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第48回衆議院議員総選挙(任期満了2018年)スレ

5378チバQ:2017/10/29(日) 20:21:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk40010371000c.html
<2017衆院選ふくおか>批判票割れ、自民に利 立憲、希望、一定の存在感 /福岡
10月24日 00:00毎日新聞

 全国で自民が大勝した衆院選は、県内でも全11選挙区の議席を前職が独占し、選挙前と同じ勢力を維持した。野党は二つの新党が誕生し、野党票は4選挙区で自民を上回ったが、結果的には安倍政権への批判票を食い合う形となって自民を利する結果となった。ただ、希望2人、立憲と共産が各1人、比例復活で議席を確保した。【西嶋正法】

 ◇4選挙区、野党票が上回る

 過去2回に続き「全勝」を目標に掲げた自民は、急激な野党再編の流れの中で希望が誕生したことで、衆院解散前の楽観ムードも吹き飛び、逆に各陣営が引き締まった。

 野党は激戦区などで共闘を模索する動きもあったが、希望の誕生で状況が一変。民進から前職らが移った希望は当初の期待感が小池百合子代表の「排除」発言などで失速。さらに立憲の誕生で「自民・公明」「希望・維新」「共産・立憲・社民」の3極を軸とした争いとなったため、大半の選挙区で自民と野党の一騎打ちの構図が描けなくなった。それでも1、2、9、10区では野党票が自民票を上回り、共闘が実現すれば野党が有利になった可能性もあった。

 県全体で前回より約24万5000票増えた比例票をみると、自民は前回より約7万6000票増やし、公明もほぼ前回並みとそれぞれ底力を見せた。野党は今回誕生した立憲と希望が約37万〜39万票と、前回の民主(約31万4000票)を上回るなど一定の存在感を示したのに対し、維新が前回より約16万5000票、共産も約4万3000票それぞれ減らし、明暗が分かれた。

 ◇6区で集計ミス 新井氏得票県選管訂正

 県選挙管理委員会は23日、衆院選の6区に立候補した無所属新人、新井富実子氏の得票数を当初の発表より1票少ない4万3175票に訂正したと発表した。久留米市の開票所で誤って1票多くカウントしていたため。

 久留米市選管によると、23日未明、投票者数と票数が合わないことが判明。集計し直したところ、100票ごとにまとめた票の束の一つに99票しかない束が見つかった。原因は不明という。市選管の報告を受け、県選管は同日午前5時半ごろ訂正した。

 一方、大牟田市選管によると、同日未明、市内の開票所で比例代表の投票者数5万3424人に対し、投票数が1票多いことが判明した。「その他」扱いにして得票には加えなかったという。【西嶋正法】

5379チバQ:2017/10/29(日) 20:22:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk40010395000c.html

<2017衆院選ふくおか>担当記者が振り返る /福岡
10月24日 00:00毎日新聞

 ◆1区

 ◇1票に思いはせ

 「民進が割れて希望の党ができたり。何のための政治なのかという意見が多かった。保守側からするとね」。22日夜、当選確実の速報が伝えられ、事務所に現れた自民の井上貴博さん(55)は記者にこう語った。

 野党勢力は選挙前にめまぐるしく動いた。それを象徴するように1区で希望、立憲に共産が候補を擁立。共闘の雰囲気もなかった。

 そんな乱立を尻目に、井上さんは福岡市の人口や地価の伸び率を挙げながら「アベノミクスの効果」を訴える戦略に徹した。次点より倍近い票を集め、自公政権に「ご理解をいただいた」と喜ぶ。

 ただ井上さんが、国の在り方を示す憲法改正や衆院解散の理由となった消費増税の使い道といったテーマを語る場面には出くわさなかった。これらを争点として訴えた他候補による安倍政権の「批判票」を合わせれば、井上さんの得票を超える。有権者が投じたそれぞれの1票に思いをはせ、国会に臨んでほしい。【蓬田正志】

 ◆2区

 ◇夫唱婦随か…

 夫婦だからある程度は理解できるが、大都市福岡を代表する選挙区で今どき、夫の選挙にここまで妻を駆り出すかと思った。「妻です」のたすきをかけて並んだり、候補者に続いて登壇したりする姿をたびたび目にした。

 約1500人を前に希望の稲富修二さん(47)の妻(42)が「家内でございます。子どもが6人おりますが主人はほとんど家にはおりません。主人がどんな気持ちで駅に立ってきたか。どうか国政に」と涙ながらに訴えると、自民の鬼木誠さん(45)の妻(47)は約3000人に「家内でございます。皆様の期待に応えるために全力で頑張ってまいります。皆様が頼りでございます。どうか主人を助けてください」と熱弁。

 「今回は特別。それだけし烈な戦いだったということ」。両陣営の関係者は「自発的な行動だった」と口をそろえたが、ならばそれを求める地盤があるのか。1人でマイクを握る共産の松尾律子さん(45)が一番頼もしく見えた。【合田月美】

 ◆3区

 ◇政治家としての背骨

 3選を飾った自民の古賀篤さん(45)は、街頭演説などで「常に反省し、謙虚に政策を進めたい」と切り出し、子育て支援などを訴えていた。出陣式や決起大会で数百人規模で支持者を集めるなど組織力を誇示した選挙戦とは対照的に、自身は謙虚な姿勢が目立った。

 そして、演説などでいつも触れていたのが更生保護制度の充実化だ。地味なテーマだが「保護司の人たちがいて地域社会が成り立っている」とライフワークにしているといい、政治家としての背骨を見る思いがした。

 一方、比例代表で復活当選した立憲民主の山内康一さん(44)は「政治を私物化している」と安倍政治批判を展開したが、その演説の分かりやすさが印象に残った。平易な言葉を用いて政策を分かりやすく訴える。この「伝える力」が共感を広げたのではと思う。

 古賀さんは3期目、山内さん4期目で共に40代半ば。国会での活躍を期待したい。【柴田種明】

 ◆4区

 ◇第2ステージへ意欲

 3選を果たした自民の宮内秀樹さん(55)は、キャッチフレーズ「もっと即戦力」を掲げて、盤石の支援組織を誇る選挙区内をくまなく駆け回った。

 魔の2回生と呼ばれた同期が不祥事を引き起こす中、週末は祭りやイベントに参加、学校現場や漁船での漁場視察などこまめに回った。世界遺産では復活登録に向け政府要人や外務省との橋渡しに奔走。地元の意を受けた「即戦力」の実績を示してきた。

 愛媛出身だが、集会では時に九州弁を交え、農林漁業の振興も熱く訴えた。長い秘書経験で会得した腰の軽さでどこにでも顔を出し、地元になじむ姿勢が好感された。

 今回の選挙で「政治の安定こそ国づくりの土台。合従連衡のような野党に国は任せられない」との意を改めて強くしたという。

 第2ステージの中堅政治家として「地域の振興や国の課題、党の中核的な運営にも関わりたい」と意欲を新たにする。【前田敏郎】

5380チバQ:2017/10/29(日) 20:23:10
 ◆5区

 ◇希望、失わず

 「立候補していることを地元でも5人に4人は知らなかった」。希望の比例九州の単独候補として最後に名前を連ねた元那珂川町議の森田俊文さん(54)の弁だ。

 こころの元代表、中山恭子さんが希望に入党、さらに希望の公約が原発ゼロ、消費税凍結と知って党にコンタクトした。すると9月末、若狭勝氏から電話で「福岡1区でどうですか」。細野豪志氏から「福岡1区で腹を決めて。3日後に面接です」と連絡があった。が、翌日夜に「他の方になりました」。

 これで終わりではなかった。公示3日前に、再び若狭氏から「比例に出ませんか」との電話。「逆風。供託金は返ってこない。当選しないことは分かっていたが、党の今後に期待した」と承諾する。

 森田さんは言う。「希望はもう一波乱あって志の同じ人が残るのでは。しがらみのない新しい保守は必要だ」。有権者にもその期待が多いと感じられた選挙だった。【勝野昭龍】

 ◆6区

 ◇問われる真価

 「若者は都会に出ていき、地区では空き家が多い。農家の跡取りもいない。でも、鳩山さんなら変えてくれると期待している」。再選した自民の鳩山二郎さん(38)の演説を聴いていた女性の言葉だ。

 保守が分裂した昨秋の補選から2万4000票以上増やし、13万1000票余りを獲得する圧勝だった。補選が父邦夫さんの弔い選挙だったとすれば、今回の結果は鳩山さんへの率直な期待の大きさの表れといえる。ただそれは、アベノミクスの恩恵が届かない地方が置かれた厳しい状況の裏返しでもある。

 大川市長時代、地方都市の苦しい財政を目の当たりにしてきた鳩山さん。選挙中「市民目線を大事にしながら、時には厳しいことも言わないといけない」との信念を訴え、当選後も「大都市部の独り勝ちの流れを断ち切り、市町村と連携して地方都市を元気にしたい」と地方創生に懸ける思いを語った。真価が問われる2期目が始まる。【高芝菜穂子】

 ◆7区

 ◇再出発のつじ立ち

 敗戦が決まった翌日の23日朝、希望の原圭助さん(39)は交通量の多い大牟田市の交差点に立っていた。選挙戦と同じ通勤や通学の時間帯。車の中から手を振る人や「お疲れ様でした」と近寄る市民に何度も頭を下げていた。

 3選を果たした自民の藤丸敏さん(57)とは約4万3000票差。「力及ばず申し訳ない気持ち」と話した後「言い訳したくはないですが」と前置きした上で「でも正直、まさかの10・22でした」と振り返った。

 民進党熊本県連事務局長から7区候補予定者として大牟田市に移り住んだのが6月下旬。出馬会見でも「民進党愛」を熱く語り「人への投資」と強く訴えていた直後、「希望の党」の公認で選挙戦に突入した。

 あれよあれよの約4カ月。初挑戦で敗れ、党の行方や自らの立場など不安が多い中での再出発が、つじ立ちだった。「人生に関わる話ですから」。来年1月には、1児の父親になる。【井上和也】

 ◆8区

 ◇目標達成、次回は?

 「13万票突破」の目標をクリアした自民の麻生太郎さん(77)の陣営には、安堵(あんど)の表情が広がった。

 初めて共産新人との対決となった前回、投票率は52%台にとどまった。低投票率の背景は、楽勝ムードに加え「保守分裂の激戦だった1区へのてこ入れに力を割くあまり地元の動きが鈍った」(選対幹部)ため。事実、事務所には当時「1区にお知り合いはいませんか」という張り紙が掲示されていた。

 今回は共産の宮嶋つや子さん(66)との一騎打ち。構図は前回と変わらなかったが、麻生選対は投票率55%を目標に掲げ「前回の投票率を下回れば負けと同じ」と檄(げき)を飛ばした。その結果、3年前は町議選とダブルだった小竹町を除く全市町で投票率、得票ともに順調に上乗せした。

 8回目の小選挙区選挙を危なげなく乗り切った麻生さんは3年後に八十路(やそじ)を迎える。「今は引退は考えていない」と言うが、次回の選挙は、代替わりが話題になるのだろうか。【平山千里】

5381名無しさん:2017/10/29(日) 20:23:28
 ◆9区

 ◇政治と有権者との距離

 選挙戦で印象的だったのは、民進から希望に合流した緒方林太郎さん(44)の「票を伸ばす魔法のステッキはない」という言葉だった。「だから有権者一人一人と向き合うつもりだ」とも。

 三つどもえの構図、そして顔ぶれ。緒方さんと共産の真島省三さん(54)野党2人の得票の合計が、8選を果たした自民の三原朝彦さん(70)の票を上回った点も2014年の前回選と同じだが、結果は大きく異なった。野党の2人が議席を失ったのだ。

 政権への反対の意思表示として2人に投票した有権者にとっては、やるせない結果だったと言える。「たられば」の話だが、野党共闘の実現は構図と結果を変えていた可能性がある。

 緒方さんが向き合おうとした有権者の方はどうだろう。1度の選挙で社会や暮らしが劇的に変わるかは分からない。しかし、投票を通じて政治と向き合わなければ、政治との距離は詰まらないままだ。【井上卓也】

 ◆10区

 ◇自民の多様性

 「僕は9条改正は反対。戦後日本の平和の象徴を簡単に壊すことはない」。当選から一夜明けた23日朝、事務所で取材に応じた自民の山本幸三さん(69)はそう語った。意外で、正直驚いた。

 安倍晋三首相は来年の通常国会で憲法改正の発議を目指す考えを示している。その流れとは必ずしも一致しない護憲論だが「僕ら宏池会(岸田派)は基本的にそういう考え。党内の大勢ではないけれども保守本流だ」とよどみがなかった。

 自民が選挙に強い理由が分かった気がした。安倍1強の下で党内議論が失われているとはいえ、やはり多様性がある。希望の党で憲法改正などに同意するよう求められた元民進の候補者が「ジレンマはある」と話していたのとは対照的だ。

 「9条は守るべきだ」。山本さんに投票した8万7674人の中にはそう考える人もいるだろう。多様な負託に応えるために、まずは失われた党内議論の火付け役になってほしい。【取違剛】

 ◆11区

 ◇本人不在のもどかしさ

 「風が吹けば上がり、やめば落ちる。地道な選挙をやらない人が多い」。自民の武田良太さん(49)は公示前、新党頼みの選挙を批判し「選挙は人間関係の積み重ね」と強調した。党幹事長特別補佐を務めるが、多忙でも週末には地元で催しや会合に顔を出す。

 厚い地盤は、現在10区の山本幸三さんと中選挙区時代から10年超、競り合い築いてきた。前回の得票率65・6%は他を圧倒。新人の村上智信さん(48)が公示直前に希望公認を得ても、陣営は「ウチの活動をするだけ」と冷静だった。

 「恥ずかしくない得票率で国会へ」。陣営は他候補との争いというより得票率との戦いに終始。後援会はフル稼働し、あらゆるルートを使った他陣営の切り崩しも激しかった。

 社、共と争った前回より厳しい構図だったが、与党候補応援で本人不在の中、得票率55・5%と安定した地盤を見せつけた。一方で、数の力にかすんだ政策論争にはもどかしさも残った。【斎藤毅】

〔福岡都市圏版〕

5382チバQ:2017/10/29(日) 20:31:07
福岡
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_fukuoka/article/367981/
自民揺るがず全勝、野党「1強」に惨敗 2区激戦、猛追実らず
2017年10月23日 06時00分
 22日に投開票された衆院選の県内11小選挙区は、全区に前職を立てた自民党が解散前と同様に議席を独占した。

 自民は、激戦区だった2区で競り勝ったほか、4党が競った1区、共産の擁立取り下げで与野党一騎打ちとなった3区、昨年秋の補欠選挙で保守分裂した6区などでも、手堅く票をまとめた。

 野党は、8選挙区で「希望の党、日本維新の会」、「共産党、立憲民主党、社民党」の2極で競合。「反自民」の受け皿になれず、またしても「1強」に惨敗した形となった。

 選挙戦で、自民はアベノミクスの実績や対北朝鮮政策を強調。希望は「安倍1強政治」の批判や女性活躍の推進を唱え、維新は統治機構改革などを掲げた。

 共産、立民、社民は安保法制反対で一致し、森友、加計(かけ)学園問題に絡め、政権批判にも重点を置いた。

=2017/10/23付 西日本新聞朝刊=

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_fukuoka/article/368236/
6区 野党票が分散 7区 希望受け皿に 「3極」投票動向に影響
2017年10月24日 06時00分
 22日投開票の衆院選で、西日本新聞社は筑後地区の福岡6、7区で期日前と投票日当日に投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。昨年10月の6区補選や2014年の前回衆院選と投票動向を分析したところ、6区では野党票が分散し、7区では反自民票の受け皿が広がった傾向がみられた。

 6区補選で、共産は野党共闘を優先して候補者を取り下げ、民進公認(当時)の新井富美子氏を支援したが、今回は小林解子氏を擁立。新井氏は希望公認から漏れ、無所属で出馬した。

 調査によると、補選で新井氏に投票した人のうち、8割は今回も新井氏に投票したが、一部は小林氏に流れた。ただ、投票率は14年比6・89ポイント増、補選比8・36ポイント増の53・82%と上昇したこともあり、新井氏の得票数は補選から約3千票上積みした。

 2期目の当選を果たした自民の鳩山二郎氏。補選では蔵内謙氏と激しく公認を争い無所属で挑んだ。今回、9割近くがそのまま鳩山氏に投票。蔵内氏に投票した人の多くも鳩山氏を支持した。鳩山氏の父邦夫氏の死去に伴って実施された補選は弔いの色合いが濃く、一部は新井氏や小林氏に流れた。鳩山氏の得票率は補選比約4ポイント増の66・3%。

 7区は前回、当時の民主党が候補を立てず「自共対決」となったが、今回は希望を交えた三つどもえの戦いになった。共産の江口学氏に前回投票した人の4割、3選を決めた自民の藤丸敏氏に投票した人の3割弱が希望新人の原圭助氏に流れた。投票率は6・36ポイント増の54・83%に上がったが、藤丸氏の得票数は約4千票減、江口氏は半減させた。また、前回投票に「行ってない・分からない」と回答した人の半数が原氏に投票した。

 調査は6、7区計351人から回答を得た。

=2017/10/24付 西日本新聞朝刊=

5383チバQ:2017/10/29(日) 20:32:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk41010236000c.html
<2017衆院選・さが>希望・大串さん、2区を制覇  保守地盤切り崩し 自民、初の小選挙区全敗 /佐賀
10月24日 00:00毎日新聞

 衆院選は23日、台風21号の影響で離島7島から投票箱が届かず開票を延期していた唐津市で開票。当選者が決まっていなかった2区で、希望前職の大串博志さん(52)が接戦の末、前回2014年衆院選の雪辱を果たし、自民前職の古川康さん(59)=公明推薦=と共産新人の大森斉さん(62)を破り、5回目の当選を決めた。1区でも自民前職、岩田和親さん(44)=公明推薦=が無所属前職、原口一博さん(58)に敗れたため、小選挙区で全敗した。1996年の小選挙区制導入以降、小選挙区での自民全敗は初。比例九州に重複立候補していた古川さんと岩田さんは復活当選。県内に関係する前職5人は全員当選した。比例代表までの得票数が確定したのは23日午後6時13分だった。

 一夜越しの当選確実の一報を受けた大串さんは23日午後4時過ぎ、武雄市の事務所で万歳した。「皆様の支え無しにはここまでの声の広がりはあり得なかった」と感謝を述べ、2009年以来となる小選挙区での勝利の喜びを味わった。

 古川さんが元自治相の保利耕輔氏から引き継いだ唐津市を中心とする強固な地盤を切り崩し、投開票日の翌日にもつれ込んだ接戦を約6800票差で制した。開票の遅れには「待つのはいつものことなので、昨日はぐっすり寝た」と笑みを浮かべた。演説を見守った武雄市の主婦、諸岡静代さん(63)は「前回負けた地域に電話すると『この前は古川さんに入れたけど、今回は大串さん』という人が何人もいた」と支持拡大を振り返った。

 今後について「リーダーとして野党の動きを作り、自民に対抗する勢力を前に進めていく」と誓うと大きな拍手が湧いた。選挙戦を通じては「自民党に対応する大きな塊を作っていくことがいかに大事か分かった」とし、排除の論理で希望が失速した反省を踏まえ、野党間の連携を模索する考えを示した。【池田美欧、関東晋慈】

 ◇比例復活 古川さん再選「小選挙区敗因は自身に」

 比例九州に重複立候補していた古川さんは23日、復活当選で2回目の当選を果たした。小選挙区で敗れた古川さんは「力不足で期待に応えられず、申し訳ない」と謝罪し、「今一度、議員の原点に帰る」と誓った。

 敗因に関しては「日ごろの活動の仕方や物の考え方ではないか。正に自分自身の中に原因がある」と唇をかみ締めた。JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」が自民推薦ではなく自主投票となった点を「今の政権に対する不満もあって自主投票になった。推薦か自主投票かは大きな違い」とし、得票を減らした要因だとした。【松尾雅也】

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 ◇確定得票

当105,921 大串博志 52 希前W

比 99,103 古川康 59 自前W

   7,920 大森斉 62 共新

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大串博志(おおぐし・ひろし) 52 希(民)前(5)

 [元]首相補佐官[歴]内閣政務官▽民進党政調会長▽東大 W

5384チバQ:2017/10/29(日) 20:32:38
https://news.goo.ne.jp/article/saga_s/politics/saga_s-20171025161502930.html
自民全敗 保守王国に「地殻変動」 佐賀
10月25日 16:13佐賀新聞

自民全敗 保守王国に「地殻変動」 佐賀
小選挙区で敗れ、集まった支持者に頭を下げる古川康さん(右)=23日午後、佐賀県武雄市武雄町の事務所
(佐賀新聞)
 「1万7966」。22日夜、地元唐津市の票が台風の影響で開かない中で、希望の党の大串博志(52)に大差をつけられた自民・古川康(59)の事務所。「予想より1万票多い。かなり食われている」。開票速報を見守っていた選対本部長の大場芳博の表情はこわばっていた。翌23日、唐津市も前回より差が半減し、逆転はかなわなかった。

◆浸透

 1区も岩田和親(44)が連敗を喫し、中選挙区制の時代も含めて、自民は初めて選挙区の議席を失った。とりわけ前回から区割り変更になった旧3区を含む2区は、古川にバトンを渡した保利耕輔が圧勝を続けてきた自民の金城湯池。切り崩された2区のある県議は声を落とした。「保利の神通力は、もうなくなった」

 報道各社の世論調査でも一進一退の攻防だった選挙戦終盤、唐津市の自民関係者は公明側にさらなる引き締めを頼んだ。「念押しはしてある。でも、大串と手を握ったことのある人の気持ちにまで、組織は入り込めない」。連立与党の協力関係をも跳ね返す。「隠れ大串党」が浸透していた。

 民主党から政権奪還後も、組織選挙のほころびは散見されてきた。陣営関係者は「地殻変動が起きている」と漏らす。規制緩和を進める安倍農政への反発や、15年の知事選のしこりも引きずった県農政協議会は、自主投票を決めた。建設業界も「従業員は減り、以前ほどは人を出せない」という状況だ。

◆信者

 毎回激戦になる1区の岩田陣営は、その影響をまともに受けた。県農政協の対応に加え佐賀市議選が重なったことに苦慮。後援会も広がっておらず、原口一博(58)のような熱烈な「信者」も少ない。ふたを開けると前回より4千票以上減らし、原口に約2万6千票も水をあけられ、全7市町で敗れる完敗だった。

 自民の強力な要請で、これまでにない支援に動いた公明も、比例の目標に1万票近く届かず惨敗。自民両候補の敗北との因果関係は「分析しないと何とも言えない」(地方議員)と話すが、「組織が高齢化する中で今回の選挙協力はかなり負荷が大きかった」と振り返る。

 全国的には自民大勝の中で唯一「全敗」だった佐賀県連。ある県議は予算獲得や政策実現への影響を挙げ「0勝の非は認め、きちんと反省する。後は国に土下座してでも、今まで以上に汗をかかなければ、本当に存在感がなくなる」と危機感をあらわにした。

 「保守王国はもう昔の話だ」。比例復活に胸をなで下ろした23日の岩田の事務所。県連会長の留守茂幸は報道陣を前に険しい表情のまま続けた。「責任はいつでも取る気持ちはあるが、県連を挙げた立て直しが先だ」。ダメージ回復への道のりは険しい。=敬称略

    ◇   ◇

 電撃解散から野党再編と激動の衆院選は、佐賀県内では自民が歴史的敗北を喫し、勝利した野党2人も別々の政党となり、先行きは波乱含み。県政界の地図を塗り替えた選挙戦を振り返り、今後の課題を探る。(衆院選取材班)

5385チバQ:2017/10/29(日) 20:34:24
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141496
民進の行方 野党再結集へ正念場
衆院選さが2017<乱 選択の先に(下)>
10/26 9:01
笑顔で言葉を交わす(右から)原口一博氏と大串博志氏。左は園田泰郎代表代行=24日午後、佐賀市の民進党県連事務所 拡大する
笑顔で言葉を交わす(右から)原口一博氏と大串博志氏。左は園田泰郎代表代行=24日午後、佐賀市の民進党県連事務所


 昨年10月20日。東京・永田町の会席料理店にJAグループ佐賀の傘下団体の代表者ら約20人が顔をそろえた。大串博志(52)の民進党政調会長就任祝賀会。主催した中央会会長の中野吉實が「われわれも決める時には決める」と含みのある祝辞を述べた。自民の集票マシンともいわれた農協の変容。「古川陣営がこの光景を見たらおののくだろうな」。参加者の予感は1年後、現実のものとなる。

◆歴史的勝利

 自公政権が大勝した全国情勢とは反対に、佐賀県では非自民が選挙区を独占した。県内で自民両候補が獲得した票は、比例で自公が集めた票より2万票以上少なかった。自民関係者はため息をつく。「大串は怒鳴られ、追い返されても笑顔で自民の地盤に顔を出し続け、最後は味方に変えてしまう」。大串と原口一博(58)。風に左右されない候補個人の人気が保守王国をぐらつかせた。

 県内政界図を塗り替える歴史的勝利。それでも民進党県連には緊張感が漂う。「本当の正念場はここからだ」。当選の歓喜に沸く大串事務所で県連関係者は真顔でつぶやいた。

 希望の党合流を巡り最終的に判断が分かれた原口、大串。2人の政治カラーと、希望がなじまないのは誰の目にも明らか。有権者は無所属で出馬した原口の行動を「勇気ある決断」と評価し、残った大串に批判が集中した。大串が逆風を跳ね返し、県連は「最高の結果」を手に入れたが、民進党籍を残す原口と、希望の大串という所属の違う衆院議員を抱えることになった。

 「全員で希望に合流する」という党の決定に従った大串が県連に残れず、独自の判断を貫いた原口が残るというねじれが起きかねない。県連関係者は最善の道筋として「希望と立憲民主、無所属、民進の参院が再結集し安倍政権に対抗する勢力となる。そうれば県連も団結できる」と語る。

◆静観

 しかし、地方議員の一人が語る最悪のパターンもあり得る。「大串が希望、原口が別の党で固定化すると地方議員も『どっちにつくのか』と迫られる。政党政治の渦にのみ込まれ、県連がばらばらになる」。民主党に維新の党が合流し、民進党が生まれた際、佐賀以外の県では地方組織が紛糾した。「一度、離れると再結集は簡単ではない」

 民進県連は1日遅れで大串当選が決まった翌日、常任幹事会を開いた。永田町でさまざまな動きが出る前に、原口、大串、県連メンバーが顔を合わせる機会をつくる狙いがあった。県連は成り行きを静観する。

 前原誠司代表は25日、選挙後に参院議員も希望に合流する計画を見直し「参院も地方組織も割れずに残っていただきたい」と民進存続を容認した。地方組織にも事情を説明するとしているが、先行きは見えない。

 元副総理の岡田克也らと衆院で新会派「無所属の会」を結成した原口は「穏健保守から社民リベラルまで連携し、政権交代可能な選択肢をつくる」と意欲を見せ、希望で始動した大串も「政策が違うと排除していると野党議員の責任が果たせない。ウイングを広げる方向に野党全体で持っていく」。思いは重なる。次の参院選まで2年足らず。野党の矜恃(きょうじ)が問われている。=敬称略

5386チバQ:2017/10/29(日) 20:35:01
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141146
衆院選さが 担当記者座談会・1区
1区 「無所属」に有権者好感、原口 組織力生かせず、岩田
10/25 9:33
 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)





 A 1区は無所属の原口一博が全市町の得票数で自民の岩田和親を上回り、2万6千票の大差をつけた。序盤情勢では岩田先行との見方もあったが、何が勝負を分けたのだろう。

 B 解散から公示までの話題をさらったのは原口だった。解散同日、民進党から希望の党合流参加を表明したものの、公示3日前に突然公認を辞退。それも記者会見を開いて無所属での出馬を発表した。どうしてもメディアへの露出が増える。終始、原口にペースを握られ、岩田陣営はいら立ちを隠せないでいた。「何で原口ばかり載せるんだ」って。

 A 原口が揺れているといううわさは聞いていたが、事実上の選挙戦さなかに公認を辞退するとは、陣営も取材陣も驚いた。

 C 当初、民進で用意していたポスターを希望に作り替えたばかりのタイミングだった。そこからさらに慌ててシールを貼って党名を消していた。陣営や推薦した民進県連は相当苦労していた。立候補届け出が間に合わず、公示日の朝に出陣式ができないかもしれないと頭を抱えていたよ。

 B 原口は陣営スタッフにも「すまない」と頭を下げていた。政治家は身内に対してなかなか素直に謝罪や感謝を言えないもの。こういうところが原口の求心力なんだと思うよ。

 A 岩田陣営はスタッフの数や組織力では原口陣営を圧倒していた。敗因は何だろう。

 D 原口を意識し過ぎてしまったのも一因だ。東部の集会で壇上の弁士が原口の難病を理由に差別的な言葉で中傷する場面があり、後日、陣営幹部が謝罪に出向いた。原口が民進から希望、無所属へ変わったことを「風見鶏」と批判し、共産党が候補を取り下げて共闘したことを挙げ「共産と手を組んだ」とビラまで作っていた。

 C 原口陣営は「差別をする悲しい人も包み込む温かいを社会をつくる」と一枚上の対応をした。「批判ばかりは嫌われる」と途中から岩田陣営も方針を転換したけどね。

 A 知事選から続く農協と自民のしこりや、佐賀市議選が重なったことで組織力をフルに生かせなかったことも不利に働いた。

 B それもだが、前回選挙から3年余りの本人の活動が問われた「通信簿」とも言える。県農政協は自主投票だったが、地域個別の推薦は認めていた。末端の農家と日頃の関係ができていれば、対応は変わったはずだ。課題の後援会組織づくりも進まず、本人が「地域を回った」といっても呼ばれた会合に顔を出すことが多く、新規開拓にはつながっていなかった。

 A 一方、原口の強さはどこにあったのかな。

 D 政党に頼らない草の根の「原口党」で勝負してきたが、希望を飛び出し、比例復活の命綱を断ったことで「信念を貫いた」と有権者の反応も良かった。昨年末に難病を公表したこともマイナスではなく、痛みを知る者が強大な力に立ち向かうイメージと選挙戦がぴったり合った。笑顔の絶えない、余裕すら感じさせる戦いぶりだったよ。

5387名無しさん:2017/10/29(日) 20:35:27
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141155
衆院選さが 記者座談会・2区
地道な「地域回り」成果、大串 目立った落ち度なし、古川
10/25 9:48
 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)



 A 1区はもともと自民候補と原口が星を分け合ってきたが、保守王国の2区で大串博志が勝利したのは県内政界図を描き換えたような衝撃があるね。特に保利茂、耕輔2代にわたる「保利王国」を堅守してきた唐津の自民は相当なショックだろう。

 C 大串にとっては逆風の選挙だった。原口が公示直前に希望を飛び出したことも、逆風を強めた。事務所には「なぜ希望に残るのか」と批判の電話が殺到し、困り果てていた。そんな中、前回の3万2千票差をひっくり返したのは驚きだ。風に左右されない足腰の強さがあったということだから。

 D 解散直前、まだ民進から出馬する予定だったころ、選対会議で大串が「選挙区で勝つ。比例復活はない」と檄げきを飛ばした。スタッフはその気迫にしびれ、一気に士気が高まった。本当に勝てるかもしれない。そんな思いが日に日に支援者にまで広がっていった。

 B 勝因は一つ。「電話1本」で参上するという、なじみのコピーに象徴される地域回りだね。旧3区の元自治相保利耕輔がそれほど細かに地域に顔を出していなかったから、集落の寄り合いで酒を飲む大串に触れ、「国会議員像を変えてしまった」と評する人もいた。古川陣営も「全国有数の身の軽さ。ああはできん」と舌を巻いていたよ。

 D 街宣車で走っても沿道に人が飛び出してきて途絶えない。大串が乗らない2号車のスタッフはがっかりされるから「心が痛い」と苦笑していた。

 A 古川康は知事時代から選挙で初めて敗北を喫した。何があったのか。

 B 古川に目立った落ち度はないと思う。むしろ、熱心に地域を回り、与党らしく要望にも対応していた。ただ、行政を知る人には理解できる話だが、一般受けしにくい。口コミで広がる大串人気にはかなわなかった。

 C 共に選挙を戦った3女のゆりえさんが落選後、「選挙のためではなく、政治のための政治活動をしている。佐賀のためなら父は日本一」と語っていたのが印象的だったよ。

 A 前回は自民推薦だった県農政協議会が自主投票になったのも古川には痛かった。唐津は支部として推薦したが、陣営の一人は知事選を通じて農協と距離を縮めた大串に「1万票近く流れたのではないか」と嘆いていたな。

 B 事務所を出身地の唐津から武雄に移したのをマイナスとみる向きもある。大串陣営は「殿様が出てきて城が空になった」と唐津街宣を徹底した。ただ、古川もいつまでも唐津頼みでは先がない。この対決構図は続くだろうから、大串の浸透作戦への対応は不可欠だ。各地に後援会をつくるなど組織選挙を補完する古川カラーの選挙スタイルを固めることが必要だろう。

 A 今回、台風で離島の投票箱が運べず、唐津市が開票を翌日に延期した。経験のない事態だった。

 C 22日の開票当日に事務所へ来ていた支援者は「こんなじれったさが明日まで続くなんて」とやきもきしていた。開票済みの市町で得票が上回っていた大串の事務所は勝ったように大きな拍手が起こっていた。急きょ本人が姿を現したけど、スタッフが「バンザイはしません」と大声で説明していたね。

 B 決着が開票翌日になり、通常は夜中まで続く候補者の当落の取材を明るい時間帯にしたのも珍しい。全国の小選挙区で最後まで当選の結果を待たされた大串は「天気によるものでいかんともしがたい。ドキドキ、ハラハラがちょっと長くなっただけ」と平静を保ってたよ。

5388チバQ:2017/10/29(日) 20:36:14
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141158
衆院選さが 記者座談会・比例
名簿上位で優遇、今村 公明は票減らす
10/25 10:03
比例代表九州ブロックで当選が確実となり、集まった支持者や県連幹部の前であいさつする今村雅弘さん=22日午後8時10分、佐賀市の自民党県連事務所 拡大する
比例代表九州ブロックで当選が確実となり、集まった支持者や県連幹部の前であいさつする今村雅弘さん=22日午後8時10分、佐賀市の自民党県連事務所


 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)



A 自民の両候補は接戦で、これまでになく「比例は公明」と訴えていたね。

 B 集会にも公明の動員が多く、候補本人と公明のポスターが交互に貼ってあってどっちの選挙か分からなかった。ちょっとかわいそうになるくらい、すがりついていたよ。

 D 比例単独で出馬した今村雅弘が前回の31位から今回は3位に優遇され、公示前にほぼ当確が決まっていたことも、公明との選挙協力をスムーズにしたね。

 C 公明関係者も自民のヨイショぶりに驚いていたよ。ただ、結果的に公明は前回から2千票以上減らした。自民支持者から「あそこまであからさまに公明と言われると反発する」との声も聞いた。

 A 民進票の行方も焦点だったが。

 D 前回、旧民主は10万5千票獲得した。今回、希望だけで9万5千、立憲民主が5万7千票集め、一定の新党効果は出た。ただ、分裂して与党を利してしまったのは間違いない。

 C 希望は原口が公認を辞退した1区の19・81%に比べ、大串が立ち、小池百合子代表も応援に駆け付けた2区は27・51%と得票率が高い。やはり候補を立てると比例票も伸びる。

 B そうだね。共産は1区で候補を下ろし、県内全体でみると前回から3千票以上減らした。野党再編劇に埋没した面もあるね。

5389チバQ:2017/10/29(日) 20:38:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk42010261000c.html
<2017衆院選・ながさき>希望、県都で議席奪取 自民は3選挙区堅守(その1) /長崎
10月23日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選では、長崎1区で希望新人が自民前職を破った。自民は2〜4区で前職が勝利したが、政権を奪還した2012年の前々回選以降、独占してきた県内の小選挙区の議席を一つ失った。民進が希望に合流したことに伴い、4選挙区とも事実上、自民前職と希望新人の一騎打ちとなった。希望は党勢の失速が報じられたが、県内では一矢を報いた。投票率は57・29%で、戦後最低だった前回を6・16ポイント上回った。

 ◆1区

 ◇西岡さんが初当選 冨岡さんとの激戦制す

 希望新人の西岡秀子さん(53)が自民前職の冨岡勉さん(69)との激戦を制し、初当選した。午後11時半すぎ、長崎市元船町の事務所に姿を現した西岡さんは「支援者の皆様が一丸となって戦ってくれたことに感謝申し上げる。国民の声が届く政治を実践していきたい」と決意を述べた。

 昨夏の参院選に続いての国政挑戦となった西岡さん。出馬表明は公示の約2週間前と出遅れたが、参院議長を務めた父武夫氏(2011年に死去)から後援会を受け継ぎ、「西岡」の知名度を生かした選挙戦を展開。西岡さんに後を託した高木義明元文科相(71)も、支持固めに奔走した。

 西岡さんは安倍政権の国会運営を批判し、「長崎から新しい風を」と訴えた。希望から出馬したことを受け、「自主投票」としていた一部の労組も終盤には支援に回った。「政治には女性の視点が必要」と強調し、女性票の取り込みも図った。

 一方、長崎大医学部出身の冨岡さんは、医師連盟や看護連盟からの支援に加え、企業回りに力を入れた。自民と連立政権を組む公明との協力も強化。初めて選挙ビラに「比例は公明に」と刷ったほか、街頭演説でも公明党議員と共に訴え、票の取り込みを図った。安倍晋三首相らが相次いで応援に入ったが、無党派層に支持が広がらず、競り負けた。

 共産新人の牧山隆さん(60)は「憲法9条の改悪は許さない」などと訴えたが、及ばなかった。【加藤小夜、浅野翔太郎、浅野孝仁】

 ◆4区

 ◇北村さん、着実7選 組織戦で宮島さん破る

 「個人、企業、団体のフル活動が得票に結びついた。地元のために課題を解決できるよう頑張る」。組織戦で7選を果たした自民前職の北村誠吾さん(70)は佐世保市本島町の事務所で、支持者を前に頭を下げた。

 九州電力玄海原発の30キロ圏に入る4区。政府が推進する再稼働については「漁協が反対するのは当然だが、賛成とか反対とか今は言うべきではない」と争点化を避けた。玄海原発に最も近い松浦市鷹島では、大きな被害が出た赤潮への対策を約束。中央とのパイプ役として地域振興に尽力することを訴え、原発再稼働に反対する漁協や同市議からの支援も取り付けた。

 陣営では、保守票が希望に流れることを警戒。「小池百合子代表の眼中に地方はない。西九州道の4車線化はなくなる」と公共事業削減の恐れを強調し、支持固めを図った。

 元職の宮島大典さん(54)は民進から希望に合流して出馬したが、党勢の失速に苦戦を強いられた。選挙戦序盤は「自民か希望かの政権選択選挙だ」と訴えたが、中盤からは候補者個人を前面に出す戦術にシフト。無党派層を意識して「若さと行動力」を強調し、世代交代を呼びかけた。大票田の佐世保市では「佐世保出身の国会議員がいないと、佐世保の将来は良くならない」と唯一の地元っ子候補であることをアピールしたが、逆転には至らなかった。

 共産新人の石川悟さん(65)は護憲と安保法制廃止を中心に訴えたが、浸透しなかった。【峰下喜之】

 ◇小選挙区の投票用紙を二重交付 大村市

 大村市選挙管理委員会は22日、衆院選小選挙区の投票用紙を誤って二重交付したとみられると発表した。

 同日午前7時10分ごろ、市内の上久原公民館の投票所で、投票用紙の枚数を職員が確認したところ、小選挙区の投票用紙の残数が1枚少ないことに気付いた。午前7時に投票の受け付けを開始。直後に6人が投票したが、50枚ずつ束ねている用紙の残数を確認したところ、小選挙区のみが本来より1枚少ない43枚になっていた。【浅野孝仁】

5390チバQ:2017/10/29(日) 20:38:20
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 ■解説

 ◇野党一矢、政権不信の証左

 県内の小選挙区で2012、14年と続いてきた自民による議席独占が崩れた。4選挙区のうちの一つとはいえ、県都での野党の議席奪取は安倍政権の強引な国会運営に対する有権者の厳しい目の表れだと言える。

 与野党ともプラス材料に乏しい選挙戦だった。与党にとっては、森友・加計問題で内閣支持率が低下する中で打って出た“一か八か”の解散総選挙。自民候補や応援弁士は街頭で「おごりがあったかも」「反省すべきところは反省して」などと、批判を意識した言葉を口にした。

 野党側は、突然の解散に混乱を極めた。長崎1、2区では公示の約2週間前にようやく民進の擁立候補が決まったが、直後に民進と希望が合流。民進と自由が擁立予定だった県内の4候補は希望の公認を得たが、小池百合子代表の「排除」発言は不評を買い、党勢は失速した。

 そんな中でも、希望が1議席を確保したのは、政権への不信感の強さを示す証左だろう。公示後の毎日新聞の特別世論調査では、県内で、安倍晋三首相の続投を「よいとは思わない」と答えた人が半数近い46%。安倍政権に「ノー」を突きつける現実的な選択として希望候補に1票を投じた人も少なくなかった。

 自民候補が選挙戦中、与野党で意見の大きな違いはない北朝鮮の脅威を「国難だ」と強調し、好調な経済指標の数字だけを並べてアベノミクスの成果と誇る姿には違和感を覚えた。自民の新議員は、国民の厳しい視線を肝に銘じ、真摯(しんし)に議論を尽くして国政運営にあたってほしい。一方、初当選を果たした希望の西岡さんは安倍政権が今後進める憲法改正などにどのような姿勢で臨むのか。有権者は注視している。【加藤小夜】

5391チバQ:2017/10/29(日) 20:39:18
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk42010298000c.html
<衆院選>4選挙区 衆院選振り返って /長崎
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選は、県内の小選挙区で自民が3議席、希望が1議席を得る結果となった。突然の解散に加え、野党第1党だった民進が希望に合流するなど混乱の中で進んだ選挙戦。各選挙区での戦いを担当記者が振り返った。

 ◇1区 組織戦の勢いに差

 希望新人の西岡秀子さん(53)と自民前職の冨岡勉さん(69)の接戦が報じられたが、ふたを開けてみれば、1万票差をつけての西岡さんの勝利だった。冨岡さん陣営では自民県議や長崎市議の動きが鈍かったのに比べ、西岡さんの陣営は特に選挙戦中盤以降、「なんとしても勝たせたい」と一丸になっていた。その勢いがそのまま結果に表れた。

 西岡さん陣営は、引退した高木義明元文科相(71)の出身母体の三菱重工労組や参院議長を務めた父武夫氏(2011年に死去)から引き継いだ後援会、支援に回った民進党の所属議員らがフル回転。共同通信が22日に実施した出口調査によると、希望支持層の大半を固め、安倍政権の国政運営に不満を持つ立憲支持層や無党派層も取り込んだ。自民、公明支持層にも一定程度食い込んだ。

 冨岡さんの陣営では、精力的に支援に回った党所属議員がほとんどいなかった。冨岡さんは街頭や個人演説会で、科学技術や医療分野での実績を強調したが、有権者には伝わりづらく、本人も「訴える力が足りなかった」と悔やんだ。

 一方、選挙戦を通して、候補者が被爆地ならではの争点に考えを語る場面は少なかった。共産新人の牧山隆さん(60)は「核兵器禁止条約に署名する政府をつくろう」と訴えたが、西岡さんは「被爆者の思いを国政に届ける」と述べるにとどまった。憲法9条の改正についても、西岡さんは「国民の声を広く聞きながら議論を始める」と語っただけで、賛否については明確にしなかった。選挙戦自体は激戦となったが、主張はかみ合わず、論戦は深まらなかった。【加藤小夜】

 ◇2区 訴え「地域振興」一辺倒

 自民前職の加藤寛治さん(71)が地盤の島原半島3市で他候補を圧倒。2014年の前回選では民進候補に敗れた大票田の諫早市でも希望新人の山口初實さん(69)に約6400票差をつけて勝った。

 諫早市での得票は前回より約6000票増。投票率がアップした影響もあったが、加藤さんは「実績が評価され、今後への期待が得票につながった」と振り返った。

 選挙戦中は、第1次産業の振興や道路整備を重点に訴え、農業や建設業界の支持を集めた。ただ、毎日新聞が長崎新聞社とNBC長崎放送と合同で実施した出口調査によると、加藤さんに投票した人の4割が憲法9条改正の賛否については「分からない」と回答。地域振興策の他にも争点を示し、考えを語ってほしかった。【近藤聡司】

5392チバQ:2017/10/29(日) 20:39:31
 ◇3区 安全保障政策に一定支持

 「国防強化や憲法改正の話は嫌がられることがあったが、今回は反応がいい」。自民前職の谷川弥一さん(76)は選挙戦中、安全保障への有権者の関心の高まりを語っていた。

 安倍晋三首相は北朝鮮の脅威を「国難」と位置づけ、解散総選挙に打って出た。離島の五島市出身で、内陸部での支持獲得に不安も感じていた谷川さんだったが、結果的には、自衛隊施設を抱える大票田の大村市などでも得票を伸ばし、選挙区内の全10市町でトップ。3区では、自民の安全保障政策が一定の支持を得たと言える。

 ただ、北朝鮮への対応を巡っては、自民の支持者からも「攻撃目標にされるのでは?」「難民が押し寄せる」などと不安の声が聞かれた。政権は、有権者が強硬手段への「白紙委任状」を与えたわけではないことを自覚してほしい。【中尾祐児】

 ◇4区 「野党票割れ」に助けられ

 「野党が一本化していたら、結果は大いに違っていただろう」。7選を果たした自民前職の北村誠吾さん(70)は投開票から一夜明けた23日、佐世保市三浦町の事務所で率直な気持ちを語った。

 落選した希望元職の宮島大典さん(54)と共産新人の石川悟さん(65)の得票を合計すれば7万1596票で、北村さん(7万3899票)に2303票差まで迫る。「一本化で運動体が大きくなれば、足し算以上に勢いが出て、浸透する」と北村さん。宮島さんが改憲と安保法容認の希望から出馬したため野党共闘が実現せず、社民や支持労組の一部も「自主投票」としたことにも助けられた形となった。

 共同通信社が22日実施した出口調査によると、宮島さんは社民支持層の約60%を取り込んだが、約20%は石川さんへ、約15%は北村さんに流れた。離反票以上の保守票奪取を目指していたが、一夜明けての朝立ち演説後、「希望という保守政党に入って、自分を見る目が変わったのは間違いない。短期決戦で、企業に説明して安心感を持ってもらう時間がなかった」と振り返った。

 小値賀島出身の北村さんは選挙戦中、離島の夢も訴えていた。「産業を興して、長崎を引っ張る島へ」。約束した地域振興策の行方を注目したい。【峰下喜之】

〔長崎版〕

5393チバQ:2017/10/29(日) 20:40:29
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/24105133.shtml
県内の選挙 (2017年10月24日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・1
衆院選長崎1区の議席を自民から奪還し、喜ぶ民進県連の高木義明代表(左から3人目)と希望新人の西岡秀子氏(同4人目)=22日、長崎市内の選挙事務所
衆院選長崎1区の議席を自民から奪還し、喜ぶ民進県連の高木義明代表(左から3人目)と希望新人の西岡秀子氏(同4人目)=22日、長崎市内の選挙事務所

 自民、公明両党が三たび大勝した第48回衆院選。安倍政権は継続するが、県内小選挙区では過去2回続いた「自民独占」が崩れた。「自民1強」ではなく「伯仲」を望む有権者のバランス感覚も示される格好となった。微妙に揺らぐ民意と政治の断面を見つめた。

 22日の投票日から日付が変わった午前1時。激戦の長崎1区を制した希望新人の西岡秀子氏(53)は選挙事務所を後にし、残った関係者は党の政策パンフレットに目を落とした。ほとんど配られず2千枚ほど余っている。「捨てるしかないね」とつぶやいた。

 希望の"風"に乗るはずが、実際は立ち向かう羽目になった。それも急転直下で。

 民進県連の出馬要請を西岡氏が受け入れたのは9月24日。その翌日、首相の解散表明に合わせて小池百合子東京都知事が希望を旗揚げした。解散当日の28日、民進が希望への合流を決めたが、西岡氏が希望に公認申請する意向を示した29日には小池氏の失言が飛び出した。政策や理念の合わない民進候補者を選別する「排除」通告だった。

 「がっくりきた」。そんな民進県連幹部の言葉は、地方議員の数で自民に圧倒され、風に頼らざるを得ない現実を物語る。

 地方組織のない希望に成り代わって、民進県連が選挙事務を担った。しかし都会に生まれた新党との間には、よそよそしさも漂った。立候補手続きに必要な公認の印鑑が届くと「押印したらすぐ返せ」と要求された。「別の党に印鑑を置いておきたくなかったのだろう」。陣営幹部はぶ然とした表情を見せる。

 ただ選挙戦序盤、自民の全県的なリードが報じられると、県内で最も浮動票の多い長崎市には別の"風"が緩やかながら吹き始めた。強引な政権運営や森友、加計学園問題に批判の目を向ける"反安倍"。それが西岡氏を押し上げた-この点は自民、希望両陣営の見方は一致する。

 当選後、「後半追い上げたか」と記者に問われた西岡氏は首を横に振った。「分析する余裕はなかった」

 参院議長を務めた亡父・武夫氏の知名度を生かし、保守層への浸透で強みを見せた西岡氏。改憲に前向きで、安全保障関連法を容認する希望との相性は悪くない。選挙戦では県内に候補者を立てなかった立憲民主支持層をある程度取り込めたが、被爆地に一定存在するリベラル層の受け皿になりきれるかは未知数だ。

 これから希望が党勢拡大できるか、民進の組織がスムーズに移行できるのかも見通せない。民進の国会議員はこの1カ月足らずで希望、立民、無所属、参院の民進に分かれ、西岡氏は希望の党色を出すのを控えて戦った。「民進がどうなるのか...」。県連幹部や地方議員は不安をぬぐえずにいる。

5394チバQ:2017/10/29(日) 20:40:42
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/25105459.shtml
県内の選挙 (2017年10月25日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・2
落選が確実となり、敗戦の弁を述べる冨岡勉氏(右)=22日、長崎市茂里町の県医師会館
落選が確実となり、敗戦の弁を述べる冨岡勉氏(右)=22日、長崎市茂里町の県医師会館

 22日午後11時すぎ、テレビが衆院選長崎1区の希望新人、西岡秀子氏(53)の「当確」を伝えていた。歓喜に沸く様子を画面越しにじっと見詰めていた自民前職、冨岡勉氏(69)の陣営幹部は、つぶやいた。「完敗だ」

 序盤は一歩リードとも報じられ、党の調査結果も陣営の感触もそう変わらなかった。党総裁の安倍晋三首相の応援も得て支持を固めたはずが、接戦に持ち込まれ、党は全国49重点区の一つに指定した。だが結局、1万票の差をつけられ敗れた。

 「(西岡氏陣営の)底力が出た選挙だった」。23日、比例復活した冨岡氏は敗因をこう振り返った。

 近年、民主(現民進)の高木義明元文科相としのぎを削ってきた。ただ、労組が支える相手に比べ、組織力で劣る冨岡氏は"風"に左右されやすい。2005年の初挑戦は小泉旋風に救われ比例復活したが、自民が下野した09年は落選。政権を奪還した12年に雪辱し、14年の前回も勝ったが、高木氏の比例復活を許し続けた。

 相手は後継の西岡氏に代わっても、自民県連の坂本智徳幹事長は「西岡家代々の支持者がいる」。その上、地元の意見を聞いて回るより、自らの発想で動く冨岡氏の政治スタイルがいまだ浸透せず、ある党県議は「自分の支援者に(冨岡氏の)個人演説会へ参加を求めても、なじみがないと断られる」とぼやく。

 長崎新聞の投票日の出口調査によると、連立を組む公明支持層の5割強しか取り込めなかった。別の党県議はこう断じる。「現状では冨岡氏が票を積み増す要素はない」

 他の自民前職は議席を維持したものの、4区の北村誠吾氏(70)は希望元職、宮島大典氏(54)に終盤追い上げられ、前回より差を詰められた。2区の加藤寛治氏(71)と3区の谷川弥一氏(76)は後援会や地方議員団による組織力で圧勝した。ただ、2区で出馬表明が遅れ知名度不足の希望新人に5万票以上を献上。谷川氏の上積みは1千票強にとどまった。

 県内投票率は6・16ポイント上昇した。北村氏の陣営幹部は、森友、加計問題を引き合いに「長期政権の"おごり"に嫌気がさした有権者の票が野党に流れた」とみる。冨岡氏の陣営関係者の視点は少し違う。「自民は辛勝や敗戦を候補者個人の理由にして、組織として分析し手を打ってこなかった。このままではいずれしっぺ返しに遭う」

5395チバQ:2017/10/29(日) 20:41:03
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/26102857.shtml
県内の選挙 (2017年10月26日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・3
長崎4区で敗れ、肩を落とす宮島氏(中央)=22日午後11時13分、佐世保市潮見町の選挙事務所
長崎4区で敗れ、肩を落とす宮島氏(中央)=22日午後11時13分、佐世保市潮見町の選挙事務所

 23日未明、佐世保市内の希望元職、宮島大典氏(54)の事務所。比例復活を信じ、ほかの衆院選挙区の状況を見守っていた関係者が表情を曇らせ、次々と帰路に就く。「まったく可能性がない」。台風による強い風が、陣営幹部の顔に容赦なく吹き付けた。

 自民前職の北村誠吾氏(70)との年齢差は16歳。若さと行動力を押し出し「世代交代」を訴えたが、強固な基礎票を持つ自民の壁をまたも打ち破れなかった。「本人の努力も足りない」。関係者らの口ぶりも年々厳しさを増す。22日深夜、長崎4区の開票状況を自民県連幹事長室のテレビで眺めた幹部がつぶやいた。「宮島も若いと思っていたが、もう54か...」

 国政選挙"8敗目"にして「政治活動は続けるが白紙」という。だが、ある陣営幹部は冷静にみる。「衆院選は今回が最後。それは本人も分かっているはず」。もはや宮島氏自身が世代交代を迫られている。

 逆に1区は希望と民進に「吉」と出た。9期27年務めた高木義明元文科相(71)から18歳年下の西岡秀子氏(53)へ。西岡氏は選挙戦でこう訴えた。「国会議員の平均年齢が高く、国民生活と懸け離れている。若い視点が必要だ」。22日、初当選を決めた後継者の横で、高木氏は「世代交代の必要性を肌で感じていた。バトンタッチできて良かった」と胸をなで下ろした。

 経験か、新たな感覚か-。政治家にどちらを求めるかは判断が分かれる。自民県議の一人は"迷走"する九州新幹線長崎ルートなど長年の懸案を挙げ「期数を重ねて要職に就いてもらった方が解決につながる」と主張。経験に裏打ちされた中央での影響力や発言力を重視する。

 3区の自民前職、谷川弥一氏(76)は公示日の出陣式で5期の実績をこう表現した。「3億6千万円の予算を10分で取りましたよ。それくらい力を付けたんです。10年かかって」。圧勝で6選を達成し、一夜明けた23日、後継を考えているかと記者に問われると「それはしなければ」と言いつつ、「(後継者が)選挙に勝てると思わない限り、辞めない。俺には責任がある」と語った。

 「80歳まで現役」と北村氏も熱意は衰えない。ただ当選後こう付け加えた。「自分よりも有権者のため国家のためになる、党への貢献度もある人が出てくれば交代しなければならない。いつまでも居座っては駄目だ」

5396チバQ:2017/10/29(日) 20:41:41
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/27105156.shtml
県内の選挙 (2017年10月27日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・4
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町

 「意外に投票率は伸びましたね」。23日午前1時すぎ、西海市の開票所。台風の影響で衆院選の開票時間が予定より1時間45分遅れながらも、なんとか作業を終えた市選管担当者の表情がほころんだ。

 「1票の格差」是正のため選挙区割りが変更され、わずか3カ月。長崎2区から4区へ移った西海市民は、初めて向き合う候補者の中から選択を迫られた。当初は戸惑いや「棄権が増えないか」との懸念も聞かれたが、ふたを開ければ60・3%。2014年の前回から6・15ポイントも上昇した。

 橋でつながる佐世保市に通勤、通院、買い物に行く市民は多い。車も佐世保ナンバー。同市西海町の漁業男性(40)は「同じ経済圏の4区の方がしっくりきた」。同市大瀬戸町の主婦(40)は「新聞やテレビで取り上げられ、意識した」と話す。

 自民前職の北村誠吾氏(70)は衆院解散後5回入り、市議18人中15人が支持拡大に動いた。「"新入り"は結果を残してアピールしなければならない」。ある市議はこう自分に言い聞かせ投票を呼び掛けた。

 その北村氏の生まれ故郷、北松小値賀町も今回4区から3区に変わったが、投票率78・6%と前回を0・71ポイント上回った。30代団体職員男性は「もともと投票する意識が強い土地」と話す。

 13年の区割り改定で4区の佐世保市から切り離され、3区に編入された同市早岐、三川内、宮の3地区は49・39%。前回より伸びたものの、同市(4区)の54・50%、3区全体の59・96%と比べかなり低い。

 同市宮地区自治協議会の川口淳会長(69)は「候補者にも3区自体にもまだなじみがない。一つの経済圏や生活圏を切り刻み、帳面だけの数合わせをされた」と住民にくすぶる不満を代弁する。

 長崎市の大半を占める1区は54・86%。2区に分けられている同市琴海、外海両地区は52・04%にとどまった。地元市議が漏らす。「合併したのに仲間入りさせてもらっていないような違和感がいまだにある」

 次回改定で県内定数が4から3に減る可能性が取りざたされ、有権者が比較的少ない3、4区が再び俎上(そじょう)に載る可能性もある。市域分断を経験した川口会長は「市や郡は分けるべきではない」と主張。西海市の杉澤泰彦市長はこう危惧する。「今回はうまくいったかもしれないが、もし統合でさらに区域が広がれば、国会議員との"距離"は遠くなり、市民の関心が薄れかねない」

5397チバQ:2017/10/29(日) 20:41:57
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/27105156.shtml
県内の選挙 (2017年10月27日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・4
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町

 「意外に投票率は伸びましたね」。23日午前1時すぎ、西海市の開票所。台風の影響で衆院選の開票時間が予定より1時間45分遅れながらも、なんとか作業を終えた市選管担当者の表情がほころんだ。

 「1票の格差」是正のため選挙区割りが変更され、わずか3カ月。長崎2区から4区へ移った西海市民は、初めて向き合う候補者の中から選択を迫られた。当初は戸惑いや「棄権が増えないか」との懸念も聞かれたが、ふたを開ければ60・3%。2014年の前回から6・15ポイントも上昇した。

 橋でつながる佐世保市に通勤、通院、買い物に行く市民は多い。車も佐世保ナンバー。同市西海町の漁業男性(40)は「同じ経済圏の4区の方がしっくりきた」。同市大瀬戸町の主婦(40)は「新聞やテレビで取り上げられ、意識した」と話す。

 自民前職の北村誠吾氏(70)は衆院解散後5回入り、市議18人中15人が支持拡大に動いた。「"新入り"は結果を残してアピールしなければならない」。ある市議はこう自分に言い聞かせ投票を呼び掛けた。

 その北村氏の生まれ故郷、北松小値賀町も今回4区から3区に変わったが、投票率78・6%と前回を0・71ポイント上回った。30代団体職員男性は「もともと投票する意識が強い土地」と話す。

 13年の区割り改定で4区の佐世保市から切り離され、3区に編入された同市早岐、三川内、宮の3地区は49・39%。前回より伸びたものの、同市(4区)の54・50%、3区全体の59・96%と比べかなり低い。

 同市宮地区自治協議会の川口淳会長(69)は「候補者にも3区自体にもまだなじみがない。一つの経済圏や生活圏を切り刻み、帳面だけの数合わせをされた」と住民にくすぶる不満を代弁する。

 長崎市の大半を占める1区は54・86%。2区に分けられている同市琴海、外海両地区は52・04%にとどまった。地元市議が漏らす。「合併したのに仲間入りさせてもらっていないような違和感がいまだにある」

 次回改定で県内定数が4から3に減る可能性が取りざたされ、有権者が比較的少ない3、4区が再び俎上(そじょう)に載る可能性もある。市域分断を経験した川口会長は「市や郡は分けるべきではない」と主張。西海市の杉澤泰彦市長はこう危惧する。「今回はうまくいったかもしれないが、もし統合でさらに区域が広がれば、国会議員との"距離"は遠くなり、市民の関心が薄れかねない」

5398チバQ:2017/10/29(日) 20:42:25
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/28102012.shtml
県内の選挙 (2017年10月28日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・5
当選後のあいさつで「憲法改正を首尾一貫言い続けた」と語る谷川氏=22日午後8時5分、大村市松並2丁目の選挙事務所
当選後のあいさつで「憲法改正を首尾一貫言い続けた」と語る谷川氏=22日午後8時5分、大村市松並2丁目の選挙事務所

 長崎3区の自民前職、谷川弥一氏(76)は22日夜、「6選」のあいさつで「憲法改正を訴え当選できたことは誇り」と胸を張った。衆院選で自民は改憲を「初めて公約の柱に位置付けた」(安倍晋三首相)。谷川氏は個人演説会などで、北朝鮮の核、ミサイル開発や中国の軍備増強を理由に9条の改正を説いた。「自民が公約に掲げたのに触れないとの批判があったが、僕は首尾一貫、言い続けてきた」

 一方、他の自民候補が積極的に改憲に言及した様子はない。4区の北村誠吾氏(70)は当選した後、「選挙戦では控えていたが、これからはもっと改憲を語る」と切り出した。「へたな言い方をすると誤解を与えかねなかった」のがその理由という。谷川氏も「改憲を訴えても票は増えない。言うのは勇気が要る」と認める。

 民進から希望に移った候補も論戦には消極的だった。党公約で「9条を含めた改憲論議を進める」としたが、民進を支援する連合長崎傘下の護憲派が反発。民進県連代表の高木義明元文科相が「候補者は当選後、自民や維新にはくみしない」と約束し収める一幕もあった。

 1区の希望新人、西岡秀子氏(53)は当選後、改憲について問われると「実情と合わない面もある。国民の声を聞きながら議論すべきだ」と語った。選挙事務所で支持者と喜ぶ西岡氏を横目に、護憲派労組の幹部は「しっかりブレーキはかけているつもりだ」と自らに言い聞かせた。

 首相は自衛隊の存在を明記する9条改正に意欲を示すが、長崎新聞の投票日の出口調査では、9条改憲に賛成は31%、反対は36%と割れた。「分からない」と答えた人も33%。まだ議論が成熟しておらず、揺れる県民心情が垣間見える。

 こうした中で、自民や希望など改憲勢力の議席数は国会発議に必要な3分の2を軽く超えた。改憲派の市民団体、日本会議長崎の渡邊正光理事はこれを歓迎する。「公に議論する雰囲気ができた。今まで改憲を訴えると『戦争をしたいのか』と文句を言われてばかりだったが、北朝鮮の現実的な脅威を前に真剣に考える人が増えたのではないか」

 護憲派も黙ってはいない。県平和運動センターの平野忠司事務局長は「自衛隊明記という国民にとって受け入れやすい提案を首相がしたからにすぎない」とけん制。県内比例票の15%を立憲民主が取ったのを踏まえ、こう奮起する。「人々の護憲意識が低くなったわけではない」

5399チバQ:2017/10/29(日) 20:42:41
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/29101644.shtml
県内の選挙 (2017年10月29日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・6
出馬要請した山中委員長と言葉を交わす中村知事(右)=24日、県庁
出馬要請した山中委員長と言葉を交わす中村知事(右)=24日、県庁

 衆院選公示前の5日。長崎1区の自民前職、冨岡勉氏(69)の事務所に中村法道知事(66)がふらっと一人で姿を現した。知事の後援会幹部も兼ねる冨岡陣営幹部が冗談めかしてこう言った。「知事選に向けウオーミングアップしときますよ」。知事は言葉を発しないまま、破顔した。

 中村知事は自民前職4人全員の事務所開きに合わせ"陣中見舞い"をしたが、目立った選挙支援はしなかった。それでも衆院選が終わったタイミングを見計らい、周囲は年明けの「3選実現」に向け動き始めた。

 衆院選投開票日の2日後。島原半島3市長らや、県農政連幹部が県庁を相次ぎ訪ね、出馬を直接求めた。「知事は『勇気が出ました』と。11月の(定例)県議会で(出馬表明を)やるんじゃないかな」。非公開で懇談した山中勝義・県農政連委員長は帰り際、記者にこう予測してみせた。

 農政連とのつながりが濃く、2区で圧勝した自民県連会長の加藤寛治氏(71)も「まじめな人。しっかりやっている。私は非常に評価している」。2010年、中村知事の初当選を支えた自民は、その余勢を駆って民主(現民進)から政権を奪還。加藤氏は今年5月、県連大会あいさつでこの経緯をあえて強調した。

 ただ、7月に分裂した県議会自民の2会派では、知事の評価に温度差も漂う。加藤会長に近い会派「自民・県民会議」のある議員は「失点はなく、悪く言う人もほとんど聞かない」とみるが、会派「自民」の議員からは「人口減少や県民所得の低迷など仕事ぶりは物足りない」との苦言も聞こえる。

 次期知事選にはまだ誰も名乗りを上げていない。中村知事が出馬する方向で調整中とみられるが、本人は出馬要請を受けても、記者団からの再三の問いにも「最終的な結論を出すに至っていない」と明言を避け続けている。27日、県町村会から出馬要請を受けた直後は、逡巡(しゅんじゅん)する様子もにじませた。「行政は継続して課題に対応するのが常。私自らがそれに当たるべきか否かが最大の考えるべきこと」

 人口維持や県財政の立て直しなど難題は多く、石木ダムを巡る知事の政治判断もまだはっきりしない。期待と不満が渦巻く中で刻一刻と知事選が迫り、孤独のうちに決断するのだろうか。

 希望や立憲民主などに分裂した民進は「知事選どころじゃない」(県連幹部)。一方、共産県委員会は「対立候補は出す」と擁立の準備を急ぐ。

 =おわり=

5400チバQ:2017/10/29(日) 20:43:18
公示前の記事
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/02103136.shtml
県内の選挙 (2017年10月2日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎1区 いまだ組織固めきらず
 首相の安倍晋三が衆院解散を表明した9月25日、長崎市議会の控室に珍しく、自民前職の冨岡勉が姿を見せた。党市議らを前に、自らの医療政策を長々とまくしたてた冨岡は笑顔で衆院選への協力を求めたが、「早く他の会派を回っては」とある市議。しらけた空気が漂っていた。

 この3期で政務官、党部会長、副大臣-と文部科学分野において地歩を固めてきた冨岡。だが、中央で着実に積み上げた評価や実績とは裏腹に、地元の組織基盤はいまだ弱い。

 「選挙の時以外、議員団との会合の場もない」(党県議)。こうした日ごろの関係性の希薄さを挙げる議員は少なくない。ある古参市議はつながりを薪(まき)にたとえ、「薪がなければ火もつかない。『さあ、かまどで米を炊け』と言われても無理」とつれない。

 当の冨岡は、そんな周囲のぼやきもさほど気に留めるそぶりを見せず、1日20〜30社の企業回りを精力的にこなす。「会った人からどのくらい支持を広げていけるかが大事だ」と前を向く。ただ「1区は特に厳しい」との見方は陣営内で広がり、冨岡も自覚している。過去2回連続して元文科相の高木義明を破ったが、今回の相手は西岡秀子だ。

 西岡は昨夏の参院選長崎選挙区に民進から出馬。選挙初挑戦で落選したものの、長崎1区とほぼエリアが重なる長崎市に限れば、自民の金子原二郎を約2万2千票上回った。"野党共闘"の輪にいた共産の比例票約1万5千票を引いても、その差は埋まらない。「フル稼働しなければ西岡には勝てない」。自民県議の一人は危機感を隠さない。

 1日、買い物客らが行き交う休日の長崎市街地で西岡は久々に演説に立った。「相変わらずの独善的な政権運営」と安倍政権を批判したが、参院選公約で「廃止」を掲げた安全保障関連法には触れなかった。

 今回、民進の出馬要請に応じたが、直後に民進が東京都知事の小池百合子率いる希望の党に事実上合流。それに伴い西岡も希望に公認を申請した。「安保法が問題を抱えているとの主張に変わりはない」とするが、同法容認が公認を得る"踏み絵"と目される中、かつてのように切り込めない苦しい立場がうかがえる。

 冨岡が解散前から街頭に立ち政策を訴えているのとは対照的に、西岡は新党の具体的な施策や公約が分からず、そもそも公認が得られるかも不透明。

 それでも陣営幹部は「本人は保守意識が強い。共産との距離感に苦慮した参院選よりやりやすい」とみる。高木から引き継ぐ労組票、参院議長を務めた父武夫が生前築いた名声と地盤。「そこに希望の"風"が吹けば良い勝負に持ち込める」。意図せず、党の支持率低迷から抜け出し、ほくそ笑む。

 しかし民進支持母体の連合長崎には、希望の憲法観や安保政策と相いれないリベラル層が一定数いる。護憲派が多い旧総評系労組の幹部は「一緒に戦った労組をそぎ落とし、希望の勢いに乗るのか」と不快感を隠さず、中央の決定次第では自主投票の可能性も示唆する。別の労組幹部は陣営の楽観をこういさめる。「1区の戦い方は今も地道な組織固めが基本。風任せでは足元をすくわれる」

 共産新人の牧山隆は安保法廃止や護憲を訴え、連日街頭で支持拡大を図っている。=敬称略=

      ◆

 衆院選公示(10日)が迫った。自民が独占する県内4小選挙区には計12人が出馬を予定するが、野党再編で情勢は激変。今なお流動する各選挙区をリポートする。

冨岡勉 69 自民前(3)
牧山隆 60 共産新
西岡秀子 53 無 新

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-の順)

5401チバQ:2017/10/29(日) 20:43:36
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/03103019.shtml
県内の選挙 (2017年10月3日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎2区 諫早でも勝利期す自民
 衆院解散後、初の日曜となった1日午前、諫早市内でペーロン大会が始まろうとしていた。周囲と談笑する自民前職の加藤寛治ら来賓の列に、会場に着いた無所属新人の山口初實が加わった。民進公認から一転、新党「希望の党」から出馬を目指す山口は、旧知の自民系市議に「こんなことになりました」と冗談めかす。その様子に加藤は一瞬視線を向けたが、2人が直接言葉を交わすことはなかった。

 県議8期の後、2012年に国政へ転じた加藤。諫早市議を経て07年から県議を2期務めた山口。一時期、県議会で机を並べた2人の変転は、2区の自民対民主(民進)の軌跡と大きくかかわっている。

 民主が政権交代を果たした09年は、自民重鎮の久間章生が民主新人の福田衣里子に敗北。自民が政権を奪還した12年は加藤が混戦を制し、14年も民主の大久保潔重を退けた。この間、山口は民主陣営幹部として裏方を支え、勝利の美酒も、連敗の苦杯も味わった。

 そして今回。加藤は、出身の島原半島を中心とした後援会組織を背景に3期目を目指す。一方、15年の県議選諫早市区に大久保が無所属で当選。そのあおりで県議のバッジを失った山口は、民進候補不在の2区で「不戦敗を避ける」と自ら手を挙げた。

 14年は加藤が大久保に2万票超の差をつけた。4区に区割り変更となった西海市を除いても、差は1万8千票余り。加藤はこの3年間で、前回競り負けた大票田の諫早市や西彼長与町などを回り、浸透を図ってきた。

 一方の山口は、解散直前の出馬決定から巻き返しを図る。ただ、元参院議員の大久保に知名度は及ばず、諫早市を地盤とする大久保が県議会自民会派入りしたことで、同市でも山口の苦戦は必至とみられた。

 ところがそこに、民進と希望の「合流」という予期せぬ激変が巻き起こった。

 2区のある自民系市議は、久間が福田に敗れた悪夢が頭をよぎる。「『民進』相手なら楽勝だと思っていたが、『希望』の看板に流れるかもしれない。あの時ほど風当たりは強くないが、気を引き締めないと」

 山口陣営も思いは複雑だ。当初「光が見えてきた」と歓迎する向きが広がったが、希望は民進系候補を「選別」中で公認はまだ決まらない。支援労組などには合流に関する説明を求める声もある。「希望の党と意見が合わないからといって、もう後戻りはできない」。公示が迫る中、陣営幹部の表情に焦りと不安が入り交じる。

 こうした流動的な情勢を「相手は相手。私は私の活動をしていく」と冷静に受け止める加藤。山口は「三役に平幕が勝つこともある」と、相撲になぞらえて秘めた闘志をのぞかせる。

 共産新人の近藤一宇は昨年11月の立候補表明以降、小学教諭の勤務経験が長かった島原半島を中心に、「憲法改正反対」を訴え、支持拡大を図っている。

=敬称略=

加藤寛治 71 自民前(2)
近藤一宇 68 共産新
山口初實 69 無 新

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

5402チバQ:2017/10/29(日) 20:44:15
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/04101551.shtml
県内の選挙 (2017年10月4日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎3区 「反自民」一本化ならず
 「想定の範囲だ」。東京都知事の小池百合子率いる希望の党が第1次公認を発表した3日夜、大村市議の集会に顔を出した自民前職、谷川弥一は落ち着いた口調だった。

