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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

5619名無しさん:2009/09/20(日) 14:54:01
http://logs.dreamhosters.com/html/1/219/755/1219755688.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/08/20080826t71030.htm

★社民との選挙協力に異論 民主・東北

東北6県の民主党県連幹事長・政調会長会議が25日、仙台市内で開かれた。
会議は非公開で行われ、出席者によると、次期衆院選に向けて党本部主導で
進む社民党などとの選挙協力に、一部の県連から懸念や異論が出された。

秋田県連は、秋田2区で小沢一郎代表のトップダウンにより社民党元衆院議員
の推薦が決まった経緯に触れて、「地元の抵抗が強く、順調には進んでいない」
と発言した。

党公認候補が決まっていない宮城6区については、小沢代表が公認候補に
こだわらない姿勢を示している。党本部には社民党現職の推薦も念頭にあると
みられ、宮城県連は「連合や地元支持者の意向、党本部の方針が一致しない」
と苦渋をにじませた。

これに対し、3選挙区で既に社民党との選挙協力が決まっている山形県連は
「完全に協力関係ができている」と自信を見せた。

5620とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:23
>>5600-5602
>リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。
>周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。

>伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。
>足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。
>選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。

衆院選09 選択の構図
(上)政権選択
自民 副大臣が祭り行脚/民主 風読むしたたかさ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090806-OYT8T00134.htm

 「泥まみれ、汗まみれ、血まみれになって戦います」

 2日午前に塩釜市で行われた事務所開き。4区から出馬する自民党の伊藤信太郎(56)は、あいさつの間、手にした白いハンカチでしきりに鼻をぬぐった。目には涙。来賓の中曽根外相ら400人の出席者は一様に静まり返っていた。

町内会のお祭りでみこしをかつぐ伊藤信太郎氏(1日)=伊藤信太郎事務所提供

 元衆院議長の父宗一郎の地盤を継ぎ、麻生内閣で外務副大臣を務める伊藤は、久々の晴れ間がのぞいた前日の1日、神社や町内会の夏祭りを8か所回った。多賀城市では一緒にみこしを担ぎ、富谷町ではカラオケ大会の合間にあいさつに立った。

 2区の自民党の中野正志(61)も先月27日、仙台市の集会で女性支持者を前に声をからして訴えた。

 「わが党の世論調査で女性票は(民主候補に)勝るが、30〜60代の男性では圧倒的に負けている。だから弟やお子さんに言ってください。『お母さん、お姉ちゃんの言うことを聞いて』と」

 陣営は名刺やビラを数十万枚刷った。4年前とはけた違いの量だ。組織力に定評がある当選3回の中堅だが、今回は秘書たちが手分けして1軒ずつ支援者を回る。

 それでも、陣営の一人は首をひねる。「経済産業副大臣の実績もある。これだけ人もかけている。だが、手応えがない」

     ◇

 先月27日、民主党県連選対委員長で県議の内海太(62)が気仙沼市の魚市場に顔を出した。「いよいよ政権交代だね」「勝ちすぎるのも良くないぞ」。あちこちで声がかかった。漁協は旧来、自民の支持母体で、漁業関係者も自民支持者が多いとされるが、思わぬ好反応に内海は驚いた。

 2007年の参院選で、民主党の岡崎トミ子(65)は自民候補に19万票差で圧勝。「郵政選挙」と呼ばれ、民主が惨敗した05年衆院選に比べ、潮目が明らかに変わりつつあることを印象づけた。

 「百の理屈より政権交代。(開票日の)8月30日、世の中がひっくり返る」

つなぎ姿で農家の人々にあいさつする石山氏(左、3日)

 都議選を含む地方選の連勝で勢いづき、選対会議で豪語する民主候補予定者もいた。そして、時勢をしたたかに読む戦略もみえる。

 4区の新人、石山敬貴(39)は加美町の農家出身。そこで、つなぎの作業着姿でおにぎりを手にしたポスターを製作した。名は「おにぎり王子」。分かりやすいキャッチフレーズが浸透し、農村票を切り崩す。

 テレビ局のお天気キャスターだった2区の新人、斎藤恭紀(40)のブログ「教えて!斎藤さん」は毎日4000〜5000アクセスだ。2日はホームページを刷新し、街頭活動などの映像を盛り込んだ動画をアップした。

 民主党県連幹事長の木村勝好(58)は「政権交代を望む流れは、止まることはない」とみる。だが、自民も、郵政選挙で歴史的な勝利を収めたが、首相3人の交代などで逆風に見舞われる。

 木村は言う。「衆院選が終わった途端、風はやむかもしれない。それから真価が問われる」。(文中敬称略)
(2009年8月5日 読売新聞)

5621とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:37

>>5616
> 宮城では連合宮城の仲立ちで6区の前議員の菅野哲雄候補(60)を民主党が支援する。連合宮城は自治労など社民党支持労組向けに「比例は社民へ」と記載したチラシを作成し、比例での支持拡大を後押しする。
>大票田の仙台市で支持拡大の軸になるのは、仙台市職員労働組合。組合員に「比例は社民」を徹底している。
>仙台市を分ける宮城1、2区では民主党候補を推薦。社民党をアピールできる機会が少ないのが懸念材料だ。

衆院選09 選択の構図
(中)埋没回避へ
共産 比例選が「主戦場」/社民 民主協力ジレンマ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090806-OYT8T00141.htm

 仙台市青葉区の共産党県委員会事務所には最近、若者がよく訪れる。

共産党のイベントで、お茶を飲みながら、不況や将来の不安を語る若者たち(2日、仙台市青葉区の柳町集会所で)

 2日夜に同区内で開かれた集会にはフリーターや学生ら11人が集まっていた。「不況のせいで、求人票が学校に届かない。仕事に就けないかも」と専門学校の女子学生がつぶやくと、男子学生も「親の仕送りがなく、バイトして学費を払うのが精いっぱい」と打ち明けた。

 20年にわたり減少傾向にあった共産党員は、参院選があった2007年を境に増加に転じた。昨秋からの不況がその伸びに拍車をかけ、年末には党の支持者から事務所に布団やストーブ、鍋、炊飯器が各地から続々と届けられた。この2年間で県内で新たに入党したのは200人。大半は30歳代という。

 集会に参加した1区の党公認の新人候補、角野達也(50)は「今回ほど『変えたい』という若者のエネルギーに満ちた選挙はない」と実感する。

 「政権選択が最大の焦点」と騒がれ、自民対民主の対決が注目される中、小規模政党はアピールに懸命だ。

 「自民への批判が、政策論争不在のまま『自民か、民主か』の二者択一で終わっている」。社民党も、県連幹事長の岸田清実(54)が危機感をあらわにする。6区から出馬する菅野哲雄(60)は「命を大切にする政治」を掲げ、非核三原則の堅持など安全保障政策を中心に民主との違いを打ち出す。

 選挙戦略にも知恵を絞る。前回は県内6選挙区すべてに候補を擁立した共産は今回、2選挙区にとどめ、1議席死守を目指す比例選を「主戦場」と位置づける。先月、多賀城市の街頭演説で4区の新人の加藤幹夫(45)がマイクを握ったのは4分弱。続いて登場した比例の女性候補予定者が17分間、熱弁を振るい、「比例シフト」を印象づけた。

     ◇

 選挙協力をめぐっては深刻なジレンマも抱えている。自公政権の打倒という共通目標で民主と一致する共産と社民だが、その民主を応援するほど、自らの比例票を減らしかねないためだ。

 社民党県連は今回、選挙区候補を立てない1〜5区で民主候補を応援する。ただ、踏み込んだ協力関係を検討しているだけに、「候補本人はいいが、『民主』を連想させる応援はご法度」(県連幹部)と慎重で、民主候補に党名を入れない名刺を発注してもらう案まで浮上している。

 一方、候補を立てる1、4区以外は自主投票とした共産。現場レベルでは「選挙区は民主、比例は共産」との呼びかけが広がっている。無党派層の反与党票を取り込む戦略だ。

 政権交代の先を見据え、いかに存在感を強めるか。模索が続く。(文中敬称略)
(2009年8月6日 読売新聞)

5622とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:59
>>5620-5622

衆院選09 選択の構図
(下)集票マシン
「うまみ」減り 力失う
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090811-OYT8T00133.htm

自民、公明の候補者推薦を決めた農政連。5日の運営委員会では、民主の政策に疑問を投げかける声も(仙台市青葉区で)

 県農協政治連盟(農政連)の事務所に7月30日夕、民主党県連幹部から電話が入った。「文書だけでは失礼と思いまして」と丁寧に切り出す県連幹部は、仙台市で開く政権公約(マニフェスト)説明会への参加を求めてきた。

 県農政連は14農協が加盟する地方政治団体で、自民の有力支持母体の一つとして知られる。農政連側は「明らかな切り崩し」と受け取った。

 農政連は、今回も自民候補を推薦する方針を貫く。「民主の政策は財源の確保に疑問が残る。農家の要望を聞いてくれた自公政権に頑張ってもらいたい」と会長の木村春雄は語る。

 しかし、コメ農家の所得は20年間で半減した。米価の低迷や生産調整(減反)に振り回され、農家の不満は爆発寸前だ。

 「自民を支持しろと農協は言うが、これ以上自民に任せても先細りする現状は変わらない」と加美町の稲作農家の男性(39)は憤る。角田市の農家の男性(38)も「民主が掲げる所得補償制度は魅力的。周りの農家の多くも『いっぺん政権を変えてもいい』と思っている」と明かす。

     ◇

 組織の号令で大量動員をかける業界団体は「集票マシン」と呼ばれる。その選挙スタイルが、足元から崩れつつある。

 元蔵相の三塚博が「自民王国」を築いた3区で、象徴的な場面があった。先月18日、岩沼市で行われた民主元議員の橋本清仁(38)の事務所開き。200人の出席者を前に乾杯の音頭を取ったのは、郵便局長らで作る郵政政策研究会(郵政研)の地区会長だった。

 三塚の強固な支持基盤だった郵政研は、05年の郵政民営化法案に賛成した後継の西村明宏(49)と決別し、民主支持に切り替えた。「242票差で初当選した03年より厳しい選挙になる」。西村は覚悟する。

 関連業者のすそ野が広く、最強の集票マシンとされた建設業界も様変わりした。この10年間で倒産が相次ぎ、県建設業協会の昨年度の会員企業は277社と半減。協会は今回も自民候補を推す方針だが、石巻市の建設会社社長は「昔なら人も金も口も出した。経営が苦しくて今は余裕がない。しらけてますよ」と冷ややかだ。

 日本大の岩井奉信教授(政治学)は「小泉構造改革の影響で補助金や公共投資が激減し、地方に利益が十分回らなくなった。その結果、自民を支えた業界や団体は地方組織や末端の構成員への拘束力を急速に失った」と指摘する。

 党選対役員の自民県議はぼやく。「政権が代われば、たちまち立場が弱まる。このご時世、『集票マシン』は俺たち地方議員だけさ」(文中敬称略)
(2009年8月7日 読売新聞)

5623名無しさん:2009/09/20(日) 15:04:43
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/toyama/CK2009040202000256.html

「小選挙区は民主と共闘」 社民県連選対会議
2009年4月2日

 社民党県連は一日、富山市下新町の自治労とやま会館で次期衆院選と富山、砺波両市議選に向けた総合選挙対策会議を開いた。

 県連代表の又市征治参院議員が「社民には筋を通すご意見番の役割が求められている。小選挙区では民主党と共闘し、比例代表では北陸信越ブロックの議席を取り戻す」と呼び掛けた。

 決意表明で、富山2区から立候補予定の藤井宗一氏(60)が「自民の力は巨大で簡単にひっくり返せないが日本の政治を変えねば」と与野党逆転への意気込みを述べた。また3区で民主、社民両党推薦で無所属統一候補として出馬表明した相本芳彦氏(53)は「風は吹いている。それにどう乗るかが重要。1、2、3区で結果を出そう」と訴えた。

 十二日告示の富山、砺波両市議選に党公認で出馬予定の四人も決意を述べ、必勝を期した。

  (対比地貴浩)

5624名無しさん:2009/09/20(日) 15:19:09
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-145744-storytopic-196.html

15人が立候補予定 衆院任期残り3ヵ月2009年6月10日
衆院選沖縄選挙区と比例の立候補予定者(クリックすると拡大、PDFファイル2.61MB)
 衆院は10日で、9月10日の任期満了まで残り3カ月となった。7月28日まで延長された今国会中の衆院解散が有力視されており、総選挙が間近となっている。政権選択選挙となる今回の衆院選で、沖縄選挙区には4小選挙区に計15人が立候補を予定する。諸派で、宗教団体「幸福の科学」を支持母体とする幸福実現党は、12日に4選挙区すべてで出馬を表明する。

【1区】自主投票の社民票が鍵
 国民新現職の下地幹郎氏(47)に、自民新人の国場幸之助氏(36)、共産新人の外間久子氏(70)が挑む構図。諸派新人の平良成輝氏(40)を含め4人が立候補を予定する。自主投票とした社民票の行方が鍵を握る。7月5日投票の那覇市議選の結果が選挙区情勢に直結するとあって、各予定候補者とも前哨戦の位置付けで市議選と一体で取り組んでいる。
 下地氏は、国民新と民主の野党共闘を前面に、従来の支持層以外への浸透を狙う。連合沖縄との政策協定や民主党県連との関係修復など、基盤固めを急ぐ。
 国場氏は、比例に回る公明とのセットを徹底し、自公議席の奪還を狙う。1区で自民の公認候補は13年ぶり。5月に新事務所を開設し集票を本格化させる。
 外間氏は、護憲、反基地を掲げ、革新支持層に浸透を図る。共産は選挙区の擁立を1区のみに絞り、比例票の掘り起こしとともに、大票田で総力戦の構え。

【2区】現職同士保革が激突
 社民の照屋寛徳氏(64)と自民の安次富修氏(54)の現職同士による事実上の一騎打ちとなる。前回は照屋氏が選挙区で当選し、安次富氏が惜敗率によって比例で復活当選した。今回は自公対反自公の対決構図がより明確となり、勢力分布が注目される。諸派新人の富川昇氏(65)も立候補を予定する。
 照屋氏は、山内徳信参院議員らの応援を得て、革新地盤の中部地域で着実に浸透を図る。民主党県連が支持を決定したことで、反自公の選挙協力が固まった。
 安次富氏は、2月の浦添市長選の応援や公明とのセット集会への参加など、各地で精力的に運動する。今月下旬から支部を設置し、選挙態勢を本格化する。

【3区】5人が乱立、混戦模様
 与野党ともに分裂選挙を余儀なくされ、5人が乱立する混戦模様だ。5期目を狙う自民現職の嘉数知賢氏(68)に対し、元県議の小渡亨氏(56)が自民を離党して無所属での出馬を表明した。野党側も民主新人の玉城デニー氏(49)と社民新人の新川秀清氏(72)が競合し、革新支持票の綱引きが激しくなっている。諸派新人の金城竜郎氏(45)も立候補を予定する。
 嘉数氏は、建設業界など保守支持層の取りまとめを急ぐ。5月には所属派閥会長の町村信孝衆院議員が支援要請で県内を回った。
 玉城氏は、全駐労など民主支持労組が支援態勢を強め、運動を活発化。県議会会派・改革の会のメンバーの後押しを受ける。
 新川氏は、自治労県本など社民基軸労組が実動部隊。選挙を昨年10月と想定していた態勢を立て直し、集票活動を再び本格化させる。
 小渡氏は、嘉数氏に対抗し、保守系の市町村議員を囲い込む。泡瀬復興期成会など地元の地域票を固め、北部での浸透が課題。

【4区】自公対反自公の対決
 4区は自民現職の西銘恒三郎氏(54)を、民主新人の瑞慶覧長敏氏(50)が激しく追い上げる展開。野党候補が民主公認に一本化され、自公対反自公の事実上の一騎打ちとなっている。諸派新人の富川満也氏(34)も立候補を予定する。
 西銘氏は、国土交通政務官としての実績をアピールし、3期目に挑む。保守地盤の島尻、宮古島地区で、首長や地元議員からの支持を集める。農協など支援団体への浸透を図る。
 瑞慶覧氏は、5月の選挙資金パーティーから集票活動を本格化。2区とのバーターで社民との選挙協力が成立し、自治労など社民基軸の労組が動きやすい状況になったのが好材料。

3氏が出馬予定/比例代表九州ブロック
 比例代表九州ブロックには、共産現職の赤嶺政賢氏(61)のほか、公明が白保台一元衆院議員の後継として自民と選挙協力を組む遠山清彦氏(40)、幸福の科学沖縄本部長の諫山征和氏(37)が出馬を予定している。

5625名無しさん:2009/09/20(日) 15:38:54
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-20-M_1-002-1_002.html

[攻防・09衆院選](4)勢いづく労組
政策実現へ発言権狙う


 那覇市の自治会館で14日に開かれた労働組合の総決起大会。

 会場は立ち見が出るほどの盛況で、200人以上の支援者が駆けつけた。

 「支援者の顔つきが違う」。ある立候補予定者は大会終了後、連合沖縄の幹部に電話をかけ、支援に対して謝意を伝えた。

 連合沖縄は、民主の2新人と国民新、社民の現職を推薦。選挙区ごとに大会を開くのは初めてだ。

 仲村信正会長は「政権交代が実現すれば、労働者派遣法や労働基準法の改正が可能になる」と語り、労組の主張する雇用安定を図る政策の実現に向け、期待感を表明する。

 しかし、組合内は加入率低下や若者の政治的無関心もあり、選挙運動への取り組みが弱体化している。

 「今回勝てなければ、選挙での組合の発言力も低下しかねない。総力を挙げて取り組む」と別の幹部は話す。

冷ややか

 労組内で政権交代に向け、期待感が日増しに高まる一方、派遣や期間工で職を失った求職者の中には、各政党が政権選択をかける衆院選に冷めた見方もある。

 昨年から世界的な経済不況で派遣切りや学生の内定取り消しなど雇用情勢の悪化がクローズアップされ、5月の県内の完全失業率は8・6%で、失業者数も8カ月連続で増加。「企業も組合も守ってくれない」と考える失業者もいる。

 那覇市のハローワーク。多くの人が職を求めて集まる。愛知県で期間工の契約が切れ、先月から職探しに励む男性(37)=那覇市=は「経済の流れは政権交代しても、変わらないと思う」とつぶやく。

一部分裂

 連合沖縄が民主基軸の支援態勢を組む一方、3区では連合沖縄が民主公認の新人の玉城デニー氏(49)、県庁や市町村職員で組織する自治労は、社民公認で新人の新川秀清氏(72)を支持し、対応が割れている。

 2005年の衆院選も野党内で候補者の一本化ができず、民主、社民の候補者の共倒れとなった。

 その教訓を元に、連合沖縄は08年1月に社民、民主両党県連に候補者の一本化を要請したが、不調に終わっている。関係者は「再び共倒れになれば、しこりだけが残る最悪の結果になりかねない」と危惧する。

 1区で候補者を支持していない自治労は、17日の執行委員会で1区の人員を3区の新川氏の応援に回すことを決定。全駐労が主体となって運動を展開する玉城氏との対決姿勢を前面に出すなど、野党間競争も激化している。(09年衆院選取材班)

5626名無しさん:2009/09/20(日) 16:17:11
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000300806100001

2009衆院選


【胎動衆院選】


社民・民主共闘 原発対立解消棚上げ
2008年06月10日




 次期衆院選の佐賀3区で、社民党は民主党の推薦を得て県連合幹事長の柳瀬映二氏(54)を擁立する。両党は既に昨年12月、連合佐賀の仲立ちで県内小選挙区での選挙協力を決めていた。だが、国内初のプルサーマル計画が10年度内に九州電力玄海原発(玄海町)で始まるという原子力発電については、社民が「断固反対」を掲げるのに対し、民主の有力な支持労組の電力総連は推進の立場だ。3区の重要課題を巡る「水と油の関係」解消は、当座、棚上げになっている。(伊東邦昭、市川雄輝)


 社民の支持労組でつくる「県平和運動センター」が8日に唐津市で主催した柳瀬氏の総決起集会。「2年半前に佐賀でプルサーマル反対のデモをした。全国で反対の声が高まっている」と福島瑞穂党首が演説し、自治労や県教職員組合の組合員ら約500人が一斉に拍手した。


 来賓に招かれた電力総連出身の武重信一郎・連合佐賀会長は集会後、「柳瀬氏には地域の労組を回る中で『原発不要』と言い難い状況を理解してほしい」と打ち明けた。


 05年衆院選で両党は、佐賀1区と2区は民主、3区は社民の公認候補をそれぞれ応援し合い、1、2区では比例復活当選を果たしている。


 柳瀬氏は、無所属で出馬した「郵政反対組」保利耕輔氏(73)=自民党に復党=と自民公認の「刺客」広津素子氏(55)に大差で破れ、復活もならず。出馬表明が公示半月前と出遅れ、民・社の協力が不十分だったと柳瀬氏と陣営は「総括」している。


 柳瀬氏は今回、早々と昨年12月に出馬表明したが、会見ではプルサーマル計画に言及し「反対」を明言している。


 佐賀3区における電力総連の組織「唐津地区連絡会」では傘下労組の労組員約500人の多くが玄海原発で働く。連合佐賀の武重会長は「共闘しやすいよう地域の各労組と話し合いを重ねてほしい」と柳瀬氏に注文をつける。


 唐津地区連絡会の幹部の一人は「柳瀬氏の考え方は変わらない。政権交代という大局を見よ、と言われても協力できるかどうか……」と話す。


    ◇


 佐賀3区では共産党も県常任委員の瀬戸雄也氏(29)を擁立予定。プルサーマル反対も主張に折り込んでいる。

5627名無しさん:2009/09/20(日) 16:18:00
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/oita/20080917/20080917_0001.shtml

自治労県本部 対応決まらず 定期大会開会 次期衆院選1、3区
2008年09月24日 20:09
 自治労県本部の定期大会が16日、2日間の日程で大分市内で始まり、次期衆院選について「民主党県連と2007年の参院選の対応でけじめがついていない」として、同県連が擁立予定の大分1、3区の対応について当面、態度を保留する議案が提案された。前回参院選で崩壊した野党共闘の修復はいまだ難航している。

 村田正利委員長代行は冒頭のあいさつで解散総選挙の時期は近いとした上で「1、3区の方向付けはできないが、短期決戦を闘うための態勢づくりをお願いしたい」と訴えた。

 定期大会は17日までで、村田委員長代行を委員長に選任する議案などを採決する。


=2008/09/17付 西日本新聞朝刊=

5628名無しさん:2009/09/20(日) 16:27:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/saga/20080927/20080927_0001.shtml

佐賀県
力量問われる自治労 政権交代に注文も 県本部が定期大会
2008年09月30日 22:16
自治労県本部の定期大会に集まった県内各地の労組関係者[ワッペン・決戦の時 さが 衆院選へ]
自治労県本部(宮島康博委員長)の定期大会が26日、嬉野市の市公会堂で始まり、次期衆院選佐賀3区から立候補を予定する社民党の柳瀬映二氏(54)と、同2区から予定する民主党の大串博志氏(43)も出席した。かつては旧社会党の主力支持母体として、国政選挙でも存在を発揮してきた自治労だが、組織率の低下が進んでおり、次期衆院選ではその力量が問われることになりそうだ。

 自治労県本部は、市町村合併に伴う職員の目減りや、1960年代に全共闘運動を経験し、政治への関心も高い団塊世代の大量退職などで組織が弱体化。組合員数は3年前に比べても1000人以上減り、現在は9830人。

 宮島委員長は定期大会の冒頭、約200人の出席者に自治労を取り巻く厳しい現状を訴え、組織強化に臨時・非常勤職員の結集を図っていくことを確認。組織強化への思いは切実なだけに、来賓に招いた柳瀬、大串両氏には「政権交代を目指す以上、(与党との)対立軸を明確にし、国民に見せるべきだ」と苦言を呈し、労働条件改善などにつながる具体的な展望を求めた。

 これに対し、柳瀬氏は「労働者の生活は非常に厳しくなり、収入も減っている。働く人がもっと大事にされる社会が必要だ」と強調。大串氏は、自治労の理念とも合致する「労働を中心とした福祉型社会」の実現を声高に唱えてみせた。

 自治労県本部は、佐賀1、2区の民主現職2人を支持、3区の柳瀬氏を推薦することを決めている。


=2008/09/27付 西日本新聞朝刊=

5629名無しさん:2009/09/20(日) 17:16:39
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000410907090003

【衆院選長野5区】父子10連勝、追う民主
2009年07月04日







 3選をめざす現職の自民・宮下に、民主・加藤ら4人の新顔が迫る。
 宮下は6月下旬の集会で、「(選挙戦は)実質、今日からです」と支持者に呼びかけた。来賓の町村信孝・前官房長官は、麻生首相の「政策の正しさ」を強調して不安を打ち消し、宮下の実務家ぶりを「現場の声を集めて政策に生かす」とほめそやした。


 父の創平・元厚相の政界進出から30年。制度は変わったが、親子で衆院選10連勝と支持は固い。週末は地元で後援会や会合に出る生活が続く。


 だが、迷走する首相の姿勢や自民の長期政権には、長年の支持者からも疑問が出ている。「『今度は民主にやらせてみよう』という支持者をどう食い止めたらよいのか」。陣営幹部は悩みを漏らす。


 加藤は前回、公募候補として初挑戦し、宮下に4万8千票近く離されて落選した。
「次に負けると後がない」と飯田市に居を定め、街頭演説やミニ集会を重ねた。陣営は「名前は浸透した。あとは有権者に、加藤の話をじかに聞いてもらいたい」と願う。


 前回知事選で田中康夫・前知事を応援し、村井仁知事を推した連合長野との関係がこじれたが、昨秋によりを戻した。国民新の推薦も受け、集会には元特定郵便局長の姿もある。加藤は「相手の背中が見えてきた」と力を込める。


 だが、連合長野に加盟する自治労は社民推薦に回り、「どこまで影響するか読み切れない」。陣営は気をもむ。


 その社民・池田は6月中旬から選挙区に常駐。高校以来19年ぶりの地で、自治労系の労組を中心に支持を求める。


 立候補表明は昨年9月。直後からの不況で、同世代が仕事を失い、自分の力だけでは抜け出せない状況を目の当たりにした。「私たちはもっと怒ろう」と呼びかける。


 南信では旧社会党系の衆院議員は93年から出ていない。「政権交代しても、民主の単独政権で憲法9条や働く者の権利は守れるのか」と訴え、比例区北陸信越ブロックでの党の議席獲得も狙う。


 3回目に挑む共産・三沢は「従来の支持層とは異なる人たちの期待を感じる」。突然訪れた工場で「不況だからと、単価の大幅値下げを押しつける親会社はひどい。何とかならないか」と相談されたこともあった。党員もこの1年でほぼ1割増えたという。


 ただ、政権交代を求める風潮に埋没しないかどうかが気がかりだ。「今の政治のひずみがどこにあるのか考えて欲しい。(自民や民主の)政治家と企業のカネに絡む問題はその象徴だ」と強調する。


 幸福実現党は幸福の科学職員の原山を擁立する。(田中洋一)
=おわり

5630名無しさん:2009/09/20(日) 17:36:54
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/06/post_20.html

迫る決戦(4)=野党連携の行方 社民「ブレーキ役」を前面に 国民新、比例での「見返り」求め
2009年6月27日掲載


 14日、飯田市で開いた社民党飯伊総支部の集会。党県連の山口わか子代表は集まった約30人の支援者を前に、「社民党が政策を主張できる政権をつくらない限り、政治は変わらない」と強調、次期衆院選で与野党が逆転した場合、党が「政権入り」することへの理解を求めた。

 今月11日、党は常任幹事会で、民主党から選挙後に連立要請があった場合、協議に応じる方針を決めた。社民党にとって、1998年に橋本龍太郎政権の与党から離脱して以来の政権参加が、現実味を帯びてきたことになる。

 方向性自体には今のところ、党支持団体も理解を示す。その一つ、自治労県本部の幹部は「連立政権の中で党の政策を一つでも二つでも実現させるのが現実的」と話す。

 ただ、党が訴え続けてきた護憲や自衛隊の海外派遣反対といった主張が「民主党政権」でどうなるのか、現時点では不透明だ。党支持者の間には、「かつての自民、新党さきがけとの連立時代に党が埋没した“二の舞い”にならないか」との懸念もある。

 県内では小選挙区の2区と5区で民主党と社民党の立候補予定者が争うだけに「やりにくさ」もある。ある県内立候補予定者は、政権交代の必要性は訴えつつ、「民主党が触れにくい『政治とカネ』の問題をしっかり主張していく」。選挙戦に向け、連立政権の「ブレーキ役」としての役割を前面に打ち出していく構えだ。

 自民、民主の二大政党の攻防に埋もれず、連立政権構想での「立ち位置」を有権者に示していけるかどうかが、党の存在感を左右する。

   ◇

 「地方を壊した自民党政治を変えるには政権交代しかない」

 郵便局長やそのOBらで組織する政治団体・郵政政策研究会(郵政研)信越地方本部の県内支部が7日、安曇野市内で開いた「日本を良くする国民新党の集い」。約900人を前に、同党の長谷川憲正副幹事長はこう訴えた。

 同党は昨年5月、衆院4区で県内初の公認立候補予定者として、元職の擁立方針を発表した。ところが、11月にはこの元職が民主党候補との競合を理由に出馬を断念。県内唯一の足場をなくした国民新党の活動を支えるのが、友好関係にある郵政研信越地本だ。

 同地本は会員数を明らかにしていないが、現役だけに限っても、長野、新潟両県内で約980人いる局長の9割以上が加盟するという。民営化で公務員としての制約がなくなり、政治活動をしやすくなった。週末を中心に会員が各地でビラ入れを行うなど、郵便事業を通じて築いた“地縁性”を生かした活動を展開している。

 同党は昨年、小選挙区の富山3区選出だった綿貫民輔代表が比例北陸信越ブロックへの転出を決めた。次期衆院選では、同ブロックの現有1議席を維持することが大目標となる。

 同党は26日、長野県内小選挙区で民主党の立候補予定者5人の推薦を決定した。地本幹部らも民主党関係の集会に積極的に顔を出すなど協力姿勢を鮮明にする一方、比例では国民新党への「見返り」を求めている。

 ただ、単独過半数を目指す民主党からどれだけ支援が得られるか。国民新党側には「一方通行の協力関係になりかねない」との懸念もにじむ。

【写真上】社民党飯伊総支部の集会であいさつする山口わか子県連代表=14日
【写真下】郵政政策研究会が開いた「日本を良くする国民新党の集い」=7日、安曇野市

(「8月総選挙にらむ県内各党」おわり)

5631名無しさん:2009/09/20(日) 18:12:46
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20071107000081

香川3区に米田氏擁立−社民県連、次期衆院選で
2007/11/07 09:27

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 社民党香川県連(奥田研二代表)は6日、香川県高松市浜ノ町の自治労会館で県連委員会を開き、次期衆院選の香川3区で県連副代表の米田晴彦氏(49)=香川県仲多度郡多度津町山階=の擁立を正式に決めた。1、2区については、民主党県連との調整により、候補者擁立を見送る。

 米田氏は1977年丸亀高、81年広島大法学部卒。丸亀市職員組合書記長などを経て、2002年3月から自治労県本部副委員長、05年9月から県平和労組会議事務局長などを務める。

 同会館で会見した米田氏は「現在の構造改革路線を変えない限り日本社会はつぶれる。雇用問題に一番に取り組み、偽装社会から、つつましい安定した生活を望み、平和を追求する『まっすぐ』な社会へ変えるため、全力で頑張りたい」と抱負を語った。

 社民党県連は7日に党本部に公認申請し、8日にも決定される見通し。

5632名無しさん:2009/09/20(日) 19:41:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20081010_44.htm

民主・社民共闘 主戦論の両宮城県連反発

党本部が社民党との選挙協力を打ち出す中、6区での独自候補の擁立方針を堅持した民主党県連幹事会=12日、仙台市青葉区


  次期衆院選の県内選挙区について民主、社民の両党本部が宮城での共闘方針を表明したことで、地元関係者が複雑な受け止め方をしている。候補空白区への擁立作業を続けてきた両県連は、頭ごなしの中央裁定に表向きカンカンに怒ってみせる。だが、間を取り持つ連合宮城は、内心ホッと胸をなで下ろす。メンツと本音が入り乱れ、結局、共闘したいのか、したくないのか―。

<本部で電撃発表>
 12日夕、赤松広隆・民主、渕上貞雄・社民の両党選対委員長が国会議事堂の一室で並んで記者会見し、1―5区は民主、6区は社民の「すみ分け」が電撃発表された。

 「連立政権が視野にある」と赤松氏が狙いを語れば、渕上氏も「互いの当選に向けて全力を挙げる」と友好ムード。息の合ったところをアピールした。

 だが、同時刻、仙台市青葉区で開かれた民主県連(岡崎トミ子代表)の幹事会は選挙協力とは正反対の議論が進んでいた。

 主戦論を掲げて6区の候補選定状況を報告する執行部。出席者からは「なぜ、社民党と選挙協力では駄目なのか」との声もあったが、執行部側が押し切った。

 木村勝好幹事長は「本部同士は理解し合っているのだろうが、県連同士の今までの関係を考慮すると協力態勢を築ける担保がない」と語り、社民党県連への不信感を隠そうとしない。

<候補者は“容認”>
 一方、社民県連(菅野哲雄代表)の岩渕義教・衆院選対本部長も「支持者からは1区か2区に候補を立ててほしいとの声が強い。地元が選定を進める最中に共闘を公表するのはルール違反だ」と怒りが収まらない。

 「共闘したいなら(組織の大きい)民主県連から持ちかけるのが筋だ」(岩渕氏)と突っぱねるが、6区から出馬する菅野代表は「同じ野党としてほかの選挙区は民主党候補が当選するといいと思う」と、民社共闘に色気を見せる。

 「最後は、両県連とも時間切れで新たな候補の擁立を断念し、事実上の選挙協力が実現する」。双方のけん制を単なる意地の張り合いと読む連合宮城は、こんな共闘シナリオを用意した。

 1996年に社民党を割る形で旧民主党が誕生して以来、両県連は長らく近親憎悪の関係にあった。その後、連合は民主基軸の方針を打ち出したが、宮城の一部加盟労組は今でも社民党支持を堅持している。

 選挙区の「すみ分け」で共闘が実現すれば、10年来悩まされ続けてきた組織の「ねじれ」も解消する。連合宮城は5月、いち早く1―5区は民主、6区は社民への推薦方針を表明。赤松・渕上コンビの中央裁定を先取りした路線を敷いた。

<時間は足りるか>
 ただ、連合宮城最大の産別労組である自治労県本部は「民主党候補の推薦は考えていない」と素っ気ない。連合宮城の主導による両党の相互推薦どころか、産別の推薦も難航が予想される。

 過去の仲たがいを引きずって主戦論を下ろさない両県連。本音では選挙協力してもらいたい両党候補者。共闘の立役者になりたいが、産別の足並みを整えられない連合宮城。長年にわたる感情のもつれを解きほぐすのに、残された時間は少ない。

<次期衆院選県内選挙区の民主党、社民党の立候補予定者>
【民主】
 1区 郡和子氏 (現)(1)
 2区 斎藤恭紀氏(新)
 3区 橋本清仁氏(元)(1)
 4区 石山敬貴氏(新)
 5区 安住淳氏 (現)(4)

【社民】
 6区 菅野哲雄氏(現)(2)
[注]カッコ内数字は当選回数



2008年09月24日水曜日

5633名無しさん:2009/09/20(日) 19:55:18
http://74.125.153.132/search?q=cache:RNKTsaG-_8UJ:jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/03/20090301t11026.htm+%22%E6%B0%91%E4%B8%BB%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%8D%94%E5%8A%9B%E5%90%A6%E5%AE%9A%E3%81%9B%E3%81%9A%E3%80%80%E7%A4%BE%E6%B0%91%E7%9C%8C%E9%80%A3%E3%80%80%E6%AC%A1%E6%9C%9F%E8%A1%86%E9%99%A2%E9%81%B8%E6%96%B9%E9%87%9D%22&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/03/20090301t11026.htm

民主との協力否定せず 社民県連 次期衆院選方針

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次期衆院選に向けた決意を語る菅野氏

 社民党県連(菅野哲雄代表)は28日、仙台市青葉区の自治労会館で定期大会を開いた。民主党県連が次期衆院選での選挙協力を含めて協議を呼び掛けていることについて、岸田清実幹事長は「現時点で対応は決まっていない」としながらも「話を聞くこと自体は拒否しない」と述べた。

 代議員ら100人が出席。民主党県連が連合宮城に話し合いの仲介を依頼したことについて、岸田氏は「現時点では、連合宮城から正式に申し入れを受けていない。話を聞いてから十分な検討をしたい」と説明した。

 社民党県連の現時点での選挙方針は(1)6区では県連代表の菅野衆院議員(比例東北)を公認候補とする(2)全県的には比例代表を戦い抜く態勢を整える―が柱になっている。

 来賓として出席した連合宮城の楳原惣一郎会長は「自公政権打倒のためには民主、社民両党と連合の力合わせが重要。今日までさまざまな経過はあったと思うが、ご決断をお願いしたい」と要請した。

 役員改選も行われ、県連代表に菅野氏、幹事長に岸田氏を再任した。いずれも任期は2年。
2009年03月01日日曜日

5634名無しさん:2009/09/20(日) 20:03:13
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090728b.htm

決戦09衆院選

民主、社民 連携の歯車かみ合うか
(2009/07/28)
 8月30日投開票の衆院選で、民主党青森県連(田名部匡省代表)と社民党青森県連(渡辺英彦代表)が、政権交代に向け連携を進めている。候補者が競合しない青森2、3、4区で政策協定を初めて締結。候補擁立を見送った社民が民主候補を支持するのに対し、民主は社民の比例票の上積みに配慮する意向だ。ただ、初の試みだけに、連携の歯車がかみ合うか懸念する声も上がっている。
 
 青森3区は、これまで社民は候補者を擁立したことがなく、既に協力態勢の土壌は出来上がりつつある。
 民主前職の田名部匡代氏は、社民系労組の会合に出席するなど支持拡大に努めている。社民は比例区中心としながらも、会合などで選挙区での民主候補への支援を呼び掛けている。
 青森2区では、これまで社民が公認候補を立ててきた経緯から、「連携は難しいのでは」との意見もあったが、比較的スムーズに進んでいるという。
 強固な支持基盤を持たない民主新人の中野渡詔子氏にとって、貴重な存在となっている。
 民主県連の田名部定男幹事長は「連携は進んでいる。こちらとしても協定で約束したことは守りたい」との意向。社民側も「比例区は社民、選挙区は民主候補」とアピールするチラシを作製するなど、目に見える形の協力を進めている。
 加盟する組合員が両党にまたがる連合青森も、協力関係の構築に一役買っている。
 連合青森は民主候補を推薦しているが、組織内では自治労など平和推進労組会議が社民候補を支援しており、“また裂き”状態が続いていた。
 10日、八戸市内で開かれた連合青森三八地域協議会の総決起集会。壇上には田名部匡代氏や社民党八戸総支部の山名文世代表らが並んだ。連合青森の石田隆志会長は自治労出身の事務局長について「彼の果たす役割は大きい」と評価。“民・社共闘”を目指し、社民や平和労組系の組合員への配慮を忘れなかった。
 これに続き、山名代表が田名部氏にエールを送る場面もあり団結を強調した。
 だが、社民支持者の一部では、核燃などこれまで相いれなかった政策課題も多い民主との選挙協力に疑念も。社民県連幹部は「本当に民主が比例に協力してくれるのか分からないが、政党間の信頼関係で進めるしかない」と話している。

5635名無しさん:2009/09/20(日) 23:30:16
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20081025_01.htm

冷徹小沢氏したたか 青森4区 津島氏に一本化

山内氏(左)の出馬断念について、記者会見で説明する小沢代表(中央)


  難航した民主党の次期衆院選青森4区の公認問題が24日、小沢一郎代表の主導で一応の決着を見た。県連が公認申請した青森県議山内崇氏(53)に不出馬をのませ、国民新党の4区公認内定者、元衆院議員津島恭一氏(54)への候補一本化のシナリオをまとめ上げたのは、小沢代表ならではの剛腕だった。当てにならない選挙の「風」に頼らず、郵政票などの組織票を確実に積み上げていく冷徹な小沢戦略の一端がのぞく。(青森総局・菅原誠)

<他選挙区に影響>
 小沢代表が地方の1選挙区の公認問題で、自ら乗り込んでくるのは異例中の異例。それだけ、青森4区の扱いが郵政票と密接な国民新との選挙協力の「踏み絵」になっていたからだ。

 郵政民営化に反対して前回落選した津島氏に、郵政関係者は強い負い目を感じていた。国民新を支援する政治団体「郵政政策研究会」の幹部は「東北には選挙区が25もある。小沢代表に会った時、『ただ一つも国民新に譲れないのなら、他の選挙区に影響する』と迫った」と明かす。

 実際、今月2日、国民新が発表した民主公認候補の推薦で、東北6県分が先送りされた。ある県連幹部は「国民新の強い決意を痛感した。これで推薦は確実だろう」と語る。

<山内氏落胆の色>
 郵政票は全国で50万と言われる。郵政グループ社員は東北で約1万9000人、青森県内でも約2500人に上る。次期衆院選を自らの「最後の戦い」と位置付ける小沢代表にとって、確実に上積みが期待できる郵政票は手放せない存在だった。

 党本部が4区で2度実施した世論調査では、ともに山内氏優位と出ていた。小沢代表は「辞退」と言ったが、出馬断念に追い込まれた山内氏の記者会見での表情には、落胆の色がにじむ。山内氏は「地方を何とかしたいとの思いでいたが、小沢代表に体を預ける」と淡々と語った。

 しかし、山内氏には不安材料があったのも確かだ。かつて自治労を除名処分になった経歴から、連合青森は山内氏が民主の公認を得た場合、4区を自主投票とし、津島氏なら推薦との方針を決定していた。

<頭越しに反発も>
 津島氏で一本化されれば、連合票はもちろん、4区で候補を擁立しない社民党系労組の票の一部も取り込める。「山内氏の辞退は幅広い支持を結集するため」(小沢代表)の言葉通り、津島氏の個人票に郵政票、労組票を加えることで自民現職の木村太郎氏(43)へ対抗できるというわけだ。

 小沢代表は3度にわたり、不出馬を渋る山内氏を党本部に直接呼び込んで説得した。こうした頭越しのやり方に、県連内部では「地元の声を無視した」と反発の声がくすぶる。ただ、山内氏の顔を立てるため、体調不良の中でわざわざ青森まで足を運んで筋を通すのも、やはり小沢流だった。



2008年10月25日土曜日

5636山口新聞男:2009/09/21(月) 00:46:39
>山内崇
>かつて自治労を除名処分になった経歴から、連合青森は山内氏が民主の公認を得た場合、4区を自主投票とし
このパターンだと、選挙区が大きくなる参院選や知事選はもっと出にくいのでは?
といって比例だと、こちらも既に青森重点の下田敦子がいるから難しい

5637名無しさん:2009/09/21(月) 11:17:27
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090901ddm010010121000c.html

選挙:09衆院選 空前の地殻変動 結果から読む民意(その1)
 第45回衆院選は民主党が戦後最多の308議席を獲得し、1996年の旧民主党結党から13年で2大政党による本格的な政権交代を実現させた。自民党が大勝利を収めた前回05年から4年間で民意はどう動いたのか。新たに誕生した議員にはどんな特徴があるのか。過去の傾向と今回の選挙結果を手がかりに、多角的に分析した。

 ◇首都圏は突風区 有権者、4年で正反対の投票行動
 「政権交代」を訴えた民主党が驚異的な躍進を見せた今回の衆院選。民主党候補は各地の小選挙区で得票を伸ばし、自民党の閣僚経験者やベテラン議員らに競り勝った。308議席をもたらした「突風」はどのように吹き荒れたのか。「風」の強さを数値化すると、選挙のたびに揺れる首都圏、ぶれが少ない中国、九州地方など、各地の特徴が見えてきた。

 前回05年は「小泉旋風」で自民党が地滑り的な勝利を収めたが、今回は獲得議席で民主党と自民党がほぼ完全に逆転した。民意の動きを探るため、全国300の小選挙区ごとに、(1)前々回03年と05年の自民党候補の得票数差を「小泉旋風」(2)05年と今回の民主党候補の得票数差を「民主旋風」−−と定義し、全国的な傾向を比較した。

 それによると、「小泉旋風」と「民主旋風」がいずれも強く吹いたのは、東京都や神奈川県などの首都圏。都市部の無党派層が大きく振れた結果、民主党の東京都内25選挙区の戦績は05年が1勝24敗だったのに対し、今回は21勝4敗に激変した。民主党は05年に0勝18敗と完敗した神奈川県でも、今回は14勝4敗と雪辱を果たした。

 自民党を全敗に追い込んだ埼玉県や、保守地盤を崩した茨城県などの北関東も強風が吹いた地域だ。茨城6区では民主党候補が前回より約7万1000票積み増して、自民党の丹羽雄哉元総務会長を破ったほか、茨城1区でも民主党の新人が赤城徳彦元農相に勝利した。

 これまで民主党候補が小選挙区で勝ったことがなかった岐阜県でも突風が吹き、民主党候補が野田聖子消費者行政担当相(岐阜1区)らに競り勝った。

 しかし、自民党の「牙城」が多い中国や九州では風の効果は限定的だ。鳥取、島根、高知、宮崎の4県では今回も民主党候補が小選挙区で全敗した。

 全国最大の「突風区」は、民主党が05年から8万1360票上積みした岐阜4区。民主党候補は比例代表で復活当選した。次いで兵庫7区が8万14票増。05年の得票数より5万票以上増えたのは44選挙区、1万票以上の増加は251選挙区で、強弱の違いこそあれ全国的に民主党に追い風が吹いたことが分かる。

 ◇当選率93%! 鳩山代表、最多20万票
 民主党が擁立した候補者330人(小選挙区271人、比例単独59人)のうち308人が当選し、93%という極めて高い当選率となった。小選挙区の当選者は82%の221人だったが、43人が比例代表で復活当選し、小選挙区候補で議員になれなかったのはわずか7人、当選率は97%に達した。民主党の勢いは鳩山由紀夫代表の得票にも表れ、北海道9区で得た20万1461票は、前回05年衆院選で小泉純一郎首相が神奈川11区で獲得した19万7037票を上回り、小選挙区制導入以降の最多記録を更新した。

 前回05年の郵政選挙で同様に圧勝した自民党の場合、候補者346人中296人(86%)が当選。うち小選挙区候補は290人中267人(92%、比例復活当選を含む)が当選した。今回の民主党の方がより効率よく当選したと言える。ただ、有権者が小選挙区で落選させる判断をした候補者の大半が復活当選することについては、重複立候補を認める現行制度の見直しを求める声もある。

 ◇新議員の考えは−−当選者アンケート結果から
 衆院選にあたって毎日新聞が実施した全候補者アンケートを当選者に絞って再集計し、憲法観、消費税問題、政治改革の姿勢などについて、新議員の考え方の傾向を分析した。アンケートには当選者480人のうち477人が回答した。

5638名無しさん:2009/09/21(月) 11:17:51
>>5637

 ◆68%−改憲賛成

 新議員の68%は憲法改正に「賛成」と答え、「反対」は18%にとどまった。改憲派が引き続き衆院の多数派を占めるが、05年の当選者と比べると「賛成」は84%から16ポイント減少し、「反対」は8%から10ポイント増えた。民主党は「賛成」60%、「反対」21%。自民党は「賛成」94%で「反対」はゼロ。国民投票法が来年5月から完全施行され、衆参両院に設置された憲法審査会で憲法改正案を審査できるようになるが、党内に護憲派を抱える民主党政権のもとで慎重論がやや強まりそうだ。

 憲法9条の改正は「賛成」34%、「反対」51%で、反対派が過半数を占めた。民主党は9条改正に62%が反対し、逆に自民党は79%が賛成している。

 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈についても「見直す必要はない」が50%を占め、「見直すべきだ」の37%を上回った。麻生政権が進めようとしていた見直しの動きにブレーキがかかりそうだ。

 男女別の憲法改正への賛否は、男性で「賛成」69%、「反対」17%だったのに対し、女性は「賛成」58%、「反対」26%と慎重姿勢が目立った。9条改正ではこの傾向がより顕著で、男性は「賛成」36%、「反対」49%、女性は「賛成」19%、「反対」66%だった。

 ◆70%−政党への企業献金全面禁止

 各党が選挙前に競って打ち出した政治改革が新議員のもとで進むかが注目される。政党への企業・団体献金については「禁止すべきだ」との回答が70%に上り、「禁止する必要はない」は26%だった。全面禁止方針をマニフェストに明記した民主党は「禁止すべきだ」が90%に上った。企業・団体献金の透明化と罰則強化を主張する自民党は「禁止すべきだ」が12%にとどまり、「禁止する必要はない」が79%に達した。

 衆院議員の定数削減については(1)「比例代表を削減すべきだ」62%(2)「小選挙区、比例代表とも削減すべきだ」21%(3)「削減する必要はない」8%(4)「小選挙区を削減すべきだ」4%−−となった。民主党は「比例削減」が78%で最も多かったが、連立を想定する社民党の全員が「削減する必要はない」との立場で、実際に削減を進められるかは不透明だ。

 国会議員の世襲を「制限すべきだ」は84%で、「問題はない」の10%を大きく上回った。民主党の94%は制限に賛成。一方、新議員の世襲率が5割近くに上った自民党は「制限すべきだ」が57%にとどまった。

 ◆72%−消費税率上げ反対

 補正後の09年度予算で新規国債発行額は過去最大となった。新議員は高齢化で膨らむ社会保障費の財源をどこに求めるのか。

 4年間の任期中に消費税の税率引き上げを決めることについて、新議員の72%が「反対」と答え、「賛成」の14%を大きく上回った。民主党の94%が反対したことが、全体の数値を押し上げた。自民党は「賛成」が45%を占めたが、今回の大敗で引き上げの主導権を握るのは難しくなった。

 一方、基礎年金の財源については「全額税方式」が60%、現行の「保険料方式」が28%だった。今後、民主党の主導で年金制度改革の論議が進むとみられるが、税負担のあり方はあいまいなままだ。

 子育て世帯に対する政府の財政支援の大幅増額についても同様で、消費税増税に反対する層の99%が支援拡充に賛成した。

 ◆3%−小泉改革積極評価

 小泉純一郎元首相が進めた構造改革については「大いに評価する」との回答はわずか3%。「ある程度評価する」の22%と合わせても評価派は全体の4分の1にとどまった。「あまり評価しない」は29%、「まったく評価しない」は45%だった。

 民主党では「あまり評価しない」「まったく評価しない」が計97%に達した。同党は小泉改革が格差の拡大や地方の疲弊を招いたと批判しており、新政権では小泉改革路線の見直しが進むことが予想される。

 郵政民営化も「失敗」が66%を占め、「成功」はわずか8%。05年衆院選では民営化賛成派が大勢を占めたが、新議員の多くは見直し派に入れ替わった。

 ◆87%−核武装の検討不可

 日本の核武装に関しては(1)「将来にわたって検討すべきでない」87%(2)「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」7%(3)「検討を始めるべきだ」1%。「核兵器を保有すべきだ」はいない。

 「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」との回答は、05年衆院選の当選者では14%を占めていたが、半減した。自民党が大幅に議席を減らしたためで、「将来にわたって検討すべきでない」は6ポイント増えた。「検討を始めるべきだ」と答えた積極派は民主党の東祥三氏、自民党の古川禎久氏、無所属の平沼赳夫氏の3人だった。

5639名無しさん:2009/09/21(月) 11:18:04
>>5638

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 ◇過去の小選挙区上位10
 (1)19万7037票 小泉純一郎 自前 神奈川11(05年)

 (2)18万6770票 河野太郎  自前 神奈川15(05年)

 (3)18万2185票 綿貫民輔  自前 富山3(96年)

 (4)18万1747票 古本伸一郎 民新 愛知11(03年)

 (5)17万4374票 小泉純一郎 自前 神奈川11(03年)

 (6)17万4361票 甘利明   自前 神奈川13(05年)

 (7)17万3947票 町村信孝  自前 北海道5(05年)

 (8)17万1507票 亀岡偉民  自新 福島1(05年)

 (9)17万 176票 村岡兼造  自前 秋田3(00年)

(10)16万9825票 河野洋平  自前 神奈川17(05年)

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 この特集は中田卓二、野原大輔、大貫智子、横田愛、念佛明奈が担当しました。

5640名無しさん:2009/09/21(月) 11:19:01
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090901ddm010010134000c.html

選挙:09衆院選 空前の地殻変動 結果から読む民意(その2止)
 ◇「世襲」47%−−自民党119人
 05年衆院選とは打って変わった逆風の中を勝ち上がった自民党の119人を分析すると、父母や祖父母が国会議員だった「世襲議員」が56人と、47%を占めた。小選挙区で勝利した64人に限ると世襲率は59%(38人)にはね上がる。自民党では今回の衆院選を前に候補者の世襲制限が検討されたが、「地盤」「看板」の威力に助けられる皮肉な結果になった。

 毎日新聞は、世襲を「父母(義父母、養父母を含む)または祖父母(義理の祖父母、養子先の祖父母を含む)が国会議員の場合」と定義し、今回から「3親等以内の親族が国会議員で、同一選挙区から立候補する場合」も追加した。自民党は候補者全体では世襲率は35%だったが、世襲候補が健闘した結果、当選者でみると12ポイント多い47%になった。

 また、選挙区を人口集中度によって「大都市型」「都市型」「準都市型」「準農村型」「農村型」に分類すると、自民党が当選した64選挙区のうち「準農村型」「農村型」は計39選挙区となり、61%を占めた。保守地盤が強固とされる農村部ほど「生き残り」に有利だったことがうかがえる。

 小選挙区で当選した64人中、民主党候補と戦わずに当選したのは17人。地盤の強固な自民党候補の選挙区で民主党がほかの野党との選挙協力を優先し、自前の候補擁立を見送った側面もある。

 119人のうち当選5回以上の議員は70人に上り、当選10回以上の議員も森喜朗元首相(14回)や加藤紘一元幹事長(13回)ら11人いる。半面、新人議員は5人しか当選できず、再選を果たした当選2回は10人。ベテランの多いいびつな構成となった結果、平均当選回数は5・5回と高くなった。

 ◇郵政選挙から4年−−したたか造反組18勝7敗 境遇厳しい刺客5勝13敗
 05年衆院選で自民党が「郵政造反組」の対立候補として擁立した「刺客」25人と造反組33人のうち計43人が今回も立候補した。造反組の11人は自民党に復党しての出馬で、比例代表での復活当選を含め9人が当選。逆風の中で地力の強さを示した。これに対し、同党から再選を目指した刺客15人は5勝10敗と大きく負け越し、4年前の「小泉劇場」で脚光を浴びた面々は明暗を分けた。

 造反組では、民主党から立候補した4人も全員当選した。3人は小選挙区を戦ったが、前回、東京10区で敗れた小林興起氏は同党の比例代表単独候補に納まり、追い風に乗って国政に返り咲いた。しかし、国民新党から出馬した前・元職4人は、亀井静香氏と松下忠洋氏が当選した半面、綿貫民輔代表と亀井久興幹事長が落選した。

 刺客では、自民党の公認争いに敗れた無所属の長崎幸太郎氏(山梨2区)とみんなの党の広津素子氏(佐賀3区)が再選を目指したが、及ばなかった。党県連公認で出馬した上杉光弘氏(宮崎1区)も落選した。

 造反組25人の戦績は18勝7敗、刺客18人は5勝13敗。したたかに生き残った造反組に比べ、刺客の境遇の厳しさが浮かんだ。

5641名無しさん:2009/09/21(月) 11:19:35
>>5640

 ◇公明、崩れた「勝利の方程式」 自民の支持票激減
 公明党は今回の衆院選で太田昭宏代表や北側一雄幹事長ら小選挙区の前職8人が全員落選し、小選挙区の獲得議席が初めてゼロとなった。同党候補はこれまで支持母体の創価学会を中心とした基礎票に自民党との選挙協力分を上乗せすることで、当選ラインを手堅く突破してきた。しかし、今回の得票傾向を分析すると、頼みの自民支持票が前回05年から激減し、「勝利の方程式」が崩れたようだ。

 公明党は、東京12区▽神奈川6区▽大阪3区▽大阪5区▽大阪6区▽大阪16区▽兵庫2区▽兵庫8区−−の8選挙区に公認候補を立て、自民党が推薦した。

 選挙結果を基に、公明党の各候補の小選挙区での得票数と、その選挙区での自民、公明両党の比例代表での得票数の合計を比較したところ、大阪3区を除く7選挙区で小選挙区の得票数が比例代表の自公得票数を上回った。

 8選挙区の公明比例票は05年から大きな変化はなかった。一方、自民比例票は軒並み前回比3〜4割減少。各候補は自民支持票の取り込みにはある程度成功しながら、それでも当選ラインに届かなかったとみられる。

 毎日新聞の出口調査によると、従来の自民党支持層の一部が今回は民主党など他党に投票した可能性が高い。自民党への逆風が公明党の小選挙区候補も直撃した構図だ。

 ◇女性54人、過去最高 全体の11%、初の2ケタ
 今回の衆院選では女性が54人当選し、過去最多だった05年の43人を超えた。当選者に占める女性の割合は11%と初めて2ケタ台に乗った。政党別内訳では民主党が40人と最も多く、自民党8人▽公明党3人▽社民党2人▽共産党1人−−の順。民主党が、自民党大物議員の対立候補として女性候補を積極的に擁立したことが女性議員の増加につながった。

 新人議員は全体で158人。全体の33%を占め、1949年1月に行われた第24回衆院選以来の高い比率になった。前職は55%、元職は12%。

 民主党は新人が143人で、前職・元職の計165人に迫る勢力になった。一方、自民党は5人、社民党は3人、公明、共産両党は各1人で、他党では新人当選のハードルはなお高い。

 新人が増えたため、新議員の平均年齢は前回衆院選よりも0・3歳若返り、52・0歳となった。政党別では、民主党49・4歳▽自民党56・6歳▽公明党58・0歳▽共産党56・4歳▽社民党61・0歳−−などとなっている。

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5642名無しさん:2009/09/21(月) 11:20:38
>>5641

 ◇比例復活当選者一覧(末尾の数字は小選挙区の惜敗率)
 <1>田名部匡代(民前・青森(3))  99.59

 <2>三村和也 (民新・神奈川(2)) 99.58

 <3>湯原俊二 (民新・鳥取(2))  99.26

 <4>仲野博子 (民前・北海道(7)) 99.08

 <5>遠藤利明 (自前・山形(1))  98.78

 <6>甘利明  (自前・神奈川(13))98.59

 <7>金田勝年 (自新・秋田(2))  98.56

 <8>仁木博文 (民新・徳島(3))  98.50

 <9>大西孝典 (民新・奈良(4))  98.08

<10>糸川正晃 (民前・福井(2))  98.07

<11>永江孝子 (民新・愛媛(1))  97.87

<12>北村茂男 (自前・石川(3))  97.78

<13>谷川弥一 (自前・長崎(3))  97.59

<14>額賀福志郎(自前・茨城(2))  97.57

<15>鴨下一郎 (自前・東京(13)) 97.32

<16>藤田大助 (民新・三重(5))  97.32

<17>皆吉稲生 (民新・鹿児島(4)) 97.20

<18>金子健一 (民新・千葉(11)) 96.38

<19>田中美絵子(民新・石川(2))  96.38

<20>田村憲久 (自前・三重(4))  96.30

<21>高井崇志 (民新・岡山(1))  96.30

<22>高市早苗 (自前・奈良(2))  96.10

<23>衛藤征士郎(自前・大分(2))  95.56

<24>北村誠吾 (自前・長崎(4))  95.42

<25>中川秀直 (自前・広島(4))  94.98

<26>平将明  (自前・東京(4))  93.52

<27>高野守  (民新・茨城(4))  93.30

<28>馳浩   (自前・石川(1))  93.23

<29>岩屋毅  (自前・大分(3))  93.03

<30>塩谷立  (自前・静岡(8))  92.82

<31>今村雅弘 (自前・佐賀(2))  92.03

<32>小原舞  (民新・京都(5))  92.00

<33>後藤英友 (民新・熊本(3))  91.87

<34>松宮勲  (民元・福井(3))  91.86

<35>与謝野馨 (自前・東京(1))  91.73

<36>菅川洋  (民新・広島(1))  91.70

<37>小池百合子(自前・東京(10)) 91.68

<38>富岡芳忠 (民新・栃木(5))  91.32

<39>笹木竜三 (民前・福井(1))  91.32

<40>林幹雄  (自前・千葉(10)) 90.87

<41>長勢甚遠 (自前・富山(1))  90.77

<42>菅原一秀 (自前・東京(9))  89.94

<43>高橋英行 (民新・愛媛(4))  89.72

<44>野田聖子 (自前・岐阜(1))  88.84

<45>武部勤  (自前・北海道(12))88.61

<46>三宅雪子 (民新・群馬(4))  88.49

<47>古屋圭司 (自前・岐阜(5))  88.01

<48>玉置公良 (民新・和歌山(3)) 87.29

<49>竹本直一 (自前・大阪(15)) 87.25

<50>松本純  (自前・神奈川(1)) 87.15

5643名無しさん:2009/09/21(月) 11:20:54
>>5642
<51>津島恭一 (民元・青森(4))  86.83

<52>古賀一成 (民前・福岡(6))  86.37

<53>中後淳  (民新・千葉(12)) 85.57

<54>花咲宏基 (民新・岡山(5))  85.47

<55>柳田和己 (民新・茨城(7))  85.23

<56>今井雅人 (民新・岐阜(4))  85.06

<57>平井卓也 (自前・香川(1))  83.38

<58>大村秀章 (自前・愛知(13)) 83.34

<59>川崎二郎 (自前・三重(1))  83.08

<60>斎藤健  (自新・千葉(7))  82.98

<61>町村信孝 (自前・北海道(5)) 82.78

<62>野田国義 (民新・福岡(7))  81.73

<63>永岡桂子 (自前・茨城(7))  81.24

<64>橋本勉  (民新・岐阜(2))  81.00

<65>山口俊一 (自前・徳島(2))  80.23

<66>新藤義孝 (自前・埼玉(2))  80.14

<67>柴山昌彦 (自前・埼玉(8))  79.69

<68>浅尾慶一郎(み新・神奈川(4)) 79.39

<69>石田真敏 (自前・和歌山(2)) 79.15

<70>佐藤勉  (自前・栃木(4))  78.13

<71>打越明司 (民新・鹿児島(2)) 77.61

<72>松浪健太 (自前・大阪(10)) 77.58

<73>田中和徳 (自前・神奈川(10))77.58

<74>伊吹文明 (自前・京都(1))  77.40

<75>中島隆利 (社新・熊本(5))  77.18

<76>早川久美子(民新・東京(17)) 77.17

<77>谷公一  (自前・兵庫(5))  76.76

<78>谷畑孝  (自前・大阪(14)) 76.65

<79>松野博一 (自前・千葉(3))  76.56

<80>勝又恒一郎(民新・神奈川(15))76.10

<81>中野渡詔子(民新・青森(2))  74.24

<82>道休誠一郎(民新・宮崎(2))  68.00

<83>高邑勉  (民新・山口(1))  66.32

<84>小室寿明 (民新・島根(1))  65.89

<85>横粂勝仁 (民新・神奈川(11))64.03

<86>網屋信介 (民新・鹿児島(5)) 61.59

<87>吉泉秀男 (社新・山形(3))  61.57

<88>山本剛正 (民新・福岡(8))  58.26

<89>山崎誠  (民新・神奈川(8)) 57.89

<90>阿部俊子 (自前・岡山(3))  54.89

<91>穀田恵二 (共前・京都(1))  51.60

<92>斉木武志 (民新・静岡(7))  48.78

<93>阿部知子 (社前・神奈川(12))43.00

<94>吉井英勝 (共前・大阪(13)) 42.40

<95>柿沢未途 (み新・東京(15)) 36.91

<96>吉野正芳 (自前・福島(3))  35.57

<97>塩川鉄也 (共前・埼玉(8))  21.73

5644名無しさん:2009/09/21(月) 13:47:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090901/20090901_0001.shtml

民主追い風 自民も善戦 衆院選得票結果分析
2009年09月01日 14:29
 30日投開票された第45回衆院選は、県内5小選挙区のうち、自民前職3人、民主は前職と新人の2人が当選した。3区と5区で落選した民主新人と社民新人が比例で復活当選。比例単独で当選した自民と公明の前職を含めると、県内関係の衆院議員は自民4人、民主3人、公明1人、社民1人となった。追い風を受けた民主が小選挙区で初の複数議席を獲得したが、自民も底力を見せた。主な投票結果を分析した。 (衆院選取材班)

■松野氏 過去最多得票 1区

 民主前職の松野頼久氏(48)が抜群の知名度と「政権交代」の追い風に乗り、支持団体の組織票も手堅くまとめ、前回より約2万4500票上積みする過去最多得票で4選を果たした。

 一方、前回はほぼ無名ながら“小泉旋風”に乗り、松野氏に約2400票差まで迫って比例復活した自民前職の木原稔氏(40)は、党への逆風をまともに受けた。前回より約1万2500票減らし、比例復活もならなかった。

■福嶋氏 熊本市で浸透 2区

 民主新人の福嶋健一郎氏(43)が、有権者の5割超を占める熊本市で浸透。地盤の玉名市郡で優位に立った自民前職の林田彪氏(65)との激戦を約5千票差で制した。

 福嶋氏の知名度不足を補うため、党は鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら幹部を続々と投入。前回衆院選で民主候補が1万3千票差で敗れた熊本市で、逆に1万1千票の差をつけた。

 共産党の候補擁立見送りも有利に働いた。前回、自民に競り負けた荒尾市では、前回は共産候補が立候補したため、民主と共産に支持が割れた新社会党の県議や市議が、今回は民主を支援したこともあり、約2千票差で勝利。玉名市郡では過去3回、2区に立候補した民主の松野信夫参院議員の全面支援もあり、前回の約1万6千票差を約8千票差まで縮めた。

 逆風に危機感を強めた林田氏陣営は、「コスタリカ方式」で比例に回った野田毅氏と初めて合同選対を設置。地盤の玉名市郡のほか公明党や農漁協などの組織票を固めたが、都市部の無党派層に支持が広がらなかった。

■坂本氏 組織フル稼働 3区

 自民前職の坂本哲志氏(58)と民主新人の後藤英友氏(42)の競り合いに、無所属新人の三浦一水氏(55)が絡む構図。終盤まで坂本、後藤両氏の横一線の情勢が伝えられたが、坂本氏が約6600票差で抜け出し、3選を果たした。

