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第23回参議院議員選挙(2013年)

1やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/14(水) 08:06:13
第22回参議院議員選挙(2010年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/

2382チバQ:2013/07/03(水) 00:25:00
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130702ddlk26010445000c.html
激戦:’13参院選京都/5止 維新 追い風失速「原点」訴え /京都
毎日新聞 2013年07月02日 地方版

 6月27日午後、京都市左京区の京都大正門前。維新新人、山内成介氏(47)が行き交う学生らに自らの顔写真が入ったビラを配った。京大は23年前に卒業した母校。かつて講義を受けた教員を見つけると「先生、変わりませんね」と握手を交わす。ビラを手にした学生には「しっかり勉強しいや」と声をかける。「AKB48」になぞらえ、「“会いに行ける”政治家を目指す」と親しみやすさを打ち出し、新しい政治スタイルを模索中だ。

 学生の多くはビラを受け取ろうともしない。だが、山内氏は「学生に『君ら、上の世代に税金を持って行かれて損してるで』と呼びかけると、立ち止まる学生もいる」と手応えを感じている。

 山内氏は、維新共同代表の橋下徹・大阪市長に共鳴し、「維新政治塾」に入塾。昨年の衆院選京都3区に初出馬した。政治とは無縁だったが4万票余りを得て3位に。山内を含め4選挙区に出馬した維新候補はいずれも2〜3位と健闘し、府内の比例票は約29万票で自民に1万票差に迫り、既成政党を揺さぶった。

 山内氏は参院選でも維新の公募に応じ、今年4月に出馬表明した。ところが、直後の5月、橋下共同代表の「従軍慰安婦」発言問題を機に世論の追い風は失速した。昨年、自民(府議)から維新に移り、衆院京都1区で敗れた田坂幾太・府総支部代表代行は「維新への期待は、あの発言ですっかりこけてしまった」と現状を認める。選挙協力を解消したみんなは6月28日、公認候補を擁立。「非自民」票の受け皿の行方は混迷している。

 山内氏自身、街頭で配ったビラを破られるなど逆風を実感させられる場面にも出くわした。それでも「橋下さんの発言の是非はさておき、家庭や居酒屋で政治が話題になった。大阪で改革を断行した維新の原点を訴えていきたい」と前向きだ。

 一方で、組織作りは進まず「陣営は素人集団」(維新関係者)とも言われる。事務所開きした6月23日、京都在住の維新政治塾OBらがようやく「サポーター会」を結成した。政治塾同期生の会社員男性(28)は「この選挙で維新を根付かせ、若い私たちでも政治に関われることを示したい」と意気込みを語った。

  ◇

 京都選挙区には幸福実現党など諸派も候補者を出す予定。【五十嵐和大】=おわり

==============

 ◇京都選挙区(改選数2)主な立候補予定者
北神圭朗(46)民新

西田昌司(54)自現(1)

木下陽子(33)み新

倉林明子(52)共新

山内成介(47)維新

曽我周作(34)諸新

 (並び順は参院勢力順)

2383チバQ:2013/07/03(水) 00:26:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130630/elc13063011030010-n1.htm
【参院選2013】
TPP交渉前夜(上)“上げ潮”自民に逆風の地
2013.6.30 11:00 (1/5ページ)

TPP参加に伴う北海道十勝管内の農業影響試算
 北海道幕別町のホテルで29日開かれた自民党の中川郁子(ゆうこ)衆院議員の後援会会合は独特の緊張感に包まれていた。日本が7月23日に交渉に参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、中川氏が「謝罪」を口にするかどうか。出席者の関心はこの一点に集まっていたといってよい。

 「十勝の皆さんは入り口から反対でしたが…」

 十勝管内を選挙区とする中川氏は一瞬言葉に詰まった後、意を決したように語り出した。「各国が守りたい事柄を協議する場に(事態は)変わった。『関税ゼロ』でなく守らなければならないものを守る。それをぜひご理解いただきたい」

 続いてあいさつした二階俊博総務会長代行もこう言い切った。

 「北海道の皆さまに顔向けできないことや、中川さんが帰ってこられないことは絶対にしません」

 会場は拍手に包まれた。

 中川氏の「謝罪」に注目が集まったのには伏線がある。安倍晋三首相によるTPP交渉への参加表明を受け、4月に帯広市で行われた党北海道連主催のTPPに関する説明会のことだ。

 「あなたは(昨年12月の)衆院選で『TPP断固阻止』と言ったはずだ。まず謝罪はないのか!」

 中川氏は会場で、中札内村農協の山本勝博組合長から激しく突き上げられた。

 十勝では生乳や小麦などの大規模生産で農業を産業に育ててきたが、その大半の農産品がTPPの関税交渉品目となった。農林水産省の試算では、鮮度が重視される生クリームを除き、バター、脱脂粉乳、チーズなどの国産品のほぼすべてが外国産に駆逐される。十勝管内にある45の乳業工場や輸送業者などの雇用減も予想される。

 十勝管内で発行する十勝毎日新聞の世論調査(4月下旬実施)では、安倍内閣の支持率は「24・4%」だった。十勝では全国でみられる自民党の上げ潮ムードはみられない。道内JAグループでつくる政治団体「北海道農協政治連盟」は、自民党公認候補の推薦を初めて見送った。

 ただ、野党第一党の民主党に雪崩を打つかというとそうでもない。6月中旬、十勝の農協関係者の元に「TPP断固阻止」と書かれた民主党の比例代表候補のパンフレットが一斉に届いた。これを手にしたある農協幹部は「TPP参加を言い出したのは民主党政権なのに」と吐き捨てた。

 北海道農協政治連盟の会長を務める飛田稔章JA北海道中央会会長は23日に自民党候補の総決起集会に参加するなど微妙な距離感を見せる。山本氏は苦しい胸の内を打ち明ける。

 「交渉が妥結した場合の農業対策はまだ見えてこない。政権与党の自民党と今後もお付き合いをすることは必要だということは分かっているが」





 日本のTPP交渉参加まで1カ月を切った。7月4日公示の参院選でも争点となるのは必至だ。巨大な新自由貿易圏の構築に期待が高まる一方で、強い危機感を持つ人々も多い。「大票田」でもある関係業界の動きを探った。

2384チバQ:2013/07/03(水) 00:26:34




「荒波越える」 挑む農家も


 北海道・十勝地方の農業の代名詞は「国内のトップランナー」。農家1戸あたりの平均耕作面積は38・3ヘクタールと全国平均の約24倍(平成22年、北海道十勝総合振興局調べ)だ。経営力の高い農家への土地集積が進み、農家数は30年前から半減、平均面積は倍増した。

 欧州連合(EU)では平均的な100ヘクタール超の農地を持つ農家も多い。大規模化によるコスト削減は、自民党が5月に発表した「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」の中核で、十勝はこれを先取りしている。

 しかし大規模化を成し遂げた十勝でも、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加を前に、安い外国農産品への不安が高まっている。

 「平成15年に農業生産法人を立ち上げ、規模拡大で約20億円を投資した。借金も残る中、TPPではしごを外されたら−」

 上士幌町の農業生産法人「ドリームヒル」の小椋幸男社長はため息をもらす。


広がる価格差


 ドリームヒルは、1430頭の搾乳牛を抱え牧草と牛の飼料用コーンを計700ヘクタール栽培する道内最大の牧場だ。最新鋭機の導入で、コスト削減にも努めてきた。

 約8500万円をかけて米国から「ロータリーミルキングパーラー」を購入した。1周9分弱で回転する「円盤」に牛50頭を乗せ、自動搾乳するシステムだ。わずか作業員6人で1430頭を1日3回ずつ搾乳できる。1日の生乳生産量は43トンにのぼる。

 肥料調達は農協を通さず、直接海外から買い付ける。こうしたコストカット策でも「生乳の生産者価格では、ニュージーランド産にかなわない」という。

 TPP交渉に参加している同国は広大な牧草地に恵まれ、牛はほぼ放し飼い。牛舎を持たない酪農家も多く、生産コストは低い。社団法人「中央酪農会議」によると、1リットルあたりの生乳生産者価格は、日本の88・2円に対しニュージーランドは43・3円(22年試算)。実際には輸送コストは上乗せされるとはいえ、円安による燃料高や輸入飼料の負担増で、今年の価格差はさらに広がる。

 畑作にとってもTPPは死活問題だ。十勝では、小麦、砂糖を作るビート、大豆などの豆類、ジャガイモの4作物を年1回ずつ栽培する「4輪作」が基本だが、この大半が関税撤廃の交渉対象となっている。

 同町の山本弘一さんは、ビート10ヘクタール、小麦9ヘクタールなど、合計46ヘクタールを栽培。相棒は、約3千万円の英国製中古コンバイン2機だ。

 山本家では今年長男(34)が夫婦で就農した。十勝の農業就業人口の平均年齢は53・8歳と、全国平均より10歳以上若い。農業が産業として成り立ってきた証しだ。ただ、山本氏は自問している。

 「上士幌の自慢は耕作放棄地ゼロだが、息子の就農は正しかったのだろうか」


「聖域」も自由化?


 自民党は参院選公約の総合政策集で、「農林水産分野の重要5品目などの聖域(死活的利益)が確保できない場合、脱退も辞さない」と明記した。5品目とはコメ、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物。だが、政府関係者は「5品目のうち、半数以上は自由化をのまざるを得なくなるのでは」と予想する。

 「TPP参加は避けられない」として、自主防衛に乗り出した農家もある。更別村で小麦など160ヘクタールを栽培するある農家は、今年道内の有志と船一隻をチャーターし、韓国から肥料を直輸入。コストを2割下げたという。

 匿名を条件に話したこの農場主は語る。

 「流通機構の改革などまだやるべきことはある。TPPの荒波を越えようとリスクを背負う農家があるのだから、政治も取り繕うのでなく正面から現実を語り対策に取り組むべきだ」

2385チバQ:2013/07/03(水) 00:27:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/plc13070109560015-n1.htm
【2013参院選】
TPP交渉前夜(中)反対運動いつ? 動けぬ医師会
2013.7.1 09:55 (1/3ページ)

 「固い岩盤のような日本の規制を私自身がドリルの刃となって突き破る」

 安倍晋三首相が6月19日(日本時間20日未明)にロンドンで行った講演のこの言葉に日本医師会(日医)は警戒を強めた。首相が規制緩和について言及する際には医療が必ず対象に含まれている。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をテコに、岩盤を壊そうとしているのは明らかだ。

 講演から1週間後の26日朝、東京・内幸町の帝国ホテルのロビーに加藤勝信官房副長官が姿を現した。日医の横倉義武会長ら日医執行部との朝食会に招待されたのだ。自民党厚生労働部会長などを歴任した加藤氏は、首相官邸で社会保障政策全般を取り仕切るキーマン。首相が進める成長戦略の一環で医療への大胆な規制緩和が予想される中、日医としては味方につけておきたい存在だ。

 約1時間の朝食会ではTPPも話題に上った。数日前に「米国がTPP交渉の中で、各国の新薬や医療機器の価格決定手続きに米メーカーなどが参加できるよう要求している」とのニュースが流れていた。米国の巨大新薬メーカーなどの圧力で価格がつり上げられれば、代わりに診察料などの医療費削減につながりかねない。

 加藤氏は「これは価格を極端に下げるオーストラリアへの要求だ。米メーカーは今の日本の価格決定方法に満足している」と説明したが、横倉会長らは納得できない表情を浮かべた。米国が長年、日本に医療の規制緩和を要求し続けてきたことを知っているからだ。

◆「農協とは違う」

 日医は3月の首相のTPP交渉参加表明に当たり、横倉会長名の見解文で、国民皆保険制度を守るため(1)公的な医療サービスの範囲を将来にわたり維持(2)公的医療保険が使える診療と対象外の自由診療を組み合わせる「混合診療」を全面解禁しない(3)株式会社を医療経営に参入させない−の3条件を掲げた。国益に反すると判断した場合は「交渉から撤退する選択肢も持つべきだ」と強調した。

 表向きは強硬姿勢の日医だが、執行部内の空気は冷静だ。

 TPP交渉で扱われる関税や投資規制など21分野の中に「医療」は含まれておらず、首相も事あるごとに「国民皆保険制度を守る」と主張。「民間医療保険の規制緩和を扱う『金融サービス』などの分野から切り崩されるのでは」との懸念もあるが、執行部の一人は「派手な反対運動を展開するJA(農協)と日医は置かれている状況が違う」と解説する。

 ただ、日医が猛反対した一般用医薬品のインターネット販売の原則解禁をめぐっては、首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官の意向が働いた。TPP交渉の中で安倍政権が取引材料として、医療に関する規制緩和を容認する可能性も指摘されている。

 ◆地方は疑問の声

 6月23日に東京・本駒込の日本医師会館で開かれた日医の定例代議員会では反対運動を活発化させない執行部に対し、地方の幹部から疑問の声が相次いだ。

 「いつかの時点で国民の反対運動をやる時期が来る。いつやるのか?」(奈良)、「いずれ国民運動が必要だが、それまでに何もしなければ国民運動は起きない。今でしょ! 今のうちから各県に対策委員会を作るべきだ」(千葉)

 回答を求められた執行部側は「国民運動の前に、7月の参院選でわれわれの本当の代弁者を政権与党の中に押し出すことが最も大事だ」(石川広己常任理事)と説明するにとどまった。

 参院選で日医は組織内候補の羽生田俊(はにゅうだ・たかし)副会長を自民党の比例代表候補として擁立している。選挙前からTPP反対運動を展開し、安倍政権にけんかを売るわけにはいかないのだ。

 過去2回の参院選では、内部対立のあおりで組織内候補が相次いで落選した。日医の政界への影響力が低下する中で、日医の政治団体・日本医師連盟の幹部は「TPP交渉で安易な妥協を許さないためにも、羽生田氏を当選させなければいけない。それもかなりの得票で」と訴える。

 閉会後、執行部の一人は「国民運動をいつやるか。選挙後だよね…」とつぶやいたが、参院選の結果が反対運動に弾みをつけるかは分からない。

2386チバQ:2013/07/03(水) 00:28:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130702/stt13070207500003-n1.htm
【2013参院選】
TPP交渉前夜(下)事業拡大の壁 揺れる全特
2013.7.2 07:48 (1/3ページ)

 先月23日、和歌山市内で自民党公認候補の参院選決起大会が開かれた。候補者は全国の郵便局長でつくる全国郵便局長会(全特)の前会長、柘植芳文氏。

 「わずかなところでいいから仕事の範囲を広げてほしいと(政府・与党に)お願いする」

 柘植氏はあいさつで、郵便局の現役局長やOBら約700人を前に、全特が郵便局の収益改善のために求める日本郵政グループの新規業務参入を主張していくことを訴えた。

 全特が求めるのはかんぽ生命保険やゆうちょ銀行の新規事業だ。だが、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた日米合意を踏まえ、「がん保険」などへの参入は当面凍結された。米政府が政府出資の残る日本郵政グループの事業拡大に反対しているからだ。

 がん保険の日本市場の占有率は、1位がアメリカンファミリー生命保険(アフラック)、2位がメットライフアリコ生命保険と、米系2社が上位を占めている。

 TPPや日米間協議で、郵政の事業拡大阻止を米政府が要求することへの疑念は、過疎化で経営が苦しい地方の郵便局ほど強い。

 和歌山県で地区会長を務める橋本雅己氏は「保険の新規参入が進まないのは米国の横ヤリだ」と嘆く。がん保険以外にも学資保険の新商品販売の凍結も不安材料だという。


保険・貯金は減少


 郵政関係者の中では、日本の交渉参加で日本郵政グループの事業拡大もターゲットになるのではないかと警戒感が一時、広がった。

 これに配慮するように、和歌山選出の世耕弘成官房副長官は全特幹部と接触し「保険は日米2国間で協議する。がんばります」と、郵便局の収益拡大の必要性に理解を示した。

 郵政グループの経営状況は、民間企業との競争激化や電子メールの普及で郵便物の取り扱い量が減少。保険契約件数と貯金残高は平成24年度末までの10年間でそれぞれ約46%、約23%も減少している。

 国営時代の経営基盤を武器に巨大企業として民営化したものの、将来展望はバラ色というわけでもない。日本郵政は27年秋をメドに上場する計画だ。政府も日本郵政株式の上場後に見込む売却益約4兆円を、東日本大震災の復興財源に充てる予定だが、計画の実現を危ぶむ声は日本郵政内にある。


不信感残る自民


 そもそも全特は、今年3月に郵政民営化で敵対した自民党との関係を8年ぶりに修復したばかり。自民党には「離れたり寄ったりする組織は信用できない」との声も残っている。

 全特は地方会合で「自民党からいまでも冷ややかな目で見られている。参院選は絶対に負けられない」と関係者にハッパをかける。参院選で組織の集票力を示し、政府・与党への発言力を高めようというのだ。

 組織内候補の柘植氏は各地での会合で、郵便局を守るために与党内での発言力を確保する重要性を訴え続けている。

 ただ、参院選で各業界団体が組織票を固めて存在感を示せたとしても、政府がTPPや日米2国間交渉で米国と相反する業界団体の要請を最後まで押し通すかはこれからの交渉次第だ。

 日米両政府は4月に行ったTPPの事前協議で、米国が輸入車にかけている関税(乗用車2.5%、トラック25%)で、最も長い段階的な引き下げ期間で撤廃することで合意した。

 日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は「関税撤廃時期については残念」と政府の譲歩に落胆の思いを隠さなかった。自由化のメリットが期待される産業や業界でも交渉結果がどうなるかは分からない。

 TPPに関しては共産党や社民党、生活の党が反対だが、自民党、民主党、日本維新の会、みんなの党が推進の立場。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が先月22、23日に行った合同世論調査で、TPP交渉が参院選で最も重視するテーマとの回答はわずか1.7%だった。

 市場開拓のメリットとともに、農産品の関税維持や医療制度の安定、保険の自由化など、日本の経済構造をTPPでどう変えていくかという将来像を国民に具体的に示す議論が必要とされている。




 

 この企画は水内茂幸、桑原雄尚、坂本一之が担当しました。

2387チバQ:2013/07/03(水) 00:30:11
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013062902000254.html
《陽のあたる国へ》(上) 2013年6月29日 ◆娘のため頑張るけど
「これ以上貧しさを伝染させたくない」と子に貧困の連鎖が及ばない社会を望んでいる=浜松市内で


 「給料日までに千円札はあと何枚ある?」。食費に家賃、光熱費や借金返済、娘の学用品代…。自問しても小銭ばかりの財布の中身は変わらない。さびた自転車をこいで職場に向かいながら、つぶやく言葉で奮い立たせた。「娘のために」

 神奈川県で暮らしていたパート社員、田中恵子さん(49)=仮名、浜松市中区在住=は二十年ほど前、元夫の輸入雑貨店の経営が行き詰まり、数百万円の借金を背負って夜逃げ同然で浜松に移ってきた。世界的企業や下請け企業も多く、生活保護世帯も少ない。「産業が盛んで人も優しいと聞く。やり直せる」と期待したが、現実は甘くなかった。

◆母ひとり 月収13万円
 年齢に加え、一人親だけに子育てとの両立で、フルタイムの勤務は難しい。正社員の仕事は見つからず、昼は保険会社のパート事務、夜はスーパーのレジ打ち。月に十三万円稼げば御の字だった。

 近所で摘んだタンポポの葉を天ぷらにして飢えをしのいだ。娘の制服は、リサイクル店で探した。高校の授業料も三カ月間滞納。二〇〇七年に北九州市で生活保護を受けていた男性が「おにぎりが食べたい」と遺書を残して亡くなったニュースに「最も親近感を持った」と振り返った。

      ■

 一人親世帯の就労を支える「静岡県母子家庭等就業・自立支援センター」によると、四〜五月の一人親向けの平均求人数は千百七十二人と昨年同月比一・三倍増。一見、景気回復で雇用状況に改善の兆しがうかがえるかのようだが、正社員募集は二割に満たない。

 国民一人一人の所得を高い順に並べ、真ん中の人の所得額の半分(貧困線)に満たない人の割合を示す「貧困率」は、十七歳以下の子どもで15・7%(〇九年)に上る。六〜七人に一人、三百万人以上の子どもが貧困線に満たない暮らしを送り、中でも一人親世帯の子どもの貧困率は50・8%と半数を超える。

 「待ったなしのところに来ている。50・8%という数字に今、誰が慌てているのか」

 NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京都)の赤石千衣子理事は訴える。障害者雇用を促進するために法定雇用率を設けた「アファーマティブ・アクション」を取るべきだと指摘し、こう危機感を示す。

 「親の経済状況で格差が固定化する社会を迎える。子どもの貧困は親の自己責任だと押しつけ、社会に差別的意識が埋め込まれる」

      ■

 「私がいるとお母さんはずっと頑張り続ける。一緒にいるとつらい」。娘は高校卒業式の日、手紙を残し、そっと浜松の家を出た。娘もアルバイトを掛け持ちし、昼も夜も働いた。「娘だけは…」との思いとは裏腹に、自分と同じ苦しみを娘に与えていた。

 二年後。田中さんの父親が亡くなり、数百万円の遺産が舞い込んだ。「これ以上貧しさを伝染させたくない」。遺産はすべて娘に託した。娘はそのお金を入学金などに充てて大学に通い、奨学金を受けながら公務員を目指している。

 たまたま貧困の鎖から抜け出す機会を得た田中さんは漏らす。「娘にはせめてチャンスが平等に巡ってくる社会を生きてほしい」

      ◇

 親の経済状況などで子の未来が左右されないよう“貧困の連鎖”を断つ「子ども貧困対策推進法」が、二十六日に閉会した通常国会で、議員立法で成立した。一億総中流の社会は「昔話」となり、国は初めて「子どもの貧困」を認めた。静岡県は全国でも貧困指標が低いが、現実に貧困を生きる世帯は少なくない。七月四日公示の参院選を前に、法の課題と希望を追った。 (この連載は木原育子が担当します)

 貧困の現状 日本の子どもの貧困率は経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中、11番目に高い。一人親家庭では2番目の高さ。静岡県は今年2月現在、生活保護世帯は2万2357世帯(2009年同月比1・6倍)で、保護率は0・78%と全国で9番目に低い。保護率は政令市の中で浜松市が0・93%と全国で最も低く、次いで静岡市の1・18%。09年度の県民所得は1人当たり292万6000円で全国で5番目に高い。ただ大手企業の海外進出に伴う空洞化で、県内経済の停滞も懸念されている。

2388チバQ:2013/07/03(水) 00:30:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013063002000210.html
《陽のあたる国へ》(中) 2013年6月30日 ◆支援制度あるけれど
 ドンドンドン。昨年のある雨の夜、玄関の扉をたたく音がした。借金の取り立てを恐れ、玄関のインターホンの電源はずっと切っていた。早まる心臓の鼓動を抑え、二人の子どもを抱えながら、斉藤裕子さん(39)=仮名、浜松市中区在住=が恐る恐る玄関の扉を開けた。

 立っていたのは子どもの担任教諭。二カ月滞納している給食費の事情を聴いてきた。説明すると、「子どもを安心して学校に通わせることは、お母さんの務めです」と諭された。給食費や医療費、学用品代などが補助される就学援助制度があり、生活保護を受けていなくても、困窮家庭と認定されれば利用できると繰り返し勧められた。

 ただ制度を使えば地元の民生委員に通告される。斉藤さんは「地元の人に監視されているような気がする」とためらった。ふっ切れたのは教諭の言葉だった。「子どもには何の気兼ねもなく学ぶ権利がある。子どもを親の経済状況に巻き込んではいけない」

    ■

 「生活保護世帯への支援は必要。だが、その前段階の困窮家庭の子どもをどう守るか。負のスパイラルに陥らないための施策が必要」。浜松市福祉総務課の担当者が言うように、「貧困の連鎖」の入り口で踏みとどまれる施策の一つが、就学援助制度だ。

 だが、現状の支援制度では、住んでいる自治体で差が生じるとの指摘がある。生活保護は国費が投入されるのに対し、困窮家庭の認定は自治体が行い、費用も負担する。斉藤さんも別の市に住んでいたら、就学支援の対象にならないこともあり得る。

◆県内利用数 全国最少
 静岡県で二〇一一年度に就学援助制度を利用した児童生徒は、一万八千四百二十四人。困窮家庭はこのうち九割を占めるが、その利用数は少なくとも過去五年間、全国で最も少ない。

 「本当に支援が必要な子どもたちに手が届いているのか」。福祉団体の関係者からはそんな声があがる。

    ■

 通常国会閉会を翌日に控えた二十五日。東京・千代田区の衆院議員会館に、政官民の関係者が法案成立後初めて顔をそろえた。子ども貧困対策推進法の成立を見守ってきた「なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク」ら団体と、与野党議員、内閣府と厚生労働省、文部科学省の担当者だ。

 「どういう施策をするのか。法の威力が試される時がきた」。貧困全国ネット共同代表の湯沢直美さん(立教大教授)は語気を強めた。法律はできても、具体的な施策に結び付かない事例は少なくない。同じ轍(てつ)を踏むことへの懸念は市民団体側に強い。

 与野党議員は「一刻も早く施行させ、具体的に進めていく」と約束し、実務を担う内閣府少子化・青少年対策の伊奈川秀和審議官もこう応じた。

 「貧困問題は全省庁に及ぶ問題。(法に基づく大綱の)早期策定を目指し作業を進める」

 子ども貧困対策推進法 議員立法で定めた。子どもの貧困率を改善するための目標数値は盛り込まれなかったが、政府に関係閣僚による対策会議の設置や、大綱の策定を義務付けた。厚生労働省の一人親家庭への支援や、文部科学省の学習支援など、対策が縦割りで進められていた反省を踏まえ、子どもの貧困対策に関する省庁横断的な事務局を内閣府に設置する。大綱に実効性ある施策をどう打ち出せるかが課題とされる。具体的には、返済が不要な奨学金制度導入などが焦点となっている。

2389チバQ:2013/07/03(水) 00:30:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013070102000223.html
《陽のあたる国へ》(下) 2013年7月1日 ◆負の連鎖を絶ちたい
子どもたちの様子や支援方法などを話し合う静岡学習支援ネットワークの大学生=静岡市葵区の市女性会館で


 貧困や、貧困に伴う心の寂しさを子どもに連鎖させたくない−。一人親世帯の中学生らを対象に、学習教室を開く団体がある。「静岡学習支援ネットワーク」(静岡市)はメンバーのほとんどが大学生だ。学生が中心となった学習支援グループは全国でも珍しく、若い力が“希望の芽”を育み始めている。

 支援ネットは二〇一二年二月、静岡県立大三年の白谷素子さん(20)=愛知県豊橋市出身=が呼び掛けて発足した。白谷さんは二歳の時に母親を病気で亡くし、自身も一人親世帯で育ってきた。

◆大学生「居場所づくり」
 「経験した私だからこそ、できることがあるんじゃないか、と思った。『貧しい家の子だから』『ひとり親の子だから』と社会に背を向けてほしくない。力になりたい」

    ■

 支援ネットには静岡市内に二つの教室があり、計二十六人の中学生が通っている。指導する約四十人のボランティアスタッフの多くが、一人親家庭だったり、経済的な理由で塾に通えなかったりした大学生だ。

 「今日学校どうだった?」「まあまあ。明日は体育があるから楽しみだよ」「お姉ちゃん、このマンガのキャラクター描ける?」

 何げない会話が子どもたちの表情を和らげる。教室のホワイトボードには、誕生日を迎える生徒を祝福した絵や言葉が書かれていたり、差し入れのお菓子があったり。家族だんらんの雰囲気がちりばめられている。

 貧困が原因で家族や友人との関係が崩れ、心のバランスを失う子どもも少なくない。「居場所づくり」は支援ネットの最大の目標という。

 白谷さんは「子どもたちに必要なのは、家庭であれ、社会であれ、『ここにいるよ。君を見守っているよ』っていう安心感かもしれない」と話す。

    ■

 厚生労働省によると、一一年度の高校進学率は全体で98・2%だが、生活保護世帯は89・5%にとどまる。

 ところが、保護世帯への学習支援に力を入れた埼玉県は、〇九年度の86・9%が、翌年に95・7%に上昇した。支援で学習意欲が高まれば、就学率向上にも結び付くことが裏付けられた。

 白谷さんは教室運営を進めると同時に、今年三月には、貧困問題に関わる有識者を招いた講演会を開き、通常国会で成立した子ども貧困対策推進法をめぐる国の動きも学んできた。今夏には先進地の埼玉県などを訪れ、各自治体に同様のグループが発足できるように連携を始める予定だ。

 「支援を待っているだけではいけない」と白谷さん。貧しさ故に子の未来が断たれ、子が大切にされない社会は、誰の幸せも生まない。そんな思いを込めて輪を広げようとしている。

 静岡県内の自治体の学習支援 県は昨秋からモデル事業として、沼津、伊東、富士市の生活保護世帯の中学3年生を対象に、高校進学を促す取り組みを始めた。元教員らを支援員とし、定期的に対象世帯を訪問。進路相談を受けたり進学費用の助成制度を知らせたりするほか、勉強会を開くなど進学の後押しをする。本年度は藤枝、磐田両市も加わり、浜松市も同様の取り組みを始めている。一方で、県のモデル事業に指定された3市の生活保護世帯の中学3年生142人のうち、事業を受け入れた家族は52人(36.6%)。生活保護を受ける親に高校進学の重要性を説く必要があると指摘されている。

2390チバQ:2013/07/03(水) 00:32:02
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306290479.html
2013年6月30日
(良識の府どこへ 2013参院選:上)落選組くら替えの府 任期全うせず衆院転身も紙面で読む夜の駅前で、通行人と握手をする参院選の立候補予定者(左)=千葉市、小玉重隆撮影

  
 「もう原発は許しません」。29日、千葉県市原市の駅前で生活の党の太田和美氏(33)が訴えた。

 2006年の衆院千葉7区補選に民主党で初当選し、09年の衆院福島2区で再選したが、日本未来の党に移って臨んだ昨年12月の衆院福島2区で落選。故郷の千葉で今度は参院選に挑む。

