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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

1チバQ:2013/03/29(金) 22:32:00
とは代表が立てないので、立てちゃいます。

第23回参院選(2013年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l50


第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

2113チバQ:2014/12/08(月) 20:38:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120502100008.html
埼玉ニュース一覧 > ニュース
師走の決戦<上> 「3区」8万票「漂流」行方は
 衆院選の号砲が鳴った二日の夕方。草加市の東武草加駅前で、トレードマークの黄色いスニーカーを履いた自民前職の黄川田仁志が出陣式に臨んだ。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続などを訴えた後、ライバルに“宣戦布告”した。「民主党の元国会議員の大物、『引退する』と言っていた人に、そういう仕事はできません」

 「まだ深くは浸透していないが、黄川田は地道に努力してきた」。出陣式が終わり選挙カーが出発するのを見送った後、後援会関係者がこの二年間を振り返った。自民県連の公募で選ばれ、選挙区に地縁のない「落下傘」ながら初当選を果たした黄川田。平日は国会開会中も朝は駅立ち、週末は地域行事などにこまめに足を運んできた。

 黄川田に名指しされた「大物」は約一時間前、同じ場所で出陣式を開いていた。民主元職で元厚生労働大臣の細川律夫。当選七回を誇るベテランだが、党への逆風が吹き荒れた前回は黄川田に敗れ、比例でも復活当選できなかった。

 マイクを握った細川は、まずアベノミクスを「格差、貧富の差が拡大しただけだ」と切って捨て、特定秘密保護法の強行成立や集団的自衛権の行使容認閣議決定についても批判。「何としても国政に帰らせてほしい」と、紅潮した顔で拳を突き上げた。

 「年齢的にも、後継者にバトンを渡すのが私の役目だと思っていた」。衆院解散が確定的になった先月十五日、越谷市役所で出馬会見を開いた細川は、前回の落選後に政界引退を考えていたことを明かした。だが後継者が決まる前に解散。民主代表代行の岡田克也に「出てほしい」とも頼まれ、出馬を決意したという。

 二度目の対決となった黄川田と細川、そして国政選挙初挑戦の共産新人の宮川雅之。二日昼、立候補者三人のポスターが張られた3区内の選挙掲示板には、維新の谷古宇(やこう)勘司(63)のポスターがなかった。「民主と維新に翻弄(ほんろう)された結果でしょうか。気の毒な感じもする」。掲示板の近くで、ある陣営幹部がつぶやいた。

 3区では二年前、自民と民主、共産の三党に加え旧日本維新の会の谷古宇と、みんな新人の計五人が争った。落選した谷古宇は今回は維新公認で3区に出馬する意向だったが、民主と維新による選挙区調整の結果、維新は谷古宇を2区(川口市)の候補に決めた。だが、元県議で草加市が地盤の谷古宇は後援会を説得できず、結局はどこからも立候補できなかった。

 谷古宇とみんな新人は前回、二人で計約八万三千票を獲得。トップ当選の黄川田が得た約八万七千票に匹敵するこの票の行方が、各陣営の注目を集める。

 ただ、「八万には保守層もいるだろうが、もともと自民も民主も嫌だ、という人たち。今となっては大半が浮動票になった」という見方が強い。越谷市で候補者の街頭演説を見守っていた陣営幹部は「今回はこの八万のうち、多くが投票を棄権する恐れもある。どこに流れるのかも読めない」と漏らした。

 宮川は二日、越谷市の駅前などで「安倍暴走政治をストップさせます」と消費税増税の中止や原発再稼働反対など訴えた。最後は「比例は日本共産党へ」と呼び掛け、比例票上積みにも力を入れる。 =敬称略

  (竹内章)

     ◇

 二年前と同じように、師走の寒空の下で熱い舌戦が始まった。激戦区でしのぎを削る候補者を追った。

◆3区 草加・越谷市

宮川雅之 40 (元)越谷市議  共新 

細川律夫 71 (元)厚生労働相 民元<7>

黄川田仁志 44 党青年局次長 自前<1>=公

(届け出順)

2114チバQ:2014/12/08(月) 20:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120602100010.html
師走の決戦<中> 7区 民主復党で票固め
 この冬最初の寒波に見舞われた三日午前七時、東武東上線鶴ケ島駅西口で民主前職の小宮山泰子と10区の維新前職が合流した。

 鶴ケ島駅は7区の川越市と10区の鶴ケ島市の市境上にあり、両選挙区の通勤客が利用する。底冷えする寒さの中で小宮山は「大同団結して自民一強に立ち向かう(野党共闘の)姿を、有権者に見てもらいたかった」と狙いを話した。

 前回の衆院選で小宮山は、消費税増税に反対して民主から分裂した未来(現生活)で出馬。民主の「刺客」候補との戦いも強いられ、小選挙区では維新の新人に十三票及ばない三位で比例復活した。今回、民主への復党が固まったのは衆院解散の前日だった。

 二日、本川越駅前での出陣式。会場で開会を待っていた民主最大の支援組織・連合埼玉の幹部は、二年前に敵として戦った小宮山の支援を「自民に対抗するための非自民の結集。組織としてやる」と前向きに語った。一方で末端の組合員までの浸透は「難しい部分もある」と一部にしこりが残っていることも認めた。

 報道各社が一斉に自民優勢の世論調査結果を伝えた四日、小宮山の秘書は「選挙は始まったばかり。今は後援会、民主支持層、労組票を固めている段階。何とかこれらの足し算を成立させ、さらに遊説で中間層にアピールしていきたい」と話した。

 前回、追い風を受けて小選挙区を制した自民前職の神山佐市は二日午前、川越駅東口での第一声で「突然の解散は、私自身びっくりしている」と率直に切り出し「アベノミクスの効果が出るのはこれから」と繰り返した。自公の県議らが神山の二年間の実績を訴え、「小選挙区は神山、比例は公明へ」と声を張り上げたが、動員された支持者は前回より少なかった。

 三日夜、同じ場所で開かれた石破茂・地方創生担当相の演説会では、歩道橋まで鈴なりの聴衆が集まったが、石破が帰ると聴衆も閉会前にほとんど家路に就いた。寒風の中、後片付けを終えた市議は「大票田の川越なのに、運動が遅れている」と、いら立ちを隠さなかった。

 それでも優勢の世論調査結果に四日午後、神山は「(優勢の)手応えはない。前回は準備期間があったが、今回は解散を予想できずに予定を入れていた支持者が多く、期間中を通して頼める人が少ない。まだ態勢が整っていない段階」と、ふじみ野市の選挙事務所で語った。

 共産新人の長沼チネは三度目の挑戦。街頭演説を繰り返し、集団的自衛権の閣議決定撤回や原発再稼働の阻止を訴える。四日夕、冷たい雨の降る本川越駅前で演説を終えた長沼は「これまでの選挙で一番、有権者の反応がいい。共産党の政策に全部賛成ではないという人が、原発再稼働阻止や戦争反対など、個別の政策で応援する、と声をかけてくれる」と話した。

 次世代の根本は候補者公募による直前の出馬決定で組織もなく「徒手空拳」を自認。二日朝、川越市役所での立候補手続きも妻(49)と二人で済ませた。遊説では「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。四日、昼食休憩で川越市の事務所に戻った根本は「聴衆の反応が出てきた。週末はイベント会場などを回りたい」と話した。

 7区は前回、神山が八万弱、維新新人、小宮山がそれぞれ約四万四千、民主新人が四万弱、長沼が二万弱の得票だった。どの陣営も、維新と民主の計八万票余りの多くが無党派票と分析。そのまま小宮山に流れるとは計算していない。各陣営の懸命な足し算が続く。 =敬称略

  (中里宏)

◆7区 川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)

根本千裕55 (元)丸紅社員  次新 

神山佐市60 (元)県議    自前<1>=公

長沼チネ64 党地区委員長 共新   

小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>=生

(届け出順)

2115チバQ:2014/12/08(月) 20:39:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120802100007.html
師走の決戦<下> 11区「自民代表」かけ激突
 冷え込みの厳しくなった五日夜。無所属前職の小泉龍司が秩父市の選挙事務所前に立った。独自の子育て支援策などを披露した後、マイクを握る手に力を込めた。「こうした政策を実現するために自民党に戻らないといけない。復党を目指す選挙なんです」

 秩父市出身で五選を目指す小泉。今回が七度目の選挙戦だが、自民公認で挑んだのは二〇〇三年の一度しかない。郵政民営化に反対して自民を離党し、無所属で自民の“刺客”と争った〇五年は落選したが、続く二回は、草の根に張り巡らせた後援会の結束力で当選を重ねた。ただ、中核的な支援者からは「小泉さんが自民に戻れば、保守分裂の大変な選挙にならなくなる」と、復党待望論が高まっている。

 その小泉と二度目の戦いを繰り広げているのが、深谷市出身で自民前職の今野智博だ。

 JR深谷駅前で二日に出陣式を開いた今野は演説中、雲一つない青空を見上げた。「この11区は長く政治の混乱が続き、分厚い雲に覆われてきました」。そして「国、県、市が自民という大きなパイプでつながり、保守本流の晴れわたった政治を復活させる必要があります」と続けた。

 小泉を意識し「自民公認候補は私だけ」と強調する今野。応援演説に立った地元の自民県議たちも「復党は二度とできない」「今の日本は政党政治。無所属では仕事ができない」と強い口調で小泉を批判した。

 今野は自民県連の公募で選ばれ、前回の衆院選で11区に自民公認で出馬。無所属の小泉にダブルスコアの票差を付けられたものの、比例で復活当選を果たした。自民に追い風が吹き、比例北関東ブロックに重複立候補していた自民候補者が次々と小選挙区で勝利したため、惜敗率がわずか46・5%の今野にも復活のイスが回ってきた形だ。

 一方で小泉は今回も優位な戦いを進めているが、報道各社の世論調査では全国的に自民優勢が伝えられている。「11区の自民代表」を目指す小泉の陣営にとって小選挙区での勝利だけでなく、「今野の復活阻止」が大きな目標だ。

 四日に本庄市内で開かれた小泉の個人演説会。地元支援者が「比例は(政権与党の)公明党に。自民に入れると、相手を助けることになります」と呼び掛ける場面があった。「相手」とは今野のこと。陣営は北関東全体の情勢も気にしながら選挙運動を進める。

 今野はこの二年間、深谷市などを中心に自身の支援組織づくりを進めてきた。だが11区は地理的にも広く、隅々に組織を整備するには時間が足りなかった。

 それでも四日夕、秩父鉄道秩父駅前で開いた出陣式には、久喜邦康・秩父市長や福島弘文・小鹿野町長らが姿を見せた。小泉色の強いこの地域で、前回はなかった光景だ。巻き返しを図る今野は「二年前に比べ、隔世の感がある」と手応えを口にした。

 前回に続き二度目の挑戦となる共産新人の柴岡祐真は、各地で遊説を続け「安倍政治の暴走を止めなければならない」と訴える。前回は政権与党の民主への批判も展開したが、今回は「反自民」一本の姿勢だ。「ほかの二人の候補者は自民系なので、前回より戦いやすい」と票の上積みを狙っている。 =敬称略

 (羽物一隆)

◆11区 熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡

柴岡祐真30 党准中央委員   共新 

小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>

今野智博39 党青年局次長   自<前><1>

(届け出順)

2116チバQ:2014/12/08(月) 20:40:12
http://www.sankei.com/west/news/141208/wst1412080017-n1.html
2014.12.8 09:52
【衆院選2014】
相互応援ほぼゼロ 民主・維新、進まぬ連携「何もやってない」 兵庫





(1/2ページ)

演説する江田憲司・維新の党共同代表=神戸市中央区
「支持者から抗議殺到」 
 14日投開票の衆院選で、各報道機関で自民党優勢が伝えられる中、兵庫県内でも民主党と維新の党の野党連携が進んでいない。共倒れを防ぐため、一部の選挙区で候補者をすみ分けたものの、実際の選挙戦で相互の応援はゼロに近い。候補がいない党の支持票が自民に流れる可能性も出ている。

 「支持者から抗議が殺到し、無所属での出馬や集団脱党の声が上がった」。維新と調整の結果、5区で民主の公認内定を取り消された元職、梶原康弘氏(58)は2日、憤りを吐露。「有権者に選択肢を示す必要がある」として、比例代表で立候補した。

 維新は5区で前職の三木圭恵氏(48)を擁立するが、梶原氏は「維新の橋下徹共同代表は民主批判を繰り返している」と指摘し、「三木氏の応援はしないし、党本部からも指示はない」と打ち明ける。民主票が三木氏ではなく、自民前職の谷公一氏(62)に流れる観測もある。

 同様に民主候補がいない10区でも、維新新人の松井雅博氏(35)による民主票の取り込みは進んでいないようだ。3千人近くの組合員を抱える神戸製鋼加古川製鉄所の労組は「上部団体から何の要請もない。松井陣営などから何の連絡やアプローチもない」という。
 さらに、自民前職の渡海紀三朗氏(66)の公示日の出陣式に、前回まで民主候補でライバルだった岡田康裕・加古川市長が出席。民主票のかなりの部分が渡海氏に向かうという見方が強まっている。

 逆に維新候補がいない選挙区でも事情は同じだ。2区の民主元職、向山好一氏(57)の陣営では「維新の応援が来ればマイナスがあってもプラスはない」と言い切る。6区の民主新人、辻泰弘氏(58)の陣営でも「維新の影も声もない。応援を要請するつもりもない」。両候補は労組を支持基盤に持ち、労組と対決姿勢をとる橋下氏への拒否反応が大きいことが背景にある。

 維新県総支部の清水貴之代表は「民主との協力は何もやっていない。自党の候補のことで精いっぱいで、他党まで手を回す余裕がない」と話す。

2117チバQ:2014/12/08(月) 20:42:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/131922
小選挙区 民主不戦敗 さまよう「労組票」 「関心ある」のに投票先未定
2014年12月08日(最終更新 2014年12月08日 03時00分)

 最大野党の民主党が候補者を擁立できず、「自共対決」となっている衆院選福岡6、7区。とりわけ総資本対総労働と呼ばれた三池争議の舞台となった大牟田市がある7区は労組票が多い地域だが、労働者層を基盤とする民主は今回、比例で訴えるだけ。このため小選挙区での投票先を決めかねている支持者は多い。「投票しないと変わるものも変わらないが、どちらを選べばいいのか」。世論調査では選挙への関心は高いだけに、有権者の悩みがうかがえる。
 「大義のない解散。本当にいいのでしょうか」。公示前の1日、筑後市のJR羽犬塚駅で通勤者に支持を訴えるチラシを配る民主参院議員、野田国義氏の姿があった。「自分がお世話になっている選挙区。少しでも支持を訴えないと」。通勤ラッシュの時間帯が終わると、急ぎ足で別の選挙区の応援に向かった。
 前回(2012年)の衆院選7区で落選した野田氏は、13年の参院選で当選。ただ、7区の後継者は決まっておらず、突然の解散を受けて候補者を探したが擁立できなかった。
 小選挙区の立候補者がいれば、街宣車で地域を回って党の施策を訴えることができる。だが、比例用の街宣車は九州を広く回る上、数に限りがあるため、7区での運用が難しいという。電話での投票呼び掛けや法定ビラの配布など地道な活動を続けるしかない。
 また、衆院選後への影響を心配する関係者もいる。「選挙で候補者を出すことは組織の意思を固める上で大切。不戦敗は組織の弱体化につながるし、来春の統一地方選にも影響しかねない」とこぼした。
 自民前職の藤丸敏氏、共産新人の江口学氏が戦う小選挙区。民主を支持する連合福岡南筑後地域協議会は、投票先については各労組に判断をゆだねると申し合わせている。西日本新聞社が実施した世論調査では、衆院選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた民主支持者が9割を超える。だが、半数は「投票先が分からない」などとしている。
 ある有権者は言う。「棄権するつもりはないけど、自分の意思を託す候補者がいないのはジレンマ。最後まで悩みそうです」
=2014/12/08付 西日本新聞朝刊=

2118チバQ:2014/12/08(月) 20:48:47
気になるところだけ
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010128000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、第1党維持の勢い /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選に向けて、毎日新聞社は5〜7日、電話による世論調査を実施した。道内12の小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の情勢について取材を加え分析した結果、前回、小選挙区で全敗した民主が一部で議席を奪還する見通しだが、自民が小選挙区、比例ともに優勢で、道内第1党の座を維持する勢い。ただ、投票先を「まだ決めていない」と答えた有権者が小選挙区で半数近くに上り、情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区=札幌市中央・南・西区

 ◇船橋、横路氏が横一線
横路孝弘 73 民前

野呂田博之 56 共新

船橋利実 54 自前=[公]

飯田佳宏 41 無新

 船橋氏、横路氏が横一線。再選を目指す船橋氏はアベノミクス継続による道内経済回復を強調。支持団体を回り、自民、公明支持層の票固めを進める。無党派層への浸透が課題。

 12選を目指す横路氏は知事を務めた高い知名度を生かし、民主支持層をほぼまとめた。特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を推進した安倍政権を批判し、無党派層からの支持も伸ばす。

 野呂田氏は「消費増税の中止」を訴えている。飯田氏は既成政党批判の受け皿を狙う。

 ◆2区=北・東区

 ◇吉川氏を追う松木、池田氏
吉川貴盛 64 自前=[公]

池田真紀 42 無新

松木謙公 55 維元=[生]

金倉昌俊 40 共新

 吉川氏が優位に戦いを進め、松木氏と池田氏が並走して追う。吉川氏は幅広い年齢層の男女に浸透。景気対策や年金・医療などの争点を重視する層からの支持を集めている。

 不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相から後継指名を受けた松木氏は維新支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込み、票の上積みを図る。

 民主道連の支援を受ける池田氏は立候補表明の遅れが響き、民主支持層への浸透が遅れている。40代男性からの支持が高く、女性からの支持を伸ばせるかが焦点。

 金倉氏は安倍政権批判を展開している。

 ◆3区=白石・豊平・清田区

 ◇高木氏リード、荒井氏追う
荒井聡 68 民前

吉岡弘子 63 共新

小和田康文 44 維新

高木宏寿 54 自前=[公]

 高木氏が幅広い年齢層から支持を得てリードし、荒井氏が追う。高木氏は自民、公明支持層をほぼまとめた。経営者など景気対策や年金・医療を重視する層からの支持が厚い。

 逆風にさらされた前回の雪辱を期す荒井氏は民主支持層を固め、共産支持層の一部にも食い込む。無党派層からも一定の支持を得、大地の支援を受けて、さらなる無党派層への浸透が巻き返しの鍵。

 吉岡氏と小和田氏は知名度アップに懸命。

 ◆4区=手稲区、後志管内

 ◇中村、鉢呂氏競り合う
鉢呂吉雄 66 民元

酒井隆裕 40 共新

中村裕之 53 自前=[公]

 中村氏、鉢呂氏が激しく競り合っている。再選を目指す中村氏は自民、公明支持層を固めつつあり、道議時代からの地盤である郡部でも支援の拡大を図る。知名度の低い都市部では、通勤帯の朝夕に駅前に立ち、2年間の実績をアピール。

 鉢呂氏は民主支持層を固め、無党派層の多い小樽市や札幌市手稲区の都市部で徹底した「どぶ板選挙」を展開。郡部でも演説を重ね、支持層を広げている。大地との連携を深め、保守票の取り込みも狙う。

 酒井氏は自民、民主両党を批判し、比例票の上積みを狙う。

 ◆5区=厚別区、石狩管内

 ◇町村氏、優位な戦い
鈴木龍次 54 共新

勝部賢志 55 民新

町村信孝 70 自前=[公]

 12選を目指す町村氏が男女ともに幅広い年齢層からの支持を得て優位な戦い。町村氏は自民支持層をほぼ固め、高い知名度を生かして、公明支持層や無党派層の支持も固める。前回は病気で入院中のため自ら選挙運動をできなかったが、今回はこまめに演説会を重ね、健康回復ぶりをアピールしている。

 勝部氏は民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたため、地盤の江別市以外での浸透が遅れている。

 鈴木氏は自民、民主両党の政策を批判し、無党派層への浸透を図る。

2119チバQ:2014/12/08(月) 20:49:16
 ◆6区=上川管内の一部

 ◇国政復帰へ佐々木氏先行
佐々木隆博 65 民元

荻生和敏 65 共新

今津寛 68 自前=[公]

 国政復帰を狙う佐々木氏が一歩リードし、今津氏が追う。

 農民連盟出身の佐々木氏は前回、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に前向きだった民主党政権で副農相を務めたことで農家の反発を招くなど逆風を受けたが、今回は農家の戸別所得補償の復活などを訴えて、郡部での支持を回復しつつある。民主支持層をほぼ固めた。

 今津氏は自民支持層をほぼ固め、50、60代の男性から支持を受けている。最大の票田、旭川市で11月にあった市長選で、自民推薦の新人が民主推薦の現職に敗れたが、今津氏がその影響をどの程度抑えられるかが鍵。

 荻生氏は安倍政権への批判票を狙う。

 ◆7区=釧路、根室管内

 ◇伊東氏浸透、追う鈴木氏
鈴木貴子 28 民前

石川明美 63 共新

伊東良孝 66 自前=[公]

 自民道連会長の伊東氏が、公示直前に民主入りした大地代表代理の鈴木氏をリードしている。伊東氏は元釧路市長の知名度を生かし、男女とも各年齢層に幅広く浸透、自民、公明支持層をほぼ固めた。有権者の大半を占める都市部での支持を固め、重視する争点に景気対策を挙げた有権者からの支持が高い。

 鈴木氏は28歳の若さを前面に出し、終盤の追い上げを目指す。1次産業従事者から支持を集めるが、都市部での浸透が弱く、投票先をまだ決めていない無党派層の取り込みを目指す。

 石川氏は反自民、反民主の受け皿を狙う。

 ◆8区=渡島、檜山管内

 ◇逢坂、前田氏が大接戦
原田有康 66 共新

逢坂誠二 55 民元

前田一男 48 自前=[公]

 逢坂氏、前田氏が大接戦。逢坂氏は民主支持層をほぼ固めた。政策の重点に大間原発建設の凍結を掲げ、無党派層にも浸透。前回落選後、地道に地元を回って築いた知名度を生かし、無党派層の多い函館市など都市部で支持を伸ばす。

 前田氏は「経済の活性化と地方創生」を訴え、自民、公明支持層の大半を固めた。逢坂氏と同じく大間原発建設の中止を訴えているが、無党派層への浸透が伸び悩んでいる。郡部での支持拡大を図り、猛追する。

 原田氏も大間原発建設中止を訴えている。

 ◆重視する争点

 ◇「年金・医療・介護・子育て」最多「景気対策」「原発・エネ」続く
 最も重視する争点を尋ねたところ、「年金・医療・介護・子育て」が最多で33%。次いで多かったのが「景気対策」25%、「原発・エネルギー政策」10%、「地方再生」5%で続いた。

 年代別では、20、30、60、70代が「年金・医療・介護・子育て」、40代と50代が「景気対策」を最も重視する争点と答えた。

 衆院解散直前、第2次安倍改造内閣で問題となった「政治とカネ」や、安倍政権が進める積極外交や集団的自衛権の行使容認などの問題とも関わる「外交・安保」はいずれも3%にとどまった。

 ◆政党支持率

 ◇自民トップ27% 民主18% 公・共5%

 政党支持率は自民が27%でトップ。次いで民主18%、公明と共産が各5%、維新3%。次世代や生活、社民は1%だった。12年衆院選と比べると自民は22%から支持を伸ばし、民主も野党の選挙協力が進んだことで12%から伸ばした。

 年代別では、すべての年代で自民支持が民主を上回った。特に20〜30代と50代では20ポイント近く差が開いた。50代以上では共産が3位につけた。

 最も重視する争点は、自民支持層は景気対策がトップだったのに対し、民主支持層や無党派層などは年金や医療などの福祉政策を選んだ人が最多だった。

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 ※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある

2120チバQ:2014/12/08(月) 20:50:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010143000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その2止) 民主一部で奪還見通し /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◆9区=胆振、日高管内

 ◇堀井氏に幅広い支持
山岡達丸 35 民元

工藤良一 60 共新

堀井学 42 自前=[公]

 堀井氏が山岡氏に先行する。堀井氏は前回初当選してからの約2年間で選挙区内の18市町全てに個人後援会を発足させ、強固な基盤を築いてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、女性からの支持も厚い。

 山岡氏はアベノミクスを真っ向から批判。民主支持層の大半を固めたほか、鳩山由紀夫元首相の旧後援会や推薦を受ける大地の支持層の掘り起こしを図る。

 今夏の苫小牧市長選にも立候補した工藤氏は、比例票の上積みと連動した戦い。

 ◆10区=空知、留萌管内など

 ◇稲津氏、着実に浸透
木村賢治 63 共新

神谷裕 46 民新

稲津久 56 公前=[自]

 稲津氏が優勢。自民、公明支持層を固めたほか、民主、維新支持層の一部も取り込み、着実に支持を広げている。幅広い年齢層から支持が厚い。景気対策や年金・医療などを重視する層へ浸透している。

 神谷氏は立候補表明が公示直前と遅れ、知名度が浸透しきれておらず、民主支持層もまとめ切れていない。

 木村氏は消費増税中止を訴え、党勢拡大を図る。

 ◆11区=十勝管内

 ◇中川氏、優位な戦い
三津丈夫 68 民新

畑中庸助 63 共新

中川郁子 55 自前=[公][改]

 再選を目指す中川氏は自民、公明支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込んで優位な戦い。農水政務官としての実績をアピールし、農業者らへの浸透を加速させている。

 帯広市選出の道議だった三津氏は郡部での知名度不足が顕著。民主支持層をほぼまとめたものの、立候補表明が遅れたことで無党派層への浸透が鈍い。推薦を受ける大地との協力を進めることで、終盤の盛り返しに期待を寄せる。

 畑中氏は安倍政権への批判票の受け皿を狙う。

 ◆12区=宗谷の一部、オホーツク管内

 ◇武部氏、手早く先行
水上美華 32 民新

武部新 44 自前=[公]

菅原誠 41 共新

 武部氏が自民、公明支持層を手早く固め先行。前職の強みを生かし、各地域に築いた後援会組織をフル稼働させている。

 水上氏は「若さで挑戦」をアピールし、安倍政権批判を展開。民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたことが響き、知名度不足を解消しきれていない。無党派層や女性への浸透も不十分で、今後は選挙協力を結んだ大地支持層の取り込みに期待し、終盤での巻き返しを図る。

 菅原氏は消費増税中止などを訴えている。

 ◆消費増税延期

 ◇「評価する」52% 60代の45%は「評価しない」
 消費税率10%への引き上げ延期の賛否について尋ねたところ、評価するは52%、評価しないは38%だった。年代別でみると、評価すると答えたのが最も多かったのは20代の63%、評価しないとの回答が最多だったのは60代の45%だった。

 支持政党別では、自民、公明支持層の7割以上が評価すると答える一方、共産支持層の66%は評価しないと答えた。民主や維新の支持層では評価するとしないが拮抗(きっこう)する傾向にあった。

 ◆投票に行きますか 「必ず行く」69% 20代男性は関心低く

 投票に行くかを訪ねたところ、「必ず行く」が69%で最多。次いで「多分行く」が20%。「多分行かない」は4%、「行かない」は2%だった。「必ず行く」と「多分行く」の合計は各年代で8割以上を占めたが、20代では「多分行かない」と「行かない」の合計が2割近くなった。特に20代男性は女性に比べ13ポイント高く、関心の低さが目立つ。

 有権者全体の29%を占める無党派層に限ると、「多分行かない」と「行かない」の合計は12%だった。

 ◆集団的自衛権の行使

 ◇反対55%、賛成29% 自民支持層57%賛成
 安倍政権が閣議決定による憲法解釈変更で行使を容認した集団的自衛権への賛否を尋ねたところ、賛成が29%、反対が55%だった。

 支持政党別にみると、賛成と答えたのは自民支持層の57%、公明支持層の34%、民主支持層の12%、共産支持層の8%。反対と答えたのは自民支持層の31%、公明支持層の49%、民主支持層の84%、共産支持層の87%だった。維新支持層は賛成39%、反対51%で、次世代の党支持層は88%が賛成と答えた。

2121チバQ:2014/12/08(月) 20:50:42
 ◆比例道ブロック

 ◇自、民3議席視野に 公明1 共産、議席獲得の勢い
 比例代表道ブロック(定数8)は、自民が前回獲得した3議席を確保する勢い。従来は弱いとされた市区部に加え、郡部でも民主を上回る支持を得る。自民支持層の大半を固め、男女ともに幅広い年齢層から支持を受けている。

 前回「逆風」にさらされ、2議席にとどまった民主は、郡部で自民に迫る支持を集めている。支持層への浸透も自民をしのぐ勢いがあり、前回を上回る3議席は確保できそうだ。

 公明も支持層を固め、1議席を維持できそう。共産が支持層の大半を固めており、2000年の衆院選以来となる1議席を獲得する勢い。前回1議席を確保した維新は無党派層への広がりを欠き、議席維持が難しい情勢だ。

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 ※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある

2122チバQ:2014/12/08(月) 20:51:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk07010013000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、4選挙区で優勢 /福島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選特別世論調査の結果と、支局・通信部の取材から県内の小選挙区の情勢を分析したところ、自民が3区を除いて優勢で、前回の4議席の維持をうかがう勢いを見せている。民主は3区で安定した戦いを展開。ただ、投票先を決めていない有権者が4割近くおり、終盤で情勢が変わる可能性もある。【岡田英】

 ◆1区

 ◇亀岡氏先行、金子氏追う
 自民前職の亀岡偉民氏(59)が頭一つ先行し、民主新人の金子恵美氏(49)、共産新人の渡部保子氏(72)が追う。

 市部、町村部ともに優位に立つ亀岡氏は、自民、公明の支持層の約8割を手堅く固め、無党派層の約3割も取り込む。年代別では30、40代と60歳以上で半数近くの支持を得ている。職業別では自営業、製造・販売・サービス業、農林漁業、経営者の高い支持を集める。

 金子氏は、民主支持層の約9割をまとめた。支援を受ける社民のほか、維新や生活など第三極の支持層にも浸透。無党派層の支持は約4割に及んだ。今回は出馬を断念した元職で無所属の石原洋三郎氏(41)が支援を表明し、票固めを急ぐ。

 渡部氏は共産支持層の半数以上を固め、20代からの支持が高い。

 ◆2区

 ◇根本氏が優位な戦い
 自民前職の根本匠氏(63)が優位な戦いを進め、民主の岡部光規氏(46)と共産の平善彦氏(62)の両新人が続く。

 根本氏は、自民、公明支持層の8割以上を固めた。民主支持層の約2割、維新支持層の約3割も取り込み、無党派層の約3割からも支持を得た。全年代で幅広く浸透している。職業別では、自営業、経営者から支持を多く集めている。

 岡部氏は、民主支持層の約7割をまとめた。民主との調整で2区で候補を立てるのを見送った維新の支持層では約半数の支持を集める。無党派層の支持は約3割で、支持拡大を図る。

 平氏は、共産支持層の約8割を固めた。

 ◆3区

 ◇玄葉氏、安定した戦い
 民主前職の玄葉光一郎氏(50)が安定した戦いを展開。県内の立候補者で最多の8選を目指す。

 民主支持層の約9割をまとめた玄葉氏は、自民、公明支持層の約4割、維新支持層の約7割を取り込み、無党派層の支持も4割を超えた。30代以上では4割以上に浸透している。

 公示直前に立候補表明した自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、自民支持層で約5割、公明支持層で約6割と支持を固め切れていない。無党派層の支持も約1割で、伸び悩んでいる。年代別にみると、20代で高い支持を得ている。

 共産新人の横田洋子氏(56)は、共産支持層の約5割を固め、支持拡大を図る。

 ◆4区

 ◇菅家氏を小熊氏猛追
 自民前職の菅家一郎氏(59)が一歩リードし、維新前職の小熊慎司氏(46)が猛追する。

 菅家氏は自民、公明の支持層の8割以上を手堅くまとめた。民主支持層、無党派層の2〜3割も取り込む。特に町村部で浸透し、年代別では、60歳以上の高齢層の支持が高い。

 小熊氏は、維新支持層の約9割を固めた。無党派層の支持が高く、約半数に浸透している。民主党顧問で2012年に引退した渡部恒三氏から支援を受ける一方で、同党4区総支部は自主投票を決めており、民主支持層への浸透は半数程度。市部では菅家氏と競り合っている。

 共産新人の田中和加子氏(58)は共産支持層の約6割をまとめ、組織固めを急ぐ。

 ◆5区

 ◇吉野氏を追う吉田泉氏
 自民前職の吉野正芳氏(66)が優勢で、民主前職の吉田泉氏(65)が懸命に追う。

 自民党の公認が公示前日まで出ず、準備が出遅れた吉野氏だが、自民の支持層の約9割を固めた。公明支持層の約6割、維新支持層の約5割も取り込んでいる。無党派層の支持は約2割にとどまっており、支持拡大を図る。

 吉田泉氏は、民主支持層の約8割をまとめた。無党派層では支持が最も多く、約3割に浸透。維新や生活、共産の支持層の一部からも支持を集める。年代別では70歳以上で約3割の支持を得ている。職種別では、製造・販売・サービス業に食い込む。

 その後を追う共産新人の吉田英策氏(55)は共産支持層の約7割を固めた。

2123チバQ:2014/12/08(月) 20:51:57
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 ◇1区(3)=福島、相馬、南相馬、伊達市、伊達、相馬郡
金子恵美 49 [元]参院議員 民新

亀岡偉民 59 [元]復興政務官(2)自前=[公][改]