 初の自民公認となった坂本氏は、無所属時代に築いた「草の根」後援会と、自民の組織力が危機感からフル稼働。公明党支持者とも連携し、阿蘇郡など保守地盤を手堅くまとめた。一方で、政党色を薄める戦略も奏功。無党派層の多い合志市や菊陽町にも浸透し、前回より合志市と菊池市で約6千票上乗せ。自民への逆風にもかかわらず、過去最多得票となった。

 後藤氏は民主の追い風に加え、農村部にも後援会事務所を構え、弱点だった地域の態勢を強化。3区全域で支持を広げ、07年補選より2倍近くに票を伸ばした。ただ、合志市や菊陽町で、思ったほど差をつけることができなかった。かつて坂本氏と保守分裂選挙を繰り返した自民の松岡利勝氏(故人)の支持票の多くが、三浦氏に流れたことも響いた。

■園田氏が盤石の戦い 4区

 自民前職の園田博之氏(67)が保守地盤を手堅くまとめ、8選を果たした。市町村合併で「実動部隊」の首長や議員が減ったが、農漁業や建設業者など各種団体がフル回転。逆風下で前回より1万票以上減らしたものの、陣営の予想を上回る盤石の戦いだった。

 国民新の新人、松永真一氏(50)は出身地の宇城市で園田氏を上回ったが、最後まで知名度不足に悩んだ。陣営は終盤、「民主推薦」を前面に追い風を期待したが、「園田王国」を切り崩すまでには至らなかった。

■金子氏が球磨で圧倒 5区

 自民前職の金子恭之氏(48)と社民新人の中島隆利氏(66)との事実上の一騎打ち。金子氏が八代市を除く全市町村で中島氏を上回り、9万8632票で勝利した。中島氏も主地盤の八代市で健闘し、比例復活当選を果たした。

 金子氏が出身地の球磨郡で得た約2万9千票は、候補者4人の総得票数に占める割合で73・5%に達し、同郡だけで中島氏に1万9千票以上の差をつけた。一方、中島氏は八代市長選で連携した新人が現職を破った勢いに乗り、同市内で金子氏に7767票差をつけた。両陣営関係者ともに「『球磨モンロー』の勢いが『八代モンロー』を上回った」と分析した。

 「民主の風」は比例の党派別得票に顕著に表れ、金子氏が圧勝した球磨郡でも民主票は自民票に約3千票差に迫った。

=2009/09/01付 西日本新聞朝刊=

5645名無しさん:2009/09/21(月) 13:49:12
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260179.html

主な候補者の横顔 熊本5区2009年8月22日
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(届け出順。〈元〉以下は過去職。カッコ内数字は当選回数。[比]は比例区と重複立候補。〈 〉内政党は推薦・支持)


<5区>

中島隆利 66 〈元〉旧八代市長 社新 [比]

金子恭之 48 国土交通副大臣  自前(3)[比]

南政宏  39 幸福の科学職員  諸新  

長友清冨 59 森海党代表    諸新  


◆地方政治の経験を訴え 中島隆利氏(66)=社新〈民〉〈国〉

 合併前の旧八代市長として2町3村との合併協議会の座長を担い、05年の新八代市誕生を導いた。市議、県議も加えた地方政治歴は31年。「官僚政治とともに地方政治も変えるための力や経験はだれよりも持っている」と自負する。66歳という年齢についても「これまでの経験が生かせる」と動じない。

 05年、合併後の新八代市長選に挑んだが落選。引退を表明し、後援会組織も解散した。しかし「政治を変える好機」として社民党が国政への挑戦を要請。一度は固辞したが、福島瑞穂党首が自ら、反対する家族に電話して説得した。「社会党や社民党の看板を30年間背負ってきた責任がある」と決意を固め、07年秋、熊本5区での立候補を表明した。

 以後、八代市を地盤に、選挙区内の人吉市や水俣市などで定期的に支持者らとの会合を重ね、小さな集会も開いてきた。社民党の現状を厳しく認識しつつも「選挙区内を2年近く回り、『政治を変えたい』という声は確実に増えている」と手応えを語る。民主党との調整で、5区で出る予定だった民主公認候補が他の区へ転出。熊本県内の5小選挙区は民主、社民、国民新の3党が公認候補を推薦しあい、それぞれ自民前職と対決する野党共闘となり「3党の選挙協力という、全国でもまれにみる戦いができている」。

 中小企業や農林水産業を振興して地域経済と暮らしを再生するよう訴える一方、長年の地域の懸案である川辺川ダム、荒瀬ダム、水俣病の全面解決にも主眼を置く。ダムについては「民意の反映を」と説き、水俣病は「恒久的な救済法の成立」をめざす。現場や学習会にもこまめに足を運び、対策を考えてきた。

 5人きょうだいを育てた母の苦労を心に刻み、「感謝と奉仕」の気持ちを忘れない、というのが信念だ。


◆国交副大臣の実績強調 金子恭之氏(48)=自前〈公〉

 「腰が低く温厚。偉ぶらない」。支持者でない人もそう評したくなるという柔和な笑顔が、多くの人をひきつける。「これまで9年間、国政に送ってもらった。もう『若手』ではありません」。これからは自分が党の中核を担う番だ、という意志と期待を集会では強調する。

 祖父や父が県議や村議などを歴任してきた政治家の血筋を引く。田代由紀男・元参院議員や園田博之・前衆院議員の秘書を計16年経験して政治を学び、00年の総選挙に無所属で立候補し初当選。保守の土壌に守られ、3期務めてきた。

 ところが今度ばかりは「あんたに苦しさが分かるのか」と、零細経営者らから痛烈な言葉を投げかけられることもあるという。自民党への逆風で「かつてない厳しい戦い」と認識する。

 08年8月に国土交通副大臣に就任して、地元での活動は週末の帰郷時だけ。衆院解散後は遅れを取り戻そうと、初当選当時の原点に返って朝の通勤時の辻立ちも励行する。地域をくまなく回り、ふっくらとしていた顔と体が引き締まってきた。

 農林業も多い選挙区での訴えの中心は、第1次産業の振興や中小企業の資金繰りなどの景気回復策。国交副大臣として手がけた八代港の5.5万トン岸壁改修工事の着工などインフラ整備の実績も強調する。

 地元が抱える水俣病問題については、与党が民主党と合意して成立させた未認定患者の救済法を成果としてあげ、早期解決に意欲を示す。

 もう一つの大きな課題である川辺川ダム問題は、国と県、地元市町村長らが参加する「ダムによらない治水を検討する場」を見守るとの立場で、自身の賛否については演説などではほとんど触れない。個別に尋ねると、柔和な表情で治水の必要性などの持論を丁寧に説明する。

5646名無しさん:2009/09/21(月) 13:55:58
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090726/20090726_0002.shtml

解散後初の週末 立候補予定者 前哨戦熱く 自民 実績を前面に 野党 組織固めに力
2009年07月26日 14:20
 衆院解散後初の週末となった25日、県内5選挙区の立候補予定者たちは雨の中、熱い前哨戦を展開した。自民前職は景気対策などの実績を前面に政権継続を訴え、政権交代を目指す野党側は労組の集会に出席し、組織固めに力を入れた。

 1−5区すべてに前職が立候補を予定する自民党。1区の木原稔氏は熊本市の商店街で演説し、「大型商業施設の安易な進出に反対し、商店街活性化に取り組んできた」。5区の金子恭之氏は人吉市の後援会事務所開きで、約250人を前に「地域を守るため私を使ってほしい」と訴えた。

 2区の林田彪氏、3区の坂本哲志氏、4区の園田博之氏も夏祭りやイベント会場を駆け回った。園田氏の後援会幹部は「逆風が吹いている。小まめに回り、地方重視の経済対策など実績をPRして信頼を得るしかない」と力を込めた。元自民参院議員で3区の無所属新人、三浦一水氏は山鹿市などを回った。

 一方の野党陣営。1区の民主前職松野頼久氏、2区の民主新人福嶋健一郎氏、4区の国民新の新人松永真一氏、5区の社民新人中島隆利氏はそろって県電力総連の決起集会に出席し、「衆院選の勝利目指して頑張ろう」と気勢を上げた。福嶋氏は「生活が良くなれば景気が良くなる。政権交代しかない」。中島氏は「日本を変える最後のチャンス。地方に財源を移し再生を図る」と語った。

 3区の民主新人、後藤英友氏は阿蘇市で後援会事務所開きをし、「政権交代のため、阿蘇から日本を変える」と声を張り上げた。

 1区に立候補予定の共産新人上野哲夫氏は街頭演説などで支持を訴え。政治団体「幸福実現党」から立候補予定の新人5人もミニ集会などをこなした。

=2009/07/26付 西日本新聞朝刊=

5647名無しさん:2009/09/21(月) 14:02:58
http://www.kumamoto-kenmin-shinbun.com/back/2005_07/back_05_07.html
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■ 冒頭の見出しに「棚牡丹(たなぼた)市長」と書いたが、その意味は八代市民であれば誰もが知っている比喩と分るであろう。

沖田嘉典市長が四選出馬を表した後、八代市職員採用に絡む収賄事件で逮捕された。その直後の市長選に社民、民主の推薦を得て立候補して初当選した時の実態を表したものである。

当時八代市には、自民党を名乗る支部が2つあり、夫々の支持者が独自の候補を推し、保守分裂選挙になったのは本紙前号でも書いた。
この時の得票は、中島氏18,722、沖田後継と目された永江明久前助役16,748、以下田方、上村、小早川3氏の順であった。

革新一対保守四の争いであった。保守が一本化しなかったとしても1人が下りていたら状況は変わっていただろう。

八代市民は革新市政を望んでいた訳ではなかった。俺が俺がのエゴが革新市政を生んだのである。 その証拠に、保守票を合計すると中島氏が得た票の約2倍である・・・

※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください。

沖田市政の影を曳いた
 八代市職員採用の透明性

■ 中島隆利氏は旧社会党熊本県本部副委員長を務めたゴリゴリの社会主義者、の筈であった。出身は九電労組、元々九電は公共性が強い企業の性格もあって労働運動にも寛容である。

中島氏は九電社員(休職扱い)の身分のまま、八代市議を二期勤めた後、県議の四期目(途中1回落選)の時、沖田市長の職員採用試験に関わる収賄事件で逮捕後の「出直し」選挙で初当選を果たした。

この時出馬した永江助役が「沖田市政の後継」と見られていたが、中島氏も県議時代から市長選では沖田氏を支援、逆に県議選では沖田後援会からの支援を受けていた。思想的には沖田氏と対極に位置するはずであるが、利害面で意気投合したのか常に沖田市政を支えて来た。

沖田氏逮捕後県警が押収したメモの中に中島氏の名前もあり・・・・・

2面記事に進む >>                   ※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください

■ 8月1日に新八代市が発足する。八代市、鏡町、千丁町、坂本村、東陽村、泉村の一市二町三村の合併により、新市の人口は約10万人から14万人、有権者数は約11万3千人となる。

新市長選は一面にも書いたが4人が出馬表明している。新市議は現在の定員32人から34人に2名増員となるが二町三村の各首長などが出馬を予定しており、34人の定員に対し45、6人が争う激戦となる。

市長選、市議選共に”終盤戦”と云っていい程各陣営はヒートしており、対立候補を誹謗中傷する文章などが配布されている。総体的に見ると革新系一対保守系三の構造は、沖田元市長が逮捕後行われた「出直し選挙」と似ている。

しかし、今回保守系は、2つに割れていた自民党が八代支部に統一された点が大きく異なる。

自民党の推薦を受けた坂田孝志氏に有利な風が吹くのは間違いないだろう・・・・・


※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください。

自民党八代支部
 推薦候補決定の推移 −公正な手段で坂田に決まる−
■ これまで八代市内(旧町村を含む)で配布されたミニコミ紙や、怪文書の標的が殆ど坂田氏である。恰も自民党八代支部を始め県連が「始めに坂田ありき」で推薦決定をしたかの如く書いた記事が多い。

坂田氏や、自民党から頼まれたわけではないが、推薦の経緯について取材した。関係者の話を総合すると大方以下の通りである。


出馬を表明した荒木、坂田、永江の3氏から推薦願いが出された自民党八代支部は、昨年12月、3氏を招いて事前に通告していた新八代市について夫々のマニフェストを聴いた。

質問事項は財政、農業、荒瀬ダム、八代港等8項目に亘って3氏の持論を質したのである・・・・・

<< 1面記事に戻る                   ※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください。

5648名無しさん:2009/09/21(月) 22:54:10
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000380909210001

現在位置:asahi.com> マイタウン> 富山> 記事

政権交代@富山


県政与党、負託に応える
2009年09月21日




坂田光文 自民県連幹事長



 ――県政与党として県民の要望にどう答えますか。


 「自民が下野したと言っても、県民の要望を知事と一緒になって政府に求める。40議席の県議の中で無所属を入れれば自民系は30人近い。県政の両輪として県民の負託に応えることに変わりはない」



 ――国政で自民が反対した政策について、地方でも異議を唱えることはありますか。


 「国会審議が尽くされて議決されたら、粛々と事業を進めていくのが基本的なスタンス。ただ、例えば北陸新幹線についてスローダウンさせるような話があるかも知れない。その時は政府に対し強い行動をしなければならない」
 「全国知事会や地方6団体の中で、民主と協議機関を設けると聞いている。民主は地方のことも考えると言っているのだから、きちっと守ってもらいたい」



 ――3党連立をどう受け止めていますか。


 「参院で社民と国民新が協力しないと、過半数にならないので民主が配慮したと思う。社民が掲げる防衛や外交政策などかみ合わない部分がある。『連立ありき』からスタートしたのではないか」



 ――来夏の参院選に向けてどう対応しますか。


 「まず総裁選があり、参院選は党再生のスタート。党本部から、なるべく早く(参院選挙区の)公認候補を決めて欲しいと言われたので、10月中にも国会議員を含めた会議を持たなければならない」


 「公認候補を決めたところは7〜8県しかないそうだ。党本部は衆院選を受け、いま出ている候補も都合が悪ければ差し替えて構わない、という。慎重に『みんなが推せる候補』『勝てる候補』にしたい。少なくとも自民県連として『みんなが推せる候補』でなくてはならない。公明もどうなるか分からないから」



 ――指導力強化など県連改革の考えはありますか。


 「強いリーダーシップの発揮は、他の国会議員が支え、長勢甚遠・県連会長がその任に当たる。今年の県連大会で役員改選があったばかりだ」



 ――衆院選比例区で自民の得票が民主を上回ったのは島根県や富山県と、ごく少数でしたが、国民新の存在もありました。


 「自民支持でも比例は国民新に投票した人もいる。それを考えれば国民新の得票は(反自民かどうか)五分五分だと思う。次の参院選は前回07年に失った議席を奪還するチャンス。衆院選の世論調査で自民支持層の3割は他党を支持した。それを元に戻すことも考えなければならない」



 ――国民新の綿貫民輔・前代表が落選しました。その影響で自民に支持が戻ると思いますか。


 「片足が国民新だった人も含め、保守回帰は起きる。たまたま綿貫氏が引退し、亀井静香氏が党代表になり連立を組んだ。綿貫氏なら閣外協力だったかも知れない。民主の小沢一郎幹事長もかつての自民の中枢であり、政界再編も含め色んなことが流動的になってくると思う」
(聞き手・雨宮徹)

5649チバQ:2009/09/22(火) 23:37:01
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090922ddlk13040125000c.html
東京見聞録:「落選議員」何を思う 深谷隆司・元通産相に密着 /東京
 8月30日に投開票された衆院選は、民主党が大躍進し、政権交代を実現した。自民党は300から119へ大幅に議席を減らし、結党以来の第1党から転落し、都内でも多くのベテラン議員が落選した。143人もの民主党の新人議員らに注目が集まる中、ほとんど伝えられることのない「落選議員」たちは何を思うのか。東京2区(中央、文京、台東)で10選を目指し、落選した深谷隆司元通産相(73)に密着した。【田村彰子】

 ◇「これからは本音で語る」
 衆院選から約2週間が経過した今月15日、台東区雷門の一角にある自宅を訪問すると、深谷さんは、ちょうど来客を見送っていた。「来てくれてうれしいよ」「雷門にお参りの時は、休憩所代わりに使って」と、握手をして送り出す。記者が玄関で待機していると、さらにもう1組の来客が帰っていった。

 玄関脇の一室に通され、「さっきのは、みんな役所の大幹部なんだ」と説明してくれた。民主党の打ち出す「政治主導」に戦々恐々とする官僚がたびたび訪れ、愚痴をこぼすという。「みんな『信頼関係ができないのが一番つらい』って言うね」と語る。

 党の重鎮として閣僚を歴任した深谷さん。今回は、年齢制限もあって比例との重複立候補はできず、開票開始早々に、真っ先に「落選の弁」を語る役回りとなった。選挙中も、慣れない自転車遊説に取り組む場面などを見てきた。自宅訪問前は、「険しい表情」も予想していたが、意外と忙しそうだ。

 9月に入り、日々、「選挙の仕上げ」をこなしているという。支援者に送る礼状の数は10万通にも上る。何度も推敲(すいこう)しながら、選挙のお礼などをしたためていく。「応援してました」「残念です」などと書かれた支持者からのメールにも目を通す。「涙が出るよ」。メールにも全部返事を出すという。

 そんな合間にも、次々と電話が入る。93年の細川政権時代には、野党として予算委員会の筆頭理事を務めた。その経験を踏まえた意見も聞かれるという。「今の自民党は、反省、反省また反省で、戦う気力がない。野党として堂々と戦ってもらいたい」と党への苦言も呈する。

 夜は党本部で、塾長を務める政経塾の講義に出席。1時間の講義を終え、地元の若者たちと浅草の居酒屋へ。「礼儀作法を教えてほしいなんて言われちゃってね」。酒の注ぎ方などを教えながら、杯を重ねる。「これからの人生がうらやましい。しっかりやれよ」と若者たちを励まし、午後11時過ぎに帰宅した。

 翌16日は、午前11時半から、選挙を実質的に支えてくれた後援会女性部の集会に妻慶子さん(70)と出席。テーブルを夫婦で回るうち、慶子さんの目から涙がこぼれた。女性たちも「走馬灯のように思い出がよぎるわ」と目頭を熱くする。深谷さんは「おれは陽気にしてるけどね」と、写真撮影などに明るく応じ、場を盛り上げた。

 この日で、決まっていたすべての集会が終了。だが、事務所の片付けなどまだまだ慌ただしい日々が続く。記者が「落ち着いたら一番したいことは何ですか」と聞くと、「孫たちと一緒に一泊旅行ぐらいしたいな」。

 引退か。周囲の声はかまびすしい。「4年待つのは長いが、民主政権が行き詰まり、早期解散になれば……」。そんな声も周辺からは聞こえた。だが、深谷さんは明言はしてくれなかった。

 15日、自宅では、秘書とホームページのリニューアルに向けた打ち合わせもしていた。目玉企画は「深谷隆司の言いたい放題」。そのことを聞くと、満面の笑みを浮かべた。「これまでは立場上言えないこともあったけど、これからは民間人だから。本音で語っていきたいね」

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 ■メモ

 ◇選挙戦は通算「11勝6敗」
 自民党は、05年の「郵政選挙」では都内25小選挙区で、公明党と合わせ24勝1敗。だが、今回選挙では、小選挙区で勝ったのは4人にとどまった。比例との重複立候補ができなかった73歳以上の自民候補は深谷元通産相と島村宜伸元農相の2人で、共に小選挙区で敗れた。深谷元通産相は旧満州からの引き揚げ体験を持ち、1963年に区議に初当選。都議を経て衆院議員になったが、現職閣僚だった00年にも苦杯を喫するなどし、選挙戦は通算「11勝6敗」。

〔都内版〕

5650とはずがたり:2009/09/23(水) 17:03:23
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8541-8543

<北海道>

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2009syuinsen/
北海道1区 (投票率: 72.10%)
北海道2区 (投票率: 71.03%)
北海道3区 (投票率: 70.91%)
北海道4区 (投票率: 74.01%)
北海道5区 (投票率: 76.32%)
北海道6区 (投票率: 73.02%)
北海道7区 (投票率: 73.91%)
北海道8区 (投票率: 69.34%)
北海道9区 (投票率: 74.67%)
北海道10区 (投票率: 76.60%)
北海道11区 (投票率: 77.17%)
北海道12区 (投票率: 77.59%)

<青森県>
1区66・67%(前回比0・63ポイント増)、
2区67・33%(同4・04ポイント増)、
3区70・39%(同5・15ポイント増)、
4区69・92%(同5・19ポイント増)

投票率は68.52% 過去最高の前回上回る(2009/08/31)

 青森県選挙管理委員会によると、県全体の投票率は、68・52%だった。1996年の小選挙区制度導入後、最高を記録した前回(2005年9月)を3・48ポイント上回った。

 特に市部の伸び率が大きかった。3区の八戸市で5・47ポイント、4区の弘前、黒石、つがる、平川の4市合計でも5・88ポイントと大きく上昇した。
 両選挙区は前回も自民と民主の公認候補が出馬しており、選挙戦の構図に大きな変化はなかったものの、政権選択選挙への関心の高さを反映した形となった。

<岩手県>
1区70・93%、
2区71・62%、
3区75・14%、
4区76・18%

県内投票率73.41% 小選挙区制で過去最高

 衆院選本県4小選挙区の投票率は73・41%(男74・26%、女72・64%)で、前回2005年の70・82%を2・59ポイント上回った。小選挙区制では過去最高の投票率だった。「政権選択」への関心の高まりが投票率アップにつながったとみられる。

 市町村別では、西和賀町が最も高く83・36%。次いで田野畑村の80・98%、普代村の79・51%。最低は岩手町の67・26%で、一戸町の67・64%、二戸市の68・55%と続く。
(2009.8.31)

5651とはずがたり:2009/09/23(水) 17:04:25
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8544-8547

<秋田県>
1区 68・46%(前回65・63%)+2.83pt
2区 74・60%(同70・02%)+4.58pt
3区 75・70%(同74・63%)+1.07pt

〜市町村別〜
東成瀬村が85・77%でトップ。
小坂町85・17%、
大潟村83・54%、
上小阿仁村82・86%
以下省略

本県投票率は73・27% 小選挙区導入後最高を記録
(2009/08/31 10:17 更新)

<宮城県>
1区64.78%(前回比1.59ポイント増)
2区65.01%(3.69ポイント増)
3区69.57%(3.06ポイント増)
4区69.40%(4.27ポイント増)
5区68.48%(0.91ポイント増)
6区69.24%(2.73ポイント増)だった。

投票率67.35% 宮城・全選挙区で前回上回る

 衆院選小選挙区の宮城県内平均投票率は67.35%と、前回(2005年)を2.77ポイント上回り、1996年の小選挙区制導入後に行われた5回の選挙で最も高かった。

 市町村別にみると、投票率が最も高かったのは七ケ宿町の81.55%、最も低かったのは仙台市宮城野区の62.33%だった。男女別の投票率は男性67.98%(3.50ポイント増)、女性66.76%(2.09ポイント増)。
 比例代表は67.34%(2.79ポイント増)だった。

<山形県>
1区 75.71%(+1.90pt)
2区 75.22%(-0.18pt)
3区 73.85%(+1.65pt)

選挙:衆院選 投票率は74.93% 前回73.84%を上回る /山形
 過去30年の衆院選の県内投票率で最も高かったのは「消費税解散」の90年2月の83・26%。一方、過去最低は、選挙区割りが変更され、旧3区が現2区と3区に組み替えられた前々回03年11月の69・60%だった。【林奈緒美】

<福島県>
投票率と前回比
1区 73.86% +2.50pt
2区 71.51% +1.90pt
3区 74.26% +1.97pt
4区 77.42% +1.27pt
5区 68.36% -1.70pt

http://www.pref.fukushima.jp/senkan/sokuhou/shugi/20090830/

5652とはずがたり:2009/09/23(水) 17:06:54
<茨城県>

投開票速報
第45回衆議院議員総選挙<小選挙区>
http://www.pref.ibaraki.jp/senkan/2009sokuhou/2009_sokuhou_top.htm
1区 66.70%
2区 66.13% =県内最低
3区 68.45%
4区 69.16%
5区 67.39%
6区 66.65%
7区 69.37% =県内最高

選挙:衆院選 投票率67.60% 前回比3.14ポイント増 /茨城
 ◇「政権交代」が関心高め
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/08/news/20090901ddlk08010081000c.html

 県選管が最終的に発表した県内小選挙区の投票率は67・60%で、前回の64・46%を3・14ポイント上回った。当初、67・61%と発表したが、神栖市で国内の不在者投票者数を二重に計上したことが分かったため、訂正した。

 県内では05年の郵政選挙より2人少ない23人が立候補。共産党が全区での立候補者擁立を断念し、自民と民主の「2大政党対決」の構図がより鮮明になる中、民主党が争点に掲げた「政権交代」が有権者の選挙への関心を高めたとみられる。

 県内の衆院選の投票率は、戦後76・45%を最高に常に60%以上を維持してきたが、小選挙区比例代表制が始まった96年に初めて60%を割り込み、知事選と同日だった前回選挙まで、50%台で推移していた。また、90年以降は全国的に見ても毎回ワースト10位以内で、前回も60%以上に持ち直したもののワースト3位だったため、県民の選挙への関心の低さに歯止めがかかるか注目が集まっていた。

 男女別では、男性が68・17%、女性が67・05%。小選挙区別では、主要3候補が最後まで三つどもえの激戦を展開した7区が69・37%で最も高く、2区の66・13%が最も低かった。【高橋慶浩】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5653とはずがたり:2009/09/23(水) 17:08:05

<栃木県>

投票結果速報
衆議院 小選挙区【平成21年8月30日】
投票結果速報(国内+在外) 平成21年8月30日 22:33 確定
http://www.pref.tochigi.lg.jp/senkyo/shugisenkyo/file/BS_TOUHYO_KZ.html

1区 66.46
2区 68.40
3区 64.73
4区 69.16 +2.29pt
5区 67.35

>4区の69・16%で、前回を2・29ポイント上回った

県内投票率は過去最高 「郵政」を1・77ポイント上回る
(8月31日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090831/199670

 衆院選小選挙区の県内投票率は67・35%(男68・09%、女66・61%)で、「郵政解散」で関心を集めた前回を1・77ポイント上回り、小選挙区制導入後、最高となった。

 自民、民主の二大政党が政権を懸けて県内でも1区、2区、4区、5区で激戦となったことから、選挙への関心が高まり投票率を押し上げた。

 県内小選挙区の投票率は1996年が最低の56・81%。前回は65・58%まで回復し、今回さらに上がった。

 選挙区別で投票率が最高だったのは4区の69・16%で、前回を2・29ポイント上回った。このほか1区と5区で前回を上回った。市町別では、最高が茂木町の75・57%。最低が矢板市の62・70%だった。

 投票率が上がったことについて作新学院大の鈴木隆准教授(政治学)は「政策本位のマニフェスト型選挙が展開された。また生活に密着した問題が暮らしを直撃し、有権者が政治に無関心でいられなくなったため」とコメントした。

5654とはずがたり:2009/09/23(水) 17:11:46

<群馬県>

衆議院小選挙区選出議員選挙  投票調べ
http://www.pref.gunma.jp/upload/7/stk-2.htm
1区67.20
2区68.21
3区69.33
4区70.72
5区70.46

選挙:衆院選 投票率69.06% 前回を2.77ポイント上回る /群馬
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/news/20090831ddlk10010113000c.html

 県内の投票率は、小選挙区制の導入後では最も高かった前回衆院選(05年9月)を2・77ポイント上回る69・06%だった。衆院任期4年のぎりぎりまで解散せず、有権者が選挙を待ち望んでいたのに加え、「政権選択」が最大の焦点となったことが関心を引き付けたとみられる。

 前回衆院選は「郵政解散」への賛否や郵政民営化関連法案に反対票を投じた「造反議員」に対する「刺客」候補の擁立など、小泉純一郎首相(当時)がメディアを巻き込んで作り出した「劇場型選挙」が注目を集めた。前回の投票率は前々回(03年11月)から8・39ポイントも上昇したが、今回はさらに上回った。選挙区別にみると、4、5区で70%を超えた。

 今回選挙で民主は全国各地の自民大物前職に対し、「郵政選挙」のお株を奪うような「刺客候補」を次々に擁立した。県内でも公示まで20日余りと迫る中、4区に地元とは縁のない女性候補が立候補を表明。党幹部がてこ入れのため、相次ぎ来県した。

 一方、民主候補と戦った自民の大物も、党への逆風から、これまでになく危機感を強めた結果、「ドブ板選挙」に回帰。選挙区での活動が活発となり、有権者の注目を集めたとみられる。

 期日前投票も浸透し、21万4884人(前回比67・8%増)に達し、投票率上昇の要因になったようだ。【庄司哲也】

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5655とはずがたり:2009/09/23(水) 17:31:19
<埼玉県>

衆議院議員総選挙(埼玉県)の結果
http://www.pref.saitama.lg.jp/senkan/library/syuinsen0908/index.html
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙の結果です。
小選挙区
投票結果(8月30日 25:39 確定)

1区:65.31
2区:63.40
3区:63.63
4区:65.89
5区:66.00

6区:67.59
7区:65.45
8区:68.59
9区:67.58
10区:70.05

11区:69.78
12区:66.50
13区:66.99
14区:64.06
15区:64.94

5656とはずがたり:2009/09/23(水) 18:01:35
<東京都>

平成21年8月30日 平成21年 衆議院小選挙区
投 票 結 果
20時 00分 現在 確定
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h21syugiin/h21shu_stou_2200.html
開票区名___ 投票率[%] 前回投票率[%]
東京都計___ 66.37 65.59
____区部計 65.69 64.97
____市部計 67.82 66.93
西多摩町村部計 66.07 65.12
島しょ町村部計 70.66 70.28

1区 65.58 65.25
2区 68.53 68.46
3区 67.30 66.85
4区 64.21 63.91
5区 67.17 65.69
6区 65.67 65.03
7区 63.31 63.08
8区 65.50 64.61
9区 67.88 67.48
10区 65.66 66.55
11区 64.95 64.25
12区 69.06 67.80
13区 62.82 61.55
14区 65.49 64.75
15区 67.25 66.47
16区 61.94 60.36
17区 65.22 63.73
18区 68.24 68.04
19区 68.11 67.85
20区 68.10 66.95
21区 66.62 66.12
22区 67.92 66.33
23区 68.78 67.95
24区 68.47 66.78
25区 65.24 64.43

5657とはずがたり:2009/09/23(水) 18:10:13
<千葉県>
◆第45回衆議院総選挙・第21回最高裁判所裁判官国民審査
投・開票速報〜千葉県選挙管理委員会〜
http://www.chibaken-senkan.jp/keihatu.html
* 1区計 64.33 -0.56
* 2区計 64.65 0.19
* 3区計 64.57 -2.29
* 4区計 63.13 -0.24
* 5区計 63.37 0.89
* 6区計 64.57 0.41
* 7区計 66.00 1.25
* 8区計 67.68 0.73
* 9区計 64.33 0.11
* 10区計 64.02 0.70
* 11区計 64.30 1.09
* 12区計 66.92 0.66
* 13区計 66.06 0.35

5658とはずがたり:2009/09/23(水) 18:16:02
>>5656
<東京都・改>

区名  09年  05年  差
01区  65.58  65.25  0.33
02区  68.53  68.46  0.07
03区  67.30  66.85  0.45
04区  64.21  63.91  0.3
05区  67.17  65.69  1.48
06区  65.67  65.03  0.64
07区  63.31  63.08  0.23
08区  65.50  64.61  0.89
09区  67.88  67.48  0.4
10区  65.66  66.55  -0.89
11区  64.95  64.25  0.7
12区  69.06  67.80  1.26
13区  62.82  61.55  1.27
14区  65.49  64.75  0.74
15区  67.25  66.47  0.78
16区  61.94  60.36  1.58
17区  65.22  63.73  1.49
18区  68.24  68.04  0.2
19区  68.11  67.85  0.26
20区  68.10  66.95  1.15
21区  66.62  66.12  0.5
22区  67.92  66.33  1.59
23区  68.78  67.95  0.83
24区  68.47  66.78  1.69
25区  65.24  64.43  0.81

5659とはずがたり:2009/09/23(水) 18:17:51
<東京都>

誤報?10区は?

【衆院選】投票率、全区で前回を上回る
2009.8.31 19:34
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090831/tky0908311935014-n1.htm

 圧倒的な勝利で政権交代へ向かう民主党。東京都内でも25選挙区のうち21選挙区、比例代表でも重複候補者1人、単独候補者8人のうち7人が当選するなど、都民の審判は民主に下った。投票率も全選挙区で前回を上回るなど有権者の関心は高かった。

  ■投票率 選挙区の投票率は66・37%で前回(平成17年9月)の65・59%を若干上回った。選挙区別でみると、25区すべてで前回を超えた。区市町村では、利島村が90・51%▽御蔵島村83・53%▽青ケ島村78・57%など島部が高く、70%を超えた区は千代田区71・29%▽文京区71・14%▽北区70・45%の3区にとどまった。一方、低かったのは江戸川区の61・94%、渋谷区62・38%、足立区62・82%の順だった。

 また、期日前投票を済ませた有権者は145万4116人で、過去最高となった。前回比1・54倍(50万9215人増)で、全有権者に占める割合は13・72%だった。内訳は国内が145万3654人、在外が462人だった。

  ■民主勝因 選挙区、比例代表とも圧勝した民主党。鈴木寛都連幹事長は産経新聞の取材に対し、「大変ありがたい結果。東京は比例を含め30人擁立し29人が議席を得た。参院議員を含め、東京の民主党は大きなグループとなり、責任も重くなる。マニフェストの実現、国民の負託に応えたい」と抱負を語った。

 勝因について、「今回はインターネット選挙。動画サイトなどに出演し、マニフェストの疑問点を理解してもらうことができた。また、公示前は勝ち越せるかどうか危機感を持ってやっていたが、愚直にマニフェストを都民に理解してもらおうと各候補者の活動が盛り上がった」としている。

5660とはずがたり:2009/09/23(水) 18:29:56

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/senkan/syugiin/090830/06.html
■第45回衆議院議員総選挙■ 平成21年8月30日
執行
第45回衆議院議員総選挙 投票結果
※「前回投票率」は平成17年9月11日執行 衆議院小選挙区選出議員選挙の投票率です。

選挙区  投票率 前回比
第01区   68.24   0.03
第02区   68.30   1.04
第03区   65.08   1.17
第04区   72.24   1.22
第05区   70.13   0.50
第06区   70.18   1.43
第07区   68.50   1.05
第08区   70.82   0.3
第09区   68.45   1.07
第10区   65.46   1.05
第11区   68.12  -0.34
第12区   66.68   0.34
第13区   67.34   1.50
第14区   67.45   2.38
第15区   68.44   1.71
第16区   67.61   2.84
第17区   69.73   2.30
第18区   67.13   1.59

小選挙区平均投票率、1・18ポイント増え68・26%/神奈川
政治・行政
選挙
2009/08/31
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908186826/
 県選挙管理委員会は31日、確定した衆院選の県内小選挙区平均投票率を発表した。平均投票率は68・26%(男67・99%、女68・53%)となり、前回総選挙(2005年9月)を1・18ポイント上回った。

 県内18選挙区別投票率は、4区(横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)が72・24%で最多。最も低かったのは3区(横浜市鶴見区・神奈川区)で65・08%だった。11区(横須賀市・三浦市)で前回を0・34%下回った以外、いずれも投票率が増加した。

 男女別では男が1・90ポイント増、女が0・45ポイント増。市町村別では政令指定都市の横浜市が68・86%、川崎市が66・77%、相模原市が67・53%。一般市は68・01%、郡部は70・83%。市町村別の最多は山北町の79・37%。

 比例代表南関東ブロックの県内投票率は、68・25%(男67・98%、女68・52%)で、前回を1・24%上回った。

 当日有権者数は727万6981人(男365万5563人、女362万1418人)。29日までの期日前投票(小選挙区)は94万2495人で、不在者投票との合計は97万1886人だった。

5661とはずがたり:2009/09/23(水) 18:42:17
神奈川県の横浜とか田舎よりも投票率高いぐらいですげえ。70越えもちらほら。

開票区名 当日有権者数(人) 投票者数(人) 棄権者数(人) 投票率(%) 前回投票率との差(%)
<1区>
中区  112,939  71,210  41,729  63.05  0.44
磯子区  136,004  93,595  42,409  68.82  0.08
金沢区  171,322  121,979  49,343  71.20  -0.16 ★金沢区
第1区計  420,265  286,784  133,481  68.24  0.03
<2区>
西区  77,815  52,009  25,806  66.84  0.97
南区  164,193  107,672  56,521  65.58  0.45
港南区  182,020  129,921  52,099  71.38  1.62 ★港南区
第2区計  424,028  289,602  134,426  68.30  1.04
<3区>
鶴見区  219,266  141,128  78,138  64.36  1.11
神奈川区  188,213  124,057  64,156  65.91  1.23
第3区計  407,479  265,185  142,294  65.08  1.17
<4区>
栄区  104,076  75,512  28,564  72.55  1.78 ★栄区
鎌倉市  149,211  106,973  42,238  71.69  1.24 ★鎌倉市
逗子市  50,210  36,613  13,597  72.92  0.48 ★逗子市
三浦郡  27,605  20,086  7,519  72.76  0.34 ★三浦郡
第4区計  331,102  239,184  91,918  72.24  1.22 ★4区
<5区>
戸塚区  219,993  154,192  65,801  70.09  0.29 ★戸塚区
泉区  125,168  89,558  35,610  71.55  0.56 ★泉区
瀬谷区  102,388  70,105  32,283  68.47  0.80
第5区計  447,549  313,855  133,694  70.13  0.50 ★5区
<6区>
程ヶ谷区  167,807  116,836  50,971  69.63  0.97
旭区  206,955  146,155  60,800  70.62  1.80 ★旭区
第6区計  374,762  262,991  111,771  70.18  1.43 ★6区
<7区>
港北区  264,616  178,425  86,191  67.43  0.97
都筑区  147,112  103,591  43,521  70.42  1.07 ★都筑区
第7区計  411,728  282,016  129,712  68.50  1.05
<8区>
緑区  140,255  96,804  43,451  69.02  0.86
青葉区  236,138  169,771  66,367  71.89  0.00 ★青葉区
第8区計  376,393  266,575  109,818  70.82  0.31 ★8区
<9区>
多摩区  166,342  109,984  56,358  66.12  0.99
麻生区  132,913  94,871  38,042  71.38  1.02 ★麻生区
第9区計  299,255  204,855  94,400  68.45  1.07
<10区>
川崎区  173,794  107,242  66,552  61.71  -0.03
幸区  125,060  84,124  40,936  67.27  1.07
中原区  185,628  125,797  59,831  67.77  2.00
第10区計  484,482  317,163   167,319  65.46  1.05
<11区>
横須賀市  352,462  240,428  112,034  68.21  -0.55
三浦市  41,934  28,238  13,696  67.34  1.41
第11区計  394,396  268,666  125,730  68.12  -0.34
<18区>
高津区  171,621  113,037 58,584  65.86  1.89
宮前区  170,598  116,707  53,891  68.41  1.32
第18区計  342,219  229,744  112,475  67.13  1.59

5662名無しさん:2009/09/23(水) 18:53:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090922/elc0909221021000-n1.htm

【政権交代と世論の風】(中)勝負は最後の3日間だった? (1/2ページ)
2009.9.22 10:20

このニュースのトピックス:政権交代
 鳩山政権に対する最初の評価、新聞、テレビなど各メディアの「世論調査」が出そろった。軒並み「高い支持率」で、鳩山政権は、まずは無難な船出というところだ。

 さて、その鳩山政権を生み出した今回の衆院選について、「事後分析」も進んでいる。

 財団法人情報通信学会の「間(かん)メディア社会研究会」という団体の調査もおもしろい。「間メディア社会」というのは、新旧さまざまなメディアが相互に関連しあって世論を作り上げている「複合的なメディア環境社会」のことで、研究している学習院大の遠藤薫教授が説明してくれた。

 最も興味を引いたのは、有権者がいつ投票行動を決定したかという調査だ。

 遠藤教授によると、「比例代表の投票先をいつ決めたか」との設問で調べたところ、全体の4分の1は「いつも決めている」と回答したが、年代別でみると、60代で4割程度がいつも決めているのに対し、その他の世代は25%程度にとどまっていた。

 では、いつも投票先を「決めているわけではない」有権者は、一体、いつ投票先を決めたのだろうか。

 具体的な態度決定の時期を聞いたところ、「7月の東京都議選以前」に10%程度が態度を決め、「衆院の解散前後」に5%前後が態度を決めた。さらに、「8月上旬」にかけて5〜10%が決め、「8月18日の衆院選公示後10日間程度」で20%前後が決めた。

 さて、残りの人たちはいつ決めたのか。

 実は、8月30日の投票直前、最後の「3日間」に決めたという回答がかなり多かった。

 60代では15%程度しかいないが、残りの若い世代では全体の25〜35%が、「投票直前に決めた」と回答した。特に20代は、3分の1以上、35%もの人が「直前3日間で決めた」と答えている。投票が迫ってから態度決定をした人がかなりいたという結論なのだ。

 マニフェスト(政権公約)の内容を競う選挙戦という色彩が濃く、民主党の優勢も長期間に渡ってメディアで伝えれてきた衆院選だったが、有権者の3分の1程度が、直前に決めたと答えていることを、どう考えればいいのだろうか。

 ひとつの回答としては、自民党に対する拒否感はあるものの、本当に民主党でいいのかどうか、最後まで迷っていた有権者がかなりの割合でいるのではないかとの推測がある。民主党への信頼感は、まだ高くないという説明もできるだろう。

 この推論に立つと、有権者の多くは「二大政党」という二者択一に慣れておらず、どちらかを選ぶという選択を模索しながら、直前に決めたということになる。

 もうひとつ推測ができる。それは、選挙が近づき、メディア報道も増えて、民主党のマニフェストが少しずつ浸透していったため、民主党の支持が次第に増えていったという分析だ。これなら、民主党への支持は、かなり固い支持として広がったと結論付けることもできる。

 有権者はマニフェストをじっくり読み込んだ上で、積極的に民主党を選んだのか、それは今後も容易には変わらないほど固い支持となって広がったのか。

 それとも、「自民党への批判」という消極的理由で、直前に迷ったあげくに民主党を選んだに過ぎないのか。

 今後の政治の行方を左右する大きな問いかけになりそうだ。(金子聡)

5663名無しさん:2009/09/23(水) 18:54:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090923/elc0909230719000-n1.htm

【政権交代と世論の風】(下)自民敗北原因は「あのCM」だった? (1/2ページ)
2009.9.23 07:19

このニュースのトピックス:政権交代
 今回の衆院選での「自民党敗北の原因」は多く語られているが、「なるほど」という別なデータが出てきた。

 財団法人情報通信学会の「間(かん)メディア社会研究会」の調査だ。研究している学習院大の遠藤薫教授が説明してくれた。

 そこで分かったのは、今回の衆院選で自民、公明両党がインターネット上で展開した、民主党を批判するコマーシャル(ネガティブCM)を見た人のうち6割以上、63・5%が、批判している自公両党に対して逆に「悪い印象を持った」と答えていることだ。

 衆院選で自民党に投票した人に聞いても、その3割以上が「CMは自民、公明に悪印象だった」と衝撃の回答を寄せていたという。

 劣勢が伝えられ、起死回生を狙った自民党、公明党のネガティブキャンペーンが「逆効果」だった可能性も出てきたから大変だ。

 調査は8月31日〜9月1日、1000人を対象にネットで実施した。ネット調査なので、電話や対面調査と比べると、その数値の扱いは難しいが、ネットCMでありながら、ネットユーザーには不評だったということのようだ。

 自民党が展開したネガティブCMは3種類あった。そのうち、「ラーメン編」では、客が好みを言うたびに、それに合わせて、具や味やふりかけまでかけて、どんどん違うラーメンを作ってしまうラーメン店主を描き、「相手に合わせるだけでは誰一人幸せにできない」というテロップで、盛りだくさんの公約を打ち出した民主党を皮肉るというスタイル。

 また、「プロポーズ編」では、老後も生活も高速道路も乗り放題だと、なんでも大丈夫と自信満々に語って結婚を迫る男性を描いて、テロップで「根拠のない自信に人生を預けられますか」と、民主党のマニフェスト(政権公約)に財源の裏付けがないと揶揄(やゆ)するものだった。

 遠藤教授の調査では、このネットCMは、いずれも数十万回アクセスがあり人気だったが、評価は悪く、CMを作った側に対する悪印象が6割を超えてしまったというわけだ。自民、公明両党の狙った通り、民主党に悪印象を持ったとの回答はわずか4・6%に過ぎなかった。

 遠藤教授は「昨年の米大統領選でもマケイン候補が展開したネガティブキャンペーンが失敗するなど、ネガティブキャンペーンの難しさが指摘されているが、日本ではネガティブCMは逆効果だった可能性がある」と指摘。「むしろ、有権者の良識がよく示されている調査結果だ」とも話した。

 確かに衆院選では、麻生太郎首相を筆頭に、民主党批判で「こんなばらまきでいいのか」と正面から批判してみせたが、ネットCMだけでなく、こうした選挙戦術そのものが受け入れられなかった可能性もある。

 だからといって、自民党の選挙戦略に代替案があったかどうかといわれると難しい。「ひたすら土下座」で同情を買うという戦略しかなかったなどといえば、あまりにさびしい話になってしまう。(金子聡)

5664とはずがたり:2009/09/23(水) 19:12:18
<新潟県>

選挙区当確者一覧
http://www.niigata-nippo.co.jp/09syuinsen/senkyoku/list-niigata.html

1区 有権者数: 425,456 投票率: 67.5%
2区 有権者数: 315,884 投票率: 75.8%
3区 有権者数: 323,892 投票率: 74.1%
4区 有権者数: 321,921 投票率: 73.3%
5区 有権者数: 284,942 投票率: 75.5%
6区 有権者数: 298,729 投票率: 76.8%

5区・6区が少なくて1区が多いねぇ。
──────────────────────
<1区>→西区を2区へか江南区を4区へ割譲とかかね。あんま人口とか考えてないけど。
新潟市
 中央区
 東区
 西区(旧・新潟市域、旧・黒埼町域)←黒埼町域は02年に2区より編入・西区の内旧巻町域(四ツ郷屋)は2区
 江南区(旧・新潟市域)→旧・横越町、旧・亀田町域は4区
 北区(旧・新潟市域)

<5区>→2区・4区から長岡市域を編入すべきか。
長岡市 新潟県第2区(旧・越路町、旧・三島町、旧・与板町、旧・寺泊町、旧・和島村、旧・小国町域)、新潟県第4区(旧・栃尾市、旧・中之島町域)以外の区域。
小千谷市
魚沼市
南魚沼市
北魚沼郡川口町
南魚沼郡湯沢町

<6区>→2区から柏崎・刈羽辺りを編入?
上越市
十日町市
糸魚川市
妙高市
中魚沼郡津南町

5665とはずがたり:2009/09/23(水) 19:14:22
<富山県>
区 得票率 対前回増加ポイント
1区 70% +4.16ポイント
2区 72.78% +2.79ポイント
3区 76.96% +1.44ポイント
県全体では73.75%

富山県内投票率73.75% 小選挙区導入後で最高
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090831/25407.html
2009年08月31日 09:30

 衆院選の県内小選挙区の投票率は、県全体で前回を2.59ポイント上回る73.75%となった。有権者の関心の高さを反映し、小選挙区制が導入された平成8年以降で最も高かった。新人同士の争いとなった3区は1.44ポイント、自民、民主の県連トップが争った1区は4.16ポイントそれぞれ前回を上回り、2区も前回より2.79ポイント伸びた。

 1区は自民、民主の県連トップ同士の激しい選挙戦が投票行動を促し70%となった。

 2区は藤井氏の地元・滑川市で前回を5.88ポイント、宮腰氏の地元・黒部市で2.59ポイント上回るなど全9開票区で70%を超え全体で72.78%だった。

 3区は比例代表に転出した綿貫民輔国民新党代表の地元・南砺市が前回を1.87ポイント、氷見市が0.85ポイント下回った。柴田氏の地元・小矢部市が前回を5.69ポイント、橘、相本両氏の地元・高岡市が2.19ポイント上回るなど全体では76.96%まで伸びた。

 市町村別では、南砺市が83.57%で最も高く、最低は富山市第1(旧富山市)の70%。男女別では、男74.79%、女72.81%だった。期日前投票は前回の1.69倍となる12万7189人で、投票総数の19%を占めた。

衆院選で県内の4氏当選、投票率73.75%にアップ
(2009年08月31日 17時40分)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20090831113814
 民主党が圧勝・自民党が大敗し、政権交代が実現する歴史的な選挙になりました。30日に投票が行われた衆院選は、31日未明にすべての議席が確定し、県内からは3つの選挙区と比例代表を合わせ4人が当選しました。

 小選挙区富山1区では、民主党・前職の村井宗明さんが9万377票を獲得し、悲願の小選挙区での当選を果たしました。直接対決で敗れた自民党・前職の長勢甚遠さんは比例代表北陸信越ブロックで復活当選しました。

 富山2区は、自民党・前職の宮腰光寛さんが10万5828票で5回目の当選です。富山3区は新人同士の激しい選挙戦から抜け出した自民党・新人の橘慶一郎さんが13万4315票を獲得して初当選。無所属で挑んだ相本芳彦さんは10万票の大台に乗せましたが、2万8000票あまりの差で及びませんでした。

 今回の衆院選の投票率は、県全体では73.75%(富山1区70.00%、2区72.78%、3区76.96%)で、前回より2.59ポイントアップし、小選挙区になってからは過去最高となりました。

5666とはずがたり:2009/09/23(水) 19:16:38
<石川県>
1区 72.21
2区 78.75
3区 75.67

選挙:衆院選 県内投票率を75.67%に訂正−−県選管 /石川
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/17/news/20090901ddlk17010587000c.html

 県選管は30日深夜、当初76・43%としていた小選挙区の県内投票率を75・67%に訂正すると発表した。加賀市選管が誤って期日前投票を二重集計し、県選管に報告していた。加賀市と2区の投票率もそれぞれ75・45%、78・75%に訂正された。

 戦後24回行われた衆院選(補選除く)では80%を超えた選挙は6回ある。また、1980年の衆参同日選では78・40%、90年に75・94%を記録したが、今回はそれ以来の高い投票率になった。

==============
 ◇市町別確定得票

         奥田建   佐藤正幸     馳浩 松林淳一
金沢市   125667  10982 117168 1738
1区計   125667  10982 117168 1738

         宮元智    森喜朗  田中美絵子
小松市      990  36435  32035
加賀市      646  23102  21840
白山市      971  32422  36534
能美市      393  18180  13053
川北町       56   2541   1496
野々市町     411  10810  14063
2区計     3467 123490 119021

         東義和   近藤和也   北村茂男
七尾市      380  20095  15638
輪島市      187   6519  15112
珠洲市      113   5156   6716
羽咋市      277   9396   7246
かほく市     399  11341   9821
津幡町      414  11040  10033
内灘町      249   8221   6722
志賀町      151   7550   7361
宝達志水町    170   4827   4111
中能登町     100   7951   4357
穴水町      100   2908   3800
能登町      114   5828   7682
3区計     2654 100832  98599

==============
 ◇市町別投票率

      当日有権者数   投票者数 投票率(%)
 ◇1区
金沢市   358479 258871 72.21

1区計   358479 258871 72.21

 ◇2区
小松市    87393  70529 80.70
加賀市    61340  46279 75.45
白山市    90451  71099 78.60
能美市    38052  32161 84.52
川北町     4458   4147 93.02
野々市町   35796  25804 72.09

2区計   317490 250019 78.75

 ◇3区
七尾市    49733  36688 73.77
輪島市    27639  22120 80.03
珠洲市    15537  12181 78.40
羽咋市    20298  17343 85.44
かほく市   28233  21933 77.69
津幡町    28894  21836 75.57
内灘町    21124  15542 73.58
志賀町    20301  15348 75.60
宝達志水町  12519   9249 73.88
中能登町   16326  12574 77.02
穴水町     8903   6972 78.31
能登町    18723  13827 73.85

3区計   268230 205613 76.66

県計    944199 714503 75.67

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5667とはずがたり:2009/09/23(水) 19:17:12

<福井県>
1区 71.96%(+1.46pt)
2区 74.76%(+3.03pt)
3区 75.65%(+2.83pt)
(括弧内は前回比)

福井のニュース
県内投票率、最高の74.11% 小選挙区制導入後 (8月31日午前8時56分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8289

集計作業が進められる福井1区の開票所=30日午後9時15分ごろ、福井市体育館 集計作業が進められる福井1区の開票所=30日午後9時15分ごろ、福井市体育館

 衆院選小選挙区の福井県内投票率は74・11%だった。郵政民営化を争点に“小泉劇場”と関心を呼んだ前回衆院選(2005年、71・68%)を2・43ポイント上回り、小選挙区制が導入された96年以降で最高となった。「政権選択」を掲げ、3選挙区とも自民対民主の激しい選挙戦になったことに加え、期日前投票の投票者数が過去最多となり、投票率を押し上げた。

 県選管によると、期日前投票の投票者数は8万9981人で、有権者の13・75%を占めた。07年参院選の7万1015人を上回り、国政選挙、知事選を通し過去最多となった。選挙区別では1区2万7731人、2区3万183人、3区3万2067人だった。

 前職同士が激突した1、2区、前・元職がしのぎを削った3区といずれも、午前中の投票率は前回をやや上回るペースで伸びた。しかし午後2時以降は鈍り、同6時までは前回より1〜3ポイント程度低く推移した。

 選挙区別の投票率は、1区が71・96%と前回(70・50%)を1・46ポイント上回り、2区は74・76%(前回71・74%)、3区75・65%(同72・83%)と、いずれも前回を上回った

 市町別で投票率が高かったのは南越前町の81・01%、次いでおおい町80・89%。9市の平均は73・49%、8町は同78・13%だった。最低は1区の福井市(旧福井市と美山町)の71・48%だが、前回の69・86%は上回った。男女別では男性75・04%、女性73・26%だった。

5668とはずがたり:2009/09/23(水) 19:25:50
<長野県>

県関係議員ゼロ 比例代表、導入以降初めて
2009年8月31日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/post_59.html

 衆院選の比例北陸信越ブロック(定数11)は30日、長野、新潟、富山、石川、福井の5県で投開票し、民主が6、自民が4、公明が1の議席を獲得した。民主は改選前より2議席増やした一方、自民は1議席減。公明は1議席を維持し、国民新党は議席を失った。県関係議席は、1996年の小選挙区比例代表並立制導入以降、初めてゼロになった。

 長野県関係では、小選挙区で敗れた自民5人の復活はかなわず、1955年の結党以来初めて県内の「自民党代議士」がいなくなった。自民は比例前職の長島忠美氏(58)を単独1位、小選挙区重複立候補20人全員を2位で登載。5区の前職宮下一郎氏が惜敗率を85・59%まで引き上げたが次点に終わった。

 民主は、重複立候補17人全員を名簿1位に登載する一方、小選挙区での大量当選に備え、比例単独候補4人を18位以降に登載。県内からは、木曽郡木曽町在住で会社役員の新人三浦茂樹氏(40)が名簿20位、塩尻市在住で元同市議の新人武居博明氏(51)が同21位に登載されていたが届かなかった。

 共産は、1区と重複立候補した新人山口典久氏を単独1位に、長野市在住の新人中野早苗氏(61)を単独2位に登載したが、2000年衆院選以来の議席獲得はならなかった。社民は、2区の新人中川博司氏、5区の新人池田幸代氏ら重複立候補5人を名簿1位に登載したが及ばなかった。

 その他の政党で県関係は、国民新党の比例単独2位に長野市在住で元郵便局長の新人反り目弘国氏(65)、新党日本の比例単独1位に諏訪郡原村在住で農業の新人小林峰一氏(47)が立候補していた。

5669とはずがたり:2009/09/23(水) 19:28:06
<長野県>
1区 74.27% 県内最低
2区 74.47%
3区 74.80%
4区 77.01%
5区 79.40% 県内最高

H21.8.30執行 衆議院議員総選挙
●衆議院小選挙区選出議員選挙
投票結果
http://www.pref.nagano.jp/senkyo/past/past.html

’09夏・衆院選ながの:投票率、3.95ポイント増の75.65% /長野
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090831ddlk20010289000c.html

 ◇96年以降最も高く

 衆院選の県内小選挙区の投票率は75・65%(男76・54%、女74・81%)で、前回05年の71・7%を3・95ポイント上回った。期日前投票者数も前回の1・6倍になった。今回は「政権選択」を最大の争点に、有権者の関心を引き寄せ、小選挙区比例代表並立制の導入(96年)以降では最も高い投票率になった。

 県内投票率は、過去最低(65・99%)を記録した03年まで5回連続で下落。前回は「小泉旋風」の効果もあって71・7%に回復した。

 今回は相次ぐ首相交代や内閣の不祥事などで、国政への関心が上昇。「政権交代」への期待感も手伝って、投票率を押し上げたとみられる。

 市町村別で最も投票率が高かったのは平谷村の89・52%。最も低かったのは川上村の72・44%だった。
 ◇

 期日前投票者数は29万5304人で、有権者の16・77%に上り、前回を6・34ポイント上回った。選挙区別の期日前投票者数は、▽1区=5万7890人(前回比1・65倍)▽2区=6万6949人(同1・7倍)▽3区=7万4929人(同1・57倍)▽4区=4万5203人(同1・57倍)▽5区=5万333人(同1・48倍)。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

県内投票率75.65% 全国2位
2009年8月31日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/7565.html

 衆院選の県内投票率(小選挙区)は、郵政民営化などが問われた2005年の前回選を3・95ポイント上回る75・65%となり、2回連続で前回比プラスとなった。不況下で雇用不安や貧困層の拡大といった社会問題が顕著化する中、争点となった政権選択に有権者の関心が高まったとみられる。

 期日前投票は過去最高の29万5304人(前回比1・60倍)。有権者に占める割合は16・72%で、都道府県別で3位だった。03年に始まった制度が定着したことも投票率を押し上げる要因になったようだ。

 選挙区別で最も高かったのは5区で、79・40%。最低は1区で74・27%だった。市の最高は伊那市の79・77%、最低は松本市の72・45%。

県内期日前投票23万2532人 投票者数、投票率とも最高
2009年8月30日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/232532.html

 衆院選公示翌日から28日までの10日間に県内で期日前投票を済ませた有権者(小選挙区)は23万2532人で、前回2005年衆院選の同期間の1・70倍に上ったことが29日、県選管のまとめで分かった。過去最高だった07年参院選(16日間)の総数を既に9342人上回っている。17日現在の県内有権者に占める割合は13・17%で、都道府県別では4番目の高さ。29日午後も多くの有権者が訪れ、投票所前に列ができた。
 28日までの投票者数は19市で計17万4072人(前回同期の1・76倍)、町村で5万8460人(同1・54倍)。松本市では前回同時期の1・97倍、東御市、岡谷市、駒ケ根市でも1・90倍を超えた。投票した有権者の割合は木曽郡で20・69%に上っている。総務省によると、全国では1094万4845人に達し、衆参両院の国政選を通じて過去最多を記録。前回同時期の1・63倍で、有権者の10・49%が既に投票を済ませた。最終的には1200万人を超えると推計される。
 長野市の期日前投票所がある市役所では午後から夜にかけても多くの有権者が訪れ、断続的に行列ができた。この日だけで1区、2区合わせて4400人が投票。期日前投票の総数は前回より1万5701人多い3万9351人となった。松本市内8カ所の投票所ではこの日、合計5942人が投票、全期間では2万6688人に上った。上田市でも同日、4655人が投票した。

5670チバQ:2009/09/23(水) 20:31:25
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000280909210001
【民主は いま】


ねじれ敗北 どう総括
2009年09月21日

 民主党の鳩山由紀夫代表が首相指名を受けた16日、福井市のユニオンプラザ福井では、総選挙を総括する党選挙区第2総支部の会議が開かれていた。2区は、同党の糸川正晃氏が自民の山本拓氏に約1500票差で惜敗。その敗因を探るべく白熱した議論が続いた。


 党本部は喜色に染まるが、県連は手放しで喜べない。福井は島根、鳥取、高知とともに小選挙区で自民に全敗。しかも、年金問題などで民主に追い風が吹いていた07年の参院選から続いて野党が議席を取れなかったのは、全国でも福井だけだったからだ。


 「力のある市長や町長をどう取り込むかがカギだ」。出席した連合福井の役員、市議や議員秘書らからは、自民候補の応援にまわった首長の動きに特に議論が集中した。


 会議は県連の組織強化を図ることで一致し、選対本部長を務めた野田富久県議が「県連が地方の声を国へ届け、地方政界への影響力を強めなければならない」と締めくくった。


   ■  ■


 政権交代が判明した8月30日深夜以降、自民を支持した市長や町長が、比例区で復活当選した民主候補の事務所を次々と訪れた。


 選挙後に朝日新聞福井総局が実施したアンケートでは、「総選挙で自民を支持した」
と回答した首長は県内17市町のうち14人。しかし地方の要望を伝えるため、ほぼすべてが「民主との関係改善を望む」と答え、首長の「民主シフト」が明らかになった。ある市長は「野党になった自民では相手にならない。地方の要望は与党にしないと効果がない」と明かす。


 県連も地方の声に応じようと、受け入れ態勢づくりを急ぐ。7日に開いた常任幹事会では、県版の「戦略局」を設置する方針を決定した。党がマニフェストで掲げていた首相直属の新機関で、政治主導で予算の骨格を策定する「国家戦略局」を模した組織だ。


 県連の「戦略局」には、国会議員、県議や市議が加わり、北陸新幹線の延伸や中部縦貫道の開通、原発問題など県政の重要課題を検討し、政府に伝える役割を持つ。地元の要望の窓口にもなる。


   ■  ■


 そんななか、県と民主の衆院議員が東京で開こうと調整を進めていた西川一誠知事との意見交換会に、「県政の課題について県連ぬきに話し合うことは認められない」と県連が横やりを入れた。


 政権交代を受けた県と国会議員との意見交換会は、自民の議員も交えて、すでに1回開かれていた。両党の議員に重要政策を説明した県は、与野党の県内結束を期待した。ところが席上、自民側から上がった「福井で選出されたのは(小選挙区で当選した)3人だけ」という声に民主側が反発。不調に終わった。


 新たな意見交換会は、その仕切り直しになるはずだったが、発言力強化を目指す県連にとって「国会議員との直取引は見逃せなかった」(幹部)。自民の議員は地方の陳情を国へ橋渡しすることで存在感を発揮した。民主県連も要望のパイプ役となり、地方政界の「主役」を狙う。

5671チバQ:2009/09/23(水) 20:33:21
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000909230002
民主はいま(下) 保守層つなぐ策探る
2009年09月23日


公示前の7月31日、松宮勲氏の若狭連絡事務所を訪れた民主党の小沢一郎代表代行(当時)=小浜市大手町

 小選挙区で全勝し、かろうじて守られた自民王国、福井。だが、選挙戦を通して保守層は確実に揺らいでいた。


 「我々の手の届かない票を民主に持ってきた。経営者クラスを引っこ抜いたんだ」
 民主党県連幹部がそう評するのは、3区で自民の高木毅氏に善戦した松宮勲氏だ。自民党幹事長を務めた小沢一郎・民主党幹事長の存在が保守層を民主へ引き寄せたとされるように、元自民の松宮氏にも同様の「効果」があったという。


 松宮氏は郵政民営化に反対して自民を離党。無所属で挑んだ05年総選挙で自民の刺客候補に敗れた。その後、小沢幹事長らに誘われ、今回の衆院選に立候補した。


 松宮氏を支えたのは、自民時代から支持を寄せる企業経営者たち。約50人で支援組織を設立し、選挙事務所の雑務をこなし、それぞれ取引先への電話作戦を展開した。


「反小泉改革の福井代表として個人的に支持していたから」。支援組織会長の数馬國治さん(59)は言う。福井市のカーテンメーカー社長で、熱心な自民党員だった。松宮氏と同じく、郵政選挙を機に離党。今回の選挙では7月下旬の事務所開き以降、毎日事務所に詰めた。


   ■  ■


 「伏して皆様にお願いを申し上げる。民主の松宮へのご支援を賜りたい」
 投開票目前の8月25日、越前町内で開いた松宮氏の演説会で、藤野利和県議が頭を下げた。かつて自民党越前町支部長だったが、旧知の松宮氏からの強い支援要請に応え、昨秋、離党。支持拡大に地元を奔走した。


 演説会は、同じ日に町内であった自民候補の集会を上回る約700人を集めた。前回の総選挙で、民主は越前町で自民にダブルスコアの差で敗れていた。今回は、自民支持層が厚い郡部でこそ大差をつけられたが、越前町だけは338票差まで詰め寄った。


 だが、藤野氏は民主入りの打診には迷っている。保守が強い地域で民主を名乗ることが不利にならないか、後援会が心配しているからだ。「私はもう垣根は越えてしまっ
た。民主を好きになるしかないのだが」


   ■  ■


 総選挙投開票の翌日、1区で敗れ、比例区で復活当選した民主の笹木竜三氏の事務所を、県農政連の山田俊臣会長ら幹部が訪ねた。目的は「当選のごあいさつ」。笹木氏は不在で、会長らはそのまま引き揚げた。応対した秘書は「農政連関係者が当選のあいさつに来たのは初めてだ」と驚いた。


 県農政連は自民の有力な支援団体として、自民候補のみを推薦、応援した。いずれの候補も当選したものの、苦戦を強いられた。選挙後、早々に民主陣営を訪ねた理由について、ある幹部は「農業政策の要求は政権与党頼み。今後我々の不利にならないようによろしく、という意味だ」と明快だ。


 こうした動きを玉村和夫・民主党県連幹事長は「選挙で力を貸してくれた保守層をどうつなぎとめていくかが、政権安定に向けた大きな課題だ」と受け止めている。
(この連載は、足立耕作が担当しました)

5672とはずがたり:2009/09/23(水) 21:10:20

国民支持層は橘5割・柴田3割か

>自民新人の橘慶一郎氏が、自民支持層の7割、公明支持層の6割、国民新支持層の5割から支持を集めた。
>無所属新人で民主・社民推薦の相本芳彦氏は民主の7割、無党派層の5割を固めたが、社民支持層の支持は6割にとどまった。年代別では20代前半、40代、50代で橘氏を上回った。
>無所属新人の柴田巧氏はみんなの党支持層の5割、国民新の3割から支持を得た。


橘氏が自民支持で7割 富山県内3選挙区出口調査
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090831/25406.html
2009年08月31日 09:30

