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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

3486チバQ:2011/11/30(水) 20:30:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111130/erp11113011020003-n1.htm

個人崇拝の塔が復活 頂上にトルクメン前大統領 「中央アジアの北朝鮮」
2011.11.30 11:00
 「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれたトルクメニスタンの故ニヤゾフ初代大統領を個人崇拝する塔が首都アシガバート郊外で再建され、同国外務省当局者によると、12月12日公開される。

 現地外交筋は、2006年に急死したニヤゾフ氏を引き継いだベルドイムハメドフ現大統領が前任者の評価を再び高めている可能性もあるとみて注目している。

 昨年いったん解体されるまで塔は都心部にあり、高さ70メートル以上の台座上に、黄金に輝く巨大なニヤゾフ氏の像を設置。像は常に太陽の方を向くよう回転した。解体時は現政権が同氏の像を既に多数撤去し、国歌から同氏の尊称「トルクメンバシ」も削除するなどしていたため、「脱ニヤゾフ化」の一環と受け止められた。ロシア通信によると、解体前の塔は98年完成した。(共同)

3487チバQ:2011/12/01(木) 20:39:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/01/20111201ddm007030073000c.html
スペイン:自治州、独立運動に変化
 スペインのバスク、カタルーニャ両地方で、自治を巡る静かな変化が起きている。バスク自治州では、長年暴力で独立を訴えてきた「バスク祖国と自由(ETA)」が武装活動の停止を宣言するなど穏健化の動きを見せる一方、関連政党が国会、地方議会で勢力を伸ばし、「暴力から政治へ」の動きが顕著だ。また、バルセロナを州都とするカタルーニャ自治州では、経済危機の影響もあり独立支持者が急増している。【スペイン北部・サンセバスチャン市などで宮川裕章】

 ◇バスク、ETAが穏健化 暴力から政治活動へ
 「ここ数年で彼ら(ETA)は変わった。テロのない安心感から、観光客も増えた」。フランス国境に近いバスク自治州サンセバスチャン市の旧市街にある軽飲食店で、店員のゴンザレスさん(42)は笑顔を見せる。近所の店では95年、地方議員がETAに射殺される事件も起きている。

 だが今年5月の地方議会選挙で、非合法化されたETAの政治部門バタスナの元メンバーが加わった政党連合ビルデュから市長が誕生。20日の下院選挙(定数350)でも、ビルデュの国政版にあたる政党連合アマイウルが初参加にかかわらず7議席を獲得した。「もう暴力で独立を求める時代じゃない。誰もが分かっている」。ゴンザレスさんは言う。

 バスクの完全独立を目指すETAによるテロ犠牲者は、この40年間で800人を超える。だがETAは10月20日に「武装活動の最終的な停止」を宣言。ゴンザレスさんは「若者たちがETAに参加しなくなった。時代の流れだ」と話す。

 バタスナ元メンバーとともに政党連合アマイウルを組む穏健独立派政党エウスコ・アルカルタスナ(EA)のウリサル総書記は「(旧バタスナのメンバーは)個人的に政党連合に参加しており、暴力を放棄したメンバーだから協力できる。今、アマイウルはETAと無関係だ」と話す。

 だがサンセバスチャンから約20キロの町サラウスでアマイウルの政治集会を訪ねると、その実像はウリサル氏の言葉とはやや違い、アマイウルとETAの関係は今なお根強いことをうかがわせた。

 集会の冒頭、壇上に上がった男性は、テロ事件などで収監されているETAメンバーらの帰還を願う歌を歌い始めた。約180人の参加者が大きな手拍子を送る。そこはETAの集会そのものに見えた。

 サンセバスチャン市の旧市街で兄を殺害され、今は別の町に移り住んだオルドニエスさん(51)は「ETAは穏健化したのではなく、生き残り策として政界進出の道を選んだだけだ。むしろ彼らが堂々と政治の舞台に出て、支持者を増やしているのは納得できない」と話す。

3488チバQ:2011/12/01(木) 20:39:38
◇カタルーニャ、支持派急増 経済危機で不公平感
 一方、バスク同様に独自の文化、言語を持つカタルーニャ自治州では、住民の中に独立を肯定する意見が強まっている。比較的豊かな地方だけに、税収入が他地域に回されることに不満が高まっているようだ。

 州都バルセロナは人口160万人のスペイン第2の都市。10日には、市庁舎などが建ち並ぶ旧市街脇を、カタルーニャ語のプラカードを手に、自治州政府に「緊縮財政反対」を訴える約100人のデモ隊が進んだ。

 病院や教育機関の経費、人員削減。経済危機の波がカタルーニャにも押し寄せているのだ。

 地下鉄では乗客の会話、車内の行き先表示、アナウンスはすべてがカタルーニャ語。住民はカタルーニャ語で義務教育を受け、「第二言語」としてスペイン語を習うだけに、住民に「カタルーニャ人」としての意識は強い。

 こうした意識に最近、欧州を席巻する経済危機が加わり、住民の「独立心」に火が付いた。10月の世論調査で州民の独立支持は41%(不支持23%)と経済危機前の07年の32%(同51%)から大きく伸びた。政治社会研究院のマルセット教授は、「経済危機と、他州との経済的不公平感が背景になっている」と語る。

 バスク自治州は、地元で徴収した税を地元で使えるが、カタルーニャ自治州は、国への納税分が国からの地方交付税を上回り、収支幅は全17州で3番目に大きい。豊かな州の税収を貧しい州に回すことについては、州間格差の是正という点からの評価もあるが、ここにきての経済危機によって、「背に腹は代えられない」的反応が生まれているようだ。

 カタルーニャの文化を保護する活動を続ける団体「オムニウム」代表のカザルスさん(66)は、「これまで経済先進地域のカタルーニャはスペインの他の地域より多く税金を払い、他地域の発展に貢献してきた。でももうそんな余裕は私たちにない。ETAのような暴力活動のあるバスク自治州で自治権拡大が進み、一方の私たちの声はいつまでたっても世界に届かないのは大きな矛盾です」と嘆いた。

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 ■ことば

 ◇バスク地方
 スペイン北部のバスク、ナバーラ両自治州と仏南西部にわたる地域を指し、両自治州の人口は計約280万人。非西欧系のバスク語を持ち、豊富な鉱物資源で国内有数の重工業地帯として発展した。バスク自治州の1人当たり国内総生産(GDP)3万1300ユーロはマドリード州をしのぎ全国平均を約3割上回る。ETAはフランコ独裁政権下の1959年に発足。武装闘争で関係者約600人が収監されている。

毎日新聞 2011年12月1日 東京朝刊

3489チバQ:2011/12/01(木) 20:40:19
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/29/20111129ddm007030187000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/上 不安あおる武装勢力
 ◇性的暴行利用し抑圧
 厳戒の下、大統領選・議会選の投票が始まったアフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)。再選を目指すカビラ大統領は「平和と安全」を実現したと訴えるが、隣国ルワンダなどと国境を接する東部では武装集団などによるレイプや略奪の被害が絶えない。国際社会の関心が薄く、「忘れられた紛争」と呼ばれる混乱が続くコンゴ東部を赤十字国際委員会(ICRC)の案内で訪れた。【ブカブ(コンゴ東部)で福島良典】

 コンゴ東部南キブ州の州都ブカブの中心街。「エイズとの闘いに皆で力を合わせよう」と大書された看板が目を引く。看板裏にある建物の一室はレイプ被害者のカウンセリング施設。フランス語で「聞き取りの家」と呼ばれる。


カウンセリング施設でスタッフにレイプ被害について説明するルイーズさん(仮名、右)とマリアさん(同、左) 紺碧(こんぺき)のスカーフを頭に巻いたルイーズさん(53)=仮名=は約70キロ北方のブニャキリ村の出身だ。08年4月、畑で農作業中に軍服姿の男3人組に襲われた。3日後、夫(当時50歳)は村に戻って来た3人組の手にかかって死亡した。

 ルイーズさんはその後、ブカブの病院でエイズウイルスに感染していると診断された。だが治療に必要な抗レトロウイルス薬は高価で手が届かない。「薬がなければ生きていけない。子供を残して死ぬことになる」。発病の恐怖を抱えながら3人の子供と暮らしている。

 伝統的なムラ社会も被害女性の受け入れを阻む。マリアさん(42)=仮名=は2年前、ブカブの約80キロ南方のムウェンガ村で自宅に押し入った4人組から性的暴行を受けた。今も、刀で突かれた背中と胸に傷と痛みが残る。

 しかし、「恥なのと、恐怖で、故郷にはもう戻れない」。夫(55)との関係はこじれ、ブカブで2男2女を抱えて「避難生活」を送る。野菜などを運ぶ仕事で糊口(ここう)をしのぐが、子供を学校に通わすこともできない。


赤十字国際委員会が設置した水くみ場でタンクに水を満たす女性。谷への水くみの途中、武装勢力に襲われる危険を減らす効果も期待されている 「聞き取りの家」を訪れる女性は主に10代から60代。心身の傷を癒やすためのカウンセリングや職業訓練を受ける。「金銭的支援をする資金はない」と施設職員が苦しい台所事情を打ち明ける。

 国軍と武装勢力が対峙(たいじ)するコンゴ東部はレイプ多発地帯だ。クリントン米国務長官は09年の訪問時、カビラ大統領にレイプ被害根絶を求め、国連平和維持活動(PKO)の国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)も取り組みを強化した。

 だが、被害報告は増加傾向にある。医学誌「米公衆衛生ジャーナル」は今年6月、コンゴでは1時間あたり48人の女性が被害に遭っているとの推計を発表した。「聞き取りの家」のスタッフ(33)も「被害者の数は増えている」と証言する。

 地元ジャーナリストのプリモ・パスカル・ルダヒゴワさん(44)は「武装勢力は住民を不安に陥れ、政府などに圧力をかける『武器』として性的暴行を使っている。情勢の不安定化で自分たちの存在を主張できるからだ」と理由を解説する。

 紛争の最大の犠牲者は翻弄(ほんろう)される一般住民だ。「選挙を経ても治安は好転しないだろう。状況悪化の恐れもある」。選挙時の騒乱に備え避難・救助計画を立てるコンゴ赤十字のバジョス・ダムウェンゲさん(36)はそう警鐘を鳴らしている。

毎日新聞 2011年11月29日 東京朝刊

3490名無しさん:2011/12/01(木) 20:40:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20111130ddm007030062000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/中 食料・武勇求め少年兵に
 ◇徴集禁止法、効力なく
 コンゴ民主共和国の東部では多数の武装集団が入り乱れ、「群雄割拠」状況だ。全土の治安維持にあたるべき国軍が脆弱(ぜいじゃく)で、東部を制圧できていない事情がある。事実上の無法状態が続く中、食料や武勇を求め自ら武装集団に身を投じる少年たちがいる。

 コンゴ東部北キブ州にある元少年兵の更生施設で出会ったイノサン君(17)=仮名=の顔にはあどけなさが残る。紛争が激化した08年、「自衛のため」に地元の民兵集団に参加した。当時、武装勢力の攻撃で多数の住民が死傷していた。

 民兵集団で「大佐」から銃器の訓練を受け、ジャングルで身を隠すすべは実地で学んだ。集団のキャンプで「上官から食べ物と小遣いをもらった」。戦闘にも参加。「重い弾薬を頭に載せて運ぶ行軍がつらかった」。筋肉の盛り上がった黒褐色の首回りと肩が3年間の歴戦を物語る。

 今秋、集団から離脱し、更生施設に収容された。施設には8歳から17歳まで41人の元少年兵が寄宿し、家族の元に戻るまでスワヒリ語の授業や社会適応の支援を受ける。少年たちがギターを手に歌い、踊り、絵画に没頭する。戦闘を忘れる更生教育の一環だ。

 「性格が攻撃的だったり、心的外傷(トラウマ)を負った子供もいる。子供の扱いは難しい」。施設長(51)が安全上の理由から匿名で語る。赤十字国際委員会(ICRC)のベアトリス・アイマナさん(32)によると、武装集団の報復を恐れ、虚偽の住所を告げる子供もいるという。

 ICRCが北キブ州中東部ニヤミリマ村で開いた少年兵防止の住民集会。「『肉がたくさんある』と聞いて武装集団に加わる子供がいる。銃を持つのを自慢に思うのも動機の一つだ」と住民のジェステ・キラウリさん(43)が説明する。「少年兵の半数は志願組だ。(少年が強制連行される)シエラレオネとは違う」。ICRC幹部の解説だ。

 背景にはコンゴ東部の特殊事情がある。住民の大半は農民だが、若者向け雇用が少ない。ジャーナリストのフェルディナン・ムギショさん(25)は「正式統計はないが、若者の失業率は70%を下回らないだろう」と指摘する。

 また、一部住民の間では国軍への不信が根強い。「村民は自分たちを武装勢力の協力者とみなす国軍を信頼していない」。北キブ州中部にあるカトウィグルー村(人口約1万1000人)のヨワイリ・ベルカ・カニニェジ村長(38)が語る。

 コンゴ政府は09年1月、国軍や武装集団による少年徴集を禁じる法律を制定した。だが、北キブ州の州都ゴマで若者向けラジオ局「ムターニFM」を運営するシンティア・キテテ・オンヤ局長(23)は悲観的だ。「仕事がなく、『何をしたらいいのか』と自問する子供たちが武装集団に参加するのだ。禁止法は整っても、少年兵の問題は終わらない」【ゴマ(コンゴ東部)で福島良典】

毎日新聞 2011年11月30日 東京朝刊

3491名無しさん:2011/12/01(木) 20:41:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20111201ddm007030090000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/下 鉱物、武装勢力の資金源
 ◇無法の混乱、好都合
 コンゴ民主共和国東部の暮らしは悪路との戦いだ。未舗装の道路が多い上、たとえ舗装されていても陥没箇所の連続で、上下左右に揺れる自動車での長距離移動は体にこたえる。赤十字国際委員会(ICRC)の四輪駆動車でさえ、くぼみにはまって身動きが取れなくなることもある。

 だが、南キブ州の州都ブカブの中心部を出て郊外の空港に向かう幹線道路は「別格」だ。舗装されたばかりの道路の脇には「中国の援助」と記された石碑が建つ。中国政府の資金援助で中国の土木工事会社が州都と空港を結ぶ約22キロの区間を改修したのだ。

 中国がコンゴ支援に力を入れる背景にはコンゴが抱える豊富な鉱物資源の存在がある。両国は07年9月、中国がコンゴの道路などの社会基盤整備と鉱山開発に50億ドル(約4000億円)の援助を提供する協定を結んだ。コンゴ政府は見返りとして、南部などに眠る銅やコバルトの採掘権を中国企業に優先的に与える取り決めだ。

 一方、コンゴ東部は携帯電話などの製造に必要なスズ鉱石や、金の主要産地だ。しかし、「中央政府の目が行きとどかず、鉱山の大半は武装勢力の手にあるのが実態」(地元記者)とされる。鉱物資源の密売・密輸が武装勢力の活動資金源となって、「紛争の火に油を注いでいる」(ICRC幹部)格好だ。

 武装勢力が東部で鉱山を支配下に収めておけるのは国軍が弱いためだ。北キブ州の州都ゴマから約80キロ北方にあるルチュルにICRCの案内で向かう山中、転戦中の国軍部隊に遭遇した。野菜などを載せた荷車を押して部隊につき従っているのは兵士の妻子たちだ。

 国軍将校の月給は140ドル(約1万1200円)、兵士は40ドル(約3200円)。転戦先に兵士が「単身赴任」すると、妻子を残す留守宅分の家計出費が余分に必要となるため、家族連れでの部隊移動が常態化しているという。「女性や子供を連れていては危なくて武装勢力との戦闘には不向きだ」。地元住民がため息をつく。

 武装勢力を国軍に組み込む政府の計画は難航し、国軍兵士の正確な人数さえ分かっていない。結果として東部はレイプや略奪などの犯罪者が処罰されない「無法地帯」と化している。現地の事情に詳しい国際協力機構(JICA)研究所の武内進一上級研究員は「武装勢力にとってはコンゴ東部に『法の支配』が及ばず、混乱したままの現状が望ましい」と分析する。

 「道路が未整備で『陸の孤島』になっている地区が減れば武装勢力は弱体化するはずだ」。ジャーナリストのプリモ・パスカル・ルダヒグワさん(44)がゴマの事務所で力説する。道路網が整備されれば国軍の山中展開が容易になり、住民たちも武装集団の「勢力圏」から脱出できるようになるからだ。

 「道路を良くする」と前回選挙(06年)で政治家が掲げた公約は十分に守られていない。11月28日投票の大統領選・議会選が武装勢力の弱体化による治安改善への一歩になるか。ルダヒグワさんは注視している。【コンゴ東部で福島良典】

毎日新聞 2011年12月1日 東京朝刊

3492チバQ:2011/12/01(木) 22:59:21
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2843330/8144388?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

コートジボワール前大統領を国際刑事裁判所に移送、人道に対する罪
2011年12月01日 07:36 発信地:ハーグ/オランダ
【12月1日 AFP】コートジボワールで大統領選の結果をめぐり約3000人が死亡した騒乱で、国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」の容疑で逮捕状が出されていたローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)前大統領(66)が30日、同裁判所に身柄を移された。

 バグボ氏は同日早朝、チャーター機でオランダに到着し、ハーグ(Hague)のICC施設に収監された。

 ICCによると、バグボ氏は2010年12月16日から2011年4月12日にかけて、殺人、強姦などの性的暴行、虐待、非人道的行為の4つの「人道に対する罪」に間接的に関与した疑いがあり、先月23日に逮捕状を発行していた。

 選挙の敗北を認めず、当選したアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相への権力移譲を5か月間拒み続けたバグボ氏は、4月にアビジャン(Abidjan)の自宅で国連(UN)とフランス軍の支援を受けたワタラ派の急襲を受け、逮捕された。

3493チバQ:2011/12/01(木) 23:04:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111130/erp11113020430007-n1.htm

深まる混乱 ちらつく露の影 南オセチアの大統領選
2011.11.30 20:40 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】2008年の紛争を受け、ロシアがグルジアからの独立を一方的に承認した南オセチアで、大統領選の決選投票をめぐり混乱が深まっている。中央選管の暫定集計結果で15ポイント以上の差を付けられ、敗色濃厚だったビビロフ非常事態相(41)の陣営が不服を申し立て、最高裁は11月29日、選挙を無効とする判断を下した。しかし、女性対立候補、ジオエワ元教育相(62)は30日、「勝ったのは私だ」とし、大統領として活動を始める意向を示した。混乱の背景にロシア政府の存在を指摘する報道も出ている。

 最高裁は27日に実施された決選投票で、ジオエワ氏陣営に違反があったとして選挙は無効と判断、議会はやり直し選挙を来年3月25日に実施すると決めた。最高裁はジオエワ氏の出馬を禁じた。同氏の支持者らは30日午後、ツヒンバリの行政庁舎に突入を図り、治安部隊が威嚇発砲した。

 ロイター通信によると、両候補ともロシアとの友好関係継続を表明していたが、ロシアへの編入を目指すビビロフ氏に対し、ジオエワ氏は“独立国家”を維持すべきという立場だった。メドベージェフ露大統領は決選投票前の21日、ビビロフ氏と会談して事実上の“信任”を与えていた。

 29日付の露コメルサント紙は、現地の行政府職員が、「ジオエワ氏の勝利は受け入れられない。ロシア政府とメドベージェフ大統領に、大統領の意見などわれわれには関係ないという姿勢を示すことになる」と述べたと伝えた。

 南オセチアでは、ロシアからの資金援助なしには住民の暮らしが立ちゆかないという苦しい台所事情があり、対露関係の悪化は避けたいのが実情だ。また、ロシアでは下院選が12月4日に迫っており、ジオエワ氏が勝利すればメドベージェフ大統領率いる与党「統一ロシア」の得票に影響が出かねないとの観測もある。

 ロシアは04年のウクライナ大統領選でも、親露派とされたヤヌコビッチ氏(現大統領)を半ば公に支持、民主化政変「オレンジ革命」が起きて世論を二分する騒ぎになった。南オセチアのグルジアからの独立を承認しているのはロシアのほかベネズエラ、ニカラグア、ナウルなど数カ国。

3494チバQ:2011/12/01(木) 23:06:53
http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY201112010533.html

中国・インド、途上国援助「する」側へ 国際会議で合意
 途上国援助の質的向上を目指し、韓国・釜山で開かれていた国際会合「援助効果に関する閣僚会議」は1日、これまでは援助を受ける側だった中国やインド、ブラジルなどの新興国も加わり、効果的な援助に向けた改革に取り組むことを盛り込んだ成果文書を採択した。新興国は今後、援助する側としての一定の行動や責任が求められることになる。

 会議には援助国と途上国、国際機関の首脳や閣僚、NGO関係者らが参加。成果文書は、援助の成果や透明性、説明責任の重視などの共通の原則を定め、各国や機関に改革への努力を促すとした。

 従来、援助の枠組みや規範づくりは欧米や日本が主導。しかし近年、経済成長を背景に新興国も途上国援助に乗り出している。経済危機で先進国の内向き志向が強まるなか、拠出額はまだ全体の1割程度に過ぎない新興国を「援助する側」に取り込めるかが会議の最大の焦点となった。

3495チバQ:2011/12/01(木) 23:07:51
http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY201111300900.html

英、イラン大使館を閉鎖 全職員、国外に退避関連トピックスイラン欧州連合(EU).テヘランの英国大使館敷地内で29日、ガラスが割られたドアを開けるデモ参加者=ロイター


 テヘランの英国大使館が襲撃されたことを受け、ヘイグ英外相は30日、同大使館を閉鎖し、全職員をイラン国外に退避させたことを明らかにした。また、ロンドンの在英イラン大使館に即時の閉鎖を命じ、全外交官を48時間以内に国外退去させるよう求めた。

 ヘイグ氏は30日に始まる欧州連合(EU)外相会合で襲撃事件やイランの核開発問題を取り上げると述べ、イランに対する国際圧力を強める構えを鮮明にした。

 ヘイグ氏は、大使館を襲ったデモ隊がイラン政府に統制された組織だったことは明白だとして、「政権からの一定の同意」なしに襲撃を行うのは「空想」だと指摘。「イランとの外交関係を最小限に減らす」と説明した。外交関係の完全解消ではないという。

 このほか、ドイツが、襲撃事件への対応を協議するため駐イラン大使を本国に呼び戻す。イタリアは同国に駐在するイラン大使に伊外交官の安全確保を求める。ノルウェーは治安上の懸念から在イランの大使館を29日から休館にした。

