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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

2972チバQ:2011/05/30(月) 22:32:36
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110530/biz11053018080020-n1.htm
「空飛ぶモスバーガー」登場 JAL国際線の機内食に
2011.5.30 17:57

モスバーガーの機内食「エアモスバーガー」のイメージ(商品完成後)
 モスフードサービスは30日、ハンバーガー専門店「モスバーガー」の機内食限定商品「AIR MOS BURGER(エアモスバーガー)」を6月1日から、日本航空(JAL)の主要国際線に提供すると発表した。8月末までの期間限定だが、モスバーガーが航空機の機内食に採用されるのは初めてだという。

 「AIR MOS BURGER(エアモスバーガー)」は、1973年の発売以来の定番商品「テリヤキバーガー」をベースに開発。国内では合いびき肉を使用しているが、機内食は100%ビーフを使用。自席でバンズ(パン)にパティ(ハンバーグ)、国産レタスを組み合わせ、テリヤキソースとマヨネーズをかけて仕上げるため、できたて感覚で食べられるのが特徴だ。

 提供する路線は成田発でニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルトの各都市に到着する1日計5便で、全エコノミークラスが対象。搭乗時間中の2度目の食事として提供し、総数は約8万食になる見込み。

 モスバーガーは台湾の185店などアジアを中心に計244店を出店している。今後、アジアと平行して欧米への出店を加速させる計画で、今回、国際線での食事の提供を通じ、海外での知名度アップを目指す。

2973チバQ:2011/05/30(月) 22:33:31
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110530-00000000-economist-int
<WORLD WATCH>ロシア モスクワ、空の主導権争い 2空港に合併案浮上
週刊エコノミスト 5月30日(月)18時1分配信

 ◇田中洋之(たなか・ひろゆき=毎日新聞モスクワ支局)

 モスクワにある3空港のうち、2つの合併案が浮上し、「空の玄関口」をめぐる競争が激化する様相を見せている。

 プーチン首相は3月末、モスクワ北部にあるシェレメチェボ空港と、西部のブヌコボ空港を合併させる構想を打ち出した。シェレメチェボ空港はロシア政府が100%、ブヌコボ空港はモスクワ市が75%の株式を保有している。関係者によると、モスクワ市が保有するブヌコボ空港株を政府が取得する形で統合する案が出ている。

 背景には、モスクワ南部にあるドモジェドボ空港の「台頭」がある。ドモジェドボ空港は以前は国内線専用だったが、ソ連崩壊後に民営化され、近代的な旅客ターミナルを新設するなど、サービス向上に取り組んだ。日本航空はじめ欧米の主要エアラインが発着拠点をシェレメチェボ空港から移すようになり、ドモジェドボ空港はモスクワ最大の空港に成長した。

 一方、「旧ソ連的」な施設や職員の対応で評判が悪かったシェレメチェボ空港も、新ターミナルを建設するなど対抗している。しかし、2010年の実績では、ドモジェドボ空港の利用客数は2220万人で、シェレメチェボ空港の1930万人、ブヌコボ空港の940万人を引き離している。ロシア政府は合併により、「失地回復」を図りたい思惑がある。

 ロシアは14年のソチ冬季五輪、18年のサッカー・ワールドカップなど国際イベントが目白押し。モスクワの空港需要は20年に1億人と、今の2倍に増えることが予測され、各空港は滑走路やターミナルの拡充などインフラ整備が求められている。このため、専門家からは「モスクワの空港は競争より、役割分担など協調路線を模索すべきだ」との指摘も出ている。

2974チバQ:2011/05/31(火) 21:11:48
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110531/CK2011053102000105.html
松本空港利用率58・1% 福岡線の知名度向上課題
2011年5月31日


 県営松本空港の2010年度の利用率は58・1%で、09年度より3・4ポイント増加した。松本市で30日に開いた「信州まつもと空港地元利用促進協議会」の定期総会で報告された。

 利用者数は8万207人で、09年度より2万2631人増加。路線別の利用率では、札幌線が71・2%(09年度比2・6ポイント増)と人気の高さを示したが、福岡線は48・7%(同12・4ポイント減)と大きく落ち込んだ。冬季ダイヤ限定で運航した静岡線は47・4%だった。

 同空港からは昨年5月末で日本航空が撤退し、6月から「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)が引き継いだ。日航は札幌、福岡線とも隔日運航だったが、FDAは毎日運航しており、それが利用者数の増加につながったと、松本市観光温泉課は分析。福岡線の落ち込みは、福岡発が午前7時40分という使いづらさが原因とみている。

 総会では、本年度から福岡発を午前10時15分に変更したことから、福岡線の利用率向上などを事業計画に盛り込んだ。市観光温泉課の担当者は「福岡線の存在を知らない人も多いので、PR活動を重ねて知名度を上げたい」と話した。 (佐野公彦)

2975チバQ:2011/06/01(水) 18:35:40
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201106010438.html
大韓航空の総2階建てA380、成田―仁川線に17日就航
2011年6月1日17時33分

 大韓航空は1日、総2階建て大型機、エアバスA380を成田―ソウル(仁川)間で17日から就航させると発表した。成田空港へはA380の乗り入れが相次いでおり、アジア系の航空会社では大韓航空がシンガポール航空に続き2社めとなる。

 座席はファーストクラスが12席、ビジネスクラスが94席、エコノミークラスが301席。総座席数は407で、同社によると他の航空会社のA380と比べて最も少ない席数で「快適なゆとりの空間を実現した」としている。

 A380は航空会社によってさまざまな機内環境づくりが工夫されている。大韓航空の場合は2階席はすべてビジネスクラスとした。このほか、免税品の展示スペースやバーラウンジなどを設け、目的地までの時間を楽しめるつくりとなったという。同社は10機のA380を購入しており、今後納入される機体は欧米路線にも就航させる方針。

 運航スケジュールは、成田発午後1時、仁川着が同3時25分。折り返し便は仁川発午前9時10分で成田着が11時半。これまでB777で運航していた便の機材を変更する形となっている。(アサヒ・コム編集部)

2976チバQ:2011/06/01(水) 23:12:55
創業路線は鹿児島が残るのみですね

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110601-OYS1T00629.htm
FDA静岡―熊本線、7月31日限りで撤退へ

 フジドリームエアラインズ(FDA)は31日、現在静岡空港で1日1往復している静岡―熊本線から、7月31日限りで撤退すると発表した。今年3月の静岡―小松(石川県)線に続く撤退で、同社が静岡空港で就航するのは札幌、福岡、鹿児島の3路線となる。一方、名古屋空港の発着路線は8月から4路線に増やす予定で、名古屋重視の姿勢が一層鮮明になった。

 FDAの静岡―熊本線は、同社が静岡空港に就航した2009年7月からの路線で、自動車関連のビジネス客を見込んでスタートした。しかし、今年4月までの平均搭乗率は43・8%と低迷。特に昨年9月〜今年4月は30%台に落ち込み、同社が目標とする65%には遠く及ばない状況が続いていた。

 さらに、この路線は収益の見込める個人客が同社の路線で一番少なく、「4月の赤字は3700万円程度だった」(FDA広報担当者)という。撤退を前に、7月1日からは週4往復に減便する。

 一方、FDAは名古屋発着の路線を増やす。5月21日から名古屋―花巻(岩手県)線を週2、3日往復させているほか、7月2日からは名古屋―青森線を月9往復の不定期で運航させ、8月1日からは1日1往復に増便する。営業部門の一部や整備、運航部門なども静岡市の本社から名古屋に移すという。

 川勝知事は31日、「着実に利用者も増加してきていたので、撤退は非常に残念。県としては、防災面での協定も含め、今後も熊本県との交流拡大に努めたい」とコメントした。

(2011年6月1日 読売新聞)

2977チバQ:2011/06/01(水) 23:13:33
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110601-OYS1T00629.htm
韓国格安航空が成田へ 日中韓の路線網充実
2011/6/1 12:10 div/dl/dd/div.JSID_key_html
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 日中韓3カ国の首都や主要都市を結ぶ空のネットワークが拡充する。6月から成田空港に初めて韓国の格安航空会社(LCC)が乗り入れることが決まり、中韓の間では7月にソウル都市部に近い金浦空港と北京空港を結ぶ新路線が就航する。3カ国間の空の便の利便性向上はビジネスや観光での行き来を増やし、北東アジア/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE2E3E3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの経済的な結び付きを一段と強めそうだ。




 日韓の航空路線では、韓国のLCCは大阪や福岡などには既に就航しているが、最も需要の大きい東京便はなかった。今年2月に成田空港への運航枠をLCC2社が取得。6月23日から韓国第2の都市である釜山との路線をエアプサンが1日1便(1往復)運航する。

 エアプサンは同路線の通常時の運賃を最低2万4900円に設定。既存の航空会社の正規割引運賃より3〜5割安く、従来よりも手ごろに利用できるようになる。さらにイースター航空も7月1日から仁川空港―成田路線を就航する。

 一方、金浦―北京便の開設は中韓両政府が2009年1月の原則合意後に進めていた具体的な調整が4月末に決着。7月から大韓航空や中国国際航空など両国の航空4社が、それぞれ1日1便(1往復)就航する。

 国内線主体の金浦空港は、国際線の仁川空港よりもソウル都心部に近い。このため従来より都心部からの移動が「往復で1時間程度短縮できる」(韓国国土海洋省)といい、発着時間次第では相互に日帰りでの往来もしやすくなる。

 金浦からは東京・羽田空港との路線が1日12便(12往復)運航。羽田―北京便も09年10月から就航している。金浦―北京便就航によって3カ国の首都間で利便性の高い航空路線網が整う。

 10年に日中韓の各2国間を往来した人数は合計で1515万人となった。日本政府観光局によると、4月の訪日外国人数は29万5800人で前年同月比62.5%減と過去最大の落ち込みとなった。東日本大震災の影響で韓国や中国からの来日減少も目立ったが、経済成長の拡大が続く中国を中心に日中韓3カ国間の航空需要は中長期的に増加が見込まれている。(ソウル=島谷英明)

2979チバQ:2011/06/01(水) 23:15:47
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001106010002
FDA 運航拠点、名古屋へ
2011年06月01日

 静岡空港の熊本線の運休を検討していたフジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡市)は31日、7月末で熊本線からの撤退を表明した。さらに本社は静岡に残しながらも、コスト削減のため、運航拠点を愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に集約していく方針も明らかにした。


 ■「経営」は静岡維持


 同社は、熊本線からの撤退理由について、平均搭乗率が採算ラインの65%を下回る43・8%▽昨年12月〜今年4月の各月の搭乗率が30%台▽4月は3700万円前後の赤字だった、などを挙げた。


 愛知県の大村秀章知事や国土交通省から今年4月、震災の復興支援のため、東北への定期便を開設するよう要請があり、新路線開設のため、赤字が深刻だった熊本線から撤退しなければならなくなったとも説明した。この撤退で、同社の静岡空港からの発着便は4路線6往復から、札幌、福岡、鹿児島の3路線5往復に減る。同社は3月に小松(石川県)便を撤退したばかり。


 一方、同社は、夏ダイヤ(8月1日〜10月29日)で名古屋空港から青森、花巻の両空港へ毎日1往復の定期便を開設。名古屋空港の発着便は2路線7往復から4路線9往復に増え、路線数も静岡空港を上回る。


 同社企画部は「名古屋では空港利用料の減免を受けられ、コスト削減が図れるので、運航拠点としていく」とする一方、「FDAは静岡で生まれた会社で、今後も静岡が経営拠点であることにかわりない。他の路線も変更の予定はない」と説明した。


 川勝平太知事は「熊本線の運休は非常に残念」とコメントした。

2980チバQ:2011/06/01(水) 23:16:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000013-mailo-l22
静岡空港:FDA、8月から熊本便「撤退」 3年目かじ取り厳しく /静岡
毎日新聞 6月1日(水)10時43分配信

 静岡空港に就航する「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)は31日、熊本県の熊本空港を結ぶ定期便(1日1往復)を8月1日から運休すると発表し、事実上の撤退を決めた。今月4日で開港2周年を迎える静岡空港は、国内路線の減少が続くうえ、好調だった韓国・ソウル便などの国際線も東日本大震災の影響で減便を余儀なくされており、3年目を迎える空港はさらに厳しいかじ取りが強いられる。【仲田力行、平林由梨】
 ■「名古屋に集約」
 FDAによると、熊本便は09年7月から今年4月までの平均搭乗率は約44%と、当初見込んでいた採算ラインの65%を大きく下回り、4月は3700万円の赤字となった。5月は51%まで回復したが、「路線維持は体力的に厳しい。利益率の高い個人客が少なく、運航する8路線で一番収支が悪い」と撤退を決めた。
 5月に熊本県を訪れ熊本便のPRをしてきた川勝平太知事は、書面で「搭乗率向上の取り組みを重ねて利用者も増加したが、運休は非常に残念だ」とのコメントを発表した。
 開港後にピーク時3社7路線となった国内線は日本航空が昨年3月に撤退。FDAが日本航空の路線を引き継いだが、羽田(東京)と名古屋の両都市の空港に旅客を奪われ、3月に小松空港(石川県)便から撤退したばかり。8月からは同社と全日空の2社5路線となる。
 FDAは「運航機能の拠点を名古屋に集約する方向で検討している。静岡空港は発展するには時間がかかる」と静岡空港の影の薄さを指摘する。
 ■海外客も減少
 一方、空港の活気を支えていた国際線も震災の影響による暗雲が垂れこめる。
 県によると、開港2年目となる10年度の国際線平均搭乗率は、観光客を中心に約70%と堅調だった。特にソウル便を運航する大韓航空とアシアナ航空の2社は、今年1月に搭乗率80%を超えていた。
 だが震災後の3月の搭乗率は前月を20ポイント以上下回った。大韓航空は1日1往復だったソウル便の減便を始め、6月からは週3往復とする方針だ。大韓航空静岡支店の金森慶多支店長は「福島の原発事故が収束しない中で、日本が積極的に誘致しないと状況は変わらない」と話す。
 上海便を運航する中国東方航空も含め、3社3路線とも搭乗率は5割を切った。
 ■県民に期待
 県は昨年度の合計搭乗者数約55万人に対し、2年後の13年度の搭乗者数の目標を70万人と設定する。国際線の回復は見込めず、「県民のみなさんに利用をよびかけるしかない」(県文化・観光部)のが現状だ。
 FDAが熊本便の撤退を表明した31日午後、小雨が交じる静岡空港の展望デッキには親子連れなど約20人が、発着する機体に見入っていた。閑散としたデッキに面した食堂の女性店員は、FDAが熊本便撤退を決めたと知ると、「1便減るだけでも客の数はぐっと少なくなる。うちとしてもとても残念」と漏らした。
 また、夫婦で飛行機の発着をよく見に来るという掛川市の無職、山崎公夫(まさお)さん(68)は「震災からの復興が進めば活気が戻るかもしれないが、このままだと無駄な空港だと言われかねない」と浮かない表情だった。

2981チバQ:2011/06/02(木) 22:31:06
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001106020002
HAC 丘珠全面移行
2011年06月02日
式典で発表されたHACの新たなロゴマークを背に立つ西村公利社長(左)と高橋はるみ知事(右)=札幌市東区

■業績回復狙い再出発


 北海道エアシステム(HAC)が1日、札幌丘珠空港(札幌市東区)に拠点を全面的に移し、新たなスタートを切った。日本航空(JAL)の経営破綻(はたん)でJALグループから切り離され、4月に道が筆頭株主となった「新生HAC」。拠点集約で業績回復を狙うが、経営基盤が脆弱(ぜいじゃく)なだけに自立した「道民の翼」となるには課題も多い。


   ◇


 「これだけの支援を頂いた。期待に応えられるように安全運航を最優先に、安定経営に努めたい」


 丘珠空港での式典で、西村公利社長は居並ぶ株主らを前にこう語った。出席した高橋はるみ知事は「道民から愛される航空会社として発展することを祈念する」とエールを送った。


 道は道民の翼を残すべきだとして、過半数を握っていたJALの持ち株の一部を買い取った。ほかの道内自治体や経済界も賛同し、「地元出資比率」約85%の道民の翼として4月以降も生き残ることになった。


 再生への第一歩となるのが、新千歳空港と丘珠空港という二つの拠点の丘珠への集約だった。


 丘珠は、昨年6月末で全日本空輸(ANA)系の路線がすべて新千歳空港発着に移行し、HACの独占状態だ。搭乗率アップが期待でき、整備などのコスト削減も見込める。本社機能も新千歳から丘珠に移した。


 丘珠の地元・札幌市も後押しする。ANAからの機体格納庫取得費に1億円を道とともに補助し、携帯電話で運航状況を確認できるモバイルサイトを開いた。さらに地下鉄栄町駅近くにバスのロータリーをつくり、空港との乗り継ぎ機能を強化する方針だ。


 HACは09年度まで5年連続の赤字で、10年度は6期ぶりに黒字転換する見通し。いま策定中で6月に公表する11〜14年度の事業計画には、11年度は初期投資に伴う費用がかさむため赤字になるが、来年度以降は再び黒字になると盛り込む方針だ。


 西村社長はこの日報道陣に「11年度は計画上は赤字が見込まれるが、黒字は届かないハードルではない」と、強気の姿勢を示した。


■機体確保など課題も


 ただ、「安定飛行」までには課題が山積する。


 営業活動はこれまで「JAL任せ」(幹部)だった。「札幌都市圏のビジネス需要のすそ野を広げたい。営業担当を1人配属する」(渡邊直樹常務)というが、効果は不透明だ。


 JALのホームページからの予約も9月から完全にできなくなり、自前の予約・発券システムを使う。携帯電話での予約も可能にするが、周知不足での「客離れ」が懸念される。


 予備機がないのも不安材料だ。いまは保有の3機をフル稼働させており、機体トラブルがあると欠航便が相次ぐ。4月20日には新千歳―女満別便でエンジンに不具合が見つかり、1カ月で計22便が欠航。5月も機体故障で7便が飛べなかった。このためHACは4機目を導入する方針だが、時期は5年以内としている。


 4機目の導入に合わせ、道外への就航も検討する方針だ。過去に企画された三沢空港(青森県)へのチャーター便が盛況だったためだ。


 ただ、「自治体からの出資で『公共的な使命』の比重が増しており、バランスをとる必要がある」(幹部)との声もあり、利益追求を優先できない可能性がある。


(神元敦司、古賀大己)

2982チバQ:2011/06/03(金) 20:53:52
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110603rky00m020002000c.html
中国航空各社:夏場へ沖縄路線増
 中国から沖縄に就航する航空各社は夏場に向けて、沖縄定期路線の新規開設や増便のほか、東日本大震災で再開を延期していた路線を就航させる。7月以降、上海と香港、初の定期便就航となる北京を含めると、現行の週9往復から週15往復へと拡大される。一方、県は、7月から沖縄を訪れる中国人向けに有効期限内なら何度でも利用できる数次ビザ(査証)が発給されるのに合わせ、誘客キャンペーンを展開する。航空便の増加やビザ緩和の追い風で、夏場の中国人観光客の増加が見込まれる。

 中国航空各社は大震災に伴う原発事故の影響が沖縄にはないことから、増便や就航を決めた。

 上海−沖縄線を就航する中国東方航空は週2往復を8月から週4往復に増便。香港−沖縄線を運航する香港ドラゴン航空は3月から運航を休止していたが、7月から週2往復を再開する。香港エクスプレスは機材を大型化し、約160人乗りの航空機を約280人乗りに変更。海南航空は7月28日から初の北京−沖縄線の定期便就航が決定しており、週2往復を運航する。

 一方、県のキャンペーンは「沖縄から始まる日本の旅 3年間日本自由旅行」を標語に6〜8月まで実施する。中国旅行展でのPRや知事のトップセールスなど、中国人観光客の誘致拡大を目指す。

 県の下地芳郎観光政策統括監は「目標数の設定は難しいが、年間10万人の中国人観光客の来沖が一つの目安となる。官民一体となって取り組んでいきたい」と話した。(梅田正覚)

(琉球新報)

2983チバQ:2011/06/03(金) 20:54:48
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001106030003
飛行機の街堪能 まるごとマップ
2011年06月03日


所沢市が発行した小冊子型のミニマップ。飛行機に関する情報が満載だ

◇所沢市発行、航空関係の名所紹介


 所沢市は市内の航空関係にまつわる見どころを満載した小冊子「見所沢山所沢マップ」を発行した。市内の日本大学芸術学部生がイラストなどを担当、西武鉄道所沢駅や航空記念公園周辺のゆかりの史跡や名所をわかりやすく紹介している。航空発祥の街として知られる同市だが、飛行機に絞った「まるごとマップ」を出すのは初めてという。


◇日大芸術学部生がイラスト担当


 市によると、制作は所沢航空発祥100周年記念事業実行委員会。市広報課が取材で協力、装丁やイラストは原花菜子さん(日大4年)が手がけた。市のイメージマスコット「トコろん」と広報キャラクターの「ひばりちゃん」が案内する形をとり、地図や写真、説明文を掲載。読み進めながら散歩すれば、所沢の航空の歴史が学べる構成だ。


 YS11型機が展示された航空記念公園といった人気スポットをはじめ、旧日本陸軍の飛行機格納庫跡や少年飛行兵の像、日本で初の航空事故犠牲者とされる兵士たちの塔、1911(明治44)年の所沢飛行場開設に伴って造られた「飛行機新道」に架かる橋など、興味深い歴史史跡なども多く紹介している。


 また、視察に来た仏軍人が好んだことから、その名を冠したという「フォール・カツレツ」や、航空機や飛行船の名前からとったという銘菓類など「食」の情報も盛り込まれている。


 A5判30ページで5千部を印刷。市内の小中学校や公民館などに配布したほか、8月予定の航空関連イベントで来場者に配る予定。市企画総務課は「好評なら増刷も検討したい」と話している。

2984チバQ:2011/06/03(金) 23:13:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110603-00000001-toyo-bus_all
夏の“節電”休暇に狙い ANA、JALの魂胆
東洋経済オンライン 6月3日(金)13時19分配信

「国際線は、座席供給量を増やしていることもあるが、前年を上回りそうな状況だ」(全日本空輸〈ANA〉の伊東信一郎社長)

 航空業界で今、“異変”が起きている。同時多発テロや新型インフルエンザの流行など、イベントリスクが起きるたびに大幅な赤字や経営危機に陥ってきたが、今回の東日本大震災では意外にリカバリーが早そうなのだ。

 冒頭のANA。国際線が震災直後に前年比2割減まで落ち込んだが、「5月に前年並み、6月には100%超えが確実になってきた」と福澤一郎IR推進室長は語る。ビジネス客の戻りが早く、昨秋の羽田空港国際線拡張などで供給量が2割増となったことも前年越えの大きな要因だ。

 国際線より需要が弱い国内線でも5月に1割減、今夏には5%減程度までの改善を見込む。会社側の2011年度業績予想は非開示だが、「社内では全利益段階での黒字と配当維持を前提にしている」(ANA関係者)という。大リストラ中の日本航空(JAL)や、原発問題に直面した外資系航空会社の運休・減便の影響もあり、ANAへ旅客が流入したことも否めない。

