和美は強調する。
経済県都・郡山市に20日、「政治家選択」か「政権選択」かを問う2人の熱い訴えが交錯した。
◇ ◇
平成5年の衆院選から5回連続当選中の根本陣営は「国替え候補に負けるわけにはいかない」と、過去最多得票だった平成17年の前回と同じ12万5千票を目標に掲げた。道路整備、河川改修など、根本の「実績」を地区別に分類したチラシを配布し、地元への貢献を強くアピールする。
郡山市では、初めて商工、農業団体の決起大会を相次ぎ開く一方、旧知の格闘家を招いた若者向けの集いも企画し、戦いに弾みを付ける構え。
同市の出陣式では、市長の原正夫と県議会議長の佐藤憲保が顔をそろえた。原は激励のマイクを握り、佐藤は選対本部長として陣頭指揮を執る。4年前の市長選で一戦を交えた2人が並ぶ姿は、出席者に強固な態勢を印象付けた。ただ、郡山選対本部長代行の市議渡辺隆弘は「自民に暴風雨が吹き荒れている」とかつてない危機感を口にし、態勢の引き締めに腐心する。
二本松市では、支持者や有権者を会場に呼び寄せる総決起集会を取りやめ、自ら出向く街頭演説中心の活動に切り替えた。
「第二の安積開拓を担う候補者だ」。千葉7区から転じた太田の陣営は、郡山の礎を築いた入植者になぞらえ、太田の潜在力を強く押し出している。
陣営は根本を上回る13万票を目標に据え、全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会」が新たに支援活動を展開。郵政民営化を機に自民を離れた地元会員有志に家族やOBも加わり、支持拡大に動く。二本松市の事務所では会員が常駐態勢を敷いた。
現制度の2区から女性候補が出るのは初めてで、陣営は女性の支持に期待を寄せる。しかし、動向は見えにくく、公示前日の17日、二本松、本宮両市で、20日には郡山市で女性の集いを開いた。
太田は「国替え」して1年足らずだが、総合選対本部長の参院議員増子輝彦は「運動力などからみて、肩を並べるところにまできた」と手応えを語る。さらに浸透を図るため、選挙カーから出て有権者と握手を交わす「降りて走れ」を遊説部隊に徹底させている。足で票を積み上げるその光景に、前回まで根本とし烈な戦いを演じた増子の姿も重なる。
◇ ◇
幸福の新人酒井秀光は住宅街などを中心に遊説を続けている。
4589
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:06:46
3区 威信懸け論争激しく
自民の前職吉野正芳は20日、北部の田村地方に選挙カーを走らせた。民主の前職玄葉光一郎は一路、南部の白河地方へ。共に党県連のトップに立つ二人は対照的な動きを見せた。党と個人の威信を懸けた対決は日ごと、激しさを増している。
◇ ◇
党のコスタリカ方式の解消で5区から転じた吉野は前回、自民候補が集めた得票を3万4千票上回る10万票を目標に据えている。
当選三回の実績を強調。合併前の旧29市町村単位に設けた後援会を足場に自民支持票の掘り起こしに動いている。石川町出身で比例東北候補の公明の元職若松謙維、3区が地元の参院議員荒井広幸とも共闘し、支持拡大を図っている。
陣営内には、当選五回を重ねた地元の玄葉の有利は認めざるを得ない、との空気も流れる。しかし、選対本部長の県議渡辺広迪は「選挙に奇策はない。最後に自民の底力を見せる」と意気込む。
玄葉は前回より8500票多く、有権者の過半数に当たる15万2300票余の得票目標を掲げた。社民、国民新と連携する郵政関係者との協力態勢を構築。支持団体の連合福島は初めて地区連合単位の集会を開くなど取り組みを強化した。
陣営にとっては「玄葉優位」のムードが先行し、有権者の関心が薄れることが気掛かりの一つ。1人の支持者がそれぞれ五人に電話で投票を呼び掛ける運動も展開している。
「政権交代には1票でも多くの票が必要だ。全力で理解を求める」と総合選対幹事長の県議安瀬全孝は力を込める。
◇ ◇
吉野は環境副大臣、玄葉は党分権調査会長を務めている。政権選択を問う戦いで、要職にある2人の訴えは政策面でも激しくぶつかる。
公示日の18日朝、白河市で行われた吉野の出陣式。日焼けした吉野は「白河に新たな産業を興し、四号国道の四車線化などにも全力を尽くす」と、地域振興を重視する与党の立場を強調した。
「歴史的な選挙だ。与党になれば一層、田村のために尽くせる」。この日夜、地元・旧船引町での出陣式にまぶしい白のワイシャツ姿で現れた玄葉は、有権者と握手を交わし、民主政権誕生後の決意も披露した。
今回、吉野が比例東北の単独一位に名簿登載されたことで、選挙区内には微妙な反応も広がっている。首長の一人は「国へのお願いごとも出てくる。(玄葉が当選したとしても)吉野に恥ずかしい票は出せない」と複雑な心境を打ち明けた。
(文中敬称略)
(2009/08/21)
4590
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:07:42
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3778354&newsMode=article
最前線ルポ(下) 前職同士、し烈な集票[4区、5区]
4区 切り崩し互いに全力
民主の前職渡部恒三は21日、県内候補応援のため朝から1、2、5区を駆け足で回った。自民の前職渡部篤は最重点と位置付ける会津若松市などを遊説し街頭でマイクを握った。みんなの新人小熊慎司は南会津郡内を回り、党の政策をアピールした。
渡部恒三が「政権交代」を説けば、渡部篤は「政権維持」、小熊は「政界再編」を訴える。
県内一広い選挙区に三者三様の訴えが響いている。
◇ ◇
当選13回を重ねる渡部恒三にとって、政権交代の実現は政治家人生の集大成。期間中の3日間は他候補の応援で県内外を歩く。
留守を預かる陣営は、平成17年の前回を9000票上回る10万票の目標を設定。前回、渡部篤に競り負けた会津若松市での活動を強化する一方、出身地の南会津郡では後援会組織を軸に引き離しを目指している。
41歳の小熊が立ったこともあり、28日には女性と青年層に対象を絞った初の個人演説会を開き、圧倒的勝利を狙う。総合選対顧問の古川洋一郎は「民主への“風”に頼る選挙はしない。着実に支持を広げるだけだ」と、貪欲(どんよく)に1票をうかがう。
前回、比例東北で復活当選した渡部篤は、選挙区での勝利に死力を尽くしている。全国的に自民への逆風が吹いているといわれているだけに、陣営はこれまで以上に公明との結び付きを強め「選挙区は篤、比例は公明」と訴えている。当選ラインを9万票に設定し、前回優位に立った地元会津若松市では、組織を引き締め、票の上積みを図っている。接戦を演じた喜多方市などへのてこ入れにも力を入れている。今週末は南会津郡内を重点的に回り、渡部恒三の地盤の切り崩しを図る構えだ。
選対本部長の県議平出孝朗は「前回、一丸となって獲得した議席。会津から自民の衆院議員を失ってはならない」と力を込める。
渡部篤は一時体調を崩したことから、生活弱者の側に立った政治も強調、福祉団体など新たな支持も取り付けた。
6月に立候補を表明した小熊は、態勢づくりを進めながらの戦い。今月8日に結党したみんなの党に参加。同世代の若手商工業者や女性団体を中心にした草の根運動で浸透を図っている。「第三極」の立場も強調し、無党派層の取り込みも狙う。
会津若松市が地元で、県議を2期務め、同市での知名度はあるが、今後、郡部にどう浸透するかが課題。連合後援会長の斎藤斗志郎は「時間との勝負だ。できる限り選挙区内を走り回る」と話す。
◇ ◇
幸福の新人鈴木規雄は選挙カーで遊説を続けている。
4591
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:08:16
5区 市長選で複雑さ増す
21日、自民の前職坂本剛二はいわき市小名浜に首相の麻生太郎を迎え、党と自らへの支持を連呼した。
民主の前職吉田泉の応援には党最高顧問渡部恒三、党県連代表玄葉光一郎が駆け付け、党の総力を挙げて戦う姿勢をアピールした。
有権者28万人余を抱える主戦場・いわき市に「政権」を懸けた訴えが重なり、戦いは一気に過熱した。
◇ ◇
前回、比例当選の坂本が選挙区に出るのは6年ぶり。自民への逆風に加え、コスタリカで共闘した前職吉野正芳が3区に転じたことで、陣営は態勢の引き締めに懸命だ。
選対本部長の円谷裕一は「どぶ板選挙に徹し、徹底的に回ってほしい」と連日、指示を飛ばす。経済産業副大臣など要職を歴任した実績を訴えながら党、支持団体、後援会が一体で集票に動く。
20日の演説会では、2人が所属する自民党町村派会長の前官房長官町村信孝が「吉野さんの将来のためにも協力してほしい」と吉野支持者に訴えた。
吉田は、浮動票が多い、いわき市での街頭演説に力点を置いた活動を展開している。1日5カ所以上の日程を組み、人出を見て臨機応変に場所を変え、回数を増やす機動力で、無党派層の取り込みを図っている。
前回まで選挙区の戦いに敗れ、2回連続で比例で復活した吉田にとって、選挙区での勝利は最重要課題。選対本部長の鈴木久は「しっかり政策を理解してもらい、確実な支持に結び付ける」と話す。
鈴木は比例東北に単独候補として名簿登載されており、党勢拡大を図りながら悲願達成を期す。
同市の戦いは、衆院選1週間後に告示される市長選への思惑も複雑に絡み合っている。
現職、新人の2人が立候補を予定している市長選で、坂本陣営の県議、市議は二手に分かれる構図となる。衆院選では結束しつつ、裏側では市長選をにらんだ微妙な駆け引きも出ている。
「衆院選が終われば敵同士。選対内にぎくしゃくした面があるのは否めない」と選対関係者は明かし、態勢引き締めに腐心する。
吉田陣営は市長選に積極的にかかわる戦術も組む。公示直前、民主は現職と市長選に向けた政策協定を結び、吉田の出陣式では現職の後援会長が応援マイクを握った。
ただ、現職の陣営は県議、市議を含め坂本陣営と重なる部分もあり、表立った動きにはなっていない。
双葉郡内では、坂本、吉田ともに原子力政策などを訴え、支持拡大を図っている。
◇ ◇
幸福の新人石渡剛は選挙区全域で演説や支持者回りをしている。
(文中敬称略)
(2009/08/22)
4592
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:16:19
>>4587-4592
福島県:福島民報
推薦は名前だけじゃなかったんですね
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3789029&newsMode=article
自公継続を強調 改革クラブの渡辺代表が演説
改革クラブの渡辺秀央代表は23日、衆院選本県3区の自民党公認候補応援のため、須賀川市文化センターで演説した。
渡辺代表は「民主党に国家観はなく、民主党が政権を取ったら日本は不幸になる」と指摘。その上で「民主党は聞き心地の良い政策ばかり上げている」と厳しく批判した。経済対策などについて、「自公政権の継続が日本丸の間違いない運営につながる」と強調した。