 共同通信社が30日に行った出口調査で、富山3区は、自民新人の橘慶一郎氏が、自民支持層の7割、公明支持層の6割、国民新支持層の5割から支持を集めた。無所属新人で民主・社民推薦の相本芳彦氏は民主の7割、無党派層の5割を固めたが、社民支持層の支持は6割にとどまった。年代別では20代前半、40代、50代で橘氏を上回った。無所属新人の柴田巧氏はみんなの党支持層の5割、国民新の3割から支持を得た。

 1区は民主前職の村井宗明氏が民主支持層の9割、社民の7割、無党派層の7割近くの支持を得た。年代別では20代後半から60代までで幅広く支持を獲得。自民前職の長勢甚遠氏は自民と、推薦を受けた公明でそれぞれ7割を固めたが、無党派層の支持は3割に届かなかった。共産新人の佐伯めぐみ氏は共産の7割から支持された。

 2区は自民前職の宮腰光寛氏が自民の8割、公明の7割から支持を得たほか、無党派層の5割で支持された。男女別、年代別のすべてでトップを占めた。社民新人の藤井宗一氏は社民の9割、民主の7割を固めた。

5673とはずがたり:2009/09/23(水) 22:53:31
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669

<山梨県>
>▽1区が67・59%(前回68・33%)▽2区は77・09%(同72・04%)▽3区は74・7%(同73・27%)
1区 67.59% (前回比:-0.74pt)
2区 77.09% (前回比:+5.05pt)
3区 74.70% (前回比:+1.43pt)

’09衆院選:投票率、過去最高の73.28%−−小選挙区導入以来 /山梨
 ◇関心の高さ裏付け
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090831ddlk19010009000c.html

 投票率は73・28%と、96年の小選挙区制導入以来、最高だった前回05年の71・31%をさらに1・97ポイント上回り過去最高となった。期日前投票を済ませる人も過去最多となり、「政権選択」が争点となる中、有権者の関心の高さが裏付けられた。

 選挙区別では▽1区が67・59%(前回68・33%)▽2区は77・09%(同72・04%)▽3区は74・7%(同73・27%)−−だった。

 堀内光雄氏(自民)と坂口岳洋氏(民主)、長崎幸太郎氏(無所属)の事実上の三つどもえとなった県内最激戦区の2区は前回を5ポイントあまり上回り、関心の高まりは数字でも裏付けられた。

 全選挙区のうち、最も投票率が高かったのは小菅村の87・42%で、最低は甲府市(1区地域)の64・72%だった。

 最近10年間の国政選挙の投票率は、衆院選が▽00年=65・38%▽03年=62・10%▽05年=71・31%。参院選は▽01年=63・05%▽04年=61・81%▽07年=63・65%−−で、小泉純一郎首相(当時)が郵政民営化の是非を問うた05年衆院選を除き、60%台前半がほとんどだった。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5674とはずがたり:2009/09/23(水) 22:56:56
<静岡県>
1区 67・57%
2区 72・71%=3位
3区 73・23%=2位
4区 69・83%
5区 69・62%
6区 67・43%
7区 76・74%=最高
8区 70・91%

審判の夏:’09しずおか衆院選 投票率70.81% 前回比2ポイント増 /静岡
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/22/news/20090831ddlk22010159000c.html
 ◇過去5回で最高

 県内の投票率は70・81%で、前回の05年衆院選68・81%より2ポイント高かった。今回を含めた過去5回の衆院選の中で最も高い投票率だった。政権選択を最大の焦点と位置づけられた選挙戦に、有権者の関心が高かった結果とみられる。

 毎日新聞が事前に実施した世論調査で、県内では92%が「投票に必ず行く」または「たぶん行く」と回答。期日前投票も前回よりも61・3%伸びた。「衆院選の前哨戦」と位置づけられた7月の知事選は61・06%と、前回の44・49%を大きく上回っていて、引き続き、選挙への関心が高かったと推測される。

 選挙区別では1区67・57%▽2区72・71%▽3区73・23%▽4区69・83%▽5区69・62%▽6区67・43%▽7区76・74%▽8区70・91%。

 郵政民営化法案をめぐり「造反議員対刺客」という構図で、前回、県内で最も投票率が高かった7区(73・59%)は、三つどもえの激戦となったことも影響し、高くなった。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

【09総選挙 静岡ニュース】
県内投票率70・81% 小選挙区移行後最高 『期日前』は11.77%
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009083102000079.html
2009年8月31日
 県選挙管理委員会のまとめによると、県内小選挙区の投票率は、小選挙区比例代表並立制に移行後で最も高い70・81%。「小泉劇場」で注目を集めた前回の投票率68・81%を、2ポイント上回った。

 今回は自民、公明両党の連立政権維持か、民主党への政権交代かが最大の焦点。各党がマニフェスト(政権公約)を掲げて争った「政策選択」の選挙でもあり、有権者の関心は高かったといえる。

 男女では、男性が70・75%、女性が70・86%。選挙当日の有権者数は307万6497人で、うち217万8419人が投票した。

 選挙区別で投票率が最も高かったのは、7区で76・74%。前回の「郵政選挙」の構図を引きずり、自民、民主、無所属の主要三候補が激しい戦いを繰り広げた。以下は3区(73・23%)、2区(72・71%)、8区(70・91%)、4区(69・83%)、5区(69・62%)、1区(67・57%)、6区(67・43%)と続いた。

 期日前投票を行った人は、36万3374人。投票率は11・77%で、前回を4・01ポイント上回った。

 また、2006年の公職選挙法改正により今回から小選挙区でも投票が可能になった海外在住者の投票では、2780人の有資格者のうち、640人が投票、投票率は23・02%だった。

県内投票率70・81% 小選挙区導入後最高
2009/08/31
http://www.shizushin.com/news/feature/shuin09/news1/20090831000000000040.htm
 県選管がまとめた衆院選小選挙区の県内確定投票率は70・81%(男70・75%、女70・86%)で、「郵政選挙」として注目を集めた2005年9月の前回衆院選の68・81%を2ポイント上回った。1996年の小選挙区比例代表並立制導入後、最高の投票率となり、有権者の政権選択選挙への関心の高さを反映した結果となった。比例代表の確定投票率は70・79%だった。
 小選挙区別にみると、県内全選挙区で前回選の投票率を上回った。最も高かったのは自民、民主の候補と、前回衆院選で落選した無所属元職による激しい争いが全国的に注目を集めた7区の76・74%(前回比3・15ポイント増)。次いで民主新人と大臣経験者の自民前職が競った3区の73・23%、民主元職と自民前職が激突した2区の72・71%が続いた。
 市区町別で最も高かったのは、2区川根本町の83・14%。3区浜松市天竜区第一開票区の81・67%、7区新居町の79・55%と続いた。最低は6区熱海市の64・45%。
 期日前投票は19〜29日に、県内有権者の11・77%に当たる36万3374人が利用。前回衆院選の23万7066人、期日前投票制度導入後、利用者が最多だった07年7月の参院選の26万3367人を大幅に上回った。

5675とはずがたり:2009/09/23(水) 22:58:38
<愛知県>

愛知県内の小選挙区別確定投票率 (NHK開票速報より)
http://eimi0511.iza.ne.jp/blog/entry/1200081/
 1区 61.96% 369,526人中<低>
 2区 65.59% 378,272人中
 3区 66.04% 381,361人中
 4区 61.72% 373,755人中<最低>
 5区 63.60% 411,798人中
 6区 69.87% 416,933人中
 7区 72.70% 418,189人中
 8区 70.19% 417,869人中
 9区 70.33% 421,972人中
10区 69.62% 417,772人中
11区 78.13% 362,700人中<最高>
12区 74.07% 448,205人中
13区 75.69% 386,936人中<高>
14区 74.39% 265,067人中
15区 70.74% 344,911人中

5676とはずがたり:2009/09/23(水) 23:01:57
<岐阜県>
1区 69.99%
2区 71.20%
3区 70.56%
4区 78.32%
5区 75.97%

選挙:衆院選 投票率、微増の73.09% 事前投票の伸びが底上げ /岐阜
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/21/news/20090901ddlk21010066000c.html

 衆院選小選挙区の県全体の投票率は73・09%(男73・42%、女72・79%)で、前回選挙の72・31%からわずかに増えた。政権交代がなるかが注目された選挙自体への関心の高さに加え、期日前投票の伸びが投票率を底上げした。

 岐阜1区の投票率は69・99%。現職大臣の野田聖子氏の当落を巡って全国的に注目され、民主、自民両党の幹部が相次いで選挙区入りしたが、前回選挙の70・45%からわずかに下がり、70%を割り込んだ。

 岐阜2区は、71・20%。激戦を背景に前回選挙の68・89%から2ポイント以上伸びた。

 岐阜3区は70・56%。前回選挙は69・41%だったが、小選挙区での初勝利を目指した民主の園田康博氏と自民の武藤容治氏の対決に注目が集まり、70%を超えた。

 岐阜4区は78・32%。自民の金子一義氏と民主の今井雅人氏が熱戦を展開したが、前回選挙の79・04%から下がった。

 岐阜5区は75・97%で、郵政民営化をめぐり自民分裂選挙となった前回選挙の74・07%より伸びた。【山田尚弘】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5677とはずがたり:2009/09/23(水) 23:23:14
<三重県>

http://www1.pref.mie.jp/senkan/090830/publication3.asp
平成21年8月30日執行
第45回衆議院議員総選挙
衆議院小選挙区選出議員選挙速報

1区 72.95%(前回比:+0.36pt)
2区 69.41%(前回比:+2.03pt)
3区 73.08%(前回比:+0.45pt)
4区 72.59%(前回比:+1.08pt)
5区 74.09%(前回比:+2.14pt)

5678とはずがたり:2009/09/23(水) 23:31:48
<滋賀県>
〜選挙区別〜
1区71・14%(前回比1・61ポイント増)▽
2区69・71%(同1・35ポイント増)▽
3区71・48%(同1・48ポイント増)▽
4区70・23%(同0・03ポイント増)

〜市町村別〜
西浅井町(2区)の80・47%が最高、
豊郷町(2区)の65・45%が最低

全体 70.65

選挙:衆院選 湖南市選管集計ミス 投票率は70.65%に /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2009/09/01/20090901ddlk25010506000c.html

 衆院選の開票作業で、湖南市選管(4区)が当初、不在者投票と在外投票をした計177人分を集計せず、発表した2時間後に投票者数や投票率を訂正するトラブルが起きた。この結果当初「70・64%」と発表された県内全体の投票率も「70・65%」に訂正された。

 開票所で数えた投票用紙の枚数がパソコンで入力した有権者数と一致せずミスが発覚。開票率94%の中間発表後の午後11時20分にミスが分かったが、県選管との連絡の不手際で訂正するのに50分以上かかった。湖南市の中川正己総務課長は「速やかに報告するはずが結果的に遅くなってしまった。原因を厳しく検証したい」と話している。【安部拓輝】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

衆院選しが:小選挙区、投票率70.64% 前回より1.12ポイントアップ /滋賀
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/25/news/20090831ddlk25010236000c.html

 衆院選の県内小選挙区の投票率は70・64%で、郵政民営化が最大の争点となった前回選(05年)の69・52%を1・12ポイント上回る高投票率となった。公示翌日の19日から続いた期日前投票数は投票者数の約15%に及ぶ12万932人にのぼり、前回選の1・6倍だった。政権選択が焦点となった今回の選挙に有権者が大きな関心を示したことが分かる。

 小選挙区ごとの投票率は、1区71・14%(前回比1・61ポイント増)▽2区69・71%(同1・35ポイント増)▽3区71・48%(同1・48ポイント増)▽4区70・23%(同0・03ポイント増)。市町別では、西浅井町(2区)の80・47%が最高、豊郷町(2区)の65・45%が最低だった。【安部拓輝】
 ◇マスク姿で対応

 ○…感染が広がる新型インフルエンザ対策のため、各投票所でも除菌用ウエットティッシュを用意するなど予防に努めた。

 甲賀市水口町の水口中央公民館では、立会人ら担当者9人がマスク姿で対応。事務作業をしていた女性職員は「(予防の観点からは)安心感はあるが、投票者にとってものものしい雰囲気にならないか心配。目で笑ったりして工夫しています」と話していた。【金志尚】
 ◇「若い人が多い」

 〇…大津市音羽台の逢坂小学校に開設された投票所では、30日、多い時は30人ほどの有権者が列を作った。同投票所の管理者で同市職員の初田康明さんは「前回選挙の時よりも若い人が多い。初めて投票する人も多いと思うので案内表示を多くしました」。投票に来た主婦(72)は「私には知的障害の子どもがいます。この子が社会の中で受け入れられて生きられる国になってほしいと願って1票を投じました」と話していた。【後藤由耶】

5679とはずがたり:2009/09/23(水) 23:32:02
>>5675-5676
==============
 ◇市町別投票率
        当日有権者数   投票者数 投票率(%)
 1区
大津市     264300 185981 70.37
高島市      44001  33343 75.78
  1区計   308301 219324 71.14

2区
彦根市      86538  57473 66.41
長浜市      63780  44402 69.62
東近江市2区   11654   7922 67.98
米原市      32905  24189 73.51
愛荘町      15203  10350 68.08
豊郷町       5795   3793 65.45
甲良町       6443   4402 68.32
多賀町       6651   5174 77.79
虎姫町       4566   3207 70.24
湖北町       7233   5493 75.94
高月町       8226   6162 74.91
木之本町      6851   5042 73.60
余呉町       3201   2563 80.07
西浅井町      3850   3098 80.47
  2区計   262896 183270 69.71

 3区
草津市      94038  65280 69.42
守山市      58791  43243 73.55
栗東市      48246  34032 70.54
野洲市      39779  29612 74.44
  3区計   240854 172167 71.48

 4区
近江八幡市    55131  37938 68.81
甲賀市      73682  54324 73.73
湖南市      42211  29351 69.53→29528 69.95
東近江市4区   78726  52919 67.22
安土町       9883   6981 70.64
日野町      18559  13366 72.02
竜王町      10604   7948 74.95
  4区計   288796 202827 70.23→203004 70.29

   県計  1100847 777588 70.64→777765 70.65

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5680とはずがたり:2009/09/23(水) 23:32:51
>>5678-5780
>>5679のレスアンカー間違えた。。

5681とはずがたり:2009/09/23(水) 23:34:14
<京都府>

選挙区別
1区65・65%(前回比1・89ポイント増)▽
2区66・31%(同1・81ポイント増)▽
3区65・89%(同1・99ポイント増)▽
4区68・53%(同1・6ポイント増)▽
5区74・1%(同3・59ポイント増)▽
6区69・7%(同1・57ポイント増)


2009衆院選・京都:投票率68.22% 戦後3番目の高率 /京都
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/26/news/20090831ddlk26010218000c.html
 ◇期日前投票者、前回比1.6倍

 今回衆院選の府内6選挙区全体の投票率は68・22%。前回05年衆院選の66・25%を1・97ポイント上回り、消費税やリクルート問題などが争点となって戦後最高の69・15%を記録した90年衆院選に迫り、戦後3番目となった。

 選挙区別では、1区65・65%(前回比1・89ポイント増)▽2区66・31%(同1・81ポイント増)▽3区65・89%(同1・99ポイント増)▽4区68・53%(同1・6ポイント増)▽5区74・1%(同3・59ポイント増)▽6区69・7%(同1・57ポイント増)−−といずれの選挙区でも前回を上回った。

 公示翌日の19日から29日まで府内62カ所で行われた期日前投票者数は計25万8644人と投票者数の18・06%に達した。投票日に仕事や冠婚葬祭、レジャーなどで投票できないと見込まれる有権者が対象の制度。衆院選としては今回が2回目の実施となり、前回衆院選の約1・6倍と利用者が大きく増えた。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5682とはずがたり:2009/09/24(木) 09:28:51
<大阪府選管>

大阪市・東大阪市・堺市の投票率低っ。
民度の高い(?)北摂民の方がきちんと投票行くようですね〜。
この辺は神奈川>>5661の構図と似てるか。

http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h21syu/Syu_Top_Main.htm

1区 62.01 大阪市
2区 66.51  〃
3区 65.51  〃
4区 65.24  〃
5区 64.70  〃
6区 66.83  〃 及び門真市・守口市

7区 69.19
8区 69.11
9区 69.15
10区 70.56
11区 69.28

12区 66.61
13区 63.96 東大阪市
14区 68.47
15区 67.40
16区 68.09
17区 66.00 堺市
18区 65.49 堺市
19区 66.17

5683とはずがたり:2009/09/24(木) 09:46:36
<兵庫県>

平成21年8月30日執行
第45回衆議院議員総選挙
最高裁判所裁判官国民審査
投 ・ 開 票 速 報
http://senkyo.pref.hyogo.lg.jp/

1区 63.69 最低=東灘区・灘区・中央区
2区 65.01
3区 65.00
4区 65.96
5区 73.25 最高=豊岡市・三田市・篠山市他
6区 67.08
7区 67.56
8区 67.27
9区 65.24
10区 67.55
11区 63.95 低=姫路市(大部)
12区 72.76 高=相生市・たつの市等

5684とはずがたり:2009/09/24(木) 10:15:02

<奈良県>

1区 68.38%
2区 72.60%
3区 71.85%
4区 73.23%

2009衆院選:投票率↑、71.47% 政権選択に関心高まる /奈良
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/29/news/20090831ddlk29010269000c.html

 第45回衆院選の県全体の投票率(小選挙区)は71・47%で、05年9月の前回(70・32%)を1・15ポイント上回った。03年11月の前々回は61・61%で戦後最低を記録したが、郵政民営化の是非を巡って注目を集めた前回に続いて70%台となり、有権者の関心の高さを示した。

 県内では、1946年の選挙以来、76年まではほぼ75%以上の投票率を維持。52年には79・53%を記録した。しかし、77・18%となった90年以降は、下降の一途をたどっていた。

 今回は、衆院選で2回目となる期日前投票が前回の約1・63倍と好調だったことも影響。自公連立政権の継続か、民主を中心とする新しい政権かを問う政権選択が焦点となったうえ、格差是正や景気対策など生活に密着した政策課題で各党のマニフェストに関心が高まった結果と言える。【阿部亮介】

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5685とはずがたり:2009/09/24(木) 10:15:14
<和歌山県>
1区 67・31%(+2.79pt)
2区 72・12%(+0.87pt)
3区 75・90%(+3.42pt)

県内投票率71.70% 小選挙区制導入後で最高
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174371

 和歌山県内の小選挙区の投票率は71・70%で、郵政解散で関心が高まった前回(2005年9月)の69・24%を2・46ポイント上回った。小選挙区制を導入した1996年の総選挙以降、最も高かった。

 年金問題や社会保障制度のほころび、地方経済の疲弊などから政権の行方に有権者の関心が高まった。3選挙区とも自民、民主が前回に続き候補を立て激戦を繰り広げた。

 選挙区別では、3区が75・90%で、前回の72・48%より3・42ポイント上回った。1区が67・31%(前回64・52%)、2区が72・12%(同71・25%)で、軒並み前回より上がった。

 市部では、田辺市が72・69%で前回の68・58%より4・11ポイント上回った。有田市は72・64%、御坊市は75・40%、新宮市は75・34%だった。

 西牟婁郡は74・62%で、前回の69・71%を4・91ポイント上回った。有田郡は78・51%、日高郡は81・64%、東牟婁郡は75・74%だった。

 県内で最も投票率が高かったのは北山村の87・42%、次いで広川町の86・02%だった。

(2009年08月31日更新)

5686とはずがたり:2009/09/24(木) 10:16:14
>>5684
出典は奈良県選管
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1701.htm

5688とはずがたり:2009/09/24(木) 22:14:30
>>5687
例えば佐賀1区・2区辺りの小選挙区と比例区の得票の連動性はどうだったんでしょうかねぇ??

5689とはずがたり:2009/09/25(金) 01:07:39
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686

<山陰地方>
鳥取1区 74・25%(前回70・89%)前回比+3.36pt
鳥取2区 76・01%(同75・07%)前回比+0.94pt
島根1区 前回(73・50%)を3・19ポイント上回る76・69%だった。
島根2区 05年の前回(77・88%)を1・98ポイント上回る79・86%

速報ローカルニュース
鳥取県投票率75・07%
8月30日 21:46
http://www.nnn.co.jp/today/090830/20090830155.html
 鳥取県選管が発表した衆院選の投票率は鳥取1区が74・25%(前回70・89%)、同2区が76・01%(同75・07%)、県計で75・07%(同72・86%)。

鳥取県投票率75.3% 小選挙区、導入後最高
2009年08月31日
http://www.nnn.co.jp/news/090831/20090831119.html
 現政権継続か政権交代かを最大の焦点にした今回の衆院選は、予測通り有権者の関心が高く、鳥取県全体の小選挙区確定投票率は75・3%と、前回(2005年9月)の72・86%を2・44ポイント上回り、1994年の小選挙区制導入以降で最高だった。

 鳥取2区では、自民前職の赤沢亮正氏と民主新人の湯原俊二氏が互角の戦いを展開。投票率は、「郵政選挙」の縮図として注目された前回を0・94ポイント上回る76・01%で、激しい選挙戦を物語った。

 鳥取1区も自民前職の石破茂氏と民主新人の奥田保明氏の師弟対決に注目が集まり、投票率は74・66%と前回を3・77ポイント上回った。

 市町村別では、大半の市町村で前回を上回り、最高は前回と同じ江府町で85・0%、最低も前回と同じで鳥取市の72・64%。期日前投票の投票率は12・65%で前回(8・20%)の約1・5倍に上昇した。

高投票率78・35%/09総選挙
http://74.125.153.132/search?q=cache:IfoHrKXjovsJ:mytown.asahi.com/shimane/news.php%3Fk_id%3D33000000908310003
2009年08月31日

 総選挙の(島根)県内の投票率は78・35%と、「郵政民営化」で有権者の関心を集めた前回05年(75・81%)を上回った。政権の継続か、交代かをめぐる攻防で有権者の関心が高まったことに加え、危機感を背景に自民前職が票を掘り起こした影響もあるとみられる。

 選挙区別では、自民と国民新の前職2人が激戦を演じた2区は05年の前回(77・88%)を1・98ポイント上回る79・86%、自民前職に民主新顔ら3人が挑んだ1区は、前回(73・50%)を3・19ポイント上回る76・69%だった。

 県内の総選挙の投票率は69年から前回の05年まで、13回連続全国1位。戦後最高の投票率は49年に89%台を記録している。衆参同日選だった86年は86・93%で、90年も86・45%だった。しかし、その後は低下し、小選挙区比例代表並立制が導入された96年には初めて80%を割り込む75・68%、03年は70・66%まで落ち込んだ。(藤井満)

衆院選 : 投票率は78.35% 2.54ポイント前回上回る
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514631216

 島根県の小選挙区の投票率は78・35%(男79・13%、女77・67%)となり、「郵政選挙」と呼ばれ、関心を集めた2005年の前回選(75・81%)を2・54ポイント上回った。14回連続で全国1位。「政権選択」の戦いへの注目度の高さを反映した。

 当日有権者数は59万5321人で、投票者数は46万6459人。小選挙区別の当日有権者数と投票率は、1区が28万2460人で76・69%、2区が31万2861人で79・86%だった。

 市町村別にみると、自民、国民新両党の前職候補がしのぎを削り、注目区となった2区で軒並み上がった。雲南市では前回選に比べ1・23ポイント高い86・71%となったほか、大田市も4・36ポイント増の79・59%となった。

 政権選択が最大の争点となり、1区でも関心が高かった。無党派層が多いとされる県都・松江市も前回選より3・93ポイント増の73・90%、出雲市でも4・17ポイント高い79・62%となった。

 比例代表は在外有権者を含む当日有権者数が59万5321人で、投票率は78・34%(男79・12%、女77・65%)だった。

 一方、期日前投票者数は、前回選の1・60倍となる7万7196人に上り、有権者の12・9%が期日前で済ませた。

('09/08/31 山陰中央新報)

5690とはずがたり:2009/09/25(金) 01:07:55
<岡山県>
1区 69.17%
2区 68.62%
3区 71.20%
4区 66.08%
5区 70.65%

岡山県選管
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙
http://www.pref.okayama.jp/syokyoku/senkyo/h21_shuin/index.htm

5691とはずがたり:2009/09/25(金) 01:08:07
<広島県>

1区 65.63
2区 68.89
3区 68.59
4区 70.78
5区 73.10
6区 71.32
7区 67.86

広島県選挙管理委員会
投票結果速報
衆議院 小選挙区
【平成21年8月30日】
投票結果速報
平成21年8月30日 23:53現在
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/senkyo/sokuhou/sokuho102.html

5692とはずがたり:2009/09/25(金) 01:08:28

<山口県>
1区70・39%(前回67・05%)+3.34pt
2区75・50%(同72・45%)+3.05pt
3区70・32%(同68・03%)+2.29pt
4区71・05%(同68・94%)+2.11pt

山口の投票率は71・81%
'09/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908310151.html

 山口県選管によると、30日投開票された衆院選小選挙区の投票率は71・81%。小選挙区制となって最も高かった前回2005年9月の69・ 07%を2・74ポイント上回り、過去最高を更新した。政権選択が最大の焦点となった選挙への有権者の関心の高さを映し出す結果となった。

 選挙区別では、1区70・39%(前回67・05%)2区75・50%(同72・45%)3区70・32%(同68・03%)4区71・05%(同68・94%)。民主党前職と自民党新人が激しく争った2区が3・05ポイント増え、他の3選挙区も前回より上がった。

 当日有権者数は121万2508人。選挙区別では1区35万9225人▽2区30万5610人▽3区27万8585人▽4区26万9088人。

 投票者数は、87万708人。選挙区別では1区25万2874人▽2区23万727人▽3区19万5908人▽4区19万1199人だった。

投票率70%超、小選挙区導入後初
2009年8月31日(月)掲載
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/0831/2.html

山口県内の投票率は71.81%で、2005年9月の前回を2.74ポイント上回り、1996年の小選挙区制導入後初めて70%を上回った。自公政権の存続か、民主を中心とする野党への政権交代か「政権選択」を最大の焦点に各政党と陣営が舌戦を繰り広げ、投票率アップにつながったとみられる。

県内4小選挙区別では、1区70.39%(前回比3.34ポイント上昇)▽2区75.50%(同3.05ポイント上昇)▽3区70.32%(同2.29ポイント上昇)▽4区71.05%(同2.11ポイント上昇)で、いずれも70%を超えた。

県内の衆院選投票率は小選挙区制が導入された96年以降4回連続で70%を割り込み、同年10月は61.4%で過去最低。次の2000年6月は投票時間が2時間延長され66.5%と上向いたが、続く03年7月は64.8%で再び下降。郵政解散で注目を集めた前回は69.1%まで持ち直したが、それでも70%の大台には届かなかった。

期日前投票は全有権者の13.84%に当たる16万8377人が投票し、前回より6万3705人増の1.61倍と大幅に増えた。県選管は「期日前投票の制度が浸透した」とみている。

5693とはずがたり:2009/09/25(金) 01:09:54
<徳島県>
>徳島1区は3選挙区の中では最も低く64・63%だった。しかし、前回(62・79%)より1・84ポイント増えた。

>徳島2区は69・84%。3小選挙区では唯一、前回(69・95%)より下がった。中でも板野、上板両町の減少が目立つ。

>徳島3区が最も高く75・78%。前回(69・96%)より5・82ポイント増えた。伸び幅も、3小選挙区の中で最も高かった。民主新人と自民前職が最後まで接戦を繰り広げたことが、投票率を引き上げた要因とみられる。小選挙区制導入以降、選挙区で最も高かった00年6月の徳島3区(71・19%)も大きく上回った。

小選挙区の県内投票率70・11% 現制度で最高 2009/8/31 10:21
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/08/2009_125168170653.html

 徳島県選挙管理委員会が30日まとめた衆院選小選挙区の県内投票率は70・11%となった。1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、最も高くなった前回(2005年9月、67・66%)を2・45ポイント上回った。70%を超えたのは、90年2月(75・53%)以来。政権選択が焦点の歴史的な選挙となったことが、有権者の関心を高めたようだ。

 小選挙区別では、徳島3区が最も高く75・78%。前回(69・96%)より5・82ポイント増えた。伸び幅も、3小選挙区の中で最も高かった。民主新人と自民前職が最後まで接戦を繰り広げたことが、投票率を引き上げた要因とみられる。

 小選挙区制導入以降、選挙区で最も高かった00年6月の徳島3区(71・19%)も大きく上回った。

 徳島2区は69・84%。3小選挙区では唯一、前回(69・95%)より下がった。中でも板野、上板両町の減少が目立つ。

 徳島1区は3選挙区の中では最も低く64・63%だった。しかし、前回(62・79%)より1・84ポイント増えた。

 市町村別で最も高かったのは、つるぎ町で82・11%。唯一、80%を超えた。このほか、16市町村が70%以上となった。市では三好市が79・62%で最も高かった。

 最も低かったのは、板野町の63・93%。次いで徳島市の64・47%だった。

 合併によって市町村数は、前回の35市町村から24市町村に減少。前回と枠組みが変わっていない20市町村で比べると、15市町村で増加した。

 男女別では、男性が70・44%(前回67・01%)、女性が69・82%(68・24%)。

 比例代表は70・07%。小選挙区より0・04ポイント少なかったが、前回(67・59%)と比べて2・48ポイント増えた。

5694とはずがたり:2009/09/25(金) 01:10:20
<香川県>
1区 70・14% 前回比1・53ポイント増
2区 71・49% 前回比4・72ポイント増
3区 69・29% 前回比3・73ポイント増

小選挙区移行後で最高-香川県内投票率70%超
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20090831000116
2009/08/31 07:32

 香川県選管がまとめた第45回衆院選の県内投票率は、3小選挙区平均で70・33%。郵政解散で注目を集め、小選挙区制移行後で過去最高を記録した前回(2005年9月)の67・07%を3・26ポイント上回った。衆院選で投票率が70%を超えたのは、第39回(1990年2月)以来。
【→参照記事】

 「政権選択」が焦点となり、事前の世論調査でも県民の関心度が9割近くに上った今選挙。8月最後の日曜日と重なったことなどから、関心の高さが投票行動に結びつかない懸念もあったが、そのまま反映される結果となった。
 期日前投票も好調だった。投票者数は前回比1・52倍の11万4577人に達し、有権者数に占める割合は13・79%。前回(9・02%)より4・77ポイント上昇し、全体の投票率を押し上げた。

 投票率を選挙区ごとにみると、1〜3区すべてで前回から上昇、なかでも自民、民主が候補者を擁立した1、2区はともに70%台となった。最も高かったのは2区で、前回(66・77%)に比べて4・72ポイント増の71・49%。1区も前回(68・61%)に比べ1・53ポイント増の70・14%。3区も69・29%で、前回(65・56%)比3・73ポイント増となった。

 戦後の県内投票率は、第25回(52年10月)の85・03%をピークに減少傾向をたどり、第41回(96年10月)、第43回(03年11月)は60%を切った。低迷に歯止めがかかったのは前回。「郵政解散」で注目が集まり、投票率は一気に10ポイント以上上昇。今回も「政権選択」という明確なテーマが、若者を中心とした無党派層の投票に結びついたとみられる。

5695とはずがたり:2009/09/25(金) 01:10:39
<愛媛県>

〜選挙区別〜
1区69・62%▽
2区69・01%▽
3区69・38%▽
4区77・00%。

〜自治体別〜
最高は北宇和郡松野町の83・00%、
最低は今治市の67・15%。

47NEWS衆院選20092009年08月31日(月)付 愛媛新聞
投票率 県内選挙区70・91% 前回5.1ポイント上回る
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/syuinsen2009/ren233200908312143.html

 30日投票の衆院選で、小選挙区の県内投票率は70・91%だった。小選挙区比例代表並立制導入以降最高を記録した前回を5・1ポイント上回り、「政権選択選挙」への注目の高まりを反映した結果となった。
 性別では、男性70・74%、女性71・06%。選挙区別では、1区69・62%▽2区69・01%▽3区69・38%▽4区77・00%。最高は北宇和郡松野町の83・00%、最低は今治市の67・15%。
 当日有権者数は120万601人、投票者数は85万1387人。期日前投票は20万9940人、不在者投票は1万1252人で計22万1192人。商業施設への期日前投票所設置などで、事前に投票した人は前回より8万7691人増えた。

5696とはずがたり:2009/09/25(金) 01:12:28
<高知県>
1区64・11%(前回59・72%) +4.39pt
2区66・29%(同63・09%) +3.20pt
3区72・59%(同69・46%) +3.13pt

2009衆院選:小選挙区・県内確定投票率、67.64% /高知
http://124.83.167.158/area/kochi/news/20090901ddlk39010456000c.html

 県選管によると、衆院選小選挙区の県内確定投票率は67・64%で、郵政民営化が争点となり選挙熱が高まった前回(64・12%)をさらに上回った。確定当日有権者数は64万3154人(男29万6694人、女34万6460人)だった。

 選挙区別の投票率は、1区64・11%(前回59・72%)▽2区66・29%(同63・09%)▽3区72・59%(同69・46%)−−。いずれも前回を上回り、政権選択選挙での有権者の関心の高さがうかがえた。【服部陽】

 高知県内投票率67・64%
http://203.139.202.230/09senkyo/090831sen06.htm

 県選管がまとめた第45回衆院選の県内投票率(選挙区)は67・64%となった。県内3小選挙区とも大幅に上昇し、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の最高を記録。前回の05年衆院選(64・12%)を3・52ポイント上回った。

 最も上昇幅が大きかったのは高知1区。96年以降の5回の衆院選で最高だった前回の59・72%から4・39ポイントアップし、64・11%。2区は前回を3・20ポイント上回り66・29%、3区も3・13ポイント伸びて72・59%となった。

 有権者の出足は午前中から好調で、午前11時現在の推定投票率は前回を1・04ポイント上回る25・00%を記録。午後はやや鈍って午後4時には43・10ポイントで1・18ポイント下回ったものの、前回の1・57倍と大幅に増えた期日前投票が加わった午後8時には67%を超えた。

 公示後の県民世論調査では関心度が前回衆院選より1・6ポイント低かったが、最大の争点となった「政権選択」に加え、年金、医療など社会保障への不安や、疲弊する地域の現状打破を求める県内有権者の心理が投票行動に結び付いたとみられる。

 市町村別では、三原村の85・05%が最も高く、最低は室戸市の58・70%だった。男女別では男性67・15%、女性68・06%。前回より投票率が低下したのは、いの町2区。

 当日有権者は、1区21万3741人、2区21万7390人、3区21万1272人。県全体は64万2403人。
 期日前投票 高知県内1.57倍 7万4525人

 選挙管理委員会が30日発表した県内の期日前投票者数は、選挙人名簿登録者数64万4750人(17日現在)の11・56%に当たる7万4525人。2005年の前回衆院選と比べて全市町村で増え、県全体では1・57倍となった。

 期日前投票が初めて導入された04年参院選以降、国政選挙では投票者数、比率とも最高を記録。小選挙区別では、高知3区が2万6707人(前回比1・60倍)で最多。2区が2万4058人(同1・55倍)、1区は2万3760人(同1・56倍)だった。

 今回の衆院選から小選挙区への投票も可能になった在外有権者は769人のうち1区で2人、3区で7人の計9人が投票した。

(2009年08月31日付朝刊)

5697とはずがたり:2009/09/25(金) 18:19:48

<福岡県>

福岡選管選挙速報
http://www.fukuoka-senkan.com/sokuhou/Default.html

1区 62.66 ←低っ
2区 65.68
3区 69.69
4区 70.69
5区 70.48
6区 71.68
7区 75.37 ←高っ
8区 72.65
9区 66.54
10区 63.40 ←低っ
11区 70.52

県計 68.77

5698とはずがたり:2009/09/25(金) 18:20:22
<佐賀県>
1区も同1・49ポイント上回る74・77%となった。
2区が前回を3・72ポイント上回る75・20%。
3区は72・47%で、前回より0・5ポイント上回った。

県内小選挙区 投票率最高の74・15%(09年8月31日)
http://www.saga-s.co.jp/news/syuuinsen2008/2008syugi.0.1401380.article.html

 「政権選択」を最大の争点に県内各地で激戦を繰り広げた今回の衆院選。県選管がまとめた県内小選挙区の投票率は有権者の関心や期待の高さを反映し、1996年の小選挙区制移行後、最高となる74・15%に上った。”小泉劇場”で飛躍的に伸びた前回の衆院選(2005年9月)の72・25%を1・9ポイント上回った。
写真
 真夏の選挙で投票率低下が懸念されたが、各党のマニフェスト(政権公約)がこれまで以上に注目され、特定の支持政党を持たない無党派層の関心もひきつけたとみられる。

 選挙区別では、自民前職、民主前職が激しく競り合った2区が前回を3・72ポイント上回る75・20%。1区も同1・49ポイント上回る74・77%となった。自民前職が優位に選挙戦を進めた3区は72・47%で、前回より0・5ポイント上回った。

 市町別では1区の神埼市(旧千代田町)の79・82%が最も高く、唐津市(3区)の71・91%が最低。男女別では男性が74・32%、女性は74・01%だった。

 期日前投票と不在者投票も最終的に計10万3775人にのぼり、前回の衆院選と比べ3万3507人、48%増えた。

 当日有権者数は68万8948人(男性31万9404人、女性36万9544人)、選挙区別は1区23万5158人、2区22万6094人、3区は22万7696人。

【写真】今後の政治の行方を決める1票を投じる有権者=1区、佐賀市の勧興小体育館
県内小選挙区市町別投票率
市町名 有権者数 投票者数 投票率
1区
佐 賀 市 128,696 95,306 74.06%
鳥 栖 市 52,766 38,678 73.30%
神 埼 市 9,802 7,824 79.82%
基 山 町 14,549 11,375 78.18%
上 峰 町 7,217 5,705 79.05%
みやき町 22,128 16,936 76.54%
計 235,158 175,824 74.77%●

2区
佐 賀 市 60,276 45,111 74.84%
武 雄 市 6,737 4,973 73.82%
鹿 島 市 25,325 19,274 76.11%
小 城 市 36,512 26,792 73.38%
嬉 野 市 23,455 17,209 73.37%
神 埼 市 17,253 13,023 75.48%
吉野ケ里町 12,531 9,562 76.31%
大 町 町 6,423 4,759 74.09%
江 北 町 7,841 6,089 77.66%
白 石 町 21,337 16,552 77.57%
太 良 町 8,404 6,689 79.59%
計 226,094 170,033 75.20%●

3区
唐 津 市 105,586 75,923 71.91%
多 久 市 18,178 13,327 73.31%
伊 万 里 市 46,768 33,705 72.07%
武 雄 市 34,437 24,894 72.29%
玄 海 町 5,243 3,816 72.78%
有 田 町 17,484 13,356 76.39%
計 227,696 165,021 72.47%
県   計 688,948 510,878 74.15%●

5699とはずがたり:2009/09/25(金) 18:20:37
<長崎県>
1区 67.03
2区 72.87
3区 76.57
4区 71.04

長崎県選管
衆議院議員総選挙 投・開票速報
http://www.pref.nagasaki.jp/election/2009syuugi/sokuhou/index.html

■県内投票率71.35% 前回衆院選3ポイント上回る
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/203.html

 30日に投票があった第45回衆院選で、県内小選挙区の投票率は71・35%となり、1996年の小選挙区制導入後初めて70%台を突破。自民、民主の「二大政党」による政権選択が争点となり、有権者の関心が高かったことをうかがわせた。

 郵政民営化を焦点に“小泉旋風”が吹き荒れた2005年の前回衆院選の68・35%を3ポイント上回った。

 投票率は県全域で前回に比べ上昇。特に、民主新人が閣僚経験者の自民前職と競った2区は、諫早市が7・37ポイント増、西彼2町が6・61ポイント増と上昇率が際だって高く、政権交代の象徴区として注目されたことを裏付けた。

 これに続いたのも2区で雲仙市が前回比4・70ポイント増、島原市が3・44ポイント増。ほかに北松江迎町3・40ポイント、対馬市3・39ポイント、佐世保市3・12ポイント、東彼東彼杵町3・06ポイントとそれぞれ増え、3、4区の市町が3ポイント台の上昇率を記録した。1区の長崎市は1・90ポイント増だった。

 公示後に長崎新聞社がNBC長崎放送と共同で実施した世論調査では、投票に「必ず行く」と答えたのは86・8%だった。

2009年8月31日長崎新聞掲載

5700山口新聞男:2009/09/25(金) 21:18:50
福岡1区と10区は、事前予想で民主優勢といわれてたので、投票意欲が下がったか?

5701チバQ:2009/09/25(金) 21:47:51
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000909250002
「自民」への迷い 地域と対話 政策磨け
2009年09月25日


「すべて実現したら日本は『夢の国』になる」。首をかしげながら、民主のマニフェストをながめていた

 「藤井裕久さんは元大蔵官僚。財務相になっても、しがらみで改革は難しそう」「岡田克也さんが外相だと、頑固そうだから米国と摩擦を起こすのでは……」


 東京都に隣接するベッドタウンで不動産会社を営む市場司さん(54)=仮名=は、鳩山内閣が発足した16日夕、自宅でテレビに見入った。衆院選での民主大勝は覚悟していたが、長らく自民を支持してきた市場さんには、戸惑いがあった。「いったいどんな国づくりをしてくれるのか、わからない」


 高速道路無料化や子ども手当などが並ぶ民主のマニフェスト。だが、市場さんが何よりも望むのは景気回復だ。景気が上向けば、銀行の融資を取りつけられ、事業拡大が期待できる。「どれもこれもやりますでは政策の安売り。信用できない」


 今回当選した民主の新人は143人。議員として一人前になるのには時間がかかると思う。「小沢一郎さんが育てるのだろう。次第に党内の小沢色が鮮明となり、鳩山さんはだんだんやりにくくなるのでは」


    □ □


 今回の衆院選は、自民候補とは距離を置いた。いつもなら店先の目立つ場所に掲げる自民候補のポスターも、外からも見えないよう事務所の奥に張った。「入居者や家主らも色々な考えを持っている人がいる。今の政治事情ではポスター1枚張るだけで仕事を失うかもしれない」と考えたからだ。


 「今回は無理だよ。一度民主にやらせればいい」。動けば一定の票が集まる地域の自民支持者が漏らした一言に何となく納得できた。


 ただ投票日の8月30日、市場さんは迷わなかった。逆風といわれる中だからこそ自民の底力を信じたかった。


    □ □


 昨秋、麻生前首相の就任直後なら、ここまで大敗しなかったと思う。「首相としての技量に対して『審判』が下される前に、選挙をやればよかったのだが……」


 不動産業界も生き残り競争が激しい。不動産を購入したくても銀行からは融資を断られ、事業拡大は難しい。マンションの家賃収入でやりくりする状況を強いられている。


 だが、麻生前首相が選挙戦で強調したのは、4度の補正予算で景気に光が差してきたこと。「少しでも景気が回復していたら有権者もここまでは見放さなかった。麻生さんの認識と、有権者には温度差があった」


 「長い間権力にあぐらをかいてきたつけが回った」と思うが、自民支持を変えるつもりはない。地元選挙区の自民候補には「この4年間、地域で姿が見えなかった。地元を大切にするのが自民の本来の姿」と、活動不足への反省を求める。


 新政権は、経験不足に加えて在日米軍基地のあり方などを巡って順調にはいかないだろうとみる。「民主がマニフェストを着実に実行して日本がよくなればそれでいい。でも、そう遠くない時期に自民の再登板が訪れる」


 次の総選挙まで、長ければ4年間。政策を磨き、地域との対話を繰り返すことで力を蓄えてほしいと、野党の自民に注文する。


 民主の歴史的大勝に終わった今回の衆院選――。前回05年には小泉改革を支持した有権者は、どう感じたか。長年自民を支持してきた不動産業者、酪農家、年金生活者の3人に、新政権を担う民主と野党になった自民への思いを聞いた。

5702とはずがたり:2009/09/25(金) 22:27:52
>>5700
なんか低いすよね。
高知市の高知1区なんかも低い>>5696ですがこっちは超激戦で面白い選挙なのに低いですねー。
県的な構造としては1区と県下第二都市姫路の投票率が低い兵庫県>>5683にちょいにてますな。

5703チバQ:2009/09/25(金) 23:44:04
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514666217
乱のあと〜衆院選を終えて(1) 自民復興に妙案なし


麻生太郎総裁の辞任表明後、開かれた自民党役員会=東京・永田町、党本部
大敗の衝撃 民主は早速揺さぶり

 31日午後。麻生太郎総裁の辞任表明直後に、自民党が東京・永田町の党本部で開いた役員会の光景は、大敗を喫した衝撃の大きさを物語った。

 細田博之幹事長(島根1区)の視線はうつろ。出席者の中に複数の落選者もおり、歴史的な敗北にもかかわらず、責任や敗因を追及する声がないばかりか、同氏が諮った9月18日告示、同28日開票という総裁選の日程も、粛々と決まった。

 政権の座に就いた民主党は、同月中旬に鳩山由紀夫代表を新首相に指名する特別国会を召集する方針。自民党総裁選の日程は、党所属議員が麻生首相という「敗軍の将」を指名する、前代未聞の事態を意味していた。

 しかし、盾突く気力すら起こらないほど、幹部たちは憔悴(しょうすい)しきっていた。その執行部の面々を、故竹下登元首相ら歴代の党総裁の写真が見下ろしていた。

 総裁選にかみつく

 「のっけから、それですかい」。石破茂農相(鳥取1区)は31日の鳥取県庁での会見で、党総裁選の日程にかみついた。

 同氏は党への風当たりの強さを肌で感じ、衆院選の前哨戦から一貫して党を再建する必要性を強調。その唯一とも言える活路を閉ざすような方針に我慢がならなかった。

 「党のイメージ、体制、政策立案能力のすべてを一新しなければならない」。焦りを胸に列車を乗り継ぎ、東京へ急いだ。

 しかし、負った傷は大きく、深いだけに、”戦後”の復興に向けて妙案があるわけではない。

 党の獲得議席は300から119に激減。かつて「軍団」と称された田中派、竹下派の流れを組む津島派も生き残った前職は45人中、13人だった。

 石破氏とともに所属し、兄の登元首相が心血を注いで育てた同派に人一倍の愛着を持つ竹下亘氏(島根2区)も31日夜、足早にあいさつ回りをすませて空路、上京した。

 当選の万歳を終え、出雲市内に借りるアパートに戻った30日深夜は、激戦をはい上がった同僚たちと連絡を取り合った。

 「(派閥の)事務所が維持できるのか」「とにかく東京で話し合おう」。愛飲するたばこの煙の向こうには、また1人、仲間の落選を伝えるテレビの選挙速報が流れた。

 「うちのムラ(津島派)は15人も残らんわね。おそらく(自民党全体で)200人落ちる。永田町は引っ越しのトラックでいっぱいになる」

 26日夜。出雲市内の党島根2区支部事務所で、青木幹雄党県連会長(参院・島根選挙区)は、地元県議らに戦況の見立てを示し、顔をしかめた。

 予言は的中した。その青木氏は石破、竹下両氏より一足早い30日に永田町へ。束ねる津島派所属の参院議員24人の動揺を抑えるかのように「一致結束して静かに待て」と指示を飛ばした。

 自民支援団体招く

 一方、敗戦処理に追われる自民党を尻目に、民主党は活気にあふれる。

 党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)と、鳥取2区で敗れたものの、比例中国で復活当選した湯原俊二氏は、1日に医療、建設など、敵陣を支えた県内60業界団体を招いた意見交換会を倉吉市内でセットした。

 「顔合わせの会にしたい」。川上氏は目的を淡々と語ったが、野党に転落した自民党にさらなる揺さぶりを掛ける狙いがあるのは明らかだった。

 激震が収まらない自民党と、追い風に乗る民主党。折しも、永田町は31日、台風の接近で暴風雨が吹き荒れた。

 ◇−◆−◇−◆−◇

 30日に投開票された衆院選で、政権が交代した。山陰両県内の4小選挙区では、自民党が議席を独占する半面、民主党の2人も比例中国で復活当選した。戦いが何を意味し、何をもたらすのか。「乱のあと」をたどる。
('09/09/01 無断転載禁止)

5704チバQ:2009/09/25(金) 23:44:49
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514679217
乱のあと〜衆院選を終えて(2) 民主組織力生かせず


民主党の鳩山由紀夫代表と亀井久興氏が行った街頭演説。聴衆の少なさは否めなかった=8月20日、出雲市駅北町、JR出雲市駅前
風頼みの限界 票読みも大幅に狂う

 「知らなかった。行きたかったのに…」。島根2区で自民党の竹下亘氏と激戦を演じた国民新党の亀井久興氏の出雲市内の事務所に8月21日、苦情の電話が相次いだ。

 前日に、亀井氏は民主党の鳩山由紀夫代表と、出雲市駅北町のJR出雲市駅前で街頭演説を実施。亀井陣営にとっては竹下王国の牙城に「政権交代」の風を呼び込み、勝利への機運を盛り上げる「切り札」の二つだった。

 ところが、聴衆は約450人。”次期首相”として全国各地で数千人の動員力を誇った鳩山氏の演説にしてはさみしく、勝負の行方を暗示した。

 原因は、つぎはぎの組織にあった。亀井氏を推薦した民主党島根県連は鳩山氏の来雲を告げるチラシ3千枚を作り、配り始めたが、亀井氏側が公示後「待った」をかけた。両氏の写真の掲載が「公選法に抵触する恐れがある」との理由だった。

 結局、配布は中止。代わりに有効な手だてが取られることもなく、無党派層へアピールする絶好機を生かせなかった。

 県職労の動き鈍く

 投開票された30日夜。島根1区に立った民主党の小室寿明氏の松江市黒田町の選対事務所で、内田敬党県連代表は事前に読み、紙片に記した票とテレビの速報結果を見比べ、がくぜんとした。

 前回選の民主党候補の得票数は約5万9千票。今回、候補擁立を見送り、小室氏を支援した社民党の約1万票に、推薦を受けた国民新党の集票力を加えれば、8万票が今回の「基礎票」と見た。

 さらに、民主党への追い風を勘案し、はじき出したのが、自民党の細田博之氏と9万票台で競り合うとの予測だった。

 しかし、ふたを開けると、前回選に迫る約12万2千票を獲得した細田氏に対し、小室氏は発射台の8万票余りにとどまり、4万2千票差の完敗。足し算はもろくも狂った。

 不十分だったのは、風を受け止める「帆」だけではない。支柱となる肝心の組織力が、十分に機能していなかった。

 小室氏の支持母体の県職員労働組合が組合員に求めた支持者カードの実績は、目標とした「1人10枚」の半分。保村聖二委員長は「(小室氏の)県議時代の実績を知らない職員が多い」とこぼす。

 内田氏がため息を漏らした数時間後。小室氏は比例中国で復活当選し、選対事務所は安堵(あんど)に包まれたが、裏側では動きの鈍かった県職労の責任論がくすぶる。

 益田竹下氏に軍配

 ”野党側”の粗さを横目に、自民党側は着々と攻略を進めていった。

 「苦戦しております。どうかよろしくお願いいたします」。竹下陣営は亀井氏の地盤の益田市内数カ所に電話部隊を置き、竹下氏や自民党系の県議、市議の後援会名簿を使い、ボタンを押し続けた。

 名簿はダブりもあるが、あえて二重、三重の包囲網を敷いた。1件ごとに相手の反応を用紙に「◎」「○」「△」「×」で記入。戦いに生かした。

 戦果に自民党益田支部の右田明顧問らは確かな手応えを感じたが、情勢検討会では「負けている」と報告。最後までムチを緩めなかった。

 「攻め」は企業にも及んだ。2年前の参院選・島根選挙区で、亀井氏の長女の亜紀子氏を全面支援した同市内のある会社は今回、再三のアプローチに両陣営に半分ずつ、勢力を割いたと明かす。

 その結果、同市内での戦いの軍配は320票差で竹下氏に。同支部最高顧問の宮隅啓元県議は「相手の本丸を落とした心境」と満足げだった。

 これに対し、幹部の1人が「県民が変化を求めていなかったということ」と敗戦の弁を語った亀井陣営。自陣の戦いを省みられないところに、敗因の一つが潜んだ。

('09/09/02 無断転載禁止)

5705チバQ:2009/09/25(金) 23:45:31
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514710217
乱のあと〜衆院選を終えて(3) 消長の落差に危機感


議席を失い、新政権誕生を前に国民新党幹事長の辞任を表明する亀井久興氏(右)=1日、東京・平河町、同党本部
不安抱えた船出 理念と連立の板挟み

 衆院選の投開票から一夜明けた8月31日朝、島根2区で敗れた国民新党の亀井久興氏の携帯電話が鳴った。「申し訳ない」。声の主は同氏を推薦した民主党の鳩山由紀夫代表だった。「国民のために、良い政権をつくってください」。逆に励ましたものの、亀井氏の口調には寂しさが交じった。

 政権交代に向けて共闘しながら、両党の明暗はくっきりと分かれた。獲得議席は、308議席の民主党に対し、国民新党は選挙前の4から3に減少。しかも、幹事長だった亀井氏だけでなく、綿貫民輔代表も落選した。

 社民党を含めた3党で、新政権の樹立に向けた協議を実質的に始動させた1日。同じころ、都内の別の場所にいた亀井氏は「一日ごとに悔しさが募る」と漏らした。

 両党の消長のあまりの落差に、郵政民営化の見直しを目指し、同氏と党を支えてきた郵政関係者は危機感を募らす。

 「民主党の半分は、民営化に賛成だ。不安は大きい」。郵政政策研究会島根県連合支部の新比恵健支部長は吐露した。

 高揚感に沸く民主党と対照的に、寂寥(せきりょう)感と先行きへの懸念が覆う国民新党。亀井氏は2日、片づけを終え、計19年間過ごした衆院議員会館を去った。

 党衰退の苦い過去

 不安を抱えるのは、7議席にとどまった社民党も同じだ。東京・永田町の党本部で2日午後に開かれた全国代表者会議。連立協議の推進は承認されたが、慎重な対応を求める声も上がった。

 党島根県連の阪本清副代表は会議後、民主党という巨像の影に埋没しないためにも、インド洋での海上自衛隊の給油活動の中止など「党の政策を主張し、存在感を示すべきだ」と力を込めた。

 ただ、それぞれ理念にこだわれば、こだわるほど、政党間の亀裂が深まる。半面、理念を曲げれば、支持者の離反を招くのが「連立」の宿命だ。

 旧社会党出身の元島根県選出の衆院議員で、自社さ連立政権に参加した石橋大吉氏は、その成果として国営中海土地改良事業の中止の流れをつくったことを挙げた。

 逆に、旧社会党のトップだった村山富市氏が首相に就き、党内議論もなく「自衛隊は合憲」と党是を覆したことは、党の衰退の遠因になった。

 石橋氏は「連立は滑り出しがうまくいっても、どこかでつまずく」と折り合いの難しさを説く。

 与党の立場に迷い

 一方、民主党側にも「与党」としての振る舞いに迷いが見える。

 同党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)は1日、比例中国で復活当選した湯原俊二氏を従え、倉吉市内で自民党の支持基盤である業界を含む7団体に呼び掛け、意見交換会を持った。

 終了後、川上氏は「政府と距離を置くと、事業ができなくなる。それはおのずからお分かりいただけると思う」と余裕たっぷり。旧自民党出身だけに、勝手知る敵陣の取り込みに自信を見せた。

 これに対し、民主党島根県連の石橋富二雄幹事長は「陳情による利益誘導は自公政権のスタイル」と、業界団体との急速な接近には慎重だ。

 さらに、板挟みとなりかねない事態を恐れる同党系の地方議員も多い。例えば、党のマニフェストに沿って公共事業を削減すれば、地域経済を冷え込ませ、社会基盤整備もさらに遅れかねない。

 益田市議会で唯一の同党系議員の平谷昭氏は「中央の失政が益田では全部、自分にはね返って来る」と立ち位置に悩む。

 悲願の政権交代を実現させて4日。それぞれが思い描く新政権の像は揺れ、まだ定まらない。

('09/09/03 無断転載禁止)

5706チバQ:2009/09/25(金) 23:46:20
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514735217
乱のあと〜衆院選を終えて(4) 政策転換大きな懸念


新政権の発足を前に、対応を協議する鳥取県幹部=1日、鳥取市東町1丁目、同県庁
 揺れる自治体 駆け込みで制度活用


 二十世紀梨の出荷時期を迎えた鳥取県湯梨浜町の農家山田均さん(52)は、選挙中に目を通した民主党のマニフェストに「良いことばかり。財源面も含め、実際どうなるか心配だ」と感じた。

 耳目を集める農業の戸別所得補償制度で、ナシは対象になるのか、配分方法は…。「総論ばかりで、具体像が見えない。当てが外れたらショックが大きい」と、ともすれば膨らむ期待感をグッと抑えることに決めた。

 むしろ、数億円かかるとされる老朽化した東郷梨選果場の修理費の行方に「自公政権時には予算措置を考えると言われた。政権が代わってもお願いしたい」と気をもむ。

 中学生までの子ども1人当たり、月2万6千円(2010年度は1万3千円)を支給する子ども手当をめぐっても、期待と不安が交錯する。

 自身、中学生の子どもを持つ島根県PTA連合会母親委員会の大岩睦子委員長(50)は「支給で、給食費未納や保育料滞納がなくなればいいが、財源の確保が不安。保育所の充実や雇用の確保などに使った方がいいのでは」と案じる。

 応諾一転、態度保留

 自治体は政策の大転換に、より大きな懸念を抱く。駆け込みで旧来の制度の活用を急ぐ例が、慌てふためきぶりを示す。

 松江市は2日発表の09年度一般会計補正予算案に、島根原発での事故発生時の避難道として、かねて要望のあった市道古浦西長江線(仮称、4・8キロ)の設計費1100万円を急きょ計上した。

 原発周辺の社会資本整備として、国から有利な財政支援が受けられる「原発特別措置法」の行方に、政権交代で霧が立ちこめ始めたからだった。

 10年度末に期限切れを迎える同法の適用を受ければ、概算で37億5千万円の事業費中、地元負担は17億円から5億円に軽減される計算だ。

 しかし、見込み通りに運ぶかどうかは分からない。政策転換は多岐に及ぶ。ガソリン税などの暫定税率の廃止も一つ。市から同道路のうち、多額の事業費を要するトンネルなど、約1・8キロの整備を要請されている島根県は、大幅な減収が予想される中だけに、いったんは応諾を決めたものの、態度を保留した。

 自民から突き上げ

 野党に転落し、求心力の維持への焦りと、反転攻勢を狙う思惑が入り交じる自民党側からの突き上げも、始まっている。

 2日の島根県議会最大会派・自民党議員連盟の政策審議会。暫定税率の廃止や、公共事業をはじめとする経済対策を盛り込んだ本年度補正予算の執行停止を明言している新政権の方針について、出席者は溝口善兵衛知事に「そんなことをすれば、地方の反乱が起きる」と不満を口にした。

 とはいえ、視界が晴れないのは溝口知事も同じ。「『地方を切り捨てる』という報道はされていない」と、答えるのが精いっぱいだった。

 鳥取県の場合、新政権の機先を制し、混乱を最小限に抑えるために早速、暫定税率の廃止などで516億円の影響が出るとの試算を公表した。

 一方で、平井伸治知事は1日の県緊急幹部会議で、幹部に政変と向き合う「覚悟」を持つよう心得も説いた。

 「(政権交代とは)システム全体を変える中で、問題を解決するんだという、パラダイムシフト(枠組みの転換)だ」

 ただ、「そうあってほしい」との願望を接ぎ穂せざるを得なかった。平井知事もまた、新たなパラダイムと政策の振幅を測りかねている。

('09/09/04 無断転載禁止)

5707チバQ:2009/09/25(金) 23:47:01
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514763217
乱のあと〜衆院選を終えて(5) 勝利にも足元不安定


大敗を受け、暗い面持ちで記者会見に臨む自民党幹部たち=8月30日、東京・永田町、党本部
 多難な前途 「格差」への反省必要


 「とにかく頭を下げ、『どぶ板』で歩くしかないわね」−。雲南市老人会連合会の古田明会長(88)=同市三刀屋町=は3日夕、島根2区で4選を果たした自民党の竹下亘氏の支援のお礼のため、自宅を訪ねて来た地元選出の上代義郎県議に上機嫌で語り掛けた。

 古田氏は公示前に同会役員宅などを歩き、竹下氏の実績を訴えた。効果はてきめんだった。「来てくれたのか」と喜び、協力姿勢を示した90歳を超える老婦人もいた。

 猛烈な逆風の中、「足で稼ぐ」を合言葉に、竹下陣営が展開した地上戦の徹底ぶりを物語った。

 天王山の地盤の出雲市でも公示前、集めた数万人の後援会名簿を頼りに、200人が2人1組で地図を片手にアパートを回り、勝敗の鍵を握る若年層への浸透を狙った。

 自民底力に震える

 鳥取2区では、同党の赤沢亮正氏の陣営が最終盤になりふり構わぬ戦術に出た。支援企業の社員に対する知人30人への電話依頼も、一つだった。

 「民主党候補は比例で復活するので、小選挙区は赤沢をよろしく」。その結果、約600票差で差し切った。

 上田博久選対総本部長は「恥も外聞もない。考え得ることは何でもやるだけ」と語気を強めた。

 その赤沢氏に敗れ、比例中国で復活当選した湯原俊二氏を支えた民主党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)は2日夕、都内で小沢一郎党代表代行(当時)と向き合った。小沢氏は「勝てると思ったけどなあ」と悔やみつつ「次(参院選)は勝てる」と断言したという。

 ただ、いわば空前の民主党ブームに沸く中、自民党に屈し、現場が受けた衝撃は大きい。

 「正直、何と言っていいか分からない」。8月30日の投開票日。湯原氏の傍らで、来夏の参院選・鳥取選挙区に出馬を決めている党県連の坂野真理副代表はうろたえた。

 人海戦術に限界説

 一方、敵陣が底力に震えた自民党側でも「いつまでも、こんな選挙はできない」と、人海戦術の限界説がささやかれる。

 長年、組織を支えた主力は年々高齢化。支持層には依然、構造改革路線への反発もくすぶる。

 衆院選の後半戦の24日夜。党島根県連の青木幹雄会長(参院・島根選挙区)のおひざ元の出雲市大社町内の路地の一角にある作業場に、30代〜60代の男女20人が集まった。

 収穫物を詰める箱をひっくり返し、いす代わりにした輪の中心には、島根2区から出馬し、落選した国民新党の亀井久興氏の長女・亜紀子参院議員(同)が座った。

 構造改革に不満を抱き、自民党を離党した農業の男性(62)の呼び掛けだった。電灯の下での農業問題などをめぐる議論は白熱し、午後10時近くに終わった。

 2年前の参院選・島根選挙区の敗退を受け、党島根県連が設けた組織再生委員会の委員長を務めた萬代宣雄・JAいずも組合長も、今衆院選の勝利の足元の不安定さに警鐘を鳴らす。

 「組織力で勝っただけ。構造改革で生じた格差が政策的にどう間違っていたのか、反省がない。原点から出直しが必要だ」

 実際、自民党の都道府県連では、民主党への風より、「自壊」が真の敗因との見方が支配的だ。

 にもかかわらず、再建への道標の端緒すら示せない党幹部への失望感は強い。4日に東京・永田町の党本部であった全国幹事長会議で、衆参国会議員の”空白区”となった滋賀、岩手両県連の代表者は悲鳴を上げた。

 「国会議員がいない上、野党では、組織がじわじわ弱体化し、持たない」

 切実な声に党島根県連の洲浜繁達幹事長は「島根は何とか勝ったが、人ごとではない」と言い残し、帰県の途についた。

   =おわり=

('09/09/05 無断転載禁止)

5708名無しさん:2009/09/26(土) 02:15:04
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908140001

【深層群馬】


中曽根氏、応援躍起 参院選控え一枚岩強調
2009年08月14日


中曽根氏(前列左から2人目)は、館林市内の竜巻被災地を視察した麻生総理に同行。街頭演説では、首相や自民立候補予定者らと一緒に支持を訴えた

 総選挙の公示日を18日に控え、中曽根弘文外相(63)が自民の立候補予定者の応援に躍起になっている。来年夏の自身の参院選もにらみ、後援会組織の団結を図る。だが足元では民主支持の動きがみられ、必ずしも一枚岩とは言えない。(辻森尚仁)


 「来年(の参院選)は、今回の総選挙の結果いかんによるが、大変厳しい選挙になる」。9日、前橋市亀里町の県農協ビルであった中曽根弘文後援会の地元役員会議。1、2区の陣営関係者と比例区の佐田玄一郎氏(56)を招いた会場で中曽根氏は、声を張り上げた。そしてあいさつの最後に付け加えた。


 「ぜひお諮りいただいて、全会一致で後援会として(自民公認候補者の)支援を決議していただきたい」


 その2時間後。中曽根氏は高崎市内で開いた地元後援会の役員会議に、4区の福田康夫氏(73)を招いた。


 中曽根、福田両氏は、父親同士が旧群馬3区(現群馬4、5区)で「福中対決」を演じた因縁の間柄。中曽根氏はこの場でも、5区とともに福田氏の「支援決議」をわざわざ提案した。


 中曽根氏は05年、郵政民営化法案の採決で反対票を投じ、民営化賛成派の笹川尭・県連会長(73)=2区=ら自民党県連幹部と関係がこじれかけた。さらに、自民公認の大沢正明知事が初当選した07年の知事選では、中曽根氏の後援会幹部が小寺弘之・前知事を支援。自民県議らの反発を買った。


 このため、全県一区で戦う中曽根氏にとっては「総選挙での応援態勢をアピールしておくことが不可欠」(元党県連幹部)となっている。


 9日は午前中にも、太田市内で開いた地元後援会の役員会議で、谷津義男氏(75)の支援を全会一致で決議した。1〜5区すべてで中曽根後援会は自民立候補予定者への全面支援の態勢を整えた。


 だが、中曽根氏の後援会が一枚岩とは言えない。前橋、高崎両市の後援会員には、今回の総選挙で「民主支持」を明らかにした小寺前知事に同調する有力者も少なくないからだ。


 中曽根氏の選対幹部を務めた男性経営者(64)は「われわれが支持しているのは自民党ではなくて『中曽根党』。心情的には民主と自民が半々だ」。長年の「中曽根支持者」である前橋市の男性経営者(67)は最近、会社の壁に民主の立候補予定者のポスターをはった。今回は小選挙区、比例区とも民主に投票するという。


 中曽根氏は、前回立候補した04年の参院選(改選数2)で民主新顔に約3万9千票差をつけられたうえ、3位の自民現職とわずか8千票差で辛勝。年金問題などが争点となって自民に逆風が吹く中、なんとか2議席目に滑り込んだ。


 06年の公職選挙法改正で、改選数1となる来年夏の参院選は激戦になりそうだが、「小選挙区で自民が負けるようでは中曽根氏の5選もおぼつかない」(後援会幹部)との見方も出始めている。

5709とはずがたり:2009/09/26(土) 10:38:59
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686 山陰>>5689-5699

<熊本県>
1区 2・29ポイント増の68・73%
2区 2・48ポイント上昇の69・64%
3区 75・31%=最高。ただ前回に比べ0・91ポイント低下した。
4区 3・79ポイント上昇の72・58%
5区 4・46ポイント上昇の74・03%

県内小選挙区の投票率71・76% 前回上回る
2009年08月31日
http://kumanichi.com/news/local/main/20090831003.shtml

 県選管がまとめた30日投開票の衆院選小選挙区の県内平均投票率は71・76%と、郵政民営化問題で注目を集めた2005年9月の前回選挙を2・42ポイント上回り、有権者の関心の高さをうかがわせた。

 投票率上昇の理由として(1)自公連立政権の継続か民主中心政権かという政権選択が注目された(2)各党のマニフェスト(政権公約)を軸に、幅広いテーマで政策論戦が繰り広げられた−などが挙げられる。

 選挙区別では、熊本3区が最も高く75・31%。ただ前回に比べ0・91ポイント低下した。次いで▽5区 4・46ポイント上昇の74・03%▽4区 3・79ポイント上昇の72・58%▽2区 2・48ポイント上昇の69・64%▽1区 2・29ポイント増の68・73%−の順で、いずれも投票率はアップした。

 郡市別では5区の球磨郡が最も高く79・36%。3区の阿蘇郡が78・21%で、3区の阿蘇市が77・89%で続いた。最も低かったのは、2区の熊本市で67・00%。次いで2区の荒尾市の68・50%、4区の上天草市の68・53%の順だった。

 男女別は、男性が72・18%で、女性の71・41%を上回った。

5710とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:28

<大分県>

1区 67.57
2区 74.52
3区 74.79
全県 72.07

県選管
平成21年8月30日執行
衆議院小選挙区選出議員選挙・投開票結果
http://www.pref.oita.jp/11650/senkyo/kako/syu45/kekka2.html

5711とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:38

<宮崎県>

全県 69.10
1区 67.09
2区 72.71
3区 67.81

2009年8月31日
第45回衆議院議員総選挙及び第21回最高裁判所裁判官国民審査の投票・開票状況について
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kakushu/senkan/090830_shuinsen.html

5712とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:49

<鹿児島県>
1区 66.88%
2区 74.18% =最高
3区 72.95%
4区 72.14%
5区 72.43%

鹿児島県内投票率71.50% 1.81ポイント増
16年ぶりの70%台 政権交代で関心高まる
(2009 08/31 01:22)
http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=3&amp;storyid=19029

 30日行われた衆院選の鹿児島県内の小選挙区投票率は、前回を1.81ポイント上回る71.50%だった。小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降最も高い数字で、93年以来16年ぶりに70%台に達した。
 「政権選択」が最大の焦点となった今回の衆院選。全国的な民主優勢で政権交代が現実味を帯び県内選挙区でも激戦が展開されたことが、無党派層の関心を引きつけたようだ。
 県内選挙区別の投票率もすべて前回を上回った。1区が66.88%、2区は5選挙区で最も高い74.18%、3区72.95%、4区72.14%、5区は72.43%だった。
 投票総数に対する期日前投票者数の割合は、前回を8.07ポイント上回る23.28%に上った。

5713とはずがたり:2009/09/26(土) 10:40:59
完成ヽ(´ー`)/

北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686 山陰-長崎>>5689-5699 熊本-沖縄>>5709-5713

<沖縄県>

1区 65.97%
2区 65.08%
3区 64.50%
4区 64.33%

☆第45回衆議院議員総選挙及び
第21回最高裁判所裁判官国民審査が
下記のとおり行われました。
http://www3.pref.okinawa.lg.jp/site/view/contview.jsp?cateid=38&amp;id=12636&amp;page=1

5714名無しさん:2009/09/27(日) 14:21:59
>>5610-5613

http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/1.php
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185053.gif
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185058.png
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185048.gif

2009年総選挙分析(2)みんなの党の得票構造に見える自民党の未来
菅原琢2009/09/26東大先端研の菅原琢特任准教授による、総選挙分析の第二弾。菅原准教授は「自民党の惨敗を読み解き、今後の復活を占うという意味において、みんなの党の得票構造を理解することは必須だ」と指摘する。 総選挙分析第2回となる今回は、みんなの党を取り上げる。いきなりマニアックでマイナーな政党の分析をし始めるとは早速ネタ切れか?という印象を与えるかもしれないが、自民党の惨敗を読み解き、今後の復活を占うという意味において、みんなの党の得票構造を理解することは必須である。少なくとも以下の分析結果を信じるならば。

みんなの党に着目する理由

 第10回「大型補正予算で自民党は浮上することができるか?〜誤解される自民党の選挙結果」では、麻生政権の「古い自民党」的財政政策が、新しい自民党支持者を維持する・呼び戻す上でマイナスであると指摘した。この想定のもと、筆者が今回の選挙で最も注目したのが、選挙前に結成されたみんなの党である。

 みんなの党は、代表である渡辺喜美に一定の知名度、人気はあったものの、実際にどの程度の得票を取るかは未知数であった。かくいう筆者も、関東地方の地域政党くらいの存在に落ち着くだろうと見ていたが、他のブロックでも議席を取りうるくらい、一定の支持を集める結果となった。もっとも、小選挙区候補者の得票率不足によって比例区の議席を他の政党に譲ってしまうという失態を犯し、やはり地域政党のような存在となってしまったのだが。しかしこの失態自体、筆者だけでなく彼ら自身も、自らがどの程度受け入れられるのか、よくわかっていなかったということを示すものであろう。

 筆者がみんなの党に着目した理由は、彼らの主張、代表の渡辺のイメージが、小泉を支持したような人々と親和的だと考えたからである。たとえば、自民党から離れた層の受け皿として機能し、民主党の大勝を阻害した可能性も考えられる。いずれにしろ、この層がどのように動くかで、今回の選挙の見方、そして今後の政治の見通しがより深くなるはずと考えたのである。早速、確認して見よう。

みんなの党出馬ブロックで得票率を落とす自民党

 表1は、比例区のブロック別に、自民党と民主党の得票率の増減を示したものである。ここに、みんなの党が出馬しているかいないかを○×で示しているが、ここからはみんなの党が出馬していれば自民党の票がより大きく減少しているという明確な傾向が見て取れる。10ポイント以上、自民党が得票率を減らしているブロックは全てみんなの党が出馬しており、得票率の減少幅が小さかった3つのブロックではいずれもみんなの党が出馬していない。

 一方、民主党に関しては、みんなの党が比例区に出馬しているかどうかと得票率の増加幅に、明確な関係は見出せない。みんなの党が出馬しなかった北海道では増加幅が小さく、出馬した南関東では増加幅が大きい。みんなの党は民主党の得票を邪魔しなかったように見える。

5715名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:19
>>5714

都市農村無関係に自民党の票を剥ぎ取ったみんなの党

 以上を簡単に言い直せば、みんなの党は自民党から票を奪い、民主党からは奪わなかった、となるだろう。ただ、このように結論を導くとすれば短絡的である。単に、自民党が得票を減らした地域と、みんなの党が得票しやすい、出馬しやすい地域が一致しただけかもしれない。ある種の偽の相関が現れているだけと考えることも可能である。中国や四国のような農村部では自民党は得票を相対的に減らしておらず、一方、みんなの党はそのブロックで(たまたまか、予測的かはともかく)名簿を出さなかったというような、ただそれだけの関係かもしれない。

 そこで次に、前回用いた農村度の10区分を用いて、みんなの党と自民党、民主党の比例区得票率の変動を確認しておく。図1は、農村度ごとに、みんなの党出馬ブロック・不出馬ブロックに分けて、民主党と自民党の相対得票率の変動(2009年マイナス2005年)を折れ線グラフで示したものである。

 まず民主党のグラフから見ると、みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していないということが明らかである。みんなの党出馬ブロックでは、不出馬ブロックに比べて、1.5ポイントも得票率の増分が大きい。みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず、みんなの党出馬ブロックでは民主党の得票率増分が小さくなるはずである。みんなの党は、民主党の邪魔をほとんどしなかった、と推定できる。

 一方、自民党のグラフからは、みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっていることが強く推定される。みんなの党の存在が、自民党の得票率に大きな影響を与えたことは、ほぼ間違いないと言える。みんなの党出馬ブロック全体では、自民党相対得票率はマイナス12.8ポイント、不出馬ブロックではマイナス6.2ポイントという減少幅であるから、単純計算で6.6ポイント、自民党からみんなの党が奪ったということになる。もっとも、みんなの党は出馬ブロック限定でも5.4%の得票率なので、自民党の得票率減少には他の要因も介在しているはずである。
◇     ◇     ◇
 他の要因による効果を排除するため、表2のように地域を単位とした重回帰分析を行った。詳細な解説等は省くが、どのように変数を入れてもみんなの党の登場による自民党の得票への負の影響は消えることがなかった。係数の値からは、みんなの党の7割から8割程度の票は自民党から来たものと推定できる。相対得票率で換算すれば4ポイント程度となる。同じ分析を栃木県抜きで行った場合、9割前後というさらに強い影響関係が確認できた。より正確に有権者の動きを見るためには世論調査を分析する必要があるが、これだけ関係性が強ければ世論調査分析でも同様の結果が得られるはずである。

5716名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:46
>>5715

みんなでみんなの党へ?