 実際、JALのゴールデンウイーク(GW)中の旅客数は、国際線が前年比31%減、国内線が同25%減とさんざんだった。ところが社内関係者によると、そのJALでさえも震災の起きた3月に100億円近い営業利益をたたき出し、足元の5月も単月黒字は確実な状況という。11年度の営業利益は前期比半減以下になるものの、700億円程度を維持しそうだ。

 現在のJALは座席供給量を国際、国内線ともに25%前後減らしており、見掛けの旅客数減ほど実態の収益は悪くならない。GWの搭乗率は国際、国内線とも、JALがANAを数%ずつ上回った。

 今後のカギは、最大の稼ぎ時となる夏休みをどう乗り切るかだ。ただ皮肉にも、今年は節電の影響で多くの企業が夏季休暇を長期化、分散化させるため、業界にとって追い風となる。「観光庁は、夏休みの長期滞在型国内旅行商品をPRする予定。従来の国内旅行は3泊4日が精々だったが、今年は7泊8日等の遠距離商品が大々的に宣伝されそうだ」と、関係者は早くもそろばんをはじいている。

(野村明弘 =週刊東洋経済2011年5月21日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

2985チバQ:2011/06/04(土) 19:11:02
>>2974
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000168-mailo-l20
信州・取材前線:FDA松本空港就航、2年目の課題(その1) /長野
毎日新聞 6月4日(土)13時53分配信

 ◇採算ラインに届かぬ搭乗率、存続へ「九州」に重点 交通整備も不十分
 県営松本空港に就航して1日で1周年を迎えたFDA(フジドリームエアラインズ、本社・静岡市)。信州の山々をイメージした明るい緑色の機体は県民の目にも定着してきたが、札幌、福岡、静岡(10年11月〜11年3月限定)の3路線の搭乗率は平均56・2%で採算ラインの65%に届いていない。「県民の翼」として定期便を存続させるには搭乗率47・7%と低調な福岡線の認知度アップや、空港とJR松本駅を結ぶ交通整備などの県や地元と一体となった利用者へのサービス向上や、地方都市からの誘客強化が2年目の課題になる。【大島英吾】
 ◇「65%」へ強気
 「地方と地方をつなぎ、新しいビジネスモデルを作ることが我々の理想だ」
 1年前の就航パーティーでこう語った鈴木与平社長。1日の1周年式典では「今は赤字だが、掲げた理想の灯を消したくない。今後も皆さんにかわいがってもらえるよう努力したい」と力を込めた。
 FDAの航空事業開始は09年。同社の全国計8路線の平均搭乗率が49・3%(10年6月〜11年3月)と低迷する中、松本空港3路線は同時期で55・5%と比較的高い。鈴木社長は「県内で存在が知られてきた。目標の65%までいける実感はある」と強気だ。
 ただ、札幌線が68・2%(10年6月〜11年5月末)と好調なのに対し、福岡線は47・7%と低い。鈴木社長は「まだ福岡、九州での知名度が低い」と認める。
 商工会議所や観光協会などでつくる信州まつもと空港地元利用促進協議会も、福岡周辺地域でのPRなど「九州戦略」に重点を置く。
 5月30日の総会で、協議会長の菅谷昭・松本市長は「今後は地元のみならず、就航先の利用促進も必要だ。さらなる底上げを図りたい」。FDA利用者に観光施設の料金を割り引く特典を設ける他、福岡でのPRイベントを実施するという。
 好材料もある。3月に九州新幹線が全線開通し、九州全体のアクセスが良くなるなど追い風に。2度のダイヤ改正で当初、早朝だった福岡の出発時刻は午前10時15分に変更し、利便性が向上。今年の大型連休期間(4月28日〜5月8日)の福岡線は搭乗率81・2%で8路線で最高だった。
 鈴木社長は「福岡から信州に90分で行けるという認識が広まれば、もっと利用は増えるはずだ」と見込む。
 ◇就航率向上へ
 FDAが重視するのが、欠航せずに実際に飛んだ割合を示す「就航率」だ。山に囲まれた松本空港は標高657メートルと日本一高い空港。パイロットの蓬莱正樹乗員部長は「地表250メートル付近に雲が多く、気象条件は厳しい」と話す。
 国土交通省は2日、松本空港での着陸の可否を判断する基準高度を従来の約326メートルから128メートルに引き下げた。これによって雲の下に出て滑走路を視認できるケースが増え、欠航の減少が見込めるという。
 松本空港3路線の就航率は97・9%(10年6月〜11年5月)。日本航空が就航した時代の96・4%(06〜09年)を上回るが、蓬莱部長は「就航率100%を目指し『飛行機は欠航しやすい』というイメージを変えたい。就航率が上がれば、旅行代理店がツアーを売り出しやすくなるなど搭乗率の向上にもつながる」と期待する。
 課題は他にもある。空港と市街地を結ぶ交通整備も不十分だ。現在、JR松本駅近くから1日6便の路線バスが運行するが、福岡便との乗り継ぎは良くない。FDAは駅と空港を往復する直行バスなどを県に求めるが、実現に至っていない。また、空港周辺の中信地域以外からの県内利用者を増やすことも必要だ。松本市は今年度、機体に市のマスコットの絵を掲示するなどFDA支援事業を展開するが、菅谷市長は「地元ができることは限界がある。県営というからには県も積極的に利用を推進してほしい」と訴える。

6月4日朝刊

2986チバQ:2011/06/04(土) 19:11:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000172-mailo-l20
信州・取材前線:FDA松本空港就航、2年目の課題(その2止) /長野
毎日新聞 6月4日(土)13時53分配信

 ◇災害支援に活用も 輸送拠点としての役割、大震災で見直し
 FDAが県営松本空港で定期便を維持するためには、経営全体の戦略や空港の活用方法も大いに影響する。
 FDAは今年度、名古屋空港に本社機能の一部を移転。内山拓郎副社長が常駐する。松本空港の3路線をはじめ、現在は赤字経営。大都市で収益が見込める名古屋を、本社を置く静岡に次ぐ第二の拠点とすることで、地方空港を結ぶ営業を安定させたい考えだ。
 また、東日本大震災の復興支援もあり、5月には名古屋−花巻の新路線を運航開始。7月には名古屋−青森も始める。FDAは現在5機を所有。手広く展開して多くの便数を運航すれば、1機当たりの維持費を下げられるという狙いもある。
 大震災以降、松本空港の活用も見直された。阿部守一知事と菅谷昭・松本市長は「防災や災害支援、輸送の拠点として空港の求められる役割は大きい」と口をそろえる。
 しかし、現在の県の地域防災計画では県防災ヘリコプターや、県警ヘリによる救助や物資運送などの活用にとどまり、空港全体の震災時の明確な運用方法は示されていない。
 地元の空港利用促進協議会は1日1便の札幌、福岡線の増便も望む。空港が発展するためには災害時も含めた土台づくりが必要だ。
 1日、阿部知事は「松本空港は県民の財産。県として発展させつつ、守っていくことが責任だ」と約束した。

6月4日朝刊

2987荷主研究者:2011/06/05(日) 21:54:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105130195.html
'11/5/13 中国新聞
空港リムジン代替便を案内

 広島県は、広島空港(三原市)と広島都市圏を結ぶアクセス対策として、リムジンバスの欠便時に代替ルートとなるJR山陽線のダイヤ情報を、街頭の専用モニターで表示するサービスを始める。渋滞により欠便が相次ぐことが予想される8月の運用開始を目指す。

 専用モニターは10カ所程度を想定。リムジンバスの運行状況を知らせている広島バスセンター(広島市中区)など停留所4カ所の既設モニターに加え、JRの主要駅や宮島(廿日市市)といった観光地など6カ所程度に新設する。

 新たな情報提供サービスでは、リムジンバスの運休時、JR山陽線白市駅(東広島市)と空港への連絡バスを使う代替ルートのダイヤや所要時間、料金などをリアルタイムで表示。空港利用客のスムーズな誘導につなげる考えだ。県はお盆休みまでに既設モニターで運用を始め、本年度内にモニターの新設を終える予定。総事業費は1億円。

2988荷主研究者:2011/06/05(日) 22:19:05

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110514-OYT1T00481.htm
2011年5月14日14時32分 読売新聞
パイロット養成ピンチ…航空大、卒業メド立たず

仙台空港に隣接する航空大学校の仙台分校(赤線内)=読売機から

 パイロットを養成する航空大学校の仙台分校が、東日本大震災で被災し、訓練生約50人の卒業のメドが立っていない。

 2年課程の最終訓練を行う同分校では、校舎のほか、練習機10機のうち7機が津波にのまれた。今後の訓練計画が立てられないとして、7月に予定された同大の入試も中止された。国内航空会社のパイロットの4割以上は、同大卒業生が占めている。国土交通省は「この状態が長引けば、パイロット不足にもつながりかねない」としており、航空業界に影響が出そうだ。

 仙台空港では3月11日午後2時45分頃、仙台分校の練習機が訓練生の操縦で最終着陸態勢に入っていた。大きな揺れが起きたのはその直後。管制官から「ただちに着陸中止」と命じられて急上昇。上空にいた他の練習機2機と待機を続けたが、仙台空港は津波で着陸不能になり、それぞれ新潟、福島の各空港に着陸した。

 津波で仙台空港内にある校舎は冠水。訓練用のシミュレーターなど電子機器類が壊れ、駐機中だった練習機7機も流されるなどして使用不能となった。震災当時、仙台分校には5月卒業予定の訓練生17人を含む計35人が在籍。4月には宮崎本校から16人が進級したが、現在、全員が自宅待機している。

 同大は今月末以降、被災を免れた3機を使い、同分校在籍の訓練生計51人のうち15人の訓練を宮崎市の本校で一部再開する。ただ、最終課程で必要な双発機用のシミュレーターなど教習機器が本校にはないなど問題は多い。練習機は1機数億円。「予算の問題に加え、失った専門機器は、車を買うようにすぐには調達できない」(同大)といい、震災前と同様の訓練が出来るようになるには数年はかかるとみられる。同大では、この状態で新たな訓練生を募っても、入学時期が大幅に遅れたり、訓練期間が2年を超える可能性もあることから、例年7月に行う1次入試の中止を決定。新入生の募集についても見通しが立たない状態が続いている。

2989チバQ:2011/06/06(月) 21:58:07
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201106030001
【乱気流の「運航」 静岡空港2年】


(上) 国内線の撤退相次ぐ
2011年06月03日


7月末で撤退するFDAの熊本便=静岡空港




 「7月末で静岡空港の熊本線から撤退します」


 地元の航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)が発表したのは、開港2年を迎える今月4日のわずか4日前のことだった。3月末、搭乗率(提供座席数に対する搭乗者数の割合)が30%台だとして、1日1往復の小松線から撤退したばかり。


 熊本線(1日1往復)は搭乗率が43・8%と、同社にとって最も採算の合わない赤字路線になっていた。


 同社の静岡空港の発着便は現在4路線6往復。それが8月から3路線5往復に減り、県営名古屋空港を発着する4路線9往復に路線、便数とも超される。


 「本社機能は静岡に残すが、運航の拠点は名古屋に集約していく。静岡空港が発展するにはまだ時間がかかる。銀行は待ってくれない」。苦渋の決断だった。


 同空港での2010年度の搭乗者数は約55万5千人。初年の09年度(6月からの約10カ月)の約52万8千人から約2万8千人増えたが、搭乗率は66%から62%に減った。採算ラインの目安とされる65%を割り込んだ。


 特に、国内線の10年度の搭乗者数約31万6千人は、初年度より約3万5千人も減った。初年度末には日本航空が札幌、福岡線から撤退した。FDAも小松線の撤退、熊本線の撤退表明と、不振が際立つ。


 逆に国際線は搭乗者数を伸ばした。10年度の約23万9千人は、初年度を約6万3千人上回った。搭乗率も67%から70%に上がった。


 ところが、東日本大震災と福島第一原発の事故で一転した。


 空港関係者は「国内線は自粛。国際線は放射能汚染のイメージで、国外脱出が満席でも、入国は空っぽになった」と肩を落とす。今年4月の国内線と国際線を合わせた搭乗率は、過去最低の45%に落ち込んだ。


 県空港利用政策課は「搭乗率を夏の繁忙期までに通常ベースに戻したい」とし、1人5千円補助のキャンペーンを1カ月前倒すなど、立て直しに必死だ。


 しかし、不振なのは震災だけのせいではない。元々の需要予測から過大だった。


 県は1995年度、国内線だけで年間178万人の需要を予測。国際線の需要予測は立てていなかった。それを03年度に国内線106万人、国際線32万人の計138万人に下方修正した。だが、実績はその半分にも届かなかった。


 県は今年2月、初めて空港利用者の目標を掲げた。


 「13年度に70万人」。需要予測の半分だ。それでも「目標達成への道のりは遠い」(県幹部)という。


 静岡空港に発着便のある航空会社の社員は「静岡の人は恵まれている。成田、羽田、中部国際空港と選択肢がたくさんある。どうすれば静岡空港を使ってもらえるのか」と悩む。


 県民は新幹線を利用しての東京、名古屋からのフライトに不自由を感じていない。逆に「富士山」を観光コースから外さない中国、韓国からの乗客には、「シズオカ」空港の知名度はまだまだだという。


  ◇


 静岡空港は4日で、開港2年を迎える。搭乗者の低迷や、相次ぐ国内線の撤退、震災の影響など、「乱気流」の中にいる同空港の現状を取材した。

2990チバQ:2011/06/06(月) 21:58:41
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201106040001
【乱気流の「運航」 静岡空港2年】


(中) 膨らむ県民負担 赤字脱却なお霧中
2011年06月04日




「赤字なら、この空港が必要とは思いません」


 北海道出張のため、静岡空港のターミナルビル3階で搭乗を待っていた静岡市清水区の会社員太田雄一郎さん(30)は即答した。利用は初めて。開港後も北海道出張はあったが、羽田空港を使ってきた。「便数が少なくて、時間に制約がある出張には使えない」


 母親に離着陸便を見せに来た裾野市の小林克房さん(62)は「県民一人ひとりが年1回乗れば、赤字はなくせる。せっかく建てた空港を有効活用しないともったいない」。これまで観光で福岡便を1度利用した。


 空港の費用負担に県民の理解は得られているのか。


 県は、開港2年目の2010年度の空港の管理運営の収支を4・5億円の赤字(2月予算ベース)と見込む。初年度の09年度も約4・4億円の赤字だった。人口約379万人で割り、1人当たりの負担は116円(09年度)と発表した。


 県によると、10年度の空港の収入は2・5億円。このうち、航空会社が発着実績に応じて支払う着陸料(停留料を含む)が1・9億円を占める。計算上では、発着回数増や値上げで着陸料を3倍にしなければ、年4億円余の赤字からは抜け出せない状態だ。


 だが、空港は路線撤退にあえぐ。運航拠点を県営名古屋空港(愛知県豊山町)に移す航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)は、その理由に着陸料が3分の1になることを挙げた。空港間の競争の中で、着陸料を値上げすれば航空会社は去っていく。


 一方の支出は7億円。半分の3・3億円は、空港を管理する「富士山静岡空港会社」(牧之原市、25人)への警備委託料など。空港内に置く県空港管理事務所(県事務所、17人)の人件費1・6億円が続く。


 空港会社は県の依頼で地元企業などが共同出資し、設立された。空港ターミナルビルは、県から年利1%で約27億円を借り、建設した。この借金は18年度末に一括返済しなければならない。同社の預金額は約17億円(3月末)だ。


 同社は開港2年目で、約0・5億円の初黒字に転じた。収入の半分にあたる7・9億円が家賃収入。航空会社5社や県事務所、国の出先などからだ。県からの警備などへの受託料約3・3億円、直営の免税店やガソリンスタンドなどの売り上げ約2・6億円が続く。


 だが、人件費や業務の再委託、仕入れなどでほぼ同額の経費が出るという。


 空港会社は「空港はもうからない。地域貢献だ」と言い切る。


 仮に、県がコスト削減に取り組めば、空港会社の収入減につながる。空港会社から借金を返してもらわなければならない県も困る構図だ。赤字脱却の道筋は見えない。


 県が発表した「県民1人当たりの負担は116円」という数字。しかし、県民負担は運営費のほかにも巨額の空港整備費用がある。


 2009年度末までに、滑走路や駐車場、アクセス道路などの整備で1846億円がかかった。赤ん坊からお年寄りまで県民1人当たりで、4・8万円を負担している計算だ。


 県は今年度も航空機の駐機場の増設に5・5億円、空港利用促進に約3・7億円の支出を見込む。


 県民負担は今後も膨らんでいく。

2991チバQ:2011/06/06(月) 21:58:58
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201106060002
【乱気流の「運航」 静岡空港2年】


(下) 地域発展 熱い期待
2011年06月05日


開港2周年を祝い、就航地の観光大使に県産品を渡す川勝平太知事=静岡空港


上空から見た静岡空港。滑走路の真下を東海道新幹線が横切っている=5月13日、本社ヘリから、後藤遼太撮影

 静岡空港(島田市、牧之原市)で4日、2009年6月4日の開港から2周年を祝う式典が開かれた。


 川勝平太知事や県議、地元の牧之原市、島田市、吉田町の各首長、航空会社や空港関係者が出席。お祝いに駆け付けた定期便の就航先の札幌、福岡、熊本、鹿児島、沖縄の各「観光大使」や、搭乗客に県産のお茶などの記念品を手渡すなどして静岡をPRした。


 「ここは茶所。『ティーガーデンシティ』として10年後には一変します」


 式典冒頭のあいさつで川勝知事は熱弁をふるった。


 JR東海道新幹線の富士山空港駅▽御前崎市と新東名高速道路を結ぶ約30キロの連絡道路▽富士山を背景に、離着陸便を撮影できる展望台▽ビジネスジェットの受け入れなどに使える3機分の駐機場▽国際線の搭乗橋――。これらを空港や周辺に整備し、「空、新幹線、道路がここで一体になります」「この地域の発展を通して日本の復興、日本の夢をつくりあげてまいりたい」と構想を掲げた。


 観光、国際交流、ビジネス、防災。知事や地元が空港に寄せる期待は大きい。


 牧之原市の西原茂樹市長も「震災や原発事故などによく耐えて頑張っている。この空港がもっと伸びていくようにしていく」とし、就航先の中国・上海市の閘北(ザーベイ)区へ「牧之原茶」を輸出する構想を描く。


 昨年8月の「ふじのくに3776友好訪中団」で同空港から同区を訪問。今年4月には上海国際茶文化観光祭への参加要請を受けたが、震災で断念している。「牧之原茶などの県内産は、安全だと先陣を切って中国に伝え、早期に交流を再開したい」という。


 島田市の桜井勝郎市長は「空港が利用されるよう取り組む。大きな投資をしているので県民の批判を受けないよう努める」とした。


 同市によると、開港後、お茶の郷博物館(同市金谷)や大井川にかかる蓬莱橋(ほうらいばし)など、空港周辺施設への来場者は増えた。パスポートを受け取る市民に市内の加盟店で使える金券2千円分を交付する利活用促進策では、開港1年目の申請件数は前年の1・5倍に増えたという。


 ただ、これらの取り組みで、乗客や航空会社を静岡空港につなぎ留められるかどうかは未知数だ。


 式典で、県はこの2年間の搭乗者が約113万8千人だったと発表。2年目は約50万4千人。1年目の約63万4千人より、約13万人も減った。


 式典後の記者会見で川勝知事は、小松線に続いて熊本線の撤退を表明した地元の航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)について、「早く黒字体質に変えていただき、ここと決めた所で、歯を食いしばってでもやる姿勢を示していただければ。我々も応援のしがいがある」と恨み節を漏らした。


 その一方で、県民にも呼び掛けた。


 「地域に根ざした飛行機会社を支えていく。そのためには、皆様が利活用していただくということに尽きます」
(この連載は上沢博之、竹田和敏、冨森揚介が担当しました)

2992チバQ:2011/06/07(火) 23:03:48
http://www.malaysia-navi.jp/news/110607060116.html
マレーシア航空、ワンワールドに加盟へ
2011/06/07 20:00 JST配信
【シンガポール】 マレーシア航空(MAS)が、航空連合のワンワールドに加盟する方針を明らかにした。利用客数の増加や接続性の向上、マレーシアへの乗り入れ航空会社の増加を図る。
MASのアズミル・ザフルディン社長兼最高経営責任者(CEO)は、ワンワールド加盟により、クアラルンプール(KL)から世界100都市以上との接続が可能となると指摘。加えて、世界の航空会社がKLに乗り入れることに繋がると期待を示した。
MASのワンワールド加盟発表を受け、カンタス航空のアラン・ジョイス社長はKLへの乗り入れに関心を示したという。同社長は、シンガポールは重要なハブであるが、MASとの共同運航などによりKLに乗り入れることも可能との考えを示したという。
空港運営会社のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)のバシル・アハマド社長は、金融危機の際にKL新国際空港(KLIA)から撤退したカンタス航空とブリティッシュ・エアウェイズなどが近い将来、KLへの乗り入れを再開することを期待すると述べた。
現在ワンワールド加盟航空会社でKLIAを利用しているのはキャセイ・パシフィックと日本航空、ロイヤル・ヨルダン航空の3社となっている。
MASのワンワールド加盟は、東南アジアの航空会社としては初めて。シンガポール航空とタイ航空は最大の航空連合、スター・アライアンスに加盟している。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、6月7日、ベルナマ通信、6月6日)

2993チバQ:2011/06/09(木) 19:57:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110608-OYT8T01068.htm
「羽田―能登便」搭乗率保証の適用除外 県・全日空合意


 谷本知事は8日の記者会見で、羽田―能登便で全日空と交わしている搭乗率保証制度について、今期に限り適用を除外することで同社側と合意したことを明らかにした。東日本大震災の影響で搭乗率が大幅に落ち込んだため、県が同社に保証金の支払い免除を申し入れていた。

 能登空港(輪島市)は2003年7月に開港し、羽田―能登便のみ1日に4便飛んでいる。開港時、県は一定量の乗客を担保するため、全日空と年間(7月7日〜翌年7月6日)の搭乗率が目標を下回れば、県と地元自治体が全日空に「保証金」を支払う約束をした。

 今期は、66%を超えれば全日空が県に「販売促進協力金」を、逆に58%を割ると県が全日空に保証金を、1%当たり約700万円支払うことになっている。過去7年間の搭乗率は79・5%〜62・2%の間で推移しており、県側が保証金を支払ったことはない。

 しかし、震災後は観光客が激減し、4月の搭乗率は前年同月比11・1ポイント減の37・5%にとどまった。この結果、今期の搭乗率は55・5%(5月末現在)と低迷しており、開港8年目で初めて保証金を支払う可能性が高まっていた。

 谷本知事は記者会見で、「今回は大災害による影響で不可抗力。県だけの努力では改善が望めない状況を、全日空側に理解していただけた」と述べた。

 国土交通省によると、離島便などで県側が航空会社の赤字を補填(ほてん)する例はあるが、能登空港と同様の制度を結んでいる空港はないという。また、静岡―福岡線から撤退した日本航空と静岡県は、運航支援金約1億5300万円の支払いを巡って東京地裁で係争中だ。

(2011年6月9日 読売新聞)