葛尾村でも街頭演説を行った。
【写真】民主党のマニフェストを批判する渡辺代表
(2009/08/24)
4593
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:18:07
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090825_09.htm
東北の激戦区ルポ(1)青森3区/八戸戦争、農村前線に
政権を懸けた舌戦に、買い物客は足を止めて耳を傾けた=23日朝、八戸市新湊の舘鼻漁港
衆院選は、30日の投開票まであと5日に迫った。政権選択を焦点に、自民、民主両党を軸にした選挙戦は終盤に入り、攻防は激しさを増す一方だ。各党の思惑や、地域事情が複雑に交錯する東北。激戦が繰り広げられている5選挙区の戦いぶりを追った。(敬称略)=5回続き
「衆参ねじれ国会」で存在感を示した百戦錬磨の実力者が、悲壮感さえ漂わせた。
「皆さんに育てていただいたわたしが、ここで死ぬわけにはいかない」
20日夜、八戸市のホテルで開かれた自民党前議員大島理森の女性後援会集会。約800人を前に、自らにも言い聞かせるように訴えた。
<揺らぐ不敗神話>
大島と、民主党前議員の田名部匡代が激突する青森3区。田名部の父で参院議員匡省の代から続く「八戸戦争」は、地元政界を二分してきた。
1996年の小選挙区制導入以降、4度にわたる田名部親子との対決を制した大島。その「不敗神話」が、政権交代の「風」に揺らぐ。
危機感は強い。「政治を立て直せるのは、ねじれ国会で苦労を重ねたこの大島しかいない」。20日午後、南部町の街頭に立った大島は、党国対委員長としての実績を強調し、支持を訴えた。
23日昼。八戸市中心街で、選対本部長の青森県議滝沢求が逆風をかき消すように絶叫した。「この地域に政権選択は必要ない。必要なのは大島か、否か」。有権者に、必死に人物選択を求めた。
「出遅れたが、横一線まで来た」と大島。豊富な実績を背景に、大島の底力がフル回転する。
<保守土壌を警戒>
対する田名部は公示翌日の19日、八戸市役所前で演説に立った。
詰め掛けた聴衆に、強い口調で迫る。「全国で政権交代を求める中、わたしが勝てなければ、この地域は今までの政治で満足しているということだ」
隣には党代表の鳩山由紀夫。「政権交代には、この素晴らしい女性の力が必要だ」と、すかさず援護射撃した。
前回、田名部は比例で復活当選し、この4年間くまなく地域を回った。ミニ集会は250回、街頭演説は3000回―。「回数は誰にも負けない」と自信をのぞかせる。
その自信に比例するように、党への追い風も強まる。ただ、陣営には不安もよぎる。「政権交代への期待は感じるが、この3区は風が吹きにくい」。選対を仕切る県議の山内正孝は、強固な保守土壌を警戒する。
「政権交代が必要だと思うなら、今こそ田名部に思いを託してほしい」。24日昼、南部町で演説した田名部。丸1日かけ三戸郡全域を回った。
大島の「牙城」とされる農村部で、党の看板政策「戸別所得補償制度」を掲げ、農村票の切り崩しにかかる。
選挙区勝利と政権交代―。二つの「悲願達成」に向け、ラストスパートをかける。(八戸支局・馬場崇)
◇青森3区立候補者
大島 理森 62☆党国対委員長 自前(8)
田名部匡代 40☆党県副代表 民前(2)
中西 修二 62 幸福実現党員 諸新
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2009年08月25日火曜日
4594
:
必ずや政権交代を。
:2009/08/30(日) 10:18:43
http://blogs.yahoo.co.jp/shikokunohoshijp/50861346.html
鳩山氏本日の想い!
4595
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:18:43
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090826_05.htm
東北の激戦区ルポ(2)宮城2区/互いの支持層、争奪戦
無党派層への浸透を狙いアピール合戦が続く宮城2区=22日夕、仙台市泉区
<政策に業者変心>
敵の総大将の来援など眼中になかった。
首相麻生太郎がJR仙台駅前で熱弁を振るった25日昼すぎ。民主党新人の斎藤恭紀は、宮城野区の住宅街で自転車遊説に汗を流していた。
「年金改革、子育て支援をできるのは民主党だけだ」。呼び掛け始めると子連れ女性らに握手をせがまれる。地元テレビ局のお天気キャスターだった知名度は健在だ。
斎藤を支える党県連代表で参院議員の岡崎トミ子は24日午後、意外な場所を訪ねた。若林区の宮城県トラック協会。運送業者約1150社を抱える自民
党の支援部隊だ。
「しっかり政策を進めます」。自民党候補のポスターが並ぶ事務所であいさつした岡崎。協会は公示直前、斎藤ら民主党候補の推薦も決めた。
党が掲げた高速道無料化やガソリン税の暫定税率廃止が、不況にあえぐ業者の心を揺らした。「多様な声を尊重した結果だ」。協会幹部の言葉には明らかに「次の政権」を見据えた両にらみの姿勢がにじむ。
崩壊していく自民党の支持基盤。「政権交代が必要だという声が企業にも増えてきた」。斎藤は手応えを実感する。
<無党派対策に力>
「景気と中小企業対策を熱心に取り組んでもらっている」。首相麻生が25日昼の演説で持ち上げたのは、自民党前議員の中野正志だ。
麻生の横で手を振りながら通行人の反応を探る中野。「通過する車から反応があった。感触は悪くない」と強調した。
2000年、03年の衆院選で民主党に連敗。今回は後援会や業界団体、系列県議、市議による鉄壁の保守戦線を構築した。終盤は無党派層対策にも余念がない。
22日夕。泉区の花火大会に向かう人の列に中野の姿があった。親子連れやカップルと握手を交わし、3時間以上名前を売り込んだ。
選対幹部は「斎藤になびく20〜40代を呼び込む。どんどん表に出す」と戦略を練る。
「公共事業が減らされる中、仙台湾の防波堤かさ上げに予算を付けた。誰よりも地元のために働いた」。麻生が東京に戻った25日午後、中野は若林区のコミュニティセンターに転戦。約150人を前に声をからした。
陣営の合言葉は「向こう三軒両隣に支持を求めよ」。激烈などぶ板戦に中野が力を込める。「必ず追い付く」
(敬称略)(報道部・末永智弘、泉支局・片桐大介)
◇宮城2区立候補者
斎藤 恭紀 40 ☆気象予報士 民新
佐藤 豊 56 NPO理事長 無新
中野 正志 61 ☆元経産副大臣 自前(3)
安部 公人 42 幸福実現党員 諸新
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2009年08月26日水曜日
4596
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:19:38
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090827_08.htm
東北の激戦区ルポ(3)秋田2区/旋風受けて混戦加速
混戦となっている秋田2区。どの候補者の訴えが有権者の心をつかむのか=26日午後、潟上市天王
<政権交代を連呼>
公示2週間前に出馬表明した「台風の目」が勢いづいた。
「政権交代で政治を変えよう」。無所属新人の川口博は26日、潟上市で選挙カーを走らせ「政権交代」を何度も訴えた。その傍らで運動員は「比例は民主党へ」と連呼した。
無所属ながら民主党色を押し出す川口。支えるのは民主党を離党した元党支部役員たちだ。党本部が候補者を立てず、社民党候補を推薦した野党共闘に反発した。
集会で民主党の比例代表のチラシを配るなど、民主党旋風を自陣の帆で受け止める作戦は奏功しつつある。選対幹部は「有権者の反応は抜群にいい」と興奮気味だ。
川口の言葉も「(当選まで)もうあと一歩。わたしが有権者に一番近い候補だ」と熱さを増す。
「迷惑を掛けて申し訳ない」。民主党代表代行の小沢一郎は21日、秋田市で社民党県連幹事長の石田寛と会い、一部の民主党員が社民党元議員の山本喜代宏を応援せず、離党して川口支援に回ったことを謝罪した。
頼みの野党共闘が崩れた山本陣営。石田は22日以降、街頭で「小沢さんはわたしに謝り、再び選挙協力を約束した」と訴える作戦に打って出た。山本も「わたしが政権交代を担う真の候補」と懸命に巻き返しを図る。
<組織票固め急ぐ>
「野党陣営」を迎え撃つ自民党新人の金田勝年は26日、出身地の潟上市で参院議員2期の実績を強調しながら「『即戦力』を選んでほしい」と叫び、深々と頭を下げた。金田を後継指名して引退した元農相の野呂田芳成も駆け付け「この人なら国や郷土の役に立てる」と持ち上げた。
2区には中選挙区時代を含め8期連続当選した野呂田の分厚い地盤がある。それを受け継いだ金田は、1年半かけて全域に自前の後援会組織を張り巡らせた。だが春の知事選で善戦した川口が急速に浸透。思わぬ接戦となり、陣営は危機感を強める。
「徹底的に組織票を固めろ」。選挙戦が終盤に入った24日、選対幹部は野呂田を支えた100人近い地方議員やその後援会幹部に指示を飛ばした。支持者回り、電話作戦が一気にスパートした。
自民党県連会長で県議の鈴木洋一は「『隠れ民主党』には絶対負けない」と息巻く。伝統の組織戦で突破を図る自民党陣営と、「政権交代」の風をとらえようとする他陣営の激戦は最終盤にもつれ込んだ。(敬称略)
(大館支局・小沢邦嘉、秋田総局・水野良将、東野滋)
<秋田2区立候補者>
川口 博 62 前小坂町長 無新
藤原 純一 58 幸福実現党員 諸新
佐々木重人 39 ☆会社役員 み新
金田 勝年 59 ☆元外務副大臣 自新
山本喜代宏 53 ☆農業 社元(1)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2009年08月27日木曜日
4597
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:20:11
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090828_04.htm
東北の激戦区ルポ(4)福島1区/経歴対照「人」で勝負
激戦を勝ち抜こうと、各候補は分刻みのスケジュールで街頭演説を繰り広げる=27日午後、伊達市
<党とは一線画す>
「選挙区で勝てる」と党が選んだ候補が、あえて党と距離を置くかのような訴えを繰り返す。
自民が、選挙区と比例で交互に立候補するコスタリカ方式を解消した福島1区。同党前議員の亀岡偉民は「亀岡イコール自民と見られている。党ではなくわたしを見てほしい」と訴え続ける。
5度目の挑戦だった前回、17万の大量得票で初当選した。あくまで選挙区候補にこだわり、連勝を目指す亀岡は「東京からの風に惑わされず、地元の代弁者として仕事を任せてほしい」と呼び掛けるが、逆風は強い。
