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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2990チバQ:2011/06/06(月) 21:58:41
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201106040001
【乱気流の「運航」 静岡空港2年】


(中) 膨らむ県民負担 赤字脱却なお霧中
2011年06月04日




「赤字なら、この空港が必要とは思いません」


 北海道出張のため、静岡空港のターミナルビル3階で搭乗を待っていた静岡市清水区の会社員太田雄一郎さん(30)は即答した。利用は初めて。開港後も北海道出張はあったが、羽田空港を使ってきた。「便数が少なくて、時間に制約がある出張には使えない」


 母親に離着陸便を見せに来た裾野市の小林克房さん(62)は「県民一人ひとりが年1回乗れば、赤字はなくせる。せっかく建てた空港を有効活用しないともったいない」。これまで観光で福岡便を1度利用した。


 空港の費用負担に県民の理解は得られているのか。


 県は、開港2年目の2010年度の空港の管理運営の収支を4・5億円の赤字(2月予算ベース)と見込む。初年度の09年度も約4・4億円の赤字だった。人口約379万人で割り、1人当たりの負担は116円(09年度)と発表した。


 県によると、10年度の空港の収入は2・5億円。このうち、航空会社が発着実績に応じて支払う着陸料(停留料を含む)が1・9億円を占める。計算上では、発着回数増や値上げで着陸料を3倍にしなければ、年4億円余の赤字からは抜け出せない状態だ。


 だが、空港は路線撤退にあえぐ。運航拠点を県営名古屋空港(愛知県豊山町)に移す航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡市)は、その理由に着陸料が3分の1になることを挙げた。空港間の競争の中で、着陸料を値上げすれば航空会社は去っていく。


 一方の支出は7億円。半分の3・3億円は、空港を管理する「富士山静岡空港会社」(牧之原市、25人)への警備委託料など。空港内に置く県空港管理事務所(県事務所、17人)の人件費1・6億円が続く。


 空港会社は県の依頼で地元企業などが共同出資し、設立された。空港ターミナルビルは、県から年利1%で約27億円を借り、建設した。この借金は18年度末に一括返済しなければならない。同社の預金額は約17億円(3月末)だ。


 同社は開港2年目で、約0・5億円の初黒字に転じた。収入の半分にあたる7・9億円が家賃収入。航空会社5社や県事務所、国の出先などからだ。県からの警備などへの受託料約3・3億円、直営の免税店やガソリンスタンドなどの売り上げ約2・6億円が続く。


 だが、人件費や業務の再委託、仕入れなどでほぼ同額の経費が出るという。


 空港会社は「空港はもうからない。地域貢献だ」と言い切る。


 仮に、県がコスト削減に取り組めば、空港会社の収入減につながる。空港会社から借金を返してもらわなければならない県も困る構図だ。赤字脱却の道筋は見えない。


 県が発表した「県民1人当たりの負担は116円」という数字。しかし、県民負担は運営費のほかにも巨額の空港整備費用がある。


 2009年度末までに、滑走路や駐車場、アクセス道路などの整備で1846億円がかかった。赤ん坊からお年寄りまで県民1人当たりで、4・8万円を負担している計算だ。


 県は今年度も航空機の駐機場の増設に5・5億円、空港利用促進に約3・7億円の支出を見込む。


 県民負担は今後も膨らんでいく。


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