2994チバQ:2011/06/10(金) 19:34:04
>>2798
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110610rky00m040002000c.html
スカイマーク:那覇−宮古線を就航延期 沖縄関係路線、増便計画も見直し
 スカイマーク(東京)の西久保慎一社長は9日、県庁で会見し、9月から予定していた那覇−宮古線の就航を延期すると発表した。

 スカイマークによると、沖縄関係路線の新規就航や増便に伴い、那覇空港3階にあるカウンターを増設し、6月から運用を開始する予定だったが、那覇空港ビルディング(NABCO)側が、着工直前に手狭を理由にカウンター使用を3カ月間だけに限定する賃貸契約を申し伝えてきたという。その後、空港1階へのカウンター設置を提案し、受け入れないと工事を差し止めると伝達されたという。

 このため、スカイマークは3階カウンターの着工を見送ることを決定。那覇−宮古線延期のほか、7月〜9月まで運航を予定していた那覇−名古屋(中部)線の増便計画を8月までに短縮し、週6往復の予定も週5往復に減便。8月から増便予定だった那覇−神戸線深夜便を取りやめる。

 西久保社長は「NABCOのスタンスに疑問を持っており、1階カウンター設置などの提案は受け入れられない。他の航空会社と同様に公平なカウンターの配分を要求する」と話した。

 一方、NABCOの担当者は「カウンターの1階移設案や使用期限は以前から説明しており、直前ではない。2〜3年後に予定する空港ターミナル増設までの暫定的な案であって、複数の対案を提示して調整している。NABCOとしては、沖縄の観光振興に向けて協力する姿勢を貫きたい」と話した。NABCOは10日に会見し、状況を説明する。

(琉球新報)

2995チバQ:2011/06/10(金) 19:39:02
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-06-10_19014/
スカイマーク、那覇―宮古9月就航延期
経済 2011年6月10日 10時34分

(9時間4分前に更新)

 スカイマーク(東京、西久保愼一社長)は9日、9月から就航を予定していた那覇―宮古のほか、那覇―神戸、名古屋の増便や運航を延期することを明らかにした。同社は、搭乗手続き業務などをするカウンターの増設が着工直前になって、那覇空港ビルディング(NABCO)から計画変更を求められ、新規路線の旅客の受け入れに対応できないためとしている。同日、県庁で会見した西久保社長は「現段階では就航のめどは立っていないが、中止ではなく延期」と強調した。

 運航を見送ったのは、9月の那覇―宮古の150往復(9月のみで算出)、7〜8月の那覇―神戸の深夜便43往復86便。7月の那覇―名古屋は週6往復から5往復に減便、就航期間も1カ月短縮する。

 同社の新カウンターの増設計画に対し、NABCOは「保安上の問題」を理由に、6月から3カ月間しか認められないと回答したという。西久保社長は「NABCOは公共の利益を考えてほしい。調整能力を発揮してもらいたい」と述べた。

 これに対し、NABCOは「公共的使命があるので対応する準備はある」とし、別の場所での増設を提案。10日に記者会見を開き、これまでの経緯や今後の対応について説明する予定。

2996チバQ:2011/06/11(土) 13:12:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-178116-storytopic-4.html
那覇空港、来年ビル増築 NABCOが全体構想発表2011年6月11日

 那覇空港ビルディング(NABCO)は10日、2016年度までに国内線ビルと国際線ビルを連結する旅客ターミナルビルの全体整備構想を発表した。先行的な取り組みとして、12年度に国内線ビルの北側に新たなビルを増築するほか、国際線の新規就航や増便に対応する緊急措置として、現国際線ビルの出発・到着ロビーなどの拡張工事に着手した。国内線ビル増築は約20億円、拡張工事は約3千万円を投じる計画。
 全体整備構想によると、現国際線ビルを取り壊して建設する新国際線ビルは地上4階建て、延べ床面積2万3800平方メートルで、13年度末に使用開始を予定。事業費は約80億円。
 国内線・国際線ビルの連結施設は地上4階建て、延べ床面積3万9500平方メートルで、16年度末に運用開始を予定し、事業費は約150億円。ターミナル施設全体の総事業費は約250億円を見込む。
 1999年に建設された現国内線ビルは、2010年に導入された航空会社の参入自由化を想定しておらず、新たな航空会社の参入が難しい状況だという。
 12年度に増築する新ビルは地上3階建てで、延べ床面積は既存施設の改修部分を含め約7千平方メートル。同年度末の使用開始を目指す。
 従来、航空会社が自前で整備していたカウンター内のベルトコンベアーをNABCOが提供するなど、新規参入航空会社の初期投資を抑え、格安航空会社を呼び込む狙いがある。
 一方、施設が狭く、利便性の悪さが指摘される現国際線ビルは、今夏の海外線の新規就航や増便計画を受け、出発・到着ロビーや検査場を現行の約3倍の規模となる約760平方メートルに拡張。7月末から使用を開始する。
 NABCOの島田章一郎常務は、スカイマークが現国内線ビルでのカウンター増設を求め、那覇―宮古線の9月就航の延期を発表したことについて「将来的に新ビルに入っていただきたい。NABCOとしては、就航延期はまだ決まっていないと認識している。スカイマークも他社と一緒に協力し、譲歩をお願いしたい」と話した。

2997荷主研究者:2011/06/11(土) 18:13:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110525101.htm
2011年5月25日03時14分 北國新聞
小松―成田、7月以降も2便継続 乗り継ぎ利便向上、利用増 7月以降も1日2便が継続される成田便

 全日空(東京)とアイベックスエアラインズ(同)は24日までに、共同運航する小松 ―成田便について7月以降も現行の1日2便で運航を継続することを決めた。昨年7月、1年間の期間限定で試験的に増便したが、欧米便との乗り継ぎが容易になったことで利用者が増加、今後も一定程度の需要が見込めると判断した。

 成田便は現在、小松発が午前8時半と午後3時10分、成田発が午前10時5分と午後5時55分のダイヤで運航している。

 増便は昨年3月の成田空港発着枠拡大を受けた1年間の実験的な措置として開始され、全日空などは、運航の継続に関して搭乗率や利用状況を見極めた上で決定する方針を示していた。

 石川県によると、増便後の搭乗率は49・9%(4月末現在)。搭乗率は1便だった2009年度の57・1%から低下したが、利用者数は5割程度増加した。夕方発の北米便や早朝着の欧州便などとの乗り継ぎが可能となり、関西、中部国際空港の利用者などが増えたとみられる。

 ただ、東日本大震災の影響で約3週間欠航し、運航再開後も利用者が落ち込んでいる。全日空とアイベックスエアラインズは3月末から、午後成田発便の出発時間を約1時間半繰り上げ、欧米便との乗り継ぎ時間を短縮するなど利便性の向上を図っている。

2998荷主研究者:2011/06/11(土) 18:54:22

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/244213
2011年5月27日 00:38 西日本新聞
大分空港 利用者が4年連続減

 大分空港の利用者が2010年度、前年度比4・1%減の148万3834人となり、4年連続で減少したことが県の調査で分かった。スカイネットアジア航空(SNA)就航で減少への歯止めが期待されたが、東日本大震災で旅行を控える動きが広がったことが主な要因とみられる。

 空港利用者は、1997年度の208万7321人がピーク。リーマン・ショックの影響も受け、07年度の182万5815人から4年連続で前年度を下回っている。

 10年度は、10月末のSNA就航で、日本航空と全日空を合わせた3社の大分−羽田便が11往復から13往復に増便。11、12月には、大分−羽田便の利用者が前年同月に比べると微増したが、10月に1往復減便した大分−伊丹の利用者が約2割落ち込んだ。

 このため、国内線全体では、航空機の小型化が進んだ影響もあり、10年度の利用者が前年比4・4%減の145万4289人。11月から11年2月まで前年同月比1・7−5・4%の減少で推移していたが、東日本大震災が発生した3月には27・3%減と落ち込んだ。

 国際線全体では10年度の利用者が14・6%増の2万9545人。このうち大分−ソウル便が21・1%増の2万8244人。景気が上向いた韓国からの観光客が増加したが、大震災が起きた11年3月は16・4%減。大震災の影響で需要が落ち込み、4月から8月28日まで運休が決まった。

 県は「大震災の影響や原発問題が落ち着くまで厳しい状況が続くだろう。大分県の魅力向上や関東圏での知名度アップの取り組みを地道に続けるしかない」としている。

=2011/05/27付 西日本新聞朝刊=

2999荷主研究者:2011/06/11(土) 19:10:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105270003.html
'11/5/27 中国新聞
広島空港利用客が4年連続減

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20110527000301.jpg

 広島県は26日、2010年度の広島空港(三原市)の旅客数を発表した。271万4851人で09年度比3・7%減。4年連続ダウンとなり、1993年10月の開港初年度を除くと過去2番目の少なさ。長引く景気低迷に東日本大震災の影響も加わり、国内線の減少が続いている。

 広島空港の国内定期路線は、東京、成田、札幌、仙台、沖縄の計5路線ある。チャーター便を含む旅客数は09年度比5・4%減の238万7691人。ビジネス利用が多い主力の東京線が4・8%減と伸び悩んだ。

 国際定期路線はソウル、大連・北京、大連・天津、上海、台北、グアムの計6路線。チャーター便を含む旅客数は10・3%増の32万7160人と大幅にアップした。上海線は、上海万博の影響もあって38・2%増と全体を押し上げた。

3000荷主研究者:2011/06/11(土) 19:11:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105280029.html
'11/5/28 中国新聞
広島都市圏結ぶ空港バス減便

 広島空港(三原市)と広島都市圏を結ぶ主要アクセスであるリムジンバスが6月1日から減便されることが27日、分かった。現行の1日161便は当面、15%減の137便となる。共同運行する5社は「東日本大震災による利用低迷を受けた措置」としている。

 広島電鉄など5社が共同運行するリムジンバスは、広島空港と広島バスセンター(広島市中区)、JR広島駅新幹線口(南区)を結ぶ。広島県空港振興課によると、今年3月のバス利用客は前年同月比22・3%減、4月も18・3%減となった。

 このため5社は、利用が回復するまでの暫定措置として減便を決定。中国運輸局にダイヤ変更を届けた。1便当たりの定員43人を上回る乗客がいる場合、臨時便で対応する。

 リムジンバスは広島空港が開港した1993年に運行を開始。1日当たりの便数は最大176便だったが、利用低迷でこれまでに2回減便した。幹事社の広島電鉄は「影響が少ない範囲で減らした。利用が戻れば増便を検討する」としている。

3001荷主研究者:2011/06/11(土) 19:22:53

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20110501000084
2011/05/01 09:46 四国新聞
利用客、依然低調137万人/10年度高松空港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/img_news110501.jpg
高松空港の利用状況

 高松空港の定期路線の2010年度利用客数が前年度比0・7%増の137万8838人となり、過去10年で2番目に少なかったことが香川県の集計で分かった。利用客数は瀬戸内国際芸術祭の効果などで好調に推移していたが、東日本大震災に伴う年度末の落ち込みが響き、過去10年で最低だった09年度並みの水準にとどまった。

 まとめによると、利用客数は国内線(3路線)が前年度比0・7%増の134万5870人、国際線(ソウル線)が同0・8%増の3万2968人。合計では前年度を1万1614人上回ったが、過去10年では2番目に低かった。

 国内線のうち、東京線は同0・2%減の121万2429人。芸術祭が開かれた4カ月間の実績が、前年同期を約2万3500人上回ったほか、昨年10月末には1日2往復増便され、利用客数は2月末まで前年同期比2・8%増で推移した。

 しかし、震災の影響で3月が前年同月比約3万3千人減となり、最終的に前年度をやや下回った。搭乗率は日本航空が機材を小型化したため同3・1ポイント増の64・4%だった。

 那覇線は前年度比14・7%増の12万5755人。沖縄総体が開催された夏場を中心に、昨年5月以降全ての月で前年度を上回った。日本航空が昨年10月末で休止した鹿児島線は同39・7%減の7686人だった。

 ソウル線の搭乗率は同0・1ポイント増の66・4%。前半は新型インフルエンザや景気後退の影響で落ち込んでいた需要が回復したが、後半は昨年11月の延坪島砲撃事件や震災が下押しした。

 チャーター便は前年度より18便多い57便が運航し、同41・4%増の7938人だった。

 4月以降の利用状況について、香川県交通政策課は「震災の影響は徐々に薄れているが、大型連休の予約状況は低調。東日本方面への需要が完全に戻るにはかなりの時間を要するだろう」と予測している。

3002荷主研究者:2011/06/11(土) 19:26:49
>>2998
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_130386919917.html
2011年04月27日 10:52 大分合同新聞
乗客数が最低更新 大分空港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/2011_1303869197.jpg

 2010年度の大分空港の利用者数(国内線、国際線合計)は148万3834人で、前年度(154万7690人)より4・1%減った。東京(羽田)線にスカイネットアジア航空(SNA)が新規就航したこともあり、減少幅は08―09年度(9・2%減)に比べて改善したものの、東日本大震災の影響で東京線利用者の長期低迷も懸念され、11年度はさらに厳しくなるとの見方も出ている。

 利用者数は県に統計が残る1990年度以降で最低。航空各社が使用する機材の小型化を進めたほか、大阪線を減便したため座席数が減り、搭乗率(座席数に対する利用者数の割合)は上昇した。路線別では▽東京線 64・5%(前年度59・2%)▽大阪線 63・8%(50・1%)▽名古屋線 51・8%(48・9%)。

 唯一の国際路線のソウル便は韓国内の景気が上向いたことを受け、利用者は前年度比約5千人増の約2万8千人だった。

 震災が発生した3月の搭乗率は東京線が前年同月比76・6%(8万1千人)など各路線とも落ち込んだ。昨年10月に就航したSNAも3月の搭乗率は50・4%で2月(55・7%)を下回った。ソウル線は今月1日から運休しており、再開は5月29日以降の予定。

 震災の余震と東京電力福島第1原発事故の影響が続く中、今後の航空需要について航空各社は「ゴールデンウイークも厳しい」(SNA広報)「回復にはもう少し時間がかかる」(日本航空、全日空両大分支店)と厳しい見方で一致した。

 県は2月に首都圏で誘客キャンペーンを打つなど、春の観光シーズンに向けて知名度アップを狙っていたが、「震災で観光に対する消費者のマインドが冷えている。回復期に向けて地道にPRを続けるしかない」(大塚久司総合交通対策課長)としている。

3003荷主研究者:2011/06/11(土) 19:56:00

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110526/CK2011052602000110.html
2011年5月26日 中日新聞
名古屋空港の旅客数8.4%減る 2010年度、日航9路線廃止響く

 県航空対策課は25日、2010年度の県営名古屋空港の利用状況を発表した。昨年10月〜今年3月下旬、日本航空が国内9路線の定期便を順次廃止した影響で、旅客数は09年度より3万6892人(8・4%)減って40万2853人だった。県営化の年で6路線だった05年度の30万6000人に次ぐ少なさだった。

 平均搭乗率は、昨年10月末に運航を開始したFDA(フジドリームエアラインズ、静岡市)の福岡線(1日5便)が知名度不足で低調だったことも響き、前年度比5・4ポイント減の52・4%に落ち込み、採算ラインとされる60〜65%には届かなかった。

 10年度運航の9路線のうち、旅客数が伸びたのは熊本線(104・9%増)のみ。日航時代に前年度より1日1便増え、同3便となっていた上、今年3月27日からFDAが運航を引き継いで落ち込みを防いだため。

 11年度は運航路線が激減し、震災復興対応で今月就航した花巻線や7月就航の青森線を含めても、FDAのみの4路線と半分以下になる。このため旅客数は「年間20万人程度に半減するのでは」(同課)と予測され、県側は利用促進と新規路線の誘致を積極的に進めていく方針だ。

 (平井剛)

3004チバQ:2011/06/11(土) 20:10:10
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110611/dst11061109000009-n1.htm
機長、機器の設定変更を失念…想定外の表示…気をとられ高度低下か プロペラ機トラブル
2011.6.11 08:56
 北海道・奥尻空港付近で4日、北海道エアシステム(HAC)運航の小型プロペラ航空機が地上約30メートルにまで異常接近したトラブルで、機体の高度などを指示する機器の設定変更を機長が失念し、想定と違う指示が出たのに気を取られて高度低下を招いた可能性が高いことが11日、分かった。運輸安全委員会は同日、札幌市のHAC本社に調査官を派遣し調査を開始。国土交通省東京航空局も同社に文書で厳重注意した。

 11日未明に国交省で会見したHAC幹部によると、機長は地上約200メートルまで高度を下げた後、悪天候のため着陸をやり直そうと再度上昇を試みたが、機体の姿勢や高度を指示する「フライトディレクター」の設定高度を1200メートルに変更するのを忘れ、230メートルまで上昇した際に「高度維持」の表示が出た。

 機長は会社側の聴取に「(想定外の表示で)計器の不具合だと思った」などと説明。動揺して操縦桿(かん)を引く力が甘くなるなどした可能性もあり、機首が下がって高度が急激に低下、対地接近警報装置が作動したとみられる。

 また、国交省へ最初にトラブル報告をした際に異常接近の事実を伝えなかったことについてHAC幹部は「ほぼ(事実を)把握していたが詳しい確認を優先させてしまった。認識が甘かった」などと謝罪した。


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011061100244
報告遅れでHACに厳重注意=プロペラ機地上接近で国交省
 北海道の奥尻空港付近で北海道エアシステム(HAC)のプロペラ機が地表約30メートルまで異常接近したトラブルで、国土交通省東京航空局は11日、報告が遅れた上、トラブル後も安全性の確認が不十分なまま同機の使用を続けたとして、HACに対し文書で厳重注意する行政指導をした。
 同局は近く札幌市のHAC本社に2日間程度の日程で立ち入り検査に入る。
 同局によると、トラブルは4日に発生した。機長は「対地接近警報が鳴り回避操作をした」と同社の運航部長に報告したが、地表への異常接近については述べなかった。
 同社は7日、最接近高度を把握したが、国交省への報告は10日未明だった。同社は報告の遅れについて「データの解析に時間がかかった」としている。
 また、同機は回避操作でエンジンや機体に損傷が生じた可能性があったが、HACは4日から9日にかけ計34便の運航に使用した。(2011/06/11-18:40)

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3005チバQ:2011/06/11(土) 20:12:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061001001037.html
成田にビジネス機専用ターミナル 駐機スポットも増設
2011年6月10日 20時55分

 国土交通省は10日、海外の大企業トップらが利用するビジネスジェット機の受け入れを拡大するため、本年度中に成田空港に専用ターミナルを完成させると発表した。現在15あるビジネス機の駐機スポットも今年11月から18に増やす。空港関係者や有識者らでつくる推進委員会の中間報告に盛り込んだ。

 ビジネス機誘致は国際競争力の強化や経済成長につながると期待されているが、国内では専用施設が少なく利便性の改善が課題となっている。

 日本航空が経営再建の一環で返還したターミナルの建物を成田空港会社が改修し、税関や入国管理などの手続きも行えるようにする。

 今秋ごろからは、ビジネス機の利用者向けに発着枠や駐機場の空き状況を確認できるホームページを開設する。

 推進委は今後、中部空港や地方空港へのビジネス機の乗り入れ推進などを議論する。

(共同)

3006荷主研究者:2011/06/11(土) 22:00:48

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110602/CK2011060202000126.html
2011年6月2日 中日新聞
松本空港、最低降下高度引き下げ 「欠航しない空港」に

 県営松本空港(松本市)は2日、航空機が着陸できるかを最終判断する「最低降下高度」を、326メートルから128メートルに引き下げる。悪天候による欠航や目的地変更の減少が見込まれ、フジドリームエアラインズ(FDA)定期便の就航率向上が期待される。

 松本空港は、滑走路付近に設けた無線標識を頼りにパイロットが機体の位置を調整する「VOR」方式を採用しており、視界を遮る雲や降雪が着陸可否に直結する。周囲を山に囲まれ、高度250メートル付近に雲がかかりやすい地形のため326メートルの高度では着陸を判断できずに欠航となることがあり、開港当初からの課題だった。

 国土交通省は2006年、滑走路への進入方式を定めた全国一律の基準を改正、各空港の実情に沿った基準を設定できるよう見直しを進めている。松本空港は昨年、VOR機器を更新したことを機に降下高度の再設定を認められた。

 FDAによると、定期便の年間就航率は97・9%で、日本航空時代の96・4%(06〜09年)を上回っている。同社は今回の改善で「欠航しない空港」との認識をさらに広め、ビジネス用途などの乗客増に結び付けたい考えだ。 (杉浦正至)

3007荷主研究者:2011/06/11(土) 22:01:24

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110605/CK2011060502000110.html
2011年6月5日 中日新聞
松本空港、利用率上昇いつ FDA就航1周年

FDAが就航して1周年。利用率向上が依然として課題だ=県営松本空港で

 フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が、撤退した日本航空の2路線を引き継いで県営松本空港に就航してから1年が経過した。定期便ゼロの危機からは脱したものの、東日本大震災の影響による観光需要の落ち込みも加わって利用率は低迷し、楽観が許されない状況が依然続いている。

 「夏場は涼しい信州へぜひお越しいただきたい」

 「FDAを利用し、博多祇園山笠に来てください」

 福岡県庁で2日に行われた阿部守一知事と小川洋知事の懇談は、相互に訪問を促すやりとりで始まった。

 長野県はFDA就航1周年に合わせ、阿部知事らによるトップセールスを福岡市内で展開。福岡線の利用率は30〜50%台と低迷が続くため「一人でも多く利用を」と売り込みに精を出した。

 しかし、福岡市内の旅行会社幹部は「長野県は小規模な宿泊施設が多く、パック旅行商品を売り出しにくい」と観光客受け入れのインフラが弱いと指摘する。「九州では長野県が観光地としてあまり認知されていない」(県観光部)こともあり、利用増への道は険しい。

 一方、札幌線の利用率は昨年8月に87・4%を記録するなど堅調だが、多くは県内発の利用で、北海道からの集客を増やせるかが鍵を握る。

 JTB北海道(札幌市)は「北海道は京都や沖縄に人気が集中する。長野県は温泉やスキーなどの観光資源が道内と重複しており、観光地としての人気はそう高くない」と明かす。

 県は利用促進策として、松本空港を利用するツアーを販売した旅行会社への助成金や、搭乗客を対象に抽選で名産品などが当たるサービスを展開しているが、ほとんど知られていないのが実情。県幹部は「周知が不足しているかもしれない」と認める。

 好材料に乏しい中で、関係者は2日から実施された「最低降下高度」の見直しに期待を寄せる。航空機を着陸させるかどうかを最終判断する高度が326メートルから128メートルに引き下げられ、欠航が減るとみられるからだ。

 安定運航はスケジュールに追われるビジネス客や行楽地を巡る観光客に好感を与え、国際チャーター便の誘致にも有利となる。

 県が2008年から2年間設置した「信州まつもと空港活性化研究会」のメンバーで、航空アナリストの杉浦一機さんは「松本空港の場合、地域一丸で盛り上げようという機運が乏しいように感じる」と厳しい見方。

 そしてこう提言する。「立地条件の不利はどうしようもないこと。長年の懸案となっている運用時間の延長などを行い、少しでも使い勝手の良い空港に改善していく努力が必要だ」

