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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

557とはずがたり:2010/01/16(土) 19:21:57

宮城交通が戦時合併で鉄道路線を国有化されてしまい,東北石油が新日石に併合されてしまい,仙台市ガス局の民営化が頓挫中で,東北開発も三菱マテリアルになった現在,東北資本御三家たりえるのは東北電力とカメイとアイリスオーヤマではなかろうか!?カメイの代わりに鉄興社の流れを汲む東北東ソーでも良いかも♪

アイリスオーヤマ経常利益384%増 過去最高を達成
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100115t12015.htm

 アイリスオーヤマは14日、2009年12月期決算概要(単体、速報値)を発表した。売上高は前期比5%増の800億円、経常利益は前期比384%増の84億円でいずれも過去最高。

 新型インフルエンザの流行でマスクに特需があったほか、1000点以上投入した家電製品など新商品の売り上げが好調。原料や製品は輸入する割合が高いため、円高効果で利益を伸ばした。


2010年01月15日金曜日

558荷主研究者:2010/01/17(日) 23:43:27
>>557
宮城電気鉄道は宮城交通とは関係ない。宮城交通の前身は、何社もの事業体に行き着くが、例えば秋保電気軌道(長町〜秋保温泉)や仙台鉄道(北仙台〜西古川)などがそうである。
一方、宮城電気鉄道は細倉鉱山系の高田商会がルーツのようだが、国鉄による買収によって会社は清算されてしまったようだ。もし国有化されてなかったら、当時の関西私鉄にも負けずとも劣らない先進的な設備と経営で知られた宮城電気鉄道なので準大手民鉄ぐらいにはなり得たかねぇ(笑)。逆にJRとの競争に敗れて大変なことになったかもしれないけど…。

東北資本と言えば、東北製紙(現、日本大昭和板紙)も忘れられない。東北石油、東北開発、東北製紙の3社は互いに関係ないけど何となく東北グループって感じがしてたなぁ。
東北資本御三家には東北東ソーを入れるよりは、メーカーならばトーキンがNECの完全子会社化されてしまったし、東北特殊鋼、倉元製作所とかかねぇ…。ま、アイリオーヤマはベガルタ仙台や東北楽天のスポンサーを務めるなど地元に貢献しようという姿勢があるし、東北資本御三家にふさわしいと言えそう。

559荷主研究者:2010/01/17(日) 23:54:10

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100108hlar.html
2010年01月08日 日刊工業新聞
産総研東北センター、新製品創出で研究会−150社と立ち上げ

 【仙台】産業技術総合研究所(産総研)東北センターは、東北で豊富に産出する粘土を主成分にした膜材料「クレースト」の実用化を加速するため、企業約150社を会員とする研究会を4月に立ち上げる。同センターが中心となって開発してきたクレーストは、ガスバリアー性や耐熱性に優れ、水素シール材などへの応用が期待されている。研究会では量産技術や加工技術などを共有化して企業間連携を促進し、東北発の技術を応用した新製品を生み出す仕組みづくりを目指す。

 研究会の名称は「Clay team(クレイチーム)」。事務局を産総研東北センターに置き、共同研究や技術移転、特許ライセンスの管理などの活動を計画している。年会費は1社15万円で、東北域内の中小企業は無料にする。現在、同センターや民間企業の関係者13人で検討会を組織して設立準備を進めており、2月には全国数カ所で会員募集のための説明会を開く。

560荷主研究者:2010/01/17(日) 23:54:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100114t12030.htm
2010年01月14日木曜日 河北新報
HV電池増産は宮城が軸 EVエナジー・林社長に聞く

 トヨタ自動車グループで、ハイブリッド車(HV)に搭載する電池を製造するパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)が、今後の増産対応は宮城県大和町に新設した宮城工場で行う方針であることが13日、分かった。本拠地の静岡県は工場の増設余地が限られる一方、宮城工場は既に広い敷地を確保しているため。具体的な投資計画はHVの市場動向を見極めて決め、当面は宮城工場の安定稼働に力を入れる。

 林芳郎社長が同日、河北新報社の取材に応じ、明らかにした。林社長は「HVが増え、(生産能力を)増強していく可能性はある。静岡には場所がなく、そうなれば宮城を広げたい」と述べた。

 今後の投資計画については、工場増設には多額の費用が必要なことから「ここ1、2年のHVの生産、普及の動向を見極める必要がある」とも強調。当面は現行の生産設備のフル活用と安定供給を目指すという。

 次世代型のリチウムイオン電池を宮城で生産する可能性については「量産する場合はまず湖西で造り、安定生産が可能になれば宮城を活用したい」と将来的に検討する考えも示した。

 車載用電池製造で世界最大手のEVエナジーは湖西市の2工場と宮城工場の計3カ所の生産拠点を持つ。湖西市の敷地に増設余地はほとんどないのに対し、宮城工場は6棟まで拡張可能な約25ヘクタールの土地を確保している。

 HVは、低燃費や価格低下に加え政府の支援策も追い風に人気を集めている。特に、宮城工場の電池も搭載される予定のトヨタの「プリウス」は昨年、国内の新車販売台数でHVとして初めて年間の首位に立ち、好調な販売を続けている。

 これまで電池の生産能力が足りず、トヨタはHVの増産ができない状況だったため、湖西と宮城で工場を増設。宮城では急きょ、生産ラインを計画の2本から3本に増やすことも決めている。

562とはずがたり:2010/01/18(月) 00:29:26
>>558
補完おつ。
戦前というか戦中期あたりか,東北開発が国家的に進められた時期があった(↓参照)けど東北グループみたいな新しい新興財閥の形勢には至らず東京資本の東北進出に政府が保証付けた感じで内発的な工業化の開始は終ぞ見られなかったしなぁ。。

東北興業→東北開発(ブランド名カイハツセメント)→現三菱マテリアル
現在でも記念財団が残っているらしい
http://homepage2.nifty.com/tohoku-kaihatsu/sum04.htm

■[社史紹介(速報版)] 『社史』 【東北パルプ, 1952】
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080514/1210727331
王子製紙社長藤原銀次郎(ふじわら・ぎんじろう、1869-1960)は東北の豊富なブナからパルプを生産するため、東北興業と協力して1938年(昭13)東北振興パルプを設立。石巻と秋田に工場を建設し、1940年(昭15)操業開始する。終戦後占領軍指示で様々な制限を受けたが、1949年(昭24)それらが解除されたのを期に東北パルプと社名変更。
操業10年を記念して出された社史には、設立関係者の談話・手記が取り入れられている。
[1968年(昭43)十条製紙と合併、1993年(平5)日本製紙となる]

563荷主研究者:2010/01/18(月) 23:02:37
>>562
ちなみに分かっているとは思うけど、東北製紙と東北パルプは別だでね。専用線の駅で言うと、東北製紙は向浜駅で東北パルプは石巻港駅及び新屋駅になる。東北パルプは昭和40年代に十條製紙と合併しているので社名に対し個人的にはそれほど思い入れはないねぇ。
参考↓
日本製紙グループ
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nihon-seishi.html

それとそっちにも買ってあげたと思うけぇが『東北開発120年』岩本由輝著、刀水書房、1994年 に増補版が出ている。
『東北開発120年 (増補版)』
http://www.tousuishobou.com/ningennkagaku/4-88708-378-3.htm
〔増補〕その後の20年―東北開発三法時代と全総時代の終焉まで―

そういや岩本先生の集中講義を受けたことはあるのだが、けっこう面白かったような記憶がある…。講義ノートとか残っているかなぁ。

564とはずがたり:2010/01/18(月) 23:59:40
むぅ。
買わんとあかんねぇ>増補版

565荷主研究者:2010/01/20(水) 22:58:06

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100114hlas.html
2010年01月14日 日刊工業新聞
宮城県産技総合センター、車載電子機器用ノイズ対策試験設備を導入

 【仙台】宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区、鈴木康夫所長、022・377・8700)は、同センター内に車載電子機器用ノイズ対策試験設備を導入し、2月から一般企業向けの供用を始める。すでに同センターでは情報、家電向けの試験設備を備えているが、県内で急速に進む自動車関連企業の集積に伴い、高周波ノイズも測定できる車載機器用試験設備へのニーズが高まっていた。今後、関係企業の製品開発のスピードアップ、コストダウンを支援する。

 今回導入した設備は、車載機器用エミッション測定装置、BCI法伝導イミュニティー試験装置、さらにこれら装置の試験場所となるシールドボックス(縦7×横4×高さ3メートル)。導入費用として宮城県のみやぎ発展税約4000万円を活用した。

566荷主研究者:2010/01/24(日) 15:46:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/01/18 建設新聞
みやぎ生協 複数テナントを誘致へ
用地約1万㎡に専門店エリアを整備
宮城県富谷町「明石台店」の周辺地

 みやぎ生活協同組合(仙台市泉区八乙女4丁目2の2 理事長・齋藤昭子氏)は、宮城県富谷町にある明石台店の周辺地に専門店エリアを構築する方向性を固めている。

 対象地は、黒川郡富谷町明石台6丁目1の39地内にある同組合明石台店の周辺地約1万㎡。この用地を商業系デベロッパーなどの第3者企業等に賃貸し、借り受けた企業等が実際のテナント誘致や店舗等施設の建設整備を行うと見られ、現在、大手リース会社やハウスメーカー大手などからのプレゼンテーションを受け、諸条件の比較検討に入っているもようだ。入居想定テナントは、アパレル企業や飲食店などが有力視されている。

 今後、誘致想定テナントが出そろうのを待って、貸付先企業の絞り込みに入る見通しだ。

 富谷町明石台地区は、今後、同じ黒川郡内の大衡村や大和町などにセントラル自動車関連などの企業立地が促進されていくことで、定住人口が増加していくことが見込まれている。

 今回の対象地の東側近隣一帯に広がる牧場地およびその周辺地では、開発行為による市街化区域編入の具体化のため、富谷町明石台東地区共同開発企業体が全体面積約39・2万㎡規模の造成等工事を行い、総戸数776戸、想定人口2、328人規模の宅地開発を行う方針。これに関しては、大手ハウスメーカーが中心となり立地企業をにらんだ住宅地を建設するもよう。

 昨今の経済環境から目立った新規の不動産開発が見られない仙台圏にあって、商業地の一部を含めスポット的開発の面的な賑わいを見せている。

2010/01/18付1面に掲載

567荷主研究者:2010/01/24(日) 15:51:40
>>362
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t12014.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
スズデン新工場4月着工 宮城・大和 半導体市場が回復

 電子機器商社のスズデン(東京)は18日までに、大和リサーチパーク(宮城県大和町)の半導体製造装置向け部品工場を4月に着工する方針を固めた。当初「2009年秋」としていた着工予定を延期していたが、半導体市場の回復などを理由に設備投資を再開した。今年10月に完成、11月に稼働を始める見通し。

 工場は半導体製造装置の部品となる電源装置、温度制御装置などを生産する。同じ大和リサーチパークに計画し、着工を延期している半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の新工場に製品を供給するほか、自動車関連企業への納入を目指す。

 延べ床面積約3400平方メートルで、総投資額は約10億円。地元から20人程度を採用する予定。

 スズデンは08年9月、同社初となる工場建設を発表。09年7月、半導体市況の悪化などを理由に着工延期方針を決めた。

 同社は「半導体市況が回復していることから、主な製品供給先である東京エレクトロンの新工場が完成する前に態勢を整える必要があった」(情報企画部)と話す。

 大和リサーチパークでは、化学素材メーカーのソマール(東京)も着工延期した新工場を10年6月に着工する方針を決めており、産業集積の動きが続く。

568荷主研究者:2010/01/24(日) 15:52:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t12021.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
EVエナジー、宮城産初出荷 「北の拠点」実質スタート

ハイブリッド車の基幹部品の電池を積み、工場を出発するトラック=パナソニックEVエナジー宮城工場

 トヨタ自動車グループで、車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は18日、宮城県大和町に新設した宮城工場で製造した電池を初出荷した。トヨタが東北を中部、北部九州に続く「国内第3の生産拠点」と位置付けてグループ工場の集積を進める中、新設工場で初めての出荷となり、「北の拠点」が実質的にスタートした。

 出荷されたのはトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」に搭載されるニッケル水素電池。午前10時10分ごろ、100台分の電池を積んだ運送会社のトラックがプリウスを生産するトヨタの愛知県内の工場に向けて出発した。

 電池はHVの基幹部品だが、急速なHVの需要拡大に電池生産が追い付かない状態だった。このため宮城工場は、立地協定締結から今月6日の稼働まで1年半と「従来にないスピード」(林芳郎社長)で整備され、生産状況も「他工場の操業開始時より早いペース」(同)と量産ピッチを上げている。

 EVエナジーは4月に宮城工場で2本目のラインを稼働させ、3本目を9月にも完成させる予定。生産能力は年30万台分で、EVエナジー社全体の生産能力は110万台分になる。

569荷主研究者:2010/01/24(日) 15:56:20

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100104_01.htm
2010年01月04日月曜日 河北新報
第1部=地殻変動(上)巨像出現/大変革に試される地力

上屋が完成し、稼働に向け準備が進むセントラルの新本社工場。地域経済に与えるインパクトは大きい=宮城県大衡村

 巨像が姿を現した。仙台市中心部から車で1時間、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地。延べ床面積12万平方メートルの広大な工場群で2011年1月、世界に向け乗用車の生産が始まる。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場が1年後に稼働し、東北では関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に次いで2カ所目の完成車工場となる。

 トヨタは東北を中部、北部九州に次ぐ「第3の生産拠点」と位置付ける。両工場のフル稼働時の生産規模は主要部品メーカーが進出の目安にするという50万台。その通り関連企業の進出が相次ぎ、「北の拠点」が動きだす。

<サービス業8割>
 仙台市泉区にある泉パークタウン工業流通団地では、1987年に日米合弁で設立され、両国間の半導体摩擦の緩衝策として注目を浴びた工場が11年末で姿を消す。

 東北の製造品出荷額で電子部品が食料品を抜いてトップに立ったのは1980年。以来30年、東北のリーディング産業の座にあったが、シリコンサイクルと呼ばれる周期的な好不況の波にもまれ続けてきた。

 トヨタのグループ企業が相次いで進出する宮城県は、サービス業を中心に第3次産業が県内総生産(2007年度、速報)の80%を占める。人口減少時代に、人を相手にするビジネスは先細りの不安を抱える。

 サービス業依存からの脱却へ、複層的な産業構造へ―。東北経済にとって自動車産業の集積が持つ意味は大きい。

 東北経済産業局の数井寛局長は「単眼から複眼の産業構造に変化する可能性がある。車と電子部品は近接分野。双方がつながればインパクトは大きい」と地域経済の進化を期待する。

<「嵐の中」の船出>
 米国で大衆向けガソリン車が誕生して100年。環境や資源問題を背景に今、ハイブリッド車が市場の主役に躍り出た。ビッグスリー(米自動車大手3社)が衰退し、世界をステージに業界再編も進む。自動車産業は世紀の転換点にある。

 トヨタは昨年末、系列部品メーカーに対し、部品調達価格を13年までに3割引き下げる計画を通知した。長期低迷に悩む国内市場と、低価格車を中心に需要が膨らむ新興国をにらんだ対策の一環とみられている。

 「嵐の中」(豊田章男トヨタ社長)で進む自動車産業の東北集積。地元企業も加わる、新たな産業の高く強固なピラミッドを築けるかどうか。「地域にとって100年に一度のチャンス」(東北経産局)を前に、東北の「本気度」が試される。

◎メモ/国内の完成車組立工場
 戦前、トヨタ自動車の本拠地の愛知県や日産自動車が創業した神奈川県などで誕生した。1980年代までは中部、関東、中国などの工業地帯に集中。90年代に入って人材確保やリスク分散などの観点から北部九州、東北へと立地が広がった。

  ◇  ◇
 トヨタが完成車製造子会社の本社工場を宮城県に移転させ、東北は自動車産業の「北の拠点」として新たな歩みを始める。完成車工場には多くの企業が連なり、産業は点から線、そして面へと広がる。厳しい経済情勢の中、変化の波に洗われる自動車産業。波にあらがうように続々と建設される生産施設。東北の自動車産業と地域の、未来と現実を考える。
(自動車産業取材班)

570荷主研究者:2010/01/24(日) 15:57:14

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100104_02.htm
2010年01月04日月曜日 河北新報
第1部=地殻変動(中)参入意欲/部品製造底上げへ連携

自動車産業に参入できる技術力を身に付けようと、部品の構造を学ぶ地元企業のエンジニア=宮城県柴田町

 操業開始から17年。地域経済への波及効果に期待を集めた東北唯一の完成車製造工場が悩む。

 トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で使われる部品の現地調達率は、目標の70%程度に対し43%にとどまる。岩手に進出した中部地方の企業が数字を引き上げ、もともとの地元企業の納品率はさらに低い。

<品質に高い要求>
 調達率低迷の理由に、東北の製造業が得意とする電子分野と、自動車産業の文化の違いを挙げる関係者は多い。

 「弱電関係とは比べられないほど品質要求の水準が高い」。自動車部品のプレス加工を手掛ける長島製作所(一関市)の新宮紀一郎社長は2000年の参入当時、業界の厳しさを実感した。

 部品の不具合が人命を左右しかねない自動車。求められる品質は電子機器と比べ格段の違いがあるという。関東や中部の業者とのコスト競争も激しい。

 ただし1年に何度も新製品が出る電子分野のサイクルの短さに比べ、車のモデルチェンジ周期は4年以上。「車は安定した取引ができる」(新宮社長)のが参入メリットだ。両分野に参入できれば経営の安定度はさらに増す。それは東北経済の足腰強化につながる。

<九州でも50%台>
 自動車産業の集積で東北に先んじる北部九州も現地調達率は伸び悩む。06年の生産台数は東北で予定される生産能力の倍以上の100万台を突破したが、現地調達率は九州全域で50%台にとどまる。

 九州経済調査協会(福岡市)は「九州内の企業の実力が足りなかった」と指摘する。車メーカーやそこと取引する1次下請けが求める技術と地元企業の能力に差があり、参入が進まないという。

 完成車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)本社工場の誘致に成功した宮城県は自動車産業を柱に、県内産業の構造改革を目指す。セントラルと地元企業を結び付け、地域経済を活性化させる構想を描く。

 北部九州の経験も踏まえ、宮城県は地元企業の実力アップに懸命だ。柴田町など各地で民間団体と共催の展示交流会を開き、トヨタOBの県職員が地元のエンジニアに自動車部品の構造や機能を解説するなどの取り組みを続ける。

 門戸は開かれている。車メーカーは物流コストや品質管理の観点から部品の長距離輸送を好まない。トヨタは「現地調達を第一に考える」(幹部)と強調する。

 成功の鍵を握るのは広域連携。トヨタ本社は関自工とセントラルを「国内第3の拠点」と一体で見る。東北学院大経営学部の折橋伸哉准教授は「企業に県境は関係ない。人材育成や技術力向上策で東北がまとまることが重要だ」と訴える。

◎メモ/現地調達率
 工場が使用する部品のうち地元で調達される割合。金額で算出する。トヨタ本社のある中部では約85%、関東や関西では約70%とされる。車メーカーと地元企業の取引実態を示す指標として、完成車工場がある自治体は調達率アップを目指す。

571荷主研究者:2010/01/24(日) 15:58:58

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100105_01.htm
2010年01月05日火曜日 河北新報
第1部=地殻変動(下)大移動/膨らむ期待、地域像模索

移住を控え、住宅団地を見学するセントラルの従業員ら=宮城県大和町

 農学校としてスタートした高校が開校110年目に変わる。
 宮城県大和町の黒川高。新年度、「農業」の看板を下ろす。農業経営科を廃止する一方、電子機械科を機械、電子工学の両科に分割。「ものづくり人材育成校」のカラーを鮮明に打ち出す。

<雇用確保視野に>
 学科再編に走らせたのは地域の変化だ。隣接する大衡村にトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場が移転。ここ1、2年で企業集積が急速に進む。

 倉光恭三校長は「就職の機会が広がる。より高いレベルの人材を輩出したい」と力を込める。
 宮城県進出を決めたトヨタグループ4社が予定する従業員数はフル稼働時で計2170人。移転するセントラルの移住者は、家族を含め約4000人に上るとみられている。

 すべてが大衡村に住むわけではないが、セントラルだけで村人口の7割超に及ぶ新住民が周辺に大移動する。多くの企業進出を伴う完成車工場の進出は歴史ある学校に変化を迫り、地域に地殻変動を起こしつつある。

 「集積は無限大のインパクトがある」と大衡村の跡部昌洋村長。地場産業が疲弊し、人口減少が加速する東北にあって、自動車産業の集積は雇用の場の確保につながり、人口対策にもなると期待を集める。