 このように、みんなの党は民主党と票を分け合ったというよりは、自民党の得票をさらに引き剥がした存在だったと結論付けられる。言い換えれば、もしみんなの党が出馬していなければ、渡辺喜美が離党していなければ、自民党は今回の総選挙の比例区で30%を超える得票率を確保していたことになる。今回に限れば大敗を免れる数字ではないものの、2000年総選挙を超える得票率となり、2001年を除く95年以降の全ての参院選比例区の得票率を上回る数字であり、それなりの結果と評価されたことだろう。しかしこれはあくまで空想であって、改革派の政治家を放り出し、バックにいた新しい支持者も一緒に捨ててしまうという、小泉後の自民党らしい迷走が、我々が見た現実である。

 来年の参院選において、みんなの党がどのような戦略を採るか現時点ではわからない。しかし、そのころまでに党が残っていれば、今回総選挙以上に自民党の得票を阻害する存在となりうる。たとえば今回の選挙で落選した都市部の若い自民党議員が、こぞってみんなの党に入り参院選に立候補すればどうか。そうすれば比例区と一部複数区で議席を獲得できるかもしれないし、そうでなくても自民党の票を奪い、民主党の勝利をアシストすることになるだろう。自民党にはまだ一定の都市部の支持層が残っているが、これも奪うかもしれない。みんなの党が今回総選挙と同じ程度の得票率(出馬ブロックで5.4%)であれば、2007年の27%という自民党の相対得票率は先に示したとおり4ポイント程度奪われ、23%程度となる。以下に示すみんなの党のアピール力が発揮され、組織力向上で集票力が増し、加えて自民党から与党依存票が今回同様かそれ以上に離れれば、自民党の得票率は20%を簡単に割るだろう。

 小政党でも党首の声を拾うマス・メディアの優しさを背景に、アピール力があり政策的にもまとまっているみんなの党は、その規模に比較して効果的に目立つことが出来るだろう。与党よりも一歩進んだ行財政の改革の方策を示し、ロジックによってそれを飲ませる力もあるかもしれない。一方の自民党は、現状のままでは、方向性のよくわからないただの不平不満党か、国会活動も低調な仲良し老人クラブになってしまいかねない。そうでなくとも、浮動的で現実的な新しい投票者層を惹きつける力は、自民党のほうが何枚も劣る。

 自民党がすがった「政権担当能力」なるものは政権に付いているという事実の副産物のイメージに過ぎない。もはや野党の自民党が、(ここ数年の自民党がそうであったような)与党の決定的で継続的な失政なくして、政権担当イメージを喚起して支持に結びつけるのは難しい。そもそも自民党はまず野党の中で競争しなければならない。公明党や共産党は固定票率が高いうえ、有権者の競合性が低い。つまり、ある有権者が自民党と共産党どちらに投票するか迷う、という場面はほとんどない。結局、野党間のアピール競争の中で自民党が最も競合するのは、みんなの党ということになる。

 次の総裁が誰になるにせよ、自民党の支持者をこれ以上奪われないために、みんなの党対策は重要となる。できればみんなの党を丸ごと吸収し、改革派にも十分な発言権を与える政党として再出発を図るのが良いだろう。この際に、これまでの自民党政治の悪い点、古い点を修正し、党改革に不都合な一部政治家にはご退場願うのが、当然の道である。ついでに古い自民党のイメージは国民新党にでも被ってもらえればよいだろう。

 しかし、党内の老人たちがそれを許さないというのなら、政策刷新と世代交代を訴える自民党議員はみんなでみんなの党に脱出すればよい。汚された自民党ブランドと、しがらみという名の負債を、それを負うべき人々に負わせるのが、一番手っ取り早いはずである。あくまで部外者の妄想の戦略であるが。

5717名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:56
>>5716

※データの出所
『朝日新聞』各地方版、朝日新聞選挙本部編『朝日選挙大観』(1997年版)、朝日新聞社編「asahi.comで見る1996総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る1998参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2003総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2004参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2005総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2007参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2009総選挙のすべて」、国勢調査、水崎節文「選挙データベース:JED-Mデータ」(レヴァイアサン・データバンク)
◇     ◇     ◇
■プロフィール
すがわら・たく――1976年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程、同博士課程修了。博士(法学)。専門は政治学で、「日本政治における農村バイアス」(『日本政治研究』第1巻第1号)ほか、統計分析を中心とした国政や選挙に関する論文多数。 東京大学教養学部でゼミを開講し、データの見方、利用法を教える傍ら、2008年より当社『ザ・選挙』の技術アドバイザーを務めている。

5718とはずがたり:2009/09/27(日) 17:00:45
>>5714-5717
出口調査だと自民支持層の3割が民主へみたいな結果が出てますので,自民支持層を喰ったのは民主で,民主支持層を喰ったのがみんなと云う玉突きの可能性はどうなんでしょうかねぇ?

5719名無しさん:2009/09/27(日) 19:05:16
>>5718
今回の総選挙は、自民王国と言われてきた県の中でも、
茨城栃木群馬・岐阜・和歌山・佐賀といった大都市の通勤圏では非常に苦戦。
逆に大都市と距離のある北陸・中四国では踏みとどまり。
みんなの党の比例出馬は選挙区でも大苦戦した三大都市圏と殆ど被っていますからね。

5720とはずがたり:2009/09/27(日) 20:09:23
出口調査で自民支持層がみんな投票したって結果出てましたっけ?

5721やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:10:19
>>5718
>みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していない
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている

単に、民主党が都市部を中心に全国で得票率を伸ばし、自民党が都市部を中心に全国で得票率を減らしたということしか言えないと思うんですが、
みんなの党は都市部を中心に候補を擁立して相当の得票を得た。

グラフから読み取れるのは以上のことだと思うんですが、
これがどうして
>みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず
という結論になるのか、甚だ疑問ですね。

5722やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:21:32
>>5718

文章が滅茶苦茶な>>5721を整理します。

単に、民主党が都市部を中心に全国で得票率を伸ばした。
自民党が都市部を中心に全国で得票率を減らした。
みんなの党は都市部を中心に候補を擁立して相当の得票を得た。

数字が示しているのは、以上のことだけだと思うんですが、
それでどうして、

>みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していない
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている
>みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず

という結論になるのか、甚だ疑問ですね。

5723やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:37:30
自民支持層がみんなの党へという流れは、栃木限定だとあったようにも思えますね。

5724名無しさん:2009/09/27(日) 21:59:07
大阪1区落選 無所属(平沼系) 堺井由貴 41歳 義父も本人も買収容疑で逮捕

この女 選挙というもの分かっていなかったね。 大阪の公認候補の選定には確かに連合のごり押しがあり不合理があったようだ。
小沢も 連合に遠慮していた。 しかし、それがある意味政治力学の不合理なんだな。
大阪1区の民主公認候補になれず、それでも1区に拘る。
大阪1区は連合ラインで平野府連で熊田で新人2連敗でも3度目の公認。
堺井は反発して、平沼に走ったが 無様な敗北。おまけに 選挙違反 もう立ち直れないだろうな。

あの政治評論家 森田実が持ち上げていたが 無所属で新人が勝てるのは万分の一。
大阪3区の公認へ切り替えれば 今回の選挙では楽に議席が得られたのにな。
前回の15区でも良かったのに。

もうどこでも議員になるのは無理だろうよ。 選挙に出るのは無理。こういうのはオンナの意地の空回りと言うほかないね。

5725おま天:2009/09/27(日) 22:49:56
大阪15区の有権者としては、無所属出馬に走ってから
2005年にあんたに入れた一票を返せとずっと思ってた。
いったい何なんだ、こやつは。

-------------------
公選法違反:大阪1区の落選候補者を逮捕 買収の疑いで
 先の衆院選で陣営幹部に選挙運動の報酬を渡したとして、大阪府警は27日、大阪1区で落選した無所属の堺井裕貴(さかいゆき)容疑者(41)=大阪市城東区鴫野西2=を公職選挙法違反(買収など)容疑で逮捕した。また、陣営の総括主宰者の釜壽(かまひさし)被告(34)=同法違反罪で既に起訴=を同容疑(買収)で再逮捕した。

 府警捜査2課によると、釜容疑者は容疑を認めているが、堺井容疑者は「身に覚えがない」と否認している。

 堺井容疑者の逮捕容疑は、立候補届け出前の今年7月下旬、選挙運動の報酬として、釜容疑者に現金数十万円を渡した、としている。

 堺井容疑者はNHKの元女性ディレクターで元東京都墨田区議。市民団体「ママチャリ・子どもを守る会」代表として、自転車に乗せた子どもにヘルメットを着用させる運動を展開し、道路交通法に保護者の努力義務が盛り込まれた。【田辺一城、山口朋辰】

5726おま天:2009/09/27(日) 22:50:53
>>5725
すみません。アドレス忘れてました;
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090928k0000m040059000c.html

5727とはずがたり:2009/09/28(月) 11:04:47
>>5721-5722
計量経済学は苦手なんでアホを晒す覚悟で喋りますと,菅原氏の分析は最小二乗法かなんか使って計算してますので,「05→09年の自民党の比例区の変化の説明をするのに,みんなの党の出現して集票したのが大きく影響している」と云うのは統計的に確かなのかも知れません。
しかし,民主党の増分も負けず劣らず効いて居るという結果も出ているように見受けられますので単純にみんなは自民から奪ったと云えるのかどうかって疑問があります。
>他の要因による効果を排除するため、表2のように地域を単位とした重回帰分析を行った。詳細な解説等は省くが、どのように変数を入れてもみんなの党の登場による自民党の得票への負の影響は消えることがなかった。
>係数の値からは、みんなの党の7割から8割程度の票は自民党から来たものと推定できる。相対得票率で換算すれば4ポイント程度となる。同じ分析を栃木県抜きで行った場合、9割前後というさらに強い影響関係が確認できた。
>より正確に有権者の動きを見るためには世論調査を分析する必要があるが、これだけ関係性が強ければ世論調査分析でも同様の結果が得られるはずである。

グラフに関してはみんな候補を立てなかった田舎ブロックと立てた都会ブロックではなく田舎ブロックの都会選挙区と田舎選挙区,都会ブロックの都会選挙区と田舎選挙区を分けたで分けているのでhttp://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185058.pngから
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている
とは云えるような気もします。割りと綺麗にグラフとして出てるのかな,と。

で,一番大きな問題は長期低落傾向の自民党が,いわば例外的・異常値的・畸形的・一回限りの詐欺的に大量得票した05年の結果を自民党のあたかも固有の票かの如く分析してる点ではないでしょうか?
小泉が選挙に快勝したのは01年参と05年衆の二回しかなく,03年衆も04年参も民主が善戦してます。05年の結果は小泉政権による通常の自民党の得票とは云えない様な気がします。
郵政解散で改革を期待して自民党に集まった改革保守票の一定数を割りと定量的にみんなの党は集票したと云う事になるのかも。

5728やお:2009/09/28(月) 12:11:34
都市部で票を減らした要因は、みんなの党の出現というよりは、前回が分不相応な票を取った反動という感じがしますが?
みんなの党が票を取ったのと、自民党が票を減らしたという事実が示されているだけで、
そのことと、民主党に行くべき票を塞き止める効果もなかったとすることとは別問題のような気がしますが?
いかがでしょう?

5729やお:2009/09/28(月) 12:15:03
追加

前回自民が獲得した改革期待票がみんなの党に流れたとすると、この改革期待票は民主党にも流れたはずでして、
すると自民党から民主党に票が流れる塞き止め役を果たしたとの結論に行き着くのではないでしょうかね?

5730とはずがたり:2009/09/28(月) 12:53:58
>>5728-5729
>前回自民が獲得した改革期待票がみんなの党に流れたとすると、この改革期待票は民主党にも流れたはずでして、
>そのことと、民主党に行くべき票を塞き止める効果もなかったとすることとは別問題のような気がしますが?
ですね。菅原論文にその辺の視点が抜けていてそういう穴があるのではないかという印象を俺も持っている訳です。


>みんなの党が票を取ったのと、自民党が票を減らしたという事実が示されているだけ
ここは回帰分析が正しいならもうちょっと内容があってみんなの党が獲った票と割りと比例的に自民党が票を減らしているとは云えてる様な気が致します。

自民党にも批判的だけど労組で極左で売国の民主じゃなぁと云う極一部の有権者から定性的に集票して,これが自民党の得票を減らした可能性は否定できないかも。

5731 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/29(火) 23:56:52
選挙の後始末2人目

買収容疑:武山百合子・元衆院議員を逮捕 埼玉県警

 埼玉県警は29日、8月30日投開票の衆院選に埼玉13区から立候補して落選した元衆院議員、武山
百合子容疑者(62)=同県春日部市西金野井=を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は7月下旬、春日部市内の選挙事務所などで運動員4人に、選挙運動の報酬として時給
900円または1000円の割合で計算した報酬を後日渡すことを約束したとしている。

 武山容疑者は、同県出身。米ニューヨーク補習校の教師などを経て、93年に旧埼玉4区から日本新党
の公認候補として初出馬、トップ当選した。新進党、自由党、民主党と政党を替えながら計4回当選。
しかし、05年の郵政選挙で自民党候補に敗れ、比例復活もかなわず落選した。今夏の衆院選には
民主党が新人候補を擁立したため、無所属で立候補。得票率4位の1万2612票で落選した。
【浅野翔太郎、稲田佳代】

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090930k0000m040134000c.html

5732秋田2区の名無し:2009/09/30(水) 19:33:54
民主後藤氏の出納責任者逮捕=選挙運動に日当支払った疑い−熊本県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000093-jij-soci

衆院選に熊本3区から立候補し比例九州ブロックで復活当選した民主党新人の後藤英友氏派の選挙違反事件で、熊本県警は30日、公選法違反(日当買収)容疑で、陣営の出納責任者で自称私設秘書井上広世容疑者(42)=熊本市京町=を逮捕した。同県警は認否を明らかにしていない。
 公選法の規定では、出納責任者が選挙違反をし禁固以上の有罪が確定した場合、連座制が適用され、立候補者の当選が無効となるほか、同一選挙区からの立候補が5年間禁止される。
 警察庁によると、8月30日投開票の衆院選で当選した候補者の出納責任者逮捕は初めて。

5733チバQ:2009/10/01(木) 21:54:41
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091002k0000m040095000c.html
衆院選違反:全国で408人検挙うち111人を逮捕
 警察庁は1日、8月30日投開票の衆院選の違反取り締まり状況をまとめた。9月29日(期日後30日)までに全国の警察本部が194件、408人を検挙し、うち逮捕者は111人。前回選挙の同時期に比べ、件数で20件、検挙者数で28人、逮捕者も14人減少した。

 逮捕容疑の内訳は、買収が最多の56人(前回同期比13人減)。以下、自由妨害22人(同4人減)、投票偽造17人(同14人増)など。前回はゼロだった候補者本人の逮捕はいずれも落選候補で、埼玉、大阪、宮城の3府県で無所属2人、幸福実現党公認候補1人の計3人。連座制の適用対象となる出納責任者の逮捕も、いずれも落選陣営で計3人に上った。【千代崎聖史】

5734チバQ:2009/10/02(金) 22:59:32
http://www.asahi.com/national/update/1002/HOK200910020003.html
北海道8区で落選、佐藤容疑者を買収で逮捕2009年10月2日22時48分

 北海道警は2日、衆院北海道8区に無所属で立候補し、落選した佐藤健治容疑者(52)が、票のとりまとめの見返りに現金を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。道警は先月、佐藤容疑者派の幹部ら7人を同容疑で逮捕し、本人についても捜査していた。

 道警によると、佐藤容疑者は7月下旬〜8月下旬、同容疑者の後援会事務所の出納責任者の山本和生容疑者(32)=函館市深堀町、同容疑で逮捕=と共謀し、35〜59歳の男6人に選挙運動の見返りとして計約200万円を渡した疑いが持たれている。この6人も報酬を受け取った容疑で逮捕されている。

 佐藤容疑者は、この6人について「後援会事務所の職員で月々の給与の支払いは当然。買収にはあたらない」と主張していた。

 佐藤容疑者はNTT社員などを経たあと、03、05年の衆院選で道8区から自民党公認で出馬したが落選。今回の選挙では自民党の公認を得られず無所属で出馬した。佐藤容疑者は約4万票にとどまり、17万票余を獲得した民主の逢坂誠二氏が当選した。

 佐藤容疑者は、佐藤孝行・元総務庁長官の次男。孝行氏はロッキード事件で受託収賄罪に問われ、有罪が確定した。

5735とはずがたり:2009/10/02(金) 23:09:06
>>5734
むぅ,これで次回から北海道8区の自民分裂が終熄してまいそうですね。。

5736名無しさん:2009/10/03(土) 13:06:37
選挙違反の件だが
運動員に報酬を払うのは合法化したほうがよいと思う
これを買収というのはおかしい

5737とはずがたり:2009/10/03(土) 13:19:35
>>5736
俺も其れに同意っす。
地縁・血縁で支持者が手弁当で来てくれる古いタイプの政治家しか運動員を確保できない傾向にありますよね。

5738名無しさん:2009/10/03(土) 13:58:34
>>5736
>>5737
合法化するために民主党に働きかけるべき

5739札幌・しろいし一区民:2009/10/04(日) 18:32:31
Yahoo! ニュースを見て、一瞬目を疑いました。
中川酒、急死!!!

次期北海道11区・自民候補は、
砂川敏文帯広市長 or 清水誠一帯広選出道議???


中川昭一元財務相が死亡=自宅ベッドで、妻が発見−外傷なし、東京・世田谷
10月4日10時17分配信 時事通信

 中川昭一元財務・金融相(56)が4日午前、東京都世田谷区下馬の自宅で死亡しているのが見つかった。目立った外傷はなく、事件に巻き込まれた可能性はないとみられる。遺書も見つかっておらず、警視庁世田谷署は詳しい死因を調べている。
 同署などによると、同日午前8時20分ごろ、妻が「倒れている」と119番。救急隊員が駆け付け、同8時27分に死亡を確認した。自宅2階の洋間寝室のベッドでうつぶせに倒れていた。
 妻は中川氏が起きてこないのを不審に思い、寝室を訪れて発見。ポロシャツと短パン姿で、体が冷たくなっており、布団は掛かっていなかった。自殺をうかがわせる形跡はないという。
 吐血はしていないが、ベッドの上には若干の吐しゃ物があり、室内の机の上にはかなりの量の薬一種類があった。医師が処方したとみられる。
 家族の話では、最近は「眠れない」と話しており、病院に通い、睡眠薬も飲んでいた。
 3日午後9時すぎ、妻が帰宅した際、中川氏は就寝中で、呼吸しているのを確認。中川氏は普段、一人で寝ていた。
 警視庁は4日午前10時40分から検視したところ、死後半日ぐらいが経過していた。行政解剖して死因を調べるが、病理検査の結果判明は5日以降になる見通しだ。
 妻は3日午前10時ごろ、娘は同日正午ごろに中川氏がベッドで寝ているのを見たという。
 中川氏は東京大法学部を卒業し、日本興業銀行(当時)に勤務したが、父の中川一郎元農林水産相の死去を受け、1983年12月に衆院議員に初当選。農水、経済産業両相や自民党政務調査会長を歴任した。

5740名無しさん:2009/10/04(日) 18:58:27
>>5739
後継者は誰だろう

5741とはずがたり:2009/10/04(日) 23:09:42
>>5739-5740
びっくりしましたよね〜
後継の話題ですので次期総選挙スレの方に転載しときま〜

5742名無しさん:2009/10/08(木) 21:41:44
>>5739
比例下位で出た候補を回すのではないか
3区石崎も引退だから2人分候補者が空く

5743とはずがたり:2009/10/10(土) 00:54:03
>>5614
小選挙区結果と比例代表都道府県別結果保存しといた。まあ無くなりはしないでしょうけど。。

資料集
選挙関連資料
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調
衆議院議員総選挙
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin45/index.html

選挙区別都道府県別党派別得票数(比例代表)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/000037632.xls

候補者別得票(小選挙区)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/000037488.pdf

5744名無しさん:2009/10/13(火) 20:11:47
人民新聞・東洋町長の視点

http://www.jimmin.com/doc/1221.htm
[政治]民主圧勝 総選挙意見特集:極右的自民党が消滅、正当保守が回復
──高知県東洋町長・澤山保太郎
人類は自己を救い出すほど知的に成長できるか?
民主党が圧勝した。予想通りであった。しかし、民主党はなぜ自分たちが圧勝したのか、よく分かっていないであろう。自民党も自分たちがなぜ惨敗したかよくわからない。

民主党と自民党の違いがどれだけのものか、さっぱり分からないのである。

強いて言えば、極右的な自民党政権が消滅し、正統的な自民党保守政権が回復したというところであろう。

確かに政変ではあるが、革命でも何でもない。しかし、何かの兆候ではある。人々が、この社会の根本的な改変を望んでいることも、この選挙で明らかにされている。

しかし、この政変自体では、変革の可能性は何もないだろう。むしろ、極右的な自民党残党と正統保守的民主党が大同団結して、翼賛政治体制が成立し、憲法改正や自衛隊の海外派兵が自由にできるという恐ろしい結果をもたらす可能性すらある。

その点では、社民党など護憲的左翼的勢力がごく少数派になったことが危惧される。

議会制度上では、来夏の参院選で、護憲勢力が一定の議席を占め、翼賛政治を阻止する体制が必要であろう。軍事面が強化され、それを優先する権力が出てくると、日本やアジアの運命どころか、地球規模の破滅が加速度的に進んでいくことは間違いない。

5745名無しさん:2009/10/14(水) 20:46:16
2番が正解。1番は内向きの理論すぎる、あり得ない。

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101401000853.html

自民高知、独占できた理由は実績 衆院選で調査
 勝因は候補者の実績、敗因は小泉改革のツケと政権投げ出し―。自民党高知県連は14日、8月の衆院選の3小選挙区で議席を独占できた勝因と全国的な大敗の原因について県内の党員らに実施した調査結果を発表した。

 自民党は谷垣禎一総裁を選出し、再生に向けてスタート。県連は調査結果を党本部に伝え、来年の参院選の候補者選びなどに活用したい考えだ。

 調査は勝因、敗因のほか、「自公協力をどう思うか」など10項目で、選択肢から複数回答が可能。9月に党員・党友約9300人に郵送し、約3千人が回答した。

 小選挙区完勝の要因について最も多かったのは「候補者の実績」で19%。「民主党候補が信頼されなかった」は2番目で18%。また「民主党の政策への不安」も14%あったが、「自民党支部組織が機能した」は9%しかおらず、候補者の実績と民主党への不安が勝利に結び付いたとした。

 一方で、自民党の大敗の原因については「小泉改革のツケ」(21%)、「相次いだ政権投げ出し」(17%)、「古臭い体質イメージ」(15%)、「派閥単位の党内混乱」(14%)の四つの回答にほぼ集中。参院選候補者に必要なものについて聞くと「党再生のイメージ」(29%)と「実績と経験」(24%)とに意見が分かれた。

2009/10/14 18:45 【共同通信】

5746名無しさん:2009/10/15(木) 07:20:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20091015-OYT8T00005.htm

ホーム>地域>高知
自民参院選の公認選定 「公募」「予備選」「元議員」三分
県連党員らアンケート 来月には候補決定
 自民党県連は14日、全国的に大敗した衆院選の結果を受け、9月に党員、党友を対象に実施したアンケート結果を発表した。来夏に予定される参院選の公認候補者選定について、「公募による選考」、「予備選の実施」、「元議員を中心に選考」の意見が拮抗(きっこう)。すでに立候補を表明している県連副会長で前議員の田村公平氏(62)は、党公認を希望しているが、県連は、今回のアンケート結果も踏まえ、19日に開く県連常任総務会で選定方法を決め、遅くとも11月中には公認候補を決定する方針。

 アンケートは、党の再生や参院選での勝利に向け、県連と党員が一枚岩になるため、党員・党友9306人を対象に実施。衆院選での全国的な敗因や、県内3選挙区での勝因など10項目(一部複数回答)について質問、3192人から回答を得た。回答率は34・3%。

 参院選候補者に求める資質としては「党再生のイメージ」(29%)、「実力と経験」(24%)、「新鮮さ」(17%)の順に多く、選定方法については「公募」(37%)、「予備選」(33%)、「元議員中心」(27%)がほぼ三分。武石利彦幹事長は「前議員への期待と新しい顔への期待が半々」と分析、「いずれかが全く反映されないことはないようにしたい」と述べた。

 衆院選の敗因としては「小泉改革のツケ」(21%)、「相次いだ首相の政権投げだし」(17%)、「古くさい体質イメージ」(15%)などの声が上がり、公明党との協力関係については「今後の状況を見て判断」(52%)「積極的に継続」(24%)「協力は解消」(同)と意見が分かれたが、県内選挙区での勝因に挙げる声もあり、武石幹事長は「県政レベルでは政策立案でも協力しており、単なる選挙互助会ではない」と関係継続に意欲を示した。

 22日には、武石幹事長らが上京し、党本部に結果を報告する予定で、「上意下達でなく下意上達の高知方式を党再生のモデルケースに、党本部には地方の意見を吸い上げるよう求めたい」としている。

(2009年10月15日 読売新聞)

5747名無しさん:2009/10/17(土) 13:15:19
無能・御用のサンプルとして。

http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2009/1015/06.html

日本経団連タイムス No.2970 (2009年10月15日)
昼食講演会シリーズ<第2回>
−「総選挙後の政治展望」/早稲田大学大学院公共経営研究科教授 田勢康弘氏

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日本経団連は9月18日、東京・大手町の経団連会館で第2回昼食講演会を開催、239名が参加した。今回は早稲田大学大学院公共経営研究科の田勢康弘教授を招き、「総選挙後の政治展望」について講演を聞いた。田勢教授の講演概要は次のとおり。


■ 選挙結果の分析
先の総選挙で、民主党が308議席も獲得できた理由は何か。
昨年秋の経済危機に対して、日本は、最善ではないとしても評価される対策を実施した。首相の力量やマニフェストの内容等の要素も考えられるが、それだけではなさそうだ。民主党に投票した多くの有権者は「政権交代」に期待して、「一度代えてみよう」という程度の気持ちだったのではないか。多くの有権者が「なんとなく」投票した結果として「投票による革命」が起きた。

■ 鳩山政権の人事
鳩山政権の人事では、総理の主席秘書官に誰が就くかに注目していた。就任したのは、鳩山総理が官房副長官を務めた細川内閣で総理秘書官を務め、後に弁護士となった佐野忠克元経済産業審議官である。佐野氏を登用したのは、官僚との全面衝突を避けつつも、最終的な意思決定を政治家が行うシステムを構築するためだろう。
自民党政権下では、各省庁の大臣や国会の常任委員会の委員長には、これらの省庁を擁護する族議員が就任することが多かったが、鳩山政権では、これらの省庁と対決してきた人材を据えている。それでも、政権が正しい方向に向かうように、官僚には政権に協力することが求められる。

■ 民主党の政策
民主党の政策には、実現が困難だと思われるものが多い。例えば、かつて鳩山総理は、各省庁の局長クラス以上には辞表を提出させ、民主党が考える政策を遂行するかどうかを確かめたいと発言したことがあったが、後にこれを撤回した。また、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減させるとしているが、これは不可能と思われる水準だ。EU等は、これに高い評価を与えているが、「日本の国際公約」にしてしまおうという意図がみえる。
現在のマニフェストを策定した時には、民主党は野党だったので、十分な情報を持っていなかった。与党となったいま、これらの政策を現実的なものに変えることができるかどうかが重要である。
民主党の政策の問題点は、経済を成長させる視点が欠けていることである。家計への給付を増やすために暫定税率を廃止して子ども手当を創設するだけでは、経済成長を望むのは難しい。企業の国際競争力を高めるための施策も必要である。
外交面では、鳩山総理の思いが強いロシアとの交渉が進むことを期待している。日本とロシアは地理的には近いが、北方領土問題があるため、両国間の貿易量や人の往来は多くない。政権交代をきっかけとして、現在の膠着状態を打破してほしい。

■ 今後の動向
鳩山政権は、従来は記者クラブの記者に限定されていた記者会見を他のメディアにも開放する方針である。また、政治主導を実現するために、官僚による記者会見も行わないこととしており、メディアのあり方も問われている。
今後の4年間は民主党の政権が続くと予想されるなかで、国民がどこまで鳩山政権に寛容になれるかが重要なポイントとなるだろう。

◇◇◇
次回の昼食講演会は11月26日、講師に経済評論家の勝間和代氏を招いて開催する予定。

5748とはずがたり:2009/10/22(木) 01:35:02
こんなこといってたんですねぇ。
振り子が戻るときがあるんじゃなくて振り子が戻ったから惨敗したんだよ。解ってないなぁ〜。

静岡7区・片山氏 「振り子が戻るとき、必ずある」
http://www.asahi.com/politics/update/0831/TKY200908300263.html
2009年8月31日2時14分

 静岡7区では、「小泉チルドレンの星」と呼ばれた自民前職の片山さつき氏(50)が無所属元職の城内実氏(44)に敗れ、比例での復活もならず、議席を失った。午後10時すぎ、支持者らに「結果についてはすべて私の責任」と頭を下げ、「振り子が大きく振れると、戻るときは必ずある」と語った。

 前回は小泉元首相の「刺客」として地縁も血縁もない7区に送り込まれ、郵政民営化に反対した城内氏に競り勝った。今回は経済通としての実績を掲げ、「地元で役立つのは自分」と強調。一方で「日本一馬力のある女」と書いたのぼりとともに自転車をこぎ、「東大卒のエリート」というイメージ払拭(ふっしょく)に躍起となったが、4年前とは一変した逆風をはね返すことができなかった。

5749片言丸:2009/10/28(水) 00:52:30
衆院選20代投票率49・45% 小選挙区制導入後で最高
2009年10月27日 18:21
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20091027/514790.html

 8月の衆院選で20代の投票率が49・45%だったことが27日、総務省の調査で分かった。サンプル調査のため、単純比較はできないが、2005年の前回衆院選に比べ3・25ポイントの増。1996年の小選挙区制導入以降、参院選を含めた9回の国政選挙で最高となった。若者の政治参加意識が、政権交代がかかった今回の衆院選で向上したことをうかがわせている。
 07年参院選で20代の投票率は、全体の投票率に比べ24・12ポイント低かったが、今回は21・53ポイント差に縮まった。ただ年代別で最下位であることは変わりなく、トップは60代の84・15%。次いで70代(80・70%)、50代(79・69%)などの順だった。
 総務省は、今回の衆院選でネットカフェのパソコンに初めて広告を出すなど若者の投票率アップに力点を置いたほか、若者グループもメールで投票を呼び掛けるなど運動を活発化させていた。
 若者の投票率向上に取り組む学生団体「ivote」代表で東大3年の原田謙介さんは「社会に不満や不安を持つ20代で、投票で(問題)解決を目指そうという意識が広がりつつある」と話している。
 調査は、小選挙区で標準的な投票率を示す地区を各都道府県から四つずつ、計188地区を抽出して計算した。参院選は都道府県選挙区での投票率が対象。

5750チバQ:2009/10/31(土) 01:00:35
総務省顧問就任記念 古川知事関連
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000550909020005
首長、民主に接近? 自民を貫く?
2009年09月02日

民主党が衆院選で圧勝し、今月半ばに政権に就く。これまで、中央官庁への陳情や選挙協力で自民党の国会議員と蜜月を保ってきた県内首長たちにも、民主との距離をじわりと詰める動きが出てきた。一方、「陳情先は自民の先生」との立ち位置を変えない首長もいる。


衆院選の開票が進んでいた8月30日午後11時半過ぎ、民主・大串博志氏の佐賀2区当選のしらせにわきかえる佐賀市久保田町徳万の事務所に古川康知事が姿を見せた。喧噪(けん・そう)が一段落したところでスタッフに招き入れられ、大串氏と握手。肩をたたいて「おめでとうございます」と祝福した。


 その約2時間後、今度は約1・5キロ離れた同市久富の自民・今村雅弘氏の事務所に登場。2区で敗れ、比例復活当選した同氏の隣で、古川知事は自ら音頭をとり、万歳三唱をした。


 古川知事は同夜、1区で当選した民主・原口一博氏にも携帯電話で祝意を伝え、さらに事務所に「祝当選」の紙を届けた。3区で11選を果たし、車で移動中の保利耕輔氏にも祝福の電話を入れた。


 古川知事は07年に自民と公明の推薦を受けて再選された。3カ月後の参院選では、自民が擁立した元副知事の支援に回った。昨年には古賀誠・元自民党選対委員長(福岡7区)を「応援する会」を県内首長らと結成。衆院選公示の翌8月19日には福岡県柳川市の集会に駆けつけ、「佐賀県として取り組んでいく事業に大きなご協力をいただいた。こういう方が国会に必要だ」と熱弁を振るった。


 古川知事は今年、自民と民主の両県連大会への招待を受けたが、民主の大会は欠席。「基本的に中立」(7月16日の会見)といいつつも、民主とは距離を置く姿勢がうかがえた。


 それが、一転して衆院選当選者への分け隔てない祝福。これは、民主への歩み寄りを意味するのか。


 開票の翌8月31日、取材に応じた古川知事は、民主の大勝について「これが国民の審判の結果だということを素直に謙虚に受け止めることが必要だ」と発言。原口、大串両氏について「政権の中核に入って頂いて、地元の有権者から聞いた声、感じたことがらを実現していただきたい」と期待を表明している。


「4年前の選挙では(自民の)福岡候補とがっちり組んだ仲だが、今回は『若干のおつきあい』に抑えさせていただいている。市民全体の利益を考えれば、首長は特定候補に偏ることを慎むべきだ」


 衆院選投票日が迫った8月24日。佐賀市の秀島敏行市長は会見で、1区の自民候補か民主候補のどちらを支持するのかを問われ、こう答えた。


 民主の原口氏は党「次の内閣」の総務相。今回の政権交代で「本物」の総務相就任が現実味を帯びる。「首長の元締の総務相と波風は立てたくない」(秀島氏周辺)。再選を目指して立候補の意向を表明した同市長選(10月18日投票)を間近に控え、神経を使う日が続く。


 自民と社民両党から推薦を受けた前回市長選では、民主推薦の前市長との一騎打ちで秀島氏が辛勝。今回の市長選も自民主導で出馬表明への地ならしが進んだが、秀島氏の選対幹部は「政権を取った民主が余勢を駆って対立候補を立てるのではないか」と警戒感をあらわにする。


 民主はこれまで「市長選の対応は衆院選後」としてきたが、候補者選定が一気に動き出した。5日開催予定の県連常任幹事会では、民主会派の市議団(5人)の意見を取りまとめ、「市長選に臨む姿勢」を報告するという。


 市議の1人は「秀島市長の市政運営が適切かという視点で意見を集約する」としたうえで、「個人的意見だが、自民寄りの市政を中立にしてもらえれば、協力の余地はある」と揺さぶりをかける。


 「国会議員に相談・陳情する場合は、今後もこれまでのように、まずは保利先生にしたい」。唐津市議会9月定例会開会日の1日、本会議を終えた坂井俊之市長は、市役所応接室で記者の問いに対し、迷うことなく、こう答えた。


 坂井市長は保利氏の後援会長を務め、選挙期間中は応援演説で不在の本人に代わり、選挙カーでマイクを握った。党政調会長として政権中枢にいた保利氏は3区で圧勝したが、政権からは離れる。坂井市長は取材に対し、「3区では党派を超えて保利先生が支持されている。下野しても政調会長として与野党間の調整をしてきた経験を生かし、地元の要望に応えて頂けると思っている」と、立場を変える意思はないことを言明した。

5751チバQ:2009/10/31(土) 15:05:18
>>3204-3208>>4053
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000320909020001
南伊勢の風〜衆院選へ


保守地盤は健在 強い逆風も吹く
2009年09月02日




■比例票 自民、民主に辛勝


 民主党への政権交代をもたらした今回の衆院選。東海3県で最も自民党支持層が厚いとされる南伊勢町では、県内の市町で唯一、自民党への比例票が民主党を上回ったが、その差はわずか158票。固い保守地盤で何が起きたのだろうか。
(信原一貴、中島嘉克、斉藤佑介)


 「8日に水産庁に陳情に行く予定なんや。民主党政権になっても、ほんまに漁協合併の補助金を維持してくれるのか聞きに行ってくる」


 くまの灘漁協の顧問を務める東宮の清水清三さん(74)は不安を口にする。「自民党は町に、県内最大の奈屋浦漁港を造ってくれた。民主党がそれ以上に漁業に力を入れてくれるとは思えん」


 町内の漁協組合員と親族で有権者は8千人以上いるという。「今回の選挙結果は、漁業者の不安の現れですよ」。南伊勢町では自民党前職の三ツ矢憲生氏(58)が、民主党新顔の藤田大助氏(32)の1・5倍にあたる約6500票を獲得。5区全体ではわずか2811票差の大接戦を制した三ツ矢氏を支えた。


 比例区で復活当選した藤田氏も自民党が強い地域を積極的に回ったが「選挙戦終盤にかけて空気がしまるような感覚があった」と振り返る。「特に南伊勢町。自民党の動員力、組織力。これが自民党の締め付けかと感じた」


 比例区では、南伊勢町は県内で唯一、自民党の得票が民主党の得票をかろうじて上回ったが、05年衆院選では1592票あった両党の差はほとんどなくなった。


 奈屋浦で漁業をする40代の男性は「投票日の1週間前に漁協から『自民候補の演説に来て』『自民に入れたって』と電話があった。でも、黙って候補者は民主、比例は共産に入れたった」と笑う。「自民党は昔ながらの政治。代わり映えせえへん」


 町内の自民党関係者も「小選挙区は三ツ矢に入れたが、比例区では民主党に入れた人が千人はいる計算になる」とうなる。自民党への強い逆風を感じ、8月からは自民党とは言わず「三ツ矢を頼む」と言い方を変えた。「これが功を奏したのかもしれません」


 一方、民主党支持者は、保守地盤の強さと、政権交代の喜びの両方をかみしめた。


 藤田氏を支援してきた宿浦の民宿経営山本寿人さん(60)は1日昼、立ち寄った知り合いの女性に「南伊勢町はお化けやわ。自民党の壁が厚い」とつぶやいた。ただ、比例区での接戦には手応えも感じた。「風穴を開けられた。実績を積めば今後の国政選挙ではもっと有利に戦える」


 船越で鮮魚店を営む宮本善和さん(66)は投開票日翌日の31日、藤田氏からお礼の電話をもらった。「選挙のときにしか来ないと言われないように、当選しても町に来なさいよ」とアドバイスした。


 民主党の将来を楽観はしていない。「高速料金無料化に子ども手当……。一度吐いた言葉は、絶対に実現しないといかん。そうやないと長続きせえへん。今は戦後の混乱期に戻ったようなもんや。これから政治の世界は大きく変わる。この町も変わっていかざるをえないやろ」(「南伊勢の風」は今回で終わります)

5752とはずがたり:2009/11/02(月) 06:08:52

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
国政復帰 揺れる足元
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820909280001
2009年09月26日

 ■山崎拓氏「比例なら派閥も応援」

 先の衆院選福岡2区で落選した元自民党副総裁の山崎拓氏(72)。引き続き派閥会長を務めており、地元と東京の往復を続けている。シルバーウイークには3往復。24日に福岡に戻ると、インドネシア独立64周年を祝うパーティーで、日本・インドネシア友好議員連盟の名誉会長としてあいさつした。

 一方、選挙直後から落選のおわびと応援のお礼で支援者を回っている。ポスターを掲示してくれた家を1軒1軒訪ね、敬老会などにも顔を出す。事実上の選挙戦が1年続いたため、「お世話になった方は多い。あいさつは次の(選挙の)始まりでもある」(秘書)。

 その「次」をめぐって、福岡でも中央でもさざ波が立っている。

 山崎氏は選挙直後、事務所の朝礼で「地元と東京の秘書は9月いっぱいで全員解雇する。ポスターはすべて外すように」と伝えた。その後、秘書は半減程度にとどめることで落ち着いた。周囲は「落選と党の歴史的大敗で、さすがに一時は心が揺れたのか」と受け止めた。

 25日の取材で山崎氏は「憲法改正、朝鮮半島の非核化などやり残した仕事が多い。沖縄の基地問題は民主党が日米政府間の合意を白紙に戻そうとしていて危機感を覚える。在日米軍の再編まで政治家として見届けたいと胸中去来している」と意欲を見せた。

 ただ、秘書は「みなさん応援を続けると言ってくれるが、予算の時期を迎えるとどうなるか」と顔を曇らせる。山崎氏も「地元からの陳情は過去の惰性で受けている。しかし、新政権は政治家主導で官僚は次官も局長も無力になる。地方の要望を省庁に伝えて具現化できるかどうか」。

 衆院で絶対安定多数を握る民主党は任期いっぱいの4年間、衆院を解散しないとの見方もある。4年後、山崎氏は76歳になる。山崎氏の選対にいたベテラン地方議員は「本気で次を考えているなら『KY(空気が読めない)』だ」と言い切り、足元は盤石とは言えない。

 また、28日投開票の自民党総裁選でも山崎氏が話題に上った。3候補が24日のCS放送に出演し来年の参院選について、河野太郎氏が「山崎氏(の公認)はあり得ない」と断言した。谷垣禎一氏は「あり得ないとまでは言い切れない」と含みを持たせた。

 参院選の福岡選挙区では党県議団が早々に大家敏志県議を推している。党の比例区候補には70歳定年制があり、どちらも壁がある。

 それでも山崎氏は「安全保障や外交に詳しい私が参議院で質問バッターに立てば、民主党は困る。比例で出れば派閥の同志も全国で応援してくれる。(立候補の)可能性を研究している」と語る。

 衆院選で比例復活もできなかった完敗の理由について、系列のある地方議員は「自民党長期政権が閉塞(へい・そく)感の元凶と有権者の目に映った時、党の大物である山崎氏は『悪』になってしまった」と分析する。山崎氏の国政復帰には党再生が不可欠と言える。

 その道筋は。山崎氏は「国家理念を明確にして、落選組も若手議員も政調部会に入り、官僚の助けを借りずに自前の政策を作る。民主党と堂々と勝負して政権奪還を目指す」と描いている。
(明楽麻子、�犂邂蝓�
                    ◇
 先の衆院選で歴史的大敗を喫し、民主党などに政権を奪われた自民党。県内11小選挙区でも4勝7敗で、敗れた候補は比例復活もかなわなかった。「政権交代」の時代を迎え、次の「交代」を目指して党再生をかけた総裁選が展開されるなか、再起をはかる落選者らの動きを見る。

5753とはずがたり:2009/11/02(月) 06:09:11

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
4区・渡辺氏 5区・原田氏
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820909290001
2009年09月29日

 ■人気主義に危機感/4区・渡辺氏

 「ごめんなさい、期待にこたえられなくて」

 衆院選福岡4区で5選をめざし、初めて落選した自民の渡辺具能氏(68)は今月中旬、宗像市で支持者宅を訪ね歩いた。乗用車に運転手、秘書と3人。玄関先や勝手口、田畑で数分。支援へのお礼とおわびを述べ、頭を下げる。今後の身の振り方を問われると「またやります」と答え、「がんばってください」の声が返った。

 「今の政治の問題点はポピュリズム(人気主義)だ」。自民も民主も同じだとみる。「歴代政権は消費税(引き上げ)を封印してきた。『国民目線』だけじゃ国を滅ぼす。国を憂えて国民に警告を発する政治家がいなくなった。小選挙区になり、落選が怖くて言わないからだ」

 「選挙期間中の手応えは悪くなかった。私が地域で接することができなかった人たち、さわれなかった部分を探して(接近する)方法を考えたい」と渡辺氏。

 後援会事務所のリストラは避けられない。11人いた秘書、パートの事務職員も半数にする。イベントや会合出席は控えめにするという。半年は「お礼回り」を続ける心づもりの渡辺氏は言う。「無から立ち上がった最初の苦労に比べれば、まだたいしたことはない。公務員改革など、政治家としてやり残したことがある。再起を期して、活動を続けます」
(八板俊輔)

 ■脱組織依存へ転換/5区・原田氏

 「捲土重来(けん・ど・ちょう・らい)を期す」。福岡5区の原田義昭氏(64)は落選直後に、秘書や後援会幹部に次期総選挙への挑戦を伝えた。推薦をもらった400を超す団体へのあいさつ回りに余念がない。お礼に加え、今後もよろしくというお願いを欠かさない。

 三つあった地元事務所のうち一つは閉鎖。約10人の秘書も半分に減らす。弁護士資格を生かして企業の法律顧問などを務め、今後の選挙活動の資金に充てる。

 12万5千余票を獲得したものの、自民特有の組織選挙を長らく支えてきた業界や経済団体については「与党の民主に乗り換えない手はないと考えているはず」と冷静な見方をする。

 次の選挙で勝つには。原田氏は「組織に依存しては展望がない。個人のシンパを増やしながら、有権者の4、5割という無党派層を引きつける政策とイメージを提案していく」と語る。

 次期総選挙は4年後の衆参ダブルの可能性が高いとみる。子ども手当や農家への戸別所得補償など、民主のマニフェストについて、「実現が難しいものが多くあり、有権者の支持を失い、早晩、ボロが出る」とも。

 民主が参院選、地方選に連勝して政権を取ったように、来年の参院選や11年の統一地方選は次期総選挙に影響する可能性が高い。自民候補の応援にもこれまで以上に力を入れていくつもりだ。
(尾立史仁)

5754とはずがたり:2009/11/02(月) 06:09:23

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
三原氏 西川氏 遠藤氏
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820910010001
2009年10月01日

 ■重点を個人献金に/9区・三原氏

 北九州市の中央卸売市場で9月中旬にあった「魚供養」。前衆院議員として参加した自民党の三原朝彦氏(62)は魚をつかんでは海への放流を繰り返した。行事の後で市場関係者に「次は頑張ります」と握手を求めた。福岡9区で落選した翌朝にはスタッフに「比例九州ブロックの次点に引っかかっている。また、国政でやらなきゃ」と宣言。支持者へのあいさつ回りを続けている。

 三原氏は総選挙を「政権交代対三原だった」と振り返る。「与党で衆院の3分の2を占めたから、野党に反対されても再議決すればいいという雰囲気が広がり、議論を尽くさなかった。そんな態度が政権交代へのうねりを生んだ」と反省する。

 落選したいま、ライフワークとしてきた途上国支援が気に掛かる。希少金属を取り出す技術を教える学校をボツワナに作る予定だった。「引き継いでくれる人は民主党にはおらんやろね」

 三原氏の兄で北九州市議の征彦氏は「1万枚のポスターを張り替えるのに300万円かかる。何をするにも資金がいるし、スタッフを食べさせなきゃいかん。10月以降の見通しは白紙だ」と語る。9月末で事務所スタッフはいったん全員解雇し、収入の見通しにより一部を再雇用する。

 三原氏は「今後は企業に頼らず、後援会員を回って年額1万円の個人献金を千人、2千人にお願いしていく」と語るが、時に微妙な心境ものぞく。「捲土(けん・ど)重来(ちょう・らい)と言っても3度目の落選となると、40代の時みたいに長期の展望を語れない。議員として働けるのは70歳まで。次が最後かな」

 ■支援求め地元巡り/10区・西川氏

 福岡10区で落選した西川京子氏(63)は、選対幹部を務めた市議らに「次に向けてがんばる」と意欲を示している。北九州市内の支持者を回るほか、近く自民系市議らの会合に顔を出し、支援を要請する予定という。活動費に充てるため、年内に政治資金パーティーを開く計画もある。

 05年の郵政選挙で刺客として比例区から小選挙区に転じた。今回の得票は、小泉旋風の前回を上回って10万票を超えた。背景には地元経済界の支援や、10区で初めての公明党との選挙協力があった。選対幹部のある市議は「あれほどの選挙態勢は二度とつくれない」と話し、「この4年間の反省は地元での活動が足りなかったこと。今後はどれだけ地道に地域に根ざせるかが鍵になる」と話す。

 ■会合重ね東京往復/1区・遠藤氏

 「小泉チルドレン」の一人だった元郵政官僚の遠藤宣彦氏(46)。05年総選挙では公示直前に「落下傘」として福岡1区から立候補し、比例九州ブロックで復活を果たした。今回は3万5千票近い差で大敗した。秘書は「無党派層を含め、ふだん接することが少ない方に対して浸透しきれなかった」と悔やむ。

 選挙後は福岡と東京を行ったり来たり。支援者へのあいさつに回り、党や派閥の会合に出席している。6人いた秘書は2人に減らしたが、今後も政治活動を続けて再起を期す考えだ。
(永井真紗子、岩田正洋、垣花昌弘)

5755とはずがたり:2009/11/02(月) 06:10:04
>>5752-5755

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
地道に活動 世襲考えず
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820910020001
2009年10月02日

 ■3区・太田氏「1番の敗因は偏った報道」

 衆院選福岡3区で落選した自民党の太田誠一氏(63)は、インタビューに応じた。
     ◇
 ――落選直後、「何が起きたかわからない」と話したが、見えてきた敗因は
 街頭の反応は良く、勝ったと思っていた。03年に落選した時は、目を合わせてくれなかった。一番の敗因はマスコミの偏った報道だ。事務所費問題に関しては、支出は何の問題もないのに、「故人献金」の鳩山首相より大きく、繰り返し報道された。(中国製ギョーザ中毒事件の際の)「消費者がやかましい」という発言も、前提を省き故意に一部を切り取られた。確信を持って考えた上での発言で、私は失言などしていない。

 ――農水相辞任後や選挙中に「不徳の致すところで申し訳ない」と謝罪したのはなぜ
 「不徳」は、悪いところが具体的にない場合に使う言葉だ。なぜか分からないがマスコミに嫌われたのですみませんと。大臣辞任は汚染米の責任を取っただけで、発言とは関係ない。部下の不始末の全責任を背負った。

 ――新政権の問題点は
 財政再建だ。民主は子ども手当をばらまき、消費税引き上げをしないと言った。若い世代に負担をかけてしまう。日米同盟も大きな問題。日本の将来はより厳しくなる。

 ――自民党の無駄遣いが借金を生んだという批判がある
 その通り。それも官僚支配のせいだ。民主党を支える官公労だってかかわっている。

 ――新政権で九州への影響は
 地方への配慮がなくなるだろう。我々は、小泉改革で生まれた格差を反省し、軌道修正しようとした。民主がそれをやるとは思えない。保守の担い手がダメージを受けたことで、さらに疲弊が進む。

 ――新総裁に何を望むか
 党首討論でアピールする力だ。相手をやりこめればいいというものでもない。

 ――次の選挙は
 「再起を期して頑張ります」と支援者を回っている。あと4年、地道にやるだけだ。私の政治資金のほとんどが個人献金。税理士や弁護士が多い。あまりお金がないので、秘書の給与は月20万円前後。クリーンさの証しだから、誇りを持つようにいっている。とはいえ、事務所の規模縮小を考える必要がある。

 ――政治家としてはいつまで活動するつもりか
 70歳までやる。世襲は考えていない。私の初当選が30代前半。7年後にそのくらいに達する人を今から探して育てていくつもりだ。
(聞き手・仲村和代)

=「再生期す自民」は今回で終わります。

5757名無しさん:2009/11/10(火) 21:41:55
http://www.asahi.com/politics/update/1104/SEB200911040008.html
民主圧勝「実力以上の結果」 福岡県連が自戒の報告書2009年11月9日7時19分

 「実力以上の結果だった」「自民党の敗因が民主党の勝因」――先の総選挙で福岡県の11小選挙区のうち10選挙区から立候補した民主党候補の陣営の反省点をまとめた県連の報告書にこんな言葉が並んだ。「政権交代」を掲げた同党には追い風が吹き、候補者は比例復活も含めると全員当選を果たしたが、「浮かれは禁物」との本音がにじむ。

 報告書はA3判2枚。非公開の内部文書で、県連常任幹事会メンバーだけに配られた。

 「今回は実力以上の票が集まったと思う」。2区で元自民党副総裁の山崎拓氏に圧勝した稲富修二氏の陣営は、率直な感想を記した。陣営幹部は取材に対し、「自民党におきゅうを据えるという批判票や、追い風があっての結果。必ずしも積極的に支持されたわけでない」と説明。年に1割の人口が入れ替わるとされる都市型選挙区だからこそ、風に左右されない態勢を築く必要があると痛感しており、報告書には「地方議員との連携、党員・サポーターの増員などが急務」とも記した。

 臨時国会さなかの飛び石連休となった31〜3日、稲富氏は地元に帰り、朝立ちや地域回りに励んだ。総選挙まで続けていた集会も7日から再開する。

 13年ぶりに返り咲いた4区の古賀敬章氏の陣営も「自民党の敗因が民主党の勝因」と謙虚な姿勢。小選挙区で初勝利を収めた5区の楠田大蔵氏の陣営も「風だけに頼らぬ無党派層への戦略的アプローチ」に取り組むという。

 政権交代で、自民党を支えてきた団体の「心変わり」に期待する声もある。

 8区で麻生太郎前首相に6万9千票差をつけられた山本剛正氏の陣営は「業界、団体、地域組織の強固さをまざまざと思い知らされた。ここに喰(く)い込まないと!」と反省。次の選挙に向けて「政権与党の強みを武器に、ありとあらゆるところに顔を出す。喰い込みを図る。一にも二にも地域後援会づくり!」と誓っている。

 県連の助信良平幹事長は「どれも当然の話。次の総選挙は議員の4年間の働きぶりも問われる。地域の声を受け止めて力を発揮するためにも組織を強化したい」と話している。(田中久稔)

5758名無しさん:2009/11/16(月) 20:24:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20091116-OYT8T00136.htm
ホーム>地域>富山
衆院選で若者の関心アップ
20−24歳の投票率6・05ポイント増
 今年8月に行われた衆院選では、20〜24歳の投票率が前回(2005年)比6・05ポイント増の48・16%で、年齢層別では最も伸び率が高かったことが県選管の調査で分かった。県選管は政権交代を賭けた選挙で、若者の関心が高かったとみている。

 県内の投票率は73・75%で、年齢層別にみると、最も高かったのは65〜69歳の86・77%。最も低かったのは20〜24歳の48・16%だった。最高と最低の年齢層の差は38・61ポイントで、07年参院選の47・63ポイントや05年衆院選の43・22ポイントより小さくなっており、県選管は「若年層の投票率の伸び率が高かった」ためとしている。

 男女別にみると、男性は74・79%(前回71・49%)、女性は72・81%(同70・87%)。若年層では女性の方が投票率が高く、60歳代以上になると、男性の方が高くなっている。

 市、町村部別でみると、市部73・72%に対し、町村部74・16%。

(2009年11月16日 読売新聞)

5759とはずがたり:2009/11/18(水) 00:18:34
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/136-139
自民党の惜敗率70%以下を調べてみた。
福岡1区(遠藤71.8)や山口2区(山本90.1)・北海道1区(長谷川67.8)など民主が此迄全勝したり議席を割りと堅守してきた選挙区で意外に自民が強い選挙区あり。次回要注意かも。

5760名無しさん:2009/11/21(土) 12:13:23
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908150002
【深層群馬】


労組色濃く?薄く? 連合「どこまで動く」
2009年08月15日


連合群馬の出陣式で拍手を浴びる三宅雪子氏(中央)=8日、高崎市東町の労使会館

 労働組合を束ね、民主、社民候補を支援する連合群馬。保守系の立候補予定者と対立の火だねを残す選挙区があるが、自民王国の壁を破るには保守票の取り込みが必要だ。労組はどこまで動くべきか。陣営との間で手探りが続いている。
(泉野尚彦、戸梶雄一、渕沢貴子)


「戦う環境が整った。ここで燃えないでどうするのか」


 8日、高崎市で開かれた民主新顔の三宅雪子氏(44)の連合群馬出陣式。萬田雅光・連合群馬副事務局長のあいさつは熱を帯びていた。


 連合群馬が4区で衆院選で組織をフル回転させるのは03年以来。4区での立候補を目指していた党内保守系の中島政希氏(56)は、05年に「労組請負型選挙から完全に脱却」などと自身のホームページに書き、労組関係者は不満を募らせていた。


 小沢一郎代表代行の裁定で、中島氏は比例に回り、三宅氏が出馬することに。高崎地域は県内でも労組の強い土地柄。「天から降ってきた女神」(労組系の角田義一・元参院副議長)の擁立で、労組関係者は水を得た魚のように勢いづく。


 4区の労組選対は、組合員や家族への周知徹底を呼びかけるのにとどまらず、職場集会や企業の前で支持を呼びかける「門立ち」の企画、2千人規模の総決起集会の計画などを次々と打ち出した。自民前職の福田康夫前首相(73)の背中に追いつこうと懸命だ。


     ■


 一方、同じく連合群馬が民主を推薦した1、3区に、4区ほどの熱気はみられない。
 連合群馬が支援する地方議員らの一部は、保守系の立候補予定者と対立していた。だが連合群馬は「政権交代が最優先」と内部の反発を抑え込み、1区の宮崎岳志氏(39)と3区の柿沼正明氏(43)の推薦を決めた。


 副会長ら幹部に各選挙区の担当を割り当て、テコ入れを図っている。労組系と鋭く対立してきた柿沼氏も、「あくまで県連内の問題。労組とは一貫して良好な関係を保ってきた」と強調する。自ら労組を訪ねて支援を要請した。