陣営は25日夜、福島市の県文化センターで2000人以上を集めた総決起大会を開いた。あいさつした来賓の中に、自民の元参院議員佐藤静雄の姿があった。コスタリカ解消で引退した同党の前議員佐藤剛男の後援会長を長く務めている。
公示の直前、亀岡の総合選対本部長を務める自民県議加藤貞夫が、佐藤静雄の自宅を訪ね、陣営の最高顧問への就任を口説き落とした。
コスタリカ解消をめぐる際の感情的なもつれもあり、佐藤剛男の後援会は今回、既に自主投票を決めている。それでも佐藤静雄が登場したことは、土壇場での亀岡への協力表明とも映った。
加藤は「どちらも自民党、ということでまとまれるはず」と期待する。激しい競り合いの中、今度は党を前面に出し、佐藤剛男の支持層からの得票を狙う。
<出自は政治一家>
27日、決して流ちょうではないが、若く力強い声が県庁前に響いた。民主新人の石原洋三郎は「地方と生活を重視する政治を実現したい。戦いは残りわずか」とこぶしを振り上げた。
祖父は元県知事、父は衆院議員を務め、長兄は現職県議という、政治家一家の流れを継ぐ石原。「育ちがいいからかな、押し出しがいまひとつ」。陣営内部からも不安視する声が聞かれた時期もあったが、公示後は様変わりした。
「自信が出たのだろうか、別人のようだ」と選対幹部は言う。「有権者の多くは年齢が石原より上になる。変に演説慣れしていなくて、かえって(新鮮で)いいかもしれない」と期待するが、若さとムードに頼りすぎる危険性も伴う。
負けても負けてもたくましくはい上がり、ついに議席を勝ち取った亀岡。若さと政治家一家の「ブランド力」で挑戦する石原。対照的な2人を軸にしたデッドヒートに決着がつくのは2日後だ。(敬称略)(福島総局・熊谷吉信、相原重晴)
<福島1区立候補者>
亀岡 偉民 53 ☆党文化局次長 自前(1)
山田 裕 54 党県委員 共新
大橋 一之 40 幸福実現党員 諸新
石原洋三郎 36 ☆元福島市議 民新
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2009年08月28日金曜日
4598
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:20:43
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090829_07.htm
東北の激戦ルポ(5)完/岩手2区/制覇と死守双方懸命
「最後のお願いに参りました」と支持を訴える候補者=28日午前、久慈市
<「とにかく歩け」>
分刻みで動く姿は、前回の落選から4年間の集大成ともいえた。
「今の暮らしでいいのだろうか。政治を変え、暮らしを変えよう」。岩手県滝沢村巣子地区で28日夕、民主党新人畑浩治は約50カ所に及ぶ「スペシャル街頭演説」を敢行した。
「とにかく歩け」。党代表代行小沢一郎の教えを忠実に守り、畑が公示前までに握手した有権者は延べ12万人に上る。支援する連合岩手の幹部は「有権者の声に耳を傾け、それを自らの血肉としてきた。たくましい候補者になった」と語る。
組織戦もしたたかだ。自民党が県内唯一の議席を守ってきた2区を、民主党は政権交代の象徴と位置付けて戦力を集中。県選出の参院議員4人と県議らが張り付き、組織づくりを進めてきた。
7選を目指す自民党前議員鈴木俊一の出身地、山田町で19日夜、畑の声が響いた。「しがらみにとらわれて同じことを繰り返せば地域は沈む。もうそんな余裕はない」
場所は畑が今回、初めて山田町に構えた後援会事務所で「敵の本拠地にくさびを打ち込んだ」と陣営幹部。「ガンバロー」の音頭を取ったのは、鈴木の支持基盤である漁協の理事だった。
<「まるで津波だ」>
環境相を務め現在、党社会保障制度調査会長でもあるベテランの鈴木は危機感もあらわだ。公示前から支持者へのあいさつ回りやミニ集会を重ね「初当選以来」(鈴木)というどぶ板選挙に徹してきた。
地盤の沿岸部を中心に、従来の支持層を固めて逃げ切るのが戦略。自民党県連も「民主の全県制覇を絶対に阻止する」と2区を主戦場として全力を傾けてきた。
18日に宮古市であった第一声。集まった宮古下閉伊地域の首長や全漁連、農協、医師会のトップは「国とのパイプ役として何としても鈴木先生を国政に」と訴えた。
鈴木も連日の個人演説会で6期の実績を強調するが表情は険しい。「ムードが『政権交代』の4文字に集約されてしまっている。向かい風どころか、まるで津波だ」
義兄の首相麻生太郎の失言癖、世襲への批判―。逆風はとどまるところを知らない。亡父の元首相善幸から引き継いだ後援会組織も「50代で若手」(支持者)というほど高齢化が進んだ。
鈴木は28日、久慈市など広大な県北部を選挙カーで駆け抜けた。何度も頭を下げながら「大変厳しい戦いです」。議席死守へ懸命の戦いが続く。(敬称略)(宮古支局・阪本直人、盛岡総局・久道真一)
<岩手2区立候補者>
工藤 哲子 46 幸福実現党員 諸新
畑 浩治 45 ☆元国交省職員 民新
鈴木 俊一 56 ☆元環境相 自前(6)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2009年08月29日土曜日
4599
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:22:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090825_03.htm
暑さに負けぬ 70代候補奮戦
若くとも体にこたえる真夏の衆院選(30日投票)で、古希を過ぎた候補者が奮闘している。東北の小選挙区で最高齢の民主党前議員、渡部恒三候補(77)=福島4区=は他候補の応援にも全力投球中。渡部氏に次ぐ年齢の自民党前議員、二田孝治候補(71)=秋田1区=も「心頭滅却すれば火もまた涼しだ」と元気いっぱい。子どものような年の対立候補に体力で負けていないばかりか、ベテランならではの弁舌の味も発揮。支持を集めようとしている。
「暑いね」「相変わらず元気だね」。14選を目指す渡部氏は20日、南会津地方の下郷町や南会津町を回った。集落ごとに車を降り、きさくに有権者の輪に飛び込むスタイル。顔には汗もかいていない。夏場の街頭を平然と歩き回っている。
陣営によると、特別な暑さ対策はなく、十分な食事や水分補給、睡眠を心掛けている程度。若いスタッフは「こちらの方がばてそう」。選挙になると普段より元気になるという渡部氏にとって、季節や天候は関係ないようだ。
翌21日には選挙区を離れ、福島市で1区の民主党候補の応援演説をした。
「わたしは後期高齢者ですがテレビで見るより若いでしょ。そう言われたくて頑張っている」。選挙カーに登る時こそスタッフの手を借りたが、話し始めれば必ず聴衆を沸かせる。
8選を狙う二田氏も意気盛んな選挙戦を繰り広げている。20日夜、秋田市内で個人演説会を開いたが、会場は25度を超える蒸し暑さだった。
対立候補のうち2人が30代ということを意識してか、二田氏は「年配の人がすべてわたしに投票してくれたら、若い人に勝つんだけども」。
自分の年齢を逆手にとって、しっかりと支持を呼び掛けるあたりはさすがにベテラン。「秋田は人口の30%が65歳以上の高齢県。『福祉特区』をつくりたい」と訴えると、会場内に拍手が起こった。
二田氏はゴルフが趣味で、酒は飲まない。健康維持には人一倍気を配る。解散前から公示前まで選挙区内で続けた「つじ立ち」は、お盆の数日を除いて休まなかった。
古くからの陣営幹部は「心身ともに強い男。『疲れた』という言葉を一度も聞いたことがない」と言う。
2009年08月25日火曜日
4600
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:23:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090827_05.htm
1議席死守へ背水の陣 社民、比例東北で危機感
衆院選(30日投票)で、東北の社民党が背水の陣を敷いている。解散前の議席は比例東北の1議席。報道各社の世論調査で民主党の「独り勝ち」の可能性が強まったことに伴い、虎の子の議席を失う危機感が広がっている。各県連や自治労を軸とした支持労組が、党の存亡をかけて支持拡大を図っている。
「民主党の独り勝ちでいいのか。清く正しく美しい社民党が選挙後の政治に必要だ」。社民党の福島瑞穂党首は20日、仙台市の大通りで声を張り上げた。解散後、2度目の仙台入りだ。
23日には名誉党首の村山富市元首相がJR仙台駅前で「比例代表だけは社民党に入れてほしい」と呼び掛けた。
党のビッグネームが相次いで入ったのは比例での支持拡大が狙い。前回(2005年)の比例東北の得票は36万2500票。今回はそれを上回る38万票の獲得を目指す。
比例東北は党の最重点地区に位置付けられる。東北ブロック協議会は「東北の議席数が党勢のバロメーター」と分析。仮に東北がゼロになったら「全国で3議席ぐらいしか取れない」と焦りを隠さない。
選挙区候補も比例票を重視する。秋田2区の元議員山本喜代宏候補(53)の陣営は、選挙カーや集会で社民党を前面に出して訴える。
宮城では連合宮城の仲立ちで6区の前議員の菅野哲雄候補(60)を民主党が支援する。連合宮城は自治労など社民党支持労組向けに「比例は社民へ」と記載したチラシを作成し、比例での支持拡大を後押しする。
大票田の仙台市で支持拡大の軸になるのは、仙台市職員労働組合。組合員に「比例は社民」を徹底している。
仙台市を分ける宮城1、2区では民主党候補を推薦。社民党をアピールできる機会が少ないのが懸念材料だ。
仙台市職労の伊藤啓志書記長は「民主党候補の集会に招かれることはあるが、比例は社民との呼び掛けは信義に反する。組合員とその家族を通して地道に支持を広げる」と話す。
社民党は最終盤、選挙区に候補者がいない仙台、秋田、山形、福島の各県庁所在地を中心に電話作戦などで浸透を狙う。東北ブロック協議会の沖田捷夫事務局長(党宮城県連元幹事長)は「ここが踏ん張りどころ。東北の社民党の灯は消さない」と強調している。
2009年08月27日木曜日
4601
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:26:08
>>4593-4601
東北全体:河北新聞
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090830_06.htm
「選挙区の応援足らぬ」比例優遇、自民・秋葉氏に不満
衆院選の比例東北に単独立候補した自民党前議員の秋葉賢也氏に対し、身内の党宮城県連から風圧が強まっている。党本部が決めた秋葉氏の名簿順位は2位で「当選確実」。一方、苦戦を強いられる選挙区候補は比例復活もままならない状況で、県連幹部や陣営は「秋葉氏の貢献が足りない」と不満を募らせている。
不協和音が表面化したのは公示直前。党宮城県連と仙台市連の幹部が「秋葉氏の運動量は不足している。(秋葉氏を下位に登載し)選挙区候補の比例復活に配慮すべきだ」とする文書を党本部に提出した。