 希望のリストには長崎3区候補として、自由から移る末次精一の名前があった。これで共産の石丸完治を交えた三つどもえの戦いがほぼ確定。最近まで谷川は野党共闘の行方に神経をとがらせていたが、この日は「1引く1はゼロ」との表現を使い、末次の希望入りで反自民票が割れ「自分に影響はない」と分析した。

 谷川は小池と浅からぬ縁がある。かつて同じ派閥に属し、2008年総裁選は麻生太郎ではなく小池を支持。政権交代の逆風にさらされた09年衆院選では、五島に小池が駆け付けた。

 「大事なのは国防と財政再建、雇用創出。自分の信じる道を行く」。反自民の急先鋒(せんぽう)となり、脱原発や消費税増税凍結にかじを切った小池に対し、谷川は複雑な思いを抱く。だが、首相の安倍晋三の存在感を打ち消すほどの再編劇に「票が欲しいだけのポピュリズム。解決策を示さない空理空論だ」といら立ちを隠さない。

 3区で長年熾烈(しれつ)な議席争いを繰り広げてきた元農相の山田正彦が一線を退き、前回は石丸との一騎打ちを大差で谷川が制した。今回は、民進との選挙協力で4区から転じた末次の挑戦を受ける。

 国境離島新法制定を主導した谷川。4月の施行後、県内離島各地で開かれた「感謝の集い」は実績をアピールする格好の舞台となった。陣営では当初「3区に縁もゆかりもない末次では勝負にならない」(自民関係者)との楽観論さえ漂った。

 幹部は「前回の衆院選、参院選ともに(自民候補の)票が伸びなかった大村市、五島市、東彼3町で、てこ入れが必要」と上滑りを警戒する。ただ、ここにきて「改革保守」を掲げる希望が登場。新たな受け皿を得た保守層がどこまで流れるかを警戒する自民市議らは「前回より票を出さないと責められる」と焦りを見せる。

 希望の公認発表から約1時間後、末次は"小池カラー"の緑のネクタイを締めてJR大村駅前に立ち、「消費税増税凍結」「脱しがらみ」「打倒安倍政権」を訴えた。

 5期の谷川との知名度の差は圧倒的。これまで地道に街頭演説を重ね浸透を図ってきたが、9月29日に自由党本部から連絡を受け、急きょ業者に選挙カーの看板を「希望」で発注。その後、数日間は準備もできなかった。

 末次は民進に続き、共産との共闘も一時期模索したが、一本化は果たせなかった。「野党共闘の中でも政策は完全には一致していなかった」。希望入りで仕切り直し、"小池旋風"に期待を掛ける。「一歩下がって二歩前進したい」

 石丸は自民、希望との対抗軸として護憲や消費税増税反対を中心に訴え、支持拡大を図る。=敬称略=

谷川弥一 76 自民前(5)
石丸完治 68 共産新 
末次精一 54 希望新 

 ((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

5403チバQ:2017/10/29(日) 20:44:59
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/05103139.shtml
県内の選挙 (2017年10月5日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎4区 「小池旋風」ほころびも
 「一緒に闘ってきた労組と協力できなくなったら残念だし、痛手だ」。4日夜。西海市内で開かれた宮島大典の選対会議。会議を終えた大島造船所労組の幹部は表情を曇らせた。

 宮島には好材料がそろっているはずだった。自由との選挙協力に成功。末次精一は長崎3区に移ることになった。末次は2012年(未来)、14年(生活)の過去2回の衆院選で4区から出馬。「反自民」票は分散した。

 「野党共闘による共産の候補者取り下げにも期待していた」(長年の支援者)。さらに人気が高い小池百合子が設立した希望からの出馬で、自民出身の宮島は保守層を切り崩す「青写真」を描いていた。

 しかしここにきてほころびばかりが目立つ。

 「今までのような協力は厳しいだろう」。宮島の選挙を支えてきた社民県連代表で佐世保市が地盤の県議、吉村庄二は改憲や安全保障関連法賛成といった希望の政策に触れ、"距離感の変化"をにおわせる。共産も候補者を擁立。小池の「排除」発言が追い打ちを掛けた。陣営幹部は「小池旋風は勢いがなくなっている」と感じている。

 1998年に自民公認で初当選した宮島だが、自民前職の北村誠吾の前に幾度も屈してきた。2000年は当時無所属の北村に破れ、民主にくら替えした05年も北村に苦杯をなめた。自民に逆風が吹き荒れ政権交代を果たした09年こそ返り咲いたが12年、14年とも破れた。

 「最終的な対応はまだ決めていない」とする吉村。宮島の後援会幹部は「護憲を掲げる労組や社民の動向を注視するしかない」と気をもむ。

 衆院解散後初の週末となった9月末、北村は西海市内のイベントに顔を出した。報道陣に囲まれ、希望の党を巡る質問が向けられると厳しい表情を浮かべた。「私にはアゲンスト(向かい風)。逆らっても大変だから、うまく乗れるようしないといけない」

 北村は解散が迫った9月下旬にも厳しい戦いになると周囲に漏らした。北村にとっても末次の3区転出は大きな変化だった。14年の北村と宮島の得票差は約1万9千票。単純に末次の9千票余りを上積みすれば、その差は1万票にまで縮まる。「少しでも風が吹けば分からなくなる」(自民県議)。

 さらに突然の解散に伴う実動部隊の"機能不全"が不安を増幅させる。大票田の佐世保市では、北村支援を公言する市長の朝長則男や、選対本部長を務める市議らが選挙期間中、米国の姉妹都市訪問で8日間不在となる。春の市議会議長選を巡る保守系3会派のしこりも残り、足並みは乱れたままだ。

 平戸市議選が同日選となる「不運」も重なった。自民系のある市議は、こうこぼす。「急転直下の解散がまさか市議選と重なるとは。自分の選挙で手いっぱいだ」

 共産新人の石川悟は街頭演説などで「希望の党は自民の路線となんら変わりはしない」と批判を強める。=敬称略=

北村誠吾 70 自民前(6)
石川悟 64 共産新 
宮島大典 54 希望元(2)

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

  =おわり=

5404チバQ:2017/10/29(日) 20:46:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk43010268000c.html
<2017衆院選・くまもと>自民「保守王国」の力示す 希望と立憲に分裂 野党候補「一本化」機能せず /熊本
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選は、自民が県内4小選挙区で全勝し、比例代表に回った立候補者も含め前職全5人が議席を守って「保守王国」の力を見せた。一方、民進党県連の鎌田聡代表は小選挙区での敗戦について「厳しく受け止めている」と険しい表情を浮かべた。

 ◆与党

 自民は熊本地震からの復興を前面に出し、接戦とみられた1区でも競り勝った。県連の前川收幹事長は23日、記者会見で「地震対応に迅速に取り組んできたことが評価された。政局で漁夫の利を得たということではない」と話した。

 今回衆院選では選挙区数が5から4に減り、県連は候補者調整を迫られた。旧4区の園田博之さんは比例九州ブロックに回ったが、比例名簿1位になり「しこりを残すことなくスムーズに選挙戦に入ることができた」(県連幹部)。地震で大きな被害を受けた熊本市東区を抱える1区は木原稔さんが「復興仕事人」のキャッチフレーズを掲げるなど、各候補が地域の課題に応じた選挙戦を展開した。ただ2区は16回目の当選を決めた野田毅さんが、無所属新人の西野太亮さんに約2万3000票差に迫られる状況となった。

 公明は比例代表の県内分で14万5000票を目指したが、前回2014年の12万7653票にも及ばない12万1907票だった。県本部の城下広作代表は23日、記者会見で「投票率が上がり、全体の票が増えた中で厳しい結果。保守層の票を取れず、リベラル層は立憲などが取った。私たちは埋没したような形になってしまったのではないか」と述べた。【中里顕】

 ◆野党

 民進、共産、社民の3党は「安倍政権打倒」を旗印に野党候補を一本化して衆院選に臨む予定だったが、民進が事実上解党し、希望と立憲に分裂したことでもくろみは大きく崩れた。

 その象徴が自民と希望の前職による一騎打ちだった1区だった。自民の木原稔さんが得た12万3431票は、自民、公明の1区の比例(計11万5204票)を上回っており、無党派層にも浸透したとみられる。しかし、希望の松野頼久さんが得た9万6374票は、希望、立憲、共産、社民の野党4党の比例票(計10万97票)を下回っており、野党候補一本化が十分に機能したとは言い難い。加えて松野さんの希望入りで、護憲派のリベラル票が行き場を失った。民進党県連の鎌田聡代表は「希望だったことで松野頼久と名前を書きづらい状況をつくってしまった」と振り返った。

 ただ、4区の立憲元職の矢上雅義さんが比例復活で当選を果たし、県内野党の1議席を辛うじて維持した。鎌田代表は「野党共闘の芽を完全に摘まれることなく、踏ん張れた」と述べながらも、希望の小池百合子代表と前原誠司民進代表を批判。「希望の考え方はすっきりいかない部分もあり、訴えにくかった」と打ち明け、今後は立憲と連携しながら活動を進める方針だ。【城島勇人】

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 ◇1区確定得票

当 123,431 木原稔 48 自前W

   96,374 松野頼久 57 希前W

5405チバQ:2017/10/29(日) 20:47:33
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk43010274000c.html
<2017衆院選・くまもと>矢上さん比例復活 17年ぶり当選に晴れやか /熊本
10月24日 00:00毎日新聞

 熊本4区の立憲元職、矢上雅義さんは、小選挙区では自民前職の金子恭之さんに敗れたものの、比例代表で復活して約17年ぶりの当選を果たした。八代市の事務所で「県民のために自分がやらなければいけないという思いが、17年間を支えてくれた。安保法制の見直しなどしっかりした活動を続ければ『安倍1強』を変えることができる」と晴れやかな表情を見せた。

 矢上さんは中選挙区時代の1993年、小池百合子・希望の党代表や枝野幸男・立憲民主党代表らとともに日本新党から立候補して初当選。小選挙区制となり、3期目を目指していた2000年衆院選(旧5区)は自民公認だったが、保守系を割って無所属で立候補した金子さんに敗れて落選した。

 01〜08年は相良村長を2期務め、国が同村で計画し、巨大公共工事の象徴だった川辺川ダムに反対する姿勢を取った。08年知事選や12年衆院選の熊本旧4区から無所属で立候補したが、落選した。

 今回、当初は民進から立候補予定だったが、党分裂を経て最終的には立憲から出馬。野党一本化によって金子さんとの一騎打ちとなる中、安倍晋三首相に対する批判票を幅広く掘り起こし、比例復活当選につなげた。【笠井光俊】

5406チバQ:2017/10/29(日) 20:49:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk44010291000c.html
<2017衆院選・おおいた>野党候補が復活当選 県内選出衆院議員6人 全3小選挙区で /大分
10月24日 00:00毎日新聞

 ◇天が命じてくださった 1区・吉良氏

 ◇「社民の灯消すな」感謝 2区・吉川氏

 ◇安倍政権の暴走止める 3区・横光氏

 県内の3小選挙区全てで、野党候補が比例復活当選を果たした。

 1区では、希望前職の吉良州司氏(59)が比例復活当選。23日午後に記者会見し、「天が皆さんの声を国会に届けろと命じてくださった。大分の方々に感謝したい」と述べた。自民大勝の原因について「野党を一本化しようとした結果、分裂してしまったこと」と指摘。希望の党については「方向性をめぐり相当な議論があると思う。リーダーは小池百合子代表でない方がいい」と述べ、党運営の方向や人事を巡り混乱する可能性も示唆した。

 2区に出馬した社民前職の吉川元氏(51)は、定数20の九州ブロックの19議席目に滑り込んで比例復活当選を果たした。台風の影響で開票が大幅に遅れ、23日夕になってからの一報に臼杵市内の事務所は大きな拍手に包まれた。吉川氏は「伝統ある大分の社民党の議席を失うのではとの考えが頭をよぎったが、最後まで信じていた。社民党の灯を消すなと尽力してくれた皆さんに感謝したい」とあいさつ。「今回の選挙は自民党の圧勝だったが、精いっぱい頑張り、安倍政治を止めたい」と意気込んだ。

 3区で比例復活当選した立憲民主党の元職の横光克彦氏(73)は23日未明、宇佐市の会場で支援者一人一人と握手した。2012年衆院選に落選して政界を引退して以来、5年ぶりの復帰。「ぶれずに安倍政権の暴走を止める」と意気込み、「過疎化や少子高齢化問題などにも取り組む覚悟」と語った。【池内敬芳、田畠広景、大漉実知朗】

 ◇「与党政策評価、謙虚な姿勢を」衆院選結果で知事

 広瀬勝貞知事は23日、衆院選結果について「野党の混乱という面はあったが、政権与党の政策が評価されたと思う」とのコメントを発表した。与党に対し災害復興や景気回復、地方創生の着実な推進に期待を寄せ、「謙虚で慎重な政治姿勢を忘れずに取り組んでいただきたい」と注文した。【池内敬芳】

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吉良司州(きら・しゅうじ) 59 希(民)前(5)

 [元]副外相[歴]日商岩井社員▽県商工振興課出向▽民進党県代表代行▽東大W

吉川元(よしかわ・はじめ) 51 社 前(3)

 党政審会長・副幹事長[歴]党機関紙記者▽衆院議員秘書▽神戸大中退=[立]W

横光克彦(よこみつ・かつひこ) 73 立 元(7)

 [元]副環境相▽俳優[歴]社民党副党首▽旧民主党県副代表▽北九州大W

5407チバQ:2017/10/29(日) 20:50:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk44010289000c.html
<2017衆院選・おおいた>結果分析 与党底堅く全区独占 /大分
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選は、県内では各小選挙区で自民前職が野党候補に競り勝ち、全3議席を独占した。全国的な傾向と同様に与党の底堅さを見せつける結果となる一方で、3区とも次点になった野党候補が比例代表で復活当選。県内選出の衆院議員が事実上6人いる状態となった。共同通信社が同日に実施した出口調査で判明した各候補や各政党の得票状況などを基に、今回の衆院選を分析した。

 ◇1区 穴見氏、無党派にも 吉良氏、低投票率響く

 1区は前回6386票差で希望前職の吉良州司氏(59)=当時は旧民主=が勝ったが、今回は一層の大激戦となり、3030票差で自民前職の穴見陽一氏(48)が雪辱を果たした。

 共同通信社の出口調査で政党支持率を質問したところ、自民がトップで3割台半ば、希望1割台半ば、立憲と社民が1割弱で、公明、共産と続いた。「支持政党なし」は1割台半ばだった。

 当選した穴見氏へは、自民、公明各支持層の8割前後が投票。支持基盤をしっかり固めていた。「支持政党なし」の約3割も投票先に挙げており、無党派層への支持拡大にある程度、成功していた。

 吉良氏には、希望支持層の9割近く、社民支持層の8割台半ば、立憲支持層の7割台半ばが投票していた。無党派層の5割台半ばも吉良氏だった。もともと無党派層の支持が比較的多いことから陣営は投票率アップを目指したが、台風接近で前回比2・16ポイント減になったことが響いた。

 共産新人の小手川恵氏(61)へは共産支持層の7割台半ば、立憲支持層と無党派層のそれぞれ1割台半ばが投票した。【池内敬芳】

 ◇2区 衛藤氏、ほぼ全域に 吉川氏、共産票こぼれ

 2区では、自民前職の衛藤征士郎氏(76)が臼杵市以外の9市町で勝利、ほぼ全域に浸透した。社民前職の吉川元氏(51)は事実上の「野党統一候補」として追い上げたが、共産の票を固めきれないなど野党共闘がうまく機能しなかった側面もあるようだ。

 出口調査によると、衛藤さんは自民支持層9割を固め、無党派層に前回より微増の4割の支持を得た。陣営は追われる危機感から引き締めを図り、「比例は公明」と訴えるなど組織票固めに全力。佐伯市は約760票、津久見市で約420票落とすなど、9月の台風18号の被災直後で回りにくかったところを除いて堅調な戦いを見せ、これまで4回連続で減少していた得票数を今回は約3600票伸ばした。

 一方、吉川氏は前回候補擁立した共産が出馬を見送り、支援に回った。社民支持層を9割固め、無党派増は前回の4割から5割に増やしたが、共産支持層の2割が衛藤氏に流れ、「野党共闘」の足並みがそろわなかった。【柳瀬成一郎】

5408チバQ:2017/10/29(日) 20:50:41

 ◇3区 岩屋氏、10万票割る 猛追・横光氏、準備不足

 3区は自民前職の岩屋毅氏(60)が、立憲民主元職の横光克彦氏(73)の追い上げを受けたものの、振り切った。前回衆院選では選挙区内の全8市町村で他候補を圧倒し、次点候補に約5万8000票差で圧勝したが、横光氏の地盤の宇佐市で敗れるなど、知名度を生かしたライバルの猛追を受けた形だ。

 出口調査によると、岩屋氏は前回と同様に自民支持層の9割を固めた。横光氏の公示直前の出馬表明により、組織を一層引き締めたが、維持してきた10万票台を割った。

 横光氏には宇佐市を中心に追い上げを許した。同市では、前回約8000票差を次点候補につけていたが、横光氏には逆に約1300票差で敗れた。約2万票差と圧倒した自身の地盤の別府市でも約8000票差まで接近された。

 出口調査では、横光氏は立憲民主、社民支持層をほぼ固め、候補擁立を取り下げた共産支持層にも浸透した。ただ、無党派層は約半数と岩屋氏とほぼ互角と勝ちきれず、選挙戦の準備不足が影響した形だ。【柳瀬成一郎】

 ◇首相へ不信感、過半数 それでも自民圧勝 野党まとまり欠き敵失

 22日の共同通信社の出口調査で安倍首相への信頼感を尋ねたところ、県内では「信頼している」は4割台にとどまり、「信頼していない」が5割台に上った。首相への不信感を過半数の人が抱いている中で自民が圧勝を収めたことになる。小選挙区制度の下、野党のまとまりのなさが与党に有利に働いたという分析に説得力を与えている。

 県内3小選挙区でもそれぞれ「信頼」より「していない」が上回った。「していない」は1、2区で過半数、3区でも半数弱に上った。「信頼」は、1、2区では3割台、3区でも4割台だった。

 「信頼」と答えた人は各区とも7、8割台の人が自民候補に投票。「していない」人のうち、1区では6割台が吉良氏、1割台が小手川氏、2区では6割台が吉川氏、1割弱が上田氏、3区では約7割の人が横光氏に投票していた。【池内敬芳】

5409チバQ:2017/10/29(日) 20:51:02
https://news.goo.ne.jp/article/oita/politics/oita-618FD42B-7762-4537-8149-DE5C79E4FC17.html
社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
10月24日 03:00大分合同新聞

社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
(大分合同新聞)
 衆院選大分2区に出馬した社民党前職の吉川元氏(51)は、社民党が比例九州ブロックで確保した1議席に滑り込んだ。台風接近の影響で開票結果が日をまたぐ異例の事態となり、党県連合や支持者は薄氷を踏む思いで待ち続けた。大分社民が長く維持した衆院の議席を辛くも守ったが、全国的な退潮傾向は続き、野党再編で生まれた新党の影響も受けた。党勢の維持・拡大には課題が多そうだ。

 開票日の22日午後8時すぎ。早々と相手候補の当確が伝わると、臼杵市の選挙事務所にはため息があふれた。比例九州に望みをつないで吉報を待ち続ける支持者。午前3時15分ごろ、選対幹部が「結論は持ち越しだ」と撤収を告げた。
 23日午後1時ごろ、再び関係者が集まり始めた。吉川氏の秘書が当確の一報を伝えたのは午後3時すぎ。大きな拍手と歓声が吉川氏を迎えた。
 初代党首の村山富市元首相は「社民党には大変厳しい選挙だったが、皆さんの頑張りで当選できた。選挙戦を総括して今後も前進できる態勢をつくってほしい」とコメントした。
 2012年の初出馬を含め過去2回の衆院選を比例で復活した吉川氏。小選挙区での勝利を目指し、労組や後援会を軸に組織選を展開した。共産党は野党共闘の立場から候補擁立を見送り、事実上の一騎打ちの構図も固まった。
 しかし、小選挙区では与党候補に約1万9千票の差をつけられ、比例九州ブロックの比例票も減らした。陣営関係者は「支持者の高齢化で運動量が減り、護憲の意識が強い有権者を立憲民主党に奪われた」と分析する。党県連合の久原和弘代表は「労組以外への広がりを欠いている。現状をはねのける手だてを考えなければ」と話した。

5410チバQ:2017/10/29(日) 20:51:25
https://news.goo.ne.jp/article/oita/politics/oita-225D0FC9-C227-42DB-A31B-FED867233340.html
与党優勢に焦り 「自民全勝」の表裏
10月26日 03:00大分合同新聞

 「60年以上続いた大分社民の伝統を途絶えさせなくてよかった」。23日午後、支援者の歓喜に沸く臼杵市の事務所で、社民党から出馬した大分2区の吉川元氏(51)が心情を吐露した。
 3度目の選挙を過去2回と同じ比例九州の復活当選で乗り切った社民。今回は共産党と「すみ分け」の確約を早くから取り付け、吉川氏は野党統一候補として選挙戦に臨んだ。
 事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだが、各報道機関による世論調査は序盤から「与党候補優勢」。陣営に焦りが広がった。
 社民系支持労組は投開票日まで1週間となった16日夜遅く、緊急に県内各地の代表者を集め票の上積みを徹底させた。しかし、伸び悩んだ。共産党支持層に浸透せず、無党派層への広がりも欠いた。
 ある労組関係者は「協力者カードの集約が遅く後手に回った。解散後から選挙中盤までの動きが鈍かったのではないか」と首をかしげる。選対幹部は「候補者や地方議員が保守層に食い込む日頃の努力も足りなかった」。
 社民が県内で獲得した比例票は6万4284票。2014年衆院選から5千票近く減らした。一方、同じ護憲・リベラル勢力とされた新党「立憲民主党」は、県組織や党所属の地方議員がいない中で、9万4620票をたたき出した。
 社民支持の労組幹部は「近年の選挙でこれほど護憲・リベラル勢力への県民の期待を感じたことはなかった」と振り返る。にもかかわらず、社民への支持にはつながらなかった結果を深刻に受け止めた。

「候補がいないと」
 共産党は大分2、3区で候補を擁立せず、県内での野党共闘に貢献。野党候補の得票を上積みし、比例復活を後押しした。
 林田澄孝党県委員長は「今後の野党共闘の展望が開けた選挙だった」と総括。一方で、「私たちは力不足もあって後退した。立て直しが必要だ」。
 他党候補の支援と比例票増加の両立を狙ったが、県内の得票数は約2万8千票。前回よりも約1万2千票減らした。党県委員会幹部は「候補がいないと選挙運動が限られ、比例票に不利になることが明らかになった。ただ、共闘は進めていきたい」と頭を悩ませる。
 全国的な立民の躍進に埋没し、党は公示前の21議席から12議席に後退。与党に対抗するため、今後も県内で立民、社民両党を交えた野党共闘を進展させる方針だ。林田委員長は「共闘の前進と、党の勢力拡大。二つの課題に挑戦していく」と力を込めた。

5411チバQ:2017/10/29(日) 20:52:34
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/24/JD0056272864
経済界も前面で支援 「自民全勝」の表裏㊤
 野党再編で激動の展開となった衆院選。大分県内は自民党が3選挙区の議席を独占した一方、野党3党の候補が比例復活を果たした。「自民全勝」となった選挙区と、比例代表を巡る各党の戦いや選挙結果を検証する。

初めて9万票台に
 「感謝の気持ちでいっぱいだ。少子高齢化、人口減少などの重要課題に全力で取り組みたい」。悲願の「1区奪還」から一夜明けた23日朝、自民党の穴見陽一氏(48)は大分市のJR大分駅前に立ち、通勤者や国道を行き交う車に手を振り続けた。
 非自民勢力が根を張る大分1区でライバルの吉良州司氏(59)に競り勝ち、3選を果たした穴見氏。党県連・市連や後援会、業界団体・企業が総力戦を展開し、公明党との選挙協力も強化。2014年の前回選挙から得票数を上積みし、初めて9万票台に乗せた。
 陣営幹部は選挙戦を振り返り、「市長の存在が大きかった」と語る。苦杯をなめた前回選挙では前市長の後援会が吉良氏を全面支援。業界に影響力を持つ首長の強みを見せつけられただけに、陣営は今回、自民系の佐藤樹一郎市長との共闘を戦略の柱の一つに据えた。
 公示日の出陣式に「必勝」の鉢巻き姿で登壇した佐藤市長は選挙期間中、決起集会などに出席。党県連幹部は「行政との連携が“形”になり、経済界に前面に出てきてもらえた」と共闘の成果を実感する。
(公明比例は伸びず)
 党県連は今秋の解散総選挙を想定し、態勢を整えてきた。9月半ばに衆院解散が報じられると、直ちに業界団体・企業への働き掛けを強め、支持固めを重ねて要請。保守地盤の2、3区ではベテラン2氏が手堅い選挙戦で地力を見せ、3選挙区独占を果たした。
 ただ県内の比例得票数を見ると、自民、公明両党で約25万票(46・2%)に対して、野党5党の合計は約29万票(52・9%)。「自民全勝」の裏で、野党が与党を上回る得票を集めた。
 自民党県連と公明党県本部は今回の衆院選で、小選挙区と比例区で双方が連携して集票する「相互推薦」を締結。自民側は「比例は公明」と重ねて訴えたが、公明党の比例得票数は前回を下回る結果に。同党は比例九州ブロックで大目標だった4議席確保を逃した。
 党県本部のある幹部は「自民党と『反政権』を掲げる野党との対決構図となり、存在感を発揮しにくかった」と振り返り、「選挙協力が票に結び付いていない。どんな原因があるのか、地域ごとに検証しないといけない」と語った。

5412チバQ:2017/10/29(日) 20:52:58
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/25/JD0056276366
一本化で一騎打ち 「自民全勝」の表裏㊥
 「期間からするとあり得ない得票で、奇跡的な選挙だった。安倍政権に対する怒りが私に託されたという気がしてならない」
 投開票から一夜明けた23日の宇佐市内。立憲民主党から出馬し、比例復活で政界復帰を果たした大分3区の横光克彦氏(73)は明るい表情で報道陣に語った。
 党は解散後に結成されたばかりで、横光氏の出馬表明は公示の3日前。準備もないまま突入した選挙戦で、野党共闘や支持労組の手厚い支援を受け約8万4千票を積み上げた。小選挙区で敗れたものの、5年ぶりに3区を地盤とする野党の国会議員が生まれた。
 民進党の“解体”から野党のドタバタ劇は始まった。全衆院議員が希望の党に合流する方針だったが、「排除の論理」で立民が誕生して分裂した。
 当初、3区には希望の党も公認候補を擁立。水面下で横光氏への一本化が進み、与野党一騎打ちの構図になった。陣営幹部は「一本化で共闘にも大きな効果が出た。比例で躍進した立民の勢いもあり議員に返り咲けた」。

反政権結集ならず
 一方の希望は大逆風にさらされて失速した。希望から出馬し、比例復活した1区の吉良州司氏(59)は「希望では支援できないという人もいた。反安倍政権の結集にならず自民党の圧勝を許した」と振り返る。
 民進と希望の合流方針が示されると、反自民の受け皿として期待感が高まった。吉良氏を推薦する連合大分の幹部も「支持率の低い民進党の看板で戦うよりプラス」と歓迎していた。しかし、「排除の論理」や保守色の強い公約が出ると、風向きは一変した。
 吉良氏陣営は政党色を薄める戦略をとったが、抵抗感を持つリベラル層の票が共産新人に流出。自民候補に競り負け、小選挙区の議席を奪われた。吉良氏は「小池百合子氏の東京人気が全国に拡散すると勘違いし、排除の論理も出た。希望は反省からスタートすべきだ」。

地方組織の構築を
 立民、希望両党の国会議員が誕生した県政界。今後は「前身」の民進を含めた野党再編や、県内の地方組織の構築が注視される。ある労組幹部は「民進は県内の党組織・支部強化が課題のままだった。中央の再編次第だが、県内で強固な党組織をつくれるかが重要」と話す。
 民進は24日、東京・永田町で参院議員総会を開き、今後の方向性を話し合った。出席した足立信也党県連代表は「立民や希望との関係は今後の議論。一つの政党にするか、統一会派にするかも分からない」と説明。地方組織の形が定まるまでには、時間がかかるとの認識を示した。

5413チバQ:2017/10/29(日) 20:53:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk45010237000c.html
<2017衆院選みやざき>選挙区の結果分析 自民、組織力みせる /宮崎
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された衆院選は、自民が全3選挙区で他候補を寄せ付けない得票で議席を守り、組織の強さをみせつけた。注目を集めた希望は1、3区に候補を擁立したが支持は浸透しなかった。全区に立候補した共産も及ばなかった。選挙区の投票率は県内全体で50・48%。前回の2014年衆院選より0・62ポイント増加したが、過去2番目の低さとなり、有権者の関心の低さも浮き彫りとなった。得票状況や取材の結果を交え、各区の選挙を振り返る。【衆院選取材班】

 ◇1区

 自民前職、武井俊輔さん(42)が次点候補に得票率で20ポイント以上の差をつけて勝利した。前回の衆院選より約5600票伸ばしており「前回を上回りたい」(武井さん)と掲げていた目標も達成した。

 武井さんは公明の推薦のほか、JA組織など各種団体からの支援も受けた。また、2期5年で選挙区内の各地に根付かせた後援会もフル稼働させた。

 共同通信社が22日実施した出口調査によると、武井さんは自民、公明支持層を着実にまとめ、無党派層にも浸透した。年代別でも各世代から得票した。過去には保守分裂が起きた選挙区だが、武井さんは「(選挙を)積み重ねる中で徐々にまとまってきた」と手応えを語った。

 次点となった希望新人の外山斎さん(41)は希望支持層をまとめたが、無党派層などからの得票が伸びなかった。さらに、共産新人の内田静雄さん(68)と立憲や社民の支持層を分け合っており、反自民票をまとめきれずに武井さんと差が開く結果となった。

 ◇2区

 自民前職、江藤拓さん(57)が次点候補に50ポイント近くの差をつけ、貫禄勝ちした。

 江藤さんは自民、公明支持層を手堅くまとめた。候補が出馬しなかった希望支持層にも食い込み、無党派層も取り込んだ。延岡市などで着実に票を得たほか、郡部では得票率が8割を超える地域もあり、選挙区全域で支持基盤の厚さをみせた。

 共産新人、黒木万治さんは(69)は日向市議を辞して臨んだ選挙だったが、反自民票をまとめきれなかった。

 ◇3区

 自民前職の古川禎久さん(52)が7割近い得票率で圧勝した。石破派の要職を務める古川さんは全国への応援で本人が選挙区を不在にすることが多かったが、陣営が精力的に選挙活動を展開。安定した戦いを見せた。

 希望新人、花輪智史さん(51)は、地元に縁のない落下傘候補ながら希望の支持層をまとめたが、及ばなかった。共産新人の井福美年さん(68)は反自民の受け皿が分散したことで、前回の共産候補を約1万4600票下回る結果となった。

 ◇一夜を明け当選者「責任の重さ感じる」

 衆院選から一夜明けた23日、県内の当選者は改めて喜びをかみしめながら選挙戦を振り返った。また、早速あいさつ回りなどに奔走する姿もあった。

 3選を果たした1区の自民前職、武井俊輔さん(42)は宮崎市内の選挙事務所で報道各社の取材に応じ「晴れがましい気持ちと、責任の重さから身の引き締まる思いだ」と心境を語った。前回に比べ得票率、得票数ともに上回った結果について「目標を達成できてよかった。台風が近づく中、多くの方に足を運んでいただき感謝している」と述べた。

 一方、選挙期間中、有権者から党の政権運営に対する批判も多く受けたとし「そうした声を謙虚に受け止め、党内でどう伝えていくか、永田町に戻ってから仲間や政調会長に相談したい」と話した。

 6選の2区の自民前職、江藤拓さん(57)は2区の投票率が51・69%と前回よりも低調だったことに対し「自民党に対する積極的な信任ではない側面もある」と振り返った。

 江藤さんは憲法9条について「9条が果たした歴史的役割は大きい。改正は性急に進めずに党内で議論を尽くし、国民的合意を醸成する努力が必要だと考えている」と語った。

 3区で同じく6選した自民前職、古川禎久さん(52)は23日、石破派事務総長の職務に当たるため、朝から空路で上京し、同日再び宮崎に戻る慌ただしい日程をこなした。

 比例九州ブロックに希望から出馬し当選した元職の中山成彬さん(74)は23日、宮崎市内で報道各社の取材に応じた。衆院選の希望の結果について「反自民層の票を集めきることができなかった。残念だ」と話した。

 今後の活動については「希望の宮崎県連をできるだけ早く作り、自民に代わる勢力作りをしたい」と話し「宮崎には観光の促進や農業の後継者作りなど課題がある。宮崎のためになる仕事をしたい」と抱負を語った。

5414チバQ:2017/10/29(日) 20:54:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk45010337000c.html
<2017衆院選みやざき>自民が全区独占 希望など野党伸び悩む(その1) /宮崎
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日、投開票された。安倍政権への評価や消費増税、憲法改正などを巡って与野党が選挙戦を繰り広げた結果、県内の小選挙区では、1区の自民前職、武井俊輔さん(42)=公明推薦=と、3区の同、古川禎久さん(52)=同=が当選。2区の自民前職、江藤拓さん(57)=同=も当選を確実とした。2012年、14年の衆院選に続いて自民が議席を独占。武井さんは3選、江藤さんと古川さんは6選を果たした。県内の当日有権者数は92万6262人(男43万1373人、女49万4889人)。台風21号の影響で2区の延岡市の開票作業が23日に延期されたことにより、県全体の投票率も23日に発表される見通しだ。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇武井さん、3選果たす 地道に地盤づくり進め

 自民前職の武井俊輔さん(42)が、希望新人、外山斎さん(41)と共産新人、内田静雄さん(68)の追い上げを許さず、3選を果たした。

 支援者が詰めかけた宮崎市内のホテルの会場では、設置されたテレビから「当選確実」の速報が流れると大きな歓声が上がった。武井さんは支援者に「大きな輪を広げていただき、当選を果たすことができました」と感謝を述べ、3期目へ向けて「人口減少、地方の疲弊は待ったなし。一丸となって、痛みや苦しみを分かち合い、地方の現状を伝えていきたい」と語った。

 2012年の初当選から2期目までの約5年間、後援会を選挙区内の各地で組織するなど、地道に地盤づくりを進めてきた。集会での演説では2期目に外務政務官を務めた経験から、北朝鮮情勢について解説するなどして、実績をアピールした。

 またJAグループ宮崎の政治団体「県農民連盟」や県医師会などからの推薦も受け、武井さんが所属する自民の派閥「宏池会」(岸田派)から会長の岸田文雄政調会長や林芳正文部科学相が宮崎入りして応援。集会には公明県議らも駆けつけるなど、政権与党としての強みを生かした。

 外山さんは、日本維新の会を離党し今月5日に希望からの出馬を正式表明。「しがらみ政治から脱却する」と訴え消費税増税の凍結などを主張したが、与党の“厚い壁”を崩すことができなかった。

 内田さんは消費増税の中止、「1区の候補者で憲法を守ることを主張しているのは私だけ」と改憲反対などを訴えたが、支持を広げられなかった。【黒澤敬太郎】

 ◆2区

 ◇江藤さん、盤石の6選 幅広い層から支持を得る

 自民前職の江藤拓さん(57)が、支持基盤の強さを見せた。台風21号の影響で離島の投票箱が届かず、延岡市の開票は23日に持ち越されたが、日向市や西都市などでの他候補を寄せつけない得票で当選を確実にした。

 江藤さんは衆院議員を10期務めた父の故隆美さんから引き継いだ後援会の集票力と分厚い地盤を生かし、幅広い層からまんべんなく支持を得た。当初民進党県連が擁立した立候補予定者が出馬を取りやめたため、無党派層などにも食い込み、手堅く票を積み重ねた。

 日向市日知屋の事務所に「当選確実」の連絡が入ると、支援者から大きな歓声が上がった。江藤さんは笑顔で大勢の支援者の前に現れ「解散から短い時間だったが、素晴らしい選挙態勢で戦っていただいた」などと感謝を述べた。そして「6期目は具体的に何ができるのかが問われる。皆さんの期待を胸に刻んで、仕事を重ねる」とあいさつした。

 共産新人、黒木万治さん(69)は、消費増税反対や改憲反対などを訴え、民進支持層や無党派層への食い込みを狙ったが、得票は伸びなかった。

 諸派新人の河野一郎さん(57)は、通算5度目の国政挑戦だったが、及ばなかった。【荒木勲】

 ◇中山さん、比例返り咲く 外山さんは“厚い壁”崩せず 希望

 希望の党は県内小選挙区で新人2人が全敗する一方、比例九州ブロックの単独1位で出馬した、元職の中山成彬さん(74)が議席を獲得し、8回目の当選で政界に返り咲いた。

 希望は1区に外山斎さん(41)、3区に花輪智史さん(51)を立てたがいずれも落選。外山さんは22日夜、宮崎市内で支援者を前に「急な解散で党の主張を浸透させることができず、自分の政策も弱かった」と述べた。

 中山さんは22日夜、宮崎市内で当選集会を予定していたが、希望の結果が全国的に低調だったのを理由に姿を見せなかった。毎日新聞の取材に対し、中山さんは「全国的に苦戦しているので喜べず、出席しなかった。希望を自民に代わる党に育てたい」と語った。【塩月由香】

5415チバQ:2017/10/29(日) 20:55:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk45010343000c.html
<2017衆院選みやざき>自民が全区独占 希望など野党伸び悩む(その2止) /宮崎
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆3区

 ◇古川さん、貫禄6選 固い地盤に公明の推薦受け

 自民前職の古川禎久さん(52)が、強固な支持基盤を生かし、6選を果たした。「国難」の本質は人口減少と主張し「所得再分配による少子化対策や格差是正を進め、地域連携による経済振興を図る」と訴え、これまでに培った固い地盤に加え、各種団体や公明などの推薦も受け、多くの支持を獲得した。

 「当選確実」の一報が入ると、都城市姫城町の事務所では詰めかけた支援者から歓声が上がった。古川さんは深々と頭を下げ、支援者と固く握手。「国難を乗り越えるため身を引き締めて臨みたい。6期目は中堅だ。発言力、政治力を正しく行使して、古里や日本のために尽くしていきたい」と決意を語った。

 党青年局長や副財務相を歴任。党政策集団「水月会」(石破派)の事務総長を務め、公示後は全国の候補者支援にも奔走し、地元選挙区入りは数日だった。だが、留守を預かる陣営は「さらなる立場で力を発揮してもらうため、全国一の得票率で再び国会へ送ろう」と票固めに躍起だった。選挙戦は序盤から優位に戦いを進め、リードを広げた。

 一方、希望新人の花輪智史さん(51)は「自民は大企業中心だが、希望は弱い者を助ける」と、消費増税凍結や大企業の内部留保課税を訴えたが、出遅れもあり浸透を欠いた。

 共産新人の井福美年さん(68)は、安倍政権の打倒、消費増税中止や憲法9条の自衛隊明記反対を訴え、反自民票の受け皿を目指したが及ばなかった。【重春次男】

 ◇新燃岳活動が影響 高原町、投票所の変更も

 新燃岳の活動に警戒を強めるふもとの高原町では22日、町内17投票所のうち、大規模噴火時に熱風到達地に近い投票所1カ所の場所を変更し、衆院選の投票が実施された。

 町選管は、町民の安全確保のために1投票所と、自主避難者の受け入れ先確保のために開票所の場所変更を19日に急きょ決めた。

 変更先の投票所となった同町蒲牟田の町立狭野小体育館には有権者が次々に訪れた。

 投票を無事に済ませた自営業、鴨健一さん(62)は「就寝後の夜に噴火したらと思うと落ち着かず怖い。新燃岳の活動が早く沈静化してほしい。行政には防災対策や噴火時の避難誘導などをしっかりしてほしい」と不安そうな面持ちで語っていた。【重春次男】

 ◇期日前投票最終結果 19万3251人、過去最多 前回衆院選より39%増

 県選管は22日、衆院選の期日前投票の最終結果を発表した。11〜21日の11日間の投票者数は計19万3251人で、前回2014年の衆院選と比べ39%増となり、国政選挙や知事選、県議選を通じて過去最多となった。

 選挙区別では、1区6万4975人(前回比42%増)▽2区6万3498人(同38%増)▽3区6万4778人(同36%増)。

 台風21号により期日前に投票する有権者が増えたことや、商業施設などでの投票所開設により利便性が高まったことなどが要因とみられる。【黒澤敬太郎】

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古川禎久(ふるかわ・よしひさ) 52 自[破]前(6)

 [元]副財務相[歴]建設省職員▽法務政務官▽環境政務官▽党青年局長▽東大 =[公]W

5416チバQ:2017/10/29(日) 20:56:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk46010348000c.html
<2017衆院選かごしま>自民3議席、立憲1議席奪う(その1) /鹿児島
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日投開票され、県内の小選挙区は自民が2、3、4区で当選を決め、立憲が1区で議席を獲得した。区割りの見直しで県内の小選挙区が4に減り初の衆院選は、野党再編などで戦いの構図が目まぐるしく変化する中での短期決戦。組織力で勝り優位に戦いを進めた自民に、野党が一矢報いる結果となった。県全体の当日有権者数は137万8842人、投票率は56・09%(2014年衆院選50・47%)だった。

 ◆1区

 ◇川内さん、激戦制し6選 自民・保岡さん出遅れ響く

 4人が乱立した1区は、立憲元職の川内博史さんが、自民の議席を奪い6回目の当選を果たした。2009年の衆院選以来となる小選挙区での勝利に、事務所に集まった支援者たちは喜びに沸いた。

 川内さんは、民進が希望に合流したことを受け、立憲から出馬を決意。連合鹿児島の推薦を受け、独自候補を取り下げた共産や、社民の支援も受けた。選挙戦では、安倍政権を批判しながら「分け合う社会が民主主義を前進させる」と主張。政権批判票の受け皿として、無党派層などに支持を広げた。

 自民新人の保岡宏武さんは、父興治さん(78)に代わり、公示2日前に出馬が決まった。「父の志を引き継げるのは私」などと、秘書経験や若さをアピール。安倍晋三首相らも来援したが、出遅れを取り戻せなかった。突然の候補差し替えに世襲批判も重なり、支持を固めきれなかった。

 維新元職の山之内毅さんは身を切る改革を主張したが、無党派層に浸透しなかった。無所属新人の宮崎一博さんは税理士の経験をアピールしたが、知名度不足で伸び悩んだ。【杣谷健太】

 ◆3区

 ◇小里さん、組織力で5選 新区割り、支持者獲得に成功

 自民前職の小里泰弘さんが与党の組織力を見せつけ5回目の当選を果たした。希望前職、野間健さんと共産新人、山口勇太さんは及ばなかった。

 小里さんは、区割り変更に伴い旧4区から3区に転じ、父の故貞利・元労相以来の最大地盤だった霧島市を失った。新3区の最大票田・薩摩川内市は野間さんの地盤で当初は浸透に苦しんだが、かつて野間さんを支援していた同市の岩切秀雄市長が小里さんの後援会長として顔を見せると流れは変化。野間さん側から小里さん側に流れる支援者が続いた。市内で報告会、つじ立ちを繰り返し、農政連など自民の支持団体を固めていった。

 前回は無所属で当選した野間さんは、希望から立候補し3回目の当選を目指した。しかし、党の支持自体が伸び悩んで、波に乗り切れなかった。地盤とする薩摩川内市が切り崩される一方で、小里さんが知名度で勝る旧4区の自治体で、浸透にてこずった。

 山口さんは原発の即時停止や護憲を訴えたが出馬表明が9月末と遅く、支持が広がらなかった。【降旗英峰】

 ◆2区

 ◇金子さん、盤石3選 新人3人及ばず

 自民の支持団体や、自身の後援会など固い支持基盤に支えられた自民前職の金子万寿夫さんが3選を果たした。無所属の林健二さん、共産の祝迫光治さん、希望の斎藤佳代さん--の新人3人は及ばなかった。

 長く県議を務めた金子さんは、自身のライフワークでもある「地方創生」を選挙戦で訴えながら、自公政権が進めてきた経済政策の成果を強調。区割り見直しで南薩地区が加わり、南北540キロに広がった新選挙区を精力的に回り浸透した。農政連や医師連盟など多くの団体の支援も受け、序盤から優位に選挙戦を進めた。

 自民を離党して臨んだ林さんは、離島の医療環境整備などを柱に世代交代をアピールしたが、知名度不足が響いた。共産の祝迫さんは消費税増税反対などを主張したが及ばなかった。斎藤さんは子育て支援や格差是正などを訴えたが、希望からの立候補が公示直前に決まるなど、準備不足を立て直せなかった。【田中韻】

5417チバQ:2017/10/29(日) 20:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk46010363000c.html
<2017衆院選かごしま>自民3議席、立憲1議席奪う(その2止) /鹿児島
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆4区

 ◇森山さん、安定6選 野呂さん追い上げ及ばず

 厚い保守地盤に支えられた自民前職の森山裕さんが終始安定した戦いで、社民新人の野呂正和さんを破り6回目の当選を果たした。

 区割り見直しで旧5区に霧島市が加わった選挙区。大票田・霧島市での知名度が心配されたが、3区に回った自民前職の小里泰弘さんの支持票を手堅くまとめ、無党派層の取り込みを図った野呂さんの追い上げをかわした。

 党国会対策委員長や県連会長として選挙区を空ける日が多かった森山さん。留守を預かった陣営は党支部組織や地方議員をフル稼働し、支持団体などの引き締めを徹底した。

 野呂さんは共産党などの支援を受け、護憲や年金問題、格差と貧困解消などを中心に訴えたが、支持は広がらなかった。【新開良一】

 ◇宮路さんが当選 比例九州、定数減で転出

 比例代表九州ブロックに単独立候補した自民前職の宮路拓馬さんが、2回目の当選を果たした。

 宮路さんは2014年の前回衆院選で旧鹿児島3区で落選したが、比例復活し初当選した。区割り変更に伴って県内小選挙区が1減したため、衆院議員が5人いた党内で候補者調整をした結果、宮路さんが比例に回ることが7月に決まった。

 自民県連は、党本部に宮路さんを比例名簿上位で処遇するよう求めた結果、九州ブロックで単独2位とされた。

 選挙期間中、宮路さんは他の自民候補の応援で、県内を回っていた。

 県内では小選挙区立候補者13人のうち、8人が比例と重複立候補していた。【小畑英介】

 ◇投票用紙、1人に2枚 霧島市選管が交付ミス 期日前

 県選管は22日、霧島市役所で21日に期日前投票をした有権者1人に、誤って小選挙区の投票用紙を2枚交付したと発表した。

 県選管と霧島市選管によると、21日午前11時ごろ、本人と家族の2人分の名前が書かれた宣誓書を提出した有権者1人に、小選挙区の投票用紙を2枚交付した。有権者は家族分も投票できると思い、そのまま2票投じたという。投票所が混雑していたため、本人確認がおろそかになったのが原因という。いずれも有効票として扱われる。

 比例代表と最高裁裁判官国民審査の投票用紙交付の際、担当者が家族がいないことに気づき、比例と国民審査は1枚ずつ交付した。【杣谷健太】

 ◇期日前投票、過去最高 前回比14万754人増

 県選管は22日、衆院選の期日前投票者数(小選挙区)を発表した。11〜21日に32万8886人が投票し、2014年の前回衆院選と比べ、14万754人増えた。選挙人名簿登録者数に占める割合(期日前投票率)は23.81%で初めて20%を超え、過去最高となった。

 小選挙区別の投票者数は、1区=6万1641人(期日前投票率17.07%)▽2区=8万4938人(同24.35%)▽3区=9万3828人(同28.38%)▽4区=8万8479人(同25.98%)--だった。

 これまでの衆院選の期日前投票率は、2009年の16.59%が最高だった。【小畑英介】

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森山裕(もりやま・ひろし) 72 自[石]前(6)

 党国対委員長[歴]鹿児島市議長▽参院議員▽副財務相▽農相▽日新高=[公]W

5418チバQ:2017/10/29(日) 20:58:01
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_kagoshima/article/368244/
立民川内氏返り咲き 鹿児島1区 自民は火種残す
2017年10月24日 06時00分
6選を決め、支持者とともに万歳する川内博史氏(中央)=23日未明
6選を決め、支持者とともに万歳する川内博史氏(中央)=23日未明
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 22日投開票された衆院選で、鹿児島県の4小選挙区の2〜4区で自民前職が当選、1区で立憲民主元職が議席を獲得し、自民独占を阻んだ。区割り変更に伴う定数1減で行われた初の選挙で、激戦が展開された。

 前職同士がしのぎを削った3区は、自民の小里泰弘氏(59)が希望の野間健氏(59)に競り勝ち5選。野間氏は比例復活もかなわず「敗因は私の力不足。今後も地域に根を下ろしていく」と再起を誓った。希望の九州唯一の結党メンバーだったが、全国的な希望の失速に苦戦を強いられた。選挙カーの希望の看板を外し、草の根で戦ったが及ばなかった。野間氏は「希望への民進合流を巡って分裂し非自民の受け皿にならなかった」と肩を落とした。

 4区は自民前職の森山裕氏(72)が盤石の強さで6選。森山氏は「第1次産業を発展させる政策を具体的に進めていく」と語った。2区は自民前職の金子万寿夫氏(70)が全市町村で差をつけ、3選を果たした。

 1区は立憲民主元職の川内博史氏(55)が自民新人の保岡宏武氏(44)との激戦を制し、3期ぶりに返り咲いた。保岡氏は公示直前に引退した元法相の父、興治氏(78)の地盤を継いだが、世襲批判も響いた。宏武氏は今後も「1区から挑戦したい」と述べた。比例九州ブロック単独候補で当選した自民前職の宮路拓馬氏(37)も「次は1区で出馬したい」と意欲を示しており、火種を残した形だ。

=2017/10/24付 西日本新聞朝刊=

5419チバQ:2017/10/29(日) 20:58:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk46010251000c.html
<2017衆院選かごしま>選挙を振り返る /鹿児島
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選で、県内の小選挙区は2〜4区で自民が勝利し、1区で立憲が議席を獲得した。選挙戦を制した候補者たちは支持者らと当選を喜び合い、今後の国会活動に向け思いを新たにした。共同通信社の出口調査結果などとともに選挙戦を振り返った。

 ◇1区 「みんなの生活向上を」政権批判層受け皿に 立憲川内・博史氏

 「県民の、草の根の民主主義を求める強い思いが結集した」。自民新人の保岡宏武氏を1868票差で破り、2009年以来6回目の当選を決めた川内博史氏は強調した。

 23日午前0時40分過ぎ、当選確実の知らせを受けた川内氏が鹿児島市内の事務所に姿を現すと、「ひろし」コールがわき起こった。涙する支援者一人一人と抱き合い握手を交わした川内さんは、報道陣の取材に「再分配政策をしっかりすることが、みんなの生活向上につながる」と述べ、格差是正や労働環境の充実などに意気込んだ。

 川内氏は、「独断的政治」などと安倍政権を批判し、政権批判票の獲得に努めた。出口調査によると、「安倍首相を信頼していない」と答えた有権者の約7割から支持を得て政権批判層の受け皿となった。支持政党別でも立憲、社民の約9割、共産、民進の約8割、無党派層の約6割の支持を得たほか、公明の約4割にも食い込んだ。

 保岡氏は23日、「現有5議席を守る責任を果たせず、おわびしようもありません」と集まった支持者に頭を下げた。今後については「頂いたご支援に報いる」と国政に再挑戦する意向を明らかにした。【杣谷健太、田中韻】

 ◇2区 「郷土に景気と成長」自民支持層が8割以上 自民・金子万寿夫氏

 3回目の当選を果たした自民前職の金子万寿夫氏は22日夜、鹿児島市の事務所で支援者らと当選を喜び、「奄美の世界自然遺産登録を控えるなど、今が勝負の時。郷土のすみずみに景気回復と持続的成長をもたらす」と決意を新たにした。

 区割り見直しで広がった新選挙区をくまなく回って浸透を図り、自公政権の実績を強調。新人3人を引き離しての勝利となった。

 出口調査結果によると、金子氏は自民支持層の8割以上に支えられ、公明支持層の6割以上を固めた。20〜70代以上の各年代から他の3候補を上回る支持を得た他、女性票の約半数をつかんだ。【田中韻、神田和明】

 ◇3区 「約束したことはやる」自民層9割、公明層7割が支持 自民・小里泰弘氏

 自民前職の小里泰弘氏が、与党の友好組織を基盤に支持を広げ5回目の当選を果たした。小里氏は「選挙戦で約束したことを、しっかりと東京で身を入れてやっていきたい」と抱負を述べた。

 区割り変更で地盤の霧島市を失った小里氏。3区の最大票田で、2014年の前回衆院選で自民候補が野間健氏に約1万7000票差をつけられた薩摩川内市での戦いが課題だった。

 小里氏は、かつて野間氏を支援した岩切秀雄市長や県議らを味方につけた。選挙戦は商工政治連盟など支持組織伝いに企業も回り、得票は同市で約6000票差まで野間氏に迫るなど旧3区で競り、旧4区で圧倒した。

 「岩に生爪たててはい上がる」。集会で悲壮感を訴え続けた小里氏は、当選を決めると「霧島を離れて戦うのは不安だったが、新地域で同志に導きをいただいた」と感謝を口にした。【降旗英峰、林壮一郎】

 ◇4区 「引き続き責任果たす」野党、無党派層も一定支持 自民・森山裕氏

 6回目の当選を果たした自民前職の森山裕氏は22日夜、党本部で当選の報を受けた。多くの支援者が集まった鹿屋市の事務所とネット回線で結んだテレビを通じて「引き続き政権与党の国会対策委員長として責任を果たしていきたい」と喜びと決意を語った。

 森山氏は、旧5区と区割り見直しで新たに加わった霧島市の保守票を手堅く守り、共産との候補一本化で臨んだ社民新人を寄せ付けず大勝した。

 出口調査結果によると、森山氏は自民支持層の9割以上をまとめる一方、野党支持層や無党派層にも一定の支持を広げた。10代から70代以上の各年代でもすべて社民新人を上回った。【新開良一】

5420チバQ:2017/10/29(日) 21:02:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk40010219000c.html
<2017衆院選ふくおか>自民、全選挙区で勝利 希望・立憲、及ばず(その1) /福岡
10月23日 00:00毎日新聞

 県内11選挙区に6党と諸派、無所属の計33人が立候補した衆院選は22日投票され、自民の前職11人全員が勝利し、前回、前々回に続き県内の全小選挙区を自民が独占した。希望元職と共産前職は比例九州ブロックで復活当選し、立憲も元職が比例復活を確実にした。

 野党再編で「自民・公明」「希望・維新」「共産・立憲・社民」の3極を軸に展開された今回の選挙戦。県内では7選挙区で三つどもえの戦いとなった。このうち2、9、10区は自民と希望による激戦となったが、安倍政権への批判票が分散した形となり、最後は組織力に勝る自民が突き放した。

 民進出身の5人を含む新人と元職、前職計7人を擁立した希望、前職・新人計9人を立てた共産は、ともに選挙区では当選圏に届かなかった。立憲は自民と一騎打ちとなった3区で善戦した。希望の推薦を受けた4区の維新前職と、前回に続き共産と共闘した11区の社民新人は伸び悩んだ。【西嶋正法】

 ◆2区

 ◇鬼木さん、薄氷3選 稲富さん、保守地盤崩せず

 自民前職の鬼木誠さん(45)が、3度目の対決となった希望元職の稲富修二さん(47)らとの激戦を制して3選を決めた。組織的な選挙戦を展開し、順調に票を伸ばした。稲富さんは比例で復活当選した。

 当初劣勢が伝えられていた鬼木さんは、地盤を引き継いだ山崎拓・元党副総裁を選挙対策本部長に迎え、全面支援を受けた自公の地方議員の後援会組織をフル稼働させ、全45校区で演説会を開催。「PM2・5の抜本対策に取り組んだ」と環境政務官としての実績を強調する一方、自公政権の継続を訴えた。

 2012、14年と苦杯をなめた稲富さんは背水の陣で挑んだ。浪人中はほぼ毎日、早朝から夜遅くまで街頭に立ち、2大政党の必要性を訴える一方、自民支持の企業や団体を回り、票の掘り起こしを図った。教育の充実を掲げ「どんな家庭環境でもすべての子どもが教育を受けられる国にしたい」と唱えるなど「希望色」を出さずに個人への支持を訴え続けた。終盤は小池百合子代表の応援を受けるなどテコ入れを試みたが、希望への期待の失速が大きかった。

 共産新人の松尾律子さん(45)は「安倍1強政治」を批判したが、伸び悩んだ。【合田月美】

 ◆1区

 ◇井上さん、結束3選 保守票まとめ、乱立追い風

 自民前職の井上貴博さん(55)が着実に票を積み上げ、立憲元職の山本剛正さん(45)らを破り、3選を決めた。井上さんは保守票をまとめ、政権批判もかわした。山本さんは野党乱立も影響した。

 井上さんは、大胆な規制緩和で民間投資を呼び込む国家戦略特区に福岡市が指定されたことで「経済効果が生まれている」などと訴えた。地盤の博多区に加えて東区にも足しげく通い、前回2014年の自民分裂で割れた保守票をまとめた。

 民進の希望の党への合流が決まると、陣営からは野党候補の一本化が加速すると危惧の声も漏れたが、希望による「選別と排除」の混乱などで野党候補が乱立。安倍政権への批判票が分散したのも好材料となった。

 希望の1区での公認を得られず、公示直前に立憲から出馬を決めた山本さんは「人口減少に歯止めをかける若年世代への支援」や「将来不安のない社会保障」を重点的に訴え、無党派層にも浸透したが、及ばなかった。

 支持母体を持たない希望新人の石井英俊さん(41)は争点を「消費増税の凍結」に絞って街頭演説を繰り返したが、伸び悩んだ。共産新人の立川孝彦さん(66)は憲法9条改正反対などで比例票の上積みも目指して戦った。【蓬田正志】

 ◆3区

 ◇古賀さん、着実3選 山内さん、支持拡大できず

 自民と立憲の一騎打ちは自民前職の古賀篤さん(45)が立憲元職の山内康一さん(44)を退け、3選を確実にした。古賀さんは分厚い支持基盤を背景に終始優位に戦いを進めた。山内さんは比例での復活当選を確実にした。

 古賀さんは2期5年の実績を強調する一方で、幼児教育の無償化や「地域社会を持続可能にするために必要」と民生委員や保護司制度などの拡充を訴えた。2年後の消費税率アップについては「野党も介護、教育の充実化を言っているが、財源を示さないのは無責任」と主張。推薦団体の支援を受けて幅広い層から支持を集めた。

 希望に「排除」され立憲から立候補した山内さんは草の根選挙を展開。「政治を私物化し、子供の貧困を生んだ安倍政治を止めよう」と訴え、連合福岡や共産の支援を受けて支持拡大を図ったが、及ばなかった。【柴田種明】

5421チバQ:2017/10/29(日) 21:02:34
 ◆4区

 ◇宮内さん、安定3選 河野さん、改革訴えるも埋没

 自民前職の宮内秀樹さん(55)が幅広い支持を集め、維新前職の河野正美さん(56)らを破って3選を果たした。宮内さんは公明のほか農政連や商工会などの推薦を受け、終始優位な戦いで議席を守った。河野さんは支持に広がりを欠いた。

 宮内さんは、安倍政権を信任するかどうかが争点と位置づけて選挙戦を展開。熊本地震の復旧活動や無電柱化の立法化、世界遺産登録実現などの実績を強調。「日本を元気に明るく」とアベノミクス継続による経済活性化や「即戦力」を訴え支持を得た。

 河野さんは希望の推薦を受け、消費税を凍結し議員報酬削減など身を切る改革を訴えたが、自公の補完勢力とみられて埋没し伸び悩んだ。

 共産新人の新留清隆さん(62)は安倍政権を打倒し、消費増税阻止や原発ゼロなどを訴えたが及ばなかった。【前田敏郎】

 ◆5区

 ◇原田さん、貫禄8選 楠田さん、浸透しきれず

 自民前職の原田義昭さん(73)が、希望元職、楠田大蔵さん(42)らを降し、8選を果たした。原田さんは希望の登場に危機感を強め、農政連など厚い保守地盤を引き締めた。楠田さんは無党派層へ浸透しきれなかった。

 原田さんは企業朝礼などをこまめに回り、市町ごとの決起大会も組んで「誇りある国家、活力ある経済の推進」などを訴えた。新たに編入された福岡市南区では県議、市議の後援会員にはがきで区割り変更を知らせ投票を呼びかけた。

 楠田さんは、軽ワゴン車で豪雨災害の被災地に入りボランティアをしたことなど若さと行動力を強調。労働組合や古賀之士参院議員らの応援で「緊張感のある、政権交代可能な政治の実現」を訴えたが、伸び悩んだ。

 3回目の共産新人、田中陽二さん(61)は立憲、社民の支持層へも食い込んだが及ばなかった。【勝野昭龍】

 ◆8区

 ◇麻生さん大差 知名度、組織力で13選

 副総理兼財務相の自民前職、麻生太郎さん(77)が高い知名度に支えられ、国政初挑戦の共産新人、宮嶋つや子さん(66)に大差をつけて13回目の当選を果たした。

 安倍内閣の重要閣僚で派閥のトップでもある麻生さんは、公示の10日に選挙区をくまなく回った後は地元を離れ、経済対話のための訪米を挟んで全国を遊説。不在の本人に代わって選挙カーには家族が乗り支持を訴えた。

 選挙戦は前回に続いて共産新人との一騎打ち。一部に楽観ムードも漂ったが、陣営は「立派な得票で当選を」と、投票率アップの呼びかけに最後まで力を注いだ。

 直前まで飯塚市議だった宮嶋さんは、市外での知名度が課題となった。改憲反対や消費増税の阻止、森友・加計問題の徹底解明などを柱に、政権批判を繰り返したが及ばなかった。【平山千里】

 ◆11区

 ◇武田さん盤石6選 組織戦で票を積み上げ

 自民前職の武田良太さん(49)が安定した戦いで、希望新人の村上智信さん(48)、社民新人の竹内信昭さん(64)を破り、6選を果たした。武田さんは組織戦で票を積み上げた。草の根選挙の村上さんは支持を伸ばせなかった。

 党幹事長特別補佐を務める武田さんは、他候補の応援で飛び回り、公示後の地元入りは2日間のみ。だが、11区内全15市町村の世話人会を開いて地盤を固め、地元の田川市郡では各自治体の首長を選対本部長に迎えて盤石の態勢で臨んだ。多くの企業・団体の推薦に加え、後援会がフル活動して差を広げた。

 村上さんは公示直前に希望公認を得て国政に初挑戦した。経産省での経験などを訴えたが、知名度不足や党の失速が響いた。

 県内唯一の社民候補の竹内さんは野党共闘を掲げ、共産の支援を得たが、支持に広がりを欠いた。【斎藤毅】

5422チバQ:2017/10/29(日) 21:04:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk40010228000c.html
<2017衆院選ふくおか>自民、全選挙区で勝利 希望・立憲、及ばず(その2止) /福岡
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆6区

 ◇鳩山さん、一丸再選 県連と和解、組織固める

 自民前職の鳩山二郎さん(38)が固い組織力で再選を果たした。

 鳩山さんは、保守分裂選挙となった昨秋の補選で対立した自民県連と解散直前に和解。党一丸となって戦う態勢を整えた。地域に張り巡らせた後援会組織を基盤に、企業や団体を精力的に回った。

 個人演説会などでは大川市長時代の経験を交え「地方創生を確実なものにし、農林業を守る」と訴えた。補選で対立した地元県議も選対に加わり、鳩山さんを推薦した県農政連の強力な後押しを受け戦いを優位に進めた。

 無所属新人の新井富美子さん(50)は、民進の方針に従い希望から出馬しようとしたが公認を得られなかった。社会保障の充実や憲法9条の維持を訴え、党派を超えた支持獲得を目指した。しかし元々強固な後援会組織がなく、選挙態勢を整えるのも遅れ、浸透しきれなかった。

 共産新人の小林解子さん(37)は安保法制廃止などを訴えたが及ばず、幸福新人の西原忠弘さん(62)は支持が広がらなかった。【高芝菜穂子】

 ◆10区

 ◇接戦、山本幸さん8選 城井さん・田村さん降す

 昨年8月に初入閣し、国家戦略特区を担う地方創生担当相を1年間務めた自民前職、山本幸三さん(69)が8選。希望元職の城井崇さん(44)は及ばなかった。共産前職の田村貴昭さん(56)は比例で復活当選した。

 山本さんは山口県下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」の9年ぶりの事業復活や、3月発表の公示地価で北九州市の商業地が24年ぶりに上昇に転じたことなどを訴え、自公政権により地元経済が回復基調にあると印象づけ支持を集めた。

 選挙戦序盤は、内閣支持率の急降下を招いた特区を巡る加計学園の獣医学部新設問題について当時の担当相として「何ら問題はない」と強気の演説をしたが、報道各社の情勢調査で接戦が伝えられると、経済政策に訴えの軸足を移した。

 一方、城井さんは、希望の小池百合子代表の「排除」発言以降は逆風にさらされ、陣営幹部からは「無所属で出馬した方が票を集められた」と公認を悔やむ声も漏れた。中盤以降は、3人の子育てをしながら精力的に地域を回り、住民の声を拾い上げてきた「個人」の地道な政治活動を強調し、政党色を薄めることに腐心した。

 田村さんは北九州市内に加え、九州各地でも比例票の上積みを図った。【比嘉洋】

 ◆9区

 ◇激戦、三原さん8選 緒方さん・真島さん実らず

 自民前職の三原朝彦さん(70)が8選を決めた。希望前職の緒方林太郎さん(44)は党への失望感が響き、共産前職の真島省三さん(54)は支持を拡大できなかった。

 三原さんは「地方にある特色ある企業を伸ばす」などと訴え、多くの企業・団体の推薦を受けた。地元の自民系市議・県議の協力を得たほか、後援会も活発な活動を繰り広げ、堅実に票を固めた。選挙戦中盤には陣営に楽観ムードも流れたが、選対幹部は「相手候補はすぐ後ろだ」と引き締めを図り、公明との連携も強化。「比例は公明」と強くアピールし、公明支持層も手堅くまとめた。

 民進党の県連代表を務めていた緒方さんは「組織の決定だ」として希望に合流し、「公平・公正でクリーンな政治を実現する」と訴えた。国会質問などによる知名度の高さを生かしつつ、徹底的な地域回りを重ねて前回選の約1万6000票差の逆転を狙った。ただ、有権者の希望の党への失望感を最後までぬぐえず、共産などとの野党共闘が実らなかったのも響き、及ばなかった。

 真島さんは消費増税への反対や、森友・加計学園の問題への追及を訴えたが、十分に票を伸ばすことができなかった。【井上卓也】

5423チバQ:2017/10/29(日) 21:04:29
 ◆7区

 ◇藤丸さん圧倒3選 強固な保守地盤生かし

 自民前職の藤丸敏さん(57)は強固な地盤と圧倒的な知名度を生かして3選を果たした。元自民党幹事長の古賀誠氏から受け継いだ後援会などによって、組織票を早い段階からしっかりまとめた。

 選挙戦では防衛政務官など2期4年10カ月の実績を強調。道路や港をさらに充実させていくことを訴え、無党派層にも支持を広げた。希望の動きをけん制しながらも、序盤から「自分の戦い」を貫いた。

 希望新人の原圭助さん(39)は、選挙区の大牟田市に移って約3カ月での選挙戦。民進時代から掲げた「格差是正」を強く訴えたが、有権者の新党への戸惑いとともに大幅な出遅れによる知名度の低さが響いた。

 共産新人の江口学さん(43)は、安倍政権の退陣を強く求めたが、与党への批判票を十分に取り込めなかった。【井上和也】

 ◇県平均投票率53.31% 96年以降2番目の低さ

 小選挙区の県平均の投票率は53・31%だった。前回2014年を4・5ポイント上回ったものの、小選挙区制となった1996年以降で2番目の低さとなった。選挙区別で最高は11区の56・66%、最低は1区の47・92%だった。

 安倍政権の継続の是非が最大の争点となった今回の選挙戦。新党の誕生もあり有権者の関心は一定程度高まったが、野党の分散で「政権選択」の色合いが薄れたこともあり、50%台前半にとどまったとみられる。一方、期日前投票者数は81万3515人と前回を30万人強上回り、過去最高だった。

 県内の衆院選投票率は72年以降、7回続けて70%台だったが、93年に66・71%に低下。その後、96年58・65%▽2000年61・18%▽03年58・34%--と60%前後で推移し、郵政選挙の05年は66・63%、政権選択選挙の09年は68・77%と盛り返した。

 しかし「第三極」が台頭した12年は57・34%にとどまり、14年は戦後最低の48・81%と低迷した。【西嶋正法】

5424チバQ:2017/10/29(日) 21:05:24
http://yamagata-np.jp/news/201710/24/kj_2017102400542.php
決戦の軌跡(1)議席独占の自民 批判分散敵失での大勝
2017年10月24日 10:57
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 突然の解散で幕を開けた衆院選。安倍政権の継続の是非などが問われた総選挙は、民進党と希望の党の合流・分裂を巡る混乱で野党共闘が崩れ、県内3小選挙区で自民が全議席を独占した。本県の非自民候補は選挙区と比例東北で議席を獲得できなかった。決戦の足跡を検証する。(文中敬称略)

 万歳が繰り返され、拍手がやまない。激戦となった県2区の鈴木憲和は、その歓喜の中で声を張った。「1区から3区まで、ぶれずに地域の将来を考え、今後やるべきことを真っすぐに訴えた。勝利はその結果だ」。党県連会長として臨む初の国政選挙を最高の形で終えた充実感がにじんだ。

 県内各小選挙区では、当初、民進で出馬予定だった候補が相次いで希望の公認を獲た。鈴木を含め、1区遠藤利明、3区加藤鮎子の3人は得体の知れない「希望の風」を意識しながら、選挙戦に突入した。2区では2003年以降、比例復活を含め議席を守ってきた近藤洋介が希望公認候補として出馬。競り合う展開から1万7千票余りの差を付けて振り切り、復活も許さなかった。戦いを制した鈴木の横顔からは、その高揚感も見て取れた。

 鈴木は各候補が自らの訴えを貫くことを「一致団結」と表現した。3人が10万以上の得票で小選挙区の議席を独占した結果を踏まえ、「(だからこそ)党への批判をしっかり受け止め、より謙虚な気持ちで多様な意見を聞くべきだ。山形のため3人でスクラムを組んで頑張る」と強調した。

 ベテランの遠藤は当選回数がまだ浅い鈴木と加藤を気に掛けていた。「自分の所はいい。とにかく2区と3区を頼む」。解散直後、遠藤は後輩たちへの支援を党総裁の首相安倍晋三や党選対委員長塩谷立に願い出た。希望を率いる都知事小池百合子とは、当選同期で旧知の仲。終盤の失速はうれしい誤算だったが「小池はまだ何か仕掛けてくる」と警戒してのことだった。

 遠藤は五輪組織委員会の用務で地元を空けることが多く、新人とはいえ、着々と準備を進める希望候補の動きに不安を抱いていたが、積極的に2人の支援に動いた。中選挙区時代の縁で、遠藤の支援者も多い2区で側面支援に徹し、鶴岡市長選で自民系の現職が敗れ、心配の種が増えた3区には何度も足を運んだ。

 党は全国で閣僚級などを投入する“空中戦”を展開。重点区とした2、3区には、首相安倍や抜群の人気を誇る党筆頭副幹事長小泉進次郎が入った。小泉は同世代で、個人的にも親しい鈴木、加藤のため終盤で複数回来県し、共に街頭に立ってマイクを握った。加藤は来援による効果もあり、リードを広げて父・故紘一から受け継いだ地盤の堅さを示した。加藤は「父が残してくれたものの根本は、地元の皆さんの長く堅い支援。今後も信頼関係を築いていく」と語った。

 自民は昨夏の参院選で野党連合に大敗を喫し、1月の知事選は不戦敗に終わった。遠藤は今回の完勝に「参院選での汚名返上はできたと思う。しかし、敵のエラーでの大勝」と指摘した。自民への批判票の受け皿が、希望や立憲民主に分散したことも勝因の一つと言える。野党再編の動きは今後も予想される。高い組織力と厚い地盤を誇った自民だが、常に盤石な状況ではない。再来年に統一地方選や参院選を控える中、今後、敵失の有無にかかわらず、県民からの真の信任を得られるかが試される。