 ぜひうちへ―。周辺の自治体も生活情報を提供したり、保育所を整備したりと、新住民の争奪戦を繰り広げる。
 集積効果を自らの努力で地域に波及させようという模索も始まった。

<商店を個別支援>
 くろかわ商工会商業部会大和支部(大和町)は商店の個別支援を始めた。コンサルタントを希望店に派遣し、集中指導。店の魅力を高め、集客に役立てる狙いだ。

 商店街は大型小売店の進出や不況で活力を失い、空き店舗が目立つ。支援を受けた飲食店主は「自動車で地域が潤えば外食チェーンが出店するかもしれないが、負けない店をつくる」と話す。

 期待は膨らむ。だが手放しの歓迎ばかりあるわけではない。地元のある民間団体の職員は「産業集積により、どんなまちを目指すのか。具体的なイメージが見えない」と漏らす。

 東北大大学院の吉原直樹教授(都市社会学)は「工場を誘致さえすれば地域が良くなるという発想ではいけない。誘致は単にきっかけ。自分たちの地域像は自分たちで描くべきだ」と言う。

 完成車工場は東北の経済構造を変えるほどの影響力を持ち得る。その存在にただ頼るのか、上手に生かすのか。地域の未来をどう描くかは住民の手に委ねられている。(自動車産業取材班)=第2部は今月末に掲載します

◎メモ/波及効果
 宮城県は2007年にまとめた試算で、セントラルの進出により県内生産額は3009億円、被雇用者で9108人の経済波及効果を生み出すとした。試算は産業連関表により設備投資額500億円、年産12万台、従業員1300人を前提とした。

572荷主研究者:2010/01/24(日) 16:30:35

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100118beap.html
2010年01月18日 日刊工業新聞
東北電子工業、HV電池樹脂部品の新工場を稼働

 【仙台】東北電子工業(宮城県石巻市、渡邉篤社長、0225・62・3474)はハイブリッド車(HV)の車載バッテリー向け樹脂部品の新工場を完成し、稼働した。生産品の全量をパナソニックEVエナジー(PEVE)の宮城工場(宮城県大和町)に納める。射出成形機や機械加工機を導入し、HVバッテリーモジュールの樹脂ケースの生産を始めた。生産量は明らかにしていないが「PEVE宮城工場で使用する分の100%に対応する」(佐藤幸太郎東北電子工業会長)という。

 PEVE宮城工場は今月稼働し、4月までにニッケル水素電池を年産20万台体制にする予定。増産も計画している。東北電子工業はこれをにらみ新工場の周辺約6万5000平方メートルの敷地を確保しており、PEVEの生産拡大に備えている。

573荷主研究者:2010/01/24(日) 16:33:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100122t12006.htm
2010年01月22日金曜日 河北新報
仙台空港鉄道 宮城県がアクセス線の値上げ検討

 仙台空港アクセス線を運営する第三セクター仙台空港鉄道(名取市)の経営が悪化している問題で、最大株主の宮城県は21日、一部区間の運賃を引き上げる方向で検討に入った。2010〜14年度の値上げを視野に入れる見通し。値上げすれば07年3月の開業以来初めてとなる。

 県策定の経営支援プラン行動計画骨子案などによると、運賃引き上げの対象に浮上しているのは、美田園―仙台空港の一区間。アクセス線から東北線に乗り入れる通勤通学客には、値上げが影響しないよう考慮する。

 現在の運賃は、美田園―仙台空港が210円、仙台―仙台空港間は630円。値上げ幅は早急に検討する。県土木部は「早い時期に引き上げたい」としてJR東日本などとの調整を急ぐ。

 骨子案は乗客が需要予測の65%にとどまっている現状を指摘。このままでは11年度に運転資金が底を尽き、13年度に債務超過に陥ると分析した。県が金融機関から借りた資金を空港鉄道会社に建設資金として貸し付けた78億円の債権について、年間約7800万円の利子(年利1%)の免除を検討する。

 骨子案は鉄道設備の所有と運行主体を切り離す可能性にも触れた。県などが将来、鉄道施設を引き取り、空港鉄道の資産を圧縮させる案が検討されるとみられる。

[仙台空港アクセス線]仙台空港―JR名取駅(7.1キロ)と、東北線の名取―仙台間を経由する全長17.5キロ。宮城県や仙台市などの自治体、民間企業が出資する第三セクターの仙台空港鉄道が空港―名取を運営する。空港―仙台間は快速が17分、各駅停車で23分。1日40往復。

574荷主研究者:2010/01/24(日) 16:37:00
>>240 >>404 >>492
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100121t12024.htm
2010年01月21日木曜日 河北新報
アイシン高丘 宮城工場の稼働、夏に判断

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)は20日、稼働を延期している宮城県大衡村の新工場について「計画自体に変更はない」との考えをあらためて示すとともに、計画再開の時期は自動車販売の動向を見極めた上で今夏をめどに判断する方針を明らかにした。石川敏行社長が同日、本社で河北新報社の取材に答えた。

 石川社長は、環境対応車(エコカー)への政府の購入補助が切れる9月末以降の自動車の生産・販売動向が不透明と指摘した上で「下期の自動車生産見通しが立つ夏には稼働時期を決めたい」と述べた。

 同社の新工場は、トヨタグループの完成車製造、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県への本社工場移転などに伴い開設を計画。既に大衡村で取得した空き工場敷地に、エンジンやブレーキなどの部品加工と鋳造の2工場を設ける。

 石川社長によると、新加工工場にするため昨年12月から始めた空き工場の改修は、今年3月末に完了。本社で行っていた生産設備の改造などもほぼ終え、5、6月ごろには一部の設備を大衡村の新工場に搬入する。

 新棟を建てる鋳造工場については、来夏にも電力供給の準備が整う見込みで、石川社長は「鋳造工場もこのころまでに稼働時期を見極めたい」としている。

 アイシン高丘は2008年11月、宮城県などと工場の立地協定を結んだ。しかし世界的な自動車販売の不振から部品受注が減少。09年3月、同8月に予定した新工場稼働の当面の延期を発表した。

 同社は自動車部品製造大手アイシン精機(愛知県刈谷市)のグループ企業で、世界有数の鋳造部品メーカー。新工場での生産は完全子会社のアイシン高丘東北が担う。

575荷主研究者:2010/01/24(日) 16:37:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100121t12033.htm
2010年01月21日木曜日 河北新報
ガス事業民営化 頓挫は「世界不況主因」 仙台市ガス局報告

 仙台市ガス局は20日までに、2009年1月に頓挫したガス事業民営化の検証結果と、今後の民営化の進め方などの報告をまとめた。

 ガス事業継承者の公募が応募グループの辞退で中止になった原因は「08年秋に始まった世界的な経済不況による外的な要因が大きかった」と分析。複数の応募者による競争的環境をつくれなかったこと、民営化後の派遣職員数が流動的だったことも挙げた。

 株主総会や取締役会の決議で拒否権を行使できる「黄金株」の導入に関しては「経営上の大きな制約になるデメリットを勘案して、慎重に検討する」と結論付けた。

 今後の民営化の戦略として(1)経済情勢の見極め(2)応募しやすい条件の検討(3)事業継承方式の検討(4)事業拡大やサービス向上による民営化後の土台構築―を挙げた。

 市ガス局は「検証結果を基に戦略を練り直し、将来の民営化につなげたい」と話している。

 民営化が白紙となった09年1月以降、事業継承に関心を寄せていた企業や有識者への聞き取り、経済情勢の分析などを行い、報告をまとめた。

576荷主研究者:2010/01/24(日) 16:39:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100122t14005.htm
2010年01月22日金曜日 河北新報
楽天効果37億円増 09年162億円、CS進出ファン拡大

 宮城県は21日、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスが昨シーズン(2009年)、県内経済に及ぼした効果が162億円で08年と比べ37億円増えたとする試算を公表した。サッカーJリーグ1部(J1)に昇格するベガルタ仙台の経済効果は08年と同じ23億円で、総計は185億円。

 東北楽天の経済効果162億円のうち、入場料、交通費、宿泊費、飲食費、グッズ購入費などの直接効果は97億円(08年75億円)。グッズ、食品メーカーなど関連産業への波及効果は65億円(同50億円)だった。

 県企画総務課は好調だった理由について「レギュラーシーズンで2位となり、クライマックスシリーズ(CS)にも進出したことで、ファンが大幅に増加し観客数や消費額の増加につながった」と分析している。

 試算では、レギュラーシーズンのホームゲーム(70試合)の1試合当たり観客数は1万6854人(08年比694人増)、日帰りの観客1人当たりの消費額は7277円(同975円増)。クライマックスシリーズ(2試合)は1試合の観客数が2万1346人、日帰り観客1人の消費額は8328円。

 ベガルタ仙台の経済効果23億円の内訳は直接効果が14億円、波及効果が9億円。ホームゲームは25試合で08年と比べ3試合増えたが、宮城スタジアム(利府町)で開催の11試合の観客数が伸び悩んだことが響いた。

 1試合当たりの観客数は1万3120人(08年比1182人減)、日帰りの客1人当たりの消費額は4039円(同245円減)で試算した。

 県企画総務課は「J1に昇格したことで今シーズンは経済効果の大幅増が見込まれる」と話している。

577荷主研究者:2010/01/24(日) 17:31:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100123t12002.htm
2010年01月23日土曜日 河北新報
東京エレクトロン、宮城新工場を今夏着工 市場が回復

今夏の着工が決定した東京エレクトロンの新工場建設予定地=宮城県大和町

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は22日、着工を延期していた宮城県大和町の新工場を今夏に着工する方針を決めた。2011年春の稼働開始を目指す。世界的な不況で悪化した半導体市場が回復したと判断、建設再開に傾くとともに、工場の内容を見直し、最先端製品も含んだ製造拠点化を進める。

 新工場は「大和リサーチパーク」内の約30ヘクタールの敷地に建設する。投資額は250億円前後の見通し。半導体製造用エッチング装置の開発・製造機能を子会社2事業所から集約し、開発から製造まで一貫して手掛ける。

 プラズマを活用した次世代技術「RLSA」の生産機能も導入。RLSAは仙台市泉区の子会社「東京エレクトロン技術研究所」が研究の中心となっており、研究所の成果と新工場の製造を連動させ、最先端製品の製造拠点化を図る。

 新工場の従業員は当初、1000人前後でスタートし、将来的には能力増強に合わせ2000人規模に増やす可能性がある。建物は生産棟など3棟(総床面積7万2000平方メートル)を建てる予定だったが、規模を見直し中。

 エッチング装置の機能は、生産子会社の東京エレクトロンAT宮城事業所(宮城県松島町)と山梨事業所(山梨県韮崎市)から新工場に集約される。宮城事業所は従業員約160人が順次、新工場に移り、将来的には工場を閉鎖する方向で検討されている。

 新工場は当初、09年4月着工、10年4月稼働の予定だったが、08年12月、半導体市場の悪化を理由に計画を延期した。着工は今年8月ごろとみられ、市況を見据えながら判断する。

 東京エレクトロンの東哲郎会長は「これまでのものづくりを一から見直し、世界屈指の最先端工場を実現させる」とコメントした。

578荷主研究者:2010/01/24(日) 17:33:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100123t12004.htm
2010年01月23日土曜日 河北新報
電子産業集積をけん引 東エレク今夏着工

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が22日、宮城県大和町での新工場建設計画の再開を決めた。自動車関連産業に続き、高度電子産業でもけん引役が始動、仙台圏北部でものづくり産業の集積が加速する。高付加価値の最先端装置を製造する世界的メーカーの本格進出には、雇用創出効果に加え、製造業全体の底上げに直結するとの期待が大きい。

 2008年の経済危機で冷え込んだ半導体市況は昨年後半から、新興国向けの需要増加などで回復傾向が明確に。半導体メーカーが設備投資を再開、国内半導体製造装置メーカーの受注高は昨年10月以降、前年実績を上回る状況になっていた。

 新工場建設で予想されるのが関連メーカーの進出。地元企業にも取引の機会が生まれるため、「県内で新たな産業のピラミッドが形成され、製造業が引っ張る産業構造に変わる可能性がある」(七十七銀行の大川口信一調査課長)。

 新工場の着工延期を受けて大和町の同じ工場団地への進出を遅らせた企業も再開へ動いた。新工場の4月着工を決めた電子機器商社のスズデン(東京)は「半導体装置業界には11、12年ごろが生産のピークとの見方がある。読み通りだった」と受け止める。

 受注獲得を目指した地元の技術交流会を主催するみやぎ工業会(仙台市)の川田正興会長は「量産が不可欠な自動車関連部品と異なり、確かな技術があれば企業規模が小さくても参入の可能性がある産業。支援機関などと連携し、地元企業とのマッチングに努めたい」と気を引き締めた。

 東京エレクトロンの新工場は多くの技術者が開発にも携わる生産拠点。仙台市泉区には、東北大と連携し世界最先端の研究開発を行う技術研究所も構える。東北の技術開発型ものづくり企業の代表格となる可能性がある。東北経済連合会の渡辺泰宏常務理事は「大学で高度技術を学んだ人材などの地元雇用の受け皿ともなり得る。頭脳集積によって産学連携の進展も期待できる」と評価した。

◎宮城新工場着工までの経過
2007年3月 東京エレクトロンが宮城県大和町に新工場建設を発表、09年中の着工、10年春操業予定
2007年6月 東京エレクトロン技術研究所(仙台市泉区)を設立
2008年7月 化学素材メーカーのソマール(東京)が大和町に工場建設を発表(2009年8月計画変更 11年5月操業開始予定)
2008年9月 電子機器商社のスズデン(東京)が大和町に工場建設を発表(2009年12月計画変更 10年11月操業開始予定)
2008年12月 東京エレクトロンが半導体不況の影響で、新工場着工延期を発表
2009年12月 東京エレクトロンが仙台の技術研究所の増設に着工
2010年1月 東京エレクトロンが着工延期していた新工場を10年夏に着工、11年春以降に稼働予定と発表

◎「この日待ってた」地元自治体効果に期待
 東京エレクトロンが宮城県大和町の新工場建設計画の再開を決めた22日、地元自治体関係者は「着工が決まってほっとした」と胸をなで下ろすとともに、半導体関連産業集積に伴う経済効果へ期待を膨らませた。

 新工場が建設される大和リサーチパークは分譲面積が約40ヘクタールあり、新工場に素材などを供給する2社の建設も決定済み。

 「周辺道路を整備し、準備万端でこの日を待っていた」と話すのは、浅野元・大和町長。「世界第3位のシェアを持つ企業が来るのは町民の誇り。地元企業とのつながりができる可能性もある。税収アップにも期待したい」と喜ぶ。

 宮城県の村井嘉浩知事は「県が重点分野として集積を図る高度電子機械産業の振興に向け、けん引役となってほしい。宮城を拠点に、世界第1位として躍進されることを願う」と話した。

 工場建設地は、仙台市泉区の泉パークタウン工業流通団地に近い。仙台市は住宅需要などの幅広い経済効果が期待され、奥山恵美子市長は「関連企業の誘致にはずみがつく」と期待を寄せた。

 一方、将来的な閉鎖可能性が浮上した東京エレクトロンAT宮城事業所を抱える宮城県松島町に、不安が広がった。

 松島町役場では22日夕、大橋健男町長らが宮城事業所の担当者から新工場建設の説明を受け、「宮城事業所の廃止はない」と受け止めたという。だが、小松良一企画調整課長は「大和町への事業集約で何らかの影響が出る可能性もある。対応策を考えたい」と心配そうに語った。

581荷主研究者:2010/01/24(日) 19:20:19
やはりこの区間の4車線化は事業としては全く進んでいないのだな。まず都市計画決定をしなくちゃいかんねぇ。約5kmで仙台BPと古川BPの4車線が繋がるならば事業の有効性は高いと思われる。
>国道4号線は4車線化工事が急速に進むが、大衡中前―大崎市三本木の村境約5キロは手つかずのまま

ここも事業の進展が見られず気になっていたところ。早く着工する!
>富谷JCTから西側の国道4号への延長時期は未定

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100124t11028.htm
2010年01月24日日曜日 河北新報
インフラ整備、与党と パイプづくりに首長アクセル

完成間近な東北自動車道と仙台北部道路の富谷JCT。自動車産業の集積を受けて、黒川郡内の関係者はさらなるインフラ整備を求めている

 トヨタ自動車系企業の集積が進む宮城県黒川郡内の町村長らが、民主党への接近を図っている。自民党色が濃く、民主党とは縁遠かった保守系首長たちだが「企業進出に必要なインフラ整備は、与党・民主党に頼むしかない」とパイプづくりに汗をかく。景気低迷が続く県内で唯一活気づくエリアで存在感を発揮したい民主党も、首長たちにラブコールを送っている。

◎呼吸ぴったり
 今月7日、大衡村内のゴルフ場で開かれた村の新年会。跡部昌洋村長は真剣な顔つきで壇上に立った。

 「国道4号が4車線化されれば先生のお手柄。できなければ先生のせい。すべて先生にかかってます」。目の前には地元選出の民主党石山敬貴衆院議員(宮城4区)。プレッシャー混じりの「陳情」だった。

 国道4号はセントラル自動車(神奈川県相模原市)の進出決定後、4車線化工事が急速に進むが、大衡中前―大崎市三本木の村境約5キロは手つかずのまま。さらに、鳩山政権が2010年度内の国道の新規着工を凍結し、「4車線化完成の見通しは立たない」(国土交通省仙台河川国道事務所)状況だ。

 「伸びゆく大衡のため、国交省にしっかり働きかけていく」。跡部村長と呼吸を合わせた石山氏。新年会に集まったセントラルなど進出企業、村関係者約200人に友好ムードを見せつけた。

◎選挙では自民
 跡部村長は、昨夏の衆院選で自民党前職、知事選では元自民党県議の村井嘉浩知事を支援してきた。だが「地元振興のため、政権党と仲良くするのは当たり前」と言い切る。政治信条を超えた自治体トップの意地を隠さない。

 国道4号に限らず、自動車産業の集積を受けた黒川郡内でのインフラ整備の要望は、高まるばかりだ。今年3月には、仙台北部道路が東北自動車道と接続する富谷ジャンクション(JCT、富谷町)まで延長するが、富谷JCTから西側の国道4号への延長時期は未定。早期の予算確保を求める声は強い。

◎県連にも利益
 また、マニフェスト(政権公約)の目玉だった高速道の通行無料化は物流の改善や渋滞緩和に効果が大きいとして、東北道での実現を望む自治体関係者も郡内には多い。

 富谷町の若生英俊町長は10日、町の新年祝賀会に民主党の石山氏を初めて招待。舞台上で杯を交わし、固く握手した。人脈構築の第一歩だった。若生町長は「これまで民主党とは接触がなかった。富谷をよく知ってもらいたい」と言う。

 大和町の浅野元町長も「民主党には地元の意見を聞く機会を定期的につくってほしい。工業団地内や周辺の道路整備は国の力が今後も必要だ」と話す。

 耳目を集める自動車産業の新集積地。民主党にとっても、政権の力を見せつける格好の舞台といえる。県連幹部は強調する。「どこよりも確実に予算付けすべきエリアだ。県連挙げて、党本部や省庁に伝えていく」

582荷主研究者:2010/01/31(日) 13:26:52
>>478
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100125t11029.htm
2010年01月25日月曜日 河北新報
松島水族館移転に10億円 仙台市が出資固める

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台市への移転計画で、市が経営主体の新会社に10億円を出資する方針を固めたことが24日、分かった。経済波及や社会教育の面で出資以上の効果が期待できると判断した。25日以降、事業内容や出資の枠組みなどを市議会に説明し、2010年度一般会計当初予算案に盛り込む方向で調整を進める。市の出資が正式決定すれば、移転計画は大きく進展する。

 移転地は、宮城野区の仙台港背後地にある市有地「高砂中央公園整備地」(14万5000平方メートル)の一部。水族館を運営する仙台急行(仙台市)が08年7月、市に出資など移転への協力を要請。市は提案された資金調達計画、事業の仕組みや将来性、長期的運営プランなどを精査し、09年10月以降、同社などと詰めの協議を重ねていた。

 移転計画では、公園内の約3万6000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート2階、延べ床面積約1万平方メートルの新水族館を建設する。東北初の屋外イルカプールや大水槽などを設置し、展示も現在の300種4000個体から、400種3万個体に大幅拡充する。

 オープンは11年夏を予定していたが、建設期間が当初計画よりも必要になったため、12年3月までの開業を目指す。

 新会社への出資は、仙台市の10億円のほか、仙台急行が11億円、国土交通省の外郭団体「民間都市開発推進機構」(東京)が9億円、宮城県内の民間企業などが計約10億円を計画する。移転の総事業費は約83億円で、残りの約40億円は都銀や地元金融機関から融資を受ける。用地は市が事業者に有償で貸与する。2月3日の市建築審査会で、公園使用の特別許可について審査する。