秋葉氏は前回衆院選(2005年)の宮城2区で当選。今回の2区公認は廃止されたコスタリカ方式の名残で、前議員中野正志氏の番となった。党本部は秋葉氏を比例で優遇する条件として中野氏を当選圏に押し上げることを求めた。
宮城県連の柏佑整幹事長は「苦戦する中野氏に秋葉氏は貢献していない」と強調。仙台市連の野田譲会長(仙台市議会議長)も「秋葉氏を優遇したため比例復活枠が減る。これでは浮かばれない」と指摘する。ある県議は「秋葉氏の運動量は前回の中野氏の1割未満だ」とねたみ交じりに言う。
秋葉氏は「中野氏の当選のため頑張るだけだ」と話している。
2009年08月30日日曜日
4602
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:28:57
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090811/191405
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題
<上>水面下 同志集めぎりぎりまで 離党続出の目算外れ
(8月11日 05:00)
新党結成会見が翌日に迫った7日夕。渡辺喜美氏は、神奈川県鎌倉市に向かっていた。2週間前に「プロポーズ」した浅尾慶一郎参院議員に返事をもらうためだった。
渡辺氏を事務所に迎えた浅尾氏は、その場で行動を共にする誓約書にサインした。「浅尾さんを待って立ち上げた」。会見後、渡辺氏はそう言ったが、最終合意はぎりぎりのタイミングだった。
■受け皿なれず
政局の動きをにらみながら、早ければ6月中の新党結成も視野に入れていた渡辺氏。しかし衆院解散が7月21日まで先送りされたこともあり、思うようには事は運ばなかった。
6月中旬、渡辺氏は自民前職の河野太郎氏の政治資金パーティーに出席した。「われわれの新党に参加しませんか」。公然と新党合流を促す渡辺氏に対して、河野氏から色よい回答はなし。河野氏周辺によると、渡辺氏からその後も誘いがあったというが、ついに振り向くことはなかった。
自民党内では解散前の1週間、都議選の惨敗を受け「麻生降ろし」の風が吹き荒れた。渡辺氏が新党結成を「解散前後」と言い続けたのは解散に合わせて離党者が出るとの読みがあったからで、「麻生降ろし」は追い風にみえた。
だが、離党者は限定的だった。2005年の「郵政選挙」で初当選した「小泉チルドレン」数人だけ。自民党に不満を持つ議員の受け皿となるとの思惑は外れた。
■首長選応援
「今の自民党はおかしい、民主党が変だと思ってもそこを離れられない。覚悟のある人が非常に少なかった」。渡辺氏は結党会見で不満をにじませ、「われわれは覚悟の集団だ」と強調した。
渡辺氏は国民運動を展開して理念や政策を訴え、「同志」を増やしていった。名古屋やさいたま市長選をはじめ、全国の知事選や市長選などの応援にも奔走した。
静岡知事選や都議選などが続いた7月上旬、渡辺氏は手応えを感じていた。「これだけ全国を回ると、新党を立ち上げれば、候補者がいない選挙区でも比例で入れてくれる人が結構いると思う」
結果が出る日は、3週間後に迫っている。
[写真説明]立候補予定者がそろって行われた結党会見。代表の渡辺氏は「政権交代プラス政界再編」と強調した=8日午後、都内のホテル
4603
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:29:32
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090812/191932
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題
<中>政界再編 民主との連携は不透明 示せるか存在感まずは議席確保
(8月12日 05:00)
「とりあえず5人そろえて新党となった方がやりやすいでしょう。あらゆる面でね」
7月初め。国会内の国対委員長室で民主党の山岡賢次氏は携帯電話をかけていた。相手は渡辺喜美氏だった。
●距離置く動き
解散時期をめぐり政局は流動化。民主党内には内閣不信任案を提出する動きがくすぶっていた。電話は新党の立ち上げ時期や参加規模を尋ねながら、不信任案が自民党離党の導火線になりうるかをめぐっての意見交換が目的だった。
「いずれにしても連絡をよくしよう」。そういって会話を打ち切った。
山岡氏はかつて小沢一郎氏の側近として渡辺美智雄氏の首相担ぎだしにかかわった。喜美氏とはそれ以来の付き合いだ。「渡辺新党とはテーマごとの小連立となるだろう。次の次の選挙では同じ党でやるのでは」と大胆に予測する。
だが、気になる動きもある。栃木3区には対抗馬を立てないのとは裏腹に、渡辺氏のパートナー、江田憲司(えだけんじ)氏が出馬する神奈川8区には民主党が急きょ、対立候補を擁立した。単独過半数も視野に入ってきた同党が、渡辺新党への距離を置き始めている、とみる向きもある。
●重い代表責任
新党には金も掛かる。事務所費や人件費、ビラやポスターをつくるにも費用はいる。
「規模にもよるが何億円かは掛かるだろう。渡辺さんにそんな金があるのかな」。自民党県連で長く渡辺氏と行動をともにしてきた国会議員はいぶかる。自民党は公認候補1人当たり500万円の公認料を支給した。
「新党で一緒にやりたいといってきても断る人は多い。正直、金はないから自前で金を調達できるのかと言うこともある」。渡辺氏は打ち明けながらこう続けた。「金を掛けずに立ち上がる歴史上初めての政党だ」
新党「みんなの党」を立ち上げた8日、渡辺氏は「当選の目標ライン? やる以上は全員当選」と胸の内を明かさなかった。15人の候補者のうち基盤がしっかりしているのは渡辺氏以外いない。
新党の目標である「政権交代プラス政界再編」を実現するには1人でも多くの当選者を確保し、再編に向けて存在感を示す必要がある。政権を懸けた自民、民主両党のガチンコ勝負に埋没させずに新党を有権者にどう浸透させていくのか。代表となった渡辺氏の責任は極めて重い。
[写真説明]千葉5区から出馬予定の元職の応援に駆けつけた渡辺氏。代表として全国を駆けめぐる選挙戦となる=1日午後、千葉県市川市
4604
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:30:14
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090813/192525
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題
<下>戦略 渡辺氏の地盤頼りに 本県軸に比例票「力試す」正念場
(8月13日 05:00)
衆院選の公示まで1週間を切った12日。新党「みんなの党」を結成し代表になった渡辺喜美氏(57)は、大田原市にある父親の美智雄元副総理の墓前で静かに手を合わせた。
「(父は)自分がやろうとしてできなかったことを、『お前に託すぞ』と言ってくれるはずです」
渡辺氏は「脱官僚」や「地域主権」を掲げ、「政権交代プラス政界再編」を目指すという考え方を父親に伝え、「天のご加護がありますように」と祈った。
●後押しの動き
新党として一つでも多く議席を確保したい渡辺氏は、比例代表北関東ブロックにも力を入れる。渡辺氏は支持者が広範囲に存在する本県を中心に票を稼ぎ、埼玉県などで上積みを図りたいと考える。
11日には自民党を離党して新党に加わった山内康一氏(35)=神奈川9区=を国替えさせ、比例代表北関東ブロックの公認候補とすることを決めた。
渡辺氏の意向を踏まえ、栃木3区以外でも新党を後押ししようとする動きが出始めた。
宇都宮市で11日に開かれた渡辺氏の後援会「温知会」の役員会。同会は1、2区の後援会だが、幹部の一人は「1区、2区の人は選挙で『渡辺喜美』と書けない。渡辺氏の立場を考えてほしい」と比例でのみんなの党への投票を呼び掛けた。
関係者は「北関東で35万票が目標。埼玉、茨城、群馬県での周知活動にも力を貸してほしい」と訴えた。
渡辺氏の「刺客」として自民党本部は同3区に同党県連会長の森山真弓(もりやままゆみ)氏を擁立しようとしたが、渡辺氏の「逆刺客」を恐れた同県連が猛烈に反対し立ち消えになった。「森山対渡辺」の争いが回避されたことは、渡辺氏を支援してきた自民県議らを心理的に楽にしている。
●正直期待は…
中川幹雄、相馬憲一両県議が自民党に離党届を出し、県議会で新会派「みんなのクラブ」を立ち上げたことも陣営のムードを盛り上げる。渡辺氏の後援会総連合会の臼井亮平会長は「3区の有権者は渡辺氏に賛成している」と自信を見せる。
ただ3区の有権者からは「渡辺さんには当選してほしいが、新党には正直期待していない」「与党にいる渡辺さんだからこそ頼りになったのに…」といった声が出ているのも現実だ。「政権選択選挙なのに自民も民主も候補者がいない選挙区になった」との声も漏れる。
東京都内に住む渡辺氏の伯父で、美智雄元副総理の実兄の嚆夫さん(92)は8日、自宅のテレビで「みんなの党」結成を見届けた。
「自分の力を試す機会。自分の意思でやっていることなのだから、悔いのないよう頑張ってほしい」
(この企画は衆院選取材班が担当しました)
[写真説明]父の故渡辺美智雄氏の墓前で、新党「みんなの党」結成を報告する渡辺喜美同党代表=12日午前、大田原市
4605
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:31:09
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/news/20090818/194150
比例は自民党 蓮実進氏後援会
(8月18日 05:00)
元自民党衆院議員蓮実進氏(76)の後援会は17日、那須塩原市内で最高幹部会を開き、栃木3区について、小選挙区は「支持する候補者(予定者)はなし」とする一方で、比例代表投票先を自民党ことなどを確認した。
4606
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:34:18
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090820/194953
夏の決戦 09とちぎ衆院選
<1区>船田氏、保守層固め意識 知名度向上に躍起、石森氏
(8月20日 05:00)
「大逆風の下での選挙。これまで地をはって戦ってきたが、まだ厳しい」。公示日の18日朝、自民党前職の船田元氏は宇都宮市の二荒山神社前での第一声で、冒頭から苦境を訴えた。
知名度では対立する民主党候補に大きな差をつける。だが「政権交代」を旗印にした民主党の看板を恐れる。
10期目を狙うベテランは、なりふり構わず「ドブ板選挙」に徹している。陣営によると、衆院解散の7月21日から公示日までの28日間で約270回のミニ集会をこなした。投票日まで500回が目標。選対本部長の矢野哲朗参院議員は「10人単位でもいい。どんどん予定を入れろ」とげきを飛ばす。