 「候補者がいなくて困っている」。5月、生活の党幹部から転身を打診された。参院議員は識見を持つ人がなるべきだと考え、衆院に落ちたから参院というのも嫌だった。

 だが、選挙区には原発再稼働に前向きな自民が2人を擁立。福島の後援会からも「福島の現状を訴えて」と後押しされ、「目の前の機会を生かす」と1カ月後に決断した。

 演説に立ち止まる人はまばらだ。通りがかった男性(65)は「衆院選で落ちたから参院、では一貫性がない。前の選挙区での約束はどうなる」と話した。

 今回の参院選には、昨年の衆院選で落選した前衆院議員25人が立候補を予定する。民主の鹿野道彦氏、生活の山岡賢次氏ら元閣僚のほか、日本維新の会、みんなの党、みどりの風、新党大地の「失業議員」の受け皿に参院がなっている。

     *

 参院議員を投げ捨て、衆院議員をめざす動きも絶えない。昨年の衆院選では11人いた。

 その1人が、07年参院選岡山選挙区に民主党から立候補し、4選を狙った片山虎之助氏を破った姫井由美子氏(54)。参院議員時代、コンビニ本部から弁当の値引き販売を禁じられてオーナーが自殺した問題を知り、コンビニ加盟店オーナーの権利を保障する「フランチャイズ法」制定に取り組んだ。

 党が消費増税を掲げたのに反発し、師事する小沢一郎・元民主党代表に従って離党したのが昨年7月。小沢氏側の意向で衆院千葉8区に転身して未来から出たが、落選した。法案は、議員連盟の事務局長時代に中間報告をまとめたが、落選で動きは止まった。

 「消費増税反対に大義があった」と姫井氏は語るが、あるコンビニオーナーは嘆く。「途中で現職でなくなったのは残念。議連も開かれなくなってしまった」

 参院、衆院、参院とくら替えし、昨年の衆院選で衆院に戻ってきた日本維新の会の藤井孝男元運輸相(70)は「常に目指してきたのは衆院だった」と明かす。主要閣僚の多くは衆院議員から選ばれ、衆院には予算議決や条約承認の優越もある。

     *

 半面、参院で結果を残した議員はいる。西川きよし氏(66)は1986年から3期務め、医療や介護について相談できる高齢者総合相談センター(シルバー110番)の番号全国統一など福祉政策を進めた。

 秘書を務めた小川寿士・さいたま市議(49)は、有権者から届いた手紙を持って省庁に直談判する西川氏に何度も同行した。「参院でしかできないことがある」が口癖だった。4年半にわたって委員会で働きかけ、法改正につなげた例もあった。

 3期務め、ドメスティック・バイオレンス(配偶者間の暴力)防止法改正などに取り組んだ小野清子氏(77)は「常に選挙を意識する衆院と異なり、調査研究の時間的余裕がある」と語る。47年の第1回参院選で当選した作家の山本有三は、祝日法や文化財保護法の制定に力を尽くした。

 「日本の政界はアリ地獄。一度落ちるとなかなか政治家以外の仕事ができないから、議員であり続けたいという世界になっている」。細川内閣で首相秘書官を務めた駿河台大学の成田憲彦教授(日本政治論)は指摘する。「参院で必要な人材について議論を深めるべきだろう」

     ◇

 参院不要論もあるなかで、参院選ではその存在も問われる。「良識の府」はどこへ向かうのか。(市川美亜子、川口敦子、永田工、前田大輔、三島豊弘が担当します)

2391チバQ:2013/07/03(水) 00:32:37
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306300473.html
2013年7月1日
(良識の府どこへ 2013参院選:中)背負う組織のしがらみ紙面で読む約8千人が訪れた全国郵便局長会の総会=新潟市
 信濃川沿いにある新潟市のコンベンションセンターに、観光バス数十台が次々と横付けされた。

 5月19日、全国郵便局長会(全特)の総会。「郵政事業で役割を果たすことをお約束します」。約8千人を前に、参院選比例区に自民党から立候補する柘植芳文氏(67)があいさつした。

 左右の壁には柘植氏のポスターが隙間なく貼られた。「皆さんの票の大きさがものをいう」。柘植氏の後援会長を務める長谷川憲正・元参院議員(70)がはっぱをかけた。

 柘植氏の選挙は全特の総力戦だ。小泉純一郎元首相の郵政改革で完全民営化が決まっていたゆうちょ銀行やかんぽ生命の株売却は「努力目標」まで巻き戻したが、ゆうちょ銀行の収入源となる住宅ローンなど新たな事業への参入はまだ認められていない。3年前に全特顧問だった長谷川氏が国民新党から再選をめざしたが落選、「身内」の国会議員は欠かせない。

 地域によっては、郵便局長に「1人で30票」の目標が課された。東日本のある局長は「最近は政治色を嫌うお客さんも多く、声をかけられるのは親戚と知人くらい」と悲鳴をあげる。

 個人名の得票順に当選が決まる比例区には、組織が支援する候補が顔をそろえる。自民党は看護連盟や医師連盟、民主党は労働組合出身者らがいる。

    *

 こうして誕生した参院議員は、組織のために働く。「派遣労働者が守られる枠組みを作りました」。6月15日、大阪・難波での決起集会で、民主党の川合孝典氏(49)が一礼した。

 製造業や流通業などの労組がつくるUAゼンセンで政策立案を担当してきた川合氏。6年前に初当選し、5年を超えて働いた契約社員らが正社員のような無期雇用になれるよう労働法制の見直しに尽力した。

 ただ、「本業」以外の苦労も絶えない。全国の加盟労組を回ったのは計3200回。支持者の国会見学への対応は多い時に1日5回を超え、計3万人。「自分の時間がなくなるのはきついけど、選挙に関わってくれる人への説明責任です」

    *

 業界代表の議員の陰で、支持基盤の弱い議員は動きづらさを感じている。

 2007年に無所属で当選し、初登院時に「無」と書かれた扇子を広げてアピールした川田龍平氏(37)。09年12月にみんなの党に入党した。「無所属では入りたい委員会にも入れない」

 取り組んだのは被災者支援。昨年6月に超党派の議員立法で、原発事故から逃れて自主避難した母子への生活支援を国に義務づける「原発事故子ども・被災者支援法」を成立させた。

 その後、法律を実際に動かす基本方針は策定されていない。にもかかわらず、原発再稼働を求める経済団体の影響を受ける政党所属の議員が議員連盟を離れていく。「業界が支え、官僚も協力する法律とは違う」。秘書は話す。北海道大大学院の山口二郎教授(政治学)は「議員立法は少数者の権利を守るためのものが多く、党派の谷間で成立のハードルは高い。業界代表に比べ支持基盤の弱い議員が活動しやすいよう、議長の呼び掛けや超党派のネットワーク作りが必要だ」と話す。

2392チバQ:2013/07/03(水) 00:33:09
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307010655.html
2013年7月2日
(良識の府どこへ 2013参院選:下)改革模索、制度も意識も紙面で読む主な参議院の制度改革

 参議院の本会議場にヤジが飛び交った。「早くやめろ」「おかしいよ」

 5月9日、自民党の川口順子・環境委員長(72)の解任決議が出された。4月の訪中で要人との面会で滞在を1日延長し、環境委員会が開けなかったことが問われた。討論は約40分。「職務を果たせないなら辞めてから行けばいい」と主張する民主党などの賛成多数で、参院史上初の常任委員長解任が決まった。

 川口氏は「党利が優先された」と振り返る。本会議後に川口氏を訪れ、「党議拘束があり、反対できなかった」と打ち明けた民主党議員もいたという。

 6月26日の国会閉会日は安倍晋三首相の問責決議が可決され、発送電分離を進める電気事業法改正案や、生活保護の不正受給の罰金を引き上げる生活保護法改正案が廃案になった。

 「参院がめざしてきた方向と逆行している」。斎藤十朗・元参院議長(73)は、参院が「政局の府」に陥っている実態を嘆く。

 参議院は1971年、河野謙三議長が参院らしさを出すための見直しを始めた。同年には、審議の公平さを保つために正副議長は党籍を離脱。斎藤氏が議長だった98年は、個々の議員の政治責任を明確にするため、投票結果が個別に公表される押しボタン式投票を取り入れた。

 「いくら制度をつくっても、専門性を生かすなど議員一人ひとりの意識が変わらないと改革は進まない」。斎藤氏は話す。

    *

 参院議員は様々な将来像を描く。「生活再建を願う被災者の心情を傷つけ、裏切るような事態も明らかになった」。5月20日の参院決算委員会で、委員長の金子原二郎氏(69)が安倍首相にただした。震災復興予算が官庁施設の改修費や防衛費に支出されていた問題について、委員会は内閣への警告を決議した。

 決算委員会に入った金子氏の議員会館には官僚がほとんど来なくなり、通信関連などの予算を審議した総務委員会の筆頭理事時代とは大きく違っている。決算は予算よりも格下にみられがちだが、金子氏は「提言がもっと政策に反映されるようにしたい」と話す。

    *

 「無所属候補が当選しやすいよう、全国をブロックに分けて個人名で投票を」(江田五月・元参院議長)、「人口とは違う形で一票の価値をとらえ、米国の上院のように各地域で同人数の代表を出す」(舛添要一参院議員)――。選挙制度を変え、参院の特徴を出そうという声も多い。

 鳩山政権で官房副長官を務めた民主党の松井孝治参院議員(53)は5月22日、参院憲法審査会で「参院では多様な利害を調整できる制度が好ましい」と述べた。

 前身の憲法調査会では「比例区の議席を世代ごとに割り当てる」と提案。「25〜35歳」というように10歳区切りで配分し、各世代の代表が確保できれば、年金や医療、介護など中長期的な問題で「親や子の世代のことを思いながら議論できる」と考えた。

 現職議員の身分に関わるため、実現までの道のりは厳しい。「衆参で切り口を根本から変えないと、二院制の意味がない」。今期で政界を引退する松井氏は言う。

2393チバQ:2013/07/03(水) 00:47:18
http://mainichi.jp/select/news/20130701k0000e040095000c.html
参院選の現場:二風谷ダム、土砂堆積なのに新たなダム事業
毎日新聞 2013年07月01日 07時20分(最終更新 07月02日 16時11分)

 公共事業に重点を置く安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」。民主党政権下で凍結されたダム事業も、政権交代後に再開されつつある。かつてアイヌ民族の地元住民がダム建設の是非を法廷で争った北海道平取(びらとり)町でも、新たなダム建設が始まろうとしている。地元では建設を支持する声が上がる一方で、アイヌの人たちからはダムの効果に懐疑的な声が上がっている。【前谷宏】

 日高山脈から流れ出る雪解け水で満たされた平取町の二風谷(にぶたに)ダム。6月初め、ダム湖の上流部に向かうと水面に顔を出した土砂の上に若草が茂っていた。「水が少ない夏になれば、湖面の3分の2は土砂になるよ」。地元に暮らすアイヌ民族の農業、貝沢耕一さん(67)が肩をすくめた。

 治水・利水目的で建設されたダムで異変が目立ち始めたのは2003年夏の水害の頃から。大雨が降るたびにダム湖に大量の土砂が堆積(たいせき)した。

 国の当初の計画では、ダムの容量3150万立方メートルのうち、土砂は100年間で550万立方メートルたまる想定だったが、国土交通省北海道開発局によると、昨年度末までの約15年間で予想を大幅に上回る1670万立方メートルがたまった。開発局は土砂の計画量を1910万立方メートルまで上方修正し、工業用水に回す水量を減らすなどの措置をとった。「最近は堆積が落ち着き、問題はない」としているが、治水能力は低下したとの見方もあり、貝沢さんは「造る意味があったのか」と憤る。

 二風谷ダムの約20キロ上流には工事のための足場が組まれている。国が今年度から本格着工する平取ダム建設のためだ。民主党政権時代の09年10月に建設が凍結されたが、安倍政権下の今年1月に建設継続が決まり、約33億円の予算がついた。7年程度で完成予定という。道内では、国直轄の他の3ダムも本体工事に向けた事業費が計上された。

 平取ダムの建設を支持してきた元農協組合長、楠木初男さん(89)は「木材の乱伐や川砂利の採取が進んだ結果、鉄砲水が増えている。多くの町民が治水対策を望んでいる」と話す。一方、貝沢さんは「平取ダムも土砂に埋まるのではないか」と疑問を投げかける。アイヌ語で沙流(さる)川は「シシリムカ」。「本当に大地を詰まらせる」という意味だ。アイヌ初の国会議員だった故・萱野(かやの)茂さんの次男、志朗さん(55)も「昔から砂がよく流れる川ということ。土砂がたまるのも不思議ではない」と指摘する。

 貝沢さんの調査では、平取ダムの建設で「チノミシリ」(我ら祈るところ)と呼ばれるアイヌの聖地が新たに3カ所水没する。開発局の担当者は「アイヌ文化に配慮する」と言うが、貝沢さんの不信は消えない。

 「国は過去の公共事業の失敗を検証せず、新たな事業を起こすことしか考えていない。荒れた山林を再生させる方が、よほど防災につながる」

 ◇二風谷ダム◇
 北海道平取町の中心を流れる沙流川の治水や工業用水の確保を理由に1987年に着工、96年に貯水を開始。建設地にアイヌ民族の「聖地」が含まれ、地権者だった貝沢耕一さんと元参院議員の萱野茂さん(2006年死去)が土地収用の取り消しを求めて93年に提訴。札幌地裁は97年に「国がアイヌ文化への配慮を怠った」として建設の違法性を認めたが、既にダムが完成していたため撤去までは求めない「事情判決」を出した。

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2394チバQ:2013/07/03(水) 00:48:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddm041010154000c.html
2013参院選の現場:岩手・大槌、「雇用のミスマッチ」深刻 手応え感じぬ議員視察
毎日新聞 2013年07月02日 東京朝刊


高校生や大学生らが車座になり、まちおこしのイベントを企画する。地元に残りたい意欲のある若者は多いが、現実は地元を離れて就職している=岩手県大槌町で
拡大写真 ◇事業者「人が集まらない」 若者「やりたい仕事ない」
 東日本大震災の被災地は、昨年12月の衆院選に続き2回目の国政選挙を迎える。津波に見舞われた岩手県の沿岸部では、基幹産業の水産加工業が人手不足を解消できず、若者は「やりたい仕事がない」とぼやく。政治家の視察は相次ぐが、現状を打開する政策はまだない。このままでは被災者の政治不信が増幅しかねない。

 岩手県大槌町の水産加工会社など4事業者でつくる「ど真ん中・おおつち協同組合」に5月上旬、約10人の国会議員団が訪れた。組合理事長の芳賀政和さん(68)は「正社員やパートの求人を出しても人が集まらない」と20分かけて窮状を訴えた。返ってきた言葉は「これは国会で取り上げるべき問題だ」。

 芳賀さんは「じっくり話を聞いてくれた」と感謝する一方、「またか」との思いも抱いた。多くの政治家が訪れるのはありがたいが、ほとんどの反応はこの視察団と同様、「党に伝える」など具体策を伴わないからだ。

 同組合は大震災から1年たった昨年3月に操業を始めた。参加した4事業者は単独では工場再建が困難だったため、中小企業の復旧・再建費用を国などが補助する「グループ補助金」を活用した。三陸地方の中央に位置することから、名称は「ど真ん中」。水揚げされた魚を切り身にしたり、缶詰にしたりする生産ラインを二つ備える。操業当初は90人での稼働を想定していたが、現在の従業員は60人。芳賀さんは「このままでは光熱費などの負担が重く、生産を縮小せざるをえない」と話す。

 厚生労働省岩手労働局によると、沿岸部の水産加工業の有効求人は5月に272人だったが、求職者は125人にとどまった。

 一方、大槌町出身の岩手県立大総合政策学部2年、沢田輝(ひかる)さん(19)は「将来は大槌で働きたいが、やりたい仕事がない」と嘆く。自宅は津波で流され、家族は今も仮設住宅に暮らす。大学は140キロ離れた同県滝沢村にある。沢田さんはアパートを借り、奨学金をやりくりして生活する。

 大震災当時、沢田さんは高校2年だった。「とりあえず大学に進学を」と漠然と考えていた将来は、全国から駆けつけたボランティアを目にして変わったという。目標を持って活動する人がまぶしく映り、「将来は町の復興に貢献したい」と思うようになった。

 沢田さんは大学で防災について考えるサークルに入った。大槌町でも街づくりサークルに参加し、この活動は国会議員の視察対象になったこともある。その際、サークル仲間が「大学で得た専門知識を生かせる仕事が被災地にない」と訴えると、答えは「党の提言に盛り込みたい」。沢田さんは「若者のことを真剣に考えているのだろうか」と不信感を持った。高校時代の同級生の多くは、就職や進学で地元を離れている。

 被災地で顕在化する「雇用のミスマッチ」。歴代政権は地方で進行するこの問題に有効な手立てを講じることなく都市部への人口集中が続く。沢田さんの20歳の誕生日は8月。参院選で1票を投じられないのがもどかしい。【安藤いく子】

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2395とはずがたり:2013/07/03(水) 11:57:29

菅元首相、執行部に反旗「原発ゼロ候補だけ応援する」 公認外した大河原氏支援表明 
2013.7.3 09:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/stt13070310040001-n1.htm

 菅直人元首相は3日、自身のブログで、民主党が現職2人を擁立していた参院選東京選挙区で、公認候補を鈴木寛氏に一本化したことについて「民主党の公認がなくても大河原(雅子)候補を全力で応援する」と表明した。大河原氏は公認を取り消された後、党推薦を拒否しており、菅氏は党執行部の「苦渋の選択」(海江田万里代表)に公然と反旗を翻した形だ。

 菅氏はブログで「民主党は『2030年代原発ゼロ』の公約は掲げたが、それを前面に掲げて戦う候補は限られている」と指摘。その上で「私は民主党の原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と強調している。

2396チバQ:2013/07/03(水) 21:10:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddm041010059000c.html
2013参院選の現場:TPP、揺れる農家 自由化で衰退「歴史再び」/高級品輸出「可能性あり」
毎日新聞 2013年07月03日 東京朝刊

 ◇長野・リンゴ園、自由化で衰退「歴史再び」/山梨・桃栽培、高級品輸出「可能性あり」
 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が政府の目標通り、コメ、麦など重要5品目の関税維持で仮に決着しても、他の農産物の将来像は見えない。価格競争に敗れ、食卓から消えていく食料品もあるかもしれない。参院選は4日公示されるが、「農業を巡る議論は深まっていない」との指摘も出ている。【横井信洋、春増翔太】

 「この辺は養蚕農家ばかりだった」。子供のころを振り返る長野県中川村のリンゴ農家、片桐正勝さん(73)はTPP参加後の経営に悲観的だ。亡父が養蚕から果樹・稲作農家への転換を進めていた1961年。長野県南部に甚大な被害をもたらした豪雨「三六(さぶろく)災害」で田畑を流された。死者は同県だけで100人超。翌62年の生糸輸入自由化では、周囲の養蚕農家が稲作などに転換を迫られるのを目の当たりにした。

 60年代には木材の輸入自由化が進み、林業も衰退。山は荒れていった。片桐さんは三六災害後の7〜8年、復旧工事の現場で働いてから農業に戻ったが、待っていたのは減反だった。「政府は半世紀前と同じことを繰り返そうとしている。TPPで日本の農業はだめになる」

 ◇太刀打ちできず
 1・3ヘクタールのリンゴ園からは南アルプスが見渡せる。収穫後は市場に出さず、個人の顧客を中心に、送り先は1000カ所以上。だが、関税撤廃後、オーストラリアやニュージーランドから日本向けに栽培したリンゴが入れば価格で太刀打ちできない。同居する長女の夫は会社勤めをしながら農作業を覚えようとしているが、片桐さんの妻たせ子さん(70)は「設備投資で借金を繰り返してばかりだった。後を継いでくれとは言えない」。

 一方、山梨市の農業生産法人「ピーチ専科ヤマシタ」の代表、山下一公さん(53)は約5ヘクタールの畑で桃を栽培し、最高級品になると1玉約800円になる。出荷先は東京など大都市圏がほとんどで「品質には自信がある」。

 2008年夏、山下さんは中東の産油国にあるドバイでイチゴ栽培のハウスを見学した。味はいまひとつでも富裕層から重宝されていると知り「うちの桃なら1玉2000円でも売れる」と確信した。

 ◇台湾では3倍に



 実際、山下さんは一時的に台湾に出荷したことがある。輸送や検疫の費用を加算すると、日本で1キロ1000円ほどの売値は現地で3倍に跳ね上がる。それでも売れたため、安全・安心な「日本ブランド」の強さを実感した。同時に、手続きが煩雑で貿易障壁にも直面した。

 TPP参加で物流ルートの確立や手続きの簡素化が進めば「輸出に打って出る可能性は大いにある」。ただし、山下さんは「農産物は作った場所で食べてもらうのが一番いい」と話す。農林水産省が推進してきた「地産地消」も岐路にさしかかろうとしている。

2397チバQ:2013/07/03(水) 21:10:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk13010286000c.html
2013参院選・東京:あす公示 都議選の流れ、続くか 自公追い風、民主混乱 /東京
毎日新聞 2013年07月03日 地方版

 参院選は4日公示され、東京選挙区(改選数5)には20人前後が立候補する見通しだ。自民と公明が圧勝した6月の都議選の流れが続くのか、潮目が変わって大敗した民主党が盛り返すのか、新たな勢力の伸長はあるのか−−。1000万人を超す有権者の支持を求め、各陣営の戦いはヒートアップしている。【参院選取材班】

 「都議選の結果を踏まえ、党の候補者を1人にすることにした」。民主党の海江田万里代表は2日夜、現職の大河原雅子氏の公認を取り消し、公認を鈴木寛氏のみにすることを明らかにした。公示2日前の公認取り消しは異例で、大河原氏は同日夜の記者会見で、無所属で出馬する意向を示した。

 民主党は東京選挙区の過去5回の選挙で延べ8人が全勝という圧倒的強さを誇ってきたが、今回は逆風にあえぎ、結党以来初の「議席ゼロ」の危機感が漂う。党本部は候補者一本化を模索したが調整は進まず、海江田氏が決起大会に出席して大河原氏を激励した翌日に公認取り消しが決まるというバタバタぶりだった。

 元副文部科学相で教育、医療、スポーツなどの分野に人脈を持つ鈴木氏と、市民運動出身で生活者の目線を強調する大河原氏。現職2人は支持基盤が異なり、「原発ゼロ」「反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」を柱に訴える大河原氏には出身母体の地域政党・生活者ネットワークも全面支援している。

 公認を鈴木氏に絞っても民主の支持が一本化するとは限らず、崖っ縁の状況は変わらない。

 民主の混乱を尻目に、自民は現職の丸川珠代氏と比例代表から転身する武見敬三氏の2人を擁立し、党の高い支持率を追い風に1986年以来27年ぶりの2議席獲得を狙う。

 丸川氏は元アナウンサーの知名度が強みで、この6年で都内をくまなく回り各種団体への浸透も図ってきた。武見氏は日本医師会会長を務めた故武見太郎氏の三男。医療関連団体を中心に支持を広げ、得意の社会保障や外交政策などを訴える。

 公明の山口那津男氏は、全国の候補者の応援のため選挙期間中も都内に入る機会は少ないが、地元議員を中心に組織を固めて議席確保に万全を期す。

 ◇受け皿狙う共産、第三極
 都議選に続きアベノミクスへの評価が争点とされる中、民主に代わる「反自民」の受け皿を目指すのが、共産や「第三極」の政党、脱原発を中心に訴える候補者などだ。

 過去2回、55万票台と議席にあと一歩届かなかった共産は、都議選で議席を倍増し「手応えは十分」(都委員会幹部)とムードが高まる。吉良佳子氏は劣悪な労働を強いる「ブラック企業」の問題を追及し、同世代の若者への浸透も図る。

 みんなの党も都議選の躍進で鼻息が荒い。渡辺喜美代表は桐島ローランド氏を「今までの国会議員にない才能」と絶賛。10年来の友人の松田公太参院議員らと街頭に立ち、豊富な海外経験を基に「日本の伝統芸能を世界に広めたい」と訴える。

 維新は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言で失速したが、山田宏・都総支部長は「(自公以外の)2議席を改革勢力で確保できるかだ」と力を込める。陣営は小倉淳氏の「聞く力」をアピールし、ネットのトーク番組などで知名度アップを図る。

 脱原発を訴える政党や市民団体は、統一候補の擁立も模索したが、結果的に複数が名乗りを上げた。

 みどりの風は、昨年の衆院選で未来の党から立候補した丸子安子氏が、谷岡郁子代表の誘いを受け出馬を決めた。「脱原発だけでは勝てない」(党幹部)と、社会の多様性や命の大切さも訴える。

 原発の即時撤退を訴える山本太郎氏は、生活の党や社民が支援を表明した。陣営はネットでボランティア約1000人を集めたといい「組織がなくても参加型選挙で熱を広げたい」と意気込む。

 参院選6回目の挑戦になる中松義郎氏は「参院は優秀な個人が議員になるべきだ」と主張し、発明家の実績をアピールする。

2398チバQ:2013/07/03(水) 21:11:23
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 ■立候補表明した主な顔ぶれ■

鈴木寛(49)民 [元]副文科相

武見敬三(61)自 [元]副厚労相

丸川珠代(42)自 厚労政務官

山口那津男(60)公 党代表

桐島ローランド(45)み 写真家

吉良佳子(30)共 党都委員

丸子安子(45)風 デザイナー

小倉淳(55)維 アナウンサー

大河原雅子(60)無 [元]都議

中松義郎(85)無 国際創造学者

山本太郎(38)無 俳優

 敬称略。政党は民=民主、自=自民、公=公明、み=みんな、共=共産、風=みどりの風、維=維新、無=無所属

〔都内版〕

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk13010287000c.html
2013参院選・東京:大河原氏、無所属で再選を目指す意欲示す /東京
毎日新聞 2013年07月03日 地方版

 民主党の公認取り消しが決まった現職の大河原雅子氏は2日夜、新宿区内の事務所で記者会見を開いた。大河原氏は「思いは変わらず、今回の選挙には出馬する」と述べ、無所属で再選を目指す意欲を示した。

 会見には選対本部長を務める小川敏夫参院議員らが同席。大河原氏は時折涙を見せながら「一本化は納得できない。(鈴木寛氏と)競い合ってという、前回同様の戦いをしたかった」と悔しさをにじませた。選挙戦には党籍を残したまま挑むという。【竹内良和】

〔都内版〕

2399チバQ:2013/07/03(水) 21:14:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddn041010010000c.html
岐路の夏:第三極、擁立バタバタ 差し替え続出、「短期決戦」臨む 既成政党は着々地盤固め
毎日新聞 2013年07月03日 大阪朝刊

 参院選(4日公示)が迫る2日、日本維新の会の比例代表の候補予定者が出馬を辞退し、みんなの党は兵庫選挙区などで予定者を発表、大阪ではいったん固めた予定者を差し替えた。公示直前まで陣容が定まらない第三極に対し、民主、自民、公明、共産の既成政党は、早くから候補者を決めて地盤固めを図る。出遅れが否めない第三極の両党だが、浮動票に期待して短期決戦に臨む。【伊澤拓也、渡辺暢、村上尊一】

 「橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言から逆風にさらされ、後援会幹部から辞退を促された。苦渋の選択をした」。維新公認で比例代表から出馬予定だった法人理事長の吉田浩巳氏(51)は2日、奈良県庁で記者会見して、辞退理由を説明した。慰安婦発言があった5月中旬以降、維新には辞退者が相次いでおり、選挙区2、比例4の計6人になった。

 同じころ、東京の衆院議員会館で開かれた維新の両院議員総会で橋下氏は、「私の振る舞いで維新は大変な苦境にある。全て私の責任で、申し訳なく思っている。一致団結して戦い抜こう」とあいさつ。出席者から「よーし」と声がかけられ、拍手がわいた。確執が伝えられる石原慎太郎共同代表も出席、結束をアピールした。

 一方、維新と一度は合意した候補者のすみ分けを解消したみんなの党は、ぎりぎりまで候補者擁立を図った。会社社長の下村英里子氏(30)が出馬を表明した兵庫(改選数2)も、維新とすみ分け予定だった。第三極同士の争いが民主、自民の現職を利するとの見方もあるが、兵庫県庁での会見に同席したみんなの浅尾慶一郎選対委員長は「政策で維新とかぶる面もあるが、選択肢を提示する必要がある」と強気だ。みんなは同日、大阪(同4)でも擁立を発表したが、当初予定していた経営コンサルタントが前日に辞退して混乱、会社員の安座間肇氏(35)が出馬表明した。

 一方、自民は4月中旬には47選挙区の候補をそろえた。6月に入って大阪での2人目擁立論が一時浮上したのも、安倍政権への追い風で強気の声がわいたためだ。組織政党の公明、共産の候補者擁立も早かった。既成政党のなかで民主は候補者選考が一部で難航したが、大勝した2007年選挙で当選した現職が多く、議席死守を目指して早くから始動した選挙区も目立つ。また、維新の予定者が出馬を辞退した奈良選挙区(同1)で、6月下旬に前衆院議員を立てて面目を保った。

2400チバQ:2013/07/03(水) 21:15:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk06010126000c.html
2013参院選・山形:あす公示 1議席巡り激戦へ 鹿野氏比例出馬と知事の舟山氏支援表明、選挙戦に影響か /山形
毎日新聞 2013年07月03日 地方版

 4日公示される参院選山形選挙区(改選数1)には、みどりの風現職の舟山康江氏(47)▽自民党新人の大沼瑞穂氏(34)▽共産党新人の太田俊男氏(59)▽諸派新人の城取良太氏(36)=幸福=の4人が立候補を予定している。21日の投開票に向けて17日間の選挙戦に入る。

 公示を目前に控えた先月末、選挙戦の構図に影響を与える動きが二つあった。

 一つは、民主党県連最高顧問の鹿野道彦元農相(71)が6月30日、同党の比例候補として出馬を表明したこと。民主は選挙区で独自候補の擁立を断念。運動が低調になることが懸念されたが、大沼氏の陣営は「民主票の掘り起こしにつながるのでは」と警戒する。

 もう一つは、吉村美栄子知事が6月27日、舟山氏への支援を明言したことだ。09年知事選での舟山氏の応援に対する「恩返し」が理由。自民側の反発が予想される中で表明を決断した。県民からの人気が高いとされる吉村知事だが、舟山氏とは支援組織が元々重なるところもあり、支持拡大につながるかは不透明。

 舟山氏は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対や農林水産省政務官として農業者戸別所得補償制度を創設した実績を訴える。支持する民主、社民、連合は原発や消費増税など個別政策で主張が異なり、一致団結できるかが課題だ。