 (小松田健一、出来田敬司、妹尾聡太)

◇県営松本空港をめぐる主な動き

1965年7月 開港
 66年8月 松本−大阪間で観光臨時便運航
   10月 松本−大阪間で不定期便運航
 82年3月 大阪便が定期便化(1日1便)
 94年7月 滑走路拡張でジェット化。大阪、福岡、札幌線が運航。定期便は計6路線の時期も
2000年10月 利用低迷で活性化検討委員会設置
 04年7月 愛称を「信州まつもと空港」に
 05年3月 初の国際チャーター便(香港)が乗り入れ
 07年4月 利用者300万人突破
 10年6月 FDAが日本航空の札幌、福岡線を引き継いで就航。大阪線は廃止。冬ダイヤ(10年10月末〜今年3月)では静岡線を運航

3008チバQ:2011/06/15(水) 22:51:13
http://airportnews.jp/headline/720/
日本・ベトナム、航空協議合意で羽田路線枠−成田路線は自由化へ

 国土交通省は6月10日、日本とベトナムによる航空自由化「オープンスカイ」の実現を目指す協議が合意し、羽田空港の発着枠などの設定を認めたと発表した。

 今回の合意により深夜早朝時間帯における羽田空港とベトナムを結ぶ路線の枠組み、2012年夏季の成田路線の増便、2013年夏季に予定される成田空港の発着枠27万回化のタイミングでの成田空港関連路線の両国間輸送の自由化、すでに自由化されている首都圏空港以外の空港からの輸送における「以遠権」の自由化などが認められた。

 羽田空港からの新路線については現在使用されていない他路線の発着枠を有効活用するかたちで実現する。「以遠権」の自由化では、相手国で旅客・貨物を載せ自国を経由して第三国へ輸送する路線設定などが可能になる。

 日本とベトナムの間には、双方の航空会社3社合計で週に67便を運航する(2011年夏季スケジュール)。旅客の輸送実績は89万人(2010年)。

http://airportnews.jp/headline/705/
日本・香港、一部航空自由化に合意−2013年夏以降の成田路線
国土交通省は5月20日、日本と香港の航空当局による航空協議で、2地域間の航空自由化が一部合意したと発表した。

 同協議は首都圏空港を含めた航空自由化「オープンスカイ」の実現を目指す交渉の一環。今回の合意により、2013年夏季に予定されている成田国際空港の発着枠27万回化を機に、同空港関連路線による日本〜香港間の輸送の自由化が実現する。同年夏季以前における増便の一部前倒し実施の可能性についても認めた。これにより成田空港と香港間の航空便を原則航空会社が自由に設定できるようになる。

 日本と香港の間には、双方の航空会社8社が週に232便を運航する(2011年夏季スケジュール、旅客便と貨物便の合計)。旅客の輸送実績は333万人(2010年)。

3009チバQ:2011/06/15(水) 22:53:56
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY201106140682.html
国交省天下り先、解散へ 操縦士養成、航空各社から会費2011年6月15日3時4分

 旅客機のパイロット養成に関わる国土交通省所管の公益法人が、近く解散することが分かった。日本航空など航空5社からの会費で運営され、国交省OBの役員が多額の報酬を得ていた。航空業界の競争が激化する中、「天下りを養うためだけの法人」(大手航空会社関係者)を支えきれなくなった。

 この法人は航空機操縦士養成振興協会(航操振、東京都中央区)。1986年に設立され、常勤役員は国交省航空局OBの専務理事1人だけだ。ほぼすべての事業は、パイロットを養成する航空大学校に関係するもので、訓練用の小型機を無償提供。09年度には5億9千万円の会費のうち、事業費約5億5千万円を訓練機のリース代や整備費、専務理事の報酬(1500万円)に支出し、残りは職員の給与や退職金、事務所の賃料に充てていた。

 航空大は宮崎の本校のほか、仙台、帯広の両分校がある。航操振は地方事務所(現在は廃止)を宮崎本校と仙台分校に置くなど、航空大と一体で運営されてきた。航空会社側からは「民間で言えばトンネル法人だ」との指摘もあった。

3010チバQ:2011/06/17(金) 22:41:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110617/biz11061709450010-n1.htm
空港選べる航空券、狙う年750万人 スターフライヤー、福岡−羽田参入
2011.6.17 09:41

スターフライヤーが開催した体験搭乗会に参加した家族連れ。シートは全て革張りだ=15日午後(小路克明撮影)
 北九州空港を本拠地とするスターフライヤーが7月1日、年間利用者750万人という国内屈指のドル箱路線の福岡−羽田線に参入する。片道の最安値が1万1300円という低価格のほか、座席間隔を広げた快適性、北九州、福岡のどちらの空港でも利用できる「マルチエアポートチケット」などを武器に利用客獲得を目指す。

 「やっと福岡空港に着陸することができました」。福岡空港で15日に開いた体験搭乗会の席上、同社の米原慎一社長は感慨深げにあいさつした。

 スター社の福岡−羽田線は1日5往復。正規運賃(片道)は3万2770円と、同じ路線の全日空・日本航空の3万6870円、スカイマーク1万9800円の間に設定した。

 さらにスター社は搭乗28日前までの予約による最安値は1万1300円。前日予約でも1万8千円とし、スカイマークの同種料金1万5800円(7月1日〜同14日の最安値)に迫る。

 使用機体はエアバスのA320型機。他社では170人乗りとしている機体だが、150人乗りとして座席の間隔を広げた。ビジネス客を重視し、重厚感漂う革張りの座席には、携帯電話やパソコン用の電源も設置した。

 スター社は、平成18年に24時間空港である北九州空港を拠点に就航。深夜・早朝便が好調な北九州−羽田線(1日12往復)の搭乗率は70%前後となっている。サービス産業生産性協議会の日本版顧客満足度指数で航空業界1位にも輝いた。

 ただ、北九州−羽田の年間利用者は、全航空会社を合計しても約100万人で、福岡−羽田への参入は業績伸展の面からも悲願だった。

 米原社長は「福岡−羽田線の750万人のうち25〜30%は、利用する航空会社を決めていない浮動層。利用時間に応じて北九州・福岡どちらの空港でも乗り降りできるチケットなど、他社にないサービスでこの浮動層を取り込み、70%を超える搭乗率を目指している」とそろばんをはじく。

 さらに「基幹路線参入による収益力向上で、株式公開やネットワーク拡大を進める」という。スター社では福岡−羽田線の増便をにらむとともに、来年7月開設の北九州−釜山線に続く国際定期路線や、南九州の空港発着の路線なども検討している。

3011チバQ:2011/06/17(金) 23:00:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110617-00000072-jij-soci
大韓航空のA380が就航=「空飛ぶホテル」1日1往復―成田
時事通信 6月17日(金)15時27分配信

 大韓航空が運航するエアバスA380型機の初便が17日、成田空港に降り立った。旅客機としては世界最大で「空飛ぶホテル」とも呼ばれる同型機。空港では、初めての到着機に消防車で放水して就航を歓迎した。
 同社のA380型機は仁川(ソウル)―成田を1日1往復する。座席数は同型機としては世界最少の407席で、客室内のゆったりした空間が特長という。成田発着便の同型機就航はシンガポール航空、ルフトハンザ航空、エールフランス航空に次いで4例目だが、現在も就航中の航空会社は大韓航空以外ではルフトハンザだけだ。

3012杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/06/18(土) 22:55:09
上海経由で香港へ行ってみたいけど、さすがに日帰りは無理か・・・・・(爆

「飛行機体操」に「機内販売」…茨城−上海片道5000円、ウワサの「春秋航空」機内では?!
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110618/trd11061807000003-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
2011.6.18 07:00

 昨年、茨城空港(茨城県小美玉市)に就航した中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空は最安値で片道4000円の格安チケットが大きな話題となった。茨城空港が開港1周年を迎えた3月11日に発生した東日本大震災は、増便を計画するなど好調だった春秋航空の戦略にも大きな影響を与えている。茨城−上海の片道5000円の格安チケットで上海に向かった。 (水戸支局 西川博明)

 今月1日の茨城空港。スカイマークの札幌便が1日2往復に増便され、記念セレモニーが開かれているターミナルビルの一角で、春秋航空の搭乗受付カウンターもにぎわいをみせていた。
 「でも、震災前に比べたら、お客さまはまだまだ少ないですよ…」。片道5000円のチケットを手に入れ、行列に並んでいた記者の問いかけに、搭乗案内した女性スタッフが漏らした。
 同社茨城支社によると、東日本大震災前の茨城−上海便は搭乗率9割前後と好調に推移。震災後は一時6割台に落ち込んだ。福島第1原発事故の影響で、特に中国人団体旅行客が減ったことが大きな理由という。
 だが、この日の機内は若干の空席が目立つ程度。中国語が飛び交い、活気に満ちていた。乗客180人乗りエアバスA320型機の機内での約3時間、いろいろな“驚き”を感じた。

 まず、席に座ろうとすると、中国人3人組が声をかけてきた。「友人と一緒に座りたい。席を替えてほしい」。急な申し出に若干、戸惑ったが、断る理由もなく、「どうぞ」と譲った。
 座席シートは中央の通路を挟み、左右にそれぞれ3人掛け。LCCのエコノミー席は当然「狭い」と、あまり期待していなかったが…。通路側の席に座ってみると、それほど気にならない。
 機内で乗客らがフライトを楽しむ光景はさまざまだ。隣の乗客とおしゃべりを楽しむ人、携帯音楽プレーヤーで音楽を聴く人、機内に持ち込んだ洋菓子を食べる人…。印象に残ったのは、前の座席を枕代わりに頭をくっつけて眠る人が多いことだ。

 LCCには無料の飲料、機内食や映画、音楽を楽しむエンタテイメントはない。そのため、逆に春秋名物となったものもある。
 まず、有料で機内食や飲料、お土産を売る「機内販売」だ。客室乗務員が日本の新幹線のようにワゴンを押して販売する。試しに「食事と飲料を」と思い、片言の中国語で「多(ドゥオ)少(シャオ)銭(チエン)(いくらですか)」と聞き、支払おうとしたが、「日(リー)元(ユェン)不(ブー)能(ノン)使(シー)用(ヨン)(日本円は使えませんよ)」。現金の一部をあらかじめ中国元に両替しておく必要があることをこの時点で初めて知った。
 また、噂の「飛行機体操」を実体験。上海到着まで残り数十分となり、客室乗務員らが「一(イー)、二(アル)、三(サン)、四(スー)…」というかけ声で、手や腕を回し始めた。エコノミー席での疲れをとってもらう狙いがあるという。乗客らも一斉に体操を始めた。
 一方、震災の影響も色濃く感じた。隣に座っていた神奈川県在住の中国人女性は、電車やバスを乗り継ぎ、茨城空港経由で初めて出身地の福建省へ向かうという。「安いので、何回でも帰省できそう」とうれしそうに話す一方、「(原発事故で)家族が帰ってこいとうるさい。でも、中国へ帰る航空チケットが高くなり、今まで帰れなかった」と話した。原発事故発生後、中国人が一斉に日本脱出を図っている状況が続いている。

3013チバQ:2011/06/19(日) 17:41:39
http://www.j-cast.com/2011/06/19098331.html
航空各社が続々国際線値下げ 夏の海外旅行6月中の予約がお得
2011/6/19 13:30

夏休みを前に、航空各社が続々と国際線の値下げを打ち出している。背景には、東日本大震災の影響で激減した海外からの旅行者数を、日本発の乗客で埋め合わせたいという狙いもあるようだ。

引き下げが相次いでいるのが、「PEX」と呼ばれる、各社が出している正規割引運賃。震災前に夏場の運賃をすでに申請していたが、震災後、さらに安い料金を設定している。

外国人観光客の激減が運賃に反映

6月中に予約するとお得な運賃が続々と発表されている 例えば全日空(ANA)は2011年5月26日、土曜日に目的地に滞在する際に適用され、6月の期間限定で販売される運賃「エコ割サマースペシャル」を発表。平日に出発した場合、最も安い場合で東京-ロサンゼルスで往復5万6400円、東京-シンガポールで2万9400円に設定した。通常のPEX運賃と比べると、ロサンゼルス線で2万5000円〜5万8000円、シンガポール線も1万6000円〜3万4000円割安になっている。

日本航空も、これに追随する形で、同様の条件の運賃「JALエコノミースペシャル」を設定。東京-ホノルルで往復3万2000円、シンガポールやクアラルンプール線は往復2万6000円という具合だ。

国際線の運賃は政府による認可制で、この運賃の申請が行われたとみられるのが5月の大型連休前後。運賃設定の背景には、震災後の外国人観光客の激減がある。日本政府観光局が5月19日に発表した訪日外国人に数は、前年同月比62.5%減の29万5800人。地域別に見ると、東アジアの落ち込みが特に激しく、香港が87.6%、シンガポールが82.6%、台湾が67.4%、韓国が66.4%と「壊滅状態」に近い。

JAL広報部では

「震災直後の需要低迷を受け、早期に夏場の消費行動の持ち直しを狙った」
と話す。震災で落ち込んだ分の需要を、急いで値下げしてすることで埋め合わせようという狙いのようだ。

4月が底で6月から需要が上向き
ただし、これと前後する形で、韓国や台湾の当局が日本観光に対する安全宣言を出すなどして、状況は変わりつつある。例えばJALは5月18日の会見で、「4月がボトム(底打ち)」だとして、これまで減便していた国際線路線の大半を6月24日から復便していくことを発表している。

また、今年の夏は、節電で工場の稼働が止まる分だけ休暇が長くなって旅行に行きやすくなる上、節電ムードから逃れるための「疎開」が進むとの見方もあり、さらに需要が回復する可能性もある。

ただし、6月分の値下げは「震災直後の応急措置」という面もあるようで、需要が回復した分、7月以降は値上げに転じる可能性もある。

航空各社は

「あらゆる面でマーケットの動向を見ながら、需要喚起を行っていきたい」(ANA広報室)
「JALの取り組みが日本経済活性化の一助になればと考えている。特にハワイ線は現地無料体験プログラムなどをメニューとした『わくわくアロハ計画』キャンペーンを実施し、夏の家族旅行計画を誘発したい」(JAL広報部)
と話している。

3014チバQ:2011/06/19(日) 19:32:56
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/299827.html
「HAC路線網見直しを」 道銀頭取、機材への負荷を問題視(06/18 10:11)
 北海道エアシステム(HAC)機の異常降下問題で、同社に出資している北海道銀行の堰八(せきはち)義博頭取は17日、「安全対策を最優先に態勢を再構築してほしい。現行の整備体制や路線網の見直しも必要になるだろう」と述べた。採算性の低い路線の休止を含む事業計画の大幅変更を求めていく考えを明らかにした。

 道銀はHACへの4・7%出資に加え、非常勤取締役を派遣している。国土交通省への報告遅れなどで厳重注意を受けたことには「現場と本社との間での連絡体制や危機対応が不十分だった」との認識を示した。

 事業計画については「現在のダイヤで(機材や乗員に)負荷がかかっているのではないか」と指摘。「安全を優先する上で運航路線網も見直す点がある」と、路線縮小の可能性にも言及した。

<北海道新聞6月18日朝刊掲載>

3016チバQ:2011/06/20(月) 18:35:52
 それでも韓国の航空会社が参入する背景には「長期的には利用者の増加が見込める成田空港の発着枠を確保するため」(ツーリズム・マーケティング研究所=東京・中央)との見方がある。昨年は訪日観光客が約5割増加した。

 航空業界には、配分された発着枠を80%以上使用しない場合には翌年の枠の優先権が与えられない「U/Lルール」という決まりがある。国土交通省は4月、震災で渡航者が激減したためU/Lルールの運用を10月下旬まで停止することを決めた。そのため、韓国の航空会社は就航後に観光客が激減した場合に減便や欠航をしても翌年の発着枠を失う可能性は低く、それが就航に動く判断につながったとの見方もある。

(商品部 中村亮)


国際航空券の店頭価格(単位千円) ▽東京発
(成田発着の往復、大人、エコノミークラス、
単位千円、約1カ月後の出発便、4〜30日FIX) 6月中旬 4月中旬
ロサンゼルス 44〜134.4 29.8〜68
ニューヨーク 50〜151.4 35〜70
ロンドン 62〜190 48〜57.4
パリ 50〜190 48〜60
ホノルル 52.8〜121 55〜60
シドニー 30.2〜112 42〜68
ソウル 30.2〜57 17.3〜30.8
上海 33〜99 25.8〜45.4
北京 27〜99 21.8〜36.5
香港 28.5〜72 21.4〜29.2
バンコク 22〜109 27.7〜33.8
マニラ 31〜94 27.7〜33.8

3017チバQ:2011/06/20(月) 22:50:04
http://www.asahi.com/business/update/0619/TKY201106190407.html
羽田、国際線ターミナル増設へ 受け入れ能力を倍増2011年6月20日5時1分
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 国土交通省は、昨秋に開業した羽田空港の新国際線ターミナルを拡張する。2013年度に国際線の年間発着枠が9万回に増えることに備え、新棟を建設。搭乗ゲートなどの受け入れ能力を倍増させる方向だ。

 今週にも大畠章宏国交相が正式発表する。新棟は現在の国際線ターミナルの北側に建設し、既存棟とL字形につなげる計画。民間資金を活用するPFI事業で進め、早ければ今年度中の着工をめざす。固定搭乗ゲート(現在10カ所)をほぼ倍増させ、総工費は1千億円規模に上る見込みだ。
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3018チバQ:2011/06/21(火) 19:41:24
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110621ddlk23020250000c.html
あいち・リポート:中部空港VS県営空港 岩手・花巻路線で旅客争奪戦 /愛知

花巻行きチャーター便を利用するため搭乗ゲートを通る乗客ら=中部国際空港で2011年5月13日撮影 ◇ビジネス需要狙い
 旅客数低迷に悩む中部国際空港(川上博社長)が、旅客争奪戦に直面している。その原因は県営名古屋空港を拠点とする地域航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)。FDAは5月中旬、中部空港が路線開設を希望する岩手県・花巻空港へ定期便を就航させた。東北には東海地方の企業が多数進出しており、中部空港にとっては有望なビジネス需要を取りこぼしかねない事態だ。

 「東北にはセントラル自動車、関東自動車の関連工場があり、経済的な人のつながりがある」。5月21日に名古屋空港で開かれた、FDAの初便を見送る記念式典で、大村秀章知事は声を弾ませた。居並ぶのは春日井市などの地元首長や議会、経済界の代表ら。「この便がさらに大きく育ってほしい」。意気揚々と大村知事は紅白のテープにハサミを入れた。

 10年5月の日本航空撤退以来、県にとっては花巻路線の再開が宿願だった。大村知事は、この日の祝辞を自ら作成した。「それだけFDAへの強い期待が込められている」と県幹部は解説する。受け入れる側の岩手県でも事情は同じで、「搭乗率上昇のために協力は惜しまない」(岩手県空港課)と話す。

 日航の中部−花巻便は09年度に約10万人の利用があったが、搭乗率は48・5%と低迷。その原因を、需要に合致しない機材(150席級)を投入したためとみる関係者は多い。

 FDAは80席級に小型化し、運航効率のアップを狙う。採算ラインは搭乗率65%だ。

 これに対し、中部空港が期待を寄せるのが全日空による定期便就航だ。全日空は5月13〜23日に小型機による中部発のチャーター計8便を運航。同社としては初めて、花巻空港に乗り入れた。全日空名古屋支店によると、搭乗率は69%(計1408人)。「目標はほぼ達成できた」(総務部)として、定期路線化に向けた社内協議を続ける方針だ。

 ただ、課題も多い。花巻空港には全日空の施設がないため、定期化には新たな人員配置や設備投資が必要となる。また、運航効率の高い小型機の国内需要は増しており、機材配備は容易ではない。FDAとの競合も予想され、収益を圧迫しかねない。

 中部空港は11年3月期連結決算で、3期ぶりの最終黒字(10億円)に転じた。だが、設備投資58%減などのコスト削減や、免税店の売り上げなどの商業事業が奏功したためで、肝心の航空事業の売上高は減少。旅客数と発着回数の減少にも歯止めがかからなかった。そのため、新規路線の開拓は喫緊の課題となっている。

 FDAの路線について、国土交通省は「東日本大震災の復興に対応するための一時的措置で、1年限定」との要請をしている。しかし、FDAは運航を継続させる方針で、夏には名古屋−青森便の就航も予定している。これに対し、中部空港の川上博社長は「名古屋空港とは役割分担をしていくが、花巻と青森は別の議論だ。できるだけ早く、全日空に定期便を就航してもらいたい」と全面的に受けて立つ構えをみせている。【高橋昌紀】

3019チバQ:2011/06/21(火) 19:44:55
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110621/bsd1106210502003-n1.htm
首都圏にも「空の自由化」 海外LCC続々参入で顧客争奪戦激化 (1/4ページ)
2011.6.21 05:00


 2国間の航空規制を取り除く航空自由化(オープンスカイ)の動きが本格化してきた。国土交通省は先月から今月にかけ香港とベトナムの航空当局とオープンスカイ協定の対象に成田空港を加えることで合意した。これにより海外格安航空会社(LCC)の参入が相次ぎ、航空会社間の競争が激化するのは必至。迎え撃つ全日本空輸と日本航空は欧米航空大手との共同事業に乗り出すなどの戦略に打って出た。空港会社の誘致合戦も熱を帯びそうで、生き残りをかけた顧客争奪戦が激しさを増しそうだ。

 23日にエア・プサン、続いて7月1日にはイースター航空と韓国のLCC2社が相次いで成田空港に乗り入れる。エア・プサンは成田−釜山線で往復1万9900円から、イースターは成田−仁川線で往復約1万5000円からという安さだ。昨年12月に国交省が韓国の当局とオープンスカイの対象に成田を加えることで合意したことに伴う動きだ。

 成田がオープンスカイの対象になるのは年間発着回数が現在の22万回から27万回に引き上げられる2013年夏でアジア諸国のLCCをはじめとしてさらなる新規参入が見込まれ、運賃値下げ競争が激化することは必至。

 国交省は世界的な自由化の潮流を受け、07年8月に韓国と協定を結んだのを手始めに、10年3月までにタイ、香港、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどと締結。ただ、この段階の協定は首都圏空港は対象外で、十分とはいえなかった。

 空港間の誘致合戦も激化

 しかし昨年10月、首都圏空港の発着枠拡大に伴い、国交省は本格的なオープンスカイの推進に舵を切った。首都圏空港を含む第1号として日米間で協定を締結。その後、韓国、香港、ベトナムなどとも成田を対象に加えることで合意した。

 オープンスカイの拡大で2国間の路線、便数、運賃などを民間会社が自由に決められ、経営の効率化が進むと見込まれる一方で、国内の航空会社は激しい競争にさらされる。アジアを中心にLCCがなだれ込んでくるためだ。実際、これまでに韓国のチェジュ航空、マレーシアのエアアジアXが日本に乗り入れている。

 「“親方日の丸”体質でぬるま湯に漬かっていた」(業界関係者)日本の航空関連業界は生き残ることができるのか。

 海外との連携カギ

 鍵を握るのが、もう一つの自由化である海外との連携だ。全日空は今月1日、独ルフトハンザ・ドイツ航空との日欧間での共同事業について、国交省から独占禁止法の適用除外(ATI)の認可を受けた。10月以降をめどに共通運賃や共同販売に乗り出し、来年4月からはダイヤ調整にも踏み切る。

