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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

59348時間眠らない克秀:2010/02/05(金) 16:34:14
横澤さんは近藤電気の怒りをかった…

サンメンタルの屁はカッパの屁より臭かったよ…

汝、人を憎みたまえ…

594荷主研究者:2010/02/06(土) 23:56:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100202t12002.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
自動車の前方視認製品化を図る システム研究会が発足

前方視認システムの開発に向け理解を深めた研究会のセミナー

 東北大大学院の青木孝文教授(計算機構論)が開発した画像認証技術を活用し、自動車運転時に路上の障害物を把握して衝突を避ける「前方視認システム」の開発を進める「マシンビジョン研究会」が仙台市で発足、青葉区の仙台商工会議所で活動第1弾として公開セミナーを開いた。

 青木教授が研究成果を説明し「東北大の理論と地域企業の技術を組み合わせ、新製品を生み出したい」と語った。

 トヨタ自動車系完成車製造の関東自動車工業(神奈川県横須賀市)の開発担当者が「職人の目に頼る部分を自動化するなど、車体表面の検査工程で前方視認システムを応用できる」と開発に向け意欲を示した。

 セミナーは東北経済産業局とインテリジェント・コスモス研究機構(ICR)が主催し、東北の製造業やソフトウエア業など約70社から定員80人を上回る約130人が出席した。出席者に研究会への参加を呼び掛けた。
(1月26日)

595荷主研究者:2010/02/07(日) 00:03:57
>>548
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100202t13001.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
市民の足より便利に 塩釜の新100円バス本格運行

ロゴが大きく分かりやすくなった新車両で本格運行が始まった

 宮城県塩釜市が1日、市内のバス路線空白地区を100円均一運賃で走らせる「NEWしおナビ100円バス」の本格運行を開始した。

 JR本塩釜駅前で開かれた出発式で、佐藤昭市長が「市民に大いに利用していただいて、塩釜に元気と活気を取り戻したい」とあいさつした。町内会関係者らがテープカットして、本格運行を祝った。

 NEWしおナビバスは、本塩釜駅を起点に東南部、北部、西部の3コースを平日に3回循環する。狭い道路にも入っていけるようマイクロバス(定員27人)で運行。市民の意見を基に運行ルートを見直し、バス停は11カ所増設し49カ所とした。

 本格運行開始に当たり、市は新車を購入。車には大きなロゴマークが付き、バスの前後で行き先の電光表示を始めた。高齢者が乗り込みやすいよう、乗降口に補助ステップも付けた。

 市では、大型バスで主に中心部を循環する均一運賃の「しおナビ100円バス」が年間36万人に利用され、市民の足として定着。一方で、バス路線空白地区からの要望もあり、NEWしおナビバスを2008年10月から試験運行していた。

 塩釜市西部地区町内会連絡協議会の土井万平会長(75)は「NEWしおナビが走り、バスでカバーするエリアが広がった。試験運行で市民に浸透しており、利用者も増えてきている」と歓迎していた。

596荷主研究者:2010/02/07(日) 00:06:31

http://www.logistics.jp/headlines/20100201-004.html
2010年02月01日 物流ニッポン新聞
三陸運輸 仙台港に新倉庫建設へ、幅広いニーズ対応

 三陸運輸(渋谷斡一社長、宮城県塩釜市)は仙台塩釜港の仙台港区に大型物流センターを建設する。海上コンテナに特化した大型施設で、総合物流業として幅広い顧客ニーズに対応していく。当初は2012年度事業で計画していたが、企業誘致などで同港を含めた宮城県の経済環境に好転の兆しがあるため、1年前倒しで11年度の完成を目指す。

 仙台市宮城野区港2丁目に「仙台港第5事業所新倉庫」(仮称)として建設する。同港・高砂ふ頭側の一番奥(陸寄り)に当たり、岸壁にも面している。昨年3月、建設用地として敷地面積1万9,835平方メートルを取得し、現在は野積場として活用している。

 新倉庫は、高床式(プラットホーム)と低床式の2階建て倉庫1棟、平屋建ての鉄鋼倉庫1棟を建設する。高床式は3ブロック、低床式は1ブロックに仕切り、幅広いニーズに対応する。両倉庫の延べ床面積は合計で1万560〜1万1,550平方メートルを想定。顧客ニーズに合わせ、最新設備を導入する計画で、新年度から設計に入る。

597荷主研究者:2010/02/07(日) 00:34:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100203t12015.htm
2010年02月03日水曜日 河北新報
仙台―福岡1往復増便 日航・5月 小型機で搭乗率確保

 会社更生法の適用を申請した日本航空が5月から、仙台―福岡線を1往復増便し、1日3往復で運航する方針を宮城県に伝えていたことが2日、分かった。日航仙台支店によると、増便は10月までの計画で、それ以降は現時点では未定という。

 増便分には、76席の小型機ブラジル製エンブラエル170(E170)を導入する。現行2往復は150席前後の中型機で運航する。福岡線の搭乗率(昨年4〜11月)は55.4%で、不況の中では堅調に推移。小型機導入で搭乗率向上が見込めると判断した。

 日航は昨年11月、福岡線を3往復から2往復に減便したが、6カ月で3往復に戻す。一方、全日本空輸は今年8月、福岡線1往復を休止する方針を発表している。小型機主体のアイベックスエアラインズ(東京)との共同運航に切り替え、共同運航を含めた現行の2往復を維持する。

598荷主研究者:2010/02/07(日) 00:36:38

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100131_01.htm
2010年01月31日日曜日 河北新報
第2部=選択の背景(1)源流/次世代技術、東北で再び

大学の研究成果をトヨタの豊田名誉会長(中央)に説明する東北大の井上総長(左)=1月22日、東北大片平キャンパス

 1月22日午後、仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長の姿があった。

 「自動車(製造)を始めたときから大変、お世話になった。最近は関係が少し薄れたが、昔のように指導してほしい」

 豊田名誉会長は井上明久総長ら大学幹部に切り出した。東北大との産学連携を深めたいという、トヨタグループとしての意思表示だった。

 東北大は実学尊重を掲げる。世界トップレベルの車メーカーとの共同研究は、大学の実力アップにつながり得る。井上総長は「東北に自動車産業が集積しつつある。大学としても貢献したい」と大きくうなずいた。

<熱いアプローチ>
 グループのセントラル自動車(神奈川県相模原市)が2007年、宮城県移転を発表して以降、トヨタは東北大に熱い視線を送り続ける。特定の大学に対し異例ともいえるアプローチをする背景に、世界首位を争うまでに成長したトヨタへの東北大の貢献があった。

 1937年、トヨタの前身のトヨタ自動車工業が設立されるのと同時に東北帝大工学部の抜山四郎、成瀬政男の両教授(いずれも故人)が研究顧問に就任。エンジンと歯車の専門家として助言し、国産車の技術確立に貢献した。

 特に抜山教授の弟子の故棚沢泰教授は多くの教え子をトヨタに送り込んだほか、技術開発を意欲的に指導した。豊田名誉会長も東北大大学院在籍時の47〜49年、棚沢教授に師事した。

 こうした経緯はセントラルの移転先選定の際も有利に働いた。宮城に決まった理由をあるトヨタ元幹部は「活躍した社員に東北大OBが多く、東北に親しみを感じる土壌が社内にあった」と話す。

<双方鍛えられる>
 国内メーカーは、成長とともに研究開発に潤沢な資金を投入した。一方、東北大で自動車分野を得意とする研究者は減り、トヨタとの関係も次第に薄れていったという。

 それでもトヨタが東北大との連携を望むのは、次世代車の研究開発をめぐり世界のメーカーとの競争が激化しているためだ。東北大は金属素材や電子制御など次世代車で重要な分野を得意とする。トヨタが東北や、東北大との関係強化に動くのは自然な流れだった。

 東北大も「産業界の動向が把握でき、研究方針を決める参考にもなる。一緒に問題点の解決に取り組めば双方が鍛えられる」(内山勝工学研究科長)と連携に期待する。
 トヨタの発展を支えた東北大。ハイブリッド車など車が大きく変わろうとする今、日本の基幹産業の興亡を左右する産学連携の営みが東北で再び始まる。

 トヨタは東北を「国内第3の拠点」と位置付け、セントラルの宮城県移転などグループ工場の集積を進めている。国内の新たな拠点として東北を選んだ背景を探り、そこから導き出される将来像を展望する。
(自動車産業取材班)=5回続き、11面に特集

◎メモ/東北大とトヨタの共同研究
 東北大大学院工学研究科は、トヨタグループの関東自動車工業と、溶接や塗装ラインの効率化などを共同研究している。多元物質科学研究所は2002年、トヨタなどが出資する豊田中央研究所と包括的研究契約を結び、燃料電池や自動車用触媒の開発研究に取り組んでいる。

599荷主研究者:2010/02/07(日) 00:37:24

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100201_01.htm
2010年02月01日月曜日 河北新報
第2部=選択の背景(2)3分割/地域貢献の理念根底に

東北を「国内第3の生産拠点」に位置付け、グループ企業の集積を進めるトヨタの本社=愛知県豊田市

 「なぜ東北なのか」と問うと、トヨタ自動車グループ企業の幹部は応接室で日本地図を広げて見せた。

 「九州が決まれば地域バランス、分散の観点から東北になる」。地図上で本拠地の愛知県から北部九州、宮城・岩手両県はほぼ等距離になる。愛知を中心に日本を大きく三つに分けて生産拠点を配置したというのだ。

 北部九州には既にグループの完成車製造の2工場を置く。東北も、完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場の宮城県移転で、既存の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせ2拠点体制となる。

 生産効率だけからいえば工場は1カ所に集中した方が有利だ。それでも拠点の分散を進める背景を、トヨタ東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「地域貢献という側面も強い」と話す。

 雇用や部品取引など「ものづくりを通した社会貢献」はトヨタグループ創始者の豊田佐吉の遺訓をまとめた「豊田綱領」に通じる。その理念は今もトヨタの経営に大きな影響を与えているとされる。地域貢献は「地元に工場を持つ会社とアピールできて販売上、有利」(ディーラー)というメリットも併せ持つ。

<災害リスク分散>
 分散の必然的な理由もあった。トヨタの国内の生産能力約380万台のうち、中部には300万台と実に8割近くが集中。東海地震などで大きな被害が予想される中、「過度に集中しすぎていた」(トヨタ関係者)との反省があり、「リスク分散」は急務だった。

 リスク分散の要請に、地域バランスを考え、東北は集積のターゲットに入った。老朽化で移転せざるを得なくなったセントラルは、候補地にリストアップした10カ所ほどの中から「関自工岩手に近い」(セントラル幹部)と宮城を選んだ。

<相乗効果に期待>
 セントラルは2008年10月にトヨタの完全子会社になるまで関自工とは資本関係があり、ともに小型車を製造するなど強いつながりがあった。

 本社工場、従業員の丸ごと移転はトヨタグループでも未体験の事業となる。関自工は1993年から東北で安定稼働を続けており「操業開始時の応援に加え、部品の共同仕入れや完成車搬送など相乗効果も期待できる」(セントラル幹部)。関自工岩手と高速道路で直結され、仙台港など物流インフラも比較的整った宮城の優位は明らかだった。

 国内を三つに分け、東北を「第3の拠点」と位置付けたトヨタは、国内で関自工岩手以来17年ぶりとなる新工場を東北に建てた。「従来の同規模工場と比べ約半分のコストでできた。トヨタの設備投資の新たな基準になる」と石井完治セントラル社長。徹底したコスト削減を目指すトヨタのモデル工場の使命も担い、スタートする。

◎メモ/豊田綱領
 「産業報国の実を挙ぐべし」「質実剛健たるべし」など五つの文から成る。1935年に出された。92年には綱領を基礎に「トヨタ基本理念」が策定された。「地域に根ざした企業活動を通して、経済・社会の発展に貢献する」などを掲げている。

600荷主研究者:2010/02/07(日) 00:38:01

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100202_01.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
第2部=選択の背景(3)両輪/先行岩手との連携土台

関自工岩手工場から出荷される「ラクティス」などの小型車=1月11日、岩手県金ケ崎町

 1月20日、盛岡市であった岩手県工業クラブの新春懇話会で宮城県の動向が話題になった。

 「宮城は自動車関連企業の進出がめじろ押し。岩手でも(県南の)北上川流域を中心に誘致を図りたい」。長岡秀征会長はあいさつで強調した。

<新たな展開期待>
 宮城では来年1月、神奈川県から移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車が稼働する。東北の車生産は、やはりトヨタグループの完成車製造、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせて50万台規模となり、関連企業の集積の加速が見込まれる。今後の企業進出では両工場に近い岩手県南、宮城県北が有望視されている。

 宮城ではハイブリッド車用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の新工場も稼働した。次世代型の拠点は岩手側の将来性も高め、東北の自動車産業地図を大きく塗り替える可能性を秘める。

 「東北の自動車産業の中心は今後、宮城に移ってしまう」。懇話会に出席した岩手の企業幹部は危機感を募らせながらも、岩手、宮城が両輪となっての自動車産業の新たな展開に期待も寄せる。

 1993年操業の関自工岩手工場は2005年に第2ラインを完成させ、06年には米専門機関による品質調査の工場部門で世界最高の「プラチナ賞」を獲得した。今年1月から始めた「ラクティス」「イスト」の2車種生産も短期間の準備で成功させた。

 「東北は優秀な人材が確保でき、九州に並ぶ拠点になる。実直な仕事ぶりへのトヨタの評価が第2ライン増設と、セントラル進出につながった」と関自工関係者は言う。

<東北で次世代車>
 自動車産業の振興へ、岩手県も強力にバックアップした。03年に地元企業の技術力を高める「いわて自動車産業プロジェクト」を開始し、05年には宮城県と共同で初の商談会を愛知県で開いた。翌年は最終的に東北6県が参加する「とうほく自動車産業集積連携会議」を設立した。

 旗振り役を務めた増田寛也前知事(元総務相)は「トヨタは早くから東北を有望視していた」と強調する。
 増田前知事は2000年ごろ、当時の奥田碩会長らトヨタ首脳から「東北はロシア輸出の拠点になる。秋田港も使いたい」と聞かされたという。

 「東北全体で取り組む必要があった。そのため乗り気ではなかった当時の浅野史郎宮城県知事を誘い、奥田さんを訪ねたこともある」と話す。
 関自工の成功とトヨタの海外戦略をくんだ東北連携が「国内第3の拠点」構想の土台になった。

 東北は「第3の拠点」をいかに実現していくか。増田前知事は「東北だけで次世代車を造れるように努力する時期に入った」として未来を見据えたさらなる連携強化の重要性を説く。

◎メモ/岩手県自動車関連産業成長戦略
 セントラルの宮城県移転決定後の2008年7月、岩手県が策定した。「自動車の新たな生産拠点として東北の発展が期待される」ととらえ、各種施策の方向性を示した。東北の年間生産目標を「100万台」とし「岩手が新拠点の中核を担う」と宣言した。

601荷主研究者:2010/02/07(日) 00:38:34

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100203_01.htm
2010年02月03日水曜日 河北新報
第2部=選択の背景(4)余力/土地と人材が進出の鍵に

セントラルの進出で、大きく姿を変えた第2仙台北部中核工業団地=宮城県大衡村

 緑あふれる丘陵地が切り開かれ、更地に生まれ変わった。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が本社工場を移転する宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地。向かい側にはシートなどを納入するトヨタ紡織東北(北上市)も進出する。宮城県は同団地への自動車関連企業のさらなる集積を見込む。

 「全然売れずに『ススキが原』なんて呼ばれた。こんなに開発が進むとは」。風景の一変ぶりに大衡村職員も驚く。

 1984年、大衡村の隣の大和町を中心とした地区で仙台北部中核工業団地が着工され、好調な販売となったのを受けて第2工業団地が計画され、97年に着工した。二つの団地の工業用地面積は約350ヘクタールと東北有数の規模を誇る。

 しかし第2工業団地の分譲が始まった2001年はIT不況で、販売は苦戦した。セントラルの進出決定前まで6年間の進出企業はわずか2社で、工業用地約110ヘクタールのうち2.5ヘクタールが売れたにすぎなかった。

<ススキが原一転>
 07年になり、広大な土地が注目を浴びる。セントラルの移転計画をキャッチした宮城県は、村井嘉浩知事らが一丸となって第2工業団地を売り込んだ。売れ残った「ススキが原」は一転、誘致の強力な武器となった。

 土地と熱意だけでは企業を呼べない。全国からラブコールを受けていたトヨタが宮城を選んだ決定的な理由について、県幹部は「大都市仙台にも近く、人を確保できることが大きかった」とみる。

 06年度、愛知県の有効求人倍率は1.91に達していた。工場のライン要員を確保することも難しくなり、メーカーは求人に余裕があった東北や北海道に目を向けた。その後の不況で雇用情勢は一変したものの歯止めがかからない少子化の中、トヨタは「中長期的に国内の就労人口は不足する」(幹部)と新たな地を求めた。

 結果的に土地と人材の余力は、自動車産業が発達しているとはいえない東北に進出を促す十分な動機になった。

<不況でもぶれず>
 移転決定の1年後、世界経済は深刻な不況に見舞われ、トヨタも09年3月期に71年ぶりの営業赤字に陥った。村井知事は「決定が数カ月遅ければ、どうなっていたか分からない」と話す。だがトヨタは「仮に調整があっても拠点化は間違いない」と言い続け、セントラルの建設を進めた。

 トヨタグループは1月、福島県で延期していた自動車部品最大手、デンソーの新工場計画も当初より規模を縮小して再開した。「調整」を伴いながらも東北の拠点化は再び動きだした。

[仙台北部中核工業団地と第2工業団地] 仙台北部の東北自動車道沿いに工業団地を造り、工業都市を形成する1975年策定の「仙台北部中核都市構想」の一環として整備された。今年1月現在の分譲率はそれぞれ90%、34%。仙台市を母都市とし、研究機関や先端技術の量産工場を展開する「仙台北部中核テクノポリス構想」が85年に策定され、この構想の一部に位置付け直された。

602荷主研究者:2010/02/07(日) 00:39:16

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100204_01.htm
2010年02月04日木曜日 河北新報
第2部=選択の背景(5完)戦略/小型車・部品 輸出も照準

ハイブリッド車人気で存在感が高まる車載用電池製造、パナソニックEVエナジーの宮城工場

 丘の上に立つ新しい工場から1台のトラックが出発した。1月18日朝、宮城県大和町にあるトヨタ自動車グループのパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)宮城工場で造られた車載用電池が初めて出荷された。

 初出荷の4日後、町内で開かれた工場完成式典にはトヨタ本社をはじめ関係各社の幹部ら約50人が顔をそろえ、村井嘉浩宮城県知事は「トヨタの本気度を感じる」と満足げな表情を浮かべた。

 EVエナジー宮城工場は、昨年の国内新車販売台数でハイブリッド車(HV)として初めて年間首位に立った「プリウス」向け電池を生産する。本社がある静岡県以外では初の生産拠点だ。

<担保する存在に>
 今後もHVなど次世代車市場の主導権を握ろうとするトヨタは、主力商品の性能を決める基幹部品の生産地に東北を選んだ。東北の金融機関幹部は「次世代型工場は、トヨタが東北で将来にわたり生産活動することを担保する存在だ」とみる。

 東北を「国内第3の生産拠点」と位置付け、工場集積を進めるトヨタ。その理由をかつて張富士夫会長は「地の利がある東北でロシア、中国東北部を見据えた戦略を練りたい」と輸出拠点として説明した。EVエナジーの林芳郎社長も「先々を考えれば仙台港が近いのも有利な点」と将来の部品輸出を念頭に置く。

 グローバル戦略に東北を組み込むトヨタ本社は、東北のグループ各社を支える財務基盤の強化にも着手した。

 宮城県大衡村に移転する小型車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)を2008年10月には完全子会社化し、資本金を13億円から109億5000万円に積み増した。不況で凍結されたがエンジン工場の新設計画があるトヨタ自動車東北(宮城県大和町)も20億円増資し、53億円とした。

 セントラル新本社工場の南側隣接地では、同社の敷地44ヘクタールとぴったり同じ面積の造成が進む。造成する県は「自動車産業の集積をにらんだ準備」と話すが、造成の仕方には「トヨタの意向が反映されている」(行政関係者)とされる。

<将来像は未知数>
 次世代型工場やグローバル戦略、資本増強、広大な拡張余地。それら一つ一つの布石は「HVを含めた小型車の一大生産・輸出拠点」というトヨタの東北ビジョンを指し示す。