首長や業界団体を巻き込んだ重厚な布陣で、組織力を生かした戦術を取る。見慣れた光景だが、これに激しい民主党批判が加わる。最近は財源論に加え、保守層固めを意識した論調が目立つ。
福田富一知事は18日、鹿児島県の民主党候補の陣営が日の丸2枚を切り張りして作成した民主党の旗を掲げたことを厳しく批判。「日本の国旗ですよ。本当に大丈夫ですか、こんなことをさせて」。陣営幹部からは、民主党と支持団体の日教組の密接な関係を指摘する演説が毎回のように出る。
□ □□
一方、民主党新人の石森久嗣氏の陣営には党の「顔」が続々と投入されている。13日には岡田克也幹事長、19日には鳩山由紀夫代表が来県し、石森氏の脇でマイクを握った。激戦区の有力新人を党の勢い、「風」に乗せる戦略だ。
陣営では民主に吹く風を感じてはいるものの、どこまで県都で吹くのか計りかねている。党幹部の演説には通行人も足を止め、若者は携帯電話のカメラで写真を撮ろうと群がる。しかし視線の先に、石森氏はいるのか不安もある。谷博之県連代表は「風は上空を舞っているだけ。地面(栃木)には微風しか吹かない」と引き締めに躍起だ。
19日午後、JR宇都宮駅前。Tシャツ、短パン姿で自転車をこぐ石森氏の姿があった。知名度不足を補おうと、自転車部隊を編成し、選挙区全域をくまなく回っている。「石森の名前と顔が一致しない人もまだ多い。どれだけ知名度を上げるかが鍵」。陣営幹部はこうみている。
□ □□
共産党新人の小池一徳氏は、大票田の宇都宮市を中心に比例票の掘り起こしにも全力を挙げている。幸福実現党新人の河内宏之氏は、街頭演説を中心に消費税撤廃などを訴えている。
4607
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:35:01
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090821/195306
夏の決戦 09とちぎ衆院選
<2区>西川氏「結束」アピール 「緩み」警戒する福田氏
(8月21日 05:00)
オレンジ色のシャツとグレーのスーツを身に着けた自民党県連の森山真弓会長が姿を見せると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。鹿沼、日光両市で公示日の18日に行われた同党前職の西川公也氏の出陣式でのことだ。
政界引退を表明している森山氏は「政権交代を絶対させてはならない。西川さんに絶大な支援を」と訴えた。西川氏は「森山さんと2人分。絶対負けるわけにはいかない」と「結束」を強調した。
前回2区を制した森山氏の支援を得られたとして、西川氏の陣営には安堵感がある。比例代表から小選挙区に回り、出遅れが指摘されてきたが、各市町できめ細かな後援会組織も立ち上がり、組織力を生かした追撃態勢が整った。
ただ「不安材料」を指摘する声もある。森山氏の政界引退は、自民党本部が森山氏の3区公認を決めながら、他選挙区への悪影響を懸念した同党県連の反対で立ち消えになった結果だったからだ。
森山氏の支持者の一人は「複雑な心境。もう積極的に動く感じではない」と脱力感をにじませる。西川氏の陣営幹部は「支援表明と3区公認問題の影響で、実質プラスマイナスゼロ。あとは森山さんの言葉が、どこまで支持者に浸透するかだ」と分析する。
□ □□
一方、旧今市市長や知事時代からの熱心な支持者を抱える民主党前職の福田昭夫氏は、自民党県連の混乱を横目に着々と地盤固めをしてきた。それだけに陣営は「緩みが一番怖い」と警戒。日光市の事務所に「4年前の敗北を忘れない」と書いた大看板を掲げ、組織の引き締めに躍起だ。
4年前の衆院選は森山氏に約1万2千票差で敗れ、比例代表で復活した。その1年前には再選を目指した知事選で自民党推薦の福田富一氏に負けている。自民党の組織力や一致結束した時の追い上げの強さを実感している。
年金記録問題など自民党に逆風が吹いた2年前の参院選は、民主党の谷博之県連代表が圧勝した。福田氏は当時の状況を振り返りながら「その逆だってあり得る」と心配する。
福田氏は20日も早朝から日光市の工場前に立ち、必死の形相で支持を訴えた。大票田の鹿沼市では浮動票の取り込みを狙う。陣営幹部は「1票たりとも負けるわけにはいかない」と表情を引き締める。
□ □□
幸福実現党新人の坂下邦文氏は鹿沼市内に選挙事務所を置き「消費税全廃」などを訴えている。比例票の上積みも目指している。
4608
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:35:46
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090822/195786
夏の決戦 09とちぎ衆院選
<3区>大量得票目指す渡辺氏 比例票上積みにも力点
(8月22日 05:00)
「11万2000票を割らないようご協力いただきたい」。公示日の18日午前、大田原市。5選を目指す「みんなの党」前職の渡辺喜美氏の出陣式で、後援会総連合会の臼井亮平会長は小選挙区での目標得票数を明示した。
渡辺氏は自民党公認で立候補した過去4回の衆院選で平均約10万票を獲得。2000年の選挙では過去最高の11万2358票(投票率60・76%)を得ている。臼井会長はこの数字を、今回のボーダーラインに位置付けた。
選挙区内の旧市町村ごとにある渡辺氏の後援会は、新党結成にも渡辺氏支援で動いている。ただ熱心な自民党支持者の中には、新党への抵抗感や違和感があるのも現実だ。
さらに自民、民主の二大政党がいずれも公認候補を擁立しない「空白区」で、渡辺氏の信任投票の様相だけに、渡辺氏の支持者からは「選挙は盛り上がりに欠ける。しらけ選挙」との声も漏れる。
大量得票で渡辺氏の存在感を示したい陣営は、投票率アップに躍起になっている。
□ □□
渡辺氏の陣営が投票率にこだわる理由はもうひとつある。みんなの党の比例票の上積みを目指しているためだ。
党勢拡大のため、渡辺氏の陣営は比例代表北関東ブロックで議席獲得を狙う。渡辺氏は「北関東で35万票」を目標に掲げており、陣営幹部は「県内で16万〜17万票はとりたい」と意気込む。栃木3区でできるだけ比例票を積み上げたい考えだ。
渡辺氏はみんなの党の代表として、同党候補の応援に奔走している。なかなか地元入りできない状況の中で、陣営はマニフェスト(政権公約)の配布や、首長、県議の協力を得た演説会などに力を入れる。
しかし、みんなの党の比例票がどこまで伸びるかは不透明だ。
選挙区内のある市議は「後援会幹部は『小選挙区は渡辺喜美、比例はみんなの党』と力を入れているが、末端は冷ややかだ。みんなの党には期待していないよ」と打ち明ける。渡辺氏の支持者の中には「比例は自民」と考える人もいる。
無党派層の動向も、みんなの党が比例で議席を獲得できるかどうかの鍵を握る。
□ □□
幸福実現党新人の斎藤克巳氏は知名度アップに力を注ぐ。公示前は駅前などで「減税による景気対策」など政策をアピールしてきた。公示後は山間部まで足を延ばし、支持拡大を図っている。
支持母体の幸福の科学会員らが中心となり選挙を支援。夏祭りなどに出向き、渡辺氏に対する批判票のほか、比例票の掘り起こしにも取り組んでいる。
4609
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:36:26
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090824/196633
夏の決戦 09とちぎ衆院選
<4区>「小山決戦」にらむ佐藤氏 山岡氏、浮動票獲得に全力
(8月24日 05:00)
「小泉構造改革には無理があった。この流れを変えないといけない」。自民党前職で総務相の佐藤勉氏は、力を入れているミニ集会で、“脱小泉”のこうしたフレーズを繰り返す。
国と地方の税財源を見直す「三位一体の改革」で地方財政は疲弊した。社会保障費や公共事業費の削減などで、従来の自民党支持層の離反もある。
小泉改革に距離を置く発言からは、自民党の中から変革を進めるというメッセージを発し、自民党支持層をつなぎとめようとする意図がにじむ。
選挙情勢をめぐる下野新聞社の世論調査で、民主党前職の山岡賢次氏が先行し、佐藤氏が追い上げる展開との結果が出た。
こうした状況を肌で感じていたのか、佐藤氏の陣営は公示日(18日)の出陣式で、自民党県議が「相手候補が先行し、わずかな差で追っている。大臣を落としたら地域の損失だ」と訴えていた。
県議などを軸とした組織をフル回転させている佐藤氏陣営は、選挙終盤の「戦場」を無党派層が多いとされる大票田・小山市と踏んでいる。実績を強調し、支持者固めをしてきた佐藤氏陣営は、無党派層への食い込みに全力を挙げる。
□ □□
山岡氏陣営は衆院解散後から約1カ月にわたり、選挙区内の各市町で決起集会を開催。締めくくりの8月21日の真岡市では「茂木町で300人が集まった」「芳賀町でローラー作戦に入っている」といった各後援会代表の報告に拍手が起きた。
ただ真岡市の会場では一部に空席があったことから、後援会幹部が「真岡ではいまひとつとも聞いている」と苦言を呈し、引き締めを図る場面もあった。
党国対委員長として、与野党対決の国会運営を陣頭指揮した実績から、選挙後の活躍に期待する声がある。一方で陣営内には民主党への追い風を「十分に受け止め切れていない」との危機感もある。5回目の当選を目指す前職だけに、新人候補と比べ、新鮮味に欠けるなどという心配だ。
山岡氏は民主党圧勝の予想で陣営に広がる緩みも警戒し「今度こそ小選挙区で勝たないとあとがない」と、「がけっぷちの選挙戦」を強調する。陣営は浮動票の獲得が選挙戦に大きな影響を与えるとして、佐藤氏の陣営と同様、小山市に終盤戦の焦点を絞り、同市内で企業や団体対象の決起集会を開く方針だ。
□ □□
無所属新人の植竹哲也氏は若さをアピールしながら、無党派層などへの浸透を狙う。父親で元自民党衆院議員の植竹繁雄氏の人脈を生かした戦術も取っている。
幸福実現党新人の関沢知尋氏は街頭演説を中心に消費税撤廃などを訴えている。
4610
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:37:34
>>4602-4610
栃木県:下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090825/197266
夏の決戦 09とちぎ衆院選
<5区>茂木氏 逆風に危機訴え 富岡氏は「手応え」実感
(8月25日 05:00)
「こんな選挙はやったことがない」。自民党前職の茂木敏充氏は21日夕、栃木市で行った個人演説会で「逆風」に伴う危機感を訴え、「家族や知人、隣人に『茂木をよろしく』と声を掛けてほしい」と呼び掛けた。
過去5戦全勝。選挙のたびに得票数も伸ばしてきた。陣営は茂木氏が「日本のリーダーになる人物」として、今回の選挙も「圧勝」を狙ってきた。
無党派層を取り込もうと、1期目以来という公示前の街頭演説を復活させ、区内を練り歩いて支持を訴える「熱血ウオーキング」も行った。元金融行革相などの実績を強調してきた。
