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仙台・宮城・陸奥
686
:
荷主研究者
:2010/04/04(日) 13:22:18
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100331t13015.htm
2010年03月31日水曜日 河北新報
東北電力 変電所を「地下型」に変更 住民の反発に配慮
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100331s201.jpg
東北電力は、仙台市青葉区本町2丁目に建設を計画している変電所の設計を変更し、建物の一部を地下に埋設することを決めた。地元商店街などから「建物が街の景観にそぐわない」などと、建設中止を求める声が噴出したため。30日夜、地元説明会を開いて変更案を示し、建設を了承された。
建設場所は仙台市中心部の広瀬通沿いの1500平方メートルで、東北電力が昨年6月に取得し、現在は更地になっている。
変電所は当初、高さ約20メートルの鉄筋コンクリートの建物を造り、テロ対策のため、周りをさらにコンクリート製の壁で覆う計画だった。
昨年秋に計画が示されると、家具店や若者向け衣料品店が多く並ぶ本町商店街振興組合が「建物が巨大で圧迫感がある。商店街のにぎわいを損ないかねない」と撤回を要求。地元3町内会からも「テロの標的にされそうで怖い」「電磁波で健康に影響がないか心配」などの声が上がっていた。
東北電力は今年1月、(1)テロ対策の壁は必要だが、鉄条網などは極力避ける(2)ビルの壁には飾りの窓を付ける(3)1階部分を店舗にする―などの改善策を提示。歩み寄りを図ったが、住民や商店主らから同意は得られなかった。
30日に本町2丁目の集会所で開かれた地元への説明会には約30人が出席。変電所施設を地下12メートル、地上8メートルとし、地上部をコンパクト化する案が示され、住民側が了承した。計画変更に伴い、完成は当初予定の2012年6月から13年4月にずれ込む。
本町商店街振興組合の鈴木心一理事長は「英断に感謝する」と評価した。東北電力宮城支店は「地元の意向に最大限応えた。市中心部の電力安定に寄与したい」と話している。
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