 企業は市場の変化に即応し、絶えずビジョンを練り直す。自動車市場の先行きはかつてなく不透明で、トヨタは足元で大規模リコール問題も抱える。東北の将来像がどうなるかも未知数だ。自動車産業が芽吹き始めた東北に対し、トヨタ元副会長で国際経済研究所(東京)の中川勝弘理事長は「企業が立地したいと思うような、人材育成や技術開発など自らの努力による地域づくりが必要だ」と話す。

 車メーカーの戦略とは別に、東北は自動車産業によって何を目指し、そのためにどう産業振興を図るのか。「東北の戦略」が問われている。
(自動車産業取材班)=第3部は3月中旬に掲載します

◎メモ/セントラル移転に伴い東北に進出する主な企業
 パナソニックEVエナジーのほか、自動車部品最大手のデンソー(愛知県刈谷市)も田村市に工場建設を決定した。いずれも自動車部品のアイシン高丘(同県豊田市)トヨタ紡織東北(北上市)太平洋工業(岐阜県大垣市)が宮城県内に進出する。

603荷主研究者:2010/02/07(日) 00:44:25
>>583
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100204t11038.htm
2010年02月04日木曜日 河北新報
松島水族館移転 仙台市の公園に整備 審査会、建築に同意

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)が移転し、2012年3月に開業する見通しの仙台水族館(仮称)について、仙台市建築審査会(会長・千葉昭彦東北学院大教授)は3日、宮城野区の仙台港背後地にある高砂中央公園整備地(14万5000平方メートル)への建築計画に同意した。

 市建築指導課の担当者が、施設や公園整備の概要を説明。松島水族館を運営する仙台急行(仙台市)の西条直彦社長、中村元プロデューサーらが展示内容や景観、環境への配慮など運営の方針を述べた。

 委員は「学校教育や環境、生涯学習の場として公益性が高く、市民の期待も高い」などとし、計画を了承した。公共交通の利用促進や、公園との一体感を高める外観、施設づくりの工夫などについて意見が出された。

 仙台水族館は約3万5800平方メートルの敷地に、大水槽やイルカのショープールなどを備えた鉄筋コンクリート3階(延べ床面積約1万1000平方メートル)の建物を整備する。

 開業2カ年は常設の612台分を含め、約2400台分の駐車スペースを用意する。JR仙台駅東口からシャトルバスを運行。仙石線や15年度に開業する地下鉄東西線の駅とを結ぶ路線バスの乗り入れも協議する。

 市は水族館開館4年後の16年度には、高砂中央公園の整備を終える見通し。水族館の飲食施設や屋外トイレは、公園に訪れた市民が外部から利用できるようにする。水族館の敷地はポケットパークの整備や植樹などで緑化を図るという。

604荷主研究者:2010/02/07(日) 01:11:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100205t11023.htm
2010年02月05日金曜日 河北新報
都市計画区域「19」に 宮城県、市町村合併で大幅再編

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p020505x0m200019_01k.jpg

 宮城県は都市計画区域を大幅に見直す。旧市町別に分かれている登米、栗原両市と大崎市周辺の都市計画区域をほぼ市域ごとに再編。松島観光都市計画区域は二つに分割し、仙塩広域と石巻広域に編入する。市町村合併などが理由で、都市計画区域は35から19になる。抜本的再編は40年ぶり。5日と3月24日の県都市計画審議会を経て正式に決定する。

 都市計画区域の再編は表の通り。栗原市の3区域、登米市で5区域を統合し、新たに栗原と登米の各都市計画区域を設ける。大崎市など4市町では、七つの区域を大崎広域都市計画区域として統合する。

 県都市計画課によると、都市計画区域の統合で各市の一体的な街づくりが可能になる。区域内では県の開発許可の敷地面積要件が厳しくなり、無秩序な開発が規制される。建築許可も必要になり、大型施設などは許可なく建築できなくなる。

 松島観光都市計画区域は、松島町と東松島市の旧鳴瀬町部分に2分割し、それぞれ隣接する仙塩広域、石巻広域に編入する。東松島市の旧矢本町地区が石巻広域に属し、市内が二つの都市計画区域に分かれていた。

 仙塩広域では人口減少の見通しを受け、都市計画の区域区分を見直し、仙台市の市街化区域を初めて縮小させる。

 石巻市の雄勝、牡鹿、栗原市の鶯沢の各都市計画区域は廃止する。

 県内では、全面的に区域が見直された高度経済成長期の1966〜70年以後、大幅な再編はなかった。県は2012年ごろまでに、仙南、気仙沼地域などの都市計画区域の見直しも検討する。

605荷主研究者:2010/02/07(日) 01:21:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100206t14026.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
大型ビジョン更新へ J1仙台本拠地ユアスタ

仙台市が更新を決めたユアテックスタジアム仙台の大型ビジョン。近年は老朽化のため維持コストが増加している=仙台市泉区

 仙台市は、サッカーJリーグ1部(J1)ベガルタ仙台の本拠地で市施設「ユアテックスタジアム仙台」(泉区)の大型ビジョンを2010年度に更新する方針を決めた。1997年のスタジアムオープンから使用しており、近年は老朽化のため維持コストがかさんでいた。早ければ2011年3月のJリーグ開幕戦から新ビジョンの使用を開始し、熱戦を盛り上げる。

 更新するのは、スタンド南側の大型ビジョンと、得点などを表示する北側の電光掲示板。放電管から発光ダイオード(LED)に改める計画で、大型ビジョンの光熱費は現在の3分の1程度に抑えられるという。

 スクリーンは、現規格(縦5.7メートル、横10.7メートル)よりも横幅を広げる。ビジョンは薄型化が進んでいることから、更新後の空きスペースを使い、100席以上を増席する方針だ。

 09年度一般会計補正予算案に改修費約2億6200万円を盛り込み、市議会2月定例会に提案する。早ければ今季終了後の12月に着工する。

 スタジアムの映像装置は設置から13年近くが経過し、ここ数年、故障や電球切れなどのトラブルが急増。09年7月には、ベガルタ仙台の試合中に電光掲示板から白煙が上がり、騒然となった。

 ベガルタ仙台は09年12月、映像装置の更新を市に要望。既に耐用年数を過ぎていることや、チームが7年ぶりにJ1へ復帰したこともあり、今回の予算化が実現した。

 仙台市は大型ビジョンの更新以外にも、1000席規模の増席も検討しており、奥山恵美子市長は今季の観客数を見て判断する考えを示している。

606荷主研究者:2010/02/07(日) 01:22:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100206t13028.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
4月から高校生以下も 仙台市バス・地下鉄学生フリーパス

 仙台市は、試験的に実施している大学生向け市バス・地下鉄フリーパスを、高校生以下の全生徒、児童、園児に対象を広げて本格実施する方針を固めた。アンケートを通じ高校生以下のニーズもあると判断した。市議会2月定例会に運賃条例改正案を提出し、4月1日から導入する。

 フリーパスの試験導入は、学生の公共交通機関の利用を促そうと、2008年10月から実施。市バスのみと、市バスと地下鉄が乗り放題になる2種類があり、1カ月券と3カ月券を販売している。

 高校生や中学生への対象拡大を求める声が多く、市交通局は昨年10月、市内の高校生と私立中学生の計約1万9000人に対しアンケートを実施。通学に公共交通を利用している生徒約6500人の6割近くがフリーパスを購入したいと回答。利用していない生徒約1万2500人も約25%が購入の意思を示した。

 結果を基に乗客数や収支を推計し、「対象を拡大しても増客増収が見込める」(市交通局)と判断した。

 大学生を対象にした実証実験では昨年12月末までに、11大学、2短大、1高等専門学校、24専修学校の約8200人が約4万3300枚を購入。

 東北大、宮城教育大(青葉区)など4大学に近接するバス停では、08年10月から1年間の平日1日の平均乗客数が実験前の1年間に比べ、4大学で計約900人(約15%)増えた。

 市交通局は「フリーパス導入の効果はあった。より多くの人に公共交通を利用する習慣を根付かせたい」と話している。

607荷主研究者:2010/02/07(日) 01:24:52

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe174/20100205_01.htm
2010年02月05日金曜日 河北新報
bj仙台の挑戦(上)財産/市民が支え球宴成功

開場とともに観客でごった返したオールスターゲーム=セキスイハイムスーパーアリーナ

 男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台の存在感が増している。1月31日に宮城県利府町で開催されたオールスターゲームではホスト役を務め、史上最多となる6091人の動員に成功。プロバスケ文化の定着や、経営の黒字転換という目標に向かってひた走る仙台の取り組みを紹介する。(佐々木貴)

<地位確立を視野に>
 東北最大規模の集客力があるアリーナが、全国各地からのブースターで埋まった。会場を忙しく駆け回る合間にこの光景を目にした、bj仙台を運営する仙台スポーツリンクの広報川村亜紀さんは「今まで頑張ってきたかいがあった」と感慨深げに話す。

 オールスターに向けた準備期間は2年弱。リーグに所属するチーム数は当初の6から13に増え、徐々に知名度が上がる中、祭典を宮城、東北におけるバスケットボールのポジション確立につなげるのが最大のテーマだった。

<地域間交流進める>
 昨年12月19日、大阪府池田市での大阪戦。会場入り口に設けられた特設ブースで、仙台らしさを演出する手作りの七夕飾りが揺れていた。オールスターに向けた準備の中で代表的なのが、アウェーの試合会場に足を運んで展開したPR活動だ。

 そこでは地域間交流の促進も図った。ホームタウンガイドを作製、宮城と仙台の地場産品や観光名所を売り込んだ。間橋健生ゼネラルマネジャー(GM)は「数を重ねるごとにオールスターへの興味が高まっていくのが分かった」と振り返る。

 リーグのチームの本拠地は13都市にある。恒常的に選手が行き来するというプロスポーツの特性を生かした“戦術”でもあった。

<ボランティア150人>
 市民の参加も促した。オールスターの会場設営やエコステーション運営などを手伝ったボランティアは150人。オールスター前日の1月30日にあったボランティアやチーム、自治体関係者らがリーグの在り方などについて語り合うホームタウンミーティングも、100人の参加者で熱気を帯びた。

 昨年12月には仙台市で、3人の選手がハーフコートで技を競い合う「3on3」を開催。バスケットボールファンの底辺拡大を図るためのイベントだった。

 こうした取り組みを、リーグの河内敏光コミッショナーは「仙台の綿密な準備のおかげで、イベントとしてもビジネスとしても大成功だった。bjリーグというブランドを認知してもらえたのではないか」と評価する。

 「オールスターの理想とは何かを考え続けてきた。今回、一つの形が見えた」と中村社長。仙台スポーツリンクが掲げる、バスケットボールを「見る」「する」「語る」という要素に加え、「支える」という意識が今後市民に広がれば、オールスターは大きな財産になる。

608荷主研究者:2010/02/07(日) 01:25:33

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe174/20100206_01.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
bj仙台の挑戦(下)模索/観客増へ選手も協力

グルメツアーに参加し、ブースターと交流する仙台の志村(右)と松田(右から3人目)=1月30日、仙台市泉区

<ファン80人と交流>
 仙台の志村雄彦がおもむろにエビ天の衣をはがし始めた。「体の切れを維持するためには、油分の摂取を控えないと」。アスリトのストイックな素顔を、同席した観光客たちが興味深げに見つめる。

 1月30日。仙台市内であった、仙台の選手が案内役となる「仙台・宮城観光&グルメツアー」での一こま。二つのコースに全国各地から計80人が参加。仙台市の会社員三塚和佳さん(32)は「めったにない機会。また企画してほしい」と要望する。

 創設5年の節目を迎えた仙台は今季、初の経常黒字を目指す。スポンサー数は46社に上り、既に昨季の37社を上回っているが、不況で「大口」は少ない。

<入場料収入ダウン>
 頼みは入場料収入。しかし、新型インフルエンザの影響で伸び悩む。今季前半戦の主催試合の平均入場者は2248人(14試合)で、昨季の2668人(12試合)に及ばない。

 苦境克服の一策は、最高の“商品”である選手とブースターの接点を増やすこと。グルメツアーはその一環でもある。志村は「普段応援してもらっている方々とゲーム以外でも触れ合いたかった」、松田大地も「こうした機会があれば、試合をもっと楽しんでもらえるのでは」と笑顔を浮かべる。

 一大目標としてきたオールスターゲームが終了し、息つく暇もなくレギュラーシーズンが始まる。仙台スポーツリンクの中村彰久社長は後半戦を「今季2度目の開幕」ととらえる。

 今後は一層の入場者増を図り、選手たちがプライベートでも、試合日程が書かれたポスターや選手紹介が掲載されたちらしなどの掲示先を探し、地道に仙台、そしてリーグ全体のPRを進めていくという。

<好成績で“恩返し”>
 もっとも、チームの成績が伴わなければ、“営業面”のアピールポイントがぼやけてしまう。その辺の自覚は十分。仙台の浜口炎ヘッドコーチは「スタッフの方々がいい準備をしてくれたおかげで最高のオールスターになった。何としても2位以内に入り、仙台でプレーオフを戦いたい」と“恩返し”を誓う。

 オールスターを契機とし、にわかに高まったプロバスケットボールの知名度を、どうやって定着させるか。bj仙台の挑戦は続く。

610荷主研究者:2010/02/07(日) 17:19:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t11029.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
宮城県の人口 1月は234万748人

 宮城県がまとめた1月1日現在の推計人口によると、県人口は234万748人(男113万5623人、女120万5125人)で、前月と比べ107人の減少。前年同月比でも2864人減少した。

 市町村ごとの増減は、前月比で増えたのが名取(187人)、富谷(105人)など12市町。

 減ったのは登米(71人)、栗原(62人)など22市町村だった。大郷は増減がなかった。

 自然動態(出生1563人、死亡1818人)は255人の減少。増えたのは仙台(183人)、多賀城(30人)など10市町村。栗原(81人)、大崎(72人)など、25市町では減った。

 社会動態(転入6761人、転出6613人)は148人の増加。名取(178人)、富谷(84人)など16市町で増えた。

 減ったのは仙台(179人)、角田(37人)など18市町村。岩沼市は増減なしだった。

 住民基本台帳に基づく昨年12月末現在の世帯数は90万7078世帯。前月比で234世帯増え、前年同月比でも7116世帯増加した。

611荷主研究者:2010/02/07(日) 17:20:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t12016.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
宮城県が自動車産業振興室を新設 10年度

 宮城県は6日までに、経済商工観光部内に「自動車産業振興室」を新設することを軸とした2010年度の組織改編案を固めた。自動車産業を中心としたものづくり産業の支援に向けて、本格的な体制整備に乗りだす。

 自動車産業振興室は、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車の大衡村の新工場が11年1月に本格稼働するのに備え、地元企業が自動車関連部品の製造を受注できるようバックアップする。

 現在、新産業振興課内にある自動車産業振興班を格上げし、5人の職員を10人弱に増やす。技術力向上への支援、商談会開催などの取り組みを強化する。

 半導体製造装置大手の東京エレクトロンが大和町に建設する新工場も、11年春の稼働を目指す。県は新産業振興課に「高度電子機械産業振興班」を新たに設ける。

 半導体関連産業の育成はこれまで、同課の産学連携推進班が兼務していた。5人程度の班を新設し、県内関連企業の育成、受注拡大に専念する。

 セントラル自動車が新工場を建設する第2仙台北部中核工業団地(大衡村)の整備のために、07年に設けた「仙台北部工業団地整備室」は09年度末で廃止する。

612荷主研究者:2010/02/07(日) 17:24:46
いよいよだね〜!!

この区間は以前から気になっている。仙台北部道路と国道4号の接続方法がカギ。頼むから信号処理の平面交差とかやめてくれよ。
>富谷JCTから富谷町富谷の国道4号までの建設計画がある。国交省などは残り1.7キロについて測量や設計を進める

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t12013.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
仙台北部道路 利府しらかし台IC―富谷JCT 来月開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/sirakasi_01k.jpg

 仙台北部道路利府しらかし台インターチェンジ(IC、宮城県利府町)―東北自動車道富谷ジャンクション(JCT、富谷町)の6.6キロが、3月27日に開通することが6日、分かった。開通により、仙台市を環状に結ぶ約60キロの高速道ネットワークが完成。自動車関連産業の集積が進む仙台北部の工業団地と物流拠点の仙台港が直結する。

 国土交通省仙台河川国道事務所によると、政令市の都市圏に自動車専用の環状道路が完成するのは全国で初めてという。

 北部道路の事業主体は国交省と東日本高速道路で、開通区間は2004年に着工した。事業費は420億円。暫定片側1車線で開通する。利府町の利府JCT―利府しらかし台ICの5.2キロは、02年5月に使用を開始した。

 今回の開通で北部道路と東北自動車道、仙台南部道路、仙台東部道路がつながり、一周58.9キロの高速環状道路が完成する。ICは9カ所、JCTは3カ所となる。

 仙台港のほか、利府町の県総合運動公園(グランディ21)、仙台東部道路沿いの仙台空港、三陸自動車道に近い松島など観光面でのアクセスも向上する。仙台市中心部の渋滞緩和も期待される。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車などが立地する仙台北部中核工業団地・第2仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)から仙台港までの所要時間は25分程度となる。一般道路を利用する場合と比べ約35分間短縮される。

 東北自動車道では大衡IC(仮称)が10年度内、仙台東部道路では仙台港IC(仮称)が13年ごろまでに、それぞれ完成する予定だ。

 仙台北部道路は、富谷JCTから富谷町富谷の国道4号までの建設計画がある。国交省などは残り1.7キロについて測量や設計を進める。開通時期は未定。

613荷主研究者:2010/02/10(水) 00:45:59
>>612
12年度中か〜!まだ測量中なのに開通が意外と早い気がする。ま、1.7km程度だもんなー。
>富谷JCTと国道4号との接続する地点までの1.7キロは測量などを行っている。12年度中に開通する見通し

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100209t13031.htm
2010年02月09日火曜日 河北新報
仙台北部道路・利府―富谷間 来月27日午後3時開通

 国土交通省と東日本高速道路は8日、宮城県利府町の仙台北部道路利府しらかし台インターチェンジ(IC)―富谷町の東北自動車道富谷ジャンクション(JCT)の6.6キロが3月27日午後3時に開通すると発表した。仙台市を囲む1周約60キロの高速環状ネットワークの完成で、一般道の渋滞緩和や物流網強化が期待される。

 開通区間は暫定2車線で幅11.3メートル。設計速度は時速100キロ。大部分が盛り土と切り土で建設され、富谷町内に石積高架橋と成田高架橋を設けた。1日3800台の交通量を見込む。

 東日本高速道路東北支社によると、高速環状を通る料金は最も安いルートに準じて設定される。

 例えば、仙台北部中核工業団地に近い東北道大和ICから仙台港最寄りの仙台東部道路仙台港北ICまで、普通車は仙台北部道路経由で900円。仙台南部道路を通るルートも同じ900円で、現在の1900円から実質値下げとなる。中型車は1050円(現在2200円)、大型車は1400円(3000円)。

 南部道路を通る方が安い村田―仙台空港ICは普通車が1500円で、北部道路経由も同額。

 富谷JCTと国道4号との接続する地点までの1.7キロは測量などを行っている。12年度中に開通する見通し。

614荷主研究者:2010/02/11(木) 21:00:22
この辺のようだ↓
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.51780890114944&lon=140.935765398008&z=17&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.521099430056&hlon=140.93801845358&layout=&ei=utf-8&p=

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100209t13022.htm
2010年02月09日火曜日 河北新報
宮城県、地権者誤る? 県道用地買収で公図に疑問、確認せず

県道仙台三本木線の改良工事現場。公図の正確性に疑問を持つ地権者もいる=大崎市三本木

 宮城県大崎市三本木の県道仙台三本木線改良工事の用地買収で、宮城県が本来の地権者とは別人から土地を購入した可能性があることが8日、分かった。県が買収に利用した公図の正確性に疑問があり、県が確認しなかったことが原因。一部の地権者は「付近一帯の地図に誤りがある」として周辺の対象地の売却に応じず、県道の用地取得も滞っている。

 県の説明や登記簿によると、県は昨年9月、県道整備のため、大崎市三本木大豆坂9番3の土地279平方メートルを同市の男性から買収した。男性がもともと所有していた「大豆坂9番」の土地は登記簿上、19平方メートルの田んぼだったが、旧三本木町が1993年度に実施した国土調査で約180倍の3410平方メートルになり、95年に登記された。その一部が分筆されて「9番3」になった。

 9番3の土地は国土調査前の公図に重ねると、三本木町の町有地上に存在することになっている。県は土地購入の際、公図と登記簿を基に買収を進め、旧公図は参考にしなかったという。

