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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ
1
:
とはずがたり
:2008/10/26(日) 15:36:55
統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40
4799
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:28:47
福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015033102000255.html
<県議選 注目区を行く>(上)市長選絡み思惑交錯
2015年3月31日
写真
県議選の告示まで三日。県内十二選挙区(定数三七)に二十九日現在、現職二十九人、新人十四人、元職二人の計四十五人が立候補の意向を示している。各選挙区とも事情はさまざま。激しくしのぎを削る選挙区もあれば、無風の選挙区もある。注目される選挙区の直前の状況を三回にわたって追った。
あわら市選挙区としては初の選挙戦となる見通しだ。金津地区出身で県議会で議長経験のある現職笹岡一彦さんと、芦原地区出身の新人で旧町議やあわら市議を長年務め、任期を二年以上残して立候補した元市議の東川継央さんの一騎打ちとなる公算が大きい。
北陸新幹線金沢開業を機に、北の玄関口となる、あわら市の観光発展、工業の振興、農業の充実など二人の候補者が掲げる活動方針に大きな相違はない。
写真
笹岡さん陣営は「北陸新幹線の県内延伸をひかえ、これからの四年間は大事。県、国とのパイプ役をなくすわけにはいかない」と力説する。その上で県議会での活動実績を前面に、JAなど各種団体の協力により、組織的に票の獲得を目指す。市全域で票固めに努力するが、あいさつ回りで感じたという芦原地区での反応の厳しさをどう克服していくかが課題となりそうだ。
一方、東川さん陣営は「知名度でも金津地区の票も現職が有利でこちらの苦戦は目に見えている。ただ、広く支援の言葉をかけてもらっており、地元で議員を続けてきた実績や農業に強いことなどを地道にアピールしていくしかない」と話す。「市議経験者を県政に」との思いで支援する市議仲間の後押しがどこまで票に結び付くか注目される。
争点がなく、盛り上がりに欠ける感がある一方で、市民には「二〇〇七年の中学校統合問題で行われた市長選の結果が市民の間で複雑に絡み合っている」との見方もある。統合派と二校存続派に分かれて行われた当時の市長選が結果的に地区別を際立たせてしまい、今もそのしこりが一部で残っているという。
「県議選の結果次第で、市民は市長選で地域的なバランスをとるのでは」との予測もある。後半戦の市長選も視野に、思惑が絡み合う選挙戦が展開されそうだ。
(本田優子)
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040102000242.html
<県議選 注目区を行く>(中)吹かぬ風に嘆きの声
2015年4月1日
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ともに五期目を目指す山岸猛夫さん、山田庄司さんが立候補を予定する大野市選挙区。ほかに立候補の動きはなく、四年前と同じく無投票になる公算が大きい。
「他に出る人はおらんやろ」。昨年末からささやかれた。現職二人がそれぞれ五選出馬の意思を固める中、県議への意欲を持っているとされる市議は二月の市議選出馬を決め“無風”の雰囲気が強まっていた。
市幹部は「二人とも後援会組織がしっかりしている。新人では対抗できないだろう」と話す。三つどもえとなった前々回(二〇〇七年四月)の選挙では現職二人が若い新人の挑戦をはね返した。「激しい選挙戦だったからその反動も尾を引いている」とみる。
ただ以前の大野市内の県議選は、欠かさず選挙戦になっていた。投票日の前日には各陣営のお練りが繰り広げられ、市民にとって四年に一度の「アミューズメント」(市幹部)だったという。
市内では昨年六月の市長選、今年二月の市議選も無投票だった。市議の一人は「従来ほど地域の人の支えが得られなかった」と選挙準備を振り返る。
写真
ある男性経営者(51)も「良い人材であれば、新人を担ぎ上げようという動きがあってもいいのに。政治に対して市民が熱くなれなくなっている」と嘆く。
無投票は当選する政治家にとってもプラスにならない。得票数の多少は「政治力」として評価されるし、後援会の結束力も戦うことで強まる。現職の一人は三月下旬の事務所開きで「四年前に続き、他に名前が挙がっていない。時代背景が様変わりしてきたのかな」と苦い表情を見せた。
県議選は県内十二選挙区のうち、大野市に加え、坂井市(定数四)、勝山市(同一)、鯖江市(同三)、大飯郡(同一)の計五選挙区でも無投票となる可能性が出ている。前回の無投票は三選挙区だった。
(尾嶋隆宏)
4800
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:29:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040202000298.html
<県議選 注目区を行く>(下)激戦必至、早くも火花
2015年4月2日
写真
青、緑、ピンク…と各陣営の支持を表すのぼり旗がゆらめく越前市今立郡南条郡選挙区。「旗が勢力図を表しているかのようだな」。現職の陣営幹部が冗談めかした。定数五に対し、現職三人、新人三人、元職一人の計七人が出馬の意向を表明。組織票を固める四人に対し、三人が草の根の活動を展開する構図だ。
自民現職の事務所。壁に貼りきれない推薦書や為書きが天井にまでびっしり。区長や団体など百十八の推薦を取り付け、貫禄を見せる。仕事の合間に事務所を訪れる人も多い。「当選回数を考えると、まあ当然やな」。陣営は活気づく。
一月下旬に出馬表明した民主新人は「出遅れは否めない」と認め、組織固めを急ぐ。親戚や同級生もいない。だがそれをカバーするのが、支持団体労組の一体感だ。昨年の衆院選に出馬し、盛り上がりを見せた。連合福井幹部は「四カ月前の雰囲気は残っている。六千五百人いる組合員をどこまで固められるかだ」と腕をまくる。
写真
組織を持たずに戦う無所属現職はまんべんなく地域を歩く。陣営が「組織を持たない危機感は本人が一番認識してる」と言うとおり、この四年間で県政報告会を四十回以上開き、昨秋から毎朝の街頭演説も続けている。
二人の新人も草の根の活動を展開。一人は一年以上前から、選挙区内二万二千戸を訪ね反原発や議員手当の削減を訴えてきた。だが、現職と比べると事務所は少し寂しい。「現職の顔色を気にして行けないけど、気持ちでは応援してるから」。そんな声を何度も掛けられたという。それでも、一軒一軒回ってみると「『原発を何とかして』との声が意外に多い」と手応えを実感している。
県内で唯一、二人が落選する激戦区。いよいよ、その熱戦の幕が開く。
(塚田真裕)
4801
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:35:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk18010303000c.html
選挙:県議選あす告示 45人立候補の意向 5選挙区で無投票か /福井
毎日新聞 2015年04月02日 地方版
任期満了に伴う県議選が3日告示(12日投開票)される。現時点で12選挙区(定数37)に、現職29人、新人14人、元職2人の計45人が立候補の意向を示している。福井市や敦賀市など7選挙区で選挙戦となる一方、大野市や勝山市など5選挙区で無投票となる可能性がある。立候補予定者の党派別内訳は、自民党21▽民主党4▽公明党1▽共産党1▽無所属18−−。
福井市選挙区(定数12)は、現職8人に新人5人の計13人が立候補予定で、党派別では、自民5▽民主2▽公明1▽共産1▽無所属4−−と各党入り乱れての混戦となる見通し。
敦賀市選挙区(定数3)は4人が立候補予定。自民と民主の現職各1人に、無所属新人2人が絡む選挙戦となりそうだ。
小浜市・三方郡・三方上中郡(美浜・若狭町)選挙区は、定数3に4人が立候補を表明しており、自民と無所属の現職2人に無所属新人2人が挑む構図。
越前市・今立郡・南条郡(池田・南越前町)選挙区には7人が立候補の意向を示しており、定数5の議席を巡って激戦が予想される。現職の自民2人と無所属1人に、民主新人1人、無所属の新人2人と元職1人が挑む。
あわら市▽吉田郡(永平寺町)▽丹生郡(越前町)−−の3選挙区(いずれも定数1)には、それぞれ2人が立候補予定。あわら市と吉田郡の両選挙区は自民現職と無所属新人、丹生郡選挙区では自民現職と無所属元職による一騎打ちとなりそうだ。
一方、大野市(定数2)▽勝山市(定数1)▽鯖江市(定数3)▽坂井市(定数4)▽大飯郡(おおい町・高浜町、定数1)−−の各選挙区は現時点で現職以外に立候補予定はなく、無投票となる公算が大きい。【山衛守剛】
4802
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:36:58
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/66799.html
敦賀市長選は原発、経済対策が焦点 告示まで1カ月、2氏の政策訴え活発
(2015年3月20日午後0時35分)
任期満了に伴う福井県敦賀市長選の告示まで19日であと1カ月となった。18日現在、元市議で測量会社役員の渕上隆信氏(54)=同市金山=と、市体協会長で設備工事会社社長の中村紀明氏(60)=同市津内町1丁目=の2人が出馬を表明している。長期の原発停止に加え廃炉問題を抱える原子力政策、それに伴う経済対策などが焦点になりそうだ。両氏とも連日、区単位の集会で政策を訴えるとともに、市民の意見に耳を傾け、支持拡大を図っている。(松本寛)=2、5面に関連記事
渕上氏は「敦賀再生 『市民が主役』のまちづくり」をスローガンに「元気」「地域・人」「安全・安心」づくりの3本柱を掲げる。経済対策は、企業誘致などにより新たな産業の創出・育成に取り組むことを強調。新幹線延伸を見据えた駅西地区や旧市街地商店街の活性化支援にも意欲を見せる。
観光振興では、JR敦賀港線でSLを運行するなど港周辺のにぎわいづくり構想を語り、ユダヤ人ら外国人の誘客増も目指す。敦賀原発1号機の廃炉については、地元受注や雇用創出を求めるとした上で「廃炉を3、4号機増設のステップにしたい」と話す。
中村氏は「ふるさとに経営感覚を 新しい風を敦賀に」を掲げ「革新」「安心」「信頼」を打ち出す。人口減少時代に入り「女性や若者が活躍できる雇用の場をつくりたい」と力を込める。高齢者福祉は、住み慣れた地域での生活を医療と介護が連携して支援する「地域包括ケアシステム」構築を目指す。
厳しい市財政を受け、市内外の利用者が多い市総合運動公園に企業広告を設置して収入を得るといったアイデアも披露する。原発産業は地場産業と位置付け、廃炉に関する地元受注や雇用を求めながら「2号機の安全が確認され、再稼働することが重要」とする。
26日に知事選が告示されると公職選挙法により、語る会などの後援会活動が制限されるため、両氏とも限られた時間内で一人でも多くの人に思いを伝えようと熱弁を振るっている。告示は4月19日、投開票は26日。
市議も選挙戦か
敦賀市長選と同日程の市議選は定数が2議席削減され、24議席を争う。現職24人のうち、2人が県議選に出馬、7人が引退する。立候補表明しているのは18日現在、現職15人と新人7人、元職2人。このほかにも立候補を模索する動きがあり、選挙戦になる可能性がある。
4803
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:49:20
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/
新潟市議選 直前情勢
定数削減で混戦模様
3日告示、12日投開票の新潟市議選は、定数51に対して67人が出馬を予定し、全8選挙区で立候補予定者が定数を上回る見通しだ。定数は前回の56から51に5削減。北、東、中央、江南、西の各区で1減となり、激しい選挙戦が見込まれる。(敬称略)
◇ ◇
<8選挙区、67人が出馬予定>
【北区】現職5人と新人1人が挑み、接戦が予想される。党派別内訳は自民、民主、共産が各1人、無所属が3人。地域別では、有権者が約4万人の豊栄地区と約2万2千人の旧新潟市域の北地区から3人ずつ。現職は実績を強調、新人は若さをアピールし浸透を目指す。
【東区】現職8人と新人4人の計12人が出馬を表明。議長経験者や会派代表者らベテラン、新人が入り交じり、激戦となりそうだ。自民4、民主2、公明2、共産2の計10人が政党公認を受けた。各種業界団体や労働組合などの支持団体が動く。各候補の地盤は中地区が6人、大形地区4人、石山地区2人となっている。
【中央区】各党の公認候補が並び、8区内で最も多い16人が立候補を予定し混戦模様。内訳は現職10人、元職2人、新人4人。政党公認は自民3人、民主2人、維新、公明、共産、次世代、社民が各1人。有権者数は8区最大の約14万6700人で、各陣営は無党派層の取り込みで票の上積みを狙う。
【江南区】前回選と同じ顔ぶれの6人が立候補を表明。現職全5人と前回8票差で落選した民主公認の新人1人がぶつかる。定数削減で現職も1人は確実に落ちる形となるだけに、各陣営は危機感を募らせる。旧新潟市域と亀田地区からはいずれも現職が2人ずつ、横越地区からは現職と新人の計2人が準備を進める。
【秋葉区】現職4人、新人3人の計7人が名乗りを上げる。自民公認が1人。現職が引退する共産は新人を擁立した。無所属が5人。各候補予定者は、有権者の9割近くを占める新津地区を中心に票を奪い合う。現職は票の上積みを目指し地盤固めを図る一方、新人は知名度アップに懸命だ。
【南区】現職の全3人と新人1人が出馬の見通し。自民公認が1人、3人は無所属。4人とも有権者数が8割以上いる白根地区を地盤とする。立候補予定者は地盤を固めつつ「空白域」の味方、月潟両地区の票の取り込みを狙う。
【西区】現職6人、新人5人が出馬を表明。ベテランら4人が引退するほか、公明の現職が中央区にくら替えする。自民公認は前回より1人多い4人、民主、公明、共産は1人ずつを公認する。立候補予定者は政党や業界団体、労組、地域グループなどの支援を受けて運動を展開し、接戦となる見通しだ。
【西蒲区】市内8区で唯一無投票の可能性がささやかれてきたが、現職全4人のほか、新人1人が出馬を表明し、選挙戦の見通しとなった。いずれも無所属。各陣営は、地元市議が不在の潟東、中之口の両地区の浸透も狙う。
■新潟市議選立候補予定者
【北区】(定数5-6)
平松洋一(ひらまつ・よういち) 55 市議 自現(1)
南真由美(みなみ・まゆみ) 55 市議 民現(1)
風間ルミ子(かざま・るみこ) 65 農業 共現(2)
金子益夫(かねこ・ますお) 71 農業 無現(3)
皆川英二(みながわ・えいじ) 68 会社員 無現(1)
小柳聡(こやなぎ・さとし) 28 無職 無新
【東区】(定数9-12)
佐藤豊美(さとう・とよみ) 70 会社役員 自現(6)
志田常佳(しだ・つねよし) 65 市議 自現(5)
渡辺和光(わたなべ・かずみつ) 49 市議 民現(3)
細野弘康(ほその・ひろやす) 40 市議 民現(1)
佐藤誠(さとう・まこと) 54 市議 公現(2)
飯塚孝子(いいづか・たかこ) 60 市議 共現(2)
五十嵐完二(いがらし・かんじ) 62 市議 共現(1)
小泉仲之(こいずみ・なかゆき) 62 市議 無現(3)
荒井宏幸(あらい・ひろゆき) 48 無職 自新
豊島真(とよしま・まこと) 53 無職 自新
松下和子(まつした・かずこ) 57 無職 公新
中島志門(なかじま・しもん) 40 オートバイ販売 無新
4804
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:49:42
>>4803
【中央区】(定数11-16)
佐藤耕一(さとう・こういち) 59 市議 自現(1)
美濃欣之(みの・よしゆき) 43 市議 自現(1)
山際敦(やまぎわ・あつし) 37 市議 民現(3)
山際務(やまぎわ・つとむ) 49 市議 民現(1)
小山進(こやま・すすむ) 47 市議 公現(2)
野本孝子(のもと・たかこ) 63 市議 共現(1)
深谷成信(ふかや・しげのぶ) 53 市議 次現(1)
青木学(あおき・まなぶ) 48 市議 社現(5)
山田洋子(やまだ・ようこ) 72 市議 無現(4)
渡辺均(わたなべ・ひとし) 58 市議 無現(4)
吉田孝志(よしだ・たかし) 52 自営業 自元(2)
斎藤栄路(さいとう・えいじ) 65 商店自営 無元(1)
佐藤幹夫(さとう・みきお) 68 教育コンサルタント 維新
伊藤健太郎(いとう・けんたろう) 41 会社役員 無新
内山航(うちやま・こう) 33 自営業 無新
出頭秀紀(しゅっとう・ひでのり) 46 オンブズマン 無新
【江南区】(定数4-6)
渡辺有子(わたなべ・ゆうこ) 65 市議 共現(4)
藤田隆(ふじた・たかし) 61 市議 無現(4)
本図良雄(ほんず・よしお) 58 市議 無現(3)
串田修平(くしだ・しゅうへい) 59 農業 無現(2)
古泉幸一(こいずみ・こういち) 53 会社役員 無現(2)
宇野耕哉(うの・こうや) 46 団体職員 民新
【秋葉区】(定数5-7)
阿部松雄(あべ・まつお) 63 柔道整復師 自現(3)
栗原学(くりはら・まなぶ) 39 市議 無現(3)
渡辺仁(わたなべ・ひとし) 65 市議 無現(3)
青野寛一(あおの・かんいち) 69 市議 無現(1)
倉茂政樹(くらしげ・まさき) 58 政党役員 共新
佐藤善甫(さとう・ぜんすけ) 31 家庭教師 無新
中野和美(なかの・かずみ) 52 自営業 無新
【南区】(定数3-4)
遠藤哲(えんどう・さとし) 65 会社役員 自現(3)
内山則男(うちやま・のりお) 66 市議 無現(2)
小野清一郎(おの・せいいちろう) 53 自営業 無現(1)
清野伸一(せいの・しんいち) 59 無職 無新
【西区】(定数10-11)
佐藤幸雄(さとう・ゆきお) 67 市議 自現(7)
永井武弘(ながい・たけひろ) 73 市議 自現(4)
加藤大弥(かとう・ひろや) 54 市議 民現(2)
中山均(なかやま・ひとし) 55 歯科医 諸現(2)
高橋三義(たかはし・みつよし) 64 市議 無現(4)
梅山修(うめやま・おさむ) 41 市議 無現(2)
佐藤正人(さとう・まさひと) 57 自営業 自新
田村要介(たむら・ようすけ) 46 無職 自新
志賀泰雄(しが・やすお) 43 無職 公新
平あや子(たいら・あやこ) 35 政党職員 共新
石附幸子(いしづき・さちこ) 60 社団法人理事 無新
4805
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:49:53
>>4803-4805
【西蒲区】(定数4-5)
金子孝(かねこ・たかし) 73 市議 無現(3)
田辺新(たなべ・あらた) 70 市議 無現(3)
水沢仁(みずさわ・ひとし) 64 市議 無現(2)
竹内功(たけうち・いさお) 65 市議 無現(1)
幸田健太(こうだ・けんた) 38 学習塾経営 無新
【注】自は自民、民は民主、維は維新、公は公明、共は共産、次は次世代、社は社民、諸は諸派、無は無所属。名簿は(1)現職、元職、新人(2)衆院勢力(3)当選回数(4)五十音-の順に掲載した。氏名の後の数字は年齢(投票日の12日現在)。表中の円内数字は当選回数
4806
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:50:30
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150402172588.html
県議選直前情勢 上越
妙高 市OBの現新一騎打ち
3日告示、12日投開票の県議選には、定数53に対し73人が立候補を予定している。全27選挙区のうち12の区が定数を超えず無投票となる公算だが、15の区で選挙戦となる見通しだ。地方創生や人口減少への対応、東京電力柏崎刈羽原発の問題などについて各候補予定者たちが何を訴え、どのような戦いを繰り広げるかが注視される。告示直前の情勢をまとめた。(敬称略)
◇ ◇
<課題山積、どう挑む>
上越市は定数5に対し現職4、新人2の計6人が議席を争う。各陣営とも、地元や支援組織固めに力を注ぎつつ、有権者が多い高田地区での支持拡大を狙う。
現職の自民小林は、地元直江津などでミニ集会を重ね、高田や旧町村部への浸透も図る。自民楡井は市議、建設業など企業を中心とした陣立て。旧柿崎町長時代から積み上げた実績を訴える。前回無所属で臨んだ自民矢野は支持基盤の自民票をまとめながら、市中心部へ切り込む。社民の小山は支援労組を固め、原発問題を前面に票の掘り起こしを進める。
新人の共産橋爪は31日付で市議を辞職。農業振興、福祉充実などを強調し知名度アップを図る。民主推薦で挑む新人の無所属秋山は、女性グループの構築を軸に幅広い支持を目指す。
妙高市は、共に市役所OBの現新一騎打ちで、8年ぶりの選挙戦となる見通し。現職の無所属横尾は2期8年の実績をアピール。市議の多くから支援も取り付けた。連合新潟の支援を受ける新人の無所属渡部は世代交代を強調、教育や雇用問題を訴える。
自民現職が引退した糸魚川市は、新人の自民中村以外に動きが見られず、無投票の公算が大きい。
■[県議選立候補予定者]
◇上 越 市(定数5-6)
小林林一 70 会社役員 自現(3)
楡井辰雄 63 県 議 自現(2)
矢野 学 74 県 議 自現(1)
小山芳元 67 県 議 社現(5)
橋爪法一 65 無 職 共新
秋山三枝子 64 団体役員 無新
◇妙 高 市(定数1-2)
横尾幸秀 69 県 議 無現(2)
渡部道宏 49 団体職員 無新
◇糸魚川市(定数1-1)
中村康司 56 運送会社社長 自新
【注】自は自民、民は民主、公は公明、共は共産、社は社民、諸は諸派、無は無所属。名簿は(1)現職、新人(2)衆院勢力(3)当選回数-の順に掲載した。氏名の後の数字は年齢(投票日の12日現在)。表中の円内数字は当選回数
4807
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:51:26
県議選直前情勢 下越・佐渡
佐渡 市議から2人が名乗り
3日告示、12日投開票の県議選には、定数53に対し73人が立候補を予定している。全27選挙区のうち12の区が定数を超えず無投票となる公算だが、15の区で選挙戦となる見通しだ。地方創生や人口減少への対応、東京電力柏崎刈羽原発の問題などについて各候補予定者たちが何を訴え、どのような戦いを繰り広げるかが注視される。告示直前の情勢をまとめた。(敬称略)
◇ ◇
<課題山積、どう挑む>
三条市(定数2)は自民の2現職に2新人が挑む。2期連続トップ当選の自民佐藤は実績を強調し票固め。初の自民公認となる坂田は保守層や女性票の取り込みを図る。三条市議だった民主藤田は「自民2議席独占阻止」を訴える。無所属田村はつじ立ちを続ける。
五泉市・東蒲(定数2)は現職の2人に新人が挑む。阿賀町が地盤の自民沢野は五泉市でも票固めに懸命。無所属小島はミニ集会で行政とのパイプをアピール。無所属宮崎は若さを前面に無党派への浸透を目指す。
佐渡市(定数2)は現職2人に佐渡市議から転身を図る2人が挑む。自民中野は後援会を軸に組織戦を展開。無所属佐藤は連合新潟の推薦を受ける。加賀、祝の無所属2人は街宣を中心に支持を呼び掛ける。
新発田市・北蒲(定数3)は前回と同じ顔ぶれ。自民石井は後援会がフル回転。自民岩村は農業政策を強調する。諸派佐藤は無党派層の獲得を目指す。無所属三村は原発反対を訴える。
阿賀野市(定数1)は16年ぶりの選挙戦の公算。自民帆苅は6期24年の実績を強調して農業や産業振興を訴える。無所属田中は国会議員秘書経験などをアピールし観光活性化を唱える。
燕市・西蒲(定数2)は自民桜井と民主高倉、村上市・岩船(定数2)は自民小野と無所属片野、胎内市(定数1)は自民富樫、加茂市・南蒲(定数1)は自民金谷のいずれも現職が立候補を予定。他に出馬の動きはみられず、無投票の公算。
■[県議選立候補予定者]
◇村上市・岩船(定数2-2)
小野峯生 62 県 議 自現(6)
片野猛 64 県 議 無現(3)
◇胎 内 市(定数1-1)
富樫一成 44 県 議 自現(2)
◇新発田市・北蒲(定数3-4)
石井修 67 県 議 自現(8)
岩村良一 53 県 議 自現(4)
佐藤浩雄 70 県 議 諸現(4)
三村誉一 68 無 職 無新
◇阿賀野市(定数1-2)
帆苅謙治 66 県 議 自現(6)
田中元 38 会社顧問 無新
◇五泉市・東蒲(定数2-3)
沢野修 65 県 議 自現(4)
小島義徳 55 県 議 無現(2)
宮崎伸 32 無 職 無新
◇加茂市・南蒲(定数1-1)
金谷国彦 79 宮 司 自現(4)
◇三 条 市(定数2-4)
佐藤卓之 50 県 議 自現(2)
坂田光子 60 県 議 自現(1)
藤田博史 45 行政書士 民新
田村正宏 59 英語講師 無新
◇燕市・西蒲(定数2-2)
桜井甚一 62 県 議 自現(3)
高倉栄 43 県 議 民現(1)
◇佐 渡 市(定数2-4)
中野洸 73 県 議 自現(5)
佐藤久雄 67 県 議 無現(1)
加賀博昭 80 農 業 無新
祝優雄 71 会社役員 無新
【注】自は自民、民は民主、公は公明、共は共産、社は社民、諸は諸派、無は無所属。名簿は(1)現職、新人(2)衆院勢力(3)当選回数-の順に掲載した。氏名の後の数字は年齢(投票日の12日現在)。表中の円内数字は当選回数
4808
:
チバQ
:2015/04/02(木) 21:52:07
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150402172584.html
県議選直前情勢 中越
長岡・三島 現職6人と2新人が激突
3日告示、12日投開票の県議選には、定数53に対し73人が立候補を予定している。全27選挙区のうち12の区が定数を超えず無投票となる公算だが、15の区で選挙戦となる見通しだ。地方創生や人口減少への対応、東京電力柏崎刈羽原発の問題などについて各候補予定者たちが何を訴え、どのような戦いを繰り広げるかが注視される。告示直前の情勢をまとめた。(敬称略)
◇ ◇
<課題山積、どう挑む>
長岡市・三島(定数6)は現職6人と新人2人が名乗りを上げ、混戦が必至だ。自民県連会長の自民星野は127の後援会を引き締める。県会議長の自民柄沢は旧三島郡、自民西川は旧栃尾市を固め、旧長岡市内にも浸透を図る。
共産竹島は共産支持層、社民長部は社民系労組を軸に票の掘り起こしを進める。諸派松川は草の根で女性票や浮動票を狙う。
民主佐藤は民主系労組を核に民主議席の奪還を目指す。公明安沢は公明支持層を基盤に無党派層も狙い、初の議席獲得を期す。
柏崎市・刈羽(定数2)は現職1人と新人2人が激突する。10期目を狙う自民三富は後援会などの組織戦を展開。社民推薦の無所属池田は出身の柏崎市職労の支援を受け支持を訴える。民主推薦の無所属鷲尾は実兄の衆院議員・鷲尾英一郎とともに支持拡大を図る。
南魚沼市・南魚(定数2)は、自民と無所属の現職2人と自民新人による激戦の模様だ。自民斎藤は業界団体の支援を受け、4期の実績をアピール。無所属若月は労組を軸に非自民層に食い込みを図る。自民松原はローラー作戦で保守票の取り込みを進める。
十日町市・中魚(定数2)は自民村松、自民尾身の現職2人以外に立候補の動きはなく無投票の見込み。見附市(定数1)は自民早川、小千谷市(定数1)は自民宮崎、魚沼市(定数1)は自民皆川のいずれも現職が出馬を表明し、現職以外に立候補の動きはなく無投票の見通し。
■[県議選立候補予定者]
◇長岡市・三島(定数6-8)
星野伊佐夫 75 県 議 自現(10)
柄沢正三 60 県 議 自現(5)
西川洋吉 74 県 議 自現(3)
竹島良子 65 県 議 共現(2)
長部登 66 県 議 社現(3)
松川キヌヨ 71 県 議 諸現(4)
佐藤伸広 48 長岡市議 民新
安沢峰子 46 政党役員 公新
◇柏崎市・刈羽(定数2-3)
三富佳一 76 団体役員 自現(9)
池田千賀子 54 柏崎市議 無新
鷲尾百合子 33 衆院議員秘書 無新
◇見 附 市(定数1-1)
早川吉秀 74 県 議 自現(5)
◇小千谷市(定数1-1)
宮崎悦男 48 県 議 自現(1)
◇魚 沼 市(定数1-1)
皆川雄二 47 県 議 自現(2)
◇十日町市・中魚(定数2-2)
村松二郎 60 県 議 自現(6)
尾身孝昭 62 県 議 自現(5)
◇南魚沼市・南魚(定数2-3)
斎藤隆景 71 県 議 自現(4)
若月仁 56 県 議 無現(2)
松原良道 63 会社役員 自新
【注】自は自民、民は民主、公は公明、共は共産、社は社民、諸は諸派、無は無所属。名簿は(1)現職、新人(2)衆院勢力(3)当選回数-の順に掲載した。氏名の後の数字は年齢(投票日の12日現在)。表中の円内数字は当選回数
4809
:
チバQ
:2015/04/03(金) 22:56:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk23010296000c.html
’15統一地方選:名古屋市議選 「生活なごや」設立 公認5人出馬予定 /愛知
毎日新聞 2015年04月03日 地方版
3日告示の名古屋市議選に生活の党からの立候補を検討していた現職らが、政治団体「生活なごや」を1日付で設立した。公選法で選挙運動期間中に特定の政治活動が認められる「確認団体」として同団体を登録し、現職4人と新人1人の計5人が同団体の公認候補として出馬する。
現職4人は、河村たかし市長が率いる地域政党・減税日本を離れ、生活からの立候補を模索していたが、2日時点でも公認は出ていなかった。【岡大介】
◇
同市議の任期は終了していますが、統一地方選での市議選実施に伴い、前職については現職と表記します。
4810
:
チバQ
:2015/04/03(金) 23:09:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddh041010004000c.html
’15統一地方選:地域政党、背水の陣
毎日新聞 2015年04月03日 中部夕刊
統一地方選は3日、41道府県議選と17政令市議選が告示され、東海3県でも各地で選挙戦がスタートした。愛知県では、河村たかし名古屋市長と大村秀章知事が率いる地域政党が存在感を失い、既成政党と全面対決した前回の県議選・市議選とは様相が一変。一方、三重県議選では、民主党と連合三重、民主系地域政党が一体となって選挙を行ってきた「三重県方式」の在り方が問われそうだ。
◇減税、「聖地」で実績強調 名古屋市議選・東区選挙区
名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党・減税日本は、党勢退潮が続く中、市議選と愛知県議選に背水の陣で臨む。特に、河村氏が衆院議員時代から地盤としてきた同市東区は「絶対に落とせない『聖地』」(党幹部)と位置付け、市議選に元衆院議員の新人を、県議選には現職を擁立した。
市議選の東区選挙区(定数2)には、諸派現職の近藤徳久氏(52)▽減税新人の佐藤夕子氏(52)▽自民現職の中川貴元氏(48)▽共産新人の村瀬和弘氏(44)▽民主新人の谷弘三氏(38)−−の5人が立候補した。
「この選挙は、議員報酬を年800万円のままにするか、1600万円に戻すかが最大の争点だ。日本一の(市民税)減税をしているが、まだやることがたくさんある」。佐藤氏の出発式で応援演説に立った河村氏はこう語り、減税日本の実績をアピールした。
減税日本は、議会解散に伴う前回の出直し市議選で、75議席中28議席を獲得して第1党に躍進した。それから4年。不祥事などで党を去る議員が相次ぎ、衆院選や参院選など主要な選挙でことごとく敗れ、勝利したのは河村氏が3選を果たした13年の市長選だけだった。
「必勝」を期す東区選挙区でも候補者選びで一騒動あった。4年前に減税日本から立候補して当選した近藤氏を公認せず、河村氏の元秘書で衆院議員も務め、知名度のある佐藤氏を選んだ。近藤氏は党を飛び出し、元の身内同士が争う。
減税日本に対し、ある候補は「市民税減税や議員報酬を巡って混乱するばかりで、政策が前に進まなかった。議会にとって失われた4年間だ」と批判する。別の候補は「自分の政策を訴えるだけ」と意に介さない。【岡大介】
◇民主3議席死守なるか 三重県議選・四日市選挙区
三重県議選の四日市市選挙区(定数7)では、公認と推薦の民主系の現職・新人計3人が現有3議席の死守を目指す。自民も現職と新人の3人、公明と共産は新人各1人を擁立し、計8人で争う。
民主新人の出陣式では、今期限りで引退する県議が応援演説し「新人は皆ほぼ横一線。気を抜けない戦いだ」と強調した。
三重県は岡田克也・民主党代表のお膝元。これまで、国政選挙や知事選で、民主党と連合三重、民主系地域政党「新政みえ」の3者が一体となった「三重県方式」と呼ばれる選挙戦を展開してきた。
しかし、今回の統一選で行われている知事選では、民主が独自候補擁立を断念して自主投票としたのに対し、連合三重と新政みえは現職を推薦し、対応が分かれた。
岡田代表は「(連合や新政みえと)考え方が違うことはあってしかるべきだ」と語り、県議選などへの影響を否定する。
一方、自民県連幹部は四日市市などを念頭に「民主系候補を一人でも落選させれば、3者の間に亀裂が入る」と、民主系の足並みの乱れを突く構えだ。【岡正勝】
4811
:
チバQ
:2015/04/03(金) 23:33:18
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040302100030.html
<名古屋市議選の注目点>減税、踏みとどまるか
2015年4月3日
定数七五に百三十六人が名乗りを上げた。河村たかし市長が主導した市議会解散請求(リコール)が成立、出直し選挙となった四年前の百三十八人に迫り、全選挙区で大激戦となる。
前回は河村市長率いる地域政党「減税日本」が既成政党との対決を旗印に大躍進。二十八人が当選し、第一党に。だが、不祥事などが続き当時の勢いはなく、十八人の擁立にとどまった市長与党がどこまで踏んばれるかが最大の焦点だ。
政権与党の安定感をみせる自民からは、前回を二人上回る二十六人が立候補。長らく最大会派を維持していた民主だが、二十七人のうち十一人の当選にとどまった衝撃が尾を引き、公認は十九人止まり。前回の減税のように第三極を狙う維新が十五人を立て、市議会での勢力拡大をもくろむ。
公明は十二人に絞り、現有勢力維持を図る。共産は一選挙区に二人の擁立を含む十七人と強気の構え。減税を離れても再選を目指す議員も多く、諸派や無所属の候補者が前回の二倍以上となった。
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040302000303.html
減税の城、守り一丸名古屋市議選、東区選挙区
2015年4月3日
「男性の数だけ女性がいる。介護や福祉、子育てを、女性抜きで会議してもらっては困る」
五人が立候補した名古屋市議選の東区選挙区(定数二)。唯一の女性で、減税新人の佐藤夕子さん(52)が、東区の事務所前で声を張り上げた。