 大沼氏は、自民県議らが主催する集会を回るなどして支援を訴える。県内JAグループでつくる県農協政治連盟(農政連)はTPPに対する見解を理由に舟山氏を推薦。大沼氏の陣営にとっては想定外だったが、地方議員が連日、後援会事務所に詰めている他、公明の協力もあり、態勢は整っている。

 太田氏は先月の東京都議選で共産党が第3党に躍進した勢いを支えに、政権批判を展開し選挙戦に臨む。城取氏は改憲や消費増税の中止を訴えている。【安藤龍朗、鈴木健太、前田洋平】

2401チバQ:2013/07/03(水) 21:18:38
http://mainichi.jp/area/news/20130630ddp041010012000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/1 円安、運送業直撃 燃料費高騰、経営努力が無に
毎日新聞 2013年06月30日 西部朝刊

 福岡県筑紫野市の郊外を走る国道3号沿いの運送会社「吉田運輸倉庫」。常務の吉田奨(すすむ)さん(28)は月末になると、契約しているガソリンスタンド3社の翌月の軽油とガソリン価格を比べた紙を運転手に配る。最も安いスタンドで給油するよう促すためだ。<依然として軽油は高値の状況が続いております。省エネ運転をお願いします>。価格表の上に書き添えた一文が、吉田さんの危機意識を表している。

 安倍晋三首相が景気底上げのために放ったアベノミクスの三本の矢。うちデフレ脱却を狙った大胆な金融緩和により、市場に大量の円が出回り円安が進んだ。この円安が運送業界を直撃している。

 資源エネルギー庁によると、昨年12月の安倍政権誕生後の半年で、軽油の全国平均小売価格は7円ほど値上がりし、高止まりしたままだ。約40台のトラックを所有する同社が使う軽油・ガソリンは1カ月に約1万リットル。「数円の値上がりが大きな負担になる」と吉田さん。仮に10円上がれば年間百数十万円のコストアップだ。

 同社は父で社長の広義さん(71)が1985年に軽貨物車1台で創業した。百貨店の配達から始め、その後、衝撃に弱い住宅建材を安全に運ぶ技術を確立して徐々に事業を拡大。現在は社員約30人を擁し住宅建材メーカーなど300社以上と取引するまでに成長した。

 将来の後継者として長男の奨さんが入社したのは3年前。今や経営のかなりの部分を任されている奨さんだが、表情は険しい。「安倍政権以前からこの業界は競争が激しく、経営は楽ではなかった」

 運送業界は90年の規制緩和以降、新規参入が相次いだ。国土交通省によると、全国の業者数は90年の約4万社から2011年には1・5倍の約6万社に膨らんだ。当然、業界内の競争は激化した。

 少しでもコストを抑えようと、吉田運輸は細かな努力を重ねてきた。タイヤ交換は業者に頼まず、奨さんが自ら行う。半年ごとに1台につき6本ずつ。年間40万円以上の節約になる。急発進を減らし燃費向上を運転手に意識させるため、昨年は1000万円を投じて運転内容を記録できるドライブレコーダーを全トラックに取り付けた。こうした努力を無にするように、アベノミクスの副作用が追い打ちをかけた形だ。

 帝国データバンクが6月に発表したアベノミクスに対する企業意識調査(1万145社が回答)で、「運輸・倉庫」の22・3%が業績への影響について「マイナス」と答え、「プラス」の16・4%を大きく上回った。同社福岡支社によると福岡県内では今年1〜5月に運送業者4社が倒産した。

 「経営努力にも限界がある。アベノミクスをアピールする政治家は現場で努力する人にも目を向けてほしい」。タイヤ交換をする手を止め、奨さんはつぶやいた。【黒澤敬太郎】=つづく

    ◆

 アベノミクスへの期待を背に安倍政権が高い支持率を維持している。だが、恩恵を得ているのは現段階で大企業など一部にとどまり、多くの国民は景気回復を実感できないでいる。参議院選挙(7月4日公示、21日投開票)を前に「アベノミクスの足元」を歩いた。

2402チバQ:2013/07/03(水) 21:19:11
http://mainichi.jp/area/news/20130701ddp041010013000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/2 食品高騰、家計に負担 庶民に恩恵「いつになる?」
毎日新聞 2013年07月01日 西部朝刊

 仕事帰り、夜8時から半額になるスーパーの総菜コーナーで足を止めた。「100グラム110円だったのに、150円かあ」。パック詰めの鶏の空揚げを手に取った北九州市八幡西区の会社員男性(50)はため息をつく。ディスカウントストアでまとめ買いした輸入品のベーコンは3カ月間で460円も値上がりした。「4割も高くなるとは」。男性は表情を曇らせる。

 安倍晋三首相が唱える経済政策「アベノミクス」で円安が進み、輸入品の価格が上昇している。4月以降、食用油の卸価格が家庭用1キロ当たり30円引き上げられ、輸入小麦やツナ缶も値上がりした。7月からは食パンや菓子パンの一部が2〜7%値上がりするほか、マヨネーズも値上げされるなどさまざまな食品や生活用品に波及すると見られている。

 男性の家族は妻(45)、高校1年と中学2年の息子2人。25年勤める会社の給料は減り続け、10年前より15%少ない。息子が月謝3万円の塾に通い始めた4年前から、妻も働くようになったが、年収は2人合わせても600万円弱。スーパーの特売セールなどをこまめに活用し、食費を少しでも抑えようとしているだけに値上げは痛い。5月からの電気料金値上げも家計にとって大きなダメージだ。「我が家にアベノミクスの恩恵はない」。男性は訴える。

 大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」で日本経済の再生を図るのがアベノミクスだ。デフレ脱却に向けて消費者物価2%上昇のインフレ目標を掲げる一方、1人当たりの国民総所得を10年後には現在の水準から150万円以上増やすことも目指す。

 経団連が5月に発表した大手企業の夏のボーナスは、昨夏比7%増と2年ぶりのプラスとなり、アベノミクス効果は表れている。しかし、多くのサラリーマンにとってはまだ給料が上がったわけではなく、円安に伴う物価上昇というマイナス面が家計にのしかかる。

 八幡西区の男性は、消費税の増税も気がかりだ。予定では、現在5%の税率が来年4月から8%に、2015年10月からは10%に引き上げられる。「最近はおつまみのナッツ類も買い控えるようにしています」と苦笑しながら、男性は嘆いた。「安倍さんは給料を増やすと言うが、私たちのところまでアベノミクスの恩恵は回ってくるのだろうか。増えるのは負担ばかりだ」【内田久光】=つづく

2403チバQ:2013/07/03(水) 21:19:55
http://mainichi.jp/area/news/20130702ddp041010029000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/3 「百選」の棚田、存続危機 「攻めの農業」で切り捨て?
毎日新聞 2013年07月02日 西部朝刊

 熊本県八代市の中心部から車で約40分。同市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区は深い山あいにある。農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている「日光(にちこう)の棚田」を見下ろしながら、蓑田和儀さん(70)は「昔はきれいだったとですよ。山のてっぺんから下まで田んぼだった」と在りし日に思いをはせた。

 標高420メートルにある日光の棚田は、戦国時代から江戸中期にかけて開墾された。八代市坂本支所によると、当時の住民は作った米を石と物々交換しながら山肌に石垣を積み、262枚計2ヘクタールの棚田を築いた。集落の人々は林業で生計を立てる傍ら、棚田を守るために米を作り続けてきた。

 棚田百選に選ばれた14年前は18軒があったが、高齢化が進んだ今は蓑田さん方の1反歩(約10アール)を残すのみ。耕作条件は悪い。1台30万円以上の小型耕運機を手で押し、30キロ超の農薬を背負って防除作業にあたる。石垣の補修も欠かせない。収量は毎年8俵(480キロ)程度。自分と妻久枝さん(64)の分、そして独立した子供4人に送っている。

 周囲の田は耕作が放棄され雑草が茂るが、蓑田さんは「ご先祖様から譲り受けた土地を荒らさんように。言うなれば、私たちは『守りの農家』です」と自負心をのぞかせた。

 安倍晋三首相は2月の施政方針演説で「攻めの農業」を掲げ、「日本は瑞穂(みずほ)の国。息をのむほど美しい棚田の風景。若者たちが美しい古里を守り、未来に希望を持てる『強い農業』を創ってまいる」と述べた。

 また、農協などが危機感を強める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に参加する半面、アベノミクスの成長戦略に10年間で農業・農村全体の所得を倍増させる目標を掲げた。遊休・耕作放棄状態の土地なども含め農地を集積し、意欲的な担い手に利用してもらう考えで、大規模営農による生産性アップに期待がかかる。

 だが、全国の耕作放棄地は高齢化による担い手不足などで年々増えている。農水省によると、2010年は39・6万ヘクタールと25年間で約3倍になり、中山間地域ほど割合は多い。平地と比べ耕作条件が悪く、集約や規模拡大も難しいため担い手ニーズは低いのが現状だが、アベノミクスはこうした地域の対策を明確には示していない。

 東大大学院農政学研究室の安藤光義准教授は「中山間地域の話は地味で票にならないので『攻めの農業』にそぐわないのだろう」と指摘。一方で、国土の65%を占める中山間地域の農地は、土砂災害の防止や地下水の蓄えなど国土を守る重要な機能を果たしてきたとして「守りの部分もしっかりしないと国土の荒廃が進み、動植物の生態にも影響しかねない」と警鐘を鳴らす。

 蓑田さんも「攻めの農業」に威勢の良さを感じつつ、耕作が不利な農地の切り捨てとも映る。「こんな棚田を誰が守りますか。ご先祖様に申し訳ないが、毎年、今年が最後かもしれないと思う」【取違剛】=つづく

2404チバQ:2013/07/03(水) 21:20:36
http://mainichi.jp/area/news/20130703ddp041010023000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/4 為替の急変、中小打撃 「世界と競える環境整備を」
毎日新聞 2013年07月03日 西部朝刊

 組み立てられたばかりの最新機器が銀色に輝いていた。福岡県新宮町の国道3号沿いに工場が建ち並ぶ一角。垂直に動くリフターなどの搬送機器を製造している第一施設工業の工場で、社長の篠原統(おさむ)さん(71)が静かな口調で評価を下した。「アベノミクスで大手はもうけたかもしれないが、地方や中小企業に好況感はない」

 1967年創業の同社はエレベーターの据え付け業務からスタートし、工場などで部品や製品を搬送するための装置を自社開発して順調に事業を拡大してきた。従業員は85人。中でも、わずかなゴミやほこりの付着も許されない半導体や液晶メーカーの「クリーンルーム」向け製品は市場の約7割を占める。

 誤算だったのが2008年のリーマン・ショックだ。取引先の半導体や液晶メーカーが軒並み海外勢に敗れ、生産も中国に移ってしまった。「国内メーカーは設備投資どころではなくなった」。年間55億円あった売り上げは約10億円にまで減少。このピンチを乗り切るために、円高の進行に合わせて部品の海外調達を増やした。韓国進出にも踏み切った。ようやく売り上げが20億円まで持ち直してきた矢先に襲ってきたのが、アベノミクスによる「想定外」の円安だった。

 昨年12月の安倍政権誕生時に1ドル=80円前後だった円相場は今月2日の東京外国為替市場で99円台。部品調達費が年間約12億円の同社の場合、このままだと数千万円のコスト増になる見込みという。「円高に対応してきたのに、急激に為替を動かされた。なんで為替に振り回され、損をしなければならないのか。これがアベノミクスなのか」。篠原さんはため息をつく。

 アベノミクスの大胆な金融緩和などに伴う円安は、輸出で稼ぐ大手メーカーなどの業績に大幅な改善をもたらした。中でも自動車業界は、13年3月期連結決算でリーマン・ショック以前の08年3月期以来5期ぶりに営業利益が1兆円を超えたトヨタ自動車をはじめ、大手8社すべてが増収増益となった。

 だが、国内市場中心の中小や下請けは景気回復を実感できないのが現実で、全国中小企業団体中央会が5月に行ったアンケート(374社が回答)では、円安で経営状況が「悪くなった」(33%)が「良くなった」(14%)を上回った。篠原さんも「トヨタみたいな会社もあるが、気分的に景気が良くなってきただけ。中小企業の多くは給料を上げられない」と言う。

 第一施設工業は今春、荷物の搬送速度を高めた新製品を市場投入した。半導体など好不況が激しい業界の動向に翻弄(ほんろう)された反省から、生活に身近な食品や医薬品、化粧品業界などの安定市場へと狙いを定める。「ピンチがあればチャンスもある」。篠原さんは今回の苦境も経営努力で乗り切る考えだ。ただ一つ、政府に注文を付けた。「世界と競争するには他にはない機械で勝負しないといけない。税控除などベンチャーや中小企業がチャレンジできる環境を整えてほしい」【石田宗久】=つづく

2405チバQ:2013/07/03(水) 21:21:12
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_04.htm
参院選−気流どこへ・政党編(上)自民/業界締め付けも加速

自民党立候補予定者の総決起大会。支持者や国会議員、地方議員が気勢を上げた=6月23日、仙台市青葉区


◎期待捉え一気に攻勢

<ねじれ解消を>
 至上命令の圧勝に向け、組織が動きだした。
 参院選宮城選挙区(改選数2)で3選を狙う自民党現職愛知治郎(44)の陣営は6月23日、仙台市で総決起大会を開いた。集まった支持者らは約800人。地元国会議員や県議、首長ら48人が一人一人紹介され、層の厚さを見せつけた。
 当初は「一枚岩」ではなかった。愛知は祖父、父の地盤を継いだ世襲の3世。たたき上げの地方議員の評価は、ねたみも加わり安定しない。
 一時は候補者公募や2人擁立論も浮上したが、県連は党勢回復は途上として愛知1人に絞った。争うのは民主党現職とみんなの党新人ら。「勝って当たり前」(県議)という緩みがあった。
 結束が形になってきた原動力は、首相安倍晋三の政権運営にほかならない。経済政策「アベノミクス」は株価の乱高下があったものの、政権は高支持率を維持する。衆参のねじれ解消を「総仕上げ」と位置付ける。

<農相送り込む>
 同じ日の夜。東京都議選(定数127)で自民党は59人全員が当選して第1党を奪回した。
 それでも宮城県連幹事長の中島源陽は言葉を選ぶ。「地方では経済が上向いたという実感は乏しい。期待感が強い今を党の基盤強化のチャンスと捉えて戦う」
 東北では党本部主導のしたたかな戦略が加速する。業界団体の締め付けは、その一つだ。
 首相が3月に交渉参加を表明した環太平洋連携協定(TPP)。参加阻止を掲げる山形県農協政治連盟が山形選挙区(改選数1)で推薦したのは、自民が立てる新人大沼瑞穂(34)ではなく、みどりの風現職の舟山康江(47)だった。
 自民党は6月22日、農相林芳正を山形に送り込んだ。農協などにもあえて案内を出し、県内3カ所で講演。「決めた以上は国益を守るため、交渉に臨む」とTPP交渉参加に理解を求めた。県農政連幹部とも懇談し、圧力をかけることを忘れなかった。

<火消しに躍起>
 一方で思わぬ死角が潜む。党政調会長高市早苗が同17日の講演で、福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示す発言をしたのだ。
 高市は撤回し陳謝したが、福島選挙区(改選数1)で再選を狙う少子化担当相森雅子(48)は同23日、いわき市での総決起大会で「福島に死者がいないなんてうそ。自殺した人もいる」と火消しに躍起になった。
 東北6選挙区(改選数7)で自民党は6議席を狙う。各県連は、政権陥落が地方組織の弱体化につながった苦い経験を忘れていない。
 元県議の新人中泉松司(34)を擁立する秋田選挙区(改選数1)。県内の衆院3選挙区と参院2議席は一時、民主党が独占していた。
 知名度が不足する中泉を県議26人が支える。徹底した県内回りは2巡目に入った。県連副会長の鈴木洋一は「民主への関心が薄らいだだけで、本当の追い風は吹いていない。今回、基盤を固めれば次が開ける」と言う。
 民意の動向を凝視する各陣営。真夏の戦いに、上昇気流を捉える方程式を探る。(敬称略)


 参院選(7月21日投票)は4日の公示まで3日となった。東北6選挙区では、各政党が激しい前哨戦を繰り広げている。安倍晋三首相の政権運営のほか、東日本大震災からの復興をめぐり、31陣営が論戦の火花を散らす。浮沈が懸かる東北の決戦場で、政党の姿を追った。


2013年07月01日月曜日

2406チバQ:2013/07/03(水) 21:21:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130702_01.htm
参院選−気流どこへ・政党編(中)民主/崖っぷち、浮上策腐心

街頭演説で安倍政権に対抗する決意を示した海江田民主党代表=6月27日、仙台市青葉区一番町


<手厳しい評価>
 曇り空の下、浮上のきっかけをつかめない党首が懸命に訴えた。
 「安倍政権の経済政策は円安と株高に頼っている。長続きしない。民主党は雇用を安定させ中間層を増やす。消費拡大で景気回復を図る」
 民主党代表の海江田万里は6月27日、仙台市中心部に立った。演説の中心は2日前に公表した参院選(4日公示、21日投票)のマニフェスト(政権公約)だ。
 競合する日本維新の会が共同代表橋下徹の失言で失速。「アベノミクス」は株価の乱高下で陰りが見え始めた。攻勢の材料がそろったのもつかの間、6月23日の東京都議選で43あった議席が15に激減。第4党に陥落する惨敗だった。
 「正直言って、全くインパクトがない」。民主党宮城県連幹部は、責任論がつきまとう海江田に手厳しい。
 宮城選挙区(改選数2)は現職の岡崎トミ子(69)が4選を目指す。自民現職がやや先行し、みんなの党新人らと競り合う。崖っぷちだが、党の「看板」にもマニフェストにも、浮上の秘策は見つからない。
 県連関係者は「労組や地域への引き回しなどやれることをやるしかない。好材料は他陣営の動きが鈍いことぐらいだ」と薄氷を踏む戦いであることを認める。

<定数減り苦境>
 東日本大震災を挟み、迷走した民主政権。各陣営は回ってきた大きなつけに苦しむ。
 福島第1原発事故が収束しない福島選挙区(改選数1)。「あなたが民主党でなければ良かった、との声も聞く」。再選を狙う現職金子恵美(47)は同19日、郡山市での事務所開きで語った。
 改選数2だった07年はライバルの自民現職森雅子(48)に13万票差でトップ当選。定数減でサバイバルの今回は一転して苦境だ。「県外に流出した子どもを古里に戻すなど、避難者の心や笑顔を取り戻す復興を進める」と訴えに腐心する。

<因縁絡み混戦>
 岩手選挙区(改選数1)では、迷走の縮図が浮かび上がる。
 「まだ仕事をしたいという思いがこみ上げてくる。ぜひ仕事場をつくってほしい」。同22日、岩手選挙区(改選数1)で3選に挑む現職の平野達男(59)は盛岡市の事務所開きで呼び掛けた。民主政権で復興相を任されたベテランは党を見限り、無所属で戦う。
 平野が水面下で連携を探ったとされる自民は田中真一(46)を擁立。民主は吉田晴美(41)を立てた。小沢一郎(衆院岩手4区)率いる生活の党も関根敏伸(57)を公認。因縁が絡む混戦だ。
 「野党がばらばらで、一強多弱だ」。同じ日、花巻市であった関根の集会。生活県連幹事長の佐々木順一は、もともと小沢の下で結束していた勢力が3分裂してしまった現状を嘆いた。
 「徳俵に足がかかった状態」(元財務相安住淳)で防戦一方の民主党。その後の展望を宮城県連幹部が読み解く。「いまの民主党ではどうにもならない。自民政権に結束して対抗するため、野党再編の流れができるはずだ」(敬称略)


2013年07月02日火曜日

2407チバQ:2013/07/03(水) 21:21:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_06.htm
参院選−気流どこへ・政党編(下)第三極/支持拡大へ政策強調

農業分野などでの規制緩和を訴えたみんなの党の渡辺代表(車上右)=6月8日、仙台市青葉区


<結集戦略狂う>
 「仙台市内では現職の背を捉えつつあるが、郡部はリードを許している。何としても勝ち抜く」
 1日夜、石巻市。参院選(4日公示、21日投票)の宮城選挙区(改選数2)に立候補するみんなの党新人和田政宗(38)は、事務所開きで声を張り上げた。
 事務所は仙台市に次いで2カ所目。郡部での知名度アップを狙う拠点と位置付け、若手経済人や漁業者が気勢を上げた。
 結党から4年がたつ。党は昨年の衆院選後、日本維新の会との連携を模索したが、維新共同代表の橋下徹の従軍慰安婦発言で破綻。第三極結集の戦略は大幅に狂った。
 「アベノミクスの3本の矢は、実は1本しか的に当たっていない。あとの2本は的外れだ」
 6月8日、党代表渡辺喜美は仙台市の中心部でマイクを握り、安倍政権の経済政策を批判した。
 与党優勢が伝えられる戦いで、党が打ち出したのは「原点回帰」。専売特許の「しがらみのなさ」をアピールし、自民党との立ち位置の違いを鮮明にする戦略だ。
 「自民党は強力な圧力団体の支援を受けている。ぼろ勝ちさせてはいけない」。渡辺は自民党が深く踏み込まない電力、医療、農業の3分野での規制緩和を訴えた。

<受け皿を狙う>
 東京都議選投票日の6月23日午前。党幹事長江田憲司はJR青森駅前で、青森選挙区(改選数1)の新人波多野里奈(40)の応援に立った。
 「首相はわれわれが3年前の参院選で公約した大胆な金融緩和を盗んだ。だが、成長戦略への失望感から株価は下がっている」。自民党に飽き足らない保守票の受け皿になることを狙う。
 その夜、都議選では自民党が完勝した。みんなは改選前の1議席を7議席に増やした。曲折の末、存在感は保ったが、この流れが参院選につながるかどうかは未知数だ。
 宮城の党関係者は「東京現象に惑わされてはいけない。とにかく候補者の名前を知ってもらうしかない。正念場だ」と意気込む。

<豪腕 背水の陣>
 青森では、党分裂を繰り返してきた「豪腕」が背水の陣を敷く。
 「青森、岩手だけは何としても議席を確保する」。生活の党代表の小沢一郎は6月16日、青森選挙区に立つ東北ただ一人の現職平山幸司(43)の総合選対本部長に就き、言葉に力を込めた。
 平山応援のための青森入りは6回を数えた。「投票まで残りわずか。一票も無駄にするな」。異例の陣頭指揮で自民、みんな、共産、無所属など5新人との戦いに臨む。
 共産党は東北6選挙区全てに新人を擁立。東北での比例代表の得票目標を2010年の倍以上の48万5000票に設定した。都議選では反自民の受け皿となり第3党に躍進。宮城県委員長中島康博は「東京だけでなく宮城でも政治の流れを変える」と強調する。
 社民党が東北で唯一、擁立した福島選挙区(改選数1)の新人遠藤陽子(63)は6月23日、須賀川市での党会合で脱原発を訴えた。党の退潮に歯止めを掛けようと、「参院選を党勢回復のきっかけにする」と誓った。(敬称略)


2013年07月03日水曜日

2408チバQ:2013/07/03(水) 21:22:24
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130628_03.htm
参院選−攻守激戦(1)青森/自民、議席奪還なるか




 自民、公明両党の政権復帰後、初めての本格的な国政選挙となる第23回参院選は、7月4日の公示(21日投票)まで1週間を切った。東北6選挙区には計31人が立候補を予定する。宮城、秋田、福島で民主、自民両党の激突が軸となる。青森、岩手、山形では、民主を離党した現職の戦いにも注目が集まる。東北各県の構図を見る。(6回続き)

 東北の選挙区で唯一現職を立てる生活の党が議席を守るのか、自民党が6年前の雪辱を果たすのかが焦点だ。生活は環太平洋連携協定(TPP)や安倍晋三政権の経済政策・アベノミクスをめぐり、自民批判を強める。高い政権支持率を追い風に、自民が勝てば県選出の国会議員を独占することになる。

<異例の布陣敷く>
 生活の平山幸司氏(43)は、「政治の師」と仰ぐ小沢一郎代表(衆院岩手4区)を選対本部長に迎える異例の布陣で、議席を堅持する構え。反TPP、反アベノミクスを訴え、社民党に加え、これまで自民党を支持してきた農協グループの政治団体「県農協農政対策委員会」から推薦を得た。
 ただ同委員会は、共産党新人の吉俣洋氏(39)、無所属新人の前県農協中央会長の工藤信氏(59)の2人も併せて推薦しており、構図は複雑化している。陣営は現職としての実行力を前面に「真の反TPP候補」を印象付ける戦略を練る。

<引き締めを図る>
 自民新人の元県議滝沢求氏(54)は県議5期の実績を掲げ、「県内自治体が抱える課題は隅々まで把握している。中央に青森の声を的確に届ける」と訴える。
 党県連は昨年12月の衆院選で圧勝した勢いが全国的に持続しているとみて、企業・団体推薦の獲得を急ぐ。一方、4月の青森市長選で党推薦候補が無所属の現職に大敗したのは不安材料。大島理森前党副総裁(衆院青森3区)は「野党時代の3年前の参院選を思い出そう」と呼び掛け、引き締めを図っている。
 みんなの党からは新人のフリーアナウンサー波多野里奈氏(40)が立候補する。民主党公認で出馬した昨年12月の衆院選青森1区と2010年の参院選青森選挙区は、ともに落選。ことし3月に「重要政策で二転三転した」として民主を離党した。街頭活動などを重ね、労組や農業団体などの既得権益を打破する改革を訴える。
 共産の吉俣氏は「第三極は自民の補完勢力。自公政権に真っ向から対抗しているのは共産だけ」と主張。脱原発集会などに精力的に足を運び、国の原子力政策に批判的な無党派層にも支持を訴える。
 無所属の工藤氏は民主の推薦を受ける。党は準公認の支援体制を敷き、党所属の地方議員が支持獲得に奔走。リンゴ栽培を手掛ける工藤氏を「農業者代表」としてアピールし、反TPPを主張する陣営間の戦いを有利に進めたい考えだ。
 幸福実現党は新人の石田昭弘氏(54)を立てる。


◇青森選挙区立候補予定者(1−6)
滝沢求 54 元県議    自 新(公推)
波多野里奈 40 会社社長   み 新
平山幸司 43 党県連代表  生 現(1)(社推、ミ支)
吉俣洋 39 党県書記長  共 新
石田昭弘 54 宗教法人職員 諸 新
工藤信 59 農業団体役員 無 新(民推)


2013年06月28日金曜日

2409チバQ:2013/07/03(水) 21:22:53
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130629_02.htm
参院選−攻守激戦(2)岩手/現職支持分散し混戦




 3選を目指す現職が民主党を離れ無所属となったことで支持層が分散、混戦が予想される構図となった。民主は独自候補を立てて挑み、自民党は21年ぶりの議席奪還に燃える。生活の党にとっては「小沢王国」復活を懸けた戦いとなる。

<即戦力アピール>
 現職の平野達男氏(59)は前回、現生活代表の小沢一郎氏(衆院岩手4区)の支持者に支えられ、約44万票を獲得し圧勝した。前復興相として知名度は高いが、自前の組織構築が課題だった。
 民主の一部県議らに加え、大票田に県議の議席を持つ「地域政党いわて」が選対本部を組み、ようやく態勢が整った。
 佐々木一栄選対本部長は「震災復興で、即戦力になるのは平野氏だけ」と草の根で支持を広げる戦略を描く。
 民主は地元にゆかりのない新人の吉田晴美氏(41)を擁立。批判的な党県議が平野氏支持に回り、組織が分裂したまま選挙戦に突入する。
 都市部などで1日数十カ所の街頭演説をこなし「女性の視点で人に寄り添う震災復興に取り組む」と訴える。インターネットも活用し、「徐々に手応えが出てきた」(県連幹部)という。陣営が頼みとする連合岩手の八幡博文事務局長は「比例と連動しながら組合員の末端まで浸透させる」と意気込む。

<与党の強み訴え>
 自民は公募で選んだ新人田中真一氏(46)を立てる。北上市で勤務経験があることなどを強調し、「落下傘候補」のイメージ払拭(ふっしょく)に励む。
 昨年の衆院選で現職の衆院議員が4人に増え、その後援会組織を核に県内を駆け回る。千葉伝県連幹事長は「予算を取って政策を実行できるのは政権与党」とアピールする。党本部も最重点としており、選挙期間中に安倍晋三首相が応援に駆け付ける予定。
 生活の新人関根敏伸氏(57)は出馬表明が5月中旬と最も遅れた。知名度不足を解消するため、党国会議員らの後援会を母体に、環太平洋連携協定(TPP)、消費税増税への反対を訴え、浸透を図る。
 昨年の衆院選では比例復活を含め2議席にとどまり、小沢代表も票を大きく減らした。てこ入れに小沢代表が既に3回来県するなど、王国再建に躍起。佐々木順一県連幹事長は「岩手で勝ち、自公政権に対抗する政治勢力をつくる」と誓う。
 共産党新人の菊池幸夫氏(54)は5度目の国政挑戦。菅原則勝県委員長は「安倍政権の批判票の受け皿となりつつある」と手応えをつかむ。
 幸福実現党新人の高橋敬子氏(51)は消費税増税の阻止を訴える。


◇岩手選挙区立候補予定者(1−6)
吉田晴美 41 元議員秘書  民 新
田中真一 46 元慶大職員  自 新(公推)
関根敏伸 57 元県議    生 新(ミ支)
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 元県職員   諸 新
平野達男 59 前復興相   無 現(2)


2013年06月29日土曜

2410チバQ:2013/07/03(水) 21:23:16
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_03.htm
参院選−攻守激戦(3)宮城/民自み、白熱の前哨戦


 議席死守に全力を挙げる民主、トップ当選を狙う自民の両党に、みんなの党が絡んで白熱した前哨戦が繰り広げられている。1998年以来5回続いた民主、自民系の「指定席」の一角を、みんなが奪取できるかが焦点。共産党も間隙(かんげき)を縫って上昇を狙う。