 国土交通省によると、70年〜2004年に行われた国土調査で、全国で田んぼの面積は調査前より計約1025平方キロ増えたが、増加割合は平均1.1倍。県は「近隣の地権者からの指摘もあり、面積の増加は承知していたが、国土調査の結果の適否については検討しなかった」と説明する。

 地権者からは「周辺の土地では不動産登記法に抵触する登記がされていたり、突然存在が消された土地があったりして、地図を信用できない」といった声も上がる。

 複数の不動産関係者によると、民間で土地を売買する際に登記簿や公図に不自然な点があった場合、旧公図なども調べて地権者に間違いがないかを確認してから売買契約を結ぶという。

 仙台市の土地家屋調査士は「誤った登記だとしたら売買で権利関係が複雑になり、正確な地図を復元することが難しくなる。公金を扱う県は、厳格に本当の地権者を確認してから売買すべきだ」と話している。

 県道仙台三本木線の改良工事は全長約1.6キロ、幅約21メートルで、事業費ベースの進ちょく率は現在90%。10年度中の完成を予定している。

615荷主研究者:2010/02/13(土) 17:18:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100211t12006.htm
2010年02月11日木曜日 河北新報
藤崎、自社売り場拡大 仕入れ強化で独自色

 藤崎は来月から、本館の一部を順次改装し、売り場改革に乗り出す。婦人、紳士服、食品のフロアで、自前で仕入れた商品を販売するショップを拡大強化する。独自の品ぞろえで差別化を図ると同時に、アパレルなど取引先に依存しない売り場づくりを進める。

 婦人服は、ヤング・キャリア向けの2階で、バイヤーが独自に選別した衣料品や雑貨を扱うセレクトショップ「ブーケブラン」の面積を約40平方メートルから約80平方メートルへと倍増させ、扱うブランドも4から6に増やす。3階にも自主仕入れ売り場を設ける。

 紳士服は、5階のカジュアルを4階に移し、紳士服フロアを4階に統一。カジュアル売り場の一部に独自のセレクトショップを設ける。地下の食品フロアでは、コメ、みそなど地場産品の量り売りをする自主展開コーナーを作る。

 今回の改装で、売上高に占める自主展開の割合を従来の2%から5%程度まで引き上げる。自主仕入れの売り場は、各階エスカレーター周辺の目立つ場所に配置し、来店客に藤崎独自の品ぞろえを印象付ける。

 百貨店の多くは、仕入れ時に商品を買い取らず、実際に売れた分だけを取引先に支払い、残りは返品する決済方法を導入。店員もアパレルなど取引先が派遣している。百貨店側は売れ残るリスクや人件費を負わずに済む半面、商品調達や接客が取引先任せとなり、店の独自性を出しにくい一因とも指摘されている。

 藤崎の阿部雅通常務は「リスクを恐れず、藤崎らしさをお客さまに示したい。自社社員がきちんと接客し、そのための教育も徹底する」と話している。

616荷主研究者:2010/02/13(土) 17:19:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100211t12005.htm
2010年02月11日木曜日 河北新報
ワイン輸入販売 エノテカが開店 仙台・藤崎一番町館

常時1000種類、1万本のワインが並ぶエノテカの店内

 藤崎一番町館(仙台市青葉区)1階に、ワイン輸入販売業エノテカ(東京)の小売店が11日、オープンする。エノテカの東北1号店となる。

 店舗面積は約80平方メートル。フランスのボルドー産を中心にイタリアやスペイン、チリなど常時約1000種類、約1万本を取りそろえる。価格帯は1000円前後から数十万円で、中心は5000円台。バーカウンター(5席)を併設し、有料試飲ができる。

 エノテカは首都圏を中心に国内外で35店を展開。昨年11月から今年1月まで藤崎一番町館に仮設店舗を設けて営業していた。ワインセラーやバーカウンターを整備し、本格的に営業を始める。

 藤崎一番町館1、2階には昨年7月までイタリアの高級ブランド「グッチ」が入居していたが、同月開業した藤崎の新店「ファーストタワー館」1、2階へ移転した。一番町館には衣料品店「ブルックスブラザーズ」が20日、オープンする。

617荷主研究者:2010/02/13(土) 17:24:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100212t12030.htm
2010年02月12日金曜日 河北新報
松島100円バス来月廃止 ホテル共同運行「民間負担に限界」

観光客の手ごろな足として利用されていた松島循環バス

 日本三景・松島の観光地や宿泊施設を巡る民間の100円均一バス「松島循環バス」が3月20日で運行を終えることが11日、分かった。観光客の手ごろな足として定着していたが、運行する観光会社の負担が重く、運行中止を決めた。

 松島循環バスは2005年4月にスタート。個別に送迎バスを運行していた町内の6ホテルが、運賃100円(小学生以下は50円)で共同化した。ホテル松島大観荘を発着点にJR仙石線松島海岸駅、東北線松島駅を経由、観光施設やホテルなど計16カ所を、約1時間で巡回していた。

 バスは午前7時〜午後6時、1時間に2本程度運行し、年間乗客数は12万人前後。仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)があった08年度は14万人が利用した。

 バスは大観荘を運営する松島国際観光が、他のホテルから協力金を得て運行してきた。しかし、同社の持ち出しは年1000万円以上といい、東北運輸局のバス運行の認可が3月で期限を迎えることもあり、運行中止を決めた。

 松島国際観光は町や松島観光協会とバス存続へ運行形態を含めて協議してきたが、まとまらなかった。沼田弘之取締役支配人は「観光客に定着していただけに残念だ。民間だけの負担では限界があった」と話している。

618荷主研究者:2010/02/13(土) 17:35:19
>>614
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100213t11001.htm
2010年02月13日土曜日 河北新報
県道用地登記問題、隣接地にも怪 国土調査後「不存在」に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100213_s20_001.jpg

 宮城県大崎市の県道仙台三本木線改良工事現場周辺の土地登記問題で、宮城県が買収した同市三本木大豆坂付近の土地が旧三本木町(現大崎市)の国土調査を受け、死亡した所有者の相続人全員の承認を得ないまま不存在地として閉鎖登記されていたことが12日、分かった。国土調査時には土地の存在が確認されており、調査結果と登記の現状が食い違う事態が生じている。

 不存在とされたのは、大豆坂10番の76平方メートル。旧三本木町による1993年の国土調査で作成した地籍調査票には、隣接する町有地と「筆界未定」と記入され、境界は分からないまでも存在は認められていた。93年の課税台帳にも記載されていたが、国土調査の成果を理由に95年、閉鎖登記された。

 国土調査の資料に使われた調査素図や旧公図、現公図によると、10番の土地の大半は、調査後に約180倍に膨れ上がって登記された9番の土地に吸収された格好になっていた。県は県道整備のために2009年9月、9番の土地の一部を買収している。

 国土調査法は調査後の登記までの手続きを(1)市町村が県に認証申請(2)県が認証後、登記所に国土調査の成果を送付(3)登記所が登記―と定めている。

 10番の土地の法定相続人の男性=仙台市=から相談を受けた県の県政オンブズマン(08年廃止)は06年10月、旧三本木町が県に認証申請した書類と、登記所に送られた書類が異なり、その経緯の記録がないと指摘。「旧三本木町の国土調査に不備があり、一部適正さを欠いている。県も認証手続きで不適切な処理があった」と言及した。

 男性は大崎市に地図の訂正を求めているが、市側は「調査に誤りはない」と回答。男性は「突然、行政によって資産が消し去られた。間違いを正そうとしない市の態度も許せない」と憤る。

 大崎市三本木総合支所は「相続人全員の委任状がないまま1人の同意だけで処理を進めるなど、一部で不備があったと思われる。関係部署と対応を協議したい」と話している。

[不存在地]登記簿には記載されているが、実際に現地には存在しない土地。国土調査で不存在の処理をすると、登記簿から抹消されるため、登記上の所有者の承認が必要になる。所有者が死亡している場合、相続人全員の承認が必要。承認がない場合は「現地確認不能地」として処理され、登記からは消されない。

619荷主研究者:2010/02/13(土) 17:36:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100213t12003.htm
2010年02月13日土曜日 河北新報
リチウムイオン電池生産も検討 EVエナジー宮城工場

 トヨタ自動車グループの車載用電池製造、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の林芳郎社長は12日、仙台市内で講演し、宮城県大和町で1月に稼働させた宮城工場について「当面は(現在、主流の)ニッケル水素電池を生産するが、将来的にリチウムイオン電池の生産も検討している」と述べ、次世代型製品の東北での生産に向け検討に入ったことを明らかにした。

 リチウムイオン電池は蓄電能力が高く、EVエナジーは愛知県で少量を生産。トヨタは2011年末にも市販するプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載する。電気自動車にも使われており、今後の需要急増が予想されている。

 宮城工場が現在、生産しているニッケル水素電池は新型「プリウス」向け。林社長は「プリウス以外の電池を生産することも検討している」として搭載対象の車種を拡大したい考えも示した。

 宮城工場の現地調達の現状については、生産設備や部品、資材などで東北の20社から調達したと説明し「生産コストを減らすためにも東北で多くのメーカーと取引したい」と語った。

 林社長は講演の冒頭でトヨタのリコール問題に触れ「品質の問題で迷惑、心配をお掛けしていることをグループ企業の一員としておわびしたい」と述べた。

 林社長は東北経済産業局が開いた「東北地域企業立地促進フォーラム」で講演した。

622荷主研究者:2010/02/20(土) 18:26:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100215t13011.htm
2010年02月15日月曜日 河北新報
東北大、産学センターあす発足 80研究室幅広く参加

 東北大の産学研究拠点となる「情報知能システム(IIS)研究センター」が16日、発足する。大学が持つ理論や研究成果を企業の新技術や商品開発に結び付けるのが狙い。研究機器の開発や試作では地元企業を活用する方針で、地域経済への貢献も目指す。

 センターは大学院工学研究科に設置する。大学院情報科学研究科と電気通信研究所も含めた約80の研究室で構成し、ロボット工学や情報通信、電子制御、新素材など幅広い領域の研究者が参加する。センター長には内田龍男工学研究科教授が就く。

 東北大は2003年、企業との共同研究を受け付ける産学連携推進本部を設置している。今回、大学の研究内容を熟知するスタッフを配した新たな組織を設けることで、企業のニーズに迅速に対応する。企業からの相談、問い合わせを受け付けるスタッフは特任教授2人で、ニーズに合う専門家を紹介する。

 具体的な研究テーマの候補は、超薄型液晶ディスプレーを使った商品や大容量ハードディスク、画像認証システムを用いた自動車制御システムなど。研究を通じ、大手企業の研究開発拠点の誘致にもつなげたい考えだ。

 東北大は15日、IISセンターの開所記念式典を仙台市青葉区の仙台エクセルホテル東急で開く。
 内田教授は「横断的な組織にしたことで産学連携が一層加速する。地元企業と東北大の距離を縮めるきっかけにもしたい」と話している。
 連絡先はセンター022(795)4869。

623荷主研究者:2010/02/20(土) 18:29:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t13021.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
完成遅れの公算大 東北大・青葉山新キャンパスにも不況の影

土地造成工事が進む東北大の青葉山新キャンパス予定地=仙台市青葉区

 東北大が2011年4月に予定している青葉山新キャンパス(仙台市青葉区荒巻)の施設完成が、大幅に遅れる公算が大きくなった。新キャンパスには市中心部の農学部などが移転し、跡地の売却益を整備費に充てる計画だが、地価低迷で財源確保に支障が出ているためだ。大学側は自己資金などで一部着工する方針で、移転完了は12年度以降にずれ込む可能性が高い。

 新キャンパスは、ゴルフ場だった旧宮城県有地に整備。老朽化が進んだ雨宮キャンパス(青葉区堤通雨宮町、9.3ヘクタール)の農学部・農学研究科と、片平キャンパス南側(青葉区片平2丁目、5.5ヘクタール)の電気通信研究所を移設する。事業費は二百数十億円の見込み。
 大学関係者によると、全面移転方針を示した1994年当初、財源となる跡地の評価額は1000億円を超えていたが、現在は5分の1にも満たないという。

 土地明け渡しをめぐる宮城県とゴルフ場の交渉が長引いたことや、造成中に陥没が見つかり、工事が難航したことも事業の遅れにつながった。
 片平キャンパス南側は取得の意向を示す学校法人東北学院と交渉が続いている。雨宮キャンパスは現在、有力な交渉相手がいないという。

 仙台市内の不動産関係者は「現在、不動産は完全な買い手市場。値段ありきでは難しい」と指摘。世界同時不況以降は「大規模な資金調達や地方都市の複合開発をできるデベロッパーは極めて少なくなった。情勢は厳しい」とみる。
 東北大は94年9月、「総合大学としての機能を十分に発揮し得る教育研究環境の実現」を目指すとして、新キャンパスの整備を決定。05年8月には、新キャンパスを11年4月に開校する整備方針を示した。

 大学は自己資金などで可能な範囲で施設建設を進め、段階的に新キャンパスでの研究教育をスタートさせる方針。
 北村幸久副学長は「当初のスケジュールより遅れているが、主に自己資金を投入する形で研究施設の建設を一部先行して進めている。さまざまな努力により、新キャンパス整備は着実に進める」と話している。

624荷主研究者:2010/02/20(土) 18:35:12
>>288 >>382 >>384 >>406 >>556
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t12033.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
ミヤコーバス14本に増便 大和・大衡の仙台北部工業団地線

 ミヤコーバス(仙台市)は15日、大和町と大衡村の工業団地を走る路線バスの便数を3月23日から、現在の平日8本を14本に増やすと発表した。自動車関連企業の立地が続く工業団地で、マイカーに替わる「エコ通勤」を普及させる取り組みの一環。利便性を一段と向上させ、団地内の従業員に利用を呼び掛ける。

 新ダイヤで走るのは、昨年10月開設の仙台北部工業団地線。仙台市地下鉄泉中央駅とトヨタ自動車東北(大和町)、セントラル自動車の新本社工場(大衡村)を約1時間で結んでいる。

 泉中央駅から工業団地への直通便を平日1本から2本に増やし、始発時刻を午前8時20分から午前7時5分に早めた。工業団地から泉中央駅へ直通する便も夕方に1本新設した。その他の便は大和町中心部を終点、起点として泉中央駅、工業団地をそれぞれ結ぶ。

 ミヤコーバスは企業ぐるみのバス利用を促すため、従業員の定期券をまとめて購入する工業団地内の企業に、一定額を還元する制度も作った。

 工業団地を通る高速バス「仙台―加美線」は、現行通り1日6往復運行する。

 新ダイヤは、官民で渋滞や二酸化炭素排出削減を目指すエコ通勤推進協議会で示された。協議会事務局を務める東北運輸局の調査では、昨年10月〜今年1月の路線バス乗客数は、1便当たり平均7.7人。大半が泉中央駅―大和町中心部の乗降客で、工業団地内の利用は進んでいない。

 運輸局が団地内15社の1126人から得たアンケートでは、281人(25%)が路線バスを利用したい意向を示したが、発着時刻、停留所、便数の工夫を求めていた。

 運輸局は「エコ通勤のモデル地域となるように、企業や関係機関に積極的な協力を求めていきたい」と話している。

625荷主研究者:2010/02/20(土) 18:36:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t12034.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
来月22日に開通 三陸道・登米―登米東和IC間

 三陸自動車道の登米(宮城県登米市中田町)―登米東和インターチェンジ(IC、同市東和町)間5.0キロが3月22日に開通する。これにより県内の三陸道約120キロの整備率は約60%になる。

 登米―登米東和IC間は国土交通省が2004年に着工した。片側1車線で制限速度は時速70キロ。鳴瀬奥松島(東松島市)―登米IC間と同じく無料で通行できる。登米東和ICで国道398号に接続する。

 当日は、登米ICと登米市中田総合体育館で開通式が行われる。

 三陸道の総延長は、仙台港北IC(仙台市)と宮古市を結ぶ約220キロ。県内は仙台港北―登米東和IC間の71.4キロが完成する。

 仙台河川国道事務所(仙台市)によると、登米東和―志津川(南三陸町志津川)IC間は17年ごろに開通する見通し。志津川以北は、磯の沢(同町志津川)、歌津(同町歌津)までのルートが決まっている。

626荷主研究者:2010/02/20(土) 18:39:34

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100119_04.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(1)トヨタ自動車東北/安全支える部品生産

自動車の安全、安心を支える部品を造るトヨタ東北の工場

<プリウスなど搭載>
 トヨタ自動車の国内15カ所目の工場として1998年に稼働し、部品生産を担う。完成車を製造する93年稼働の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)とともに、東北の自動車産業をけん引してきた。

 工場は2005年に増設され、2棟から成る。走行中にブレーキ油圧を電子制御して走行の安定性を高める「電子制御ブレーキシステム」(ECB)、路面からの衝撃を吸収する「アクスル」など3分野6種類の部品を造る。

 トヨタでほかにECB生産を担うのは愛知県豊田市の広瀬工場だけ。好調な販売が続くハイブリッド車の「プリウス」「SAI(サイ)」などに搭載されており、今後も生産量の伸びが期待できる。

 アクスルは足回りの基幹部品。宮城県大衡村に本社工場を移転する完成車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)が造るコンパクトカーにも使われる予定だ。

<宮城出身8割超す>
 同社の製品は専用船で愛知県に集約される。ほかの部品とともに国内のほか、米国、アジア、欧州、南アフリカなど世界の工場に送られ、完成車に組み付けられる。

 「走る、曲がる、止まる」という基本性能に直結する部品だけに、品質管理が生命線だ。品質評価はもちろん、工程の問題を早期に見つけ、損失をゼロに近づける「ロスゼロ活動」に力を注ぐ。

 品質を支えるのは地元採用の従業員。平均年齢は25.4歳で、宮城県出身者は84%、東北6県では93%に達する。ほかのトヨタ工場に比べ、従業員の定着率は高いという。

 「品質をつくり込む」という発想がトヨタ流。杉山正美社長は「若い人が多く、技術を伝承していける素地がある。人材をしっかり育てたい」と話す。08年4月にはエンジン工場の新設計画を発表したが、自動車不況のあおりで延期している。

[基本データ]
設 立  1997年7月
稼 働  1998年7月
資本金  53億円(トヨタ自動車が100%出資)
売上高  233億円(2009年3月期)
従業員  484人(2009年11月)
住 所  宮城県大和町松坂平5の1の1
電 話  022(345)6711

627荷主研究者:2010/02/20(土) 18:40:27

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100216_04.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(5)/ケーヒン角田・丸森工場/電子、機械双方に強み

ハイブリッド車の電子制御ユニットを生産する角田第3工場

<ホンダ系で最大手>
 ホンダ系で最大手となる1次部品メーカーの主要な生産拠点だ。東北との関係は古い。本社設立13年後の1969年、角田市に第1工場を開設。現在、第1〜3工場と部品開発・調達などを担う角田開発センターを市内に分散して配置し、隣接する宮城県丸森町にも丸森工場を構える。

 本社(東京)は昨年、国内の生産体制を再編した。岩手工場(岩手県岩手町)と川崎工場(川崎市)を閉鎖し、両工場の生産機能と従業員を角田・丸森を合わせた「角田拠点」に移した。角田拠点の従業員は約3000人となり、全従業員の約7割を占める。

 エンジンの燃料噴射システム、エアコンシステムなど2輪と4輪の幅広い部品を生産する。最近、存在感を増しているのがホンダのハイブリッド車(HV)「インサイト」の基幹部品であるモーターとバッテリーを制御する電子制御ユニット(ECU)だ。

<地元採用者支える>
 角田第3工場のECU生産能力は年約24万台。工程のほとんどが自動化されているが、検査工程は従業員の目が頼りで、地元採用者が製品の品質を支える。ECUは三重県の工場に陸送され、ほかの部品とともに完成車に組み付けられる。

 創業時から生産してきたキャブレターで培った機械系技術と、電子制御をはじめとした電子系技術の両方を持つのが工場の強み。東北に進出が相次ぐトヨタ自動車グループとも、メーカーとしての総合力と地の利を生かして取引したい考え。

 リーマン・ショックで工場稼働率は一時40〜50%まで落ち込んだが、現在は約80%まで回復した。小田垣邦道社長は「変化はチャンスを生み出す。70%の稼働率でも利益を生み出せる体質にしたい」と話している。

[基本データ]
稼 働 1969年8月(角田第1工場)
従業員 約3000人(角田第1〜3工場、角田開発センター、丸森工場)
住 所 角田市角田流197の1(角田開発センター)
電 話 0224(63)3480(同)
資本金 69億3200万円(ケーヒン本体)
売上高 2883億3700万円(2009年3月期、連結26社)

628荷主研究者:2010/02/20(土) 19:12:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100218t15034.htm
2010年02月18日木曜日 河北新報
仙台・壱弐参横丁、魅力は不変 東北大院生ら「将来像」設計