四年前、河村たかし市長が主導した市議会解散請求(リコール)の成立による出直し選で、減税は大躍進。だが、議員の不祥事が相次ぎ、既成政党批判の熱も冷め、ムードは一変した。守勢に回る今回、河村市長のお膝元、東区選挙区の勝敗が、今後の市政運営も左右することになる。
河村市長を師と仰ぎ、政治家を志した佐藤さん。県議、衆院議員を務めたが、議会側に押し込まれ気味の市長を支えようと、今回、市議選への立候補を決意。出発式には市長も駆け付け、マイクを握った。
その減税から前回初当選した近藤徳久さん(52)だが、公認問題のこじれから離党し、諸派で再選を目指す。かつての仲間に弓を引く形だが「市長のためでなく、市民のために働くのが議員だ」と対決姿勢をあらわに。
前回、減税に明け渡した議席の奪還を狙う民主は、元衆院議員秘書で新人の谷弘三さん(38)を擁立。「減税が第一会派となって市議会は後退した。未来志向の名古屋市、市議会を取り戻す」と訴えた。
六選を目指す自民現職の中川貴元さん(48)は「争点は、四年前の熱狂からの脱却。堅実で質の高い市政、議会を」と強調。共産からも、前回に続き村瀬和弘さん(44)が立候補している。
4812
:
チバQ
:2015/04/04(土) 00:01:59
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150403151144
県議選告示 8選挙区で選挙戦に
(2015年04月03日 19時11分)
県内13選挙区のうち、8つの選挙区では9日間の選挙戦に入りました。激戦が予想される注目選挙区の候補者の第一声と、各選挙区の立候補者を届け出順に紹介します。
定数1の滑川市選挙区。自民党・現職と、前回の県議選にも出馬した無所属・新人の一騎打ちとなりました。
自民党・現職、神田真邦候補の出陣式には、県連会長の宮越光寛衆議院議員が駆けつけたほか、自民党の滑川市議11人全員が集結し、オール自民での選挙戦をアピールしました。3期12年の実績を訴え、滑川市の自民党の議席を守り抜く決意です。
2度目の挑戦となる沢谷清候補の出陣式には、選対本部長を務める滑川市の上田昌孝市長、前回の県議選で敵対した藤井宗一氏が駆けつけ、党派を超えた市民党としての結束を印象付けました。市長との良好な関係を強調し、滑川市の課題に取り組むと声を張り上げました。
氷見市選挙区は定数2に対し、自民党の現職と新人、それに社民党・現職の、あわせて3人が立候補。12年ぶりの選挙戦となりました。
自民党・現職の梶敬信候補は、市内の道路や河川の整備に尽力したことなど、6期24年の実績をアピール。その経験を生かし、ふるさとの発展へ力を尽くしたいと意気込みを述べました。市内をくまなく回り、地道な活動で支持を固めます。
自民党・新人の薮田栄治候補。氷見市職員を30年務めたあと、国会議員秘書を経て県政に名乗りを上げました。12年ぶりとなった今回の選挙戦を機に一気に世代交代をねらいます。初日は選挙区全体を回り、まずは名前の浸透からスタートです。
社民党・現職の菅沢裕明候補。当選7回を数えるものの、陣営では前回の選挙のあと、有権者の4割が入れ替わったとみていて、厳しい選挙戦を覚悟。自民党による議席独占の阻止を訴えました。危機感を強める陣営では、「ドブ板戦術」で票の積み上げを目指します。
そのほかの選挙区の立候補者の顔ぶれです。
まず、合併前の旧富山市を対象とした富山市第一選挙区。定数11に対し現職10人、新人3人のあわせて13人が立候補し、定数を『2』上回りました。
政党別でみると、自民党が6人。社民、民主、共産、公明の各党が1人ずつ立候補。無所属は3人で、この中には民主党の公認を返上して、民主・維新の推薦を受けた現職もいます。
合併前の旧上婦負郡を対象とした、富山市第二選挙区です。定数3に対して現職2人、新人2人のあわせて4人が立候補しました。定数を1上回っています。
地域ごとの支持基盤を持つ自民党候補に、無所属の新人が挑みます。
高岡市選挙区です。定数7に対して現職6人、新人2人のあわせて8人が立候補し、定数を『1』上回りました。
新人は、共産党の1人と福岡町を地盤とする自民党候補が世代交代しています。
入善町と朝日町で構成する下新川郡選挙区です。定数2に対して、現職2人と新人1人のあわせて3人が立候補。
元自治体トップの出馬で12年ぶりの選挙戦になりました。
黒部市選挙区です。定数2に対して、現職2人と新人1人が立候補しました。
こちらは宇奈月で新人が立ち、16年ぶりの選挙戦です。
射水市選挙区です。定数3に対して、現職3人、新人1人のあわせて4人が立候補し、少数激戦です。
前回は候補者をたてた社民党が今回は擁立を断念しています。
4813
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:05:27
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68054.html
福井県議選、選挙戦の区の情勢は 福井市、下位は団子状態可能性も
(2015年4月4日午前7時30分)
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
【福井市】 (定数12、立候補13)
県内最多の約21万5千票をめぐって、定数1オーバーの少数激戦。「下位は6千票台」という見方の中、多くは「投票率や上位の得票率次第で、下位は団子状態になる」と危機感を募らせる。
4年前の当選者のうち、半数の6人が引退などで立候補していない。引退者の地盤を引き継ぐ陣営と、切り崩しを狙う陣営の攻防が激化している。
新人の井ノ部航太候補は春山、日新地区や労組票のほか、市東部の一部にも手を伸ばす。山本正雄候補は教職員関係の組織票と、地元明新地区を固める。
最年少33歳の清水智信候補は中藤島地区をまとめ、知名度を生かし浮動票も取り込み、上位をうかがう。市議からくら替えした峯田信一候補は、麻生津や上文殊地区などを中心に支持拡大を訴える。
畑孝幸候補は地元大安寺地区の支援のほか、教育関係者の推薦も一部受けた。野田富久候補は社南地区などの推薦を受け、自治労が支持している。共産公認の佐藤正雄候補は組織票を見込みつつ、脱原発に共感する浮動票を取り込む。
引退する前田康博氏の後継として出馬した長田光広候補は、九頭竜川以北を固める。大森哲男候補は順化、宝永地区など市中心部で浸透している。松田泰典候補は川西地域と越廼、清水両地区をはじめ、つながりの深い湊地区などを固める。
公明公認の西本恵一候補は、石橋壮一郎氏の後継として組織票をまとめる。8選を目指すベテラン山本芳男候補は足羽川以南に浸透し、美山地域などにも支持を広げる。中井玲子候補は円山、和田地区など市東部のほか、保育所関係者の浸透を図る。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68056.html
福井県議選、あわら市の情勢 現職と新人が一騎打ち
(2015年4月3日午後11時02分)
福井県議選のあわら市選挙区は、過去2回無投票が続き、同選挙区で初の選挙戦となる。現職笹岡一彦候補と新人東川継央候補による一騎打ちだが、支持者は旧金津、芦原町の垣根を越えて入り乱れている。出陣式には両陣営とも約300人の支持者が集まり、激しい争いとなりそうだ。
前市議の東川候補は市議選連続トップ当選の知名度を生かしながら、出身の旧芦原町での支持固めを急ぐ。旧金津町市街地にも入り込み、さらなる支持の掘り起こしを狙う。
4期目を目指す笹岡候補は、これまでの実績や経験をアピールし支持拡大を図る。地元旧金津町で票の引き締めを図るほか、旧芦原町の中心市街地や、東川が支持基盤とする北潟地区でも支援者を増やしている。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
4814
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:06:14
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68060.html
福井県議選、吉田郡の選挙情勢は 大票田松岡地区での掘り起こし鍵
(2015年4月3日午後11時15分)
福井県議選の吉田郡選挙区は、3期目を目指す現職鈴木宏紀候補と新人松川正樹候補の一騎打ち。大票田松岡地区での掘り起こしに注目が集まる。
鈴木候補は出陣式で約300人の支持者を前に、町内全戸のあいさつ回りを済ませ、決意を示してきたことを強調。「2期8年で培った国、県、町、町民との人脈を生かして町政のアシストをやっていきたい」と述べた。農業など各種団体の支援を受け、各地区で個人演説会を連日行う。
松川候補は44年間にわたり青年団やPTAなどの地域活動に携わった経験を前面に押し出す。後援会は置かず個人演説会の予定もないが、街頭演説などで地道に訴える。出陣式には支持者ら約50人が集まり、第一声で「地域活動の経験からにじみ出た政策を実現したい」と強調した。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68062.html
福井県議選、丹生郡の選挙情勢は 越前地区の2人が一騎打ち
(2015年4月3日午後11時17分)
福井県議選の丹生郡選挙区は、前回と同様、越前町越前地区の2人の一騎打ち。当時の新人が現職に、現職が元職に立場を変え激しく争う。町議の支持もほぼ二分している。
現職島田欽一は事務所近くの漁港で第一声を上げ「町や県の資源である農林水産業に光を当てたい」と強調。町内全地区に足を運んで4年間の経験や実績を訴え、支持を固めている。最大票田の朝日地区を中心に浮動票の取り込みも積極的に目指す。
元職藤野利和は同町宿の広場で「県政、国政とのパイプ役に徹したい」と第一声。3月から各戸を回り、これまでの実績を訴える。特に地元越前地区、大票田の朝日地区で支持拡大を狙う。前回の民主党とは違って無所属での立候補。「逆風はない」と陣営は手応えを語る。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
4815
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:07:57
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68057.html
福井県議選、越前市・今立郡・南条郡の情勢 県内唯一2人が落選
(2015年4月3日午後11時07分)
福井県議選の越前市・今立郡・南条郡選挙区は、定数5に対し、現職3人、元職1人、新人3人の計7人が名乗りを上げた。県内で唯一、2人が落選する激戦区。投票率によるが、前回並みの6千票を当確ラインとみる陣営が多い。
題佛臣一候補は地元の越前市吉野地区など市西部地域を中心に回り、支持固めを図る。出馬表明以降「語る会」を旧武生市で開催し、雇用対策や地域福祉など政策の浸透を進めてきた。
8期目を目指す関孝治候補は、長年地盤とする旧今立郡への他陣営の進出を警戒する。支持層の高齢化も見据え「確かな実績と迅速な行動」を前面に組織の引き締めを図る。
復活を目指す宮本俊候補は、15地区で「育てる会」を組織。企業や諸団体にも浸透を図る。任期中に死去した小泉剛康と前回分け合った“まちなか票”獲得にも力を注ぐ。
南越前町に地盤を持つ仲倉典克候補は、他地区からの票獲得も目指し選挙区全域に浸透を図る。1万1千票を上回る得票でトップ当選した前回から票の上積みを狙う。
3回目の挑戦となる山崎隆敏候補は原発再稼働反対を訴え、新たな支持者の取り込みを目指す。地元の旧今立町や旧武生市東部地域を中心に各地を巡り、前回より知名度で手応えを得ている様子。
再選を目指す細川かをり候補は、組織に頼らない草の根的な運動を展開。生活者視点の訴えに力を入れ、支援グループができた越前市国高、王子保地区を中心に票の上積みを図る。
引退する民主現職の後継となる辻一憲候補は、地縁、血縁がない分、労組がフル回転している。約8千ある労組票をどれだけ固められるかが鍵で、組織の引き締めに余念がない。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68058.html
福井県議選、敦賀市の選挙情勢は 現職2人に2新人が挑む
(2015年4月3日午後11時03分)
福井県議選の敦賀市選挙区は、現職2人に2新人が挑み、3議席を争う。各候補は原発長期停止に絡み、新産業や雇用創出、観光活性化を軸に主張を展開。当落ラインは前回を上回る7千票前後とみて、しのぎを削る。
新人の宮崎則夫候補は市議5期20年の経験と実績を掲げ、これまで23会場で個人演説会を開き「県会に新風」をアピールしてきた。約110団体の推薦を受けたほか、行政書士、自動車関連など所属団体を中心に着実に浸透を図る。出陣式には約250人が集まった。今後、市内8会場で市政報告会を開き上積みを目指す。
糀谷好晃候補は労組組合員中心だった後援会を昨秋、一般市民も主要メンバーに入れ再編。民主党、連合と3者で票固めを進めてきた。今後は労働者や社会的弱者の多い市街地に注力。連夜個人演説会を開き、一般票の上積みも目指す。「非正規雇用増を背景に労組組合員は減っている」と危機感を募らせ、引き締めを図る。
力野豊候補は「若さと実行力」を前面に押し出し、市内全域で支持拡大に取り組んでいる。2月中旬から計22会場で開いた市政報告会の参加者は延べ約700人。「政策を聞いてくれた市民の反応はいい」(陣営幹部)と手応えもある。4候補の中では最も若く、若年層の浮動票取り込みに余念がない。
6期目を狙う石川与三吉候補は告示後、個人演説会を1日3カ所で開き、支持を固める。2月2日から3月12日までは連日2〜3会場、計84会場で県政報告会を実施し、実績と経験を訴えてきた。推薦団体は約330で前回並みと盤石。出陣式には約350人が集まり、陣営は「予想以上」と手応えを感じている。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
4816
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:08:22
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68059.html
福井県議選、小浜市・三方郡の情勢 美浜の票の行方に注目
(2015年4月3日午後11時12分)
福井県議選の小浜市・三方郡・三方上中郡は、現職2人と市議、町議経験者の新人2人が争う構図。大票田の小浜市では、各陣営の支持獲得争いが激しさを増している。立候補者がいない美浜町の票の行方に注目が集まる。
3選を目指す西本正俊候補は、地盤の小浜市遠敷地区を押さえた。重点区に据える小浜、西津、雲浜地区の旧市街地では実績を前面に訴え、票の上積みに力を注ぐ。労組の支援を強みに、空白地域の美浜町と、若狭町での支持拡大も目指す。
新人の小堀友廣候補は、吉田伊三郎県議の後継指名を前面に打ち出し、美浜町と地元の若狭町三方地域で手応えを感じている。さらに盤石にするため、最重要区と位置付ける。有権者が多い小浜市は親族や知人らを通じて、票の掘り起こしに躍起。
新人の池田英之候補は「小浜市から自民党県議を」の声を受け、支持拡大を図る。重視しているのは旧市街地の小浜、西津、雲浜、遠敷、今富地区で、自民党系の支持者の票固めに注力。知人らを通じて、美浜町などにも知名度を広げる。
現職中川平一候補は、地元若狭町上中地域での支持は強固。議長経験など豊富な実績と抜群の知名度を生かして、大票田の小浜市に攻勢を掛け、上積みを狙う。支援組織を活用し、選挙区内全体の各種団体や企業などに支持を訴えている。
× × ×
4月3日に告示された福井県議選は、福井市をはじめ7選挙区で選挙戦に突入した。無投票当選11議席を除き26議席を、34人が奪い合う。越前市・今立郡・南条郡選挙区が定数より2人オーバーとなり、残り6選挙区は定数より1人多い。いずれも少数激戦の様相を呈しており、各陣営は票の上積みに向け、しのぎを削っている。
4817
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:19:26
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040053-n1.html
2015.4.4 07:03
【静岡県議選】
無投票当選9選挙区14人
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統一地方選前半戦として、静岡・浜松両市長選と同日に投開票される県議選(33選挙区、定数69)と浜松市議選(7選挙区、定数46)が3日、告示された。届け出を済ませたのは県議選は95人、浜松市議選は58人。立候補の受け付けは午後5時で締め切られ、県議選では9選挙区の14人が無投票当選を決めて24選挙区が選挙戦に突入。55議席を81人で争うことになった。投開票は3月29日に告示された両政令市長選と同じ今月12日。
立候補の届け出は、3日の午前8時半から各市役所など32カ所で行われ、各陣営の事務所担当者が届け出順のくじを引くなどして、届け出を次々に済ませた。県内全体の課題となっている人口減少や地方創生に向けた政策をどう提示するか。政治とカネの問題や、新教育長人事案をめぐる川勝平太知事との混乱などで注目が集まる中、候補者の県議としての真価が問われる。
立候補者数は33選挙区で計95人で、平成7年の97人を下回り、戦後最初の県議選が行われた昭和22年以降で過去最少。このうち、現職は65人、新人26人、元職が4人。女性は9人で、前回より4人減った。
党派・会派別では、告示前38議席で最大会派の自民改革会議が、自民の公認41人と推薦3人の計44人を擁立。第2会派で民主系のふじのくに県議団は、民主公認17人と推薦6人、無所属で連合静岡から推薦を受けた4人と合わせて計27人を擁立。公明は現職5人の議席維持を狙い、4人を立てた共産は前回選で失った議席の復活を期す。
自民改革会議は推薦を受けた無所属候補や、当選後に公認を得る予定の無所属候補を含めて全33選挙区に擁立。40議席台の獲得を目指す。一方、ふじのくに県議団は、公明や無所属の候補も含めて、過半数の獲得が目標だ。
立候補者が過去最低となったことを受けて、無投票当選は9選挙区で14人と前回の5選挙区6人を上回った。無投票当選者14人の内訳は、自民現職が9人、民主現職が3人、無所属現職が2人。
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040051-n1.html
2015.4.4 07:01
【静岡県議選】
富士市 保守乱立、食い合いも
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定数5を8陣営が争う県内全選挙区で最大の激戦となっている。
8陣営の内訳は、自民系が5人、公明、民主、共産がそれぞれ1人となっている。
自民系は、公認の現職では、2期目を目指す鈴木澄美氏(59)と議長経験者で県内最多9期目を目指すベテランの遠藤栄氏(73)の2人。さらに、無所属の元職、菊池初彦氏(62)と無所属新人の岡村義久氏(49)が自民から推薦を受けている。また、自民県連の幹事長や議長も務めたが、市長選に出馬して落選した元職の植田徹氏(65)が無所属で出馬。自民系が乱立模様となっており、保守票の食い合いが懸念されている。
これに対し、公明現職の早川育子氏(55)、民主現職の桜町宏毅氏(49)、共産新人の西村綾子氏(67)はいずれも、一定の組織票を持っており、接戦を制す5人は誰かに注目が集まる。
4818
:
チバQ
:2015/04/04(土) 10:20:05
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040055-n1.html
2015.4.4 07:04
【静岡県議選】
熱海市 自・民一騎打ちの構図
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民主現職で3期目を目指す橋本一実氏(50)と自民新人の藤曲敬宏氏(48)が一騎打ちで、24年ぶりの選挙戦を争う構図となった。
橋本氏は2期5年の実績を強調するとともに、「知事与党」のふじのくに県議団の一員として、川勝平太知事との関係の親密さや、斉藤栄市長との関係も強調。また、細野豪志県連会長からの応援を受けるなど無党派層への浸透も図る。
一方、藤曲氏は、熱海市などを地盤とする勝俣孝明衆院議員ら自民の国会議員らの応援を受け、元市議としての実績や政権与党として国政とのパイプ役を買って出る戦略をとる。
平成22年の補選、23年の前回選のいずれも無投票当選だった橋本氏と、藤曲氏はともに初の県議選での選挙戦。県内でも顕著な高齢化への対策や衰退が続く観光業の立て直しに向けた政策論争が期待される。
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040056-n1.html
2015.4.4 07:05
【静岡県議選】
浜松市 関心低下、舌戦に期待
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中区、東区、西区、南区、北区、浜北区、天竜区の7選挙区のうち、中区と東区を除く5選挙区で、9人の現職が県民の審判を受けずに再選を果たした。選挙戦となった両区も、中区では4議席に5人が立候補、東区で2議席に3人が立候補と激戦とまでは言えない状況だ。
県政への関心低下ともみられる状況に、浜松市の選管担当者は「政令市になったことで多くの権限が市に委譲されており、市の活性化という意味では市政に意識が移っているのだろうか…」と首をひねる。ただ、市議選の立候補者も前回より8人少なく、市長選も現職の無投票当選が、告示直前で回避されるなど、選挙全体への関心低下傾向もみられる。
ものづくりの中心地で産業活性化策などで各候補が舌戦を展開することは、県内景気の回復への試金石とも言えそうだ。
4819
:
チバQ
:2015/04/05(日) 11:39:02
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015040402000227.html
無風最多も加賀地方激戦「自民一強」勢力図どう動く
2015年4月4日
写真
続く低投票率 歯止めにも注目
県政界の行方を占う県議選が告示された。十五選挙区のうち八選挙区が無投票。戦後最多の一九七九(昭和五十四)年の七選挙区を三十六年ぶりに更新した。かほく市以北の能登地方がほぼ無風なのに対し、加賀地方は激戦区が多く対照的。新幹線開業を生かし、人口減対策や地方創生など山積課題にどう臨むか候補の主張に注目したい。国政、県政とも「自民一強」の勢力図がどう動くかも焦点だ。 (田嶋豊)
能登の無風の背景に、人口減対策が急務で新幹線開業直後と重なり「結束し活性化に努めるべきで、選挙で争う時でない」との住民の思いがあるようだ。自民党の政権復帰により、六期目で影響力を強める谷本正憲知事とのパイプ役を自負する自民現職の対抗勢力が出にくい事情も絡む。
一方、金沢以南は乱戦模様。白山市は例がない九人が名乗りを上げ、直近の市長選なども影響したとみられる。本紙アンケートでは、新幹線開業を受け「金沢一人勝ち」と加賀との格差拡大を懸念する声が強く、乱立の一因のようだ。
候補の党派別では、県議会最大会派の自民は公認二十六人と推薦三人で、現有二十五議席の上積みを狙い、自民「一強」は続きそうだ。政権与党で足並みをそろえる公明は二議席堅守の戦い。
前回与党で臨んだ民主は公認十一人、推薦三人を擁立し八議席を得たが、政権を失い離党で現職はゼロ。今回も各地で対抗馬擁立を模索したが、厳しい情勢で断念した地域もあった。最終的に公認、推薦各一人にとどまるが、今後の国政選挙も見据え社民や連合石川との連携も視野に入れる。共産は昨秋の県議補選で得た金沢市の二議席を、白山市と合わせ維持できるか注目される。
党派の推薦を受けない無所属は支持を除き二十人で、一九九九年の当選十七人を超えれば戦後最多。選挙後に各党が取り込みを図るなど勢力争いに影響しそうだ。
前回投票率は過去最低の56・72%。77・50%だった一九八三(昭和五十八)年以降ずっと右肩下がり。九五年から五回続けて過去最低を更新しており、歯止めがかかるか注目される。
改革に積極的な議会に比べ、住民への情報公開、執行部との緊張感ある議論の面で遅れが否めない県議会。無投票が多く政治離れ加速の懸念も拭えない中、より良い県政実現のため有権者も候補、議員をしっかり見極める必要がある。
4820
:
チバQ
:2015/04/05(日) 11:40:30
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/mie/CK2015040302100026.html
<県議選の注目点>新政みえ、勢力守れるか
2015年4月3日
民主・連合系の会派「新政みえ」が最大会派を死守するか、自民勢が逆転するかが最大の焦点となる。改選前は新政みえ、第二会派「自民みらい」のいずれも過半数を確保していない。新人三人を立てた共産が、前回選で失った議席を奪還するかどうかも注目だ。
新政みえは単独過半数の二十六議席以上を目指して候補の擁立作業を進めたが、公募した県南部の二選挙区での擁立を断念。擁立は現有と同数の二十三人にとどまった。改選後の構成によっては無所属議員らとの連携も視野に入れる。
自民は単独過半数を占めることが可能な二十六人を擁立。現職は自民みらいに十八人、自民系少数会派「鷹山」に三人が所属する。自民みらいと鷹山は昨年、四年前の知事選で、ともに鈴木英敬氏(現職)を支援した公明、みんなの党(当時)とタッグを組み、自民勢として正副議長ポストの独占に成功した。
県都の津市と県内最大人口の四日市市(ともに定数七)はいずれも八人が立候補し、少数激戦になった。
4821
:
チバQ
:2015/04/05(日) 11:40:49
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/mie/CK2015040402000254.html
共産、4年ぶり奪還狙う四日市区では女性候補
2015年4月4日
出発式に集まった支持者らと握手する候補者=四日市市で
写真
三日に告示された県議選では、共産が前回選から四年ぶりの議席奪還を懸けて臨む。八人が七議席を争う激戦となった四日市市選挙区では新人の女性候補が、雨の中を精力的に駆け回って支持を求めた。
「共産党の議席がなかった県議会は、暮らしに寄り添わない県政を野放しにしてきた。県民の声をまっすぐ聞く政治に転換しよう」。市中心部の郵便局前を第一声の場所に選んだ候補は、曇り空でも目立つピンク色のスーツ姿で有権者に呼び掛けた。
四日市市選挙区では前回、ベテラン候補が十四票差で次点となり議席を失った。立候補した新人は、市議に二回当選の実績を持つ。告示日は駅やスーパー前などに立ち、選挙カーで市内を回って支持を訴えた。選挙区唯一の女性候補として、党派を超えた支持も狙う。
共産以外でも自民、民主、公明から有力新人が名乗りを上げ、現職四人としのぎを削る。各党は強力な応援弁士も招いており、公明は三日に坂口力・党特別顧問が来訪した。民主は四日に岡田克也党代表、共産は十日に志位和夫委員長が四日市入りの予定で、自民も地元選出の国会議員が現地に入って精力的に活動する。
共産党県委員会の大嶽隆司委員長は「四年前は自民か民主かという二大政党の影響が残っていたが、今回は違う。党は全国で都議選、参院選、衆院選と躍進が続いており、県議会でも二議席以上を取らなければいけない」と力を込める。
県内では、同じく前回に議席を失った津市と、前回は無投票だった伊勢市の選挙区で新人を擁立。いずれも告示前から、知事選で共産が推薦する新人候補の応援に加わり、街頭で政策を訴えてきた。
(河崎裕介、滝田健司)
4822
:
チバQ
:2015/04/05(日) 11:41:17
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015040302100025.html
<県議選の注目点>自民系、8選挙区で分裂
2015年4月3日
定数は四六。自民が現有三十議席からの上積みを狙う。ただ、候補者一本化の失敗が相次ぎ、八つの選挙区が「自民系分裂」の構図に。擁立候補が次々に敗れると、党県連の運営に影が差すことになりかねない。
全二十七選挙区で立候補を届け出たのは計六十六人。自民は三十二人を公認し、別の二人には推薦を出すなど、強固な支持基盤を背景に攻勢を強めた。
ただ、思わぬ落とし穴が。世代交代の遅れへの不満や県連の支部組織内の対立などから、無所属に転じて出馬する自民系の元市議、町議が続出。県連幹部は「分裂選挙区の結果によっては、県連にとって転換点となる選挙になるかもしれない」と組織の引き締めに力を入れる。
対する民主は、党勢の凋落(ちょうらく)に歯止めがかからず、公認五人、推薦三人にとどまった。党県連は三月下旬になって、候補擁立を見送った維新の党県総支部から支援を受ける協定を締結。維新支持層への浸透を図り、自民批判票の取り込みを狙う。
4823
:
チバQ
:2015/04/05(日) 11:41:46
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040402000248.html
シングルマザー、性的少数者…29人が立候補 名古屋市議選
2015年4月4日
選挙戦が始まり、支持を訴える女性候補者=名古屋市名東区で
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3日告示された名古屋市議選には、過去2番目に多い29人の女性が立候補した。このうち半数の15人が新人。依然「男社会」に映る市議会に新風を吹き込もうと、出馬を決めた彼女たち。「女性の活躍推進」の実現に向け、さまざまな目線で訴える。
「シングルマザーとして、働きながら子育てしている経験や苦労を政治に届けたい」
次世代の党の候補(30)は、看護師として働きながら一人息子を育てる。子どもが病気になっても仕事を休みにくく、仕事が忙しくなると子どもと過ごす時間が減る。女性が働きにくい現状を広く訴えたいという思いから、知人の勧めで出馬を決めたのは、わずか五日前。三日は選挙カーに乗り、子育て支援の充実の必要性を強調した。
「女性の社会進出を進めていきましょう」。自民党の候補(30)は慣れない街頭演説で、思いをぶつけるように声に力を込めた。
大学卒業後、大手銀行の総合職として活躍。だが、先輩の女性社員が妊娠や出産で、やむなく辞めていく姿を何度も見てきた。「男社会の職場に残っている閉鎖的な雰囲気を、少しでも変えていければ」。学生時代から興味があった政治の道を志そうと挑んだ。
別の自民党の候補(28)は、介護現場で働く人たちの待遇を知ってもらいたいと思う。学生時代に学んだ法律の知識を生かし、特別養護老人ホームに事務職として勤務。施設では、一人の職員が三人の利用者を受け持つ慢性的な人不足が続くが、経営が厳しく待遇は改善されない。街頭で「介護職員の劣悪な労働環境を改善することが、施設を利用する高齢者の待遇改善にもつながる」と訴えた。
「少数派や普通の人の思いを吸い上げることでは、誰にも負けない。小さな声を全力で届けます」
実は二十九人のうち、一人の戸籍は男性だ。この諸派の候補(45)は自ら性同一性障害であることを公表し、女性として生きる。NPO法人代表として性的少数者の支援に取り組み、「光が当たるきっかけに」と立候補を決めた。
この日は自転車で選挙区を回り、繁華街では投票の重要性を訴えた。「少数派は無視されがちだが、選挙権は誰でも平等です」と。
(統一地方選取材班)
4824
:
名無しさん
:2015/04/05(日) 21:09:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150405ddlk24010081000c.html
’15統一地方選:国会議員、支持訴え 知事・県議選候補後押し /三重
毎日新聞 2015年04月05日 地方版
知事選に続き、県議選が告示されて初の週末を迎えた4日、公認や推薦候補を擁立した政党の国会議員が応援のために県内各地に入り、知事選や県議選の候補者の街頭演説や個人演説会などに参加して、懸命に支持を訴えた。【田中功一、谷口拓未】
自民党は、県選出の国会議員が、それぞれの地元で県議選候補らを応援。四日市市選挙区の公認現職の個人演説会には、吉川有美参院議員と、衆院三重2区が地盤の島田佳和衆院議員=比例東海=が出席した。吉川氏は「地域発展のため、地元で生まれ育ち、地に足を着けて考える県議を出すことが必要だ」、島田氏は「(自民推薦の)鈴木(英敬)県政を支えるためにも自民が県議会で過半数を取らなければ」と訴えた。
民主党は衆院議員の岡田克也代表が鈴鹿・四日市市に入り、激戦区の鈴鹿市で開かれた公認現職の個人演説会では、危機感を訴えながら支持を呼びかけた。県議会と知事との関係にも触れ、「県民の立場から、是々非々でいいことは後押しし、駄目なことは修正していく議会でなければ駄目だ。その役割を演じられるのは自民党ではなく、民主党であり、(民主系会派の)新政みえを引っ張る彼だ」と述べた。
公明党は、昨年の総選挙で国政転出した元県議の中川康洋衆院議員=比例東海=が地元の四日市市で、自身の後継候補として出馬した公認新人に終日付き添って支持を求めた。
同市大矢知町のスーパー前の演説では、新人が同市で生まれ育ったことを強調し「四日市の皆さんの思いを一番感じられる候補」とアピールしたほか、出馬表明が遅れた危機感を訴え、「県議会に、私の後継を押し上げてほしい」と呼びかけた。
共産党は本村伸子衆院議員=比例東海=が駆け付け、津、四日市、伊勢市で党推薦の知事選候補や公認する県議選候補の応援に奔走した。津駅前での県議選候補の街頭演説では、安倍政権は平和憲法を壊し命を軽視していると批判し、県政も「オール与党だ」として「昨年の総選挙で共産党が躍進した流れを県議選の議席獲得につなげ、暮らしや福祉に予算を使うように変えてほしい」と支援を訴えた。
〔三重版〕
4825
:
チバQ
:2015/04/06(月) 20:27:45
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150404173355.html
統一地方選・県議選県議選・中越 駆けめぐり舌戦展開
県議選が3日、告示された。長岡市・三島区を除く中越6選挙区には11人が立候補。柏崎市・刈羽区、南魚沼市・南魚区では12日の投開票に向け舌戦が始まった。十日町市・中魚区、見附市、小千谷市、魚沼市の4選挙区でも候補者が人口減問題への対応策などを訴え、無投票当選が決まった。
◇ ◇
【柏崎市・刈羽】 産業創生、子育て支援に力
柏崎市・刈羽区(定数2)には3人が立候補した。各候補者は街頭で、産業振興や子育て支援などに取り組む意欲を語った。
自民党の現職、三富佳一さん(76)は「長い政治経験を生かし、多難な時だが新たな諸施策の実現に向け頑張りたい。国が地方創生と言っている。地方の元気は日本の元気につながる。魅力ある産業を作らなければいけない」と強調。「柏崎刈羽原発は原子力規制委員会で専門家が審査をしている。私は日本の科学技術を信用している。安全を100%に限りなく近づけ、規制委が『心配ない』としたならば再稼働に踏み切るのは当たり前のことだ」と訴えた。