渡部保子 72 党地区役員 共新

 ◇2区(3)=郡山、二本松、本宮市、安達郡
平善彦 62 党地区副委長 共新

根本匠 63 [元]復興相(6)自前=[公][改]

岡部光規 46 医師 民新

 ◇3区(3)=白河、須賀川、田村市、岩瀬、西白河、東白川、石川、田村郡
上杉謙太郎 39[元]参議員秘書 自新=[公][改]

玄葉光一郎 50 [元]外相(7)民前

横田洋子 56 喫茶店長 共新

 ◇4区(4)=会津若松、喜多方市、南会津、耶麻、河沼、大沼郡
菅家一郎 59 [元]県議(1)自前=[公][改]

田中和加子 58 党地区副委長 共新

小熊慎司 46 [元]参院議員(1)維前

小川右善 65 党県代表 社新

 ◇5区(3)=いわき市、双葉郡
吉田英策 55 党地区副委長 共新

吉田泉 65 [元]副復興相(4)民前

吉野正芳 66 [元]副環境相(5)自前=[改]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、改=新党改革。

2124チバQ:2014/12/08(月) 20:52:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk09010131000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民1、3、4、5区優勢 /栃木
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 安倍政権の是非を問う14日の衆院選投開票を前に、毎日新聞は5〜7日、全国の有権者を対象に特別世論調査を実施し、これまでの取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。前職5人を擁立する自民は1、3、4、5区で他の候補をリードし、優位な戦いを進めている。2区は先行する民主前職を自民前職が追う展開。ただ、調査時点では全体の4割以上が「小選挙区の投票先はまだ決めていない」と答えており、情勢は変化する可能性がある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇船田氏が支持拡大 追い上げ図る柏倉氏
 自民前職の船田元氏(61)が安定した戦いを進める。自民支持層に幅広く浸透し、公明支持層は約6割を固めた。年代別でも幅広く支持を受けている。

 みんなが解党し、2区から1区に移った民主前職の柏倉祐司氏(45)は民主支持層の大半を固めた。さらに知名度アップで追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は共産支持層以外の票獲得に力を注ぐ。

 「支持政党なし」の有権者約4割が投票先を無回答としており、無党派層の票の取り込みが鍵になる。

 ◆2区

 ◇福田氏が先行 追う西川氏
 前知事で民主前職の福田昭夫氏(66)が先行し、農相で自民前職の西川公也氏(71)が追う。みんな解党で前職の柏倉氏が民主の1区に移ったため、投票先を失った旧みんな支持層の票の取り込みが鍵を握りそうだ。

 福田氏は民主支持層を固め、維新支持層の8割、無党派層の4割から支持を得る。自民、公明支持層の一部も切り崩している。

 西川氏は自民支持層の8割近くを固めつつある一方、公明をはじめ他党支持層への浸透が進んでいない。無党派層の支持は2割弱にとどまっている。

 共産新人・阿部秀実氏(55)は共産支持層以外への広がりを欠く。

 ◆3区

 ◇渡辺氏に逆風 簗氏が一歩リード
 再選を目指す自民前職の簗和生氏(35)が、みんな解党で無所属となった同党元代表で前職の渡辺喜美氏(62)を一歩リードしている。

 地元市町長や業界団体の支援を受ける簗氏は自公支持層の6割を固め、民主支持層や無党派層にも食い込んで支持を広げる。連続6回当選の渡辺氏は父美智雄元副総理(故人)から強固な地盤を受け継ぎ知名度も勝るが、8億円借入金問題や解党で逆風。維新や生活など第三極の支持層に浸透するほか、民主や無党派層からも支持を得る。共産新人の秋山幸子氏(63)は共産支持層を固めた。

 ◆4区

 ◇佐藤氏安定の戦い 追う藤岡氏と山崎氏
 自民前職の佐藤勉氏(62)が安定した戦いで先行し、みんなから替わった民主新人の藤岡隆雄氏(37)、共産新人の山崎寿彦氏(62)が追う展開。佐藤氏は自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固めた。維新支持層の約4割にも食い込み、無党派層からも一定の支持を得ている。

 藤岡氏は民主、生活支持層の約8割を固めたが、維新支持層からの支持は約3割、無党派層は約1割にとどまった。

 山崎氏は共産支持層の約9割を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。

 ◆5区

 ◇茂木氏がリード 無党派層にも浸透
 自共一騎打ちの構図となったが、自民前職の茂木敏充氏(59)が高い知名度と強固な支持基盤を生かして大きくリードしている。自民、公明支持層をほぼ固めたうえ、着実に無党派層へと浸透している。民主、維新支持層も一定数を取り込んでいる模様だ。

 共産新人の川上均氏(58)は共産支持層の8割以上をまとめ、民主、維新支持層へも食い込んでいるが限定的。今後の支持拡大に力を注ぐ。

2125チバQ:2014/12/08(月) 20:53:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk11010174000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、ほぼ全域で優位 社会保障に高い関心(その1) /埼玉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◇野党、厳しい戦い 民主、維新一本化浸透せず
 第47回衆院選は、投開票日の14日まで残すところ1週間を切った。毎日新聞は5〜7日に電話による世論調査を実施し、県内の支局・通信部の記者の取材も踏まえて各選挙区の情勢を探った。政権与党の自民は公明の支援を受けるなどしてほぼ全域で優位な状況にあり、野党は厳しい戦いを強いられている。民主や維新の間では候補者を一本化する調整が図られたが、反自民層を取り込みきれていない。次世代と共産もまだそれぞれの支持層をまとめきれておらず、社民は存在感を高めるのに懸命だ。一方で無所属でも安定した戦いを進める候補もいる。世論調査では、県内有権者の約半数が小選挙区での投票先を決めていないことも判明。情勢はまだ流動的だ。(名鑑は届け出順、年齢は投開票日現在)

 ◇1区、村井氏が一歩リード
 ◆1区

松村敏夫氏 40 共新

村井英樹氏 34 自前

武正公一氏 53 民前

松本翔氏 29 社新

   ◇  ◇

 2期目を狙う村井氏が自民支持層の7割以上を固めて一歩リードし、6期目を目指す武正氏が追う。

 村井氏は自民支持層と、公明支持層の7割以上を固めた。幅広い年代に一様に浸透している。

 武正氏は民主支持層の9割を固め、生活、維新支持層にも食い込む。無党派層では両氏が競り合う。

 松村氏、松本氏は組織票固めを急ぐ。無党派層は8割以上が投票先を決めておらず、鍵を握る。【西田真季子】

 ◆2区

新藤義孝氏 56 自前

奥田智子氏 46 共新

   ◇  ◇

 前回選まで民主元職との激戦を繰り返してきた新藤氏は今回、自共対決の構図で優位に立つ。元総務相として他府県の自民系候補の応援に走り回り、地元選対がフル稼働で支持基盤を固める。自民支持層の9割以上、公明支持層の8割を固めてほぼ盤石。支持政党のない層でも大きくリードする。各年代から幅広く支持を集め、40代以下は圧倒的な強さ。

 奥田氏は共産支持層の9割を固め、民主や維新など反自民層にも浸透している。【鴇沢哲雄】

 ◇3区、黄川田氏を細川氏追う
 ◆3区

宮川雅之氏 40 共新

細川律夫氏 71 民元

黄川田仁志氏 44 自前

   ◇  ◇

 再選を狙う若手の黄川田氏を返り咲きを目指すベテランの細川氏が追う。

 アベノミクスを前面に押し出す黄川田氏は自公の支持層を8割固めた。景気対策や年金▽医療▽介護▽子育てを重視する層から広く支持を受ける。

 当選7回の実績を誇る細川氏は民主支持層の8割超を固めた。消費増税や原発政策に関心のある層を取り込み、逆転を狙う。

 宮川氏は共産支持層を固めた。【木村敦彦】

 ◆4区

豊田真由子氏 40 自前

桜井晴子氏 58 共新

神風英男氏 53 民元

   ◇  ◇

 再選を目指す豊田氏が組織戦を展開し、優位に立つ。厚労省職員の経験を生かして子育て・医療・福祉分野での実績を強調し、幅広い年齢層に浸透。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、次世代支持層の票も取り込む。

 元防衛政務官の神風氏は民主支持層の7割、維新支持層の6割を固める。今回9区に移った維新・青柳氏が前回獲得した約4万6000票の行方が鍵を握る。桜井氏は、共産支持層の7割をまとめた。【鈴木梢】

 ◆5区

山本悠子氏 62 共新

牧原秀樹氏 43 自前

枝野幸男氏 50 民前

   ◇  ◇

 抜群の知名度を誇る党幹事長の枝野氏と牧原氏が激しく競り合う展開。

 枝野氏は幅広い年代から支持を集める。特に30代男性からの支持は7割超。民主支持層は6割以上をまとめ、維新支持層も固めつつある。投票先を決めていない4割の無党派層への浸透を急ぐ。

 牧原氏は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層は3割超にとどまる。公示後の街頭演説では党幹部らが続々と応援弁士に駆けつけ、保守層への支持拡大に懸命だ。

 山本氏は共産支持層の6割しか固められておらず、伸び悩む。【川畑さおり】

2126チバQ:2014/12/08(月) 20:53:28
 ◆6区

大島敦氏 57 民前

戸口佐一氏 64 共新

中根一幸氏 45 自前

   ◇  ◇

 中根氏と大島氏が大接戦。まだ投票先を決めていない無党派層の4割をどちらが取り込むかが鍵になりそう。

 中根氏は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超を固めた。ミニ集会などを開いてこまめに選挙区内を回り、保守層の票のさらなる上積みに力を注ぐ。維新支持層の取り込みも狙う。

 大島氏は民主支持層をほぼまとめ、維新支持層と無党派層にも3割超の支持を取りつけた。50代、60代男性からは5割以上の支持を集めており、若い世代への浸透を急ぐ。

 戸口氏は共産支持層の8割をまとめ、さらなる支持拡大を図る。【川畑さおり】

 ◆7区

根本千裕氏 55 次新

神山佐市氏 60 自前

長沼チネ氏 64 共新

小宮山泰子氏 49 民前

   ◇  ◇

 神山氏が自民支持層の9割を固めてリード。小宮山氏、続いて長沼氏が追う展開。

 神山氏は40、50代の年齢層や自営業者、景気対策を重視する層を中心に、幅広く支持を集める。

 小宮山は民主支持層をほぼ固めたほか、維新支持層からも一定の支持を得ているが、神山氏に一歩及んでいない。

 長沼氏は共産支持層に広く浸透。根本氏は支持を拡大できておらず、知名度アップが課題。【大島英吾】

 ◆8区

小野塚勝俊氏 42 民元

辻源巳氏 43 共新

柴山昌彦氏 49 自前

   ◇  ◇

 解散4日後に14人の保守系市議を集めて後援会事務所を開くなど手堅い組織固めを見せた柴山氏が優位に立つ。自民支持層の大半を固め、推薦を受けていない公明支持層からも6割の支持を得る。

 小野塚氏は民主支持層の7割、維新の6割をまとめたが、無党派層の支持は柴山氏に大きく引き離されるなど伸び悩む。共産支持層の大半を固めた辻氏は民主や維新支持層の1割からの支持も得ている。【海老名富夫】

 ◆9区

大塚拓氏 41 自前

広森すみ子氏 66 共新

青柳仁士氏 36 維新

   ◇  ◇

 大塚氏が自民、公明支持層の大半をまとめ、無党派層にも浸透している。男性6割、女性4割から支持を受け、各年代からも一様に支持を得ており、全体の半数超に及ぶ勢い。

 青柳氏は維新支持層の大半、民主支持層の8割近くを固めたが、無党派層からの支持は2割にとどまる。民主の選挙カー応援を受けるなど「野党共闘」を掲げ、非自民層への食い込みを図る。広森氏は、共産支持層を固めた。【海老名富夫】

 ◆10区

石井祐一氏 63 共新

坂本祐之輔氏 59 維前

山口泰明氏 66 自前

   ◇  ◇

 厚い自民支持層に支えられる山口氏が優位に立ち、無党派層への食い込みを狙う坂本氏が追う。石井氏は共産支持層を固め、無党派層にも浸透を図る。

 山口氏は自民と、推薦を受ける公明の支持層をほぼ固めた。年代では20代と40代、争点では景気対策を重視する層の支持が厚い。

 坂本氏は公認候補を擁立しなかった民主などの支持層への浸透も図りたいが、まとめきれていない。無党派層の支持は山口氏と拮抗(きっこう)する。【中山信】

2127チバQ:2014/12/08(月) 20:53:55
 ◆11区

柴岡祐真氏 30 共新

小泉龍司氏 62 無前

今野智博氏 39 自前

   ◇  ◇

 無所属ながら安定した地盤を持つ小泉氏が一歩リード。選挙区内に網羅された後援会組織を軸に民主支持層の7割、自民支持層と公明支持層の4割もまとめた。無党派層の5割にも浸透し、幅広い年代の支持を得る。

 今野氏は自民支持層の5割弱しかまとめられておらず、公明支持層や無党派層でも伸び悩む。地元の深谷市以外の票固めに懸命だ。

 柴岡氏は共産支持層の8割を固め、若さを売りに無党派層からの支持拡大を狙う。【橋本政明】

 ◆12区

森田俊和氏 40 次新

野中厚氏 38 自前

本多平直氏 50 民元

鈴木千賀子氏 59 共新

   ◇  ◇

 候補者4人が争う中で、野中氏が優位に立つ。自民支持層の6割以上を固め、公明支持層も順調にまとめつつある。

 元経産政務官の本多氏は民主支持層を固めた。無党派層にも浸透を図り、返り咲きを狙う。

 森田氏は次世代支持層の9割をまとめているが、無党派層からの支持を広げられていない。地元の熊谷市以外の支持拡大が鍵だ。

 鈴木氏は共産支持層の8割をまとめた。【橋本政明】

 ◆13区

山内康一氏 41 民前

土屋品子氏 62 自前

秋山文和氏 67 共新

中村匡志氏 37 次新

   ◇  ◇

 6期目に挑む土屋氏は故父・義彦元知事から引き継いだ固い支持基盤に加え、推薦を受けた公明支持層にも食い込み、優位に立つ。

 解党したみんなから民主へ移籍した山内氏は民主支持層の8割を固めた。前回、票を奪い合った維新との“野党協力”の成果が試される。

 「安倍政権の暴走ストップ」を掲げる秋山氏は市議30年の知名度を生かし、支持拡大を図る。衆院選再挑戦の中村氏は精力的な選挙運動で票を掘り起こす。【栗原一郎】

 ◆14区

鈴木義弘氏 52 維前

三ツ林裕巳氏 59 自前

苗村光雄氏 58 共新

   ◇  ◇

 再選を目指す三ツ林氏は、首長や地元議員らと連携して後援会組織をフル稼働させ、保守票をほぼ固めた。公明支持層も6割をまとめ、安定した戦いを見せる。

 鈴木氏は維新支持層の7割を固めたが、民主支持層に浸透しきれていない。投票先を決めていない5割の有権者を巡り、三ツ林氏が強い幸手市など選挙区の北部でどこまで迫れるかが鍵となる。

 苗村氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層へも食い込む。【清水勝】

 ◆15区

高山智司氏 44 民元

田村勉氏 66 共新

田中良生氏 51 自前

   ◇  ◇

 田中氏が地元の蕨市や大票田のさいたま市南区に浸透、保守支持層を手堅く固めて抜け出した。地元市議らときめ細かく街頭演説をしつつ、票を掘り起こす。自民、公明支持層の8割以上を固め、20、30代の支持が高い。

 高山氏は各地で小集会を開き、票の掘り起こしを図る。民主支持層を固めたものの、無党派層に浸透しきれていない。

 田村氏は共産支持層の7割を固めたが、広がりを欠く。【鴇沢哲雄】

2128チバQ:2014/12/08(月) 20:55:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010185000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その1) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は7日までの3日間、衆院選に関する全国世論調査を行い、取材結果と総合して選挙中盤の情勢を探った。県内13選挙区のうち、11選挙区で自民党が優位か先行し、民主が優位に立っているのは野田佳彦前首相の4区のみ。野党間の候補者調整などで民主が擁立を見送った五つの選挙区でも自民のリードを許している。ただ、有権者の半数が小選挙区での投票先を決めておらず、終盤に情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇田嶋氏、門山氏が激戦
 全国的に自民が圧勝した前回も小選挙区を制した民主田嶋氏と自民門山氏が激戦を演じている。共産吉田氏と次世代田沼氏は巻き返しに必死だ。

 田嶋氏は民主支持層を固め、維新や生活支持層の一部も取り込んだ。地域をこまめに歩いて得た知名度で、無党派層の4割弱にも浸透している。門山氏は自民支持層の7割、公明支持層をほぼ固めた。景気対策を重視する層から高い支持を得ているが、無党派層への浸透が課題となっている。県内最年少候補の吉田氏は共産支持層の8割をまとめたが、広がりがない。前回、維新の会公認で比例復活した田沼氏は維新支持層の一部から支持を得ているが、足元の次世代支持層を固め切れていない。

 ◆2区

 ◇小林氏が優位保つ
 自民小林氏が他候補を引き離してリードを保ち、共産小松氏、維新藤巻氏が後を追う。候補乱立で票が割れた前回の反省から野党間調整で擁立を見送った民主の支持層の行方が定まっていない。

 小林氏は自民支持層の8割、公明支持層の8割強を手堅く固めた。前回当選後も地域回りを続け、男女とも幅広い世代、職業に浸透し、争点として消費増税を重視する層から支持を得る。小松氏は共産支持層の8割を固め、憲法改正を重視する層からの支持を集める。藤巻氏は維新支持層の7割を固め、生活、民主支持層の一部も取り込む。出馬出遅れもあり、無党派層の支持に期待するが、浸透しきれていない。

 ◆3区

 ◇松野氏、支持広げる
 前回同様、野党候補が競合し、自民松野氏が優位な戦い。大小100超の後援会と推薦を得た公明の組織を軸に支持を広げ、無党派層にも浸透しつつある。争点として景気対策を重視する層から支持を集める。

 2度目の返り咲きを目指す生活岡島氏は父正之氏の代からの基盤を固め、離党した民主支持層にも食い込む。「脱原発」などの訴えは一定支持を得ているが、自民支持層を崩すまでは至っていない。

 前回も立候補した民主青山氏は、党公認と連合の推薦の手続きが遅れ、立て直しに懸命だ。維新支持層の一部を取り込むものの、無党派層に浸透しきれていない。共産椛澤氏は共産支持層を固めつつあるが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 ◆4区

 ◇野田氏を追う木村氏
 前首相の知名度を生かした民主野田氏が安定した戦い。公示1週間前に公認が決まった自民木村氏が必死に追い上げている。

 野田氏は他候補の応援に駆け回る一方、可能な限り地元選挙区への露出も続け、民主支持層をほぼ固めた。自民支持層の約2割、無党派層の約3分の1も取り込み、幅広い。約30年間続く朝の駅頭立ちが浸透している。

 木村氏は公明支持層の7割から支持を得るなど組織選挙の強みを生かす。だが、無所属の西尾氏にも自民支持層の約1割を奪われ、知名度向上が課題。保守系地元市議らの協力で更なる浸透を狙う。

 西尾氏は「ハト派保守」を掲げ、共産斉藤氏は「消費増税中止」などを訴え、支持拡大を図る。

 ◆5区

 ◇薗浦氏が優勢に戦う
 自民薗浦氏が優勢に戦いを進め、民主村越氏らが追っている。

 薗浦氏は自民支持層の7割を固め、無党派層の2割から支持を受けている。前回、「第三極」3党が集めた計約8万票の行方が鍵を握るが、陣営は「取り込めている実感はない」と票の上滑りを警戒し、組織の引き締めに懸命だ。

 村越氏は民主支持層はほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。街頭演説などで「子育てを支援し社会保障を充実させて一人一人に行き渡る政策を実現する」と呼びかけ、巻き返しを期す。

 浅野氏は共産支持層のほか、無党派層の一部も取り込む。街頭演説などで票の掘り起こしを図る。石田氏は支持が広がっていない。

2129チバQ:2014/12/08(月) 20:55:42
 ◆6区

 ◇渡辺氏、生方氏をリード
 前回小選挙区を制した自民渡辺氏が比例復活した民主生方氏をリードする展開。

 渡辺氏は後援会組織をフル回転させ、自民、公明支持層の約7割を固めている。公示前に安倍晋三首相が応援演説に駆けつけたほか、自民党幹部の応援も続いており、無党派層への浸透も図っている。

 生方氏は民主支持層の8割を固め、無党派層からの支持は渡辺氏と伯仲している。駅頭で活発なつじ立ち行うなど、追走に懸命だ。

 共産三輪氏は消費増税反対などを訴え、票の掘り起こしを目指している。次世代遠藤氏は出馬表明の遅れを取り戻そうと、連日駅頭に立って支持を訴えるが、広がりを欠いている。

 ◆7区

 ◇斎藤氏、安定した戦い
 知名度と現職の強みを生かし、自民斎藤氏が安定した戦いを進めている。野党間の候補者調整で擁立を見送った民主の票は分散している。

 斎藤氏は後援会組織が活発に動き、自民、公明支持層をほぼ固めている。地域を丹念に回って、政権の経済政策の成果を訴えることで、さらなる集票を目指している。

 維新石塚氏は維新支持層の5割しか固めきれていない。1日30カ所のつじ立ちなどで集票を狙うが、民主支持層の一部が斎藤氏や社民阿部氏に流れるなど浸透しきれていない。

 共産渡部氏は共産支持層をほぼ固め、前回以上の得票を狙う。

 社民が県内で唯一擁立した阿部氏は出遅れが響き、知名度向上に躍起だ。

 ◆8区

 ◇桜田氏が引き離す
 自民県連会長の桜田氏が他候補を引き離し、安定した戦いを展開している。自民支持層の約8割、連立政権を組む公明支持層も約9割を固め、一部の民主支持層からも支持を得ている。男女ともに均等に浸透しつつあり、特に20代女性から高い支持を受けている。

 民主との候補者調整で出馬した太田氏は、維新支持層を固め、無党派層への浸透に懸命だが、民主支持層への広がりを欠く。女性からの支持が低く、桜田氏と対照的に若い男性からの支持は高いが、中高年層への浸透も課題になる。

 小野里氏は、共産支持者を固めた。最も重視する争点として、女性閣僚が辞任に追い込まれた「政治とカネ」の問題や憲法改正を挙げた層の支持が高い。

 ◆9区

 ◇秋本氏が一歩リード
 再選を目指す自民秋本氏が一歩リードし、前回比例復活した民主奥野氏が追う展開。

 秋本氏は自民・公明支持層の7〜8割を固めたほか、維新支持層の3割にも浸透。閣僚の応援を受けつつ、アベノミクスの実績を強調し、争点として景気対策を重視する層からの支持を集める。支持の年代層も幅広い。

 奥野氏は、民主支持層の8割を固め、維新支持層も3割取り込んでいる。鍵を握るとみられる無党派層からは秋本氏(約2割)を上回る約3割の支持を集めており、上積みに懸命だ。

 共産鴨志田氏は共産支持票をほぼ固めたが、広がりに欠ける。次世代西田氏は保守層の取り込みを目指し、あいさつ回りなどで支持拡大を図っている。

 ◆10区

 ◇林氏が抜け出す

 閣僚経験がある林氏が抜け出した。自民支持層は約8割を固め、民主、維新支持層の一部にも浸透しているが、公明支持層が約6割にとどまっており、固めるのが課題。職業別では農林漁業職からの支持が高く、専門職・技術職や経営者・管理職にも浸透している。

 谷田川氏は所属する民主支持層を約8割まで固めているが、党本部主導で候補者調整を進めてきた維新の支持層からの支持も約6割にとどまっており、両党の支持層からの票の掘り起こしで巻き返しを図る。年代別では特に20代の支持が低く、若者への浸透も課題だ。

 笠原氏は共産支持層約7割を固めた。しかし、その他の支持層には浸透しておらず、広がりを欠いている。

2130チバQ:2014/12/08(月) 20:56:02
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 ◆立候補者の顔ぶれ

 (届け出順)

 ◇1区(4)=千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲 50 弁護士 (1)自前=[公]

田嶋要 53 [元]経産政務官 (4)民前

吉田直義 27 党准地区委員 共新

田沼隆志 38 [元]千葉市議 (1)次前

 ◇2区(3)=千葉市花見川区、習志野、八千代市
小松実 66 [元]県議 共新

小林鷹之 40 [元]財務省職員 (1)自前=[公]

藤巻健太 31 [元]銀行員 維新

 ◇3区(4)=千葉市緑区、市原市
松野博一 52 [元]副文科相 (5)自前=[公]

岡島一正 57 [元]NHK職員 (2)生元

青山明日香 32 [元]衆議員秘書 民新

椛澤洋平 35 党支部員 共新

 ◇4区(4)=船橋市中南部
西尾憲一 64 [元]県議 無新

木村哲也 45 [元]県議 自新=[公]

野田佳彦 57 [元]首相 (6)民前

斉藤和子 40 党県委員 共新

 ◇5区(4)=市川市中南部、浦安市
村越祐民 40 [元]外務政務官(2)民元

薗浦健太郎 42 外務政務官 (2)自前=[公]

浅野史子 44 党県女性部長 共新

石田和男 77 不動産賃貸業 無新

 ◇6区(4)=市川市北部、松戸市南部
三輪由美 59 [元]県議 共新

渡辺博道 64 [元]副経産相 (5)自前=[公]

遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 (1)次元

生方幸夫 67 [元]副環境相 (5)民前

 ◇7区(4)=松戸市北部、野田、流山市
渡部隆夫 71 党地区役員 共新

阿部治正 60 [元]流山市議 社新

石塚貞通 47 司法書士 維新

斎藤健 55 党副幹事長 (2)自前=[公]

 ◇8区(3)=柏市西部、我孫子市
太田和美 35 [元]会社社長 (2)維元

桜田義孝 64 党副幹事長 (5)自前=[公]

小野里定良 67 党地区役員 共新

 ◇9区(4)=千葉市若葉区、佐倉、四街道、八街市
秋本真利 39 [元]富里市議 (1)自前=[公]

鴨志田安代 59 党地区委員長 共新

西田譲 39 [元]県議 (1)次前

奥野総一郎 50 [元]総務省職員 (2)民前

 ◇10区(3)=銚子、成田、旭、匝瑳、香取市、香取郡、山武郡横芝光町(旧光町)
笠原正実 60 党地区委員長 共新

谷田川元 51 [元]県議 (1)民元

林幹雄 67 [元]防災担当相 (7)自前=[公]

 ◇11区(3)=茂原、東金、勝浦、山武、いすみ、大網白里市、山武(旧光町除く)、長生、夷隅郡
椎名史明 57 党地区委員長 共新

森英介 66 [元]法相 (8)自前=[公]

金子健一 57 [元]一宮町議 (1)生元

 ◇12区(2)=館山、木更津、鴨川、君津、富津、袖ケ浦、南房総市、安房郡
浜田靖一 59 [元]防衛相 (7)自前=[公]

米本展久 63 党地区委員長 共新

 ◇13区(3)=船橋市北部、柏市東部、鎌ケ谷、印西、白井、富里市、印旛郡
中川勝敏 68 党地区委員 共新

若井康彦 68 [元]国交政務官 (3)民前

白須賀貴樹 39 歯科医師 (1)自前=[公]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、無=無所属。

2131チバQ:2014/12/08(月) 20:56:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010360000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その2止) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◆11区

 ◇森氏は安定した戦い
 民主の空白区で、9期目をめざす自民森氏が安定した戦い。自民、公明支持層を中心に支持を固め、無党派層にも浸透する勢い。党新人候補の応援遊説をこなす傍ら、選挙区内では精力的な街頭演説を展開。民主党政権が誕生した前々回、崩れた一部組織も再構築し、17市町村の党支部を生かした組織がフル回転している。

 共産椎名氏は党支持層をほぼ固めた。政権の経済政策「アベノミクス」に反発する地元中小企業、個人商店を中心に支持を広げる。維新など他政党支持層の一部からも支持を得ている。

 生活金子氏は民主、維新の一部にも浸透するが広がりに欠く。インターネットを駆使した選挙戦で若い世代からの支持を狙う。

 ◆12区

 ◇浜田氏が盤石の戦い
 強固な地盤を誇る自民浜田氏が一騎打ちとなった共産米本氏を寄せ付けず、父幸一氏を超える8選に向けて盤石な戦いを進めている。ただし、全体の5割近くが小選挙区の投票先を「まだ決めていない」としており、行方が注目される。

 浜田氏は自民支持層の約8割、公明支持層の7割近くを固め、無党派層の4割近くにも支持を広げる。浜田氏が県外遊説に追われる中、陣営は緩みを警戒し、引き締めに躍起だ。

 米本氏は共産支持層の大半を固めた。自民との対決姿勢を鮮明にし、共産以外の非自民票の取り込みも狙い、民主、維新の支持層では浜田氏と互角以上に渡り合っている。だが、支持は主に中高年層で、広がりに欠ける。

 ◆13区

 ◇白須賀氏優勢、追う若井氏
 小選挙区での再選を目指す自民白須賀氏がリードし、4選を目指す民主若井氏が追いかけている。

 白須賀氏は10カ所の支部をフル回転させ、自民支持層の8割以上を固め、公明支持層からも6割以上の支持を得ている。争点では増税延期を評価し、集団的自衛権行使に賛成する人のそれぞれ6割近い支持を集めている。

 若井氏は、民主支持層の7割以上を固め、候補者調整で擁立を見送った維新の支持層の4割に浸透している。ただ、無党派層からの支持は自民にも分散しており、2割にとどまる。増税延期を評価しない人の3割以上に支持され、地方再生を重視する人の支持が目立つ。共産中川氏は共産支持層の7割を固めている。

2132チバQ:2014/12/08(月) 20:57:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk19010040000c.html
2014衆院選:中盤情勢 区割り変更、激戦に 小選挙区は横一線(その1) /山梨
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は衆院選公示後の5〜7日、電話による特別世論調査を実施した。調査結果に取材を加味し、山梨の2小選挙区の中盤情勢を分析した。前回(12年)より選挙区が1減となり、両選挙区とも激しく競り合っている。1区は、民主前職の中島克仁氏と自民前職の宮川典子氏が横一線の戦い。2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏と自民前職の堀内詔子氏が激戦となっている。一方、投票先を決めていない有権者も全体で約5割、無党派層では約7割いるなど終盤に向けて情勢は流動的な要素も残している。【衆院選取材班】

 ◇中島氏、宮川氏譲らず
 中島氏と宮川氏が、横一線の戦いを展開。勝敗の行方は終盤までもつれそうだ。

 中島氏は民主支持層の約8割をまとめ、県内で連携している維新支持層では約6割を固めた。無党派層では約3割から支持を集め、宮川氏に先行している。父は故中島真人参院議員で、保守層への浸透も図ってきたが、自民支持層では1割未満と現時点で伸びを欠いている。世代別では特に50、60代の支持層に厚みがある。

 宮川氏は自民支持層の約8割を固めたほか、今回初めて党の推薦を受けた公明支持層でも約6割に浸透。各世代から万遍なく支持を集めている。ただし、無党派層では約1割で伸び悩んでいる。陣営は、比例近畿ブロックに転出した小沢鋭仁氏の有力支援者を回るなど「維新票」の食い込みも狙ったが、まだ浸透できていない。

 遠藤氏は、共産支持層をほぼ固め、さらに比例票の積み増しを狙う。無党派層への浸透が終盤戦での課題となりそうだ。

 ◇並走続く「保守分裂」
 4度目の「保守分裂」選挙となる2区は、長崎氏と堀内氏が激しく競り合っている。

 長崎氏は前回に続く3度目の無所属での出馬。街頭での遊説をこまめに行い、協力関係にある県議の集会で支持を訴えるなどで自民支持層の2割程度をまとめた。無党派層の約3割にも広く浸透する。候補者擁立を見送った民主支持層の約8割に食い込む。今後、2割近い支持がある公明、第三極の支持層の取り込みを図る。

 堀内氏は集会や街頭演説で「自民党公認候補」を強調する戦術を展開。義理の父、光雄氏から引き継いだ地盤で、この2年間でこまめに地域のイベントなどに顔を出し、自民支持層の6割や公明支持層の3割を固めた。無党派層への一定の浸透を図る。幅広い年代に浸透しており、40代から50代の有権者に支持を広げている。

 秋山氏は共産支持層を手堅くまとめているほか、無党派層にも一定程度浸透し、終盤にかけて追い上げを図っている。

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 ◇1区(3)=甲府、北杜、甲斐、韮崎、南アルプス、中央市、昭和、市川三郷、富士川、身延、早川、南部町
中島克仁 47 医師(1)民前

遠藤昭子 63 党県委員 共新

宮川典子 35 [元]学校教諭(1)自前=[公]

 ◇2区(3)=山梨、甲州、笛吹、大月、都留、上野原、富士吉田市、富士河口湖、西桂町、丹波山、小菅、道志、忍野、山中湖、鳴沢村
秋山晃一 61 党県委員 共新

長崎幸太郎 46 [元]財務省主査(2)無前

堀内詔子 49 私立美術館長(1)自前=[公]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別、の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。

2133チバQ:2014/12/08(月) 20:58:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk20010058000c.html

2014衆院選:中盤情勢 自民が優勢な展開 投票先未定4割強(その1) /長野
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◇消費増税先送り 「評価する」55%
 毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選(14日投開票)の特別世論調査で、県内では消費税10%への再増税先送りについて、過半数が評価すると回答した。調査結果に取材で得た情報を加味して分析したところ、1区は民主が、2区は自民が一歩リード。3区は維新、自民、民主が三つどもえの戦いを展開し、4、5区は自民が優勢となっている。一方、調査時点で4割強が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。【衆院選取材班】