 それでも、対立の残り火はくすぶる。連合群馬議員懇談会代表の黒沢孝行県議(太田市区選出)は「柿沼氏を当然支援する」と語るが、自身のブログには「大変悩ましい選挙になってしまいました」「政権交代が目前に迫った夏の陣。でも何かもやもやがはれない」と心境をつづる。


 連合群馬の太田地域協議会の傘下労組では、組織内に冊子を配ったほかは目立った動きが見られない。山岸稔・同協議会議長は「まずは組織内で支持を浸透させることが大事。無理に動いても仕方がない」と歯切れが悪い。


 自動車系の労組からは「政権選択選挙だから、皆やる気はある。でも陣営から何も言ってこない。もどかしい」との声も聞こえる。


    ■


 連合の組合員は、県内すべて足しても10万人ほど。選挙区の当選ラインは10万票前後で、労組の基礎票だけでは当選には遠い。何より群馬は保守王国。民主が自民の壁を崩すには、保守票を取り込むことが不可欠だ。


 労組を運動の前面に出すと保守票が逃げる恐れがあり、有権者の前では労組色を薄めた方が得策、との考えもある。


 宮崎氏は「連合との二人三脚は欠かせない」としたうえで、「無党派対策、自民支持層の切り崩しを重視している。特定の大組織に丸投げせず、自力でもがけば、無党派の支持を得られる」と話す。


 連合群馬幹部は「候補者が労組色を濃くしたいのか薄くしたいのか、調整しながらやっている」。どう動くのがベストか、もう少し手探りが続きそうだ。

5761名無しさん:2009/11/21(土) 12:17:39
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/archive/news/2009/07/20090728ddlk10010166000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 民主、4区に新人・三宅氏擁立「必ず勝機訪れる」 /群馬
 ◇小沢氏が自信
 民主党の小沢一郎代表代行は27日、高崎市内で記者会見し、次期衆院選の群馬4区公認候補者としてフジテレビ社員の三宅雪子氏(44)を擁立すると発表した。会見に同席した三宅氏は「群馬の地で非常に大きな風、突風といわれる大きな風を吹かせられるよう頑張りたい」と抱負を述べた。政権交代の可否が注目される中、県内でも1〜4区で、自民と民主候補が直接対決する構図が確定した。

 4区は自民党の福田康夫前首相が出馬を予定している。小沢氏は「長年にわたり自民党の強い地盤であったことは間違いない」としながらも「現在もそんなに福田さんが強いとは思わない。一生懸命頑張れば、必ず勝機は訪れる」と語った。

 三宅氏は民主党からの出馬理由について「若いエネルギーがあふれている。元気が無くなっている日本を変えられるのは民主党しかないと感じた」などと述べた。

 三宅氏は共立女子大卒で88年にフジテレビ入社。母方の祖父は自民党衆院議員として官房長官や労相、運輸相を歴任した故石田博英氏。外交官だった父親の故三宅和助氏は外務省中近東アフリカ局長、シンガポール大使などを務めた。【杉山順平】

 ◇県連も再建へ 選挙協力は流動的
 小沢氏は三宅氏の公認発表に先立ち、06年に発覚した不正経理問題以来、保守系と労組系の対立から機能停止状態に陥っている同党県連について、富岡由紀夫参院議員を会長として新たに発足させることを明らかにした。総力を結集して衆院選に臨む狙いだが、双方の溝は深く、実際に選挙協力できるかは流動的だ。

 小沢氏は会見前に県内の党関係者らと協議し、富岡県連会長のほか、会長代行に県4区総支部長の中島政希氏、幹事長に伊勢崎市区選出の久保田務県議、副会長に石関貴史前衆院議員ら1〜4区の公認候補4人をあてる人事を決めたという。

 小沢氏は「いろいろなことを乗り越え、衆院選に力を合わせて立ち向かおうということになった」と話した。

 ただ、4区で党公認を目指し出馬準備を進めていた保守系の中島氏の出馬に労組系が反対し、三宅氏の出馬に至った経緯がある。

 富岡氏は不正経理問題について記者団に「小沢氏は『政治決着済み』と話している」とし、三宅氏についても「一致団結して推せる資格は十分持っている」と話した。だが、会場では保守系と労組系の同党関係者らが4区の選挙体制を巡り、言い争う場面もみられ、対立の根深さをうかがわせた。【杉山順平】

 ◇比例候補は県連が申請
 小沢氏は会見で、比例代表北関東ブロックの公認候補について「人選は県連に推薦していただく」と述べた。27日に発足した県連の役員が比例名簿への推薦を決め、党本部に申請する。4区で出馬を目指していた中島政希氏の転身が見込まれている。

 ◇福田氏陣営、警戒感強め
 自民党から立候補予定の福田康夫前首相の陣営は警戒感を強めている。高崎市にある福田事務所の幹部は「地元に関係のない落下傘の女性候補が出馬することも、それを小沢代表代行が自ら記者会見して発表するのも、経験したことがない。しっかりと対応していきたい」と話した。

 福田氏自身は27日から、麻生太郎首相の代理で外国訪問に出発したが、24日に行われた立候補予定者への共同取材で、民主党の動きについて「政権を取ろうとするならいい人を立てないといかん。名前だけでも困るし、タレントでも困る。日本の政治をしっかり考えてくれる人、ある程度政策に詳しい人が必要。(有権者には)長期的に見てこの人だっら政治家としていいという人を選んでほしい」と語っている。【増田勝彦】

5762名無しさん:2009/11/21(土) 12:20:25
>>3503の詳細記事
http://www.asahi.com/politics/update/0728/TKY200907280004.html
福田前首相に挑むフジ社員は元閣僚の孫 民主県連は火種(1/2ページ)2009年7月28日7時35分

 公認問題でもめていた民主党の群馬4区の候補者がようやく決まった。27日、高崎市内のホテルで小沢一郎代表代行とともに会見したフジテレビ社員(休職中)の三宅雪子氏(44)=東京都港区=は「政権交代の節目となる選挙で力になりたい」と抱負を語った。この日は、分裂状態にあった党県連の新たな体制も決まったが、会見後、今後の取り組みなどをめぐって、保守系と労組系の県連関係者が言い争う場面も見られ、前途多難な再スタートとなった。

 三宅氏は、秋田の自民党衆院議員で6度労相を務めた故・石田博英氏の孫。共立女子大卒業後フジテレビに入り、経済部の記者を経て最近まで映像企画部副部長を務めた。

 三宅氏は「若いエネルギーが満ちあふれており、元気がなくなっている日本を変えるには民主しかないと感じた。弟に知的障害があるので、障害者の問題などに取り組みたい」と話した。福田康夫前首相(自民)と戦うことについては「福田氏は大変立派な人。厳しい選挙になるが、自分らしい、さわやかな選挙をやりたい」と決意を述べた。

 同席した小沢氏は「女性の国会議員が少ないので、優秀な女性候補がいればという思いでいた。(4区は)長年自民の強い地域だったが、今もそうだとは思わない。群馬県民も大多数が政権を代えなくてはと思っていると確信している」と説明し、重点選挙区にする考えを示した。

 会見では、労組系の富岡由紀夫参院議員を会長に、保守系の中島政希・前衆院議員秘書を会長代行とする党県連の新体制も発表された。

 中島氏は鳩山由紀夫氏と交流が深く、群馬に民主党を旗揚げした中心人物で、そこに角田義一元参院副議長らが社民党から分かれて合流した経緯がある。角田・県連代表と中島・代表代行という二頭立ての体制だ。

 ところが、06年に県連の不正経理問題をめぐって両者は決裂。県連組織は機能不全に陥った。4区の候補者選定を巡っても中島氏の公認に労組系が反発、角田氏が鳩山氏に「鳩山さんの名代(落下傘候補)を江戸から連れてきてほしい」と直談判するなど、両者の綱引きが続いていた。

 小沢氏が仲介に乗り出し、保守系も労組系も推せる候補の人選と、角田氏の「直系」の富岡氏と中島氏という二頭立て体制の再現を思わせる新体制を提示。中島氏も比例北関東ブロックへの転出を容認し、県連は3年ぶりの正常化に向けようやく一歩を踏み出した。

 小沢氏は会見で「私が話し合いに入って今日を迎えた。それぞれのいきさつや感情を乗り越え、政権交代を目指す選挙に向けて新体制をつくることができたのは大きな成果」と強調した。

 会見には、1〜4区の立候補予定者らのほか、保守系、労組系それぞれの県議も同席し、県連の再スタートを印象付ける狙いだった。

 ところが、会見の後、記者団に囲まれた富岡氏が「党本部に迷惑をかけたが、県連の再建ができた」と取材に答えた矢先に、すぐ横で、保守系と労組系が4区の選挙対策本部の構成などをめぐって言い争いを始めた。

 「とにかく話し合おう」と、会合の日時を決めて収まったが、記者団の面前で、感情を爆発させるほど、両者の対立が根深いことが露呈した。

 分裂の大きな要因となった県連の不正経理問題についても、富岡氏が「小沢氏との話で、政治決着したものと受け止めている」と語ったのに対し、中島氏は「決着とは言えないが、とやかく言うことはない」と微妙な温度差を見せた。

5763名無しさん:2009/11/25(水) 23:51:00
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908150001

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【深層選挙区 09総選挙】


2区で矢島氏立候補表明
2009年08月15日


立候補表明の記者会見で同席する矢島氏と塚越県議(左)=12日、伊勢崎市役所

 衆院2区に立候補を表明した矢島笑鯉子氏(33)を支援するのは、連合群馬を支持母体とする「労組系」の地方議員らだ。社民系が中心となり、民主系の一部も同調した。民主党は同区で「保守系」の前職石関貴史氏(37)を立てるため、党内での労組系との対立があらわになった。民主と社民の選挙協力にも影響を及ぼす可能性がある。(木村浩之)


 労組系と呼ばれる地方議員は民主と社民が混在するが、昨年1月ごろから、候補者の擁立を模索し、矢島氏に立候補を要請した。


 矢島氏が立候補を表明した12日の記者会見で、社民系の塚越紀一県議(伊勢崎市区選出)は「前回選挙は石関氏陣営の選対委員長代行だったが、今回は民主党側から働きかけはない」と説明する。「ご本人は前回自分の力で当選したという意識が強く、私どもは力を合わせて勝利したと思っている。考え方に開きがあり、それが尾をひいている面もある」とも述べ、石関氏との不仲を隠さなかった。


 地元の複数の民主系労組関係者も同調し、「石関氏は労組系を軽視している。考えの合わない人を応援したくない」「石関氏でなく、矢島氏を支援する」と朝日新聞の取材に言明する。


 民主党県連は、小沢一郎・党代表代行の仲介で、融和をはかる新体制が先月末にスタートしたばかり。だが、2区では石関氏が連合に推薦を求めていないことなどから、労組系の反発が依然強い。今回の矢島氏擁立でこうした不満が明るみに出た。


 民主党県連は、労組系が矢島氏支援に流れることを警戒する。政権交代をめざす同党からみれば、系列議員らが、民主公認の票を食いかねない別候補を支援することは「利敵行為」にほかならない。石関氏周辺も「労組を軽視していない。推薦に頼らず個々の労働者に直接働きかけている」としている。


 民主党県連の不信の目は社民党にも向けられる。民主党県連幹部は「政権交代に向け一緒に走る社民党が邪魔をするのか」と憤るが、社民党県連は「地方議員から相談はなかったので戸惑っている」と、矢島氏を擁立した勢力とは距離を置く考えだ。


 連合群馬も13日に大橋豊会長名で、矢島氏擁立について「連合群馬は一切関係なく、関与していない」「民主党や野党共闘の応援団である連合群馬にとって、今回の行動は大変遺憾」といった見解を発表した。塚越県議らには厳しい対応をとるという。


 塚越県議ら矢島氏を支援する地方議員は当初、矢島氏の選対役員に就く予定だったが、連合の反発などから、体制については調整中だ。


 矢島氏は「将来子どもたちが安心して暮らせる政治をしたい。自民でも民主でもない、今まで政治に関心を持てなかった若い世代の支持を得たい」と表明したうえで、「(民主党県連の保守系と労組系の対立は)自分の立候補に全然関係ない話」と話す。だが、本人の意図とは別に民主、社民の支持層に波紋を広げている。

5764名無しさん:2009/11/25(水) 23:58:19
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/archive/news/2009/08/20090814ddlk10010176000c.html
選挙:衆院選 2区矢島氏が出馬表明 連合群馬、支援議員に「遺憾」 /群馬
 連合群馬(大橋豊会長)は13日、次期衆院選群馬2区で無所属での出馬を表明した矢島笑鯉子(えりこ)氏(33)の記者会見に、連合群馬が支援する県議らが同席したことについて「大変遺憾」とする見解を発表した。

 連合群馬は見解で「事前調整や相談を持ちかけられたこともない」と説明。矢島氏が会見で、連合群馬に推薦要請する方針を示したことについて▽民主党を基軸に政権交代を目指す大切な選挙▽再建された同党県連と連携構築を図る▽論議する時間もない−−などとして、仮に要請があっても推薦しない考えを示した。また、支援議員に対しては「厳しい対応を迫る」としている。【杉山順平】

毎日新聞 2009年8月14日 地方版

5765名無しさん:2009/11/28(土) 13:40:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091127/crm0911271947043-n1.htm
中山恭子氏の秘書らに罰金 夫の成彬氏の選挙運動めぐり 宮崎区検 
2009.11.27 19:46
 宮崎区検は27日、戸別訪問をして選挙用ビラを配ったとして、公選法違反の罪で、衆院選宮崎1区で落選した元国土交通相、中山成彬氏の運動員ら3人を略式起訴。宮崎簡裁は同日、それぞれ罰金20万円の略式命令を出し、3人は即日納付した。

 3人は会社員の日高和博運動員(60)=宮崎市=と、成彬氏の妻で選挙活動の責任者を務めた参院議員、中山恭子氏の早矢仕哲夫政策担当秘書(66)=東京都杉並区、長晶子私設秘書(35)=同練馬区。

 宮崎地検によると、3人は成彬氏への投票を呼び掛ける目的で、宮崎県清武町の27戸を戸別訪問、選挙用ビラを手渡したとしている。

5766チバQ:2009/11/29(日) 19:34:48
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911170001.html
ニュース特集:政あとさき>連載>第1部 北広島町からの報告
<1>「改革」の反動 票に重ね 突然の解雇が原点 '09/11/17

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 大石昇さん(32)は、職探しに余念がない。広島県北広島町の実家に暮らし、求人票をたどる日々。「変革」という言葉に空しさは残るが、8月末の衆院選では民主党候補にあすを託した。昨年のクリスマスの体験が、1票の原点になった。

 突然の解雇通知だった。2008年12月25日の朝。北広島町にある部品メーカー工場の期間従業員だった大石さんは、事務所に呼ばれた。「日本の産業自体が弱っとる。あと1カ月で終わってもらう」。11月に半年間の契約を更新したばかりの大石さんたちに、上司が告げた。

 「これからどうするか」。ショックより不安の方が大きかった。年明けから、広島市内などのハローワークに通う。「正社員」「残業手当」…。求人票の条件を頼りに、10社以上の面接を受けた。実態の多くが、求人票の内容とは違っていた。「安定はほしいが、自分を安売りしたくはない」。時間ばかりが過ぎ、焦りが募った。

 7月。解散・総選挙の報道が、がぜん増えてくる。昨秋のリーマン・ショック以来、あふれる失業。雇用対策を打つべき自民党の政治家たちが、権力闘争に明け暮れる姿をテレビが映し出す。「何もかも変えないとだめだ」。大石さんは自民党中心の政権の限界を確信し、1票を投じる候補と党を決めた。

 前回の衆院選では、自民党候補に投票した。当時、サービス業の正社員として夜勤業務に追われていた。「改革」を連呼する小泉純一郎首相(当時)に、カリスマ性や指導力を感じた。

 あれから4年、自治体や暮らしを取り巻く環境は激変した。大石さんが体力的にきつかった前の会社を辞め、期間従業員に転身したのは07年11月。部品の組み立てに携わり、仕事量で景気の浮沈を感じ取るようになった。「非正規労働者は会社の調整弁だ」。身をもって導き出した。

 4年前の自らの投票行動が間違っていたとは、大石さんは思わない。「改革」という言葉に引かれもした。「でも言葉に躍らされたかな。ちょっと自分の考えが甘かった」。今回の衆院選は、初めて明確な意志を持って臨んだ選挙だった。

 突然の解雇からやがて1年。12社目の面接で決まった運送会社も10月に辞め、無職に戻った。会社が示した雇用条件と現実に大きな開きがあった。最近、付き合い始めた彼女がいる。早く職に就き、今年のクリスマスは一緒に過ごしたい。

 衆院選から2カ月半たったが、わだかまりが今も消えない。「チェンジという言葉に空虚さも感じる。どこか小泉ブームと似ているようで」。それでも大石さんは自ら選んだ政権交代に、就職という暮らしの変化を重ね合わせようとしている。

 鳩山政権が発足し、16日で2カ月がすぎた。政権交代をもたらした1票は、暮らしの中でどう醸成されていったのか。そして今、有権者は政治に何を感じ、求めているのか。衆院選の投票率が広島県内で最高だった北広島町から報告する。

5767チバQ:2009/11/29(日) 19:35:35
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911180001.html
<2>「候補の残像」迷い消す 悩み聞く姿に親近感 '09/11/18

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 8月30日の昼前。広島県北広島町の看護師宮崎瑞穂さん(42)は、迷いを投票所にまで持ち込んでいた。これまで通り自民党か、それとも民主党の候補か―。投票台の前には、衆院選広島3区に立った候補者3人の名前が張り出してあった。

 30秒ほどだろうか。名前を見つめるうち、ある残像が脳裏をかすめる。のぼりを片手に笑顔で手を振るスーツ姿の男性―。迷いを払い、その民主党候補の名前を書き込んだ。

 自民党と民主党。宮崎さんには、どちらが不満が少ないかを見極める選択でもあった。麻生太郎首相(当時)の政治姿勢に、不満を募らせていた。相次いだ閣僚の辞任。「首相は素早い処分をしなかった。仲良しグループをかばっているようで」。予算化した「アニメの殿堂」は、無駄遣いに映った。

 とはいえ民主党にも大きくうなずけない。子ども手当支給、高校授業料の無償化、高速道路の無料化…。聞こえのよい政策を打ち出すばかり。「言うのは簡単だが、本当にできるのか」。疑問は投票日まで消えなかった。

 昨年8月、地区の夏祭りで初めて本人を見た。交差点に立ち、通勤者にあいさつする姿に幾度もふれた。直接、会話を交わしたことはない。ただ、日常に溶け込んだ姿は、自民党候補にはない親近感を生む。「こんな選び方もあるんだ」。宮崎さんは投票を終え、あらためて実感した。

 同じ投票日の昼。谷本節男さん(57)は投票所に向かう4キロの山道で車を走らせていた。

 北広島町北端の才乙地区で民宿を営む。「山奥まで3回も足を運び、庭先で話を聞いてくれた」。集落の悩みや地域おこしの知恵を語る自分に、民主党候補は相づちを返していた。ハンドルを握りながら、その光景を思い浮かべていたのだ。

 「地元県議が応援する自民党候補なら、地域のために頑張るじゃろう」。ずっと、こう思ってきた。しかし、過疎にあえぐ集落の苦悩に一緒に向き合ってくれたのは、民主党の候補だった。暮らしに寄り添うような営みが、谷本さんの1票を所属政党から候補本人へと塗り替える。

 8月上旬。地元青年グループが集いを持った。「1回はチェンジしてみんか」。どぶろくをすすりながら、谷本さんたち10人が盛り上がる。町内をくまなく回った候補の残像と親近感が、投票の決め手となっていった。

 時間をかけて地域を回り、広島3区で初当選を果たした橋本博明氏。あれから2カ月半。所属する民主党は、政策の実現へと突っ走る。「結果を急ぎすぎている。もう少し時間をかけてもいいのでは」。期待を抱いて見つめる宮崎さんたちは、その党の「焦り」が気になりもする。

5768チバQ:2009/11/29(日) 19:36:25
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911190001.html
<3>建設業 しぼんだ支援 公共工事減で余力なく '09/11/19

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 広島県北広島町にある建設会社の事務所。社長の古武家資之さん(64)は、開会中の臨時国会を中継するテレビを眺めていた。民主党議員が主役の丁々発止。「時代は変わったね」。8月の衆院選で業界がみせた動きに、その変化は重なった。

 投票日まで1週間を切った8月24日。隣町で山県郡建設業協会(49社)の役員会があった。閉会後、会長と副会長の古武家さんが、自民党候補の事務所へ陣中見舞いに行くと告げた。「民主党の方にも顔を出して」。役員たちから思わぬ反応が返ってきた。

 古武家さんを含め協会の役員の多くは、自民党員である。政権交代をにらみ、民主党にも「接点」をつくっておくべきだ―。そう受け止め、同じ日に民主党候補の事務所にも初めて立ち寄った。

 変化の予兆はあった。昨秋以降、解散・総選挙が何度も取りざたされたが、協会の会合で話題に上らない。自民党候補の後援会から入会者を増やす求めもない。公示後、町内に入った選挙カーの出迎えに行くと、同業者の姿は数えるほどしかなかった。

 北広島町のような中山間地域では、土木・建設業が産業をけん引してきた。業界は公共工事の維持を自民党議員に託し、自らは「集票マシン」の役割を担う―。長年にわたる構造はしかし、小泉改革を背景にした工事削減で既に崩れていた。

 4年前に比べ、古武家さんの会社の売上高はほぼ半減した。従業員も4人減った。「応援する意義も余力もなくなった。いつまで会社がもつのか心配する方が先」と業界の本音を代弁する。自らも今回は、12人の従業員や町の人々に自民党候補への支援を積極的には呼び掛けなかった。

 自らは「死に票」覚悟で、自民党候補に1票を投じた。「政権交代は時代の流れ」。そう思う一方、マニフェスト(政権公約)で公共工事を無駄遣いの象徴とする民主党に、違和感をぬぐえない。この半世紀近く、自民党政治とともに地域の雇用や経済を支えてきたとの自負もあった。

 投票日の夜。広島3区の民主党候補の当確をテレビで見届け、すぐに電源を切った。布団に入ると、かつての自民党型の選挙戦が頭の中によみがえった。

 首長たちに「業界で何票集めてくれ」と頼まれる。「何時に選挙カーが通る。手を振って」。従業員に伝え、後援会の入会案内を手に地域をこまめに回る。自民党候補に何票届けるか。町のため、町民のため、自分たちの生活のために地域でスクラムを組めた…。

 政権を奪取した民主党は「国民の生活が第一。」を掲げた。古武家さんは今、思う。自民党は、暮らしをみつめる視点を失っていたのでは―。そして「いつでも政権交代できるよう、出直してほしい」と願う。

5769チバQ:2009/11/29(日) 19:37:12
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911200001.html
<4>家族で分かれた1票 若い世代 将来見据え '09/11/20

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 週1回、4世代の家族10人が、夕食の座卓を囲む。広島県北広島町の農業古川鶴夫さん(80)方。衆院選の投票日だった8月30日は、その話題にすぐに行き着いた。

 「だれに入れたんね」。妻の清子さん(77)が、孫で理学療法士の真さん(31)に問いかけた。「民主党の―」。これまで真さんは、迷わず祖父が支援する自民党の候補に投じてきた。「仕方ないな」。祖母は、孫たちの意識の変化を実感する。

 鶴夫さんは、自民党候補の後援会支部長である。「信頼できる人物。何とか勝ってもらいたい」。公示前日、4選を目指した候補の集会で、自ら支持を呼び掛けもした。

 合併前の旧千代田町の職員、町議、教育長を務めてきた。昭和一けた生まれ。戦前、戦争中、戦後を生き抜いてきた。「日本の繁栄を支え続けたのは保守本流だ」と信じて疑わない。世話になった知人の頼みで支部長を引き受け、10年になる。

 家族に、鶴夫さんが投票を頼んだことはない。「わしが誰を応援しているか、みんな分かっとるはず」。内心そう自負してきた。ただ今回だけは、少し様子が違っていた。

 4世代が囲む夕食で、真さんが自民党の批判を口にし始めた。官僚の天下り、年金関連施設の無駄遣い、大臣のもうろう会見…。不祥事が明るみに出るたび、「このままじゃいけん」と繰り返す孫。祖父は苦笑しながら聞き流すしかなかった。

 8月半ば。真さんは職場で、民主党のマニフェスト(政権公約)を初めて読んだ。月2万6千円の子ども手当、高校の授業料無償化…。家計に直結する政策に魅力を感じた。

 来年、小学生になる長男(6)、次男(4)、三男(1)を育てる。住宅ローンも抱える。子どもの進路と就職、自身の年金や老後…。暮らしとの接点を感じなかった4年前の「郵政選挙」と違い、正面から1票に向き合う。

 妻のみゆきさん(31)ともマニフェストをめぐり会話が弾む。子ども手当の額を試算した妻は「助かるね」。夫は「安心して子育てができる世の中になる」との思いを深める。三十路(みそじ)に入った夫婦にとって、投票先の選択は、自らの未来を選ぶことにつながった。

 11月初めの週に1度の夕食。テレビが衆院の代表質問の模様を映し出していた。自民党の谷垣禎一総裁に対し、「あなた方に言われたくない」と応じる鳩山由紀夫首相。「その通り」と相づちを打つ真さんに、鶴夫さんは「与党の立場でそんな考えは通用しない」と切り返した。

 大家族の中で「自立」していった若い世代の1票。それを選んだ孫の姿が、祖父には頼もしくもあり、寂しくもある。

5770チバQ:2009/11/29(日) 19:38:26
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911210001.html
<5>過疎進む集落の反発 打開への糸口探る '09/11/21

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 現役を退いた2人の男性は偶然、互いの同じ思いを知る。広島県北広島町の長広修さん(64)と、池田義行さん(67)。隣り合う集落に住む顔見知りだが、ふだんは会話を交わすことはなかった。

 衆院解散後の7月31日。民主党候補が町内で開いた演説会に、2人は居合わせる。長広さんから話しかけた。「今のままではやれん。変えてみよう思うんよ」。池田さんの考えも同じだった。自民党の候補名しか記されたことのない2票の行方が、ここで決まる。

 長広さんが嘆いたのは、自分が住む溝口地区の現状だった。旧芸北町東端となる集落に、90世帯202人が暮らす。65歳以上が6割を超え、うち一人暮らしが30世帯近い。

 この4年間で住民は38人減った。一人暮らし世帯が増え、耕作放棄地が広がった。80代が耕作を手掛けるところもある。「このままでは、集落はもたん」。往時の面影が消えた古里に、長広さんは強い危機感を抱く。

 4年前に地元の農協を退職後、自治会長やふるさと振興協議会の会長を務めてきた。集落を元気づけようと、地元出身者や外国人との交流会を開いてきた。ただ、神楽や雪合戦で一時は沸いても、過疎化は止まらない。

 「定住や農業で国や自治体の支援がもっとあれば…」。焦りといらだちが募る中、衆院解散を迎える。「『天下り法人』一つに使われる税金で、苦しい集落がいくつ元気づくか」。民主党が前面に押し出した「無駄遣い削減」に引かれた。

 池田さんが住む移原(うつのはら)地区も悩みは同じだ。集落にあったスキー場は昨冬、閉鎖された。母校の小学校は児童数が減り、町が統廃合を検討する。

 3年前に退職するまでの10年間、池田さんは隣町の郵便局長だった。局員には配達時、必ずお年寄りの安否を確認させた。年の瀬には地域のもちつきに加わり、全国に郵送するのが恒例だった。

 退職から半年後、民営化を前に集配しない局に再編された。安否確認も、もちつきもなくなったと聞いた。地元の郵便局も事情は同じ。「過疎化が加速しとる今こそ、局が地域の拠点にならんと」。池田さんの1票には、郵政民営化の見直しへの期待も加わった。

 衆院選後、集落で「若手」の2人は、しばしば連絡を取り合うようになった。あまり過疎対策にふれない新政権が少し歯がゆい。一方で政権交代が、すぐに集落を明るい将来へと導くわけではないことも熟知している。

 「待ってばかりおれん。わしらから踏み出さんと」。今、一緒に地産地消の拡大策を練る。政権交代は自らが動くきっかけになった―。同じ言葉が、2人の口からついて出た。

5771チバQ:2009/11/29(日) 19:38:57
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911220001.html
<6>「政権交代」芽生えた関心 投票後も勉強会へ '09/11/22

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 いつだったろうか。広島県北広島町の建設業谷本誠さん(36)は、以前に投票した国政選挙の記憶がなかった。自分が参加しても大勢に影響はない―。政治に関心はなく、頼まれても受け流していた。それが今回は違った。

 自らの意志で投票所に足を運び、自民党候補に投じた。1票の源流は、3月の北広島町議選にさかのぼる。気がのらないまま先輩に連れられ、新人候補の集会に参加した。そこで飛び出したのが「政権交代」。公共工事を削減する民主党の政策を初めて知った。

 高校卒業後、建設会社を転々とし、2002年に独立した。公共工事の下請けで、中国地方を飛び回る。従業員2人。元請けからよく言われる。「安いが受けてくれ」。工事削減は、わずかなパイを奪い合い、低価格での入札を招く。しわ寄せは下請けにくる。

 ニュースに目を留めるようになって、政権交代が現実となる可能性を感じ取った。自分の仕事だけへの心配ではない。小さな集落に暮らすお年寄りたちの顔もよぎった。「やっと道がよくなる」。生活道路の拡幅を喜び、声をかけてもらった。未完の工事は継続されるのだろうか―。

 期日前投票。鉛筆を握る手に力が入った。衆院選はしかし、広島3区、全国ともに、谷本さんの意に反する結果をもたらす。

 地元商工業者が10月半ば、民主党新人を招いて勉強会を開いた。約20人の参加者の中に谷本さんの姿もあった。「政治姿勢や考えを自ら聞いてみたかった」。この自身の変わりようが、政権交代から得た一番の収穫だと谷本さんは思う。

 北広島町の会社員五反田翔太さん(22)は、初めて国政選挙に臨んだ。8月に入るまで無関心層の一人だった。

 「選挙行くんか」。8月初め、所属する神楽団の先輩から声がかかった。行こうとは思っていたが、投票先にこだわりはない。労働組合の役員でもある先輩は、民主党候補を支持していた。先輩から候補の素顔や政権公約を聞いた。

 民主党候補の集会にも誘われ、選挙演説に初めてふれた。数週間前を思い返せば、その場に自分がいるのが不思議だった。会場内に響く「政権交代」。この風に五反田さんは1票を託そうと決めた。一時の熱に乗せられたというより、国政の「扉」を開けたという思いの方が今も強い。

 政権交代の是非をめぐる1票。それは人口2万人のこの町で新たな関心を呼び起こし、79・57%という広島県内の23市町で最も高い投票率を生んだ。

 鳩山政権は事業仕分けで「廃止」を連発し、全国に変革を放つ。「政権交代」の響きから、政治への関心が芽生えた谷本さんと五反田さん。「これから町の暮らしに、どんな影響が及ぶのか」。1票の行き先は真反対だった2人が今、同じ不安の中にある。

5772チバQ:2009/11/29(日) 19:39:22
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911230001.html
<7>農政転換評価割れる 戸別補償か大規模化 '09/11/23

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 「農水 0勝23敗1分け」。14日、新聞に鳩山政権が進める事業仕分けを伝える見出しが躍った。「ようやられとる」。上長者(かみちょうじゃ)俊孝さん(67)がつぶやいた。広島県北広島町の農事組合法人平田農場で、代表理事を務める。

 農水省の事業は軒並み「廃止」「見直し」と結論付けられた。自民党の農政を徹底否定する民主党の姿が見えた。衆院選の広島3区。民主党候補の当選で「無」に葬られた自らの1票が、うらめしくもあった。

 地元県立高で農業を学び、卒業後は稲作や酪農で生計を立てた。収入を増やすためトラック運転手もやった。コメ一本で食べていこう。30年ほど前、そう誓った。専業農家として大規模化に取り組む先輩に触発された。

 当初、3ヘクタールだった水田を25ヘクタールにまで増やした。7年前、21戸の農家で集落の名をとった平田農場をつくった。「面積を広げて効率化しないと専業は成り立たない」。自民党も、コメ農家の法人化や農地の集約を促す政策を強める。農機具の更新など使える補助金は、めいっぱい使った。

 いずれ後継者不足が決定的になる。モデルを目指し、ほかの集落法人などと共同で県内初の株式会社「大朝農産」も設立した。将来は野菜に手を広げ、若者を雇う構想を練る。

 60代が「若手」という農業の現実。「もうかる農業」が欠かせない。法人や大規模農家を「担い手」として育てる自民党に、農業の未来を託せると信じる。農家を一律に支援する民主党の戸別所得補償制度は、上長者さんには「典型的なばらまき政策」と映る。

 民主党に託す1票もあった。北広島町の農業樋崎司(といざきまもる)さん(68)は、自民党に見切りをつけた。「大規模化に限った支援では、中山間地域の集落は崩れ去る」。先祖代々の田畑を守るのは、地域や国土を保つこと―。農業には産業を超えた使命があると考えてきた。

 1ヘクタール弱の水田で耕作する。コメを中心とする昨年の売上高は101万円。かかった経費は、燃料代や肥料代、機械の減価償却で110万円。差し引き9万円の赤字だった。「給料はゼロで赤字。年金で何とか暮らせはするが…」

 民主党が想定する所得補償で受け取れるのは、最大でも十数万円の見込み。「もうかる農業」は遠い夢だ。ただ、暗闇に、かすかな光が差し込んできたとも感じる。北広島町で法人や大規模農家が管理する農地は、3割にとどまる。「小さい農家も同じようにムラを守っている」と樋崎さんは言う。

 競争力をつける大規模化か、国土保全もにらんだ小規模維持か―。政策をめぐり分かれた農家の評価は、転換を重ね、今も先行きが揺れ動く農政の姿をあぶり出す。

5773チバQ:2009/11/29(日) 19:39:52
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911240001.html
<8>伝統・きずな 保守に託す 価値観の共有が支え '09/11/24

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 広島県北広島町の壬生(みぶ)商店街。そこで板金業を営む滝川静香さん(75)は40年来、事務所の壁に1枚の色紙を掲げる。「以和為貴(和をもって貴しとなす)」。有名な聖徳太子の言葉をしたためたのは、旧広島1区選出で文部相や衆院議長を務めた故灘尾弘吉氏だった。

 壬生地区は、中世が起源とされる伝統行事「壬生の花田植」で知られる。毎年6月。豊作と地域の結束を祈り、すげがさ姿の早乙女が歌を口ずさみ、苗を植える。太鼓や笛のはやしにのり、住民の心が一つになる。

 戦争を挟んで一時期、伝統の営みは途絶えかけた。「地域の宝を守らんといけん」。30年余り田楽団団長を務め、四半世紀前に亡くなった父の口癖だった。滝川さんも歌や踊りを自然に覚え、小学生から30代前半まで田楽団に入っていた。

 滝川さんは「わしは保守じゃけえ」とよく口にする。保ち守りたいのは、地域の伝統ときずなであり、その象徴が花田植えだ。灘尾氏を含め地元選出の自民党国会議員は代々、壬生を訪ねてきた。

 「壬生の花田植」は33年前に国重要無形民俗文化財となり、来秋に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しだ。「歴代の自民党議員は、伝統を継承する相談にのってくれた。地域と思いを共有してきた」。滝川さんの思い描く「保守」に重なる政党は、今も自民党しかない。

 衆院選広島3区では、民主党候補が4万票近い差をつけ自民党候補を破った。北広島町でも民主党候補が得票を前回の2・6倍に増やして勝ったが、その差はわずか37票。自民党候補の支持も全体の半数近い。滝川さんのように「保守」を託した1票が積もった。

 農業佐々木幸男さん(78)も、その1人だ。親から子、孫…。先祖を敬い、代々にわたり家を守っていく。農村の暮らしではぐくんだ人生観。家を核に、地域の人々との和を重んじる考えに共鳴した。これを訴え、全国に定着させてきたのが自民党だと受け止める。

 敗戦から年浅い20代のとき。先進農業を学ぶため1年間、米国の農家で実習した。帰国後、地区で若手のリーダー役が回ってきた。そこで政治にふれる。

 首長や町議たちは、生活に欠かせない道路や橋の整備に予算がつくよう、国会議員に陳情を重ねていた。見返りとして、地域一丸で票を集める輪に佐々木さんも加わり、奔走した。「保守」の価値観の延長線上に、それはあった。

 自民党は下野し、代わった鳩山政権は「変革」の風を吹き出す。守るべきものは、変えさせないでほしい―。滝川さんと佐々木さんは、野党となった自民党に変わらぬ「保守」の役割を期待する。

5774チバQ:2009/11/29(日) 19:40:22
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911250001.html
<9>「戦後の総決算」思い込め 元町議、投票促す手紙 '09/11/25

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 衆院選公示が近づいた8月中旬だった。広島県北広島町在住の30人に突然、1通の手紙が届く。「選挙へ行かずに、政治がだめだと言ってはいけない。思いを1票で表そう」。こう記され、特定の政党や候補者への支持依頼はなかった。

 町内で飲食店を営む女性(59)も、手紙を受け取った一人だ。投票前、暮らしを見つめ直すきっかけになった。「孫の将来が心配になった。今の政治のままでいいのか」。前回衆院選では、自民党候補に投票した。手紙を手元にめぐらした思案は今回、民主党候補への1票を導き出した。

 差出人は、北広島町の元町議松田実さん(72)。広島3区の親しい知人60人に送った。「自民党中心の政治を変えたい」。その一心を、1枚の便せんに筆でしたためた。旧芸北町で5期、合併後の北広島町で1期、社会党・社民党公認で町議を務めた。

 広島市安佐南区出身の松田さんは高校卒業後、市内のバス会社に就職した。1955年。その年の秋、左右両派が合流した社会党が結成され、保守合同で自民党も誕生する。労働組合の活動に加わり、社会党を支持してきた。「庶民の暮らしの味方だと信じた」

 60年安保をきっかけに激しく対峙(たいじ)する自民、社会の二大政党。「いつか政権交代すると思っていた。社会にそんな空気も漂っていた」と振り返る。

 63年、妻の実家がある芸北町に移り、バスの運転手を続けた。ちょうど高度成長期。都市へと若者が流出し始めていた。農村の衰退を目の当たりにしたとき、支援する町議から声がかかる。「引退するから、出てみないか」。社会党に入党し、立候補するのにためらいはなかった。

 大多数の町議は自民党系。土木工事の予算案が、町民に本当に必要か十分に議論されないまま可決されているように見え、歯がゆかった。議員が公共工事を確保し、業者が票を集める。選挙のたびに自民党政治の「原点」を垣間見た。

 農林業の振興と生活交通の確保―。24年前、初めて立候補した際に公約に掲げた。当選後、町議会で訴えても無力に等しかった。有権者と交わした「約束」は結局、自民党が数の力を保つ政治の中で果たせなかった。

 悔いは消えない。松田さんは今、町内のバス会社顧問を務める。広島市内のバス会社が廃止した路線を引き継ぐため自ら設立した。その悔恨は、手紙をつづるバネにもなった。

 衆院選では民主党候補と社民党に投じた。有権者が政権を代えられることを実感し、町議時代の無力感をふき払う。「私にとって政権交代は『戦後政治の総決算』だった」。手紙と1票に込めた思いを、かつての地方政治家はこう表した。

5775チバQ:2009/11/29(日) 19:40:54
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911260001.html
<10>妻を介護 老いと不安 新政権にあすを託す '09/11/26

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 妻は3年9カ月、目を覚ましていない。広島県北広島町の松原義則さん(65)は毎日のように、町内の特別養護老人ホームにいる八重子さん(66)に会いに行く。「八重ちゃん、気分はどんな」。手足や首筋がむくまないよう両手でさする。床ずれはないか、寂しくはないか。体と心に気を配る。

 脳梗塞(こうそく)で右半身にまひが残り、介添えが必要となって12年目。2006年の冬だった。家で転んで鎖骨を折った。入院先で脳梗塞を再発し、動くことも話すこともできなくなった。時々、左まぶたを開けて目を動かす。「何か伝えようとしてる」。松原さんの顔が一瞬、ほころぶ。

 八重子さんとは37年前、見合い結婚した。トランペットを吹いた海上自衛隊呉音楽隊(呉市)を辞め、祖父の代からの食料品店を継いだ。「すかっとして感じがいい」と評判通りの妻。夫婦で巻きずしや刺し身を作っては売った。大型スーパーもコンビニもない時代、寝食を忘れ働いた。

 「無理をさせすぎたのか」。1994年夏の朝、店のレジにいた八重子さんが突然、倒れた。夫50歳、妻51歳。夫は後悔を胸奥にしまい、妻の介添えを日常の一部にした。トイレや風呂、食事や外出といつも一緒だった。

 年齢に、長年積み重なった介護の疲れ。体がきつい。この9月、郵便物の宅配の仕事を辞めた。収入は、自身の国民年金と妻の障害年金だけ。特養の入居費を払って残る約4万円で毎月を過ごす。

 一人暮らしの身に、老いが忍び寄る。鬼胎を抱く夫、意識を失ったままの妻。将来が見えないいらだちが膨らんでいたころ、衆院選がきた。4年前は車いすの八重子さんと一緒に投票に行き、これまで通り「安定」を自民党候補に託した。

 今回は違う。実態が明らかになる官僚の天下りが、許せなかった。天下り先の無駄な業務に多額の給料。自らの境遇と金銭感覚からあまりにかけ離れた公金の使い方に、怒りすら覚えた。

 「税金の使い道を変え生活第一」をうたう民主党にひかれる。少しは変わるかもしれないと、その党の候補に1票を入れた。投票できない妻の将来も、同じ1票にしのばせた。

 ときに3人の息子と妻、6人の孫が泊まりがけで遊びに来てくれる。近所の仲間とのライブや音楽を通じた年若い友人との交流。介護や病気の悩みを抱える人とも出会えた。

 前向きに生きていても、ふと心が折れそうで、八重子さんに会いに行けない日もある。ブログに、妻と出掛けた旅の思い出や気持ちをつづる。「目を覚ましてくれないか」。民主党が中心の政権で何が変わったわけでもない。ただ、あすを託せるものが、ほかにはなかった。=第1部おわり

    ◇

 第1部は文・高橋清子、村田拓也、胡子洋、水川恭輔、写真・藤井康正が担当しました。

5776チバQ:2009/11/29(日) 19:41:37
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/editorial/Ss200911160010.html
【解説】霞が関への怒り 原動力 '09/11/16

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 1票が自民党から民主党へと変異する流れは、投票日が近づくにつれ加速度を増していた。中国新聞社が広島県北広島町で実施した面接世論調査からは、有権者意識の変化の実態が見て取れる。7月の衆院解散から8月末の投票日まで40日。自民党の「牙城」とされてきた町の民意は、この間に政権選択選挙の大勢を決めていた。

 北広島町の有権者はいつ、投票する候補を決めたのか。民主党新人の橋本博明氏と自民党前職の増原義剛氏で対照を描く。増原氏に投票した人の半数は、昨年9月の麻生政権発足の前に決めていた。同時期、橋本氏を意中の候補と見定めた有権者は2割に満たない。

 麻生政権の発足から衆院解散までおよそ10カ月。その間、橋本氏が徐々に支持層を膨らませ、解散直前に増原氏と互角に持ち込む。解散後は橋本氏が加速度的に支持を引き寄せ、情勢をひっくり返した―。調査で初めて分かった1票の時系列移動の過程である。

 この流れの中心的役割を果たしたのが、4年前の前回、自民党の河井克行氏を選んだ自民支持層だ。前回は河井氏に投票した層の約45%が、今回は橋本氏に入れている。一方、増原氏に投じた層は約52%にとどまる。自民党候補間の票の引き継ぎは半分しかかなわず、残りはほぼライバルに離反した。

 麻生太郎前首相は、衆院解散から最長となる40日後に投票日を設定し、戦いに打って出た。その間に「起死回生」を図ろうとした戦略はしかし、自民離れの加速という形で裏目に出たともいえる。

 今回の調査は、政権交代を託した鳩山政権に今、有権者が最も求めているものも示す。無駄遣いの一掃―。民主党のマニフェストの中で、ぜひやってほしい項目は「天下りの禁止」が6割近くに達し、突出する。民主党が、無駄遣いをなくすために掲げた看板政策だ。

 「子ども手当」などのように直接的な恩恵は少ない。それでも「天下りの禁止」が圧倒的な支持を集める背景には、生活を切り詰めている自分たちに比べ無駄遣いが絶えない「霞が関」への怒りがうかがえる。

 私たちは、世論調査と並行して対象者へのインタビューも重ねてきた。老いた夫婦間での介護、突然の解雇、崩壊しつつある集落…。「あすを託すのは、もう政権交代ぐらいしかなかった」。多くの人々から、こう聞いた。政権への期待の裏側には、限界に近づく深刻な生活が広がっている。(高橋清子)

5777チバQ:2009/11/29(日) 22:11:40
1:消しゴム(静岡県) 11/29(日) 21:31 GpUf4ebm
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自民党落選議員に聞いた!"その後の職業"ランキング
1位 無職 78人
 今月、自民党を離党した篠田陽介・前議員は、現在、就職活動中。
 政治活動を続ける資金を稼ぐため、面接にやってきたのは、なんと青果市場!
 朝の辻立ちに影響が出ないよう午前2時〜7時に働ける仕事に応募したそうです。 
2位 会社役員・顧問 27人
 現在は、自らが設立した政治経済研究所の代表をしている片山さつき・前議員。
 その胸には、朱色ならぬ黄色いバッジが・・・。
 議員の身分をなくしても国会などに自由に出入りできる”元議員バッジ”が輝いていました。
3位 団体役員 4人
3位 弁護士 4人
3位 会社員 4人
鈴江奈々の「うらバン」
気になっていた方も多いのではないでしょうか。夏の総選挙から3か月。
自民党の落選した議員は、今、何をしているのか...。今回は、落選議員の"今"を、バンづけ!
回答率は高く、落選議員166人のうち155人が回答。現在も挨拶周りをしている前議員が多いとのことですが、
職業となると...。最も多いのは"無職"という現実。
選挙では、議員を選ぶ"選挙権"が成人すれば与えられます。今回、当落の"落"の実態を知り、その権利の重さを、実感致しました。
小泉チルドレンとして自民党で活動してきた篠田陽介前議員。政治活動を続ける一方、生活費をどう稼ぐのか・・・ということで、
ご本人は今後、早朝の"青果市場"で働くことにし、奥様も派遣会社に登録したそうです。
その厳しい現実を乗り越えてまで次回選挙に出るということですから、よほどの志がある・・・と信じたいですし、そのような方には、また、活躍の場がめぐってくるといいですね。
11月29日放送のバンキシャより
http://www.ntv.co.jp/bankisha/banduke/2009/11/post-3.html

5778とはずがたり:2009/12/15(火) 01:19:13
農民一揆 衆院選を愛知15区の片隅から見て
http://www.news.janjan.jp/election/0909/0909049778/1.php
公共事業を農村にばら撒いても、潤ったのは土建業者だけで…
伊吹春夫2009/09/05

 8月30日の衆院選は、愛知県では15の選挙区すべてを民主党が独占し、自民党は第13区で大村秀章ただ1人が比例復活という、民主党の大勝でした。

 地元紙は9月1日の社説で「09審判・中部 政権変えた地方の願い」として、次のように書いています。 

 (引用)
 中部での自民党の惨敗は、他地域よりさらに深刻だった。世界不況の打撃をどこより受け、疲弊した農村部も多く抱える。
 政治に裏切られ、忘れられたこの地方の有権者の願いがこもる政権交代だ。(・・中略・・)自民党の地盤だった農村部では高齢化、過疎化が止まらない。農業のほかに収入はなく、所得も増えない。支持にこたえるべく、有効な手だてを打ってきただろうか。
 (引用終り)

 第15区の田原市でも、自民現職の山本明彦が、森本和義にこれほど負けると誰が予測出来たでしょう。山本は比例復活もならず落選となりました。要因は、多くのメディアが引用社説と同様のコメントをしています。

 筆者は、JANJANに「農家経済と後継者の実情」を書き、その冒頭で農家の経済事情を具体的に書きました。 

 今回は細部にこだわって再検討してみます。

 1.農村を襲った年金天引き
 後期高齢者医療制度が最も響いたのが農村でした。農業者は「収入」は少なく申告し、「支出」も最小限にして生きて来ました。その農村経済を直撃したのが「年金天引き方式」でした。

 「介護保険」「後期高齢者医療保険」「市県民税」と連発で高齢者が狙い撃ちされました。高齢農業者の多くが子息(勤労者)の扶養家族として記載され、農村家計は大家族主義で構成されていました。親子が別居して家計的に別々の生活をしていても、年1回の税務申告時に家族を認識して生きてきたのです。

 しかし「年金天引き」は、親子を完全に分離させ、家族内別居を強制し、農村家庭を破壊させつつあります。家計的にも、孫に出す「お小遣い」を節約せざるを得ず、「世代間のギクシャク」を増大させています。悲しい事ではありますが、孫が「お婆ちゃんを殺す」事件さえ起きました。

 選挙のたびに「農家の味方は自民党」と声高に叫んできたが、実態はその逆であったことを思い知らされたのでしょう。組織や利益団体は大切にするが、個人は票としか見てこなかった。選挙に勝つためには改革路線さえもあいまいにし、官僚主導から脱却できなかった自公政権の限界であったと思っています。

 2.公共事業で農家負担が増大
 自公政権は公共事業を農村にばら撒いて、農協ならぬ「農票支援」をしてきました。潤ったのは土建業者と一部の農業団体です。平成21年度田原市予算においても、農業基盤の整備576,483千円となっており、農業経営の活性化 61,857千円や環境保全型農業推進59,149千円などの10倍近い金額です。過去には土木作業に出て「日当」で潤った農業者も、公共事業の圧縮で、それはあてにならなくなりました。

 一方、農業の経営・構造改善と称した公共事業で、農家は多くの負担を強いられています。圃場整備事業においても、農地は1割減歩を条件とします。既に畜舎やハウス施設がある土地は圃場整備の除外地ですが、現地換地を受けるために金銭負担が生じます(圃場整備事業では換地が事業完了後の大問題で、これについては別記します)。

 綺麗に整備された農耕地や立派な舗装道路は、外部から見ると農業の近代化が進行している様に感じます。しかし、その裏には農家個々の多大な負担が隠されており、恩恵を受けたのは「土建屋サンだけ」というイメージが農村の細部に染み渡ってきました。

5779とはずがたり:2009/12/15(火) 01:19:37
>>5778-5779
 3.農地の集約で農業難民発生?
 水田中心の農政、しかも減反政策の行詰りは農村を壊しかけています。渥美半島のように水田稲作に依存しない農業地帯では、自公政権の農業政策は農家を納得させる事が出来ませんでした。

 4ha以上の農家には認定農業者とし補助金を出すが、小規模農家は集落営農にして20ha以上にまとまらないと補助金がもらえない。しかも原則は共同経営(財務担当者を決める)を想定している。それでは、農地を提供した多くの農家はどうするのでしょう。

 耕作放棄地の増加に業をにやしたのか、改正農地法では、農地の貸し手に年間15,000円の補助金を3年間支給するといいます。借り手は農業生産法人や農協です。借りた組織が経営ノウハウを持ち成功すればいいが、逆だと悲惨な事になります。

 作物は経営体が選定します。経営体に農業熟練者がいなければ、元地主の農家に作業を委託することになります。販売成績が上がらなければ、次々と作物を変更する事になりかねません。その結果、自己の農地に他人の指示で農作物を作らされる農家が続出し、経営が行き詰まれば借金だけが残る事になります。

 画期的な法改正と見る向きもありますが、余程しっかりした経営計画に基づかないと、農業難民が発生しかねません。

 筆者が知る限り、優良農地ほど貸し手は少ない。農地解放と公共買い上げのトラウマから抜け出していないからです。

 JANJANで何度も論述しましたが、「穂の国」発 農産物はいま(2)ブロッコリーの向こう側に見えるもの(2008.3.21)のように、協業化による近代化・コストダウンは、幾多の試みがことごとく失敗に終っています。これは中国や旧ソ連のような社会主義国でさえも成功例はほとんどありませんでした。

 協業体崩壊の経緯をつぶさに見てきた筆者は、渥美半島に難民テント村が出来ない事を祈る思いで見守っています。
    ◇ ◇ ◇
 (社説引用)
 ・トヨタなど自動車産業が多い愛知県は、世界不況の直撃で、雇用情勢の悪化ぶりは全国で最も深刻だった。派遣切りにあった労働者が施設に押しかけた。小泉改革の痛みに耐える地域といえる。
 東京で暮らす中央官僚、選挙ぐらいしか有権者に近づいてこない“大物”政治家たちに、この地方の現状は見えまい。
 ・「民主新人が当選しても霞が関とかかわりがなく役に立たない」と愛知県豊橋市長は発言したことがある。
 官僚主導からの脱却を目指す民主党政権になれば、自民党の国会議員を窓口に中央官庁に陳情する手法も変わらざるを得ない。
 自民系が支配的な県や市町村が多い地方行政と、民主党が圧倒的な地元国会議員との「ねじれ」もあろう。有権者が求める身近な政治のために、連携は欠かせない。
 (引用終り) 

 中央官僚の発想によるペーパー政策は、田原市のような豊かな農村でも大きな矛盾を抱えることになりました。支持母体だと思い込んでいた農協も内部反発を抱え、農業に支えられた地域の経済界から与党がこれほど信用を失っていたとは・・。新潟、長野、愛知と自民党が全敗した県は同じ構造だと思っています。

 参照(出典):
 ・09審判・中部 政権変えた地方の願い(中日新聞社説 09.9.1)
 ・平成21年度田原市予算の主要施策
 ・JA愛知みなみ組合員数 9,408人 (正組合員6,796人、准組合員2,612人)

5780とはずがたり:2009/12/15(火) 01:21:12
>>5778-5780
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[新規書込み] [一覧表示] [ツリー表示][51643] きれいな言い方をされていますが。
名前:鈴木博
日時:2009/10/01 23:52 >高齢農業者の多くが子息(勤労者)の扶養家族として記載さ
>れ、農村家計は大家族主義で構成されていました。親子が別
>居して家計的に別々の生活をしていても、年1回の税務申告
>時に家族を認識して生きてきたのです。

それって、子息が別居していても、親御さんになんら援助して
いないでも、税金や社会保険料の扶養にして、税金や社会保険
料の増額を免れていたってことでしょう?
それが、大家族主義というなら、実際に、介護する家族がいな
いで、社会でやってくれ、というのはとてもおかしい。

>しかし「年金天引き」は、親子を完全に分離させ、家族内別
>居を強制し、農村家庭を破壊させつつあります。

元々、別居していた形が実際の形になるだけじゃないですか。
ならば、その分だけ、親御さんに援助するのが、人の道じゃあ
ないんでしょうか。


ほ場整備事業は、土建屋さんにとって、とても儲からない事業
で、不況になるまでは、なかなか受け手が見つからなかったと
いうことをお忘れです。

減歩された土地を集積して、道路を造らせ、市に土地を買わせ
ようととんでもないことを考えつく、団体もありますな。

5781名無しさん:2009/12/17(木) 19:17:25
http://www.news-kushiro.jp/news/20091217/200912176.html
2009年12月17日 衆院選で20歳代の投票率に伸び・釧路市



  釧路市選挙管理委員会は、若者の投票率向上を重点課題としているが、8月30日に執行した衆議院総選挙では20歳代の投票率が48%を超え、最近行われた選挙ではかなり高い数字となった。ただ、政権交代が全国的な話題となった選挙だけに「まだまだ投票者全体の中では低い」と来年の参院選に向け、さらに若者への呼び掛けに取り組んでいく。

5782チバQ:2009/12/19(土) 00:10:08
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091216.html
2009/12/16の紙面より
政権交代(上) 「真夏の決戦〜衆院選」

保守地盤逆風はねのけ

大接戦を制して再選を果たし、こぶしを上げて支援者にアピールする赤沢氏=8月31日、米子市加茂町1丁目
 民主党が圧勝し、政権交代が実現した8月の衆院選。鳥取県内は1区、2区とも自民党前職が逆風をはねのけて議席を守り、保守地盤の強さをあらためて示した。

 「全国で最も早く当確が出たのが石破政調会長。一番遅かったのが私」。11月に県内3カ所で開かれた自民党の石破茂政調会長の政治資金パーティーで、鳥取2区を626票のきん差で制した同党の赤沢亮正氏は、1区で大勝した石破氏と自らを対比させながら大接戦となった選挙戦を振り返った。

 8月30日、米子市の選挙事務所に隣接する駐車場で開票状況を見守る赤沢陣営は、市町村ごとの得票数が明らかになるたび歓声に沸いた。郡部の多くで赤沢氏の票が民主党新人の湯原俊二氏を上回っていたからだが、テレビの当確はなかなか出ず、赤沢氏が万歳したのは午後11時近くになっていた。湯原氏は間もなく比例代表で復活当選した。

 2005年の郵政選挙で自民党への追い風に乗って初当選した赤沢氏にとって、今回は打って変わって逆風の選挙。2年前の参院選から続く有権者の党への不信感に加え、共産党が2区の候補擁立を見送るなど赤沢氏に不利とみられる要因が重なった。

 選挙期間中、日本海新聞などマスコミの世論調査の多くは湯原氏が赤沢氏をリードする情勢を伝えた。危機感を強めた赤沢陣営は後援会のメンバーらに支持の拡大を要請し、徹底した電話作戦を展開した。

 赤沢氏の「逆転」の兆しは選挙戦終盤になって幾つか見られた。その一つが、投票日前日に米子市の高島屋前で行った街頭演説。「必勝」の鉢巻きを締めた赤沢氏が「米子の皆さん、聞こえていますか」と声を振り絞って演説を始めると、予想以上に多くの聴衆が取り囲んでいた。

 陣営は特に動員をかけておらず、最終盤になって選挙事務所への出入りが増えた運動員らが自発的に声を掛け合って集まったとみていた。手応えを感じた陣営幹部の一人が「これがターニングポイントになるかもしれない」と話していたのが耳に残った。

 選挙後、結果について関係者に話を聞くと「組織力や1票を取りにいく執念で赤沢陣営が上回った」「終盤に湯原陣営が緩んだ」という点に集約された。しかし選挙期間中、調査結果などが頭に残り、情勢を読み切れなかった。

 衆院解散から40日の長丁場となった真夏の選挙を終え、選挙取材の難しさをあらためて実感した。


ミニクリップ
 鳥取県内小選挙区の結果 1区は石破茂氏(自民)が、奥田保明(民主)、岩永尚之(共産)、細川幸宏(幸福実現)の3氏を破り8回目の当選。2区は赤沢亮正氏(自民)が湯原俊二(民主)、甲谷英生(幸福実現)の両氏を破り再選、湯原氏は比例代表で初当選した。全県の投票率は75・07%。

5783チバQ:2009/12/19(土) 00:10:43
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091217.html
2009/12/17の紙面より
政権交代(中) 「攻守交代〜県関係国会議員は」

政府外“シャットアウト”

当選が確実となった候補者名に花を付ける鳩山由紀夫代表(右、当時)=8月30日、東京都港区
 衆院選投開票日の8月30日。民主党の開票会場では候補者名のパネルが当選を示す花で埋め尽くされた。一方自民党本部では空白が目立つ中、鳥取、島根両県の候補者名に並んで付いた四つの花が存在感を示していた。

 鳥取県は1、2区とも自民党が勝ち、島根や福井、高知と同じく「自民全勝県」となった。民主党圧勝の中のこの結果は「地元が求める政策実現の難しさ」という課題を、野党だけでなく選挙で結果を残せなかった与党議員にも投げ掛ける。

 「政府の役職は選挙に勝ってからだ」。衆院選で党の候補者が破れたことが響いたか党幹部にこう言われたという民主党の川上義博参院議員(鳥取県選出)。与党となった民主党は「政治主導」の名の下、政策決定の政府一元化方針を打ち出すなど、政府外の議員は事実上“シャットアウト”された。

 政府入りしなかった川上議員は、意見反映の場がないと見るや、高速道路や漁業の議員連盟を立ち上げ、他県議員とともに政府に訴えたほか、個人的に直接閣僚と面会するなど、地元要望実現の方法を模索する。

 個々の存在感を示す場が制限される一方、陳情を政務三役に取り次ぐには、地元の県連などを窓口に幹事長室を通すというルールが決められ、党の存在感は高まる。「政官業癒着の排除」などがルールの看板だが、12月9日、上京した民主党系の県議に投げられた副幹事長の言葉には「党勢拡大」がにじんだ。「鳥取、島根はまだまだ民主党の皆さんに大きくなっていただきたい。大きくなるよう種もまかないと」。

 これには自民党は怒りをあらわにする。石破茂政調会長(鳥取1区選出)は「与党時代は野党からの陳情も受けてきた。民主党になければその地域がどうなっても知らないという強権的な手法が本当に住民に支持されるのか」と批判した。

 その一方で自民党も党の存在感をどう示すか試行錯誤中だ。マスコミへの登場が減った分、インターネットで部会の様子を流したり、来年1月の党大会前日には一般参加可能なセミナーを開催するなど失地回復に躍起だが、政調会長就任時に石破氏が語った「与党時代の2倍も3倍も苦労するだろう」との言葉が現実のものとなって自民党に迫っている。

 県関係国会議員が存在感を示し、地元の要望を実現させようと奮闘する中で、鳥取の要望はどこまで実現するのか。公共事業費の削減など、小泉改革の影響で疲弊した地方が、政権交代のはざまでまたも割を食うことがないよう、県関係国会議員には党派を超えた実のある議論を求めたい。


ミニクリップ
 民主党が掲げる「政治主導」 民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で「官僚丸投げの政治から、政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ」と明記。政策決定を大臣、副大臣、政務官の政務三役に一元化することや、陳情窓口の党幹事長室への一本化、官僚の国会答弁の禁止などの方針を打ち出している。

5784チバQ:2009/12/19(土) 00:11:07
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091218.html
2009/12/18の紙面より
政権交代(下) 「直撃する余波」

山陰道事業凍結区間も

他県の知事と協力して馬淵澄夫国交副大臣(右)に高速道路整備の必要性を訴える平井伸治知事(右から2人目)=11月19日、国交省
 11月16日夕、鳥取県庁の応接室。穏やかに話していた平井伸治知事が、福田功・国交省中国地方整備局長の説明が終わると、ほおを紅潮させて声を荒げた。

 「急ブレーキをかけられた。思想が理解できない」

 福田局長が示した道路予算の2010年度概算要求額は、県内分で09年度当初予算比51〜63%。「山陰道は大変なことになる」。取材中、隣で傍聴していた担当職員の嘆きが聞こえてきた。

 民主党政権になり、矢継ぎ早に政策転換が打ち出された。地方にとって痛手は公共事業の削減だ。山陰道は事業凍結の区間もあり、完成は目標の17年度から5〜8年ずれ込む試算。鳥取市と岩美町を結ぶ国道9号・駟馳山(しちやま)バイパスは、峠を貫くトンネルの10年度着工が困難になった。

 「ますます取り残されてしまう。何年も待ったのに…」。地権者の一人、川島寿和さん(66)=鳥取市福部町=の言葉にならない思いが、取材する側にも伝わってきた。

 危機的な財政状況を考えると、公共事業を大盤振る舞いできる時代は終わった。しかし、県内では社会資本整備や雇用に期待の声が大きい。新政権が地方とどう向き合い、地域活性化の新しい道筋をどう提示するのか、まだ青写真は見えない。

 平井知事は遠くに視線を運びながら憂いをみせた。「不安を抱えたままの越年となる」

 補正予算を見直し、事業仕分けで概算要求の無駄を洗い出す新政権。「見直し」や「廃止」となった事業は、県内に関係するものも多く、自治体に戸惑いが広がった。

 「市民にどう説明したらいいのか」「財源がなくなれば正直きつい」−。職員から聞こえてきたのは腐心ばかり。現場に足を運び、現場の声を聞き、実情を理解した上での議論だったのか。取材はそんなことを問う繰り返しだった。

 予算編成の手順や内容も様変わりした。政治主導となり、中央省庁から情報が入らない。「全体像さえ見えず、あまりに不明確な要素が多い。自治体の予算編成も苦しい」。この1週間に走り書きしたメモを眺めると、そう打ち明ける県財政課職員の苦悩があった。

 政権交代の余波を取材して感じるのは、地方の期待は一変、失望に変わりかねない、ということだ。財源をひねり出した成果を実際の予算にどう反映させるか、首相の政治判断が試される。同時に、選択の先に何が見いだせるのか、住民自身が地域像をどう描くのか、自ら考える時期に来ている。



ミニクリップ
 補正予算の見直しや事業仕分けの県内影響 鳥取大学でのバイオ産業拠点施設は整備費が削られ、当初の大型ハコモノ計画を縮小。岩美農道や鳥取港の整備費、バス車両購入や鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」への補助金などが削減される可能性があり、農業共済の見直しによって農家の負担増も懸念される。

5785名無しさん:2009/12/21(月) 20:58:03
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000912210003
現在位置:asahi.com> マイタウン> 静岡> 記事

09 取材メモから (4)政権交代
2009年12月21日


参院補選の最終盤、気勢を上げる民主党国会議員ら。3連戦を経て議員数は急増した=10月24日、静岡市駿河区

 8月30日夜。静岡総局にいた先輩記者たちと総選挙の開票速報を見つめていた。


 午後8時の時報と同時に画面の中の民主党議席数がすさまじい速さで積み上がり、瞬く間に過半数を超えた。県内の8小選挙区も含まれていた。一瞬であっけなく終わった「政権交代」。そんな印象だった。


 県内では09年、政権交代と密接に絡んだ二つの大きな選挙があった。主戦場は8月30日の総選挙。それを挟むように、7月5日に「総選挙の前哨戦」と喧伝(けんでん)された知事選があり、総選挙の熱が冷めやらぬ10月25日には「信任投票」と民主党がうたった参院補選が行われた。


 三つの戦いが続いた数カ月の間に、民主党が政権与党への階段を駆け上る傍らで、従来の自民党の支持基盤がみるみる崩れ去っていった。「たまっていたマグマが知事選で動き出し、総選挙で噴き出した。参院補選は余熱で乗り切った選挙」。政権交代への期待を「マグマ」に例えて、ある民主党関係者は振り返る。


 従来の選挙と少しずつ様相が変わり始めたのは知事選からだったという。自民党の支持基盤だった各種業界団体からの接触が増えたからだ。


 民主など推薦の川勝平太氏と自公推薦の坂本由紀子氏の得票は、結果は1ポイント未満の僅差(きんさ)。しかし、川勝氏には、擁立を巡る迷走劇で出遅れるハンディがあった。それをはねのけ、選挙カーの上で「静岡から日本を変える」と絶叫した川勝氏は、政党色を懸命に隠した坂本氏に競り勝ち、自民党陣営に衝撃を与えた。