無所属の新人、池田千賀子さん(54)は「生まれも育ちも柏崎。21年間は行政職員として福祉向上に努め、市議会議員として12年間、市政全般に関わってきた。大変な思いをしている人の暮らしをどう守るかと、人口減少に歯止めを掛けることが政治の課題」と語った。「安定した雇用をつくり、大都市から地方への人の流れをつくることが必要。結婚、出産、子育てにしっかりと目配りをするためには、実績を積んだ地元の女性の力が必要だ」と力説した。
無所属の新人、鷲尾百合子さん(33)は「兄(鷲尾英一郎衆院議員)の姿を見て、24時間365日、地元を思い、汗を流しながら国をよくするのが政治家なのだと学んだ。兄と連携しながら、皆さまの声を県政に届けたい」と志を話した。「皆さまのお子さん、お孫さんに責任を持てる世代の1人として、これからの柏崎のために働かせてほしい。これまでとは違った新しい風を巻き起こして、10年、20年後の柏崎を皆さんと一緒につくっていきたい」と力を込めた。
◇ ◇
【南魚沼市・南魚】 県会・県政への思い切々と
南魚沼市・南魚区(定数2)も3人が立候補した。現職は県議会の在り方について熱く語り、新人は県政に挑む思いを口にした。
無所属の現職、若月仁さん(56)は「医療や福祉、教育といった生活の不安を解消できなければ、住民の財布のひもは緩まない。公共工事や財政出動も必要だが、目に見えない安心、安全を守り、みんなが仲良く暮らせる地域をつくることが景気回復につながる」と説いた。「周りの地域は自民が独占する勢いだ。議会への期待はさまざまあるのに、一つの集団の考えが占めるようなことでいいのか。弱い立場の人の声を伝える役割を続けたい」と力を込めた。
自民党の新人、松原良道さん(63)は「住民の思いや生活は現場にある。18年半の市議、町議の経験から、政治とは生活そのものという信条を持った。地域で共通する心配や期待は何かを肌で感じたいと思い、1年かけて選挙区を一軒一軒回った。この地に生まれ育った者として、直接聞いた声を必ず県政に届ける」と呼び掛けた。「市町との信頼関係の下、地方創生の流れをつかまねばならない。新たな県政とのパイプ役を誰に託すのかを問いたい」と訴えた。
自民党の現職、斎藤隆景さん(71)は「大勢の方の熱意によって県議会のバッジをつけさせていただいている。何とかこの地域の人口を増やしたい。そのためには雇用、教育が必要だ。そして何よりも医療福祉。全てについて自分は実績を重ねてきたつもり」と力説。「私にとっての現場は県庁、県議会、各常任委員会だ。ここできちんと質疑ができれば予算は回ってくる。(党県連の)三役を経験した力を存分に発揮し、南魚沼のために頑張る」と経験をアピールした。
【統一地方選・県議選】 2015/04/04 13:54
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:
チバQ
:2015/04/06(月) 20:28:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150404173354.html
県議選・上越 課題にどう向き合う
観光振興、交通網アピール
3日告示された県議選では、上越市区(定数5)に6人、妙高市区(定数1)に2人が立候補した。糸魚川市区(定数1)は5回連続で無投票が決まった。上越地方は3月に開業した北陸新幹線を活用した観光や産業振興に有権者の関心が高まる。上越沖で確認されているメタンハイドレートや、柏崎刈羽原発の再稼働問題などエネルギーも重要なテーマ。選挙戦となった上越、妙高両市の候補者は地域の課題にどう向き合うのか、それぞれの主張をまとめた。
◇ ◇
<観光振興、交通網アピール>
【上越市区】
共産新人の橋爪法一さん(65)は高田地区でマイクを握り、柏崎刈羽原発再稼働阻止を前面に「県民の命と安全を守る」と強調。県予算の民生費の割合が低い現状を指摘し「全国水準に引き上げ、子どもの医療費助成、福祉を充実させる」と訴えた。
自民現職の楡井辰雄さん(63)は藤巻での出陣式で「高速道4車線化が進み、新幹線が通るなど上越は交通の要衝」とした上で、「多くの人を呼び込むため、市と地元商工会議所と連携しながら(見どころを)つくり上げなければならない」と訴えた。
社民現職の小山芳元さん(67)は土橋でマイクを握り、地方の人口減少に対する危機感を訴えた。「若者が県外に流出しないよう雇用の場をしっかりつくっていく。北陸新幹線など充実した交通体系を生かし、企業誘致に全力を挙げたい」と述べた。
無所属新人の秋山三枝子さん(64)は上越妙高駅に近い地元の大和5で、「住民の熱意で上越を訪れる人をおもてなしし、次の人たちを呼び込めるようなまちづくりを」と訴えた。「新幹線のように私も県政に大きな風穴をあけたい」と力を込めた。
自民現職の矢野学さん(74)は上越文化会館前で、高速鉄道網を生かした医療機関や県立看護大の活用策を主張。「首都圏の人を上越に呼び込み、人間ドックや医療、介護が受けられる地域にしていきたい」とし、日本一の高度医療先進地を目指すとした。
自民現職の小林林一さん(70)は直江津地区で出陣式。「速達型かがやきを1本でも2本でも止め、最終的には10本止まる上越妙高駅をつくらなければ。産業振興に努力すれば必ず実現する」と声を張り上げ、佐渡を含めた観光振興の必要性も強調した。
◇ ◇
<若さ、実績押し出す>
【妙高市区】
無所属新人の渡部道宏さん(49)は栗原5の選挙事務所前で第一声。「皆さんの力を一つ一つ集め、県政に真っすぐ伝える。皆さんが必要だと思っていることを確実にものにしていく」と訴え、若さや世代交代を前面に出す。
無所属現職の横尾幸秀さん(69)は、白山町4の市総合体育館前で、2期8年の経験と実績を強調。「若い人が働く場や安心して子育てに取り組める家庭、医療や福祉、教育などの基盤をしっかりとつくりたい」と力を込めた。
◇ ◇
<新幹線活用高い関心 上越の有権者>
県議選が幕を開けた3日、上越市内の有権者は、各候補の北陸新幹線を活用した政策などに耳を傾けた。
直江津地区で現職の主張を聞いた主婦(77)は「新幹線はできたが直江津からは遠い。歴史ある港を活用する政策で、地域を生き生きさせてもらいたい」と話した。
この日は同地区で朝市が開かれ、候補者が次々と訪れて有権者に支持を訴えた。出店していた木内孝さん(71)は「北陸新幹線開業を機に観光客が直江津まで足を延ばすルートを開拓し、人の流れをつくってほしい」と求めた。
新人の演説に足を運んだ大和5の無職大島政義さん(80)は「新幹線開業で上越が経済活性化の発信地になる。チャンスを生かした政策を」と注文。下門前で現職の演説を聞いた農業保坂治さん(59)は「新幹線や高速道を活用してどう観光振興、雇用促進を図っていくかという主張を聞きたい」と話した。
【統一地方選・県議選】 2015/04/04 13:54
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チバQ
:2015/04/06(月) 20:28:44
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150405173268.html
県議選 1人区、自民の地盤強く
議員のなり手も減少
12日投開票の県議選は全27選挙区53議席のうち12選挙区16議席が無投票となり、告示日の3日夕方に当選が決まった。競争率は過去最低の1・38倍、無投票当選率は過去2番目に高い30・2%だった。無投票の背景として政党関係者や専門家は、定数1の1人区に地盤の強い自民党候補が多いことや、経済環境や市町村合併による議員のなり手の減少を挙げる。
◇ ◇
「ありがたかった」「安堵(あんど)した」。無投票で当選した候補からは3日、本音が聞かれた。同時に、多くの無投票当選者は選挙のないデメリットも語った。
5回連続無投票となった糸魚川市(定数1)。自民新人の中村康司氏は3日夕、選挙事務所に入りきれないほどの支持者と初当選を祝った。初挑戦での議席獲得を「非常にうれしい」と喜びつつ、「どのぐらい支持、批判されているのか知りたいが、無投票では何となくしか分からなかった」と複雑な胸中も明かした。
新潟市秋葉区(定数2)選出で、自身初の無投票で3選を果たした自民党の小林一大氏は「無投票は残念だ。選挙なら誰かを選ぶという視点になり、聞く方も伝える方も、緊張感が違う。議論が深まる」と語る。
◆ ◆
無投票当選16人のうち、自民党が13人。13人中8人は1人区だ。対立候補が出ないことについて、3回連続無投票の新潟市江南区の佐藤純氏は「当事者としては何と言ってみようもない」とする。
一方、選挙戦になった複数区のある新人は「自民党が地盤を固める1人区だったら、出ようとも思わなかった」と語る。
2人区では4選挙区で無投票となった。村上市・岩船は自民現職と無所属現職が当選した。自民会派にいたこともある無所属現職は今回、民主の有力な支持団体・連合新潟の推薦を受けた。地元の自民関係者は「もし自民系同士なら、民主は最後まで候補を立てようとしただろう」と見立てる。
新潟市秋葉区と燕市・西蒲は自民党と民主党がすみ分ける形になった。
一方、十日町市・中魚で自民現職2人が無投票当選した。「無投票が多いのは、民主党がだらしないから」(自民中堅県議)との指摘もある。
◆ ◆
<落選後に不安 平成の大合併でなり手も減少>
今回の無投票12選挙区16人は、前回2011年県議選と比べ選挙区数は同じ、人数は1人多い。
候補の減少が無投票の多さにつながっている。候補者は過去最少の73人で、総定数53に対する競争率は過去最低だった。
候補が出ない理由に、落選後の生活の不安を挙げる声は多い。県議を引退する民主県連幹事長の内山五郎氏は16年前の県議初挑戦の選挙で落選した。「市議時代から籍のあった会社がそのまま雇用してくれたので助かったが、今は企業にそういう余裕はないだろう。支援がないと、何度も挑戦できない」と語る。
平成の大合併で市町村合併が大きく進み“県議予備軍”が減った事情もありそうだ。市町村議員数は、合併が本格化する前の2000年は1986人だったが、10年には624人と3分の1以下になった。
◇ ◇
■県立大・田口一博准教授
無投票の増加の背景などを、地方自治に詳しい県立大の田口一博准教授(53)=議会学=に聞いた。
<政治家育てる場重要>
やはり1人区の問題が大きい。どうしても新しい人が出にくい。定数4〜5ぐらいの選挙区で最後に入るような人は、「新しい風」を運んでくれることが多い。議会の活性化につながる。
候補者が増えないのは、平成の大合併で特に町村議員が減り、政治家の供給源が細っていることもあるだろう。県議への転出や、県議に出そうという動きが減るのは当たり前だ。
選挙に落ちても生活できる仕組みを考えないといけない。かつては労組が面倒をみるといったルートもあったが、少なくなってきている。会社を辞めずに選挙に出られるようにするなど、社会全体で支える必要がある。
有権者も「選挙する機会を失った」とばかり言うのでなく、地域のために働く人を送り出すため、育てることが必要だ。新潟はまだ青年団や消防団の活動が活発だ。若い人たちがリーダーシップを取るトレーニングの場がある。NPOでもいいし、そうした政治家に押し上げるルートを大事にしてほしい。
【統一地方選・県議選】 2015/04/05 21:50
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:
チバQ
:2015/04/06(月) 20:34:14
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20150406173280.html
次期衆院選にらみ、議員奔走
2区・3区、県議選舞台に対決再び
12日投開票の県議選では、衆院議員も動きを活発化させている。特に昨年12月の衆院選で自民党と民主党が激戦を演じた新潟2区と3区では、両党の衆院議員が県議選候補の応援に奔走。衆院選の勝者はさらなる足場固めを図り、敗れて比例復活した側はリベンジを期す。県議選を舞台に、次期衆院選をにらんだ攻防が早くも過熱している。
■ □
<2区 自民細田氏×民主鷲尾氏>
「与党の自民党県議がいないのは大きな問題だ」。2区の自民党、細田健一衆院議員は告示日の3日、新潟市西蒲区(定数1)の新人候補の出陣式で力説した。
県内で数少ない自民県議空白区の新潟市西蒲区。自民現職の死去に伴う2012年の補欠選挙で党公認候補が敗れて以降、同区の議席奪還は自民県連の悲願だ。
細田氏は県連の意向を受け、昨年から候補者選びを開始。難航の末、1月に擁立したのが、自身の後援会幹部である今回の候補だった。細田氏は選挙期間中、2区内の県議の応援に回るが、「特に西蒲区では負けられない」と特段の意気込みを見せる。
■ □
細田氏が力を入れるのには理由がある。衆院選で102票差に迫られ復活当選した民主党、鷲尾英一郎衆院議員の動きを意識しているからだ。鷲尾氏は新潟市西蒲区で細田氏が推す自民新人に対抗し、別の保守系無所属の新人と共闘する。社民推薦の無所属現職も交え、三つどもえの争いとなっている。
さらに鷲尾氏は2区の柏崎市・刈羽(定数2)で実妹を擁立。細田氏の選挙対策本部長を務めた自民ベテラン県議と社民党推薦の無所属新人に挑む形となり、ここでも両衆院議員が間接的にぶつかる。
狙いについて鷲尾氏は「衆院選で、連携できる県議が必要だと痛感した。仲間を増やし小選挙区での勝利に近づけたい」と語る。5日も柏崎市で妹の候補とつじ立ちし、支持を求めた。
挑戦状をたたきつけられた格好の細田氏。後援会関係者は「売られたけんかは買う」と敵意をむき出しにする。
■ □
<3区 民主黒岩氏×自民斎藤氏>
自民・斎藤洋明衆院議員を振り切り、民主・黒岩宇洋衆院議員が返り咲いた3区でも、両氏が頻繁に街頭に立っている。
黒岩氏は、自身の後援会幹部を務める新発田市・北蒲の諸派現職をはじめ、3区内の各地で非自民候補と連携する。
告示後初の週末となった4日も新潟市北区(定数2)で民主推薦の無所属新人の応援弁士を務めた。衆院選ではこの新人が黒岩氏を支援し、北区で斎藤氏を引き離した。黒岩氏は「応援してもらった人に協力する」と説明。「共鳴してくれる地方議員が増えれば(国政選挙も)流れがよくなる」と話した。
同日、斎藤氏は同じ北区で自民現職とともに街頭に立った。北区は、もう1人の無所属現職と自民支持層を奪い合う激戦の地だ。「候補が再び仕事ができるよう支えてほしい」と訴えた。
斎藤氏は昨年の衆院選で3区内の自民県議から全面支援を受け、小選挙区では敗北したものの比例復活した経緯があり、県議選では連日、お礼を兼ねて応援に回っている。
斎藤氏は「黒岩氏は手ごわいが、しっかり同志を守りたい。県議選でいい結果を出して反転攻勢につなげたい」と力を込める。
【政治・行政】 2015/04/06 09:11
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:
チバQ
:2015/04/06(月) 22:20:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00010002-fukui-l18
立候補者戦後最少、県議なり手不足なぜ 福井、仕事魅力なく“うま味”減少も
福井新聞ONLINE 4月6日(月)16時48分配信
立候補者戦後最少、県議なり手不足なぜ 福井、仕事魅力なく“うま味”減少も
福井県議選立候補者数の推移
4月3日に告示された福井県議選の立候補者は、戦後最も少ない45人。4年前の前回選挙以降、定数が3人削減されたとはいえ、議員のなり手不足が目立っている。12選挙区のうち5選挙区で無投票になり、定数37に対する無投票当選者の割合は約30%。旧福井市・足羽郡が無投票だった1991年の65%に次いで戦後2番目に高い。県内政界、有権者からは「議員が固定化する」「マンネリだ」と“無風選挙”に危機感を抱く声が上がる。
■選ぶ権利ある
県内第2の市で選挙区としても3番目の有権者数を抱える坂井市。定数4に対し現職4人以外の候補者は現れず、県議選で有権者7万4千人の投票先はなくなった。市内の女性(73)は「私たちには選ぶ権利があり、候補者の話をいろいろ聞いて一票を投じたい。選挙戦で争うことで発展もあるはず」と残念がる。
50代の元坂井市議は「本来、多くの候補者が出て政策論争すべきだが、合併前の旧4町のバランスなどで対立構図をつくりたくない意識が影響したのでは」と分析する。
大野市は前回に続く無投票で、昨年6月の市長選、今年2月の市議選も無投票だった。市内の女性(84)は「今の大野に活気が無い感じがして寂しい」とポツリ。建設業の男性(63)は「議員は市民の代弁者なのに、無投票ではマンネリ。候補者も選挙を勝ち抜かないとポリシーを発揮しにくい」と話す。
■県の追認機関
なぜ県議のなり手が少なくなってきているのか。
「県議の仕事に魅力がない。県議会は二元代表制の一翼を担うと言っても、県の政策の“追認機関”になっている」。20〜40代前半の超党派の市町会議員でつくる「ふくい若手議員の会」のメンバーの一人は、こう指摘する。
大野市内の無職男性(66)も「県議とは何ぞやということに市民は無関心」と語り、県議会への期待感の薄さもなり手不足の背景にありそうだ。
一方で「県議に“うま味”がなくなってきている」と県内の複数の政界関係者はみる。元兵庫県議の不自然な政務活動費の支出問題などを挙げ「議員活動の透明性が厳しく求められ、“我田引水”のようなことは今はできない」と指摘する。
県議会を変革しようと出馬を模索しても、そこに「“政党の壁”が立ちはだかる」と若手議員の会のメンバー。同じ党に公認された現職で埋まっている選挙区に、仮に同じ党籍を持つ新人が出ようとしても押さえつけられてしまうという。
「野党に地方政治の次代を育てる努力が足りない」と自戒するのは民主党支援団体の関係者だ。国政の影響もあるとみられるが、自民党公認・推薦の候補者数は前回、前々回と比べてほぼ維持している一方、民主党や共産党など他党の公認・推薦候補者は半減した。
■重い3条件
選挙に不可欠とされる「地盤(地元組織)」「看板(知名度)」「かばん(資金)」も重い条件だ。
県議補選に出馬した経験のある30代男性は「県議選の初陣で当選しようと思ったら、1千万〜2千万円はかかる」。準備期間を1年以上かけるならば、スタッフの人件費などもかさむ。仮に当選したとしても「4年間の議員報酬だけでは返せない。サラリーマンが出馬するのは絶対無理」という。
男性は、知名度の“看板”は街頭演説を繰り返せば可能とするが「地盤とかばんは個人の努力ではどうしようもない」と付け加える。
組織票や資金力を持った人だけが当選する傾向が強まり、それが無投票につながって、議員の固定化、高齢化が進む。ある県内政界関係者は「ベテランを非難するわけではないが、議会を活性化するには新人や新風が必要」と選挙戦の重要性を語った。
4830
:
チバQ
:2015/04/07(火) 21:14:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddm041010118000c.html
注目区を行く:’15統一地方選/下 三重知事選 民主代表、ゆらぐ足場 県議、「与党系」を推薦
毎日新聞 2015年04月07日 東京朝刊
三重県議選の応援演説をする民主党の岡田克也代表=同県鈴鹿市で4日、谷口拓未撮影
三重県議選の応援演説をする民主党の岡田克也代表=同県鈴鹿市で4日、谷口拓未撮影
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三重県は2009年衆院選で民主が県内5小選挙区のうち4小選挙区を獲得するなど「民主王国」として名をはせてきた。だが今回の知事選では、岡田克也代表の地元にもかかわらず、独自候補擁立を早々に断念し、自主投票とした。一方で、「王国」を支えてきた民主系県議が作る地域政党「新政みえ」は、自民、公明推薦の現職、鈴木英敬氏を推薦する。岡田氏は統一地方選を党勢回復の第一歩と位置づけるが、足元すらおぼつかない。
三重県議選が告示された翌日の4月4日。応援のため鈴鹿市に入った岡田氏は「自民が県議会で過半数を取れば、どんどんおごる」と批判し、県議候補への支援を呼びかけた。鈴木氏については「よくやっている部分もあるが、自民党的な考えだ」とあいまいな発言にとどまった。
三重県知事は、1995年に初当選した北川正恭氏から11年に退任した野呂昭彦氏まで非自民系が中心となって擁立してきた。11年の知事選では、民主が推す元津市長と自民が推薦した鈴木氏ら新人3氏が激戦を展開。約1万票の僅差で鈴木氏が当選した。民主にとっては結党以来初めての県政野党への転落だった。
新政みえは地域政党だが、民主県連のメンバーと重なり、国政選挙では実動部隊となる。改選前の県議会(定数51)では最大会派の23議席を確保していた。その新政みえが、独自候補擁立で知事を奪い返すという選択をせず、前回選で激しく戦った鈴木氏の支援に転換したのは、民主の旗を立てるという名より、県政与党に復帰する実をとったためだ。
民主の支援団体で、やはり鈴木氏を推薦した連合三重の土森弘和会長は「自主投票では知事に話を聞いてもらえない。政治活動をするのに、推薦するのとしないとでは大きな違いだ」と話す。新政みえの中村進一代表は「政策の方向性は鈴木氏とおおむね一致している」と説明するが、別の幹部は「推薦は県議選対策を考えた政治判断。鈴木氏が自民県議と連携して選挙戦をされては困るからだ」と指摘する。
実際、新政みえに配慮して、鈴木氏陣営は「県議選とは連動しない」と決め、演説会も無投票区を中心に回る。岡田氏とも関係の深いベテラン県議は「今、民主の名前では戦えない。民主で中途半端な候補を出しても、県議選の迷惑になるだけだ」と本音を語る。
押しかけられた側の自民県連幹部は「民主は鈴木氏を推薦したいなら推薦すればいいのに。新政みえなんか民主県連と同じじゃないか」と笑う。民主県連は岡田氏を代表に出しているという建前から自主投票にしたという見方だ。
知事選には共産が推薦する新人の藤井新一氏も立候補し、現新2氏の一騎打ちとなっている。【小田中大、田中功一、谷口拓未】
==============
◇三重県知事選立候補者(届け出順)
藤井新一(ふじい・しんいち)56 団体役員 無新=[共]
鈴木英敬(すずき・えいけい)40 [元]経産省職員(1)無現=[自][公]
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:
チバQ
:2015/04/07(火) 21:38:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk20010008000c.html
’15統一地方選:信州の行方/1 農業 所得減で担い手不足 農業改革に期待と疑問 /長野
毎日新聞 2015年03月29日 地方版
箕輪町木下で暮らす小原金安さん(88)は3年前、手塩にかけて育てたリンゴの木を切り倒した。退職金をはたき、広さ2ヘクタールの畑を購入したのは1964年。やせた土地で安定した出荷ができるようになるまで10年近く試行錯誤の繰り返しだった。子供はおらず、夫婦2人で続けてきたが、転倒で腰を痛めたことをきっかけに、後継ぎ探しに取り組み始めた。農協や行政にも依頼したが、候補はおらず、悩んだ末に伐採を決めた。
2010年の県内の就農者は約10万人で全国最多。それでも05年からの5年間で約3万人も減った。就農者の7割近くが65歳以上とされる。40歳未満の新規就農者も年間約200人ずつ増えているが、減少率には追いつかない。農産物への需要が伸び悩む中、価格は低下。農家の所得を示す農産物産出額はピーク時の20年前に比べ、3割減だ。海外からの安い農産物が増えれば、さらに悪化しかねない。小原さんは「手間の割に収入は高くはなく、技術を身に付けるにも根気もいる。あえてこの道を選ばないでしょう」と農業の将来を憂えた。
■ ■
「農家の所得を増やす」。安倍晋三首相は2月、農協改革を打ち出した。衰える農業を成長産業に転換するため、全国農業協同組合中央会(JA全中)の監査権限をなくし、地域農協の自由度を高めるのが狙いという。東信地方で野菜直売所を運営する男性(68)は地域農協の独立性が高まれば、販路開拓や価格向上にもつながるとして「農協は共済・信用事業に傾斜しすぎた。組合員と農業を振興するという原点に戻るべきだ」と期待する。
一方、県内のある地域農協幹部は「全中の改革でなぜ農家の収入が増えるのか。現場のための改革ではない」と懐疑的だ。現場の混乱は強まっている。
■ ■
現状を打開しようとする試みもある。1月、試験栽培された多収米「ほそおもて」などと、海外の日本食市場で流通する米国産米を食べ比べる会が上田市内で開かれた。企画したのは東御市の若手農家3人で経営する「風土Link」。県産コシヒカリに比べ、ほそおもての収穫量は3割ほど多い。価格も味も米国産に勝る。作付けの一部を多収米に切り替え、今後需要が見込めるアジアの中間層や日本食チェーンなどに出荷できれば、長期に安定収入を得ることも可能だ。
13年に設立された同社は農家30件と協力し、豪州などへ年間160トンを輸出するまでに成長した。ただ、課題もある。海外の取引価格は国内に比べ低く、輸出コストを差し引けばまだ大きな利益は出ない。それでも続けるのは「危機感」からだ。笹平達也社長(39)は「米の国内需要は頭打ちだが、海外は安定している。販路を確保することは先行投資になる」と言う。
農産物の価格は国の政策に翻弄(ほんろう)されてきた。米価維持のための減反補助金は減り、18年度には補助自体が廃止される。減反の枠外で作る輸出用米のメリットも薄れてしまう。「政策がぶれるようでは先を見据えた経営はできない」。笹平さんは不安を口にした。=つづく
◇ ◇
4月3日告示の県議選で始まる長野の統一地方選。地域社会の行方を左右する課題を追った。(稲垣衆史、横井信洋、福富智、野口麗子が担当します)
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:
チバQ
:2015/04/07(火) 21:38:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk20010081000c.html
’15統一地方選:信州の行方/2 増えない女性議員 進出遅れ、経済的要因も /長野
毎日新聞 2015年03月30日 地方版
「ついに来たか」。26日開かれた朝日村議選の候補予定者説明会。女性1人が参加したことを知り、元村議の中村三好さん(79)は胸をなでおろした。村発足以来、女性村議はゼロ。女性の立候補も近年の記録にはない。中村さんは昨年から、地域活動などに携わる複数の女性に打診し、地元紙の投稿欄でも出馬を呼び掛けてきた。だが「地元には別の候補者がいるから」などと断られ、あきらめかけた矢先だった。
人口約4600人の3割が65歳以上の同村は、民間の「日本創成会議」が昨年公表した消滅可能性自治体の一つだ。子を産める若い女性の減少により将来的に人口が激減するとみられており、対策は急務だ。だが、村議の平均年齢は70歳以上。中村さんは「このままでは衰退する一方。村政に女性の視点が必要だ」と考えた。「人口比と同様、女性村議も半分近くいていい。一人でも加われば、議論が活性化し、男性議員の取り組み方も変わるのでは」
■ ■
女性ゼロの議会は珍しくはない。2014年4月現在、県内58町村議会のうち、17議会で女性がいない。県内全77市町村の8割近くは女性議員の比率が20%未満で、政府が20年までの目標に掲げる指導的地位の女性比率が30%を超えるのは立科、飯島、下諏訪の3町のみだ。
かつて長野は、女性の議会進出の先進県とされた。07年の県議選で58人中11人の女性県議が誕生し、女性比率は約19%と全都道府県議会で最高となった。だが全国平均が微増していく一方、県議会の女性議員は現在、6人とほぼ半減し、引退や首長選への転出で、4月の改選後はさらに減る恐れもある。
県議会最大会派の自民党県議団は11年の前回選に続き、女性候補者を擁立しておらず、03年の党県議団結成以降、女性の所属議員はいない。県連幹部は「無理に女性候補を擁立するのではなく、意欲のある適任者がいれば男女問わず支援する」とする。
一方、第2会派を構成する民主党も07年に女性候補を公認したのが最後だ。党本部は今回の統一地方選で女性の地方議員を増やすため、女性候補に特別金50万円を支給。県連は候補者を模索したが、擁立したい選挙区とのミスマッチなどで断念した。県連幹部は「女性の訴えは党の主張に当てはまり、活性化も期待できるが……」と唇をかむ。
■ ■
女性の政界進出に詳しい岩本美砂子・三重大教授によると、学歴が高く、1人当たりの県民所得の高い地域ほど女性議員も多く、高齢化率が高い農村地域などでは経済的な要因から全国的に進出が遅れている。一方、1人区など定数が少ない選挙区割りは女性よりも男性が選ばれやすい傾向があるという。
岩本教授は「1人区を合わせて選挙区の定数を増やし、有権者が複数の人に投票できる連記制を導入するなど女性の進出を後押しする制度が求められている。地域の実情を反映するため、全国一律の選挙制度を定めた地方自治法の改正も必要だ」と指摘する。=つづく
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チバQ
:2015/04/07(火) 21:39:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk20010191000c.html
’15統一地方選:信州の行方/3 議員のなり手減少 「高い志」養成へ勉強会も /長野
毎日新聞 2015年04月01日 地方版
「選挙戦にした方がいいだろうか」。2013年4月の佐久市議選告示まで約3週間に迫ったある日、市議の飯島雅則さん(60)は初めて立候補しようかと思案中の知人から相談を受けた。当時、出馬予定者は定数28に満たず、定数割れへの懸念から、引退表明した現職が急きょ、出馬しようかという動きも出ていた。
飯島さん自身も市職員を辞めて挑む初の選挙戦で不安だったが、「無投票は避けよう」と、ポスターや看板の製作業者に連絡し、知人の出馬を後押しした。結果は定数を1人上回って選挙戦となり、2人とも当選。約1900票を得た飯島さんは、仮に無投票で議員になった自分の姿を思い浮かべ、「何人の市民が推してくれたのかわからなければ、自信を持って問いただしたり、職責を感じながら活動できただろうか……」と考える。
■ ■
県内の小規模自治体では、無投票で議員や首長が決まる傾向が顕著になっている。11〜14年に県内77市町村であった市町村議選(補選は除く)のうち、全19市の議員選は選挙戦となったが、町村議選では4割の24町村が無投票。中でも13年の野沢温泉村(定数8)と高山村(同12)では立候補者が定数を下回り、欠員1のまま無投票で再選された。
なぜ議員のなり手が減ったのか。高山村の畔上孝一村議(71)は、地方の衰退と議員報酬の低さを指摘する。全国町村議長会によると、県内58町村議員の平均報酬は月額約16万7000円で全国平均より約4万3000円低い。約16万円の高山村は、地域の集まりや議会中の弁当など出費は多く、報酬だけでは生活できない。
畔上村議は「昔は旅館業者や建設業者も多かったが、地方の衰えで議員になる余裕がなくなった。引退したくても後継が見つからず、『名誉がある』と続ける人も少ない」と打ち明ける。自治体の中には議員報酬を引き上げる代わりに定数を減らす動きもあるが、「これ以上減らすと議会の機能を失う。手の打ちようがない」とため息をつく。
都築勉・信州大教授(政治学)は「議員を務めた後、元の生活に戻りやすくし、長期間務めなくても済むよう引き継ぎのできる仕組みを作れば、出馬のハードルが下がる」と指摘。さらに「小自治体に本当に議会が必要なのか根本が問われてもいい。議員による議会ではなく、村民全員参加の総会でもいいのではないか」と提言する。
■ ■
佐久市議の飯島さんは当選から1年後の昨年4月、地方議員の担い手を養成する勉強会を作った。議会の実情は、議員側の知識不足などから質問や議論が乏しく、理事者側の提案への賛成に挙手するだけの場と化していると感じたからだ。これまで6回開いた会では、選挙費用や予算書の読み方などをテーマに話し合った。市内外から毎回20〜40人が集まり、年代も20〜70代と幅広い。政党の政治塾のように党派色はない。参加者の中には4月の統一地方選に向けて挑戦を決めた人も現れている。
飯島さんは「市民の関心が得られなければ議会不要論を招く。まずは高い志を持った議員を育てることが大切だ」と話す。=つづく
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:
チバQ
:2015/04/07(火) 21:40:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk20010015000c.html
’15統一地方選:信州の行方/4 相次ぐ移住者転居 リニア工事、環境悪化の不安 /長野
毎日新聞 2015年04月03日 地方版
3月20日、井上時満さん(42)一家6人は12年間住み慣れた豊丘村神稲戸中(くましろとちゅう)を離れ、車で約1時間半の阿南町和合宮沢に移り住んだ。苦渋の選択だった。戸中は中山間地にある5世帯の集落。埼玉県から移住し、暮らし続けるつもりだったが、リニア中央新幹線の建設工事では、非常口(トンネル掘削用の斜坑)が設置される。
妻なつめさん(41)と少しずつ増やしてきた無農薬栽培の田畑約80アールのうち約20アールは非常口に掛かり、農作業の行き帰りに歩く集落の村道は掘削残土を運ぶダンプカーが行き交うことになる。6〜15歳の3男1女たちの遊び場だった虻川の水量や水質への影響も心配された。「家族の暮らしを大切にしたい」。転居に踏み切った理由だ。
■ ■
工事計画が進む中、住民が不安視するのは生活への影響だ。県内ルートの9割近くはトンネル区間。約10年間に約974万立方メートルの残土が発生し、ダンプカーが運ぶ。地下水の変化による水枯れも懸念される。
移住先を離れる決断をしたのは井上さんだけではない。ダンプカーの通行量が1日最大1700台以上とされる大鹿村では、通行予定地近くの移住者の夫婦や、非常口が掘られる同村釜沢の移住者家族など少なくとも3世帯が環境悪化を心配し、村を離れた。
県の試算では、リニアが開通する2027年までの工事による地域経済への波及効果は約1兆円。県は、地元への投資額や工事関係者による消費が拡大するとみている。
一方、人口約1080人の半数以上が65歳以上の大鹿村など、沿線自治体の多くは人口減少に直面しており、環境の良さを前面に押し出し、移住促進に取り組んできた。だが、工事が始まれば人口流出はさらに進む恐れもある。大鹿村は「生活への影響を減らすためJR東海と協議を続ける」とするが、具体策は乏しい。
集落の近くが工事現場となる阿智村清内路。前村長の岡庭一雄さん(72)は「この地区では子育て世代の移住者のおかげで小学校が維持されてきた。今後、移住者が途絶えるかもしれない」と懸念する。
■ ■
リニア工事についての環境影響評価書(アセスメント)が公表された昨春、残土の仮置き場を確保できれば、戸中の非常口は不要になるとの期待が一時高まったが、工期が長くなることを理由に豊丘村は難色を示した。
井上さん夫妻は「JRの担当者は『トナカ(戸中)を工事車両の方向転換地に』と言った。地名も読めず、私たちが暮らす場所を工事現場としてしかみていないのかと驚いた」という。リニアは不要と感じていたが、受け入れてくれた集落への感謝の思いから、地域の争いにつながる反対運動は考えてこなかった。それでも「転居は意思表示の一つと思っている」。
1日、県がJRと結んだ建設に関する合意書には「環境保全」「地域との連携」の文言が盛り込まれた。ただ地元が求めている環境保全の協定についてはJRは「アセスで示したことがすべて」との立場のままだ。生活への不安は払拭(ふっしょく)されないまま、年内にも本格工事は始まる。=つづく