 安倍晋三首相が衆院解散の理由の一つとした、消費税10%への引き上げ先送りについて尋ねたところ、「評価する」との答えが55%に上り、「評価しない」の34%を大きく上回った。ただ、政策別で有権者の関心を尋ねる設問では、再増税の先送りについて「重視する」とした人は全体の5%にとどまり、大きな争点と捉えていない傾向がうかがえる。

 年代別で「評価する」の割合が高かったのは、20代(84%)、30代(65%)となった一方で、「評価しない」と回答したのは70代以上(39%)、60代(36%)となり、若い年代ほど先送りを支持する傾向が見られた。

 支持政党別で「評価する」とした人の割合は、自民73%▽民主45%▽維新53%▽公明78%▽次世代62%▽共産24%。このうち、民主、共産の支持者は「評価しない」の割合がそれぞれ48%、71%を占め、「評価する」を上回っている。無党派層は「評価する」が約半数を占めた。

 職業別では、「評価する」とした経営者・管理職と自営業などで6割以上に上り、「評価しない」を大きく上回っている。

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 ■各選挙区の情勢

 ◆1区

 ◇篠原氏が一歩リード
 民主には大逆風だった前回選で、選挙区を制した篠原氏が一歩リードし、比例復活当選だった小松氏が追う。武田氏と宮沢氏は伸び悩んでいる。

 5選を目指す篠原氏は民主支持者の約8割、無党派層の約4割を固め、他党支持者へも浸透。幅広い年代から支持を集めている。集団的自衛権の行使容認に反対する層の4割以上から支持を集めている。

 前回約1万票差で2位だった小松氏は、自民支持者の約7割を固めたが、公明支持者や無党派層への浸透はこれから。年代別では50代の支持が多い。景気対策や外交・安保を重視する層からの支持が4候補の中で最も高い。

 武田氏は、共産支持層の8割以上を固め、憲法改正を争点として重視する層からの支持が高い。

 前回は日本維新の会から出馬し、比例復活当選を果たした宮沢氏は、次世代支持層の7割以上を固めたものの苦戦を強いられている。

 ◆2区

 ◇務台氏を下条氏追う
 組織力に勝る務台氏がリードし、下条氏が追う展開。百瀬氏と清沢氏は、懸命に支持拡大を図る。

 務台氏は市町村ごとの後援会や地方議員などが活発に動き、自民支持者の8割以上を固めた。経営者・自営業者ら景気対策に関心を持つ層から支持を集めている。無党派層からも支持されている。

 前回の雪辱を期す下条氏は、後援会組織を中心にした活動に加えて連合の支援を受け、民主支持者の9割近くを固めた。福祉や憲法改正問題に関心のある人たちの支持を得ており、20代と70代以上の支持は4候補の中で最も多い。

 前回比例で復活当選した百瀬氏は、後援会を設けず「しがらみのない政治」をアピールしてきた。女性から一定の評価を得ているが党への支持が伸びず、無党派層などへの浸透が課題となっている。

 清沢氏は共産支持者の約8割を固め、町村部で健闘している。今後は松本市などを重点的に回り、安倍政権批判票の取り込みを図る。

2134チバQ:2014/12/08(月) 20:59:33
 ◆3区

 ◇井出氏に2氏が肉薄
 井出氏がやや先行し、木内氏、寺島氏が肉薄する激戦を展開している。唐沢氏が後を追う。

 前回2位の井出氏は、みんなの党から移ったが、維新支持者の約8割を固めた。無党派支持層が約4割と、4候補で最も多い。祖父と伯父が元閣僚という政治家一族。2010年の参院選挑戦から5年、高い知名度で浸透する。

 木内氏は、自民、公明支持者のそれぞれ約6割を固めた。前回は3位。今回も挑戦者の姿勢で臨んでおり、2年間に後援会や党組織の整備を着々と進めてきた。地盤は佐久市だが、今回は上田市に拠点を置き、集票を図っている。

 羽田孜元首相の後継者の寺島氏は、民主支持者の約7割を固め、自民支持者にも食い込んでいる。幅広い年代に浸透し、町村部の支持が厚い。元首相後援会「千曲会」と自身の後援会、連合長野が基盤。千曲会は高齢化が指摘されている。

 唐沢氏は、共産支持者の約9割を固め、無党派層への浸透が課題となる。

 ◆4区

 ◇後藤氏に幅広い支持
 5選を目指す後藤氏が幅広く支持を集めてリードする。返り咲きをねらう矢崎氏が追い、上田氏が続く。

 選挙区全市町村に後援会を置く後藤氏は自民支持者の約9割、推薦を受けた公明支持者の約7割に浸透。無党派層の支持も4割近くを取り付ける。年代別では50代を中心に20、30代にも浸透。陣営は「気が緩まないよう警戒している」。無党派層の支持拡大にも力を入れる。

 返り咲きを目指す矢崎氏は、推薦を受けた連合長野など民主支持層の約9割を固め、生活支持者や無党派層からも支持を得る。5日の決起集会には野田佳彦前首相も応援に駆け付けた。「今こそ政治を変えるとき」と呼び掛けて、追い上げを目指す。

 「日本の針路に関わる大事な選挙」と訴える上田氏は共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を図る。比例代表とも連動して議席獲得に向け、票の上積みに取り組む。

 ◆5区

 ◇宮下氏安定した戦い
 アベノミクスの継続を掲げる宮下氏が幅広い年代に着実に支持を広げて安定した戦いを進め、格差是正を訴える中嶋氏、水野氏が追う展開となっている。

 副財務相の宮下氏は自民党、公明党支持者の9割前後を固めた。無党派層でも5割近くから支持を受けている。男女別では男性の支持率が高く、30代以上の4〜9割近くに浸透する。女性の支持も各年代で4〜5割前後。職業別でも満遍なく浸透している。景気対策や年金・医療・介護・子育てを重視する有権者の中では、5〜7割近い支持を集める。

 中嶋氏は民主党支持者の9割近くに浸透している。無党派層の支持は2割程度。年金・医療・介護・子育てや原発・エネルギー政策を重視する有権者の支持は比較的高い。20、30代の若年層への支持はあまり広がっていない。

 水野氏は共産党支持層の8割を固めている。無党派層や原発・エネルギー政策を重視する有権者の間では、一定の支持を集めている。

2135チバQ:2014/12/08(月) 20:59:49
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 ◇1区(4)=長野(旧大岡村など除く)、須坂、中野、飯山市、上高井、下高井、下水内郡
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前

武田良介 35 党県常任委員 共新

篠原孝 66 [元]副農相(4)民前

小松裕 53 党国対委員(1)自前=[公]

 ◇2区(4)=長野(旧大岡村など)、松本、大町、安曇野市、東筑摩、北安曇、上水内郡
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自前=[公]

百瀬智之 31 党県共同代表(1)維前

下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民元

清沢達也 40 党准県委員 共新

 ◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
木内均 50 [元]県議(1)自前=[公]

唐沢千晶 44 党県常任委員 共新

井出庸生 37 党県共同代表(1)維前

寺島義幸 61 党県副代表(1)民前

 ◇4区(3)=岡谷、諏訪、茅野、塩尻市、諏訪、木曽郡
矢崎公二 55 党県副代表(1)民元

後藤茂之 59 党県会長(4)自前=[公]

上田秀昭 60 党地区委員長 共新

 ◇5区(3)=飯田、伊那、駒ケ根市、上伊那、下伊那郡
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民新

水野力夫 34 党地区副委長 共新

宮下一郎 56 副財務相(3)自前=[公]

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 ◇一覧の見方◇
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党。

2136チバQ:2014/12/08(月) 21:01:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk28010244000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、8選挙区で優位 民主、維新厳しい戦いに /兵庫
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は5〜7日の3日間、衆院選の中盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査結果にこれまでの取材を加味し、県内12選挙区の情勢を分析したところ、自民党は2012年の前回衆院選で制した8選挙区で議席を維持する勢いをみせている。2、8区の議席を死守したい公明党も優勢となっている。一方、与党に対抗しようと「選挙協力」をした民主党と維新の党は、一部で与党候補と激しく競る選挙区もあるが、大半は厳しい戦いを強いられている。ただ、投票行動を明らかにしていない有権者も5割近くに達し、情勢は流動的だ。14日の投開票日に向けて中盤戦に入った衆院選は、各候補者の訴えがますます熱を増している。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇盛山氏わずかにリード
 盛山氏が井坂氏をわずかにリードしている。盛山氏は自民支持層の約9割、公明支持層の7割をまとめ、高齢層を中心に支持を得ている。雇用改善や賃金、ボーナスの上昇などアベノミクスの実績も強調し、無党派層の一部にも食い込んでいる。井坂氏は維新支持層を固めたほか、「政策で親和性が高い」と主張し、候補者を擁立していない民主の支持層の約6割にも浸透。同世代の30、40代から4割強と高い支持を得て、無党派層への支持拡大も図っている。筒井氏は共産支持層を固めたほか、消費増税の中止などを強調し、社民支持層への浸透も図る。

 ◆2区

 ◇赤羽氏自民支持層にも
 7選を目指す赤羽氏が知名度を生かし、優位に戦いを進めている。公明支持層の9割強を固めた一方、推薦を受けた自民支持層の5割にも食い込む。無党派層へも支持を拡大しようと、ベッドタウンの神戸市北区を中心に街頭演説などを小まめに開いている。連合兵庫の支援を受ける向山氏は、労組票を中心に民主支持層の約8割に浸透。無党派層や維新支持層への支持も得ようと街頭演説などに力を入れる。外交問題なども訴え、保守層の取り込みも図る。平松氏は共産支持層の約7割をまとめた。消費税増税中止などを訴え、支持の広がりを図る。

 ◆3区

 ◇5党混戦、関氏が優勢に

 5党の公認候補が乱立する混戦模様の中、関氏が優勢に選挙戦を進める。自民、公明の県議や市議らと連携し、自民支持層の7割、公明支持層の6割を手堅く固めた。経産政務官として経済政策を中心に訴え、幅広い年代で支持を得ている。横畑氏は連合兵庫の支援も受け、民主支持層の8割を固めた。浸透に欠ける若年層には、街頭演説でアベノミクス批判を強めて支持拡大を目指す。前回衆院選は比例代表で復活当選した新原氏は、維新支持層の8割をまとめた。改革路線を強調し、無党派層への浸透を図る。消費税増税中止を訴える冨士谷氏は、共産支持層の9割強を固めた。公示直前に次世代の公認を得た和田氏は、巻き返しに懸命だ。

 ◆4区

 ◇幅広い年代層、藤井氏支持
 景気対策の推進を強調する藤井氏が、幅広い年代層から支持を集めて優位に戦いを進める。自民支持層の9割、公明支持層のほぼ大半を固めた。民主支持層の約2割にも食い込み、無党派層の支持拡大を目指す。懸命に追う永井氏は維新支持層の8割をまとめた一方、「野党協力」を進めた民主の支持層は約4割と固め切れていない。30代を中心に支持を得ており、街頭演説などで無党派層へのアピールを図る。林氏は共産支持層の大半を固めたほか、民主支持層の2割にも食い込む。消費増税中止や集団的自衛権行使反対などを訴えている。

 ◆5区

 ◇谷氏が広く浸透 三木氏追う展開
 谷氏が優位に立ち、三木氏が追う展開になっている。谷氏は幅広い年代の男女双方に浸透しており、支持基盤となる自民支持層の9割以上、推薦を受けた公明支持層も9割近くを固め、5区候補を擁立していない民主の支持層への食い込みもみられる。三木氏は支持基盤となる維新支持層の9割近くを固め、民主支持層の5割に浸透している。両氏とも無党派層への浸透に大きな開きはみられない。前職2人に対して新人として臨む西中氏は、支持基盤となる共産支持層に加え、さらに幅広い支持拡大を図る。

2137チバQ:2014/12/08(月) 21:02:01
◆6区

 ◇無党派にも拡大 大串氏が先行

 大串氏は、幅広い年代の支持を集めて優位に戦いを進める。保守系県議や市議らの支援を受け、自民支持層を固めたほか、公明支持層をほぼまとめた。無党派層の約4割にも浸透している。辻氏は、民主支持層を固めた。社民県連の支援を受け、同党支持層による票の上積みを狙う。「原発・エネルギー政策」を争点として重視する人のうち最も支持を集めた。吉岡氏は、共産支持層を固めた。維新支持層の一部にも食い込み、無党派層への浸透を目指す。杉田氏は、次世代への支持が広がらず、維新支持層の一部を取り込んで支持拡大を図る。

 ◆7区

 ◇山田氏が優勢 追う3氏一線
 山田氏は、自民と公明の支持層をほぼまとめた上、民主支持層の一部も取り込んで優勢に戦いを進める。年代別では40代と70代以上を中心に、幅広い層から支持を集める。その後を追う畠中氏と石井氏、大前氏がほぼ横一線で並ぶ展開となっている。畠中氏は維新支持層をまとめ、年代別では60代の支持が高い。石井氏は民主支持層を手堅くまとめ、無党派層への支持拡大をうかがう。大前氏は前自民県議で、自民支持層の一部を取り込む。無党派層の支持が目立っている。浜本氏は共産支持層を固めたが、広がりがみられず、巻き返しに懸命だ。

 ◆8区

 ◇組織戦中野氏 庄本氏が追う
 公明、共産候補による一騎打ちとなった選挙区。組織戦を繰り広げる中野氏が優位に進め、庄本氏が追う展開。中野氏は、公明支持層を固め、自民支持層の7割をまとめた。年代別でも、幅広い層から支持を得ている。庄本氏は共産支持層を固めた。2氏は民主、維新支持層への浸透を争う。全体の約3分の1を占める無党派層については、2氏がそれぞれ約3、4割の支持を受ける形で、ともに残りの取り込みを狙う。

 ◆9区

 ◇西村氏、民主層にも浸透
 副内閣相として経済再生や防災などを担当し、知名度の高い西村氏が優位な戦いを進める。自民支持層の9割、推薦を受ける公明支持層の7割強を固め、候補者を擁立しなかった民主支持層の6割にも浸透。年代別でも20代を除き全年代で相手候補を大きく引き離している。新町氏は消費税10%への税率引き上げの中止などを訴え、共産支持層をほぼ固めたが、民主や維新の支持層への浸透は2割前後にとどまる。無党派層にも支持の広がりがみられない。年代別では、20代の支持の高さが目立つ。

 ◆10区

 ◇自公支持層8割 渡海氏が固める

 渡海氏は自民、公明支持層の8割超を固めた。各年齢層に広く浸透して優位な戦いを進めており、20〜40代では特に支持が厚い。景気対策を最も重視する争点とした回答者の6割以上が支持し、経営・管理職は約7割、主婦層は過半数と支持が高い。投票に必ず行くとした人の過半数が支持している。解散当日に公認が発表され、巻き返しを図っている松井氏は、民主支持層の約半数、維新支持層の約7割を固めた。無党派層に一定の支持を得ており、60代の有権者でも健闘している。井沢氏は共産支持層は手堅く固めた。憲法改正を争点と考える人らに一定の支持があり、今後の論戦で支持層拡大を図っていく。

2138チバQ:2014/12/08(月) 21:02:17
 ◆11区

 ◇松本氏と頭師氏、激しく争う展開
 松本氏と頭師氏が激しく議席を争う。維新に前回投票した有権者の票の行方が勝敗の鍵を握るとみられる。松本氏は民主支持層の約9割を固める。中選挙区時代に自民議員だった父の地盤を守り、自民支持層も約2割が支持。維新支持層は約4割が支持する。無党派層から最も支持を集める。頭師氏は自民支持層の8割近く、公明支持層の半数近くから支持を得る。維新支持層は4割以上が支持。若年層の人気は松本氏を上回る。企業経営者・管理職の支持も他候補に比べ高い。苦瓜氏は立候補表明時期が衆院解散直前だったこともあり、他候補に水をあけられている。共産支持層の7割以上から支持を受けるが、広がりを欠く。

 ◆12区

 ◇知名度の高さで山口氏がリード
 選挙区内旧市町ごとに強固な後援会組織を持ち知名度も高い山口氏がリードしている。無所属になったが、自民、民主、公明支持層のほか、維新支持層も幅広く取り込む。特に、女性の5割近い支持を得ているのが強み。自民県連の支援を受け、「保守本流の継承」を訴える戸井田氏は自民の約3割の支持にとどまり、さらに拡大を目指す。衆院議員だった祖父や父親を知る40代以上から一定の支持があり、3世議員誕生を目指して追い上げを図る。村上氏は「国会議員と歳費の3割カット」が共感を呼び、維新の約4割が支持。終盤は浮動票の獲得で、上積みを狙う。堀氏は共産支持層の8割超をまとめた。「消費税廃止」を浸透させ、支持拡大を目指す。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇兵庫1区
井坂信彦 40 (1)維前

盛山正仁 61 (2)自前=[公]

筒井哲二朗 43 共新

 ◇兵庫2区
赤羽一嘉 56 (6)公前=[自]

平松順子 65 共新

向山好一 57 (1)民元

 ◇兵庫3区
横畑和幸 43 民新

関芳弘 49 (2)自前=[公]

新原秀人 52 (1)維前

和田有一朗 50 次新

冨士谷香恵子 62 共新

 ◇兵庫4区
林政人 61 共新

藤井比早之 43 (1)自前=[公]

永井寿也 41 維新

 ◇兵庫5区
三木圭恵 48 (1)維前

谷公一 62 (4)自前=[公]

西中孝男 65 共新

 ◇兵庫6区
吉岡健次 45 共新

辻泰弘 58 民新

杉田水脈 47 (1)次前

大串正樹 48 (1)自前=[公]

 ◇兵庫7区
大前春代 30 無新

浜本鶴男 70 共新

山田賢司 48 (1)自前=[公]

畠中光成 42 (1)維前

石井登志郎 43 (1)民元

 ◇兵庫8区
中野洋昌 36 (1)公前=[自]

庄本悦子 60 共新

 ◇兵庫9区
新町美千代 67 共新

西村康稔 52 (4)自前=[公]

 ◇兵庫10区
渡海紀三朗 66 (7)自前=[公]

井沢孝典 64 共新

松井雅博 35 維新

 ◇兵庫11区
頭師暢秀 44 自新=[公]

苦瓜一成 61 共新

松本剛明 55 (5)民前

 ◇兵庫12区
堀譲 64 共新

山口壮 60 (4)無前

村上賀厚 55 維新

戸井田真太郎 36 無新

〔神戸版〕

2139チバQ:2014/12/08(月) 21:03:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk33010353000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1・5区、自民が優位 2・4区、巻き返し図る民主(その1) /岡山
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選で、毎日新聞社は5〜7日、全国で電話特別世論調査を実施した。調査結果に取材内容を加え、県内5選挙区の情勢を分析した。1区、5区は自民が優位に立ち、3区は次世代がリードするが、2区と4区は民主が巻き返しを図っている。重視する争点は「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」を挙げる人が多い。投票先を決めかねている有権者も多く、終盤で情勢が変化する可能性がある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇逢沢氏、各世代に浸透
 10選を目指す逢沢氏が、企業や団体の厚い支援体制を得て、各世代に浸透し優位に立つ。自民、公明以外に次世代や無党派層を取り込むほか、景気対策や憲法改正を重視する有権者から大きな支持を得ている。「野党共闘」を掲げる高井氏は維新、民主の支持層の8割以上を固め、原発政策や「政治とカネ」に関心ある層から期待されている。向谷氏は、共産の組織票を集め、「反自民」の受け皿として、知名度向上を狙う。

 ◆2区

 ◇山下氏が一歩リード
 山下氏がリードし、津村氏が追う。山下氏は後援会や地元議員の支援を得て足元を固め、自民支持層の約7割、公明支持層の約8割の支持を得ている。争点で「景気対策」を重視する人の半数近くが山下氏を支持している。津村氏は「1強多弱」の是正や再生可能エネルギーの普及を訴えて選挙区内を回り、民主に加え、維新、社民など他の野党支持層にも食い込む。無党派層では山下氏を上回っている。井上氏は共産支持層を中心に浸透を図る。

 ◆3区

 ◇平沼氏に厚い支持
 高い知名度や強固な後援会組織に支えられ、平沼氏が優勢。阿部氏が追う。平沼氏は次世代支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。民主や維新の一部など幅広く浸透し、50代以上から厚い支持を得ている。阿部氏は30〜40代を中心に支持を集めるが、自民支持層のほぼ半数をまとめるにとどまり、公明支持層も固めきれていない。無党派層などへの知名度拡大が課題だ。古松氏は60代を中心に支持があり、反自民の支持拡大を図りたい。

 ◆4区

 ◇橋本氏を追う柚木氏
 橋本氏が柚木氏をややリードしている。

 橋本氏は父の故・龍太郎元首相から継いだ後援会組織や企業、団体に加え、公明支持層などの組織票固めに全力を挙げる。女性の支持がやや高めで、重視する争点では「景気対策」が半数近い。

 柚木氏は無党派層で、3候補最多の4割の支持を得ている。「年金・医療・介護・子育て」と「景気対策」を重視する人がそれぞれ3割以上。労働組合票の確実な獲得に加え、無党派層でさらなる支持拡大を目指す。

 垣内氏は共産支持層を固め切れておらず、無党派層でも思うように浸透していない。

 ◆5区

 ◇加藤氏、安定した戦い
 自民候補が常に有効票の過半数を得てきた保守層の厚い選挙区で、加藤氏が安定した戦いぶりを見せる。官房副長官として週2度の閣議出席など、衆院解散後も地元を離れる機会は多いが、幅広く支持を得ている。

 美見氏は共産票に加え、民主、維新支持者にも広がりを見せるが、無党派層で大きく差を広げられている。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇1区
高井崇志 45 (1)維元

向谷千鳥 56 共新

逢沢一郎 60 (9)自前=[公]

 ◇2区
山下貴司 49 (1)自前=[公]

津村啓介 43 (4)民前

井上素子 67 共新

 ◇3区
阿部俊子 55 (3)自前=[公]

古松国昭 69 共新

平沼赳夫 75 (11)次前

 ◇4区
柚木道義 42 (3)民前

橋本岳 40 (2)自前=[公]

垣内雄一 50 共新

 ◇5区
美見芳明 57 共新

加藤勝信 59 (4)自前=[公]

2140チバQ:2014/12/08(月) 21:03:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk34010377000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、6選挙区で優位(その1) /広島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選で、毎日新聞は電話世論調査(5〜7日に実施)と取材結果を併せ、22人が立候補した県内7選挙区の情勢を分析した。自民が広島6区以外の選挙区で優位に立っており、各野党が追っている展開。一方で無党派層の回答者のうち、6割以上が投票先を決めておらず、流動的な要素も少なくない。有権者の関心は「年金・医療・介護・子育て」、「景気対策」に多く集まっており、選挙の争点の一つとされた「消費増税」への注目度は今一つだ。

 ◆1区

 ◇岸田氏、幅広い支持
 8選を目指す自民岸田氏は、3代続く保守地盤を生かして自民支持層の9割以上、公明支持層の7割近くを固めた。また、今回候補擁立を断念した民主支持層や無党派層にも食い込むなど、知名度を生かして優位な戦いを進める。男女を問わず、全ての年代から幅広く支持を得ている。

 維新白坂氏は、維新支持層からの支持が5割程度にとどまり、さらなる支持固めを図る。民主支持層からも約4割の支持を得る。橋下徹共同代表らの来援を受け、1割強と伸び悩む無党派層の取り込みを狙う。

 前回選に続いて1区から立候補した共産大西氏は、共産支持層をほぼ固めた。争点に憲法改正を重視した人たちから支持を得ている。一方で無党派層からの支持が薄く、浸透を目指す。

 次世代伊藤氏は知名度アップを図ろうと、懸命に各地で街頭演説を続けている。【加藤小夜】

 ◆2区

 ◇平口氏リード
 これまで4度対決し、2勝2敗の自民平口氏と民主松本氏。前回勝利した平口氏は「政権与党」をアピールして組織票を固める戦略で、自民支持層の8割、推薦を得た公明支持層の7割を押さえてリードする。無党派層の一部にも浸透し、世代別でも幅広い年代から安定的な支持を得ている。

 議席奪還を狙う松本氏は民主支持層の9割を固め、維新支持層の5割も獲得。一方、前回選で第三極に流れた無党派層からの支持は、平口氏を上回るものの4割にとどまり、終盤戦に向けて、都市部を中心に浮動票の取り込みに追い込みをかける。

 共産藤本氏は30代、60代で支持を伸ばしている。【高橋咲子】

 ◆3区

 ◇河井氏、安定した戦い
 6選を目指す自民河井氏が自民支持層の約8割、公明支持層の6割の支持を固め、選挙戦を優位に運んでいる。30代の支持が4割を超えるなど、全ての年代で高い支持を得ており、無党派層からは2割強の支持を集めている。

 返り咲きを狙う民主橋本氏は民主支持層の9割のほか、維新、次世代の支持層もつかみ、追い上げを図る。「消費税率10%引き上げ延期を評価しない」とした人の支持は3割強に上っているが、無党派層への浸透は河井氏と同程度で、前回躍進した第三極の受け皿になり切れていない。

 共産清水氏は、共産支持層の7割を固めた。【大西岳彦】

 ◆4区

 ◇中川氏、基盤固める
 2期目を目指す自民中川氏が支持基盤を固めて選挙戦を優位に進め、次世代中丸氏と共産中石氏が追いかける展開になっている。

 中川氏は自民支持層の9割、公明支持層の7割をまとめた。全ての年代からまんべんなく支持を集めており、特に20代男性では8割の支持を集めた。

 3区からくら替えした中丸氏は、維新支持層、民主支持層を取り込みつつある。年代別でも20代女性、30代男性の支持が約2割を超え、若い世代を中心に支持を広げる。

 中石氏は共産支持層を固め、与党批判票の獲得を狙う。【菅沼舞】

 ◆5区

 ◇寺田氏、幅広く浸透
 4期目を狙う自民寺田氏が、男女とも幅広い年齢層で支持を集め、自民支持層の9割、無党派層の半数以上を固めて優勢に立つ。民主や維新支持層にも食い込みつつあり、大票田の都市部では約6割の支持を得ている。一方、職業別では農林漁業で支持が伸び悩んでいる。

 対抗する共産尾崎氏は共産支持層の6割強を固めた。民主、維新、社民支持層の一部にも浸透しつつあり、さらなる支持拡大に全力を傾ける。

 5区では公認を得ていた民主元職が公示直前に立候補を取りやめた影響もあり、民主支持層の6割、維新支持層や無党派層の半数前後が投票先を「まだ決めていない」と回答。全体でも4割以上が態度を決めかねており、情勢は流動的だ。【吉村周平】

2141チバQ:2014/12/08(月) 21:03:54
◆6区

 ◇亀井氏が先行
 13選を目指す無所属亀井氏が、3度目の対決となる自民小島氏に先行する展開になっている。

 亀井氏は県連から推薦を得る民主支持層をほぼ固め、社民や維新支持層のほか、一部保守層や無党派層の支持も集める。年代別では40、50代の支持が厚い。

 前回比例中国ブロックで復活当選した小島氏は、自民支持層に浸透。連立を組む公明支持層に働きかけ、追い上げを図る。年代別では60代以上の支持が厚い。票田の尾道、三原両市での支持拡大が今後のカギとなる。

 共産寺田氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を目指す。【高田房二郎】

 ◆7区

 ◇小林氏、優位な戦い
 2期目を目指す自民小林氏が幅広く浸透、優位な戦いを展開している。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、無党派層の支持も得ている。年代別では男女とも特に30〜40代の支持率が高く、最も重視する争点に「景気対策」を挙げた人の半数以上の期待も集めている。

 民主村田氏は、労組を中心とした民主支持層の7割を固めているが、東京在住で参院議員秘書から転身のため、知名度アップが課題。「女性目線からの子育て支援」などの訴えが同性の共感を呼べるかもカギを握る。

 前回、日本維新の会から出馬、分党に伴い次世代に移った坂元氏は、維新の党からの支持の方が上回っており新党のPRがポイント。1割程度にとどまっている無党派層の支持拡大も課題だ。

 共産小浜氏は、共産支持層の8割を固め、消費増税中止など他党と差別化した訴えに注力する。【立石信夫】

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇広島1区
白坂理香 48 維新

大西理 48 共新

伊藤真二 47 次新

岸田文雄 57 (7)自前=[公]

 ◇広島2区
松本大輔 43 (3)民元

平口洋 66 (2)自前=[公]

藤本聡志 60 共新

 ◇広島3区
河井克行 51 (5)自前=[公]

清水貞子 67 共新

橋本博明 44 (1)民元

 ◇広島4区
中石仁 52 共新

中丸啓 51 (1)次前

中川俊直 44 (1)自前=[公]

 ◇広島5区
尾崎光 62 共新

寺田稔 56 (3)自前=[公]

 ◇広島6区
亀井静香 78 (12)無前

寺田明充 63 共新

小島敏文 64 (1)自前

 ◇広島7区
小林史明 31 (1)自前=[公]

村田享子 31 民新

坂元大輔 32 (1)次前

小浜一輝 58 共新

2142チバQ:2014/12/08(月) 21:04:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk37010412000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1、3区は自民が優位 2区は民主がリード(その1) /香川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 衆院選は14日の投開票まで残り1週間を切った。毎日新聞は5〜7日、県内の有権者を対象に、電話による選挙情勢調査を実施。これに候補者の陣営や政党などへの取材を加味して、中盤情勢を探った。1区は平井氏が優位に立ち、2区では一歩リードする玉木氏に対し瀬戸氏が追い上げを図る。3区は大野氏が順調に戦いを展開している。ただ、調査時点では、投票先をまだ決めていない有権者も3割程度おり、今後、候補者の訴えや投票率の行方により、情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇平井氏自公固める
 平井氏は、自民支持層の約8割を固めたほか、推薦を受ける公明支持層の約8割に浸透している。無党派層の約3割からも支持を受ける。「景気対策」を重視する約7割の支持を集めた。陣営は徹底した組織選挙を展開。政党支部をフル回転させ、企業や業界団体へのあいさつ回りなどで支持を固める考え。集会を積極的に開き支持拡大に懸命だ。

 小川氏は民主支持層の9割以上をまとめるほか、選挙協力する社民支持層のほとんどから支持を得た。無党派層のほぼ半数が支持。女性や若年層からの支持が厚い。「原発政策」を重視する約5割に浸透する。無党派層への更なる浸透が鍵を握るとみられ、高松中央商店街など高松市中心部で街頭に立つなど「顔を見せる」戦略で巻き返しを図る。

 河村氏は共産支持層の支持が約5割にとどまり、無党派層への支持も1割に届いていない。憲法改正反対や消費増税反対などを訴え、他候補との違いを強調する。

 ◆2区

 ◇玉木氏追う瀬戸氏
 前回選で小選挙区を守りきった玉木氏が、民主支持層の9割以上を固め、さらに幅広く浸透している。連合香川を介した協力体制を築く社民、さらには維新や生活など、各野党支持層からも支持を得る。無党派層にも浸透する一方で、自民支持層にも一部食い込む。「年金・医療・介護・子育て」を争点として最も重視する層からの支持が厚い。

 瀬戸氏は自民支持層の7割近く、公明支持層の約7割から支持を得る。無党派層には玉木氏に次いで浸透する。小選挙区定数の「0増5減」に伴い、比例復活の条件が厳しくなり、小選挙区での勝利が最重要課題。安倍晋三首相や党幹部らが応援に入る一方で、党組織をフル動員して追い上げを図っている。

 佐伯氏は共産支持層の約8割をまとめ、無党派層の一部からも支持を得ているが、広がりに欠けている。憲法を生かした平和外交や原発再稼働反対などを訴えて、安倍政権の問題点を指摘。挽回を図る。

 ◆3区

 ◇大野氏幅広く浸透
 大野氏が自民支持層の9割近くを固めたほか、公明支持層の約5割、無党派層の約4割を固めている。前回選同様、各年代の男女から幅広く支持を集め、今回も優位に選挙戦を展開している。個人演説会などでは「人口減少対策」や「地方創生」を訴え、さらに支持を広げている。

 高田氏は社民支持層の9割近く、民主支持層の約7割を固めたが、無党派層に浸透していない。出身の善通寺市をはじめ、観音寺、三豊市の個人演説会や街頭演説では「消費税10%阻止」や「集団的自衛権行使反対」、「農家の所得アップのための戸別所得補償制度の法制化」などの政策を訴え、無党派層の取り込みを狙う。

 土岐氏は共産支持層のほとんどを固めているが、無党派層や他の党支持層からの支持はほとんど得られていない。街頭演説では「消費増税反対」や「原発再稼働ストップ」、「安倍政権の暴走ストップ」などを訴え、無党派層などに食い込みを図っている。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇1区
河村整 55 共新

平井卓也 56 (5)自前=[公]

小川淳也 43 (3)民前

 ◇2区
瀬戸隆一 49 (1)自前=[公]

佐伯守 54 共新

玉木雄一郎 45 (2)民前

 ◇3区
大野敬太郎 46 (1)自前=[公]

土岐一郎 62 共新

高田良徳 54 社新

 カッコ内数字は当選回数

2143チバQ:2014/12/08(月) 21:05:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk40010216000c.html
2014衆院選ふくおか:11選挙区の中盤情勢・毎日新聞総合調査から(その1) 自民、9選挙区で優勢 /福岡
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日に投開票される衆院選は県内11小選挙区に35人が立候補している。毎日新聞は5〜7日に実施した世論調査に独自の取材結果を加えて情勢を探った。

 公認10人を擁立した自民は9選挙区で戦いを優位に進め、2区は民主と激しく競っている。政権選択が焦点となった2012年の前回は「自民1強」の結果だったが、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非などが争点の今回も、自民の勢いは持続している。

