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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2981チバQ:2011/06/02(木) 22:31:06
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001106020002
HAC 丘珠全面移行
2011年06月02日
式典で発表されたHACの新たなロゴマークを背に立つ西村公利社長(左)と高橋はるみ知事(右)=札幌市東区

■業績回復狙い再出発


 北海道エアシステム(HAC)が1日、札幌丘珠空港(札幌市東区)に拠点を全面的に移し、新たなスタートを切った。日本航空(JAL)の経営破綻(はたん)でJALグループから切り離され、4月に道が筆頭株主となった「新生HAC」。拠点集約で業績回復を狙うが、経営基盤が脆弱(ぜいじゃく)なだけに自立した「道民の翼」となるには課題も多い。


   ◇


 「これだけの支援を頂いた。期待に応えられるように安全運航を最優先に、安定経営に努めたい」


 丘珠空港での式典で、西村公利社長は居並ぶ株主らを前にこう語った。出席した高橋はるみ知事は「道民から愛される航空会社として発展することを祈念する」とエールを送った。


 道は道民の翼を残すべきだとして、過半数を握っていたJALの持ち株の一部を買い取った。ほかの道内自治体や経済界も賛同し、「地元出資比率」約85%の道民の翼として4月以降も生き残ることになった。


 再生への第一歩となるのが、新千歳空港と丘珠空港という二つの拠点の丘珠への集約だった。


 丘珠は、昨年6月末で全日本空輸(ANA)系の路線がすべて新千歳空港発着に移行し、HACの独占状態だ。搭乗率アップが期待でき、整備などのコスト削減も見込める。本社機能も新千歳から丘珠に移した。


 丘珠の地元・札幌市も後押しする。ANAからの機体格納庫取得費に1億円を道とともに補助し、携帯電話で運航状況を確認できるモバイルサイトを開いた。さらに地下鉄栄町駅近くにバスのロータリーをつくり、空港との乗り継ぎ機能を強化する方針だ。


 HACは09年度まで5年連続の赤字で、10年度は6期ぶりに黒字転換する見通し。いま策定中で6月に公表する11〜14年度の事業計画には、11年度は初期投資に伴う費用がかさむため赤字になるが、来年度以降は再び黒字になると盛り込む方針だ。


 西村社長はこの日報道陣に「11年度は計画上は赤字が見込まれるが、黒字は届かないハードルではない」と、強気の姿勢を示した。


■機体確保など課題も


 ただ、「安定飛行」までには課題が山積する。


 営業活動はこれまで「JAL任せ」(幹部)だった。「札幌都市圏のビジネス需要のすそ野を広げたい。営業担当を1人配属する」(渡邊直樹常務)というが、効果は不透明だ。


 JALのホームページからの予約も9月から完全にできなくなり、自前の予約・発券システムを使う。携帯電話での予約も可能にするが、周知不足での「客離れ」が懸念される。


 予備機がないのも不安材料だ。いまは保有の3機をフル稼働させており、機体トラブルがあると欠航便が相次ぐ。4月20日には新千歳―女満別便でエンジンに不具合が見つかり、1カ月で計22便が欠航。5月も機体故障で7便が飛べなかった。このためHACは4機目を導入する方針だが、時期は5年以内としている。


 4機目の導入に合わせ、道外への就航も検討する方針だ。過去に企画された三沢空港(青森県)へのチャーター便が盛況だったためだ。


 ただ、「自治体からの出資で『公共的な使命』の比重が増しており、バランスをとる必要がある」(幹部)との声もあり、利益追求を優先できない可能性がある。


(神元敦司、古賀大己)


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