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仙台・宮城・陸奥
661
:
荷主研究者
:2010/03/20(土) 17:38:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100315t13023.htm
2010年03月15日月曜日 河北新報
住民の足、新設なるか 仙台・太白でバス新ルート試験
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100315_m10_001.jpg
路線バスの新設に向けた運行実験について話し合う地域住民ら=4日、仙台市太白区の二ツ沢町内会集会所
公共交通機関の空白地帯になっている仙台市太白区青山地区で今秋、バス路線の新設に向けた運行実験が行われる。環境省の委託事業で、市や地元住民らでつくる検討会がルート案などを協議。八木山動物公園から東北工大長町キャンパスまで約2.5キロの区間に2カ月間、バスを試験的に走らせる。需要を掘り起こしながら、2011年度の本格運行を目指す。
「新たな生活交通検討会」は青山、長嶺、桜木町、八木山弥生町など13町内会で組織。09年度、環境省の「低炭素地域づくり面的対策事業」に選定され、市、学生向けシャトルバスを運行する東北工大などと、バス路線の可能性を探ってきた。
住民アンケートやバスの体験試乗会などを経て、まとめた運行ルート案は地図の通り。今月4日の検討会では、6月までに停留所の位置やダイヤ、運賃の詳細を固め、10、11月に実証実験をする方針を確認した。
青山地区は、八木山の丘陵地帯に挟まれた谷部にあり、細い道路が張り巡らされ、坂道が多い。高齢化率は約26%に達する住宅地で、マイカーを持たないお年寄りらは既存の路線バス停留所までの徒歩移動など不便を強いられていた。
検討会は、昨年12月からことし1月にかけて住民を対象に利用意向調査を実施。回答者のうち、約3割が通勤・通学で、5割以上が買い物で利用すると答え、約8割が「バスは地域の将来のために必要」と要望した。
素案では運行は1時間に1、2便で、長町方面への直結便も検討。運賃は150〜200円の見通しで、青山地区を中心に4カ所以上のバス停を新設する方向で調整している。
八木山連合町内会長を務める、桜木町町内会の斎藤満男会長(71)は「公共交通網から取り残され、路線バスの運行は地域にとって長年の悲願だった。多くの住民に利用を呼び掛け、本格運行へとつなげたい」と話す。
市は今後、運行ルートとなる市道の安全対策などを進める方針。市公共交通推進課は「住民が自ら動き、地域の足づくりを目指す新たな試み。高齢化などで同じ悩みを抱える住宅地は増えており、今後のモデルケースにしたい」と話している。
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