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:
チバQ
:2015/04/07(火) 21:40:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk20010182000c.html
’15統一地方選:信州の行方/5止 分娩の空白地帯に 定住促進策にも影響 /長野
毎日新聞 2015年04月07日 地方版
大町市立大町総合病院が3月末、出産の受け入れを中止した。通院していた妊婦には地域外の医療機関を紹介するが、大北地域で唯一の分娩(ぶんべん)施設だっただけに地元の衝撃は大きい。一番北にある小谷村の場合、出産が可能な県内の最寄りの病院まで、車で片道約1時間半かかる。
同病院で妊婦健診を受けていた近くに住む女性(38)は今秋にもここで第2子を産む予定だったが、通院先を実家のある市の病院に変更した。出産を経験すると、陣痛から出産までの時間が短くなる傾向がある。女性は「何かあった際に、病院が遠いのは怖い」と話す。
5カ月前に同病院で第3子を出産した大町市の看護師(38)も「病院までの道のりが長いと、途中で破水や出血などの危険性が高まる」と指摘。さらに「この地域の実家に戻っての“里帰り出産”を望む人も多いが、精神的にも負担は大きくなる」と懸念する。
同病院は分娩再開に備え、妊婦が別の病院で健診を受けていてもすぐに状態が把握できるように松本医療圏と共通のカルテ利用を始める。ただ、今のところ肝心の医師確保のめどは立っていない。
■ ■
県内の10医療圏で、分娩の空白地帯が生じたのは初めて。大町総合病院の場合、産科の常勤医2人のうち1人が長期療養を余儀なくされ、24時間体制が維持できなくなったことからもう1人も離任したことが原因だった。
ただ産科医不足は、全県的に慢性的な状態となっている。県内で分娩可能なのは2月時点で44施設と、2005年の55施設をピークに漸減してきた。
24時間体制が強いられる過酷な勤務のうえ、「大町病院を守る会」の北村喜男会長は04年度に導入された新しい臨床研修制度が背景にあると指摘する。かつては県内で学んだ新人医師は県内で研修を受けていたが、新制度で県外も含めて自由に研修先を選べるようになり「患者数が多く給料も高い都心部の病院を選ぶ人も多いだろう」と話す。
また県によると、20代の産科医の約7割は女性だ。伊那市の伊那中央病院は、常勤の産科医5人のうち4人を女性が占める。伊藤徹事務部長は「今のところ人材は確保できているが、医師自身の出産や育児もあり得る。急に人手不足に陥る可能性もある」と話す。
■ ■
県も、手をこまねいていたわけではない。
07年に始まった医師の無料職業紹介「ドクターバンク」で、これまでに11人の産科医を県内に確保。大町総合病院にもバンクを通じて非常勤の産科医1人が着任し、前期の妊婦健診が継続できるようになった。
各病院が産科医に支払う分娩手当の3分の1を補助する制度や、最大3年間は県内の医師不足の病院で働くことなどを条件に医学生らに月額20万円を支給する奨学金制度も設けている。
ただ奨学金は産科医に限ったものではなく、今年度に勤務を始める対象医3人はいずれも別の診療科だった。県医師確保対策室の担当者は「制度を拡充してきたが、さまざまな条件や事情があり、すぐに不足している医療機関に配置することは現状では難しい」と理解を求める。
守る会の北村会長は「少子化、人口減少の対策として県や大町市が取り組んでいる定住促進策にも大きな影響が出る。県にさらなる努力をお願いするしかない」と訴えた。=おわり(稲垣衆史、横井信洋、福富智、野口麗子が担当しました)
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:
チバQ
:2015/04/08(水) 21:15:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150405ddlk16010196000c.html
’15統一地方選:県議選情勢/上 /富山
毎日新聞 2015年04月05日 地方版
統一地方選前半戦となる12日投開票の県議選は県内全13選挙区のうち8選挙区で立候補者数が定数を上回り、40人(現職28人、新人12人)が舌戦を繰り広げている。各選挙区の戦いの構図と情勢を追った。【成田有佳、大東祐紀】
◆富山市第1
◇新人3人 知名度向上へ奔走
富山市第1(定数11)は現職10人に加え、新人3人を加えた13人がそろった。
自民は過半数超え維持となる現有6議席を目指し、現職候補をそろえた。そのうち2人は2012年の県議補選でいずれも初当選。一般選挙の洗礼を受けるのは初めてで、地元への浸透に加え知名度アップに力を入れる。
民主現職、社民新人は支援労組固めだけでなく、地元での訴えを広げようと躍起だ。前回選は民主公認で出馬、初当選した現職候補は、今回無所属で出馬した。野党の幅広い受け皿を狙う。
同じ地盤だった社民1人が今季限りで引退した公明現職は、地元での支持拡大を目指す。共産現職は訴えを広げ、現有1議席の確保に努める。無所属の2候補は知名度向上に奔走する。
◆富山市第2
◇3議席 自民と無所属が争う
富山市第2(定数3)では、現有3議席の確保を目指す自民に無所属候補が挑む。民主や社民など「非自民」からの推薦を受けた候補に渡った議席を、前回選で奪い返した自民。旧大沢野町を地盤とする現職が引退したため、後継の新人を擁立した。旧大沢野町、旧八尾町、旧婦中町と異なる地盤を持つ3候補は、それぞれ地元を中心に支持固めに努める。
政党や団体からの支援は受けない無所属候補は、地元の旧八尾町に事務所を構え、街頭演説を中心に訴えを広げようとしている。
==============
◇富山市第1(定数11−13)
広上俊雄 62 福祉施設代表 無新
五十嵐務 63 不動産賃貸業 自現
奥野詠子 34 党県青年局長 自現
岡崎信也 54 [元]市議 社新
平木柳太郎 30 教育関連社長 自現
山本久男 68 富山陸協参与 無新
杉本正 66 [元]議長 自現
笠井和広 53 飲食業社長 無現
中川忠昭 65 会社役員 自現
火爪弘子 59 党県副委員長 共現
吉田勉 64 党県代表 公現
坂野裕一 51 党県代表代行 民現
浅岡弘彦 51 接骨院長 自現
◇富山市第2(定数3−4)
井上学 56 [元]県課長 自新
藤井裕久 53 保育園理事 自現
宮本光明 56 党県政調会長 自現
松永定夫 65 [元]NPO理事 無新
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:
チバQ
:2015/04/08(水) 21:16:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk16010266000c.html
’15統一地方選:県議選情勢/中 /富山
毎日新聞 2015年04月07日 地方版
◆高岡市
◇少数激戦 議席維持目指す自民
現職6人、新人2人の計8人が立候補し、7議席を争う高岡市。5議席確保を目指す自民と、それぞれ1議席を死守したい民主、社民に、共産が挑む。
前回選は1議席増を狙ったが現職議員が落選した自民。今回は現有5議席の維持を目指す。旧福岡町を地盤とする現職の引退に伴い、同じ地盤を持つ前市議が立候補した。
民主現職と社民現職は、支援労組固めと地元の有権者への浸透を目指す。新人を擁立した共産は、全国的な党への追い風に乗りたい考えだ。
◆氷見市
◇12年ぶり 混戦必至の保守分裂
12年ぶりの選挙戦となった氷見市(定数2)では、自民、社民のベテラン現職に自民新人が挑む。3人はいずれも市内中心部が地盤。さらに2013年の同市長選後、保守分裂の影響は残り続けており、混戦は必至だ。
現職と新人を擁立した自民。13年の市長選で本川祐治郎市長を推した現職は、他の自民現職27人が昨年11月に公認決定される中、唯一、今年1月まで公認がずれこんだ。一方の新人は、堂故茂参院議員の元秘書。堂故氏の後継者は市長選で本川氏に敗れており、禍根が残る。
自民2候補に注目が集中するのを懸念するのは社民現職。7期目のベテランだが、選対幹部は「初めて名前を書いてもらう人も多い」と気を引き締める。
◆射水市
◇現新4人「公認」「無所属」影響は
定数3に対し4人(現職3人、新人1人)が立候補した射水市。社民が擁立を模索し続け、前回選同様の立候補者5人の激戦区となることも予想されたが、擁立を断念。前回選は無所属だった1期目現職が当選後に自民公認に、民主公認だった1期目現職が当選後に無所属となり、どのような影響が出るか注目される。
自民は、旧新湊市が地盤の7期目現職と、旧小杉町が地盤の1期目現職を擁立し、2議席の確保を狙う。無所属現職は旧新湊市の地盤固めと、党派の枠にとらわれず幅広い支持を求められる強みを生かす。共産は昨年の衆院選で富山3区にも立候補した新人を擁立し、市内全域で支持を訴える。
==============
◇高岡市(定数7−8)
向栄一朗 62 会社役員 自現
渡辺守人 61 会社社長 自現
山本徹 45 党県政調副長 自現
川島国 41 [元]市議 自新
山上正隆 60 党県幹事長 民現
矢後肇 55 会社役員 自現
井加田まり 63 県連副代表 社現
高瀬充子 53 党市女性部長 共新
◇氷見市(定数2−3)
梶敬信 64 党県常任顧問 自現
薮田栄治 56 [元]参議員秘書 自新
菅沢裕明 73 党県代表代行 社現
◇射水市(定数3−4)
四方正治 70 会社役員 自現
永森直人 40 会社役員 自現
坂本洋史 44 党地区委員長 共新
海老克昌 34[元]会社員 無現
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:
チバQ
:2015/04/08(水) 21:17:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk16010266000c.html
’15統一地方選:県議選情勢/下 /富山
毎日新聞 2015年04月08日 地方版
◆滑川市
◇一騎打ち 自・現職と無所属新人
前回選は16年ぶりに選挙戦となった滑川市(定数1)。4候補による激しい戦いが繰り広げられたが、今回も引き続いて選挙戦となった。いずれも保守系の現職と前回出馬した新人の一騎打ちの構図だ。
昨年2月の市長選でも別々の候補者を支援した両候補。自民現職は3期12年の実績をアピールし、保守票を固める。元市議の無所属新人は現市長の支援を受け、幅広い支持獲得を目指す。
◆黒部市
◇16年ぶり 宇奈月町集票が鍵
黒部市(定数2)は1999年以来16年ぶりの選挙戦。旧黒部市と旧宇奈月町が合併してからは初めての選挙戦となり、宇奈月町での集票も鍵となる。自民現職2人に対し、無所属新人が挑む構図となっている。
5回目の当選を目指す自民現職2人。これまでの実績を強調し、市内全域でのあいさつ回りや街頭演説で幅広く支持を訴えている。一方、無所属新人は昨年の市長選にも出馬。地元の宇奈月町を中心に草の根の支持を広げる考え。
◆下新川郡
◇新人候補 無党派層に支持訴え
下新川郡(定数2)は2003年以来12年ぶりの選挙戦。自民現職2人に対し、共産新人が挑む構図となった。富山市を除く県東部では唯一、共産が候補者を擁立した。
議長も経験した7期目を目指す自民現職は、区内全域の支持者へのあいさつ回りで支持固めを図る。当選4回の自民現職は地元の入善町を中心に選挙戦を展開。元朝日町長の共産新人は反自民票の取り込みを狙い、無党派層にも支持を訴える。
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◇滑川市(定数1−2)
神田真邦 50 会社役員 自現
澤谷清 63 造園会社社員 無新
◇黒部市(定数2−3)
横山栄 66 会社役員 自現
大野久芳 66 衣類小売業 自現
西江嘉晃 59 技術コンサル 無新
◇下新川郡(入善町・朝日町)(定数2−3)
鹿熊正一 61 党県副会長 自現
脇四計夫 73[元]朝日町長 共新
上田英俊 50 社労士 自現
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:
チバQ
:2015/04/08(水) 21:48:26
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33897
特集 : 県議選 選挙区を行く(上)諏訪市区
更新:2015-4-7 6:01
「読めない選挙」。新人3人がしのぎを削る諏訪市区の各陣営は、こう口をそろえる。いずれも今年になって名乗りを上げ、有権者への浸透度が計り切れないからだ。全員が上諏訪地区在住のため、有権者の約6割を占める旧村部での票の掘り起こしもカギになっている。
出馬表明は3月19日で、3人の中で最も遅かった元市議の今井愛郎氏(45)=桜ケ丘。旧村部の浸透へ四賀に事務所を開設した。市議時代に同じ会派だった中洲や湖南の現職、前職の女性市議の後押しを受ける。1日20カ所を目標に街頭演説し、陣営は「候補が有権者に会う機会を増やし、その人を介して5人、10人と支援の輪を広げたい」と話す。
「まちづくりは人づくりから。未来を担う子どものことをしっかりやらないと」。街頭演説では政治活動から離れたこの4年で市PTA連合会長などを務めた経験から、教育面の県の支援充実が大切と指摘する。諏訪地域への教育指導主事の配置などを掲げる。女性の集会を開くなど女性票獲得に力を入れる。
前市議の森山広氏(55)=湖岸通り1=は、地元の大和ではなく、湖南に事務所を構えて湖南や中洲などでの知名度アップに力を注ぐ。「3候補とも知られていない。そこが勝負」と陣営。手を振ってくれる人を見つけると、候補が遊説カーから降りて一人ひとりと握手するなど「目を見て訴える」。個人演説会の回数を増やし、政策をアピールする。
「聞きます、動きます、働きます。元気のない諏訪圏を変えないといけない」。街頭演説では住民の声を県政に反映するため、要望を聞くことから始めると主張。北陸新幹線の延伸開業、リニア中央新幹線を引き合いに諏訪圏の空洞化を懸念。圏域の活性化へ諏訪地域の他の県議や新諏訪市長らと連携すると語る。
3候補の中で最も早い2月初めに出馬表明した前市議の横山真氏(43)=高島3。表明前から関係者へのあいさつ回りを続け、現時点で約160の地区や団体から推薦を受けた。市議OBや企業関係者の人脈を生かして旧村部での知名度を上げる考え。陣営は「市内全域を複数回遊説し、個人のつながりも生かして支援を呼び掛ける」とする。
「道づくりはまちづくりに直結している。災害に強いまちづくりが必要」。街頭演説では市内の社会基盤整備の遅れを指摘。防災面の観点も含め国道20号諏訪バイパスの未着手区間の早期建設を掲げ、人口減少抑制へ若者の雇用確保なども訴える。自民党から推薦を受け、「国などと連携を図れるのは私しかいない」と力を込める。
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チバQ
:2015/04/08(水) 21:48:41
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33906
特集 : 県議選 選挙区を行く(下)岡谷市・下諏訪町区
更新:2015-4-8 6:01
「緩んだら負ける」。序盤に優勢とみられた候補がわずかの差で涙を飲んできたのがこの激戦区の歴史。今回も各選対幹部の脳裏に浮かぶのは過去の苦い経験だ。各派とも口をそろえる。「他派に比べて我が派は弱いが、あと一歩で逆転できる」。危機感をあおり、追い掛ける立場を強調して自派の油断を警戒する。
唯一の現職として選挙に臨む小松稔氏(62)=岡谷市南宮=は自民党が公認。県会議会運営委員長を務め、本格的な取り組みは県会閉会後の3月半ばからとなった。「大変な出遅れ。間に合うか」。陣営の危機感は前回選以上だった。
5日に岡谷市東銀座で開いた「女性の集い」。国会議員3人が駆けつける中、小松氏は「国が掲げる地方創生は地域力を高める絶好のチャンス。成し遂げるには、政権政党の公認を受け、県では責任与党に身を置く私以外にいない」と強調した。涙を浮かべ「頑張ろうね」と手を取り合う参加者。小松氏は「4年前もそうだった。当選に向けここから一気に盛り立てる」と気持ちを奮い立たせた。
「私の決断が遅かったばかりに」。新人の武井茂夫氏(46)=同市川岸中=の演説はこの陳謝から入る。現職の野沢徹司氏の後継として名乗りを上げたのは2月下旬。民主党、社民党、連合が推薦するが、野沢氏を支えた動きと比べると物足りない船出だった。「これで大丈夫かな」。陣営のある支持者が漏らした。
ところが、6日に岡谷市中央町で開いた総決起大会。陣営の予想を上回る支持者が集まり、席が埋まった。民主国会議員の演説に続き、武井氏は「皆さんがこの地域で安心して暮らしていけるように全力を尽くす。県会の舞台に立たせてほしい」。ひときわ大きな拍手に幹部は言った。「ようやく勝負になりそう」。
「4年前の悔しさを忘れてはいけない」。返り咲きを目指す共産党、毛利栄子氏(63)=同市今井=の選対幹部が何度も繰り返す。2013年10月に早々と出馬を表明。支持拡大に励み、「共感の輪は広がった」。それでも票に結びつくとは限らない。「前回がそうだった」。
4日に下諏訪町矢木町で開いた大規模な街頭演説。大勢の聴衆が見守る中、毛利氏は子どもの医療費の窓口負担無料化などを例に挙げ「国にも県にもきっぱり物を言い、実現させる」。力強く言い切ると、それを上回る拍手が響いた。それでも「この盛り上がりで満足してはだめ。さらに声掛けしなければ同じ轍を踏む」と陣営に笑顔はない。
任意合区後初めて下諏訪町から立候補した浜章吉氏(67)=同町西赤砂=は特定党派に偏らない姿勢と長い行政経験を訴える。地盤の同町では「かなり票固めができてきた」と自信を見せる選対幹部。だが、「岡谷市から一定の支持がないと勝てない」。
告示後当初は遊説、街頭演説ともに硬さがあった。そんな中、5日には支持が強固な下諏訪町四王、赤砂で街頭演説やミニ集会を実施。雨にもかかわらず多くの支持者が集まった。浜氏は「皆さんの声を県に届け、結果を報告する。政党に染まらない新しい県議の姿を見せる」。その顔にもう硬さはなかった。引き締まった表情で下諏訪旋風「浜風」を岡谷に向ける。
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チバQ
:2015/04/08(水) 22:21:45
http://www.shinmai.co.jp/news/20150408/KT150407ATI090006000.php
県議選、2人当選圏入り 11人優勢 激戦の選挙区も
04月08日(水)
信濃毎日新聞は7日、12日投開票の県議選の情勢をまとめた。本支社局の取材を総合すると、選挙戦となった16選挙区(定数計43)の立候補者71人のうち、2選挙区のいずれも現職2人が当選圏に入った。このほか、8選挙区の現職10人、新人1人が当選圏をうかがい、優勢となっている。
当落線上で各候補が激しく競り合う選挙区も目立ち、終盤戦に向けて投票先を決めていない層にどう働き掛けるかや、2011年の前回選で戦後最低の54・19%を記録した投票率の行方も絡み、流動的な要素を残している。
届け出党派別では、自民党の3人が当選圏をうかがい優勢。公明党は2人が共に優勢にある。無所属は2人が当選圏に入り、6人が優勢な状況だ。
選挙区別では、15人が立候補した長野市(定数10)と、8人が立候補した松本市(同6)で、それぞれ現職のうち2人が優勢にある。4議席を争う佐久市・北佐久郡は6人がほぼ横並びで、5人が立候補した飯田市(同3)は現職1人が優勢な状況だ。
いずれも2議席を4人で争う4選挙区のうち、須坂市・上高井郡は現職の1人が優勢。塩尻市は新人の1人が優勢で残り3人が激しく追い上げ、岡谷市・諏訪郡下諏訪町は、ほぼ横一線の状況にある。上伊那郡は現新の3人が当落線上で争っている。
三つどもえの下伊那郡(定数2)は現職2人、中野市・下高井郡(同)は現職のうち1人がそれぞれ優勢。千曲市・埴科郡(同)、安曇野市(同)は共に現新3人が横一線で競り合っている。
競争率が最も高い3倍となった諏訪市(定数1)も、予断を許さない展開だ。現新の一騎打ちとなった大町市、北安曇郡(共に定数1)は、いずれも現職が先行し、木曽郡(同)は現時点で現職が優勢となっている。
4842
:
チバQ
:2015/04/09(木) 21:08:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk21010190000c.html
’15統一地方選:県議選 最終盤へ引き締め 自民盤石、民主あと一歩 /岐阜
毎日新聞 2015年04月09日 地方版
統一地方選前半戦の県議選(定数46)は9日間の選挙戦を折り返した。無投票当選を除いた31議席を51人で争う戦いは、「地方創生」を最大の争点に日増しに熱を帯びている。投開票日(12日)まで残り3日間の最終盤を前に候補者を擁立した各党に手応えを聞いた。【道永竜命】
今回の県議選では、無投票となった12選挙区を除き、15選挙区が選挙戦となっている。特に、主要政党が「重点区」と位置付けてそれぞれ候補を擁立した岐阜市選挙区(定数9)や、自民公認候補に自民系の市議や町議が挑む「保守分裂」の8選挙区では、各候補者が激しく競り合う。
無投票で12人が当選した自民は残る20人の公認候補と1人の推薦候補の当選を目指し、無投票当選者をフル活用する。現有30議席を上回る議席獲得を目標に全力で取り組む方針だ。猫田孝・県連幹事長は「激戦区も含めよく頑張っていると思う」と手応えを示し、「最後のてこ入れは全部した。あとは突っ走るよう、さらに引き締めを図る」と語った。
第2会派の民主は無投票当選した伊藤正博・県連幹事長が残る7人をバックアップ。伊藤幹事長は「あと少しで当選に届く選挙区ばかり。民主支持層を中心に、組織固めをしっかりとしたい」と意気込む。可児市や高山市では維新の党県総支部との連携も順調で「あとは投票率を上げて、街頭演説で無党派層を取り込みたい」と全員当選を狙う。
現有2議席の死守を目指す公明の岩花正樹・県本部代表は「全体的にもう一つ盛り上がりが足りない」と有権者の反応の鈍さに危機感を示した。その上で、「支援団体にはいっぱいいっぱいでやってもらっているが、さらに活発化する動きを作る。候補者にも細かな政策だけでなく県の未来を語るよう指示したい。最後まで全力でやるだけ」と述べた。
共産は4選挙区に新人を擁立。「オール与党」議会で果たす役割を訴え、昨年12月に途切れた議席の回復を目指す。松岡清・県委員長は「手応えは間違いなくある」と躍進した衆院選の勢いが保たれていることを示し、終盤に向けては「党に対する信頼や期待がまだ個人名に結びついていないところもある。そのすき間を埋めたい」と力を込めた。
4843
:
チバQ
:2015/04/09(木) 21:09:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk22010215000c.html
’15統一地方選:県議選 浜岡原発「争点化」回避 各陣営、積極性に欠け /静岡
毎日新聞 2015年04月09日 地方版
中部電力浜岡原発(御前崎市)は、4号機の再稼働に向けた安全審査が進む。原発・エネルギー問題は、特に原発から31キロ圏11市町の県民にとって、県議選の重要な「争点」になり得る。だが、議論は低調のまま12日の投開票日も迫る。圏内3選挙区では無投票で現職の再選が決まり、有権者は「原発にどう向き合うのか」の意思表示すらできていない。【舟津進、立上修】
全炉運転停止中の浜岡原発だが、東日本大震災以降、構内への大型車両の出入りは増えた。津波対策の防波壁や非常用電源などの大規模な安全対策工事が進む一方、1、2号機の廃炉作業も次の段階に入っている。
お膝元の御前崎市選挙区(定数1)は4年前の前回に続き、無投票で自民現職が3選を決めた。国の原発補助金頼りの自治体運営、原発関連産業で潤う地元経済が「争点化を避けたい」とする土壌を生んだと指摘されるが、街を歩いても打ち消す声はない。
「無投票はよくない」。前回、無投票だった圏内の袋井市・森町選挙区(同2)は、自民と無所属の現職に無所属新人が挑む。掛川市選挙区(同2)は自民現職の2人に無所属の元職が返り咲きを目指す。だが両選挙区とも、街頭で原発問題を積極的に取り上げる場面はあまりない。
統一選直前の3月上旬、再稼働に反対する御前崎市、島田市、吉田町の3市民団体が「『原発再稼働』の候補は支持しない住民宣言」を発表した。メンバーの一人は記者会見で、選挙区の候補者が全員再稼働容認だった場合に「再稼働反対の候補を立てることになる」と理想を描いてみせた。
しかし、同席した市民団体代表の一人が現状を語る。「原発にしっかり反対する人を候補者に出すということ自体が難しい」
4844
:
チバQ
:2015/04/09(木) 22:50:36
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150409173996.html
上越市区「空白地」の高田に照準
県議選 地元候補者ゼロの大票田
12日投開票の県議選は終盤戦を迎え、上越市区は6人の候補者が5議席をめぐって激しく競っている。特に大票田の高田中心部は地盤とする候補者がいない「空白地」となっており、各陣営は街宣や演説会を開いて浮動票の獲得に力を入れている。投票率の動向も勝敗に影響しそうだ。
旧町村部を地盤とするある現職陣営は、高田に近い企業の建物に初めて構えた拠点を足掛かりに街宣を展開する。選対幹部は「高田の票を掘り起こしたい意味もある」と狙いを打ち明ける。別の現職候補も、地盤とする地域の他に高田商店街近くに拠点を構えた。
高田地区を含む旧上越市地域の有権者は市全体の65%を占める。前回2011年の県議選では、立候補者9人のうち高田地区を主な地盤とする候補は4人に上り、合わせて約3万5千票を獲得した。
告示直前には、地元や政党関係者らの間で擁立を探る動きもあったが、最終的に立候補には至らなかった。「宙に浮いた票」の行方は当落に影響するとみられる。
告示直後の4日は、多くの市民でにぎわう高田地区の朝市で複数の陣営が鉢合わせする場面もあった。「市民と直接対話して得票に結び付けたい」と新人選対幹部は話す。
高田地区の商店街は、郊外の大型店に押されて衰退傾向が続く。北陸新幹線開業を機にどう人を呼び込むかなど、課題は少なくない。ある候補は商店街の街頭演説で「高田に埋もれる資源を組み合わせ、もっと魅力ある街にしなければ」と声を張り上げた。
これまで高田地区の候補に票を投じてきたという同市大手町の無職男性(77)は「高田から候補者が出ないのはちょっと寂しい。まちなかは寂れているし、活性化してほしいと思うのだが」とこぼした。
多くの陣営は1万5千票前後を当確ラインとみる。前回の投票率は55・32%。05年の合併後、2回県議選があり、投票率は減少している。
投票日は花見の時季に重なることから、多くの陣営は「投票率が下がるのが心配」とする。現職候補の1人は「とにかく投票所に行ってほしい」と訴えている。
【統一地方選・県議選】 2015/04/09 14:16
4845
:
チバQ
:2015/04/09(木) 22:51:08
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150409173989.html
新潟市議選、BRTめぐり思惑交錯
新潟市議選(12日投開票)は全8区で選挙戦に突入し、各区で熱い舌戦が繰り広げられている。各候補は人口減少・高齢化対策として、公共交通の充実を一様に訴えるが、BRT(バス高速輸送システム)計画をめぐっては、それぞれの思惑が交錯する。計画「推進」を掲げた篠田昭市長が昨秋の市長選で苦戦を強いられたからか、推進派の候補が街頭演説などで計画に言及する場面は非常に少ない。一方、反対派の候補は「市民世論が追い風になるのでは」とみて訴えを強めている。
◇ ◇
<市長選が影 推進派沈黙>
「どうせBRTには賛成なんでしょ」。ある現職候補は3日の告示後、支持者から問い掛けられた言葉の響きが気になっている。議会ではBRT関連議案に賛成したものの「市民の多くがBRTにアレルギーを持っていると感じる。反対を唱える候補に票を取られるかも」。危機感を募らせている。
BRT計画は、利用者の減少や減便が続くバス交通の「負の連鎖」(新潟市)に歯止めを掛けようと市が進める路線再編の柱。JR新潟駅-イオン新潟青山店間に大型の連節バスを走らせ、まちなかのバス本数を集約する。一部路線で乗り換えが伴うが、生じた余力で郊外線を増やし、市全域の利便性を高めようとする計画だ。開業までの事業費は約13億円、その後の5年間の整備費を含めれば約30億円を見込む。
◇ ◇
市議会の各党・会派は、公共交通充実の必要性については一致しているが、BRT計画そのものをめぐるスタンスは紆余(うよ)曲折をたどった。
市議会は、一昨年の12月定例会で、連節バスの購入議案を可決。その後、市は今夏の運行開始に向け着々と準備を進めてきた。
しかし、昨年11月の市長選や、市民を対象にした意識調査の結果などを受け、市議選を控えたことしの2月定例会では、推進派だった議員からも市長の説明不足を指摘する声や、市民の理解が得られるまで予算執行を凍結するよう求める付帯決議が出されるなど、一歩引いた対応も出始めた。
このような動きに対し「いまさら市長の説明不足を理由に『条件付き賛成です』と有権者の顔色をうかがう対応はおかしい。市議選対策の逃げ口上だ」(反対派候補)との声も上がる。
市議選の街頭演説では、推進を掲げてきた候補からBRT計画の必要性を訴える声は、さほど聞かれない。計画の在り方が争点化した昨秋の市長選が影を落としているようだ。
ある現職候補は「BRTは(議会議決を経て)もう動いている話。市議選の争点ではない」と街頭では口をつぐむ。別の現職候補は「ただ賛成と言えば、市長選のようにアンチの市民から『無駄遣いだ』と騒がれる」と警戒。「選挙で生き残ることが優先。言わないのも戦術」と打ち明ける。
予算の執行凍結を求めた会派のある候補は「BRTそのものには反対していないが、今の計画では中途半端」と説明し、支持者に理解を求める。連節バスの購入議案に賛成した現職候補からは「公共交通の重要性は認めているが、連節バスには反対」と、これまでの政治行動を覆す発言さえ飛び出している。
◇ ◇
4846
:
チバQ
:2015/04/09(木) 22:51:24
<世論追い風、反対派攻勢>
昨年の市長選に続き「アンチ篠田」陣営の“武器”となりつつあるBRT計画。計画反対を強調する候補に対し、ある県議選候補が「本質を見極めてもらいたい。公共交通がどうあるべきかの議論をしっかりとするべきだ」と街頭演説でくぎを刺す場面もみられた。
ある新人候補は「選挙の前だけBRT計画にノーと言い、当選した暁にはまたイエスに変えるはずだ」と現職の政治姿勢を批判し、「発言に責任を持てない人たちがいるのが現状だ」と議会改革の必要性を主張。ある現職候補は「これも全て、いびつな会派構成のせいですよ」とつぶやいた。
◆市議会の対応、紆余曲折
2013年の12月定例会では、連節バスの購入議案を32対20の賛成多数で可決。民主や共産などの反対はあったが、保守系4会派(当時)を中心とした賛成票により、BRT計画を事実上、承認した。
その後、各会派のスタンスに微妙な変化が生じ始めたのは昨年11月の市長選。それまでBRT計画に賛成してきた保守系会派が、篠田氏を支援する側と「白紙撤回」を掲げる自民党籍の新人を支える側に分裂。連節バスの導入に一貫して反対してきた民主は、篠田氏の支援に転じた。
BRT批判を受ける形で篠田氏の得票率が3割台にとどまった市長選の結果などを受け、ことしの2月定例会ではBRTに賛成の立場だった保守系など5会派が連名で、市長自ら先頭に立ち説明を尽くすよう篠田氏に申し入れ。
一方、別の保守系会派は「市民の理解を得ることなく事業を推進し、今夏の開業を目指すことは到底許されない」としてBRT関連予算の執行凍結を求める付帯決議を提出した。決議は委員会で否決された。「予算執行の凍結」を求めた市民からの陳情も本会議で不採択だったものの賛成24、反対26、退席2の僅差だった。
【統一地方選・県議選】 2015/04/09 13:23
4847
:
チバQ
:2015/04/09(木) 22:54:15
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/68446.html
福井県議選、各選挙区の終盤情勢は 福井市は中心部、南部で攻防激化
(2015年4月9日午前7時00分)
拡大
福井県議選の個人演説会で、ガンバロー三唱する支持者=福井市内
福井県議選の個人演説会で、ガンバロー三唱する支持者=福井市内
福井県議選は投開票日の12日まで、あと3日に迫った。県内では無投票5選挙区を除く7選挙区で、26議席を懸け34人が選挙戦を展開している。告示後の花冷えに加え、有権者の反応が読みにくい戦いとなり苦慮する陣営も多いが、終盤に向け熱は高まってきた。7選挙区の終盤情勢を伝える。
【福井市】当選順位にらむ展開も
「上位の得票次第で下位は混戦」との基本的な見方は各陣営とも序盤から変えないものの、12枠の中での順位をにらむ展開にもなってきた。市中心部や南東部など、草刈り場となっている地域がいくつかあり、激しい攻防が続いている。
市中心部では、現職1人と新人2人がしのぎを削っている。新人井ノ部は「他陣営の攻勢が激しい」(陣営幹部)春山地区などの地元を引き締め。順化地区の大森は、前回を超える得票を目標に精力的な運動を展開している。公明新人の西本は、地元日之出地区への浸透や組織票固めに力を注いでいる。
市南部や南東部では、元市議で新人の峯田が、故笠松泰夫の地盤に食い込みを図っている。6選を狙う野田は地元の社南地区を中心に練り歩き、自治労などの労組票もまとめる。8選を目指す山本芳は一部地域で2人と争うが、足羽川以南を手堅く取り込んでいる。
このほかの地域をみると、山本正は教職票を固め、新興住宅地が多い地元明新地区で票を掘り起こしている。大安寺地区を地盤とする畑は、安居、東藤島地区など空白地域で支持を拡大。新人長田は、前田康博から引き継いだ広大な地盤をどれだけまとめきれるかが鍵を握る。川西地盤の松田は、期間中盤の事務所を湊地区に移す戦法で地固めし、上位を狙う。
浮動票の取り込みに力を入れる陣営もある。屋敷勇(前県議)の地盤を引き継ぐ清水は選挙カーを走らせ、ボクシング世界王者の知名度を生かす。共産佐藤は組織票のほか、脱原発などの訴えで「風向きはいい」(陣営)という。中井は選挙区で唯一の女性候補をアピールしつつ、市東部で支持拡大を訴えている。
4848
:
チバQ
:2015/04/10(金) 23:50:16
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150410174159.html
新潟市議選・終盤情勢 全8区が混戦の様相
新潟市議選(12日投開票)は、総定数51に67人が出馬し、全8区で熱い選挙戦を繰り広げている。定数は前回選より5減。東、江南、西では現職と新人が激しくぶつかるなど各区で混戦模様となっている。終盤戦に突入し、各候補は人口減対策や地元に密着した地域振興などを重点的に訴え、支持拡大を図っている。
◇ ◇
【北区】定数5に現職5人と、最年少候補の新人1人が激しく争う。各候補は、それぞれの支持基盤を固める一方、任期中に死去した前職の支持層への浸透も目指す。新興住宅地に多いとみられる浮動票の争奪戦も激しさを増している。