学生が設計した壱弐参横丁建て替え計画案の模型(低層の建物群)。奥は東一番丁通のアーケード=小野田研究室提供(小野寺望さん、小池宏明さん作製)

 東北大で建築を学ぶ大学院生らが、仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁を、現在の雰囲気を残して建て替える設計案を作った。指導した大学院工学研究科の小野田泰明教授(建築計画)が24日、横丁を運営する中央市場商業協同組合の勉強会で説明する。老朽化が激しく、再開発計画が持ち上がっては消えてきた横丁の将来を考える上で、一つのモデルになりそうだ。

 小野田教授によると、新横丁案は木造3階(不燃構造)で、延べ床面積8000平方メートル。通路幅は現在と同じ2.4メートルにする。防災上、通路の屋根は取り払い、3階部分には避難路にもなるバルコニーを設ける。

 建築基準法は安全性確保の観点から、幅4メートル以上の通路に面していないと建物の新築を認めていないが、地権者の合意や市の認定など一定の条件を満たした建て替え計画を作れば、2.4メートルの通路幅でも新築できるという。

 敷地の3分の1程度を定期借地権で貸し出して資金を確保し、組合員の負担を軽減する。

 壱弐参横丁は、開設から60年以上がたち、建物や下水道施設の老朽化が進んでいる。市を巻き込んだ再開発計画が2年前に白紙撤回されて以降、組合の有志が建て替え案を検討する中で、小野田教授の力を借りることになった。

 東北大の学生だったころから仙台の横町に親しんできた小野田教授は、壱弐参横丁を経済価値がある公共物としてとらえるよう指導。学生は東京の横町6カ所を調査した。通路幅が狭く、人と店の距離が近いことが横町の魅力だとの分析を踏まえ、小野寺望さんと小池宏明さんが設計に当たった。

 小野田教授は「横町は都市の魅力を発揮する存在で、壱弐参横丁も仙台の価値を高めている。ありふれたビルを造ることだけはしてはいけない」と強調している。

[壱弐参横丁]1946年開設で、敷地面積3700平方メートル。木造2階の棟割り長屋風建物が、東西2本の通路(長さ120メートル、幅2.4メートル)沿いに並ぶ。延べ床面積は4000平方メートル。通路部分にはトタン屋根があり、飲食店を中心に102店が出店する。

631とはずがたり:2010/02/23(火) 18:46:50
>>629
迷走するなぁ。

水族館移転 仙台急行社長、資金調達難航を陳謝
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100223t12034.htm

松島水族館の移転計画をめぐる資金調達の難航について説明する西条社長

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の移転計画に仙台市が出資見送りを表明したのを受け、運営会社の仙台急行(仙台市)の西条直彦社長が22日、仙台市役所で記者会見し、「予定通りに資金調達できず、混乱を招いた。申し訳ない」と陳謝した。「規模縮小や新たな土地売却先探しを念頭に置き、引き続き仙台移転の実現に取り組む」と強調した。

 新水族館の総事業費は約83億円で、仙台急行の出資分は11億円。松島町の所有地(約2万平方メートル)を埼玉県の医療法人に売却し、代金約11億円を出資金に充てる方針だったが、16日の決済期日を過ぎても入金されていないという。

 西条社長は「契約書には違約金の条項も盛り込んでいた。甘いと言われても仕方ないが、こんなことになるとは思わなかった」と話した。

 仙台急行は22日、弁護士を通じて医療法人に対し、10日以内に売買契約履行の返事を求める催告書を送付した。医療法人の意思を確認し、新たな土地売却先探しや移転、新築に向けた資金繰りなど事業計画の見直しを進める。

 資金調達の難航を受けて、市は10億円の出資を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案の取り下げを表明し、現計画での水族館誘致を見送る考えを示している。

 西条社長はこの日、おわびのため、奥山恵美子市長ら幹部に面会を申し入れた。しかし、市側は「事業化が困難になった状況は変わっていない」として応じなかった。

 西条社長は「現在の施設は老朽化が深刻だが松島は建設規制などハードルが高い。仙台移転に水族館存続を託す考えは変わらない」と強調。「信用をなくしたが、仙台市にはもう一度、協議のテーブルに着かせてほしいとお願いしたい」と語った。


2010年02月23日火曜日

632荷主研究者:2010/02/24(水) 22:45:10
>>631
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t12028.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
「仙台移転断念せず」 松島水族館運営会社社長

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100220033jd.jpg
建築計画の看板が建てられ、着工準備が進んでいた「仙台水族館」(仮称)の予定地=仙台市宮城野区

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台移転をめぐり、運営する仙台急行(仙台市)の西条直彦社長は20日、河北新報社の取材に応じ、「資金調達が難航し、事業の遅れが避けられない」と厳しい状況を明らかにした。市が出資見送りを表明したのを受け、「資金繰りなどを早急に再検討する」と、水族館の移転・新築事業は断念しない考えを強調した。

 水族館では20日朝、社員約30人を集めて急きょ、朝礼を行った。西条社長は「(資金調達の)土地売却に問題が生じ、計画が遅れることになった。仙台移転はあきらめずに進める」と話した。

 総事業費約83億円のうち、仙台急行が用意する出資額は11億円。資金を工面するため、松島町内の所有地約2万平方メートルを埼玉県の医療法人に売却する方針を決め、1月7日に契約を締結した。

 仙台急行によると、医療法人側は滞在型医療施設の建設を計画。売却代金約11億円は今月16日が振込期日になっており、17日の仙台市議会2月定例会の開会前に出資金を確保する見通しだった。

 西条社長は「今月10日ごろから医療法人と連絡が取れなくなった。現段階で資金調達のめどは立っていない」と話し、「新年度早々の着工や2012年春の開業は遅れる可能性が高くなった」と現状を説明した。

 仙台急行は今後、弁護士を通じて医療法人に売買契約の履行を求めるなど対応策を協議する方針。協調融資を組む金融機関や出資への参加企業に説明を始めているが、資金計画などの練り直しは避けられない状況だ。

 西条社長は「リニューアル計画は10年に及ぶ悲願。事業の枠組みやスケジュールは変更を余儀なくされるかもしれないが、引き続き仙台市の支援を得ながら移転実現を目指したい」と話した。

633荷主研究者:2010/02/24(水) 22:46:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t12026.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
住宅や土地75人購入 セントラル自の移転で従業員調査

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)は宮城県大衡村に本社工場を移転するのに伴い、従業員の住宅購入状況を2009年末現在でエリア別にまとめた。従業員約1400人のうち土地のみも含めた購入者は計75人で、場所は工場立地先の黒川郡のほか仙台市泉区も目立っている。

 県内をエリア別に分けた同社の集計によると、黒川郡が半数以上の計40人を占めた。仙台市は区別に集計しており、泉区が17人で2番目に多かった。以下、多い順に大崎圏8人、仙台市青葉区と宮城郡が各4人、仙台市若林区と登米・栗原圏が各1人となっている。

 物件は一戸建てが46人、マンションは6人、土地のみが23人。新工場の稼働を来年1月に控えて既に購入物件に入居した従業員もいて、上屋が完成したセントラルの新工場で生産ライン据え付けなどの準備に当たっている。セントラルの持田善彦宮城移転支援室長は「通勤時間、値段、周辺環境などを考慮し、個々の事情で選んでいるようだ」と話す。

 同社によると、宮城移住の意向を示している従業員は全体の9割以上で、転居のピークは今秋ごろとなる予定。従業員の新居選びも今後、本格化しそうだ。

634荷主研究者:2010/02/24(水) 22:48:28
>>479
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t11030.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
仙台松島道の料金3割引き終日に 6月から拡大

 宮城県道路公社管理の仙台松島道路(三陸自動車道利府中―鳴瀬奥松島インターチェンジ)でトラックなどを対象に実験的に行われている料金割引について、県は2010年6月から割り引き対象の時間帯を広げ、平日はほぼ一日中を3割引きにする方針を決めた。

 割引対象は中型、大型、特大車のトラックなどで、自動料金収受システム(ETC)の搭載車。平日の午前4時〜翌日午前0時に料金を3割引きにする。

 県道路公社が独自に割引率を設定する午前0〜4時は、3割引き程度にになるよう調整している。

 料金割引は、全国の高速道路無料化に合わせ今年6月に始める。従来の割引は3月26日でいったん終了する。県は県道路公社の減収を補てんする費用4900万円を新年度当初予算案に計上した。

 県は09年10月、物流支援を目的に、仙台松島道路と仙台南部道路で料金割引を実施。午前0〜4時に最大700円(中型車)を毎日100円に引き下げ、朝夕を3割引きにしているが、日中は対象外だった。

 09年度は割引対象だった仙台南部道路は、3月27日に仙台北部道路が開通し、環状高速道路に組み込まれるため、10年度の実施は見送られる。

635荷主研究者:2010/02/24(水) 23:24:59
>>633
少子高齢化のこの時代にインパクトある数字と言えよう
>約4000人が移住

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t11008.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
住宅新築に補助 大衡村が立地企業社員の定住促進

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)などトヨタ関連企業の進出が相次ぐ宮城県大衡村が、企業の従業員と家族の移住を促すため、村内に住宅を新築した場合に最大130万円を補助する方針を固めた。来年1月に予定されるセントラル新本社工場の本格稼働まで1年を切り、自治体間の新住民争奪戦が、さらに熱を帯びてきそうだ。

 補助は、今年4月から2015年3月末までの5年間に、大衡村内に着工または完成した建物が対象。

 村に移住する人が一戸建て住宅を新築した場合、80万円を助成する。村内の建築業者を利用すれば50万円を加算し、計130万円とする。村民が新築する場合は、最大100万円を支給する。

 新築アパートも補助対象で、所有者に対し、250万円を限度に1部屋当たり20万円を交付する。

 村は、10年度一般会計当初予算案に事業費810万円を盛り込む。申請が予算額を超えれば、補正予算ですべて対応する方針だ。

 宮城県には、セントラルだけで従業員と家族を含め約4000人が移住するとみられている。

 大衡村では、セントラルが立地する第2仙台北部中核工業団地の西端に、県住宅供給公社が宅地を開発中で、11年春に92戸の分譲を開始する予定。周辺市町も、住宅情報をセントラルや関連企業に提供するなど、受け入れ態勢を整えている。

 大衡村は「働く場だけではなく、定住の場として村を選んでほしい。人口を増やし、活気ある地域づくりを進めたい」と話している。

636荷主研究者:2010/02/24(水) 23:28:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t13026.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
水道管破損断水相次ぐ仙台 「年代物」更新に財政の壁

古い塩化ビニール管を耐震性に優れた最新のダクタイル管に取り換える作業員=仙台市太白区向山

 仙台市の住宅地で水道管が破損し、周辺の世帯が断水となる事故が1、2月、相次いで起きた。原因はいずれも管の老朽化で、都市の成長に従って敷設した水道管が同時期に劣化する事態が表面化しつつある。ただ、管を更新するには膨大なコストが掛かり、市水道局は漏水個所が出ては修復する「対症療法」に追われているのが現状だ。(報道部・狭間優作)

<1・2月190世帯>
 青葉区鷺ケ森で1月9日、同区あけぼの町で2月2日、塩化ビニール製の水道管が破損し、計190世帯が断水した。二つの管は敷設からそれぞれ25年、35年で法定耐用年数の40年は過ぎていなかった。

 市水道局は「半永久的に使える管がある一方、管の下に石が挟まっているなど埋設状態によってはすぐに破損してしまう管もある」と説明する。
 市水道局は現在、管を更新するかどうかは耐用年数で判断していない。漏水が多発している地区や、青葉区中心部など破損すれば被害が大きい地区の管を優先している。

<整備企業債頼み>
 五十嵐悦朗水道事業管理者は「住宅街を巡る小さい管までは手が回らない。事後対応になってしまうのは大変申し訳ない」と話す。

 市内に張り巡らされた水道管の総延長は約3300キロ。そのうち約720キロは2020年3月までに法定耐用年数を過ぎる。大半が1970年代に開発された新興住宅地に敷設された。

 市が本年度にまとめた10年度から10年間の計画では、更新は約190キロにとどまる。法定耐用年数は税法上の償却年数で、更新を義務付けた指標ではないが、抜本的な更新計画を盛り込めない背景には、巨額の「借金」の問題がある。

 2000年までに実施した配水池やポンプ設備の拡張事業の財源は多くを企業債に頼った。この借金の残高は11年3月末で約811億円の見込み。約1200億円あったピーク時から減っているが、市は「まずこの膨大な借金を返済することが先決」と話す。

<値上げも難しく>
 管の更新にも大きなコストが掛かる。耐震性に優れた最新のダクタイル管に更新する場合、管の費用や工事費は1メートル当たり約10万円と高額だ。
 市水道局の職員は「古いからという理由に固執して、十分使える管まで更新すれば、予算がいくらあっても足りない」と本音を漏らす。

 水道料金の引き上げもままならない。3、4人家族の月平均使用量20立方メートル当たり3230円(07年度)と、政令市では札幌市(3320円)に次いで高く、利用者の理解を得るのは容易ではない。

 奥山恵美子市長は定例記者会見で「現在の予算を仮に何倍かにしてもどうなるものではない困った状況にある」と説明した。税収の大幅アップが期待できない情勢の中で、都市インフラの維持が自治体運営の最大の課題になりつつある。

637荷主研究者:2010/02/27(土) 15:29:24

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100223_02.htm
2010年02月23日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(6)ロボットと車を融合/東北大次世代移動体システム研究会

次世代車の技術について意見交換する研究会のメンバー

<環境と安全に配慮>
 東北大大学院工学研究科と情報科学研究科、未来科学技術共同研究センター(NICHe)などに所属する教授ら14人が2008年、「電気自動車研究会」を設立した。今年1月には名称を「次世代移動体システム研究会」に変更。車をテーマとする学内唯一の組織として環境と安全に配慮した研究を進めている。

 東北大は実学重視を掲げており、産業界に貢献できる研究分野としてエコカーなど技術革新の真っただ中にある車に着目し、組織を立ち上げた。工学研究科長直属のプロジェクトで、テーマはモーターや金属材料、蓄電池など車に応用できる技術全般にわたる。

 月1回、研究者が集まって導入できそうなアイデアを出し合う。既存の枠組みにとらわれない車の開発が目標だ。

 東北大が得意とするロボット技術と車の融合も目指す。研究会のメンバーでNICHe副センター長の長谷川史彦教授は「機械と電子制御など複数の技術をすり合わせるロボットは、車と共通点が多い」として新技術の創出に意欲を示す。

<実車製作にも挑戦>
 今後、実車の製作にも取り組む考えだ。研究会のアイデアを形にしてメーカーの関心を喚起するのが狙い。部品の製作は地元企業に依頼し、地域貢献にもつなげる。

 東北大はもともと工学部機械系を中心に多くの卒業生が車メーカーに就職し、国産車の技術確立に貢献してきた。技術の成熟に伴い車の研究者は減っていたが、次世代車で重要性を増す電子制御や車体軽量化につながる素材などの専門家が多く、発足したばかりの研究会にもメーカーの期待は大きい。

 内山勝工学研究科長は「車はエレクトロニクス化が進んでおり、東北大の得意分野を生かせる。東北への車産業の集積も踏まえて産学連携を強化し、将来は車研究の拠点に発展させたい」と話している。

[基本データ]
住 所 仙台市青葉区荒巻青葉6の6の04
会 長 内山勝工学研究科長
主な会員 青木孝文教授(画像認証)田所諭教授(ロボット)松木英敏教授(エネルギー伝送)一ノ倉理教授(磁石、モーター)
連絡先 022(795)5800(工学研究科)

638荷主研究者:2010/02/27(土) 15:36:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100224t12015.htm
2010年02月24日水曜日 河北新報
スーパー激戦区過熱 産業集積進む仙台圏北部

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 仙台市泉区や宮城県富谷町など、仙台圏北部のベッドタウンで、スーパー各社が出店を加速させている。商圏の人口増加率が高いことに加え、周辺の大衡村や大和町で自動車や半導体関連の産業集積が進み、将来的に住宅が増えて消費が大幅に伸びると期待する。一帯は、既に多くのスーパーがひしめく激戦区。改装など対抗策を練る既存店も出始めた。(報道部・酒井原雄平)

<増える住宅地>
 工場立地に伴う移住者は、大衡村へ本社移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)だけで家族を含め約4000人に上る見込み。半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は大和町でこの夏、新工場建設に着工し、従業員は最大で2000人規模に膨らむ可能性がある。住宅需要を当て込み、泉区や富谷町では宅地開発が進む。

 泉中央地区の街づくりを担う仙台市の第三セクター「泉新都心」の谷沢晋社長は「教育環境や買い物の便利さなどから、首都圏から転勤してくる従業員は、相当数が泉中央周辺に住むのではないか」と期待する。

 ベルプラス(盛岡市)は3月に富谷町大清水、7月に泉区上谷刈に、計2店を出店する。いずれも敷地面積1万数千平方メートルで大型書店やドラッグストアなどと複合商業施設を形成する比較的大規模な内容だ。

 同社店舗開発室は仙台圏北部を「住宅数が伸びており魅力的。セントラルの本社移転も明るい材料だ」と期待する。

 ヨークベニマル(郡山市)は7月、泉区野村に開業する複合商業施設に出店。「近隣他社の売上高が良く、マーケットチャンスは十分ある」とみる。

 大和町吉岡から泉区泉ケ丘にかけての国道4号周辺に3店を構えるヤマザワ(山形市)は「工場立地が相次ぎ、就労人口増が期待できる数少ない機会を迎えた。新規客獲得につながる」と既存店への波及効果を期待する。

<「つぶし合い」>
 ただ、仙台市内のあるスーパーの店舗開発担当者は「正直に言って飽和状態。これ以上の出店は、つぶし合いになる」と懸念を口にする。

 仙台圏北部では、国道4号沿いにイオンが富谷ショッピングセンター(SC)と仙台泉大沢SCを展開。この2店の半径1.5キロ以内では、ヤマザワ、ウジエスーパー(登米市)、みやぎ生協(仙台市)なども含め、9店がしのぎを削る。市地下鉄泉中央駅前にはイトーヨーカドーと専門店ビル「セルバ」の2大型店もある。

 みやぎ生協は富谷町の明石台店の強化を検討し始めた。同店の敷地約1万平方メートルをデベロッパーに賃貸し、物販や飲食店など複数のテナントを誘致、専門店エリアを新たに加える計画だ。

 同生協の小林茂店舗企画部長は「成長性の高い商圏だけにライバルも多い。選ばれる店にするためには投資が不可欠」と対抗する構えだ。

639荷主研究者:2010/02/27(土) 15:37:50
>>632
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100224t12021.htm
2010年02月24日水曜日 河北新報
松島水族館移転「白紙」 頓挫のリスク、当初から

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台移転計画が、4月に予定した着工の目前で暗礁に乗り上げた。運営する仙台急行(仙台市)の資金調達が難航し、10億円の出資方針を撤回した仙台市は「事業の精査が不十分だった」と批判を浴びている。官民出資と、金融機関の協調融資による移転計画は構築の段階から不安定で“漏水”のリスクをはらんでいた。(仙台市政取材班)

<資金繰り綱渡り>
 事態が急変したのは、仙台市議会2月定例会が開会した17日午後。出資金を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案などが上程された直後、仙台急行から市に連絡が入った。

 「土地売却先と連絡が取れない。このままでは資金調達のめどが立たない」
 移転事業に対する同社の出資額は11億円。松島町の所有地(約2万平方メートル)を埼玉県の医療法人に売り、代金を出資金に充てる方針だった。決済期限は16日。市議会開会前に出資金を確保する綱渡りの資金繰りは、大詰めで頓挫した。

 総事業費約83億円のうち約42億円を出資で集め、残りの約41億円は10を超える金融機関の協調融資で賄う。不況による企業の業績悪化で資金集めに苦労する中、大口出資は市の10億円に頼るなど余裕がなかった。

 「土地売却代金の振り込みを確認した上で出資を決断すべきだ」と慎重な意見があったにもかかわらず、市が事業参加を決めたのは「土地売却契約の条文を精査し、医療法人の意思も確認した。事業スキームが固まり、市が出資しない理由はない」(市幹部)と判断したからだ。

 だが、懸念は現実に。市幹部は「薄氷を慎重に渡ったつもりだったが、最後に中心が割れてしまった」と落胆する。奥山恵美子市長は20日、臨時の記者会見で「甘いという批判は受け止めるしかない」と釈明した。

<支援継続を望む>
 老朽化した松島水族館のリニューアル構想は10年に及ぶ課題だ。仙台急行の西条直彦社長は「仙台への移転はあきらめない。引き続き仙台市に支援をお願いする」と強調する。