 イランの核兵器開発を疑う英国は11月下旬、自国の金融機関とイランの全銀行の取引を停止する追加制裁の実施に踏み切った。イラン国会は27日、英国との外交関係を弱める法案を可決していた。(ロンドン=伊東和貴)

3496チバQ:2011/12/02(金) 19:15:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20111202ddm007030047000c.html
イラン:英大使館襲撃 反大統領派、存在感 イラン国会議長、強硬発言繰り返す
 【テヘラン鵜塚健】イランのテヘランで先月29日に起きた英国大使館襲撃事件を巡る国際社会の非難に対し、アフマディネジャド大統領が沈黙を続ける中、ラリジャニ国会議長を頂点とする反大統領派が強硬発言を繰り返し、国内での存在感を誇示している。今回の事件を「反大統領派の画策」とする見方が浮上しており、事件の背景には、国内の苛烈な権力闘争が反映されている可能性がある。

 「(民兵組織バシジに所属する)学生たちの怒りは、数十年にわたるイランに対する英国の帝国主義的な態度の結果だ。国民の(反英)意識を象徴した行動でもある」。革命防衛隊系ファルス通信によると、ラリジャニ国会議長は30日、英国を非難し、襲撃事件への謝罪はなかった。

 対外強硬姿勢で知られる宗教指導者アフマド・ハタミ師も30日、「英国は常にイランに対する陰謀に関与してきた」と批判した。

 反大統領派とみられる女性国会議員、エラヒアン氏は「(今回の事件は)英国のたくらみに対する学生たちの復讐(ふくしゅう)だ。今後も圧力や制裁に黙っていない」と襲撃者を擁護した。

 だが、政界での影響力を低下させているアフマディネジャド大統領は事件後、発言を控えている。大統領の権限が強いイラン外務省は事件直後に「受け入れ難い行為で遺憾だ」とする声明を出し、襲撃者の行動を非難した。しかし、その後反大統領派の強硬発言が相次ぎ、かき消された格好だ。

 イランの政権を握る保守派内では、来年3月の国会議員選挙、13年の次期大統領選に向け、内部の主導権争いが激化している。

 先月下旬には大統領顧問の一人が当局に一時拘束(直後に釈放)される事件があり、反大統領派の影響下にある司法当局の「攻撃」との見方が強まった。

 イランの対外強硬姿勢は、国内の主導権争奪のための手段にすぎないとの見方があり、今回の事件についても「反大統領派が影響力を誇示するために仕組んだもの」(米メディアに勤務するイラン人記者)との指摘も出ている。

毎日新聞 2011年12月2日 東京朝刊

3497チバQ:2011/12/02(金) 22:40:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111202/erp11120220160004-n1.htm

露下院選、4日投票 違反相次ぐ? 政権の危機感あらわに 
2011.12.2 20:14 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアで4日、下院選(定数450)が実施される。来年3月実施の大統領選の前哨戦と位置づけられているが、政権与党「統一ロシア」は議席を大幅に減らすとの観測が支配的だ。国内メディアでは、与党側の選挙違反まがいの集票活動を伝える記事が相次いで報じられており、政権の危機感があらわになっている。

 下院選は比例代表制で、7%以上を獲得した政党に、得票率に応じて議席が配分される。議員任期は今回から5年。焦点は、現有議席が300を超え、単独での憲法改正も可能という統一ロシアの動向だ。

 最新の世論調査結果によると、統一ロシアは過半数は確保するものの260−250まで議席を減らし、残る共産党、極右の自由民主党、公正ロシアの3党の議席増が見込まれている。改革派政党ヤブロコなどは、法定得票率に達せず議席獲得は困難な見通しだ。

 来春の大統領選ではプーチン首相の当選が確実視されており、その場合にはメドベージェフ大統領が首相に収まる見通しだ。プーチン氏個人は引き続き高い支持率を誇っているが、与党の支持率低下は停滞が続く政治に対する国民の不満の表れとみられている。

 独立新聞や週刊誌コメルサント・ブラスチなど露メディアは最近、統一ロシア陣営のなりふり構わぬ集票活動を次々と伝えた。

 ウラル地方では、役人が地元の実業家に対して従業員の票を買うなどして与党票を増やすよう要求する一方、野党支持者の従業員は投票日に出勤させるよう求めた。「与党の得票率が65%に届けば追加報奨金が出る」とも述べたという。

 公務員には「ノルマ」をクリアしないと解雇されるという危機感が広がっているとされる。統一ロシアのプラカードを掲示したクラスノヤルスク地方の中学校では、政党批判の落書きをした生徒が「教育の場への政党の干渉は禁止されている」と主張して校長と対立する騒ぎが起きた。

 モスクワ近郊の州では、年金生活者らに薬や食べ物が配られた。袋には統一ロシアへの投票の仕方が印刷され、「これ以外の投票は無効」とのただし書きが付記されていたという。

 著名な音楽グループがケメロボ州でコンサートを行ったさい、見知らぬ者が舞台に突然現れ、「このコンサートは統一ロシアの提供で行われている」と述べた。反発したグループは「選挙の前に」という曲を発表、与党を批判した。

3498チバQ:2011/12/02(金) 22:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111201/asi11120121310006-n1.htm

“瀬戸際外交”どこまで続けるパキスタン
2011.12.1 21:29 (1/2ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンに展開する米軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)がパキスタンにある検問所を誤爆し兵士24人が死亡したとされる事件をめぐり、パキスタンが米国への強硬姿勢を続けている。来週にドイツのボンで開催されるアフガニスタン復興会議をボイコットするなど、テロとの戦いへの協力姿勢を転換させることをちらつかせる“瀬戸際外交”で、米国にパキスタン国内での無人機攻撃などを中止するよう圧力をかけている。

 「パキスタンはこれまで犠牲を払いすぎたのではないか、との自問自答がされている」

 パキスタンのカル外相は先月末、米国のラジオ番組にこう語った。パキスタンがテロとの戦いにおける役割を「内省する必要がある」とも指摘。こうした発言には、同国の米国やアフガン政策を事実上握る軍の意向が反映されているとみられる。

 今年の米パ関係は、1月に米中央情報局(CIA)要員がパキスタン人2人を、5月には米軍が国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害したことで、大きく後退。反米感情がパキスタンに蔓(まん)延(えん)していた。

 パキスタン北西部部族地域の検問所に対する攻撃は、こうしたさなかに発生した。同国はISAFへの補給路の遮断やシャムシ飛行場からの米軍の撤退など、矢継ぎ早に報復措置を取った。米紙ニューヨーク・タイムズによると、ムンター駐パキスタン米大使は米政府に、「パキスタン国内の怒りは最高潮に達している」と伝えたという。

 自国兵士を殺害されたパキスタンの怒りは当然で、冷却化した両国関係にとって事件は最悪の事態といえるが、その一方で、ビンラーディン容疑者襲撃以降、メンツを失った政府や軍にとっては、「米国に強く出る絶好のタイミング」(地元記者)とも指摘される。パキスタンは2013年に下院の任期切れを迎える。国内情勢は総選挙モードに突入していることもあり、米国への厳しい姿勢は当面続くと予測される。

3499チバQ:2011/12/02(金) 22:46:25
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7B104820111202

強姦被害で服役のアフガン女性に恩赦、「前例」の期待高まる
2011年 12月 2日 17:00 JST

[カブール 2日 ロイター] アフガニスタンの女性が、強姦の被害に遭ったうえ姦通罪に問われて服役している問題で、大統領府は1日、女性に対して恩赦を与える声明を発表した。
グルナスさん(21)は2009年、彼女のいとこの夫にあたる男から強姦されて妊娠。当初、姦通罪で禁錮2年の刑が下り、控訴審では禁錮12年が言い渡された。最終的に刑期は3年に減刑されたが、刑務所の中で子どもを育てていた。

大統領府が発表した声明によると、「グルナスさんのケースを検討した結果、(法律の専門家らで作る委員会は)アフガニスタンの現状を鑑みて、残りの刑期を恩赦する決定を下した」という。

グルナスさんの弁護士は、「司法側が『女性に対する暴力撤廃運動』を支持した形になった。これで法的な前例ができた」と結果を歓迎した。

アフガニスタンでは、強姦などの被害にあった女性が「倫理上の罪」を犯したとして刑事罰の対象になる場合があり、有罪になれば重い量刑が言い渡される。

3500チバQ:2011/12/02(金) 23:14:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111202-00000062-mai-int

<フランス>来春の大統領選で「原発」が争点化
毎日新聞 12月2日(金)19時43分配信

 【パリ宮川裕章】12年春のフランス大統領選で、原子力発電所の是非を巡る議論が争点化し、メディアを巻き込んだ盛り上がりを見せている。最大野党・社会党のオランド候補と「欧州エコロジー・緑の党」のジョリ候補が、当選後をにらみ脱原発依存などで共闘。一方、再選を目指す与党・国民運動連合のサルコジ大統領は、原発推進を選挙戦略の主軸に据える構えだ。

 「他国に依存しないエネルギーをあきらめてはいけない。半世紀にわたり我が国が知性と財をつぎ込んできた原子力を避けてはいけない」。サルコジ氏は1日、仏南部トゥーロンで約5000人の支持者に訴えた。

 過熱する原発論争の発端は、社会党と「欧州エコロジー・緑の党」が先月15日に締結した合意書だった。政権交代した場合、電力の原発依存率を現在の75%から50%まで下げる▽現在58基の原子炉のうち24基を段階的に閉鎖する▽新たな原子炉建設計画を認めない−−との内容で、東京電力福島第1原発事故で不安を募らせた仏国民の間に支持が広がった。

 サルコジ氏は先月25日、南東部の原子力大手アレバ社のウラン濃縮工場で記者会見し、「津波が原因のフクシマは例外だ」と非難。国民運動連合も「社会党の原発政策で40万人の雇用が危機にある」と訴える。

 こうした中、右派フィガロ紙は16日付社説で「原発の放棄は国家の独立性を揺るがす」などと論評。左派リベラシオン紙は26日付で「サルコジ、原子力、我が愛」のタイトルで批判記事を展開。サルコジ氏の議論を「代替エネルギー産業が創出する雇用を無視している」「古い原子炉の維持費を考慮していない」などと批評した。

 仏の世論調査では原発へのリスクを感じる人は福島事故前の18%から事故後40%に。現在、国民運動連合支持者の21%、社会党支持者の50%が不安視している。

3501チバQ:2011/12/03(土) 14:37:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20111203k0000e030119000c.html
南オセチア:大統領選めぐり混乱 露高官が事態収拾

南オセチアのツヒンバリで開かれた野党候補、ジオエワ氏の集会を警備する治安当局者ら=2011年12月1日、ロイター 【モスクワ大前仁】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで、11月末に行われた大統領選をめぐって混乱が続き、南オセチアを影響下に置くロシアの政府高官が現地入りして事態の収拾に当たる事態になっている。大統領選は野党候補が勝利宣言したが、最高裁判所が選挙を無効とし、野党側が暫定政府の発足を表明して抵抗している。南オセチアは08年8月に起きたロシアとグルジアの戦闘の発端となった場所で、混乱が長引けば再び地域の不安定化につながる恐れもある。

 11月27日に投票された大統領選の決選投票には、与党候補のビビロフ非常事態相と野党候補のジオエワ元教育相が出馬。9割の地区で開票を終えた段階の中央選管の暫定集計で、ジオエワ氏が56.7%を獲得し勝利宣言した。しかし、与党陣営の異議申し立てを受けて、最高裁はジオエワ陣営が選挙違反を犯したとして選挙の無効を決めたうえで、来年3月25日に実施することになった再選挙にジオエワ氏が出馬することを禁じた。

 こうした動きに対し、ジオエワ氏は11月30日、自らが「正当に選ばれた大統領」であると主張し、暫定政府に当たる「国家評議会」の発足を宣言。さらに最高裁に対し、選挙無効の決定を取り消すよう要求している。中心都市ツヒンバリでは連日、ジオエワ氏の支持者が集まり、緊張が続いている。

 国際社会は南オセチアのグルジアからの独立を認めていないが、ロシアは08年8月のグルジア紛争後、南オセチアの独立を承認し、大規模な経済・軍事支援を続けている。11月の南オセチア大統領選では、ロシアのメドベージェフ大統領が与党候補のビビロフ氏を支持する姿勢を示し、野党候補勝利の選挙が無効とされたのはロシアの圧力との観測も出ていた。

毎日新聞 2011年12月3日 10時29分(最終更新 12月3日 12時59分)

3502チバQ:2011/12/03(土) 22:18:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111203/asi11120309150002-n1.htm
米国、タリバン交渉行き詰まりか アフガン
2011.12.3 09:13
 アフガニスタンで2014年末までに戦闘任務を終える「出口戦略」を進める米国は、政治的解決の可能性を探っているが、反政府武装勢力タリバンとの交渉は行き詰まっているもようだ。

 地元記者は、米国がタリバンと協力関係にあるヒズビ・イスラミとも接触していることについて「ヒズビ・イスラミを通じてタリバンとの交渉機会をうかがっている」として、試行錯誤のプロセスの一環とみる。

 旧タリバン政権の崩壊から約10年たった今もタリバンは全土で攻勢を強めており「米国の軍事的勝利はありえない」(駐カブール外交筋)状況。交渉は国民和解のため不可欠とされる。

 カルザイ大統領は6月に米国がタリバンと接触していることを明らかにしたが、地元メディアによると、その後、最高指導者オマル師に近いタリバン側の窓口とされる人物が行方不明となり頓挫。現在は交渉に進展はないとの見方が強い。(共同)

3503チバQ:2011/12/03(土) 22:26:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20111203dde007030012000c.html
南オセチア:混乱続く 大統領選勝利「無効」…野党が「暫定政府」宣言
 【モスクワ大前仁】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで、11月末に行われた大統領選をめぐって混乱が続き、南オセチアを影響下に置くロシアの政府高官が現地入りして収拾に当たる事態になっている。大統領選は野党候補が勝利宣言したが、最高裁判所が選挙を無効とし、野党側が暫定政府の発足を表明して抵抗している。いずれも親露独立派だが、前政権の体制継続を訴える与党候補に対し、前政権の汚職などを批判する野党候補が市民の支持を集めてきた。

 南オセチアは08年8月に起きたロシアとグルジアの戦闘の発端となった場所で、混乱が長引けば再び地域の不安定化につながる恐れもある。

 11月27日に投票された大統領選の決選投票には、与党候補のビビロフ非常事態相と野党候補のジオエワ元教育相が出馬。9割の地区で開票を終えた段階の中央選管の暫定集計で、ジオエワ氏が56・7%を獲得し勝利宣言した。しかし、与党陣営の異議申し立てを受けて、最高裁はジオエワ陣営が選挙違反を犯したとして選挙の無効を決めたうえで、来年3月25日に実施することになった再選挙にジオエワ氏が出馬することを禁じた。

 ジオエワ氏は11月30日、自らが「正当に選ばれた大統領」であると主張し、暫定政府に当たる「国家評議会」の発足を宣言。さらに最高裁に対し、選挙無効の決定を取り消すよう要求している。中心都市ツヒンバリでは連日、ジオエワ氏の支持者が集まり、緊張が続いている。

 国際社会は南オセチアのグルジアからの独立を認めていないが、ロシアは08年8月のグルジア紛争後、南オセチアの独立を承認し、経済・軍事支援を続けている。11月の南オセチア大統領選では、ロシアのメドベージェフ大統領が与党候補のビビロフ氏を支持する姿勢を示し、野党候補勝利の選挙が無効とされたのはロシアの圧力との観測も出ていた。

毎日新聞 2011年12月3日 東京夕刊

3504チバQ:2011/12/03(土) 22:38:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111203-OYT1T00638.htm
中南米カリブ海33か国、米と加を除き新機構

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】中南米とカリブ海の33か国で構成する新たな地域機構「中南米カリブ海諸国共同体」を創設する首脳会議が2日、ベネズエラのカラカスで開かれ、米州のうち米国とカナダを除外した新機構が発足した。


 ベネズエラのチャベス大統領やキューバのラウル・カストロ国家評議会議長ら「反米」の指導者は、新機構を、米国が主導しキューバを事実上追放している米州機構(OAS)に対抗する組織と位置づけている。

 ロイター通信などによると、会議を主催したチャベス大統領は記者団に、「OASは米国に操られてきた。新機構はいずれOASに取って代わる」と強調した。

 一方、米国との関係悪化を望まない穏健路線の首脳たちは「米国抜き」を強調することを避けている。メキシコのカルデロン大統領は2日の演説で、「調和と繁栄を目指そう」と述べるにとどまった。

(2011年12月3日18時52分 読売新聞)

3505チバQ:2011/12/04(日) 10:09:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000744-reu-int

エジプト議会選に有権者困惑、複雑な制度や候補者乱立で
ロイター 11月28日(月)15時58分配信


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 11月27日、エジプトでは28日、ムバラク政権崩壊後初となる議会選が開始するが、多くの有権者は複雑な選挙制度や立候補者が多すぎるために困惑している。カイロで撮影(2011年 ロイター/Ahmed Jadallah)

 [カイロ 27日 ロイター] エジプトでは28日、ムバラク政権崩壊後初となる議会選が開始するが、多くの有権者は複雑な選挙制度や立候補者が多すぎるために困惑している。

 今回の議会選では、まず来年1月初めまでに人民議会(国会)の498議席を選出。その3分の2は比例代表制で選ばれる。その後、3月までに諮問評議会の選挙を行う。400を超える政党が名乗りを上げ、候補者の数は6000人以上に上る。候補者の多くは無名の人物だ。

 有権者のある女性は通りに張られた多くの選挙ポスターや横断幕を指さしながら、「選挙に行ったことがない。候補者をどう見分ければいいのか」と語る。女性は地区を代表する政党と、149人を超える候補者の中から2人を選ばなくてはならない。まだ投票先を決めていないという。

 首都カイロの高級住宅街に住む別の有権者の男性(75)は投票には行かないと話す。「候補者の区別がつかない。彼らがどこの出身で、何をしようとしているのか分からない」と語り、ムバラク政権時代の方が選挙は分かりやすかったと冗談を飛ばした。

 アナリストらは、選挙結果が、非常に複雑な投票システムを把握するのに数週間しか与えられなかった有権者の浮動票に左右される恐れがあると指摘している。また、ムスリム同胞団など、すでに地盤を確立している政党が有利との見方もある。

3506チバQ:2011/12/04(日) 18:03:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120412180003-n1.htm
懸案の国境共同管理で合意 セルビアとコソボ
2011.12.4 12:16
 欧州連合(EU)は4日までに、セルビアとコソボが、懸案となっている両国国境の共同管理を段階的に進めていくことで合意したと発表した。

 セルビアは、2008年に同国からの独立を宣言したコソボの独立を認めていないが、セルビアが加盟を目指すEUは両国の関係改善を強く求めており、セルビアは今回の合意で事実上、国境の存在を認める形になった。

 EUの2日の発表によると、国境の全ての検問所が対象になるという。

 国境のコソボ側には多くのセルビア系住民が暮らし、コソボへの抗議活動を続けている。コソボは今年夏、検問所に税関職員らを派遣して管理を行おうとしたが、住民らは検問所を封鎖。出動した北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安部隊(KFOR)とたびたび衝突し、先月末には兵士数十人が負傷した。(共同)

3507チバQ:2011/12/04(日) 22:44:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120420490007-n1.htm
ロシア下院選で投票 与党大敗は双頭体制に暗雲
2011.12.4 20:45

ロシア下院選の投票を終え、親指を立てるメドベージェフ大統領=モスクワ(ロイター=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】任期満了にともなうロシア下院選の投票が4日、全土で行われた。前回選で、全議席の3分の2以上に当たる315議席を獲得した与党「統一ロシア」は苦戦が伝えられており、どの程度まで、議席減を食い止めるかが焦点。プーチン首相が出馬する来年3月の大統領選の前哨戦と位置づけられ、大敗すれば、来春以降の政権運営に影響が出るとの指摘もある。

 2008年にメドベージェフ大統領とプーチン氏が組んだ双頭体制で初の国政選挙となる。定数は450議席。7党が参加して比例代表制で行われ、法定得票率7%を獲得した政党に得票率に応じて議席が配分される。即日開票され、5日未明には大勢が判明する見通しだ。議員の任期は1年増えて5年間となる。

 統一ロシアの名簿登載1位は次期首相に転じる見通しのメドベージェフ氏で、選挙戦では自ら陣頭指揮をふるい、プーチン氏とともに与党必勝に本腰を入れてきた。しかし、最新の世論調査結果によると、統一ロシアは50−60議席を失う見通し。停滞が続く国民の不満の表れとみられる。

 一方、野党共産党や極右の自由民主党、左派系の公正ロシアは伸長し、それぞれ議席を増やすと見込まれている。

 1日付英字紙モスクワ・タイムズは、統一ロシアがこれら3党との間で、議席を保証する代わりに「野党を装う」ことで合意したと伝えた。また、与党陣営の選挙違反を伝えるメディアの報道ぶりも目立つ。

3508名無しさん:2011/12/05(月) 06:47:42
>>3507
おはようございます。
>野党を装う事を、なぬー。
開票率38%で、統一ロシアの得票率48%で過半数困難とか出てたな。
まぁ、議席が減れば内紛とか起こってくるだろうね。

3509チバQ:2011/12/05(月) 12:13:00
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm007030132000c.html
ロシア下院選:与党300議席、困難か プーチン氏長期支配、反発広がる
 【モスクワ大前仁】来年3月のロシア大統領選の行方を占う下院選(定数450、任期5年)の投票が4日始まった。選挙は、プーチン首相とメドベージェフ大統領のコンビが率いる政権与党「統一ロシア」に対する信任投票の側面が色濃い。焦点は苦戦する「統一ロシア」が現有315の議席をどこまで減らすかだ。政権側はなりふり構わず支持者を動員していると伝えられ、選挙の正当性を問う声も強まりそうだ。

 ◇きょう大勢判明
 選挙は比例代表制で、7党が登録している。投票は4日夜(日本時間5日未明)に締め切られ、即日開票される。5日中に大勢判明の見通し。

 世論調査によると、統一ロシアが315から260前後まで議席を減らす見通しで、単独で憲法改正ができる定数の「3分の2」(300議席)の維持は困難とみられる。一方、共産党(現有議席57)や、民族主義を掲げる自由民主党(同40)は20〜30議席を上積みすると予想されている。