 両社は航空連合「スターアライアンス」のメンバー。全日空はすでに別のメンバーである米大手のユナイテッド航空、コンチネンタル航空との共同事業について日米両国政府からATIの認可を得て、4月からアジアと米国を結ぶ太平洋路線について共同事業を始めている。

3020チバQ:2011/06/21(火) 19:45:26
 「日欧アジアの三極体制ができる。アジアはわれわれが任された」。全日空の担当者は、欧米からの利用客をアジア各地に運ぶネットワークという武器を得たことに自信を示した。

 対する日航も、4月から航空連合「ワンワールド」にともに加盟する米アメリカン航空と共同事業に乗り出したほか、欧州の航空会社との間でも共同事業を模索する。相手先は英大手ブリティッシュエアウェイズが有力視されている。

国内勢も対抗姿勢

 LCCを設立して対抗する動きも出ている。全日空が出資する「ピーチアビエーション」は国内初のLCCとして関空を拠点に、12年5月に韓国(仁川空港)便の就航を計画している。

 オープンスカイに伴う競争は空港にも及ぶ。航空会社が空港を選べることから、空港間での航空会社の誘致合戦も激化。成田や羽田などはシンガポールのチャンギ空港や韓国の仁川空港などアジアの国際ハブ空港と“覇権”を争うことになる。特に成田の年間発着枠は30万回まで増加する予定だ。関空や中部空港から成田にシフトする可能性は高いだけに、競争力の強化が求められる。激しい国際競争にさらされる航空会社、空港会社ともこれまで以上に経営体力をつけないと生き残りは難しくなりそうだ。(中村智隆)

3021チバQ:2011/06/21(火) 22:50:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000005-fsi-bus_all
競争力強化へ利便性向上 羽田・成田空港で国際線ターミナル増強
フジサンケイ ビジネスアイ 6月21日(火)8時15分配信

 国土交通省が首都圏空港の能力増強に乗り出す。2013年度をめどに、昨秋に国際定期便の運用を再開した羽田空港の新国際線旅客ターミナルを拡張する。また成田空港では今年度中に企業や個人が商談などのために使うビジネスジェット機の専用ターミナルを完成させる。

 羽田空港では13年度に国際線の年間発着枠が現在の6万回から9万回に増える。これに合わせ、現在の国際線ターミナルの北側に新棟を建設し、混雑緩和を図る。新棟の整備は民間資金を活用する「PFI方式」で進め、現在のターミナルとL字型につなげることを検討。搭乗口は現在の10カ所から20カ所程度に倍増させる。総工費は1000億円超に上る見込み。発着枠拡大に間に合わせるため、今年度の着工を目指すとみられる。

 羽田空港は昨年10月、32年ぶりに国際定期便の運航を再開。これに伴い、発着枠6万回、年間利用者700万人に対応する国際線ターミナルを新設した。ただ昨年5月の国交省の成長戦略会議で発着枠を9万回まで増やす方針が示され、当初から拡張が不可欠とみられていた。

 一方、成田空港ではビジネス機の受け入れ拡大を進める。専用のターミナルを設置するほか、現在15ある駐機場も11月から18に増やす。日本航空が返還したターミナルの建物を成田空港会社が改修し、税関や入国管理などの手続きも行えるようにする。

 また今秋ごろからは、ビジネス機の利用者向けに発着枠や駐機場の空き状況を確認できるホームページも開設する。

 ビジネス機誘致は国際競争力の強化や経済成長につながると期待されているが、国内では専用施設が少なく利便性の改善が課題となっていた。

3022チバQ:2011/06/21(火) 22:50:37
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110615/bsd1106151939013-n1.htm
ボーイング787、7月5日に羽田−伊丹を往復 関空、岡山、広島も2011.6.15 19:35

全日空が導入する最新鋭中型機ボーイング787(全日空提供)【拡大】
 全日本空輸は15日、世界で最初に導入する米ボーイングの最新鋭中型旅客機787について、日本国内でのテスト機の飛行スケジュールを発表した。テスト機は7月3日に米国から羽田空港に到着後、5日に羽田−伊丹間を往復。羽田から6日には関西空港、7日に岡山と広島の両空港との間を往復する。9日には米シアトルに向けて戻る。

 787が日本に飛来するのは、給油作業や整備訓練など、各空港で就航に向けた検証を行うのが目的。検証の後、全日空は8〜9月に1号機を受け取り、約1カ月後に国内線で運航を開始する。

 787は燃費効率を従来機に比べて約20%高めたのが最大の特長。燃料費の高騰が続き、燃費の悪い大型機から中小型機へのシフトが進む中で大きな期待を集めている。当初は2008年の導入を予定していたが、トラブルなどで納入が大幅に遅れていた。今回の検証で、引き渡しに向けた準備は最終段階に入る。

3023チバQ:2011/06/21(火) 22:51:16
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110616/bsd1106160502003-n1.htm
航空3社、新型機「B787」「A380」導入で顧客争奪戦 (1/2ページ)2011.6.16 05:00
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全日空が導入する最新鋭中型機ボーイング787(全日空提供)【拡大】
 新型旅客機の導入をめぐり、国内航空各社の戦略が新たな局面に入っている。全日本空輸は9月にも、米ボーイングが開発中の最新鋭中型旅客機787を世界で初めて導入し、国内線から運航を開始する。日本航空は11月にも同機を国際線で就航させる計画だ。一方、スカイマークは仏エアバスの大型機「A380」を2014年度に導入し、国際線への参入を目指す。三者三様の顧客争奪戦が幕を開ける。

 全日空、来月テスト

 全日空は15日、就航に向けた給油作業や整備訓練などの検証プログラムのために日本に到着する787のテスト機の国内での飛行スケジュールを発表した。テスト機は7月3日に米シアトルから羽田空港に到着。その後、伊丹空港(5日)、関西国際空港(6日)、岡山、広島の両空港(7日)の4空港と羽田をそれぞれ往復する。

 同機は、機体に炭素繊維がベースの複合材を採用するなど燃費効率を従来比約20%高めた。航続距離が長く、中型機ながら国内線だけでなく国際線でも使える。全日空は1号機を8〜9月に受け取り、1カ月かけて飛行訓練などを行ったうえで国内線で運航を開始する予定だ。

 検証プログラムでは実際の運航を想定。中でも岡山や広島は新幹線との競合が激しく、最初はこれらの空港と羽田間で飛ばす可能性が高い。今年度中には国際線就航も目指す考えだ。同社は「従来の中型機では飛べなかった新しい路線も商機」と、国内線、国際線双方で活用し、全方位で顧客を囲い込む。

日航、国際線に投入

 これに対し、10〜12月に同機を受領する日航は、最初から国際線での就航を想定する。すでに12年4月から8年ぶりの新規路線開設となる成田−ボストン間での採用を表明。ただ、「機材を受領して1〜2カ月後には、日本からある程度の距離があり、需要もある国際線の路線で就航させる」(同社)方針で、早ければ年内にも別路線で就航する可能性もある。

 同社は経営再建を目指し、不採算路線からの撤退や機材小型化などの効率化を進めてきた。中型ながら航続距離の長い機材は「収益性を高められる」と期待。“ドル箱”の国際路線に絞って採用を進め、収益力アップを図る。

 スカイは大型機勝負

 一方、“空飛ぶホテル”と呼ばれる世界最大のA380を購入するのはスカイマーク。14年度に、成田とロンドン、ニューヨーク、フランクフルトを結ぶ3路線を開設し国際線に参入する計画だ。大半の路線で大手の半額の運賃を目指すが、「運営方法で採算はとれる」と自信満々。景気悪化や燃料費の高騰などで、効率の悪い大型機から中小型機にシフトする動きが世界的に加速するなか、国内2強とは一線を画す強気の戦略だ。

 どこに軍配が上がるか、格安航空会社の台頭で世界の空をめぐる競争が激化するなか、日本の空でも熱い競争が繰り広げられそうだ。(中村智隆)

3024チバQ:2011/06/22(水) 17:50:37
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110621/mcb1106210503014-n1.htm
高速鉄道におびえる空の便 奪われる旅客、サービス向上必至 (1/2ページ)
2011.6.21 05:00


高速鉄道時代の到来を受け、生き残りをかけた航空各社の競争が熾烈化している【拡大】
 中国では、高速鉄道が開通した途端に同じ路線の航空便が(客数減で)運航停止を迫られる例が相次いでいる。北京−上海間を約5時間で結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道(全長約1318キロ)の6月末の開通が近づき、航空便への影響が話題になっている。

 ◆北京−上海に宿敵

 本紙(中国証券報)の調査によると、同鉄道の開通に際し、多くの人が「緊急でない限り鉄道を利用する」と答えている。その理由として、鉄道の運行時間の正確性に対して航空便の遅延・キャンセル率が高いこと、移動時間に大差がないうえに高速鉄道の方が安価であることが挙げられる。

 電子機器類の使用制限がなくビジネス客向きであることや、運行面の安全性の高さ、駅までの利便性なども、鉄道を選ぶ理由になっているようだ。

 中国民航大学航空運輸経済研究所の李暁津所長によると、航空便に対する高速鉄道の影響は主に旅客の分散による航空便の旅客数の減少と、国内航空便の価格低下が挙げられる。

 北京交通大学が実施した調査によれば、(京滬鉄道の沿線各地の移動に)航空便を利用している人のうち、「現在の運行条件で航空便と高速鉄道の価格が変わらない場合、高速鉄道を選ぶ」と答えた人の比率は70%に達した。

 中国政府の鉄道中長期計画によると、高速鉄道網は2012年には全国的に普及し、経済的に発達し人口の高い都市はほぼすべてカバーされる。

 分析によると、これにより60%の航空便が影響を受け、華南、西南、東南各地域の短距離路線を中心とする中国東方航空と中国南方航空への影響が最も顕著だという。

 しかし、高速鉄道網整備の影響はマイナス面に限らない。

 清華大学工業工程学部の蔡臨寧主任は「高速鉄道が十分に整備されれば、航空産業の発展基盤になる」という。

 ◆変化適応し好機に

 現在の航空輸送は直行便が中心で、旅客は北京、上海、広州の3大都市空港に集中し、乗継客は少ないが、高速鉄道が整備されれば乗継客の大幅増が期待できる。

 蔡主任は「高速鉄道の時代はすでに到来している。航空会社に必要なのは、業務を調整して旅客の移動方式の変化に対応するかを考えることだ」と強調する。

 たとえば晋京列車(北京−山西)が開通した09年、中国東方航空の山西省太原−北京便の搭乗率はそれまでの85%から49%に下落。これに対して同社はターミナルでの待ち時間を10分間に短縮し、電話でチェックイン予約を受け付け、50分かかっていた搭乗までの時間を20分に短縮するなどの対策を実施した。

 国家発展改革委員会総合輸送研究所の汪鳴副所長は「高速鉄道の登場で、航空各社の競争力強化とサービス向上が進むだろう。1〜2年先ではなく、5〜10年の長いスパンで影響を見極める必要がある。いずれにせよ消費者には良いことだ」と語った。(中国証券報=中国新聞社)

3025チバQ:2011/06/22(水) 17:51:50
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201106220257.html
北京新空港、年内に着工 2017年の開港目指す
2011年6月22日14時14分
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 北京市大興区に建設予定の首都第2空港(北京新空港)の完成時期に注目が集まる中、メディアの間では2015年説、2016年説、2040年説とさまざまな憶測が飛び交っていた。中国聯合航空(CUA)の姚維輝総支配人は20日、年内にも着工し2017年10月の竣工・開港を目指すことが中国民間航空局の新空港建設指揮部内部の計画で明らかになった、と語った。中国紙「新京報」が伝えた。

 姚氏によると、首都第2空港には今のところ、民間航空が使用する滑走路8本と軍が使用する滑走路1本の計9本が建設される計画で、完成後南苑空港は閉鎖されるという。

 首都第2空港は今年初めに大興区での建設が確定した。狙いはまさに首都空港の負担を軽減することにある。あるデータでは、首都空港の利用者は今年、延べ8千万人を超えるとみられる。空港関係者によると、首都第2空港の第1期工事では延べ4千万人の旅客量を想定しているという。

 「第2空港が完成するまでは、南苑空港の拡張により、首都空港の負担を少しずつ軽減することが可能」と姚氏。中国聯合航空は南苑空港の拡張プロジェクトに3億元(約37億5千万円)の出資を決めている。完成すれば、南苑空港は延べ600万人の年間旅客量に対応することができ、エプロン改造後は航空機約25機の停留が可能になるという。

 首都第2空港が完成すれば、中国聯合航空は第2空港へ移転する計画。また中国南方航空集団(CZ)も首都第二空港に欧州エアバス社A380、A330などの次世代大型旅客機を投入し、向こう十年で航空機200機を北京に投ずる計画だ。

3026チバQ:2011/06/22(水) 17:52:19
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110622ddlk15020018000c.html
新潟−佐渡空路:来月にも再開へ 新日本航空が一日4往復で /新潟
 08年9月から運航が休止されていた新潟−佐渡間の空路が7月下旬にも再開される見通しとなった。新たに就航するのは新日本航空(本社・鹿児島県)の乗員・乗客10人乗り飛行機。一日4往復(冬季は3往復)の予定で、新潟空港と佐渡空港を約25分間で結ぶ。

 両空港間には旭伸航空が就航していたが、08年9月に撤退した。新日本航空は現在、国土交通省に事業計画案を申請中。許可が出れば、早ければ7月下旬から就航する見込み。

 運賃は片道大人6500円、子ども4900円に設定される見込み。新潟−佐渡間を結ぶ佐渡汽船のジェットフォイルの片道運賃6220円並み。旭伸航空の片道大人7350円より2割近く安くなる。佐渡市は同市民に対して就航から2〜3カ月間をめどに補助し、4500円とする考えだ。【磯野保】

3027チバQ:2011/06/22(水) 17:52:59
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201106220198.html
国際線争奪さらに激化 羽田新ターミナル拡張決定
2011年6月22日11時49分

 羽田空港の新国際線ターミナルの拡張が21日、正式に決まった。約1千億円を投じて設備を整え、アジアや欧米の長距離路線を充実させようとしている。とても便利になるが、周辺空港には脅威そのものだ。

■昼間の欧米便可能に

 国土交通省やターミナル会社によると、拡張するビルは2013年度の完成をめざす。固定の搭乗ゲートは今の10カ所から18カ所になり、出発ロビーも増える。客室数280程度のホテルもつくる。

 羽田は昨年10月、32年ぶりに国際定期便の運航を再開した。年間発着枠は6万回で、年700万人の利用が見込まれている。国交省は、昼間の飛行を加えることで、羽田の年間発着枠を13年度に計9万回まで引き上げる方針だ。都心に近い利便性を生かし、空港の国際競争力を高めるためだ。

 増枠後、羽田の国際線利用者は年1250万人になるとみている。施設が手狭になるため、ビルの増築を検討してきた。震災の影響で、4月の出国旅客数は前月比で3割強減ったが、国交省は、将来的な需要は高いと期待する。

 現在、羽田の国際線は昼間が韓国や中国などアジアの短距離路線に限られ、欧米線は早朝深夜しか飛べない。13年度以降は、昼間もアジアの長距離や欧米の路線を飛ばすことができる。大畠章宏国交相は21日の会見で「東京への離着陸の希望が寄せられている。中国からの要求が多い。ターミナル拡張だけでは十分でない」と述べ、羽田の滑走路増設などにも踏み込む姿勢を示した。

■成田はLCCに活路

 ただ、こうした方針は、周辺空港には死活問題だ。成田空港は格安航空会社(LCC)の専用ターミナル新設を検討し、羽田との差別化を打ち出すのに懸命だ。韓国系のLCC2社が近く、新規就航することも決まっている。アジアからの若者や観光客を取り込もうとしている。

 地方空港の場合は、差別化戦略も容易でない。茨城空港は、唯一の国際定期便のソウル便が東日本大震災後、運休したままだ。茨城県の担当者は「(羽田に客足を取られる)悪影響は避けられない。うちの発着料金は羽田の半分程度。役割分担できればいい」。

 静岡空港には3社が国際定期便で乗り入れているが、こちらも影響は避けられない。

 航空アナリストの杉浦一機氏は「羽田が国際線を強化すれば、中部空港や関西空港に乗り入れている航空会社の動向にも影響が生じる。ただ、羽田も国際線の乗り換えの利便性では成田に及ばず、欧米航空会社による長距離路線を増やすには乗り継ぎの利便性を高める必要がある」と指摘する。(湯地正裕)

3028チバQ:2011/06/22(水) 17:53:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011062202000034.html
翼広げる羽田国際 ターミナル拡張 ホテルも
2011年6月22日 朝刊

昨年10月に開業した羽田空港の新国際線旅客ターミナル=本社ヘリ「おおづる」から


 国土交通省は二十一日、昨年十月に開業した羽田空港新国際線旅客ターミナルを拡張する計画の詳細を発表した。同空港国際線の発着回数が今後増えるのに伴う措置で、増築部分は二〇一四年三月末の供用開始を予定している。

 羽田空港は昨年十月、三十二年ぶりに国際定期便発着を再開した。国交省はその際、年六万回の発着枠を割り当てたが、一三年度中に三万回増やし、計九万回とする計画。震災前の試算では、発着枠の増加によりターミナルの利用者数は年間約七百万人から千二百五十万人になる見通しで、現在のターミナル規模では対応できないとして開業前から増築の検討を進めてきた。

 計画では、現在のターミナルビルの北側にT字形にビルを増築する。搭乗ゲートは現在の十カ所から十八カ所に増やし、検査場や手荷物の受け取り場なども増設。また、深夜早朝便の利用者も多いことからホテルを新設する。ターミナルの増床面積は約六万四千五百平方メートルで、既設部分と合わせると約二十二万平方メートルになる。

 大畠章宏国交相は二十一日の会見で「世界では非常に大きな飛行場が増えている。(羽田は)この拡張だけではまだ十分ではないが、まずは現在ある機能を十二分に生かしていきたい」と述べた。

 訪日外国人旅行者数は東日本大震災後、福島第一原発事故の影響などから、五月も対前年比で半減するなど大幅な減少が続いている。外国航空会社を中心に日本路線の運航便数を減らしており、拡張に見合う訪日旅行者数の回復が当面の課題になりそうだ。

3029チバQ:2011/06/22(水) 17:54:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110621-OYT8T01150.htm
相次ぎ成田参入 韓国格安航空

流れた需要  回復に期待


23日から成田空港に新規就航するエアプサン機(エアプサン提供) 成田空港に韓国の格安航空会社(LCC)2社が相次いで就航する。23日にエアプサンが成田―釜山線を、7月1日にはイースター航空が成田―仁川(インチョン)線を開設する。昨年10月に羽田空港が再国際化、21日には国際線ターミナルの拡張も発表され、成田空港の地位低下が懸念される中、LCC参入で新たな需要を取り込むことができるのか注目される。(河合良昭)

■「安く気軽に」 成田と韓国を結ぶ路線は日米韓の2社ずつ計6社が就航しているが、LCCは初めて。エアプサン、イースター航空とも毎日1往復の予定。料金は季節や曜日などによって変わるが、エアプサン線の平日最安値は、既存の航空会社よりも4、5割安い往復1万9900円に設定。就航記念料金は往復9900円で完売した。イースター航空も就航記念料金として成田―仁川往復1万円で販売している。

 一般に海外のLCCを利用する場合、LCCのホームページで航空券を予約し、ホテルも自ら予約することが多い。これに対し、エアプサン、イースター航空とも旅行会社を通じたツアーを実現。エアプサン便を使って2泊3日で2万円からのツアーを企画しているJTBの担当者は「往復航空券、ホテル、空港からホテルまでの送迎があり、初めてLCCを利用する人にも使いやすくした」と話す。

■対抗策 東京入管成田空港支局が発表した昨年12月17日〜今年1月4日の年末年始の出入国者数は、成田が前年同期より約15万人減(11%減)なのに対して、羽田は逆に約15万人増えており、「成田の減少分が羽田に移った」(同支局)。

 成田の年間発着枠が現行の22万回から2014年度までに30万回に拡大されることを生かし、新たな需要開拓の手だての一つとして、成田国際空港会社(NAA)が期待するのがLCCの誘致だ。

 成田にはこれまでオーストラリアの1社が就航しているが、国土交通省はLCCの参入促進を掲げ、NAAも森中小三郎社長が先頭になって韓国をはじめアジアのLCCを呼び込もうとしている。

 東京工大の花岡伸也准教授(航空政策)は羽田に利用客が流れた理由について「アジアなどの短距離路線は空港までの交通手段の利便性の影響を受けやすい」と、都心へのアクセスという点で成田の分の悪さを挙げる。一方、「首都圏の需要はまだあり、LCCの安い運賃であれば対抗できる。羽田に流れた需要を戻すことが出来るのではないか」と話している。

(2011年6月22日 読売新聞)

3030チバQ:2011/06/23(木) 21:00:01
http://www.asiax.biz/news/2011/06/23-094409.php
格安航空エアアジアX、大阪など5都市就航を計画
マレーシア2011年06月23日 09:44

〈クアラルンプール〉
運輸省は長距離格安航空のエアアジアXに対して、新たな5つの路線の就航認可を与えることを決定した模様だ。


情報筋が明らかにしたところによると、新たに就航する予定の都市は▽イスタンブール▽北京▽上海▽大阪▽ジェッダ――の5都市。今年の8月以降の就航を予定しているという。これらの都市とマレーシアを結ぶ便は現在、マレーシア航空(MAS)やシンガポール航空(SIA)、カンタス航空が運航している。


情報筋によると、政府は観光収入増加のために新路線への就航の承認に前向きだという。エアアジアXはシドニー線の就航も検討しているが、当局からの承認はまだ得ていない。エアアジアXは年内に新規株式公開(IPO)を予定しており、9億〜10億リンギ(約238億〜264億円)の調達を見込んでいる。


■コタキナバル空港の使用ターミナル変更か■
コン・チョーハ運輸相は、政府がエアアジアに対してコタキナバル国際空港(KKIA)の第1ターミナルにオペレーションを移すよう要請を出したことを明らかにした。現在エアアジアは第2ターミナルで営業を行っている。第1ターミナルはエアロブリッジなど最新の設備が整っており、利用客の利便性も考慮すれば第1ターミナルでの営業が好ましいという。


エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は第1ターミナルへの移転で運営コストが増すとして第2ターミナルでの営業を続けたいとの意向を示していた。

3031チバQ:2011/06/23(木) 21:02:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000149-mailo-l27
済州航空:韓国のLCC、済州島向け“離陸” 関空発着3路線目 /大阪
毎日新聞 6月23日(木)12時39分配信