5425チバQ:2017/10/29(日) 21:06:11
http://yamagata-np.jp/news/201710/25/kj_2017102500570.php?keyword=%E6%B1%BA%E6%88%A6%E3%81%AE%E8%BB%8C%E8%B7%A1
決戦の軌跡(2)翻弄された民進系 「希望」裏目、連携に狂い
2017年10月25日 13:57
衆院選へ結束を確認した民進党県連、社民党県連、連合山形による三者協議。この直後に起きた「合流劇」に野党連携の枠組みは大きく揺らいだ=9月、山形市
衆院選へ結束を確認した民進党県連、社民党県連、連合山形による三者協議。この直後に起きた「合流劇」に野党連携の枠組みは大きく揺らいだ=9月、山形市
 県内3小選挙区で、最も当落の判定がもつれた県2区。希望前職・近藤洋介の選挙事務所は、伝わる劣勢に、重苦しさと同時にむなしさにも似た空気に包まれた。「(希望代表の)小池(百合子)のせいだ。それに尽きる」。陣営関係者の恨み節が漏れる中、22日午後10時半すぎに相手候補の当選確実の一報が流れた。近藤は関係者の思いを代弁するように頭を下げた。「想像を超える混乱があった。有権者の思いをつかめなかった」

 民進と希望の合流は、本県にとって、野党連携の「完成形」を目指して臨戦態勢に入った矢先の衝撃だった。見据えていたのは、昨夏の参院選県選挙区で党派を超えて支えた野党統一候補の舟山康江が自民に快勝した成功体験だ。この形を再現すれば、少なくとも県2区、県3区は自民前職を上回る、との計算もあった。突然の合流で社民県連、連合山形傘下の自治労系の動きは鈍化した。関係者が「山形方式」とする枠組みは、時間の経過とともに歯車が狂い、最後までかみ合うことはなかった。

 近藤と県1区の新人・荒井寛、県3区の元職・阿部寿一には、野党勢力の結集が可能な無所属での出馬という選択肢もあった。支援者の根強い勧めがありながら、悩んだ末に3人が決断したのは希望への公認申請。民進代表前原誠司の「政権交代可能な二大政党制をつくる」との言葉を信じた。3人が一体となることで「山形から希望の風を起こす」という戦略も描いた。

 希望に向けられた目は想像以上に厳しかった。小池の言動や希望の公約を巡り、釈明に時間を費やさざるを得なくなった。希望入りを疑問視する支持者に近藤は「確かに(希望は)一夜城かもしれない。その城に自分たち経験者が乗り込み、しっかりとかじ取りをする」と理解を求めた。県1区の陣営関係者は選挙戦終盤に入っても好感触をつかめず「こんなに“冷たい風”は初めてだ。運動をすればするほど票が逃げる感覚」と嘆いた。

 これまでのように草の根運動をしても熱気は高まらない。県1〜3区の総合選対本部長を務めた舟山は、力不足を認めた上で「中央政界の動きにのみ込まれた。政策論争が話題にならず、小池さんの評価が先行して私たちの訴えがかき消された」と悔やんだ。小池が持ち出した「排除の論理」は足かせとなった。野党連携はあらゆる支援者を巻き込まなければ成立しない。「排除をしていたら力は結集できない」(近藤)との悪循環に陥った。

 民進県連は3年前の前回選以降、地方議員を増やし組織力強化に努めてきた。合流を巡る混乱に翻弄(ほんろう)された末に待っていたのは、近藤が2003年から守ってきた議席をも失う惨敗だった。所属議員は、中央レベルの協議を見守って自身の対応を決める考えだが、立ち直ろうにも先行きは全く見通せない。

 台風の中、投開票日の翌朝につじ立ちをした近藤は、非自民の地方組織に関し「舟山参院議員がいるし、私も一定の役割はあると思う。応援してくれた地方議員と相談し、連携を取りたい」。再起への思いを口にした。(敬称略)

5426チバQ:2017/10/29(日) 21:06:28
http://yamagata-np.jp/news/201710/26/kj_2017102600581.php
決戦の軌跡(3)崩れた野党共闘 反発の共産、当惑の社民
2017年10月26日 09:49
共産、社民両党の県組織などと市民連合やまがたによる懇談会。希望と民進の合流で野党共闘は崩れた=5日、山形市
共産、社民両党の県組織などと市民連合やまがたによる懇談会。希望と民進の合流で野党共闘は崩れた=5日、山形市
 民進、希望の合流で野党共闘が崩壊し、共産、社民は戦略の転換を迫られた。共産は、県内3小選挙区に出馬した民進系3候補が希望入りしたことに強く反発し、独自候補擁立にかじを切った。社民は当惑の末に自主投票を選択した。安倍政権打倒を掲げながらも違う道を歩み、県内3小選挙区議席の自民独占、比例東北での苦戦に行き着いた。

 衆院選公示が迫る5日夜、山形市内で共産、社民、新社会各党県組織の代表者が顔をそろえた。野党共闘の実現を求める「市民連合やまがた」との懇談会に臨んだ。共産県委員長本間和也は、安全保障関連法を容認する希望との協力を否定し「希望を選んだことが間違いだったと結果で示す」と力を込めた。

 共産は、前回選で激戦だった県2区、県3区の候補者取り下げが視野にあった。共産候補が両選挙区で獲得した1万票余りを加えれば自民に逆転可能―との認識だった。共同戦線は目前だったが、民進系候補がそろって希望公認を得たことで破綻した。

 共産、社民は比例票で支持拡大を狙った。合流を巡る民進の分裂で立憲民主が登場し、政権批判票が分散した。県内で立憲民主、希望、共産、社民の比例票は計約29万票。自民、公明を上回った。立民というリベラル系受け皿の登場で共産は前回より1万票以上減らし、比例東北で獲得したのは1議席。社民は議席圏内からはじきだされた。

 「希望からの出馬は完全な判断ミスだった」。厳しい結果を前に、本間は民進系候補の決断に苦言を呈した。「野党共闘が実現していれば、自民の3議席独占を許すことはなかったはずだ」と悔しがった。

 社民の苦悩は共産よりも深刻だった。昨秋に県1区で候補者擁立を模索したが、民進との連携を重視し見送った。民進系3候補への「支持」を決め、培ってきた民進、社民、連合山形の枠組みの維持・発展で衆院選に臨もうとした。

 野党連携で比例票を伸ばす―。社民の目算は一変した。改憲、安保法制容認を掲げる希望とは、理念の違いが明らかだった。民進系候補が希望入りを決めると、自主投票を選んだ。社民県連代表高橋啓介は、昨夏の参院選で結んだ民進、連合山形との協力が「難しくなった」と吐露した。

 民進系候補と政策協定を結んだ社民系の県平和センター、自治労県本部が自主投票としたのは必然だった。これまでの歩みを重視して独自に支援した関係者もいたが、「自主投票が組織力低下につながるのではないか」(県平和センター幹部)「安倍政権打倒で民進系候補者を支援する」(米沢市職労幹部)との不協和音が組織内に響いた。

 選挙期間中の15日、山形市内で開いた社民の会合で、高橋は希望の3候補の名前を出すことなく「選挙区は配慮してほしい」と述べるにとどめた。会場内では安倍政権批判とともに希望批判も噴き出した。厳しい結果に、党内では「結果論だが、独自候補を出しておけば良かった」との声もささやかれた。

 県内野党が「山形方式」と称する協力関係はどこに向かうのか。本間は「今回の判断を反省し、市民と野党の共闘の側に帰ってくれば、(民進系候補と)共に戦う余地はある」と含みを持たせる。高橋も「友好関係にある民進県連、連合山形と話し合いたい」とするが、自主投票の判断で生まれたしこりを解消できるかは、これからだ。(敬称略)

5427チバQ:2017/10/29(日) 21:06:43
http://yamagata-np.jp/news/201710/27/kj_2017102700614.php
決戦の軌跡(4)加藤王国、再興へ 一騎打ち回避、保守結集
2017年10月27日 11:15
だるまに目を書き入れる加藤鮎子氏(中央)。加藤王国の再興を予感させた=22日、鶴岡市
だるまに目を書き入れる加藤鮎子氏(中央)。加藤王国の再興を予感させた=22日、鶴岡市
 県3区に出馬した自民・加藤鮎子の当選確実は22日午後8時すぎ、投票終了直後に報じられた。鶴岡市大東町の事務所には陣営幹部が十数人ほど。接戦を予想し、万歳はそう早い時間帯ではないとみていた。不意を突かれた格好の吉報に沸く支援者の後方で、鮎子の父・故紘一から支え続ける秘書がこうつぶやいた。「紘一先生のときと同じだ。それ以上かもしれない」。当選13回を重ね、「加藤王国」を築いた紘一の選挙速報と変わらぬスピードに手応えを口にした。

 総選挙に流れが一気に傾いた9月中旬、加藤鮎陣営は焦っていた。返り咲きを期す民進系の阿部寿一は、昨夏の参院選で野党統一候補として自民候補に圧勝した舟山康江の余勢を駆って戦いを挑んでくるからだ。

 加藤鮎が1488票差で辛勝した2014年の前回衆院選の民主(当時)と共産候補の得票を単純に足せば、分が悪い。保守分裂の前回と違い、阿部に共産が付くことを踏まえ「保守対革新」の訴えを強める構えだったが、選対の焦りを弱めるほどのインパクトはなく「1対1になれば危ない」との声が大勢を占めた。

 だが、中央からの風で構図に変化が生じた。推薦を得た民進をはじめ野党共闘で連携強化を進めてきた阿部が、希望の党公認を選択。結果的に共産候補が名乗りを上げ、一騎打ちは回避された。希望が浸透できるかどうか見極められない状況だったが、加藤鮎の選対に自信を取り戻させる契機になった。

 お膝元の鶴岡市で市長選・市議選(8日告示、15日投開票)が行われた特殊事情も重なった。3選を目指した前市長榎本政規と連携を強めた運動を展開。市政の転換を訴えた新人皆川治に1万1千票の大差で敗れた。加藤鮎、榎本双方の後援会組織が重なる選対は、市長選の敗北について、新文化会館を巡る一連の流れに批判が集中するとともに、市町村合併から12年が経過し地域の活力を見いだせない現状への不満が票差につながったと分析する。

 一方、定数32に対し34人が挑んだ市議選で当選した保守系議員20人の総得票は4万5千以上。選対は市長選を落とした痛手をばねに組織の締め付けを強めた結果、地元鶴岡で4万6321票を積み上げた。

 元酒田市長の阿部に対し、加藤鮎選対が序盤から当落の鍵とみていたのが新庄・最上の票だが、ふたを開ければ、8市町村全てで阿部を上回った。前回衆院選で阿部を後押しした元参院議員の岸宏一が16日に死去。阿部にとって大きな後ろ盾を欠いたことは少なからず影響したとみられる。

 保守の結集を訴え、再選を果たした加藤鮎。悩み抜いた末に希望入りを決断し敗れた阿部。快勝に沸いた加藤鮎の選対は、知名度のある阿部を下したことで「比例復活を許さなかったことが大きい。当面、(非自民の)有力な対抗馬を出すのは難しいのではないか」とする。加藤王国の再興へ、大きな勝利を手中に収めた。(敬称略)

5428チバQ:2017/10/29(日) 21:07:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201710/CK2017102602000130.html
【千葉】

<衆院選 民意はどこへ>(上) 自公連携「票バーター」も

2017年10月26日


21日の演説会で聴衆に支援を訴える自民前職の門山宏哲さん(右)と公明党県本部の富田茂之代表=千葉市のJR千葉駅前で
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 衆院選最終盤の二十一日、JR千葉駅前(千葉市中央区)では、自民、公明の支持者らで人だかりができた。1区に立候補した自民前職の門山宏哲さんは「公明党の皆さんに十二日間、大変お世話になった」と声を張り上げた。
 この直前、門山さんは、比例南関東ブロックの候補で公明党県本部代表の富田茂之さんらとの合同演説会に参加し、手を取り合って結束の強さをアピール。公明支持者らを握手攻めし、支援を訴えた。
 1区では、門山さんが、過去二回、選挙区で敗れてきた希望前職の田嶋要さんに千三百五十七票差で辛くも勝利した。田嶋さんの選対幹部は「公明は、自民に回す票の締め付けを非常に厳しくやっていると感じた」と悔しげに話した。
 自民党県連と公明党県本部は衆院解散前の九月二十三日、衆院選で連携する協定を結んだ。自民が十三小選挙区で計十三万票を公明の比例票に回し、公明は各選挙区の自民候補に計二十六万票を回す「票のバーター」で一致した。
 協定をもとに、各選挙区で両党の協力が強まった。公明幹部が、自民候補の支援集会だけでなく、選対会議に出席することも。比例復活を含め、自民候補十三人の全員当選を強力に後押しした。自民党県連の桜田義孝会長は「公明との連携が功を奏した」と満足げに語った。
 共同通信の出口調査結果からも、自公連携の効果がうかがえる。1区で公明支持者の八割弱が、門山さんに投票。2〜13区も、公明支持者の六割強〜九割弱が、自民候補に投票した。
 一方、無党派層の選挙区の投票先を分析すると、四割弱が自民候補に投票し、二割強が希望、二割が立民の候補にそれぞれ投票。野党候補が競合し、票が分散したこともうかがえる。
 自民圧勝の陰で注目されるのが、比例南関東ブロックの公明の県内得票の減少だ。同ブロックでの公明の県内得票は、二〇一四年の前回より四万五千八百七十五票減の三十一万六百二票。前回から一議席を減らし二議席にとどまった。
 公明党県本部の幹部は「自民との連携はうまくいったが、公明の得票に結び付かなかった。なぜここまで減ったのか。ちゃんと分析したい」と語った。
 衆院選で、自公は改憲の国会発議に必要な「三分の二超」を維持し、改憲論議が進む可能性がある。だが自公の間でも、改憲に対する意欲では、かなりの温度差がある。
 自民党県連の桜田会長は選挙後、県内の有権者から改憲に理解を得られたかについて「そう思う」と発言。一方、公明幹部は「選挙戦で改憲の論戦は深まっていない。たとえ国会で発議しても、国民の理解を得られないだろう」と述べ、自民の拙速な動きにクギを刺した。 (中山岳)

5429チバQ:2017/10/29(日) 21:07:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201710/CK2017102502000149.html
【千葉】

<衆院選 民意はどこへ>(上) 野党競合 自民に利

2017年10月25日


立憲民主党代表の枝野幸男さん(右)の応援を受け支持を呼び掛ける生方幸夫さん=松戸市で
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 今回の衆院選では、県内の十三小選挙区のうち、自民党が十二選挙区を制した。4区の比例復活を含めると、十三人の候補全員が当選する圧勝だった。政権批判票の受け皿となるはずの野党が分裂し、無所属を含め野党候補が競合したことが、自民に有利に働いた形だ。勝敗の分かれ目は何だったのかを振り返る。
 「憲法改正を『踏み絵』に使うなんて、個人の思想信条を犯している。憲法違反だ」
 衆院解散の九月二十八日、松戸市内の後援会事務所で6区元職の生方幸夫さんは気色ばんだ。民進党から出馬の予定だったが、希望の党への合流が決定。参加の条件として改憲への前向きな姿勢が重視されたからだ。
 翌二十九日、党代表の小池百合子東京都知事が民進から希望への合流を巡り、安全保障、憲法観で一致していない場合は「排除します」と発言した。
 生方さんは、リベラルな政治信条を排除するやり方は自分にはなじまないと考え、枝野幸男さんらが結党した立憲民主党から出馬することを決めた。
 公示翌日の十月十一日、生方さんは松戸駅西口で、党代表の枝野さんと街頭演説に臨んだ。近くで自民党筆頭副幹事長の小泉進次郎さんが笑顔で、鈴なりの聴衆に手を振っていた。
 予期せぬバッティング。だが枝野さんが政権批判を繰り広げると、人気者の小泉さんに負けない熱気に包まれた。「話をきちんと聞いてもらえる」。手応えを感じたという。
 立民がリベラル層に支持を浸透させていく一方で、希望に追い風は吹かなかった。希望候補の陣営からは「小池さんの排除発言からは完全に逆風ですよ」との声が漏れた。
 投票日が近づき、民進から希望に移った1区前職の田嶋要さんは駅頭で「みなさんが入れていただく一票は小池さんではなく、田嶋です」と、党よりも自分への支持を呼びかけるようになった。
 三回連続で選挙区で勝利してきた田嶋さんは今回、選挙区で敗北。比例復活を果たしたものの、改憲や安全保障などの希望の政策に拒絶反応は強く、「お怒りの有権者がたくさんいた」と肩を落とした。
 生方さんは選挙区で自民前職の渡辺博道さんに迫り、比例で返り咲いた。6区では、立民と共産の選挙協力が実現。共産は候補を取り下げ、選挙活動でも生方さんを支援した。選挙前に県内で民進、共産の候補者調整は進まなかったが、民進の分裂がリベラル勢力の接着剤になった。
 立民は追い風を受け、比例南関東ブロックで五議席を獲得。重複立候補していた神奈川県の複数候補が選挙区で勝利したため、生方さんら千葉県の候補が三議席を手にした。
 立民が躍進したとはいえ、自民に対し、複数の野党が競合している現状では政権交代への道のりは険しい。県内選挙区では今回、民進から立民に移った四候補の選挙区に、希望が独自に対立候補を擁立。野党の競合で票が分散し、結果として自民に有利に働いた。
 比例南関東ブロックの得票では、自民・公明の与党を、立民、希望、共産、社民の四野党の合計が上回っている。有権者に政権選択を提示するには、野党が分散するのではなく、いかに協力や結集をして与党と対決する候補を立てられるかが今後の課題となる。(林容史、小沢伸介、中山岳、村上豊)

5430チバQ:2017/10/29(日) 21:08:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102502000146.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(上)立憲民主 5人当選も見方慎重

2017年10月25日


雨の中、聴衆に支持を呼び掛ける立憲民主の枝野代表(左)=16日、鎌倉市で
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 「安倍総理に代わる新しい独裁者はいりません」。九月三十日、藤沢市の藤沢駅南口。後に12区で激戦を勝ち抜く阿部知子(69)は、候補者を「選別する」と口にした希望の党代表の小池百合子を街頭演説で痛烈に批判した。
 これ以降、新党設立の動きが急になり、今月三日に立憲民主党が発足。阿部も民進党から転じて参加した。陣営幹部は「リベラル層の受け皿が消えたところに立憲民主が出てきた。ここで風が大きく変わった」と振り返る。
 新党の波は県内にも波及する。一人、また一人と手を挙げ、最終的に六人が小選挙区候補になった。その一人、6区の青柳陽一郎(48)は従来の保守系支持層に加え、リベラル層の取り込みに成功。厚い支持基盤を持つ公明前職の上田勇(59)を破る大金星を手にした。
 この間、立民代表の枝野幸男が来県するたび、有権者の関心は高まっていった。十六日、鎌倉市の大船駅前で「まっとうな政治を取り戻そう」と得意のフレーズを使って支援を呼び掛けると、冷たい雨が降る中、大勢の聴衆が拍手と声援を送った。枝野の応援は各陣営を勢いづかせ、比例復活の二人を含め県内で五人の当選者を出す結果につながった。
 とはいえ、それが党の実力と一致しているとは言い難い。4区の早稲田夕季(58)は六万七千票余りを獲得し、自民山本朋広(42)と、自民党員ながら無所属で出馬した浅尾慶一郎(53)の前職二人を退けた。ただ、二人の票を合わせると十万を超える。次の選挙で保守が一本化したら、結果は見通せない。
 次の大型選挙は、二〇一九年春の統一地方選と夏の参院選。立民は本当にリベラル層の受け皿になれるのか。今回、阿部を支援した藤沢市議はこんな見方を示した。「労組の言いなりの旧民主党と同じ構造になるのか。それとも、草の根の声を吸い上げる政党になるのか。よく見極めてから参加するかどうか判断したい」 (敬称略)
 (布施谷航)
    ◇
 二十二日投開票の衆院選で、県内十八選挙区では自民が十三選挙区で当選する一方、立民が三選挙区で自公前職を破るなど躍進した。今回の選挙で見えたものとは何だったのか。三回にわたり検証する。

5431チバQ:2017/10/29(日) 21:08:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102602000124.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(中)野党共闘 3勝3敗 手応え

2017年10月26日


公示前の集会で気勢を上げる野党の統一候補予定者ら=8日、西区で
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 公示を二日後に控えた八日、横浜市西区で開かれた市民団体の集会で、1区で立憲民主から立候補を予定していた前職篠原豪(42)がマイクを握った。「安倍さんのめちゃくちゃな政治を許さない。みんなで倒そう」。共産や社民の候補予定者らと一緒に「憲法九条を守れ」と拳を突き上げた。
 安保法制廃止と立憲主義回復を旗印にした県内の野党統一候補は、共産公認を除くと篠原ら六人。もともと民進、共産、社民、自由の野党四党で調整していたところ、希望の党の発足で混乱。共産が六選挙区で候補者を取り下げ、立民と社民の支援に回ったのは公示五日前だった。
 急ごしらえにもかかわらず、六選挙区で三勝三敗と健闘した。負けた三人のうち篠原ら二人も比例で復活当選。4区で前職二人を破った立民新人の早稲田夕季(58)は、共産の支援を「勝因の一つ」と分析する。
 共同通信の出口調査によると、この六選挙区で、比例で共産に投票した有権者のうち、小選挙区で立民か社民に入れた割合は79%。共産の比例得票数を基に推計すると、各選挙区で一万票前後が共闘候補に流れたことになる。いずれも立民前職で、与党前職を破った6区青柳陽一郎(48)と12区阿部知子(69)は、次点と三千票前後の差だった。
 一方で3区は候補者調整に失敗した。統一候補と目された民進元職が解散直前、希望にくら替え。共産新人が出馬の動きを見せる中、勢いを増した立民支持者から独自候補擁立を望む声が上がり、最終的に希望元職のほか共産と立民推薦の無所属が立候補し、共倒れに終わった。
 統一候補を望んでいた「市民連合横浜☆ミナカナ」事務局の伊藤新(69)は「ごたごたがなければ、いい勝負だった」と悔しさをかみしめる。三人の合計得票は九万六千票。勝った自民前職の小此木八郎(52)の十万一千票に迫っていた。
 共闘の広がりに懸念もある。4区早稲田を支援した「安保法廃止オール栄区の会」の竹岡健治(71)は「立民の躍進にあやかろうと、主張の違う人が参加すれば筋が通らない」と警戒。「排除は避けるべきだが、やたらと拡大するのも…」と付け加えた。
 今回は巨大与党を揺るがすまでには至らなかったが、共産県委員長の田母神悟(69)は手応えを感じている。「野党共闘は県内の国政選挙で初の取り組みだった。街頭演説での応援など具体的な協力ができ、結果も出た。今後も連携を深めたい」 (敬称略)(梅野光春)

5432チバQ:2017/10/29(日) 21:08:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102802000128.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(下)地方政界 中央の決定でねじれ

2017年10月28日


 投開票前日の二十一日、立憲民主代表の枝野幸男(53)は横浜市港北区の日吉駅前にいた。7区で立民から立候補した新人中谷一馬(34)の応援演説。雨の中、枝野の「まっとうな政治を取り戻そう」との呼び掛けに、大勢の聴衆は熱狂した。
 しかし、その中に7区の港北、都筑両区の民進系地方議員は一人もいなかった。「皆、希望を応援してるよ」。中谷の選対幹部が声を潜めた。中谷は二〇一一年に民主(当時)の県議になってから、民進系地方議員と共に活動してきた。にもかかわらず、両区の民進系市議、県議計七人は全員、希望新人の川野案(35)についた。
 「党本部が希望を応援すると決めたから」「立民とは政治信条が違う」ことなどが理由だったが、関係者は「一年半後の統一地方選で、希望から刺客を送り込まれるのが怖いんだろう」と話した。
 希望は当初、破竹の勢いを見せていたとはいえ、統一選は一年以上も先。民進の支持母体で、中谷を推薦した連合神奈川会長の柏木教一(62)は「普段は天下国家を語りながら、結局はわが身しか考えない行動。人としてどうなのか」と憤った。
 党本部が強引に希望への合流を決めた結果、地方にねじれが生じた民進同様、自民も党本部の意向に大きく左右された。
 4区は保守が分裂し、公認の山本朋広(42)と、公示直前に自民に入党した浅尾慶一郎(53)の前職二人が対峙(たいじ)する形になった。一人しか当選しない小選挙区に同じ党が二人の候補者を立てるのはあり得ない。「冗談じゃない。後ろから鉄砲を撃つ行為だ」。県連幹事長の竹内英明(66)は顔を真っ赤にして怒った。
 旧みんなの党代表まで務めた浅尾の入党は、自民幹事長の二階俊博(78)が主導した。自民が推薦を出すとの話まで出たのを官房長官の菅義偉(68)ら県連が押し返し、浅尾は完全無所属で出馬。それでも票が割れ、立民に議席を奪われた。
 自民のある地方議員は「二階さんと菅さんの権力争いみたいに見えた。有権者に申し訳ない」とため息をつく。県連は「組織の分裂を招くやり方は筋が通らない」(竹内)と党本部に抗議する方針を示している。
 民進県連にも波乱要因は残る。立民と希望が県内に組織をつくり地方議員が移籍すれば、県連の基盤は揺らぐ。「もう国政の事情に翻弄(ほんろう)されるのはごめんだ。『かながわ民進党』という地域政党をつくって国政から独立する話も出ている」。県連幹部は、これから起こるであろう再編劇を思い、疲れた顔を見せた。 (敬称略)
 =(志村彰太)

5433チバQ:2017/10/29(日) 21:09:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk14010168000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/上 失速の希望 「甘くはなかった」 「排除」発言、逆風厳しく /神奈川
10月25日 00:00毎日新聞

 「一騎打ちですから。この選挙、どっちが政権をとるか、政権選択選挙という構図になっている」。9月29日、厚木市内のホテル。衆院解散と共に民進が希望との合流を決めて事実上解党したその翌日、いち早く民進を離党した後藤祐一氏(48)=神奈川16区=は自身の集会で、会場を埋めた支援者や地方議員に熱っぽく語った。

 「一騎打ち」が意味するのは、与党の自民・公明と、後藤氏が結党メンバーとなった希望のことだ。後藤氏と同時に民進を飛び出した笠浩史氏(52)=9区=も壇上に並び、「政権交代するかもしれない」と呼びかけた。この時、希望は、民進の多くの議員を抱え込みつつあった。熱気は確かに、政権交代の現実味を感じさせた。

 ところが、党代表の小池百合子・東京都知事の「排除」発言を潮目に、追い風はピタリとやんでしまう。一転、後藤氏はじめ希望の候補者は、苦戦を強いられることになった。

 「小池代表が『この国に希望を』とおっしゃっていたのに感激しました」「『しがらみのない政治をやってみろ』と小池代表から背中を押されました」

 公示後の10月12日夜、桜木町駅前で小池代表と街宣車の上に立った希望の新人たちが、懸命に小池代表の存在感を強調した。落下傘として地盤もないまま出馬し、逆風の短期決戦を迫られた新人たちには、その知名度が頼みの綱だった。

 結局、新人は軒並み埋没。選挙戦直前に出馬を取り下げた民進前職、水戸将史氏を陣営に迎え、善戦した吉岡憲史氏(39)=5区=も声を落とす。「知名度がない中で戦うのは厳しかった。そんなに甘くはなかった」

     ◇

 「排除」発言は、小池代表の失言だとの見方がある。ただ、後藤氏も、安全保障や改憲に向けた考え方が希望と合致しているか、民進からの合流組には「踏み絵を踏ませる」と語っていた。護憲派に近い民進出身者を拒もうとする本音がのぞいたとも見受けられる。野党共闘を模索し、立憲支援に回った市民団体メンバーは「排除発言で、希望の『正体』が分かった」と話す。

 23日午前1時過ぎ、小選挙区での敗戦後に比例復活の報を受けた後藤氏はしばらくの沈黙の後、感無量といった表情で語った。「より謙虚に、多くの方の思いをきちんと国会で伝え、地元にも理解していただける活動をしなくてはいけない」

 一時は小池首相の誕生もささやかれた希望だが、ふたを開ければ野党第1党の座も立憲に奪われ、50議席に党勢を縮小させる結果となった。

 県内の希望の選挙戦の中核となった松沢成文参院議員は「保守改革の理念を打ち立てて選挙に臨んだのは良かったが、完敗、大敗。第3極として再スタートしないといけない」と認めつつ、「与党と一緒にやることもあるし、おかしいときは徹底的に改めさせる。政権交代できる第2極にもっていきたい」と強気に語った。立ち位置は改めない考えだ。【宇多川はるか、堀和彦、長真一】

     ◇

 自民大勝、立憲躍進、希望失速--。全国の縮図のような結果となった神奈川の衆院選。勝敗を分けた背景や今後の課題を探る。

5434チバQ:2017/10/29(日) 21:09:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk14010090000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/中 躍進の立憲 「重責いただいた」 野党第1党、真価これから /神奈川
10月26日 00:00毎日新聞

 衆院選投開票日の22日午後11時半、鎌倉市内。当選確実の報を受けた立憲の新人、早稲田夕季氏(58)=4区=が、支援者が待機する会場に到着すると、会場は歓喜に包まれた。「万歳」「おめでとう」--。拍手はしばらく鳴りやまなかった。

 4区は選挙戦当初、解散直前に自民入りしながら無所属での出馬となった浅尾慶一郎氏(53)の優勢が伝えられた。ただ、自民の公認を得た山本朋広氏(42)との対決に加え、希望からも新人の風間法子氏(47)が出馬し、保守票が分裂した。

 浅尾氏は、かつては「第三極」として一定の存在感を示した、みんなの党の代表。自民でない極を求める地域性も、4区にはあるのかもしれない。

 こうした背景の中、うなぎ登りの立憲の支持拡大に合わせ、早稲田氏はぐんぐん浮上。自身も「終盤になるにつれて、立憲への期待感が高まっていくのを感じた」と「追い風」の感触を振り返る。

 結果は、次点の山本氏に1万票以上、浅尾氏には1万5000票以上の差をつけての勝利。県内の新人候補で唯一の小選挙区での当選だった。立憲は、他選挙区でも2議席を獲得。比例復活を含めて県勢は擁立した6人のうち5人が当選する躍進ぶりだった。

     ◇

 立憲勝利の一因となったのは、共産の候補者取り下げだ。与党批判票の立憲と共産への分裂を回避したことで、立憲の票の上積みにつながった。ただ、共闘のあり方には、課題も残した。

 選挙戦最終日の夜、横浜市内の駅頭で「最後の訴え」をする篠原豪氏(42)=1区=とは逆の改札口で、共産からの立候補を取りやめた明石行夫氏(58)は「小選挙区は篠原豪。比例は日本共産党!」と支持者とメガホンを握った。

 両者が合同の街頭演説をすれば、それぞれの党への比例票の訴えで相反してしまう。「共闘」と言いつつ、土壇場での候補者取り下げでもある。共産が重視する「相互支援」の実現にまでは至らず、共産への見返りは薄かったといえる。

 共産の田母神悟・県委員長は「『比例は共産』が徹底できず、(票が)立憲にいく部分もあった。共産の影が薄いとの指摘もある。いい点、悪い点を再検討したい」と振り返る。

     ◇

 「国民置き去りの政治が行われる中で、『立憲』という、古くて新しい言葉が多くの有権者に響いた。今までにない若い層も参加してくれた」。小選挙区で念願の当選を果たした阿部知子氏(69)=12区=は顔をほころばせる一方で、「野党第1党として非常に重い責任をいただいた」と気を引き締める。

 希望への合流を回避すると、スパッと立憲の結成に加わり、与党批判層の受け皿となった。半面、「実は政策などを話している暇はないし、とにかく打って出なければならなかった」(阿部氏)と政策論議が棚上げされた側面もある。

 追い風に込められた期待に応えることができるか。真価が問われるのは、これからだ。【杉山雄飛、堀和彦、宇多川はるか】

5435チバQ:2017/10/29(日) 21:09:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171028ddlk14010030000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/下 大勝の自民 「猛追逃げ切った」 政権批判の逆風「体感」 /神奈川
10月28日 00:00毎日新聞

 選挙戦最終日の21日夜。自民の星野剛士氏(54)=12区=は雨空の下、藤沢駅前に立ち続けていた。演説でからした声で「最後までやり切らなければ」と話したが、不安は消えなかっただろう。結果は、立憲の阿部知子氏(69)に約2600票差。比例で復活はしたものの、小選挙区で初の敗北を喫した。

 「星野対阿部」の事実上の一騎打ちが続いてきた12区。前回辛勝した星野氏は早くから準備を進め、当初は民進の混乱もあって優位に展開した。だが、希望の失速で立憲に勢いがつくと、潮目は変わった。選対関係者は明かす。「選挙戦の序盤と終盤では空気がまるで違った。立憲のムードにのみ込まれた」

 公明が県内の小選挙区で唯一擁立した「与党統一候補」の上田勇氏(59)=6区=も、立憲の青柳陽一郎氏(48)との事実上の一騎打ちに敗れた。

 前回は、野党候補が票を奪い合って上田氏が辛勝した。翻って今回、共産が候補者を取り下げて青柳氏の支援に回り、前回は対立した陣営関係者も青柳氏に結集。「公明包囲網」が張り巡らされた。

 自公は閣僚級を連日のように投入したが、戦況は上向かない。選挙戦終盤、横浜市内。「あいさつの前にお願いがあります」。地元の2区に珍しく戻った菅義偉官房長官は、自身の決起集会の会場で開口一番、上田氏の妻を呼んだ。妻は「相手は若い候補。予想以上の伸びで大変厳しい」と他区の有権者にも支持を呼びかけた。

 だが、及ばなかった。敗戦に上田氏は「見えない中でも逆風があった」とうつむいた。

    ◇

 小選挙区で13議席獲得という自民の結果は、数だけ見れば大勝といえる。それでも漂う重苦しさは、事実上の選挙戦が始まってから、序盤は希望、終盤は立憲という新党の風に圧倒された実感があるからだ。風をかわしきれなかったのが、12区など「取りこぼした」(県連幹部)選挙区だった。

 「最後の3日間で、立憲が完全に反自民の受け皿になって風が吹いた。あと2日でも投票日が延びていたら、結果が違った」「選挙が延びていた場合の痛手を考えると、ぞっとする」。投開票から一夜明けた23日、自民の県連選対幹部は、そう吐露してはばからなかった。序盤に野党再編の混乱という「敵失」があり、立憲の猛追からぎりぎりで逃げ切れた。そんな見方だ。

 県連の竹内英明幹事長は「街頭に立っていても、自民党が良いなんていう体感は、何もなかった。批判の方が多かった」と振り返り、その「体感」の要因に、森友・加計学園問題や政治家の質の問題を挙げる。

 安倍晋三首相は今回の解散を、北朝鮮情勢と少子高齢化という「国難突破」のためとした。だが、実際の選挙戦で県内陣営が実感した批判的な「体感」は、身勝手とも映る「大義」を掲げる政権への不信感の表れでもあるだろう。

 竹内幹事長は言う。「自民が『この国を守る』と言ったからには、責任をどう果たすか、しっかり見せていかないと、政治に対する信頼はどんどん損なわれる」。重い言葉だ。【宇多川はるか、鈴木篤志、堀和彦】

5436チバQ:2017/10/29(日) 21:11:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171028ddlk37010339000c.html
<衆院選2017>記者座談会 選挙戦を振り返る 乏しかった政策論議 政局に振り回され /香川
10月28日 00:00毎日新聞

 衆院選は22日投開票され、県内の3小選挙区ではいずれも前職が制した。公示直前には複数の新党が結成されて注目を集めたが、結果的には自民が大勝、安倍政権が続く見通しとなった。民進前職が希望の党に移るなど、これまでと勝手が違う戦いでもあった。担当記者が激しい選挙戦を振り返った。【衆院選取材班】

 ◇新党逆風激しく

 A 突然の選挙戦となったが、与野党ともに新党、県内では特に希望の党に振り回された。街頭演説などで移籍組は移籍の説明、相手候補はその批判に時間を割いた。民進から希望に移った小川淳也氏(46)は、突然の解散という安倍晋三首相の“奇襲”に対抗するための尋常ならざる手段と説明した。

 B 同じく希望に移った玉木雄一郎氏(48)は選挙戦前半、「仲間も全員当選させる。中心に立って新しい政治を切り開いていきたい」と意欲も語っていた。でも逆風となり、投票前日の街頭演説では高齢男性から「安保法制に反対していたくせに」とやじが飛んだ。玉木氏は安保法制について「10本の法律を個別にばらせば、我々でも賛成できる内容があった」と説明したが、説得力に欠けたのではないか。

 C 希望前職と戦った相手陣営は攻めどころだった。1区の平井卓也氏(59)は「(選挙運動を)やってもやっても勝てるという確信を持てない」と個人演説会で嘆いたが、希望への移籍には「国会議員だけが党を移るなんて信じられない。腹も立つ」と批判した。

 D 小川氏は2183票差で敗れたが、無所属候補として背水の陣で戦えば、更にもつれたかもしれない。平井陣営の幹部も「無所属ならもっと戦いにくかった」と認めていた。小池百合子東京都知事による「排除発言」が、あれほど逆風になるとは予想できなかった面もある。

 B 2区は玉木氏が自民の瀬戸隆一氏(52)に2万2396票差をつけ、比例復活を許さない圧勝だった。でも、希望の失速に危機感はあったと思う。坂出市で19日にあった総決起大会では、大平正芳元首相の長女が初めて応援弁士に立った。保守票の取り込みを狙ったものだった。対する瀬戸陣営は希望批判に終始し、「大都会の政党」「首班指名候補を決めていない無責任政党」とこき下ろした。そのせいか、玉木氏は出身でもある東讃地区での得票率を前回より若干落とした。

 A 選挙中、民進の前原誠司氏が小川氏の応援に来県した。党本部は当初、高松市内で街頭演説すると発表したが、急きょ中止になった。前原氏は代表として民進分裂を招いた“戦犯”という見方が強く、内部で強い反対があったらしい。平井氏の応援に訪れた安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相といった大物が街頭で演説したのとは対照的だった。

 ◇野党共闘の成否

 D 野党共闘では、改憲などを掲げる希望にためらう有権者が少なくなかった。共産支持者に1区の街頭で聞くと、小選挙区で「小川」と書くか白紙で出すか迷う人もいた。小川氏は、昨夏の参院選で野党統一候補の実現に尽力した。それを評価する声も多かったが、希望へのアレルギーも強かった。ある人は「手が震えるかもしれないが、『小川』と書く」と話した。共産は1区で候補者を毎回擁立しており、「こんなに悩む衆院選は初めて」と嘆く女性もいた。

 B 安倍首相の続投に反対するため、小川氏に「戦略的投票」をした人も多かっただろうが、納得できない人も相当いたと思う。1区では無効票が前回より2000票以上増えた。

 C 共闘がうまくいったのは3区だ。自民の大野敬太郎氏(48)に挑んだ社民の藤田伸二氏(62)は出馬表明が公示直前だったが3万6735票を得た。陣営幹部は「善戦」と話していた。大野氏の分厚い地盤を崩すことはできなかったが、社民、共産の共闘にとどまらないプラスアルファの効果があったという認識だ。大野氏は防衛政務官の公務で地元入りが制限された上、1対1の構図と経験のない戦いだった。決起大会には父で元防衛庁長官の功統氏が姿を見せるなど、引き締めを図っていた。

5437チバQ:2017/10/29(日) 21:12:11
 ◇“情報戦”も

 B 2区では議員としての「実績」を巡って論戦もあった。四国側への出入りもできるようになる瀬戸中央道・坂出北インターチェンジのフル化について、玉木陣営は「2013年4月に国会で初めて提案し、国土交通相から前向きな答弁を引き出した」と主張。これに対し、瀬戸陣営は「予算を付けるのは与党」など実績として強調していた。手柄の奪い合いは有権者にどう映っただろうか。

 A 新党効果が捉えにくく、報道各社の情勢調査では各社でややばらつきがあった。ある候補者は記事を引き合いにして陣営引き締めを図ったり、対する候補者は一部の新聞社の報道姿勢に疑問を投げかけたりするなど、“情報戦”の様相もあった。

 C 選挙戦では、新党のあり方や移籍の是非などに多くの時間が費やされ、改憲や消費増税といった争点がぼやけてしまった。小川氏は「政策が争点にならなかった」と語っていたが、政策論議をもっと活発にしてほしかった。比例復活を含め県関係の衆院議員は改選前の5人から4人に減った。その責任はより重くなったとぜひ自覚してほしい。

………………………………………………………………………………………………………

 ■選挙結果

【1区】

 当 平井卓也(自民(7))

 比 小川淳也(希望(5))

【2区】

 当 玉木雄一郎(希望(4))

   瀬戸隆一(自民(2))

   河村整(共産)

【3区】

 当 大野敬太郎(自民(3))

   藤田伸二(社民)

 *当は小選挙区の当選者、比は比例代表の当選者。数字は当選回数

5438チバQ:2017/10/29(日) 21:18:11
http://www.sankei.com/politics/news/171029/plt1710290010-n1.html
2017.10.29 21:07

安倍首相のおひざ元・衆院山口4区で起きたこと…これが選挙戦なのか 民主主義が揺らいでいる

 今回の衆院選、安倍晋三首相のおひざ元である山口4区では、「権力批判のためなら何をやっても許される」とでもいうような候補者の言動が目立った。選挙活動や言論の自由は最大限尊重されるべきだが、妨害行為を許すような風潮が広がれば、日本の法治主義、民主主義が揺らぎかねない。

 選挙戦終盤の10月17日夜。山口県下関市の公民館で、首相夫人、昭恵氏の個人演説会が開かれた。公民館前に、立候補していた政治団体代表の黒川敦彦氏(39)=落選=が現れ、森友・加計学園問題を追及する演説を始めた。

 演説は、安倍陣営の個人演説会が始まった後も続いた。出席した男性会社員(32)は「外の演説が大きくて、会場の中でも声を張り上げないと聞こえないくらいだった」と語った。

 同19日に開かれた安倍陣営の総決起大会でも、同様の行為が繰り返された。黒川氏は会場入り口に選挙カーを止め、「安倍首相のお友達を優遇する政治が許せない!」と演説した。

 他にも演説会場周辺を選挙カーでぐるぐる回るなど、黒川氏が、安倍陣営の個人演説会の付近に姿を見せたのは、少なくとも4カ所に上った。

 安倍陣営によると、選挙カーがすれ違う度に「モリカケの証人喚問はどうするのか!」など、マイクで大声を浴びせられたという。

 公職選挙法225条は、選挙の自由妨害罪として「交通もしくは集会の便を妨げ(中略)選挙の自由を妨害したとき」には、4年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金と定めている。

 これに対し、黒川氏は「どこが選挙妨害なんですか。街頭で選挙運動をするのに問題はなく、安倍氏の支持者に訴えたかっただけだ」と主張した。

 こうした過激な選挙運動は、初日から始まった。

 黒川氏はツイッターに「安倍あきえを取り囲みましょう!」と書き込んだ上で、10日の公示日、参院議員の山本太郎氏とともに、安倍陣営の出陣式に訪れた。その様子をインターネットで動画中継したほか、安倍首相との合同演説会を求める手紙を昭恵氏に手渡した。

 14日には、黒川氏とともに森友・加計問題を追及する市民団体代表の田中正道氏(61)が安倍氏の選挙事務所を訪れた。40分間に渡り、モリカケ問題や憲法改正についてスタッフに詰め寄り、その動画をインターネットで公開した。

 動画の撮影とインターネットへのアップについて、田中氏は「許可を得たものだ」と述べた。だが、応対した安倍事務所のスタッフは「撮影しているとは、本人から知らされなかったし、アップされたことは知人から『あんたネットに載っているぞ』と連絡を受けて知った」と訴えた。

 一連の行為は、肖像権の侵害のみならず、脅迫や業務妨害などの刑法に抵触する可能性もある。山口県警下関署の担当者は「違反行為があれば粛々と捜査する」と述べた。

 黒川氏は「陣中見舞いに来た田中氏が、個人で行ったのだと思う」と述べ、自身の選挙運動との関連を否定した。その上で「選挙の戦い方に『普通』はない。そもそも普通の選挙戦なんて数字などの論理的な根拠はないし、法律に違反しなければ何をやっても良いんじゃないですか。私に投票してくれた6600票には、反安倍のモチベーションの高い声が反映された。産経さんはこういうことは書かないと思いますけど」と語った。

5439チバQ:2017/10/29(日) 21:18:32
 では、メディアはどう報じたのか。

 毎日新聞は10月26日のオピニオン面に「森本・加計学園問題終わっていない」「取材拒否に批判の声首相夫人の地元回り」との見出しで、選挙期間中の安倍陣営の対応を批判する記事を掲載した。

 確かに安倍陣営は、「昭恵氏に危害を加えかねない動きがある」として、個人演説会などの取材を拒否した。

 毎日の記事は、この対応について「地元での『森友・加計学園問題隠し』に批判が出ている」と断じた。識者の「有権者に候補者の姿勢を説明する機会をなくしている」とする意見も掲載した。

 19日の総決起大会の様子について「ロビーに報道関係者の会場への立ち入りを禁じる紙が張られ、警察官が警備にあたる『厳戒態勢』が敷かれた。記者はロビーに漏れてくる演説の音を聞くしかなかった」と記した。

 半面、会場入り口で黒川氏が演説をしていたことは書かなかった。

 ツイッターでの「取り囲みましょう」にも触れたが、黒川氏が書き込んだとは、明示しなかった。

 もし自民党以外の候補者や団体を対象に、「○○を取り囲みましょう!」というネットの書き込みや、妨害するかのような会場前での演説が行われていたら、毎日新聞や朝日新聞はどう報じただろうか。

 法律違反は論外だし、違反スレスレの妨害行為も許されない。だが、多くのメディアは山口4区で起きたことを詳細に報じることはなかった。

 「報道しない自由」によって、その行為に加担したとさえいえる。それは「反安倍」を旗印に掲げれば、法律違反すれすれであっても、問題視しないと宣言したに等しい。

 公正な選挙と法治主義は、民主主義国家の根幹だ。それをなし崩しにするか、日本社会は岐路に立っている。(山口支局 大森貴弘)

5440チバQ:2017/10/29(日) 21:31:34
http://digital.asahi.com/articles/ASKBS5227KBSTPJB00M.html?rm=207
大分)吉良氏 野党共闘 希望合流でご破算
女屋泰之、大畠正吾2017年10月25日03時00分
 「野党を何とか一本化しようという試みが、残念ながら崩れてしまった」。投開票日の夜、大分1区で自民前職の穴見陽一氏(48)に敗れた希望前職の吉良州司氏(59)は、そうこぼした。

特集:2017衆院選
 穴見氏の得票9万422票に対し、吉良氏は8万7392票。わずか3030票差の激戦だった。比例で復活当選はしたものの、共産新顔の1万7082票を上乗せできれば、勝てたはずだった――。吉良氏の言葉にはそんな悔しさがにじんだ。

     ◇

 ログイン前の続き民進所属だった吉良氏は大分1区の議席を守ってきた。民主は連合大分を仲介役に社民と候補をすみ分けるなど協力を重ねてきた。

 負けたのは、民主が全国で大惨敗した12年だけだったが、14年に奪還。原動力の一つが非自民系の大分市長だった。だが、市長は15年、自民が推す佐藤樹一郎氏に交代。影響力のある市長の座を奪われ、党勢も回復しない中、吉良氏が自身の選挙をみすえ、打った布石が野党共闘だった。

 昨年の参院選大分選挙区で、民進は、社民、共産と候補を民進現職に一本化。自民に1090票差で競り勝っていた。

 連合大分や身内の民進が共産に抵抗感を残す中、共産との関係に腐心したのが吉良氏だった。昨年12月には、共産県委員会を訪ね、参院選の礼を重ねて伝えた。事務所に足を運んでくる対応ぶりに、共産県幹部が驚くほどだった。

 今回の衆院選に際し、民進県連、共産県委員会、社民県連合は、参院選と同様に野党候補の共倒れを防ぐため、一本化をめざしてはいた。共産県委員会の幹部も「吉良氏なら一本化を検討してもいいと思っていた」と打ち明ける。共産が1区の擁立を取りやめる可能性は十分あった。

     ◇

 状況を一変させたのが、9月の民進と希望の合流決定だった。

 共産は「自民の補完勢力の希望とは共闘できない」と態度を硬化。吉良氏は希望の勢いが失速する前から「心の中では民進公認」と公言し、希望と距離を置く姿勢を強調したが、共産の態度は変わらなかった。

 10月の公示が迫る中、民進と選挙協力を続けてきた社民は、1区の野党候補を吉良氏に一本化できないか共産に呼びかけた。だが、取りつく島もなかった。

 それでも、吉良氏は公示日の10日の出陣式で、「社民の支持者、立憲民主の支持者、共産の支持者」と名指しし、「安倍政権を倒すため総力の結集を」と呼びかけた。共産にも触れた発言に、民進県連幹部は「異例だ」と驚きを隠さなかった。

     ◇

 一方、民進、社民、連合大分が共闘する従来の枠組みに、今回は共産が事実上加わったことが、1区の状況をより複雑にした。

 大分2区は野党候補が社民前職に一本化。共産が擁立を見送っていた。2区内の共産の事務所に社民候補のポスターを貼ったり、共産の比例候補が小選挙区は社民前職への投票を呼びかけたりするなど、社民は強い支援をうけていた。

 1区で吉良氏と共産新顔が競合する選挙中、社民県連合幹部は「共産候補を無視して、吉良氏への投票を呼びかけるわけにはいかない。1区は実質、自主投票のようなものだ」と漏らしていた。

 1区の共産新顔が獲得した票は、共産がこれまで1区に擁立してきた候補の中で過去最多。前回14年から上乗せしていた。穴見氏も前回と比べて、増やしていた。吉良氏だけが減らしていた。(女屋泰之、大畠正吾)

5441チバQ:2017/10/29(日) 21:33:01
http://www.asahi.com/articles/ASKBS4FW6KBSUOOB00F.html
長野)希望選択、予期せぬ失速で逆風に 衆院選
岡林佐和、山田雄一、三浦亘2017年10月25日03時00分
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希望の党ののぼり旗を脇に立て、通行する車に手を振る寺島義幸氏=15日、岡谷市
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 今回の衆院選では、選挙直前に「希望の党」と「立憲民主党」の二つの新党ができた。民進党県連は昨夏の参院選で勝利した「野党共闘」の枠組みを捨て、「希望の党」にかける選択をした。だが、希望は急激に失速し、むしろ「逆風」の中での選挙戦になった。

特集:2017衆院選
 衆院が解散した直後の9月末ごろ。民進党がまるごと合流を決め、「希望の党」の人気は絶頂だった。県内でも、民進党を支援する連合長野のもとに「希望の候補に入れるにはどうしたらいいのか」などと市民から電話が相次ぎ、「ちょっとしたブームだった」(連合幹部)。県連幹部も「(民進が候補者を擁立できず、空白になっていた)4区に誰が出ても当選できる、という雰囲気だった」と話す。

 県内では昨夏の参院選で、民進、共産、社民の「野党共闘」を成功させた市民の熱気がまだ続いていた。民進、共産の幹部らによると、衆院選でも、共産が重点区とする4区で民進が擁立を断念し、2区、5区は共産が候補者をおろす形で野党候補の一本化がほぼまとまっていた。前職の井出庸生氏がいる3区で、落選中だった元職の寺島義幸氏を比例北陸信越ブロックの候補とすることもほぼ決まり、立候補する5人全員の当選を狙っていた。

 だが民進党県連はこのシナリオを捨て、できたばかりの希望の党へ走った。県連代表の羽田雄一郎氏は「民進党からの立候補ができなくなった以上、比例も含めて全員を当選させるには、希望の党しか選択肢がなかった」と説明する。

■「排除」発言、風変わる

 だが「希望」の人気は数日で一気にしぼんだ。小池百合子代表の「排除」発言などで急速にイメージが悪化したからだ。「希望」の看板が、選挙が始まるころには逆風になっていた。選挙期間中、民進党県連には小池代表が大写しになったポスターが山積みのまま残されていた。「誰も張りたがらない」と職員は明かした。

 公示1週間前に4区に転出して戦った寺島氏は、比例北陸信越ブロックで復活当選する道を目指したが、かなわなかった。当選するには「希望の党」をアピールして比例票を積み上げなければいけないが、強調することもできなかった。寺島陣営の津田弥太郎・選挙対策本部長は「痛しかゆしだった」と悔しがった。

 「希望」入りするかどうか最後まで悩んだという5区の中嶋康介氏は選挙期間中、「これまで支持してもらった人たちを裏切った」という感覚に苦しんだ。「理解できない」というメールや電話が相次いだが、「返す言葉がなかった」。落選後も「すっきりしない気持ちはある」と明かす。

 13万票近い大量得票で当選した3区の井出氏ですら「当選めあてで急ごしらえの政党に入ったなどの批判が多かった。本当に精神的にきつい選挙だった」と逆風を語った。

■野党共闘だったら…

 結果はどうだったか。逆風のなかでも激戦となった2区で下条氏が勝利し、小選挙区で希望は2勝。無所属でたたかった篠原孝氏も当選し、民進系で公示前を1議席上回る3議席をとった。

 だが、もし「野党共闘」が実現していたら――。単純計算では、4区で寺島氏と共産の毛利栄子氏の票を足すと、当選した自民候補を約1万3千票上回る。また5区でも中嶋氏と、無所属で出た曽我逸郎氏の票を合わせると、自民候補をわずかに471票上回る。

 勝利した2区の下条氏は、共闘は実現しなかったものの、自らの勝因の一つとして「市民団体と共産、社民と野党共闘をめざして活動してきた蓄積があった」と語った。公示直前まで一緒にやってきた仲間だけに「一生懸命に説明すると納得して、応援してくれる人も増えた」という。

 羽田代表は結果を受けて「(公示前の)現有議席を超えることはできたが、1区から5区まで全員の当選を目指していたので、とうてい受け入れられない状況だ。残念だと言わなければならない」と総括した。

 県連幹部は「希望の党のこれほどの失速は当初は予測できなかった」とため息をつく。「立憲民主党があと5日、早くできていたら。立憲民主党にみんなで乗ったのに」ともらした。(岡林佐和、山田雄一、三浦亘)

5442チバQ:2017/10/29(日) 21:45:24
http://www.sankei.com/region/news/171025/rgn1710250027-n1.html
2017.10.25 07:09
【衆院選検証】
(上)自民編 想定外の「野党分裂」勝因 千葉
 ■「信任された」と胸を張れず

 24日に県庁で行われた衆院選の当選証書付与式。選挙区を制した議員や陣営関係者に、県選挙管理委員会の長谷川康博委員長から証書が手渡された。当選者のために並べられた13脚の椅子のうち、4区の無所属、野田佳彦氏陣営を除く12“議席”に、自民の議員や関係者が腰掛けた。

 自民の12選挙区での大勝は、平成17年の「郵政選挙」以来。残る1選挙区でも、4区で新人の木村哲也氏が比例復活を果たし、13候補全員が当選する圧勝となった。

 「全選挙区で国会議員を送り出せ、大変うれしい。価値ある勝利だ」。自身も6区で7選した県連選挙対策委員長の渡辺博道氏は、満足そうに話した。その上で「野党の分裂が大きかった。われわれも想定していなかったが、一寸先は闇だと肌で感じた」と分析した。

 一寸先の闇は、自民が下野した21年8月の衆院選で経験している。“敵失”に乗じて勢いづいた結果に、当選証書を受け取る自民各陣営におごりたかぶった高揚感はなく、気を引き締めているようだった。

                 ■  ■

 県内では民進の候補者10人が公示直前に希望、立民、無所属に3分裂。民進から希望入りした5人は、小池百合子代表の運営方針への不信感や、民進時代からの政策の転換で有権者の反発を招いたとみられ、苦戦を強いられた。

 分裂する野党への不信感が「自民に流れた部分がある」(渡辺氏)といい、結果的に自民への追い風になったようだ。地方議員からは「『自民が勝った』というより、『分裂した野党が負けた』選挙戦だった」と評する声が上がる。

 だが、中にはその野党分裂により苦戦を強いられた選挙区もあった。渡辺氏の6区では、希望の路線に反対した生方幸夫氏が立民に合流。改憲反対などを掲げる立民は安倍政権批判票の受け皿となり、6区を含む3選挙区では共産が候補者を下ろす野党共闘も実現した。生方氏は終盤にかけて支持を伸ばし、出口調査でも渡辺氏に迫る勢いを見せた。

 自民県連幹事長の河上茂県議は「後半、『勝てるかもしれない』と踏んだ共産の動きが激しく、地方議員にかなりげきを飛ばした。手ごわかった」と振り返る。渡辺氏も「共産の運動量が驚異的で、かなり追い上げられた実感があった」と話し、選挙区では勝利したものの、1万1千票差と僅差で、生方氏は比例で復活当選。「立民の結成がもう少し早ければ、結果が変わった可能性もある」(渡辺氏)

                 ■  ■

 自民大勝の裏で、投票率は戦後最低だった前回選の51・24%をさらに1・35ポイント下回る49・89%となった。初めて50%を切り、県民の国政への期待度の低さが浮き彫りになった。

 自民関係者は「選挙期間中に悪天候が続いた影響もあるだろうが、それを差し引いても49・89%は低い。数字通り“四苦八苦”の投票率になってしまった。自民が信頼されたとは言い切れない」とため息をつく。

 県連会長の桜田義孝氏は、「政権選択選挙で、自民への投票は安倍内閣是認を前提としたもの。選挙戦の勝利は内閣への一定の信任が得られたものと受け止めている」とした。その一方、自民の当選者の中でも「候補者は好きだけど、安倍首相には苦手意識があるという支持者もいた」との声もある。

 自民関係者が一致して「信任された」と胸を張れないのは、低投票率が影響していまいか。“敵失”はそう何度も続くものではないだろう。圧倒的な支持を得られれば、訴えてきた政策の強力な推進力となる。選挙をするたびに投票率が下がる現実に向き合う必要があるといえそうだ。

                   ◇

 突然の解散から野党分裂、合流と、県内でも混乱が続いた衆院選。激動の選挙戦を振り返り、与野党各県組織の課題を探る。

5443チバQ:2017/10/29(日) 21:45:45
http://www.sankei.com/region/news/171026/rgn1710260013-n1.html
2017.10.26 07:01
【衆院選検証】
(下)野党編 宙に浮いた民進県連、事実上分裂 千葉
 「野党が一丸にならなければいけなかった。小池(百合子)さんの『排除』という言葉も有権者には強すぎた」。投開票から一夜明けた23日、後片付けに追われる市原市の事務所で、3区の希望元職、櫛渕万里氏は苦しい選挙戦をそう振り返った。

 一夜城のごとく結成された希望。小池代表の発言や、民進合流者の“踏み絵”と揶揄(やゆ)された政策転換などで期待は急速にしぼんだ。政権批判票は立民に拾われ、県内の選挙区は全敗に終わった。

 希望で比例復活したのはいずれも、元民進で選挙区に地盤のあった前職。一方、櫛渕氏のような、いわゆる「落下傘候補」らは、党勢の退潮に加え知名度や準備の不足から得票は伸び悩んだ。

 櫛渕氏は「落下傘から出馬し、まさにしがらみのない立場で戦えた。だが、地盤もなく大型の組織態勢が作れなかった」と悔やむ。

 2区の竹ケ原裕美子氏も同じ悩みを抱えた。竹ケ原氏は静岡県で産婦人科医をしているが、出身地の本県で出馬。比例復活もかなわず、「地盤と実績を誇る自民候補に歯が立たなかった」。

 県組織がない希望は民進県連がサポートしたが、選挙後の政治活動については「民進県連で協力する方針にはなっていない」という。櫛渕、竹ケ原両氏も今後の政治活動については、拠点を本県に置くのかも含め「これから考えたい」としている。

                 ■  ■ 

 「与党への対抗が本来の野党の役割だったのに、野党同士で軋轢(あつれき)が生まれ、自公が楽な選挙になってしまった」。民進県連代表の長浜博行参院議員は苦言を呈した。野党分裂が結果的に自公の“漁夫の利”を招いた。「自公の政策が受け入れられた結果ではない」と述べるのがやっとだった。

 小池氏の“舌禍”はもとより、希望合流を決め野党分裂を招いた民進代表の前原誠司氏の判断について、「判断から選挙までの時間が短く、説明が不十分だったため、さまざまな問題が起きたのではないかと思う」と振り返った。

                 ■  ■ 

 民進の混乱は県連の存続にも暗い影を落とす。衆院議員がいなくなり事実上解党し、県組織の機能は宙に浮く形となった。ある市議は「どんな道が残されているのか分からない。党本部の判断を待つ以外ないが、希望への合流を決めたときのように、地方議員への説明はないのではないか」といぶかる。

 長浜代表は県連の今後について、「常識的に考えれば存続は難しいが、政治の最前線を形作っているのは地方議員。地方議員に方針を説明する場は必ず設けたい」とした。2年後には統一地方選があるし、参院選もやってくる。地方組織を早急に再構築しなければ、致命傷となりかねない。

 また、分散した野党勢力について、「選挙戦を終えて冷静になれば、野党同士で争う意味がない。戦う相手が与党であると見えてくるはずだ」と、旧民進を軸に再編されるとの見方を示した。

 ただ、こうした展望を有権者が受け入れるかは未知数だ。安易な野党再編は反感を招きかねず、「選挙のためだけの集合離散ではないか」との印象を与える。地方議員に対して以上に、有権者に対して丁寧な説明が求められる。

                   ◇

 この連載は中辻健太郎、橘川玲奈が担当しました。

5444チバQ:2017/10/29(日) 21:48:55
山口
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20171024-OYTNT50119.html
希望への合流「失敗」 衆院選・戦いの後
2017年10月25日
 「大変厳しい選挙だった。希望の党との合流は、失敗と言わざるを得ない」

 衆院選投開票翌日の23日、山口市の民進党県連本部で記者会見した西嶋裕作・県連代表は、険しい表情で振り返った。「党本部が決めた合流を、県組織からノーとは言えない」。県連本部の窓には選挙期間中、小池百合子代表のポスターが並んでいたが、22日深夜にすべてはがした。のぼりも希望から民進党のものに戻した。

 県連にとって、そもそも苦しい戦いだった。元法相の平岡秀夫氏(63)が長年議席を守った2区で、早々に候補擁立を断念。他の三つの区ではなんとか公認候補をそろえたが、そこに突然降って湧いたのが党本部の希望への合流方針だった。

 前原誠司代表が合流を表明した9月28日時点でも、県連に詳しい情報は届かなかった。報道各社の取材に県連幹部らは「まだ何も聞いていない」と口をそろえ、混乱を極めた。

 結局、公認候補の3人は2人が希望、1人が立憲民主党から出馬。希望の2人は当初、新党の勢いに乗ろうと、党名を連呼して選挙区を回った。だが、小池代表の「排除の論理」発言で希望は失速。憲法改正への姿勢や安保法制の容認という党の公約も、民進の従来の主張とは大きな隔たりがあり、陣営は難しい選挙を強いられた。

 「排除発言で、多くの仲間を失った。これでいいのか」。投開票2日前の20日、4区の希望新人・藤田時雄氏(63)の総決起集会で、選対責任者の加藤寿彦・元県議は思わず語気を強めた。1区の大内一也氏(44)の陣営幹部も「自民1強打破という大義は良かったが、思惑通りにはいかなかった」と明かす。

 1、4区ともに2割に満たない得票率で、自民党候補の圧勝を許した。立憲民主から3区に出馬した坂本史子氏(62)も社民党の推薦や共産党の支援を受け、与野党一騎打ちの構図に持ち込んだが、自民候補に2倍以上の票差をつけられた。

 野党共闘を模索した共産党も民進の希望合流に翻弄ほんろうされた。佐藤文明・県委員長は「希望は自民の補完勢力。共闘はあり得ない」と主張し、3区以外で候補を擁立。だが、1、4区では得票率1割以下の惨敗を喫した。

 野党が反自民の受け皿としての存在感すら示せないまま、終戦を迎えた。再来年の春には統一地方選も控える中、民進党県連は、今後どの党の県組織となるのか、その方向性も定まっていない。西嶋代表も「党本部が決めないと動けない」と口ごもる。

 県内には党所属の県議が3人、市議5人がいるが、議員の1人は「混乱はしばらく続くだろう。支持者へどう説明したらいいか」と頭を抱える。支持母体の連合山口の幹部も「今後の支援方針は本部の決定を待つしかない」と困惑する。

 強固な保守地盤を突き崩すどころか、自身の足元がぐらついた衆院選。有権者の選択肢を確保するためにも、いち早い立て直しが求められている。

2017年10月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5445チバQ:2017/10/29(日) 21:50:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20171023-OYTNT50215.html
自民圧勝、水面下で火種 衆院選・戦いの後
2017年10月24日
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏
 「皆さまのために、しっかり働き、恩返しをしたいと思います」

 衆院選投開票日の22日夜、早々に当選確実を決めた1区の自民新人・高村正大氏(46)は、事務所近くの特設会場に詰めかけた支援者らにそう誓い、万歳三唱で初陣を締めた。

 選挙戦では、党副総裁で父の正彦氏(75)から後援会組織をほぼ引き継ぎ、県議、市議らがフル回転。正彦氏はマイクを握ることはなかったが、後援会関係者に自ら長男への支援を求めた。結果、次点の希望新人候補を9万6000票以上引き離す圧勝を収め、正彦氏の前回の得票をも約1万3000票上回った。

 正大氏は「父がしっかり仕事をしてきたから、安心できるという思いが有権者にあったと思う。今回はあくまでも期待の票だ」と気を引き締めた。

 他の三つの選挙区でも自民候補が7割前後の得票率で完勝し、3回連続の4議席独占。ただ、その水面下では、火種もくすぶる。

 「首相にも了解を取って決めたので、頼みます」。安倍首相が解散表明した9月25日夕、首相と会談し、引退意向を伝えた正彦氏は、後継を長男とすることを県議らに電話で伝えた。

 党では新人候補は公募で選考するケースが多い。だが、公募には短くても1か月かかることなどから、県連は同27日に正大氏の公認を党本部に申請。翌28日に公認を得た。

 県連内部からは、通常の手順を経ずに「世襲」のレールが敷かれたことへの不満の声も聞かれる。あるベテラン県議は「首相のおひざ元の県連。一声があれば、『わかりました』としか言えない」と話す一方で、こう続けた。「こんな手は何度もは使えない」

 発言の念頭にあるのは、元官房長官の河村建夫氏(74)が10選を果たした3区。次期衆院選では代替わりもささやかれ、後継には父不在の選挙戦で代役を務めた長男で秘書の建一氏(41)も取り沙汰される。

 ただ、県連内には参院議員の林芳正・文部科学相(56)の3区でのくら替え出馬を推す声があり、県連は当初、候補者を一本化できず、公認申請を党本部に白紙で提出する一幕があった。結局は党本部が河村氏の公認を内定し、林氏も「党の決定に従う」としたが、一部の地元経済界関係者や県議らの林氏のくら替え待望論は根強い。

 また、県選管によると、小選挙区の区割りの見直しが2022年以降に行われる見通しだ。15年の国勢調査に基づき、県も定数削減の対象となるとの試算もあり、次々回の衆院選では山口の小選挙区は3に減る可能性がある。その場合、難しい候補者調整が迫られる。

 圧勝続きの「1強」体制で、一枚岩のように見える自民。だが、ある県議は波乱を予感する。「ぐつぐつ煮えたぎる鍋の様子が、ふたをして見えない。それが現状だ」



 衆院選は今回も自民の圧勝で幕を閉じた。選挙戦を振り返り、今後を展望する。

2017年10月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5446チバQ:2017/10/29(日) 21:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20171024-OYTNT50020.html
希望失速で畑氏「誤算」
2017年10月24日
野党共闘は白紙 再連携焦点

畑氏の選挙区で応援演説を行う民進党の前原代表(右)。1区の階氏が駆けつけたが、畑氏の姿はなかった(12日、雫石町で)
畑氏の選挙区で応援演説を行う民進党の前原代表(右)。1区の階氏が駆けつけたが、畑氏の姿はなかった(12日、雫石町で)

 安倍首相による突然の解散と、民進党の希望の党への合流に始まった野党再編。政界が目まぐるしく動いた衆院選は与党圧勝で幕を閉じた。解散前と同じ顔ぶれが当選した県内の小選挙区はどんな戦いだったのか。その舞台裏を検証する。

 「野党共闘が崩れ、希望の党はプラスにならなかった」。民進を離党して希望公認で出馬した2区の畑浩治氏は22日、久慈市の事務所で敗戦の弁を述べた。

 畑氏は当初、民進、共産、自由、社民の野党統一候補として出馬予定だったが、安倍政権に対抗する勢力を目指して小池百合子・東京都知事が結成した希望に合流した。しかし、憲法改正に前向きな希望への合流は共産、社民の反発を招き、共闘態勢は崩れた。その希望も、リベラル勢力を拒む「排除の論理」が批判されて失速した。

 希望の苦戦が報じられると、陣営に危機感が広がった。12日、希望への合流を進めた民進の前原誠司代表が選挙区入りし、雫石町の商業施設前で「畑さんにもう一度国会に戻ってもらおう」と訴えたが、畑氏の姿はなかった。陣営幹部は「沿岸部を回る方が先」と説明した。

 共産、社民は「畑さんに個人的に親近感を抱く支援者もいる」(社民党県連幹部)として、対立候補の擁立は見送った。しかし、読売新聞社と日本テレビ系列各局が22日に実施した出口調査で、比例選で共産、社民両党を支持した人のうち、畑氏に投票したと答えたのは6割にとどまった。一方、野党結集のために無所属で出馬した3区の小沢一郎氏は、両党支持層の8割から票を集めていた。

 希望に合流しなかった民進出身者で設立した立憲民主党は躍進した。「立憲民主や無所属で出れば良かったと思った候補者もいるのではないか」。畑氏の陣営幹部は「誤算」を嘆いた。


 危機感は、同様に希望公認で出馬した1区の階猛氏の陣営にも広がっていた。11日、希望の小池代表は盛岡駅前での応援演説で、階氏を「永田町の希望の星」と持ち上げた。しかし、報道機関による序盤情勢では、自民候補と接戦と伝えられた。

 陣営にも「階さんはいいが、希望の党は……」という有権者の反応が寄せられていた。急きょ選対役員を集め、党名より階氏の名前を前面に出す“個人戦”への転換を決定。党名とセットで訴えるようになったのは、情勢の好転が報じられた終盤からだった。

 階氏は組織を固め、自民候補を約3万票差で破った。東北地方の小選挙区で、希望公認で当選したのは階氏だけだった。一夜明けた23日、「野党共闘ありきという考え方に立つと、他党の思惑に引っ張られる」と党の立て直しを優先させる考えを示し、「党勢回復に貢献したい」と意気込んだ。

 共産党県委員会の菅原則勝委員長は23日、「野党共闘の意思があっても、政策的に合意できる人でなければ共闘できない」と改めて述べた。今後の野党連携について、国政レベルでは「立憲民主、社民、無所属などとの共闘は、さらに強くなる」と予測し、リベラル勢力結集に意欲を示した。

 昨年の参院選で統一候補を立てて自民候補を破り、「理想的な形」と賞された岩手の野党共闘は白紙に戻った形だ。共闘の再現はあるか。連携の再構築が今後の県政界の焦点となる。

2017年10月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5447とはずがたり:2017/10/29(日) 22:03:05
>>5445
山口の減員楽しみだなあ。。

1…高村
2…岸
3…山口
で,河村と林が不満となると大波乱。

まあ林は決断出来ず,河村が比例下位で自民圧勝当選狙いかな。。

減員になる可能性はどんくらいあるんやろか・。。

5448チバQ:2017/10/29(日) 23:42:31
http://www.sankei.com/west/news/171024/wst1710240016-n1.html
2017.10.24 08:38
【衆院選】
希望・維新「全滅」の兵庫、「候補乱立、与党を利しただけ」野党陣営に深い傷跡
 自民と公明の与党が兵庫県内全12選挙区で議席を獲得した衆院選で、野党は希望をはじめ、維新、立憲民主、共産と候補が乱立した。さらに民進から無所属に転じた候補者もいて、県内でも政権批判票が分裂する結果に終わった。野党関係者からは「候補の乱立は与党を利しただけだった」と憤る声も上がっており、県内の野党陣営に深い傷痕を残した。(岡本祐大)

 4区では、希望の小池百合子代表の元秘書、野口威光氏(43)が解散直前まで秘書として仕えた自民前職に挑み、希望からの「刺客」として話題を集めたが、組織力の前に大敗した。

 野口氏は22日夜、神戸市西区の事務所で「希望の政策を有権者に分かってもらうには、党としても個人としても時間が足りなかった」と敗戦の弁。民進公認での出馬を予定していた新人が無所属で立候補したこともあり、民進県連から運動員の協力も得られなかった。ポスターはりやビラ配りはボランティアに頼ったが、「組織の支援がない限界はあった」と悔やむ。

 野口氏と同様に小池氏の秘書だった6区の希望新人、幾村奈応子氏(37)も「地元の課題について理解する時間がなかった」と認める。1区の希望前職、井坂信彦氏(43)は「党への逆風が全国的な流れで厳しかった」と淡々と振り返った。民進県連幹部は「希望の党ができたことで、野党が結束して戦う方針と真逆の結果になった」と不満げに話した。

 悲願の県内での衆院議席獲得をねらった維新は4人全員が落選。東京や大阪では希望と候補者調整ができたものの、県内は全員が希望と対決。政権批判票を奪い合った。ある県議は「兵庫では候補者調整ができるだけの実力がなかった」と反省しつつも、「維新の国政政党としての存在感が薄かった」と分析した。

 また、野党共闘により選挙区で2人の候補者を取り下げた共産も、比例での議席獲得もかなわなかった。村上亮三・県委員会書記長は「期待ほど得票につながらなかったのは今後の課題」とした。

5449とはずがたり:2017/10/30(月) 10:42:30

日本維新の会
初の代表選か 衆院選惨敗混迷 来月の党大会で可否
https://mainichi.jp/articles/20171029/ddn/041/010/012000c
毎日新聞2017年10月29日 大阪朝刊

 衆院選の惨敗を受け、日本維新の会(代表・松井一郎大阪府知事)が代表選の実施を巡って揺れている。党を引っ張ってきた松井氏の続投を求める声が強いが、敗北の責任に対するけじめが必要だとの声もある。28日の常任役員会では、代表選を実施するかどうかを決める臨時党大会が、11月25日を軸に開催されることが決まった。結党から5年、一度も代表選を実施していない維新の不協和音は、どう収束するのか。

 「個人としては党員の皆さんの意見を聞きたい」。28日に大阪市内で開かれた常任役員会後、松井氏は党大会を開く意図について記者団に説明した。自身の代表選への立候補には「(代表選を)やるかやらないかは党員の声で決まる。党員の声を聞いて判断する」と述べるにとどまった。

 党規約によると、衆院選など大型選挙から45日以内に臨時党大会を開き、代表選を実施するかを決める。党所属国会議員と地方議員、首長らで構成する「特別党員」約400人による投票で過半数の賛成が必要だ。ただ、他党との合流や分裂を繰り返す中で党勢を拡大してきた経緯もあり、代表選を経ずにトップが交代してきた。

http://tohazugatali.soragoto.net/politics/2017-10-30.jpg
維新を巡る党名と代表の推移

 結党時の代表は橋下徹大阪市長(当時)で、太陽の党(共同代表・石原慎太郎元東京都知事)との合流で石原氏に交代。国政に初挑戦した2012年衆院選は54議席を獲得し、うち大阪府内19小選挙区で12議席を得た。その後の離合集散で生まれた維新の党は、橋下氏と江田憲司衆院議員が共同代表に就いた。14年衆院選で41議席と減らしたが、責任問題には発展しなかった。日本維新の会に党名を戻した今回衆院選は、全国で11議席、大阪府内小選挙区で3議席と惨敗した。

 松井氏は「特別党員の声を尊重したい」と言うが、代表選になれば立候補しない、との見方がある。「代表は松井氏以外に考えられない」(維新府議)という立場からは実施に慎重な意見が多い。看板政策の「大阪都構想」の実現に向けた議論が進む中、一連の経緯が「仲間割れ」と有権者に映ればマイナスにしかならないからだ。

 維新の混迷に、自民党府連幹部は「選挙結果を受け代表選の話が上がるのは当たり前。それができないのは民主的な政党とは言えない」と冷ややか。公明党府本部関係者は「『都構想なんてやっている場合か』と自分たちの支援者からも言われる」と話す。【念佛明奈、藤顕一郎、椋田佳代】

5450チバQ:2017/10/30(月) 19:38:06
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10011204221_20171030.html
立民 山尾氏加えた55人で新会派届け出
16:25NHKニュース&スポーツ

立憲民主党は、今回の衆議院選挙で当選した55人から、みずからの元秘書に性的な嫌がらせをしたなどと週刊誌で報じられた青山雅幸氏を除いたうえで、無所属で当選した山尾志桜里氏を加えた55人で、新たな会派「立憲民主党・市民クラブ」を結成し、30日に衆議院の事務局に届け出ました。

https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10011204231_20171030.html
希望 民進の前原代表加えた51人で新会派届け出
16:26NHKニュース&スポーツ

希望の党は、今回の衆議院選挙で当選した50人に、民進党の前原代表を加えた51人で、新たな会派「希望の党・無所属クラブ」を結成し、30日に衆議院の事務局に届け出ました。

5451チバQ:2017/10/30(月) 20:10:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/141670?rct=n_representatives
くすぶる火種 自民道連・長谷川氏「選挙協力効果なかった」/新党大地・鈴木氏「こちらの票役に立った」
10/29 05:00
 自民党道連の長谷川岳会長代行は28日、札幌市内で開かれた道連役員会で、衆院選小選挙区での新党大地との選挙協力について「効果は見られなかった」と指摘した。持論である大地との連携解消をあらためて求めた形だ。大地の鈴木宗男代表は「こちらの票が自民党の役に立った」との立場から、選挙後も長谷川氏批判を続けており、なお火種がくすぶる。

 道連役員会は非公開。出席者によると、長谷川氏はメディアが報じた出口調査の結果を示し、「大地支持層は事実上、自主投票に近いものだった。多くの小選挙区で自民候補以外に票が流出した」と説明。27日、こうした内容をまとめた文書を二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長ら党幹部に提出した。

 一方、鈴木氏は26日、安倍晋三首相と官邸で会談後、「鈴木氏が役割を果たした」との発言があったと明らかにした。記者団には長谷川氏を念頭に「排除の論理をする人がいた。大きなマイナスになった」と批判した。

 北海道新聞の出口調査によると、大地支持層の小選挙区での投票先は全道平均で、自民42%、立憲民主党30%、共産党11%、希望の党10%。立憲民主が5割を超える選挙区もあった。

5452名無しさん:2017/10/30(月) 20:57:58
>>5451

北海道新聞の出口調査参考にするなら選挙協力の効果薄そうだけど、元が野党が強い地域だからねどうなのかな

5453名無しさん:2017/10/30(月) 21:03:40
前原氏が希望会派入り=衆参の勢力確定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171030-00000132-jij-pol

時事通信
 11月1日召集の特別国会を前に、衆参両院の各会派の勢力が30日、確定した。

 希望の党が届け出た衆院会派「希望・無所属クラブ」には、民進党代表を辞任した前原誠司氏が加わった。また、参院では民進党を離党した無所属の藤末健三、平山佐知子両参院議員が新会派「国民の声」の結成を届け出た。

 衆参の新たな勢力分野は次の通り。

 【衆院】自民284▽立憲民主・市民クラブ55▽希望・無所属クラブ51▽公明29▽無所属の会13▽共産12▽維新11▽自由2▽社民・市民連合2▽無所属6
 【参院】自民・こころ125▽民進・新緑風会47▽公明25▽共産14▽維新11▽希望の会(自由・社民)6▽希望の党3▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽国民の声2▽無所属5。

5454チバQ:2017/10/30(月) 21:20:04
こうかな?