<鍵握る無党派層>
 民主は現職の岡崎トミ子氏(69)の4選を、県連組織の生命線と位置付ける。知名度はあるものの、「離れる票も多い」と県連幹部。前哨戦は地方議員や連合宮城関係者とともに地域や労組を丹念に回り、支持を固める戦術に力を入れた。
 岡崎氏は「脱原発」を信条とするが、これに反発がある産業別労組の前では発言を控え、雇用や暮らしの安定に力を入れる配慮を見せる。
 選対本部長の安住淳県連代表(衆院宮城5区)は「郡部で浸透するが、大票田の仙台市でみんなの党がどれだけ得票するか分からない。もう指定席ではない」と危機感を強める。今後は仙台で街頭活動を増やし、無党派層の取り込みを図る。
 自民は3選を目指す現職の愛知治郎氏(44)で必勝を期す。祖父(故揆一元蔵相)、父(和男元防衛庁長官)から受け継いだ後援会に加え、党県連の組織力が強み。公明の推薦も受け、安定した戦いを進める。
 県連は2議席独占の可能性を検討したが、党勢回復は途上と判断し、愛知氏1人に絞った。
 2001年、07年はいずれも岡崎氏にトップを譲った。07年は19万票もの大差をつけられた。今回は安倍政権の高支持率を背景に初のトップの座に照準を定める。
 都議選の完勝で自民の追い風があらためて鮮明になったが、陣営は「謙虚に戦わないと足をすくわれる」と緩みへの警戒を強める。

<保守票にも照準>
 みんなは新人の和田政宗氏(38)を立てる。元NHK仙台放送局アナウンサーの知名度を生かし、支持拡大を図る。仙台市などの街頭演説では「前政権がめちゃくちゃにした復興予算を有効活用する」と訴え、民主支持層や無党派層への食い込みを狙う。
 自民党系を含めた地方議員や首長らを訪問し、保守票の切り崩しにも躍起。党レベルでは日本維新の会と共闘態勢を解消したが、県内の維新関係者とは「個人的な信頼がある」(陣営幹部)と連携効果に期待する。
 共産は新人の岩渕彩子氏(29)を擁立。若さを前面に出し、原発再稼働方針や憲法改正問題への政府の姿勢を批判する。党県委員会の中島康博委員長は「安倍政権に対する対立軸を強調し、暴走にストップをかける」と意気込む。
 幸福実現党からは新人の皀智子氏(41)が立候補する。

◇宮城選挙区立候補予定者(2−5)
岡崎トミ子 69 元消費者相  民 現(3)
愛知治郎 44 行政監視委長 自(無)現(2)(公推)
和田政宗 38 元NHK職員 み 新
岩渕彩子 29 党県相談室長 共 新
皀智子 41 主婦     諸 新


2013年06月30日日曜日

2411チバQ:2013/07/03(水) 21:23:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_05.htm
参院選−攻守激戦(4)秋田/自民、衆参独占に照準




 再選を目指す民主党現職に対し、自民党が若手の元県議を擁立し、両党が激突する。民主が国政で秋田県唯一の議席を死守するのか、自民が独占を達成するのかに注目が集まる。

<社民が共闘離脱>
 民主現職の松浦大悟氏(43)は6年間の実績を強調し、社会保障の充実を訴える。アベノミクス批判を展開し、反自民票の受け皿を狙う。元テレビ局アナウンサーとして全県的に高い知名度を生かしたい考えだ。
 5月11日、前原誠司元国家戦略担当相が秋田市入りし、てこ入れを図った。昨年12月の衆院選で惨敗したことに触れ、「自民が参院も取ったら、やりたい放題だ。そのとき、数がないと止められない」と訴えた。
 松浦氏は2007年に無所属で初当選した。当時は民主、社民党、連合秋田の3者が共闘。消えた年金記録問題による自民への逆風もあり、強固な組織を持つ自民現職を破った。
 しかし、社民は08年の松浦氏の民主入党などで不信感を募らせ、共闘から離脱し、今回は自主投票となった。民主は12年衆院選秋田1〜3区で自民に全敗。政権を担った時代に失った信頼を取り戻すのは容易でない。陣営関係者は「6年で大きく状況が変わった」と危機感を募らせる。

<知名度向上図る>
 自民新人の元県議中泉松司氏(34)は、若さと6年の県議経験を前面に戦う。秋田市を地盤としていたため、衆院2、3区エリアでの知名度アップが課題だ。
 党県連は、衆院1〜3区の衆院議員もフル動員して総力戦で臨む。10年の参院選では、元プロ野球選手の石井浩郎氏を擁立し勝利。今回は、知名度の高い石井氏が二人三脚できめ細かく全県を回り、支持拡大につなげる戦術だ。
 公明党の推薦を得たほか、各種団体の支援も取り付け、分厚い組織で戦いを進める。佐竹敬久知事も6月23日の事務所開きで、「秋田を支える政治家として育てていく。笑って万歳できるよう一緒に戦う」と支援の姿勢を明確にした。
 陣営関係者は「オール自民になることへの有権者の抵抗感と陣営の緩みを警戒している」と引き締めを図る。
 共産党新人の佐竹良夫氏(62)は改憲阻止や消費税増税の中止、環太平洋連携協定(TPP)反対などを柱に政策論争を挑む。東京都議選で躍進した勢いで有権者への浸透を図る。県委員会は「(自公政権と)正面から対決できるのは共産党だけ」と主張する。
 幸福実現党は新人の西野晃氏(36)を立てる。

◇秋田選挙区立候補予定者(1−4)
松浦大悟 43 党県代表   民 現(1)
中泉松司 34 党県青年局長 自 新(公推)
佐竹良夫 62 党県政策委員 共 新
西野晃 36 宗教法人職員 諸 新

2013年07月01日月曜日

2412チバQ:2013/07/03(水) 21:24:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130702_02.htm
参院選−攻守激戦(5)山形/みどり「県民党」前面


 野党共闘で選挙戦に臨むみどりの風現職が、東北で唯一の議席を死守できるかどうかが最大の焦点。昨年の衆院選で、県内3選挙区のうち2議席を奪取した自民党は、高い政権支持率の追い風に乗り、新人を擁立して6年前の雪辱を期す。

<農政連切り崩す>
 再選を目指すみどりの風現職舟山康江氏(47)は、民主、社民両党と連合山形から「支持」を取り付けたほか、環太平洋連携協定(TPP)に反対する山形県農協政治連盟(農政連)からも推薦を獲得した。自民党の有力支持基盤の一つを切り崩したことで、課題の一つとされた組織力の構築にめどが立った。
 2007年に舟山氏を公認した民主党は今回、独自候補の擁立を断念し、昨年7月に離党した舟山氏と連携する異例の選挙対応を選択した。比例代表に同党公認で立候補する鹿野道彦元農相(71)も連動する考えを強調した。
 離党の理由は、TPPや消費税増税、原発再稼働など政策の不一致だった。党県連の吉村和武幹事長は「参院選に向け、舟山氏もわれわれも労働者、生活者目線の基本姿勢は同じ」と話すが、党内や連合山形の一部からは、政策をめぐる不協和音が聞こえてくる。結束力を高めるため、みどりの風の政党色を極力抑え、「舟山氏個人」や「県民党」を前面に出す戦術だ。

<雪辱期し総力戦>
 自民党は、公募で選んだ新人大沼瑞穂氏(34)を擁立する。元山形市長の曽祖父を持つが、本人は東京都出身で山形で暮らした経験がない。知名度アップに向け、県連地域支部の総会や国会議員の会合に出席し、顔を売り込んでいる。
 07年の参院選で、自民候補は舟山氏に13万票余りの差をつけられた。今回は県選出の党国会議員や32人の党県議らを中心に総力戦で臨む。県内の市町村長有志24人が「支援する会」を発足させたほか、県建設業協会などの推薦も得ており、組織力に磨きが掛かる。
 警戒感を強めるのは、反旗を翻した県農政連の動きだ。6月には林芳正農相が県内入りし、てこ入れを図った。県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)は「今後、政権党と農協グループの関係がどうなるか」と揺さぶりをかける。
 公明党は党比例候補との連動を視野に入れ、大沼氏を全面支援する。
 共産党新人の太田俊男氏(59)は、街頭演説などで政権与党の経済政策を批判。本間和也党県委員長は「内需拡大や経済成長で税収を増やす政策を訴え、党の存在感を高めたい」と、政策重視の訴えを展開する。
 幸福実現党の城取良太氏(36)は宗教団体の全面支援を受ける。

◇山形選挙区立候補予定者(1−4)
大沼瑞穂 34 元財団研究員 自 新(公推)
太田俊男 59 党県副委員長 共 新
舟山康江 47 党政調会長  ミ 現(1)(民・社支)
城取良太 36 宗教法人職員 諸 新


2013年07月02日火曜日

2413チバQ:2013/07/03(水) 21:24:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_07.htm
参院選−攻守激戦(6完)福島/尾を引く「高市発言」


 改選数が2から1に減り、民主党の金子恵美氏(47)と自民党の森雅子氏(48)の両現職が事実上の一騎打ちで雌雄を決する。民主、自民とも最重点選挙区に位置付け、両党首が既に選挙区入りした。公示日も来県する予定で、序盤から激しい戦いになる。

<追い風?火の粉?>
 金子氏は支持者、支援団体回りなど地道な地上戦を展開してきたが、自民の高市早苗政調会長の「福島第1原発事故で死者は出ていない」発言を機に6月中旬以降、街頭演説で支持を訴える空中戦を織り交ぜるようになった。「命を軽んじる自民の体質が出た」と党批判を強める。
 海江田万里代表も6月27日、急きょ福島市を訪れ、「原発周辺の自治体は今も時計の針が止まっている。自民の政策責任者である高市氏の発言にはらわたが煮えくり返る思いだ」とたたいた。
 昨年12月の衆院選で、民主は県内5選挙区で1勝4敗と惨敗し、「長い長い坂を転げ落ちてきたような半年間」(吉田泉衆院議員)だった。高市発言で「潮目が変わった」と勢いづく半面、相次ぐ離党者や脆弱(ぜいじゃく)な地方組織という課題は解消されていない。
 森氏は1期目で安倍内閣の少子化担当相に抜てきされた。経済政策「アベノミクス」効果による高い内閣支持率に乗り、前哨戦を優位に進めてきた。
 安倍晋三首相が1日に森氏の地元いわき市と、原発事故の避難区域が集中する双葉郡を視察した際は案内役を務めた。風評被害を心配する農家に「大臣として風評の払拭(ふっしょく)にあらゆる手だてで臨む」と約束し、現役閣僚の存在感をアピールした。
 唯一の不安材料は高市発言。発言から半月たった今も県民の反発は収まっていない。森氏は「私は大臣である前に福島県の国会議員。亡くなった方の無念の気持ちに添って必ず福島を再生する」と火消しに躍起だ。
 森氏は前回参院選で金子氏に13万票もの大差をつけられた。金子氏本人ですら「当時は風、風、風だった」と自力以上の得票を自認するが、森氏は「前回民主に入れた13万人に森と書いてもらわないと勝てない」と危機感を募らせる。

<見えにくい争点>
 原発事故からの早期復興と県内原発の全基廃炉は、ほぼ全ての候補が主張し、政策上の争点は見えにくい。反自民票が分散すれば森氏優位は確実になる。
 東京都議選で躍進した共産党は、党県常任委員の岩渕友氏(36)を再び擁立した。ミニ集会を精力的にこなし、原発即時ゼロを訴える。
 社民党県常任幹事の遠藤陽子氏(63)は東北6選挙区で唯一の党公認候補。生活の党の推薦を受け、「反原発」票の上積みを図る。
 幸福実現党の新人酒井秀光氏(45)、無所属の杉内一成氏(80)も立候補を表明している。

◇福島選挙区立候補予定者(1−6)
金子恵美 47 前復興政務官 民 現(1)
森雅子 48 少子化担当相 自(町)現(1)(公推)
岩渕友 36 党県常任委員 共 新
遠藤陽子 63 党県常任幹事 社 新 (生推)
酒井秀光 45 元会社員   諸 新
杉内一成 80 政治団体代表 諸 新


2013年07月03日水曜日

2414チバQ:2013/07/03(水) 21:24:46
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_08.htm
全国票取り込みにネットフル活用 東北の比例候補予定者
 参院選(4日公示、21日投票)の比例代表で東北を拠点とする立候補予定者が、解禁されるインターネットを使った選挙運動に積極的に乗り出す構えだ。選挙区は日本全国。縁のない地域から票を取り込む有力な武器になるとみている。無党派層への浸透を図る第三極政党などの陣営が、戦略を練っている。

 日本維新の会から立候補する元衆院議員中野正志氏(65)の陣営は6月上旬、IT関連会社の社員ら約70人を招いた会合を東京都内で開いた。それぞれのブログなどで中野氏の政策を発信してもらい、ネット上に拡散させるのが狙いだ。
 訴えるのは「年金ポイント制」という政策。消費税を年金保険料として積み立て還付する。物やサービスの購入が年金につながり、景気対策にもなるという。陣営は「年金不信が強い20〜40代に訴えるにはネットが最も有効」と話す。
 比例代表は、政党内で個人名の得票が多い順に議席を獲得する。無党派層を引き付けようと、政策だけでなく、候補者の人柄なども発信する。
 みんなの党から立候補する元宮城県議菊地文博氏(53)は、党の公約に沿った主張に加え、飼っているペットなど政治と離れた話題も交流サイト「フェイスブック(FB)」に載せている。
 「新しい情報を発信し続けないと飽きられる。写真も効果的に使う」と陣営。動画も配信し、幅広い浸透を狙う。
 みどりの風から立つ前福島県双葉町長の井戸川克隆氏(67)もFBなどで原発問題を訴える。党関係者は「全国を飛び回る時間はない。うまく活用したい」と話す。
 共産党が擁立する元ソニー労組仙台支部副委員長の小高洋氏(32)は、期間社員の雇い止めの撤回を求めて経営者側と戦ってきた実績をアピール。地元党幹部は「全国の労働運動関係者には知られた人物。ネットで人柄を伝える」と言う。
 共同通信社が6月下旬に実施したトレンド調査では、投票先を決める際にネットを参考にしないとの回答が6割を占めた。ある陣営幹部は「何が効果的か、はっきりは分からない。探り探りやっていく」と話している。


2013年07月03日水曜日

2415チバQ:2013/07/03(水) 21:25:09
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_02.htm
沿岸首長、応援二の足 混戦模様、復興誰に託す 岩手
 過去最多の6人が立候補する4日公示の参院選岩手選挙区(改選数1)で、混戦の前哨戦の中、東日本大震災で被災した自治体首長が戸惑っている。多彩な顔触れや政治情勢、地元事情が複雑に絡み、動きが取れない。「被災地の実情をよく理解し、復興の加速に最も貢献してくれる人」。復興最優先の被災地首長が描く理想は、一体誰がかなえてくれるのか。

 岩手選挙区に立候補するのは民主党吉田晴美氏(41)、自民党田中真一氏(46)、生活の党関根敏伸氏(57)、共産党菊池幸夫氏(54)、幸福実現党高橋敬子氏(51)の5新人と、無所属現職の平野達男氏(59)。
 6人はいずれも公約で、震災からの早期復興を掲げる。だが、被災地には「正直、決め手に欠ける」(衆院岩手3区の首長)と映る。
 「震災後の経過を知らず『これから勉強します』と言われても困る」と漏らすのは3区の別の首長。昨年の衆院選で政権を奪還した自民を最も頼りにしたいが、同党が擁立する田中氏は横浜市出身で「落下傘候補の新人」。山形県河北町出身の民主吉田氏も同様で「被災者の気持ちを共有できるかどうか」と悩む。
 復興の実績では、民主政権で初代復興相を務めた平野氏の評価が高い。被災地に精通し、「個人的に携帯電話で情報交換してきた」(2区の首長)などと信頼を寄せる。
 平野氏は今回、民主を離れ無所属で3選に挑む。過去2回の選挙で圧勝を支えた生活の小沢一郎代表(衆院岩手4区)とたもとを分かち、生活は平野氏の地元・北上市選出の県議だった関根氏を擁立するなど、支持基盤は一転して縮小した。全国的に上げ潮ムードの自公政権の中で「どこまで被災地の要望を実現してもらえるか」と不安視する向きもある。
 離党前、自民に秋波を送った平野氏だけに「当選して自民会派に入れば、被災地にとって一番の理想」という思惑も噴き出す。
 昨年の衆院選で小沢氏を頂点とした「王国」が揺らぐ岩手県では、支持層が流動化している。そのため「選挙対応は非常にセンシティブ。誰を応援するかは公言できない」(3区)、「今回は特定候補を応援することは考えていない」(2区)と沈黙を決め込む首長もいる。
 3区のある首長は「私を選んだ有権者が、参院選で支持する人はさまざまだ」と明かす。自らの足元を見詰め「動かないことが得策」との雰囲気が漂っている。


2013年07月03日水曜日

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2416チバQ:2013/07/03(水) 21:25:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_01.htm
吉村山形県知事、反発覚悟で恩義通す 舟山氏支援表明
 吉村美栄子山形県知事が参院選山形選挙区(改選数1)で、再選を目指すみどりの風現職の舟山康江氏(47)支援を表舞台で表明した。初当選した2009年の知事選で応援を受けた「恩と義」を理由に挙げる。新人の大沼瑞穂氏(34)を擁立する自民党の反発が予想される中、影響を最小限に抑える思惑がにじむタイミングだった。
 「私の立場になると動かない方が楽。腹が痛くなるほど考えたが、感謝の気持ちを表さないと人間としておかしい」
 6月27日夜、舟山氏が大江町で開いた国政報告会。吉村氏は熟慮の末に出した結論であることを強調し、集まった約150人から大きな拍手を受けた。
 吉村氏は09年知事選で支援を受けた国会議員を「政治家としての恩と義」を理由に、その後の選挙で応援してきた。吉村氏の後援会関係者は「知事は早い段階から舟山氏支持を漏らしていた」と語る。
 吉村氏は県議会6月定例会で、自身の退職金問題について最大会派の自民党議員からも追及を受けた。その直後だけに、対立候補支援が自民党を刺激し、さらに県政運営に影響することは必至の情勢だった。
 「知事とは公示日前、しかも直接質問を受ける県議会の委員会が終わった時期で調整した」。舟山氏の陣営関係者が打ち明ける。事前に応援演説の動きが外部に漏れないよう、情報管理を徹底したという。
 自民党県連の野川政文幹事長は「知事との関係を見直す議員も出てくる」と不快感をあらわにする。一方で「これまでの知事の行動から応援は織り込み済み。マイクを握るのが公示前の一度だけなら選挙への影響は限定的だろう」と話す。
 自民党は昨年12月の衆院選で吉村氏が中立を貫いたことを評価し、1月の知事選で独自候補の擁立を見送った。吉村氏の無投票再選に貢献しただけに、参院選でも中立を保つよう促してきた。野川幹事長は「知事が二度三度と応援に動くようなら、党として対応を考える」とくぎを刺し、吉村氏の動きを注視する構えだ。
 山形選挙区には共産党新人の太田俊男氏(59)、幸福実現党新人の城取良太氏(36)も立候補を予定している。


2013年07月03日水曜日

2417チバQ:2013/07/03(水) 21:25:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk04010144000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/上 自民・愛知治郎氏 風頼らず組織固めに力 /宮城
毎日新聞 2013年07月01日 地方版

 ◇3期目へ問われる「勝ち方」
 4日公示、21日投開票が決まった参院選。宮城選挙区(改選数2)では5人が立候補を予定し、事実上の選挙戦に突入している。民主は昨年の衆院選から続く劣勢を食い止めようと必死で、対する自民は順風に乗って大勝を狙う。みんなは民主・自民の「指定席」への食い込みを図り、共産は都議選躍進を受けて支持拡大を目指す。主要候補の動きを3回に分けて紹介する。

 「今回こそトップ当選を」。6月、3期目を目指す自民現職、愛知治郎氏(44)の後援会事務所開きで、秋葉賢也副復興相らが繰り返した。1、2期目とも、民主現職、岡崎トミ子氏(69)の後じんを拝し2位当選。07年の前回選の得票数は約36万票で、約19万票もの大差を付けられた。

 自民は昨年12月の衆院選で大勝して政権に返り咲き、6月の都議選では全員当選の完勝。順風満帆の中、「勝ち方」が問われる選挙となり、「甘いものとは考えない」と語る愛知氏は、“風”に頼る街頭演説よりも支持団体・企業などの組織固めに力を注ぐ。

 選挙協力する公明支持層に訴えるため、自民支持者に、比例での公明への支持呼びかけも欠かさない。愛知氏と公明の若松謙維氏を表裏に印刷したビラも作製し、公明県議らと共に「2人一体の支持」を訴える。6月29日、塩釜市内で開かれた県連会長の伊藤信太郎衆院議員の国政報告会でも、伊藤氏が「選挙区は愛知さん、比例は公明の若松さんに力を賜りたい」と参加者に呼びかけた。

 愛知氏は参院選の目標を「自公での過半数確保、国会のねじれ解消に尽きる」と表現。政権の安定を景気回復と被災地復興につなげる、としている。しかし陣営は「被災地での活動が見えない、との批判も受ける」と危惧。愛知氏自身は「目立たなくても、国の政策で復興を進めてきた自負がある」と話し、「『みなし仮設』制度を実現」との見出しを入れたビラを作った。初出馬から選挙を手伝ってきたという高校時代の後輩、伊藤宏明さん(43)は「学生時代から変わらない控えめな人柄だが、実績は訴えたほうが良い」と勧めたという。

 投票日まで約3週間。陣営は「自民への追い風に踊らされず、謙虚に普段通りの言葉で実績を訴えていきたい」と気を引き締める。

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2418チバQ:2013/07/03(水) 21:26:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddlk04010125000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/中 民主・岡崎トミ子氏 原点に返り基盤固め /宮城
毎日新聞 2013年07月02日 地方版

 ◇2位での逃げ切り狙う
 民主現職、岡崎トミ子氏(69)は、参院選宮城選挙区で過去2回連続トップ当選。しかし6月にあった民主県連の幹事会で県連代表の安住淳衆院議員は「(4月に死去した前参院議員)今野東さんのためにも、石にかじりついても議席を守らなければならない」と声を張り上げた。

 危機感をあらわにするのは、民主への逆風に加え、みんなの党が県内で知名度の高い元NHKアナウンサーの新人、和田政宗氏(38)を擁立するからだ。今回は実質的に、2位への滑り込みに全力を挙げる選挙となる。

 岡崎氏は「原点に返って一軒一軒、一人一人に会う」と、連合各組織など支援団体を丹念に回って基盤固めを図り、「東日本大震災からの復興に女性の視点を」と仮設住宅などにも足を向ける。

 街頭演説では復興加速や原発ゼロ、護憲を訴え、「自民党にすべてを任せていいのか。憲法は改正され、人権がないがしろにされる」と与党を批判する。ある陣営関係者は「保守票は、(自民の)愛知(治郎)さんに流れて圧勝してくれた方が良い。和田さんに流れる方がやりにくい」とこぼし、和田氏に警戒感を強める。

 ただ、逆風ばかりではない。社民党は1996年の旧社会党からの党名変更以降初めて、宮城選挙区への独自候補擁立を見送る。同党候補者は2010年参院選に約5万1000票、07年は約6万1000票を獲得。今回は社民支持労組の仙台市職員労組も岡崎氏への推薦を決めており、岡崎氏の陣営関係者は「社民票のうち2万でも3万でも来てくれれば」と期待を寄せる。

 また環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対する県農協政治連盟も12年ぶりに岡崎氏に推薦を出した。岡崎氏は「推薦は大きい。農協の人たちと直接会話ができる。TPPは5品目の例外が設けられなければ撤退。その運動を強めていきたい」と手応えを口にする。

 都議選では民主が惨敗したが、岡崎氏の陣営関係者は「民主の得票率は(全体の2位で)議席数ほど悪い数字ではない。何とか(和田氏から)逃げ切りたい」と話している。

2419チバQ:2013/07/03(水) 21:27:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk04010056000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/下 みんな・和田政宗氏 共産・岩渕彩子氏 /宮城
毎日新聞 2013年07月03日 地方版

 ◇みんな・和田政宗氏 知名度で浮動票狙い
 ◇共産・岩渕彩子氏 比例票上積み期待
 みんな新人の和田政宗氏(38)は、元NHKアナウンサーとして県内で高い知名度があり、街頭演説に立てば手を振ったり握手を求めたりする通行人も多い。街頭では、政策だけではなく投票に行くことも訴える。「若者が政治に関心を持ってほしい」と和田氏は話すが、みんなは地方組織が弱いため、街頭演説で浮動票の上積みを図ろうとしている。

 自民・民主が議席を分け合ってきた宮城選挙区の一角に食い込むための標的は、民主現職の岡崎トミ子氏(69)。予定者5人が参加した6月の公開討論会でも和田氏は、民主きっての護憲・穏健派として知られる岡崎氏に「領土問題について見解を問いたい」と、名指しで論戦を挑んだ。

 6月末からはインターネット放送も始め、選挙期間中は毎日生放送する。初回は、昨年末の衆院選で初当選した林宙紀衆院議員と、共に元アナウンサーの2人が出演し、ほぼアドリブで30分間話し続けた。

 日本維新の会と選挙協力を計画したが、橋下徹・維新の会共同代表の従軍慰安婦問題を巡る発言で、党としての連携は解消した。ただ和田氏は「個人的な協力関係は続ける」と話しており、民主の郡和子衆院議員は街頭演説で「維新と宮城で手を組んでいるみんなの党でいいのか。維新は橋下氏の発言があっても開き直っている」と矛先を向ける。

 「前哨戦」の都議選でみんなは議席が1から7へと躍進したが、林氏は「東京だから。宮城では厳しい」と気を引き締め、党としても最重点区の一つと位置付けている。

    ◆

 共産は選挙区から岩渕彩子氏(29)が出馬するが、塩釜を拠点とする小高洋氏(32)も比例代表で擁立し県内を中心に回る。相乗効果で比例票の上積みを目指している。

 岩渕氏は労働条件が過酷であるなどの「ブラック企業」で働きパワハラも受けたという。小高氏は東日本大震災後にソニー子会社から期間社員の雇い止めを通告されたが、撤回させた経歴を持つ。参院選ではそれぞれの経験してきたことを中心に訴えるため、街頭演説などでは若者雇用に触れることが多い。

 都議選では8から17へと議席を倍増させた勢いを駆って、参院選比例代表での目標は650万票で前回選より2議席増の5議席確保。加藤幹夫県選対部長は「簡単なことではない。県内で比例での11万票を目指したい」としている。(この連載は久木田照子、山越峰一郎、金森崇之が担当しました)

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 ◇宮城選挙区の立候補予定者(改選数2)
岡崎トミ子 69 [元]消費者相 (3)民現

愛知治郎 44 [元]防衛政務官(2)自現=[公]

和田政宗 38 [元]NHKアナ み新

岩渕彩子 29 党県職員 共新

皀智子 41 幸福実現党員 諸新

2420チバQ:2013/07/03(水) 21:27:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013062902100009.html
各党の戦い・民主 険しき再選への道 2013年6月29日 連合茨城の総決起集会で支持を訴える藤田幸久氏。右は妻の玲子さん=水戸市で


 「六年前と比べると、はるかに厳しい。支援をお願いしたい」

 二十一日、水戸市内で開かれた連合茨城の総決起集会。民主現職の藤田幸久氏(63)は、支持母体とする連合の関係者約八百人に再選への危機感を訴えた。

 衆院議員を二期務めた藤田氏が、参院議員として初当選を果たしたのが二〇〇七年。民主党は自民党から参議院第一党の座を奪って躍進した。藤田氏の得票は五十四万票。二位の自民党候補者に十一万票以上の差をつけるトップ当選だった。

 あれから六年。当時のような党への期待感は見られない。政権与党として迎えた昨年十二月の衆院選は惨敗。参院選の前哨戦と位置付けられた東京都議選でも議席を三分の一近くまで減らした。

 昨冬の衆院選で茨城1区の民主現職として落選した福島伸享氏は、党を取り巻く県内の状況について「衆院選のころから変わっていない」と言い切る。連合茨城の和田浩美会長も「(傘下の組合員が有権者に)民主党の支援を要請するだけで、難色を示される面がある」と逆風下の難しさを口にする。実際に、ある産別労組の関係者から「格差が広がるのは良くないが、アベノミクスに期待したい思いもある」という本音も漏れている。

 情勢は不透明感が強い。みんなの党が日本維新の会・橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言によって選挙協力を解消し、茨城選挙区に候補者を擁立。維新、みんなを含めた六氏が、改選される二議席を争う見込みとなった。

 みんなの参戦について、藤田氏は「非自民の票が割れる分、厳しくなった。自民は圧勝するだろう。私は二位争いでもがいている」と分析する。一方で、民主党県連関係者から「維新とみんなが協力していた方が、もっと厳しかったと思う」という声も聞かれる。

 藤田氏によると、無党派層が多い県南地域では特に民主党への風当たりが強いという。陣営では連合や医師会の組織票を固めながら、藤田氏の出身地でつながりが濃い日立市や水戸市などの票をまとめる戦略を描く。

 てこ入れは始まっている。四月から細野豪志幹事長、桜井充政調会長、海江田万里代表が県内入り。財務副大臣を務めた藤田氏の実績などを訴えた。

 連合茨城の総決起集会では、加藤敏幸選挙対策委員長が出席者を鼓舞した。「勝利の日は近い。でも、なお厳しい。あと一歩、あと一歩」。勝敗を分かつような微妙なライン上から抜け出せるか。審判の時は三週間後に迫っている。(永山陽平)

    ◇

 七月四日公示、二十一日投開票される参院選。公示まであとわずかとなった各党、各陣営の思惑や選挙に向けた動きを追った。

2421チバQ:2013/07/03(水) 21:28:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013063002100005.html
各党の戦い・自民、公明 「ねじれ解消」へ圧勝を 2013年6月30日 3月に開かれた自民党県連の定期大会で、支援を呼び掛けた上月良祐氏=小美玉市で


 「日本はたくさんの難題を抱えているが、危機を先送りするのではなく、一つずつ答えを出して前に進めていかなくては。そのために今回の選挙では『ねじれ』をなくすことが最も重要になる」

 二十七日夜、立候補予定者六人を集め、ひたちなか市で開かれた公開討論会。自民新人の上月良祐氏(50)がまず訴えたのは、与党である自民・公明両党が参院では過半数に満たない「ねじれ国会」の解消だった。

