したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

仙台・宮城・陸奥

691荷主研究者:2010/04/10(土) 17:36:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100404t11011.htm
2010年04月04日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線苦戦 甘かった需要予測 オンブズ調査

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100323a101.jpg

 利用客が伸び悩む仙台空港アクセス線の開業前の需要予測で、空港関連利用客が1970年以降の国内総生産(GDP)成長率などを基に算出されていたことが3日、仙台市民オンブズマンの調査で分かった。経済成長期を含む「右肩上がり」の数値を用いた結果、開業後の実態と懸け離れた予測を導いたとも言え、オンブズマンは「見込みの甘さがあらためて裏付けられた」と指摘している。

 オンブズマンは昨年12月、アクセス線の政策形成過程の検証を目的に、計画当初から事業決定に至るまでの宮城県の討議資料などを開示請求し、分析した。

 需要予測は、航空旅客や送迎・見学者の空港関連利用客と、通勤・通学者らの都市内利用客で構成。空港利用客は、東京の空港コンサルタント会社のモデルを使って計算された。

 70〜96年の国民1人当たりGDP成長率などから算出した将来の全国空港利用客数に、全国に占める東北6県の空港利用客割合を乗じ、さらに東北での仙台空港利用率を乗じて予測値を出した。

 県はその結果、事業許可申請時(2000年)に、1日当たりの空港利用客を開業時は約5700人、開業10年目は約7400人と予測。03年と06年に見直し、最終的には70〜03年のGDP成長率などを用いて開業時約4000人、10年目約5700人に修正した。

 一方、都市内利用客は事業許可申請時で開業時約3700人、開業10年目約6500人と試算し、最終予測は開業時約3400人、10年目約4800人に引き下げた。

 県は、修正した両利用客の開業時予測の合計約7400人に、沿線での大型商業施設開店による需要も上乗せし、約1万人の利用を見込んだ。

 だが、07年度の実績は7000人弱で、その後も08年度が約6500人、09年度は約6400人(推計)と減り続けている。

 GDP成長率の設定条件について、オンブズマンは「直近の数字を用いていれば、より信頼性の高い予測になったはずだが、県はコンサル任せにした」と批判。県空港臨空地域課は「なぜそうした設定条件にしたかは、今となっては分からない」と話している。

[仙台空港アクセス線]仙台空港―JR名取駅(7.1キロ)と、東北線の名取―仙台間を経由する全長17.5キロ。2007年3月開業。宮城県や仙台市などの自治体、民間企業が出資する第三セクター仙台空港鉄道が空港―名取を運営する。09年3月期決算で7億100万円の営業損失を計上するなど経営は厳しく、県が経営支援プラン行動計画の策定を急いでいる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板