 仙台急行によると、土地売却先の医療法人は高度医療を提供する滞在型施設の建設を検討していたという。同社は法人に対し、3月上旬までに回答を求める催告書を送付して契約履行を待つ一方、別の土地売却先や新たな出資者探しに動く考えも明らかにしている。

 だが、市側は現計画を事実上、白紙にする姿勢だ。幹部は「失った信用はあまりに大きい。同じテーブルで協議する可能性は低い」と話す。

 市の支援を前提に出資や融資を検討していた企業や金融機関は少なくない。「市が抜ければ計画は根底から崩れかねない」(地銀関係者)との懸念も生じている。

<宙に浮いた期待>
 仙台水族館(仮称)は4月着工、12年3月の開業を目指していた。松島水族館は来年11月に営業を終え、移転準備に入る予定だったが当面、現施設での営業継続を余儀なくされるとみられる。

 仙台市PTA協議会の加藤秀次会長は「子どもたちのため、ぜひ実現してほしい。復活する方法はないものか」と話す。市民の期待は宙に浮き、行き場を失っている。

640荷主研究者:2010/02/27(土) 16:09:19
>>628
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t12038.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
活性化へ商店主ら奮起 仙台・壱弐参横丁組合

壱弐参横丁の建て替え案について説明する小野田教授(右)=24日、青葉区中央市民センター

 壱弐参(いろは)横丁の愛称で親しまれている仙台市青葉区一番町の中央市場を活性化させようと、同市場商業協同組合が活動に力を入れ始めた。再開発計画が持ち上がったため、一時は商売気がうせて活気がなくなった中央市場。組合は月2回の「まちづくり会議」に加え、昨年12月からは月1回の勉強会を開いて有識者の意見を聞くなどして、商店主らの意識向上に努めている。

 「宮城県沖地震が発生した際、誰が災害弱者になるのかを考えておくべきだ。棟続きの古い横丁だから、火災が発生するとあっという間に燃え広がる。自分の店だけを守ればいいというわけではない」

 1月26日、青葉区中央市民センターで開かれた勉強会。テーマは「防災まちづくり」で、東北工大の佐賀武司教授が防災ネットワークの重要性について強調した。参加した15人の組合員やテナント出店者らが熱心に聞き入り、佐賀教授と質疑応答を繰り返した。

 「約100店が軒を連ねる壱弐参横丁は仙台では最大規模の横町で、全国的にも珍しい形態。この雰囲気を最大限に生かして集客を図るためには、定期的に集まって研さんを積むべきだと考えました」と、組合専務理事の粟野助蔵さん(53)は勉強会の狙いを語る。

 3月まで計4回開かれる勉強会では、マーケティングや建て替え問題などについて専門家の話を聞き、意見交換する。

 組合員、出店者、市担当者らが出席する「まちづくり会議」は、サッカーJ1のベガルタ仙台を巻き込んで集客策を練る。昨年、横丁の広場で行ったパブリックビューイング(PV)が好評だったため、今年は3月6日の開幕戦に加え、盛り上がりそうなカードを選んで随時開催したい考えだ。

 避けては通れない建て替え問題についても、検討を始めた。
 組合有志が東北大大学院の小野田泰明教授(建築計画)に相談したところ、小野田研究室の大学院生が修了設計として横丁の建て替え計画を作成。現在の横丁の雰囲気を保ちながら、組合員の負担を抑えて建て替えられる木造3階の設計案が完成した。

 指導した小野田教授は「人と店が近いところが横町の魅力で、都市における共有財産でもある。こんな空間をなくしてはいけない」と強調する。
 組合員117人のうち、実際に店舗を営業しているのは3割で、7割が貸して家賃を得ている立場。組合員の高齢化も著しい。

 組合理事長の荒井美和子さんは「組合員の多くが実際に横丁で商売をしていないため、当事者意識が薄いなどの問題もあるが、独特の雰囲気がある壱弐参横丁を将来に残せるよう取り組んでいきたい」と意気込む。

[壱弐参横丁]1946年、公設市場の名称で開設。敷地面積約3700平方メートルに、木造2階の棟割り長屋風建物が2本の通路沿いに並ぶ。102店が営業する。

641荷主研究者:2010/02/27(土) 16:16:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t11033.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
仙台商高跡地に集客施設 市が整備計画に着手

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 2015年度の仙台市地下鉄東西線開業を見据え、仙台市は10年度、青葉区青葉山の国際センター駅(仮称)に隣接する宮城県スポーツセンターと仙台商高の跡地整備に着手する。スポーツセンター跡地は公園を配置し、仙商跡地は展示機能を備えた集客施設の建設を検討。10年度中に整備計画を策定し、15年度のオープンを目指す方針だ。

 仙台国際センターと、建設工事が進む国際センター駅周辺の未利用地は地図の通り。スポーツセンター跡地(1.6ヘクタール)は国から市が無償貸与を受け、06年の閉館後は更地になっている。1999年に移転した仙商の跡地は1.5ヘクタールで、市が1.1ヘクタール、東北大が0.4ヘクタールを所有する。

 市は10年度一般会計当初予算案に、整備計画などの策定経費として300万円を計上した。スポーツセンター跡地は国際センター、仙台城跡、市博物館への玄関口として公園を整備。仙商跡地は市内のコンベンション機能を向上させるため、国際センターと連携可能な展示施設などを検討している。

 スポーツセンターと仙商の跡地は中心部の大規模未利用地として大きな市政課題だった。仙商跡地は、東北大の総合学術博物館の建設計画や民間資本を導入した高級ホテルの誘致構想が浮上したが、いずれも実現には至らず、跡地利用は宙に浮いていた。

 仙台市は「国際的な学術文化交流拠点の形成に向けた重要な地域。一部の土地を所有する東北大と協議を重ねながら、整備手法を含めて一体的な跡地利用の計画をまとめたい」(政策調整局)と話している。

642荷主研究者:2010/02/27(土) 16:17:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t11032.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
仙台市整備、旭ヶ丘の複合型施設 計画を縮小 費用は膨張

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 仙台市が青葉区旭ケ丘3丁目に整備中の複合型公共施設の工事が大幅に遅れている。温水プールや体育館などを備える計画だが、地下で廃棄物が見つかり、隣接アパートで地盤沈下が起きるなど「想定外のトラブル」(企画市民局)が続いたため、市は今月、計画を見直した。総事業費は膨らみ、開館予定も2011年度から14年度にずれ込みそうだ。

 廃棄物は08年5月、予定地の下水道工事で見つかった。家電や建築廃材などで、地下水から国の環境基準値を上回る鉛やヒ素を確認した。

 同年12月には、予定地南側ののり面工事中に、隣地のアパートで地盤沈下が発生。境界部分の地下に面積約60平方メートル、高さ最大1.5メートルの亜炭坑跡の空洞が見つかった。掘削時期などの記録は見当たらないという。

 市は当初、地上4階、地下1階で延べ床面積約8800平方メートルの施設を計画。基礎の工事を08年5月に始めた。しかし、廃棄物の影響で掘削が難しくなり、地下階の建設を断念。今月、延べ床面積を約6200平方メートルに縮小し、身体障害者総合支援センターの入居を見送る計画に修正した。

 見直し後の計画では、施設は4階建て。25メートルの温水プール、体育館、市民センター、障害者福祉センターなどが入る。

 汚染土壌対策や設計の見直しなどに10億円、隣地購入や地盤沈下対策などに数億円が必要となり、総事業費は当初の43億円から55億円以上に膨らむ見通しだという。

 企画市民局は3月に住民説明会を開き、見直し後の計画を報告する予定。「問題点を早急に取り除き、開業を待ち望む地域の声に応えたい」と話している。

643荷主研究者:2010/02/28(日) 15:18:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t11031.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
仙台市本腰 高齢者困惑 敬老乗車証見直し、議論に熱

バスを待つ高齢者。敬老乗車証の見直しが関心を集める

 仙台市が財政難を理由に検討を始めた敬老乗車証の制度見直しが論議を呼んでいる。2006年度に行財政改革の柱として打ち出して以来、積み残した課題に着手した形だが、市が支出を抑えて高齢者に大幅な負担増を求めれば反発を招くのは必至だ。高齢者の健康増進やバス路線の維持といった面で制度の意義を強調する声もあり、市は難しいかじ取りを迫られている。(報道部・上村千春)

 青葉区の守屋善三さん(77)は敬老乗車証の存続を願う一人だ。区老人クラブ連合会の役員、日本赤十字社非常勤講師などを務め、会議や行事でバス、地下鉄を頻繁に使う。通院や買い物、旅行を含めれば、ほぼ毎日乗車証を利用する。

 「乗車証がないと、年金生活の身で活動を続けるのは難しい。現状維持が一番だが、市の財政事情も分かる。存続のためなら少しの負担増は仕方ない」と語る。

 負担増には断固反対という市民もいる。市民グループ「敬老乗車証問題連絡会」は2月初め、「高齢者に厳しい経済負担を強いる」と訴え、負担額据え置きを求める要望書を市に提出した。

 市は見直し理由として、高齢化に伴う事業費の増大を挙げている。10年度の当初予算案に計上した事業費は23億3500万円。団塊の世代が70歳以上になる19年度は31億5400万円に上ると推計する。利用者負担を現行の年5000円に据え置いた場合、市の支出は約28億円に達する。

 市は以前、乗車ごとに100円を支払う方式の導入やスキップカードの適用、利用上限額の設定などの見直し案を検討した。しかし、現行の磁気カードでは技術的に新方式の導入が難しく、内部での議論にとどまっている。

 市幹部は「地下鉄東西線の開通とともにICカードが導入されれば、選択肢は広がる」と言うが、その前提として、受益者負担の在り方という根本的な議論は避けられない。

 同様の制度を持つほかの政令市も、乗車証の見直しが市政課題に浮上している。横浜市は08年度に所得などに応じて負担額を上げ、09年度に再度の検討に入った。無料の大阪市は09年度に有料化に向けて準備を進めようとしたが、議会の反対を受けて実現していない。千葉、静岡市は制度を廃止した。

 17日に開かれた仙台市社会福祉審議会の老人福祉専門分科会。「交付対象年齢は変えないでほしい」「バス路線維持や経済への効果も考えるべきだ」という意見が出た。市は住民説明会やパブリックコメントを通じ、市民の意見も反映させる。

 家庭ごみ有料化の時は市民の費用負担をめぐり、市議会が猛反発した。市が敬老乗車証の見直しに慎重な背景として、新たな負担に敏感になる市民への配慮がある。

 奥山恵美子市長は17日の施政方針演説で「行財政改革を断固として成し遂げる」と強調した。市民に「痛み」を強いる制度見直しの行方が注目されている。

[仙台市の敬老乗車証] 高齢者の社会参加を目的に仙台市が1973年に交付を始めた。70歳以上の市民が対象で市内の地下鉄、バスが利用できる。自己負担年5000円で利用上限額のない第1種、自己負担なしで上限1万円の第2種がある。市は乗車証利用分を交通事業者に補助する。

644荷主研究者:2010/02/28(日) 15:19:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t13032.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
宮交、バス料金過徴収 地下鉄長町南駅 乗り継ぎ割引せず

 宮城交通(仙台市)は26日、2008年4月1日から今年2月24日にかけ、カード乗車券「スキップカード」を使って市地下鉄長町南駅(太白区)でバスと地下鉄を乗り継いだ乗客に乗り継ぎ割引制度(大人40円)を適用せず、運賃を多く徴収していたと発表した。

 過徴収はダイヤ改正時、バスのカード読み取り機のメーカーが割引のプログラム変換を忘れたのが原因。宮城交通もチェックしていなかった。

 今年1月25日、乗客から「割引が適用されていない」と指摘があり、長町南駅を通るバス3路線8系統で間違いが発覚した。過徴収の対象は1日数人とみられる。過徴収の延べ乗客数や総額は分かっていないとしている。乗り継ぎ割引が適用されるほかの4駅経由のバスは誤りがなかった。

 宮城交通は27日から、青葉区のJR仙台駅前西口案内所、太白区の再開発ビルたいはっくると泉区の地下鉄泉中央駅内の定期券販売所で、割引しなかった可能性のある利用者の申告を受け、返金に応じる。宮城交通は「当初、誤徴収の原因が分からず、修正までに時間がかかった。チェック体制を強化し、再発防止に努めたい」と謝罪した。

 連絡先は宮城交通営業部022(771)5312=午前9時〜午後5時半=。

645荷主研究者:2010/02/28(日) 15:21:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t12012.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
仙台・ヒルサイドアウトレット 業態転換し地域密着へ

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「地域密着型」へ転換するヒルサイドショップス&アウトレット

 仙台市青葉区錦ケ丘の複合商業施設「ヒルサイドショップス&アウトレット」がファッション中心の店舗構成を改め、食品や生活雑貨を重視する「地域密着型」に業態転換することが26日、分かった。衣料品不振が続く一方、周辺住宅地の分譲が進んで人口が伸びていることから、地元住民が日常的な買い物をできる拠点施設へとコンセプトを刷新する。

 第1弾として3月14日、宮城県産品を中心に野菜、肉、総菜を販売する産直店舗「地物産直 錦や」を1階に開設する。店舗面積は約330平方メートル。近隣の秋保地区など、宮城、山形の農家約80戸と業者約20社が出品する。

 店には「野菜ソムリエ」が常駐するほか、料理教室も随時開催。県産食材を味わえるレストランも併設する。

 全館で今後、順次改装を進め、生活用品やキッズ用品などの割合を半分程度まで高める。衣料品などのアウトレットは、ある程度は残す。

 ヒルサイドは東北初のアウトレットモールとして、住宅販売の錦エステート(仙台市)が2002年に開業。ファッションを核に、新興住宅地の錦ケ丘へ広域から人を呼び込み、分譲促進につなげる「ランドマーク」代わりの役割を担ってきた。

 錦ケ丘は1月時点で世帯数約1600、人口約4800人と成長が続いており、当初の役割は果たしたと判断。住民に多い30代子育て層を意識し、食関連分野を充実させることで、日常的に来館してもらうことを狙う。

 同社の売上高は08年8月期が最高で、最近は消費低迷による衣料品の販売不振などで苦戦。仙台市郊外に08年、大型アウトレットモールが二つ開業するなど大型商業施設が相次ぎ出店し、競争も激化している。

 施設を運営するヒルサイドモールマネージメントの樋野公宏館長は「地元の人が気軽に集える場となれば。働き盛り、食べ盛りの30代家族層に喜んでもらえるはず」と話している。

647荷主研究者:2010/02/28(日) 16:15:37
>>635
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100228t11027.htm
2010年02月28日日曜日 河北新報
大郷町、住宅地20戸分整備 自動車関連社員の定住狙う

 宮城県大郷町は、トヨタ自動車系完成車生産子会社のセントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場が隣接の大衡村で来年1月稼働するのを見据え、20戸分の住宅地開発に乗り出す。工業団地へのアクセスと自然環境をセールスポイントに、従業員とその家族の定住を狙う。

 開発する住宅地は、町が所有する町営住宅跡地や公園予定地の計5カ所。合わせて1万800平方メートルあり、1区画当たり330平方メートル(100坪)程度とする。町道も整備する。

 大郷町は、自動車関連企業が進出する大衡村や大和町の東隣に位置する。開発する住宅地から、セントラルなどの工業団地群は、車で20分圏内にある。町担当者は「朝夕の渋滞が激しい国道4号や県道を使わずに通える」と利便性を強調する。

 耕作放棄地を活用し、町に移り住む従業員が家庭菜園をできるような農場の整備も検討する。

 町議会3月定例会に提出する本年度一般会計補正予算案に、住宅地測量費の債務負担行為250万円を盛り込む。

 赤間正幸町長は「都会のような便利さはない町だが、田園地帯の良さがある。人口を少しでも増やし、地域の活力を高めたい」と話している。

648ももだぬき:2010/03/01(月) 07:11:28
今日の産経にふるさと気仙沼の水浸しの写真がありました。写真の近くに以前住んでいました。

649とはずがたり:2010/03/01(月) 11:13:18
へぇ,ももちゃんあの辺っすか。
我が板,東北人の人的資源が厚いなぁ。
逆に西日本が薄い様な気がする。

650ももだぬき:2010/03/02(火) 07:52:16
とはずがたりさんへ→そうです。毎日新聞の白黒写真も同じ地区のものですよ…。毎日新聞には旧宅も写っていました。気仙沼市潮見町2丁目付近の写真。あと毎日新聞には南町(みなみまち)3丁目の写真、読売新聞には魚市場前の写真がありました。読売新聞の写真含めて、生島ヒロシ・淳兄弟の母校の気仙沼中の学区域です。取材先は南町・潮見町の中央公民館と気仙沼小学校かな?早速、産経の写真のエリアに住んでいる知人に電話入れました。

651R:2010/03/03(水) 14:04:10
年内着工へ大型複合ビル/仙台「あすと長町地区」新市立病院計画隣地に

http://kensan-news.com/


・ 詳細不明。

652荷主研究者:2010/03/07(日) 14:39:22
>>609
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100302t12001.htm
2010年03月02日火曜日 河北新報
トラスコ中山、仙台の物流拠点拡充 製造現場の需要に対応

移転を機に、規模拡充されたトラスコ中山の「プラネット東北」=仙台市宮城野区

 機械工具商社のトラスコ中山(大阪市)は、東北の物流拠点となる「プラネット東北」を仙台市宮城野区扇町に建設した。仙台圏北部などで進む自動車や半導体関連工場の集積に伴う製造現場での消耗品需要増大に対応するのが狙い。物流センター移転とともに施設の規模拡充を図り、在庫格納量を増やした。

 建物は地上4階で延べ床面積約1万平方メートル。2000年に仙台市若林区卸町に開設した物流センターを移転し、面積を約2倍に増やした。敷地面積は約3.5倍あり、今後の拡充に備える。総投資額は25億2500万円。

 取扱商品は生産工程で使用するドリルなど各種切削工具をはじめ、ヘルメットや安全靴といった安全用品、テスターなど測定機器、研究管理用品など。トヨタ自動車グループ、半導体関連工場などにも取引先の販売店を通じ数多くの商品が供給されているという。

 物流センターは全国に15カ所あり、東北では仙台だけ。仙台支店を併設し、1月5日から稼働している。太陽光発電システムを備え、年間発電量は約2万1000キロワット時。社屋の電力に活用するほか、余剰分は売電する。

 トラスコ中山は東証・大証1部上場企業。資本金は約50億2000万円で、09年3月期の売上高は1195億円。

653荷主研究者:2010/03/07(日) 15:53:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t11033.htm
2010年03月05日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線の全区間着工にめど 県収用委が裁決

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 仙台市地下鉄東西線の荒井駅(仮称)と車両基地(いずれも若林区)の一部用地について、市が土地収用法に基づく土地取得の裁決を申請したのを受け、宮城県収用委員会は4日までに、用地の補償額を審議し、市の主張を全面的に認める裁決を出した。市の提示価格は東西線開通後の地価上昇分を含んでいるなどとして、「見積額は適当」と判断した。

 地権者との交渉が難航していたが、県収用委の裁決が出たことで、2007年2月に始まった東西線本体工事は全区間着工に見通しが立った。

 市が裁決を申請していたのは、荒井駅と車両基地の用地計8.3ヘクタールのうちの2.2ヘクタール。

 県収用委は、09年9月に申請を受理。市と地権者から意見を聞く「審理」などを行い、今月2日、裁決書を両者に送付した。土地の引き渡し期限は4月15日。

 市は裁決結果について「主張が認められて良かった。東西線開業に向け、着実に工事を進めたい」と述べた。地権者の代理人は「コメントできない」としている。

 荒井駅、車両基地用地をめぐり仙台市は当初、荒井東地区の土地区画整理事業で生じる保留地を買収し、建設地に充てる計画だった。しかし、区画整理事業が遅れたため直接買収に方針転換。08年8月以降、地権者との交渉と並行して収用申請の準備を進めていた。

 交渉は、一部地権者と価格面で折り合いが付かず長期化。15年度の開業に間に合わなくなる可能性が出てきたことから、収用申請に踏み切った。

 東西線の本体工事は、09年11月に全区間の発注を終えている。

654荷主研究者:2010/03/07(日) 15:54:35
>>639
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100306t11031.htm
2010年03月06日土曜日 河北新報
松島水族館移転問題 所有地、新売却先交渉へ

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の移転問題で、運営する仙台急行(仙台市)は5日、出資金の原資となる所有地売却について、売買契約を結んでいた埼玉県の医療法人との交渉を打ち切る考えを明らかにした。新たな売却先との交渉を進めるという。同社によると、医療法人に対し売買契約の履行を求める催告書を送付したが、期限の3日になっても返答はなく、代金も振り込まれていない。今後、違約金の支払いを求めていくという。