【東区】定数9に現職8人、新人4人の計12人が挑む。うち10人が政党公認を受けた。議長経験者や会派代表者らベテランと、新人が入り交じる。山の下地域を含む中地区が地盤の候補が6人に上る。各陣営は後援会や労組など組織の引き締めに懸命だ。
【中央区】11議席に現職10人、元職2人、新人4人の計16人が立つ激戦区。市内最大区とあって、自民や民主など各党が公認候補を擁立し、対決姿勢を強めている。各候補は地元を中心にミニ集会を重ねつつ、浮動票を狙い繁華街での演説を繰り返す。
【江南区】4議席を現職5人と新人1人の計6人で争う。亀田、横越の旧両町と、旧新潟市部を地盤とする候補が2人ずつ出馬。地元での訴えに力を注ぐが、地盤以外への浸透を積極的に図る候補もいる。
【秋葉区】定数5に対し現職4人、新人3人の計7人による戦い。現職は地元密着の戦いを展開、組織の引き締めを図る。政党公認の新人は支持層などへの浸透を徹底。街宣に徹し知名度向上を狙う新人もいる。
【南区】三つの議席に、現職3人と新人1人が挑む。それぞれ大票田の旧白根市を中心に街宣し、票の掘り起こしを図る。地元候補が不在の旧味方村、旧月潟村への浸透も狙う。
【西区】定数10に現職6人、新人5人の計11人が出馬。定数1超だが、僅差の戦いを演じている。現職は組織の引き締めを図るとともに、ローラー作戦などで支持固めに奔走。新人は街宣などで知名度アップを狙うほか、引退した現職の地盤の引き継ぎにも力を注ぐ。
【西蒲区】現職4人と新人1人が4議席を争う。当初、無投票がささやかれたこともあり、現職は地盤固めを急ピッチで進める。各陣営は8区の中で最も面積が広い区内を街宣車でくまなく回り、支持を訴える。
【統一地方選・県議選】 2015/04/10 10:09
4849
:
チバQ
:2015/04/10(金) 23:51:31
http://www.shinmai.co.jp/2015chihosen/2015/04/post-170.html
2人が当選圏入り 11人優勢、激戦の選挙区も
2015年04月08日(水)
信濃毎日新聞は7日、12日投開票の県議選の情勢をまとめた。本支社局の取材を総合すると、選挙戦となった16選挙区(定数計43)の立候補者71人のうち、2選挙区のいずれも現職2人が当選圏に入った。このほか、8選挙区の現職10人、新人1人が当選圏をうかがい、優勢となっている。
当落線上で各候補が激しく競り合う選挙区も目立ち、終盤戦に向けて投票先を決めていない層にどう働き掛けるかや、2011年の前回選で戦後最低の54・19%を記録した投票率の行方も絡み、流動的な要素を残している。
届け出党派別では、自民党の3人が当選圏をうかがい優勢。公明党は2人が共に優勢にある。無所属は2人が当選圏に入り、6人が優勢な状況だ。
選挙区別では、15人が立候補した長野市(定数10)と、8人が立候補した松本市(同6)で、それぞれ現職のうち2人が優勢にある。4議席を争う佐久市・北佐久郡は6人がほぼ横並びで、5人が立候補した飯田市(同3)は現職1人が優勢な状況だ。
いずれも2議席を4人で争う4選挙区のうち、須坂市・上高井郡は現職の1人が優勢。塩尻市は新人の1人が優勢で残り3人が激しく追い上げ、岡谷市・諏訪郡下諏訪町は、ほぼ横一線の状況にある。上伊那郡は現新の3人が当落線上で争っている。
三つどもえの下伊那郡(定数2)は現職2人、中野市・下高井郡(同)は現職のうち1人がそれぞれ優勢。千曲市・埴科郡(同)、安曇野市(同)は共に現新3人が横一線で競り合っている。
競争率が最も高い3倍となった諏訪市(定数1)も、予断を許さない展開だ。現新の一騎打ちとなった大町市、北安曇郡(共に定数1)は、いずれも現職が先行し、木曽郡(同)は現時点で現職が優勢となっている。
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チバQ
:2015/04/10(金) 23:52:13
http://www.shinmai.co.jp/2015chihosen/2015/04/post-166.html
県議選大町市区の選挙ポスターが雨で色落ち 刷り直して張り替え
2015年04月05日(日)
インキが流れ落ちた県議選大町市区の立候補者2人の選挙ポスター=4日、大町市
定数1に2人が立候補した県議選大町市区で、両陣営が公示日の3日に貼った選挙ポスターのインキが同日の雨で流れ落ちたため、両陣営は4日、ポスターを刷り直して貼り替えることを決めた。県選管によると、傷んだポスターの貼り替えは認められているが、「ポスターのインキが落ちた例は聞いた事がない」としている。
両陣営の選挙ポスターを印刷した市内の印刷会社によると、印刷工程で用いた水分が多すぎて乾きが悪く、雨でインキが溶けた。3日の大町市は終日雨で、時折強く降った。同社は7日までにポスターを刷り直して納めるといい、取材に「両陣営や有権者に迷惑をかけ、本当に申し訳ない」としている。
同市区のポスター掲示場は計172カ所。1陣営は3日に全て貼り終え、もう1陣営は100カ所ほど貼った時点で色落ちに気付いて貼るのをやめたという。
4851
:
チバQ
:2015/04/10(金) 23:53:05
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20150408-OYTNT50394.html
[県議選]自民などに挑む共産
2015年04月09日
射水市、下新川郡の両選挙区は、自民や無所属の現職に、共産新人が挑む構図だ。昨年の衆院比例選で得票を増やした共産は、党勢拡大を目指して県議選で計4人の候補者を擁立し、36年ぶりの複数議席獲得を狙っている。(敬称略)
◇浮動票の行方が焦点
■射水市選挙区(定数3―候補4)
自民と無所属の現職3人と共産新人の計4人が3議席を争う。4人とも前回選に出馬した顔ぶれだ。
前回選は5人による混戦だったが、今回は4人による争いとなり、各陣営とも浮動票の積み上げに力を入れている。自民現職2人が旧市部と旧町部ですみ分けを図る一方、共産新人、無所属現職は市全域で浸透を目指している。
前回トップ当選を果たした自民現職の四方正治は、現役最多に並ぶ8選を目指し、地元の旧新湊市地区を中心に支持基盤固めを進める。同地区で7日に開いた個人演説会では、「7期28年間でようやくいい形になってきた。さらに安定した地域にするために頑張りたい」と呼びかけた。
前回選は無所属で初当選し、自民公認で再選を目指す現職の永森直人は、小杉、大門、大島の旧3町地区を中心に票の上積みを狙う。6日に旧小杉町地区で行った個人演説会では「富山の豊かな環境をしっかり伸ばす。地方の素晴らしさを将来につなげる」と支援を訴えた。
共産新人の坂本洋史は昨年12月の衆院選富山3区にも出馬した知名度を生かし、市全域で街頭演説を重ねている。自民との政党対決を意識し、街頭演説では「射水から政治の流れを変える。県予算は土木費の割合が高い。福祉、教育重視に予算を切り替える」と独自色をアピールしている。
前回選は民主公認で初当選した現職の海老克昌は、無所属で再選を目指す。旧新湊市地区を中心に市全域で街頭演説や個人演説会を行っている。7日の個人演説会では「政治経験は4年間だけで、実績はないが、可能性にかけてください」と強調。若者や女性への浸透にも力を入れている。
◇入善の支持票カギに
■下新川郡選挙区(定数2―候補3)
12年ぶりの選挙戦となり、自民現職2人と共産新人1人が2議席を争っている。人口が1万2000人余りの朝日町に対し、入善町は2倍以上の2万5000人強に上り、各陣営は入善町での支持票固めや浮動票獲得がカギになるとみている。
朝日町を地盤とする自民現職の鹿熊正一は7選を目指し、県議会議長を務めた祖父から続く後援会組織をフル回転させる。県連幹部や国会議員が相次いで応援に入っており、朝日町だけでなく、入善町でも演説会を開いて浸透を図る。陣営幹部は「トップ当選」を目標に掲げている。
共産新人の脇四計夫は昨年5月の町長選で敗れるまで朝日町長を4年間務め、高齢者福祉の充実に力を入れた実績をアピール。「県議会に県民の声を届けるため、党派を超えて支援してもらいたい」と訴え、自民批判票の取り込みを目指す。入善町でも共産町議の協力で支持拡大を図る。
入善町を地盤とする自民現職の上田英俊は、昨年8月の同町長選で、現町長の笹島春人の対立候補を支援したしこりの払拭を強調。地元代表として議席維持を訴える。笹島も上田の個人演説会で、「町長選では違う道を歩んだが、手を取り合うことが町民への恩返しになる」と呼びかけている。
2015年04月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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チバQ
:2015/04/10(金) 23:55:10
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/68584.html
勝山市議に倫理条例違反の疑い 設立観光団体の内容不明瞭で
(2015年4月10日午後5時20分)
2013年度に国の観光推進事業の採択を受けて福井県勝山市議が発足させた団体の組織内容や運営が不明瞭で、市議会議員政治倫理条例の「不正の疑惑を持たれる行為をしないこと」に違反する疑いがあるとして、同市議会の他の複数の市議が市議会議長に調査請求したことが9日、分かった。
疑いがもたれているのは議長経験もある40代の男性市議。同日開かれた市議会議会運営委員会で4人の議員が調査請求した。
17日に臨時市議会本会議を開き、調査特別委員会が設置される見通し。同条例に基づく特別委の設置は同市議会で初めてとなる。
複数の市議によると、事業名は観光庁が募集した「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」。男性市議が発足させた「嶺北ふるさと創造観光協議会」が主体となり、九頭竜川の魅力向上を目的に13年度に実施した。男性市議は事業費を約1700万円と説明している。九頭竜川流域エリアをPRするイベントをJR金沢駅で開催したり、同川に関連したモニターツアーを企画、催行したりしたという。
ただ、協議会の組織は事務局長に男性市議が就いたが、会長などの役員が存在しないという。男性市議はこれまで市議会に対し、周辺自治体の観光協会などの団体が同協議会の会員として参加していると説明。しかし、その多くが実際には活動していないという。市議の間では「実態のない団体」との声が上がっている。
また協議会発足に当たり、議長だった立場を利用して観光協会などに参加を呼び掛けたとの指摘も出ており「職権を不当に使った行為」との意見もある。
複数の市議は、男性市議に委員会の場などで何度も説明を求めてきたが、明確な回答がないとして調査請求に踏み切った。
男性市議は、福井新聞の取材に「やましいことは一切ない。あらゆる方法で市民に身の潔白を主張していく」と話している。
4853
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:07:19
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2015/news/gifusenkyo20150410_2.shtml
「維新票」の行方注視 県議選 民主候補を推薦、共闘
2015年 4月10日
写真:「維新票」の行方注視 県議選 民主候補を推薦、共闘
民主党の細野豪志政調会長と共に県議選の民主公認候補を応援する維新の党県総支部長の今井雅人衆院議員(右)=5日午後、可児市内
◆対立候補、警戒強める
終盤を迎えた県議選の集票合戦が熱を帯びる中、維新の党支持票の行方に注目が集まっている。維新は県議選に候補者を擁立していないが、国政の動きもにらんで民主の公認・推薦候補8人を推薦、野党共闘の姿勢を前面に打ち出す。選挙戦で激しい攻防を繰り広げる民主系の陣営にとって票の上積みは魅力的で期待は大きい。一方、対立候補の陣営は、今後の国政選挙への影響も含めて維新支持の広がりに警戒感を強める。
「民主と維新が一緒になって与党に歯止めをかけなければならない」-。5日、民主党の細野豪志政調会長、民主新人候補らと可児市で街頭演説した維新の今井雅人県総支部長は、野党結束の必要性を強く訴えた。民主の各候補は「街頭でも有権者の反応がいい」と歓迎する。
今井氏は昨年12月の衆院選で岐阜4区から立候補し、飛騨地域が地盤の金子一義衆院議員に敗れたが、比例復活で3選を決めた。だが、可児市など2市3町で今井氏の得票が金子氏を上回り、地元可茂地区での維新の浸透を見せつけた。
「次期衆院選は小選挙区で勝つ」と狙いを定める今井氏は、県議選でも公認候補擁立に動いたが断念。一方、民主最大の支持団体・連合と維新の間に不和はあるものの、県内では例外的に県レベルで推薦を出す手法で民主と組み、自身の足場固めの下地をつくった。高山市の無所属新人候補の応援にも積極的に駆け付け、飛騨攻めの足掛かりを目指す。
かつて民主から維新へくら替えした今井氏に対し、労組から不満の声はあるが、民主県連幹部は「激しい選挙戦の中で維新票の存在は大きい」と割り切る。
対する自民現職候補は金子氏の全面支援を受ける。選対幹部は維新の動きに「庭を踏み荒らされたようだ」と不快感と同時に警戒感を隠さない。今井氏に付け入る余地を与えないよう、自民系市議らと連携。次期衆院選も見据え、これまで以上に組織引き締めに躍起になっている。
4854
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:07:40
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2015/news/gifusenkyo20150410_3.shtml
自民が優位な戦い 県議選 終盤情勢、分裂区では激戦
2015年 4月10日
県内統一地方選の前半戦となる県議選(定数46、27選挙区)は、無投票当選区を除く15選挙区で31議席をめぐり51人が舌戦を展開。12日の投開票日に向けて、激しい集票合戦を繰り広げている。岐阜新聞社は9日までに、本社と支社、総支局の取材を基に各選挙区の情勢を分析した。大半の選挙区で自民候補が優位に戦いを進めるが、保守系候補が火花を散らす「自民分裂」の選挙区や現職、元職、新人が票を奪い合う激戦区もあり、予断を許さない状況となっている。
15選挙区の立候補者は、自民20人(現職15、元職1人、新人4人)、民主4人(現職3人、新人1人)、公明2人(現職1人、新人1人)、共産4人(いずれも新人)、無所属21人(現職5人、元職2人、新人14人)の計51人。
自民は、大垣市や高山市など大半の選挙区で公認候補が優勢。山県市や瑞浪市など「自民分裂」の構図の複数区で、公認候補と無所属候補が白熱した戦いを繰り広げている。全体では公認・推薦候補の中で16人ほどが当選圏内と予想され、無投票当選の13人を加え、自民系無所属候補も考慮すると、現有30議席から上積みの可能性もある。
民主は6選挙区に擁立する公認・推薦候補7人が終盤の追い込みに全力を挙げる。大垣市の現職、可児市の新人は安定した戦い。岐阜市や高山市、関市などでは他候補と激しく競り合う。
公明は現有2議席確保に向け岐阜市の現職と新人各1人が着実に票を固める。
現在議席のない共産党は、議席回復に向けて総力戦。岐阜市の新人はほぼ当選圏内に入ったが、大垣市、土岐市、中津川市の新人は苦戦している。
4855
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:08:33
富山
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015041002000222.html
県議選終盤戦ルポ
2015年4月10日
県議選は十二日の投開票に向け終盤戦に突入し、各選挙区で舌戦が熱を帯びている。現職二人と新人が三つどもえで争う氷見市、現職、新人の一騎打ちとなった滑川市の両選挙区をルポした。(統一地方選取材班、届け出順、敬称略)
自民独占か阻止か
氷見市
十二年ぶりの選挙戦となった氷見市選挙区。自民現職の梶敬信(64)と自民新人の藪田栄治(56)、社民現職の菅沢裕明(73)が、二つの椅子をかけ激戦を繰り広げる。議席独占をうかがう自民だが、梶、藪田の両陣営に共闘の動きは見られず、独占阻止を掲げる菅沢とともに票を奪い合う混戦となっている。
「九千から一万一千票の間に三人が並ぶ厳しい戦いだ」。梶は個人演説会で横一線を強調し、危機感をあらわにした。街宣やつじ立ちを繰り返し、六期二十四年の実績と県政とのパイプの太さをアピールしている。
藪田は連日、四カ所で個人演説会を開き「十二年間選挙がなかったことが、政治への無関心を生んだ。新しい風を吹き込みたい」と世代交代を主張。早朝に国道沿いで通勤の車に手を振り、知名度アップに必死だ。
保守票を食い合う両陣営には、同じ保守分裂となった二〇一三年の市長選をめぐるしこりが残る。前市長で参院議員の堂故茂が推した候補が、梶が応援した本川祐治郎に敗北。藪田が堂故の秘書だったことから、自民関係者からは「二議席獲得は大義名分で、夢物語」との声も漏れる。
菅沢は自民同士のさや当てを批判。「独占を許すと権力闘争や派閥争いになる。市民の声が県政に届かなくなる」と、議席死守を呼び掛ける。地域をきめ細かく回り、生活安定や福祉充実を訴え、個人票をまとめる。
いずれも地盤は市中心部で、各陣営とも「票が読めない」と口をそろえる。戦いは混沌(こんとん)とした情勢のまま投開票日を迎えそうだ。
実績、連携訴え激突
滑川市
三期の実績か、市長との連携か-。滑川市選挙区は、三期十二年の実績を訴える自民現職の神田真邦(50)と、市長の上田昌孝が支援する無所属新人の沢谷清(63)がしのぎを削っている。
「滑川の政策を県に受け入れてもらうには、知事との信頼関係、県庁との日ごろの付き合いが重要だ」。神田は市内で開いた個人演説会で、三期で培った知事や県とのつながりをアピールした。
昼間は企業回りと数回の個人演説会、夜は四回の演説会をこなし、保守票を中心に支持を固める。自民現職の強みを生かし、自民の国会議員や県議、市議が入れ代わりで応援弁士に入る。弁士は「県議会は自民が過半数。誰が県議なら、自分たちの声が届きやすいかを考えて」と訴える。
一方の沢谷は、市長の上田と二人三脚の選挙戦。昼間の企業回りには上田も公務が空いていれば同行。夜の三回の演説会には、欠かさず上田が顔を出す。
「滑川市は福祉や地産地消などの分野で先端を行く。市長の政策を県にも持って行きたい」。沢谷が演説会で訴え続けるのも上田との連携だ。
政党の支持や推薦を受けない「市民党」を掲げ、保守から革新まで幅広い支持集めに努める。弁士は「市の要望を県に伝えるとき、市長と一緒に訴える県議を」と力説する。
4856
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:10:10
福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040802000249.html
<県議選の各選挙区情勢>(上)
2015年4月8日
写真
県議選は告示日の三日に五選挙区で十一人が無投票当選した。七選挙区では激しい選挙戦を繰り広げながら折り返し点を過ぎた。十二日の投開票が迫る中、各選挙区の情勢を三回に分けて紹介する。
◆福井市(一二-13) 現職の地盤に新人挑み混戦
選挙カーがニアミスしたり、他陣営の事務所前を通り過ぎたりと熱を帯びる福井市。定数一二に、現職八人、新人五人の計十三人が立候補している。ある現職は「領土の奪い合い」と表現。背景に現職の地盤に新人が割って入ろうとする構図がある。
現職の陣営が「ぽっと出の素人はいない」と言うように、五人の新人はみな引退者の地盤を引き継いでいるか、組織票を持つ候補者。泡沫(ほうまつ)候補のいない少数激戦区となっている。
各陣営とも「当落ラインはだんご状態の混戦になる」との見方が強い。
新人二人が近隣地域から出馬した現職の陣営は「もちろん厳しさはあるが、この四年で支援組織を拡大してきた」と現職の強みを最大限に生かす考えだ。既存の地域だけでなく空白となっていた地域にも浸透を見せる。
一方、現職の地盤から出馬する新人は組織票を持つが「それだけを頼りにするわけにはいかない」と地域への浸透を狙う。陣営は「現職の氏名を書いてきた人を覆すのは簡単じゃない。地道にお願いしていくしかない」と気を引き締める。
◆吉田郡(一-2) 対照的な戦術、松岡地区に鍵
現職で三期目を目指す鈴木宏紀(56)、元町議で新人の松川正樹(66)の二氏が一議席を争っている。
鈴木氏は自民党や農業・商工団体のほか、河合永充(ひさみつ)町長や多くの町議の支持を受ける。個人演説会では地方創生を進めるための人脈の必要性を強調。陣営では組織力に加え、永平寺地区で浸透に手応えを感じている。
松川氏は学習塾経営四十年超の人脈と同級生や地域活動の仲間に支えられて選挙戦を展開。個人演説会はせず、選挙カーと街頭演説で地域づくりと教育への情熱を訴え、陣営では地元の松岡地区以外にも支持の広がりを実感している。
戦い方は対照的だが、大票田の松岡地区の票の行方が鍵とみられる。
(統一地方選取材班)
4857
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:10:21
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040902000263.html
<県議選の各選挙区情勢>(中)
2015年4月9日
写真
◆越前市今立郡南条郡(五-7) 混戦の7陣営、低投票率懸念
五議席を七人が争う。多くの陣営関係者が投票率低下を懸念、前回並みの六千票を当選ラインと予想する。
題佛臣一さん(59)=無新=は、地元の越前市吉野地区を中心に、雇用対策や地域福祉などを前面に支持拡大を図る。
関孝治さん(74)=自現=は、七期の実績を掲げ、地盤の旧今立町と池田町で支持を固めて、他候補の進出を警戒する。
宮本俊さん(51)=無元=は、十五地区で「育てる会」を組織。若い支持者のチームも市街地などで票を掘り起こす。
仲倉典克さん(47)=自現=は、九千三百票の票田、南越前町が地盤。越前市内の同町出身者などへ浸透を目指す。
山崎隆敏さん(66)=無新=は、原発再稼働反対を訴えて支持を広げる。街頭活動などを通じて手応えを強調する。
細川かをりさん(55)=無現=は、草の根の運動を進めており、支持者グループを中心に前回票の上積みを目指す。
辻一憲さん(49)=民新=は、地縁、血縁がなく、表明も遅れたと危機感を強める。五千の労組票を核に引き締める。
◆丹生郡(一-2) 町議の支持が二分する激戦
定数は一で前回同様、藤野利和さん(63)=無元、島田欽一さん(58)=自現=の二人による一騎打ち。町議の支持をほぼ二分する激戦となっている。
返り咲きを狙う藤野さんは、個人演説会などで県議時代の実績や一次産業活性化対策などを訴え、支持拡大に努める。二期目を目指す島田さんは、自民候補であることを前面に押し出し、全地区で自民支持層を中心に票固めを図る。大票田の朝日地区の票の行方が鍵を握る。
◆あわら市(一-2) 支援の拡大へ現新がしのぎ
あわら市選挙区として初の選挙戦となり、芦原地区出身の東川継央さん(58)=無新、金津地区出身の笹岡一彦さん(59)=自現=の二人が一議席を争っている。
東川さんは芦原地区を中心に、市議時代からの支持者や市議らの後押しを受けて選挙戦を展開し、支援の輪を広げている。
笹岡さんはJAや各種団体などの組織力を背景に、金津地区の農村部で票を固め、個人演説会を重ねるなどして支持拡大を図る。
両陣営とも日がたつにつれ、市民の関心が高まっていることを実感しており当選ラインを八千票と見ている。
4858
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:10:36
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015041002000247.html
<県議選の各選挙区情勢>(下)
2015年4月10日
写真
◆小浜市三方郡三方上中郡(三-4) 現新2人激戦、票の行方注目
無所属現職の西本正俊さん(56)と無所属新人の池田英之さん(51)が出身地の小浜市で激しく争い、二人の票の行方に注目が集まる。
西本さんは基盤の遠敷(おにゅう)地区を足掛かりに全域で支持を訴える。前回に引き続き労組からの応援も取り付けた。池田さんは地元松永地区や自民党小浜支部の支援を前面に出した戦術。市議時代の地縁、血縁を頼りに票の掘り起こしに努める。
無所属新人の小堀友広さん(66)は、引退する地元県議の後継として若狭町三方地域を固め、隣接の美浜町などで票の上積みを目指す。自民現職の中川平一さん(66)は徹底した組織選を展開。出身地の若狭町上中地域は盤石で、知名度を生かし他の農村部でも浸透する。
◆敦賀市(三-4) 地盤の地区で新人支持拡大
定数三に対し、自民、民主の現職二人と無所属新人の二人が争う。
無所属新人の宮崎則夫さん(67)は、三月七日から実施した市政報告会や個人演説会が三十回を超え、地域に応じた課題を議論。「膝と膝を突き合わせると反応が良い」と自信を見せる。
民主現職の糀谷好晃さん(74)は、告示前に労組中心だった後援会を一般市民も取り入れ再編。大票田の市街地を中心に回り、市民への浸透を図り、若年層の票の掘り起こしも狙う。
無所属新人の力野豊さん(55)は地盤の粟野地区で支持を広げる。陣営幹部は「終盤の盛り上げが課題」と気を引き締め、人柄を前面に押し出し「距離感が近い政治家」として訴える。
自民現職の石川与三吉さん(84)は、告示後一日三回演説会を開き、熱弁を振るう。五期二十年の実績を強調し、陣営幹部は「県や国への強いパイプを持つのは石川だけ」と力を込める。
4859
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:12:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015040502000217.html
南北で4候補激戦県議選上伊那郡区
2015年4月5日
4人の激戦が繰り広げられている上伊那郡区。遊説中に出くわした2陣営=中川村で
写真
民主の寺平秀行さん(40)、無所属の矢ケ崎克彦さん(72)の新人二人が、共産の小林伸陽さん(71)、自民の垣内基良さん(65)という現職二人に挑む構図となった上伊那郡区(定数二)。寺平さんと小林さんは箕輪町が地盤。一方、矢ケ崎さんと垣内さんは辰野町が地盤で、十八年前の町長選を戦った因縁の間柄だ。混戦との見方がある中で、候補者の出ていない郡南部の支持拡大を図りながら、確実な地元票獲得に奔走している。
元箕輪町議の寺平さんは四日午前、辰野町のJR辰野駅前で街頭演説。「若い世代に雇用の場を」などと訴え掛け、演説後は有権者に素早く駆け寄って握手を求めた。
選対幹部は「若さとフットワークの軽さを生かした戦い」を展開していく考え。応援には羽田雄一郎参院議員が駆けつけ、ブログで遊説日程を公開するなどネットを駆使している。
矢ケ崎さんは前辰野町長。三日は郡内全域を、四日は同町内に絞って回り、街頭演説を交えて支持を求めた。
「超党派の県民党の立場で頑張る」。遊説では政党の公認を受けた他の三人との違いをアピールし、赤羽区民センター駐車場では「元気なうちは上伊那郡に身をささげる」とも。飯島勲・内閣官房参与が個人演説会に訪れることも強調する。
県議四期のベテラン、小林さんは政権批判を交え、「戦争ができる国にしてはいけない」と声をからす。北部を回った三日の遊説では「平和を訴える唯一の候補者」と繰り返した。
共産党上伊那地区委員会によると、都道府県議選の定数一〜二人の選挙区で議席を守り続けるところは少ないといい、市田忠義党副委員長も個人演説会に足を運ぶ予定だ。
元辰野町長の垣内さんは三日の出陣式で「負けられない戦い」と気勢をあげた。郡内全域を巡り、各町村に設けた事務所前で支持を呼び掛けた。
四日も全域を巡回し、街頭演説を展開。人口減少対策や防災強化を重点課題として訴えた。四日午前は宮下一郎財務副大臣が選挙カーに同乗。中川村と飯島町を巡り、「伊那谷の活性化を」と訴えた。
(鈴鹿雄大、近藤隆尚)
4860
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:12:18
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015040602000212.html
構図変化、厳しい戦い県議選塩尻市区
2015年4月6日
有権者に駆け寄って支持を訴える候補者=塩尻市内で
写真
現職一人と元職一人、新人二人の計四人で二議席を争う激戦となっている塩尻市区。三期務め、いずれもトップ当選してきた無所属の小松千万蔵さん(72)が今期で引退し、選挙構図が大きく変わった。どの候補も「厳しい戦い」と声をそろえる。
再選を目指す民主現職の続木幹夫さん(57)は「唯一の現職」を掲げ、大型店などを回って街頭演説し「知事や市長との信頼関係をつくってきた。県と地元をきちんと結べるパイプ役は私しかいない」と声を張り上げる。
農山村の再生を強調し「林業をきっかけに信州発の事業を打ち出し、国からの押しつけではない真の地方創生を進めたい」と訴える。
無所属新人で元市議の青柳充茂さん(62)は選挙カーで市全域をくまなく巡回する。手を振る有権者には駆け寄って「塩尻を守り続けるのが使命。悩みは県に届けて必ず解決する」と支持を呼び掛けた。
街頭演説では銀行マンや市議三期の経験を基に「塩尻を知り尽くしている。民間の視点を県政に生かし、移住したくなる街をつくる」と力説する。
前回選で失った議席奪還を目指す共産元職の備前光正さん(52)。「医療、福祉で泣かない県をつくるために三たび県会へ」と声をからし、「塩尻で出産できる医療環境の整備」などを掲げる。大型店前での街頭演説では党所属の国会議員も応援に入り、安倍政権の農政や防衛、福祉政策などを強く批判。安倍政権の批判票の取り込みも狙う。
「この地域の未来のために全力を注ぐ」。無所属新人で会社社長の丸山大輔さん(40)は中心商店街で街頭演説し、力説した。若さも前面に出し「少子化対策と子育て世代への支援に力を入れる」とアピールする。
小松さんの後継指名を受け、小松さんの後援会の支援のほか、自民の推薦と公明の支持を取り付けての組織戦を展開する。
(一ノ瀬千広、成田嵩憲)
4861
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:12:42
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015040702000259.html
三者三様、混戦の様相県議選下伊那郡区
2015年4月7日
獅子舞を練習している地元住民らに駆け寄り、握手を交わす候補者=豊丘村で
写真
飯田市を間に挟み、北の五町村と南の八町村に分かれる下伊那郡区(定数二)。立候補しているのは南部を地盤とする無所属の新人児島博司さん(65)と、ともに北部出身で無所属の吉川彰一さん(44)、自民の高橋岑俊さん(70)の現職二人。三者三様の選挙戦は、中盤に入っても混戦の様相だ。
「地方再生や人口減少対策には実行力と行動力が必要になってくる」。児島さんは旅館経営の手腕をアピールし、リニア時代を見据えた企業誘致や地域間格差の是正などを訴える。
選対本部では「準備期間が短く出遅れ感は否めない」としながらも、北部に比べ有権者数が少ない南部から県議を出す必要性を強調。「とにかく顔と名前を覚えてもらいたい」と広い郡内でこまめに遊説して追い上げを図る。
三選を目指す民主推薦の吉川さんは一月末に脳出血で倒れ、三月末に退院したばかり。一時は出馬が危ぶまれたが、後援会は二月末に支援することを決めた。
準備が遅れたことから、選対幹部は「まさにぶっつけ本番」と語るが、連合長野のほか前回戦った社民からも支持を取り付けた。つえを突きながらの街頭演説では「安心して出産できることが少子化対策の要だ」と周産期医療の充実や若者の政治参加を訴える。
「第二県庁が実現すれば(県の)北高南低は解消される」。前回初出馬ながらトップ当選した高橋さんは、宮下一郎財務副大臣と吉田博美参院議員の後援会が全面的に後押し。公明の支持も受け、郡内の十三町村すべてに支部を構える。
態勢は万全ともみえるが、同じ保守系の児島さんの出馬に「票が割れるかもしれない」と選対幹部は危機感を抱く。「北部以外でいかに票を取れるかで優劣がつく」と活動に余念がない。
(石川由佳理)
4862
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:13:31
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015040802000245.html
<終盤情勢 県議選>(上)
2015年4月8日
県議選は十二日の投開票に向け、十六選挙区の四十三議席をめぐり、立候補者七十一人が舌戦を繰り広げている。人口減少対策や雇用・産業、防災など論点はさまざま。各候補はどんな戦略で支持を訴えているのか、各区の情勢を探った。
(敬称略)
■飯田市区(定数三)
小島康晴59無現(2)
小池清 57自現(3)
水野力夫35共新
古田芙士74自現(7)
河野勉 61無新
強い後援会組織を持つ現職三人を新人二人が追う展開。低投票率になるほど混戦になりそうだ。
小島は市街地を中心とした地盤固めに全力を傾ける。連日、地区単位のミニ集会を開き、二期八年の実績や政策をアピールする。
小池はリニア中央新幹線による活性化や中北信地域との格差是正を主張。人口の多い地区で遊説を展開し、支持拡大を目指す。
昨年の衆院選で知名度を上げた水野は子どもの医療費の窓口無料化など子育て、福祉の充実を強調。支持なし層への浸透を図る。
八選を目指す古田は七期二十八年の経験と県への発言力をアピール。強固な支持基盤に加え、若年層への食い込みも図る。
出馬表明が遅れた河野は知名度向上が課題。農業振興や若者の政治参加を訴えの柱に置き、中山間地域での遊説に力を入れる。
■下伊那郡区(定数二)
児島博司65無新
吉川彰一44無現(2)
高橋岑俊70自現(1)
郡北部出身の現職二人の地盤を切り崩そうと、南部から新人が追い上げる三つどもえの戦い。
児島は積極的に北部にも食い込み、知名度アップを図る。企業誘致による経済基盤の確立などを唱える。
吉川は地元高森町周辺の票固めに躍起。病に倒れたが、健康をアピール。周産期医療の充実などを訴える。
高橋は全域に広がる強固な後援会組織をバックに南部への拡大を狙う。第二県庁の早期実現などを主張する。
■上伊那郡区(定数二)
寺平秀行 40民新
矢ケ崎克彦72無新
小林伸陽 71共現(4)
垣内基良 65自現(3)
現職二人に地方政界経験のある新人二人が挑む混戦。四陣営の地盤がある北部や無党派層の票をめぐり最終盤までもつれそうだ。
寺平は若さを武器にして精力的に街頭演説をこなす。党支持層の応援を受け、若年層や浮動票獲得を狙う。
矢ケ崎は全域での遊説と街頭演説を展開。党公認三候補との違いを訴え、幅広い層を取り込もうと息巻く。
小林は町村単位の集会に重きを置く。全域を巡り、党支持の票を固めながら政権の批判票取り込みを図る。
垣内は全域にある後援会組織を軸に活動。保守層や地元辰野町民など、支持拡大に向け追い込みをかける。
■岡谷市・下諏訪町区(定数二)
小松稔 62自現(2)
武井茂夫46無新
毛利栄子63共元(2)
浜章吉 67無新
四人がほぼ互角の戦いを繰り広げ、最終盤まで予断を許さない情勢。支持政党を持たない有権者や若者層をいかに取り込めるかが鍵を握りそうだ。