 民主は「反自民」票取り込みを狙って維新、社民それぞれとの共闘を8選挙区で実現したが、全体的に効果は不発気味だ。民主は、自民が分裂して公認不在の1区と2区で接戦に持ち込んだが、残り4選挙区は自民の先行を許している。4区の維新、11区の社民も自民を追う立場となっている。11人を擁立した共産は全選挙区で支持拡大を図っている。

 各区とも「投票先を決めていない」有権者が3〜5割程度いるため、残り1週間で情勢が変化する可能性はある。【井本義親】

 ◆1区

 ◇山本氏を井上氏が猛追
比江嶋俊和 67=共新

新開裕司 46=無前

明石健太郎 42=諸新

井上貴博 52=無前

金出公子 67=無新

山本剛正 42=民元

 自民分裂が選挙戦に大きく影響している。民主支持層を手堅くまとめた山本氏と、自民公認を争った末に無所属で出馬した井上氏が激しく追い上げている。

 山本氏は衆院解散直前に4区から国替え。松本龍・元環境相が議席を7期守った1区で知名度の低さが懸念されたが、民主支持層をほぼ固めたのに加えて、無党派層にも浸透を図る。しかし県レベルで選挙協力を展開する維新、社民支持層を固めきっていない。年代別は60代を中心に支持を広げている。

 井上氏は麻生太郎副総理・財務相の支援を受け、安倍政権とのパイプの太さを強調して山本氏を激しく追っている。前回、自民公認として初当選した経緯もあり、自民、公明支持層で新開氏より厚い支持を受ける一方、無党派層に支持を広げきれていない。年代別は60、70代以上で新開氏を引き離す。

 前回、比例単独で初当選した新開氏は、自身が秘書として仕えた古賀誠元自民党幹事長のバックアップを受けて出馬したが、自民、公明の支持層固めでは井上氏に先行を許した。40、50代は井上氏に迫り、女性からも一定の支持を受けている。東区を中心に巻き返しに懸命だ。

 比江嶋氏は共産支持層をほぼ固めた。金出、明石両氏は出遅れている。【中山裕司】

 ◆2区

 ◇稲富氏と鬼木氏、横一線
倉元達朗 47=共新

稲富修二 44=民元

鬼木誠 42=自前

中村宣久 52=無新

 稲富氏と鬼木氏が横一線で並んでいる。

 前回苦杯をなめた稲富氏は「初心に帰る」として、駅前など街頭で有権者に直接訴えている。民主支持層に加えて、県内で選挙協力する維新、社民支持層から幅広い支持を得ており、都市部に多い無党派層にも食い込む。争点として「年金・医療・子育て」「政治とカネ」を重視する層の支持が厚く、男性の支持は鬼木氏を上回る。

 鬼木氏は、地元の保守系県議や福岡市議、企業・団体の支援をバックに運動を展開。自民、公明両支持層で支持を広げているが、無党派層へ浸透しきれていない。アベノミクスの継続で「地方の景気回復と財政再建の両立を図る」との主張を繰り広げ、争点で「景気対策」を重視する層の支持を広げている。女性の支持は稲富氏より厚い。

 倉元氏は共産支持層を固め、さらに上積みを狙う構え。中村氏は無党派層などから一定の支持を得る。【下原知広】

 ◆3区

 ◇古賀氏、安定した戦い
藤田一枝 65=民元

古賀篤 42=自前

川原康裕 33=共新

 再選を目指す古賀氏は自民支持層をほぼ固め、安定した戦い。推薦を受けた公明、県農政連の後押しもあり20〜70代以上の全世代に幅広く浸透するほか、維新支持層、無党派層の一部に食い込む。アベノミクスの継続や子育て支援拡充が訴えの中心で、最も重視する争点に「景気対策」か「年金・医療・介護・子育て」を挙げた人から支持を得ている。

 藤田氏は民主支持層を固めた。衆院議員2期の経験から知名度は高く、無党派層も古賀氏を上回る支持を取り付けた。しかし県レベルで推薦を受けた維新、社民支持層への広がりを欠く。

 川原氏は共産支持層を固め、社民、維新両支持層にも食い込むが、若年層へ浸透していない。【平川哲也】

2144チバQ:2014/12/08(月) 21:05:53
 ◆4区

 ◇宮内氏、支持満遍なく
河野正美 53=維前

宮内秀樹 52=自前

新留清隆 59=共新

 再選を目指す宮内氏が優位に戦いを進め、河野氏と新留氏が追う展開。

 宮内氏は自民支持層だけでなく、推薦を受ける公明支持層の大半を固めた。社民、民主両支持層にも食い込みを図る。年代も30〜70代に満遍なく浸透。職業別では製造・販売・サービスや経営者・管理職の支持が目立つ。

 前回比例で復活当選した河野氏は維新支持層を固めた他、県レベルの共闘で推薦を受けている民主の支持層にも浸透している。年代では40代を中心に支持を集め、職業別では自営業の支持が多い。

 新留氏は共産支持層をほぼまとめ上げ、社民支持層からも支持を得る。年代別では20代の支持が比較的厚い。【柴田種明】

 ◆5区

 ◇原田氏が勢いに乗る
楠田大蔵 39=民元

原田義昭 70=自前

田中陽二 58=共新

 原田氏が勢いに乗って先行し、楠田氏は追い上げを図る。

 原田氏は公明、県農政連の推薦を得て組織戦を展開しており、自民、公明支持層をほぼ固めた。楠田氏は民主支持層を固め、無党派層の支持も原田氏を上回るが、県レベルで推薦を受ける維新の支持層に原田氏の食い込みを許している。

 年代別は原田氏が各年代で満遍なく支持を集める。楠田氏は20代で原田氏を上回るが、30、40代と70代以上では原田氏に水をあけられている。市部は原田氏が大きくリードし、町村部は互角の戦いとなっている。

 田中氏は共産支持層は固めているが、無党派層などへの広がりに欠ける。【勝野昭龍】

 ◆6区

 ◇鳩山氏、盤石の態勢
鳩山邦夫 66=自前

金子睦美 53=共新

 他候補の応援で選挙区に不在がちながら、自民、公明支持層をしっかり固めた鳩山氏が、盤石の態勢を築いている。支持の広がりは年代を問わず、特に女性層に安定感が見られる。候補を擁立できなかった民主支持層の一部も流れている。

 金子氏は「政権の暴走を止める」と、支持拡大に懸命だ。共産支持層のほとんどに加えて維新や民主支持層の一部からも支持を得ているが、無党派層への浸透が進んでいない。【上村里花】

 ◆7区

 ◇藤丸氏、幅広く浸透
藤丸敏 54=自前

江口学 40=共新

 藤丸氏が強固な地盤と組織力を生かした選挙戦で、江口氏を大きく引き離している。

 藤丸氏は、古賀誠元自民党幹事長から引き継いだ後援会がフル稼働。自民と公明支持層を固めたほか、男女問わず幅広い年代に浸透している。約9万6000票で初当選した前回以上の得票を狙う。

 江口氏は反自民票の受け皿を目指すものの、消費税10%引き上げの延期や集団的自衛権行使に反対を主張する層にも支持は広がっていない。【近藤聡司】

 ◆8区

 ◇麻生氏が優位な戦い
河野祥子 34=共新

麻生太郎 74=自前

元首相の麻生氏が、高い知名度を生かし戦いを優位に進める。追う河野氏は支持拡大に懸命だ。

 麻生氏は自民支持層に加え、推薦を受けない公明支持層も固めた。候補不在の民主支持層や無党派層にも広がりを見せる。公示日を除いて本人不在の選挙戦だが、陣営は「内閣の要となる副総理にふさわしい得票を」と意気込む。河野氏は解散直前に出馬が決まり知名度不足は否めないが、共産支持層を固め、維新支持層や無党派層にも食い込む。【平山千里】

2145チバQ:2014/12/08(月) 21:06:08
 ◆9区

 ◇三原氏、手堅くリード
三原朝彦 67=自前

緒方林太郎 41=民元

真島省三 51=共新

 7選を狙う三原氏が中年層を固くまとめてリードしている。緒方、真島両氏は、無党派層への支持拡大を目指す。

 三原氏は従来の後援組織や自民系県議・市議の活動に加え、新日鉄住金会長が選対相談役に初めて名を連ね、民主候補支持が多かった地場企業への食い込みも徹底している。自民、公明支持層の大半を固めており、諸団体への働きかけも強化し、得票増を目指す。

 緒方氏は前回の落選から2年間、地域回りを続け、系列市議や連合の支援も受けて支持拡大を図ってきた。民主支持層の大半を固めたが陣営が「勝敗の分かれ目」と見ていた無党派層の支持が少なく、女性の支持も広がっていない。

 真島氏は安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認などを批判。党は比例九州ブロックでの2議席確保に向け「前回(約2万2000票)の2倍の得票」を目標に、支持拡大を目指す。共産支持層の大半を固めたが、無党派層には食い込めていない。【祝部幹雄】

 ◆10区

 ◇山本氏が一歩先行
山本幸三 66=自前

佐藤正夫 59=無前

高瀬菜穂子 54=共新

城井崇 41=民元

 山本氏が一歩先行し、城井氏が追っている。

 前回、11区から移った山本氏は自民支持層の大部分を固め、推薦を受けた公明支持層にも幅広く浸透する。北九州市議を中心に各種団体、傘下企業を手堅くまとめ、景気対策や消費増税延期を評価する人から支持されている。

 前回約5万5000票の得票で落選した城井氏は民主支持層をほぼ固め、県内で支援を受ける維新支持層への浸透を図る。労組や中小企業回りを徹底する一方、アベノミクスの恩恵を受けにくい若者や子育て世代へ支持拡大を目指す。

 高瀬氏は県議2期8年の実績を土台に、共産支持層の大半を固めている。政治とカネ、年金・医療・介護・子育てを重視する人からも支持を集めている。

 11月末に解党したみんなの党組織委員長を務めた佐藤氏は一時不出馬を表明した後に無所属で立候補。自民、民主の支持層の一部に食い込むものの、支持は広がっていない。【宍戸護】

 ◆11区

 ◇武田氏が引き離す
藤中寛之 40=社新

武田良太 46=自前

山下登美子 61=共新

 武田氏が強固な組織力などを生かして、藤中氏と山下氏を引き離している。

 武田氏は前回同様、地元・田川郡の6首長が各町村の選対本部長を務めるなど盤石の構え。自民・公明支持層のほか、前回選挙で直前の出馬表明にもかかわらず比例復活に迫る約3万8000票を獲得した維新の支持層や無党派層にも食い込む。支持は20〜40代に目立ち、職業別は農林漁業や自営業に多い。

 藤中氏は社民支持層に加え、県連レベルでの推薦を受けた民主の支持層にも浸透し、維新支持層からも一定の支持を集める。職業別は学生や製造・販売・サービス業の支持が多い。山下氏は共産支持層の多くを固めたが、それ以外への浸透が薄い。【荒木俊雄】

〔福岡都市圏版〕

2146チバQ:2014/12/08(月) 21:07:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk46010354000c.html
2014衆院選かごしま:中盤情勢・毎日新聞総合調査 自民、4選挙区で安定 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 今衆院選(14日投開票)は県内五つの小選挙区から計14人が立候補、政策や主張などを訴えている。毎日新聞は5〜7日、特別世論調査(電話)を実施し、取材を加味して情勢を分析した。自民は1、2区と4、5区で安定した戦いを展開。3区は無所属前職が自民新人に対し、僅差のリードだ。しかし、調査した全体の約半数が投票先を決めておらず、終盤に向けて各候補、陣営の舌戦は激しさを増しそうだ。

 ◆1区

 ◇突出の保岡氏、追う3氏
 自民支持層を固めた保岡氏が、頭一つ抜け出す。公明支持層にも食い込み、維新支持層からも一部支持を受ける。

 年代別でみると、若年層と40代、60代以上の支持が厚く、性別でも男女双方から支持を集める。争点別では「景気対策」を重視する層の多くが「アベノミクスの継続」を訴える保岡氏を支える。また、消費税10%引き上げ延期を「評価する」と答えた層と、集団的自衛権行使に「賛成」と答えた層もほぼ固めた。

 川内氏は民主支持層を固めたが、他党支持層への広がりがない。「最も重視する争点」のうち、「消費増税」「原発・エネルギー政策」「震災からの復興」を掲げる層の多くが川内氏を支える。

 若さを強調する山之内氏は、無党派層の取り込みを狙う。争点別では「政治とカネ」を重視する層から一定の支持を得ている。

 山口氏は、若年者雇用の増加を訴えるが、伸び悩む。【津島史人】

 ◆2区

 ◇金子氏盤石、追う祝迫氏
 2期目を目指す金子氏が各層からの幅広い支持を集め、盤石な戦いを展開する。一方、祝迫氏は苦しい戦いを強いられている。

 金子氏は自民支持層と公明支持層の大半を固めたほか、維新支持層も取り込みつつあるが、無党派層への浸透がやや不足している。外交・安保政策や地方再生、景気対策を「重視する争点」に挙げた層の大半の支持を得た。男女別でみると、60代男性を除く各年代の男性から半数以上の支持を獲得。しかし、女性の支持が伸び悩んでいる。

 消費増税反対や九州電力川内原発再稼働反対などを掲げる祝迫氏は共産支持層からの支持も半数程度で、「原発・エネルギー政策」「消費増税」を重視する有権者からの支持も広がっていない。安倍政権批判の受け皿として支持拡大を目指す。【杣谷健太】

 ◆3区

 ◇宮路氏が追いかける
 長年接戦が続いている選挙区。前回初当選した野間氏が、初チャレンジの宮路氏を一歩リードしている。

 野間氏は、2012年の補選で故・松下忠洋氏の後継として立候補。惜敗したが、その約1カ月半後の総選挙で初当選した。補選、前回は旧国民新党からの出馬だったが、今回は無所属。民主、無党派層に浸透し、一部自民層にも食い込んでいる。連合鹿児島が推薦、事務職の多くから支持を得て、自営・農林漁業にも浸透する。

 宮路氏は、解散直前の父和明氏の引退表明を受け、急きょ立候補表明。若さや総務省出身という経歴をアピールする。公明の推薦を受け父からの後援会組織などが、知名度アップに向け選挙戦を展開している。自民、公明層から多くの支持を得て、町村部で比較的優位。年齢層では、50歳代や70歳以上の支持が多い。

 山口氏は川内原発再稼働阻止、消費増税中止を訴える。共産層のほか一部民主層にも食い込み、支持拡大を目指す。【宝満志郎】

 ◆4区

 ◇小里氏が2氏引き離す
 自民と公明の支持層を固めた小里氏が無党派の一部に食い込み、優位に選挙戦を展開している。まだ投票先を決めていない有権者も4割程度いる。

 小里氏は2009年の衆院選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし250前後に再構築。各年代で支持を集め、特に60〜70代以上で他候補を引き離している。労組の推薦を取り付け、技術職や製造業でも高い支持を維持した。

 立候補の表明が遅れた野呂氏は、反原発や集団的自衛権の行使容認に反対などを訴え、社民支持層を固めた。民主の一部からも支持を集めるが、無党派層の浸透に欠ける。集団的自衛権の行使に「反対」と答えた人のうち、野呂氏に投票すると答えた人は半数にとどまった。

 永田氏は、消費増税中止などを訴えるが、共産の支持が伸び悩んでいる。【土田暁彦】

2147名無しさん:2014/12/08(月) 21:07:19
 ◆5区

 ◇厚い地盤、森山氏先行
 前回に続く自共対決。自民王国と呼ばれる厚い保守地盤に支えられ、森山氏がリード。党選対副委員長として選挙区を空けることが多くなったが、農林水産商工団体などの支援を取り付け、「12万票」を目標に徹底した組織戦でカバーする。

 自民支持層、公明支持層をほぼ固めた。更に、自主投票を決めた連合大隅地域協議会など民主支持層にも食い込み、社民支持層に一定の支持も。自共対決の構図が有権者の選択肢を狭めていることが推測される。

 前回、約2万2000票を獲得した野口氏は、種子島と大隅半島を往復しての戦い。選挙カーからの呼びかけと街頭演説を重ね、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や消費増税、原発再稼働反対で一致する幅広い層の結集を訴える。

 共産支持層はほぼ固め、維新支持層、民主支持層にも一定の支持、わずかながら自民支持層からの支持もあるが、勢いに乏しい。【新開良一】

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 ◆各区の立候補者

 ※政党名の[]は比例との重複

 ◇1区(4)
山之内毅(やまのうち・つよし) 32 神職 (1)[維] 前

川内博史(かわうち・ひろし) 53 [元]党県代表 (5)[民] 元

山口広延(やまぐち・ひろのぶ) 39 党地区委員長 共 新

保岡興治(やすおか・おきはる) 75 [元]法相 (12)自 前=[公]

 ◇2区(2)
金子万寿夫(かねこ・ますお) 67 [元]県議長 (1)[自] 前=[公]

祝迫光治(いわいざこ・みつはる) 71 [元]党県委員長 共 新

 ◇3区(3)
山口陽規(やまぐち・はるき) 61 党地区委員長 共 新

野間健(のま・たけし) 56 [元]衆議員秘書(1)無 前

宮路拓馬(みやじ・たくま) 35 [元]総務省職員 [自] 新=[公]

 ◇4区(3)
野呂正和(のろ・まさかず) 63 団体職員 [社] 新

小里泰弘(おざと・やすひろ) 56 副環境相 (3)[自] 前=[公]

永田義人(ながた・よしひと) 65 党地区委員長 共 新

 ◇5区(2)
野口寛(のぐち・ひろし) 69 党地区委員長 共 新

森山裕(もりやま・ひろし) 69 [元]副財務相 (4)[自] 前=[公]

2148名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk03010158000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 小沢氏、支持固まらず 民主1、3区で優位 /岩手
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果を加えて県内4選挙区の情勢を分析した。4区では、県政界を支配してきた小沢氏が藤原氏にリードを許している。一方、生活と選挙区を「すみ分け」た民主党の候補2人は1区と3区で有利な戦いを展開。2区では鈴木氏が手堅い戦いを展開している。ただ回答者の半数が「投票する候補者を決めていない」としており、最終盤まで目が離せない情勢だ。【安藤いく子、浅野孝仁、春増翔太】

 ◆1区

 ◇階氏基盤固める
 階氏は前回、未来(現生活)の刺客と票を分け合ったが、今回は基盤を固め、民主支持層の9割弱を固め優位に立っている。無党派層からも3割台の支持を得ている。男性は40代以上、女性は20、40、60代の支持率が高い。自営業者や事務職に浸透。景気対策や消費増税、震災復興を重視する人が支持する。

 高橋氏は推薦を受けた公明の支持層の6割しか固めていない。30代の男女、女性の50代、70代以上などで階氏以上に浸透している。

 吉田氏は共産支持層をほぼ固め、50〜60代から一定の支持を集めている。無党派層への広がりが課題。細川氏が社民支持層を固めたのは7割で、足元の基盤強化が課題。

 ◆2区

 ◇鈴木氏は手堅く
 鈴木氏は自民支持層の8割を固めたほか、無党派層の支持も集め、優位に立つ。漁協など団体票をまとめ、手堅く運動を展開している。町村部、市区部の両方で支持を伸ばし、経営者・管理職からも支持を得ている。景気対策や地方再生を重視する有権者に支持を広げている。年代別でも幅広く支持を集めているが、推薦を受けた公明の支持は5割強にとどまる。

 畑氏は生活支持層の9割強をまとめ、すみ分け効果で民主支持層の6割強を固めた。「製造・販売・サービス業」の支持は鈴木氏より多い。無党派層の支持拡大を目指す。

 久保氏は共産支持層をほぼ固め、民主支持層へも浸透を図る。自営業者から一定の支持を得ている。

 ◆3区

 ◇黄川田氏リード
 黄川田氏は生活とのすみ分けが奏功し、民主支持層の7割強、生活支持層の9割強を固め、抜け出している。無党派層も3割以上が支持する。20代と50代以上の支持が多く、「製造・販売・サービス業」の支持も厚い。農林漁業と事務職にも浸透。重視する争点で「政治とカネ」、消費増税を挙げる人からの支持を集める。

 橋本氏は自民支持層の7割弱、公明の8割近くを固め追い上げを図る。無党派層は1割台と伸び悩む。40代の支持率は候補3人中で最高。「経営者・管理職」の支持が厚い。

 菊池氏が共産支持者を固めたのは6割弱。外交・安保や原発・エネルギーを重視する人から支持を集める。

 ◆4区

 ◇藤原氏に追い風
 藤原氏は幅広い年代に支持を広げ、先行している。自民支持層の7割近くを固めた。民主も3割以上に食い込む。無党派層も3割を超えている。前回、比例で復活当選後、若さを生かして頻繁に選挙区内を回り、各地で後援会を設立しながら組織の強化を図ってきた。衆院解散後、反小沢氏の県議会会派「いわて県民クラブ」の県議が支援を鮮明にしたのも追い風になっている。

 小沢氏は生活支持層の8割以上を固めたが、生活の一部は高橋氏にも流れている。すみ分けた民主支持層を固めたのは5割近くにとどまる。4割近い支持を得ている無党派層に期待。ただ、後援会の高齢化を象徴するように、年代別で4割弱の支持を集める70代以上のほか20代を除くと藤原氏にリードを許す。

 高橋氏は共産支持者の7割強を固めた。社民、生活、自民にも食い込みを見せる。

2149名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:34
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 【小選挙区の立候補者】(届け出順)

 ◇1区(4)=盛岡市(玉山区除く)など
細川光正 65 党県幹事長 社 新

階猛 48 党副幹事長(3)民 前

吉田恭子 33 党県常任委員 共 新

高橋比奈子 56 環境政務官(1)自 前

 ◇2区(3)=宮古、久慈、二戸市など
畑浩治 51 党政審会長(2)生 前

久保幸男 56 党地区委員長 共 新

鈴木俊一 61 [元]環境相(7)自 前

 ◇3区(3)=大船渡、一関市など
橋本英教 47 党県会長代理(1)自 前

黄川田徹 61 [元]副復興相(5)民 前

菊池幸夫 55 党県常任委員 共 新

 ◇4区(3)=花巻、北上、奥州市など
藤原崇 31 弁護士(1)自 前

高橋綱記 67 党地区委員 共 新

小沢一郎 72 党代表(15)生 前

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党。

2150名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk06010012000c.html
2014衆院選:中盤情勢 全区で自民リード、3区激戦、保守分裂(その1) /山形
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 衆院選は7日、投開票の14日まで1週間を切った。県内3選挙区に出馬した11人の立候補者は、各地で舌戦を繰り広げている。毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果と総合して各選挙区の情勢を分析した。自民党が全選挙区でリードを奪っている。

 1区は遠藤利明氏(自民)が知名度を生かし新人の2候補を引き離している。2区は鈴木憲和氏(自民)が自民支持層の8割を固め一歩リードしているが、近藤洋介氏(民主)が猛追する展開。「保守分裂」の様相を呈する3区は、加藤鮎子氏(自民)が自民支持層の5割強を固め、やや優勢。自民の一部のほか、幅広い層に浸透する阿部寿一氏(無所属)が激しく追う。

 ただ、投票先を決めていない有権者が4割おり、情勢は今後変動する可能性がある。

 ◆1区

 ◇遠藤氏、全域で浸透 原田氏、知名度不足響く
 7選を目指す自民前職の遠藤氏は、組織力を背景に盤石の戦いを進め、市部・郡部共に他候補に大きく差をつけている。自民・公明両党支持層の8割超を固め、無党派層の5割に食い込む強さもみせている。すべての年代で他候補を上回り、特に40代、50代では6割の支持を得ている。職業別では農林漁業の8割、製造・販売・サービスと自営業の7〜8割をまとめ、企業や農業団体などの支援も強力だ。

 民主新人の原田和広氏は同党の重鎮・鹿野道彦元農相の地盤を引き継いだが、民主支持層の7割弱しか固め切れていない。知名度不足も響き、無党派層への浸透も2割と遠藤氏に後れをとっている。年代別では、20代と30代、70代で2〜3割と比較的高い支持を集めたが、他の世代では伸び悩んでいるのが現状だ。

 共産新人の石川渉氏は、共産支持層の7割の支持を得たほか、「反自民票」の受け皿として民主支持層の1割を取り込む。だが、無党派層への浸透は1割ほどにとどまり、支持は広がっていない。【光田宗義】

 ◆2区

 ◇鈴木氏を近藤氏猛追 白根沢氏広がり欠く
 組織力を背景に2期目を目指す自民前職の鈴木氏を民主前職の近藤氏が猛追する。農業票も激しい奪い合いとなっている。

鈴木氏は自民支持層の8割、公明支持層の半数を固めた。新首長誕生に尽力した村山、南陽市を始め、各地の首長の支持も得るが、大票田の米沢市など市部で激しく競り合っている。維新支持層と無党派層からの支持は各2割にとどまる。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や米価下落など農業票離れの懸念もあるが、農協の支援を得たことで歯止めがかかり、職業別で農林漁業から4割強の支持を維持している。

 農業や中小企業対策を訴える近藤氏は民主支持層の9割をまとめ、維新支持層、無党派層の4割近くを取り込んでいる。前回大きく票を減らした農村部で意見交換会を開き、突破口を探っており、職業別で農林漁業の5割強をまとめる。主婦・主夫層からも4割の支持を得ていて、態度を決めていない無党派層を含め更なる取り込みをうかがっている。

 共産新人の白根沢澄子氏は共産支持層の半数しか固められていない。【前田洋平】

 ◆3区

 ◇加藤氏がやや優勢 阿部氏、与党票切り崩し
 自民新人の加藤氏が自民支持層の5割強、公明支持層の7割近くを固める。選挙戦序盤から党本部のテコ入れもあり、やや優位に戦いを進めている。無所属前職の阿部氏も自民支持層の3割強を取り込み、激しく追い上げる。

 若さを前面に押し出す加藤氏は、20代の5割、30代の4割と若年層を中心に幅広く支持を広げているが、無党派層は2割程度にとどまる。谷垣禎一自民党幹事長や小泉進次郎復興政務官が3区入りしての応援演説は後押しとなり、勢いを付けている。

 再選を狙う阿部氏は、酒田市長を13年務めた経験を売りに保守層の切り崩しを図る。公明支持層の1割、民主支持層の2割、維新支持層の8割、無党派層の4割と各支持層に満遍なく浸透する。優勢を保ちたい郡部では加藤氏と競り合っており、更なる支持拡大を図る。

 共産新人の長谷川剛氏は、共産支持層の8割を固めた。民主新人の吉田大成氏は知名度不足もあり、民主支持層をまとめ切れていない。【前田洋平】

2151名無しさん:2014/12/08(月) 21:09:18
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 ◇小選挙区立候補者◇
 ◇1区(3)
石川渉 41 党県委員 共新

遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]

原田和広 41 会社役員 民新

 ◇2区(3)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前

白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新

鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]

 ◇3区(5)

阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前

吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新

長谷川剛 36 党地区副委長 共新

加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]

佐藤誠 66 政治評論家 無新

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 《一覧の見方》

 氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・元職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、無=無所属。

2152名無しさん:2014/12/08(月) 21:10:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk05010093000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民ペースの展開に 有権者4割「投票先未定」(その1) /秋田
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日、電話による特別世論調査を実施し、取材結果を加味して県内3小選挙区の中盤情勢を探った。1区は自民前職の冨樫博之氏(59)が優勢に立ち、2区は自民前職の金田勝年氏(65)が安定した戦いぶり。3区は自民前職の御法川信英氏(50)が一歩リードする。政権交代の是非が問われた前々回(2009年)、前回(12年)と打って変わり、総じて与党候補のペースで選挙戦が進んでいる。ただ、有権者の約4割は投票先をまだ決めていないとしており、情勢はなお流動的だ。【池田一生、中村俊甫】

 ◆1区

 ◇冨樫氏先行、追う寺田氏
 再選を目指す元県議長の冨樫氏がリードし、元首相補佐官で民主元職の寺田学氏(38)が懸命に追い掛ける展開となっている。

 冨樫氏は党県議、市議の協力も得て自民支持層をまとめ、推薦を受けた公明支持層の支持も集める。これに加え、維新支持層、無党派層からも一定の支持を得ており、若年層にも浸透している。景気対策や消費増税を重視する有権者の支持を集めている。

 返り咲きを狙う寺田氏は、一度たもとを分かった民主党に先月復党。民主支持層は固めたが、選挙区調整を行った維新支持層に浸透し切れていない。無党派層の支持は4候補者で最も厚く、更なる掘り起こしが課題。政策別では地方再生を重視する層の支持を集めた。

 共産新人の元県議、山内梅良氏(66)は、共産支持層を固めたものの、他の支持層への広がりを欠いている。出馬表明が最後だった社民新人で元県教組委員長の伊藤正通氏(63)は、足元の社民支持層への浸透が課題だ。

 ◆2区

 ◇金田氏、広い支持集める
 3選を目指す元副外相の金田氏が、広範な支持を集めて優位に立つ。民主新人で元民放アナウンサーの緑川貴士氏(29)と共産新人で党地区委員長の藤本金治氏(68)は追い上げを図っている。

 金田氏は解散直後、思うように地元を回れなかった。だが、前回2012年以降、後援会組織の充実に成功し、自民支持層と公明支持層を固めている。無党派層でも3候補中最も浸透し、すきがない。男女、年代別でも偏りなく支持を集め、職業別では農林漁業、自営業の支持が高い。

 初挑戦の緑川氏は、“落下傘候補”の評がつきまとうが、民主支持層をまとめ、維新支持層にも浸透する。ただ、カギを握る無党派層は金田氏に差を付けられた。候補擁立を見送った社民の支持層にも浸透し切れていない。他の年代に比べ20、50代の支持が目立つ。

 藤本氏は共産支持層の支持を固め切れていない。他の層に幅広く浸透できるかが終盤に向けての課題となる。

 ◆3区

 ◇御法川氏を猛追、村岡氏
 副財務相の御法川氏と前回比例復活だった維新前職で元大臣秘書官の村岡敏英氏(54)が4たび因縁の対決。やや先行する御法川氏を、悲願の小選挙区初勝利を目指す村岡氏が激しく追い上げる。

 4選を目指す御法川氏は公務との兼ね合いで支援者回りが不足したとの懸念があったが、後援会組織が安定し、自民支持層と公明支持層の大半を固めた。女性にも浸透している。年代別では40代からの支持が目立つ。政策別では、地方再生を重要視する有権者の支持が集まる。

 村岡氏は維新支持層をまとめ、民主支持層からも支持を取り付けている。選挙区調整が功を奏した格好だ。無党派層への浸透具合は御法川氏を上回り、一層の支持拡大が課題となる。年代別では60代の支持が目立ち、職業別では「経営者・管理職」の層からの厚い支持を受けた。

 共産新人で党県委員の我妻桂子氏(60)は共産支持層を固め切れていない。広範な票の掘り起こしを目指す。

2153名無しさん:2014/12/08(月) 21:10:17
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 ◇1区(4)=秋田市
伊藤正通 63 [元]県教組委長 社新

冨樫博之 59 [元]県議長(1)自前=[公]

寺田学 38 [元]首相補佐官(3)民元

山内梅良 66 [元]県議 共新

 ◇2区(3)=能代、大館、男鹿、鹿角、潟上、北秋田市、鹿角、北秋田、山本、南秋田郡
緑川貴士 29 [元]民放アナ 民新

藤本金治 68 党地区委員長 共新

金田勝年 65 [元]副外相(2)自前=[公]

 ◇3区(3)=横手、湯沢、由利本荘、大仙、にかほ、仙北市、仙北、雄勝郡
村岡敏英 54 [元]大臣秘書官(1)維前

我妻桂子 60 党県委員 共新

御法川信英 50 副財務相(3)自前=[公]

 (届け出順)

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党。

2154チバQ:2014/12/08(月) 21:11:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010086000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 小選挙区・東京
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇山田、海江田氏競る−−1区
 1区は山田氏と海江田氏が激しく競り合っている。山田氏は自民支持層を手堅くまとめ、幅広い世代の支持を集める。海江田氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透している。冨田氏は共産支持層をほぼ固めた。渡辺氏は支持が広がっていない。

 2区は辻氏が自民支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透して一歩リード。中山氏は民主支持層の大部分をまとめ、懸命に追う。石沢氏は共産支持層をほぼ固めた。大熊氏は無党派層への浸透がカギ。

 3区は先行する石原氏を松原氏が追う。石原氏は自民、公明支持層の大半を固めた。松原氏は民主支持層を手堅くまとめ、香西氏も支持を訴える。

 4区は平氏が自民、公明支持層を固め優勢。山本氏は民主、維新支持層にも食い込む。藤田氏は民主支持層を固めようと懸命だが、無党派層の支持は伸び悩んでいる。前大田区議の犬伏氏は知名度アップを図る。

 5区は若宮氏が自民、公明支持層の大半をまとめてリードを広げている。返り咲きを狙う手塚氏は無党派層への浸透を図る。この2人を、みんな解党で無所属となった三谷氏と福祉充実を訴える沢井氏が追う。中松氏は知名度を生かす。

 6区は3選を目指す越智氏が優位な戦い。自民、公明支持層をほぼ固める。落合氏は民主支持層などへの浸透を目指して追い上げを図る。岸氏は共産支持層を固め、上積みを狙う。

 7区は、各年代で支持され無党派層にも浸透する長妻氏が先行。松本氏は自民支持層を手堅く固め、浮動票の取り込みを図る。太田氏は維新支持層にも支持を広げる。元都議の吉田氏は広がりを欠いている。

 8区は石原氏が幅広い年代の支持を集め、無党派層にも浸透してリード。円氏は民主支持層以外への食い込みも図って追い上げる。沢田氏は共産支持層以外への支持拡大を目指す。

