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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2989チバQ:2011/06/06(月) 21:58:07
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201106030001
【乱気流の「運航」 静岡空港2年】


(上) 国内線の撤退相次ぐ
2011年06月03日


7月末で撤退するFDAの熊本便=静岡空港




 「7月末で静岡空港の熊本線から撤退します」


 地元の航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)が発表したのは、開港2年を迎える今月4日のわずか4日前のことだった。3月末、搭乗率(提供座席数に対する搭乗者数の割合)が30%台だとして、1日1往復の小松線から撤退したばかり。


 熊本線(1日1往復)は搭乗率が43・8%と、同社にとって最も採算の合わない赤字路線になっていた。


 同社の静岡空港の発着便は現在4路線6往復。それが8月から3路線5往復に減り、県営名古屋空港を発着する4路線9往復に路線、便数とも超される。


 「本社機能は静岡に残すが、運航の拠点は名古屋に集約していく。静岡空港が発展するにはまだ時間がかかる。銀行は待ってくれない」。苦渋の決断だった。


 同空港での2010年度の搭乗者数は約55万5千人。初年の09年度(6月からの約10カ月)の約52万8千人から約2万8千人増えたが、搭乗率は66%から62%に減った。採算ラインの目安とされる65%を割り込んだ。


 特に、国内線の10年度の搭乗者数約31万6千人は、初年度より約3万5千人も減った。初年度末には日本航空が札幌、福岡線から撤退した。FDAも小松線の撤退、熊本線の撤退表明と、不振が際立つ。


 逆に国際線は搭乗者数を伸ばした。10年度の約23万9千人は、初年度を約6万3千人上回った。搭乗率も67%から70%に上がった。


 ところが、東日本大震災と福島第一原発の事故で一転した。


 空港関係者は「国内線は自粛。国際線は放射能汚染のイメージで、国外脱出が満席でも、入国は空っぽになった」と肩を落とす。今年4月の国内線と国際線を合わせた搭乗率は、過去最低の45%に落ち込んだ。


 県空港利用政策課は「搭乗率を夏の繁忙期までに通常ベースに戻したい」とし、1人5千円補助のキャンペーンを1カ月前倒すなど、立て直しに必死だ。


 しかし、不振なのは震災だけのせいではない。元々の需要予測から過大だった。


 県は1995年度、国内線だけで年間178万人の需要を予測。国際線の需要予測は立てていなかった。それを03年度に国内線106万人、国際線32万人の計138万人に下方修正した。だが、実績はその半分にも届かなかった。


 県は今年2月、初めて空港利用者の目標を掲げた。


 「13年度に70万人」。需要予測の半分だ。それでも「目標達成への道のりは遠い」(県幹部)という。


 静岡空港に発着便のある航空会社の社員は「静岡の人は恵まれている。成田、羽田、中部国際空港と選択肢がたくさんある。どうすれば静岡空港を使ってもらえるのか」と悩む。


 県民は新幹線を利用しての東京、名古屋からのフライトに不自由を感じていない。逆に「富士山」を観光コースから外さない中国、韓国からの乗客には、「シズオカ」空港の知名度はまだまだだという。


  ◇


 静岡空港は4日で、開港2年を迎える。搭乗者の低迷や、相次ぐ国内線の撤退、震災の影響など、「乱気流」の中にいる同空港の現状を取材した。


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