■衆議院
自民284: 公認281+追加公認3(小泉龍司、堀内詔子、阿部俊子)
立憲民主・市民クラブ55:公認55+青山雅幸(無期限の党員資格停止処分)-山尾志桜里(入党はせず)
希望・無所属クラブ51:公認50+前原誠司(今のところ民進党は離党してなさそう)
公明29
無所属の会:民進党系13人
    岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
    平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一 
    金子恵美 黒岩宇洋 菊田真紀子
共産12
維新11
自由 2:小沢一郎 玉城デニー
社民・市民連合2:照屋寛徳 吉川元
無所属6:玄葉光一郎 中島克仁 鷲尾英一郎 重徳和彦 青山雅幸(立憲無期限の党員資格停止処分) 中村喜四郎

■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志+伊達忠一
民進・新緑風会47 党員47+川田龍平-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103001069&g=pol
前原氏が希望会派入り=衆参の勢力確定
 11月1日召集の特別国会を前に、衆参両院の各会派の勢力が30日、確定した。希望の党が届け出た衆院会派「希望・無所属クラブ」には、民進党代表を辞任した前原誠司氏が加わった。また、参院では民進党を離党した無所属の藤末健三、平山佐知子両参院議員が新会派「国民の声」の結成を届け出た。
 衆参の新たな勢力分野は次の通り。
 【衆院】自民284▽立憲民主・市民クラブ55▽希望・無所属クラブ51▽公明29▽無所属の会13▽共産12▽維新11▽自由2▽社民・市民連合2▽無所属6
 【参院】自民・こころ125▽民進・新緑風会47▽公明25▽共産14▽維新11▽希望の会(自由・社民)6▽希望の党3▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽国民の声2▽無所属5。 (2017/10/30-19:46)

5455チバQ:2017/10/30(月) 21:58:07
参議院訂正
舟山康江も無所属だった
■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志+伊達忠一
民進・新緑風会47 党員46+川田龍平+舟山康江-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)

5456チバQ:2017/10/31(火) 20:01:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1710310003.html
【関西の議論】「日本初の女性総理は彼女」辻元清美氏の応援に駆けつけた〝保守〟の手放し礼賛…陣営を支えた「左派」組織戦 
06:34産経新聞

【関西の議論】「日本初の女性総理は彼女」辻元清美氏の応援に駆けつけた〝保守〟の手放し礼賛…陣営を支えた「左派」組織戦 
辻元清美氏の応援のため選挙事務所を訪れた亀井静香氏。「日本で女性総理が生まれるなら彼女」と持ち上げた=10月17日、大阪府高槻市
(産経新聞)
 10月22日に投開票された衆院選で野党第1党に躍進した立憲民主党の辻元清美氏(57)。かつて「ソーリ! ソーリ!」と小泉純一郎元首相(75)を追及した手腕を買われ、国対委員長に就任した。今後、国会で安倍晋三政権批判の先頭に立つ。実は今回、辻元氏の選挙には立民の枝野幸男代表だけでなく、元金融相の亀井静香氏、改憲派の論客として知られる漫画家、小林よしのり氏も応援に駆けつけた。開票後早々と当選確実となり、7選を果たした辻元氏は「保守の人にも広がった」と満足げに語ったが、実態は安倍政権打倒・改憲反対の旗の下に共産党まで結集した左派の組織戦だった。

険しい表情から一転の笑顔

 「安倍さん、悪いけどもう終わったんちゃいますか?」。辻元氏の舌鋒(ぜっぽう)は、衆院選公示(10月10日)前から絶好調だった。

 幹事長代行を務めていた民進党が、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流を目指すことになり、いったんは無所属で出馬する意向を明らかにしたが、枝野氏の要請を受けて立民入りした辻元氏。民進から大阪府内の選挙区に出馬を予定していた他の候補者6人の入党届をとりまとめ、公示3日前の7日に枝野代表が来阪して大阪市都島区のJR京橋駅前で行われた街頭演説会で安倍政権批判を炸裂させた。

 数百人もの聴衆が詰めかける中、辻元氏が「市民が主役の政治で、暗い霧をみんなと一緒に吹き飛ばしたい」と威勢よく拳を突き上げると、聴衆からは「そうだ」との声が上がった。

 演説会に参加していたのは立民からの立候補予定者のほか、連合大阪会長、部落解放同盟大阪府連代表など。「だれの子どももころさせない」をスローガンに安保法制への反対運動などを行ってきた「子どもの未来を考えるママの会」の関係者らの姿もあった。

 演説会の後に行われた枝野代表との写真撮影会。立候補予定者との写真撮影に応じた枝野代表は、「ツーショットのポスター撮影は3万円」と報じられた小池氏をあてこすり、「私は3万円もらえないのかな」と軽口までたたいてみせた。辻元氏も「あれほどの人が集まったのは初めて」と振り返り、「安倍政権や、今の社会への危機感がたまっていたんだなと思った」と語った。

 衆院が解散した9月28日、民進の両院議員総会で希望の党への合流提案が満場一致で了承された後、記者団に「私は執行部なので発言はしていません」とだけ語って足早に去ったときに見せた険しい表情はそこにはなく、当選を確信したかのような笑顔も見せていた。

5457チバQ:2017/10/31(火) 20:01:15
立憲民主の方が保守!?

 辻元氏が出馬した大阪10区(高槻市、島本町)は、日本維新の会と自民党の前職も出馬し、前職3人が激突する激戦区。特に維新の松浪健太氏(46)とは、これで5度目という〝因縁の対決〟だ。

 故・土井たか子氏に誘われて政界入りし、社民党から民進に移った辻元氏は9条改憲反対の急先鋒(きゅうせんぽう)だが、選挙戦では意外な人物が続々と応援に駆けつけた。

 「わしと辻元清美は本当に敵同士だった。それが、今は手を組むことになってしまった」

 15日午後。雨空の下、JR高槻駅前で辻元、枝野両氏とともにマイクを握ったのは、保守で改憲派の論客とされる漫画家の小林よしのり氏。自らを「今の自民党議員よりもっとタカ派」と評した小林氏は「自分の国の力で自国を守るのが保守。自民党や希望の党はアメリカとともに戦う従米保守で、これはわしの感覚では保守ではない。むしろ立憲民主の方が保守の考え方に近い」と主張。「安倍政権の暴走を止められる政治家は辻元清美。安倍総理に向かって『ソーリ! ソーリ!』となんべんでも言ってほしい」と持ち上げた。

 かつてはテレビの討論番組でも激しく対立。主義、主張が大きく異なり「憎たらしい」「大嫌い」と罵(ののし)りあった間柄だ。だが数年前、故・加藤紘一氏が取り持った縁から意気投合したといい、辻元氏のチラシには小林氏のメッセージ、ポスターにもイラストがあしらわれていた。

 小林氏の応援を受けた辻元氏は「私と小林よしのりは意見が違うことが多いが、議論をしっかりして物事を進めるのが本当の民主主義」と主張。「官僚は森友問題や加計(かけ)学園問題で情報を出さず、忘れましたと言い続けた。皆さんと一緒に議論ができるまっとうな政治に変えさせて」と訴えた。

亀井氏「全体の女王蜂になる」

 その後も、辻元氏のもとには、元民進代表の岡田克也氏や前代表の蓮舫氏などさまざまな大物が続々と来援した。17日夜には、公示直前に引退宣言をした元金融相、亀井静香氏(80)が辻元氏の事務所を訪問した。

 辻元氏が「亀井先生が自民党の政調会長をされていたころ、私は社民党の政審会長で。初めて日曜討論に出たときに亀井先生との対決になって、『美女と野獣』と言ってしまった」と振り返ると、亀井氏は「今は一つの巣の女王蜂だけど、そのうち全体の女王蜂になる。日本で女性総理が生まれるなら彼女」と持ち上げ、集まった支持者から喝采を浴びた。

共産党が候補擁立見送り

 7選を果たした辻元氏の地元・高槻市は、昔から社民や共産の支持層が厚い地域として知られる。今回の選挙では「野党共闘」として共産が候補者の擁立を見送り、辻元氏に一本化した。

 地元関係者によると、「辻元氏のビラは、これまでの選挙で一番ではないかと思うほどまかれていた。ほかの(前職)2人よりも圧倒的な組織戦だった」といい、いわゆる左派・リベラル支持層が重厚な組織戦を展開したとみられる。

 「私はずっと共産党員です。でも憲法といえば、辻元さんですよね」。事務所には、こんな風に熱く語る学生らしき若い女性の姿もあった。「右でも左でもなく前へ」をキャッチフレーズに選挙戦を進めた枝野代表とタッグを組んだ辻元氏を支えていたのは、こうした団体や組織だったのだ。

 22日の投開票では早々に当選確実が決まる圧勝に満面の笑みを見せ、「時代に呼ばれた」とまで語った辻元氏。選挙中には「今の『二項対立』はリベラルか保守かではなく、『立憲主義や民主主義を大切にしようと思う人たち』と、『それをないがしろにしても平気な人たち』で分かれているんじゃないか」と語り、安倍政権への対抗姿勢を強くにじませた。

 立憲民主党は26日、執行役員会を開き、政調会長だった辻元氏を国対委員長とする人事を了承した。今後、国会でどんな活動を進めていくのだろうか。

5458パリ行最終便:2017/11/01(水) 06:58:17
http://www.jrt.co.jp/nnn/news88811654.html
小沢鋭仁元環境大臣が政界を事実上引退へ
(山梨県)

 小沢鋭仁元環境大臣が事実上の政界引退を決断したことが分かった。既に後援会関係者らには、今後政治活動を行う考えがないことを伝えたという。
 小沢氏は甲府市出身で、1993年の衆院選で日本新党から立候補して初当選。この後民主党に移り、民主党政権時代には、環境大臣を務めた。2012年以降は、日本維新の会に入党して活動を続け、衆議院の議席を8期連続で守ったが今月行われた衆院選で、希望の党公認で東京25区から立候補して落選した。
 小沢氏は取材に対し、今後は自ら政治活動を行わないことを明らかにし、県内に置いている自身の事務所や日本維新の会県総支部の事務所も年内には閉鎖することを明らかにした。先週末には後援会や日本維新の会県総支部の幹部らが集まった会合で決断を伝えたという。
 小沢氏は理由について「もともと早期引退へのあこがれがあった。63歳まで活動し、潮時と考えた」と話している。選挙戦への出馬は、「よほどの条件が整わなければない」とし、当面は政策研究大学院大学の客員教授を務めるという。
[ 10/31 18:25 山梨放送]

5459チバQ:2017/11/01(水) 11:18:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171101-00532080-shincho-pol
山梨「憎しみの2区」を制した“堀内王国の女城主” 薄氷勝利の後始末
11/1(水) 5:58配信 デイリー新潮
山梨「憎しみの2区」を制した“堀内王国の女城主” 薄氷勝利の後始末
戦いすんでも日は暮れず
 希望の党の野望は潰えた。だが人間、というか政治家は似たり寄ったりと評すべきか、自民党のそこかしこでも、希望の党の内紛を笑えない内ゲバが起きていた。以下はその象徴である山梨「憎しみの2区」の顛末だ。

 ***

 堀内詔子(のりこ)氏(52)と長崎幸太郎氏(49)。山梨2区はふたりの「自民系」前職が、ともに無所属で出馬する事態となった。長崎氏は長らく離党していたものの二階派の「特別会員」の地位を確保。そのため、同区が堀内家の家業である富士急グループが支配する「堀内王国」であるにも拘(かかわ)らず、二階俊博幹事長のゴリ押しによって「勝ったほうが追加公認」と相成ったのである。

 無論、両陣営の間では激しい憎悪が渦巻き、怪文書が乱れ飛び、堀内氏を支援したある市議は、選挙戦最終盤にこう言い放っていた。

「万が一、堀内が負けたら、自民党山梨県連は崩壊だ。県内に1万8000人くらいいる党員のうち、堀内が集めた8500人は全員離党させる。私も離党するし、堀内系県議も離党する」

 さらに、

「堀内陣営の市議や県議が集まると、焼酎の『二階堂』を飲むことにしている。『二階』を飲んでやるんですよ。二階さんは78歳。もう次の選挙には出られないでしょ? だったら、仮に長崎が勝っても、奴に頭を下げる必要はない」(同)

 と、二階氏の「政治的死」を待ち望む物騒な状況にまでなっていたのだ。

 この声が届いていたのか、長崎陣営の幹部曰く、

「選挙中、長崎さんは周囲に『俺は殺される。政治的にじゃなくて肉体的に』とこぼすほど、追い詰められていました。事実、実在する暴走族が長崎さんを襲撃するという噂が広まっていて、支援者から『長崎先生にボディーガードをつけたほうがいい』と勧められました」

 こんな漫画チックな話が真面目に語られるほど、山梨2区には殺伐とした空気が漂っていたのである。

刑事告訴
 結局、堀内氏側の「執念」が奏功したのか、彼女が3000票差で辛勝した。ところが逆に長崎氏は、

「堀内陣営の公選法違反の刑事告訴手続きを進めていきたいと思います」

 と語り、戦いが終わっても「ノーサイド」にするつもりはないと宣言。こうして地元には確実に禍根が残った上に、

「堀内さんは岸田派所属。岸田さんと二階さんの間の遺恨も消えないでしょう。なにしろ選挙直前、岸田さんは二階さんのもとに『堀内公認』を直談判しに行ったのに蹴られるという赤っ恥をかかされていますからね」(大手紙政治部デスク)

 希望の党よろしく自民党も一枚岩ではなく……。

 関ヶ原を経て磐石な幕藩体制とはいきそうもない。

「週刊新潮」2017年11月2日号 掲載

5460チバQ:2017/11/01(水) 11:19:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-00050132-yom-pol
若狭氏「時間不足が敗因。1回も選挙区入れず」
10/31(火) 23:20配信 読売新聞
 浅尾慶一郎・前衆院議員、土屋正忠・前衆院議員、若狭勝・前衆院議員は31日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、衆院選の結果などについて議論した。

 浅尾氏は「選挙直前に自民党に入党した。(自民党の)中から改革するというメッセージが有権者に伝わらなかった」と悔しさをにじませた。土屋氏は、立憲民主党の躍進を念頭に「『枝野(代表)台風』に流され負けた」と敗因を分析した。希望の党の結党メンバーの若狭氏は「時間の不足が敗因だ。公示前日まで1回も選挙区に入れなかった」と振り返った。

5461チバQ:2017/11/01(水) 20:26:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000058-asahi-pol
「最後の当選者」自民・田畑氏、登院で決意語る
11/1(水) 13:48配信 朝日新聞デジタル
 開票作業の遅れで、衆院選で最後となる465番目の当選者となった自民党の田畑毅氏(45)は午前10時半ごろ、緊張した面持ちで単身、登院した。朝日新聞などの取材に「最初でも最後でも議席を預かっている重みは変わりない。しっかりと頑張っていくことに尽きる」と話した。

 愛知2区では希望の党の前職に敗れたが、比例東海ブロックで復活当選。台風21号の影響で愛知県西尾市の開票作業が1日遅れ、全国で最後に議席を獲得した。

 前回の衆院選で得た議席も比例東京ブロックで繰り上げ当選。今回は国替えして臨んだ選挙だった。「難しい選挙だったが、こういう結果が出た。改めて身が引き締まる思いだ」と登院の思いを語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000056-asahi-pol
同性愛者公表の立憲・尾辻氏、「初心忘れず」白いスーツ
11/1(水) 13:44配信 朝日新聞デジタル
同性愛者公表の立憲・尾辻氏、「初心忘れず」白いスーツ
初登院し、登院表示盤を押す立憲民主党の尾辻かな子氏=1日午前9時53分、岩下毅撮影
 同性愛者であることを公表している立憲民主党の尾辻かな子氏(42)は1日午前9時半、立憲民主党の同僚5人とともに国会の正門をくぐった。
 元参院議員。衆院選には新顔として大阪2区から立候補し、復活での初当選を果たした。「初心を忘れない」という気持ちで真っ白なスーツで登院。「実の引き締まる思いでいっぱい。有権者の思いを胸に仕事をしていきたい」とし、「私は性的マイノリティーの当事者であるということもあり、国会に届かない多様な声や届けたくても届けられない声を拾っていきたい」と抱負を語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000033-asahi-pol
「5年間浪人したので…」国会一番乗り議員、未明に並ぶ
11/1(水) 10:25配信 朝日新聞デジタル
「5年間浪人したので…」国会一番乗り議員、未明に並ぶ
国会の正門前に「一番乗り」し、開門を待つ希望の党の近藤和也氏(左)=1日午前7時45分、東京・永田町、葛谷晋吾撮影
 衆院選で当選を果たした国会議員が1日、初登院した。国会の正門付近は、午前8時の開門前から議員が並んだ。

 「一番乗り」にこだわったのは石川3区で落選し、比例北陸信越ブロックで復活当選した希望の党の近藤和也氏(43)。前日夕方に飛行機で羽田に着いて仮眠を取った後、1日午前1時から国会の正門前でコートも着ず、スーツ姿で立って待ち続けた。午前5時ごろまでは1人きりだったという。

 午前8時の開門と同時に国会に入り、最初にバッジを付けた近藤氏。2009年の衆院選で初当選し、12、14年は落選したものの、今回、2選を果たした。「5年間浪人をしてきたので、国会に戻りたいという思いは誰よりも強い。その気持ちを一番最初に来ることで表したかった」と述べた。

5462チバQ:2017/11/01(水) 20:27:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000099-jij-pol
民進、国会控室も分裂=立憲、希望が折半
11/1(水) 18:27配信 時事通信
 1日に特別国会が召集され、10月の衆院選結果を反映した国会内の各会派衆院控室の割り当てが決まった。

 選挙に候補を擁立せず、会派が存在しない民進党がこれまで使用していたスペースは、立憲民主党と希望の党がほぼ折半。民進党の分裂騒動は部屋割りにも影響した形だ。

 国会の控室は原則として、各会派の所属議員数に応じた面積が配分される。これまで国会議事堂正面側の2階と3階に陣取る自民党に対し、民進党は主に中庭を挟んで反対側の2階部分を使用していた。

 衆院選の結果、立憲が野党第1党になったものの勢力では希望と伯仲。また、両勢力の合計が選挙前の民進党をやや上回る程度だったため、同党の場所が分割されて立憲と希望に割り振られた。

5463チバQ:2017/11/01(水) 21:05:43
872: 旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居 :2017/11/01(水) 20:34:01
キシローは何でなのか,そして玄葉は渡辺ではないのか。

震災特委員長に那谷屋氏=参院
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110101084&g=pol
 参院東日本大震災復興特別委員会は1日、民進党の那谷屋正義氏を委員長に互選した。前任の福山哲郎氏が民進党を離れ、立憲民主党に加わったことに伴う。その他の常任・特別委員会は、9月28日に選出・互選された各委員長が引き続き務める。
 那谷屋 正義氏(なたにや・まさよし)横浜国大教育卒。党参院幹事長代理、党参院国対委員長。比例代表、当選3回。60歳。(2017/11/01-18:26)

枝野氏に社民、自由も投票=無所属の会は大塚氏-首相指名
 1日に衆参両院で行われた首相指名選挙では、立憲民主党の枝野幸男代表に、同党に加え社民、自由両党も投票した。希望の党は同党の渡辺周元防衛副大臣に、衆院会派「無所属の会」は民進党の大塚耕平代表に投じた。共産党は志位和夫委員長、日本維新の会は片山虎之助共同代表だった。
 衆院でどの会派にも属さない無所属の投票先を見ると、玄葉光一郎、重徳和彦、中村喜四郎各氏が大塚氏、中島克仁氏が前民進党代表の前原誠司氏を選んだ。記名投票のルールに反し、自民党の渡辺孝一氏が自身の氏名を記さなかったため無効票となった。
 参院では、自民党の鴻池祥肇氏が体調不良のため、公明党の高瀬弘美氏が産休で欠席した。渡辺喜美氏ら無所属の3人は安倍晋三首相に投票し、参院会派「沖縄の風」の2人は枝野氏を選んだ。 
 一方、大島理森氏が選出された衆院議長選挙で赤松広隆氏に1票、赤松氏が選ばれた副議長選挙で大島氏に1票が入った。(2017/11/01-19:41)

5464チバQ:2017/11/01(水) 21:20:07
参院の白票が確実じゃないけど、薬師寺道代っぽいかな?阿部には投票しない気がするんだが


衆参の首相指名選挙結果
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110100920&g=pol
【衆院】
安倍晋三氏:312, 自民284+公明29-自民党の渡辺孝一氏が自身の氏名を記さなかったため無効票
枝野幸男氏:60,  立憲55+自民2+社民2+青山雅幸
渡辺周 氏:51,  希望51
大塚耕平氏:16,  無所属の会13+玄葉光一郎、重徳和彦、中村喜四郎各氏
志位和夫氏:12   共産12
片山虎之助氏:11, 維新11
前原誠司氏:1,   中島克仁
鷲尾英一郎氏:1,  鷲尾英一郎
無効:1       自民党の渡辺孝一氏
【参院】
安倍晋三氏:151, 自民125+公明25-欠席2(自民党の鴻池祥肇氏が体調不良のため、公明党の高瀬弘美氏が産休)+渡辺喜美+アントニオ猪木+山口和之 
大塚耕平氏:48,  民進47+副議長
志位和夫氏:14,  共産14
片山虎之助氏:11, 維新11
枝野幸男氏:9,   社民自由6+沖縄の風2+福山哲郎
渡辺周 氏:3,   希望3
藤末健三氏:2,   国民の声2
白票:1       薬師寺道代かな?
(2017/11/01-16:30)

 

>>5454-5455に追記
■衆議院
自民284: 公認281+追加公認3(小泉龍司、堀内詔子、阿部俊子)
立憲民主・市民クラブ55:公認55+青山雅幸(無期限の党員資格停止処分)-山尾志桜里(入党はせず)
希望・無所属クラブ51:公認50+前原誠司(今のところ民進党は離党してなさそう)
公明29
無所属の会:民進党系13人
    岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
    平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一 
    金子恵美 黒岩宇洋 菊田真紀子
共産12
維新11
自由 2:小沢一郎 玉城デニー
社民・市民連合2:照屋寛徳 吉川元
無所属6:玄葉光一郎 中島克仁 鷲尾英一郎 重徳和彦 青山雅幸(立憲無期限の党員資格停止処分) 中村喜四郎

■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志-伊達忠一
民進・新緑風会47 党員46+川田龍平+舟山康江-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)

5465チバQ:2017/11/01(水) 22:19:00
>自公両党以外にアントニオ猪木、薬師寺道代、渡辺喜美の3氏が首相に投票した。
薬師寺も安倍に投票したのか
https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00m/010/108000c
割れる 立憲など枝野氏、希望は渡辺氏

毎日新聞2017年11月1日 21時25分(最終更新 11月1日 21時46分)


衆院本会議で首相に指名され一礼する安倍晋三首相(右端)=国会内で2017年11月1日午後2時47分、川田雅浩撮影

 1日の衆院本会議での首相指名選挙で、野党各会派の対応が分かれた。巨大与党に対抗するために野党の結集が必要との総論では一致するが、分裂のしこりがにじんだ。

 立憲民主党の枝野幸男代表には、立憲会派の55人と社民党2人、自由党2人、立憲の党員資格停止中の青山雅幸氏の計60人が投票。希望の党の渡辺周元副防衛相には、希望会派の51人が漏れなく投票した。民進党の大塚耕平代表は16票で、うち民進系の「無所属の会」13人、会派入りしていない重徳和彦氏に加え、希望と民進合流組の選挙区調整を担った玄葉光一郎氏が投票。自民党政権で建設相を務めた中村喜四郎氏も大塚氏に入れた。

 共産党の志位和夫委員長、日本維新の会の片山虎之助共同代表には、それぞれの所属議員が投票。前原誠司氏に投票したのは民進系無所属の中島克仁氏。鷲尾英一郎氏は自身に投票した。無効の1票は「投票者の氏名不記載」によるもので、自民党の渡辺孝一氏とみられる。

 枝野氏は本会議後、自身に投票した自由、社民両党に対し「光栄に思う」と謝意を示した。

 一方、希望には「誰に投票するかはそれぞれの党の判断だ」と距離感をにじませた。枝野氏に投票しようとした共産党とは事前の協議を断り、衆院選で躍進した世論を背景に独自色を強める。

 国会議員の共同代表を決められなかった希望の党は、当選回数が最多8回の渡辺氏に投票。しかし、衆院選後に民進出身者が「野党第1党に投票すべきだ」と発言するなど亀裂が懸念されており、大島敦幹事長が本会議前の党会合で「遺漏なく投票されることを望む。重い投票行動だと踏まえて投票を」と呼びかける場面もあった。

 参院では自民党の鴻池祥肇、公明党の高瀬弘美両氏が欠席。自公両党以外にアントニオ猪木、薬師寺道代、渡辺喜美の3氏が首相に投票した。枝野氏の9票は、自由、社民両党の会派「希望の会」6人と、「沖縄の風」2人、立憲幹事長の福山哲郎氏の計9人。【影山哲也、光田宗義】

5466名無しさん:2017/11/02(木) 07:01:44
>>5464

参議院投票結果
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/195/195-1101-v001.pdf

山口和之が白票ですね

5467チバQ:2017/11/02(木) 18:07:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171102-00094023-playboyz-pol
有権者を罠にハメたのか!? 身銭を切る「支持政党なし」の意外な懐事情
11/2(木) 11:00配信 週プレNEWS
有権者を罠にハメたのか!? 身銭を切る「支持政党なし」の意外な懐事情
「支持政党なし」の佐野代表は、この名前で行なった選挙活動を「大まじめだ」と語る。確かに悪意は見えない
10月22日投開票の今回の衆院選で、議席は獲得できなかったものの、注目を集めた勢力がある。比例東京ブロックに4人の候補を擁立した政治団体「支持政党なし(略称:支持なし)」だ。同団体は12万5019票を獲得。その数は議席を持つ「社会民主党」や「日本のこころ」の2倍以上である。

しかし、一部からはこんな批判の声も上がっている。

「選挙公報には候補者の名前も顔写真もなく、『支持政党のない方は【支持なし】とお書きください』とだけ。横に小さく『比例代表は』とありますが、これを選挙の公的なガイダンスだと勘違いした人もいるのでは?」(30代男性)

有権者を罠にハメたのか? 「支持なし」の佐野秀光(ひでみつ)代表に直撃した。同団体の本部は、佐野氏が経営する会社の自社ビル(東京都大田区)内にあり、入り口には「支持政党なし」の看板やのぼりが立つ。「日本維新の会(19万8127票)より票を取れるかな、と思っていたので、少し残念です」(佐野代表、以下同)

さっそく核心に迫ろう。「支持なし」は固有名詞なのか一般名詞なのか、わかりにくい。これは“ズル”では?

「その批判は正しくないと思います。まず、わざわざ投票所まで足を運ぶ人たちが『支持なし』を記入方法だと間違えるでしょうか? そもそも、間違い票を狙うなら、(選挙期間中)一日に15ヵ所以上も街頭演説なんてしませんよ。私たちの考えがマスコミに報道されないから、一部が『ズルだ』と言っているのです」

その“考え”とは?

「実現できない公約を並べる無責任な政党が多いですが、私たちは議席を取らなくても公約は果たした。それは、『今の政治家にダメ出しをするため、支持政党がない人の数を示す』というものです」

ところで、「支持なし」は2014年衆院選(比例北海道ブロック2名)、16年参院選(比例区2名、選挙区8名)に続いて今回が3回目の選挙となった。しかし、これまでひとりも当選していない。相当な出費なのでは…?

「供託金だけでも、1回目は1200万円、2回目は3600万円、今回は2400万円かかりました。残念ながら、すべて没収されましたね。私は不動産登記情報を法務局より安く提供する会社を営んでいます。年商は36億円。ただ、政治活動に会社の金は使えないので、自分の役員報酬を選挙費用に回しています」

そこまで身銭を切って何がしたいのか?

「直接民主制の実現です。私たちが議席を獲得できたなら、すべての法案についてネット上で意見を募り、その結果に忠実に従って国会での議決権を行使します。これを実現するため、次の国政選挙も議席獲得を目指します!」

次は2年後の参院選。「支持なし」は支持を得られるか。

(取材・文・撮影/畠山理仁)

5468名無しさん:2017/11/02(木) 18:55:57
内閣支持率は5ポイント増の49%

共同通信社の世論調査によると、内閣支持率は49.5%で、前回調査に比べて5.0ポイント増加した。
https://this.kiji.is/298752570851017825?c=39546741839462401

5469とはずがたり:2017/11/04(土) 19:41:38
2017/10/20 18:00
合流経緯巡って希望の党・細野豪志氏と立憲民主党・福山哲郎幹事長が「しこり」感じさせる言い争い
http://www.buzznews.jp/?p=2112185

10月19日のBSフジ「プライムニュース」において、希望の党・細野豪志氏と立憲民主党・福山哲郎議員が民進党議員の希望の党への合流を巡って言い争う場面がありました。

「しこり」感じさせた細野・福山のやり取り
細野氏が選挙戦についての発言の中で多くの選挙区において自民党と希望の党が争っている、との見方を示したところ、福山議員は「我々が枝野原則の中で対立候補を立てていないから構造としてそういうことになっている」と不快感を露わにしていました。

その後細野氏が我々も棲み分け出来るよう努力し元々予定していた希望の党としての独自候補の選挙区を民進党から合流してきた候補者に譲ったケースも有る、と理解を求めると福山議員は話を遮って「元々全員なんですよ。全員という前提をですね、6割だからいい半分だからいい努力したからいいという話にはならない」と怒気を含んだ口調で反論。

「全員という前提は承知していない」とそもそも希望の党としては民進党全員を受け入れる予定ではなかった、と理解を求めた細野議員でしたが、ここで反町キャスターが「全員希望に行ける」という意味での全員ですよね?と確認すると、福山議員はこれにも噛みつきます。

「希望に行けるという言い方は止めて下さい。希望に行く前提だったんですから」と述べ、現在の状況に至った原因について小池都知事の「排除だと、さらさらないという発言がスタートラインなわけですから。そのことだけは事実関係として申し上げたい」と希望の党側に非があるという部分については譲れない一線であるとの姿勢を示していました。

細野氏は「今それを言っても何の生産性もない」と収めようとしましたが、福山議員は納得せず「枝野原則で我々が立てなかったことに対して希望と与党の対立構造になってるような言い方をするから違うんじゃないかと」と結局、不満は収まらないようでした。

細野豪志氏と福山哲郎議員の発言
細野「説明させて下さい。先程ね、福山さんがおっしゃった、枝野さんが原則を作って配慮したのはよく理解出来ます。それは我々にとってもすごく有難かった。ただ我々もね、出来るだけいろんな、そりゃ棲み分けできるようにしようっていうんで相当絞り込んで、正直、志を持って立って仕事辞めた人でも、のいてもらってですよ?それで、民進党から来てもらったりしたりした分が相当ある。ただ、・・・・」

福山「(話を遮って)そりゃ元々全員なんですよ。(強い声で)全員という前提をですね、6割だからいい半分だからいい努力したからいいという話にはならないわけです。」

細野「全員という前提は我々の方は承知してないんです。その中でギリギリの・・・」

反町「民進党が全員希望に行けるという、全員てその全員ですよね?」

福山「希望に行けるという言い方は止めて下さい。希望に行く前提だったんですから。現実の問題として言えば、その中で6割だ5割だと、そして希望の党の代表者の方が排除だと、さらさらないという発言がスタートラインなわけですから。そのことだけは事実関係として申し上げたい」

細野「その議論はいろいろあったけれども、ことここに及んで、今それを言ってもね、何の生産性もない」

福山「だから私はそんなこと言わないけれども、言わなかったじゃないですか。だけど、さもですね、対立構造がないのを枝野原則で我々が立てなかったことに対して、何も言わないで何か希望と与党との対立構造になってるような言い方を細野さんがされたから、ちょっと違うんじゃないかと」

細野「そういうことは言ってません。それは言ってません。出来るだけいろんな棲み分けが出来るよう努力したのは間違いない。そろそろ野党の話をやめて、与党と野党どう違うのかという議論にしたほうがわかりやすい」

反町「はい共産党」

5470パリ行最終便:2017/11/05(日) 14:39:57
http://www.asahi.com/articles/ASKBV4FLZKBVUTIL014.html
希望の新顔、小選挙区当選は「1」 ほど遠い政権選択

2017年11月5日08時33分

緑色の車から支持を訴えた佐々木里加氏。運動員を確保できず、自らマイクを握る日もあった=10月14日、東京都国分寺市


 衆院選で50議席にとどまった希望の党(代表・小池百合子東京都知事)。小選挙区で新顔98人を擁立したが、当選は1人。比例での「復活当選」も8人だった。選挙経験がないうえ、十分な党の支援がなかった新顔もおり、掲げた「政権選択選挙」にほど遠い戦いぶりだった。落選者の不満は強く、党は近く話を聞く場を設ける予定だ。

 「大変な決意で戦ったみなさんに感謝する。応えられる態勢を築けず、おわびしたい」

 全国で185人の落選者を出した選挙結果について、10月下旬、小池氏は記者団に語った。希望の新顔は、民進党などからの移籍組と、小池氏らが開いた政治塾の受講者らが中心。7月の都議選で、小池氏は政治塾の受講者を地域政党・都民ファーストの会の候補者として多数擁立し、圧勝したが、衆院選でその手法は通じなかった。

 「突然の選挙でどうしたらいいのかわからず、選挙期間中は『体力と声がもつだろうか』ということしか考えられなかった」。若狭勝前衆院議員が9月16日に開いた初回の輝照塾を受講した後、1週間ほどで東京19区での出馬が内定した美術短大非常勤講師、佐々木里加氏(50)は言う。

 立候補は地方選も含め初体験。内定後は睡眠時間を削ってポスターやチラシのデザインを作成。内定者は10月1日に集められ、小池氏と並んだポスター用写真を撮った。佐々木氏は現金で3万円を支払うことを知らず、慌ててATMに駆け込んだ。

 東京19区(西東京市など)に地縁がない佐々木氏は、都民ファースト都議の事務所の一角に電話を引いて選挙事務所に。事務所を設けることなど基本情報は自分でインターネットで調べた。

 初めての街頭演説では、「原発…

残り:672文字/全文:1356文字

5471パリ行最終便:2017/11/05(日) 15:08:26
http://www.hochi.co.jp/topics/20171104-OHT1T50300.html
若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
2017年11月5日10時0分 スポーツ報知

 東京都の小池百合子知事(65)の側近、若狭勝元衆院議員(60)が10月の衆院選の総括をし、今後の活動について語った。昨年7月の都知事選で小池知事を応援し、落選するまでの466日間。自民党に対抗するとして結党した新党「希望の党」はどこに向かうのか、そして自身の今後は…。(久保 阿礼)

 若狭氏はどこか吹っ切れた表情だった。

 「時間がなかった。この一言に尽きます」

 急激な野党再編が起こる中、党運営については、さまざまな批判や臆測もあった。

 「選挙中、落選後もいろいろ言われました。『落選後はハーレーで一人旅』とか。昔はハーレーに乗ってましたが、10年前くらいに盗まれて、ちょうど保険も切れててローンだけ払ってました。今はバイクに乗っていません(笑い)」

 高い支持率を維持してきた小池知事が率いた新党「希望の党」。9月25日に結党が決まり「150議席を取る」とも言われたが、若狭氏は東京10区で出馬し3位となり落選。全体でも50議席と惨敗した。同時期に結党した立憲民主党の54議席にも及ばなかった。小池知事が出馬するのか、しないのか。これが選挙前最大の注目点だった。だが、若狭氏は不出馬を確信していた。都知事就任から約1年2か月で辞任することへの批判、後継候補を選ぶ時間もなかった。

 「東京だけに候補者を絞る戦略もあったでしょうが、大勝は難しい。早めに小池さんの不出馬を前提に戦略を構築すべきでした。10月1日に『次の次の選挙で政権交代を目指す』と言ったのは戦略的な意味があった。ただ、実際は『出る』という期待感が高まって不出馬が確定したのは公示日。党への期待感は次第に弱まっていきました」

 自民党に対抗する二大政党制は持論でもある。

 「希望の党は『補完勢力』とか『第2自民党』と言われますが、これには反論したい。自民党が良い政策を打ち出しても、既得権、利権、省庁の思惑や族議員が批判を始める。結果、良い政策も最後は骨抜きにされる。それを『しがらみ』と呼んでいます。そういう部分を一掃しないと政治は前に進まない。今後は保守と改革保守の二大政党制でいくべきですね」

 今後は自身が設立した政治塾「輝照塾」を月内に都内で開き、来年2月まで予定通り行うが、政界からは身を引くという。

 「政界は引退します。小池さんと意見交換したりすることはあるでしょうが、行政側に入ることもないでしょう。外側から客観的に、自由に発信していきます。弁護士として活動していきたいと思いますね」

◆若狭 勝(わかさ・まさる)1956年12月6日、東京都生まれ。60歳。中大法学部卒業後、東京地検特捜部副部長などを経てテレビで識者として活動。14年12月の衆院選で自民党から出馬し、初当選。16年7月の都知事選で小池氏を単独で支援し、同10月には小池氏の地盤だった東京10区で当選。17年5月、都議会「都民ファーストの会」を支援するため、離党。同10月の衆院選は希望の党から東京10区で立候補も落選。

5472チバQ:2017/11/06(月) 08:49:58
>>5470
小選挙区の新人当選は長崎1だけか?

5473チバQ:2017/11/06(月) 09:24:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/20171104-134-OHT1T50300.html
若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
11月05日 10:00スポーツ報知

若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
「小池知事にはパワーがある。このままでは終わらないはず」と語った若狭勝氏 【報知新聞社】
(スポーツ報知)
 東京都の小池百合子知事(65)の側近、若狭勝元衆院議員(60)が10月の衆院選の総括をし、今後の活動について語った。昨年7月の都知事選で小池知事を応援し、落選するまでの466日間。自民党に対抗するとして結党した新党「希望の党」はどこに向かうのか、そして自身の今後は…。(久保 阿礼)

 若狭氏はどこか吹っ切れた表情だった。

 「時間がなかった。この一言に尽きます」

 急激な野党再編が起こる中、党運営については、さまざまな批判や臆測もあった。

 「選挙中、落選後もいろいろ言われました。『落選後はハーレーで一人旅』とか。昔はハーレーに乗ってましたが、10年前くらいに盗まれて、ちょうど保険も切れててローンだけ払ってました。今はバイクに乗っていません(笑い)」

 高い支持率を維持してきた小池知事が率いた新党「希望の党」。9月25日に結党が決まり「150議席を取る」とも言われたが、若狭氏は東京10区で出馬し3位となり落選。全体でも50議席と惨敗した。同時期に結党した立憲民主党の54議席にも及ばなかった。小池知事が出馬するのか、しないのか。これが選挙前最大の注目点だった。だが、若狭氏は不出馬を確信していた。都知事就任から約1年2か月で辞任することへの批判、後継候補を選ぶ時間もなかった。

 「東京だけに候補者を絞る戦略もあったでしょうが、大勝は難しい。早めに小池さんの不出馬を前提に戦略を構築すべきでした。10月1日に『次の次の選挙で政権交代を目指す』と言ったのは戦略的な意味があった。ただ、実際は『出る』という期待感が高まって不出馬が確定したのは公示日。党への期待感は次第に弱まっていきました」

 自民党に対抗する二大政党制は持論でもある。

 「希望の党は『補完勢力』とか『第2自民党』と言われますが、これには反論したい。自民党が良い政策を打ち出しても、既得権、利権、省庁の思惑や族議員が批判を始める。結果、良い政策も最後は骨抜きにされる。それを『しがらみ』と呼んでいます。そういう部分を一掃しないと政治は前に進まない。今後は保守と改革保守の二大政党制でいくべきですね」

 今後は自身が設立した政治塾「輝照塾」を月内に都内で開き、来年2月まで予定通り行うが、政界からは身を引くという。

 「政界は引退します。小池さんと意見交換したりすることはあるでしょうが、行政側に入ることもないでしょう。外側から客観的に、自由に発信していきます。弁護士として活動していきたいと思いますね」

 ◆若狭 勝(わかさ・まさる)1956年12月6日、東京都生まれ。60歳。中大法学部卒業後、東京地検特捜部副部長などを経てテレビで識者として活動。14年12月の衆院選で自民党から出馬し、初当選。16年7月の都知事選で小池氏を単独で支援し、同10月には小池氏の地盤だった東京10区で当選。17年5月、都議会「都民ファーストの会」を支援するため、離党。同10月の衆院選は希望の党から東京10区で立候補も落選。

5474チバQ:2017/11/06(月) 10:45:10
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060002-n1.html
2017.11.6 08:00
【政界徒然草】
新聞各社の衆院選情勢調査を点検した!一番読みが近かったのは… 各紙泣かせは山尾志桜里氏?

 突然の解散に始まり、選挙直前の希望、立憲民主両党の結成、投開票日の台風接近と異例ずくめとなった10月の衆院選。結果は自民党の大勝と立民の躍進という結果に終わったが、主要新聞各社は選挙期間中、情勢をどう分析して報道したのか。各社の情勢報道を“採点”すると、改めて今回の選挙の傾向や激戦だった選挙区が浮かび上がってくる。

 まず、各紙の情勢報道を紹介する前に、今回の選挙のおおまかな展開を振り返っておこう。安倍晋三首相(63)が北朝鮮対応などをめぐって国民の信を問うとして、臨時国会召集日の9月28日に冒頭で衆院を解散した。これにより10月10日公示、同22日投開票の選挙戦に突入すると、一部メディアや野党が「大義のない選挙だ」などと一斉に批判した。

 また、公示直前には昨年の東京都知事選と今夏の都議選で旋風を巻き起こした小池百合子東京都知事(65)が希望の党を立ち上げ、自公政権に対して政権選択選挙の勝負に打って出た。だが、民進党の前衆院議員らが希望から出馬する方向で調整を続けている中で、小池氏が一部の民進党出身者を「排除する」との発言が波紋を呼ぶ。一転して小池氏は批判を浴びることになり、この発言に反発した前民進党代表代行の枝野幸男氏(53)が立憲民主党を立ち上げる-といった流れのまま選挙戦に入った。

 選挙期間中は各紙が序盤からそれぞれ独自の調査などで情勢を細かく伝えた。10月14日付朝日の情勢調査(調査日10〜13日)では、自民286▽希望56▽公明29▽共産15▽立民41▽維新12▽社民1▽諸派1▽無所属24(いずれも中心の数値)-と予測した。

 毎日は10月12日に序盤、16日に中盤の情勢調査を掲載。中盤情勢調査(調査日13〜15日)では、自民281〜303▽希望42〜54▽公明30〜33▽共産11〜18▽立民45〜49▽維新10〜13▽社民1▽無所属18〜23-と報じ、「自民 最大300超も」の見出しが躍った。

 東京は10月18日、独自取材に同紙や共同通信が行なった電話世論調査(調査日15〜17日)を加味したとする終盤情勢を掲載した。自民281▽希望47▽公明34▽共産14▽立民46▽維新15▽社民2▽諸派1▽無所属25(いずれも振れ幅の推定値を除く)-と予測した。

 情勢調査を序盤と終盤に報じた日経は、10月20日付掲載の終盤調査で各党の優勢な議席数について、自民262▽希望55▽公明35▽共産18▽立民54▽維新10▽社民1▽無所属30-と分析した。見出しでは与党の議席数の計3分の2(310議席)獲得について「微妙」とした。

 読売も情勢を2回報道した。10月12日付の序盤情勢では各党の議席獲得予測数を数値ではなく棒グラフで示し「自民 単独過半数の勢い」と分析した。棒グラフでは希望が50議席を超えているが、立民は「計40議席を超える公算が大きい」とした。また、20日付の終盤情勢(調査日17〜19日)では「接戦区を中心に114選挙区を対象」とし、終盤に入っても自民の勢いが衰えていないこととともに、立民について「希望と匹敵する議席数になる可能性もある」と躍進ぶりを伝えた。

5475チバQ:2017/11/06(月) 10:46:01
 一方、産経はFNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話調査(調査日12〜15日)に各総支局の取材内容を加味し、自民286▽希望44▽公明33▽共産15▽立民52▽維新10▽社民1▽諸派1▽無所属23(いずれも中央値)-と報じた。

 結果は野党の混乱や準備不足をよそに、与党が着実に支持を拡大した。また、希望が失速していく一方で立民が躍進し、自民284▽立民55▽希望50▽公明29▽共産12▽維新11▽社民2▽無所属22-との結果に終わった。自公連立政権の議席数は3分の2を上回った。

 この選挙結果と各社の情勢調査を比較すると、自民の280議席前後の獲得は各社ともおおよそ的中する一方で、立民が野党第一党になる勢いだと明確に示したのは産経のみだった。希望の議席数が野党第一党となると予測する傾向が強く、こうした予測が外れたことは、希望の失速と立民の勢いが終盤まで継続していたことをうかがわせる。朝日は立民の議席数が実際の結果よりも大きく下回っていたものの、他紙が微減と読んでいた公明の議席数をズバリ的中させた。

 選挙区の情勢を紙面で詳報した新聞社も多かった。中盤から終盤にかけて全289選挙区の情勢の詳細を掲載した産経、朝日、毎日、東京の各分析と、実際の当選結果を比較すると当選者の「的中率」は次のようになった。

 産経約91%▽毎日約89・9%▽東京同▽朝日約89・6%(産経調べ。情勢で「横一線」「互角の戦い」などの表記となっていた選挙区は記事の文脈などを考慮して計算)。

 読売と日経は終盤に協力して調査し、注目区114選挙区に絞って情勢の詳細を掲載していた。

 選挙区ごとに見ると、各紙の「正答率」が特に低かったのは、沖縄4区の西銘恒三郎氏(自民)と神奈川6区の青柳陽一郎氏(立民)。弁護士との不倫疑惑報道があった愛知7区の山尾志桜里氏(無所属)も、対立候補の優勢を伝える報道が多かった。

 各紙の情勢を振り返ると、改めて希望の失速と立民の躍進の顕著さが浮かぶ。同時に、いくら左派系メディアが今回の解散について「大義がない」などと安倍首相を批判しても、選挙期間中は一貫して与党に大きな支持が寄せられていたことは各紙の調査でも明白だ。自公政権はこの民意を重く受け止め、緊張感をもった政権運営を継続していくことが求められる。 
(政治部 大島悠亮)

5476チバQ:2017/11/06(月) 22:23:14
メモです
>>5046 社民党擁立区の構図
>>5121 公明比例票
>>5135 強運:田畑毅
>>5137 議席占有率
>>5173 政党要件
>>5174 自希対決区で共産が擁立しない
>>5175 保守分裂区
>>5176 維新・希望の比例単独
>>5178 両院議員総会時点で87人いた民進衆院議員の行方
>>5179 希望の党の出身
  >>4044-4047 希望の党:結党11人+民進離党組以外で当選できそうな候補
>>5180 比例重複してない候補
>>5181 当選回数多い議員
>>5182 たぶん票差が少ないとこベスト11
>>5183 共産>立憲だった選挙区、京都3、インディーズ候補 
>>5190 共産>希望だった選挙区、希望で供託金没収
>>5202 高齢代議士リスト

>>5201 次回保守分裂しそうなところ
    宮城2区 福島5区 群馬1区 埼玉7区
    山梨1区 福岡11区 熊本2区 鹿児島2区
    山口3区>>5351>>5445 鹿児島1>>5418
>>5207 自民比例の状況
>>5208 立憲民主比例の状況

>>3918 連合に推薦されていない民進系議員
>>3926 解散時→公示前勢力 
>>4060 一家で複数の国会議員・国会議員候補
>>4117 野党系、前回当選回数順
>>4142 公明党情勢
>>4398 希望前職57名の内訳
>>4458-4460 自民重点区
>>4630 公明推薦のない自民候補選挙区


引退
>>5217東京10若狭勝
>>5458山梨1東京25 小沢鋭仁
>>5104岐阜4藤井孝男
>>5285岐阜5阿知波吉信
>>5261福岡9緒方林太郎
>>5103沖縄4仲里利信

5477チバQ:2017/11/07(火) 20:20:55
>>5161
>>5186
これか
二区 宮崎政久  ※落選
2650 チバQ 2017/11/07(火) 11:59:23
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171106-00000006-pseven-soci

 選挙最終盤の10月19日、沖縄・那覇市随一の歓楽街にある高級おでん屋の奥の個室で、秘密の会合が開かれた。上座に座ったのは二階氏最側近の武田良太・自民党副幹事長。「幹事長特別補佐」の肩書きを持ち、党内では「二階氏の政界裏工作担当」と呼ばれる。
.

 同席したのは沖縄2区の自民党候補の選対幹部たちだが、その中に、敵陣営の最高幹部がいた。
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 沖縄1区で自民・國場幸之助氏と争っていた日本維新の会の下地幹郎氏の実兄で、地場大手建設会社の社長を務める下地米蔵氏と、やはり下地陣営の選対幹部を務める元県議の2人だ。自民党関係者がこの“呉越同舟会合”の中身を明かす。
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「会合では沖縄の選挙情勢分析が行なわれ、武田副幹事長は“下地(幹郎)さんは沖縄のために必要な人。国会に残ってもらわないと”と心配し、米蔵社長は“幹郎をよろしく”と頭をさげたと出席者から聞いています」
.

 その下地氏は小選挙区では落選したが、九州ブロックの比例代表で復活当選した。
.

 自民党副幹事長が選挙中に対立候補の選対幹部と会合を持つのは異例だろう。本誌の直撃に米蔵氏は、「選挙情勢の話をしただけ」、武田氏も「下地社長には沖縄2区で自民党が建設業界の票をもらっているからお礼を言った」と説明する。


 だが、地元では、「下地氏はもともと自民党橋本派の出身で、二階幹事長はその手腕を高く評価し、二階派にスカウトしたいと考えている。武田氏はそうした意を受けて会談を持ったのではないか」(前出・自民党関係者)という見方がなされている。

5478チバQ:2017/11/08(水) 20:30:25
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171108-00148544-diamond-soci
衆院選で政権に高齢者が批判的、若年層が肯定的になった理由
11/8(水) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
衆院選で政権に高齢者が批判的、若年層が肯定的になった理由
総選挙の結果は与党の圧勝だったが、その中身を詳しく見てみると様相は違って見える Photo:日刊現代/アフロ
● 希望の党と立憲民主党の 比例票の合計が自民を上回る

 これまでの政権運営の信を問うとともに、消費税の一部を財政赤字解消から教育費の無償化に回すことに国民の理解を得る(裏返せば、予定通り消費税の引き上げは実施することに国民の賛同を得る)ためとして、安倍晋三首相が行った衆議院解散を受け、衆議院選挙が実施された。当初は、解散の根拠薄弱、森友・加計問題隠し、政権の自己都合と批判が多い中での選挙戦となった。

 「国難突破」を訴える政権与党に対して、野党は民進党が希望の党に合流する判断を示し、希望の党からの「排除」を嫌って一部が立憲民主党を立ち上げるに至ったため、“保守”対“中道”対“リベラル”といった3極構造の選挙戦となり、結果としては、小選挙区制の特色が発揮されて、第1党となった自民党の圧倒的勝利に終わったことは記憶に新しい。

 今回は、こうした経緯を含めて、種々に論評される政治情勢からやや距離をおいて、結果のデータに即して衆院選を振り返ってみよう。

 野党が分裂し、小選挙区で自民党が圧勝したので見えにくくなっているのが、有権者が示した政党支持の動向である。この点をうかがうため、民主党結党時までさかのぼって、衆参の国政選挙における自民党と民主党(およびその後継党)の比例獲得票の推移を図1にあらわした。

 これを見ると自民党の比例獲得票は、2005年の郵政選挙を除くと、1500万〜2000万票でかなり安定していることが分かる。むしろ、大きく増減しているのは民主党(およびその後継党)である。政権交代を実現した09年の3000万票と、その後政権を失って最低まで落ち込んだ13年の700万票との間では、4倍以上の差があるのである。

 実は、13年以降は民主党、および民進党の比例獲得票は回復傾向にあり、今回の衆院選でも、獲得議席とは正反対に、民進党から分かれた希望の党と立憲民主党の比例獲得票の合計は、自民党を上回ってさえいるのである。

 こうして見ると、なぜ民進党は生まれたばかりの希望の党に合流しようという考えになったのかが、むしろ不思議なくらいである。これは、野党側の単なる見込み違い、自民党から見れば敵失として片付けられる現象だったのだろうか。ここでは、こうした結果に至った必然的な流れについて考えてみよう。

● 若年層と老年層とで 分裂した比例票

 今回の衆院選の投票行動で目立っていたのは、若年層と老年層の投票先が異なる方向へ動いた点である。

 図2には、今回の比例投票先を年代別に見たものである。データはNHKの出口調査の結果を用いた。主要新聞の出口調査の結果でも同様の傾向が出ている。

 比例票における自民党への投票は20代の50%が最も多く、60代の32%が最も少なくなっている。逆に、立憲民主党への投票は、最低は20代の12%であり、最高は60代の25%となっている。希望の党は立憲民主党と似ているが、世代ごとの差はずっと小さい。立憲民主党と希望の党を比べると、若い世代では後者が上回り、老年層では前者が大きく上回っているのも特徴的である。

 これは、新しい現象である。12年衆院選以降の自民党への比例獲得票の割合について、世代別データを図3に示したが、50代以上の高年層では自民党票は減少の一途をたどり、逆に、30代以下では、増加の一途をたどるという世代別に正反対の動きが認められる。この結果、この5年ぐらいで、自民党への投票率は、いわば、「若低老高」から「若高老低」へ大きく変化したのである。

 ちなみに、今回の立憲民主党に対する草の根支持の拡大を「09年の政権交代選挙の時のような盛り上がりだ」と評する向きもあるが、当時の自民党投票率では30〜40代の大きな落ち込みが目立っていたのと比較すると全く異なる投票パターンとなっており、類似したところはない。

● 事実上の最大争点は 対立が目立たなかった社会保障

 こうした動きは、一般には、若年層の保守化傾向ととらえられることが多い。また、若年層の保守化傾向ではなく、逆に、定年後を迎えて余暇が増え、若い頃経験した学生運動などへのノスタルジードライブがかかるようになった老年層の左派回帰現象とみなすことも可能である。

 しかし、政治的な構図の重大な変化を、こうした世代的な精神傾向の問題として片付けてしまってよいものなのだろうか。

5479チバQ:2017/11/08(水) 20:30:52
 マスコミで報道される野党の与党批判を聞いていると、森友学園と加計学園の問題や憲法改正の是非が争点になっているように見えるが、有権者の立場から見ると今回の衆議院選の争点は果たして何だったのだろうか。この点に関する世論調査の結果を図4に掲げた。

 有権者が重視する争点としては、「年金・医療」が圧倒的に第1位であり、「子育て支援」、「北朝鮮の核・ミサイル問題」、「憲法改正」が同率で2位となっている。「年金・医療」と「子育て支援」はどちらも社会保障の問題であるので、何よりも社会保障が争点だったと有権者は見ているようだ。

 わが国では高齢化が人類史上かってないレベルにまで達し、拡大する社会保障給付と、それに対して不十分な税収・保険料というアンバランスが直面する最大の課題となっていることが誰の目にも明らかになっている以上、有権者の関心がそこに向かうのは当然だろう。

 だが、政策を巡る与党と野党のテレビ討論や、街頭演説を聴いていても、目指すべき社会保障の姿は何かという点が争点になっているようには思えなかった。与野党を問わず、有権者のますます大きな割合を占めるようになった高齢者に嫌われるようなことを言う政治家はいないので、主張に大きな差は生じないのである。そこで、有権者は、各政党が公約として明言している社会保障以外の政策を社会保障政策の方向性に読み替えて、投票先を決めるほかないことになる。

● 老年層が政権に批判的で若年層が肯定的 その理由は社会保障への立場の違い

 社会保障政策の現状の方向は、大きな部分を占める年金、医療、介護などで高齢者優遇を是正していく動き、また、高齢者福祉と比べて手薄だった若い世代向けの教育や子育ての強化、および貧困対策の三つだろう。本当に正しく使われるということが信じられないこともあって、社会保障給付の増大に十分見合った税収・保険料増を国民に納得させることは難しい。

 そこで、社会保障給付の抑制を基調としたこのような政策方向に行きつかざるを得ないのである。こうした政策は、貧困対策は除いて、高年層の既得権を侵すことであるので高齢者は反発し、若年層は、むしろ、もっと進めよと言う立場であろう。

 だとすると、高齢者は、こうした社会保障の方向性を結果として“是”としている与党に反対の立場、若年層は賛成の立場ということになる。つまり、憲法改正や安保法制などに反対する野党勢力は、社会保障でも同じように与党に反対してくれると期待できるので、高齢者にとって頼もしい存在ということになる。

 かつて、高齢者の感情的な反発を招いた後期高齢者医療制度の創設(2008年)に当たって、これに対する代替案もないのに廃止法案まで提出して反対した野党が“たなぼた”式の国民支持を獲得したことが、悪しき先例となったことは否めまい。

 高齢化と平行して、有権者に占める高齢者の割合がますます拡大している中、何でもかんでも与党の政策に反対する立場を打ち出していさえすれば、与党が推進しようとしている社会保障改革に対しても、「高齢者の味方」と見なされることになるので選挙では有利なのである。

 社会保障政策以外の政策は、今や高齢者に不利な社会保障改革への“アンチ”を示すシンボルにすぎないという側面が強まっている。与党自民党への比例票が若年層で多く、高年層で少なくなってきているという上で示した状況変化は、こうした動きを反映しているものと見なさざるを得ないのである。

 つまり野党は、政策の違いには目をつぶって大同団結し、与党への何でも反対政党になっていれば、黙っていても選挙に勝てる状況になっている。しかし、こんな実態と看板が矛盾するような不健全な政党の立場には耐えられず、また以前の政権獲得後の失政がそうした不健全な政治スタンスによるものだと反省して、そんな野党から飛び出そうとする政治家が現れる。

5480チバQ:2017/11/08(水) 20:31:09
一方、人口規模の小さな北欧諸国で社会保障が比較的円滑に機能していることから、社会保障改革の王道は、有権者の目に見える政治活動と国民との信頼回復によって、政治家と有権者が痛みを分かち合える状況を作り出すことが前提となるという考え方がある。

 国民は、社会保障の受益に応じた負担をむやみに嫌がっているわけではない。負担した税・保険料がどう使われるかについて不信を感じているから、受益の合理化や負担増に対して何でも反対せざるを得ないのであり、もし、中央ではなく地方に権限が移り、政治家と有権者の関係が密接になれば、そういう不幸もなくなるという考え方である。

 当人たちは意識していないかもしれないが、地方分権を旗印にした大阪、名古屋、東京におけるローカルパーティーの動きは、究極的にはそうした目標を実現しようとしているものだと考えられる。この点については、連載第20回の「日本国民の政治家への信頼度はなぜ世界最低レベルなのか」でも触れたので参照されたい。

 さまざまに物議を醸す政治家のパフォーマンスからいったん離れて、大局的に政治情勢を観望すると、左派ノスタルジーの色彩の濃い何でも反対政党からの脱却志向と、地方分権改革を目指した地方発の政治勢力づくりという、この二つの流れが合流し、健全な中道政党を作ろういうのが、希望の党の結成なのだろう。政策の違いを無視した野党の大同団結という路線は、いくらなんでも乱暴だったのである。

 もし、今後も野党が余計なことはせず、何でも与党に反対の大同団結政党を形成すれば、高齢者票が集中して、政権移行が行われる可能性が高い。しかし、そうなれば、与党も人気取りのため社会保障改革の手を緩め、高齢者の既得権益不可侵にギアチェンジし、社会保障の“袋小路状態”はさらに強まるであろう。これは超高齢化社会に突入したわが国の根本的な政治的ジレンマだといえる。

 だとすると、正面からの問題解決には程遠いとはいえ、従来通りの社会保障を望む高齢者票が死票となる結果になった今回の野党分裂は、かえってよかったのかもしれない。

 社会保障政策を政治対立から切り離す仕組みが整わない限り、憲法改正、安保政策、原発・エネルギー政策、経済活性化策、地方分権政策など、その他の分野の政策選択を国民に用意するための与野党対立がほとんど無意味となってしまう。こうした状態が、わが国の進路にとって決して好ましいとは言えないことだけは確かである。

 (統計データ分析家 本川 裕)

本川 裕

5481チバQ:2017/11/08(水) 20:43:37
http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080001-n1.html
2017.11.8 01:00
【政界徒然草】
最終決戦はまだ続く? 保守分裂、激戦の衆院選山梨2区の因縁対決
 先の衆院選で負ければ最後、比例復活はないという自民党系無所属同士が争った山梨2区は堀内詔子衆院議員(52)に軍配が上がった。3098票差で破れた長崎幸太郎前衆院議員(49)は二階俊博幹事長(78)率いる二階派所属、一方の堀内氏は岸田派に所属し、「派閥代理戦争」に勝利した岸田文雄政調会長(60)は領袖として面目を保った。12年にわたる因縁の対決は今回が最終決戦という位置づけだが、本当に終止符を打つのか見通せない。

 10月22日午後11時すぎ、山梨県富士吉田市の堀内氏の選挙事務所に「当確」の一報が届いた。歓声と拍手の中、堀内氏は「皆さま一人ひとりの力で勝利でき、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。「保守分裂選挙で勝たせてもらった。天国の父に報告したい」とも語る堀内氏。寄り添う次男の手には昨年5月に亡くなった義父・光雄氏の遺影があり、堀内家としては弔い合戦の意味合いもあった。

 堀内家と長崎氏の因縁対決は平成17年の郵政選挙までさかのぼる。当時、自民党重鎮の光雄氏は郵政民営化に反対、無所属で出馬した。その「刺客」として自民党が送り込んだのが長崎氏だった。長崎氏は光雄氏の引退後、後継の堀内氏を直近2回の衆院選で退け、堀内氏は比例代表で復活した。

自民党山梨県連は今回も堀内氏を公認申請したが、二階氏は長崎、堀内両氏を無所属で出馬させた上で、当選者を追加公認する異例の裁定を下した。21年衆院選の公認争いに反発、離党した長崎の復党も認めた。

 岸田氏は「二階裁定」に反発したが、覆らなかった。「党の力のある人によって県連の公認申請は無視された。こんなことが許されるのか」(堀内氏支持の自民党県議の白壁賢一氏)と地元も反発したが、結果的に怒りをバネに勝利をつかんだ。

 その「当確」は甲府市の自民党県連会館にいた参院議員の森屋宏県連会長(60)にも届いた。「勝ちました、勝ちました」。岸田派の古賀誠名誉会長(77)に続き、岸田氏にも電話をかけ、涙ながらに喜びを分かち合った。

 今回、古賀氏は堀内氏勝利の立役者の一人といえる。関係者によると、昨年秋、長崎氏の自民党復党を審査する党紀委員会開催をめぐり、堀内氏周辺は古賀氏に相談したが、「選挙に勝たないと駄目だ。選挙に勝つためならば何でもやってやる」と古賀氏は伝えたという。要は、党紀委員会の多数派工作といった小細工はせず、直接対決で勝利することが最も大事だという趣旨だった。

5482チバQ:2017/11/08(水) 20:44:01
 堀内氏も古賀氏のアドバイスを受け、早い段階から無所属同士のガチンコ対決に臨む覚悟を決めていた。古賀氏も選挙中、各種団体を中心にテコ入れを図るとともに、選対幹部に連日電話で戦況を聞いた。派閥領袖の岸田氏も選挙終盤、応援に駆け付けた。

 「勝因? 堀内本人も支援者も比例復活がない崖っぷちという危機感が強く、目つきが違った。裏を返せば、過去2回の選挙は比例復活があるから…甘かった」。選対幹部はこう振り返る。

 一方、長崎氏は10月22日、山梨県内の選挙事務所で「結果はすべて私の責任。おわび申し上げます」と支援者に頭を下げた。 選挙戦は岸田派に負けず劣らず、二階派メンバーが続々と応援に入った。その一人は街頭演説で「どんなことをしてでも、長崎を勝たせてくれ」との二階氏の伝言を紹介し、支持を呼びかけたが、及ばなかった。

 敗因の一つに挙げられるのが、期待していた旧民主党票の流出だ。前回衆院選で候補者を出さなかった旧民主党の組織票は長崎氏に上積みされたが、今回は立憲民主党の新人候補に流れたのだ。その旧民主党支持者の一部は堀内陣営の遊説隊に加わっていた。

 こんな分析もある。昨年8月、二階氏が金丸信・元自民党副総裁(1914〜96年)の墓参りのため、山梨県南アルプス市を訪問した際、長崎氏の自民党復党問題について「党のために役立っていただける人材。みんなの意見を聞いて私なりの判断をする」と復党をにじませた。

 二階氏にしてみれば、墓参を通じて金丸氏の後援会「久親会」メンバーの支援を取り込む狙いがあったのかもしれないが、逆効果だった。「オヤジを復党に利用しやがった」との声が続出し、長崎氏から離れていったという。

 さまざまな分析はあるものの、勝敗は紙一重。「崖っぷちの堀内氏の危機感に比べて、長崎氏は相手を甘く見ていた」(党関係者)との声が少なくない。

 「まだ先がある」と励ます支援者の声を背に、長崎氏は捲土重来を期すのか。「最終決戦の第2幕」が開くのかは見通せないが、因縁対決を終えた堀内、長崎両陣営の禍根は消えない。

5483チバQ:2017/11/08(水) 22:05:24
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1711060002.html
【関西の議論】「顔も知らない」「裏切り者」 希望の党・小池氏「地元」で大惨敗 批判にさらされたチルドレン
11:39産経新聞

【関西の議論】「顔も知らない」「裏切り者」 希望の党・小池氏「地元」で大惨敗 批判にさらされたチルドレン
衆院選兵庫6区で敗戦が確実となり、涙ぐみながら質問に答える希望の党の小池百合子代表の元秘書、幾村奈応子氏。希望は失速し、「小池旋風」は吹かなかった=10月22日、兵庫県宝塚市
(産経新聞)
 10月22日に投開票された衆院選で、民進党を事実上、吸収合併するなど話題の中心となった小池百合子都知事率いる希望の党。小池氏の出身地で、衆院議員時代に一時地盤とした兵庫県では「小池チルドレン」の元秘書2人を含む10人が立候補した。他陣営は7月の都知事選で吹き荒れた「小池旋風」への警戒感を強めたが、人気にあやかろうとした民進議員の無節操な合流と小池氏の「(左派リベラル)排除」発言、さらには政策のあいまいさに加え、ついに小池氏自身が立候補しなかったことで失速。民進県連から支援要請された地元議員らも新人の候補者に「顔も知らない」と猛反発し、追い風は吹かなかった。希望の候補者は孤立無援の中、選挙区で全敗という結果に終わり、比例代表での復活もかなわなかった。大惨敗の裏で何が起きていたのか。(岡本祐大)

「あいさつにも来ない」

 「私のもとで政治の道を歩んでくれた彼女を(小池氏がかつて地盤とした)兵庫6区(宝塚市、伊丹市など)の代表として国政へ送り届けてもらえませんか」

 公示後初の土曜日となった10月14日、小池氏は阪急宝塚駅前(宝塚市)で、イメージカラーの緑色のスカーフを巻くなどして集まった約700人を前にこう訴えた。その横で頭を下げ続けたのが小池氏の「後継者」として出馬した幾村奈応子氏(37)だった。

 幾村氏は小池氏の秘書を9年間務めた経歴を買われて立候補が決まった。だが、鹿児島出身の彼女にとって6区は完全にアウェー(敵地)。民進県連から幾村氏を支援するよう要請された地元の民進系議員の多くは、民進の公認候補に予定していた元伊丹市議の桜井周氏(47)が立憲民主党から出馬することが決まると、「(幾村氏の)顔も見たことがないし、あいさつにも来ない。そんな候補は応援できない」として、桜井氏のもとに集まった。

 組織のサポートが受けられなかった幾村氏は小池氏頼みの選挙戦を展開。小池氏から託されたかつての支援者リストを手にあいさつ回りに専念した。選挙事務所には小池氏のポスターがずらりと貼られ、「誰が選挙に出ているのか分からない」と対立陣営関係者から揶揄(やゆ)された。

 準備不足も深刻だった。出馬表明直後は地元の課題について「これから勉強していく」としていたが、公示後も小池都政の実績アピールを繰り返すばかり。応援に来ていた地元議員から「もっと地元の課題について話さないと」と苦言を呈されると、「勉強します」と答えるのがやっとだった。

 結局、小池氏の応援演説も追い風に変えることはできず、4人の候補者が立った選挙区で最下位に終わり、「小池氏の地元で勝てなかったのが残念」と涙ぐんだ。陣営によると、年内にも選挙区内に事務所を構え、引き続き国政を目指して活動を続ける方針という。

5484チバQ:2017/11/08(水) 22:05:37
出回った怪文書

 兵庫4区(神戸市西区、西脇市など)では公示当日、自民党前職の藤井比早之氏(46)が西脇市で行った出陣式で、支援者らを前に「藤井を助けてください。よろしくお願いします」と土下座した。

 藤井氏を支援した地元市議の一人は「土下座は最後の手段。初日からするとは」とあきれた様子で話したが、藤井氏にとってはそれだけの事情があった。衆院解散直前まで藤井氏の政策秘書を務めていた野口威光(たけみつ)氏(43)が希望公認で4区から出馬したからだ。

 野口氏は藤井氏の秘書になる前に、学生時代から13年間、小池氏の秘書を務めた。出馬の打診があったのは衆院が解散した9月28日。もともと藤井氏の秘書を辞めることは決まっていたが、事務所の鍵を返して間もないというタイミングで、小池氏から「一緒にやりましょう」と請われ決断した。

 3期連続当選を目指す自民前職と、その元秘書による直接対決は注目を集めたが、当人同士は表だって相手を非難することは避けた。藤井氏は取材に「誰が出てきても自分の戦いをするだけ」と繰り返した。支援者へのあいさつ回りでも野口氏が秘書だったことは説明しなかった。野口氏も演説などで藤井氏について直接言及することはほとんどなかった。

 ただ、藤井氏を支援する自民関係者からは野口氏に対し、「裏切り者」「仁義が通っていない」と批判が殺到。両氏を中傷する出所不明の怪文書が出回るなど泥仕合の様相も呈した。

 野口氏はさらなる逆風も受けた。人手不足を理由に民進県連から運動員の派遣を受けることができず、民進系の地元議員らは「直前まで自民にいた人物を応援できるわけがない」と突き放した。

 ボランティアの運動員とともに無党派層の多い神戸市内を中心に回ったが、知名度不足に苦しみ、組織を固めた藤井氏にはかなわなかった。比例復活もできず、「全国的に風が吹かない中、政策論争を深めるには党としても個人としても時間が足りなかった」と悔しさをにじませた。今後については幾村氏同様、事務所を構えて引き続き国政を目指すとした。

民進地方組織に残った傷痕

 小池チルドレンらが惨敗するなど、失速が目立った希望。小池氏は10月25日の両院議員懇談会で「自分の言動で多くの人を傷つけた」と謝罪。出席者からは代表辞任を要求する声も噴出した。

 民進兵庫県連でも10月28日に拡大常任幹事会を開き、議員ら約40人が出席。「民進が希望と一緒になろうとしたのが間違いだった」と執行部の判断を非難する意見が出た一方、「民進のままの方がいい結果だったと思うのか」との声もあり、議論は紛糾した。結局、党本部の指針通り、当面は民進の地方組織として県連が存続することが確認された。

 県連幹部は「『ばらばらになってはいけない』『議員の取り合いをすべきではない』などの意見が出た」と安堵(あんど)の表情を見せたが、今後の見通しについては「党本部の方針が固まらないうちはどうにもならない」とあきらめた様子で話した。

 一方で、希望から出馬し落選した候補者は「旧民主党へのノスタルジーは理解できるが、10年先も民進の看板で戦えるとは思えない」と指摘する。

 民進所属のある県議は選挙期間中に「野党共闘がぶちこわされ、小池氏は『自民の差し金』じゃないかとすら思う」と恨み節をこぼした。その言葉通り、「小池旋風」は地方でも民進に深い傷痕を残している。

5485片言丸:2017/11/09(木) 07:48:30
>>5478-5480
この議論は面白い目の付け所だが、逆に、ノスタルジックドライブを否定して、高齢者の相当部分が深層心理で高齢者などへの手厚い福祉や財政支援の充実を求めて立憲民主党に入れたとまで見てしまっていいのか疑問もある。

5486チバQ:2017/11/11(土) 21:33:55
http://news.livedoor.com/article/detail/13869644/
【野党ウオッチ】橋下徹氏が駆除できなかった「チョロネズミ」たちのとんでもない生命力!?