 松島水族館は1927年開業。同一地で営業を続ける民営水族館では国内一の歴史を誇る。施設は建設から30年以上が経過し、老朽化が激しい上、現在地は国の特別名勝に指定されているため拡張が難しい状況だった。

583荷主研究者:2010/01/31(日) 13:27:43
>>582
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12022.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
曲折10年、移転計画前進 松島水族館が仙台へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p012605x0a300003_01.jpg

建設から36年が経過し、老朽化が著しい松島水族館。83年に及ぶ歴史は、仙台の新施設に引き継がれる見通しだ=宮城県松島町

 老朽化に伴うリニューアル構想の浮上から10年。マリンピア松島水族館(宮城県松島町)は、仙台港背後地(仙台市宮城野区)に移転新築される公算が大きくなった。2011年度にオープンの見通し。当初、県との公設民営方式による現地建て替えを模索したが、07年に断念。移転先の選定、事業費調達のパートナー探しなど、存続への歩みは紆余(うよ)曲折をたどった。

<施設の老朽化契機>
 松島水族館のリニューアルをめぐる経過は表の通り。施設は1974年建築で傷みが激しい。入館者数は年々落ち込み、運営する仙台急行(仙台市)は2001年、建て替えに向けたプロジェクトチームを発足させた。

 水族館が立地する県有地は、土地利用への制限が厳しい「特別名勝松島」の区域。数十億円に上る事業費を含め、仙台急行は「単独での施設拡張、建て替えは難しい」として、近隣に公園を持つ県に支援を打診した。

 松島町も重点事業に掲げ、県との公設民営方式による事業化を後押しした。05年には市民グループが20万人を超える署名を集めた。06年には県も調査費を計上した。

<首長交代で出直し>
 06年秋、状況は暗転する。現地建て替えの旗振り役だった内田鉄夫前松島町長が汚職で辞職。財政支援に向けた県や町の動きはしぼむ。公園用地への施設拡張も文化財保護法の規制で難しい状況に追い込まれた。

 リニューアル構想が暗礁に乗り上げる中で、新天地として求めたのは商業施設などの集積が進む仙台港エリアだった。

 仙台急行は08年6月に方針転換を発表し、7月に梅原克彦前仙台市長に支援を要請。不動産の証券化による事業計画を軸に、市側も出資と仙台港背後地内に保有する公園整備予定地への誘致に応じる構えを見せた。

 動きだした事業化は、08年秋の「リーマン・ショック」による世界的な不況で再び、深い霧に包まれる。金融機関の融資と企業からの出資意欲が冷え込み、計画が減速。支援に前向きだった梅原前市長も、タクシー券の不適正使用問題などで再選立候補を断念し、市との交渉は仕切り直しを余儀なくされた。

<協調融資で実現へ>
 昨年8月に就任した奥山恵美子市長は、水族館移転の出資をめぐって事業計画の精査を重ねた。水族館側が10月、10を超える金融機関による協調融資の枠組みを固めたのを受け、ようやく市との最終調整にこぎつけた。

 「さまざまな壁や逆風など苦難続きの10年だったが、『県内唯一の水族館を残したい』との思いが支えだった」と振り返るのは、仙台急行の西条直彦社長。「松島で培った長い歩みを仙台に引き継ぎ、幅広い世代に愛される施設づくりを目指したい」と話している。

◎松島水族館のリニューアルをめぐる動き

2001年 仙台急行が水族館の建て替えに向けた検討作業を開始
  02年 宮城県松島町での敷地、施設の拡充による建て替え構想を策定。国の補助事業を活用し、県との公設民営を掲げる
  03年 隣接した公園用地を活用した約70億円の事業計画書をまとめ、県に提出
  04年 松島町が観光振興ビジョン「マリンプラン21」を策定し、水族館改修を重点事業に
  05年 市民グループ「みんなで新しい松島水族館をつくろう!会」が3月に発足。20万人を超える署名を集め、12月に県へ提出
  06年 県が新年度予算に新水族館づくりに関連した調査費50万円を計上。仙台急行が有識者らによる建設準備会を設立
  07年 特別名勝松島の区域を定めた文化財保護法が壁となり、公園敷地を含めた新築構想が困難に。県が水族館関連の予算計上を見送り
  08年 松島での現地建て替えを断念し、仙台港背後地(仙台市宮城野区)への移転を目指す方針を発表。市に対して支援を要請
  09年 不動産証券化による80億円超の事業計画を軸に開発、運営を担う二つの合同会社を設立。出資、融資による資金調達の枠組みを調整

584荷主研究者:2010/01/31(日) 13:28:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100125t12021.htm
2010年01月25日月曜日 河北新報
「30分圏に関連23社」セントラル自の役員、大和で講演

「新工場は先端技術を集めた工場になる」と語る大西取締役

 宮城県大衡村に本社工場を移転するセントラル自動車(神奈川県相模原市)の大西敏明取締役(57)が21日、大和町の旅館であった黒川森林組合の新年会で講演した。

 大西氏は生産管理担当の役員。本社工場から30分圏内に生産ラインと関係の深い23社が進出する予定があると述べ、「部品は極力、現地で調達したい。東北の拠点化を進める」と語った。

 来年1月の工場稼働後は完成車を運ぶ運搬車が1日100台、部品の運搬車が200台走行する。大西氏は「事故が起きないよう安全最優先に取り組む」と述べた。

 来年5月までには、セントラル自動車の従業員ら約1800人が移住する。既に75人が県内に一戸建て住宅などを購入したという。「宮城に骨をうずめる。地域と共生しなければ会社は成功しない。地域と密着したい」と語った。

585荷主研究者:2010/01/31(日) 13:45:34
>>88
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12030.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
「アンパンマン」仙台進出 駅東口にテーマパーク

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p012603x0s100027_01k.jpg

大勢の家族連れでにぎわう横浜市西区の「横浜アンパンマンこどもミュージアム」(仙台市提供)

 四半世紀にわたり、子どもに絶大な人気を誇るキャラクター「アンパンマン」のテーマパーク「仙台アンパンマンこどもミュージアム」(仮称)が2011年春にも、JR仙台駅東口(仙台市宮城野区)の再開発地に誕生することになった。横浜市に07年4月にオープンして以来、全国20カ所以上の都市が誘致に乗り出している人気テーマパーク。仙台に開業すれば全国3番目で、宮城県だけでなく東北全域の子どもたちの人気を集めそうだ。

 仙台市の奥山恵美子市長と仙台商工会議所の田畑精治副会頭が25日、ミュージアムを運営する「アンパンマンミュージアム&モール有限責任事業組合」(東京)の構成団体の一つ「日本テレビ音楽」(東京)を訪れ、進出を求める要請書を提出した。日本テレビ音楽の渡辺一彦専務は要請書を受け取った後、河北新報社の取材に対し「社内のコンセンサスは得ている。仙台市や地域からの働きかけは心強い。東北の子どもたちのためにもぜひ進出したい」と語った。

 予定地は、宮城野区鉄砲町の仙台駅東第二土地区画整理事業地にある市有地約8000平方メートルのうちの約7000平方メートル。計画では、横浜市の施設と同様にアンパンマンと仲間のキャラクターの展示スペースと、グッズの販売モールなどで構成する。

 総事業費は約20億円。ミュージアム事業組合の関連会社やミヤギテレビ(仙台市)、地元企業、仙台市が出資する。市は1億5000万〜2億円を出資する方針で、10年度一般会計当初予算案に盛り込む方向で調整している。市有地は事業者に有償貸与する。

 仙台市は08年8月から誘致活動を展開しており、奥山市長は「緑との触れ合いや緑の大切さを伝える仙台市らしい展示を、関係者と一緒に考えていきたい」と実現を心待ちにしている。

 横浜市西区のみなとみらい地区にある「横浜アンパンマンこどもミュージアム」は、年間入場者が300万人を超える。今年4月には、三重県桑名市に「名古屋アンパンマンこどもミュージアム」が開園する。

586荷主研究者:2010/01/31(日) 13:46:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12037.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
「サンピア仙台」落札 斎喜ビル、スポーツクラブ運営

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斎喜ビルが落札したウェルサンピア仙台

 仙台市若林区蒲町の厚生年金施設「ウェルサンピア仙台」の一般競争入札で、貸しビル・倉庫業の斎喜ビル(若林区)が11億1000万円で落札したことが25日、分かった。地下鉄東西線六丁の目駅予定地まで約500メートルという利便性を生かし、スポーツクラブなどに改装する計画という。

 年金・健康保険福祉施設整理機構(千葉県)が2009年7月、最低売却価格を10億7500万円に設定して最初の入札を実施したが、応札がなかった。22日に行われた今回は、最低売却価格を7億7000万円に引き下げ、入札を再び実施していた。

 ウェルサンピア仙台は社会保険庁が厚生年金基金を原資に整備し、1994年4月にオープンした。敷地面積約3万2300平方メートルで、一部5階の建物にホテルと大浴場、屋内外のプール、テニスコートを備える。

 屋内プールは09年3月末に閉鎖。ホテルと屋外プールは同年9月末に営業を終了し、現在は日帰り入浴のみ営業。2月末には終了する。

 斎喜ビルは、大浴場や屋内プールを改装し、スポーツクラブの運営に乗り出す。客室35室と宴会場のホテル部分には、老人ホームや保育所に入居してもらう考え。

 テニスコートや屋外プールのある平地部分の利用方法は決まっていないという。

 同社関係者は「われわれは地元の企業なので、地域住民に愛され、多く使ってもらえる施設にしたい」と話している。

587荷主研究者:2010/01/31(日) 13:50:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100128t12020.htm
2010年01月28日木曜日 河北新報
マキシー館仙台閉館 支店機能を移転へ イトキン

 大手アパレルメーカーのイトキン(東京)は、仙台支店とショールームを兼ねるマキシー館仙台(仙台市青葉区東勝山)を閉館し、2月1日付で青葉区本町のJR仙台駅近くのビルに支店機能を移す。

 家具の販売事業から撤退して、余剰スペースが出たこともあり、ビル維持費の削減を図るのが閉館の狙い。建物の利用法は未定としている。

 マキシー館は地下1階、地上6階で延べ床面積は約7200平方メートル。1992年に完成し、会員制アウトレットショールームとして、ファッション衣料品や服飾雑貨品を特別価格で販売していた。

588荷主研究者:2010/01/31(日) 14:01:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100128t12032.htm
2010年01月28日木曜日 河北新報
09年仙台地区 百貨店売上高10.8%減 下げ幅最悪

 宮城県百貨店協会のまとめによると、2009年の仙台地区の百貨店(3社3店)の総売上高は前年比10.8%減の879億1400万円だった。2年連続マイナスで、下げ幅はこれまで最も大きかった1998年の5.2%減を超えて過去最大となった。

 協会は「衣料品、食料品とも東北のほかの県と比べて下げ幅が大きい。都市部で不況の影響がより大きく表れた」と分析。藤崎がファーストタワー館やララガーデン長町店を開業させたが、三越名取店の撤退やさくら野百貨店仙台店の売り場縮小が響き、売り上げが低迷した。

 主力の衣料品が15.4%減、高級バッグや海外ブランド品など身の回り品が13.3%減と、ともに2けた減となった。高額商品の売れ行きが悪かった。

 食料品は節約志向でスーパーに客が流れたのに加え、三越名取店の撤退が影響し、9.6%減と大きく落ち込んだ。中元、歳暮も不振だった。

 09年12月の仙台地区の売上高は前年同月比8.4%減の104億6400万円となり、20カ月連続で前年割れとなった。

 衣料品はバーゲンの前倒しや厳しい寒さで冬物がやや持ち直したが、全体では9.5%減だった。

 食料品は9.1%減。クリスマスケーキやお節が伸びたものの、歳暮が法人需要を中心に不振で全体を引き下げた。

589荷主研究者:2010/01/31(日) 14:16:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100129t12007.htm
2010年01月29日金曜日 河北新報
東京インテリア・仙台港本店オープン 店舗面積は全国2位

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100129e201.jpg

 家具販売大手の東京インテリア家具(東京)の大型店「仙台港本店」が29日、仙台市宮城野区の仙台港背後地にオープンする。東北11店目、宮城県内3店目となる。

 2階建てで、店舗面積は約1万5000平方メートルと同社の全国29店で2番目の規模。約3万アイテムを扱う。

 1階に収納家具や雑貨、2階にはリビング、ダイニング家具などが並び、一角に「良い家具を長く使ってほしい」とのコンセプトで岐阜県飛騨高山の町屋を再現した。同社は「伝統工芸技術を実感できる」と説明する。

 立地場所は仙台東部道路、三陸自動車の仙台港北インターチェンジに近く、三井アウトレットパーク仙台港の南西側。仙台港背後地にはホームセンターのカインズや家電量販店のケーズデンキが昨年出店し、家具販売大手のニトリも出店準備を進めるなど、商業集積が進んでいる。

590荷主研究者:2010/02/01(月) 23:22:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100129hlao.html
2010年01月29日 日刊工業新聞
東北活性化センターと研究センター、6月1日に合併で合意

 【仙台】合併を検討してきた東北産業活性化センター(仙台市青葉区)と東北開発研究センター(同)は、6月1日に合併することで合意した。両者は財団法人で、ともに調査研究活動を主な業務としている。合併することで、調査活動の充実と業務の効率化を図っていく。

 新組織の名称は「東北活性化研究センター」で、会長には東北電力社長の高橋宏明氏が就任する予定。

 新組織は、新潟県を含む東北7県を活動地域とし、製造業振興や地域振興、公共政策などの調査活動を主な事業とする。3月末までに2010年度の事業計画を固める方針。

 東北産業活性化センターの加藤郁男専務理事は「新組織は調査研究活動だけでなく、調査結果や提言を具現化するための支援にも力を入れ、実践的な団体にしていきたい」としている。

591荷主研究者:2010/02/01(月) 23:34:27
>>537
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100201t11017.htm
2010年02月01日月曜日 河北新報
政府予算の仙台港新埠頭着工見送り 車積み出し拠点に狂い

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100201_a1-01.jpg

 2010年度の政府予算案に盛り込まれた仙台港整備事業に、宮城県が不安を募らせている。新たな埠頭(ふとう)の整備を民主党に要望したが、新規着工は見送られ調査費の計上にとどまった。宮城では11年1月、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車が本格操業を始める。県は車両の積み出し拠点となる港の機能強化を急ぐが、計画に微妙な狂いが生じ始めた。

 調査費が計上されたのは、港の雷神埠頭から約1.5キロ東に新設する予定の高松埠頭整備事業。港東端のタグボートなどが停留する高松作業船船溜(だまり)6ヘクタールを埋め立て、穀物などの貨物を積み降ろしする埠頭とする。総事業費は約50億円を見込む。

 新埠頭を整備することで、手狭になっている完成自動車や自動車部品の積み降ろしスペースを確保する計画だ。

 自動車産業集積に備えた基盤整備を進める村井嘉浩知事にとっては重要事業の一つ。昨年12月上旬、村井知事は県議会野党で民主党系会派の「改革みやぎ」に足を運んで、「港湾整備が遅れると、自動車産業集積に多大な影響が出る」と強く要望した。

 11年度の埠頭整備見送りが分かったのは、政府予算案が閣議決定された昨年12月25日夜。民主党県連幹事長の郡和子衆院議員(宮城1区)は「調査費計上は事実上、着工にゴーサインが出たということ。新規のインフラ整備は難しい状況で調査費が計上できただけでも画期的」と話す。

 直後の記者会見で村井知事は「調査費だけでは不足している。さらに予算を増額してもらえるよう引き続きお願いしたい」と述べ、懸念を隠さなかった。

 県にとって、鳩山政権が公共事業の大幅削減方針を掲げているのは気掛かり。県港湾課は「調査費の計上だけで将来的に事業化できるのか分からない」といぶかる。

 08年の仙台港の完成自動車取扱量は778万トンで、5年前と比べ20%増えた。全貨物取扱量も6%増の3591万トンと順調に推移している。

 港湾行政に詳しい稲村肇政策研究大学院大客員教授は「本体事業費は計上されなかったが、新規着工に向けて一歩前進したのは確か。着工を確実にするには自動車産業の集積に加え、貨物取扱量が増加している点をしっかりと訴え、他の港湾と差別化を図ることが大事だ」と話している。

592荷主研究者:2010/02/01(月) 23:37:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/02/01 建設新聞
NTT東日本 仙台市一番町
機能集約化目的に新ビルの建設を計画
22F程度・約3万㎡弱の高層施設が有力視

 NTT東日本が仙台市青葉区一番町2丁目の同社宮城支店青葉通ビル敷地内に建設を計画している施設は地上22階程度を想定する高層ビルが有力視されている。

 現在、新ビルの基本設計はNTTファシリティーズが作成しており、当初、昨年12月あたりが見込まれていた施工業者に関わるJV編成の内示も大詰めを迎えているようだ。

 建設場所は、青葉通沿いにある青葉通ビル南側の駐車場等用地で南町通側に面するところ。現在市内数ヵ所に分散する業務機能の集約化を目的とした施設整備に着手する方針を固め、施設規模は延べ3万㎡弱規模を見込んでいるもよう。また、既存の青葉通ビルも機能集約化とともに、データセンターなどへの主用途変更も併せて検討されているとの話も出ている。

 施設整備の方向性や、集約化後の跡地活用などに関しては、一昨年7月、NTT東日本とNTTファシリティーズが共同で設立した「NTT東日本プロパティーズ」(本社・東京都新宿区西新宿)が担う。

 建設場所の西側近隣地では、今年11月末に仙台エクセルホテル東急が閉館することこが決まり、土地・建物の所有者である日本生命の跡地利用に関する動向も注目される。かつて、東北電力が青葉区一番町から現在の本町へ本社移転した時と同様、周辺地区にインパクトを与えることも期待されるという意味からも、今回の集約化計画には大きな注目が集まりそうだ。

2010/02/01付1面に掲載

59348時間眠らない克秀:2010/02/05(金) 16:34:14
横澤さんは近藤電気の怒りをかった…

サンメンタルの屁はカッパの屁より臭かったよ…

汝、人を憎みたまえ…

594荷主研究者:2010/02/06(土) 23:56:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100202t12002.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
自動車の前方視認製品化を図る システム研究会が発足

前方視認システムの開発に向け理解を深めた研究会のセミナー

 東北大大学院の青木孝文教授(計算機構論)が開発した画像認証技術を活用し、自動車運転時に路上の障害物を把握して衝突を避ける「前方視認システム」の開発を進める「マシンビジョン研究会」が仙台市で発足、青葉区の仙台商工会議所で活動第1弾として公開セミナーを開いた。

 青木教授が研究成果を説明し「東北大の理論と地域企業の技術を組み合わせ、新製品を生み出したい」と語った。

 トヨタ自動車系完成車製造の関東自動車工業(神奈川県横須賀市)の開発担当者が「職人の目に頼る部分を自動化するなど、車体表面の検査工程で前方視認システムを応用できる」と開発に向け意欲を示した。

 セミナーは東北経済産業局とインテリジェント・コスモス研究機構(ICR)が主催し、東北の製造業やソフトウエア業など約70社から定員80人を上回る約130人が出席した。出席者に研究会への参加を呼び掛けた。
(1月26日)

595荷主研究者:2010/02/07(日) 00:03:57
>>548
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100202t13001.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
市民の足より便利に 塩釜の新100円バス本格運行

ロゴが大きく分かりやすくなった新車両で本格運行が始まった

 宮城県塩釜市が1日、市内のバス路線空白地区を100円均一運賃で走らせる「NEWしおナビ100円バス」の本格運行を開始した。

 JR本塩釜駅前で開かれた出発式で、佐藤昭市長が「市民に大いに利用していただいて、塩釜に元気と活気を取り戻したい」とあいさつした。町内会関係者らがテープカットして、本格運行を祝った。

 NEWしおナビバスは、本塩釜駅を起点に東南部、北部、西部の3コースを平日に3回循環する。狭い道路にも入っていけるようマイクロバス(定員27人)で運行。市民の意見を基に運行ルートを見直し、バス停は11カ所増設し49カ所とした。

 本格運行開始に当たり、市は新車を購入。車には大きなロゴマークが付き、バスの前後で行き先の電光表示を始めた。高齢者が乗り込みやすいよう、乗降口に補助ステップも付けた。

 市では、大型バスで主に中心部を循環する均一運賃の「しおナビ100円バス」が年間36万人に利用され、市民の足として定着。一方で、バス路線空白地区からの要望もあり、NEWしおナビバスを2008年10月から試験運行していた。

 塩釜市西部地区町内会連絡協議会の土井万平会長(75)は「NEWしおナビが走り、バスでカバーするエリアが広がった。試験運行で市民に浸透しており、利用者も増えてきている」と歓迎していた。

596荷主研究者:2010/02/07(日) 00:06:31

http://www.logistics.jp/headlines/20100201-004.html
2010年02月01日 物流ニッポン新聞
三陸運輸 仙台港に新倉庫建設へ、幅広いニーズ対応