 9区は、菅原氏が自民、公明支持層を固め、無党派層にも食い込み一歩先行。木内氏は若年層を中心に民主、維新支持層や無党派層で支持拡大を目指す。原氏は与党批判票の掘り起こしに懸命だ。

 10区は小池氏が知名度を生かして優勢で、自民、公明に加え維新支持層からも支持を受ける。江端氏は民主支持層をほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。今氏、多ケ谷氏は支持拡大を目指す。

 11区は下村博文氏が安定しており、自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透。熊木氏は民主支持層を中心に支持を広げ、巻き返しを狙う。山内氏は共産支持層をほぼ固めた。下村芽生氏は伸び悩んでいる。

 12区は太田氏が公明支持層をほぼ固めてリード。池内氏は共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透。青木氏は生活、民主、維新支持層に食い込む。田母神氏は次世代支持層に加え自民支持層の一部も取り込む。

 13区は8選を目指す鴨下氏が自民支持層のほか、無党派層にも浸透し、大きく抜け出した。前足立区議の長谷川氏は生活支持層の取り込みも図る。祖父江氏は組織固めを急ぐ。和田氏は支持の広がりを欠く。

 ◇松島氏に幅広い支持−−14区
 14区は「うちわ」配布問題で法相を辞任した松島氏が、自民、公明支持層だけでなく幅広い支持を集め、優位な戦いを進める。野党統一候補の木村氏は無党派層への浸透で懸命に巻き返しを図る。阿藤氏は共産支持層に加え無党派層で票の上積みを目指す。

 15区は柿沢氏と秋元氏が競う。柿沢氏は維新支持層を固め、自民支持層や無党派層にも食い込む。秋元氏は自民、公明支持層の大半を固めた。吉田氏は共産以外への支持拡大が課題。

 16区は、大西氏が自民、公明の支持層をほぼ固めてリード。共産支持層に浸透する大田氏がこれに続く。初鹿氏は維新支持層のほか無党派層の一部に食い込む。石井氏は支持拡大を目指す。

 17区は平沢氏が大きく抜け出した。自民、公明支持層に加え、無党派層にも浸透している。北海道2区から国替えで立候補した高橋氏は民主、維新、生活支持層に浸透するものの、無党派層への食い込みはこれから。新井氏は共産、社民支持層を固め、上積みを図る。

2155チバQ:2014/12/08(月) 21:11:30
 ◇土屋氏追う菅氏−−18区
 18区は土屋氏がリードし、元首相の菅氏が追う。土屋氏は自民、公明支持層を固めたほか、幅広い年代層に浸透。菅氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の支持拡大がカギ。結城氏は共産支持層を固めた。

 19区は松本氏と末松氏が激しく競り合う。松本氏は自民支持層を固めるのに余念がない。末松氏は民主支持層をほぼ固めている。小泉氏は支持拡大に全力。山田氏は広がりを欠く。

 20区は木原氏が自民、公明支持層を固め、幅広い年代層の支持を集めてリードを広げている。25区から国替えした竹田氏は民主、5度目の挑戦の池田氏は共産の支持層固めをそれぞれ急ぎ、支持拡大を図る。

 21区は長島氏と小田原氏が互いに一歩も引かず競り合う。長島氏は民主支持層を固め、自民支持層の一部からも支持を得る。小田原氏は自民支持層のほか公明票を中心に組織固めを急ぐ。両氏とも無党派層への浸透がカギとなりそう。吉岡氏は共産支持層を固めた。

 22区は伊藤氏が自民、公明支持層を固めて先行。山花氏は民主支持層をほぼ固め、生活、維新支持層への浸透を図っている。坂内氏は支持拡大を狙い、鹿野氏は伸び悩んでいる。

 23区は、自民支持層の多くをまとめ幅広い年代に浸透する小倉氏がリードを広げる。櫛渕氏は民主支持層、伊藤氏は維新支持層を固めるとともに無党派層への食い込みを図っている。松村氏は共産支持層を中心に支持拡大を目指す。

 24区は萩生田氏が優位に戦いを進め、阿久津氏が追う。萩生田氏は自民、公明支持層を固めつつある。阿久津氏は民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層から一定の支持を集める。市川氏は共産票を固めた。藤井氏は追い上げに懸命。

 25区は井上信治氏が自民、公明支持層を固める。井上宣氏は共産支持層を中心に票の上積みを狙う。山下氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層への浸透を図る。

2156チバQ:2014/12/08(月) 21:11:49
 ◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 [次] 新

冨田直樹 38 共 新

又吉光雄 70 諸 新

海江田万里 65 (6)[民] 前

山田美樹 40 (1)[自] 前=[公]

野崎孝信 27 無 新

 ◇2区(5)=中央、文京、台東区
辻清人 35 (1)[自] 前=[公]

石沢憲之 27 共 新

大熊利昭 51 (1)[維] 前

中山義活 69 (4)[民] 元

犬丸勝子 59 諸 新

 ◇3区(3)=品川区、大田区北西部、島部
松原仁 58 (5)[民] 前

石原宏高 50 (2)[自] 前=[公]

香西克介 38 共 新

 ◇4区(4)=大田区中南部
犬伏秀一 58 [次] 新

平将明 47 (3)[自] 前=[公]

藤田憲彦 41 (1)[民] 元

山本純平 40 共 新

 ◇5区(5)=目黒区、世田谷区南部
若宮健嗣 53 (2)[自] 前=[公]

三谷英弘 38 (1)無 前

手塚仁雄 48 (3)[民] 元

ドクター・中松 86 無 新

沢井正代 65 共 新

 ◇6区(3)=世田谷区北西部
岸武志 43 共 新

越智隆雄 50 (2)[自] 前=[公]

落合貴之 35 [維] 新

 ◇7区(4)=渋谷、中野区
太田宜興 38 共 新
長妻昭 54 (5)[民] 前

吉田康一郎 47 [次] 新

松本文明 65 (2)[自] 前=[公]

 ◇8区(4)=杉並区
円より子 67 [民] 新

鈴木達夫 74 無 新

石原伸晃 57 (8)[自] 前=[公]

沢田真吾 29 共 新

 ◇9区(3)=練馬区中西部
菅原一秀 52 (4)[自] 前=[公]

原純子 50 共 新

木内孝胤 48 (1)[維] 元

 ◇10区(5)=豊島区、練馬区東部
江端貴子 54 (1)[民] 元

小池百合子 62 (7)[自] 前=[公]

多ケ谷亮 46 [生] 新

神谷ちづ子 61 次 新

今秀子 66 共 新

 ◇11区(4)=板橋区
下村芽生 27 無 新

下村博文 60 (6)[自] 前=[公]

山内金久 66 共 新

熊木美奈子 53 [民] 新

 ◇12区(4)=北区、足立区西部
太田昭宏 69 (6)公 前=[自]

池内沙織 32 [共] 新

田母神俊雄 66 [次] 新

青木愛 49 (3)[生] 前

 ◇13区(4)=足立区中東部
鴨下一郎 65 (7)[自] 前=[公]

長谷川貴子 41 [民] 新

祖父江元希 39 共 新

和田智之 40 次 新

 ◇14区(3)=墨田、荒川区
木村剛司 43 (1)[民] 元

松島みどり 58 (4)[自] 前=[公]

阿藤和之 43 共 新

2157チバQ:2014/12/08(月) 21:12:06
 ◇15区(4)=江東区
猪野隆 49 無 新

柿沢未途 43 (2)[維] 前

秋元司 43 (1)[自] 前=[公]

吉田年男 66 共 新

 ◇16区(5)=江戸川区中南部
大西英男 68 (1)[自] 前=[公]

初鹿明博 45 (1)[維] 元

岡本貴士 34 無 新

大田朝子 30 [共] 新

石井義哲 57 [次] 新

 ◇17区(3)=葛飾区、江戸川区北部
新井杉生 55 共 新

高橋美穂 49 (1)[維] 前

平沢勝栄 69 (6)[自] 前

 ◇18区(3)=武蔵野、府中、小金井市
土屋正忠 72 (2)[自] 前=[公]

菅直人 68 (11)[民] 前

結城亮 44 共 新

 ◇19区(4)=小平、国分寺市など
小泉民未嗣 36 共 新

山田宏 56 (2)[次] 前

末松義規 58 (5)[民] 元

松本洋平 41 (2)[自] 前=[公]

 ◇20区(3)=東村山、東大和市など
池田真理子 60 共 新

竹田光明 59 (1)[民] 元

木原誠二 44 (2)[自] 前=[公]

 ◇21区(3)=立川、昭島、日野市

長島昭久 52 (4)[民] 前

小田原潔 50 (1)[自] 前=[公]

吉岡正史 40 [共] 新

 ◇22区(4)=三鷹、調布、狛江市など
山花郁夫 47 (3)[民] 元

伊藤達也 53 (6)[自] 前=[公]

坂内淳 53 共 新

鹿野晃 41 [次] 新

 ◇23区(4)=町田、多摩市
小倉将信 33 (1)[自] 前=[公]

櫛渕万里 47 (1)[民] 元

松村亮佑 34 共 新

伊藤俊輔 35 [維] 新

 ◇24区(4)=八王子市
阿久津幸彦 58 (3)[民] 元

市川克宏 40 共 新

萩生田光一 51 (3)[自] 前=[公]

藤井義裕 39 [次] 新

 ◇25区(3)=青梅、福生、羽村市など
井上信治 45 (4)[自] 前=[公][改]

山下容子 56 [民] 新

井上宣 40 共 新

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 ◇候補者一覧の見方
 ◆氏名、年齢(投票日の14日現在)、当選回数、政党名(小選挙区のみ。白抜き=[自]など=は比例との重複)、前職・元職・新人の区別の順。「=」以下は推薦・支持政党。

 ◆小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。

 ◆比例代表で、氏名の前の数字は名簿順位。

 ◆党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、改=新党改革、幸福=幸福実現党、支なし=支持政党なし、諸=諸派、無=無所属。

 ◇調査の方法
 5〜7日の3日間、全国295小選挙区ごとに無作為に作成した電話番号にかけるRDS法を使いJNNと協力して実施。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。全国の有権者7万5258人から回答を得た。

2158チバQ:2014/12/08(月) 21:13:06
世論調査省略
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk14010168000c.html
大義迷分:2014衆院選 中盤情勢 自民、優位な戦い 民主は伸びを欠く /神奈川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は5〜7日、衆院選の県内情勢を探るため、有権者を対象に特別世論調査を実施し、取材結果を加味して総合的に分析した。前回大勝した自民が今回も大半の選挙区で優位な情勢で、公明も候補者を立てた選挙区でリード。民主は前回同様、伸び悩んでいる。他の「第三極」の野党は大半で厳しい戦い。ただし、回答者の半数が投票先をまだ決めておらず、情勢は流動的だ。【衆院選取材班】

 17選挙区に前職を立てた自民は4、8、9区を除く14選挙区でリードしている。公示前は「大義なき解散」との声が党内からも上がっていたが、候補者調整が不調に終わった野党が批判票の受け皿になりきれておらず、安定した戦いを進めている。

 前回比例復活だった9区は前回以上に激しい接戦。12区は野党勢力の結集が実現したと言える数少ない選挙区だが、自民前職が一歩先行する。16区は自民前職が前回と同じ相手と接戦を繰り広げている。4区は知名度の高い相手を追い上げ、8区も一定の支持を集めており、比例復活を含めて「全員当選」も視野に入ってきた。公明も、唯一小選挙区に候補者を立てた6区で安定した戦い。自民の支援も受けて他候補を引き離している。

 野党陣営は組織票が計算できる共産を除き、伸び悩んでいる。候補者が乱立した選挙区だけでなく、候補者調整するなどした選挙区でも思うように支持が伸びていない。

 民主は大きく先行する選挙区が一つもなく、前回の大敗の中で唯一小選挙区で勝利した9区も、自民前職との接戦に持ち込まれている。前回わずかの差で敗れて比例復活した16区は、互角の戦いで余談を許さない。12区は民主元職が引退し、無所属前職が民主入りすることで前回の2位、3位連合が実現したが、思うように支持が広がっていない状況だ。

 前回選挙から離合集散を経た「第三極」は維新の共同代表が8区でリードするほかは、広がりに欠ける。6区は維新前職が民主元職と票を奪い合って公明前職に大きく水をあけられている。9区の維新前職は現段階で共産新人にも及ばない情勢で、野党乱立だけでは説明できない状況にある。次世代も大半の選挙区で低迷し、知名度の高い18区の前職も支持の広がりに課題がある。生活も擁立した2候補が苦しんでいる。

 一方、4区の無所属前職は代表を務めたみんなの解党の影響もあり、自民前職に前回ほど大きな差を付けられていない。他の無所属候補は独自の戦いを進めている。

 比例代表も自民が優勢で、他党を引き離している。野党は民主に次いで維新、共産となり、共産が存在感を示している。社民や次世代、生活は広がりを欠いている。

 調査は5〜7日、電話による無作為抽出で実施し、県内有権者4578人から回答を得た。

2159チバQ:2014/12/08(月) 22:17:44
山形3区
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412080600002.html
「自民」巡り綱引き/2014衆院選
2014年12月8日10時21分
 ◆ 3区・保守分裂 揺れるJA

 保守分裂の山形3区で、自民新顔の加藤鮎子氏陣営と無所属前職の阿部寿一氏陣営がつばぜり合いを展開している。過去2年間、「自民党公認」を水面下で争った両氏。「選挙に勝利して自民入りを」と期待する阿部陣営関係者らの動きに対し、加藤陣営側は「3区の公認はずっと加藤鮎子」と否定するなど、組織の引き締めに躍起だ。このほか、党勢の立て直しを図る民主の吉田大成氏、共産の長谷川剛氏、無所属の佐藤誠氏も議席をうかがう。

 公示翌日の3日。酒田市で開かれた加藤鮎子氏の個人演説会で、自民党の谷垣禎一幹事長は「長い間加藤紘一先生にご指導いただいた者としては万感胸にせまるものがある。東京に送り出していただければ、必ず私が立派な仕事をする政治家に育て上げる」と「後見人」を宣言した。

 党県連の遠藤利明会長も「幹事長が来られるのも、それだけ3区、加藤鮎子が大事だからだ。選挙(結果)はわからないが、今回も次も、もちろん(加藤鮎子氏が)公認だ」と言明、阿部寿一氏の入党の可能性をきっぱりと否定した。

 前回は、無所属で立った阿部氏の地盤の酒田市で党支部組織が離反・分裂し、公認の加藤紘一氏が1465票差で敗れた自民。酒田市では今回も一部の支部長が阿部氏支援のため辞任するなど組織は一枚岩とはいかない状態だ。遠藤氏の対応も、こうした危機感を反映している。

 一方、2年間「自民入り」に意欲を見せながら実現せず、今回も無所属で立った阿部氏は4日、鶴岡市と三川町の計3カ所で開いた個人演説会で「無所属だが、20年でもできないことを2年でしてきた」と高速道路の建設事業の伸展などを自らの実績と強調。「私はふるさと党。アリがゾウに挑んでもやるべきことはやる」と自民に対抗する立場を強調してみせた。

 しかし、自らのパンフレットでは自民党の菅義偉官房長官や岸宏一参院議員と並んだ写真を使うなど「与党」との近さもにじませる。公示日の2日に舟形町で開かれた個人演説会では、阿部氏の支援に回った大蔵村の加藤正美村長が「勝って、自民党に入っていただきたい」。阿部氏の後援会幹部は「自民入りのためにも、大差で勝って公認候補の復活当選をなくすことが大事だ」と期待する。

 保守を二分して譲らぬ混戦模様に、業界団体も揺れる。農協の政治組織である県農政連は今月1日の会議で、衆院1、2区は自民公認を推薦をする一方、3区については個々のJA支部の判断に委ねることを決めた。加藤氏の支援を決めたある農協の組合長は「米価下落などもある。説明はするが、農家の支援は五分五分だ」と当惑している。

2160チバQ:2014/12/08(月) 22:24:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000565-san-pol
衆院選 終盤戦も勢いを維持する自民、沖縄では逆風 知事選の影響引きずる
産経新聞 12月8日(月)19時48分配信

 勢いを持続している自民党も、沖縄では逆風が吹いている。平成24年の前回衆院選では4選挙区のうち3選挙区で勝利したが、今回は最大でも2選挙区で、選挙区でだれも当選しない最悪の事態もありうる。

 沖縄では11月に県知事選が行われたばかり。自民党が推薦した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設反対を訴えた翁長雄志(おなが・たけし)氏に敗れた。同日選となった那覇市長選も自公推薦候補が敗北しており、自民党は2つの選挙の影響を引きずっているとみられる。

 北海道では前回、公明党が議席を獲得した10区を含め、全12選挙区を与党が独占したが、今回は8〜11に減る可能性がある。もともと北海道は民主党の牙城。民主党は一定の集票力を誇る政治団体「新党大地」と共闘していることもあり、自民と民主が3選挙区で接戦を演じている。同じく「民主王国」といわれる愛知は、自民党が前回13選挙区で勝利した。今回は13選挙区のうち複数区で自民と民主がしのぎを削る展開となっている。

 4選挙区ある岩手は、生活の党の小沢一郎代表の影響力に陰りがみられるとはいえ、自民党は最大でも2議席の獲得にとどまる見通しだ。

2161チバQ:2014/12/08(月) 22:25:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000563-san-pol
衆院選 接戦を強いられる野党大物たち選挙戦略に影響も
産経新聞 12月8日(月)19時43分配信

 産経新聞社が8日にまとめた衆院選の終盤情勢では、野党の党首級が自身の選挙区で軒並み苦戦や接戦を強いられている。「選挙に強い」とされてきた幹部ですら、他の候補者どころか自身の選挙を心配しなくてはならない状況となり、党の選挙戦略に影響することは避けられない。

 深刻なのが民主党だ。海江田万里代表は、再選を目指す自民党前職にリードを許し、追う展開となっている。海江田氏は平成24年の前回衆院選でも、選挙区でこの自民党前職に惜敗し、比例復活した。海江田氏は今回も比例代表に重複立候補しているが、今回の情勢は前回より厳しい。東京の各選挙区で民主党候補が相次ぎ落選すれば、惜敗率で復活当選もかなわなくなりかねない。

 前回は選挙区で当選した枝野幸男幹事長も今回は自民党前職を突き放すまでには至らず、接戦となっている。党の候補者を応援するため全国各地を飛び回らなければならない民主党の2トップが、ここに来て無党派層が多い都市部を地盤とする「弱み」に苦しめられているようだ。

 前回衆院選で比例復活に甘んじた菅直人元首相も自民党前職に差を付けられている。長妻昭元厚生労働相や川端達夫国対委員長も自民党候補と接戦だ。安定した選挙戦を展開している民主党幹部級は、党最高顧問の野田佳彦前首相や岡田克也代表代行らにとどまっている。

 無所属の時代から選挙区で当選してきた維新の党の江田憲司共同代表も、接戦に追い詰められている。江田氏は「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退しており、選挙区で敗れれば落選となる。維新は、松野頼久国会議員団会長も不利な戦いを強いられている。

 次世代の党の平沼赳夫党首は、17年の「郵政選挙」後、「刺客」として送り込まれた自民党前職に勝ち続けてきた。しかし、今回は猛追を許している。山田宏幹事長と中田宏国対委員長はともに苦しい展開だ。

 当選15回を誇る生活の党の小沢一郎代表は、出身の岩手県を「小沢王国」に築き上げた。しかし、勢いを徐々に失い、前回衆院選で初めて自民党候補の比例復活当選を許した。今回はさらに、この自民党前職に差を詰められている。小沢氏は今回の衆院選で、初めて比例代表に重複立候補している。

2162チバQ:2014/12/08(月) 22:26:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141207/plt14120720350013-n1.html
2014.12.7 20:35コメント
衆院選 菅元首相の東京18区、首相や高村副総裁駆け付け「集中攻撃」



 衆院選の「選挙サンデー」となった7日、各党党首らは14日の投開票に向けて各地で支持を訴えた。序盤情勢で優位に立った自民党は安倍晋三首相(総裁)らが、民主党の菅直人元首相が立候補している東京18区でマイクを握った。劣勢と報じられた野党各党は、反転攻勢に出ようと必死の訴え。民主党の海江田万里代表らは接戦区に入り、票の上積みを図った。

 安倍首相は7日午後、府中市のショッピングモール前で街頭演説し「2年前、3年前の、あの民主党政権時代のような円高時代に戻してはいけない」と語り、経済政策「アベノミクス」推進への支持を求めた。

 これに先立ち、高村正彦副総裁は武蔵野市で演説し「安倍安定政権を続けるのか、1年で首相が代わる鳩山(由紀夫元首相)さん、菅さんのような政治に戻すのか」と力説した。

 政権幹部が相次いで駆けつけた東京18区は、平成24年の前回衆院選で自民党候補が菅氏を破ったものの、比例代表で復活当選を許している。

 自民党都連幹部は「今回は比例復活もできないほどたたきつぶしたい」と語るなど、「集中攻撃」の様相だ。首相はこの日、東京都北区で公明党候補の応援演説も行った。

 一方、海江田氏は7日、与野党の候補が接戦を展開する長崎市や福岡市の選挙区を回り、「どうして働く人たちの雇用を不安定にすることが成長戦略なのか」などと安倍政権を厳しく批判。ただ、枝野幸男幹事長は都内で「(公認候補の)全員当選を目指したいが、1議席でも増やせれば、ということだ」と記者団に語り、100議席という獲得議席目標を封印させた。

 維新の党の江田憲司共同代表も7日、神戸市で「安倍政権を大勝させたら、誰も安倍政権の暴走にストップをかけられなくなる」と訴えた。

2163チバQ:2014/12/08(月) 23:43:38
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080047-n1.html
2014.12.8 23:21
【衆院選2014】
衆院選後、野党は流動化か 民主軸の再編も

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(1/2ページ)
 産経新聞の衆院選終盤情勢で、野党全体で議席数が3分の1にも届かない可能性が出てきた。影響力低下を懸念する各党が離合集散に走り、政局が流動化することも予想される。特に、民主党の議席が微増にとどまれば、海江田万里代表の責任問題に発展するのは避けられず、後任の代表次第では民主党を軸とする野党再編が始まる可能性がある。(楠城泰介)

 「民主党には期待できないんでしょ。海江田氏は発信力が弱い。『代表選をやったほうがいい』と夏にあれほど言ったのに…」

 報道各社の衆院選情勢に対し、民主党幹部は吐き捨てるように言った。同時に党内では海江田批判がにわかにわき起こっている。

 昨年7月の参院選敗北後、海江田氏は1年以内に「目に見える成果」がなかった場合の辞任に言及した。海江田氏は辞任せず代表を続けてきたが、このままの情勢だと結党後初の現職党首落選という不名誉な記録がつく。

 海江田氏が進めてきたのは自主再建路線だ。幹部は「今回微増止まりだったら、自主再建路線は失敗したということだ。野党結集の方向に動くのではないか」と語る。

 衆院解散前に海江田氏に新党結成を求め、ふいにされた前原誠司元外相、細野豪志元幹事長は、ともに今回の衆院選も選挙区で優勢を保っている。

 前原氏は8日、新潟県燕市の街頭演説で「『1強多弱』は日本の政治にとって良くない。民主党が力を持たせてもらい、緊張感のある政治状況をつくる」と訴えた。目指すのはあくまで民主党主導の野党再編だ。

 前原氏ら野党再編派は集団的自衛権の行使容認に前向きなど保守系が多く、リベラル派が多い自主再建派とは政策面でも一線を画している。

 衆院選直後に代表選が行われる事態になれば、自主再建派と野党再編派との間で、政策面も絡んだ激しい対立劇となり、党は分裂含みで事態が推移する可能性もある。

 再編の行方は維新の党の動向とも深く関わる。維新は議席を10以上減らす見通しで、「第三極」のあり方を問われかねない。前原氏ら野党再編派と新党結成に活路を見いだす展開が予想される。

 再編派の民主党議員は「維新が選挙区で壊滅状態になったとき、橋下徹共同代表(大阪市長)がどう出るかだ…」と今から思案を巡らせている。

2164チバQ:2014/12/08(月) 23:44:26
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080045-n1.html
2014.12.8 22:26
【衆院選2014】
「三つどもえ」の大混戦 長野3区と福岡1区





 長野3区、福岡1区の両選挙区は「三つどもえ」の大混戦の展開だ。

 情勢調査によると、長野3区は維新の党、自民党、民主党の前職3人が横一線に並んでいる。

 3区は、もともと羽田孜元首相(民主党)の地盤だった。前回衆院選では民主党新人が激戦を制し、議席を死守したものの、自民、みんな(当時)の両候補の比例復活を許し、今回も大接戦が予想されていた。

 3党は混戦を見込んで、序盤から党幹部らを相次いで投入してきた。最終盤にかけても最重点選挙区として知名度の高い大物弁士の遊説などを予定している。

 福岡1区は、無所属前職2人と民主党元職がしのぎを削っている。

 無所属の2人はともに前回は自民党公認で出馬、片方は比例代表に回った。今回は2人がそろって選挙区での公認を求めたものの、「調整不足」のためともに得られず保守分裂選挙となり、そこに民主党が割って入る展開になった。

 無所属の2人には、それぞれ麻生太郎財務相、古賀誠元自民党幹事長が支援していることから、両氏の「代理戦争」ともいわれている。

2165チバQ:2014/12/09(火) 01:52:03
変な時間に目が覚めた・・・
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120800810
自民、民主幹部に集中攻撃=野党、麻生発言で反転狙う【14衆院選】


 衆院選は折り返し地点を過ぎ、各党は14日の投開票に向けて追い込みを掛ける。自民党は、民主党の枝野幸男幹事長を集中攻撃するなど、重点区に党幹部・閣僚を投入する方針。これに対し各野党は8日、巻き返しを図ろうと、麻生太郎副総理兼財務相の「失言」に批判を強めた。


 「あす埼玉5区へ伺います。恐らく日本で最も困難な選挙区で戦いに臨んでいる勇気と情熱に私は応えたい」。安倍晋三首相(自民党総裁)は8日、自身のフェイスブックにこう書き込み9日に枝野氏の選挙区に乗り込むと宣言。自民党候補の勝利へ強い意気込みを見せた。
 菅直人元首相と同じリベラル系で、過去に左翼団体との関係が指摘されたJR関連労組から献金を受けていた枝野氏は、保守的な首相が「敵視」する野党勢の一人。選挙戦略上も、民主党では海江田万里代表と並ぶ重要な攻撃対象だ。
 自民党選対幹部によると、首相は選挙に際し「枝野氏は何としても落とせ」と号令を掛け、枝野氏の選挙区には既に、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当相、谷垣禎一幹事長が駆け付け、支援を呼び掛けた。
 自民党は8日夜、首相や谷垣氏らが党本部に集まり、各地の情勢を分析した。北海道、岩手、東京、新潟、愛知などの50余りの選挙区で勝敗が見えていないとして、幹部らが手分けしてぎりぎりまでてこ入れを図る方針を確認。首相は接戦区について「全部取る」と宣言した。
 これに対し、枝野氏は議席死守に懸命だ。8日には自民党の集中攻撃を浴びていることを「大変光栄だ」と記者団に強がってみせたが、危機感は強い。10日は民主党の公認候補の応援を終えた後、地元の駅頭でマイクを握る。
 枝野氏以上に防戦一方なのが、苦戦が伝えられる海江田氏。党代表として全国を遊説していた同氏は9日、各地への応援に出向かず、終日地元で自らの選挙運動に専念する。前回2012年に続き選挙区で敗退すれば代表の資質が問われかねず、なりふりを構ってはいられない。
 こうした中、麻生氏の不適切な発言が飛び込んできた。「2年前より(景気が)悪いのは、よほど運が悪いか経営能力がないかだ」と決め付けたり、「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子供を産まないのが問題だ」と言い放ったりした。
 格好の反撃材料とみた野党は一斉に批判し、海江田氏は8日、滋賀県草津市での街頭演説で「やっぱり自民党は女性が活躍する社会をつくると言っても本心ではそういう考え方だ」と指弾。維新の党の江田憲司共同代表は福岡市で記者団に「まさにおごり、慢心の極みだ」と非難した。(2014/12/08-23:56)

2166チバQ:2014/12/09(火) 01:53:45
http://diamond.jp/articles/-/63410
JAが迫った候補者への踏み絵
首相激怒で選挙後の対立必至
週刊ダイヤモンド編集部 【第182回】 2014年12月9日
JAグループの政治団体が、第47回衆議院選挙で推薦する候補者と締結するために作った政策協定書が波紋を呼んでいる。農村票を使って、農協改革を骨抜きにしようとする意図を察した安倍晋三首相は、JA全中が文案を考えたとみて激怒。「選挙後、徹底的に改革する」と、鼻息を荒くしている。

「こんな内容の政策協定を結んだ候補者は自民党の公認候補にしない」

 安倍晋三首相は、全国に約700ある地域の農協を束ねるJA全中などの政治団体「全国農政連」が作成した「農政課題に関わる政策協定書(例)」なる文書を読み、こう声を荒らげたという。

 この文書は、全国農政連の下部組織である各都道府県の農政連が、衆議院選挙の候補者に、推薦の条件として、署名、捺印を求める「踏み絵」として活用していた。

 安倍首相を刺激したのは、この文書の農協改革に関する部分だ。政府は6月、アベノミクスの成長戦略として、規制改革実施計画を閣議決定。全中をはじめとする農協中央会の廃止を軸にした農協改革も盛り込んだ。政府はこの改革を実現するため、来年の通常国会で農協法改正を目指すが、全国農政連の文書は、この政府の方向性と逆行するものだった。

 政府の規制改革会議は首相官邸の意向を受け、11月12日に、(1)全中に農協法で認められた地域農協への指導、監査権限をなくし、一般社団法人化する、(2)JA全農を株式会社化する──ことなどを提言した。全国農政連の文書は、この提言を、「JAグループの組織の解体につながりかねない極めて問題のある内容」と指摘。これが安倍首相の逆鱗に触れたのだ。

 ただ、安倍首相も最終的には、公認候補が農政連と政策協定を結ぶことを認めた。というのも、農政連は歴史的に、日本医師会などと並ぶ自民党の有力支持団体で、農政連の票を拒否するのは、選挙上、得策ではないと考えたためだ。

 農政連が、安倍首相の反応や地元の候補者との力関係を踏まえ、政策協定や候補者への質問状の表現を和らげたことも影響した。

2167チバQ:2014/12/09(火) 01:54:08
 一方で、自民党への怒りが簡単には収まらない地域もある。農協の政治力が強い熊本県では、政策協定の表現が和らげられるどころか、逆に強まった。

 熊本県農政連は11月28日、衆院選の推薦候補者を決める予定だったが、判断を保留した。

 その背景には、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加などに対する反発がある。自民党は、交渉入りに反対する農政連の支援を受けて前回の衆院選を戦い、政権を奪還した。だが、それから3カ月後には、安倍首相が交渉参加を表明した。

 同県農政連は推薦の判断保留から2日後、衆院選の小選挙区と比例代表で、自民党前職5人と次世代の党前職1人の推薦を決めた。

 委員長を務めるJA熊本中央会の梅田穰会長は会見で、「2年前の(TPP交渉参加の)ような形で、なし崩し的にしてもらっては困る」と述べ、政策協定が守られなければ、次の選挙では支援しないことを強調した。

 政策協定には「(農協の理事会といった)ガバナンス制度・(全中の一般社団法人化など)組織形態の転換などは、強制しないこと」という、全国農政連の文書を、具体的にした要求が並んだ。

集票力発揮は不透明。むしろ反感買う恐れ
相互に不信感募る

 しかし、こうした地域レベルの政治運動にもかかわらず、農政連の「踏み絵」戦略が、全中の権限維持につながる可能性は低そうだ。

 自民党関係者は、「協定は努力目標だ。政治に100%の達成はない」と言い切る。

 規制改革担当相として農協改革をまとめた稲田朋美政調会長に至っては、政策協定の締結を拒否しつつ、福井県農政連の推薦は受けるという離れ業をやってのけた。

 安倍首相は現在、党首討論など公式の場では、農協改革を含む規制改革について「(業界団体を)説得し、了解を頂きながらしっかりと前に進めたい」と慎重な言い回しをしている。

 それが政府内では一転、農協改革に並々ならぬ熱意を持つ菅義偉官房長官らと、全中の廃止に向けて「選挙が終わったら徹底的にやる」と決意を固めているという。

 農政連が集票力で、自民党に恩を売れるかも不透明だ。牛肉や乳製品、砂糖といった農業の重要品目を生産する北海道、九州・沖縄には、TPP交渉参加で、自民党に裏切られたと考える農家も多い。

 米価の低迷や、政府主導の農協改革への反発も強く、農協職員の集票活動に力が入るかも疑問符が付く。集票力を発揮できなければ、農政連の「踏み絵」戦略は、農協シンパの国会議員を増やすどころか、政府・与党の反感を買っただけ、という結果にもなりかねない。

 ただ、衆院選後、農協法改正案の議論が間延びすれば、全中にもチャンスがある。来年4月には、農政連の政治力で政権に再び揺さぶりを掛ける好機となる統一地方選挙があるからだ。農協改革をめぐる政府と全中の攻防は、議論のスピードが鍵を握ることになりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)

2168チバQ:2014/12/09(火) 07:54:44
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579042.html
札幌・空知・上川に各党幹部続々 接戦区で「黄金ルート」(12/09 06:10)
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 14日投開票の衆院選で、札幌、小樽両市内から空知、上川管内に連なる選挙区が、各党幹部が応援に入る「黄金ルート」になっている。自民党優位との情勢が伝えられる中、接戦区や自民、公明両党が選挙協力する選挙区が含まれる全国的にも珍しい地域だからだ。新千歳空港と旭川空港を使えば関連選挙区を日帰りでほぼ回れるという、東京都内からのアクセスの良さも背景にありそうだ。