しかし逆風は陣営の予想以上に強いようだ。下野新聞社など報道各社の世論調査では、前回ダブルスコアで退けた民主党新人の富岡芳忠(とみおかよしただ)氏との争いが、今回は「互角の戦い」と状況が一変している。
接戦という情勢を踏まえ、茂木氏は県外での応援演説の予定をキャンセル。「(5区の)3人の候補の中で地元に生まれ育ったのは私だけ。地域に根差した茂木です」と、演説にも力を込める。
茂木氏はきめ細かな後援会組織を持つ。それだけに陣営からは「いよいよ引き締まるのでは」との声もある。
□ □□
茂木氏に再挑戦する富岡氏の陣営のムードは高まっている。
街頭では富岡氏に手を振る人が増え、イベント会場に行けば握手を求められる。富岡氏は前回の衆院選にはなかった「手応え」を肌で感じ取っている。
富岡氏は21日夜、足利市で個人演説会に臨んだ。会場には連合栃木関係者のほか一般の人の姿も多く、立ち見も出た。富岡氏は「これまで政治は変わらなかったが、今回はみなさんの1票1票で変えることができる」と訴えた。
「驚き半分、納得半分」。これまで茂木氏の強さが際立ってきた5区で、富岡氏の支持が高まっている状況について、富岡氏の陣営関係者はこう語る。
「落下傘候補」で前回選挙に立候補してから4年。家族と佐野市に住み、活動してきたことが「認められた」とする声もある。
民主党県連の簗瀬進参院議員は「勝負はこれから。いい風をもっともっと吹かせてほしい」と富岡氏の陣営を盛り上げる。陣営幹部は「怖いのは揺り戻し」と口をそろえる。
□ □□
幸福実現党新人の森兼光氏は佐野市内に選挙事務所を設置。街頭で「消費税撤廃こそ、日本復活への道」などと訴え、比例票の掘り起こしにも力を入れている。
(終わり)
(この企画は衆院選取材班が担当しました)
4611
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:39:21
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<上> 1区・2区
2009/08/20(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
衆院選は事実上の終盤戦に突入。県内小選挙区でも、自民候補は逆風の厳しい戦い、追い風の民主候補はさらに支持拡大に走る。政権を懸けてしのぎを削る各選挙区の情勢を追った。
■1区 県都決戦背水の攻防
公示日の18日、自民の赤城徳彦(50)は出陣式で、ばんそうこうを張った左手甲を突き出した。「子どもにもらった願掛け。選挙を勝ち抜いた時にはがす」。ばんそうこう騒動に農相辞任と物議を醸し、この2年間おわび行脚を続けた。支持者の一人は「壁を乗り越えたと映るか、まだ反省してないと見られるか。もろ刃の剣を抜いたな」とつぶやいた。
公示前、「固い地盤と言われるが、これまでも薄氷を踏む思いだった」と語った赤城。今回は自民への逆風に加え、過去に支持を得ていた郵政政策研究会や県医師連盟が民主支援に動き、自民王国の県都決戦に影響を与えている。
選対幹部は推薦団体の代表者を集めた会合で「選挙の原点に立ち返り、声掛け運動の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。これまでも強さを見せつけた県西地区の支持固めとともに、水戸など都市部の浮動票の堀り起こしに力を入れる。
「どちらが命を張ってやっているかを有権者に見てもらう」。民主の福島伸享(39)は決意を示す。
過去2度、赤城に敗れた。自民王国の牙城を切り崩すため、小沢一郎党代表代行の助言で農村部を中心に「ドブ板」に徹し、自転車で選挙区内をくまなく回る。顔は真っ黒に日焼けし、周囲が認める泥くささで、元キャリア官僚のスマートさは影を潜めた。
福島は出陣式で「民主、自民を超えて政治を一人一人の手に取り戻す」と強調した。「ドブ板で支持を取り付けた保守層を刺激したくない思いが出た」と関係者はみる。
都市部でも連合茨城の後押しを受け、街頭に立てば手を振ってくれる人がかなり増えた。民主の追い風を実感するが、福島は「雰囲気の盛り上がりと選挙の勝敗は別物。福島と名前を書くハードルはかなり高い」と気を引き締め、ドブ板を続ける。
共産の田谷武夫(58)は選挙区外にも飛び出し、比例票狙いの戦術。諸派の金沢光司(34)は政策のアピールに必死だ。
■2区 額賀に危機感、石津手応え
「逆風ではなく、暴風雨の中を前進している。私一人では進めない。皆さんの熱意と力がほしい」。自民の額賀福志郎(65)は18日夜、行方市に続き開いた茨城町の出陣式で、危機感をあらわにした。連続8回当選を重ねた津島派の重鎮だが、陣営には緊迫感が高まる。
「国から茨城2区にこれだけの予算がついた」。ビラには、経済対策19億円、農林業振興125億円などの記述がずらりと並ぶ。支援者は「地元への貢献度を有権者に知ってもらう」と説明する。
「いっぺん変えっぺよ」をスローガンとする民主の新人、石津政雄(62)は、政権交代を前面に打ち出す。鉾田、笠間、神栖の3市で開催した出陣式には、陣営が予想した以上の聴衆が集まり、手応えをつかんだ。
19日の新鉾田駅前の演説で「農家の苦しみを知っている。現場の声を国政に届ける」と大洋村長の経験をもとに、官僚主体ではない現場主義を強調する。
中村幸樹(幸福実現)は消費税の廃止など党の公約を訴えている。(敬称略)
4612
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:39:59
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku2/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<中> 3区・4区・5区
2009/08/21(金) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
■3区 浮動票の獲得に全力
5人が出馬した前回、自民、民主を除く3候補の得票は約4万7000票。今回、その票の行方が大きな関心事だ。
「与党は緊張感を欠き、政策決定の根幹を役人に握られているとみられている。根底から覆す改革の努力を続けさせて」。自民の葉梨康弘(49)は出陣式で「命懸けで戦う」との言葉を交えながら「党改革者」を強調した。
「逆風どころではなく、これまでにない厳しさ」が陣営の一致した見方だが、選対幹部は「解散後の40日間で、有権者は問題が多い民主のマニフェストを冷静に判断している」と分析。支持固めとともに、浮動票獲得に全力を挙げる。
前回の惜敗後、民主の小泉俊明(52)は、選挙区での勝利に全精力を傾けて来た。常磐線沿線などの都市部はもちろん、弱点といわれた農村部でも保守系議員に支持が広がり、陣営は「風だけではない確実な手応え」を感じている。18日の第一声で小泉は「日本の政治を変えるその時が来た」と宣言。同夜の出陣式には、選挙区内の一部を除く首長、県医師会員、郵政政策研究会員らが顔をそろえた。知事選立候補者との連携で、若者層への浸透にも力を入れる。
諸派の宮本春樹(51)は、消費税撤廃などを訴えている。
■4区 引き締め、浸透へ勢い加速
自民の梶山弘志(53)は3カ所で行った出陣式で5千人以上を動員。その勢いを駆って、連日20カ所で街頭演説を展開。出陣式には日立製作所から2人の副社長が駆け付け「日立グループを挙げて支援する」と力強い応援を得、陣営を勇気づけた。
陣営では「梶山が落ちたら、県北は誰が守ってくれる」と、危機感を「逆バネ」に終盤に向け勢いを加速させる構え。
「相手は横綱中の横綱だが、平幕でも横綱を倒すチャンスはある」。民主の高野守(50)陣営は公示日の18日、支持者らを前にこう気勢を上げた。
民主への追い風は認識しつつも、陣営幹部は「高野自身に風が吹いているとはいえない」と厳しい見方を崩さない。このため、つじ立ちや街頭での声掛け運動といった基本をひたすら続け、無党派層への浸透を図る方針だ。
諸派の中村伸丈(42)は知名度アップを図る。
■5区 「責任」「交代」で攻防激化
自民の岡部英明(50)と民主の大畠章宏(61)が攻防を繰り広げている。
岡部は街頭遊説で各地をくまなく回り、景気回復・地域医療再生などを訴え、実行力を問う「責任選択選挙」を掲げる。出陣式には3千人を動員し、党の結束力を見せ付けた。
公明党の推薦は得られなかったが、同党議員団による独自推薦を手に入れ、「弾みになる」と岡部陣営。「自民党への逆風は変わっていない」と気を引き締め、巻き返しを図る。
「政権交代」を強くアピールする大畠は、電機連合など労働組合の全面的な支援を受け、街頭演説を1日2回ほど行うほか、中小企業などを精力的に回り支持を呼び掛ける。
公明党議員の動きに加え、北茨城市で自民党の結束が強まっているとして、大畠陣営は「前回より票を食われるかもしれない」と警戒。23日の1万人集会で機運を高め、追い込みを図る。
諸派の野口航太(33)は政策のアピールに必死だ。(敬称略)
4613
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:44:27
>>4611-4613
茨城県:茨城新聞
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku3/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<下> 6区・7区
2009/08/22(土) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
■7区 焦燥の三つどもえ戦
「比例は当てにできない。選挙区で勝ちたい」。18日の出陣式で、自民の永岡桂子(55)は舞台の上で土下座した。「危機感の表れ」。支持者の誰もがそう感じた。
永岡は選挙中、主婦の立場、女性の目線を強調。ライバルの無所属、中村喜四郎(60)に対しては「あの田中真紀子さんも民主党に入った。今の政党政治の中、無所属では何もできないということだ」とけん制する。
遊説には各市町の議員が張り付くほか、青年部のメンバーが協力する。各種団体からの推薦は200近くに達し、組織を挙げての総力戦を展開中だ。
「無所属でも自民、民主の候補者を打ち負かす。政界再編が起こった時には、その一翼を担う」。前回当選の中村。バイクでの遊説スタイルは今回も変わらない。
日中は各地で精力的に街頭演説。夜は個人演説会を最終日までに12カ所で予定。前回同様、中村系県議3人が支援する。出陣式には公明党副代表の草川昭三も応援に駆け付け、他陣営を驚かせた。
農村部では圧倒的な力を誇る中村。陣営幹部は「風が吹いている民主の票が全く読めない。敵は『風』だ」と、都市部での無党派層の動向に神経をとがらせる。
民主の柳田和己(59)は、トレードマークのサッカーのユニホームを着ての選挙戦。これまで党本部から岡田克也幹事長、小沢一郎代表代行が来県。ここに来て接戦と見てか、21日には菅直人代表代行もてこ入れに入った。