2017年11月10日 1時1分 産経新聞
9月25日、政党を次々と変える議員を「チョロネズミ」と揶揄した橋下徹氏のツイッター
写真拡大 (全3枚)
 「政党を行ったり来たりするチョロネズミが駆除され、憲法改正論議や安全保障論議が現実的なものになるという結果を生み出したことは日本にとって良かった」。

 第48回衆院選の全議席が確定した10月23日、橋下徹前大阪市長(48)はツイッターへの投稿で選挙戦をこう総括した。しかし、橋下氏の期待に反し、とてつもない「生命力」を発揮して生き残ったネズミたちもいるようで…。

 「チョロネズミ」という言葉は、衆院解散が濃厚になったころから橋下氏が発信するようになったワードだ。小池百合子東京都知事(65)が希望の党の設立と代表就任を表明した9月25日には、首長として国政政党を発足させた“先輩”として、ツイッターで次のような助言を送った。

 「政治家として生き延びたいために維新に一度足をかけ、その後どこかに行き、そして今度は小池新党に入ろうとするチョロネズミは新党に害。小選挙区で負けて比例復活しただけの議員も党内主導権を獲ろうとうるさいだけ。それでも(政党要件の)5人(の国会議員を)揃えなければならないので辛いが。経験者より」

 橋下氏が率いた地域政党「大阪維新の会」は、平成24年9月に「日本維新の会」として国政進出し、同年末の衆院選で54議席を獲得した。結いの党との合流などを経て「維新の党」へと姿を変えた後、27年に分裂し、橋下氏らは新党「おおさか維新の会」を結成した。同年末に橋下氏は政界引退し、おおさか維新の会は28年8月に「日本維新の会」へと改称、現在に至る。

 橋下氏が批判する「小選挙区で負けて比例復活しただけの議員」とは、維新の党分裂の際に決別した民主党出身の比例復活当選者らを指す。党の看板に救われて当選しておきながら「維新スピリッツ」に唾するかのような言動を繰り返す議員たちに対して、橋下氏は強い不快感を抱いていた。

 先の衆院選では、橋下氏がツイッターで言及した通り、これに該当する者の多くが落選の憂き目を見た。しかし、わずかではあるが、ちゃっかり生き残った政治家もいる。

 希望の党の今井雅人衆院議員(55)はその一人だ。

 読者の中には「チョロネズミという表現はさすがにひどいだろう」と思う向きもあるかもしれないが、この今井氏、なんと過去4回の衆院選全てに違う政党から立候補し、いずれも比例復活当選というものすごい遍歴の持ち主なのだ。党の看板「だけ」に頼り続けて、いまや立派な中堅議員の期数に達してしまったのだから、そのしぶとさには恐れ入るばかりである。

 今井氏は旧民主党が政権奪取を果たした21年の衆院選で同党の公認を受けて初当選した。24年の衆院選は日本維新の会、26年は維新の党、そして先の衆院選では希望の党から出馬して「選挙区敗退→比例当選」のゾンビ復活劇を繰り返している。

 そもそも、旧民主党に三くだり半を突きつけて日本維新の会に参加したはずの今井氏だが、橋下氏らと決別した後は、民進党結成に参加する形で古巣への実質的な「復党」をあっさり果たした。たもとを分かった橋下氏から「野田(佳彦)政権がもうダメだとなったとき、自分だけはとにかく当選するために、まさに保身のために、僕に助けを求めてきた」と無節操ぶりを批判されたのもむべなるかな、である。

 さて、希望の党は先の衆院選の公約で「現行の安全保障法制は憲法に則(のっと)り適切に運用します」とうたっている。「踏み絵」と呼ばれた政策協定書にも同様の文言がある。ごく普通の日本語読解能力がある者にとっては、同党の政策が「現行の安全保障法制」を前提としていることは疑いようがない。

 しかし、今井氏は10月25日、国会内で記者団に次のような持論を披露している。

 「民進党から(希望の党に)行った人たちは『変節した』『筋を曲げた』といわれるが、協定書をよく読むとそんなことはない。『合憲の範囲での運用』『あとは見直しをしていく』と書いてある。今までわれわれが主張していたことと違わない」

 民進党は安保法制を憲法違反だと主張し白紙化を唱えてきた。その主張を前提にするなら「現行の安全保障法制は憲法に則り適切に運用」という書きぶりには決してならない。希望の党の政策に賛同した有権者のみならず、民進党の主張を支持する国民をも愚弄する姿勢だ。

 …と、まじめに突っ込むのはヤボなのかもしれない。変節を都合よく正当化し、臆面もなく「今までの主張と違わない」と断言する図太さこそが、4回連続ゾンビ復活の「生命力」の源泉なのだろう。凡俗の身にはとてもマネできない、と敬意を表しておきたい。

5487チバQ:2017/11/11(土) 21:34:16
 「チョロネズミ」の中には、枝野幸男代表(53)率いる立憲民主党に逃げ込んで生き残った者もいる。もはや小欄ではおなじみの初鹿明博衆院議員(48)である。

 初鹿氏は、今井氏と同じく21年の衆院選に旧民主党から出馬し初当選した。初陣では選挙区(東京16区)を制したが、24年の衆院選では日本未来の党から立候補し落選、26年と29年はそれぞれ維新の党と立憲民主党の公認候補として比例復活当選している。

 24年の衆院選の際に私が取材した初鹿氏の街頭演説会では、次のように記されたビラが配布されていた。

 「私の考えは全て民主党の方針と正反対になってしまいました。自分の信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできないと考え、信念を貫くために民主党を離れる決断をしました」

 だが、威勢のいい主張もどこへやら。今井氏と同様、初鹿氏もその後の民進党結党に参加し、「全て正反対」「信念を貫くために離れる」と公言した政党に堂々と復帰した。

 それだけではない。先のビラにはこんな文言も踊っている。

 「民主党は自民党と変わらない新自由主義の政策を取るようになっています。第3極と言われる(日本)維新の会も基本的には民主、自民と同じ新自由主義。そして、外交面ではどこもタカ派」

 「第三極とはまやかしで一極化が進んでおり、どこが政権を担うことになっても、進みゆく方向は全く同じであります」

 もはや主張の不整合を指摘するのもむなしくなる。「民主、自民と同じ新自由主義」「まやかし」とこき下ろしている旧日本維新の会は、26年の衆院選で公認を得た維新の党の前身だ。わずか2年前に猛批判を浴びせた政党から平然と出馬する厚顔無恥ぶりには言葉を失うが、比例復活当選が決まった直後には、さらなる仰天の持論をツイッターに投稿している。

 「維新の党に入ったことに対するご批判もいただきましたが、無所属や他の野党では当選出来なかったので、結果オーライと思って下さい」

 今回の衆院選でも「結果オーライ」で立憲民主党への追い風に乗ることができた初鹿氏だが、タクシー車内で知人女性に強引にわいせつ行為をした疑惑を週刊文春に報じられ、当選早々に6カ月間の役職停止処分を受けたことはご承知の通りである。

 衆院選期間中、石原慎太郎元東京都知事(85)はツイッターにこんな感慨をつづった。

 「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ヶ原の合戦の時のようだ。その中で節を通した枝野は本物の男に見える」

 選挙のたびに違う政党から立候補し、批判していたはずの勢力といつのまにか手を組んでいる-。節操なき「チョロネズミ」たちが永田町から一掃される日は訪れるのか。 (政治部 松本学)

5488チバQ:2017/11/11(土) 22:37:10
チョロネズミの見方をするわけではないが
論理の一貫性がないひどい文章だ
>「民主、自民と同じ新自由主義」「まやかし」とこき下ろしている旧日本維新の会は、26年の衆院選で公認を得た維新の党の前身だ。
として、2012年:日本維新の会と 2014年:維新の党を同一視している
(まぁ、法的にも同一ですしね)

に対し
>この今井氏、なんと過去4回の衆院選全てに違う政党から立候補し、いずれも比例復活当選
>旧民主党が政権奪取を果たした21年の衆院選で同党の公認を受けて初当選した。24年の衆院選は日本維新の会、26年は維新の党、そして先の衆院選では希望の党から出馬
として、日本維新の会と維新の党を別の党として判断してる。


一つの文章の中で、整合性のないこと言っておいて
>主張の不整合を指摘するのもむなしくなる。
ってのは、これこそむなしくなるわ

5489とはずがたり:2017/11/12(日) 09:38:03

すっかり忘れてたけど2区椎木は江田維新を裏切っておおさか入りした議員でその論功に吉村後継の大阪2区貰えたんだな。で,改発は落下傘が気に喰わず熱心に動いてなかったようだ。

落下傘では地元に根を張る左藤落とすのは難しいし矢鱈威張ってる維新の地方議員も面白くなかろうって事で次は(維新があるのかそもそもわからんが)地方議員をおっ立てる感じになるのかな?

https://twitter.com/sastai/status/929324246920151040
水有 照善?
@sastai
フォローする @sastaiをフォローします
その他
返信先: @matsumotosensyuさん
いやー、まさか2区の椎木さんの選挙の時に勧められてもマイクを一度も持たなかった改発先生がマイクを使って喋ってる写真が出て来るとは思いもしませんでしたわーwww
4:25 - 2017年11月11日

https://twitter.com/osakapolitics/status/917725875499524097
大阪政治ナイト?
@osakapolitics
フォローする @osakapoliticsをフォローします
その他 大阪政治ナイトさんがみなたか@日本一のワンダホー\(^^)/をリツイートしました
この #しいき保 という維新の衆議は、
前回関東か落下傘で出馬も落選、吉村の市長選出馬に伴い繰り上げ当選になった人物だが、
維新の分裂騒ぎのときに、維新の党側へ行くと誓約書書いて、即騙しておおさか維新に移籍したクズです。落としましょう!

あたご?
@h_ishi_0825
10月10日
その他
返信先: @osakapoliticsさん
ここ落とすには公明党の力と改発市議の支持層を崩す必要がある。左藤さんの露出拡大も必須。改発市議は住民投票以後維新という単語を使っていない。地域は維新、国政は自民地域で維新に流さない戦術が必要。いわき府議に暗躍させてはいけません。改発市議は維新無くても市議選に当選するんだけど。

5490チバQ:2017/11/12(日) 10:11:18
>>5489
とはさん。大阪2区への公認をもらったのは、橋下江田時代(14年選挙前)ですので、『裏切りの論功勲章で大阪二区公認もらった』は間違ってるかと

5491チバQ:2017/11/12(日) 11:02:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171111-00010000-kachimai-hok
支部長は当面空席 衆院選敗戦、年内めどに総括 自民党道11区
11/11(土) 14:09配信 十勝毎日新聞 電子版
支部長は当面空席 衆院選敗戦、年内めどに総括 自民党道11区
冒頭のあいさつで陳謝する中川氏(11日午前10時15分ごろ)
 自民党道11区支部の支部長会議が11日午前10時から帯広市内のとかち館で開かれ、10月の衆院選に中川郁子氏(58)が出馬した後に空席となっている支部長人事について、当面は空席のままとすることを確認した。喜多龍一支部長代行ら3道議を中心に、遅くとも年内に同人事に関する方針と、中川氏が落選した衆院選の総括などをまとめる考え。

 この日は市町村の支部長や執行部など36人が出席。会議は冒頭のあいさつのみ公開され、議事は非公開で行われた。終了後、大谷亨幹事長が取材に応じた。

 党の「選挙区支部長・衆議院比例区支部長選任に関する基本方針」によると、「支部長の任期は総選挙から総選挙の間」とされ、10月の衆院選で中川氏が出馬した時点から11区支部長は不在の状態だった。

 喜多支部長代行のあいさつの後、中川氏は「繁忙期の中、懸命に支援していただいたが、結果を出すことができなかった」と頭を下げた。その上で「自民党11支部を立て直すため、今後も汗をかいていきたい」と述べ、退席した。

 会議では出席者から「農繁期で思うように動けなかった」「過去の(中川氏の)スキャンダルで女性票が取り込めなかった」などの声が出たという。

 大谷幹事長は「出された意見を基に執行部で今回の検証結果を取りまとめたい。支部長に関しては、党本部から支部長選任に関する新たな基本方針が示されるのを待ち、選考方法を含め早い段階で支部長会議を開き方向性を示す」と話した。(佐藤いづみ、小縣大輝)

5492チバQ:2017/11/12(日) 11:28:47
>>5490
吉村は4区なので後継とゆー表現もおかしいですね

5493パリ行最終便:2017/11/12(日) 19:24:56
https://news.goo.ne.jp/article/joetsutj/region/joetsutj-5a06bfbb4c0db103fa20c52b.html
梅谷守氏が次回衆院選出馬の決意固める 政党公認候補を希望

08:27上越タウンジャーナル

先の衆院選新潟6区にオール野党の統一候補として無所属で出馬し、落選した梅谷守氏(43)が2017年11月11日、新潟県上越市内で記者会見を開き、次回の衆院選に新潟6区から再挑戦する決意を固めたと発表した。梅谷氏は無所属で出馬したことに「何ら後悔はない」としたが、「次回は願わくば政党に所属して臨みたい」と語り、政党公認候補としての出馬を希望する意向を表明した。

梅谷氏は「先回の選挙で破れてから、今日に至るまで、(支持者からの)強い熱い思いをいただいている」とし、支持者や関係者からの再挑戦を望む声などを受け、家族と相談し、次回への再挑戦を決めたという。 今回の選挙戦では市民連合と社民党、共産党などオール野党の統一候補無所属で出馬。自民党の高鳥修一氏に約2000票の僅差で敗れた。敗因を「私自身にある。歩き足りなかった」と振り返る一方、「歩いた所はてきめんに効果があった。ただ、1人で歩くのは限界がある。(次回も)野党連携の構図がもう一度なされることを望む」と語った。

一方、無所属での出馬については比例復活がないなど「不利な条件」の大きさを実感したといい、次期衆院選では政党公認での出馬を強く望んでいる。現時点での候補となる政党については「特にない」と話したが、「『希望の党』にだけは行かないと言うことははっきりしている。立憲民主党は視野にはいれているが、今後の状況を見極め、最終判断したい」。 今後については政策の基本は今後も変えないものの、情勢次第で対応し、「落選中の身だが、上越ではたくさん期待をいただいている。知事や市長らと連携し、自分なりに民意を届ける活動をしたい」と締めくくった。

5494とはずがたり:2017/11/12(日) 20:05:25
>>5490
吉村の市長選転出で繰り上げ当選その他を色々勘違いしてました。ヌルい書き込み失敬しました。ご指摘感謝っす

5495名無しさん:2017/11/13(月) 13:46:57
「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53375


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「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方
マスコミ嫌いの本人が重い口を開いた 
週刊現代 プロフィール
国会議員も政治記者も「今、どうしてるんだろうね」と口を揃えるのがこの元建設大臣。今回の総選挙でも楽々当選した中村喜四郎が、「無所属」で孤塁を守り続けるのは、彼なりの信念があるようだ。

議員会館で見たことがない

「国会で発言しなければ、議員としての責任を果たせないかといったら、そうではない。群れると感性が鈍る」

本誌にこう語るのは、元建設大臣の中村喜四郎代議士(68歳)だ。

ゼネコン汚職で逮捕され、自民党離党から23年が経った。連続当選を重ね、今も無所属で衆議院議員を続ける中村は、大のメディア嫌いで知られ、実像を知る者は少ない。

「廊下で見かけたことすら何年もないよ。会期中以外は永田町に出てくることはない」(議員会館で同フロアの代議士)

全国紙のベテラン政治部記者も続ける。

「謎の存在です。20年間、本会議での発言はゼロ、質問主意書もゼロ、委員会では一度発言しただけ。何も発信をしていない以上、政治家としては無価値のように思えます」


中村喜四郎は、かつて自民党旧竹下派のホープだった。山崎拓・小泉純一郎・加藤紘一による「YKK」に加わり、「NYKK」と称したグループを作っていたこともある。山崎拓が回想する。

「加藤紘一さんが(経世会の)中村さんも仲間に入れたいと言いましてね。中村さんは政治センスもよかった。細川政権の成立でも、最初に細川擁立案を言い出したのは中村さんだったはずです」

'49年生まれの中村は、日大卒業後、田中角栄の秘書を経て'76年に衆議院議員に初当選。43歳の若さで建設大臣も務めた。

Photo by GettyImages
同じ竹下派にいた鈴木宗男が当時を回想する。

「一途な政治家でした。国対副委員長時代、暴れん坊・浜田幸一さんが国会運営の問題で迫ると『党の方針はこうだ!何を言うか』と毅然とした態度だった。まだ68歳の若さですか。あの事件さえなければね……」

総理候補の呼び声さえあった中村の人生を暗転させたのが、'94年のゼネコン汚職事件だった。斡旋収賄容疑で逮捕され、懲役1年6ヵ月の実刑判決を受けた。

「YKKにいた頃は明るくて開放的な人だったんですが、逆境を経て性格が変わったんじゃないか。殻に閉じこもってしまってね。自分を摘発した検察当局や、政界への反発がものすごくあったと思う」(前出・山崎)

5496チバQ:2017/11/13(月) 18:41:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000048-spnannex-soci
山尾氏ショック…後援会長辞任 衆院選勝利の恩人「一線」退く
11/13(月) 6:01配信 スポニチアネックス
山尾氏ショック…後援会長辞任 衆院選勝利の恩人「一線」退く
山尾志桜里
 無所属の山尾志桜里衆院議員(43)の地元後援会会長が12日、辞任したことが分かった。週刊誌で不倫疑惑を報じられた倉持麟太郎弁護士(34)を事務所の政策顧問とする意向を固めたことが物議を醸している最中に、苦しい選挙戦を支えた恩人が「一線」から退くことになった。

【写真】民進党時代に両院議員総会に出席した山尾志桜里衆院議員

 辞任したのは愛知県、愛知7区の東郷町後援会会長の野々山利博氏(78)。本紙の取材に「12日の役員会で辞任を申し出て了承された」と明かした。「選挙前から高齢のことなどがあり、辞任を考えていた。選挙が始まってしまったもんだから何とか頑張った。票を集める力が弱くなったことも実感した」と説明。「山尾氏の行動や言動とは関係ない。前から決めていたことだ」と強調した。会合の出席者には「今後も応援してほしい」と伝えたという。

 7日に山尾氏が倉持氏を政策顧問に起用することが明らかになったことを受け、野々山氏はメディアを通じて「はっきり言ってノー。タイミングとしてノーだ」と難色を示していた。9月に倉持氏との不倫が報じられた際にも「脇が甘い」と苦言を呈していた。

 山尾氏は不倫報道を受けて無所属で衆院選に出馬。自民党候補との一騎打ちに834票という僅差で勝利。野々山氏は、山尾氏から安倍政権と向き合う決意を直接聞いて支援を決めていた。国会に再び送り出してくれた恩人が身を引くことは、山尾氏の今後にとって痛手となりそうだ。

【関連記事】

5497チバQ:2017/11/13(月) 18:41:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171113-00532497-shincho-pol
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」 秋波を送るお相手は
11/13(月) 5:58配信 デイリー新潮
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」 秋波を送るお相手は
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」
 目を細める「魔の2回生」は、それぞれスキャンダルを抱えながら、先の選挙で明暗を分けた。新潟4区の自民前職・金子恵美(めぐみ)氏(39)は落選の憂き目に遭い、愛知7区の無所属・山尾志桜里(しおり)氏(43)は歓喜の声をあげた。特別国会が召集される中、彼女たちは蠱惑的な色目を使い、意中のお相手に秋波を送っているというのだ。

 初当選以来、「美人過ぎる政治家」として持て囃された金子氏も、落選すれば“ただの人”。総務政務官時代、本誌(「週刊新潮」)が報じた公用車の私的利用などでその「特権意識」を問われたが、議員会館や都心一等地に建つ瀟洒な宿舎からの引越しを命じられてしまったのである。

「投開票日から3日後までに引越しをしないといけないらしくてね。選挙が終わって金子さんから“東京を引き払ったら挨拶に上がります”なんて言われたけど、1週間経つのに音沙汰ない。きっと所属する派閥のドンである二階俊博幹事長に頼み事でもしてるんじゃないかな」

 と呆れ顔なのは、彼女の地元後援会幹部である。

「自民党のルールでは、落選が2回までならそのまま選挙区の支部長を続けられる。次の選挙のためにも、すぐ地元に声をかけ支部長会議を開かないといけないんだけどね。金子さんはまだ落選1回目だから、本来はそのまま支部長を続けることができる。けれど、県連や地元議員からの評判が悪く、今回の選挙でさらに評判を落とした。会議を開いても、金子さんが続けることに反対する声が出て、会議は紛糾するでしょう」 

 選挙戦を振り返れば、金子氏には安倍総理をはじめ野田聖子総務相が応援に駆けつけ、二階幹事長や、河村建夫元官房長官が地元有力企業を回り頭を下げた。2回生議員としては手厚い“特権”を享受していたのだが、

「相手に2万5000票も差をつけられ惨敗しました。実のところ、6月の事前調査でも、当選は危ういとの結果が地元には上がっていたのです」(同)

「禊は済んでない」
 そこで、公認候補を替えて欲しいとの要望が党本部にも伝わっていたと明かすのは自民党の県連関係者で、

「結局は二階幹事長の子飼いである鶴保庸介前沖縄・北方相が新潟までやって来て“二階さんは公認を金子にするから、応援するように”と伝えられた。それで、地元は泣く泣く従ったんです」

 そんな前例があるゆえ、支部長人事でもどんでん返しの可能性があると続ける。

「いくら地元が金子を拒否しても、最後は彼女が二階さんに泣きつけば決まってしまう。選挙中も“助けてください”と涙目で演説しましたが、普段でも自分が都合悪くなったり何か咎められると泣くことがある。それをやられたら、男は何も言えなくなりますよ。また今回も二階さんのゴリ押しで彼女の続投が決まったら、次の選挙は誰も手伝わなくなりますね」(同)

 先の後援会幹部が言う。

「支部長には、次の選挙まで党本部から何百万円もの活動費が支給される。金子さんの夫で不倫スキャンダルにより議員を辞めた宮崎謙介さんは、自ら立ち上げた会社の住所を議員会館に置いたほどなので、定期収入のアテがある支部長の地位は、喉から手が出るほど欲しいでしょう」

 そんな宮崎氏が渦中の人となった昨年、舌鋒鋭く批判したのが山尾議員だった。

5498チバQ:2017/11/13(月) 18:42:18
政治部デスクによれば、

「宮崎氏の不貞を咎め、“悪いことをしておきながら涙目で潔くすれば男の美学みたいなところに違和感がある”とTBSの番組で発言しましたが、ブーメランとして返ってきてしまいましたね」

 民進党の代表選後、前原誠司代表から幹事長を打診された彼女は、内定した日に弁護士と密会していた様子が「週刊文春」で報じられた。不貞を認めない姿勢を貫いた彼女が、民進党を離党して無所属でまさかの当選を果たしてしまったのはご存じの通り。そんな彼女はさっそく意中のお相手の下へと走っていた。

「10月25日に、彼女は国会内で立憲民主党の枝野代表と会い、入党する内諾を得ていたのです」(同)

 だが、地元愛知の東郷町で後援会長を務める野々山利博氏(78)はこうも言う。

「選挙後の集会では、山尾さんへ“拙速では”という声が支援者から出ました。不倫疑惑で離党したんだから、その立場をしばらく貫かないと禊が済んだとは言えない。焦らなくていいと私も伝えたんですけどね」

 この選挙も約800票差と薄氷の勝利で、共産党が自主投票に回らなければ、危なかったと明かす。

「無効票が多かったのは、共産支持者の気持ちが表れたんだと思います。もともと見栄えがよくて出来る女性だから、民進でも看板に担がれ、妬みで足を引っ張られた可能性もある。もちろん、本人の脇が甘かったんですし、スキャンダルが出た事実をもっと重く受け止めて欲しい。完全に禊が済んだと言えるのは、次の選挙で勝ってからでしょう」(同)

 浮かれ再び担がれる有様では、至極真っ当な地元の声も聞こえまい。

「週刊新潮」2017年11月9日神帰月増大号 掲載

新潮社

5499チバQ:2017/11/13(月) 20:38:13
https://news.goo.ne.jp/article/uty/region/uty-201711133374-2017.html
コスタリカ方式、存続の認識にズレ
18:50UTYニュース

コスタリカ方式、存続の認識にズレ
コスタリカ方式、存続の認識にズレ
(UTYニュース)
自民党県連はきょう、先月行われた衆院選の総括案をまとめました。
候補者が入れ替わる1区のコスタリカ方式を巡っては、存続について県連内部で認識に違いもみられ、今後の課題となりそうです。
自民党県連はきょう国会議員と県議による合同会議を開き、先月行われた衆院選について総括案をまとめました。
この中で中谷真一さんが敗れた山梨1区については、北杜市で大差をつけられ運動量の不足を認めざるを得ないと敗因を分析しました。
また堀内詔子さんが当選した2区では自民党系候補の分裂選挙となり、党公認を受けれなかったものの県連が危機感を持って対応ができたことや他党から3人の候補が乱立したことで自民党への批判票が分散したことなどを勝因としてあげています。
一方、1区では小選挙区と比例代表で候補者を選挙ごとに入れ替えるコスタリカ方式を採用していて、県連の森屋会長は選挙直後に今回が最後との認識を示していました。
しかし臼井県連幹事長は「党本部としても県連としても決まっていない」と述べ、認識の違いがみられました。
「決して県連として正式にコスタリカを返上しますと決めたことは一つもない」(臼井成夫幹事長)。
今後コスタリカ方式の存続を含め、1区では候補者調整が課題となりそうです。

5500チバQ:2017/11/15(水) 22:25:36
■2017自民で小選挙区小選挙区当選できなかったところ
*埼玉11、山梨2、岡山3は追加公認されたので含まず

北海道1.3.6.8.11
岩手1.3
宮城5
福島1.3
茨城7
栃木2
埼玉5.6
東京1.6.7.18.21
千葉4
神奈川4.8.9.12
山梨1
新潟1.2.3.4
長野1.2.3
静岡5.6
愛知2.3.5.7.11.12.13
三重2.3
京都2.3
大阪10.11.17.18.19
和歌山1
広島6
愛媛3
香川2
高知2
佐賀1.2
長崎1
鹿児島1
沖縄1.2.3


■この中で2014年も小選挙区当選できなかったところ

北海道1.6.8
岩手1.3
宮城5
福島3
茨城7
栃木2
埼玉5.6
東京7
千葉4
神奈川4.8.9
山梨1
新潟3
長野1.3
静岡5.6
愛知2.3.5.7.11.12.13
三重2.3
京都2
大阪10. 17.18.19
和歌山1
広島6
香川2
佐賀1.
沖縄1.2.3
*栃木は高齢のため強制引退でしょう

■野党側候補者名
北海道1(横路後継-道下).6(佐々木).8(逢坂)
岩手1(階).3(小沢)
宮城5(安住)
福島3(玄葉)
茨城7(中村喜四郎)
埼玉5(枝野).6(大島)
東京7(長妻)
千葉4(野田)
神奈川4(浅尾-早稲田).8(江田).9(笠)
山梨1(中島  山教組)
新潟3(黒岩)
長野1(篠原).3(井出  羽田後援会)
静岡5(細野).6(渡辺周)
愛知2(古川).3(近藤昭一).5(赤松).7(山尾).11(古本 豊田労組).12(重徳).13(大西)
三重2(中川正春).3(岡田)
京都2(前原)
大阪10(辻元・維新松浪)17(維新馬場).18(維新遠藤).19(維新丸山)
和歌山1(岸本)
広島6(亀井-佐藤)
香川2(玉木)
佐賀1.(原口)
沖縄1(共産赤嶺、維新下地).2(社民照屋).3(自由玉城)

5501チバQ:2017/11/15(水) 22:26:06
上記から
■俺が自民選対委員長なら交代させるかなって候補
北海道6今津寛   12年は小選挙区当選 6生まれだし、そのまま引退を
北海道8前田一男  12年は小選挙区当選
埼玉6中根一幸   12年は小選挙区当選
神奈川4山本朋広  浅尾慶一郎に交代? 山本は国替えで12年から神奈川4区 小選挙区当選実績なし
新潟3斉藤洋明   12年は小選挙区当選
愛知13大見正   12年は小選挙区当選
大阪10大隈和英  辻元・維新松浪都の三つ巴 小選挙区当選実績なし
大阪17岡下昌平  05年以降小選挙区当選実績なし 堺市 決して維新の地盤ではないが・・・
大阪18神谷昇   小選挙区当選実績なし 決して維新の地盤ではないが・・・中山太郎の地盤を生かせず
大阪19谷川とむ  小選挙区当選実績なし 野党が強い地域ではあるか
沖縄1国場幸之助  12年は小選挙区当選

5502チバQ:2017/11/15(水) 22:27:02
補足

■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).3(小沢)
宮城5(安住)
茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)
長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)

5503チバQ:2017/11/15(水) 22:36:05
>>5502
長野3は96年から自公当選なしでした

5504名無しさん:2017/11/16(木) 01:30:53
>>5501
突っ込みで恐縮ですが、大阪18は中山太郎地盤を生かせずというか、もともと中山系だった遠藤が自民から維新に移籍して立候補してるので・・・
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7981

5505名無しさん:2017/11/16(木) 10:11:02
>>5502
茨城7区の中村喜四郎ですが、ガチガチの自民ですよ。贈収賄事件で有罪になり自民党を離党しただけ。
むしろ、自民公認は元新自由クラブの傍流でその夫人が現議員。
岩手の小沢系はもともと自民党竹下派、安住のオヤジは自民系の町長だし、神奈川8区の面々もほとんどは自民からの離党組。
静岡2区、愛知2区は民社党の地盤、愛知11区はトヨタ労組の牙城、大阪11区と広島6区は郵政選挙の怨念がからむが実態は自民離党組。

5506とはずがたり:2017/11/16(木) 13:08:55
>>5505
そういうイメージだったんですが今回,首班指名に民進大塚に投票して,調べると民進の藤田や希望の青山と選挙で協力しあってたりしてて,藤田なんかも可成り喜四郎を持ち上げてて,野党に正式に入ったらその瞬間に落選するとは思いますが,がりがりの自民では既になくなってますね。

5507チバQ:2017/11/16(木) 15:39:45
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171116-00004959-bunshun-pol
公明党、比例区700万票割れの衝撃 敗因は女性スキャンダル!?
11/16(木) 7:00配信 文春オンライン
公明党、比例区700万票割れの衝撃 敗因は女性スキャンダル!?
清潔政治を掲げていた ©共同通信社
 公明党が11月10日、衆院選を総括する会議を開き、山口那津男代表は「執行部の責任」と陳謝した。

「前回衆院選で獲得し目標とした35議席から6議席も減らし29議席にとどまった。与党の大勝、希望の党の『完敗』が大きく報じられていますが、実は公明も惨敗と言っていい」(政治部記者)

 斉藤鉄夫選対委員長は、敗因を次のように総括した。

 電撃解散による準備時間の不足、野党の再編劇に注目が集まり公明党が埋没した、相次いだスキャンダル……。

 スキャンダルとは、小誌が報じた長沢広明復興副大臣、樋口尚也前文科政務官の女性問題だ。小誌取材を受け、長沢氏は参院議員、副大臣を辞職し、樋口氏は衆院選の公認を辞退。幕引きを図ったが、支持者の反発は大きかった。

「出席者から出た『大衆と共に、という原点をもう一度見つめ直す必要がある』という発言は、このスキャンダルを意識したものです。特に長沢氏は、創価学会で選挙を仕切る佐藤浩副会長と近く、前回の参院選比例区でもトップ当選していただけに、敗北とあわせて佐藤氏の責任を問う声も内部では出ています」(公明党関係者)

 ある党幹部は「これまでの選挙結果とは意味が違う」と明かす。公明党は、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年衆院選こそ新進党で戦ったが、2000年以降は、公明党として前回まで6回の衆院選を戦ってきた。

「比例区では700万票を死守してきた。それが今回、組織票に有利とされる低投票率にもかかわらず議席を減らし、比例区では700万票を割り、前回から30万票以上も減った。これは衝撃的だ」(同前)

 この結果は、学会内部で囁かれてきた「組織力のピークはとうに過ぎている」ことを露にしてしまったというのだ。

「常勝関西の本拠地である大阪でも、自民党だけでなく維新とも組むことで議席を維持しているのが実態です。今回、神奈川の小選挙区を落とし、北海道も大接戦。東京も定年延長している太田昭宏前代表が引退すれば、次はどうなるかわからない」(同前)

 当面の課題となるのは憲法改正だ。北側一雄中央幹事会長は「与党間で何か行うことは絶対しない」と自民党との事前協議を否定。憲法改正にアレルギーのある支持母体への配慮を示した。

 悩める公明党に安倍晋三首相は救いの手を差し伸べるのか、それとも――。

「週刊文春」編集部

5508パリ行最終便:2017/11/16(木) 16:55:44
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00376462.html
「重複立候補」認めず 自民が検討

11/15 07:48

自民党は、次の解散・総選挙に向け、2回以上連続で選挙区で敗北し、比例区で復活当選した議員について、次の総選挙での重複立候補を認めないなどとする基本方針を検討していることが明らかになった。
自民党が調整している次の総選挙に向けた基本方針では、選挙で公認候補となる選挙区の支部長について、「選挙における活動状況」や、「党員獲得状況」を勘案して見直すことが示されている。
また、「2回以上続けて、比例区で復活当選した支部長」については、「原則として重複立候補を認めない」とする文言も盛り込まれた。
落選中の議員を含めると、30人程度が対象になるとみられる。

5509名無しさん:2017/11/16(木) 17:48:29
>>5508
おにぎり本部長こと松本文明も年貢の納め時か
自民支持層しか固められず無党派層には嫌われてるからなぁ
残当だわ

5510チバQ:2017/11/16(木) 18:41:59
http://news.livedoor.com/article/detail/13893862/
今井絵理子のせいで……立ち消えになった藤原紀香、高橋みなみらの“衆院選自民候補”

2017年11月15日 12時0分 日刊サイゾー
元AKB48の高橋みなみ
写真拡大
 10月の衆議院選挙で自民党の「タレント候補者」として事前に数名がリストアップされていたという話があるのだが、その中に女優の藤原紀香や、元AKB48の高橋みなみの名前が挙がっていたという。衆院解散のウワサが流れだした6月ごろ、ある選挙対策関係者の書類に、ハッキリ記されていたというのだ。

 信頼できる自民党関係者からこの話を聞いたというフリーの政治記者によると「出馬の交渉があったわけではなく、こういった方々に交渉をしてみてはどうかという案の段階だったようだけど、このような提案から実際に出馬となったのが昨年の参院選に出た今井絵理子だから、あながち可能性がゼロではない話だったと思う」という。

 リストが作成された6月には、官邸とパイプのある日本維新の会の代表、松井一郎・大阪府知事が、自民大阪府連との対立から衆院選を強く意識、同市内で開かれた維新衆院議員のパーティーでハッキリ「年内に解散がある」と予言していた。

 7月になると、民進党の幹事長だった野田佳彦が解散に備え、党代表選の日程を前倒しする考えを示すなど、次第に騒がしくなっていた。当然、この頃には自民党の選対関係者がタレント議員の擁立に動いていてもおかしくはなかっただろう。

「いつも名前が挙がる、おなじみタレントのDAIGOの名前もあったそうだよ」と記者。

 DAIGOといえば、昨年の参院選でも出馬のウワサが立った政界の血筋。祖父が竹下登元首相とあって、かねてから竹下派の流れをくむ額賀派が目を付けていた“隠し玉”といわれる。“参議院のドン”と呼ばれる青木幹雄が、そのサポートに全力で動くという話もあった。ただ、芸能関係者によると「当のDAIGOにその気がなく、所属事務所も乗り気じゃない」という。

「逆に、政界に出る可能性が何度か持ち上がったのが、藤原紀香。DAIGOは大手バーニング系の事務所所属だけど、そのバーニングのボス、周防郁雄社長が、かつて紀香を政界に進出させようと狙っていたなんてウワサもあったほど。最近はその周防社長との関係に足並みがそろっていないともいわれる紀香だけど、一時は『ポスト扇千景(元女優の元国交大臣)に』なんて声もあった。ただ、政界の連中は芸能界の事情をわかってないから、DAIGOや紀香の名前を出すのは恒例行事みたいなものでもある」(同)

 一方、リストに名前があった中でも意外なのが、元AKB48の高橋みなみだ。

「ある国会議員の私設秘書になる仰天プランを、AKB側が提案したというウワサがあった。AKB総選挙に出たタレントを本物の選挙に――っていうのは、いかにも運営が考えそうなこと。グループ脱退後の活動がパッとしないので、本人がやる気になったら実現すると思う」(同)

 一方、メディア関係者の間では、女優・菊川怜の出馬説もささやかれていたのだが、こちらは関係者が入手にしたリストには名前がなかったという。結局は前述のタレントたちは誰も出馬することはなかったわけだが、記者によると「その原因は今井絵理子にもある」という。

「参院選ではタレント出身議員の山東昭子が後見人として今井を全面バックアップしたんだけど、応援演説で『平和な日本を作っていく担い手として今井絵理子がいる!』とまで叫んでいた。副総裁の高村正彦も、今井を『ヤングデモクラシーの旗手。頭脳明晰で、100人に1人の政治家』なんて持ち上げていた。でも、今井当人はろくに勉強もせず無知丸出しのまま、あげく不倫騒動をやらかして自民党の支持を下げるありさまだったから、党内でも大ヒンシュクを買った。当然、持ち上げた連中は、みんな後で恥をかいた形。その影響で、タレント候補を立てようとした連中も、すっかり声を上げられなくなっていた」(同)

 近年、タレントの政治家転身は、高給など待遇だけが目当ての“就職先”とも揶揄されているだけに、結果としては無駄なタレント議員が生まれなくてよかったかもしれない。そこは今井が成し遂げた唯一の仕事と言えなくもない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

5511チバQ:2017/11/16(木) 21:19:09
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171109/ddm/005/010/045000c
小池劇場の役者たち
落選を語る/上 「なんで希望に行くんや」 「排除」後、馬淵氏に逆風

毎日新聞2017年11月9日 東京朝刊
 衆院解散から間もない9月30日、奈良市内に開設されたばかりの馬淵澄夫元国土交通相(57)の事務所では、抗議の電話が鳴りやまなかった。「なんで希望の党に行くんや」「馬淵さんは無所属やないんか」

 その前日、希望の党の小池百合子代表は記者会見で、民進党からの合流問題について「排除いたします。というか取捨……絞らせていただくということであります」と笑みを浮かべながら表明。「排除」発言は瞬く間に広まった。衆院奈良1区で5期14年、議席を守り続けた馬淵氏は、このときを境にかつてない逆風にさらされる。

 公示を翌日に控えた10月9日、馬淵氏は、2000年に衆院選に初挑戦(落選)したとき以来の後援者、綿谷稔さん(81)の自宅を訪ね、希望の党を選んだ理由を「民進党として決めたことに従います」と弁明した。綿谷さんには「分かった」と理解してもらったが、同様に支援者を説得して回るには時間が少なすぎた。

 抗議は電話だけではない。馬淵氏を応援した民進党奈良県連幹事長(現代表)の藤野良次県議(54)は選挙中、街頭で女性支持者から「なんで馬淵さん、小池さんの希望の党やねん」と詰め寄られた。馬淵氏の選対事務局長を務めた藤澤唯史さん(56)は「前半戦は釈明ばかりだった」と悔やむ。

 落選後、馬淵氏は「希望の党から出たからだ」という声を何度も聞いた。無所属での立候補を促す意見は陣営内にもあったのに、「政権交代を果たすには塊で勝負するしかない」とこだわったのはほかならぬ馬淵氏だった。綿谷さんは「選挙区内で広く理解してもらうのは難しかっただろう」と振り返る。

 それでも馬淵氏は、当選した自民党の小林茂樹衆院議員に2476票差まで迫る8万8082票を得た。惜敗率97・2%は落選した希望の党候補の中で最も高い。ところが、もう一つ壁があった。

 希望の党は比例代表近畿ブロックで、小池氏に近い樽床伸二元総務相を比例単独で名簿順位の1位に据えた。第1次安倍内閣時代、首相補佐官だった小池氏に仕えた元防衛官僚の井上一徳氏(京都5区)が2位。井上氏以外の小選挙区との重複立候補者22人は全員3位で競わされた。希望の党は近畿で振るわず、比例はわずか3議席。馬淵氏は次点で涙をのんだ。

 比例復活した井上氏の惜敗率は32・4%。「身内優遇」と小池氏に不満が出るのは当然だった。同氏側近の若狭勝元衆院議員は選挙後、フジテレビの番組で「(小池氏が)総合的に考えて井上氏を2位にしたのではないか」と述べつつ、「(惜敗率が)そんなに伸びないのは分かっているので、そういう意味では優遇だとは思う」と認めた。

 馬淵氏の陣営幹部は「ふに落ちない」と今も憤る。一方、馬淵氏は選挙後、取材に一切応じていないが、支援者に宛てた10月30日のメールで思いの一端を吐露した。「真に国政に必要とされているのかを改めて自問してまいります」【松倉佑輔】

     ◇

 一時は衆院選で政権交代を目指した希望の党だが、結果は50議席の第3党にとどまった。同党の選挙とは何だったのか。落選者の視点で考える。

惜敗率が高かった希望の党の落選者(敬称略)
(1)馬淵澄夫(奈良1区)  97.2%

(2)野間健(鹿児島3区)  88.0%

(3)村岡敏英(秋田3区)  87.2%

(4)緒方林太郎(福岡9区) 86.3%

(5)近藤洋介(山形2区)  83.7%

5512チバQ:2017/11/16(木) 21:20:00
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171110/ddm/005/010/133000c
小池劇場の役者たち 落選を語る/中 「国替え」票伸びず 福田氏、自民離党裏目に

毎日新聞2017年11月10日 東京朝刊
 福田峰之元副内閣相(53)は思案した末、自民党を離れる決意を固め、新党を準備していた若狭勝元衆院議員(60)に「一緒にやりましょう」と電話で告げた。9月23日。永田町は迫る衆院解散へと慌ただしさを増していた。

 翌朝、横浜市緑区の事務所に秘書を集め、「いろいろ考えた結果、新党に行く」と宣言。そのまま東京に向かい、若狭氏と一緒に記者会見した。所属する麻生派の麻生太郎副総理兼財務相にも地元後援会にも離党を報告していなかった。

 福田氏は20歳で自民党に入党。横浜市議を経て2005年衆院選から連続4回、神奈川8区から立候補したが、いずれも江田憲司衆院議員(現在は無所属)に敗れた。09年を除く3回の当選は比例代表での復活。自民党の大勝に救われた議員バッジともいえた。

 その自民党を飛び出したのには理由がある。同党は15年、小選挙区で連続して落選した議員に次の選挙で比例代表との重複立候補を認めない方針を決定。14年衆院選から2年になる昨年暮れごろから対象者はそわそわし始め、福田氏も例外ではなかった。若狭氏から新党に誘われたのは8月半ば。まさに渡りに船だった。

 ただ、自民党の見方はやや違う。党神奈川県連は今回も福田氏を党本部に公認申請する予定だった。重複立候補禁止のルールについて、党幹部は「相手は強い。福田氏への適用は考えていなかった」と明かす。

 福田氏が会見した翌9月25日、小池百合子東京都知事は希望の党の結成と代表就任を表明し、一躍、衆院選の台風の目になった。

 小池氏の地元・東京での候補者擁立を最優先する同党の戦略で、福田氏には小学3年まで住んでいた東京5区が割り当てられた。同様に、もともと山梨県が地盤の小沢鋭仁元環境相は東京25区に「国替え」した。

 公示日には小池氏が福田氏の応援に駆けつけ、「改革の旗を揚げるために離党してくれた。私の一番の右腕だ」と持ち上げた。しかし、自民党のような組織選挙は望むべくもない。連合は立憲民主党の候補についた。街頭演説中、高齢の男性から「ずっと横浜で票を入れてきたのに裏切った」とののしられたこともある。

 結果は4万5737票。当選した自民党の若宮健嗣衆院議員の半分にも届かなかった。東京10区の若狭氏も、小沢氏も落選。都内の小選挙区で希望の党候補は「1勝22敗」に終わった。

 一方、神奈川8区では自民党が福田氏の代わりに立てた元職の三谷英弘氏が比例復活で返り咲いた。皮肉なことに、12年と14年の衆院選では東京5区が三谷氏の選挙区だった。

 10月31日、福田氏は横浜市の事務所を黙々と片付けていた。今後は東京5区に拠点を移し、再起を期す。「結果論だから」と小池氏への恨み節や後悔は口にしないが、手伝いにきた支援者の女性から「やる気は十分なのにね」と励まされたときには、少しだけ表情が緩んだ。【竹内望】

「国替え」で落選した主な希望の党候補
        前回    今回

小沢鋭仁(前) 比例近畿 →東京25区

大熊利昭(元) 東京2区 →茨城4区

櫛渕万里(元) 東京23区→千葉3区

長安豊(元)  大阪19区→兵庫11区

 ※敬称略。前=前職、元=元職。前回は2014年衆院選

5513チバQ:2017/11/16(木) 21:22:00
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171114/ddm/005/010/125000c
小池劇場の役者たち 落選を語る/下 民進の応援なく 官房長官地元、落下傘散る

毎日新聞2017年11月14日 東京朝刊
 衆院選公示の10月10日夜、神奈川2区で初日を終えた希望の党の新人、橋本久美氏(48)は民進党神奈川県連職員に電話で怒りをぶつけた。「全面的に支援してくれるはずじゃなかったんですか」

 数日前、横浜市の県連事務所をあいさつに訪れた橋本氏は快く迎えられた。ところが、公示第一声に駆けつけたのは浦道健一県議(48)だけ。2区に地盤のある別の県議と市議は立憲民主党候補についた。県連からの支援といえば、橋本氏が用意した供託金300万円を代わりに納めてもらった程度だった。

 「どの候補を応援するか議員それぞれが判断することになったんです」。電話口の職員の釈明に、はしごを外されたことに気づいた。

 橋本氏は9月16日、若狭勝元衆院議員(60)が主宰する「輝照塾(きしょうじゅく)」に参加。このとき小池百合子東京都知事はまだ新党結成を表明していなかったが、昨年の東京都知事選でポスター張りを手伝い、「小池旋風」を肌で感じていた。豊島区議を経て、日本未来の党(当時)から出た2012年衆院選では東京11区で惨敗。今回、若狭氏に立候補を打診されると、すぐに応じた。

 ただ、希望の党から提示されたのは東京11区ではなく、神奈川17区。千代田区在住の橋本氏が育児を理由に「自宅から1時間半の範囲で」と難色を示すと、公示1週間前、神奈川2区をあてがわれた。自民党の菅義偉官房長官と同じ選挙区だ。

 そこからは苦労の連続。地元の不動産会社には「菅さんとの付き合いがあるから」と選挙事務所用の物件紹介を何度も断られた。

 民進党県連に支持者名簿の提供を頼んでものれんに腕押しで、はがきを出すことすらままならない。それもそのはず。同党が9月28日の常任幹事会で決めた「衆院選に候補者を擁立せず、希望の党を全力で支援する」という方針は、希望の党への合流を巡る混乱ですでに有名無実化していた。2万8635票での落選は当然の結果といえた。

 同じ輝照塾出身で千葉7区から立候補した新人の波多野里奈氏(44)も公示前から不満を募らせていた。

 希望の党は比例代表南関東ブロックで、小選挙区との重複立候補者29人を全員、名簿1位に並べた。波多野氏はほかの新人候補らと「本来の希望の党のメンバーを上位にしてもらえませんか」と若狭氏に掛け合ったが、応じてもらえなかった。

 過去に青森県で旧民主党などから国政選挙に3回挑戦した波多野氏。小池氏への期待は「民進党とくっついたのは間違いだった」という落胆に変わった。

 希望の党の124人の新人候補のうち、小選挙区で勝ったのは長崎1区の西岡秀子氏のみ。落選した若狭氏は政界を引退するが、輝照塾生には「引き続き勉強したい」という声がある。橋本、波多野両氏もそうだ。

 「小池劇場」が終わり、希望の党では玉木雄一郎衆院議員が共同代表に就任した。小池氏は「基本的に国政はお任せしていきたい」と語っている。【遠藤修平】

輝照塾出身の主な落選者
北海道4区 高橋美穂 (52) 30.6

茨城3区  樋口舞  (44) 45.1

千葉7区  波多野里奈(44) 25.6

神奈川2区 橋本久美 (48) 23.2

奈良2区  松本昌之 (34) 42.0

広島4区  上野寛治 (35) 25.8

 ※敬称略。数字は小選挙区での惜敗率

5514チバQ:2017/11/16(木) 21:24:35
https://mainichi.jp/articles/20171115/ddl/k01/010/065000c
衆院選 落選の前職 敗因を語る /北海道

毎日新聞2017年11月15日 地方版
 10月22日に投開票された衆院選で、道内では第1党の自民党は全国での圧勝とは裏腹に前職4人が落選し、後退した。民進党が分裂して立憲民主党は躍進したが、希望の党は当初の期待感を維持できず、道内では唯一の前職が落選した。今回落選した自民前職で当選回数が最多の7回のベテラン、今津寛氏(71)=6区=と希望の党前職の松木謙公氏(58)=2区=に、敗因と今後への展望を聞いた。

野党共闘の壁破れず 今津寛氏 自民・6区
 --今回の選挙の敗因は。

 ◆街頭演説やあいさつ回りで強い声援を受け、集会に人が集まるなど前回より手応えがあり、勝つ確信はなかったが、最後まで負けると思わなかった。負けたことは真摯(しんし)に受け止めたい。今は毎日数十軒歩き、おわびしながら意見を聞いている。

 敗因は立憲民主、共産両党の野党共闘の壁を破れなかったことに尽きる。政策の違う両党が組むことへの批判がほとんどなかったのは誤算だった。昨夏の台風被害復興に力を入れただけに勝てると期待した被災地でも有権者に届かず、選挙戦が進むにつれ、相手に風が吹いた。

 --過去に比べ安倍政権への支持の違いはありましたか。

 ◆大票田の旭川市を中心に、高齢者や女性は安倍さんに厳しかった。高齢者が多い後援会の中には、個人演説会をなかなか開けなかった所もあった。防衛族だから北朝鮮情勢や憲法改正問題に触れないわけにはいかないが、それよりも消費税引き上げへの関心が高かったのだろう。

 --選挙戦を振り返ると。

 ◆一騎打ちでも政治的立場が違い、白黒はっきり付くので戦いにくさはなかった。個人的には立憲民主と戦っているより共産と戦っている感覚だった。立憲民主と共産の共闘は今も間違っていると思うし、有権者も今後気づくはずだ。(首相らの応援がなかったこと自体は)受け入れや動員が大変で良いかどうか分からないので、気にしないようにした。ただ、重点区の指定を途中で外したのは酷だ。終盤に追い上げている手応えがあっただけに、現場の士気が上がらなくなる。

 --「閣僚候補」と繰り返し言われて落選。今後の進退はどうしますか。

 閣僚はやりたかったが、やはり選挙区で勝たないといけなかった。党安全保障調査会長として取り組んできた北朝鮮など安全保障問題が焦点になる中で議論に参画できないのは残念で、落選を思い知らされている。進退は自分の中で考えは固まっているので、今月中には明らかにしたい。【聞き手・横田信行】

5515チバQ:2017/11/16(木) 21:24:57

小池氏の発言が響く 松木謙公氏 希望・2区
 --選挙戦を振り返ってください。

 ◆(落選後に)「立憲民主党に行けば良かった」と言われたし、道内では共産党と手を組んだ方がプラスなのは誰でも分かる。当選だけを考えればその通りだが、生活改善運動に過ぎない野党活動にどれだけの意味や価値があるのか。

 民進党のままなら道内や東北以外で大幅に負け、全国で40議席程度になっただろう。権力は腐敗するから、政権交代可能な2大勢力が必要だと考え、希望の党に入った。ただ、小池百合子代表(当時)の「排除する」との発言は良くなかったし、民進側も落ち着いてその真意を見極めたら良かった。

 --道内では民進から希望に移った松木氏ら3人の選挙区で共産が候補を擁立し、立憲と共産のすみ分けも可能になりました。

 ◆民進党の時に、道内の候補者すみ分けについて共産の穀田恵二選対委員長と話した。共産が候補を擁立したい選挙区のうち、1区も3区も降りる考えはなく、2区しかないから皆の当選のために僕が降りることでほぼ決まっていたが、希望の党合流で変わった。

 道内の立憲民主の選挙区に希望候補が立たないよう僕なりに努力したが、立憲民主側は共産党に対し我々を「売った」ような形で残念だった。

 --自民党の藤波孝生元官房長官秘書から始まり、自由、民主、新党大地、維新、民進各党を経験しました。

 ◆秘書時代、政治家として全員は幸せにできなくても、その土台作りはできると知った。小沢一郎も本気で政権を作ろうとする本当の政治家だ。政党を渡り歩かざるを得なかったが、極端な右や左でなく中道を歩んできたつもりだ。民進内でも選挙がなければ自民のように党内でうまく物事を決める仕組みを導入したかったし、JR北海道の路線維持もこれからが重要だ。

 --今後、国政選挙に再挑戦しますか。

 ◆選挙のたびに「落ちたら終わりだ」と思うが、半年か1年の冷却期間を置いて幅広く物事を見つめ直したい。自分なりの生意気な理想がある。国民ファーストの国会議員が必要だ。【聞き手・日下部元美】

 ■人物略歴

いまず・ひろし
旭川市議、道議を経て、「旭川の一心太助」をキャッチフレーズに1990年、旧2区で初当選。防衛庁副長官や党安保調査会長、額賀派事務総長を歴任。中大卒。

 ■人物略歴

まつき・けんこう
2003年に12区で民主党から立候補し、比例復活で初当選。小沢一郎氏の側近で、9月の民進党代表選では前原誠司前代表を支援し、希望の党入りした。当選4回。

5516チバQ:2017/11/17(金) 16:34:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000516-san-pol

候補氏名も連絡先も間違いだらけ…事務能力もお粗末だった「希望の党」 この政党も急造→雲散霧消か


11/17(金) 9:49配信

産経新聞







候補氏名も連絡先も間違いだらけ…事務能力もお粗末だった「希望の党」 この政党も急造→雲散霧消か


希望の党の両院議員総会で代表辞任を表明した後、取材に応じる小池百合子東京都知事=11月14日、東京・永田町の衆院第1議員会館(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)


 「希望の党」創設者の小池百合子東京都知事(65)が党代表を退いた。電撃的な結党、急失速と衆院選惨敗、選挙後の内紛など、何かと常識破りの出来事が続く政党だ。筆者は衆院選の期間中、候補者の経歴を記した名鑑の作成や情勢調査など、もっぱら事務的な作業を担当しながら選挙戦の取材にかかわったが、バックヤードの視点からも希望の党は常識外れだったことは記しておきたい。

 「選挙区と比例代表をあわせて(過半数の)233を目指す」。小池氏らがそう宣言し、希望の党に対する世間の期待感もまだまだ高かったころ、政界やメディアの関心は「誰が希望の党から出馬するのか」に集中していた。そんな9月末、第1次公認候補の「原案」という名簿が、関係者の間を駆けめぐった。

 名簿には候補者の氏名と選挙区が記されていたが、あちこちに伏せ字の「●」が入った不完全な代物だった。「岡野●」のように、氏名にまで伏せ字があり、前職だった長島昭久氏(55)の氏名は「長島明久」と誤記されていた。

 およそ表に出すクオリティの名簿ではなく、メモ書きのような資料が流出したことは容易に推察がつく。伏せ字が多数の中途半端なリストが出回るのは、公党として。いかにもみっともない。「撹乱(かくらん)作戦じゃないのか」という見方も出たほどだ。ほどなく正式な1次公認名簿が発表されたが、その際も正式発表されたリストとは別に、同じ書式でごく一部の内容が異なるバージョンが関係者の間で出回っており、混乱の種となった。

 極めつけは公示当日の10月10日に発表された、比例代表の単独立候補者を記した5次公認名簿だ。公示当日に名簿を発表すること自体、メディアにとっては迷惑千万。早ければ当日の夕刊から経歴を掲載するため、全く出馬経験がなく素性の分からない新人を含む候補者側と急いで連絡をとり、経歴を確認したり写真を入手したりしなければいけないからだ。比例代表の登載順位を公示当日に発表することはあるが、候補者を当日に発表した政党は他に思い当たらない。

 この名簿にも致命的なミスがあった。候補者の連絡先として掲載されていた携帯電話の番号が間違っており、無関係の一般人にメディアの問い合わせが殺到した。電話番号の確認を徹底するのは基本中の基本であり、いかに事務方の態勢が脆弱だとしても、言い訳のできない失態というほかない。

 にわか仕立ての政党をめぐるドタバタには既視感がある。平成24年11月末、衆院解散の1週間前に嘉田由紀子・滋賀県知事(当時)を代表として立ち上がった「日本未来の党」だ。

 日本未来の党は衆院選の公示当日、総務省への比例代表候補者名簿の届け出が大幅に遅れ、総務省が深夜まで審査に追われるという異例の事態になった。書類に不備がないかを調べる事前審査を受けていなかったことや、審査が始まった後にも内容を変更したことが原因だった。そんな体たらくでまともに選挙が戦えるわけはなく、擁立した候補者121人のうち、当選者はわずか9人という大惨敗を喫した。

 日本未来の党は選挙後に内紛が勃発。所属議員の多数を占めた小沢一郎・現自由党代表(75)に連なるグループにより嘉田氏は事実上、党から追い出される格好になり、党名も「生活の党」に改められた。希望の党が同じような経過をたどっているのには苦笑を禁じ得ない。 (政治部 千葉倫之)

5517チバQ:2017/11/17(金) 17:31:44

5771 :チバQ :2017/11/17(金) 17:13:53 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000036-kyt-l25

小西元衆院議員が出馬表明 滋賀・近江八幡市長選


11/16(木) 23:00配信

京都新聞







小西元衆院議員が出馬表明 滋賀・近江八幡市長選


小西理氏


 任期満了に伴う滋賀県近江八幡市長選(来年4月8日告示、15日投開票)に、元衆院議員で住民グループ「市民が考える庁舎の会」代表の小西理氏(59)が16日、無所属で立候補すると表明した。
 同市内で会見した小西氏は、同市が建設費91億円をかけて2020年度完成を目指す市庁舎整備計画について「建設資金に回すため福祉や産業振興の金額が削られている。市民が巨大豪華庁舎を望むのかを問うことなしに市政は前に進まない」と述べた。
 市が点在する庁舎を一本化し、にぎわい交流機能も想定しているのに対し、「庁舎は行政機能に特化、既存のものも利用して50億円程度に押さえ込む」と主張。同整備計画の白紙化や医療・介護の充実など8項目の政策協定を、労働組合や共産党でつくる政治団体「住みよい近江八幡市をつくる会」と結んだ。
 小西氏は同市出身。東京大卒。実兄の小西哲衆院議員の死去に伴う2001年の衆院滋賀2区補選では自民党公認で初当選、05年まで2期務めた。近江八幡市武佐町。
 同市長選で立候補を表明したのは小西氏が初めて。


6442: チバQ :2017/11/16(木) 15:38:37 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00005395-gifuweb-l21
民進県連「寝耳に水」 吉田氏が岐阜市長選出馬表明
11/16(木) 8:33配信 岐阜新聞Web
 先月の衆院選で岐阜1区から無所属で立候補し落選した前民進党県連副代表の吉田里江氏(51)が突如岐阜市長選への出馬を表明した15日、民進県連や、衆院選で吉田氏を推薦した連合岐阜の関係者に衝撃が走った。民進県連幹部からは「全く何も聞いていない」と憤りの声が上がった。立候補を表明したのは5人目で、市長選に向けて状況は混沌(こんとん)としてきた。
 この日の出馬会見で吉田氏は「党籍は残っているが無所属。民進県連には相談していない」と説明。国政挑戦からの急転換に「岐阜市を良くするという意味で何のぶれもない」と強調した。
 民進県連の幹部は「デマだと思った。党員ならば党に相談するもの」と驚き、別の幹部は「寝耳に水」と憤った。連合岐阜にも事前に連絡や相談はなく、幹部は「憤りさえ感じるというのが偽らざる心境」と語った。
 一方、連合岐阜は先月、元民主党衆院議員の柴橋正直氏(38)の推薦を決めた。幹部の一人は「柴橋氏の選挙が大変になる。一気に情勢が変わる」と票が分散することを懸念した。
 衆院選で吉田氏との選挙協力のため候補者擁立を取りやめた共産党の議員の一人は「無節操。政治家ならなんでもいいのか。せっかく衆院選で支持したのに」とあきれた。
 菓子メーカー社長の中西謙司氏(56)を推薦している自民党の市支部幹部は「乱立となれば党の組織力がより生かせる。歓迎だ」と受け止め、民進県連幹部は「自民を利するだけ」と吉田氏を批判した。

岐阜新聞社

5518チバQ:2017/11/17(金) 19:28:13
http://www.sankei.com/region/news/171114/rgn1711140026-n1.html
2017.11.14 07:03

「福岡維新の会」河野代表が辞任へ
 日本維新の会の福岡県総支部にあたる「福岡維新の会」の河野正美元衆院議員(56)が、同会代表を近く、辞任する。河野氏は10月の衆院選で落選し、馬場伸幸幹事長に先週、辞意を伝えた。

 新しい代表は、沖縄県総支部顧問の下地幹郎衆院議員(56)=比例九州・沖縄ブロック=が兼務し、福岡市議の富永周行(ひろゆき)氏(43)が代表代行に就く見通し。

https://mainichi.jp/articles/20171116/ddl/k40/010/361000c
維新・河野前衆院議員
政界引退を表明 地域医療に専念 /福岡

会員限定有料記事 毎日新聞2017年11月16日 地方版
 日本維新の会の前衆院議員、河野正美氏(56)が15日、県庁で記者会見し、政界を引退すると表明した。3カ月後をめどに離党し、精神科医として地域医療に専念するという。

 河野氏は2012年に福岡4区から立候補し、比例復活で初当選後、2期務めた。先月の衆院選で落選した。務めていた福岡、大分、宮崎の3県の各…

5519チバQ:2017/11/17(金) 22:11:43
橋本久美って12年に未来から出馬してたのか!!!
話題にさえなってなかったような、、、
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/profile/ya13011012.htm

5520パリ行最終便:2017/11/17(金) 22:14:06
>>5508
>>5509
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000162-jij-pol
比例復活連続で重複認めず=自民
11/17(金) 21:24配信

時事通信

 自民党は17日、衆院小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員について、次期衆院選では小選挙区と比例の重複立候補を原則として認めない方針を固めた。

 安倍晋三首相(党総裁)と塩谷立選対委員長が同日、首相官邸で会い、大筋合意した。22日の総務会で決定する見通しだ。

 比例復活が連続2回以上の同党衆院議員は20人余り。党内には「はなから比例を当てにして小選挙区での活動をおろそかにしている人がいる」との指摘があり、重複を認めないことで退路を断つ形にする。日常活動や党員獲得などで著しい実績が認められる場合には重複を可能とする例外規定も設ける方向だ。

5521チバQ:2017/11/17(金) 22:22:39
>>5516
わたしはもっと前から、希望の党=未来の党説を唱えてました!!!笑

5522名無しさん:2017/11/17(金) 22:38:11
>>5502

チバさんいつもありがとうございます
(´・ω・`)

年齢的に小沢氏引退後の岩手の情勢も気になるところですね

5523チバQ:2017/11/17(金) 23:19:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000162-jij-pol
比例復活連続で重複認めず=自民
11/17(金) 21:24配信 時事通信
 自民党は17日、衆院小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員について、次期衆院選では小選挙区と比例の重複立候補を原則として認めない方針を固めた。

 安倍晋三首相(党総裁)と塩谷立選対委員長が同日、首相官邸で会い、大筋合意した。22日の総務会で決定する見通しだ。

 比例復活が連続2回以上の同党衆院議員は20人余り。党内には「はなから比例を当てにして小選挙区での活動をおろそかにしている人がいる」との指摘があり、重複を認めないことで退路を断つ形にする。日常活動や党員獲得などで著しい実績が認められる場合には重複を可能とする例外規定も設ける方向だ。

5524チバQ:2017/11/18(土) 01:10:29
>>1286
無茶 古新聞ですが・・・
自由党:衆院選京都5区を差し替え - 毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170531/k00/00m/010/159000c
2017/05/30 - 自由党は30日、次期衆院選京都5区で公認候補に内定していた河上満栄氏(46)が辞退したため、新人で経営コンサルタントの鈴木麻理子氏(32)に差し替えたと発表した。(共同)

5525チバQ:2017/11/18(土) 01:50:01
ふと思ったので2012年に未来の党から出馬した皆さんの状況
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7199
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7328
■2017年
◎希望から出馬・当選
埼玉7区☆小宮山泰子(比例復活)
愛知4区 牧義夫  (比例復活)

◎希望から出馬・落選
岩手2区☆畑浩治   14年は生活比例復活
秋田1区 高松和夫  17年は比例下位
福島2区 太田和美  14年は千葉8区維新比例復活 17年は千葉8区
茨城3区 小泉俊明  17年は比例東京下位
千葉6区 白石純子  17年は比例下位 
千葉7区 内山晃   17年は岡山3区
東京9区 木内孝胤  14年は維新比例復活 17年は8区  チャーターメンバー
東京10 多ケ谷亮  17年は千葉11区
東京11 橋本久美  17年は神奈川2区
神奈川18樋高剛   17年は千葉12区
愛知1区 佐藤夕子
愛知6区 水野智彦  17年は千葉13区
愛知9区 井桁亮   17年は山梨2区
長崎4区 末次精一  17年は長崎3区
宮崎1区 外山斎

◎立憲から出馬・当選
群馬3区 長谷川嘉一 比例復活
千葉3区 岡島一正  比例復活
東京16 初鹿明博  比例復活
神奈川7 山崎誠   東北比例下位
神奈川12☆阿部知子 
静岡6区 日吉雄太  17年は静岡6区 比例復活
大阪6区☆村上史好 

◎他から出馬
岩手4区☆小沢一郎  当選:無所属-自由党(17年は新3区)
東京14 木村剛司  落選:維新東京比例単独
沖縄3区☆玉城デニー 当選:無所属-自由党

◎引退 出馬断念
神奈川3 岡本英子  民進公認得る(神奈川2区) 「一身上の都合」で断念 
静岡7区 野末修治  自由党出馬模索も断念
愛知14☆鈴木克昌  民進公認だったが引退
千葉9区 河上満栄  自由党公認辞退(京都5区)
広島6区☆亀井静香  引退

■2016年参院選
◎当選
東京12区☆青木愛  生活比例
比北関東  石井章  維新比例
 
◎落選
北海道8 北出美翔  生活比例
茨城1区 武藤優子  維新茨城
千葉8区 姫井由美子 生活比例
岐阜2区 橋本勉   国民の怒り比例
愛知13 小林興起  国民の怒り比例
奈良2区 中村哲治  民進佐賀

■地方選
◎当選
福島1区 石原洋三郎 15年福島市議選当選
東京18 杉村康之  15年府中市議選当選
新潟1区 内山航   15年新潟市議選当選
石川1区 熊野盛夫  15年金沢市議選当選
愛知10 高橋一   15年一宮市議選当選

◎落選
青森1区 横山北斗  16青森市長選落選
青森2区 中野渡詔子 14年衆院選(維新)落選 15年県議選落選
千葉11 金子健一  14年衆院選(生活)落選 16年一宮町長選落選
長野4区 三浦茂樹  15年県議選落選
岐阜1区 笠原多見子 15年県議選落選
愛知12 都築譲   13年西尾市長選落選
兵庫6区 松崎克彦  15年伊丹市議選落選

■2014年出馬・落選(2017年出馬せず)
埼玉10 松崎哲久  14年は生活比例単独
神奈川5 河野敏久  14年は次世代
東京7区 岡本幸三  14年は生活・神奈川2区
静岡8区 太田真平  14年は生活比例単独
愛知8区 増田成美  14年は減税愛知3区
京都4区 豊田潤多郎 14年は生活比例単独
大阪7区 渡辺義彦  14年は生活比例単独(東海)
大阪17 辻恵    14年は無所属・大阪9区
比例東京 川島智太郎 14年は生活比例単独 16年都知事選鳥越の事務総長

5526チバQ:2017/11/18(土) 01:50:27
2012年に未来の党から出馬した皆さんの状況 続き

■2013年参院選
栃木4区 山岡賢次  生活比例落選
埼玉5区 藤島利久  無所属大阪落選
千葉4区 三宅雪子  生活比例落選
東京5区 丸子安子  みどりの風東京落選
東京15 東祥三   生活比例落選
神奈川17露木順一  みどりの風神奈川落選
大阪2区 萩原仁   大地比例落選

■行方知れず
青森3区 山内卓
岩手1区 達増陽子   達増拓也知事の妻
岩手3区 佐藤奈保美
宮城1区 横田匡人
宮城2区 斎藤恭紀
宮城5区 阿部信子
秋田3区 京野公子
福島5区 松本喜一
茨城6区 栗山天心
群馬1区 後藤新
埼玉8区 西川浩
埼玉9区 松浦武志
埼玉15 小高真由美
千葉2区 黒田雄   自由党所属
千葉5区 相原史乃
千葉12 中後淳
東京1区 野沢哲夫  自由党所属
東京3区 池田剛久
東京13 本田正樹
東京19 渡辺浩一郎 自由党所属
東京21 藤田祐司
東京23 石井貴士
東京25 真砂太郎
長野5区 加藤学
静岡4区 小林正枝
岐阜3区 木村周二
愛知2区 真野哲
愛知3区 磯浦東
愛知5区 前田雄吉
愛知7区 正木裕美
京都5区 沼田憲男
大阪1区 熊田篤嗣
大阪15 大谷啓
大阪18 中川治
兵庫3区 三橋真記
広島1区 菅川洋
山口1区 飯田哲也
愛媛2区 友近聡朗
福岡2区 小谷学
福岡4区 古賀敬章
福岡5区 浜武振一
長崎3区 山田正彦
熊本2区 福嶋健一郎
大分1区 小手川裕市
鹿児島1 渡辺信一郎
比例東北 菊池長右エ門  
比例東北 川口民一
比北関東 駒井実
比南関東 大山昌
比例東海 三輪信昭
比例近畿 熊谷貞俊
比例近畿 福田衣里
比例四国 鷲野陽子

5527とはずがたり:2017/11/18(土) 02:00:00
懐かしいっす。

数年後にチバさんがあん時の希望の党出馬者の身の振り特集するのかもw

5528パリ行最終便:2017/11/18(土) 08:45:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171118-00005405-gifuweb-l21

民進、吉田氏除名へ 1区総支部「相談なし、裏切り」
11/18(土) 8:23配信
岐阜新聞Web

 民進党岐阜1区総支部は17日、緊急常任幹事会を開き、岐阜市長選(来年1月21日告示、28日投開票)に無所属で立候補することを党に無断で表明した前民進党県連副代表の吉田里江氏(51)を除名処分とする方針を決めた。18日に開く県連幹事会で正式に決まる。
 1区総支部の幹部は除名の理由を「総支部長でありながら党に相談しないのは党への裏切りで、反党行為。党として、早急にけじめをつけるのが良い」と説明した。18日の県連幹事会に吉田氏が出席した場合は、立候補を取りやめるよう説得するという。
 吉田氏は県連への事前連絡や相談をせず、15日に急きょ立候補を表明した。除名の方針に「既に離党届を出しているのに除名とは、よく分からない。問題はない」と話している。
 吉田氏は2013年参院選岐阜選挙区、14年衆院選岐阜1区にいずれも旧民主党公認で立候補し、落選した。先月の衆院選では岐阜1区で希望の党の公認が得られず民進系無所属として立候補し、落選した。
.
岐阜新聞社

5529パリ行最終便:2017/11/18(土) 08:55:02
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171118-00010008-agora-pol
「無所属の会」は決して無所属ではない。民進党と名乗るべきだ --- 鷲尾 英一郎
11/18(土) 7:32配信

先般行われた総選挙で、私は公示日に離党届けにサインし、無所属で戦った。その私が奇妙と感じざるを得ない国会の会派「無所属の会」について申し上げたい。

私も、選挙後に無所属で塊をつくる、としてお誘いを受けたが即座にお断り申し上げた。理由としては、「無所属の会」は無所属で出馬したけれども民進党に籍のある議員の会派であり、色々な思惑が隠されていると感じたからだ。ちなみに岡田氏は他の野党との結節点となることを明言している。私は事前にそういう説明は受けていない。

しかも、無所属の会の中には、民進党の役職を受けたメンバーもいる。今後も民進党から政党交付金を受け取って政治活動をされると聞いた。

選挙に際して退路を断つと主張し、無所属で出馬した者が、実は民進党の党籍を持ったまま民進党からお金を受け取って活動することを、どれだけの有権者が正しく理解できるであろうか。

確かに民進党員であるから、論理的には政党交付金をもらって活動してもよいのかもしれない。しかし、民進党の政党交付金で政治活動し、民進党の役職を受けているメンバーが会派をつくっているのであれば、会派の名称は「無所属の会」ではなく、まさに「民進党」がふさわしいではないか。

私は完全に無所属である。無所属の会と誤認されるのは正直嫌だ。もし無所属と敢えて名乗っているとしたら、それは有権者に対して説明が必要だ。説明を敢えてしないとしたら騙しになりかねない。もちろん、無所属で出馬しても民進党に戻って構わないという民意もあるだろう。ただ私は、退路を断って無所属で戦うと訴えた以上、民進党員のまま民進党のお金で政治活動をしながら、表面上無所属と取り繕うのは、余りにも無理がある。

ここで、私が離党した経緯についても触れたい。総選挙に無所属で出馬したのは、もちろん希望の党から「排除」されたのではなく、新潟5区の補欠選挙で候補者擁立の責任者であったからだ。

(詳しくはこちらをお読みください。「無所属での立候補。-鷲尾英一郎の日記」(http://washioeiichirou.hatenadiary.jp/entry/2017/10/08/002158))

解散当日、民進党両院議員総会で前原提案は熱狂的な拍手をもって迎えられていた。その後の記者会見でも総選挙後に議論という留保はあったにせよ、参議院、地方組織を希望の党へ合流させることを多分に含んでいた。そのような前原提案に対して、熱狂の中、私は憮然としたまま腕組みをして拍手承認することを拒否したひとりだ。党の決定に敢えて従わない以上、離党届けを出す以外の選択肢はなかった。巷間言われていることと異なり、前原提案は決して満場一致ではなかったのだ。その後、無所属で立候補する公示日までの間に、様々な圧力を受けたことも指摘しておきたい。それに屈さなかったことも。だからこそ今、完全無所属でいる。

私は寡聞にして無所属の会の方々が離党届を出したことを聞かない(菊田真紀子議員を除く)。無所属の会のメンバーが、なぜ敢えて誤解を与えかねない「無所属の会」という名称を使うのか?隠された意図は何なのか?