 その後、総選挙までの約2カ月間。「政権交代」を訴える民主党陣営が手応えを確かにする一方で、自民支持基盤の崩壊はさらに進み投開票日を迎えた。3区の柳沢伯夫元厚労相や8区の塩谷立文科相ら自民党の大物は、選挙区で30代の新人候補に敗れ、「変化」への期待が大きかったことが浮き彫りになった。


 参院補選では民主・自民両陣営の対比が興味深かった。民主・土田博和氏の選挙事務所の壁には、「建設業協会」「歯科医師連盟」と書かれた推薦書が数十枚並び、自民・岩井茂樹氏の選挙事務所の壁には空白が目立った。民主党県連の幹部は「これまでにないことだ」と驚きを隠さず、自民党陣営は「支援団体を回る人も足りない」と嘆いた。


 今回の政権交代は、単なる「追い風」や「逆風」が原因だったのか。それとも、従来の政治システムの行き詰まりに起因するのか。「これで本当の民主主義が根付くか。実はまだ分からない」。取材の中で何度もこのような言葉を聞いたのが印象的だった。(後藤遼太)


 ◇政権交代 7月の知事選では、民主党推薦の川勝平太氏が自民党推薦の坂本由紀子氏を大接戦の末に1万5千票差で下した。勢いに乗った民主党は総選挙で躍進し、県内3人だった衆院議員の数は9人にまで増えた。8小選挙区で全敗した自民党は、斉藤斗志二元防衛庁長官や柳沢伯夫元厚労相らベテランが引退。支持基盤の崩壊は食い止められず、参院補選でも公認候補の岩井茂樹氏は民主党公認の土田博和氏に敗れた。

5786名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:07
年末なので一年振り返り系の記事が増えてきました。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20091222-OYT8T01370.htm
ホーム>地域>高知
政権交代で風読めず 衆院選自民3民主0


業界団体の代表者から要望を聞く民主党県連幹部ら(11月8日、高知市内のホテルで)  「全国で唯一、高知だけが、民主党に比例復活当選さえ許さなかった」――。

 政権選択をかけた8月の衆院選。全国では、民主党が308議席を奪う大躍進を遂げ、日本に初の政権交代をもたらしたが、県内には別の風が吹き、小選挙区3議席を自民候補が独占した。12月12日の自民党県連臨時大会で、あいさつに立った山本有二会長は、現職3人全員が当選した〈地元完勝〉を強調して見せたが、政権交代という現実は県政界にも大きな波紋を広げており、会場には、焦燥感を感じる参加者もいた。

 政権与党となった民主党県連の新たな船出は、来夏の参院選を見据えた組織の立て直しから始まった。真夏の決戦からほぼ1か月が過ぎた9月27日の民主党県連臨時大会。党員拡大や地方議員増員を担う「県組織局」を新たに設けたほか、党幹事長室に陳情窓口が一元化されたことを受け「県戦略局」を新設。局長には、新たに民主党入りした参院議員の広田一氏が就任した。

 参院選に党公認で出馬する広田氏は就任早々、与党議員としての立場を生かし、自民党の支持基盤の切り崩しに動いた。かつて自民党の支持基盤だった業界団体からの陳情を受け付ける会合をスタートさせ、すでに推薦願を手に各種団体へのあいさつ回りも始めている。これまで100件を超える陳情が寄せられており、大石宗幹事長は「政権交代して以降は、とにかく人手が足りない」と“うれしい悲鳴”を上げる。

 業界団体の中には「政権交代は、初めての経験。今後どうなるのか予想もつかない」と戸惑いの声が上がる一方、「与党と協力関係にないと我々の政策要望は実現されない」「長年、自民党を応援してきたが、参院選での支援は全くの白紙」との声が上がり、自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

 一方、歴史的な大敗を受け、自民党県連は9月、党員、党友を対象に衆院選の総括や、今後、県連が進むべき方向性について問うアンケートを実施し、党本部からも注目された。

 党刷新をアピールするため、参院選候補を選ぶ予備選も初めて実施し、高野光二郎県議が公認候補に内定したが、党員の関心は低く、投票率も2割強にとどまった。党公認候補から外れた形の県連副会長で、前参院議員の田村公平氏は、無所属でも立候補する構えを崩しておらず、支持団体からは「このままでは分裂選挙になり、民主党に漁夫の利を与えることになる」と危惧(きぐ)する声も出ている。

 参院選には、共産党も元衆院議員の春名直章氏の擁立を固めており、4候補による激戦が予想される。衆院選で国民が下した審判は、今後、どのような波紋を広げるか。県政界は、かつてない激動の渦に巻き込まれている。

(畑本明義)

(2009年12月23日 読売新聞)

5787名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091223/CK2009122302000059.html
東京NEWS2009 <6> 衆院選 12区で太田さん落選
2009年12月23日

厳しい開票状況に目を伏せる公明党の太田昭宏代表=8月30日、新宿区の党本部で


 八月の衆院選による政権交代の象徴的場面の一つが、東京12区(北区、足立区一部)の公明党代表(当時)太田昭宏さんの落選だった。

 二〇〇〇年から続いた自公連立政権。〇三年の衆院選で、東京における自公協力の小選挙区に選ばれたのが12区だった。送り込まれたのは当時「公明党のプリンス」と呼ばれ、次期党代表と目されていた太田さん。

 今回の衆院選で民主党の小沢一郎幹事長(当時代表代行)は自公連携のシンボルとなっていた12区からの国替え立候補をにおわせ続け、公示一カ月を切った七月下旬になって、“弟子”の青木愛参院議員(当時)の擁立を発表した。

 公明党はもちろん、自民党も選挙対策本部を設置して組織選挙を展開。青木さんの選挙事務所には小沢幹事長の秘書が入るなど激しい選挙戦の結果、一万票差で青木さんの勝利となった。

 九月に代表を辞任した太田さんは党代表者会議議長となり、来年の参院選比例候補に。太田事務所は「この三カ月、ずっと地元回りを続け、地域の行事にも出させていただいている。十六年前、中選挙区(北板橋)で初当選したときから地元に軸足を置く活動は変わっていない」と話す。

 青木愛さんは衆院厚生労働委員会の理事として、厚生労働関係の全国からの陳情・要望の窓口を務める。事務所は「駅頭や地域への顔出しのほか、全国から殺到する陳情の判定をする毎日」と超多忙だ。

 次期衆院選は、自民党も独自候補擁立を迫られる。北区議会では「衆院選より区議選(一一年)の方が先になるのでは」との見方がもっぱらだ。

 同区議会関係者は「自民は過去三回の衆院選で小選挙区候補を立てず足腰が弱っているのは確かだが区議が十三人いる強みがある。一方、民主は次の区議選で五人しかいない区議の倍増を目指す。動きが具体化するのは区議選後ではないか」とみている。

     ◇

 衆院選投開票前日の八月二十九日夜。JR池袋駅前は熱気に包まれていた。駅東口で自民の麻生太郎首相(当時)が小池百合子さんの隣で声をからし、西口では民主の鳩山由紀夫代表が、江端貴子さんとともに「政権交代」を訴えていた。

 東京10区は小池さんが「刺客」として送り込まれ、民主が惨敗した前回郵政選挙を象徴する選挙区。この因縁の地で、政権を争う両党首がそろって「最後のお願い」に臨んだ。結果は江端さんが初当選を果たし、小池さんも比例で復活当選。そして、民主党政権が始まった。

 あれから四カ月。師走の同駅前にいた会社員男性(39)は民主に一票を投じた一人。「民主に期待してるけど景気は昨年より悪い。これから年末倒産もあるだろうし、(景気回復を)民主はどこまでやれるのかね」と厳しい表情で話した。

 (東京ニュース担当・中里宏、比護正史)

 <政権選択が問われた衆院選> 8月30日投開票され、民主党は単独過半数の241議席を大きく超える308議席を獲得した。都内25の小選挙区では、民主が前回の1議席から21議席に大躍進。自民は23議席から4議席に激減した。当時公明代表だった太田昭宏さんは、同党唯一の議席を失った。比例東京ブロックでは、17議席のうち民主が8議席獲得した。

5788とはずがたり:2009/12/23(水) 13:35:41
>>5786
どの団体でしょうかねぇ?
>自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

5789とはずがたり:2009/12/23(水) 13:44:14
sageてもた。。

5790名無しさん:2009/12/23(水) 15:01:02
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091223ddlk07070070000c.html
オフタイム:年末ワイド 衆院選で民主、小選挙区全勝=関雄輔 /福島
 ◇「風」か「地殻変動」か注目
 「これほど歩いたことは自分の選挙でも無かった」。8月の衆院選終盤、1区の民主党候補を支援したある無所属市議が振り返った。民主党が県内5小選挙区で全勝した衆院選。自民党の候補者らは集会や街頭演説で「逆風」「向かい風」と繰り返し嘆いたが、取材をする中、“風”だけでは説明できない変化も感じた。

 これまで政党と距離を保ってきた市町村議らが積極的に民主支援に動いていた。1区では、コスタリカ方式の解消を巡るしこりで、自民から民主支持に移った議員も複数いた。

 「もう公務員じゃないから思う存分やれる」と話したのは、郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」の関係者。前身の「大樹」は自民最大の集票マシンと呼ばれたが、民営化で決別。公務員時代は政治活動が制限されたが、今回は集会にも堂々と参加し、地方で弱いとされる民主を下支えした。

 農協や医師会へのインタビューでも、自民へのこだわりが薄れてきたように感じた。自民と親しかった首長の祝電が、民主候補の集会で紹介される一幕もあった。私自身、取材を担当した1区で、当初は盤石の組織を持つ自民候補が勝つと踏んでいた。しかし、次第に組織のほころびが目立つようになった。

 一方、民主の足元も固まっていない。政権交代後、県内で初めて独自候補を立てた20日投開票の相馬市長選では、現職の厚い壁を破れなかった。現職支持者の一人は、「当初は勝てないと思ったが、有権者は民主だから投票しているわけではないと分かった」と振り返った。

 来年以降も、参院選に知事選、統一地方選と選挙が続く。民主の候補者らは衆院選後、「地殻変動」という言葉を好んで使った。かつて「保守王国」と言われた福島県。今夏の出来事が一時的な風なのか、地殻変動なのか注目したい。

5791とはずがたり:2009/12/23(水) 15:32:30

’09現場から<1> 衆院選 自民の“牙城”のみ込んだ民主  問われる与党の真価
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091223/CK2009122302000067.html
2009年12月23日

歩行者デッキ開通式で、菅義偉氏(右)と並ぶ岡本英子氏(左)。衆院選では自民党の“指定席”を奪う形で初当選した=11日、横浜市内で
写真

 冷たい雨が降りしきる横浜駅東口。横浜市の神奈川区と西区を結ぶ歩行者デッキの開通式が十一日午前、行われた。西区を地元とする衆院2区の自民党衆院議員・菅義偉氏(61)と肩を並べ、民主党衆院議員の岡本英子氏(45)=神奈川区など衆院3区=は、テープにはさみを入れた。

 もともと3区の議席は、自民党前職の小此木八郎氏(44)が祖父の代から受け継ぐ“指定席”だった。それを今夏の衆院選で奪った岡本氏。式典での姿は、政権交代で政界の主役を自民党からもぎ取った今年の民主党を象徴していた。

 同市栄区選出の市議だった岡本氏が、ほとんど地縁のない3区の党候補に決まったのは二〇〇七年夏。「小此木ブランド」が浸透する地域の視線は冷たく、系列地方議員の足並みも乱れた。不利な条件に囲まれてのスタート。選対幹部は「最初は、勝てるとは夢にも思わなかった」と振り返る。

 しかし、早朝の街頭演説や小規模集会など地道な活動を続けると、ちらしが一日数百枚さばけるように。有権者の反応は徐々に良くなった。岡本氏は「(今年五月に)鳩山由紀夫首相が党代表に就任した時、有権者の“風向き”を感じた」と振り返った。

 八月の選挙戦本番でも有権者の熱気は上がる一方。見知らぬ人が続々と事務所を訪れ、手伝いを申し出た。街頭で「民主党」の文字を掲げれば人は次々と集まった。結果は十二万票以上を獲得。小此木氏に比例復活すら許さない圧勝だった。

 「民主党への期待もあるが、自民党ではもう駄目だと思う人が多かったのではないか」。岡本氏は、勝因をそう分析した。

 衆院選から三カ月余り。民主人気には陰りもみられる。その中、駅の朝立ちや小規模集会開催を続ける。「今までやったことを継続しなければ、力は衰える」

 岡本氏を含めた民主党の真価は、次の衆院選で問われることになる。 (中山高志)

    ◇

 新型インフルエンザの感染拡大、衆院選、横浜、川崎両市長選−。さまざまなニュースに揺れた二〇〇九年を担当記者が、その後の取材を交え、振り返った。

 <民主圧勝の衆院選> 衆院選県内18選挙区のうち、民主党は14選挙区で勝利し、残る4選挙区でも全員比例復活当選。前回の小選挙区全敗の雪辱を果たした。自民党は小選挙区でわずか3勝。比例復活も3人にとどまった。公明党も議席を失った。みんなの党は選挙区、比例復活合わせ2議席獲得。社民党も比例復活で1議席を保った。

5792名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20091223-OYT8T00796.htm
ホーム>地域>徳島
<回顧2009> 民主躍進3議席
衆院選


衆院選公示日、選挙カーから手を振る高井氏。念願だった選挙区初当選を果たし、政権交代を引き寄せた。(8月18日、上板町で)  政権交代が起きた8月の衆院選は、県内でも民主党が躍進した。1区の仙谷由人氏は大差で6選し、2区は高井美穂氏が念願の選挙区初勝利。3区の仁木博文氏も比例復活で初当選した。一方、自民党は比例も含めて4人いた衆院議員が2人に半減。与野党逆転で両党を取り巻く状況は大きく変化した。(松本航介)

 「何もないところから民主党を設立して13年。政権交代を実現し、県連は4人の国会議員団を擁するまでになった。感慨無量だ」。11月21日、徳島市内で開かれた民主党県連の定期大会のあいさつで、仙谷氏はかみしめた。

 衆院選後、仙谷氏は行政刷新相に抜てきされ、「事業仕分け」に奔走。高井氏は文部政務官と県連の新代表に就いた。秋に行った参院選徳島選挙区の候補者公募には、予想を大幅に上回る35人が応募。県連が窓口となる新しい陳情システムには、12月半ばまでに約150件もの要望が寄せられ、「これが政権交代か」と関係者も驚くほどの忙しさだ。

 しかし、一方で、周囲の戸惑いも続いている。自民、公明両党の議員が大半を占める県議会は9月以降、鳩山政権の政策に反発する意見書を相次いで可決。新陳情システムには、市町村から「我々の陳情は本当に国に届くのか」などの不安の声があがっている。

 陳情窓口「地域戦略局」の局長を務める中谷智司参院議員は18日の記者会見で「不安もあるだろうが、歓迎する声もある。実績を作り、疑問点を説明しながら、解消していくしかない。時間が大切だ」と語った。

               ◇

 「エラーを重ねて失点し、ポテンヒットすら打てずにコールド負けした」。自民党県連幹事長だった竹内資浩県議は振り返る。度重なる首相の交代劇。党本部内のゴタゴタ。衆院選を前に失点を重ねた。「自民党は本来の保守政治を忘れてしまった。だから自民も民主も違いがなくなり、『どっちも同じなら1度変えてみたらいい』となった。敗因はそれに尽きる」と悔やむ。

 県連組織の弱体化も深刻だ。県連を支えた党員は、ピーク時の1988年に約7万7000人いたが、今は約1万3000人。高齢化も目立つ。衆院選後、「国会議員の慢心もあり、地域支部の充実を怠ってきた」「若い人をターゲットに党員の拡大を」など反省の声が相次いだ。

 こうした事情が一因となって、最近の国政選挙で県連は苦戦を続けてきた。07年の参院選は、民主党候補20万票に対し、自民党候補は15万票。「郵政選挙」で大勝した05年の衆院選でも、比例では民主党16万票に対し、自民党は15万票で負けていた。04年の参院選も自民党候補16万票、民主党候補15万票で接戦。地殻変動は少しずつ進んでいた。

 県連は今、市町村単位の地域支部の充実を急いでいる。衆院選で3区の議席を守り、新会長に就いた後藤田正純氏は20日の県連の常任総務会で「来年の参院選に向けて態勢を整え、新しい自民党に変わっていきたい」と意気込んだ。

 24日で鳩山政権が発足して100日。両県連の模索が続いている。

(2009年12月24日 読売新聞)

5793名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20091223-OYT8T00925.htm
ホーム>地域>秋田
《道々09師走》風の行方と人の意志
政権交代
 自民党は8月30日、民主党の地滑り的大勝を許し、1955年の結党以来初めて、衆院第1党の座を明け渡した。「自民党への逆風」「民主党への追い風」――。政権交代が起こった今年、「風が吹いた」という表現を新聞で頻繁に目にした。

 政治家自身も「風」という言葉をよく使った。誰かが操っているわけではないのに、政治家はその行方におびえ、あるいは期待を寄せた。正体は何だったのか。

 「もう先生じゃないよ」。久しぶりに会った、ある自民党の落選議員は「先生」と呼んだ私をこう笑った。

 なぜ負けたのか。長年権力を握ってきたゆえのおごり、子ども手当など国民の“懐”に直接訴えた民主党の戦術――。これらの指摘はもっともだと話す。だが最大の敗因は自民党自身が小泉構造改革を総括できなかったからだと考えている。

 「小泉さんは国民に痛みを訴えたのに受け入れられた。自民党は変わったと、支持を得た」。安倍、福田、麻生政権で、改革路線の揺り戻しが起きたが、堅持すべきだった。いまだにそうした議論を行わず、軸足の定まらない党の姿勢に不満が募る。彼は来年の参院選も負ければ「自民党の発展的解消も仕方ない」と半ばあきらめかけている。

 「この時代に政治に携わるものとして、何をするべきなのか。自分の立ち位置はどこなのか」。自問自答しながら、選挙区を1人で歩き続けている。

 しかし、風はまた、うつろいやすい。

 「まだ3か月。見守ってほしい」。鳩山内閣の支持率低下を示す世論調査に、ある民主党衆院議員は、自らに言い聞かせるようにつぶやいた。

 来年度の予算編成では、衆院選のマニフェスト(政権公約)の大幅な軌道修正を迫られた。「税収不足もあったが、既得権益を破ることは想像以上に難しかった」との本音が漏れた。

 何より「鳩山首相の指導力不足に国民が気付き始めた」ことが気にかかる。米軍普天間飛行場の移設問題は日米関係に深い影を落とし、小沢一郎幹事長の強まる影響力に政府・与党内はきしみ始めた。

 来年は参院選が行われる。政治家はまた風の行方に気をもむだろう。しかし、風は人間の意志が動かしていることもまた、確かなことだ。風任せにせず、問題の所在と解決策を提示し、言葉を果敢に闘わせてほしい。記者として、その言葉に耳を澄ましたい。(伊藤徹也)

(2009年12月24日 読売新聞)

5794名無しさん:2009/12/24(木) 20:17:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091223-OYT8T01039.htm
ホーム>地域>島根
逆風バネ 自民王国死守<回顧09>
衆院選   


山陰道の斐川−出雲インターチェンジ間の開通祝賀式で同席した(左から)細田、竹下、小室の各衆院議員(11月28日、出雲市で)  民主党が大勝した8月30日の衆院選。島根の二つの選挙区では自民党が議席を占め「自民王国」を守った。島根1区で敗れた民主党の元県議、小室寿明氏(49)は比例選中国ブロックで復活当選。民主党はその勢いで「王国」の切り崩しを図る。来夏の参院選で、各党は再びぶつかる。(近藤修史)

 「古里を守る」。島根2区で4選した自民党の竹下亘氏(63)は、夏の選挙戦中、選挙カーや街頭で、こう繰り返した。集落単位のミニ集会にも顔を出した。ある県議は「1票差でもおかしくなかった。追い詰められていた」と振り返る。陣営は、そんな危機感をバネにした。結局、前国民新党幹事長の亀井久興氏(70)に約2万7000票差をつけた。

 島根1区では、前自民党幹事長の細田博之氏(65)が知名度を生かし、小室氏、共産党の石飛育久氏(31)らを抑えて7選を決めた。小室氏は比例選で復活当選し、民主党は、2000年に失った県内議席を9年ぶりに得た。

     ■ □

 民主党は選挙の後、活発に動いた。民主党県連は、国への要望を業界などから聞き取る「2010民主政策・予算チーム」を結成。小室氏が代表に就き、約1か月で業界団体など約50か所を回った。

 団体の多くは自民党を支援してきたが、政権交代で軸足を移す気配も出始めた。民主党県連幹部は「団体幹部の態度が変わった」と切り崩しに力を入れる。

 自民党は、こうした動きをけん制する。これまで通りの支援を求め、自民党県連幹部らは年末、業界団体を巡った。県議会では、自民党議員連盟が、国への陳情受け付けを民主党幹事長室が一元化する新ルールに反対する意見書を提案し、可決させた。

     □ ■

 山陰道の斐川―出雲インターチェンジ間が開通した11月28日午後。出雲市内の体育館での祝賀式で、あいさつを終えた自民党の青木幹雄氏は舞台奥の出口に気付かず、1メートル余り下の客席前に飛び降りた。出席者は、75歳の健在ぶりに驚いた。

 青木氏は、来夏の参院選で改選を迎える。自民党県連の選挙対策委員会が来年1月半ばにあり、県連幹部は「とにかく出てもらいたい」とする。

 共産党は今月、石飛氏の参院選への立候補を発表した。民主党なども候補者擁立を急いでいる。

 私たちによりよい暮らしをもたらすのは誰か、再び選ぶ機会が訪れる。

      ◇

 年の瀬を迎えた2009年。この1年、県内で起きた出来事を、記者のノートから振り返る。

(2009年12月24日 読売新聞)

5795名無しさん:2009/12/24(木) 20:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091224/CK2009122402000121.html
【群馬】
<取材メモから2009> 真夏の決戦 衆院選 自民に手痛い報い
2009年12月24日

群馬3区で初当選を果たし、支持者と抱き合って喜ぶ民主党の柿沼正明氏(中)=8月30日、太田市で


 政権をかけた真夏の決戦。取材で最も気になったのは、民主党の看板公約「子ども手当」への自民党の批判の仕方だった。

 子育て支援策として有効性や必要性は認めながら財源的に無理だという批判は、一理あると思った。事実、新政権は予算編成で苦しんでいる。

 しかし、強く違和感を覚えたのは「国がお金を配り、子どもを生んでもらうのはいかがなものか」と、必要性自体を否定する姿勢が散見されたことだ。

 ささいな問題と思われるかもしれない。ただ、私が重要だと思ったのは、こうした施策を望む人がいることへの認識が欠けていると感じたからだ。

 また、選挙戦を通じて自民党陣営からよく聞いたのが「誰と戦っているか分からない」というぼやきだった。かつてない選挙運動を展開し、街角で会った有権者の反応は悪くない。それなのに、マスコミなどの世論調査は芳しくなく、途方に暮れている感じだった。

 今振り返って思うのは、自民党が戦っていたのは民主党ではなかったのではないか、ということ。あまり目を向けてこなかった国民一人一人と戦っていたのではないか、ということだ。子育て支援策への姿勢にもそれが表れていたように思う。

 八月三十日、民主党が圧勝し、政権交代が起きた。保守王国、自民王国と呼ばれた群馬でも、ベテラン候補が次々と落選し、“王国崩壊”となった。

 新政権は今、公約を実現する難しさに直面している。過去の政権がしなかったことを公約に掲げた以上、越えなければならない壁だろう。

 来年夏には参院選がある。民主党が公約に期待する国民にこたえられるか、対する自民党が国民との関係をどう築くのか、注視しているのは私だけでない。 (加藤益丈)

5796名無しさん:2009/12/24(木) 20:42:13
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091224ddlk34040320000c.html
広島この一年:/7 衆院選 /広島
 ◇保守王国一変、民主に風 政権交代に関心集まる
 政権交代の旋風が県内でも吹き荒れた−−。民主党の圧勝で鳩山政権が誕生した8月30日投開票の衆院選。岩盤とも称される厚い保守地盤に支えられた広島でも、政界の潮流が激変する結果となった。

 衆院選前までは、七つある小選挙区のうち、6区の国民新、亀井静香氏を除く6選挙区を自民党が占めていた。ところが、今回、自民党が議席を守ったのは1区の岸田文雄氏のみ。残りは、新人2人を含む民主党が5議席を自民から奪還、国民新党が1議席を守った。

 小選挙区の県内の投票率は、69・32%と、96年の小選挙区・比例代表並立制導入後では最高だった。政権交代が起きるかどうかに有権者の関心が集まり、郵政民営化の是非が大きな争点となった前回選(05年)の投票率を1ポイント近く上回った。

 民主党は「政権交代」を前面に訴え、鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行(当時)ら幹部が続々と来広した。選挙戦終盤でも、街頭演説や決起集会などで新人や前職議員らの応援に立ち、勢いを加速させた。これに対し、自民の候補者たちは、連立与党を組んでいた公明党との連携を強化。実績や「政権担当能力があるのは自分たちだ」などと訴えた。自民の前職らは、置かれた状況を「暴風雨」「土石流」などと例えた。それほど、有権者の「怒り」は強かった。

 比例代表の中国ブロックでは、民主党の得票数が都市部だけでなく、江田島市、安芸太田町、大崎上島町、世羅町を除く19市町で自民の得票を上回り、「第一党」に返り咲いた。また、民主党とともに共産党も票を伸ばした一方で、与党を形成していた自民、公明の両党は大きく票を減らした。さらに、社民と国民新も「自民か民主か」の政権選択争いの影に埋没した。

 民主党政権の誕生から約4カ月。来夏には、有権者が審判を下す参院選が控えている。

 ◇来夏は参院選、有権者の審判は
 真夏の決戦となった衆院選。選挙戦最終日の8月29日、私が担当した選挙区で選挙活動を終えた民主と自民の公認候補者にそれぞれ選挙戦の感想を尋ねた。民主候補者が「熱い、熱い戦いだった」と話したのに対し、自民候補者は「憂うつな選挙戦だった」と振り返った。対照的だった。

 果たして、民主が躍進し、強固な地盤を引き継いだはずの自民前職らが落選。官房長官や党幹事長など要職を歴任した中川秀直氏がかろうじて比例で復活するなど、県内政界の勢力図が大きく塗り変わった。多くの無党派層、さらに自民支持層が「一度は政権交代があってもいいのでは」と、民主候補に一票を投じた結果だろう。

 毎日新聞社の最近の世論調査では、9月の発足直後に77%あった鳩山内閣支持率は、55%にまで下がった。鳩山政権の政策がぶれていることに、市民が不安を感じているのだろう。来年夏の参院選では民主政権への審判が下される。小手先の選挙対策ではなく、将来の日本の進路を示す論戦を望んでいる。【加藤小夜】

5797名無しさん:2009/12/24(木) 21:41:13
>>5787
埼玉6区が顕著なんだが、公明候補がいたところは
自民の足腰がものすごく弱るんだよね

5798チバQ:2009/12/25(金) 21:53:28
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5799チバQ:2009/12/25(金) 21:57:15
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000912250005
09回顧(6) 民主圧勝その後
2009年12月25日

 全国的に「民主圧勝」となった8月の総選挙を取材中、五所川原市内で印象的な光景に出くわした。リンゴ畑の一角に、民主現職の顔写真などが載ったポスター。農家が場所を提供したのだろう。県を代表する農産物のリンゴと、農家の所得補償を公約に掲げる民主。政権交代への農家の期待の大きさを感じ、自民王国青森にも「変化」が訪れる兆しと受け止めた。


 だが、結果は全国的な流れとは異なり、4小選挙区のうち五所川原市を含む1区以外は自民に敗れた。比例票は民主の約33万9千に対し自民は約23万2千と、10万票以上の差をつけたにもかかわらず、だ。候補者個人への支持は、まだ自民に及ばなかった。


 県議会でも、民主は自民の会派に比べて少数派。「国政は与党、県政は野党」。そんな位置付けの中、県内の民主党関係者は政権交代を背景に、自らの「存在感」を高めようと動き始めている。


 今月3日、民主党県連の田名部定男幹事長ら4人が青山祐治副知事のもとを訪れた。鳩山政権は、自治体が官僚に直接陳情するのを認めず、県連や総支部を窓口にして党本部に取り次ぐ新ルールを設けた。そこで県連などは県や市町村の要望に優先順位を付けるため、「意見交換の場を設けよ」という要求を突きつけに行ったのだ。


 意見交換会は18日後の21日にあった。だが、国の予算編成のスケジュールなどから、県連はこの日を待たずに37の要望項目を党本部に伝えた後というちぐはぐさだ。


 会議中、所用で退席しようとした蝦名武副知事を山内崇県議が足止めし、「もう少し早くこういう機会を」と訴えた。「私どもは県政では必ずしも与党と言われているわけではない。どちらかというと、野党という言われ方をしているわけで……」と吐露しつつ、「要望の優先度には我々としても配慮していかなければならない部分がある」。民主をもっときちんと扱ってほしいというメッセージだ。


 政権交代と新ルールの導入で、県連への陳情などは盛んになったという。だが、県連幹部は「県内の首長らの対応は変わっていない。自民の方ばかり向いている」とみる。


 自民党の山内和夫・県連幹事長も「これまでもいろいろな職域から要望などを受け取っていたし、それは今も変わらない」と認める。そのうえで、「(民主党は)マニフェストで訴えたことですら変わってきている。要望しても最終的にそれがどうなるのか先が見えない」と批判する。


 新ルールには、首長らも気がかりな点があるようだ。ある首長は民主党県連への陳情後、「どういう形で反映してくれるのか。不安はある」と答えた。民主党県連の幹部は「政権の座についていざ金庫を開けたら、金がなかったということ。財政事情が変われば、見直しは当然出てくる」と弁明するが、国民はどう評価するのか。


 来夏の参院選に向け、04、07年の青森選挙区で2連敗を喫した自民党県連は今回、候補者を公募し、県内各地で街頭演説会を開いている。民主党県連は総支部に推薦者を上げてもらい、来年1月8日の常任幹事会で候補者を決めるという。候補者選びに関しては自民の方がオープンに見え、「攻め」の姿勢が目立つ。


 国の来年度予算の編成も本格化している。民主、そして地元の県連はそれらの中でどのような存在感を示せるのか、真価が問われる。(大西史晃)

5800とはずがたり:2009/12/25(金) 23:39:57
>>5798
>対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。
今回の衆院選の2大戦略ミスがこいつと長崎でしょうな〜。

5801神奈川一区民:2009/12/25(金) 23:45:57
>>5800
おっしゃる通り。長崎氏も橋本氏も、渡辺氏に誘われたのに
断ったんですよね。山内康一氏の判断はもっと評価されても
いいと思いますよ。

5802とはずがたり:2009/12/25(金) 23:54:12
特に東海と近畿の惨敗した小泉チルドレンどもは死んでも死にきれない程後悔して欲しい所です。

5803神奈川一区民:2009/12/26(土) 00:03:52
>>5802
おっしゃる通り(笑)。そこが小泉チルドレンが残念なところです。
政治センス、ゼロ。民主党の新人も小泉チルドレンのようにならない
ように。しっかり、勉強して欲しいです。

5804とはずがたり:2009/12/26(土) 00:13:01
一区民さんの嫌悪する(俺も或る程度批判的な)軍隊式の小沢学校も一応本気に,真剣に,それを心配しての事だとは思うんですけどね>小泉チルドレンのようにならないように

1回生は雑巾掛けみたいな下らない日本的上下関係で抑えつけるのはどうかと思いますが,まあ小沢式の選挙戦術を基礎として叩き込んで貰うのも,舞い上がって4年間無為に過ごすよりはマシかなとは思います。

徐々に仕分け人みたいな陽の当たる場所への登用もしてあげたいところです。

5805名無しさん:2009/12/26(土) 00:19:15
とはいうものの、他のブロックでは、3区中山より低い惜敗率で復活している人もいるし
復活できなかったのは、比例定数や他の選挙区の結果によるところもある

1区田村も、民主追い風とはいえ支持層を大二郎と争う中ではさすがに厳しかった
これで都会なら、共産がいても勝てたかもしれないが、高知では・・・

衆院議員不在は痛いが、そこまで悲観することもないというか
別に自民が強いというわけではない

もう少しいいタマをそろえれば、意外に勝機は早く来る、とも思う

5806名無しさん:2009/12/26(土) 12:24:28
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20091226ddlk19040219000c.html
09年:振り返って/下 /山梨
 ◇衆院選、民主が全選挙区制す 自民国会議員ゼロ−−8月
 第45回衆院選が8月30日、投開票され、1区は小沢鋭仁氏、2区は新人の坂口岳洋氏、3区は後藤斎氏が当選。民主党が県内全選挙区を制した。自民党系候補が県内の衆院選挙区で議席を獲得できなかったのは初めてで、参院も含めて県内に同党所属国会議員はゼロとなった。

 投票率は74・29%。96年の小選挙区制導入以来、最高だった前回05年の71・31%を上回り過去最高となった。

 新政権では小沢氏が環境相に就任。県選出議員の入閣は97年の堀内光雄氏(通産相)以来となった。

 ◇県内初の裁判員裁判 「不安と戸惑いの3日間」−−10月
 県内初の裁判員裁判が10月20日、甲府地裁で始まった。審理されたのは甲州市で6月に起きた殺人未遂事件。60歳の男性が無理心中を図り、同居の母を刺したとして起訴されていた。裁判員6人と補充裁判員2人が3日間の審理に参加した。

 同地裁は10月22日、男性に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。記者会見した裁判員は「不安と戸惑いの3日間で、たくさん涙を流した」などと感想を語った。

 その直後、同27日には韮崎市で6月に起きた強盗傷害事件で2例目の裁判員裁判が同地裁で開かれ、29日に懲役9年の実刑が言い渡された。

 ◇北杜初の名誉市民・平山郁夫さん死去−−12月
 日本画の大家・平山郁夫さん(79)が12月2日、死去した。

 平山さんは04年7月、義兄の別荘があった北杜市長坂町小荒間に「平山郁夫シルクロード美術館」を開館し、自身の作品のほか40年以上にわたって収集してきたシルクロード周辺諸国の美術品などを収蔵していた。同市は05年10月、地元の文化・教育・観光振興への貢献をたたえ、平山さんに初の名誉市民の称号を贈っている。

 今年5月には自身が講師となって市内の小学生を対象に絵画教室を開催するなど、地域住民にも親しまれており、多くの市民から追悼の声が聞かれた。

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 ◇今年下半期の県内の主な出来事◇
 (肩書、年齢はいずれも当時)

 ◆7月

 1日 富士山山開き。残雪で12年ぶりに登頂できず。

 8日 笛吹市の廃棄物運搬・処分会社がごみの中から大量の1万円札(165万5000円分)を発見。持ち主は現れず、同社は10月に全額を地元自治会などに寄付。

26日 夏の高校野球山梨大会で山梨学院大付が優勝。9年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決める。

29日 韮崎市穴山町で、今年1月から行方不明になっていた男性の遺体が発見される。その後、元板金塗装業の男(47)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆8月

14日 山梨学院大付、甲子園の初戦で県岐阜商に6−14で敗れる。

30日 衆院選。県内全3選挙区で民主党が勝利。

 ◆9月

16日 鳩山内閣発足。山梨1区選出の小沢鋭仁氏が環境相として入閣。

21日 富士河口湖町の民宿に侵入したとして、富士吉田署が男を住居侵入容疑で逮捕。就寝中の女性客に睡眠薬を飲ませてわいせつ行為をしたなどとして準強制わいせつ罪などで起訴され、現在公判中。

 ◆10月

 7日 駐車場でのトラブルで傷害罪に問われた被告に、甲府地裁が無罪判決。

 9日 笛吹市石和町松本の住宅で火災。兄妹4人が死亡。

22日 県内初の裁判員裁判で、母親を刺して殺人未遂罪に問われた長男(60)に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決。

 ◆11月

 3日 都留市でスナック従業員の女性(49)が刺殺される。経営者の男(60)が殺人罪で起訴された。

 8日 甲斐市のスナックで、経営者の女性(68)が刺殺される。客の男(61)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆12月

 2日 北社市の名誉市民でもある日本画の大家・平山郁夫さんが逝去。

 5日 ヴァンフォーレ甲府が今季最終戦。J1昇格ならず。

5807名無しさん:2009/12/26(土) 13:24:49
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5808とはずがたり:2009/12/26(土) 15:09:45
>>5805
前回も保守地盤で善戦した中山女史には此処は復活して欲しかった所でした。愛媛1区,高知1区辺りは惜しかったです。

5809チバQ:2009/12/26(土) 22:32:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20091226/CK2009122602000093.html
ちばニュース<2> 真価問われる“与党2年目” 民主党圧勝
2009年12月26日

候補者の当選を喜ぶ民主党県連の長浜博行代表(左)と河野俊紀幹事長(右)、連合千葉の黒川悟会長=8月30日深夜、千葉市で


 「風が吹くどころじゃない。房総半島の地殻変動だよ、これは」。今年の流行語大賞「政権交代」が実現した八月三十日深夜から翌三十一日未明にかけ、千葉市内の民主党県連で衆院選の開票速報を伝えるテレビを見ながら、県連代表の長浜博行氏の声はいつになく熱を帯びた。

 県内十三小選挙区の勝敗は、「小泉旋風」が吹き荒れた前回選の一勝十二敗から十一勝二敗へと大逆転した。大臣との接戦の末に敗れた二候補も比例復活を果たし、さらに比例単独で二人が当選。普段はひょうひょうとした語り口の長浜氏が、興奮を隠せないのも無理はなかった。

 安倍−福田−麻生と一年ごとに首相が代わった自民党への逆風を、民主党は追い風として受けた。政治献金問題で小沢一郎氏が五月に党代表を辞任し、鳩山由紀夫氏が新代表に就任。衆院選で唯一のマイナス要因も消え、街頭で活動する民主党の候補者たちは「(有権者から)好意的な声しかかからなくなった」と口をそろえた。

 代表代行に就任した小沢氏は選挙担当として、県内でも特定郵便局長会や農協などと接触し、旧来の自民支持勢力の取り込みや切り崩しに成功。高まる政権交代への期待を背景に、「自民王国」の房総半島郡部でも猛烈に追い上げた。

 首長選でも、三月の知事選こそ推薦候補が敗れたものの、六月の千葉市長選では民主市議だった熊谷俊人氏が、現職市長としては全国最年少で当選。米国のオバマ大統領のように「若さ」や「変革」といったイメージで都市部の有権者を引き付けた。

 順風満帆に思える民主党だが、県連は一気に衆院議員十五人を抱える“大所帯”に膨れ上がった反動に悩まされている。十一月の市川市長選では候補者の一本化に失敗し、民主系の三人が立候補を表明。県連の指導力不足を露呈した。

 来夏の参院選では、県連の候補者公募に三十六人が応じ、既に面接も終えた。しかし、現職の広中和歌子氏の意向は確認できておらず、県連幹部が「公募は時間稼ぎ」と漏らす始末。候補者の決定は、すんなりといきそうにない。

 衆院選翌日、長浜氏は「達成感よりプレッシャーの方が大きい。評価される対象になり、これからが大変」と話した。それでも、今年いっぱいは“初心者マーク”付きの政権与党という雰囲気だった。参院選を控える来年は、有権者のより厳しい視線にさらされることになる。 (小林孝一郎)

5810チバQ:2009/12/26(土) 22:33:06
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912250003
09振り返って/衆院選
2009年12月26日


初めて小選挙区で勝利し、支持者らと万歳をして喜ぶ民主の川内氏(右)=8月30日、鹿児島市

 8月30日夜。テレビの開票速報は、次々に全国の民主候補の「当選確実」を伝えた。流れるテロップを眺めながら、2005年の郵政選挙では自民候補の名前ばかりが流れていたことを思い出した。
 全国的に自民には強い逆風が吹き荒れたが、集会や演説会の熱気は民主をはじめとする野党陣営とさほど変わらないように感じた。選挙取材は「自民王国・鹿児島」を肌で感じる日々だった。
 小選挙区制導入以降、鹿児島で民主候補が自民を相手に勝ったことはない。当初は「今回もそうではないか」と思っていた。だが、取材を重ねていくうちに、これまでとは違う無党派層のうねりのようなものを感じた。
 「マニフェストで子ども手当を出すと言っているから」「高速道路が無料化されると助かる」。百年に一度の大不況と言われた今年。県民が口にする新政権への注文はどれも生活と直結する切なるものだった。一向に上向かない停滞した経済状況に加え、選挙を経ずに首相をころころと入れ替えるなど、おごりが見えた自民党政権を打破してほしいという思いが見て取れた。
 「自民の誰が首相になっても一緒。何も変わらない」「いっどどま、民主党に」。こんな声をたくさん聞いた。
 あれから約4カ月。政権交代の余波は県内にも押し寄せている。公共工事の見直しで鹿児島市の二つの国道整備事業が「凍結候補」に挙がった。奄美市のおがみ山バイパス事業も着工延期になった。
 「政権交代してから道路事業費の確保は危惧(き・ぐ)している」と鹿児島市の担当者。県内大手企業の幹部は「下りるはずだった補助金が凍結された」と口にした。また、天文館の飲食店主は景気が上向かないとぼやく。「相変わらず人が少ない。変わると思ったのに、何も変わらなかったよ」
 1区で当選した民主の川内博史氏は「マニフェストで約束した政策を実現したい。その先頭に立つ」と約束した。雇用対策、農業振興、公共事業……。課題は山積みだ。
 県民や国民の思いを背負って実現した政権交代。「国民との契約」であるマニフェストがどこまで守られるのか。県民生活にどんな影響を及ぼすのか。細かく取材し、日々伝えていかねばならない。
(三輪千尋)

5811名無しさん:2009/12/28(月) 21:25:12
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000912280007
現在位置:asahi.com> マイタウン> 佐賀> 記事
業界頼み「時代錯誤」 総選挙で民主躍進
2009年12月27日
当選を決め支持者とハイタッチする原口一博氏。新政権では総務相に就いた=8月30日、佐賀市神野東4丁目の事務所
当選を決め喜ぶ大串博志氏。新政権では財務政務官に就いた=同市久保田町の事務所
 衆院選投開票日の8月30日夜、当選した民主党候補2人の事務所は沸き上がった。
 原口一博氏(佐賀1区)は「私たちはこの手で歴史の扉を開いた。政権交代の船出です」と述べ、支持者とハイタッチ。大串博志氏(佐賀2区)は同級生に肩車され、「保守地盤の地域でみなさんと戦ってきた成果が表れた」と喜んだ。半月後、原口氏は総務相、大串氏は財務政務官に就任。2人は政権中枢のプレーヤーとして、今月25日に閣議決定された政府予算案づくりにも加わった。
 「四面楚歌(しめんそか)の中、自民の王国を少しずつ崩し、ついに佐賀から大臣を出すところまで来た」。内閣が発足した9月中旬、園田泰郎・同党県連代表代行は感慨深げに語った。
 元民社党県連委員長の園田氏は、新進党に合流後の15年間、原口氏と二人三脚で県内の「非自民勢力」結集に努めてきた。今回衆院選で自民による県内3選挙区独占を突き崩した。07年参院選で自民党の21連勝を阻んだ川崎稔氏(佐賀選挙区)も含め、県内選挙区選出の民主党国会議員は3人。一方、自民党は保利耕輔衆院議員(3区)、岩永浩美参院議員(佐賀選挙区)の2人(比例復活を除く)。民主は佐賀でも初めて「国政第一党」となった。
 勢力交代は、比例区での得票でも明らかだ。民主党は最多の20万2683票(得票率40・63%)を集めてトップ。現行の小選挙区比例代表並立制が導入された96年以来4回連続で1位を守ってきた自民ですら、一度も得たことのない得票数だ。前回05年から3万4千票も減らし、得票率32%にとどまった自民との「王座交代」は際だった。
 背景には自民支持層のほころびがある。正組合員6万人を擁する県内4農協の政治団体・県農政協議会は自民推薦を決めたが、約90ある支部から意見集約する過程で、少なくとも4支部は自民でまとまらなかった。「異論ゼロがあたりまえの農政協では『事件』。面従腹背の人はもっといたはず」(農協幹部)。
 2区では、農協組合長自ら自民候補の選対本部長に就いてテコ入れしたが、朝日新聞社の世論調査では農林漁業者層の4割が「民主候補支持」と回答。神埼市の農家男性(48)は「私は独立した経営者。どの党がいいか自分で選ぶ。組織の押しつけなんて時代錯誤も甚だしい」と話す。
 予算での見返りを期待し、業界団体が一致団結して「利益代表」の自民党候補に票を集めるという従来の「保守王国」の流儀では、今の閉塞(へい・そく)状況は打ち破れない――。そんな有権者の気分が、「政権交代期待層」の受け皿として台頭した民主を佐賀でも躍進させた、といえそうだ。
 9月、自民県連の衆院選総括会議。地域支部長らから「政権の座にふんぞり返ってきた結果」「国民の思いと政策が乖離(かい・り)している」と厳しい意見が続出。県連は「再生委員会」を立ち上げ、改革を始めた。選挙プランナーを迎えて12月26日に開いた2度目の委員会。福岡資麿県連会長は30人の委員に呼びかけた。「民主政権がつまずいているのに、自民には求心力が出て来ない。どう選挙に強い組織にしていくか考えてほしい」
 来夏には参院選が控える。民主が地歩を固めるか、自民が巻き返すか。ほかの各党は存在感を示せるか。民意をとらえる競争はもう始まっている。(市川雄輝)

■衆院選・佐賀3小選挙区の得票
◇1区
[当] 96618 原口 一博50 民前〈社〉〈国〉
    75475 福岡 資麿36 自前〈公〉
     1568 木場  健35 諸新
◇2区
[当] 86098 大串 博志44 民前〈社〉
[比当]79243 今村 雅弘62 自前〈公〉
     2119 牧原 正朗36 諸新
◇3区
[当] 93681 保利 耕輔74 自前〈公〉
    30346 柳瀬 映二55 社新〈民〉
    24529 広津 素子56 み前
    10142 瀬戸 雄也30 共新
     2233 橋山 穂波48 諸新

※投開票日(8月30日)現在の満年齢。四角囲みの政党は推薦。[比当]は比例区での当選

5812チバQ:2009/12/31(木) 15:16:58
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5813名無しさん:2009/12/31(木) 15:26:50
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5814チバQ:2010/01/14(木) 23:22:46
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100113ddlk02010057000c.html
県選管:昨夏衆院選、報告書公表 運動費用平均696万円 コンビニで節約も /青森
 県選挙管理委員会は12日、政権交代をもたらした昨年8月の衆院選の選挙運動費用収支報告書を公表した。真夏の選挙で飲料代などがかさんだが、支出額に上限があるため、コンビニエンスストアで弁当を安くしたり、事務所費を節約するなどして切り詰めていた。しかし、政党支部などからの収入がない候補者は自己資金を充当せざるを得なく、組織的支援のない候補者の厳しい懐事情がうかがえる。【矢澤秀範】

 公職選挙法は選挙運動費の支出に上限を設けており、衆院選は選挙区の有権者に15円をかけ、固定額1910万円を足した金額になっている。昨年の衆院選は、青森1区が2432万円▽2区2275万円▽3区2304万円▽4区2378万円だった。

 報告書によると、支出額のトップは大島理森氏(自民)の1905万円で、木村太郎氏(自民)の1509万円、田名部匡代氏(民主)の1417万円と続いた。16候補者の平均は696万円で、計約2000万円が公費負担額だった。

 いずれも大部分は人件費と事務所費に費やされ、1食の上限が1000円の弁当をコンビニで安く買う候補者が多かった。事務所費では、54万円で最少の吉俣洋氏(共産)が党県委員会に置いて浮かせるなどしていた。

 真夏の選挙だったため、飲料代に加えて保冷剤やタオル、日よけのサンバイザーなどの購入に充てられたのも特徴。長期戦を戦い抜くため、のどあめや栄養ドリンクを買った候補者もいた。また、選挙区が広いため、ビジネスホテルを利用する候補者もいた。選挙カーの燃料代や選挙ポスター、演説会用の看板などは公費から支出された。

 収入には、政党支部や団体、個人からの寄付のほか、候補者本人の自己資金も充てられた。横山北斗氏(民主)と中野渡詔子氏(同)を除く民主、自民の公認候補者は、500万円以上を「軍資金」として受け取り、他は自己資金を充てていた。自民党本部の公認が得られなかった津島淳氏は自己資金1000万円を投じており、無所属で国政選挙に出るハードルの高さをうかがわせた。

 供託金は衆院選小選挙区で300万円、比例代表で600万円で、小選挙区は有効投票総数の10分の1の得票がなければ没収され、公費も適用されない。県内では昨年、7人が供託金没収となった。

 今夏の参院選は、選挙区が全県1区となる。07年参院選では、1候補者の支出上限額が3918万円で、今夏も資金力が問われそうだ。

5815チバQ:2010/01/14(木) 23:23:22
==============

 ◇衆院選小選挙区候補者の収支◇
 (単位・万円)

選挙区 候補者        収入   支出 支出内の公費負担額

1区  横山北斗 (民主) 501  650       205

    津島淳  (無属)1414 1039       202

    升田世喜男(無属) 669  878       209

    渡辺英彦 (社民) 550  405         0

    吉俣洋  (共産)  54   54         0

    上田一博 (諸派) 518  201         0

2区  江渡聡徳 (自民) 700  526       248

    中野渡詔子(民主) 706  860       185

    熊谷ヒサ子(無属) 256  219         0

    森光浄  (諸派) 513  199         0

3区  大島理森 (自民)2000 1905       245

    田名部匡代(民主)1174 1417       244

    中西修二 (諸派) 553  231         0

4区  木村太郎 (自民)1527 1509       248

    津島恭一 (民主) 745  692       212

    石田昭弘 (諸派) 589  286         0

 ※得票順、無属は無所属、敬称略

5816チバQ:2010/01/16(土) 16:47:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100116-OYT8T00088.htm
衆院選費用平均615万円
府内小選挙区候補者 前回選から大幅減少
 府選管は15日、昨年8月の衆院選で府内19の小選挙区から出馬した候補者の選挙運動費用を公表した。1人当たりの平均は615万円と、2005年の前回選から217万円の大幅減となった。

 公表したのは、選挙違反事件に絡んで関係書類を押収され、収支を報告できなかった3人を除く77人分。支出額の多い上位3人は、いずれも落選した1区の中馬弘毅氏(自民、2294万円)、6区の福島豊氏(公明、1990万円)、4区の中山泰秀氏(自民、1815万円)。当選者では、最も多いのが12区の樽床伸二氏(民主)の1398万円、少ないのは6区の村上史好氏(民主)の513万円。

 平均支出額が下がった背景には、幸福実現党の候補者計18人(いずれも落選)の支出額が90万〜180万円程度と相対的に低かったほか、不況による収入減で各陣営が支出を抑えたことがあるとみられる。

(2010年1月16日 読売新聞)

5817チバQ:2010/01/16(土) 16:49:51
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100113ddlk29010486000c.html
収支報告:平均支出は560万円 昨年衆院選、各陣営−−県選管 /奈良
 県選管は、昨年8月の衆院選に立候補した各候補者陣営の収支報告を発表した。全15陣営の平均支出額は法定選挙運動費の約4分の1に当たる約560万円だった。各陣営の支出は次の通り。(敬称略)

【1区=法定選挙運動費2354万6700円】馬淵澄夫(民主)372万4314円▽栗岡真由美(諸派)221万3968円▽森岡正宏(自民)1118万4706円▽井上良子(共産)211万7733円【2区=同2358万2600円】高市早苗(自民)1254万1192円▽西ふみ子(共産)145万4929円▽滝実(民主)640万7042円▽田中孝子(諸派)116万2878円【3区=同2347万5800円】豆田至功(共産)197万5026円▽吉川政重(民主)566万710円▽尾崎貴教(諸派)126万4406円▽奥野信亮1352万8348円【4区=同2314万8200円】田野瀬良太郎(自民)1259万9124円▽赤松明宏(諸派)124万4062円▽大西孝典(民主)696万156円

5818とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:37

政治変動<広島1区> 自民「かつてない激戦」 '09/8/5
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080502.html

 30日投開票の衆院選の公示(18日)まで2週間と迫った。政権を懸けた4年ぶりの決戦を前に、前哨戦が熱を帯びる広島県内の7小選挙区の情勢と構図をみる。(衆院選取材班)

 ▽民主、無党派層を狙う

 2005年の前回衆院選まで過去4度の小選挙区の戦いは、自民党前職の岸田氏が議席を守り抜き、他候補の比例代表中国ブロック(定数11)での復活当選も許さなかった。この4年で念願の入閣も果たした岸田氏だが、党に吹き付ける逆風に「かつてない激戦」と危機感を隠さない。

 系列の自民党県議は「従来の支援者からでさえ『比例は自民に入れない』との声をたくさん聞いた」と話す。そんな状況を6期目を目指す岸田氏自身も肌身で感じている。「できるだけ多くの人に生の訴えを聞いてほしい」と初当選以来続ける街頭演説を増やした。地域の会合や行事もこまめに顔を出す。

 追う民主党新人の菅川氏。昨年9月の第1次公認から漏れ、第3次で公認を得たのは今年2月。陣営幹部は「昨秋、選挙になっていたら相当厳しかっただろう」と打ち明ける。今春以降、小沢一郎代表代行や新党日本の田中康夫代表の来援も得ながら、後援会や連合広島傘下の労組の支援態勢を整えた。

 政権交代を旗印に掲げる党を前面に出し、自転車で回ったり、商店街を練り歩いたりして無党派層への浸透を狙う。立候補表明が解散後だった前回の得票は岸田氏の55%。菅川氏は「まだ差は大きくは変わらない、と思っている。だが、風を取り込めれば逆転は可能だ」と意気込む。

 二大政党に、党の消長を懸ける共産、社民両党が挑む。共産党新人の藤本氏は、労働者派遣法改正や後期高齢者医療制度の撤廃を掲げる。「自公政権の退場」を訴え、民主党との政策の違いも強調する。社民党新人の上村氏は、中国地方の小選挙区で唯一の同党公認候補。広島市中心部での街頭演説にこだわり、被爆地から護憲の訴えを強めている。

 幸福実現党新人の山本氏は減税などの政策をPRする。無所属新人の中村氏は大学入試全廃を訴える。6人が立候補を予定するのは中国地方の小選挙区で最も多い。

5819とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:52

政治変動 <広島2区> 3度目対決、自民危機感 '09/8/6
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080601.html

 ▽民主、地域回りを徹底

 「逆風ではない。暴風雨だ」。自民党前職の平口氏は3日夕、広島市佐伯区での集会で支援者約100人を前に、有権者から寄せられる党への厳しい声をこう言った。

 集会の出席者からも「麻生降ろし」などでドタバタ劇を繰り返した党への不満が噴き出す。「謙虚に反省し、直すべきは直してご期待に応えたい」。平口氏は深く腰を折った。

 危機感を募らせる平口氏は週末だけでなく、平日の昼間にも主婦や中高年の支援者を集めた集会を開く。毎朝のように、JR駅前や国道沿いに立ち、各地の行事に顔を出す。公示後には自転車での遊説も初めて計画するなど、「やれることは何でもする」(陣営幹部)との姿勢である。

 平口氏と民主党比例前職松本氏との対決は2003年、05年に続く3度目となる。

 03年は、自民党系が国土交通省OBの平口氏を含む3人立候補し、松下政経塾出身の松本氏が次点の平口氏に約2万票差をつけて初当選した。05年の「郵政選挙」では平口氏が、約1万7千票差で雪辱を果たし、初の議席を獲得した。松本氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 松本氏は前回、敗れはしたが、獲得票数を前々回に比べ3万票余り伸ばしていた。そして今回、「街頭での有権者の反応はさらによくなっている」と手応えを口にする。各駅前や大型商業施設近くでの街頭演説を重ねる以外は、地域を隅々まで巡る活動を徹底し、政権交代の必要性を訴え続けている。

 「選挙は企業の営業活動に近い。新規の顧客を開拓しないと票は伸びない」と陣営幹部。佐伯区や西区の住宅密集地を中心に、無党派層への浸透拡大を図っている。一方で、国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちでつくる政治団体が支援を決定。連合広島傘下の労組も活発に動くなど手堅い支援組織も持つ。

 今回、共産党は比例代表重視の戦術から、2区への候補者擁立を見送った。前回は新人が約1万3千票を得た。同党が「自公政権を終わらせる」と掲げる中、両陣営とも「共産票」の多くが、民主党に流れるとの見方を示す。

 幸福実現党新人の宮内氏は消費税の廃止などを訴えている。(衆院選取材班)

5820とはずがたり:2010/01/16(土) 22:00:26
>「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。
>自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。
まあ大体構想通りに戦えた感じか。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#3-09

政治変動<広島3区> 民主「郵政」で北部強化 '09/8/8
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080803.html

 ▽自民、比例との結束図る

 自民党比例前職の増原氏は3日、広島市安佐南区で開いた選対会議で、党への逆風を組織戦でかわす決意を示し「ひと声運動や推薦はがきが、非常に重要となってくる」と後援会幹部に念を押した。

 2003年から自民党は3区で、小選挙区と比例代表中国ブロック(定数11)で候補者を選挙ごとに入れ替える「コスタリカ方式」を、増原氏と自民党前職の河井克行氏(46)の間で導入してきた。

 党本部は昨秋、「組織の弱体化を招く」として同方式の廃止を打ち出したが、「今回限り」「2人の協力態勢構築」を条件に継続を認めた。

 増原氏にとって6年ぶりの3区での戦い。「ポスターが古いまま」「高齢化で集会が開けない」。当初、支援者には不満や戸惑いもくすぶり、「一から出直すつもりで回った」と秘書は言う。

 比例に回る河井氏との協力態勢づくりも課題だ。2人は過去2度3区で対決した経緯があり、しこりも残る。1996年は自民党の河井氏が新進党だった増原氏を破り、00年は無所属で立候補した増原氏が雪辱、自民党入りした。

 3日に立ち上がった増原氏の選対本部で顧問に就任した河井氏。ここにきて、後援会会員に増原氏のビラを配り始めた。党への逆風の危機感から「結束」へとかじを切る。

 前回に続く挑戦となる民主党新人の橋本氏。党のイメージを前面に出し「政権交代」を訴える。6月以降、鳩山由紀夫代表、前原誠司副代表たちが次々と3区入り。党の「重点区」と位置付けている。

 「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。

 自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。

 国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちの政治団体がバックアップに回る。郵政関係者の紹介でこれまで足場がなかった北部でもミニ集会を繰り返す。「今まで入れなかった地域で顔を見る」。増原氏の陣営は警戒を強める。

 前回、争った社民、共産両党が候補者擁立を見送る「追い風」も吹く。「日に日に民主党への期待を感じる。ただ、風だけでは勝てない」と話す橋本氏は一方で、落選後の4年間、ひたすら地域を回ってきたと自負もにじませた。

 幸福実現党新人の日高氏は、消費税廃止などの政策を訴える。(衆院選取材班)

5821とはずがたり:2010/01/16(土) 22:05:45

>自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

>中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。
>中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

結果
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#4-09

政治変動<広島4区> 市長選しこり 自民懸念 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080902.html

 ▽民主、集会重ね手応え

 10選を狙う自民党前職の中川氏に、民主党新人の空本氏が挑む。都市、農村部を併せ持つ選挙区は政策の争点が幅広く、支援の構図は、過去の市長選の恩讐(おんしゅう)が複雑に絡み合う。

 中川氏は、県内で立候補を予定する自民党前職では最多当選。2005年の前回衆院選まで過去4回の小選挙区は、次点に約7万〜4万票差で圧勝した。だが、今回の情勢は「黄信号」と自ら分析し、危機感を抱く。

 小泉、安倍政権では党の国対委員長や幹事長を務めたが、麻生太郎首相とは政策面などで対立を深めた。先頭に立った「麻生降ろし」は不発で、地元でも賛否が分かれた。

 中川氏は、地元に張り付き、基盤固めを続ける。党内有数の政策通で、公務員の天下り禁止や社会保障の充実を主張。消費税増税には慎重な考えだ。「政治生命の総決算となる戦い。政策で選んでほしい」と訴え、民主党のマニフェスト(政権公約)の財源批判を展開する。

 一方の空本氏。03年の衆院選から3度目の挑戦となる。日ごろから選挙区を車や自転車でくまなく回り、街頭演説やミニ集会を重ねてきた。「過去2回の選挙は相手の背中がまったく見えなかったが、ようやく見えてきた」と手応えを語る。

 農村部では、農産物の生産と販売の差額赤字分を、国が農家に直接支払う「農業者戸別所得補償制度」をPR。自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

 8日は民主党の岡田克也幹事長を招いて東広島市の事務所で決起集会を開いた。「政権交代を果たし、活力ある地域、日本を再構築する」と訴えた。

 中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。

 中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

 前回衆院選で約1万票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の沖氏は街頭演説で知名度のアップを図っている。(衆院選取材班)

5822とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:00

政治変動<広島5区> 民主、島しょ部浸透に力 '09/8/10
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081001.html
 ▽自民、都市部で実績訴え

 2004年の補選と05年の前回、接戦を演じた自民党前職の寺田氏と民主党比例前職の三谷氏が、激しく競り合う。補選は約7400票差、前回は約6200票差で寺田氏が制した。三谷氏は前回、比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選。今回は初の前職対決となる。

 「私の場合はいつも厳しいが、今回は大変に大変に厳しい」。寺田氏は、街頭演説や国政報告会で今まで以上の危機感を口にする。

 寺田氏は過去2回、故池田行彦元外相から地盤を引き継いだ竹原市や島しょ部で大きくリード。積み上げた「貯金」で、呉市中心部では優勢だった三谷氏をかわした。

 今回は島しょ部などでの守りを固めつつ、市中心部での浸透拡大を図る構え。小、中規模の集会を重ね、防衛政務官を務めた実績や、元財務官僚の経験を生かして進めた基盤整備の成果を訴える。陣営幹部は、後援企業などが「今までになく組織固めに力を入れてくれている」と話す。

 麻生自民党には「逆風」が吹く。寺田氏は総裁選での麻生氏の推薦人。応援団「結束の会」のメンバーでもあり、「最後まで支える」と経済対策も前面に出す。

 三谷氏は、4年間こまめに地元を回り、新人のころは出席できなかった会合にも招かれ、あいさつするなど浸透をみせる。呉市出身の強みもあり小中高校の同窓生たちが、勝手連を組織して支援。連合広島傘下の労組も積極的に動く。

 官僚主導の政治や天下りを批判する三谷氏は、党のマニフェスト(政権公約)の確実な実行を掲げる。6月以降、鳩山由紀夫代表、松下政経塾の後輩である前原誠司副代表、岡田克也幹事長が来援し、政権交代に向けた機運を盛り上げる。

 島しょ部への浸透について、陣営幹部は「ポスターは前回の数倍張った。自民党の地盤が固い地域で、民主党を応援してもいいという雰囲気が芽生えてきた」。三谷氏も「前回までポスターやあいさつを断っていた人たちの対応が違う」と手応えを口にする。

 共産党が候補者擁立を見送った。前回、同党新人が獲得した約7700票の行方も焦点の一つ。幸福実現党新人の塚本氏は国防力の強化などを訴える。(衆院選取材班)

5823とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:35
>>5818-5823

政治変動<広島6区> 構図一変「見えぬ対立軸」 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080901.html

 ▽「ホリエモン旋風」から4年

 郵政民営化が争点になった2005年の衆院選。広島6区には、元ライブドア社長の堀江貴文氏(36)が自民党の支援を受けて立候補し、国民新党の亀井静香氏(72)、民主党の佐藤公治氏(50)たちと激戦を演じた。あれから4年。堀江氏の姿はなく、佐藤氏が参院に転じた民主党は亀井氏支援に回る。「劇場型」として全国の注目を集めた前回とは一変した構図で、18日の公示を迎える。

 「勝ち組」の象徴とされた東京・六本木ヒルズ。自宅があるマンションの一室でTシャツにジーンズ姿の堀江氏は当時を振り返った。「何かを変えてほしい。そういう期待をする人が支持してくれたんじゃないかな」

 亀井、佐藤両氏らとの激戦は連日、メディアで取り上げられた。有権者の関心も高く、投票率は79・57%と03年時を10・45ポイントも上回った。

 亀井氏に敗れはしたが、得票は8万4433票。多くの有権者が情報技術(IT)で急成長した若き「改革の旗手」に期待を寄せたのも事実だった。

 尾道、三原市の瀬戸内沿岸から、三次、庄原市などの中国山地までを貫く広島6区。8日は、前回の衆院解散からちょうど4年。「ホリエモン旋風」は有権者の遠い記憶となった。

 ▽民・国連携 自民予定者は前職元支援者

 堀江氏を下した国民新党前職の亀井氏は、今回は民主党と協力関係を取る。7月24日に尾道市であった事務所開きでは、長年争った佐藤氏が「政権交代を懸けた戦い。思いを託し、応援させていただきたい」と声を張り上げた。

 自民党新人の小島敏文氏(58)は、25年間の広島県議の経験を前面に「地方目線」を強調する。ただ、地方政治家として長らく亀井氏を支援してきた。共産党新人の花岡多美世氏(52)、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)も立候補を予定する。

 一変した構図に有権者には戸惑いもある。尾道市の会社員男性(35)は「前回に比べ、明確な対立軸を見いだしにくい」と話す。

 前回、堀江陣営に加わった6区の支援者の多くは今も口を固く閉ざす。「何かを変えてくれる」という高揚感は、堀江氏が旧証券取引法違反罪に問われる被告となったことで急速に冷めた。「話題づくりに踊らされたのかも」との自戒の声も漏れる。

 「あの時は変革への期待があった。いまさら政権選択と言われても…」。堀江陣営のボランティアを取りまとめた府中市の介護福祉士女性(56)は、4年前の「祭り」をこう振り返り、続けた。

 「この地域をどうしていくのか。変えてもらうのではなく、自分たちが変える選挙にしなくては」(田儀慶樹、松本恭治)

【写真説明】決起集会で支援者と気勢を上げる広島6区の立候補予定者(8日、三次市)

5824とはずがたり:2010/01/16(土) 22:09:20
>>5818-5824

民主「最後のチャンス」<広島7区> 自民、足元固め4選目指す '09/8/12
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081201.html