 政党幹部の応援が多いのは、道1区(札幌市中央、南、西区)、3区(札幌市白石、豊平、清田区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、6区(上川管内)、10区(空知、留萌管内)などだ。

 自民党では、安倍晋三首相(党総裁)が5日、旭川や滝川、札幌市内で演説。谷垣禎一幹事長や麻生太郎副総理兼財務相も札幌市内などを巡った。公明党の山口那津男代表は公示前の11月25日、10区内の岩見沢、滝川市内で演説し、井上義久幹事長は12月4日、滝川市内で支援者のあいさつ回りした。民主党も海江田万里代表が5日、恵庭や札幌、旭川市内で演説。福山哲郎政調会長は2日、旭川、小樽、札幌、函館市内で演説した。

 道1、3、4、6区は、自民候補と民主候補が競り合う選挙区。全国的には自民優位の情勢で投開票日が迫る中、これらの選挙区は「党によるてこ入れが勝敗を左右する」(自民党道連幹部)とみられ、各党幹部の投入につながっている。

 道10区は公明党が道内12小選挙区で唯一、候補者を擁立し、自公協力を象徴する選挙区。両党幹部が入るのは、自民党にとっては選挙協力を公明党側にアピールすることで他の小選挙区での見返りを期待でき、公明党には「支持母体の創価学会などの組織を引き締める狙い」(党道本部幹部)があるようだ。

 安倍総裁が旭川空港から南下して新千歳空港を、海江田代表が新千歳空港から北上して旭川空港をそれぞれ利用して日帰りするなど、多くの選挙区を効率的に回るケースが目立つ。

 共産党も比例代表で1議席獲得をうかがう北海道は「東京と並ぶ重点地区」(党道委員会幹部)と位置付けており、志位和夫委員長が4日、札幌市内で演説した。

2169チバQ:2014/12/09(火) 07:55:10
http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50349.html
【衆院選】山本太郎議員、青木愛氏応援
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏 青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏
 山本太郎参院議員(40)が8日、東京・北区のJR赤羽駅東口と王子駅北口で、東京12区から立候補した生活の党の青木愛前衆院議員(49)の応援演説を行った。

 今回の衆院選初めての応援演説で「永田町の野良犬、山本太郎でーす」と自己紹介。「自民党議員100人落選キャンペーン」をブログなどで展開している、と話し「年末の忙しい時期に最悪の選挙。でもこのチャンスを生かさない手はない。自民から100議席を減らせば、安倍さんを退陣させることができるんです!」と訴えた。

 山本氏は「僕が行くことでマイナスになる候補者もいるので、自分からは応援に行かないことにしている」と説明。青木氏からの要請には「自民党の政策と対極にある人だから」と快諾した。

 赤羽駅では同じ時間帯に反対側の西口で、次世代の党の新人・田母神俊雄氏(66)の陣営が街宣活動をしていた。同区からは公明党の前衆院議員、太田昭宏氏(69)、共産党の新人、池内沙織氏(32)も立候補している。

2170チバQ:2014/12/09(火) 07:55:57
http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50340.html?from=related
【衆院選】渡辺喜美氏、強力地盤で大逆風!離婚妻投入
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏 個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏
 解党したみんなの党の元代表・渡辺喜美氏(62)が、落選の危機に瀕(ひん)している。首相候補だった“ミッチー”こと亡き父・渡辺美智雄氏から続く強力地盤を背景にほぼ無風当選を続けてきたが、今回は様相が一変。比例復活もない無所属での出馬に、今までの支援組織にもソッポを向かれている。それでも喜美氏は「追いかける展開は想定内。日に日に手応えをつかめてきている」と自信をみせている。(樋口 智城)

 「美智雄先生の遺産なんて、もう食いつぶしてしまったよぉ」。喜美氏の選対本部長は、苦笑いしながらそう嘆いて見せた。どの選挙事務所にも貼られている、支援者や組織の「祈 必勝」と書かれた檄(げき)文ポスター。喜美氏の事務所では、数年前の選挙までは「多すぎて、天井にまで貼らないとだめだった。数なんて数え切れない」ほどだった。しかし、今回は、地方議員ら個人を中心に20枚程度。支援組織関係の檄文はほとんどない。

 首相候補と言われたミッチーの強力地盤を96年から受け継いだ喜美氏。対立候補の自民党・簗和生氏(35)の陣営が「子どものころから、選挙と言えば渡辺って書くもんだと思っていた」と苦笑いするほど、今までの選挙はほぼ無風だった。

 だが、今回は状況が一変。今年に入ってDHC8億円借入問題、みんなの党の解党騒動とゴタゴタが連続した。陣営関係者は「あれだけテレビでおもしろおかしく流されちゃあ、イメージ悪いよ」とこぼす。ほぼ地元に帰らないことに対する反発も手伝い、支援者離反に歯止めがきかなくなったという。共同通信の序盤調査によると、簗氏にリードを許している情勢だ。

 喜美氏を応援し続けていたミッチーの生まれ故郷・大田原市の津久井富雄市長も、今回は自民側に付いた。「…それが政治の世界というものですから」(同市長)。

 この状況の中、喜美氏はなりふり構わぬ選挙戦を繰り広げている。象徴しているのが、離婚したことが今春に明らかになったまゆみさんを選挙活動に参戦させていることだ。関係者によると、2人そろっての活動は、企業回りなどが中心。ある企業では、まゆみさんが「無所属なので比例復活はない。なにとぞ、よろしくお願いします」と涙ながらに訴えたが、出席者からは「離婚していたのに何で?」と戸惑いの声が続出したという。

 選挙期間中、喜美氏に「再入籍したんですか?」と直撃すると、「仲良く一緒に暮らしております」との回答。事実婚状態で再入籍はしていないことを示唆した。

 大田原市内の集会所で行われた個人演説会。喜美氏は、父・ミッチーのことを話す際に、感極まった。「うちのオヤジが亡くなる直前にこう言ったんです。ヨシミ、誰のことも恨むんじゃねぇぞって…。うっ」。

 ◆自民・簗氏、優位も警戒感 簗氏の陣営の関係者は、優位とされる状況にも「美智雄先生から続く支持基盤は、50年以上というぶっとい幹がありますからね」と警戒感を崩さない。簗氏は前回の12年衆院選では、地元出身ではない落下傘候補ながら、4万8912票、得票率35・1%の得票率をマークし、比例復活した。

 関係者によると、当選後の2年間は土日は欠かさず選挙区内に帰ってきていたという。簗氏は「地元の代弁者として訴えられる議員でなければいけない」と地元密着をアピール。選挙以外で地元に帰らない渡辺氏を皮肉った。栃木3区はほかにも共産党の秋山幸子氏が立候補している。

 ◆今年の喜美氏をめぐる動き 2010年参院選と12年衆院選の直前に、化粧品会社DHCの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れ、5億円超が現在も返済されていないとする吉田氏の手記が今年3月、週刊誌に掲載された。渡辺は借り入れを認め、「個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」と公選法違反ではないことを強調。4月のみんなの党の調査報告では、12年12月にまゆみ夫人と離婚していたことが明記されていた。渡辺氏は党代表を辞任。その後、新代表に就任した浅尾慶一郎氏と野党再編をめぐってもめ、今回の衆院選前に党は解党した。

 ◆栃木3区(大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)

渡辺喜美 62 無 前〈6〉

簗和生 35 自民前〈1〉

秋山幸子 63 共産新

※丸数字は当選回数

2171名無しさん:2014/12/09(火) 08:08:17
静岡新聞 静岡 <静岡県内世論調査>投票先「未定」51%
http://www.at-s.com/news/detail/1174147171.html
静岡新聞社の電話世論調査と3日までの取材によると、静岡県内小選挙区は自民党が8選挙区のうち1区、2区、4区、7区、8区の5選挙区で優位を保っている。
民主党は前職のいる5区と6区の2選挙区で堅調。
2選挙区(1区、8区)に候補者を立てた維新の党は厳しい戦いを強いられている。
ただ、小選挙区の投票先を「まだ決めていない」と答えた人は51・3%に上り、情勢が変わる可能性がある。

民主、維新両党の共闘が成立した3区は自民党前職の宮沢博行氏が先行。
民主党元職の小山展弘氏は民主党支持層に加え、維新の党支持層も取り込みながら追走する。

民・維間の候補者調整が付かなかった1区、8区はいずれも自民党前職の上川陽子、塩谷立両氏が優勢。
1区は民主党元職の牧野聖修氏と維新の党前職の小池政就氏が競り合いながら、上川氏を追う。
8区は維新の党新人の源馬謙太郎氏が塩谷氏追撃の構えを見せる。

5区、6区はいずれも民主党前職の細野豪志、渡辺周両氏がリード。
前回選で共に比例復活で初当選した自民党前職の5区吉川赳、6区勝俣孝明両氏は、常勝の細野、渡辺両氏が築いた牙城の切り崩しを図る。

4区は自民党前職の望月義夫氏が5度目の対決となる民主党元職の田村謙治氏を上回る出足。

2区は自民党前職の井林辰憲氏が優位に立ち、民主党新人の松尾勉氏が追う。

7区は自民党前職の城内実氏が盤石の戦いを見せる。

一方、比例投票先は49・7%が自民党と回答、他党に大差を付けている。

2172チバQ:2014/12/09(火) 20:14:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 大阪10区 「共闘」どこ吹く風 激戦区、浮動票争い過熱
毎日新聞 2014年12月09日 大阪朝刊

 

 「総理大臣、幹事長、財務大臣。政権幹部がなぜ高槻に来るのか。辻元の口を封じたいからなんです」。5日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前。ピンクのたすきをかけた民主前職、辻元清美氏(54)がマイクを握った。安倍晋三首相らが応援に入る自民新人、大隈和英氏(45)を意識し、得意の弁舌が熱を帯びる。「総理の後ろについて子分のようにペコペコする人を選んでも役に立ちません」

 大阪10区は高槻市と島本町からなる選挙区。大阪と京都の中間にあるベッドタウンで、無党派層が多いとされる。過去3回は辻元氏と、維新前職の松浪健太氏(43)が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区だ。辻元氏は前回「大阪都構想」を掲げる維新の批判に時間を割いたが、今回は「維新は外野」と言い切り、アベノミクス継続を訴える自民の批判に重点を置く。

 だが、維新は辻元氏を強く意識する。郵政選挙と呼ばれた2005年は当時自民の松浪氏が風をとらえて勝利。政権選択が争われた09年は辻元氏が圧勝し、「第三極」が注目された12年は維新に移った松浪氏が約5700票差で制した。

 今回、全国では民主と維新の選挙協力が進んだが、辻元氏は都構想批判を繰り返し、10区では橋下徹共同代表(大阪市長)が「辻元さんとそんなの(協力)できない」と拒絶するほど対立が根深い。6日、JR高槻駅前に立った橋下氏は国会議員が削減した給与を元に戻したことを批判した。「辻元さんもワーワー言ってるけど、自分の給料が上がっていることを言っていない」

 新聞各紙の世論調査で接戦が伝えられることにも危機感を募らせる。松浪氏はこの日、「厳しい状況だ。維新(の議席)は減り、与党でいっぱいになる。改革の前に身を切るという当たり前のことを言う勢力を伸ばして」と声をからした。

 前回、2人に大きく差をつけられた自民の大隈氏。今回は、安倍首相や石破茂・地方創生担当相らが続々と来援し、手厚い態勢で臨む。6日、JR高槻駅前に立った大隈氏は医師としての経歴をアピールし、「社会保障制度を守っていく」と力説。駆け付けた谷垣禎一幹事長も「今度こそ大隈さんの志を形にしてあげたい」と訴えた。全国では自民優勢が伝えられるが、陣営幹部に余裕はない。「郵政選挙の時のような風は吹いていない。気は抜けない」

 共産新人の浅沼和仁氏(53)は4回目の挑戦。7日の公開討論会で政党助成金を受け取る他党を「金の感覚をまひさせ、政治を腐敗させている」と批判し、消費増税の中止や特定秘密保護法の廃止などを訴えた。【五十嵐和大、大久保昂】

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 ◇大阪10区立候補者(届け出順)
辻元清美 54 [元]副国交相 (5)民前

松浪健太 43 党役員 (4)維前

大隈和英 45 医師 自新=[公]

浅沼和仁 53 党地区役員 共新

2173チバQ:2014/12/09(火) 20:18:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk26010454000c.html
2014衆院選:激戦6区、応援合戦も過熱 元閣僚ら各地で熱弁 /京都
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 14日投開票の衆院選で、激戦を繰り広げている京都6区(宇治、八幡、京田辺市など)の3候補の街頭演説や個人演説会には、閣僚や政務官、参院議員らが駆けつけ、応援合戦も過熱している。

 民主前職、山井和則氏(52)が4日、宇治市の西小倉コミュニティセンターで開いた個人演説会で、蓮舫元行政刷新担当相は「山井さんは社会保障の充実のためにずっとやってきた。この2年間、私たち民主党は反省したが、もう下を向いているだけではいけない。イエスマンの議員を増やすより、提案できる議員を増やそう」と熱弁を振るった。

 自民前職、安藤裕氏(49)=公明推薦=の応援には小泉進次郎復興政務官や石破茂地方創生担当相が登場。石破氏は6日、近鉄新田辺駅前で「自民、公明は圧勝すると報道されているが信じてはいけない」と引き締めた。小泉氏は5日、JR宇治駅前で「アベノミクスを必ず成功させなきゃいけない。14日は宇治茶で乾杯しましょう」と呼びかけた。

 共産新人、上條亮一氏(28)が5日、城陽市の文化パルク城陽で開いた個人演説会で、大門実紀史参院議員は「安倍内閣は戦後で一番危険な内閣。原発の再稼働を推進し、日本を戦争する国にする。しかし、最大野党の民主党は対決軸がない。第三極の議員は大混乱で、国会で会っても今何党なのかを聞かないとさっぱり分からない」と批判した。【山田英之】

2174チバQ:2014/12/09(火) 20:19:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddm005010034000c.html
混戦:2014衆院選/1 沖縄4区 辺野古、続く保革共闘 知事選酷似 自民、今も逆風
毎日新聞 2014年12月04日 東京朝刊

衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
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 衆院選は14日の投開票に向け、各党が短期決戦に臨んでいる。自民党の「1強多弱」体制を野党はどこまで突き崩せるか−−。混戦が展開される注目選挙区を歩いた。

 「地元が辺野古移設反対の意思を示しても政府は粛々と進めると言う。保守も革新もウチナーンチュ(沖縄の人)が一丸とならないといけない」

 公示日の2日朝、沖縄4区の無所属新人、仲里利信氏(77)は沖縄県南風原(はえばる)町での出発式で気勢を上げた。その横に、11月16日の知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設反対を訴え、かつて選対本部長として支えた仲井真弘多(なかいまひろかず)知事を破って初当選した翁長雄志(おながたけし)氏(64)が並び立ち、共闘をアピールした。

 前回衆院選では県外移設を公約に掲げ、比例復活の1人を含む4人全員の当選を果たした自民党県連。だが、党本部から強く迫られ、昨年末に辺野古容認に転じた。知事選では移設推進の仲井真氏を推薦し、翁長氏に約10万票の大差で敗北。事実上の公約撤回への厳しい県民感情は、今も逆風になっている。

 知事選の5日後に、安倍晋三首相は衆院解散に踏み切った。翁長氏を支えた共産や社民などと自民党を除名された那覇市議らの保革共闘グループは「知事選の勢いをそのまま持ち込みたい」(県議)と衆院選に臨む。共産、社民、生活の前職がそれぞれいる1〜3区は前職支援を確認し、4区に元自民党県連顧問の仲里氏の擁立を決め、全4選挙区で自民前職と対決する構図をつくった。

 中でも4区は、辺野古移設を巡ってたもとを分かったかつての盟友同士の対決として、知事選と酷似している。県議会議長を務めた仲里氏は、前回衆院選で「県外」を訴えた自民前職の西銘恒三郎氏(60)を後援会長として支えた。昨年、辺野古移設容認に転換した西銘氏を批判して後援会長を辞し、自民から除名された末、自ら対抗馬となった。

 知事選で翁長陣営を取りまとめた安慶田(あげだ)光男・那覇市議会議長は「相手は自民党国会議員5人の中で真っ先に県外移設の公約を破った人物。辺野古に新基地を造らせないためにも4区は負けられない」と強調。1区が地盤の那覇市議が4区に入って選挙戦を支える。翁長氏も出発式だけでなく、選挙区内の離島も仲里氏と一緒に歩く予定だ。

 「知事選の影響がまだ強く、大変な逆風だ」。西銘氏は元後援会長の出馬に危機感を隠さない。

 2日の街頭演説では移設の是非に直接言及せず、「2年前の民主党政権を選ぶのか、自公連立政権を選ぶのかが問われている選挙だ」と政権選択選挙であることを強調。公示前日の1日に推薦を受けた公明との連立政権の継続もアピールし、「選挙区は西銘、比例は公明」と繰り返した。

 自民党県連幹部は「衆院選の主要な争点は経済問題だ。基地問題が争点となった知事選と同じような投票行動は起きないのでは」と期待を込める。

 しかし、党本部には「沖縄全敗」の危機感が強く、4小選挙区全てを重点区に指定。谷垣禎一幹事長も8日に沖縄入りする。選挙区に多くの離島を抱え、もともとは基地問題とは遠いはずの4区の情勢に神経をとがらせている。【山本太一、佐藤敬一】=つづく

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 ◇沖縄4区=石垣、糸満市など
仲里利信 77 無新

西銘恒三郎 60 (3)自前=[公]

2175チバQ:2014/12/09(火) 20:20:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddm005010041000c.html
混戦:2014衆院選/2 滋賀1、3区 民主、雪辱へ連携探る 嘉田氏、今も影響力
毎日新聞 2014年12月05日 東京朝刊

支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
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 「恥ずかしいのであまり言わなかったが、私は皆さんが思っている以上に国会や霞が関で力があるんです」。滋賀1区の民主前職、川端達夫氏は11月29日の事務所開きで、冗談交じりに実績を強調した。総務相などを歴任し、10期目を目指すベテランだ。

 民主への逆風が吹き荒れた2012年の前回衆院選で、自民新人だった大岡敏孝氏に敗れて比例復活も阻まれ、今年5月に繰り上げ当選した。雪辱を期す川端氏は「前回は個人にではなく、自民に負けた」と強気で、支援する連合滋賀も巻き返しを図る。

 衆院選で県内の関心を集めるのが、7月の知事選の影響だ。民主の衆院議員だった三日月大造氏(43)が離党して出馬。嘉田由紀子知事(当時)の全面支援を受け、予想を覆して自公推薦候補を破った。安倍内閣は直前に集団的自衛権行使容認の閣議決定に踏み切ったばかりで、波紋が広がった。

 嘉田氏は、12年衆院選で「日本未来の党」を設立して戦ったが、9議席と振るわず敗北。それでも「もったいない」をスローガンに大型公共事業を中止・凍結した実績は県民の評価が高く、県内政界への一定の影響力を残している。

 民主は知事選の構図の再現を目指しており、川端氏も公示日に「三日月氏と共に頑張り抜く」と述べ、親密さをアピールした。苦戦が予想される民主幹部も「本来はうちが強い地域だ。選挙区をなんとか取り戻したい」と三日月氏との連携を探る。

 滋賀県内の4小選挙区はしばしば「振り子現象」が起きる。政権交代した09年衆院選は民主が全勝、12年は自民が全選挙区を取り戻した。前回、自民が全選挙区を独占した19県のうち、新潟、長崎両県と並んで全選挙区で「民主→自民」のオセロゲームとなった。

 もともとは農業県で保守系が強かったが、高度成長期に大手企業の工場が集積。連合の組合員は1995年に8万4000人を突破し、繊維大手・東レ労組出身の川端氏らを当選させる原動力となってきた。だが、08年のリーマン・ショックなどで工場の人員削減が相次ぎ、組合員数はピーク時より2割減少。影響力は次第に弱まっている。

 アベノミクスは「円安による輸出拡大」を掲げたが、滋賀にも十分な恩恵は届いていない。川端氏は「国民の多くが景気回復の実感がない」と安倍政権を批判。これに対し、大岡氏の陣営は「民主への逆風は収まっていない。粛々と政策を訴えるだけだ」と語る。

 「嘉田カラー」がさらに強いのが滋賀3区だ。民主新人の小川泰江氏は嘉田氏の側近として知られる。2日の出発式では「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを受け継ぐ」と語り、嘉田氏も「『政治の母』として草の根型の政治をお願いしたい」とエールを送った。陣営関係者は「民主対自民の『政党対決』では『風』を取り込めない。滋賀では嘉田氏との親密さをアピールする方が無党派層を取り込める」と明かす。

 一方、自民前職の武村展英氏の陣営は、「『自民VS嘉田』という構図は知事選と同じで相手の土俵。あくまで今回は政党を選ぶ選挙だ」と強調。5日には小泉進次郎復興政務官が県内入りするなど、無党派対策に力を入れる。【加藤明子、竹下理子】=つづく

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 ◇滋賀1区=大津、高島市
川端達夫 69(9)民前

佐藤耕平 32 共新

大岡敏孝 42(1)自前=[公]

 ◇滋賀3区=草津、守山、栗東市など
小川泰江 51 民新

西川仁 67 共新

武村展英 42(1)自前=[公]

2176チバQ:2014/12/09(火) 20:21:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddm005010025000c.html
混戦:2014衆院選/3 宮城1、2区 野党共闘に支持者困惑 自民は警戒感
毎日新聞 2014年12月06日 東京朝刊

民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
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 仙台駅西口の繁華街。衆院選公示を控えた11月30日、民主党県連の街宣車に、宮城1区の民主前職、郡和子氏と同2区の維新前職、林宙紀氏が並んだ。周囲には「民主党」と「維新の党」ののぼりがはためく。

 「2年前は共に1区で戦ったが、それでは自民党のやりたい放題に歯止めがかけられない。党は違えど同じ思いで連携して戦いたい」。郡氏が声を張り上げると、林氏は「国替えは重い決断だったが、『宮城方式』の野党連合で安倍政権に対峙(たいじ)する」と呼応し、共闘をアピールした。

 前回衆院選の宮城1区では、郡氏と当時みんなの党所属だった林氏を含め6人が乱立。非自民票は分裂し自民党の土井亨氏が当選した(郡、林両氏は比例復活)。民主党は今回、共倒れとなった前回の反省から林氏に2区への「国替え」を持ちかけ、林氏も受諾。林氏を県連レベルで推薦し、民主党所属の地方議員らが法定はがきで支持者に林氏への支援を呼びかけている。安住淳県連代表は「政権批判の受け皿となる体制が十分できた。一体化を加速したい」と意気込む。

 この動きに苦しい対応を迫られたのが民主党の支持組織、連合宮城だ。県連から林氏への推薦を打診されたが、維新の党の橋下徹共同代表は公務員労組を繰り返し批判しており「推薦はできない」と傘下の労組に対応を一任。2区では社民党が「維新は自公に近い」として桑島崇史氏を独自に擁立しており、自治労宮城県本部は桑島氏への推薦を決めた。

 連合宮城の小出裕一事務局長は「林氏は労働者派遣法の改正に反対するなど個人としては理解できるところもある。『維新公認』でなければ別の対応があったかもしれない」と吐露する。

 また、選挙区協力が比例代表での集票に与える影響も民主党の懸念材料だ。2区は県内の有権者の4分の1近くが集中する「大票田」。しかし、小選挙区で民主公認候補が不在となった結果、比例票の掘り起こしが「ほぼ手つかずで終わる」(民主県議)可能性があるという。「宮城方式」が奏功するか、手探りの選挙戦が続く。

 一方、迎え撃つ自民党。県連幹部は「野党共闘で今回は接戦になる」と警戒する。公示日2日には安倍晋三首相が仙台入りして1区の土井氏、2区の自民前職、秋葉賢也氏らと演説に臨み、「復興は道半ばだがしっかり前に進んでいる。復興のためにも強い経済を取り戻す。力を与えてほしい」と訴えた。

 東日本大震災から3年9カ月。県内では景気回復の実感は乏しい。首相の経済政策「アベノミクス」についても「復興事業で使う建設資材の高騰など、円安の負の側面のほうが色濃く出ている」(県商工会連合会幹部)のが実情だ。

 自民党県連は今回、県連独自の公約に、政府が来年度までと定める集中復興期間の延長と、復興予算の増額を初めて打ち出した。自民党県連の中島源陽幹事長は「現場は資材・人件費高騰のあおりを受けており、どう対処するかが(有権者の)最大の関心事だ」と指摘。県連幹部は「本音を言えばあと2年解散せず、地方創生の明かりが見えた時点でやるほうが理解を得やすかった」と複雑な表情をみせた。【横田愛、百武信幸】=つづく

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 ◇宮城1区=仙台市青葉・太白区
土井亨 56(2)自前=[公]

松井秀明 46 共新

郡和子 57(3)民前

 ◇宮城2区=仙台市宮城野・若林・泉区
増元照明 59 次新

桑島崇史 35 社新

林宙紀 37(1)維前

大内真理 36 共新

秋葉賢也 52(4)自前=[公]

2177チバQ:2014/12/09(火) 20:24:31
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141209/plt1412091830005-n1.htm
【激突!!師走決戦】土俵際の渡辺喜美氏、親族が“涙のお願い”連発 8億円問題が… 栃木3区 (1/2ページ)
2014.12.09


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、無=無所属【拡大】


 みんなの党(解党済み)元代表で、無所属で立候補した渡辺喜美氏が、大苦戦を強いられている。自民党前職の簗(やな)和生氏に先行を許しているとされ、一族総出で崖っぷちの選挙戦に臨んでいるのだ。事実婚状態という“夫人”が地元企業にすがりつけば、親族女性は号泣して支持者に訴えた。地元で根強い人気を持つ亡父、「ミッチー」こと美智雄元副総理の威光もアピールするなど、なりふり構わぬ「どぶ板」を展開していた。

 「ぜひ、みなさまの力を私に与えてください。もう一度、どうか命を吹き込んでください」

 栃木県大田原市の光真寺で開かれた個人演説会。渡辺氏は数十人の支援者にこう訴えかけ、深々と頭を下げた。

 おいの美知太郎参院議員(31)と、その妻の幸子・栃木県議(32)も応援に駆け付けた。幸子氏は涙をボロボロ流し、「最後の最後まで、渡辺喜美をよろしくお願いします!」と号泣しながら訴えた。

 同寺が美智雄氏のぼだい寺であるためか、渡辺氏は「だんだんよくなる法華の太鼓」「道は近きにあり」などと、「ミッチー語録」を何度も引用した。「オヤジがやり残したことをやろうと考えてきた」とも語り、父の存在を強調するような発言が目立った。

 渡辺氏とは戸籍上離婚したが、事実婚状態にあるというまゆみ“夫人”も必死だ。

 「地元企業や支援者の集会にそろって顔を出し、まゆみさんが涙ながらに『お願いします』と土下座せんばかりの勢いで支援を頼み込んでいる。選挙戦中盤からは、報道陣を避けて影のサポートに徹している」(事務所関係者)

 比例復活のない無所属での立候補となった渡辺氏にとって、選挙区での敗北は「失職」を意味する。背水の陣で臨む選挙戦だが、やはり情勢は極めて厳しい。

 「これまで味方だった複数の地元議員が自民党候補の支援に回ったほか、長く渡辺氏を応援してきた津久井富雄・大田原市長も相手側に去った。先代から続く後援会組織も高齢化し、組織力の低下が著しい」(同)

 今年3月に発覚した化粧品会社会長からの8億円借入問題と、選挙直前の解党騒動によるイメージ悪化も深刻だ。

 支援者の主婦(70)は「8億円の件で、いまだに納得できる説明をしてもらっていない」と不満を口にする。美智雄氏の代から支援してきたという自営業の男性(72)は「無所属じゃ、何もできない。ただの給料取りになっちゃうからねぇ。昔からのファンも大勢いっけど、今回ばかりは難しいんでないの」と話した。

 ただ、渡辺氏は地道な「どぶ板」で手応えもつかんできている。

 大田原市内で遊説中の渡辺氏を直撃すると、「直接(有権者と)お話しすると反応がいい。支持が回復しつつある」と自信をのぞかせた。

 地元集会では、自民党時代に撮影した安倍晋三首相とのツーショット写真を披露するなど、安倍政権との蜜月ぶりを強調する。「アベノミクスじゃなくてナベノミクス」などと、自分がアベノミクスの考案者であるという“独自の主張”を繰り返した。

 出陣式で、渡辺氏は「党は消えても喜美は消えず」と豪語した。その言葉通り、土俵際で踏みとどまれるのか。 (安里洋輔)

2178チバQ:2014/12/09(火) 20:26:53
http://www.asahi.com/articles/ASGD56QYSGD5UJUB015.html
小沢一郎氏、背水の陣 地元張り付き「ロッキード以来」
寺沢尚晃、伊藤唯行2014年12月9日13時55分
 岩手4区で16選を目指す生活前職の小沢一郎氏(72)が地元に入り、背水の陣を敷いている。県議、首長、業界が支える「小沢王国」はかつての勢いを失いつつある。自民は安倍晋三首相や菅義偉官房長官らが現地入りし、揺さぶりをかける。

 「留守ばかりしていたが、皆様のお力を頂き、主張を貫いて参りました」

 6日、花巻市。約100人を前に小沢氏はビールケースに乗って訴えた。「久しぶり」。演説後は支持者と握手。これまでは選挙期間中ほぼ立ち寄らなかった地元に6、7両日は張り付き、計30カ所を回った。

 陣営幹部は「選挙区をこまめに回るのは(1983年の)ロッキード事件判決後の選挙以来じゃないか」と語る。

 93年に自民を離れ、新生、新進、自由、民主など各党を移ってきた小沢氏。「先生に全国の同志を支えて頂き、地元は私たちで守ってきた」。15後援会を束ねる後援会連合会の小笠原直敏会長(69)は言う。後援会の下に130支部があり、選挙カーの遊説やポスター貼りを支える。

 だが、支持者も高齢化が進む。「号令を掛けても年寄りばかりで動けない。人口減少社会だな」。別の後援会幹部がつぶやく。

 9日、北上市。自民前職の藤原崇氏(31)の応援に安倍首相が駆けつけた。「みなさんで変えていきましょう。若く元気な藤原を勝たせて下さい」。約600人を前に声を張り上げた。

 藤原氏は前回、3万票差で小沢氏に敗れ、比例で復活当選。北上市の事務所には業界団体や企業の推薦状が並ぶ。約2千枚届き、「前回から大幅に増えた」という。

 前回まで小沢氏だけに推薦状を出した運輸会社は、今回は両氏に送った。同社は「小沢氏には世話になってきたが、長期政権になりそうな自民を無視するわけにはいかない」と言う。陣営幹部は「風向きが変わってきた」と感じる。

 藤原氏はこの2年、週末に地元に戻り、「いつでも会える衆院議員」をアピールした。後援会は前回のゼロから16に増えた。

 5日、奥州市の個人演説会。小沢氏と20年以上歩んできた5期目の渡辺幸貫県議も駆けつけた。2年前、小沢氏の民主離脱を機に袂(たもと)を分かった渡辺県議は「選挙の度に増税反対とか美辞麗句を並べる。そんなやり方に疑問を感じた」。

 首長の対応にも変化が出始めた。前回は小沢氏を支持した奥州市の小沢昌記市長は「前職の2氏を支持する」と、両陣営の催しに顔を出した。1月の花巻市長選では、自民などの支援を受けた上田東一市長が、小沢氏に近い県議らが推す現職を破った。

 ただ、ある首長は「小沢氏はまだ影響力があり、政権党の自民も敵にしたくない。両方と良い関係を保ちたい」と言う。

 岩手4区には、共産新顔の高橋綱記氏(67)も立候補した。党岩手中部地区の瀬川貞清委員長は「小沢氏は嫌だが、安倍政権に不満も強い人の受け皿になれる」と話す。(寺沢尚晃、伊藤唯行)

2179チバQ:2014/12/09(火) 20:29:59
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343371/
前回フィギュア100体捨てたあの候補 今回は“道重ロス”と闘う
2014年12月09日 16時00分

フィギュア好きで知られる三谷氏だが…
 14日投開票の衆院選で東京5区が激戦となっている。2012年の前回を制した自民党の若宮健嗣氏(53)に民主党の手塚仁雄氏(48)、共産党の沢井正代氏(65)、無所属の三谷英弘氏(38)、同じくドクター・中松氏(86)が挑むという混戦模様だ。

 8日、東急東横線・学芸大学駅前では三谷氏の応援に次世代の党の江口克彦参院議員(74)が駆けつけた。三谷氏も江口氏も、もともとはみんなの党所属。しかし、選挙直前に同党は解党。民主党などほかの政党に潜り込めた人もいれば、三谷氏のようにみんなの前代表だった渡辺喜美氏(62)とともに新党を模索したが、形にならず無所属となった人もいる。

 無所属と政党所属では選挙の戦い方にも差が出る。三谷氏が聴衆に訴える。「『いつ政見放送やるの』と聞かれますが、私の政見放送は流れません。チラシやハガキの数も限られています。無所属だと不利益を被るのです」

 政党がなければ組織もない。三谷氏は政界屈指のフィギュア好きで、漫画やアニメの表現規制に反対する政治家として知られる。前回選挙の初出馬のときは、妻を説得するためにフィギュア100体を捨てた。そして、ギリギリで比例復活を果たしている。同じフィギュア好きが入れてくれた票が復活の後押しになったかもしれないと本人は振り返る。

 今回はフィギュアとは違うものを犠牲にした。

「選挙がなければ11月26日のモーニング娘。のコンサートに行く予定でした。道重さゆみさんが卒業したときのです。選挙になってしまいキャンセルしたので、行けませんでした」(三谷氏)