無所属の会などと名乗らず、会派の名称を堂々と「民進党」に変更し、有権者と向き合うことが誠実な態度であると考える。


編集部より:この記事は、衆議院議員の鷲尾英一郎氏(無所属、新潟2区)の公式ブログ 2017年11月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は鷲尾英一郎の日記(http://washioeiichirou.hatenadiary.jp/)をご覧ください。
.
鷲尾 英一郎

5530チバQ:2017/11/18(土) 09:46:25
>>5527
235人もいるので大変ですね、、、

5531チバQ:2017/11/18(土) 11:45:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171103-00532094-shincho-pol
盟友「前原」地獄に落ちて「辻元清美」が昇った天国への階段
11/3(金) 5:57配信 デイリー新潮
盟友「前原」地獄に落ちて「辻元清美」が昇った天国への階段
蓮舫氏も応援に来た
 民進党の「死」で、閻魔さまの裁きを受けた2人のその後は対照的だ。代表辞任の意向を明らかにした前原誠司氏(55)は、地獄に落ちた心持ち。そんな蜘蛛の糸を待つ盟友を他所に、天国への階段を昇ったのは立憲民主党の辻元清美政調会長(57)。彼女の地元・大阪10区を訪ねれば、その身の処し方が見えてくるのだ。

 ***

 この土地ではこんなジンクスがあるという。勝った候補は次の選挙で負けて比例になる――事実、1996年以降、連続当選した候補者はゼロ。約17年もの間、投票率は府下1位で無党派層が多く、その時々の「風」に左右される。そのため、夜8時に当確を打てるメディアはない激戦区で、辻元氏は2005年以降、現在は維新の松浪健太氏(46)と争ってきた。

 ところが、である。

「今回は開票直後に当確が出て、松浪氏に勝った。これで初めて連続当選を達成。ジンクスを打ち破りました」(在阪記者)

 勝因は、彼女が前原氏の誘いを断り、筋を通したこと。そう盛んに報じられてはいるが、地元・高槻のベテラン市議はこんな意見だ。

「確かに、判官贔屓の同情票が集まったけど、選挙中に彼女が胸を張る実績といえば、国交副大臣時代の話。尖閣警備のため、海保最大級のドデカい巡視艇を導入したとか、関空・伊丹の黒字化を達成したとかね」

 言うまでもなく、この時の彼女のボスは、国交相だった前原氏その人である。

 政治部デスクによれば、

「当時、前原氏の下でコンビを組んだ辻元氏は、後に民主入りを果たすきっかけを得た。先の代表選後は前原氏体制の下で執行部入りも果たしますが、希望との合流で盟友関係は破綻したのです」

 つまりは、小池氏の「排除」の論理で地獄に落ちかけた辻元氏に、前原氏は救いの手を差し伸べることはできなかった。その後、枝野氏の新党にいち早く合流して天と地が逆転したのだ。

「前原さんもツライ」
 彼女の“変わり身”の早さを知る別の市議が言う。

「最近だと、山尾志桜里さんが人気の時にはツーショットのポスターを貼り、前原さんが代表になったら2人で写っているモノに貼り替えた。風がどこに吹いているか、機を見るに敏な部分を持ち合わせていますね」

 で、当確後に事務所にいた彼女を直撃すると、

「前原さんもツライと思う。苦労を共にしてきた仲間やから、私自身もツライ。勝ち馬に乗ったなんてつもりはありません。早く当確決まったけど、嬉しい反面、責任も重いですよ」

 と、殊勝な言葉でかつての盟友を慮る余裕も見せる。“エダノン”もポスターを貼り替えられたらご注意あれ! 

「週刊新潮」2017年11月2日号 掲載

5532パリ行最終便:2017/11/19(日) 19:29:31
https://news.goo.ne.jp/article/uty/region/uty-201711193400-2017.html
維新、県総支部の解散決める

18:00UTYニュース

衆院選の結果を受けた政治の動きです。
日本維新の会の山梨県総支部は組織を解散する事を決めました。
日本維新の会山梨県総支部はきょう役員会を開き、代表を務めていた小沢鋭仁さんが先月の衆院選、希望の党から出馬して落選した事などから、支部を解散する事を決めました。
選挙管理委員会への手続きを経て今月末で解散し、所属する4人の市議会議員は離党して無所属で活動します。
また、小沢さんは自らの事務所を今月閉鎖し、今後については「しばらくは充電期間にあてて進路を考えたい」としています。
なお、4人の市議は来月、勉強会などを行う任意団体を立ち上げ、小沢さんが政治活動を続ける場合は受け皿になりたいとしています。

5533パリ行最終便:2017/11/20(月) 13:57:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000003-khks-pol
民進東北、中ぶらりん 野党再編見通し立たず各県連に焦燥感
11/20(月) 10:44配信


 民進党を取り巻く野党再編の見通しが立たず、東北の各県連に焦燥感が漂っている。地方組織の存続は決まったが、希望の党や立憲民主党、無所属議員との連携は宙に浮いたまま。2019年の統一地方選や今後の国政選挙に向けた足場固めに不安を募らせる。
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 「希望が現れ、戦いは混迷を深めた。小池百合子代表でなければ勝てた」。13日、山形市であった非自民系の無所属参院議員の政治資金パーティー。民進山形県連の吉村和武幹事長は小池氏を痛烈に批判した。
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 10月の衆院選で、希望から立候補した山形2区の前議員近藤洋介氏が議席を失い、県内は民進系衆院議員が不在となった。近藤氏の処遇は党本部の決定待ち。吉村氏は「既存の組織を強化するしかない」と話す。
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 青森は1〜3区に希望から立った全員が落選した。民進県連内には復党を促す声があるものの、奈良祥孝幹事長は「希望で戦った候補がすぐ民進に戻るのは有権者に説明がつかない」と苦しい胸の内を明かす。
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 田名部定男代表は総支部長の擁立を探るが、「今の民進に新たな候補が来る保障はない。希望との合流でイメージは悪化し、人材が奪われた」と漏らす。
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 秋田県連は10月末、沼谷純代表が離党する意向を表明。「選挙結果が思わしくないから党を存続すると言っても理解は得られない。筋を通したい」と言う。
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 希望で比例復活した緑川貴士氏は、月内にも地盤の大館市に支部を設置する構えだ。民進の秋田市議は「希望との対立は避けたい」と戸惑いを見せる。
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 「どのような形で総支部を立て直せばいいか分からない」と吐露するのは、岩手県連の佐々木朋和幹事長。3日の常任幹事会は岩手1区から希望で5選した前県連副代表階猛氏の穴埋め人事を先送りした。希望、立民との連携の在り方を示すガイドラインの策定を党本部に求める。
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 福島県連は今月上旬、無所属で9選した玄葉光一郎氏(福島3区)が代表辞任を表明。県連は24日の会合で後任人事を協議する。亀岡義尚幹事長は「地方議員を中心とした体制の在り方を含め、話し合いを進める」と述べ、希望、無所属議員との連携も模索する。
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 宮城は東北で唯一、立民から立候補した岡本章子氏が比例復活した。地方組織発足の見通しが立たず、民進仙台市議の事務所を間借りする状態が続く。
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 民進県連の地方議員は共同歩調を取る考えを確認しているが、立民への合流を探る動きもある。村上一彦幹事長は「一人でも飛び出すと組織が崩壊する。行動を共にすることを優先したい」とけん制する。

5534パリ行最終便:2017/11/20(月) 14:35:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000504-san-pol

世論調査によると、18〜29歳の支持層の占める割合が高いのは希望の党(17・9%)、自民党(15・6%)、公明党(12・2%)、立憲民主党(10・5%)の順だった。

 18〜29歳に限定した政党支持率を見ると、立憲民主党支持層の高齢化はさらに明瞭となる。自民党は43・4%で、同党全体の支持率38・5%を上回ったのに対し、立憲民主党は全体の支持率15・3%を下回る11・5%にとどまった。

 自民党が若者層に支持されていることがうかがえるが、60歳以上の支持率では全体の支持率以下の36・0%だった。これに対し、立憲民主党は20・4%と同党の全体の支持率を上回っており、やはり高齢層に支えられていると言えそうだ。(千田恒弥)

5535パリ行最終便:2017/11/20(月) 15:07:49
>>5508 >>5509>>5520
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011227611000.html

自民 支部長の差し替え毎年検討も 衆院選へ新基本方針案

11月18日 4時43分

自民党は、衆議院選挙の公認候補予定者となる支部長について、毎年、差し替えも検討するほか、2回以上続けて比例代表で復活当選した議員は、次の選挙では原則として比例代表への重複立候補を認めない方向とするなどとした、新たな基本方針案をまとめました。

自民党は安定した政権運営を継続していくためには、衆議院選挙で当選できる力のある候補者を擁立する必要があるとして、次の選挙の公認候補予定者となる支部長の選任の在り方を見直す新たな基本方針案をまとめました。

それによりますと、まず、各選挙区の支部長について、毎年、選挙区内の党員の獲得状況などを踏まえて差し替えも検討するとしています。また、2回以上続けて小選挙区で議席を得られず、比例代表で復活当選した議員は、次の選挙では原則として比例代表への重複立候補を認めない方向とするとしています。

さらに、先月の衆議院選挙で落選した候補者は、これまでの選挙結果などを踏まえて、次の選挙で比例代表への重複立候補を認めるかどうかや、名簿の順位などを検討するとしています。一方で、すべての措置について「特別の事情がある場合は、党本部で戦略的な判断に基づいて選任できる」として、例外を認める余地も残しています。自民党は来週の総務会で、新たな基本方針案を正式に了承することにしています。

5536チバQ:2017/11/23(木) 20:24:24
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-171122X825.html
比例復活連続で重複禁止=小選挙区勝利へ発奮促す―自民

11月22日 19:43

 自民党は22日の臨時総務会で、次期衆院選の公認に関し、小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員の重複立候補を原則として認めない方針を決めた。小選挙区での勝利に向け発奮を促す狙いがある。

 新方針の対象者は20人余り。党員獲得や日常活動で顕著な実績が認められる場合には、例外的に重複立候補に道を開くことにしており、公認決定時に最終判断する。塩谷立選対委員長は席上、「選挙区事情を十分に考えた上で判断する」と説明した。

5537チバQ:2017/11/24(金) 08:35:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000001-asahik-soci
自民議員側、14市議へ現金 衆院選前、大阪の選挙区内


11/24(金) 5:30配信
自民党の神谷(かみたに)昇衆院議員(68)=比例近畿ブロック=側が、衆院の解散が決まった直後の9月末ごろ、自らの選挙区内にある大阪府和泉(いずみ)市と岸和田市の市議計14人に、現金計約200万円を配っていたことがわかった。神谷氏は朝日新聞の取材に、趣旨は「政治活動費」で、自民党の市議へ20万円、その他の市議に10万円を渡したと認めた。公職選挙法違反(買収申し込み)の恐れもある。▼27面=議会で手渡し

 ■神谷氏「問題ない」
 神谷氏は10月22日投開票の衆院選で、和泉市と岸和田市を含む大阪18区から立候補。……



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000010-asahi-soci
現金封筒「なんやこれ」 自民議員側、議会で堂々手渡し


11/24(金) 8:04配信

「なんやこれ」。衆院の解散総選挙が決まった直後の9月下旬、自民党の神谷(かみたに)昇衆院議員(68)側から地元市議に、現金が配られていた。大阪府和泉市では、市役所4階にある市議会の会派控室が現場に。「選挙前に堂々と議会で現金を配るとは」。ある市議はあきれたように、振り返る。

【写真】衆院選の期間中、有権者を前に演説する神谷昇氏。参加者の動員には地元市議が関わった。この市議にも神谷氏側から現金が渡されたが、後に返したという=10月20日夜、大阪府岸和田市


 神谷氏と秘書が和泉市議会を訪れた時、市議会では会議があり、会派の控室で多くの市議が慌ただしくしていた。そのさなか、神谷氏が控室に突然現れ、立ったまま一人ひとりに、現金入り封筒を短時間で配り、去っていったという。

 複数の市議によると、現金を渡される際、神谷氏や秘書は「(神谷氏が話す)演説会も、各先生方のところで開いて下さい」と話したという。市議11人が手にした封筒には、1万円札の束と、「自民党大阪府第18選挙区支部」の宛名が記された領収書が入っていた。

 「まさか、そんなものを持ってくるとは思わなかったので、なんやこれと」

 市議会の最大会派「明政会」(7人)の自民系市議は、公職選挙法の買収にあたらないかという、当時の不審の念を語る。控室では「『20万円や』『わしは10万円や』と声が上がった」。自民系市議4人には各20万円、他の市議には各10万円が配られていた。

 この市議は「これまで、神谷氏側から寄付を受けたことはない。選挙前に『お願いします』と言われたら、選挙で一生懸命応援してください、と受け止めるしかない」と話した。

 神谷氏や秘書からは「政治団体への寄付なので、受け取っても大丈夫。領収書を書いて下さい」などと説明があったという。しかし、別の市議は「選挙の時は神経質になるはずなのに、みんなの前でわざわざ大丈夫だと説明されると、グレーだと言われているようで、危険だと思った」。

 現金は、自民系市議がいない「五月(さつき)会」(4人)にも渡った。この会派の市議の一人は「応援するわけがないのに、現金を配られても迷惑」「もらう理由がなく、こんな時にもらうとどうなるかわからない」と、口々に当時の戸惑いを語った。和泉市議11人は数日内に現金を返したという。
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朝日新聞社

5538チバQ:2017/11/24(金) 19:43:15

辞職したら湯峯理之@自民和歌山県連職員が繰上げ


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112400942&g=pol
自民・神谷氏が現金配布=与野党から説明求める声

 自民党の神谷昇衆院議員(比例代表近畿ブロック)が衆院解散前後の9月下旬、自身が支部長を務めていた選挙区内の同党市議ら計14人に、現金を渡していたことが24日分かった。神谷氏は法律違反に当たらないと主張。これに対し与野党からは、「買収の疑いがある」などとして説明を求める声が相次いだ。


 神谷氏によると、現金を渡したのは、大阪府和泉、岸和田両市の市議。このうち、自民党や同党系の7人には20万円ずつ、それ以外の7人には10万円ずつ配布した。総額は210万円で全員が返還したという。
 神谷氏は、自らの選挙区支部から各市議の後援会への政治活動費の提供だったとして「政治団体から政治団体への寄付行為は政治資金規正法で認められている」と説明。「何らやましいことはない」と強調した。
 一方、自民系会派の市議は24日、神谷氏の行動について「時期が時期だけに選挙目的と感じた」と語った。
 自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「疑惑を持たれたらしっかり説明することが大事だ」と述べた。共産党の笠井亮政策委員長は会見で「事実なら選挙前に票の取りまとめを依頼する買収の疑いになる」と指摘した。(2017/11/24-18:37) 関連ニュース

5539パリ行最終便:2017/11/25(土) 13:23:31
4214 :パリ行最終便 :2017/11/25(土) 13:20:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000013-khks-pol
鎌田さゆり氏、年内民進離党 立憲民主党入り検討

11/25(土) 12:10配信


 民進党宮城2区総支部長の元県議鎌田さゆり氏(52)は24日、12月16日の民進県連大会後に離党届を提出し、来年1月にも立憲民主党への入党手続きをする意向を明らかにした。後援会幹部への説明は既に終えているという。
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 鎌田氏は河北新報社の取材に「弱者の視点に立ち、暮らしと憲法を守る信念を貫くため決断した。軸足を明確にし、政治活動を充実させたい」と話した。
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 鎌田氏は10月の衆院選で2区から立候補し、自民党公認の秋葉賢也氏(55)に1316票差で惜敗した。選挙前に民進が分裂して結党した立民への合流を模索したが、無所属で戦った。
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 県内では民進県議の一部でも立民入りを目指す動きがあり、25日に東京で県議ら中心の「立憲民主党を話し合う自治体議員の会」が設立される。

5540チバQ:2017/11/27(月) 00:16:56
4224 :チバQ :2017/11/27(月) 00:16:22
http://www.sankei.com/region/news/171126/rgn1711260029-n1.html
2017.11.26 07:04

立民の群馬地方組織 年明けにも設立

 10月の衆院選比例で初当選を果たした立憲民主党の堀越啓仁氏が25日、政治活動報告会を行い、招かれた長妻昭代表代行が講演した。長妻氏は民進党県総支部とは別に、立民の地方組織を年明けに設立する見通しを明らかにした。

 長妻氏は取材に対し、「おそらく群馬においては年明けに県連(の設立)という形になるのではないか」とし、時期については来年4月までに「めどをつける」とした。

 また、衆院選2区内の玉村町に住む堀越氏について長妻氏は「検討事項の段階だが、比例単独で次もやっていこうとは思っていない」とし、2区からの出馬については「当然有力」とした。堀越氏は、「地元でしっかりやれという声もいただいている」とし、党本部と調整しながら12月上旬には本格的な検討を始めると前向きな姿勢を示した。

5541チバQ:2017/11/28(火) 18:57:26
http://www.sankei.com/politics/news/171128/plt1711280035-n1.html
2017.11.28 18:04
【衆院予算委員会】
「選挙で落ちそうで落ちない」… 維新・下地幹郎氏が比例復活の“自虐ネタ”披露


 「いつも落ちそうで落ちない」-。日本維新の会の下地幹郎国会議員団政調会長は28日午後の衆院予算委員会で、先の衆院選での比例復活当選確定が投票日翌日の夕方までずれ込んだ“自虐ネタ”を披露し、与野党議員の笑いを誘った。

 下地氏は衆院沖縄1区で共産党の赤嶺政賢氏に敗れた。投票日から一夜明けた10月23日の午後5時前、重複立候補していた比例九州ブロックで維新が議席を獲得することが確定し、「首の皮0.0001ミリで」(下地氏)復活当選が決まった。

 下地氏は予算委で、当選決定後に高校生が地元の事務所を訪ねてきたことを明かした。

 「事務所に来て『下地さん、握手しよう』って言うんですよ。『どうして?』って言ったら、『来年受験なんだ。下地さん、いつも選挙で落ちそうで落ちない。縁起がいいから握手しよう』って…」

 続く言葉で下地氏は「最下位ではあるけど、自分に与えられた意味みたいなものはあるなと思いましたよ」と語り、エピソードを締めくくった。

5542チバQ:2017/11/28(火) 19:34:14
北海道1区 船橋利実
(12年完全落選 14年比例復活)
北海道8区  前田一男
(12年比例復活 14年完全落選)
みたいなパターンは対象外なのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00010000-senkyocom-pol&p=1
自民党の厳しい掟!選挙区で2連敗したら重複禁止へ。現職では23名ががけっぷち!
11/28(火) 7:00配信 選挙ドットコム
自民党の厳しい掟!選挙区で2連敗したら重複禁止へ。現職では23名ががけっぷち!
自民党は次期衆院選の公認について、小選挙区で敗退し比例での復活当選が2回以上続いている現職議員の重複立候補を原則認めない方針を決めました。

今回の第48回衆議院議員総選挙は解散が急だったため、適用が見送られましたが、小選挙区で勝てる議員を増やすため、若手議員の奮起を促すことを目的として、次回の総選挙から導入される予定です。ただし、一部候補者については「党員確保状況などを総合的に勘案し、対象から除外する」という例外措置を検討しています。

今回(2017年)と前回(2014年)の衆議院議員総選挙で、小選挙区で敗退し、比例復活した自民党の現職議員は23人存在します。この23人が、「重複立候補禁止」となる可能性の高い政治家です。

あなたのお住いの地域の方はいるでしょうか? 対象となる23人の選挙区は自民党以外の政党が強い地域であったり、当選回数を重ねている大物議員がいる地域などということでもあります。地域ごとに見ていきましょう。

岩手1区 高橋比奈子氏(59歳)当選3回
岩手1区
2017年57,381票(選挙区当選は階猛氏(希望の党) 惜敗率65.55%)
2014年46,409票(選挙区当選は階猛氏(民主党) 惜敗率60.43%)

岩手3区 藤原崇氏(34歳)当選3回
※2014年 岩手4区 2017年岩手3区
2017年96,571票(選挙区当選は小沢一郎氏(無所属) 惜敗率74.15%)
2014年57,824票(選挙区当選は小沢一郎氏(生活の党) 惜敗率76.79%)

茨城7区 永岡桂子氏(63歳)当選5回
茨城7区
2017年62,617票(選挙区当選は中村喜四郎氏(無所属) 惜敗率80.56%)
2014年65,638票(選挙区当選は中村喜四郎氏(無所属) 惜敗率74.25%)

埼玉5区 牧原秀樹氏(46歳)当選4回
埼玉5区
2017年 77,023票(選挙区当選は枝野幸男氏(立憲民主党) 惜敗率64.67%)
2014年 86,636票(選挙区当選は枝野幸男氏(民主党) 惜敗率96.23%)

埼玉6区 中根一幸氏(48歳)当選4回
埼玉6区
2017年92,222票(選挙区当選は大島敦氏(希望の党) 惜敗率86.63%)
2014年94,303票(選挙区当選は大島敦氏(民主党) 惜敗率90.74%)

5543チバQ:2017/11/28(火) 19:36:25
東京都7区 松本文明氏(68歳)当選4回
東京都7区
2017年 85,305票(選挙区当選は長妻昭氏(立憲民主党) 惜敗率72.83%)
2014年 83,476票(選挙区当選は長妻昭氏(民主党) 惜敗率79.94%)


神奈川4区 山本朋広氏(42歳)当選4回
神奈川4区
2017年 55,700票(選挙区当選は早稲田夕季氏(立憲民主党) 惜敗率83.10%)
2014年 61,479票(選挙区当選は浅尾慶一郎氏(無所属) 惜敗率67.51%)


神奈川9区 中山展宏氏(49歳)当選3回
神奈川9区
2017年 70,819票(選挙区当選は笠浩史氏(希望の党) 惜敗率97.63%)
2014年 59,991票(選挙区当選は笠浩史氏(民主党) 惜敗率92.96%)


新潟3区 斎藤洋明氏(40歳)当選3回
新潟3区
2017年 95,594票(選挙区当選は黒岩宇洋氏(無所属) 惜敗率99.94%)
2014年 74,319票(選挙区当選は黒岩宇洋氏(民主党) 惜敗率89.95%)


静岡6区 勝俣孝明氏(41歳)当選3回
静岡6区
2017年 108,157票(選挙区当選は渡辺周氏(希望の党) 惜敗率99.41%)
2014年 102,714票(選挙区当選は渡辺周氏(民主党) 惜敗率89.97%)


愛知3区 池田佳隆氏(51歳)当選3回
愛知3区
2017年 76,220票(選挙区当選は近藤昭一氏(立憲民主党) 惜敗率77.30%)
2014年 72,353票(選挙区当選は近藤昭一氏(民主党) 惜敗率87.78%)


愛知5区 神田憲次氏(54歳)当選3回
愛知5区
2017年 72,651票(選挙区当選は赤松広隆氏(立憲民主党) 惜敗率79.76%)
2014年 71,616票(選挙区当選は赤松広隆氏(民主党) 惜敗率85.02%)


愛知7区 鈴木淳司氏(59歳)当選5回
愛知7区
2017年 127,329票(選挙区当選は山尾志桜里氏(無所属) 惜敗率99.34%)
2014年 108,151票(選挙区当選は山尾志桜里氏(民主党) 惜敗率95.30%)

愛知11区 八木哲也氏(70歳)当選3回
愛知11区
2017年 96,978票(選挙区当選は古本伸一郎氏(希望の党) 惜敗率71.99%)
2014年 97,167票(選挙区当選は古本伸一郎氏(民主党) 惜敗率76.81%)


愛知13区 大見正氏(59歳)当選3回
愛知13区
2017年 109,581票(選挙区当選は大西健介氏(希望の党) 惜敗率94.08%)
2014年 101,144票(選挙区当選は大西健介氏(民主党) 惜敗率86.70%)

5544チバQ:2017/11/28(火) 19:38:18
大阪10区 大隈和英氏(48歳)当選2回
大阪10区
2017年 56,483票(選挙区当選は辻元清美氏(立憲民主党) 惜敗率74.52%)
2014年 53,160票(選挙区当選は辻元清美氏(民主党) 惜敗率86.12%)


大阪17区 岡下昌平氏(42歳)当選2回
大阪17区
2017年 58,534票(選挙区当選は馬場伸幸氏(日本維新の会) 惜敗率89.46%)
2014年 63,219票(選挙区当選は馬場伸幸氏(維新の党) 惜敗率90.06%)


大阪18区 神谷昇氏(68歳)当選2回
大阪18区
2017年 80,198票(選挙区当選は遠藤敬氏(日本維新の会) 惜敗率92.10%)
2014年 82,460票(選挙区当選は遠藤敬氏(維新の党) 惜敗率93.03%)


大阪19区 谷川とむ氏(41歳)当選2回
大阪19区
2017年 57,833票(選挙区当選は丸山穂高氏(日本維新の会) 惜敗率86.69%)
2014年 51,223票(選挙区当選は丸山穂高氏(維新の党) 惜敗率91.27%)


和歌山1区 門博文氏(52歳)当選3回
和歌山1区
2017年 57,111票(選挙区当選は岸本周平氏(希望の党) 惜敗率78.75%)
2014年 59,937票(選挙区当選は岸本周平氏(民主党) 惜敗率88.48%)


小島敏文氏(67歳)当選3回
広島6区
2017年 69,209票(選挙区当選は佐藤公治氏(希望の党) 惜敗率80.83%)
2014年 65,494票(選挙区当選は亀井静香氏(無所属) 惜敗率72.96%)


佐賀1区 岩田和親氏(44歳)当選3回
佐賀1区
2017年 78,972票(選挙区当選は原口一博氏(無所属) 惜敗率74.86%)
2014年 83,421票(選挙区当選は原口一博氏(民主党) 惜敗率97.11%)


沖縄1区 國場幸之助氏(44歳)当選3回
沖縄1区
2017年 54,468票(選挙区当選は赤嶺政賢氏(日本共産党) 惜敗率89.87%)
2014年 53,241票(選挙区当選は赤嶺政賢氏(日本共産党) 惜敗率91.89%)

5545とはずがたり:2017/12/01(金) 08:28:39
>>515>>3228>>3867
>今井氏は昨夏の参院選富山選挙区で擁立される予定だったが、民進が野党共闘に合意したため衆院選にくら替え。衆院選では野党4党の政党間協議の末、自由の元職が出馬を取り下げたため、一度は今井氏を野党統一候補とすることが決まったが、直後に民進が希望の党に合流することに。今井氏も希望の党に公認申請していた。
2019年の参院選候補は今井氏かねえ。寧ろ富山1区の野党統一候補か。

連合富山的には希望は可成り連合の顔に泥を塗ってるね〜。
社民・自由の希望ブロック(希望の会の方w)が富山では強固の様だが,民進から立民が出てこの力関係がどう変わるかな?

立民現職が誰か居れば中央の枝野の渋面尻目に社民自由寄りに動けそう(愛知の赤松みたいに)だが,当事者不在では動きにくいかな。

2017衆院選
富山1区 今井氏が立候補断念 希望の公認から外れ決断 /富山
https://mainichi.jp/articles/20171006/ddl/k16/010/248000c
毎日新聞2017年10月6日 地方版

 衆院選(10日公示、22日投開票)の富山1区に立候補を表明し、民進を離党して希望の党からの出馬を目指していた今井基之氏(49)は5日、立候補断念を表明した。希望の党の第1〜3次の公認から外れ、「これ以上多くの人を待たせ、混乱させるべきはないと思い決断した」と説明した。維新を除く4党の野党共闘が崩れ、混迷していた1区の構図がようやく固まった。【古川宗、鶴見泰寿】

 今井氏は民進県連の寺崎孝洋幹事長とともに富山市内で記者会見。断念の理由について寺崎幹事長は「民進党の方針に沿ってがんばってきたが、希望の党の公認リストに名前がなく、残り時間などを総合的に判断した」と険しい表情で説明した。

 今井氏は「断腸の思い。(公認されなかったのは)私の思いが届かなかった。全ては私の責任」と沈痛な表情で述べた。国替えや立憲民主党からの出馬については「1区からの出馬にこだわってきた。政権交代を成し遂げるため(希望の党からの出馬を)決断したわけだから今更信念をぶれさせるわけにはいかない」と否定した。

 希望の党と維新の会の間では、東京と大阪で候補者をすみ分ける選挙協力を発表しているが、今井氏は1区で出馬予定の維新前職の吉田豊史氏(47)を「支援するつもりはない」と断言した。

 今井氏は昨夏の参院選富山選挙区で擁立される予定だったが、民進が野党共闘に合意したため衆院選にくら替え。衆院選では野党4党の政党間協議の末、自由の元職(>>1264>>1277)が出馬を取り下げた(>>2398)ため、一度は今井氏を野党統一候補(>>1298だと民進はまず協議を拒否。自由は社民と連携して広野擁立を決めたっぽい。>>1494 >>3865)とすることが決まったが、直後に民進が希望の党に合流することに。今井氏も希望の党に公認申請していた。

 一方、民進県連の支持母体、連合富山の尾谷康弘会長は、希望の党が富山3区の擁立する立候補予定者について「推薦はありえない」と明言。「今回の衆院選では連合富山として推薦候補者がいなくなり、非常に残念だ。選挙区も比例代表も個別労組の対応に委ねる」と述べた。

5546チバQ:2017/12/01(金) 17:46:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000552-san-pol

元国会議員がLGBT告白「小池百合子代表の了解は得たが…」選挙でカミングアウトできなかったワケ


12/1(金) 15:30配信

産経新聞







元国会議員がLGBT告白「小池百合子代表の了解は得たが…」選挙でカミングアウトできなかったワケ


インタビューに応じる松浦大悟氏=11月8日、秋田市(写真:産経新聞)


 10月の衆院選で、秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参議院議員の松浦大悟氏(48)。性的少数者(LGBT)である松浦氏が産経新聞のインタビューに応じ、自身が同性愛者であるとして、衆院選では「カミングアウト(LGBTを公表)して戦いたいと小池百合子代表(当時)の了解も得たが、秋田(の選挙区)ではできなかった」と打ち明けた。

 ■集票狙いを牽制(けんせい)

 松浦氏はもとは秋田放送のアナウンサーで、参院議員を1期務めた後、2回落選している。衆院選にくら替えして出馬した動機について、「LGBTにとって住みやすい地域作りを政治の立場からしていきたい。当事者として当選できたら、強力に政策を推進できる」と説明する。

 「新聞や雑誌でじっくりインタビューしてもらえれば(LGBT問題が)伝わると考えた」とも語り、衆院選の直前には、LGBTに好意的とされる雑誌や、インターネットサイトなど複数のメディアにインタビューを打診したという。

 だが、反応は良くなかった。衆院選の公示前に、特定の候補者を取り上げにくいという事情もあったとみられるが、松浦氏は「LGBTに関心を持つのはリベラル系のメディアが多く、『保守政党(希望の党)にLGBT問題を利用される』と思った(のを嫌った)のでは」と分析する。

 LGBTと政治では、こんなこともあった。5月の大型連休中に東京・渋谷で開かれている日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド」のパレードに昨年、自民党政調会長だった稲田朋美氏が参加した。その際、「リベラル系の票田とみて『保守派がLGBTを(政治)利用しようとしている』との声が出た」。平成26年に、安倍晋三首相夫人の昭恵さんがパレードに参加した際にも、同じ批判が出たという。

「保守VSリベラル」の構図だが、松浦氏は「保守層を取り込まなければ、LGBT運動は前に一歩も進めない。保守層にも共感を持ってもらうことが大事」と強調する。

 ■秋田では難しく?

 松浦氏がそう考えるようになったきっかけは25年、LGBTをテーマに、米国務省が日本から参加者数人を選抜して主催した「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)」で、米国の現場を視察したことだった。

 「米国では共和党も民主党も、地方を含め、LGBTを支援する議員をいかに増やすか努力している。当選後のLGBT支援を条件とした選挙資金援助も、寄付を原資に行われていた。研修も充実しており、日本でも党派に関係なく進めるべきだと思う」

 しかし、衆院選では、LGBTは武器にはできなかった。

 「車社会の秋田での街頭演説は、走っている車に向かって一方的にしゃべるようなもの。車中の人に伝わるのは名前くらいで、演説の中身までは聞こえない。『松浦はLGBT』とだけ伝わると、変に解釈されて反発されてしまう。SNSで広めようにも、高齢者は使っていない人が多く、小池代表のOKは出たもののカミングアウトしようにも伝える方法がなかった」という。

 秋田ではLGBTへの理解を得るのは難しいと判断し、希望の党の風に乗ってとにかく議席を得ることを優先したが、同党の失速で果たせなかった。

5547名無しさん:2017/12/01(金) 17:46:52
 ■19年には時期尚早

 松浦氏は広島県出身。ゲイであることは小学生の頃から自覚していた。「自我の芽生えた頃から、『なよなよしている』といじめにあっていた。女子の友達が多く、球技などスポーツ全般が苦手で、一般の男子とは違うと」。神戸学院大卒業後に秋田放送にアナウンサーとして入社。同社では、LGBT問題を取り上げる番組も制作するなどしてきた。

 19年の参院選で、秋田選挙区から無所属で立候補し、初当選。その後、民主党入りした。当時の小沢一郎・党代表にカミングアウトを打診するが、「地方では時期尚早」との判断で止められたという。

 国会でLGBT問題に取り組み、22年10月の参院決算委員会では、「国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだ」と質問し、当時の片山善博総務相から、「今後検討していきたい」との答弁を引き出した。

 「東日本大震災では、LGBTが『気持ち悪い』といわれて避難所で排除されたり、ホルモン注射を処方してもらえなかったりといった問題が表面化した。秋田市内では、悩んで自殺した人もいる。人口減少に歯止めをかけるためにも、東北地方と秋田をLGBTが住みやすい地域にしたい」。思いは募るが、25年の参院選で民主党、28年の参院選も、民進党の秋田県支部代表で野党統一候補として出馬しながら落選。今回は、希望の党の衆院議員だった若狭勝氏の政治塾に参加し、「ダイバーシティ社会をうたい、LGBTの法的保証に取り組む政策を掲げていて、私の取り組みと合致した」と希望の党からのリベンジを決断。細野豪志衆院議員を介し、小池代表から、秋田1区の公認でLGBTをカミングアウトして出馬する内諾まで得たが、実らなかった。

 ■都市と地方の“格差”

 LGBTの理解を広げる運動を続ける認定NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」(東京)の専任代表、松中権氏は、地方におけるLGBTの「生き辛さ」を指摘する。松中氏は、松浦氏と一緒に米国のIVLPに参加したメンバーだ。

 松中氏は「外国人を含め、多様な人が混在する首都圏では、大手企業によるダイバーシティの取り組みも功を奏し、LGBTが『隣に普通にいる人』として理解度が高まりつつある。しかし、保守層の多い地方ではまだ難しい。選挙戦におけるカミングアウトは、偏見を持たれるリスクと隣り合わせで、首都圏以上に地方の状況は厳しいはず」と説明。その上で、「7月に東京で発足したLGBT自治体議員連盟も、50代の文京区議が当選5回目にして初めてカミングアウトした」と明かす。

 松中氏は、日本では「保守層とリベラル層の対立という以前に、LGBT支援の議論が正に始まったばかり。存在すらないものとされていたLGBTに対し、理解を示す人が保守層へも少しずつ広がり始めている」と、政治の立場を超えた議論の高まりに期待する。(秋田支局長 藤沢志穂子)

5548名無しさん:2017/12/02(土) 09:03:47
新潟4区支部長に金子氏充てず
https://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20171201_9056375.php

衆院選小選挙区の自民党支部長選任で、党本部が新潟4区について、10月の衆院選で落選した金子恵美元衆院議員を充てずに「白紙」と党県連に打診したことが、分かった。
県連は対応を留保した。通例、支部長は公認候補を兼ねることから再任されなければ金子氏は今後、4区からの出馬が難しくなる

5550名無しさん:2017/12/03(日) 22:15:58
自民・今津氏 政界引退へ
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/148589?rct=n_hokkaido

5551とはずがたり:2017/12/03(日) 22:40:32
>>5550
リンク先めっちゃでかフォントでびびったw

5552名無しさん:2017/12/03(日) 23:00:54
>>5551

((((;゜Д゜))))

5553パリ行最終便:2017/12/04(月) 05:07:41
http://www.todaishimbun.org/election20171108/
衆院選×東大生 5割以上が自民党に

5554チバQ:2017/12/04(月) 14:47:34
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567.html
2017.12.03
連載
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報
実は永田町で評判最悪の国会議員…「棚ぼた当選」なのに党への忠誠心や感謝ゼロ
文=神澤志万/国会議員秘書

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567.html
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 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 11月25日、希望の党と共同会派を組むと噂されている日本維新の会の臨時党大会の開催が報じられました。松井一郎・大阪府知事の代表続投が再確認されたようです。
 維新といえば、橋下徹さんがツイッターで丸山穂高議員を「口のきき方も知らない」「ボケ」「金で公認を得ている」と攻撃して炎上したことは記憶に新しいですが、これについて、こんな声があがっています。
「橋下さんが攻撃しないといけないのは、別の議員だろう」
 維新議員の秘書をしている先輩が嘆いていました。丸山議員は若いので確かに未熟な部分もあるかもしれませんが、東京大学経済学部卒業後に経済産業省入省、松下政経塾を経て維新から立候補し、当選3回(大阪19区)という、なかなかの経歴です。
 先輩秘書によれば、丸山議員の政策立案能力は非常に高く、維新の政務調査会になくてはならない存在だそうです。「熱心に政策立案や法案づくりに取り組んでいた」とも聞いています。
 そもそも、維新にはお金で公認を与えるような制度なんてありません。それは、創設者である橋下さん自身が一番よくわかっているはずで、先輩秘書は「橋下さんの真意がわからない」とも言っていました。
“お友達”で固めた公設秘書の評判が最悪?


 先輩秘書によれば、丸山議員よりも問題なのは、南関東比例ブロックで当選した串田誠一議員(神奈川6区)のほうです。なぜなら、串田議員は“棚ぼた”で当選したにもかかわらず、党への忠誠心や感謝の気持ちが表れていないからだそうです。
 串田議員は選挙区では2万4424票と惨敗(当選した青柳陽一郎議員は8万6291票)で、惜敗率もたったの28.3%でした。ちなみに、総理大臣補佐官や国土交通大臣を歴任した馬淵澄夫さん(希望の党/近畿ブロック)が落選したことが話題になりましたが、馬渕さんは8万8082票で惜敗率は97.2%です。
 つまり、串田議員が実力で衆議院議員になれたわけでないことは明らかなのですが、さらに維新が推薦したベテラン秘書の受け入れを拒否し、自分の“お友達関係”で3人の公設秘書を決めてしまったそうです。
 しかも、そもそも約2万票しか獲れていないのですから、本来であれば地元の活動に力を入れるべきにもかかわらず、公設秘書の3人はすべて議員会館勤務なのだとか。
 さらにさらに、その公設秘書たちも“珍獣”ぞろいで、党職員も「話が通じない」と頭を悩ませているそうです。維新議員の秘書たちからの評判も「謙虚さがなく不愉快」と最悪です。
大阪では評価されている維新の「身を切る改革」


 なぜ橋下さんは、こういう議員のことは攻撃しないのでしょうか。丸山議員ほど知名度がないからでしょうか。いやむしろ、橋下さんは丸山議員に対して「お前の知名度を上げてやったぞ!」とでも思っているのでしょうか。
 総選挙で議席を14から11に減らしてしまった日本維新の会ですが、実は大阪では、実現してきた数々の「身を切る改革」が高く評価されています。その舵を最初に切ったのは、ほかならぬ橋下さんです。

 神澤は、個人的には「『おおさか維新の会』という名称のままのほうがよかったのでは?」と思っています。維新の改革は、まだ大阪でしか実現できていませんからね。
 でも、大阪の改革を見習って東京都も高校の無償化を進めていますし、追随する自治体が増えているのも事実です。「所属議員の数は少なくても存在意義は高い」のが日本維新の会という政党であり、やはり“党の顔”は橋下さんしかいないような気がします。
 政界復帰を求める待望論があるのも確かですし、ぜひ復帰して、串田議員のような“間違って当選した議員”を叱ってほしいと思います。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567_2.html
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5555チバQ:2017/12/06(水) 00:37:06
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/845650/
落選者から悲鳴「正月の餠代も出ない」野党の厳しい懐事情
2017年12月01日 17時00分

 野党(立憲民主党、希望の党、民進党、無所属の会)が「正月の餠代も出ない…」と厳しい懐事情に青ざめている。

 小池百合子都知事(65)が顧問に就任した希望の党(玉木雄一郎代表)は30日、永田町で衆院選で落選した惜敗者と意見交換会を開いた。参加したのは29、30日の2日間で76人。“小池旋風”に期待し、政治家転身を目指したが、公示前に小池氏の「排除の論理」など、野党分裂のドタバタ劇の影響をもろに受けた。

「もう一度、次の衆院選で政治家を目指したい」と再チャレンジの意向を持つ惜敗者が多いが、厳しい現実が突きつけられている。「落選して食べていけない。希望の党は生活面をどこまで面倒をみてくれるのか」(官僚出身のある惜敗者)と悲惨な意見が出たという。

 会見した同党選対委員長の大西健介衆院議員(46)は「惜敗者は次の選挙に向け、希望の総支部長になれるかは難しい状況だ。希望はまだできたばかりの党。これからの党運営のためには、新たな職員を採用しないといけない。惜敗者にどれぐらいお金が使えるか、まだ決まってない」と頭を抱えている。

 永田町では「希望の党は年末に向け、立憲民主党と合流すれば、国会議員が増え、来年1月に支給される政党助成金(交付金)が増える」と合流の可能性がささやかれてもいる。

 野党再編に向けた動きに大西氏は「相手(立憲)があってのこと。選挙区の調整は難しい。相手が我々と一緒にやる気がないのに、こちらから行く気はない。(合流するには)時間がかかる」と話した。

 この日、総務省は2016年分の政治資金収支報告書を公開。野党で参院議員が最も多い民進党(大塚耕平代表)は「一連の選挙の結果等により、党の財政はさらに厳しい状況を迎えており、経費節減に努める一方、財政基盤の拡充を進めることが引き続き課題になっている」との談話を出した。

 同党の参院議員からは「財政面は、正月の餠代が出ないほど厳しい。国会では迫力不足が指摘され、埋没している」と不安の声が上がっている。

5556名無しさん:2017/12/06(水) 13:08:06
長いのでリンクのみ

http://blogos.com/article/259228/
2017年11月20日 10:08
中村喜四郎という男―オレと選挙と中村喜四郎と“選挙の鬼”との12年戦争(1)

http://blogos.com/article/259257/
2017年11月21日 09:54
“報道陣立入禁止”の個人演説会の中身は?―オレと選挙と中村喜四郎と “選挙の鬼”との12年戦争(2

http://blogos.com/article/259433/
2017年11月22日 10:16
自公連立の”番外地”茨城7区の現状―オレと選挙と中村喜四郎と “選挙の鬼”との12年戦争(3)

5557チバQ:2017/12/06(水) 19:10:42
http://www.sankei.com/politics/news/171206/plt1712060022-n1.html
2017.12.6 17:18

共産・赤嶺政賢衆院議員を公選法違反罪で告発へ 沖縄県民有志 「沖縄では慣例的」の開き直り発言が波紋

 沖縄県民有志でつくる民間団体「沖縄県選挙監視委員会」の小木(こぎ)貴之委員長(38)=沖縄市=は6日、県庁で記者会見し、先の衆院選で公職選挙法が禁止する事前運動などを行ったとして、沖縄1区で当選した共産党の赤嶺政賢衆院議員(69)を公選法違反の罪で那覇地検に告発すると発表した。赤嶺氏をめぐっては民放テレビの取材に対し自ら公選法違反行為を認め、開き直る発言をした映像が全国に放送され、波紋を呼んだ経緯がある。同監視委のメンバー、5人が12日に告発する予定で、那覇地検の対応が注目される。(那覇支局 高木桂一)

 提出予定の告発状などによると、赤嶺氏は衆院選公示前の10月8日午前9時〜午後5時ごろまでの間、選挙区内で自動車に乗って拡声器で投票を呼びかけたほか、「あかみね」と記されたのぼり旗を掲げるなど事前運動を行ったとしている。

 また、投開票日の22日夜から23日未明にかけてテレビ東京系列が放送した特別番組「池上彰の総選挙ライブ」で事前運動を行っている映像が流され、番組スタッフの指摘に対し「沖縄では慣例的に私だけでなく他党の候補もやっている」と発言したことを指摘。「本人も事前運動を認めている。これを野放しにすることは沖縄の恥だ」として那覇地検に対して立件を求めるとしている。

 記者会見で小木委員長は「沖縄2、3、4区でも違法なポスターやのぼり旗が確認されたが、1区の赤嶺氏の違法行為は地上波で全国に放送された。県民として看過できない」と強調。「今回の告発をきっかけに『公選法特区』と言われる沖縄県の異常な選挙の正常化に向けて公選法が県民に広く周知され、全候補者のコンプライアンスの向上につなげたい」と述べた。

 先の衆院選で赤嶺氏は、共産党全国唯一の選挙区の議席を守ったが、公選法違反は“やりたい放題”だったようだ。

 現に記者も、赤嶺陣営による事前運動の数々を目撃していた。衆院が解散された9月28日以降、公示前であるのに、那覇市内で共産党の街宣車が赤嶺氏の名を連呼して市民らに支持を呼びかける光景は何度も目に入った。

 また、同市内の選挙事務所の窓ガラスには、志位和夫委員長や小池晃書記局長が公示後に応援弁士として選挙区入りする日程を告知するチラシを外に見えるよう貼り付けPRしていた。これも公選法に触れる。

 公示後も那覇市選挙管理委員会が市内の方々に設置した公営ポスター掲示板の傍らには、応援団たる翁長雄志(おながたけし)知事と城間幹子那覇市長に赤嶺氏が囲まれた「3連ポスター」が、施設や道路の管理者に許可をとらず立て掛けられていた。ポスターの違法掲示だ。

 しかし案の定、沖縄県警が公選法違反の立件に腰が重いため、県内で違反行為を監視してきた沖縄県選挙監視委員会のメンバーが那覇地検に告発することになった。

5558チバQ:2017/12/23(土) 11:12:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1712220004.html
【関西の議論】投票箱が届かない 衆院選・市長選を台風が直撃…混乱の中で当日開票実施した和歌山・新宮市の決断
12月22日 06:34産経新聞

【関西の議論】投票箱が届かない 衆院選・市長選を台風が直撃…混乱の中で当日開票実施した和歌山・新宮市の決断

三重県経由でようやく開票所に届けられた投票箱。到着は午後11時を過ぎていた=和歌山県新宮市

(産経新聞)

 衆院選の投開票日となった10月22日はおりしも台風21号が猛威をふるい、開票作業が遅れたり、即日開票ができず翌日に開票作業を持ち越した自治体も多かった。市長選と同日選となった和歌山県新宮市も開票作業が大幅に遅れる事態に。激しい雨によって幹線道路の国道168号が通行止めとなり、投票箱が開票所に届けられなくなったためだ。そうしたなかでも、何とか当日の開票にこぎつけた裏には市の“決断”があった。混乱の舞台裏を振り返る。(中村宏二)

投票箱届かず

 同市では投開票日まで長らく悪天候が続いていた。台風21号は22日夜には本州に接近。市内も強い雨が降り続き、道路冠水なども至る所で発生した。新宮の降水量は48時間で888・5ミリと観測史上1位の値を更新するなど、平成23年の紀伊半島豪雨を上回る猛烈な雨となっていた。

 市立総合体育館での開票作業は午後8時20分から予定されていた。しかし、市選管から「国道168号で道路の冠水があり、(同市)熊野川町の投票所の投票箱が運べない」と説明があり、集まった報道関係者からも驚きの声が上がった。「いずれにしろ、全ての投票箱がそろわないと開票は始められない。見通しもまったく立っていない」と市選管。まもなく開票開始時刻が過ぎた。

ほかの自治体では翌日開票も

 台風21号による選挙への影響は各地に及び、翌日開票を行う自治体も相次いだ。三重県鳥羽市では市内数カ所の道路冠水によって、投票箱が開票所へ届けられない状況が続いた。兵庫県篠山市では開票所が停電するというトラブルに見舞われた。「午後7時すぎに停電し、復旧したのは翌朝。まさか、こんなことになるとは夢にも思っていなかった」と同市選管の担当者は振り返る。

 総務省によると、翌日開票となったのは、ほかに松山市や山口県萩市、沖縄県うるま市などで、計8県の12自治体。「国政選挙で即日開票が見送られるのは異例」(総務省担当者)という。

三重経由で

 刻一刻と時間が進むなか、新宮市ではなお投票箱を届けるルートを模索。当初は田辺方面経由も検討されたが、通行止めの情報が早くから入っていた三重県内は土砂崩れなどによる通行止めではなく、大雨に備えてのもので、走行は可能であることが判明した。

 投票箱を載せ、市熊野川行政局を出発した車は激しい雨の中、国道311号から三重県道などを開票所目指して走行した。午後11時すぎに投票箱は開票所に無事到着。会場では早速、開票作業に取りかかり、雨の後の暴風も吹きすさぶなか、未明に開票は終了した。

 開票を翌日に回した自治体もあるなか、新宮市が当日の開票を決断したのは、翌日の台風被害への対応を考えた結果でもあった。市選管は「翌日開票とし、職員を開票作業に回すことは市民に迷惑をかけることになると判断した」と説明する。

 台風21号は紀伊半島の熊野地方でも多くの被害をもたらし、新宮市では11月29日時点で、家屋の床上浸水が617棟、床下浸水が506棟など計1222棟が被災。浸水した店舗などを含めると計1494棟の被害が判明している。

 開票当日に一時的に運ぶことができなくなった投票箱は、いずれも投票終了時刻が午後6時の投票所のもので、同じ熊野川町でも午後4時が投票終了だった投票所の投票箱は届いていた。市選管は「今回の台風では、当日に投票時間の繰り上げを決めた自治体もあった。そうした対応も今後の課題だ」としている。

5559チバQ:2017/12/23(土) 11:41:35
http://www.sankei.com/region/news/171222/rgn1712220059-n1.html
2017.12.22 07:06
【記者ノート】
自民大勝の衆院選 風に翻弄された与野党 神奈川
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 県内18選挙区のうち自民党が13議席を獲得して圧勝した衆院選(10月10日公示、22日投開票)。予期せぬ解散に伴う野党第一党「民進党」の分裂、小池百合子東京都知事の人気を背景に膨らんだ新党「希望の党」への期待と失速、終盤に息を吹き返したリベラル新党「立憲民主党」の躍進と、めまぐるしく変化する政局の行方に翻弄された選挙戦だったが、最終的に笑ったのは“主役”の座を奪われたはずの自民だった。

 「自民党がいいといった体感は全くなかった」。投開票から一夜明けた同23日、自民県連の選対幹部はこう心境を吐露した。最終盤に立民への追い風が吹き、「投票日があと3日先だったら、相当の痛手をこうむっていたかもしれない」と厳しい表情を崩さなかった。

 ■ぎりぎりで逃げ切り

 どうやら「ぎりぎりで逃げ切った」というのが実情のようだ。「いつかは景気の下降局面が訪れる」(自民県議)と、すでに逆風が吹くことも想定に入れ、「野党の声にも耳を傾けなければいけない」(小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長)、「積極的に支持された体感はないが、(国のかじ取りを)託す先は自民しかないと思ったのではないか。“風”が吹いても戦える力をつけないといけない」(自民県連の竹内英明幹事長)との慎重な発言も相次いだ。

 自民の分析によると、逆風が吹いた場合、選挙区で敗れた4人に加えて数人が落選する危険性をはらみ、野党候補が一本化した場合には約半数が落選する可能性を指摘している。政権維持に向けては、さらなる足腰の強化は必須だ。

 “託す先”として存在感を示した与党と終盤の追い風に込められた野党への期待。次なる戦いは1年半後の統一地方選だ。

 ■新党ブームに危機感

 「政権交代の再現かもしれない」。自民の危機感が最高潮に達したのが、小池氏らが9月27日に開いた希望の党の結党記者会見だった。

 民進党県連代表を務めていた後藤祐一氏(比例南関東ブロック)▽元文部科学副大臣の笠浩史氏(9区)▽8区で自民から出馬を予定しながらも、内閣府副大臣を辞任して希望に合流した福田峰之氏-という3人が希望の立ち上げメンバーとして小池氏とともに会見に臨んでいた。その様子を「自宅でテレビの画面を食い入るように見つめていた」という保守系のベテラン市議はこう振り返る。

 「県内有権者は新党が大好き。ここで踏ん張らないと、ブームが全国に飛び火してしまう。これは本当にまずいと思った」

 市議が指摘する県内有権者の「新党好き」。その発言を裏付けるように、昭和50年代に保守政治の刷新を掲げて新党ブームを巻き起こした「新自由クラブ」や、脱官僚を訴え、政界の第三局として存在感を発揮しながらも3年前に解党した「みんなの党」は、いずれも政界再編を目指した新党で県内発祥とされる。

 市議の脳裏には、自民と新党勢力が激闘を繰り広げ、保守層を分断された苦い記憶が蘇ったのだ。小池氏の「排除」発言をきっかけに有権者の期待は急速にしぼみ、市議の懸念は杞憂(きゆう)に終わった。

 希望は政治経験の少ない“素人”を次々と擁立し、支持団体ですら候補者との連絡がとれない状況になるなど、その様子は政党が“安売り”されたようでもあった。

5560チバQ:2017/12/23(土) 11:41:48
 ■保守を共産が応援

 「排除の論理」に反発して立ち上げた立民が、共産党の協力を得ながら支持を伸ばしたのは「全くの想定外だった」(自民県議)。リベラル勢力が一定の地盤を築く県内では、3選挙区で議席を獲得した。

 立民の“風”をもろに受けたのが8選を目指した公明の上田勇氏が地盤とする6区だ。

 自公連立政権の「象徴的な選挙区」で小泉氏や菅義偉官房長官らが連日応援に駆けつけたものの、約3500票差で立民現職の青柳陽一郎氏に競り負けた。公明党の小選挙区候補が落選するのは民主党から政権を奪還した平成24年以降初で、衝撃が走った。

 青柳氏が立民入りを決めたのは公示2日前の10月8日。政治スタンスは「明らかな保守系」(民進党県連関係者)である青柳氏を共産党が応援する構図に対し、上田氏も「政策や基本的スタンスがバラバラ。責任ある政党として評価できるのか」と疑問を呈したが、予測ができない組み合わせから、「敵がなかなか見えにくかった」(公明関係者)のも事実。不意を突いた選挙戦略に翻弄された結果だった。

 選挙から2カ月、自民大勝の熱気はすでに薄れた。一方、民進党県連は、党分裂のダメージから代表が不在のままで、地方組織の存在意義すら問われる事態だ。「党本部の方向性が定まっていないから」と説明するが、このままでは有権者に向けて政策を語ることすらできないだろう。政策を置き去りにすることがないよう、各党には覚悟が求められている。(川上朝栄)

                   ◇

 ■県内の衆院選結果 今年10月実施の衆院選では全18選挙区のうち、13選挙区を自民党が獲得。4、6、12区は立憲民主党が、8区は無所属、9区は希望の党が議席を獲得した。自民は選挙区で敗れた候補者も比例復活しており、3回連続で全候補者が当選を果たした。

5561チバQ:2017/12/24(日) 20:49:07
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017122100023.html
元AERA記者でジャーナリスト 「金ナシ、準備ナシ、経験ナシ」それでも総選挙に出た理由

12月23日 11:30

街頭演説はボランティアがツイッターで実況中継。ツイキャス数は安倍首相に次ぐ候補者4位。5位の河野太郎氏を上回った(撮影/今村拓馬)

(AERA dot.)

 イタリア政治に新風を吹き込んだ五つ星運動。指導者は「強みはカネがないこと」という。 元AERA記者で、ジャーナリストの山田厚史氏も10月の総選挙に出て、そう感じた。 

*  *  *
 五つ星運動は2013年の総選挙で第2党に躍進、ローマやトリノで市長を当選させ、いまやイタリアで支持率トップの政党になった。政治をプロの政治家に任せてきた結果、イタリアは汚職と腐敗が蔓延(まんえん)した。未熟でも真っ当な市民が参加することで政治を健全なものにする運動だ。守り抜く価値として発展、水資源、環境主義、持続可能な交通、インターネット社会の五つを挙げる。��

「反移民・反EU」を主張したことで、ポピュリストと見られがちだが、来日したリカルド・フラカーロ・伊下院議員は「市民の声を反映する政治を恐れる者が我々をポピュリストと呼ぶ」と言う。��

「市民は間違えることもあるが、間違いを自らの責任で引き受け、修正する力もある」��

 そう語るフラカーロ氏は政治とカネについてこう述べた。��
「政治を育むのは市民の思いがこもった小さなおカネです。誰がカネを出すかで、政策の方向が決まる」��

 米国のトランプ大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と認定した。中東紛争の火に油を注ぐこの決定を支持したのは、ユダヤ人の大富豪アデルソン氏だと新聞は伝えた。カジノ王のアデルソン氏はトランプ氏の選挙戦に億ドル単位の寄付をし、選挙対策委員長を務めた。��

 13年の総選挙で70万ユーロの寄付が五つ星に集まったが、使ったのは40万ユーロ。残り30万ユーロは地震で壊れた学校の再建に充てたという。��

 10月の総選挙で私は衆院千葉5区から立候補した。スローガンは「政治を市民の手に」。今の政権は誰のために仕事をしているのか。与党は首相官邸に気遣い、安倍晋三首相はアメリカ大統領にべったり。こんな政治を子や孫に残すのでは残念と思ったからだ。��

 立憲民主党から推され、「市民と立憲野党の共同候補」として戦った。6万2894票集めたが落選。比例区では党の名簿で次点となった。��

「カネは大丈夫か」。心配する友人からよく聞かれる。落選すると借金だらけ、という話はよく聞く。私も心配だった。

 直前まで、選挙に出るなど考えたこともなかった。残りの人生をジャーナリストとして燃焼させるつもりでいたからだ。

 9月30日、千葉県浦安市の自宅を市民連合の関係者が訪れた。希望の党の小池百合子代表(当時)が「排除します」と発言した翌日のことだ。��

「千葉5区(浦安市・市川市中南部)から立候補してほしい」

 市民連合は、小選挙区で野党が候補者を一本化して自公連立に対抗しようとする市民運動。政治学者の山口二郎法政大学教授を中心に全国で展開している。

「選挙に私が? 冗談でしょ」��

 そう受け流したが、民進党の瓦解(がかい)は気になっていた。自民、公明、維新、希望の改憲大連合ができそう。対峙するのは共産党だけ。絶望的状況の中で枝野幸男氏ら6人が旗揚げした。「彼らを見殺しにはできない」とその時思った。��
 金ナシ、準備ナシ、経験ナシ。断る理由はいくらでもある。だが、ここで逃げたら後で悔やむことになるかもしれない。5日間考え、決心した。

「資金はどうするのですか」��

 と新聞記者に聞かれ、「それを考えたら出ていないよ」と答えるしかなかった。立候補の表明は公示5日前。「どれくらいかかるの?」と市民連合の人に聞いたのはその後だ。��

「1千万円くらいですかね」。みな選挙の素人。カネのことは後で考えることにした。

 真っ先に必要となったのが600万円(選挙区300万円、比例区で300万円)の供託金だ。立憲民主党本部に掛け合い、比例区は党が負担することになった。選挙区はこちら持ち。預金を取り崩した。得票が有効投票数の10%を超えないと戻ってこない。供託金は挑戦する市民に立ちはだかる高い壁だと感じた。��

 市民連合の仲介で5党(共産、社民、みどり、新社会、市民ネットワークちば)共同候補となった。共産党は予定した候補を下ろし、民進党は県議、市議が応援に駆け付けた。(ジャーナリスト・山田厚史)��

※AERA 2017年12月25日号より抜粋

5562チバQ:2017/12/24(日) 20:50:47
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017122100022.html
「敵は安倍政権ではない」山田厚史氏が選挙で感じた「最大の障害」とは?

12月23日 11:30

街頭演説はボランティアがツイッターで実況中継。ツイキャス数は安倍首相に次ぐ候補者4位。5位の河野太郎氏を上回った(撮影/今村拓馬)

(AERA dot.)