 韓国・済州(チェジュ)島を拠点にする済州航空が22日、関西国際空港−済州線を開設した。同社の関西空港発着路線は仁川(インチョン)、金浦(キンポ)に次いで3路線目。国土交通省や府、駐大阪韓国総領事館の関係者らが出席して祝賀行事が行われた。
 済州航空は済州島の地元自治体や経済界が2005年に設立した格安航空会社(LCC)。関西空港からは09年3月にソウル(仁川)線に初就航。同年11月からは金浦線も開設した。済州線は当面、水、金、日曜日の週3回の運航。機材は全席エコノミークラス仕様(189席)のボーイング737−800を使用する。
 この日、午後5時20分の出発に先立ち、搭乗ゲートではテープカットや花束贈呈などの行事があり、にぎやかに初便の出発を見送った。同社の厳富永(オムブヨン)営業本部長は「観光客の利便性が高まり、大阪在住の済州出身者の故郷訪問も便利になる」とあいさつ。金碩基(キムソッキ)総領事は「東日本大震災の影響で観光客が減っているが、この便を利用して多くの人に済州島を訪問してもらいたい」と期待を述べた。
 関西空港はLCCの誘致に力を入れており、済州航空の済州線の開設でLCC乗り入れは5社9路線となる。【山田泰正】

6月23日朝刊

http://www.chosunonline.com/news/20110623000064
エアプサン、釜山−東京路線を正式就航

 格安航空会社エアプサンの釜山−東京路線が本格的な運航に入る。 23日午前、釜山市内の金海空港国際線玄関で、「エアプサン釜山−東京路線就航式」が行われた。


 この就航式では、エアプサンの金秀天(キム・スチョン)代表取締役、高潤煥(コ・ユンファン)釜山市行政副市長、玄伎煥(ヒョン・ギファン)国会議員、申正沢(シン・ジョンテク)釜山商工会議所会長、尹永斗(ユン・ヨンドゥ)アシアナ航空社長、チョ・チュンスン釜山航空庁長ら来賓が、初飛行の乗務員らにお祝いの花束を贈呈後、記念撮影をした。

3032チバQ:2011/06/23(木) 21:10:28
>>2317-2318更新
2317 :チバQ:2010/09/15(水) 08:10:07
メモメモ

ワンワールド
日本:日本航空
韓国:-
中華:キャセイパシフィック
東南:-
オセアニ:カンタス
US:アメリカン
EU:ブリティッシュ・フィン・イベリア
南米:ラン

スターアライアンス
日本:ANA
韓国:アシアナ
中華:中国国際
東南:シンガポール・タイ・エアインディア
オセアニ:ニュージーランド
US:ユナイテッド・コンチネンタル(→合併へ)・USエア・エアカナダ
EU:ルフトハンザ・スカンジナビア
南米:TAM (ワンワールドのLANに買収)


2318 :チバQ:2010/09/15(水) 08:10:32
スカイチーム
日本:-
韓国:大韓航空
中華:中国南方航空・中国東方航空・チャイナエア
東南:ベトナム航空・ガルーダインドネシア
オセアニ:-
US:デルタ
EU:エールフランス・KLM・アリタリア・アエロフロート
南米:アエロメヒコ

主な無所属
日本:-
韓国:-
中華:エバー航空
東南:エミレーツ
オセアニ:
US:
EU:
南米:

3033チバQ:2011/06/24(金) 12:40:58
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110624ddlk12020089000c.html
成田空港:LCC時代の幕開け 韓国エアプサン就航、来月にイースター航空も /千葉
 成田空港への韓国の格安航空会社(LCC)の参入が相次いでいる。23日にエアプサンが、釜山線毎日1往復の運航を開始したほか、7月1日にはイースター航空が、仁川(ソウル郊外)線の就航を予定している。初めて成田へ就航したLCC、オーストラリアのジェットスター航空とあわせ、関西・羽田両空港に先行されていた成田のLCC時代の幕が開いた形だ。【西浦久雄】

 ◇格安航空会社2社目
 エアプサンは07年、韓国大手航空会社のアシアナ航空や地元有力企業などが共同出資し設立された。釜山空港を拠点に、韓国の国内線で運航実績を伸ばした後、10年春に福岡、関空に就航した。イースター航空も07年設立で、群山空港(全羅北道)を拠点とし、成長が著しい。今年5月、新千歳−仁川線で日本との定期便を開設したばかりだ。

 成田から釜山、仁川へは複数の航空会社がすでに定期便を運航。既存各社にとって利用者が多い安定した収入源となっているため、LCC就航は脅威だ。ジェットスターは、成田就航開始時から親会社のカンタス航空と共同運航便で空席率の上昇を抑えてきたが、エアプサンは単独運航で、低価格戦略による乗客確保に強気な姿勢。イースター航空とともに、おおむね既存各社の半額程度の運賃設定をしている。記念式典でエアプサンのキム・スチョン社長は「第1便の空席はたった2席。今後も高い搭乗率を維持できる」と路線の成功に自信を示した。

 一方、受け入れ側の片岡久志・成田空港長は「震災の影響を吹き飛ばしてくれると大きな期待をしている」とあいさつ。成田国際空港会社の森中小三郎社長は「間違いなくLCCの時代が来る」と就航を歓迎した。

 当面、LCCは現在のターミナルビルを使用するが、同空港では、専用施設の整備検討を進めている。

3034チバQ:2011/06/24(金) 12:45:45
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201106230092.html
ボーイングの大型旅客機を個人が発注、購入者めぐり憶測
2011年6月23日18時5分

 [ルブルジェ(フランス) 22日 ロイター] パリ郊外で開催されているパリ国際航空ショーでは、1機の値段が3億ドル(約240億円)以上する米ボーイングの最新大型旅客機「747─8インターコンチネンタル(IC)」に、複数の個人から注文が入っているという。

 ボーイングのウェブサイトに掲載された情報では、同機の受注33件のうち8件が「ビジネスジェット/VIP客」向けとなっている。同社は購入者から要請があればその身元は明らかにしないが、超高額かつ超大型の「747─8IC」を一体誰が購入したのか、世界では憶測が広がっている。

 パリ国際航空ショーに出席したアーリーバードキャピタルのマネージングディレクター兼航空宇宙担当アナリスト、アレックス・ハミルトン氏は「VIP筋は明らかにオイルマネーだ」と語った。

 座席数467席の「747─8IC」の値段は3億1750万ドル。ドイツのルフトハンザ航空がすでに20機を発注しており、来年早々に世界で初めて就航する予定となっている。

 しかし、最初の顧客は中東の国家首脳ではないかとの憶測もある。

 ボーイングのライバル会社エアバスの超大型旅客機「A380」では2007年、サウジアラビアのアルワリード王子が最初の個人顧客だったことが明らかになっている。

 ボーイングで「747─8」の責任者を務めるバイスプレジデントのエリザベス・ランド氏は、ロイターの取材に対し、インターコンチネンタル機の匿名の購入者は米国人ではないとし、通常は国家首脳が顧客層だと明らかにした。

 同氏によると、「747」のような大型機を個人で購入するVIP顧客は、ベッドルームの据え付けなど大幅なカスタマイズを要求することが多く、中には搭乗専門のエレベーターを付けられるよう依頼を受けたこともあるという。

 そうした改造の多くはボーイング以外が手掛けるが、「カスタマイズ旅客機」を飛ばすには同社の承認を受けなくてはならない。

3035荷主研究者:2011/06/25(土) 23:56:33

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106090012.html
'11/6/9 中国新聞
貨物便の就航09年度からゼロ

 1994年度から14年間連続で岡山空港(岡山市北区)に就航していた貨物専用国際チャーター便が、2009年度から1度も降り立っていないことが分かった。岡山県議会の一部から「貨物も重視した空港の目的から外れている」との厳しい声が出ている。

 貨物専用国際チャーター便は94年度から08年度までの間、ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の解禁期に合わせ、フランスやオランダから岡山空港に直接就航していた。航空企画推進課によると、ボージョレ・ヌーボーの解禁期の緩和に加え、チャーター便より割安な定期便や船舶での輸送が主流となり、09年度から実績はない。

 08年度以前の5年間の貨物専用国際チャーター便は、毎年度1、2便で推移。取扱量は定期便を含めた国内外全体の貨物量の3・2%〜1・2%にとどまっている。

 一方、県議会の一部は「滑走路を3千メートル化して旅客だけでなく貨物も遠距離に飛ばせるようになった。貨物専用チャーター便を復活してほしい」と県に要望している。

【写真説明】貨物専用便が見られなくなった岡山空港

3036チバQ:2011/06/26(日) 21:24:51
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasanitakusu/article_01.jsp
秋田空港開港30周年 翼に託す活路
[国内線]
細る関西とのパイプ 利用促進、大きな課題に
記事ツール 先週末、大阪・伊丹空港発の日本航空機(50人乗り)から乗客34人が、秋田空港に降り立った。

 「随分小さい飛行機でしたね」。3泊4日で森吉山や八幡平を回るという神戸市の女性(79)の空の旅の感想だ。この女性と同じツアー客以外は、出張帰りとみられる県民らが主な乗客だった。


秋田空港に到着した日本航空の伊丹便。昨秋から50人乗りの小型機に代わり、観光客の取り込みに影響が出ている 機体が50人乗りになったのは昨年10月末。日航は経営再建に向けて運航コストの削減を図ろうと、150人乗りの中型機からサイズダウンした。1日2往復から3往復に増やしたが、1日当たりの座席数は半減した。

 昨年の伊丹便の利用者は12万8千人で東京・羽田便の6分の1だが、観光振興を図る上で関西は首都圏に次ぐ市場。県建設交通政策課は「便が増えた分、ビジネス客の利便性は増したが、団体の観光客を呼び込みづらくなった」と話す。

 機材の小型化は、県内から関西に向かう団体客にも影響を与えている。「特に困っているのが高校の修学旅行客の輸送。団体用の席がなくなり、羽田経由でなければ関西に行けなくなった。時間もロスしてしまう」(トップツアー秋田支店・照井仁一支店長)。

 県は日航に対し、機材の変更を要望しているが、同社は「全国的に大型機、中型機を退役させ、小型化を進めている」(広報部)と、逆に実情に理解を求める。

 関西方面への路線は利用客の減少を受け、ここ数年で撤退も相次いだ。2009年に日航の関西国際空港便とアイベックスの伊丹便が廃止。今年1月には大館能代空港の全日本空輸の伊丹便もなくなっており、利用促進が大きな課題だ。

[あのころ]2000年に夜間駐機実現

 開港後、路線数が最も多かったのは1997年。現在就航中の東京、大阪、名古屋、札幌の4都市に加え、函館、福岡、沖縄の計7都市に乗り入れていた。当時の利用者は135万人と昨年より26万人余り多かった。97年は秋田新幹線こまちが開業、秋田自動車道が東北自動車道と直結。翌98年には大館能代空港が開港した。本県の高速交通体系整備が大きく前進した時期でもあった。

 2000年には県や経済界の悲願だった夜間駐機が実現した。東京からの全日空最終便が午後8時発となり、翌朝、秋田から第1便として出発。午前9時には羽田に到着し、空路の利便性が高まった。

 当時の県建設交通政策課長だった秋元昌貴さん(68)=秋田市、県体育協会副会長=は全日空との交渉に奔走。「秋田支店長らと何度も何度も話し合いを重ねた。夜間駐機は今でこそ当たり前だが、秋田空港の大きな節目の一つだった」と振り返る。

[展望]小型化は避けられず

 関西方面の便に比べ、全日空と日航が1日7往復させている東京便はビジネス需要が高く、安定した搭乗率を維持している。ただ、その東京便ですら昨年、一部の便が小型化された。県内のある旅行代理店は「航空会社は運航コストを下げて収益を上げることに躍起。小型化の流れは今後も続くだろう」と指摘する。かつては500人乗りのジャンボ機が就航した航空業界も様変わりした。

 国内4路線は遠出のための「県民の足」であるとともに、就航先からの観光客呼び込みに欠かせない。東京便以外は路線維持に向け、着陸料引き下げなどの優遇策にとどまらない需要喚起策が求められる。

(2011/06/24 付)

3037チバQ:2011/06/26(日) 21:25:16
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasanitakusu/article_02.jsp
秋田空港開港30周年 翼に託す活路
[国際線]
震災で路線存続危機 世界への扉、PR強化を
記事ツール 「利用客が戻らず、土俵際まで追い詰められている」。今月9日、菅沼和也県観光課長は「秋田空港利用促進協議会」の総会で、東日本大震災後に利用客が激減したソウル便の窮状を訴えた。5月の搭乗率は2年ぶりに50%を割り込み、路線維持が危ぶまれている。

 3月の震災後、東北でソウル便を再開できたのは秋田空港だけ。青森、仙台、福島の3空港は依然、運休が続く。5月に運航を再開した秋田空港は、唯一ソウル便が飛ぶ空港として、利用増が期待されたが、外国人客は前年同期比7割減の504人(同月)止まり。海外からは本県も被災地も同じ東北と受け止められ、福島第1原発の事故の影響で海外客が渡航を控えたとみられる。


運航を再開したソウル便で秋田空港に到着し、県職員らに出迎えられる乗客=5月2日 ソウル便には1、2月まで、追い風が吹いていた。昨年の年間搭乗率は就航以来最高の72・4%。仙北市などで撮影を行った韓国ドラマ「アイリス」が2009年秋に放送され、ロケ地には韓国人観光客が押し寄せた。

 しかし震災と原発事故で状況は一変。佐竹敬久知事は早ければ7月に韓国、8月に台湾を訪れる。秋田をはじめ東北の安全、安心を訴え、誘客につなげたい考えだ。

 ソウル便が乗り入れる仁川空港は、世界60カ国を結ぶアジア最大級のハブ空港。海外と本県の接点を保つ潜在的なメリットは観光、経済、人的交流の面で大きい。県観光課は「これまで以上に経済団体を含めて民間を巻き込んだ利用促進策に取り組まなければならない」としている。

[あのころ]10年かけ就航を実現

 国際定期便の誘致活動が本格化したのは1991年。秋田・ソウル定期便開設期成同盟会の会長として誘致に貢献した佐渡谷栄悦さん=故人=の妻寿美子さん(63)=秋田市=は「(夫は)『秋田の魅力を世界に発信したい』といつも話していた」と語る。定期便が海外に本県の存在を周知するきっかけになることを期待していた。

 当時、地方空港は国際線誘致に向けた実績づくりのため、競って海外チャーター便を飛ばした。元県交通政策課長の赤石誠さん(70)は「県内経済がしぼむ中、海外から観光客を呼び込んで、てこ入れするために秋田空港の国際化は必要と考えていた」と振り返る。

 本県より遅く誘致に乗り出した富山県には93年、青森には95年に路線が開設された。本県は誘致に10年かかり2001年に就航が実現した。韓国人観光客向けのチャーター便を飛ばし、韓国人側の需要があることを航空会社にアピールしたことが大きかった。

[展望]官民挙げて利用喚起

 韓国から大勢の観光客が本県を訪れ、観光地に経済的恩恵があった“アイリス効果”は、韓国との空路なしには生まれなかった。

 原発事故で外国人利用客が激減する危機を迎えている今こそ、官民挙げて定期便開設に取り組んだ初心に戻って、経済界、行政が利用促進に努める時だ。

 国際線を失う痛手は大きい。震災の影響とは別に、国内は人口減や景気低迷などの問題を抱えている。一方、アジアは経済成長が著しく、その伸びにどう関与できるかは本県のみならず日本の大きな課題。本県とアジアなどを行き来できるソウル便の大切さを見直したい。

(2011/06/25 付)

3038チバQ:2011/06/26(日) 21:25:41
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasanitakusu/article_03.jsp
秋田空港開港30周年 翼に託す活路
[貨物]
10年間で取扱量半減 震災直後は中継地担う
記事ツール 秋田空港から北に7キロの台地にある「七曲臨空港工業団地」(秋田市河辺戸島)。県が開港翌年の1982年から用地買収を進め、85年に分譲を始めた。工場用地は50ヘクタール、事業費75億円を投じた一大プロジェクトだった。

 「豊かなハイテク 未来へつなぐ」。団地に通じる道路沿いの看板に特徴が表れている。空港に近い立地を生かし、軽くて小さい航空輸送向きの工業製品を作る企業を中心に誘致するのが県の青写真だった。

 団地で操業しているのは13社。だが、用地面積に対する分譲率は4割で、県産業集積課は「開港後に高速道路の整備が進み、トラック輸送の利便性が高まったこともあり、空港に近い団地の優位性が薄れてしまった」と話す。


全日空機に積み込まれるコンテナ貨物=秋田空港 航空機を利用した貨物輸送も減っている。県によると、2010年の秋田空港の取扱貨物量は2044トンで00年の半分以下だ。

 90年に団地に進出した住宅・自動車部品製造「ユーティーケー工業」の松田健資・取締役工場長は「当初は航空機を毎日のように使った。今は月に1回あるかないかで、出荷品の約98%は陸送だ」と話す。

 空輸は輸送時間を短縮できるのがメリットだが、従業員の技術力の向上で、生産スピードが上がり、陸送でも納期に間に合うようになったという。何よりも運賃が空輸より格段に安いことが大きな理由だ。

 各企業がコスト削減をより進めていることや、航空機の小型化で積み込める量が少なくなったことも航空貨物利用減の背景にある。ただ、東日本大震災直後の3月は貨物量が急増した。被災地の空港や道路網がまひする中、被災地に物資を届ける中継地としての役割を担った。

[あのころ]効果実証へ企業誘致

 七曲臨空港工業団地は、空港周辺への企業進出が加速すると見込んでスタートした事業だった。整備計画に携わった元県出納長の狩野豊太郎さん(88)=秋田市=は「雄和に空港ができた以上、効果を示す必要があった。働く場を確保するため、とにかく企業を呼ばなきゃいかんという一心だった」と振り返る。

 開港時は花やイチゴ、シイタケなどの農産物を東京などに空輸する「フライト農業」への期待も大きかった。大澤一義さん(70)=潟上市、秋田生花社長=は当時、バラ栽培を手掛ける農家だった。「北国の花を鮮度の高いまま大都会に送ることができると夢が膨らんだ。花は軽いので優位性があると思った」

 だが、陸送に比べ高い運賃がネックで「なかなか採算ベースに乗らなかった」と大澤さんは語る。

[展望]利活用の模索今後も

 遠方との人やモノの行き来を活発にして、産業振興や雇用創出につなげる―。かつて「交通過疎」と言われた本県に、秋田空港が果たした役割は大きい。

 ただ、開港時の県のもくろみとは落差も生じている。コスト競争などで製造業の海外シフトが進んだこともあり、企業誘致は思うようにいかなかった。開港当時に期待した首都圏からの企業誘致は今、より人件費が安いアジアなどを含めた世界との戦いにもなっている。

 七曲臨空港工業団地では伐期を迎えた秋田杉の活用を目指し、秋田製材協同組合の大型製材工場の建設が今夏始まるなど新たな動きも出てきた。本県と国内の主要都市、韓国を結ぶ空路を本県の活路につなげる取り組みはこれからも続く。

(2011/06/26 付)

3039チバQ:2011/06/26(日) 22:16:51
>>2929
これで沖縄に行こうとしましたが・・・台風なので中止しました。
でも普通運賃だから直前キャンセルでもキャンセル料1000円ってのはイイですね

3040チバQ:2011/06/27(月) 22:30:38
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110627/biz11062719390030-n1.htm
格安航空「ピーチ」、客室乗務員90人採用へ 経験は問わず
2011.6.27 19:35
 全日本空輸などが出資し、関西国際空港を本拠とするLCC(格安航空会社)「ピーチ・アビエーション」は27日、客室乗務員として契約社員約90人を採用すると発表した。10月までに専門学校や短大、大学を卒業するか、高校卒業後3年以上の就労経験のある人が対象で、客室乗務員としての経験は問わない。28日からホームページで募集を開始する。

 入社は10月以降を予定。2〜3カ月間の訓練後、契約社員として関空を拠点に勤務する。契約期間は1年間で、2回まで契約を更新できる。

 同社によると、来年3月に関空と福岡、新千歳、5月に韓国・仁川とを結ぶ路線への就航を予定。国内大手航空会社の正規運賃の半額程度の料金設定を目指し、就航から5年後に年間600万人の利用者を見込んでいる。

3041チバQ:2011/06/27(月) 22:31:07
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110627/bsd1106271925009-n1.htm
2010年度の国内線利用者 震災響き4年連続減少2011.6.27 19:24
 国土交通省が27日発表した2010年度の航空輸送統計速報によると、国内線の定期便の利用者は前年度比2・0%減の約8220万人で、4年連続の減少となった。国際線の利用者(日本の航空会社のみ)も11%減の1371万人となり、3年連続のマイナス。ともに3月の震災発生で旅客数が減少、マイナスを余儀なくされた。

 国内線で利用者数がもっとも多かった路線は882万6293人が利用した羽田−新千歳。2位は737万4415人が利用した羽田−福岡で、以下、羽田−大阪、羽田−那覇、羽田−鹿児島と上位5路線は昨年と同じだった。

 上位10路線のうち、9位に入った福岡−那覇が唯一の羽田便以外の路線で、前年の11位から順位を上げた。

 一方、国内の貨物輸送は2%減の約94万トン、国際貨物は1%減の約125万トンだった。

3042チバQ:2011/06/27(月) 22:33:39
http://www.mlit.go.jp/common/000148442.pdf
2010年度の航空輸送統計速報

3043チバQ:2011/06/27(月) 22:35:33
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201106270235.html
高速鉄道の打撃控え 航空6社が天津・上海快速便2011年6月27日14時12分

 京滬高速鉄道の開通による天津航空産業への打撃に対応するため、天津浜海国際空港、中国東方航空などの航空関連企業6社は26日から、天津と上海をスピーディに結ぶ新路線「津滬空中快線」を共同で運行する。中新網が伝えた。

 同路線の利用者向けに専用のチェックインカウンター、セキュリティチェックゲート、待合いエリア、搭乗口、荷物受け取りエリア、専用の機体が用意され、「特別で早くて質の高いサービス」が全面的にうち出されている。出発地から目的地までの所要時間はこれまでより約1時間短縮されるほか、同路線内であれば便の変更も可能だ。また一日の間に同路線を往復する旅客は、空港の駐車場代が無料になるというサービスもある。

 天津浜海国際空港の閻欣総経理(社長)によると、天津から上海までの飛行距離は1100キロメートル、飛行時間は約90分。新路線は6社が共同運営し、毎週133便が就航する計画だ。今年1−5月に北京−上海路線の旅客輸送量はのべ65万8千人で、旅客取扱数の21.6%を占めたという。

 閻総経理によると、速い、公共的、低価格、高品質を特徴とする新路線の登場で、同空港は京滬高速鉄道との競争で先手を取ったといえる。同路線の製品が充実するのに伴い、同空港は今後、広州市、成都市、重慶市などの都市との快速路線も就航する予定で、実現すれば同航空が各地への窓口となる大型ターミナル空港に発展するのを支える保障となる。

3044チバQ:2011/06/27(月) 22:36:12
http://www2.explore.ne.jp/news/articles/16953.html?r=sh
北京―上海のエアシャトル便、7月以降は価格下落 〔2011年06月27日掲載〕