 DVDになったら見るとはいうものの、がっくりだろう。「笑っていいとも!」が終了したとき「タモロス」が話題になったが、道重卒業でもファンの間で「道重ロス」がささやかれている。

 三谷氏は選挙だけでなく、道重ロスとも闘わなくてはいけないようだ。
【編集部のおすすめ】

2180チバQ:2014/12/09(火) 20:32:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120902100017.html
東京ニュース
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注目区ルポ
◆12区(北・足立区西部)「自・民」票の流れ注目 

 都内で唯一、自民が候補者を立てず、公明前職の太田昭宏さんを全面支援する選挙区。野党第一党の民主は生活前職の青木愛さんを区議レベルで応援する。共産新人の池内沙織さん、今年二月の都知事選に立候補した次世代新人の田母神俊雄さんも出馬。「自・民」不在の中、両党支持層の票の流れが注目される。

 「防災・減災、危機管理、東北の復興。その司令塔の役を与えていただき、フル回転している」。太田さんは七日昼、北区のJR赤羽駅東口で、ロータリーを埋め尽くす聴衆を前に安倍内閣の国土交通相としての実績を強調した。

 党代表として臨んだ二〇〇九年の衆院選で、当時民主の青木さんに約一万票差で敗れた。大臣の今回は地元に張り付き、連日街頭演説や支援者回りに動く。七日は自民都議、区議もそろって支持を求めた。駆けつけた舛添要一都知事は「自公連立政権が世の中を安定させている」。安倍晋三首相も「連立政権の要」と共闘をアピールした。

 「消費税の10%への引き上げを食い止める最後のチャンス。まだまだ財源を捻出できる対策、取り組みが残されている」。青木さんは八日夕、同じ赤羽駅東口でビールケースに立ち、声を上げた。前回は民主を離党し日本未来の党から出馬、比例で復活当選した。今回は民主、維新などの「調整候補」として民主支持層への浸透を図る。民主区議は「地元にとって(政策などが)一番近い候補だ」と応援する。

 若さを前面に出す池内さんは七日午後、二十〜四十代の支援者らと北区のJR十条駅近くの商店街を練り歩いた。前回、都内の小選挙区で共産最多の四万票余を得た。ブラック企業やヘイトスピーチ問題を挙げ、「共産党が伸びれば政治は変わる」と繰り返した。

 「自公連立政権を分断しなければ、日本は変わらない」。先月末に立候補表明した田母神さんは、公明批判を展開し、保守層の取り込みに走る。八日午前、赤羽駅東口での演説では山田宏幹事長らと並び「日本国民のための政治を実現する」と訴えた。 (奥野斐)

 ◇12 区(4)北・足立区(西部)

太田昭宏69 国土交通相    公前<6>

池内沙織32 党都委員     共新 

田母神俊雄66 (元)航空幕僚長   次新 

青木愛49 党幹事長代理   生<前><3>

 (届け出順)

2181チバQ:2014/12/09(火) 20:33:19
◆15区(江東区)新旧票の獲得へ舌戦

 臨海部に林立するタワーマンション群に選挙カーの声がぶつかり、響き渡る。そんな現代的な街並みと、江戸情緒あふれる下町が隣り合う選挙区で、父親の地盤を継ぐ維新前職の柿沢未途さんと、前回衆院選で初めてここで立候補した自民前職の秋元司さんが対決する。共産新人の吉田年男さんも絡み、新旧の住民の支持獲得にしのぎを削る。

 柿沢さんは都議時代、民主に所属したが、過去二回立候補した衆院選では、みんなの公認で出馬した。昨年八月にみんなを離党し、結いを経て維新に合流して三カ月弱。柿沢さん自身、こうした政党遍歴を「ちょっと不利」と認める。

 民主は候補擁立を見送り、柿沢さんは共産を除く野党統一候補と位置づけられた。さらに、外相を務めた父・弘治さん以来の「柿沢党」の系列区議たちが支える。砂町地区での出陣式で柿沢さんは「父は天国からハラハラしながら見守っている」と地元の情に訴えた。六日は維新の江田憲司共同代表が応援に入った。

 こうした状況について、秋元さんは「新しい住民も増えており、お父さん(弘治さん)と息子(未途さん)は違う」と指摘する。自民、公明の「与党候補」であることを前面に出す戦術をとり、演説では「アベノミクスでデフレ脱却の手前まで来た。あと一歩だ」と訴える。

 出陣式には、かつて自民党都議を務めた山崎孝明江東区長をはじめ自公の都議、区議ら関係者がそろい踏み。異口同音に「自公政権の継続」を訴え、組織をフル稼働させている。七日は安倍晋三首相が選挙区入りして支援を訴えた。

 共産新人の吉田年男さんは「安倍暴走政権に審判を下す選挙」と、消費税の10%への引き上げ中止や、原発の廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定への反対などを訴える。

 共産を除く野党連合と与党の対決ばかりが注目される中、陣営関係者は「自民はひどいが、第三極はなくなり、民主には裏切られたという声は広がっている」と共産の存在意義を強調し、地道な支持拡大に努めている。 (荘加卓嗣)

 ◇15 区(4)江東区

猪野隆49 (元)国税庁職員   無新 

柿沢未途43 党政調会長    維前<2>

秋元司43 (元)防衛政務官   自<前><1>

吉田年男66 党地区委員長   共新 

 (届け出順)

2182チバQ:2014/12/09(火) 20:34:00
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141208_14.html
<衆院選>TPP論戦様変わり・山形2区


水田脇に立つ山形2区のポスター掲示板を見詰める有権者。TPP交渉参加と米価下落で鈴木氏と近藤氏の訴えは前回と様変わりしている=山形県川西町
◎自民・鈴木氏反対→釈明/民主・近藤氏推進→封印

 衆院選山形2区で、自民党前議員鈴木憲和候補(32)と民主党前議員近藤洋介候補(49)の攻防が激化している。前回2012年は環太平洋連携協定(TPP)が主争点となり、鈴木氏は反対を訴え初陣を飾り、近藤氏は推進姿勢を示し苦杯をなめた。再激突の今回は様相が変わり、鈴木氏は政府のTPP交渉参加や米価下落の弁明に追われ、近藤氏は自民党の農政改革を攻めTPP論を封印する。

 「結果として安倍政権がTPP交渉に参加し、悔しい。申し訳ない」
 4日夜、小国町の個人演説会。鈴木氏の話は謝罪と釈明に終始した。
 前回、交渉参加に前向きな民主党政権を批判し、TPP反対を公約に掲げ初当選した鈴木氏。自民党が政権復帰し、わずか3カ月後、安倍晋三首相は交渉参加を決めた。
 党TPP慎重派議連の事務局次長となり、反対姿勢を貫く先頭に立ったが、「ウソつき」という農家の批判は鈴木氏にも容赦なく浴びせられた。
 「首相が参加を決断した以上は、農家が不安を抱かない交渉をさせる」。鈴木氏は変わらぬ立場を懸命にアピールする。
 元農水官僚で「農業のプロ」を看板に掲げる。農村部の多い選挙区で再選を目指すが、米価下落がその足元を揺るがす。
 朝日町で5日夜にあった個人演説会。鈴木氏は「遊説先で農家に『米価がひどい』『自民党の政策は納得がいかない』と言われる」とこぼした。
 党県連幹部は「米価は政府、与党が決めるものではない」と理解を求めるが、所得が激減する農家の怒りは収まらない。
 自民党は急きょ、コメ20万トンを来秋まで倉庫に保管し、需給バランスを調整すると発表した。農家向け政策冊子も配布し、不安解消に奔走する。
 「自民党農政の失敗にほかならない。公約にない減反廃止を打ち出し、農村は混乱している」
 近藤氏は2日、米沢市の街頭演説で米価下落を責め立てた。掲げるのは看板政策、戸別所得補償制度の完全復活。「民主党政権下でも米価は下がったが、農家の収入は維持できた」と強調した。
 前回は鈴木氏に1万8000票及ばず、比例東北の復活に甘んじた。TPP交渉参加に前向きな野田佳彦首相(当時)に同調し、農家の反発を招いたことが敗因だった。
 2年前の公示直前、県農協政治連盟が開いた集会でただ一人、「TPP反対」の鉢巻きをせず、帰れコールを浴びた「事件」は今も語られる。
 今回、近藤氏は「前回は農家のひんしゅくを買った」と振り返るものの、TPPの持論を語ることはほぼない。政府の農政転換と米価下落をやり玉に挙げ、戸別所得補償の一点突破を試みる。
 5日夜、小国町の個人演説会に元参院議員舟山康江氏が現れた。12年7月、TPP反対を理由に民主党を離党し、近藤氏とも一時たもとを分かったが、落選した昨夏の参院選では支援を受けた。
 舟山氏は「農家を支える仕組みをなくせば、地方創生どころか地方喪失だ」と批判。近藤氏は「農村を救うのは戸別所得補償しかない。舟山さんが政務官の時につくった制度だ」と力を込めた。

◎山形2区立候補者

近藤 洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新 
鈴木 憲和32☆自(無)前(1)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

2183チバQ:2014/12/09(火) 20:34:29
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_06.html
<衆院選>敵陣突き自維応酬/因縁抱え地域対決/秋田3区


雪が降り積もった湯沢市役所前で、真剣な表情で候補者の訴えを聞く有権者=8日

<ダメージ2倍>
 「相手の地盤から1票を奪い取れば、与えるダメージは2倍になる」
 衆院選序盤の3日、自民党前議員の御法川信英は、激突する維新前議員村岡敏英の本拠地・由利本荘市に乗り込んだ。応援弁士は、地方で人気が高いとされる地方創生相石破茂。県選出参院議員2人も顔をそろえた。陣営の1人が明かす敵陣攻略の狙いが、戦いの激しさを物語る。
 御法川と村岡が激突するのは4度目。前回2012年に立候補した旧未来の党元議員は引退し、今回が初めて事実上の一騎打ちとなる。
 この日、御法川らが論陣を張ったのは由利本荘市役所前。市長の長谷部誠は、村岡の「応援団長」を公言し、全面支援する。石破の投入で、政権与党の威光と分厚い組織力を見せつけた御法川。市役所前に集まった約200人に「秋田のリーダーとして地方創生を成し遂げる」と力を込めた。

<復活は考えず>
 対する村岡陣営は「小選挙区で勝ち抜く機会を与えられた。比例での復活は考えない」と突然の総選挙を前向きに受け止め、フル回転する。
 村岡の父で官房長官などを務めた兼造は公示前、御法川の地盤中の地盤、大仙市大曲などを回り、長年の村岡支持者を掘り起こした。公示後は村岡に妻や息子が同行。家族ぐるみで巨大与党に立ち向かう。
 大雪が降った7日、羽後町で女性支持者が開いた集会。村岡は「私は巨大なクジラと戦っている。小さなハタハタのような存在だ」と笑いを誘いつつ、「安倍政権がこの道しかないと断定するのはおかしい。農業や地方創生など間違っている点をきちんと指摘できる政治家が必要だ」と対決色を鮮明にした。
 維新の党の前身となる「日本維新の会」は前回、第三極の主軸として躍進した。村岡に比例復活をもたらした風は今回、吹いていない。前回比例東北で獲得した2議席は不透明な情勢だ。村岡は悲願の選挙区当選に背水の陣を敷く。

<横手・湯沢が鍵>
 内陸部と沿岸部の地域対決の様相が強まる中、両陣営とも勝負どころは浮動票が多い横手、湯沢両市と見る。御法川はことし2月、横手市内に初めてとなる本格的な後援会を設けた。村岡は昨年11月に横手、ことし11月末に湯沢に事務所を構えた。
 自民、維新両党の各本部もてこ入れに躍起だ。
 自民党は8日、湯沢市に元消費者相の野田聖子を送り込んだ。12日には官房長官菅義偉が選挙区に入る予定。維新の党は、10日に共同代表江田憲司が自ら乗り込み、最終盤の盛り上げを図る。
 共産党新人の我妻桂子は安倍政権との対決姿勢を強調する。国政挑戦は2003年以来、2度目。比例東北での議席死守を目指す党前議員と連動し、反自民票の受け皿を狙う。(敬称略)

 ◇秋田3区立候補者
村岡敏英54☆党幹事長代理 維前(1)
我妻桂子60 党県委員   共新 
御法川信英50☆財務副大臣  自前(3)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

2184チバQ:2014/12/09(火) 20:34:57
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_10.html
<衆院選>若さVS熟練・秋田2区


候補者の演説に耳を傾ける秋田2区の有権者。人口減や米価下落など課題が山積する
◎東北最年少29歳・緑川氏、衆参通算4期・金田氏に挑む

 衆参通算5選を目指すベテランに、東北最年少の新人が挑む。衆院選秋田2区は、自民党前議員金田勝年候補(65)が政権与党の安定感を生かし盤石の基盤を整えたのに対し、民主新人の緑川貴士候補(29)は公示直前に出馬表明し、若さを前面に出す。前回、強固な地盤を持つ候補者同士がぶつかった選挙区は、情勢が大きく変わった。
 「わが県で最も力のある政治家だ」
 公示日の2日、金田氏の出陣式で応援弁士が持ち上げた。金田氏は旧大蔵省出身で参院2期、衆院2期を務め、霞が関、永田町が動く仕組みを熟知すると自負。「秋田の思いを確実に国政へ届けられる」と訴える。
 市町村長の旗印も明確だ。出陣式では、名前を呼ばれた自治体トップが次々と「頑張りましょう」と声を張り上げた。
 公明党や農政連など各種団体の推薦を得て支持固めが進む。陣営幹部は「圧倒的な勝利を果たす」と気勢を上げる。
 対する緑川氏は埼玉県出身で、出馬までの住まいは秋田市。2区の知り合いは少なく「地盤、看板、かばんの何もない」(緑川氏)と徒手空拳で走りだした。
 武器は若さだ。東北の25小選挙区に立候補した82人中、最年少。選挙戦では党県連の松浦大悟代表(前参院議員)と二人三脚で動く。松浦代表は「若者ゆえに、秋田の将来をより自分の問題として捉えられる」と強調する。
 緑川氏は4日夜、能代市で開いた個人演説会で「若輩者で世間も何も分かっていないかもしれないが、安倍首相の暴走は手に取るように分かる」と力を込めた。
 前回衆院選では、金田氏が当選を決めた事務所で、民放アナウンサーとして喜びの声を伝えた。「不思議な縁だが、胸を借りるつもりで戦う」と話している。

【秋田2区立候補者】
緑川貴士29☆民 新 
藤本金治68 共 新 
金田勝年65☆自(額)前(2)


2014年12月09日火曜日

2185チバQ:2014/12/09(火) 20:35:28
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_02.html
<衆院選>「小沢王国」打倒へ自民てこ入れ


演説後、支持者と握手する菅官房長官=奥州市水沢区

集まった支持者と握手を交わす小沢代表=八幡平市
◎菅氏「退場を」、首相9日応援/小沢氏4区から2区に転戦

 厳寒の岩手で激戦区の攻防が熱を帯びた。生活の党の小沢一郎代表(72)と比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)が競る衆院選岩手4区に8日、菅義偉官房長官が応援入り。安倍政権の参謀は「小沢氏に退場してもらう」と王国攻略へ気勢を上げた。小沢氏は前日まで支持固めに奔走した4区から県北の2区に転戦。比例東北生活前議員の畑浩治候補(51)を激励し、勢力維持に全力を挙げた。
 菅氏は8日午前、奥州市水沢区で街頭演説。小沢氏が前日まで2日間、31年ぶりに地元遊説したことに触れ「東日本大震災の時には地元に入らなかった。小沢さんの評価は大きく変わっているのでは」と言い放った。
 隣には、小沢氏と競り合いを演じる藤原氏。演説場所は小沢氏の選挙事務所からわずか100メートルの場所で、対決姿勢を鮮明にした。菅氏は「この20年、日本政治は小沢さんが話題の中心だったが、やってきたことは(掲げた理想とは)全く逆。小沢さんを退場させ、政治に安定を」と呼び掛けた。
 4区には9日、安倍晋三首相が入り、北上市で演説する。王国打倒へ、てこ入れが続く。
 小沢氏は岩手2区に入り、自民党前議員の鈴木俊一候補(61)を追走する畑氏を応援。滝沢、八幡平両市の計3カ所でマイクを握った。
 八幡平市松尾総合支所前では雪が舞う中、「アベノミクスで国民は踏んだり蹴ったり。安倍政権の下では強い者だけが強くなり、地方は疲弊する。一日も早く退陣させなければならない」と訴え、聴衆と握手を交わした。
 前日まで張り付いた4区では、自民党の藤原氏と激烈な競り合いになっているとの情勢が伝えられている。
 3日間の地元行脚を終えた小沢氏は、JR盛岡駅で報道陣に対し「開票日になれば分かること。それまで、それぞれ全力で取り組むだけだ」と語り、東京に戻った。

【岩手2区立候補者】
畑浩治51☆生 前(2)
久保幸男56 共 新 
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)

【岩手4区立候補者】
藤原崇31☆自(町)前(1)
高橋綱記67 共 新 
小沢一郎72☆生 前(15)

2186チバQ:2014/12/09(火) 20:35:51
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_01.html
<衆院選>オール福島どこへ 与野党非難合戦


福島県知事選で内堀氏が当選し、壇上で肩を並べて拍手する与野党の衆院選候補者ら=10月26日、福島市
◎10月知事選相乗り「復興に与野党なし」合言葉

 福島県内の衆院選選挙区で、東日本大震災からの復旧復興や東京電力福島第1原発の事故対応をめぐり、与野党のつばぜり合いが過熱している。10月の福島県知事選で「復興に与野党なし」を合言葉に、共産党を除く主要政党が相乗りして内堀雅雄知事(50)を誕生させたばかり。当時、各政党が唱えた「オール福島」は、非難の応酬にかき消されつつある。

<有志の会解散>
 「原発事故の総括をしないまま、安倍晋三首相は機械的に原発を再稼働しようとしている」
 5日、棚倉町の文化センターで、3区から立候補している民主党の前議員が熱弁を振るった。
 電力各社が打ち出した再生可能エネルギーの買い取り中断にも触れ、「エネルギー政策が3.11前に戻っている。政府の姿勢を疑う」と安倍政権の対応を非難した。
 自民党も民主党批判を展開する。公示前にあった自民党県連選対本部の事務所開きでは、岩城光英会長(参院福島選挙区)が「大震災直後、民主党政権の対応策は後手後手だった。自民党が政権を奪取してから復興の道筋がついた」と自画自賛した。
 知事選では自民、民主、公明、社民4党が「県議団有志の会」を設立。中央の与野党対立を福島に持ち込むべきではないと口々に訴え、「オール福島」を旗印に内堀知事圧勝の原動力となった。
 「県議団有志の会」は11月19日に解散した。報道各社に送られたファクスは「政局が混迷を増す中、この書面をもって解散する」とあり、有志の会メンバーが「昨日の友が今日からは敵だ」と苦笑いするほど素っ気ない文面だった。

<「致し方ない」>
 知事選で「オール福島」を掲げた与野党がぶつかり合う衆院選について、民主党県連の亀岡義尚幹事長は「福島の復興が忘れられており、非常に残念だ」とこぼす。一方、自民党県連の杉山純一幹事長は「知事選と違い、国政選挙は各政党の政策を掲げ戦う。致し方ない」と理解を求める。
 5区で立つ民主党の前議員のように「復興に与野党なし」と今も訴え続けるケースはまれだ。
 浪江町から二本松市に避難する時計店経営原田雄一さん(65)は「福島復興が大きな争点にならず、避難者は蚊帳の外に置かれている。政争の前にやるべき事はたくさんあるはずだ」と話す。

2187チバQ:2014/12/09(火) 20:36:34
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090013-n1.html
2014.12.9 08:35
【衆院選2014】
維新、大阪でも大苦戦 アベノミクス支持だが自民批判、政権との距離曖昧





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 維新の党に勢いがない。日本維新の会で臨んだ平成24年の前回衆院選では比例代表を含めて54人が当選したが、今回は本拠地の大阪ですら終盤情勢でわずかでも優勢とみられる選挙区は1つにとどまり、幹部らには焦りの色がにじむ。

 維新は前回、14人を擁立した大阪で12選挙区を制するなどして、衆院で自民、民主に次ぐ第三党に躍り出た。今回は、終盤情勢によると選挙区の獲得議席は全国で2〜5と予想、比例代表も前回を下回るのは確実とみられる。

 東日本大震災への対応など民主党政権への不満が広がっていた前回は、代表代行として臨んだ橋下徹大阪市長の強いリーダーシップが大きな期待を集めた。だが、安倍晋三政権となり、橋下氏や幹事長の松井一郎大阪府知事はアベノミクスへの支持を明言する一方で、「身を切る改革なくして増税はだめ」と自民党批判を展開してきた。政権との距離が曖昧で、「1強多弱」の中に埋没してしまう恐れがつきまとう。

 維新は「ふわっとした民意」(橋下氏)を頼りとしてきた。産経新聞社とFNNの世論調査によると、無党派層の比例代表の投票先は分散傾向にあり、維新の苦戦の一因となっている。さらに、両氏が公明党前職のいる選挙区からの出馬をにおわせ敵対姿勢を示したことで、前回は協力関係にあった公明票の取り込みも難しい情勢だ。

 維新内部からは前回の選挙戦を念頭に「うちは終盤追い上げ型だ」と自らを鼓舞するような声も聞こえる。

2188チバQ:2014/12/09(火) 20:37:21
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090031-n1.html
2014.12.9 19:48
【衆院選2014】
松山千春氏 民主候補を応援 「大地」にならい






民主党前職の横路孝弘氏(右)の街頭演説に駆け付け、聴衆に訴える歌手の松山千春氏=9日午後、札幌市中央区
 政治団体「新党大地」の支援者で歌手の松山千春氏(58)は9日、札幌市で、北海道1区から出馬した元衆院議長の民主党前職横路孝弘氏(73)の街頭演説に駆けつけ、代表曲を口ずさみながらエールを送った。今回の選挙で協力関係を結ぶ民主と新党大地の象徴的な場面となった。

 北海道1区からはほかに、自民党前職の船橋利実氏(54)、共産党新人の野呂田博之氏(56)、無所属新人の飯田佳宏氏(41)が立候補している。

2189チバQ:2014/12/09(火) 20:44:01
http://www.asahi.com/articles/DA3S11497049.html?iref=comtop_pickup_04
(2014衆院選)攻める共産、背水の社民 京都1区・大分2区
2014年12月9日05時00分
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候補者の出陣式で気勢を上げる支持者ら=大分県臼杵市、長沢幹城撮影
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 ■京都1区 自民と対立軸、「転換」強調

 5日夕、JR京都駅前に集まった約3千人を前に、共産党の志位和夫委員長は叫んでいた。「この選挙の対立軸は自共対決だ」

 衆院選をめぐる各報道機関の情勢調査で野党が軒並み伸び悩む中、比較的好調とされるのが共産党だ。消費増税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「五つの転換」をうたい、明確に反対を訴えている。

 小選挙区比例代表並立制導入後は、自民、民主という2大政党に埋没しがちだったが、世論の期待を集めて政権交代を果たした民主党が下野。2年前の衆院選の「第三極」ブームもしぼみつつある中、「霧が晴れるように」(志位氏)、自共対決の構図ができ、政権への不満の受け皿になる好機とみる。

 実際に、昨年6月の東京都議選では議席が倍増。その後の参院選でも改選3議席が8議席に増えた。今回の衆院選でも「比例代表で650万票以上、小選挙区で議席獲得」をめざす。

 その象徴が京都1区だ。自民、民主の厚い壁に阻まれ、6回連続比例区で復活当選した穀田恵二氏が10回当選の自民党重鎮、伊吹文明氏らに挑む。志位氏や穀田氏は「安倍晋三首相は雇用が増えたと言うが、増えたのは非正規だ。首相に『この道に先はない』と言いたい」と批判。10日には、不破哲三前議長(84)が9年ぶりに街頭演説に立つ。

 聴衆には若者の姿も混じる。大倉未築さん(20)は「残業代がつかず、最低賃金以下で働いているのに『他よりはましや』とあきらめている友達がいる。ブラック企業対策に力を入れてほしい」と期待する。共産党が躍進できるかは、若年層や無党派層に食い込めるかがカギだが、仕事帰りに立ち止まって演説を聴いていた男性(50)は「共産党の訴えは現実味がない」と突き放す。

 一方、自民の伊吹氏は「民主党政権時代と比べ、現在の経済状況は悪くなっているか。経済の安定こそ必要だ」とアベノミクスの成果を誇り、維新の党の田坂幾太氏は「身を切る改革を推し進める」と訴える。無所属の平智之氏、蜷川澄村氏も立候補している。

 ◇京都1区の候補者(届け出順)

穀田恵二 67 党国対委員長  共前(7) [比]

伊吹文明 76 〈元〉衆院議長 自前(10)

田坂幾太 62 党府代表    維新    [比]

平智之  55 大学嘱託講師  無元(1)

蜷川澄村 63 映画製作業   無新

2190チバQ:2014/12/09(火) 20:44:22
 ■大分2区 弱る組織力、党存亡かけ

 一方、社民党は党存亡の危機に立つ。

 「ぜひ社民党躍進の足がかりを作っていきたい」。吉田忠智党首が衆院選の第一声に選んだ場所は、大分2区の同県臼杵市だった。

 大分を選んだのは、吉田氏の故郷だからではない。社民党の得票が比較的見込める数少ない地域だからだ。候補者の吉川元氏と吉田党首の横には、大分選出だった村山富市元首相(90)が並んだ。村山氏は「今回、党がなくなるかも知れない。命がけだ」。

 社民党は、衆2、参3の計5人で政党要件ぎりぎりだ。民主党や共産党のはざまで埋没し、復調の兆しがつかめない。社民を支援する労組の組織力は弱体化し、市民運動のシンボルだった元党首の土井たか子氏は9月に死去。吉川氏の陣営幹部は「頼みの綱は村山氏の『トンちゃん』人気だが、高齢で遊説は頼めない」と打ち明ける。

 出陣式で吉川氏の演説を聴いていた同市の農業の男性(62)は「党の存在も危うい社民党に投票して国会を動かせるのか」。文字通り存亡をかけた正念場を迎えている。

 大分2区では、自民党は当選10回で衆院副議長も務めた衛藤征士郎氏がアベノミクスによる「経済の立て直し」を訴える。共産党の山下魁氏も「護憲」などを主張する。

 (上地一姫、杉浦達朗)

 ◇大分2区の候補者(届け出順)

山下魁   37 党県常任委員   共新  

吉川元   48 党政策審議会長  社前(1) [比]

衛藤征士郎 73 〈元〉衆院副議長 自前(10)

2191チバQ:2014/12/09(火) 20:54:32
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014120902000053.html
民主候補が原発推進協定 中電労組と東海の18人
 衆院選で、東海四県(愛知、岐阜、三重、静岡)の中部電力管内から小選挙区で出馬した民主党候補者二十五人のうち少なくとも十八人が、民主党の支持母体である連合傘下の中電労組(組合員一万五千人)と「核燃料サイクル」の推進や「原子力の平和利用」を明記した政策協定を結んでいたことが中日新聞社の調べで分かった。協定は、労組が候補者を「推薦」するかどうかを決める際の条件だが、同党は衆院選公約で二〇三〇年代の原発ゼロを掲げている。

 中電労組が作成した協定書によると、使用済み燃料を再処理して再び使えるようにする核燃料サイクルについて「自給可能なエネルギー源」と位置付け、「安全・安心を最優先に進める」と明記。原発の推進などを意味する「原子力の平和利用」も、同様に「進める」と記載している。

 民主党は衆院選公約で、三〇年代の原発ゼロに向け「あらゆる政策資源を投入」とうたい、公約を補完する位置付けの「政策集」では、核燃料サイクルを「本質的な必要性」などを含めて「あり方を見直す」と書いている。

 本紙が陣営などに確認したところ、政策協定を結んだ民主候補は愛知が八人、岐阜と三重がそれぞれ三人、静岡が四人いた。

 推薦を受けた岐阜の候補者は、政策協定と党の方針は「矛盾しない」と回答。再生可能エネルギーの供給量を現在の需要に見合うよう即時に引き上げるのは「時間がかかりすぎる」ことを理由に挙げた。

 静岡の候補者は「現実的にゼロを目指すことが大事。原発で働く人の生活の保障は当然だ」と話した。一方、「党の脱原発の方針と矛盾する」として労組との協定を結ばない愛知の候補者もいた。

 推薦があれば、票のとりまとめや陣営スタッフの派遣を受けられる。ある陣営関係者は「労組の票は固い。自民に勢いがある現状では、固定票として、のどから手が出るほどほしい」と打ち明ける。

 中電労組は、一二年十二月の前回衆院選でも、民主党の候補と協定を結び、大半に推薦を出している。労組幹部は「われわれが必要と考えるエネルギー政策にご理解いただける候補を応援するのは当然だ」と話している。

2192チバQ:2014/12/09(火) 20:55:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120802000202.html
自公タッグの実情は 推薦・選挙区で差、演説・協力触れず
 自民、公明両党が与党として五年ぶりに衆院選に臨んでいる。中部各地の集会などでは、選挙協力する両党の候補が「選挙区は自民、比例は公明へ」と呼び掛ける光景もみられる。ただ、公明側が自民候補の推薦を見送る選挙区があり、温度差が出ている。

 愛知県稲沢市で六日夜に開かれた集会。比例東海の公明前職、伊藤渉さん(45)が「比例ではお力添えを」と訴えた。一緒に登壇した地元愛知9区の自民前職長坂康正さん(57)は「自公でまっとうな政治を進めたい」と大声で応じた。

 両党は、安定した政権運営が可能な絶対安定多数(二百六十六議席)を上回る議席を目標に、経済政策「アベノミクス」推進などの共通公約も掲げる。公明側が小選挙区の自民候補を応援し、見返りに比例で協力を求めるのが一般的だ。

 愛知県内でも、民主候補と激しい争いを続ける自民候補が、前回衆院選の比例で三十六万票に上った県内の公明票に期待し、全十五選挙区で推薦を求めた。ただ、実際の推薦は九選挙区にとどまる。

 愛知県の公明幹部によると、地方レベルの推薦は、自民候補が公明への協力態勢を確約できるかに加え、候補の「集票力」を見極めて決める。支持母体の創価学会の集票力に陰りが見える中、推薦に見合う見返りを確実に求めたい考えだ。公明票に期待しながら推薦をもらえていない自民前職の陣営関係者は「なぜ出ないのか。最後には出ると信じる」と望みをつなぐ。

 愛知県内で自民党候補の演説会に出席した男性(71)は「集団的自衛権への立場など自公には違いも多いのに…。(両党とも)ご都合主義という感じだ」と戸惑いを見せた。

 三重県内でも自民が全五選挙区候補者への推薦を依頼したが、二つの選挙区で見送られている。公明の三重県幹部は推薦していない二候補について、「信頼関係をつくっているところ。公明支持者は自主投票になるだろう」と明かす。公明は比例東海の単独候補として前三重県議を擁立。前県議は公明が推薦した自民候補の事務所開きなどに顔を出し、両党の親密ぶりをアピールしている。

 岐阜県で公明は小選挙区の自民全五候補に推薦を出した。公明の地元幹部は「公明の得票を増やすには自民との協力が大切」と話す。ただ、自民の岐阜県連は十一月下旬の県連選対会議で、比例も自民への投票を呼び掛けるよう地方議員らに徹底。ある自民候補の陣営は「自民一強の今、選挙協力のメリットが見いだしづらい」と話す。

 公明の岐阜県本部代表の岩花正樹県議は「公明議員が参加しない演説会では、選挙協力に触れない自民候補もいる。一方的支援にならないよう自民と協議したい」とくぎを刺した。

2193チバQ:2014/12/09(火) 20:57:09
http://www.kanaloco.jp/article/81389/cms_id/115391
14神奈川衆院選:注目区を行く〈18区=川崎市高津区・宮前区・中原区の一部〉

2014.12.09 03:00:00

たすきを掛けた前横浜市長の隣で、前知事が応援のマイクを握る。「中田さんと松沢は一緒になって、新しいことをやってきた。改革を日本中に広げていきたい」。6日、溝の口駅前。かつての「神奈川の顔」が、寒風吹きすさぶ街頭に並び支持を訴えた。

 5年前まで全国最大市のトップを務め、メディアへの露出も多い次世代・中田。かつての地盤に戻り、直前に合流した副党首・松沢成文の支援も受けて戦う。知名度に勝る“メジャー級”の出現で、18区の構図は前回までと一変した。

 「神奈川都民」が多く、永田町の動きに敏感な有権者も多いとされるエリア。過去4度の選挙は自民、民主がオセロのごとく議席を奪い合ってきた。だが今回、民主は地元市議らの強い要請があったにもかかわらず候補擁立を見送り、2003年の同区新設後初めて「空白区」とした。

 「維新、みんなと関係の深い地方議員が私を支援してくれる態勢はできた。第三極を貫きたい」。首相が解散を表明した前日の11月17日、中田はこう力説していた。間を置かずして、みんなは解党を決定。前回4万票余りを獲得しながら落選した会社社長は同25日、「後ろ盾を失った」として出馬を取りやめた。

 シナリオ通り−のはずだった。だが同日、維新が北村を公認。北村は「ここは政治のプロばかり。肩書では見劣りするが、サラリーマン目線で政治を語りたい」。立場の違いを鮮明にした。

 中央の急な決定に、すでに中田支援の意向を示していた維新の県議2人が離反。中田は「(維新には)野党再編への思いが、みじんもないんじゃないか」と、怒りを抑えるように首をかしげた。