 医療法人のほかにも、所有地購入の意思を示している企業があるといい、西条直彦社長は「何とか土地を売却して資金を調達し、水族館の仙台移転を実現させたい」と話している。

655荷主研究者:2010/03/07(日) 15:55:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100306t12037.htm
2010年03月06日土曜日 河北新報
るーぷる仙台、来月ルート延長 停留所2カ所新設

 仙台市の循環観光バス「るーぷる仙台」は4月1日から、青葉区の2カ所に新たに停留所を設け、運行ルートの一部を延長する。

 新設の停留所は「大崎八幡宮前」と「交通公園・三居沢水力発電所前」。仙台駅前から三居沢発電所を経て、広瀬川に架かる牛越橋を渡り大崎八幡宮を経由、澱橋を渡って市中心部へ向かう。

 所要時間は1周70分で15分長くなる。バス1台を新たに導入し5台で回すため、運行間隔は変わらない。運賃も1日乗車券600円、1回250円(小児はそれぞれ半額)は現行通り。

 三居沢発電所は日本の水力発電発祥の地とされる。昨年2月には、近代化に貢献した歴史的な建物などを選ぶ経済産業省の「近代化産業遺産」に指定された。市観光交流課は「広瀬川散策にもバスを利用してほしい」と話している。

 延長ルートは、2008年の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンなどで試験運行していた。

656荷主研究者:2010/03/12(金) 00:21:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100307t12027.htm
2010年03月07日日曜日 河北新報
仙台港のコンテナ初の前年割れ 09年・対米輸出減少響く

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 仙台港(仙台市宮城野区)のコンテナ貨物取り扱い実績(速報値)が2009年1〜12月、初めて前年を下回ったことが6日、宮城県の調べで分かった。08年まで右肩上がりで実績を伸ばしてきたが、世界的な不況の影響で08年実績より3.4%減少した。県土木部港湾課は「東北の物流拠点としての仙台港の重要性に変わりはない」として拠点整備を進める方針だ。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量の推移はグラフの通り。09年は約13万300個(20フィートコンテナ換算)と、08年に比べ4600個減少した。

 コンテナの取り扱いを始めた1990年以降、貨物量は増え続け、05年に10万個を突破。08年は過去最多の13万4900個を記録した。

 輸出入別にみると、09年の輸出は計7万3800個。このうち直接外国に輸出したのが4万500個で、京浜港経由で輸出したのが3万3300個だった。タイヤなどのゴム製品、冷凍水産物などが目立つ。輸入は計5万6500個で、内訳は直接輸入が3万8800個、京浜港経由が1万7700個だった。

 県は減少の理由に、最大輸出先の米国の景気減速の影響を挙げる。月別に輸出取扱量を見ると、米国の不況が深刻化した09年1〜7月は前年同月の実績を下回った。特に1月と3月は落ち込みが大きくマイナス23%を記録した。急激に進行した円高も拍車を掛けた。

 荷物を入れない空のコンテナを含めると、総取扱量は18万400個で08年より2.3%減少した。

 県港湾課は「世界不況の中でも、下げ幅はわずかにとどまった。大手の荷主企業が仙台港の利用を増やし、取扱量を下支えしたと言える。足踏みは一時的で、企業立地が進む中で仙台港の重要性は高まる」と分析している。

657荷主研究者:2010/03/14(日) 15:47:36
やっと開通かぁ〜!!この辺↓ 内環状線を形成する都市計画道路という位置付けである。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.28519362459276&lon=140.90052047991722&z=17&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.345499852558&hlon=140.65622488284&layout=&ei=utf-8&p=

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100309t12028.htm
2010年03月09日火曜日 河北新報
仙台・川内南小泉線 安養寺工区 31日に開通

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 仙台市は8日、青葉区小松島4丁目と宮城野区安養寺3丁目を結ぶ都市計画道路「川内南小泉線」の安養寺工区が完成し、31日午前11時に開通すると発表した。

 開通区間は与兵衛沼公園北側の1.75キロ。市ガス局・鶴ケ谷方面の市道と、市地下鉄台原駅方面の市道をつなぐ。片側2車線で両側に幅6.75メートルの歩道を設け、4.5メートルの中央帯も造った。

 建設期間は1990〜2009年度で、総事業費は約146億円。

 市は07年、与兵衛沼公園内にある平安時代の遺跡「与兵衛沼窯跡」を保存するため、遺跡をまたぐ橋を架けるなど工法を一部見直した。

658荷主研究者:2010/03/14(日) 16:05:26
これが大事だろう。西側の改札を出てから東西自由通路を通り東口に向かうのが非常に遠回りだと感じる。
>西側にしかない改札口を(通路)拡幅の際に改良できるかもしれない

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100312t12019.htm
2010年03月12日金曜日 河北新報
仙台駅南側 東西自由通路拡幅へ 15年度完成目指す

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 仙台市とJR東日本仙台支社は2010年度、JR仙台駅南側の東西自由通路の拡幅に向けた整備に着手する。混雑が常態化しているためで、通路の幅は少なくとも、現在の6メートルの2倍を確保する方針。地下鉄東西線の開業予定の15年度までの完成を目指す。

 通路の位置は変えない方針。市は10年度一般会計当初予算案に駅南側通路の設計費1000万円を計上した。

 市とJRは09年夏から、拡幅に向けた協議を本格化。JR側は、駅東口に隣接するライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」を含む自社所有地との一体開発を目指しており、今後、両者で整備内容や事業費の負担割合などについて検討する。

 田浦芳孝JR仙台支社長は2月末の定例記者会見で、「西側にしかない改札口を(通路)拡幅の際に改良できるかもしれない。駅東側は100万都市にふさわしい顔にすることが必要だ」と開発への意欲を示した。

 仙台市、JRなどは駅南側通路の混雑緩和を狙い、2000年に地下自由通路を整備。08年には北部名掛丁自由通路を開設した。

 しかし、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの誕生や駅東口周辺の再開発の進行などで、通行量が増加。駅南側通路の日中の利用者数は近年、平日4万5000人、休日5万5000人前後で推移し、混雑が続いている。

 都市整備局は「拡幅は駅周辺の都市機能を高めるために不可欠。東西線開業に間に合うよう、JRと準備を進めたい」と話している。

 駅南側通路は現仙台駅と同じ1978年の完成で、長さ96メートル。事業費(2億8000万円)は市と国鉄(当時)が折半した。

659荷主研究者:2010/03/14(日) 16:20:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100313t12010.htm
2010年03月13日土曜日 河北新報
一番町・旧コムサにABCマート出店 自社最大

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ABCマートのグランドステージ仙台店の外観イメージ

 靴販売大手のABCマート(東京)が仙台市青葉区一番町3丁目の商業ビル内に、店舗面積が同社最大となる「グランドステージ仙台店」を27日、開店させる。ビルはアーケード街のほぼ中央で2年も空き店舗状態が続いており、地元商店街関係者も出店を歓迎している。

 ABCマートは地上8階地下1階のビル1棟を借り上げ、地下から4階までが売り場となる。5〜8階は倉庫として使う。5フロア合わせた売り場面積は約1320平方メートルで「標準的な当社店舗の5倍の広さで最大」(同社経営企画室)という。

 地下から2階までが27日に先行オープンし、4月10日に3階の「アディダス」、4階で「ナイキ」の専門フロアが営業を始める。単一ブランドで1フロアを占める店舗構成も初めての試みという。

 ABCマートは「全国で大型路面店の展開を考えており、仙台店をモデルケースにしたい」と話す。

 ビルは2002年10月完成。コムサストアなどが入っていたが、08年2月以降、空き店舗になっていた。地元の一番町一番街商店街振興組合は「後継店が決まり、ほっとしている。商店街のにぎわい創出に一役買ってくれるだろう」と願う。

661荷主研究者:2010/03/20(土) 17:38:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100315t13023.htm
2010年03月15日月曜日 河北新報
住民の足、新設なるか 仙台・太白でバス新ルート試験

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路線バスの新設に向けた運行実験について話し合う地域住民ら=4日、仙台市太白区の二ツ沢町内会集会所

 公共交通機関の空白地帯になっている仙台市太白区青山地区で今秋、バス路線の新設に向けた運行実験が行われる。環境省の委託事業で、市や地元住民らでつくる検討会がルート案などを協議。八木山動物公園から東北工大長町キャンパスまで約2.5キロの区間に2カ月間、バスを試験的に走らせる。需要を掘り起こしながら、2011年度の本格運行を目指す。

 「新たな生活交通検討会」は青山、長嶺、桜木町、八木山弥生町など13町内会で組織。09年度、環境省の「低炭素地域づくり面的対策事業」に選定され、市、学生向けシャトルバスを運行する東北工大などと、バス路線の可能性を探ってきた。

 住民アンケートやバスの体験試乗会などを経て、まとめた運行ルート案は地図の通り。今月4日の検討会では、6月までに停留所の位置やダイヤ、運賃の詳細を固め、10、11月に実証実験をする方針を確認した。

 青山地区は、八木山の丘陵地帯に挟まれた谷部にあり、細い道路が張り巡らされ、坂道が多い。高齢化率は約26%に達する住宅地で、マイカーを持たないお年寄りらは既存の路線バス停留所までの徒歩移動など不便を強いられていた。

 検討会は、昨年12月からことし1月にかけて住民を対象に利用意向調査を実施。回答者のうち、約3割が通勤・通学で、5割以上が買い物で利用すると答え、約8割が「バスは地域の将来のために必要」と要望した。

 素案では運行は1時間に1、2便で、長町方面への直結便も検討。運賃は150〜200円の見通しで、青山地区を中心に4カ所以上のバス停を新設する方向で調整している。

 八木山連合町内会長を務める、桜木町町内会の斎藤満男会長(71)は「公共交通網から取り残され、路線バスの運行は地域にとって長年の悲願だった。多くの住民に利用を呼び掛け、本格運行へとつなげたい」と話す。

 市は今後、運行ルートとなる市道の安全対策などを進める方針。市公共交通推進課は「住民が自ら動き、地域の足づくりを目指す新たな試み。高齢化などで同じ悩みを抱える住宅地は増えており、今後のモデルケースにしたい」と話している。

662荷主研究者:2010/03/20(土) 17:44:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100316t12025.htm
2010年03月16日火曜日 河北新報
自動車用関連の槌屋が仙台営業所 取引先の開拓目指す

 自動車用塗料、装飾用シール製造・販売の槌屋(名古屋市)は16日、仙台市青葉区に東北2カ所目の営業拠点となる仙台営業所を開設する。自動車関連企業の進出が相次ぐ宮城県を中心に営業を強化する。

 仙台営業所はオフィスビルに入り、5人体制でスタートする。東北には北上市に装飾用シールなどの生産子会社、北上槌屋デカルと北上営業所があり、同営業所の担当エリアを一部、仙台に移管。新規取引先の開拓を目指す。

 東北に生産拠点があるトヨタ自動車系のメーカーや大手精密機械メーカーなどと取引実績がある。初年度の売り上げ目標は1億8000万円。3年後には7億2000万円を見込む。

 槌屋は1945年創業。グループとして国内外に17工場、21営業拠点を展開している。グループの2008年の売上高は約1120億円。従業員は1380人。

663荷主研究者:2010/03/20(土) 17:45:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100316t11037.htm
2010年03月16日火曜日 河北新報
敬老乗車証で議会は百家争鳴 仙台市交付見直し、議論活発化

 仙台市が財政難を理由に打ち出した敬老乗車証交付事業の制度見直しをめぐり、市議会2月定例会の議論が活発化している。5会派と無所属議員は「制度維持のため見直しが必要」と主張。共産党市議団は「現行制度の維持」を訴える。バス、地下鉄を利用する高齢者の負担が増す可能性があり、制度の見直しは新年度以降も市議会の大きな論戦のテーマになりそうだ。

 3日に始まった予算等審査特別委員会の質疑で、敬老乗車証制度の料金負担割合が取り上げられた。2009年度の総事業費は約34億円。そのうち利用者負担は7%程度で、残りは仙台市が51%、市交通局と宮城交通が計42%を賄った。

 最大会派の新しい翼の佐々木両道議員は、利用対象者が制度開始(1973年度)の2万3000人から約13万人に増加したことを説明。「意見を聞いた市民は異口同音に、少々負担が増えても制度を維持することを望んでいる」と強調した。

 敬老乗車証制度は、市の交通事業を下支えしている面もある。10年度は、敬老乗車証制度事業費として市バスを所管する自動車運送事業会計に一般会計から11億1600万円を繰り出す。自動車運送事業の運送収益の約15%を占める額だ。

 共産党市議団の嵯峨サダ子議員は市バス利用者の2割近くが敬老乗車証利用者である点を挙げ、「負担増で乗客が減ればバス路線を維持するための市の負担が増える可能性がある」と指摘した。

 多くの会派は、制度を再検討する意義を認めるが、見直しのポイントに関しては「議論百出」の状態だ。

 民主クラブ仙台は対象年齢と購入価格の引き上げには慎重だ。公明党市議団は低所得者層の負担が増えない施策を要望する。改革ネット・自民は交通事業者を含めた検討の必要性を強調する。社民党市議団は将来の利用者増加を狙った施策の展開を求める。無所属の斎藤建雄議員は不正使用を抑制するシステムの導入を訴えている。

 仙台市は見直し後の新制度を11年10月から適用する目標を掲げている。各会派は、制度見直しを検討する市社会福祉審議会の専門部会と並行し、さらに検討を重ねる。

[敬老乗車証交付事業] 高齢者の社会参加促進を目的に1973年に導入した。70歳以上の人が対象で、年5000円で市内のバス、地下鉄が乗り放題になる第1種と、1万円分の利用を上限に無料交付する第2種があり、どちらかを選択する。利用割合(運賃ベース)は第1種が97%を占める。

664荷主研究者:2010/03/20(土) 17:52:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100317t12021.htm
2010年03月17日水曜日 河北新報
ミクシィ 仙台に一部業務移転 大阪に続き地方進出

 会員制交流サイト運営のミクシィ(東京)が今年秋にも、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の一部業務を仙台市に移転する方針を固めたことが、16日分かった。同社では、昨年6月の大阪営業所開設に続く地方進出となる。

 仙台は東京に比べ人件費やオフィス賃料が安く、東京からのアクセスも良いことなどから、移転を決めたとみられる。移転する業務や規模など具体的な内容については調整が続いている。

 同社は2004年2月、SNS「ミクシィ」の運営を開始。ユーザー数は国内最大規模の1858万人(昨年12月末現在)を誇る。06年9月には東京証券取引所の新興市場「マザーズ」に上場した。

665荷主研究者:2010/03/20(土) 17:53:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100318t12039.htm
2010年03月18日木曜日 河北新報
アリババ、仙台進出 貿易サイトの利用拡大図る

 中国の電子商取引大手「アリババグループ」の日本での総括販売代理店「アリババマーケティング」(東京)が今月、仙台営業所を開設し、東北での顧客開拓に乗り出した。人材派遣、請負業の東洋ワーク(仙台市)と業務提携し、世界最大級の企業間貿易サイト「アリババ・ドット・コム」の利用客拡大を図る。

 仙台営業所は東京、大阪、名古屋に続く国内4カ所目の拠点。青葉区国分町のビル内に開設され、スタッフ6人が常駐する。アリババ・ドット・コムを使った海外販路開拓の手法を伝えるセミナーを仙台市内で始めた。セミナーは東洋ワークの顧客基盤を活用し、月内に山形市でも開くほか、新潟を含む東北7県で順次開催する。

 東洋ワークは不況で人材派遣業の業績低迷が続く中、アリババのサイトの活用が製造業など顧客の販売促進や派遣業務の受注回復につながると考え、提携を決めた。

 アリババ・ドット・コムには世界240カ国、1100万人以上のユーザーが登録。輸出したい企業が製品(商品)情報を掲載し、希望製品を見つけた輸入側がサイト内から問い合わせなどをして交渉、売買する。サイト(英語版)管理画面を日本語訳するなどのサービスが受けられる有料会員制度もある。

666荷主研究者:2010/03/20(土) 17:55:21
>>536
そうなんかー。
>半田屋の半田英俊社長(59)はかつて王将で修業したことがあり

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100318t12030.htm
2010年03月18日木曜日 河北新報
半田屋、「王将」FC展開 仙台圏南部に出店計画

 食堂やハンバーグ店を展開する半田屋(仙台市)が、王将フードサービス(京都市)と提携し、中華料理店「餃子(ギョーザ)の王将」をフランチャイズ(FC)展開することが17日、分かった。FC1号店は仙台圏南部への11月出店を計画し、用地の取得交渉を進めている。

 FC店とは別に、王将フードサービスは7月下旬、仙台市東部に直営店を開店させる計画を決定。昨年12月に開店した「仙台一番町店」と合わせ、餃子の王将は仙台圏で3店となる。

 FC、直営の新設2店はいずれも郊外に立地し、店舗面積が約300平方メートル、座席数約80。FC店は仙台圏南部の国道4号沿い、直営店は仙台東部道路・仙台東インターチェンジ近くの県道仙台塩釜線(産業道路)沿いに出店する。

 半田屋はFC店のスタッフを育成するため、1年ほど前から社員6人を王将フードサービスに派遣し、王将流の調理や店舗経営のノウハウを学ばせている。

 半田屋の半田英俊社長(59)はかつて王将で修業したことがあり、王将フードサービスの大東隆行社長(69)と旧知の間柄。王将の東北進出にも協力した経緯がある。

 大東社長は「仙台一番町店が順調に推移しており、王将が東北でも受け入れられていると実感している」と話す。半田社長も「FC展開を拡大させたい」と意欲を語る。

 王将フードサービスは今後数年で東北に20〜30店を出店する計画。主力メニューの餃子の具材などは現在、千葉県船橋市の自社工場から調達しているが、店舗網拡大に伴い、仙台市内にセントラルキッチン(集中調理工場)を建てる意向だ。

667とはずがたり:2010/03/20(土) 18:24:13
>>666
最強の組み合わせやなぁw
頼む,筑波でもやってくれ。

668荷主研究者:2010/03/20(土) 18:35:26

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100309aaaq.html
2010年03月09日 日刊工業新聞
東北大、微小電気機械システムの試作設備を開放

 【仙台】東北大学は、西澤潤一記念研究センター(仙台市青葉区)で保有する微小電気機械システム(MEMS)の試作設備を企業などに開放する。2010年秋をめどに4インチと6インチサイズのウエハーに対応するMEMS試作ラインを同センターに整備して有料で貸し出す。また、同センターの研究員らが機器の使用方法やノウハウをアドバイスし、企業の製品開発を後押しする。

 同センターは元東北大総長の西澤潤一氏(上智大学特任教授)が設立した半導体研究振興会の研究拠点だった。同振興会は08年に解散し、東北大が資産などを譲り受けていた。

 同センターにはウエハー製造や検査・測定、切断・組み付け設備などMEMSの製作に必要な設備がそろうほか、世界最高水準のクリーンルームを備える。今後、量産試作もできるように一部の設備を新たに購入するなどして、供用に向けた準備を進める。

669荷主研究者:2010/03/22(月) 12:46:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t12029.htm
2010年03月19日金曜日 河北新報
ソララガーデン完成 仙台・花京院再開発事業

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100318030jd.jpg
高層マンションが入る「ソララガーデン」(右)も完成する花京院1丁目第1地区の再開発事業

 仙台市青葉区のJR仙台駅北側で進められていた花京院1丁目第1地区再開発事業で、高層マンションとオフィスの複合ビル「ソララガーデン」(29階建て)が19日完成する。このうち住友不動産(東京)のマンション「シティタワー仙台花京院」は4月3日から入居が始まる。

 マンションは1階がエントランスで、住居は5階以上のフロア。総販売戸数は146戸。2〜4階にはオフィスが入居する。

 マンションは第1期分60戸の販売が昨年12月に始まり、40戸の契約が完了したという。松田昭仙台支店長は「仙台のマンション市況は年明けから少しずつ持ち直し感が出てきた」と今後の伸びに期待する。

 再開発事業では、ホテルJALシティ仙台を挟んだ西隣に、大塚家具ショールームやホテルが入る「ソララプラザ」が昨年10月、先行オープンしている。

670荷主研究者:2010/03/22(月) 12:47:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t12026.htm
2010年03月19日金曜日 河北新報
三越仙台店4月1日分社化 三須店長に聞く