 自民党前職の宮沢氏と、民主党比例前職の和田氏による事実上の一騎打ち。3度目の対決を前に、両陣営とも「接戦を制す」と激しくにらみ合う。

 前々回は宮沢氏が約1万7千票差で辛勝し、和田氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活初当選。郵政民営化を最大の争点に、自民党に追い風が吹いた前回は宮沢氏がさらに票差を広げた。和田氏は2008年4月、衆院山口2区補選に立候補した当時の比例前職の自動失職に伴い、繰り上げ当選した。

 「地域に応援団をお持ちの皆さんの力添えで、苦しい選挙を立て直したい」。宮沢氏は5日、福山市の事務所に集まった市議会の2会派の市議に深々と頭を下げた。「地をはうような戦いがいるんです」

 宮沢氏の系列市議が多い明政会と、一定の距離を保つ水曜会。ともに12人の市議会最大勢力だが、前回は水曜会の一部市議が和田氏を応援した。足元を固めるため、宮沢氏が水曜会幹部と調整し、総勢24人となる2会派の市議の一本化を図った。

 企業や7地域ごとに設けた後援会を軸にした大型選対で、4選を目指す宮沢氏。2会派の協調に「これまで以上に強力な布陣ができた」と話す。

 5日夜は麻生太郎首相とJR福山駅前でマイクを握り、公示後も谷垣禎一元国土交通相が来援を予定する。景気対策や安全保障政策を前面に、おじの故宮沢喜一元首相から継いだ「宮沢王国」を守る構えだ。

 対する和田氏は、今回を「最後の決戦」と位置付ける。民主党の公認基準では、小選挙区で3連敗した前・元職は原則、非公認となるためだ。「私にとっては最後のチャンス。党にとっては政権交代の最大のチャンス」。8日に市内で開いた決起大会で、和田氏は危機感と期待感を交錯させて支援を訴えた。

 08年4月の繰り上げ当選後、週1、2回のペースで街頭演説を重ねる。地域の盆踊り大会で踊りの輪に加わり、祭りでみこしを担ぐなど「地域密着」をアピールしてきた。

 住民主導のミニ集会に夫人を連れて出席する機会も増えた。集会を企画した男性(68)は「『政策を聞きたい』と連絡したら、すぐに来た」とフットワークの軽さを評価する。

 5日には、市内であった国民新党の決起大会に出席した和田氏。6区前職の夫人とともに支援を要請した。中選挙区の旧広島3区時代から市内で息づく「反宮沢票」の取り込みにも懸命だ。

 前回、約1万4千票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の横山氏は消費税撤廃を訴える。(衆院選取材班)

5825とはずがたり:2010/01/16(土) 22:12:40

2・5・7区で前職対決 '09/8/19
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081902.html

 県内7選挙区のうち、6区を除く6選挙区で自民党と民主党が直接対決する。2、5、7区では自民党前職と民主党の比例前職が事実上の一騎打ち。5区の2004年補選を含めると、3選挙区とも3回連続で同じ顔ぶれの対決で激戦は必至だ。

 7区は、おじの元首相から継いだ「王国」の維持を掲げる自民党前職と、「最後のチャンス」と訴える民主党比例前職がしのぎを削る。

 自民党前職は大型選対を組んで組織を固める一方、従来に増して細かく地域を歩き、支持拡大を図る。民主党比例前職も徹底して地域を回る一方、中選挙区の旧広島3区時代から残る6区の国民新党前職の支援者取り込みを進める。

 5区では、中央とのパイプや実績を強調する自民党前職と、「政権交代」を前面に出す民主党比例前職が激しく競り合う。市街地の無党派層への支持拡大と、自民党支持層が厚い島など周辺部の攻防が激化しそうだ。

 2区は、自民党前職が、比例中国で単独立候補した同党元職とセットで党支持層の掘り起こしに懸命。民主党比例前職は郵政関係者の支援を得て支持基盤を強化しつつ、地域をくまなく巡る。

 4区は、10選を狙う自民党前職が、過去の東広島市長選のしこりなどを背景に、民主党新人の挑戦に危機感を強める。3区も自民党比例前職と民主党新人の事実上の一騎打ち。自民党支持が根強い山間部の攻防を焦点に混戦となりそうだ。

 6区は、11選を目指し地盤固めに余念がない国民新党前職を自民、共産両党の新人が追う。1区は中国地方最多の6人が立つ。自民党前職に民主、共産、社民党などの5新人が挑む構図である。

 1、6区以外で擁立を見送った共産党の票の行方も焦点の一つ。幸福実現党は全選挙区に新人を擁立した。(城戸収)

【写真説明】広島1区の立候補者の第一声に耳を傾ける支援者たち(広島市南区)

5826とはずがたり:2010/01/16(土) 22:13:25

自民候補推薦は7割弱 広島県内の36団体 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082004.html
 ▽自主投票への移行も

 18日公示された衆院選で、広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。県パン工業協同組合は「給食での食育推進など、パンの消費拡大に理解がある」と説明する。

 一方、県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体は、前回は自民党を推薦したが、今回は自主投票に切り替えた。同様の動きは前回、2団体であった。県管工事業協会は「景気が悪く仕事が減少しており、自民への推薦は会員の理解を得にくい」という。

 民主今回もゼロ

 「政権選択選挙」と言われる中で、民主党を推薦する団体は前回に続き、選挙区、比例代表ともゼロだった。「民主党から推薦要請が届けば検討はしたが、要請が来ていない」とする団体もあった。自民党を推薦したものの「会員には民主党支持の声もあり、実質的に個々の判断に任せている」との声も聞かれた。

 どの候補、政党とも推薦しないのは約3割の11団体で、前回の12団体とほぼ同水準だった。県銀行協会や日本チェーンストア協会中国支部など8団体は「顧客層が広く、特定の政党や候補を支援できない」などとして、前回と同じ対応を決めた。

 対応割れた6区

 対応が割れたのは6区。自民党推薦は10団体で、1人を選ぶ小選挙区にもかかわらず、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した。国民新党推薦も4団体あった。

 自民党と国民新党を推した県漁協連合会は「両者とも漁業振興に理解があり、苦渋の選択をした」と説明する。推薦をしない団体でも「双方から依頼が来たが、各社で支持が異なるため自主投票にした」との声もあった。

 比例代表では15団体が自民を推薦、4団体が自民と公明を推薦した。さらに2団体が自民と国民新党、1団体が自民、公明、国民新党を推薦している。

5827とはずがたり:2010/01/16(土) 22:14:35

「1日遅れ」選挙戦突入 6区の県北部、候補者続々 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082005.html

 衆院選広島6区の北部地域である三次市や庄原市などで19日、選挙カーからの訴えが響き始めた。国民新党前職の亀井静香氏(72)の強固な地盤なことや、尾道市などの沿岸部に人口が集中している影響で、候補者たちは「公示から1日遅れ」の県北入りとなった。

 「難しい場所なのは重々承知。あえてご支援をお願いします」。自民党新人の小島敏文氏(58)は選挙カーからの呼び掛けを中心に、県北を駆け抜けた。陣営は「亀井氏の地盤なので知名度はいまひとつ。地道に訴える」と話す。

 亀井氏は昼前、県北入りし、街頭演説や三次市での集会に臨んだ。自民党系市議や民主党の支持者も集う。20日も県北を回るが、その後は留守部隊に任せ、国民新党の候補者の応援に全国を巡る。陣営は「楽観ムードが出てはならない」と引き締めを図る。

 共産党新人の花岡多美世氏(52)は20日、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)は23日にそれぞれ県北入りする。(梨本晶夫、桜井邦彦)

【写真説明】ドライバーと握手し、支持を訴える広島6区の候補者(三次市内)

5828とはずがたり:2010/01/16(土) 22:15:03

民主・国民新、連携強める 6・7区、対自民の構図鮮明 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082006.html

 衆院選で広島6区の国民新党前職の亀井静香氏(72)が、7区の民主党比例前職の和田隆志氏(46)への支援を強めている。民主党と国民新党が選挙協力した2007年の参院選以降も亀井、和田両氏の連携は表面化していなかったが、政権を懸けた決戦が「与野党対決」の構図を浮き彫りにした。

 「民主党と政策は大方合っている。協力して新風を起こそう」。18日夜、福山市新市町の公会堂であった国民新党新市支部の出陣式。亀井氏はそう和田氏に語りかけ、出席した約100人の前でがっちりと握手を交わした。

 国民新党の推薦を受ける和田氏が戦うのは、故宮沢喜一元首相のおいで、4選を目指す自民党前職の宮沢洋一氏(59)だ。与党の枠組みで公明党の推薦を受ける。

 亀井氏にとって福山市は今は隣の7区。だが、自民党の衆院議員だった中選挙区時代の名残で市北部を中心に支援者は多い。出陣式は比例代表中国ブロックで党の票を獲得するためだが、和田氏にとっても民主、国民新の両党の協力関係をテコに、7区に「1万以上」との見方がある亀井氏の支持票を取り込む狙いがにじむ。「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。

 一方、7区の議席維持をかける宮沢氏。「こちらは、こちらの選挙をやるだけ」。19日に市内のスーパー前で街頭演説を終えた後、亀井、和田両氏の連携について淡々と話した。陣営は「かつて自民党に所属していた亀井、宮沢両氏の支持層は重なる部分も多い。いかにつなぎ留めるかがが鍵になる」と警戒する。

 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

 宮沢氏と和田氏の事実上の一騎打ちとなっている選挙戦。7区に今も少なくない「亀井党」の支持者をどうたぐり寄せるか、両陣営の綱引きは激しさを増している。(与倉康広)

5829とはずがたり:2010/01/16(土) 22:16:08
>>5828

> 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

> 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

5830とはずがたり:2010/01/16(土) 22:22:51

>平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。
江田島でのみ平口は勝利
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#2-09

焦点区を歩く<広島2区> 朝立ち場所取りも激戦 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082007.html
 ▽1勝1敗 前職が対決

 激戦は「朝立ち」の場所取りから始まる。

 公示から一夜明けた19日午前6時半。広島2区の自民党前職平口洋(61)は、広島市西区の国道2号交差点に立った。車で通勤する会社員たちに約2時間手を振った後、選挙カーに乗り込んだ。

 民主党比例前職の松本大輔(38)も平口と同じ場所に立つはずだった。だが、平口が先に陣取る。別の場所に移らざるを得なかった。「お互い必死。週末以外は毎朝6時半から街頭に出る。バッティングも起こる」と松本は言う。

 6年前から続く

 2人の「朝立ち」は2003年の衆院選前から続く。この時は無所属の会だった平口を含む自民党系の3人が立候補する中、民主党の松本が初当選。「小泉旋風」が吹き荒れた05年の前回は、平口が約1万7千票差をつけて雪辱し、初の議席を獲得した。松本は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 この4年間、2人とも「常在戦場」と国会会期中もほぼ毎週末選挙区に戻った。上京する月曜の朝は国道沿いや駅前に立ち続けた。1勝1敗。前職同士で迎える今回の勝敗は政権の行方も左右する。

 18日、西区の事務所前であった平口の出陣式。自民党県議や市議約20人が並び、大竹、廿日市、江田島市の市長、推薦する公明党県議も駆け付けた。03年に対決し、今回は票の上積みのため比例中国に立った自民党元職の姿もあった。万全の支援態勢だが、平口は「大変厳しい。暴風雨の中での船出」と危機感を隠さない。

 7月21日の衆院解散以降、ミニ集会は約30回を数えた。支援者からは麻生太郎首相の失言や「麻生降ろし」と呼ばれた党内の対立への批判が噴き出した。そのたびに「反省すべきは反省する」と理解を求めた。党への逆風をかわそうと、自転車での遊説を始めた。「やれることは何でもやる」と言い切る。

 相手の「牙城」へ

 平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。

 前回は投票総数約1万1千票の同市で、松本は約5千票差をつけられた。以来、島内をこまめに歩き「ポスターもだいぶ張れるようになった」と手応えを感じ取る。有権者が多い西区や佐伯区を「主戦場」としながら、国民新党の推薦で郵便局長たちの政治団体の支援を得て、山間部や島しょ部にも食い込む。

 公示日の18日、西区のJR西広島駅前で行った松本の第一声。「この4年間、待ちに待った。歴史をつくる夏。語り継がれる選挙にしよう」。戦後初の8月投開票の衆院選に、自分の勝ち越しを重ね合わせた。

 前回新人が約1万3千票を得た共産党は候補者擁立を見送った。「共産票」の多くは、民主党に流れる公算が大きい。幸福実現党新人の宮内香織(45)は教育改革などを訴える。=敬称略(永山啓一)

5831とはずがたり:2010/01/16(土) 22:31:37
>>5826
>広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。

県パン工業協同組合…自民


県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体…前回は自民党推薦→今回は自主投票(同様の動きは前回、2団体であった)

どの候補、政党とも推薦しない…約3割の11団体(前回12団体) 県銀行協会・日本チェーンストア協会中国支部など8団体は前回と同じ対応を決めた。


対応が割れたのは6区…自民党推薦は10団体で、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した(県漁協連合会など)。国民新党推薦も4団体あった。


比例代表…
15団体が自民を推薦
4団体が自民と公明を推薦
2団体が自民と国民新党
1団体が自民、公明、国民新党を推薦
11団体…自主投票
3団体…??

5832とはずがたり:2010/01/16(土) 22:42:37
焦点区を歩く<広島4区> 地域はう自民元幹事長 '09/8/22
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082206.html
 ▽3度目に迫る民主新人

 公示翌日の19日。広島4区の自民党前職の中川秀直(65)は、東広島市の住宅団地を選挙カーで巡った。助手席窓から身を乗り出し、支持者を見つけると手を握った。その合間、腰に手を当て顔をしかめる。

 「疲れが腰に出るタイプ」と秘書が明かす。解散後だけでも、200カ所以上で演説を重ねた。体重は3キロ減った。「初心に戻って戦う」と中川。当選9回、党幹事長まで務めたベテランが、地域をはうように回る。

 息子と腹心争う

 浮上のきっかけがなかなかつかめない今の党勢。もう一つ、中川が危機感を強めるわけがある。2006年4月の東広島市長選。衆院議員を8期務めた義父俊思(故人)の代から60年来の地盤で息子と自らの腹心が争った。

 先に立候補表明をしたのは、05年衆院選で中川の選対幹部を務めた当時県議の蔵田義雄(57)。その5日後、中川の次男(39)も名乗りを上げる。自民党が分裂した選挙は、蔵田が圧勝した。「オヤジと息子で権力を独占するのか、との批判が市民の中にもあった」。中川自らそう認める。

 市長選から3年4カ月。今回衆院選で「蔵田シンパ」を中心に自民党支持者の一部が、民主党新人の空本誠喜(45)の応援へと動いた。21人の自民党市議団も少なくとも数人が離反したとみられる。市長選の「しこり」に加え、中選挙区時代に根強くあった党支持者間の対立も引きずる。

 40年支持に決別

 19日夜、東広島市高屋町であった空本の個人演説会。地元の市議が応援弁士に立った。「中川さんに対抗する」。四十数年支持してきた自民党への決別宣言だった。蔵田もマイクを握る。郵政民営化や「麻生降ろし」などに疑問を示し「みなさんの熱気を衆院選にぶつけてほしい」と結んだ。

 最後に登壇した空本は「年金や医療、介護、農業などすべての政策や制度が崩壊しようとしている」と自民党政治を批判し、政権交代を訴えた。

 中川の元腹心である蔵田自身、衆院選へのスタンスを「平等、中立」と言う。公示日の18日は両陣営の出陣式でそれぞれ激励のあいさつをした。中川の個人演説会にも近く出席する予定だ。

 中川は過去2回、空本を退けた。03年は約3万6千票差、05年も約4万2千票差。有権者の半数近い14万1千人を抱える東広島市で大きく勝ち越してきた。

 その「本丸」で響く不協和音を一掃しようと、中川は「世襲制限」を宣言し、今回の選挙に臨んだ。対する空本陣営は「市長選があったからこそ、今回の接戦になった。攻勢をかける」。21日、空本は午前7時から東広島市のJR八本松駅前に立った。

 「東広島決戦」―。広島4区はその様相を一層強めながら、選挙戦中盤に入る。

 幸福実現党新人の沖ゆり(54)は、憲法改正などを訴える。=敬称略(下久保聖司、境信重)

5833とはずがたり:2010/01/28(木) 01:20:50
>>4061-4069の続き行きます。

政権選択の夏
(11)民・社に不協和音
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090820_01.htm

 「民主党の子ども手当2・6万円は、はっきり言ってバラマキ政策だ。連立政権を組んだらバラマキ政策を(改めて)、子どもたちの居場所作りの政策に変える」

 社民党の阿部知子は19日朝、神奈川県のJR藤沢駅前でマイクを握り、江ノ電からJRに乗り換える通勤客らに訴えた。党の政審会長として「民主党にもの申す」自らの存在感をアピールしたものだ。

 阿部の「敵」は、自公政権だけではない。政権交代が実現すれば、連立を組むことになる民主党の中塚一宏とも火花を散らしている。民主・社民両党の選挙区調整が失敗に終わったためだ。

 2005年の前回衆院選で、阿部は3期連続の比例復活当選を果たした。中塚は重複した比例でも復活できず、落選。ただ、阿部の2倍の票を獲得した。

 今回の衆院選に向け、民主、社民両党は、中塚と阿部の対決を解消しようと調整を進めた。「阿部を神奈川1区か同4区にくら替えさせ、12区は中塚で」との案も浮上したが、12区で戦い続けてきた阿部は反発し、くら替え案をけった。

 「私は現職(前議員)。向こうは、票は多いとはいえ、落選中の身。くら替えするなら、落選した人がするべきだ」

 12区にこだわる阿部も、勝算が見込めているわけではない。

 阿部を支持する旧社会党時代からの党員は高齢化が進み、頼みとしてきた労組票も民主党へ流れた。07年参院選の神奈川選挙区で、社民党候補の得票は04年の時より半減し、供託金没収の憂き目にあった。党組織の弱体化は著しい。

 民主党と社民党が争うのは全国で15選挙区ある。このうち、阿部と国会対策委員長の日森文尋(埼玉13区)の2人は、前議員として民主党候補と戦う。

 「政権交代は必要だが、民主党と近づきすぎると、大波にのまれる」(阿部陣営)。阿部が直面するジレンマは、社民党が抱える本質的な問題でもある。

 これに対し、民主の中塚は、阿部よりも、自民党の桜井郁三との対決に重点を置く。19日午前、寒川町での出陣式では「一部の人に金と権力が集中しており、これが長期政権の弊害だ。政権交代が起これば日本の歴史に新しい一ページを加えることができる」と力説。政権交代の機運を高め、党への追い風を一身に集めたい考えだ。

 矛先を向けられた桜井は「政権交代は手段であって、目的ではない。民主党は目的があやふやだ」と切り返す。


 じっとり汗ばむ暑さとなった公示日の18日朝。社民党元県議の米山昇は新潟市での第一声で「長期政権の膿を出す大手術だ。(新政権では)民主党の暴走を食い止めるチェック機能を果たさせてほしい」と訴え、民主党との連立政権に意欲を示した。

 だが、その一方で7日の街頭演説では「民主党代表は死んだ人から金をもらっている」と民主党代表の鳩山由紀夫を痛烈に批判してもいた。民主党候補、鷲尾英一郎への敵対意識からだ。

 前回衆院選で米山は鷲尾を支援した。鷲尾は小選挙区で敗れたが、比例選で復活当選した。今回、共闘が崩れた理由として、米山側は鷲尾の「協定違反」を挙げる。

 協定とは2001年12月に民主、社民両党県連が交わした政策協議合意事項のことだ。脱原発や護憲など12項目からなり「前回も協定踏襲が口頭で確認された」(社民党県連)。ところが、鷲尾は原発容認や保守的な歴史認識を唱え、社民党側の神経を逆なでした。選挙区内には東京電力柏崎刈羽原子力発電所が存在する。社民党の柏崎市議は「事務所のくい1本から面倒を見たのに」と鷲尾への不満を隠さない。

 民主党県連は「前回は正式な協定ではなかった」と反論。鷲尾も「前回は社民党の協力で当選したとの認識を持っていない」と切り捨てる。新潟県での社民党組織の地盤沈下が民主党側の強気につながっているとの指摘も多い。

 自民党の近藤基彦側は、「反自民票」の分裂に期待を隠さない。陣営幹部はこう本音を漏らす。

 「鷲尾の票を食ってくれるよう、米山を陰ながら応援しているよ」(敬称略)
(2009年8月20日 読売新聞)

5834とはずがたり:2010/01/28(木) 01:21:24
政権選択の夏

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(12)都心の新住民 動向は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090821_01.htm

 20日昼。財務・金融相の自民党の与謝野馨は東京都新宿区の選挙事務所で、急きょ記者会見を開いた。18日の出陣式でしゃがみ込んだりしたことで、3年前に咽頭(いんとう)がんを患った記憶が周囲によみがえったためだ。

 与謝野は顔色も良く、「朝ご飯の食べ方が少なく、水もあまり飲まなかった。自分の不注意」と説明。「何ともない。本当に限界までやろうと思う」と“健在”をアピールした。

 東京1区は、与謝野と民主党の元政調会長・海江田万里が議席を争ってきた。これまで2勝2敗の五分。今回もがっぷり四つの戦いだ。

 接戦となる要因の一つは、首都の「新住民」が票の流れを左右し、その動向が読みにくいことだ。国政の中心、繁華街といったイメージが強い1区も、都心回帰傾向でマンション建設が続き、人口が増えている。1区住民の約7割がマンション住まい、との見方もある。「高層マンションはオートロック。チラシを投げ込めば管理人に怒られる。そもそも昼間は不在だ」。与謝野陣営幹部はぼやく。

 与謝野は19日夜、千代田区で開かれた演説会で活動を本格的に再開。珍しく外交政策に触れ、「昭和の初め、日本は(米国と)外交上の冒険、火遊びを続け、バッと広がって戦争になった。(日米関係の)どこをどう変えるかをちゃんとおっしゃらないと、また冒険主義に陥る」と、民主党を厳しく批判した。

 陣営の懸念は、民主党が大勝した7月の都議選の余波だ。千代田区では、都議6期を務めた自民党都連幹事長の内田茂が、民主党新人によもやの敗北を喫した。

 むろん、与謝野には、今回の選挙では公明党の選挙協力の援軍が加わる。都議選の自民、公明両党得票数を東京1区当たりで換算すると9万1065票となり、民主党の8万7150票を、実は上回る。

 それでも与謝野は、地区別に神社や区民館で会合を重ねるなど、地道な組織固めに徹する。無党派層を取り込もうと、「ツイッター」と呼ばれるインターネットの投稿・閲覧サイトと、ホームページでの動画を活用。ツイッターには「PC好きの与謝野。実は事務所のパソコンも本人の自作!」といったくだけた紹介が並ぶ。

 一方、海江田は18日夜、大勢の利用客らが集うJR四ツ谷駅前を出陣式の場所に選び、代表の鳩山由紀夫を招いた。鳩山は「与謝野財務相の胸を借り、四つ相撲で海江田さんが勝利することが政権交代を果たす唯一の道だ」と支持を訴えた。

 2005年の衆院選で落選後、海江田は街頭演説を重ねた。昨年秋以降だけで約1800か所に達した。「車が入り込めず、一度も足を踏み入れたことのない所までくまなく1区全域を回った」と振り返る。

 だが、新住民の動向を読み切れないのは、海江田も同じだ。千代田区などは他地域からの通勤者らで「昼間人口」が多く、有権者を探し出すのすら難しい。

 6日午前8時、海江田は約1時間、新宿区の地下鉄・東新宿駅近くに立った。駅から出てくる人には目もくれず、駅に向かう通勤客らに「おはようございます。一生懸命やります」とひたすらビラを配った。

 有権者に届いたのかどうか。終了後、記者団に手応えを聞かれると、海江田は「ビラを渡した人の中で、『有権者率』は4割ぐらいかな。難しい」と苦笑いした。(敬称略)
(2009年8月21日 読売新聞)

5835とはずがたり:2010/01/28(木) 01:24:15

数日前には鳩が(小沢氏とは)一蓮托生ではないといってたけどw

政権選択の夏
(13)公明 自民と一蓮托生
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090822_01.htm

 「自民党から学んだことは『責任』の2文字だ」

 公明党代表の太田昭宏は衆院選公示日の18日、東京都北区のJR赤羽駅東口での演説会で、麻生首相を前に自民党を持ち上げた。

 麻生もマイクを握ると、「定額給付金、ぼろくそ言われましたよ。しかしやらせていただくと、えらい評判がよくなった」と“麻生節”で応じた。

 両党が連立して10年。内閣支持率低迷が続く麻生とそろい踏みする太田を関係者は「もはや自民党と一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」との思いで見つめた。

 実際、太田陣営は自民党票を期待する。前回衆院選では八代英太・元郵政相が自民党を離れ、無所属で立つなど、過去2回とも苦戦だった。代表として初めて臨む今回は八代が新党大地から北海道比例選で出ることもあり、自民党は北区、足立区議らが14日に初めて選挙対策本部を設け、太田支援でほぼ一本化された。太田は10日、北区の自民党支持者との会合で「推薦をいただき、負けるわけにはいかない」と力を込めた。

 比例選との重複立候補を見送ったのも「組織が緩む」との判断からだ。他地域の公明党の小選挙区候補も重複立候補はしていない。それでも、先の東京都議選で吹き荒れた自民党への逆風は公明党にも襲いかかる。読売新聞社の衆院選序盤調査では同党の小選挙区候補が苦戦していることが浮き彫りになったが、同党を支える創価学会員は各地で比例ブロック票の積み上げに懸命で、「東京はオール東京で引き締めるしかない」(地方の創価学会関係者)。代表といえども援軍を期待しにくい。

 一方、民主党の青木愛は小沢代表代行を政治の師と仰ぐ「小沢チルドレン」の一人だ。当初は小沢自身が太田に挑む案もあったが、小沢は公示直前、現職参院議員だった青木をくら替え出馬させた。

 約3分間の街頭演説を1日約50か所こなし、出遅れの取り戻しに懸命だ。小沢の秘書が街宣車の後ろに乗用車でぴたりと付き、ワイヤレスマイクで指示するなど、青木の戦い方を組み立てる。

 公示前には青木が誰もいない駐車場に向かって「政権交代」を訴える場面もあった。公示日には輿石東参院議員会長が北区のJR王子駅前での演説で「太田さんの背中が大きく見えてきた」と激励。公示日がくしくも青木の誕生日だと輿石が紹介すると、青木は涙ぐんだ。輿石は「目立ちたがり屋でなく、切れ味ある演説もないが、堅実だ。それを売り込めばいい」と、青木のキャラクターを浸透させることが有効と見ている。



 党幹事長や国土交通相を歴任した冬柴鉄三は、衆院選直前に突然出馬表明した新党日本代表の田中康夫への怒りが収まらない。

 「私は家財道具もすべて売り払い、後へ戻ることが出来ないようにして尼崎に来た」

 冬柴は7日夜、兵庫県尼崎市での講演会で、大阪府から移り住み、過去7回の衆院選ですべて当選した自負をあらわにした。返す刀で「田中さんは住民登録しないと選挙権は与えられない。自分の名前すら書けない人が市民に『私の名前を書いて』とは、党利党略が過ぎる」と切り捨てた。

 「尼崎への思い」の強さを訴える戦術だが、創価学会員が多く、関西の「牙城」の一つとされる尼崎で負けられない事情もある。

 田中は知名度を前面に、阪神大震災の被災地に支援に入った経験を強調するなど「落下傘」の印象払拭(ふっしょく)に躍起だ。第一声では「尼崎には長いものに巻かれない信念と行動力がある」と持ち上げた。ただ、地元の民主党関係者には不満がくすぶる。前回衆院選で冬柴に敗れ、参院議員に転じた室井邦彦も「『民主党に風が吹いているのに、なぜ』との声が寄せられている」と戸惑う。

 公明党が公認候補を擁立した8小選挙区で、民主党公認候補と戦わない場所はここだけだ。(敬称略)
(2009年8月22日 読売新聞)

5836とはずがたり:2010/01/28(木) 01:26:26
政権選択の夏
(14)共産の新戦略 効果は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090825_01.htm

 「この京都から、日本共産党躍進の大きな波を起こしていただきたい」

 猛暑の18日公示日。共産党委員長、志位和夫の必死の訴えが、京都市中心街の四条河原町に響き渡った。

 共産党トップが選挙戦初日から京都市に駆けつけたのは、理由がある。共産党は、比例票の上積みを狙って、ほぼすべての小選挙区に候補を擁立する従来の方針を転換し、152選挙区と約半分に絞り込んだ。そうした中で、党国会対策委員長の穀田恵二が出馬した京都1区は、党が全国で唯一、「必勝区」と位置づける最重要選挙区だからだ。

 京都は「共産党の牙城」とも呼ばれ、1978年まで30年近く続いた革新府政の影響が今なお色濃く残る。京都市議会(定数69)で共産党は現在、20議席を有し、民主党系の14を上回り、自民党の22に迫る。

 伝統の地盤を守ろうと、共産党は隣県の党員、議員らもフル動員して、1区の知人の紹介を求めている。

 今回は、自民党の支持基盤にも切り込んでいる。

 13日、JR京都駅前。街宣車に掲げられた垂れ幕には、応援弁士の党書記局長、市田忠義と並び、西陣織工業組合理事の名前が記されていた。

 京都の織物業界は、自民党の伊吹文明の支持基盤で、組合はその中核組織だ。通行人から、「へえ、なんでや」と驚きの声もあがった。

 実は、7月21日の穀田の事務所開きでも、同組合副理事長の山崎清一郎が出席した。組合は政治組織を通じて自民党を支援する一方、共産党との連携を図るかのような動きに出たのだ。

 「憲法の考え方とかは全然違うが、共産党は伝統産業のために、よう動いてくれる。景気を良くしてくれるのなら何党でも応援する」というのが山崎の弁だ。

 選挙に汗を流す穀田の首には、いつも西陣織のネクタイが光る。小泉政権が進めたクールビズによってネクタイの売り上げが落ち込み、自民党への不満がくすぶる業界の共感を得る「作戦」だ。

 読売新聞の情勢調査では、共産党は比例選で公示前勢力の9議席を固め、上積みを狙う勢いを見せる。比例選を重視した新戦術が功を奏している形だ。だが、京都1区では民主党の平智之、自民党の伊吹に後れをとり、苦戦が続く。

 穀田陣営の幹部は「今回、大量にある反自民票の受け皿が、穀田ではなく、民主党の平に流れてしまっている」と焦りを隠さない。

 共産党は、京都1区では「財界優遇、対米追従から脱却できるのは共産党だけ」と民主党との違いを訴えている。共産党候補者のいない「党空白区」では、民主党の小選挙区選候補への投票を事実上容認する一方、「比例選だけは共産党に投票してほしい」と呼び掛けている。党内には、「有権者には分かりづらいかも知れない」との不安の声も出ている。

 8月中旬、小選挙区の戦いに危機感を強めた市田は、京都市内の穀田の事務所で、畳に正座し、スタッフに訴えた。

 「比例を軸に共産党支持の大波を起こそう。そうでないと、穀田の勝利はない」(敬称略)
(2009年8月25日 読売新聞)

5837とはずがたり:2010/01/28(木) 01:27:26
政権選択の夏

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(15)国民新 郵政に執念
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090826_01.htm


 だみ声が、道路の向かい側まで響いた。

 国民新党の白石純子の応援で、亀井静香代表代行が23日、大阪府東大阪市の近鉄布施駅前で熱弁をふるった。熱中するあまり、行き交う車を気にもせず、道路のセンターライン付近まで踏み出す場面もあった。

 「小泉さんは『郵政を民営化すれば、バラ色の日本が開ける』としたが、本当にそうでしょうか」

 演説は郵政民営化批判が中心だ。自民党時代に小泉首相(当時)と対立して離党に追い込まれた亀井。政権交代と、郵政民営化の見直し実現に執念を燃やす。

 国民新党は大阪13区が最重点区。民主党などと連立政権を組んだ場合、発言力を強めるには議席の上積みが不可欠だからだ。亀井は50回以上、現地入りした。

 中核部隊として、郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)がフル回転。8月の公示前の週末を利用し、郵便局長約620人が各家庭を回る「ローラー作戦」を展開し、白石の選挙事務所の壁に張られた住宅地図には、戸別訪問で家人と面会できた回数ごとに、1回が「黄」、2回が「緑」、3回が「紫」などと色分けられた。昨年11月には、選挙区内の約21万8000世帯にビラを配る「ポスティング作戦」をわずか3日間で完了し、「落下傘候補」の白石の知名度を高めた。

 だが、報道機関の情勢調査で、民主党が300議席を超える勢いと判明し、戦術の練り直しを迫られた。郵政研に配慮した結果、民主党支持層への浸透が5割程度にとどまり、民主党への「追い風」効果を生かし切れていなかった。

 「民主党推薦の白石純子です」

 街宣でも電話作戦でも、最初にこう切り出す作戦に切り替えた。

 もっとも、民主党の「一人勝ち」なら、国民新党が連立政権で埋没する懸念が強まる可能性がある。郵政民営化見直しをめぐる民主党の姿勢も先行きは不明だ。

 亀井は23日、東大阪市内で記者団に、民主党が参院で過半数に達していない現状を強調し、「うちの参院議員がいて初めて過半数になる。民主党が300議席を取っても、国民新党が『ダメだ』と言えば何もやれない」とくぎを刺した。

 これに対し、自民党の西野陽は大阪府議会議長も務め、強固な地盤を誇るが、白石とデッドヒートを繰り広げる情勢に危機感を募らせている。

 22日夜、西野は東大阪市内の小学校で個人演説会を開いた。出席者に配られたうちわには「郵政民営化に反対した、抵抗勢力ともいえる国民新党」と書かれた。

 西野はまず、中小企業が集積する同市を意識し、中小企業への融資で国が返済を保証する「緊急保証制度」の拡充などに努めた実績を強調。その後、国民新党への批判を強めた。

 「郵政民営化はもう決着したのに、時計の針を逆戻りさせようとするのが国民新党さんだ。なぜか。郵便局に携わっている人には『親方日の丸』で楽だからです。しかし、皆さんには何のメリットもない」

 陣営幹部は「相手が国民新党候補だから、全国的に吹き荒れる民主党の風の直撃が多少和らいでいると言える。だが、郵政研は脅威。とても楽観などできない」と、白石陣営の追い込みを警戒している。(敬称略)
(2009年8月26日 読売新聞)

5838とはずがたり:2010/01/28(木) 01:29:06
>>4061-4069>>5833-5838

政権選択の夏
(16)演説はおわびから
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090827_01.htm

 真夏とは思えない冷たい雨の中、盟友2人が頭を下げた。

 半年前まで、内閣の中枢でコンビを組んだ自民党総裁・麻生太郎(首相)と、前財務・金融相の中川昭一。19日、北海道帯広市のJR帯広駅前で、麻生は「私の監督不行き届き」と陳謝し、「人間だから失敗する。それを許すのもまた、人間でしょうが」と頼み込むように訴えた。中川は傍らでひたすら、頭を下げ続けた。

 中川は今年2月、先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の後、ろれつが回らない状態で記者会見を行い、国内外の厳しい批判を浴びた。今も尾を引き、選挙戦での苦戦につながっている。

 中川は閣僚を引責辞任後、地元で数千軒を回る「おわび行脚」を重ねた。黒の高級車から白のワゴン車に替え、街頭演説は極力選挙カーから降りて行っている。

 公示日の第一声。手には、父で故人の元農相・一郎の形見である「必勝」鉢巻きがあった。「十勝が崩壊するかもしれない。父に何と報告したらいいのか」。親子2代、半世紀にわたる「中川王国」崩壊の危機に、声が震えた。

 9日には“断酒宣言”もした。中川は、記者会見での失態は「風邪薬の副作用」が原因だったとして、酒との因縁を否定してきた。屈辱的だったが、知人らに「勝つために生まれ変われ」と説得された。

 ただ、ここにきて、陣営は攻めの姿勢に転じつつある。民主党が政権公約(マニフェスト)に「日米自由貿易協定(FTA)の締結」と書き、「促進」に改めたことを反撃の好機と見たのだ。選挙区の十勝地方は日本有数の畑作地帯。中川は22日、帯広市での演説で、「米国が欲しいのは十勝の農産物。FTAを結べば『関税をゼロにしろ』と言い、十勝の農業は崩壊する」と危機感をあおった。

 「王国」に挑むのは、民主党の石川知裕。3月に小沢代表代行の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で参考人聴取されたが、陣営は「影響は全くない」と強気だ。

 今回は強力な「援軍」もついた。十勝地方に固い地盤を持つ、新党大地代表の鈴木宗男だ。石川は、遊説で大地のイメージカラーである緑色のポロシャツを着て訴える。



 「2年前、大変お騒がせしました。高い所からですが、心からおわびしたい」

 24日夜、1500人以上が集まる水戸市での決起大会。壇上の自民党、赤城徳彦は深々と頭を下げた。

 「2年前」とは、赤城が農相だった2007年7月、自らの政治団体の不適切な会計処理や、顔に張ったばんそうこうへの説明不足が国民の不評をかった時のことだ。参院選での自民党惨敗を決定的にした、とも言われた。戸別訪問や集会でも必ず謝罪から始める。

 だが、18日の出陣式に現れた赤城の姿には、関係者から驚きの声が上がった。

 左手の甲にばんそうこうを張って現れ、「(当選への)願かけです」とガッツポーズを見せたのだ。その後もばんそうこうを張り続ける赤城には、自民党内でも賛否両論が交錯する。

 農水族の赤城は北海道11区の中川と同様、民主党のFTA対応を再三批判し、反転攻勢をうかがう。

 民主党の福島伸享は、赤城に3度目の挑戦だが、政権交代への追い風で、かつてない手応えを感じている。赤城山(群馬県)から吹き下ろす「赤城おろし」になぞらえ、「赤城おろしの風を、茨城まで」と訴える。(敬称略)

(おわり)
(2009年8月27日 読売新聞)

5839とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:35
衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(1)派遣労働者
仕事と住まい、同時に失う 「派遣労働者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-83.html

 約80棟が立ち並ぶ横浜市西部の県営いちょう団地。失業した元派遣労働者約40人が暮らす。1月に来た男性(29)は「生活保護から抜け出したいが、再就職が決まらない」と嘆く。


失業した元派遣労働者らが暮らす県営いちょう団地=7月31日、横浜市泉区

 高校を卒業して職を転々とし、3年前から派遣で働き始めた。神奈川県内にある大手電機メーカーの工場に派遣されていた昨年12月、派遣会社の担当者に呼び出され、契約期間中の解雇を告げられた。寮から退出するよう求められ、仕事と住まいを同時に失った。

 神奈川県が派遣切りにあった失業者向けに用意した団地に入り、食品工場、レンタルビデオ店、介護...。正社員の仕事を中心に約50社の面接を受けたが、すべて不合格だった。

 製造業務への派遣が2004年3月に解禁され、翌月内閣府が発行した政府広報「ここまで進んだ小泉改革」では「派遣労働者として雇用機会が増大」するとうたった。

 厚生労働省によると、昨年来の不況で今年9月までの1年間に失業したか失業する非正規労働者は約23万人に上り、そのうち約6割を製造業派遣労働者が占める。「雇用の調整弁」として使われていたことが露呈した。

 男性は「製造業派遣は禁止してほしいが、就職が決まらず『派遣の仕事ならある』と言われたら迷う」と打ち明ける。

 自動車産業の一大拠点、静岡県西部。生活保護を受け浜松市内のアパートで暮らす男性(56)は「パートでもバイトでもいい。直接雇われて働きたい」と願う。

 昨年末まで派遣されていた自動車部品工場の仕事の時給は相場より3割安い850円。プレハブ2階建ての派遣会社の寮は朝夕質素な食事が出て、月6万円の寮費が天引きされた。1月に仕事が無くなり、寮費分の借金だけが増えた。

 「会社を辞めて寮を出たいと言うと、派遣会社は『そのうち景気が戻る』と言って、なかなか認めてくれなかった」。気が付くと、同居する約30人のほとんどが、仕事もなく毎日を過ごしていた。寮費は派遣会社の"大切な"収入だった。

 今年4月、寮を"脱出"した男性は「ピンハネされるのはこりごり。製造業派遣はなくすべきだ」と声を強めた。

 × × ×

 小泉純一郎元首相が率い、自民が圧勝した前回衆院選から4年。「改革なくして成長なし」と元首相が推し進めた構造改革はいま、どうなっているのか。現場を歩いた。

 労働者派遣法 1986年に施行され、通訳など専門性の高い13業務に限って派遣が認められた。規制緩和の流れの中で99年、一部を除き対象業務が原則自由化。製造業派遣は2004年に解禁され、企業が雇用調整しやすいため急速に広まった。

(08/12)

5840とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:58

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(2)教育特区
「学位さえ取れれば...」  「教育特区」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-84.html

 昼下がりの東京・水道橋の学生街。テキストを抱えた学生たちが行き交う商業ビルに「LEC大学」「LEC本校」の看板が掲げられている。「今は学士号さえ取れればいい」。LEC東京リーガルマインド大3年の男子学生(21)は、看板を見上げてつぶやいた。


来年度以降の学生募集停止が決まった、LEC東京リーガルマインド大が入居するビル=6月、東京都千代田区

 司法書士を目指し、東京都内の高校から進学した。「資格の勉強が、そのまま大学の単位になる」と言う説明が魅力だった。有名私立大の推薦入学は断った。「時間的、経済的に一石二鳥だと思った」と振り返る。

 小泉改革の目玉だった構造改革特区は、株式会社の大学設置に道を開いた。同大はその適用を受け資格試験予備校「LEC」を経営する会社が2004年に開校。全国に12のキャンパスを擁し、LECと提携した実学重視の教育で注目された。

 しかし、大学での勤務実態がない予備校教員を数多く大学専任教員としていたことが問題化。文部科学省は07年、改善を勧告した。これを受け、大学の授業から資格試験を重視した勉強が分離された。崩れる大学イメージ。「これですべてが変わった」と男子学生。

 資格を取るため昼は大学、夜は専門学校に通う「ダブルスクール」を解消できるとうたった特徴は薄れ、学生が信頼する教員も教壇を去った。司法書士の夢は遠のく。

 多い時で200人を超えた新入生は今春18人。来年度以降の学生募集の停止が決まった。「まさかと思った。結局、金もうけのために大学をつくったのか...」。やるせなさが口をついて出た。

 株式会社立大は現在、全国で6校。学生を増やす大学もある一方で、大阪市のLCA大学院大は経営悪化で本年度から学生募集を停止した。新大学の"破綻(はたん)"を踏まえ、中教審は大学設置基準の厳格化も検討する。

 LEC大4年の女子学生(21)は「教育制度の被害者であるわたしたちの思いは一体どうなるのか」と訴えた。

 構造改革特区 地域を限定して規制緩和する仕組み。教育分野では2003年から株式会社が学校の運営主体になることが可能になった。文部科学省によると、株式会社立大のうち5校が赤字で、教育への影響も懸念されている。

(08/12)

5841とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:10

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(3)年金生活者
「負担は重くなるばかり」 「年金生活者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-85.html

 古田部利子(こたべ・としこ)さん(70)の朝は、同居の母親大貫幸枝(おおぬき・ゆきえ)さん(96)をトイレに連れて行くことから始まる。紙おむつの交換のためだ。千葉県柏市のマンションで二人暮らし。幸枝さんは80代半ばまでは家事をこなし、2人の孫の世話もしてきた。6年ほど前から足腰が弱り介護が必要になった。

 週に3回、近くのデイサービスに通い、昼食とお風呂を済ませている。古田部さんが自宅で入浴させるのは無理だ。

 「負担は重くなるばかり」とため息をつく古田部さん。2005年の介護保険法改正で施設の食費は自己負担となった。1カ月で約1万円の負担増。08年からは後期高齢者医療制度が始まり、幸枝さんの年金から1カ月に保険料2300円が天引きされる。

 「紙おむつ代が約1万円など介護に月3万円かかる」。幸枝さんの国民年金の給付額は月約2万8千円なので、介護費用だけで足が出る。

 古田部さん自身が年金生活者だ。18歳から60歳まで働き、共済年金と厚生年金で年収は約280万円。衣服はほとんど買わず、リフォームなどで済ませる。節約生活で「好きな旅行も、もう何年も行っていない」と話した。

 10年前、大病を患い胃を全摘した。夫は02年に死去。「蓄えはない。私が病気になったらおしまい。母が介護施設に入所する時が来ても、施設は300人待ち。行くところがない」と大きな不安を抱えている。

 望むのは高齢者に優しい政治だ。70歳を迎え、医療費の自己負担は3割から1割になり「精神的な安心感が広がった」。06年の国民健康保険法改正で、70〜74歳の窓口負担は08年4月から2割に引き上げられると決まっていたが、09年度までの2年間は負担軽減措置として1割のまま据え置かれているからだ。ただ、10年度から2割に上がる可能性もある。

 厚生労働省の統計によると、高齢者世帯の6割は年金だけで暮らしている。古田部さんは「年金生活者は苦しい生活の人が多い。75歳以上の医療費は無料にして老人施設を拡充してほしい」と訴えた。

 社会保障制度改革 小泉純一郎元首相は年金改革、医療費を抑制する医療制度改革、75歳以上を別枠にした後期高齢者医療制度、介護保険法改正に取り組んだ。「骨太の方針2006」では07年度から5年間、毎年2200億円ずつ社会保障費を抑制する方針を決定。
(08/12)

5842とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:21

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(4)郵便局
「廃局」恐れる郵便局長 「郵便局」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-86.html

 「2人局の局長の頭には、常に『廃局』の2文字がある。そうならないための仕事をするだけです」。埼玉県秩父市の山間地にある上吉田郵便局の局長、山口実(やまぐち・みのる)さん(53)には、常に危機感がある。


局長を務める上吉田郵便局の前で利用客と談笑する山口実さん(左)=7月、埼玉県秩父市

 2005年の前回衆院選で最大の争点だった郵政民営化。民営化前は「特定郵便局」だった上吉田局の局員は山口さんを含め2人だけ。それでも貯金や保険には営業目標が設定され、結果は明確に損益として出る。

 担当する約700戸の多くは高齢者世帯。でも言い訳はできない。「目標が達成できないことが続くと、会社におんぶしている局だと感じてしまいます」

 上吉田局の1日の利用者は多くても50人程度だが、貯金や年金の受け取りなど住民の生活を支える"命の綱"だ。

 無職坂本幸英(さかもと・よしひで)さん(69)は自宅から車で3分ほどの上吉田局をよく利用する。「年寄りに現金自動預払機(ATM)は使えない。上吉田局がなくなるのは絶対にだめ」

 「民営化には反対ではない。でも、地域の皆さんにサービスを提供する態勢を守らないといけない」という山口さん。局存続のため、軽自動車で営業に走り回る毎日だ。

 民営化は、利用者の生活も変えた。高知県東部の芸西村に住む農業の女性(68)は長年、大好きな通信販売の支払いを郵便配達員に依頼していた。現金と払込票を渡し、送金を代行してもらう"サービス"。だが郵便、貯金、保険に分社化され、配達員は金融業務が扱えなくなった。

 今は約10キロ離れた郵便局に車で行く。「田舎が見捨てられている。車に乗れなくなったら、ここに住めなくなってしまう」と不安をのぞかせる。

 民営化に伴う郵便局再編で、高知県では71あった集配局のうち、過疎地を中心に27が窓口業務のみを扱う「無集配局」となった。高知市の郵便局に勤務する男性社員(51)は、その結果「配達の遅れや誤配が目立つようになった」という。「住民へのサービスは確実に低下した。何のための民営化だったのか」。怒りが収まらない。

 郵政民営化 小泉純一郎元首相が「改革の本丸」と位置付けた。郵便、郵便貯金、簡易保険の3事業を担った旧日本郵政公社が2007年10月、郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、窓口営業を受託する郵便局会社に分社化された。持ち株会社の日本郵政がこれら4社を束ねる。

(08/12)

5843とはずがたり:2010/02/02(火) 02:52:04
>>5839-5843

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(5)夕張市
「まさか自治体が...」  「夕張市」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-87.html

 経費節減のため蛍光灯が所々抜かれて薄暗くなった庁舎内で、地域再生推進室の吉岡崇(よしおか・たかし)さん(34)は北海道や国に提出する資料作成に取り組む。10年前に就職した夕張市は財政が破綻(はたん)、2007年3月に財政再建団体となった。吉岡さんは「自治体が破綻するなんて、就職する時には考えもしなかった」と振り返る。


経費節減のため蛍光灯が所々抜かれ、薄暗い夕張市役所。庁舎内は職員の相次ぐ退職で閑散としている=7日

 24年度までに353億円の赤字を解消する市の財政再建計画により、07年度から職員の給与は平均30%削減された。約23万円だった吉岡さんの給与も約17万円に。「再建団体となって最初の給与明細を見た時は暮らしていけるのかと目の前が暗くなった」。生活不安などから退職が相次ぎ、市の職員数は06年度当初の約400人から約150人にまで減った。

 5年前に約2500万円で市内に新築した家のローン支払いに加え、ことし1月に長女が生まれ、負担は増えるばかり。ごみ処理手数料も有料化され「一度により多くのごみを詰めて捨てるようにしている」と、ため息交じりに話す。

 再建計画で、ごみ有料化のほかにも下水道使用料が約60%値上げされ、収入の少ない高齢者の生活も直撃を受けた。一人暮らしの戸田明子(とだ・あきこ)さん(77)は「月約4万6千円の年金収入だけでは暮らしていけない」と昨年10月から生活保護を受け始めた。家は傾き、冬には玄関のすき間から雪が吹き込むが、修繕する費用もない。

 「地方自立」を掲げた小泉内閣の三位一体改革で04年度からの3年間に、地方交付税は総額約5兆1千億円が削減された。夕張市でも同期間で約9億6千万円落ち込んだ。

 炭鉱で栄えた1960年に約11万6千人いた人口は、約1万1500人(1日現在)まで減少、市税収入も落ち込む一方だ。

 6月、民主党の鳩山由紀夫代表と面会した藤倉肇市長は「自力再生にも限度がある。政治的な配慮をお願いしたい」と支援を要請した。

 「再建計画が終わる16年後にこの街はどうなってるのだろうか。地方が特色を生かすためにも自由に使える財源を増やしてほしい」。吉岡さんの思いは全国の自治体に共通した要望でもある。

 三位一体の改革 「地方にできることは地方に」という理念の下、小泉純一郎元首相が打ち出した。2004〜06年度にかけ「国の補助金削減」「国から地方への税源移譲」「地方交付税の抑制」の三つを同時に進めた。3兆円が税源移譲されたが、交付税も5・1兆円削減された。

(08/12)

5844チバQ:2010/02/17(水) 00:11:37
比例下位議員について調べてみた。東日本編
・山岡達丸 ホームページくらい持て
・やはり厚生労働委員会は人気なのか!?
 □■厚労二所属したがりそうな人。■は所属、□は所属できず
 (なぜか謎の議員:相原史乃も所属)

【北海道】
山崎まや 事務所=道連■
山岡達丸 HPなし 世襲
工藤仁美 事務所=道連□
【東北】
和嶋未希 酒田 県連サイト山形県第3区総支部代表代行 (代表は空席)
        個人サイト山形第3区総支部代表 元県議
高松和夫 秋田 県連総務会長 元県議
菊池長右エ門 宮古 HPなし 元県議、首長
山口和之 郡山■
【北関東】
川口浩  取手 県連に名前なし□ 元県議
石井章  取手 県連に名前なし、HPなし 元市議 
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6294
トラック議連の事務局長
野木実  和光 HPなし 元市長
中島政希 高崎 県連会長代行 出馬暦多数
桑原功  前橋 HPなし 元県議
玉木朝子    HPなし□
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6089
厚労委員会希望するも労農林水産委員会所属
【南関東】
藤井裕久 相模原
水野智彦 勝浦 HPなし
石田三示 鴨川
斎藤勁 元参院議員
相原史乃 HPなし、秦野出身であるが(>>5544)所属県連不明 国会内の喫茶店「あかね」の経営者の娘  ←なぜか人気の厚生労働委員会所属
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/5544
【東京】
竹田光明 東村山 東京25区を担当
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/242
石毛えい子 町田 HPなし 元代議士
小林興起 豊島区 元代議士
吉田公一 練馬区 元代議士
川島智太郎 練馬区 出馬暦あり
中津川博郷 江戸川区 元代議士
渡辺浩一郎 板橋区 東京都第11区(板橋区)総支部 顧問 元代議士

5845とはずがたり:2010/02/17(水) 02:18:58
乙であります。
西日本篇も期待しておりま〜

5846チバQ:2010/02/19(金) 23:57:14
【北陸信越】
沓掛哲男 金沢 HPなし 元代議士
若泉征三 越前市 HPなし 元代議士

【東海】
笠原多見子 岐阜市 元県議
金森正  四日市市 HPなし 元県議
山田良司 下呂市 元市長
吉田統彦 名古屋市 名古屋市長選候補に上がる
三輪信昭 名古屋市 HPなし 元県議
小林正枝 静岡市 所属県連不明 市議候補落選
大山昌宏 豊田市?HPなし
磯谷香代子 愛知県HPなし 事務所は谷岡郁子と同じ

【近畿】

室井秀子 尼崎市 元県議
熊谷貞俊 大阪  知事選落選
浜本宏  神戸市 元県議
渡辺義彦 大阪 HPなし 衆院選候補
河上満栄 所属県連不明HPなし
松岡広隆 東大阪 HPなし
豊田潤多郎 京都:県連所属確認できず HPなし
樋口俊一 大阪府連所属 HPなし 元参院議員 

【九州】
川越孝洋 長崎市  HPなし 元県議

5847とはずがたり:2010/02/23(火) 18:14:48
あざ〜す。

北海道…5区補選は峰崎としてその後継で2013年っすかねぇ。

和嶋…山形3区しかないでしょうけど社民との関係がねぇ。。

川口・石井…2人も取手から出してどうすんねん。。どっちかは2013年の参院選茨城選挙区か?トラック議連の方は参院比例区かな?

中島…群馬5区か?その場合一回限りの比例優遇就くか就かないかで運命は大きく変わりそうだ。。

玉木…栃木3区担当だけど。。

水野智…2013年の歯科医師会推薦参院比例候補?

東海…巧く行けば次回も比例復活きたいできるやも知れませんがどうなるか。トヨタ崩壊とかあると民主王国も崩壊するかも。。川勝がどうしようもない知事なんで誰か,と云っても静岡出身は市議落選の小林しかおらんのか,静岡県知事に回ってくれんかねぇ。。

近畿…ここも多いけど次回は厳しそう。。樋口は参院比例とかでしょうか?

5848チバQ:2010/02/26(金) 21:19:23
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001002260002
自民、民主の2倍近く/運動費用に大差
2010年02月26日

 自民は民主の2倍近くの資金を投入――。政権選択が最大の争点となった昨年8月の衆院選の運動費用から、こんな結果が明らかになった。民主、自民の2大政党は3小選挙区すべてに候補者を立てたが、民主は自民よりも圧倒的に少ない資金で選挙運動をして2勝していた。(増田啓佑)


 各陣営が使った事務所費や弁当代などの選挙運動費用は、投票日の翌日から15日以内に県選管に収支報告書として提出することが義務付けられている。その後も追加報告が認められているが、県選管によると各陣営ともに収支はほぼ確定しているという。


 各候補者の収入はすべて寄付によるもので、党派別でみると、民主の計1848万円(1万円未満切り捨て、以下同)に対し、自民は計3498万円。支出は民主が計1623万円で、自民は計2929万円といずれも大きな差が出た。両党の支出には公費で賄われる選挙用のポスターやビラ、はがきなども含まれる。共産は1区の国重秀明氏のみで、収支は共に268万円だった。


 差が際立ったのは、民主新顔の阪口直人氏が自民前職の石田真敏氏(比例近畿ブロックで復活当選)を破った2区。阪口氏は党本部からの寄付が500万円だったのに対し、石田氏は党県第2選挙区支部から1500万円を受け取った。選挙区支部は政党交付金や企業・団体献金などの受け皿となっている。


 支出についても石田氏は阪口氏の約3.5倍。石田氏は選挙運動員43人の報酬389万円(無償の8人、96万円相当を含む)、広告費148万円などが大きかった。阪口氏は運動員は5人で66万円、広告費は64万円、ポロシャツなどはすべて「ユニクロ」でそろえた。


 石田氏の事務所は「今回が特に多かったというわけではなく前回並み」と説明する。前回05年衆院選での石田氏の収入は1636万円、支出は1251万円だった。


 民主新顔の岸本周平氏が自民前職の谷本龍哉氏を破った1区は、収入では谷本氏が岸本氏の約1.7倍だったが、支出は拮抗(きっこう)していた。谷本氏は電話代で59万円を計上、岸本氏の18万円を大きく上回った。


 自民前職の二階俊博氏が小選挙区の議席を守った3区。二階氏は広告費に候補者中最多の200万円を費やし、支出総額は民主新顔の玉置公良氏(比例近畿ブロックで復活当選)のほぼ2倍だった。


 夏の厳しい暑さの中での選挙戦ということもあり、帽子やTシャツといった支出が見られ、後半には激しい舌戦を物語る「のどあめ」という項目もあった。

5849チバQ:2010/02/27(土) 12:56:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100227/CK2010022702000115.html
収支平均、96年以降最低 衆院選選挙費 政党別は自民トップ
2010年2月27日

 県選挙管理委員会は二十六日、昨年八月の衆院選で群馬1〜5区から立候補した候補者の選挙運動費用収支報告書を公表した。立候補した十八人の支出平均は六百五十一万円、収入平均は八百四十七万円でいずれも小選挙区となった一九九六年以降で最も低かった。

 政党別の支出平均は、自民党が千三百八十九万円で、民主党七百五十六万円の二倍近くに達した。支出総額を候補者別に見ると五選挙区に候補者を擁立した自民では、谷津義男氏(3区)の千九百三十一万円が最も多く、尾身幸次氏(1区)の千五百四十八万円、福田康夫氏(4区)の千四百五十一万円が続いた。

 四選挙区に候補者が出た民主は、三宅雪子氏(4区)が千三十九万円で最多。ほかの三氏は四百三十四万〜八百六十八万円と一千万円を下回った。

 選挙運動費用の収支報告書は公選法で提出が義務付けられ、収入や支出の総額のほか、人件費や選挙事務所費、通信費などの支出内容を記載。法定の運動費用は有権者数に応じて選挙区ごとに上限が設定され、群馬1〜5区は二千三百四十七万〜二千四百九十五万円だった。 (中根政人)

5850名無しさん:2010/03/08(月) 06:45:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100307-OYT8T00786.htm

小選挙区 人物より政党で
県調査 有権者の意識変化

 小選挙区選は候補者よりも政党重視――。県選挙管理委員会が昨年12月に実施した、昨夏の衆院選についての意識調査で、有権者の投票行動が人物よりも政党への評価に軸足を移しつつある傾向が浮かび上がった。

 小選挙区選で投票した人に候補者を選んだ理由を聞いたところ、「政党を重視」が48・5%で、2005年の前回衆院選の42・9%から5・6ポイント増加した。「候補者個人」と答えた人は28・9%(前回33・2%)で、「政党」が「候補者」を上回った。

 投票の参考としたものは、マニフェストの31・5%が最多で、前回の15・8%から倍増した。次いで、新聞・テレビ報道28・8%(同37・4%)、政見放送23%(同27・1%)、選挙公報22・2%(同24・8%)の順。政党やマニフェストが有権者の投票行動に大きく影響しており、県選管は「報道などで政権選択がテーマになり、政党同士の争いに関心が集まった結果ではないか」としている。

 政治への関心の程度は、「非常にある」「多少ある」を合わせて計89・4%(同81・4%)に増加。今の政治に対する満足度は、「やや不満」「かなり不満」が計68・4%(同65%)に達した。

 意識調査は昨年12月、選挙人名簿から無作為に抽出した有権者1000人に調査票を送付。482人から回答があった。

(2010年3月8日 読売新聞)

5851名無しさん:2010/03/09(火) 04:22:04
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100309/szk1003090344002-n1.htm

自民・静岡3区支部長に宮沢博行氏
2010.3.9 03:44

 自民党静岡県連は8日、昨夏の衆院選後に柳沢伯夫氏が引退して以来空席となっていた党静岡3区支部長に、磐田市議の宮沢博行氏(35)を充てると正式発表した。次期衆院選では、3区から党公認で出馬することになる。

 宮沢氏は旧龍山村生まれ、磐田南高から東大法学部に進み、平成15年に磐田市議に初当選した。支部長就任にあたり、「政治は暮らしに直結する。地方が豊かになってこそ人々の暮らしが豊かになることを訴えたい」と抱負を述べた。

 また、自民党県連の遠藤栄幹事長は、支部長が決まっていない2、5、6区について、公募する方針を示した。「日程などは現在調整中」としている。片山さつき氏の参院選出馬が取りざたされている7区は「支部長代行を置くことも検討している」という。

5852名無しさん:2010/03/10(水) 05:43:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100310-OYT8T00080.htm

ホーム>地域>神奈川

昨年衆院選 民主費用が大幅減
平均支出627万 自民の6割

 県選挙管理委員会は9日付の県公報で、2009年8月の衆院選の県内18小選挙区の各候補者について、選挙運動費用の収支報告書を公表した。政党別の平均額では、収入、支出とも民主党が自民党を大幅に下回った。民主党は前回衆院選(05年9月投開票)の65%程度に抑えた。

 政党別の立候補者1人当たりの平均は、自民(17人)の収入が1209万円で最も多かった。支出は1068万円。14選挙区を制した民主は、収入738万円、支出627万円で、いずれも自民の6割前後だった。民主党県連の花上喜代志幹事長は取材に対し、「地域を地道に歩き、街頭演説を数多く行うなど、お金のかからない運動をした結果ではないか」としている。

 公明党は候補1人で、収入894万円、支出は1134万円。共産党は13人の平均で、収入247万円、支出221万円。社民党は1人で収入605万円、支出587万円。みんなの党は4人を擁立し、平均収入505万円、支出555万円。幸福実現党は平均収入456万円、支出163万円だった。

 報告書を提出した候補76人の平均をみると、収入は642万円(前回921万円)、支出は525万円(同777万円)で、いずれも前回の7割弱に減った。

 県選管は「制度面で前回から大きな変更点はなかった」としており、民主候補の費用が前回より少なかったことや、幸福実現党の大量出馬の影響で、全体の平均が下がったとみられる。

 候補者別で収支ともトップだったのは、16区で落選し、引退した亀井善太郎氏(自民)で、収入2767万円、支出2217万円。亀井氏も含めて収入1000万円を超えた12人のうち、自民が10人を占めたが、10人のうち小選挙区で当選したのは河野太郎氏(15区)と小泉進次郎氏(11区)だけだった。

 一方、09年10月の参院神奈川選挙区補選の収支報告書も同日公表され、候補4人の平均収入は680万円、支出は821万円だった。

(2010年3月10日 読売新聞)

5853名無しさん:2010/03/10(水) 11:42:57
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100310ddlk14010254000c.html
選挙:09年衆院選・小選挙区選挙運動費用 96年以降、収支ともに最低 /神奈川
毎日新聞 2010年3月10日 地方版

5854名無しさん:2010/03/17(水) 10:29:44
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100317-607000.html
民主小林議員辞職へ、不正資金提供責任記事を印刷する

 民主党の小林千代美衆院議員(41=北海道5区)が議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日が拘置期限の北教組委員長代理・長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断し、辞職は早ければ10年度予算成立後の今月下旬。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 公職選挙法の規定で3月15日までの辞職なら補選は参院選前の4月25日。15日を越えたことで民主党は参院選前に「政治とカネ」「労組との関係」を争点化されることは回避。辞職と補選によって矛先が同じ政治資金問題を抱える鳩山首相や小沢幹事長に向くことを避けたかった党執行部の意向を反映した形だ。国会会期末の6月16日以降の辞職なら補選は10月下旬以降。小林氏は同日選を想定しているもようだが、党内には参院選後を望む声もある。

 [2010年3月17日7時40分 紙面から]
ソーシャルブックマーク

5855名無しさん:2010/03/17(水) 14:21:21
>ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031601001145.html
小林千代美議員が辞職の意向 民主党関係者に伝達
 民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=が、北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。党関係者が明らかにした。

 小林氏はこの日、国会内で記者団に辞職を否定したが、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日に拘置期限を迎える北教組委員長代理の長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断する。早ければ2010年度予算成立後の3月下旬にも辞職する。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 民主党では、小沢一郎幹事長の資金管理団体に絡む収支報告書虚偽記入事件で逮捕、起訴された石川知裕衆院議員が先月、離党。これに続く「政治とカネ」をめぐる議員辞職は、鳩山政権に打撃となることは確実だ。野党側は、鳩山由紀夫首相と小沢氏の政治資金問題や党首脳としての政治責任、労組との関係について追及を強める構えだ。

2010/03/17 02:02 【共同通信】

5856名無しさん:2010/03/19(金) 09:20:41
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100319ddm041040180000c.html
1票の格差:名古屋高裁も「違憲」
 「1票の格差」が最大2・30倍となった09年8月の衆院選は選挙権の平等を保障した憲法に反するとして、名古屋市の男性が愛知1区の選挙無効を愛知県選管に求めた訴訟の判決が18日、名古屋高裁であった。高田健一裁判長は格差が2倍以上となったことについて「1人1票制に反する」として、愛知1区を含む小選挙区選挙全体を違憲と判断した。選挙無効は「公の利益に反する」として請求を棄却した。

 同衆院選を巡る同種訴訟で違憲判断をしたのは、大阪、広島、福岡高裁に続いて4件目。

 判決は、同衆院選で議員1人当たりの有権者数を比較した1票の格差が2倍以上となった選挙区を45選挙区(全体の約15%)と指摘。「このような投票価値の不平等が生じている場合、1票の投票権と2票の投票権を持つ者が生ずるのと同じ」として、有権者の1票が等しい価値を有する「1人1票制」に反すると述べた。【式守克史】

毎日新聞 2010年3月19日 東京朝刊

5857名無しさん:2010/03/25(木) 12:10:01
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100324ddlk04040068000c.html

公選法違反:衆院選立候補者買収で有罪判決−−仙台地裁 /宮城
 09年8月の衆院選に幸福実現党公認で立候補し、選挙運動員に現金を渡したとして公職選挙法違反(買収など)の罪に問われた栗原市若柳の経営コンサルタント、氏家次男被告(61)に対し、仙台地裁(吉野内謙志裁判官)は23日、「当選目的で投票を依頼した」として懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。

 また、氏家被告から報酬を受け取った女(32)に対しては同日、求刑通り罰金20万円、追徴金14万6000円を言い渡した。

 判決によると、氏家被告は衆院選宮城6区から出馬した際、公示前に自身の氏名や顔写真を記載した「個人ビラ」を戸別訪問で配布。運動員3人に報酬として計44万円を支払った。女は有権者に氏家被告への投票を依頼し、報酬14万6000円を受け取った。

 判決後に会見した氏家被告の弁護人は「選挙運動に素人だったため、法規制を知らなかった」などと弁明した。【垂水友里香】毎日新聞 2010年3月24日 地方版

5858名無しさん:2010/03/26(金) 19:14:30
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601000925.html
自民の町村氏、出馬に前向き 補欠選挙実施の場合
 自民党の町村信孝元官房長官は26日、日本BS放送の番組収録で、不正資金提供事件で民主党の小林千代美衆院議員が辞職し、補欠選挙が実施されることになった場合について「最強、最善の候補者を出さなければならないとなれば、決断する」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。

 町村氏は昨年の衆院選北海道5区で小林氏に敗れ、比例北海道ブロックで復活当選した。

2010/03/26 18:57 【共同通信】

5859名無しさん:2010/03/26(金) 22:18:09
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100326ddr041040007000c.html
公選法違反:衆院選・北海道8区事件 佐藤被告に有罪判決−−函館地裁
 09年8月の衆院選北海道8区に無所属で立候補、落選し、公職選挙法違反(買収など)罪に問われた佐藤健治被告(52)の判決公判で函館地裁は25日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 判決によると佐藤被告は同年7〜8月、当時の出納責任者(有罪確定)と共謀し、運動員8人に票の取りまとめの報酬として計約223万円を渡した。佐藤被告は「選挙運動ではなく、後援会活動の報酬だった」として無罪を主張していたが、柴山智裁判官は「選挙前に応援をお願いするなど運動員が行った戸別訪問は選挙運動に該当する」とし「選挙の公正を害する悪質な犯行」と述べた。

 この事件では、運動員8人も公選法違反(被買収)罪に問われ、いずれも有罪判決を受けている。佐藤被告は既に連座制が適用され、同区から5年間立候補できないことが確定している。佐藤被告は佐藤孝行元総務庁長官の次男。【佐藤心哉】毎日新聞 2010年3月26日 北海道朝刊

5860名無しさん:2010/03/27(土) 14:58:17
町村元官房長官:5区補選に意欲 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100327ddlk01010276000c.html

 自民党の町村信孝元官房長官(衆院比例道ブロック)は26日、東京都内で行われたBS11デジタルの収録で、民主党の小林千代美衆院議員(道5区)が陣営幹部の公職選挙法違反事件などで辞職した場合に行われる道5区補選について「後援会と詰めた話はしていないが、『最強最善の候補者を出さないといけない』となれば決断しないといけないだろうと思う」と述べ、出馬に意欲を示した。毎日新聞 2010年3月27日 地方版

5861神奈川一区民:2010/04/06(火) 10:09:45
【政治】国民新党の元候補 赤松和隆氏 衆院選で落選し、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1270514978/

5862チバQ:2010/04/06(火) 12:09:27
http://www.asahi.com/national/update/0406/OSK201004050177.html
国民新の元候補、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
2010年4月6日8時0分
 昨夏の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補、落選した赤松和隆氏(42)が選挙関連経費の清算をしないまま関係者との連絡を絶っている。決起大会の会場費などが未払いになっているほか、供託金のために借りた金を返済しておらず、朝日新聞の取材では少なくとも約700万円の金銭トラブルになっている。

 ホテルオークラ岡山(岡山市中区)の経営会社は3月中旬、赤松氏に約262万円の支払いを求める訴訟を岡山地裁に起こした。訴状などによると、赤松氏は衆院選公示前の昨年8月2日、このホテルの宴会場で千人規模の決起大会を開いたが、代金約264万円のうち2万円を内金として払っただけで、残りは未払いという。

 岡山市内の自営業者は、選挙カーに取り付ける看板の製作や、報酬支給が認められている運動員の手配を請け負った。代金のうち約45万円は昨年8月に現金で支払われたが、残り約141万円が未払いのままで、10月に赤松氏と選挙対策責任者を相手取って提訴した。赤松氏は口頭弁論に出席せず、赤松氏に全額支払いを命じる判決が確定。その後、選対責任者が9割超を払うことで和解したという。

 選挙事務所を貸した別の自営業者は、公示前の8月中旬、赤松氏から「立候補に必要な供託金300万円を立て替えてほしい」と頼まれ、妻の定期預金を解約して貸した。10月15日を返済期限とする借用書を受け取ったが、2度にわたって延期を求められた末、連絡がとれなくなったという。業者は「まるで詐欺だ」と憤る。

 朝日新聞は赤松氏の携帯電話に連絡を取ろうとしたが、留守番電話に接続される状態になっている。赤松氏は現在も国民新党の党員で、党本部の斎藤豊事務局長は「プライベートな話でコメントしようがない。こちらも電話しているが、ほとんど連絡がつかない状態だ」と話した。

 赤松氏は、松岡利勝・元農林水産相の元秘書官。松岡氏が2007年に自殺した後、高校時代まで過ごした岡山市に戻った。衆院選では民主党の津村啓介氏、自民党の萩原誠司氏、無所属の熊代昭彦氏らと争い、得票は6026票で有効投票総数の10%に届かず、供託金は没収された。(宮武努、西山良太)

5863とはずがたり:2010/04/06(火) 12:30:57
前にも国民新党に誰かこういうの居たような。。
保守政党は自民党やみんなの党もそうだけど,自力でカネ用意できないと相手にして貰えないけど,国新はその懐具合の検査があまいのかねぇ?

