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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4832チバQ:2015/04/07(火) 21:38:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk20010081000c.html
’15統一地方選:信州の行方/2 増えない女性議員 進出遅れ、経済的要因も /長野
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 「ついに来たか」。26日開かれた朝日村議選の候補予定者説明会。女性1人が参加したことを知り、元村議の中村三好さん(79)は胸をなでおろした。村発足以来、女性村議はゼロ。女性の立候補も近年の記録にはない。中村さんは昨年から、地域活動などに携わる複数の女性に打診し、地元紙の投稿欄でも出馬を呼び掛けてきた。だが「地元には別の候補者がいるから」などと断られ、あきらめかけた矢先だった。

 人口約4600人の3割が65歳以上の同村は、民間の「日本創成会議」が昨年公表した消滅可能性自治体の一つだ。子を産める若い女性の減少により将来的に人口が激減するとみられており、対策は急務だ。だが、村議の平均年齢は70歳以上。中村さんは「このままでは衰退する一方。村政に女性の視点が必要だ」と考えた。「人口比と同様、女性村議も半分近くいていい。一人でも加われば、議論が活性化し、男性議員の取り組み方も変わるのでは」

  ■   ■

 女性ゼロの議会は珍しくはない。2014年4月現在、県内58町村議会のうち、17議会で女性がいない。県内全77市町村の8割近くは女性議員の比率が20%未満で、政府が20年までの目標に掲げる指導的地位の女性比率が30%を超えるのは立科、飯島、下諏訪の3町のみだ。

 かつて長野は、女性の議会進出の先進県とされた。07年の県議選で58人中11人の女性県議が誕生し、女性比率は約19%と全都道府県議会で最高となった。だが全国平均が微増していく一方、県議会の女性議員は現在、6人とほぼ半減し、引退や首長選への転出で、4月の改選後はさらに減る恐れもある。

 県議会最大会派の自民党県議団は11年の前回選に続き、女性候補者を擁立しておらず、03年の党県議団結成以降、女性の所属議員はいない。県連幹部は「無理に女性候補を擁立するのではなく、意欲のある適任者がいれば男女問わず支援する」とする。

 一方、第2会派を構成する民主党も07年に女性候補を公認したのが最後だ。党本部は今回の統一地方選で女性の地方議員を増やすため、女性候補に特別金50万円を支給。県連は候補者を模索したが、擁立したい選挙区とのミスマッチなどで断念した。県連幹部は「女性の訴えは党の主張に当てはまり、活性化も期待できるが……」と唇をかむ。

  ■   ■
 女性の政界進出に詳しい岩本美砂子・三重大教授によると、学歴が高く、1人当たりの県民所得の高い地域ほど女性議員も多く、高齢化率が高い農村地域などでは経済的な要因から全国的に進出が遅れている。一方、1人区など定数が少ない選挙区割りは女性よりも男性が選ばれやすい傾向があるという。

 岩本教授は「1人区を合わせて選挙区の定数を増やし、有権者が複数の人に投票できる連記制を導入するなど女性の進出を後押しする制度が求められている。地域の実情を反映するため、全国一律の選挙制度を定めた地方自治法の改正も必要だ」と指摘する。=つづく


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