 北京青年網によると、昨年は公共だった北京―上海のエアシャトル便「京滬快線」が今年は京滬高速鉄道の開通により、7月2日以降のチケット価格が下落し、平均65%OFFの400元程度(諸税別)で販売されていると伝えている。
 京滬快線は現在毎日往復94便が運行され、30分に1本の割合で、中国国際航空、東方航空、上海航空、南方航空、海南航空、中国聨合航空など6社で同時運行されている。
 業界関係者によれば、京滬高速鉄道が京滬快線に致命的な打撃を与えると判断するのは時期尚早で、市場には多くの変動要素が存在すとし、民間航空各社、鉄道側とも状況の推移を見守っているとしている。
 航空会社関係者によると京滬高鉄の開通は800km以下の航空路線には影響が多いが、800〜1200kmの区間では鉄道に流れる乗客は20%程度、1200kmを超える区間の場合は影響は大きくないとしていて、半年程度は京滬高鉄に流れる客は増えるかも知れないが、それ以後は京滬高鉄開通以前の水準に戻るであろうとしている。

3045チバQ:2011/06/27(月) 22:38:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110627-00000009-cnippou-kr
拡張工事を推進中の仁川空港、北東アジアのハブ空港になれるか?
中央日報日本語版 6月27日(月)11時6分配信

2017年に仁川(インチョン)空港に航空機86機を駐機できるエプロンを持つ2つ目の旅客ターミナルができる。旅客と貨物処理量を増やし北東アジアのハブ空港としての位置づけを固めるためだ。仁川国際空港公社は26日、「コンペを通じ第2ターミナル設計当選作を選定した。2013年から新ターミナルを含む3段階拡張工事を始める」と発表した。当選作には9つのグローバルコンソーシアムが提出した作品のうち、第1ターミナルの設計に参加したヒリム建設コンソーシアムの作品が選ばれた。

第2ターミナルは現在の飛行機のような第1ターミナル(49万平方メートル)の北側に35万平方メートル規模で建設され、年間1800万人の旅客を処理できる。建物全面をガラス張りとすることで自然採光ができ、太陽光発電施設を備えエネルギーを自ら生産できるようにしたのが特徴だ。また、第2ターミナルには第1ターミナルと独立した進入路が作られる。新空港高速道路から永宗(ヨンジョン)大橋を渡った後、第1ターミナルに行くには免税店や物流業者の倉庫が集まる貨物ターミナル側を通らなければならない。しかし第2ターミナルは永宗大橋を渡った後すぐに北側海岸沿い建設される6〜8車線の道路を通じ進入することになる。

2017年までも3段階工事が終われば仁川空港の年間旅客と貨物処理能力はそれぞれ6200万人と580万トンに増える。仁川国際空港公社のイ・ドンジュ経営企画室長は、「3段階拡張工事が終われば仁川空港はサービス面でも規模面で名実ともに北東アジアのハブ空港に浮上するだろう」と話した。

しかし3段階工事は嶺南(ヨンナム)圏新空港建設と財源調達問題などから、2009年に開始し2015年に完工するという当初計画よりずれ込んでいる。また、3段階工事に必要な財源も政府の支援はなく、公社が収益金により自ら調達しなければならない。これに対し北東アジアのハブ空港をめぐり競争している中国・香港・シンガポールなどは素早い動きを見せている。中国の北京空港(年間旅客処理能力1億4000万人)と上海浦東空港(8000万人)の拡張工事はほとんど仕上げ段階に来ている。また、香港チェクラプコク空港(8700万人)とシンガポール・チャンギ空港(9000万人)の拡張工事も2015年には完了する。

◆ハブ空港=車輪の中心(ハブ)からスポークが出るように空港を中心に航空路線がたくさん連結されるところを指す。こうした空港は旅客の移動と物流の中心地となる。

3046チバQ:2011/06/27(月) 22:39:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110627-00000024-mailo-l12
羽田空港:再国際化 木更津・君津、騒音懸念強まる 海上ルート徹底せず /千葉
毎日新聞 6月27日(月)10時53分配信

 昨秋の羽田空港の再国際化後の着陸便のルート変更や増加で、千葉市周辺の航空機による騒音発生回数が増えているが、以前から騒音問題のある木更津・君津両市周辺でも騒音への懸念が強まっている。両市上空の着陸便数は1〜2割増で、国は13年度までに、さらに十数%増やす方針を打ち出しているからだ。騒音軽減のための新海上ルートも、不慣れな管制官への配慮で、利用率は低いまま。国際競争力の拡充と、航空安全のバランスを維持するなかで生じたしわ寄せを受けたかたちの住民からは「ずっと我慢してきた。これ以上騒音回数が増えてはたまらない」との声も上がり始めている。【黒川晋史】
 冬場を中心にした北風時の着陸便は、従来、県北部や南部からのルートが、両市上空で集約する航路がとられていた。羽田拡張後は、騒音軽減のため、ルートを天候によって分ける措置がとられ、見通しの良い好天時に限り、富津沖の海上を通るルートを使い、陸上の騒音を軽減するはずだった。
 ところが、木更津市などによると、海上ルートは実際にはほとんど使われず、着陸便数だけが1時間最大29便から約35便に増加。発着枠増で、13年中には40便にまで増える可能性さえある。
 羽田の再国際化以降、飛行高度を約300〜600メートル上げるなど騒音被害に配慮した結果、人間が感じる1日の総合的な騒音の程度を示す「W値(うるささ指数)」は、木更津、君津両市に設置された観測ポイントで大きな変動は抑えられたという。
 ◇住民「テレビ聞こえない」
 しかし、国の環境基準値「70」に近い60台で推移しているポイントも多く、木更津市畑沢地区では、供用開始直後に一時、70に達した。同地区のアルバイトの男性(71)は「音の大きさは、屋外で立ち話をしていると声が聞こえなくなるほど。窓を閉めて家の中にいても、テレビの音が聞こえなくなる。みんな騒音にいらつきながらも『仕方ない』とずっと我慢してきた」と憤りを隠さない。別の60代の無職女性も「今年は節電もあるし、これからの季節は窓を開けることも多いのに」と不安そうだ。
 両市は2月、県内の関係自治体と、海上ルート運用の徹底など騒音低減策をするよう国土交通省に申し入れたところ、国交省は最近「海上ルートの運用が徹底しないのは、管制官の慣熟が十分でなかったため」と説明した。
 木更津市生活環境課の時松和弘副主幹は「騒音問題は以前からあり、問われれば『うるさい』と答える人も少なくない。とにかく、騒音発生源の方で対策を取ってもらわなければならない」と話している。

6月27日朝刊

3047チバQ:2011/06/27(月) 22:40:16
http://www.chosunonline.com/news/20110627000009
韓国−東南アジア主要3カ国間の航空路線拡大
 ベトナム、タイ、カンボジアの東南アジア主要3カ国と韓国を行き来する空の便が増え、料金も10%から20%ほど安くなりそうだ。この3カ国には韓国から多くの観光客が訪れている。


 韓国とタイの政府は、今なお増え続けている両国間の航空需要に対応するため、就航する航空会社数の制限を撤廃することで合意した。これは国土海洋部(省に相当)が26日発表した。これまでは両国がそれぞれ最大4社を指定して運航することになっており、現在、韓国では大韓航空、アシアナ航空、済州航空、ジンエアーが、タイからはタイ航空、オリエントタイ、ビジネスエアが就航している。


 韓国政府は今月初め、ベトナム路線に就航する航空会社の数を2社に制限する規制を撤廃しており、早ければ7月半ばにはカンボジア路線でも同じように規制を撤廃する方針だ。国土海洋部国際航空課のイム・ヒョンチョル課長は「カンボジア路線の全面開放についても、実務面での合意はすでに終了しており、現在は覚書の締結など行政面での手続きだけが残っている」と述べた。


 イースター航空やティーウェイ航空など韓国の格安航空各社は、今後運航制限が撤廃されるベトナム路線やタイ路線への就航を前向きに検討しているという。


 仁川−タイ(バンコク)路線の場合、大手航空社の航空料金は燃料サーチャージや税金を除いて7日滞在の往復チケットが50万ウォン(約3万7300円)前後だが、格安航空各社は40万ウォン(約2万9800円)前後に設定することが可能だという。


趙享来(チョ・ヒョンレ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

3048チバQ:2011/06/27(月) 22:41:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110626-OYT8T00685.htm
秋田空港開港30年

利用者減 歯止めかからず


開港30周年を祝い、くす玉を割る佐竹知事(左から3人目)ら(26日、秋田空港で)  秋田空港が26日、開港30周年を迎えた。開港以来、人的交流や物流面で県内経済を下支えしてきたが、近年は高速道路、新幹線の利便性向上で、利用者の減少に歯止めがかからない。国内線は廃線が相次ぎ、明るい兆しの出ていたソウル線も東日本大震災の影響で苦境に立たされている。秋田の空の玄関は、岐路に立たされている。

 「鉄道や高速道路が進歩し、空港の役割は変わりつつある。生き残りをかけて、秋田空港の近代化と活性化に今後とも力を入れるので、県民の皆さんにも大いに利用してほしい」

 26日、空港内で開かれた開港30周年記念式典。佐竹知事は、県民に一層利用するよう呼びかけた。背景にあるのは、利用者低迷に対する危機感だ。

 秋田空港は1981年に開港し、羽田、千歳(北海道)、伊丹(大阪)の3路線でスタートした。その後も小牧(名古屋)、函館(北海道)、福岡、那覇が順次加わり、国内線は97年に最多の7路線となった。

 路線拡大に伴い、利用者数も増加したが、96年の年間143万人をピークに減少に転じ、昨年はピーク時の76%にあたる108万人まで落ち込んだ。県民の交通環境が激変したためだ。

 97年に秋田新幹線が開通し、鉄道との競争が激化。98年には大館能代空港が開港して、県内で利用客を奪い合う構図になった。県内外を結ぶ高速道路の整備も進んだ。そこに長引く経済低迷、人口の減少が重なった。2001年までに函館、那覇、福岡が撤退し、今年2月には日本航空が小牧線を運休した。現在は4路線にとどまっている。

 唯一の国際線も厳しい状況だ。大韓航空が01年就航したソウル線は09年度、韓国の人気ドラマ「アイリス」のロケ地効果で、搭乗率は過去最高の69・4%に達したが、震災で一変。3月の搭乗率は54・9%まで落ち、4月2日以降は一時運休となった。5月には運航が再開されたが、原発事故の影響懸念から韓国人客は戻らず、5月の搭乗率は46・2%とふるわない。

 7月下旬には、秋田市中心部と空港を結ぶ道路が開通するが、現状への不安の声は尽きない。

 県秋田空港管理事務所は「現状を打開する戦略が描けない。アイリスのような起爆剤が欲しいのだが」と話す。

(2011年6月27日 読売新聞)

3050チバQ:2011/06/30(木) 20:04:46
>>2978>>2994-2996
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-06-30_19887/
SKY宮古―那覇9月15日就航へ 
経済 2011年6月30日 09時41分
 スカイマーク(東京)が、宮古―那覇の航空路線を9月15日に就航する見通しであることが分かった。9月1日の就航予定だったが、那覇空港で搭乗手続きや手荷物預かりなどの業務カウンターが拡充できないことを理由に就航を見送っていた。

 同社は現状の手狭なカウンターでは利用客の受け入れが困難として就航を延期。那覇空港ビルディング(NABCO)と対応策を協議していた。

 国内線ターミナル1階のミーティングルームを改修してカウンターを拡充する方針で、改修に向けNABCOと調整を進める。今回のカウンター拡充は、搭乗手続きや荷物の受け渡しなどの機能を備えた新ビルが完成する来年度末までの暫定措置。

3052チバQ:2011/07/01(金) 23:35:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110701/amr11070112320009-n1.htm
米国内線NY→ロス「無賃搭乗」 24歳男、航空会社のチェック通り抜け
2011.7.1 12:30
 ナイジェリア国籍の男(24)がニューヨークのケネディ国際空港で、無効の身分証や他人の搭乗券を使って保安検査や航空会社のチェックを通り抜け、ロサンゼルスまで搭乗していたことが6月30日、米メディアの報道で分かった。男は29日に「無賃搭乗」の容疑で逮捕された。テロとは無関係とされるが、2001年の米中枢同時テロ以来、乗客から苦情が出るほど強化されたはずの保安検査のずさんさが露呈した。

 男は、ケネディ空港で期限切れの学生証と他の便の他人の搭乗券を使い、気付かれずに24日のヴァージン・アメリカ機に搭乗。離陸後に乗員が容疑者の名が乗客名簿にないことに気付いた。連邦捜査局(FBI)がロサンゼルスで事情を聴いたが、拘束はしなかった。同容疑者は29日、再び他人名義の搭乗券でロサンゼルス発アトランタ行きのデルタ航空機に搭乗しようとしたところを逮捕された。(共同)

3053チバQ:2011/07/01(金) 23:36:53
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110701/biz11070110460017-n1.htm
日航、格安航空参入へ 豪社と新会社設け全日空系に対抗
2011.7.1 10:45
 日本航空が、オーストラリアの格安航空会社(LCC)ジェットスター航空などと合弁でLCCを立ち上げる方向で調整していることが1日、分かった。複数の商社にも出資を打診し、近く最終判断するとみられる。国内では全日本空輸系のLCCが来春からの運航を予定しており、日航はジェットスターのノウハウを活用して対抗する。

 合弁会社の出資比率など詳細は今後詰める。国内線の運航から始め、将来的には国際線にも拡大する方向で検討している。拠点空港としては、成田空港や関西国際空港、中部国際空港が挙がっている。

 日航は経営破綻(はたん)後、不採算路線からの撤退や機材の小型化などのリストラ策を進め、2011年3月期の営業利益は過去最高の1884億円を達成した。しかし東日本大震災による利用客数減少で、業績の悪化は避けられない。

 社内ではLCC設立に慎重論も根強く、大西賢社長は「現時点では研究段階」と述べるにとどめる。しかし全日空系で国内初のLCC「ピーチアビエーション」が来年3月に国内線、5月には国際線の運航を始めるなど、競争激化は避けられず、参入の方針に動いたとみられる。


http://www.asahi.com/business/update/0701/TKY201107010166.html
日本航空、格安航空に参入へ ジェットスターと共同で2011年7月1日11時0分


 日本航空が格安航空会社(LCC)の事業に参入することが1日、わかった。豪カンタス航空グループのLCCである豪ジェットスター航空が日本に設立する会社に出資する。2012年の運航開始を目指す。

 日航とジェットスターは07年から豪州便で共同運航をしている。日航は近くジェットスターが日本につくる新会社に3割程度出資し、共同で事業を進める。商社にも出資を打診している。就航路線は未定だが、ジェットスターは国内線への参入を希望している。

 LCCは機体を効率よく使ったり、サービスを抑えたりして運賃を従来の半額程度にする。全日本空輸は香港の投資会社などと共同出資で会社をつくり、来春から関西空港を拠点に国内線などの運航を始める。外資系LCCも日本の空港に相次いで乗り入れている。

3054チバQ:2011/07/01(金) 23:37:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251325
スターフライヤー・福岡―羽田就航
2011年7月1日 13:32 カテゴリー:社会 九州 > 福岡

スターフライヤーが福岡−羽田線に就航し、初便に乗り込む乗客=1日午前6時46分、福岡空港 北九州市に本社を置く新規航空会社スターフライヤーは1日、福岡−羽田線に新たに参入、1日5往復の運航を始めた。

 福岡空港では午前7時すぎ、乗客102人を乗せた第一便のエアバスA320(144人乗り)が離陸。スター社は革張りシートなどの「上質さ」が売り物で、搭乗口であった記念式典で米原慎一社長は「他社と違うサービスを肌で感じてほしい」と述べた。

 福岡−羽田線には、全日空(1日18往復)、日本航空(同18往復)、スカイマーク(同10往復)の3社が就航。スター社は運賃を大手2社と格安運賃のスカイ社の中間に設定。年間約40万人の利用を目標とし、基幹路線での収益確保を目指す。スター社の就航は北九州−羽田線(1日12往復)、関西−羽田線(同4往復)に次ぎ3路線目。また宮崎−羽田線など9路線に就航するスカイネットアジア航空(宮崎市)は1日、新ブランド「ソラシド エア」として運航を始めた。

=2011/07/01付 西日本新聞夕刊=

3055荷主研究者:2011/07/03(日) 12:47:02

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106150009.html
'11/6/15 中国新聞
宇部空港へ山口駅発路線バス

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20110615000901.jpg

 山口市は13日、市中心部のJR山口駅と山口宇部空港(宇部市)との間で8月中旬から来年3月末まで運行する路線バスの運行計画を明らかにした。7月31日に開通する地域高規格道路の山口宇部線を経由するコースで1日6往復。中国ジェイアールバス(広島市南区)と防長交通(周南市)が共同運行する。

 渡辺純忠市長が13日開会の市議会定例会の本会議で説明した。市交通政策課などによると、定員45人で同空港の東京線の発着時刻に合わせて運行。山口市内の停留所は山口駅、山口県庁、湯田温泉、維新公園前など10カ所に設けられる。

 同市内の朝田インターチェンジで山口宇部線に出入り。片道約1時間、料金は山口駅―同空港間で片道1500円という。

 同空港と山口市内の間のバスは現在、新幹線が停車するJR新山口駅との間で運行している。しかし市中心部との間にはなかった。

3056チバQ:2011/07/03(日) 19:54:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110702-OYT8T00931.htm
成田空港北に複合施設

活性化へ 市がビジョン公表
 成田市は、成田空港A滑走路(4000メートル)北側に商業施設やイベント会場などの複合施設をつくり、にぎわいの拠点とすることなどを柱とした「成田国際空港周辺土地利用ビジョン」を公表した。羽田空港の再国際化で空港同士の競争が激しさを増す中、2014年度に年間発着枠を30万回に拡大する成田空港と周辺地域の活性化のため、将来像を明確に打ち出す狙いだ。

 同ビジョンは同市と県、成田国際空港会社(NAA)、それに有識者らで作る「空港立地を活かした周辺地域調査研究委員会」が策定。空港と市の中心市街地が離れた都市構造のもとで、空港の経済波及効果を十分に生かすには、その見直しが必要だと指摘した。

 その上で、両者の中間地点にあるA滑走路北側の国道295号沿いに、複合施設の案を提示。イベント会場や国際交流施設、アウトレットモールのほか、観光案内所や物産品販売所などを集め、空港と市街地を結ぶ拠点としてにぎわいを作り出すことが必要だとしている。

(2011年7月3日 読売新聞)

3057チバQ:2011/07/03(日) 19:55:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110702-00000182-mailo-l28
伊丹空港:長距離増便・復活で共闘 市「国に働きかけ」要請へ /兵庫
毎日新聞 7月2日(土)14時25分配信

 ◇北海道、沖縄の自治体に
 伊丹市は、大阪(伊丹)空港の国内の長距離便増便・復活に向け、北海道と沖縄県の空港周辺の自治体に、足並みをそろえて国への要望を伝えるよう、協力を求めていくことを決めた。来年7月に関西国際空港と伊丹空港が経営統合する前に、伊丹空港の有効活用を再度訴える。【生野由佳】
 伊丹空港は騒音対策などを理由に05年4月以降、大型機の就航制限や長距離路線の就航抑制を求められている。北海道便の場合、かつては旭川、函館、釧路など6路線があったが、現在は新千歳線のみに。沖縄便も那覇線を経由して石垣島などに就航していたが、現在は那覇線のみに減った。
 減便路線は、関西空港に利用促進などの名目で移管されたものの、思うように乗降数が伸びず、路線を廃止したり、臨時便に切り替えている現状がある。
 同市によると、空港まで1時間圏内に住む人は、伊丹空港が関西空港周辺の倍以上という。伊丹市の担当者は「伊丹の長距離便増便は、北海道、沖縄と関西の双方の活性化につながるはずだ」と期待する。
 一方で、騒音対策は「今まで通り、数値を測って監視は続けるが、以前と比べ、新しい航空機は低騒音機へと移行している現状もある」と説明する。
 伊丹市は7月中にも、北海道の空港周辺の自治体に対し、ともに路線回復に向けて国に働きかけるよう、依頼文などを出す予定だ。
〔阪神版〕

7月2日朝刊

3058チバQ:2011/07/03(日) 19:58:39
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110622/mca1106220502006-n1.htm
羽田・成田増強、一体的運営で競争力 「アジアのハブ」ソフトも課題 (1/2ページ)2011.6.22 05:00
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羽田の国際線ターミナル再拡張のイメージ【拡大】
 羽田、成田空港を合わせた“首都圏空港”が、アジアのハブ空港を目指して競争力を強化する。国土交通省は21日、昨秋に国際定期便の運用を再開した羽田空港の新国際線旅客ターミナルを、2014年3月末までに拡張すると発表した。同年度末に国際線の発着枠が現在の6万回から9万回に増えることに対応するため。利用可能な旅客数は、現在の年間700万人(昼間帯)から1250万人に拡大することになる。

 一方、成田空港も発着枠が現在の年間22万回から、14年度中に段階的に30万回まで増える予定。成田の第1、第2ターミナル合わせた利用可能旅客数は約4200万人。「将来的にはさらなるターミナル拡充も必要」(成田空港、幹部)との声もある。

 首都圏空港で見れば、香港やシンガポール、仁川空港(韓国)など“強豪”ひしめくアジアの空港市場で、存在感を強めるのは確実で、国際ハブ空港をめぐる競争も今後激化することになりそうだ。

 国交省では、首都圏空港の国際線発着枠の拡大に合わせ、諸外国とのオープンスカイ協議のなかで、成田や羽田空港を積極的に対象空港に位置づける方針を示している。大畠章宏国土交通相は21日の閣議後会見で「成田と羽田を一体的に運営し、世界に開かれた空港にしていきたい」と意欲を見せた。

 ただし、「発着枠や利用人員などインフラの規模だけ拡大しても、仁川空港などに勝つのは難しい」(アナリスト)との指摘もある。アジアの他の空港に比べ、成田や羽田空港は航空機の着陸料が数倍も高いといわれている。インフラに応じた航空機が来なければ、投資は無駄になりかねない。

 成田や羽田空港は建設費用負担が大きいことが高い着陸料の一因だが、他方でアジアの他の空港は運営に事実上国費が投じられているところもあり、競争条件は均一とはいえない部分もある。

 東日本大震災に見舞われ、財政が逼迫(ひっぱく)する日本において、空港の運営に充てる国費はなく、着陸料の値下げ合戦は、各空港会社の経営手腕に負うところが大きい。

 専門家からは「ターミナルビルの商業施設を拡充し、非空港収入を拡大すべきだ」「成田と羽田を一体経営し、経費を削減する」などの意見が聞かれるが、現状では決め手がないようだ。ハード面を生かすソフトが求められている。(高山豊司)


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3059チバQ:2011/07/04(月) 19:34:10
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110703-OYT1T00787.htm
格安航空会社 「空」にアジアの活力取り込め(7月4日付・読売社説)
 低料金を売り物にしたアジアの格安航空会社に日本の「空」が、改革を迫られている。