 プーチン首相が党首の統一ロシアは、メドベージェフ大統領を候補者名簿1位に据え、政権幹部が名前を連ねる「必勝態勢」で選挙に臨んだ。しかし、9月に大統領復帰を表明したプーチン氏の長期支配とメドベージェフ氏の首相転出を約束した「ポスト交換」に対する反発が広がり、支持率の下落が続いている。

 特に無党派層が多い大都市で統一ロシアの苦戦が伝えられている。モスクワの年配女性のリュドミラさんは前回07年の下院選では統一ロシアに投票したが、今回は共産党に投じた。「貧富の格差が広がっているので、社会主義が必要だ」と考えたのが理由だという。

 英字紙モスクワ・タイムズは、地方政府が有権者に対して統一ロシアへの投票を働きかけている、と伝えた。モスクワ市職員は統一ロシアに投票すると誓った10人以上の名簿を提出するよう求められているという。

 報道機関などへの締め付けも強まっている。インターネット新聞「ガゼータ・ルー」では11月末、「社主の判断」により、選挙違反に関する情報が一方的に削除されたという。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3510チバQ:2011/12/05(月) 12:13:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm007030137000c.html
ベルギー:1年半ぶり、きょう政権樹立 言語圏対立根強く、最大政党は連立不参加
 【ブリュッセル斎藤義彦】昨年6月の総選挙以来、連立協議が難航し、1年半もの間、政権が不在だったベルギーで5日、南部・フランス語圏社会党のディ・ルポ党首(60)率いる新政府の樹立が決まる。北部・オランダ語圏の独立を求める最大政党を除いた6党の連立となり、仏語圏の首相は32年ぶり。オランダ語圏と仏語圏の対立は解消されないままで、ルポ党首は不安定な政権運営を強いられる。

 4日までに6党が党大会を開いて連立合意を可決した。5日に首相と閣僚人事を内定して政権樹立を決め、8日にも正式に政権を発足させる。昨年6月13日の前倒し総選挙から今月5日までの541日間にわたり、政権が不在だったことになる。地元メディアによると、選挙後の政権不在では世界最長記録。

 ベルギーは、アントワープなど北部のオランダ語圏▽首都ブリュッセル▽リエージュなど南部の仏語圏−−に大別される。最大政党の「新フラームス同盟」はオランダ語圏の独立を掲げているため、連立協議が難航。代わりにルポ党首が交渉役になったが、仏語とオランダ語圏の対立は根強く、ルポ党首は交渉を一時断念した。

 しかし、今年10月のベルギー、仏系金融大手デクシアの破綻を受け、11月25日に米格付け会社大手がベルギー国債の長期信用格付けを引き下げるなど、ベルギー経済への不安が高まった。市場の圧力を受ける形で交渉が加速し、6党が連立に合意した。

 6党は環境政党などの協力も得て、連邦政府から仏語圏、オランダ語圏の地域・地方政府に社会保障などの権限を移譲する改革を行う。しかし、オランダ語圏はさらなる独立性を求めており、言語圏対立が新政権を揺さぶることになりそうだ。

 仏語を母語とする首相は、78年から79年にかけての4カ月余りの短期政権以来、32年ぶり。オランダ語圏人口は約6割と多く、議会でもオランダ語圏政党が多数派だ。仏語圏の首相に対するオランダ語圏からの反発も予想される。ベルギーの財政赤字の対国内総生産(GDP)比は欧州連合(EU)の財政安定成長協定が定める3%を上回る3・6%。6党は3%以下に引き下げるための歳出削減策で合意したが、これに反対する労働組合などが2日、5万人以上のストを決行した。新政権は市民の不満にもさらされそうだ。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3511チバQ:2011/12/05(月) 12:15:38
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm003030112000c.html
クローズアップ2011:きょうアフガン支援会議 パキスタン、タリバン欠席
 ◇具体的成果、期待薄く
 ドイツ西部ボンで5日、アフガニスタンの安定化策を話し合う閣僚級国際会議が、日本など85カ国と国際機関が参加して約10年ぶりに開かれる。しかし、アフガン駐留の北大西洋条約機構(NATO)軍に越境誤爆された隣国パキスタンがボイコットし、紛争当事者の旧支配勢力タリバンも参加を拒否。アフガン戦争を主導した米国には関与を薄めたい本音がある。89年の旧ソ連軍撤退後に内戦を招いた反省から、世界は「アフガンを見捨てない」(ウェスターウェレ独外相)メッセージを打ち出せるのかが焦点だが、早くも具体的成果についてはあきらめムードが漂う。【ベルリン篠田航一、ニューデリー杉尾直哉、ワシントン白戸圭一】

 ◆独

 ◇仲介に「失敗」
 会議を主催するドイツにとって、タリバンと、軍部がタリバンに影響力を持つとされるパキスタンは、ともに「舞台の主役級」(外交筋)だった。ボン大学のコンラート・シェッター教授(アフガン政治)は、「ドイツは当初から目標を高く設定し、タリバン参加の実現を目指したが、もくろみは失敗した」と語り、会議への期待値が下がったとの見解を示した。

 ドイツは1年前から、仲介外交を試みてきた。独誌シュピーゲルなどによると、ドイツは昨年11月、極秘裏に南部ミュンヘン郊外でタリバン側と米国高官の会談をセット。会談は11時間に及んだ。その後、今年2月にカタールの首都ドーハ、5月には再びドイツ国内で会談を設定、タリバンと米国の「和平」への仲介役を務めた。

 背景には、軍事活動にアレルギーの強いドイツのスタンスがある。ドイツ軍は06年からアフガン北部に駐留。しかし、09年にあった民間人ら約100人が死亡した誤爆を機に、国民の7割が派兵反対に転じた。ドイツが外交力のみで存在感を示そうとした理由だ。

 タリバンの不参加はドイツ政府の交渉力の限界を示したが、NATO軍によるパキスタンへの越境誤爆の後、ドイツのメディアは「全ての外交努力がムダになった」と指摘、政府の無念を代弁した。

3512チバQ:2011/12/05(月) 12:16:05
◆アフガン

 ◇財政難、自立妨げ
 これに対し、会議におけるアフガン政府の最大の関心は、治安権限移譲を終える14年以降、国際社会の支援をいかに引き留めるかにある。現在、政府の主要収入は年間15億ドル程度の関税しかないが、軍・警察の維持に年最大60億ドルかかるとされ、とても自立できる状況にない。

 ザヒルワル財務相は、「昨年の国内総生産(GDP)は160億ドルで、援助なしでは生きていけない。国際社会が明確な(支援継続の)政治的決意を示すよう求める」と話した。

 先月、今後の米国との戦略関係を話し合うロヤ・ジルガ(国民大会議)が首都カブールであり、「24年まで米軍駐留を認める」との決議を採択した。出席者からは「代わりに年間10億ドルの基地使用料をもらうべきだ」などの意見が続出。14年に任期満了で退任するカルザイ大統領が、それ以降もアフガン側に大量の資金が入るしくみを作りたい思惑を反映した会議だった。

 しかし、国際経済の悪化や、カルザイ政権の深刻な腐敗体質への批判から、欧米諸国の支援継続は難しくなっているのが実態だ。

 「国際会議を何度開いても、我々の生活は良くならないし、平和ももたらされない。政府の腐敗をはじめとする問題が多すぎる」。中部マイダンワルダク州の高齢の男性が記者に語った言葉は、世界が復興事業などに膨大な資金を投下しながら、人々が治安や生活の改善を実感できなかった10年を物語る。

 「タリバンとの和平」というもう一つのテーマは、パキスタンの不参加で暗礁に乗り上げている。世界が米国に同調した01年と違い、今の国際社会は割れており、「和平」への道筋は見えない。

 ◆米

 ◇世論が「深入り」拒否
 01年の米同時多発テロ後、米国はアフガン安定化が最大の国益だと判断し、米軍を投入した。今の米社会には「我々が直面している主要な問題は外的な脅威ではない」(リチャード・ハース米外交問題評議会会長)として、雇用問題などの内政を重視すべきだとの考えがあふれている。

 オバマ政権は09年1月の発足時に、泥沼化していたアフガン戦争の打開を最優先課題に据えた。治安回復のため増派に踏み切る一方、パキスタンの部族支配地域こそが「テロの温床」だと判断し、対テロ戦争をパキスタンへ拡大した。この結果、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ビンラディン容疑者の殺害(今年5月)など、テロ組織の弱体化にはある程度成功した。

 だが、増派は年間1200億ドル(約9兆5000億円)の戦費負担を生み、米財政を圧迫。足元の経済が揺らぎ、アフガン側への権限移譲を終える14年以降の展望がないまま早期の米軍撤収を求める世論が台頭した。

 オバマ大統領は11月17日の豪州議会演説で、米軍のプレゼンスを「アフガン・イラク」から「アジア・太平洋」へ移す新方針を表明した。アジアに米経済回復の活路を見いだすため、米主導の安全保障秩序を強化するのが狙いだ。だが、裏を返せば、展望の開けないアフガン問題への深入りを米世論が許容しなくなったことを反映している。

 一方、対テロ戦争のパキスタンへの戦線拡大は、米無人機によるパキスタン領内への空爆により、アフガン再建のカギを握るパキスタンとの関係が悪化するという矛盾を生むことになった。米シンクタンク「ヘリテージ財団」のリサ・カーティス上級研究員は「アフガン問題で進展がない限り、米・パキスタン関係は危機から危機へ渡り歩くことを運命づけられた」と指摘した。

 ボン会議は両国の関係修復へ向けた格好の機会とみられたが、先月26日のNATO軍の越境空爆に反発するパキスタン政府は欠席を表明。クリントン米国務長官は3日、パキスタンのギラニ首相に電話をかけ主権を尊重する考えを強調したが、関係修復のメドは立っていない。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3513チバQ:2011/12/05(月) 12:16:57
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/04/20111204ddm007030162000c.html
ドイツ:欧州各国、「強いドイツ」に脅威論 経済力、歴史的背景も
 【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】欧州各国が財政危機にあえぐ中、域内最大の経済大国として勢いを増す「強いドイツ」に対し、各国から警戒の声が上がっている。背景には、強固な輸出力で黒字を続ける「独り勝ち」への反感のほか、2度の世界大戦を通じ欧州の脅威であり続けたドイツへの歴史的な不信もあるとみられる。欧州債務危機への対応で5日には独仏首脳会談、9日には欧州連合(EU)首脳会議が開催されるが、メルケル独首相は懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。

 メルケル首相は2日、ユーロ圏諸国の財政を監視する「経済政府」構想について、「これは欧州のためであり、ドイツが欧州を支配する意図は全くない」と強調し、「ドイツ支配」に対する反発に配慮した発言をした。ユーロ圏の統合強化により、ドイツの影響力拡大を懸念する英国などを念頭に置いたとみられるが、実際に英国では「ドイツの支配する欧州には住みたくない」と発言する一部の政治家や、「(ナチスの第三帝国に次ぐ)第四帝国の台頭だ」とあおる大衆紙がドイツ脅威論をぶち上げる。

 ドイツは今年、ユーロ安の影響で輸出額が前年比で12%も増え、初めて1兆ユーロ(約104兆円)を突破する見通しとなり、大幅な貿易黒字が見込まれている。8月の時点で失業率は7・0%と、90年の東西ドイツ統一後最低にとどまり、経済は絶好調だ。

 こうした状況下、各国はドイツの「財布」に期待する。現在、各国が個別に発行する国債を欧州で「共同債」に移行すれば、財政危機国は資金繰りが容易になるため、導入を望む声が根強いが、メルケル首相は「(他国の債務を)共同で保証するなど考えられない」と突っぱねている。「強いドイツ」に、周辺国も気を使う。フランスのサルコジ大統領は「経済の話でいえば、ドイツも(第一次大戦後の巨額のインフレで)悩んだ過去がある。フランス人はそれを理解し、尊重しなければならない」と過去の歴史にまで言及し、厳格な財政規律を重視して負担増を渋るドイツへの配慮を見せる。

 一方で、第二次大戦でドイツに侵攻されたポーランドのシコルスキ外相は「私はおそらく、ドイツの勢力拡大を恐れない最初のポーランド外相だろう。ただ、ドイツが(危機に際し)何もしないことを恐れる」とドイツ台頭を持ち上げながら、やんわりと負担増を要求した。

 独紙ウェルトは「好かれないドイツ人」との論説を掲載。「ドイツは今、米国がこれまで経験してきたことを経験している。国が強くなれば他国からの要求ばかり増え、それを全て完璧にはこなせず、結局は嫌われるという経験だ。ドイツは危機のスケープゴートにされている」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月4日 東京朝刊

3514チバQ:2011/12/05(月) 12:42:13
http://www.asahi.com/international/update/1205/TKY201112050073.html
スロベニアも政権交代へ 中道左派の新党、第1党に躍進
関連トピックスギリシャ
 旧ユーゴスラビアのスロベニアで4日、下院(定数90)の選挙があり、実業家出身で首都リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏(58)が率いる中道左派の新党「積極的なスロベニア」が、得票率約29%で第1党に躍進した。

 欧州経済危機をめぐりギリシャやイタリア、スペインで相次いで政権交代が起きるなか、2007年にユーロ圏入りしたスロベニアでも3年ぶりの政権交代が確実になった。

 中央選管の暫定集計(開票率約99%)によると、中道右派の最大野党・スロベニア民主党が得票率約26%で2位。パホル首相率いる中道左派の与党・社会民主党は経済悪化に歯止めをかけられず、約11%にとどまった。今後、連立政権樹立に向けて各党の交渉が活発化する。

2011年12月5日10時5分

3515チバQ:2011/12/05(月) 12:44:31
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVPE3S6KLVR501.html
スロベニア下院選挙:リュブリャナ市長率いる政党が予想外の勝利
 12月4日(ブルームバーグ):4日投開票のスロベニア下院選挙は、リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏率いる政党の得票率が28.6%となり、事前の世論調査の予想に反して勝利を収めた。

  選挙管理委員会によると、開票率98%で最大野党のスロベニア民主党の得票率は26.2%だった。同党のヤネス・ヤンシャ党首は敗北を認めた上で、選挙は接戦で弱い政府が成立し、早期に選挙が実施される可能性があると指摘した。

  同国の下院選挙はパホル政権の内閣信任案が9月に否決され後で実施された。連立政権は年金改革をめぐって意見が対立し、信任案が議会に提出された。

記事についての記者への問い合わせ先:Ljubljana Boris Cerni

3516チバQ:2011/12/05(月) 21:54:08
>>3511-3512
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/asi11120520590006-n1.htm
国際社会をつなぎ止めたいアフガン 財政逼迫、国際支援先細り
2011.12.5 20:57 (1/2ページ)
 【カブール=田北真樹子】「ボン会議は、国際社会がアフガニスタンへの関与を表明する最後のチャンスになるかもしれない」。アフガン東部ジャララバードに住む会社員、シャヒード・カカールさん(34)はこう語る。

 アフガンは1989年の旧ソ連撤退後、内戦に突入。内戦はその後のイスラム原理主義勢力タリバン政府の支配に道を開いた。「2014年のアフガン駐留国際部隊の撤退とともに国際社会の関与が薄まれば、また内戦になる」。多くの国民は記憶をよみがえらせつつ、国際社会つなぎ止めへの思いを強くする。

 国際社会も、会議主催国ドイツのウェスターウェレ外相の言う「2014年後もアフガンを見捨てない」との思いを共有する。だが、関係国の部隊撤退は各国の逼迫(ひっぱく)する財政事情と切り離せず、今後の支援先細りは必至だ。

 アフガンへの関与継続にはコストがかかる。国家予算のうち約9割は国際社会からの支援といわれている。世界銀行の報告書によると、アフガン軍と警察など35万人以上の治安部隊を14年以降も維持するには、国際社会からの年間70億ドルの支援が必要となる。

 また、アフガン側には依然、汚職・腐敗が蔓延(まんえん)している。政治評論家のユーナス・ファコール氏は「ボン会議で国際社会はカルザイ大統領に汚職・腐敗体質を一掃するよう圧力をかけるべきだ」と言う。だが、「撤退を円満に迎えたい米国などに、このタイミングでカルザイ氏との関係を悪化させる意欲もない」(外交筋)との声もある。

 一方、将来のアフガンの治安安定のカギを握る隣国パキスタンは、アフガンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)による国境近くの検問所攻撃を理由に会議を欠席した。だが、アフガンでは「パキスタンが出席しても何も変わらない」と問題視する声は少ない。

3517チバQ:2011/12/05(月) 21:55:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519490006-n1.htm
【ロシア下院選】
“ネット世論”の影響? 下院選与党の議席大幅減 ツイッターがはけ口に
2011.12.5 19:46 (1/2ページ)

 4日、ロシア・サンクトペテルブルクで、下院選の投票箱を開ける選管関係者(AP=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】4日投票のロシア下院(定数450)選挙は与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らす結果となった。

 選挙戦を通じてインターネットのニュースサイトや短文投稿サイト、ツイッターなどに、政権批判や選挙違反の事例が多数寄せられたことも一因とみられる。ネットによる世論形成の潮流がロシアにも押し寄せている。

 中央選管の暫定集計では、5日の開票率96%の時点で統一ロシアの得票率は49・54%。得票率制限に届かなかった政党への投票が配分されるため過半数の238議席は確保したが、07年の前回選から77議席の減。他党は共産党92(前回選57)▽公正ロシア64(同38)▽自民党56(同40)と軒並み勢力を伸ばした。

 ロイター通信などによると、投票日の4日朝、非営利組織「ゴロス」やモスクワのラジオ局「エホ・モスクブイ」など、政権に批判的なメディアのサイトが相次ぎ接続不能に陥った。

 海外の資金で運営されるゴロスは選挙前、一般市民らから寄せられた選挙違反の実例5500件以上を地図上で示していた。2日には政府系テレビ局が同組織を批判する番組を放映、3日にはサイトを主宰する女性が入国時の空港で一時拘束され、米政府が批判する声明を出した。

 「エホ」は4日、「サイトが接続不能になった」とラジオで放送し続けた。編集長が「(選挙)違反情報を妨害する試みであることは明らかだ」と、与党側のサイト攻撃を示唆した。こうしたなか、ツイッターには「極東ウラジオストクでは出口調査で統一ロシアが3位になり、世論調査機関員が退去させられた」などと、刻々と書き込まれた。

 動画投稿サイト、ユーチューブも反与党の世論形成に一役買ったようだ。英字紙モスクワ・タイムズによると、プーチン首相が先月20日、格闘技観戦後にリングに上がったさい、激しいブーイングを浴びせられた映像は21日夜までに68万回再生された。ロシアのインターネット人口は推計5100万人。テレビなどの官製メディアと違い、政権は今後、対応に苦慮しそうだ。

3518チバQ:2011/12/05(月) 21:56:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519570008-n1.htm
【ロシア下院選】
プーチン体制に倦怠感/事実上の惨敗 「国民の指導者」像強化?
2011.12.5 19:55 (1/2ページ)

4日のロシア下院選の投票終了後、モスクワの与党「統一ロシア」本部を訪れたプーチン首相(手前)とメドベージェフ大統領(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が4日の下院選で大幅に議席を減らした。プーチン氏が来年3月の大統領選出馬を表明したことで、プーチン氏の支配が長期化することへの倦怠(けんたい)感や汚職、貧富の格差など社会問題への不満が、有権者の間でじわりと広がっている現実を映し出した形だ。

 政権は今回、各地の行政当局や主要テレビ局を総動員して統一ロシアの得票確保に躍起となった。また、新聞やインターネットでは不在者投票制度を悪用した不正の横行も伝えられた。こうした実態を考慮すれば、今回の結果は「政権の惨敗だ」(専門家)とする見方が出ている。

 統一ロシアは議席過半数こそ確保したが、それは北カフカスやウラル地方の民族共和国などで80〜99%といった高い得票率を挙げた結果でもある。

 逆にシベリアの最大都市、ノボシビルスクでは統一ロシアが得票率28%と共産党に6ポイント差をつけられて敗北。統一ロシアはシベリアのイルクーツク州で35%、極東の沿海地方でも34%の得票にとどまった。

 モスクワ州やプーチン氏のおひざ元である第2の都市、サンクトペテルブルクでも32〜33%と苦戦した。

 統一ロシアの支持率低下を決定的にしたのは9月、プーチン氏が来春の大統領選に出馬し、メドベージェフ大統領は次期政権で首相に就くという「役職交代」を発表したことだ。プーチン氏は最長で2期12年間、大統領に居座る可能性があり、政治に対する有権者の疎外感が強まった。

 今回の下院選ではそうした批判が、連邦中央の統制が効きにくい極東・シベリアの遠隔地や、高等教育を受けた人の多い大都市部から現れ始めたと受け止めることができる。

 プーチン氏の個人的人気はいまなお高く、大統領選で氏に対抗できる候補者は今のところ見当たらない。プーチン氏が統一ロシアをメドベージェフ氏に預けて自身は党から距離を置き、「国民の指導者」像を前面に出していくとの観測もある。

 実際、下院に議席を獲得した4党は共産党を除いて親政権の立場であり、連立政府の形成や大統領選で協力する余地はある。

 ただ、今回の選挙で批判票を投じた層の根本的不満は、プーチン氏が大統領時代に築いたトップダウンの強権体制にある。

 モスクワ国際関係大のズボフ教授(歴史学)は「前回下院選からの4年間に新たな世代が現れ、インターネット・メディアが普及するなど状況は根本的に変わった」とし、「社会では政治への関心と権威主義体制への不満が高まっている。『アラブの春』のような民主化運動の高まりがロシアで再現される可能性も排除されない」と話している。

3519チバQ:2011/12/05(月) 22:03:04
>>3514-3515
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120502000161.html
クロアチア、スロベニア 議会選で与党敗北
2011年12月5日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】旧ユーゴスラビアのクロアチアとスロベニアで四日、議会選が行われ、いずれも与党の敗北が確実となった。欧州各国が財政危機に揺れる中、両国の選挙でも経済政策が最大の争点となった。

 クロアチア議会(定数一五一)選は任期満了に伴って行われ、地元メディアによると、ミラノビッチ議員が率いる中道左派の最大野党・社会民主党が得票率45%で第一党となった。

 同党など四党の野党連合で約六割の議席を獲得する見込み。コソル首相の中道右派・クロアチア民主同盟は汚職疑惑が響き、22%にとどまった。

 一方、パホル首相に対する議会の不信任を受けて行われたスロベニア下院(定数九〇)選は、暫定開票結果によると、首都リュブリャナのヤンコビッチ市長が立ち上げた中道左派の新党「積極的なスロベニア」が得票率29%で一位。