小松はこれまで以上に街宣や集会を重ね、現職の実績や地方創生実現などを訴え、懸命に足場固めをする。
武井は労組などの支援も受けながら、若さと行動力をアピール。子育て世代を中心に支援の輪を広げる。
毛利は一日十五〜二十回の街頭演説を精力的にこなし、子ども医療費の窓口無料化の実現などを訴える。
浜は行政、政治経験が豊かな市民派、即戦力を前面に訴える。きめ細かな街宣、電話作戦で支持拡大を図る。
4863
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:13:51
■諏訪市区(定数一)
今井愛郎45無新
森山広 55無新
横山真 43無新
市議経験者による三つどもえの戦い。出足が早かった横山を今井、森山が激しく追う。
リベラルな立場を強調する今井は街頭演説に力を入れ、教育の充実を訴えて子育て世代への浸透を狙う。
森山は諏訪圏域の活性化と行動力をアピール。草刈り場の旧村部に入り込み、票の掘り起こしを急ぐ。
横山はインフラ整備の推進などを掲げ、自民の推薦で厚みを増した支持基盤を生かして広がりを目指す。
【注】届け出順。投票日基準の年齢、選管届け出の党派、現元新の別、当選回数の丸数字-の順▽党派名の略称は、自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、共=共産、社=社民、生=生活、次=次世代、陽=太陽、気=元気、改=新党改革、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、大=大阪維新の会、諸=諸派、無=無所属
※政党要件を満たす政党と、地域政党で代表または党首が都道府県の知事か政令市の市長である政治団体の他は諸派
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015040902000253.html
<終盤情勢 県議選>(中)
2015年4月9日
■松本市区(定数六)
下沢順一郎55民現(2)
百瀬 智之32維新
中川 博司56社現(1)
萩原 清64自現(6)
本郷 一彦68自現(5)
中川 宏昌44公現(1)
両角 友成62共現(1)
手塚 大輔32諸新
主要政党などがぶつかり合い、激しい選挙戦。地方創生のあり方や安倍政権への対応で、舌戦を展開している。
下沢は地域主導の地方創生を訴え、自民批判票の獲得も狙う。中部縦貫道などの「交通網の整備促進」を力説する。
百瀬は街頭演説を重点にする選挙戦で無党派層の取り込みを図る。議員報酬や定数の削減など「議会改革」を訴える。
中川博司は「格差のない社会を」と訴え、労働や子育ての環境改善を目指す。護憲を掲げ安倍政権との違いを強調する。
萩原は県連幹事長代行の立場から「国と県のパイプ役」を強調。安倍政権による経済振興を後押しし、若者の定住を主張する。
本郷は市内全域の後援会を地盤に精力的に活動。企業誘致や観光振興で「信州に地方創生を」と唱え、支持拡大を図る。
中川宏昌は「安心できる暮らし」として子育てや老後の施策強化の必要性を訴える。防災対策や雇用支援の充実も掲げる。
両角は「県議会唯一の野党」を掲げ、医療や福祉など身近な施策の充実を前面に打ち出す。安倍政権の防衛政策なども批判する。
手塚は有志党幹事長として街頭演説を精力的にこなす。「県の将来を切り開く」として街頭演説などで若年世代の支持を呼び掛ける。
■塩尻市区(定数二)
続木 幹夫57民現(1)
青柳 充茂62無新
備前 光正52共元(2)
丸山 大輔40無新
現職、元職各一人と新人二人が激しく競り合い、最後まで予断を許さない状況だ。
続木は一期目の実績と県とのパイプの強さをアピール。連合長野の支援を受けるほか、支持政党を持たない層への食い込みも図る。
青柳は市全域をくまなく回り、市議三期の実績を基に幅広い層への浸透を目指す。勢いが出てきたと陣営はみている。
備前は街頭演説をこまめに行い、支持を求める。阿部県政への対決姿勢を強く打ち出し、現県政の批判票の取り込みも狙う。
丸山は今期で引退する小松千万蔵の後継の立場で、後援会組織を軸に組織戦を展開。若い世代へのアピールも強化している。
■安曇野市区(定数二)
甕 裕一44民現(2)
望月 雄内73自現(6)
寺沢 功希40無新
実績を強調する現職二人を新人が追う展開だ。
甕は、二期の実績などを基に産業振興や交通網整備などの課題解決を強調する。支持政党を持たない層への浸透も図っている。
望月は、県農業会議会長の立場から農業施策の充実などを訴え、六期で築いた人脈などを基に幅広い支持の獲得を目指す。
寺沢は、若さと四人の子を持つ親の立場をアピールし、子育て支援充実などを掲げる。街頭演説などで知名度アップを狙う。
■大町市区(定数一)
重田 康宏60無新
諏訪 光昭63無現(2)
三選を目指す現職に新人が挑み、八年ぶりの選挙戦でしのぎを削っている。
重田は、スキー観光の再生や農業の六次産業化などの施策を掲げる。特定の団体の支援を受けず、精力的に駆け回っている。
諏訪は幅広い団体からの推薦を受け、長野北部地震からの復興や医師不足解消、松本糸魚川連絡道路計画の推進などを主張する。
4864
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:14:08
■北安曇郡区(定数一)
内山 重喜56自新
宮沢 敏文62無現(5)
ともに南部の池田町を拠点に、六選を目指す現職を新人が追い上げを図る。
内山は地元の党衆院議員の支援を受けながら党支部のある北部へも支持を広げる。決起集会を開いて党支持層を固める。
宮沢は地域密着を主張し長野北部地震からの復興や地域医療の充実、交通網整備などを掲げる。集会を小まめに開き、支持を訴える。
■木曽郡区(定数一)
三浦 茂樹46無新
村上 淳60無現(3)
組織力と知名度で上回る現職を新人が追い上げ、激しい選挙戦を展開している。
三浦は、地盤の木曽町を中心に郡内全域を精力的に遊説。「健康医療総合地域」の実現を掲げ、人口減少と高齢化対策を訴える。
村上は「厳しい戦い」と支持基盤の引き締めを図る。信州木曽看護専門学校の開校など三期の実績と防災対策をアピールする。
(敬称略)
【注】届け出順。投票日基準の年齢、選管届け出の党派、現元新の別、当選回数の丸数字-の順▽党派名の略称は、自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、共=共産、社=社民、生=生活、次=次世代、陽=太陽、気=元気、改=新党改革、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、大=大阪維新の会、諸=諸派、無=無所属
※政党要件を満たす政党と、地域政党で代表または党首が都道府県の知事か政令市の市長である政治団体の他は諸派
<終盤情勢 県議選>(下)
2015年4月10日
■長野市区(定数一〇)
西沢 正隆43自現(4)
高橋 宏76無現(6)
和田 明子55共現(2)
山口 典久54共新
竹内 久幸61社現(4)
高島 陽子46無元(1)
中島嘉一郎69無新
埋橋 茂人62民新
太田 昌孝53公現(2)
鎌倉 希旭32無新
風間 辰一53自現(4)
若狭 清史34無新
松橋 達生49無新
鈴木 清67無現(3)
宮川 好正64無新
定数一〇を十五人で争う激戦区。死去、引退したベテラン議員の票の取り込みにも熱が入る。
西沢は地方創生への取り組みを主張。高橋陣営は六期当選の実績を強調する。
共産の和田と石坂千穂県議団長の後継山口は現有議席確保を図る。竹内は市北部を中心に実績を訴える。
高島は母親の目線を強調する。中島は地盤の松代地区に重点。埋橋は農政票を固める。太田は組織を固め地方創生を主張する。
鎌倉は若者の働く場づくりを主張。風間は県議長としての経験を訴える。
若狭は元市議長が全面支援。松橋は実業家としての実績を訴える。鈴木は県と市のパイプ役を強調する。
宮川は青少年健全育成を訴える。
4865
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:14:19
■須坂市・上高井郡区(定数二)
永井 一雄72無現(3)
村石 正郎75自現(5)
堀内 孝人66無新
土谷フミエ67共新
現職二人を新人二人が追い上げる。
永井は労組票を集め、一日十五カ所以上の街頭演説をこなす。村石は個人演説会を重ね、従来の支持層を固める。
堀内は自民支持層の一部からも支援を受け、郡部での知名度向上を目指す。土谷は市議時代の支持層を固めて追い上げる。
■中野市・下高井郡区(定数二)
深井 克純58無新
小林東一郎56無現(2)
丸山 栄一59自現(2)
現職二人と新人一人が競り合う。
深井はスキー場を生かした観光振興策を訴える。小林は民主、社民の支援を受けて実績を訴える。丸山は個人演説会を重ね、保守層への浸透を図る。
■千曲市・埴科郡区(定数二)
小川 修一47無新
下崎 保77自現(7)
荒井 武志63無現(1)
現職二人と新人一人が競り合う。
小川は小まめな街頭演説で知名度向上を狙い、世代交代を訴える。下崎は企業回りや個人演説会を重ね、従来の支持層を固める。荒井は労組票を固め、出身の旧戸倉町に加えて坂城町でも支持拡大を狙う。
■佐久市・北佐久郡区(定数四)
清水秀三郎47無現(2)
今井 正子65無現(3)
桃井 進55自現(1)
小山 仁志39無新
藤岡 義英43共現(1)
花岡 賢一35無新
六人ともそれぞれの支持基盤を持ち、混戦模様だ。うち五人の地盤が佐久市。各陣営とも郡部票の取り込みを狙う。
清水は商議所青年部の支援を得て、雇用の拡充を訴える。今井は地盤の立科町を中心に、女性票獲得を目指す。自民の桃井は、木内均衆院議員の支援を得て組織を引き締める。
小山は井出庸生衆院議員の応援を受けて戦う。共産の議席死守を目指す藤岡は、支持無し層への浸透を図る。花岡は、羽田雄一郎参院議員の後援会「千曲会」をフル活用する。
(敬称略)
【注】届け出順。投票日基準の年齢、選管届け出の党派、現元新の別、当選回数の丸数字-の順▽党派名の略称は、自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、共=共産、社=社民、生=生活、次=次世代、陽=太陽、気=元気、改=新党改革、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、大=大阪維新の会、諸=諸派、無=無所属
※政党要件を満たす政党と、地域政党で代表または党首が都道府県の知事か政令市の市長である政治団体の他は諸派
4866
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:15:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015040602000200.html
県議選 注目区を行く<1>
2015年4月6日
県議選は三十三選挙区(定数六九)のうち、九選挙区十四人が無投票当選し、残る二十四選挙区で八十一人が五十五議席をめぐり、激しい選挙戦を繰り広げている。話題区を取り上げる。
湖西市(一…2)
蛭川麻季子 48 無新
田内 浩之 38 無現 当選1回
◆若手現職に公募新人挑む
支援者を前に声を張り上げる候補者=湖西市鷲津で
写真
前回選を四十一票差で辛勝した民主系の無所属現職田内浩之さん(38)に、自民党県連の公募に名乗りを上げた無所属新人の蛭川麻季子さん(48)が挑む。自民は八期続いた議席奪還をもくろむ。
富士宮市出身で元熱海市議の蛭川さんにとって、悩みの種は地元色が薄いことだ。街頭では「静岡県生まれの静岡県育ちです」とアピール。三日の出陣式でも、選対本部長の衆院議員城内実さんが「湖西に骨を埋める覚悟で出馬した」と言葉に力を込めた。
県議会は自民系の「自民改革会議」が議席の過半数を占め、政権も自民党が握っている。陣営幹部は「自民じゃないと国や県との太いパイプはつくれない」と強調。連立政権を組む公明党の市議も出陣式に駆けつけ、「公明党も一丸になって支援する」と話した。
出馬表明が一月下旬と出遅れ、城内さんや市議らの人脈を足掛かりに支援者や企業を回ってきた。陣営は「田内さんの地盤を切り崩したい」と、旧湖西市地域での活動に力を入れる。
田内さんは対照的に、中学一年の時に湖西市に移り住み、伯父は元市議長で市老人クラブ連合会長を務める。県議会では知事与党を標ぼうする第二会派の民主系「ふじのくに県議団」に所属し、出陣式では川勝平太知事との太いパイプをアピールした。
前回選は告示の三カ月前に出馬表明し、十分な態勢が整わないまま選挙戦に突入した。この四年間、地区の祭りや自治会の会合などこまめに顔を出してきた。出陣式で「知力と体力を全て使って取り組んできた。四年前とは違う」と声を張り上げた。
大手自動車メーカー・スズキの協力会社でつくる「スズキ協力協同組合」からも新たに推薦を取り付けた。湖西市は自動車部品工場が多く、同組合の仲介で市内の工場も回っている。陣営幹部は「着実に支援の輪は広がっている。一番の敵は油断」と気を引き締める。
4867
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:16:05
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015040702000223.html
県議選 注目区を行く<2>
2015年4月7日
富士市(五…8)
早川育子 55 公現 当選3回
菊池初彦 62 無元 当選1回
桜町宏毅 49 民現 当選2回
西村綾子 67 共新
鈴木澄美 59 自現 当選1回
植田徹 65 無元 当選5回
岡村義久 49 無新
遠藤栄 73 自現 当選8回
◆自民系乱立、初議席狙う共産
雨の中、多くの支援者が詰めかける激戦の富士市選挙区=富士市内で
写真
八人が五議席を争う富士市選挙区は自民党籍がある現職、新人、元職の五人が乱立した。民主と公明の現職、共産の新人が出馬し共産は初議席を狙う。
自民公認はいずれも現職の鈴木澄美さん(59)、遠藤栄さん(73)。ともに元職の菊池初彦さん(62)、植田徹さん(65)は無所属で届けた。無所属新人の岡村義久さん(49)も党員だ。
自民系の乱立は、植田さんが五期目途中で県議を辞し、二〇一三年の市長選に出馬したのが発端とされる。地盤の市北西部・鷹岡地区などの支援者は、落選後も引き続き植田さんの政治力に期待。鷹岡在住の岡村さんと調整がつかなかった。
植田さんは国や県とのパイプ役を自任し、新東名高速道路沿いの整備や健康・医療産業の育成を主張する。
岡村さんは若者や無党派層に焦点をあてる。選挙カーに「49歳」と年齢を入れ、世代交代を求める。
他陣営に「鷹岡地区の票の食い合い」との見方もあるが、両陣営は共倒れを警戒して支持拡大を図る。草刈り場となっているのが、地盤の候補がいない旧富士川町だ。
この地で、菊池さんは親類を軸に組織づくりを進めた。公約の柱に、地域で計画中の新々富士川橋の早期建設を据える。前富士市長の支持も取りつけている。
鈴木さんは、かつて大学非常勤講師を務めた自然・環境分野の専門家をアピール。防災・減災や富士山を活用した地域振興を公約に、草の根で浸透を図る。
遠藤さんは八期三十二年を務めた実績を強調。組織をフル動員し、地盤の市南部以外にも支持を広げる。関係者は「これまでにない緊張感が漂っている」と明かす。
過去三回トップ当選だった公明現職の早川育子さん(55)は、引き締めに躍起。陣営幹部は「激しい切り崩しにあっている」と話す。医療・介護の充実などを掲げる。
民主現職の桜町宏毅さん(49)のもとには、告示日に現職の国会議員三人が駆けつけた。自民系乱立で有利になったとの見通しにも油断なく党や組織を挙げた選挙戦を展開する。
共産新人の西村綾子さん(67)は「共産議員のいない県議会はチェック機能を果たせない」と主張する。大企業の多い富士市選挙区から、これまで共産県議が生まれたことはない。陣営幹部は、昨年の衆院選の共産躍進や自民系乱立の構図を追い風とみて、「楽観視できないが大きなチャンスだ」と話す。
4868
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:16:37
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015040802000226.html
県議選 注目区を行く<3>
2015年4月8日
袋井市・森町(二…3)
水野憲司 68 無新
山本貴史 45 無現 当選1回
渡瀬典幸 52 自現 当選1回
◆無風ムードから一転
支援者と握手を交わす候補者=袋井市高尾町の選挙事務所で
写真
二〇〇七、一一年に続く三回連続の無投票が予想された中、告示一カ月前、「無投票阻止」を掲げる新人が名乗りを上げ、無風ムードから一転した。
「六十八歳の新人だが、やる気は誰にも負けない」。告示後初の週末の午後、雨上がりのJR袋井駅前で、民主推薦の無所属新人水野憲司さん(68)が声を張り上げた。
応援に駆けつけた民主党県連の細野豪志会長は「水野さんの心意気を感じて県政へ送り出してほしい」、地元選出の小山展弘衆院議員も「長年培った経営者の知恵、強さがいま必要だ」と力を込めた。
水野さんは「私にはしがらみがない。既得権益にぶら下がっていてはダメだ。県政に新しい風を吹かせたい」と訴えを強める。連合静岡の支持を得て労組票をまとめ、非自民や無党派層の取り込みも狙う。
「民主と自民の間にはさまれて大変厳しい」。袋井市北地区の住宅地で、無所属現職の山本貴史さん(45)が声をからした。袋井市議を四期十一年務め、県議に転身したが、県議選での戦いは初めてだ。
「浜岡原発の再稼働は認めない」との立場を貫き、「県議会で、このことを言える数少ない議員」と主張する。県議会では三人の無所属議員でつくる会派「富士の会」に所属。遊説では、川勝平太知事との近さもアピールし、「県政とのパイプ役としてしっかり取り組む」と強調する。
新顔の参入に、自民現職の渡瀬典幸さん(52)も「危機感を持っている」と警戒。前回は無投票で、山本さんと同様に初の選挙戦になる。「まだまだ名前が浸透しているわけではない。防災対策に力を入れてきた四年間の取り組みを訴え、真っ向勝負でやり抜く」ときっぱり。
出陣式では「安心安全があって経済が動き、人が集まる。その根底は防災にある」とマイクを持つ手に力を込めた。地元選出の宮沢博行衆院議員は「渡瀬さんは県議会最大会派の要として頑張っている。私も全力で戦う」と支援を呼び掛けた。
4869
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:17:07
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015040902000233.html
県議選 注目区を行く<4>
2015年4月9日
静岡市葵区(五…6)
小長井由雄 61 民現 当選3回
高田好浩 58 公現 当選2回
天野進吾 73 自現 当選8回
山田誠 53 自現 当選3回
森大介 46 共新
天野一 72 自現 当選7回
◆自、民、公に共産挑む
ミニ集会で支持を訴える候補者=静岡市葵区で
写真
六人が五議席を争う静岡市葵区。政令市移行で現行の選挙区割りになった二〇〇七年以降、立候補者数は最も少ない。〇七年と前回一一年は自民三人、民主、公明の五人が連続当選。今回は同じ顔触れに共産新人が挑む。
各陣営とも市長選への関心が高まっていないと分析。投票率の低下を予想し、組織票固めや支持なし層の取り込みに必死だ。
九期目を目指す自民現職の天野進吾さん(73)は政治生活の集大成と位置付けた戦い。アイデア市長だった知名度と実績を生かして住宅街を細かく巡る。人口減対策を掲げ「今こそ市民の声を県政に届ける時だ」と訴える。
自民現職の天野一さん(72)は八期目を目指し、業界団体など約百五十団体から推薦を受けた。川勝平太知事を「パフォーマンスが多い」と批判。議会が厳しくチェックし、東静岡地区の市有地活用策などで不協和音がある県と市の橋渡しに努めるとアピールする。
三期を務めた自民現職の山田誠さん(53)。選挙戦序盤、昨年の台風で被害を受けた山間部に足を運び、治山や砂防、有害鳥獣対策などの拡充を主張。「若者が戻って就職できる地域をつくる」と強調した。農協や公民館を積極的に訪れ、支持拡大を図る。
民主現職の小長井由雄さん(61)は街頭演説で「川勝知事と連携を密にして地震対策や経済対策を進める」と知事との協力態勢をアピールする。草の根選挙を続けてきた陣営は低投票率を警戒。地盤の山間部を中心に支持拡大を目指し、市街地で無党派の獲得を図る。
公明現職の高田好浩さん(58)は一級建築士としての実績を生かす。選挙カーに「防災のトップランナー」と掲げ、市内のスーパーや公園で「県民の安心安全を築くのが私の使命だ」と訴える。県の緊急地震津波対策交付金の一六年度以降の継続や拡充を主張する。
共産新人の森大介さん(46)は、昨年の衆院選で県内から同党では十四年ぶりに当選した島津幸広衆院議員(比例東海)と共に街頭演説を続ける。「浜岡原発を廃炉にし、自然エネルギーの先進県にする」と訴え、県都の議席奪還を目指す。
4870
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:17:31
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015041002000207.html
県議選 注目区を行く<5>
2015年4月10日
浜松市東区(二…3)
中沢公彦 46 自現 当選2回
鈴木滋芳 60 無新
大石哲司 62 無現 当選1回
◆3氏 異なる支持基盤
支持拡大に向け熱弁を振るう候補者=浜松市東区篠ケ瀬町の選挙事務所で
写真
浜松市で中区に次ぐ人口を抱える東区では、二人の現職に、二〇一三年六月の補選で敗れた新人一人が挑む。互いに支持基盤が異なり、三者三様の戦いを繰り広げる。
告示日の三日、自民現職の中沢公彦さん(46)は、天王町の天王宮大歳神社で区内の自民系市議選候補四人との総出陣式に臨んだ。雨の中、約三百人の支援者を前に、県議と市議との連携の必要性を強調。「これまで以上に国や県にものを申し、実現に変える政治に取り組んでいく」と声を張り上げた。
応援に駆けつけた自民党県連の塩谷立会長は「若さと行動力で党県連政調会長という立派な職を全うした中沢さんは、県政の中心になりつつある。トップ当選で県政に送ってほしい」と力を込めた。
市議選とも連動し、自民支持層を基盤に選挙戦に挑む中沢さんとは対照的に、無所属現職の大石哲司さん(62)は大票田の地元・積志地区で連日街頭演説や決起大会を開き、足元を固める。
「地元から県議を出さないと地域の問題は前に進まない」。七日夜、地区内の大瀬町東公会堂で開かれた決起大会で、前自治会長が呼び掛けた。大石さんは「三十六年間市職員を務めた。市のことも県のことも大石に聞いてほしい」と地元密着姿勢をアピールした。
告示日の演説では、「知事は浜松市東区を一番注目している」と紹介。「川勝知事にぜひ県議会に戻ってきてほしい、と言われた」と知事との近さも強調する。
補選に続く二度目の挑戦となる無所属新人の鈴木滋芳さん(60)は「前回は涙をのんで悔しい思いをした。今回は何がなんでも当選させていただきたい」とリベンジに燃える。
連合静岡の推薦を受け、出陣式では浜松地域協議会の松浦信司議長が「浜松で働く労働者の声を県に届けるパイプになってほしい」と期待を語った。県選出の民主党国会議員からも応援メッセージが寄せられた。
市議時代には市長選に出馬している現職の鈴木康友さんに近い会派「創造浜松」に所属。県の行財政改革の必要性を訴え、「鈴木市政で十年育ってきた魂を持って、県でも行革を進めていきたい」と意気込む。
=終わり
4871
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:18:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015040702000264.html
<攻防 県議選>(1)高山市選挙区
2015年4月7日
写真
「とにかく、対抗すべきは巨大与党だ」。五日午後、高山市の高山陣屋前。無所属新人で民主の推薦を受ける小井戸の応援に駆け付けた維新の党県総支部長、今井雅人がこぶしを振り上げた。
今井の横には、民主党政調会長の細野豪志、党県連代表の小見山幸治。民主と維新の共闘関係を強調するように、細野は「非自民勢力の結集」と繰り返した。
高山市選挙区(定数二)は前回、自民現職の高殿、無所属現職の川上が無投票で当選。しかし、考え方の違いから川上とたもとを分かった連合が、小井戸を擁立した。この動きに、県レベルで県内の民主候補全員を推薦した維新の今井が参戦した。
「働く人、生活者の目線で活動する唯一の候補として、県議会に送ってもらいたい」と話す小井戸にとって、維新の支援はプラスに見える。だが陣営幹部は言う。「組織内には今も、(今井に)裏切られた思いが残る」。二〇〇九年の衆院選で民主から出馬した今井が、一二年に離党したからだ。
一方、今井側にとって、今回の県議選は自身の選挙に向けて大きな意味合いを持つ。
高山市選挙区がある衆院岐阜4区は、金子一義(自民)が十選する強固な保守地盤。昨年末の前回選でも、今井は民主の支援を受けたが、比例復活に回った。金子との得票差は二万四千。うち飛騨地域で二万票余水をあけられた。
「小選挙区で勝つには、飛騨地域が鍵」。今井周辺は口をそろえる。本人も五日の応援演説で「自公政権に対抗できる勢力を作らないと。統一地方選はその足掛かりです」と力を込めた。
迎え撃つ現職二陣営。四選を目指す川上は連合が離れたものの、「相手は関係ない。自分は自分のやり方でやる」と強調。毎日、自転車遊説を展開するなど、組織を頼らず草の根運動に徹する。
金子の元秘書だった高殿は、自民の全面支援を受ける。基盤は盤石だが、初当選の前回は無投票で、選挙戦は今回が初めて。「三つどもえで、戦いは厳しい」と危機感を前面に打ち出している。
高殿を支援する金子は四日、後援会幹部を急きょ集め「高山は激戦区。私も必死になってやるが、皆さんもご支援を」と訴えた。ある幹部は「今井さんは人の庭に土足で入ってきたようなもの」と語気を強めた。
そして、大坂冬の陣で豊臣方が大坂城の外に作り、最後まで徳川方を苦しめた出城「真田丸」の名を挙げ、「高山に真田丸を作らせたくはない」と警戒する。
=敬称略
◇
十二日投開票の県議選は、無投票当選が決まった十二選挙区の十五人を除き、十五選挙区で五十一人が三十一議席を争っている。その中から注目選挙区を取り上げ、激しい攻防を繰り広げる現地を歩いた。
(統一地方選取材班)
4872
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:19:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015040802000255.html
<攻防 県議選>(2)関市選挙区
2015年4月8日
写真
「市長になってこの三年半、議員には知事への連絡や県各部への要望などで、大変お世話になった」。雨が降る三日朝、関市中心部の本町通商店街で行われた自民現職の酒向の出陣式。駆けつけた尾関健治市長があいさつをすると、支持者からわっと拍手が沸き起こり、壇上から降りた尾関に酒向が歩み寄って、がっちり握手してみせた。
関市選挙区(定数二)は、前回は酒向と無所属の林の現職二人が無投票当選。しかし今回、元市長で自民元職の尾藤が加わり、十二年ぶりの選挙戦となった。いずれも実績を背景に後援会や支援団体の引き締めと拡大に力を入れるが、勝敗を左右しかねないのが、市長の尾関を支持する層の動向だ。
二〇一一年九月の市長選で、三十九歳の若さで初当選した尾関は、今も市民から幅広い支持を受ける。その時に戦った相手が、尾藤。そして、尾藤の選対本部長を林、副本部長を酒向が務めた。
今回立つ三候補全員が、当時は反尾関陣営。尾関本人は「政治の世界では普通のこと。自分には遺恨はない」と話すが、支援者からは「今回、誰に投票したら良いのか」との声も漏れる。
それだけに、三陣営とも尾関との関係に気を配る。
現職候補の出陣式に出席した尾関健治市長(右)=関市で
写真
酒向は個人演説会でも、市と県のパイプ役として尾関と良好な関係にあると積極的にPR。「市長と同じ方向を向いている自分にしか、この役目はできない」と力を込めた。
林も「前回市長選時の状況は、尾関市長も理解してくれている」とした上で、「市長とは、これまで一緒になってやってきた実績がある」と訴える。さらに、民主党の県連幹事長代理として「無所属だが、党の活動は誰よりもやっている自負はある。十二年前の自民独占の状況にしてはいけない」と支持を求める。
そして尾藤。市長選では尾関と直接対決しただけに、対立のイメージは根強いが、陣営幹部は「しこりはない。これからどう連携していくかが大事」と強調する。
つかの間の晴れ間となった四日には、市中心部の関川沿いで開かれていた商工関係者らによる花見の会場に、尾藤が突然訪問。参加していた尾関に笑顔で歩み寄り、周囲が戸惑う中でがっちりと握手。良好な関係をアピールしてみせた。
三陣営から熱視線を送られる尾関だが、今回は中立の立場を強調。ただ「三年半お世話になってきた義理がある」として、告示日は現職二陣営の出陣式に出席。元職陣営には出陣式後、事務所に為書きを持って激励に訪れるにとどめた。
今後の総決起大会なども「強く求められた際は考慮するが、出陣式と同じ行動基準で動くのみ」。市長票をめぐる三つどもえの戦いは、最後までもつれそうだ。
=敬称略
(統一地方選取材班)
4873
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:19:28
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015040902000243.html
<攻防 県議選>(3)岐阜市選挙区
2015年4月9日
写真
とにかく手を握る。握手、握手、握手。自民新人の広瀬は、あいにくの雨に見舞われた地元の祭りに姿を見せた。「いつもご苦労さまです」「頑張ります。よろしくお願いします」。行き交う祭り客に頭を下げるたび、水滴がしたたり落ちた。
定数九に十二人が立候補した岐阜市選挙区。保守系の複数の幹部は口をそろえる。「立候補した十二人のうち、保守系が七人。厳しい保守票の奪い合いだ」
十人が出馬した四年前の前回選では、保守系候補は自民と元自民無所属の計四人。それが今回、自民だけで現職の玉田と長屋、新人の若井と広瀬の四人。ここに元自民で無所属の現職道家と元職笠原が加わり、さらに父が元自民県議の無所属新人平野も立つ。
今回、自民の看板なしで戦う道家は、「票が減るのは覚悟している」。地盤の市南部では、広瀬と保守票を食い合う。そこで知人を頼り、市北西部の島地区で初めて個人演説会を開催。「自分は(市南部の)茜部の人間だけれども、島でもしっかり働かせてもらう」と、大きな体を縮めて支援を求めた。
これまでは、自民の候補は互いの地盤には攻勢をかけず、すみ分けるという不文律があったという。しかし今回は、告示前から多くの陣営が一票をたぐろうと、地盤を越えて街宣車を走らせる。
「知られているのは父親ばかり。『トモヒサ』を売り込まないと戦えない」。市内全域に戦線が拡大する中、父親の地盤を引き継いだ平野も危機感を強める。
雨の中、祭り会場を訪れカッパ姿で握手を求める候補者(左)=岐阜市で
写真
一方の他党陣営。民主、公明が各二人、共産は一人を擁立し、前回選と同じ議席数の確保を狙う。ただ、こちらも安穏としていられる状況にはない。
前回は次点とわずか九十三票差で滑り込んだ民主現職の渡辺は、「民主政権下だった前回とは、わけが違う。非常に戦いにくい」と厳しい表情。雨の中、大型ショッピングセンターの前で「給料が上がっているのは、大企業のサラリーマンだけ。地域から日本を変える」と必死の形相で訴えた。
もう一人の民主現職太田も、上向かない党勢を盛り返そうと、連合のバックアップを得て懸命の選挙戦。公明の現職水野と新人澄川、共産の新人中川は、強固な党組織に支えられるものの、保守の激しい競り合いに警戒感を募らせる。
三人が落選する激しい選挙戦の行方は、最後まで予断を許さない。
=敬称略
(統一地方選取材班)
4874
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:19:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015041002000242.html
<攻防 県議選>(4)瑞浪市選挙区
2015年4月10日
写真
「初心に帰り、我欲を捨ててしっかり仕事をしたい」。五選を目指す渡辺は、個人演説会で声を振り絞った。応援に駆けつけた瑞浪市長の水野光二は「厳しい選挙だ」と、四度同じ言葉を叫んだ。
瑞浪市選挙区(定数一)は、自民党県連副会長の渡辺と、自民を離党した元党支部幹事長で元市議長の山田という、長く市の自民を支えてきた二人の一騎打ち。対決の遠因となったのが四年前の前回県議選だ。
山田はいったん出馬表明したが、周囲の説得で取りやめ。渡辺は無投票で四選を果たし、議長も経験した。「いま当選すれば、十年はできる」と再び出馬を目指した山田に対し、渡辺も「議長を経験した後こそ、最も力を発揮できる」と出馬を決断。山田は党県連から離党を勧告され、受け入れた。
自民は今回の県議選では、この選挙区を含む八つで新旧交代や地域間調整の不調などから分裂選挙に突入。危機感をいだいた党県連は、離党した候補を支援する党員に対し、二度と復党できない除名処分まで突きつけた。
このため、渡辺の出陣式には市長に加え、自民系市議十三人全員が顔をそろえたのに対し、山田側には一人の市議の姿もなし。山田の同僚市議の一人は「割り切るしかない」と自分に言い聞かせた。表面上は、引き締めが功を奏しているようにも映る。
それでも渡辺陣営が「厳しい」と繰り返す。「市議や経営者が号令をかけたら大量に票が入るという時代じゃない」と自民関係者。山田を心情的に支援する層が本当に渡辺に票を入れてるのか読み切れないからだ。
桜並木の下、女性花見客に小走りで駆け寄った山田が、笑顔で握手を繰り返す。「大きな声では言えんけど、あんたを応援しとるでね、と声をかけてくれる人も多い」と、手応えを口にする山田。
桜の下で有権者に支持を訴える候補者=瑞浪市内で
写真
共に保守で政策的な違いが見あたらない中、山田は、七十三歳の渡辺と六十歳の自身の年の差をPR。「世代交代が必要」と訴える。
これに対し、渡辺は二月の市議選で二十代や三十代の当選者が出たことを引き合いに、「引き継ぐなら有能な若者。候補を探すため、四年をいただきたい」と切り返す。
過熱する選挙戦。自民支持層からは、こんな声が漏れる。「どちらが勝っても、わだかまりは残る。戦いが激しくなるほど解消に時間がかかる」
=敬称略、終わり
(統一地方選取材班)
4875
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:20:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/all/CK2015040602000216.html
国→地方にくら替え候補に有権者複雑
2015年4月6日
国政から名古屋市議選にくら替えし、演説会で気勢を上げる候補者(中央)=5日、名古屋市で
写真
十二日投開票の統一地方選前半戦では、前回選挙から所属党派を変えるだけでなく、国会議員経験者が地方議員を目指すなどの「くら替え」候補が目立っている。地域のために尽くしたいのか、議員として生き残りをかけるためか。訴えに耳を傾けながら、戸惑う有権者もいる。