5864名無しさん:2010/04/07(水) 12:05:05
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001004070002
先月、民主議員秘書に/音信途絶の赤松氏
2010年04月07日

 昨年の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補し、落選後に選挙関係費用を払わないまま関係者と連絡を絶っている赤松和隆氏(42)が、今年3月に約1カ月間、民主党国会議員の政策秘書を務めていたことが、関係者の話でわかった。赤松氏は月末に突然、自主退職したという。


 東京の民主党議員の事務所によると、元々いた政策秘書が体調不良で退職し、新しい秘書を募集したところ、複数の応募者の中に赤松氏がいた。2月に実施した面接の結果、「印象も良く、話もしっかりしていた」(事務所関係者)ため赤松氏の採用を決めたという。


 赤松氏は3月4日から、永田町を拠点に秘書活動を開始。ところが、月末になって急きょ「自己都合により退職したい」と事務所側に告げ、31日付で秘書を辞めたという。事務所関係者は「トラブルのことは全く知らなかった」と話している。(宮武努)

5865とはずがたり:2010/06/15(火) 20:17:50

小沢・民主前幹事長:「選挙の小沢」検証 県内でも影響力 /福島
6月15日11時22分配信 毎日新聞
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6507

 鳩山政権の崩壊とともに民主党幹事長を辞任した小沢一郎氏(68)。党の選挙対策の中心として戦略を担い、福島にも大きな影響を与えてきたといわれる。過去の衆院選や近付いた参院選の舞台裏でどんな力を示してきたのか、関係者の証言を基に再現する。【種市房子】
 ◇衆院選1区、懐刀を派遣
 08年春。小沢氏は秘書を連れ、福島市にある民主の支持母体・連合福島を訪れた。迫る衆院選の戦略を練るためだった。連合側が説明するまでもなく、小沢氏は県内選挙区の弱点を指摘。特に福島1区は細かい情報をつかんでいる様子だった。
 その後も秘書が連合福島に足を運んだが、ある時から別の秘書に代わった。間もなく、連合福島の幹部は最初に来た秘書をテレビで見た。現在、政治資金規正法違反の罪で公判中の元公設第1秘書、大久保隆規被告だった。懐刀を派遣するあたりに、小沢氏の意気込みがうかがえた。
 昨年の衆院選で、福島1区は民主が新人の石原洋三郎氏(37)を擁立。自民前職の亀岡偉民氏(54)との事実上の一騎打ちとなった。小沢氏の秘書は徹底的に業界団体を回った。“ドブ板”に徹する姿に、陣営から「これが小沢氏の選挙」と感嘆の声が上がった。
   ■  ■
 石原氏は2万票差で初当選し、民主党県連では「小沢さんの“亀岡潰し”の執念が見えた」とささやかれた。
 話は05年の「郵政選挙」にさかのぼる。その前の03年衆院選で無所属で落選した亀岡氏には、小沢氏了承の下で民主公認で出馬する動きがあった。ところが選挙直前、亀岡氏は自民党公認を獲得。小沢氏には裏切られた思いがあったとみられる。
 民主は石原氏の兄で新人の石原信市郎氏(43)を擁立した。当時、小泉純一郎首相の下で行われたこの選挙戦は、全国的に自民が有利に展開し、福島1区でも民主は劣勢だった。負け戦には来ないと言われる小沢氏が選挙中に2回も福島1区に足を運び、街頭にも立った。「亀岡さんを許さないという意思表示だったのだろう」と陣営元幹部は振り返る。
 結果は亀岡氏が初当選。逆に昨年の選挙では打ち負かした。小沢氏の選挙戦を間近で見た関係者は「全国でも特に東北地方の選挙に強い影響力を示す。昨年の勝利に満足しているだろう」と語った。

5866チバQ:2010/06/15(火) 23:53:44
>>405
134 :無党派さん:2010/06/15(火) 21:19:09.70 ID:7LO5pGhI
2010.6.3
衆院選2区に出馬表明“オハヨウおじさん”が逮捕

 昨年の衆院選北海道2区に出馬を表明していた札幌在住の栗原侑(すすむ)氏
(65歳、写真)が5月29日、公務執行妨害で札幌中央署に逮捕された。

 接見した国選弁護人によると、同日午後0時45分ごろ、地下鉄南北線大通駅の
構内で、栗原氏がAPEC会合のポスター制作費用がどこから出ているのかを
駅員に尋ねていたところ、警戒警備中の警察官がケンカをしているものと思い、
任意同行を求めた。その際、栗原氏は階段を数段上がったところで警察官を
突き飛ばし、全治2週間のけがを負わせたという。栗原氏は「体がぶつかっただけで、
突き飛ばしていない」と主張している。

 栗原氏は佐賀県出身。同県上峰町の町議選に2度出馬し、落選した。05年に札幌へ
移住。昨年2月に衆院選出馬を表明し、自前の選挙運動を行っていたが、結局立候補は
しなかった。地下鉄駅などで通行人に「おはようございます」などと呼びかけいてたため、
地元では“オハヨウおじさん”と呼ばれていた。(安藤由)
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/topics.php?mode=list
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/dat/photo/2kuohayou.jpg

5867名無しさん:2010/07/30(金) 20:50:22
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY201007300469.html
民主・後藤英友議員の当選無効へ 幹部の選挙違反で連座
2010年7月30日20時20分

 昨年の衆院選で初当選した民主党の後藤英友(ひでとも)議員(比例九州ブロック)陣営の幹部による選挙違反事件で、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、公職選挙法違反(日当買収)の罪に問われた出納責任者・井上広世(ひろよ)被告(43)の上告を棄却する決定をした。29日付。懲役1年6カ月執行猶予5年の一、二審判決が確定する。

 後藤議員は熊本3区で落選したが比例区で復活当選した。井上被告は連座制の対象のため、公選法の規定により、後藤議員が30日以内に当選が無効でないことなどの確認を求める訴訟を起こして勝訴しない限り当選無効となり、熊本3区からは5年間立候補が禁じられる。

 総務省によると、後藤議員の当選が無効になると、民主党比例九州ブロックで次点に相当する30位だった中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

 一、二審判決によると、井上被告は、熊本市の人材派遣会社長とその弟の同社役員と共謀。昨年8月から9月にかけて、同社が派遣した男性8人に後藤氏の顔写真を載せた文書を配らせるなどの選挙運動をさせ、報酬として約73万円を渡した。井上被告側は無罪を主張したが、検察側主張が全面的に認められた。

5868名無しさん:2010/07/31(土) 20:22:34
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100801k0000m040019000c.html
後藤英友議員:当選無効に不服、提訴へ

 出納責任者が公選法違反(日当買収)に問われ、最高裁で上告が棄却された民主党の後藤英友衆院議員(43)=比例九州=は31日、熊本市で記者会見し、当選無効を不服とする行政訴訟を福岡高裁に起こす考えを明らかにした。

 会見で後藤議員は「選挙で選ばれた議員の失職は重い。買収の悪質性にはいろんな程度があり、今回は失職するほどの悪質性はないと思う」と強調。「最終判断は党や弁護士と相談して決めるが、即座に辞職する考えはない」と述べた。

毎日新聞 2010年7月31日 18時47分

5869名無しさん:2010/07/31(土) 22:01:25
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100731-OYT1T00691.htm
失職させるほどでない…後藤議員、連座制争う方針

 昨年夏の衆院選での選挙違反事件で、最高裁が出納責任者の上告棄却を決定したのを受け、民主党の後藤英友衆院議員(43)(比例九州)は31日、連座制の適用について福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす意向を明らかにした。


 後藤氏は熊本市内で記者会見し、「今回は議員を失職させるほどの悪質性はないのではないかと思っている」と述べた。

 後藤氏は行政訴訟で勝訴しなければ失職し、熊本3区からの立候補が5年間禁止される。

 1、2審判決によると、出納責任者は別の2人と共謀し、選挙運動の報酬として運動員8人に計約73万円を渡した。

(2010年7月31日21時40分 読売新聞)

5870名無しさん:2010/08/01(日) 01:12:18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188115
後藤議員 辞職意思なし 陣営幹部有罪 連座制適用に異議
2010年8月1日 00:08 カテゴリー:社会 九州 > 熊本

 昨年の衆院選熊本3区で落選し、比例代表九州ブロックで復活当選した民主党の後藤英友衆院議員(43)陣営による選挙違反事件で、公選法違反(日当買収)罪に問われた元出納責任者(43)の上告を最高裁が棄却したことを受け、後藤氏は31日、熊本市で記者会見。「今の時点では職責を全うしたい」として、議員辞職しない考えを表明した。近く福岡高裁に、連座制が適用されないことの確認を求める行政訴訟を起こす方針という。

 後藤氏は元出納責任者の買収行為について「司法の事実判断は受け入れる」としながらも「買収にはいろんなケースがあり、今回は悪質性が高くない」との持論を展開。「公選法にも少し問題がある」と述べた。

 公選法によると、出納責任者は連座制の対象。後藤氏は30日以内に行政訴訟を起こして勝訴しない限り、当選が無効となり、熊本3区から5年間立候補ができなくなる。当選無効となった場合、民主党の比例九州ブロックで次点の中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5871名無しさん:2010/08/01(日) 01:18:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188124
有権者「即辞職を」 後藤氏陣営の公選法違反事件 異議申し立てに疑問の声
2010年8月1日 01:03 カテゴリー:九州 > 熊本

 「すぐに辞職するべきだ」「理解できない」−。後藤英友衆院議員(43)の元出納責任者の上告が最高裁に棄却されたことを受け、地元の有権者からは即時辞職を求める声が上がった。後藤氏が31日、議員を辞職せず、福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす考えを示したことには有識者から疑問の声が出た。

 「法律に違反したら責任を取るのは小学生でも分かる。これまで受け取った議員歳費も返上するべきだ」。大津町の会社員男性(70)は後藤氏の対応を批判し、議員辞職を否定したことにも「論外」と言い切った。同町の商業施設に買い物に来た主婦(48)も「同じ選挙区の人間として残念だし、恥ずかしい。早く辞めるべきだ」と話した。

 後藤氏は昨年8月の衆院選熊本3区で約7万5千票を獲得。選挙区では惜敗したが、比例で復活当選した。後藤氏の後援会会長を務めた男性(78)は「軽微であっても、陣営関係者が法に触れたことをしたのは事実。信じてくれた有権者に対し申し訳ない」としながらも「この程度のことで失職するのはかわいそう」と、複雑な思いを打ち明けた。

 一方、斎藤文男・九州大名誉教授(行政法)は「出納責任者が公選法というルールを破りながら議員を続けるのは疑問。有権者の理解は得られないだろう」と話した。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5872名無しさん:2010/08/01(日) 03:42:14
http://www.oita-press.co.jp/worldSociety/2010/07/2010073101000436.html
「職務を全う」と民主・後藤議員
[2010年07月31日 17:35]

 民主党の後藤英友衆院議員(43)は31日、公選法違反(買収)罪に問われた出納責任者の上告棄却を受け、地元の熊本市で記者会見し「今の時点では職責を全うしたいと思っている」と述べ、議員辞職する考えがないことを強調した。
 後藤氏は「買収にもいろいろあるが、今回の『日当買収』には連座制を適用して議員を失職させるほどの悪質性がない」と主張。臨時国会が終わり次第、「連座制が適用されない」ことの確認を求める訴訟を福岡高裁に起こす姿勢を示した。
 後藤氏は2003、05年の衆院選で熊本5区、07年に熊本3区補選に立候補し、いずれも落選。昨年8月の衆院選で熊本3区から立候補して敗れたが、比例で復活し初当選した。
 一、二審判決によると、後藤氏陣営の出納責任者井上広世被告(43)は、熊本市の人材派遣会社社長ら2人=いずれも有罪確定=と共謀し、運動員としてビラを配るなどした報酬として派遣社員8人に計約73万円を支払った。最高裁は29日付で上告棄却の決定をした。

5873チバQ:2010/09/29(水) 22:37:49
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01115.htm
民主・自民、政党交付金激戦区に集中投下
 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。


 民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。

 民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。

 民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

(2010年9月29日22時27分 読売新聞)

5874チバQ:2010/09/29(水) 22:39:19
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01019.htm
政党交付金支出総額388億円、過去4番目
 総務省は29日、2009年の政党交付金使途等報告書を発表した。


 8月の衆院選対策として、交付対象の8党が選挙資金を投入し、支出総額は1995年の政党交付金制度創設以来、4番目に多い387億9321万円に達した。全国規模の国政選挙がなかった08年と比べると約1・5倍。人件費や事務所費などの「経常経費」を除く「政治活動費」は前年比2・1倍の224億8792万円に膨らみ、支出総額を押し上げた。

 「政治活動費」のうち、公認推薦料や陣中見舞いなどの「選挙関係費」は56億1034万円と、08年(1億5852万円)の35・4倍。新聞やテレビの広告などに充てた「宣伝事業費」も123億231万円と、08年(57億976万円)の2・2倍に増加、過去2番目の規模に膨らんだ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T00919.htm
公明党支部、政党交付金を国庫に返還
 片山総務相は29日、公明党参院東京選挙区第3総支部(代表・沢雄二前参院議員)で2009年の政党交付金が149万3526円余ったため、同党に対し、10月18日までに国庫に返すよう返還命令を出した。


 公明党は全額を返還するとしている。

 沢氏は「10年に議員を引退することが決まっていたので、政党交付金の未支出分は基金(積み増し)とせず、返還することにした」とのコメントを出した。返還命令は1995年の政党交付金創設以来、2例目となる。

 政党助成法は、政党や政党支部が政党交付金を年末までに使い切らず余った場合、総務相が政党に返還を命じることができると定めている。

(2010年9月29日18時07分 読売新聞)

5875チバQ:2010/09/30(木) 12:15:18
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100930-OYT1T00472.htm
民主の政党交付金、小沢系に重点配分
民主党

 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

 実際、09年衆院小選挙区選で、民主、自民両党の公認候補が直接対決し、得票差が1万票以内の激戦となり、09年末時点で支部が存在した43選挙区の収支を見ると、両党が資金面でも、しのぎを削っていた。民主党は政党交付金から43選挙区に平均1819万円を投入。公認候補を擁立した全271選挙区の支部平均より47万円多かった。自民党も、43選挙区に民主党を上回る同1941万円を配分し、公認候補のいた全289選挙区の支部平均を225万円上回った。

 民主党は衆院解散直後の09年7月29日、ほとんどの小選挙区支部に一律500万円を配り、広島1区や熊本2区など10選挙区の支部には同8月14日にも500万円以上を追加配分。結果的に、10人の候補者のうち7人が小選挙区で当選、3人も比例復活で当選した。

 最も配分額が多かったのは太田和美衆院議員の福島2区で、計3000万円。太田氏は08年9月に当時代表だった小沢氏の意向で千葉7区から国替えした。計2500万円以上が配分された9選挙区の支部のうち、森本和義氏(愛知15区)ら5人は当選後、小沢氏支持の議員グループに入った。

 一方、自民党の配分額最高の支部は岩手2区で計2750万円。連続当選を目指した鈴木俊一氏が、岩手県唯一の自民党国会議員の議席死守を目指した選挙区だ。また、初当選組5人の中では、小泉進次郎氏の神奈川11区が別格扱いで、連続当選を果たした議員の選挙区支部と同レベルの計1950万円が配分されていた。

(2010年9月30日11時32分 読売新聞)

5876チバQ:2010/09/30(木) 20:24:21
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100930/plt1009301650004-n1.htm
小沢の“援護射撃”和美3000万、衣里子2200万円也!
2010.09.30
 総務省は29日、2009年分の政党交付金使途等報告書を公開したが、民主党は70億7600万円を都道府県連や、国会議員、衆院選候補者(いずれも当時)らが代表を務める支部に配分した。代表や代表代行などを務めた小沢一郎氏(68)の意向が反映したとみられるが、新人候補者や国替えした議員、選挙区事情などを考慮して支給したようだ。

 党本部から都道府県連を除く各支部への交付金は、昨年1年間でおおむね1千万〜2200万円。参院の支部は1千万円のケースが目立ち、09年衆院選時点で衆院議員が代表の支部は1500万円が多い。

 このうち太田和美衆院議員(31)が代表を務める福島県第2区総支部は6回、計3千万円が支給された。支部では最高額で、衆院選公示の迫った8月14日には半額の1500万円が投入された。

 太田氏は06年、千葉7区の補欠選挙で初当選。09年衆院選は小沢氏の提案で福島2区に国替えして出馬した。自民党現職(当時)との接戦が伝えられる中、党本部の“援護射撃”とみられる。

 これに次ぐのが2700万円で、東京都第9区、神奈川県第3区、愛知県第15区、熊本県第2区、第3区、鹿児島県第2区の各総支部。いずれも新人候補者が代表で、8月14日には各500万円が支給されている。

 このほか、小沢氏が出馬を要請した福田衣里子衆院議員(29)が代表の長崎県第2区総支部は2200万円。鹿野道彦農相や、与謝野馨氏(現・たちあがれ日本)と激しく競り合った海江田万里経済財政担当相など返り咲きを狙っていた元職組の総支部にも2千万〜2200万円が支給されたケースなどがある。

 小沢氏の岩手県第4区総支部、菅直人首相の東京都第18区総支部はともに1500万円だった。

5877名無しさん:2010/10/01(金) 04:10:45

昨年の政党交付金、県内ほとんどの支部で増加
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1735157.article.html

 総務省が29日公開したした2009年分の政党交付金使途報告書によると、佐賀県関係の国会議員が代表を務める選挙区支部への各党本部からの配分は、昨年、総選挙が行われた関係で、ほとんどの支部で増えた。

 民主党は衆院佐賀1区(原口一博代表)、同2区(大串博志代表)が前年より500万円増の各1500万円で、参院第1支部(川崎稔代表)は前年と同じ1000万円。同党県連には1760万円(前年比500万円増)が配分された。

 自民党は佐賀1区(福岡資麿代表)が1750万円(前年比150万円増)、佐賀2区(今村雅弘代表)が2050万円(同250万円増)、佐賀3区(保利耕輔代表)が1950万円(同350万円増)。参院第2支部(岩永浩美代表)は1400万円(同200万円減)だった。同党県連には約1710万円(同426万円増)が配分された。既に解散した自民党衆院佐賀3区(平林素子代表)は総選挙前の6月までに550万円の配分を受けていた。

 社民党県連は前年より約568万円減の706万円の配分だった。

5878名無しさん:2010/10/01(金) 04:13:02

県内3党で支出2億8476万円 09年政党交付金
2010年09月30日10:45
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100930/201009301045_11796.shtml

 総務省が29日公開した2009年分の政党交付金使途等報告書によると、県内の民主、自民、社民の各党支部の支出総額は2億8476万円だった。政党別では自民が1億5418万円、民主が1億2906万円、社民が152万円。

 各党の内訳は、民主は県連が2100万円。1〜5区の各総支部は、5区(阿知波吉信支部長)が2200万円で最も多く、1区(柴橋正直支部長)が2000万円、4区(今井雅人支部長)が1582万円、3区(園田康博支部長)が1500万円、2区(橋本勉支部長)が1484万円。参院第1総支部(平田健二支部長)は1040万円、参院第2総支部(山下八洲夫支部長)は1000万円だった。

 自民は、県連の支出総額が2393万円。1〜5区の各支部で最多は5区(古屋圭司支部長)の2510万円で、2区(棚橋泰文支部長)が2027万円、1区(野田聖子支部長)と4区(金子一義支部長)が各1950万円、3区(武藤容治支部長)が1765万円だった。参院第1支部(藤井孝男支部長)は1423万円、参院第3支部(松田岩夫支部長)は1400万円。

 社民は県連合の支出。

 県内の政党支部が受けた交付金は2億7851万円。政党別では自民が1億4743万円、民主が1億2900万円、社民が208万円だった。(千円単位を四捨五入)

5879名無しさん:2010/11/12(金) 09:57:32
自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。

5880名無しさん:2010/11/13(土) 09:15:22
大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce

5881名無しさん:2010/12/01(水) 19:45:49

したたか「小沢戦略」、衆院選で重点候補に選挙資金を集中投下/神奈川
2010年12月1日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012010019/

 昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党が、県内小選挙区で重点候補に選挙資金を“集中投下”していた実態が30日、明らかになった。党本部からの支援が2千万円を超えた10人のうち9人が小選挙区で当選。当時、代表代行だった小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」からの資金援助を受けた5人も全員が小選挙区を制しており、選挙資金でもしたたかな「小沢戦略」が浮き彫りになった。

 県選挙管理委員会と総務省が同日公表した政治資金収支報告書によると、昨年1月から投開票日(8月30日)前までに、党本部から候補者が代表を務める総支部や政治団体に支払われた交付金や寄付の総額が最も多かったのは、中林美恵子(1区)、岡本英子(3区)の両氏の2700万円。長島一由(4区)、本村賢太郎(14区)、後藤祐一(16区)、神山洋介(17区)の4氏が2200万円で続き、上位を新人候補が占めた。

 陸山会からの寄付は、中林、岡本、本村、中塚一宏(12区)、樋高剛(18区)の5氏にそれぞれ500万円。この5氏はいずれも小選挙区で当選している。

 党本部と陸山会から計3200万円もの資金が投じられた中林氏と岡本氏は、代表代行として選挙を取り仕切った小沢氏の期待通り、対抗馬の当時官房副長官だった松本純氏、長く自民の地盤を守ってきた小此木八郎氏に勝利した。

 「人口が少ない山間部から都市部へ攻め上がる戦略で臨んだ」と衆院選を振り返る民主党幹部は「小沢氏の戦略からすれば、都市部にある中林氏の1区と岡本氏の3区は、政権交代へ絶対に落とさねばならない自民党の最大の牙城。手厚い資金配分はうなずける」と指摘。思惑通りに“落城”させ、政権交代を実現させた小沢氏の手腕に舌を巻く。

 「小沢ガールズ」の一人とされる岡本氏は「激戦区に党を挙げて対応してもらい、小沢氏にも物心両面で支援を受けた」と感謝の弁。中林氏の事務所は「全体の選挙区事情を判断した上での対応だと受け止めている」と話す。

 一方、交付金が最少だったのは、8区への出馬表明が告示直前だった山崎誠氏の800万円。11区の横粂勝仁、15区の勝又恒一郎の両氏は1550万円で、この3氏は小選挙区で落選(比例復活)しており、党の支援額がそのまま結果に表れた格好。「短期決戦だったので」と最少額に理解を示す山崎氏だが、選挙費の持ち出し分の返済を現在も続けているといい、「選挙は苦労した。もっと支援があったら…」と漏らしていた。

5882名無しさん:2010/12/01(水) 21:15:53

「小沢部隊」カネで形成、現金入り封筒手渡し
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101201-OYT1T00267.htm

 2009年の衆院選で、民主、自民党の実力者は自身の勢力拡大も念頭に、資金分配に奔走した。中でも集金力と分配額の多さで突出していたのが、民主党の小沢一郎元代表だった。


 09年の政治資金収支報告書からは、自らの資金管理団体をめぐる事件で強制捜査を受け、「政治とカネ」で厳しい視線を浴びながらも、選挙戦で巨額を動かし、党内最大勢力である小沢グループの「中核部隊」を形成していった実態が浮かび上がった。

 衆院が解散された同年7月21日。JR東京駅近くのホテルに、民主党の現職、新人の衆院選候補予定者数十人が三々五々、入っていった。懐には金額が空欄の領収書があった。部屋で待っていたのは小沢氏の秘書だった。

 「(小沢氏の資金管理団体の)『陸山会』に領収書を出すと、表に出ることになるが、それでもいいですか」

 複数の候補予定者によると、秘書はこう告げ、承諾を確認したうえで、現金入りの封筒を手渡した。札束を数えた候補予定者たちは、持参した自らの資金管理団体の領収書に「500万円」と記した。

 秘書はこうも加えた。「今後、いざという時にはよろしくお願いしますよ」

 同日は、民主党本部からも500万円の公認料が配られた。ある衆院議員は「公認料は1000万円と聞いていたが、実際は500万円でがっかりした。そこへ小沢氏から500万円もらい、『これで戦える』と心強く思った」と振り返る。

 陸山会からの「軍資金」は、91人(2人は200万円)に計4億4900万円。直後の衆院選では88人(うち初当選は49人)が当選した。小沢氏は前日の20日に陸山会へ3億7000万円を貸し付け、それが原資となった可能性が高い。

 通常、「表に出ないカネでやる」(自民党関係者)と言われてきた、有力政治家から議員、候補者への軍資金提供。なぜ、小沢氏は今回、表に出したのか。

 小沢氏に近い議員の1人は、「政治とカネで強制捜査を受けた直後だけに、これ以上疑われるよりは、表でやる方がいいと判断した」と説明する。民主党内では、「小沢氏は勝負所と見て、なりふり構わずカネを配った。自らの数と力を拡大、誇示する狙いもあった」との指摘も聞かれる。

 小沢氏から資金を受け、当選した議員の多くがその後、小沢氏を支える「中核部隊」となったが、小沢氏から離れたケースもある。

 今年9月の党代表選で、小沢氏に投票するとした人は、読売新聞の投票前の取材では66人(実名で回答60人、匿名6人)。菅首相に投票するとした人も13人(実名で回答10人、匿名3人)いた。小沢氏支持議員からは選挙戦中、この13人に対し、「金を受け取って、『政治とカネと決別する戦いだ』と主張するのはおかしい」との批判が上がった。13人の1人は、「資金を受け取る際は戸惑ったが、選挙を仕切る立場の小沢氏からだったので、礼儀として受け取った」と釈明する。

 また、11月25日、小沢氏支持の当選1回議員グループ「北辰会」が設立されたが、総会に参加した43人のうち24人と半数以上が「受領組」で、巨額分配の「成果」の一端とも言えそうだ。

 一方、自らの資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、小沢氏と同様、批判を浴びた鳩山前首相は、衆院選前に鳩山グループの議員に寄付などはしておらず、事件を受けて自粛した模様だ。

(2010年12月1日09時26分 読売新聞)

5883名無しさん:2010/12/02(木) 01:04:38

政治資金:小沢氏資金、党内に波紋
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101202k0000m010121000c.html

 30日に公表された政治資金収支報告書で、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」が昨年の衆院選前に、民主党の衆院選候補者89人に計4億4200万円を配っていたことが党内に波紋を広げている。

 仙谷由人官房長官は1日の記者会見で「非常に力のある政治家が若い人を育てようと資金援助するのは、昔はよくあった。昔、いろいろ聞かされていた情景かなと思う」と、小沢氏の手法を皮肉った。

 資金を受け取ったのは小沢氏に近いか、小沢氏が擁立を主導した新人議員がほとんどで、多くの議員が9月の民主党代表選で小沢氏を支持した。小沢陣営では、資金を受け取りながら菅直人首相を支持した議員への反感が強く「カネを返すべきだ」と非難する声も上がっていた。複数の議員によると、資金が手渡されたのは昨年7月21日の衆院解散当日で、事前に小沢氏周辺から東京都内のホテルを指定し「おいでいただきたい」との電話があった。部屋に赴いて小沢氏の秘書から現金を受け取り、その場で陸山会あての領収書を書いたという。新人議員の一人は「これがなければ落選したかもしれない」と振り返った。【野口武則】

毎日新聞 2010年12月2日 0時40分

5884名無しさん:2010/12/02(木) 01:16:03

民主・小沢元代表資金管理団体、2009年衆院選候補者91人に4億5,000万円もの現金提供
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188922.html

民主党の小沢一郎氏から、グループ議員らへの4億5,000万円もの現金提供が明らかになった。「小沢流選挙」に、批判の声が上がっている。
1日夜、東京都内で小沢グループの会合が行われた。
笑顔で店を出た小沢氏だったが、記者の「迂回(うかい)献金をしたとの指摘もあるが?」、「迂回献金との認識は?」などの質問に、無言で車に乗り込んだ。
「迂回献金」というフレーズに顔を曇らせた小沢氏。
政権交代を果たした、2009年の衆院選。
小沢氏の資金管理団体から、「小沢ガールズ」ら91人の候補者に、あわせて4億4,900万円もの政治資金が提供されていたことが明らかになった。
民主党の神風英男議員は「(小沢氏から500万円受け取ったことは?)いや〜、そりゃ、ありがたいです」と話し、民主党の内山 晃議員は「助かったよ〜。なかったら落ちてたかもしれない」と話した。
参加者の口から出るのは、生々しい選挙資金の話。
民主党の福田昭夫議員は「みんな、それこそ金欠病になっていたと思うので、そういう意味ではみんな、わたしだけじゃなくて、支援を受けた人たちは、それは心強かったと思いますよ」と話した。
2009年の衆議院解散当日、都内のホテルに集められた立候補予定者たちは、小沢氏の秘書から、500万円が入った封筒を手渡されたという。
注目されるのは、「資金の流れ」。
小沢氏の資金管理団体「陸山会」は、小沢氏が代表を務める岩手県の党支部から、3億7,000万円の寄付を受け、この支部は前日に、政治団体「改革フォーラム21」から同額の寄付を受けていた。
政治団体間では、5,000万円を超える寄付は禁止されていて、政党支部を経由することで、「法の抜け穴」を使ったとの見方もある。
また、改革フォーラム21には、小沢氏が代表幹事を務めた旧新生党の資金が移されていて、新生党には、国から多額の金が交付されていた。
こうした資金の流れについて、小沢氏の事務所は、「政治資金規正法に基づき、適正に処理しており、収支報告書の通りです」としている。
仙谷官房長官は「ある意味で、合法性を持つやり方ではあるが、実質的に、それはいかがなものかという議論になってくる可能性はあるんじゃないでしょうか、はい」と述べた。
年明けの通常国会では、小沢氏の国会招致に向け、野党の追及は強まるとみられる。(12/02 00:54)

5885名無しさん:2010/12/02(木) 03:25:05

民主、2議員に5億4000万円…組織対策費
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101201-OYT1T01361.htm

 政権交代選挙となった昨年の衆院選前に、民主党本部から議員(当時)2人に計5億円を超える「組織対策費」が支払われていたことが、11月30日に公表された2009年の政治資金収支報告書でわかった。

 多額の資金の具体的な使途について、民主党側は説明をしておらず、識者は「政治資金の透明性を著しく害するやり方だ」と指摘している。

 政治資金規正法では、政治団体が支出する際、相手の氏名と住所、金額、目的などを政治資金収支報告書に記すことを義務付けている。議員個人に組織対策費として支出した場合は、受け取った議員の領収書を添付すれば、この議員が何に使ったかまでは記載する必要はない。

 収支報告書によると、組織対策費を受けていたのは、当時、民主党の財務委員長だった佐藤泰介元参院議員(7月の参院選に不出馬、政界引退)と輿石東参院議員会長。佐藤氏には5月29日に1億円、6月22日に2億円、同29日には500万円を支出。衆院の解散直前の7月13日にも2億円が支出されていた。また、輿石氏にも解散当日の同21日に1000万円、11月に1000万円が支出された。

 2人に対して民主党が09年に支出した組織対策費は計5億4000万円で、その95%に当たる5億1500万円が衆院選前の約3か月間に集中していた。

 民主党が特定の議員に組織対策費を支出するようになったのは、小沢一郎元代表が代表に就任した06年4月以降で、09年末までに財務委員長や国対委員長を務めた山岡賢次副代表に計17億310万円、佐藤氏に計10億3500万円を支出。輿石氏や、当時選挙対策委員長だった鉢呂吉雄国対委員長への支出も含めると、総額は28億2810万円に上っている。

(2010年12月2日03時03分 読売新聞)

5886名無しさん:2010/12/02(木) 03:28:42

政治資金、陸山会が9億円 衆院選候補者に寄付も
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101201_5

 総務省に2009年分の政治資金収支を届け出た本県国会議員は、衆院議員が、民主党の小沢一郎氏(岩手4区)と自民党の鈴木俊一氏(岩手2区=当時)、参院議員は民主党の藤原良信氏(比例)と工藤堅太郎氏(比例=当時)で、他の議員は県選管に報告している。09年は政権交代につながった衆院解散・総選挙の年だけに、小沢、鈴木両氏は資金管理団体の収入が増えた。

 ◆09年分の収入額

 4団体を届け出ている小沢氏が最も多い。資金管理団体の陸山会の09年分の収入は、9億1282万円と前年から7億4979万円の大幅増。自らの政治団体からの寄付を除く収入は8億9855万円となる。この中には小沢氏自身からの借入金3億7千万円も含まれる。同会は衆院選候補者の後援会など91団体に200万〜500万円、総額4億4900万円を寄付した。

 このほかの団体の09年分収入は、小沢一郎政経研究会4393万円、小沢一郎東京後援会800万円、誠山会が2247万円(いずれも自らの政治団体からの寄付を除く)。

 鈴木氏は、清鈴会の1団体を届け出た。09年分収入は、前年より1177万円多い7297万円。藤原氏は、陸仙会と藤原良信後援会の2団体で計2358円(前年比2万2995円減)を報告した。工藤氏は、工藤堅太郎政経フォーラムの1団体が351万円(前年比87万円増)だった。

 ◆個人献金

 最も多いのは小沢氏で2678万円(前年比1121万円増)。鈴木氏は前年より311万円多い490万円。工藤氏は120万円少ない100万円。藤原氏は前年同様なかった。

 ◆団体献金

 小沢氏は同氏の政治団体からの寄付を除くと、前年より4億2899万円多い4億5401万円。内訳は民主党県第4区総支部から4億4400万円、日本保険薬局政治連盟から300万円などだった。

 鈴木氏は2649万円で前年比821万円増。日本医師連盟から500万円、日本薬剤師連盟230万円、宏池政策研究会300万円など。

 工藤氏は民主党参院比例区第51総支部から250万円を受けた。藤原氏はなかった。

 ◆政治資金パーティー

 小沢氏は、東京都内で「小沢一郎政経フォーラム」を2回開催しており収入は計4392万円。経費を除いた実収入は3382万円で、4回開催した前年より1726万円少なかった。

 鈴木氏は、「鈴木俊一君を激励する会」など、都内と盛岡、八戸両市で計4回開催。収入は4057万円で、経費を除く実収入は、前年より34万円少ない3536万円だった。(2010/12/01)

5887名無しさん:2010/12/02(木) 03:31:36

「のどから手が出るほど欲しい」陸山会分配金
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101130-OYT1T01191.htm?from=navr

 政権交代選挙となった昨年の衆院選前に、民主党候補予定者91人に、資金管理団体「陸山会」から1人あたり500万〜200万円を配分していた小沢一郎元代表(68)。

 このうち当選したのは88人に上る。その証言で、これらの資金が候補者の選挙運動に大きく貢献した実態が浮かんだ。

 「資金支援をしたい」。衆院解散直前の昨年7月。当時、新人として立候補を予定していた大西健介衆院議員(39)(愛知13区)の携帯電話に、小沢氏の政策秘書(当時)から電話がかかってきた。「条件があるなら受けられない」。大西氏が伝えると、政策秘書は「条件はない」と答え、「資金管理団体で受けるように。事前に領収書を用意してほしい」と告げたという。

 衆院が解散された7月21日、寄付の受け渡し場所に指定された東京・八重洲のホテルには、民主党の候補予定者が列を作り、小沢氏の秘書から封筒に入った現金を受け取った。別の議員によると、同じ日、東京・赤坂の陸山会の事務所でも資金が配られたという。

 これらの資金は、陸山会の収支報告書に、「選挙 寄付」として記載されている。本人や秘書が読売新聞の取材に応じた34人のうち22人が、受け取った金の一部または全部を、選挙に使ったと説明。西日本の新人議員の1人は「当落ライン上で、もう少し頑張れば通るのではないかという情勢。のどから手が出るほど欲しい資金だった」と話す。別の新人も「前回落選してから活動を続けており、衆院解散も延びて資金繰りが苦しかった。あのお金がなければ事務所を維持できなかった」と明かした。

 一方、「500万円なんてあっという間になくなる。金をもらったからついていくという時代ではない」と振り返る関西地方の議員もいた。

(2010年12月1日06時29分 読売新聞)

5888名無しさん:2010/12/02(木) 03:42:25

【主張】小沢氏政治資金 公金私物化なぜ許される
2010.12.2 03:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101202/crm1012020325004-n1.htm

 国会に血税が投入されていることへの背信行為といえよう。極めて不透明な点が多く、証人喚問を通じた徹底究明が不可欠だ。

 国会招致を拒み、説明責任を果たさずにいる民主党の小沢一郎元代表にまた、不可解な政治とカネの問題が判明した。

 平成21年分の政治資金収支報告書などによると、小沢氏は昨年7月の衆院解散当日、自身の資金管理団体「陸山会」を通じ側近議員ら89人の候補者側に計4億4200万円を配った。

 その前日、小沢氏は陸山会に3億7千万円を貸し付け、2日後には全額返済された。問題となるのは、返済に合わせて旧新生党の政治関係団体から貸付金と同額の資金が、政党支部経由で陸山会に移されていたことだ。

 一連の資金の流れからは、旧政党資金が政党支部や陸山会などを迂回(うかい)して小沢氏側に移り、自らの支持グループを形成する軍資金にあてられたことがうかがえる。

 旧政党が残した資金には立法事務費や政党助成金など多額の公金が含まれている。公金の私物化と言わざるを得ない。

 旧新生党は、小沢氏が平成6年の新進党の結成まで率いていた。解散時には残金の大半の約9億2千万円が小沢氏関係の政治団体に移され、約5億円は立法事務費だった。旧自由党が民主党と合併した際も同様に資金が移された。

 政党助成法は、政党が解散した場合に総務相が残金の返還を命じることができるとしているが、強制力はないとされる。当時、制定に関与した小沢氏は「骨抜き」を意図したのだろうか。

 政党が解散する直前に寄付を行うことを禁止し、残金返還に応じない場合の罰則規定を設けるなどの法改正が急務である。

 政治団体間の寄付の上限(年間5千万円以内)をかいくぐるために、量的制限のない政党支部を経由させた疑いもある。併せて抜け道をふさぐ方策が必要だ。

 陸山会の土地購入をめぐる虚偽記載事件でも、小沢氏が陸山会に4億円をいったん貸し付けるなど複雑な資金操作が行われ、その原資は明らかでない。衆院解散時に貸し付けた3億7千万円の原資も究明しなければならない。

 今国会での小沢氏の国会招致は見送られるが、「最後は私が判断する」と言いながら動かなかった菅直人首相の責任は大きい。

5889名無しさん:2010/12/02(木) 04:23:18

加藤氏政治団体、選対スタッフが監査
12月2日(木)
http://www.shinmai.co.jp/news/20101202/a-5.htm

 09年分の政治資金収支報告書から適用された国会議員関係政治団体の政治資金監査制度で、民主党の加藤学氏(衆院5区)が関係する3団体の監査を、同年の衆院選で加藤氏選対に加わっていた現県議の吉川彰一氏(改革・緑新、下伊那郡)が務めていたことが1日、09年政治資金収支報告書で分かった。
 国の政治資金監査マニュアルでは制度を「外部性を有する第三者による監査」と位置付けている。吉川氏は取材に「監査当時は一般県民で、一切手心は加えていない」と説明している。

5890名無しさん:2010/12/02(木) 04:26:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010120102000023.html
陸山会、89候補に各500万円 旧新生党資金が元手
2010年12月1日 朝刊

 政治資金収支報告書で、代表を務める政党支部から七千万円を超す寄付の未記載が発覚した小沢一郎・元民主党代表。昨年の衆院選直前には旧新生党の資金などを元手に、自身の資金管理団体「陸山会」から側近の現職や新人の候補者九十一人に計四億五千万円が分配されたことも判明した。政治団体間の寄付制限にかからないよう政党支部を迂回(うかい)させるなど、複雑な資金操作が行われていた。 

 報告書によると、陸山会からの寄付額は九十一人中八十九人が五百万円で、二人が二百万円。五百万円と二百万円の各一人を除き、衆院解散当日の昨年七月二十一日に提供され、残る二人にも衆院選前の八月十七日までに受け取った。

 五十二人は新人候補で、現役組では鈴木克昌総務副大臣や松木謙公農林水産政務官ら小沢氏を支持する「一新会」のメンバーが名を連ねている。

 寄付に先立ち、小沢氏関連の政党支部と陸山会などの間で資金のやりとりがあった。

 まず解散前日の七月二十日、陸山会が小沢氏個人から三億七千万円を借り入れた。翌二十一日、旧新生党の資金を受け継ぐ政治団体「改革フォーラム21」が、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部に三億七千万円を寄付。同支部は二十二日、同額を陸山会に寄付し、陸山会はその日のうちに同額を小沢氏に返済した。

 報告書上は、小沢氏が自らの資産から三億七千万円もの巨額資金を一時支出し、候補者への寄付を立て替えていたことになる。

 改革フォーラムは小沢氏らが自民党時代、政策集団として設立。一九九四年の新生党解散時、国からの立法事務費五億円を含む九億二千万円の寄付を同党から受けた。二〇〇八年時点で六億九千万円の残高があった。

 政治資金規正法では政治団体間の寄付の上限は五千万円。だが、政党は対象になっておらず、政党や政党支部を経由すれば億単位の資金を移動できる。

 昨年九月まで改革フォーラムの会計責任者だった平野貞夫元参院議員は「自分が責任者になった〇七年ごろから、天下分け目の時、選挙資金に使うという話はしていた。第4区総支部への寄付は小沢氏の了解も得ている。この資金がなければ政権交代はなかった。迂回と言われようが適法な措置だ」と話している。

5891名無しさん:2010/12/04(土) 05:13:18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/1180

山岡・民主副代表:陣営が運動買収の疑い 昨年の衆院選
2010年12月4日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20101204k0000m040141000c.html

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/1181
山岡・民主副代表:陣営買収疑惑 運動員、領収書にため息
2010年12月4日 2時31分
http://mainichi.jp/select/today/news/20101204k0000m040142000c.html

5892チバQ:2010/12/04(土) 15:30:39
http://www.tokachi.co.jp/news/201012/20101204-0007364.php
中川昭一後継 郁子夫人が出馬に意欲
2010年12月04日 14時27分
 故中川昭一元財務・金融相の夫人の郁子氏(51)が4日午前、帯広ワシントンホテルで開かれた旧中川後援会婦人部「れもんの会」(明瀬幸子会長)の会合に出席、同会から次期衆院選で夫の後継として出馬を促されていることに触れ、「前向きに考えを進めている段階。きちんと話ができる日が早くくればいい」と語った。出馬への意欲を示唆したと受け止められ、自民党支部の候補選考に大きな影響を与えそうだ。郁子氏はこれまで、後継問題について具体的な言及は避けていた。



旧後援会婦人部の会合であいさつする郁子氏
 中川氏の後継をめぐっては早くから郁子氏の擁立論があり、れもんの会が8月に阿寒湖温泉で開いた集会では、役員から「中川先生の遺志をついでいただけるのは郁子さんしかいない」と出馬を促す声が上がっていた。

 郁子氏は4日の会合で正式に話せる段階にないことを示しながらも、「8月に皆さんから力強いお話をいただいた。きちんとお話する日が早く来るよう頑張っている」と説明。「いったん決めたら主人がお世話になった大きな組織の力を借りてやっていきたい。大きな組織から出ることができなくても、れもんの会や旧後援会のお力を借りてやっていきたい。一度決めたらたった1人でもやり抜きたい」とも語った。

 郁子氏は今週十勝入りし、中川義雄氏の叙勲を祝う会、清水誠一道議の政経セミナーなどに相次いで出席。関係者と今後の去就について相談を重ねていたとみられる。旧後援会本体にも親睦団体として活動を再開する動きが出ており、古参幹部は「地区後援会の役員からは組織を望む意見を受ける。年内か年明けには立ち上げたい」とする。

 自民党道11選挙区支部内には郁子氏に対し、政治的キャリアが皆無で実力も未知数であることから、次期衆院候補として否定的な意見もくすぶっていた。ただ郁子氏と旧後援会の動きは選考作業に影響を及ぼすのは必至で、同支部の幹部は「旧中川後援会の意向は無視できない。議席確保を最優先に『勝てる候補』を選ぶことになるのでは」と話している。

 小選挙区候補の空白区の選考に関して、自民党道連は公募で候補を選考するよう要請。11区支部は11月下旬に支部長会議を開き、執行部は時間的な制約上、来春の統一地方選後まで作業を先送りすることを提案している。

5893チバQ:2011/01/03(月) 14:09:23
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110103ddm001010002000c.html
青木・民主衆院議員:陣営、都議らに現金 09年衆院選前、公選法抵触か
 ◇9人に147万円 事務所「正当な労働の対価」
 民主党の青木愛衆院議員(東京12区)の事務所が主に09年夏の衆院選直前、選挙区内の都議や区議ら9個人・団体に147万円余を提供していたことが毎日新聞の入手した領収書のコピーなどで分かった。支出名目は「労務費」で、青木氏の事務所は個別の支出を政治資金収支報告書に記載せず、一括計上できる人件費として処理したとみられ、「正当な労働の対価として適切に処理した」と説明する。だが、一部の区議は「労働の対価」を否定し、青木氏の選対関係者も「金を渡すことで議員の支援を受けることが目的で、名目はどうでもよかった」と証言した。

 公職選挙法では選挙区内の有権者に現金を渡す「寄付行為」を禁じている上、票のとりまとめなどを依頼した場合は「買収行為」に当たる。専門家は「労務費名目でも実態がなければ公選法違反の疑いが強い」と指摘しており、青木氏側の説明が求められそうだ。

 毎日新聞が入手したのは青木氏の資金管理団体「桜下塾研究会」宛ての領収書計12通。選挙区内の北区選出の都議の後援会事務所と別の都議の親族、北区議5人と候補1人、足立区議1人の計9個人・団体が計147万5500円を受領したと記されていた。12枚のうち9枚の日付は09年7月30日から公示前日の8月17日。2枚は8月とだけ書かれ、1枚は日付がなかった。

 桜下塾の09年の政治資金収支報告書には9人の側への支出が分かる記載はなく、選挙運動費用報告書にも記載はなかった。青木氏が代表の「民主党東京都第12区総支部」には6月17日〜7月22日に9人のうち6人への寄付などの記載があるが、金額や時期が違う。

 9人のうち金額が最多の原田大都議は「新聞には答えない」と取材を拒否し、残る8人は領収書にサインしたことを認めた。原田都議は後援会の収支報告書に一部を収入として計上したが、支出者は未記載だった。ほかはいずれも資金管理団体や関係政治団体に記載はなかった。

 また、9人中4人は「ポスター張りや事務所の手伝いの謝礼」と説明したが、鈴木隆司北区議は「労働の対価ではない。(受領の)理由は覚えていない」とし、花見隆同区議は「労務費とは理解してなく、選挙時に一律に配られる資金だと思っていた」と語った。

 青木氏の選挙に関わった選対幹部は「(名目は)ポスターやチラシを配った謝礼だが、地元議員たちが実際にやったかどうかは分からない。彼らを(選挙運動の手足として)押さえるのが目的で、名目や実態はどうでもよかった」と証言した。

 青木氏の事務所は「労務費支払いに関しては桜下塾の09年分の収支報告で適切に処理している。正当な労働の対価としての支払い」と文書で回答した。具体的な労務内容について説明はなかった。【杉本修作、町田徳丈、松谷譲二】

5894チバQ:2011/01/03(月) 14:09:39
◆青木氏側からの資金提供◆

氏名           金額        領収書日付

原田大・都議(政治団体) 18万円      8月1日

   〃         27万3000円  8月17日

日景省吾・北区議候補   22万1000円  8月17日

   〃         12万円      8月以下空欄

鈴木隆司・北区議     18万円      8月14日

小椋修平・足立区議     6万円      7月30日

   〃          4万5500円  8月17日

大畑修・北区議       9万円      8月14日

林千春・北区議       9万円      8月14日

福田伸樹・北区議      9万円      8月17日

花見隆・北区議       9万円      空欄

和田宗春・都議長の妻    3万6000円  8月以下空欄

5895名無しさん:2011/01/12(水) 20:10:50
http://www.hokkaido-365.com/news/2011/01/post-1579.html
選対幹部が公選法違反、小林千代美・前衆院議員に連座制適用の公算
11年01月12日(水) 18時47分
札幌高検が北海道5区からの5年間立候補禁止を求めて提訴

 2009年8月の衆院選に北海道5区から出馬し、自民党の町村信孝元官房長官らを破って当選したのも束の間、陣営の選挙違反や北教組からの違法献金が相次いで発覚し、昨年6月に引責辞任を余儀なくされた民主党の小林千代美前衆院議員。

 小林氏陣営を巡っては、選対幹部3人と北教組が公職選挙法違反や政治資金規正法違反の罪で起訴され、いずれも有罪が確定した。

 このうちの公選法違反事件について、札幌高検が小林氏の連座制適用を求めた行政訴訟の第1回口頭弁論が、12日午後1時30分から札幌高裁(小林正裁判長)で開かれた。

 札幌高検は昨年11月、公選法違反事件で有罪となった選対幹部が連座制の対象となる組織的選挙運動管理者に該当するとして、札幌高裁に小林氏の同選挙区からの立候補を5年間禁止することを求める訴訟を起こした。

 12日の弁論には、原告の検察官と小林氏の代理人である横路民雄弁護士が出廷。原告の訴状、被告の答弁書の内容に争いはなく、開廷から5分で結審した。

 閉廷後、横路弁護士は、記者団に「本人は公職選挙法違反の事実関係については知らなかったが、(検察側の)請求の趣旨に関しては争わない」と語った。

 小林氏は、横路弁護士を通じて「自身の選対で起きた公職選挙法違反の責任の重さを痛感し、すでに議員を辞職しています。今回の申し立てについても厳粛に受け止め、司法の判断に従ってまいりたいと思います。政治活動をご支援くださった皆様の期待に背く結果となり、国民の皆様の政治への信頼を失わせる結果となりましたことについて改めて深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。

 小林氏が請求の趣旨を争わないため、判決は連座制が適用され、小林氏は5年間、同選挙区からの立候補を禁止される公算が高い。判決は1月26日に言い渡される。(文・糸田)

5896名無しさん:2011/01/26(水) 12:05:57
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110126-OYT1T00465.htm
小林議員に連座制適用、5年間立候補禁止

 2009年8月の衆院選北海道5区で当選した小林千代美・前民主党衆院議員(42)陣営幹部の選挙違反事件で、公職選挙法違反に問われた元連合札幌会長(61)の有罪確定を受け、札幌高検が小林氏への連座制適用を求めた行政訴訟の判決が26日、札幌高裁であった。


 小林正裁判長は、検察側の請求通り小林氏に同選挙区からの5年間の立候補禁止を命じた。

 小林氏は、北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件などの責任を取り、昨年6月に議員辞職している。

 検察側は裁判で、「(元会長は)選対委員長代行の肩書で選挙運動を企画、立案、指示していた」などとして、元会長が連座制対象の「組織的選挙運動管理者」に該当すると主張。

(2011年1月26日11時51分 読売新聞)

5897名無しさん:2011/01/26(水) 12:10:20
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20110126-729131.html
小林元議員に衆院北海道5区立候補禁止

 民主党小林千代美元衆院議員陣営の幹部による公選法違反事件で、札幌高裁(小林正裁判長)は26日、札幌高検の請求通り連座制を適用し、小林元議員に衆院北海道5区での立候補を5年間禁止する判決を言い渡した。

 小林元議員は争わず、判決後「厳粛に受けとめ判決に従う。政治への信頼を失わせる結果となり、あらためて心からおわびする」とのコメントを出した。

 事件では、元陣営幹部が2009年の衆院選で運動員に報酬を約束し、電話で投票を呼び掛ける事前運動をさせたとして公選法違反の罪に問われ、昨年10月に有罪が確定。札幌高検は同11月、元幹部は連座制の対象に当たるとして、提訴した。

 提訴前の昨年6月、小林元議員は選挙違反事件や北海道教職員組合からの不正資金提供事件を受けて辞職。同10月の補欠選挙では、自民党の町村信孝元官房長官が当選した。(共同) [2011年1月26日12時0分]

5898名無しさん:2011/01/26(水) 12:37:36

小林元衆院議員に連座制適用 北教組事件、札幌高裁判決
2011年1月26日12時13分
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY201101260199.html

 北海道教職員組合をめぐる不正資金提供事件や別の選挙違反事件で辞職した民主党の小林千代美・元衆院議員に対し、札幌高検が連座制の適用を求めた行政訴訟の判決が26日、札幌高裁であった。小林正裁判長は請求を認め、小林元議員が衆院北海道5区に立候補することを5年間禁止する判決を言い渡した。小林元議員側は争わない方針を示していた。

 小林元議員は2009年の総選挙で当選した。しかし、陣営の選対委員長代行だった元連合札幌会長が公選法違反(買収の約束、事前運動)に問われて有罪が確定。加えて陣営が北教組から多額の不正な資金提供を受けていたことも明らかになり、昨年6月に辞職した。

 公選法は陣営の責任者らが買収罪などで一定の刑に処せられた場合、候補者自身も連座制の適用対象となって当選が無効となり、同じ選挙区に立候補することが5年間できなくなると定めている。

 札幌高裁はこの日の判決で、元連合札幌会長が陣営の幹部である「組織的選挙運動管理者等」にあたり、従って小林元議員に連座制が適用されると判断した。

5899名無しさん:2011/02/09(水) 11:32:01
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011020901000230.html
山岡氏陣営の買収容疑捜査 宇都宮地検、告発受け

 2009年の衆院選で、民主党の山岡賢次副代表(67)=栃木4区=の陣営が、運動員を買収した疑いがあるとして、「世論を正す会」と名乗る団体が提出した告発状を宇都宮地検が受理、栃木県警と捜査を始めたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 受理は昨年12月末。告発状などでは、山岡氏陣営は衆院選の際、「電話作戦」をした女性運動員2人に、公職選挙法では認められていないのに報酬計24万円を支払った疑いが指摘されている。

 運動員の1人は、共同通信の取材に「お金はもらったが、事務員としてで、電話かけはやっていない」と話した。

 疑惑をめぐっては、山岡氏も昨年12月中旬、報道陣に「法令通りにやっている」と否定。党本部には、山岡氏の事務所が、事務員として働いた労働時間分の報酬を支払ったと報告している。

5900名無しさん:2011/02/09(水) 11:55:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110209ddm041040038000c.html
民主・山岡陣営買収疑惑:秘書聴取 運動員2人も−−栃木県警

 09年8月に投開票された衆院選栃木4区の山岡賢次・民主党副代表(67)派の買収疑惑で、栃木県警捜査2課が山岡氏の私設秘書(37)から公職選挙法違反容疑で事情聴取していたことが捜査関係者の話で分かった。県警は毎日新聞の取材に疑惑を認めた運動員2人からも既に事情を聴いた模様だ。秘書は疑惑を否定し、運動員2人は報酬の受領を認めたという。県警はさらに聴取を重ね、宇都宮地検と連携して全容解明を進めるとみられる。【小林直、太田誠一、渡辺暢】

 昨年12月に市民団体の男性から刑事告発を受けていた地検が、告発状を正式に受理していたことも新たに分かった。秘書が立件されれば山岡氏の当選が無効となる連座制が適用される可能性がある。

 運動員2人は栃木県に住むいずれも主婦。毎日新聞の取材に「後援会名簿を使って電話をかけ『山岡さんをお願いします』と訴えた。1日200軒ぐらいかけた」などと栃木県真岡市の事務所で電話作戦をしていたことを認め、秘書らから09年11月に各12万円の報酬を受領したと証言した。

 電話作戦は公選法上ボランティアだけに許され、報酬を受け取ると買収罪に問われる。

 捜査関係者によると、県警の聴取対象は秘書や運動員2人以外の関係者にも広がっており、報酬の趣旨などについて解明するとみられる。

 買収は電話作戦などの対価として運動員に金品を渡す「運動買収」と、有権者に金品を渡す「投票買収」に大別される。いずれも金権選挙防止のために禁じられており、法定刑は3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金。秘書は公設、私設を問わず連座制の対象となり、禁錮以上の刑が確定すると当選は無効となり、同じ選挙区からの立候補が5年間禁じられる。

 疑惑は昨年12月、毎日新聞の報道で発覚。山岡氏は「法令に従って適正に処理している」と疑惑を否定していた。

毎日新聞 2011年2月9日 東京朝刊

5901チバQ:2012/09/10(月) 20:05:03
553 無党派さん sage 2012/09/10(月) 19:07:35.14 ID:3rzFlzpc
>>544
1998/02/19 新井将敬 首吊り
2005/08/01 永岡洋治 首吊り
2007/05/28 松岡利勝 首吊り
2009/10/03 中川昭一 睡眠薬
2012/09/10 松下忠洋 首吊り

全員が亀井のグループに居た人達

5902チバQ:2012/09/10(月) 20:05:33
間違えた

5903dbiZIgl:2014/05/08(木) 16:51:54
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5904CkNFMIu:2014/05/09(金) 20:31:12
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5905UdiBFDa:2014/05/10(土) 01:54:47
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5906bipgJZh:2014/05/10(土) 09:16:09
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5907チバQ0!.!:2014/08/23(土) 23:02:49
ら、,、

5908名無しさん:2016/07/19(火) 23:39:29
http://www.sponichi.co.jp/society/special/2009politics/KFullNormal20090818083.html
幸福実現党とタッグ!小池百合子元防衛相が共同演説

幸福実現党候補だった泉敏彦氏(右)と握手を交わす小池百合子元防衛相
Photo By スポニチ

 東京10区に自民党公認で出馬する小池百合子元防衛相(57)は17日、豊島区内で幸福実現党候補だった泉聡彦氏(38)と共同街頭演説を行った。泉氏は立候補を取りやめ、小池氏を支援する意向を表明した。

 小池氏は「拉致問題一点に焦点を当てながら泉さんと協力していきたい。安全保障問題がこの選挙の争点」と主張。拉致、核など北朝鮮問題は幸福実現党の主要政策の1つで、党広報本部長代理でもある泉氏は「保守が分裂して民主党圧勝になってしまうかもしれない。小池さんから真剣な訴えがあって拉致、核を争点とされることを条件に、小池さんを支援することにした」と語った。

 同区では郵政民営化関連法案に反対して自民党から除名処分となった小林興起元衆院議員(65)が今月、立候補を取りやめ民主党公認の江端貴子氏(49)への支援を表明したばかり。
[ 2009年08月18日 01:40]

5909名無しさん:2016/07/19(火) 23:40:15
2chより。

【駆除派議員】小池百合子【幸福の科学】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/bass/1250549083/1

1 名前:名無しバサー[sage] 投稿日:2009/08/18(火) 07:44:43
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1250548293/

★ 小池氏、幸福実現党とタッグ結成も「金正日拘束」「ミサイルUターン」にドン引き…東京10区

写真 幸福実現党の旗がたなびく前で街頭演説を行った小池百合子氏
 http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20090818-352754-1-L.jpg

 東京10区から立候補する自民党の小池百合子元防衛相(57)が17日、
幸福実現党の泉聡彦氏(38)との共闘を宣言した。

 10区では無所属での出馬を予定していた小林興起氏(65)が
民主党の比例東京ブロックに公認され、民主候補の支援に転身。
これに危機感を持った小池氏の陣営は、14日に泉氏に選挙協力を打診した。
これに泉氏は「小池さんと志は一緒」と回答、あっさり不出馬を決めた。

 17日は、北朝鮮による拉致工作の拠点とされる
東京・池袋のクラブ「ニューコリアン」跡地前で2人そろって演説。
「自公」ならぬ「自幸」の共闘に、
小池氏は「幸福実現党と拉致問題についてしっかりと協力していきます」と語った。

 ただ、泉氏が「北朝鮮にレンジャー部隊を送り込み、金正日を拘束して東京で裁判にかける」と
仰天プランをぶち上げると、小池氏の表情は若干曇り引いた感じに。
さらに「小池さんは、(幸福実現党の比例東京ブロックで出馬する)ドクター中松さんの
『ミサイルUターン技術(撃ち込まれたミサイルをUターンさせ自爆させる発明)』にも
理解を示されております」と畳み掛けられるとそそくさと車に乗り込んで、演説会場を後にしていた。

スポーツ報知・社会面 http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090818-OHT1T00025.htm

5910名無しさん:2016/07/19(火) 23:40:38
>>5909

2 :名無しバサー:2009/08/18(火) 08:20:54
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/08/18/03.html

東京10区に自民党公認で出馬する小池百合子元防衛相(57)は17日、
豊島区内で幸福実現党候補だった泉聡彦氏(38)と共同街頭演説を行った。
泉氏は立候補を取りやめ、小池氏を支援する意向を表明した。
小池氏は「拉致問題一点に焦点を当てながら泉さんと協力していきたい。
安全保障問題がこの選挙の争点」と主張。
拉致、核など北朝鮮問題は幸福実現党の主要政策の1つで、
党広報本部長代理でもある泉氏は「保守が分裂して民主党圧勝になってしまうかもしれない。
小池さんから真剣な訴えがあって拉致、核を争点とされることを条件に、小池さんを支援することにした」と語った。
同区では郵政民営化関連法案に反対して自民党から除名処分となった小林興起元衆院議員(65)が今月、
立候補を取りやめ民主党公認の江端貴子氏(49)への支援を表明したばかり。

5911とはずがたり:2016/07/22(金) 01:49:44
懐かしい。ありましたねぇ,こんなこと。
戦術的に動けるのは確かでそこは評価出来る(そこが嫌われてる)けど,今回は偉い人にひっついて引き上げて貰うのではなく偉い人になろうとしてる訳だがどうなるかな・・。


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