 中道右派の最大野党・スロベニア民主党が26%、中道左派の与党・社会民主党は10%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000092-mai-int
<選挙>クロアチア、スロベニアとも政権交代決まる
毎日新聞 12月5日(月)21時51分配信

 【ウィーン樋口直樹】クロアチアとスロベニアで4日、総選挙の投開票があり、いずれも最大与党の敗北で政権交代が決まった。クロアチアでは中道左派の社会民主党など4党から成る野党連合が過半数を制する勢い。スロベニアでは中道左派の新党「積極的なスロベニア」が第1党に躍進。ギリシャやイタリアなどで政権交代を招いた欧州債務危機の影響が、経済が悪化していたバルカン半島の2国にも及んだ格好だ。

 13年に欧州連合(EU、加盟27カ国)へ加盟するクロアチアでは、経済の停滞に加え右派の与党、クロアチア民主同盟の不正資金疑惑がコソル政権を直撃。開票率約70%の段階で、定数151のうち野党連合が78議席、民主同盟は48議席を獲得する見通し。クロアチアは9日に加盟条約に署名し、その後、30日以内に国民投票で加盟の是非を問う。

 一方、旧ユーゴスラビアから唯一EUに加盟している隣国スロベニアでは、パホル首相率いる中道左派の社会民主党政権下で、手厚い年金制度や公共サービスが政府債務を増大。有効な経済対策を打てないパホル政権は9月、信任投票を否決されていた。

3520チバQ:2011/12/05(月) 22:06:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120423570010-n1.htm
欧州債務危機ヤマ場 「メルコジ」体制で打開図る
2011.12.4 23:55 (1/2ページ)[欧州]
 【ロンドン=木村正人】今週、欧州は債務危機問題で大きなヤマ場を迎える。8、9日にブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議を開催し、ユーロ圏各国の財政規律の強化策や財政統合について大詰めの協議を行う。成果が不十分であれば市場から容赦ない仕打ちを受けるのは必至で、ユーロ圏は一層の窮地に陥る。土壇場に追い詰められたユーロの命運を握るのが、メルケル独首相とサルコジ仏大統領だ。「メルコジ」体制で欧州は戦後最大の危機突破を図る。

 メルケル首相とサルコジ大統領は5日、パリで首脳会談を行い、ユーロの構造的欠陥を克服する「財政統合」を達成するため、EU基本法改正案を共同提案、EU首脳会議に示す。改正案はユーロ導入国が財政規律を守れない場合、EUが予算案の再編成や修正を要求できるなどの内容だ。

 これを受け、欧州中央銀行(ECB)も8日の理事会でイタリアやスペインの国債購入拡大を表明するとの期待感が高まっている。

 ユーロ圏が債務を共同保証するユーロ共同債やECBの関与をめぐる溝は残るものの、メルケル首相とサルコジ大統領は10月のEU首脳会議で銀行側にギリシャ国債元本の5割削減をのませて以来、「メルコジ」の呼称が定着している。

 11月の仏カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議では、ギリシャのパパンドレウ首相(当時)にユーロ圏離脱につながりかねない国民投票を撤回させ、イタリアのベルルスコーニ首相(同)に追加の緊縮策を迫った。

 「メルコジ」はかつて性格の違いから、陰で物まねをして揶揄(やゆ)し合う険悪な仲だった。が、メルケル首相より国内政権基盤が安定していたサルコジ大統領が同首相に譲歩するようになり関係が改善。今ではサルコジ大統領がフランス産ワインやチーズ、メルケル首相も同大統領の長女誕生にクマのぬいぐるみを贈るなど互いに心配りを見せる。

 サルコジ大統領から先のEU首脳会議で「ユーロに口出しするな」と一喝されたキャメロン英首相は蚊帳の外に置かれた格好だ。

 仏各紙は「サルコジ大統領はフランスの主権をドイツに譲り渡した」と批判するが、世論調査で「難しい決断が下せる」(同大統領60%、社会党のオランド候補39%)、「経済危機に対応できる」(同50%、同48%)と来年春の仏大統領選で苦戦が予想される“サルコジ株”が回復している。

3522チバQ:2011/12/05(月) 23:16:12
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=589884
<EMeye>モルドバが16日に大統領選挙実施、政治空白解消へ
2011/12/05 14:40

 モルドバ議会は2日、全会一致で、大統領直接選挙を12月16日に実施することを決めた。モルドバでは、正式な大統領不在という異例の事態に終止符を打つため、11月18日に議会による大統領選挙を行う予定だったが、大統領選挙への立候補者が現れなかったため、大統領選挙は中止になっている。

 同国では大統領は国民投票によらず、議会によって選出される。昨年11月28日の総選挙では、2大政党の共産党と自民党を含めてどの政党も単独では大統領選出に必要な議席の60%(101議席中61議席以上)に達せず大統領不在の状況が続いている。

 大統領不在は09年9月に共産党のボロニン前大統領が辞任して以来2年以上にわたっている。こうした政治空白を解消するため、議会は昨年12月30日に、民主党のルプ党首に暫定大統領の権限を与えた。

提供:モーニングスター社

3524チバQ:2011/12/06(火) 12:35:30
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/06/20111206ddm007030130000c.html
ロシア下院選:与党「惨敗」 プーチン氏、戦略再構築へ 大連立視野の可能性
 【モスクワ大前仁】4日に投開票があったロシア下院選(定数450)は、政権与党「統一ロシア」が現有の315議席から80近くを減らす「惨敗」に終わり、来年3月の大統領選に党候補として出馬するプーチン首相にとって打撃となった。プーチン氏は議席の過半数獲得に強気の姿勢を示したが、戦略の立て直しを迫られるのは必至だ。一方、メドベージェフ大統領は野党指導者に秋波を送っており、「大連立」も視野に入れ始めた可能性がある。

 「統一ロシアは国の政治的な安定の礎となってきた」とプーチン氏は5日の会議で訴えた。党の獲得議席は238にとどまる見通しだが、「(過半数の)226議席を維持しているので問題ない」と明言した。

 プーチン氏は08年の大統領選の際、ダークホースとみられていたメドベージェフ氏を早期に後継指名するなど、多くのサプライズを演出してきた。

 しかし今年の選挙戦では、大統領と首相の間で「ポスト交換案」を発表したが、逆に国民の反発を招き、手詰まり感が強まっている。

 プーチン陣営が新戦略の一つとする可能性があるのが、首相の肝いりで今年5月に発足させた超党派組織「人民戦線」を活用する案だ。

 人民戦線は退役軍人や労働組合といった幅広い勢力で構成し、今回の下院選では200人以上が統一ロシアから出馬。プーチン氏は大統領選出馬をめぐり、先月末の統一ロシア党大会で、公認候補指名を受けた。

 だが、下院選で党の不人気が顕著になったため、今後は人民戦線に軸足を移し、「国民を代表する候補」の側面を強調していく選択肢もありそうだ。

 下院選では共産党など野党3党が16〜35議席を上積みする見通し。メドベージェフ氏は5日、野党指導者に向けて「統一ロシアは協力の用意がある」と述べ、議会運営での協調を改めて呼びかけた。プーチン陣営が大統領選へ向けて大連立を組むシナリオが浮上する可能性がある。

 カーネギー国際平和財団「モスクワセンター」のシェフツォワ上級研究員は、「プーチン氏には(現職首相の)特権が多く残されており、路線変更はない」と予想した。長期支配への反発が強まっていることを自覚すべきだとし、「より多くの勢力を引き込む必要がある」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月6日 東京朝刊

3527チバQ:2011/12/06(火) 21:10:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111206/erp11120620140006-n1.htm
揺らぐ「双頭体制」 大統領「公正」主張 米は批判
2011.12.6 20:12 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院(定数450)選挙での大規模違反疑惑で、首都モスクワでは近年で最大規模となる反政府デモが行われたほか、米国政府も厳しく批判するなど、波紋が広がっている。与党「統一ロシア」を率いて選挙戦を戦ったメドベージェフ大統領は5日、「選挙は公正だった」と主張したが求心力は急速に低下しており、「双頭体制の継続」というクレムリン(大統領府)の戦略がどう推移するかが焦点になってきた。

 メドベージェフ大統領は、与党が前回選から約80議席も減らす事実上の大敗を喫したことについて、「(与党は)集められるだけの票を獲得したし、選挙は規則通り公正に行われた」と述べた。

 6日付の英字紙モスクワ・タイムズによると、動画投稿サイトのユーチューブには、ある人物が複数の投票所を回って何度も票を投じる「回転木馬」と呼ばれる違反の様子などが投稿されている。大統領は「いくつかの映像は見たが、見る価値もない」として信頼性に欠けるとの見方を示し、選挙の正当性は揺るがないとの立場を強調した。

 一方、モスクワ市内の5日夜の反政権デモには5千〜7500人が集結、「プーチンのいないロシアを」「やり直し選挙を」などと叫んだ。

 クリントン米国務長官は6日、訪問先のリトアニア・ビリニュスで、「露下院選は自由でも公正でもなかった」と厳しく批判。欧州の選挙監視員の中には、「投票箱の中に折りたたんで隠された票が入っていた」とメディアに証言する者も現れている。

 大統領は強腰で知られるプーチン首相とは対照的に、政治・経済の近代化やインターネットの全土拡充を掲げるなど、リベラル色をアピールしてきた。だが、名簿登載第1位で自ら統一ロシアを率いた今回の選挙で、プーチン氏との役割分担は破綻したとの見方が広がっている。

 メドベージェフ氏の大統領就任直前にインタビューして本を出版したジャーナリスト、スワニッゼ氏は産経新聞の電話取材に、「彼は与党を率いてプーチン氏の分身になってしまった。役回りが似合わないから(政治的求心力が)弱体化した」と分析。

 同氏は、来年3月の大統領選でプーチン氏が当選し、取り決めの通りにメドベージェフ氏が首相に転じたとしても、「期間はそう長くないかもしれない」と予測した。

3528チバQ:2011/12/07(水) 19:20:57
批判拡大に政権側動揺 プーチン氏、軌道修正示唆
 プーチン首相の与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らしたロシア下院選が政権を動揺させている。このままでは来年3月の大統領選で首相が4年ぶりに大統領職に返り咲くシナリオにも影響が出かねない。政権側は6日、数千人が「反プーチン」を叫んだ前夜の野党集会に対抗して大規模な官製集会を開催、首相自身も政策の軌道修正を図るなど体制維持に躍起となった。

 「変わらないのは祖国への愛や人々に対する責任だ。しかし戦略はその時の優先課題によって違う。人は変わる。私自身もだ」。6日、モスクワでの与党活動家との会合。大統領職には「古いプーチン氏が戻るのか、新しいプーチン氏がなるのか」と問われた首相はそう答えた。

 過半数は維持したものの、暫定結果では4年前の選挙で獲得した315議席から77も減らす238議席にとどまった統一ロシア。不振の要因は「双頭体制」を組んできたメドベージェフ大統領とポストを交換し大統領職への復帰を目指すプーチン氏の政権長期化を有権者が嫌ったためと指摘される。

 この日の会合で首相は「長く政権の座にある党が批判されるのは当然だ」と強気を見せる一方、大統領復帰後に「閣僚や地方知事は刷新される」と述べ「変化」を強調。人事に慎重な首相としては異例の発言だ。汚職対策も約束し、「与党の腐敗」批判に配慮した。

 ▽不正の疑い

 下院選では政権側が大規模な不正を行ったとの指摘が多い。6日付のロシア紙ベドモスチは、選管が発表した与党の得票率が、世論調査機関の出口調査の結果よりも20ポイント近く上回ったと指摘。集計が操作された可能性を強く示唆した。

 欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は票の水増しがあったと指摘。共産党のジュガーノフ委員長は1991年のソ連崩壊後で最も汚い選挙だったと批判した。クリントン米国務長官の「(選挙は)自由でも公正でもなかった」との指摘に、ロシア外務省は6日「米国の選挙も完璧から遠い」と感情的に反論した。

 政権側は6日、モスクワのクレムリン脇の広場に若者1万人以上を動員し「勝利集会」を開催。5日夜、野党集会が数千人規模に膨れ上がったことへの危機感の表れだ。治安部隊は6日夜も、モスクワ中心部でネムツォフ元第1副首相ら300人以上を一時拘束し野党側を力で抑え込んだ。

 ▽意気消沈

 与党筆頭候補だったメドベージェフ大統領は5日の支持者会合で「過半数獲得は勝利だ」と強調したが、出席者によると「打ちひしがれ、支えを必要としているように見えた」(ベドモスチ紙)という。

 与党の退潮を受け、来年の大統領選でプーチン首相は自ら創設した政治運動体「全ロシア国民戦線」に軸足を置くとの観測が広がっている。政治学者ブーニン氏は、「双頭体制」は終わりプーチン氏を頂点とする上意下達の権力構造が復活するとの見方を示した。(モスクワ共同=佐藤親賢)

3529チバQ:2011/12/07(水) 19:21:19

http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030005000c.html
米国:反アサド連携強化 シリア政権崩壊見据え、大使帰任
 【ワシントン白戸圭一、パリ宮川裕章】シリアのアサド政権と反体制派の戦闘激化を受け、オバマ米政権が「アサド政権崩壊後」を見据えた外交を活発化している。クリントン国務長官は6日、訪問先のスイス・ジュネーブでシリアの反体制派と会談。さらに、10月下旬から米国に戻っていたフォード駐シリア大使が6日、シリアの首都ダマスカスの米大使館に帰任した。米政府は反体制派との連携を強化する構えで、アサド政権の反発が予想される。

 クリントン国務長官と会談したのは、シリアの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などで構成する反体制派連合体「シリア国民評議会」のメンバー。会談の冒頭、クリントン氏は「民主的な権力移行はアサド政権の排除にとどまらない」と述べ、アサド政権崩壊後の民主国家建設を評議会側に求めた。

 オバマ政権は依然、反体制派の統治能力に十分な確信を持っておらず、クリントン氏は会談で、国民評議会の民主国家建設へ向けた具体的な構想をただした模様だ。

 一方、フォード米大使のシリアへの帰任について、カーニー米大統領報道官は6日、声明を発表。「大使の帰任はシリア国民との連帯感を表している」と述べ、帰任後の大使が反体制派と緊密に連携することを示唆した。アサド政権の反発も予想されるため、報道官は声明で、外交官を保護する国際的義務を順守するようシリア政府に求めた。

 オバマ政権は今年1月、05年から空席だった駐シリア大使にフォード氏を任命してアサド政権との対話を模索したが、米側が民主化要求を支持したことで両国関係が悪化。米政府は10月22日、「大使の安全が脅威にさらされている」として、フォード氏を米国に戻していた。

 一方、フランス政府も6日、召還していたシュバリエ駐シリア大使をダマスカスに帰任させた。シリア国民への連帯を示すとともに武力弾圧の実態を調査するのが狙いで、外務省報道担当者はAFP通信に「安全面の懸念は払拭(ふっしょく)されていないが、シリア市民への連帯を示すため、シリアで勤務することが重要だ」と述べた。

 シュバリエ大使は11月16日、北部ラタキアの仏領事館などがアサド政権支持派とみられる暴徒に襲撃された事件を機に召還されていた。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3530チバQ:2011/12/07(水) 19:21:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030028000c.html
イタリア:「大臣の涙」論争 財政「国民に痛み」発表会見で
 ◇いらついた72%/感動した28%
 【ローマ藤原章生】イタリアの女性閣僚で経済学者のエルサ・フォルネロ労働・社会政策相(63)が4日夜、記者会見で財政緊縮策を発表中に嗚咽(おえつ)したことが、議論を呼んでいる。コリエレ・デラ・セラ紙電子版の二者択一アンケートでは回答者約35万人の72%が「いらついた」とする一方、28%が「感動した」を選んだ。公の場での涙が珍しいイタリアならではの反応だ。

 フォルネロ氏は財政緊縮策で自身が担当する、年金の受給開始年齢を段階的に66歳に引き上げる改革を発表しようとした際、「(国民には)心理的にも負担となり、犠……」と言ったところで声を詰まらせた。横にいたモンティ首相が「犠牲と言いたかったんでしょう」と助け舟を出したが、フォルネロ氏は発表を続けられなかった。

 モンティ政権は11月12日のベルルスコーニ内閣総辞職を受け発足した専門家による内閣。追い出された形の元与党連合「北部同盟」のマローニ前内相は5日の国営放送で「ちょっと悲壮。大臣というよりハリウッド俳優みたいだね」と早速皮肉たっぷりに語った。人気コメディアン、フィオレッロ氏も国営放送の人気番組で「かつては政府の緊縮策で国民が泣いたけど、大臣が泣くようじゃ、もう終わりだ」と揶揄(やゆ)した。

 コリエレ紙は「重責のストレスだろう」「人間的だ」「男が泣けば人情があると言われ、女が泣くと弱虫と言われる」とフォルネロ氏を擁護する識者の声を取り上げたが、「危機のイタリア」を象徴する出来事と伝えた。

 イタリアでは男性が会見で泣くことはまずなく、日本人の涙の会見が「珍しいもの」としてよく放映される。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3531チバQ:2011/12/07(水) 19:22:26
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/07/20111207ddm007030123000c.html
シリア:本格内戦の様相 離反兵や市民の反撃激化
 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

毎日新聞 2011年12月7日 東京朝刊

3532チバQ:2011/12/07(水) 22:09:46
>>3372
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120720450006-n1.htm
前大統領を収監 強姦などの罪で イスラエル
2011.12.7 20:45

7日、自宅を出たところで記者団に囲まれるイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領(AP)
 部下の女性に対する強姦などの罪に問われ、11月に禁錮7年の実刑判決が確定したイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領が7日、同国中部の刑務所に収監された。イスラエルの大統領経験者が収監されるのは初めて。カツァブ受刑者は無罪を主張していた。

 判決によると、カツァブ受刑者は観光相だった1990年代後半、事務所などで部下の女性に性的暴行をした。大統領だった2000〜07年には、大統領公邸で別の女性職員2人を無理やり抱き締めるなどした。(共同)

3533チバQ:2011/12/07(水) 22:13:47
>>3484>>3497>>3507>>3509>>3517-3518
>>3521>>3524-3528

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000181.html
ロシア 続く「反プーチン」 デモ隊500人拘束
2011年12月7日 夕刊

 【モスクワ=原誠司】ロシア下院選での不正疑惑をめぐりプーチン首相の退陣を求める大規模デモが続いているモスクワで六日、デモ隊とプーチン氏を支持する青年組織「ナーシ」などが衝突し、双方の計約三百人が警察に拘束された。インタファクス通信などが伝えた。第二の都市サンクトペテルブルクでも、デモ参加者約二百人が拘束された。

 デモ会場となったモスクワ中心部の凱旋(がいせん)広場には数千人が集結。拘束者にはデモを呼び掛けた反政権勢力のネムツォフ元第一副首相が含まれるほか、リベラル系野党ヤブロコのミトロヒン代表も一時拘束されたという。

 政府はクレムリン(大統領府)周辺などに内務省の治安部隊を配置して警戒を強めている。

 不正疑惑をめぐっては、クリントン米国務長官が六日、訪問中のリトアニアの首都ビリニュスで「選挙に自由や公正はなかった」と批判。これに対してロシアのメドベージェフ大統領は同日「法に基づいて適正に行われた」と反論した。

 インターネット映像サイト「ユーチューブ」では、投票所の責任者が投票用紙を偽造したり、同じ有権者が複数の投票所で投票するなど、不正の様子として投稿された動画が公開されている。

http://www.asahi.com/international/update/1207/TKY201112070120.html
2011年12月7日10時58分
ロシア野党勢力代表者を次々拘束 反プーチン集会続く

 ロシア下院選で過半数の議席を維持したプーチン首相率いる与党への抗議行動が、6日夜もモスクワ中心部で続いた。野党勢力の代表者らが次々と拘束され、政党登録を認められず、下院選に参加できなかったリベラル系野党「国民自由党」のネムツォフ元第1副首相も拘束されたという。

 複数のロシアのニュース系インターネットサイトによると、モスクワ中心部の広場にネムツォフ氏らのグループなどが集まり、「プーチンのいないロシアを」「国民はプーチンを信じていない」などと叫んでいた。ネムツォフ氏は合流しようと地下通路を歩いていたところ、特殊部隊員らに拘束されたという。

 ほかにも抗議に加わった人権活動家やジャーナリストら約250人が拘束された。同じ場所では親プーチン首相の青年活動家らも集まり、首相や与党を応援する集会を開いていたが、取り締まりの対象にはならなかったという。

 ネムツォフ氏が共同代表を務める政治団体「連帯」は5日夜にも別の広場で抗議集会を開き、インターネット上で政権批判をしている著名ブロガー、アレクセイ・ナバリニさん(35)ら約300人が拘束されていた。(モスクワ=関根和弘)

3534チバQ:2011/12/07(水) 22:14:34
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201112070015.html
下院選出馬の野党党首ら拘束=反プーチン集会3日目―モスクワ2011年12月7日8時6分

 【モスクワ時事】ロシア下院選で不正があったとして、プーチン首相の退陣などを求める数千人規模の抗議デモが続いているモスクワの中心部で6日、下院選に出馬したリベラル野党ヤブロコのミトロヒン党首が警察当局に一時身柄を拘束された。インタファクス通信などが伝えた。

 ヤブロコは下院選で3.43%を得票したが、議席獲得に必要な最低ラインに届かなかった。

 一方、デモの呼び掛け人である野党勢力・連帯の指導者ネムツォフ氏もこの日、デモ会場となっている凱旋(がいせん)広場近くで拘束された。 


[時事通信社]

3535チバQ:2011/12/07(水) 22:17:12
>>3495-3496
http://www.afpbb.com/article/politics/2844421/8172609?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
米国、イラン国民向け「仮想大使館」を開設
2011年12月07日 13:31 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月7日 AFP】米国は6日、1980年以来国交のないイランの市民に向けたウェブサイト「バーチャル(仮想)在イラン米国大使館」を開設した。厳しいネット規制を敷くイラン当局の「電子のカーテン」を突き抜けてイラン市民に情報を発信する。

 ウェブサイトは、米国の各政策、査証情報、米国営ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)からのニュース、SNSへのリンクなどを英語とペルシャ語で提供しているほか、査証申請書のダウンロードも可能だ。

 ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は同サイトに、米国とイランの人々が「自由に恐れることなく」交流する道を切り開くものだとの、ビデオメッセージを寄せている。

 また、「バーチャル大使館」の開設を発表したウェンディ・シャーマン(Wendy Sherman)国務次官(政治担当)は記者会見で、米国へのイラン人留学生の増加につながればとの期待を示した。
 