 草の根民主主義によってイタリア政界で影響力を持つようになった五つ星運動。所属するリカルド・フラカーロ下院議員が来日するなど、日本でも注目度が高まっている。元AERA記者でジャーナリストの山田厚史氏は、10月の総選挙に出馬することで身をもって体験。その実態や課題などをレポートする。

*  *  *
 選挙に出るためにまず、山のような種類の書類作りに4日間忙殺され、やっと動き始めたのは公示の前日。政策協定の調印式を兼ねた決起集会を新浦安駅前のホテルで開いた。会場費は18万円。資金集めが狙いだったが、「カンパを集めても会場費にもならないのでは」と心配だった。ところが会場費の倍の寄付が集まった。有権者の意識に変化が起きていると感じた。

 選挙事務所は決まっていなかった。目抜き通りにドンと出したいが、賃料が高い。手ごろな物件を探しているうちに公示日を迎えた。自宅を事務所にしたが、団地なので看板さえ出せない。訪れる支援者は玄関の靴を見て帰ってしまう。思い切って駅近くのビルの部屋を借りた。公示から3日後、選挙事務所が店開き、エンジンがやっとかかったのは残り1週間ほどになってから。インターネットでカンパを募り、選挙ボランティアを呼びかけた。予想以上の反応だった。��

 政治を放っておけない──。私と同じ思いを抱く人がこんなにいるのか、とうれしかった。選挙事務所を訪れ、ビラやポスターの証紙貼り、電話掛けなどを黙々とこなす。固定電話の架設は間に合わなかったが、スマホの「かけ放題」が威力を発揮した。ボランティアは自分のスマホで「でんわ勝手連」のシステムにログインする。データ化した電話帳が共有され、掛けた有権者に網目がかかる。反応やコメントを書き込み、再度お願いする相手がわかる優れモノだ。市民ボランティアが開発したもので、在宅でも参加できる。��

 候補者は選挙カーで動き、人の集まる場所で街頭演説する。選挙ビラを配れるのはスピーカーの声が届く範囲だけ。法が定める選挙運動は「点と線」でしかない。その限界を破ったのが「ツイキャス部隊」。候補者の動きをネットで中継する。応援弁士が来たら椅子を並べ、即席の青空座談会を配信する。リアルの演説に接することができるのは一握りの人だが、選挙区を超えて全国に流れた。カナダやミャンマーからも応援メッセージが来た。選挙権はなくても千葉5区の知人を探し、1票を頼んでくれる。��

「参加して社会を変えることの面白さを市民が感じることが変化を促す」(フラカーロ氏)��

 自由参加、ネット活用、安上がり。これが私の選挙戦だった。組織の縛りや義務はない。面白くなければ来ない。手ごたえがあるから次の日も来る。

 政党や後援会組織に頼る従来型の選挙は、組織力と資金力で勝負する。選挙通によると、事前運動を含め、選挙でカネがかかるのは人件費だという。戦術指導や書類作り、ポスター貼りも業者がやるケースが少なくない。人を雇えば誰かがカネを払う。カネを当てにせず集まる人でやる選挙は安くて強い。今回はあまりにも時間がなかったが、公示日にほぼ無名だった私が6万票を超える票を得たことは「市民選挙」の強さの証明だと思う。��

 人件費ゼロの選挙で、かかった費用は供託金を除いて200万円ほど。うち120万円は、本来は公費で負担してもらえるポスターなどの印刷代と選挙はがきの郵送費。制度を知らず、届け出が間に合わなくて自己負担になった。差し引けば、100万円足らずで済む。集まった寄付は約300万円。残金をどうするか、五つ星同様の課題が残った。��

 選挙を通じて感じたことは敵は安倍政権ではない、ということ。有権者の無関心、政治不信こそ市民選挙が戦う最大の障害だと思った。駅頭で呼びかけても、目に入っていないかのように通り過ぎる人の群れ。政治を必要としない幸せな日々を送っている人なのか。いや世の中の歪(ひず)みを一身に受ける人たちが、そもそも政治に期待していないのだ。��

 千葉5区の投票率は49%。残り半分から「社会を変える面白さ」に気がつく人をどれだけ集められるか。市民選挙の課題はここにある、と思った。(ジャーナリスト・山田厚史)��

※AERA 2017年12月25日号より抜粋

5563チバQ:2017/12/24(日) 20:54:13
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2017122402000019.html
<2017みえ回顧>(3) 衆院選の新区割り

05:00

自民党は新区割りの候補者調整が難航し7月下旬に決着。8月1日に党本部で(左から)島田佳和、田村憲久、三ツ矢憲生、川崎二郎各氏がどの選挙区から出馬するか二階俊博幹事長(右)と確認書を取り交わした=東京・永田町で

(中日新聞プラス)

 衆議院の一票の格差是正のため、県内の選挙区を五から四に減らす新区割りが四月に明らかになった。七月に新区割りが施行され、九月には衆院が解散。長年の選挙区を分断された候補者らは、新選挙区で十分な政治活動ができないまま、選挙に突入した。
 「津と松阪だ」。四月十九日午後五時半すぎ、東京・永田町の衆院議員会館の松田直久氏の事務所で秘書が叫んだ。この日、衆院選挙区画定審議会が、安倍晋三首相に新区割りを勧告し、新選挙区の線引きが事実上決まった。松田氏の地盤の津市は、松阪市と共に新1区となった。
 二〇一五年国勢調査の結果から三重など六県で選挙区一減が決まり、新区割りについて県政界では二つの可能性がささやかれていた。実際の新区割りとなった多気郡以南を4区、津市、松阪市を1区とする案のほか、松阪市以南全体を4区、津、伊賀、名張市を新1区とする「大4区」案も有力視されていた。
 各議員はどこに線が引かれるかで、地盤がどれだけ守れるか状況が大きく変わる。事前に大4区案が有力と報じられたこともあり、決定直前は各議員事務所にもこの見方が広がっていた。
 だがこの場合、過疎地が多い4区が県の面積の半分を超える。地域の声が国政に届きにくくなるとの懸念から、南部の県議は「防災などで国の援助が必要な地域なのに地方の切り捨てだ」と批判。昨年十一月に審議会に意見を求められた鈴木英敬知事も、南部の首長の多くが多気郡以南を新4区にすることを求めていると回答した。
 こうした声が反映され大4区は回避された。この結果が自民党に大きな影響を与えた。大4区の場合、松阪市が地盤の田村憲久氏と伊勢市などが地盤の三ツ矢憲生氏が新4区を奪い合うことになる。勧告直前、三ツ矢氏の事務所は「一切取材には応じられない」とピリピリした空気だったが、旧5区がほぼそのまま新4区になると分かった勧告後は、秘書が「これからも南部のために仕事ができる」とほっとした表情に変わった。
 一方、旧1区の川崎二郎氏は、大4区なら津市と伊賀地区からなる新1区で、ほぼ従来の地盤のまま戦えるはずだったが、現実は旧1区は真っ二つに裂かれ、出身の伊賀地区と鈴鹿市などの新2区に。秘書は「ひどい区割りだ」と憤った。
 対する民進党側はどの区割りでも現職三人の選挙区は区割り発表時点でほぼ決まっていた。
 新区割り施行から三カ月後の十月二十二日に衆院選が投開票に。三ツ矢氏は新4区で無難に勝利したが、2区に回った川崎氏は鈴鹿市などに十分浸透できず敗北。線引きが当落に直結した結果となった。
 (森耕一)

5564チバQ:2017/12/24(日) 20:58:48
長崎
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/region/nagasaki-105506070.html
衆院選 野党、自民の独占阻む

10:15

長崎新聞

(長崎新聞)

 激動の衆院選だった。9月25日、「国難突破」を大義名分に安倍晋三首相が唐突に解散を表明すると、小池百合子東京都知事が狙い澄ましたように新党「希望の党」を設立。野党第1党だった民進党は公認候補全員を希望に移す“捨て身戦法”で挑んだ。当初躍進が予想されたが、候補者を選別する小池氏の「排除」発言などで失速。民進は立憲民主党や無所属にも分裂し、結果として自民党が圧勝した。
 長崎県内も自民が3議席を守ったが、長崎1区だけは、民進から希望に移った新人、西岡秀子氏(53)に敗北。自民の4小選挙区独占状態は崩れた。
 その冨岡勉氏(69)は比例復活したものの、1万票以上、西岡氏に水をあけられた投票結果が陣営に少なからず衝撃を与えた。長崎市内で4日あった反省会。医師不足解消や藻場再生への奔走ぶりが評価されながらも、支持団体幹部は「いまだ実績がよく知られていない」と問題視。当の冨岡氏は次回に雪辱を期すが、地元での活動の少なさや県市議を含めた組織力の弱さという課題は残ったままだ。
 西岡氏も結果を楽観していない。開票日の夜、「当選確実」に沸く選挙事務所で、周囲に促されても万歳をしなかった。支援者から「クール過ぎる」との苦言もあったが、西岡氏は「そんな気持ちにはなれなかった」と打ち明ける。
 当選後、同じく万歳を拒んだ国会議員に2人会ったという。共通点は野党、新人、そして女性��。与党の強引な政権運営に対し、野党も存在感を発揮しきれない状況で、これらの要素が有権者の共感を得たと考えている。「1強政治」に歯止めをかけ、少数者や弱者の声を国政に届ける議席。「責任を重く受け止めなくてはならない」。長崎県で初めて三権の長まで上り詰め、亡くなった父武夫氏の背中を追い掛ける。
 西岡氏を支えた民進も、手放しで喜ぶ余裕はなかった。結果を残せず、前原誠司氏が党代表を引責辞任。後を大塚耕平氏が継いだが再生議論はまとまらず、解党含みの混乱が続いている。
 西岡氏にバトンタッチし国会を離れた高木義明元文科相(72)は今も県連代表を続け、「野党が政局に明け暮れている現状に、じくじたる思いがある」と嘆く。ある党市議は「2019年には統一地方選があるのに、自分たちはどうなるのか」と焦りを隠さない。
 地方組織を持たない希望と、長崎県内の所属国会議員がいなくなった民進にとって、互いの連携は必要不可欠。西岡氏は「民進県連とは一体の気持ちでいる」、県連の渡辺敏勝幹事長も「希望とは“兄弟党”としてやっていく」としている。だが、中央の政局は流動的で先行きは見通せず、間近に迫った知事選でも存在感を示せずにいる。

5565チバQ:2017/12/25(月) 14:12:08
http://www.sankei.com/politics/news/171225/plt1712250010-n1.html
2017.12.25 10:35
【年の瀬記者ノート】
群馬・衆院選で火種残した自民1区 “地元”自任の候補者3氏が当選…争いは始まっている

 短期決戦となった10月の衆院選は「自民大勝」という形で幕を下ろした。それを象徴するのが、1区を取り巻く候補者3氏の当選だった。

 野党の比例復活も許さず、自民県連幹部が「予想以上だった」と胸をなで下ろすほどの完勝。だが同時に、1区を“地元”とする現職国会議員が3人になるという大きな火種を残した。

 「この地が私の地元でございます。末永く頑張っていきたい」

 投開票当日の10月22日午後9時ごろ、尾身朝子氏の事務所で行われた当選式。集まった支持者に尾身氏はこう声を張り上げた。

 他候補者が出馬をにおわせても「やることをやるだけ」と淡々と準備をし、選挙戦に臨んだ尾身氏だったが、2期目のスタートとなったこの日ばかりは、1区は譲らないとの決意がにじんでいた。

 一方、同日午後11時ごろ。比例代表の中曽根康隆氏の事務所は、35歳の若き「サラブレッド議員」の誕生を祝し、熱気に包まれていた。

 今年の衆院選は、集会を開けば2千人超の支持者が集まる中曽根氏が、どんな形で出馬するか次第で候補者の勝敗が左右される構図だったのは間違いない。

 もともと争いが激しかった1区。尾身氏の公認が出た後も、中曽根氏や前職の佐田玄一郎氏は出馬意向を強く示した。

 中でも、「康弘大勲位の孫」「小泉進次郎氏の同期」という華やかな経歴の中曽根氏は世間からの注目度も高く、公示前に前橋市内で辻立ちをするたび、記者も「無所属で出るのか」と内心思いながら、ついて回る日々が続いた。

 結局、本部の再三の説得で比例に回ったが、中曽根氏は自民関係者にあいさつを済ませて出馬表明の会見会場に向かう途中、こうも漏らしたという。

 「やっぱり、1区で出ますって言っていいですかね」

 それほど選挙区にこだわり、「中曽根康隆に票を入れたいと思われるようになりたい」と訴える姿からは取材を通しても強い意志を感じた。特に、嘆かれている若者の政治離れに「誰がなっても同じといわれる政治を変えたい」と繰り返していたのが印象に残る。

 本人は次の衆院選について「白紙状態」としているが、周辺では「次は小選挙区で」と期待する声も根強い。

 そして、前回衆院選で次点だった上野宏史氏は、尾身氏の選対に入って比例南関東にノミネート。8議席中8番目で滑り込み、再び国会議員の座を手にした。

 こうして1区を中心に活動してきた3人の現職国会議員が誕生した。選挙という“祭り”は終わったが、自民県連幹部は「これからが大変だ」と喜びもつかの間。次期公認候補の戦いは既に始まっている。気が抜けない取材が続きそうだ。(久保まりな)

5566名無しさん:2017/12/25(月) 19:41:37
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171222-00010000-jisin-pol

豊田真由子前議員「間違っていた…」実父明かした悔恨の胸中
12/22(金) 6:04配信

女性自身
豊田真由子前議員「間違っていた…」実父明かした悔恨の胸中
(写真:アフロ)
「このハゲ〜!」「ちーがーうーだーろー!」

'17年、はたしてどれほどの日本人が豊田真由子前衆議院議員(43)の真似をしたことだろうか。

政策秘書だった男性への暴言や暴行が報じられた豊田氏。10月の衆議院議員選挙では無所属で立候補したもの、5人中最下位で落選。その後、公の場から姿を消した。豊田氏の実家は千葉県内にある。彼女と同じく東京大学卒業の父に取材を申し込むと、言葉を選びながら語ってくれた。

「私は進学塾を経営していました。一時は教師を40人近く雇って、300人ほどの生徒を抱えていたこともあります。生徒たちの面倒を見るのに忙しかったこともあり、真由子の子育てや教育については放任主義になっていたというか。ほとんど気にかけていなかったことは確かです」

父の言葉からは、娘の教育に失敗したという悔恨がにじみ出ていた。

「しかし娘が衆議院議員になったとき、一度だけアドバイスしたこともあります。『これから10年くらいは先輩議員を見習って、修行をしなさい』と……。自民党の公募で当選したわけですが、秘書などもみんな党が用意してくれて。政治家としてのスタートは、ある意味恵まれ過ぎていたのかもしれません。大きな権限を持ったことで、本人もいつの間にか勘違いするようになっていたのだと思います」

娘の過ちを認めるのはつらいところだろうが、贖罪のように父は語り続けた。

「上に立つものとして秘書やスタッフ、さらにその家族にもっと気遣うようにと私やほかの誰かが教えてやらねばならなかったのです。(真由子が持っていた)自分が休みなく働いているのだから、秘書も同じように働くべきという考え方も間違っていたと思います」

豊田氏が療養中、2人の子供の世話は実家でみていたという。

「孫たちはしばらくこの家に滞在していましたが、いまは(真由子と)いっしょに生活しています。実は最近、真由子に会ったのですが、相当に落ち込んでいて、憔悴していて、心配になるほどでした。今後娘がどうするかですか?それは本人にもまだめどがたっていないと思います。でも彼女はまだ40代。再スタートは可能だと思いますし、父親として応援し続けたいと思います……」

父の願いが叶い、豊田氏が再起する日は、はたしていつのことだろうか。

5567チバQ:2017/12/27(水) 17:53:54
埼玉
http://www.sankei.com/region/news/171227/rgn1712270060-n1.html
2017.12.27 07:04
【年の瀬記者ノート】
民進候補者のドタバタ劇 衆院選、問われた政治家の一貫性

 野党候補者が乱立し、自民の圧勝で終わった衆院選。今回初めて県政担当記者として取材したが、政治の世界が「一寸先は闇」ということをいやと言うほど思い知らされた。特に民進党候補者のドタバタぶりを目の当たりにして、政治家とはどうあるべきなのか深く考えさせられた。

 ◆踏み絵

 「一時は政権交代の可能性もあったのに、選挙で逆風にさらされ、分裂の憂き目に遭うとは」。民進から希望に合流した候補者の1人は、衆院選を振り返りこう嘆いた。

 公示日の約2週間前に希望への合流を決めた民進。その候補者たちは希望から公認を受けるか、無所属で出馬するかの二者択一を迫られた。政権交代の機運が高まる中、県内では代表代行の枝野幸男氏と幹事長の大島敦氏を除く9人が希望の公認を求めた。だが、希望は憲法改正支持など10項目からなる「政策協定書」を踏み絵とし、署名を求めた。

 「選挙までの時間がなく、協定書にサインするしかなかった」とある候補者は明かす。自らの政策や理念を曲げ、サインした候補者は少なくなかった。

 裏で希望とつながり、希望の1次公認リストに名前があった民進候補者もいた。出所不明のブラックリストが出回り、多くの候補者が公認を得られるか不安を募らせていた。

 そんな中、希望の“排除”のターゲットとなった議員らに合流を拒否する動きが生まれ、枝野氏が公示日の1週間前に立憲民主党を設立。「仲間が無所属、理念の異なる(希望の)党から出馬させないと言われている」とたった1人で記者会見に臨んだ。その鬼気迫る表情は忘れられない。

 県内の民進候補者12人は最終的に10人が希望の公認を受け、5区の枝野氏と3区の新人、山川百合子氏が立民から出馬した。

 ◆逆風

 当初勢いがあった希望は、小池百合子代表(当時)の排除発言で失速。合流組は逆風にさらされる。逆に、理念を曲げなかった立民はツイッターなどを活用し支持を広げた。

 結局、希望は県内全15選挙区で候補者を擁立したものの、12人が落選。6期務めた1区の武正公一氏をはじめ前職3人が敗れた。武正氏は希望からの出馬により、長年の支持者が離れていった。

 立民は枝野氏が選挙区で勝利。「信念に従って(入党を)決断した」という山川氏も比例で当選した。

 選挙終盤に有権者を裏切るような行為もあった。10区の前職、坂本祐之輔氏は投開票日2日前に地元市民グループと「憲法改悪の阻止」や「安保法制の白紙化」を盛り込んだ政策協定を締結した。党綱領に“造反”してリベラル票を取り込もうとしたが落選した。

 一方、12区の希望新人、森田俊和氏は自民候補に約500票差の接戦で敗れたが、比例代表で当選。2度の落選を経験していた森田氏が「5年間の浪人生活で地域を細かく歩いてきた」と話すように、地道な活動が実を結んだ格好だ。

 ◆信念

 民進出身で当選した顔ぶれを見ると、自らの理念や政策を曲げず、地元で積極的に活動してきた候補者ばかりだ。立民の躍進が好例で、自らの理念や信念を曲げない姿勢が共感を呼んだ。逆に、自らの信念を曲げ、小池氏にすり寄った合流組には厳しい目が向けられた。

 風に頼らず、どんなに厳しい状況でも、自らの信念を貫く姿勢が政治家としての器を示す。信念を曲げた候補者たちが有権者の信頼をどうやって取り戻していくのか注目している。(黄金崎元)

5568チバQ:2017/12/28(木) 18:09:57
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171228_11013.html
<回顧17みやぎ>(13)衆院選で民進分裂/一時代の終わり痛感


8選を果たし、花束を手にする安住氏。野党共闘路線の立役者は、無所属からの出直しを模索する=10月22日、石巻市

拡大写真

 「まさに『政治の一寸先は闇』。年の瀬の国会に無所属で臨むとは」。民進党県連代表だった安住淳衆院議員(宮城5区)は東日本大震災で被災した地元を歩きながら、冷たい海風に独り、身を置いていた。
 衆院選(10月10日公示、22日投開票)は自民党が1強の足元を固めた一方で、多弱とされた野党の勢力図を一気に書き換えた。
 突然の解散風を受け、慌てて安住氏の携帯電話を鳴らしたのは9月18日。「仙台の2議席を必ず取る。野党が共闘できれば間違いない」。空白だった1、2区の候補擁立を明かした安住氏の自信に満ちた声に、身震いしたのを思い出す。
 昨年の参院選で共産、社民両党から選挙協力を取り付け、全国初の野党共闘路線をけん引した安住氏。衆院選で共闘を再現し、2009年の政権交代以来となる「仙台2議席独占」のシナリオを描いた。
 「先行きが見えない」。強気一辺倒の安住氏が言葉を濁したのは、1週間後だった。民進の前原誠司・前代表が、小池百合子東京都知事が旗揚げした希望の党への合流を表明。共産、社民は憲法改正を容認する希望を「自民の補完勢力」と批判し、共闘は破綻した。
 直後に安住氏は県連代表を辞し、地元の石巻市に戻って無所属での立候補を表明した。「バラバラで戦って勝てるほど自公政権は甘くない」と警鐘を鳴らした通り、県内では5区を除いて自民候補に敗れた。
 「淡い小池ブームに乗っかって共闘を壊し、党は四分五裂となった。自民に感謝されるような選挙をした野党は後にも先にもない」。安住氏が漏らした悔恨の言葉が、今も重く響く。
 選挙後、民進の混乱は落ち着くどころか、収束の兆しが全く見えない。新党結成や党名変更による「解党的出直し」も浮上。県内では立憲民主党入りを模索する動きも出始め、崩壊に向けた足音が聞こえる。
 12月16日の県連大会。冒頭、3月に死去した元参院議員岡崎トミ子さんに全員で黙とうをささげた。会場には、県内で「民主王国」の礎を共に築いた安住氏の姿もなかった。岡崎さんの死は、一時代が終わる予兆だったのかもしれない。
(報道部・桐生薫子)

[メモ]衆院選は民進が希望と立民、無所属に分裂。政権批判票の分散で、自民と公明の与党が310議席を獲得する地滑り的な圧勝を収めた。県内6小選挙区では自民が5議席を維持し、野党は民進系無所属として戦った安住氏の1議席にとどまった。


関連ページ: 宮城 政治・行政.

2017年12月28日木曜日

5569チバQ:2017/12/29(金) 10:20:16
千葉
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171229-00000029-san-l12
【年の瀬記者ノート】衆院選 3週間の人間ドラマに感慨
12/29(金) 7:55配信 産経新聞
 10月23日未明。千葉市中央区にある産経新聞千葉総局で、22日に投票が行われた衆院選の開票結果を見守っていると、会社すぐそばの自民党・門山宏哲氏の事務所から当選を祝う万歳の声が聞こえてきた。過去2回、対抗馬の希望の党・田嶋要氏に辛酸をなめた末の悲願の勝利の祝砲が、台風の強風をかき消す歓声として響いてきた。

 安倍晋三首相が記者会見で衆院解散を宣言した9月25日から各陣営が急ピッチで準備を進め、28日の解散から実質約3週間の秋の選挙戦に突入。小池百合子都知事による新党・希望の党の設立と民進党の公認候補擁立見送り、小池氏に反発した新党・立憲民主党の設立と激動が続いた。県内でも、民進の候補者らが希望、立民に分かれたり、希望の落下傘候補が相次いで登場したりと予想外の事態が続き、秋の空のように激しく移り変わる情勢を必死で追いかけた。

 結果的には候補者全員が議席を得る自民の大勝に終わった。だが、有権者にとっては自民の勝利というより、小池氏の選別路線や、当選のために民進から従来の主張とは違う政策を掲げる希望に合流する候補者らに対する不信感などが募った結果、野党が敗北したという印象が強かったのではないかと思う。

 くら替えをする候補者が相次ぐ中、印象に残ったのは、4区の前首相・野田佳彦氏の無所属出馬だった。

 9月下旬、報道陣に囲まれ無所属での出馬について質問された際には、「それはそうですよ。一人で自民党に挑みます」と笑みを浮かべ、10月上旬の出馬会見で「新党に合流するつもりはない。希望とは一線を画したい。岩肌に爪を立てて、血を流してでもはい上がる気持ちで臨む」と断言し裸一貫での立候補を宣言。政党名のないたすきをかけて駅頭に立ち支持を訴える背中に、3年前の衆院選での姿が重なった。

 入社1年目で初めて迎えた平成26年の衆院選。12月の寒空の夜、船橋市の駅前に立ち有権者に支持を訴える野田氏を取材した。前首相といえど選挙では一候補者として、白い息を吐きながら有権者に握手を求める姿は、新人記者の目に新鮮に映った。当時から政治情勢が大きく変わり、めまぐるしく候補者が主張や政党を変える中、信念を貫くために無所属の出馬を選ぶ姿は当時から一切ぶれていないようだった。野田氏はその後、県内で唯一、自民以外で選挙区での当選を果たした。

 門山氏のように悲願を果たした候補者もいれば、反安倍政権への受け皿として台頭した立民との接戦を強いられた自民陣営もあった。党のごたつきに振り回された希望の候補者が支持獲得のために駆け回ったり、惨敗の選挙結果に涙を流したりと、悲喜こもごもの人間ドラマが交錯した約3週間だった。

 選挙が終わると、連日の辻立ちや選挙カーでの街宣もなくなり、当時の慌ただしさが嘘のように思える。だが、議員が本当に忙しくなるのは選挙後のはずだ。

 「先生、千葉のためによろしくお願い致します」。選挙後の町中では、当選した議員らに県民からそんな声が頻繁に向けられた。先生たちは“師走”の今、県民のために走り回る年の瀬を過ごしているだろうか。(中辻健太郎)

5570チバQ:2017/12/29(金) 10:26:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000002-kyt-l26
衆院選出馬の中山前市長を除名方針 自民京都府連
12/28(木) 6:00配信 京都新聞
 自民党京都府連の党紀委員会が27日までに、10月の衆院選京都5区に党公認候補がいたにもかかわらず、無所属で立候補し落選した前京丹後市長の中山泰氏を除名処分に、中山氏を支援した綾部市議ら2人を離党勧告処分にする方針を決めた。中山氏を支援した地方議員はほかにも複数おり、府連は年明けにも処分を検討する。来年1月に綾部市長選、4月に知事選を控える中、党内に混乱を招く可能性がある。
 関係者によると、処分されるのは中山氏のほか、前党綾部支部長で綾部市議会議長の安藤和明氏と同支部前幹事長の梅原哲史氏。
 京都5区では、谷垣禎一前党幹事長の政界引退を受け、府連が候補者を公募し、宮津市・与謝郡選挙区の府議だった本田太郎氏を選んだ。これに対し、同じく公募に応じていた綾部市の四方源太郎府議を推した地方議員らが「選考過程が不透明で、本田氏ありきだった」などと反発。綾部市の自民市議全員と京丹後市の自民市議の約半数が中山氏を支援した。中山氏も選挙期間中、候補者の選考について疑問を呈し、府連を批判していた。
 関係者によると、府連は26日に党紀委員会を開き、3人から面談や文書で聴取した上で処分を決めた。安藤氏と梅原氏は今月初旬、府連に離党届を提出したが、府連は受理していなかったという。処分決定を受け、受理するとみられる。府連関係者は「離党届を出したからといって処分を甘くすることはできない。適正な処分だ」と話した。
 一方、離党勧告処分を受けることになった安藤氏は「処分は甘んじて受け入れるが、5区の候補者の選考過程には今も納得していない」としている。

5571チバQ:2018/01/04(木) 03:27:49
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14099067/
希望の党落選者の現在 家庭教師をして月収5万円「ほんとにきつい」

29日放送の「バイキング・ザ・ゴールデン」(フジテレビ系)で、先の衆議院議員選挙で希望の党から出馬し落選した井桁亮氏が、現在の暮らしぶりを明かした。

この日は、10月の第48回衆議院議員総選挙で落選した人物をゲストに呼び、落選の理由や近況に関するトークを展開した。

井桁氏は、希望の党から公認を受けて山梨2区に擁立されるも落選。番組では、落選後の様子をVTRで紹介した。井桁氏は「家庭教師。プロ家庭教師やってる」と現在の仕事を明かした。

スマートフォンを使って家庭教師の募集情報を探し「週に2回、3回、生徒に教えて」と事情を説明する。また、その中には元旦と2日に入る依頼もあるようで、井桁氏は「喜んでやらせてもらいます!」と笑顔で承諾していた。

そういったわけで、年始も仕事だという井桁氏の月収は約5万円とのことで、ワイプ越しにスタジオから「えー!」という驚きの声が上がる。井桁氏は「きついですよね、もうほんとにきつい、大変ですよ」と心境を吐露したのだった。

なお、スタジオにいる井桁氏によると、選挙の際に公認料400万円を希望の党に振り込んだが、そのお金も「車(を)売って現金作ってます」と選挙前から金策に奔走していたと告白していた。

5572チバQ:2018/01/12(金) 09:12:49
日々是決戦!そりゃ準備が必要でしょう
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-180111X415.html
もう衆院選?支部長選任急ぐ=山梨、福岡などで調整難航―自民
01月11日 19:53時事通信

 自民党は今月下旬から、これまで未定の衆院小選挙区支部長の選任を急ぐ。衆院選は当面ないとみられているが、来年予定される統一地方選や参院選をにらみ、早期に態勢固めを図るのが狙いだ。ただ、昨年の衆院選で勝ちきれなかったり、しこりが残ったりした選挙区では、調整が難航しそうだ。

 自民党は全289選挙区のうち258で既に支部長を置いた。公明党に譲っている9選挙区を除くと、残りは22選挙区。この中には、比例代表での復活当選を含め現職がいるにもかかわらず、支部長が空席の選挙区も存在する。

 山梨1区は宮川典子、中谷真一両氏が選挙区と比例で選挙ごとに入れ替わる「コスタリカ方式」を採用してきたが、導入後の過去2回の選挙ではいずれも比例復活にとどまった。比例の当選枠が奪われることに南関東ブロックの他県連の反発は大きく、同方式の解消論も出ている。

 福岡6区は、鳩山二郎氏が2016年10月の補選で県連が公認申請した候補を破って初当選。しかし、その経緯から県連内の一部に反発が根強く、支部長に就任できていない。最近は鳩山氏の秘書による国税庁への説明要求問題も発覚。党関係者は「なかなか進展しない」とため息をつく。

 保岡興治元法相の長男宏武氏が落選した鹿児島1区も、比例単独で当選した宮路拓馬氏が意欲を見せており、調整は容易ではなさそうだ。

 ◇魔よけに妙手なし

 新人登用も課題となる。自民党では昨年の衆院選前、「魔の2回生」という呼称も出るほど若手による問題発言や不祥事が相次いだ。このため、党内では「公募制に批判が向いている」(関係者)という。地域支部の推薦状を要件とするなどの対策も講じられているが、有効な手だては見当たらず、選考に慎重を期すほど選任手続きは長引きそうだ。

 ◇自民党の主な衆院支部長調整区

 【埼玉11区】

 昨年の衆院選で党推薦候補を破り、追加公認された小泉龍司氏の就任に県連内で不満

 【山梨1区】

 宮川典子、中谷真一両氏の「コスタリカ方式」に解消論、導入後いずれも小選挙区敗北の経緯

 【愛知5区】

 地元活動不足を指摘される神田憲次氏(比例復活)の就任を県連が拒否

 【福岡6区】

 16年秋の補選で県連が公認申請した候補を破り、追加公認された鳩山二郎氏の就任に県連内で不満

 【鹿児島1区】

 昨年の衆院選で保岡興治元法相の長男宏武氏が落選、比例単独で当選の宮路拓馬氏が就任に意欲。

5573チバQ:2018/01/21(日) 21:58:52
三重3区
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2018011902000011.html
自民・島田氏が3区支部長退任へ 「選挙戦える環境ない」
01月19日 05:00中日新聞プラス

自民・島田氏が3区支部長退任へ 「選挙戦える環境ない」

島田佳和氏

(中日新聞プラス)

 昨年の衆院選に3区で立候補し落選した自民党元職の島田佳和氏(47)が、党の3区支部長を辞任する意向を固めたことが十八日分かった。3区は民進党の岡田克也氏の強固な地盤で、島田氏は本紙取材に「人材面、資金面を考え選挙を戦える環境にない」と述べた。次期衆院選の自民の3区候補は事実上白紙となる。
 島田氏は神奈川県出身で、みんなの党から同県議選に出馬し落選後、自民党三重県連の公募で鈴鹿、亀山市と四日市市南部の旧2区候補者に。二度出馬し、いずれも比例復活した。だが、県内選挙区が一減で四となり、従来の選挙区の大半を含む新2区は元厚労相の川崎二郎氏に譲り、新3区に移らざるを得なかった。
 昨年の選挙では自民の候補者調整が遅れ、島田氏が3区で活動を始めたのは解散直前。八万票の大差で岡田氏に敗北し、比例復活もできなかった。
 支部長退任は今月初旬に決断し、現在はすでに関東で個人事業主として生活しているという。一方で「政治家を引退するとまでは言えない。チャンスがあれば政治の道も考えたい」と説明する。
 県連幹部の県議は「本人が決断したのだから仕方ない。3区は岡田さんが強く、誰が出ても厳しい」と決断に理解を示す。県連は二十日の役員会で島田氏の支部長退任を承認する見通し。
 現3区とほぼ同じ区域の旧3区で自民は、二〇一四年の衆院選で嶋田幸司氏(43)が出馬して落選し、区割りが変わるまで支部長を務めていた。
 嶋田氏は現在も県内で政治活動を続けるが、県連幹部は「3区支部長は当分空席。すぐ嶋田氏に交代というほど単純ではない」と話している。

5574チバQ:2018/02/05(月) 21:09:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00050062-yom-soci
衆院選の白票、市選管職員が数百票水増し
2/5(月) 21:06配信 読売新聞
 滋賀県甲賀市選挙管理委員会は5日、昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で、開票事務に従事した市選管書記ら3人の職員が白票を不正に数百票増やしていたと発表した。

 投票総数よりも開票所で数えた票数が少なかったため、無効票となる白票を水増しし、つじつまを合わせたという。県選管は「選挙結果に影響はないものの、公職選挙法に抵触する恐れがある」としている。

 県選管によると、昨年10月22〜23日の開票作業中、投票数が数百票足らないことに気付き、未使用の投票用紙を無効票に紛れ込ませて水増しし、23日午前2時5分に確定処理した。その後、投票箱を片づける際、未開封の投票箱を発見したが、作業が終了していたため、投票箱の投票用紙をそのまま廃棄したという。

5575チバQ:2018/02/06(火) 20:26:04
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180206-567-OYT1T50011.html
発見の投票用紙、幹部ら焼却…困惑と怒りの声
08:45読売新聞

発見の投票用紙、幹部ら焼却…困惑と怒りの声

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 民主主義の根幹をなす選挙で、自治体による投票の不正処理が行われた。

 5日、滋賀県甲賀市で明らかになった昨年の衆院選での白票水増し問題。見つかった投票用紙を焼却するなど、不正には選挙事務のトップらが関わっていたことも判明し、関係者からは困惑と怒りの声が上がった。

 「一報を聞いた時は、がくぜんとし、頭が整理できなかった。まだ分からないことばかりで、説明できない」。甲賀市役所で、説明にあたった呉竹弘一・市長公室長は苦渋の表情を浮かべた。

 呉竹市長公室長らによると、開票作業は昨年10月22日午後9時30分から、市内の甲南情報交流センターで始まった。その後、票の不足が判明。職員らは、投票所などに未開封の投票箱が残されている可能性があると考え、捜し回った。

 しかし、投票箱は見つからず、不正が行われることに。関わったとされるのは、選挙管理委員会事務局長を兼務する市総務部長、同部次長、同部の課長級職員の計3人。さらに開票結果が確定した後には、職員がセンター内で未開封の投票箱を発見したが、課長級職員が箱の中の票を自宅に持ち帰って焼却したという。

5576チバQ:2018/02/06(火) 20:30:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL256HPGL25PTIL01Z.html
足りない数百票、勝手に白票扱い 甲賀市、衆院選で不正
01:08朝日新聞

 滋賀県選挙管理委員会は5日、昨年10月の衆院選滋賀4区の甲賀市の開票作業で不正があったと発表した。投票総数に対して開票数が数百票足りないことが分かり、市選挙管理委員会の事務局職員が白票扱いで処理。その後に未開封の投票箱が見つかり、投票済み用紙を処分したという。当落への影響はないとしている。

 県選管などによると、投票総数と開票数の不一致が判明した際、市選管職員が未開封の投票箱を捜したが見つからなかった。そこで、開票の遅れを避けようと数百票を白票として処理したという。同市の小選挙区の確定は23日午前2時5分で県内で最も遅かった。

 同日、投票箱を片付けている際に未開封の投票箱が見つかったが、開票が終了していたため、市選管職員は箱内の投票済み用紙を処分したという。

 今月1日に同市長あてに情報提供があり、市が調べて発覚。市選挙管理委員長は、関与したとみられる職員3人は公職選挙法などに抵触する恐れがあるとみている。職員3人は5日に滋賀県警甲賀署に経緯を届け出たという。

 甲賀市の投票総数は4万7851票で、うち無効投票は県内で最多だった大津市の2490票に次ぐ2063票。白票は1236票だったという。県選管は「残念でならない。あってはならないことだ」としている。(真田嶺)

5577チバQ:2018/02/12(月) 18:22:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180212-00000040-kyt-l25
職員「大量の票失い動揺」 白票水増し、開票遅れで重圧
2/12(月) 8:01配信 京都新聞
職員「大量の票失い動揺」 白票水増し、開票遅れで重圧
昨年10月に衆院選と市議選の開票作業が行われた甲南情報交流センター(甲賀市甲南町竜法師)
 滋賀県甲賀市選挙管理委員会の幹部3人が、昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で白票を不正に水増しした問題は、12日で発覚から1週間。市選管の調査に、3人は動機を「開票の遅延を防ぐため」と語った。不正の背景には、未経験だった市議選とのダブル選に加え、台風接近で開票作業の人員が削られる中、時間通りに開票を終わらせようとするプレッシャーがあったとみられる。
 「大量の票が失われて動揺した。あせった」。市選管の聴取に、選管事務局長だった前市総務部長(57)、前総務部次長(56)、前総務課長(55)の3人は動機を語り、関与を認めたという。
 開票作業中、投票数より開票数が数百票少なくなったことが不正の発端だった。3人は未開封の投票箱を探すよう指示したが見つからなかったため、未使用の投票用紙を白票の中に混ぜ込んで帳尻を合わせた。だが翌日、開票済みの投票箱を保管する部屋で未開封の投票箱を別の職員が発見。報告を受けた3人のうちの1人が、中身を自宅に持ち帰り焼却したという。
 甲賀市の小選挙区の結了時間は、投開票日から日付が変わった23日午前2時5分。前回よりも2時間半以上遅れ、県内19市町でも最も遅かった。松山仁市選管委員長は「(早期開票に)かなりプレッシャーがあったと思う」と推し量る。
 他自治体の選管でも、開票作業には常に重圧があるという。甲賀市と同じくダブル選となった野洲市選管は「市議選も一緒だと、観覧する有権者が増える。早く結果を知りたいというプレッシャーはより感じる」と話す。
 甲賀市では、合併後、初めて国政選挙と市議選の投開票日が重なった。使った投票箱は過去最多の400箱。投票箱を開票場所に保管することができず、別室を使うなど従来とレイアウトを変更したため、職員の動線も大きく変わった。開票は市議選と平行して進めたため作業量も増えていた。
 台風の接近も重なった。22日午後9時半の開票開始時点で、市内の一部に避難勧告が発令されていた。防災対応もあり、開票所の人員は当初より12人少ない160人に変更された。
 会場の立会人(78)は「台風が近づき焦っているようには思えたが、不審な動きは全く確認できなかった」と語る。これまで何度も立会人を務めた男性も「開票作業はいつも通りで、投票箱を捜索していたのも全然気づかなかった」とし、「全員できちんと探していれば絶対に見つかったはず。公正な選挙のために立会人制度がある。自分も共犯者のような気分」と不快感を表した。
 甲賀市の投票総数は4万7851、白票は1236票だった。市選管は、水増しされた白票の数は「数百票」とする。滋賀4区の当選者と次点の差は1万5497票。市選管は「惜敗率も含め、選挙の結果に影響はない」とする。だが市内の60代男性は「結果が変わらなければいいのか。数百人の有権者の意思が無視されたということに変わりはない」と憤る。
 滋賀県警は公選法違反の疑いがあるとみて、前市総務部長ら3人のほか関係職員を任意で聴取するなど捜査を続けている。

5578名無しさん:2018/03/17(土) 14:51:07
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180313000185

滋賀県甲賀市選挙管理委員会の幹部らが昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で白票を水増しした問題で、滋賀県警は公選法違反(投票増減)の疑いで、不正に関与した当時の市選管事務局長の前総務部長(57)ら4人を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 他に書類送検するのは、いずれも市選管書記だった前総務部次長(56)と前総務課長(55)、前総務課長補佐(50)。

 捜査関係者や市選管によると、昨年10月22〜23日、甲賀市の甲南情報交流センターであった開票作業中、投票総数よりも開票数が約400票少なかったため、未使用の投票用紙を白票として加えて集計。結了後に見つかった未開封の投票箱の投票用紙を集計しなかった疑いがある。

 市選管などによると、未集計の投票用紙は前総務課長が自宅に持ち帰って焼却処分したという。4人は不正を認めた上で、動機について「開票の遅延を防ごうと思った」「大量の票が見つからず気が動転した」などと話しているという。市選管は、選挙の結果には影響ないとしている。

 一連の問題は今年2月、甲賀市の岩永裕貴市長への内部通報で発覚。市は今月9日、県警に公選法違反容疑で刑事告発していた。

【 2018年03月13日 23時11分 】

5579名無しさん:2018/03/18(日) 08:06:57
http://www.sankei.com/west/news/180317/wst1803170047-n1.html

甲賀市開票不正、公選法違反容疑で4人書類送検 滋賀県警
2018.3.17 12:57

衆院選で投票所の1つとなった滋賀県甲賀市の「神山ふれあい会館」。約400票が開票されず、焼却された=同市信楽町神山1/1枚
 昨年10月の衆院滋賀4区の開票作業で、滋賀県甲賀(こうか)市選挙管理委員会の幹部らが未使用の投票用紙を使い無効票を水増しするなどした問題で、滋賀県警は公選法違反(投票増減)容疑で、選管事務局長を兼ねていた保井達也・元総務部長(57)ら4人を書類送検した。

 他に書類送検されたのは、いずれも選管書記を兼ねていた、杉田洋典・元総務部次長(56)、沢田邦広・元総務課長(55)、谷口敬・元総務課長補佐(50)の3人。

 捜査関係者などによると、4人は昨年10月22日夜〜23日未明の開票作業中、投票総数(4万7851票)より開票数が約400票不足していることに気づき、未使用の投票用紙を無効票として集計、つじつまを合わせたという。

 開票作業終了後の23日朝、行方が分からなくなっていた投票済みの投票用紙約400枚が見つかったが、不正の発覚を防ぐためすべて持ち帰って焼却処分していた。

 2月1日、岩永裕貴市長に通報があり不正が発覚。選管が保井元総務部長、杉田元総務部次長、沢田元総務課長に事情を聴いたところ、不正を認めたという。

 3人はその後、県警に不正について説明。県警は開票作業を行った職員らから任意で事情聴取し、その過程で谷口元総務課長補佐の関与も明らかになった。市は4人を総務部付などに異動させるとともに、今月9日に同法違反の罪で県警に刑事告発していた。

5580チバQ:2018/03/22(木) 02:00:14
>立憲民主から比例立候補を打診されたが辞退した。

https://mainichi.jp/articles/20180303/ddl/k18/010/184000c
野田県議
民進に離党届 立憲民主の県内組織設立へ /福井
毎日新聞2018年3月3日 地方版
 民進党県連副代表の野田富久氏(70)が2日、県庁で記者会見し、県連に離党届を提出したと述べた。政治信条が近い立憲民主党の県内組織を今月中にも設立する意向も明らかにした。県内で立憲民主への合流の動きが表面化するのは初めて。

 野田氏は福井市選出の県議で現在6期目。民進党県連(民主党県連も含む)では幹事長や選挙対策委員長を務めた。昨年10月の衆院選では福井1区に立候補表明したが、希望の党公認への候補一本化を求める意見を受け入れる形で断念。立憲民主から比例立候補を打診されたが辞退した。

 野田氏は離党届を1日夕に提出した。支持母体の自治労県本部にも自身の考えを伝えており、県内の一部市議らにも同調する動きがあるという。

 野田氏は会見で、民進党本部に対して「目指すのは立憲民主党と一緒なのに、基本政策が乖離(かいり)する希望の党と連携しようとしている」と不満を吐露。「県内でリベラル勢力の潮流を作るため最大限努力したい」と述べた。その一方で、今後も民進党県連とは連携し、県議会の会派「民進・みらい」には残るという。

 民進党県連の山本正雄代表は「非常に残念。野田氏を慰留し、離党届は受理していない。県連の幹事会で対応を話し合う」と述べた。【岸川弘明】

5581チバQ:2018/04/03(火) 11:53:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180403-00000012-jij-soci

安倍首相第一声でおにぎり配布=福島市議聴取、公選法違反容疑―福島県警


4/3(火) 7:03配信

時事通信



 昨年10月の衆院選公示日に安倍晋三首相が福島市で第一声となる演説をした際、福島市議が集まった有権者らにおにぎりを配布したとして、福島県警が公職選挙法違反の疑いで市議から任意で事情聴取したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 公選法はお茶や菓子などを除き、陣営などが飲食物を提供することを禁止しており、県警は書類送検を視野に関係者の聴取を進めている。

 事情聴取を受けたのは宍戸一照市議。

 首相は昨年10月10日の衆院選公示日、自民党の亀岡偉民衆院議員(比例代表東北ブロック)の応援に駆け付け、福島市の田園地帯で演説した。その場で、福島県産米で作られたおにぎりを試食した。

 宍戸氏は演説後、集まった聴衆に「皆さまにおにぎりを準備しときましたから、もらってってください。安倍総理と食べたおにぎりを。好きなようにどうぞ」と呼び掛けた。少なくともおにぎり数十個を配ったとみられる。

 宍戸氏は取材に対し、「陣営関係者に配って余ったものを配布しただけだ。悪気はなかった」と説明している。

5582チバQ:2018/04/17(火) 23:02:38
今更見つけた記事
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=167
’17衆院選 青森 底流
2017/10/24 火曜日


 自民党が小選挙区の議席を独占した今回の衆院選。希望、共産の野党各党は議席獲得を果たせなかった。各党が選挙戦をどのように戦ったのか振り返る。

自民=上




自民候補の当確が報じられるたび喜びに沸いた自民陣営=22日夜、弘前市
 「みんながスクラムを組んで協力し合い、努力した結果だろう。候補者が一番汗を流したでしょうし、それ以上に県議、市議、党の各支部、県連役員が努力した。そういうチーム力の差だと思う」。自民党県連の江渡聡徳会長は衆院選を振り返り総合力を強調した。
 比例も含めた県内の同党候補者4人が当選確実と報道されたのは、投票が終了した午後8時とほぼ同時。対立候補を寄せ付けない圧勝に、陣営内には想定通りに戦い抜いたという充実感が漂った。
 県内で最も厳しいとされたのは公選法改正に伴う区割り改定の影響を強く受けた1区。津軽半島から下北半島までの広いエリアとなったほか、小選挙区の定数1減に伴う候補者調整が確定するまでの間、1区に出馬した津島淳氏は本格的な活動を控え、陣営からは「2周3周遅れだ」と焦りの声も上がった。
 しかし確定後は旧67市町村の時代から残る自民党支部が始動し、今回は比例に回った江渡氏とも連携。首長や議員の支援も大きく、むつ地区の後援会長を引き受けた宮下宗一郎むつ市長を中心に上北・下北地域で津島氏を支援する市町村連合が結成されたほか、小野寺晃彦青森市長も選挙戦最終日の21日に青森市内22カ所の演説すべてに同行するなど選挙期間中を通じて街頭演説の先頭に立った。
 神山久志県連幹事長は特に党支部の動きを勝因に挙げ「これが自民党の組織力最後には血管の隅々まで血が通った」と胸を張った
 2、3区は県連幹部が「不安なく(戦えた)」と太鼓判を押す盤石ぶり。2区はベテラン大島理森氏が長年築いてきた組織力で圧倒し、3区は故木村太郎衆院議員の地盤を引き継いだ実弟次郎氏が新人ながら序盤戦からのリードを保った。3区の陣営関係者は「次郎さんは木村のサラブレッド。“木村流”の足を使う厳しい選挙が教えられずともできた。仮に野党共闘の状態で選挙戦に突入しても、負けなかったと考えている」と満足げに“初陣”を振り返った。
 ただ今回の勝利は昨年の参院選で脅威となった野党共闘が実現せず、希望の党に逆風が吹いたことも大きい。加えて極めて短期決戦だったこともあり、組織の総合力で乗り切ったが、選挙区が変わった地域からは「1回や2回の選挙では名前は浸透しない」という声も。今後の活動で、いかに地域に根を張っていくかが問われる。
 また候補者調整が決着するまでは各国会議員の後援会や支持団体の思いが交錯し、不協和音も少なからずあった。最終的に小選挙区と比例の候補を選挙のたびに入れ替える「コスタリカ方式」を1区に導入することで決着したが、コスタリカ方式で2人の国会議員をともに押し上げ、4人の当選を維持していくには県内の各組織が連携し、状況に応じて柔軟に対応できる態勢が必要。当事者でもある江渡氏は「これからじっくり皆さんと話し合う。共にスクラムを組んで頑張りたい」とし、ある県議は「常勝自民党、日々是(これ)決戦の態勢でいかないと」と今後を見据えた。

5583チバQ:2018/04/17(火) 23:02:57
野党=下・完
2017/10/25 水曜日





自民候補の当確が早々と報じられ、厳しい表情を見せる希望と民進県連の関係者ら=22日夜、青森市
 「全国的に希望の党がこれほど低調な雰囲気になるとは予想もしなかった」。22日夜、八戸市。民進党県連の田名部定男代表は、自民党の議席が積み上がる様子を報じるテレビ画面へ視線を移した。
 同党県連と希望にとって、今回の衆院選は厳しい戦いだった。希望への“追い風”を期待した民進と希望の合流だったが、希望の小池百合子代表が安全保障関連法や改憲の政策で「踏み絵」を迫ったことなどから“逆風”に。共産、社民との野党連携が破綻したことも痛手となった。
 升田世喜男(1区)、工藤武司(2区)山内崇(3区)の3氏が民進から希望へ足並みをそろえた10月2日は、立憲民主党の結成日。比例復活の可能性を残すために希望を選択したが、山内氏は政策が完全に一致しない状態に。升田氏の支持者からは立憲民主から出馬して野党連携すべき―との不満も上がった。
 ただ結果をみると、希望、共産の票を足しても自民の得票には届かず。野党の合計得票率が最も高い1区でも45・07%で自民に9・86%及ばず、野党連携が実現しても小選挙区での勝利は難しい。
 「区割り変更で新たな市町村が組み込まれた。組織力の差も出たのだろう」と民進党県連選対本部長を務めた田名部匡代参院議員。希望への逆風を認めつつ、民主党時代から課題のぜい弱な組織体制が今回の大敗の要因だったと分析した。
 衆院選は常在戦場でその時の“風”に動じない強固な組織づくりが必要―と匡代氏。「選挙で(野党が)何か一緒にできれば国民の期待も高まる。旧民主党のように1党でも有権者の大きな期待を受ければ政権交代が可能だった。まずは組織力をつけることが大事なのではないか」
 安倍政権への審判を焦点に選挙戦に臨んだ共産党。憲法観から自民と希望を同一視、対決軸を鮮明にした。比例票を念頭に「空前の躍進ができるのでは」(陣営幹部)との声も漏れたが、有権者の期待や激励を支持票として集め切れなかった。
 「力不足を直視しなければいけない」と畑中孝之党県委員長。野党が苦戦する中、立憲民主党が本県でも躍進しており、共産が無党派層から獲得した票は「前回選の半分ぐらいでは」と分析する。
 目標の東北2議席獲得はならなかったが、県内の比例得票率は2000年以降2番目に高い8・31%で「踏ん張れた」。今後は県内自治体の4割にしかいない地方議員の増加に力を注ぐとし「それが国政選挙を戦う力となる」と語った。
 小選挙区は反自民への自主投票とし、候補擁立で比例票の上積みを図った社民党。獲得した比例票は1万1755票と前回選比92票減にとどまり、齋藤憲雄幹事長は「選挙まで短期間だったが支持団体や党員らが頑張り、前回選とほぼ変わらない。(リベラル派中心に)立憲民主党が票を伸ばしたことを考慮してもある程度評価できる」と分析した。「今回は(県内得票数全体の)約2%だったが、4%が当落ラインと思う。そこまで増やすことが課題」と語った。

5584チバQ:2018/04/19(木) 22:55:24
自民新潟って候補者選考でなんか揉めたんでしたっけ?
6691 チバQ 2018/04/19(木) 10:24:11
https://www.asahi.com/articles/ASL4L5CTSL4LUTFK01K.html

 候補者擁立をめぐっては、与党内でさっそく現役官僚や元国会議員らの名前が挙がっている。ただ、昨年秋の衆院選候補者選びで自民党本部と新潟県連が対立し、しこりも残っており、候補者の選定に手間取る可能性もある。

5585片言丸:2018/04/21(土) 00:49:43
>>5584
>>1644-1677
あと、金子恵美の件。

5586チバQ:2018/04/23(月) 21:06:26
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201804/0011190837.shtml
2018/4/23 18:15神戸新聞NEXT

川西市選管事務局長を書類送検 衆院選で過労運転命じた疑い
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兵庫県警川西警察署=川西市丸の内町1
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兵庫県警川西警察署=川西市丸の内町1
 昨年10月の衆院選投開票日の前日、兵庫県川西市選挙管理委員会の男性職員(52)=休職中=が運転する公用車が軽乗用車と衝突し女性2人が死傷した事故で、この職員に過労運転をさせたとして、兵庫県警交通捜査課と川西署は23日、道路交通法違反(過労運転下命)の疑いで、上司だった同市選管の当時の男性事務局長(55)を書類送検した。

 当時の事務局長の送検容疑は、昨年10月21日午後4時〜4時半ごろ、同市選管事務局内で、男性職員が過労状態にあると知りながら運転を命じた疑い。

 事故は同日夕、川西市大和西1の国道173号で発生。軽乗用車を運転していた大阪市東淀川区の無職女性=当時(66)=が死亡し、同乗の女性(59)も骨盤骨折などの重傷を負った。職員にけがはなかった。

 川西市や捜査関係者によると、同市は昨秋の衆院選で小選挙区の区割りが変更され、市選管の業務が増加。この職員は事故までの約1カ月間に休みが1日もなく、残業が200時間を超えていたことが判明した。

 県警は23日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、事故を起こした職員も書類送検した。

 同市選管の宮路尊士委員長は「再発防止に向けて事務の見直しなどに取り組んでいきたい」とのコメントを出した。

5587チバQ:2018/04/26(木) 22:41:08
こっちだ
8115 チバQ sage 2018/04/26(木) 22:40:00
長崎幸太郎の名前もあるのか
77 チバQ 2018/04/26(木) 19:50:05
8114 :チバQ :2018/04/26(木) 19:49:42
2013年当選
http://www.news24.jp/nnn/news88812879.html
県知事選に向け森屋宏参院議員の擁立求める
(山梨県)
 年明けに予定される県知事選に向け、自民党山梨県連の25の地域支部が森屋宏参院議員の擁立を求める要請書を26日、県連に提出した。
 自民党県連都留支部の杉山肇支部長ら県議3人が自民党県連を訪れ、皆川巌会長代行に要請書を手渡した。
 要請書は森屋氏に対し出馬を求めると同時に県連に対して森屋氏の擁立を求める内容で衆院山梨2区の地域支部29支部のうちの25支部が合同で提出した。
 要請に対し皆川県連会長代行は「現在、行っている検証作業が終了した後、検討したい」と述べた。
 一方、杉山県議は取材に対し「地元の要請が強くこの時期の提出に至った」と説明した。
 森屋氏は「県連が現県政の検証を進めている重要な時期なのでコメントは控えたい」としている。
 知事選を巡っては、前回衆議院選挙の山梨2区で、堀内詔子氏と自民党の分裂選挙を展開して敗れた長崎幸太郎氏の名前も挙がっている。
 今回の要請では、山梨2区の地域支部が一斉に動いたことから、自民党県議の1人は、「長崎氏を支援することはないという意思表示や、けん制の意味合いが強い」との見方を示している。
[ 4/26 18:37 山梨放送]

5588名無しさん:2018/05/07(月) 20:13:39
https://mainichi.jp/articles/20180508/k00/00m/010/059000c

国民民主党62人参加 「野党第1党」に届かず
毎日新聞 2018年5月7日 19時49分(最終更新 5月7日 19時55分)

国民民主党参加者

(衆院39人、参院23人)

▽希望の党(36人)

<衆院>青山大人、浅野哲、泉健太、伊藤俊輔、稲富修二、今井雅人、大島敦、大西健介、岡本充功、奥野総一郎、小熊慎司、城井崇、岸本周平、吉良州司、源馬謙太郎、後藤祐一、小宮山泰子、近藤和也、斉木武志、階猛、下条みつ、白石洋一、関健一郎、玉木雄一郎、津村啓介、西岡秀子、古川元久、古本伸一郎、前原誠司、牧義夫、緑川貴士、森田俊和、山岡達丸、山井和則、柚木道義、渡辺周

▽民進党(26人)

<衆院>篠原孝、原口一博、平野博文

<参院>足立信也、石上俊雄、礒崎哲史、伊藤孝恵、大島九州男、大塚耕平、大野元裕、川合孝典、古賀之士、小林正夫、桜井充、榛葉賀津也、田名部匡代、徳永エリ、長浜博行、羽田雄一郎、浜口誠、浜野喜史、藤田幸久、増子輝彦、森本真治、矢田稚子、柳田稔

■不参加者(衆院24人、参院21人)

▽希望の党(13人)

<衆院>大串博志、小川淳也、井出庸生、柿沢未途、佐藤公治、田嶋要、樽床伸二、寺田学、長島昭久、細野豪志、松原仁、本村賢太郎、笠浩史

▽民進党(27人)

<衆院>安住淳、江田憲司、岡田克也、金子恵美、玄葉光一郎、重徳和彦、中川正春、野田佳彦、○福田昭夫

<参院>○相原久美子、○石橋通宏、小川勝也、○小川敏夫、○神本美恵子、郡司彰、小西洋之、斎藤嘉隆、△芝博一、○那谷屋正義、○難波奨二、野田国義、白真勲、○鉢呂吉雄、○牧山ひろえ、真山勇一、宮沢由佳、○吉川沙織

▽分党「希望の党」を結成へ(5人)

<衆院>井上一徳、中山成彬

<参院>行田邦子、中山恭子、松沢成文

(敬称略。名前の前に「○」が付く10人は立憲民主党に入党希望。「△」は立憲との統一会派を検討)

5589チバQ:2018/06/01(金) 00:03:39
>嘉田由紀子氏は、枝野氏からの新党参加の要請を断ったことを明らかにした。
しらんかった
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171003000049
嘉田前知事は「立憲民主党」参加拒否 民進分裂に関係者「残念」印刷用画面を開く
 民進党の枝野幸男代表代行が2日、リベラル系の新党「立憲民主党」を設立する方針を明らかにし、民進の分裂が決まった。京都と滋賀の民進関係者からは「残念」「やむを得ない」といった反応が聞かれた。

 京都府内では民進の前原誠司代表(衆院京都2区)以外の前職3人がいずれも希望の党に公認を申請している。

 京都3区前職の泉健太民進府連会長は、「行動を共にできない仲間がいるのは残念だが、安倍政権打倒に向け連携はしていきたい」と述べた。4区前職の北神圭朗氏は新党設立について「やむを得ないと思う。むしろ、右と左がはっきり分かれた方が国民のためにもなると思う」と淡々と話した。6区前職の山井和則氏は自身の対応について「支持者からさまざまな声が寄せられており、検討中」とした。

 枝野氏と近い関係にある民進選対委員長代理の福山哲郎参院議員(京都選挙区)は、新党に参加するかどうかを「熟慮する」とした。衆院選では「京都の仲間を応援したい」と話した。

 民進滋賀県連の今江政彦幹事長は「これまで一緒に活動してきた仲間が別の道を選ぶのは残念だ」とした上で、「県内から希望への公認を申請している3人は、枝野さんの新党に移ることはない」と述べた。滋賀1区から無所属での立候補を表明した前滋賀県知事の嘉田由紀子氏は、枝野氏からの新党参加の要請を断ったことを明らかにした。

【 2017年10月03日 12時11分

5590とはずがたり:2018/06/01(金) 14:57:28
>>5589
前原主導で擁立して(けど小池に断られて無所属だけど・・)枝野の誘いには乗らなかったイメージがあります

5591チバQ:2018/06/12(火) 21:28:46
http://www.sanyonews.jp/article/608690
岡山3区 分裂保守「背水の陣」 希望、共産交え激戦必至の衆院選


朝の通勤時間帯に街頭に立ち、政策を訴える立候補予定者(右)=津山市

 自民党の候補者調整が難航していた衆院選岡山3区で6日、同党に公認申請していた前職と新人の2人は無所属で出馬することが正式に決まり、10年余りにわたって保守層がねじれてきた地盤で生き残りを懸けて対決することになった。両陣営とも比例復活がなく、背水の陣で選挙準備を一気に加速。これに対し、公示直前になって参戦した希望の党元職、共産党新人も保守の分裂選挙に割って入る構えで、激戦の度合いが高まっている。

 6日朝、前職の阿部俊子氏(58)=比例中国=は津山市内の街頭で党の政策をアピール。昼前の党本部決定を受け、記者団の取材に「4期の実績が認められなかったのは残念だが、支援者としっかり前に進む」と力を込めた。

 新人で平沼赳夫元経済産業相の次男正二郎氏(37)は同日午後、赤磐市内の企業などであいさつ回りをこなした。無所属での戦いを踏まえて「厳しい戦いとなるが、父の志を引き継ぐ」と一人一人と握手を交わして支援を求めた。

■比例復活なし

 2005年の「郵政選挙」で、郵政民営化関連法案に反対した赳夫氏が自民の公認を得られず、対立候補として阿部氏が立って以来、保守分裂選挙が続く岡山3区。過去4度と大きく異なるのは、両者がともに比例では復活できない無所属同士で相まみえる点だ。当選すれば同党は追加公認する方針で、名実ともに自民が一本化される。

 過去4度、いずれも赳夫氏に小選挙区で敗れ、比例復活した阿部氏。次点となった14年の前回は1万6千票差まで迫り、陣営幹部は「選挙を重ねるごとに平沼氏との差は縮まっており、4期の実績を強調して支持を広げる」と説明。党推薦も味方に形勢逆転を狙う。

 05、09年と2度の選挙で赳夫氏が無所属で戦った経験を持つ平沼氏の陣営。世代交代したとはいえ、旧41市町村単位の後援会組織を引き継ぐ。幹部は「後援会組織をフル活用するとともに、正二郎氏の若さを武器に新たな票の上積みを図りたい」と戦略を描く。

 保守層のねじれ解消に向け対決姿勢を強める両陣営。ただ、候補者調整で一本化されなかったことに、足元を支える自民党県議は難しい判断を迫られる。

 同区内を地盤とする大半の県議は支持層に阿部氏、平沼氏の支援者が混在する。ある県議は「両陣営から支援要請が強まるだろうが、自分の選挙を考えるとどう対応するか態度を決めにくい」と打ち明ける。

 同区内の県議は近く会合を持ち、衆院選の対応を協議する予定にしているが、既に「統一した動きはできないだろう」との声も漏れている。

■“未知の戦い”

 保守が票を激しく奪い合う展開が見込まれる選挙戦。野党陣営はそれぞれの立場から、支持を取り付ける考えだ。

 前日に希望の党の公認が決まった内山晃氏(63)は6日に地元の千葉県から岡山入りして記者会見し「日本も政権交代が可能な二大政党制にしなければならない」と述べ、非自民の受け皿になることを強調した。街頭演説中心の活動を展開する予定。

 一方、共産の尾崎宏子氏(61)の陣営幹部は、希望の党が憲法改正や安全保障関連法を容認する立場を念頭に「憲法改正反対や安保法廃止などをしっかりと訴えて、他の3候補との違いを明確にしたい」とし、対立軸を鮮明にして戦う方針だ。

 自民党にとって結党以来、岡山県内で行われた衆院選で公認候補を立てないのは今回が初のケース。“未知の戦い”は間もなく幕を開ける。
(2017年10月07日 00時28分 更新)

5592チバQ:2018/06/12(火) 21:29:41
http://www.sanyonews.jp/article/616128/1/?rct=shuin2017
衆院選岡山3区で平沼さん敗れる 「力不足」父の議席引き継げず


厳しい表情で敗戦の弁を述べる平沼氏

 22日投開票された衆院選で、岡山3区に立候補した無所属新人の平沼正二郎氏(37)は、知名度で勝る前職に敗れた。公示直前の出馬表明という出遅れが響き、政界を引退する父の赳夫氏(78)が長年守った議席を引き継げなかった。

 平沼氏は午後10時半ごろ、津山市大田の事務所に姿を見せ、支持者を前に「完全に私の力不足。申し訳なさでいっぱいです」と述べて深々と一礼。「心から感謝申し上げる。心機一転、自分を見詰め直し、今後について考えたい」と話した。

 衆院議員を12期務めた父の志を継ぎ、立候補。自民党の公認が得られず比例復活のない中、憲法改正や子育て支援充実などを訴えたが、及ばなかった。
(2017年10月23日 02時11分 更新)

5593名無しさん:2018/06/20(水) 20:15:02
8194 :チバQ :2018/06/20(水) 20:14:00
中村喜四郎

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/3713
衆院選挙中
中村氏は、後援会「喜友会」の強力なネットワークを維持する。無所属で保守層から政権批判層まで幅広い集票を狙う。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1474100634/2508
衆院会派「無所属の会」は10日、無所属の中村喜四郎元建設相(68)の入会を衆院事務局に届け出た。


https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225003015/6792-6796
小泉純一郎と野党の脱原発連合を演出した「角栄の愛弟子」
>「新潟県知事選で野党が勝てば、現政権はもたなくなる」


https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/8189
自民県政クは、自民県連に対抗する中村喜四郎衆院議員(茨城7区、無所属)を応援したとして、2002年に同党を除名された県議らで発足。中村氏系として長年活動するが、昨年の衆院選で中村氏から応援を拒まれるなど関係が微妙になっている。自民県政クの関係者は「中村氏が親族を県議選に出す動きもある。全員復党できるなら自民と連携する可能性はある」としている。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/8191
県議会で中村喜四郎衆院議員系とされてきた「自民県政クラブ」(5人)が揺れている。年末の県議選に向け、中村氏の親族が会派の現職がいる選挙区から立候補の動きを見せているためだ。

5594チバQ:2018/06/27(水) 21:02:47
>>6修正


○:満たす、×:満たさない、-:政党が存在しないor選挙不参加

政党名、2013年参院選、2016参院選、2017衆院選、所属議員5名
立憲:-、-、○、74 (wikiによる)
国民:○、○、-、62 (wikiによる)13参は民主党、16参は民進党 17衆は多くの議員が希望の党に離党して出馬
維新:-、○、○ 22
自由:×、×、-、6
希望:-、-、-、5
社民:○、○、×、4
=↑満たす、↓満たさない========
ココロ :-、×、×、1

維新:衆:11人  参:11人
希望:衆:中山成彬・井上一徳 19改選:行田邦子、中山恭子、松沢成文
自由:衆:小沢一郎・玉城デニー 19改選:山本太郎、22改選:森裕子・木戸口英司・青木愛
社民:衆:照屋寛徳・吉川元 19改選:又市征治、22改選:福島瑞穂

日本のこころは2017衆院選で要件満たさず(中野正志 のみ)

5595チバQ:2018/06/27(水) 21:03:56
いいスレが浮かばないので・・・
https://www.sankei.com/politics/news/180616/plt1806160010-n1.html
2018.6.16 13:00
【平成30年史 政界再編(1)】
黒い「利権トライアングル」 全ての始まりはリクルートだった
 昭和の終焉(しゅうえん)が近づいていた60年代のある日、記者は東京・歌舞伎町のスナックにいた。待ち合わせていた相手は東京地検特捜部が内偵中の贈収賄事件の参考人で、特捜検事の事情聴取を終えて自宅に帰る途中だった。カウンター席が8席の小さな店内ではサラリーマン風の男性客が2人、マイクを片手に声をからしていた。

 壁際の席に腰を下ろした男は、グラスのビールをのどに流し込む。そして背中を丸めながら、周囲を気にするようにつぶやいた。

 「今度の事件は捜査次第で日本は潰れるかもしれないよ」

 聞き耳を立てる記者に、記憶を確認するように金銭授受の一部始終を再現してみせた。大物政治家の名前も口にした。

 「検事は何と…」

 「メモをとっていたが、別れ際、誰にも言うなとクギを刺された」

 結局、この事件は表面化しなかったが、特捜部は昭和60年代から平成にかけ、旧平和相互銀行事件やリクルート事件、東京佐川急便事件など、矢継ぎ早に政界汚職に切り込んだ。特にリクルート事件は、利権体質を支え合う「鉄のトライアングル(三角関係)」と称された政界、官界、財界の3者をのみ込む大型疑獄事件へと拡大した。

                
■ ■ ■

 リクルート社の創業者、江副浩正は昭和59年12月から60年4月にかけ、リクルートコスモス社の未公開株を政治家や関係官庁幹部、産業界の有力者らに低廉な価格で譲渡していた。

 未公開株は店頭公開後の株価高騰が確実視されており、売却益を見越した「裏献金」ともいえるものだった。この未公開株問題は63年6月、川崎市助役への譲渡が発覚したことで一気に表面化する。

 前首相の中曽根康弘や自民党幹事長の安倍晋太郎、蔵相の宮沢喜一らが秘書名義で譲渡を受けていたと報じられると、マスコミ各社の取材合戦も激しくなり、有力政治家の名前が続々と白日の下にさらされた。自民党だけでなく野党も、そして官界も財界も「リクルート汚染」一色に包まれていった。

 特捜部は年号が平成に変わった2月、江副を贈賄容疑で逮捕する。対象者の多さから、捜査は株や現金の流れによって、政界ルート▽文部省(現文部科学省)ルート▽労働省(現厚生労働省)ルート▽NTTルート-の4つに分かれて展開された。

 延べ1万9321人の捜査員を260日にわたり動員。事情聴取した参考人は610人に達し、家宅捜索は80カ所、押収物は約7900点に上った。その結果、19人を逮捕し、21人を起訴した。

 当時の検察関係者によると、政界ルートでは、特捜部は「江副と中曽根の関係はかなり濃密」と判断していた。中曽根の秘書ら3人に計2万9千株の未公開株が渡り、およそ6千万円の利益を得ていたことをつかんでいた。検察でいう「射程圏内にあった」とされるが、職務権限と結びつかず立件は見送られたという。

 公明党衆院議員、池田克也と自民党の元官房長官、藤波孝生が未公開株と現金供与を受けたとして在宅起訴されたほか、議員秘書ら4人が略式起訴されただけだった。事件の真相はやぶの中ということか。

                
■ ■ ■

 人事権を握る政治家は官僚に強く、許認可権をもつ官僚は業者に強い。そして金と票をもつ業者は政治家に強い-。この「トライアングル」は補完し合うことで力を増していた。業者は政治家を通して官僚への食い込みを図る。リクルート事件も同じ構図だった。

 政界の腐敗摘発を使命とする特捜検察は、常に「政・官・業(財界)」の三角関係に睨(にら)みをきかせてきた。それだけに、自民党と緊張関係にあった。捜査を牽制(けんせい)するようなさまざまな「雑音」が直接、あるいは間接的に入ってきたという。

 捜査関係者は「自民党の有力議員から『検察も国家の機関なら予算の成立を優先に考えて捜査をやるべきだ』『特捜部は関東軍だ』と横やりが入ったこともある」と振り返る。別の検察関係者も「(NTT初代社長の)真藤恒を逮捕した際には、検察OBの弁護士が『なぜ逮捕する。検察は経済取引を犯罪だとねじ曲げている』と怒鳴り込んできた」と話した。

5596チバQ:2018/06/27(水) 21:04:31
 当時の検察幹部はこう語った。「国政を考えると立件するのは氷山の一角にならざるを得ないこともある。だが、政治家が暴走すると一罰百戒でお灸(きゅう)を据える材料はある。立件は見送ったが、尻尾をつかんでいるというメッセージは伝わっている」

 ■「権力闘争」の行き着いた先は

 リクルート事件は、特捜部が過去に摘発した造船疑獄事件やロッキード事件と肩を並べる政界、官界、財界を巻き込んだ大疑獄事件となったが、その背景には当時が「金権政治」の全盛期だったことがある。

 「マージャンをやっていたら過熱してレートが高くなりすぎた。ゼロをひとつ取ったが、それでも100万円単位だった」

 「(大物政治家の)自宅に行ったら金庫が2つ置いてあり、3千万円ずつ現金が入っていた」

 永田町ではそんな話がゴロゴロしていた。膨らんだカネの出どころは不確かなことが多かった。

 昭和36年7月、自民党の政治資金団体「国民政治協会」が発足し、財界が自民党の大スポンサーになった。当時を知る財界関係者によると、財界大物がカネの力にものをいわせ自民党総裁選の裏で動いたこともあったという。


 51年に発覚したロッキード事件など「政治とカネ」の問題が起きるたびに政治資金規正法が改正され、政治家は自力で資金を集めなければならなくなった。

 その一方で、選挙にかけるカネは増え続けた。中選挙区制で、政策に違いがない自民党議員同士が激しい選挙戦を繰り広げるため、資金力や利益誘導などで競うようになったからだ。その結果、金銭感覚はさらにまひした。

 産業界も官僚主導の政策決定や中央官庁の許認可に関与するには自民党の有力な「族議員」を押さえておけばよかったが、幅広く手を打たなければ政策決定などをコントロールできなくなっていった。実際、リクルート社も職務権限がない国会議員にまで未公開株をばらまく“じゅうたん爆撃”を仕掛けていた。

 政・官・業の「癒着」が微妙に変化していく中で起きたリクルート事件。特捜部の検事は多かれ少なかれ、ベテラン議員や大企業トップら「大物を挙げてこそ」という意気込みがあるというが、事件は当初の広がりからすれば首をかしげるような結末に着地した。ただ、検察は捜査力と存在意義を世に知らしめ、「政治とカネ」の問題を国民に強く問いかけた。

                
■ ■ ■

 特捜部がリクルート事件に続いて手がけたのが、東京佐川急便事件だった。平成4年8月、東京佐川急便の元社長から自民党副総裁、金丸信への5億円献金問題が表面化した。元幹事長の小沢一郎は首相、宮沢喜一に「恣意(しい)的な権力の執行はよろしくない」と訴えたが、約1カ月後、金丸は政治資金規正法違反の罪で略式起訴される。

 金丸が率いる自民党最大派閥の竹下派(経世会)は当時、全国に張り巡らした支持組織や地方議員のネットワークを武器に、政・官・業のトライアングルの中心に君臨していた。その「本丸」に特捜部は切り込んだ。

 小沢は、これまで国会議員が政治団体のことで直接刑事責任を問われることはなかったのに今回はなぜ刑事責任を問うのか、と釈然としないでいた。

 リクルート事件で大物政治家たちは軒並み立件をまぬがれ、国民の「政治不信」は高まっていた。それだけに、特捜部は東京佐川急便事件では、捜査を牽制(けんせい)する永田町からの「雑音」を避けるため、国民世論を味方につけようと動いていた。

 小沢は徹底抗戦の戦略を描いたが、党国対委員長の梶山静六ら反小沢系の竹下派有力議員はさっさとけりをつけた方がよいと考え、特捜部の動きを黙認した。派内の主導権争い、権力闘争に検察捜査を利用したという構図だった。

 小沢は後年、「権力闘争的な面もあった」と周囲に語っている。行き着いた先は竹下派分裂だった。それは自民党下野、55年体制崩壊の引き金となり、今も続く政界流動化につながっていく。(敬称略、肩書は当時)

5597チバQ:2018/06/27(水) 21:05:19
https://www.sankei.com/politics/news/180617/plt1806170012-n1.html
2018.6.17 10:50
【平成30年史 政界再編(2)】
金丸氏跡目争いで「小沢氏VS反小沢氏」で鉄の結束瓦解 参院平成研「鉄の岩盤」は健在
 青天(せいてん)の霹靂(へきれき)-。誰もがそう思った。

 平成4年8月27日、東京・永田町の自民党本部。記者会見した党副総裁、金丸信は、東京佐川急便の元社長からの5億円の献金受領をあっさり認めた。「私の不徳の点が多々あった。責任をとるべきだと思う」。そう語ると、副総裁と竹下派(経世会)会長の辞任を表明した。

 当時の経世会は「鉄の結束」を誇る自民党最大派閥。党内だけでなく、政・官・業に圧倒的な影響力を持ち「経世会支配」と言われていた。トップに立つ金丸は「政界のドン」と呼ばれ、時の首相、宮沢喜一も金丸の“ツルの一声”で誕生したとされるほどだった。

 その金丸が多額献金を認めた。「同志への陣中見舞いと認識した」。何か意図があるのか、権力者の慢心か-。さまざまな観測が広がったが、この会見こそが、今も続く政界再編の動きが始まった瞬間だった。

■ ■ ■

 その4日後、神奈川県箱根町で行われた経世会の議員研修会。自民党総務局長、野中広務が挙手し、発言を求めた。派閥事務局長の船田元が許可すると、野中はおもむろにこう訴えた。

 「わが派のなかで不穏な動きがある。経世会として一致団結してきた流れから見て由々しき問題だ」

 会場は騒然とし、出席議員の表情はこわばった。金丸の寵愛(ちょうあい)を受けた会長代行、小沢一郎を公然と批判したと受け止めたからだ。小沢系と反小沢系の対立は決定的となった。

 この時、野中は、金丸の辞任情報を小沢の側近、熊谷弘が外部に流していたとの確信していた。だが、実際は反小沢系の議員が流していた。野中は後年、人を介して熊谷に「あれは間違えていた。訂正しようか」と謝罪したという。

 とはいえ、誤情報に基づく発言がなくても、経世会は分裂が避けられない運命にあった。「権力闘争、政治手法、選挙制度…。そういう考え方で全部、対立していた」(当時の経世会議員)からだ。

