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仙台・宮城・陸奥

676荷主研究者:2010/03/30(火) 23:30:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100323t13010.htm
2010年03月23日火曜日 河北新報
仙台空港鉄道開業3周年 増えぬ乗客 経営苦戦

開業後3年間で740万人以上を運んだ仙台空港アクセス線。行政の支援が避けられない状況となっている

 仙台空港と仙台市を結ぶ仙台空港アクセス線は2007年3月の開業から18日で丸3年を迎えた。運んだ乗客は延べ740万人余り。空港へのメーンの交通手段として浸透してきたが、乗降客数は計画の6〜7割にとどまる。運営する第三セクター仙台空港鉄道(名取市)の経営は厳しさを増し、最大株主の宮城県が経営支援プラン行動計画の策定を急いでいる。

 JR仙台駅の3番線ホーム。アクセス線の到着を待っていた大阪市の会社員(49)は「仙台空港に降りたら毎回、電車しか使わない。地方都市の中でアクセスは便利な方だ」と評価した。

 利便性は評価されるアクセス線も、営業面では苦戦が続く。乗降客数の推移は表の通り。1日当たりの数字は各年度、需要予測を30〜36%下回る。利用低迷を受け、10年度予算の営業収益(旅客収入を含む)は6億5976万円にとどまる。対する営業経費は収入の倍以上の14億2343万円。純損失は10億444万円に上る見込みだ。

 もう一つ重荷になっているのが、高架橋、駅舎などの膨大な資産にかかる減価償却費。毎年6億円で、営業経費の半分を占める。10年度末の累積損失は45億2870万円に膨らみそうだ。
 このままでは11年度に運転資金が底を尽き、13年度に債務超過に陥るとみられる。人件費や管理費の削減は限界といい、行政の支援が避けられない状況だ。

 宮城県は経営支援プラン行動計画の骨子案を1月に公表した。柱は(1)乗客を1日当たり8200人に伸ばす(2)一部運賃の見直しを検討する(3)県の貸付金利息を減免する―など。県が資産を買い取り、空港鉄道が運行に専念する「上下分離」も検討課題に盛り込まれた。

 この計画に、県議会から物言いが付いた。建設企業委員会の石川光次郎委員長は「値上げしながら乗客目標を達成できるのか。県民に説明できない。税金投入や借金棒引きの前にもっと案を詰めるべきだ」と指摘する。
 3月中に予定していたプランの行動計画策定は、新年度に先送りされる見込みだ。

 県空港臨空地域課は「資金ショートは避けなければならないので、やれることは金利の減免や上下分離などに限られてくる。県民や県議会に丁寧に説明していきたい」と話している。


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