 米国際教育研究所(Institute of International Education、IIE)によると、2010学年度に米国で学ぶイラン人留学生の数は前年比で19%増加している。

 だが、イラン政府は、すでにクリントン国務長官が10月に「バーチャル大使館」構想を発表した時点で、内政干渉を意図したものだとサイトの開設に反発している。(c)AFP/Shaun Tandon

3536チバQ:2011/12/07(水) 22:18:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000005-mai-int
<イラン>英大使館襲撃参加者の一人、指導部の関与を否定
毎日新聞 12月7日(水)1時6分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのテヘランで先月、英国大使館がイラン革命防衛隊傘下の民兵組織バシジに襲撃された事件で、襲撃に加わった一人が毎日新聞に対し「自分たちで考えてやった」と証言した。襲撃に際して大使館を警護する治安要員が制止しなかった可能性があることから、事件への体制指導部の関与を指摘する声もあるが、これを否定した形だ。英国は自国のイラン大使館を閉鎖するなど猛抗議している。

 取材に応じたのは、大学で機械工学を専攻するファルハド氏(21)で、襲撃の理由について「過去に英国がイランに介入した歴史を振り返れば、当然の報いだ」と正当化した。

 英国は19世紀以降、イランを半植民地化し石油やたばこなどの利権を独占した経緯がある。ファルハド氏は「(そんな英国が)核問題で口をはさむのはおかしい」と反発もした。

 先月29日に起きた事件では、数十人のバシジの学生らが大使館に乱入。建物のガラスを割ったり書類を破り捨てたりした。だが、ファルハド氏は「私は破壊行為はしていない。館内でイスラム教の祈りをささげていただけだ」と語った。

 イランの核開発に対し、米欧は経済制裁を強化して封じ込めを進めてきた。これに反発するファルハド氏は、何度も英国大使館前で行われた抗議行動に参加してきたという。

 ファルハド氏は「イランは核兵器を持たないと宣言しているが、米国やイスラエルは既に核兵器を大量に保有する。米国はイラクやアフガニスタンで、イスラエルはパレスチナ自治区で多くの市民を殺害してきた。イラン(の核問題)とどちらが大きな問題なのか」とも主張した。

3537チバQ:2011/12/07(水) 22:20:36
>>3438>>3466>>3498
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120700882
パキスタン大統領、辞任の準備?=「健康診断」の出国が臆測呼ぶ
 【ニューデリー時事】パキスタンのザルダリ大統領が6日、突然ドバイ入りしたことが辞任への準備ではないかとの臆測を呼んでいる。きっかけは米誌が同日、大統領が「軽い心臓発作を患ってドバイに搬送され、米政府内で辞任観測が高まっている」と報じたこと。パキスタン大統領府は7日、渡航は「健康診断が目的」と説明したが、国内でスキャンダルを抱える大統領だけに動静が注目されている。
 パキスタンでは先月、ザルダリ政権が軍の影響力排除を米国に要請した極秘メモが発覚し、「メモゲート」事件として一大スキャンダルに発展。大統領の関与の有無が焦点になっている。(2011/12/07-18:51)

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3538チバQ:2011/12/07(水) 22:25:47
>>3324>>3383>>3399>>3410>>3421
>>3426>>3446>>3529>>3531
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000007-mai-int
<シリア>本格内戦の様相に アサド政権が大規模軍事演習
毎日新聞 12月7日(水)1時10分配信

 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

3539チバQ:2011/12/07(水) 22:26:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120700420000-n1.htm
ヒズボラはシリア政権支持 指導者が演説
2011.12.7 00:40
 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師が6日、シーア派宗教行事アシュラに合わせてベイルートで演説し、反体制デモ弾圧を続ける隣国シリアのアサド政権について「(イスラエルと)闘争している政権だ」と指摘、あらためて支持を表明した。

 ヒズボラにとってシリアはイランと並ぶ最も重要な支援国。ヒズボラは2006年にイスラエルと激しい戦闘を展開してアラブ世界で英雄視されたが、最近はアサド政権支持を続けていることでシリア反体制派などから批判されている。

 ナスララ師は06年以降、イスラエルによる暗殺を恐れて隠密行動を取っており、公に姿を現すのは異例。(共同)

3540チバQ:2011/12/07(水) 22:29:42
>>3303-3304>>3348-3350
>>3440-3343>>3451-3456あたり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000064-mai-int
<イエメン>挙国一致内閣が発足へ 一方で治安悪化も
毎日新聞 12月7日(水)19時30分配信

 【カイロ和田浩明】サレハ大統領が権限移譲案に署名したイエメンで、与野党勢力が参加した挙国一致内閣が一両日中に発足する見通しとなった。しかし、首都サヌアでは7日も大統領派と反大統領派の戦闘が断続的に続き、南部タイズでは大統領派の市街地砲撃で過去1週間に30人以上が死亡している。治安の悪化が平和的な権限移譲の障害となる可能性もあり、事態は流動的だ。

 挙国一致内閣の発足時期についてバシンドワ新首相はロイター通信に「7日夕か8日までに発足」と述べた。野党幹部も中東メディアに同趣旨の発言をしている。組閣はサレハ氏が11月23日に署名した権限移譲案に基づくもので、来年2月21日に予定される大統領選挙実施に向けた重要な通過点だ。

 しかし、署名後も国内では戦闘が続いており、タイズでは大統領側の共和国防衛隊が反大統領派の有力部族長の率いる武装集団と衝突。市街地に砲撃するなどした。タイズの地元記者によると、両派はハディ副大統領が派遣した調停委員会の説得を受け入れ、市内から退却中だという。

 一方、サヌアの報道関係者によると、北部ハサバ地区では7日も大統領派軍部隊と反大統領派の武装集団が衝突した。

3541チバQ:2011/12/07(水) 22:33:08
>>2875

>>2147によると駐印大使
つまり、寝返り組同士じゃんかい・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112919430006-n1.htm
司令官射殺はやはり「内部犯行」 リビアの国民評議会
2011.11.29 19:38 [政変・反政府デモ]
 リビアを統治する「国民評議会」は28日、内戦中の7月に同評議会のオベイディ軍最高司令官が射殺された事件に、国民評議会で副首相役を務めていたエサウィ氏が関与していたと発表、「内部犯行」だったと認めた。ロイター通信が伝えた。

 エサウィ氏は地元テレビに対し、関与を否定しているという。

 国民評議会によると、事件にはエサウィ氏を含む7人の関与が疑われ、うち3人が既に逮捕されているという。

 カダフィ政権で公安相を務めていたオベイディ氏は7月末、北東部ベンガジ周辺で武装勢力に射殺された。国民評議会は多様なグループの寄せ集めで、当初から内部犯行の疑いが出ていた。(共同)

3542チバQ:2011/12/07(水) 22:38:16
>>3329>>3418-3419>>3429-3430>>3434>>3448-3450
>>3478>>3483>>3505
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120722270008-n1.htm
個人枠でも躍進 エジプトの自由公正政党、人民議会選で
2011.12.7 22:27
 エジプトの穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党は7日、先月下旬の人民議会(国会、508議席)選の第1回投票と今月5〜6日の決選投票で、個人枠の36議席を獲得したとの声明を出した。

 決選投票の選管公式発表はない。同党は政党名簿の比例枠で約37%を得票し、ムバラク政権後初の国政選挙で躍進。同枠で約24%を得票した、より厳格なイスラム系の「光の党」も決選投票で議席を増やしているとみられる。

 地域別に3回に分けて行われる同議会選の第1回投票はカイロなど9県で実施。今月14日からと、来年1月3日から第2、3回投票が行われる。カイロの一部選挙区では、投票箱の紛失などのため再投票が実施されることになっている。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120700783
イスラム政党、小選挙区も圧勝=議席の8割超獲得−エジプト議会選
 【カイロ時事】5、6の両日実施されたエジプト人民議会(定数508)選挙の小選挙区枠での第1回決選投票は7日までの開票作業で、比例代表枠で躍進した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党などイスラム政党が議席の80%超を獲得する見通しとなった。地元メディアが伝えた。
 比例代表枠では、自由公正党とイスラム原理主義の厳格派「光の党」がそれぞれ主導する二つの選挙連合の得票率が、合わせて約60%に達した。小選挙区も56議席中、この2党で44議席を獲得する見込み。(2011/12/07-18:35)

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3543チバQ:2011/12/07(水) 22:38:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000028.html
エジプト1区得票2位 イスラム厳格派台風の目
2011年12月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク独裁政権後の国のあり方を問うエジプトの人民議会(定数五〇八)選で、厳格派のイスラム原理主義政党「光の党」(アンヌール)が、第一区の比例代表の得票で二位につけ、台風の目となっている。国内外で警戒感が広がる中、本紙取材に応じた同党幹部サメハ・ガザール氏は「残りの選挙区はより多くの支持を得られるだろう」と自信を見せた。

 四日発表の第一区比例代表では24・4%を得票し、穏健派の原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党(36・6%)に次いだ。

 イスラム法(シャリア)の厳格な適用を主張。政党結成が六月と遅く、有権者の幅広い支持は、事前予想を超えた。

 だが、ガザール氏は「古くから(社会福祉)活動を通じ、人々はわれわれの候補者をよく知っている。実際の手応えからして、得票は予想より少なかったぐらいだ」と語る。

 自由公正党との連携が実現すれば、議会の六割を、イスラム原理主義勢力が占める可能性がある。同氏は「その質問は時期尚早だ」としつつ、「もし国益になると判断したら、ためらわないだろう」と否定しなかった。

 国家の宗教色が強まることへの懸念については「あらゆる改革のための包括的な政策を用意している。われわれのイスラム法の実行とは経済の発展や社会正義、自由の実現を意味し、アフガニスタン(イスラム原理主義タリバン旧政権)の再現をしようというのではない」と強調した。

 その上で「エジプト経済にとり主要産業の観光業は重要だが、外国人旅行客はその国のルールや文化に敬意を払わなければならない。例えば公共の場でアルコールを提供するのは反対だ」と語った。

 第一区は、選挙区制の決選投票が五日始まった。来月初めにかけて第二、第三区でも投票が実施される。

3544チバQ:2011/12/07(水) 22:39:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2011120600554
ヌール党
 ヌール党 初期イスラムの原則や精神への回帰を唱えるサラフ主義のエジプト政党。シャリア(イスラム法)の厳格な適用を目指す。ムバラク政権崩壊後の今年6月に創設された。指導者はエマド・ガッファール氏。シャリアの枠内での社会的自由の容認、公益を損なわない範囲の自由経済競争、公的部門の雇用拡大、イスラム教スンニ派最高権威機関アズハルの政府からの完全独立を政策要綱に掲げた。女性は家庭内の役割を重視すべきだとして、職種を制限するとしている。(カイロ時事)(2011/12/06-16:11)

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3545チバQ:2011/12/07(水) 22:41:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2843921/8163846?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
エジプト人民議会選、イスラム政党が躍進
2011年12月05日 10:45 発信地:カイロ/エジプト
【12月5日 AFP】エジプトで11月下旬に行われたムバラク政権崩壊後初の人民議会(下院)選の第1回投票の比例代表の開票結果で、イスラム主義政党3党が有効投票総数の65%を獲得し、大躍進した。

 選挙管理委員会が4日発表した結果によると、穏健派イスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)系の「自由公正党(Freedom and Justice Party)」が得票率36.6%で首位。厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党(Al-Nur)」が24.4%で続き、穏健派イスラム政党「ワサト党(Al-Wasat)」も4.3%を獲得した。

 一方、世俗派リベラル勢力は、主要勢力の政党連合「エジプト連合(Egyptian Bloc)」が13.4%を獲得するにとどまった。

 第1回投票の結果は、5日行われる小選挙区の決選投票終了後に確定する。第2回投票は今月、第3回は来年1月に実施される予定。(c)AFP/Samer al-Atrush

http://www.cnn.co.jp/world/30004808.html
エジプト議会選決選投票開始、イスラム優勢にリベラル派が警戒
2011.12.05 Mon posted at: 09:53 JST

(CNN) エジプトの人民議会(下院)選挙は先週の第1回目の投票に続き、5日から小選挙区の決選投票が始まる。比例代表枠ではイスラム勢力の優勢が鮮明になったが、決選投票の結果によってはこの勢力図が変わる可能性もある。

小選挙区枠の決選投票は5日から6日にかけての2日間で実施される。11月28〜29日に行われた第1回目の投票では4議席が確定したものの、残りの議席はどの候補も過半数を獲得できず、結果は決選投票に持ち越された。

比例代表枠ではイスラム組織ムスリム同胞団系の穏健派政党「自由公正党」が40%、保守的イスラム教徒の政党「ヌール党」が20%を獲得するなど、イスラム系の政党が躍進した。

しかし大統領選に出馬予定のアマル・ムーサ前アラブ連盟事務局長は4日のCNNの取材に対し、議会の最終的な勢力図は決選投票によって変わる可能性があると述べ、第1回投票の結果を受けてリベラル系などの勢力は警戒感を強めるだろうと指摘。「最終的な結果はもっと均衡の取れたものになるだろう」と予想した。

エジプトでイスラム勢力が躍進したことについて、イスラエルのバラク国防相は4日、「非常に問題が大きい」と警戒感をにじませた。イスラエルのネタニヤフ首相も同日、「エジプトでどのような勢力が実権を握ったとしても、イスラエルとの和平合意を維持することの重要性を認識することを望む」と牽制(けんせい)している。

3546チバQ:2011/12/07(水) 22:42:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011120500680
年内に本格介入も=ソマリアの過激派打倒へ−エチオピア外相
 来日したエチオピアのハイレマリアム副首相兼外相は5日、都内の日本記者クラブで会見し、ソマリアのイスラム過激組織アルシャバーブ壊滅を目指し、年内にもエチオピア軍がソマリアに本格介入する可能性があることを明らかにした。
 エチオピア軍の部隊は11月中旬にソマリアに進撃したと報じられているが、ハイレマリアム副首相は「間違っている。アルシャバーブが言い触らしているだけだ」と反論した。
 しかし「部隊を投入する用意はある」とも強調。ソマリア周辺各国軍の参謀が作戦のタイミングを協議中で、結論が出るまで「1〜2週間ではないか」と年内介入の可能性を認めた。アルシャバーブは弱体化しており「2〜3週間で完全掃討できる」と自信を示した。
 ただ「重要なのは介入後だ」とも指摘。「誰が政治的な真空状態を埋めるのか、各国で考えている。教訓を学習すべきだ」と述べ、20年も無政府状態が続くソマリア問題の難しさを訴えた。(時事)(2011/12/05-17:55

3547チバQ:2011/12/07(水) 22:44:42
>>3513>>3520
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111207-OYT1T00569.htm
EU大統領、ユーロ共通債導入提案へ…独仏反対

【ロンドン=中沢謙介】8〜9日にブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、ファンロンパイEU大統領が、ユーロ圏17か国で共同発行する「ユーロ共通債」の導入検討を提案することが7日、明らかになった。


 ロイター通信などが伝えた。

 ただし、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は5日の共同記者会見で共に否定的な姿勢を示しており、EU首脳会議で本格的な議論になるかは不透明だ。

 共通債は、財政不安を抱える国でもユーロ圏全体の信用力を使って財政資金を調達できる仕組み。欧州の財政・金融危機解決の切り札との見方も多い。

 首脳会議ではまた、ファンロンパイEU大統領が、財政危機に陥った国に対する恒久的な支援制度「欧州安定メカニズム(ESM)」を、銀行の形で設立することも提案する。これにより、ESMは欧州中央銀行(ECB)から資金供給を受けられ、支援能力の向上が期待できる。

(2011年12月7日13時05分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120602000030.html
EU条約改正を提案 財政規律違反に自動制裁 独仏首脳
2011年12月6日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は五日、パリの大統領府で会談した。両首脳は会談後の共同記者会見で、欧州財政危機の打開へ向け、欧州連合(EU)の基本条約改正を含む共同提案を発表した。サルコジ大統領は、少なくともユーロ圏十七カ国で新たな条約を締結する必要性を表明した。

 新条約には、財政規律の順守を各国憲法に定めるとともに、財政規律を守れない国に対し、自動的に制裁を発動することも盛り込むとしている。

 また、サルコジ大統領は会見で、ユーロ導入国が共同で債券を発行する「ユーロ共通債」の導入について、欧州債務危機の解決策にはならないと述べた。ユーロ共通債は、国債の買い取りに関する欧州中央銀行(ECB)の権限拡大とともに、当面の危機を乗り越えるために有効な方策としてユーロ圏で期待されているが、ドイツはインフレへの懸念などで反対の意思を明確にしていた。

 今後のEUの在り方に大きな影響を与える共同提案は、八、九両日にブリュッセルで開催されるEU首脳会議で主要議題となる。条約改正や新条約制定、ユーロ圏の財政統合強化については、通貨ユーロを採用していない英国などが反対する可能性もあり、先行きは不透明になっている。

 サルコジ大統領は一日の演説で危機克服のために「新たな条約」が必要になっていると強調。メルケル首相も二日にドイツ連邦議会で、「財政統合」を目指したEU条約の見直しの必要性を表明していた。

3548チバQ:2011/12/07(水) 23:03:34
>>3510
フランス語圏からベルギーの首相が選ばれるのは、ほぼ30年ぶり
http://www.afpbb.com/article/politics/2844230/8164884
ベルギー、新政権発足へ 政治空白は世界最長の540日に
2011年12月06日 12:48 発信地:ブリュッセル/ベルギー

【12月6日 AFP】昨年6月の総選挙以来、540日間も政治空白が続いていたベルギーで5日、国王アルベール2世(King Albert II)がワロン系社会党のエリオ・ディルポ(Elio Di Rupo)党首(60)を新首相に任命した。水曜午後に王宮で行われる就任宣誓をもって、ようやく新政権が発足する。

 世界最長期間の政治空白という不名誉な記録をもたらす事態となった、際限なく続く政治対立に業を煮やしていた1050万のベルギー国民にも、ようやく安堵(あんど)の時が訪れる。

 ディルポ氏は、イタリア移民の炭鉱作業員の家庭に生まれた貧困層の出身。フランス語圏からベルギーの首相が選ばれるのは、ほぼ30年ぶりのことで、社会党の首相誕生は1974年以来。

 近年、南部フランス語圏と富裕層の多い北部オランダ語圏の対立が深まるなか、連立政権には中道左派、中道右派の双方の政党が参加する見通しだ。閣僚も両言語圏から選ばれ、財務相には現外相のステフェン・ファンアケレ(Steven Vanackere)氏(47)、外相には現財務相のディディエ・レインデルス(Didier Reynders)氏(53)の就任が決まっている。

 ベルギーでは昨年6月の総選挙後、対立する政党間での新政権の樹立が難航し、政権が発足できない事態が1年半も続いていた。(c)AFP/Claire Rosemberg

3549チバQ:2011/12/07(水) 23:04:56
>>3300-3301>>3310>>3378
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2844314/8169238
南スーダン軍、民兵組織からの脱却の困難
2011年12月07日 15:51 発信地:ジュバ/南スーダン

【12月7日 AFP】今年7月に独立した南スーダン共和国の首都ジュバ(Juba)郊外。軍の司令部にあと200メートルのところまで近づくと、バイクタクシーの運転手は首を振り、それ以上、進むことを拒んだ。ジュバの街角は昼間はタクシーの客引きでにぎわうが、夜は閑散としている。治安部隊とすれ違うのを恐れているからだと運転手は言った。

 スーダンの反政府勢力として、南スーダンの独立をゲリラ戦で勝ち取ったスーダン人民解放軍(SPLA)の本部内に漂う緊張感と、兵士たちの疑い深いまなざしは、その重々しい壁の外側にいる市民の不信感に劣らなかった。「SPLAは21年間も内戦を戦ってきた。われわれの軍は南スーダンの人びとの革命と解放の使命を負っている」と軍のフィリップ・オージェ(Philip Aguer)報道官は述べた。

 その使命は果たされた。1月の住民投票でスーダン北部からの分離をほぼ満票で支持した南スーダンは7月9日、新たな国家として独立した。

■元ゲリラ戦闘員の社会復帰、軍近代化の障壁に

 今、南スーダン政府が注力しているのは、巨大な軍の専門化だ。そして内戦の間、ゲリラ戦闘員だった大勢の男性、女性、子どもたちを、雇用機会のほとんど用意されていない社会に復帰させることだ。「SPLAは、南スーダン正規軍に変わる」。名称変更は徐々にゲリラ兵士を減らし、平和を維持していく長く困難な過程の最初の一歩でしかないとオージェ報道官は強調する。軍情報部のマック・ポール(Mac Paul)副長官も「われわれは近代化を進めようとしているが、問題は元ゲリラ戦闘員たちの(社会への)再統合だ」と言う。

 2005年の包括和平合意以来、スーダンと南スーダンは法的には和平状態にあるが、両国は資源が豊富な国境の州を拠点とする互いの反政府勢力に、互いが資金提供していると非難の応酬を続けている上、脆弱な経済がいっそう安定を失っているため、新たな戦闘が勃発しかねない状況だ。

 南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領は8月、南スーダン政府と戦闘をしている勢力に対し、武装解除を条件に恩赦を申し出たが、これはSPLAの反乱組を軍に引き返させたばかりか、平時予算の1.4倍にまで軍事費を膨れ上がらせた。

 野党「スーダン民主改革のための人民解放運動(SPLM for Democratic Change)」のラム・アコル(Lam Akol)党首は、ゼロからの新国家建設に絶対的に必要とされているのは資金で、「平和の恩恵」を見出さなければ人びとは蜂起するだろうと言う。しかし、コスティ・ンガイ(Kosti Ngai)財務相は「治安関連の支出が異様に多いように見えるかもしれないが、ことは生死に関わる」と説明する。

 国連の「スーダン共和国における武装解除・動員解除・社会復帰計画(Sudan Disarmament, Demobilization and Reintegration Programme、DDR)」の下、軍の再編と軍事費削減の一貫として、南スーダン政府は兵士8万人と警官など治安要員7万人の解除を計画している。しかし、実際には軍に再び吸収される元反政府勢力と、解除される兵士の数が変わらない状況で、真の平和が訪れるまでDDRは効果がないという批判も聞こえている。SPLA特殊部隊の元訓練官リチャード・ランズ(Richard Rand)氏は、3〜5年で軍の再編が完了するという国際社会の予想は楽観的すぎると警告する。