「県議、衆院議員を経験し、私は強く、たくましくなった。その経験を皆さんのお役に立てます」
五日夜、名古屋市内の演説会。五人が争う名古屋市議選東区選挙区(定数二)で、河村たかし市長率いる減税日本が擁立した女性(52)は、支持者にアピールした。市議選では新人だが、愛知県議や衆院議員も務めた経歴の持ち主だ。
河村市長の衆院議員時代の秘書を経て政治家を志し、初めて臨んだ二〇〇七年の県議選で民主から当選。二年後の政権交代がかかった衆院選で国政に転じたが、減税日本結成にかかわり民主を離党、一二年十二月の衆院選で敗れた。
再び国政に挑まず市議を目指すことに、この候補は「庶民目線の河村市政の継続と発展に力を尽くすため」と説明。一方、対立陣営からは「市長のためではなく、市民のために働くのが市議だ」と批判が飛ぶ。
国会議員からの転身組は岐阜県議選にも。告示日の三日、十二人が立候補した岐阜市選挙区(定数九)で無所属元職女性(49)の第一声は、国政への再挑戦をあきらめた理由から始まった。
「二年前の衆院選からずっと、どうしたらいいか考え、あらためて県民のために働きたいと思いました」
一九九九年の県議選に自民推薦で初当選。その後自民公認となったが三期目途中の〇九年に民主に移り、八月の衆院選で比例単独候補として当選した。だが一二年の衆院選は落選。「政局に左右される国政は物事が決まらない。県を良くするには県議が一番」と五年八カ月ぶりに古巣を目指す。
演説を聞いた有権者には複雑な思いも。無職男性(68)は「とりあえず議員になりたいのかなあ」。県議選の初当選時から支援する女性(65)は「県を良くしたいという本人の思いが理解されるか心配」と漏らした。
岐阜県議選ではほかに、六人が争う大垣市選挙区(定数四)に元衆院議員の無所属新人男性(61)、三人が立候補した関市選挙区(定数二)に県議から関市長となり、再び県議を目指す自民元職男性(69)も。
名古屋市議選には、かつて自民で愛知県議選に六回当選し、議長も務めた男性(69)が九人の激戦区となった中区選挙区(定数三)に無所属新人として出馬。「選挙区は変わらず、市民のために力を尽くしたいとの思いは同じ」と話した。
(統一地方選取材班)
4876
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:22:35
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040502000229.html
<県議選 激戦の現場>名古屋編
2015年4月5日
県議選の候補者は東へ西へと飛び回り、舌戦も熱を帯びてきた。各地で展開される激戦の現場を紹介する。 =文中敬称略、名簿は届け出順
◆16年ぶり舌戦、三つどもえ 中村区
選挙カーから支持を訴える候補者=名古屋市中村区で
写真
十二年後のリニア中央新幹線開通へ活気づく名駅地区や下町の住宅街を抱える名古屋市中村区。過去三回続いた無投票に終止符を打ち、実に十六年ぶりとなる選挙戦は、三つどもえの激しい争いとなった。
「自ら身を切る議員になる。若いからこそ改革ができるんです」。三日の告示日、区を東西に貫く太閤通沿いで第一声を上げた松山。同区で県議七期を務めた父・登の地盤を引き継ぎ、初当選を狙う。
民主の重鎮だった父が維新入りしたのは二年前。「民主支持票が失われるのは分かっている。労組の支援もない。より住民目線で訴えるしかない」と松山。活路は、父の個人後援会を通じた人脈開拓と二十九歳という清新なイメージだ。第一声の後は、沿道を埋めた支持者の列をハイタッチで駆け抜け、元気の良さをアピールした。
一方、民主から同じく初出馬する鳴海は、同区を地盤とする赤松広隆衆院議員の秘書を十六年務め、地域をくまなく回ってきた。「自分でポスターを何百枚も張ってきた。張らせてもらった家の方の顔と名前はすべて頭に入っている」と、日焼けした顔で言い切る。
松山の出馬で従来の民主票が割れることも予想されるだけに、陣営も必死だ。
三日の出発式では、赤松衆院議員自ら「私の力、メンツ、根性すべてをかけて戦う」と宣言。鳴海も「政治の名門の家で生まれたわけではないが、情熱では誰にも負けない」と声を張り上げた。
その鳴海から、松山とともに「政治の名門」と意識される寺西。だが本人は「いや、自分こそ苦しい戦いだ」と危機感を強める。
県議を十期、自民県連会長も務めた父・学から前回無投票でバトンを受けた現職だが、「父が亡くなってもう二年。しかも、ずっと選挙をやっていないんだから、ふたを開けてみないと分からない」。
四日には、同区内で石破茂地方創生担当相の応援を受け、少子高齢化とリニア開通を話題に「ジュニア、シニア、リニアへ対応した街づくりをする」と声をからした。「党本部の大物が来るということは、それだけ横一線ということ」と寺西。
現職と新人、既成政党と第三極、世襲への評価…。十六年ぶりの選挙は、さまざまな審判を有権者に求めている。 (杉藤貴浩)
◇中村区 (二…3)
寺西睦50(元)電通部長 自現<1>=公
鳴海康裕39 党支部役員 民新
松山剛士29(元)県議秘書 維新
4877
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:22:46
◆男女2人ずつ混戦は必至 緑区
地域の住民にあいさつして回る県議選候補(中)=名古屋市緑区で
写真
合戦の地、桶狭間古戦場に近い名古屋市緑区の地蔵池。桜が咲き誇る池のほとりで、岡は午前九時半から花見客に頭を下げて回った。元高校教諭らしく「あいさつが人間関係の基本」と語る。
公明が、定数一減となった北区での擁立を見送った代わりに、初めて緑区に立てた「肝いり」候補だ。
少子高齢化が進む市内でも緑区は人口増加が続く。岡は「『つながり力』が教育や防災、福祉などの課題に向き合うキーワード」と話し、古くからの住民と新住民の融和を政策の土台に据える。
一時間後、同じ場所に現れたのは渡辺。過去二回の選挙で推薦を受けた公明の支援はなく、今回は独力の戦い。「自分が頑張って当選するだけ。常に危機感を持ってやらないと」と覚悟を決める。
有力な名古屋市議の二世として県議を二期務めた知名度を生かし、政権政党の一員として国、県、市とのパイプ役をアピールする。
ここでは花見客に交じって屋台のフランクフルトをほおばる気さくな姿も。「入れば当選確実だよ」と、周囲に誘われた輪投げは二度目で成功。ガッツポーズを見せた。
男性候補が花見会場を回る傍ら、二人の女性候補は主婦たちでにぎわうスーパーに向かった。
中村はスタッフの女性とともに三人の「バイク隊」を結成。ピンクのコート、赤いヘルメット姿で午後一時半に事務所を出た。
幼少期に父を交通事故で亡くし、交通死全国ワーストを続ける愛知から事故をなくすことを願う。「横断歩道で歩行者が手を挙げ、アイコンタクトでドライバーに意思を伝える『ハンドアップ運動』を緑区から全国に広めたい」
七期務めた民主のベテランも今回は公明や共産の組織力を脅威に感じている。民主は定数三のうち二議席確保が通例だったが、候補を中村のみに絞った。
満仲はグレーのジャケットの上に黄色のたすきをかけ、選挙カーで走り回った。
息子二人を育て上げたシングルマザーとして、福祉や教育の充実を訴える。
ディスカウント店前の路上では「愛知県の豊かな財政力を大企業や公共工事に費やすのでなく、住民の暮らしを守るように使っていきます」と力を込めた。
二月の知事選で各党が大村秀章知事を支援した「オール与党」県政の中、「物を言う」野党として、十二年ぶりの議席獲得をうかがう。 (垣見洋樹)
◇緑区 (三…4)
満仲美由紀49 党職員 共新
渡辺昇46 会社社長 自現<2>
中村友美55 党県役員 民現<7>
岡明彦52 (元)高校教諭 公新
4878
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:23:11
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040602000207.html
<県議選 激戦の現場>尾張編(上)
2015年4月6日
◆保守乱立、念入りに票固め 一宮市選挙区
候補者2人が並び、卸売市場を出入りする人に手を振った=5日、一宮地方総合卸売市場で
写真
旧尾西市、旧木曽川町との合併から今年で十年を迎えた一宮市。二月に新市長が誕生したが、その時の保守分裂選挙という余波から、今回の県議選でも保守系候補が四人と乱立。現職の民主、公明の両候補に加え、維新と共産の両候補も議席獲得をうかがい、激戦となっている。
「選挙サンデー」となった五日、南部の一宮地方総合卸売市場には、早朝から五陣営が順々に現れた。
午前五時半。一番乗りした犬飼は「厳しい選挙は気合が大事」と、出入りする業者に威勢良く手を振った。旧尾西市を地盤に、元県議で自民党の長坂康正衆院議員(愛知9区)の「後継」として市議からの転身を図る。
元市議の神戸は、市長選では自民党の江崎鉄磨衆院議員(愛知10区)の支援を受けたが次点で惜敗。市場内の買い物客らと握手をし、「市を活性化したいという思いに変わりはありません」と支援を呼び掛けた。
鉢巻きと半袖シャツ、長靴姿で登場した八木。市議の時、同じ会派に属し市長選でも推した神戸とは、今回はライバル関係にある。「町議、市議十六年の経験を訴えるだけ」と地元の旧木曽川町以外でも支持拡大を狙う。
唯一の女性候補の高橋は、民主党の安井美沙子参院議員と市場内を回って店主らと談笑した。改選前の県議会では女性議員はわずか九人。四選を目指す今回は「女性の視点に立った政策に取り組む」と訴える。
最後に市場を訪れたのは岩村。海部俊樹元首相の秘書を務め、これまでの県議六期の間に築いた地盤はあるが、「まだまだ市内には空白区がある」。支持拡大に余念がない。午後には大村秀章知事の応援も受けた。
四年前はトップ当選だった木藤も、今回は危機感いっぱい。午前十時すぎ、スーパー前で街頭演説し、「保守乱立や共産の躍進、低投票率の影響は必ずある。きちんと票を固めないと」と気を引き締めた。
朝からの雨は午後に入ってもやまない。
午後二時、板倉は個人演説会で「弱い人の立場に立った政治が必要」。昨年末の衆院選愛知10区に出馬し、市内だけで一万五千票を得た“勢い”を持続させ、党として十二年ぶりという議席奪還を目指す。
「甘い地方議会・議員が財政を苦しめる。議員がまず身を切るべきだ」。午後三時、安田は南部の住宅地で車を降り、こう力を込めた。維新初の議席を得るには浮動票を取り込めるかが鍵。この日も市内全域を回った。
(太田理英子)
=文中敬称略、名簿は届け出順
◇一宮市(五…8)
岩村進次60 会社役員 自現<6>
木藤俊郎58 党県幹事長 公現<3>
神戸健太郎55 (元)商社員 無新=自
板倉正文57 (元)市議 共新
八木丈之51 物流会社長 自新
犬飼万寿男59 会社社長 自新
高橋正子56 出版社社長 民現<3>
安田誠50 (元)民放社員 維新
4879
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:23:22
◆自民盤石、他陣営危機感も 春日井市選挙区
定数四に六人が立った春日井市選挙区で、盤石な戦いぶりといわれているのは自民の二候補だ。
のぼりを立てた自転車に乗り支持者と握手する候補者(左)=5日、春日井市で
写真
神戸は「女性の活躍推進」を公約に掲げる。告示の三日、市内のスーパー前で「四人の子どもを育ててきた経験と、幼稚園を経営する立場から、働く女性が活躍できる社会を整備することが私の使命」と強調した。今回からは、昼間に個人演説会を開くことに。「夜よりも参加してくれる人数は多い」と手応えを感じている。
伊藤は「前回と顔触れは同じ。戦い方は分かっている」と冷静。地道に支援者、企業を回って支持を固める。副議長就任後は地元に帰って来ることができなかったと、個人演説会では応援弁士の数を減らし、支援者と接する時間を長くしている。「皆さんに恩返しできるよう、もう一度県政へ送り出してほしい」と頭を下げた。
四日、水野は花見客でにぎわう公園などを自転車で巡り「身を切る改革、実のある改革を」と呼び掛けた。二度目の挑戦となる今回、減税日本からくら替えして維新の公認候補として出馬した。前回は八百三十九票の僅差で涙をのんだが、「同じ選挙で二回負けたら、お前は必要ないということ。最後のつもり」と決死の覚悟だ。
「今までで一番反応がいい」と笑顔で語るのは五度目の出馬となった柳沢。昨年の衆院選での共産の躍進を追い風に、年明けから積極的に駅前などで街頭演説を繰り返し、支持層を広げてきた。五日、市内の公民館では「“オール与党県政”は大型開発ばかりに予算を充てる。唯一の野党の議席が必要」と訴えた。
一方、危機感を強める陣営も。
四年前は与党候補だった民主の日比は「野党に転落した今回、風向きは厳しい」と気を引き締める。四日夕、花見客が集まる市内の公園を訪れた。満開の桜を楽しむ親子連れを見つけると、駆け寄って「子育て支援、しっかりやりますからね」とアピールした。「地元の声を届けてきた実績を訴えるしかない」と話す。
議席死守を目指す市川陣営は「共産党にも勢いがあり、決して安泰ではない選挙」と現状を分析する。市川は「自分のことをもっと知ってもらわないと」と、県営住宅やスーパーなどでの街頭演説に力を入れる。ため池の修繕など、防災に力を入れてきた実績を地道に語り掛け、無党派層の掘り起こしに躍起になっている。
(佐久間博康、蓮野亜耶)
=文中敬称略、名簿は届け出順
◇春日井市(四…6)
柳沢けさ美65 党県委員 共新
伊藤勝人69 県副議長 自現<3>
水野義彦56 (元)市議 維新
市川英男48 党県役員 公現<1>
日比雄将41 中電社員 民現<1>
神戸洋美59 幼稚園長 自現<3>
4880
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:23:45
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040702000274.html
<県議選 激戦の現場>尾張編(下)
2015年4月7日
◆自民現職に民・維・減挑む 尾張旭市選挙区
◇尾張旭市 (一…4)
水野鐘太30 党支部長 減新
渡辺智 28 議員秘書 民新
青山省三63 会社役員 自現<1>=公
山下幹雄57 会社社長 維新
名古屋のベッドタウンの尾張旭市選挙区は一九七〇(昭和四十五)年の市制施行以来、長年労組の支援を受けた候補が自民候補の挑戦を退けてきた。しかし、民主党政権への批判が高まっていた前回、自民が初めて民主から議席を奪取。今回は自民現職に対し、議席奪還を狙う民主と維新、減税の新人が立ち、激しい選挙戦を繰り広げている。
ぐずついた天気が続く中、花見日和となった四日の土曜。渡辺は正午前、「さくらまつり」を開催中の城山公園にいた。秘書を務める山尾志桜里衆院議員(愛知7区)とともに、花見客と握手し「名前と顔を覚えて」と売り込んだ。
交差点で手を振って有権者に支持を訴える候補者=尾張旭市で
写真
党勢回復に苦しむ民主陣営にあって、昨年十二月の衆院選で自民候補に競り勝った山尾議員は明るい希望。渡辺は二人三脚での選挙戦で、「子育てのしやすいまちづくりを後押しする」と訴える。
守る立場となった青山は同じころ、市内の国道を自身のイメージカラーである青色の自転車に乗りながら、支持者に手を振っていた。「若い候補者に対抗する作戦」と、陣営も対決姿勢を強める。
昨年衆院選の結果が危機感になっており、「大変に厳しい選挙。民主党が全力で来る。県や国と連携して仕事を進められるのは自民党だけ。時間を戻してはいけない」と、街頭演説で国、県とのパイプを強調する。
山下は、青空が広がったこの日朝真っ先に城山公園に足を運んで花見客に支持を訴えた後、さらにスーパーマーケット十カ所を回った。人が集まる場所でメガホンを握って街頭演説し、「投票に行ってください」と大きな声で呼び掛けた。
「組織票が弱いので無党派層が頼み」と話し、選挙期間中はつじ立ち演説百本が目標。「議員定数・報酬の削減をしなくてはいけない」と、議会改革を訴えの目玉に据える。
二度目の挑戦となる水野は、候補乱立による票の奪い合いを好機とみる。党代表の河村たかし名古屋市長譲りの自転車街宣で、「今度こそ、生まれ育った尾張旭で庶民革命を」と訴える。後援会は同級生らが中心となって組織しており、陣営が一丸となって若さと勢いをアピール。
四日は、その河村市長も応援に訪れ、街頭活動。水野は「四年前より反応はいい。維新が保守の票を食えば分からない」と強気だ。
(渡辺健太)
=文中敬称略、名簿は届け出順
4881
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:23:56
◆自・民の現新 安定VS若さ 大府市選挙区
◇大府市 (一…2)
深谷勝彦69 県監査委員 自現<4>=公
久田邦博31 (元)会社員 民新
名古屋市に隣接し、人口増が続く大府市。買い物客でにぎわう日曜の大型スーパー近くでマイクを握った深谷は「自民、公明の安定した政治で、県内も景気回復の兆しが出てきた」とアベノミクスの効果を力説。「四期十六年、県議を務め、国、県、市としっかりしたパイプを持つ深谷を」と訴えた。
遊説のほか、地域の野球大会や神社境内の祭りなどにも小まめに顔を出し、五日から個人演説会も始めた。
陣営が警戒するのは、三十一歳という相手候補の若さ。選対幹部は「相手候補が生まれた年に、深谷は既に市議。政治経験が違う」との思いもあるが、深谷自身を含め「五選目となると、変化を求める機運も出てくる。厳しい戦い」と引き締める。
街頭でドライバーに手を振って支持を呼びかける候補者=大府市で
写真
若さに対抗し、演説では「安定」を強調。選対幹部は「これまでの支持者にもう一度、認知してもらうことが大事」と支持固めに力を入れる。「前回選挙で票が伸びた要因」と公明支持層にも期待をかける。
選挙初挑戦の久田は「動けば必ず変わる」をキャッチフレーズに自転車で選挙区を駆け回り、若さと行動力をアピールする。雨となった五日、街頭でずぶぬれになり「会社員を辞め、退路を断って挑戦した。若者の雇用を創出し、市や県を前に進める。ともに大府、愛知を変えていこう」と声を張り上げた。
心配なのが知名度。名古屋市出身で地縁は薄い。昨年十一月から、平日早朝に駅前で演説を続けるなど浸透に懸命だ。昨年の衆院選で当選した山尾志桜里衆院議員(愛知7区)が告示からほぼ連日、大府市入りして「今の政治を変えるため、地方でも仲間を増やしてほしい」と、てこ入れを図る。
山尾議員は前回、大府市で自民候補の得票を二千票余り上回った。選対幹部は「人口が増え、子育て世代が多い大府で、山尾は人気が高い。山尾に投票した有権者が、久田支持に回れば勝算がある」と期待する。自動車関連の労組票に加え、若者や支持なし層へ食い込みを狙う。
(石井宏昌)
=文中敬称略、名簿は届け出順
4882
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:24:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040802000256.html
<県議選 激戦の現場>三河編
2015年4月8日
◆衆院選影響し自・民・維ら乱立 岡崎市・額田郡選挙区
◇岡崎市・額田郡 (五…7)
西久保長史60 労組顧問 民現<1>
新海正春 63 (元)市議長 自新=公
中根義高 42 会社役員 自現<1>=公
楢原伸一 59 会社員 無新
鈴木雅登 44 (元)市議 維現<1>
梅村順一 56 (元)市議 自新=公
園山康男 50 会社役員 維元<1>
桜が満開の岡崎市に四日、大村秀章知事がやって来た。
自民、民主、維新の各候補への応援だったが、最も時間を割いたのは園山。愛知12区選出の重徳和彦衆院議員(維新)も駆け付け、岡崎公園の花見客の中に割って入った。
有権者と握手して回る候補者(右)=岡崎市で
写真
「知事とのパイプが大事なんですよ」と園山。昨年末の衆院選で自民候補を破った重徳人気にもあやかる作戦だったが、花見客の耳目は本人そっちのけで知事らに集まった。
同じころ、鈴木は選挙カーにも乗らず、自宅から支持者に電話をかけ続けていた。翌日の個人演説会への勧誘だ。「僕自身が動員をかけないと誰も来てくれないから」。派手な露出より手堅い支持者集め。陣営幹部は「同じ維新でも園山さんとはやり方が違う。雅登は自分の立場が分かっている」。
県内五十五選挙区のうち、維新が候補者を二人擁立したのは岡崎市・額田郡選挙区だけ。統合により定数五となった椅子を自民三人、民主一人らと奪い合う。
自民には衆院選の雪辱戦だが、五選、六選のベテラン議員がいた前回と違い、世代交代の過渡期を迎える。
リーダー格は最も若い中根だが、夜の集会所回りでは支持者の声に困惑していた。「今回は三人とも通さなくちゃ」と言われ苦笑い。衆院選で岡崎市の選対本部長を務めた中根への風当たりは強い。「僕だって前回補選で通っただけ。自分のことだけで必死なのに」
だが、前回補選で中根が二位以下に大差をつけたのは事実。共に立候補し、自民でそのあおりを食ったのが梅村だった。
二年半の浪人を経て背水の陣で臨む。人口の少ない山間部が地元のため、人が集まる街中での露出を増やす。週明けの六日朝は、JR岡崎駅前に立った。「とにかく顔を売らないと」。旧額田町議時代からつながりのある幸田町の票も頼りだ。
梅村が駅を去った後、反対口でマイクを握ったのは新海。岡崎市議長を務めた実績が売りだが「県議選は市議選の十倍の得票がいる」と焦りを隠さない。任期途中で市議を辞職して挑む。候補者中最年長の新人であることを尋ねると「若きゃあいいってもんじゃない」と気色ばんだ。
民主も衆院選の影響を引きずる。候補者調整で維新に譲り、県内唯一の空白区を生んで以来、党勢回復を優先。今回は議席維持のため一人に絞った。
西久保は前回、自民のベテラン二人を抑えトップ当選を果たしたが「当落ラインまでわずか五千票。簡単にひっくり返る」と引き締めを図る。元トヨタ自動車社員で労組の組織票は堅いが「前回二人出していたら、自分は議員になっていなかった」と守りに徹する構えだ。
そんな勢力争いとは一線を画すのが楢原。告示後、市内の観光地を中心にポスター張りに一人精を出す。「まさか、候補者本人が張ってるなんて思わないでしょう」と自嘲しながら、九日夜には唯一の個人演説会を計画。「誰も来てくれないかもしれないけど、しがらみのある人たちより気楽ですよ」
(帯田祥尚、佐藤浩太郎)
4883
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:24:37
◆一騎打ち、現職陣営に危機感 新城市・北設楽郡選挙区
◇新城市・北設楽郡 (一…2)
山本拓哉 55 NPO代表 無新
峰野修 67 会社役員 自現<2>
奥三河は、人口減少が続く東三河にあっても、とりわけ、少子高齢化が深刻だ。
「ふるさとのために精いっぱい頑張りたい。勝たしてください」
新城市であった三日の出陣式。自民現職の峰野は、支持者を前に土下座した。選挙戦終盤ならともかく、初日での鬼気迫る言動は、支持者にも十分に危機感が伝わった。
決起集会で、支持者と一緒に気勢を上げる候補者(中)=新城市で
写真
一騎打ちとなった相手は、父親が元新城市長の山本。二〇一三年の新城市長選に出馬し僅差で敗れたが、一万四千票近くを得た。峰野の選対幹部は「相手候補の固定票は侮れない。うちは支持者の高齢化も激しい」。前回は一万七千票余を得て再選を果たしたが、「(支持者の死亡などで)千票は減っている」と分析する。
五日夜、新城市内で開いた総決起集会。壇上には地元選出の今枝宗一郎衆院議員(自民)やJA、商工会、四市町村の市町村議が顔をそろえた。あいさつした陣営幹部は「家族や友人、ご近所に電話などで一声掛けて」と呼び掛けた。
組織票固めに余念がない。選挙区内に三千票余あるとされる公明票に期待し、労組幹部にも接触を続ける。
峰野陣営が警戒感をあらわにする山本だが、出馬表明は告示一カ月前と出遅れた。準備不足は否めず、市長選を戦った後援会の主力メンバーが陣営に加わったのは告示直前。支えるのは、市民グループなど勝手連的なボランティアだ。
今回の統一選から解禁となったネット選挙。「政治を変えましょう。選挙に行ってください」。無料通信アプリ「LINE(ライン)」やツイッターを駆使して呼び掛けるのは、新城市で進む産業廃棄物処理施設の建設に反対する若い母親たちのグループ。勝手連の一つだ。
新城市政のかじ取りにこだわる山本に、県議選出馬を決意させたのが産廃施設の存在。市内の県工業団地に建設が進むが、山本は反対運動を主導してきた。山本の出馬で、最大の争点に浮上した。
建設場所はこども園や小中学校に近く、母親たちの一人は「話を聴いて、一緒に涙を流してくれる若い世代だけでなく、お年寄り世代も産廃のことを知り、選挙に協力してくれる」と話す。
山本陣営が勝利の鍵と見るのが投票率。若者や支持なし層への浸透も図る。
(沢田佳孝)
=終わり
(文中敬称略、名簿は届け出順)
4884
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:27:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015041002000239.html
市長選絡み、舌戦展開江南市選挙区
2015年4月10日
五選を目指す奥村に保守系市議の江口が挑む江南市選挙区。保守分裂に加え、県議選に続き十九日告示される江南市長選も絡み、舌戦は熱を帯びている。
◇
奥村は毎日四〜五カ所で開いている個人演説会や街頭で「若い人に仕事を見つけ、安心して子どもを育てられる地域にしないといけない」と訴えを重ねる。「若い力も必要だが、われわれの知恵も大切」と、若返りを主張する対立候補を意識した発言も欠かさない。
市長選に四選を目指して立候補予定の堀元もすべての演説会に出席し、「県と市のパイプ役として、経験のある現職は不可欠」と強調した。現職市議や市議選の立候補予定者、近隣の首長らも入れ替わり応援に駆け付けている。
一方の江口は自転車で市内を回り、スーパーや交差点で街頭演説を重ねている。のぼりには「世代交代」の文字。「県が市を縛っている規制を取り払っていく」と主張する。
支援するのは三日の告示まで所属していた保守系会派の市議たち。同会派の沢田和延が市長選に出馬予定で、会長の河合正猛は「県議も市長も変えないと」と力を込める。
江口陣営が気にするのが投票率だ。「低いと組織で戦う現職が有利だが、高ければ勝機が出てくる」。有権者の関心を高めようと躍起だ。
◇江南市(一…2)
奥村悠二 71 党県役員 自現<4>=公
江口雅明 56 (元)市議 無新
(統一地方選取材班、文中敬称略、名簿は届け出順)
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:27:29
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015041002000238.html
師弟対決、地盤奪い合い清須市・北名古屋市・西春日井郡選挙区
2015年4月10日
四人が立候補した清須市・北名古屋市・西春日井郡(豊山町)選挙区は、頭脳戦の様相。師弟対決あり、地盤の奪い合いあり、国会・与野党の攻防あり…。
◇
「これは清須市対北名古屋市の戦い」。中川は街頭演説で力を込める。清須市出身だけに四候補の中で唯一、市内に選挙事務所がある。北名古屋市を拠点にする三候補との違いをアピールし、「清須から悲願の県議を出し、県からの財源を持ってくる」。自転車でも街頭活動をし、「名古屋市との合併に向けた議論を進めたい」と持論を主張している。
知名度不足の清須市や豊山町での街頭活動に力を入れる太田。現在争っている水野の元秘書で、自民党県青年部長や北名古屋市議を務めたものの、今回は党から距離を置き、清須、北名古屋両市の一部市議の支援を受ける。一日に二十回以上街頭演説し企業誘致などを掲げる。「党や各種団体の支持がなくても、高い志と信念で夢はかなう」と訴える。
「必死感が今までにないほど伝わる」と水野の陣営幹部。雨の日が多かったが、水野は街頭演説を四年前より大幅に増やした。二市一町を満遍なく回り、顔が見える選挙を心掛けるのは、保守系の票が割れることへの危機感から。八日夜の豊山町での個人演説会。防災や医療、学校誘致などを挙げた後、「自民党の公認はただ一人」と力を込めた。
労組の支援を受ける安藤。清須市で七日夜にあった個人演説会は三百席の会場に立ち見が出るほどの人が集まったにもかかわらず、「本当に厳しい選挙」と声をからした。保守分裂で「優位」との見方が出ることを、陣営側は嫌って引き締めを図ろうとする。昨年末の衆院選愛知5区で民主候補が勝ったが、党への逆風はいまだ強いからだ。
◇清須市・北名古屋市・西春日井郡(二…4)
太田考則 47 (元)西春町長 無新
安藤敏毅 57 党支部役員 民現<2>
中川敦史 43 会社役員 無新
水野富夫 65 不動産業 自現<8>=公
(統一地方選取材班、文中敬称略、名簿は届け出順)
4886
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:28:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015041002000237.html
集会、演説、精力的に一宮市選挙区
2015年4月10日
十二日に投開票される県議選の舌戦も、残すところあと二日。西尾張地域の三選挙区では、候補者たちの訴えにも熱がこもる。組織を生かす陣営に、「草の根」の戦いを続ける陣営。実績を訴えるベテランに、変革を唱える新人…。それぞれの戦い方から候補者の色が見えてくる。
◇
県内でも有数の激戦区とされる一宮市選挙区。立候補した八人のうち、三陣営は再度士気を高めようと、集会を開いた。
九日昼に「女性の集い」を開いた神戸。「残り三日。少しでも支持を広げたい」と訴え、集まった女性の支援者と自民党衆院議員の妻、女性市議らと気勢を上げた。
「今までの選挙戦にはない票の取り合いが生じている。一票一票を大切にしないと」。木藤は街頭演説に加え、精力的に個人宅や企業へのあいさつ回りを続ける。
一足早く七日夜に決起集会を開いた高橋は「女性の議席を守りたい」。自分で選挙カーに乗ってマイクを握る機会を増やして、八日からは個人演説会も始めた。
岩村は「より広く声を届けるため、後半はもっと運動量を上げたい」。八日昼に女性部の決起集会を開き、支援する市議らの妻も勢ぞろいし、自民党衆院議員も駆け付けた。
街頭での活動に専念する安田は「維新の候補としての訴えをできる限り広めたい」。五日からは自転車にのぼり旗を立て、妻と二人で市内を駆け回っている。
犬飼は地元の旧尾西市内で活動。あいさつ回りに加えて毎日二〜三会場で個人演説会を開き、地元の自民党衆院議員も連日同行する。「知名度はだいぶ上がってきた」
八木は陣営スタッフには事務所の仕事に専念してもらい、ほぼ一人であいさつ回りや街頭演説、個人演説をこなす。「情勢はつかめないが、今はしっかり訴えるだけ」
「党と情勢の盛り上がりを感じる」。板倉は市内全域をくまなく回る。保守系候補が乱立しているだけに、特に「戦争する国づくりへの反対」の訴えに力を込めている。
(統一地方選取材班、文中敬称略、名簿は届け出順)
◇一宮市(五…8)
岩村進次 60 会社役員 自現<6>
木藤俊郎 58 党県幹事長 公現<3>
神戸健太郎 55 (元)商社員 無新=自
板倉正文 57 (元)市議 共新
八木丈之 51 物流会社長 自新
犬飼万寿男 59 会社社長 自新
高橋正子 56 出版社社長 民現<3>
安田誠 50 (元)民放社員 維新
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:28:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040902000246.html
中部浸透狙う維新愛知・名古屋で攻勢、他県は擁立苦戦
2015年4月9日
愛知県議選候補(左)の応援演説をする維新の重徳和彦衆院議員=4日、愛知県岡崎市で
写真
大阪発祥の維新の党が、中部地方各地で統一地方選の候補者を擁立している。初挑戦の愛知県議選や名古屋市議選では、議会で単独会派として一定の権利を得られる議席を最低目標にしている。
「地方議員もぬるま湯に漬かっている」。県議選・市議選告示後で最初の土曜日となった四日、名古屋駅前。江田憲司代表は愛知県議選、名古屋市議選の新人候補の応援演説で訴えた。一週間前も県内で遊説したばかりで、愛知への傾注ぶりをうかがわせた。
維新は統一選に県内で新人二十七人を含む三十五人の公認候補を擁立。維新勢では大阪府、東京都、神奈川県に次ぐ規模だ。県総支部代表の重徳和彦衆院議員は「衆院選がなければ、これほど多く立てられなかっただろう」と振り返る。
昨年十二月の衆院選。愛知は12区(岡崎市など)で前職の重徳さんが自民前職らを制し、4区(名古屋市瑞穂区など)で元職の牧義夫さんが比例復活した。この勢いに乗り県議選は十四人を公認、推薦。会派の代表質問ができる六議席を最低目標とする。特に岡崎市・額田郡選挙区(定数五)は二人を擁立。自民三人、民主一人、無所属一人と争う激戦だが、党関係者は「自民が強い地盤にくさびを打ち込みたい」と明かす。
全十六のうち十五選挙区に一人ずつ立てた名古屋市議選。第三極として失速した減税日本の議席を奪おうと虎視眈々(たんたん)。牧さんが市南部を地盤としており、余勢をかって議席拡大を狙う。民主から移った現職は「目標は二桁。議会運営委員会に委員を出せる五人が最低ライン」と強気だ。
ただ、中部地方でも愛知県以外は事情が異なる。統一選公認候補は三重県鳥羽市議選、岐阜市議選、長野県松本市議選、福井市議選、大津市議選の各一人などにとどまった。
岐阜県内は昨年の衆院選で今井雅人さんが比例当選したが、地方組織がほぼ皆無。県議選の公認擁立を見送り、「地方でも野党がまとまって巨大な自民党に対抗する」と民主党の公認・推薦候補八人を推薦した。今井さんも党県総支部長として応援に回っている。
県内で唯一、公認候補を立てる統一選後半戦の岐阜市議選は定数が四一から三八に減り、五十人が立候補を予定する激戦。新人男性は「維新の看板を背負う責任がある。落とせない」と県内初の地方議員を目指す。
(統一地方選取材班)
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:28:49
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040602000208.html
河村市長への評価も争点名古屋市議選
2015年4月6日
「減税日本」候補者の応援演説をする河村市長=名古屋市東区で
写真
十二日投開票の名古屋市議選(定数七五)は、前回とほぼ同じ百三十六人が並び立つ激戦だが、地域の懸案など目立った争点が見えない。ただ、河村たかし市長が、自ら立ち上げた「減税日本」の応援にフル回転し、自民、民主、公明など既成政党が対する構図は変わらず、河村市政の評価を問う選挙ともいえる。本紙の候補者アンケート(票ナビ)では、四年前と攻守が逆転し、河村市政を「評価する」は二十五人にとどまっている。
「千メートルタワーより地域の安全安心を。パフォーマンスや聞き心地のいい言葉ではなく、まじめで責任ある名古屋市政を取り戻す」
終日、雨となった五日。自民の若手候補は、減税日本の公約に盛り込まれた市長肝いりの観光構想をやり玉に挙げ、やんわりと市政の転換を訴えた。
本紙が全候補者百三十六人に「河村市長の市政運営の評価」を尋ねたところ、「まったく」「どちらかといえば」を合わせ、「評価しない」との回答が三十人。「大いに」「どちらかといえば」を合わせた「評価する」の二十五人を上回った。