 それは昨年十二月の衆院選で大勝し、政権を奪還した自民党にとっての悲願。岡田広県連会長は「国民にとって安心・安全な国づくりのために何としてもねじれは解消しなければならない」と力を込める。目指すのはトップ当選、しかも圧倒的な勝利だ。

 上月氏は前副知事。旧自治省から本県に出向し、総務部長時代から七年三カ月にわたり県政運営に携わった。県住宅供給公社の破産処理や財政再建に手腕を発揮し、東日本大震災後は復興財源の確保に力を尽くした。

 昨年六月に退任後、十月に党県連が全支部長を招集し初めて開いた選考会に名乗りを上げ、約八割の支持を集めて候補者に決まった。上月氏は神戸市出身。他県出身者の擁立は過去なかったが、県政での実績や、前日に総務省に辞表を出し「退路を断って骨を埋める覚悟で来た」という熱意が評価された。「トップ当選できる最高の人材」(県連幹部)には有力団体の推薦も次々に決まった。一月に県農協政治連盟が、二月には県医師連盟が民主現職の藤田幸久氏(63)と上月氏を推薦した。連立与党・公明党は四月に推薦を決めた。

 組織票を固めた上、前哨戦と言われた東京都議選で候補者全員当選という追い風も吹いた。だが上月氏は「活動は何ら変わらない。今まで通り必死にやるだけだ」と油断を戒める。県内をくまなく回ってみて、自分に知名度がないことを痛感したという。「一人でも多くの人に会い、話して、私の人柄や考えを知ってもらいたい」。人との交流に重点を置き、企業・団体への訪問、県議の支援者集会への参加、イベント行脚などを重ねる。帰宅後はフェイスブックで活動を報告し、コメントに丁寧に返答する。「時間がいくらあっても足りない」とこぼす。

 保守王国と呼ばれてきた本県で、過去には参院の改選二議席を自民が独占したこともある。県内の政治団体幹部からは「今回は二人擁立してもいいのに、県連は決断できなかったのでは」といった声も漏れる。

 「勝つだけではだめ。圧倒して勝ってほしい」。後援会長の幡谷浩史・茨城トヨタ自動車会長の言葉も、勝利の先を見据えている。三年前の参院選でトップ当選を果たした岡田県連会長の得票を上回る「五十万票以上」は、最低限の目標になっている。(成田陽子)

2422チバQ:2013/07/03(水) 21:28:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013070302100009.html
各党の戦い・みんな、共産、維新 当選圏内へ、し烈な争い 2013年7月3日 出馬会見後、二人三脚ぶりをアピールする渡辺代表(左)と石原氏=県庁で


 茨城選挙区(改選数二)で、しばらく自民、民主両党で占められていた議席が今回、民主の低迷により、他勢力にも食い込むチャンスが出てきた。

 みんなの党は日本維新の会の候補者と選挙協力することで両党で「二議席目」を狙うはずだった。しかし、五月の維新の橋下徹共同代表による従軍慰安婦をめぐる発言で、両党の選挙協力はわずか二カ月で破綻した。

 六月七日、みんなの渡辺喜美代表は「党のアジェンダ(政策)にふさわしい」と党政治塾生の新人石原順子氏(52)の単独擁立を決め、県庁で会見した。石原氏は「茨城から原発を止め、農業を再生する」と意気込む。

 しかし、準備は大きく出遅れ、知名度はほぼゼロ、渡辺代表人気が頼りというのが現状だ。国会閉幕翌日の六月二十七日、てこ入れにつくば市に駆け付けた渡辺代表は、一議席から七議席に躍進した東京都議選の結果を引き合いに「(民主の母体)連合の壁も必ず崩せる」と息巻いた。

    ◇

 共産新人の小林恭子氏(62)は今年一月の出馬表明以降、ミニ集会や街頭演説を重ね、「すでに県内を三周している」と明かす。

 「自民」との対決姿勢を鮮明に打ち出し、原発の即時ゼロや改憲反対を訴える。安倍政権の経済政策を「一部の資産家や株主、大企業が得するだけ。庶民には何もない」と批判する。環太平洋連携協定(TPP)参加に突き進む姿勢も「公約破り」と断じる。

 都議選で第三党に躍り出たことで陣営は活気づく。田谷武夫党県委員長は「比例票で十万票超えが目標」と掲げ、「そうすれば選挙区での当選も近くなる」と期待する。

    ◇

 「逆風だが、自民にできない改革を、われわれが担わなければならない」

 維新は六月、つくば市内の党会合で東国原英夫衆院議員が支持者らを前に力説した。

 昨年末の衆院選で維新が獲得した県内の比例票は自民(四十三万票)に次ぐ二十五万票。民主(二十二万票)、公明(十九万票)、みんな(十三万票)を上回った。しかし、橋下共同代表の発言後、選挙協力の解消もあり、都議選の結果も振るわなかった。

 石井章氏(56)は「維新は、もともと風で動く(無党派層などの)票が多い。かなり支持を広げている」と手応えがあっただけに発言に困惑する。

 石井氏は二〇〇九年の衆院選比例北関東ブロックで民主で初当選。昨年の衆院選では日本未来の党(当時)から出馬した。未来から維新へのくら替えについて石井氏は「有権者の理解を得られるよう説明する。地方分権を進めたいという私の主張は変わっていない」と答えた。(林容史、松尾博史、柴田久美子)=終わり

◇茨城選挙区出馬予定者
藤田幸久 63 財政金融委員長   民 現(1)

上月良祐 50 (元)副知事    自 新=公

石原順子 52 ワイン会社社長   み 新 

小林恭子 62 (元)農民組合職員 共 新 

石井章  56 (元)衆院議員   維 新 

中村幸樹 49 幸福実現党員    諸 新

2423チバQ:2013/07/03(水) 21:29:41
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/chubu/CK2013070302000259.html
首長静観ムード 衆院選から一変 2013年7月3日  四日公示の参院選は、昨年暮れの衆院選に比べて首長の存在感が薄くなっている。地域政党・減税日本代表の河村たかし名古屋市長は、地元の愛知選挙区に新人を擁立するが、衆院選に日本未来の党代表として臨んだ嘉田由紀子滋賀県知事は、一部候補を応援する程度。橋下徹大阪市長らが率いる日本維新の会も支持率が低迷し、国政初挑戦となった衆院選当時ほどの注目度はない。

 河村市長は参院選期間中、週末を中心に公務の合間をぬって、新人の応援演説に駆けつける。「国会に減税日本の橋頭堡(きょうとうほ)を築く」と鼻息は荒い。

 ただ、昨年の衆院選では、岐阜や茨城、大阪などの選挙区にも減税日本出身候補を計十六人擁立したが、今回は愛知の一人だけ。比例代表には擁立しない。維新などとの連携を求め東京、名古屋、大阪の間を奔走した衆院選とは対照的に動きは地元限定だ。

 嘉田知事は、脱原発を看板に掲げるみどりの風などの候補を応援する予定。インターネットを活用した支援も検討する。「国政レベルで言うべきことは言う」と語るものの、衆院選ほどの忙しさにはならなそう。

 岐阜の古田肇、三重の鈴木英敬、長野の阿部守一、福井の西川一誠各知事はいずれも、特定候補の応援は控え、中立を守る。

 大村秀章愛知県知事も参院選とは距離を置く構えだ。衆院選では、公示直前ごろまで「非自民・非民主の第三極結集」を唱え、維新などの関係者と接触したが、今回は目立った動きはない。河村市長とは盟友関係を維持するが「各党候補から応援要請があれば、どうするか検討する」と語るにとどめている。

2424チバQ:2013/07/03(水) 21:33:35
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130628ddlk31010460000c.html
決戦前夜:2013参院選/1 民主・川上義博氏 三者連携に課題 /鳥取
毎日新聞 2013年06月28日 地方版

 ◇党色消す“作戦” 連合、県連、後援会、個々が側面支援
 参院選の投開票日まで3週間余り。通常国会が閉会し、選挙戦は事実上スタート。主張を訴える立候補予定者らの動きも熱を帯びている。決戦前夜の各立候補予定者の“今”を紹介する。【加藤結花】

 「民主党ではなく、川上義博を応援してください」

 6月上旬の鳥取市中心部。通行量が多い交差点でマイクを握った民主現職の川上義博氏(62)は信号待ちのドライバーに向け声を張り上げた。街宣車に張られた文字は「TPP反対」「地方が中心!」など政策ばかり。リーフレットも「民主」の文字は目立たない。「民主現職の」の枕ことばが無い演説は、まるで無所属の議員のようだ。

 この日の午前中の演説では、政策を批判する関係から「自民」と叫ぶ回数は多かったが、「民主」の単語が出たのは10回以下。その内容も「民主党が(有権者に)受け入れてもらえる状況でない自覚はある」といった調子で、積極的な党のアピールはほぼゼロだ。

 民主に吹く逆風を考え、川上氏は民主色を可能な限り消す“作戦”をとる。今年3月の県連の役員改選では、「川上氏の再選を第一義的に考え、川上氏の思いが反映できる体制をつくる」(伊藤保代表)という理由で役員からも外れた。そのため「民主の候補だからこそ」応援する県連や連合鳥取との連携はしっくりいっていない。

 民主のある県議は「連合と県連はもう味方だから、保守の切り崩しをしようとしているのかもしれない」と一定の理解を示しながらも、「(民主の)県議は連携しづらいという状況はある。今後も様子を見ながらだ」とぼやく。実際、前回選では選挙運動を支えた県議らが、今回は自分の後援会などに川上氏のリーフレットを配るなどの側面支援にとどまっている。

 川上氏は県議や衆院議員時代は自民。郵政民営化に反対し離党後、民主に移った。そのため、自民支持者の中にも川上氏を支持する有権者が多く、後援会や支援組織は「川上党」などとも評されるが、要となる後援会と民主党県連、連合鳥取の三者が連携しない限り再選は遠ざかる。

 全会一致で川上氏の推薦を決めた連合鳥取の五十嵐美知義会長は「不満はあるが、内部で仲間割れみたいな話をしても他陣営が喜ぶだけ」と冷静に語る。川上氏の活動ぶりに関しては「自民には自民の候補がいるわけで、民主の名前を伏せたところで、自民支持者が川上氏を推すかと言えば難しい。民主を隠すことで、取りこぼす非自民の有権者の数の方が多い」と見ている。

 連合鳥取の組合員は電機、製造、JRといった県内企業などに勤める約2万7000人。「人数もおり、連合が推薦を出したことは重い」と胸を張るが、川上氏への支持を広めるため組合員1人当たり5人をめどに呼び掛けている候補者の紹介カードの集まりは厳しいのが現状だ。

 投開票日は来月21日の予定。後援会、県連、連合の三者がしっかりスクラムを組んで戦えるか。ここからが正念場だ。

2425チバQ:2013/07/03(水) 21:34:13
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130629ddlk31010538000c.html
決戦前夜:2013参院選/2 自民・舞立昇治氏 問われる真価 /鳥取
毎日新聞 2013年06月29日 地方版

 ◇県連の一致団結が鍵 高い党支持率に緩み懸念
 6月のある平日の朝。自民新人の舞立(まいたち)昇治氏(37)は鳥取市佐治町栃原にいた。全部で十数世帯が住む小さい集落だが、支部の党員の声掛けなどで住民の大半が集まり、舞立氏の自己紹介を聞いた。当選9回の石破茂幹事長が初めて衆院選に出馬した時、最初にあいさつしたのがこの栃原だと支部の党員から聞いた舞立氏は「最初のあいさつではありませんが、めでたいですね」と笑顔を浮かべた。

 舞立氏の表情と同様、昨年の衆院選で与党の座を奪還してから自民を取り巻く状況は明るい。衆院選の大勝に加え、総裁選で安倍晋三首相を上回る地方票を獲得した石破幹事長に「鳥取初の首相誕生」の期待も高まり、県内の有権者の反応も以前に比べ良くなった。2009年には8000人台だった党員数が10、11年には6000人台まで落ちこんだが、昨年は7000人台を回復。「今年はさらに大きく回復する見込み」(県連関係者)という。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の関係で難しいと思われたJA鳥取いなばなど農業関係の推薦も取り付け、推薦団体は約60団体に。その数は「前回の参院選で当選した浜田和幸氏を上回る勢い」(後援会関係者)だ。

 一方で、高い政党支持率による陣営内の緩みを懸念する県連関係者もいる。「党の人気が高いから変な安心感というか、ぬるま湯にいる感覚は少しある。危機感を持って、しゃかりきに訴えている川上(義博)さんが、有権者の目にどう映るかだ」

 民主現職の川上義博氏(62)が元自民の衆院議員だった過去も自民関係者にまだ影響を残す。舞立氏の擁立を決めた2月以降は、西部を中心に地元の県議が舞立氏とともにあいさつに回るなど党を挙げての組織選挙をアピールするが、倉吉や米子などの市議の中には川上氏を支持する人もいる。県議も舞立氏を応援する方向で一致しているが、それも盤石ではない。

 象徴的な出来事が、6月に予定されていた県議会議長選の延期。正副議長の任期は4年だが、慣例で2年ごとに実施されており、6月議会で行われる見通しだったが、延期された。県議は「5月の全国植樹祭など大きなイベントが重なった」と説明するが、複数の候補者が党内にいる状態で議長選に突入し、参院選前に県議間の団結に水を差したくなかったという思惑が透ける。

 頼りの石破茂幹事長は鳥取選挙区を「重点区」と位置づけ、これまで何度か舞立氏と街頭に立ってきたが、幹事長の役職上、公示後の鳥取入りは難しい。県民の関心が高まる公示後、石破不在の穴を埋めるべく、県連が一致団結できるか。真価が問われている。【加藤結花】(次回は7月2日)

2426チバQ:2013/07/03(水) 21:35:11
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130702ddlk31010393000c.html
決戦前夜:2013参院選/3 共産・岩永尚之氏 「自共対決」存在感示せるか /鳥取
毎日新聞 2013年07月02日 地方版

 ◇反自民票獲得へ活動に熱 ブレない主張、有権者に変化
 「自民を支持してきたが、党内は改憲派ばかりになった。憲法を守るため、共産党に頑張ってほしい」

 これまで自民党を支持していたという県外の男性から、共産党県委員会に先月かかってきた激励の電話。男性は鳥取が石破茂幹事長のお膝元という理由で電話してきたらしい。このような保守層からの応援の声がメールや電話で寄せられることが増えた。小村勝洋県委員長は「初めての反応。これまでつながりがなかった人に支持を広め、保守層の自民支持を切り崩すチャンス」と期待を寄せる。

 立候補を予定する共産新人の岩永尚之氏(56)も「街頭で演説していた時に急に家から出て来た人がいて、怒られるのかと構えたら、『昔から自民に入れとるけど、今回は共産党さん応援するから』と言われた。共産党を見る目が変わってきた」と語る。先月28日午前に鳥取市のJR鳥取駅前やスーパー前で行った街頭演説では、約10分の演説の間に複数の車が「応援するよ」の意味のクラクションを鳴らし、通り過ぎた。2010年の前回選など国政選挙に過去5回出馬し、何度となく街頭で訴えてきた岩永氏だからこそ、有権者の変化を敏感に感じ、活動にも熱が入る。

 「これまでつながりのなかった人への支持拡大」を目指し、フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使った発信にも力を入れる。街頭演説や集会の様子を動画で撮影し、サイト上で随時紹介しており、今後は公示日(4日)の第一声の配信を予定。候補の動画コマーシャルを作成し、ネット上で公開することも検討する。

 街頭に立って特に連呼するのは「自共対決」。参院選の前哨戦として注目された先月の都議選では、改選前の8議席から17議席と議席を倍増し、民主の15議席を上回って自公に続く第三党となった。岩永氏は「環太平洋パートナーシップ協定、憲法改正や原発の問題、自民党に反対する主張をブレずにしているのは共産党だけで、反自民の受け皿となった」と躍進の理由を分析し、鳥取選挙区でも「元自民の候補を立てる党や当選後に離党されてしまった党など他党はブレまくり。やはり共産党しかない」と胸を張る。

 しかし、共産を取り巻く県内での状況は決して順調ではない。比例代表で3万2000票の目標を掲げながら、10年が1万4235票、07年が2万128票と目標に達しない上、下降線が続く。都議選の勢いそのままに、反自民票を県内で獲得するには、存在感を示すため一層のアピールが不可欠だ。【加藤結花】

2427チバQ:2013/07/03(水) 21:35:50
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130703ddlk31010595000c.html
決戦前夜:2013参院選/4止 対照的な前哨戦 党勢明暗、戦術に反映 /鳥取
毎日新聞 2013年07月03日 地方版

 ◇民・自対決、熱い本番へ
 4日公示、21日投開票される参院選鳥取選挙区の前哨戦は、民主現職の川上義博氏(62)と自民新人の舞立昇治氏(37)が激しく争っている。民主の党色を消して個人を前面に出す川上氏と、好調な自民の看板を武器に支持拡大を訴える舞立氏。対照的な両陣営のこれまでの動きをまとめた。

 ■個人か政党か

 毎日新聞が先月末に実施した全国世論調査によると、政党支持率が6%の民主に対し、自民は40%。不利な「政党対政党」の選挙に持ち込みたくない川上氏が「民主党ではなく、個人を選んでください」と党名ではなく個人をアピールする一方、舞立氏は集会や街頭演説で「自民新人」の肩書を連呼し、知名度不足を党の人気で補う。

 鳥取市内で先月あった自民の石破茂幹事長の国政報告会で、石破幹事長は「顔は(覚えなくて)いいので、名前さえ覚えていただければ」と舞立氏への支援を呼び掛けた。終了後、石破幹事長は発言の意味を聞かれ「(舞立氏は)当選すれば、ちゃんと仕事はやる。投票用紙に顔は書かないので、名前を覚えてと言っただけ」と説明したが、発言からは舞立氏が「自民の候補」であると伝わればいいという意図も透けて見えた。

 一方、石破幹事長は、民主党の看板を極力隠す川上氏について「大きな声で言おうが、小さな声で言おうが民主党公認。選挙で言えば、不利だから小さな声でいうというのは、政治家として感心したことではない」と厳しく批判した。

 ■ねじれの解消

 個人と政党、違う種類の看板で戦う2氏の考え方の違いが大きく出ているのが、衆参のねじれ国会の問題だ。

 個人で勝負する川上氏は「ねじれの解消は与党の勝手な言い訳。参院は、衆院をチェックする『良識の府』で、ねじれがあるのは当然。参院の議員は本来、無所属の議員であるのが理想だ」と主張。

 対する舞立氏は総務省の官僚時代に衆参のねじれで重要な法案が通らず、憤った経験を例に挙げ「衆参のねじれの解消こそが日本の政治を前に進めることになる。参院選で勝利して、自公による安定政権をつくることが必要だ」とねじれ解消を訴える。

 ■実績と将来性

 国会議員秘書、県議、衆院議員などで約40年間の政治活動の経験がある川上氏はこれまでの実績を強調。自己紹介のリーフレットでも「今が旬、働き盛りの政治家」と銘打って、山陰新幹線の調査費の概算要求や山陰自動車道の建設など地元のインフラ整備に貢献した実績を叫ぶ。

 舞立氏は「今は実績はないが、石破幹事長の下で育ててもらい、石破幹事長や赤沢(亮正)政務官のように国政に影響力のある政治家になる」と将来性をアピール。「平井(伸治)知事と同じ総務省出身で、地方の出身を第一に考え身を粉にした自負がある。平井知事が仲人である可能性を信じてほしい」と人気者の名前を出す。

  ◇   ◇

 4日の公示からは本格的な選挙戦が始まる。応援弁士を基本的に呼ばず、あくまで今後も個人を出して戦う方針の川上氏と、安倍晋三首相や小泉進次郎青年局長ら大物弁士の来県を調整し、党を挙げて選挙に臨む舞立氏。両陣営の舌戦はさらにヒートアップしそうだ。【加藤結花】=終わり

2430チバQ:2013/07/03(水) 22:08:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/stt13070310040001-n1.htm
菅元首相、執行部に反旗「原発ゼロ候補だけ応援する」 公認外した大河原氏支援表明 
2013.7.3 09:59 [菅直人]

  菅直人元首相
 菅直人元首相は3日、自身のブログで、民主党が現職2人を擁立していた参院選東京選挙区で、公認候補を鈴木寛氏に一本化したことについて「民主党の公認がなくても大河原(雅子)候補を全力で応援する」と表明した。大河原氏は公認を取り消された後、党推薦を拒否しており、菅氏は党執行部の「苦渋の選択」(海江田万里代表)に公然と反旗を翻した形だ。

 菅氏はブログで「民主党は『2030年代原発ゼロ』の公約は掲げたが、それを前面に掲げて戦う候補は限られている」と指摘。その上で「私は民主党の原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と強調している。

2431チバQ:2013/07/03(水) 22:09:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070320560038-n1.htm
ネット公募候補が辞退 みんなの党、準備整わず
2013.7.3 20:55
 みんなの党が実施したインターネット中継による公開面接を経て同党の参院選候補に内定した会社役員の大杉健一氏(43)が立候補を辞退したことが3日、分かった。党関係者は、大杉氏の選挙準備が整わなかったためと説明している。

2432チバQ:2013/07/03(水) 22:09:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321190042-n1.htm
【参院選2013】
公約、自民との違い強調 民主「アベノミクス」批判 共産、生活、社民は反消費税
2013.7.3 21:18 [選挙]

参院選公示を前に党首討論を行った各党首。左から、福島瑞穂・社民党党首、小沢一郎・生活の党代表、山口那津男・公明党代表、海江田万里・民主党代表、安倍晋三首相(自民党総裁)、橋下徹・日本維新の会共同代表、渡辺喜美・みんなの党代表、志位和夫・日本共産党委員長、谷岡郁子・みどりの風代表=3日午後、千代田区内幸町の日本プレスセンター(大里直也撮影)
 参院選で各党が訴える公約が出そろった。衆参の「ねじれ解消」を目指す自民党は「政権発足から半年で日本を覆っていた暗く重い空気は一変した」と安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の実績を強調し、3本目の矢となる成長戦略の具体策を重点的に入れた。

 これに対し民主党は「暮らしを守る力になる。」を掲げ、アベノミクスを「強い副作用がある」と批判。農業者戸別所得補償、行政の無駄をチェックする「行政事業レビュー」の強化など、民主党政権で導入した政策を盛り込んだ。

 共産や生活、社民の3党は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加、消費税増税への反対をそれぞれ訴えた。日本維新の会は国会の一院制や首相公選制の導入を主張、みんなの党は国会議員大幅削減を掲げ、政治改革の分野で自民党との違いを強調した。

 連立政権の一翼を担う公明党は、憲法改正をめぐり「国民的な議論を深めていくことが最も重要」と慎重な姿勢を示した。

 公約集の表紙に「マニフェスト」と明記したのは、民主、公明両党のみ。自民党は「選挙公約」としている。

2433チバQ:2013/07/03(水) 22:10:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321390043-n1.htm
【参院選2013】
タレント候補 人数少なく、ちょっと地味?
2013.7.3 21:38 (1/2ページ)

 抜群の知名度を誇り、政党の集票の要となってきたタレント候補−。比例で候補の名前を書ける「非拘束名簿式」を採用する参院選では各党による擁立が“風物詩”となっていたが、今回は新人の人数が少なく、「ちょっと地味」との声も。なぜ減ったのだろうか。

 柔道五輪メダリストの谷亮子氏(37)が商店街を走れば「ヤワラちゃん」と歓声が上がり、体操の池谷幸雄氏(42)=落選=が五輪メダルを胸に倒立を披露すれば喝采がわき起こる。3年前の前回参院選は、民主党のタレント候補が話題をさらった。

 ところが今回、同党からの出馬予定は「ゼロ」。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「逆風の中、あえて民主党から出馬したいというタレントはいないでしょう。当選の見込みが薄いですからね」とばっさり。

 谷氏の擁立を後押しした小沢一郎氏(当時幹事長)が離党し「票になれば、だれでもいいと考える人がいなくなった」(伊藤氏)ことも要因とみられる。

 自民党からは今回、格闘技「K−1」の元選手、佐竹雅昭氏(47)や鉄棒の「月面宙返り」を編み出した元体操五輪メダリスト、塚原光男氏(65)が出馬予定。プリンのかぶりものをかぶって歌う音楽ユニット「東京プリン」の伊藤洋介氏(49)はインターネット中心の選挙戦を行う予定。

 みんなの党から出馬予定の写真家、桐島ローランド氏(45)は女優、江角マキコさん(46)の元夫。姉にモデルで女優の桐島かれんさん(48)を持つなど人脈は広い。

 日本維新の会は元スポーツ平和党の党首、アントニオ猪木氏(70)や日テレの人気番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の司会もした元アナウンサー、小倉淳氏(55)、元お笑い芸人の富山泰庸氏(42)らを擁立。無所属では昨年12月の衆院選に続き、脱原発の俳優、山本太郎氏(38)も出る。

 伊藤惇夫氏は「タレント候補は政党にとっての集票マシン。非拘束名簿式が導入されてから出馬が相次いだが、(平成13年に民主党から出馬、当選した)大橋巨泉氏のようにすぐに辞めてしまったケースもある」と、当選後にマイナスイメージを与える懸念があることを指摘。「今回はかなり地味だが、順風で一定の議席が見込まれる自民党がタレントを必要としなかったことが影響したのではないか」と述べた。

2434チバQ:2013/07/03(水) 22:11:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321510044-n1.htm
【参院選2013】
いまや散り散り…民主1年生、厳しい戦いに
2013.7.3 21:48 (1/2ページ)
 6年前の平成19年参院選では民主党が大勝、新人議員が大量に誕生した。今回改選期を迎える彼らは、まさに岐路に立たされている。当時民主党代表だった小沢一郎・生活の党代表(71)に師事する議員も多かったが、小沢氏の離党で民主が分裂し、現在の所属政党はさまざまだ。6月の東京都議選では自民、公明両党が圧勝しており、今回の参院選では厳しい戦いが予想される。

 民主は19年参院選で60議席を獲得。うち38人が新人議員だった。「政権交代を狙うために前哨戦の参院選で勝たないといけない」。6年前、小沢氏からこんな要請を受け、民主公認で長崎選挙区から立候補、初当選した大久保潔重(ゆきしげ)氏(47)もその一人。小沢氏の政治塾で学んだ経歴を持つが、小沢氏が昨年7月に離党した際は民主に残った。

 「自民に代わる政権を作ろうと仲間を増やしてやってきた。がんばって政権交代したのでまとまっていくべきだと思った」とその理由を語る。それでも「小沢先生は今でも政治の師であることに変わりはない」と話し、「とにかく生き残ってもう一度結集しないといけない」と力を込めた。

 23年に繰り上げ当選したはたともこ氏(46)は小沢氏と行動をともにし、生活の比例代表として立候補する。古巣の民主について「石にしがみついてでもマニフェストを実現する姿勢が必要だった」と振り返る。離党の理由も、民主政権が21年衆院選のマニフェストに明記されていない消費増税を打ち出したから。今回は「正論を一生懸命訴える」と話す。

 19年参院選の東京選挙区でトップ当選した大河原雅子氏(60)は民主の都議選惨敗のあおりを受けた。民主は都議選で2人を擁立した6選挙区のうち5選挙区で共倒れしたことを受け、大河原氏の公認を取り消し、鈴木寛氏(49)に一本化。大河原氏は無所属での立候補を決め、事実上の分裂選挙となる。

 愛媛選挙区から無所属で当選し、その後民主入りした元Jリーガーの友近聡朗(としろう)氏(38)は「人生のハーフタイム」として立候補しない。小沢氏とともに離党後、昨年12月の衆院選に日本未来の党からくら替え立候補し、敗退。現在は都内のスポーツシンクタンクで勤務している。

 政治評論家の有馬晴海(はるみ)氏(55)は「6年前の参院選で国民は反自民で結集した野党に期待したのに、それを政権交代後、民主は裏切った。一回の失敗で『この程度だ』という烙印(らくいん)を押されている。民主出身の新人議員は正直言って厳しい」と指摘している。

2435チバQ:2013/07/03(水) 22:13:13
http://www.asahi.com/politics/update/0703/OSK201307030025.html
みんなの党、関西で次々擁立 維新と全面対決へ 参院選
JR京都駅前で街頭演説する、みんなの党の渡辺喜美代表=1日夕、京都市下京区、佐藤剛志撮影


立候補予定者とともに会見するみんなの党の浅尾慶一郎政調会長(中央)と石井竜馬氏(左)=2日午後、大阪市中央区、森井英二郎撮影

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 4日公示の参院選で、日本維新の会との選挙協力を解消したみんなの党が、直前になって関西で次々と候補者を擁立し、「全面対決」の様相となっている。両党は昨年の衆院選でも選挙協力を模索したが、維新が旧太陽の党と合流し、競合選挙区が続出。「第3極」の票が分散した苦い経験を持つ。他の野党も無党派層の行方に気をもむ。

参院選特集ページはこちら
 「維新への期待が失望に変わっている。受け皿になれるのはみんなの党だ」

 2日、みんなの党から大阪選挙区(改選数4)に立候補を表明したホテル会社員の安座間肇氏(35)は、大阪府庁での記者会見で訴えた。直前まで経営コンサルタントの男性が立候補する予定だったが、本人が辞退。安座間氏はこの日未明に打診を受けたという。

 みんなは同日、兵庫選挙区(改選数2)でも介護事業会社社長の下村英里子氏(30)の擁立を発表。6月28日には京都選挙区(改選数2)で、飲食店運営会社役員の木下陽子氏(33)を擁立すると発表した。

 みんなは当初、維新の支持が高い関西の京都、兵庫の選挙区で候補者を維新に一本化する選挙協力をし、大阪選挙区では両党の候補が出て互いに支援し、2議席を狙う戦略を描いた。

 しかし、維新の橋下徹共同代表の風俗発言問題をきっかけに選挙協力を解消。東京都議選での躍進も追い風となり、一転して3府県で「全面対決」となった。

 みんなの渡辺喜美代表は1日、京都市内で「都議選では低投票率でも議席を増やした。勝ち目はある」と記者団に強気を見せた。

 一方、維新幹部は「そこまでしてやりたいのか」と嘆く。維新の松井一郎幹事長は2日、記者団に「これは渡辺代表の(維新に対する)好き嫌い」といらだちをあらわにした。松井氏はこの日、21日投開票の奈良市長選で、みんなの党が推薦する県議への維新の推薦を取り消すと表明。いがみ合う構図になっている。

