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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4833チバQ:2015/04/07(火) 21:39:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk20010191000c.html
’15統一地方選:信州の行方/3 議員のなり手減少 「高い志」養成へ勉強会も /長野
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 「選挙戦にした方がいいだろうか」。2013年4月の佐久市議選告示まで約3週間に迫ったある日、市議の飯島雅則さん(60)は初めて立候補しようかと思案中の知人から相談を受けた。当時、出馬予定者は定数28に満たず、定数割れへの懸念から、引退表明した現職が急きょ、出馬しようかという動きも出ていた。

 飯島さん自身も市職員を辞めて挑む初の選挙戦で不安だったが、「無投票は避けよう」と、ポスターや看板の製作業者に連絡し、知人の出馬を後押しした。結果は定数を1人上回って選挙戦となり、2人とも当選。約1900票を得た飯島さんは、仮に無投票で議員になった自分の姿を思い浮かべ、「何人の市民が推してくれたのかわからなければ、自信を持って問いただしたり、職責を感じながら活動できただろうか……」と考える。

  ■   ■

 県内の小規模自治体では、無投票で議員や首長が決まる傾向が顕著になっている。11〜14年に県内77市町村であった市町村議選(補選は除く)のうち、全19市の議員選は選挙戦となったが、町村議選では4割の24町村が無投票。中でも13年の野沢温泉村(定数8)と高山村(同12)では立候補者が定数を下回り、欠員1のまま無投票で再選された。

 なぜ議員のなり手が減ったのか。高山村の畔上孝一村議(71)は、地方の衰退と議員報酬の低さを指摘する。全国町村議長会によると、県内58町村議員の平均報酬は月額約16万7000円で全国平均より約4万3000円低い。約16万円の高山村は、地域の集まりや議会中の弁当など出費は多く、報酬だけでは生活できない。

 畔上村議は「昔は旅館業者や建設業者も多かったが、地方の衰えで議員になる余裕がなくなった。引退したくても後継が見つからず、『名誉がある』と続ける人も少ない」と打ち明ける。自治体の中には議員報酬を引き上げる代わりに定数を減らす動きもあるが、「これ以上減らすと議会の機能を失う。手の打ちようがない」とため息をつく。

 都築勉・信州大教授(政治学)は「議員を務めた後、元の生活に戻りやすくし、長期間務めなくても済むよう引き継ぎのできる仕組みを作れば、出馬のハードルが下がる」と指摘。さらに「小自治体に本当に議会が必要なのか根本が問われてもいい。議員による議会ではなく、村民全員参加の総会でもいいのではないか」と提言する。

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 佐久市議の飯島さんは当選から1年後の昨年4月、地方議員の担い手を養成する勉強会を作った。議会の実情は、議員側の知識不足などから質問や議論が乏しく、理事者側の提案への賛成に挙手するだけの場と化していると感じたからだ。これまで6回開いた会では、選挙費用や予算書の読み方などをテーマに話し合った。市内外から毎回20〜40人が集まり、年代も20〜70代と幅広い。政党の政治塾のように党派色はない。参加者の中には4月の統一地方選に向けて挑戦を決めた人も現れている。

 飯島さんは「市民の関心が得られなければ議会不要論を招く。まずは高い志を持った議員を育てることが大切だ」と話す。=つづく


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