三須尚紀店長

 三越仙台店(仙台市青葉区)は4月1日、三越伊勢丹ホールディングス(HD)傘下の三越から分社化し、独立経営の「仙台三越」として新たなスタートを切る。初代社長に就く三須尚紀店長は18日、河北新報社の取材に、分社化で組織のスリム化や地域色の発揮が可能になると説明、希望退職者が100人に上ったことを明らかにした。消費不況を生き残るための戦略として「顧客密着姿勢を強める」との覚悟を示した。(聞き手は報道部・酒井原雄平)

 ―分社化で具体的には何が変わるのか。
 「大きいのは組織のスリム化と人的コストの削減だ。昨年11月と今年1月に早期退職者を募り、社員約550人のうち、40代後半〜50代後半の約100人が応じた。新卒・中途採用は約50人。組織が若返り、4月には500人態勢で臨む」
 「賃金水準も店舗の収益状況で変わり、全国一律ではなくなる。仙台は東京と比べ9割程度だ。百貨店の支出で一番大きいのは人的コスト。地域に根付いて営業していくには、コストを削って黒字を出せる体質にならなければならない」

 ―客の立場から見るとどうか。
 「百貨店としての基本的な在り方は変わらない。店頭には取引先のアパレルメーカーなどから派遣されるスタッフも1000人近くおり、ぱっと見は変化を感じないだろう。スリム化したのは総務部門が中心で、店頭に影響は出ない」

 ―三越伊勢丹HDとの関係は。
 「100%子会社だが、HDの指示を仰がずに意思決定できることが増え、販売促進策や季節商戦はシーズン中、即座に手が打てるようになる。食品でも地域色が出しやすくなるだろう。ただ、お客さまは全国規模の百貨店であることに魅力を感じて来店する場合も多く、どこまで地域色を出すかは今後の課題だ」

 ―消費不況と低価格志向が続いている。どう立ち向かう。
 「劇的な改善方法などはない。徹底してお客さまに密着していく。社員には服のサイズ、好み、趣味、家族構成、記念日まで把握した上で、商品を提案するよう呼び掛けている。安売りだけが手段ではない。スーパーやデベロッパーになるつもりもない。百貨店の伝統と良質さを表現したい」

 ―定禅寺通り館はフルオープンして1年になる。
 「改装を含め30億円の投資をした。ようやく認知度が高まってきた。増床効果も生かして、地域一番店を目指したい」

<みす・なおき>早大卒。76年三越入社。本店婦人第1部ゼネラルマネジャー、福岡店副店長を経て07年2月から現職。千葉県出身。56歳。

671荷主研究者:2010/03/22(月) 12:48:49
>>585
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t15036.htm
2010年03月19日金曜日 河北新報
アンパンマンこどもミュージアム 仙台進出が決定

 人気キャラクターのテーマパーク「仙台アンパンマンこどもミュージアム」(仮称)の進出計画で、「アンパンマンミュージアム&モール有限責任事業組合」(東京)は18日、JR仙台駅東口(仙台市宮城野区)の再開発地への立地を正式に決め、仙台市に通知した。横浜市、三重県桑名市に続く全国3番目の施設。2011年春にオープンする。

 予定地は、宮城野区鉄砲町の仙台駅東第2土地区画整理事業地の市有地約7000平方メートル。事業組合の構成団体の一つ「日本テレビ音楽」(東京)の幹部が18日、奥山恵美子市長に電話で進出決定を伝えた。

 総事業費は約20億円で、市内十数社の民間企業と市が計7億円を負担する。市は最大2億円の出資に応じる方針で、費用を盛り込んだ10年度一般会計当初予算案が18日の市議会で可決された。

 事業組合の設立や地元住民への説明を経て、ことし夏にも建設工事に着手する見通し。各種キャラクターの展示、体験施設と関連商品の販売モールを設け、年間約40万人の集客を見込む。

 奥山市長は「官民挙げた取り組みが実を結んだ。子どもたちや子育て世代に喜んでもらえる施設で、東北各地から多くの来場者を迎える仙台の新しい顔になると期待している」とのコメントを出した。

672荷主研究者:2010/03/22(月) 12:52:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t12028.htm
2010年03月19日金曜日 河北新報
ミサワホームの完全子会社化 東北ミサワ上場廃止へ

 住宅施工販売で東証1部上場の東北ミサワホーム(仙台市)は18日、親会社のミサワホーム(東京)のTOB(株式公開買い付け)に賛同すると発表した。TOBは全株式取得を目標としており、東北ミサワは8月までに完全子会社化され、上場廃止になる見込み。

 東北ミサワは東北6県で「ミサワホーム」の施工、販売を担う。原材料価格の高騰や住宅着工戸数減少などの影響を受け、2007年3月期から3期連続で純損失を計上した。

 東北ミサワの福田好史常務は完全子会社化の狙いを「業績回復のためには最善と考える。事業構造の再構築を図り、立て直したい」と説明した。

 同社は18日、10年3月期の通期業績予想も修正した。売上高は2月の予想時に比べ60億円減の320億円、経常損益は3000万円の黒字から11億5000万円の赤字、純損益は1000万円の黒字から14億円の赤字とした。

 東北ミサワは1969年11月設立。2000年に東証1部上場。従業員は549人。09年にミサワホームの元社長を社長に迎え、業績改善に取り組んでいた。

 ミサワホームによるTOBは19日から4月23日まで、1株204円で買い付ける。ミサワホームは既に東北ミサワの発行済み株式総数の61.81%を保有している。

 東北では昨年、NECトーキンとセラミック部品製造の日本セラテックが親会社の完全子会社となり、上場廃止となっている。

673荷主研究者:2010/03/22(月) 13:19:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100320t12006.htm
2010年03月20日土曜日 河北新報
トヨタ系情報通信会社 仙台に4月、東北営業所開設

 トヨタ自動車の情報通信子会社、トヨタデジタルクルーズ(名古屋市)は19日、仙台市青葉区に東北営業所を4月1日に開設することを明らかにした。同社はトヨタグループ各社を中心に、部品仕入れ先やディーラーなども結ぶ情報通信網の運用や保守などを行う。東北にトヨタグループの工場進出が相次いでいるのを受け、営業担当者1人を配置。進出企業に対するサポート体制を充実させる。

 技術担当者も1年後をめどに1人配置する予定。東北には通信網に加入していないグループの生産拠点もあり、顧客開拓も進める。

 営業所は仙台市青葉区にあるグループの豊田通商東北支店内に置く。営業拠点の開設は豊田(愛知県豊田市)、東京の両支店、九州営業所(福岡市)に次いで4カ所目。

 同社の2009年3月期の売上高は179億円で、1日現在の従業員数は482人。

674荷主研究者:2010/03/22(月) 13:21:25
>>44
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100320t15018.htm
2010年03月20日土曜日 河北新報
屋外デッキ、視界良好 仙台空港

「見て、飛び立つよ」。オープン初日から子どもたちの歓声が上がった展望デッキ

 仙台空港の旅客ターミナルビル屋上に19日、展望デッキ「スマイル・テラス」がオープンし、初日から大勢の親子連れなどでにぎわった。

 展望デッキは、地上からの高さが23メートルで専用エレベーターで昇る。広さ410平方メートルの板張りデッキには、ベンチや双眼鏡を設置。旅客機などが離着陸する滑走路のほか、蔵王連峰や泉ケ岳の山並み、太平洋や牡鹿半島、仙台市街地のビル群も一望できる。

 仙台市泉区から家族で訪れた栗村流君(6)は「飛行機が近くで見えて、音もすごい」と目を輝かせた。

 屋外の展望デッキは、空港利用者の要望を受けて、旧ターミナルビルから数えて13年ぶりの復活となった。営業時間は午前8時〜午後8時。入場は中学生以上が100円、小学生以下無料。オープン記念として22日まで無料開放される。

675荷主研究者:2010/03/23(火) 22:53:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100321t13026.htm
2010年03月21日日曜日 河北新報
名取・りんくうタウン誕生3年 不況で土地販売伸びず

 仙台空港アクセス線沿線で二つの土地区画整理組合が手掛ける「なとりりんくうタウン」(宮城県名取市)のまちづくりが、今月で丸3年たった。鉄道開業に合わせて華々しくスタートを切り、地区人口は3倍近くにまで増えたが、経済不況の影響で「臨空都市」として描いた青写真とのずれが生じている。

 杜せきのした駅周辺約70ヘクタールを開発する関下土地区画整理組合は、全保留地の9割を販売した。核となるイオンモール名取エアリに続き、国道4号バイパス沿いからの大型商業施設移転が進み、ピーク時の集客力は7万5000人へと高まった。

 半面、平均坪単価22万円と周辺と比べ価格が高い低層用住宅地は188区画中、2割強が残る。凍結されたマンション建設計画もある。

 対照的に、下増田臨空土地区画整理組合(約115ヘクタール)は昨年末までに、関下より価格の安い低層用住宅地約246区画を完売した。

 ただ、業務用地売却は4割強にとどまる。スーパーやビジネスホテル進出は立ち消えになり、美田園駅前に鳴り物入りで出店した観光物産施設、だてもん市場は1年で撤退。飲食店やコンビニエンスストアもない駅前商業地区は、臨空地域の「ゲートウエー都市」のにぎわいはなく、ベッドタウン化だけが進む。

 両組合は「2008年秋の世界不況以降、土地が動かず、見通しが狂った」とこぼす。

 関下土地区画整理組合は今年12月、予定より1年早く組合を解散する。下増田臨空土地区画整理組合も12年解散への道筋をつけた。両組合ともその後の未処分地販売は、業務代行契約などを交わす西松建設に委ねる。

 解散までの間、関下は企業と病院誘致に取り組む。下増田は小規模な店舗・企業が進出しやすいよう、商業・業務用地の土地利用を見直し、まち機能の底上げを目指す。

 仙台市近郊では供給過剰で保留地が売れ残り、事業期間を延長する組合が出ている。完売できる保証はない。

 先の見えない経済状況の中、両組合には土地区画整理事業分だけで3年間に約32億円の国の補助が出ている。道路・下水道整備分、名取市の補助を合わせれば、公的投資額はさらに膨らむ。

 そもそも臨空都市開発は「アクセス線ありき」で県が青写真を描いた。開発が絵に描いたもちで終わらぬよう、鉄道の強みを生かした企業誘致などに県のさらなる支援を求めたい。(岩沼支局・足立裕子)

676荷主研究者:2010/03/30(火) 23:30:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100323t13010.htm
2010年03月23日火曜日 河北新報
仙台空港鉄道開業3周年 増えぬ乗客 経営苦戦

開業後3年間で740万人以上を運んだ仙台空港アクセス線。行政の支援が避けられない状況となっている

 仙台空港と仙台市を結ぶ仙台空港アクセス線は2007年3月の開業から18日で丸3年を迎えた。運んだ乗客は延べ740万人余り。空港へのメーンの交通手段として浸透してきたが、乗降客数は計画の6〜7割にとどまる。運営する第三セクター仙台空港鉄道(名取市)の経営は厳しさを増し、最大株主の宮城県が経営支援プラン行動計画の策定を急いでいる。

 JR仙台駅の3番線ホーム。アクセス線の到着を待っていた大阪市の会社員(49)は「仙台空港に降りたら毎回、電車しか使わない。地方都市の中でアクセスは便利な方だ」と評価した。

 利便性は評価されるアクセス線も、営業面では苦戦が続く。乗降客数の推移は表の通り。1日当たりの数字は各年度、需要予測を30〜36%下回る。利用低迷を受け、10年度予算の営業収益(旅客収入を含む)は6億5976万円にとどまる。対する営業経費は収入の倍以上の14億2343万円。純損失は10億444万円に上る見込みだ。

 もう一つ重荷になっているのが、高架橋、駅舎などの膨大な資産にかかる減価償却費。毎年6億円で、営業経費の半分を占める。10年度末の累積損失は45億2870万円に膨らみそうだ。
 このままでは11年度に運転資金が底を尽き、13年度に債務超過に陥るとみられる。人件費や管理費の削減は限界といい、行政の支援が避けられない状況だ。

 宮城県は経営支援プラン行動計画の骨子案を1月に公表した。柱は(1)乗客を1日当たり8200人に伸ばす(2)一部運賃の見直しを検討する(3)県の貸付金利息を減免する―など。県が資産を買い取り、空港鉄道が運行に専念する「上下分離」も検討課題に盛り込まれた。

 この計画に、県議会から物言いが付いた。建設企業委員会の石川光次郎委員長は「値上げしながら乗客目標を達成できるのか。県民に説明できない。税金投入や借金棒引きの前にもっと案を詰めるべきだ」と指摘する。
 3月中に予定していたプランの行動計画策定は、新年度に先送りされる見込みだ。

 県空港臨空地域課は「資金ショートは避けなければならないので、やれることは金利の減免や上下分離などに限られてくる。県民や県議会に丁寧に説明していきたい」と話している。

677荷主研究者:2010/03/30(火) 23:41:54
>>625
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100323t13009.htm
2010年03月23日火曜日 河北新報
登米―登米東和のIC間つながる 三陸自動車道

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100323a301.jpg

 三陸自動車道の登米―登米東和インターチェンジ(IC、ともに宮城県登米市)間(5.0キロ)が22日、開通した。宮城県内の三陸道は仙台港北(仙台市宮城野区)―登米東和IC間71.4キロがつながり、県内全線(約120キロ)の整備率は約60%となった。

 登米―登米東和IC間は国土交通省が2004年に着工した。片側1車線で制限速度は70キロ。鳴瀬奥松島(東松島市)―登米IC間と同様、無料で通行できる。

 登米市東和町から仙台市や石巻市への所要時間は7分程度短縮される。

 三陸道の総延長は仙台港北ICと宮古市を結ぶ約220キロ。仙台河川国道事務所(仙台市)によると、宮城県内では登米東和―志津川IC(南三陸町志津川)間が17年ごろに開通する見通し。志津川以北は磯の沢(同町志津川)、歌津(同町歌津)までのルートが決まっている。

678荷主研究者:2010/03/30(火) 23:44:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100323t73011.htm
2010年03月23日火曜日 河北新報
東北大、6県合格者834人 宮城は295人

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100323s201.jpg

 東北大は22日、2010年度入試後期日程の合格者を発表した。後期は経済学部と理学部で実施され、募集人員93人に対し762人が受験し、107人が合格した。

 実質競争倍率は前年度の5.7倍を上回る7.1倍。東北大入試センターは「理学部受験者が前年度より60人増えたことなどが影響した」としている。

 前期と合わせた一般入試全体の合格者は2136人で、前年度に比べて4人少ない。都道府県別(出身高校所在地)の合格者は表の通り。

 最多の宮城は295人と前年度比31人増。全体の13.8%で、前年度を1.5ポイント上回った。続いて福島123人、山形112人など。東北6県の合計は834人で、前年度を0.4ポイント上回る39.0%を占めた。

679荷主研究者:2010/03/30(火) 23:46:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100324t12017.htm
2010年03月24日水曜日 河北新報
マンション供給38%減 09年仙台圏 不況響き過去最低

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100324a101.jpg

 仙台、多賀城、塩釜、名取の仙台圏4市で2009年に新規供給された分譲マンションは1152戸で、前年より718戸(38.4%)減ったことが、総合広告代理店DGコミュニケーションズ創芸カンパニー仙台支社の集計で分かった。1988年の調査開始以来最低となり、同支社は「景気低迷による需要不足で供給が抑制され、在庫・継続物件が販売の中心となった」としている。

 仙台圏の新規供給数はここ数年、2000戸前後だったが、2009年は急減し、過去最低だった1992年の1710戸も大幅に下回った。

 新規供給のうち、契約に至ったのは863戸で過去10年で最少だったが、最終契約率は74.9%と前年(70.2%)を上回った。仙台圏の平均分譲価格は約3185万円と前年を約112万円上回り、仙台市内の平均も約3321万円で約120万円アップした。

 仙台市内の新規供給数は5区すべてで前年より減った。青葉区の543戸(前年比35戸減)が最多。次いで泉区131戸(114戸減)、若林区112戸(300戸減)、宮城野区104戸(79戸減)、太白区98戸(65戸減)の順となり、若林区の減少数の大きさが目立つ。名取市など「その他」は164戸(125戸減)だった。首都圏では、マンション開発業者の土地取得が急激に回復している。同支社は「仙台に動きが波及するのは、秋ごろからではないか」とみる。

 仙台市の不動産鑑定士田所照章氏は「新築物件が売れないため、開発業者がリスクを恐れて用地を取得できない状況が続いていた。今後は大手を中心に用地取得が進むが、2010年も1000〜1200戸程度の供給数になる。供給回復が数字に表れるのは11年からだろう」とみている。

680荷主研究者:2010/03/30(火) 23:57:19
>>577-579
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100326t72017.htm
2010年03月26日金曜日 河北新報
新型エッチング装置発売 東北大と共同研究 東エレク

東京エレクトロンが販売を始めたRLSA活用の新型エッチング装置

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は25日、高密度プラズマを活用した次世代の半導体加工技術「RLSA」を導入した新型エッチング装置の販売を始めたと発表した。半導体基板の表面の損傷を抑え、完成品の不良品率を減少させるなど利点が多い。東北大との共同研究の成果を製品化し、RLSA研究拠点の東京エレクトロン技術研究所(仙台市泉区)で生産する。

 来春にも稼働する宮城県大和町の新工場での量産も検討。宮城県とのかかわりが深い製品で、エッチング装置の世界市場のシェア拡大を狙う。

 装置の価格は仕様によって異なり、1台5億〜10億円。2010年度には国内外の半導体メーカーに約20台を出荷する計画。既に米国の大手半導体メーカー数社から評価を得ている。

 RLSAは衛星放送用に開発されたアンテナを半導体製造用に応用した。エッチングの生産工程でプラズマを安定的、均一的に発生させ、半導体基板の物理的・電気的なダメージを抑えることが可能となった。微細加工で高い形状制御性や均一性などを維持できるなどの利点もある。

 RLSAの半導体製造装置への活用は、東北大未来科学技術共同研究センターの大見忠弘教授(半導体電子工学)が研究を進め、1998年からは東京エレクトロンと共同で実用化を目指していた。

 東京エレクトロンは「東北大の技術を活用し、画期的な新製品を生み出すことができた」(広報・IR室)と話している。

681荷主研究者:2010/04/03(土) 23:41:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t12015.htm
2010年03月27日土曜日 河北新報
東北の拠点化明確に トヨタ土地取得

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100327_e2-01.jpg

 トヨタ自動車が完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場移転先の宮城県大衡村で、セントラル隣接地に広大な土地を取得した。トヨタは大規模リコール(無料の回収・修理)問題を抱え、自動車販売の先行きにも不透明感が残る中で新たな投資に踏み切った。業界関係者からは「東北の生産拠点化を掲げるトヨタの本気度を示す動き」との受け止め方が出ている。

 取得した土地は第2仙台北部中核工業団地内で、セントラルの敷地と同じ広さ。セントラルの敷地とは、段差がないように造成されている。県関係者によると、造成の仕方にはもともとトヨタの意向が働いていたとされる。

 自動車販売の先行きを見通すのが難しい状況だけに、トヨタは「土地の使途は未定」(広報部)と話すだけ。だがトヨタは東北を中部、北部九州に続く「国内第3の生産拠点」と位置付けてグループ企業の集積を進めており、今回の土地取得も今後のさらなる集積や増産に向けた布石とみられている。

 東北に進出したグループ企業の関係者は「東北の生産拠点としての位置付けがより確かなものになったということ」と土地取得を意義付ける。

 トヨタグループで、ハイブリッド車向け電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)も宮城県大和町の宮城工場に今後の拡張をにらんだ広い敷地を確保済みで、同社は「将来の増強は土地がある宮城が軸」と話す。

 販売動向に回復のめどが立ち、トヨタが設備投資をする際は、セントラル隣接地を含めたこれらの土地の活用策が検討されることになる。

682荷主研究者:2010/04/03(土) 23:45:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t12020.htm
2010年03月27日土曜日 河北新報
トヨタ、宮城・大衡に用地取得 完成車の増産視野

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100327_a1-01.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100326036jd.jpg
トヨタが第2仙台北部中核工業団地に取得した土地(右側)。左はセントラルの新本社工場=昨年9月、宮城県大衡村

 東北で完成車の製造拠点整備を進めるトヨタ自動車が、宮城県大衡村にある第2仙台北部中核工業団地の土地44ヘクタールを取得したことが26日、分かった。トヨタが購入した土地は同社の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が2011年に操業する新本社工場の隣接地。完成車の増産も視野に、購入を決断したとみられる。

 トヨタは25日、宮城県土地開発公社から44ヘクタールを取得した。トヨタ広報部は「現時点で具体的な活用方法は決まっていない。東北の完成車製造拠点化を視野に購入した」と話した。取得金額は明らかにしていない。