 三陸運輸(渋谷斡一社長、宮城県塩釜市)は仙台塩釜港の仙台港区に大型物流センターを建設する。海上コンテナに特化した大型施設で、総合物流業として幅広い顧客ニーズに対応していく。当初は2012年度事業で計画していたが、企業誘致などで同港を含めた宮城県の経済環境に好転の兆しがあるため、1年前倒しで11年度の完成を目指す。

 仙台市宮城野区港2丁目に「仙台港第5事業所新倉庫」(仮称)として建設する。同港・高砂ふ頭側の一番奥(陸寄り)に当たり、岸壁にも面している。昨年3月、建設用地として敷地面積1万9,835平方メートルを取得し、現在は野積場として活用している。

 新倉庫は、高床式(プラットホーム)と低床式の2階建て倉庫1棟、平屋建ての鉄鋼倉庫1棟を建設する。高床式は3ブロック、低床式は1ブロックに仕切り、幅広いニーズに対応する。両倉庫の延べ床面積は合計で1万560〜1万1,550平方メートルを想定。顧客ニーズに合わせ、最新設備を導入する計画で、新年度から設計に入る。

597荷主研究者:2010/02/07(日) 00:34:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100203t12015.htm
2010年02月03日水曜日 河北新報
仙台―福岡1往復増便 日航・5月 小型機で搭乗率確保

 会社更生法の適用を申請した日本航空が5月から、仙台―福岡線を1往復増便し、1日3往復で運航する方針を宮城県に伝えていたことが2日、分かった。日航仙台支店によると、増便は10月までの計画で、それ以降は現時点では未定という。

 増便分には、76席の小型機ブラジル製エンブラエル170(E170)を導入する。現行2往復は150席前後の中型機で運航する。福岡線の搭乗率(昨年4〜11月)は55.4%で、不況の中では堅調に推移。小型機導入で搭乗率向上が見込めると判断した。

 日航は昨年11月、福岡線を3往復から2往復に減便したが、6カ月で3往復に戻す。一方、全日本空輸は今年8月、福岡線1往復を休止する方針を発表している。小型機主体のアイベックスエアラインズ(東京)との共同運航に切り替え、共同運航を含めた現行の2往復を維持する。

598荷主研究者:2010/02/07(日) 00:36:38

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100131_01.htm
2010年01月31日日曜日 河北新報
第2部=選択の背景(1)源流/次世代技術、東北で再び

大学の研究成果をトヨタの豊田名誉会長(中央)に説明する東北大の井上総長(左)=1月22日、東北大片平キャンパス

 1月22日午後、仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長の姿があった。

 「自動車(製造)を始めたときから大変、お世話になった。最近は関係が少し薄れたが、昔のように指導してほしい」

 豊田名誉会長は井上明久総長ら大学幹部に切り出した。東北大との産学連携を深めたいという、トヨタグループとしての意思表示だった。

 東北大は実学尊重を掲げる。世界トップレベルの車メーカーとの共同研究は、大学の実力アップにつながり得る。井上総長は「東北に自動車産業が集積しつつある。大学としても貢献したい」と大きくうなずいた。

<熱いアプローチ>
 グループのセントラル自動車(神奈川県相模原市)が2007年、宮城県移転を発表して以降、トヨタは東北大に熱い視線を送り続ける。特定の大学に対し異例ともいえるアプローチをする背景に、世界首位を争うまでに成長したトヨタへの東北大の貢献があった。

 1937年、トヨタの前身のトヨタ自動車工業が設立されるのと同時に東北帝大工学部の抜山四郎、成瀬政男の両教授(いずれも故人)が研究顧問に就任。エンジンと歯車の専門家として助言し、国産車の技術確立に貢献した。

 特に抜山教授の弟子の故棚沢泰教授は多くの教え子をトヨタに送り込んだほか、技術開発を意欲的に指導した。豊田名誉会長も東北大大学院在籍時の47〜49年、棚沢教授に師事した。

 こうした経緯はセントラルの移転先選定の際も有利に働いた。宮城に決まった理由をあるトヨタ元幹部は「活躍した社員に東北大OBが多く、東北に親しみを感じる土壌が社内にあった」と話す。

<双方鍛えられる>
 国内メーカーは、成長とともに研究開発に潤沢な資金を投入した。一方、東北大で自動車分野を得意とする研究者は減り、トヨタとの関係も次第に薄れていったという。

 それでもトヨタが東北大との連携を望むのは、次世代車の研究開発をめぐり世界のメーカーとの競争が激化しているためだ。東北大は金属素材や電子制御など次世代車で重要な分野を得意とする。トヨタが東北や、東北大との関係強化に動くのは自然な流れだった。

 東北大も「産業界の動向が把握でき、研究方針を決める参考にもなる。一緒に問題点の解決に取り組めば双方が鍛えられる」(内山勝工学研究科長)と連携に期待する。
 トヨタの発展を支えた東北大。ハイブリッド車など車が大きく変わろうとする今、日本の基幹産業の興亡を左右する産学連携の営みが東北で再び始まる。

 トヨタは東北を「国内第3の拠点」と位置付け、セントラルの宮城県移転などグループ工場の集積を進めている。国内の新たな拠点として東北を選んだ背景を探り、そこから導き出される将来像を展望する。
(自動車産業取材班)=5回続き、11面に特集

◎メモ/東北大とトヨタの共同研究
 東北大大学院工学研究科は、トヨタグループの関東自動車工業と、溶接や塗装ラインの効率化などを共同研究している。多元物質科学研究所は2002年、トヨタなどが出資する豊田中央研究所と包括的研究契約を結び、燃料電池や自動車用触媒の開発研究に取り組んでいる。

599荷主研究者:2010/02/07(日) 00:37:24

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100201_01.htm
2010年02月01日月曜日 河北新報
第2部=選択の背景(2)3分割/地域貢献の理念根底に

東北を「国内第3の生産拠点」に位置付け、グループ企業の集積を進めるトヨタの本社=愛知県豊田市

 「なぜ東北なのか」と問うと、トヨタ自動車グループ企業の幹部は応接室で日本地図を広げて見せた。

 「九州が決まれば地域バランス、分散の観点から東北になる」。地図上で本拠地の愛知県から北部九州、宮城・岩手両県はほぼ等距離になる。愛知を中心に日本を大きく三つに分けて生産拠点を配置したというのだ。

 北部九州には既にグループの完成車製造の2工場を置く。東北も、完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の本社工場の宮城県移転で、既存の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせ2拠点体制となる。

 生産効率だけからいえば工場は1カ所に集中した方が有利だ。それでも拠点の分散を進める背景を、トヨタ東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「地域貢献という側面も強い」と話す。

 雇用や部品取引など「ものづくりを通した社会貢献」はトヨタグループ創始者の豊田佐吉の遺訓をまとめた「豊田綱領」に通じる。その理念は今もトヨタの経営に大きな影響を与えているとされる。地域貢献は「地元に工場を持つ会社とアピールできて販売上、有利」(ディーラー)というメリットも併せ持つ。

<災害リスク分散>
 分散の必然的な理由もあった。トヨタの国内の生産能力約380万台のうち、中部には300万台と実に8割近くが集中。東海地震などで大きな被害が予想される中、「過度に集中しすぎていた」(トヨタ関係者)との反省があり、「リスク分散」は急務だった。

 リスク分散の要請に、地域バランスを考え、東北は集積のターゲットに入った。老朽化で移転せざるを得なくなったセントラルは、候補地にリストアップした10カ所ほどの中から「関自工岩手に近い」(セントラル幹部)と宮城を選んだ。

<相乗効果に期待>
 セントラルは2008年10月にトヨタの完全子会社になるまで関自工とは資本関係があり、ともに小型車を製造するなど強いつながりがあった。

 本社工場、従業員の丸ごと移転はトヨタグループでも未体験の事業となる。関自工は1993年から東北で安定稼働を続けており「操業開始時の応援に加え、部品の共同仕入れや完成車搬送など相乗効果も期待できる」(セントラル幹部)。関自工岩手と高速道路で直結され、仙台港など物流インフラも比較的整った宮城の優位は明らかだった。

 国内を三つに分け、東北を「第3の拠点」と位置付けたトヨタは、国内で関自工岩手以来17年ぶりとなる新工場を東北に建てた。「従来の同規模工場と比べ約半分のコストでできた。トヨタの設備投資の新たな基準になる」と石井完治セントラル社長。徹底したコスト削減を目指すトヨタのモデル工場の使命も担い、スタートする。

◎メモ/豊田綱領
 「産業報国の実を挙ぐべし」「質実剛健たるべし」など五つの文から成る。1935年に出された。92年には綱領を基礎に「トヨタ基本理念」が策定された。「地域に根ざした企業活動を通して、経済・社会の発展に貢献する」などを掲げている。

600荷主研究者:2010/02/07(日) 00:38:01

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100202_01.htm
2010年02月02日火曜日 河北新報
第2部=選択の背景(3)両輪/先行岩手との連携土台

関自工岩手工場から出荷される「ラクティス」などの小型車=1月11日、岩手県金ケ崎町

 1月20日、盛岡市であった岩手県工業クラブの新春懇話会で宮城県の動向が話題になった。

 「宮城は自動車関連企業の進出がめじろ押し。岩手でも(県南の)北上川流域を中心に誘致を図りたい」。長岡秀征会長はあいさつで強調した。

<新たな展開期待>
 宮城では来年1月、神奈川県から移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車が稼働する。東北の車生産は、やはりトヨタグループの完成車製造、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせて50万台規模となり、関連企業の集積の加速が見込まれる。今後の企業進出では両工場に近い岩手県南、宮城県北が有望視されている。

 宮城ではハイブリッド車用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の新工場も稼働した。次世代型の拠点は岩手側の将来性も高め、東北の自動車産業地図を大きく塗り替える可能性を秘める。

 「東北の自動車産業の中心は今後、宮城に移ってしまう」。懇話会に出席した岩手の企業幹部は危機感を募らせながらも、岩手、宮城が両輪となっての自動車産業の新たな展開に期待も寄せる。

 1993年操業の関自工岩手工場は2005年に第2ラインを完成させ、06年には米専門機関による品質調査の工場部門で世界最高の「プラチナ賞」を獲得した。今年1月から始めた「ラクティス」「イスト」の2車種生産も短期間の準備で成功させた。

 「東北は優秀な人材が確保でき、九州に並ぶ拠点になる。実直な仕事ぶりへのトヨタの評価が第2ライン増設と、セントラル進出につながった」と関自工関係者は言う。

<東北で次世代車>
 自動車産業の振興へ、岩手県も強力にバックアップした。03年に地元企業の技術力を高める「いわて自動車産業プロジェクト」を開始し、05年には宮城県と共同で初の商談会を愛知県で開いた。翌年は最終的に東北6県が参加する「とうほく自動車産業集積連携会議」を設立した。

 旗振り役を務めた増田寛也前知事(元総務相)は「トヨタは早くから東北を有望視していた」と強調する。
 増田前知事は2000年ごろ、当時の奥田碩会長らトヨタ首脳から「東北はロシア輸出の拠点になる。秋田港も使いたい」と聞かされたという。

 「東北全体で取り組む必要があった。そのため乗り気ではなかった当時の浅野史郎宮城県知事を誘い、奥田さんを訪ねたこともある」と話す。
 関自工の成功とトヨタの海外戦略をくんだ東北連携が「国内第3の拠点」構想の土台になった。

 東北は「第3の拠点」をいかに実現していくか。増田前知事は「東北だけで次世代車を造れるように努力する時期に入った」として未来を見据えたさらなる連携強化の重要性を説く。

◎メモ/岩手県自動車関連産業成長戦略
 セントラルの宮城県移転決定後の2008年7月、岩手県が策定した。「自動車の新たな生産拠点として東北の発展が期待される」ととらえ、各種施策の方向性を示した。東北の年間生産目標を「100万台」とし「岩手が新拠点の中核を担う」と宣言した。

601荷主研究者:2010/02/07(日) 00:38:34

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100203_01.htm
2010年02月03日水曜日 河北新報
第2部=選択の背景(4)余力/土地と人材が進出の鍵に

セントラルの進出で、大きく姿を変えた第2仙台北部中核工業団地=宮城県大衡村

 緑あふれる丘陵地が切り開かれ、更地に生まれ変わった。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が本社工場を移転する宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地。向かい側にはシートなどを納入するトヨタ紡織東北(北上市)も進出する。宮城県は同団地への自動車関連企業のさらなる集積を見込む。

 「全然売れずに『ススキが原』なんて呼ばれた。こんなに開発が進むとは」。風景の一変ぶりに大衡村職員も驚く。

 1984年、大衡村の隣の大和町を中心とした地区で仙台北部中核工業団地が着工され、好調な販売となったのを受けて第2工業団地が計画され、97年に着工した。二つの団地の工業用地面積は約350ヘクタールと東北有数の規模を誇る。

 しかし第2工業団地の分譲が始まった2001年はIT不況で、販売は苦戦した。セントラルの進出決定前まで6年間の進出企業はわずか2社で、工業用地約110ヘクタールのうち2.5ヘクタールが売れたにすぎなかった。

<ススキが原一転>
 07年になり、広大な土地が注目を浴びる。セントラルの移転計画をキャッチした宮城県は、村井嘉浩知事らが一丸となって第2工業団地を売り込んだ。売れ残った「ススキが原」は一転、誘致の強力な武器となった。

 土地と熱意だけでは企業を呼べない。全国からラブコールを受けていたトヨタが宮城を選んだ決定的な理由について、県幹部は「大都市仙台にも近く、人を確保できることが大きかった」とみる。

 06年度、愛知県の有効求人倍率は1.91に達していた。工場のライン要員を確保することも難しくなり、メーカーは求人に余裕があった東北や北海道に目を向けた。その後の不況で雇用情勢は一変したものの歯止めがかからない少子化の中、トヨタは「中長期的に国内の就労人口は不足する」(幹部)と新たな地を求めた。

 結果的に土地と人材の余力は、自動車産業が発達しているとはいえない東北に進出を促す十分な動機になった。

<不況でもぶれず>
 移転決定の1年後、世界経済は深刻な不況に見舞われ、トヨタも09年3月期に71年ぶりの営業赤字に陥った。村井知事は「決定が数カ月遅ければ、どうなっていたか分からない」と話す。だがトヨタは「仮に調整があっても拠点化は間違いない」と言い続け、セントラルの建設を進めた。

 トヨタグループは1月、福島県で延期していた自動車部品最大手、デンソーの新工場計画も当初より規模を縮小して再開した。「調整」を伴いながらも東北の拠点化は再び動きだした。

[仙台北部中核工業団地と第2工業団地] 仙台北部の東北自動車道沿いに工業団地を造り、工業都市を形成する1975年策定の「仙台北部中核都市構想」の一環として整備された。今年1月現在の分譲率はそれぞれ90%、34%。仙台市を母都市とし、研究機関や先端技術の量産工場を展開する「仙台北部中核テクノポリス構想」が85年に策定され、この構想の一部に位置付け直された。

602荷主研究者:2010/02/07(日) 00:39:16

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1045/20100204_01.htm
2010年02月04日木曜日 河北新報
第2部=選択の背景(5完)戦略/小型車・部品 輸出も照準

ハイブリッド車人気で存在感が高まる車載用電池製造、パナソニックEVエナジーの宮城工場

 丘の上に立つ新しい工場から1台のトラックが出発した。1月18日朝、宮城県大和町にあるトヨタ自動車グループのパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)宮城工場で造られた車載用電池が初めて出荷された。

 初出荷の4日後、町内で開かれた工場完成式典にはトヨタ本社をはじめ関係各社の幹部ら約50人が顔をそろえ、村井嘉浩宮城県知事は「トヨタの本気度を感じる」と満足げな表情を浮かべた。

 EVエナジー宮城工場は、昨年の国内新車販売台数でハイブリッド車(HV)として初めて年間首位に立った「プリウス」向け電池を生産する。本社がある静岡県以外では初の生産拠点だ。

<担保する存在に>
 今後もHVなど次世代車市場の主導権を握ろうとするトヨタは、主力商品の性能を決める基幹部品の生産地に東北を選んだ。東北の金融機関幹部は「次世代型工場は、トヨタが東北で将来にわたり生産活動することを担保する存在だ」とみる。

 東北を「国内第3の生産拠点」と位置付け、工場集積を進めるトヨタ。その理由をかつて張富士夫会長は「地の利がある東北でロシア、中国東北部を見据えた戦略を練りたい」と輸出拠点として説明した。EVエナジーの林芳郎社長も「先々を考えれば仙台港が近いのも有利な点」と将来の部品輸出を念頭に置く。

 グローバル戦略に東北を組み込むトヨタ本社は、東北のグループ各社を支える財務基盤の強化にも着手した。

 宮城県大衡村に移転する小型車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)を2008年10月には完全子会社化し、資本金を13億円から109億5000万円に積み増した。不況で凍結されたがエンジン工場の新設計画があるトヨタ自動車東北(宮城県大和町)も20億円増資し、53億円とした。

 セントラル新本社工場の南側隣接地では、同社の敷地44ヘクタールとぴったり同じ面積の造成が進む。造成する県は「自動車産業の集積をにらんだ準備」と話すが、造成の仕方には「トヨタの意向が反映されている」(行政関係者)とされる。

<将来像は未知数>
 次世代型工場やグローバル戦略、資本増強、広大な拡張余地。それら一つ一つの布石は「HVを含めた小型車の一大生産・輸出拠点」というトヨタの東北ビジョンを指し示す。

 企業は市場の変化に即応し、絶えずビジョンを練り直す。自動車市場の先行きはかつてなく不透明で、トヨタは足元で大規模リコール問題も抱える。東北の将来像がどうなるかも未知数だ。自動車産業が芽吹き始めた東北に対し、トヨタ元副会長で国際経済研究所(東京)の中川勝弘理事長は「企業が立地したいと思うような、人材育成や技術開発など自らの努力による地域づくりが必要だ」と話す。

 車メーカーの戦略とは別に、東北は自動車産業によって何を目指し、そのためにどう産業振興を図るのか。「東北の戦略」が問われている。
(自動車産業取材班)=第3部は3月中旬に掲載します

◎メモ/セントラル移転に伴い東北に進出する主な企業
 パナソニックEVエナジーのほか、自動車部品最大手のデンソー(愛知県刈谷市)も田村市に工場建設を決定した。いずれも自動車部品のアイシン高丘(同県豊田市)トヨタ紡織東北(北上市)太平洋工業(岐阜県大垣市)が宮城県内に進出する。

603荷主研究者:2010/02/07(日) 00:44:25
>>583
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100204t11038.htm
2010年02月04日木曜日 河北新報
松島水族館移転 仙台市の公園に整備 審査会、建築に同意

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)が移転し、2012年3月に開業する見通しの仙台水族館(仮称)について、仙台市建築審査会(会長・千葉昭彦東北学院大教授)は3日、宮城野区の仙台港背後地にある高砂中央公園整備地(14万5000平方メートル)への建築計画に同意した。

 市建築指導課の担当者が、施設や公園整備の概要を説明。松島水族館を運営する仙台急行(仙台市)の西条直彦社長、中村元プロデューサーらが展示内容や景観、環境への配慮など運営の方針を述べた。

 委員は「学校教育や環境、生涯学習の場として公益性が高く、市民の期待も高い」などとし、計画を了承した。公共交通の利用促進や、公園との一体感を高める外観、施設づくりの工夫などについて意見が出された。

 仙台水族館は約3万5800平方メートルの敷地に、大水槽やイルカのショープールなどを備えた鉄筋コンクリート3階(延べ床面積約1万1000平方メートル)の建物を整備する。

 開業2カ年は常設の612台分を含め、約2400台分の駐車スペースを用意する。JR仙台駅東口からシャトルバスを運行。仙石線や15年度に開業する地下鉄東西線の駅とを結ぶ路線バスの乗り入れも協議する。

 市は水族館開館4年後の16年度には、高砂中央公園の整備を終える見通し。水族館の飲食施設や屋外トイレは、公園に訪れた市民が外部から利用できるようにする。水族館の敷地はポケットパークの整備や植樹などで緑化を図るという。

604荷主研究者:2010/02/07(日) 01:11:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100205t11023.htm
2010年02月05日金曜日 河北新報
都市計画区域「19」に 宮城県、市町村合併で大幅再編

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p020505x0m200019_01k.jpg

 宮城県は都市計画区域を大幅に見直す。旧市町別に分かれている登米、栗原両市と大崎市周辺の都市計画区域をほぼ市域ごとに再編。松島観光都市計画区域は二つに分割し、仙塩広域と石巻広域に編入する。市町村合併などが理由で、都市計画区域は35から19になる。抜本的再編は40年ぶり。5日と3月24日の県都市計画審議会を経て正式に決定する。