 みんなの参戦は、維新以外の野党にも影響しそうだ。京都選挙区では、自民に支持が集まるなか、民主、共産、維新が競り合う展開とみられていた。無党派層の票がみんなに流れれば、「(組織票を持つ)共産の躍進に手を貸すことになる」(維新新顔)。民主新顔の選対事務総長の福山哲郎・元官房副長官は6月29日の講演会で「今調査したら共産との差は千票か1500票の差だ」と危機感をあらわにした。

 兵庫選挙区で維新新顔の選対本部長を務める新原秀人衆院議員は「みんなの党とは同じ方向に向かって歩いていたのに。負けずに戦う」と対抗心を見せた。

2436チバQ:2013/07/03(水) 22:13:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070300890
【自民】長谷川大紋(70)  茨城  (1)松村龍二 (75)  福井  (3)鈴木政二 (65)  愛知  (3)谷川秀善 (79)  大阪  (3)加治屋義人(75)  鹿児島 (2)川口順子 (72)  比例  (2)【民主】加賀谷健 (69)  千葉  (1)平田健二 (69)  岐阜  (3)松井孝治 (53)  京都  (2)岩本司  (48)  福岡  (2)池口修次 (63)  比例  (2)尾辻かな子(38)  比例  (1)玉置一弥 (68)  比例  (1)衆(8)藤谷光信 (76)  比例  (1)藤原正司 (67)  比例  (2)山村明嗣 (37)  比例  (1)【公明】松あきら (65)  神奈川 (3)白浜一良 (65)  大阪  (4)加藤修一 (65)  比例  (3)草川昭三 (84)  比例  (2)衆(8)木庭健太郎(61)  比例  (4)渡辺孝男 (63)  比例  (3)【社民】山内徳信 (78)  比例  (1)【改革】舛添要一 (64)  比例  (2)【無所属】森田高  (45)  富山  (1)川崎稔  (52)  佐賀  (1)自見庄三郎(67)  比例  (1)衆(7)横峯良郎 (53)  比例  (1)
注=左から氏名、年齢、選挙区、当選回数の順。「衆」の後の数字は衆院での当選回数。(2013/07/03-19:28)

2437チバQ:2013/07/03(水) 22:17:34
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130703/bsg1307031655007-n1.htm
政党こだわらずSNSで応援 新経連が参院選候補者8人推薦 (1/2ページ)2013.7.3 16:54

 新経済連盟(新経連)は3日、情報技術(IT)やネットの利活用策に熱心な参院選の立候補予定者を8人推薦し、ツィッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用して応援すると正式に発表した。参院選から解禁されるインターネットを利用した選挙活動に呼応した動きだ。具体的な氏名は公示日の4日に公表するが、自民、民主など特定の政党にこだわらず、個別の候補者を支援する。会見した三木谷浩史代表理事(楽天会長兼社長)は「全員当選が目標だ」と語った。

 推薦候補の選定は6月末に約300人の政治家に書面を配布。新経連がめざす小さい政府の実現、法人減税、徹底した配送電分離、医薬品のネット販売、体面・書面原則の撤廃など11項目に対する考え方を聞き、回答した約170人から新経連の考え方と合致する人と面談して絞り込んだ。

 選挙応援は理事らがSNSで応援コメントを発信するほか、会員企業もホームページ上で広報活動を行う。三木谷氏は「私のツィッターのフォロワーは約50万人。ほかの理事も発信力が強い」と自信を示した。

 特定の立候補者を応援する利益誘導型との指摘には「ネットは誰でも入れるフリーなもので、自分たちの利権を守るのが目的ではない」と反論。さらに密着取材の禁止などネット選挙活動の制約について「公職選挙法自体が非常に古く現実に合っていない。参院選後に総合的な見直しが必要だ」と述べた。

 経済団体は従来、政治献金などの「カネ」や、企業ぐるみのボランティアによる「数」で選挙応援をしてきた。経団連はかつて組織内候補も立てていたが、2009年の民主党政権発足を機に会員企業に対する献金の仲介を廃止。「政策本位で」(米倉弘昌会長)応援する姿勢に転換している。

 新経連の方針について経団連首脳は「ネット関連の業界団体が自分たちの役に立つ政策を行う政治家を応援するのは当然」と理解を示しながらも「選挙後に応援しなかった政治家からしっぺ返しがあるかもしれない」と冷ややかだ。経団連幹部も「政治家は必ず物心両面の応援を頼んでくる」と指摘し、ネット上だけで支援するやり方には限界があるとみている。

2438チバQ:2013/07/03(水) 22:39:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130703/plt1307030711001-n1.htm
【激闘 参院選】福島から帰ってきた「生活」太田和美氏 自民はハマコー人脈 千葉選挙区  2013.07.03


千葉選挙区の主な立候補予定者【拡大】

 自民党はアベノミクスと高支持率の勢いを受け、早くから定数3のうちの2議席を狙って動いた。自民党の複数候補擁立は、東京以外では現時点で千葉のみ。

 自民党現職の石井準一氏は、自民党県議グループ「千葉政経懇話会」(約20人)を中心に、地盤である外房地域を中心に都市部にも浸透する。「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員の秘書を務めた関係で人脈は広い。安定した戦いだ。

 自民党2人目で元八千代市長の豊田俊郎氏は、自民党県議団最大グループ「県盛会」(約30人)が担ぎ出した。4月に出馬表明したものの、全県的な知名度不足で伸び悩んでいたが…。

 「日本維新の会が候補者選定で迷走・混乱したうえ、橋下徹共同代表の慰安婦発言で勢いを失い、豊田氏にもチャンスの芽が出てきた。維新と選挙協力するはずだった、みんなの党が独自候補者を擁立したことも大きい」(自民党県議)

 維新の迷走はひどかった。最初の候補は市議を辞職して準備していたが、党本部が「勝てない、資金不足」と差し替えた。2人目は「みんなの党との選挙協力がなくては無理」と離党。3人目で決まった花崎広毅氏は民主党を離党して、維新政治塾で学んだ地元県議だ。

 全国的に厳しい戦いが続く民主党は、2007年参院選では2人を当選させたが、今回は野田佳彦前首相の側近、現職の長浜博行氏に一本化した。長浜氏は前回トップ当選だが、今回は決して楽な戦いではない。

 都議選で躍進したみんなの党は、その勢いのまま弁護士の寺田昌弘氏を擁立。小沢一郎氏率いる生活の党は、元千葉県議で、「福島にお嫁に来ました」と衆院福島2区に転出していた太田和美氏を立てる。

 前回並み55%前後の投票率で、ボーダーラインは50万票前後か。

2439チバQ:2013/07/03(水) 22:43:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20130703-OYT8T00072.htm
参院選 民主公認減「苦渋の選択」

あす公示 大河原氏「あり得ない」


公認取り消しを受けて記者会見する大河原氏(新宿区で)  参院選の公示が4日に迫る中、東京選挙区(改選定数5)では、現職2人を公認していた民主党が、2日夜になって急きょ1人の公認を取り消した。共倒れを防ぐのが狙いだが、公認を取り消された現職は無所属で出馬する意向を示し、情勢は混沌(こんとん)としている。無所属や諸派を含め、最終的に同選挙区には20人前後が出馬し、激しい選挙戦が展開される見通しだ。

 「苦渋の選択」。海江田代表は同日夜、報道陣に厳しい表情で語った。民主党は同選挙区で過去3回、連続して2人ずつ当選させてきた。今回も大河原雅子氏(60)と鈴木寛氏(49)の現職2人で臨む予定だった。しかし、6月の都議選では改選前の43議席から15議席へと大きく後退。五つの選挙区で共倒れし、都連内には参院選への不安の声が高まっていた。土壇場で大河原氏の公認が取り消され、中山義活都連会長は「都議選の反省を踏まえるとベターな判断だと思う」と語った。

 一方の大河原氏は同日、新宿区内の事務所で記者会見し、「公示日の間近にこんなことはあり得ない。私は党にとって必要ないのか」と悔しさをにじませ、党籍を残したまま無所属で2期目を目指すことを明らかにした。

 都議選で大勝した自民党は、再選を目指す丸川珠代氏(42)に加え、比例選からくら替えする武見敬三氏(61)の2人の現職で、1986年以来となる2議席の獲得を狙う。

 都議選で現職23人の全員当選を果たした公明党は、3選を目指す党代表の山口那津男氏(60)が必勝を期す。みんなの党は、現職の川田龍平氏(37)を比例選に回し、新人で写真家の桐島ローランド氏(45)を擁立する。共産党は、党都委員で若い吉良佳子氏(30)を公認し、都議選で議席を倍増させた勢いに乗って2001年以来の議席獲得が悲願だ。

 みどりの風は服飾デザイナーの丸子安子氏(45)、みんなの党とたもとを分かった日本維新の会は、知名度のある元民放アナウンサーの小倉淳氏(55)をそれぞれ公認。幸福実現党は党女性局長の釈量子氏(43)を擁立する。

 このほか、昨年末の都知事選で約10万8000票を獲得した発明家の中松義郎氏(85)や、昨年の衆院選(東京8区)で約7万1000票を獲得した俳優の山本太郎氏(38)らも出馬を予定している。

◇ネット解禁で投票率も注目

 参院選東京選挙区の投票率は、過去3回連続で上昇し、前回(2010年)の58・70%は平成に入ってから最も高かった。ただ、6月に実施された都議選の投票率は、史上2番目に低い43・50%にとどまった。今回の参院選から解禁されるインターネットを使った選挙運動で、有権者の関心が高まるかどうかも注目される。

(2013年7月3日 読売新聞)

2440チバQ:2013/07/03(水) 22:48:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013070301010
一本化造反に不快感=民主代表【13参院選】
 民主党の海江田万里代表は3日夜、BSフジの番組で、参院選東京選挙区の公認候補を一本化した党執行部の決定に反して代表経験者である菅直人元首相らが無所属候補の支援を表明したことについて、「最後の決定は私と細野豪志幹事長に一任されていた。決めたことには従ってくれると信じている」と不快感を示した。 (2013/07/03-22:21)

2441チバQ:2013/07/03(水) 22:51:55
>大河原氏の選対本部長を務める小川敏夫元法相(参院東京選挙区)ら一部の参院議員や都議も支援に回る見通しだ

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130704k0000m010106000c.html
参院選:民主、東京で分裂選挙 菅元首相は大河原氏支援
毎日新聞 2013年07月03日 22時13分

 民主党の菅直人元首相は3日、自らのブログで、参院選東京選挙区(改選数5)で同党の公認を取り消された現職の大河原雅子氏を支援することを明言した。同党は東京都議選の惨敗を受け、同じく現職の鈴木寛氏に公認候補を一本化することを決定。海江田万里代表は「党の全ての組織を鈴木氏の必勝に傾ける」としていたが、分裂状態で選挙戦に突入することになった。

 菅氏はブログで「これまでも『原発ゼロ』を鮮明にした大河原さんを支援してきたが、民主党の公認がなくても全力で応援する」と表明した。大河原氏の選対本部長を務める小川敏夫元法相(参院東京選挙区)ら一部の参院議員や都議も支援に回る見通しだ。

 民主党執行部は菅氏らの造反で求心力の低下を露呈。鈴木氏は自身のブログで「心苦しい気持ちでいっぱいだ。厳しい戦いであることは、何ら変わらない。全力で地道に訴え続ける」とコメントした。【光田宗義】

2442とはずがたり:2013/07/04(木) 16:16:07

新党大地「鈴木宗男」氏を擁立 出馬できない代表と同姓同名
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070413460070-n1.htm
2013.7.4 13:44 [選挙]

 政治団体「新党大地」(代表・鈴木宗男元衆院議員)は4日、参院選比例代表に、鈴木代表と同姓同名の新人、鈴木宗男氏(73)の立候補を届け出た。総務省の発表資料によると、鈴木氏は千葉県君津市在住の会社役員。同党の立候補者は選挙区2人、比例代表9人の計11人となった。

 公民権停止中で出馬できない鈴木代表に代わり、「鈴木宗男」の知名度を生かした支持票を集める狙いとみられる。

 新党大地職員によると、鈴木氏は鈴木代表と数十年来の知人で、2005年から環境関係のNPO法人代表を務めている。今回の出馬は3日に受諾したという。党関係者は「これも何かの縁だ。知名度を活用したい」と話している。

2443名無しさん:2013/07/04(木) 16:58:53
自民97%が改憲賛成 参院選立候補予定者アンケート
 共同通信社は第23回参院選の立候補予定者を対象に政策アンケートを実施し、29日までに
374人から回答を得た。安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正について賛否を尋ねたところ、
自民党候補者は97・1%が「変えるべきだ」と回答し、「変えるべきでない」の回答はなかった。
自民党と共に改憲に積極的な「改憲勢力」の日本維新の会は全員が、みんなの党も86・7%が
賛成した。

 民主党は参院選公約に「未来志向の憲法を構想」と明記したが、賛成は23・4%だった。

 公明党では改憲賛成が63・6%だった。ただ変更すべき点を複数回答で聞いたところ全員が
「新しい人権の明記」と回答。

2013/06/30 07:00
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013062901001660.html

自民でも18%が反対 憲法96条の先行改正

 参院選立候補予定者アンケートで、憲法改正発議要件を衆参両院の「3分の2以上の賛成」から
過半数に緩和する96条の先行改正について、自民党で18・6%、公明党では全員が「反対する」と
回答した。自民党で賛成は60・0%だった。

 自民党で改憲に賛否を明らかにしなかった2人を除くと、96条先行改正への賛成は61・8%、
反対は19・1%となる。与党にも慎重論が根強いことがみてとれる。

 日本維新の会は88・1%が賛成し、各党の中で最も高い割合となった。みんなの党が賛成70・0%
で続いた。

 民主党は97・9%が反対した。憲法を変えるべきだと答えた人の中にも、先行改正に賛成の人は
いなかった。

 自民党は党憲法改正草案に96条改正を盛り込んでいる。安倍晋三首相は当初、先行改正を強く
主張していたが、世論調査などで反対意見が多いことを踏まえトーンダウンさせている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306300069.html

2444チバQ:2013/07/04(木) 21:31:51
http://www.asahi.com/politics/update/0703/TKY201307030025.html
2013年7月3日8時39分
「ご当地候補」比例に続々 元首長らが手を挙げる理由は
主な政党が擁立する比例候補とそのうちのご当地候補の数


 参院選比例区で、元首長や元議員など特定の地域に支持基盤を持つ「ご当地候補」が66人と、46人だった3年前の前回参院選に比べ大幅に増えている。業界団体の支援に頼らない新党が増え、当選ラインが下がったためだ。著名人や組織型候補の指定席だった以前とは、様変わりしている。

 日本維新の会の松井一郎幹事長は2日、「地道に一人でも多くの人と握手し、有権者の胸に響くよう訴える」と、比例区の戦い方について語った。

 というのも、維新が比例区に立てる30人のうち、ご当地候補が24人。元国会議員だけでなく、より地盤の小さい市区町の元首長や元地方議員も10人いる。比例区は全国で得票できるが、彼らは首長や議員時代に培った地元の支持固めに集中する。関東地方の元地方議員は「地方でのどぶ板選挙で、小さな票を確実に取る」と語る。集会の開催や電話による支援要請は、地元に限定するという。

2445チバQ:2013/07/04(木) 21:34:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130704ddf010010006000c.html
2013参院選:公示 自民、手堅く必勝態勢 2人擁立、2区のみ 民主は候補大幅減
毎日新聞 2013年07月04日 大阪夕刊

 選挙区では、自民党が高支持率を背景に31ある改選数1の選挙区(1人区)の大半での勝利を狙う。改選数2以上の選挙区(複数区)でも複数候補の擁立を最小限に抑え、目標の「自公で過半数」の議席獲得を目指す。民主党は党勢低迷の現状をふまえ、候補者数を大幅に削減。唯一、複数の公認候補を立てる予定だった東京でも、公示直前に候補者の一本化に追い込まれた。みんなの党と日本維新の会は、改選数2以上の選挙区を中心に候補を立て、共産党は沖縄以外の全選挙区に公認候補を擁立した。

 ●1人区

 参院選の勝敗の行方を決すると言われてきた1人区。定数が削減された福島、岐阜両選挙区も加わり、計31選挙区になった。

 自民党はすべての1人区で公認候補を擁立。これに対し、民主党が公認候補を立てたのは19選挙区のみ。3選挙区で無所属を推薦し、9選挙区で擁立を断念した。

 農村部を多く抱える1人区はかつては自民党の地盤と言われてきた。だが、近年の参院選では、自民党と民主党の候補の事実上の一騎打ちが増え、1人区で勝利した党が全体の勝者となる傾向を示してきた。

 小泉政権発足後の2001年参院選では、自民党が27選挙区中25勝と圧勝し、小泉政権が長期政権となる基盤を築いた。反対に、第1次安倍内閣で迎えた07年参院選では、29選挙区のうち自民党が勝利したのは6選挙区。参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」となり、短命政権に終わった。

 ●複数区

 改選数2の2人区は、自民党と民主党が議席を分け合う「無風区」とされてきたが、今回は、みんなの党と日本維新の会が、党勢に陰りが出ている民主党から議席を奪おうと、多くの2人区で公認候補を立て、民主党は守勢に立たされている。

 6月の東京都議選では公認候補全員が当選し、勢いに乗る自民党だが、参院選の改選数2の全10選挙区では候補者を1人に絞り込んだ。このため、「2人目」の議席を野党間で奪い合う構図になっている。民主党がどこまで踏みとどまるかは事実上、2人区の勝敗にかかっており、海江田万里代表の進退にも影響しそうだ。

 民主党は東京(改選数5)で現職2人を公認したが、都議選惨敗を受け、公示直前に候補者の一本化を決断。だが、公認を取り消された現職は無所属として出馬するため事実上の「分裂選挙」となった。また、みんなと維新は当初、改選数1〜3の選挙区で「すみ分け」を調整していたが、従軍慰安婦をめぐる維新の橋下徹共同代表の発言などから、みんな側が協力を白紙撤回。結果として両党は神奈川、大阪など計10選挙区で直接対決することとなった。

 都議選で議席を倍増させ勢いに乗る共産党は、選挙区での議席獲得に意欲を示す。実現すれば01年の東京選挙区以来、12年ぶりとなる。生活の党、みどりの風は現職の議席死守を目指し、社民党は議席獲得が課題だ。【朝日弘行】

 ◇比例、12党派届け出
 比例代表には、前回2010年と同じ12党(政党要件を満たさない団体を含む)が届け出た。昨年の衆院選で候補者を多数擁立して注目された「第三極」勢力のうち、日本維新の会は自民党と同水準の候補数となる一方、みんなの党や生活の党、みどりの風は公認を抑制ぎみ。このため全党候補の合計は前回をやや下回った。

 自民党は日本医師会、全国郵便局長会など有力団体の候補に加え、タレント候補もそろえるオーソドックスな布陣。執行部の目標は公明党と合わせて参院の過半数回復と慎重だが、自民党内には比例でも大幅な議席増に期待する声が強い。

 逆に逆風を予想する民主党は、党内の「生き残り」をかける各陣営が個人名の比例票を奪い合う展開が予想される。維新と2度目の参院選を迎えたみんなは、政党名の票の割合が比較的多いとみられるだけに、こちらも個人票による党内の順位争いは激しくなりそうだ。党幹部が比例名簿に名を連ねる共産、社民両党も党勢拡大を図る。【松尾良】

2446チバQ:2013/07/04(木) 21:35:38
 ◇あすから期日前投票
 投票日に仕事や旅行などの予定があり、投票所に足を運べない有権者を対象とした期日前投票は5日から始まる。投開票日前日の20日まで、市町村の庁舎や公民館などに設けられた「期日前投票所」で投票できる。

 期日前投票は2003年の公職選挙法改正で導入され、補選を除いた参院選で実施されるのは4回目。全投票者に占める期日前投票者数の割合は、参院選(選挙区)では▽04年12・4%▽07年17・8%▽10年20・1%−−と増加傾向にある。

 一方、今回の参院選では、投票率も注目されている。参院選の投票率は衆院選を下回る傾向にあり、1995年に44・52%の過去最低を記録した後の5回の参院選は、いずれも50%台の投票率で低迷。今回の参院選は、政権交代に結びついた昨年12月の衆院選から半年余りしか経過していないことから、投票率は前回の57・92%を下回るとの見方が出ている。一般的に、投票率が低くなれば、支持基盤となる組織を持つ候補者や政党に有利になると言われる。

 また、今回から「フェイスブック」などソーシャルメディアや、政党や候補者による電子メールを使った選挙運動が解禁されることから、若者の投票率が上がることを期待する声もある。【沢田勇】

 ◇投票率アップ作戦 割引、浴衣、ダンス…
 今回の参院選では、各地で市民、NPO、選挙管理委員会などが、投票率アップを目指して、さまざまな試みに取り組んだり、計画したりしている。

 大阪府岸和田市の蛸地蔵(たこじぞう)商店街(37店舗)は、21日の投票日に「選挙へ行こうセール」を実施する。約10店舗が参加。投票所で発行される「投票済証」を示せば、割引や粗品プレゼントなどのサービスを受けることができる。奥保久(おくやすひさ)会長は「商店街に足を運んでもらうきっかけになる一方で、社会貢献もできる」と、投票率向上と商店街活性化をダブルで目指す。約800メートルの長さを誇る京都市中京区の京都三条会商店街振興組合(約180店舗、上田照雄理事長)も、投票済証を示せば商店街の共通ポイントを付与する。

 若者の政治参加を目指すNPO「ドットジェイピー」関西支部は公示後、阪急梅田駅などで、浴衣を着た女子大生らが若者に「投票に行こう」と呼び掛けるビラを配る。前回2010年の参院選では20代の投票率は36・17%と年代別で最低。70代以上の75・93%の半分以下にとどまった。同支部広報部長で関西大3年生の岡田拓朗さん(20)は「同世代同士、呼び掛けることで行動につながりやすくなる」と期待する。

 広島県選挙管理委員会では、投票を呼び掛けながら男女が踊る動画を作成、ユーチューブで配信を始めた。「ダンスと選挙は直接関係ないが、ツイッターやフェイスブックを使いこなす若者が話題にして、20代の投票率向上につながれば」(県選管)と期待する。動画は先月16日、広島市内でダンススクールの学生ら約200人が参加して撮影。「エブリバディーゴー!投票!」の歌に合わせ、男女が突然、ヒップホップダンスを踊り出す。4日午前11時半現在、再生回数は7913回を数えた。【田所柳子】

2447チバQ:2013/07/04(木) 22:05:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070421400084-n1.htm
【参院選公示】
野党共闘はごく一部 食い合いは激化
2013.7.4 21:39 (1/2ページ)
 野党内には、昨年12月の衆院選で連携することなく自民党の圧勝を許した反省から、参院選では「与党の過半数阻止」を合言葉に選挙協力を目指す動きがみられた。だが、公示の4日を迎え、選挙協力が実現したのはごく一部の選挙区に限られ、野党共闘どころか野党同士が激しく食い合う展開になった。

 みんなの党は公示直前、所属国会議員に参院選の「傾向と対策」を記したメールを一斉送信した。

 「消費税、憲法、原発再稼働など自民党の主要政策に批判的な有権者を取り込むため、他の野党との差別化を図る(ターゲットは自民党ではなく、民主、日本維新、共産など)」

 非自民の受け皿を狙う戦略とともに、本当の敵は自民党よりも他の野党だと言っているに等しい。

 みんなの党は当初、日本維新の会と25選挙区で共闘することで合意していた。しかし、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦問題をめぐる発言をきっかけに、渡辺喜美代表が「価値観の相違」を理由に解消を宣言した。その後、1人区を除く選挙区で両党が候補者を擁立する「仁義なき戦い」を繰り広げた。

 民主党も「穏健な保守」(細野豪志幹事長)を旗印に支持拡大を狙う。「穏健な」という言葉には幅広く非自民票を獲得したい思いがあり、選挙協力が成立したのはみんなの党との秋田、愛媛(ともに改選数1)、みどりの風との山形、島根(同)、生活の党との福岡(改選数2)などにとどまったことも背景にありそうだ。

2448チバQ:2013/07/04(木) 22:05:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070421430085-n1.htm
【参院選公示】
目立つ衆院くら替え組、女性候補も微増
2013.7.4 21:40 (1/2ページ)
 参院選の立候補者数は平成22年の前回に続いて400人の大台に乗った。昨年12月の衆院選で落選し、参院への転身を狙う「くら替え組」が増えたのが特徴だ。立候補者の全体的な特徴を探った。

 ■433人

 立候補者数は433人で、前回(437人)並みだった。選挙区は前回から20人増の271人、比例代表は24人減の162人。新人は前回から2人減の332人で、候補者全体の76・7%を占めた。

 自民党は、改選2以上の複数区での共倒れを避けるため、手堅く「原則1人」の擁立を貫いた。民主党は、党勢衰退に伴い前回の半分程度の55人に絞り込んだ一方、野党共闘による候補者調整が進まず、生活の党やみどりの風、日本維新の会など「第三極」の候補が増えた。このほか、幸福実現党が選挙区で積極的に擁立した。

 各党の比例代表名簿をみると、手堅い得票を見込める労働組合や業界団体の支援候補や、国政経験者が目立ち、無党派層を狙ったタレントやスポーツ選手などは減っている。

 ■女性は微増

 女性は計105人で全体の24・2%を占め、前回の100人から微増した。比率では13年の27・6%(137人)に次いで歴代2位。政党別では共産、幸福が各18人で最多。次いでみんなが12人を擁立した。一方、民主は前回の27人から大幅減の10人。自民も前回の14人から減らし、9人にとどまった。

 ■平均年齢

 平均年齢は51・6歳で、前回の50・7歳からやや上がった。最高齢は中松義郎氏(東京選挙区)の85歳。最年少はみんななど4党から立候補した30歳。党派別では社民が60・1歳と最も高く、自民は54・2歳、民主は54・9歳、維新は53・4歳だった。

 ■くら替え続々

 新人候補のうち衆院議員経験者は36人。昨年末の衆院選で落選した候補者のくら替えが目立つ。民主が9人で最も多く、全員が衆院落選組。次いで自民と維新の6人、新党大地の5人、みんなと生活が3人の順。衆院当選回数は1回が19人、2回が4人、3回以上が13人だった。くら替え組には、鹿野道彦元農林水産相(民主)、山岡賢次元国家公安委員長(生活)、山田正彦元農水相(みどり)ら閣僚経験者のほか、「国民の生活が第一」の幹事長を務めた東祥三氏(生活)も比例名簿に名を連ねた。

2449チバQ:2013/07/04(木) 22:06:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070421550007-n1.htm
【参院選公示】
看板3氏が役割分担、1人区全勝目指す 自民
2013.7.4 21:54
 自民党(改選数34)は衆参の「ねじれ解消」を選挙戦で前面に訴え、勝敗を分ける31の1人区の全勝を目指す。高止まりする内閣支持率を武器に、昨年の衆院選と同じ安倍晋三首相(党総裁)と石破茂幹事長、知名度の高い小泉進次郎青年局長を「3枚看板」に、横綱相撲を展開する構えだ。

 執行部は、1人区で劣勢か接戦なのは沖縄(同1)などの数県と分析。重点区には党幹部らを集中投入することにしており、さっそく石破氏は4日、那覇市で街頭演説に立った。

 執行部では、政権の経済対策「アベノミクス」が地方に浸透していないとみて、遊説先に関し「首相は都市部中心、石破・小泉両氏は地方」というすみ分けを図った。小泉氏は過疎地や離島を中心に遊説日程を組んでおり、4日は山形県酒田市の飛島を訪れた。

 党内では高支持率を背景に、公示直前まで大阪(同4)や広島(同2)など複数区での2人擁立を模索。しかし石破氏らは「各都道府県で確実に1議席ずつ取りたい」とし、2人擁立を東京(同5)と千葉(同3)に限定した。野党共闘の乱れも追い風に「選挙区の落選者は1〜2人に留まる」(閣僚経験者)との強気の見方もある。

 公約で、憲法改正の発議要件を緩和する96条先行改正に触れないなど公明党への配慮をにじませた。これは、「投票率の低下で組織力勝負になる」(党幹部)と判断し、選挙区での公明党の組織票への依存度を高めているためだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422010008-n1.htm
【参院選公示】
狙う複数区の滑り込み 勝敗ラインは20議席か 民主
2013.7.4 21:56
 東京都議選での惨敗ショックを引きずったまま参院選に突入した民主党(改選数44)。改選数1の1人区で勝ち上がるのは困難とみて、2人区以上の複数区での滑り込み当選に力点を置いている。

 日本維新の会が、橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦発言などで失速した影響を受け、民主党は相対的に浮上。細野豪志幹事長が街頭での「第一声」を大阪選挙区(同4)で行ったのも、維新の牙城に切り込む狙いからだ。

 ただ、公示直前に誤算もあった。東京選挙区(同5)で公認した2人を一本化することで共倒れを防ごうとしたが、公認を取り消された候補者を公然と支援する民主党議員が続出。海江田万里代表の指導力不足が露呈されたばかりか、党内に亀裂を生じさせた。

 そもそも、民主党の再建は緒に就いたばかりで、信頼回復もほど遠い。このため、執行部は責任が伴う勝敗ラインについて口を固く閉ざす。自民、公明両党の過半数阻止と自民、維新など改憲勢力による3分の2以上の議席獲得阻止を掲げているが、これはあくまでも目標に過ぎない。

 現実的な勝敗ラインとして党内でささやかれているのは20議席。これを割った場合、海江田氏の進退問題が浮上するのは確実だ。逆に20議席を上回れば、6年前の参院選で獲得した60議席は言うに及ばず、3年前の44議席の約半分の獲得議席であっても、海江田氏は続投する可能性がある。

2450チバQ:2013/07/04(木) 22:07:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422010009-n1.htm
【参院選公示】
発言力維持したい公明、勢いつなぎたい共産
2013.7.4 22:01
 参院選で与党による過半数獲得を目指す公明党(改選数10)は、「10議席以上」が目標だ。山口那津男代表は、安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正を「争点ではない」と断言。連立政権での発言力を維持するため、選挙区で4人全員、比例代表で6人以上の当選を目指す。

 共産党(同3)は6月の東京都議選で8議席から17議席に倍増させた勢いを参院選につなげ、「比例代表650万票以上、5議席の絶対確保」(志位和夫委員長)を目指す。

 同党は選挙区では平成13年参院選の東京を最後に議席を獲得できていない。東京(同5)での当選のほか、大阪(同4)、京都(同2)といった大都市圏でも議席獲得を狙う。

 生活の党、みどりの風なども原発ゼロを訴え、与党との対決構図を演出して票の積み上げを図る。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422020010-n1.htm
【参院選公示】
ともに目標10議席以上 維新とみんな
2013.7.4 22:01
 日本維新の会(改選数2)とみんなの党(同3)はともに法案提出権がもてる10議席以上の獲得を狙う。ただ、両党が置かれた立場はあまりに対照的だ。

 東京都議選でわずか2議席に終わった維新と7議席を獲得し善戦したみんな。維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)は6月28日に「現有(3議席)を下回れば負けだ」と表明。だが、橋下徹共同代表(大阪市長)は今月1日に「4でも5でも勝ちにはならない」と語るなど、執行部の進退に直結する勝敗ラインは定まらない。

 逆にみんなは、維新の支持が強い関西で大阪(同4)、京都(同2)、兵庫(同2)の3選挙区に相次いで候補を擁立。特に2人区では維新と共倒れしかねないが、渡辺喜美代表は4日夜のNHK番組で、勝敗ラインについて「(改選)3議席を1議席でも上回る」と宣言した。

2451旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/05(金) 23:14:59
自公、過半数の勢い 参院選、朝日新聞序盤情勢調査
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307050441.html
 21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報と合わせて分析すると、自民党は改選議席を倍増させ、公明党と合わせて与党で参院の過半数(122)を確保する勢い。民主党は不振で、改選議席から半減する見通し。日本維新の会とみんなの党はやや伸び悩んでいる。共産党は改選議席を上回り、都市部の選挙区での議席獲得もありそうだ。



 改選数:自民34 民主43

 ところで,前回衆院選に引き続きDecision2013作成中なのですが,今回から時事通信が生年月日を掲載しておらず,一部候補の生年月日が入力できない状態…
 どこか生年月日まで掲載されているサイトをご存じありませんか…?