 スーダンとの国境に位置するユニティ(Unity)州は、埋蔵石油が豊富であると同時に、南スーダン政府に対する反政府勢力が最も活発な地域で、駐屯する南スーダン軍の規模は拡大している。ある少将はこの基地の中庭で製粉作業をしていた男たちを指しながら、10月に80人が死亡した攻撃があった後、入隊した兵士たちだと話した。「こっちで掃除をしているのは、降伏した者たちだ」。物資と銃をもらえるという約束につられた農民たちだという。

 この少将もまた、南スーダンに対する反政府勢力を裏で支えているのはスーダン政府だという南側の主張を繰り返し、南の離反者を北が利用し続ける限り、南スーダン軍も離反者を取り込むことを止めないだろうと語った。(c)AFP/Hannah McNeish

3550チバQ:2011/12/07(水) 23:05:40
http://www.afpbb.com/article/politics/2843157/8138567?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
南スーダン、帰還民の再定住進まず 「敵意」にも直面
2011年11月29日 15:10 発信地:ルンベク/南スーダン

【11月29日 AFP】南スーダンの独立は北部のスーダンから数千人の帰還を促したが、新しいより良い生活への希望はついえようとしている。多くの帰還民たちが、いまだに、帰還民のための一時収容キャンプで日々生きていくのがやっとという生活を送っているのだ。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が帰還民支援のために中部レイク州ルンベク(Rumbek)に建設したキャンプでは、れんがやビニールシートに覆われた小屋に60家族が暮らしている。3か月前にスーダンの首都ハルツーム(Khartoum)から再定住を求めて来たものの、南スーダン政府から土地が与えられず、キャンプでの滞在期間は延びる一方だ。また、帰還民の大量流入により、生活環境は益々悪化している。

 国際移住機関(International Organisation for Migration、IOM)によると、2010年10月以来、南スーダンに帰還した南スーダン人は34万人以上にのぼる。レイク州だけで、この1年間に推定1万7000人以上が帰還した。

 関係当局によると、北からの帰還民の多くは、雇用確保や法的地位への不安から帰還を決意した。スーダン政府は、7月9日に南部が南スーダンとして独立したのを機に、同国に住む南スーダン人に対し、9か月以内に帰還するか正規のスーダン国民になるよう通達を出していた。

■人口の半分が貧困層

 スーダンと南スーダンの間では戦闘が勃発し、緊張が高まっていることもあり、各支援団体は帰還民の再定住に向けた取り組みを強化している。

 今月10日には南スーダンの難民キャンプが空爆され、少なくとも11人が死亡する事件があった。国際社会はスーダン政府を強く非難したが、同政府は関与を否定している。

 スーダンと南スーダンは、いまだに、国境線の画定や歳入・債務の配分で合意できていない。南スーダンは豊富な石油埋蔵量を誇るが、スーダン政府から長年顧みられてこなかったこともあり、公共サービスやインフラが整備されていない。世界銀行(World Bank)によると、南スーダンの人口800万人のうち半数以上が貧困生活を送っている。

■地元民からの敵意も

 ルンベクの当局者は、帰還民の再定住を進めるために2年間は無償で土地を貸与する考えを示した。

 南スーダンで生活を一から始める困難とは別に、地元民の反感に直面する帰還民もいる。20年以上続いた北部との内戦中に北部の軍や警察に所属していればなおさらだ。

 ある帰還民は、「まずは居を定めて、国の発展に積極的に貢献していきたい」と話した。(c)AFP

3551チバQ:2011/12/07(水) 23:06:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/plc11112501380001-n1.htm
南スーダンPKO 陸自先遣隊派遣大幅ずれ込みへ 宿営地確保メド立たず 日本政府の調整能力に不信感
2011.11.25 01:38 [自衛隊]

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊派遣を控え、陸自の活動拠点となる宿営地がまだ確保できていないことが24日、分かった。首都ジュバでバングラデシュ軍が使用する兵舎を引き継ぐはずだったが、国連が同国軍の活動延長を求めたため、兵舎に空きがなくなった。これにより年明けに予定していた先遣隊数十人の派遣は大幅にずれ込む公算が大きい。

 複数の政府高官が明らかにした。政府は24日、国連南スーダン派遣団(UNMISS)の司令部要員として陸自隊員2人を28日に出発させると発表したが、政府の調整能力不足は国際社会に不信感を広げている。

 南スーダンは7月に分離独立し、旧スーダンでは南北内戦後の包括和平合意に基づき2005年3月から別のPKO部隊が展開している。バングラデシュ軍は旧スーダンPKOに約1500人規模の歩兵・工兵部隊を派遣し、その後、UNMISSに部隊の活動を移行させた。政府と国連の調整では、バングラデシュ軍が年内で活動を終え、ジュバ空港近くの兵舎を陸自に明け渡す予定だった。

 ところが、国連は11月になってバングラデシュに活動延長を要請。バングラデシュもこれに応じる意向を示したため、兵舎明け渡しの時期が白紙に戻ってしまったという。

 政府は、兵舎新設には時間がかかりすぎるため、次善の策として、バングラデシュ工兵部隊より先に活動を終える見通しの同軍歩兵部隊の撤収を待ち、先遣隊を送る検討に入った。

 だが、時期は不透明な上、先遣隊派遣が遅れれば、2〜3月を予定していた施設部隊本隊(200人弱)の派遣も遅れかねない。南スーダンは5月から雨期に入るため、この時期まで本隊派遣がずれ込めば活動が大きく制約される可能性がある。

3552チバQ:2011/12/07(水) 23:11:24
http://www.cnn.co.jp/world/30004838.html
連続自爆テロで60人死亡、宗派間対立か アフガンでは異例
2011.12.07 Wed posted at: 09:47 JST
カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールなどで6日、イスラム教の少数派シーア派の信者を狙ったとみられる自爆テロが相次ぎ、60人が死亡、200人以上が負傷した。同国で宗派間の対立による大規模テロはこれまでほとんど起きていなかった。

カブールではシーア派の礼拝堂で自爆テロがあり、厚生当局によると46人が死亡、193人が負傷した。この日は「アシュラ」と呼ばれるシーア派の祝日にあたり、礼拝堂には信者が集まっていた。犠牲者には女性や子どもも多数含まれるという。

また、北部バルフ州の州都マザリシャリフでは同日、交通量の多い交差点で爆発があり、警察によると4人が死亡、21人が負傷した。警察は「敵は大切な祝日を恐怖に陥れようとした」と話している。

両事件の間の関係は不明。同国の反政府武装勢力タリバーンは関与を否定した。一方、過去にシーア派を狙ったテロ事件を起こしているパキスタンのスンニ派組織「ラシュカレジャングビ」関連勢力の広報を名乗る男が、パキスタンのラジオ局に対して犯行を認める声明を出した。

ラシュカレジャングビは国際テロ組織アルカイダやパキスタンのタリバーンとの関連が指摘され、パキスタンの首都イスラマバードのホテルで2008年に起きた自爆テロ事件にも関与したとされる。

イスラム教の宗派間の対立によるテロはイラクでは頻発しているが、アフガニスタンでこれほどの犠牲者を出すのは異例。

3553チバQ:2011/12/07(水) 23:12:25
>>3548
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/erp11120701420001-n1.htm
ベルギー新政府発足 1年半の政治空白に幕
2011.12.7 01:41

ブリュッセルで6日、首相の就任宣誓式に臨み国王のアルバート2世(右)と握手するディルポ氏(AP)
 【ロンドン=木村正人】北部オランダ語圏と南部フランス語圏の「言語対立」を背景に541日にわたり正式政府の不在が続いていたベルギーで5日、ようやく6党の連立交渉がまとまり、6日に新政府が発足した。米格付け会社が11月末にベルギー国債を格下げ、さらに追加格下げの見通しを示したため、6党が危機感を募らせ、結束した。

 2010年4月、言語対立の象徴である「ブリュッセル首都圏連邦選挙区」の分割問題をめぐりオランダ語圏、フランス語圏の5党の連立政権が崩壊、同年6月の総選挙で、オランダ語圏フラマン地域の分離独立を目指す中道右派・新フランドル同盟(N−VA)が第一党に大躍進した。

 連邦維持を主張するフランス語圏ワロン系の各党がN−VAとの連立に否定的で、連立交渉が暗礁に乗り上げていた。しかし、政治空白の長期化を理由にベルギー国債が格下げされ、N−VAを除く6党の交渉が加速。フランス語圏の社会党のディルポ党首を首班とすることで合意した。

 ディルポ氏は5日夜に国王アルベール2世を訪ね、組閣を報告、了承された。新内閣は6日、国王立ち会いの下、就任宣誓式を行った。フランス語圏出身の首相就任は約32年ぶり。

3554チバQ:2011/12/07(水) 23:46:23
>>3473>>3479-3480>>3489-3491
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120709120002-n1.htm
大統領選の結果発表延期 コンゴ選管、混乱加速も
2011.12.7 09:11
 レアメタル(希少金属)が豊富なアフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)からの報道によると、同国選挙管理委員会は6日、11月28日に投票が行われた大統領選の暫定結果の発表を、当初予定していた12月6日から8日まで延期すると表明した。開票作業の遅れが理由としている。

 大統領選をめぐっては野党側が不正を主張、野党支持者と治安部隊の衝突が続発するなど混乱が続いている。結果発表の延期は混乱を加速させる恐れもある。

 選管はこれまでに全国約6万3千カ所の投票所のうち、3分の2で開票作業を終了、現職のカビラ大統領が約46%を得票してリードしている。有力対抗馬のチセケディ元首相の得票率は約36%。(共同)

3555名無しさん:2011/12/08(木) 01:02:24
>>3499
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111202/dms1112021219009-n1.htm
理不尽レイプ…犯された女性が刑務所に入れられた理由★世界仰天ニュース

2011.12.02
. . アフガニスタン・カブール郊外の刑務所で赤ん坊を抱き、ベールで口を隠している女性の名前はグルナスさん(21)。

 2年前、いとこの男にレイプされ妊娠。警察に訴えたが、裁判所の判断は「その男と結婚しろ。さもなくば12年の刑」というものだった−と米CNNテレビが報じた。

 彼女は19歳のとき、母が病院に出かけたスキにいとこにレイプされた。

 レイプされたことが地域で知られると、それだけで「地元の面汚し」として殺されたり、そしりを受けるため、彼女は沈黙を守っていた。だが、間もなく妊娠していることが判明。ここで双方の家族が交渉し、カネで片を付けようとしたが決裂。彼女は「レイプされた」と警察に届け出た。

 ところが、警察は「事件から4カ月も経っており、レイプは証明できない」とし、「2人は数回性交渉をもっており、これは姦通罪に当たる。婚外交渉という恥さらしな行為で刑務所に入りたくなければ、その男と結婚して子どもを生め。さもなくば12年の刑だ」と言われたのだという。

 若い女性がレイプされても、「合意の上」と判定され、女性にも罪があるとされるのが、アフガニスタンの現状だ。

 「欧米では考えられないこと」とアフガン女性の人権問題を危惧するEU(欧州連合)がドキュメンタリー番組を作るため彼女に接触。このほどCNNも彼女にインタビューした。

 こうした取材活動がきっかけになったのかどうか、突然、刑期は「3年」に軽減されたが、今も彼女は子どもとともに刑務所の中。驚くことに、彼女はそのレイプ犯と結婚し、子どもを育てていく決意だという。

 このニュースを後追いした英デーリー・メール紙は「女性に対する暴力やレイプは2000件を超すが、起訴されたのはわずかに155件。その多くのケースで女性も“姦通”で厳しく罰せられることがある」と報じた。

3556チバQ:2011/12/08(木) 12:15:43
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/08/20111208ddm007030124000c.html
ロシア下院選:野党の抗議、本格化 体制批判に拡大も
 【モスクワ大前仁】ロシアで4日に投開票された下院選では、政権与党「統一ロシア」がかろうじて過半数議席を維持したが、野党関係者らが「大規模な不正があった」と抗議運動を本格化させている。来年3月実施予定の大統領選ではプーチン首相の返り咲きが確実視されているが、国民が「プーチン体制の長期化」への反発をさらに強めれば、国内政治が不安定化する可能性もある。

 モスクワやサンクトペテルブルクでは投開票日の4日以降、結果の暫定速報などを受けて「不正」を訴えるデモが起きている。特に5日にモスクワで起きたデモには5000人以上が集まり、近年のロシアでは異例の大規模集会となった。

 多くの参加者は交流サイト「フェイスブック」などを通じて情報交換しており、運動の拡大につながったと見られる。モスクワでは7日夜にも抗議集会が開かれるという情報が流れている。

 こうした動きに対し、政府治安当局は野党指導者のネムツォフ元副首相ら1000人以上を一時拘束するなどした。

 連日のデモについて、政治技術センターのポズドニャコワ研究員は「参加者が特定層に限られているし、選挙結果に抗議したものだ」と分析する。だが、デモ参加者は国政の実権を握るプーチン首相の退陣も要求しており、抗議の声が体制批判に広がる可能性がある。

 下院選では各地の政治権力と一体化した統一ロシアによる汚職の広がりも争点の一つとなった。プーチン首相は6日、党関係者との集会で、汚職撲滅に力を入れるよう指示。さらに大統領に返り咲いた際には、大規模な閣僚の入れ替えを行う考えを示し、「改革姿勢」を強調してみせた。

 開票率99%の暫定結果で、統一ロシアは議席数を現有の315から238まで減らしながら、過半数議席を維持した。しかしモスクワ市内で行われた出口調査によると、統一ロシアに投票した人は27%前後。暫定結果の得票率がこれを大きく上回る46%だったことなどから、国民の間では大規模な不正が行われたとの見方が広がっている。

 不正選挙をめぐる問題は外交関係にも影響を及ぼしている。クリントン米国務長官は5、6両日、下院選について「自由でも公正でもなかった」と繰り返し批判。これに対してロシアのラブロフ外相は7日、リトアニアで開催中の全欧安保協力機構(OSCE)の会議を欠席する意向を示し、「長官の発言に対抗する」(露紙コメルサント)構えだという。

毎日新聞 2011年12月8日 東京朝刊

3557名無しさん:2011/12/08(木) 12:25:39
>>3556
こんにちはーっす。
200議席切ってた可能性もありますね。
それにしても、不正が可能なんですね。
いやはや

3558チバQ:2011/12/08(木) 12:45:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111208-00000502-san-int
露、連日の反政府デモ ゴルバチョフ氏ら賛同 下院選不正疑惑
産経新聞 12月8日(木)9時37分配信

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選の大規模不正疑惑をめぐり、ゴルバチョフ元ソ連大統領のほか一部政治家からやり直し選挙を求める声が上がり始めた。プーチン首相が出馬表明している来年3月の大統領選で、著名作家がボイコットを求めるなど、リベラル派や反政権派が与党批判で足並みをそろえつつある。

 一方、ソーシャル・メディアのフェイスブックでは、モスクワ中心街で10日実施予定の反政府デモへの参加表明者が1万2千人以上に達しており、インターネットの影響力の大きさを改めて示している。

 ラジオ局「エホ・モスクブイ」によると連日、反政府デモが行われているモスクワ中心街の広場には、7日夜も内務省軍や警察当局の装甲車など多数の車両が配置されており、鎮圧に向けて実力行使も辞さない構えを示している。

 ゴルバチョフ氏は7日、「選挙結果が公正だと信じない人が日に日に増えている。(政権は)多数の不正があり、開票結果は有権者の意思を反映していないと認めるべきだ」とし、選挙をやり直すよう求めた。

 得票率制限に届かず、下院の議席を獲得できなかったリベラル派政党、ヤブロコのヤブリンスキー党首も、「結果に不満がある政党は獲得した議席を拒否し、やり直し選挙を求めるよう提案する」と同調する姿勢を示した。

 このほか、反政権派の連合体「人民の自由党」の共同代表3人も、今週末10日のモスクワでの反政府デモに参加する方針を決めた。代表の1人はプーチン前政権期の前半に首相を務めた後、たもとを分かったカシヤノフ氏が務めており、政党登録を拒否されて下院選への参加を阻まれていた。

 日本文学に詳しいベストセラー作家のアクーニン氏が、自らのブログでプーチン氏以外の政党党首らに対し大統領選に出馬しないよう要請し、大統領選での投票ボイコットを呼びかけるなど、与党批判は政界を超えて広がりつつある。

 欧米からも批判が寄せられるなか、政権側は選挙の正当性を強調する姿勢を崩していない。プーチン氏は7日に中央選管を自ら訪れ、大統領選への立候補を届け出るなど、大統領復帰に向けたシナリオに変化がないことを示してみせた。

 露メディアによると、6日夜にモスクワ中心街のデモで拘束された約600人の大半が、7日も警察施設に留め置かれたもようだ。これほど多数の参加者の拘束が続くことは珍しく、政権側がデモ続発に神経質になっていることを示すものとみられる。

3559チバQ:2011/12/08(木) 18:12:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20111208k0000e030138000c.html
イエメン:挙国一致内閣の陣容発表

イエメンの首都サヌアで、離反軍兵士が見守る中でデモ行進をする反大統領派の市民ら=2011年12月6日、ロイター 【カイロ和田浩明】イエメンのハディ副大統領は7日、与野党が参加する挙国一致内閣の陣容を発表した。サレハ大統領が11月下旬に署名した権限移譲案に基づく措置で、来年2月の大統領選に向けた節目。しかし、首都サヌアでは大統領派と反大統領派の戦闘が続き、現地からの報道によると1人が死亡、10人以上が負傷するなど、不安定な情勢が続いている。

 ハディ副大統領の布告によると、新内閣は34の閣僚ポストを与野党勢力に半数ずつ分配する。与党・国民全体会議系は防衛、外務、石油相を、野党連合の合同会議党は内務、財務、情報相を確保した。女性も3人が人権相などに指名された。野党側から選ばれたバシンドワ首相はロイター通信に就任宣誓式が10日に行われるとの見通しを語った。

 新内閣が直面する最大の課題は治安の安定だ。ハディ副大統領は4日、大統領派と反大統領派の停戦交渉や兵力引き離し、市街地からの撤退などを担当する委員会を設置したが、サヌアや南部タイズではその後も戦闘が発生している。

毎日新聞 2011年12月8日 11時32分(最終更新 12月8日 12時18分)

3560チバQ:2011/12/08(木) 19:58:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120800256
「不正映像」動画サイトに次々=疑惑裏付けか−ロシア下院選
 【モスクワ時事】4日のロシア下院選で、不正行為を撮影したとされる映像が相次いで動画サイト「ユーチューブ」に投稿されている。地方の知事らは中央から集票を指示されたと伝えられており、映像が本物なら、政権の働き掛けによる不正疑惑を裏付けることになる。
 このうち、地方都市で投票前日に隠し撮りされたという映像では、与党側の関係者とみられる女性が、束になった投票用紙の政党欄に次々とチェックを入れる様子が分かる。
 別の映像には、ある投票所で、後からインクを消せる特殊なペンばかりが置いてあるのを若者が発見、立会人に報告する様子が録画されている。
 さらに、男性が1人で複数の投票所を回って何度も投票している映像や、隙間の大きく空いた段ボール箱が投票箱に使われているずさんな管理の実態を指摘する動画の投稿もあった。(2011/12/08-10:25)

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3561とはずがたり:2011/12/12(月) 14:47:00

メドベージェフ大統領、下院選不正疑惑の調査を指示 ロシア
2011年12月12日 11:28 発信地:モスクワ/ロシア
http://www.afpbb.com/article/politics/2845370/8188465?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read

ロシア・モスクワ(Moscow)中心部で、下院選での大規模不正疑惑に対する抗議集会に参加する野党活動家ら(2011年12月10日撮影)。(c)AFP/YURI KADOBNOV

【12月12日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は11日、下院選結果をめぐる抗議集会の拡大をうけ、同選挙での不正疑惑を調査するよう選挙管理委員会に命じたと、自身のフェイスブック(Facebook)アカウント上で明らかにした。一方、再選挙の実施は否定した。

 4日に行われた下院選で与党側に得票操作などの不正があったと主張する抗議集会は、1990年代以降では最大規模のものに発展している。

 フェイスブックでメドベージェフ大統領は、不正を根拠に選挙のやり直しを求める抗議集会での主張には賛成しかねるとしたうえで、全ての投票所で選挙管理法が順守されていたかどうか確認するよう指示したと語った。 

 10日にモスクワ(Moscow)のクレムリン(Kremlin)近くで開かれた下院選結果の無効を主張する抗議集会には、5万人以上が参加している。

 4日の選挙は、来年の大統領選に出馬するウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相のトップ復帰に向けた試金石と見られていた。(c)AFP/Dmitry Zaks

3562チバQ:2011/12/12(月) 18:29:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000510-san-int
いじめに女遊び…“劣化”止まらぬロシア軍
産経新聞 12月11日(日)13時8分配信

【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】

 黒海から地中海に抜けるウクライナ。中国やアフガニスタンと接するタジキスタン。グルジアと同じカフカス地域のアルメニア。

 「どこも地政学上、重要な意味がある」

 モスクワの軍事評論家、コロトチェンコ氏がそう指摘するこれら3カ国の軍事拠点について、ロシア軍は昨年以降、駐留期間を49〜25年間延長した。

 「国益を守るために海外の基地は維持しなくてはならない。大国の政策として必要なのだ。旧ソ連圏に北大西洋条約機構(NATO)や米国が影響を及ぼすことは許せない」(同氏)

 これに加え、プーチン露首相は来春の大統領選への出馬を表明した後の10月、向こう3年間で1兆円相当を軍需部門に投じ、兵器の近代化を図ると明言した。

 経済統合と重ね合わせると、プーチン氏が目指す「ユーラシア連合」の最終形は軍事同盟の強化でもあるのではないか−。そんな疑念も浮かぶ。

 2008年のグルジア紛争は、ロシア軍のスリム化と局地戦に重点を移す軍改革を加速する役割を果たした。「それでも問題は少なくない」とモスクワに住む別の軍事評論家、ゴリツ氏はいう。

 同氏によると、約35万人いた将軍ら士官の4割は制服を脱ぎ、“頭でっかち”だった指揮系統は改善されつつある。総勢約120万人だった軍人は100万人余まで削減。広い国土に点在していた小規模拠点の8割を廃止して拠点を集約する陸軍改革も進行中だ。

 だが、兵器製造については、技術革新の見通しは決して明るいものではない。有能な若者が加わらず、技術者の高齢化も深刻な問題だといわれる。

 「ネジなど基盤部品の製造工場は(ソ連のような)計画経済でしか存続しえず、みな1990年代に業態を変えるか閉鎖された」と話すゴリツ氏は、国庫の先行きとは別の観点から、2020年までに70%を最新兵器に切り替えるという軍の装備近代化計画の実現を危ぶむ。