共産の全十七人は全員が「評価しない」。「大型公共事業を優先し、福祉を減らしている」などと批判。かつて減税日本に所属した次世代と無所属の二人も、「議員を育てないし、突然の政策が多く、役所が困っている」などと手厳しい。
一方「評価する」は減税日本の全十八人と、次世代や無所属。「有言実行と、発信力の高さを評価する」「庶民目線に立つ姿勢はぶれていない」といった声が多く、減税日本を離れても、市長を支持する候補もいた。
維新の全十五人と諸派、無所属の八人は「ふつう」と回答。「身を切る改革を断行しており、マネジメントのみ課題」「もっと地道な政策を」との意見が上がった。
実は、もっとも多いのは「無回答」の五十八人。自民、民主、公明の三党の全五十七人が足並みをそろえ、「市民の判断に委ねる」と評価を避けた。
選挙中は市長との対決を過熱させたくない思惑がのぞくが、自由回答では厳しい意見も。「市内部での意思疎通をしっかり行い、責任ある政治を」「自分のためではなく、市民のための政治を」と注文をつけた。
三党の中堅、ベテラン候補は対立する中にも、向き合おうとする姿勢も。「寛容さと自制心を併せ持ち、初心忘れず庶民革命を貫くべし」「志を夢のままで終わらせないよう、多様な意見に耳を傾けて」「衆院初当選の初心にかえって」と懐の深さを見せている。
◇
「候補者アンケート」は二日朝刊に掲載された。八日朝刊にも掲載する予定。
(統一地方選取材班)
4889
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:29:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040702000301.html
報酬800万円、節約の陣名古屋市議選
2015年4月7日
十二日投開票の名古屋市議選で、節約型の選挙運動が広がっている。河村たかし市長が議員の「家業化」に異を唱え、報酬が全国の政令市議会で最も低い年八百万円に半減してから初めて迎えた選挙戦。「軍資金が足りない」。そんなぼやきも漏れる各陣営。ウグイス嬢を頼むのをやめたり、事務所の看板を簡素化したりと、経費削減に知恵を絞っている。
市南部で、三期目を目指す三十代半ばの男性候補の選挙事務所前。にっこり笑った候補の写真と政策が入ったのぼり旗が二本、風になびいている。四年前までは事務所玄関の両脇に、夜間も照明で照らされる立派な看板を飾ったが、のぼり旗の代用で費用を半分以下に抑えた。
「見栄えは悪いかもしれないけど、背に腹は代えられないよね」
選挙カーに掲げる名前の看板も、以前はアクリル板だったが、今回は安価な厚手の布製に。車から手を振り、澄んだ声で支持を呼びかけていたウグイス嬢もいない。
選挙期間中の九日間、ウグイス嬢をフルに頼めば締めて五十万円以上かかる。今回、自らマイクを握れないときは、あらかじめ録音した訴えを車のスピーカーから流している。
告示前のビラ配布も三回から二回に。印刷も近所のなじみの店をやめ、ネットで「全国で最も安い業者」を探して発注した。「これまでは報酬の中から四年間で選挙資金を捻出できた。今はむしろ、赤字で借金だ」と懐事情を明かす。
市北部の選挙区で三期目を狙う三十代後半の男性候補は、四年前に使った看板を倉庫から引っ張りだした。ほかの陣営も選挙カーの装飾を簡素化したり、事務所を賃貸料が高い大通り沿いから奥に入った住宅街に移したり。
育ち盛りの子どもがいる四十代の男性候補は、支持者らの寄付で選挙戦をしのぐ。「支えがあって、どうにかやれる状況」と漏らし、報酬半減の厳しさをあらためて感じている。
自民、民主の中には、選挙後の報酬の見直しに言及する候補もいるが、三十代の女性候補は八百万円の維持を訴える。「節約できるところがあれば、なるべくお金をかけない選挙が理想的と思う」と話す。リース代が公費で負担される選挙カーも、普通サイズのワゴン車から軽ワゴン車に変えたという。
(社会部・藤嶋崇)
<議員報酬800万円>2009年に初当選した河村たかし名古屋市長が800万円への報酬半減を提唱したが、市議会は数回にわたって否決。市議会の解散請求(リコール)成立に伴う11年の出直し選で減税日本が最大会派となり、市議会は全会一致で半減を認めた。ただ、期間を「当分の間」と暫定にとどめたため、市長は13年に半減の恒久化を求める条例案を提出、市議会は反対多数で否決した。今回の市議選後、報酬引き上げを求める動きが強まる可能性がある。
4890
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チバQ
:2015/04/11(土) 00:29:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040702000275.html
<なごや市議選 激戦区をゆく>(上)
2015年4月7日
◆2人公認や分裂不安 千種区
名古屋市議選(定数七五)は競争率一・八一倍と、統一地方選の十七政令市議選の中で最も高く、四十一道府県議選を含めても大阪府議選に次ぐ全国有数の激戦だ。市長与党の地域政党の評価、前回選で苦杯をなめた既成政党の巻き返し、割って入る第三極の台頭など注目点は多い。三回にわたり千種、東、瑞穂の三選挙区で戦う候補の姿を追い、対決の構図を探る。
市議選候補者(左)の応援演説をする石破茂地方創生担当相=名古屋市千種区今池で
写真
週末の四日夕方、千種区中心部の住宅街。スーパーへ買い物に行く女性たちに、山田昌弘は大きく手を振った。「子育て支援に取り組みます。皆さんの身近な相談窓口になりたい」。四年前の前回選で、再選を目指した西区で落選。秘書を務めた元国家戦略担当相、古川元久の地元に移って再起を図る。
前回の惨敗が尾を引く民主。二人を公認できたのは三選挙区だけ。そのうち定数が最も少ない千種区で二人とも当選すれば、「民主王国」復活の足掛かりとなる。
もう一人の斎藤亮人。六期目を目指すベテランだが、有力衆院議員を後ろ盾とする山田に、内心穏やかでない。告示日直前に交通事故で骨折し、一時入院。「痛みはあるが、直接訴えないと」。本来なら安静にしなければならないが、一日一回だけ街頭でマイクを握る。
さらに、四年前の県議選を民主公認で戦った佐野洋一郎が、今回は維新から出馬。民主票の分散は避けられず、党関係者は「支持率は戻っていない。共倒れの可能性すらある」と気をもむ。
同じ四日の午後。今池交差点に、百人以上の人だかりができた。視線の先にいたのは、自民候補の応援に駆け付けた地方創生担当相、石破茂。政権与党の勢いを見せつけた。
写真
だが民主同様、二人を擁立した自民も不安は同じ。前回、二人目を七票差で逃した記憶が鮮明に残る。
「早過ぎると言われることもあるが、少子化問題などに取り組みたい」。石破の到着前、二十七歳の新人、蔦絵梨奈がピンクのジャンパー姿で力を込めた。
続いてマイクを握った伊神邦彦は、当選六回の大先輩として激励の言葉をかける。「皆さんの力で、千種に女性議員を生んでほしい」。だが、医師や企業に支持を広げる蔦に、伊神の陣営は危機感を募らせる。「自民の票が一方に偏れば、負けるのはこっち。後援会などを固めなければ」
第三極の争いも激烈で、既存政党への批判票は割れざるをえない。市議会解散請求(リコール)運動で弾みを付け、出直し選で大勝した減税日本は会派が分裂。前回減税で当選した黒川慶一が政治団体「生活なごや」から、玉置真悟が無所属で出馬。リコール運動にかかわり、無所属で臨んだ杉浦聡も政治団体「無所属の会」として再挑戦する。
減税が新たに擁立した手塚将之だが、「有権者の間には、期待を裏切られたとの思いが強い」と手応えをつかみかねる。
花見客でにぎわう今池公園。八年ぶりの議席を目指す共産は満を持して、元職より三十歳近く若い酒井健太朗にバトンタッチした。「自民から減税まで、他党は市民生活を軽視した市政を続けている」と攻める。
近くの今池駅前では、前回トップ当選の田辺雄一が、地下鉄駅ホームの可動柵設置を推進した実績をアピール。女性支持者から拍手を受け、こう言い残して選挙カーに乗り込んだ。「千種は混戦、激戦、乱戦だ」
=敬称略
(丸田稔之)
4891
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:29:40
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040802000258.html
<なごや市議選 激戦区をゆく>(中)
2015年4月8日
◆河村市政、継続か転換か 東区
訴えのボルテージがさらに、上がった。
市政の是非も争点となり、河村たかし市長(左)も市議選候補者の応援に駆け回る=名古屋市東区で
写真
「この東区で、減税日本を守れるかどうかなんです」
衆院議員や県議を務めた佐藤夕子が七日夜、神社の集会所で開いた演説会。「市長のいいところを推進し、だめなことにくぎを刺す役割が必要。庶民革命を、ここで止めるわけにはいかないんです」。集まった八十人に声を張り上げた。
地域政党「減税日本」代表で、市長の河村たかしの自宅兼事務所がある東区。河村は、中選挙区時代から数え、東区を含む衆院の選挙区で五期連続当選。市長転身後に行われた二〇〇九年八月の衆院選では、河村を政治の師と仰ぐ佐藤を担ぎ、当選させた。当時、県議だった佐藤の後釜に座ったのも、また減税日本。いわば河村の「牙城」だ。
その東区でも、市全域に吹いた河村旋風がやんでいる。この四年、所属議員の政務調査費(現在は政務活動費)の不正受給など不祥事が相次ぎ、看板はすっかり傷ついた。
一二年の衆院選で佐藤が落選。続いて党幹部を擁立した昨年十二月の衆院選も惨敗。東区ですら、当選した自民はもとより、民主にも及ばず、三位に沈んだ。
揺らぐ足元をもう一度固めるため、知名度のある佐藤が市議選に名乗りを上げた。
そのあおりは、前回、減税日本で初当選した近藤徳久に。四年前、告示十日前の出馬表明にもかかわらず、旋風に乗り、民主前職を倍以上の得票で退けた。当時、右も左も分からない選挙のイロハを教えてくれたのが、佐藤だった。
今回、政治団体「生活なごや」から出馬し、その恩人と競り合うのは不本意。だが、憤りもある。
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「県議、衆院議員に続き、市議を目指す。これは、減税が批判してきた職業議員そのものですよ」
選挙戦では「市民を助ける男」をキャッチフレーズにした。「河村市長を助ける男、女」。そう訴える減税候補への批判を込めた。
近藤に持っていかれた議席の奪還を目指す民主の谷弘三は三日夕、地下鉄駅近くで、サラリーマンらに呼び掛けた。
「あの地域政党の、一連の騒動に終止符を打ち、以前の正常な市議会を取り戻します」
東区出身。愛知3区の衆院議員の秘書を務めた経験から「地元の即戦力」をアピール。佐藤と近藤で減税票が割れることは有利に働くが、「市長や、四年間務めた議員たちの知名度は高い」と余裕はない。
六選に向け着々の中川貴元も前回、政治の素人だった近藤に四百票近くまで迫られただけに、油断はできない。四日、神社で開いた演説会では、過去の選挙の各候補の得票数を示したボードを掲げ、「情勢は一瞬で変わる」と引き締めた。「問われているのは熱狂政治からの脱却。堅実で質の高い市政、議会運営への転換だ」
選挙区内をくまなく回る村瀬和弘もまた、転換を訴える。「市民税の一律減税や、不要不急な大型公共事業を取りやめ、介護保険料の引き下げなど市民の暮らしと福祉を守る市政にしよう」。有権者が投じる一票は、河村市政の継続か、転換か。
=敬称略
(北村剛史)
4892
:
チバQ
:2015/04/11(土) 00:29:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015040902000241.html
<なごや市議選 激戦区をゆく>(下)
2015年4月9日
◆第三極、浮動票を争う 瑞穂区
市議選候補者の訴えを熱心に聞く有権者たち=瑞穂区で
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花冷えの八日。瑞穂区のホームセンター前の路上は熱気に包まれた。
「天守閣の木造復元より、やるべきことはたくさんある。小中学生の給食費無料化、名古屋で実現しようじゃありませんか」
市議選の百三十六人の候補者のうち、同じ共産の女性と並ぶ最年少、二十五歳の加能拓人が思い切り手を振り、よく通る声を張り上げた。
全十六選挙区に計十七人を擁立した共産は、改選前の五議席から大幅増をもくろむ。議席を獲得したことがない瑞穂区だが、一九九九年には当選ラインに二十六票差まで迫った。昨年十二月の衆院選の躍進で、「ここでも手応えは十分」と陣営は勢いづく。
定数一減で激戦となり、組織票が重みを増すが、むろん浮動票を呼び込めなければ当選ラインに届かない。
衆院選では東海三県で四議席を獲得、今回の市議選に十五人を立てた維新も同じだ。
「行財政改革で財源は捻出できる。待機児童対策に力を入れるべきだ」。四日夕、地元の衆院議員と街頭に並んだ塚本剛志が、公約である「身を切る改革」を前面に他党との差別化を図ろうとする。「現職衆院議員の知名度をフル活用する」と陣営。元秘書として地元をこまめに回ってきた経験が強みだ。
定数四だった前回、二人を擁立して票の底上げが奏功、二議席を得た減税日本。だが、その二人は今回、敵味方に分かれた。トップ当選したものの党を離れた荒川和夫は政治団体「生活なごや」から出馬。「(河村たかし)市長はパフォーマンスに優れているが、行政のプロとして手腕はない」と批判。後ろ盾はなくなったが、地元の助産師として活躍した亡き母が培った草の根のネットワークを駆使する。
一方、減税に残った金城裕。「今、本当に厳しい状況。だからこそ、残ったわれわれが頑張っていかねば」。告示日の出発式で、悲壮感いっぱいに覚悟を口にした。市長の応援を受け、市民税5%減税や議員報酬半減の実績を訴える。
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前回、みんなの党から出馬した川崎務も無所属で再挑戦する。
第三極を迎え撃つ自民と民主も、組織固めに余念がない。
「今の市政に必要なのは対話だ。市政を安定させ、皆さまの期待に応えたい」
日曜の昼、ショッピングセンター前で土居芳太は、買い物客に高齢者施策や子育て支援など堅実な市政の推進を語りかけた。傍らには、四期務めて今回引退した同じ中電労組出身の元市議。引き継いだ組織票から、上積みに懸命だ。
前回次点だった前田有一は三期務めた自民を離れ、無所属で再起を期す。次世代の推薦を受け保守層への働き掛けを強める。
五期目を目指す自民のベテラン、藤田和秀は緩みを警戒する。五日夜、小学校で開いた演説会。「今回は政策の中身ではなく、とにかく頼む、と言うしかありません」と支援者に訴える。用意した席は全て埋まり、椅子を追加した。
「減税旋風」がやんだ今、藤田は言い切る。「地元を誰が一番よく分かっているか。それを選んでもらうのが今回の選挙」
=敬称略
(市川泰之)
4893
:
チバQ
:2015/04/11(土) 01:06:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk24010193000c.html
’15統一地方選:知事選 県議選との連動、対照的 藤井氏、公認候補と演説 鈴木氏、政党色薄め戦い /三重
毎日新聞 2015年04月10日 地方版
現職と新人の一騎打ちとなっている知事選は、同じ12日投開票の県議選との連動を巡って対照的な選挙戦を展開している。共産の推薦を受ける団体役員の新人、藤井新一氏(56)は、同党公認の県議選候補と連携して相乗効果に期待。これに対し、自民、公明のほか、民主・連合系の地域政党「新政みえ」の推薦を受けて再選を目指す現職の鈴木英敬氏(40)は、県議選候補とは一切行動を共にせず、「県民党」を掲げて政党色を薄めた戦いを進めている。【田中功一、谷口拓未】
共産は、県議選の津市、四日市市、伊勢市の3選挙区に公認候補を擁立する。藤井氏は、3月26日の知事選告示から4月3日の県議選告示までの間、津、四日市市入りした際に県議選立候補予定者と一緒に運動。県議選告示後は、同党国会議員が来県した際に日程調整し、党を前面に打ち出して支持を訴える。伊勢市で4日、本村伸子衆院議員(比例東海)、同市選挙区の県議選候補と合流し、マイクを握ったほか、志位和夫委員長が来県する10日には、津市と四日市市で県議選候補とともに駅前で街頭演説する予定だ。
陣営関係者は「新人で知名度に劣るが、一緒に演説すると、訴えを伝える力は倍になる。相乗効果で県議選候補とともに支持を伸ばし、昨年の衆院選で躍進した党の勢いを生かしたい」と、他党との対決色を強調する。
一方、鈴木氏は、与野党第1党が対決する激戦となった前回、自民、公明などの全面支援を受け、民主推薦候補に競り勝った。自民党県連幹部は「鈴木知事は自民、公明がつくった知事だ」と“自前の候補”と主張する。
だが、民主が独自候補の擁立を見送った今回、陣営幹部は「首長選でもあり、幅広く支持を得たい。政党に頼らざるを得ない部分はあるが、基本は後援会という考えで運動している」と言う。個人演説会などの応援も自民党国会議員だけにとどめ、県議選告示後は、無所属候補同士の対決となっている亀山市以外は、無投票区だけで個人演説会を開催。4万5000枚作製した選挙運動用はがきも県議選候補者には依頼していない。
陣営幹部は「『県民党と言っているのに、やっていることが違う』と言われたくない」と徹底ぶりを強調、政党色を薄めるのに懸命だ。
〔三重版〕
4894
:
チバQ
:2015/04/12(日) 20:10:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk15010030000c.html
最前線・県議選:’15統一地方選/上 長岡市三島郡選挙区 公明出馬で激戦に 危機感募る自民3現職 /新潟
毎日新聞 2015年04月09日 地方版
統一地方選前半戦の県議選は12日に投開票される。12選挙区では無投票となったが、15選挙区では議席獲得に向けて、57人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。注目の選挙区を歩いた。
「長岡に住む人の思いが実現する時がきた。今回は地方創生の担い手を決める選挙。(現職)6人の厚い壁を崩すのは難しいが、頑張っているので支援してほしい」
県議選が告示された3日、長岡市内の街頭で、公明新人の安沢峰子氏(46)の応援に駆けつけた漆原良夫・党中央幹事会会長は世代交代を強調し、支持を訴えた。陣営は「知名度不足は否めない。閉鎖的な長岡の風土や現職候補の安沢包囲網も厳しい」と混戦を極める選挙戦の一端を明かす。
長岡市三島郡選挙区は定数6に対し、現職と新人計8人がしのぎを削る構図となっている。特に公明が長岡地域に擁立したのは、旧区割り時代の長岡市・古志郡選挙区に立てた1975年以来40年ぶり。しかも国政では連立政権を組み、県議会でも友党関係にある自民のベテラン現職3人のいる選挙区とあって、大きな波乱を巻き起こしている。
安沢氏は昨年11月に立候補を表明。北陸農政局に勤めていた経歴を前面に農業振興などを訴える。母体である創価学会が電話やローラー作戦を展開。先月14日には同党の山口那津男代表が長岡市に来援するなど、党を挙げた運動で長岡地域初の議席獲得を目指す。
◇
一方、安沢氏の出馬で、自民現職候補は今までにない危機感をみせる。
今月6日夜に同市栃尾地域の公民館で開かれた西川洋吉氏(74)の個人演説会。西川氏は「地元に住んでいるからこそ分かる地域課題がある。ぜひ6番目の椅子に上げてほしい」と支持者らに頭を下げた。地元市議らの応援弁士は選挙情勢について、軒並み「厳しい」という言葉を連発した。
同地域は西川氏の地盤である。しかし、最近は過疎化で人口が減少。西川氏の得票数も前回(2011年)は1万5193票で、前々回より約2750票も減らした。そこに公明の参戦。陣営の胸の内は穏やかではない。
西川陣営は政党色を薄め、各業界団体を巻き込んだ「オール栃尾」体制で臨む。「栃尾から県政の灯を消すな」をキャッチフレーズに市内の他地域に移った栃尾出身者をたぐり、票の掘り起こしに努める。陣営幹部は「(安沢氏の立候補で)票が読めなくなった」と頭を抱える。
圧倒的な強さで10回の当選を重ねてきた星野伊佐夫氏(75)も例外ではない。これまで公明支持者を取り込んできたからだ。選対本部長を務める長島忠美衆院議員が連日のように地元に帰って陣頭指揮。「相手(安沢)陣営は、星野候補は大丈夫だからと言っているそうだが、1票でも無駄にする気持ちはない。それが今回の選挙だ」と組織の引き締めに躍起だ。
柄沢正三氏(60)の陣営も警戒感を示しながら支持固めを進める。ある自民候補の選対幹部は言う。「結果によっては今後、しこりを残す地域が出てくるかもしれない」
◇
同選挙区にはこの他に、諸派現職の松川キヌヨ氏(71)▽社民現職の長部登氏(66)▽共産現職の竹島良子氏(65)▽民主新人の佐藤伸広氏(48)−−が立候補し、熱い戦いを展開している。【湯浅聖一】
==============
◆立候補者(定数6)
星野伊佐夫 75 自現(10)
松川キヌヨ 71 諸現(4)
長部登 66 社現(3)
安沢峰子 46 公新
柄沢正三 60 自現(5)
西川洋吉 74 自現(3)
竹島良子 65 共現(2)
佐藤伸広 48 民新
※届け出順、年齢は投票日の12日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略
4895
:
チバQ
:2015/04/12(日) 20:10:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk15010049000c.html
最前線・県議選:’15統一地方選/中 新潟市西蒲区選挙区 構図変える「台風の目」 反原発、保守票どこに /新潟
毎日新聞 2015年04月10日 地方版
花曇りの下、寒さが身にしみる昼下がり。新潟市西蒲区選挙区(定数1)で立候補している無所属新人の重川隆広氏(64)=民主推薦=は経営する建築会社陸上部のジャージーに身を包み、7日の街頭演説で70人を前に語りかけた。
「次の世代に負の遺産を先送りしてはいけない。柏崎刈羽原発の再稼働には絶対に反対だ」。福島第1原発事故で被害を受け、除染が進まぬ福島県南相馬市の光景が「脱原発」を強くした。
同選挙区は重川氏のほか、無所属現職の米山昇氏(63)=社民推薦、自民新人の五十嵐諭氏(45)が立候補。「米山氏対自民候補」というこれまでの構図に、「台風の目」重川氏が加わり三つどもえとなり、屈指の激戦区とみられている。
「脱原発」「反原発」は、巻原発建設反対運動の中心メンバーだった米山氏が長年掲げており、一部の保守層からも支持がある。2012年の県議補選では自民候補を破った。だが今回の重川氏の立候補に、陣営内には反原発票の流出を危惧する声もある。米山氏本人も「票の食い合いはあるかもしれない」としながらも、「再稼働についてかんで含めるような説明ができる人は自分のほかにいない。そのことは浸透している」と意に介さない。
◇
脱原発に限らず、自民支持層の動きも流動的だ。五十嵐、重川両氏の支持を巡って一枚岩とは言い難い。
「地元の親になって私を県議として生み育ててください」。五十嵐氏は5日夜、旧巻町の自宅近くで開いた集会で涙を浮かべ訴えると、住民から拍手が沸いた。
板金製造会社社長を務める五十嵐氏に自民から打診があったのは昨秋。正式表明は2月初めだった。自民は唯一の県議空白区解消に向け、地元選出の細田健一衆院議員らが候補擁立を模索。昨夏、重川氏の長男の擁立を図ったが不調に終わり、候補者選びがずれ込んでいた。
「出遅れは実感している」という五十嵐氏の地盤は大票田の旧巻町。地元商工団体など多くの推薦を得て自民の組織力でカバーする選挙戦だ。
一方、建築会社社長として著名な重川氏は昨年8月中旬、「企業人の目と経験を政治に」と立候補を決意。すぐに知人に支援の依頼を始めた。保守系を自認するが、自民の原発推進策と農業政策は自らの考えと相いれず、政党の推薦も受けず選挙戦に臨むつもりだった。
だが五十嵐氏の立候補が事実上固まった1月下旬以降、状況が変わり始めた。支持者の一部が五十嵐氏支援へと流れ始めた。そのさなかの2月初めには民主の鷲尾英一郎衆院議員から支援の申し出があった。周囲からは反対の声が多かったが、民主の推薦を得た。悩んだ末の決断だった。そんな中でも一部の自民支持層は引き続き重川氏を支援しており、保守票を巡る両陣営のせめぎ合いが続く。【米江貴史】
==============
◆立候補者(定数1)
重川隆広 64 無新
米山昇 63 無現(4)
五十嵐諭 45 自新
※届け出順、年齢は投票日の12日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略
4896
:
チバQ
:2015/04/12(日) 20:11:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk15010117000c.html
最前線・県議選:’15統一地方選/下 柏崎市刈羽郡選挙区 争点に目立たぬ原発 「再稼働後」に微妙な差 /新潟
毎日新聞 2015年04月11日 地方版
東京電力柏崎刈羽原発を抱える柏崎市刈羽郡選挙区。県議選は原発への審判でもある。だが立候補している3人はいずれも、安全を重視した上での原発再稼働を容認し、原発は目立った争点になっていない。一方で、原発への姿勢や、再稼働後の方針は候補の間で微妙に異なる。
「私も人の子、危ないのはいや、死ぬのもいや。(国による原発の)安全審査は多少時間がかかっても厳しくやってもらう」。選挙サンデーの5日夜、原発から北へ約2キロの柏崎市高浜コミュニティセンターで、自民現職の三富佳一氏(76)が声を張り上げた。
高浜地区は原発事故で孤立の心配がある。市は事故時にも建物内への放射性物質の侵入を減らせるよう、同センターを改修中だ。
三富氏は安全重視を強調した後「心配ないとの審査結果が出れば(再稼働を)受け入れて」と呼びかけた。別の日の演説では「再生エネルギーはまだコストが高い。再稼働をやるべきだ」と話した。
「経済も大事、雇用も大事。(原発を)否定なんかしない。けれど命と暮らしをちゃんと守れるかが大事」。無所属新人の池田千賀子氏(54)=社民推薦=は6日夜、柏崎市春日の公会堂で訴えた。
「原発があることで一定の雇用があり、産業が成り立っている。原発が止まると『経済が疲弊する』との声が出るのは事実。一方で命、暮らしと比べてどうか。福島の事故で、避難者が大勢、柏崎で暮らしている。そんなことが(二度と)起きてはならない」。今後は国の安全審査の内容や、住民の避難計画の完成度が課題になると指摘した。
「柏崎(経済)の現状をみると安全確保の上で再稼働が必要だ。ただ徐々に依存度を減らし、柏崎を、代替エネルギーや廃炉技術の研究開発拠点に」。無所属新人の鷲尾百合子氏(33)=民主推薦=は9日夜、柏崎市日石町の市文化会館で話した。鷲尾氏は東電労組の推薦候補でもある。
同会館で応援演説した長島昭久衆院議員(民主)は「民主党は2030年代に原発ゼロと目標を決めた」と強調した。ただ今年2月、鷲尾氏の出馬表明会見で、兄の鷲尾英一郎衆院議員(民主)は「(百合子氏の政策で)30年代という数字は出したくない」と、より積極的に原発を活用する姿勢を示しており、食い違いが残った。
この選挙区では過去20年以上、自民が2議席を独占してきた。だが今回は現職の東山英機県議(70)が引退を表明。自民が後継を立てない中、昨年8月に池田氏、今年2月に鷲尾氏と、女性2人が立候補を表明した。2人のどちらが当選しても選挙区初の女性県議となる。
引退する東山氏の票をだれが獲得するか。原発を巡る微妙な主張の違いを有権者にどう分かってもらうか。3候補の懸命な戦いが続く。【高木昭午】
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◆立候補者(定数2)
三富佳一 76 自現(9)
池田千賀子 54 無新
鷲尾百合子 33 無新
※届け出順、年齢は投票日の12日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略
4897
:
チバQ
:2015/04/12(日) 20:12:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk20010083000c.html
’15統一地方選:県議選の注目区/1 長野市区 石田票の行方、焦点に /長野
毎日新聞 2015年04月08日 地方版
3日に告示された県議選は、無投票となった10選挙区以外の16選挙区で、12日の投開票に向けて論戦が繰り広げられている。昨年相次いだ災害を契機とした防災対策に加え、人口減少対策などが主な争点だ。激戦の様相となっている4選挙区に注目した。【統一地方選取材班】
県内最大の選挙区・長野市(定数10)は各党の重鎮が退くなどし、顔ぶれが大きく変わった。特に昨年、9期目途中で死去した自民党の石田治一郎氏が得た前回トップの約1万5600票の行方が焦点だ。直接の後継者はなく、保守系の新人も相次いで出馬し、石田票の取り込みを狙う。現職7人に新人7人、元職1人が挑む構図は、16人で争った前回2011年同様、混戦が予想される。
自民現職の西沢正隆氏は「ながの創生」を掲げ、地元の上松を中心に支持拡大を図る。石田氏の地盤だった若穂などとは距離があり、陣営は「地元固めを徹底する」。
無所属現職の高橋宏氏は、川中島や篠ノ井など主に市南部の保守層への浸透を目指す。陣営は組織の緩みを懸念。6期の経験や実績を強調し、新人候補との差別化を図る。
共産党現職の和田明子氏は、市南部を中心に、街頭演説などで支持を呼び掛けている。「命と暮らしを守る県政」を掲げ、子供の医療費窓口無料化などを訴える。
共産県議団長の石坂千穂氏の後継として立候補した新人の山口典久氏は、市北部を中心に活動。現県政の「オール与党体制」を批判し、県営浅川ダムの建設中止などを訴える。
民主と会派を組む社民党現職の竹内久幸氏は「知事にモノを言える立場を貫き、安心・信頼できる県政をつくりたい」とする。前回は10人中9番目の当選。票の上積みを目指す。
無所属元職の高島陽子氏は、参院選や長野市長選にも出馬した経験がある。女性へのアピールを狙うが、陣営幹部は「知名度はあるものの、油断はできない」と警戒を強める。
無所属新人の中島嘉一郎氏は、松代を地盤とした久々の候補。地元で強固な支持を誇った石田氏の死去を受け立候補した。無所属だが、自民党国会議員から個別に応援も得る。
民主新人の埋橋茂人氏は、党県連の倉田竜彦幹事長の後継として2月に急きょ出馬表明した。課題は「知名度向上」。福祉や教育の充実などを訴え、支持拡大を目指す。
公明党現職の太田昌孝氏は、党支持母体の創価学会などの支援を軸に浸透を図る。防災対策を推進してきた実績を強調し、「安心安全の街づくりをさらに進める」と訴える。
無所属新人の鎌倉希旭氏はJR長野駅前などの街頭で演説し、浮動票の獲得を狙う。女性の子育て支援や「日本一起業しやすい環境づくり」などを重点に訴えている。
自民現職の風間辰一氏は週末、市中心部で個人演説会を開き、人口減少対策の必要性を訴えた。陣営は「石田氏の支持者が自民党候補に流れるとは限らない」と警戒する。
無所属新人の若狭清史氏は、市東部を中心に街頭演説などを展開。健康都市の推進や議員定数の見直しなどを掲げ、若者の政治参加を促し、「世代交代」の必要性を訴える。
無所属新人の松橋達生氏は、自民から推薦を受けた。観光客や企業の誘致促進や、農業を生かした雇用創出などを訴え、自身と同年代の層を中心に支持拡大を図る。
4期目を目指す無所属現職の鈴木清氏は、07年以来となる自民からの推薦を得た。地元の若槻など市東北部での支持拡大を図る一方、個人演説会などで各地もこまめに回る。
中野市・下高井郡区から出馬した前回に続く挑戦の無所属新人、宮川好正氏。地元の古里など市東北部を中心に浸透を目指す。「青少年の健全育成の推進」を掲げる。=つづく
4898
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チバQ
:2015/04/12(日) 20:12:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk20010002000c.html
’15統一地方選:県議選の注目区/2 松本市区 「政党選挙」の様相に /長野
毎日新聞 2015年04月09日 地方版
松本市区(定数6)では、現職6人全員と30代の新人2人の計8人が立候補した。全選挙区で最多の6党が7人の公認候補を擁立。諸派1人を加えた「政党選挙」の様相を見せている。告示の6日前になって維新の党前衆院議員が出馬表明をしたことで、投票率や無党派層の動向が注目される。
民主党現職の下沢順一郎氏は、企業や町会を回る活動に重点を置き、知事与党ながら県立大構想見直しを強調。陣営は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)問題などで「農業団体や医師会の一部にも支持が広がった」とする。6日には、細野豪志・党政調会長が応援で松本駅前に立ち「地方から民主党を再生させてほしい」と呼びかけた。
維新新人の百瀬智之氏は2012年衆院選で比例復活で得た議席を昨年12月の選挙で失ったが、同市で2万票以上を得た。「中信地区に党の基盤を築くための出馬」と説明し、県議定数削減と選挙区見直しを掲げる。後援会組織を設けず、街頭演説に徹する選挙戦で「県議会に改革の風を吹き込む」と訴える。
社民党現職の中川博司氏は、労組などの支持組織と地元・岡田地区の後援会を軸に、市内各地で小集会を開いて浸透を図っている。陣営は「激戦模様で、次点とわずかな差だった前回より大幅な票の上乗せが必要」と警戒し、子供の貧困や社会的弱者対策、格差是正に取り組んできた実績をアピールする。
自民党現職の萩原清氏、本郷一彦氏は、共に議長経験もあるベテラン。党県連総務会長の萩原氏は新人2人の出馬を「いい刺激となり後援会が引き締まった」と受け止める。市内全域で開いている個人演説会では「安心安全の県土づくりや、スポーツ振興を通じた青少年育成に力を入れる」と語り、本郷氏と重なる保守層に実績を訴える。党県議団長を務める本郷氏は、11年の前回告示後に地区後援会の動きが鈍くなったとして「顔を見せ、接することで支持を広げ、票を積み上げる」と支援企業の朝礼に連日2社出席。夜は毎日3、4カ所で個人演説会を開き、企業誘致による経済活性化と地方自立を唱える。
公明党現職の中川宏昌氏は4、5の両日、鎌田地区を中心に11カ所で個人演説会を開くなど、選挙戦序盤は地元の足場固めに力を入れた。防災・減災対策などの成果を挙げて「1期目の4年で1300件の相談を受けた。今後も地域の課題がある現場に出向き、解決のため働く」とし、市内全域に足を運ぶ。
共産党現職の両角友成氏は、同党の市議選立候補予定者4人とそれぞれの地盤を回り、連携して支持を呼びかける。同党は昨年の衆院選で議席を増やしており、街頭演説や個人演説会では国政と結びつけて「戦争立法などをもくろむ安倍政権の暴走ストップのため、地方でも共産党の躍進を」と力説する。
昨年県内で結成された政治団体・有志党新人の手塚大輔氏の支援組織は、知人や高校の同窓生らが中心で「若い世代が政治に関心を持ち、参加する社会にしよう」と主張する。国道沿いや松本駅前などでの街頭演説で「県立大設立を中止し、奨学金制度など子育て世代の負担軽減策を」と訴えている。(届け出順)=つづく
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