 いったんは「金丸-小沢」態勢を維持することでまとまったものの、金丸が10月14日、議員辞職願を衆院議長に提出。経世会オーナーの元首相、竹下登はリクルート事件の影響で表舞台から身を引いていたため、小沢系と反小沢系による「跡目争い」が本格化する。

■ ■ ■

 迎えた10月21日。この日は竹下派の後継会長選びの決着期限だった。

 これに先立つ20日の最高幹部会。反小沢系の橋本龍太郎は「小渕恵三を推薦したい」と発言した。船田は小沢を推したが、小沢は「時期尚早だ」として拒み、「羽田孜を推薦したい」と語った。

 事前の打ち合わせで「小沢推薦」のシナリオができていたため、船田は目を丸くし、小沢系の佐藤守良と顔を見合わせた。だが、小沢の発言は「絶対」。羽田VS小渕の構図が固まった。

 小沢系は多数派工作を進めており、経世会の衆院議員67人のうち36人の署名を集めていた。

 小沢「羽田を推薦する」

 橋本「羽田は閣僚(蔵相)だ。国事優先だ」

 21日の午前10時に始まった最高幹部会は双方がつばぜり合いを演じ、決着にはほど遠いまま。日付が変わった頃、幹部会座長の派閥顧問、原田憲が突如、幹部会を中座し、記者団に「会長は小渕君が適任と考える」と見解を表明した。

 小沢は「座長としての職務放棄だ」と反発。幹部会を飛び出すと午前2時45分過ぎ、小沢系議員らと記者会見を開き、座長見解の白紙撤回を要求した。だが、中立を装っていた参院議員42人が「座長見解」支持で結束。22日の最高幹部会は小沢らが欠席する中で「小渕会長」が決まる。

 船田はその時のことを、こう振り返る。「わが派は昔から参院が強い。『参院の岩盤』という力を竹下さんが利用しないはずはない」。文字通り、小沢も認める権力争いだった。

 今国会が召集された3日後のことだった。1月25日昼、自民党額賀派(平成研究会)の党本部近くにある派閥事務所は異様な雰囲気に包まれていた。定例会合に、派閥所属の参院議員で構成する「参院平成研」メンバーの21人が一人も現れていなかったからだった。あちらこちらに目立つ空席。幹部は出席者に前方に詰めて座るよう促した。

5598チバQ:2018/06/27(水) 21:05:56
 欠席した21人は定例会合の直前に、国会内の一室に集まっていた。参院自民党幹事長で参院平成研会長の吉田博美が「ケンカは勝たなければ意味がない」と声を張り上げ、定例会合を集団ボイコットすることを決めていた。

 ケンカとは額賀福志郎の平成研会長辞任を求める「額賀おろし」を意味していた。吉田は1月11日、額賀に直接、「月内に辞任を決断してほしい」と迫った。吉田の念頭にあったのは党総務会長、竹下亘(わたる)への会長交代だが、額賀は「私には失うものはない」などと反論し、会長にとどまろうとしていた。

 平成研の前身は竹下の兄、竹下登が立ち上げた竹下派(経世会)。毎週木曜の昼に定例会合を開き、所属議員が弁当を食べて結束を固めたことから「一致団結・箱弁当」という言葉も生まれた。力の源泉はカネと組織力。なかでも参院平成研の結束は平成研副会長、船田元が「鉄の岩盤」と評するほどだったが、さらに吉田らを強気にさせたのは「連判状」の存在もあった。

■ ■ ■

 昨年12月。平成研の参院議員は、議員会館の事務所に届いた巻紙に驚いた。くるくると紙を広げると、一言、こう書かれていた。

 「今後の対応は吉田博美会長に一任します」

 言葉の横には、参院平成研の所属議員の名前が手書きで並び、それぞれ母印も押してあった。この参院議員は即座に理解した。

 「吉田が額賀の辞任を求め、応じないなら集団離脱も辞さない気だ」

 連判状は、吉田の意向をくんだ参院議員、石井準一と青木一彦が集めた代物だった。「額賀おろし」の準備は1カ月以上前から進められていたわけだ。 

 竹下登の秘書を長く務め、参院議員会長経験者の青木幹雄も背後で動いていた。青木は28年10月頃から額賀に派閥の会長職を退くよう水面下で打診したが、額賀は参院のドンといわれた青木に対しても「そのうち」とかわし続けた。

 「党総裁になろうという欲のない竹下亘に円満にバトンタッチし、派として、ちゃんとした総裁候補を育てられるかどうかだ」。そう周辺に語っていた青木が思い描いていたのは、強い「竹下派」の復活だった。

 衆参の力関係を知る衆院議員も「経世会時代を考えれば、『竹下派』に戻っていくのは自然」と考える者は多く、吉田ら参院側の意向に従い、会長交代の声を次々と上げ始めた。

 船田は2月上旬、平成研の衆院幹部が集まった会合で「参院側の要求を受け入れ、会長を竹下亘に譲るべきだ」と訴えた。経世会分裂を経験した船田が、分裂回避を主張しただけに反論する幹部はいなかった。

 そして、4月19日の派閥臨時総会で正式に「竹下派」が復活する。仲間の結束力を武器に政敵を力ずくで動かし、闘争心と行動力で派内を統率する-。その行動様式を、田中派、旧竹下派の系譜を受け継ぐ平成研が忘れているはずはなかった。

■ ■ ■

 用意周到に会長辞任を画策され、なすすべがなかった額賀。分裂しても党内で影響力が下がるだけという事情もあった。吉田は派閥の定例会合で末席に座り、にらみをきかせている。しかし、かつての「竹下派七奉行」と呼ばれるようなリーダーも育っていない。

 もっとも、強いリーダーの不在は竹下派だけではなく、党最大派閥の清和政策研究会(細田派)にも見当たらない。それだけに引退した元首相、森喜朗の発言力はいまだ健在だ。宏池会(岸田派)も政界を引退した元党幹事長、古賀誠が影響力を保っており、それを党政調会長、岸田文雄の弱さととらえる見方もある。

 竹下派の新会長、竹下亘は「七奉行」の存在の大きさを実感している。

 兄の竹下登が首相として消費税導入を進めた際も「七奉行といわれる人たちが、党内で反乱が起きないように十何人ずつ抑えてくれた」と述懐している。

 七奉行の一人、橋本龍太郎は晩年、周囲にこう語っていたという。

 「小選挙区制に変わったことで、派閥の時代は終わったんだ。議員は一国一城の主(あるじ)なんだから…」(敬称略、肩書は当時)

5599チバQ:2018/06/27(水) 21:06:56
https://www.sankei.com/politics/news/180618/plt1806180002-n1.html
2018.6.18 05:00
【平成30年史 政界再編(3)】
細川政権263日で退陣…「小沢一郎氏VS武村正義氏」今なお残る怨念 税率7%の腰だめ発言、細川護煕氏「これはまずい」
 芝生の緑が映える首相官邸中庭に、モーニングやドレス姿の閣僚たちがさんざめきながら姿を現した。手には日本酒の注がれたシャンパングラス。平成5年8月9日午後に発足した細川護煕内閣の閣僚たちの表情は晴れやかだった。

 官邸内の階段ではなく、中庭での記念撮影という慣例を破る演出も、政権交代を盛り上げていた。非自民8党会派の連立をまとめ上げた新生党代表幹事の小沢一郎はこの日、国会内で「自民党はまだ信じられなくてぼうっとしているんじゃないか」と記者団に軽口をたたいた。だが、細川政権はこの時の高揚感とは異なり、順風満帆な政権運営とはいかなかった。

■ ■ ■
 

 暮れも押し詰まった同年12月16日夜、小沢はひそかに首相公邸を訪れた。呼び出した細川が用件を切り出すより先に、小沢が口にしたのは官房長官、武村正義の更迭だった。

 「自民党に通じている武村が政権内にいては政治改革はできない。そんな人物をそばに置いて、やっていけるのか。返事があるまで自分は休ませてもらう」

 細川は翻意を促したが、小沢は不機嫌に席を立ち、その後1週間ちかく連絡を絶った。

 この時期、小沢と武村は6年度予算案を年内編成するか、越年させるかで対立していた。国民生活への影響を懸念し、年内編成を主張する武村。小沢は細川政権が「政治改革政権」を標榜する以上、政治改革を優先すべきだと考えた。

 細川と小沢は5年12月26日の再会談で、政治改革の優先を確認し、その後に内閣改造と武村更迭、与党会派の合流などの段取りも話し合われたとされる。しかし、政権内は合流どころか、それぞれが好きな方向に駆ける「八頭立ての馬車」などと揶揄されるほど結束とは程遠い状態に陥っていた。

 産経新聞は6年2月14日付の朝刊1面で「首相 予算編成後に内閣改造を決意」と報じた。武村は記者団に否定してみせたが、細川は翌15日の閣僚懇談会で改造検討を表明。武村には「外相に回っていただくのはどうか」と打診した。武村の率いるさきがけは猛反発。即座に「改造すれば閣外離脱」の方針を決定した。改造問題は3月に入って細川が断念を表明するまで尾をひいた。このとき武村は「細川さんとの関係が決定的におかしくなった」と感じた。

■ ■ ■
 

 高い内閣支持率を誇った細川政権がわずか263日で退陣することになったのは、政府と与党との連携不足によるところが大きい。「小沢VS武村」の対立劇はその象徴だった。

 細川の首相特別補佐を務めた田中秀征は細川政権を「2つの点(焦点)がある楕円形だった」と評している。楕円形のボールは転がすと、どこへ行くのか予測しにくい。

 首相という中心点1つにまとまらず、内部抗争がやまなかったのは21〜24年の民主党政権も同様だった。鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の3人が首相を務めたが、民主党に合流していた小沢は官邸に入ることはなく、消費税増税などの課題で対立を深めて分裂、下野した。

■ ■ ■
 

 小沢は周辺にこう漏らしているという。

 「民主党政権もそうだったが、幹部連中がそれぞれの役割と責任を理解していなかった。武村君も筋違いだった。官房長官は各省庁の政策的な調整をすべきであって、国会運営に顔を出してヘラヘラする仕事じゃない。これは筋論なんだ」

 一方の武村も当時の不快感を今もありありとよみがえらせた。

 「小沢さんたちから『自民党と内通している』という批判は受けましたわ。僕は自民党を飛び出した後も首相経験者の竹下登さんや(自民党元幹事長の)梶山静六さんのところに出入りしてましたからね。それに小沢さんは違和感を抱いたのでしょう」

 細川政権樹立のきっかけとなった宮沢喜一内閣不信任決議案の採決で、小沢らのグループは賛成票を投じて自民党に決別したのに対し、武村らは反対票を投じた。「スリッパを脱ぎ散らかして出ていくようなまねはしなかった」(鳩山)というさきがけと、竹下派内の権力闘争の末に反旗を翻し離党した小沢とは自民党に対する距離感、敵愾心の強さは違っていた。

 24年に民主党が下野した後、小沢が政局を主導する場面はなく、野党勢力の再編もまた縮小再生産の一途だ。武村は「野党は糾合せざるをえない」と言いつつも、小沢に対しては痛烈な言葉を放った。

 「長い間ご苦労さんでした、よく頑張られました。もうおやめになったほうがいいんじゃないですか」

5600チバQ:2018/06/27(水) 21:07:53
■ ■ ■
 

 細川護煕政権はそれほど長く持たないかもしれないと予感させた出来事が国民福祉税をめぐる迷走劇だった。細川にとって首相在任中で「最も悔いが残る」という案件だ。

 国民福祉税の発表は平成6年2月3日午前0時50分から行われた。準備不足が否めず、7%の税率の根拠を問われて細川は「腰だめの数字」と口走ってしまったのだ。

 細川は振り返る。「直後にリアクションは大きいと思いましたよ。これは、まずいとね」

 細川は税制改革の検討は与党や大蔵省幹部に任せていたが、国民福祉税という名称や税率7%という大蔵案の詳細な説明を受けたのは記者会見の数時間前。しかも新年度予算編成や日米首脳会談などの日程を逆算し、即日発表するという慌ただしいものだった。

 細川政権の官房長官、武村正義は当時について「唐突に浮上した。細川さんがまさかOKするとは思っていなかった。夜11時ごろ記者会見することになったと連絡があり、『えーっ』となった」と話す。

 ただ、首相ら政権中枢が発表直前まで税制改革の詳細を知らないということがあるのだろうか。官房副長官を務めていた石原信雄は大蔵省は税制改革について経過報告に来ていたことを覚えている。「官房長官が聞きたくないと言っても内閣の大番頭にはしっかり理解してもらえ、と大蔵省に言っていたんですが」と語る。

 新生党代表幹事だった小沢一郎もその後、側近らに「首相に内緒ではやらないさ。うまくいかなかったから『直前に聞いた』というし、うまくいってたら『最初から賛成していた』と話すよ。それが世の中の常だ」と解説した。

 結局、国民福祉税構想は撤回を余儀なくされた。政治改革関連法を成立させたことで、次の目標を設定できずにまとまりを欠く政権に対し、自民党は佐川急便グループからの資金提供問題をテコに細川を連日責め立てた。

 細川は当時の心境についてこう語る。

 「辞めたいという気持ちに拍車がかかった。権力に対する欲がないので、やることをやったら辞めたいという気持ちは一貫して持っていましたし」

 その後、羽田孜政権が成立したが、新統一会派「改新」問題で社会党は連立を離脱。自民党は政権奪取に向け本腰を入れた。

■ ■ ■
 

 「決選投票の結果、村山富市さんを内閣総理大臣に指名することが決まりました」

 6年6月29日の衆院本会議。女性初の衆院議長、土井たか子の声が朗々と響き、村山は「大変なことになった」と思いながら周囲に促されて立ち上がり、一礼した。

 55年体制で対峙した自民党と社会党が連立を組む-。しかも首班は、閣僚経験のない社会党の委員長。社会党は日米安全保障条約や自衛隊を認めず、消費税や国連平和維持活動(PKO)協力法にも反対していた。その衝撃は細川連立政権の比ではなかった。

 さきがけを率いた武村は述懐する。「自民党は自社さを足せば過半数を取れる。村山だろうが、だれだろうが担いで政権に戻ろうという意欲が強かった。自民党は非常に柔軟、大胆な発想でした」

 自民党で政調会長も務めていた亀井静香も自社さ連立の立役者の一人だ。亀井は都内の小料理屋で、旧知の社会党国対委員長の野坂浩賢をけしかけた。

 「お前のような社会党左派の大物が、小沢の子分になって満足なのか。新しい政権で手を握らないか」

 「やろうじゃないか」

 野坂は即座に頷いた。非自民で結束したという興奮状態が冷め、野坂や村山ら社会党議員は政権内で異質な存在となっていたことも背中を押した。

 孤立する社会党と、連立主流派から外れたさきがけ。ともに、政権奪還を急ぐ自民党と手を握る素地は生まれていたのだ。

 とはいえ、自民党でも議員総会で異論が噴き出すなど悶着は起きた。

 衆院本会議で村山首班が決まり、後に村山の後継首相となる橋本龍太郎が村山にささやきかけた。

 「だいぶもめたよ。最後は(村山と同じ選挙区だった)衛藤晟一が『村山さんが首相になって一番困るのは私だ。その私が了解しているんだからいいじゃないか』と発言した。これが効いたよ」

■ ■ ■
 

 1年で覆された小沢主導の政権交代。新党請負人の異名を持つ政治アナリスト、伊藤惇夫は「自民党は分裂したら政権を失うという教訓を強烈に抱いた」と分析し、野党の再編はあっても「今後は大きな政界再編は起きない」とみている。だが、小沢は今もなお鼻息が荒い。

 「絶対、政権を取る。来年夏の参院選で勝つのさ」

(敬称略、肩書は当時)

5601チバQ:2018/06/27(水) 21:09:21
https://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210005-n1.html
2018.6.21 04:59
【平成30年史 政界再編(4)】
「密室」は破壊され「劇場」へ 小渕氏後継「森さんでいい」
 平成12年4月2日朝-。東京・麹町の参議院宿舎で、自民党参院議員会長、村上正邦の部屋の内線電話が鳴った。電話の主は小渕恵三政権の官房長官、青木幹雄だった。

 同じ宿舎内から慌ただしくやってきた青木は顔色を変えており、パジャマ姿の村上に言った。

 「大変なことが起きた。小渕が倒れた」

 すぐさま自民党政調会長の亀井静香、党幹事長代理の野中広務と連絡を取り合い、対応を協議することになった。

 同日午後1時すぎに国会近くの旧赤坂プリンスホテルのスイートルームに顔をそろえたのは村上、青木、亀井、野中に、党幹事長の森喜朗。のちに「5人組」と指弾されるメンバーだった。青木の報告を受け、野中が言った。

 「公表のタイミングが大事ですよ」

 村上は即座に事務方に「記者会見まで入院の事実は伏せるように」と命じた。5人の念頭にあったのは元幹事長、加藤紘一の存在だった。加藤はその前年の9月の総裁選で小渕に戦いを挑んだだけに、不穏な動きをさせないように「情報統制」を敷いたのだった。

 その後、入院した小渕の容体が厳しいと分かると、村上が口火を切った。

 「次は森さん、あなたしかいないんじゃないか」

 指名された森は野党時代の総裁、河野洋平を推した。重ねて村上が「森さんでいい」と繰り返すと、森は神妙な表情で「私で良ければ、お役に立たせてもらいます」と応じた。小渕後継が森に決まったのはこのときだった。

 小渕が倒れた原因は脳梗塞だった。持病も持っていたが、自由党党首、小沢一郎らと会談し、自由党との連立解消を決断した直後に体調を崩したことから、心労がたたったとみられている。

 このころ小沢は自民、自由両党を再結集させるべきだと小渕に主張し、この意見に村上は共感していた。一方で、小沢と同じ自民党経世会出身の野中や青木は、小沢ら自由党と組む以前から公明党と水面下で手を握り、「小沢斬り」もやむなしと進言していた。小渕は党内で板挟みになっていた。

 4月1日の自民、自由、公明の3党首会談は物別れに終わり、小渕の「小沢さんと2人だけで」という希望で、約20分間別室で行われたサシの協議も決裂した。席を外した公明党代表の神崎武法は「どんなやりとりだったか、翌朝にでも小渕さんにたずねようと思っていた」と悔やむが、その詳細は今も不明だ。

 ただ、村上は「当時私が事前に連絡を取った限りでは、小渕さんは必ずしも自自合流に後ろ向きではなかった。だから小沢にも好感触だと伝えていた」と明かす。

 連立解消の報を聞き自由党本部に駆けつけた村上は、激怒する小沢に「話が違うじゃないか」と怒鳴りつけられたという。村上は今「経世会が分裂したしこりが残っていたんだろうな。だから野中、青木は合流に否定的だったんだよ」と振り返る。
 小渕後継を森と定めた5人組は「密室政治」の象徴として批判され、森内閣は発足直後からつまづいた。だが、それまで自民党では次のトップが水面下で決まるのは珍しいことではなかった。

 古くは昭和49年の党副総裁、椎名悦三郎による「椎名裁定」。田中角栄の首相退陣表明を受け、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘らを前に三木武夫の名を挙げた。

 7人の首相に官房副長官として仕えた石原信雄も、退陣表明後の竹下登から「きみは引き続き宇野(宗佑)君を手伝うようにと言われた」と証言する。宇野は約2カ月で首相を辞め、次の海部俊樹政権の流れを作ったのも竹下の意向だった。

5602チバQ:2018/06/27(水) 21:10:39
■ ■ ■

 派閥領袖らの協議で流れが決まっていたリーダー選びが変質するのは小泉純一郎を選出した平成13年4月24日の党総裁選からだ。総裁選のしくみも変わり、派閥の力だけでは通用しなくなった。小泉は「自民党をぶっこわす」とほえ、脱派閥政治を掲げて無党派層を引きつけた。常に話題を作り、世論を味方に政権運営する姿は「劇場型政治」の始まりだ。このスタイルをもっとも濃く引き継いだのが東京都知事、小池百合子だった。

 「健康ファーストを実現したい」

 小池は6月8日の定例記者会見で、都の政策を熱っぽく語った。質問が東京都目黒区のアパートで女児が死亡した事件に及ぶと、沈痛な表情で「何とかならなかったのかという思いでいっぱいだ。児童相談体制の強化を図りたい」とも語った。

 都知事としてほぼ毎週のように記者会見し、ネットでの発信もかかさないが、昨年11月に希望の党の代表を退いてからは政局がらみのやりとりは少なく、小池の発言が政治ニュースのトップを飾ることもなくなっている。

 しかし、平成28年7月の都知事選からの1年間は、小池は一身にスポットライトを集め、時に首相の安倍晋三をもはるかにしのぐ台風の目であり続けた。

 知事当選から3カ月後の28年10月、小池はJR池袋駅近くの帝京平成大のホールの演壇に上がった。小池の表情は高揚していた。

 自身が立ち上げた政治塾「希望の塾」の開講セレモニーに参加した塾生は1・6倍の応募から選抜された約2900人。ハワイから駆けつけた参加者もおり、ホールに収容できず4回に分けて参加させた。小池は「不公平があってはいけないので同じジョークを4度、繰り返さないといけません」と上機嫌だった。

 希望の塾は新党を興し、政界再編を興す足がかりにする仕掛けと喧伝(けんでん)された。小池自身は当時、「新党結成がいかに大変なことか、よく知っている」といなしたが、その手法は小池の出自である日本新党に似ていた。若く、弁が立ち、政治経験が少ない候補を公募し、既成勢力と対峙(たいじ)して議席を確保し、それを足がかりに政界再編をめざす-。

 小池は29年2月の千代田区長選で、自民党都連と対決して圧勝。同年7月の都議選では、地域政党「都民ファーストの会」を率い、6議席から49議席と躍進し、都議会第一党の座を占めた。小池の勢いは止まらず、安倍が衆院解散を決断した後、「希望の党」結党でピークを迎えた。

 「リセット」「しがらみのない政治」

 小池は、郵政選挙で大勝した小泉を彷彿させるワンスレーズを連呼した。小池にとって郵政選挙は刺客を志願して勝利し、自民党内での存在感を印象づけた成功体験だ。このまま小池の快進撃は続くかと思われた。

5603チバQ:2018/06/27(水) 21:11:00

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 昨年9月28日の衆院解散から十数分後の国会内では、奇妙な現象が起きていた。抜き打ち解散で先手を打ったはずの安倍や自民党幹部の表情は厳しく、後手の民進党内は、希望への合流という見通しに沸き返り、楽観的な雰囲気に包まれていたのだ。

 このころの心境を東京選出の自民党幹事長代行、萩生田光一は「緑の台風のようで勢いがあって、止めきれないという危機感があった」と振り返る。

 一方の国民民主党の元厚生労働副大臣、牧義夫は「小池さんには勢いと突破力があり、安倍1強態勢を崩す起爆剤になると思った。首相指名選挙で(自民党の反安倍勢力と連携することで)自民党を分裂させることができるという思いもあった」と話す。

 事実、希望が自民党元幹事長、石破茂らと連携して政界再編を狙うとの臆測がささやかれたり、小池の国政転出も取り沙汰されたりもしていた。

 だが、解散翌日の小池自身の「排除」発言で減速する。この時からの小池は誤算続きとなった。

 安全保障法制などの政策面で、民進党と希望との違いも浮き彫りとなり、政策そっちのけとの印象を与えた。「排除」発言をてこに元官房長官、枝野幸男らの立憲民主党が同情と支持を集めた。原発政策で政権に批判的な小泉や元首相の細川護煕からの支援も得られず、自民党から連携する動きもなかった。

 牧は語る。「選挙期間中、有権者の反応が変わった。自分の選挙目当てで小池にひれ伏したと…。毎日毎日、票が減るのを肌で感じた。とにかく早く投票日が来ないかなという気持ちだった」。結果、牧は比例で議席を得たが、衆院愛知4区では落選した。

 小池旋風を失速させた「排除の論理」。元首相の鳩山由紀夫が旧民主党立ち上げの際に、新党さきがけ代表だった武村正義らの参加を拒んだキーワードだった。このため鳩山は小池の「排除」にやや同情的だ。

 「まず何をやりたいのかを掲げて、この指止まれ方式で1人ずつ集まるべきだ。でなければ政策の見えない集団になり、国民の期待は得られない」

■ ■ ■

 衆院選後、希望の党は民進党と合流し、国民民主党を結成した。元民主党代表の岡田克也や「排除」対象とされた元首相の野田佳彦らは民進党を離党し、無所属のままだ。立民、国民、無所属の3分裂状態は続く。

 ただ、政策がバラバラな野党が選挙前に結集しても、党内でいさかいの絶えなかった「選挙互助会」と揶揄(やゆ)された民主党の二の舞になるのは目に見ている。(敬称略、肩書は当時)

5604チバQ:2018/06/27(水) 21:12:11
https://www.sankei.com/politics/news/180622/plt1806220004-n1.html
2018.6.22 09:00
【平成30年史 政界再編(5)】
野党の枠組みに与さぬ異端の存在…共産党 綱領改定で現実政治に接近
 日本国憲法施行から71年となった5月3日、憲法改正に反対する市民団体が都内で開いた集会。共産党委員長の志位和夫は、立憲民主党代表の枝野幸男ら野党党首と同じ壇上に並んでいた。

 「安倍晋三政権による9条改憲は許さない。この1点で力を合わせ、市民と野党の共闘を発展させて安倍政権もろとも9条改憲のたくらみを葬り去ろうじゃございませんか!」

 こう呼び掛けた志位は枝野らとがっちり握手を交わした。他の野党とともに志位が政権批判を叫ぶ光景は今では日常となっている。しかし平成に改元した頃は違った。政界再編がめまぐるしかった平成において共産党は唯一、分裂も合流とも無縁だった。独立独歩といえば聞こえはいいが、他の野党も距離を置く異端の存在だった。

 
■ ■ ■
 

 約30年前、「共産党をのぞく野党」は常套句だった。自民党と社会党などの野党が敵対する構図は今も昔も同じだが、共産党はその「野党」の枠組みからも外れていた。平成5年発足の非自民の細川護煕連立政権しかり、21年誕生の民主党政権も「非共産」だった。

 党綱領で自衛隊の解散と日米安全保障条約の廃棄を要求し、16年まで「天皇制」の廃止を意味する「君主制の廃止」をうたっていた共産党は、左派系の他の野党さえ敬遠する存在だった。

 転機は安全保障関連法の制定だった。同法が未明に成立した27年9月19日午後、共産党は緊急の第4回中央委員会総会(4中総)を開き、「国民連合政府」構想を提唱。志位らは「一緒に清水の舞台から飛び降りましょう」と他の野党に選挙協力を呼び掛けた。以後、市民団体も交えた街頭での活動が定着している。

 昭和57年以降、党委員長、議長を長く務め、現在も党に多大な影響力を誇る党社会科学研究所所長の不破哲三は昨年7月19日の党創立95年記念講演会で、感慨深そうにこう語った。
 「安保法制反対の闘争は『共産党を除く』(という)壁を全国的な規模で一挙に打ち砕きました。こうして生まれた市民と野党の共闘は、まさに戦後政治の歴史を画する壮挙だと言わなければなりません」

 
■ ■ ■
 

 平成28年夏の参院選で共産党は国政選挙で初めて他党の候補を全国的に推薦した。国対委員長を20年以上務める穀田恵二は「私たち自身も変わらなければと思ってやった。従来では考えられない方向転換だった。うちは常に除かれる方で…」と感慨深そうに振り返る。

 不破も山梨で共産党公認ではない野党統一候補の応援のため街頭演説に立った。32の1人区全てで実現した野党統一候補は自民党公認候補の当選を21にとどめた。共産党が擁立した統一候補は香川のみで敗れはしたが、25年の参院選で自民党が31の1人区(当時)で29勝したことと比べれば野党の大健闘だった。

 勢いをそのままに29年1月の第27回共産党大会には、自由党代表の小沢一郎ら初めて他の野党幹部が勢ぞろいした。かつて自民党幹事長を務めた小沢の登場に歓喜する古参党員もいた。「時代は変わった」と。

 しかし、旧民進党幹事長として共産党と安保法制で共闘し、現在は野党第一党の代表を務める枝野は一貫して「共産党と連立政権をともにすることはない」と強調する。共産党には、30年たっても変わらない大きな壁が依然立ちはだかっている。

5605チバQ:2018/06/27(水) 21:13:32
 「人権抑圧と侵略戦争を推進 天皇が死去」

 「新元号『平成』の使用を国民に強制するな」

 1989年1月8日、すなわち昭和天皇が崩御された翌日の共産党機関紙「赤旗」(現しんぶん赤旗)の1面には、こんな見出しと記事が並んだ。戦後においても「対米従属の国家体制の『象徴』」とし、読者投稿欄やテレビ・ラジオ欄も含め16ページ全てに昭和天皇批判の記事を満載した。

 非難は連日続き、10日付では議長の宮本顕治がインタビュー形式で登場。「日本歴史上最大の惨禍もたらした人物」と罵り、「民主主義日本のためには、天皇制という合理的でない制度をなくさなければなりません」と明確に訴えた。

 
■ ■ ■

 27年後の平成28年1月、共産党は天皇陛下ご臨席の国会の開会式に事実上初めて出席した。赤旗は昨年4月、昭和から平成への改元を機にやめていた元号の併記を復活させた。

 開会式出席について、党中央委員で広報部長の植木俊雄は天皇陛下のお言葉について「政治的な面」がなくなったからと説明する。昭和26年10月11日の開会式で、昭和天皇は「全国民とともに熱望してきた平和条約の調印がようやく終わったことは、諸君とともに誠に喜びに堪えない」と述べられた。ソ連などを除いたサンフランシスコ平和条約の調印(26年9月8日)に共産党は反発していた。

 しかし少なくとも平成以降は、類似のお言葉はなく、共産党が2年前から開会式に出席したことの合理的な説明にはならない。赤旗の元号併記も植木は「読者の要望があった」と説明するが、この時期に要望が急増した形跡もうかがえない。むしろ野党共闘の障害を取り除くためと解釈するのが自然だが、共産党は決して認めようとしない。

 
■ ■ ■

 安全保障法制をめぐる野党共闘や開会式出席といった共産党の転換の理由を探ると、平成16年1月の第23回党大会で決定した綱領の改定に行き当たる。昭和36年以来の全面的な改定だった。

 綱領にはそれまで「君主制を廃止」や「人民革命」などといったおどろおどろしい言葉が躍っていた。しかし、宮本もこだわっていた「君主制を廃止」が削除されたことで皇室の容認に転じ、「革命」についても抑制的な表現となった。植木は「現状に則し、一般の国民にも分かるようにいかに具体化するかということで、より現実政治に近づけて提示した」と説明する。

 しかし、かつて共産党政策委員長を務め、平成17年に離党した筆坂秀世は、綱領改定で皇室の容認に転じたことについて「国民への迎合路線だ」と切り捨てる。開会式出席についても「野党共闘の話が進み始めた。非常にタイミングがよかった」とし、こう続けた。

 「立憲民主党などの他の野党がみんな小さくなり、自分たちだけでは何もできない。だから共産党も仲間に入れてもらえるようになったというだけだ」

 共産党は現在の綱領でも自衛隊の解消や日米安全保障条約の廃棄を明記している。自衛隊への党見解は「憲法違反」とする一方で、将来国民の合意で自衛隊がなくても安全だという環境ができるまでは存続を認めるという立場で、実に分かりにくい。

 立憲民主党など他の野党でこれに同調する動きはない。共産党提唱の「国民連合政府」による連立政権が仮に誕生した際、共産党綱領にどう対応するかという協議は野党間で一向に行われないまま、ひたすら「安倍晋三政権打倒」を叫んでいる。

 
■ ■ ■

 共産党国対委員長の穀田恵二によると、最近は雇用や長時間労働の問題などを理由に「共産党の主張に賛同する若者が増えている」という。しかし、党員は確実に減少している。

 2年の党員数は約50万人、赤旗の部数は日刊紙、日曜版合わせ約300万部だった。それが29年は党員約30万人、赤旗は113万部に激減した。共産党は政党助成金制度に頼らず赤旗などの発行が収入の85%を占めるだけに、台所事情は苦しい。

 筆坂は「昔はロシア革命に続け、と具体的な課題が目の前にあったから若者が命がけで党に入った。しかし、それが今はない。若者を引きつける力もないということだ」と語る。

 綱領に現在も「共産主義への前進」を明記する共産党は党名変更を検討の俎上に載せていない。委員長の志位和夫は「私たちは資本主義という社会で人類は終わりではないという根本的な考えを持っている。党の名前に理想を隠さないで堂々と書いている」と説明する。次の30年、共産党はどう変わるのか、それとも変わらないのか。(敬称略)

 =第10部おわり

 

 

 この企画は宮本雅史、坂井広志、酒井充、大谷次郎、水内茂幸、大島悠亮が担当しました。

5606 チバQ:2018/09/13(木) 23:30:36
>>4481
774 とはずがたり 2018/09/13(木) 17:12:29
>>773
 ここで言う「中核派・全学連」とは、中核派の傘下団体として全学連という意味である。 

 中核派・全学連委員長は最近まで元法政大の斎藤郁真氏(30歳)が7年ほどつとめていた。昨年、衆議院議員選挙で東京8区から立候補しており、社会運動の関係者のあいだでは知られた存在ではある。その斎藤氏に代わって、高原氏が就任する。

 これまで、中核派の全学連委員長といえば退学処分を受けた、何回も逮捕歴があるなど、「歴戦の強者」感があったが、高原氏は東大にまじめに通い、逮捕されたことはない。
 
 中核派はこれまでの活動から反社会的集団と見なされてきた。そのとおりだろう。彼らはむかしと変わらず、暴力革命を起こそうとしているのだろうか。中核派・全学連の新しいリーダー、高原氏に話を聞いてみた。

――中核派に入ったきっかけは何ですか。
 
 2015年に東大入学後、すぐに駒場の自治会活動をはじめます。そのころから学生運動を再建しなければならない、運動をもっと盛り上げていこうと思っていました。翌年、中核派・全学連メンバーから話を聞くようになり、中核派のこれまでのバカ正直な闘い方に魅力を感じるようになりました。彼らが運営する「前進チャンネル」や駒場で撒かれたビラのクオリティーの向上をみて、中核派が「本気でやっている」と感じたことが大きい。わたし自身、革命をめざしており、党派として原理原則を貫く中核派の姿は正しいと思ったからです。自分にとって中核派の活動がしっくりきました。

――東大ではどのような活動を起こしていたのですか。
 
 たとえば、16年、駒場キャンパスでスポーツ先端科学研究拠点をつくることになり、これは大学のオリンピック協力につながるとして反対し、自分1人でビラを撒き、ポスターを作るなどの運動をしていました。政府による大学支配、大学自治解体の反対を訴えるためです。大学は学問の自由を守るべきであり、産学連携を進めるべきではないという立場です。教養学部自治会でやりたかったのですが、それはできなかった。文部科学省と闘うためには、自分1人の活動ではむずかしい、そんなとき、中核派と出会い、昨年、全学連に結集したわけです。

――暴力革命、武装闘争を否定しない中核派に反発する声が多くあります。
 
 国家権力は暴力である。わたしは、中核派に入る前から、カール・シュミット、マックス・ウェーバーなどを読んで、国家権力のあり方を考えてきました。国家権力に対抗するためには暴力しかない、ということです。その上で、中核派が大学や街頭で火炎ビンを投げたような闘争を、いますべきかといえば、そんな時期ではない。このような武装蜂起は、幅広い労働者階級の支援がなければやれるものではない。広範に支持されない闘争はすべきではない。一方、国会での議論はペテンである。そこで、わたしたちはゼネストを打って革命をめざす。そういう理解のされ方でいいと思います。ただ、いまの安倍政権を見て、むかし中核派がやっていたヤバイことをしなければ体制は変えられない、という声も出ている。それは一理あるでしょうね。

(以下略)

5607名無しさん:2018/09/17(月) 07:44:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180915-00000002-utyv-l19

自民党・長崎元衆院議員が山梨知事選出馬の意向
9/15(土) 19:00配信

UTYテレビ山梨
自民党・長崎元衆院議員が山梨知事選出馬の意向
写真:UTYテレビ山梨
年明けの知事選に長崎幸太郎元衆院議員が立候補する意向を周囲に伝えていたことが分かりました。
関係者によりますと、自民党の長崎幸太郎元衆院議員はきょうまでに一部の支援者に対し来年の知事選に出馬する意向を伝えたということです。
自民党県連の委員会は県連会長の森屋宏参院議員に立候補を要請していますが、固辞する意向とされ、一部の地域支部が長崎さんの擁立を求めていました。
長崎さんを巡っては、過去の衆院選で対立した経緯から党内で反発もあり、県連は分裂が避けられない状況となっています。




[UTYテレビ山梨]

5608 チバQ:2018/10/04(木) 11:15:12
いちおー
8332 チバQ 2018/10/03(水) 18:21:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000658-san-pol
山梨県知事選、自民・宮川典子衆院議員「出馬しない」
10/2(火) 20:39配信 産経新聞
 年明けの知事選に向け、自民党の県議18人から出馬要請を受けていた宮川典子衆院議員(比例南関東)は2日、取材に対し「知事選には出ない」と述べた。すでに18人に文書で伝えたという。

 宮川氏は「後援会の幹部全員から『受けるべきでない。国政に邁進すべき』といわれた。私も国政で頑張るつもりだ」と理由を説明した。

 出馬を求めてきた県連の皆川巌会長代行は「勝てる候補は宮川さんしかいなかった。残念の極み」と述べた。3日に県連で今後の対応を協議する。

 皆川氏に出馬を望む声があることについては、「自分一人では決められない。みなさんと協議する」と述べるにとどめた。

 県連内では、臼井成夫幹事長らが長崎幸太郎・元衆院議員を推す動きもあり、宮川氏の擁立を期待していた複数の県議は「長崎氏では今のところ県連として挙党態勢では臨めない」としている。

5609チバQ:2018/10/21(日) 21:06:30
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASLBM4WDTLBMUTIL02G.html
衆院選応援に勤務中の職員を度々派遣 名古屋の医療法人
19:37朝日新聞

衆院選応援に勤務中の職員を度々派遣 名古屋の医療法人

選挙支援の構図

(朝日新聞)

 東海・関東地域で20の医療機関を展開する医療法人「偕行会(かいこうかい)」グループ(本部・名古屋市)が、2014年の総選挙の際、工藤彰三・国土交通政務官(自民、衆院愛知4区)と、岡本充功・元厚生労働政務官(国民民主、衆院比例東海ブロック)の選挙運動に、勤務中の複数の職員を派遣していたことがわかった。

 給与などの報酬を支払ったうえで選挙運動をさせていれば、選挙運動と勤務の実態によっては、選挙運動者への利益供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。

 同グループの内部資料などによると、14年12月の総選挙の際、グループの法人本部の担当者が病院などの現場責任者にメールで、公示日の集まりや演説会への職員の派遣を依頼。公示日には、工藤氏と岡本氏の両陣営に計30人超の職員が派遣された。この日や選挙期間中に街頭や事務所で投票の呼びかけなどをしたという。公示日とは別の日にあった工藤氏の個人演説会には、手伝いとして30人超の職員が駆けつけた。

 元幹部や元職員によると、この間、休暇はとっておらず、出勤扱いだったという。

 偕行会グループの川原弘久会長は当時、工藤氏が代表の政治団体「彰友会(しょうゆうかい)」の会長を務めていた。

 医療法人による選挙支援では、「徳洲会」グループが創設者の親族の選挙応援に病院職員らを多数派遣し、報酬などを支払っていたとして、公選法違反(運動員買収など)の罪で14年に幹部らが有罪判決を受けた。

 偕行会グループの14年の選挙支援は公選法違反の公訴期限(3年)が過ぎている。

 同グループをめぐっては、彰友会が15年に開いた会費制の「国政報告会」の出席を、総務部の担当者が取引先に依頼する支援もしていた。この国政報告会を含め、工藤氏側が13〜15年に開いた計5回の会費制の集会の収支を政治資金収支報告書に一切記載していなかったことが分かっている。(沢伸也、竹井周平)

5611 チバQ:2019/01/14(月) 17:40:58
こちらにも貼らせて
2906 とはずがたり 2019/01/14(月) 10:15:20
まあ予期はしていたが遂に記事に出る。もうこうなったら仕方が無い。
二階派に逝って貰った方がすっきりするが民主系保守派を応援してきた身から云うと残念と云うしか無いが熊さんで免疫は付いている。やむを得ん。

細野豪志氏、自民入り探る 無所属の展望見えず二階派接触、地元は反発
https://www.sankei.com/politics/news/190113/plt1901130007-n1.html
2019.1.13 21:05政治政局

 旧民主党政権で環境相を務め、現在は無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が自民党入りを模索している。“野党のホープ”として将来を期待され、小池百合子東京都知事らと旧希望の党を結党して政権奪取を目指したが失敗に終わり、展望が開けないためだ。二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)の関係者らと水面下で接触し、機会をうかがうが、地元の反発は強く、ハードルは高い。(奥原慎平)

 「早々に細野氏を二階派に迎え入れてもいい」


 昨年12月17日、二階氏は自身に近い静岡県連幹部らと党本部で地方選情勢について意見を交わした際、こう述べた。細野氏は旧民主党などで一貫して自民党と対峙(たいじ)してきた。それだけに、二階氏の発言を聞いた関係者は驚きを隠せない。

 細野氏は当選7回を数え、旧民主党政権で原発事故担当相や環境相、党幹事長を歴任。旧民進党で代表代行も務めた。しかし、憲法改正に関する見解の相違などから平成29年8月に離党。旧希望の党を結成したが、野田佳彦前首相らの入党を拒んで反発を招き、昨年5月以降は無所属を続ける。

 政治活動は活発とはいえず、八方ふさがりの細野氏は二階派議員らと会食を重ね、地元の自民党県議にも入党への感触を確かめているという。細野氏は自民党入りを否定せず、「いろいろな人が努力してくれている。自分の口からは話すことはできない」と含みを持たせる。

 二階派は平成研究会(現竹下派、56人)に在籍経験のある今村雅弘元復興相や桜田義孝五輪相ら他派閥からの移籍組を積極的に受け入れ、勢力を拡大してきた。二階派幹部は細野氏について「政治キャリアを考えれば自民党で仕事をしてもらいたい議員だ」と前向きだ。二階派の関係者は「特別会員として二階派に加入させ、次期衆院選で勝利したら追加公認する可能性がある」と道筋を描く。

 ただ、細野氏と長年敵対してきた地元の反発は強い。自民党県議らが昨年12月初旬に行った意見交換では反対意見が大勢を占めた。参加した県議は「選挙のたびに辛酸をなめた相手だ。党本部が決めても自分たちには意地がある。『はい、そうですか』と認められない」と率直に語る。

 政党を渡り歩く細野氏には「節操がない」との声も上がる。そんな細野氏に二階派側は「踏み絵」を用意。今年の統一地方選と参院選の自民党候補支援といった貢献を内外に示すことだ。ただ、静岡5区は岸田派(宏池会、48人)所属の吉川赳・元衆院議員が党支部長を務め、再起に意欲を示す。岸田派の中堅は「細野氏が5区から出るなら新たな党内対立を招きかねない」と警戒している。

5612 チバQ:2019/04/21(日) 21:13:49
弔い戦で負ける例も珍しい
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190421-00000042-jnn-pol
衆院大阪12区補選、藤田文武氏が当選確実

4/21(日) 20:18
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Copyright(C) Japan News Network. All rights reserved.

 衆院選大阪12区の補欠選挙は日本維新の会の新人、藤田文武さんが当選を確実にしました。

 衆議院大阪12区の補欠選挙で当選を確実にしたのは、日本維新の会公認の新人の藤田文武さん(38)です。

 今回の補欠選挙は自民党の北川知克衆院議員の死去に伴い行われたもので、自民党は北川さんの甥の北川晋平さん(32)を擁立し、公明の推薦も得て、議席の確保を図りましたが、及びませんでした。JNNなどが行った出口調査では、藤田さんが北川さんをリード、早々と当選を確実にしました。

 夏の参議院選挙の前哨戦となる今回の補欠選挙ですが、維新の会が大阪府知事、市長のダブル選に続き、衆議院の補選でも議席を獲得しました。(21日20:01)

最終更新:4/21(日) 21:09

5613 チバQ:2019/04/21(日) 21:15:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000546-san-pol
衆院補選 大阪は維新、沖縄は野党が勝利 完敗の自民は参院選に打撃

4/21(日) 20:24配信��
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20日午後、京阪寝屋川市駅前で支持を訴える藤田文武氏と日本維新の会の松井一郎代表(左)=大阪府寝屋川市(沢野貴信撮影)

 衆院大阪12区と沖縄3区の両補欠選挙は21日投開票され、大阪12区は日本維新の会新人の藤田文武氏(38)、沖縄3区は社民、共産両党など「オール沖縄」が支援した無所属新人、屋良(やら)朝博(ともひろ)氏(56)がそれぞれ初当選を確実にした。自民党が衆参両院の補選で公認候補を立てて敗れたのは、平成24年の第2次安倍晋三内閣発足以降初めて。与党は夏の参院選に向け戦略の見直しを迫られる。

 大阪12区補選は、自民党の北川知克元環境副大臣の死去に伴って行われた。維新が大阪府知事・大阪市長のダブル選を制した勢いに乗り、藤田氏が優位に選挙戦を展開した。

 一方、北川氏のおいで自民新人の北川晋平氏(32)=公明推薦=は「弔い合戦」をアピールした。安倍首相や党幹部が相次ぎ応援に入ったが、自民は議席を失った。自民支持層の一部が藤田氏や無所属元職の樽床伸二氏(59)に流れたことも響いた。

 共産党は野党共闘を目指すため、元衆院議員の宮本岳志氏(59)を無所属で擁立した。共産、自由両党は推薦したが、立憲民主、国民民主両党は自主投票とした。主要野党は夏の参院選に向け、共闘態勢の構築に課題を残した。

 樽床氏は大物議員の応援を頼らず独自のスタイルを貫いたが、議席の復活はならなかった。 

 玉城(たまき)デニー氏の沖縄県知事への転身に伴う沖縄3区補選は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設に反対する屋良氏が、野党支持層を中心に支持を広げた。

 移設を容認する自民新人で元沖縄北方担当相の島尻安伊子(あいこ)氏(54)=公明推薦=は、沖縄の経済振興などを訴え、組織戦を展開したが及ばなかった。与党は昨年の県知事選に続く連敗となった。

5614チバQ:2019/04/22(月) 00:09:29
>>3664>>3739とか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190420-00000028-mai-pol
自民の改憲議論を主導 保岡興治元法相が死去 79歳
4/20(土) 13:15配信
元法相で元自民党衆院議員の保岡興治(やすおか・おきはる)さんが19日夜、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の病院で死去した。79歳だった。葬儀の日程は未定。

裁判官、弁護士を経て1972年に衆院初当選し、当選13回。衆院旧奄美群島区で徳田虎雄元衆院議員と「保徳戦争」と呼ばれた激しい選挙を繰り広げたことでも知られる。

 2000年に森内閣、08年に福田内閣で、2度法相を務めた。自民党憲法調査会会長、憲法改正推進本部本部長などを歴任し、自民党の改憲議論を主導した。2017年衆院選に出馬せず引退した。

5615 チバQ:2019/06/14(金) 19:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190614-00010008-ksbv-l33
次期衆院選 国民民主党が岡山4区に三宅和広さんを擁立

6/14(金) 18:32配信��


 国民民主党は、次の衆議院選挙の岡山4区に柚木道義議員の元政策秘書三宅和広さんを擁立することになりました。

 次の衆院選で国民民主党から岡山4区に立候補を表明したのは、元岡山県議会議員の三宅和広さん44歳です。産業の振興や教育の再生に取り組みたいとしています。

 三宅さんはこれまで、柚木さんなど国会議員の政策秘書を務め、2011年4月からは岡山県議を2期8年務めました。今年4月の県議選では倉敷市・都窪郡選挙区から無所属で出馬し、落選しています。柚木議員は去年、国民民主党を除籍処分になっています。

(国民民主党/津村啓介 議員)
「(岡山4区は)空白区という扱い、野党共闘の対象と見なされていないということが今回の擁立の出発点」

最終更新:��6/14(金) 18:32

5616チバQ:2019/06/18(火) 23:39:29
https://www.asahi.com/articles/ASM6L663FM6CTIPE03W.html?iref=comtop_8_05
現金「もらってもらえんば困る」 谷川陣営選挙違反疑惑
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2019年6月18日20時07分
 2017年10月の衆院選を巡り、自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)の選挙運動員が、朝日新聞の取材に対し、報酬として現金を受け取っていたことを認めた。運動員らは「事務所関係者から、(現金入りの)茶封筒を渡された」などと証言した。

 谷川氏の東京事務所は「適正に選挙運動を行っていると認識している。念のため、事実関係を確認しているが、相応の時間を要する」と書面で回答した。

 長崎県大村市の女性は17年10月の衆院選期間中、市内にある谷川氏の選挙事務所で、支持を訴える電話をかけたと証言した。

 選挙後のある日、谷川氏の事務所関係者が自宅に来て、茶封筒を差し出したという。ほかの議員の選挙をボランティアで手伝った経験がある女性は、不審に思って「もらっていいと?」と聞くと、この関係者は「もらってもらえんば困る」「これは自分も預かって来ているから」と答えたという。

 受け取った金額は時給740円…

https://www.asahi.com/articles/ASM6C5GTLM6CTIPE02V.html?iref=pc_extlink
自民・谷川氏側、選挙運動員に現金 公選法違反の可能性
2019年6月18日19時58分
 長崎3区選出の自民党・谷川弥一衆院議員(77)の選挙事務所が、2017年10月の衆院選の後、複数の選挙運動員に報酬として現金を渡していたことが、朝日新聞の取材でわかった。公職選挙法は原則、運動員への報酬を禁じている。

 谷川氏はこの衆院選で、新顔3人を破って6選を果たした。これまでに文部科学副大臣などを歴任している。谷川氏の東京事務所は「適正に選挙運動を行っていると認識している。念のため、事実関係を確認しているが、相応の時間を要する」と書面で回答した。

 公選法は、電話や街頭で候補者への支持を有権者に働きかける選挙運動員について、無報酬を原則とする。上限付きで報酬を支払えるのは、選挙カーのアナウンス担当や選挙事務所の事務員などに限られる。運動員に報酬を支払ったり、アナウンス担当らに上限を超えて支払ったりすると公選法違反(日当買収)にあたる可能性がある。

 朝日新聞は、いずれも宛名が「谷川やいち選挙事務所」、ただし書きが「報酬、謝礼として」と記載された延べ22人分の領収証の存在を確認した。このうち日当買収が疑われた13人の領収証の日付は17年12月22〜29日。いずれも受取人欄に手書きの署名と押印がある。領収額は1人につき2220〜24万円で、合計は117万3880円だった。

 別の内部資料には、領収証と同じ13人の名前と金額の記載がある。うち7人には「電話」、4人には「ウグイス嬢」などとそれぞれ選挙中の役割とみられる記述もあった。

 13人のうち「電話」の3人が、支持を訴える電話がけの報酬として、領収証に記載された現金を受け取ったことを認めた。別の「電話」「ウグイス嬢」と事務員の計5人は、領収証の署名が自分の字と認めたが、現金受領は「覚えていない」と答えた。

 谷川氏側が選挙後に長崎県選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、「ウグイス嬢」と事務員へ法定内の報酬を支払ったことが記載されているが、いずれも領収証とは日付と金額が異なる。

5617とはずがたり:2019/06/23(日) 19:49:32
2017年の記事
>同党はこれまで選挙区総支部長に原則として次期衆院選の立候補予定者を充ててきたが、同党から分かれた希望の党や立憲民主党の国会議員との再結集の余地を残すため、3、7区を除きあえて地方議員を総支部長に充てることにした。

2017.12.12 07:07
民進静岡県連、総支部長に地方議員 空席の6選挙区で
https://www.sankei.com/region/news/171212/rgn1712120026-n1.html

 民進党県連は、空席になっていた衆院6選挙区の総支部長を決定し、11日から各総支部ごとに県選挙管理委員会への届け出を始めた。

 新たに総支部長に決まったのは、1区が鈴木智県議(静岡市駿河区)、2区が八木伸雄・島田市議、4区が林芳久仁県議(静岡市清水区)、5区が桜町宏毅県議(富士市)、6区が曳田卓県議(沼津市)、8区が田形誠県議(浜松市南区)。3区は10月の衆院選に無所属で出馬し落選した小山展弘元衆院議員、7区は県連会長の榛葉賀津也参院議員が引き続き務める。

 同党はこれまで選挙区総支部長に原則として次期衆院選の立候補予定者を充ててきたが、同党から分かれた希望の党や立憲民主党の国会議員との再結集の余地を残すため、3、7区を除きあえて地方議員を総支部長に充てることにした。

5618とはずがたり:2019/06/23(日) 19:53:15
>国民民主党。衆院静岡1、2区に新人の公認候補を内定し、5区でも月内に新人を擁立する方向だったが「保留」にした。

>国民県連は5月末、連合静岡に1、2区の新人2氏の推薦願を出そうとしたが、野党間の候補者調整を求められ、受け取りを拒否された。

>1区は近く、立民が元県議の擁立を決める見込み。
>立憲民主党県連の杉山淳幹事長は、衆院選の候補者擁立について「一度リセットする」と述べた。静岡4区の候補者として名前が浮上していた旧民進党4区総支部長の擁立には慎重な見方を示した。

4区は林芳久仁県議の名が挙がっていた?

1区の元県議って誰だ?鈴木智では今年落選したので元職ではないな。。2014年にもめぼしい落選者居ないし静岡市外の元職??

静岡県内各党 参院選の態勢固めにかじ (2019/6/21 07:55)
https://www.at-s.com/sp/news/article/politics/shizuoka/648351.html
参院選しずおか 2019

 衆参同日選が見送られる見通しになったことを受け、静岡県内各党は20日、参院選単独の態勢固めにかじを切った。組織を引き締め、攻勢に出る自民。候補者調整が成らなかった野党は、衆院選空白区への擁立作業を棚上げし、支援組織固めに躍起だ。
 参院選静岡選挙区(改選数2)に、3選を目指す現職牧野京夫氏(60)を立てる自民党県連の竹内良訓幹事長。取材に対し「参院選1本に態勢を明確化して走りだす」と力を込めた。既に、東中西の各地区ごと県議を選対委員長に据える組織体制を構築し、前回選以上の得票を目指す。
 新人徳川家広氏(54)を擁立する立憲民主党県連の杉山淳幹事長は、衆院選の候補者擁立について「一度リセットする」と述べた。静岡4区の候補者として名前が浮上していた旧民進党4区総支部長の擁立には慎重な見方を示した。
 現職榛葉賀津也氏(52)の4選を目指す国民民主党。衆院静岡1、2区に新人の公認候補を内定し、5区でも月内に新人を擁立する方向だったが「保留」にした。岡本護県連幹事長は「参院選をしっかり戦う。それが次の衆院選につながる」と戦略を描く。
 国民県連は5月末、連合静岡に1、2区の新人2氏の推薦願を出そうとしたが、野党間の候補者調整を求められ、受け取りを拒否された。1区は近く、立民が元県議の擁立を決める見込み。国民県連の関係者は「衆院選までに態勢を整える時間的余裕ができた」と本音をのぞかせる。
 新人鈴木千佳氏(48)が出馬する共産党県委員会も参院選に注力する。諸派新人の畑山浩一氏(49)も出馬を予定する。

5619名無しさん:2019/06/23(日) 21:30:53
>>5618
1区の元県議は一応、小田巻進(駿河区・2007年初当選、2011年引退)もいますね
今は66歳なんで新人としては年がいってる感じがしますが、選挙区内だと他に該当しそうなのがいない・・・

5620和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2019/06/24(月) 22:54:03
1区・5区立憲
2区・4区国民
3区 立憲 国民バッティング
あれ柚木は?

衆院岡山5区に鎌田氏擁立へ 立民県連、26日正式決定見通し

2019/6/24 20:56 (JST)
©株式会社山陽新聞社





 立憲民主党県連は24日、次期衆院選岡山5区の公認候補予定者として、新人で元沖縄県職員の鎌田桂輔氏(32)=岡山市中区東山=の擁立を決め、党本部に上申したと発表した。26日の党本部常任幹事会で正式決定する見通し。

 鎌田氏は大阪市出身で大阪大法学部卒。沖縄県職員や衆院議員秘書、岡山市議の事務所職員を経て、今年5月からは同県連職員を務めている。

 岡山5区では、共産党が新人の美見芳明氏(62)の擁立を決めている。同選挙区の現職は、自民党の加藤勝信総務会長(63)。

5621チバQ:2019/06/26(水) 10:37:21
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/521674/
公選法違反疑い谷川陣営告発へ 自民長崎、関係者が会見
2019/6/26 6:00
西日本新聞 社会面
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記者会見で、捜査機関への告発の準備をしていると明らかにした元会計担当の男性=26日午後1時半、長崎県庁


 自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)の事務所が2017年衆院選後、選挙運動員らに報酬として現金を渡したと報道された問題で、西日本新聞の取材に応じた当時の事務所会計担当の男性が25日、記者会見し、公職選挙法違反(日当買収)の疑いで捜査機関への告発を準備していることを明らかにした。

 公選法は、電話で候補者の支持を訴える運動員について無報酬と定め、選挙カーのアナウンス担当者に支払う報酬の上限額を規定している。男性は長崎県庁での会見で領収書などを示し、電話担当者に報酬を支払い、アナウンス担当者らには上限を超える報酬を渡したとあらためて証言。「私だけが罪から逃れられるとは思わない。(不正を)ただしてほしい」と語り、捜査機関の任意聴取に応じる考えも示した。

 同席した代理人弁護士は「男性は出納責任者ではないが、実質的な会計責任者なので(谷川氏は)連座制の対象になる」と話した。

 谷川氏の事務所の代理人弁護士は取材に「調査中で事実を確認できていないので、言えることは何もない」と述べた。

5622 チバQ:2019/07/07(日) 23:53:59
村岡敏英は自民中泉を支援
1444 チバQ 2019/07/07(日) 08:43:07

https://sp.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190706_07.html
<参院選>秋田選挙区序盤情勢/中泉氏に寺田氏迫る
2019年07月06日 土曜日
 再選を目指す中泉(自現)が先行し、野党統一候補の寺田(無新)が激しく追い上げている。
 中泉は強固な党組織に支えられ、地盤の秋田市を中心に保守票を固めつつある。党の県選出国会議員や地方議員がフル回転。佐竹敬久知事や県南を地盤とする村岡敏英元衆院議員の支援を得た。公明支持層にも浸透する。

5623 チバQ:2019/07/23(火) 14:58:20
1904 チバQ 2019/07/23(火) 00:46:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000666-san-l22
参院選・静岡 自民は“票回し”疑惑の真偽解明へ


 今回の野党分裂が次期衆院選での野党共闘に与える影響については「競合するところは現職優先の原則で(候補者)統一がなされるべき」と同党の従来の見解を述べた。その上で静岡市葵区では徳川氏の得票が榛葉氏を上回り、比例の得票も立民が国民より多いと指摘して「衆院静岡1区(の統一候補)は当然、立民の候補になる」と、すでに同区での候補擁立を発表した国民にくぎを刺した。

5624チバQ:2020/05/18(月) 23:31:57
すげえなあ
こんなのが衆院選に野党第1党の候補者として出馬してたのか・・・
https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1251393924339359744
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
現在、1万人近くの感染者がいますが、日本人は4226人です。

半分もいません。外国人を私たち日本人の税金で治療し、外国人が病床に寝ているため、日本人が治療を受けることができません。

#治療は日本人優先

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1253713976157802496

橋本琴絵
@HashimotoKotoe
お腹の赤ちゃんは人間じゃないの。
だから殺していいし、10万円も受け取れないの。

日本は法律で「お腹の赤ちゃんに人権はありません」って定めてるの。

この事実を踏まえた上で胎児に人権を認めるか否かの議論をすべき。

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1253598151887302659
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
現在11772人の感染者がいますが、日本人は5329人です。

外国人が病床に寝ているため、日本人が入院拒否されて2人も死にました。
殺されたも同じです。

外国人の治療費は日本人の税金です。

こんな不正が許されていいのでしょうか? いや、良いはずがありません。
#治療は日本人優先

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1256465291107696640
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
電子掲示板でトラブルを起こした相手へ心理的攻撃を加えるために無差別殺人をした加藤智大死刑囚が、Twitterをしていたらどうなっていたことだろう。

Twitter歴13年の私のように煽り職人として人間国宝となっていたか、結局無差別殺人するのか。

5625チバQ:2020/05/21(木) 11:30:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000005-akt-l05

次期衆院選「秋田3区」野党候補者は? 各党連携も候補者はいずれかの党で「公認」の方針


5/20(水) 19:33配信

秋田テレビ






秋田テレビ

 秋田県内の野党3党などで組織する政治団体は20日、次の衆院選の秋田3区の候補者をいずれかの党の公認として擁立する方針を固めた。

 立憲民主・国民民主・社民の野党3党の秋田県組織と連合秋田などで組織する政治団体「あきたの笑顔をつくる会」は20日オンラインで会合を開き、次期衆院選の秋田3区の候補者について意見を交わした。その結果、国会の野党第一党である「立憲民主」を念頭に、いずれかの党の公認として候補者の擁立を目指す方針を固めた。具体的な候補者は決まっておらず、会は引き続き選定を進めていくことにしている。

 現職の衆院議員の任期は2021年10月まで。任期満了による選挙は戦後は1976年の1回のみで、このほかはすべて解散によるもの。
.
秋田テレビ

5626チバQ:2020/06/18(木) 13:40:40
>>5616
https://news.yahoo.co.jp/articles/80e3664321cae47f0e3ab6d8edb90af4ab5e9137

谷川議員の事務所関係者 違法報酬で書類送検へ 公選法違反疑い 2017年衆院選




6/18(木) 9:51配信


長崎新聞


 自民党の谷川弥一衆院議員(78)=長崎3区=の選挙事務所が、2017年の衆院選後に運動員に違法な報酬を支払ったとして、長崎県警は複数の陣営関係者を公選法違反(買収)容疑で近く書類送検する見込みであることが17日、関係者への取材で分かった。
 複数の関係者によると、摘発されるのは選挙事務所の会計担当者や、車上運動員(うぐいす嬢)など複数の陣営関係者に上るとみられる。送検容疑はいずれも17年10月22日の衆院選投開票後、法定を超える違法な報酬を支払い、または受け取った疑い。県警は公選法違反容疑を軸に捜査を進めており、17日までに捜査をほぼ終結。近く長崎地検へ書類送検する見込みという。
 同議員の選挙事務所の違法報酬疑惑を巡っては昨年7月、選挙運動に携わっていた60代男性が、選挙運動を取りまとめる「総括主宰者」2人が運動員に違法な報酬を支払っていたとして、公選法違反容疑の告発状を県警に提出し、受理されていた。
 告発状などによると、事務所はうぐいす嬢に対し、法律で定められた「1日1万5千円」の上限を超える報酬を支払ったり、電話番などの運動員にも法定以上の金額を支払ったりしたなどとしている。
 当時、同陣営でうぐいす嬢を務めた女性は17日までに長崎新聞社の取材に応じ、違法な報酬を受け取っていたことを認め、「違法だと知らず、渡された分をただもらっただけ」と話している。

5627チバQ:2020/06/25(木) 22:39:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASN6T7336N6TTOLB00S.html
自民・谷川議員の関連会社、運動員への違法報酬を負担
2020/06/25 21:46朝日新聞

自民・谷川議員の関連会社、運動員への違法報酬を負担

谷川弥一衆院議員

(朝日新聞)

 自民党・谷川弥一衆院議員(78)=長崎3区=の陣営関係者7人が公職選挙法違反(日当買収)の疑いで書類送検された事件で、運動員に違法に支払われた報酬を、谷川氏が会長を務める谷川建設(長崎市)の関連会社の建築資材販売会社が負担していたことが、捜査関係者への取材でわかった。近く7人の処分を判断する。

 長崎県警捜査2課によると、7人は県内に住む40〜80代の男女で、2017年10月の衆院選後、運動員に対し公選法が定める上限の1万5千円を上回る報酬を支払い、または受け取った疑いがある。捜査関係者によると、違法に支払われた報酬は計約80万円にのぼるという。

 捜査関係者によると、7人には、この建築資材販売会社の元監査役も含まれている。元監査役は、陣営の会計担当者から運動員の報酬総額を聞き、現金を用意。その後建築資材販売会社が補てんしたという。元監査役は谷川建設の取締役も兼ねていたが、5月下旬に監査役、取締役ともに辞任した。「法定外の報酬支払いは常態化していた」と話す陣営関係者もおり、捜査関係者は「長年にわたり、慣習的に違法報酬を工面してきた」とみている。

 建築資材販売会社は朝日新聞の取材に対し「ノーコメント」としている。

 事件を巡っては、会計担当者が昨年7月、陣営幹部2人を公選法違反容疑で刑事告発。2人とともに、この会計担当者も書類送検された。(横山輝)

公職選挙法
書類送検
谷川弥一

5628チバQ:2020/06/25(木) 22:43:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-200625X857.html
菅原前経産相を起訴猶予=選挙区で香典―東京地検
2020/06/25 15:54時事通信

 自民党衆院議員の菅原一秀前経済産業相(58)=東京9区=の秘書が選挙区内で香典を配ったなどとされる公選法違反疑惑で、東京地検特捜部は25日、菅原氏を起訴猶予とした。事実を認め、謝罪したことなどを考慮した。

 特捜部によると、菅原氏は2017年7月〜19年10月、秘書を通じ、選挙区内の延べ27人に対し、親族の死去に伴う枕花や香典の名目で計約30万円を寄付した。

 公選法は、政治家本人が出席した葬式や通夜で香典を出す場合などを除き、選挙区内の有権者への寄付を原則禁止している。特捜部などによると、菅原氏が香典を出した葬儀はほかにも多数あり、大半は菅原氏本人が出席していたという。

 菅原氏は「心から反省している。ご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」などとするコメントを出した。

5629OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:37:10
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/101706447CLUB スローフードジャパン燗酒コンテスト2014金賞受賞セット検索 文字サイズ小中大
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【速報】トイレ盗撮疑い、共産党県幹部を逮捕 17年衆院選に出馬 JR西千葉駅
2023年1月12日 18:57 | 無料公開
大西航容疑者
大西航容疑者
 駅の女子トイレで盗撮したとして、千葉中央署は12日、建造物侵入と千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで市川市大野町1、共産党県委員会書記長、大西航容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月23日午後8時5分ごろ、千葉市中央区春日2のJR西千葉駅構内の女子トイレに侵入し、個室内の女子高校生=県内=をスマートフォンで動画撮影した疑い。容疑者は個室のドアの上からスマホを差し入れた。

 同署によると、同11月21日にJR千葉駅構内で「女性の後ろ姿を撮影した」と110番通報があり、同署員が容疑者のスマホを調べたところ今回の動画を発見。被害者を特定するなど捜査を続けていた。

 共産党県委員会によると、容疑者は元木更津市職員で、2017年の衆院選で千葉12区から立候補し落選した。同委員会の小倉忠平委員長は「党幹部としてあるまじき行為。県民に深くおわびする」とコメントした。

5630OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:38:12
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/162120
次期衆議院選挙・新潟1区、自民支部長選び混迷…塚田一郎氏か佐藤純氏か
「なぜ役員会に“部外者”が」「もっと丁寧に議論を」
2023/1/13 11:57
新1区の支部長選考について議論した自民党新潟支部役員会。他支部とは意見の相違があり、新1区支部長選びは難航が予想される=昨年12月、新潟市中央区

 新区割りで行われる次期衆院選の新・新潟1区で、自民党の公認候補予定者となる選挙区支部長選びが混とんとしている。旧新潟市がエリアの党新潟支部は、旧1区が地盤の塚田一郎衆院議員(比例北陸信越)の推薦を14日に正式決定する方針。一方、新潟市江南区選出の佐藤純県議も名乗りを上げており、新1区に入る江南区の地域支部は佐藤氏推薦を決めた。同じく新1区となる佐渡市の各支部も意向調査を実施予定で、新1区内での一本化は難しい情勢だ。県連内からは早くも「党本部に任せるしかない」との声が漏れる。

 「現支部長の塚田氏を推薦するということで一応、決めさせてもらった」

 新潟支部が昨年12月下旬、新1区支部長の選考を議題に開いた非公開の役員会後、新潟支部幹事長の皆川英二新潟市議はこう話した。

 「現支部長」とは旧1区の選挙区支部長を指す。旧1区支部長は新潟支部長を兼任することが多く、塚田氏も両方を務める。役員会では「議論に時間をかけるべきだ」との意見も出たが、最終的に塚田氏推薦が決まった。

 これに対し、江南区内の亀田、横越両支部は昨年末、佐藤氏の推薦を県連に伝えた。

塚田一郎氏(左)と佐藤純氏

×    ×

 新1区は新潟市の中央区、東区、江南区と佐渡市で構成する。旧1区は旧新潟市とエリアが重なっていたが、新区割りに伴い西区は新2区、北区は全て新3区へ移った。

 ただ、新潟支部は依然として北区の一部や西区を含む旧新潟市の党員らでつくる。

 亀田支部のある幹部は、塚田氏の推薦方針を決めた新潟支部の役員会に、“部外者”の北区や西区の関係者も加わっていたことを疑問視。その上で「なぜか分からないが、新潟支部が現職優位の流れをつくろうとしているように見える。亀田は、それでかえって佐藤県議でまとまった」と内実を明かす。

 佐渡市も「当初は知名度で現職が勝っていた」(県連関係者)が、塚田氏が支部長を務める新潟支部の動きに懐疑的な見方があり、10支部で意向調査を実施することになった。

×    ×

 新潟支部と県連の間では認識の違いも明らかになっている。

 同支部の皆川幹事長は役員会後の取材に、県連幹事長の桜井甚一県議から「あくまでも新潟支部で方向性を決めてくれという話だった」と強調した。

 一方、桜井幹事長は新1区から西区、北区が外れるため、新潟支部内できちんと意見を整理することを求めていたと説明。その上で「もっと丁寧に進めてほしかった」と苦言を呈す。

 新潟支部内にも塚田氏推薦の決定過程をいぶかる向きがあり、一枚岩とはいえない状況だ。こうした現状を踏まえ、県連幹部は「県連では調整が難しいということを(支部長の決定権がある)党本部に上申し、任せるしかないのではないか」と語った。

 新1区ではほかに、立憲民主党県連代表の西村智奈美衆院議員(旧新潟1区)、日本維新の会の石崎徹元衆院議員も立候補の意向を示している。

5631OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:38:34
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/162076
自民新潟県連、衆議院選挙・新4区支部長に鷲尾英一郎氏を上申
2023/1/13 12:00
鷲尾英一郎氏

 新しい選挙区割りで行われる次期衆院選に向け、自民党新潟県連が12日、新4区の候補予定者となる選挙区支部長に鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)を選任するよう求める地元の意向を党本部に上申したことが分かった。

 新4区は、長岡市、柏崎市などを含む。自民では鷲尾氏のほか、泉田裕彦氏(同)が名乗りを上げている。県連によると、新4区内の18地域支部への意向調査で、鷲尾氏を推す声が大勢を占めた。これを受けて同日、書面で上申した。

 関係者によると、意向調査では鷲尾氏を推す支部が15、「県連一任」が3支部で、泉田氏を推す支部はなかった。

 党本部は春の統一地方選を見据え、早期に支部長を選任する方針。今後、地元の意向を踏まえて決定する見通しだ。

 鷲尾氏は旧2区を地盤にしていたが、2019年に自民入りし、21年の前回衆院選では比例に転じた。昨年から長岡市に拠点を移している。

 泉田氏は前回選では長岡市を含む旧5区の公認候補だったが、小選挙区で敗れ、比例復活した。選挙戦や「裏金」問題を巡って旧5区の各支部と溝が生じ、旧5区支部長は務めていない。

 県連の上申について、鷲尾氏は12日、新潟日報社の取材に「大変ありがたい。不退転の決意で徹底して活動し、春の統一地方選や衆院選での勝利を目指す」と話した。泉田氏の事務所は「今この段階で話すのは難しい」とした。

5632OS5:2023/04/25(火) 19:47:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb76bdaec993dcc7c91eea80607547c25d45420
【独自】元衆議院議員の武藤貴也容疑者、路上で知人を車に押し込み監禁の現行犯で逮捕 被害者待ち伏せの男ら5人も
4/25(火) 15:03配信
元衆議院議員の武藤貴也(むとう・たかや)容疑者(43)が東京・千代田区の路上で知人男性を車に押し込み監禁した現行犯で警視庁に逮捕されていたことがわかった。

被害者男性と金銭トラブルがあったものとみられる。

捜査関係者によると、元衆院議員の武藤貴也容疑者はおととい23日、千代田区の路上で、30代の知人男性を車に押し込み数百メートルほど走らせたとして監禁の現行犯で逮捕された。

また被害男性を待ち伏せし、車に連れ込んだウズベキスタン国籍の20代の男ら5人も逮捕されている。

犯行に使われたのはレンタカーで、武藤容疑者自身が運転していたものとみられています。

武藤容疑者は被害男性と金銭トラブルがあったとみられ調べに対し、「押し込んでもいないし、押し込めと指示もしていない」と容疑を否認している。

社会部


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