 都市計画区域の再編は表の通り。栗原市の3区域、登米市で5区域を統合し、新たに栗原と登米の各都市計画区域を設ける。大崎市など4市町では、七つの区域を大崎広域都市計画区域として統合する。

 県都市計画課によると、都市計画区域の統合で各市の一体的な街づくりが可能になる。区域内では県の開発許可の敷地面積要件が厳しくなり、無秩序な開発が規制される。建築許可も必要になり、大型施設などは許可なく建築できなくなる。

 松島観光都市計画区域は、松島町と東松島市の旧鳴瀬町部分に2分割し、それぞれ隣接する仙塩広域、石巻広域に編入する。東松島市の旧矢本町地区が石巻広域に属し、市内が二つの都市計画区域に分かれていた。

 仙塩広域では人口減少の見通しを受け、都市計画の区域区分を見直し、仙台市の市街化区域を初めて縮小させる。

 石巻市の雄勝、牡鹿、栗原市の鶯沢の各都市計画区域は廃止する。

 県内では、全面的に区域が見直された高度経済成長期の1966〜70年以後、大幅な再編はなかった。県は2012年ごろまでに、仙南、気仙沼地域などの都市計画区域の見直しも検討する。

605荷主研究者:2010/02/07(日) 01:21:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100206t14026.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
大型ビジョン更新へ J1仙台本拠地ユアスタ

仙台市が更新を決めたユアテックスタジアム仙台の大型ビジョン。近年は老朽化のため維持コストが増加している=仙台市泉区

 仙台市は、サッカーJリーグ1部(J1)ベガルタ仙台の本拠地で市施設「ユアテックスタジアム仙台」(泉区)の大型ビジョンを2010年度に更新する方針を決めた。1997年のスタジアムオープンから使用しており、近年は老朽化のため維持コストがかさんでいた。早ければ2011年3月のJリーグ開幕戦から新ビジョンの使用を開始し、熱戦を盛り上げる。

 更新するのは、スタンド南側の大型ビジョンと、得点などを表示する北側の電光掲示板。放電管から発光ダイオード(LED)に改める計画で、大型ビジョンの光熱費は現在の3分の1程度に抑えられるという。

 スクリーンは、現規格(縦5.7メートル、横10.7メートル)よりも横幅を広げる。ビジョンは薄型化が進んでいることから、更新後の空きスペースを使い、100席以上を増席する方針だ。

 09年度一般会計補正予算案に改修費約2億6200万円を盛り込み、市議会2月定例会に提案する。早ければ今季終了後の12月に着工する。

 スタジアムの映像装置は設置から13年近くが経過し、ここ数年、故障や電球切れなどのトラブルが急増。09年7月には、ベガルタ仙台の試合中に電光掲示板から白煙が上がり、騒然となった。

 ベガルタ仙台は09年12月、映像装置の更新を市に要望。既に耐用年数を過ぎていることや、チームが7年ぶりにJ1へ復帰したこともあり、今回の予算化が実現した。

 仙台市は大型ビジョンの更新以外にも、1000席規模の増席も検討しており、奥山恵美子市長は今季の観客数を見て判断する考えを示している。

606荷主研究者:2010/02/07(日) 01:22:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100206t13028.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
4月から高校生以下も 仙台市バス・地下鉄学生フリーパス

 仙台市は、試験的に実施している大学生向け市バス・地下鉄フリーパスを、高校生以下の全生徒、児童、園児に対象を広げて本格実施する方針を固めた。アンケートを通じ高校生以下のニーズもあると判断した。市議会2月定例会に運賃条例改正案を提出し、4月1日から導入する。

 フリーパスの試験導入は、学生の公共交通機関の利用を促そうと、2008年10月から実施。市バスのみと、市バスと地下鉄が乗り放題になる2種類があり、1カ月券と3カ月券を販売している。

 高校生や中学生への対象拡大を求める声が多く、市交通局は昨年10月、市内の高校生と私立中学生の計約1万9000人に対しアンケートを実施。通学に公共交通を利用している生徒約6500人の6割近くがフリーパスを購入したいと回答。利用していない生徒約1万2500人も約25%が購入の意思を示した。

 結果を基に乗客数や収支を推計し、「対象を拡大しても増客増収が見込める」(市交通局)と判断した。

 大学生を対象にした実証実験では昨年12月末までに、11大学、2短大、1高等専門学校、24専修学校の約8200人が約4万3300枚を購入。

 東北大、宮城教育大(青葉区)など4大学に近接するバス停では、08年10月から1年間の平日1日の平均乗客数が実験前の1年間に比べ、4大学で計約900人(約15%)増えた。

 市交通局は「フリーパス導入の効果はあった。より多くの人に公共交通を利用する習慣を根付かせたい」と話している。

607荷主研究者:2010/02/07(日) 01:24:52

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe174/20100205_01.htm
2010年02月05日金曜日 河北新報
bj仙台の挑戦(上)財産/市民が支え球宴成功

開場とともに観客でごった返したオールスターゲーム=セキスイハイムスーパーアリーナ

 男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台の存在感が増している。1月31日に宮城県利府町で開催されたオールスターゲームではホスト役を務め、史上最多となる6091人の動員に成功。プロバスケ文化の定着や、経営の黒字転換という目標に向かってひた走る仙台の取り組みを紹介する。(佐々木貴)

<地位確立を視野に>
 東北最大規模の集客力があるアリーナが、全国各地からのブースターで埋まった。会場を忙しく駆け回る合間にこの光景を目にした、bj仙台を運営する仙台スポーツリンクの広報川村亜紀さんは「今まで頑張ってきたかいがあった」と感慨深げに話す。

 オールスターに向けた準備期間は2年弱。リーグに所属するチーム数は当初の6から13に増え、徐々に知名度が上がる中、祭典を宮城、東北におけるバスケットボールのポジション確立につなげるのが最大のテーマだった。

<地域間交流進める>
 昨年12月19日、大阪府池田市での大阪戦。会場入り口に設けられた特設ブースで、仙台らしさを演出する手作りの七夕飾りが揺れていた。オールスターに向けた準備の中で代表的なのが、アウェーの試合会場に足を運んで展開したPR活動だ。

 そこでは地域間交流の促進も図った。ホームタウンガイドを作製、宮城と仙台の地場産品や観光名所を売り込んだ。間橋健生ゼネラルマネジャー(GM)は「数を重ねるごとにオールスターへの興味が高まっていくのが分かった」と振り返る。

 リーグのチームの本拠地は13都市にある。恒常的に選手が行き来するというプロスポーツの特性を生かした“戦術”でもあった。

<ボランティア150人>
 市民の参加も促した。オールスターの会場設営やエコステーション運営などを手伝ったボランティアは150人。オールスター前日の1月30日にあったボランティアやチーム、自治体関係者らがリーグの在り方などについて語り合うホームタウンミーティングも、100人の参加者で熱気を帯びた。

 昨年12月には仙台市で、3人の選手がハーフコートで技を競い合う「3on3」を開催。バスケットボールファンの底辺拡大を図るためのイベントだった。

 こうした取り組みを、リーグの河内敏光コミッショナーは「仙台の綿密な準備のおかげで、イベントとしてもビジネスとしても大成功だった。bjリーグというブランドを認知してもらえたのではないか」と評価する。

 「オールスターの理想とは何かを考え続けてきた。今回、一つの形が見えた」と中村社長。仙台スポーツリンクが掲げる、バスケットボールを「見る」「する」「語る」という要素に加え、「支える」という意識が今後市民に広がれば、オールスターは大きな財産になる。

608荷主研究者:2010/02/07(日) 01:25:33

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe174/20100206_01.htm
2010年02月06日土曜日 河北新報
bj仙台の挑戦(下)模索/観客増へ選手も協力

グルメツアーに参加し、ブースターと交流する仙台の志村(右)と松田(右から3人目)=1月30日、仙台市泉区

<ファン80人と交流>
 仙台の志村雄彦がおもむろにエビ天の衣をはがし始めた。「体の切れを維持するためには、油分の摂取を控えないと」。アスリトのストイックな素顔を、同席した観光客たちが興味深げに見つめる。

 1月30日。仙台市内であった、仙台の選手が案内役となる「仙台・宮城観光&グルメツアー」での一こま。二つのコースに全国各地から計80人が参加。仙台市の会社員三塚和佳さん(32)は「めったにない機会。また企画してほしい」と要望する。

 創設5年の節目を迎えた仙台は今季、初の経常黒字を目指す。スポンサー数は46社に上り、既に昨季の37社を上回っているが、不況で「大口」は少ない。

<入場料収入ダウン>
 頼みは入場料収入。しかし、新型インフルエンザの影響で伸び悩む。今季前半戦の主催試合の平均入場者は2248人(14試合)で、昨季の2668人(12試合)に及ばない。

 苦境克服の一策は、最高の“商品”である選手とブースターの接点を増やすこと。グルメツアーはその一環でもある。志村は「普段応援してもらっている方々とゲーム以外でも触れ合いたかった」、松田大地も「こうした機会があれば、試合をもっと楽しんでもらえるのでは」と笑顔を浮かべる。

 一大目標としてきたオールスターゲームが終了し、息つく暇もなくレギュラーシーズンが始まる。仙台スポーツリンクの中村彰久社長は後半戦を「今季2度目の開幕」ととらえる。

 今後は一層の入場者増を図り、選手たちがプライベートでも、試合日程が書かれたポスターや選手紹介が掲載されたちらしなどの掲示先を探し、地道に仙台、そしてリーグ全体のPRを進めていくという。

<好成績で“恩返し”>
 もっとも、チームの成績が伴わなければ、“営業面”のアピールポイントがぼやけてしまう。その辺の自覚は十分。仙台の浜口炎ヘッドコーチは「スタッフの方々がいい準備をしてくれたおかげで最高のオールスターになった。何としても2位以内に入り、仙台でプレーオフを戦いたい」と“恩返し”を誓う。

 オールスターを契機とし、にわかに高まったプロバスケットボールの知名度を、どうやって定着させるか。bj仙台の挑戦は続く。

610荷主研究者:2010/02/07(日) 17:19:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t11029.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
宮城県の人口 1月は234万748人

 宮城県がまとめた1月1日現在の推計人口によると、県人口は234万748人(男113万5623人、女120万5125人)で、前月と比べ107人の減少。前年同月比でも2864人減少した。

 市町村ごとの増減は、前月比で増えたのが名取(187人)、富谷(105人)など12市町。

 減ったのは登米(71人)、栗原(62人)など22市町村だった。大郷は増減がなかった。

 自然動態(出生1563人、死亡1818人)は255人の減少。増えたのは仙台(183人)、多賀城(30人)など10市町村。栗原(81人)、大崎(72人)など、25市町では減った。

 社会動態(転入6761人、転出6613人)は148人の増加。名取(178人)、富谷(84人)など16市町で増えた。

 減ったのは仙台(179人)、角田(37人)など18市町村。岩沼市は増減なしだった。

 住民基本台帳に基づく昨年12月末現在の世帯数は90万7078世帯。前月比で234世帯増え、前年同月比でも7116世帯増加した。

611荷主研究者:2010/02/07(日) 17:20:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t12016.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
宮城県が自動車産業振興室を新設 10年度

 宮城県は6日までに、経済商工観光部内に「自動車産業振興室」を新設することを軸とした2010年度の組織改編案を固めた。自動車産業を中心としたものづくり産業の支援に向けて、本格的な体制整備に乗りだす。

 自動車産業振興室は、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車の大衡村の新工場が11年1月に本格稼働するのに備え、地元企業が自動車関連部品の製造を受注できるようバックアップする。

 現在、新産業振興課内にある自動車産業振興班を格上げし、5人の職員を10人弱に増やす。技術力向上への支援、商談会開催などの取り組みを強化する。

 半導体製造装置大手の東京エレクトロンが大和町に建設する新工場も、11年春の稼働を目指す。県は新産業振興課に「高度電子機械産業振興班」を新たに設ける。

 半導体関連産業の育成はこれまで、同課の産学連携推進班が兼務していた。5人程度の班を新設し、県内関連企業の育成、受注拡大に専念する。

 セントラル自動車が新工場を建設する第2仙台北部中核工業団地(大衡村)の整備のために、07年に設けた「仙台北部工業団地整備室」は09年度末で廃止する。

612荷主研究者:2010/02/07(日) 17:24:46
いよいよだね〜!!

この区間は以前から気になっている。仙台北部道路と国道4号の接続方法がカギ。頼むから信号処理の平面交差とかやめてくれよ。
>富谷JCTから富谷町富谷の国道4号までの建設計画がある。国交省などは残り1.7キロについて測量や設計を進める

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t12013.htm
2010年02月07日日曜日 河北新報
仙台北部道路 利府しらかし台IC―富谷JCT 来月開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/sirakasi_01k.jpg

 仙台北部道路利府しらかし台インターチェンジ(IC、宮城県利府町)―東北自動車道富谷ジャンクション(JCT、富谷町)の6.6キロが、3月27日に開通することが6日、分かった。開通により、仙台市を環状に結ぶ約60キロの高速道ネットワークが完成。自動車関連産業の集積が進む仙台北部の工業団地と物流拠点の仙台港が直結する。

 国土交通省仙台河川国道事務所によると、政令市の都市圏に自動車専用の環状道路が完成するのは全国で初めてという。

 北部道路の事業主体は国交省と東日本高速道路で、開通区間は2004年に着工した。事業費は420億円。暫定片側1車線で開通する。利府町の利府JCT―利府しらかし台ICの5.2キロは、02年5月に使用を開始した。

 今回の開通で北部道路と東北自動車道、仙台南部道路、仙台東部道路がつながり、一周58.9キロの高速環状道路が完成する。ICは9カ所、JCTは3カ所となる。

 仙台港のほか、利府町の県総合運動公園(グランディ21)、仙台東部道路沿いの仙台空港、三陸自動車道に近い松島など観光面でのアクセスも向上する。仙台市中心部の渋滞緩和も期待される。

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車などが立地する仙台北部中核工業団地・第2仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)から仙台港までの所要時間は25分程度となる。一般道路を利用する場合と比べ約35分間短縮される。

 東北自動車道では大衡IC(仮称)が10年度内、仙台東部道路では仙台港IC(仮称)が13年ごろまでに、それぞれ完成する予定だ。

 仙台北部道路は、富谷JCTから富谷町富谷の国道4号までの建設計画がある。国交省などは残り1.7キロについて測量や設計を進める。開通時期は未定。

613荷主研究者:2010/02/10(水) 00:45:59
>>612
12年度中か〜!まだ測量中なのに開通が意外と早い気がする。ま、1.7km程度だもんなー。
>富谷JCTと国道4号との接続する地点までの1.7キロは測量などを行っている。12年度中に開通する見通し

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100209t13031.htm
2010年02月09日火曜日 河北新報
仙台北部道路・利府―富谷間 来月27日午後3時開通

 国土交通省と東日本高速道路は8日、宮城県利府町の仙台北部道路利府しらかし台インターチェンジ(IC)―富谷町の東北自動車道富谷ジャンクション(JCT)の6.6キロが3月27日午後3時に開通すると発表した。仙台市を囲む1周約60キロの高速環状ネットワークの完成で、一般道の渋滞緩和や物流網強化が期待される。

 開通区間は暫定2車線で幅11.3メートル。設計速度は時速100キロ。大部分が盛り土と切り土で建設され、富谷町内に石積高架橋と成田高架橋を設けた。1日3800台の交通量を見込む。

 東日本高速道路東北支社によると、高速環状を通る料金は最も安いルートに準じて設定される。

 例えば、仙台北部中核工業団地に近い東北道大和ICから仙台港最寄りの仙台東部道路仙台港北ICまで、普通車は仙台北部道路経由で900円。仙台南部道路を通るルートも同じ900円で、現在の1900円から実質値下げとなる。中型車は1050円(現在2200円)、大型車は1400円(3000円)。

 南部道路を通る方が安い村田―仙台空港ICは普通車が1500円で、北部道路経由も同額。

 富谷JCTと国道4号との接続する地点までの1.7キロは測量などを行っている。12年度中に開通する見通し。

614荷主研究者:2010/02/11(木) 21:00:22
この辺のようだ↓
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.51780890114944&lon=140.935765398008&z=17&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.521099430056&hlon=140.93801845358&layout=&ei=utf-8&p=

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100209t13022.htm
2010年02月09日火曜日 河北新報
宮城県、地権者誤る? 県道用地買収で公図に疑問、確認せず

県道仙台三本木線の改良工事現場。公図の正確性に疑問を持つ地権者もいる=大崎市三本木

 宮城県大崎市三本木の県道仙台三本木線改良工事の用地買収で、宮城県が本来の地権者とは別人から土地を購入した可能性があることが8日、分かった。県が買収に利用した公図の正確性に疑問があり、県が確認しなかったことが原因。一部の地権者は「付近一帯の地図に誤りがある」として周辺の対象地の売却に応じず、県道の用地取得も滞っている。

 県の説明や登記簿によると、県は昨年9月、県道整備のため、大崎市三本木大豆坂9番3の土地279平方メートルを同市の男性から買収した。男性がもともと所有していた「大豆坂9番」の土地は登記簿上、19平方メートルの田んぼだったが、旧三本木町が1993年度に実施した国土調査で約180倍の3410平方メートルになり、95年に登記された。その一部が分筆されて「9番3」になった。

 9番3の土地は国土調査前の公図に重ねると、三本木町の町有地上に存在することになっている。県は土地購入の際、公図と登記簿を基に買収を進め、旧公図は参考にしなかったという。

 国土交通省によると、70年〜2004年に行われた国土調査で、全国で田んぼの面積は調査前より計約1025平方キロ増えたが、増加割合は平均1.1倍。県は「近隣の地権者からの指摘もあり、面積の増加は承知していたが、国土調査の結果の適否については検討しなかった」と説明する。

 地権者からは「周辺の土地では不動産登記法に抵触する登記がされていたり、突然存在が消された土地があったりして、地図を信用できない」といった声も上がる。

 複数の不動産関係者によると、民間で土地を売買する際に登記簿や公図に不自然な点があった場合、旧公図なども調べて地権者に間違いがないかを確認してから売買契約を結ぶという。

 仙台市の土地家屋調査士は「誤った登記だとしたら売買で権利関係が複雑になり、正確な地図を復元することが難しくなる。公金を扱う県は、厳格に本当の地権者を確認してから売買すべきだ」と話している。

 県道仙台三本木線の改良工事は全長約1.6キロ、幅約21メートルで、事業費ベースの進ちょく率は現在90%。10年度中の完成を予定している。

615荷主研究者:2010/02/13(土) 17:18:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100211t12006.htm
2010年02月11日木曜日 河北新報
藤崎、自社売り場拡大 仕入れ強化で独自色

 藤崎は来月から、本館の一部を順次改装し、売り場改革に乗り出す。婦人、紳士服、食品のフロアで、自前で仕入れた商品を販売するショップを拡大強化する。独自の品ぞろえで差別化を図ると同時に、アパレルなど取引先に依存しない売り場づくりを進める。

 婦人服は、ヤング・キャリア向けの2階で、バイヤーが独自に選別した衣料品や雑貨を扱うセレクトショップ「ブーケブラン」の面積を約40平方メートルから約80平方メートルへと倍増させ、扱うブランドも4から6に増やす。3階にも自主仕入れ売り場を設ける。

 紳士服は、5階のカジュアルを4階に移し、紳士服フロアを4階に統一。カジュアル売り場の一部に独自のセレクトショップを設ける。地下の食品フロアでは、コメ、みそなど地場産品の量り売りをする自主展開コーナーを作る。

 今回の改装で、売上高に占める自主展開の割合を従来の2%から5%程度まで引き上げる。自主仕入れの売り場は、各階エスカレーター周辺の目立つ場所に配置し、来店客に藤崎独自の品ぞろえを印象付ける。

 百貨店の多くは、仕入れ時に商品を買い取らず、実際に売れた分だけを取引先に支払い、残りは返品する決済方法を導入。店員もアパレルなど取引先が派遣している。百貨店側は売れ残るリスクや人件費を負わずに済む半面、商品調達や接客が取引先任せとなり、店の独自性を出しにくい一因とも指摘されている。

 藤崎の阿部雅通常務は「リスクを恐れず、藤崎らしさをお客さまに示したい。自社社員がきちんと接客し、そのための教育も徹底する」と話している。

616荷主研究者:2010/02/13(土) 17:19:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100211t12005.htm
2010年02月11日木曜日 河北新報
ワイン輸入販売 エノテカが開店 仙台・藤崎一番町館

常時1000種類、1万本のワインが並ぶエノテカの店内

 藤崎一番町館(仙台市青葉区)1階に、ワイン輸入販売業エノテカ(東京)の小売店が11日、オープンする。エノテカの東北1号店となる。

 店舗面積は約80平方メートル。フランスのボルドー産を中心にイタリアやスペイン、チリなど常時約1000種類、約1万本を取りそろえる。価格帯は1000円前後から数十万円で、中心は5000円台。バーカウンター(5席)を併設し、有料試飲ができる。