 返り咲きを期す生活・樋高は言う。「有権者の思いを死票にしないためにも、野党が足を引っ張り合っている場合じゃない」。後援会から授けられたキャッチフレーズ「反自民勢力の結集軸」を連呼し、選挙戦の軌道修正を促そうとする。

 存在感を示そうと懸命な「第三極」。受けて立つ自民・山際の陣営も中田の国替えを警戒していた。公示前、独自に候補予定者の「知名度調査」を実施。選挙区全域で中田にリードを許すなど、厳しい結果に危機感を募らせてもいた。

 それでも、山際は一人わが道を行く構えだ。「市長や知事と違い、国政はチームで取り組むもの。誰が相手かで訴えを変えるほど、自分自身は器用じゃない」。2年間、アベノミクス推進の最前線で汗してきた実績を強調する。

 混沌とした情勢に埋没しないよう、共産・塩田は独自色を発揮。「選挙は政(まつりごと)だから、お祭り」。街頭でギターの演奏を披露し、選挙ポスターに帽子姿で登場するなど異彩を放つ。

 自民に抗する野党が互いに競り合う風景。「1強多弱」と揶揄される永田町の縮図を、くっきりと映し出しているようでもある。 =敬称略

◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部) =敬称略、届け出順
北村造31☆維新
樋高剛49☆生元(3)
塩田儀夫64 共新
山際大志郎46☆自前(3)
中田宏50☆次前(4)

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、維=維新の党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党。

【神奈川新聞】

2194チバQ:2014/12/09(火) 20:59:17
http://www.kanaloco.jp/article/81364/cms_id/115257
14神奈川衆院選:注目区を行く〈9区=川崎市多摩・麻生区〉

2014.12.08 03:00:00



◇民主「最後の砦」に迫る自民

 「今までで一番難しい戦いになる。何が何でも小選挙区で勝つために、前回のことは忘れてください」

 5日夜、川崎市麻生区の市民館。演説会に集まった支援者ら約100人を前に、民主・笠は必死の形相で訴えた。序盤情勢で自民・中山と大接戦を演じているとの世論調査結果が飛び交っていたからだ。

 1996年の小選挙区制導入以降、9区の議席を自民が制したのは2005年の「郵政選挙」のみ。笠は大逆風だった前回も、県内の民主候補でただ一人、小選挙区を勝ち取った。民主にとって9区は、いわば「最後の砦」だ。

 だが今回、陣営に楽観ムードはない。「新しい人がどんどん入ってくる選挙区で、2年間バッジをつけてきた2人との勝負」と笠。前回9千票差に詰め寄り比例で初当選した中山と、みんなの党(当時)で比例復活した維新・椎名とのサバイバル戦の様相を呈する。

 「『笠さんは盤石でしょ』という既存の応援者の意識を変えていくしかない」(陣営幹部)。4日には、笠に地盤を引き継いだ次世代の党副党首・松沢成文が応援に駆け付け、笠への支持を訴えた。

 一方の自民・中山陣営にも焦りの色は濃い。かねて厳しい戦いとされる中、「聞こえてくるのはマイナス要素ばかり」(自民県議)だったからだ。

 11月下旬、陣営幹部が懸念を口にした。「体感は2年前より厳しく、麻生区は特に悪い。勝負は麻生でどこまで取り返せるかだ」。自民が来春の県議選で麻生区に新人を立てることを決めたのに対し、同区で自民の推薦を受けていたベテラン県議が反発、椎名陣営に加わったのだ。「タイミングが悪かった」。中山を支える県議がこぼす。

 それでも、9区は自民にとって「重点区」だ。党側は幹部や閣僚といった大物を次々に投入し、無党派層の取り込みに力を入れる。

 11月30日、新百合ケ丘駅前。首相の安倍晋三の演説には約3千人が集まり、「この場所でこんなに集まったのは小泉(純一郎)さんが首相のとき以来」と関係者を驚かせた。

 序盤情勢で接戦が伝えられると、応援弁士の投入をさらに強化。7日には幹事長の谷垣禎一がマイクを握り、多くの人が耳を傾けた。「これを中山の票にどう結びつけられるかだ」。徐々に手応えをつかむ陣営は、終盤戦での追い上げを期す。

 自民、民主の激戦に割って入る椎名も必死だ。「前回はみんなの党の名前で復活できた」と自覚しており、維新として戦う今回の風の弱さも感じ取っている。昨年の参院選で支援した松沢が笠の応援に入った際は、怒りを隠しきれなかった。

 とはいえ、2年間国会議員として活動してきた実績に加え、前回から格段に高まった知名度もある。江田憲司、橋下徹両共同代表による支持拡大にも期待を込め、「応援してくれた人に必ず恩返しを」と巻き返しを誓う。

 共産・堀口は「安倍政権の暴走を止められるのは共産だけ」と強調。自民や民主に不信感を持つ層の取り込みを図る。 =敬称略

◇9区(川崎市多摩・麻生区)=敬称略、届け出順

中山展宏46☆自 前(1)
堀口望38 共 新
笠浩史49☆民 前(4)
椎名毅39☆維 前(1)

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党。

【神奈川新聞】

2195名無しさん:2014/12/09(火) 21:00:24
山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412090600002.html
「大物」続々 応援加熱/2014衆院選
2014年12月9日10時55分
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 ◆ 激戦区、党事情浮き彫り

 衆院選で、与野党の幹部が連日のように県内の候補者の応援に駆けつけている。自民党が県内3選挙区の「全勝」に向け、2、3区に重点を置く一方、民主党は議席の維持に向けて2区の前職のもとに幹部が入り、支援を呼びかける。応援の風景からも与野党の現状が浮き彫りになっている。

 「安倍首相を軌道修正していくには、民主党に議席が必要。皆さん、近藤洋介を小選挙区で当選させていただけませんでしょうか」

 8日夜、村山市と大石田町で開かれた民主前職近藤洋介氏の個人演説会には、党元代表の岡田克也代表代行が応援に駆けつけた。

 公示前に山形入りした枝野幸男幹事長は近藤氏について「一日も早く選挙区の争いを抜け出て、新顔の1、3区の支援に力を注いでほしい」と話していた。ところが、全国的に自民党が優勢に選挙戦を進める中、近藤氏が他の選挙区の応援に努めることは厳しくなった。9日には野田佳彦元首相が高畠町と米沢市で近藤氏の演説会に出席する予定だ。

 民主党県連の幹部は、前回比例区で復活当選した近藤氏について「民主党の議席増のために、小選挙区で勝ってもらい、復活当選の椅子を他の人に回したい」と話す。「自民優勢」のムードに陣営からは嘆きの声も聞かれる。

 一方、自民党にとっても2、3区は全国有数の激戦区だ。3日には谷垣禎一幹事長が2区の前職鈴木憲和氏、3区の新顔加藤鮎子氏の応援で来県。4日は小泉進次郎氏が尾花沢市と鶴岡市で演説し、ふだん演説会であまり見かけないような若い女性も多く集めた。

 自民党本部は後半戦、他党候補と競りあっている選挙区に絞って「大物」議員を応援に投入するとみられる。激しい競い合いが注目された昨夏の参院選でも、安倍晋三首相や石破茂幹事長(当時)らが次々と来県した。9日には稲田朋美政調会長が入る予定で、今後も党幹部や閣僚らの応援が予想される。

 ただ、党県連の野川政文幹事長は「最後は足を使った地道な活動がものをいう。選挙運動が上滑りにならないよう、気をつけなければいけない」と気を引き締めている。

 共産党は9日に比例候補の高橋千鶴子前衆院議員が県内を回るのに続き、10日に小池晃副委員長が3区を訪れる予定だ。(松本紗知、戸松康雄)

2196チバQ:2014/12/09(火) 21:01:41
神奈川
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150003.html

【2014衆院選】
自・民 前回8千票差
写真:
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写真:有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
拡大有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
■16区

 「日本のリーダーへの階段を上る人だが、小選挙区で負けていては目指せない」。公示日の2日朝、厚木市の事務所で民主前職の後藤祐一氏の隣で岡田克也党代表代行の檄(げき)に詰めかけた支持者が沸いた。

 前回は参院からくら替えした自民前職の義家弘介氏に敗れ、比例復活。とはいえ比例区の民主票が4万5千票にとどまる逆風下で、9万票を集め、義家氏に8千票差まで迫った。

 その原動力が母校、厚木高校卒業生が中心の後援会組織。後藤氏が初挑戦から8年半かけて固めてきた。OBらが党派を超えて集まり、今回も「後藤票」の掘りおこしにフル回転する。

 選挙事務所は前回と同じ。「悔しさを思い出せる」と後藤氏。幹部クラスがあまり足を運ばない相模原市緑区の中山間部のミニ集会に、細野豪志元幹事長が顔を出すなど「ゲリラ戦」も展開する。

 地元に縁が薄いながらも、小差で制した義家氏にとっても今回が正念場。先頭に立ってきた教育再生より、「地元」への貢献のアピールに力を入れる。

 「圏央道や国道246号バイパス。この2年で私が最も力を入れてきました」。5日、本厚木駅前でインフラ整備の実績を徹底して訴えた。「選挙区に婿入りしたのではありません。この地の息子です。親孝行させてください」

 衆院1年生で文科政務官や党副幹事長などを任された。本厚木駅前に立った安倍晋三首相も「とても大切な若きホープ」。首相との近さは売りの一つだが、党務などの仕事が忙しく、「思ったほど地元での存在感を高められなかった」(陣営幹部)面も。推薦を受ける公明も含めた組織の引き締めを徹底。山本一太参院議員ら知名度のある参院時代の仲間の来援を得て、無党派層への浸透も目指す。

 共産新顔の池田博英氏は駅頭や団地で平和問題や消費増税反対とともに、雇用問題へのアピールも欠かさない。「共産党の議席が伸び、ブラック企業対策が前進した」。実績を訴え、若年層の支持拡大を狙う。

(倉持裕和)

2197名無しさん:2014/12/09(火) 21:01:54
■10区 乱立一転3者争う

 衆院選が公示された2日深夜、JR川崎駅。民主元職の城島光力氏が、改札口から出てくる有権者らに、無言で大きく手を振っていた。街頭演説は午後8時以降は禁じられているが、選挙運動自体はできる。

 川崎市では人口が増え続けている。陣営幹部は「城島氏の『見える化』を図る」と話す。労組の支援を受ける一方、新住民に多いとされる無党派層への浸透も欠かせない。主要駅などで顔を売り込む作戦だ。

 一昨年の衆院選では、自民、民主、共産に加えて、維新とみんなの新顔も立候補。新党に風が吹き、両者は計約8万9千票を獲得した。城島氏は2009年の衆院選から9万票以上減らして大敗。今回、候補者は3人だ。ある民主県議は「いい枠組み」と話す。公示前後に海江田万里代表ら党幹部も相次ぎ応援に訪れた。だが城島氏は「選挙は1票1票の積み重ね。初心に帰る」と気を緩めない。

 「今回の選挙は前例のない厳しい戦いになる」

 自民前職の田中和徳氏は2日の出陣式で、声を張り上げた。7選を狙うベテラン。自民、公明の市議や業界団体などの支援を受ける。しかし陣営には懸念もある。一つは野党候補者が絞られ、反自民票がまとまりやすい構図であること。もう一つは田中氏が選挙を束ねる党の役職にあり、地元に張りつけないことだ。

 田中氏の得票はここ2回、11万票前後と大きな変化がない。陣営は「自民と公明の基礎票だ」と指摘する。駅頭などに立つ一方、中盤ごろから複数回の会合を開き、支持者を引き締めようと躍起になっている。

 前回に続いて立候補した共産新顔の中野智裕氏は「解雇規制の法をつくる」などと駅頭で訴える。昨夏の参院選での共産の躍進を追い風に、党の支持者以外にも浸透したい考えだ。

(河井健)

      ◇

 14日に投票日を迎える衆院選。注目区を歩いた。

2198名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:13
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150004.html
民主層にアピール
写真:
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写真:候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
拡大候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
■5区

 野党調整などで民主の空白区となった5区で、民主支持層の獲得をねらう争いが激しさを増している。

 「維新と民主の一本化候補として野党の受け皿になる。バラバラでは巨大与党に立ち向かえない」。そう街頭で訴えるのは維新新顔の水戸将史氏。前参院議員で2012年の日本維新の会結成に参加したが、07年の当選時は民主公認。県連幹事長も務めた。民主支持層の取り込みを狙い、ポスターや選挙カーに「民主と一本化」と記している。

 これに反発するのが無所属新顔の後藤田弥生氏の陣営。引退した民主の田中慶秋元法相の長女で、党公認はないが「比例は民主」と呼びかける。勝手連として応援する民主市議の1人は「民主は一本化されていない。5区は民主の地盤で、後藤田を支持してくれるはずだ」と話す。

 来春の統一地方選で民主と維新は戦ううえ水戸氏が田中氏の秘書出身という因縁もある。後藤田氏は「私の名が売れていないのも事実。頑張るしかない」。

 田中氏と競ってきたのが3期目を目指す自民前職の坂井学氏。安定して9万票以上を得ているものの落選も2度経験。陣営の1人は民主をめぐる騒動に「野党一本化のままよりは自民に有利に働く」とみる。

 新顔4人に対し実績と地域への浸透が強みだ。2期目は国土交通兼復興政務官を務めた。菅義偉官房長官は公示の2日、自身の選挙区より先に応援演説に入り「毎日のように報告に来てくれ、政策を実行したら一気に外国人観光客が増えた。経済政策の先頭に立つ坂井さんの当選を心よりお願い申し上げる」と声援を送った。

 前回衆院選に続く挑戦の共産新顔の横山征吾氏は「青年を使い捨てて企業の利益を増やす社会に未来はない」などと訴え、反自民層の取り込みを図る。

 前回は日本未来の党、今回は次世代からの立候補となる新顔の河野敏久氏は「政権は結局、消費増税を決めた。ノーを突きつけ国民目線の政治に修正しましょう」などと訴える。

(竹野内崇宏)

2199名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:28
■18区 5氏無党派に照準

 野党間の候補者調整が進まず、5人が立候補した18区。公示後初の週末となった6日、JR武蔵溝ノ口駅周辺は5候補が入れ代わり立ち代わり訪れる「演説ラッシュ」となった。

 「まずは国会議員の定数削減を」。比例区からくら替えした次世代前職の元横浜市長中田宏氏が訴える。日本維新の会(現・維新の党)から次世代入りした中田氏の傍らでは、地元選出の維新県議2人が応援に入り、ビラを配った。「党より人。知名度を生かして食い込みたい」

 都心に通う「川崎都民」が多く、各候補者ともが無党派層の取り込みを狙う。

 「給料を上げるにはアベノミクスしかない」。中田氏と同じ駅北口で、自民前職の山際大志郎氏が訴えた。応援に駆けつけた党女性局長の三原じゅん子参院議員らと共に、駅から商店街を練り歩き、幅広い支持を狙う。支援組織の集会も重ね、地盤固めにも余念が無い。

 南口では生活の元職、樋高剛氏が「反自民勢力の結集軸として他の候補者に負けない自信を持っている」と声をからした。民主候補として山際氏と何度も当選を争ってきたが、日本未来の党から出た前回は落選。小沢一郎代表と共に生活入りした今回、雪辱を期す。

 公示日1週間前に立候補を発表した維新新顔の北村造氏は知名度アップに力を入れる。「とにかく名前を覚えてもらわなければ」(陣営)と公示日の2日には、共同代表の江田憲司氏が選挙区入り。北村氏の名前を連呼して支持を訴えた。

 共産新顔の塩田儀夫氏は、普段の街頭演説に加え、帽子をかぶってギター片手に自作の詞で政策を歌う。消費増税反対などを訴え、党支持層以外からの票獲得も目指す。

(北崎礼子)

2200名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:44
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141209150150002.html
3人の前職ら激戦
写真:
拡大
写真:新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
拡大新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
写真:有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
拡大有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
■9区

 川崎市麻生区の新百合ケ丘駅南口。ペデストリアンデッキの駅前広場は街頭演説の「名所」だ。2日の公示日。民主前職の笠浩史氏と自民前職の中山展宏氏の両陣営がほど近い位置で声を張り上げた。維新前職の椎名毅氏や共産新顔の堀口望氏もここでマイクを握ることが多い。「呉越同舟」ぶりがこの選挙区の激しい戦いに重なる。

 9区は県内唯一の前職3人。元文科副大臣で教育分野に強い笠氏。元金融ディーラーで経済通の中山氏。弁護士で原発政策に明るい椎名氏。そこに堀口氏がからみ、前回と顔ぶれが同じ分、選挙戦は熱を帯びる。

 前回は笠氏が実績と知名度を生かし、民主への逆風の中で中山、椎名両氏を振り切り、県内では同党でただ一人、小選挙区の議席を守った。

 ただ、今回は事情が異なる。中山、椎名両氏とも復活当選、議員バッジをつけた。新顔だった前回とは浸透度が違う。笠氏も「前回以上に厳しい戦い」と警戒感を隠さない。

 「厳しい選挙」と認めるのは中山氏も同じ。「大義なき解散」の批判に「アベノミクスなどへの民意を受け止める重要な機会」と理解を求めることに懸命だ。こまめにミニ集会を開き、地域行事にも積極的に顔を出してきた。前回は9千票差で涙をのんだが、新聞各紙の情勢調査では「自民優勢」が報じられている。「笠さんが強いこの区で、何としても勝ちたい」と力がこもる。

 「70回以上国会質問した。仕事量は全議員の中で一番と思う」と強調するのは椎名氏だ。みんな公認だった前回は第三極ブームにも乗って4万票余りを得た。その後、結いの党を経て維新へ。所属政党の変遷が有権者にどう映るか陣営も気をもむ。椎名氏は「自分がぶれていなければ大丈夫。改革政党として原発や復興政策などに取り組んでいることを丁寧に訴えたい」と口元を引き締める。

 子育て体験を福祉政策に生かすと訴える堀口氏も「反自民」の受け皿をアピールしている。

(杉山高志)

2201名無しさん:2014/12/09(火) 21:03:02
■12区 構図一変 自・民対決

 「今までの阿部さんが好きで私は応援してるの。民主党だから応援する訳じゃない」。4日夜、民主前職、阿部知子氏の寒川町での決起集会で、不安を訴えた長年の支持者の女性(74)に民主県連代表の金子洋一参院議員は約束した。

 「阿部さんは何も変わりません。私が指切りげんまんでお約束しますから」

 阿部氏は社民で4回、前回は日本未来の党から出て5回とも小選挙区で落選したが、比例復活当選してきた。その彼女が解散から間もなく民主元職に替わる「統一候補」となり、選挙戦の構図は一変した。

 「安倍政権の暴走ストップ」を訴える阿部氏を、旧来の支持者と「かつての敵」の連合が支える。左派系の阿部氏をどこまで民主の保守系支持層に浸透させられるか。連合幹部は「時間との勝負」と言う。

 前回の阿部氏と民主元職の票を足せば、小選挙区で初当選した自民前職の星野剛士氏を約2万5千票上回る。星野氏の陣営幹部は「恐れていたことが起きた」と危機感をあらわにし、選対会議も緊張した空気だったという。2日の出陣式で星野氏は「すぐそこまで相手の影が追ってきている。死ぬ気でやります」。応援の菅義偉官房長官は「選挙のために、ただの数合わせのために一つになっただけ」とこき下ろした。

 陣営は動きが鈍い自民系市議に強く働きかけ、石破茂地方創生相、谷垣禎一幹事長ら大物も連日応援に。「どの党にも風のない選挙。ウィングを無理に広げるのでなく、支持層をどれだけ固められるかだ」と陣営幹部。

 「暮らし第一」を掲げる共産新顔の味村耕太郎氏は消費増税反対や原発再稼働反対をアピール。次世代新顔の甘粕和彦氏は「自民が大きくなるだけでいいのか。民主にも改革は出来ない」と第三極の必要と自主憲法制定などを訴え、支持拡大を目指す。

(小北清人)

2202名無しさん:2014/12/09(火) 23:37:20
メモ
佐賀2:今村雅弘
>>2003
自民関係者によると、知事選を巡り今村氏が官僚の擁立に動いたため、党幹部から冷遇されたなどとの見方も出ている。
>>2047
 「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。
>>2056
党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。

福井2:山本拓
>>2056
選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。

三重4:森本哲生
>>1742
同市議らが中心となり、引退県議の後継に同僚市議を選び、党県連も9月20日、推薦を決めた。しかし、森本氏が「調整が十分に済んでいない」などと話したことが、同僚市議に粘り強く出馬要請した市議らの反発を買った。

2203チバQ:2014/12/10(水) 00:04:43
>>1719
自民で比例重複してないのが

>安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官

>公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人
あと一人誰ですかね・・・


伊吹文明1938年01月09日京都府1区 
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回

2204チバQ:2014/12/10(水) 00:15:07
どう見ても7人だと思うんだが…73歳以上

2205チバQ:2014/12/10(水) 00:17:01
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090040-n1.html
2014.12.9 22:58
【衆院選2014】
安倍首相、民主党2トップを狙い撃ち 枝野氏の地元に乗り込む





 安倍晋三首相(自民党総裁)は9日、自民党が衆院選の重点選挙区に位置付ける民主党の枝野幸男幹事長の地元(埼玉5区)に乗り込み、当選7回を数える枝野氏からの議席奪取を訴えた。産経新聞などの終盤情勢調査で海江田万里代表の劣勢が伝えられる中、野党第一党の2トップを狙い撃ちにしている。

 「われわれはしっかりと経済を成長させ、日本を豊かにする政策を前進させていく。民主党と一緒にあの時代に後退するのか!」

 首相は9日夜、枝野氏が地盤とするさいたま市の大宮駅前で、民主党への批判を強めた。枝野氏は民主党政権時代に官房長官などを歴任し、選挙の強さにも定評がある。首相が枝野氏を標的にするのは、自民党前職と接戦を演じており、海江田氏とともに選挙区で敗退に追い込めば、民主党が議席を増やしても大きな打撃を与えられるからだ。

 これに対し、枝野氏は遊説先の福岡市内で記者団に「集中的にターゲットにしていただけるのは、存在感ある仕事ができているからだと光栄に思う」と強気に応じ、海江田氏も都内で「戦略とはいえない。嫌がらせだ」と批判した。

 首相はこれに先立ち、生活の党の小沢一郎代表、民主党の玄葉光一郎元外相の地元にも足を運んだ。

 10日は民主党の岡田克也代表代行、前原誠司元外相の地元で遊説し、枝野、玄葉、岡田、前原各氏ら民主党の「6人衆」にも攻勢をかけようとしている。

 迎え撃つ民主党は危機感を強めている。海江田氏は9日も自身の地元に戻り、東京都新宿区の四ツ谷駅前で支持を呼びかけた。枝野氏も10日は地元で街頭演説を行う予定だ。海江田氏は9日夜、党幹部と選対会議を開き、終盤に向けて重点区を20〜30程度に絞った。

2206チバQ:2014/12/10(水) 00:17:57
http://mainichi.jp/select/news/20141210k0000m010110000c.html
安倍首相:野党に攻勢 小沢・枝野両氏地元で演説
毎日新聞 2014年12月09日 21時46分(最終更新 12月09日 22時04分)

 安倍晋三首相は9日、野党幹部の選挙区に相次いで入り、自民党への支持を訴えた。報道各社の情勢調査で同党の優勢が伝えられる中、攻めの姿勢で引き締めを図っている。

 首相は岩手県北上市で「まだまだ復興は道半ば。全力を尽くす」と東日本大震災からの復興を急ぐ考えを強調した。同市を含む岩手4区は生活の党の小沢一郎代表の地元。首相は名指しこそしなかったものの、「そろそろ変えた方がいい」と聴衆に呼びかけ、中選挙区時代から15回当選している小沢氏の「牙城」を切り崩しにかかった。

 一方の小沢氏は9日、東京都内でテレビやラジオの番組に相次いで出演。安倍政権の経済政策「アベノミクス」を「勝手な自由競争で貧富の格差が生まれた」と批判し、「一定の暮らしを保障するのが政治の目標だ。安倍さんの基本を切り捨てる自由競争至上原理は国を誤る」と対決色を鮮明にした。

 首相はその後、民主党の枝野幸男幹事長の地元、さいたま市大宮区に移動。「(枝野氏は)演説はさわやかで、華麗な経歴。でも結果が出たでしょうか」と民主党政権時代の混乱を有権者に印象づける戦術をとった。

 この日、枝野氏は幹事長として長崎、佐賀、福岡各県で同党候補を応援。海江田万里代表は東京都港区での街頭演説で「安倍政権は危うい。国会で十分な議論を尽くさず、上から目線だ。自民の暴走に対し『それは違う』と言うためには、国会で民主党がしっかりとした議席を占めることが大切だ」と訴え、局面の転換に努めた。【高橋克哉、村尾哲】

2207名無しさん:2014/12/10(水) 00:55:27
>>2203 保岡興治

2208チバQ:2014/12/10(水) 01:16:35
あ゛・・・ホントだ サンクスです。

2209チバQ:2014/12/10(水) 01:22:14
>>2203を訂正
こうですね。竹本と文明以外はゼロ打ちですね。

伊吹文明1938年01月09日京都府1区 
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 
保岡興治1939年05月11日鹿児島1区 当選回数12回
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回

2210チバQ:2014/12/10(水) 01:24:53
http://www.sankei.com/region/news/141208/rgn1412080060-n1.html
2014.12.8 07:00
【衆院選2014】
激戦区を見る 石原、松原両氏が5度目対決 3区 東京





 ■2勝2敗、鍵にぎる島部票

 国内有数の高級住宅街や中小企業の密集地、伊豆大島などの島々と、多様な有権者層を抱える3区(品川区、大田区の一部、島部)。広範囲な選挙区で、過去4回は自民前職の石原宏高氏(50)と、民主前職の松原仁氏(58)が激しいデッドヒートを繰り広げてきた。両氏の戦績は、互いに2勝2敗。民主党に追い風が吹いた平成21年の前々回選挙は、松原氏が石原氏に4万票以上の差を付け選挙区を制し、前回は2千票あまりの僅差で石原氏が議席を奪還した。

 選挙戦最初で最後の日曜日となった7日午後、大井町駅前で行われた石原氏の街頭演説には、安倍晋三首相が応援に駆け付けた。石原氏の外務政務官としての実績を強調した安倍首相は「大変苦しい選挙区だが、皆さまの力を結集していただくことをお願いします」と聴衆に訴えた。

 次世代の党最高顧問の石原慎太郎氏を父に持つ石原氏は、最初の衆院選では石原軍団の応援を受けて選挙戦を展開したが、その後は「政策本位の勝負」(陣営)に切り替え、街頭での地道な活動を続けている。

 一方、松原氏は地元をくまなく回る「ドブ板選挙」を展開。与党時代の閣僚経験をアピールしつつ、「たたかう庶民派」を掲げ、石原氏との差別化を図る。大田区選出で都議に2度当選するなど地盤も固く、公示日には維新の党都総支部からの推薦も受けた。

 7日午前に品川区内のスーパー前で行われた松原氏の街頭演説には、民主党の枝野幸男幹事長が駆け付け、「(松原氏は)たたき上げだから、現場の暮らしを分かっている。その声を、国会に届けなければならない」と支持を求めた。

 5度目となる両氏の対決。注目されるのは、選挙区内の5%にも満たない島々の有権者たちの票だ。前回、選挙区を制した石原氏だが、島部を除いた票では松原氏に約2千票の差を付けられた。だが、自民系の都議や町村議らが組織を固めた島部では、石原氏が約4千票上回っていたからだ。

 「前回は島の方々に勝たせてもらったようなもの」と自民関係者。両陣営とも、投開票日までに候補者本人が現地に入ることは難しいとしており、自民は地元議員らが組織固めを進める。一方、松原氏陣営は「島の票の上積みには苦慮している」と話すが、島部の有権者に電話で投票の依頼を呼び掛けるなど対策を取っている。

 また、共産新人の香西克介氏(38)は消費税増税の中止などを掲げ、非自民、非民主の受け皿として支持拡大を目指している。

                   ◇

 ▽東京3区(3人)

松原仁58☆元拉致相  民 前
石原宏高50☆元外務政務官自(石)前 【公】
香西克介38 党准中央委員共 新

2211チバQ:2014/12/10(水) 07:55:32
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51012.html
<衆院選>絡む遺恨 攻守逆転/「与党」互いに強調/山形3区


候補者らの訴えに耳を傾ける山形3区の有権者ら=9日

<過去蒸し返す>
 攻守入れ替わった保守分裂の戦いが白熱する。
 無所属前議員阿部寿一が5日夜、鶴岡市で開いた個人演説会で訴えた。
 「私は2世、3世議員ではなく政党の支援もない。ただし生まれ育った古里を愛する気持ちはどの候補にも負けない」
 前回、自民党幹事長などを務めた加藤紘一の14選を阻んだ。今回は、紘一の三女で鶴岡などの地盤を引き継いだ自民新人鮎子の挑戦を受ける。
 支えるのは酒田市長時代に築いた人脈と、「阿部には義理がある」と語る参院議員岸宏一支持者ら。酒田市議15人と遊佐町長に加え、岸の地盤最上地方の金山、大蔵、鮭川の3町村長らを先頭に小規模集会を重ねる。
 岸には紘一への遺恨がある。2010年参院選。県連会長だった紘一は現職の岸に構わず、候補者の公募を実施した。「参院は公募し、(紘一が出馬した)衆院は現職優先とした」。新庄市で6日にあった演説会で、阿部陣営が蒸し返した。
 阿部は「無所属でも2年間足で稼いだ」と高速道路整備などを実績に挙げる。パンフレットには岸、政権幹部らとの写真を載せ、与党とのパイプも誇示する。比例復活のない無所属候補は、したたかな「両面作戦」で生き残りを懸ける。

<「娘」アピール>
 「2年前の悔しさは忘れない。父がやり残した思いを引き継ぐ」
 鮎子は6日、秋田県境の遊佐町で有権者の手を握った。雪が舞う中、人影が見えると選挙カーを降りて駆け寄った。
 世襲批判に対し、公募を経た正統性で反論してきた鮎子。接戦が伝えられた公示後はむしろ「娘」をアピールする。自らは情に訴え、政策と与党の強みは続々と応援に入る党幹事長谷垣禎一、復興政務官小泉進次郎らに任せる。

<引き締め強化>
 紘一は高齢と多選を突かれた上、議員、支援団体の離反を放置して引退に追い込まれた。娘を担ぐ自民は「何も仕事ができない無所属議員に連敗は許されない」と、公明とともに硬軟織り交ぜて引き締めを強める。
 元消費者相野田聖子が8日、新庄・最上に入った。鮎子が秘書として仕えた野田は郵便局長らと懇談し、「公認候補は鮎子だから筋を通してほしい」と念押しした。
 前回、阿部と紘一の票差は1465。酒田市で阿部は、紘一の3倍となる約3万票を積み上げた。両陣営とも地盤の酒田、鶴岡でどれだけ引き離し、新庄・最上をまとめるかが鍵とみる。一定の知名度があった維新、社民両候補が獲得した計約4万8000票の取り込みでもしのぎを削る。
 公示直前に出馬表明した民主新人吉田大成は7日、酒田市の街頭10カ所で「自民党への怒りを託してほしい」と訴えた。共産新人長谷川剛は集団的自衛権の行使容認反対を繰り返した。(敬称略)

 ◇山形3区立候補者
阿部寿一55 前酒田市長  無前(1)
吉田大成45☆元神奈川県議 民新 
長谷川剛36 党地区副委長 共新 
加藤鮎子35☆元衆議員秘書 自新 
佐藤誠66 政治評論家  無新 

〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2212チバQ:2014/12/10(水) 07:56:11
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_71011.html
<衆院選>東北知事、6者6様 応援、中立、静観…

 衆院選で東北の知事のスタンスに注目が集まっている。自身の選挙への思惑や政治信条から自民候補らを応援する知事がいる一方、「県民党」を旗印に中立を保つ姿勢も目立つ。県政界をリードする知事の動向は有権者の投票行動にも影響しそうだ。

 三村申吾青森県知事は6、7日、1区の自民前議員の街頭演説でマイクを握り「地方の声を中央に伝えられるのは与党議員だ」と強調した。
 来年6月の知事選で自民県連の推薦を得た。同党から支援を求められており、取材に「やるときは徹底してやる」と語った。
 村井嘉浩宮城県知事は中立の構えだが、昨年の知事選での支援などを考慮し応援する候補を選ぶ。各選挙区で古巣・自民の前議員を応援。7日は公明党の比例新人の演説会で「庶民の視点がある」と持ち上げた。
 野党陣営にも心配りを見せる。妻一美さんが12日、2区の維新前議員が開く個人演説会に駆け付ける予定だ。
 「国、自治体一体で政策を進められる環境が重要」という姿勢の佐竹敬久秋田県知事は基本的に自民支持だが、1〜3区の自民前議員だけでなく、3区の維新前議員も含め「4人全員に受かってほしい」と配慮を示す。
 ほかの3知事は公示後、表立った動きを控えている。
 達増拓也岩手県知事は、これまで生活の小沢一郎代表が率いる政党を一貫して応援してきたが、今回は「県民党」を掲げて政党色を封印した。衆院解散直前、来年秋の知事選に立候補する意向を表明。「復興に取り組むためオール岩手のスタンスで臨む」と語る。
 吉村美栄子山形県知事は11月末、2区の民主前議員事務所を訪ねた。初当選した知事選で支援を受けた議員への恩返しの名目。ただその後は「県政にまい進したい」と公務に専念している。
 10月に就任した内堀雅雄福島県知事は、知事選で自民、民主、公明、社民4党の支援を受けたが「福島の復興に与野党はない。特定の政党、候補者のマイクを握るつもりはない」と言い切る。


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