「知名度はまだまだだが、手応えはある。当選を目指す」と柳田。民主支持の労組関係者は「7区は自民党県連会長という絶対的権力者がいるしがらみのある地区。隣近所の目がある中で、どこまで票を増やせるかだ」と慎重姿勢を崩さない。
諸派の杉浦昭(60)は消費税廃止などを訴えている。
■6区 大泉に追い風、丹羽危機感
「何が何でも石にかじりついても勝ちたい」。自民の丹羽雄哉(65)は18日、地元石岡市の出陣式で並々ならぬ決意を示した。幸子夫人も「主人をよろしく。皆さまにおすがりするしかありません」と声を詰まらせ訴えた。
連続10期当選、厚相を3度務め「厚労族のドン」といわれる大物も衆院解散以来、地元に張り付きドブ板選挙を展開。長年にわたって築いた強固な後援会は「丹羽を落とすわけにはいかない」と地区役員を中心に動いている。
「徳川幕府の親藩中の親藩が倒幕派になった」。つくば市内で20日夜開かれた個人演説会で大泉博子(59)は戦いをこう例えた。
〝倒幕派〟として同氏を支えるのは県医師連盟と郵政政策研究会。特に県医師連は6区を最重点区とし、医師が遊説に同行、後期高齢者医療制度の廃止を繰り返し訴える。特定郵便局長らも献身的にサポートしている。追い風に乗り、陣営幹部は「有権者の反応はいい」としながらも、「それと投票行動は別」と、無党派層への浸透に努めている。
諸派の鈴木俊博(35)は知名度アップに全力を挙げている。(敬称略)
4614
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:45:48
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=247&dp=
(2009/08/27 掲載)
衆院選 候補者・陣営から“名言”続々
◎必死の訴え自民候補 逆風「怪しげな風」
◎民主候補言葉に勢い 一票「権利行使を」
衆院選が終盤に近づき、各陣営の舌戦が激しさを増している。政権選択が最大の焦点だけに、政策を訴え、有権者に支持を求める候補者の声にも熱が入る。必死の攻防を繰り広げる候補者や陣営関係者から飛び出す“名言”には、候補者の心情や選挙情勢が映し出されている。
「一緒に頑張りましょう。僕がどんなに頑張っても、自分には一票しか投じられない」と21日の座談会で2区の笹川尭候補。自民候補からは逆風を象徴するような必死の訴えが相次ぐ。
1区の尾身幸次候補も25日の決起集会で「若いころは病気にもなったし、お金の苦労もしている。みなさんと同じ人間なんです」。別の集会でも「私は雲の上の人ではない」と庶民派を強調した。
4区の福田康夫候補は25日のミニ決起集会で、自民への逆風を「怪しげな風が吹きすさんでいる」と表現。「これを吹き飛ばさなければならない」と気合を入れた。
第2子を宿しながら、自民候補の応援で全国を飛び回る5区の小渕優子候補。22日の地元入りでは、「おなかの子に『ママの大切な選挙が終わるまで絶対出てきちゃいけないよ』と毎日訴えている」と会場の笑いを誘った。
優勢が伝えられる民主候補の言葉には勢いが目立つ。25日の集会では1区の宮崎岳志候補が「男が志を立て、生活や地方の再生に尽くすと決めたからには何としても勝ち抜く」と叫んだ。2区の石関貴史候補は同日の集会で「皆さんの一票は日本株式会社の株主の権利行使と同じ」と訴えた。30日の“株主総会”で選ばれる経営者に注目が集まる。
4区の三宅雪子候補も25日の集会で「マラソンに例えれば、どんどん背中が近づき、もうすぐ追いつこうとしている」と自らを奮い立たせた。
県議、首長ら各陣営の応援団も存在感を見せる。
25日の宮崎候補の集会では高木政夫・前橋市長が「この風は国民の叫びであり、怒りであり、声なき声の結集」と強調。民主県連の富岡由紀夫会長は23日の集会で、民主優位の世論調査に「自民が危機感を強める」と、好調ゆえの悩みを打ち明けた。
一方の自民側。大沢正明知事は24日の1都9県議会議長会で、民主が政策として掲げる「子ども手当」にかみ付き、「これを1年でばらまくなら、その分を群馬にくれればよいのに」と援護射撃。同日の福田候補の講演会では、人気デザイナーの山本寛斎氏が「希有(けう)な才能と情熱を持った政治家が高崎にいる」と持ち上げた。
4615
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:47:30
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=228&dp=
《衆院選 焦点ルポ1区》
首長選で分裂の県都前橋 保守票行方混とん
第45回衆院選がスタートして一夜明けた19日、県内5小選挙区から立候補した18人は30日の投票に向けて激しい舌戦を繰り広げている。麻生内閣の支持率低迷などを背景に危機感を強め、これまでの実績を強調する自民候補に対し、勢いに乗る民主をはじめとする野党候補は「政権交代」を前面に主張。各陣営は有権者の心をどうやってつかもうとしているのか。候補者の動きを追った。
◎尾身陣営 奔走する中曽根氏
「逆風がすさまじい。無党派も大勢いる」
19日午後6時からJA前橋市総社支所で開かれた個人演説会で、自民の尾身幸次候補は約100人の支持者を前に危機感をあらわにした。少年時代に経験した行商の思い出、知遇を得た旅館経営者の思い出を語ると、込み上げる感情を抑えきれず声を震わせる場面も。支援者は初めて見る姿に驚き、状況を察知したという。
保守分裂で争った知事選、市長選の対立構図が色濃く残る県都前橋。尾身候補、民主の宮崎岳志候補の両陣営とも、ここでの戦い方が当落を左右するとみて支持固めや相手支持層の切り崩しに勢力を注いでいる。
尾身陣営で、その中核的な役割を果たそうとしているのが中曽根弘文外相。2年前の知事選では支援が不十分だったとして党県連との間に溝が生じたが、今回は公示前から公務の合間を縫って頻繁に地元入りし、1区を含む県内全域を選挙応援に駆け回る。18日に行われた尾身候補の出陣式でも「マニフェスト(政権公約)も大事だが、それを実行する議員が大事。県都前橋をはじめとする1区は、経験豊かな尾身先生に何としても当選してもらいたい」と持ち上げた。
◎宮崎陣営 前橋市長派が支持
一方の宮崎候補は19日、公示日に引き続き前橋市内で自転車遊説を行った。「政権交代」ののぼり旗を掲げるスタッフと、2日間で約80キロを走った。同市南部の下川渕地区では自営業男性(66)と固い握手。この地域は県内の首長で唯一、民主支持を明らかにしている高木政夫市長の地盤だ。市長後援会員でもある男性は「今の政治は市民の目線がない。民主党を全力で応援したい」と言い切った。
高木氏は支援していた小寺弘之前知事が自民県議と対立したのを背景に、2008年の市長選では自らも自民候補と戦った。衆院選に際した高木氏の民主支持はこの延長線上にある。高木氏はもともと中曽根康弘元首相系の自民党県議出身。保守層への影響力は大きい。これまで高木氏は応援演説など表立った動きはしていないものの、宮崎候補の出陣式には高木氏の後援会関係者の顔が多く見られた。
ただ、中曽根外相が精力的に動いていることで、中曽根系だった高木氏の支援者が割れる可能性もある。
◎酒井候補ら演説や遊説
共産の酒井宏明候補は19日午前中、沼田市内を遊説。系列の市議とともに旧市内を中心に回ったほか、病院前など6カ所で街頭演説を行った。今回の衆院選を「自公政権を退場に追い込み、新しい日本の進路を踏み出す選挙」と説き、「暮らしと平和、福祉を守るため全力で頑張る」と声を張り上げた。
酒井陣営は「演説を聞いて『自民も民主も同じ。頑張って』と声をかけてくれる人もいる」と活動に手応えを感じており、この日も演説する酒井候補の目の前を通り過ぎる車から手を振って激励してくれる人の姿が見られた。
幸福実現の滝崎明彦候補は19日朝のJR前橋駅前での演説を皮切りに沼田市や片品村などで遊説活動。主要幹線道を選挙カーで流すだけでなく、住宅地にも積極的に赴き、「消費税・相続税を全廃し、日本経済をよみがえらせる」などと支持を訴えた。
無所属の山田晶候補は、前橋市内の選挙事務所近くにある神社で演説会を開催。「前橋はシャッターの閉まった店が多い。群馬1区に芸能系女子高をつくり活性化させる」などと20分にわたって持論を展開し、集まった支持者に歩み寄り、握手を交わした。
4616
:
チバQ
:2009/08/30(日) 10:48:16
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=229&dp=
(2009/08/21 掲載)
《衆院選 焦点ルポ2区》
県内唯一の前職対決激しく “敵陣”に積極攻勢
衆院選群馬2区は県内で唯一、前職同士が対決する激戦区。追い風を受ける民主の石関貴史候補は無党派層の獲得に向けて自転車遊説で攻勢を強め、自民の笹川尭候補は7期連続当選の実績を封印して“挑戦者”として地道な活動に奔走する。無所属の矢島笑鯉子候補は子育て世代に熱く訴えている。互いに他陣営の地盤に頻繁に入るなど、支持基盤の切り崩しの動きも活発化している。
◎石関陣営 「脱動員」遊説重ねる
「民主党政権にいらっしゃいませ」。石関候補は20日、玉村町で自転車から声を張り上げた。背中には「本人」と書かれたのぼり旗。並走する選挙カーが「見て触って話してください」と呼び掛ける。
数百メートルごとの街頭演説では、事務所スタッフがのぼり旗を振り「いらっしゃいませ」と百貨店のセールのような合いの手。石関候補は「私を知らない人に話し掛け、新規のお客になってもらいたい」と狙いを語る。選挙戦は自転車遊説が中心。従来の支持者に対しては「すでに思いは伝えている」と、あいさつ回りも最小限にする徹底ぶりだ。
前回はこうした運動に加え連合群馬の推薦も得て戦い、笹川候補に1400票差にまで迫り比例で復活を果たした。今回は県内の民主候補で唯一、あえて連合に推薦を求めず、決起集会も11日に開いただけ。“動員型”と決別した。
前回3760票差がついた笹川候補の地元・桐生市での支持拡大を課題に掲げ、初日の遊説先に桐生方面を選ぶなど攻勢を強めている。
◎笹川陣営 実績封印の「挑戦者」
一方の笹川候補は対照的に、首長や県議、市町議らがそれぞれの支援者を固める組織選挙を中心に応戦する。選対には選挙区内の全首長が名を連ね、前回は「反笹川」だった人にも後援会関係者らが足を運んで支援を求めている。
ただ、かつてない逆風に危機感は募る。もともと地元入りの頻度の多い笹川候補だが、今回は自ら企業に出向いたり、地区の納涼祭にも顔を出す。「過去7回の当選は忘れ、挑戦者として今回の選挙に臨む」。18日の出陣式ではそう言って自らを鼓舞した。
伊勢崎市での票の上積みが鍵とみる陣営。これまで回り切れなかった地域で集中的に集会や演説会を開く戦術を取り入れた。20日は市南部で個人演説会。五十嵐清隆市長、原富夫県議会議長が応援に駆け付け「道路や下水道をしっかり整備することで地域経済が発展する」(五十嵐市長)と、公共工事見直しを掲げる民主をけん制。北部での集会では福田康夫前首相が「笹川さんは政界にとって必要な方。落選させる訳にはいかない」と声を張り上げた。