2452旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/05(金) 23:16:56
参院選:自民70議席うかがう…序盤情勢・本社総合調査
http://mainichi.jp/select/news/20130706k0000m010094000c.html
 毎日新聞は4、5両日、第23回参院選について全国特別世論調査を実施し、取材情報を加味して序盤情勢を探った。
 ◇与党、参院過半数の勢い
 自民党は選挙区と比例代表を合わせて改選34議席から倍増の70議席前後を確保する勢い。公明党も改選10議席を維持する見通しで、与党が非改選を含めて参院で過半数を確保するのはほぼ確実な情勢だ。安倍晋三首相が目指した衆参両院の「ねじれ」状態は解消される公算が大きい。民主党は改選44議席を大きく割り込み、ほぼ半減する見通しだ。投票先を決めていないと答えた人や無回答が選挙区で4割近くに上り、21日の投開票までに情勢が変わる可能性がある。

2453旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/05(金) 23:32:58
>>2451
解決しました。ありがとう,共同通信っ!!

2454チバQ:2013/07/06(土) 00:39:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130705/elc13070521300085-n1.htm
【参院選】
「菅元首相はしばらく黙って」 東京選挙区で細野氏
2013.7.5 21:28 [選挙]

  菅直人氏
 民主党の細野豪志幹事長は5日、菅直人元首相が参院選東京選挙区で、党が公認を取り消した無所属現職の大河原雅子氏を支援していることを批判した。都内で記者団に「代表経験者は党運営の難しさが分かるはずだ。しばらく黙っていただきたい」と述べた。処分には言及しなかった。

 民主党は東京選挙区で、現職2人の共倒れを避けるため鈴木寛氏だけを公認した。無所属で立候補した大河原氏を菅氏ら複数の民主党議員が支援し、事実上の分裂選挙となっている。

2455チバQ:2013/07/06(土) 00:49:32
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm010010020000c.html

2013参院選:立候補者分析 少数擁立、狙い対照的 渡り鳥・くら替え続々(その1)

毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊


 ◇堅実自民、守る民主 みんな・維新は積極姿勢

 4日公示された第23回参院選には前回並みの433人が立候補した。安倍内閣の高支持率にもかかわらず自民党は前回より少ない候補者で、目標とする参院の「自公で過半数」を堅実に狙う。党勢回復が課題となっている民主党が候補者数を大幅に絞った一方、日本維新の会は44人、みんなの党は34人と積極的に候補を擁立した。出そろった政党や候補者の特徴などを分析した。【古本陽荘、朝日弘行、沢田勇】

 今回の立候補者数は10年の437人と同水準で2回連続で400人を超えた。

 改選数2だった福島、岐阜両選挙区の定数が削減され1人区になる一方、3人区だった神奈川と大阪では定数が増え、改選数が4となった。

 自民党は、前回よりも6人少ない78人を擁立。参院選の前哨戦と位置づけられていた6月の東京都議選で候補者全勝で勝利したにもかかわらず、今回の参院選では改選数2以上の複数人区で2人候補者を立てたのは、東京(5人区)と千葉(3人区)だけだ。公明党も比例代表を中心に前回の20人と同水準の21人を立てた。

 これに対し、民主党は前回参院選で改選数2以上の選挙区で「原則2人」を基本方針に比例と合わせ106人を擁立したが、今回は積極姿勢から一転して、半数近い55人に候補者を絞った。改選数2以上の複数人区で民主党がどこまで現有議席を守れるかが焦点となりそうだ。

 みんなや、参院選初挑戦となる維新は改選数2以上の選挙区を中心に議席獲得を目指す。維新のほか、11人の候補を立てた生活の党と、8人のみどりの風も初めての参院選となる。

 共産党は沖縄を除く全選挙区と比例代表に63人の公認候補を立て、自民党に次ぐ候補者数となった。社民党は前回から5人減らし9人が立候補した。

 ◇昨年衆院選の結果でシミュレーション 与党70、野党51?

 昨年12月の衆院選の各党の獲得票数から、今回の参院選の結果をシミュレーションで予想してみた。与党の自民、公明両党は選挙区50議席、比例代表20議席の計70議席を確保。非改選59議席と合わせ129議席となり、目標である「自公で過半数」(122議席以上)を達成するとの計算結果が出た。

 計算では、衆院選の比例代表で各党が都道府県で獲得した票数を参院選に当てはめた。

 都道府県が単位の選挙区(改選数73)では、31ある改選数1の1人区のうち、30選挙区で自民党が議席を確保。さらに、衆院選で日本維新の会が自民党を上回る票を得た奈良でも、今回の参院選で維新からの立候補予定者が出馬を辞退したため、自民党が議席を得る計算となり、1人区は自民党の独占となった。

 10ある改選数2の2人区では、自民党がそれぞれに1人ずつ擁立した10人の候補が全員議席を獲得。残る10議席のうち維新が6議席、民主党が4議席を獲得する。民主党が自由党と合併した後の2004年参院選以降、推薦した無所属候補を含めると基本的には自民、民主で議席を分け合ってきた構図が崩れる計算となる。選挙区合計では自民党は48議席、維新は11議席、民主党は10議席の計算。また、改選数3以上の選挙区で、公明党とみんなの党がそれぞれ2議席獲得と推計された。

 一方、比例代表(改選数48)の獲得予想議席は、自民14、維新10、民主8、公明6、みんな4、共産3、生活2、社民1となった。

 選挙区と比例代表を合わせると、自民党は参院の単独過半数には届かないものの、改選34議席に対し2倍近い62議席に増え、民主党は改選44議席から18議席へと大幅に議席を減らす計算となった。

 シミュレーションでは各党公認候補のみを対象とし、政党推薦を受けた無所属候補は除いて計算した。選挙区、比例代表ともドント方式で得票数を割り振り、当選者を推定。衆院選時の「日本未来の党」の得票は、生活の党の票として計算した。

 ただし、衆院選から半年以上がたち、政治状況が変わっているうえ、衆院選と参院選では選挙区事情も異なることから、実際は異なる結果となる可能性が高い。

2456チバQ:2013/07/06(土) 00:49:48
◇民から自、なびく官僚出身

 立候補者を出身分野別にみると、最多だったのは地方議員や自治体の首長など「地方政界」の95人(21・9%)で、4回連続で1位を占めた。政治団体が57人、宗教界が39人と続いた。

 政党別では、自民党で最も多かったのも「地方政界」で27人。「官僚」出身が14人で次いで多かった。

 民主党政権下で実施された2010年参院選では、「官僚」出身の候補者は民主党が11人、自民党が5人だった。

 自民党が政権に復帰した今回の選挙では、民主党の「官僚」出身候補は4人にとどまっており、政治家志望の官僚の政権与党志向が表れている。

 一方、民主党でも最多は「地方政界」の18人だったが、次に多かったのが「労働界」の11人(20%)だった。

 ◇女性候補24.2% 現行制度2番目の高率

 女性の候補者は選挙区71人、比例代表34人の計105人で、2010年参院選を5人上回った。立候補者の総数が微減したこともあり、全候補者に占める女性の割合は24・2%と、前回の22・9%を上回った。1983年に比例代表が導入されて以来、現行制度下で行われた11回の参院選で2番目の高さにあたる。

 女性候補の割合を政党別でみると、最も高いのは、みどりの風の50・0%。次いで社民党の44・4%、生活の党の36・4%だった。ただ、この3党は立候補者の総数が少なく、いずれの党も女性候補は4人。一方、みんなの党は候補者34人に対し女性が12人で35・3%、共産党は候補者63人に対し18人で28・6%と比較的高率だった。これに対し、自民党は11・5%、民主党は18・2%にとどまり、女性候補擁立には消極的だった。

 ◇平均51・6歳 前回比+0.9歳

 選挙区と比例代表を合わせた候補者全体の平均年齢(投開票日の21日現在)は51・6歳で、前回参院選より0・9歳上がった。前回はみんなの党や新党改革などが30〜40代の若手候補を積極的に擁立したのに対し、今回は30〜40代が3・1ポイント減の43・4%(188人)となり、平均年齢を押し上げた。

 男性候補の平均は前回より0・7歳上がり52・5歳。女性候補も1・5歳上がり48・8歳といずれも上昇。

 民主党の平均年齢は54・9歳で、54・2歳の自民党を上回った。

 平均年齢が最も高いのは社民党で60・1歳。次いでみどりの風の56・9歳が高かった。逆に最も若かったのは、みんなの党の44・1歳。他党候補者の平均年齢は、公明党45・6歳▽共産党48・8歳▽維新53・4歳▽生活54・5歳−−だった。

 自民党は、党の内規で参院比例代表の候補者に「70歳定年制」を導入しているが、ともに71歳の山東昭子氏と佐々木洋平氏の立候補を例外的に容認した。

2457チバQ:2013/07/06(土) 00:51:07
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm010010025000c.html

2013参院選:立候補者分析 少数擁立、狙い対照的 渡り鳥・くら替え続々(その2止)

毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊


 ◇著名人頼み低調、前回比10人減

 ◇集票効果、限度も

 個人名の得票も政党の得票となる「非拘束名簿式」が比例代表に導入されて5回目の参院選となる。知名度を期待し、政党が擁立する著名人候補は、前回参院選より10人減の10人と低調だ。

 自民党は、居酒屋チェーンなどを展開する「ワタミ」の渡辺美樹元会長の他、音楽ユニット「東京プリン」として活動するタレントの伊藤洋介氏を新人として擁立した。

 政党は著名人に、政党に集まる票のかさ上げを期待するが、今回の選挙では、安倍晋三首相の支持率が高く、党支持率も堅調に推移していることから、自民党は新人著名人の掘り起こしは抑えめだった。

 一方、日本維新の会は、元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木氏を立て、党勢の回復を目指す。

 ただ、著名人といえども、個人の集票能力だけで当選レベルまで達する候補はこれまであまりいなかったというのが実情だ。

 比例代表で1議席を獲得するには100万票が目安とされる。だが、個人名票が100万票を超えたのは、今回出馬を見送った新党改革の舛添要一代表が自民党から01年に立候補した際の158万8262票しか例がない。

 個人名票が比例票全体に占める割合も▽01年35・7%▽04年30・6%▽07年29・5%▽10年25・0%−−と減少傾向にある。

 ◇政党支持率と連動 選挙結果の傾向

 「あの時の挫折を私は深く胸に刻み込んだ。来たるべき参院選(に向け)今の私の気持ちを率直に申し上げれば、チャレンジャーとしての緊張感。それにつきる」。安倍晋三首相は6月26日の国会閉会時の記者会見で、第1次安倍内閣で臨み、惨敗した6年前の参院選に自ら言及した。

 2007年参院選で改選64議席を37議席まで減らし、与党が参院で過半数割れとなるねじれを生み、退陣への流れができた。このため、首相は07年当選者が改選となる今回の参院選を「親の敵」と称し、雪辱に燃えている。

 毎日新聞の世論調査(6月調査)で安倍内閣の支持率は60%と堅調。衆参同日選があり参院選で72議席と大勝した、1986年の中曽根内閣の支持率42%を大きく上回る水準だ。だが、過去の例をみると、内閣支持率が選挙結果に直結するとも言い切れず、むしろ自民党の支持率の方が関連性が高いとの指摘もある。

 01年の小泉政権は内閣支持率が84%と驚異的だったが、自民党支持率は36%。01年参院選の自民党の獲得議席数は64だった。一方で、内閣支持率が21%と「危険水域」に近い水準にあった宮沢内閣は92年の参院選でそれを上回る67議席を獲得。自民党支持率は38%と比較的堅調だった。

 公示日直前の支持率が選挙中の首相発言などで、急落する場合もある。10年参院選では民主党の菅内閣が内閣支持率66%、民主党支持率34%で選挙戦に突入。だが、菅直人首相が唐突に消費増税に前向きな発言をしたことに反発が広がり、選挙戦終盤で内閣支持率は43%、党支持率は30%に下落。獲得議席は44議席にとどまった。

2458チバQ:2013/07/06(土) 00:51:26
 ◇復活の好機? 昨年衆院選の落選組25人

 今回の参院選候補者のうち、かつて衆院議員だった「くら替え候補」は全体の約12%にあたる53人に上った。

 うち25人は昨年の衆院選で落選し、議席を失ったばかりの前衆院議員だ。衆院議員経験者は2010年参院選でも45人と候補者全体の1割を超えており、衆院落選組が参院選を復活の機会とみている実情が改めて裏付けられた。一定の固定票が見込める衆院議員経験者の参院選出馬は党側にもメリットがあるため、こうした構図が続いている側面もある。

 自民党からは高い内閣・政党支持率を背景に、09年以前に議席を失った元衆院議員も5人出馬している。

 ◇民主離れ出馬14人 「政権奪取近し」−−熱気から6年 昨年7〜9月「移動」集中

 今回の参院選(改選数121)では、2007年に当選した各党の公認候補のうち、16人が所属政党を変えるか、無所属となって立候補した。うち14人が前回は民主党から出馬しており、昨年末の衆院選で野党に転落した同党の衰退ぶりを象徴している。

 07年参院選での民主党公認候補の当選者は60人。その約23%にあたる14人が今回は民主党以外から立候補した。

 移籍先で最多は生活の党の4人。日本維新の会、みんなの党、みどりの風からそれぞれ2人ずつ、自民党からも1人出馬した。また、東京、岩手、香川の3選挙区からは、今回は無所属候補として立候補した。

 一方、07年に続き今回も民主党から公認を得て立候補したのは31人。ほかに、昨年の衆院選で他党からくら替え出馬した人、今回出馬を見送った現職、亡くなった議員らが計15人いる。

 民主党から他党に移った時期を見ると、大半が民主党政権の12年7〜9月に集中。消費増税法案や原発再稼働を巡る党内対立から離党に発展したケースが多い。

 一方、民主党以外の政党から他党に移った07年当選組は、自民党と解党した国民新党からそれぞれ1人ずついた。

2459チバQ:2013/07/06(土) 01:01:16
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201307050115.html
2013年7月5日15時39分
亀裂の千葉、すみ分け狙う東京 自民2人擁立区
聴衆と握手を交わす候補者=千葉県船橋市、山口明夏撮影

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 4日に公示された参院選で、全国47選挙区のうち千葉と東京の2選挙区のみ、自民党が複数の候補者を擁立した。安倍政権の高い支持率を追い風に支持拡大をめざすが、党内での勢力争いもみられ、陣営関係者は気をもんでいる。民主党など野党は自民批判を強調し、巻き返しを図っている。


■公認一本化に失敗

 【高木和男、重政紀元】5日朝、千葉県船橋市のJR船橋駅前。千葉選挙区で自民新顔の豊田俊郎氏(60)は自らの名を何度も繰り返し、「アベノミクスで日本経済を再興したい」と訴えた。

 元県議で前八千代市長だが、県内の知名度はいま一つ。ネット選挙で、豊田氏のお面をかぶったダンサーが踊る動画を流す。陣営幹部は「とにかく名前を売りたい。風に乗って、売り込めれば」。

 2007年に定員増で3人区になった千葉選挙区。以後、2人を擁立するが、いずれも当選は1人だった。今回の参院選で党本部は当初、公認を現職の石井準一氏(55)に絞る考えだったが、反発した一部の県議が豊田氏を担ぎ出し、党本部も認めた。

 石井氏は故・浜田幸一衆院議員の元秘書。農業や漁業の盛んな県南部を地盤に県議を5期務めた。「風なんかじゃ選挙はしない」と、業界団体の支持固めに力を入れる。

 現職が2人いた民主は、前環境相の長浜博行氏(54)に一本化。長浜氏は「憲法改正で日本が良くなるというが、本当にいいのか」と自民批判を繰り広げる。選挙区では9人が立候補するが、維新、共産、生活の新顔らも安倍政権に対抗する姿勢を強調する。

 安倍政権の高支持率に、自民県連は「2議席奪取で衆参のねじれ解消」を掲げる。だが、石井、豊田両陣営の亀裂は深く、ある県議は「どちらも自分を当選させることしか考えていない」と党内が一枚岩ではない実情を明かす。

■浮動票と業界票

 【岡戸佑樹】東京選挙区(改選数5)では、自民が27年ぶりとなる2議席獲得を狙う。

 「経済は良くなり、暗く重い空気は一変した」。4日、池袋で街頭演説に立った武見敬三氏(61)の横で、安倍晋三首相がマイクを握った。首相はこの日、再選を目指す丸川珠代氏(42)の応援にも入った。

 武見氏は比例区からの転身。「知名度のある丸川氏は浮動票、武見氏は業界団体票の取り込みを図りたい」。自民党都連幹部は言う。

 自民は東京では苦戦が続いてきた。1998年は2人を公認したが、2人とも落選。その後、04年までは公認を1人に絞り、改選数が1増えた07年以降は2人を擁立してきたが、当選は1人にとどまっている。

 6月の東京都議選で自民は59人の候補者が全員当選して躍進を果たしたが、丸川氏の陣営関係者は「景気回復は途上段階で、有権者の実感まで届いていない」と気を引き締める。都連内には「丸川氏を支援する団体もあり、すみわけが崩れている」と懸念する声もある。

 野党は自民批判を強めている。民主党は当初、現職2人を公認していたが、公示2日前に鈴木寛氏(49)の1人に絞って支持固めを進め、鈴木氏は「自民の改憲草案は表現の自由を侵す」などと訴えている。共産党新顔の吉良佳子氏(30)も「安倍政権の暴走に対案を示す」と強調する。

2460チバQ:2013/07/06(土) 01:02:45
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201307/0006132733.shtml

2013/7/5 13:23


参院選兵庫選挙区 立候補断念の男性 供託金返還へ










 4日に公示された参院選で、兵庫選挙区の立候補に必要な書類が締め切りまでにそろわず、断念した男性が5日午前、神戸市中央区の兵庫県選挙管理委員会を訪れた。法務局に納めた供託金300万円を払い戻す手続きを始めたという。


 選管によると、立候補しなかったことが証明できれば、供託金を受け取ることができる。男性は5日午前10時ごろ選管を訪れ、必要書類を受け取ったという。

 男性は4日午後1時半すぎ、知人とともに立候補の届け出をしようとした。しかし、書類を準備していなかったため、持参した300万円の供託は知人が代わりに済ませ、男性は戸籍謄本などを取りに京都市に向かった。

 取材に対し、男性は「新幹線で新神戸駅に到着したのは(締め切り2分前の)午後4時58分だった。歩いて県庁に到着したときは閉庁後だったため帰宅した。今後の選挙で立候補を考えたい」としている。

(三木良太、藤本淑子)

2461チバQ:2013/07/06(土) 01:04:11
http://gendai.net/news/view/108589

桐島ローランドの選挙ポスター“2丁目”で熱視線


【最新トピックス】

2013年07月05日 16:38 更新
 参院選東京選挙区にみんなの党から立候補した桐島ローランド(45)。母親が作家の桐島洋子、姉は女優の桐島かれんという毛並みの良さに加えてご覧のようなイケメン。ちなみに前妻は江角マキコと、非の打ちどころがないが、本職は写真家だ。それだけに、この選挙ポスターが注目されたが――。

「白地をバックに顔の片側からライトを当てて陰影を強調している。彫りの深い顔立ちを印象付けるためでしょう。無精ひげも精悍な男らしさを際立たせるため。他の候補者のようにニッコリほほ笑んで人柄の良さを強調するのではなく、素の表情を前面に出した。“男前”を自覚しているからこそなせるワザでしょう」(プロカメラマン)

 キャッチフレーズは「信じられる未来へ」。本格的な選挙戦はこれからだが、早くも一部では話題になっている。

「すごくタイプ。アタシは彼に投票するわ。2丁目で選挙演説したらゲイ票だけで5000票はカタいんじゃないの? あっちもカタそうだし……。ウフフフ」(新宿2丁目のスナック経営者)

 選挙結果はどうなりますか……。

2462チバQ:2013/07/06(土) 01:19:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130705-00000025-sph-soci

【参院選】進次郎氏、初日から離島遊説

スポーツ報知 7月5日(金)7時6分配信



 第23回参院選が4日公示され、選挙区271人、比例代表162人の計433人が立候補した。与野党の各党首は街頭演説などを行い、17日間の舌戦がスタートした。

 自民党の小泉進次郎青年局長(32)は4日、秋田県東成瀬村で第一声をあげると、その後は、山形県酒田市の沖にある離島・飛島(とびしま)に片道1時間30分をかけて渡り、15分間にわたって演説を行った。進次郎氏は今参院選では15日間遊説を行う予定だが、「過疎地、被災地を中心に演説し、可能なら予定日のすべてに離島訪問を盛り込みたい」というプランを明かした。

 この日訪れた飛島では、人口約230人のうち、漁に出ている100人を除くほぼ全島民が集結。小型釣り船をチャーターして入港した進次郎氏を和太鼓の音と無数の大漁旗が出迎えた。

 港に設置されたビールケースの演説台を見て「これ以上ない、最高の舞台ですよ」と話して喝采を受けた進次郎氏。「船中で将来のビジョンを考えた坂本龍馬を思い出した」と島民の心をつかみ、「人口が多くない地域ほどアベノミクスの実感が伝わりにくい。参院選でねじれを解消し、安定政権で政策を通すことが重要」などと訴えた。

 飛島は、昨年の衆院選では地元の新聞に「候補者が一人も来ない島」と書かれた地域。進次郎氏は演説後、「効率はあまり良くないかもしれないが、人があまりいない地域に直接行って、地道に握手を交わすことが党の信頼につながる。いわば究極の“反ネット選挙”ですよ」と離島めぐりの意義を説明した。

 2010年の参院選で14勝3敗。昨年の衆院選では54勝2敗。応援した候補はほとんど当選してきた進次郎氏だが、今回はあえて「超ドブ板選挙」に徹する覚悟だ。

2463チバQ:2013/07/06(土) 09:11:45
227 :無党派さん:2013/07/06(土) 03:22:21.05 ID:CPaf58rh
460 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2013/07/06(土) 02:32:25.41 ID:Hemr3484 [5/10]
地方紙買ってきた。
共同通信によると

    選挙区 比例区
民主 11-13-16 7-7-8
自民 45-47-48 20-21-22
公明 3-4-4 6-7-8
みん 0-3-5 4-5-5
生活 0-0-1 0-0-1
共産 0-2-5 3-3-4
社民  0     1
みど 0-0-1   0
維新 1-2-5 4-4-5

463 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2013/07/06(土) 02:38:53.80 ID:Hemr3484 [6/10]
注目選挙区

東京
自自公民共   大維み山

大阪
自維公共  民み

神奈川
自公み民  共

愛知
自民み  共維(み共維は横一線)

埼玉
自公み  民(公み民が残り2議席を激しく争う)

千葉
自民自  み共(豊田み共3人目争い)

2464チバQ:2013/07/06(土) 09:12:00
228 :無党派さん:2013/07/06(土) 03:52:47.78 ID:CPaf58rh
朝日新聞
    選挙区 比例区
自民 44-47-48 19-21-25
民主 8-10-13 7-7-8
維新 1-2-3 3-4-6
公明 3-4-4 5-6-8
みん 1-3-4 3-4-6
共産 2-4-5 2-4-5
生活 0-1-2 0-1-1
社民 0-0-0 0-1-2
みど 0-0-1 0-0-1
大地 0-0-0 0-0-1
諸派 0-1-1 0-0-0
無所属 0-1-3

朝日

東京 自自公共民   み山丸維
大阪 自維公共   民み
京都 自共   民
神奈川 自み公共   民
愛知 自民み    共維

2465チバQ:2013/07/06(土) 11:49:02
3誌序盤情勢を整理した

■5人区
東京都 読売 自=自=共=公=民│>維=み=無  (無は山本)
東京都 朝日 自=自>公=共=民│>み>無=ミドリ=維  (無は山本)
東京都 毎日 自>公=自=共>民│=無>み=維  (無は山本)

■4人区
神奈川 読売 自>み=公=民│=維=共
神奈川 朝日 自>み>公>共│=民
神奈川 毎日 自>み=公>民│=共

大阪府 読売 自>維=公=民
大阪府 朝日 自=維>公>共│=民
大阪府 毎日 自>維=公>共│=民

■3人区
埼玉県 読売 自>公=民│=み
埼玉県 朝日 自>公=共│=み=民
埼玉県 毎日 自>公=民│=み>共

千葉県 読売 自>自=民│>み=共=維
千葉県 朝日 自>自=民│>維=み=共
千葉県 毎日 自>民>自│=み>共

愛知県 読売 自>民=共│>維=み
愛知県 朝日 自=民>み│>共=維
愛知県 毎日 自>民>み

2466チバQ:2013/07/06(土) 11:49:15
■2人区
北海道 読売 自>民
北海道 朝日 自=民
北海道 毎日 自>民

宮城県 読売 自>民│>み
宮城県 朝日 自=民
宮城県 毎日 自>民│=み

茨城県 読売 自>民│=み=維
茨城県 朝日 自>民│>維=共=み
茨城県 毎日 自=民

新潟県 読売 自>民│=維=生
新潟県 朝日 自>民│=生=維=共
新潟県 毎日 自>民│=生

長野県 読売 自=民
長野県 朝日 自=民
長野県 毎日 自=民

静岡県 読売 自=民
静岡県 朝日 自=民
静岡県 毎日 自=民

京都府 読売 自>民│=共=維=み
京都府 朝日 自>共│>民=維
京都府 毎日 自>民│=共

兵庫県 読売 自>維│>民=み=共
兵庫県 朝日 自>維│>共=民=み
兵庫県 毎日 自>維│=民

広島県 読売 自>民│=維=生
広島県 朝日 自>生│>民=維=共
広島県 毎日 自>民

福岡県 読売 自>民│>共=維=み
福岡県 朝日 自>民│>共
福岡県 毎日 自>民

2467チバQ:2013/07/06(土) 11:49:28
■1人区(抜粋)
岩手県 読売 無│>自  (平野)
岩手県 朝日 無│=自  (平野)
岩手県 毎日 無│>自  (平野)

山形県 読売 自│>民
山形県 朝日 自│=民
山形県 毎日 自

栃木県 読売 自
栃木県 朝日 自│>み
栃木県 毎日 自

山梨県 読売 自
山梨県 朝日 自
山梨県 毎日 自

三重県 読売 自│>民
三重県 朝日 自│>民
三重県 毎日 自

滋賀県 読売 自
滋賀県 朝日 自
滋賀県 毎日 自

沖縄県 読売 諸│>自  (糸数)
沖縄県 朝日 諸│>自  (糸数)
沖縄県 毎日 諸│>自  (糸数)

2468名無しさん:2013/07/06(土) 15:59:13
民主党殲滅選挙

2469チバQ:2013/07/07(日) 12:29:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130706/elc13070623370050-n1.htm
局地戦しのぎ削る「ご当地候補」 比例代表
2013.7.6 23:34 (1/2ページ)

大津市内のホテルで安倍首相と面会する嘉田滋賀県知事=6日午後
 参院選公示後初の週末を迎えた6日、与野党党首は全国各地で支持を訴えた。街頭演説には比例代表(改選数48)の候補者も同行し、自らの名前をアピールした。3年前の参院選比例代表の候補者は、プロ野球選手、歌手、五輪柔道金メダリストなど全国で浅く広く票を集める有名人候補がずらりと並んだ。しかし今回は、全国的な知名度はなくとも、自らの地盤を持つ「ご当地候補」がしのぎを削る局地戦の様相も呈しているのが特徴になっている。

 滋賀選挙区(改選数1)に乗り込んだ安倍晋三首相(自民党総裁)のそばには、選挙区の候補者と、比例代表で立候補した現職の姿があった。

 「比例代表には素晴らしい候補者がたくさんいます。私たちは政治の安定を取り戻し、日本を誇りある国にしていきます」

 首相は大津市内の街頭演説でこう訴えると、2人の候補者とともに聴衆と握手した。比例代表の候補者は「2枚目の投票用紙はこちらに」と、しっかり有権者に売り込んだ。首相はこの後、大阪市内でも比例代表に出馬した元知事を交えた街頭演説会に臨んだ。

 各党が競い合うように有名人を並べた平成19、22両年と今回の違いは、地盤のある衆院議員、首長、地方議員経験者の台頭だ。ある野党陣営は「他県に出なくても、地元で票を固めれば当選できる」と語った。全国で広く浅く集める必要はないというわけだ。

 平成13年、比例代表に個人名で多く得票した順にその政党の当選者が決まる非拘束名簿式が導入された。その結果、党全体の得票を押し上げる有名人の擁立が活発化した。今回29人を公認した自民党には元格闘家、五輪体操金メダリストら有名人がいないわけではない。

 しかし、同党は今回、高い内閣支持率を背景に、比例代表で「自民党」と書く有権者が増えて、当選者数が3年前の12人から20人以上になる可能性があると判断した。

 すると「(自民党)候補者の当選ラインは前回の約10万票から約7万5千票に下がるとみられる」(同党幹部)ため、地域でまとまった集票が見込める元知事、元衆院議員を候補に並べた。

 一方、野党の比例代表候補は、昨年12月の衆院選で落選した議員の受け皿の色彩が濃い。民主、生活両党などの野党25人のくら替え組のうち、15人が比例代表で出馬している。民主党でみれば、比例代表候補20人のうち5人が衆院選の落選組だ。しかし今回、民主党の獲得議席は前回16人から半減する見通しだ。

 日本維新の会は、比例代表候補30人のうち約半数が元衆院議員や首長、地方議員経験者で、それぞれ自らの地域での得票を目指している。

 これは、小政党の乱立によって票が分散し、比例代表の当選ラインが下がり気味になるためで、ここでも「ご当地候補」の台頭を後押しすることになっている。

 (山本雄史、坂本一之)

2470チバQ:2013/07/07(日) 12:30:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130706/elc13070617470045-n1.htm
福島・社民党首「私は晴れ女」…直後に雷雨 「アベノミクスはアベコベ」…聴衆わずか、ダジャレも不発
2013.7.6 17:43 [アベノミクス]

土砂降りの雨のもと、支持を呼びかける社民党の福島瑞穂党首=6日午前、福岡市中央区
 存亡の危機が続く社民党の福島瑞穂党首が6日、福岡と大分両市で街頭演説した。「アベノミクスの弊害で食料品などは値上げのオンパレード。国土強靭化を進め、社会保障費を削る安倍内閣のやり方はアベコベ政治じゃないですか」と得意のダジャレで政権批判をまくし立てたが、いずれも不発に終わり、立ち止まる聴衆はわずかだった。

 「私は晴れ女なんです!」。午前11時、福岡市・天神の天神ツインビル前で街宣車の上に立った福島氏はこう言って演説を始めたが、言葉と裏腹にこの直後から激しい雷雨。それでも福島氏は20分間にわたり憲法改正に反対し、脱原発を訴えた。

 聴衆は熱心な社民党ファンが50人ほど。その一人である福岡市東区の無職男性(67)は「はっきりものを言う福島さんのファンを続けているけど、社民党に自民党の暴走を止める勢いは感じないですね…」。

2471チバQ:2013/07/07(日) 12:32:57
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m010092000c.html

参院選:嘉田氏、動かず 来夏知事選でバランスに配慮?