 エノテカは首都圏を中心に国内外で35店を展開。昨年11月から今年1月まで藤崎一番町館に仮設店舗を設けて営業していた。ワインセラーやバーカウンターを整備し、本格的に営業を始める。

 藤崎一番町館1、2階には昨年7月までイタリアの高級ブランド「グッチ」が入居していたが、同月開業した藤崎の新店「ファーストタワー館」1、2階へ移転した。一番町館には衣料品店「ブルックスブラザーズ」が20日、オープンする。

617荷主研究者:2010/02/13(土) 17:24:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100212t12030.htm
2010年02月12日金曜日 河北新報
松島100円バス来月廃止 ホテル共同運行「民間負担に限界」

観光客の手ごろな足として利用されていた松島循環バス

 日本三景・松島の観光地や宿泊施設を巡る民間の100円均一バス「松島循環バス」が3月20日で運行を終えることが11日、分かった。観光客の手ごろな足として定着していたが、運行する観光会社の負担が重く、運行中止を決めた。

 松島循環バスは2005年4月にスタート。個別に送迎バスを運行していた町内の6ホテルが、運賃100円(小学生以下は50円)で共同化した。ホテル松島大観荘を発着点にJR仙石線松島海岸駅、東北線松島駅を経由、観光施設やホテルなど計16カ所を、約1時間で巡回していた。

 バスは午前7時〜午後6時、1時間に2本程度運行し、年間乗客数は12万人前後。仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)があった08年度は14万人が利用した。

 バスは大観荘を運営する松島国際観光が、他のホテルから協力金を得て運行してきた。しかし、同社の持ち出しは年1000万円以上といい、東北運輸局のバス運行の認可が3月で期限を迎えることもあり、運行中止を決めた。

 松島国際観光は町や松島観光協会とバス存続へ運行形態を含めて協議してきたが、まとまらなかった。沼田弘之取締役支配人は「観光客に定着していただけに残念だ。民間だけの負担では限界があった」と話している。

618荷主研究者:2010/02/13(土) 17:35:19
>>614
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100213t11001.htm
2010年02月13日土曜日 河北新報
県道用地登記問題、隣接地にも怪 国土調査後「不存在」に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100213_s20_001.jpg

 宮城県大崎市の県道仙台三本木線改良工事現場周辺の土地登記問題で、宮城県が買収した同市三本木大豆坂付近の土地が旧三本木町(現大崎市)の国土調査を受け、死亡した所有者の相続人全員の承認を得ないまま不存在地として閉鎖登記されていたことが12日、分かった。国土調査時には土地の存在が確認されており、調査結果と登記の現状が食い違う事態が生じている。

 不存在とされたのは、大豆坂10番の76平方メートル。旧三本木町による1993年の国土調査で作成した地籍調査票には、隣接する町有地と「筆界未定」と記入され、境界は分からないまでも存在は認められていた。93年の課税台帳にも記載されていたが、国土調査の成果を理由に95年、閉鎖登記された。

 国土調査の資料に使われた調査素図や旧公図、現公図によると、10番の土地の大半は、調査後に約180倍に膨れ上がって登記された9番の土地に吸収された格好になっていた。県は県道整備のために2009年9月、9番の土地の一部を買収している。

 国土調査法は調査後の登記までの手続きを(1)市町村が県に認証申請(2)県が認証後、登記所に国土調査の成果を送付(3)登記所が登記―と定めている。

 10番の土地の法定相続人の男性=仙台市=から相談を受けた県の県政オンブズマン(08年廃止)は06年10月、旧三本木町が県に認証申請した書類と、登記所に送られた書類が異なり、その経緯の記録がないと指摘。「旧三本木町の国土調査に不備があり、一部適正さを欠いている。県も認証手続きで不適切な処理があった」と言及した。

 男性は大崎市に地図の訂正を求めているが、市側は「調査に誤りはない」と回答。男性は「突然、行政によって資産が消し去られた。間違いを正そうとしない市の態度も許せない」と憤る。

 大崎市三本木総合支所は「相続人全員の委任状がないまま1人の同意だけで処理を進めるなど、一部で不備があったと思われる。関係部署と対応を協議したい」と話している。

[不存在地]登記簿には記載されているが、実際に現地には存在しない土地。国土調査で不存在の処理をすると、登記簿から抹消されるため、登記上の所有者の承認が必要になる。所有者が死亡している場合、相続人全員の承認が必要。承認がない場合は「現地確認不能地」として処理され、登記からは消されない。

619荷主研究者:2010/02/13(土) 17:36:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100213t12003.htm
2010年02月13日土曜日 河北新報
リチウムイオン電池生産も検討 EVエナジー宮城工場

 トヨタ自動車グループの車載用電池製造、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の林芳郎社長は12日、仙台市内で講演し、宮城県大和町で1月に稼働させた宮城工場について「当面は(現在、主流の)ニッケル水素電池を生産するが、将来的にリチウムイオン電池の生産も検討している」と述べ、次世代型製品の東北での生産に向け検討に入ったことを明らかにした。

 リチウムイオン電池は蓄電能力が高く、EVエナジーは愛知県で少量を生産。トヨタは2011年末にも市販するプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載する。電気自動車にも使われており、今後の需要急増が予想されている。

 宮城工場が現在、生産しているニッケル水素電池は新型「プリウス」向け。林社長は「プリウス以外の電池を生産することも検討している」として搭載対象の車種を拡大したい考えも示した。

 宮城工場の現地調達の現状については、生産設備や部品、資材などで東北の20社から調達したと説明し「生産コストを減らすためにも東北で多くのメーカーと取引したい」と語った。

 林社長は講演の冒頭でトヨタのリコール問題に触れ「品質の問題で迷惑、心配をお掛けしていることをグループ企業の一員としておわびしたい」と述べた。

 林社長は東北経済産業局が開いた「東北地域企業立地促進フォーラム」で講演した。

622荷主研究者:2010/02/20(土) 18:26:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100215t13011.htm
2010年02月15日月曜日 河北新報
東北大、産学センターあす発足 80研究室幅広く参加

 東北大の産学研究拠点となる「情報知能システム(IIS)研究センター」が16日、発足する。大学が持つ理論や研究成果を企業の新技術や商品開発に結び付けるのが狙い。研究機器の開発や試作では地元企業を活用する方針で、地域経済への貢献も目指す。

 センターは大学院工学研究科に設置する。大学院情報科学研究科と電気通信研究所も含めた約80の研究室で構成し、ロボット工学や情報通信、電子制御、新素材など幅広い領域の研究者が参加する。センター長には内田龍男工学研究科教授が就く。

 東北大は2003年、企業との共同研究を受け付ける産学連携推進本部を設置している。今回、大学の研究内容を熟知するスタッフを配した新たな組織を設けることで、企業のニーズに迅速に対応する。企業からの相談、問い合わせを受け付けるスタッフは特任教授2人で、ニーズに合う専門家を紹介する。

 具体的な研究テーマの候補は、超薄型液晶ディスプレーを使った商品や大容量ハードディスク、画像認証システムを用いた自動車制御システムなど。研究を通じ、大手企業の研究開発拠点の誘致にもつなげたい考えだ。

 東北大は15日、IISセンターの開所記念式典を仙台市青葉区の仙台エクセルホテル東急で開く。
 内田教授は「横断的な組織にしたことで産学連携が一層加速する。地元企業と東北大の距離を縮めるきっかけにもしたい」と話している。
 連絡先はセンター022(795)4869。

623荷主研究者:2010/02/20(土) 18:29:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t13021.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
完成遅れの公算大 東北大・青葉山新キャンパスにも不況の影

土地造成工事が進む東北大の青葉山新キャンパス予定地=仙台市青葉区

 東北大が2011年4月に予定している青葉山新キャンパス(仙台市青葉区荒巻)の施設完成が、大幅に遅れる公算が大きくなった。新キャンパスには市中心部の農学部などが移転し、跡地の売却益を整備費に充てる計画だが、地価低迷で財源確保に支障が出ているためだ。大学側は自己資金などで一部着工する方針で、移転完了は12年度以降にずれ込む可能性が高い。

 新キャンパスは、ゴルフ場だった旧宮城県有地に整備。老朽化が進んだ雨宮キャンパス(青葉区堤通雨宮町、9.3ヘクタール)の農学部・農学研究科と、片平キャンパス南側(青葉区片平2丁目、5.5ヘクタール)の電気通信研究所を移設する。事業費は二百数十億円の見込み。
 大学関係者によると、全面移転方針を示した1994年当初、財源となる跡地の評価額は1000億円を超えていたが、現在は5分の1にも満たないという。

 土地明け渡しをめぐる宮城県とゴルフ場の交渉が長引いたことや、造成中に陥没が見つかり、工事が難航したことも事業の遅れにつながった。
 片平キャンパス南側は取得の意向を示す学校法人東北学院と交渉が続いている。雨宮キャンパスは現在、有力な交渉相手がいないという。

 仙台市内の不動産関係者は「現在、不動産は完全な買い手市場。値段ありきでは難しい」と指摘。世界同時不況以降は「大規模な資金調達や地方都市の複合開発をできるデベロッパーは極めて少なくなった。情勢は厳しい」とみる。
 東北大は94年9月、「総合大学としての機能を十分に発揮し得る教育研究環境の実現」を目指すとして、新キャンパスの整備を決定。05年8月には、新キャンパスを11年4月に開校する整備方針を示した。

 大学は自己資金などで可能な範囲で施設建設を進め、段階的に新キャンパスでの研究教育をスタートさせる方針。
 北村幸久副学長は「当初のスケジュールより遅れているが、主に自己資金を投入する形で研究施設の建設を一部先行して進めている。さまざまな努力により、新キャンパス整備は着実に進める」と話している。

624荷主研究者:2010/02/20(土) 18:35:12
>>288 >>382 >>384 >>406 >>556
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t12033.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
ミヤコーバス14本に増便 大和・大衡の仙台北部工業団地線

 ミヤコーバス(仙台市)は15日、大和町と大衡村の工業団地を走る路線バスの便数を3月23日から、現在の平日8本を14本に増やすと発表した。自動車関連企業の立地が続く工業団地で、マイカーに替わる「エコ通勤」を普及させる取り組みの一環。利便性を一段と向上させ、団地内の従業員に利用を呼び掛ける。

 新ダイヤで走るのは、昨年10月開設の仙台北部工業団地線。仙台市地下鉄泉中央駅とトヨタ自動車東北(大和町)、セントラル自動車の新本社工場(大衡村)を約1時間で結んでいる。

 泉中央駅から工業団地への直通便を平日1本から2本に増やし、始発時刻を午前8時20分から午前7時5分に早めた。工業団地から泉中央駅へ直通する便も夕方に1本新設した。その他の便は大和町中心部を終点、起点として泉中央駅、工業団地をそれぞれ結ぶ。

 ミヤコーバスは企業ぐるみのバス利用を促すため、従業員の定期券をまとめて購入する工業団地内の企業に、一定額を還元する制度も作った。

 工業団地を通る高速バス「仙台―加美線」は、現行通り1日6往復運行する。

 新ダイヤは、官民で渋滞や二酸化炭素排出削減を目指すエコ通勤推進協議会で示された。協議会事務局を務める東北運輸局の調査では、昨年10月〜今年1月の路線バス乗客数は、1便当たり平均7.7人。大半が泉中央駅―大和町中心部の乗降客で、工業団地内の利用は進んでいない。

 運輸局が団地内15社の1126人から得たアンケートでは、281人(25%)が路線バスを利用したい意向を示したが、発着時刻、停留所、便数の工夫を求めていた。

 運輸局は「エコ通勤のモデル地域となるように、企業や関係機関に積極的な協力を求めていきたい」と話している。

625荷主研究者:2010/02/20(土) 18:36:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t12034.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
来月22日に開通 三陸道・登米―登米東和IC間

 三陸自動車道の登米(宮城県登米市中田町)―登米東和インターチェンジ(IC、同市東和町)間5.0キロが3月22日に開通する。これにより県内の三陸道約120キロの整備率は約60%になる。

 登米―登米東和IC間は国土交通省が2004年に着工した。片側1車線で制限速度は時速70キロ。鳴瀬奥松島(東松島市)―登米IC間と同じく無料で通行できる。登米東和ICで国道398号に接続する。

 当日は、登米ICと登米市中田総合体育館で開通式が行われる。

 三陸道の総延長は、仙台港北IC(仙台市)と宮古市を結ぶ約220キロ。県内は仙台港北―登米東和IC間の71.4キロが完成する。

 仙台河川国道事務所(仙台市)によると、登米東和―志津川(南三陸町志津川)IC間は17年ごろに開通する見通し。志津川以北は、磯の沢(同町志津川)、歌津(同町歌津)までのルートが決まっている。

626荷主研究者:2010/02/20(土) 18:39:34

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100119_04.htm
2010年01月19日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(1)トヨタ自動車東北/安全支える部品生産

自動車の安全、安心を支える部品を造るトヨタ東北の工場

<プリウスなど搭載>
 トヨタ自動車の国内15カ所目の工場として1998年に稼働し、部品生産を担う。完成車を製造する93年稼働の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)とともに、東北の自動車産業をけん引してきた。

 工場は2005年に増設され、2棟から成る。走行中にブレーキ油圧を電子制御して走行の安定性を高める「電子制御ブレーキシステム」(ECB)、路面からの衝撃を吸収する「アクスル」など3分野6種類の部品を造る。

 トヨタでほかにECB生産を担うのは愛知県豊田市の広瀬工場だけ。好調な販売が続くハイブリッド車の「プリウス」「SAI(サイ)」などに搭載されており、今後も生産量の伸びが期待できる。

 アクスルは足回りの基幹部品。宮城県大衡村に本社工場を移転する完成車製造のセントラル自動車(神奈川県相模原市)が造るコンパクトカーにも使われる予定だ。

<宮城出身8割超す>
 同社の製品は専用船で愛知県に集約される。ほかの部品とともに国内のほか、米国、アジア、欧州、南アフリカなど世界の工場に送られ、完成車に組み付けられる。

 「走る、曲がる、止まる」という基本性能に直結する部品だけに、品質管理が生命線だ。品質評価はもちろん、工程の問題を早期に見つけ、損失をゼロに近づける「ロスゼロ活動」に力を注ぐ。

 品質を支えるのは地元採用の従業員。平均年齢は25.4歳で、宮城県出身者は84%、東北6県では93%に達する。ほかのトヨタ工場に比べ、従業員の定着率は高いという。

 「品質をつくり込む」という発想がトヨタ流。杉山正美社長は「若い人が多く、技術を伝承していける素地がある。人材をしっかり育てたい」と話す。08年4月にはエンジン工場の新設計画を発表したが、自動車不況のあおりで延期している。

[基本データ]
設 立  1997年7月
稼 働  1998年7月
資本金  53億円(トヨタ自動車が100%出資)
売上高  233億円(2009年3月期)
従業員  484人(2009年11月)
住 所  宮城県大和町松坂平5の1の1
電 話  022(345)6711

627荷主研究者:2010/02/20(土) 18:40:27

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100216_04.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(5)/ケーヒン角田・丸森工場/電子、機械双方に強み

ハイブリッド車の電子制御ユニットを生産する角田第3工場

<ホンダ系で最大手>
 ホンダ系で最大手となる1次部品メーカーの主要な生産拠点だ。東北との関係は古い。本社設立13年後の1969年、角田市に第1工場を開設。現在、第1〜3工場と部品開発・調達などを担う角田開発センターを市内に分散して配置し、隣接する宮城県丸森町にも丸森工場を構える。

 本社(東京)は昨年、国内の生産体制を再編した。岩手工場(岩手県岩手町)と川崎工場(川崎市)を閉鎖し、両工場の生産機能と従業員を角田・丸森を合わせた「角田拠点」に移した。角田拠点の従業員は約3000人となり、全従業員の約7割を占める。

 エンジンの燃料噴射システム、エアコンシステムなど2輪と4輪の幅広い部品を生産する。最近、存在感を増しているのがホンダのハイブリッド車(HV)「インサイト」の基幹部品であるモーターとバッテリーを制御する電子制御ユニット(ECU)だ。

<地元採用者支える>
 角田第3工場のECU生産能力は年約24万台。工程のほとんどが自動化されているが、検査工程は従業員の目が頼りで、地元採用者が製品の品質を支える。ECUは三重県の工場に陸送され、ほかの部品とともに完成車に組み付けられる。

 創業時から生産してきたキャブレターで培った機械系技術と、電子制御をはじめとした電子系技術の両方を持つのが工場の強み。東北に進出が相次ぐトヨタ自動車グループとも、メーカーとしての総合力と地の利を生かして取引したい考え。

 リーマン・ショックで工場稼働率は一時40〜50%まで落ち込んだが、現在は約80%まで回復した。小田垣邦道社長は「変化はチャンスを生み出す。70%の稼働率でも利益を生み出せる体質にしたい」と話している。

[基本データ]
稼 働 1969年8月(角田第1工場)
従業員 約3000人(角田第1〜3工場、角田開発センター、丸森工場)
住 所 角田市角田流197の1(角田開発センター)
電 話 0224(63)3480(同)
資本金 69億3200万円(ケーヒン本体)
売上高 2883億3700万円(2009年3月期、連結26社)

628荷主研究者:2010/02/20(土) 19:12:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100218t15034.htm
2010年02月18日木曜日 河北新報
仙台・壱弐参横丁、魅力は不変 東北大院生ら「将来像」設計

学生が設計した壱弐参横丁建て替え計画案の模型(低層の建物群)。奥は東一番丁通のアーケード=小野田研究室提供(小野寺望さん、小池宏明さん作製)

 東北大で建築を学ぶ大学院生らが、仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁を、現在の雰囲気を残して建て替える設計案を作った。指導した大学院工学研究科の小野田泰明教授(建築計画)が24日、横丁を運営する中央市場商業協同組合の勉強会で説明する。老朽化が激しく、再開発計画が持ち上がっては消えてきた横丁の将来を考える上で、一つのモデルになりそうだ。

 小野田教授によると、新横丁案は木造3階(不燃構造)で、延べ床面積8000平方メートル。通路幅は現在と同じ2.4メートルにする。防災上、通路の屋根は取り払い、3階部分には避難路にもなるバルコニーを設ける。

 建築基準法は安全性確保の観点から、幅4メートル以上の通路に面していないと建物の新築を認めていないが、地権者の合意や市の認定など一定の条件を満たした建て替え計画を作れば、2.4メートルの通路幅でも新築できるという。

 敷地の3分の1程度を定期借地権で貸し出して資金を確保し、組合員の負担を軽減する。

 壱弐参横丁は、開設から60年以上がたち、建物や下水道施設の老朽化が進んでいる。市を巻き込んだ再開発計画が2年前に白紙撤回されて以降、組合の有志が建て替え案を検討する中で、小野田教授の力を借りることになった。

 東北大の学生だったころから仙台の横町に親しんできた小野田教授は、壱弐参横丁を経済価値がある公共物としてとらえるよう指導。学生は東京の横町6カ所を調査した。通路幅が狭く、人と店の距離が近いことが横町の魅力だとの分析を踏まえ、小野寺望さんと小池宏明さんが設計に当たった。

 小野田教授は「横町は都市の魅力を発揮する存在で、壱弐参横丁も仙台の価値を高めている。ありふれたビルを造ることだけはしてはいけない」と強調している。

[壱弐参横丁]1946年開設で、敷地面積3700平方メートル。木造2階の棟割り長屋風建物が、東西2本の通路(長さ120メートル、幅2.4メートル)沿いに並ぶ。延べ床面積は4000平方メートル。通路部分にはトタン屋根があり、飲食店を中心に102店が出店する。

631とはずがたり:2010/02/23(火) 18:46:50
>>629
迷走するなぁ。

水族館移転 仙台急行社長、資金調達難航を陳謝
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100223t12034.htm

松島水族館の移転計画をめぐる資金調達の難航について説明する西条社長

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の移転計画に仙台市が出資見送りを表明したのを受け、運営会社の仙台急行(仙台市)の西条直彦社長が22日、仙台市役所で記者会見し、「予定通りに資金調達できず、混乱を招いた。申し訳ない」と陳謝した。「規模縮小や新たな土地売却先探しを念頭に置き、引き続き仙台移転の実現に取り組む」と強調した。

 新水族館の総事業費は約83億円で、仙台急行の出資分は11億円。松島町の所有地(約2万平方メートル)を埼玉県の医療法人に売却し、代金約11億円を出資金に充てる方針だったが、16日の決済期日を過ぎても入金されていないという。