 「障害があるのに招集令状が来た」「母が病気になった。期間を短縮したい」

 モスクワ市北西部の非営利団体「兵士の母委員会」。訪れる相談者は絶えず、電話もひっきりなしにかかってくる。08年に期間が最大2年から1年に短縮された徴兵制を中心に、相談は年間3千件を超える。

 新兵に対する上官の「いじめ」は軍の病巣といわれてきた。サリホフスカヤ会長(73)は「新兵に対する肉体的ないじめはやや減ってきた。食事も選べるようになるなど待遇面の改善が進んでいる」と認める一方で、「男の子は街でビールを飲んだり女の子と遊んだりで、入隊にふさわしい体力に劣る」と話した。

 医師を買収して偽の診断書を書かせるといった「徴兵逃れ」も横行する。年間2万〜3万人、総計で20万人が忌避したといわれる。親のコネで徴兵を免れたり、軍隊とは思えない至れり尽くせりの兵舎をあてがわれ、規律が緩んだりしているケースもある、と聞いた。

 前出のコロトチェンコ氏も、「(兵士の)多くは不平等だと考えている。概して金持ちの子は兵役に就かないので、労働者や農民の子の軍隊になる。士気にかかわる問題だ」という。軍は徴兵制から契約制への移行を進めているが、現状では士官と契約軍人は2割ずつにすぎず、残りは1年限りで退役する徴兵だ。

 「だれを守るために戦えというのか。プーチンを守るために命を捨てろとでもいうのか」。徴兵が終了したばかりの男性(25)がつぶやいた。(佐藤貴生)

3563チバQ:2011/12/12(月) 18:30:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111209/erp11120919430007-n1.htm
【ソ連崩壊20年−解けない呪縛−】
第6部 帝国再興の野望(1) 盟主のDNA再び
2011.12.9 19:38 (1/3ページ)

10月19日、ロシア西部サンクトペテルブルクで一堂に会したプーチン露首相(左から4人目)ら旧ソ連各国の首相ら。「自由貿易圏」には前日、8カ国が加盟を表明した(ロイター)
 10月4日付のロシア・イズベスチヤ紙の1面トップに、プーチン露首相の長大な論文が掲載された。旧ソ連圏を再統合する「ユーラシア連合」構想だ。

 今月4日の下院選での選挙違反疑惑や、与党の議席大幅減という事態がどう作用するかは不透明とはいえ、来年3月の大統領選でプーチン氏に比肩しうる対立候補は見当たらず、論文は“選挙公約”に等しい。

 ロシアとベラルーシ、カザフスタンの3カ国は現在の関税同盟を来年1月に「単一経済圏」に格上げし、カネ、モノ、ヒトの移動を自由化する。論文は、これ以外の旧ソ連各国も含めた「自由貿易圏」を創設し、「ユーラシア連合」へと連なる道を示した。

 2週間後の10月18日。先の3カ国に加えてウクライナ▽アルメニア▽キルギス▽モルドバ▽タジキスタンが突然、自由貿易圏への参加を表明した。購買力も市場もあるロシアとの関係を害したら、国が立ち行かない。そんな周辺各国の思惑を突き、経済統合は一気に現実味を増した。

 経済だけではない。ロシアは近年、ウクライナなど周辺国に有する軍事拠点の駐留期限を次々と長期延長したほか、今後3年間で4400億ルーブル(約1兆1千億円)を投じて軍備増強に乗り出す見通しだ。

 経済統合と同時並行で進む軍備増強。ソ連時代から東欧諸国に駐在してきたある外交筋は、ロシアの狙いを次のように分析した。

 「ソ連が崩壊するまで、ロシアはずっと帝国だった。そのDNAからすれば崩壊などあってはならないことだ。旧ソ連圏を統合して盟主に収まることは、ロシアの夢そのものだ」

    □ □

 11月下旬、ウクライナ西部の古都リビウ。街の目抜き通りでは欧州接近を掲げる政党がテントを張り、通行人にビラを配る。「ヤヌコビッチ大統領は支持できない。ロシアに支配されてしまう」。支持者の男性(78)が言った。

 ポーランド国境まで約60キロ。街は長い間、同国やオーストリアの領地となり、ソ連の版図に入ったのは1939年から崩壊までの半世紀にすぎない。「欧州の一員」との強い自負がある。

 他方、帝政時代からロシアの支配下にあったドネツクなど東部では、「私はウクライナ人というよりロシア人だ」(59歳の男性)と話す人もいる。

 加えて、西部との産業格差がもたらすプライドもある。ドネツク州は製鉄や自動車、炭鉱など重工業のメッカで、全土の工業生産の20%をたたき出す。「国家財政を支え、西部を含む国民が食えるのは俺たちのおかげだ」。製鉄所従業員の男性(48)が語った。

    □ □

 2004年の民主化政変「オレンジ革命」で誕生したユシチェンコ前政権はロシアと距離を置き、欧州への接近を図った。これに対し、プーチン前露政権は天然ガス料金の滞納を理由に供給を一時ストップするなどして圧力をかけた。政争もあって経済は混乱、改革機運は急速にしぼんだ。

 ウクライナの欧州接近を阻み続けたプーチン氏。その心理を読み解くカギは、首都キエフにあるようだ。

 街の成立が5〜6世紀と旧ソ連圏で最も古いキエフは、ロシア人など東スラブ人にとっては“心のふるさと”だ。ロシアで最大の信徒を擁する東方正教を最初に受容したのも、10世紀のキエフ大公だった。

 リビウのサドーウイ市長(43)は「キエフがなければ、ロシアがどこから始まったのか分からない。誰だって自らの来し方を確認できずに生きていくのは困難だ」とロシアの人々の心中を推し量った。

3564チバQ:2011/12/12(月) 18:31:01
 欧州接近派の失速を受け、10年の大統領選では欧露の間で「全方位外交」を掲げる東部出身のヤヌコビッチ政権が生まれた。

 しかし、「通貨切り下げは時間の問題だ」(元中銀総裁)といった観測が週刊誌をにぎわし、危機的な財政状況に変化はない。旧ソ連圏の経済統合「自由貿易圏」加盟に踏み切った背景には、ロシアの天然ガスを安価に手に入れる思惑だけでなく、ソ連時代の名残である分業体制をてこに産業を再興する狙いもある。

 リビウの大学教授の男性によると、ソ連時代にあった自動車産業などは1990年代にみな衰退した。「ソ連が解体して国内分業体制が崩壊し、受注がなくなったからだ」という。これに対し東部には、ロシア企業との合同生産で生き残りを模索する航空機メーカーや、ロシア軍相手に最新型ロケットを生産している企業がある。

 独立から20年。ロシアの存在感の大きさを再認識するムードが広がっている。

    □ □

 ヤヌコビッチ政権は旧ソ連圏の自由貿易圏への参加を表明する一方で、欧州連合(EU)との政治・貿易協力協定の締結にも努力を傾けてきた。しかし、見込まれていた年内の仮調印は困難になりつつある。

 「オレンジ革命」をユシチェンコ前大統領と率いた著名な女性政治家、ティモシェンコ前首相が職権乱用罪で10月に禁錮7年の判決を受けた件で、EU側が「政治的動機に基づく判決だ」として態度を硬化させたからだ。

 一方、ここにきて自由貿易圏への参画を表明し、ロシアに“恭順の意”を示したヤヌコビッチ政権だが、ロシアから安価な天然ガスを獲得する思惑もまだ実現していない。欧露の間でウクライナの漂流は続く。

     ◇

 1991年12月8日。ロシア共和国などが独立国家共同体(CIS)創設協定に署名、ソ連は同月末に世界地図から姿を消した。第6部では再び頭をもたげる“旧ソ連圏統合”を展望し内実を探る。(佐藤貴生)

3565チバQ:2011/12/12(月) 18:32:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111209/erp11120923010012-n1.htm
【ソ連崩壊20年−解けない呪縛−】
第6部 帝国再興の野望(2) 「欧州最後の独裁者」降伏
2011.12.9 23:00 (1/2ページ)

ルカシェンコ氏
 “皇帝”が独裁者の屈服を宣言した瞬間だった。11月25日、モスクワ近郊の公用別荘。ロシアのプーチン首相(59)はベラルーシに対し、天然ガスを来年から「統合割引価格」で供与すると表明した。

 ロシア産ガス1千立方メートル当たりの欧州への平均価格は400ドルだが、ベラルーシへの価格は約165ドル。その見返りに、同国経由で欧州に至るガスパイプラインをロシアが買収することで合意した。

 「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領(57)にとり、ガスの国内通過料が入るパイプラインは国庫収入を支える貴重な対露交渉カードの一枚だった。

 その約1週間前。独裁者はモスクワでのロシア、カザフスタン両大統領との会談で、「最も重要なのは対立が解消されたことだ」と述べ、対露友好ムードの演出に努めていた。

 3カ国の関税同盟は来年、「単一経済圏」に格上げされる。ロシアとの国家統合強化に同意したのだから手心を加えてほしい−。そんな思いがにじむ。

    □ □

 1994年から大統領に居座るルカシェンコ氏は、昨年12月の大統領選で4選を果たした。首都ミンスクなどで反政府デモのうねりが起きたのは経済危機が深刻化した夏のことだった。

 選挙前には支持率アップのため、実勢350ドル前後だった平均月収を500ドルに引き上げると表明。額面上の収入は増えたが通貨を刷り続けたため、価値は1年で3分の1に暴落した。

 デモ行進は、政権批判も口にせず押し黙ったままだったり、手をたたいたりするだけだった。治安機関はそれでも躊躇(ちゅうちょ)せず一部参加者の拘束に踏み切った。

 ルカシェンコ氏は経済改革を先送りし、財政収入の7割は国家関連企業が占める。しかし、いびつな「独裁モデル」はプーチン氏の露大統領選再出馬を前に、行き詰まったとの見方が強い。ロシアが突きつけてくる国家統合をのらりくらりとかわしてきた独裁者が、パイプラインの売却を余儀なくされる事態が逼迫(ひっぱく)した状況を物語っている。

 プーチン氏が10月に打ち出した旧ソ連圏の統合構想の参加表明国には、タジキスタンやカザフスタンなどソ連崩壊前後から大統領が代わらない国もある。経済や軍事面で、ロシアの庇護(ひご)を得て独裁を継続しようという狙いがちらつく。ベラルーシの反体制政治家ミリンケビッチ氏は、ロシア主体の統合構想を「独裁国家の同盟だ」と切り捨てた。

    □ □

 ミンスクから南に約150キロ離れたソリゴルスク。ソ連時代からカリ塩の産地として知られ、世界4位のシェアを誇る国営肥料企業「ベラルスカリ」の本拠があり、町民の半数に当たる2000人が同社で働く。独裁体制を支える「カード」の一つだが、経済危機の表面化を受けてロシアが経営参画を求めてきた。

 そうした金の卵に、中国も食指を動かしている。

 9月には呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)が訪れ民営化協力協定を締結、10億ドルの低利融資などを決めた。プーチン氏の報道官が「ロシアとの間にもそんな協定はない」と両国関係の進展に驚いた、とも報じられた。

 中国は「ミンスク自動車工場」にも関心を寄せているといわれる。関連会社がロシアの移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)の車体部分を製造、その技術を求めているとの見方が強い。

 旧ソ連圏の連帯を盛んに強調し始めたプーチン氏。胸中に中国への警戒があるのは間違いなさそうだ。(佐藤貴生)

3566チバQ:2011/12/12(月) 18:33:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/erp11121015180008-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第6部 帝国再興の野望(3)武力でねじ伏せた親欧米路線
2011.12.10 15:17 (1/3ページ)[米国]

2008年8月のグルジア紛争で、同国中部を走行するロシア軍車両(遠藤良介撮影)
 旧ソ連・グルジア(人口約422万人)の首都、トビリシから車で30分ほど走ると、街道沿いに同じ形をした小さな平屋の住宅約2千戸が忽然(こつぜん)と現れた。

 2008年8月にこの小国がロシアと交戦した「グルジア紛争」で、ロシアが事実上併合したグルジア・南オセチア自治州から追われたグルジア人難民ら約6700人が暮らしている。

 難民村のコルチシュビリ村長(44)は「(南オセチアの州都)ツヒンバリ近郊にいた人々にはもう自宅が(破壊されて)存在しない。家が残っている地域の人々もロシア語の身分証明書類を携えてロシア側の検問を通らねばならず、安全上の理由からも定住はできないのです」と語った。

 グルジアには、少数民族であるオセット人とアブハズ人の暮らす南オセチア自治州とアブハジア自治共和国がある。1990年代前半の民族紛争で両地域からは20万人以上のグルジア人難民が発生し、その大半が政府の統制が及ばない独立派地域となった。

 ロシアが旧ソ連構成国に初めて侵攻した2008年の紛争では、アブハジア、南オセチアのうちグルジアが保持していた地域までもが奪取され、先の「村」などで今も約2万7千人が難民生活を送っているのだ。


紛争誘発の「罠」


 「日本は北方四島から北海道を砲撃されて、どれくらい我慢ができますか」

 グルジアのサーカシビリ政権で経済相などを務めたベンドゥキッゼ氏(55)はグルジア紛争を北方領土問題に重ね、「それだけロシアの挑発が強まっていたのです」と訴える。

 紛争は一般に08年8月8日未明、グルジアが南オセチアの再統一を狙って同自治州に攻撃をかけ、露側が「自国民保護」を掲げて報復に出たものだと解釈されている。グルジア側はしかし、紛争がこの日に始まったとは考えていない。識者らは次のように説明する。

 〈ロシアは1990年代の内戦でアブハジアと南オセチアの独立派を支援し、停戦後は平和維持部隊の名目で軍を駐屯させた。両地域の住民に自国のパスポート(市民権)や年金を与え、南オセチアには露将校らによる傀儡(かいらい)政権を樹立。南オセチアからグルジア側への攻撃が次第に激しさを増していく中、2008年8月8日を迎えた。プーチン露首相(前大統領)はグルジアの反撃を誘うための「罠(わな)」を仕掛けたのだ〉

 グルジアでは03年の政変「バラ革命」で大統領の座に就いたサーカシビリ氏が欧米流の市場経済へと急速にかじを切り、対外政策でも欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指す親欧米路線を鮮明にした。

 グルジアはカスピ海沿岸や中央アジアから欧州方面に石油・天然ガスを輸送する回廊にもあたり、「脱露」が独立国として発展する道筋と考えたからだ。


「周り敵だらけ」


 サーカシビリ大統領に近い戦略・国際研究財団のロンデリ所長(69)は、ロシアが紛争を誘発した理由について「地政学的要衝としてのグルジアを統制し、旧ソ連圏は自国の『裏庭』『特権的利益を有する地域』であることを示すためだった」と指摘。「ロシアは『周りは敵だらけだ』という偏執病を抱えていて、モスクワを向かない者を許せないのだ」と語る。

 ロシアは紛争後、停戦合意を破りアブハジアと南オセチアの独立を一方的に承認し、それぞれ数千人規模の部隊を居座らせている。

 そして、紛争前のグルジアと同様、ロシアが独立派地域に「平和維持部隊」を置いてにらみをきかせている旧ソ連構成国は、他にもある。(遠藤良介)

3567チバQ:2011/12/12(月) 18:33:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/erp11121112420003-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第6部 帝国再興の野望(4) “劣化”止まらぬロシア軍
2011.12.11 12:41 (1/3ページ)[ロシア]

 黒海から地中海に抜けるウクライナ。中国やアフガニスタンと接するタジキスタン。グルジアと同じカフカス地域のアルメニア。

 「どこも地政学上、重要な意味がある」

 モスクワの軍事評論家、コロトチェンコ氏がそう指摘するこれら3カ国の軍事拠点について、ロシア軍は昨年以降、駐留期間を49〜25年間延長した。

 「国益を守るために海外の基地は維持しなくてはならない。大国の政策として必要なのだ。旧ソ連圏に北大西洋条約機構(NATO)や米国が影響を及ぼすことは許せない」(同氏)

 これに加え、プーチン露首相は来春の大統領選への出馬を表明した後の10月、向こう3年間で1兆円相当を軍需部門に投じ、兵器の近代化を図ると明言した。

 経済統合と重ね合わせると、プーチン氏が目指す「ユーラシア連合」の最終形は軍事同盟の強化でもあるのではないか−。そんな疑念も浮かぶ。

    □ □

 2008年のグルジア紛争は、ロシア軍のスリム化と局地戦に重点を移す軍改革を加速する役割を果たした。「それでも問題は少なくない」とモスクワに住む別の軍事評論家、ゴリツ氏はいう。

 同氏によると、約35万人いた将軍ら士官の4割は制服を脱ぎ、“頭でっかち”だった指揮系統は改善されつつある。総勢約120万人だった軍人は100万人余まで削減。広い国土に点在していた小規模拠点の8割を廃止して拠点を集約する陸軍改革も進行中だ。

 だが、兵器製造については、技術革新の見通しは決して明るいものではない。有能な若者が加わらず、技術者の高齢化も深刻な問題だといわれる。

 「ネジなど基盤部品の製造工場は(ソ連のような)計画経済でしか存続しえず、みな1990年代に業態を変えるか閉鎖された」と話すゴリツ氏は、国庫の先行きとは別の観点から、2020年までに70%を最新兵器に切り替えるという軍の装備近代化計画の実現を危ぶむ。

    □ □

 「障害があるのに招集令状が来た」「母が病気になった。期間を短縮したい」

 モスクワ市北西部の非営利団体「兵士の母委員会」。訪れる相談者は絶えず、電話もひっきりなしにかかってくる。08年に期間が最大2年から1年に短縮された徴兵制を中心に、相談は年間3千件を超える。

 新兵に対する上官の「いじめ」は軍の病巣といわれてきた。サリホフスカヤ会長(73)は「新兵に対する肉体的ないじめはやや減ってきた。食事も選べるようになるなど待遇面の改善が進んでいる」と認める一方で、「男の子は街でビールを飲んだり女の子と遊んだりで、入隊にふさわしい体力に劣る」と話した。

 医師を買収して偽の診断書を書かせるといった「徴兵逃れ」も横行する。年間2万〜3万人、総計で20万人が忌避したといわれる。親のコネで徴兵を免れたり、軍隊とは思えない至れり尽くせりの兵舎をあてがわれ、規律が緩んだりしているケースもある、と聞いた。

 前出のコロトチェンコ氏も、「(兵士の)多くは不平等だと考えている。概して金持ちの子は兵役に就かないので、労働者や農民の子の軍隊になる。士気にかかわる問題だ」という。軍は徴兵制から契約制への移行を進めているが、現状では士官と契約軍人は2割ずつにすぎず、残りは1年限りで退役する徴兵だ。

 「だれを守るために戦えというのか。プーチンを守るために命を捨てろとでもいうのか」。徴兵が終了したばかりの男性(25)がつぶやいた。(佐藤貴生)

3568チバQ:2011/12/12(月) 18:35:58
>>3559
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/mds11121107100001-n1.htm
イエメン大統領選に出馬か 平和賞受賞のカルマンさん
2011.12.11 07:09
 今年のノーベル平和賞を受賞したイエメンの人権活動家タワックル・カルマンさん(32)は10日、ノルウェーの首都オスロでの授賞式後、米CNNテレビのインタビューに答え、来年2月21日に予定されているイエメンの大統領選に出馬する意欲を示した。

 カルマンさんは「立候補したいと思っている。私が出馬すれば90%以上得票できるだろう」と述べた。ただ、与野党はハディ副大統領を統一候補として擁立する方針で、現状ではカルマンさんの当選は難しいとみられる。

 イエメンでは、独裁的な政権運営を続けてきたサレハ大統領が反政府デモの高まりを受け、辞任に同意したが、辞任後も影響力を行使する可能性が指摘されている。(共同)

3569チバQ:2011/12/12(月) 18:44:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000017-jij-int
ドビルパン前首相が出馬表明=仏大統領選
時事通信 12月12日(月)9時13分配信

 【パリAFP=時事】フランスのドビルパン前首相(58)は11日、仏テレビ局TF1に対し「来年の大統領選挙に立候補することを決めた」と表明した。右派政治家の同氏は、再選を目指すサルコジ大統領と競合することになるが、世論調査の支持率はわずか1%にとどまっている。

3570チバQ:2011/12/12(月) 18:44:54
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK805872120111212
フランスのドビルパン前首相、来年の大統領選挙に独立系候補として立候補へ
2011年 12月 12日 14:57 JST
 [パリ 11日 ロイター] フランスのドビルパン前首相は11日、来年の大統領選挙に独立系候補として出馬する考えを表明した。
 ドビルパン前首相は、2007年の大統領選挙以前に中道右派のリーダーとしての座をサルコジ大統領と激しく争ったライバルで、ドビルパン氏が当選する可能性は低いものの、同氏の立候補は再選を目指すサルコジ大統領にとってマイナス要因になるとみられる。

 ドビルパン前首相は2月にサルコジ大統領の与党である国民運動連合(UMP)を離党し、独自のマニフェストを発表していた。

3571チバQ:2011/12/12(月) 19:03:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111212/asi11121208420000-n1.htm
パキスタンから米軍撤退 対テロ戦略の変更必至 協力の象徴、誤爆で失う
2011.12.12 08:41

シャムシ飛行場の滑走路上の米軍機=パキスタン南西部バルチスタン州(ロイター)
 アフガニスタンに展開する米軍中心の国際治安支援部隊「ISAF」が先月26日、パキスタン北西部の検問所を誤爆し24人が死亡した事件を受け、米軍は11日、パキスタン政府の要求に基づき、同国南西部バルチスタン州のシャムシ飛行場からの撤退を完了した。パキスタン政府当局者が確認した。

 シャムシ飛行場は、2001年9月の米中枢同時テロから続く米国とパキスタンの協力関係の象徴で、同国北西部などを拠点に活動するイスラム武装勢力を爆撃する米無人機の発着に使われているとされる。米軍はパキスタン国内の拠点を全て失ったことになり、両国の対テロ協力は大きく後退、米軍は戦略の変更を迫られる。

 米軍は誤爆以降、パキスタン政府に配慮して同国北西部の部族地域への爆撃は中断しているとみられる。(共同)

