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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3018チバQ:2011/06/21(火) 19:41:24
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110621ddlk23020250000c.html
あいち・リポート:中部空港VS県営空港 岩手・花巻路線で旅客争奪戦 /愛知

花巻行きチャーター便を利用するため搭乗ゲートを通る乗客ら=中部国際空港で2011年5月13日撮影 ◇ビジネス需要狙い
 旅客数低迷に悩む中部国際空港(川上博社長)が、旅客争奪戦に直面している。その原因は県営名古屋空港を拠点とする地域航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)。FDAは5月中旬、中部空港が路線開設を希望する岩手県・花巻空港へ定期便を就航させた。東北には東海地方の企業が多数進出しており、中部空港にとっては有望なビジネス需要を取りこぼしかねない事態だ。

 「東北にはセントラル自動車、関東自動車の関連工場があり、経済的な人のつながりがある」。5月21日に名古屋空港で開かれた、FDAの初便を見送る記念式典で、大村秀章知事は声を弾ませた。居並ぶのは春日井市などの地元首長や議会、経済界の代表ら。「この便がさらに大きく育ってほしい」。意気揚々と大村知事は紅白のテープにハサミを入れた。

 10年5月の日本航空撤退以来、県にとっては花巻路線の再開が宿願だった。大村知事は、この日の祝辞を自ら作成した。「それだけFDAへの強い期待が込められている」と県幹部は解説する。受け入れる側の岩手県でも事情は同じで、「搭乗率上昇のために協力は惜しまない」(岩手県空港課)と話す。

 日航の中部−花巻便は09年度に約10万人の利用があったが、搭乗率は48・5%と低迷。その原因を、需要に合致しない機材(150席級)を投入したためとみる関係者は多い。

 FDAは80席級に小型化し、運航効率のアップを狙う。採算ラインは搭乗率65%だ。

 これに対し、中部空港が期待を寄せるのが全日空による定期便就航だ。全日空は5月13〜23日に小型機による中部発のチャーター計8便を運航。同社としては初めて、花巻空港に乗り入れた。全日空名古屋支店によると、搭乗率は69%(計1408人)。「目標はほぼ達成できた」(総務部)として、定期路線化に向けた社内協議を続ける方針だ。

 ただ、課題も多い。花巻空港には全日空の施設がないため、定期化には新たな人員配置や設備投資が必要となる。また、運航効率の高い小型機の国内需要は増しており、機材配備は容易ではない。FDAとの競合も予想され、収益を圧迫しかねない。

 中部空港は11年3月期連結決算で、3期ぶりの最終黒字(10億円)に転じた。だが、設備投資58%減などのコスト削減や、免税店の売り上げなどの商業事業が奏功したためで、肝心の航空事業の売上高は減少。旅客数と発着回数の減少にも歯止めがかからなかった。そのため、新規路線の開拓は喫緊の課題となっている。

 FDAの路線について、国土交通省は「東日本大震災の復興に対応するための一時的措置で、1年限定」との要請をしている。しかし、FDAは運航を継続させる方針で、夏には名古屋−青森便の就航も予定している。これに対し、中部空港の川上博社長は「名古屋空港とは役割分担をしていくが、花巻と青森は別の議論だ。できるだけ早く、全日空に定期便を就航してもらいたい」と全面的に受けて立つ構えをみせている。【高橋昌紀】


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