 昨年の中国、マレーシア勢の乗り入れに続き、今年は韓国2社が路線を拡大した。7月中旬にさらに1社が新規就航する。アジア勢が日本市場の獲得を狙っていると言えよう。

 格安航空は世界的な潮流だ。欧米では旅客数の3〜4割を占め、アジアでも急成長している。

 単一の小型機を使い、整備時間や地上での滞在時間を短縮するなど、運航費用を徹底的に削減した分、運賃を下げる。

 中国の格安航空が打ち出した「上海―茨城4000円」などの超低価格が話題となった。

 「格安」とはいえ、運航面で大手同様の安全基準が義務付けられる点も支持されているようだ。

 料金よりサービスを重視し、高コスト・高運賃が一般的な日本では冷ややかに見る向きもある。しかし、消費者の選択肢を広げる格安航空は、日本の航空業界を活性化する可能性を持つ。

 全日本空輸などが出資する国内初の格安航空「ピーチ」が来春の就航に向けて準備を進め、日本航空も豪航空会社と共同で参入することを検討している。ようやく日本でもアジア勢に対抗する動きが出てきたことを歓迎したい。

 「ピーチ」は、斬新な機体デザインやカジュアルな乗務員の制服など、従来の航空会社のイメージを一新する戦略を打ち出した。

 関西空港を拠点に、来年3月から札幌と福岡、5月に韓国・仁川に就航する。運賃を大手の半額程度に抑え、若者層などを狙う。

 原発事故の影響で外国人観光客は急減しているが、成長が続くアジアの航空需要は大きい。

 その活力を取り込むことが、日本経済の再生に弾みをつけよう。格安航空の育成や受け入れ態勢の整備は、震災後の成長戦略の練り直しにとって重要課題である。

 欧米では、格安事業に参入した航空大手が経営に口を出し過ぎて失敗したケースもある。ピーチは安全運航を確保したうえで、全日空色を薄め、料金や路線で顧客を取り込む工夫が必要だ。

 格安航空の事業拡大には、航空行政の後押しが欠かせない。発着枠拡大のほか、空港の施設使用料や着陸料、航空機燃料税などを低く抑える支援策を求めたい。

 関空は着陸料の優遇などで成果を上げ、専用ターミナルも新設する。アジアの拠点空港は、格安航空の招致を競い合っている。日本も後れをとってはなるまい。

(2011年7月4日01時16分 読売新聞)

3060チバQ:2011/07/04(月) 21:56:10
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110704/biz11070416580015-n1.htm
全日空、「B787」初の定期便は羽田−岡山か羽田−広島
2011.7.4 16:49

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報道陣に公開された「ボーイング787」のコックピット=4日午後、東京都大田区の羽田空港ANA新格納庫(桐原正道撮影)
 全日本空輸が世界で初めて導入する米ボーイングの新型中型旅客機787が4日、報道陣に公開された。会見で、全日空の伊東信一郎社長は787の最初の定期便について、羽田空港から岡山、または広島の各空港を結ぶ便を予定していることを明らかにした。国際線への導入については「ヨーロッパかアメリカの東海岸にしたい」と述べた。

 787には、三菱重工業や東レなど日本企業の技術が数多く採用された。ボーイング民間航空機部門のジム・オルボー最高経営責任者(CEO)は「この航空機は日本で生まれたと言ってもいい」と称賛した。

 また、全日空への導入が当初予定から3年以上遅れたことについて、伊東社長は「待ったかいがある。良い風が吹きつつある」と期待感を示した。しかし、遅延に関する補償などについては「内容は明らかにできない」と述べるにとどめた。

3061チバQ:2011/07/05(火) 20:48:27
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107050026.html
関西3空港巡り、橋下知事が反発 政務官へ「神戸は別」
2011年7月5日

 市村浩一郎・国土交通政務官が4日、大阪府庁で橋下徹知事と会談し、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の今後のあり方を協議する検討会を国土交通省内で立ち上げたと伝えた。これに対し橋下知事は、国主導で関西、伊丹両空港の経営統合が進んでいることを踏まえ「伊丹は中長期的に廃港という結論。神戸は切り離して考えてきた。全部ひっくり返すのか」と反発した。

 国交省によると、検討会は兵庫6区(兵庫県伊丹市など)選出の市村氏が大畠章宏国交相に要請して6月に立ち上げた。市村氏は「大阪が『副首都』になるには、関西全体の航空需要を高めることが必要。伊丹や神戸を生かす方法を考えたい」と理解を求めた。しかし、橋下氏の怒りは収まらず、関空のアクセス改善や発着料引き下げなどを検討するよう主張した。

3062チバQ:2011/07/05(火) 20:48:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001107050004
仁川便が最多、多様に 新千歳国際線
2011年07月05日


増便記念のセレモニーが行われた=新千歳空港

■大韓航空 1日2往復・ダイヤ便利
■LCC2社 週2往復・格安運賃ウリ


 新千歳空港と韓国・仁川空港を結ぶ路線が増強された。大韓航空が今週から週10往復を「1日2往復」態勢にした。同路線には格安航空会社(LCC)の韓国・イースター航空も週2往復を運航しており、新千歳発着の国際線では、台湾・台北線を抜いて、路線別便数で最多となった。さらにLCC2番手で大韓航空の子会社・ジンエアーも15日に週2往復を就航させる。


 大韓航空が増便したのは新千歳を午前9時15分に出発する便。昨年9月に就航し、これまで月・水・金曜の週3便だったが、4日から毎日運航される。出発、帰国日ともに国外でフル活用できるダイヤ設定となっており、日本人向けだ。さらに今週からは乗り継ぎ改善のために到着を40分遅らせて、午後9時10分に新千歳に着く。ほかに午後2時5分発・午後0時55分着の便も、毎日1往復ある。


 4日に新千歳空港であった増便記念の式典で、同社常務のクォン・ビョンチャン日本地域本部長は「韓国での滞在時間が増えるだけでなく、仁川経由で同日乗り継ぎできる都市が(昨夏の22都市から)60都市近くまで増えた」とPRした。


   ◇


 新千歳発着の国際線で、昨年の旅客数を路線別にみると、中華航空とエバー航空がともに1日1往復を運航する台北線が1位で27万4千人、次が韓国・仁川線の24万3千人。今年は便数で最多となった仁川線が乗客数でもトップに躍り出ることは確実だ。


 大韓航空のほか、イースター航空も13日から8月27日まで、現行の木、日曜の2往復に、水、土曜の2往復を加えて週4往復に増便する。東日本大震災の影響で、新千歳国際線の乗客数が上半期は昨年比で6割を切るとみられる中、5月の就航以来、7割近い搭乗率を保持しているという。15日に就航するジンエアーは月、金曜の2往復。今夏の仁川線はLCCの運航のない火曜日を除き、ほぼ「1日3往復」が実現する。


 運賃は、出発日の10日前まで適用される最低運賃(往復)が、イースターは2万8千円からで、ジンエアーは2万9900円から。大韓航空は4万2千円から(いずれも別途燃油サーチャージが必要)。機内サービスを始めとする「フルサービス」で午前・午後発の路線を用意する大韓航空に、運賃で勝負するLCCの2社――。3社乗り入れと増便によって、道民の選択肢は多様になった。


 千歳市の会社員(51)は6月24〜28日、私用で韓国に出かけた。土曜の25日から3泊4日の予定だったが、大韓航空の午前発の設定が土曜にはないことがわかり、日程を前倒しして24日夕に新千歳を出て同日夜に羽田発の日本航空便に。運賃は6万円だった。


 仁川線が増強された今後は「ケース・バイ・ケースで、LCCを含めて使い分けていく」と話している。


(小西淳一)

3063チバQ:2011/07/05(火) 23:34:39
http://www.asahi.com/business/update/0705/OSK201107050097.html
「東アジア中心に国際線拡大」 全日空系格安航空社長2011年7月5日22時41分

 関西空港を拠点に来春就航する格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションの井上慎一社長は5日、大阪市内で朝日新聞の取材に応じ、国際線の展開について、「片道4時間程度(の範囲)を基準に検討していく」と述べた。中国や韓国、台湾など東アジアの主要都市を中心に路線拡大をめざすほか、サイパンなども候補になるという。

 全日本空輸系のピーチ社は、来年3月に関空から新千歳、福岡、5月からソウル(仁川)線に就航予定。運賃の安さを売り物に、日本初の本格的LCCをめざす。井上社長は運賃について「コストを全日空の半額程度に下げ、これまでの常識を覆す運賃を示したい」と改めて強調。正式な運賃は10〜11月をメドに公表する予定という。(稲田清英)
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3064チバQ:2011/07/07(木) 19:04:16
>>2855-2856
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110707/bsk1107070505000-n1.htm
中国LCC、日本に子会社 春秋航空が計画 競争激化は必至2011.7.7 05:00
 中国で唯一の民間格安航空会社(LCC)、春秋航空は、北東アジア市場での基盤を確保するため日本に子会社を設立する計画だ。中国紙の上海デーリー(電子版)が報じた。

 同紙によれば、春秋航空の広報担当、張磊氏は5日「日本に子会社を設立するのは当社の重要な課題だ。実現すれば日本に航空機を駐機させ、日本国内および日本から北東アジア諸国への運航が可能になる」と話した。

 春秋航空の日本担当マーケティングディレクター、孫振誠氏によると、日本では外資による航空会社への出資が3分の1に制限されているため、日本の提携相手を探す必要に迫られる公算が大きいという。子会社設立の申請後、日中当局から認可を得るには最大2年かかる見通しだとしている。

 同紙はその上で、春秋航空は日本の航空会社との厳しい競争に直面するとの見方を示した。全日本空輸は香港の投資会社ファースト・イースタン・インベストメントグループとの共同出資でLCC、ピーチ・アビエーションを設立。また日本航空は、豪カンタス航空傘下のLCC、ジェットスター航空と提携し、LCC市場への参入を検討している。

 春秋航空の孫氏は、日本のライバルより安価なチケットを販売することで競争に勝ち抜く狙いだと語った。

 同社は高松−上海間の定期チャーター便の就航を15日に控えており、その後年内に中国本土と九州を結ぶ新路線も開始するという。孫氏は「多くの日本の航空運営者がわれわれと新路線に関して協議を行っている。年内に九州、その後北海道で新路線を就航させる」と述べた。(ブルームバーグ Akira Matsui)

3065チバQ:2011/07/08(金) 23:09:42
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001107080001
岡山空港、戦々恐々
2011年07月08日


■3000円上海便、高松就航へ


 高松空港に15日、中国の格安航空会社の上海便が就航する。最安運賃はなんと、3千円。毎日1往復の上海便を持つ岡山空港は、強力なライバルの出現に戦々恐々だ。


 高松―上海便を運航するのは、中国の春秋航空。週4往復の予定だったが、東日本大震災を受けて週2往復に縮小された。


 高松空港のホームページによると、座席は180席で、運賃は3千円から3万1千円まで15段階。


 9月末まで18席を3千円で販売し、これが埋まれば価格は4千円となる。その後は5千円、6千円、7千円、8千円、1万円と、それぞれの席が埋まり次第、値段が上がる仕組み。当日の飛び込み利用はノーマル運賃の7万6千円。


 春秋航空によると、数週間前なら数千円から1万円前後の席を取りやすいという。10月から最低運賃を4千円にするといい、「岡山南部の客も取り込みたい。岡山の企業からも問い合わせがある」と説明する。


 一方、岡山空港の上海便は中国東方航空の運航で、正規料金は10万3200円〜11万7200円。岡山空港ではソウル便に次いで利用者が多く、昨年度の利用者は6万9839人、搭乗率は63・6%。


 岡山空港の国際線ロビーで、手荷物検査の順番を待っていた岡山市の女性(29)は「えー、3千円ですか。上海へは高松から行きたいですね」。岡山市の男性(57)も「機内サービスなどいらないので、運賃は安いほどありがたい」と好意的な反応。


 大手旅行会社の担当者は「安さ重視の個人客は高松に流れるのでは」。上海に営業拠点がある岡山市内の商社の従業員も「経費節減で高松空港を使う可能性はある」。香川経済研究所(高松市)は当初の週4往復の想定だと、日本人客のうち4割が、香川以外の四国3県と岡山からの客になると予測している。


 岡山県航空企画推進課の担当者は「どれくらい乗客が流れるのか予測はつかない。搭乗率が落ち込むようだと、利用促進のキャンペーンを検討したい」と話している。(吉村治彦)

3066チバQ:2011/07/08(金) 23:17:35
>>2940とか
http://www.asahi.com/travel/news/SEB201107070039.html
新ブランドで一新 スカイネットアジア航空2011年7月8日0時42分
 スカイネットアジア航空(宮崎市)の新ブランド「ソラシドエア」が今月から、スタートした。機体や空港カウンターのデザイン、客室乗務員や地上職の制服も改め、イメージ一新を図る。

 新ブランドは、空とシード(種)を組みあわせた造語で、「空から笑顔の種をまく」との思いを込めた。テーマカラーは、九州の豊かな大地を表す明るい黄緑。1日の搭乗客らには、花の種が配られた。

 ブランド刷新に合わせ、新造機ボーイング737―800型機も導入する。特徴は、主翼の先端を高さ2メートルほど垂直に立てた「ウイングレット」。空気の渦の発生を防いで空気抵抗を減らし、燃費が向上するという。就航は15日の予定。来年度末までに計6機の導入を計画している。(谷川季実子)

3067チバQ:2011/07/10(日) 09:15:46
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004256398.shtml
利用者40万人を達成 但馬空港 


40万人目の空港利用者となり、記念のくす玉を割る関美智子さん=但馬空港
 但馬空港(コウノトリ但馬空港、豊岡市岩井)の利用者が9日、40万人に到達し、同空港ロビーで記念式典があった。利用者増に取り組む但馬の市町関係者らも出席し、節目の日を祝った。


 同空港は1994年5月18日開港。日本航空の子会社、日本エアコミューターが大阪(伊丹)空港までの定期便を運航している。長年にわたって羽田空港への直行便を誘致する活動を続ける中、昨年度は大阪を経由した東京乗り継ぎ便の利用実績が過去最高だった。

 40万人目の利用者は、東京都杉並区の派遣社員関美智子さん(44)。いとこの結婚式が開かれる城崎温泉を訪れるため、初めて同空港に降り立った。空港関係者から往復航空券や但馬牛などが贈られ、「予想以上に快適で便利。おめでた続きでうれしい」と笑顔を見せた。

(初鹿野俊)

(2011/07/10 08:25

3068荷主研究者:2011/07/10(日) 21:53:22

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110702/crm11070212010008-n1.htm
2011.7.2 12:00 産経新聞
火炎瓶、鉄パイプ…成田闘争は過去の遺産 歴史館が開館

反対住民や支援グループが実際の闘争で使用したヘルメットや鉄パイプ、火炎瓶=6月30日、千葉県芝山町の「空と大地の歴史館」

 成田国際空港(千葉県成田市)の建設に反対し、約30年間に渡って緊張状態が続いた成田闘争。戦後、最も混迷を極めた国家事業では、警備に当たる機動隊と反対派の間で流血の事態が繰り返された。傷つき色あせたヘルメット、持ち手に布が巻かれた鉄パイプ。割れずに残り、口の先に布が詰められた火炎瓶…。6月下旬に開館した「成田空港 空と大地の歴史館」で、闘争の歴史が当時の資料とともに展示されている。地元に大きな傷跡を残した昭和の1ページはすでに、“過去”となっている。(川畑仁志)

力による対抗を選択した住民ら

 「酒屋からビール瓶を取ってきて、火を付けて投げるタイプから、割れた衝撃の化学反応で発火させるタイプまでどんどん作った」

 成田闘争で反対運動の中心メンバーだった石毛博道さん(62)は、こう語る。

 「砦(とりで)を築いて、火炎瓶を投げつけた。現場に行くまでは怖くて仕方なかったけれど、機動隊と向き合うと自然と体が動いていった。機動隊の放水はすごい勢いで、バリケードから引きはがされるほど。落っこちると機動隊員が駆け寄ってきた」

 政府は昭和41年、飽和状態だった羽田空港(東京都大田区)に代わる国際空港建設のため、複数の候補地から成田市三里塚地区を選んだ。反対する住民らはすぐさま「三里塚芝山連合空港反対同盟」を結成、新左翼・過激派各セクトの支援を得て、力による対抗を選択した。

 歴史館は、反対派との対立から地域との共生を目指すまでになった経緯を検証し、伝えるため、成田国際空港会社(NAA)が地域の協力を得て空港そばにある航空科学博物館(千葉県芝山町)の敷地内に建設、6月23日にオープンした。空港建設を推進したNAAが運動を伝承するのは異例ともいえる。

半鐘として用いられたドラム缶

 5万点を超える資料の中から厳選された365点の展示品には、元反対派から提供を受けた資料もある。納屋にしまわれていたものや土の中に埋まっていたものもある。“過去の遺産”は戦闘の激しさをうかがわせる。

 館内は、開港以前の地域の様子「どんなところへ」や警察と反対派の対立「流血の日々」、問題収束のきっかけとなった「シンポジウムと円卓会議」など時系列に9コーナーに分かれている。

 「空港粉砕」−。白いペンキで荒々しく書かれ、木組みの台につるされたドラム缶が「流血の日々」コーナーにある。当時、緊急事態の際に半鐘として用いられたもののレプリカだ。

 空港建設作業の警備やバリケードを撤去するため訪れた機動隊を見つけると、住民はドラム缶を木の棒でたたいた。集落の要所に用意されたドラム缶を打つ音が響くと、ヘルメットをかぶった住民が駆け付けたという。

 ドラム缶の向かいには、ヘルメットがずらりと並ぶ。住民がかぶったのは「空港絶対反対」などと書かれた白いヘルメット。後頭部には集落の名前なども書かれている。支援セクトはそれぞれのセクト名やマークを記したヘルメットを用いたという。文字が消えかかり、塗装のはがれたものもある。

 石毛さんは反対運動の中で5度逮捕され、ずぶぬれのまま警察署に連行されたこともある。「絶対に空港は作らせない」という強い信念が機動隊との衝突に拍車をかけ、ついには双方に死者を出し、報復戦を繰り返すようになった。

3069荷主研究者:2011/07/10(日) 21:54:13
>>3068 続き

元機動隊員「燃えた車が突っ込んできた」

 一方で、警備にあたった機動隊員はどのような思いだったのか。

 「『荒れる現場』の経験もない21、22歳のころ。暗くなったころに燃えた車が突っ込んできた。火の海になって左右を見渡す余裕もなかった。ただ、怖かった」

 元機動隊員の警察幹部は開港当日の昭和53年5月20日、空港周辺のフェンス沿いにあるゲート付近で警備中、ゲリラの襲撃にあった。

 この警察幹部は「火炎瓶が飛んでくると、パッと周囲が明るくなって、ヘルメット姿のゲリラがいっぱいいることに気付く。守れと指示されれば守るだけだが、盾を構えて必死だった」と振り返る。

 ゲリラを鎮圧し、夜が明けた21日午前、警察幹部は空に機体を見つけた。ロサンゼルス発アンカレジ経由の一番機だった。「『やっと飛行機が飛んだ』とほっとしたことを覚えている」と当時に思いを馳(は)せた。

 警察幹部はその後、何度も空港警備に就いたが、徐々に反対派との衝突は減り、「おとなしくなってきた」と感じたという。

次第に下火となっていった闘争

 実際、開港後も反対派は“廃港”を訴えながら成田闘争を継続。バルーンを空中に浮かばせて飛行機の往来を阻害したり、ゲリラなどの活動を展開してきた。

 しかし、反対派の住民が国側との話し合いを模索し始め、支援セクトと方針をめぐって決別。武力による闘争は次第に下火となっていった。

 平成に入り、石毛さんらは国側との話し合いを本格的に始め、解決に貢献してきた。反対派と国などの公開シンポジウムや住民を交えた円卓会議も開催され、現在は「共生」の道を歩んでいる。

 「一言で片づけることはできないが、今となっては苦しかったがよく耐えた。全員が命がけの時代だった」。石毛さんはこう振り返った。

3070荷主研究者:2011/07/10(日) 22:22:52

http://kumanichi.com/news/local/main/20110702001.shtml
2011年07月02日 熊本日日新聞
熊本空港、貨物取扱量2割減 機材小型化などで

胴体部分に貨物が積み込まれるボーイング767。機材の小型化は、熊本発の貨物輸送に影響を与えている=益城町の阿蘇くまもと空港

 県交通政策課は1日までに、熊本空港(阿蘇くまもと空港)の2010年度(10年4月〜11年3月)航空貨物取り扱い実績(速報値)をまとめた。取扱量は前年度比6千トン(20・8%)減の2万2900トンで、2年連続3万トンを割り込んだ。

 同課によると、10年度は年度当初から毎月、前年度実績を下回った。昨年7月以降は前年同月比70%台に低迷。今年2月に同80・1%と一時回復の兆しが見えたものの、東日本大震災が発生した3月には70・2%と最低となった。

 同空港の航空貨物取扱量は、半導体など県内誘致企業による工業製品の出荷増や、鮮度を必要とする農水産物の取引増加などで07年度に過去最高の3万1900トンを記録。しかし、リーマンショックに伴う世界同時不況で08年度から減少に転じ、10年度はピーク時の約3割減、10年前の水準に落ち込んだ。

 交通政策課は、コスト削減のための機材の小型化によって貨物輸送能力が低下する一方、10年度は養殖魚108万匹が死んだ赤潮被害や猛暑で、県内農水産物の取扱量が大幅に減ったことなどが影響したとみている。(福井一基)

3071チバQ:2011/07/12(火) 22:41:24
http://www.cnn.co.jp/business/30003349.html
空の旅で1000万マイルの新記録、ユナイテッドのトップ得意客
2011.07.12 Tue posted at: 13:00 JST

(CNN) 米ユナイテッド航空で世界各地を飛び続けること約6000回。シカゴ在住の自動車業界コンサルタント、トム・スタカーさんが9日、飛行距離1000万マイル(約1610万キロ)を達成した。

ユナイテッド航空は新記録達成を記念して、シカゴ市内のオヘア国際空港で式典を開催。史上初の「チタン・ユナイテッド・マイレージプラス」カードを贈呈し、ボーイング747ー400型機に同氏の名を付けるなど、盛大に祝った。

同氏は1982年以降、出張も含めて絶え間なく空の旅を続けてきた。妻との「新婚旅行」は過去15年間で60回ほど行ったという。「パリのルーブル美術館でもピラミッド、サファリ砂漠でも、とにかく世界を見るのが大好き」「機内ではとてもリラックスした気分になれるので、1〜2週間乗らないとそわそわしてくる」と話す。

最も多い行き先はオーストラリア。その往復だけで400万マイルは超えそうだ。ハワイも80回ほど訪れている。

一番の得意客だけに、同航空からは至れり尽くせりの待遇を受けている。もちろん常にファーストクラスで、乗り継ぎには案内係が付き添う。空港のファーストクラス用ラウンジには、好物のブラウニーが用意されているという。気に入っているのはシカゴとロサンゼルス、あまり好きでないのはニューヨーク・ラガーディアのラウンジだ。100万マイル達成の節目ごとに、ワインのギフトカードや特等席でのスポーツ観戦などぜいたくな賞品が贈られる。

すべての機種を熟知しているから、新人乗務員に座席の操作方法を教えることもある。ファーストクラスの乗客のマナーについて問われ、「最近の人はわがままだし、狭い機内ではそれが増幅される」と指摘。座席を倒したところ、後ろの乗客が新聞を広げて頭に突きつけてきたこともあると振り返り、「立派な大人が機内では小学生のようになってしまう」と話した。


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