 取得した土地は大衡村中央平にあり、セントラル自動車の新本社工場の南隣に位置する。セントラル、トヨタの敷地はともに44ヘクタールずつで、トヨタグループが団地内に所有する面積は倍増する。

 セントラルの新本社工場は11年1月の操業開始を目指しており、フル稼働時に年12万台を生産する予定。石井完治社長は「将来的には年産20万台を目指す」との方針を示している。トヨタが土地を取得したことで、今後の増産など事業拡張に向けた環境が整う。

 第2仙台北部中核工業団地は分譲対象面積157ヘクタールのうち、97ヘクタールが売却済みとなった。トヨタ、セントラルのほかトヨタ紡織東北(北上市)も5.3ヘクタールを取得して新工場建設を進めており、11年にシートなど内装品の生産を始める見通し。

683荷主研究者:2010/04/03(土) 23:51:36
そうなんかー。
>環状道路を周回した場合は走行した分の料金が掛かる

でも自己申告なのか…。
>ただ1周走ったのか、2周走ったのかは、本人の申告でしか知る方法がない

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t13033.htm
2010年03月27日土曜日 河北新報
環状高速の周回注意を 利府しらかし台ICきょう開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100327_m1-01.jpg

 仙台北部道路の利府しらかし台インターチェンジ(IC)と東北自動車道富谷ジャンクション(JCT)が27日午後3時開通し、仙台圏を囲む環状高速道路が完成する。多様なルートを選べるようになるが、環状道路を周回した場合は走行した分の料金が掛かるため注意が必要だ。東日本高速道路東北支社は「周回すると自動料金収受システム(ETC)レーンのバーが開かない場合がある。一般レーンを通行してほしい」と呼び掛けている。

 環状道路は1周60キロ。同じICで乗り降りした場合の料金は1周2250円で、割引される土日は1500円。2周すれば倍になる。同じICで乗り降りするため、ETCレーンのバーは開かない。一般レーンで係員に申し出る必要がある。

 ただ1周走ったのか、2周走ったのかは、本人の申告でしか知る方法がない。支社は「料金のごまかしはキセル行為で犯罪。正直に申告してほしい」と話す。

 環状道路の異なるICで乗り降りした場合や、環状道路以外の東北道、仙台東部道路、三陸道などで乗った場合についても、環状道路を1周以上すれば周回部分の料金が発生する。

 仙台東部道路の仙台空港ICを出発し、環状道路を1周した後に三陸道に抜けて利府中ICで降りた場合、1周分の料金が加算され、3200円となる。このケースでもETCレーンのバーが開かないことがある。

 支社の山田浩稔広報課長は「環状道路の開通でルートの選択肢が広がり、利便性は高まる。ルールを守って安全走行してほしい」と話している。

684荷主研究者:2010/04/04(日) 01:13:55
>>552 で私も纏めたが、これらが次なる課題だよなぁ〜
>利府JCTと仙台港北ICの間に多賀城ICの建設を望む。この区間は2車線で、交通量が増えれば渋滞が発生する可能性がある。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100328t12020.htm
2010年03月28日日曜日 河北新報
夢つながる 仙台圏高速環状道開通、企業誘致に弾み

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100328016jd.jpg
高速環状道路の完成を祝いパレードする車両。船形連峰が間近に望めた=27日午前11時50分ごろ、富谷町

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100328017jd.jpg
仙台北部道路から東北自動車道(中央)に合流する富谷JCT=27日午後3時50分ごろ

 仙台北部道路の利府しらかし台インターチェンジ(IC)―富谷ジャンクション(JCT)間の6.6キロが27日、開通し、仙台圏をすっぽりと囲む環状の大動脈が誕生した。自動車関連産業の集積が進む仙台圏北部の工業団地と物流拠点の仙台港が直結し、地元自治体は「企業誘致に弾みがつく」と期待する。新たなICなど、さらにインフラ整備を求める声も強まりそうだ。

 大衡村にはトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場が移転する。環状道を使えば、近くの東北自動車道大和ICから仙台東部道路の仙台港北ICまで26分と、従来の一般道利用に比べ大幅に短縮される。

 東北道には大衡ICが2010年度完成予定。三陸道には仙台港ICが13年ごろまでに完成する見込みで、アクセスは一段と便利になる。

 跡部昌洋大衡村長は「物流ネットワークが強化され、企業が進出しやすい環境がさらに整った。大衡の優位性が光ってきた」と喜ぶ。

 「企業活動が盛んになるのは間違いない。一般道の渋滞緩和にもつながり、住民生活も向上する」と言うのは浅野元・大和町長。同町では、パナソニックEVエナジー宮城工場が1月に稼働したばかりだ。

 富谷JCTが完成した富谷町は、故若生照男前町長の時代から仙台港と直結する高速道路網整備の運動を続けてきた。

 仙台北部道路建設促進期成同盟会会長の若生英俊町長は「仙台圏が環状網で結ばれたのは夢のよう。JCTから国道4号までを早期に完成してほしい」と話している。

 環状道の完成で、新たなインフラ整備を求めるのは多賀城市。利府JCTと仙台港北ICの間に多賀城ICの建設を望む。この区間は2車線で、交通量が増えれば渋滞が発生する可能性がある。

 IC計画地の周辺住民らでつくる「多賀城インターチェンジ早期整備促進協議会」は昨年12月、4車線化と多賀城ICの実現に向けた総決起大会を開催した。

 菊地健次郎市長「IC整備と4車線化に弾みをつけたい。国特別史跡多賀城跡、東北歴史博物館などへの観光客呼び込みのために何としても整備してほしい」と話す。

685荷主研究者:2010/04/04(日) 02:00:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100331t12009.htm
2010年03月31日水曜日 河北新報
仙台港臨港地区 塩釜港運送が物流拠点 製造業集積に対応

 仙台港でコンテナ貨物を扱う港湾運送業の塩釜港運送(塩釜市)は2011年3月をめどに、仙台市宮城野区港2丁目の仙台港臨港地区に大型物流拠点「仙台港新物流センター(仮称)」を開設する。宮城県内で進む自動車産業や半導体産業の集積をにらみ、仙台港での国際コンテナ貨物などの取り扱い増加に対応する。

 総額約20億円の事業費で施設を建設するとともに、仙台港周辺に点在する物流拠点を集約し、作業の効率化も図る。

 新物流センターの敷地面積は約2万3000平方メートル。平屋建ての倉庫は約6000平方メートルで、屋外荷さばき場は約6600平方メートル。トラックからの荷さばきに適した「片面高床・片面低床」方式を採用する。

 倉庫内は4ブロックに分け、輸出入混載貨物の取り扱いなども計画している。屋上緑化や発光ダイオード(LED)照明を取り入れるなど環境面にも配慮する。

 塩釜港運送は「新たな物流拠点の開設で東北に進出する企業の物流を支え、地域経済の振興に寄与したい」と話している。

686荷主研究者:2010/04/04(日) 13:22:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100331t13015.htm
2010年03月31日水曜日 河北新報
東北電力 変電所を「地下型」に変更 住民の反発に配慮

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 東北電力は、仙台市青葉区本町2丁目に建設を計画している変電所の設計を変更し、建物の一部を地下に埋設することを決めた。地元商店街などから「建物が街の景観にそぐわない」などと、建設中止を求める声が噴出したため。30日夜、地元説明会を開いて変更案を示し、建設を了承された。

 建設場所は仙台市中心部の広瀬通沿いの1500平方メートルで、東北電力が昨年6月に取得し、現在は更地になっている。

 変電所は当初、高さ約20メートルの鉄筋コンクリートの建物を造り、テロ対策のため、周りをさらにコンクリート製の壁で覆う計画だった。

 昨年秋に計画が示されると、家具店や若者向け衣料品店が多く並ぶ本町商店街振興組合が「建物が巨大で圧迫感がある。商店街のにぎわいを損ないかねない」と撤回を要求。地元3町内会からも「テロの標的にされそうで怖い」「電磁波で健康に影響がないか心配」などの声が上がっていた。

 東北電力は今年1月、(1)テロ対策の壁は必要だが、鉄条網などは極力避ける(2)ビルの壁には飾りの窓を付ける(3)1階部分を店舗にする―などの改善策を提示。歩み寄りを図ったが、住民や商店主らから同意は得られなかった。

 30日に本町2丁目の集会所で開かれた地元への説明会には約30人が出席。変電所施設を地下12メートル、地上8メートルとし、地上部をコンパクト化する案が示され、住民側が了承した。計画変更に伴い、完成は当初予定の2012年6月から13年4月にずれ込む。

 本町商店街振興組合の鈴木心一理事長は「英断に感謝する」と評価した。東北電力宮城支店は「地元の意向に最大限応えた。市中心部の電力安定に寄与したい」と話している。

687荷主研究者:2010/04/04(日) 13:24:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100331t13030.htm
2010年03月31日水曜日 河北新報
8世帯が移転未同意 仙台・追廻住宅 補償めぐる協議難航

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1年後から順次、土地の明け渡し期限を迎える仙台市青葉区の追廻住宅

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 仙台市の「戦後処理」の象徴ともいわれる「追廻住宅」(青葉区)の移転問題で、国有地に居住する住民のうち最初の土地明け渡し期限が1年後に迫っている。8世帯が立ち退きに応じておらず、移転補償などをめぐり訴訟に発展する可能性もある。

 明け渡し期限は、集団移転先の仙台政府倉庫跡地(宮城野区新田2丁目)の一戸建て区画と、他地域への転居者が11年3月31日。仙台政府倉庫跡地に建設される集合住宅への転居者は、住宅の完成が11年3月にずれ込む見通しのため、明け渡し期限も5月末まで延ばした。

 国と地区住民との賃貸契約は06年9月30日に満了した。しかし、集団移転地の選定や集合住宅の建設が遅れ、市と国は明け渡し期日を2度にわたり延長した。

 市青葉山公園整備室によると、追廻地区の居住者は62世帯。うち9世帯が立ち退きに応じていなかったが、1世帯が移転に同意し、4月にも契約を結ぶ予定。

 立ち退きに反対する住民は「60年以上ここに住み、道路や水道は自分たちで出費して整備した。市の態度には、われわれの苦労に対する誠意が感じられない」と主張。市青葉山公園整備室は「移転に応じてもらえるよう、粘り強く交渉を続けたい」と話している。

 市は追廻地区を含む青葉山公園整備計画の見直し費用として、10年度一般会計当初予算に1300万円を計上。地下鉄東西線国際センター駅(仮称)南側の整備と合わせ、年度内に見直し作業を終わらせる。公園整備は16年度までの完了を目指している。

[追廻住宅] 1946年、旧満州(中国東北部)などからの引き揚げ者や戦争被災者の居住地として国が応急住宅として建設。同年、市は追廻地区を含む青葉山周辺の公園化を計画し、地区内の上下水道や道路整備を見合わせてきた。96年、34.6ヘクタールを対象に日本庭園や自然観察館などを備えた公園基本計画を策定したが、住民との移転交渉が進まず、2006年に工事期間の10年延長を決めた。

688荷主研究者:2010/04/04(日) 14:04:54
>>655
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100402t12022.htm
2010年04月02日金曜日 河北新報
るーぷる仙台に新ルート 旧市電風の新車両も

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旧仙台市電のカラーを取り入れた「るーぷる仙台」の新車両

 仙台市中心部の観光地を巡る循環バス「るーぷる仙台」の運行ルートが拡大し、市は1日、JR仙台駅西口で新ルートの出発式を開いた。

 出発式には、奥山恵美子市長ら関係者20人が出席。旧仙台市電をイメージした茶色の新車両も披露された。新車両に乗り込んだ仙台一中1年の石原誉さん(12)は「大崎八幡宮が車窓からどんな景色に見えるか楽しみ」と話した。

 新たなルートには「交通公園・三居沢発電所」「大崎八幡宮前」の停留所を追加。仙台駅前から従来のルートを経て三居沢発電所、大崎八幡宮を経由し、市中心部へ向かう。

 市観光交流課は「歴史ブームに乗って、伊達政宗の史実を学べるよう、ゆかりの施設を巡るルートを充実させた」と利用を呼び掛けている。

 所要時間は従来より15分増の1周70分。料金は変わらず1回250円(子ども130円)。

689荷主研究者:2010/04/10(土) 16:59:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100403t15028.htm
2010年04月03日土曜日 河北新報
東北大、留学生3000人に倍増 国際競争力強化

 東北大は2日、教育・研究の国際競争力を高めるため、2020年度までに留学生の受け入れ数を現在の1300人から3000人に増やすと発表した。英語だけを使うコース新設や留学生寮の増設など受け入れ態勢を充実させる。記者会見した井上明久総長は「大学の国際的価値を高め、グローバルな視野で活躍できる人材を育成したい」と述べた。

 計画では、20年度までに留学生のほか、外国籍の教員数を現在の130人から300人に増やす。11年10月に工・理・農の3学部で、講義をすべて英語で行うコースを開設。大学院は13年10月までに、英語で修了できるコースを現在の3から13に拡充する。

 留学生が入居できる650人規模の学生寮を12年度までをめどに、仙台市青葉区三条町の東北大国際交流会館付近に新設。片平キャンパス(青葉区片平)には、定員120人程度の外国人研究者用宿泊施設を11年度までに建設する。

 留学生を含めた学生への学習支援策として4月から、先輩学生が助言する「スチューデントアドバイザー制度」も導入。公募で30人程度のアドバイザーを募り、常時5、6人が相談窓口に常駐する仕組みを整える。

 計画は大学運営の指針となる「井上プラン(東北大アクションプラン)」の10年度改訂版に盛り込んだ。改訂版では化学、物理などの「国際科学オリンピック」の日本代表に選ばれた高校生を対象に、理学部と工学部の11年度入試から通常の試験を免除する特別枠も設けた。

690荷主研究者:2010/04/10(土) 16:59:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100403t12013.htm
2010年04月03日土曜日 河北新報
仙台―ソウル線、6日に就航20年 東北の国際化をけん引

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 アシアナ航空の仙台―ソウル線が6日、就航から丸20年を迎える。東北初の国際定期路線として1990年に開設されて以来、仙台空港(宮城県名取、岩沼市)の国際化をけん引してきた。東北各県が韓国などアジアからの観光客誘致に力を入れる中、同路線への期待は一段と高まっている。

<韓国人客が戻る>
 仙台空港の国際線はソウル線を皮切りにアジアを中心に拡大。現在は航空5社が北京、上海、グアムなど計6路線を運航している。

 チャーター便を含む国際線旅客数の変遷はグラフの通り。ソウル線開設6年目の95年度に40万人を超え、2000年度には最高の47万1000人を記録した。その後は減少に転じ、03年度には米同時多発テロなどの影響を受けて25万人台、不況が世界を直撃した08年度は26万人にとどまった。

 苦戦が続く仙台空港を支えてきたのがソウル便だ。1998年度からは毎年度10万人を超える堅調ぶり。2008年度には円高ウォン安の影響もあって12万5000人が利用し、全体の47%を占めた。開設からの延べ利用者は08年2月に200万人を突破し、最近は韓国経済の回復もあり、いったん減った韓国人客が戻りつつあるという。

<双方がPRに力>
 節目の年を迎え、アシアナ航空はさらなる利用客増を目指す。韓国観光公社などが今年から3年間、「韓国訪問の年キャンペーン」を展開することもあり、同社仙台支店の朴東勉支店長は「より多くの観光客を仙台から韓国に送り出したい」と強調。ソウル近郊にある仁川空港のハブ機能に触れ、「仙台からソウル経由で世界に旅立ってほしい」とアピールする。

 東北側の視線も熱い。新潟を含む東北7県の官民でつくる東北観光推進機構が3月、韓国からの旅行者らを対象に行ったアンケートでは、東北の景観、温泉、食事への関心が高かった。

 同機構の畠山広副本部長兼海外事業部長は「冬のスキー、夏のゴルフに加え、韓国ドラマのロケ地になった舞台もある東北の良さを韓国に積極的にPRしたい」と意気込んでいる。

691荷主研究者:2010/04/10(土) 17:36:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100404t11011.htm
2010年04月04日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線苦戦 甘かった需要予測 オンブズ調査

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 利用客が伸び悩む仙台空港アクセス線の開業前の需要予測で、空港関連利用客が1970年以降の国内総生産(GDP)成長率などを基に算出されていたことが3日、仙台市民オンブズマンの調査で分かった。経済成長期を含む「右肩上がり」の数値を用いた結果、開業後の実態と懸け離れた予測を導いたとも言え、オンブズマンは「見込みの甘さがあらためて裏付けられた」と指摘している。

 オンブズマンは昨年12月、アクセス線の政策形成過程の検証を目的に、計画当初から事業決定に至るまでの宮城県の討議資料などを開示請求し、分析した。

 需要予測は、航空旅客や送迎・見学者の空港関連利用客と、通勤・通学者らの都市内利用客で構成。空港利用客は、東京の空港コンサルタント会社のモデルを使って計算された。

 70〜96年の国民1人当たりGDP成長率などから算出した将来の全国空港利用客数に、全国に占める東北6県の空港利用客割合を乗じ、さらに東北での仙台空港利用率を乗じて予測値を出した。

 県はその結果、事業許可申請時(2000年)に、1日当たりの空港利用客を開業時は約5700人、開業10年目は約7400人と予測。03年と06年に見直し、最終的には70〜03年のGDP成長率などを用いて開業時約4000人、10年目約5700人に修正した。

 一方、都市内利用客は事業許可申請時で開業時約3700人、開業10年目約6500人と試算し、最終予測は開業時約3400人、10年目約4800人に引き下げた。

 県は、修正した両利用客の開業時予測の合計約7400人に、沿線での大型商業施設開店による需要も上乗せし、約1万人の利用を見込んだ。

 だが、07年度の実績は7000人弱で、その後も08年度が約6500人、09年度は約6400人(推計)と減り続けている。

 GDP成長率の設定条件について、オンブズマンは「直近の数字を用いていれば、より信頼性の高い予測になったはずだが、県はコンサル任せにした」と批判。県空港臨空地域課は「なぜそうした設定条件にしたかは、今となっては分からない」と話している。

[仙台空港アクセス線]仙台空港―JR名取駅(7.1キロ)と、東北線の名取―仙台間を経由する全長17.5キロ。2007年3月開業。宮城県や仙台市などの自治体、民間企業が出資する第三セクター仙台空港鉄道が空港―名取を運営する。09年3月期決算で7億100万円の営業損失を計上するなど経営は厳しく、県が経営支援プラン行動計画の策定を急いでいる。

692荷主研究者:2010/04/17(土) 18:01:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100405t13013.htm
2010年04月05日月曜日 河北新報
地方行政に新しい風 各界から惜しむ声 藤井元仙台市長死去

仙台市長を退任し、市職員に拍手で見送られる藤井さん=2005年8月19日、仙台市役所

 仙台市政をかつてない危機に陥れたゼネコン汚職事件後、市長を3期務めた藤井黎さん(79)が4日、死去した。現職時代の12年間、市政の信頼回復という重責を背負い、都市イメージの再生に心血を注いだ。手堅い行政手腕の一方、温和でざっくばらんな一面もあり、関係者からは死を惜しむ声が相次いだ。

 「私がやんちゃ坊主だったのに対し、藤井さんは常に冷静沈着で大人の対応だった」

 前宮城県知事の浅野史郎さん(62)は、それぞれ県政、市政のトップとしてゼネコン汚職事件の後始末にあたった時代を思い起こし、藤井さんの死を悼んだ。

 2人の政治手法は異なる。ほぼ同じ時期に3期12年の任期を務め、ともに入札制度改革、情報公開に取り組んだ。

 「当時、宮城県と仙台市は『犬猿の仲』といわれたが藤井さんはとても温厚な方で、個人的に嫌な思いをしたことはなかった」と浅野さん。「広い意味で信頼できるパートナーであり、精神的に救われた部分も多い」と振り返った。

 前鶴岡市長の富塚陽一さん(78)も人柄を懐かしんだ。東北大の学生時代、藤井さんは1年先輩。学生寮で寝食を共にした。「肉親に等しい兄貴だった。もう一度、一緒に酒を飲み、昔話がしたかった」と悔やむ。

 互いに市長に就任した後は東北市長会などで旧交を温め合ったという。富塚さんは「東北をよりよくしようと、社会の仕組みについて深く考える指導者だった」と政治姿勢を高く評価した。

 藤井さんの悲報に接した経済界からも功績をしのぶ声が上がった。

 仙台商工会議所会頭の丸森仲吾さん(77)はサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)イタリア代表キャンプの仙台誘致や地下鉄東西線の着工に道筋を付けた業績を挙げ「地方都市が直接、世界と渡り合う新しい地方行政の在り方を見いだした」とたたえた。


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