 西条社長は「契約書には違約金の条項も盛り込んでいた。甘いと言われても仕方ないが、こんなことになるとは思わなかった」と話した。

 仙台急行は22日、弁護士を通じて医療法人に対し、10日以内に売買契約履行の返事を求める催告書を送付した。医療法人の意思を確認し、新たな土地売却先探しや移転、新築に向けた資金繰りなど事業計画の見直しを進める。

 資金調達の難航を受けて、市は10億円の出資を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案の取り下げを表明し、現計画での水族館誘致を見送る考えを示している。

 西条社長はこの日、おわびのため、奥山恵美子市長ら幹部に面会を申し入れた。しかし、市側は「事業化が困難になった状況は変わっていない」として応じなかった。

 西条社長は「現在の施設は老朽化が深刻だが松島は建設規制などハードルが高い。仙台移転に水族館存続を託す考えは変わらない」と強調。「信用をなくしたが、仙台市にはもう一度、協議のテーブルに着かせてほしいとお願いしたい」と語った。


2010年02月23日火曜日

632荷主研究者:2010/02/24(水) 22:45:10
>>631
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t12028.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
「仙台移転断念せず」 松島水族館運営会社社長

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100220033jd.jpg
建築計画の看板が建てられ、着工準備が進んでいた「仙台水族館」(仮称)の予定地=仙台市宮城野区

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台移転をめぐり、運営する仙台急行(仙台市)の西条直彦社長は20日、河北新報社の取材に応じ、「資金調達が難航し、事業の遅れが避けられない」と厳しい状況を明らかにした。市が出資見送りを表明したのを受け、「資金繰りなどを早急に再検討する」と、水族館の移転・新築事業は断念しない考えを強調した。

 水族館では20日朝、社員約30人を集めて急きょ、朝礼を行った。西条社長は「(資金調達の)土地売却に問題が生じ、計画が遅れることになった。仙台移転はあきらめずに進める」と話した。

 総事業費約83億円のうち、仙台急行が用意する出資額は11億円。資金を工面するため、松島町内の所有地約2万平方メートルを埼玉県の医療法人に売却する方針を決め、1月7日に契約を締結した。

 仙台急行によると、医療法人側は滞在型医療施設の建設を計画。売却代金約11億円は今月16日が振込期日になっており、17日の仙台市議会2月定例会の開会前に出資金を確保する見通しだった。

 西条社長は「今月10日ごろから医療法人と連絡が取れなくなった。現段階で資金調達のめどは立っていない」と話し、「新年度早々の着工や2012年春の開業は遅れる可能性が高くなった」と現状を説明した。

 仙台急行は今後、弁護士を通じて医療法人に売買契約の履行を求めるなど対応策を協議する方針。協調融資を組む金融機関や出資への参加企業に説明を始めているが、資金計画などの練り直しは避けられない状況だ。

 西条社長は「リニューアル計画は10年に及ぶ悲願。事業の枠組みやスケジュールは変更を余儀なくされるかもしれないが、引き続き仙台市の支援を得ながら移転実現を目指したい」と話した。

633荷主研究者:2010/02/24(水) 22:46:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t12026.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
住宅や土地75人購入 セントラル自の移転で従業員調査

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)は宮城県大衡村に本社工場を移転するのに伴い、従業員の住宅購入状況を2009年末現在でエリア別にまとめた。従業員約1400人のうち土地のみも含めた購入者は計75人で、場所は工場立地先の黒川郡のほか仙台市泉区も目立っている。

 県内をエリア別に分けた同社の集計によると、黒川郡が半数以上の計40人を占めた。仙台市は区別に集計しており、泉区が17人で2番目に多かった。以下、多い順に大崎圏8人、仙台市青葉区と宮城郡が各4人、仙台市若林区と登米・栗原圏が各1人となっている。

 物件は一戸建てが46人、マンションは6人、土地のみが23人。新工場の稼働を来年1月に控えて既に購入物件に入居した従業員もいて、上屋が完成したセントラルの新工場で生産ライン据え付けなどの準備に当たっている。セントラルの持田善彦宮城移転支援室長は「通勤時間、値段、周辺環境などを考慮し、個々の事情で選んでいるようだ」と話す。

 同社によると、宮城移住の意向を示している従業員は全体の9割以上で、転居のピークは今秋ごろとなる予定。従業員の新居選びも今後、本格化しそうだ。

634荷主研究者:2010/02/24(水) 22:48:28
>>479
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100221t11030.htm
2010年02月21日日曜日 河北新報
仙台松島道の料金3割引き終日に 6月から拡大

 宮城県道路公社管理の仙台松島道路(三陸自動車道利府中―鳴瀬奥松島インターチェンジ)でトラックなどを対象に実験的に行われている料金割引について、県は2010年6月から割り引き対象の時間帯を広げ、平日はほぼ一日中を3割引きにする方針を決めた。

 割引対象は中型、大型、特大車のトラックなどで、自動料金収受システム(ETC)の搭載車。平日の午前4時〜翌日午前0時に料金を3割引きにする。

 県道路公社が独自に割引率を設定する午前0〜4時は、3割引き程度にになるよう調整している。

 料金割引は、全国の高速道路無料化に合わせ今年6月に始める。従来の割引は3月26日でいったん終了する。県は県道路公社の減収を補てんする費用4900万円を新年度当初予算案に計上した。

 県は09年10月、物流支援を目的に、仙台松島道路と仙台南部道路で料金割引を実施。午前0〜4時に最大700円(中型車)を毎日100円に引き下げ、朝夕を3割引きにしているが、日中は対象外だった。

 09年度は割引対象だった仙台南部道路は、3月27日に仙台北部道路が開通し、環状高速道路に組み込まれるため、10年度の実施は見送られる。

635荷主研究者:2010/02/24(水) 23:24:59
>>633
少子高齢化のこの時代にインパクトある数字と言えよう
>約4000人が移住

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t11008.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
住宅新築に補助 大衡村が立地企業社員の定住促進

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)などトヨタ関連企業の進出が相次ぐ宮城県大衡村が、企業の従業員と家族の移住を促すため、村内に住宅を新築した場合に最大130万円を補助する方針を固めた。来年1月に予定されるセントラル新本社工場の本格稼働まで1年を切り、自治体間の新住民争奪戦が、さらに熱を帯びてきそうだ。

 補助は、今年4月から2015年3月末までの5年間に、大衡村内に着工または完成した建物が対象。

 村に移住する人が一戸建て住宅を新築した場合、80万円を助成する。村内の建築業者を利用すれば50万円を加算し、計130万円とする。村民が新築する場合は、最大100万円を支給する。

 新築アパートも補助対象で、所有者に対し、250万円を限度に1部屋当たり20万円を交付する。

 村は、10年度一般会計当初予算案に事業費810万円を盛り込む。申請が予算額を超えれば、補正予算ですべて対応する方針だ。

 宮城県には、セントラルだけで従業員と家族を含め約4000人が移住するとみられている。

 大衡村では、セントラルが立地する第2仙台北部中核工業団地の西端に、県住宅供給公社が宅地を開発中で、11年春に92戸の分譲を開始する予定。周辺市町も、住宅情報をセントラルや関連企業に提供するなど、受け入れ態勢を整えている。

 大衡村は「働く場だけではなく、定住の場として村を選んでほしい。人口を増やし、活気ある地域づくりを進めたい」と話している。

636荷主研究者:2010/02/24(水) 23:28:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t13026.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
水道管破損断水相次ぐ仙台 「年代物」更新に財政の壁

古い塩化ビニール管を耐震性に優れた最新のダクタイル管に取り換える作業員=仙台市太白区向山

 仙台市の住宅地で水道管が破損し、周辺の世帯が断水となる事故が1、2月、相次いで起きた。原因はいずれも管の老朽化で、都市の成長に従って敷設した水道管が同時期に劣化する事態が表面化しつつある。ただ、管を更新するには膨大なコストが掛かり、市水道局は漏水個所が出ては修復する「対症療法」に追われているのが現状だ。(報道部・狭間優作)

<1・2月190世帯>
 青葉区鷺ケ森で1月9日、同区あけぼの町で2月2日、塩化ビニール製の水道管が破損し、計190世帯が断水した。二つの管は敷設からそれぞれ25年、35年で法定耐用年数の40年は過ぎていなかった。

 市水道局は「半永久的に使える管がある一方、管の下に石が挟まっているなど埋設状態によってはすぐに破損してしまう管もある」と説明する。
 市水道局は現在、管を更新するかどうかは耐用年数で判断していない。漏水が多発している地区や、青葉区中心部など破損すれば被害が大きい地区の管を優先している。

<整備企業債頼み>
 五十嵐悦朗水道事業管理者は「住宅街を巡る小さい管までは手が回らない。事後対応になってしまうのは大変申し訳ない」と話す。

 市内に張り巡らされた水道管の総延長は約3300キロ。そのうち約720キロは2020年3月までに法定耐用年数を過ぎる。大半が1970年代に開発された新興住宅地に敷設された。

 市が本年度にまとめた10年度から10年間の計画では、更新は約190キロにとどまる。法定耐用年数は税法上の償却年数で、更新を義務付けた指標ではないが、抜本的な更新計画を盛り込めない背景には、巨額の「借金」の問題がある。

 2000年までに実施した配水池やポンプ設備の拡張事業の財源は多くを企業債に頼った。この借金の残高は11年3月末で約811億円の見込み。約1200億円あったピーク時から減っているが、市は「まずこの膨大な借金を返済することが先決」と話す。

<値上げも難しく>
 管の更新にも大きなコストが掛かる。耐震性に優れた最新のダクタイル管に更新する場合、管の費用や工事費は1メートル当たり約10万円と高額だ。
 市水道局の職員は「古いからという理由に固執して、十分使える管まで更新すれば、予算がいくらあっても足りない」と本音を漏らす。

 水道料金の引き上げもままならない。3、4人家族の月平均使用量20立方メートル当たり3230円(07年度)と、政令市では札幌市(3320円)に次いで高く、利用者の理解を得るのは容易ではない。

 奥山恵美子市長は定例記者会見で「現在の予算を仮に何倍かにしてもどうなるものではない困った状況にある」と説明した。税収の大幅アップが期待できない情勢の中で、都市インフラの維持が自治体運営の最大の課題になりつつある。

637荷主研究者:2010/02/27(土) 15:29:24

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100223_02.htm
2010年02月23日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(6)ロボットと車を融合/東北大次世代移動体システム研究会

次世代車の技術について意見交換する研究会のメンバー

<環境と安全に配慮>
 東北大大学院工学研究科と情報科学研究科、未来科学技術共同研究センター(NICHe)などに所属する教授ら14人が2008年、「電気自動車研究会」を設立した。今年1月には名称を「次世代移動体システム研究会」に変更。車をテーマとする学内唯一の組織として環境と安全に配慮した研究を進めている。

 東北大は実学重視を掲げており、産業界に貢献できる研究分野としてエコカーなど技術革新の真っただ中にある車に着目し、組織を立ち上げた。工学研究科長直属のプロジェクトで、テーマはモーターや金属材料、蓄電池など車に応用できる技術全般にわたる。

 月1回、研究者が集まって導入できそうなアイデアを出し合う。既存の枠組みにとらわれない車の開発が目標だ。

 東北大が得意とするロボット技術と車の融合も目指す。研究会のメンバーでNICHe副センター長の長谷川史彦教授は「機械と電子制御など複数の技術をすり合わせるロボットは、車と共通点が多い」として新技術の創出に意欲を示す。

<実車製作にも挑戦>
 今後、実車の製作にも取り組む考えだ。研究会のアイデアを形にしてメーカーの関心を喚起するのが狙い。部品の製作は地元企業に依頼し、地域貢献にもつなげる。

 東北大はもともと工学部機械系を中心に多くの卒業生が車メーカーに就職し、国産車の技術確立に貢献してきた。技術の成熟に伴い車の研究者は減っていたが、次世代車で重要性を増す電子制御や車体軽量化につながる素材などの専門家が多く、発足したばかりの研究会にもメーカーの期待は大きい。

 内山勝工学研究科長は「車はエレクトロニクス化が進んでおり、東北大の得意分野を生かせる。東北への車産業の集積も踏まえて産学連携を強化し、将来は車研究の拠点に発展させたい」と話している。

[基本データ]
住 所 仙台市青葉区荒巻青葉6の6の04
会 長 内山勝工学研究科長
主な会員 青木孝文教授(画像認証)田所諭教授(ロボット)松木英敏教授(エネルギー伝送)一ノ倉理教授(磁石、モーター)
連絡先 022(795)5800(工学研究科)

638荷主研究者:2010/02/27(土) 15:36:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100224t12015.htm
2010年02月24日水曜日 河北新報
スーパー激戦区過熱 産業集積進む仙台圏北部

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p02240xx0e200009_01.jpg

 仙台市泉区や宮城県富谷町など、仙台圏北部のベッドタウンで、スーパー各社が出店を加速させている。商圏の人口増加率が高いことに加え、周辺の大衡村や大和町で自動車や半導体関連の産業集積が進み、将来的に住宅が増えて消費が大幅に伸びると期待する。一帯は、既に多くのスーパーがひしめく激戦区。改装など対抗策を練る既存店も出始めた。(報道部・酒井原雄平)

<増える住宅地>
 工場立地に伴う移住者は、大衡村へ本社移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)だけで家族を含め約4000人に上る見込み。半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は大和町でこの夏、新工場建設に着工し、従業員は最大で2000人規模に膨らむ可能性がある。住宅需要を当て込み、泉区や富谷町では宅地開発が進む。

 泉中央地区の街づくりを担う仙台市の第三セクター「泉新都心」の谷沢晋社長は「教育環境や買い物の便利さなどから、首都圏から転勤してくる従業員は、相当数が泉中央周辺に住むのではないか」と期待する。

 ベルプラス(盛岡市)は3月に富谷町大清水、7月に泉区上谷刈に、計2店を出店する。いずれも敷地面積1万数千平方メートルで大型書店やドラッグストアなどと複合商業施設を形成する比較的大規模な内容だ。

 同社店舗開発室は仙台圏北部を「住宅数が伸びており魅力的。セントラルの本社移転も明るい材料だ」と期待する。

 ヨークベニマル(郡山市)は7月、泉区野村に開業する複合商業施設に出店。「近隣他社の売上高が良く、マーケットチャンスは十分ある」とみる。

 大和町吉岡から泉区泉ケ丘にかけての国道4号周辺に3店を構えるヤマザワ(山形市)は「工場立地が相次ぎ、就労人口増が期待できる数少ない機会を迎えた。新規客獲得につながる」と既存店への波及効果を期待する。

<「つぶし合い」>
 ただ、仙台市内のあるスーパーの店舗開発担当者は「正直に言って飽和状態。これ以上の出店は、つぶし合いになる」と懸念を口にする。

 仙台圏北部では、国道4号沿いにイオンが富谷ショッピングセンター(SC)と仙台泉大沢SCを展開。この2店の半径1.5キロ以内では、ヤマザワ、ウジエスーパー(登米市)、みやぎ生協(仙台市)なども含め、9店がしのぎを削る。市地下鉄泉中央駅前にはイトーヨーカドーと専門店ビル「セルバ」の2大型店もある。

 みやぎ生協は富谷町の明石台店の強化を検討し始めた。同店の敷地約1万平方メートルをデベロッパーに賃貸し、物販や飲食店など複数のテナントを誘致、専門店エリアを新たに加える計画だ。

 同生協の小林茂店舗企画部長は「成長性の高い商圏だけにライバルも多い。選ばれる店にするためには投資が不可欠」と対抗する構えだ。

639荷主研究者:2010/02/27(土) 15:37:50
>>632
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100224t12021.htm
2010年02月24日水曜日 河北新報
松島水族館移転「白紙」 頓挫のリスク、当初から

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台移転計画が、4月に予定した着工の目前で暗礁に乗り上げた。運営する仙台急行(仙台市)の資金調達が難航し、10億円の出資方針を撤回した仙台市は「事業の精査が不十分だった」と批判を浴びている。官民出資と、金融機関の協調融資による移転計画は構築の段階から不安定で“漏水”のリスクをはらんでいた。(仙台市政取材班)

<資金繰り綱渡り>
 事態が急変したのは、仙台市議会2月定例会が開会した17日午後。出資金を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案などが上程された直後、仙台急行から市に連絡が入った。

 「土地売却先と連絡が取れない。このままでは資金調達のめどが立たない」
 移転事業に対する同社の出資額は11億円。松島町の所有地(約2万平方メートル)を埼玉県の医療法人に売り、代金を出資金に充てる方針だった。決済期限は16日。市議会開会前に出資金を確保する綱渡りの資金繰りは、大詰めで頓挫した。

 総事業費約83億円のうち約42億円を出資で集め、残りの約41億円は10を超える金融機関の協調融資で賄う。不況による企業の業績悪化で資金集めに苦労する中、大口出資は市の10億円に頼るなど余裕がなかった。

 「土地売却代金の振り込みを確認した上で出資を決断すべきだ」と慎重な意見があったにもかかわらず、市が事業参加を決めたのは「土地売却契約の条文を精査し、医療法人の意思も確認した。事業スキームが固まり、市が出資しない理由はない」(市幹部)と判断したからだ。

 だが、懸念は現実に。市幹部は「薄氷を慎重に渡ったつもりだったが、最後に中心が割れてしまった」と落胆する。奥山恵美子市長は20日、臨時の記者会見で「甘いという批判は受け止めるしかない」と釈明した。

<支援継続を望む>
 老朽化した松島水族館のリニューアル構想は10年に及ぶ課題だ。仙台急行の西条直彦社長は「仙台への移転はあきらめない。引き続き仙台市に支援をお願いする」と強調する。

 仙台急行によると、土地売却先の医療法人は高度医療を提供する滞在型施設の建設を検討していたという。同社は法人に対し、3月上旬までに回答を求める催告書を送付して契約履行を待つ一方、別の土地売却先や新たな出資者探しに動く考えも明らかにしている。

 だが、市側は現計画を事実上、白紙にする姿勢だ。幹部は「失った信用はあまりに大きい。同じテーブルで協議する可能性は低い」と話す。

 市の支援を前提に出資や融資を検討していた企業や金融機関は少なくない。「市が抜ければ計画は根底から崩れかねない」(地銀関係者)との懸念も生じている。

<宙に浮いた期待>
 仙台水族館(仮称)は4月着工、12年3月の開業を目指していた。松島水族館は来年11月に営業を終え、移転準備に入る予定だったが当面、現施設での営業継続を余儀なくされるとみられる。

 仙台市PTA協議会の加藤秀次会長は「子どもたちのため、ぜひ実現してほしい。復活する方法はないものか」と話す。市民の期待は宙に浮き、行き場を失っている。

640荷主研究者:2010/02/27(土) 16:09:19
>>628
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t12038.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
活性化へ商店主ら奮起 仙台・壱弐参横丁組合

壱弐参横丁の建て替え案について説明する小野田教授(右)=24日、青葉区中央市民センター

 壱弐参(いろは)横丁の愛称で親しまれている仙台市青葉区一番町の中央市場を活性化させようと、同市場商業協同組合が活動に力を入れ始めた。再開発計画が持ち上がったため、一時は商売気がうせて活気がなくなった中央市場。組合は月2回の「まちづくり会議」に加え、昨年12月からは月1回の勉強会を開いて有識者の意見を聞くなどして、商店主らの意識向上に努めている。

 「宮城県沖地震が発生した際、誰が災害弱者になるのかを考えておくべきだ。棟続きの古い横丁だから、火災が発生するとあっという間に燃え広がる。自分の店だけを守ればいいというわけではない」

 1月26日、青葉区中央市民センターで開かれた勉強会。テーマは「防災まちづくり」で、東北工大の佐賀武司教授が防災ネットワークの重要性について強調した。参加した15人の組合員やテナント出店者らが熱心に聞き入り、佐賀教授と質疑応答を繰り返した。

 「約100店が軒を連ねる壱弐参横丁は仙台では最大規模の横町で、全国的にも珍しい形態。この雰囲気を最大限に生かして集客を図るためには、定期的に集まって研さんを積むべきだと考えました」と、組合専務理事の粟野助蔵さん(53)は勉強会の狙いを語る。

 3月まで計4回開かれる勉強会では、マーケティングや建て替え問題などについて専門家の話を聞き、意見交換する。

 組合員、出店者、市担当者らが出席する「まちづくり会議」は、サッカーJ1のベガルタ仙台を巻き込んで集客策を練る。昨年、横丁の広場で行ったパブリックビューイング(PV)が好評だったため、今年は3月6日の開幕戦に加え、盛り上がりそうなカードを選んで随時開催したい考えだ。

 避けては通れない建て替え問題についても、検討を始めた。
 組合有志が東北大大学院の小野田泰明教授(建築計画)に相談したところ、小野田研究室の大学院生が修了設計として横丁の建て替え計画を作成。現在の横丁の雰囲気を保ちながら、組合員の負担を抑えて建て替えられる木造3階の設計案が完成した。