石関候補が攻勢を強める桐生では後援会青年部が公示日から自転車遊説を行うなど浮動票の取り込みにも貪どん欲よくな姿勢を見せている。
◎子育て世代票狙う矢島候補
矢島候補は20日午前8時、伊勢崎市内の工業団地で活動をスタート。事業所の前で「おはようございます」と出勤して来る社員一人一人に声をかけた。その後、桐生、みどり市を中心に選挙カーを走らせ、「これは選挙戦ではなく、みなさんと世の中を変える運動。一緒にやりましょう」と有権者と握手を交わした。
矢島陣営は支援している労組系議員らが持つ基礎票に、2児の母である点をアピールして子育て世代の票の上積みを目指す。18日の事務所開き集会に「子連れで来てください」と呼び掛ける一方、20日には連合群馬の伊勢崎、桐生地協にも推薦を求める文書を提出するなど両にらみの運動を展開している。
幸福実現の蜂須豊候補は20日午前11時すぎ、みどり市内のショッピングセンターで街頭演説。「消費税を廃止して日本の景気を回復させる。北朝鮮のミサイルを阻止し、平和に暮らせる日本をつくる」と党の政策アピールに力を注いだ。さらに選挙カーでみどり市と桐生市を精力的に回り、市民と握手を交わすなど知名度アップに努めた。
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チバQ
:2009/08/30(日) 10:49:07
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=232&dp=
(2009/08/22 掲載)
《衆院選 焦点ルポ3区》
「所得補償」めぐり過熱 農業票の行方注目
3区は自民の谷津義男候補が党総合農政調査会長を務めるなど国の農業政策に深くかかわる一方、民主が農業の戸別所得補償を公約の目玉の一つに掲げていることから、農業票の行方が注目されている。谷津候補は民主が掲げる農業政策が「農村社会を破壊させる」と訴え、民主の柿沼正明候補は「耕作放棄地の増加は自民の失政」と批判している。
◎谷津陣営 「農村破壊」と批判
「戸別所得補償は、アメリカとのFTA(自由貿易協定)交渉とセットになっている。締結されれば安いコメが大量に入り、日本の農業は壊滅する」
谷津候補は21日、千代田町と邑楽町4カ所で開いた個人演説会で、民主が掲げる農業政策を批判。同日は館林市と邑楽町の農業委員40人に支援を求めに行くなど、支持固めに奔走した。
農業経営は今、輸入農産物の増加などに伴う販売価格の低迷や、飼料、農薬などの値上がりで厳しさを増している。その不満の一部が農相などとして日本農政をリードしてきた谷津候補に向いている。加えて民主の戸別所得補償。陣営の危機感は強い。
ただ、陣営には、民主の小沢一郎代表代行が今月8日、戸別補償制度導入を前提に、農産物も含む日米FTA締結を目指すべきとの考えを示したことに農協などの関係団体が反発していることで、潮目が変わったとの見方が出ている。
◎柿沼陣営 公約評価に手応え
一方の柿沼候補は21日夜、邑楽町内での個人演説会で「耕作放棄地の増加は自民の農政が失敗した結果」と指摘。「政権交代の大きな目的は、本当に必要なところにお金を回すこと。その一例が子ども手当てや所得補償」と支持を訴えた。
以前は農家への訪問をあきらめるほど農業者との距離を感じたという柿沼候補。だが、生産費用が販売価格を上回った場合に差額を補てんする戸別所得補償制度がマニフェストに載り、雰囲気が変わったと手応えを口にする。
サラリーマン層への浸透に軸足を置く柿沼候補だが「当落を左右するかもしれない」と農業票を重視。公示直前には党の政策通を講師にした「農政座談会」を館林市で開いて政策をPRした。
◎石見候補は経営ノウハウを訴え
石見候補は21日、朝から太田市内で街頭演説と選挙カーによる遊説を行った。JA太田市前交差点では、苦しい現状を強いられている農家に向け「企業、経営のノウハウを農業政策にも持ち込み、農家が自立できる仕組みをつくっていく」などと訴えた。
4618
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チバQ
:2009/08/30(日) 10:49:54
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=236&dp=
(2009/08/24 掲載)
《衆院選 焦点ルポ4区》
都市型の選挙戦が定着 浮動票の獲得に力
群馬4区は、前首相の福田康夫候補(自民)に、党本部主導で出馬した民主の三宅雪子候補が挑む。組織力で優位に立つ福田候補が保守勢力を結集して選挙戦をリードするが、三宅候補は労組票や民主支持層を固めながら保守層にも食い込み追い上げる。無党派や若年層の取り込みも日増しに熱を帯びており、福田候補は抜群の知名度を武器に走り回り、三宅候補は民主への追い風を背に政権交代を訴える。
◎福田陣営 知名度武器に先行
「日本を、群馬を、高崎を良くしたい。その一心で政治を続けているんです」。23日午前、福田候補はJR高崎駅前で通行人に訴えた。駅前は人がまばらだったが、応援で同行していた山本一太参院議員が「前首相本人がお邪魔しています」と声を上げると、あっという間に若者や女性の輪ができた。
知名度は圧倒的だ。「今回の選挙は大変なんです。よろしく頼みますよ」。福田候補は気さくに声を掛けて歩く。同行する長男の達夫氏は通行人から次々と携帯カメラを手渡され、記念撮影に忙しい。
高崎市では一昨年の県議選で当時28歳の石川貴夫氏(民主)が、県外出身ながら自転車遊説と街頭演説で最年少当選。都市型選挙の定着を印象づけた。陣営はこうした環境の変化を踏まえ、与党支持層を固めつつ、浮動票対策にも力を入れる。候補者本人が有権者と触れ合う機会を増やしたほか、緑色をイメージカラーに決め、丸の中に「福」の字をデザインしたTシャツやバッジなどを作製した。
選対青年部が企画する24日の講演会には、福田候補の知人でデザイナーの山本寛斎氏を招く。ファッションの話など、若い世代が参加しやすいテーマから入り、最後に福田候補が登場。新たな票の掘り起こしを期待する。
◎三宅陣営 逆転狙い握手作戦
三宅候補は23日夜、労組系支持者の集会で「福田前首相の背中がだんだん近づいてきた。競技場までに追いつき、ラスト50メートルで抜きたい」と力を込めた。
民主の労組系と保守系はぎくしゃくしながらも、互いに「それぞれの持ち場を固める」ことで一致。「応援できる候補がようやく現れた」として労組側は力が入っており、25日に群馬音楽センターで2千人規模の決起集会を予定する。
一方、保守系も従来、自民支持だった保守系団体などに推薦依頼を発送。一部の団体から推薦状が届くなど切り崩しに成功しているといい、「政権交代の風が吹いている」(中島政希県連会長代行)と活気づく。
三宅候補は知名度不足を補うため、高崎駅前などで通勤する会社員らにアピールする早朝の握手作戦と、自転車や選挙カーで少しずつ移動しながら、5分ほどの短い演説を繰り返す地道な選挙運動を展開する。
イメージ戦術にも力を入れる。浴衣姿で高崎まつりに登場し、政権交代の是非を市民に問うフリップボードを携え会場を歩き回った。演説では「真夏の雪子が政治を変える」を決めぜりふに、政権交代を意識したメッセージを発信する。
◎森田候補は年金問題中心に訴え
幸福実現の森田貴行候補は23日、朝から高崎市のJR高崎駅周辺でつじ立ちを行ったほか、同市内を中心に選挙カーで遊説し、精力的に選挙活動を展開した。
午後になると、同市中心市街地のもてなし広場で開かれていた高崎人情市の会場前で街頭演説。来場した市民らに「深刻な年金問題の解決と、景気対策のためには人口増加に取り組まなくてはならない」と年金問題を中心に訴えた。
4619
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チバQ
:2009/08/30(日) 10:50:45
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=239&dp=
(2009/08/25 掲載)
《衆院選 焦点ルポ5区》
「八ツ場」建設の是非争点 地元を意識し論戦
衆院選で建設の是非が争点となっている八ツ場ダムの地元、群馬5区。事業推進を訴える自民の小渕優子候補と、中止を主張して票の掘り起こしを狙う社民の土屋富久候補が争う。建設反対の民主が候補を立てなかったため、地元には議論の盛り上がりに欠けるとの声があるが、小渕陣営は「大量得票で地元の意思を示す」、土屋陣営は「ダムの抱える問題を多くの人に知ってほしい」と、それぞれ熱のこもった運動を展開している。
◎小渕陣営 「大量票で意思示す」
「7割完成している八ツ場ダムを、なぜ中止というのか。地元の声を全く聞いていない」。小渕候補は22日夜、地元中之条町の吾妻郡文化会館で開いた決起大会で声を張り上げた。
党の要請により同僚候補の応援演説で全国各地を回る毎日。公示後にこれまで選挙区入りできたのは3日間だけだ。しかし、出席した5回の集会すべてで、ダム問題に苦しんできた住民の感情に触れ「地元の代表としてダムの必要性と正当性を訴えていきたい」と主張、喝采(かっさい)を浴びた。
陣営は本人不在の不利を埋めるため工夫を凝らす。不在をわび、政策を訴える本人の声を収録。選挙事務所で連日開いているミニ集会や遊説先で流している。
24日は渋川市のゲートボール場など人の集まる場で録音テープを回し、「安心できる老後の年金、医療制度の確立」などを訴えた。また、各地区単位で組織され、数百ある後援会支部がフル稼働して前回以上の得票を目指している。
◎土屋陣営 「生活の再建を継続」
土屋候補は24日夜、富岡市の市生涯学習センターで開いた決起集会で支援者を前に、八ツ場ダムの建設には県議時代から反対してきたと説明。「再び建設の是非が問題になっている時に(地元の)候補者になったことに巡り合わせを感じる」と話し、建設反対の姿勢を改めて鮮明にした。
23日の吾妻郡文化会館での決起集会でも、「多目的ダムは(利水・治水など)どの目的も十分には果たさない」と主張、「ダムはなくても観光資源はたくさんあり、新たな施策で生活再建できる」と訴えた。
土屋候補は吾妻郡でこの問題を取り上げることについて、「地元で八ツ場の話をしなければ問題から逃げたことになる。生活再建事業は続けることを知れば、中止に納得する人も多いはず」と理由を説明する。
公示前から支援労組の名簿などを足掛かりにあいさつ回りを続け、約5千世帯に「いのちを大切にする政治」など党の政策を直接訴えた。
◎演説で生方候補消費税ゼロ訴え
生方秀幸候補は24日、渋川市内のスーパー周辺で街頭演説を行い、買い物客らに「自民、民主は増税路線。幸福実現党なら消費税ゼロでも(国を)運営できる。どちらを選びますか」などと訴えた。その後、市内から中之条町、六合村などを選挙カーで回り、沿道の住民に支持を呼び掛けた。
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