3572チバQ:2011/12/12(月) 19:04:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/mds11121117410005-n1.htm
コートジボワールで議会選 11年ぶり、戦闘終結後初
2011.12.11 17:40
 昨年10〜11月の大統領選の結果をめぐり一時、内戦状態に陥ったコートジボワールで11日、戦闘終結後初の選挙となる国民議会選が行われた。11月末に国際刑事裁判所(ICC)が前大統領のバグボ容疑者を逮捕、身柄をオランダに移送したことにバグボ派は反発、ボイコットを呼び掛けており、選挙に影響を及ぼしそうだ。

 内戦や政情混乱が続いた同国で、国民議会選が行われるのは約11年ぶり。現地報道では、今年5月に就任したワタラ大統領の与党側の勝利が見込まれる。

 同国は2002〜03年の内戦以後、イスラム教徒が大半を占める北部と、キリスト教徒の多い南部に分断。北部に支持基盤を置くワタラ氏は国民和解を目指している。南部に支持者が多いバグボ派のイボワール人民党(FPI)は、立候補者を出していない。(共同)

3573チバQ:2011/12/12(月) 19:17:07
>>3481>>3493>>3501>>3503>>3566
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/erp11121123360004-n1.htm
南オセチア大統領が辞任 来年3月にやり直し選
2011.12.11 23:35
 インタファクス通信によると、ロシアがグルジアからの独立を認めた南オセチアのココイトイ大統領が10日辞任した。

 南オセチアでは、ココイトイ氏の任期満了に伴い先月実施された大統領選の決選投票で、野党系女性候補ジオエワ元教育相が与党候補を大きくリード。最高裁が中央選管に結果の発表を禁じ選挙を無効としたため、野党支持者が中心都市ツヒンバリで街頭抗議行動を続けていた。

 ジオエワ氏側は9日、ココイトイ氏や最高裁長官の辞任などを条件に抗議行動の中止に合意した。来年3月25日にやり直し大統領選が行われ、次期大統領が決まるまでブロフツェフ首相が大統領代行を務める。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/erp11121010500005-n1.htm
親露の大統領辞任合意 野党側と妥協 南オセチア
2011.12.10 10:50 [ロシア]
 ロシアがグルジアからの独立を認めた南オセチアの大統領選をめぐる混乱で、親ロシアのココイトイ大統領は9日、自身の当選を主張し臨時政府樹立を宣言していた野党系女性候補ジオエワ元教育相の支持者らが中心都市ツヒンバリで続けていた街頭抗議行動を中止することを条件に10日に辞任することで同意した。ロシア主要メディアが伝えた。

 ジオエワ氏側によると、双方はロシア大統領府の仲介で交渉。ココイトイ氏のほか、ジオエワ氏がリードした決選投票を無効とした最高裁の長官らも辞任、当面は首相が大統領代行を務める。来年3月25日のやり直し大統領選にはジオエワ氏も参加できる。ジオエワ氏は一方的に行うと宣言していた今月10日の大統領就任式を取りやめた。(共同)

3574チバQ:2011/12/12(月) 19:24:02
>>3554
http://www.afpbb.com/article/politics/2845087/8184472?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
コンゴ民主共和国で現職大統領が再選、野党候補は不正を主張
2011年12月10日 13:21 発信地:キンシャサ/コンゴ民主共和国


【12月10日 AFP】11月28日に大統領選と国民議会選挙が行われたコンゴ民主共和国(旧ザイール)の選挙管理委員会は9日、現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)氏が49%を得票して大統領に再選されたとする大統領選の結果を発表した。

 2人の野党候補は選挙に不正があったと主張し、そのうちの1人、エティエンヌ・チセケディ(Etienne Tshisekedi)元首相は独自に勝利を宣言した。得票率3位のビタル・カメレ(Vital Kamerhe)氏も選挙の不正を訴え、チセケディ元首相の勝利宣言を支持した。

 首都キンシャサ(Kinshasa)の一部では選挙の結果をめぐり暴動が発生し、タイヤが放火されたり発砲や投石が行われたりしたため、警察がデモ隊に向かって催涙ガスを発射する騒ぎとなった。

 最高裁は、12月17日まで選挙結果への不服申し立ての審理や選管が発表した選挙結果の点検を行った上で正式な当選者を宣言することになっているが、チセケディ氏は、最高裁は「カビラ氏の私的な機関」になっているとして不服申し立てはしないと述べた。カビラ大統領は選挙期間に入ってから、最高裁判事を7人から27人に増やしていた。(c)AFP/Joshua Howat Berger

3575チバQ:2011/12/12(月) 19:28:57
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111210/cpd1112100502001-n1.htm
プーチン氏イメチェン模索 大統領選控え「変化」を強調2011.12.10 05:00
 ロシアのプーチン首相は、下院選での不正疑惑に対する不満を抑え、出馬表明している来春の大統領選で返り咲くために、10年以上にわたって定着している自身の大衆イメージを変えようとしている。

 プーチン首相は6日、「戦略的な優先事項」についての姿勢を変え、内閣の見直しを行う用意があると党役員に語った。プーチン氏は、世界金融危機への対処で後退していたロシア経済の多様化と近代化を回復させなければならないと言及。「改革、社会の近代化を求める内部の要求は強まっている。それだけに私自身を含め、みな変化しつつある」と語った。

 4日に投開票されたロシア下院選では、プーチン氏が率いる与党・統一ロシアは、過半数をかろうじて確保したものの、4年前の選挙から支持の4分の1以上を失った。

 同選挙では欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団が票の水増しがあったとするなど、選挙違反疑惑が報じられており、モスクワのティスティ・プルディ地域では今週、約1万人が抗議デモなどに参加。抗議活動は拡大しており、モスクワやロシア第2の都市サンクトペテルブルクでは、警官隊が数百人を拘束した。10日には野党勢力「連帯」が新たな抗議集会をモスクワ中心部のクレムリン(大統領府)近辺で計画。同団体は2万人が集結し、「過去10年で最大規模の抗議集会」になるとみている。

 政治アナリストのセルゲイ・マルコフ氏は「(大統領)選挙までに、100%新しいプーチン氏を見ることになるだろう。何の手だても講じなければ、下降傾向は続く」との見方を示した。(ブルームバーグ Scott Rose、Lyubov Pronia)

3576チバQ:2011/12/12(月) 19:36:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111208/mds11120801270002-n1.htm
武装集団が襲撃、40人死亡 南スーダン、民族対立
2011.12.8 01:27
 国連平和維持活動(PKO)のため日本の陸上自衛隊施設部隊が派遣される南スーダンからの7日の報道によると、同国東部ジョングレイ州の村を5日に武装集団が襲撃、子どもを含む少なくとも40人が死亡した。現場は首都ジュバなど陸自の活動予定地域からは離れている。

 背景には異なる民族間の対立がある。武装集団は村で多数の住居を焼き払った上、家畜の牛を盗んだという。現地PKOの国連南スーダン派遣団(UNMISS)は調査団を派遣した。

 ジョングレイ州では8月にも民族衝突があり約600人が死亡、その後も断続的に衝突が続いた。南スーダンは7月にスーダンから分離独立したが、治安の安定が課題の一つとなっている。(共同)

3577チバQ:2011/12/12(月) 21:38:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000059-mai-int
<ロシア下院選>与党敗北で経済構造転換
毎日新聞 12月12日(月)20時13分配信

 今回のロシア下院選で選挙監視も行った上野俊彦・上智大教授(ロシア政治)に、与党敗北の背景と今後の展望を聞いた。

   ◇   ◇

 ロシア経済は08年のリーマン・ショックで大きく落ち込んだが、昨年からは回復基調で、今年もプラス成長の見込みだ。だが、格差は拡大し、物価上昇もあって、庶民は、回復を今ひとつ実感できていない。若年失業者も増えており、漠然とした将来への不安もある。こうした状況を背景に政権への不満が今回の与党「統一ロシア」の議席減や抗議デモとして表れた。

 選挙結果で重要なのは、中道派の「公正ロシア」が38議席から64議席へと躍進し、第4党から第3党になったことだ。統一ロシアにとって、政策が全く異なる共産党は野党第1党でも怖くないが、公正ロシアは政策が似ている部分も多い。統一ロシアが人心の掌握に失敗すれば、公正ロシアへどっと票が流れる状況も起こりうる。

 2大政党制のようになれば、それは望ましいことだ。ロシアは、エネルギー資源依存の経済構造を転換しないと没落は免れない。野党が強くなって腐敗を厳しく追及すれば、経済構造の転換も進む。

3578チバQ:2011/12/12(月) 21:39:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000075-mai-int
<ロシア>統一ロシア「総崩れ」 苦境のプーチン首相
毎日新聞 12月12日(月)21時12分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアで下院選の不正疑惑をきっかけとした抗議デモが「反政府」色を強める中、プーチン首相は苦境に立たされている。事態を収束させる見通しはたっておらず、現段階では、来春の大統領復帰は揺るがないものの、3月4日の大統領選の第1回投票で当選できない可能性も指摘され始めた。

 今月4日の下院選で議席を激減させた統一ロシアは最終的な全国得票率が49.32%で、数々の不正疑惑もあり、過半数を割った。州や共和国など83の連邦構成体別にみると、モスクワ北部のヤロスラブリ州で最低の29%。プーチン氏とメドベージェフ大統領の出身地である北西部サンクトペテルブルク市や極東の沿海地方など30の自治体でも3割台の得票にとどまった。

 統一ロシアは地方行政機関と一体となってプーチン体制を支えてきたが、北カフカスのチェチェン共和国など一部を除き「総崩れ」となったのだ。

 プーチン氏は8日、自ら設立した運動体「全ロシア国民戦線」に大統領選の選挙本部を置き、著名な映画監督のゴボルヒン氏を本部長にすると発表した。統一ロシアと距離を置き、批判をかわす狙いだ。ただ、市民の間に体制の抜本的変革を求める声が強まっており、政権側の小手先の対応で事態が収束に向かうとは限らない。

 デモが今後も拡大すれば、プーチン氏のさらなる権威失墜につながるため、強硬手段で抑え込みにかかる可能性はある。

 また、プーチン氏は支持率低下が続いており、このままでは第1回投票での勝利は難しいとの見方が出ている。プーチン氏は00年と04年の大統領選で「一発当選」しており、決選投票は避けたいのが本音。今後、国営メディアや行政組織を総動員したキャンペーンに出ることが予想されるが、支持率回復につながるかは疑問だ。

 一方、下院選で躍進した共産党や公正ロシア、自由民主党は勢いに乗るが、これまで政権に協力的だったことから「体制内野党」とやゆされ、大統領選に出馬予定の各党首も新鮮さに乏しい。在野のリベラル系政党や市民組織を含め、ウクライナで04年の民主化運動「オレンジ革命」を率いたユーシェンコ前大統領のような指導者は見当たらず、プーチン氏の当選を阻止する戦略は描けていない。

3579チバQ:2011/12/12(月) 21:40:12
http://www.asahi.com/international/update/1208/TKY201112080688.html
2011年12月8日22時20分
エジプト総選挙、イスラム勢力が都市で圧勝
 エジプトで11月下旬から行われている人民議会(下院、498議席)選挙の第1回投票の開票結果が7日発表された。56議席が争われた小選挙区で、イスラム系政党が約6割を獲得し、圧勝した。同国の実権を現在握る軍最高評議会の幹部はイスラム系政党の躍進に警戒感をにじませ、選挙後に始まる憲法起草委員会の人選に介入する意向を示した。

 政府系紙アハラムなどによると、首都カイロなど9地域での開票結果で、イスラム穏健派のムスリム同胞団が設立した自由公正党が少なくとも29議席を獲得、厳格なイスラム主義を主張する光の党は4議席で、2位に付けた。議席数が公表されていない比例区でも自由公正党は37%、光の党は24%の票を得た。

 自由公正党は、ムバラク政権時代に弾圧された同国最大のイスラム組織ムスリム同胞団を基盤とする。「イスラムの精神に基づいた近代的な市民国家づくり」を主張、キリスト教徒を副党首に据えた「市民政党」の体裁を取り、政治路線は現実主義的とされている。一方、光の党は、法制度を全面的にイスラム法とするよう主張している。政治路線の違いから、両党が議会で連携するかどうかは、不透明だ。

3580チバQ:2011/12/12(月) 21:44:05
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2845371/8191764?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
仏で服役のノリエガ元将軍、22年ぶりに母国パナマへ送還
2011年12月12日 11:02 発信地:パナマ市/パナマ
【12月12日 AFP】中米パナマの元最高実力者で、米国やフランスで20年以上服役していたマヌエル・ノリエガ(Manuel Noriega)元将軍(77)が11日、厳重な警戒態勢のもと、パナマに送還された。

 1990年に米国に逮捕され、麻薬取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で米国とフランスで禁錮刑に服していたノリエガ元将軍は、外交官や警察官、医師らににつきそわれ、パリ(Paris)からのイベリア(Iberia)航空機でパナマ市(Panama City)のトクメン国際空港(Tocumen International Airport)に到着した。

 ノリエガ元将軍は、米仏で禁錮刑となった罪とは別個にパナマで、反対派の殺害など3件の罪で服役する。

 パナマで1983〜89年までノリエガ元将軍による軍事独裁体制が敷かれていたが1989年12月、当時のジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)米大統領が米国民、パナマ運河、民主主義を守り、麻薬密輸を阻止するとの理由でパナマに軍事侵攻。1990年1月に投降したノリエガ元将軍を逮捕した。ノリエガ元将軍は直ちに身柄を米国に移送された。(c)AFP

3581チバQ:2011/12/12(月) 22:22:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111212/erp11121221020005-n1.htm
プーチン最側近が新党結成構想 ロシア下院選不正疑惑 リベラル勢結集訴え
2011.12.12 20:57 (1/2ページ)

ロシア大統領選の候補者登録のため、モスクワの中央選挙管理委員会を訪れたプーチン首相=7日(タス=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選の大規模不正疑惑を受けて反政権機運が広がるなか、クドリン前副首相兼財務相が12日付の露有力紙で、新党結成も視野に自由と民主主義を基盤とするリベラル派勢力結集の必要性を訴え、政界に転じる可能性を示唆した。プーチン首相の最側近の一人であるクドリン氏は、政策をめぐり首相と温度差があったことも明かした。首相が出馬予定の来年3月の大統領選に向け、政界に波紋を広げそうだ。

 12日付有力紙ベドモスチが掲載したインタビューでクドリン氏は、「概して自由を志向する政党が存在しない、驚くべき政治状況だ」とした上で、下院選を機に噴出した政治への不満を受け、「自由と民主主義を求める勢力が連帯し始めている。私自身も協力する準備がある」と述べた。新党結成の可能性を示唆したものとみられる。

 また、プーチン首相への尊敬の念は変わらないとしつつも、多方面から意見を聞いてバランスを取る手法により、「決定は中途半端になり、いつも効率的とはいえなかった」と述べた。

 今年6月にはリベラル派政党「右派事業」が大富豪のプロホロフ氏を党首に選出、下院選を戦うことになったものの、内紛を経て党首の座から脱落した。クドリン氏はインタビューで、プロホロフ氏に白羽の矢が立つ前にメドベージェフ大統領から同党党首への転身を打診され、拒否したことを改めて明かした。

 政権による「右派事業」のてこ入れは、統制可能な官製の「第2与党」を作り、実業界やリベラル層を取り込む戦略だったとみられる。同党は下院選では得票率0・6%と惨敗を喫して議席に届かず、政権側の思惑は破綻していた。

 クドリン氏はプーチン氏が西部サンクトペテルブルクで第1副市長などを務めていた1990年代からの知人。中央政界にプーチン氏を招き、大統領に至る出世街道を駆け上がるのを手助けし、プーチン前政権が発足した2000年から財務相や副首相を歴任。好調な経済を支えたエコノミストとして欧米からも高い評価を得ていたが、今年9月に更迭されていた。

 プーチン氏の側近による与党批判は、下院選での不正疑惑が政権内部のリベラルな経済官僚らにも動揺を与えていることを示すものとみられ、大統領選に向けた政局にも影響しそうだ。

 一方、インタファクス通信によると、大統領は10日の大規模な反政府デモをふまえ、「(参加者が唱えた)スローガンや声明には賛成しない」と断った上で、不正が指摘されたすべての投票所で事実を調査するよう命じた。国民の不満に一定の理解を示すことで世論の早期沈静化を狙ったとみられるが、先行きは不透明だ。

3582チバQ:2011/12/12(月) 22:45:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111212-OYT1T00964.htm
反プーチン票受け皿に?実業家、大統領選出馬へ
 【モスクワ=貞広貴志】ロシアの実業家ミハイル・プロホロフ氏(46)は12日、モスクワで記者会見し、来年3月に行われる次期大統領選に立候補する意向を表明した。


 プロホロフ氏は今年9月までリベラル政党「正義党」の党首を務め、一時は下院選の台風の目と言われたが、クレムリンと対立して党首を辞任した経緯がある。大統領選では、「反プーチン票」の受け皿になる可能性がある。

(2011年12月12日22時33分 読売新聞)

3583チバQ:2011/12/12(月) 22:50:44
>>3091
>>3093
クドリン氏はプーチン氏に近く、プーチン氏が大統領に就任した00年から財務相を務める。クドリン氏は次期首相に意欲があるといわれ、同じリベラル派と目されるメドベージェフ氏との間で首相ポストを争う事態を予想する声も出ている。
>>3581
プーチン首相の最側近の一人であるクドリン氏は、政策をめぐり首相と温度差があったことも明かした。

3584チバQ:2011/12/13(火) 12:12:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/13/20111213ddm002030104000c.html
ロシア:「ロシアの冬」デモ拡大 格差と腐敗に怒り
 <追跡>

 ロシアで下院選(今月4日)の不正疑惑をきっかけに、反政府デモがかつてない規模で広がっている。プーチン首相(前大統領)が打ち立てた「管理された民主主義」のもと、不平や不満を抑え込まれていた普通の市民が怒りの声を上げ始めたのだ。ソ連崩壊から今月末で20年。ロシア社会は大きな転換点を迎えている。

 ロシア全土で政権への抗議集会があった10日、雪に覆われたモスクワ近郊のシェレメチェフスキー村。犬を連れて散歩していたウラジーミルさん(59)は「今の政権にはうんざりだ。電気・ガスの値上がりで生活は苦しく、村はさびれていくばかり」と話した。年金で暮らすリュドミラさん(72)は「役人が賄賂をもらって、村の土地をモスクワの金持ちの別荘用に売り払っている。なぜ罰せられないの」と不満をぶつけた。

 首都モスクワでは10日、主催者側によると最大で10万人、警察発表でも約2万5000人が抗議集会に参加した。だが、公然と抗議の声を上げた人々はまだほんの一部に過ぎない。都市から離れ、抗議行動に参加できない人々の間にも、水面下で政権批判の声が広がっている。

 プーチン氏は大統領時代(00〜08年)、国民の間での高い人気を追い風に、官僚機構に依拠する強権支配体制を築いた。下院は政権与党「統一ロシア」を中心とする翼賛議会となり、プーチン氏の支配体制を批判するリベラル系野党は選挙から締め出された。

 しかし、この「管理された民主主義」を支えていた好調なロシア経済は、08年の世界金融危機のあおりで失速した。現体制には市民の声をくみ取るシステムが存在せず、貧富の格差や汚職など社会問題を放置してきた政権側への不満が蓄積された。9月末に公表されたプーチン首相とメドベージェフ大統領の「ポスト交換」は市民の怒りに火を付け、下院選を契機に一気に燃え広がった。

 一連の抗議活動ではインターネットも大きな役割を果たした。ロシアのネット利用者は5000万人超と欧州最大。投票所の係員が隠れて他人の投票用紙に記入する映像などがネットを通じて広まり、不正への反発を増幅させた。中東・北アフリカの独裁政権を倒した民主化運動「アラブの春」になぞらえ、「ロシアの冬」という呼称も広がっている。

 モスクワの抗議集会では野党支持者だけでなく、普通の若者らの姿も目立った。デモに初めて参加した翻訳業のリリヤさん(34)は「私の一票を(不正で)侮辱した政権を許せない」と語った。これまで反政府勢力が主催する抗議集会を一切報道せず沈黙してきた国営テレビも、10日のデモを詳細に伝えた。社会の「うねり」は無視できなかったようだ。コムソモリスカヤ・プラウダ紙は12日、「ロシアに市民社会があることを証明した」と1面で報じた。

 メドベージェフ大統領は抗議活動について「民主主義の表れだ」とコメントした。だが、いったん「管理」が外れた民主主義は、プーチン体制そのものを突き崩す力を秘めている。次の抗議活動は今月24日に予定されている。【モスクワ田中洋之、大前仁】

毎日新聞 2011年12月13日 東京朝刊

3585チバQ:2011/12/13(火) 19:18:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20111213k0000e030173000c.html
チュニジア:暫定大統領にマルズーキ氏を選出
 【カイロ和田浩明】チュニジア制憲議会(定数217)は12日、人権活動家で世俗主義政党「共和国評議会」のモンセフ・マルズーキ党首(66)を暫定大統領に選出した。23年にわたったベンアリ長期独裁政権が1月に反体制デモで崩壊し、中東の民主化要求運動「アラブの春」の発火点となったチュニジアで、民主的に選出された初めての国家元首が誕生したことになる。

 投票総数は202票で、賛成153票、反対3票、棄権2票だった。野党議員らが抗議し白票44票を投じた。

 選出を受けた演説で、マルズーキ氏は「3分の2以上の票を獲得でき誇りに思う。信頼に応えて任務に励みたい」と述べた。

 マルズーキ氏は13日に就任式を行い、10月下旬の議会選で第1党になった連立相手の穏健派イスラム政党「アンナハダ」事務局長のハマディ・ジェバリ氏を首相に任命する見通し。

 マルズーキ氏は医師で仏ストラスブール大卒。80年代から人権運動に関わり、90年代初頭には当局のイスラム勢力弾圧を批判した。94年には大統領選に出馬しようとして投獄された。01年に共和国評議会を設立したが非合法化されたため渡仏、一時帰国したが当局の監視や嫌がらせのため再出国し、国外から活動を指揮した。今年1月のベンアリ前政権崩壊後にチュニジアに戻った。

 アンナハダと共和国評議会、社民主義政党エタカトルが連立与党の制憲議会は10日に暫定憲法を可決した。権力集中がベンアリ長期独裁政権を許したことから、首相に権限の大部分を移した。野党勢力からは「権力の集中先が大統領から首相に変わっただけ」との批判もある。

 制憲議会は新憲法案を起草するのが主任務。国民投票で憲法案が承認された後、大統領選挙や議会選挙が実施され、約1年間で民主体制への移行が完了する見通しだ。

毎日新聞 2011年12月13日 9時43分


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