毎日新聞 2013年07月07日 09時00分




安倍晋三・自民党総裁(左)と握手する滋賀県の嘉田由紀子知事=大津市内のホテルで2013年7月6日、加藤明子撮影

拡大写真

 昨年12月の衆院選で、「日本未来の党」代表として全国遊説に飛び回った滋賀県の嘉田由紀子知事が、参院選では目立った動きを見せていない。前回は民主候補を応援したが、今回は特定候補を応援しない方針だ。未来の分裂騒動が尾を引くなか、来夏に迫った知事選もにらんで、政治基盤の安定を取り戻したいとみられる。

 公示後初の週末を迎えた6日、滋賀選挙区(改選数1)の候補の応援に、民主の海江田万里代表と自民の安倍晋三総裁が相次いで滋賀入りし、併せて嘉田知事と会った。関係者によると、海江田代表が「原発・防災を話し合いたい」と面会を希望。嘉田知事はこれに応じる一方、自民側から打診され、安倍総裁とも会ってバランスをとったという。

 2人との面会を終えた嘉田知事は毎日新聞などの取材に対して、海江田代表からは民主候補の応援要請を受けたと明かし、「『期待します』と申し上げただけ」と述べた。また、安倍総裁とは数分間、世間話をしただけだったという。持論の「卒原発」や子育てなどの政策が民主に近いことは認めながらも、参院選では中立を貫く姿勢を強調した。

 民主は「嘉田票」を期待してやまない。前回参院選は知事選と同日選。嘉田知事と一緒に街頭を回った民主候補は、自民候補に圧勝した。昨年12月の衆院選では、滋賀県で候補を立てていない未来が、比例代表で8万3000票余りを獲得した。民主の支援団体のある関係者は「嘉田が応援するというメッセージが伝わるだけで票が動く。8万票は大きい」と打ち明ける。

 しかし、未来は衆院選で惨敗。小沢一郎氏に請われて結党した未来だったが、人事を巡る対立などから、生活の党と分裂した。嘉田知事は国政から手を引き、一連の騒動で地元の支援組織は弱体化した。県政における嘉田知事自身の存在感が薄れている。

 県議会で過半数を占め、たびたび嘉田知事と対立してきた自民は、次期知事選を見据え、「参院選で勝って、更に嘉田知事を追い詰める」との思惑だ。参院選を巡る嘉田知事の静観について、周辺には来年の知事選出馬に向け、自民を完全に敵に回すのは得策ではないと考えているとの見方がある。

 関係者によると、嘉田知事は4日の公示日に応援を要請されても断るため、公務を入れるよう指示したという。結局公務はキャンセルとなり、一日空いていたが、どの陣営にも駆け付けなかった。6日未明には自身のフェイスブックに、「今の滋賀県民の思いと願いを受け止めてくれる経験と思想/哲学をもっている人物に期待をしたい」とだけ書き込んだ。【加藤明子】

2472チバQ:2013/07/07(日) 12:48:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130706-OYT1T00481.htm
脱ねじれ・政権批判…参院選キャッチフレーズ戦

 21日投開票の参院選では、各党ともキャッチフレーズを公約の表紙や演説などで使い、有権者の支持につなげようと懸命だ。

 与党が衆参の多数派が異なるねじれ解消による政権の安定強化に重点を置くのに対し、野党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などへの批判の思いを込めている。

 自民党は昨年の衆院選に引き続き、「日本を、取り戻す。」を採用した。

 大勝で政権奪還を果たし、「非常に浸透している」(小池百合子広報本部長)ことに加え、政治の安定を実現して日本再生を目指す安倍首相の思いにも通じると判断した。

 首相も街頭演説で「ねじれを解消しなければ強い経済、強い日本を取り戻すことはできない」と繰り返す。連立与党の公明党も「安定は、希望です。」のフレーズで、ねじれ解消による政権基盤の強化に理解を求めている。

 一方、民主党は昨年の衆院選では当時の野田政権の決断力を強調する「動かすのは、決断。」を掲げたが、今回は「暮らしを守る力になる。」にした。社会保障制度改革など暮らしに力点を置く党をアピールする狙いがある。海江田代表は物価上昇などを「アベノミクスの副作用だ」と指摘し、「国民の生活を破壊する安倍政権に対し、私たちが暮らしを守る力になる」と訴える。

 第3極は改革姿勢を前面に出す。日本維新の会は「維新の挑戦。」に「批判や反対論から逃げずに必要な改革を断行する」(政調幹部)思いを込めた。みんなの党は昨年の衆院選と同じ「闘う改革。」を引き続き採用し、「ぶれない姿勢を明確にしたかった」(松田公太広報委員長)。

 他の野党の多くも政権批判を打ち出した。

 共産党は「自民党と対決、抜本的対案を示す」と自民党との対立軸を示す党であることを強調し、反自民票を取り込む構えだ。

 生活の党は消費増税反対や脱原発の姿勢を示し、社民党は、アベノミクスが雇用不安をもたらすと主張した。みどりの風は格差のない共生社会を目指すことを強調している。

(2013年7月6日14時04分 読売新聞)

2473チバQ:2013/07/07(日) 12:54:04
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130707-OHT1T00042.htm
【参院選】自民候補の懸念は名字・茨城選挙区


 著名人による立候補が減少した今回の参院選。そんな中、茨城選挙区では、ワイン界の国内第一人者として知られる新人女性が立候補した。みんなの党・石原順子氏(52)は醸造家、ソムリエ、会社社長など多くの肩書を持つ。政界を志して、わずか3か月という「ワインおばさん」(本人談)は「ワインと政治と人生は似ている。熟成が大事。ベストタイミングで飲まないと」と語る。

 自民新人の上月(こうづき)良祐氏は、公明の推薦も受けて優勢が伝えられるが、選対本部の大高松男さんは「懸念材料はあります」と明かす。「神戸市出身の『上月』の姓は茨城にはまずない。『うえつき』とか『かみつき』と言われます。覚えてもらわないと」。陣営はポスターなどでの表記を「こうづき良祐」とすることを進言したが、候補者のこだわりで「上月りょうすけ」となった。

 2選を目指す民主現職の藤田幸久氏は、逆風によって苦戦を強いられている。秘書の山本隆志さんは「厳しい選挙。県内をくまなく歩いていくしかない」とドブ板に徹する構えだ。みんなは、維新・橋下徹共同代表の「慰安婦発言」により選挙協力を解消。石原氏を緊急擁立した。共産新人・小林恭子氏が追い掛ける。

 ◆茨城選挙区(改選2)
石井章(56)維新新
石原順子(52)みん新
中村幸樹(49)諸派新
小林恭子(62)共産新
藤田幸久(63)民主現
上月良祐(50)自民新

2474チバQ:2013/07/07(日) 12:57:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130706ddn002010020000c.html

参院選:堺市長が民、自支援 反維新、鮮明に

毎日新聞 2013年07月06日 大阪朝刊


 堺市の竹山修身市長が、参院選大阪選挙区(改選数4)に立候補した民主現職と自民新人の演説会にそれぞれ出席し、応援演説することが5日、分かった。昨年の衆院選では、特定の候補者への応援演説を見合わせていた。しかし、再選を狙う9月の市長選では、大阪維新の会の候補と激突する見通しで、市長選を優位に進めるため、積極支援の姿勢に転じた。

 複数の関係者によると、今月13日夜に堺市内での民主現職の演説会に参加し、あいさつに立つ予定。翌14日夜も自民新人の演説会に臨む。ともに各陣営側からの申し出に応じたという。

 昨年の衆院選では、「必勝」と墨書し、激励の意思を伝える「為書き」を送ったり、陣営が有権者に送るはがきに推薦人として名前を連ねる程度の関与にとどめてきた。

 しかし、今月3日の記者会見で参院選への対応を問われ、「政策で連携できる人と歩みたい」と話し、市長選に向け、「大阪都構想」への堺市参画に反対する政党との連携に意欲を表明した。

 竹山市長の後援会幹部も「衆院選は議席が一つだけで、特定の候補を支援しづらかった。参院選は椅子が四つあるため、明確な対抗勢力でないかぎり共闘できる」と話し、都構想に反対する勢力との協力関係を築きたい考えだ。

 一方、大阪維新の会は6月、市内全7区で、都構想をテーマとしたタウンミーティングを開催。都構想に堺市が参画する意義をアピールし、対決姿勢を鮮明にしている。対抗馬の選考を進めており、参院選後すみやかに候補を決定したい考え。【高瀬浩平、熊谷豪】

2475チバQ:2013/07/07(日) 18:45:38
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070701001449.html
宮城県知事が岩手自民を支援 岩手県知事と対応割れる

 宮城県の村井嘉浩知事が参院選岩手選挙区で自民党の新人を応援することが7日、分かった。岩手、宮城両県は北上山地に国際的な研究施設誘致を目指しており、村井氏は「実現には政権与党の力が必要」と話している。岩手の達増拓也知事は生活の党の新人を全面支援しており、対応が割れた。

 岩手選挙区は自民新人と閣僚経験のある無所属現職が競り合い、生活新人らが追う構図。村井氏は宮城の元自民県議。自民は東日本大震災の対応をめぐり知名度が高い村井氏を投入し、てこ入れを図りたい考え。党本部が村井氏に依頼し、10日午後の岩手入りを調整している。

2013/07/07 16:11 【共同通信】

2476チバQ:2013/07/07(日) 18:55:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130707ddq041010006000c.html
2013参院選:県政見据え「動」と「静」 愛知知事、4陣営に「ため書き」/三重・岐阜知事、祝電は打つが…
毎日新聞 2013年07月07日 中部朝刊

 参院選(21日投開票)で東海3県知事の対応が「動」と「静」に割れている。複数の陣営に肩入れする愛知に対し、三重と岐阜は静観の構え。県政運営への影響などを見据え、候補者との「距離」を決めているようだ。【駒木智一、谷口拓未、加藤沙波】

 「これからも名古屋と愛知が一緒になって日本を盛り上げたい」。愛知県の大村秀章知事は6日、名古屋市中区の金山駅前で、愛知選挙区(改選数3)に立候補した地域政党・減税日本の新人の応援に立った。盟友関係の河村たかし名古屋市長に続いてマイクを握り「河村さん一押しの候補者をぜひ国政に押し上げて」と声を張り上げ、候補者を先頭に3人がそれぞれ自転車に乗り支持を訴えた。

 もっとも応援するのは「盟友」だけではない。激励の意思を伝える「ため書き」を減税候補に加え、民主、自民、日本維新の会の選挙区候補にも送った。大村知事は取材に「候補者間で小さな差はあっても、愛知を良くするための大きなベクトルが一致し、要請があれば応援するのはやぶさかではない」と述べ、幅広く支援する考えを示した。

 これに対し、受け取る側の反応はさまざま。民主現職の秘書は「応援はありがたい」と歓迎し、陣営によると、7日に大村知事が街頭で応援演説をする方向で調整中だ。しかし、維新県支部幹部は「いろんな所に顔を出す方に応援してもらう価値はない」と突き放す。

 一方、三重県の鈴木英敬知事は「礼節の範囲内で要請があれば祝電を打つこともあるが、マイクを持つことはない」と言い切る。2011年に自民とみんなの党の推薦、公明県本部の支持を受けて初当選しており「特定の候補者を応援すると、県政に影響が出るかもしれない」ためだ。

 ただ、妻でシンクロナイズドスイミングの五輪銀メダリスト、武田美保さんは公示前日の3日、津市で開かれた三重選挙区(改選数1)の自民新人の集会に出席していた。妻の行動に、鈴木知事は「私は分かりません。一参加者として行ったのではないか」と述べるにとどまった。

 岐阜県の古田肇知事も動いていない。公示日の4日、岐阜選挙区(改選数1)の民主新人と自民新人の候補者に激励の電報を打ったが、出陣式には姿を見せなかった。

 今年1月に自民、民主、公明の推薦を受け3選を果たしたばかり。民主と自民の両陣営によると、今後も集会に出席する予定はないという。

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2477チバQ:2013/07/07(日) 19:01:48
ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/143296
東京選挙区は自民も「分裂選挙」状態
【政治・経済】
2013年7月6日 掲載
DTPデザイナー地デジ工事マンスリーマンション歯 ホワイトニングビジネス英会話学校安倍派VS.反安倍派の代理戦争


 自民も民主も分裂状態――。参院選の東京選挙区(改選数5)がハチャメチャになってきた。

 候補者2人擁立で共倒れが濃厚になった民主党は、公示2日前になって公認候補者を鈴木寛・元文科副大臣(49)に一本化。公認を取り消された大河原雅子(60)が無所属で出馬したことで、事実上の分裂選挙に突入した。

 東京選出の菅元首相や小川元法相が積極的に大河原を支援していることに対し、細野幹事長は5日、「菅元代表は代表経験者の立場を踏まえて行動していただきたい。しばらく黙っておいていただきたい」と文句を垂れていたが、実は自民党も似たようなもの。内輪モメが激化している。

 自民党公認では、ともに現職の丸川珠代(42)と武見敬三参院議員(61)が立候補しているが、丸川の選対本部長には、いち早く東京都連会長の石原伸晃環境相が就いた。これに武見側が不満を爆発させたのだ。

「丸川さんは放っておいてもトップ当選が確実です。それなのに、都連会長の石原さんが丸川だけに肩入れするのはおかしいというのです。武見さんは元テレビキャスターのわりに一般知名度が低く、空中戦で票を集めるのは難しい。選挙戦では、自民党の支持団体の票を2人で奪い合っているような状況で、丸川さんは安倍総理のお気に入りでもあり、これも対立の火種になっている。選挙戦で武見陣営の指揮を執っているのは、都連政調会長を務める鴨下一郎国対委員長です。鴨下さんは、石破幹事長の最側近。それに、武見さんが麻生副総理と親戚関係にあることも臆測を呼んでいます」(自民党都連関係者)

 武見の父は、日本医師会の会長だった武見太郎。姉は、麻生の弟で麻生グループ代表の泰に嫁いでいる。

「ポスト安倍をうかがう石破・麻生が武見側についているため、党内では安倍派VS.反安倍派の代理戦争と見る向きもあるのです」(前出の関係者)

 アホみたいに内向きな話。有権者はそっちのけだ。

2478チバQ:2013/07/08(月) 22:48:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130707/elc13070723390031-n1.htm
【参院選2013】
民主王国・長崎の凋落 元凶は菅元首相の「諫早ギロチン暴走」
2013.7.7 23:39 (1/3ページ)[民主党]
 かつて民主党が衆参6議席を独占した民主王国・長崎。その後連敗を重ね、残るは参院長崎選挙区(改選1)に出馬する大久保潔重氏(47)だけとなった。なぜオセロゲームのように自民党に議席を奪われていったのか。そこには菅直人元首相の諫早湾干拓事業開門問題での対応に代表される場当たり的かつ独善的な政権運営があった。大久保氏は最後の1議席を死守すべく民主党の再生を懸命に訴えるが、一度離れた民心を取り戻すことは容易ではない。

 「民主党をみなさまとともに歩む政党に生まれ変わらせたいんです。安倍晋三首相の経済政策が庶民の財布からお金を吸い上げることにならぬよう歯止めをかけたい…」

 大久保氏は7日夕、諫早市中心部の商店街で街頭演説し、聴衆300人(陣営発表)に切々と訴えた。イケメンの細野豪志幹事長が登場すると女性スタッフが「ご覧ください。この素敵なシルエット!」と絶叫。細野氏は「大久保さんはすごい。地元長崎県、諫早市のためにあらゆる努力をしてきた。新幹線長崎ルートも大久保さんが頑張ったから着工できたんです」と持ち上げた。

 だが、聴衆はどこか冷ややか。二人とも地元の最重要課題である国営諫早湾干拓事業について触れずじまいだったからだ。

 諫早湾干拓事業をめぐっては、佐賀県の漁業者らが「平成9年の潮受け堤防閉め切りにより漁業不振を招いた」として訴訟を起こし、福岡高裁は平成22年12月、5年間の開門調査実施を命じた。

 開門されれば、農業用水に海水が混じり、農産物の被害が懸念される上、住民は再び洪水被害に苛まされることになる。地元は必死に上告を求めたが、民主党の菅直人首相(当時)は耳を貸さず、上告せずに判決を確定させてしまった。

 これに長崎選出の民主党衆参議員は激怒した。故西岡武夫前参院議長は「開門を強硬するならば排水門にへばりついて頑張る」と「菅降ろし」の狼煙を上げたが、志半ばで死去。諫早で生まれ育った大久保氏も23年1月の党両院議員総会では、壇上の菅氏にこうかみついた。

 「上告しなかったのは間違いだ。県連の声も当事者の声も無視しての独断。これが本当に政治主導か。地元では民主党政権は大丈夫かと言われている。首相は責任が取れるのか!」

 それからは長崎選出の民主党議員は地元でおわび行脚の日々。山田正彦元農水相らは最後は党を離れたが、先の衆院選で全員落選してしまった。

 一人残された大久保氏はなお責め苦を受け、苦悩の日々を送る。開門期限は12月21日午前0時に迫り、地元では開門阻止運動が激化している。自民新人で元長崎副市長の古賀友一郎氏(45)も諫早出身だけに逆風はなおさら厳しい。

 ただ、安倍政権も司法判断には逆らえず、林芳正農水相は「高裁判決に従い、開門するしかない」との立場をとっているため、古賀氏も正面切って「開門反対」を唱えていない。それだけに大久保氏も細野氏も菅氏の“暴走”を素直にわび、「開門反対」で気勢を上げれば、流れは変わったかも知れない。

 細野氏の演説を聴いた無職、中村広一さん(66)は「長崎新幹線も福祉も大事だけど、大久保さんは開門反対派なんだから、そこをちゃんと言わないと理解は得られないと思うよ」。市自治会連合会の芦塚末光会長(74)は「地元に説明もなく暴挙に出た菅氏にはみんな怒っている。諫早では民主党に投票する人はほとんどおらんでしょう」と突き放した。

2479チバQ:2013/07/08(月) 22:50:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130708/elc13070811200034-n1.htm
【参院選】
晴れ晴れ引退、次世代にバトン…谷川秀善、白浜一良、松井孝治3氏 後継の応援で奔走
2013.7.8 11:19 (1/2ページ)
 舌戦が加熱する参院選で、関西でも今期限りで政界を引退するベテラン参院議員たちが奔走している。長年守ってきた議席を後継者に無事引き継ぐためだ。果たせなかった夢、未来への希望、支援への感謝…。それぞれの思いが詰まったバトンを次世代に託す。

■気持ち引き締め

 公示日の朝、大阪市内で行われた自民党新人候補者の出陣式。小泉純一郎政権で外務副大臣を務めた谷川秀善(しゅうぜん)参院議員(79)=大阪選挙区、改選数4=は「ぜひトップ当選させていただきたい」と後継者への支持を呼びかけた。

 寺の住職になるはずが、党から請われ「世の中のため」と平成7年、大阪副知事から政界へ転身。3期18年務め上げた。その間には“小泉ブーム”も民主への政権交代も経験したが、引退を決めた直後、再び与党に。「晴れ晴れとした気持ちで辞めることができ感謝している」と語る一方で「対抗勢力があまりにも弱くなってしまった」と現在の政界を憂い、後輩には「権力志向になってはいけない」と注文をつける。

 参院選では陣営の選対本部長を務める。「選挙は良い時も悪い時も頑張った方が勝つんです。頑張らないと。最後のご奉公です」

■伝統の1議席

 「すばらしいバトンタッチができる後継者が誕生した。心から喜んでいる」

 公明党副代表、白浜一良(かずよし)参院議員(66)=同=は4日、新人の候補者とともに街宣車にのぼった。

 平成元年に初当選。公明の国政進出の礎(いしずえ)となった参院大阪選挙区で「伝統の1議席」を4期24年間守り抜いた。

 民主党が政権交代を果たした21年の衆院選で、公明は大阪府内の4小選挙区で全敗。日本維新の会と選挙協力し、昨年の衆院選で4議席を取り戻した。

 参院選では「これからの時代を担う人材だ」と候補者を紹介。支援に全力を尽くし、「国民の声をしっかり聴き、新しい時代の新しい力になってほしい」と後継者に思いを託した。

■有権者に感謝

 京都選挙区(改選数2)で4日に行われた民主党新人候補者の出陣式。京都府連会長の山井和則衆院議員が、松井孝治参院議員(53)を前に「松井議員のバトンを受け継ぐ重要な選挙。12年間本当にご苦労さまでした」と労をねぎらうと、松井氏は深々と頭を下げた。

 元通産官僚で、平成6〜8年には首相官邸スタッフとして省庁再編などに携わった。13年に民主党から出馬し、初当選。鳩山由紀夫内閣で内閣官房副長官を務め、「首相のブレーン」と呼ばれたが「当初から2期と決めていた」と23年7月、突然引退を表明した。

 再び政権が自民党に移った後の今年6月、地元関係者との意見交換のため、野田佳彦元首相が京都入りした際にも自身の後継者とともに同席。元首相らに「12年間お世話になり、ありがとうございました」と謝意を述べた後でこう語った。

 「やりたかったことをやれたのは2割。残りの8割は次の世代に託したい」

2480チバQ:2013/07/08(月) 22:54:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070800450
元復興相、3選へ正念場=小沢王国「落日」で混戦−岩手【13参院選】

参院選岩手選挙区の候補者のポスターを眺める有権者=7日、盛岡市 現職の元復興相、平野達男は参院選公示日の4日、岩手県花巻市内で行った街頭演説で、聴衆に深々と頭を下げた。「今は一議員という立場だが、引き続き復興の最前線に立たせていただきたい」
 3期目の当選を目指す平野だが、これまでの選挙は生活の党の代表小沢一郎が築いた強固な地盤に寄りかかってきたのが実情だ。その小沢とたもとを分かった上、逆風を嫌って民主党とも手を切った。水面下で進んでいた自民党から支援を受ける話も結局流れ、無所属で臨む今回はまさに「正念場の戦い」(陣営幹部)となる。
 平野の最大の強みは、民主党政権時に復興相として東日本大震災で甚大な津波被害を受けた県内沿岸部の復旧・復興に直接携わってきた経験と実績だ。後援会長を引き受けた北上商工会議所会頭の中村好雄は「震災直後から平野さんには足を運んでもらい、本当にお世話になった。予算を付けるのは政権与党だが、平野さんとは既に人間関係ができている」と厚い信頼を置く。
 民主党会派を含む県議8人も相次いで平野支援を表明。「県民党」を掲げ、無党派層を中心に支持拡大を図る。
 一方、「小沢王国」打倒を狙う自民党は、慶大ラグビー部元監督の田中真一を擁立した。「岩手と日本の政治のねじれを正すことが大事だ」。4日の出陣式で田中は声を張り上げて必勝を誓った。400人の支援者が歩道を埋め尽くし、辺りは熱気に包まれた。
 同党は過去6回の参院選で、小沢系候補にことごとく苦杯をなめてきた。しかし、権勢を誇ってきた小沢は、国政での影響力が低下。安倍内閣の高支持率も加わり、21年ぶりの議席獲得が現実味を帯びる。党本部も全面支援の構えで、7日には官房長官、菅義偉が盛岡市入り。講演では「岩手県はある人(小沢)にずっと牛耳られてきた。その人としがらみのない候補を国会に送るべきだ。そのチャンスがようやく到来した」と対決ムードをあおった。
 守勢の小沢が擁立したのは、県議を10年間務めた関根敏伸だ。街頭では「衆参ねじれの解消で自公政権が暴走する可能性があることを真剣に考えてほしい。そのとき、対抗し得る勢力の結集は、小沢にしかできない」と力説する。
 小沢の後援会組織は旧市町村ごとに50以上存在するとされる。小沢は1日も地元に入り、複数の後援会の引き締めを図った。その後、記者団に「岩手は私の出身県であり、私の政治活動の基盤をなし、私を支えてくれた県だ。何としても県民の皆さんのご理解とご支持を得たい」と語り、危機感を隠そうとはしなかった。
 6月半ば、盛岡市内を中心に業界団体を20カ所以上回った時には、全日程をマスコミに公開した。小沢のこうした言動は、隠密行動を常とし取材にもなかなか応じない従来の手法とは明らかに異なっており、土俵際まで追い詰められている印象をかえって浮き彫りにした。
 小沢が津波被害に遭った沿岸部を訪れたのは、震災発生から約10カ月後だ。このことで県民が小沢への不信感を募らせたのは間違いない。かつての後援会幹部は「もし被災直後に小沢さんが地元に駆け付けてくれていたら、平野さんを支援していない。小沢政治が終わっても影響はない」と静かに突き放した。(敬称略)
(続)(2013/07/08-14:29)

2481チバQ:2013/07/08(月) 22:58:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130708ddp041010006000c.html
2013参院選の現場:福岡・山口・沖縄、ポスター掲示場どこ? 3県選管便宜なし 新人候補者不満「余計な労力かかる」
毎日新聞 2013年07月08日 西部朝刊

 選挙運動用のポスター掲示場がどこにあるのか把握するのに、候補者たちが苦労している。今回の参院選(21日投開票)で、設置場所を市町村選管から集約して候補者に通知したのは九州・山口の9県選管のうち6県。福岡、山口、沖縄の3県では陣営が各市町村を回るなどして資料を入手しなければならなかった。さらに、市町村選管の資料は設置場所がどこなのか分かりにくい表記もある。掲示場探しに時間と労力を要した候補者から改善を求める声が出ている。【下原知広】

 「組織力がある候補が有利な制度になっている」。福岡選挙区(改選数2)から出馬した新人の陣営スタッフはこぼす。あらかじめポスター掲示場の場所を把握しようとしたら、福岡県選管から資料をもらえないことが判明。既成政党と違い支部組織がほとんどなく、福岡市のスタッフらが6月中旬から県内74市区町村に出向くなどして資料を取り寄せた上で、県内9048カ所ある掲示場の場所を地図に記していかなければならなかった。

 公職選挙法は、市町村選管が設置する公営掲示場以外に選挙運動用ポスターを掲示できず、市町村選管は候補者が掲示しやすいよう便宜を図るよう規定。県への義務付けがないことから山口、福岡、沖縄の3県選管は今回の参院選に限らず、設置場所を候補者側に知らせるような便宜を図っていない。

 また市町村選管によって、陣営に配る資料は設置場所の住所表記が異なる。福岡県内では字名のみで番地がなく、「旧○○パチンコ前ガードフェンス」「旧○○野菜集荷場前ガードレール」など目印となる施設や建物の名前しか載せていない選管もある。

 福岡選挙区のある陣営は、地番が分からないので場所を確認するのに苦労し、公示日までにスタッフが探し歩かなければならなかった。候補者は「70カ所以上の市町村を回るだけでも大変。資料では設置場所の住所が分からずカーナビも使えない。初めて選挙に出る人や、資金と人手が少ない候補は掲示場探しの時間と労力が余計にかかるので不利だ」と不満を示す。

 一方、県選管によって取り組みに温度差がある。佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島、宮崎の6県選管は市町村から設置場所を集約し、一覧表にするなどして事前説明会などで陣営に配布している。大分県選管は候補者の要望を受けて6年ほど前から実施しており、長崎県選管は「選挙の事務執行は県なので、候補者が選挙をやりやすいように便宜を図るのは当たり前のこと」と説明。設置場所の住所表記を統一するメリットもあるという。

 便宜を図っていない3県選管は「法の規定では市町村選管の義務になっている」(福岡)などと見直す予定はない。総務省は「候補者が掲示場探しに苦労しているというのは初めて聞く話だ。県選管で集約するのは事務量の問題もあり、すぐには判断できない」と話している。


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