 指導した小野田教授は「人と店が近いところが横町の魅力で、都市における共有財産でもある。こんな空間をなくしてはいけない」と強調する。
 組合員117人のうち、実際に店舗を営業しているのは3割で、7割が貸して家賃を得ている立場。組合員の高齢化も著しい。

 組合理事長の荒井美和子さんは「組合員の多くが実際に横丁で商売をしていないため、当事者意識が薄いなどの問題もあるが、独特の雰囲気がある壱弐参横丁を将来に残せるよう取り組んでいきたい」と意気込む。

[壱弐参横丁]1946年、公設市場の名称で開設。敷地面積約3700平方メートルに、木造2階の棟割り長屋風建物が2本の通路沿いに並ぶ。102店が営業する。

641荷主研究者:2010/02/27(土) 16:16:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t11033.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
仙台商高跡地に集客施設 市が整備計画に着手

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p022603x0a100001_01k.jpg

 2015年度の仙台市地下鉄東西線開業を見据え、仙台市は10年度、青葉区青葉山の国際センター駅(仮称)に隣接する宮城県スポーツセンターと仙台商高の跡地整備に着手する。スポーツセンター跡地は公園を配置し、仙商跡地は展示機能を備えた集客施設の建設を検討。10年度中に整備計画を策定し、15年度のオープンを目指す方針だ。

 仙台国際センターと、建設工事が進む国際センター駅周辺の未利用地は地図の通り。スポーツセンター跡地(1.6ヘクタール)は国から市が無償貸与を受け、06年の閉館後は更地になっている。1999年に移転した仙商の跡地は1.5ヘクタールで、市が1.1ヘクタール、東北大が0.4ヘクタールを所有する。

 市は10年度一般会計当初予算案に、整備計画などの策定経費として300万円を計上した。スポーツセンター跡地は国際センター、仙台城跡、市博物館への玄関口として公園を整備。仙商跡地は市内のコンベンション機能を向上させるため、国際センターと連携可能な展示施設などを検討している。

 スポーツセンターと仙商の跡地は中心部の大規模未利用地として大きな市政課題だった。仙商跡地は、東北大の総合学術博物館の建設計画や民間資本を導入した高級ホテルの誘致構想が浮上したが、いずれも実現には至らず、跡地利用は宙に浮いていた。

 仙台市は「国際的な学術文化交流拠点の形成に向けた重要な地域。一部の土地を所有する東北大と協議を重ねながら、整備手法を含めて一体的な跡地利用の計画をまとめたい」(政策調整局)と話している。

642荷主研究者:2010/02/27(土) 16:17:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100226t11032.htm
2010年02月26日金曜日 河北新報
仙台市整備、旭ヶ丘の複合型施設 計画を縮小 費用は膨張

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 仙台市が青葉区旭ケ丘3丁目に整備中の複合型公共施設の工事が大幅に遅れている。温水プールや体育館などを備える計画だが、地下で廃棄物が見つかり、隣接アパートで地盤沈下が起きるなど「想定外のトラブル」(企画市民局)が続いたため、市は今月、計画を見直した。総事業費は膨らみ、開館予定も2011年度から14年度にずれ込みそうだ。

 廃棄物は08年5月、予定地の下水道工事で見つかった。家電や建築廃材などで、地下水から国の環境基準値を上回る鉛やヒ素を確認した。

 同年12月には、予定地南側ののり面工事中に、隣地のアパートで地盤沈下が発生。境界部分の地下に面積約60平方メートル、高さ最大1.5メートルの亜炭坑跡の空洞が見つかった。掘削時期などの記録は見当たらないという。

 市は当初、地上4階、地下1階で延べ床面積約8800平方メートルの施設を計画。基礎の工事を08年5月に始めた。しかし、廃棄物の影響で掘削が難しくなり、地下階の建設を断念。今月、延べ床面積を約6200平方メートルに縮小し、身体障害者総合支援センターの入居を見送る計画に修正した。

 見直し後の計画では、施設は4階建て。25メートルの温水プール、体育館、市民センター、障害者福祉センターなどが入る。

 汚染土壌対策や設計の見直しなどに10億円、隣地購入や地盤沈下対策などに数億円が必要となり、総事業費は当初の43億円から55億円以上に膨らむ見通しだという。

 企画市民局は3月に住民説明会を開き、見直し後の計画を報告する予定。「問題点を早急に取り除き、開業を待ち望む地域の声に応えたい」と話している。

643荷主研究者:2010/02/28(日) 15:18:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t11031.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
仙台市本腰 高齢者困惑 敬老乗車証見直し、議論に熱

バスを待つ高齢者。敬老乗車証の見直しが関心を集める

 仙台市が財政難を理由に検討を始めた敬老乗車証の制度見直しが論議を呼んでいる。2006年度に行財政改革の柱として打ち出して以来、積み残した課題に着手した形だが、市が支出を抑えて高齢者に大幅な負担増を求めれば反発を招くのは必至だ。高齢者の健康増進やバス路線の維持といった面で制度の意義を強調する声もあり、市は難しいかじ取りを迫られている。(報道部・上村千春)

 青葉区の守屋善三さん(77)は敬老乗車証の存続を願う一人だ。区老人クラブ連合会の役員、日本赤十字社非常勤講師などを務め、会議や行事でバス、地下鉄を頻繁に使う。通院や買い物、旅行を含めれば、ほぼ毎日乗車証を利用する。

 「乗車証がないと、年金生活の身で活動を続けるのは難しい。現状維持が一番だが、市の財政事情も分かる。存続のためなら少しの負担増は仕方ない」と語る。

 負担増には断固反対という市民もいる。市民グループ「敬老乗車証問題連絡会」は2月初め、「高齢者に厳しい経済負担を強いる」と訴え、負担額据え置きを求める要望書を市に提出した。

 市は見直し理由として、高齢化に伴う事業費の増大を挙げている。10年度の当初予算案に計上した事業費は23億3500万円。団塊の世代が70歳以上になる19年度は31億5400万円に上ると推計する。利用者負担を現行の年5000円に据え置いた場合、市の支出は約28億円に達する。

 市は以前、乗車ごとに100円を支払う方式の導入やスキップカードの適用、利用上限額の設定などの見直し案を検討した。しかし、現行の磁気カードでは技術的に新方式の導入が難しく、内部での議論にとどまっている。

 市幹部は「地下鉄東西線の開通とともにICカードが導入されれば、選択肢は広がる」と言うが、その前提として、受益者負担の在り方という根本的な議論は避けられない。

 同様の制度を持つほかの政令市も、乗車証の見直しが市政課題に浮上している。横浜市は08年度に所得などに応じて負担額を上げ、09年度に再度の検討に入った。無料の大阪市は09年度に有料化に向けて準備を進めようとしたが、議会の反対を受けて実現していない。千葉、静岡市は制度を廃止した。

 17日に開かれた仙台市社会福祉審議会の老人福祉専門分科会。「交付対象年齢は変えないでほしい」「バス路線維持や経済への効果も考えるべきだ」という意見が出た。市は住民説明会やパブリックコメントを通じ、市民の意見も反映させる。

 家庭ごみ有料化の時は市民の費用負担をめぐり、市議会が猛反発した。市が敬老乗車証の見直しに慎重な背景として、新たな負担に敏感になる市民への配慮がある。

 奥山恵美子市長は17日の施政方針演説で「行財政改革を断固として成し遂げる」と強調した。市民に「痛み」を強いる制度見直しの行方が注目されている。

[仙台市の敬老乗車証] 高齢者の社会参加を目的に仙台市が1973年に交付を始めた。70歳以上の市民が対象で市内の地下鉄、バスが利用できる。自己負担年5000円で利用上限額のない第1種、自己負担なしで上限1万円の第2種がある。市は乗車証利用分を交通事業者に補助する。

644荷主研究者:2010/02/28(日) 15:19:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t13032.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
宮交、バス料金過徴収 地下鉄長町南駅 乗り継ぎ割引せず

 宮城交通(仙台市)は26日、2008年4月1日から今年2月24日にかけ、カード乗車券「スキップカード」を使って市地下鉄長町南駅(太白区)でバスと地下鉄を乗り継いだ乗客に乗り継ぎ割引制度(大人40円)を適用せず、運賃を多く徴収していたと発表した。

 過徴収はダイヤ改正時、バスのカード読み取り機のメーカーが割引のプログラム変換を忘れたのが原因。宮城交通もチェックしていなかった。

 今年1月25日、乗客から「割引が適用されていない」と指摘があり、長町南駅を通るバス3路線8系統で間違いが発覚した。過徴収の対象は1日数人とみられる。過徴収の延べ乗客数や総額は分かっていないとしている。乗り継ぎ割引が適用されるほかの4駅経由のバスは誤りがなかった。

 宮城交通は27日から、青葉区のJR仙台駅前西口案内所、太白区の再開発ビルたいはっくると泉区の地下鉄泉中央駅内の定期券販売所で、割引しなかった可能性のある利用者の申告を受け、返金に応じる。宮城交通は「当初、誤徴収の原因が分からず、修正までに時間がかかった。チェック体制を強化し、再発防止に努めたい」と謝罪した。

 連絡先は宮城交通営業部022(771)5312=午前9時〜午後5時半=。

645荷主研究者:2010/02/28(日) 15:21:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100227t12012.htm
2010年02月27日土曜日 河北新報
仙台・ヒルサイドアウトレット 業態転換し地域密着へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100227e201.jpg

「地域密着型」へ転換するヒルサイドショップス&アウトレット

 仙台市青葉区錦ケ丘の複合商業施設「ヒルサイドショップス&アウトレット」がファッション中心の店舗構成を改め、食品や生活雑貨を重視する「地域密着型」に業態転換することが26日、分かった。衣料品不振が続く一方、周辺住宅地の分譲が進んで人口が伸びていることから、地元住民が日常的な買い物をできる拠点施設へとコンセプトを刷新する。

 第1弾として3月14日、宮城県産品を中心に野菜、肉、総菜を販売する産直店舗「地物産直 錦や」を1階に開設する。店舗面積は約330平方メートル。近隣の秋保地区など、宮城、山形の農家約80戸と業者約20社が出品する。

 店には「野菜ソムリエ」が常駐するほか、料理教室も随時開催。県産食材を味わえるレストランも併設する。

 全館で今後、順次改装を進め、生活用品やキッズ用品などの割合を半分程度まで高める。衣料品などのアウトレットは、ある程度は残す。

 ヒルサイドは東北初のアウトレットモールとして、住宅販売の錦エステート(仙台市)が2002年に開業。ファッションを核に、新興住宅地の錦ケ丘へ広域から人を呼び込み、分譲促進につなげる「ランドマーク」代わりの役割を担ってきた。

 錦ケ丘は1月時点で世帯数約1600、人口約4800人と成長が続いており、当初の役割は果たしたと判断。住民に多い30代子育て層を意識し、食関連分野を充実させることで、日常的に来館してもらうことを狙う。

 同社の売上高は08年8月期が最高で、最近は消費低迷による衣料品の販売不振などで苦戦。仙台市郊外に08年、大型アウトレットモールが二つ開業するなど大型商業施設が相次ぎ出店し、競争も激化している。

 施設を運営するヒルサイドモールマネージメントの樋野公宏館長は「地元の人が気軽に集える場となれば。働き盛り、食べ盛りの30代家族層に喜んでもらえるはず」と話している。

647荷主研究者:2010/02/28(日) 16:15:37
>>635
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100228t11027.htm
2010年02月28日日曜日 河北新報
大郷町、住宅地20戸分整備 自動車関連社員の定住狙う

 宮城県大郷町は、トヨタ自動車系完成車生産子会社のセントラル自動車(神奈川県相模原市)の新本社工場が隣接の大衡村で来年1月稼働するのを見据え、20戸分の住宅地開発に乗り出す。工業団地へのアクセスと自然環境をセールスポイントに、従業員とその家族の定住を狙う。

 開発する住宅地は、町が所有する町営住宅跡地や公園予定地の計5カ所。合わせて1万800平方メートルあり、1区画当たり330平方メートル(100坪)程度とする。町道も整備する。

 大郷町は、自動車関連企業が進出する大衡村や大和町の東隣に位置する。開発する住宅地から、セントラルなどの工業団地群は、車で20分圏内にある。町担当者は「朝夕の渋滞が激しい国道4号や県道を使わずに通える」と利便性を強調する。

 耕作放棄地を活用し、町に移り住む従業員が家庭菜園をできるような農場の整備も検討する。

 町議会3月定例会に提出する本年度一般会計補正予算案に、住宅地測量費の債務負担行為250万円を盛り込む。

 赤間正幸町長は「都会のような便利さはない町だが、田園地帯の良さがある。人口を少しでも増やし、地域の活力を高めたい」と話している。

648ももだぬき:2010/03/01(月) 07:11:28
今日の産経にふるさと気仙沼の水浸しの写真がありました。写真の近くに以前住んでいました。

649とはずがたり:2010/03/01(月) 11:13:18
へぇ,ももちゃんあの辺っすか。
我が板,東北人の人的資源が厚いなぁ。
逆に西日本が薄い様な気がする。

650ももだぬき:2010/03/02(火) 07:52:16
とはずがたりさんへ→そうです。毎日新聞の白黒写真も同じ地区のものですよ…。毎日新聞には旧宅も写っていました。気仙沼市潮見町2丁目付近の写真。あと毎日新聞には南町(みなみまち)3丁目の写真、読売新聞には魚市場前の写真がありました。読売新聞の写真含めて、生島ヒロシ・淳兄弟の母校の気仙沼中の学区域です。取材先は南町・潮見町の中央公民館と気仙沼小学校かな?早速、産経の写真のエリアに住んでいる知人に電話入れました。

651R:2010/03/03(水) 14:04:10
年内着工へ大型複合ビル/仙台「あすと長町地区」新市立病院計画隣地に

http://kensan-news.com/


・ 詳細不明。

652荷主研究者:2010/03/07(日) 14:39:22
>>609
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100302t12001.htm
2010年03月02日火曜日 河北新報
トラスコ中山、仙台の物流拠点拡充 製造現場の需要に対応

移転を機に、規模拡充されたトラスコ中山の「プラネット東北」=仙台市宮城野区

 機械工具商社のトラスコ中山(大阪市)は、東北の物流拠点となる「プラネット東北」を仙台市宮城野区扇町に建設した。仙台圏北部などで進む自動車や半導体関連工場の集積に伴う製造現場での消耗品需要増大に対応するのが狙い。物流センター移転とともに施設の規模拡充を図り、在庫格納量を増やした。

 建物は地上4階で延べ床面積約1万平方メートル。2000年に仙台市若林区卸町に開設した物流センターを移転し、面積を約2倍に増やした。敷地面積は約3.5倍あり、今後の拡充に備える。総投資額は25億2500万円。

 取扱商品は生産工程で使用するドリルなど各種切削工具をはじめ、ヘルメットや安全靴といった安全用品、テスターなど測定機器、研究管理用品など。トヨタ自動車グループ、半導体関連工場などにも取引先の販売店を通じ数多くの商品が供給されているという。

 物流センターは全国に15カ所あり、東北では仙台だけ。仙台支店を併設し、1月5日から稼働している。太陽光発電システムを備え、年間発電量は約2万1000キロワット時。社屋の電力に活用するほか、余剰分は売電する。

 トラスコ中山は東証・大証1部上場企業。資本金は約50億2000万円で、09年3月期の売上高は1195億円。

653荷主研究者:2010/03/07(日) 15:53:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t11033.htm
2010年03月05日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線の全区間着工にめど 県収用委が裁決

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100305_a101.jpg

 仙台市地下鉄東西線の荒井駅(仮称)と車両基地(いずれも若林区)の一部用地について、市が土地収用法に基づく土地取得の裁決を申請したのを受け、宮城県収用委員会は4日までに、用地の補償額を審議し、市の主張を全面的に認める裁決を出した。市の提示価格は東西線開通後の地価上昇分を含んでいるなどとして、「見積額は適当」と判断した。

 地権者との交渉が難航していたが、県収用委の裁決が出たことで、2007年2月に始まった東西線本体工事は全区間着工に見通しが立った。

 市が裁決を申請していたのは、荒井駅と車両基地の用地計8.3ヘクタールのうちの2.2ヘクタール。

 県収用委は、09年9月に申請を受理。市と地権者から意見を聞く「審理」などを行い、今月2日、裁決書を両者に送付した。土地の引き渡し期限は4月15日。

 市は裁決結果について「主張が認められて良かった。東西線開業に向け、着実に工事を進めたい」と述べた。地権者の代理人は「コメントできない」としている。

 荒井駅、車両基地用地をめぐり仙台市は当初、荒井東地区の土地区画整理事業で生じる保留地を買収し、建設地に充てる計画だった。しかし、区画整理事業が遅れたため直接買収に方針転換。08年8月以降、地権者との交渉と並行して収用申請の準備を進めていた。

 交渉は、一部地権者と価格面で折り合いが付かず長期化。15年度の開業に間に合わなくなる可能性が出てきたことから、収用申請に踏み切った。

 東西線の本体工事は、09年11月に全区間の発注を終えている。

654荷主研究者:2010/03/07(日) 15:54:35
>>639
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100306t11031.htm
2010年03月06日土曜日 河北新報
松島水族館移転問題 所有地、新売却先交渉へ

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の移転問題で、運営する仙台急行(仙台市)は5日、出資金の原資となる所有地売却について、売買契約を結んでいた埼玉県の医療法人との交渉を打ち切る考えを明らかにした。新たな売却先との交渉を進めるという。同社によると、医療法人に対し売買契約の履行を求める催告書を送付したが、期限の3日になっても返答はなく、代金も振り込まれていない。今後、違約金の支払いを求めていくという。

 医療法人のほかにも、所有地購入の意思を示している企業があるといい、西条直彦社長は「何とか土地を売却して資金を調達し、水族館の仙台移転を実現させたい」と話している。

655荷主研究者:2010/03/07(日) 15:55:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100306t12037.htm
2010年03月06日土曜日 河北新報
るーぷる仙台、来月ルート延長 停留所2カ所新設

 仙台市の循環観光バス「るーぷる仙台」は4月1日から、青葉区の2カ所に新たに停留所を設け、運行ルートの一部を延長する。

 新設の停留所は「大崎八幡宮前」と「交通公園・三居沢水力発電所前」。仙台駅前から三居沢発電所を経て、広瀬川に架かる牛越橋を渡り大崎八幡宮を経由、澱橋を渡って市中心部へ向かう。

 所要時間は1周70分で15分長くなる。バス1台を新たに導入し5台で回すため、運行間隔は変わらない。運賃も1日乗車券600円、1回250円(小児はそれぞれ半額)は現行通り。

 三居沢発電所は日本の水力発電発祥の地とされる。昨年2月には、近代化に貢献した歴史的な建物などを選ぶ経済産業省の「近代化産業遺産」に指定された。市観光交流課は「広瀬川散策にもバスを利用してほしい」と話している。

 延長ルートは、2008年の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンなどで試験運行していた。

656荷主研究者:2010/03/12(金) 00:21:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100307t12027.htm
2010年03月07日日曜日 河北新報
仙台港のコンテナ初の前年割れ 09年・対米輸出減少響く

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100307_a1-01.jpg

 仙台港(仙台市宮城野区)のコンテナ貨物取り扱い実績(速報値)が2009年1〜12月、初めて前年を下回ったことが6日、宮城県の調べで分かった。08年まで右肩上がりで実績を伸ばしてきたが、世界的な不況の影響で08年実績より3.4%減少した。県土木部港湾課は「東北の物流拠点としての仙台港の重要性に変わりはない」として拠点整備を進める方針だ。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量の推移はグラフの通り。09年は約13万300個(20フィートコンテナ換算)と、08年に比べ4600個減少した。

 コンテナの取り扱いを始めた1990年以降、貨物量は増え続け、05年に10万個を突破。08年は過去最多の13万4900個を記録した。

 輸出入別にみると、09年の輸出は計7万3800個。このうち直接外国に輸出したのが4万500個で、京浜港経由で輸出したのが3万3300個だった。タイヤなどのゴム製品、冷凍水産物などが目立つ。輸入は計5万6500個で、内訳は直接輸入が3万8800個、京浜港経由が1万7700個だった。

 県は減少の理由に、最大輸出先の米国の景気減速の影響を挙げる。月別に輸出取扱量を見ると、米国の不況が深刻化した09年1〜7月は前年同月の実績を下回った。特に1月と3月は落ち込みが大きくマイナス23%を記録した。急激に進行した円高も拍車を掛けた。

 荷物を入れない空のコンテナを含めると、総取扱量は18万400個で08年より2.3%減少した。

 県港湾課は「世界不況の中でも、下げ幅はわずかにとどまった。大手の荷主企業が仙台港の利用を増やし、取扱量を下支えしたと言える。足踏みは一時的で、企業立地が進む中で仙台港の重要性は高まる」と分析している。


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